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好き勝手に文章を書くスレ
1 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/11(月) 22:38:28
好き勝手にどうぞ。

2 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/11(月) 22:38:57
>>1氏ね

3 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/11(月) 22:39:00
サトシ大将軍は赤貧だった。もう1週間以上も、胃に何一つとどめ得ない
でいた。皮膚は枯葉のようにひからび、薄膜が張って乳色に濁った目は、
不思議な幻影を見ていた――塩澤が部屋の片隅にひそんでいる、と言い張るのだ。
周囲の壁に貼りつけられたエロゲーやアニメのポスターが、みんなひん曲がって
いて癪にさわる、と文句を言う。じっとしていてもマウスのクリック音が、彼の
頭の中でうるさく聞こえる。tairaの持ってきた差し入れのセブンスターの一本一本
が、とつぜんカナリヤの群れになって、狂ったように囀りながら部屋中をぐるぐる回る。
本棚の上にかかった陰気な小さい鏡から、シャッガルがじっと見つめていると言って、
ひどくやきもきした。

「俺はもうだめだ」

ぼそりと漏らしたその言葉に呼応するように、部屋の片隅から声が返ってきた。




















「ブーン」


塩澤は、確かに、そこにいた。





カポーティ「遠い声、遠い部屋」より改変

4 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/11(月) 22:40:17
ブーン

5 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/11(月) 22:48:42
ディムロス

6 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/12(火) 17:12:56
サトシ大将軍は赤貧だった。もう1週間以上も、胃に何一つとどめ得ない
でいた。皮膚は枯葉のようにひからび、薄膜が張って乳色に濁った目は、
不思議な幻影を見ていた――塩澤が部屋の片隅にひそんでいる、と言い張るのだ。
周囲の壁に貼りつけられたエロゲーやアニメのポスターが、みんなひん曲がって
いて癪にさわる、と文句を言う。じっとしていてもマウスのクリック音が、彼の
頭の中でうるさく聞こえる。tairaの持ってきた差し入れのセブンスターの一本一本
が、とつぜんカナリヤの群れになって、狂ったように囀りながら部屋中をぐるぐる回る。
本棚の上にかかった陰気な小さい鏡から、シャッガルがじっと見つめていると言って、
ひどくやきもきした。

「俺はもうだめだ」

ぼそりと漏らしたその言葉に呼応するように、部屋の片隅から声が返ってきた。




















「ブーン」


塩澤は、確かに、そこにいた。





カポーティ「遠い声、遠い部屋」より改変














狭い部屋の中は2人分のタバコの煙で満たされていた。
ディバコンの練習をするあんこと、PCを前に寝そべるサトシ。
会話はない。延び広がった煙が分厚い壁になっているせいで、
声を出しても届かないんじゃないかとサトシは思った。そして
こうも思う。ディバコンは成立しないだろう、と。事実、際限なく
続くレバーの音は、熟達したジョニー使いのそれとはまるで違う、
不規則ででたらめなものだった。タバコの先端にしがみつく灰
を空き缶に落としてPCモニターに目をやった。ブラウザの更新
ボタンを押す。うらいたには目立って心を惹くスレは立っていな
かった。よく見るスレにもレスは付いていない。長いため息。
メッセンジャーを見る。ゴドーがいる。


聡 の発言:
どっか行こうぜ!

godot の発言:
温泉がいいお


「温泉かぁ…」

2時間ぶりに出した自分の声はこの国のものではない、どこか遠い
国の言語のように思えた。温泉。そういうのもいいかもしれない。

「あんこ、温泉行かね?」

「温泉?」

相変わらずガチャガチャと噛み合わない歯車のような音を立てて
テレビ画面を睨むあんこだったが、声は届いたようだ。顔は向けずに
たずね返してきた。あんこにディバコンなんて無理なんだ。そう思い
ながらも質問に答える。

「ゴドーの車でな」

レバーの音が止む。それだけで部屋は静まり返った。

「ゴドさん車出してくれるんだ。行くよ」

そうあんこは言いながら、置きっぱなしのコタツの上にある
ペットボトルに手を伸ばした。コタツ布団がもぞもぞと動き出した。
あんこは、まるで何かに押さえつけられているかのように身動きが
取れなくなっている自分に気付く。もぞもぞと動く「それ」から視線が
外せない。声を出そうにも、口がうまく動いてくれない。そしてそれは
サトシにも言えることだった。やがて「それ」はコタツから完全に
外へとその身を出した。

「塩澤……」

一体いつからそこに、とそこまで言い切る前に塩澤が口を開いた







「ブ」











          /⌒ヽ
   ⊂二二二( ^ω^)二⊃
        |    /       ブーン
         ( ヽノ
         ノ>ノ 
     三  レレ

7 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/12(火) 17:13:56
あれ……。全部コピペしてしもうた。

8 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/12(火) 22:42:26

部屋の鍵を掛けようとしたが、うまく指が動かない。
高瀬はそれくらいひどく酩酊している。深く息を吸い、
それからゆっくりと指先を錠の上に置いて回す。
鍵が掛かる。小さなマンションの小さな部屋の午前2時、
ここには俺しかいないんだ。誰に説明するでもなく
高瀬はそう思う。不自然なほど白い月の光が窓からわずか
に差し込んでいたおかげで、高瀬は部屋の中を――もちろん、
多量のアルコールのせいで足取りはおぼつかないが――不自由
なく歩くことができる。部屋の隅には薄く埃の積もった小さな
机が置かれている。高瀬は机の引き出しを開け、古いいくつかの
アルバムを押しのける。そして引き出しの奥に手を伸ばす。
取り出された手には、テーピングされた透明なビニール袋が
握られている。大きさは5cm四方といったところだ。
肩で大きく息をしながら高瀬は机によりかかるようにして
崩れる。静かな部屋に飢えた野良犬のような息遣いだけが
ゆらゆらと漂った。どれくらいの時間が経っただろうか、
高瀬は右手に握った袋のテーピングをゆっくりとはがして
いく。テープは複数回はがされたことがあるのだろう、
ピリピリと小さな音を立てて簡単にはがれる。高瀬は
袋をゆっくりと開き、その中から1枚のアルミ箔を抜き取る。
そしてその上に袋をゆっくりとかたむけた。月明かりがその手を
照らす。かさかさと乾いた音とともに、アルミ箔の上に砂利の
ようなものが落ちてゆく。高瀬は声を出さずに笑う。アルミ箔
をくるくると器用に、タバコ状に巻く。ポケットからライターを
出して先端に火をつけてふかす。深く吸い込み、吐く。数回
この繰り返しを続けたところで、高瀬は誰もいないはずの部屋に
人の気配を感じる。高瀬は思う。林だ。
「あーっ、はーっ」
気の触れたような声が口から漏れる。その声は聴きようによって
は、喜びとも悲しみとも取れる。やがて月の光が人の形を纏って
音を立てずに踊りだす。それは、今では部屋中に何人いるのかも
わからないほど増える。
「はーやーしっ……ひぃーへっへっへっ」
高瀬は涙を流しながらその光景を眺める。踊りは続く。アルミを
机の上に投げて立ち上がろうとする。
「あれぇ?」
力が入らない。高瀬は足に目をやる。いつの間にか膝のあたりが
木の根に巻きつかれている。
「あっはぁ……あーっ、あーっ」
高瀬は嬉しそうに膝を叩く。呆けた顔で笑う。滂沱のように涙が
こぼれる。そして高瀬は気付かない。放られたアルミが机に積もった
埃に引火していることに。火はカーテンに燃え移る。
高瀬はふと顔を上げてそれに気付く。火の付いた埃が舞い上がっている。
「ちょーちょ、ちょーちょ!きれいだよぉ…へっへっ」
月の光は踊り続ける。やがて火は部屋中を覆うだろう。
「ちょーちょ…………あったかいよぉ……えへっ、えへっ」

9 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/12(火) 22:46:32
俺、まだいるよ

10 名前: 投稿日: 2005/07/12(火) 22:46:43
tairaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa

11 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/12(火) 22:47:16
シャブシャブたかせ

12 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/12(火) 22:47:57
このスレではコテで書かないおれがいる。

13 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/12(火) 22:51:06
次は愛甲さん書く。

14 名前: 投稿日: 2005/07/13(水) 00:16:48
・・・

15 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/20(水) 22:20:29
(彼女でオナニーしているのは、おれだけじゃねえんだろうな………)
 山尾剛(たけし)は、射精直後の虚脱感のなかでぼんやりと思った。
 四畳半の彼の部屋の中には、アイドルのポスターや雑誌のグラビアなどが散乱し、つけっぱなしのラジカセからは清らかな歌声がまだ流れていた。
 ポスターもグラビアも、カセットテープの歌声も、みな同じ女性のものだった。
 女性というより、まだ少女である。
 菊池百合江、十七歳。
 彼女はつい二カ月前までは、剛と同じ高校の一級下で、ほんの身近な存在だったのだ。
 それが今では、手の届かぬアイドルになってしまった。
 九州の、この山に囲まれた片田舎と東京の地理的な隔たり以上に、もう百合江は雲の上の人だった。
 それまでも、百合江は確かに美しく頭の良い高嶺の花には違いなかった。
 しかし今では、剛の見知らぬ全国の男たちまでが、百合江のグラビアやプロモーションビデオを見てオナニーしているだろう。
 それは、百合江に長く片思いしていた剛には、我慢ならないことだった。
 (すべては、あの学園祭のミスコンテストがいけねえんだ………)
 剛は二カ月前の、秋に行われた学園祭を思い出して歯噛みした。
 剛の通う学校は男女共学の私立で、中学高校が併設している。それで秋の学園祭も盛大に行われ、ミスコンテストも例年どおり実施された。
 全校生徒の投票で候補者が選びだされ、さらに教師やOB、父兄たちによって女王が選ばれるのである。
 そして大方の予想どおり、菊池百合江が優勝した。
 艶やかな長い髪に、透けるような色白の肌、清楚な整った顔立ちに控えめな恥じらいの笑みを浮かべ、女王の冠をかぶりガウンをはおった百合江の華々しい姿は、今も剛の瞼にくっきりと焼きついている。
 それまでは、一級下の彼女の教室に行って遠くから顔を眺め、放課後のクラブ活動では百合江のテニス姿を見つめていた剛だが、女王になった彼女を見て、嬉しさとは裏腹に何となく、百合江が自分だけの心の恋人でなくなってしまったような不安を覚えたものだった。
 そして、その不安は学園祭の翌日に、もっと大きな形となって剛を打ちのめしたのである。
 そのミスコンテストの来賓の中に、地元出身の芸能プロダクションの人間がいたのだ。
 彼はその場で、百合江本人と彼女の母親、校長にまで話を持っていった。
 その芸能プロでは、清純派のアイドルを求めていた矢先だったのだ。しかも芸能界でも大手で、有名な歌手や俳優を数多く育て、実績からいっても何の心配もなく、収入や仕事時間まで好条件を揃えてくれた。
 あまりに突然のことで百合江も迷っていたようだが、商社マンとして海外に単身赴任している父親にも相談し、結局東京への転校もせず、青春の思い出として、正月用の映画に一本出演するだけという条件で受け入れたのだった。
 百合江はこの土地で保母になるのが夢で、あまり華々しい世界にはさして関心がないようだった。
 そして学校も、二〜三カ月の休学ぐらい大目にみるという融通を効かせた。私立なので宣伝にもなるし、百合江が復学するということで来年度の入学希望者は増えるだろう。
 そして百合江は上京、映画の撮影の合間に、プロモーションビデオが制作され、写真集ではグアムへ行って水着にもなった。
 さらに百合江の歌唱力に目をつけたプロダクションは、映画主題歌も彼女に歌わせることにして、いち早くレコードも出されたのだ。
 百合江は、またたく間に全国的なアイドルとなってしまった。
 まだ十七歳とはいえキャピキャピした幼さはなく、むしろ落ち着きと恥じらいの間で微妙に揺らめく、汚れない清純派美少女として多くの支持を集めたのである。
 剛は気が気でなかった。
 芸能界のことはよく知らないが、きっと百鬼夜行の巣窟ではないのか。社長やスポンサーの脂ぎったジジイたちに、百合江は夜な夜な変態セックスを強要されているのではないだろうか。
 それだけではない。

16 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/20(水) 22:20:48
自分と同じように、全国の飢えた男たちが、彼女の顔や歌声でおびただしいザーメンを放出していることだけは確かだ。
 今までは剛と、他に校内で百合江に片思いしているであろう数人の男子たちだけだったろう。
 それが今の百合江は、無数の見えないザーメンにまみれ、ポスターを汚され、様々な体位やワレメの形や匂い、フェラの感触などを毎日想像されているのだ。
 (こんなことになるんだったら………)
 もっと早く百合江にアタックしておくんだった。
 どうせ無駄だからとあきらめ、声をかけたこともない。
 こっそりラブレターを送ったことはあったが、どうしても名前を書く勇気がなく、ある三年生の男子とだけ記した。
 百合江と同じテニス部に入ろうかと思ったこともあったが、まさか三年生の秋から運動部に入っても仕方がない。
 だいいち剛は、長身だがやせて体力もなく、小心で消極的な性格でスポーツなどは大嫌いだ。
 今はもう、あと二月足らずで卒業し、博多へ出て就職することが決まっている。寮も完備された工場だ。
 これで、伯父伯母も厄介払いができるだろう。
 剛の両親は、彼が幼い頃に離婚し、父親も二年前に事故死している。それで、この伯父伯母夫婦の家に間借りしていたのだ。
 なんとか高校だけは卒業させてもらえそうだが、伯父伯母の迷惑げな素振りは身に染みている。まあ、あまり裕福ではないのだから仕方がないだろう。
 (もう一度、オナニーしてやろうか………)
 剛はカセットテープを巻き戻し、また百合江の歌声を最初からかけ直した。
 すると、階下からドンドンと床下を叩かれた。やかましいと、伯母がホーキの柄で天井を叩いたのだろう。
 剛は唇を歪め、ラジカセにヘッドホンを差し込んだ。
 本当なら、東京に出て気ままに生活してみたい気もする。しかし百合江の意志が本物なら、間もなく彼女もこの土地に帰ってくるだろう。
 百合江のいない東京なら行っても仕方がないし、自分にはそんな冒険心もない。
博多の工場への就職だって、普通高校出身者なのに、伯父が知己を当たって頼み込んでくれたのだ。
 学力は中の上といったところだが、さして大学への憧れはなかった。どうせ伯父伯母にそんな金はないし、早く働いて借りを返し、あとは天涯孤独となって自由を楽しみたかったのである。
 剛は、パジャマのズボンから引っ張りだした陰茎を握りしめた。
 二度めだというのに、それはもうピンピンに勃起していた。
 ヘッドホンから百合江の澄んだ歌声が流れてきた。イントロからオナニーを開始し、曲が終わるまでに必ず射精することができた。百合江を思えば、一日に何度でもオナニーすることができた。
 雑誌のグラビアでは、百合江が様々なポーズを取って笑顔を見せていた。
 グァムで撮った水着で、剛は初めて百合江の肌の滑らかさや、胸やお尻の丸み、縦長の愛らしいおヘソを見た。
 学校ではヘソも見えないスクール水着だし、水泳大会のときも、そんなに間近に彼女を見たわけではなかったのだ。
 剛はその水着写真を、何度も虫メガネで見た。乳首のありかはどこか、恥毛ははみ出していないか、腋毛を剃った跡はないか、ワレメのクイコミはないか………。
 まさかカメラマンは百合江のオールヌードを見たのではないか。脱いだパンティを嗅がれたのではないか。いや、肉体関係さえあるのではないか。
 そんなことを考えると、胸の奥がチリチリと焦げたが、それでも勃起の勢いは衰えなかった。
 そしてグラビアの、百合江の顔のアップに唇を重ねたり、果てはカウパー腺液の滲む尿道口を、ヌルヌルと百合江の唇にこすりつけたりした。
 そういえば、直接百合江と言葉を交わしたことはないが、剛は色々な形で彼女に性欲をぶつけたものだった。
 悪いと思いつつ、こっそり百合江の下駄箱から上履きを盗み、一晩愛撫したことがあった。
 上履きの中は清潔だが、踵の当たるところはうっすらと脂じみて黒ずみ、奥の方を覗くと足の指の形もぼんやりと印されているのが見えた。
 剛は鼻を押し当てて嗅ぎ、舌も這わせた。

17 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/20(水) 22:21:05
ほんのちょっぴり、百合江の上品な足の匂いが感じられたが、大部分は上履きのゴムや布の匂いだった。
 それでもその晩は、剛は五回もオナニーし、最後は上履きの中に射精してしまったのだった。
 翌朝は早めに登校し、彼女の上履きをまたこっそりと戻しておいた。
 ザーメンはちょっぴりシミになっていたが、乾いているのでさして目立たないだろう。
 そして百合江は、そんなこととは夢にも思わず、いつものように上履きをはいて一日を過ごしたのである。
 その日は剛も、ムラムラと様々な妄想にぼんやりとしていた。
 上履きの中の乾いたザーメンが、百合江の体温に甦り、純白のソックスから足裏に沁み込んで、そのまま百合江の皮膚から体内に入り、うまく子宮までたどりつけないものだろうか。何億もいるのだから、一匹ぐらいそんなことができる精子があっても良さそうなものだ。
 夏の水泳の授業のときは、何度も更衣室に忍び込もうと思った。百合江の匂いやシミのついたパンティが手に入るものなら、もう退学になろうと伯父の家を追いだされようと構わないと思ったものだ。
 しかし、結局そんな度胸もなく、空想だけで悶々とオナニーをしただけだった。
 そしてもちろん、何度も百合江の家のまわりをウロついたこともある。
 二階の窓を眺め、百合江の部屋はどこだろうかと思い、トイレでしゃがむ姿を想像したりした。
 帰宅途中を狙って襲ったらどうなるだろうか。見事最後まで思いを遂げられたら、少年院に行ってもいいと思った。どうせ自分を心配してくれるものはいないのだし、少年院送りになれば、かえって伯父伯母も縁を切る口実ができると喜ぶかもしれない。
 しかし、それも想像の域を出なかった。
 幼い頃から無口で、空想癖だけはあるが、行動力はまったくといっていいほどなかったのである。
 右手の動きが激しくなった。
 百合江の歌声は、三番の歌詞に入っていた。
 絶頂間近まで興奮してくると、百合江を強姦して必ず自分だけのものにしてやるという気持ちが湧き上がってきた。
 そして興奮の割には、剛は冷静に耳を澄ませて歌声を聞き、百合江の僅かな呼吸音や唇を開閉する気配を聞き取っていた。
 やがてジワジワと絶頂が迫り、剛は再び尿道口を百合江のグラビアの唇に押しつけてこすった。そして激しい快感が衝き上がり、剛は身を震わせてドクンドクンと熱いザーメンをほとばしらせた。
 白濁したザーメンは百合江の顔に飛び散り、ドロドロと唇を汚した。まるでそれは、実際に百合江の顔の丸みを伝うように、湯気をたてて流れ落ちた。
 それでも百合江は透き通った笑みを絶やさず、じっとこちらを見つめていた。
 ようやく快感が過ぎ去り、剛は吐息をついてラジカセを消し、ティッシュで陰茎とグラビアを黙々と拭いた。
 こんな空しさがいつまで続くのだろう。
 いずれ百合江が希望どおり復学してきても、もう剛は卒業だ。しかも博多で住み込みになってしまえば、そう滅多に百合江の顔も見られないだろう。
 百合江への片思いが、一時の感情や、手の届かぬアイドルに対する熱烈な憧れでしかないと思いたくなかった。これは永遠の熱い思いなのだ。
 しかし、どうしたらいいのかわからない。
 剛は急に身体が冷えてきて、急いで電気を消して布団に潜り込んだ。

18 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/20(水) 22:21:25
−−翌日、剛は学校へ行った。
 一月上旬、まだ三学期が始まったばかりだ。しかし三年生は卒業試験が近い。
 まあ、剛は受験があるわけじゃなし、よほど悪い点でも取らないかぎり卒業や就職に影響はない。
 それに二月からは自由登校になってしまうので、残り少ない学校生活を楽しみ、一日でも多く登校しておきたかった。
 クラスでは、受験生が多いため、百合江の噂などあまり出なかった。まあ百合江と同じ二年生のクラスでは、やはり百合江の載っている雑誌を持ち込んだり、百合江の歌がベストテンに入ったテレビ番組の話などで持ちきりだろう。
 三年生の中でも、数少ない就職組や推薦入学が決まっている者などは比較的ノンビリしていた。
 それに卒業試験といっても形ばかりなもので、ことさらに卒業させまいとする問題が出るわけではない。教師たちもノンビリして、今までよりもずっと甘く、試験範囲や出題などを教えてくれていた。
 昼休み、剛は中庭に出て芝生にゴロリと横になった。
 真冬とはいえ温暖なこの地方、今日は特に風もなく、暖かく穏やかな日差しが心地よかった。
 そのとき、剛の耳に少女たちの弾んだ声が聞こえてきた。声の幼さからいって、中等科の女子たちのようだ。
 「ねえねえ、今度百合江さんのサインもらってきて。もうすぐ帰ってくるんでしょう?」
 「菜美だって、百合江さんそっくりなんだから、アイドルでデビューすればいいのに。最近、姉妹で芸能界に入るって多いじゃない」
 その会話に、剛は目をあげてそちらを見た。
 少し離れた芝生に、三〜四人の中等科女子が座っている。
 お揃いの濃紺に白線の入ったセーラー服、胸元の朱色のスカーフと艶やかな髪が冬の日差しに輝いている。
 友人たちに囲まれるように座った一人の少女。
 菊池菜美だ。中等科二年、十四歳。
 (あれが百合江の妹か………)
 剛が菜美を見つめ、胸を高鳴らせた。
 百合江によく似た顔立ち、しかし落ち着きのある百合江より可憐さが先に立ち、子猫のように愛らしい感じだ。
 百合江が女神か女王なら、菜美はまだ天使か妖精といったところだろう。
 もちろん剛は、百合江に妹がいて同じ学園に通っていることを知っていた。
 しかし今までは百合江に夢中で、特に菜美を探して顔を見ようという気は起こらず、彼女を見たのはこれが初めてだった。
 「今日は菜美もクラブに出るんでしょう?」
 一人が訊いた。

19 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/20(水) 22:21:44
「ううん、お母さんが東京に行っちゃってるの。だから今夜は一人だから、自分でお夕食の買物しないと」
 菜美が答える。
 「わあ、たった一人で平気? お父さんも当分アメリカの出張から帰らないんでしょう?あたしが泊まりに行ってあげようか?」
 「大丈夫よ。最近お母さんも、お姉ちゃんのところへ行く用が多くて、あたしも一人に慣れてるの。それに、あなただって外泊なんか許してくれないでしょう?」
 剛は、さっきまでとは違う意味で胸が激しく高鳴ってきた。
 天使のような菜美の声を聞きながら、剛は別のところから悪魔の囁きを聞いたように思った。
 これは、行動を起こせという天の声なのだ。
 今夜、あの美しい百合江の妹が家に一人きり。菜美を手に入れれば、百合江までの距離が狭まるような気がした。
 菜美は百合江に瓜二つだし、充分に魅力的だ。
 それに家に入り込めば、あれほど深くこがれた百合江の部屋に入ることだってできる。百合江の下着だって衣服だって触れることができる。
 いや、それよりも、まだ触れたことのない女性の神秘を、一晩中タップリと堪能することができるではないか。
 菊池家には、近くに親戚もないことを知っている。菜美一人だからといって、様子を見にくるものなどいないだろう。第一、今までに何度も一人で過ごしたことがあると菜美は言っているではないか。
 多少強引に身体を奪っても、一晩タップリ時間があるのだ。言い含めれば人には言わないかもしれない。百合江に似て頭も良いのだろうし、もう十四歳なら恥ずかしさが先に立つはずだ。
 剛は意を決したように口を引き締め、芝生から立ち上がった。あまりの興奮に視界がユラリと揺れてよろけそうになった。
 彼女たちの会話を、他に聞いているものはなかった。
 剛は午後の授業中もずっと考え、計画を練った。
 まだファーストキスどころか、女の子と手も握ったことのない剛である。しかし彼にとっては、菜美の肉体と同じくらい、百合江の部屋に入り彼女の衣服などに触れることが重要に思えた。
 やがて、剛は帰宅して夜になった。
 興奮を鎮めるためにオナニーをしたかったが、射精と同時に決心さえ鈍るような気がして控えた。
 そう、剛にしては珍しく、想像だけでなく実際に行動を起こそうとしていたのだ。
 卒業試験の勉強のため、友人の家に泊まる約束があると言うと、伯父伯母は簡単に許可してくれた。
 そして剛は夕食後、夜八時前に家を出た。
 黒の学生ズボンに紺のセーター、そしてやはり黒のジャンパーと、目立たぬ色の服ばかりを選んで着た。
 菊池家までは、歩いて十五分ほどである。
 住宅地といっても周囲は山々で、互いの家同士もかなり離れている。にぎやかなのは駅前だけで、もうこのあたりは店もなく通る車も少なかった。
 何度も百合江の家の前には行っているため、犬など飼っていないことも知っているし、門には錠がかけられていないことも知っていた。
 冷たい夜風が火照った頬に気持ち良かった。そして、剛は自分でも不思議なほど落ち着いていた。
 やがて菊池家の前に着き、剛はためらいなく門を開けて玄関の前まで行った。
 長いこと門の前で立っていたら、もし通行人が来たとき怪しまれるし、それに門から玄関までの距離は短く、用のある人間はみな門を入ってチャイムのある玄関まで行くのが常だったのだ。
 剛はチャイムを鳴らした。
 明かりは玄関だけで、二階は消えている。まだ菜美は階下にいて、夕食を終えてリビングでテレビでも見ていたのだろう。
 やがて前からパタパタと軽い足音がして、意外なほど呆気なくドアが開かれた。しかもドアのチェーンもかけていない。
 こんな無防備なことで、よく今まで何事もなかったものだ。
 「はい」
 菜美があどけない顔を出した。

20 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/20(水) 22:22:00
「あ、東京から宅配便です。ハンコをお願いします」
 剛はなるべく笑顔で言い、持ってきた手提げ袋を差しだした。声が震えることもなく、自分でもうまく言えたと思った。
 「はい、ちょっとお待ちください」
 菜美はドアをそのままに、また奥へと引き返していった。
 菜美は、まったく人を疑うようにはできていないようだった。
 その隙に、剛は中に入ってドアにロックをした。
本当なら、荷物を渡すときにチェーンが外され、その隙に強引に押し入って菜美を組み伏せる予定だったのだ。
 剛は平凡な顔立ちだし、高等科の三年生の顔を菜美が知っているはずもなかった。
 剛はすぐに靴を脱いで上がり込んだ。
 ひょっとして、菜美の他にも誰かが居るのではないかという一抹の不安があったが、もうここまできたら後に退くことはできない。
 菜美が入ったリビングの方に行くと、ちょうど印鑑を持った菜美が出てきて鉢合わせをした。
 「きゃっ………!」
 家に上がっている剛を見て、菜美は立ちすくみ悲鳴をあげた。ようやく、緊急事態だということがわかったようだ。
 剛は手提げの中から、用意しておいたガムテープを出し、菜美を押さえつけてその口に貼りつけた。
 「アウッ………」
 菜美がバタバタともがいた。しかし、いくらスポーツ嫌いの剛でも、十四歳の女の子ぐらい押さえるのはわけなかった。
 剛は菜美を後ろから羽交い締めにして、ズルズルとリビングに引きずり入れた。
 リビングではテレビがつけっぱなしになっており、思ったとおり菜美の他には誰もいないようだった。
 剛は菜美をソファに押し倒し、もがく両手首と足首に、長いこと苦労してガムテープを巻きつけた。
 菜美も身体中身動きできなくされ、とうとうあきらめたようにグッタリとなった。
 剛もハアハア息を弾ませ、可憐な獲物を見下ろして呼吸を整えた。
 本当に、大それたことをしてしまった。彼は今にも彼女の縛めを解き、誤ってしまいたかった。
 あまりの緊張に、陰茎はズボンの中で萎縮してしまっている。
 しかし、やはりもう後には戻れなかった。
 「他に誰もいないな? 東京から電話はくるのか?」
 剛は声を震わせて訊いた。
 しかし菜美は、涙をいっぱい溜めた眼で、じっと身を硬くしているだけだった。
 剛はテレビを消し、キッチンまで見渡した。バスルームだろうか、お湯の流れている音が聞こえる。
 剛は菜美が動けないことを確認し、バスルームの湯を止めに行った。
 菜美が入ろうとしてバスタブにお湯を溜めていたのだろう。
 剛はガスの元栓も止め、裏口の戸締まりも確認してからリビングに戻ってきた。
 菜美は、ソファに長々と横たわったままだ。

21 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/20(水) 22:22:17
セーラー服ではなく、ふんわりとしたピンクのセーターに、朱色のスカート、白のハイソックス姿だ。肩にかかるしなやかな黒髪が輝き、それでも身体中が不安と恐怖にうち沈んでいる。
 剛も、ようやく呼吸を整えると落ち着いてきた。
 家に誰もいないことがわかったし、菜美は激しい抵抗もせず、自分よりずっとおびえている。
 剛は、不良に脅されておびえたことならあったが、自分が人に恐がられるなど初めての経験だった。
 それほど悪い気分ではない。美少女をどうしようと、全ては自分の意志にかかっているのだ。
 「恐がらなくていい。じっとしていれば、絶対に傷つけたりしないからな」
 剛は静かに言い、身体を縮こめて震えている菜美を仰向けにした。
 「アウ………」
 菜美が眉をひそめてもがき、ふんわりと甘ったるい匂いが揺らいだ。
 体臭か、髪の匂いか、それとも緊張による汗の匂いだろうか。そういえば体育の後などで、汗ばんだ女子とすれちがうとき、こんな匂いがしたものだ。
 剛は、生ぬるく甘ったるい匂いを感じて、ようやくムクムクと勃起してきた。
 そして屈み込み、菜美の柔らかな髪に顔を押しつけた。
 リンスの甘い匂いに、まだほんのりと幼い乳臭さが混じっていた。
 剛は菜美の顔を固定し、冷たい耳朶に唇を当て、セーターの胸に手のひらを這わせた。
 「アウウッ………!」
 菜美が激しくもがいた。しかし、剛がキュッと菜美の耳朶に噛みついてやると、菜美はビクッとして全身を硬直させた。
 セーターの上からでも、胸の脹らみがはっきりとわかった。
 まだ成長途中で硬い弾力をもち、それほど大きくはないが、初々しいエロチシズムを感じさせる。もちろん女の子の胸に触れるなど初めてのことだった。
 剛は、とうとうぽろりと涙をこぼした菜美の頬を舐めてやった。
 涙はちょっぴりしょっぱく、頬や柔らかで神聖な曲線を描いていた。菜美は硬く眼を閉じ、気味悪そうに肩をすくめていた。
 唇も奪いたいが、まだ悲鳴をあげる恐れがあるのでガムテープは外せないだろう。
 剛は顔を上げ、菜美のセーターの胸をたくし上げはじめた。
 白いブラウスが見え、ボタンを外してそれもまくり上げると、ようやく赤ん坊のようにスベスベした白い肌が現われた。
 菜美は恐ろしさに、もうもがくこともせず、殻を閉ざしたようにじっと身動きしなかった。
 しかし両手首をくくりつけてあるので、ようやくブラジャーが見えるあたりでセーターとブラウスが丸まった。
 「どうやって外すんだ………」
 剛はからまるブラウスを何度ももどかしげにたくし上げ、ブラジャーを外そうとした。
 やがて菜美を横向きにさせ、ようやく背中のホックを外すことができた。
 しかし肩紐まで外せないので、結局セーターとブラウスと一緒にたくし上げ、再び菜美を仰向けにした。
 ふっくらとした幼い乳房が露になった。
 白い肌にうっすらと静脈が透け、淡い桜色の乳首は恥ずかしげに縮こまっていた。
 そして肌そのものが、ほのかに甘い匂いを漂わせているようだった。
 剛は思わず片方の脹らみに、ギュッと顔を埋め込んだ。

