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ポケモン小説
1 名前: ニキビ野郎 投稿日: 2002/04/17(水) 17:08
題名どおりポケモンの小説を書くところです。
僕は書けないので誰かが書いてください。

2 名前: ニキビ野郎 投稿日: 2002/04/17(水) 17:12
すごく無責任ですいません(反省
削除するならしてください

3 名前: ざむろう 投稿日: 2002/04/17(水) 17:40
そーいや落ちる前にあったね、メビウストーリーだったっけ?
少し小説とは違うタイプだったけど
>1
多分だれも書いてくれないと思うよ

4 名前: 名無しさん@君に決めた! 投稿日: 2002/04/17(水) 18:47
じゃぁ書く。
期待するな。煽るな。

5 名前: 名無しさん@君に決めた! 投稿日: 2002/04/17(水) 18:59
昔むかし、あるところに、おじいさんとおばあさんがいますた

6 名前: ニドラン 投稿日: 2002/04/18(木) 12:37
おじいさんは爆弾をみつけました。とたんにテロやハイジャックでも思いつきました。ばあさんに相談しやがりました。

7 名前: 名無しさん@君に決めた! 投稿日: 2002/04/18(木) 12:41
そのふたりには可愛いひとり息子がいました
そのコの名前は「ピカチュウ」

8 名前: 名無しさん@君に決めた! 投稿日: 2002/04/18(木) 12:41
あ。ごめかぶった。7は脳内あぼーんしてくれ

9 名前: 名無しさん@君に決めた! 投稿日: 2002/04/18(木) 14:46
ばあさんは私らでは年だし辛いんで、息子のピカチュウにテロやハイジャックを頼むことにしました。

それを聞いたピカチュウは・・・。

10 名前: ぼけ(h76pUaUA) 投稿日: 2002/04/18(木) 17:58
脳内デンパで通りすがりのスキンヘッドに意志を伝え、スキンヘッド(33歳)はテロを決意しました。

11 名前: クサチュー 投稿日: 2002/04/18(木) 18:48
そこに>>1が現れた

12 名前: ロンゲ野郎 投稿日: 2002/04/18(木) 19:30
スキンヘッドは高所恐怖症だったので
スキンヘッドとピカチュウとニキビ野郎(>>1)でふざけた法案を通そうとしている
国会議事堂に特攻に逝く事にした。

(妙に顔回りの特徴を持った奴らだな

13 名前: ヒヨ 投稿日: 2002/04/18(木) 19:49
テロは黒すぎるぜ…君達(汗
その法案とは、
『教師は女子のスカートが短いのを注意してはならない』
…俺的に賛成(蹴

14 名前: 投稿日: 2002/04/18(木) 19:59
そこで>>1たちは、丁度現れた>>13とも協力することにする。
そして国会議事堂に到着、そこで幸運なことにスズキムネヲと遭遇。
>>13は早速自爆テロを仕掛けた、見事にムネヲと>>13は吹き飛んだ。
ムネヲが氏んだ。混乱している国会議事堂にいよいよ>>1達は乗り込む。
                 つづく

15 名前: 蓮華 投稿日: 2002/04/20(土) 18:36
その時(゚∀゚ )がビームを発射、>>1はアソパソマソスレッドへとばされた。

16 名前:(PB65536A) 投稿日: 2002/08/02(金) 17:17
そして去る7月31日、>>1はアソパソマソスレッドで静かに息を引き取った。

17 名前: 名無しさん@君に決めた! 投稿日: 2002/08/12(月) 17:37
test

18 名前:(PB65536A) 投稿日: 2002/09/15(日) 01:05
>>1が氏んで暫くたった。しかし、この物語には続きがあった。
そう、まだ生きているピカチュウとスキンヘッドが居るからだ。
やがて時は流れ、ピカチュウとスキンヘッドは結婚、一人の子供を儲けました。
その可愛い一人息子の名前は「ニキビ野郎」といいました。
ピカチュウは爆弾をみつけました。
とたんにテロやハイジャックを思いつきました。スキンヘッドに相談しました。
スキンヘッドは私らでは年だし辛いんで、
息子のニキビ野郎にテロやハイジャックを頼むことにしました。
脳内電波で通りすがりの>>13に意志を伝え、>>13(48歳)はテロを決意しました。
そこにぴぃこが現れました。この後どうなるのか。。。

19 名前: ゲンガーマニア(KellyPCI) 投稿日: 2002/09/17(火) 18:10
ぴぃこ「ここであったが100年目!いざ勝負!」
>>13「(聞いてねぇよ…)」

20 名前:(PB65536A) 投稿日: 2002/09/18(水) 22:57
ぴぃこ「5歩歩いて振り返って撃つ。文句は無いな。」
>>13「…受けて立つ!」

21 名前: 名無しさん@君に決めた! 投稿日: 2002/09/20(金) 23:44
銃を持ち背中合わせに立つ二人。

一歩…
 二歩…
  三歩…
   四歩…

22 名前: ころぎす(DRACO8XQ) 投稿日: 2002/09/21(土) 17:25
そこでぴぃこが薄ら笑いを浮かべ振り返る。

ぴぃこ「(汚ない手を使っても・・・ 勝てばいいのだ!)」

23 名前: ゲンガーマニア(KellyPCI) 投稿日: 2002/09/22(日) 19:30
しかし既に>>13は振り返ってぴぃこに銃口を向けていた。

ぴぃこ「(き、汚ねぇ!!)」

24 名前:(PB65536A) 投稿日: 2002/09/30(月) 21:51
ぴぃこ「間に合えっ!」

ズドーン!ズドーン!…辺りに2発の銃声が響き渡る。

25 名前: ゲンガーマニア(KellyPCI) 投稿日: 2002/10/01(火) 17:47
>>13の弾はぴぃこの額を真ん中から右にずれてヒット。なんとか即死はまぬがれたようだ。
一方ぴぃこの弾は僅かに>>13の頬をかすめる。スピードで負けたからか。

この勝負、勝者は一目瞭然。>>13は勝利に酔いながらも旅を続ける。

だが新たな敵は既に忍び寄っている。
どうする>>13!?

26 名前:(PB65536A) 投稿日: 2002/10/03(木) 17:25
?「よくもぴぃこ様にこのようなお怪我を!」
>>13「誰だっ!」
?「我々はムネオ3兄弟のスズキムネオ・スヅキムネオ・スヅキムネヲだ!父スズキムネヲの敵!」

 =待てっ!=

高田明「私はジャパネットたかたの社長、お客様には指一本触れさせない!」
>>13「高田社長!良かった…新型のノーパソをジャパネットで買って…。」
高田明「火炎魔法、フリーダイヤル0120441の775ぉ!」
スヅキムネオ・スヅキムネヲ「うぎゃああああああああああああ!(氏」
スズキムネオ「許さん!皆殺しにしてくれるわっ!」

>>13は果たして勝てるのか?そして高田明の正体は如何に?

27 名前: ゲンガーマニア(KellyPCI) 投稿日: 2002/10/04(金) 22:03
スズキムネオ「兄弟の敵じゃあ!!」
高田明「(ドカッバギャ)ぐあぁぁぁぁ!!これで勝ったと思うなよ!!!!」
>>13「!?」
高田明「すまない、>>13君。もうちょっと待っててくれ。(バキッ)ぎゃあああぁぁぁ!!!」
>>13「(つ、強ッ!)」

姿をくらました高田社長。予想外のムネオの強さに戸惑う>>13
この勝負、勝者はいかに!?次回を待て!

28 名前:(PB65536A) 投稿日: 2002/10/06(日) 19:37
依然としてスズキムネオの攻撃が続く…
瀕死の>>13、そして>>18以来ずっと木陰に隠れているニキビ野郎。
(>>1は既に氏んでいるので、このニキビ野郎は>>2のことである)
>>13「くっ、ここまでか。」
>>2「うひゃあ!氏ぬな>>13!」
>>2が奇声を上げながら、持っていたカッターでスズキムネオに切りかかる。
しかし、惜しくもかすっただけで、頬に浅い切り傷を負わせただけだった。
スズキムネオ「ちっ、仲間が居たのか。ここは一旦引き上げる。しかし、俺を追い払って一件落着などとは思うな。俺は教団の三幹部の一人のぴぃこ様が指揮を取る部隊の一つ、賄賂部隊の隊長にしか過ぎないのだからな。」
>>13「教団?三幹部?何のことだ!」
スズキムネオ「三幹部とは布教担当のぴぃこ様、邪魔者担当の方気様、教団運営担当のまんまる(自演)様、そして教祖様が…おっとおしゃべりが過ぎたな。さらばだ!ちなみに、我々の本拠地は国後島にあるから知りたければ来るんだな。」
>>13「そんな組織が…。国後島…元ムネヲハウスの場所か、逝ってやるぜ!」
>>2「うひゃあ!出発だよおおお!」
ジャパネットたかたの本社がある長崎県佐世保市を出発した一行は佐賀県佐賀市に着いた、しかしそこに待っていたのは邪魔者排除担当の方気の部下、ネオ麦茶だった…。長い冒険が今始まる。

29 名前:(PB65536A) 投稿日: 2002/10/06(日) 19:38
訂正:邪魔者排除担当の方気様

30 名前: ゲンガーマニア(KellyPCI) 投稿日: 2002/10/13(日) 09:35
ネオ麦茶「はい〜バスが来ました〜。どうぞ乗ってください。」
>>13「お、気がきくねぇ。乗るか、>>2。」
>>2「うひゃあ。うん(ピュア」

>>13>>2がバスに乗り、バスは出発する。

ネオ麦茶「ヒヒヒヒヒ…」

しかしこれはネオ麦茶の罠だった!絶体絶命!どうする>>13>>2


#このネタ不謹慎だから辞めようかな…(´-`)

31 名前:(PB65536A) 投稿日: 2002/10/13(日) 17:16
>>13「無抵抗のまま、広島県東広島市まで来てしまった…。」
ネオ麦茶「逃げる気ですか?そうはさせませんよ。」
FFシリーズばんざい(乗客)「うぎゃあ。(氏」
>>13「(遂に最初の犠牲者が…、このままじゃ死人が増える一方だ。)」
鳩山由紀夫(乗客)「やむを得ん、窓から脱出だ!(窓を開ける)」
ネオ麦茶「しょうがない、あなたを殺します。」
鳩山「…間に合わない。ここまでか。」
>>2「うひゃあ。そうはいかないよお!」
ネオ麦茶「何をするんです?うわぁ!」
>>13「ネオ麦茶を窓から投げ捨てた!」
…こうして、一人の犠牲者を出したものの事件は解決した。

鳩山「ありがとう、君たちが居なかったら私は氏んでいた。ところで君たちはムネオを討とうとしているらしいじゃないか、民主党は全面協力しますよ。」
>>13「ありがとうございます、これだけお金があれば資金には困りません。」

そうして、>>13達は岡山県に辿りついた。 つづく


>>30
不謹慎とはネオ麦茶ネタのことですか?

32 名前: ゲンガーマニア(KellyPCI) 投稿日: 2002/10/14(月) 19:13
>>31
そうです。

33 名前:(PB65536A) 投稿日: 2002/10/14(月) 20:19
>>32
今後それは辞めます。(´-`)。o○でもムネオは良いのかな?

34 名前: ゲンガーマニア(KellyPCI) 投稿日: 2002/10/15(火) 23:31
岡山県で店によることになった(適当



>>33
ムネオは構いません(何故

35 名前:(PB65536A) 投稿日: 2002/10/17(木) 15:23
そこの店である噂を耳にした。
客「今、四国が大変な事になっているらしいな。」

36 名前: ゲンガーマニア(KellyPCI) 投稿日: 2002/10/24(木) 00:49
>>13(何が起こったんだろう…)

その時!

ズギューーーーーン!

お店に強盗が入ってきた!

強盗「お前らおとなしくしろ。動くな!」

39 名前: 名無しさん@君に決めた! 投稿日: 2002/11/01(金) 20:25
まだこのスレ生きていたのか・・・。

40 名前: 名無しさん@君に決めた! 投稿日: 2002/11/01(金) 22:45
な〜んで無理矢理2chを引っ張ってくるかな〜。

つまらん。

41 名前: (´Д`)くさちゅ〜 投稿日: 2002/11/01(金) 22:57
(´д`)=3

42 名前: 名無しさん@君に決めた! 投稿日: 2002/11/02(土) 03:52
>>40
>無理矢理2chを引っ張ってくる
いかにもぽけがやりそうな事だ

>>41
くさちゅ〜=ざむろう?

43 名前: 新星☆厨房 投稿日: 2002/11/02(土) 16:41
>>41
「(´д`)=3…」これを代入すると、3くさちゅ〜さんになる訳ですねw

44 名前: ゲンガーマニア(KellyPCI) 投稿日: 2002/11/02(土) 20:07
…空気的にsageでずっとひっそりとやって行きたかったのになぁ。。

45 名前: ゲンガーマニア(KellyPCI) 投稿日: 2002/11/02(土) 20:09
あと2chネタは個人的にお腹一杯なので他の方にバトンタッチします。。

駄文失礼しました。

46 名前:(FREEZEAE) 投稿日: 2002/11/02(土) 23:50
私も遠慮しておきますね。誰か頑張って下さい。(無責任

48 名前: ぷかぎゅる(ZzZzZzZ.) 投稿日: 2002/11/04(月) 06:31
>>37-38が何時の間にか削除されてる
本当にぼけの書き込みだったようですね

49 名前: 名無しさん@君に決めた! 投稿日: 2002/11/04(月) 12:01
>>48
名無しになってもやる事は同じなのね・・・。
あのワンパターンな行動は何とかならないのかな・・・。

50 名前: 名無しさん@君に決めた! 投稿日: 2002/11/19(火) 23:29
スレの趣旨には合わないのですが、
http://game.2ch.net/poke/kako/1009/10095/1009535644.html
の小説(?)がなかなかおもろかったです。

51 名前: ゲンガーマニア(KellyPCI) 投稿日: 2002/11/20(水) 23:14
>>50
なかなかブラックなお話で(w
でも「一応」最後まで読みたかったなぁ。

52 名前: 名無しさん@君に決めた! 投稿日: 2002/11/20(水) 23:25
初代ラブホスレの小説最高

53 名前: 名無しさん@君に決めた! 投稿日: 2002/11/28(木) 21:14
>>52
スレのURLキボム

54 名前: 名無しさん@君に決めた! 投稿日: 2002/12/02(月) 12:34
>>53
スレの内容にやや難があるから出せない。一部に奴にガキに悪影響だとか文句言われそう。
個人的には大好きなんだが。(w

55 名前: 名無しさん@君に決めた! 投稿日: 2002/12/06(金) 12:08
>ガキに悪影響
そういえばたまに見るね、そういう事に神経質な香具師。どれも同一人物っぽいけど
2ch形式のここでそんな事気にしてどうすんだよって思うけどな…

56 名前: 名無しさん@君に決めた! 投稿日: 2002/12/09(月) 16:26
>ラブホスレ
生命タンなんかは好んで見てそうだと言ってみる。
漏れ自身も好きだがw

57 名前: 名無しさん@君に決めた! 投稿日: 2002/12/09(月) 23:59
無理矢理2chを引っ張ってきたカキコはデリられたことだし
そろそろ小説再開しないか?

58 名前: 名無しさん@君に決めた! 投稿日: 2002/12/13(金) 21:37
>>20-23の展開は明らかにどふぁえもんのパクりだな(w

59 名前: 生命体(Xo13kv9s) 投稿日: 2002/12/15(日) 22:08
>>56
ゲっ、バレたかw

60 名前: 生命体(Xo13kv9s) 投稿日: 2002/12/15(日) 22:13
質問。仕切り直し行います?

61 名前: ころぎす(DRACO8XQ) 投稿日: 2002/12/15(日) 22:13
ははは・・・
俺もラブホスレ愛好者(w)

62 名前: ころぎす(DRACO8XQ) 投稿日: 2002/12/15(日) 22:14
>>60
やりましょう。

63 名前: 生命体(Xo13kv9s) 投稿日: 2002/12/15(日) 22:20
とりあえずプロローグから。

…目が覚めると、そこは暗い場所であった。
そして我の身体は傷ついていたのか、目覚めてもすぐには反応しなかった。
いや、同時に痛覚も薄れていたのだから浅い傷なのだろうか、それとも倦怠感というものだろうか。
…其れより、ここはどこなのか?
いや、我は何者だ…!
我は…何だというのだろうか…。

その時、気が付いた時には我は咆哮をあげていた…寂しさからなのか、不安からなのか…。

…これは、ニッポンにて起きたあるポケモンにまつわる、謎多き物語である。

「我」の正体は後ほど明かします。

64 名前: 生命体(Xo13kv9s) 投稿日: 2002/12/15(日) 22:26
某所にて巨大なポケモンのものと思われる咆哮があがった件は、近隣のポケモンや
住民によって知られ、広められた。
だがそれ以外にも、この事実を知っている連中がいたのである。

「本当にこの山中に存在してるっていうのかよ。」
「いや、事実とは限らないさ。だが俺のポケモンからの情報によると相当なものだったらしいがね。」
「例えばバグオングとかか?」
「残念、こんな場所にゴニョニョの類は存在しないんだよ。」
「…成る程ね。」

少し怪しげな話をしながら、山中を2人の男性が歩いてゆく。
その衣装はアウトドア用にしては奇抜で、緑を基調としたものだった。

「緊張するぜ…なぁ、どうしてだと思う?」
「理由は簡単だろ…なにせ相手はあの…レックウザかもしれないんだしな。」

65 名前: 生命体(Xo13kv9s) 投稿日: 2002/12/15(日) 22:29
とりあえず序章終わり。
続きドゾー。

66 名前: 名無しさん@君に決めた! 投稿日: 2002/12/16(月) 21:04
漏れ関係ないけど書いていいか?


とりあえず一応書く。場違いだったら脳内あぼーんしてくれ

67 名前: 名無しさん@君に決めた! 投稿日: 2002/12/16(月) 21:13
さっきの男達とはまた別な三人組が山中で歩を進めている。

「見ろ、この穴を」
一人の男が女に喋った。
「一見池が干上がってるかのように見えるけど、」
女はモンスターボールからウリムーを出した。
「ウリムー、こなゆき」
こなゆきは穴にまいちるとすぐに溶けて数分して蒸発した。
「熱が残っている・・・これは破壊光線によるものね。それも非常に巨体な
 モンスターが発した」
ウリムーを戻しながら女がいった。
「しかしレックウザはデータによれば初期に破壊光線を覚える例がないが」
別な男がいった。
「お前考えても見ろ・・・アブソルがみねうちを使ったりバタフリーがサイコキネシスを
 低レベルでだす種類がいるこの山ならありえる話だ。」
「しかし可能性は別にあるな。登山していたトレーナーのモンスターが
 暴走したか、はたまた野生のバンギラスでもいたか・・・」
「トレーナーのモンスターの暴走はここまで登ってくる者ならまずあり得ない。
 あのケッキングに勝てる奴がモンスターを暴走させるような教育をする馬鹿はいないさ」
 それにバンギラスはこの山にはいないし捨てモンスターだとしても
 あんなパワーは出せない。」
「静かに・・・何か見えるわよ」

68 名前: 生命体(Xo13kv9s) 投稿日: 2002/12/16(月) 21:41
>>67
イイッ!

69 名前: 生命体(Xo13kv9s) 投稿日: 2002/12/16(月) 21:46
3人は息を潜めて、その「何か」の近くへと接近していった。
かすかに血の匂いの漂うその方向に…

「なぁ、おっかなすぎやしないか?強いポケモンが増えてきたしよ…。
このままじゃ俺のテッカニンもクロバットもバテちまう…。」
「馬鹿言え!可能性に賭けてみようって言ったのはおまえだろ!
奴を捕まえたら、それこそ俺達は幹部昇進間違い無し、ウハウハだ…」
「しーっ!何かいるぞ!」

この謎の2人組もその方向に向かい、たどり着いたのである。
…存在する筈の無い、銀色のレックウザの元に…。
そこは異様な静けさに包まれ、他の生物の気配を微塵も感じさせない
異様な空間であった。
そこに彼はじっとしたまま、眠りについていたのだ…。

70 名前: 名無しさん@君に決めた! 投稿日: 2002/12/17(火) 16:23
謎の二人組と三人組が銀色のレックウザを発見したころ。
ボーイッシュな感じの18・19程度の女がビブラーバと山のふもとで頂上を見上げた。

「ビブラーバ・・・きこえたよね・・・とても大きな、物悲しそうな声が・・」

この女は名をソランと言う。幼いころに毎日遊んで兄弟のように暮らしていた
タツベイ、いや・・・あの戦いで進化したボーマンダがM団に殺された。
不思議な山。そう、銀竜の山を呼ばれているここでM団がレックウザ捕獲を
話し合っていた所を正義感からむかっていった。
相手のアブソルの刃で殺されかけた時。ボーマンダが身体を張って破壊光線を
発して相手のポケモンを倒したのだ。
M団が逃げてまもなく、彼は死んだ。

そのころからだった。ソランがドラゴンポケモンの声が聞こえるようになったのは。

71 名前: 生命体(Xo13kv9s) 投稿日: 2002/12/17(火) 18:19
月が頂上を照らす中、ビブラーバは「声」をソランに伝えはじめた。

(「ソラン…この山に、いや世界中に大きな災いが起こるかもしれない…。」)
「えっ?」
(「嫌な予感がする。銀竜…いや、銀竜とは違う…なんだろうこの感覚は。」)
「…どこに行けばわかるの、ビブラーバ?」
(「少し、西の方角へ。行こう。」)
その後ソランはビブラーバの下部に掴まり、西へと飛んでいった。

一方銀色のレックウザが眠る中、洞窟空間の中で緊迫した空気が流れていた。
「近頃ポケモンに関連するニュースを聞いたんだが、やっぱりお前らか。エアロ団。」
「き、貴様か…首領のプテラをギタギタにした奴というのは!」

少年の一人…ナナシは手をボールのバッグの中に回しすでに臨戦態勢に入っている。

72 名前: 生命体(Xo13kv9s) 投稿日: 2002/12/17(火) 18:21
訂正
×「き、貴様か…首領のプテラをギタギタにした奴というのは!」
○「き、貴様か…首領のプテラをギタギタにした奴というのは!
  それに我々はエアロ団ではなく、現在はM(マイティ)団だあっ!」

73 名前: 名無しさん@君に決めた! 投稿日: 2002/12/17(火) 18:51
二人組=マイティ団
三人組=名称不明の団(自分はアトバンテージ団、略してAT団を予定)
でいいのでつか?

74 名前: 生命体(Xo13kv9s) 投稿日: 2002/12/17(火) 19:46
>>73
流れの関係上少女=ソラン
三人組=レックウザを調査することになったトレーナー達
2人組=マイティ(旧エアロ)団員
を予定してまふ。

ちなみにM(マイティ)団はエアロ団の後釜組織。どちらもレックウザを狙っている設定で。

86 名前: 名無しさん@君に決めた! 投稿日: 2003/02/05(水) 04:39
キャシャーンの魂を受け継いだ少年は
「ピポパッポ!ピポパッポ!ボクろぼっと!」
と叫びながら走り回ります。これこそ十週打ち切りの呪文でありすなわち今夜の晩ご飯
「わぁまけましたごめんなさいナナシくん」
「それは法律ですか?」
「いいえ違います」
「ではやめません」
ピポパッポ!ピポパッポ!ピポパッポ!ピポパッポ!
「わぁまけましたごめんなさいナナシくん」
「それはハマーン大佐の命令ですか?」
しかし彼らはハマーン大佐なんて聞いた事もありません。ですがこう答えたのです!
「はいもちろんです」
「ではやめません」
ピポパッポ!ピポパッポ!ピポパッポ!ピポパッポ!
ピポパッポ!ピポパッポ!ピポパッポ!ピポパッポ!
  ちゅどーん
二人組はくろこげになりました。おいしそうな臭いが漂ってくるよ兄ちゃん!
「こりゃたまらんよムシャムシャ」
『ねむけざまし』で『ねむり』を回復した銀色のレックウザ(和名:パチ=モンヂール)が二人の死体を貪ります。
どこから『ねむけざまし』が湧いたのかはエルフ族の間では永遠の謎として語り継がれたけどそれは別のお話。
「こんなことなら結局ボクが一番凄くて強いんだね」
二人組のうちの一人、鈴木さん(仮・46)は頭が丸いので火傷なんてつば付けときゃ治るよかゆうま。
こうしてみんな救われた!ありがとう!アンパンマン!

87 名前: 名無しさん@君に決めた! 投稿日: 2003/02/05(水) 05:30
さて、その頃ソラン(1819)はビブラーバに捕まって山え向かっていた。
ところがビブラーバをXに代入すると、ビブラーバ→トンボ→ボルキャンサー→メタグロス
∴ビブラーバは空を飛ぶを覚えず、ソランは改造厨でありこの世界には相応しくないのだよヤマトの諸君。
「コダイゴンが死んじゃう!」
ユキが叫びます。しかしユキがコダイゴンだと思っていたのはレジスチルだったのです!
ついに大爆発略してファイナルレジボンバーが発動、改造厨は一人残らず滅殺されました。
だから解析組(かみ)とユーザー(きぞく)とそれ以外(奴隷)の世界ができあがったんだよ。
次回もお楽しみにね!

