本来大宇宙イーチマータの森羅万象は一つのものであり、あるものにして無きものである。現象を観測するあらゆる主体存在は、人類、亜人、獣人の別を問わず、自らの背負う負のカルマにもとづく蒙執により、この大真理から離れてしまっており、また、刻々と離れ続けている。
火、水、木、金、土。
さっき、いま、あと。
過去世、現世、未来世。
こころ、からだ。
ゆめ、うつつ。
これら森羅万象一切を、観測主体存在は区別して認識、呼称しているが、大真理イーチマータの前では区別なく存在し、また存在しないものである。主体存在は「番茶」を容れて飲むモノを「湯呑」と呼ぶ。即ち観測主体存在は自らの目的に応じて、物事を区別している。しかしこの大宇宙は、ある特定の、個別の観測主体存在によって使役されるべく存在するに非ず。大宇宙は本来一つの大真理イーチマータであり、また無であるのにもかかわらず、観測主体存在の利己的な思考様式によって、一つの大真理イーチマータに統合することが妨げられている。
イーチマータ真理教はこの無法のうつつに、大宇宙イーチマータの一切であり、唯一であり、無である大グル、カガーシャいの１番を推戴する政教一体の真理国を建国し、あらゆる観測主体、一切衆生、全宇宙の大真理イーチマータへの一体化イーチマータを実現せんとするものである。大宇宙イーチマータの一切であり、唯一であり、無である大グルに帰依することが、大宇宙の大真理実現への、唯一の道である。
我々真理国は本来国名を必要としない。国名とは大真理イーチマータの思想が背景にあれば、全ては虚名に過ぎず、本来無名であるべきものだからである。但し外交その他手続きの便宜上ここに仮の名として、真理国カガーシャ「ろ」と称する。
真理国カガーシャ「ろ」は、大宇宙の大真理イーチマータに帰依する一切の国家、大宇宙の真理イーチマータを庇護、布教を容認する全ての外国政府と間に外交関係を開設、以て大宇宙の真理イーチマータ、この朗報を普く世界に伝達し、一切衆生の蒙執を排し、無名の世界実現を目指す。