22 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/20(水) 22:22:35
「ウッ………」
 菜美が呻き、ビクッと肌が波打った。
 胸元や腋の下から甘ったるい汗の匂いが漂い、弾力ある肌が剛の圧迫を押し返してくるようだった。
 剛は舌先で乳首を探り、夢中でころがした。
 おびえとくすぐったさに、菜美が断続的にピクン、ピクンと身体を震わせた。
 剛はもう片方も含み、強く吸ったり唇に挟んで引っ張ったりした。
 肌に潜り込むように縮こまっていた乳首が、次第に唾液にヌメッてコリコリと硬くなってきた。
 別に感じているわけでなく、刺激に無意識に反応しているだけだろう。
 剛は菜美の両腕を差し上げ、ちょっぴり汗ばんで生ぬるく甘ったるい匂いを籠もらせる腋の下にまで、苦労して顔を押し当てた。
 そして顔を起こし、いよいよ菜美のスカートの中に手を潜り込ませていった。
 案外ムッチリとした太腿の肌触りだった。
 菜美はさすがに侵入を拒み、内腿でキュッと剛の手を挟みつけてきた。
 剛はスカートを完全にめくり上げ、無地のパンティに指をかけた。
 「ウウッ………、アウウ………!」
 菜美が激しく抵抗した。やはりいちばんの羞恥の部分に対しては、恐怖や緊張も吹き飛んでしまうようだった。
 剛は菜美を押さえつけながら、強引にパンティを引き下ろしはじめた。
 パンストをはいていないので、脱がせるのは案外スムーズだった。
 やがて、とうとうパンティがズルズルと下ろされ、完全に足首のガムテープの位置まで達した。
 菜美はしきりに縛られた両手を股間を隠そうとし、腰をよじってゴロリと横向きになった。
 「見せるんだ。ワレメの奥まで。うんと気持ち良くしてやる」
 剛は興奮を押し殺しながら言い、きっちり閉じられている菜美の両膝にグイグイと顔を潜り込ませていった。
 「ア………、アアッ………!」
 菜美が顔を左右に振りたてて喘ぎ、必死に脚をバタつかせた。
 両足首がくくりつけられているため、開かせるには足を曲げ、大きく両膝を開かせてO脚にさせなくてはならない。
 それでも、剛はカーペットに膝を突き、ソファに屈み込みながらようやく菜美の股間に完全に潜り込むことができた。
 そこも、ふっくらとした生ぬるい匂いが籠もっていた。
 しかし汗の匂いよりも、失禁したわけでもないのにドキドキするような残尿臭が感じられ、剛はうっとりと深呼吸した。
 まだ入浴前だったし、今日は体育の授業があったのかもしれない。
 そしてスカートがめくれ上がり、リビングの明かりの下で、美少女の秘部が余すところなく丸見えになった。
 滑らかな下腹部の肌から股間の谷間にかけて、ぷっくりと恥骨の脹らみが見えた。そしてその神聖なヴィーナスの丘に、ほんのひとつまみほど、まだ生えかけたばかりの淡い若草が恥ずかしげに煙っていた。
 そして谷間には縦線があり、僅かに薄桃色の花びらがはみ出していた。
 剛は指を当てて、その縦線を左右に拡げてみた。

23 名前: オマエラガスキソウナノカイタゾ 投稿日: 2005/07/20(水) 22:23:35
「クッ………!」
 菜美が呻き、ビクッと下腹が上下した。
 小陰唇は初々しく、シワひとつなくツヤツヤとしていた。そしてゴムのような弾力があり、少しでも指をゆるめるとピタッと閉じてしまいそうだった。
 剛はゴクリと生唾を飲み、何度か指を当て直して、深くムッチリと拡げた。
 下の方のいちばん深いところに、ヒクヒクと息づく処女のホールが見えた。入口のまわりは、処女膜だろうか、ヌメヌメするピンクの細かい襞がまるでバラの花弁のように入り組んでいた。
 そして上の方にはプクッとした肌色の出っ張りがあり、その下からチョコンと小さなピンクの真珠が覗いていた。陰核包皮とクリトリスだろう。
 剛は近々と顔を寄せて観察しながら、ポルノ雑誌で見た女性器図解を思い出し、見えるものと知識を照らし合わせた。
 恥毛が触れるほど鼻先を寄せると、ふんわりとした磯の香りに似た匂いが、馥郁と鼻腔を充たした。
 菜美はもう、あまりの羞恥と衝撃に、内腿を締めつけることもせず、失神したようにグッタリとしていた。
 やがて剛は、菜美の花びらにそっと唇を押し当てた。
 「うん………」
 菜美がピクンと反応し、再び剛の顔を内腿で挟みつけてきた。
 鼻先をサヤサヤと柔らかな恥毛がくすぐり、陰唇の内側の、ちょっぴり湿りけのある粘膜がチュッと剛の唇に吸いついてきた。
 恥毛の隅々にもドキドキする美少女の匂が籠もり、やがて剛は舌をのばしてワレメの内側をペロリと舐め上げた。
 膣口のまわりはほんのり湿ってしょっぱいような味がした。
 そして舌先がコリッとしたクリトリスに触れると、菜美の身体に電撃が走ったようにビクッと腰が跳ね上がった。
 次第に剛も、ゆっくり味わうという感じではなくなり、激しくワレメを舐めはじめ、音をたててクリトリスを吸ってやった。
 「ク………、ウウン………!」
 菜美は激しく呼吸を乱し、グネグネともがきながら喉の奥から声を洩らし続けた。口を塞がれているので、鼻だけでは苦しそうな息づかいだった。
 さらに剛は菜美の腰を持ち上げ、両の親指でムッチリと谷間を開いて、ぽつんと閉じられた可憐なアヌスにも、チロチロと舌を這わせてやった。
 アヌスはキュッとつぼまった可憐なツボミだが、ワレメとはまた違った生々しい匂いをちょっぴり籠もらせていた。
 百合江のアヌスも、きっとこんな匂いがするんだ。
 剛はそう思い、ゾクゾクと高まりながら、秘めやかな匂いと感触のするアヌスを舐め続けた。
 アヌスを舐めていると、すぐ眼の前では、唾液にヌメッたワレメがヒクヒクと悩ましげな収縮を繰り返しているのが見えた。
 明りにキラキラと輝くのは、自分の唾液だけだろうか。
 クリトリスもさっきより色づいて、包皮を押し上げるようにつんと突き立ってきているような気がする。
 やがて剛はアヌスから、再びワレメへと舌を戻した。
 舐め上げると、ヌルッと舌先が滑るような感触があった。味も、うっすらとしょっぱいものから、ちょっぴり酸味が混じりはじめたように思える。
 「気持ちいいのか? どんどんオツユが溢れてくるぜ」
 剛は菜美を見上げて言った。からかうつもりではなく、本当にそう思って言ったのだ。
 しかし菜美は硬く眼を閉じたまま、激しくかぶりを振るだけであった。
 剛は菜美の幼いワレメの内側を舐め続け、ようやく彼女の脚の間から這いだしてきた。
 そして菜美が暴れる気づかいもないと思い、彼女の足首のガムテープを剥がした。
 剛は手提げから、ポラロイドカメラを取りだし、菜美の両足を開かせて写真に撮った。

24 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/20(水) 22:27:08
「アッ………!」
 フラッシュの光に、菜美がびっくりして脚を閉じた。
 「もっと開くんだ。ヌルヌルのオマンコを写してやる。心配するな。おれのことを誰にも言わなければ、絶対に誰にも見せない」
 剛は言いながら、さらに菜美の顔や乳房、再び開かせたワレメやアヌスまで続けざまに撮った。
 そしてカメラをしまい、剛は自分もズボンと下着を脱ぎはじめた。
 時間はタップリある。慌てることはないが、ここらで一度射精しても、まだ何度だってできるのだ。
 やがて、今にも暴発しそうな陰茎が飛びだした。それは猛々しく青筋を立てているが、亀頭はまだピンクの若々しい光沢を放っていた。
 剛は菜美の顔に向かい、陰茎を近々と迫らせてやった。
 「そら、見てみろ。初めてだろ? 男を見るのは」
 「ウウッ………!」
 菜美はビクッと弾かれたように頭をそむけた。
 その紅潮した頬に、剛は亀頭を押し当て、尿道口から滲む粘液をヌルヌルとこすりつけてやった。
 陰茎に菜美の息がかかり、剛は今にも射精しそうになった。
 そして剛は菜美の下半身に廻り、両足を抱えて開かせ、その間に腰を割り込ませていった。
 いよいよだ。ついにセックスを体験するときがきたのだ。
 剛は、ユラユラと視線が揺れるほどの緊張にめまいを起こしそうになり、なんだか夢の中にいるような気分になった。
 そして陰茎に手を添え、何度か亀頭をワレメにこすりつけながら入口を探った。童貞と処女だし、菜美は協力するはずもないから難しいかもしれない。
 剛はグイッと腰を突きだした。
 「クッ………!」
 菜美がビクッとして腰を引いた。
 陰茎はワレメの表面をヌルッと滑っただけだった。
 剛は焦った。ヌルヌルするワレメの感触に触れただけで、すぐに発射してしまいそうに高まっている。
 もう一度ワレメにあてがい、見当をつけて押し込んだ。
 しかし、菜美がもがくだけで、一向に入らなかった。剛は歯を食いしばり、菜美の腰を抱えて浮かせ、陰茎を押すのでなく、菜美の股間を引き寄せた。
 すると、どういう具合にうまくいったものか、亀頭がヌルッと生温かい肉の中に潜り込んだ。
 「アウウッ………!」
 破瓜(はか)の激痛に、菜美の身体が弓なりに反り返った。
 剛は構わず、そのまま陰茎の角度を定めてズブズブと腰を沈み込ませていった。
 何という気持ちの良さだろう。世の中の男たちがセックスに狂うわけだ。この温かく柔らかい感触は、もう天国にいるような快感だった。
 剛は根元まで押し込み、激痛に顔を歪める菜美に身体を重ねた。そしていくらも動かぬうち、たちまち昇りつめてしまったのである。
 「く………!」
 剛は快感を噛みしめ、低く呻きながらドクンドクンと射精した。
 本当は、もっとゆっくり快感や感触を味わいたかったのだが、あまりの菜美の肉の心地よさに、止める間もなく絶頂に達してしまった。
 しかしそのことで、ピストン運動による痛みは菜美も味わわなくて済んだのだった。
 しばしグッタリと菜美に身体を重ねていた剛は、彼女の首筋に顔を埋め、甘い髪の香りを嗅ぎながら快感の余韻に浸った。
 剛の下では、菜美が苦しげな息づかいをして、弾力ある肌を大きく起伏させていた。
 そして、ようやく剛がノロノロと身体を起こし、萎えかけた陰茎をヌルヌルと引き抜くと、グッタリしていた菜美がまた眉間にシワを寄せて身悶えた。
 「ウウ………」
 傷ついた膣粘膜がこすられ、また痛みが衝き上がってきたのだろう。
 陰茎を引き抜き、剛はティッシュを探した。そしてサイドボードの上からティッシュの箱を取り、陰茎を拭いてから菜美の股間に屈み込んだ。
 菜美はもう、脚を閉じる元気もなく四肢を投げだしていた。
 小陰唇は熱を持ったようにぽってりと充血し、痛々しくめくれ上がったまま、逆流するザーメンにトロトロと彩られていた。
 そして指を当てると、
 「アウ!」
 菜美が呻いて肌を脈打たせた。

25 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/20(水) 22:27:28
陰唇を開くと膣口のまわりは、ザーメンに混じってうっすらと鮮血が滲んでいた。
 生まれて初めて女を抱き、処女を散らしたのだ。しかも彼女は、憧れの百合江の妹、瓜二つのとびきりの美少女だ。
 剛は射精の満足感と、自分の手で童貞を捨てた感激に胸がいっぱいになった。
 菜美に対する哀れみもちょっぴり感じたが、しかしどんな美少女だっていずれは散ってしまうのだ。
 それがたまたま自分だったに過ぎないと思った。
 愛する男性に捧げられなかったのは可哀想だが、どうせ菜美だって現代っ子だ。これからも心より愛する男性にばかり抱かれるとは限らない。今時の中学生は愛情より、好奇心で行動してしまうはずだ。
 そんな言い訳めいたことを思いながら、剛は黙々と菜美のワレメをティッシュで拭いてやった。
 「ウウン………!」
 処女膜の破れた傷口が沁みるように痛むのだろう。菜美は拭かれるたびに、ビクッと身体を跳ね上げて苦痛に身をよじった。
 時間はまだ九時過ぎだ。
 剛は菜美の下半身をそのままに、自分だけ下着とズボンをはいた。
 そして再び菜美の両足を厳重にガムテープで固定し、勝手にキッチンに行って冷蔵庫を開け、ジュースを出して飲んだ。
 初めて入った他人の家で勝手にふるまうのは、何やら妖しい快感があった。
 そして菜美のところに戻り、完全に脱がせた菜美のパンティを拡げて嗅いでみた。
 破瓜の恐怖と余韻のおぞましさに、サッと菜美が顔をそむけた。
 剛も、生身の美少女が目の前にいるのはなにしろ初めての体験だけに、すべての欲求を一度に満足させたかったのだ。
 生身の肉体ばかりでなく、下着はどんな匂いか、シミはどんな具合に印されるのか。全部知っておきたかた。
 それは、同時に百合江への空想をかきたててくれるからだった。
 「百合江も、こんな匂いがするのかな。黄色いシミをパンティにつけて」
 剛は言い、甘酸っぱいような汗の匂いの籠もる、少女のパンティを鼻に押し当てて深呼吸した。
 しかし菜美は顔をそむけたまま、羞恥よりも処女を奪われたショックに、じっと身を硬くしているだけだった。………

26 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/20(水) 22:27:46
剛は、菜美をリビングのソファに残したまま、勝手に家の中を歩き廻った。
 なんだか泥棒にでもなったような気分で、しかも父親が単身赴任で留守の、女ばかりの家なのでなんとなく探っているだけでも艶めかしい気持ちになった。
 階下はリビングとキッチン、客間らしい和室の六畳間と、夫婦の寝室、他はバスルームにトイレ、洗面所などがあった。
 剛の住む伯父伯母の家に比べれば、広くて新しい豪邸だった。一年前に改築したもので洋風の洒落た屋敷だった。
 夫婦の寝室は、セミダブルとシングルベッドが置かれ、今は母親のシングルだけしか使われていないようだった。
 学園祭の時に見たが、姉妹の母親も、まだ三十代の若さで美しい人だった。剛は思わずシングルベッドの枕やシーツに顔を押し当ててしまった。
 成熟した女の体臭と、甘い髪の香りがほんのりと感じられた。
 こんなことをしている場合ではない。百合江の部屋に早く入ってみたかった。
 やがて剛は二階への階段を探し、廊下の明かりをつけて上がっていった。
 二階に上がると、奥へと伸びる廊下を挟んで、それぞれ二つずつ、計四つのドアが並んでいた。
 剛は手前からひとつずつ開けて確認していった。
 西側の二つは、手前が父親の書斎で奥はトイレだった。
 そして東側の手前が、並んでいる教科書やぬいぐるみからいって菜美の部屋らしい。
 奥が、目的の百合江の部屋だった。
 剛はスイッチを入れて明かりをつけ、中に入ってみた。胸が高鳴り、射精直後でも激しく勃起してきた。
 いったい今までに何度、この部屋に入ってみたいと空想したことだろう。
 そこは八畳ほどの洋間で、水色のカーペットが敷かれていた。
 百合江が東京に行って早二カ月になるが、室内にはほんのりと甘く上品な、百合江の香りが籠もってるように感じられた。
 ベッドにはカバーがかけられ、今は枕も布団も洗濯済みで無臭だった。
 そして学習机にステレオ、本棚にはミステリーや保母になるための参考書などが並んでいる。
 十七歳らしい、芸能人のポスターはぬいぐるみのたぐいは一切なかった。
 壁の一面は、作りつけのロッカーと引き出しがあった。窓は東南に各一個ずつ、カーテンを開けると、東の窓はバルコニーふうのベランダになっており、庭から伸びた大きな松の木が、すぐベランダの側まで太い枝を迫らせていた。
 (庭から、木に登れば直接この部屋に入れるかもしれないな………)
 剛は思った。

27 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/20(水) 22:28:04
そしてポケットからナイフを取りだした。このナイフやヤスリや缶切り、ドライバーまでついている便利なものだ。
 剛はベランダ側の窓のロックを、そのドライバーで外しはじめた。百合江が帰宅するまで使われない部屋だ。しかも年中カーテンが閉められているので、ロックが外されていることなど、百合江の帰宅まで気づかれないだろう。
 もしかしたら再度、大冒険をしてこの家に忍び込むときがやってくるかもしれない。
 ネジはそれほどきつくなく、不器用な剛でも数分でロックを錠ごと取り外すことができた。
 やがて剛は外したロックをポケットに入れ、元どおりカーテンを引いておいた。
 そして部屋を振り返り、百合江の机の引き出しやロッカーを開けて探りはじめた。
 たいしたものが入っているわけではない。
 しかし、この部屋に父親以外の男が入ったのはこれがはじめてだろう。それだけでも剛は限りない満足と興奮を覚えた。
 そして百合江の髪が数本からみつき、甘い匂いをさせているヘアブラシを見つけ、これもポケットに入れてしまった。
 ロッカーの中には百合江が着ていたセーラー服があり、剛は百合江本人に触れるかのように、胸元やスカートの中に顔を押しつけた。しかしクリーニングしたばかりらしく、百合江の体臭は感じられなかった。
 そして引き出しから、洗濯済みの百合江のパンティが何枚か出てきた。シミなどは認められなかったが、確かに百合江本人が何度か身につけたものだ。剛はそれらもポケットに押し込んでしまった。
 やがて剛は、百合江の部屋をぐるりと見渡して瞼に焼きつけ、階下に向かった。百合江の部屋を探るうち、もう我慢できないほど勃起してきたのだ。
 やはりオナニーするより、今は生身の菜美の方が良い。
 リビングに戻ると、菜美は手足をガムテープで縛られながらイモ虫のように床を這い、必死に電話口にたどりつこうとしていた。
 剛は間一髪で菜美を引き戻し、ほっとひと息ついた。
 そして菜美の行動で、改めて自分が犯罪を犯しているのだということを自覚した。
 それでも、もう勃起が衰えることもなく、むしろ剛は誇らしげにさえなり、そんな自分を発見して驚いていた。
 「いいか? 人に言ったり抵抗したりしたら、恥ずかしい写真がバラまかれるだけじゃないぜ。君の大切な顔や肌に傷をつけることだってできるんだ」
 落ち着いて、笑みさえ浮かべてそんなセリフが言えるようになっていた。
 剛が言い、ポケットからナイフを出してパチンと刃を立てると、菜美はヒッと息を呑んで身をすくませた。
 剛は菜美を再びソファに仰向けにさせ、唇に貼りつけたガムテープをはがしてやった。
 「ああっ………、お願いです。なんにもしないで………」
 菜美は息を弾ませ、眼を潤ませて哀願した。もう大声をあげる気づかいもない。
 「何もしないわけにはいかないが、抵抗さえしなければ、傷だけはつけないよ」
 剛は言いながら菜美の顔に屈み込み、ピッタリと唇を重ねてやった。
 「う………」
 菜美はピクッと身じろいだが、ナイフにおののいて、眉をひそめながらも拒もうとしなかった。
 熱く湿りけのある呼吸が剛の鼻をくすぐった。それは少女らしく、果実のように甘酸っぱく芳しい匂いがした。
 柔らかな唇が押しつぶれ、剛の唇に菜美の滑らかな前歯が当たった。
 剛は舌を伸ばして、その綺麗な歯並びを左右にたどりながら、菜美の切れぎれの熱く甘い呼吸で胸を充たした。
 菜美は、震えながらもじっと動かず、硬く眼を閉じていた。それでも、剛が執拗に唇の裏側や前歯を舐めるうち、ようやく彼女も歯を開きはじめた。いつまでも歯を閉じていると、剛が逆上してナイフを振るような気がしたのだろう。
 剛は、生温かく濡れた菜美の口の中に、ヌルッと舌を侵入させた。
 「あ………」
 菜美が、口を開いて喘いだ。閉じた剛の舌に触れるより、大きく開いてどこにも触れない方を選んだのかもしれない。
 果実の匂いが強くなり、剛はうっとりして菜美の口の中を舐め廻した。
 剛は菜美の前歯の裏側や、唾液にヌメる歯茎、柔らかな頬の裏側まで舐め、ようやく縮こまった菜美の舌をチロチロと探りはじめた。
 それは、噛み切ってしまいたいほど柔らかく、ネットリと甘い唾液に濡れていた。
 剛がヌルヌルと舌をからめていくと、菜美の舌もさらに縮こまるようにチロリと可憐に蠢いた。
 そして剛は舌を動かしながら、菜美の胸に手のひらを這わせ、コリコリと乳首を刺激してやった。
 「あう………」
 菜美が熱い吐息をつき、さらに甘くネットリとした唾液を分泌させた。
 剛は、菜美の小泡の多く甘い唾液をすすって喉を潤し、自分もトロトロと菜美の口に大量の唾液を注ぎ込んでやった。

28 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/20(水) 22:28:21
「クッ………!」
 眉間にシワを寄せていた菜美は、顔をそむけることもできず、口いっぱいに溜まった唾液を仕方なくゴクリと飲み込んだ。
 ようやく長いディープキスを終え、剛はピチャッと唇を離した。唾液がキラリと細い糸を引き、菜美はまた切なげに震える吐息をついた。
 「どうだ? キスしたのは初めてだろ?」
 剛は菜美の乳首を愛撫しながら言った。菜美は力なくいやいやをするだけで答えない。
 「オナニーはしたことあるか? 百合江もしてるだろう。覗いたことはあるか?」
 剛は菜美をいたぶりながらも、彼女に百合江の顔を重ね合わせていた。
 「オマンコ舐めてくださいと言ってみな」
「い………、言えません………」
 「ボボでもチョンチョンでもいいぜ。好きな言い方で言うんだ」
 剛はこの地方での女性器の呼称を言った。
 「ああっ………」
 菜美は乳首への刺激と、恥ずかしい言葉の連発に、愛らしい顔をのけ反らせて喘いだ。
 さっきまでは恐怖に青ざめ、血の気を失っていた顔がいつか上気し、うっすらと滲んだ脂汗に髪が数本貼りついていた。
 そういえば、赤ん坊のような甘ったるい体臭も、こころもち濃くなり艶めかしく揺らめいているようだった。
 剛は菜美の腕を差し上げ、汗ばんだ腋の下にギュッと顔を埋め、指を彼女の股間に這わせていった。
 「あう………! お願いです………、そこ、触らないで………」
 菜美がビクンと身体を跳ね上げて言った。
 まだ破瓜の痛みが残り、荒々しい指の刺激には耐えられないようだ。
 「いじられるのが嫌なら舐めてやる。指よりベロの方がずっといいだろう? だから舐めてくださいと言うんだ」
 剛は菜美の乳首に移動し、チュパッと乳首に吸いついて言った。
 「ああっ………、いや、いじらないで………」
 菜美はクネクネと指で陰唇を刺激され、甘い体臭を漂わせながら身悶えた。
 「言わなければ、もう一度この穴にチンチンをブチ込んでやるぜ。それでもいいのか?」
 剛は完全に菜美に添い寝して抱きつき、勃起した陰茎をグイグイと菜美の太腿にこすりつけた。
 「ああん、それだけは………、い、言いますから………」
 菜美は観念したように言い、少しもじっとしていられないように腰をクネらせ続けた。
 「よし、言えばもう指でいじらないし、ブチ込むこともしない。舐めるだけだ」
 剛は指を陰唇から離し、菜美の表情を近々と見下ろした。
 「オ………、オマンコを、舐めてください………、ああっ!」
 あまりの羞恥に、菜美は涙をこぼして身悶えた。

29 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/20(水) 22:29:35
「もっと大きな声でハッキリ言え。ボボとチョンチョンも言ってみな」
 剛はネチネチといたぶりながら、言葉だけで今にも暴発しそうに高まってきた。
 菜美はベソをかきながら、なんとか三種類の卑猥な呼称を口にした。
 その羞恥の表情は何とも清浄な色気をかもしだし、剛はゾクゾクと興奮した。もちろん言った菜美同様、剛の方も可憐な女の子の口から、そうしたセリフを聞くのは初めてだった。
 菜美はあまりの羞恥にフラフラと視線を宙に漂わせ、もう自分の状況もよく把握できず夢の中にでもいるようにぼうっとしてきたようだ。
 「よしよし、では舐めてやる。ヌレヌレのオツユをいっぱい出すんだ。全部吸い取ってやるからな」
 剛は身体を起こして言い、菜美の股間を大きく開いて顔を潜り込ませていった。
 さっきとは段違いに、菜美の股間にはユラユラと艶めかしい熱気が漂い、秘めやかに籠もる匂いとともに渦を巻いているようだった。
 「あう!」
 ギュッと剛が中心に顔を埋めると、菜美が喘いでビクッと内腿を締めつけてきた。
 そのときはもう、恥毛がひとかたまりになって貼りつくほど菜美のワレメは濡れていた。性感によるものではなく、さんざんの刺激と羞恥の言葉に、無意識にヌメリを帯びはじめているのだった。
 剛は少女の匂いを胸いっぱいに吸い込みながら、ヌラヌラと愛液に滑るワレメを舐め上げはじめた。
 「あ………、ああっ………」
 菜美はクネクネと悩ましげに下半身を動かし、キュッキュッと内腿で剛の両頬を力一杯締めつけてきた。
 もう指で小陰唇を拡げることもなく、愛液の潤滑油でヌルッと舌が奥まで潜り込んだ。
 そしてヌルヌルする膣のまわりの粘膜を舐め廻し、そのまま上へと滑らせていくと、コリッと硬くなったクリトリスに触れた。
 「あん!」
 菜美が弾かれたように腰を浮かせ、ムッチリとした張りのある下腹の肌を波打たせた。
 「気持ちいいか? よかったら声を出して言ってみな」
 剛は恥毛に鼻をうずめながら眼を上げて言った。
 波打つ腹の向こうに、乳首を勃起させた初々しい双丘が息づき、その間から、のけぞった菜美の丸い顎が見えた。
 しかし菜美は激しく喘ぐばかりで答えなかった。もう剛の言葉も耳に入らないのかもしれない。
 剛は大きく口を開いて、クリトリスごと恥骨の脹らみに吸いついてやった。そして、約束を破って、指を膣の中に押し込みはじめた。
 手のひらを上に向け、中指をそろそろと侵入させていった。
 しかし菜美は喘ぐだけで特に拒まず、しかも後から後から溢れてくる愛液に何の抵抗もなく、まるで膣みずからが吸い込むように、ヌルヌルと指を呑み込んでいった。
 中は温かくヌルヌルとヌメり、陰茎を挿入したときにはわからなかったヒダヒダが膣内の天井にあり、粘膜全体が心地よくチュッと指をくるみ込んでくれた。
 「ああ………」

30 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/20(水) 22:29:54
菜美が呻き、その呼吸に合わせるように膣が収縮し、若々しい躍動が奥からドクンドクンと指先に伝わってくるようだった。
 剛はシャリシャリと恥毛に鼻先をこすりつけながらクリトリスを吸い、奥で指をグネグネ蠢かせてやった。
 粘膜と愛液の摩擦に、指を動かすたびクチュクチュと湿った音が聞こえた。
 「ああっ………、ああん………!」
 クリトリスを吸ううち、菜美が狂ったように激しく悶えはじめた。
 幼いながら、強引な刺激でオルガスムスが芽生えはじめたのだろうか。それとも極限の恐怖から逃れようと、無意識に快感の中へ逃避しようとしているのだろうか。
 菜美は剛の顔を股間に挟みつけたまま、何度もブリッジをするようにガクンガクンと腰を上下させ、身体を反り返らせた。
 その激しい勢いに、何やら剛の方がタジタジとなってしまいそうである。
 「気持ちいいのか?」
 「アアッ………、き、気持ち、いい………!」
 菜美が上ずった声を、咽の奥から絞りだすように言った。
 悶え狂ううち菜美は正常な思考もできなくなり、訊かれるまま無意識に口走っているのだろう。
 それとも、先天的に濡れやすく感じやすい体質なのかもしれない。
 十四歳ともなれば、誰でも好奇心からオナニーの真似事ぐらいしているだろうから、ある程度の性感は芽生えているだろう。
 しかし剛は、百合江もこうなるだろうと思い、まだ散らされていないだろうかという不安とともに、菜美の姿に百合江を重ね合わせてゾクゾクと興奮した。
 剛はいちばん奥の、栗の実ぐらいのコリコリした子宮頸部をいじり、やがてヌルヌルと引き抜いてやった。
 そして溢れる愛液を舐め取り、また菜美の腰を浮かせてアヌスを舐めてやった。
 「い、いやあん、そこは………」
 菜美が、グズグズとベソをかきながら、甘えるような鼻声で言った。
 媚びているのではなく、まだアヌスに性感があるということを知らず、本当に恥ずかしくて嫌なのだろう。
 剛は菜美のアヌスを唾液にヌメらせ、愛液のついた指をズブズブと押し込んでやった。
 「あう………」
 菜美はアヌスを塞がれて、まるで息が詰ったように呻いた。
 剛は構わずに、指の根元までグイグイと押し込んでやった。直腸は、膣ほどのヌメリも体温も感じられず、むしろ挿入に手間取るようなベタつきがあった。
 剛は奥でグネグネと蠢かせてから、ゆっくりと指を引き抜いてやった。
 「くっ………、ダ、ダメ………」
 菜美がくぐもった声で言った。排泄と同じような感覚があるのだろう。
 アヌスは指をくわえて離さぬかのようにキュッと締まり、強引に引っ張るとアヌスまで一緒についてくるように突きでた。
 可憐なピンクのヒダヒダは血の気を失ってぴんと張りつめ、やがて指がスポンと引き抜かれると、キュッとつぼまってもとのアヌスに戻った。
 指先はちょっぴりベタついて曇り、生々しい匂いがした。しかし美少女の匂いなのだ。きっと百合江もこんな匂いがするのだろう。
 剛はそんな激しい匂いさえも愛しく感じられた。
 もう陰茎はヒクヒクともどかしげに絶頂を待って脈打ち、ジクジクとカウパー腺液を滲ませていた。
 剛はようやく菜美の股間から這いだし、彼女の胸に跨った。