88 名前: 黒澤愛 投稿日: 2003/02/23(日) 17:21
部屋でオナニーしてたら兄貴に見られてますた。
いい加減彼女つくれよといわれますた。

89 名前: 漣2(SIRIUSV6) 投稿日: 2003/02/24(月) 15:53
>>88
そのやうなことを書き込む勇気だけは称賛に値する。

90 名前: 漣2(SIRIUSV6) 投稿日: 2003/02/24(月) 15:54
称賛⇒賞賛

91 名前: 漣2(SIRIUSV6) 投稿日: 2003/02/24(月) 15:55
やっぱり称賛だ。連続投稿失礼。

92 名前: 漣2(SIRIUSV6) 投稿日: 2003/02/24(月) 15:57
本当御免なさい…。どっち使っても良いっぽいです。

93 名前: 名無しさん@君に決めた! 投稿日: 2003/02/27(木) 11:10
>>89
変な奴に構ってる暇があるなら小説を書いて下さい

94 名前: 羽伸祭@私逝って良し(PVnVeqSI) 投稿日: 2003/03/05(水) 17:09
適当に殴り書いたので文章きっと変ですが
誰にも気付かれないことを祈りつつ敢えて書きこむ
自分が鬱です。




いよいよ二日後にジムリーダー試験を控え、
その緊張の為か、
僕はなかなか寝つけず一人夜風にあたっていた。
一応コートは着ていたが、
寒くなってきたのでその場にゆっくりと腰掛け、
ポケットからカイロを取り出して両手に握りしめた。
静かな、静か過ぎる夜だった。
トクサネでは珍しく雲り空の為に星や月は覆い隠され、
灯り一つ無い景色が寂しさをいっそう募らせた。
突然背後から物音がしたのでビックリして振り返ると、
そこには双子の妹のランの姿があった。
「どうしたの?眠れないの?」
「……そんな感じ。」
フウはそう言って溜め息をつくと、その場に倒れこんで尋ねた。
「だって…ランは怖くないの?不安じゃないの?」
ランは呆気に取られた様子だった。
「大丈夫だよ。」
ハッキリとした答えだった。そう言うとランもその場に腰を下ろした。
「私達は今まで二人で頑張ってここまで来たんだから。フウももっと自信を持って良いと思う。それに…」
一瞬言葉に詰まったかと思うと、ランの顔が急に近づいてきた。
不意に二人の唇が触れた……ような気がした。
「あんまり上手に言えないけど、
私達はお互いの"絆"が大切なんだから…ゴメン何言ってるかわかんないね。」
ランはそう言うと家の方向まで一目散に駆けて行った。
僕はその場で真っ赤になって暫く動くことが出来なかった。


糸冬。お粗末さまでした。余りに駄作なのでsageます。ageないで下さい。
明日からテストです。色々な意味で逝ってきます。

95 名前: 名無しさん@君に決めた! 投稿日: 2003/03/06(木) 12:40
ヒッキーでネットの知識もそれなりにある、鳥取在住中三男A(15)。
ネットでは意味不明な発言をして突っ込まれたり、場の空気を乱して迷惑をかけるのが趣味の爽やかなナイスガイだぜ。
そんな俺が、2chという世界を知ったのはついこの前。
A:「ふうん、話に聞いた通り厨房だらけだな…ところで、なんだこの名無しさんって?
   あちこちで見るが暇な香具師だな…あ、これは匿名の人物なのか」
いかにも2ch初心者らしい勘違いをしたA。
そのことがきっかけで以前からの夢想が頭をもたげ始める。

A:「ハッカー…クラッカー…カッコいいよなぁ」
A:「俺にもなんかできないかなぁ…」
そうだ!厨房の振りをして散々煽りまくるのはどうだ?
2chでも痛すぎと評判のポケぱーなら馬鹿共が俺様の手の中で踊ってくれそうだぜ。
名前は…いかにも2ちゃんねらー気取りな香具師のような名有りさん、
最強の煽り固定…

   『俺に言わせりゃ、荒らしもお前らもドンブリの背比べだよ』
   「( ´,_ゝ`)プッドンブリだとよ、ドングリだろ?(w」
   「名有りUZEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!」

クククククク……厨房共が俺様に踊らされる姿が目に見えるぜ…
A:「ハハハハ…」
Aの母:「Aちゃ〜ん?何やってるの〜?もうすぐご飯よ〜」
A:「うっせババア!」

こうしてAの狂気に満ちた計画はポケぱーで実行される事となるのだった。
Aの趣味がポケモンなのは言うまでもない…

「名有りさん列伝」完



同じく駄作の上
コピペ改造なのでsage

96 名前: 名有りさんX 投稿日: 2003/04/04(金) 10:26
>>95
見てきたような話で思わず笑った。
当たらずとも遠からじだけどな。

97 名前: 名無しさん@君に決めた! 投稿日: 2003/04/18(金) 18:18
何となく暇潰しに書いただけの駄作です
ageないで下さい
思ったより長いんで2つに分けて・・・
叩きは勘弁


「カイリュー!龍の息吹だ!」
少年は叫んだ
「チルタリス!負けるな!こっちも龍の息吹だ!」
もう1人の少年も叫ぶ そしてフィールドに激しい爆発が起こる
「うわあああぁぁ・・・・く・・・・」
フライゴンがやや圧されるようだ 少年も少し焦りの表情がうかがえる
「どうした、もう終わりか?その程度では俺には届かん」
カイリューの少年は余裕があるようだ
「まだだ・・・まだ諦めん・・・・俺は最強のドラゴン使いになるんだ・・・そのためにはるばるジョウトにやって来たんだ・・・・そして此処まで来たんだ後もう少しじゃないか・・・・」
「そのあと少しはとてつもなく大きい差だぞ?」
カイリューの少年は相手の考えてる事が分かってるかのようにこう言った
「余裕ぶってるのも今のうちだ!俺にはまだ切り札がある」
「ほう・・・・なら見せてみろ、カイリュー!冷凍ビーム!」
冷凍ビームはチルタリスを捕らえ氷漬けにした・・・
「チルタリス、戦闘不能!」
「後1匹だ・・・・こいつが通じなければ・・・・いや、後先は考えるな!やるだけやる!それだけだ!出て来い、フライゴン!」
カイリューの少年の表情が少し曇った、しかし向こうはそんな事を気にしている余裕は無い
「フライゴン!龍の息吹!」
「さっきと同じだな!それじゃ俺は越えられないな!」
「カイリュー!冷凍ビーム!」
冷凍ビームはフライゴンに命中し、フライゴンは凍っていく・・・しかし脱出
だがフライゴンのダメージは大きい、もう1発は耐えられそうにない
「このままでで終われるかあぁ!フライゴン!破壊こ・・・・」
少年はこのまま龍の息吹を続けたのでは倒しきれないと判断したのか破壊光線を撃とうとするが躊躇した・・・
「俺のカイリューもヘバってる。破壊光線なら恐らく俺のカイリューを倒せるだろうな・・・・だが次のターンのお前は無防備だぞ?」
カイリューの少年は揺さぶりをかけた
「それでもこれしか手は無いんだ!フライゴン!破壊光線!」
「何!」
フライゴンの渾身の破壊光線はカイリューを倒すのに充分な威力があった・・・
「カイリュー!戦闘不能!」

98 名前: 名無しさん@君に決めた! 投稿日: 2003/04/18(金) 18:18
「・・・・・・」
カイリューの少年は顔に焦りの色が浮かんでる・・・
「出て来い、バンギラス」
バンギラスが現れフィールドには砂嵐が巻き起こる、特性「砂起こし」である
しかし互いのモンスターには砂嵐は効かない・・・・フィールド上が隠れただけにすぎなかった
「バンギラス速攻だ!岩雪崩!」
反動で動けないフライゴンに少年のバンギラスは容赦なく岩雪崩をぶつけた・・・・
「フライゴン・・・・まだ戦(や)れるか?」
オボンの実を食べたフライゴンは気合の雄叫びを上げた
地面タイプであるフライゴンに岩攻撃はあまり効いてない様である
「まずいな・・・・地震は浮遊特性の所為で当たらない・・・岩雪崩や噛み砕くでは倒しきれない・・・・破壊光線しかないか・・・」
「フライゴン!地震!」
「ぐぅ・・・・」
バンギラスを確実に捕らえダメージを与える
「なるほど・・・素晴らしい強さだ・・・だがこれでお前の挑戦は終わる!バンギラス!破壊光線!」
「終わってたまるかあああ!!」
「な・・・・にぃ・・・かわしただと・・・・」
「フライゴン!反撃の地震だあ!」
「ぐ・・・・(負けるのか・・・俺は・・・・)」
砂嵐を地震が更に舞い上げる為、視界が悪い
バンギラスは・・・・まだ立っていた・・・
「気合の鉢巻か! しかしまだ終わりじゃない!」
バンギラスは堪えたものの反撃に転じれない
「これで終わりだ!追撃の地震!(勝った!)」
辛うじて立ってる状態のバンギラスに容赦の無い地震が襲い掛かる
激しい地震の後、辺りは静寂に包まれる・・・・
・・・・・・・・せん!」と微かに聞こえた瞬間
激しい爆発が再度起こり、フライゴンは力尽き落下していった・・・・
「フライゴン戻れ!」
少年が慌ててフライゴンをモンスターボールにしまう
決着!
「フライゴン!戦闘不能!よって勝者!チャンピオンワタルーーーー!!」
ワタル「はぁ・・・はぁ・・・・(運が良かった・・・連続で気合の鉢巻が発動するなんて・・・
    いや・・・これはバンギラスの気持ちだ・・・・それ以外の何物でもない・・・)」
もう1人の少年は悔しさで涙を滲ませている
   「ちっくしょおお・・・・・あと・・・・ほんのちょっとだったのに・・・」
ワタル「さっきの言葉は訂正しよう、君と俺に差は無かった!」
   「何をかっこいいような事言ってやがる、次にやったら勝つのは俺だ!また来るからな!」
ワタル「ああ・・・また来い!俺は待ってる!ここで!!」

99 名前: 小説というより随想ですが・・・(DRACO8XQ) 投稿日: 2003/04/30(水) 14:17
私がポケモンに初めて触れたのは赤緑の発売日だった。
当時はGB人気は廃れ、任天堂ブースは64関係のものばかりという時期。
昔から私は「安いから」の理由でゲームは携帯機をメインにやっていたが、CM見てなんとなく買っただけのポケモンを手にGBからはこれを最後に足を洗おうかと思っていた。
だが、これこそが斜陽期に入っていたGBを一気に甦らせ、私をGBに引き戻した名作になったのだから、運命的なものを感じずにはいられない。
事実私ですらポケモンがいかに上質かはプレイして30分後には理解できた。
これは本当におもしろい、とにかくおもしろいと思わずにはいられなかったのである。

100 名前: 小説というより随想ですが・・・(DRACO8XQ) 投稿日: 2003/04/30(水) 15:24
まず、ポケモンの捕獲。
当時の私にはこれが醍醐味だった。
それまで自分がやってきたRPGの戦闘は大雑把には敵を倒すまで戦うか逃げるの二択しかなく、「捕まえて仲間にする」という選択肢が私に与えた衝撃は大きい。
相手のHPをできるだけ減らしさらには状態異常にまでして徹底的に弱らせるのがコツというのには幼心に残酷さを感じてひいたが、一方では単純にゲームシステムとして見れば明快で餓鬼にもわかりやすくて良いと感心した覚えがある。
そしていざボールを投げるとき。
この瞬間がかつての自分の中ではポケモンで大きなウエイトを占める部分であった。
あの頃の私は1回投げるまでに大抵HPを削りすぎて倒してしまうなどの失敗をしていたので、なおさら逃げられると悔しくて仕方ない。
思わず揺れるボールを凝視しながら、「逃げるなよ・・・逃げるなよ・・・」と必死に祈っていたものだ。
そんなだから捕獲が成功するたびの達成感も格別だった。

101 名前: 小説というより随想ですが・・・(DRACO8XQ) 投稿日: 2003/05/19(月) 14:23
また、世界観もポケモンの大きな魅力のひとつだと思う。
とにかく、この世界の住人は殆どポケモン大好きという点がまず凄い。
あれは皆ノリがいいという言い方が良いのだろうか。
老若男女問わず、ボーイスカウトから釣り人、果ては暴走族からサイキッカーまでもがトレーナーで、森の中だろうと山の中だろうと海の上でも深い洞窟でも目が合っただけでポケモンバトルを仕掛けてくる・・・
考えてみれば、これは熱い。誰もがかなり熱いのだ。
当時はあまり意識しなかったが、ポケモンワールドの住人はなかなか愉快な方々と言えよう。

102 名前: 小説というより随想ですが・・・(DRACO8XQ) 投稿日: 2003/05/19(月) 14:39
こうして、私はポケモンに嵌っていった。
「ポケモンを集めて育てる」という行為は収集癖がある私には最高の快感だった。
ついついGBを手に日夜フィールドを歩き、目当てのポケモンをゲットするための旅に出てしまう。
思えばあの頃から、私にはゲームのクリアのほうはどうでもいい目的になっていて、電車の中でポケモンの追っかけに夢中になり目的の駅で降り損ねるようなことも多々あった。
そして、進化,交換,対戦といった収集に対する数々の演出がポケモンに深い愛着を持たせポケモンを集めて育てずにいられないという中毒症状を引き起こしたのだった。

103 名前: 名無しさん@君に決めた! 投稿日: 2003/05/22(木) 21:42
息子「久しぶりに父さんをラーメン屋に誘ったんだけど遅いなー。一風堂って言ってあるんだけどなー。」
父「おーい!」
息子「あ、父さんだ!こっちこっち!どうしたの?遅かったじゃん。」
父「ごめんなー、だめな父親で・・・。」
息子「いやいや、そこまでは気にしなくていいって。」

店内
父「こういう店は彼女とよく来るのか?」
息子「そんな彼女なんていないよー。」
父「いいよ、隠さなくて。いるんだろ?」
息子「う、うん。いるよ。」
父「出て来いよー!」
息子「ここにはいねーよ!」
父「いいなー、21歳。青春だよなー。」
息子「そう?」
父「ああ、いいとも。春を売ると書いてセイシュン。」
息子「それは売春だろ!何言ってんだよ。とりあえずなんか頼もうよ。」
父「よし、頼もう。ウエイトレスさーん!連帯保証人になってくださいませんか?」
息子「何を頼んでんだよ!メニューだろ!じゃあ僕は、普通のラーメン。」
父「じゃあ俺は普通のカップラーメン。」
息子「あるわけないだろ!」
ウエイトレス「かしこまりました。」
息子「あるのかよ!」
父「あ、すいません、ここビールありますか?」
ウエイトレス「ありますよ。」
父「じゃあいいや。」
息子「何のために聞いたんだよ!」
ウエイトレス「かしこまりました。」
息子「かしこまるなよ!ちょっとは疑問に思えよ!」
父「でも、珍しいなー。お前から誘うなんて。」
息子「ああ、大事な話があるんだ。」
父「ま、まさか・・・、俺は本当の父親じゃないとか!?」
息子「意味わかんねーよ!違うよ、将来の事だよ。僕さー・・・。」

プルルル・・・、プルルル・・・

父「ちょっと待て!会社から電話だ。はい、もしもし一風堂です。」
息子「あんた店員じゃないだろー!」
父「もしもし、なんだお前かー!今食事中だよ!見てわかんねーのか!」
息子「電話じゃわかんねーよ!」
父「ごめん、ごめん。それで話ってなんだ?」
息子「ああ、僕音楽やっていこうと思って・・・。」
父「なに?聞こえなかったよ。もう2回言ってくれ。」
息子「せめて次で聞く努力しろよ!だからー、音楽をやっていきたいの!もうここまでやってきたわけだし。」
父「そうかそうか、俺は賛成だ!ただし父さんが何て言うか・・・。」
息子「お前は誰だよ!」
父「どうせならピッグになって帰って来い。」
息子「豚にはなんねーよ。」
父「あー、ウエイトレスさん。これをあちらのお客さんに。」
息子「え?なになに?なにをやるの?」
父「伝票。」
息子「伝票渡すなよ!」
ウエイトレス「かしこまりました。」
息子「またかしこまっちゃったよ。」
父「と言うのは冗談で、今日は父さんのワリカンだ。」
息子「ワリカンかよ!オゴリだろ!」
父「そうそうオゴリ。間違えちゃったよ。」
息子「わるいね。こっちから誘っといて。」
父「いいさ、気にするな。どうせ汚い金だ。」
息子「何やってんだよ!」
父「よーし、帰ろうかー。ところで俺はドラムでいいのか?」
息子「あんたとはやんないよ!」

104 名前: 小説というより随想ですが・・・@金銀(DRACO8XQ) 投稿日: 2003/05/23(金) 12:51
最初の金銀プレイ時に思ったことは、基本的なシステムとストーリーのパターンは継承していて前作からやっている人はすんなり入り込めるが、少しプレイしただけではある意味同じすぎてつまらないということだった。
だが後に、前作からのユーザー向けの配慮、つまり前作からのデータ引継ぎにかなり有難味を感じることになる。
かつての自分のポケモンとまた旅ができる。これだけでもそれなりに嬉しかったが、金銀からプレイしている友人に対し金銀では出にくい(あるいは出ない)ポケモンを前作から大量に連れてきて交換の餌にする(笑)ということができたのがいい。
ただちょっと厳しいことを言うと、「前作にしか出てこない」というのは問題だとも思った。全てはポケモンの種類が増えたことが原因なのだろうが、金銀から始めるユーザーにとって厳しい感があるのは確か。
前作を知らないと話にならないいうわけでは絶対にないし、事実筆者の周りにも金銀デビューをした人は多数いるが、そういったライトなユーザーに対し一見さんお断り的な部分が多いのは残念でならない。

105 名前: 小説というより随想ですが・・・@まとめ(DRACO8XQ) 投稿日: 2003/05/23(金) 13:55
ここまでいろいろ書いてきたが、結局ポケモンの楽しさはコミュニケーションツールとしての楽しさだと思う。
多くの誰かとともにゲームを味わう楽しみ。何を捕まえた、どこで捕まえたなど、多くの人と語り合うことができる。
「友達と交換した方が特」という、必然的に他人との交流を促す要素を積極的に取り入れてるのがうまいと思う。
これは逆に言うと、通信相手がいない人にとっては寂しいことになる。だから友達と一緒に同時購入なんてのは良い手だと思う。絶対に楽しめること請け合いだ。
1人で遊ぶのは他の雑多なRPGでもできるのだから。ポケモンにしかできない、ポケモンならできること。それをやってこそプレイする意味もあるんだと思う。
ポケモンの進化はまだまだ終わらない。きっとまたユーザーがあっと驚くような仕掛けを用意して、新しい遊びを提供してくれるだろう。

106 名前: 小説というより随想ですが・・・@あとがき(DRACO8XQ) 投稿日: 2003/05/26(月) 10:47
思えば自分、ポケモン以前にGBのゲームっておもしろいよなぁと感じている。
GBは発売当時はたいして注目されてなかったと思う。FCブームの最盛期で、MDやPCEも熟成し、SFCの噂が飛び交ってた時代。つまり画質がどんどん綺麗になっていく時代。それなのにモノクロで、小さい液晶画面。「任天堂は何考えてんだ。」とあの頃は思ってた。
だが、その後いくつかのゲームを楽しんで考えが変わる。単純なゲーム個別のおもしろさもさることながら、GBを持ったときのおもちゃ感というか、これが実に嬉しかった。
実は最近の大作ゲームにはついていけないと感じることが多い。派手な画面に、壮大な物語に、練りこまれたシステム。これはこれでいいのだが、ある程度ゲームに飽きてるのか「そんなもん1年に1本でいいよ。」ってのが本音。
もちろんGBのポケモンだって大作には違いないが、どこでも遊べてすぐにやめられる手軽さと、その持ったときの感覚ゆえ、大作ならではの「クリアまでにウン十時間かかんのか・・・」というプレイ前の落胆(?)みたいなのが実に薄い。
つくづく任天堂はいいハード作ったと思う。ソフトとハード両方に魅力があるから、あれだけ長く現役でいられたのだろう。
だからってわけじゃないが、GB,GBAは最高のゲーム機だと個人的には思っている。つうか、最近の他のハードはゲーム機って言うより、エンターティメントマシンな気がするんで。
GBAが栄えてる間はゲーヲタでいられるかな?

     =完=

107 名前: ありす(Alice572) 投稿日: 2003/06/06(金) 21:12
この国の何処かには、隠れ里と呼ばれる場所があります。
其処には妖(ポケモン)といわれるもの達が棲んでいて、静かにひっそりと暮らしています。

ありすも、其処で暮らす妖(ポケモン)の一匹でした。
しかしありすは純粋な妖ではありません。父親が人間だったからです。
ニューラ混じりの半妖でした。

ありすはいつも今はもういない父親のくれた龍の牙の首飾りを大事につけてました。

里の中でただ一匹、半妖のありすは皆から疎まれて里の外れに一匹で暮らしていました。
ある日ありすは隠れ里に迷い込んできた人間の男と出会いました。
男は名を弼(たすく)といいました。
弼からは懐かしいお父さんと同じ『匂い』がしました。

里に迷い込んできた人間は、見つかれば殺されてしまうという掟があります。
ありすは弼を匿って、一緒に暮らすようになりました。

日を追うごと、ありすはどんどん弼に惹かれていきました。弼もありすを可愛がりました。
ありすは一生懸命弼に尽くしました。。
そうなるのが自然の流れであるかのように、ありすは弼にからだをあげました。
自分のものなら全部弼にあげる。いつしかありすはそう思うようになっていました。

弼は帰る方法を、いつもしきりにありすに聞いていました。
弼の国では戦が起こっていて、自分は戦場にいかなければならない、と。
その切羽詰まった表情に負けて、ある日とうとうありすは『言ってはいけないこと』を話してしまいます。

元の世界に戻る為には、位が高く強い妖の力が必要だということ。
でも、力が弱い妖でも死と引き換えになら人間を帰す事ができるということを。

弼は酷い男でした。
父親と同じ人間である自分を慕っているありすに、

「なら俺の為に死んでくれ。」と言ったのです。

ありすは頷きました。
だって、自分のものならなんだって弼にあげられる。
妖の者の証である藍色の瞳からは、涙がぽろぽろと零れていました。

ありすは弼の持っていた短刀を手に取り、刃を自分の躰に突き立てました。
手が震え、一度では上手くいかなくて、何度も何度も…。

ありすの胸から、お腹から、血が吹き出しました。
緋色の血に濡れ、苦しそうに喘ぎながら弼の名前を何度も呼びました。
やがて呼ぶ名前も…意識もかすれて始めてきました。
でもありすは薄っすらと微笑んでいるようでした。


気が付くと、弼は見覚えのある景色の中に居ました。其処は元の世界でした。

ふと傍らを見ると、其処には朱く染まったありすが倒れていました。
哀れなその姿に何故か胸が締め付けられて、弼はぐったりとして動かないありすに手を伸ばしました。

弼はありすの首飾りをそっと外し、大事そうに握り締めました。泪が止まりませんでした。

「すまない・・すまない・・っ」

そっと小さなありすの躰を抱きしめました。母親の胸で泣いている子供みたいな姿でした。

                                  ≡fin≡

108 名前: やさぐれ(Alice572) 投稿日: 2003/06/06(金) 21:16
ぁーぁーポケモン小説になってないですね。
自分を主人公にした小説なんてマジ無理…改名したい∧‖∧
あと、滅茶苦茶延ばしちゃってごめんなさいでした。。
(元ネタ分かる人居たら泣く〜…。

>>99-
凄い面白いっ。流石ですね〜。
そのポケモンに対する熱い思いに感動(´ー`*)ノ
ポケモン…良いよねぇ。本当。。

109 名前: (''`w´)ころちぃ(DRACO8XQ) 投稿日: 2003/06/11(水) 13:15
>>108
こんなんで満足できるとは御手軽なやっちゃ。
でも、感想どーもね。

110 名前: 銀色の壁 投稿日: 2003/06/15(日) 10:21
「・・・続いてのニュースです。本日未明、タマムシシティの広場で爆発が起こり、近くにいた三名が死亡、十一名が重軽傷を負いました。爆発の原因はマタドガスによるものと思われ、市警では先日のロケット団によるドガースとの自爆テロと手口が似ていることからロケット団の関与があると見て捜査
 ブツッ
またロケット団か。カオルはそんな呆れとも憎しみとも取れる感情をテレビの電源にぶつけた。ロケット団。現在カントーで最大規模、世界でも有数の犯罪組織である。行うことは殺人、恐喝、婦女暴行、果てはポケモンによる爆発テロと多種多様である。
そんなロケット団も、元から凶悪な犯罪組織であったわけでは無い。ロケット団は、最初はただの非行少年達の集まりであった。やることも精々万引き程度。警察もその場しのぎの対策しか取らなかった。それで充分こと足りたからだ。
だがある男の手によって、ロケット団は空前の犯罪組織と化した。その男の名はサカキ。暴力団の一組員だった彼だが、彼が行いたかったものは、暴力団が行う「社会への反抗」程度のレベルではなかった。「社会そのものを自分の手中に治める」それがサカキが心に思い描いていたものだ。それを実現するためには暴力団という小さな組織では到底出来ない。彼はすぐに暴力団をやめ、自らの理想を実現するため自分を頂点とする組織の構成に取り掛かった。その基盤として選ばれたのはロケット団だった。
 表面上ではワルを気取っていたロケット団の者達。だが実際は若者らしい純粋な心を持つ者達だった。純粋であるからこそ、彼らはサカキの詭弁にまんまと騙され、彼らは社会に反抗するものから社会を壊すためだけに動くサカキの手の中で動くマリオネットと化した。
 警察がロケット団の変化に気づいたときにはもう遅かった。ロケット団は既に警察の手の届かないほどにまで強大化、凶悪化していた。その中に本当は優しい、話せばちゃんと分かってくれる若者達の姿は何処にも無かった。

111 名前: 銀色の壁 投稿日: 2003/06/15(日) 11:41

ロケット団が一日たりとテレビに映らない日は無くなった。カオルはテレビから聞こえてくる「ロケット団」という言葉が耳に入るたび強烈な不快感に襲われた。シオリ、カオルの妹はそのロケット団に殺されたからだ。
※ ※ ※
 数ヶ月前、カオルとシオリは自分達の住むハナダシティの郊外で遊んでいた。無邪気なシオリと無邪気に遊んでいる時こそがカオルが一番心が安らぎ、一番楽しい時間だった。そして川に入り、水をかけっこしながら遊んでいるカオルたちには周りの景色など映らなかった。そしてカオルたちが気づいたとき、そこは無人発電所の前だった。
 電気タイプのポケモンが自家発電するのに充分なエネルギーを出すことが分かった十数年前に、発電所はその役目を終えた。今となっては機械の中に微量に残る電流目当てで電気ポケモンがたまに現れるだけの場所となった。
 「ねぇねぇ、あそこ入ってみようよ」
シオリは昔から好奇心旺盛だった。そこに山があれば登り、そこに川があれば泳ぎ、そこにウツボットがあれば中に入った。当然彼女はその後重傷を負い、親にこっ酷く叱られた。だが彼女の好奇心が落ちることは無かった。今日もカオルの返事を待つことなく発電所へと入っていってしまった。発電所にはピカチュウなど安全なポケモンもいるが、コイルなど危険なポケモンも多数いるので周りからは「入ってはいけない」と念を押されていた。だが「入ってはいけない」はシオリにとって「入っていいよ」と同義の言葉だった。
「ちょ、シオリ!?」
カオルも急いでシオリの後をおって発電所の中へと入った。自分がいるのに何でシオリを止めなかったんだ、と親に怒られるのは自分だからだ。それもあるが、それ以上にカオルはシオリの純真さと好奇心に感服し、嬉しかった。そんなシオリをずっと見ていたい。そんな思いがカオルを発電所の中へと追いやっていった。
 ところが、カオルが発電所の中で見たものははしゃぐシオリではなく、しゃにむに暴れるシオリだった。中には電気ポケモンしかいないはずの発電所にRマークのついた服を着た者たちと、地面タイプのポケモン、ガラガラがいた。シオリはその中の一人に羽交い絞めにされ身動きもろくに出来ない状態だった。
「・・・シ、シオリを、放しなさいよ!」
得体の知れない謎の集団に恐怖を感じながらも、カオルは声を振り絞って叫んだ。だが心の中でこうも思っていた。こう言って素直にシオリを放すなら、最初からシオリを捕まえて無いだろうな、と。
「ヤダね」
そのカオルの期待を裏切ることなく、シオリを捕まえている男はあっさりと答えた。
「こいつは俺達がやっていたことを全部見ちまったんだよ。この社会をぶっ潰すための計画をよ。こういう奴をそのまま返したら何処でどう喋られるか解んねぇ・・・この意味、あんたにも分かるよな?」
その男がスッと右手を上げると、あのガラガラが物を投げる構えを取り、そして持っていた、通常のものよりも尖らせているホネを投げた。男はニヤリと笑ってシオリの首根っこを掴み、自分から出来るだけ遠ざけた。それが何を意味しているのかはカオルにもすぐに分かった。
「シオリ!」
カオルはシオリを助けるために走った。
 ドッ
その音がガラガラが自分にボディブローを加えた音なのか、ホネブーメランがシオリに当たった音なのか、はたまたどちらもなのか、カオルには分からなかった。ただ一つ分かっていたことは、自分の意識が薄れていくことと、シオリの左胸が赤く染まっていることだけだった。
 『・・・どうする?一応こいつも殺しとくか?』
 『いや、この子は私たちの計画を直接見たわけではありません。サカキ様も無駄な殺生は好まないでしょう。それよりも、サンダーの捕獲が最優先です』
 『そうだな。じゃあこいつは・・・』
カオルが目覚めた場所は、ハナダシティ郊外の草むらだった。
※ ※ ※
 あれから数ヶ月が経っても、あの時の赤く染まったシオリの姿が目に焼きついて離れない。それどころか、シオリと共同で使っていたこの部屋にいると、無邪気で可愛かった頃の彼女が思い出され、それが余計に赤く染まったシオリの姿をおぞましく感じさせた。
 この気持ちを少しでも和らげるため、カオルは外の空気を吸いに行くことにした。
「あらカオル、どこに行くの?」
「・・・シオリのところ」
「カオル!あんた何言って・・・」
母親の怒声を聞くまでも無く、カオルは力任せにドアをバンと閉めた。

112 名前: 名無しさん@君に決めた! 投稿日: 2003/06/17(火) 15:25
ある男が、自分を愛している3人の女の中で
誰を結婚相手にするか長いこと考えていた。
そこで彼は3人に5000ドルずつ渡し
彼女らがその金をどう使うか見ることにした。
一人目の女は、高価な服と高級な化粧品を買い、最高の美容院に行き、
自分を完璧に見せるためにその金を全て使って こう言った。
「私はあなたをとても愛しているの。だから、
あなたが町で一番の美人を妻に持っているとみんなに思ってほしいのよ」
二人目の女は、夫になるかも知れないその男のために新しいスーツやシャツ、
車の整備用品を買って、 残らず使いきる と、こう言った。
「私にとってはあなたが一番大切な人なの。だからお金は
全部あなたのために使ったわ」
最後の女は、5000ドルを利殖に回し、倍にして男に返した。
「私はあなたをとても愛しているわ。 お金は、私が浪費をしない、
賢い女であることをあなたに分かってもらえるように使ったのよ」
男は考え、3人の中で一番おっぱいの大きい女を妻にした。

113 名前: 名無しさん@君に決めた! 投稿日: 2003/06/17(火) 15:26
ある男がらくだと共に砂漠を旅していました。
しかし思った以上に長く続く砂漠に、若い男の性欲は耐える事が出来ませんでした。
そこで男は思い付きました。
「そうだ!らくだとやろう!」
男はらくだの後ろへまわると早速自分のものを入れようとしました。
しかしその時らくだはトトッと数歩前へ。それに男が近づき再びチャレンジ。
しかしらくだはまたもやトトッと数歩前へ。その後、何度も試したけど同じ事の繰り返し。
男は行為をあきらめ、再びらくだと旅を続けました。
そしてしばらく歩いていると、なんと前方にきれいな女性が倒れているではありませんか!
男は女性に言いました。
男:「大丈夫ですか?」
女:「あ…あの、のどが乾いて死にそうなんです…」
男はここぞとばかりに言いました。
男:「じゃあ、水をあげたらなんでも言う事をきいてくれますか?」
女:「はい…言う通りにします……」
男は水をあげた。
女:「ああ、ありがとうございました。おかげで助かりました」
男:「よし。言う事をきいてもらうぞ」
女:「…はい……」
男:「じゃあ、らくだ押さえといて」

114 名前: 名無しさん@君に決めた! 投稿日: 2003/06/21(土) 00:24
ある病室に2人の末期ガンの患者が入院していた。
一人は窓側のベッド、もう一人はドア側のベッド。
2人とも寝たきりの状態だったが、窓際のベッドの男は
ドア側のベッドの男に窓の外の様子を話してあげていた。
「今日は雲一つない青空だ。」「桜の花がさいたよ。」「ツバメが巣を作ったんだ。」
そんな会話のおかげで死を間近に控えながらも2人は穏やかに過ごしていた。
ある晩、窓際のベッドの男の様態が急変した。自分でナースコールも出来ないようだ。
ドア側の男はナースコールに手を伸ばした。が、ボタンを押す手をとめた。
「もしあいつが死んだら、自分が窓からの景色を直接見れる・・・」
どうせお互い先のない命、少しでも安らかな時をすごしたいと思ったドア側のベッドの男は、
自分は眠っていたということにして、窓側のベッドの男を見殺しにした。
窓側のベッドの男はそのまま死亡した。
晴れて窓側のベッドに移動したドア側のベッドの男が窓の外に見たのは、
打ちっ放しのコンクリートの壁だった。

115 名前: 銀色の壁 投稿日: 2003/06/22(日) 10:43
 シオリのことを忘れるために家を出たカオリだったが、結局はシオリとの思い出の場所、シオリと最後に遊んだハナダ郊外の川へ来ていた。どちらかと言えば外で友達と遊ぶよりは家で友達と遊ぶのが好きなカオルは、外に出るといえばここぐらいしかないのである。
 「シルバはいいね。なーんにも考えないでそうやって遊んでればいいんだからさ」
カオルは川の中にいる、自分の唯一のポケモンであるシルバと名づけたシェルダーに愚痴るように呟いた。カオルとシルバには特別な出会いというものは無い。カオルが生まれたとき、シルバは既にカオルの家に当然の如くいたからである。どうやら父親が釣りをしていた時にたまたま釣れたので持って帰ってきたらしい。だがカオルが生まれてからはいつのまにかカオルがシルバの世話係となっていて、いつのまにか『カオルのポケモン』としてモンスターボールの中に入るようになったのであった。
 シオリを失ったカオルの気持ちを知っているからか、はたまた知らないからか、シルバは野生のコイキングと何の迷いも無く遊んでいる。その姿は実に楽しそうで、自分を励ましているのではないんだろうな、とカオルは後者の考えをとっていた。
「はぁ、自分もシルバになりたいよ・・・」
あからさまな皮肉をカオルはシルバに言った。だがシルバはその言葉を言葉の意味のままとったのか。この世の幸福を全て背負ったような顔をしてシルバはカオルに飛びついてきた。普通のシェルダーの倍の大きさがあるシルバは重さも四倍以上。十キロ近くもあるものがいきなり自分に飛び掛ってきたので、カオルはバランスを崩して川に落ちてしまった。
「・・・ハハ」
自分のトレーナーが水浸しになってるのに、何事も無かったかのようにまた遊び始めたシルバを見て、カオルは乾いた笑いを浮かべた。
 ――不意にそのシルバの顔に緊張が走った。
「シルバ?」
カオルがそう声を掛けた。するとシルバは一瞬こちらを見、次にあの忌まわしい場所、シオリと永遠の別れをすることになった、無人発電所の方を見た。火力発電所であったあそこには未だスモッグが立ち込めており、数百mと離れてないここからでも発電所の姿さえ人間であるカオルには見えなかった。だがシルバには見えるのだろう。シルバの表情に表れている、恐ろしいことが。
 シルバが突然発電所の方へと泳ぎだした。
「シルバ!そっちは・・・!」
そういう暇もなく、シルバはスモッグの中へと消えていった。シルバに何かあっては困るが、その行き先は本当なら行きたくも無い発電所。だがもうここにはいないシオリを取るか、それとも今ここにいるシルバを取るか。カオルにとっては愚問であった。

116 名前: 銀色の壁 投稿日: 2003/06/22(日) 10:43
 「(・・・何、あれ・・・)」
何とか勝手に発電所のほうへ行ってしまったシルバを捕まえたカオルだったが、既に発電所のすぐ側へと来ていた。そこでカオルは、スモッグのせいで外からは見えなかった光景を目にした。見たことも無いポケモンと何かの何かで見たことのあるポケモンが大規模な空中戦を演じている光景を。
 「・・・『デストロイ』、そろそろ終わらせろ」
何者かがそう言うと、『デストロイ』と呼ばれたポケモンの方が見たことの無いポケモンの首を力任せに掴み、そして地面へと叩き付けた。見たことの無いポケモンは羽をピクピクさせている。そしてポケモンに声を掛けたのとは違う方の誰かがモンスターボールにその見たことの無いポケモンを収納した。
「思ったよりも手こずりましたね・・・?そこにいるのは誰です?」
スモッグが掛かっていたとはいえ近づきすぎていたか。すぐにカオルは見つかってしまった。大人しくシルバと共に出て行くと、ポケモンに声を掛けたものとポケモンを捕まえた者は、数月前にも見たRマークの服を着たロケット団であった。この二人の、特にシオリを殺した男を見た瞬間、カオルの中に恐怖と怒りがこみ上げてきた。
 「ん?こいつ、前に来た時もいなかったか?」
「そうですね。それに、今回はばっちりと見られてしまったようです・・・」
カオルをほったらかしにして何かブツブツと二人が話し合っている。
「仕方ねぇな。んじゃこいつも殺るか」
「まったく、あなたは人を殺すのが好きですね。じゃあ私はこのサンダーをサカキ様にお見せしてきます・・・そうそう、あり得ないとは思いますが、『デストロイ』を傷つけるような真似はしないで下さいね。でないと本当の首を切られますよ」
そう言い残すと男は自分のモンスターボールからケーシィを取り出し、姿を消した。残ったシオリを殺した男はカオルの方へと歩いてくる。
 「へへ、これでお前も『シオリちゃん』のところへ行けるな。え?」
その瞬間、カオルの中で何かがぶち切れた。気が付くとカオルはシルバを両手で抱えて男に投げつけていた。固い上に重いシルバをもろ頭にぶつけられて男はもんどりうっている。
「痛い?でも、シオリはもっと痛かったのよ!」
「・・・のガキいい気になってんじゃねぇぞ!『デストロイ』、殺っちまえ!」
先ほどまでは余裕さえ感じられた男の真っ赤に染まった顔からは、ただ「カオルを殺す」という殺意しか感じられてこない。『デストロイ』というポケモンはその男の命を受け、口内に何かとてつもないエネルギーを溜め始めた。それを見てカオルは思い出した。このポケモンの名は「カイリュー」。全てのポケモンの中で最強の力を持つ、ポケモン界では「四天王」と崇められるワタルしか持っていないはずのポケモン。そしてカイリューが口内に溜めて発射しようとしているものは「破壊光線」と言われる、ポケモンが使う中では史上最強を誇る技である。
 カイリューの口から、破壊光線のエネルギー波が発射された。

117 名前: 銀色の壁 投稿日: 2003/06/22(日) 10:43
 よける暇は無かった。カオルが破壊光線が発射されたと気づいた時には、光の渦はもうカオルのすぐ目の前に迫って、次の瞬間にはその光の渦がカオルに直撃していた。波乗りや地震など、自然の力をポケモンが操る技であったなら別だったが、破壊光線のようにポケモン自らがエネルギーを作る技は、人間には効果が薄い。ポケモンであれば一撃で瀕死の重傷を負わすことが出来る破壊光線であっても、人間であるカオルにはそこまでの効果は無かった。だがそれでも最強の力を持つカイリューの破壊光線は伊達では無い。まるで鉄球をぶつけられたかのような痛みがカオルを襲った。
 その激痛の中で、カオルにはある疑問が浮かんでいた。本で見たカイリューの説明には「力はあるが人に危害を加えようとはしない優しいポケモン」と書いてあった。四天王、ワタルのカイリューもワタルの教育もあるかも知れないが、それでも他のポケモンよりも優しいというか甘いというか。とにかくカイリューはそんなポケモンのはず。それがたかがロケット団のポケモンになっただけで人に攻撃するようになるのか?と。
「・・・『デストロイ』のことか?」
カオルのその疑問が顔に表れていたのかもしれない。男が『デストロイ』と名づけられたカイリューについて話し始めた。
「こいつはな、俺達が今やってる実験の『試作機』なんだよ。ポケモンの脳波に直接信号を送り込んでな、操るわけだ。ポケモンの性格なんか関係ねぇ。俺達の思い通りに動いてくれるんだよ。本来の力はそのままにな」
ポケモンを操る。カオルとシルバにはそれがどうしても許せなかった。カオルはシオリを殺したガラガラも操られていたのだろうと思ったから。シルバはもちろん、自分の仲間ともいえるポケモンが操られているから。
「んでこのカイリューはその中でも一番完成度が高かった奴だ。本当に俺の考えたとおりに動いてくれる。カイリューの力と俺の頭脳があれば、伝説のポケモンサンダーでも太刀打ちできないってわけだ。まさにコードネーム『デストロイ』に相応し」
「シルバ!」
 男が言い終わる前にカオルは叫んだ。シルバから強力な冷気、「冷凍ビーム」が発せられる。爬虫類に近い体質を持つカイリューは冷たさに弱い。ある程度は効くかと思われたが、シルバのそれでは威力が低すぎた。結局はカイリューと男を怒られてしまうだけだった。
「・・・『デストロイ』、焼き貝にしちまえ・・・」
カイリューが再び破壊光線のエネルギーを溜め始め、そしてすぐさま光の渦を発射した。ポケモンであるシルバがあれに当たれば瀕死の重傷を負うのは間違いない。下手すれば死ぬ。だがシルバはその光の渦に当たらなかった。何故ならカオルに当たったからである。
「な・・・?」
男は信じられないという顔をしていた。カイリューの破壊光線を二発もくらえば人間とはいえ骨の数本は折れるだろう。ピカチュウの電撃でしびれるのとは訳が違うのだ。自分のポケモンを守るためとはいえ破壊光線に自ら辺りに行く奴なんて前代未聞であった。
「・・・・・・シルバ、大丈夫?怪我とか・・・してないよね?」
涙を流しながらシルバが自分をさすっているのがカオルにも伝わっていた。それを感じてカオルはふぅと息をついた。自分の側にいるものが死んでしまうのはもう嫌だった。それが自分の妹であっても、ポケモンであっても・・・。
 カイリューがまたエネルギーを溜め始めた。狙いはもちろん自分とシルバ。カオルはシルバを自分の胸のほうへと引き寄せてギュっと抱きしめた。こうすれば例え自分が死んでもシルバには傷一つ付かない。カイリューはリスクの高い破壊光線を何発も打って疲れているはずだ。もう一発打たせて、そのスキを付けばシルバは逃げられる。カオルは自分が死ぬことよりも、シルバの命も守ろうとしたのだ。

118 名前: 銀色の壁 投稿日: 2003/06/22(日) 10:44
 カイリューから光の渦が発射された。
「シオリ、やっとあんたのところに行けるね・・・」
カオルは静かに目を閉じた。走馬灯というやつだろうか。この十数年間の思い出が次から次へと蘇ってくる。シオリと桜の木の下でお花見をしたこと。シオリと海岸で花火をしたこと。シオリと落ち葉で焼き芋を焼いたこと。シオリとカマクラを作って、そのままそこで朝まで眠ってしまったこと。カオルの思い出の中にはいつもシオリがいた。そしてその思い出の続きはあの世で・・・
 ガパン――
何かが開く音がした。少なくとも破壊光線が自分に当たる音ではないことを感じたカオルはすぐ目を開けた。そこはシルバの中だった。
「シルバ、あんた・・・」
シェルダーの時のシルバではさすがにカオルが中に入ることは出来ない。シルバはパルシェンへと進化していた。元々大きさが二倍であったシルバは進化してももちろん二倍の大きさ。少なく見積もっても3mほどはあった。シェルダーは本来水の石が無いと進化は出来ないはずだが、おそらく自分の命を顧みずに自分を守ろうとしてくれたカオルへの、シルバの最大級の恩返しなのだろう。
 シルバが殻を閉めた。その瞬間軽い衝撃がカオルに伝わってきた。あまりにも小さなものだったので、カオルにはそれが今まで自分達を散々苦しめてきたカイリューの破壊光線による衝撃だとは気づかなかった。なんせパルシェンは最も硬い外骨格を持つポケモン。例え地球が無くなってもパルシェンは生き残るとも言われているほどだ。カイリューの破壊光線にもビクともしない。
 シルバが固く閉ざしていた殻を開けてカオルが外に出ると、カイリューよりも大きいパルシェンを見て硬直している男がいた。シオリを殺したはずのその男が、カオルには小さく見えた。
「シルバ、冷凍ビーム」
パルシェンとなったシルバの冷凍ビームは、シェルダーの時のそれとは比べ物にならない威力を持っていた。体と同じく倍の太さがある冷凍ビームをまともに受けたカイリューは、激しく苦しみながら地面へと倒れた。
「デ、『デストロイ』!?くそ、何だあのパルシェン・・・?」
「次はあんただよ?」
そうカオルが言うと、男はカイリューをモンスターボールの中に入れてそそくさと走り去っていった。その後姿は、シオリを殺した時の男と同一人物とは思えない貧弱さが漂っていた。
 カオルはシルバを見た。ありがとうと言わんばかりに。シルバもこちらをジッと見ていた。いいえ、こちらこそと言わんばかりに。カオルが次にすることは決まっていた。「ロケット団を止める」。このままロケット団を放っておけば、またシオリのような人が出てしまう。そして、あのカイリューのように自分の意思を捻じ曲げられてしまうポケモンも。
 たった一人で組織相手に何が出来るかは分からない。だが不思議とカオルに迷いは無かった。自分には頼もしいパートナー、シルバがいる。シルバがいれば、何でも出来そうな気がした。シオリの仇を取る訳ではない。ただ誰かに自分の大事な人を殺され、自分のように悲しむ人を増やしたくないだけだ。

 カオルはシルバをモンスターボールに戻した。

119 名前: 銀色の壁 あとがき 投稿日: 2003/06/22(日) 10:46
どうも。いきなり変な文を延々と載せてすいませんでした。
これは自分が初めて書いたポケモンの小説なので、感想とかいただければ幸いです。
いい意見でも悪い意見でも構いませんので(汗)

120 名前: 銀色の壁 あとがき 投稿日: 2003/06/22(日) 10:47
途中に変なものが入ってるようなので。
自分が書いたものは>>110-111>>115-118です。

121 名前: 名無しさん@君に決めた! 投稿日: 2003/07/06(日) 18:27
>シオリのことを忘れるために家を出たカオリだったが、
kanonかよw

122 名前: だいすきっこ(復活・・・かな?)(Dr9xNKNk) 投稿日: 2003/07/23(水) 16:43
今度小説書きますんで気が向いたときに感想よろしくお願いします

123 名前: ウィズ厨(g1i0CcCM) 投稿日: 2003/09/07(日) 12:24
良い加減吹部ネタウザいとか想う人結構居ると想うので。

昨日関東大会が終わりました。
だから何だって話でも無いんですが。想ったことをだらだら綴っていきます

前日のお昼に溜まってたストレスが突然漏れ出して
とても機嫌が悪かったです。楽器吹いたら大体元に戻ってたんですが。
夜楽器吹いた後雑談とかしながら眠ったのは結局夜の1時でした。
疲れとかストレスとかはあまり取れませんでした。
朝は海沿いを皆で散歩しました。気がついたら靴擦れしててもの凄痛かったです。
今年は色々と全国に行けるチャンスだったので、皆気合が入っていました。勿論他校もですが。
舞台裏で急に足が震えてきました。一人で良く使う表現なんですが、「胃から体がひっくり返る」って感じでした。
演奏中も足ガクガクガクガクでした。あと頭も真っ白でした。審査員の事なんて考えてられませんでした。
んで演奏が終わって他校の演奏とかを聴きました。
結局全国大会には行けませんでした。丁度ミーティングが1番の学校のまん前で、色々悔しかったです。
その学校のテューバが凄く上手で、友人を慰めながら一人で泣いてたのはちょっと秘密です。

とりあえず箇条書きですが。本当に疲れました。
来年はもっと良い結果を残せるように頑張ろうと想います。

124 名前: 名無しさん@君に決めた! 投稿日: 2003/09/10(水) 14:13
強盗「金出さんかゴルァ」
店員A「(゚Д゚)ハァ?」
店員B「おい、ナイフ持ってるんだぞ。
    やめてけって。」
強盗「金出せって言ってんだよこのドキュソ(そ)が。」
店員A「(゚Д゚)ハァ?ドキュソって書いてドキュンって
    読むんだよこの厨房が。回線切って首吊れ。」
店長「こら、止めなさい。命の方が大事だろ。」
店員A「大丈夫ですよ店長。
    こいつ真性のドキュンッスから。」
強盗「俺は格闘板通い詰めてるんだぜ。
   命は大事にしろよボケが。」
店員A「ほら見てみろよB。典型的な格闘ヲタだぜ。
    ガリで眼鏡で知識だけは豊富って奴だぜ。
    よく強盗なんてやる気になったな。ププ。」
強盗「テメーいい加減にしとけよ。
   マジでプスってやっちまうぞゴルァ。」
店員A「もういいから帰れよ。sage。」
強盗「sageんなコラ。age。」
店員A「悲惨な1のいるスレ決定だな。」
強盗「もうホントに刺すぞゴルァ。」
店員A「--------」
強盗「なんとか言えよゴルァ。」
店員A「構って君UZEEEEEEE!逝ってよし!」
強盗「おらぁ、氏ねや。」

ナイフをAに向けて突き刺す強盗。
しかし店員Aはこれを紙一重でかわす。

125 名前: 名無しさん@君に決めた! 投稿日: 2003/09/10(水) 14:15
店員A「うわっ、かすったよ。ユニフォームが
    破れたじゃねかよ。鬱だ氏のう‥‥‥‥ああっ!!!!!!」

おもむろにユニフォームを脱ぎ出す店員A。

店員A「テメーさくらちゃんのTシャツに
    傷がついたらどうするんじゃゴルァ。」

店員のパンチがアゴにヒット。
ナイフを落とし倒れる強盗。
すかさず馬乗りになり殴りまくる店員A。

強盗「ヒィ。あっ。ぐあっ。うううぅ。」
店員A「氏ね厨房が、さくらちゃんに傷が付いたら
    付いたら・・・ヒヒヒヒヒヒヒ。」

狂ったように殴り続ける店員A。

強盗「スマソ。無かった事にして。
   スレごとあぼーんして。ううううぅ。」

しかし店員Aは殴り続ける。
見かねた店員Bは止めに入る。

店員B「おい、もう止めろ。そいつ死んでしまうぞ。
    おい。おい!!!」

126 名前: 名無しさん@君に決めた! 投稿日: 2003/09/10(水) 14:20
我に返る店員A。

店員A「ハァ、ハァ、ハァ。」
強盗「さくらたん。(;´Д`)ハァハァ。」
店員A「マジで氏ね。」

頭を持ち上げ床に叩きをとす店員A。
強盗気絶。

店員A「手間どらせやがって。」
店員B「やりすぎだぞ。死んだらどうするんだよ。」
店員A「ゴメソ、ついカッとなって。」
店員B「カッとなってって。死んだらどうする気だ。」
店員A「がいしゅつです。」
店員B「はぁ?まぁ一件落着か。
    しかし、お前らの会話は訳分からんぞ。」
店員A「ほんとだよ。2ch語を
    リアルで使いやがって‥‥‥。」

店長「オマエモナー。」
店員A・B「えっ!!」

127 名前: ナツ信(ZeKPnmG2) 投稿日: 2003/09/28(日) 12:38
>>124->>126
面白かったです。

128 名前: 名無しさん、君に決めた! 投稿日: 2004/01/05(月) 23:05
レポ「放送席ー、放送席ー、見事逆転ホームランを放った松井選手です。
   いやー、板が飛ぶかのようなすごい飛距離でしたね。」
松井「はい、手ごたえ十分で場外まで逝ってよしって感じでした。」
レポ「あの場面打てなかったら、鬱だ氏脳とか考えませんでした?」
松井「いえ、ファンの人たちの”ホームラソきぼーん”の声が聞こえたので、
   絶対打ってやろうと思いました。まあ、そのおかげで相手ピッチャー
   をマウンドからあぼーんできたわけだし、結果的によかったんじゃないかな。」
レポ「嫌な雰囲気でしたが、あれでマターリできましたね。」
松井「はい。でもベンチ帰ったら松井萌えとか、秀喜たん(*´Д`)ハァハァとか
   うざかったですよ(藁」
レポ「えー、ではsageの前にファンに一言。」
松井「まだ優勝あきらめてませんので削除依頼せずに
   応援お願いします。」
レポ「以上、松井選手でした。」

129 名前: 名無しさん、君に決めた! 投稿日: 2004/01/27(火) 12:23
「嗚呼、射精寸前」男悶絶。「口内発射可?」
「不可」女曰。「貴殿射精場所即我膣内」
 女舌技停止。萎縮物即硬直、聳立。先端、先走汁有。
「騎乗可?」女訊。男頷了解。 女、硬直物添手、潤滑繁茂地帯誘導。
「嗚呼」女悶。「我膣内、巨大硬直物挿入完了」
 女下半身躍動開始。一、二、三・・・
「嗚呼」男短声。「謝罪」
 女呆然、運動停止。「貴殿既射精!?」
「汝舌技巧妙故。御免」
「最低!! 三擦半男!!」女絶叫。「亀頭鍛錬不足!!
 貴殿包茎手術経験者!?」
「何故汝知其事実??」
 男墓穴。
 以後、男、性交時避妊具二重着用

130 名前: 名無しさん、君に決めた! 投稿日: 2004/01/30(金) 02:05
オレ「そう・・旨いよ、愛子・・すごく・・・もうドルアーガの塔だよ・・」
時と共に激しさを増す愛子のディープダンジョンに、オレはエキサイトバイクしていた。
正直、いまだ子供の愛子では充分満足できるボンバーキングは得られないと思っていたのだが、
愛子の激しいディープダンジョンは思った以上のビックリマンワールド。
愛子「お兄ちゃん、どう?月風魔伝?」
オレ「あぁ・・・すごく、源平討魔伝だよ・・」
自分の上で腰をエグゼドエグゼスする愛子のポパイを愛撫する。
オレ「愛してるよ、愛子・・・こんなじゃじゃ丸の大冒険しちゃった以上、もうお前をディグダグしたりしないから・・・・・・・」
愛子「うん・・・ぅ、ん・・ディグ・・ダグしないでっ・・私たち・・もうチャレンジャーなんだから・・・!」
オレは愛子のピンボールを舌でバブルボブルし、愛子はエグゼドエグゼスを更にマッハライダーする。
オレ「ああ・・・お前は最高のマイティボンジャックだよ・・!」
愛子「私・・もう・・・ダメ・・・スペランカーしちゃう・・・!」
愛子の水戸黄門はもうメタルマックスだ。
するといきなりMOTHERが急に扉をデビルワールドした。
MOTHER「あんたたち・・・ハリキリスタジアーム!!」

131 名前: 名無しさん、君に決めた! 投稿日: 2004/02/01(日) 14:30
携帯怪獣繁殖概要雄求愛雌次交尾卵細胞受精卵発生数日後排卵
中国人此処掲示板友好修好目的訪問求私貴方仲良可?