31 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/20(水) 22:30:08
菜美が呻き、その呼吸に合わせるように膣が収縮し、若々しい躍動が奥からドクンドクンと指先に伝わってくるようだった。
 剛はシャリシャリと恥毛に鼻先をこすりつけながらクリトリスを吸い、奥で指をグネグネ蠢かせてやった。
 粘膜と愛液の摩擦に、指を動かすたびクチュクチュと湿った音が聞こえた。
 「ああっ………、ああん………!」
 クリトリスを吸ううち、菜美が狂ったように激しく悶えはじめた。
 幼いながら、強引な刺激でオルガスムスが芽生えはじめたのだろうか。それとも極限の恐怖から逃れようと、無意識に快感の中へ逃避しようとしているのだろうか。
 菜美は剛の顔を股間に挟みつけたまま、何度もブリッジをするようにガクンガクンと腰を上下させ、身体を反り返らせた。
 その激しい勢いに、何やら剛の方がタジタジとなってしまいそうである。
 「気持ちいいのか?」
 「アアッ………、き、気持ち、いい………!」
 菜美が上ずった声を、咽の奥から絞りだすように言った。
 悶え狂ううち菜美は正常な思考もできなくなり、訊かれるまま無意識に口走っているのだろう。
 それとも、先天的に濡れやすく感じやすい体質なのかもしれない。
 十四歳ともなれば、誰でも好奇心からオナニーの真似事ぐらいしているだろうから、ある程度の性感は芽生えているだろう。
 しかし剛は、百合江もこうなるだろうと思い、まだ散らされていないだろうかという不安とともに、菜美の姿に百合江を重ね合わせてゾクゾクと興奮した。
 剛はいちばん奥の、栗の実ぐらいのコリコリした子宮頸部をいじり、やがてヌルヌルと引き抜いてやった。
 そして溢れる愛液を舐め取り、また菜美の腰を浮かせてアヌスを舐めてやった。
 「い、いやあん、そこは………」
 菜美が、グズグズとベソをかきながら、甘えるような鼻声で言った。
 媚びているのではなく、まだアヌスに性感があるということを知らず、本当に恥ずかしくて嫌なのだろう。
 剛は菜美のアヌスを唾液にヌメらせ、愛液のついた指をズブズブと押し込んでやった。
 「あう………」
 菜美はアヌスを塞がれて、まるで息が詰ったように呻いた。
 剛は構わずに、指の根元までグイグイと押し込んでやった。直腸は、膣ほどのヌメリも体温も感じられず、むしろ挿入に手間取るようなベタつきがあった。
 剛は奥でグネグネと蠢かせてから、ゆっくりと指を引き抜いてやった。
 「くっ………、ダ、ダメ………」
 菜美がくぐもった声で言った。排泄と同じような感覚があるのだろう。
 アヌスは指をくわえて離さぬかのようにキュッと締まり、強引に引っ張るとアヌスまで一緒についてくるように突きでた。
 可憐なピンクのヒダヒダは血の気を失ってぴんと張りつめ、やがて指がスポンと引き抜かれると、キュッとつぼまってもとのアヌスに戻った。
 指先はちょっぴりベタついて曇り、生々しい匂いがした。しかし美少女の匂いなのだ。きっと百合江もこんな匂いがするのだろう。
 剛はそんな激しい匂いさえも愛しく感じられた。
 もう陰茎はヒクヒクともどかしげに絶頂を待って脈打ち、ジクジクとカウパー腺液を滲ませていた。
 剛はようやく菜美の股間から這いだし、彼女の胸に跨った。

32 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/20(水) 22:30:20
「さあ、そろそろ二発めを出したいんだ。男が気持ちいいときにヌルヌルしたザーメンを出すことぐらい知っているだろう?」
 「……………」
 菜美はまだハアハア息を弾ませながらも、潤んだ眼で不安そうに剛を見上げた。それでも、鼻先でヒクヒクする陰茎は努めて見ないようにしているようだ。
 「どっちにする? オマンコの穴に入れてもいいし、それともおしゃぶりするか? 口に出せば残らず飲んでもらうことになるが、おれはどっちでもいいぜ」
 剛は高まる興奮を押し殺すように言い、菜美に救いのない選択を迫った。
 「お願い………、下には入れないでください………」
 菜美は少し考え、また新しい涙を浮かべて小さく言った。つい今しがた、激しく喘いで気持ちいいと口走ったことなど忘れているようだ。
 それに膣への挿入は、激痛の名残が今も生々しく残っている。そのうえ妊娠という最悪の心配もしなければならなかった。
 「よし、じゃチンチンを舐めさせてくださいと言うんだ」
 剛は陰茎に手を添え、菜美の鼻先に突きつけながら言った。
 股間には菜美の熱い呼吸がかかり、早く射精したいのだが、それでも性急にならずジワジワと菜美の反応を見ながら楽しみたいのは、やはり剛のねちっこい粘着質の性格によるものだろう。
 「チ………、チンチンを、な、舐めさせてください………」
 菜美が切れぎれの息とともに言った。泣くよりも、今にもすうっと気を失ってしまいそうな表情だ。
 剛はアヌスを引き締め、暴発しないように注意しながら腰を進めた。
 そして粘膜にヌメつく尿道口が、ピチャッと菜美の愛らしい唇に押し当てられた。
 「ウ………」
 菜美が低く呻いて顔をしかめた。
 剛は入浴を済ませてきたが、それでも十四歳の菜美にとってはグロテスクな排泄器官に過ぎないだろう。良家に育ち、こんなおぞましいものを口にしたのは生まれてはじめてに違いない。
 剛は片手で菜美の髪を固定し、その柔らかな唇にヌルヌルと尿道口の粘液を塗りつけてやった。
 「さあ、もっと開くんだ。歯を当てたら、ナイフを使うことになるからな」
 剛は快感への期待に息を詰めて言った。
 菜美はヒッと息を吸い込んでおびえながら、オズオズと唇を開いた。
 剛はグイッと腰を沈み込ませ、菜美の口を犯した。
 「アウ………」
 ナイフの脅しが効いたのだろう。菜美は大きく口を開き、唇で歯をカバーするように巻き込んでくれた。
 断続的に吹きつける熱い吐息に剛の恥毛がそよぎ、亀頭の先端が菜美の喉の奥のヌルッとした粘膜に触れた。
 「グッ………!」
 菜美は喉を刺激されて苦しげに呻き、反射的にチュッと唇を引き締めて吸いついた。
 「あうう………、そうだ、もっとベロを動かせ。タップリと先っぽを舐めるんだ。強く、音をたてて吸え」
 剛は快感に喘ぎながら言い、グイグイと腰を前後させて、菜美の口で小刻みなピストン運動をはじめた。
 菜美の舌がチロチロとおざなりに這い廻りはじめる。たちまち陰茎全体は生温かい唾液にドップリ浸り込み、ヌルヌルと心地よくまみれた。
菜美は、口の中に溜った唾液を呑み込むのが嫌なのだろう。やがて唇からタラタラと唾液が溢れだし、剛の陰のうを生温かく濡らした。
 剛が腰を突き動かすたび、菜美の唇がクチュクチュと可愛らしい音をたてた。
 やがて、ジワジワと高まってきた快感が一気に昇りつめて、ザーメンがパニックを起こしたように尿道口へとひしめきあった。
 「アグッ………、ゴホッ………!」
 菜美が、敏感な喉の奥をザーメンに直撃されて激しく咳き込んだ。
 それでも、大量の濃い第一撃は思わず飲み込んでしまったようだ。
 菜美が口を離したため、剛は急いで自ら陰茎を握ってしごき、快感の残りを存分に味わった。
 ピュッピュッと脈打って飛び散るザーメンが、菜美の愛らしい眼やスベスベした頬をドロドロと汚した。それはほのかな湯気を立てて生臭い匂いを放ち、顔の丸みを伝って流れ艶やかな髪の中にもシミ込んでいった。
 「くっ………、さあ飲むんだ………」
 剛は快感に呻きながら、次第に勢いをなくしたザーメンをタラリと菜美の半開きの口に垂らしてやった。

33 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/20(水) 22:31:06
「ウ………」
 菜美は顔中や唇をヌルヌルと彩られ、生臭さと嫌悪感に顔をしかめた。
 剛はようやく最後の一撃をドクンと漏らし、力を抜いて吐息をついた。そして、まだザーメンの名残に濡れる尿道口をヌルヌルと菜美の唇にこすりつけてやった。
 仰向けのまま顔をそむけることもできなかった菜美が、再びコクンと喉を鳴らして口の中のものを飲み込んだ。
 しかし菜美は、気持ち悪さに胃が拒絶反応を起こしたように、すぐにウッと呻いて戻しそうになって涙を滲ませた。
 剛はさらに亀頭と尿道口を菜美に念入りにしゃぶらせてから陰茎を引き抜き、顔中に飛び散ったザーメンをヌルヌルと指でかき集めては彼女の口の中に流し込んでやった。
 「どうだ? 旨いだろう?」
 剛が、快感の余韻に浸りながら、満足げに菜美を見下ろして言った。しかし、菜美は力なく、小さく首を横に振っただけだった。
 剛は再びポラロイドカメラを取りだし、ザーメンに汚れた菜美の顔や、陰茎を口に押しつけた表情などを何枚かアップで撮った。
 菜美はもう、ただハアハア喘ぐだけで顔をそむけようともせず、僅かにフラッシュの閃光に顔をしかめただけだった。
 剛は押しだされてきた写真の写り具合を確かめてから手提げ袋にしまい、今度こそ菜美を身動きできぬようにソファにくくりつけてしまった。
 「ああん、お願い、もう何もしないでください………」
 菜美は涙を流して哀願したが、剛はその口にも再びガムテープを貼りつけてしまった。
 まだまだ夜は長い。もう一回ぐらい射精しなければ、せっかく百合江の家にまで侵入した甲斐がない。
 剛はリビングでアルバムを見つけて開き、百合江の写真を何枚か抜き取ってぽけっとに入れた。
 もう百合江のものなら写真でも歯ブラシでも箸でも、何でも欲しくて堪らなかった。そう思っている全国のファンは多いだろう。
 現金や貴金属などには眼もくれなかった。物盗りに入ったのではないのだ。狂恋の果てに、やむにやまれず行動を起こしただけなのだ。
 仮に剛は、菜美が居なくても、無人のこの家に侵入したとしても充分な満足が得られたに違いなかった。
 やがて剛はバスルームに行き、途中だったお湯をまた出しはじめた。せめて菜美の身体を洗い、陵辱の痕跡を表面だけでも消しておかなければならなかった。
 乾いたザーメンがこびりつき、破瓜の傷跡も癒えぬまま、明日になって母親が帰宅したら、菜美はすぐに何もかも話してしまうだろう。
 だからこれからの時間は、少しでも菜美に言い含めておいた方が良かった。
 やがてバスタブがいっぱいになり、剛はリビングに戻って自分が先に全裸になった。
 早くも、剛の陰茎は三度めの快感を望むかのように鎌首をもたげはじめていた。
 「さあ、風呂に入れてやる。口もオマンコも気持ち悪いだろう」
 剛は菜美の縛めを解き、同じように全裸にして引き立たせた。そして、フラつく菜美を支えながらバスルームに入った。
 菜美は夢遊病者のように頼りない足取りで、胸も股間も隠す余裕もなく、すぐにぺたりとプラスチックの椅子に座り込んだ。
 剛はシャワーでぬるめのお湯を出して、菜美の肩から身体に浴びせてやった。
 そして大きく両膝を開かせ、股間に向けてお湯をかけてやる。
 「あ………」
 ピクンと菜美の肌が緊張した。
 散らされたばかりのワレメはお湯の刺激を受けて、またヒリつくような痛みを突き上げてきたのだろう。
 剛は菜美の脚を開かせたまま押さえつけ、構わずにお湯を浴びせ続けた。
 「自分の指でオマンコをこすって洗え。穴の奥まで指を入れてな。中はまだヌルヌルしているだろう?」
 剛は言い、菜美の右手を股間に導いてやった。菜美は指を当て、おざなりにヌルヌルとこすった。
 そして剛は、お湯を菜美の顔にも浴びせてやった。

34 名前: 投稿日: 2005/07/20(水) 22:31:22
良スレ発見

35 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/20(水) 22:32:40
これゴドーだろ書いてるの

36 名前: 投稿日: 2005/07/20(水) 22:34:03
この労力を他の事にまわせれば歴史に残る偉人になれただろうにね

37 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/20(水) 23:14:50
15からのは俺じゃないよ。

38 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/20(水) 23:53:01
良スレ発見

39 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/21(木) 06:07:12
続きマダー

40 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/21(木) 13:51:07
乾きかけたザーメンのギラつきが洗い落とされ、さらに菜美は口を開いてお湯を含み、何度も口をすすいだ。
 剛もざっと身体を流し、やがて二人でバスタブに浸かった。剛の家の風呂桶とは問題にならぬほど広くて、二人でもゆったりと入れた。
 「お姉ちゃんのファンの人なの………? あたしは、お姉ちゃんの代わりに乱暴されたの………?」
 菜美が、顔をそむけたまま言った。
 顔と口を洗い、お湯に浸かりながら、菜美は次第に冷静に状況を判断できるようになっているようだ。
 「ファンといえば当たっているかもしれないが、百合江がデビューする前の、ずっと昔からのファンてわけだな」
 あまり言うと、自分の素性がバレてしまいそうだ。
 「でも、百合江の代わりってわけでもないぜ。なかなかお前だって美人だし、まだツボミだけど魅力的な身体をしているものな」
 「…………」
 菜美は答えなかった。
 「とにかく、誰にも言わねえ方がいいな。百合江の人気にかかわるし、母親にも、アメリカにいる父親にも心配をかけるからな」
 剛は自分の都合のいいように言った。
 しかし、まだ中二とはいえ菜美は頭が良く、剛が有利に丸め込めるほどの幼さはあまりなかった。
 「どうせ誰だってオマンコするんだ。洗っちまえば何もしねえのと同じだし、誰にも言わないでいるかぎり、写真を公表しないという約束は守るぜ。百合江本人の写真なら、写真週刊誌が大金で買ってくれるだろうけど」
 剛は言いながら、湯の中で菜美の手を取り、勃起した陰茎をそっと握らせてやった。
 菜美は拒むでもなく、ただされるまま陰茎を手のひらで包み込んでじっとしていた。
 剛はそのまま菜美の顔をこちらに向かせ、ピッタリと唇を重ねてやった。
 温かい湯の香りに、美少女の果実の匂いが混じった。しかしザーメンの匂いは感じられなかった。
 舌を侵入させると、菜美はさしてためらいなく前歯を開き、剛は菜美の甘い舌をしゃぶってやった。
 そして、自分も菜美の股間に指を這わせ、ソフトタッチでクリトリスを探った。
 「ううん………」
 菜美が熱い息を洩らした。緊張していた肌から、次第にぐんにゃりと力が抜けていくようだ。
 続けざまに体験を重ねるうち、菜美は無意識に痛みより快感を芽生えさせ、本能的に身を守っているようだった。
 剛も心地よく湯に浸かり、菜美とネットリと舌をからませながら互いの性器をいじり合っていると、何やらあくどい陵辱を加えているというより、恋人同士でじゃれ合っているような気分にさえなってきた。

41 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/21(木) 13:52:09
「舌を伸ばしてみな」
 いったん唇を離し、近々と顔を寄せたまま剛が囁くと、菜美は少しためらってから、チロリと赤い舌を伸ばしてきた。
 剛は唇を重ねてその舌を捕らえ、チュッと強く吸い込んでやった。
 「あう………」
 菜美が熱く湿りけのある息で喘いだ。
 剛は、菜美の柔らかな甘い舌を吸いながら、指先でリズミカルな円を描くようにクリトリスを愛撫してやった。
 「あ………、ああっ………」
 大きく口を開き、精一杯長く伸ばした舌を強く吸われながら、菜美は激しく喘ぎはじめた。
 剛も、菜美の甘酸っぱい呼吸に身体中うっとりとなりながら、彼女の手のひらの中の陰茎をビクンビクン脈打たせた。
 やがて剛は、溢れそうになった菜美の唾液をチュッと吸い取って喉を潤してから唇を離した。
 「ここがいちばん気持ちいいだろ?」
 剛は菜美の身体を湯の生で完全に抱きながら、クリトリスを刺激し続けて言った。
 「…………」
 菜美は眼を閉じ、否定するように首を振ったが、その顔は上気して何度かビクッとのけ反っていた。
 「また舐めてやろうか」
 剛は菜美の耳に口を押しつけ、内緒話のように囁きかけた。
 菜美が、小さくこっくりした。逆らうと恐いからではなく、もう身体中がぼうっとして否定することすら億劫になっているような感じだった。
 やがて、すっかり身体が温まってから二人は浴槽から出た。
 そして剛は椅子に座り、菜美を自分の前に立たせ、大きく脚を拡げさせてバスタブのふちに腰を下ろさせた。
 濡れた淡い恥毛から湯が滴り落ちる。少女の可愛らしい体臭も消え、肌は湯の匂いしかさせていなかった。
 剛は菜美の太腿の間に顔を寄せ、指を当ててムッチリと陰唇を拡げた。
 ヌメリを帯びたピンクの粘膜が覗き、クリトリスが包皮を押し上げて勃起しているのがはっきりとわかった。
 「あん………」
 剛が舌を伸ばして近づいただけで、菜美は肌を波打たせて小さな呻きを洩らした。
 やがて剛は陰唇の内側に舌を這わせ、そのままクリトリスまでゆっくりと舐め上げていった。

42 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/21(木) 13:52:25
「ああっ………!」
 菜美がキュッと内腿を閉じて剛の顔を挟みつけ、両手を剛の頭にかけた。そして押しつけるでもなく、突き離すでもなく、ただ反り返りそうな上体を支えるようにそっと抱えていた。
 クリトリスを吸い、何度か膣のまわりを舐めるうち、剛の唾液やお湯ばかりでないヌラヌラした液体が滲んできた。
 菜美はフラフラと上半身を揺らしながら、いつか両手に力を入れ、ギュッと強く剛の顔を自分のワレメに押しつけていた。
 剛は心地よい窒息感のなか、舌の付け根が疲れ果てるまで舐め続け、顔中が自分の唾液と菜美の愛液にヌルヌルになるまで顔を押しつけて吸い続けた。
 「ああーっ………」
 菜美はとうとう座っていられず、崩れるように剛の方にもたれかかってきた。
 剛はようやく顔を離し、入れ替わりに菜美を椅子に座らせ、自分がバスタブのふちに腰を下ろした。
 「さあ、しゃぶってみな」
 剛はグッタリとなりそうな菜美の髪を掴んで顔を引き起こし、勃起した陰茎を半開きの口に押しつけてやった。
「ウ………」
 すぐに喉の奥まで押し込まれ、菜美は我に返ったように低く呻いた。
 剛は菜美にタップリと唾液を出させ、陰茎全体にまといついて吸わせた。
 そして菜美の顔を前後に動かしてピストン運動し、昇りつめそうになると引き抜いて、陰のうやアヌスまで舐めさせて延々と快感を味わった。
 陰のうは息にくすぐられて微妙なむず痒い快感があり、アヌスの奥にまでチロチロと菜美の舌が触れてくると、思わず陰茎をヒクつかせて剛は身悶えた。
 「さあ、どこで発射してやろうか。オマンコか口の中か、それとも尻の穴に突っ込まれたいか、好きなところを言ってみな」
 剛は射精直後の陰茎を菜美に向け、興奮を押し殺しながら言った。
 菜美は哀しげに俯き、それでもしばらく考えてから悲愴な面持ちで顔を上げ、かすれた声で言った。
 「く、口で………」
 「そうか、お前は男のチンチンをおしゃぶりするのが好きか」
 「………はい」
 「ザーメンを全部飲みたいか?」
 「はい………」
 菜美は眼を潤ませて答え、とにかく早く済ませてほしいというふうに、意を決して唇を引き締めた。
 「よしよし、じゃ自分から舐めたり吸ったりしてみな。気持ち良く発射できたら、今夜はこれで帰る」
 バスタブに座ったまま剛が言うと、菜美は陰茎に顔を寄せてきた。
 そして愛らしい口を丸く開き、チュッと亀頭に吸いついてきた。
 剛は快感に、大きく息を吸い込んだ。菜美もこれで解放されると知り、今までになく大胆にヌルヌルと舌を這わせてきたのだ。
 尿道口のすぐ下の敏感な部分を舌の表面でチロチロと左右に刺激し、喉の奥まで呑み込んでは頬をすぼめて強く吸ってくれた。
 さらに両手の指は無意識にやわやわと陰茎の付け根や陰のうを揉みしだき、果ては自分から顔を前後させてチュパチュパとピストン運動をしてくれた。
 たちまち、剛は絶頂に達してしまった。菜美同様、剛も今夜が初体験なのだし、若い十八歳の肉体は、回数は多くできるが堪えるのには慣れていなかった。
 「くっ………! 全部飲むんだ………」
 剛もようやく自分から動き、菜美の髪を掴んで激しく腰を律動させた。

43 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/21(木) 13:52:45
「ウグ………」
 喉にほとばしるザーメンに、菜美が眉をひそめて呻いた。
 しかし菜美も二度めなので、もう呟き込むこともなく、ドクンドクン脈打つザーメンの噴出に合わせるように、必死に口をモグモグさせて少しずつザーメンを喉に流し込んでいった。
 剛は全身を波打たせて、宙に舞うような快感のなか必死に最後の一滴までザーメンを絞りだした。
 菜美の喉がゴクリと鳴るたび、口の中がキュッと締まって亀頭が吸われた。そして一口飲み込むごとに、菜美の切なげな鼻息が剛の恥毛をそよがせ下腹をくすぐった。
 美少女の口腔に思いきり射精するのは、何という快感だろう。オナニーでは得られない充足感だ。
 しかもティッシュの中でなく、少女は喉を鳴らして一滴余さず飲み込んでくれるのだ。
 膣に入れると同様、いやそれ以上にザーメンが彼女の生命の一部になり、無駄にならないような気がした。
 やがて剛は息を詰め、最後の一滴をドクンと脈打たせ、菜美が飲み込むのを確かめてから、ようやくヌルヌルと陰茎を引き抜いた。
 陰茎は菜美の清浄な唾液に濡れて光り、三度めの射精に満足げに緊張を解いていた。
 菜美も、ヌメッた唇をペロリと舐め、ようやく一仕事終えたように太い吐息をついた。そして、本当にこれで終わりなのかどうか、不安そうにチラリと剛を見上げた。
 「さあ、もう一度お湯に浸かってから出よう」
 剛は先にザブリとバスタブに入って肩まで浸かった。
 しかし菜美は椅子に座ったままモジモジしている。
 「どうした。一緒に入ったって当分は立たねえから安心しろ。これで最後という約束は守るぜ」
 「あ、あの………、トイレに行きたい………」
 菜美は肩をすくめ、両腕を縮めながら小さく言った。
 「大か、小か」
 「しょ、小です………」
 「よし、見ててやるからここでしてみろ」
 剛は浴槽から出て、急いで手提げ袋からポラロイドカメラを持って引き返してきた。
 菜美はさんざんの恐怖と緊張に、尿意が高まっていたようだ。
 もちろんバスルームでそっと排泄してしまうようには躾けられていないし、剛がカメラを取りに行った隙にドアを閉めてロックすることも思いつかなかった。まあ思いついたとしても、バスルームに篭城しても仕方がない。
 剛は再び菜美をバスタブのふちに腰かけさせ、大股開きにさせた。
 「さあ、早く出してみな。タップリ溜まってるんだろう?」
 剛はカメラを構えながら言った。
 「ああん、見られたら、できません………。こんなところで………」
 菜美はカタカタ膝を震わせて哀願した。しかし高まる尿意に、もう動く気力も残っていないようだった。
 「早くオシッコしないと身体に悪いぜ。それに冷えるし、出さねえかぎりは終わらないんだからな」
 剛が言うと、とうとう菜美も決心したようだ。
 さんざん恥ずかしいことをされたのだ。もうこれぐらい何でもないと思ったのだろう。それに尿意も限界にきていた。
 剛に犯されたとき、思わず失禁していればこんなことにはならなかっただろうし、あるいは剛が幻滅して遂行を諦めたかもしれないが、もう今となってはどうにもならなかった。
 菜美の頬が上気し、内腿がピクンと震えた。そして花びらのような小陰唇がヒクヒクと収縮するのが見えた。

44 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/21(木) 13:53:14
「あ………、本当に出ちゃう………、お願い、見ないで………」
 菜美が顔を上向けて眼を閉じ、うわごとのように言った。羞恥とあきらめと絶望の、何とも色っぽい表情だった。
 そして同時に、菜美のワレメからチョロッとためらいがちに水流が漏れてきた。
 「あん!」
 フラッシュを焚かれて菜美が声をあげた。
 しかし一度ゆるんだ尿意は、もうとめどなく躍動を開始していた。そしてためらいがちな水流が勢いを増し、ほのかな湯気させ立ててピチャピチャとタイルに生温かいしぶきをあげた。
 剛は、ほんのりとした美少女の尿の匂いにゴクリと生唾を飲み、続けざまにシャッターを押した。
 放尿は長く続き、菜美は上向きながら喘ぎ、何やら恍惚に包まれているような表情をした。
 やがて軽やかなせせらぎも勢いをなくし、菜美のムチムチした白い内腿にいく筋も伝い流れてようやく放尿が終わった。
 菜美はしばらくヒクヒクと肌を脈打たせて、やがて震える吐息をついた。
 「ビショビショのワレメを舐めてやろうか?」
 「やん!」
 剛が言うと、菜美はビクッと我に返ってしゃがみ込み、急いで手桶から湯を汲んで股間とタイルを洗い流してからバスタブに飛び込んだ。
 剛もようやくカメラを置き、脱衣所にあったタオルで身体を拭いた。
 そして菜美に風呂のガス栓を止めさせて、出てきた彼女の身体を拭いてやった。
 リビングに戻って剛は服を着て、散らばったガムテープやティッシュを片付けた。陵辱の痕跡があると、菜美の気持ちもどう変化するかわからない。
 まさか衝動的な自殺などしないと思うが、明日帰宅した母親や警察に訴えられると厄介だ。同じ学園なのだから、すぐに顔など割れてしまうだろう。
 「さあ、おれは帰るからな。今夜のことは忘れろ。家族全員の幸福のために。おれもこんな写真は使いたくないからな」
 剛は、服を着終わった菜美に言い、取ったポラロイド写真を、ダメ押しのように菜美に見せてやった。
 「あっ………」
 自分の恥ずかしい写真に、菜美は思わず顔をそむけた。
 「じゃ、戸締まりをよくして、早く寝ろよ」
 剛はそう言い捨て、玄関に行って靴を履いた。リビングの菜美は、別に警察に通報している気配もない。
 家を出るとき、剛はまた激しく緊張したが、手提げ袋いっぱい詰まった百合江の下着などの収穫物が新たな興奮を呼び起こし、多少緊張を和らげてくれた。
 そして剛は外に出ても、家に戻るまで一人の通行人とも出会わなかった。
 友人宅に泊まると行って出てきたが、裏口の合鍵は持っている。放任の伯父伯母は、別に剛が何時に戻ろうと深く追求はしないだろう。
 後悔はなかった。はじめて行動的になった満足感だけが、剛の全身を心地をよく充たしていた。………