132 名前: 名無しさん、君に決めた! 投稿日: 2004/02/02(月) 14:41
子供A「おーい、通信しようぜ!」
子供B&C「いいよー!」

|  |
|  |,,_∧
|_|ω・`;) ジー…
|悩c. )
| ̄|u' 
""""""""""
子供A「なぁ、知ってる?」
子供B「なんだよ。」
子供A「噂なんだけど、この辺無線で通信してるといつのまにか知らない奴が一人交じってるらしいぜ。」
子供C「ホントかよ〜?新手の都市伝説か?」
子供A「でな、そいつの名前は…」

|  |
|  |∧_∧
|_|´・ω・`) ピピットな
|茶| o□o
| ̄|―u'
""""""""""
子供A「!!!!」
子供B「どうした?」
子供A「来た、来たんだよやつが!フグリーン!!!」
子供B&C「え?まじ、マジ?うわーホントだ!」
子供A「しかもコイツめちゃくちゃ強えーの!」

そんな微笑ましい時代が来るのか…。

133 名前: 名無しさん、君に決めた! 投稿日: 2004/02/09(月) 11:42
>>132

420 :名無しさん :04/02/08 02:16
周りの状況にもよるが、隠れながらは難しいと思う。
長蛇の列を作った親子連れの携帯から発する電波のせいか、
今日試した限りでは、5メートルくらいでも通信切れまくり。
かなり近くに集まりつつも殺伐としてる謎集団になるぞ。

まだそこまでは無理のようです。

134 名前: 名無しさん、君に決めた! 投稿日: 2004/02/19(木) 11:23
 /)_/)
(,`Д´)
( U U)
ここで、偉大なる大先輩に対し異論を挟むことをお許しください。
猫とネズミが相容れると発言されたことにつき、私どもの世代における現状の
把握不足を否めません。私共「ポケモン」の領域においては、相も変わらず、
ロケット団と呼ばれる闇組織が悪事を働き、しかもその尖兵として活動中の
三人組グループにて、ムサシ、コジロウの相役として「ニャース」なる人語を話す
化け猫が我々正義のポケモンマスターグループを妨害し続けています。
これはもはや猫による明らかなネズミへのアンチ・フーリガン的思惑を感じざるを得ません。
天敵が存在しつづけ、互いが争うことはもはや自然の理法とも言え、そして
自我レベルを高めるためには、あえてこちらから敵を望むことさえ必要であります。
まだ、まだ単純な譲歩による和解の機には至っていないのではないでしょうか。
愚考ながら、ご意見申し上げました。ご容赦下さい。

135 名前: 名無しさん、君に決めた! 投稿日: 2004/02/19(木) 11:36
私に一人の不幸な友だちがあるのです。
少年時代はまだ、さほどでもなかったのですが、それが中学に進んで、
パソコンを買ってもらうと、彼はもうポケモンに夢中になってしまって、
その時分から、病気といってもいいほどの、いわばポケモン狂に変わってきたのです。

彼のポケモンに対する異常なる嗜好は、だんだん高じて行くばかりでしたが、
やがて中学を卒業しますと、彼は上の学校に入ろうともしないで、
ひとつは親たちも甘すぎたのですね、息子の言うことならば、
たいていは無理を通してくれるものですから、学校を出ると、
自分の部屋で、ポケモンに溺愛する生活を始めたものです。

これまでは、学校というものがあって、いくらか時間を束縛されていたので、
それほどでもなかったのが、さて、そうして朝から晩まで部屋に閉じこもることになりますと、
彼の情勢は俄かに恐るべき加速度をもって昂進しはじめました。
元来友だちの少なかった彼ですが、卒業以来というものは、彼の世界は、ポケモンの中に
限られてしまって、どこへ遊びにでるというでもなくしたがって来訪者もだんだん減っていき、
僅かに彼の部屋を訪れるのは彼の家の人を除くと、私ただ一人になってしまったのでした。
そんな私も、訪問するごとに彼の病気がだんだん募って行って、
「今日はカスミに会った」とか「ピカチュウは僕のペットさ!」
と、狂気に近い状態で話すのを目撃して、ひそかに戦慄を禁じ得ないのでした。

私の不幸な友だち、いえ、もうおわかりでしょう、このスレの>>88ですが、
彼はそうして、ポケモン狂、社会不適合者の最端を極めようとして、
極めてはならぬところを極めようとして、
GMの怒りにふれたのか、電波の誘いに敗れたのか、
遂に彼自身を亡ぼさねばならなかったのでありましょう。
彼はその後、狂ったため入院してしまいましたので、
事の真相を確かむべきよすがとてもありませんが、
でも、少なくとも私だけは、彼は安易に厨的行動を冒したばっかりに、
ついにその身を亡ぼしたのだという想像を、今に至るまでも捨て兼ねているのであります。

136 名前: 名無しさん、君に決めた! 投稿日: 2004/02/19(木) 12:00
http://salad.2ch.net/poke/kako/986/986393757.html

137 名前: 名無しさん、君に決めた! 投稿日: 2004/02/19(木) 14:32
なんかいつの間にかコピペ文を貼るスレに変わってるな

138 名前: 名無しさん、君に決めた! 投稿日: 2004/02/24(火) 13:49
♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀
 
 
           冷凍みかん  第1話
  
                              pikio 著
 
 
 
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                             公開日 2001/02/20
  
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夢を見た。はっきり覚えている。
美しい緑色をした葉にかこまれ、辺りは光に溢れていた。空は木に覆い隠され、ただ緑一色の世界だった。
そこに佇む二人の男女。
男は女の膝に頭を乗せ、眠っているのだろうか、静かに目を閉じていた。女は男に何か呟いた。その瞳には愛が見えた。

ミカンは朝起きると空を眺めた。そして、どこまでもどこまでも続いているかのような広く澄んだ青を見た。今日もいい日に違いない。
朝食をとるとミカンはいつものように灯台へと向かう。毎日灯台を照らしてくれるポケモンの友達、デンリュウのアカリに会うためだ。彼女は頑張ってくれている。そんなアカリのことをミカンは大事に思っていた。
「今日は本当にいい天気よ。」
灯台の一番上から見る景色は最高だった。青い空と青い海と町の色合いが美しい。このまま絵になりそうだ。空や海に比べれば、町は小さくそこに住む人も小さいが、人もポケモンも一生懸命生きている。ミカンはそんなアサギが好きだった。

139 名前: 名無しさん、君に決めた! 投稿日: 2004/02/24(火) 13:49
ふと自分がリーダーを務めているジムに目をやると誰か門の前に立っているのが見えた。挑戦者だろうか?ミカンはアカリにあいさつをして灯台を急いで下りた。今何時だろう?すっかり忘れていた。ジムリーダーがいなくてはジムはジムの機能を果たさない。しかし、毎日ジムに通いポケモンバトルをするジムリーダーというものにミカンはいい加減うんざりもしていた。一生こんな生活を続ける気はない。第一、ポケモンバトルは大好きなポケモンを傷つける。(誰か白馬に乗った王子様が、私をここから連れ出してくれないかしらね?)それはただの戯言でもあり、ミカンの本心でもあった。
やはりジムには訪問者があった。彼は文句を言いたそうな顔でこちらを睨み付けている。長髪の背が高い少年。多少恐そうだが、ルックスは悪くない。
「あんたがここのジムリーダーか。」
「ええ。ごめんなさい。これから門を開けますね。」
ここ、アサギジムへの挑戦者は週に二三人程度だ。いろいろな挑戦者がやってくる。老人から小学生まで年齢層は厚く、町の人も旅人も訪れる。自信のあるもの、ないもの、使うポケモンも多種多様で飽きない。
彼は自信に満ち溢れている。きっと腕は相当なものだろう、とミカンは予想した。ミカンの使うポケモンは「はがねタイプ」だ。慎重にならなければ。
門が開いてなかったのだから当然だが、ジムの中には誰もいなかった。挑戦者の彼をフィールドへ案内する。そしてお決まりのセルフ。ポケモンバトルになる。
「行きます!」いくら相手がかっこ良くても、いつもの繰り返しだ。ミカンはまずコイルを出す。彼はマグマラシ、「ほのおタイプ」だ。「はがねタイプ」は炎に弱い。少々分が悪いか。しかし、ここで引っ込めるわけにもいかない。コイルには電磁波を使うよう命じた。次へと繋げるためだ。

140 名前: 名無しさん、君に決めた! 投稿日: 2004/02/24(火) 13:50
やはり相手のマグマラシは炎の技を繰り出してくる。だが、思ったほどの威力ではない。(どうやらまだレベルが低いようね。)ミカンはコイルを引っ込めてハガネールへ交代させた。
「ハガネール、じしん!」
ハガネールの地震は協力だ。特に「ほのおタイプ」へ与えるダメージは大きい。マグマラシを一撃で仕留めることができた。今のマグマラシに相当自信があったのか、彼の表情が変わった。こいうは意外とたいしたことないかもしれない。次のユンゲラーも玉砕した。彼の悔しそうな顔を見ると可愛そうだが、このまま勝てそうだ。
しかし、次に出てきたポケモンが厄介だった。「ヌオー!?」そこそこレベルもありそうだし、タイプの相性もミカンのポケモンは不利だ。案の定ハガネールはヌオーの「なみのり」でやられてしまった。ミカンのポケモンはあとコイルが二匹だけである。勝てそうにない。(ここは負けを見とめた方がいいかしら?)このまま、勝てないバトルでポケモンを傷つけるのも嫌だ。
「負けましたわ。」
彼は意外そうな顔をしている。どうして自分が勝てたのか理解していないらしい。
「ど、どうだ!オレの強さがわかったか!」
(強がり言っちゃって。)この様子では、タイプの相性なんて考えていなかったに違いない。ヌオーを出したのも偶然のようだ。
偶然の負けたのは悔しいがしょうがない。「約束通り、バッチを差し上げます。」彼はミカンからバッチを奪い取るように受け取った。もう、前のような自信が彼に見て取れる。彼はまだジムの中を見渡し、何か考えているようだが。
「ふん!それにしてもお前のハガネールもなかなかだったな。オレは強いポケモンが好きだ!」
「・・・え?」その言葉は何を意味するのか。誉めているのではなさそうだ。ミカンは嫌な予感がし、ハガネールを後ろに隠した。

141 名前: 名無しさん、君に決めた! 投稿日: 2004/02/24(火) 13:50
「気に入った!やい、お前のハガネールをオレによこせ!」
なんて非常識なことを言うのだろう。その大声は空同然のジムによく響く。
「イヤです。そんなワガママが通るとでも思ってるのですか!」
咄嗟に考える。このままじゃマズイ。ハガネールは戦えないし、コイルでは頼りない。さっきのヌオーを出されたら勝つことはできない。ここは逃げるしかない。ミカンはジムの出口へ走り出そうとした。
「マグマラシ、あいつを痛めつけろ!」
マグマラシの炎がミカンを襲った。「きゃあ!」炎がミカンの服を焦がす。ミカンは恐ろしくてその場から動けなくなってしまった。
「さぁ、よこせ!」
彼はミカンのモンスターボールに手をかける。
「イヤよ!私のモンスターボールに触らないで!」
大事なポケモンを盗られるわけにはいかない、特にこんな奴は最低だ。絶対に渡せない。ミカンはできる限りの抵抗を見せる。
「はは!強情な女だ!気に入ったぜ!オレの女になれ。」
男はミカンの体に少しずつだが触れはじめ顔を近づけてきた。鳥肌が立ちそうなくらいの嫌悪感。
「オレの女になれ。」
「ふざせたこと言わないで!」
ミカンは男の頬を打った。しかし、それが恐怖で体が思うように動かないミカンの精一杯の抵抗だった。

142 名前: 名無しさん、君に決めた! 投稿日: 2004/02/24(火) 13:51
「オレは本気だぜ。」男はそのセリフとは似つかわしくない、ミカンを嘲るようななんとも憎らしい笑い顔を近づけてくる。
「・・・!!」
そして不意にミカンの唇を奪った。「んー!んんー!!」必死になってそれから逃れようとするミカン。しかし身動きひとつできない。
「はぁ!いきなり何するの!」自分の顔が赤くなるのがわかる。初めてのキスだった。それがこんな最低の男に奪われた。
「顔が真っ赤だぜ。」
男はさっきよりも大胆にミカンの体を触ってくる。頬、首筋、腰、太もも。そして、男は右手で抱きかかえるようにミカンの胸に触れてきた。「なっ。」男に顔が向けられない。男は更にミカンの胸の柔らかさを楽しむように弄りなから、こちらを見つめてくる。
「・・・やめてください。」
目なんてあわせられない。
「こっち向けよ。」
男は左手をミカンのスカートの中に伸ばし始めた。
「だれか、たすけ・・・」叫んで助けを呼ぼうとしたミカンの口を男はキスで塞いだ。今度は舌が絡み付いてくる。そうしているうちに男の左手はミカンのすべてに触れようとしていた。
「叫んだって誰も来やしないさ。」
もう、少しの抵抗さえする気力は残っていなかった。

143 名前: 名無しさん、君に決めた! 投稿日: 2004/02/24(火) 13:51
帽子の少年がアサギジムの前に立っていた。ジムの門は閉まっている。
「あれぇ?アサギジムに誰もいないぞ。」
帽子の少年はポケモンマスターになるためにどうしてもここのジムのバッチが欲しかったようのだが。もう日も高い。今日は休みなのかもしれない。
すると、釣りの道具を持ったおじさんが歩いてきた。この町は海に面している。ポケモンがたくさん釣れるらしい。海と空の青に囲まれた素敵な町だと帽子の少年は思った。
「おや?ジムに用かい?ミカンちゃんならここのところずっと留守だよ。」
「困ったなぁ。何処行ったか知りませんか?」
旅行だろうか?何にしてもこのままでは戦えないということだ。
「さあねぇ。灯台にもいなかったな。今、アカリちゃんが具合悪いみたいなんだけどね。何処行っちゃったのかなぁ?」
アカリちゃんというのは灯台を照らしているデンリュウであると帽子の少年は聞いていた。しかし、帽子の少年はそのデンリュウの具合が悪かろうがどうでもよかった。
やっとのことで探し出した目撃者はこう言う。
「わたしゃ、ミカンちゃんが男と一緒に歩いてるところを見たんだよ。」


第2話へ続く

144 名前: 名無しさん、君に決めた! 投稿日: 2004/02/24(火) 13:53
♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀
 
 
           冷凍みかん  第2話
  
                              pikio 著
 
 
 
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                             公開日 2001/02/27
  
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空はあの日のように青かった。今、ミカンは自分を辱めたあの男と行動を共にしている。何故自分がこの男の後へついて行くのか、ミカンにはわからなかった。この男を許せるはずはない。この男を殺してすべてが元通りになるのなら、ミカンは迷わず手を値に染めたことだろう。しかし、もう元の生活へは戻れない。あの大好きな町へは戻れない。すべてが変わってしまった。この男に変えられてしまった。ミカンは川へ落とされた笹舟のように、ただ流されるしかなかった。
男はミカンと歩いている時、いつも無言だった。だが、こちらに感心がないわけではない。ミカンが少しでも逃げようとしたり反抗しようとしたならば、すぐさまポケモンをけしかけてくるだろう。あれから男のポケモン達は随分と力をつけている。ミカンにはそれが分かっているので、そんな素振りはまだ一度も見せていない。男は静かについてくるミカンを信用できなかった。力で縛り付けていると思わなければ満足できなかった。二人はお互いに心を閉ざしたまま、旅を続けてきたのだ。
その時草むらから何かが飛び出してきた。オタチだ。まだ小さい。
「雑魚め。出て来い、マグマラシ!」
ミカンはこの男が今までも小さいポケモンさえ容赦なく痛めつけてきたのを見ている。
「オタチ!逃げなさい!」

145 名前: 名無しさん、君に決めた! 投稿日: 2004/02/24(火) 13:53
しかし、マグマラシはミカンの声よりも早くオタチに接近し、一撃をくわえた。「ひどい。」ミカンはオタチに駆け寄って、傷の具合を調べる。大きな裂傷により全身が真っ赤に染まったオタチだったが、なんとか助かりそうだ。ミカンはオタチにきずぐすりを付けてやった。
「弱い奴が悪いんだ。」
背中の方から男の声を聞いた。なんて言い草だろう。頭に血が上る。(ゆるせない。)ミカンは男を睨んだ。しかし、ミカンのささやかな抵抗は男を怒らせることができなかった。男はミカンを暫く見つめてから静かに笑うと、先へ歩き出した。
「早く来い。」
「・・・・はい。」
手当てをしたオタチはミカンの行く末を心配するかのように、段々遠ざかって行く二人を見送っていたのだった。

146 名前: 名無しさん、君に決めた! 投稿日: 2004/02/24(火) 13:53
「おい、そこのお前。勝負しろ!」
ミカンは突然男が大声を出したので驚いた。男の目線の先には、一人のポケモントレーナーと思しき少年がいた。彼は麦わら帽子をかぶり右手には虫採りアミ、左手には虫かごを提げている。彼が「むしとりしょうねん」であることは明らかだった。
「よっしゃあ!バトルだ!!」
そう言うと少年はモンスターボールからスピアーを出した。それに対して男はマグマラシを出し、不敵な笑みを浮べている。
「行けぇ、スピアー!」
スピアーはマグマラシに向かってまっすぐ突進してきた。しかしマグマラシは怯まず、向かってくるスピアーめがけて炎を大量に吐きかけた。辺りにボワッと赤が写る。ミカンは思わず顔を背けた。完全に炎に包まれ悲鳴と共に焼けるスピアー。
「ああ!スピアー。」
少年はもう泣き出しそうな顔だ。
「ふんっ。こいつも話にならんな。マグマラシ、とどめを刺せ!」
「やめて!それ以上ポケモンを傷つけないで!」

147 名前: 名無しさん、君に決めた! 投稿日: 2004/02/24(火) 13:54
マグマラシとスピアーの間に入ってミカンはスピアーを庇った。このままではこの男はスピアーを殺しかねない。
「おい、何故邪魔をする。」
男がミカンに近づいてきた。男の声は怒りに満ちている。少年はその隙にスピアーをボールに戻した。ミカンとライバルは対峙している。スピアーはどうやら大丈夫のようだ。
「もしかして、ミカンちゃん!?」
少年のその言葉を聞いてミカンは固まった。男は悪戯っぽく笑った。
「ああ。こいつはオレの女だ。」
男は強引にミカンを抱き寄せ唇を奪う。そして少年に見せつけるかのように、両手で後ろからミカンの胸を揉んだ。
「キャッ!」
それにはミカンも驚いた。
「こんなところで何するんです。」
必死に男から逃れようとするが、どうしても抜けられない。男の右手がスルスルとミカンの太ももに延び内股をさする。
「いいじゃねぇか。見せつけてやろうぜ。」

148 名前: 名無しさん、君に決めた! 投稿日: 2004/02/24(火) 13:54
尚もミカンを弄りまわす。そして男は信じられないことにミカンの下着にも手をかけた。「ああ・・・。」屋外、しかも人前で自分は犯されるのかと思うと、ミカンは気が遠くなりそうだった。
「やめろ!嫌がってるじゃないか!!」
いきなり少年が男の掴みかかった。しかし、男には全く力が及ばない。
「うるさい!」
男は少年を蹴り飛ばす。
「マグマラシ、やれ!」
バランスを崩した少年にマグマラシが火の粉を吹きかけた。
「うわぁぁあ!」
危い所で火は少年に当たらなかった。しかし明らかに少年に当てようとしたのだ。恐怖で少年は泣き出してしまった。ミカンもあまりのことで声が出ない。重たい空気が辺りを包み込む。
「ちっ、しらけたぜ。」
男はマグマラシをボールに入れて歩き出した。ミカンも後を追った。長い沈黙が続く。気まずい。男はいつものように無言で歩いた。しかし表情は複雑だ。後悔しているとも取れる。
段々と日は傾き、風景は次第に赤く染まっていった。

149 名前: 名無しさん、君に決めた! 投稿日: 2004/02/24(火) 13:55
「もうやめて、こんなことは。」
ミカンは呟くように言った。目頭が熱くなってくる。(やっぱりこの男は最低だ。)男はミカンを睨みつけた。ミカンの頬が涙で濡れる。感情が抑えられない。ミカンも男を睨み返した。
「その表情、たまらねぇな。」
ミカンの気持ちは男に伝わらなかった。男は周りを見渡す。
「おい、あの小屋だ。」
男は近くにあった使われていない小さな家を今日の寝床に選んだようだ。ミカンにとってこの男と二人きりの夜は苦痛でしかない。男は毎夜、貪るように激しくミカンを求めてくる。逃げても拒んでも押さえつけられてしまう。今日はあの小屋でそれが行われるのだ。
「さっさとこい!」
「・・・・はい。」
ミカンはただひたすら悲しかった。


第3話へ続く

150 名前: 名無しさん、君に決めた! 投稿日: 2004/02/24(火) 13:55
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           冷凍みかん  第3話
  
                              pikio 著
 
 
 
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その少年がミカン達の前に現れた時、辺りの雰囲気が突然変わった。森はザワザワとどこか落ちつきがない。大地は小刻みに震える。風は木の葉とじゃれる。白い雲は大きく動いた。それら異常な事態の中心に帽子とリュックの少年がいた。その光景はまるで少年が大自然の壮大な歓迎を受けているかのようだった。

151 名前: 名無しさん、君に決めた! 投稿日: 2004/02/24(火) 13:55
少年が何か言おうとする。すると、少年の言葉を聞くために、森達はおとなしくなった。さっきまでの騒がしさは幻だったのかと疑うほどの、静けさが訪れる。
「また会ったね。バトルしよう。」
帽子の少年は男に向かって話しかけた。男の顔にはあの自信も余裕も見られなかった。この少年に男が心の奥底で恐怖を抱いている、とミカンは感じ取った。男はプライドだけで帽子の少年と向き合っていた。
「バトルするの?しないの?」
少年はモンスターボールで遊びながら、男をじっと見つめ笑った。
「やってる・・・!」と男はやっと声を絞り出し答えた。そしてマグマラシをモンスターボールから出し、少年へと向ける。
「そうこなくっちゃ。」と少年も手に持っていたモンスターボールをマグマラシに向けた。

152 名前: 名無しさん、君に決めた! 投稿日: 2004/02/24(火) 13:56
「出て来い、スイクン。」
少年がそう言うと同時に少年のモンスターボールからは、青い光に包まれた美しいポケモンが姿を現した。また、かすかに森たちがざわめく。この世のものとは思えない。ミカンはそのポケモンについ見とれてしまった。なんとも言い難い神秘性をそのポケモンは持っていた。
そのポケモン、スイクンは一歩前へ出て力強く雄たけびをあげた。そして、マグマラシへシャボン玉のような泡を吹きかけた。その勢いを凄まじい。マグマラシは息をすることもできない。段々とマグマラシの体の炎が弱くなってくる。
「もう終わりじゃない?」と少年が言うと、スイクンはマグマラシへの攻撃をやめた。マグマラシは気を失い倒れた。
男と少年には圧倒的な力の差があった。ずっとジムリーダーをやってきたミカンにはそれがわかる。男は倒れているマグマラシを放っておいて、次のモンスターボールからユンゲラーを出した。しかし、このポケモンでも少年もスイクンに勝つことはできないだろう。ミカンは男の苦しそうな表情を見た。男も自分の負けを悟っているのであった。
「ユンゲラーかぁ。」

153 名前: 名無しさん、君に決めた! 投稿日: 2004/02/24(火) 13:56
少年はスイクンに何かを命じた。すると、スイクンはユンゲラーの回りを速いスピードで移動しながら打撃を加えはじめた。ユンゲラーはその動きについていけない。男が必死にユンゲラーへ命令を叫ぶ。スイクンは尚もユンゲラーを痛めつけた。少年がスイクンに何かの合図を送るのがミカンの目に入った。何だろうと少年の方を見ると、いきなり横から大きな波がミカンたちを飲み込んだ。帽子の少年がスイクンに「なみのり」を使わせたのだった。「うっ!」大量の水に流されたミカンは、木の幹に体を打ちつけてしまった。ミカンは意識がはっきりしない。
「あれ?ケガさせちゃったかな?ま、いっか。」
遠くで少年の声が聞こえたような気がした。

ミカンが意識を取り戻した時、日はすっかり落ち、辺りは暗くなっていた。焚き火があたたかい。目を向けると、泥だらけになった男が座っていた。男はミカンに背を向けているので、まだ、ミカンが起きたことに気付いていない。それにしても、どこか様子が変だ。注意深く男を観察すると理由がわかった。男は泣いていたのだった。ミカンは再び目を閉じ眠りについた。男はその夜、ミカンをもとめてこなかった。

次の日、男とミカンは今の場所から一番近いコガネシティのポケモンセンターへ行った。昨日の戦いで傷ついたポケモン達を回復させるためだった。ミカンが意識を失った後も、男は少年に様々なポケモンで挑んだ。しかし、まったく敵わなかったのだ。
全てのポケモンが回復するまでにはまだ時間がかかるようなので、とりあえず、比較的軽傷で早く回復したポケモン達をつれてミカンたちはポケモンセンターを出ることにした。

154 名前: 名無しさん、君に決めた! 投稿日: 2004/02/24(火) 13:57
「あーーーーーー!おまえ!!ここで会ったが百年目や。」
出口へ向かうミカンたちに大声で怒鳴った者がいる。コガネのジムリーダー、アカネだった。アカネは凄まじい形相で男を睨んでいる。
「なんだ、お前か。オレは弱い奴に興味はない。消えろ。」
「うるさい!わたしはおまえに用があるんや!ここじゃ人様に迷惑になるから、わたしのジムでもう一度バトルや!」
アカネは男を無理にでもジムへ連れて行こうとする。男は特に抵抗していない。ミカンは嫌な予感がした。「アカネさん!」とミカンはアカネを引きとめる。しかし、アカネは大丈夫というようにミカンを見てウインクをした。
ついに三人はジムへとやってきてしまった。
「さあ、はじめるで。行け、ミルタンク!」
アカネのミルタンクはまだ男がポケモンを出していないうちから転がり始めた。アカネは自分のミルタンクがどれだけ強くなったか自信満々で語り出す。アカネは相変わらずだ、とミカンは思った。
男がデルビルを出すと、そこめがけてミルタンクが突っ込んできた。
「フッ、うるさい奴だ。デルビル、やれ!」
デルビルは男の声にあわせて転がってきたミルタンクを避け、それと同時に炎を浴びせかけた。至近距離から攻撃で焼かれたミルタンクは火傷の度合いが酷く動けなくなってしまった。
「また、お前の負けだな。何度やっても同じだ。」
男はアカネに近づき、いたずらっぽく笑った。

155 名前: 名無しさん、君に決めた! 投稿日: 2004/02/24(火) 13:57
「わたしは絶対おまえを許さへんからな!」
アカネは傷ついたミルタンクの横で座り込み、涙を浮べ、男のことを睨んでいる。
「ふんっ、またこの前みたいにされたいのか。」
アカネの顔が赤くなった。ミカンはアカネと男の間に何があったか理解した。男はアカネにも手を出していたのだ。友人も自分と同じ男に犯されていたという事実はショックだった。
男はアカネの体をじろじろと眺め、持っていたポケモン達をすべてボールから出した。
「お前達、この女を好きにしていいぞ。たっぷりと可愛がってやれ。」
「いや、いやや。お願い、やめて!」
抵抗するアカネを動けないようにするため、ユンゲラーが金縛りをかける。そして、他のポケモン達がアカネの脇や手足、首筋などをペロペロと舐め始めた。
「あはははは!くすぐったい。やめて!」
ポケモン達の舌は次第に激しくなってくる。場所も脇から胸、足から下腹部へと移動していく。最初はくすぐったがっていたアカネも口数が少なくなった。アカネの服はすっかりポケモン達の唾液でビショビショになってしまっている。
「ああ、・・・あん・・・。」

156 名前: 名無しさん、君に決めた! 投稿日: 2004/02/24(火) 13:57
デルビルとヒメグマがアカネの服を切り裂き、あらわになった乳首へと吸いついた。アカネの息が荒い。体が赤く熱くなってきた。アカネの下腹部ををしつこく責めていたキリンリキがアカネの短パンと下着を脱がし直に舌で触れた。
「ひゃあ!・・・いや、やめて!」
アカネは身動きできず、ポケモン達のなすがまま。声をあげることしかできない。
「いい眺めだ。」と男はポケモン達に弄ばれるアカネを見て笑っている。
やがてキリンリキが自分の角をアカネの中へと入れ出した。何度もアカネを突き上げる。
「いやや!抜いて、お願い!」アカネは鳴きながら叫んだ。しかし、キリンリキの角からは逃れられない。
「痛い!痛い!お腹が痛いよ!抜いてよ!」
その変わり果てた友人の様子をミカンは見ていられなかった。
「どうして、こんなことするの・・・!?」
何度も男に問いかけた言葉。きちんとした答えは返って来ない。でも言わずにはいられなかった。
「そんなのオレの勝手だ。お前もこっちへ来い。」
アカネに群がっていたポケモン達が一斉にミカンを見る。
「ほら、どうした!?お前もこいつみたいに可愛がってやるから。」
ポケモン達がアカネから離れ、ミカンへ近づいてくる。
ミカンは自分が犠牲になることで、アカネを助けられると思った。
「・・・はい。わかりました。」
ミカンはポケモン達に身を任せた。
「ミカンちゃん!」
アカネの声がした。アカネはポケモンにいいようにされている自分をどう見るだろうか?
「・・・ああん。」
体中をいやらしく舐めまわされ思わず声が出た。


第4話へ続く

157 名前: 名無しさん、君に決めた! 投稿日: 2004/03/03(水) 22:32
2ちゃんの昔のスレでそれ見たけど、第三話で終わっちゃってるよね。
ちょっとだけ続きが気になってたもんだが。

158 名前: >>138-143を多段が改造したもの 投稿日: 2004/03/19(金) 11:44

           水晶クリス  第1話

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夢を見た。はっきり覚えている。
美しい緑色をした葉にかこまれ、辺りは光に溢れていた。空は木に覆い隠され、ただ緑一色の世界だった。
そこに佇む二人の男女。
男は女の膝に頭を乗せ、幸せそうな表情で目を閉じて女に心を預けていた。
甘える男の頭を女は軽く撫でながら何か呟いた。その瞳には愛が見えた。

クリスは朝起きると空を眺めた。そして、どこまでもどこまでも続いているかのような広く澄んだ青を見た。今日もいい日に違いない。
朝食をとるとクリスはいつものように灯台へと向かう。毎日灯台を照らしてくれるポケモンの友達、デンリュウのアカリに会うためだ。
彼女は頑張ってくれている。そんなアカリのことをクリスは大事に思っていた。
「今日は本当にいい天気よ。」
灯台の一番上から見る景色は最高だった。青い空と青い空と町の色合いが美しい。
このまま絵になりそうだ。空や海に比べれば、町は小さくそこに住む人も小さいが、人もポケモンも一生懸命生きている。
クリスはそんなアサギが好きだった。

159 名前: >>138-143を多段が改造したもの 投稿日: 2004/03/19(金) 11:44
ふと自分がリーダーを務めているジムに目をやると誰か門の前に立っているのが見えた。挑戦者だろうか?
クリスはアカリにあいさつをして灯台を急いで下りた。今何時だろう?すっかり忘れていた。
ジムリーダーがいなくてはジムはジムの機能を果たさない。
しかし、毎日ジムに通いポケモンバトルをするジムリーダーというものにクリスはいい加減うんざりもしていた。
一生こんな生活を続ける気はない。ポケモンバトルは好きだが、狭い空間にいつまでも引きこもっている気はなかった。
(誰か白馬に乗った王子様が、私をここから連れ出してくれないかしらね?)それはただの戯言でもあり、クリスの本心でもあった。
やはりジムには訪問者があった。サラサラ坊ちゃん狩りの上品そうな少年。
多少、女々しげだが、ルックスは悪くない。
「ええっと…あなたがクリスさんですね?ここのジムリーダーの。」
「ええ。ごめんなさい。これから門を開けますね。」
ここ、アサギジムへの挑戦者は週に二、三人程度だ。いろいろな挑戦者がやってくる。
老人から小学生まで年齢層は厚く、町の人も旅人も訪れる。自信のあるもの、ないもの、使うポケモンも多種多様で飽きない。
彼の表情はどことなく不安げだった。少し引っかかるものもあったが、クリスの使うポケモンは「はがねタイプ」だ。慎重にならなければ。

門が開いてなかったのだから当然だが、ジムの中には誰もいなかった。挑戦者の彼をフィールドへ案内する。
なんだか落ち着きがない様子。「メサイエルと言います。よろしくお願いしますね」
自己紹介をする挑戦者というのも珍しい。クリスはそんな彼に少し好感を持った。
「ジムリーダーのクリスです。よろしくお願いします」何かがいつもと違う気がしないでもなかった。

160 名前: >>138-143を多段が改造したもの 投稿日: 2004/03/19(金) 11:46
次はお決まりのセリフ。ポケモンバトルになる。
「行きます!」いつもの繰り返しだ。クリスはまずコイルを出す。
メサイエルはマグマラシ、炎属性だ。鋼属性は炎に弱い。少々分が悪いか。しかし、ここで引っ込めるわけにもいかない。
コイルには電磁波を使うよう命じた。次へと繋げるためだ。

やはり相手のマグマラシは炎の技を繰り出してくる。だが、思ったほどの威力ではない。(どうやらまだレベルが低いようね。)
クリスはコイルを引っ込めてハガネールへ交代させた。
「ハガネール、じしん!」
ハガネールの地震は強力だ。特に炎ポケモンへ与えるダメージは大きい。マグマラシを一撃で仕留めることができた。
今のマグマラシに相当自信があったのか、彼の表情が変わった。こいつは意外とたいしたことないかもしれない。
次のユンゲラーも玉砕した。彼の悔しそうな顔を見るとかわいそうだが、このまま勝てそうだ。
しかし、次に出てきたポケモンが厄介だった。「ヘルガー??」そこそこレベルもありそうだし、タイプの相性もクリスのポケモンは不利だ。
案の定ハガネールはヘルガーの「火炎放射」でやられてしまった。クリスのポケモンはあとコイルが二匹だけである。勝てそうにない。
(ここは負けを認めた方がいいかしら?)このまま、勝てないバトルでポケモンを傷つけるのも嫌だ。
「負けました。」
メサイエルは安堵の表情を浮かべた。
「…(なんで?)」普通は降参されると面白くないものだ。クリスは彼の表情に多少疑問を抱いた。
「約束通り、バッチを差し上げます。」メサイエルはクリスからバッチを受け取った。
しばらく彼はまだジムの中を見渡し、何か考えているようだが。
「…あの、今日ここにきたのはそれだけが目的じゃないんです。…というよりもそっちの方がずっと、…大事。」
彼の声は震えていた。思えばバトルの最中から落ち着きがなかった。緊張の入り混じった声。
「……え?」その言葉は何を意味するのか。彼はせつなげな視線を向けてきた。
(ドキッ)クリスは本能的になにかときめきのようなものを感じた。しばらく沈黙が続く。

「好きです!!」
次の瞬間、ジム内の静寂を打ち破るメサイエルの声が響き渡った。

161 名前: >>138-143を多段が改造したもの 投稿日: 2004/03/19(金) 11:46
「えっ?」
いきなりの告白。クリスは動揺した。
彼は続けた。
「クリスさんのことがずっとずっと好きだったんです。…まわりから見ていてとてもきれいで、なんだか愛しくて仕方なくて。
いつの間にか何をしている時もクリスさんのことを考えるようになってた。
さっきだって…クリスさんのポケモンをできるだけ倒したくなくて。
どうしようもないくらいに。だからお願い。…お付き合いして、下さい」


「そんな…本気ですか?私のこと、本当に?」
クリスは嬉しかった。バトル中からどことなく好意を抱いていた少年の方から告白してきてくれたことが。
咄嗟に考える。(この人が…私のことを連れ出してくれる、もしかすると運命の白馬の王子様?)
「本気に決まってます。だって、どうしようもないくらい大好きなんだから。一緒に生きたいです」

彼の瞳は真剣だった。クリスもそれに答えたかった。早く彼を楽にしてあげたくて、声を絞り出して、
「嬉しい…私も冒険者に憧れていたの。だから、このジムから私を連れ出してくれる?
うんざりしてたの、この毎日に。一緒に冒険がしたいの」
素直に言ってあげた。

162 名前: >>138-143を多段が改造したもの 投稿日: 2004/03/19(金) 11:46
「そ、それじゃあ…」
メサイエルの方から歩み寄って来た。

クリスからも近づいて、彼と少しずつ触れ合いはじめた。
熱い抱擁を交わした。抱きしめる力は強く、少し苦しいぐらいだった。クリスもそれを返すくらい力を込めた。
しばらく抱き合ったあと、二人は目を閉じて…唇を、重ねた。

初めてのときめき、初めてのキス。


「クリスさん、顔が真っ赤…。」
「だって、初めてなんだもん。そういうメサイエルさんだって…。」
「僕も、初めて。嬉しい…もう一度、キスして…」
メサイエルとクリスは再び目を閉じて、唇を…重ねた。
「…ん……」
セカンドキッスは、リラックスしていたせいか先ほどより幾分情熱的だった。

抱き合い、愛を誓った二人の姿がジムにはあった。

163 名前: >>138-143を多段が改造したもの 投稿日: 2004/03/19(金) 11:49
帽子の少年がアサギジムの前に立っていた。ジムの門は閉まっている。
「あれぇ?アサギジムに誰もいないぞ。」
帽子の少年はポケモンマスターになるためにどうしてもここのジムのバッチが欲しかったようだ。
もう日も高い。今日は休みなのかもしれない。
すると、釣りの道具を持ったおじさんが歩いてきた。この町は海に面している。ポケモンがたくさん釣れるらしい。
海と空の青に囲まれた素敵な町だと帽子の少年は思った。
「おや?ジムに用かい?クリスちゃんならここのところずっと留守だよ。」
「困ったなぁ。何処行ったか知りませんか?」
旅行だろうか?何にしてもこのままでは戦えないということだ。
「さあねぇ。灯台にもいなかったな。今、アカリちゃんが具合悪いみたいなんだけどね。何処行っちゃったのかなぁ?」
アカリちゃんというのは灯台を照らしているデンリュウであると帽子の少年は聞いていた。
しかし、帽子の少年はそのデンリュウの具合が悪かろうがどうでもよかった。
やっとのことで探し出した目撃者はこう言う。
「わたしゃ、クリスちゃんが男の子と一緒に歩いてるところを見たんだよ。」


第2話へ続く

164 名前: ころぎす@随想 (DRACO8XQ) 投稿日: 2004/03/23(火) 13:46
>>99-102>>104-106は赤緑メインの話なので、今度はひとつ金銀の思い出を。
ポケモンで一番おもしろいのは何か?と聞くと、金銀を挙げる人間が多いみたいです。
実際内容はたいしたものだけど、それより制作環境や条件が凄かった。
なにせ前作が予想外の大ブレイクを起こしてからまだ日が浅めで、ポケモンの
評判もなんつうか最近のようにグタグタになってなく、とにかく前作の名に
恥じないものを作れという感じで、予算や制作期間の縛りが急激にユルユルに。
ゲームバブル華やかかりし時代でもあまりない条件だったのに、今の不況の
世の中じゃ普通ありえない。理想の環境ではあっても、現実的じゃあない。
もっとも金と時間を大量に注ぎ込んでも良い作品ができるとは限らないのは、
何もゲームに限らず古今東西の金だけ無駄にかけたウンコ作品が実証してますが、
金銀は大量のリソースを投じただけに名作中の名作、とりあえず私の中では。
それはRS発売後もところどころで対戦考察がされ、城が稼動し続ける
事実からも伺えるというもの。大作の続編というと、いかにも「一作目が
あたったからそれにあやかって作りました」みたいなものが多い。
大抵予定調和的にすでに確立したスタイルを踏襲する路線を選ぶところだが、金銀の
対戦の質は全く別物になっていた。単にぶっ殺すかぶっ殺されるかのバトル色が濃かった
のが、受けという言葉を生むほど防御面に気を配れるようになり、エスパーや回避率
上昇が理不尽に強いなどの糞要素が排除され、従来の常識を一変させるほどの変貌ぶり。

165 名前: ころぎす@随想 (DRACO8XQ) 投稿日: 2004/03/23(火) 13:46
…と、ベタ誉めしまくったはいいが、実は私、金銀は1週だけ遊んで
からしばらくできませんでした。それも、かなり無茶な遊び方で。
当時昔の漫画にハマり過ぎてたんですよ。無計画に月1万とか古本に突っ込む
熱中ぶり。まだバイトなんてしてないから、小遣い少なかったくせにさ。
んで、発売日直前にハッとポケモン出ると思い出したが、銭は無い私なんぞが
金銀を遊ぼうと思ったら、買う連中から何とかして借りるしか手が無かったわけで。
しかし発売されたばかりの新作ゲームをリアルタイムで遊んでいる人間が、そうそう他人に
貸し与えてくれるわけがない。そこで私が取った手が「そろそろ試験だろ。さすがにその
期間中はゲームやらないよな?だったらその間は俺が借りてっても構わないだろ?」と、
成績優秀で真面目な学生でもあった金持ちのボンボンからレンタルするというものでした。
まぁ何と言いますか、ゲームよりも学業が大切な普通人と学業よりもゲームが大事な腐れ
人間の需要と供給を一致させた見事な交渉術?っていうか、明らかにおかしい、このやり方。
そういうわけで、試験期間開始と同時に借り受けてプレイ開始。「この機会しかない!」と
考えていたから、かなり必死でした。でも早解きはしたくなかった。それではこのゲームを
完全には楽しめない。たった一度、ほんの僅かな機会だからこそ、その一期一会を大事にしたい。
ではどうするか。プレイ時間を削らない分、他を削って時間を調達すればいい。すなわち
テスト勉強など完全に放棄し、睡眠時間も削る。学校に拘束されている間はどうやっても
ゲームに時間を割けないので、睡眠時間はそこを充てる。授業中は完全爆睡。4限目が終わったら
速攻帰宅。テスト本番も、なるべく早急に回答欄を埋めて、少しでも多く睡眠時間を稼ぐ。
そんな具合に狂った方向に全力疾走した結果、サブイベントも消化し、人々のメッセージも
聞き尽くし、四天王戦とレッド戦前にレベル上げをしてから挑むほどの余裕を持ちつつクリア。
まちがった努力で蓄積されまくった疲労感とクリアの達成感が混ざり合って、何かをやり遂げた
ぞという強烈な感動があったもんです。こんな無茶な遊び方で1週クリアしただけにも関わらず、
この機会しかないという思いで、ひとつひとつの記憶を刻み込むように必死で遊んだことと、
元々のゲームが印象に残るものだったこともあって、その後ずっと経って自分で買うまでの間も、
かなり細かい部分まで覚えてて、思い返すたびに何とも言えない懐かしさが込み上げてました。
そんで中間テストの方はどうなったかといえば、実に惨々たるありさまでしたが、そりゃこんな
ことやってて点数取れるわけねーだろって話ですなぁ。後に恩師に呼び出し喰らいました。
80〜90取ってた教科が40〜50という具合に、いきなり全教科の点数がそれまでの半分くらいに
落ちれば、どういうことだと問い詰めたくもなるでしょう。傍若無人極まりない人間性の私でも、
さすがに「ポケモンをやるために今回のテストは捨てました」と、馬鹿正直に答えたらマズい
くらいの配慮は働いたので、「体調を崩した」と答えてみました。かなり無茶したせいもあり、
この言葉に非常に説得力がある状態だったらしく、それで不問になったんだから笑える。
ただ何が一番ヤバいかって、後になってそのことを一度たりとも反省してないばかりか、
これで正しかったと確信しているところですね。で、何の悪気も無く、こうしてバカ話の
ネタのひとつとしてしまっている。自分で言うのも何だが、少しは後悔しろよ、全く。
やっぱり短時間に詰め込んで無茶して遊んだことは心残りで、「あれを今度はゆっくりじっくり
と楽しみたい」という思いが強くありまして。時間が経てば安くなるだろと思ってました。
そしたらですよ、台湾大地震による出荷数激減が解消されず、欲しいのに
買えない奴は増え、随分品不足が継続。中古屋で定価より高く売ってるの
見て呆然。私の地域で満足に買えるようになるのに4ヶ月はかかった気が。

…とか何とか語っているうちに、碌にゲーム内容に言及せずにこの分量。語ろうと思えば
まだまだ語れるが、いいかげん長いし、書くのもめんどくなってきたので、これにて終了。
最後まで読んでくれた方、(いたら)ありがとうございました。

166 名前: KO-PI-PE 投稿日: 2004/04/17(土) 09:40
ポケットモンスター、略してポケモン。
これほど俺がはまったゲームは他にない。

俺がガキの頃(といっても今でもガキみたいなもんだが)、
俺の家の隣には、いつも一緒に遊んでいた友達がいた。
そいつはハヤトという名前だったのだが(名前の漢字は覚えていない)、
ハヤトは発売されたばかりのポケモン(赤)を見せて、
「ぼくは赤だから、きみは緑ね」と、なかば強引に買わされた。
親に買ってもらってすこしプレイしたけれど、
ハヤトと最初のポケモン(俺のフシギダネとハヤトのヒトカゲ)を
交換しただけで、プレイするのを止めていた。

ハヤトはそれからことあるごとに
「きみのフシギダネは元気だよ!」とか
「フシギダネが進化したよ!」などと俺に話してきた。
俺はもうポケモンを遊んでいなかったので、うっとうしく思っていた。
てきとうに話をあわせたり、「がんばって」などといってごまかしていた。


ハヤトが死んだと知らされたのはそれから数日後だった。
下校途中にゲームボーイで遊びながら赤信号をわたったため、
車にはねられてしまったらしい。
葬式のときにハヤトの遺品をみたら、ゲームボーイには
ポケモンのカセットが刺さっていた。
俺はそれを見た瞬間、「がんばって」と無責任に言ったことを悔やんだ。
「俺がちゃんとポケモンを遊んでいたら・・・」
そんなことを考えながら火葬場の焼却炉を見つめていた。

それから俺はポケモンをプレイし始めた
ハヤトにもらったヒトカゲは進化して、リザードンにまでなった。
焼かれたハヤトのことを思うと、ほのおタイプのポケモンを
使うのはツラかったが、罪のつぐないだと思って使いつづけた。
俺はいつのまにかポケモンが、そしてリザードンが好きになっていた。

金銀がでたときには、最初のポケモンにヒトカゲがいないと知って
ショックを受けた。学校での勉強も忙しくなってきていたので、
それ以来ポケモンに触れることはなくなってしまった・・・


この春、大学に受かって時間的余裕ができたので、
レッド(リメイクの)を買って遊んでいる。
ハヤトとのことをたくさん思い出した。

ツラい思い出だが、いまでも忘れることはない。
くるしいこと、かなしいことがあった時は、
リザードンの姿をみて、あのころを思い出している。
バカなやつだと自分でも思う。だから、あの頃を
なつかしむのは、この書き込みでもうやめようと思う。
しっかりしろ、俺。じゃあな、ありがとう、ハヤト。

167 名前: 名無しさん、君に決めた! 投稿日: 2004/05/13(木) 01:04
まだ常時接続という言葉が存在しなかった頃
インターネットに接続するには
22時55分まで待ったあげく
モデムのピーガー鳴く声を聞かなくてはいけなくて
当時のWWW上には企業や大学のサイトばかりで
子供やペットの写真を見つけることは難しかった
でもエロサイトはあった

Website自体がすごく少なかったんだと思う
大学関係者と一部のコンピュータヲタだけが触れる世界
極論すればインターネットの敷居が高かった時代
頭の良い人は確かに多かったと思う

その頃のWWWはオタクたちの所有物だった
ルールが曖昧で全てがモラルによって世界が成り立っていた

そこには
ライチュウでんきでちゅうがあった
日曜工房があった
水ポケ本舗があった
ポケット宝石箱があった
カビゴン山があった
イーブイくらぶがあった
いまがわセンターがあった
絶望の世界だった

当時のポケモンサイトは怖かった
私はネットは怖い場所だと感じていた
2.B.A. MASTERも
Club-Acceptも
世界一地味なページも
ポケモンぴあ゛も
怖かった
そこにはアングラと呼ばれる地下水道で繋がれた
ぁゃιぃわーるどが広がっているように思えた
街の灯も届かないカルトブックマーク集
怖いけど すごいな という畏怖の念に溢れていた

ドクロで埋め尽くされた黒背景のサイトの中に
一風変わったサイト群を見つけた
それらのサイトはデザインが美しく背景が白く
やたら文字が小さかった
掲示板はプラッチックだった

ぴかちうハウスがあった
Seventh Hevenがあった
だからダグトリオがすきっがあった
にゃーすのてつがくがあった
Club-Acceptがあった
もんすたーのぺーじがあった
たべてっ亭があった
ポケモンギャル天国があった
またたび堂があった
サンドの飯屋があった
芸魔の館があった
エクスリュージョンがあった
Project-Wが大好きだった

そのころ僕が一番好きだったサイト
その名をRaging murmurという

私は初恋に憧れる女の子と同じだった
魅了された
ただとにかくポケモンサイトが作りたかった

GAMES DIARYはその日
ポケモンサイトになった

そっと 静かに
カビを起こさないように
ほそぼそと一文字

私は
だいすきクラブが好きだった
ポケモンタイムスが好きだった
paletteが好きだった
ぱーふぇくと攻略が好きだった
POKeDEX 250が好きだった
どれもポケモンの友だった