45 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/21(木) 13:53:36
テレビのバラエティ番組に菊池百合江が出演し、映画の紹介を折り混ぜながら様々なインタビューを受けていた。
 家族構成や学園生活、休日の過ごし方や恋人の有無まで、百合江は透き通った笑みを絶やさずに、正しい日本語で上品に答えていた。
 百合江の清楚な顔立ちに派手な衣裳は似合わず、歌を唄うときでも、やはりしっとりと落ち着きのある衣裳を着せられていた。
 さらりとした長くしなやかな黒髪に、形よい唇からこぼれる白い歯並び、カメラは舐めるように百合江の顔のアップから脚までを映しだした。
 もちろん剛はビデオに撮っている。
 小型テレビに中古のビデオデッキなども、必死にバイトして買ったものだ。伯父伯母はそんな贅沢品など与えてくれない。
 剛はいつも百合江の出演した番組を録画し、あとで彼女の顔のアップや身体などばかり集め、つまりインタビュアーなど余計なものを省いた百合江だけのビデオとして編集するため、友人の家でダビングさせてもらう。
 だからオナニーをするのは全ての編集が終わってからだった。
 しかし今は、百合江の部屋から持ちだした、彼女の下着や写真などがある。
 下着はどれも選択済みだが、セッケンや繊維の匂いの中から、股間の部分にシミ込んだ何百分か一かの百合江の分泌物を吸収しようと懸命に顔を押し当てた。
 そして何枚も撮った菜美の恥ずかしい写真を並べ、匂いや感触を思いだし、顔を百合江に置き換えて何度も絶頂に達した。
 映画も、クランク・インした時期が遅かったため正月の公開には間に合わなかったが、もう間もなく封切られるようだ。
 こんな片田舎での封切りはまだ先になるかもしれない。
 そして百合江も引退の意志は変わらないようだが、それでもまだしばらくは引き止められているのだろう。
 菜美を陵辱してから数日経っている。
 何事も起こらないところをみると、やはり菜美は誰にも言わなかったようだ。
 学園にも、菜美は登校しているようだ。もちろん剛は顔を見られてはいけないので、あまり中等科の校舎には近づかぬようにし、昼休みも中庭などには出ないようにしていたので、よくはわからなかった。
 そして剛は、機会があればまた菊池家に忍び込みたいと思っていた。
 逆に、あんなにうまくいったのは奇跡で、調子に乗ったら百合江という大目標まで失うような事態になるかもしれないという危惧も抱いた。
 さらに二度目の悪夢により、今度こそ菜美を深刻にさせ、追い詰めてしまいかねないとも思った。
 その時、テレビ画面に百合江の母親、喜美江が映しだされた。
 先日、上京したときに喜美江もインタビューを受けていたのだろう。
 三十六歳、歳よりずっと若く見え、菜美よりも百合江に似た顔立ちをしていた。その完成された熟女の美しさに、インタビュアーも、百合江ともども母娘でデビューしてしまったらどうかと半ば本気の冗談を言った。
 剛は喜美江に対しても、妖しく心が動きはじめた。
 百合江に対する独占欲と手の届かないもどかしさが、妹に続いて母親にまで欲望を抱きはじめてしまったのだ。
 百合江の前に、喜美江の身体も堪能してみたくなった。まだほんのツボミの処女だった菜美より、もっと興味深い反応が見られるかもしれない。
 それに、亭主がアメリカに赴任してもう長い。三十六歳の肉体は疼いているだろうし、もちろん浮気などするタイプではない。
 今は百合江のことで忙しいだろうが、ふと我に返れば火照った熟女の肉体を持て余しているのではないか。
 剛は自分に都合のいいように考えを進め、いつかすっかり喜美江を抱く決意を固めていたのだった。

46 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/21(木) 13:53:54
思い込むと剛はすぐ計画を練り、二日後には実行に移した。
 以前から空想癖と計画を練るのは得意だったが、すんなり行動に移せることに、剛は自分でも驚いていた。
 菜美を犯したことでよほど自信をつけてしまったようだ。
 菜美は学校だし、学年末テストの直前で、クラブ活動はないが目一杯午後三時まで授業がある。喜美江は買物以外、ずっと家に一人きりだろう。
 剛が学校を休めば、午前中から午後三時近くまで充分に時間がある。
 剛はその朝、風邪気味で具合が悪いから休むと伯父伯母に言い、二人がそれぞれ会社やパートに出掛けてから布団から抜けでた。
 そして工場でバイトしたときの、グレーの作業着を着て、小さな段ボール箱にまたガムテープやロープを入れて、午前九時頃家を出た。
 菜美と同じ方法、宅配便の業者を装うことにしたのだ。
 剛は作業帽をかぶって、自転車に乗って菊池家へ急いだ。興奮はあるがそれは胸の奥で静かに燃え、慌ててよろけるようなことはなかった。興奮すればするほど、成功するために冷静になろうとした。それができるということは、剛には本来豪胆な性格が眠っていたのかもしれなかった。
 風が冷たく、雪でもチラついてきそうな厚い雲が日差しを覆っていた。あまり通行人にも会わなかった。
 やがて剛は、菊池家から少し離れた所に自転車を停めた。すぐ家の前に置くと、誰かが訪ねてきたときに居留守を使えなくなってしまうし、証拠が残ってしまうからだ。
 剛はいかにも配達人が住所を探すような仕種で、菊池家のまわりをうろついた。
 リビングからかすかに喜美江の気配が感じられる。そして、どうやら誰も訪問者はいないようだった。
 剛は緊張にブルッと武者震いをして、大きく深呼吸をした。
 いよいよだ。
 門を開けて中に入り、玄関のドアの前まで行ってチャイムを鳴らした。
 間もなく中に軽い足音が聞こえ、喜美江の声がして細くドアが開かれた。さすがに、ドアにはチェーンが掛かっていた。
 「どなたですか?」
 「あ、宅配便の者です。東京からお荷物が届いていますが」
 剛は笑顔を作って言い、段ボール箱を見せた。箱には宅配便の用紙が貼ってある。古いものだが喜美江の位置からは文字までは見えないだろう。
 「あ、どうもご苦労さま」
 喜美江はいったんドアを閉めてから、チェーンを外してドアを開けてくれた。
 東京というとすぐ百合江を連想するのだろう。ファンからのプレゼントが溜ると、こうして宅配便で家に届けることもあるようだ。
 それに剛は、チェーンを外さないとドアから入らない程度の大きさの段ボール箱を用意していた。
 同じ手で通用したということは、やはり菜美は母親にも言っていなかったようだ。
 剛は開けてくれたドアから入り、段ボール箱を上がりかまちに置いてやった。喜美江は印鑑を取りに行っている。
 剛はドアを閉めて内側からロックした。そして厳重にチェーンを掛けて、靴を脱いで上がり込んだ。
 菜美を犯したときの興奮が甦る。しかし二度めで、リビングや各部屋、電話の位置まで熟知しているため、剛は機械のように冷静になって行動することができた。
 しかも自分勝手な理屈だが、処女を散らすのではなく、熟れた人妻に施しを与えるような気楽さがあった。

47 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/21(木) 13:54:52
「キャッ! ど、どういうことなの−−!?」
 戻ってきた喜美江がビクッと立ちすくんだ。上がり込んで段ボール箱を開けている剛を見て、一瞬どうしていいのかわからないらしい。
 その隙に、剛は自分でも驚くほど手際よく、取り出したガムテープで喜美江の口を塞ぎロープで身体をグルグル巻きにしていた。
 「暴れるんじゃない。怪我をしたくなかったらな」
 剛は言い、身動き取れなくなった喜美江の身体をズルズルとリビングへと引きずっていった。
 そしていったん喜美江をそのままに、剛はテレビを止めキッチンのガスを確認し、他にも誰もいないかを確かめながら窓や裏口の戸締まりを見て廻った。
 やがて喜美江の所に戻ってきたときは、剛は欲望に眼をギラつかせ、すっかり勃起してズボンの股間を脹らませていた。
 喜美江は十八歳で高校を卒業して間もなく、七つ年上の商社マンと結婚した。そして翌年には百合江を生んでいる。
 若造りで、百合江とは姉妹といってもおかしくないくらいだ。百合江によく似た整った顔立ちに、上品な感じに豊満であった。
 百合江が若々しい美の女神か女王で、菜美が可憐な妖精か天使なら、喜美江はまさに聖母といった感じだった。
 その喜美江は口を塞がれて、おびえた眼で剛を見上げては、何度かもがいてはかない抵抗を試みていた。
 剛は悠々と作業帽と上着を脱ぎ、カーペットに横たわった喜美江に屈み込んだ。
 「ウウッ………!」
 触れられそうになると、喜美江は呻き声をあげてクネクネと身じろいだ。
 菜美とは違う、成熟した甘い匂いが生ぬるく立ち昇っていた。
 「どうせ、男が欲しいんだろ? 今うんと気持ち良くしてやるからな」
 剛は、年上の喜美江を前にしても、何の気後れもなく落ち着いて言った。幼い頃から両親の温もりに疎かった剛には、喜美江は百合江や菜美の母親ではあっても、やはりただの色っぽい女でしかなかった。
 まだ喜美江は騒ぎそうな様子だ。剛は唇を奪うのを後回しにし、ガムテープをそのままにして喜美江の身体にタッチしはじめた。
 「アウウ………」
 喜美江が、服の上から胸に触れられて、呻きながら懸命に避けようともがいた。
 剛は構わずブラウスごと豊かな乳房をわし掴みにし、クネクネと揉みしだきながら肌の弾力と奥から伝わる温もりを味わった。
 しかし、夢中で彼女の両腕ごとロープを巻きつけてしまったので、喜美江も身動きできないかわりに、剛も彼女を裸にするにはロープを解くか衣服を切り裂くか、どちらかしかなかった。
 剛はとりあえず喜美江の縛めは外さず、衣服の上から熟女の肌の温もりや感触を味わおうとした。
 豊かな胸の膨らみや、弾力ある太腿の感触、さらにはしなやかな黒髪に顔を埋めて甘い香りを嗅いだり、ソックスの上から喜美江の足の指や裏に鼻を押し当ててやった。

48 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/21(木) 13:55:08
「クッ………」
 全裸にされる以上におぞましい、剛の息づかいや唇の感触に喜美江は呻いて身を硬くした。
 服やストッキングを通してさえ、喜美江の成熟した肌の匂いがほのかに感じられ、剛はゾクゾクと興奮してきた。
 ツボミの菜美は受け身ばかりだったが、きっと喜美江はたちまち何らかの反応を示してくれるだろう。
 剛にとって、歳が倍も離れた年上の女生と交渉が持てるなど、今まで考えもしなかったことだ。
 それがいま目の前にいる。しかも百合江の母親だ。
 他人の家に忍び込み、住人を手に入れるなんて、こんなに簡単なことだったのだ。菜美のときもそう思ったものだが、こんなにスンナリいくものなら、どうしてもっと早く行動的になれなかったのだろうと剛はちょっぴり後悔した。
 剛は恐怖に身を縮める喜美江の、甘い香りの髪をかき分け、桜色に染まった耳朶を唇で挟んだ。
 「アウ………!」
 喜美江が小さく呻き、肩をすくめた。
 剛は柔らかな耳朶を前歯で噛み、耳の穴に舌を差し入れてクチュクチュと舐め廻してやった。
 喜美江は硬く眼を閉じ、じっとしていた。
 この降って湧いたような災厄は何なのか、この男は何者で、目的な何なのか、混乱する頭で必死に考えているようだった。
 やがて剛は顔を上げた。どうやら本格的に、喜美江を全裸にしようと思い立ったようだった。
 「どうする? ロープごと服を切り刻もうか。それとも、真っ裸になっても暴れたりしねえか? おれの目的はセックスだけだ。それさえできれば、肌にも傷もつけないし金品にも興味はない」
 剛が言うと、喜美江は口を塞げたまま首を振った。暴れないから傷をつけないでくれという意味だろう。
 「まあ、午後三時過ぎには娘も帰ってくるだろうからな、ブラウスやスカートが切られていたら変に思われるだろう。じゃ、おとなしく寝室で楽しもうや」
 剛はグルグル巻きのままの喜美江を抱え上げ、勝手知ったる様子で寝室へと移動していった。
 喜美江が毎晩使うセミダブルベッドに、剛は彼女をどさりと横たえた。
 そして寝室のドアを閉め、喜美江のロープを解きはじめた。
 さすがに、喜美江は片腕ずつ自由になっても、見苦しく暴れたりはしなかった。しかし剛は念のため、喜美江の両手を伸ばして、ベッドの支柱にくくりつけた。
 そしてブラウスのボタンを外して胸を開き、ブラジャーのフロントホックを外した。
 さらにスカートをまくり上げパンティをズリ下ろしてから、両足首も開かせて固定してやった。
 喜美江は完全に、乳房と股間を露にし、ベッドの四隅に両手足首をくくられて大の字にされてしまった。
 うっすらと静脈の透ける豊かな乳房は何とも色っぽく、二人の子を生んだとは思えぬほどの肌の張りと艶だった。
 股間に茂る恥毛は黒々と秘めやかな翳りを落とし、ムッチリとした量感ある白い太腿にキュッと挟みつけられていた。
 剛は最後に、喜美江の口のガムテープをぺりりと剥がしてやった。

49 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/21(木) 13:55:33
「あ………、あなたは、誰なのっ………!?」
 喜美江が、やや眉を険しくして言った。改めて見れば、剛が長女と同じ年頃ぐらいの少年だということがわかったようだった。
 「なあに、オバサンが飢えていそうだったから抱きに来てやったのさ」
 「ふざけないでっ、ウッ………!」
 いきなり唇を塞がれて、喜美江は眉をひそめてもがいた。
 ほんのりと、唾液と口紅に濡れた唇が、ピッタリと吸いついてくるようだった。
 生温かく湿りけがあって、ほのかに甘い匂いが感じられた。口紅や化粧の香りに混じって、熟女本来の艶めかしい息の匂いが感じられた。
 喜美江は息を弾ませながら、必死に唇を引き結んでいた。
 剛は舌の侵入を後回しにし、後れ毛の色っぽい首筋から這い下り、喜美江の乳房に顔を押し当てていった。
 「あうっ、や、やめて………」
 チュッと乳首を含むと、喜美江がビクッと身体を反り返らせて言った。それでも、大声をあげるようなことは決してしなかった。
 淡いチョコレート色の乳首が唾液に濡れてつんと突き立ち、うねうねと波打つ肌からは生温い体臭が立ち昇ってきた。
 両腕が差し上げられているため、ちょっぴり和毛の煙る腋の下も無防備にさらけだされていた。
 剛は交互に乳首を吸い、柔らかな肉に顔を埋め込んだ。菜美のときとは違い、豊満なる母性にすがりつくような、甘酸っぱい衝動に突き動かされるような感じがした。
 しかし剛は夢中になって乳首を吸いながら、手をそろそろと伸ばして喜美江の股間へと移動させていった。
 「くっ………、いや………、そこ触らないで………」
 喜美江が懸命に首を振り、腰を浮かせてしきりに足を閉じようとした。
 しかし足も開かれたまま固定されているので、いくら喜美江がもがいても剛の指を拒むことはできなかった。
 剛は手のひらでシャリシャリと恥毛をこすり、谷間に沿って中指をワレメに這わせていった。
 まだ濡れてはいないが、左右にはみだした小陰唇は艶めかしく蠢き、クリトリスあたりを探ってやると、喜美江の内腿がビクッと震えた。
 剛は指を這わせながら、さらに陰唇をかき分けて、内側の粘膜を探りはじめた。
 そして乳首から腋の下へと唇を移動させ、甘ったるい成熟したミルクのような体臭を胸いっぱいに吸い込んでは、クネクネとワレメの指を蠢めかせてやった。

50 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/21(木) 13:56:37
「あ………、ああっ………」
 喜美江が肌を震わせて喘ぎはじめた。
 陰唇やクリトリスに這う指もそうだが、無防備の腋の下に這う舌も、相当な刺激になっているようだった。
 もちろん喜美江は、縛りつけられて愛撫されるなんて、生まれて初めてのことだろう。
 剛は喜美江の腋の下から顔を上げ、再びピッタリと彼女に唇を重ねた。
 「ウ………」
 喜美江が呻き、今度はワレメをいじられて、前歯を閉じる余裕もなかったようだ。
 剛は喜美江の並びの良い歯を舌先でたどり、さらにヌルッと押し込んだ。
 喜美江は噛みつこうとはしなかった。全身身動きできなくされているし、仮に中途半端な抵抗をしても、相手の嗜虐欲をあおるだけだろう。
 喜美江はうっすらと涙を滲ませながら、口を開いたままじっとして剛の舌の翻弄にまかせていた。
 喜美江の舌はネットリと甘く濡れ、ナメクジのようにクネクネと蠢いた。
 剛は喜美江の芳しい口を塞ぎ、前歯の裏側や舌を舐め廻し、甘く生温かい唾液をすすって喉を潤した。
 いつか、ワレメに這わせる指の動きがヌラヌラと滑らかになっていた。
 成熟した肉体は、心はどうあれ、見知らぬ男の愛撫にもどう仕様もなく反応してしまうものなのか。
 やがて、剛はようやく唇を離した。
 「こんなに濡れてきた。音が聞こえるだろう?」
 剛は言い、指を激しく動かしてやった。確かに、指の動きに合わせて、ピチャクチャいう湿った音が聞こえていた。
 「ああっ………、いや………」
 「気持ちいいから濡れてるんだろう? 指だけで物足りなかったら、オマンコ舐めてくださいと言ってみな」
 剛はクリトリスを指で圧迫しながら囁き、喜美江の唇や頬、首筋などにチュッチュッと吸いついてやった。
 「や、やめて………」
 喜美江は切なげに首を振り、剛の唇の愛撫を避けようとしていた。
 やがて剛は身体を起こし、喜美江の大きく開いた股間に顔を潜り込ませていった。
 ムッチリとした太腿に挟まれ、その中心の丘にふんわりと恥毛が群生していた。
 そしてワレメからは縦長のハート型の小陰唇がはみ出し、ピンク色の内側をちょっぴりヌメつかせていた。

51 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/21(木) 13:56:52
 「これが、大人の女の人のオマンコか−−」
 剛は、息がかかるほど顔を寄せて呟いた。
 「ああっ………、み、見ないで………」
 熟女とはいえ、十八歳で嫁ぎ、亭主以外の男を知らない喜美江は屈辱と羞恥にグネグネともがいた。
 剛は構わず、指を当てて小陰唇を左右に拡げた。
 包皮の下から真珠のようなクリトリスがツヤツヤと色づいて覗き、ヌメヌメとして収縮する艶めかしい膣口まで覗いた。
 そして股間全体に籠もる、生ぬるい熟女の体臭が、ユラユラと立ち昇ってきた。
 「この穴から、百合江が出てきたんだな………」
 剛は喜美江の膣口を観察しながら呟き、浅く指を挿入してクチュクチュと蠢かせた。
 これで喜美江は、剛を百合江のファンか同じ学年の生徒だと知っただろう。
 しかし別に剛は知られても構わなかった。またポラロイドで喜美江の恥ずかしい写真を撮るのだし、剛以上に喜美江は不祥事をおおやけにはしたくないだろう。
 やがて剛は、艶めかしい熟女のワレメに、吸い寄せられるようにピッタリと顔を押し当てていった。
 「あう!」
 喜美江は声をあげ、ピクッと肌を波打たせて悶えた。
 剛は恥毛に鼻先をこすりつけ、隅々に籠もる成熟した体臭を心ゆくまで吸い込んだ。
 ふっくらした甘い汗の匂いに、菜美のときにも感じた磯の香りに似た少女っぽい残尿臭が混じっていた。
 舌を伸ばすと、生温かい肉が吸いついてくるようだった。それはちょっぴり湿り、ほのかなしょっぱさに酸味を交えて心地よく剛の舌を濡らした。
 「ああっ、やめて………!」
 舌を動かすと、喜美江は悩ましげに身体を動かして喘いだ。
 剛はクリトリスに吸いつき、ヌルヌルする膣のまわりを舐めてから、浅く舌先を潜り込ませてやった。
 喜美江の肉は、奥へ行くほど熱く、ヌルヌルと艶めかしくヌメっていた。
 剛は顔中粘液にまみれながら舐め続け、さらに喜美江の腰を浮かせて、秘めやかな匂いを籠もらせるアヌスまで舐めてやった。
 そして自分も服を脱いで全裸となり、ポラロイドカメラで喜美江の身体のあちこちを撮ってやった。
 「さあ、男を見るのは久しぶりだろう。亭主とどっちが大きい? おれの方が若い分だけ何度だってできるぜ」
 剛は喜美江の胸を跨ぎ、勃起した陰茎をヒクヒクさせながら彼女の鼻先に先端を近づけてやった。
 相手は倍も年上なのに、剛はまったく気後れがなかった。恥ずかしさに萎縮することもなく、むしろ猛々しい勃起を見せつけるように押しつけてやった。
 かつての剛にはありえないことである。やはり菜美を陵辱したことが、良い面でも悪い面でも、相当な自信になってしまったようだった。
 「どうだ? おしゃぶりしてみるか? 口いっぱいにだして、飲ませてやるぜ。それともオマンコに入れてもらいたいか?」
剛は陰茎に手を添えて言い、返事もなく顔をそむけている喜美江の口に、カウパー腺液の滲む先端をグイグイ押しつけてやった。
 「アウ………、クッ………!」
 喜美江は顔をしかめ、それでも仰向けに顔を押さえつけられながら、ヌルヌルと唇にこすりつけられてしまった。
 「噛まずにおしゃぶりしろよ。噛んだら、どうなるかわかってるな? 美しい顔をナイフで切り刻むだけじゃない。裸のまま外へ引きずりだしてやるぜ」
 剛は言いながら、やがて亀頭をヌルリと喜美江の口の中へ挿入してやった。

52 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/21(木) 13:57:23
「ウグ………」
 喜美江が眉をひそめて呻いた。
 剛は、温かく濡れた人妻の口の中で最大限に勃起し、ヒクヒクと動いた。
 たちまち生温かい唾液が陰茎全体にまつわりついてくる。熱い鼻息が剛の下腹をくすぐり、陰のうがのたりと喜美江の顎に載せられた。
 「もっとベロを動かせ。亭主にするときはそんなに下手じゃねえんだろ?」
 剛はグイグイと腰を上下させ、抜ける寸前まで引き抜いては、またズブリと喉の奥まで押し込んでやった。
 溢れる唾液がキラキラと艶めかしく喜美江の頬を濡らし、剛がリズミカルに陰茎を出し入れするたびにクチュクチュと湿った音がした。
 次第に、喜美江の舌の動きや唇の締めつけ方が巧みになってきた。
 無意識に亭主への愛撫法が揺り起こされたか、それとも意識的にそうして、少しでも早く済ませようとしているのかもしれない。
 そう、どちらにしろ射精しなければ終わらないということを、喜美江は本能的に悟っているのだ。
 「あう………」
 剛は、喜美江の舌の動きに激しく喘ぎはじめた。
 まるで身体全体がスッポリと喜美江の温かい口に含まれ、唾液にどっぷりと浸りながら舌でころがされているような快感だった。
 喜美江が本気で愛撫すれば、剛などたあいもなくあっと言う間に射精してしまうのだろう。
 事実、快感に喘ぎはじめてからは、剛は自分からは何もせず、ただじっと喜美江の舌の感触に酔いしれ、身を任せているだけだった。
 やがて、剛はとめどない快感に全身を脈打たせ、とうとう昇りつめてしまった。そして喜美江の温かい口の中へ、ドクンドクンと熱いザーメンを注ぎ込んだ。
 「ウ、グッ………!」
 口の中に飛び込んできたザーメンに喜美江は顔をしかめ、すぐに亀頭をスルッと吐きだして、唾液混じりのザーメンもトロトロと吐きだしてしまった。
 「全部飲め………」
 剛は快感の中途で陰茎を握ってしごき、余りを喜美江の顔中にヌルヌルとブチまけてやった。
 そして最後の一滴まで喜美江の口に絞りだし、尿道口をヌルヌルと喜美江の唇にこすりつけてやった。
 ようやく快感と興奮が過ぎ去った。
 剛は吐息をついて、喜美江が吐きだした分のザーメンを指でかき集め、ハアハア喘いでいる喜美江の半開きの口へと注ぎ込んでやった。
 「クッ………」
 喜美江が眉をひそめていやいやをした。それを剛は強引に流し込んで、ゴクリと飲み込ませてやった。

53 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/21(木) 13:59:16
「久々で旨かったろ? 二回目はちゃんとオマンコに入れてやるからな」
 「お………、お願い、もう帰って………」
 喜美江は切れぎれの息とともに言い、ザーメンでヌメヌメになった唇をわななかせた。
 「心配するな。娘が帰ってくる前には退散してやるよ。だがまだ時間はタップリある。もう一〜二回はできるだろう」
 剛は言い、またザーメンに汚れた喜美江の顔をアップでカメラに収めた。
 そして陰茎が回復する間、剛は喜美江の縛めを確認してから、全裸のまま二階へと上がっていった。
 そして百合江の部屋に入り、先日と変わったところはないか調べた。
 ベッドも百合江の匂いもなく清潔なままだし、クズ籠は空っぽだった。
 そしてカーテンの裏にある、サッシ窓のロックも、剛が取り外したときのままだった。まだロックの故障には誰も気づかず、そのままになっているのだろう。
 剛は満足げに頷き、また百合江の机の引き出しなどを開け、枕やシーツに陰茎をこすりつけたりしながら、ようやく階下に戻ってきた。
 喜美江はさっきと同じ姿勢でベッドに大の字になり、濃くなった甘い体臭を寝室内に艶めかしく籠もらせていた。
 「さあ、どうする? いよいよオマンコに入れてやるけどな、前からがいいか、それともバックから突っ込まれたいか?」
 剛は言い、仰向けのまま動けない喜美江の肌を撫でてやった。
 「あう………、お願い、入れないで………」
 「口でする方が好きか? 何なら尻の穴に入れてやったっていいんだぜ」
 剛はネチネチといたぶるように言いながら、指を喜美江のワレメの内側に這い廻らせてやった。
 「ああっ………、いじらないで………」
 喜美江が、断続的にビクンビクンと身体を弓なりに反らせて喘いだ。
 「そらそら、もうこんなにヌレヌレじゃねえか。入れてほしくないなんて言わせねえぜ」
 剛は指を膣の奥にヌルリと押し込んだ。
 もちろん菜美の膣ほどきつくはないが、赤ん坊が二度も通過したと思えないほど膣の内部は狭く、ヒダヒダのある粘膜が指に吸いついてくるようだった。
 そしてヌメッたその指を、今度はワレメの下の方にあるアヌスにあてがい、ズブズブと潜り込ませてやった。
 「あううっ………、ダメ、そんな………」
 喜美江はクネクネと身悶えながら脂汗を浮かべ、指の根元まで侵入してきた剛の指を、血が止まるほどキュッキュッと締めつけてきた。
 いくら熟女でも、アヌスの方はまだ完璧な処女のようだった。
 剛はアヌスに指を押し込みながら、奥で蠢かせてベタつく襞の感触を味わい、さらに膣に親指を押し込んで間の肉をキュッとつまんでやった。

54 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/21(木) 13:59:44
「アアッ………!」
 喜美江は激しくのけ反って喘ぎ、乳首を勃起させて身悶えた。
 剛はふたつの穴にそれぞれ指を押し込んで蠢かせながら、喜美江の乳首に交互に吸いついたり、喘ぎ続けて乾いた唇を舌で湿らせてやったりした。
 次第に喜美江は陵辱されているという状況を忘れ、後から後からネットリとした愛液を漏らし続け、剛の挿入した指を滑らかにヌメらせていった。
 やがて剛は指を乱暴に動かし、乳首にもキュッと歯を立てて噛んでやった。
 「ヒイッ………! い、いや………」
 喜美江がビクッと身悶えて息を呑んだ。
 「ちっとばかり歯型がついたって構わねえだろ? どうせ亭主は当分帰って来ないんじゃねえか。それとも、他の愛人に見られると困るのか?」
 剛は言いながら、ムチムチとした弾力ある肌に、次々と歯を立て、荒々しい愛咬を加えていった。
 喜美江は特に、乳房と脇腹が敏感だった。それに内腿と、案外鈍感なはずのお尻まで、キリキリと歯を立てると、悩ましくうねうねと身悶えるのだった。
 やがて剛は膣とアヌスから二本の指を引き抜いた。
 膣に入っていた親指は愛液にヌメリ、トロリと粘液が糸を引いた。そしてアヌスに押し込まれていた人差し指は、爪までうっすらと黄色く曇り、秘めやかで生々しい臭気を漂わせていた。
 それでも剛にとっては、美しい人妻の匂いなのだから、つんと鼻を刺す刺激臭でさえゾクゾクと欲望をあおる興奮剤となってしまうのだった。
 剛は喜美江の太腿に歯型をつけ、さらにヌルヌルと愛液にまみれた小陰唇まで前歯で噛んで引っ張ってやった。
 「あうう………、切れちゃう………」
 喜美江がしきりに首を振り振り、脂汗を浮かべて悶えていた。
 しかしどんなおぞましい愛撫も、喜美江の肉体は正直に反応し、透明なサラリとした愛液から、白っぽくネバつきのある分泌物へと変化していった。
 剛は内腿の付け根を噛み、ようやくワレメの中心に舌を這わせてやった。
 さっきよりずっと大量の愛液が溢れ、剛がクリトリスまで舐め上げると舌先がヌルッと滑るほどだった。
 開かれた小陰唇の間から、奥の粘膜がこちらにせりだすようにして蠢いた。興奮するとそうなるのだろうか。
 閉じられたままの菜美のワレメより、ずっと舐めやすい形をしていた。
 小陰唇は案外、圧迫をはね返すような硬い弾力を持ち、逆にせりだしてくる膣のまわりはヌルヌルした柔らかな襞に覆われて、剛が少し圧迫すると舌がズブリと膣に潜り込み、ピッタリと顔に小陰唇が貼りついてくるようだった。
 やがて剛は身体を起こし、勃起した陰茎を喜美江の中心部へと進めていった。
 そして陰茎に手を添えて膣口にあてがい、ゆっくりと挿入していった。
 「ああっ………!」
 喜美江が呻き、ビクッと身体全体を震わせた。
 二回目だというのに、剛は一発で挿入を決めてしまったようだ。
 腰を沈めていくと、一定の角度をつけた陰茎がヌルヌルと潜り込んでいった。
 そして根元まで、どっぷりと温かい肉の中に没し、剛は快感に息を詰めながら身体を重ねていった。
 喜美江は仰向けのまま固定されているが、挿入の膣の位置は実に理想的だった。
 剛の下腹部に、喜美江のコリッとした恥骨が感じられ、また剛の胸の下で豊かなマシュマロのような喜美江の乳房がギュッと押しつぶされた。
 剛は柔らかな弾力ある喜美江の肉体を犯しながら、深々と入っていく陰茎をギシギシと前後に律動させた。