168 名前: 名無しさん、君に決めた! 投稿日: 2004/05/13(木) 01:08
いつの間にかネットの人口が増えてきた気がした

そのころサイト運営を止めていた
Aire Verteのverteさんという方が
PAC登録を薦めてくださった
気ままなページが批評してくれた

いつの間にかネットの人口が増えてきた気がした
いつの間にかネットの人口が増えてきた気がした

私は
ジムリーダーの城が好きだった
タマムシ学園が好きだった
あるあんが好きだった
POKeMON Analysisが好きだった
鑑定協会が好きだった
ポケモンフリークスが好きだった
イーブイの家が好きだった
ポケモンバトル最強クラブが好きだった
にゃんぽけが好きだった
ぼ〜るぱ〜くが一番好きだった
それが世界の全てだった

いつの間にかネットの人口が増えてきた気がした
いつの間にかネットの人口が増えてきた気がした
いつの間にかネットの人口が増えてきた気がした

いつの間にかインターネットの敷居は下がっていた
女子供が圧倒的に増えたかわりに
物事を多方面から見られない人々も増えてきた
視野の狭い厨房と呼ばれる連中や
怒って喧嘩をする集団がめだち始めた
頭の良い人たちの中に私より頭の悪い人たちが混ざり始めた
サイトには子供やペットの写真が溢れた
依然としてエロサイトはあった

ICQはMSN Messengerになった

アングラと呼ばれていた空間や
オタクの楽園は
全部2chに吸い取られた
それはいわゆる大衆化でありメディアのテレビ化だった
それともインターネット自体の大衆化を嫌う人々が
そこに逃げ場を求めたのだろうか
いづれにせよ そこにはあの頃感じた畏怖は微塵も無かった

みゅうはぁとからぽけっとぱーくへと世界は次々に変遷していった

169 名前: 名無しさん、君に決めた! 投稿日: 2004/05/13(木) 01:10
その頃私はネットを離れる
高卒のための追試 大学の情報収集 受験勉強

そして群馬へ

私は群馬で
POKEMON-GBAを好きになった
コガネ水族館を好きになった
携帯ゲーム・ポケモン板を好きになった
グリフィンアイランドを大好きになった
ネットを普段の世界の従属物と位置づけていた私は
ネットの人と会うことは滅多に無かったし
その必要性も感じなかった
しかし彼らのそれは現実世界と完全に融合
あるいは凌駕していた
こうやってサイト名を並べることは失礼なことなのかもしれないが
確かに私は彼らに共通する世界観に驚愕し
同時に羨望した

ぽけもんあんだ_ぐらうんどを見ていた
雑草魂を見ていた
ポケモンオタ廃棄場を…
Lを…
ポケ熱を…
セキエイジムを…
V roadを…
まるまみゅを…
かけるのページを…
じゅうまんぼるとを…
情報センターを…
19番水道を…
ポケサテ!を…
GETTERSを…
リンデンバウムを…

母さん
僕はネットに戻ってきたんだ

そして

170 名前: ベトナム編 投稿日: 2004/05/15(土) 19:55
  大学の夏休みは2ヶ月もあるのですが、去年はいろいろあって夏を満喫するどころではありませんでした。そこで今年2月、暑い国に行ってせいぜい失われた夏を取り戻そうと、東南アジアに行くことに。
  これから紹介するのは、ここ数年アジアリゾート地としてブームになり、日本女性には優しく、日本男性からはかっぱげるだけかっぱぐ国、ベトナムでのダメ人間たちのぼくのはるやすみ。

  出発当日、成田空港で待ち合わせしたのだが、約束の時間を20回は言ったはずなのに、やっぱり遅刻して従兄(ゲーム誌編集)が現れた。
従:今回はベトナムのゲーセンやゲーム屋を取材しますわ。
私:へぇ、ちったあベトナム事情について予習したの?
従:もーバッチリです。テト攻勢,ソンミ村事件,ドイモイ、なんでも聞いてください。
私:それ全部地球の歩き方の丸暗記じゃ…。
従:やだなぁ、もう、当たり前じゃないですか。
私:ところでお前、マジでそんなもん持ってく気か?
  共産圏であるベトナムでは、旅行者の入国時に書籍や雑誌の持ち込みは税関に申告対象になる。おねーちゃんの裸なんか入ってようものなら、即ポルノと判断され没収される。そして従兄の手には週刊SPA!が。
従:これ持ってっちゃまずいですかね〜。
私:はっはっは、だっておめー、表紙に思いっきり“特集 アダルトビデオ20年史”って書いてあんじゃねーか!
従:もしやコンティニューもまずいかな。
  それをよく見ると、記事中に炎多留(ホモゲーム)のパッケージが。いかにめだたないといえど微妙だが、その後ホーチミン空港でマーガレットが没収される現場を見てしまったので、油断はできないところだ。

  というわけで、我々は6時間かけてホーチミンに到着。以前から現地に滞在している従兄の友人と合流し、さっそく市内を回ることにする。ベトナムの首都はハノイだが、ホーチミンの方が圧倒的に開けていて、大型店や観光地は殆どここに集中している。
友:とりあえずどこ行きたいですか?
  まずベトナムを知ろうと思ったら魂を理解しなければ、ということでベトナム戦争所縁の地、クチトンネルに向かうことになった。タクシーを拾い、移動してみてつくづく思う。道路が壮絶に怖い。この国はカブなどのバイクが日常の足で、歩いて行ける場所でも皆バイクに乗って行く。そのためすぐ渋滞になるのだが、困ったことにどんな交差点だろうと信号が無い。いやあるにはあるのだが、殆ど電気がついてない。
  だから車両は渡ろうと思ったら、力づくで鼻先を突っ込む。歩行者も度胸一発で道路に飛び出すしかない。想像してみてほしい、渋谷109前の交差点を、カブが全方向から信号無視で突っ込んでくる様を。よって車やバイクはクラクションを鳴らしっぱなしで、街中が排気ガスの臭いで充満していて、毎日必ず誰かが道路で死んでいる。
従:なんでここまでバイクが普及してんですか?
友:暑いから風で涼むためですよ。
私:マジすか…。
  なんだかんだで1時間半かけてやっと着いたクチトンネルは、ベトコンの指導下で地の利を活かして掘られた全長200㌔以上の地下通路。3層構造で延々と掘り巡らされており、診療所や会議室まで設けられている。ここでクチについてのビデオを上映しており、ガイドは日本語吹き替えのそれを出してきてくれた。
「クチは卑劣で残虐なアメリカ人により(以下略)」
私:…これをアメリカ人の観光客にも見せるんでしょうか。
友:見せますよ。世界で表立ってアメリカの悪口言える国ってここぐらいだし、いいんじゃないでしょうか。
  ガイドの案内でトンネル内も覗けるのだが、観光用に穴が広げてあるとはいえ、それでも狭く中腰で通るので精一杯。アメリカ人のデブなおばはんが穴の中で詰まる光景をよく見るそうだが、これも意図的な大きさかもしれない。

171 名前: ベトナム編 投稿日: 2004/05/15(土) 21:47
  次に戦争証跡博物館へ。ここはベトナム戦争で使われた戦車や爆弾、枯葉剤による被害の写真など、戦争の傷跡が生々しく展示されている。当事者のアメリカ人も多く観光に来ており思いっきり名指しで非難された解説を見てかなり複雑な面持ちをしていたが、その横で日本人のオバタンアンどもがガイドの説明も聞かずにホルマリン漬けの奇形胎児を見てキャーキャー騒ぎ始め迷惑がられている模様。会話を聞いてみれば「○○さんの息子さんが頭がおっきくなる病気でねー」などと壮絶に不届きな内容だった。
私:おばはんは無敵ですね…。
友:おばさん、お喋り中はコリジョン無いから。
  すると突然従兄が
従:いやームカつくっす。そこの日本人の女どもに指さして笑われたよ。
  彼は先程行った土産屋でクチと書かれたベトコン帽子を買い、その場からずっと被っていたのだが、その姿はダメ人間特有の体格に無精髭、髪は寝癖がついた風体とマイナス方向にコーディネートされ、ベトナム兵というよりニョクマムの臭いのする山下清。
私:お前、日本人どころか現地のあんちゃんにも笑われてるようだが。
従:やだなあ。旅の恥はかき捨てですよ。
私:おめーは恥と一緒に知性も捨ててんだよ!
従:へへへ。その程度の中傷にはビクともしませんぜ。
私:んなこと言って、今晩思い出してホテルで枕を濡らすくせに。この午前中だけ躁病男が。
  結局この男は日本に着くまでベトコン帽子を被り続け、帰りの税関でまで後ろ指さされていたのでした。

  一夜明け、起床してテレビをつけると、ワールドカップのベルギーvsロシア戦が放送されていた。一瞬、一昨年6月にタイムスリップしたかと思ったが、契約料があまりにもバカ高かったため、この国では2年は再放送され続けるのだそうだ。
  我々は市場調査と称して電気街に行くことにした。ホテルからそう遠くない場所なので、歩いて向かうことに。すると露天商が数㍍おきに座っており、いちいち声をかけてくるが無視して通過する。「オニーサン、オネーサン…オカマー!」全員口を揃えて、最後はオカマと呼ぶ。いったいどういうことなのか。
友:悪い日本人が「お兄さん、お姉さんと呼んでも反応しないのはオカマだ」と冗談で教えたのが、いつの間にか広まってたんです。

  さんざんオカマ扱いされつつ到着すると、やっぱり海賊版のVCDやDVDの店が並んでいた。この国のDVDデッキはリージョンフリーなので、アメリカや日本,韓国,香港などから無茶苦茶に持ってきてはプレスされ、1枚200円とかで叩き売りされている。但しポルノや共産主義を批判する内容の映画は禁輸で、例えばランボーは1と3はあるが、ベトナムが舞台の2だけは禁輸。そのためUGで2が大ヒットしてるらしい、
  ドイモイにより海外の企業が参入し、日本のテレビ番組やアニメ文化も浸透している。ドラえもんは発音が難しいので、ドレモンという名で単行本が売られていた。アニメもオンエアされているのだがこれが曲者で、台湾あたりからそのまま持ってきた中国語吹き替え版の音声トラックに強引にベトナム語を被せ、しかものび太だろうがスネ夫だろうが全ての台詞を1人がワンテンポ遅れて喋るという、アフレコというより同時通訳と呼ぶべき代物。
  とりあえず動作確認のため、1枚のアニメVCDをレジのモニターで再生してもらおうとすると、その場にいた子供たちがセーラームーンかデジモンでも始まるのかと思ったのかワラワラと集まってきたが、モニターに映ったのはいつ作ったとも知れぬ中国製の強烈な絵のアニメだったので、5秒後には1人残らず去っていたのでした。

172 名前: 名無しさん、君に決めた! 投稿日: 2004/05/16(日) 00:56
  すぐそばにゲームソフト売り場もあったので覗くと、やはりプレステ2(の海賊版)はあったがハードの方がバカ高いので、まだまだ100in1のようなファミコン(の海賊)やGB(の海賊)が主流だ。
  ハードには正規のGBも見られたが、それより台湾あたりからの偽者ファミコンが多く、外側がPSoneそっくりで蓋を開けるとカセットのスロットが現れる新型はちょっと欲しくなった。しかし従兄はなかなかゲーム売り場に来ず、写真1枚撮る気配もない。
私:あのー、ゲームの方は取材しないの?
従:ああ、僕、ゲームあんまり興味ないから。
私:お前、ゲーム誌の編集がそーいうこと言っていいのか? 写真1枚撮る気もないのかい?
従:いや〜、クチトンネルを沢田教一ばりに激写してたら、デジカメの電池切れちゃいました。いーんすよ、編集部には何もありませんでしたってことにしとくから。
  従兄の上司様、こいつビザ申請代金を貴社で領収書切りやがったようなので、速やかに破棄してください。
従:ところで来る前に僕に言ってたゲームショーってどこでやってんの?
私:やってるじゃん、そこで。
  指さした先には軒先で家庭用機を時間貸しで遊ばせる店があった。多くのモニターにプレステやプレステ2のゲームが映っている。
私:今年のホーチミンゲームショーの目玉は真三國無双2とサンズ オブ リバティですね、はっはっは。
従:へへへ、ホントですね。
  嘘だよ、バカ。

  次にゲーセンに立ち寄ると、電脳戦機バーチャロンやバーチャファイター3が並んでいた。メンテナンスなどされようもなく、流れ流れてここで最後のお勤めを果たしているようだ。
友:ホーチミンはセガの筐体の終着駅なんです。
私:なるほど…。
友:おもちゃ屋も見てみます?
  こうしてデパートのおもちゃ売り場を訪れると、我らがピカチュウやセーラームーンの人形など、一見すると売り場は日本とさして変わらない。しかしよく見ると、そこに置いてある商品全てが微妙な揺らぎを形成していた。首の挿げ替えでナイトにもゾルダにもなれる緑の顔をした仮面ライダー龍騎とか、ウルトラマンみたいな配色のスパイダーマン5兄弟…例のドレモン人形も見つけたが、こいつもご当地ならではの変な味付けがされていて、まるでテレポッドでドラミと融合して失敗したような風体。
私:アハハハハハハハ! こ、これ見て、これ!
従:あ、それ買いました。それよりもこっち見てよ。
  従兄が取り出したのは顔が血のように赤いキティちゃん(のようなもの)。
従:こんなもんでもISOシールが貼ってあるんだねぇ。
私:マジ? 本物なのかね、そのシール。
従:これ僕自身のお土産にしますわ。
私:いいね〜、猫狂のキミにぴったりのアイテム。まさにKitty Guyって感じ。
従:あはは、やだなあ、もう。
  デパートを出てアイス屋に入り一息つくと、おもむろに従兄が
従:この国はエロいもんがないですね。
  そうなのだ。ポルノ持ち込み禁止のここでも必死に探せば何かしらあるのだろうが、エロゲーどころかエロ本すら見つからない。
従:僕もう2日もせがれいじりしてないですよ。
私:お前の不肖のせがれの面倒まで見切れんわ!

173 名前: ベトナム編 投稿日: 2004/05/16(日) 02:01
  暗くなったので従兄の友人の現地のガールフレンド(ベトナム人)とその女友達と合流し、晩飯食おうということになった。この女友達の方、日本の彼氏が欲しくてついてきたそうなのだが、彼女はチャキチャキのベトナムっ娘で中国語とベトナム語しかダメという全く手掛かりがない状況。それでも多少の英語はOKらしく、せがれをいじられたい従兄には願ってもない展開。
従:だめです。英語はさっぱりですよ。
友:またまた。じゃ8月は英語で?
従:えーと、September。
友:9月は?
従:Octoberですか?
友:正解!
従:やだなあ、真面目に答えてくださいよう。
友:そりゃこっちの台詞です。
私:お前、なんでそんなんで出版社に入れたんだ?
  それにしてもベトナムの飯は安くてうまい。肉はそれほどでもないが、蝦や蟹が好きな奴には最高の国だろう。どーんと大量の茹で蝦が置かれ、さっそく殻を剥いてどんどん食い始めたが、なぜか従兄だけは手をつけようとしない。
私:あれ? お前、蝦嫌いだったっけ?
従:いやエビフライは好きですよ。
私:何それ?
従:僕、蝦は剥いてくれなきゃ食べられないんですよ。
私:8月をSeptemberと言う男が俺様に蝦を剥いて食わせろってか!
  すると暇そうだった女友達の娘が蝦の殻を剥き、従兄の皿に置いていってくれた。
従:マジっすか! あなたやさしいですね、ありがとうございます。
友:それぐらい英語で言ってあげなよ。
  数秒後、従兄の口から出たのは
従:えーと、You're easy!
私:ハハハ、バーカバーカ!
従:ゲームでやさしいはeasyじゃないですか。
私:優しいと易しいは違うわ!
友:勉強しないでゲームばかりしてると、こうなるという生きたサンプルですね。
  そんな我々の会話のそばで、黙々とこの偽山下清に蝦を捧げ続ける少女。この光景だけでも十分笑いと涙を誘うが
私:せっかく剥いてくれてんだから、どんどん食べなよ。
従:いやもー無理っす、腹一杯ですよ。
友:それを彼女に伝えなきゃダメじゃないですか。
従:…えー、アイアム100パー!
友:ハハハハハ! もう英語ですらないじゃん!
私:しかしあなた、こんなルーキーをどうやって見つけたんですか?(従兄はこの友人の誘いで入社した)
友:橋の下歩いてたら、なんか汚いのが付いてたので、洗ってみたら彼だったんです。
従:やだなあもう、まさにホーチミンで放置民って感じですね。
私:はっはっは、バーカバーカバーカ!

  最後の最後までこの男はマイペースだったが、今回は何事もなく良い旅行だった…と思ったら、土産の月餅をアパートの連中にばら撒いたところ、国際犯罪的なまずさのうえに食った全員が腹壊して大顰蹙を買うというオチがついたのでした。

174 名前: 秋葉原の黄金厨 投稿日: 2004/05/16(日) 23:08
  4月30日の講義が終わると、すぐさま東京の友人宅に移動。そこで翌日の午前3時まで無計画に続けた飲み会の疲れで、私Mと友人B,Tというメンバー全員の顔面が土色に変色している。朝っぱらからいい感じの仕上がりだ。
  しかしアキバ駅に降り立ち、改札に近づくにつれ、私の顔に生気が戻り始める。やはり10ヶ月ぶりに戻ってきたアキバはマジでたまらん。だが到着早々アメリカのレアゲーム機、というかアメリカですらロクに売れてないマイナーマシンのgame'comを探し始める私の露骨なはしゃぎように

B:あんたも好きやねぇ。

  とBはすっかりひいている。

M:アキバの匂いは最新型電化製品の匂いで、空気にはハイテク属性の元素が満ち溢れてるのに、なんで冷静でいられるかなぁ、キミは?
B:日本橋の近所やからね、俺の本籍。
M:悪かったな。

  でも屋久島の原始林の空気より、アキバやポンバシのサイバーな空気の方がリフレッシュできるのが我々ゲーヲタ。Bも自然と調子が出てきたようだ。
  私はさっそくロッカーに荷物をぶち込み、アキバ名物の伝言板を鬼チェック! 昔来たときに“合言葉はBee!”という、バカでダメでスカなメッセージが溢れてたのをよく覚えてるが、今回は無し。ちなみにこれはツインビーパラダイスというAMのダメ人間養成番組で、女声優のキャッチーな声がオタクのIQをガンガン下げてることで有名だった番組だ。一時期は東京中の伝言板にこの文字が躍ってたもんだ…って、なんで知ってんだろ、私(当時東北在住)が。かわりに暴力団(この文字以外判読不能)がどうとか、電波入ったメッセージを発見。アキバの空気にあてられたんでしょうか?

175 名前: 秋葉原の黄金厨 投稿日: 2004/05/17(月) 00:51
  最初に入店したラオックスはゲームの資料が豊富。入店後いきなりトイレに行くと偽り、開発資料本の黙示録,世紀末,地獄を購入。朝から清々しい取り合わせに我ながら感心。
  資料をチェックして上機嫌の私と何も知らずに店頭でグランツーリスモ4のプロローグ版をやって待ってたBが4階のパソゲー売り場に直行すると、そこにはUOが大量入荷されていた。Bの強力なプッシュに押され、マックユーザーのはずのTがUOを買ってしまう。

B:世の中には2種類のゲーマーがいる。UOを遊ぶ貴族とそうでない平民だ!

  という一言がかなりこたえたようだ(さすが無駄にプライドの高いマックユーザー)。私は私で後先考えずに、いきなりマイクロソフトのジョイスティクを購入。これが17000もするだけあって尋常じゃない重さで、後でたっぷり後悔することになるが、この時点ではこれも嬉しさを伴う重みだった。だがここには探してた海外で話題の残酷ゲーム、POSTAL2とCARMAGEDDON2がなくてちょっと失望。もともと洋ゲーに興味の薄いBは

B:俺には関係ないね。

  なんて言ってたが、暇潰しにやったMurder Death Killのあまりに素晴らしい出来から、いきなり洋ゲーに転んでしまう。

B:アメリカ万歳!

  と身も蓋もない言動に走り始めた奴は今後もstuffな洋ゲーを買い漁るだろう。洋ゲーはマシンパワーを要求するので、高級WinXPマシンの購入に次の給料をつぎ込むと言い出す。

176 名前: 秋葉原の黄金厨 投稿日: 2004/05/17(月) 01:14
  私が今回ここに来た最大の理由game.comを唯一扱ってそうなメッセサンオーに到着。この店は洋ゲーがやたら多く、他にアーケードの基盤などを扱ってる。ディープな攻略同人誌もあり、値段もそこそこ手頃。アキバに来るたびチェックする馴染みの店だ。まぁ店の方は全然そう思っちゃいないだろうけど。
  すぐさま全力でgame.comを探すがどこにもない。つーか洋ゲーコーナー自体が消滅してた。ここはアキバで一番洋ゲー雑誌が安いとこでもあったのにそれすら全くない。ガッデム!

M:メッセサンオーは俺を見捨てるのか!
店員:海外ゲームの取り扱いは隣の店舗になります。

  急いでそこに行ったがこういうときはなぜかダメなんだよね。結論から言うとやっぱり無かった。しかし無い理由がイカす。

店員:現在対応ソフトが1本も発売されていませんので入荷を見合わせています。

  がっかり。ジョイスティクが重くなってきた。

177 名前: 秋葉原の黄金厨 投稿日: 2004/05/17(月) 22:16
  次に私の記憶では関西のヲタ御用達店ぽちのテナントが入っている雑居ビルに侵入。ここには一部ゲーマーの間で肌色系と呼ばれる、エロゲー,ギャルゲー,美少女アニメなんかのフィギュアやエロ同人誌、キャラクターグッズなどの商品を扱うショップが犇いている。
  ここらでは妙に出来のいいセングラのフィギュアがめだっていた。パソコンのエロゲーも結構多い。それどころかもっとディープなエロ同人ゲームまで売っている。綾波はチンコ触手に犯されてるわ、詩織はチンコ汁まみれになってるわ、ティファの乳首はやたら長く小学生のチンコみたいだわという、大変な騒ぎの内容だ。
  肌色の殿堂と呼ぶにふさわしい、まさに男の楽園だと思いませんか? そんな楽園嫌だけどさ。私がそんな魔窟の雰囲気を別の意味で楽しんでいるのに、ビル内の澱んだ噎せ返るような毒の瘴気にあてられたBが

B:このままここに居続けると、俺まで魔物になりそうで怖い。

  と泣きを入れ始めたので、潮時と判断せざるをえなかった。残念。しかし撤退時にTがやけに名残惜しそうだったのが印象的でした。

178 名前: 秋葉原の黄金厨 投稿日: 2004/05/17(月) 22:39
  ソフマップ本店着。店頭にはギャルゲーの体験版がセットアップされている。もちろん体験版の前は黒山の人だかりで、当然野郎ばっかりだ。その横を通りかかった外人のやや年配のカップルが、露骨に嫌そうな顔をして去っていった。この集団の放つフォースの肌色の暗黒面を感じ取ったらしい。
  風流なものを見物した後店内に入る。そこでTがオリビアのミステリーを発見。速攻で購入する。これはゲームスレでも述べたが絵が凄いゲームだ。
  次にBもTも見たことがないというので、里見の謎のパッケージを披露。新品のビニールの上に貼ってある、おすすめRPGシールに一同爆笑。だってこれメーカーが出荷段階で貼ってんだぜ? これもゲームスレに書いた詳細を見ていただきたいのだが、とにかくそういう出来のゲームだ。それにこんなシールを貼るところに男気を感じる。

179 名前: 秋葉原の黄金厨 投稿日: 2004/05/17(月) 23:03
  あまりにも直球ど真ん中なネーミングに惹かれて美少女学園に入店。「最近変な人が多いのでお気をつけください」といういかにもな注意書きにひとしきり爆笑するが、ここでも瘴気にあてられすぐに退散。

  その後同じ建物内のフライトシミュ専門店、インターセプトに移る。店主が気のいい初老の紳士で、店内の雰囲気はややマニアックかつ質素ながらもどことなく上品だ。しかしこの店主も相当な趣味人らしく、ことフライトシミュに関しては我々のような半端なオタクでは足元にも及ばないほど詳しい。
  それにゲームそのものよりも、グラフィックカードやコントローラーの類が充実しているあたりが「わかってらっしゃる」という塩梅で、まことに感じが良い。む、なぜかじじむさい文体になってるのはこの店の客層が30代後半以上という比較的高い設定なせいだろうか? でも次にジョイスティックを買うときはここにしようと思った。

180 名前: 秋葉原の黄金厨 投稿日: 2004/05/18(火) 00:41
  ザ コンピュータ館で海外ゲーム誌漁り。外国には開発者専門誌なんてのがあることにB驚く。私は一度立ち読みしてたから知ってたが、日本にもこんな雑誌があってもいいのになぁ。
  次に手に取ったダイハードゲームファンで、顎の割れたアメコミ風のマッチョなFFⅦのクラウドの投稿イラストを見つけ一同驚愕! しかも投稿者が10歳のガキだと知って2度目の驚愕! もともとクラウドは線の細い耽美な美少年のはずだが、アメリカ人に細い美少年という概念は存在しないのか、それとも顎割れマッチョこそがアメリカの美少年で日本とはあまりに美的感覚がかけ離れているのか…やはりガキとはいえ、数百年にわたって肉食を繰り返したバックボーンを持つ外人にはこう捉えることしかできないのかとカルチャーギャップに悩まされた。

  CD−ROMパラダイスとレーザー5の場所を調べにT−ZONEへ。広告を発見してメモしたら何も買わずに立ち去る…予定だったがさすがに悪いからと、Tがエッジ,ゲームプロ,エレクトロニック ゲーミング マンスリーの海外ゲーム誌3冊を買っていた。

  そしてCD−ROMパラダイスを探すが発見できない。ウロウロしてるうちにBが裏通りの怪しい露店に出ていたPCエンジンのエミュ(1枚のCDに何十種類もゲームが入ってる違法品)によせばいいのに興味を持ち始める。Bが意を決して買おうと声をかけると、日本語が怪しいアジア系外人の店主に連れ去られていった。当然私とTはにこやかに手を振って見送ってあげることにする。