55 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/21(木) 14:00:14
「あ………、あっ………」
 喜美江が大きくのけ反って喘ぎ、甘い体臭と熱い呼吸を揺らめかせた。
 陰茎を動かすたび、吸いついてくるような粘膜がピチャッと鳴った。
 「お、お願い………、縄を、解いて………、絶対逃げないから………」
 喜美江が、顔をしかめながら言った。
 「一緒にオマンコしたいのか?」
 「はい」
 「いろんな体位でやりたいんだな?」
 「はい、早く………」
 喜美江はもう、我を忘れたように身悶えて口走り、上気した顔に乱れた長い髪を貼りつかせていた。
 剛は正常位で交わったまま、両手を伸ばして喜美江の両手首の縛めを解いてやった。
 もう喜美江の言うとおり、自由になっても暴れたり逃げだすようなことはないだろう。
 剛は確信し、やがて半身起こした喜美江が陰茎を抜かぬよう剛の身体を支え、剛は後ろに手を伸ばして喜美江の両足首もほどいてやった。そのまま、剛は喜美江の腰を反転させようとした。
 喜美江は心得、陰茎を抜かぬようゆっくりと片足を剛の前に通し、艶めかしい仕種で俯せになっていった。
 やがて喜美江は完全な腹這いになり、剛はその背中にのしかかっていった。
 そして両手を喜美江の脇腹から入れ、たわわな二つの乳房をわし掴みにした。
 「ああっ、すごい………」
 喜美江は、自分からもズンズンと腰を前後させ、剛の陰茎の摩擦を倍加させていた。
 クネクネする女の背中とは色っぽいものだ。
 剛は滑らかな背中の肌を見下ろしながらそう思い、ギュッと乳房を掴む手に力を込め、チロチロとその背中を舐め廻してやった。
 そして腰を突き動かすと、お尻の谷間のくぼみが吸盤のように吸いつき、ガバガバと淫らな音をたてた。
 喜美江が豊かなお尻を突きだすたび、腰の付け根にふたつの愛らしい笑窪が浮かんだ。
 剛はもう、絶頂をこらえるのが精一杯だった。
 陰茎の敏感な裏側全体は、膣内の天井のヒダヒダがこすれ、根元を陰茎がキュッとくわえ込んでいる。
 まるで、ピストン運動などしなくても昇りつめてしまいそうな快感だ。ヒダヒダというより、膣の中に大きな舌があり、それがヌルヌルと陰茎を舐めたり吸ったりしてくれるようだった。
 剛は堪らず、いったん陰茎を引き抜きにかかった。
 「ああっ………、いや………」
 すると、喜美江がいやいやをして、剛が引き抜かぬようお尻をこちらについてこさせたのだった。
 喜美江はもう我を忘れて快感に悶え、貪欲に剛の若い肉体を堪能しようとしているようだった。
 剛が強引に引き抜いてしまうと、喜美江は支えをなくした人形のようにクタクタとベッドにくずおれてしまった。
 「今度は上になってみな」
 剛が言い、グッタリしている喜美江を引き起こして、入れ替わりに仰向けになった。

56 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/21(木) 14:00:27
「ああ………」
 喜美江はノロノロと身体を起こして、ゆっくりと剛の股間に跨ってきた。
 もう喜美江は、酒に酔ったように顔が上気し、呼吸が荒く視線もフラフラと頼りなく虚ろになってきた。
 剛は陰茎を突き立てて下からあてがい、その中心に喜美江が腰を落としてきた。
 「あう………」
 喜美江は、亀頭がちょっぴり潜り込んだだけで、一気に体重をかけて座り込んできたので、陰茎はたちまちヌルヌルッと膣のいちばん奥深いところにまで達してしまった。
 喜美江は深々と貫かれながら、とても上半身を起こしていられずに、剛の身体に倒れ込んできた。
 剛は下からギュッと受け止めて抱きすくめ、心地よくヌメッた肉の奥に向かい、ズンズンと腰を突き上げてやった。
 「ああっ………、あたし、変になりそう………」
 剛の耳元に顔を押し当てて喘ぐ喜美江は、熱い息とともに口走った。
 剛は顔を曲げて唇を重ねた。
 すると喜美江は、自分からヌルヌルと舌をからめてきて、果ては剛の口の中を隅々まで舐め廻してくれた。
 剛も彼女の腰を抱え陰茎を突き上げながら、ムッチリとしたお尻の肉をわし掴みにし、喜美江の生温かい唾液で喉を潤した。
 「くっ、いきそうだ………」
 剛は唇を離して呻いた。
 どうしても喜美江が上になって勝手に動かれると、絶頂を避けて休む暇もなく、そのまま昇りつめてしまいそうだった。
 再び剛は、喜美江を抱きすくめたまま、ゴロリとベッドの上を反転して自分が上になった。
 そして正常位に戻り、喜美江の豊かな肉の弾力を味わいながら、少しずつゆっくりと律動を繰り返していった。
 「あうう………」
 喜美江がしっかりと剛の背中に両手を廻し、爪さえ立ててしがみつきながら激しく身悶えた。
 剛も、射精しそうになると動きを止めて呼吸を整えていたが、やがて喜美江が腰を突き上げてきてそれも効果がなくなってしまった。
 やがて剛はとめどなく衝き上げる快感に、休むこともせず、激しく腰を突き動かし続けた。
 「あ………、ああっ………いく………!」
 喜美江が、何度かビクンビクンと顔をのけ反らせ、白い喉をヒクヒクと震わせて喘いだ。
 剛も、もう限界だった。
 「くっ………、出る………」
 低く呻いて、剛は命までほとばしらせるように思いきり射精した。

57 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/21(木) 14:00:43
子宮の入口に飛び散るザーメンに刺激されたか、喜美江も激しく全身を脈打たせて、剛を載せたままガクガクと反り返った。
 喜美江の膣は、オルガスムスとともに驚くべき心地よい収縮を繰り返した。
 陰茎全体をギュッと握ったまま、何段かに分かれたリング状の括約筋が連動し、ザーメンを絞り取るように艶めかしく蠢くのだ。
 まるで膣全体がチュッチュッと陰茎を吸い、ザーメンを飲み込んでいるようだった。
 母親がこれほどの名器なら、きっと百合江もそうだろう。菜美ではまだ幼すぎたし、自分もまた童貞でよくわからなかった。
 百合江の膣はきっと期待が持てる、と剛は快感の余韻に浸りながらそう思った。
 やがて剛が最後の一滴までドクンと絞りだすと、ようやく背中に廻された喜美江の両手からも力が抜けていった。
 しかし喜美江がグッタリとなっても、まだ膣の収縮は余波が残り、陰茎をキュッと締め上げたままだった。
 剛はノロノロと身体を起こし、枕元からティッシュを引き寄せて陰茎を拭いた。
 喜美江は徐々に我に返っているのか、両手で顔を隠し、横向きになって身体を縮めていた。
 剛は湯気をたてたザーメンの逆流するワレメも、そっと拭いてやった。
 そしてベッドを下りて手早く服を着て、まだワレメを見せて横たわっている喜美江の姿にカメラを向け、フィルムの残り全部を使ってフラッシュを焚いた。
 「写真を、どうする気なの………?」
 顔を隠したまま、喜美江が小さく言った。
 やはり陵辱の快感に我を忘れ、悶えたりしがみついたりしたことに自己嫌悪を感じているのだろう。
 「どうにもしない。おれ自身の記念にするだけだ。あんたが誰かに言いつけないかぎり、誰にも見せないから安心しな」
 剛はそう言い、衣服を整え、忘れ物はないか寝室を見回した。
 「娘が帰ってくるまでに普通に戻っておけよ」
 「あなたは、誰なの………」
 「奥さんに一目惚れした男ってことでいいだろう」
 剛は言い、喜美江をそのままにリビングに戻った。
 そしてガムテープやロープなど、足のつきそうなものを全て段ボール箱に回収し、ついでに喜美江の脱いだパンティを失敬して菊池家を出た。
 玄関に出るときも誰にも会わなかったし、菜美の時同様、室内に残った喜美江が騒いだり通報したりしている気配も感じられなかった。
 剛は足早に菊池家を離れ、駐めてあった自転車に乗って真っすぐ帰宅した。

58 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/21(木) 14:01:25
思い返してみても、一点の手落ちもなかった。
 思えば大胆なことを二度までも実行し、成功したとは、自分でも成長したものだと剛は思った。
 この分なら、本命の百合江のときも、きっとうまくいくだろう。
 菜美も喜美江も、本命のための予行練習みたいなものだ。
 百合江のワレメはどんな形だろう。どんな匂いがするだろう。
 剛は自室で、持ってきた喜美江のパンティを拡げ、裏返して顔を押しつけてみた。
 うっすらとついたシミからは、ほのかな成熟した匂いが漂ってきた。百合江のも、きっとこれに近い匂いだろう。
 剛は喜美江の口と膣で二度も射精したというのに、たちまち勃起してしまい、パンティを嗅ぎながら激しくオナニーをはじめてしまった。

59 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/21(木) 14:01:51
あと適当に埋めろ

60 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/21(木) 14:46:53
>>それでも仙道なら何とかしてくれる…

まで読んだ
とりあえず乙

61 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 10:50:21
読んだage
続きあったらキボン

62 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 12:43:17
不肖、カイゼルシュルトの騎士レイナスが御身をもって…
まで読んだ

グッジョブ
なかなか楽しめたよ

63 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:02:51
一月下旬、ようやく映画が公開され、菊池百合江も故郷の九州に帰ってくることになった。
 しかし、これで芸能界からの引退が決定したわけではなかった。
 百合江も、保母になるという夢を捨てたわけではなかったが、二カ月間余り映画や歌の仕事をして、興味が湧いてきたようだった。
 とにかく剛は気が気でなく、どちらにしても百合江がこの町に滞在している間に、何とかしなければならないと決意を固めていた。
 だがこればかりは、菜美や喜美江を狙ったようにうまくいくとはかぎらない。
 ボディガードまがいのスタッフが一緒に泊まり込んでいるかもしれないし、地元のファンなどが押しかけ、一晩中菊池家のまわりはにぎやかかもしれないのだ。
 しかし、百合江が帰宅した日は、長旅の後で疲れているだろうから、比較的早くベッドに入るはずだ。
 菊池家の親戚は地元にはそれほど多くないので、家で宴会をするなどということもないだろう。せいぜい家族だけで内々のパーティをするだけに違いない。
 だから狙い目は、百合江が帰宅したその晩、十二時頃がいいだろう。そして明け方、六時前にこっそり抜けだせば、家人は誰も気づかないだろう。
 妹の菜美の部屋は斜め向かいだから、それほど騒がれなければ起きたりしないはずだ。
 いや、仮に気づかれたとしても、籠城してとことん百合江を陵辱したっていい。百合江はあの芸能プロのドル箱だ。不祥事は揉み消し、剛の罪も口外しないという条件で不問になるかもしれないではないか。
 仮に逮捕されて就職がダメになろうとも、別に行きたくて行くところではないからどうということもなかった。
 親身に心配してくれる肉親も友人もない。
 失うものが何もないというのは、なんと強くなれることか。こうなったら、もう恐いものなど何もないではないか。
 剛は自分に都合の良いことばかり考え、その日の行動をあれこれ思いながら武者震いしていた。
 学校では卒業試験も終わり、剛はそれほど勉強しなくてもまずまずの点数は取ることができた。
 だが、卒業してしまえば点数なんか関係なくなるのだ。
 いまさら進学できるわけでもなく、博多での職工暮らしが待っているだけである。
 それだけに、この計画は剛の青春の、最後のきらめきになるかもしれなかった。

64 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:03:07
テスト終了と同時に、三年生は自由登校となった。
 剛は昼間寝て、夜は菊池家のまわりを調べて廻った。
 木登りはあまり得意ではないが、百合江の部屋のベランダに伸びる松の木は、枝も多く足を掛けられるように曲がりくねっているので、ロープがなくとも登ることができそうだ。
 とにかく部屋に入るまでは、万一通行人に見られないよう、少しでも早く登って行動しなければならなかった。
 百合江の帰京は、秘密裏に行われると思ったが、芸能雑誌にはちゃんとスケジュールが載っていたし、テレビのモーニングショーでも、東京から新幹線に乗る百合江を生放送していた。
 (いよいよ今夜だ………)
 呆気なく百合江の帰京予定を知り、剛は黒のジャージやナイフ、ロープ、ポラロイドカメラなどを準備しはじめた。
 今ごろ百合江は、新幹線で刻々とこちらに向かっているだろう。今夜、何が起こるか夢にも思わずに。
 そして夕方、百合江は最寄りの駅に到着した。
 そこで地元ファンの歓迎を受け、車で帰宅。
 学園には二日後に顔を見せることになっており、級友も直接家に訪ねていくことは学校側から自粛するよう言われていたので、自宅前は駅ほどの混乱は見られなかった。
 剛は一応、六時頃に菊池家の前まで自転車で行ってみたが、門のまわりには誰もいなかった。
 案外地元の住人は、ファンといえども厚かましい連中はなく、むしろ百合江に自宅でゆっくりしてほしいと願っているようだ。
 マネージャーや芸能プロの人間は、駅前のホテルに泊まっているようだった。
 菊池家のリビングあたりから明かりが洩れ、家族三人で夕食でもとっている気配が感じられた。
 その妹も母親も、すでに剛の陵辱を受けているのだが、百合江はそんなことも知らず、久しぶりの自宅でくつろいでいるだろう。
 剛はいったん帰宅し、真夜中を待った。
 百合江を思うとどうしようもなく興奮し勃起してしまったが、オナニーで気を鎮めることはしなかった。百合江に対し、一度でも多く射精したいのだ。もう一回の射精も無駄にはできなかった。
 もうすぐ、この憧れの女神が自分のものになるのだ。
 剛は思いながら、部屋に飾ってある百合江のポスターやグラビアの切り抜きを眺めた。
 もしも百合江が一躍アイドルにならなかったら、剛は今夜のような行動に移っただろうか。
 毎日学校で顔を合わせることができたら、あるいは卒業前に百合江を犯す算段をしたかもしれないが、少なくとも、菜美や喜美江には手を出さなかっただろう。
 妹と母親は、あくまで東京に行ってしまって手の届かぬ百合江の代わりに陵辱したのだから、百合江がアイドルになったための被害者と言えるだろう。
 やがて十一時半を廻った。

65 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:03:25
剛は黒のジャージ上下に身を固め、ナイフをポケットに入れ、巻いて輪にしたロープを肩にかけた。
 伯父伯母はもう寝ている。
 剛は裏口に用意したスニーカーを履き、そっと家を抜けだした。
 雲を踏むような緊張はない。足取りもしっかりし、思考もはっきりしていた。
 むしろ、自分は今夜のこのために生きてきたのだというような華々しさと、限りない充実を感じた。
 自転車に乗り、深夜とはいえなるべく人に会いそうもない路地ばかりを抜けて菊池家へ向かった。
 月が出ている。冷たい夜風が、火照った頬に心地よかった。
 捕まってもいいが、それは事を済ませてからにしたかった。
 たちまち、菊池家の前に着いてしまった。剛は自転車を下りて塀に立てかけ、二階をふり仰いではじめて微かな緊張を覚えた。
 どの窓も明かりが消えている。みな、それぞれの寝室に引き上げて布団に入っているのだろう。
 特に百合江は、長旅の疲れと芸能界にいた緊張も解かれ、自宅に帰った安心にぐっすりと眠り込んでいるだろう。寝入りばななら、少々窓を開ける気配がしても目を覚ましたりしないはずだ。
 いつまで考えていても仕方がない。剛は素早く行動に移ることにした。
 周囲を見廻し、誰も来ないことを確認した剛は、自転車のサドルに乗って塀に登った。そしてさらに、百合江のベランダに伸びている太い松の木に移った。
 まったく、平凡で消極的な自分の人生で、こんな大冒険をする日がやってこようとは夢にも思わなかった。
 剛は松の幹に掴まりながら、必死に枝によじ登った。
 通行人もなく、あたりはしんとして、たまに唸りをあげる夜風が松の葉を揺るがせた。
 近所に、明かりのついた窓もなければ、剛のいる位置が見えやすい家もなかった。
 太い枝に移り、剛が手を伸ばすと、ようやくバルコニーふうのベランダの手摺りに触れることができた。
 あとは弾みをつけて手摺りにジャンプし、やがて剛は難なくベランダに入ることができた。
 さあ、いよいよだ。もう後戻りはできないし、戻るつもりもない。中では、百合江が何も知らずに眠っているだろう。
 剛はサッシ窓に手を掛けた。

66 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:03:42
力を込めると、窓は音もなく滑った。思ったとおり、ロックは外れたままだったのだ。閉めきりのカーテンで気づかず、また百合江が今日気づいても、修理は後日ということになったのだろう。
 剛は身体が入る分だけ開けて、二重のカーテンをかき分け、素早く室内に潜り込んだ。
 冷たい外気に百合江が起きるといけない。剛はすぐに窓を閉め、ようやく一息ついて薄暗い室内を見回した。
 奥のベッドに、紛れもない百合江が横になっていた。
 枕元の小さな灯りがつけたままで、美しい寝顔を映しだしていた。耳を澄ますと微かな規則正しい寝息が聞こえ、以前に無人のこの部屋に侵入したときとは違い、ほのかな甘ったるい百合江の匂いが感じられた。
 部屋のドアは閉まっている。
 しかし声を出されれば同じ二階の菜美は気づくだろうし、暴れれば階下の喜美江だって起きてくるかもしれない。
 やはり百合江自身が、驚きや恐怖から抜けだして落ち着くまでは、口を塞ぎ身体を縛っておいた方がいいだろう。
 剛は肩からロープを外して解き、ポケットからナイフとガムテープを取りだした。
 そして百合江の口を塞ぐだけのガムテープを切って用意しておきながら、彼女の顔に近々と顔を寄せた。
 テレビや雑誌のグラビアで見た百合江が、いや、もう何年も前から憧れて校内の遠くから眺め続けていた百合江が、すぐ目の前にいた。
 この瞬間を、どれほど待ち望んでいただろう。
 剛は全身歓びに充たされ、うっとりとその美しい寝顔を見つめた。もう触れなくてもいい。このままいつまでもこうして、女神の顔を眺めていたいとさえ思った。
 閉じられた長い睫毛、すらりと通った鼻筋、濡れたようにツヤツヤとした長い黒髪が白いシーツに流れ、そして形良い唇がちょっぴり開いて白い歯並びが覗き、軽やかな呼吸が洩れていた。
 アイドルでいるときは、十七歳とはいえ化粧をし、口紅も塗っていた。それが今は素顔でいる。そして素顔が、いちばん美しかった。
 剛はそっと顔を寄せて、百合江の甘い髪の香りや、生温かくて湿りけのある息を嗅いだ。
 息はほんのりと甘く、さらに剛は百合江の唇をそっと指で開き、秘めやかな唾液の匂いまで貪欲に吸い込んだ。
 「ううん………」
 唇に違和感を感じ、百合江が小さく呻いて寝返りを打とうとした。
 布団が僅かに上下し、内に籠もった百合江の体温や熱気が、甘ったるい匂いを伴って剛の鼻腔を艶めかしくくすぐった。
 剛はゾクゾクと興奮した。部屋に入るまでは氷のように冷静だったのが、百合江の顔を目の当たりにすると、どうしても感激が先に立って、視界が揺れるほどの緊張と興奮に襲われた。
 しかしとにかく、布団をはがなければ縛ることもできない。
 百合江は、剛から見て頭を左にして横になっている。それが今の寝返りで向こうを向いてしまった。
 剛は、楽しげな夢に遊んでいるだろう百合江を、恐怖の現実に起こすのがためらわれたが、やがて意を決して毛布ごと布団をはぎ取った。
 室内は適度に暖房が効いて、寒いことはないだろう。
 可愛らしいパジャマ姿の百合江の全身が露になった。
 彼女はまだ目が醒めず、無意識に手足を縮め、手探りで布団を探すような仕種をした。
 それを剛が再び仰向けにし、ピッタリと唇を重ねてしまった。

67 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:04:56
柔らかな唇が押しつぶれ、百合江の熱く甘い呼吸が洩れた。
 剛は百合江の唇を舐め、滑らかな歯並びを舌でたどった。
 百合江とキスすることを、一体何度空想してオナニーし、何度夢に見たことだろう。いや、自分だけではない。全国何万人もの百合江のファンが、この唇を夢に見ていることだろう。
 それを今、自分は味わっているのだ。
 この興奮と喜びは、百合江がアイドルになったからこそ倍加されているだろう。
 剛は夢中で百合江の息を吸い込み、唾液に濡れた歯茎や唇の裏側まで舐め廻した。
 しかし眠っていても、百合江の前歯はかっちりと閉じられたまま開くことはなかった。
 「うっ………!」
 そのとき、ようやく百合江がパッチリと目を開いた。
 そして剛を跳ねのけることもできず、一体何が起こっているのか知ろうと、大きな目をユラユラさせて熱い息を弾ませた。
 やがて、少し間を置いて夢でないと悟ったか、百合江は両手を突っ張って剛の身体を突き放した。
 しかし、百合江が恐怖に目を見開き、悲鳴をあげる前に、剛は用意しておいたガムテープをペタリと百合江の口に貼って塞ぎ、さらに手際よく彼女の手足にロープをグルグルと巻きつけていった。
 「ウ………、ウウッ………!」
 眉をひそめて呻き、哀しげな目をされるのにも慣れてしまった。
 しかし剛にとっては、菜美や喜美江とのきの何倍もの歓びが全身を包み込んでいた。
 この百合江の肉体を望んでいる数が違う。いわば剛は全国の男性ファンの代表なのだ。乱暴な扱いで早々に散らしてはいけない。ジックリと一晩かけて、心ゆくまで楽しまなくてはいけないのだ。
 百合江が身動きできなくなると、剛はようやく一息ついて、ベッドに腰かけた。ここまでくれば、もう成功したも同じだ。あとは味わうだけである。
 百合江は暴れることもせず、恐怖にじっと身を硬くし、おののきに潤んだ眼で剛を見上げていた。
 「恐がらなくていい、と言っても無理かもしれないがな」
 剛は、少しでも早く落ち着いてもらおうと話しはじめた。なにしろ、百合江が落ち着かなくては口のガムテープも外せず、それだと念願なディープキスもフェラチオもできないのだ。
 「おれは同じ学園の三年一組、山尾剛だ。まあ何もクラブをやってねえから知らんだろうが、おれは何年も前からお前だけを遠くから眺めていたんだ」
 剛は、正直に素性を明かした。
 「まず、今夜の目的というか、用件を言おう。お前の身体をとことん味わってみたいという、ファンの誰もが思っていることを実行しにきた」
 「………!」
 剛が言うと、百合江がヒッと息を呑んだ。
 「まあ時間はタップリあるんだ。痛いのを無理矢理突っ込むようなことはしない。充分に濡らしてから入れてやるから安心しろ」
 剛は言いながら、ナイフをだしてパチンと刃を立てた。

68 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:05:12
「アウ………!」
 百合江がビクッと震えて身じろいだ。
 「その前に、ファン代表として、聞きたいことが山ほどあるんだ。正直に答えれば、その綺麗な顔に傷をつけたりはしない」
 剛は百合江のしなやかな髪をそっと掴んで、彼女の頬に唇を触れさせた。
 「ヒッ………!」
 百合江が、気味悪そうに肩をすくめ、肌を緊張させた。
 剛はしばし百合江の柔らかな頬の感触を楽しみ、甘い髪の臭いを胸いっぱいに吸い込んでから顔を上げた。
 「まず、男とキスしたことはあるか。今のおれとのことは無しとして」
 訊くと、百合江は小さく首を振った。
 「まだ、したことないんだな? じゃ正真正銘、処女なんだな?」
 剛は百合江のおびえた眼を覗き込んで詰め寄った。
 百合江は小さくこっくりした。
 「芸能界に入って、いろんな奴に言い寄られただろう? 全部はねのけたんだな? 好きになった奴はいるか? 映画の共演者のニヤけた野郎とか」
 訊きながら、剛は言いようのない嫉妬と疑心暗鬼に衝き動かされ、性欲とは別の興奮が湧き起こってしまった。
 いくら百合江が首を横に振っても、本当のところは絶対わからないのだ。剛は嫉妬に狂い、このまま百合江の胸を切り裂いてやりたい衝動に駆られた。
 やはり長年憧れた百合江だ。自分勝手な理屈だが、せっかく自分の人生を台無しにするかもしれないという冒険を犯してやってきたのだから、百合江には完璧に綺麗な身体で自分を迎えてもらいたかった。
 「で、これからどうするんだ? また芸能界に戻りてえか? 保母なんて地味な仕事より華やかな世界でチヤホヤされる方が気持ちいいんだろう?」
 剛はナイフの刃を突きつけて言った。
 百合江は、鋭く光るナイフに肌が小刻みに震え、もう何を訊かれてもおびえたように首を横に振るだけだった。
 それでも、もう大声をあげる気づかいだけはなさそうだった。
 剛は、百合江の口のガムテープをそっとはがしてやった。
 「ああっ………、お願い、出て行ってください………。今なら、誰にも言いません」
 百合江が小さく切れぎれの声で言った。
 「何をしようと、きっと恥ずかしくて誰にも言えねえよ。とにかく、キスをしたこともない処女だってことはわかった。だが、芸能界なんかにいたら、いずれ好きでもねえ男に散らされちまうんだ。それなら今だって同じことだろう?」
 剛はナイフをかざしながら、ゆっくりと百合江に顔を寄せていった。
 「は、恥ずかしくないんですか。弱い女を縛って思いどおりにするなんて………」
 百合江は、大声を出さない代わりに、次第におびえをひそめて剛を睨みつけるような眼差しに変わっていった。
 平凡な学園生活時代も、百合江は歳よりずっと落ち着いていたが、芸能界で様々な人に会い、人前で歌ったり演技をしたりするうち、自信と安定感を完璧に身につけてきたようだった。
 「生意気言うな。おれも自分の人生を賭けて来たんだ。全国の男の、見えないザーメンにまみれて、毎日空想で裸にされてオナペットになってるお前だ。一晩ぐらい思いどおりにされたっていいだろう」
 剛は言い、ギュッと百合江に唇を押し当てた。

69 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:05:28
「ウッ………」
 百合江が眉をひそめて熱い息を弾ませた。
 そして懸命に両手で突っ張ろうとする百合江にナイフを突きつけながら、剛はヌルリと舌を侵入させていった。
 「アウ………」
 百合江の前歯が開かれ、剛は甘く濡れた百合江の口の中を舐め廻した。
 やはり気が強くても、ナイフに脅されて噛みつくこともできないでいるようだった。
 剛は百合江の縮こまった舌を探り、生温かくトロリとした甘い唾液を舌で掬い取った。
 芳しい呼吸は、バラの花のような香りで、剛はうっとりと酔いしれた。
 剛は百合江の、前歯の裏側や舌の裏側まで舐め廻し、果ては自分から唾液を注ぎ込んでやり、百合江がゴクリと飲み込むまで口を離さないでいた。
 「クッ………」
 百合江がおぞましさにもがきはじめ、懸命に顔を振って唇を離そうとした。
 剛は百合江の唇をキュッと噛み、パジャマの上から胸の脹らみを荒々しくわし掴みにしてやった。
 百合江の動きがビクッと止まった。
 ようやく剛は唇を離した。唾液が糸を引き、すぐに切れたが、百合江は露骨に唾を吐きだすようなはしたないことはしなかった。
 剛は、百合江のパジャマのボタンを外しはじめた。
 「アアッ………、お願い、やめて………」
 百合江の声は、すっかり心細く頼りなくなっていた。
 「やめないね。このために侵入したんだ。それから、声をあげると、見にきた妹や母親まで犯してしまうからな。被害は一人で食い止めろよ」
 剛は言いながら、テキパキとボタンを外した。
 本当は菜美や喜美江が来たら、とても一人で食い止められないのだが、恐怖に混乱している百合江は気づかなかったようだ。
 百合江は、両手首と両足首をそれぞれ縛られていた。
 両手は前に出して揃えているので、パジャマを脱がせることはできず、左右に開くことだけしかできない。
 ようやく、百合江の白い肌が露になり、形良い乳房が若々しい弾力と張りを持ってまろびでた。
 乳首は淡い桜色で、やや半月型につんと上を向いている。
 喜美江も菜美も色白だったが、やはり家系なのだろう。百合江も実に滑らかな、白ロウのような肌をしていた。
 「ああっ………、いや………!」
 乳房を露にされ、百合江がもがいた。
 そしてしきりに縛られた両腕で胸を隠そうとし、生ぬるく甘ったるい体臭を揺らめかせた。
 剛はゴクリと生唾を呑んで、百合江の胸に顔を寄せていった。もうあまりの感激と興奮に、軽口を叩く余裕もなく、ただ百合江の女神のような美しさと神々しさに吸い寄せられていくようだった。
 水着のグラビアで、百合江のプロポーションや胸の脹らみぐらい全国のファンも知っているだろうが、この乳首の色や形は、自分だけしか知らないのだ、と剛は思った。
 そして剛は、両手首を縛ってある百合江の腕の輪の中に入り、ほのかな肌の匂いのする双丘の谷間に顔を埋めていった。

70 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:05:45
「あう!」
 百合江がビクッと震えて、さらに甘ったるい香りを漂わせた。
 剛は柔らかな肌にギュッと顔を押しつけ、やがて片方の乳首を含んだ。
 「くっ………!」
 百合江が身体を反らせ、違和感とくすぐったさに身をクネらせた。
 東京から帰って入浴もしたのだろうが、百合江の胸の谷間や腋の下からは、生ぬるくミルクのように甘ったるい汗の匂いが感じられた。
 乳首はおびえて縮こまりがちだが、剛がヌルヌルと舌を這わせ、何度か吸ううちに少しずつ突き立ってきたようだ。
 そして百合江はじっとしていられないように、ビクッビクッと肌を波打たせ続けた。
 剛はもう片方もコリコリと指でつまみ、顔を移動させてチュッと含んだ。
 肌はビロードのように滑らかで、十七歳とはいえ菜美のときとは段違いに成熟した感触と肌の反応が感じられた。
 剛は左右の乳首を交互に吸うと、百合江の両腕を上に差し上げて腋の下にも顔を埋め込んだ。
 「ああっ………、いやっ………」
 百合江が甘い体臭を揺らめかせてもがいた。
 敏感な肌はちょっぴり汗ばんで艶めかしい匂いを籠もらせ、水着のグラビアで見たとおり滑らかで、舌を這わせても腋毛の剃り跡によるザラつきは感じられなかった。
 百合江はくすぐったさにグネグネと身悶え、剛にのしかかられながら懸命に寝返りを打とうとした。
 剛は百合江を押さえつけながら、左右の腋の下の匂いと感触を味わい、ようやく百合江の腕の輪から顔を引き抜いて身体を起こした。
 そして、百合江のパジャマのズボンに指をかけた。
 「いやっ………、脱がせないで………」
 百合江がきっちりと両膝を合わせ、ゴロリと横向きになってしまった。
 剛は百合江の背後から迫り、強引にパジャマのズボンをお尻の方から引き下ろしにかかった。
 白いパンティが覗き、剛がそれも引き下ろすと、くるりとむき玉子のような滑らかなお尻が露になった。
 「アアッ………!」
 百合江は身動きを止め、あとは殻を閉ざすように全身を硬くした。
 剛はズルズルとパジャマとパンティを脱がせ、やがてロープを巻きつけた足首まで引き下ろしてしまった。
 そして百合江を仰向けに引き戻した。
 「いや、見ないで………!」
 百合江がしきりに足を閉ざし、縛られた両手で股間を隠そうとした。
 しかし剛は再びガムテープで百合江の口を塞ぎ、閉じられた足を強引に開いてやった。
 いくらお上品な百合江でも、いざ性器に触れられるとなると、何もかも忘れて大声をあげてしまうかもしれない。
 それにフェラチオなどは当分先でいいのだ。
 剛は百合江の開いた脚の間にグイグイと顔を潜り込ませていった。

71 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:05:59
「クゥッ………!」
 百合江がくぐもった呻きを洩らし、懸命に脚を閉じようとした。
 しかし剛はもう顔を入れてしまったので、百合江の内腿がいたずらに剛の両頬を挟みつけるだけだった。
 「アア………」
 股間に剛の呼吸を感じ、もういくら閉じようとしても無理だと悟ったか、百合江は悩ましげな声を洩らして、やがて諦めたようにグッタリとなってしまった。
 剛は近々と、憧れだった百合江のワレメを見た。
 ふっくらとしたヴィーナスの丘に、柔らかな恥毛が恥ずかしげに煙り、ピンク色のツヤツヤした小陰唇がちょっぴりはみだして可憐にヒクついていた。
 指を当ててムッチリと左右に拡げると、ちょっぴりヌメヌメしているピンクの粘膜が覗き、秘めやかなホールが艶めかしく息づいていた。
 クリトリスは、やや突きでた陰核包皮の下からちょこんと顔を覗かせているだけで、さらにアヌスもワレメの下の方でよく見えなかった。
 「これが菊池百合江のオマンコか。何度も夢に見たけど、本物がいちばん綺麗で色っぽいぜ………」
 剛は、心からその花弁を美しいと思った。しかし百合江本来の匂いはあまり感じられずに、ほのかに湯上がりの香りがしただけだった。
 剛は早く舐めたいと思いつつも、憧れの百合江のワレメを自分の唾液に濡らすことが惜しく、いつまでも鼻を寄せて嗅いだり指でいじったりしていた。
 「あん………!」
 失神したようにグッタリしていた百合江も、敏感な部分に触れられると、やはり肉体の方が正直にビクッと反応していた。
 「ここ、気持ちいいか?」
 剛は指の腹で陰核包皮をむき、露出したクリトリスを円を描くように圧迫してやった。
 スベスベした内腿の肌もいつか上気して桜色に染まり、クリトリスを刺激されるたびに百合江のワレメ全体がヒクヒクとわなないた。
 「そおら、少しずつ濡れてきたぞ」
 「ああん………」
 「濡れるのが自分でわかるだろう? いくら処女でも、オナニーだけは年中やってたんだろう」
 剛は言いながら、クリトリスから膣口へと指先を移動させた。
 弾力ある小陰唇は、少しでも力をゆるめるとキュッと閉じられてしまう。剛は何度か指を奥へ当て直しながら、ムッチリと開きっぱなしにしていなければならなかった。
 膣口のまわりは、菜美によく似た初々しい感じで、入口に複雑な襞が艶めかしく入り組んでいるようだった。
 剛は指を浅く入れ、周辺をクチュクチュ刺激してやった。
 「くっ………、あう………」
 百合江が内腿をヒクつかせて喘いだ。
 確かに、うっすらと清浄な蜜が滲んできているようだ。
 しかしこれも、菜美のときと同じように快感の証(あかし)ではなく、暴虐から身を守る程度の潤滑油に過ぎないようだった。
 さらに指を奥に挿入していくと、天井には心地よいツブツブがあった。剛にとっては三人めの女体だが、どれも同じような造りになっているのだなと思った。前の二人も百合江の身内だから、性器の形状まで似通っているだけなのかもしれない。
 やがて指を引き抜いた剛は、とうとう堪らずに唇を寄せていった。

72 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:06:18
「アアッ………」
 剛が鼻先をギュッと恥毛に埋めると、百合江はまたビクンと腰を跳ね上げて呻いた。
 柔らかな恥毛の隅々には湯上がりのシャボンの匂いが籠もり、それでもほんのりと緊張による汗の匂いと、何回か放尿したであろう残尿臭がちょっぴり感じられた。
 鼻を左右にこすりつけると、奥にコリコリする恥骨の脹らみがあった。
 やがて剛はそろそろと舌を伸ばし、いきなり唾液に濡らさぬようそっとワレメの内側に這わせた。
 「クッ………!」
 百合江の腰がビクッと浮き、内腿が力いっぱい剛の両耳を挟みつけてきた。
 舌先で小陰唇をかき分け、内側の粘膜に触れると、そこは生温かくヌルッとしていた。
 匂いは薄めだが、ワレメの内側に籠もる熱気を湿りけがユラユラと立ち昇る感じで、小陰唇は剛の唇にチュッと吸いついてくるようだった。
 やがて剛はクリトリスを舐め上げ、左右に小刻みにチロチロと刺激してやった。
 包皮の奥に隠れがちだったクリトリスは舌先の圧迫に、次第につんと硬く突き立ってきて、その存在を明らかにさせはじめていた。
 剛も次第に舌の動きを本格的にし、クリトリスをチュパチュパ吸い、再び膣口の廻りを舐めはじめた。
 そして膣の奥に精一杯舌を潜り込ませ、顔を押しつけると、たちまち剛の口の廻りは自分の唾液でヌルヌルになってしまった。
 もちろん、その粘液の半分以上は百合江の愛液であった。
 母親の喜美江が多汁質だったせいもあり、菜美ともども百合江も分泌物が多いようだった。
 剛は両の親指で陰唇を拡げ、間の肉をベロベロと激しく舐め上げ続けた。
 ネットリとした愛液はほんのり酸味を交えてしょっぱく、クリトリスも完全に包皮を押し上げて勃起し、ツヤツヤと色づいていた。
 「ア………、アアッ………」
 百合江は顔を左右に振り振り身悶え、何度か剛の顔を挟んだまま跳ね上がるようにビクンと腰を浮かせた。
 舐め続けて舌の付け根が疲れてくると、剛は百合江の腰と両足を持ち上げ、オシメスタイルにさせてアヌスを丸見えにした。
 「さあ、尻の穴も舐めてやる。思っていたとおり、可愛らしい穴をしているな」
 剛はうそぶき、指でムッチリと開いたアヌスに舌を寄せていった。
 可憐なツボミが襞をヒクつかせて収縮し、お尻の谷間にもほんのりと秘めやかな汗の匂いが籠もっていた。
 しかし入浴後なので、特に生々しい刺激臭は感じられなかった。
 剛はとがらせた舌先で、くすぐるようにそっとアヌスに触れてやった。
 「ヒッ………!」
 敏感な部分を舐められて、百合江がピクッと震えて声をあげた。
 もちろんクリトリスをいじるぐらいのオナニーは経験しているが、アヌスにこんな刺激があるなんて初めてしったことだった。
 剛の舌先に、百合江のわななきと襞の微妙な感触が伝わってきた。
 表面はピンクの可憐なツボミだが、奥はヌルッとした粘膜で、ちょっぴり苦いような味と舌触りがした。
 剛は息を弾ませ、さらに舌を奥へ潜り込ませようとグイグイと押しつけていった。

73 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:06:37
「あうう………」
 百合江はとうとう両足を浮かせていられず、ゴロリと横向きになってしまった。
 それでも剛は百合江の背後から顔を寄せ、執拗に彼女のアヌスを舐め続けていた。
 いつかアヌスは唾液にヌメり、ヌルヌルと妖しい光沢を放って収縮を繰り返した。
 剛は顔を上げ、指でアヌスを突くようにいじりながら、また百合江のワレメに舌を這わせはじめた。
 さっきよりワレメのヌラヌラが多くなっているようだ。
 やはり十七歳の肉体には、羞恥とおびえばかりでなく、性感の芽生えと好奇心がいっぱい詰まっているのかもしれない。
 やがて剛は滲む愛液を心ゆくまで吸い取ってから、百合江の張りのある太腿から足首の方へと唇と舌を移動させていった。
 スラリと長い脚は、ムダ毛もスリ傷もなく、つきたての餅のように剛に吸いついてくるようだった。
 そして丸い膝小僧を噛み、ふくらはぎにもキリキリと歯を当てて、やがて足の裏を舐めてから爪先の指を一本一本しゃぶり、全ての指の股を舐めてやった。
 百合江の足首が、くすぐったさにピチピチと跳ねた。
 足指の股にもシャボンの匂いが籠もり、別に脂じみた垢の匂いはしなかった。
 剛は、慈しむように百合江の足の指一本一本を含んで吸い、桜色の爪をひとつずつ噛んでやった。
 百合江は、たまにビクンと震えて声を洩らすだけで、あとは身を硬くしてじっとされるままになっていた。
 暴れる気づかいもなさそうなので、剛は百合江の両足首のロープを解いてやった。
 これを解かないと、足首で丸まっているパジャマやパンティが邪魔で、セックスするのも容易ではないのだ。
 思ったとおり、足が自由になっても百合江は暴れたりしなかった。
 剛は悠々とパジャマとパンティを脱がせ、さらに、百合江の両手首の縛めも外してやった。
 そしてパジャマの上衣も脱がせ、百合江は完全に一糸まとわぬ全裸になってしまった。
 それでも一応、逃げださぬように剛はロープで輪を作り、百合江の首を絞めない程度に首輪のようにはめてベッドの支柱にくくりつけてやった。
 「さあ、もっと脚を拡げてみな。オマンコの奥の方までよく見えるようにな」
 剛は言い、ポラロイドカメラを向けて、何回かシャッターを押した。
 「あっ………!」
 百合江は慌てて顔をそむけた。
 「ふふ、この写真を覗き見の雑誌社に売れば、きっと高値がつくだろうな」
 剛は言い、いったんカメラを置いて自分も服を脱いだ。
 「どれ、いじってみな。ファン代表のチンチンだ。大事に扱えよ」
 剛はピンピンに勃起した陰茎を突きだしてベッドに登り、顔をそむけている百合江の手を取り、陰茎に導いてやった。
 少し握り、百合江はおぞましいイモ虫にでも触れたように、すぐにパッと手を離した。
 その手を剛がまた引き戻し、強引に握らせてやった。
 「あとでおしゃぶりするんだからな。手ぐらいで嫌がってちゃちっとも馴れねえぞ」
 剛は百合江の手のひらを押さえつけながら、うっとりした。
 ほんのり汗ばんだ百合江の手のひらは温かく、無意識にニギニギと刺激してくれ、優しく手のひらに包み込んでくれた。
 剛は握らせながら、百合江の口のガムテープをはがしてやった。

74 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:06:53
「どうだ? 男のチンチンはどんな形だ?」
 「…………」
 百合江は長い髪を揺らして首を振った。
 「全国の男のファンが、毎晩こいつを自分でしごいて、お前のことを思っているんだぞ。ポスターの口にこすりつけた奴もいるだろう。テレビのボリュームを消して、ハンドマイクで歌うお前の姿をフェラチオになぞらえてせんずりかいてる奴もいるんだ。この中に溜まってるザーメンが、お前に富と名声をもたらしたんだ。有り難いと思え」
 剛は夢中になり、熱に浮かされたように喋り、百合江に激しく指を動かさせた。
 まだまだ一回目の射精は早い。もっとじっくり楽しまなくてはいけない。
 剛は陰茎から百合江の手のひらを外させ、仰向けにした百合江の胸を跨いだ。
 「さあ、おれもさんざん舐めてやったんだ。今度はお前の番だぜ」
 剛は言い、百合江の口に自分の陰のうをのたりと載せてやった。
 「ウ………」
 百合江がおぞましさに息を呑んだ。
 しかし剛は再びナイフを手にして、刃のひんやりとした感触を百合江の肌に押し当てていた。
 百合江は噛みつくことも顔をそむけることもできずに、やがて涙ぐみながらチロチロと舌を這わせはじめた。
 「そうだ………、もっとベロを動かせ………」
 剛はくすぐったい快感に喘いだ。
 百合江の上品な呼吸が剛の股間に近々と、しかも真下から吹きつけてくるのだ。
 それにオズオズした舌の触れ方のヌメり、中の睾丸を確かめるような控えめな動きに柔らかな唇、どれも最高だった。
 また百合江の唾液に濡れた部分に彼女の息がかかると、ひんやりと心地よかった。
 剛は腰をクネらせて様々に位置を変え、陰のうのシワの一本一本まで唾液にヌメらせてやった。
 そして剛は腰を動かし、自ら自分のお尻の谷間を拡げ、見当をつけて百合江の口にアヌスをあてがってやった。
 「あう!」
 「そうだ。そこも舐めるんだ。奥の方まで旨そうにな………」
 剛は言い、和式のトイレスタイルになって百合江の口にアヌスを押しつけてやった。
 陰のうが百合江の鼻を塞ぎ、またしても切れぎれの熱い呼吸が剛の股間を心地よく刺激してくれた。
 そしてビクンビクン上下する陰茎が、トントンと百合江の眉間あたりをノックした。
 百合江は、嗚咽に熱い息をつきながら、懸命に剛のアヌスを舐め廻した。
 剛は、敏感な粘膜に触れる百合江の舌先に、むず痒いような快感が衝き上げた。あまりの気持ち良さに、思わず百合江の顔面にギュッと座り込みそうになってしまう。
 剛は少しでもアヌスを拡げて、奥の方まで舐めてもらおうと力を抜いた。
 もちろん剛は入浴を済ませてきたが、百合江のおぞましさに変わりはなかったろう。

75 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:07:19
「くっ………、気持ちいい………」
 剛は思わず呻いて、アヌスを百合江の口から引き離した。
 このままだと、直接陰茎を刺激される前に昇りつめてしまいそうだった。
 剛は腰の位置を変えてベッドに座り込み、脚を伸ばし、足裏をペタリと百合江の顔に載せた。
 「ウッ………!」
 百合江が息を震わせ、顔をそむけようとした。
 しかし剛がナイフを構えて、身動きさせなかった。
 この世でもっとも美しい究極の美女の顔に、足の裏を載せるのはなかなかの快感であった。
 剛は足裏を彼女の息にくすぐられながら、コリコリと百合江の鼻を踏んだり、足の指で鼻をつまんでやったりした。
 「アウウ………!」
 百合江は恐怖や痛みよりも、屈辱に声を洩らしたようだった。
 剛は構わず、足でしなやかな髪に触れ、さらに可憐な唇にも足の指で触れていった。
 まさか、全国の菊池百合江ファンは、彼女が今夜、一人のサエない男に陵辱され、汚い足で顔を踏まれているなんて夢にも思わないだろう。
 「そらそら、指をしゃぶるんだ。さっきおれがやってみせたろう?」
 剛は言いながら、足の指で柔らかな百合江の唇を開かせ、前歯をたどってからズブリと口の中に押し込んだ。
 「グッ………!」
 百合江が不潔感と拒絶反応に呻き、顔を振って逃れようとした。
 しかし剛はグイグイと足指を押し込み、百合江の柔らかく濡れた舌を探った。
 溢れる唾液が色っぽく百合江の唇の端をトロトロと彩り、剛の足指の股をヌルヌルと濡らした。
 やがて剛は指を引き抜き、唾液に濡れた指先で百合江の頬や耳を探りながら、さらにもう片方の足を百合江にしゃぶらせた。
 陰のうやアヌスを舐めさせると、あっと言う間に昇りつめそうだったから、性感には遠い足を舐めさせているのだが、それでも剛はゾクゾク高まってきてしまった。
 やはり、一回目を早く放出してしまった方が、二回目以降が落ち着けるのかもしれない。
 剛はそう思い、やがて両足とも引っ込めて身体を起こした。
 「さて、じゃ一発めをブチ込んでやろうか。初めてなら正常位でいいだろう」
 剛は独りごちるように言い、本能的に危機を察した百合江が手足を縮めた。
 それを剛が仰向けにし、両手を左右に引き伸ばして乳房を露にした。
 「ああっ、お願い………、それだけはしないで………」
 百合江が顔をしかめ、哀願する口調で切れぎれに言った。
 「どうせ経験するんだ。相手はおれで充分だろう」
 剛は言い、きっちり閉じられている百合江の足の間に膝頭を割り込ませていった。

76 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:07:37
「さあ、もっと脚を開け」
 剛が業を煮やしたように、ナイフの刃を百合江の顔に突きつけた。
 百合江はたちまちヒッと息を呑んで、頑に閉じていた両足から力を抜いた。
 剛は百合江を大股開きにさせ、もう一度ワレメに顔を埋め込んで濡れ具合を確認した。
 もう充分に潤っているようだ。緊張によるものか、体臭も悩ましく濃くなっている。
 やがて剛は身体を起こし、勃起した陰茎に手を添えながら、そろそろと腰を進めて先端を膣口にあてがった。
 そして一気に、ズブッと根元まで押し込んだ。
 「あううっ………!」
 百合江が顔をしかめて呻き、剛を載せたままビクッと跳ね上がった。
 中は温かく濡れ、締めつける粘膜の感触も最高だった。いや、肉体的な感触以上に、剛の全身は、憧れの百合江とひとつになったという感激でいっぱいになった。
 「最高だ、百合江………!」
 剛は夢中になって身体を重ね、百合江の痛みを気づかう余裕もなく、ズンズンとピストン運動を開始した。
 「あ………、いや、やめて………」
 百合江が苦痛に顔を歪め、懸命に剛を突き放そうとするが、そのうちに剛は心地よい肉の摩擦に昇りつめてしまった。
 「くぅーっ………出る………!」
 剛は喉の奥から声を絞りだし、ありったけのザーメンをドクンドクンと百合江の体内に放出した。

77 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:07:56
あまり長いこと律動していたわけでもないので、百合江の痛みもそれほどではなかっただろう。
 身体を引き離した剛は、ティッシュで自分の陰茎と百合江のワレメを拭いた。
 「あん………!」
 百合江がビクッと震えて声をあげた。
 剛は、閉じようとする百合江の脚を押さえつけ、膣口から逆流してくるザーメンを拭き取ってやった。
 小陰唇は熱を持ったようにめくれ上がり、ちょっと指が触れてもピクッと痛そうに反応した。
 やはり処女だというのは本当だったようだ。
 百合江は顔をそむけ、首だけロープでつながれたまま、じっと横たわっていた。
 剛は彼女をそのままに、脱がせたパンティやパジャマの腋の下の匂いなどを嗅ぎ、部屋の中を勝手に漁り廻っていた。
 生身の本人が側にいても、剛の欲望はそれだけでは済まないようだった。百合江の全ての匂いや温もりを存分に味わいたかったのである。
 百合江の下着は、入浴後に替えたばかりだから、まだ何時間もはいておらず、しかも寝るだけで動き廻っていないから、ほとんど匂いもシミも付いていなかった。
 長旅の間に着用していた下着やソックスは、残念ながらもう水の張った洗濯機に放り込まれてしまったのだろう。
 まさか階下まで取りにいくわけにもいかない。
 仕方なく剛は、再びベッドに上がって百合江に添い寝するように、背後からピッタリと身体を寄せていった。そして腋の下から手を廻して乳房を掴み、柔らかな髪に顔を埋めて甘い匂いを胸いっぱいに嗅いだ。
 百合江はもう魂を吹き飛ばしてしまったかのように、少々のことでは反応しなくなっていた。
 それがまた剛には、百合江が少々の悪戯を寛容な心で黙認する女神のように思えた。
 やがて剛は百合江の頭の下に手を潜らせ、腕枕しながら彼女をゴロリとこちらに向かせた。
 「上から、キスしてみてくれ。好きな恋人に巡り会えた演技ぐらいできるだろう?」
 剛が百合江を上にしながら言った。
 しかし百合江は力なく体重をかけるばかりで、顔もそむけていた。
 それを強引にこちらに向かせ、下からしっかりと抱きすくめた。
 「いいか、言うことをきかないと、これから妹の部屋に入って彼女を犯すぞ」
 「何てことを………、そんなことしたら、絶対に許さないわ」
 百合江が美しい眉を険しくして言った。

78 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:08:14
「じゃ言うとおりにしろ」
 剛は百合江の顔を引き寄せた。
 十四歳の菜美を話題に出したことは、かなり効果的だったようだ。
 しかし、その菜美もすでに毒牙にかかっていると知ったら、百合江は一体どんな顔をすることだろう。
 やがて観念したように、百合江は上からそっと唇を重ねてきた。
 剛がヌルリと舌を差し入れても、百合江は拒まずに歯を開いて迎え入れてくれた。
 さらに剛は百合江の芳しい口に鼻を押し込んで甘い香りを嗅ぎ、唾液を注いでもらい甘いシロップで喉を潤したりした。
 全国のファンの中で、百合江の唾液を飲むことができたのは自分だけだろう。剛は思いながら、たちまち陰茎を回復させていった。
 そして剛は百合江の口の中を舐めさせ、果ては鼻の穴から頬や瞼まで、顔中を百合江に舐めさせた。
 美女の清浄な唾液に顔中ヌルヌルとまみれ、甘酸っぱいような匂いに剛はうっとりとなった。
 さらに、百合江の顔を下へ押しやると、彼女は剛の首筋や胸にチロチロと舌を這わせ、剛が命じれば軽く歯を当てて噛んでくれた。
 長い髪がさらりと剛の肌に流れ、柔らかな唇や舌の感触、くすぐる呼吸や鋭利な前歯などが、全て剛をうっとりと酔わせた。
 しかし剛は、まだ百合江にフェラチオはさせようとしなかった。
 たった一晩しかないのだし、憧れの百合江におしゃぶりさせたらあっという間に射精してしまうだろう。
 今夜のことで百合江と恋人になれるわけもない。つまり百合江に触れられるのは今夜だけなのだから、明け方までゆっくりと楽しまなくてはいけない。
 やがて剛は百合江に乳首を吸わせ、腋の下を舐めさせた。男でも、それらはくすぐったいような快感があった。
 そして百合江の顔を引き上げ、再び長いディープキスをした。
 最初は雲の上の存在だった百合江も、こう何度もピッタリと舌を重ねネットリと舌をからみ合わせると、それが何だか当たり前のような気になってきた。
 「恋人同士になったように、何かセリフを言ってみてくれ。好きだとか、愛してるとか、演技はお手のものだろう?」

79 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:08:29
「いやです………。言えないわ………」
 百合江は哀しげに眉をひそめ、剛の唾液にヌメッた唇を手の甲で拭った。
 「ふん、まあいい。愛されることが目的じゃない。手に入れることが目的だったんだからな………」
 剛は言い、ギュッと百合江の顔を引き寄せ、その柔らかな頬にキリリと歯を立てた。
 「あう………! いやっ、顔に傷つけないで………」
 百合江が剛の顔を突き放して言った。
 もう心から女優になってしまったのだろうか。
 剛は口を離し、百合江の首筋に力いっぱい吸いついてキスマークをつけてやった。
 「ああっ………、ひどいわ………」
 百合江が身体を縮めて、恨みがましく言った。
 剛はベッドから下り、百合江のロッカーを勝手に開けた。
 「ステージ衣裳はないのか? あればそれを着て、今夜おれだけのために歌ってほしかったんだがな」
 剛は言うと、百合江は首を横に振った。
 やはり前に見たときと同じで、特に目新しい衣服は入っていないようだった。
 と、剛はセーラー服に眼を止めた。
 そしてハンガーごとそれを引っ張りだした。
 「こいつを着てみてくれ。おれはずっと、お前の制服姿を眺めてきたんだ。やっぱり派手な衣裳より、これがいちばん似合うだろう」
 剛は言い、セーラー服とスカートを百合江の側に投げてよこした。
 やはり全裸のままでずっと居られるのは味けなく、何か身につけていた方が興奮をそそるのだった。
 「さあ、制服を着るのも久しぶりだろう? 早く着ねえと、妹の部屋に侵入するぞ」
 剛が言うと、百合江は仕方なく身体を起こしてノロノロとセーラー服を手に取った。
 剛は、百合江がセーラー服を首からすっぽりかぶると、首につけたロープを外してやって、また制服の上から首輪をかけ直した。
 やがて百合江は馴れた手つきで朱色のスカーフを胸元でキュッと締め、ベッドから下りてやはり濃紺のスカートをはいた。
 剛は近づき、百合江の長い髪の乱れを指で直してやった。
 「綺麗だ………。やっぱり百合江は制服姿が最高だ。派手な世界の衣裳なんて、夢だと思って忘れるんだな」
 剛は心からそう思って言った。
 百合江にはやはり平凡な女子高生でいてもらいたかった。歌も映画も人気も、そんなこととは縁のない日常に戻ってほしかった。
 剛は、今はじめて百合江を抱くかのような感激に包まれながら、制服姿の彼女をギュッと抱き締めた。
 自分だけ全裸なのはちぐはぐだが、そんなことに構っていられない。
 剛は勃起した陰茎をグイグイ百合江のスカートにこすりつけながら、彼女をベッドに押し倒してしまった。

80 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:08:44
「ウム………」
 唇が塞がれ、百合江は眉をひそめて呻いた。
 剛は荒々しく舌をこじ入れながら、貪るようなディープキスをした。
 同じ胸の脹らみに触れるのでも、全裸よりセーラー服越しの方が情感が湧いた。
 長いこと舌をからませて百合江の甘い唾液を吸い、やがて唇を離した剛は堪らなくなっていた。
 「もうダメだ、二回目を発射してやる。このセーラー服姿のままでだ」
 剛は言い、仰向けの百合江のスカートをまくり上げ、恥毛に鼻を押し当てて陰唇を舐めはじめた。
 「くっ………、あうう………!」
 百合江がギュッと内腿で剛の顔を挟みつけながら喘いだ。
 まだ破瓜の痛みが残り、舐められるだけでも鈍い痛みが衝き上がってくるのだろう。
 しかし、百合江のワレメの内側は、新たに滲みでた愛液にトロトロと熱く濡れているのだった。
 剛はチュパチュパと音をたてて愛液をすすり、やがて性急に身を起こした。
 そして百合江の身体に這い上がり、陰茎に手を添えてワレメにあてがった。
 「あ………、ま、待って………」
 破瓜の激痛を思いだしたか、百合江が両手で剛の胸を突っ張った。
 しかし剛は構わず強引に、ヌルヌルッと奥まで挿入してしまった。
 「あううっ………!」
 百合江が顔をのけ反らせて喉の奥から声を絞りだし、ヒクヒクと切なげに肌を波打たせた。
 剛はもう夢中で根元まで押し込んでいた。
 恥毛がこすれ合い、ヌメッた肉がキュッキュッと陰茎を心地よく締めつけてくれる。
 剛は少しずつ動きながら、百合江のセーラー服の胸を引きちぎらんばかりに開いて乳房に顔を埋め込んだ。
 「い、いやっ。こすれて痛い………、う、動かないで………」
 百合江が苦痛に顔をしかめ、身をよじって悶えた。
 剛は百合江の必死の面持ちに、思わず腰の動きを止めた。
 「やらなきゃ馴れないぜ。早く覚えた方がいい」
 「お願い、今はやめて………」
 「じゃ、口に出していいか?」
 「何でもするから、早く離れて………」
 脂汗を滲ませて百合江が言い、剛はすぐに引き抜いてやった。
 どうせ一晩のうちには、まだ二〜三回は膣に挿入できるだろう。とりあえず下の穴を休憩させて、飲ませてやるのもいいだろう。
 剛は口腔発射の空想に、早くも暴発しそうになってしまった。
 しかし、もう空想ではないのだ。憧れの百合江の、奇麗で温かい口の中に射精しても良いのだ。
 剛は仰向けの百合江の胸を跨いで屈み込み、陰茎を彼女の口に寄せてシーツに両手を突いた。
 百合江は、緊張と嫌悪感に息を弾ませていた。その熱い呼吸が剛の陰茎を心地よくくすぐった。
 やがて剛は腰を静めた。亀頭の先端がピタッと百合江の柔らかな唇に押しつけられる。
 陰茎は百合江自身の愛液と、剛のカウパー腺液にヌメっていた。

81 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:09:00
「ウ………」
 百合江はいくらもためらわず、すぐに唇を開いて亀頭を含んでくれた。
 百合江の口の中は温かく濡れ、剛はそのままズブズブと喉の奥まで陰茎を押し込んだ。
 このまま、身体ごと百合江の口腔に入っていきたい気がした。
 「グッ………、アウウ………」
 百合江が亀頭の先端で喉の粘膜を刺激され、咳き込みそうになって呻いた。
 たちまち陰茎は、口の中に溜まる唾液にまみれ、最大限に勃起してヒクヒクと蠢いた。
 「もっと、ベロを動かしてみな………、そう、先っぽのところだ………」
 剛は、陰茎を含む百合江の表情を見下ろしながらも、何度か快感に顔をのけ反らせて息を弾ませた。
 百合江はすぐ言われたとおりに、敏感な尿道口やその裏側などをヌルヌルと舐めてくれた。しかも溢れる唾液をすする拍子に、亀頭もチュッと心地よく吸ってくれた。
 「くっ………、いきそうだ。全部飲めよ………」
 剛は喘ぎながら言い、まるで百合江の口でセックスするように腰をギシギシと上下に動かしはじめた。百合江のヌメッた唇が摩擦されてクチュクチュ音をたて、剛の律動が次第に早くなっていく。
 「アウ………」
 たまに深く押し込み過ぎて、百合江の喉をヌルッと刺激し、彼女が吐きそうに呻きをあげた。
 しかし剛はもう百合江を気づかっていられず、激しく腰を上下させていた。
 百合江の唇、呼吸、舌や唾液のヌメリ、ヌルッとした柔らかな喉の粘膜、それが陰茎全体を心地よく刺激してくれた。
 「ああっ………、いく………!」
 剛は最高の快感に貫かれた。
 身体全体が花火にでもなったように色とりどりに炸裂し、勢いよく憤き上げるマグマが尿道口に集中した。
 「アグッ………! ゴホ………!」
 大量のザーメンが口の中に溢れ、ピュッピュッと喉を直撃した。
 百合江は飲み込むタイミングを失い、たちまち激しく咳き込んでしまった。
 それでも剛は陰茎を引き抜かず、百合江の口に押し込んだままクチュクチュとピストン運動を続けていた。
 快感はいつまでも果てしなく続いた。何といっても憧れの百合江に飲んでもらうのだ。
 剛は肉体的な快感以上に、百合江に口内発射をしたという感激に全身が痺れた。
 「ウグ………」
 百合江は唾液混じりのザーメンを唇の端からトロトロと垂らしながら、必死になって口の中の分を飲み込んでいた。
 しかし生温かくて生臭い粘液に、胃が反発して戻しそうになっていた。
 百合江はそれでも懸命に、長い睫毛を涙に濡らしながら、しきりにゴクリと喉を鳴らしていた。
 剛は容赦なく、後から後からドクンドクンとありったけのザーメンをほとばしらせ、最後の一滴まで絞りだしていた。
 やがて、ようやく剛の快感が過ぎ去り、満足げに萎えかけた唾液まみれの陰茎をヌルリと引き抜いた。
 百合江は、まだ口の中の分が飲みきれずに、キュッと唇を閉じて息を弾ませていた。
 「あと一口だろう、早く飲み込んじゃえ」
 剛は満足げに言い、ちょっぴり白濁した粘液にヌメる唇を、指で拭ってやった。
 ようやく、百合江もゴクリと喉を鳴らし、吐きだしそうになるのを堪えながらハーッと震える吐息をついた。
 さっき膣の奥で発射した分と合わせ、自分のザーメンが百合江の体内奥深くに吸収されて、彼女の栄養や生命そのものになるようにと剛は祈った。
 そして剛は、前に菜美にしたと同様、百合江に陰茎をしゃぶらせて顔のアップを写真に撮り、様々な淫らなポーズを取らせて次々にシャッターを押した。
 百合江はもう顔を隠す元気もなく、ただグッタリと仰向けになり、虚ろな視線を宙に這わせているだけだった。