T:これで事件にでも巻き込まれてくれたらいいネタになるね。

  とか何とか言ってるうちに無事にB帰還。残念。但し冷汗まみれ。その恐怖体験を語るも爆笑されて終わりだったのが不満そうだ。もちろんそのザマこそが一番おもしろかったのは言うまでもない。

181 名前: 秋葉原の黄金厨 投稿日: 2004/05/18(火) 04:59
  ケータイで場所を確認し、やっとこさ洋ゲー専門店CD−ROMパラダイスに到着…って、ここは昔マハポーシャ(オウムの店)が入ってた雑居ビルじゃねーか! そういやオウムの偽装ショップはみっつかよっつに分裂して、未だに元気に活動してたっけ。あの顔色の悪いビラ配りの連中も、相変わらず死にそうな顔色で死なずに頑張ってるみたいだ。頑張れオウムの勤労青年! でも今度テロったらぶっ飛ばすよ?
  店内でさっそく洋ゲーを漁り始める私とB。するとほどなくPOSTAL2を発見してにんまり。postalとは郵便配達人のことなのだが、神から毒電波を受信した主人公が人を射殺しまくるライフル魔と化すゲーム。それがなぜこんなタイトルなのかというと、電波受けて狂うことをgoing postalというからだ。
  さらに私はCARMAGEDDON2も見つけ、パッケージに印刷された露骨に極悪人くさい主人公(http://www.zoo.co.jp/games/carmageddon2/max_logo.gif)の顔を見て、滅茶苦茶嬉しそうなツラをしてる写真を撮られてしまう。だってこれ商品ポップに「通行人を轢くとボーナスが入るレースゲーム。連続で殺してコンボボーナスやバックで轢いて特別ボーナスを狙おう!」なんて書いてるし。もう笑うしかないでしょう。こんな過激な取り扱い商品と小綺麗に整理された店内、店員のおねーさんとのギャップは後で改めて考えてみても驚くよなぁ。

  同じくケータイで確認してレーザー5着。J−WAVEの流れる店内はアウトドアショップのようで、いたって爽やかな雰囲気が満ちている。洋ゲー屋は扱ってるゲームのえげつなさに反して、店構えはおしゃれで客層も肌色系ショップより小綺麗なことが多い。謎である。
  この店での収穫は私はPRIMAL RAGE(http://www.geocities.co.jp/Playtown-Rook/4511/games/primal.html)で、Bは200円で売ってたクソゲーだった。具体的なタイトルは忘れたが、私はそれがクソゲーだってことだけは知ってたのだ。帰宅してから悲嘆にくれる顔が目に浮かぶ。はっはっは。

182 名前: 秋葉原の黄金厨 投稿日: 2004/05/18(火) 14:14
  トライソフト着。ソフトと名のつく店内は、宇宙戦艦ヤマトの曲が朗々と流れる濃い雰囲気で、どちらかというと肌色系のテイストが漂うアメコミ中心の店。
  アメコミと洋ゲー、同じようなものだと思ってたが何か違うのか? やっぱりあれかね、海外で出てる日本のエロ漫画家の本は日本なら墨で消されてるところを消す前の状態に復元して発売してるから、それ目当てなのかな。アキバにはこんな店まで集まってるんだから、ホント退屈しないよなぁ。

  最後に締めくくりとして、アキバの顔ゼットへ。マジで狭い店内にびっしり並ぶ中古ゲームの壁、壁、壁。ここでスーパーリアルベースボールを280円でゲット。ゼットはファミコンソフトも充実しており、クソゲー探しには事欠かない。私がゲームスレで挙げてるようなものなら、高いのでも1000円前後で入手可なので、ぜひとも足を運んでみてほしい。
  ゼットの上の階はエロゲー専用フロア。CD−ROMパラダイスやレーザー5と違い、尋常じゃないほどアブノーマルな雰囲気で、その差に改めて唖然とする。ここでついにTが意を決し、しゃぶり姫というエロゲー以外の何物でもないタイトルの肌色系作品を片手にレジへ! UOとエロゲー。今回のアキバ巡りは一人の誇り高きマックユーザーをWinに転ばせてしまったようだ。努めて平静を装いレジに並ぶ後ろ姿に

B:おっさんはすぐこれだ。

  と笑うB。「でもなキミが持ってるそのゲームめっちゃ腐ってるぞ」そんな言葉が出かかったが、優しい性格の私はそれをぐっと飲みこんであげた。

183 名前: 名無しさん、君に決めた! 投稿日: 2004/05/19(水) 19:10
T:いや〜お疲れ様でした。朝集合したときから全員疲れきってて、どうなることかと思ったけど、いろんな店見れて良かったね。僕も随分買い物しちゃったし。
B:やっぱ実際歩いてみると、いろいろ欲しい物が出てくるよな。
M:そだね。このコントローラー滅茶苦茶重かったわ。
T:そんなのを朝イチで入った店で買うんだもんなぁ(笑)。Mさん的に今日一番の収穫って何?
M:そりゃPOSTAL2でしょう。主人公が地獄の郵便配達人で、神の啓示を受けて街に死を振り撒くゲーム。“GO POSTAL!”なんて書いてある。
T:酷いなぁ(苦笑)。
M:酷いんだよ(笑)。ほら、パッケージでパレードの人の群れに火炎瓶投げてるだろ、主人公が。それで皆火達磨。
B:でも最近のゲームの傾向なんだが、悪いことすると減点って制限をつけつつも、プレイヤーが好き放題できるようにしてるってのはあるんだよな。
M:日本の場合は悪くない人を殺すと1ミスになるけど、外国の場合は点数をひかれるだけで済む。凄いのになると逆に足されたりするし。例えばこのCARMAGEDDON2。
B:簡単に説明すると、これは主人公が人を轢けば轢くほど得点になるレースゲーム。
T:酷すぎない、それ? どこのゲームなの?
M:イギリス。これは向こうじゃそのまま発売できなかったらしいよ、残虐すぎて。
T:ちょっと見せて…酷いなぁ「連続で轢いてコンボボーナス!」だって…ハハハハハ…何なんだ、これは。
B:イギリス人はそんなゲーム作ってるくせに、洋ゲーという括り方をすると滅茶苦茶怒るんだよな。「アメリカのゲームと一緒にするな!」ってさ。「どちらかといえばイギリスのゲームはアメリカより日本に近いだろ」と仰るんだが、CARMAGEDDONとどこが近いんだって感じ(笑)。
T:ところでPOSTALの生産国は?
M:アメリカ。モータルコンバットもアメリカ。
T:全部同じじゃん(笑)。
M:モータルコンバットに始まり、CARMAGEDDONで熟成した洋ゲーの流れ。こういうゲームを平気で作ってしまう異人ってのはホントに何者なんだろうね?
B:外人は欲求に素直なんじゃないのか? 「人を大量に射殺してみたい!」とか「車で轢死体の山を築きたい!」とか(笑)。そうとしか思えん。
M:「頼む、その理由を日本人の俺に教えてくれ!」って聞いてみたいねぇ。
T:やはり文化圏、生まれ育った環境の差のせいなのか…。例えば日本で生まれた子供をアメリカに連れてって育てたら、残酷ゲームを作るメンタリティを獲得するんでしょうか?日本人にはけして理解しえない感性を(笑)。
M:逆パターンも考えられるね。アメリカで生まれたガキを日本で育てたら、アニメ絵でエロゲーを作るようになるのか、という(笑)。
B:日本人の俺らは「洋ゲーは残酷だ!」と言ってるけど、さっきギャルゲーの体験版に群がるファンの近くを通った外人を覚えてる?
T:外人のカップルね。
B:おそらく異様に濃いオーラを感じ取ったんだろうな。逃げるように去ってたぞ(笑)。
T:あーいうのを見て、外人は「日本のゲームは破廉恥だ!」とでも言ってるのかな。
M:でもね、根本は同じだと思うんだよ。ギャルゲーにしたって、可愛い女の子と夢のような恋愛ができるって意味があるわけで。その願望を実現する最新のツールがゲームなんだろ。これは万国共通じゃないかな。
B:願望が残酷にいくか、エロにいくかだけの違いってことね。
M:そうそう。
T:セングラのフィギュア見たけど、あれってサターンで出てるんだっけ?
M:そうだよ、当たり前じゃん(笑)。
T:そうかそうか。ギャルゲーマシン化したサターンだもんね(笑)。
B:んなこと言ったら、セガ信者に刺されるって(笑)。

184 名前: 秋葉原の黄金厨 投稿日: 2004/05/20(木) 04:55
B:メガドラユーザーだった俺には、今のセガってホントに耐え難い状態なんだけど…え? 何?
謎の外人:スミマセン…エーゴ…。
T:Yes, English OK.
謎の外人:Excuse me, were you talking about Sega games?
M:Pardon?
謎の外人:Were you talking about Sega games?
T:Sega? ああ、セガのゲームね。OKOK。
謎の外人:I'm trying to find old Japanese game systems, but things are very expensive in Akibahara. Do yon know where else I can find older Japanese game?
T:どこに安いゲーム機があるか…を聞きたいんだね。
B:ゲームのソフトじゃなくて?
謎の外人:Soft, yes.
M:What kind of system?
謎の外人:Everything! ナンデモイイ、ネオジオデモイイ。
M:ネオジオでもいいんかい(笑)。
T:もっと安いとこある?
B:千葉とか。
謎の外人:チバ?
B:ええ、そのへんのゲームショップに行けば。
M:郊外の量販店。
T:郊外だから…なんて言えばいいんだろう?
謎の外人:ナマエシッテマスカ?
M:えーと、例えばチェーン店のね…わんぱくこぞうとか。
謎の外人:ワンパケ?
M:ノーノー、わ ん ぱ く こ ぞ う。
謎の外人:ワンパクコゾウ、OK。
M:あと何があったかな…とにかく新宿とか、そういう店の方がいいかもしれない。新宿のいろんな店に行ってみると。秋葉原にはマニアが多いから、昔のソフトはあまり残ってないと思います。入ってくるのは多いけど、出ていくのも早いので。
謎の外人:ゴメンナサイ、ニホンゴダメ。
B:集まるって英語でなんだ?
T:…うーん。
B:…Many gamers visit to Akibahara.
謎の外人:Yes.
B:Maybe gamers didn't go Shinjuku and Ikebukuro. If you want buy old Japanese games, you have to go there.
謎の外人:OK, thank you very much. ドモアリガトウ。
B:You're welcome.

185 名前: 秋葉原の黄金厨 投稿日: 2004/05/20(木) 15:22
M:彼はコレクターなのかな?
T:そうじゃないの。アキバにはレアなゲームが集まってくるから。
B:ただ必ずしもアキバが一番安いわけではないんだよな。
T:うん、実際そうだよね。本当に安く買おうと思ったら意外と郊外なんだから。
B:アキバにはゲーマーが集まってくるからな。
T:値段に拘らなきゃアキバの方がいいんだけどね。探すぶんには効率が良くて…(自分の席に戻って日本人女性と英語で話してる謎の外人を見て)ダメだ、自分が意外と英語喋れないことに気づいてしまった(苦笑)。
M:“郊外に行け”ってのが伝わってりゃいいんだけど…(日本人女性に声をかけて)地方のファミコンショップってあるでしょ?
日本人女性:ええ。
M:そういうのには比較的古いゲームが残ってると思います。
日本人女性:関東近辺だとどのへんですか?
M:千葉とか埼玉とか。
T:最初からあのおねーちゃんに説明した方が早かったんじゃないの?(笑)

ここで日本人女性が謎の外人の奥さんであることが判明。以後奥さんの通訳で会話することになる。

M:彼は日本に買い付けにいらしたんですか?
謎の外人:それが目的の旅ではないけど、今回たまたま日本に来たから、古いゲームをたくさん買って帰ろうと思ってるんだ。
M:じゃあアメリカには絶対無いようなゲームの方がいいんでしょうか?
謎の外人:なんでも。どんな種類のゲームでもいい。
B:へー。
T:案外似たようなこと考えてるのかもね、僕らと(笑)。
B:ちょっと話聞いてみないか?
T:そうだね、おもしろそうだし。
M:良ければここで話しませんか? なんかおもしろい話ができそうなので。

186 名前: 秋葉原の黄金厨 投稿日: 2004/05/20(木) 16:34
がさごそと移動してくる二人、さっそく自己紹介。

C:僕の名前はChris Barker、ニューヨークから来ました。ホームページアドレスはttp://superfami.com/です(と言って名刺を差し出す)。
B:ほんまや、スーパーファミコンや(笑)。
M:俺らは今ね…。
T:いいよ、別に言っても。
M:俺らはこいつ(T)のHPのネタ探しも兼ねてゲーム買いに来ました。
T:ゲームサイト作るんですよ。
C:ホント? ホントデスカ?
B:それもつまらないゲームの。
T:今安く投げ売りされてるようなね…クソゲーってわかるかな?
M:Bad game? Strange game?
C:Boring game.
一同:ボーリングゲーム!(驚)
B:それで俺たちクソゲーマニアって名乗って、そういうゲームを紹介しようとしてるんです。
C:本当に?(笑) 僕も日本の古いゲームをHPで紹介したいと思ってるんだ。
M:日本の古いゲームね…たけしの挑戦状とか?(笑)
C:それは何ですか?
T:ビートたけし…北野武さんってご存知ですか? 映画監督で有名な。
C:Of course, yes.
T:あの人が作ったゲームで伝説的につまらないと言われてるのがあるんです。
C:本当!? それは初めて聞いた。
B:で、ネタ探ししてて、例えば俺はこれ(スーパーリアルベースボール)を280円で買ったんだけど…。
C:それもクソゲーなの?
M:これは物凄いクソゲーです。
C:ハハハハハ、スゴイツマンナイ?
M:イエス、つまんない。俺たちクソゲーマニアだから(笑)。
C:(笑)何のためにそんなゲームを狙うの?
M:クソゲー自体はつまらないけど、クソゲーを語るのはおもしろいからです。例えば1000円でゲームを買ったとします。それがつまらなくて自分にとって200円の価値しかない。そしたら800円分の悪口を言って楽しむのが目的なんです。
C:OK, I get it(笑).
B:新しい価値観を創造するために、我々クソゲーマニアは日々戦っていると。
C:OK(笑).

187 名前: 秋葉原の黄金厨 投稿日: 2004/05/20(木) 19:37
C:アメリカにもクソゲーはたくさんあるよ。アタリVCSは初めは凄くポピュラーだったけど、アタリショックがあってダメになっちゃったからね。あれ以後クソゲーばっかり出てたんだ。ところで一番糞なハードって何だと思う?
M:クソハード(笑)。
B:バーチャルボーイとか?
C:Heh!? Maybe not!
B:メイビーノット? 違う?
C:ワリオランドは良くできてたからバーチャルボーイは違う。
B:(笑)よう知ってんなぁ…じゃあ、3DO。
C:OK! Yeah! 3DO is bad!
一同:(爆笑)
奥さん:え? 3DOって何?
T:3DOってあるんですよ。松下が満を持して出したハードが(笑)。
B:これが最高にコケたハードなんです(笑)。
奥さん:松下ってゲーム機出してたんだ。よく知ってるね、クリスも。
M:そりゃアメリカ開発のマシンだからね(笑)。
C:サムライスピリッツは凄くいいゲームだけど、3DO版はファイトに入る前のロードが長くてダメだね。だいたい3DOはデザインが悪いよ。

188 名前: 秋葉原の黄金厨 投稿日: 2004/05/20(木) 20:32
C:僕の友達のゲーマーは「金やるから日本のゲーム買ってきて」って言うんだよね。
T:なら日本でしか買えないゲームがいいんですか?
C:そもそも日本でしか発売してないゲームの方が圧倒的に多いんだよ。日本でゴミみたいなクソゲーでも、アメリカではゴールドの価値があるんだよ(笑)。
T:ゴールド(笑)。
C:前に日本のゲーム屋さんがタダでくれたゲームがあったんだ「これは壊れてるから」って。僕は修理が得意だから、直してニューヨークの友達に見せた。ファミコンのディスクシステムなんて誰も見たことないから、みんな驚いてたね。
M:格ゲーやるんだったらハイパーストⅡとかどうですか?
C:このあいだ買ったんだ。
B:セガサターンキーボードなんかは?
C:それは売ってるよ、アメリカで。
B:ファミコンロボットは? あかん、どんどん話がマニアックになってる(笑)。
C:それもアメリカで発売されたけど、マニアの間ではあまり価値がないんだ。4000円程度のものかな。秋葉原でファミコンキーボードも見つけたけど、同じ理由で僕は買わなかった。
B:それじゃ…ファミリートレーナーは?
C:あれはすでに持ってる。
B:すげー(笑)。
M:ジャパニメーションのゲームはどうでしょう。喜ばれやすいんじゃないですか?
B:エヴァとかね。
C:エヴァンゲリオンは前からアメリカで人気だから、みんな買ってるんだよね。輸入ゲーム専門店に行けば、普通に売ってるんだ。

189 名前: 秋葉原の黄金厨 投稿日: 2004/05/20(木) 22:14
M:そっか。ポケモンの炎と葉っぱはいかが?
C:ポケモンはアメリカでも有名だけど、僕はやったことがないんだ。あれはクソゲーなの?
M:クソゲーじゃないです。そーかクソゲーの方がいいのか。
T:だったらデスクリムゾンは?(笑)
M:デスクリムゾン…ワーストゲーム(笑)。
C:デスクリムゾン? 何のゲーム?
M:サターン。
C:サターン!?
M:Worst of Saturn!
B:King of boring game!!
C:わかった、探してみよう(笑)。ワタシオモウ。ゼッタイBATMANのゲームハゼンゼンツマンナイ。
B:…全然つまんない?
T:…バットマンのゲームが?
C:アクレイムノゲーム、ゼンブホトンドツマンナイ。
B:ああやっぱり。アメリカ人も満足してるわけじゃなかったんだ(笑)。
C:Oh, yes.
T:そうなんだ。アメリカ人はあれを楽しんでるのかと思ってた(笑)。
B:だからアメリカ人はね、日本人の俺らにはどこがおもしろいのかわからないゲームでも、何か特別な理由で楽しめるんだろうと思ってました。
M:さっきも「異人ってなんておかしな人たちなんだろう」って言ってたんです、これとか見て(と言いつつPOSTAL2を取り出し)。Look this.
C:ンンン…POSTAL…これは酷いゲームだ。これは僕には理解できないんだ(苦笑)。
一同:(爆笑)
C:モータルコンバットもアメリカのゲームだけど、もう最悪だね。動きは鈍いし、血がドバドバ流れる。本当に物凄い量の血がね。
T:モータルコンバットはアメリカのゲーセンでも人気あるんでしょう?
C:ニューヨークにはあまりゲームセンターってないんだよ、ときどき店先に数個の筐体が置いてあるだけで。郊外にはあると思うけど。
B:でも凄くヒットしてますよね。
C:昔からアメリカではティーンエイジャーがゲーマーの中核なんだけど、そういう若い男の子の最大の欲求はお母さんが嫌がることをすることなんだ。だからああいう過剰にバイオレンス、大量の血が流れるようなゲームをやってしまうんだと思う。親に反抗することを好きになりやすいんじゃないかな。

190 名前: 秋葉原の黄金厨 投稿日: 2004/05/21(金) 03:05
M:アメリカではゲームが過剰にバイオレンスな方向に流れてると思うんです。そして日本では過剰にセクシャルになってるんですよね。
C:バイオレンスなゲームもセクシャルになってる。例えばサターンのデッド オア アライブとか。
一同:(爆笑)
C:あれは格闘ゲームとして良くできてるんだから、女の子の胸が揺れる必要性は無いと思うんだけど。
T:女の乳を揺らすのが日本人の魂なんですよ(笑)。
B:ジャパニーズオタクの魂(笑)。
T:アメリカのゲームで敵の頭を撃ったら脳味噌が飛び散らなければいけないのと同じように、日本のゲームでは女の乳は揺れなければいけないんです(笑)。
C:格闘ゲームに出てくる女の子ってみんな変だよね。バーチャファイター以外はほとんど裸だもん。
T:裸じゃなかったら嬉しくない(笑)。
C:戦うためになんであんな格好をするのかな? ホステスみたいだよね(笑)。
M:ぶっちゃけ男性プレイヤーに対する媚びです。ただ日本のゲームは女性プレイヤーにも媚びてるから公平なんですよね。
C:どういう意味?
M:やおいという女性向けホモ同人誌を前提にデザインされた美少年キャラとか…あっ、この話は濃すぎる! ごめんクリス、忘れてくれ(笑)。

191 名前: 秋葉原の黄金厨 投稿日: 2004/05/21(金) 03:45
C:RPGで一番つまんないのは何だと思う?
M:里見の謎!
T:即答するね(笑)。
C:里見の謎? アメリカでは発売してないよね?
M:つまらなすぎて発売できないんです(笑)。
C:わかった(笑)。僕がアメリカでやったRPGで一番つまんなかったのは…ミスティッククエスト。日本ではFFUSAっていったっけ。
T:(笑)あれ、僕の遠戚が制作に関わったんですよ。
C:知らなかった、ごめん。
T:いやいや「バカ!」って言ってやってください(笑)。
C:ゴメンナサイ(笑)。
T:あ、作った奴に言ってくれって意味です(笑)。あれってアメリカ人を凄く怒らせたらしいですね「スクウェアはアメリカ人をバカだと思っているのか!」って。それ以来ちょっとでもアメリカ向けにアレンジすると「バカだと思ってるから簡単にしたんだろう!」と言うし、発売しなければ「バカだから理解できないと思ってるんだろう!」って言う。どっちに転んでも大騒ぎになる(笑)。違うんだけどね、ホントは。
C:アメリカではゲーム誌が「RPGは凄い! RPGは凄い!」って連呼してるわりに、RPGがあまり売れないんだ。RPGがとても好きなアメリカ人もいるけど少数派でね。アメリカでFFⅦのCMが大々的に公開されたとき、みんな「凄い! 買わなきゃ!!」って飛びついた。でもアクションゲームと勘違いして買ってがっかりした人もいたみたい。
B:日本のRPGはアニメや漫画みたいな日本の文化に思いっきり根差してるからねぇ。見てない人にはなかなか理解できへんと思うな。
C:翻訳さえあればアメリカ人にだってわかるもんね(怒)。

192 名前: 秋葉原の黄金厨 投稿日: 2004/05/21(金) 06:37
M:そういう意味では、アメリカでときメモしてる人は少ないんじゃないですか?
C:アメリカでは大っぴらに売られてないと思うよ。
T:ああ、もったいない(笑)。
C:二次元相手に恋愛というのは凄く変な感じがする。アメリカ人にはね。
B:ときメモは女の子と仲良くなれるから売れたんじゃないんです。あれは新しいゲームの方法論を開拓したから売れたんです。
C:それはどういうこと?
B:従来のギャルゲーのストーリーはハッピーエンドに向けて一直線に進むだけだったんですが、ときメモではストーリーがシチュエーション単位で分かれてるんです。個々のシチュエーションを独立させて、それらが組み合わさることで、ある方向のストーリーが完成するようにしたんです。
C:…?
B:プレイヤーは独立したシチュエーションを勝手に通り過ぎていくだけなんです、バラバラに。だから毎回通り道が変わり、毎回違うストーリーになるんです。
C:ストーリーは違っても、基本的にはティーン向けの恋愛小説みたいなものじゃないの?
B:舞台設定はたいした問題じゃないんです。あのゲームは例えばFFのような冒険活劇だったとしても、やっぱり売れたと思います。ときメモのシステムはそれほど画期的だったんです。だから同じ有名ギャルゲーでも、俺はサクラ大戦は全く評価してません。あれなんかはまさに可愛い女の子が出てるだけなんです。表面が似てるだけの一直線のゲームなんですよ。
C:そうなのか、どっちも同じようなものだと思ってたんだけど。
T:基本的には自分で自分なりの道筋を作るという、自分が主人公になりきれるリアリティを持たせてくれるシステムじゃないとダメだと思うんです。プログラムされたキャラの歴史をなぞるのではなくて。それが一直線のゲームとそうでないゲームの最大の違い。ここをクリアしてるゲームは本当に少ない。
M:だから…ウィズみたいな意味でいいんですよ、ときメモのシステムは。ウィズはプレイヤーの行動の自由度を上げることで、幅広い展開を実現したでしょう? それと同じなんです。
C:確かにウィザードリィはそうだったね。僕はパソコンでプレイしたんだけど、想像力でストーリーを組み立てられる楽しさがあって、本当に夢中になった。だけど今のゲームには想像力が入り込む余地がない。映画のようにあらかじめ決まっているストーリーを辿ってエンディングに向かうという感じがしているんだ。
B:そうそう、それこそが一直線のゲームのダメなとこなんです。なんだ俺たち結構似たようなジレンマを感じてるんですね。
C:そうみたいだね。
B:ときメモの凄さはその一直線の構造を打開したことなんです。なのに実際プレイもしないで、可愛い女の子が出てきて擬似恋愛を楽しむだけのギャルゲーだと毛嫌いするのは、本当にとんでもないと思う。ときメモはゲーム史に残る革命だと思いますよ、俺は。
C:OK, I get it.

193 名前: 秋葉原の黄金厨 投稿日: 2004/05/21(金) 07:04
C:僕みたいな人間がコレクターになると、コレクションとしてクソゲーを買うようになっていくね。
M:俺はハナからダメなものを集めてるんです。
C:それで遊ぶの?
M:遊んでその後に怒ります。
一同:(笑)
B:つまらなさがおもしろいという。
M:あまりにもつまらなくてそこが笑えるという。
B:「これは狙っては出せないな」とか(笑)。
M:「これを作った奴は頭がおかしいとしか思えない」とかね(笑)。
C:おもしろいゲームをやる時間があっても、つまらないゲームに時間をさくのはもったいなくないの?
T:おもしろいゲームで遊ばなくても、つまらないゲームをやる時間はあります。僕がクソゲーについて語ると聞き手がおもしろがってくれるんですよ。それを文章にするんです。何ていうのかな…スタンスはエド ウッドの映画を見るのと一緒なんですよ。アメリカ人はエドの映画の悪口を言うのが大好きだと思うんだけど。
C:OK, I totally understand. I know exactly what you mean.