82 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:09:29
−−急に百合江が身を起こし、首にかかったロープを握って哀願するような眼を剛に向けた。
 「どうした?」
 剛は訊いた。そろそろ三度めを催してきたので、百合江の肌を愛撫してゆっくりと高まろうと思っていた矢先だった。
 「ト、トイレに行かせて………」
 百合江が少しためらい、やがて俯き、意を決したように唇を引き締めて言った。
 暖房が効いているとはいえ、もう三時間近く全裸のままである。それに恐怖や緊張の連続で、すっかり尿意を催してしまったのだろう。
 「そうだな。いくら究極の美女で、学園の女神さまでもトイレに行くんだものな」
 剛は淫らに眼をギラつかせて言い、百合江は不安に身を硬くした。かえって剛の興味と嗜虐をあおる結果となり、すんなりトイレには行かせてもらえなくなってしまったようだった。
 「よし、行かせてやる」
 しかし案外すんなりと剛は言い、百合江の首に巻いたロープはそのままに、ベッドの支柱に結んだ方を解いたのだった。
 「さあ、連れてってやる」
 ほっとしたのも束の間、剛はロープの端を持ち、犬の散歩にでも行くように百合江を引き立てたのだった。
 「あん………、お願い、一人で行かせて………」
 「ダメだ。全部見てやる」
 「ぜ、絶対に逃げたりしませんから………」
 「ダメだ。それから言っておくが、もし騒いで妹が起きてきたら、妹も同じ目にあわせるからそう思え」
 剛は言い、セーラー服姿のままの百合江を引き立てて先に部屋を出した。
 廊下の向かいに、二階のトイレがある。
 菜美はぐっすり眠り込んでいるのだろう。部屋はしんと静まりかえっていた。
 百合江も足音を忍ばせていた。菜美を起こして剛の毒牙にかけてはいけないと思っているので、剛にとっても好都合だった。
 やがて百合江がトイレの明かりをつけ、ドアを開けた。

83 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:10:08
ピンクの便座カバーのつけられた洋式トイレである。
 百合江が観念してこちらを向き、便座に座ろうとすると、剛が制した。
 「向こう向きでいい。その上に載って、和式スタイルでしてみろ。その方がよく見える」
 「ええっ………!? そ、そんな………」
 百合江は目を見開き、いやいやをした。しかし菜美を起こさぬよう、声は囁くようにひそめていた。
 「早く載れ。漏れそうなんだろ?」
 剛は強引に百合江を便座に押し上げ、スカートをまくり上げてやった。
 「ああっ………!」
 お尻を丸だしにされ、百合江は向こうを向いたまま両手で顔を覆った。
 セーラー服のトイレスタイルは、学園の女子トイレを覗くような興奮をもたらした。
 ノーパンのうえ、和式スタイルでしゃがんでいるため、百合江のスラリとした長い脚もムッチリと量感を増し、足首まで血の気をなくして紙のように白くなっていた。
 剛は百合江の首に巻いたロープの端を握りながら、床に膝を突いて覗き込んだ。
 まくり上げた濃紺のスカートから、丸い巨大な水蜜桃のようなお尻がはちきれそうにムッチリと覗き、その谷間にツボミのようなピンクのアヌスが震え、さらに向こうで左右にはみだした陰唇がヒクヒクとわなないていた。
 「ああっ………、お願い、見ないで………」
 百合江がお尻をクネクネさせて言った。さんざん恥ずかしい格好をさせられたりしているのに、やはり排泄となると別のようだった。
 「まだか? 身体が冷えちまうぞ」
 剛はせかすように、ひんやりと冷たいお尻の肌を撫でた。部屋の中と違い、トイレは暖房もなく冷えびえとしていた。
 さらに剛は顔を寄せ、後ろから百合江のヒクつくアヌスにチロチロと舌を這わせる。
 「くっ………、や、やめて………」
 百合江は羞恥と緊張に、ますます尿意が萎縮してしまうようだった。
 それでも尿意は限界に近づいているのだろう。アヌスまで激しく収縮し、剛の舌がヌルッとした奥の粘膜にまで触れた。
 「あ………、ああ………、出ちゃう………」
 やがて、百合江が切なげな声を洩らし、ビクンと身体を震わせた。
 剛も彼女のアヌスから口を離し、再び百合江の股間を後ろから覗き込んだ。
 見ると拡がった陰唇がヒクヒクと震え、その手前の唾液にヌメるアヌスも息詰まるような収縮を繰り返した。
 やがて、拡がった陰唇の間から、チョロリと水流が漏れてきた。

84 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:10:27
「あん………!」
 百合江はすぐに尿道口を引き締めようとしたようだが、一度ゆるんだ尿道はとめどないようだった。水流はチョロチョロと勢いをつけはじめ、洋式便器にピチャピチャと軽やかな跳ね音をたてはじめた。
 温かい体内から冷たい外へほとばしるオシッコはユラユラと湯気を立て、独特の尿の匂いを剛の鼻腔まで漂わせてきた。
 百合江は早く終わらせようと、しきりに息を詰めて下腹に力を入れているようだが、放尿はいつまでも延々と続いた。
 両足はガタガタ震え、今にも便座から落ちそうになるのを、剛が後ろから腰を抱えて支えてやった。
 やがて、勢いよくほとばしっていた透明でちょっぴり黄色味がかった水流も、ゆるやかな流れとなって、果ては開いた陰唇や恥毛を濡らして点々と滴るだけになっていった。
 男と違い拡散した流れは、お尻の丸みの方にも伝わってきた。
 やがて百合江の肌が小さくプルンと震えた。
 そして百合江が必死の思いで気を取り直し、トイレットペーパーをたぐろうとするのをまた剛が制した。
 「こっちを向いてみな。ビショビショのオマンコを見せるんだ」
 「あう………、いやっ………」
 百合江は拒んだが、不安定な便座の上で、たちまち剛に抱えられて向きを換えられてしまった。
 剛は、便座の上でM字型に開いた百合江の股間に顔を寄せた。
 まだ陰唇の内側には滴が残り、ワレメの下の方からポタリと滴っていた。
 独特の生ぬるい臭気が剛の鼻腔をくすぐり、濡れて光る陰唇は何とも艶めかしかった。
 剛はさらに中心に顔を寄せ、ビショビショのワレメに舌を伸ばしてペロリと舐め上げてやった。
 「あうっ………!」
 思わず大きな声を洩らしそうになった百合江は、反射的に手のひらで口を押さえ、喘ぎと一緒に息を呑み込んだ。
 剛は構わずに滴の残る陰唇の内側に舌を這わせ、生ぬるい感触と、ほんのりしょっぱい味を堪能した。
 百合江の身体から出たものなら汚いものなどひとつもないし、何だって欲しいと剛は思った。
 味は薄めだが、独特の匂いがほんのりと舌の上に残った。それでも不快ではなく、これさえ狂おしく望んでいる全国の男性ファンが大勢いるだろう。
 「ああ………」
 百合江は、ピチャピチャとワレメを舐める剛から顔をそむけ、顔を覆って絶望的に吐息を洩らした。
 剛が舐めるうち、次第に尿の味と匂いがなくなり、新たなヌラヌラが混じりはじめた。
 「また濡れてきたぞ。オシッコ臭いワレメを舐められるのは気持ちいいか?」
 剛が顔を上げて言うと、百合江は顔を隠したまま小さく首を横に振った。
 やがて剛はコックをひねって水を流し、百合江を抱きかかえてトイレを出た。

85 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:10:40
そして温かい部屋に戻って百合江をベッドに仰向けにし、首輪のロープをベッドに縛りつけてから彼女に添い寝してやった。
 「い、いやっ………」
 唇を求めると、百合江が必死に顔をそむけようとした。オシッコに濡れたワレメを舐められた後だから、なおさら抵抗があるのだろう。
 しかし剛は強引に百合江を押さえつけた。
 「ウ………」
 とうとう唇を塞がれて、百合江は熱い息を弾ませた。
 剛が舌を潜り込ませようとしても、百合江はかっちりと前歯を閉じて拒んでいた。
 剛は無理をせず、唇を重ね百合江の芳しい息を嗅ぎながら、ゆっくりと百合江のワレメに指を這わせていった。
 百合江の陰唇は、もう残尿や剛の唾液だけでなく、否応なく溢れた愛液にヌルヌルしていた。
 「クッ………!」
 剛が指先に愛液のヌメリをまといつかせ、クリトリスにチョンと触れると百合江がビクッと身体を反り返らせた。
 クリトリスをいじり続けるうち、百合江はややもすれば全身がグンニャリとなり、閉じている前歯さえゆるんでしまいそうになった。
 さらに剛は指を二本、浅く膣口に差し入れて蠢かせながら、手のひらでグリグリとクリトリスを圧迫してやった。
 「アウ………!」
 百合江が身体を弓なりにして反り返り、その隙に剛はヌルリと彼女の口に舌を侵入させてしまった。
 百合江は口の中を隅々まで舐め廻され、噛みつくこともできずに息を弾ませ、眉をひそめてじっとしていた。
 トイレでさんざん喘いでいたせいか、百合江の口の中は乾き気味だった。
 剛は唾液を補充してやりながら舌をからめ、膣に差し入れた指をさらに激しく蠢かせてやった。排尿を見られるという極限の羞恥に、百合江は次第にぼおっとして我を忘れていくようだった。
 やがて剛は唇を離し、愛しげに百合江の鼻や耳の穴までペロペロ舐めてやり、ちょっぴり汗ばんだ肌を舌でたどりながら、左右の乳首を激しく吸ってやった。
 「あうう………、いや………、ああっ………!」
 百合江は少しもじっとしていられなくなり、ビクンビクン肌を波打たせながら、鼻にかかった悩ましい喘ぎ声を洩らし続けた。
 剛は乳首を唇に挟んで強く吸い、引っ張ってはチュパッと離した。
 乳首は唾液に色づき、コリコリと硬くなって舌の圧迫を弾き返すほどに勃起していた。
 百合江も感じているんだ。そう思うと、剛は嬉しいと思う半面、女とはこんなものかと醒めた部分で思った。
 女とは、好きでもない男にでも長いこと愛撫されると、こんなふうに濡れて喘いでしまうものなのか。
 百合江にも愛されたいと思う気持ちがないとは言えないが、仮に陵辱者が剛でなくても彼女はこんなふうに悶えるのだろう。
 剛のそんな思いが、次第に加虐的で荒々しい愛撫になっていった。
 「アアッ………!」
 乳首をキュッと噛まれて百合江がのけ反った。
 剛はさらに、敏感な腋の下や脇腹を、クッキリ歯型がついて血が滲むほど歯を食い込ませてやった。

86 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:10:58
「い、いやっ………、やめて………!」
 百合江がうねうねともがいて、懸命に剛の顔を突き放そうとした。
 柔らかな脇腹を、このまま噛み切ってしまいたい衝動に駆られた。しかし弾力があり、歯型が印されただけで血は流れなかった。
 「お、お願い………、傷を、つけないで、ください………」
 百合江はハアハア息を弾ませ、切れぎれの吐息とともに言って哀願した。
 「よし、じゃ言うとおりにしろ。四つん這いになって尻をこっちに突きだせ」
 剛が言うと、百合江はノロノロと俯せになり、手足を縮めてからお尻を高く持ち上げた。
 乱れたセーラー服姿というのが色っぽく、スカートをまくってお尻を出した構図が堪らなかった。
 「お尻の穴を舐めてくださいと言ってみな」
 「ああっ………、恥ずかしくて、言えない………」
 百合江は丸い豊かなお尻をクネクネさせ言った。
 「言わないとこうだ」
 剛は顔を寄せて、張りのあるお尻の肉に思いきり噛みついてやった。
 「アウッ………! や、やめて、言います………」
 百合江はすぐに降参し、剛は口を離してやった。
 「さあ、大きな声ではっきりと言うんだ。でないと、今度は血が出るまで噛みついてやるからな」
 「お、お尻の穴を、な、舐めてください………」
 百合江は、今にもワッと泣きだしそうに、嗚咽に震える声で言った。
 「オマンコもだ。舐めてやるから言ってみろ」
 「オ………、オマンコも、舐めてください………、アア………!」
 百合江は声を絞りだすように言い、シーツに顔を埋めて泣きだしてしまった。
 剛から見れば、大勢のスタッフの前で泣いたり笑ったりの演技をしたり、恋を囁くセリフを口にする方がよっぽど恥ずかしいだろうにと思った。
 ここならたった二人きりだし、互いに性器もさらけだしてセックスした仲なのだから、どんな卑猥な言葉を言ったって大丈夫そうなものではないか。
 やがて剛は顔を寄せ、両の親指でお尻の谷間をムッチリと拡げ、キュッとつぼまって震えるピンクのアヌスに唇を重ねてやった。
 「クッ………」

87 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:11:12
百合江が顔を伏せたまま呻き、プルッとお尻を震わせた。
 彼女が喘ぐたび、アヌスも呼吸するように収縮し、剛は襞の舌触りから奥の粘膜まで存分に味わった。
 そして仰向けになり、四つん這いの百合江の股間に潜り込み、下から腰を引き寄せてワレメを舐めはじめた。
 「ああっ………」
 「もっと、体重をかけて座り込んでもいいぞ」
 剛は言い、ギュッと恥毛の丘に鼻を塞がれながら、心地よい窒息感のなか、精一杯舌を伸ばしてヌメヌメのワレメの内側を舐め廻してやった。
 ネットリと溢れる愛液は、喜美江のときのようなちょっぴり酸っぱい味がした。
 小陰唇は大量のヌメリに、もうどのように開いているのかもわからないほどヌルヌルと唇にまつわりつき、剛は夢中でクリトリスや陰唇を吸ってやった。
 百合江も、断続的にビクンビクンと腰を跳ね上げ、時にはクリトリスをグイグイこすりつけるように剛の顔に股間を押しつけてきた。
 やがて剛は再び這い上がり、膝を突いて百合江の尻に向かった。
 そして勃起した陰茎に手を添え、後ろから指で開いた陰唇にあてがい、ヌルヌルッと膣に挿入していった。
 「はうっ………!」
 百合江がびっくりしたように滑らかな背中を反らせて喘いだ。
 しかしズブズブと一気に根元まで押し込んでしまうと、もう諦めがついたか、それとも破瓜の痛みも遠のいたか、百合江はことさら拒もうとはしなくなっていた。
 まあ、極限の衝撃と羞恥の連続で、正常な思考もできなくなって何もかも面倒になってしまったのかもしれなかった。
 剛は百合江の尻を抱えながら、ズンズンとピストン運動をした。
 汗ばんだ肌が吸いついてくるようで、陰茎も生温かく濡れた肉に心地よく包み込まれて脈打った。
 突き入れるたび、膣内のヒダヒダが陰茎の裏側を艶めかしく摩擦し、間から押しだされるほどの愛液がピチャクチャと湿った音をさせた。
 そして剛の下腹部で、百合江の丸いお尻が突き当たって弾み、中心のくぼみが吸盤のように吸いついてきた。
 バッグスタイルでも、もう百合江は喜美江の感触と同じくらい成熟しているように感じられた。
 剛はすぐに昇りつめるのが惜しく、挿入したまま動きを止め、唾液に濡らした指で百合江のアヌスをクチュクチュといじった。
 「あうう………」
 百合江が顔を伏せたまま呻き、膣で陰茎をキュッと締めつけてきた。
 こんな最中でも、アヌスは敏感なものなのだなと剛は思った。
 そして、急に百合江のアヌスを犯してみたくなった。

88 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:11:26
どうせ百合江に好き勝手できるのは今夜しかないのだ。心残りがないように、やりたいことは全部やっておいた方がいい。
 剛は後ろから百合江に挿入しながら、しきりに唾液を垂らして百合江のアヌスを濡らして、指でヌルヌルと揉みほぐしはじめた。
 アナルセックスなんかお互いに未経験だが、硬く勃起さえしていれば強引でも何でも挿入してしまい、あとは何とかなるだろう。
 やがて剛は膣から陰茎を引き抜き、唾液にヌメッたアヌスに指を挿入してみた。
 「くっ………!」
 百合江が呻いて、ギュッとアヌスで指を締めつけてきた。
 「もっと力を抜け。指より、もっと太いものを入れるんだからな」
 剛が言うと、百合江はハッとなったように手足を縮めようとした。
 剛は構わず、アヌスの指を根元まで押し込んだ。
 「アウウ………、や、やめて………」
 百合江は四つん這いのまま、顔をのけ反らせて喘いだ。
 白く滑らかなお尻が、いつか上気しピンクに染まっていた。
 剛は奥でグネグネと指を蠢かせ、試しにクチュクチュとピストン運動をしてみた。
 ヌメりさえあれば案外容易な感じがした。狭いのは入口だけで、奥は膣ほどの締まりもなく、むしろ楽なぐらいだった。
 やがて剛はゆっくりと指を引き抜いた。
 そしてちょっぴり曇って生々しい匂いを漂わせる指先を嗅ぎ、百合江の鼻先にも突きつけてやった。
 「キャッ………!」
 百合江はサッと顔をそむけて、身を硬くして心を閉ざしてしまったようだ。
 剛はもう一度百合江のアヌスに唾液を垂らし、勃起した陰茎を近づけていった。
 「ヒッ………!」
 亀頭の先端がチョンと触れただけで、百合江はビクッと腰を引いて声を洩らした。
 それを剛が押さえつけ、アヌスにあてがったままグイグイ押しつけていった。
 「い、いや、入らない、切れちゃう………」
 百合江が髪を乱していやいやをし、腰の位置を換えようとしてクネクネ悶えた。
 「じっとしてろ。痛いのは最初だけだ」
 剛は腰を進め、押さえつけた百合江の腰を引き寄せた。
 すると、アヌスにまつわりついた唾液と陰茎を濡らした愛液のヌメリに、亀頭の先端がヌルッとアヌスに潜り込んだ。
 タイミングが良かったのだろう。あとは剛もゆっくり味わいながらズブズブと挿入していくことができた。

89 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:11:41
「クッ………ウウ………」
 アヌスを塞がれ、百合江は呼吸まで詰まったように喉の奥で呻き、貫かれる激痛にもう暴れることもできなくなった。
 可憐なツボミだったアヌスは丸く押し拡がり、襞が伸びきってピンと張りつめた。血の気を失ってツヤツヤと光沢を帯び、今にもパチンと弾けてしまいそうだった。
 それでも、陰茎は少しずつ侵入し、やがて完全に根元まで潜り込んでしまった。
 「ウ………、ウウ………」
 百合江は顔をシーツに埋めたまま苦悶し、たまに切れぎれに呼吸するように剛の陰茎の根元をキュッキュッと締めつけてきた。
 狭くて気持ちが良かった。
 そしてそれ以上に、処女を奪い口内発射をし、さらにアヌスまで散らして百合江の全てを自分のものにしたという満足感が剛の全身を包み込んだ。
 アヌスの奥はそれほどヌメリはないが、百合江の熱い体温は充分に伝わってきた。
 そして剛は少しずつ、小刻みに腰を前後させはじめた。
 「ク………、やめて、動かないで………」
 百合江が苦しげに訴えた。
 しかし、剛は動きを止めなかった。百合江は自分のものなのだ。どうしようと勝手だと思った。
 引くときはアヌスまでついてくるようにくわえ込まれ、押すときはどこまでも深く、愛液のヌメリにヌルヌルッと侵入していった。
 次第に剛の腰の律動も、馴れたようにリズミカルになっていった。
 百合江はもう声も洩らさず、半分失神したようにグッタリとなり、たまにアヌスで陰茎をギュッと締めつけるだけだった。
 剛はピストン運動をしながら百合江の背中に覆いかぶさり、髪に顔を埋めながら手を伸ばし、百合江のクリトリスや膣口のまわりを荒々しくいじってやった。
 しかし、アヌスの痛みに、もうどこを触ろうと百合江は反応しなくなっていた。
 「あうう、いきそうだ。もっと締めつけろ………」
 剛はようやく三度めの絶頂を迎えようとしていた。
 陰茎からジワジワと快感が全身に沁み渡っていくようだ。
 そして、剛はたちまち激しい快感に貫かれた。
 狭い穴に締めつけられた陰茎が精一杯ドクンドクン脈打ち、百合江の底無しの穴の奥へとザーメンをほとばしらせた。
 「うっ………」
 剛の脈打つ勢いが伝わったか、百合江も低く呻いてピクッと肌を震わせた。

90 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:11:59
剛は狂ったようにズンズンと陰茎を突きまくり、ありったけのザーメンを注ぎ込んだ。
 ベタつくようだったピストン運動が、奥で放出されたザーメンのヌメリに、ヌルヌルと滑らかな動きになった。
 律動するたびに粘膜が押しだされてクチュクチュ淫らな音をたて、やがて剛は最後のひと突きをズンと押し込んでから動きを止めた。
 力尽きて腹ばいになった百合江に重なり、剛はせわしく起伏する百合江の呼吸に合わせるように深呼吸し、ゆっくりと力を抜いていった。
 「とっても気持ちよかった。百合江は、やっぱり全部の穴が最高にできているんだな」
 剛は息を弾ませながら百合江の髪をかき分け、耳朶に口を押しつけて囁いた。百合江は固く目を閉じたまま、何も答えなかった。
 やがて剛は身体を起こし、ゆっくりと陰茎を引き抜いた。
 ザーメンに滑り、陰茎はアヌスの内圧に押しだされるようにヌルッと出てきた。
 剛はティッシュを取って陰茎を拭いた。別に、尿道口にも亀頭のカリ首にも生々しい付着はついてなかった。仮についていても百合江のものだから、炎症を起こしたって構わないと思った。
 そして剛は百合江のアヌスに屈み込み、ジクジクと滲みでているザーメンを拭いてやった。
 「あうっ………!」
 百合江が電気にでも痺れたようにビクッと跳ね上がって声をあげた。
 見ると、アヌスの可憐な襞が一本だけ、膣の方に向かって赤い線になっていた。
 どうやら強引にアヌスを犯し、激しく動いたため裂傷を起こしてしまったようだ。
 破瓜のときは出血を免れたのに、アヌスはまだ耐えられなかったのだろう。剛も性急に挿入を急ぎすぎた。
 剛はザーメンを拭ってから、浅く裂けたアヌスの襞をチロリと舐めてやった。
 「くうっ………、いや、触らないで………」
 百合江が頬を涙に濡らし、俯せのままシーツを握り締めて言った。
 「もう気は済んだでしょ? 警察には言わないから、もう帰って………」
 百合江は顔を伏せたまま言った。
 「まだだ。家の者が起きる直前まで時間はあるものな。もう一回ぐらい発射しとかないと後で悔いが残る」
 剛は不敵にうそぶいた。
 まだ午前三時半だ。真冬の夜明けにはまだまだ闇がある。
 「それに、警察に言って損をするのはそっちだろう? おれは刑務所に入ろうと構わないんだ。もっとも未成年だから大したことにはならないだろうがな」
 剛は言い、百合江の身体を引き起こし、乱れたセーラー服を脱がせはじめた。
 「今度はお前が上になって、おれの身体中を舐めるんだ。こいつがまた発射できるように立つまでな」
 剛は百合江を全裸にし、首に巻いたロープだけはそのままにして、自分は仰向けになった。
 そして百合江を下から抱き寄せ、上からピッタリと唇を重ねてもらった。

91 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:12:14
「ウ………!」
 しかし百合江はすぐに顔を振って引き離し、急いで舌を拭った。
 「もう、あなたなんかの思いどおりにはならないわ」
 「じゃ、お前の恥ずかしい写真を学校や雑誌社に送りつけてもいいのか」
 「そんなことして、恥ずかしいのはあなたよ」
 百合江は涙ぐみ、必死になって言った。
 「よし、お前がしてくれないなら、眠っている妹にしてもらおう」
 剛はあっさりと百合江を突き放し、身体を起こして部屋を出ようとした。
 「ま、待って………!」
 百合江が剛の身体にすがりついた。
 剛はニヤリと笑って、百合江を抱きすくめたまま、またベッドに戻った。
 しかしその時、百合江の部屋のドアが外から開かれたのだった。
 「お姉ちゃん、なに騒いでいるの………?」
 菜美だった。
 菜美は眠たそうに目をこすりながら部屋の中を見て、やがて剛と視線が合うとハッと立ちすくんだ。

92 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:12:38
「菜美、逃げてっ………!」
 剛が菜美を捕まえて立ち上がる前に、百合江が叫んだ。
 菜美は剛の顔を見て、恐怖が甦ったのだろう。百合江の身を案じるよりも早く、菜美はパッときびすを返して部屋を出ていった。
 剛が追おうとしたが、後ろから百合江が組みついてきた。
 「くそっ………!」
 菜美の足音が階段を下りきるのを知ると、剛は忌々しげに舌打ちした。
 もう菜美はすぐに母親の喜美江を起こすだろう。
 三人相手では、とても全員を束縛しておくわけにはいかない。第一そんなに多くロープも持ってきていなかった。
 「もう追わねえよ。いい加減に離せ」
 剛は、後ろから組みついている百合江に言った。
 「離さないわ。あなたを逃がさない。すぐに下で警察に通報するから」
 「別におれは構わねえぜ。通報しておおやけになるのはお前の写真だ」
 剛は強引に百合江の腕を振り離した。
 そして階下の物音に耳を澄ませながら、剛は室内を見廻した。
 そう、前に見た記憶があった。百合江の学習机の脇に電話機があったのだ。
 剛は机に近づき、受話器を外して置いた。
 これは階下との連動式親子電話だろう。つまり片方が使用中だと、もう片方も使えないのだ。
 この受話器を外しておけば、階下の電話機も通じないことになる。
 しかしどっちにしろ、早く退散した方が良さそうだ。
 もう充分に百合江の肉体は堪能したし、来る前はどうなろうと覚悟していたが、三回も射精した今となっては、警察に捕まるのが急に恐くなってきた。
 剛は百合江を撮った写真をかき集め、服と靴を探した。
 「あ………、どういうつもりだ」
 見ると、百合江が剛の服を抱きかかえ、ナイフまで握って部屋の隅に陣取っていた。
 そのときである。

93 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:12:51
非常ベルが鳴り響いた。
 どうやら喜美江と菜美が、電話が通じないので町内に通じる非常ベルのボタンを押してしまったようだ。
 「くそっ、早まりやがって………!」
 剛はビクッとして窓の外を見廻した。
 非常ベルの音に、隣近所の家々が明かりをつけはじめたのだ。菊池家のまわりに人が集まってくるのも時間の問題だろう。
 百合江が人質になっているのに、すぐベルのボタンを押したとなると、菜美も喜美江も相当に狼狽しているのが窺えた。
 寝起きで混乱しているし、それに二人とも見知らぬ少年に陵辱された記憶が生々しいだろう。
 「服をよこせ!」
 「いや。近づいたら、ナイフを使うわ………」
 百合江は部屋の隅に座り込み、意地でも剛に服を渡さないつもりらしかった。
 そうしているうちにも、家のまわりがドヤドヤと騒がしくなってきた。
 「畜生!」
 剛は全裸のまま、百合江の部屋を出て廊下に飛びだした。
 そして廊下の菜美と喜美江に向かって叫んだ。
 「ベルは間違って押したと言えっ。でないと、百合江がどうなっても知らんぞっ!」
 しかし階下からの返事はなく、慌ただしい気配だけが緊張感をあおるように伝わってきた。
 そのうちに、近所の人が玄関のドアを叩きはじめた。
 「菊池さん! 何があったんです!?」
 非常ベルの甲高い響きは、凍てつく深夜の空気を切り裂くように鳴り続いていた。
 全裸ではどうしようもない。
 剛は舌打ちして百合江の部屋に戻った。
 そして内開きのドアに内側からロックして、室内の明かりをつけた。百合江はまだ部屋の隅で頑張っていた。
 剛は百合江には構わず、渾身の力を込めてシングルベッドをドアまで引きずった。土壇場に追い詰められると、非力な剛でも驚くほどの力が出た。
 「な、何をする気なの………」
 百合江が目を丸くして訊いた。
 「こうなったらとことん籠城してやる。お前も犯されたことが大っぴらになるだろうが、成り行きだ。勘弁してくれ」
 剛は言いながら、ドアの前をベッドで塞いだ。
 階下からの出入りはこのドアだけだ。あとは二つの窓だが、別室から通じるベランダはないので、庭から侵入に備えるだけだ。
 剛は、昨夜この家に侵入するときにはさして感じなかった緊張と恐怖を、今はじめて味わった。
 窓のひとつはベランダもない小さなものだ。サッシだが台風などに備えて雨戸が取り付けられている。
 剛はいったん窓を開け、雨戸を閉めはじめた。
 外には人が集まりはじめている。