194 名前: 投稿日: 2004/05/21(金) 16:47
「う〜〜対戦対戦」
今 チャットを目指してお気に入りを開いた僕は高校に通うごく一般的な高校生
強いて違うところをあげるとすればポケモンに興味があるってとこかナ――
名前は羽
そんなわけでメガニウムパークのVAGチャットにやって来たのだ
ふと見るとチャットの中に誰かが一人入室していた
ウホッ!いいトレーナー…
(ハッ)
そう思っていると突然そのトレーナーはは僕の見ている目の前で対戦希望をしはじめたのだ…!
(ゴゴーン・・・)
「やらないか」
そういえばこのチャットはルサ版の対戦ができることで有名なところだった

いいトレーナーに弱い僕は誘われるままホイホイと応戦希望をしちゃったのだ

以下続く。多分。

195 名前: 秋葉原の黄金厨 投稿日: 2004/05/21(金) 18:21
C:じゃあアメリカのクソゲーって欲しい?
M:欲しい!
B:めっちゃ欲しいです!
C:わかった(笑)。どんなクソゲーがいいの?
T:えっとね、僕がファミコン以降のハードをほぼ持ってるから、それで動くやつならなんでも。
C:僕は友達から送ってもらったりしてて、どんなゲームでもほとんど手に入るから。友達の一人がゲームショップを経営してて、別の一人はコレクターとして有名なんだ。彼は忙しくてあまり遊ぶ暇がないのに、ひたすらゲームを集めてるんだ。ヨコヅナコレクター(笑)。
B:素晴らしい!
T:今のところ僕がHPで紹介しようと思ってるアメリカのゲームがストライダー リターンズなんだけど…。
C:ストライダー リターンズ? 聞き覚えがある名前なんだけどな。機種は何?
T:メガドライブ、アメリカでいうジェネシス。
C:思い出した! 2分ぐらいやったことがある!
一同:(爆笑)
M:こういう表現は日米共通なんですね(笑)。
C:たった2分で「これは最悪だ」ってわかった(笑)。
T:僕は10時間は粘ったけどな(笑)。ストライダー リターンズ以外でとんでもないゲームは何だと思いますか? ワースト10を挙げるとしたら。
C:さっきも言ったがモータルコンバットは本当に最悪だ。最初に思いつくのはこれだな。あとは何だろう?…ダメだ、なかなか10本に絞れない。家に帰って資料を見るぐらいしないと絞れないな(苦笑)。
一同:(笑)
C:アメリカのゲーム誌でワースト10を見たことならあるよ。
B:いいなあ。日本じゃワースト10まで出さないならな。
M:いや出してただろ、セガサターンマガジンが。
B:そっか、あれだけはね。出版界の良心だよな(笑)。
C:ちなみにベスト100も載ってて、1位はテトリスだったね。

196 名前: 秋葉原の黄金厨 投稿日: 2004/05/21(金) 20:25
M:アメリカにクソゲーを専門に扱った書籍ってありますか?
C:雑誌の中のコーナーとしてはあるけど、そのための本はないね。攻略本はたくさん出てるんだけど。あと産業としてのゲームについて書かれた本が数冊。その中のゲームオーバーという本は任天堂に関するものだったけど、凄くおもしろかったよ。
B:日本ではそういったゲームの歴史について書かれた本がとても多いんです。ゲームオーバーは翻訳本だけど、その中のひとつですね。
C:日本語で書かれた本で一番お薦めなのは何?
B:一番は…ちょっと決められないなぁ。何冊かを対照しないと、本当の歴史はわかりませんから。
C:フェニックスを著した人も、一生懸命相違ないように調べたのかもしれないが、やっぱり誤りはあった。ゲームオーバーもある角度からしか歴史を見てなくて、書かれていないこともたくさんあった。それぞれのメーカーが自社について責任を持って本を作ってくれるといいのにな。
B:やっぱり地下史がそれぞれにあるんでしょうね。
M:あるだろうけど、都合の悪いことは書かれないよな。特にゲーム誌では絶対に書かれない。
B:だから客観的な歴史にはならないんですよね。必要なのは真実だけなんだけど。
C:アメリカではメーカーよりメディアの力が強いから、そういった事実も全て公表されるのになあ。

197 名前: 秋葉原の黄金厨 投稿日: 2004/05/22(土) 14:07
B:ところでさっきバーチャルボーイを褒めてたけど、どこがそんなに好きなんですか?
C:ハードウェアとして世界で一番完成されたゲーム機はバーチャルボーイだと思う。開発した横井軍平さんは本当に凄い。だけど彼はバーチャルボーイの商業的な失敗で、任天堂を去らねばならなかった…。
M:俺も彼は天才だと思います。バーチャルボーイも大好きで、発売日に定価で買いました。
C:僕は横井さんが亡くなった頃、哀悼の意を込めて自分のHPを真っ暗にしてたんだよ。僕たちのジェネレーションはゲームとともに育っている。だからこそ彼に敬意を表するべきなんだ。
B:アメリカでも横井さんの死は凄い衝撃だったんですか?
C:ゲーム業界のHPは全部彼の死を伝えてた。雑誌にも彼の功績を讃えた記事が載ってたよ。
M:本当に凄い人だったけど…バーチャルボーイを作って、詰め腹を切らされたという…。本人は否定してたけど。
C:僕もそう思う。誰もバーチャルボーイのようなゲーム機は作れなかったし、3Dシステムはたくさんあるけど横井さんが作ったものが一番凄い。
M:…でも彼の思想についてこれるクリエイターがいなかったんです。
C:…悲しいけど僕も同感だな。多分今のプレステ2はアタリショックの前に近い状態にある思うんだ。
B:そうかもね。PS2も設計思想の優れたマシンだけど、やはりそこについてこれる開発者はほんの一握りだし。
C:プレステ2がゲームの発売をコントロールしなかったら、アメリカで第二のアタリショックが起こると思う。アタリショックに学んだ任天堂のように、発売するゲームの質に一定の基準を設けなければ、おそらくプレステ2で同じことが起こる。
B:思うんやけど、設計思想とは別の基本理念として、PS2はなんでもOKというのがあるんじゃないでしょうか。
C:そう。プレステ2には確かに良いゲームがある。だけど物凄い数のクソゲーもあるんだ。それが最大の問題なんだ。

198 名前: 秋葉原の黄金厨 投稿日: 2004/05/22(土) 15:27
B:そうして良作が埋もれていくのは切ない話やなぁ…。
C:ポリスノーツは英語版が完成しても発売しなかった。なぜならサターンの市場が小さすぎたから。
M:アメリカでサターンって70万台ぐらいだっけ? 80万だったかな? とにかくその程度の数字で惨敗してるんだよな、日本のメガCD並みに(笑)。
C:サターンにはいいゲームが多いから残念なんだけど、アメリカではサターンのメーカー離れがすぐに進んでしまったんだ。
M:やっぱり…バーチャコップ(http://www.geocities.co.jp/Playtown-Rook/4511/games/cop2.html)で敵の脳味噌が吹っ飛ばなかったのが悪かったのかね(笑)。
C:E3でコナミの人が言ってたけど、ポリスノーツの英語版は発売しなかったけど、凄く出来が良かったんだって。
T:あれも乳が揺れるよ。
一同:(笑)
T:あのゲームの開発画面で乳をクリックすると、ポヨンポヨンって揺れたらしいよ。しかもおばさんを含む全員が。その揺れ方をリアルにするために、女性スタッフ二人がその仕事だけをやってたんだ。なにせ監督の小島さんが「女の乳は絶対に揺れなあかん!」と言い張ったからね。ちなみに3DO版ではしっかりスタッフロールに載ってたよ、乳揺れ監修って肩書きで(笑)。
C:…がっかりしちゃった(苦笑)。
B:だから乳が揺れるのが日本人の魂ですから(笑)。
C:僕はクリエイターとして小島さんを尊敬してたんだけど、そんな話を聞いたらもう尊敬できない(苦笑)。
T:何が悪いんだ? 女の乳は揺れなおかしいだろうが。
一同:(爆笑)
C:わかった、うんざりだ。
T:これはアメリカの話だけど、デッド オア アライブで「男のチンチンは揺れなあかん!」と言った奴がいたという。「そうじゃなきゃ平等じゃない!」ってさ(笑)。結局これもサターン版は発売されなかったけどね、アメリカでは。
C:アメリカでは露骨にセクシャリティを出すことを恐れているからね。いろいろな反対があるんだ。
B:じゃあ、そのせいなのかな? デッド オア アライブには乳揺れの有無を選択するスイッチがあったんですよ。
C:それは知らなかった。
T:そのスイッチをオフにして発売したら、抗議が殺到したんじゃないかと言われてるね。現にキング オブ ファイターズで不知火舞の乳が揺れなかったがゆえに怒ったアメリカ人が続出してたぞ。僕はEGMの読者ページをちゃあんとチェックしてるんだよ、クリス。
B:それは隠しコマンドで揺れるようになったんだけどね。
T:だから俺たちの結論としては、アメリカ人も乳が揺れるのが好きなんじゃないかという(笑)。
B:抗議がくるぐらいやから(笑)。
T:日本の開発者はいかに乳を自然に揺らすかに命を懸けてるんです。これは冗談じゃなくて本当に。わざわざキャラのポリゴン数を減らしてまで、胸のポリゴン数を増やしてるんだ。具体例を出すと、ファイティングバイパースは全身を構成するポリゴンのうち10㌫も胸に使っていて、しかも胸だけは物凄く複雑な変形機能を用いて自然な揺れを目指してる(笑)。デッド オア アライブの場合はもっと凄いと思ったけど。
M:なんかそういうのばっかし(笑)。
T:キング オブ ファイターズでは、胸が胴体の2倍以上のコマ数で動いてるな。よって2倍リアル。
C:もういい、聞きたくないよ。
一同:(爆笑)

199 名前: 秋葉原の黄金厨 投稿日: 2004/05/22(土) 16:19
C:最後に聞きたいんだけど、君はバーチャルボーイのソフトをどれぐらい持ってるの?
M:ほとんど全部。
C:日本のバーチャルボーイのソフトが欲しいんだけど、どこか売ってる店を知らないか?
B:さっき教えた郊外の量販店に行けばあると思うけど。
C:お正月に名古屋へ行くんだけど、愛知県でない?
T:聞いた話ですが、名古屋の大須がいいらしいですよ。あそこは日本一ゲームが安い時期もあったようです。電気街として盛り上がってる最中で、各ゲーム屋がどんどん安い値をつけて、お客さんを呼び込んでる。そのおかげで安いんですよ。
C:ありがとう。名古屋に行くのが今から楽しみになってきた。横井さんにリスペクトを捧げる意味でも、バーチャルボーイのゲームは可能な限り完璧に集めたいんだ。
M:同感です。横井さんがいたからこそ、ゲーム世代の俺らがあるんだと思ってますから。
C:本当にそう思うよ…。今日はありがとう、凄く楽しかった。
M:またアキバで会いましょう(笑)。
C:OK(笑).

200 名前: 秋葉原の黄金厨 投稿日: 2004/05/22(土) 16:42
  日本語の怪しいおばちゃんが切り盛りする、蒸し餃子が逸品の広東料理店錦宴着。今日はつくづく外国人に縁のある1日だ。クリスと話した喫茶店でのハイテンションを維持したまま、怒涛の飲み会に突入する。
  とにかく食いまくる私。ほろ酔いで「クリスはいい奴だったねぇ」「WinXPっていくらぐらいすんのかなぁ」を繰り返すT。Bはといえば、クリスのゲームに対するひたむきな姿勢に感動、今までの自分を反省しやがった。心を入れ換えて真面目に(?)ゲームに相対することを誓ってしまう。「この裏切り者!」と心で叫ぶが、口に出すと単なるろくでなしになるのでやめといた大人な私。

B:自分のも他人のもどこの国の人の血も赤くて熱いことを思い出した気分や。特にゲームに対する己の血が熱いことは長いこと忘れてた気がする。

  とB。最後においしい所を掻っ攫われた気がするが、こういう日もありだろう。私とB,T。三人揃って誕生月の吉日のことでした。

201 名前: 投稿日: 2004/05/22(土) 17:05
友達から来たメールを転載。

湯船につかりぼ〜っとしていると
洗面所から母親の声が聞こえた。
「お昼どうする?」
暫く考えてから
「とりあえずラーメンで良いや」と言って後悔した。
何言ってんだよ俺。別に腹なんか減って無いじゃん
大体こんなくそ暑い日にラーメン食う気なんか起きねぇ。
「ごめん、まだ昼は良いや」
しばしの沈黙
「そうめん?」
聞いちゃいねぇ。
言い直すのもめんどくさいので、
「じゃ、そうめんでいいや」
と返しておく
暫くぼーっとして風呂から上がり、リビングに行く

202 名前: 投稿日: 2004/05/22(土) 17:11
テーブルの上を見ると
どんぶり一杯は軽くあろうそうめんが置かれていた
(麺だけでどんぶり一杯分かよ。しかも大盛り)
そう、母は加減というものを知らない。
しかも文句を言うと後々面倒なのでとりあえず食べ始めるのだが…

食えるか!!!

まだ3分の1も減っていない。
「残すか…」
そう呟いたのが母の耳に届いたらしく、
台所でブリブリと怒っている
まぁ40過ぎのおばんにそんなことされても
きもいだけだが
残ったそうめんの行き先は

   排 水 溝 …

んなこたぁない。
晩御飯の皿の中だ。
これでめでたくおかずが増えたわけだが

きっと明日の昼もそうめんなんだろうな…

203 名前: 投稿日: 2004/05/24(月) 12:27
>>194の続き。
こんなん書いて良いのかなー。

彼――
ちょっと平仮名ぽい口調でウインと名乗った

ここでの対戦もやりなれてるらしく応戦希望するなり対戦場を指定されてしまった

「よかったのかホイホイついてきて 俺は初心者だってかまわないで倒しにかかるようなヤツなんだぜ」
「こんなこと初めてだけどいいんです… 僕…ウインさんみたいな人好きですから…」
「うれしいこと言ってくれるじゃないの それじゃあ全力でいってやるからな」

言葉どおりに彼はすばらしい構築だった
僕はというと自分の構築のみすぼらしさに身をふるわせてもだえていた

しかし その時予期せぬでき事が…

204 名前: 投稿日: 2004/05/24(月) 12:33
(カチカチッ)
「あっ…!も もう3体選びました…」
「ん?もうかい?意外に早いんだな」
「ち、ちがう… 実は上の三匹しか技を埋めてなくって ここに来たのもそのためで…くうっ」
「そうか… いいこと思いついた お前 その構築にサンダース入れてみろ」
「えーっ!?サンダースですかァ?」
「ポケモントレーナーは度胸!何でもためしてみるのさ きっと電気に強くなるぜ ほら 遠慮しないで使ってみろよ」

彼はそういうと対戦を終了して僕のためにパーティー鑑定をはじめだした
(人の構築の弱点を的確につくなんてなんて人なんだろう・・・)
しかし、彼がそういった理由を考えているうちにそんな変態じみたことをためしてみたい欲望が・・・・

205 名前: 投稿日: 2004/05/24(月) 18:07
「それじゃ…入れます…」
「サ…サンダースを入れました…」
「ああ…つぎは自分で考えてみろだ」
「それじゃラグラージを入れます…」
(カチカチ)
(カチャカチャ)
「いいぞ 地面に強くなっていくのがわかるよ しっかりジュカインや拘りヘラクロス対策もしとかないとな」
(カチッ)
「くうっ!マタドガスしかない…!」


この初めてのパーティー鑑定は、一人だけでは知ることのなかった絶頂感を僕にもたらした
あまりに的確なアドバイスに構築が完成すると同時に僕は ポケモンという知識の海の中であっけなく果ててしまった
「ああ――っ!!」

206 名前: 投稿日: 2004/05/25(火) 21:02
「このぶんだとそうとうがまんしてたみたいだな ポケモンの欄がパンパンだぜ」
「はっはっ」
「どうしたい」
「あんまり気持ちよくて… こんな構築組めたの初めてだから… はあ…」
「だろうな 俺も初めてだよ ところで俺の構築を見てくれ こいつをどう思う?」
「すごく… スキが無いです…」
「スキが無いのははいいからさ このままじゃおさまりがつかないんだよな」
(ヒョイ!)
「あっ…」

207 名前: 投稿日: 2004/05/25(火) 21:07
「こんどは対戦するんだろ?」
「ああっ!!」
「いいぞ… ハピナスとサンダースならこっちが有利だ…!」
「出…出る…」
「なんだァ?いきなり拘りエアームドを出すのか?普通なら冷凍ビームを警戒すると思うが」
「ちっ ちがう…!!」
「なにイ? お前もハピナス?お前俺を暇人とまちがえてんじゃねえのか!?」
「しーましェーン!!」
「しょうがねえなあ いいよ、いいよ 泥試合にしといてやるからこのまま出しちまえ PP戦になるでやりまくるのも いいかもしれないしな!」
「え―――っ!?」

――と
こんなわけで僕の初めての封印の洞窟体験は
泥仕合な結果に終わったのでした…

208 名前: 投稿日: 2004/05/25(火) 21:54
>>194,>>203-207
やばいちょうてきとうだわ。

書き直せるなら書き直したいけどめんどうだからしませんが

209 名前: 投稿日: 2004/06/18(金) 01:08
思えば

このバイト帰りの雨―が
ことの始まりだった

雨やどりのつもりで思わず入ったポケモンセンター

誰かの対戦にギャラリーが集まっていた(見てみよう)

「ふー、ひどいめにあった」

「おー!凄い凄い!」

「ホー、すごいメジャーポケ」

しかしおれにとってメジャーポケなど興味のないものだった

あるのはポケモンにとってはワキ役でしかないマイナーポケの登場

そうおれはマイナーポケが大好きだった

いまだってつまらない対戦のあいまに
マイナーポケを使ういいトレーナーをさがしてしまうのだ

210 名前: 投稿日: 2004/06/18(金) 01:18
対戦にジュゴンやエネコロロを使っているいいトレーナーを発見した俺は
しばし彼らの対戦を一人で観戦していた

すると

「ヘェ、ノコッチかぁ」

突然私の隣にもう一人観戦者があらわれたのだ

なんのつもりなのだろう、この青年は…

こんなにマイナーばっかりの試合をわざわざ観戦するとは

ゲームボーイにはヤンヤンマのシールが張ってあり
何もかもおれ好みの青年だった

そういえばこのポケセンは色々なトレーナーがいることで有名だった

彼もマイナーポケが好きなのだろうか
おれがマイナーポケをあさるような目で見回していたからよってきたのだろうか

「わわっ、このコンボ。一撃かよ」

211 名前: 投稿日: 2004/06/18(金) 01:26
彼はマイナー好きに違いなかった

なぜならこのコンボ一撃かよ、と言ったときのターンは
エネコロロがねこのてからぜったいれいどを放っていたのだから

「あーあとうとう落ちちゃった」

かれはこれ見よがしにメモを取りだし始めた

それはマイナーポケのことがかなり色々書き込まれているのが
横から見てもはっきりと見てとれた

おれはどうしようもない衝動にかられた

ああ、彼と対戦したい、してみたい・・・!

「あなたおれと対戦してみたいんでしょ?」

そういうと彼はかばんの中から通信ケーブルを取り出した

「一目見たときから気に入ったんです。あなたもマイナーポケが好きなんでしょ?」

「は、はぁ・・・」

「どうぞ。対戦しましょうよ」

おれはもう限界にきていた

そしてふるえる手で彼との対戦を始めたのだ

「すごい…!トロピウスの色違いだ!」

「さぁ、対戦お願いします」

おれは青年のそのトロピウスを激闘の末プクリンで倒した

事件はその時起きた!

212 名前: 投稿日: 2004/06/18(金) 01:36
「よーし、そこまでだ。いいかげんにしなこのマイナー野郎」

「な、何を・・・」

「フフン、聞いて驚くなよ。
 おれはてめえらみたいなマイナー野郎をぶっつぶすためにここに来たんだよ!」

「!!!」

「マイナー好きの振りをしていたらまんまとはまりやがって
 さぁ行けファイヤー!こんなカスぶっ殺しちまえ」

「何かしら?」
「厨房だろ?」

「おれたちはな、てめえらみたいなへんなのがいるから
 こうしてわざわざやってきてるんだ。それもマイナーポケを改造で作ってな!」

「か、改造だって?」

「当たり前だ。誰がこんなクズわざわざ育てるかよ。
 ところであんた名前は?」

「砂村俊介です」

「俊介さん・・・か、あんたマイナーポケをそこまで育てるなんて異常だぜ」

自分だって改造しておいて―と言ってやりたかった。
しかし結果としてマイナーポケを使ったのはおれだという事実は
否定できないのだ

それからもやつはおれをうす汚いマイナー野郎とののしり続けた

まるでサディスティックにマイナーポケが変態だと言わんばかりにののしるのだ

213 名前: 投稿日: 2004/06/18(金) 01:43
そうなのだ―

この男はマイナーポケ使いをなぶることによって
自分が正常だという優越感を味わっているのだ

「ところであんた、高校生だろ?
 このことが学校にばれたらどうなるだろうな
 マイナー高校生、対戦希望」

(やめろ・・・!)

「そうすりゃあんたは世の中から永遠に・・・

「いいかげんにしてくれ!」

シュンスケはマグカルゴをくりだした!

「なにー?ファイヤーにマグカルゴだと!?
 こ、このやろ〜」

ファイヤーの大文字!効果は今ひとつのようだ

マグカルゴの岩雪崩!効果は抜群だ!

「いてェェ〜、ちくしょ〜」

弱い・・・

こいつは改造してても対戦技術は殆ど無い男なのだ

そう思ったとたんにおれがさきほどの欲望が頭をもたげてきた

「な、何をしようっていうんだ・・・」

「わかってるくせに」

メジャーポケを狩るという興奮が―
おれに理性を失わせていた

214 名前: 投稿日: 2004/06/18(金) 01:52
「まさか・・・フリーザーもマグカルゴで」

「だいじょうぶ。岩雪崩の命中次第さ」

「お、おれが悪かった、だからゆるしてくれよォ・・・」

「技を選べよ」

「ちくしょォォ」

そしてマグカルゴで4匹目のホウオウも倒してしまった

「いいかげん鳥以外も出せよ。でないと全滅するぞ」

「かんべんしてくれよォォ」

4倍岩雪崩で伝説ポケを倒していく快感が全身を貫いた

しかしその一方でおれの頭のかたすみでは
さめた考えがよぎってもいた

この若い男はマイナー使いのおれをいためつけることにより
優越感をみたそうとした

いわゆるメジャーポケ使いという有利な立場を利用して弱いものいじめをしたのだ

とすると今のおれのしている行為もこいつとおなじ弱いものいじめではないのか

メジャー使いという畏敬の人物が
対戦もできない弱い人間と知りそいつを倒すことで優越感を満たしているのではないのか

たぶんそうだろう。だがそんな考えも
しぶれるような快感がしだいにうすれさせていった

今はただこのすばらしいエクスタシーにひたりきるのみだ

215 名前: 三匹のハピナス 投稿日: 2004/07/26(月) 10:52
木漏れ日が射し込む森の中、ハピナスはトテトテと早足に歩いていました。
さっき産まれた幸せ卵を釣りをしているゴールドさんに食べてもらおうとしていたのです。
やがて釣り場の怒りの湖に辿り着き、キョロキョロと主人の姿を探します。
釣り糸をたらしている彼の姿を見つけると、ちょっぴり悪戯心が湧いてきたハピナス。
背後からこっそりと近づくと「わっ!」と一声。
「ぅわっ!」
気の弱いゴールドさん、あんまり驚きすぎて、釣り竿を落としてしまいました。
しゅんとうなだれるハピナス、ゴールドさんは慌ててそれを慰めます。
すると湖面から眩いの光とともに美しい女神様が現れました。
そして呆気にとられている2人に向かって語りかけてきます。
「釣り竿を落としたのはあなたですか?」
「は、はい」
「それではあなたが落としたのはこの凄い釣竿ですか?」
そう言うと女神様は見るからに高そうな高級釣竿を差し出しました。
驚きながらも正直者のゴールドさんは
「いいえ、もっとみすぼらしい竿です」
「それではあなたが落としたのはこのいい釣竿ですか?」
そう言うとやはりかなり立派な竿を差し出してきました。
「いいえ、それよりももっとみすぼらしい竿です」
「それではあなたが落としたのはこのボロの釣竿ですか?」
そう言って女神様が差し出した竿は紛れもなく自分の物でした。
ゴールドさんは頷きます。
女神様はにっこりと笑うと、あなたの正直に免じて、と竿を三本とも置いて湖に消えていきました。

216 名前: 三匹のハピナス 投稿日: 2004/07/26(月) 11:40
このやりとりに興奮したハピナスはもっとやってみたくなって、
ゴールドさんの制止も聞かずに湖へ石を投げ込み始めました。
ところがひときわ大きな石を投げようとして、誤って自分が湖に落っこちてしまいました。
しばらくしても浮かんでこないハピナスにいてもたってもいられなくなったゴールドさんが飛び込もうと
したとき、またも湖面が光に包まれ女神様が現れました。よく見ると頭にたんこぶができています。
「石を投げ込んだのはあなたですか?」
「…いいえ」
「ではポケモンを落としたのはあなたですか?」
「…はい。落としたというか、落ちられたというか」
「それではあなたが落としたのはこのALLFのハピナスですか?」
そう言うと全個体値MAXのハピナスが出てきました。
「いいえ、違います」
「それではあなたが落としたのはこの色違いのハピナスですか?」
そう言うと珍しい薄い色のハピナスが出てきました。
「いいえ、違います」
「それではあなたが落としたのはこの欲張りでおっちょこちょいなハピナスですか?」
そう言うと女神様に首根っこを摑まれてキイキイと暴れているいつものハピナスが出てきました。
「はい、それが僕のハピナスです」
女神様はにっこりと笑うと、あなたの正直に免じて、とハピナスを三匹とも置いて湖に消えていきました。

他のハピナスを湖に返すのに二人は大変苦労したそうな。
欲のかき過ぎは苦労の元。
とはいえ、ゴールドさんに選んでもらえて御満悦のハピナス。
まんざら欲張りも損ではなかったようです。

217 名前: 名無しさん、君に決めた! 投稿日: 2004/07/26(月) 15:52
>>215-216を読んでたら「きれいなジャイアン」を思い出したw
あっちの場合はオリジナルは没収されちゃうんだよね・・・

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