94 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:13:05
「何だ、お前は。百合江さんをどうした!」
 下から誰かが叫んでいた。
 「百合江を助けたかったら、警察には知らせるなっ!」
 剛は下にそう叫んでピッタリと雨戸を閉めた。
 そしてガラス窓を閉めてロックをする。すると驚くほどしいんと静まりかえり、外の喧騒も聞こえなくなった。
 しかし言ったものの、あの騒ぎではもうとっくに誰かが警察に通報しているだろう。
 剛はゲンナリした表情で、うずくまっている百合江を見下ろした。
 「大変な騒ぎだぜ。おれの人生もおしまいかも知れねえが、お前の、少なくともアイドル人生はこれで終わりだな。付き合わせて可哀想だが、妹が慌ててベルを押しちまったんだろう。怨むならおれを恨めよ」
 剛は言い、百合江に近づいて服を取り返した。百合江も騒ぎの大きさに呆然とし、もうナイフも捨てて頑なな姿勢を崩していた。
 さて、問題はバルコニーふうのベランダに面した窓だ。
 ここはロックを剛が外していまった。しかし雨戸はあるが、外の様子を見るためには閉ざしたくなかった。
 剛は手早く服を着て、窓からベランダに下り立った。
 下の庭から、近所の人々がどよめきをあげた。その中には、喜美江と菜美もいた。
 いつか非常ベルの音はやんでいたが、遠くからパトカーのサイレンが聞こえてきた。
 「いいか! 百合江は人質に取った。この部屋に入ろうとする者がいたら、百合江の安全は保証しない」
 剛が言うと、人々は静まりかえった。
 剛は唇を湿らせ、言葉を選んだ。
 「おれはもうやけっぱちだ。部屋の中にはガソリンがまいてある。いつでも焼身自殺の準備はできているんだ!」
 人々が、うおうと声をあげた。
 剛も、理屈責めでこられないためには、少々アブナイ人間を演じた方が良さそうだと判断した。
 「とにかく、百合江に飽きたら自分から出ていく。それまで邪魔するな。誰も上がってくるな。いいか!」
 そう言って剛はベランダから部屋に戻り、ピシャリと窓を閉めた。
 「というわけだ。外部がどんな判断をするかわからんが、とにかく今しばらくの間は、おれたちは公認の仲になってしまったってわけだ」
 剛は百合江からナイフを取り戻し、全裸の彼女を抱き寄せた。
 もう外の騒ぎに剛も何が何だかわからなくなり、逆に考えるのをやめると落ち着きが取り戻せた。
 そしてこんな最中でも、ムラムラと性欲が湧いてきたのだ。
 奇妙な気分だった。
 何だか夢の中で、衆人監視のなかで好き勝手に振る舞うような、そんな躁状態の快感だった。
 剛は百合江を抱き締め、茫然自失している彼女にピッタリと唇を重ねた。

95 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:13:26
「ウ………」
 舌を侵入させても、百合江の前歯は力なく開かれ、難なく口腔に潜り込ませることができた。
 剛は百合江の甘く濡れた舌を舐めながら、胸の脹らみに手のひらを這わせ、コリコリと乳首をつまんで刺激してやった。
 やがて剛は百合江を抱きかかえ、ドアを塞いだ位置に移動しているベッドに彼女を横たえた。
 それでも動くときは、必ずナイフを引き寄せることを忘れなかった。まあこれは百合江を傷つけるものではなく、外の人間に見せるだけである。
 「こうなったら、お前が救われる方法はひとつしかないな。このおれを、本当に好きになってしまうことだ」
 「バカなこと言わないで………。自分が助かりたいためでしょ………?」
 「まあいい。一晩で説得するなんて、最初から無理だったもんな」
 剛は言いながら、百合江の股間に指を這わせはじめた。
 「あん………」
 ヌルッと膣に指を押し込まれて、百合江が身体をのけ反らせた。
 百合江も異常な状況に、知らず知らずのうちに興奮しているのかもしれない。陰唇の内側は、熱くヌルヌルしていた。
 剛は百合江の脚を大きく開かせ、その中心にギュッと顔を埋め込んだ。
 「ああっ………!」
 百合江は内腿で剛の顔を挟みつけながら、クリトリスを舐められて何度かビクッと腰を跳ね上げた。
 熱を持った小陰唇の内側に、愛液はトロトロと溢れ続け、剛の舌を心地よく濡らした。
 百合江はもしかしたら無意識に、剛の愛撫による快感の中に逃避しようとしているのかもしれなかった。
 現実のままでいたら、羞恥やスキャンダルと、肉親やまわりの人たちへの思いなど、わずらわしいことで頭がいっぱいになってしまう。
 もう全ては運命の波にたゆたい、木の葉のように押し流されていくしかないのかもしれない。
 だが男の剛は、セックスだけに没頭するわけにはいかなかった。
 百合江のワレメを舐めながらも、パトカーのサイレンが家の前で停まったことを耳の隅で確認し、今にもこの心ときめく行為が中断されることを予想していた。
 「山尾、剛くんだね? 山尾くんだったら窓から顔を出しなさい」
 警察官だろう。それでも深夜をおもんばかって、拡声器は使わずに庭から肉声で言っていた。
 まあこれだけの騒ぎになってしまったら、もう近隣で寝ている人などいないだろうが。

96 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:14:03
「うるせえな………」
 剛は予想していたとはいえ、眠りを妨げられるような不機嫌さで百合江の股間から顔を上げた。
 そして全裸のままの百合江を引き立たせ、ナイフを突きつけながら一緒に窓を開けて顔をだした。
 「その山尾くんだったらどうした!」
 剛は数人の警官たちに怒鳴った。
 菊池家の塀に立てかけてある自転車に、住所と名前が書いてあるのだ。犯人の素性は簡単に割れてしまった。
 警官は四〜五人だが、僅かのうちにヤジ馬が驚くべき人数になっていた。
 中には、喜美江が知らせたのか、駅前のホテルに泊まっていた芸能プロのスタッフもいるのだろう。スーツ姿の男が、必死に剛を刺激しないよう警官を説得していた。
 そして近所の同級生が電話で知らせたものか、おびただしい学園の生徒までがアイドルを心配して自転車などでやってきていた。
 さらに、剛の担任教師や伯父伯母まで来ているような様子だった。
 これでは、百合江が見せ物になって可哀想だが、テレビの生中継がはじまるのも時間の問題かもしれない。
 「汚されたアイドル! 菊池百合江はこんなふうに犯された!」そんな週刊誌の見出しやワイドショーのタイトルが目に浮かぶようだった。
 さしずめ剛のことは、「日頃おとなしくて日陰にいる少年がアブナイ!」なんてことになるのだろう。
 「百合江さんは無事か? 早く彼女を解放して自首しなさい」
 「バカか! 飽きたら自首すると言ってるだろうが! とにかく済ませるまで待ってろ」
 剛が言い、全裸の百合江を窓から見せつけると、ヤジ馬の中の、特に百合江ファンの中高生の連中から怒りとも悲しみともつかぬどよめきが洩れた。
 「もう三発もやっちまったんだ! 口とオマンコと尻の穴にな! あと何発やろうと同じだろう。とにかく、一時間ばかり静かにしていろ。邪魔

97 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:14:44
邪魔すると本当に火をつけるぞ!」
 剛は怒鳴り、窓を閉めた。
 百合江はあまりのことに立っていられず、自分からフラフラとベッドに倒れ込んだ。
 「気が、変になりそう………」
 「おれもだ。なあに、みんな夢だと思え。どうせお前は被害者だ。いくら感じてもヌレヌレになろうとも、人の興味もそう長くは続かねえ」
 剛は女の子の心の傷など理解もできず、また百合江の肉体をまさぐりはじめた。
 ファンや警官はともかく、喜美江と菜美は居ても立ってもいられないだろう。
 剛が自分を陵辱した男だとはわかっても、喜美江と菜美はそれぞれ口には出さないかもしれないが、これからも家族に暗い影を投げ落とすだろうことは充分に予想できる。
 そして慌てふためいているのが、芸能プロの連中だろう。
 清純派で売りだし、初主演の純愛映画が封切られた矢先の出来事なのだ。
 スキャンダルには神経を使ってきたし、事実百合江は片思いの男もいない正真正銘の処女だったのだ。
 それが一夜にして暴行され、上も下も突っ込まれて陵辱されたとあっては、巨費を投じて制作した映画やレコード、プロモーションビデオが全部ムダになってしまう。
 確かに百合江は被害者であり、避けようもない不幸だったかもしれない。そのことでしばらくは、悲劇のヒロインを売り物にすることは可能だろう。
 しかし世間の興味は、もっとゲスな方向へ向かうのだ。
 あの清純派の美人女優は、どんな格好で犯されたのか。はじめてザーメンを飲んだ感じは。お尻の穴まで犯されて出血したときはどう思ったか。などなど愚にもつかぬ質問が矢継ぎ早に百合江に浴びせられることだろう。
 まず本人は耐えられまいから、ひそかに引退ということになろうが、それでは金を使ったプロダクション側が納得できない。
 ベランダから全裸の百合江を見せつけられては、もういくら大手プロダクションの力をもってしても、百合江の処女説はデッチ上げられないだろう。
 そしてこの事件も、もうモミ消すことはできないほど近隣に広まってしまった。ヤジ馬の中には、ご親切にも東京の友人に電話で知らせたものもいるだろう。事件の様子をいち早く写真にとって、雑誌社に売りつける奴だっているだろう。
 非常ベルも一一〇番もせず、ホテルに居る自分にだけ電話してくれたら良かったのに、と芸能プロの男は歯噛みしながら思った。
 もうこうなったら、百合江には可哀想だがとことん不幸な女性を演じてもらい、世間が飽きるまで卑猥な質問にも答えてもらう。
 もちろん引退なんかさせるものか。
 そして世間の興味が下火になったら、今度は被害者を逆手にとってヌード女優として再デビューさせたっていい。
 それでも、元が取れるかどうかわからないが………。
 さらに芸能プロの男は近所で電話を借り、こうなったらヤケっぱちと、独占生中継の手配をテキパキとはじめた。

98 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:15:10
−−東に面した、ベランダのある窓の空がうっすらと白みはじめてきた。
 あれから外は、剛を無用に刺激してはいけないと、さして声をかけたりはしてこなかった。
 剛は黙々と百合江の肌に舌を這わせていた。
 「あう………」
 たまに、ピクッと百合江が震えて悩ましい声を洩らした。
 きっと外では、いま百合江がどんなふうに抱かれているのか、みな生唾を飲んで想像していることだろう。
 剛も、家が人々に取り囲まれているとわかっても、勃起力が衰えるということがなかった。
 それよりも、ずっと目立たず日陰にいた自分が、いま全国に注目されているような興奮が湧き上がってきた。ひょっとしたら、今このときが自分の人生の、もっとも華々しいときなのかもしれないと思った。
 確かに、全国の百合江ファンの男たちの誰もが、やりたくてできなかったことを自分がやっているのである。
 剛は誇らしかった。むしろ世間にもっともっとアピールしたくなった。
 「さあ、そろそろ突っ込んでやろうか。今度はちゃんとオマンコに入れてやるよ」
 剛は充分に高まり、百合江の脚を大股開きにした。
 「ま、待って………、その前に、さっきからずっと………」
 「何だ? またションベンか?」
 そういえば、百合江はずっと唇を引き締めて我慢しているようだった。何度も窓を開け閉めして寒気が流れ込んでいるし、ドアも塞いでしまったから、トイレに行かれないという強迫観念がなおさら尿意を刺激したのかもしれない。
 「しようがねえな。これでいいだろう」
 剛は、机の横にあったプラスチック製のゴミ箱を差しだした。百合江も帰省したばかりで、ゴミ箱の中は空っぽである。
 部屋から出られないのだから仕方がないと思ったか、百合江はいくらもためらわずにゴミ箱を受け取った。
 そして床に置いて、やりにくそうに屈んで下腹に力を入れた。
 「見ないで………」
 「もう何度見られたって同じだろう?」
 剛はゴミ箱が倒れないように押さえてやり、百合江のワレメを近々と見上げた。

99 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:15:32
「ああっ………、出る………」
 百合江は小さく呻き、ビクッと膝を震わせた。
 そして陰唇の間から湯気の立つ水流が、勢いよくほとばしってきた。
 剛は百合江の可愛らしい尿の匂いを嗅ぎながら、ゴミ箱の中にこぼさぬよう受けてやった。
 軽やかなせせらぎが長く続き、剛は百合江の中腰の排尿姿を写真に撮ってやった。
 「あん!」
 「動くな。狙いが外れてカーペットが濡れるぞ」
 フラッシュに百合江が身じろぎ、水流が蛇行した。それでも何とかゴミ容器から外れずに、ようやく放尿を終えることができた。
 「また舐めてやろうか」
 「いやっ………!」
 言うと百合江はパッとティッシュを取り、急いで自分のビショビショのワレメを拭いてしまった。
 剛は苦笑し、ついでに自分も百合江のオシッコの上からゴミ容器に放尿した。
 「さて、中断しちまったからな。また続きをやろうぜ。せっかく外も静かにしてくれているんだ」
 剛は百合江を引き寄せ、たった今放尿を終えたばかりでまだ尿道口が濡れている陰茎を彼女に舐めさせてやった。
 「クッ………!」
 百合江は顔をしかめ、息を詰めながらもナイフに脅されてチロチロと亀頭を舐めた。
 放尿でいったん強張りの解けた陰茎も、たちまち百合江の口の中でムクムクと最大限に勃起した。
 百合江は、溢れる唾液を飲み込まず、すべてドップリと陰茎にまみれさせた。
 剛は射精が近づき、スポンと百合江の口から陰茎を引き抜いた。
 「どうせなら、外の連中に見せてやろうじゃねえか。バックから突っ込むところをよ」
 「い、いやっ………、そんなの………!」
 嫌がる百合江を、剛はグイグイ引っ張って窓を開け放った。
 剛もまさか自分の人生で、衆目の中で誇らしげに美人を犯す日がやってこようとは夢にも思わなかった。
 「あっ………! 野郎!」
 その時、剛は自分が登ってきた松の木に、小型テレビのカメラを抱えた男がよじ登りはじめたのを認めた。
 テレビ局の人間だろう。
 警官が押しとどめるのを無視して、男は強引に登ろうとしているようだ。
 「これでもくらえっ!」
 剛はゴミ箱に入っている二人分のオシッコを、木に登ったテレビ局の男にブチまけた。
 「ひゃーっ………!」
 男は顔中をビショビショにし、目に入ったのか、そのままカメラを抱えて木から落ちていった。
 「百合江のションベンだ。有り難いと思え。半分はおれのも混じってるけど」
 剛は高らかに笑いながら、全裸のままの百合江をベランダに引き立てた。
 そして百合江の顔が下の連中に見えるように、彼女をバルコニーの手すりにもたせかけた。
 「いいか、この松の木には登るな。もっと遠くからなら、いくらテレビ中継したっていいぞ。百合江のヌレヌレのオマンコをアップで放映しろ」
 剛は言いながら、百合江の腰を抱え、バックから陰茎をあてがった。
 衆目の中でも陰茎は雄々しく勃起し、剛は腰を突き進めてヌルリと挿入した。
 「アアッ………!」
 百合江が顔をのけ反らせて喘ぎ、下の連中は百合江が貫かれたことを知ったようだ。

100 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:16:08
「畜生! 殺してやる!」
 「山尾。お前は卒業直前で退学だぞ!」
 百合江ファンの級友や担任教師が口々に叫んだ。
 「黙れ! どうだ羨ましいか」
 剛は完全な躁状態になり、ヒーローにでもなったように叫び、リズミカルに腰を突き動かした。
 「どうだ。百合江は嫌がっていないだろう? おれが一晩で仕込んだんだ。彼女のオマンコはビショビショだぞ。フェラチオもこのおれがタップリ教えてやったんだ」
 剛は言いながら、百合江の粘膜と襞の感触に次第に高まった。
 実際、百合江は大勢の人々や肉親に見られ、死ぬほどの恥ずかしさと屈辱に苦しんでいるが、驚くほど大量の愛液を溢れさせているもの本当だった。
 日が昇りはじめ、ヤジ馬の数はさらに増えていった。遠くの二階家の窓からは、双眼鏡でこちらを眺めている者もあった。
 警官たちは百合江を気づかい剛に手をこまねき、さらにヤジ馬の整理や制止に追われていた。派出所の人員だけでは手におえず、市警にも連絡を取っているだろう。
 テレビ局のカメラも何台かやってきたが、なにしろ百合江が全裸のうえ、ベランダで犯されているので、中継するかどうか迷っているようだった。
 「あ………、ああっ………!」
 百合江が頬を上気させて喘いだ。
 彼女が反応するたびに、ヤジ馬たち、特に男たちはしんと静まりかえり、息を呑んで百合江の声や表情に注目した。
 喜美江と菜美は、あまりのことに見ていられず、近所の家で休ませてもらっているようだ。
 さっきまで毒づき、何か叫んでいた剛の伯父伯母も、もう姿が見えないところをみると呆れて引き上げてしまったようだ。あるいは周囲の人に、剛の教育やしつけについて責められたのかもしれない。
 何と言っても小さな町だ。顔を見ればどこの誰だかすぐわかるし、剛が今まで伯父伯母に虐げられていた家庭の事情などもみんな知っているのだった。
 「くっ、いくぞ。もっと締めつけろ。腰を振れ!」
 剛は次第に腰の動きを早め、息を弾ませた。
 「あうう………、ダメ………!」
 両脇から廻された手で乳房をわし掴みにされ、百合江が顔をしかめて身悶えた。
 「くそっ………、百合江ちゃんのアソコは、気持ちいいんだろうな………」
 見ていた高校生たちが、ゴクリと生唾を飲んで呟いた。
 ピチャピチャと湿った粘膜の摩擦音が、しんとなった群衆の耳にも届いているようだった。

101 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:16:40
記念100age

102 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:32:32
「うおおっ、出る………」
 剛は激しく衝き上がる快感に呻き、百合江の肉の奥に向かい、したたかに放出した。
 自分の絶頂時の表情を人々に見られるのも別に恥ずかしくなく、むしろスーパーアイドルの百合江を犯しているのだということで誇らしい気持ちがした。
 剛は射精しながら全身をヒクつかせ、百合江も悩ましい表情で、何度かガクンガクンと全身を脈打たせた。
 そしてようやく剛が力を抜き、百合江もグッタリとなってバルコニーにもたれかかると群衆までが声にならぬ吐息を洩らした。
 朝日が当たっているとはいえ、全裸で真冬のベランダにいたのだ。すっかり身体が冷えた剛は、百合江と一緒にまた部屋に引き上げることにした。
 「少し休憩だ。回復したらまた見せてやる。今度は顔面発射がいいか、尻の穴にブチ込もうか。楽しみにしていろ」
 剛はそう叫んで部屋に入り、ピシャリと窓を閉めた。
 「完全に錯乱している………。どうにもならん」
 警官たちが言い、二人の姿がベランダから見えなくなったので、仕事を見つけたようにまた群衆の整理をした。
 また何人かは菊池家の玄関から入り、そっと二階に上がって百合江の部屋を窺ったようだが、ドアがピッタリ閉ざされているうえ、剛を刺激してはいけないので手をこまねいて引き上げてきた。
 本当かどうかわからないが、ガソリンが用意してあるという情報もある。まして地元出身の有名人が人質だけに、地元警察は特に慎重だった。
 それに、百合江の貞操が散らされる前なら、群衆の怒りや警察への不満が爆発したかもしれないが、百合江はもう何度も犯されてしまったのだ。
 処女の清純派女優だけに、一度やられてしまったのなら仕方がない、というような諦めの色が群衆たちにはあった。
 だからヤジ馬たちにはもう、百合江が無事に救出されることよりも、いかに男たちの淫らな好奇心を満足させてくれるかという、残酷な期待が無意識のうちに蔓延しているようだった。
 部屋に戻った剛は、ティッシュで互いの股間を清めてから、百合江と一緒に毛布にくるまった。
 「どんな気持ちだ? もうここまできたら、恥ずかしい写真を撮られるのを嫌がるどころではないだろう」
 剛は身体を暖め合いながら、百合江の柔らかな肌を愛撫し、彼女にも陰茎を握らせて揉ませた。
 もう何度でも勃起したし、いくらでも射精できた。
 八方塞がりの剛にとっては、今は性欲と快感だけがすべてであり、それを止めたときには逮捕と人々の罵倒が待っているのである。
 普段は真面目で目立たない高校生だったし、家庭の事情で同情すべき点もある初犯ということで、少年刑務所まではいかないだろう。少年院に少しの間入って、間もなく放免されるに違いない。
 あとは博多でも東京へでも好きなところに行き、働き口ぐらいいくらでもある。逆に伯父伯母と縁を切る良い切っ掛けにもなるだろう。
 むしろ考えようによっては、これから本当に天涯孤独で、気楽で好き勝手な人生がはじまるのかもしれない。
 あとは百合江と、彼女の母と妹が立ち直れば良いだけだ。
 剛は百合江を抱きしめ、唇を重ねて彼女の甘い舌を探った。
 百合江はじっと動かず、むしろ群衆の前に出されるよりも、こうして布団の中に潜り込んでいる方が安心するように従容として剛の翻弄に任せていた。
 「早く人質を解放しなさい。罪が重くなるぞ」

103 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:33:29
また外から声がした。
 市警の連中がやってきたのだろう。しかも、もうすっかり明るくなっているから、今度はスピーカーを使っていた。
 剛は百合江をベッドに潜り込ませたまま、部屋にあったポータブルテレビのスイッチを入れた。
 「見ろ。この家を映してるぞ」
 剛は他人事のようにニヤニヤ笑って言った。
 画面にはこのバルコニーと二階の窓が映され、「一体犯人は、百合江さんをどうしているのでしょう。安否が気づかわれます」などというアナウンスが入っていた。
 剛が全裸の百合江を中に引っ込めたので、安心して窓を映しているようだった。
 「ただ今、警察の説得が続いております。あっ、犯人が顔を出しました」
 剛が窓から顔を出すと、レポーターの声がすぐテレビから流れてきた。
 「やかましいから、もうみんな帰れ」
 剛は下の連中に言った。
 「要求を聞こうじゃないか。金か? 逃走用の車か?」
 年嵩の警官が、時間を稼ぐように言って剛を引き止めようとした。
 「おれは自転車しか乗れないんだ。車なんかいらねえ。さっきから言ってるように要求はひとつだ。飽きるまで百合江とやらせろ。そして、あとで寿司でも取ってくれたら言うことはねえ」
 そう言って剛は窓を閉めた。
 「犯人はふざけたことを言っております」
 テレビからレポーターが言い、剛は苦笑した。
 「確かに、ふざけてるかもしれねえな」
 しかし今の剛には、真面目にやることがバカバカしく、深刻になっている外の連中がみな滑稽に見えた。
 そして布団をはいで百合江を仰向けにし、また身体を重ねはじめた。
 その時、部屋のドアがドンドンと叩かれた。
 「警察だ。ここを開けなさい」
 どうやら剛が高校生ということもあり、あまり手をこまねいているのも芸がないので強行突破を計画したようだ。
 「下へ降りろ! ガソリンに火をつけるぞ!」
 剛はナイフを手にして叫んだ。
 「君は自転車で来たんだろう? そんなものを積む余裕はなかったはずだ」

104 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:34:01
ドアの外から警察官が言う。
 「そうか。だがナイフぐらいは持っているぞ。早く下へ降りなければ、百合江の指を一本ずつ切り落とす」
 剛は言い、百合江の乳首を思いきり指でつねり上げた。
 「キャーッ………!」
 百合江が激痛に悲鳴をあげた。
 「ま、待て! わかった。降りるから彼女に危害を加えるな」
 警官は言い、いったん諦めて階下に降りたようだ。
 剛はそのまま百合江の乳首をチュッと含んだ。さらに、ナイフの刃先で百合江の滑らかな肌をスーッとたどった。
 「アウッ………!」
 百合江は肌を切られやしないかと全身を硬直させ、小さく呻いて呼吸を震わせた。
 「愛してますと言ってみな」
 剛は乳首から顔を上げ、囁くように言った。
 「い、いや………、お願い、ナイフをしまって………、切れちゃう………」
 百合江は甘く生ぬるい匂いを揺らめかせて、切れぎれの息とともに言った。
 ナイフの刃は百合江の乳房の脹らみに軽く触れ、肌の丸みをたどって脇腹や下腹部の方にまでゆっくりと移動していった。
 「そらそら、言わないと白い肌に傷がつくぞ。心の傷なんか気の持ちようですぐ治るが、肌の傷は残るぜ」
 剛は、緊張した百合江の肌をあちこちを刃先でたどり、たまに屈み込んで舌を這わせたり、血が出ない程度にナイフでチクリと百合江の肌を刺激してやった。
 「アアッ………! やめて………」
 「さあ、剛さん愛してますと言うんだ」
 ここまできた以上、剛の目的は嘘でもいいから百合江に愛されることなのかもしれなかった。
 「本心でないセリフの得意な女優でも言えないか? それなら、これはどうだ?」
 剛は仰向けの百合江の股間に顔を寄せ、ふっくらとしたヴィーナスの丘に煙る恥毛を指でつまみ、剛はナイフでプツプツと切っていった。

105 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:34:42
「あ………、いや、やめて………」
 百合江は肉まで切られるような恐怖と、恥毛を引っ張られる痛みに呻いた。
 「そら、どんどん毛が無くなっていくぞ。切った毛をファンにプレゼントしたら喜ばれるだろうな。そして、ツルツルになったワレメをテレビ中継してもらうんだ」
 「いやっ………! 言います………」
 「よし、心を込めて言ってみな」
 剛はナイフを外し、百合江の顔を覗き込んだ。
 「た、剛さん………、愛してます………」
 「ダメだダメだ、そんな演技じゃ学芸会のヒロインだって努まらねえ。もっと感情を入れて言い直せ」
 「こ、これ以上、何が望みなの………? もう充分じゃない………。何を言わせたって、あたしの心までは取れないのよ………」
 百合江は涙を溜め、哀しげに剛を見上げて言った。
 「余計なことは言わなくていい。決められたセリフだけを言え」
 剛は再びナイフを構えようとすると、百合江は睫毛を伏せ、話にならないというふうに絶望的に首を振った。
 「た、剛さん、愛してます………」
 「心からおれを愛しているか?」
 「はい………」
 「おれのチンチンをおしゃぶりしたいか?」
 「はい………」
 百合江は感情を込めるどころか、もう人形のように無表情になって言った。
 剛もそれ以上やり直させず、百合江の胸を跨いで屈み込み、陰茎を唇に押しつけてやった。
 百合江は力なく口を開き、ヌルッと喉の奥まで受け入れた。そして機械的に舌を動かし、口の中に唾液が溢れるとコクンと喉を鳴らして飲み込んだ。
 「そうだ。フェラはだいぶ巧くなったな………」
 剛はうっとりと力を抜いて言い、続けざまの射精に萎えかけていた陰茎は、たちまち温かい百合江の唾液にまみれてムクムクと脹れ上がっていった。

106 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:35:06
やがて剛は陰茎を含ませたまま向きを換え、シックスナインの体勢になって百合江のワレメに屈み込んでいった。
 ムッチリとワレメを押し拡げて顔を埋めると、もういくら入口付近だけティッシュで拭いても、奥の方からは何回もの混じり合ったザーメンの匂いが漂ってきた。
 初々しかった花びらのような小陰唇は、爛れたようにめくれっぱなしになり、内側のピンクの粘膜もまったく乾く暇もなかったようだ。
 そして昨夜は入浴後だったが、一晩ひっきりなしに愛撫され、何回か放尿し、肌も汗ばんで、恥毛の隅々や肌のあちこちには百合江本来のナマの体臭がふんわりと感じられはじめた。
 剛は、包皮の下からつんと突き立っているクリトリスをそっと舌でくすぐり、やがてチュッチュッと吸いつきはじめた。
 「ク………、アウウ………」
 陰茎を深々と含んでいる百合江が、反射的にチュッと強く亀頭を吸いながら、くぐもった呻き声を洩らした。
 剛は百合江の喉の奥まで陰茎を突っ込み、彼女の鼻に密着させた陰のうを熱い呼吸でくすぐられながら、クリトリスを舐め廻し膣に指を入れてクチュクチュ蠢かせた。
 百合江のワレメの内側全体は、ネットリと溢れた蜜に彩られていた。ちょっぴり滲んだザーメンに混じり、百合江自身の白っぽい分泌液も滲みでて、剛の舌をトロリと濡らして秘めやかな匂いを籠もらせた。
 やがて剛は百合江の舌の感触に、昇りつめそうになる前に腰を引いた。
 もう外のようすからいって、あと一回ぐらいの射精が限界だろう。最後の一回は大切に使いたかった。
 陰茎はもう完全にそそり立ち、百合江の唾液にテラテラと光沢を放っていた。
 百合江も唇を唾液にヌメらせ、仰向けのままハアハア息を弾ませていった。
 そして剛がクリトリスに触れるたび、ビクッと肌を波打たせて悩ましげに腰をクネらせるのだった。
 「さあ、どこに突っ込まれたい? まだオマンコの穴がいいか? それとも尻の穴にもう一度挑戦してみるか?」
 剛はヌルヌルと百合江のワレメをいじりながら言った。
 「最後だけは、お前の好きなところで射精してやるよ」
 「お、お願い………、口で………」
 百合江が小さく言った。
 「そうか。尻は痛いし、オマンコだとまだ妊娠の可能性もあるもんな? よしよし、全部飲ませてやる。あるいは、顔中に飛び散らせて、テレビ中継されるのもいいな」
 剛は言い、自分が仰向けになって上から百合江を屈み込ませた。
 ベランダに出てやってもいいのだが、外は寒いし、それに最後の一回なら二人だけでゆっくりしたかったのだ。
 つけっぱなしのテレビは、相変わらずこの部屋の窓を外から映し、同じようなレポーターのセリフが流れるだけであった。
 百合江は、形良い唇を丸く開き、亀頭をスッポリと含んだ。

107 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:35:29
そして、これが本当の最後だと思い、百合江は自分から舌をからませ、頬をすぼめて強くチュッと吸いついた。
 しかし剛同様、百合江自身も、この行為が終わって剛から解放された自分がどうなるのか、まったくわからなかった。
 だから剛の陰茎をしやぶりながら、すぐに終わって良いものかどうか、百合江はちょっぴり不安だった。
 「もっとベロを動かせよ。お前のも舐めてやるから、上から跨いできな」
 剛は言い、百合江を上にしたシックスナインになった。
 剛は百合江の豊かなお尻を抱え、ヌルヌルしているワレメやクリトリス、顔を上げて指で拡げたアヌスまで念入りに舐めてやった。
 そして唾液と愛液にヌメッた膣やアヌスに、剛はズブズブと指を押し込み、奥の方までグネグネと刺激してやった。
 「アウウ………、ウグ………」
 百合江は喉の奥まで陰茎を含んで吸いながら、お尻をクネクネさせて身悶えた。
 それでも降参しないよう、百合江は必死になって剛の尿道口や陰茎の裏側全体に舌を這い廻らせ、滲んでくるカウパー腺液をピチャピチャと舐め取った。
 「く………、そろそろいくぞ………」
 剛は息を詰めて呟き、やがて射精前に百合江の顔を陰茎から突き放した。
 そして手早く百合江を仰向けにし、その胸に跨った。
 「いた………、やめて、強くしないで………」
 剛が百合江の胸の谷間に陰茎を置き、左右の乳房で挟みつけキュッキュッとしごきはじめると、百合江が顔をしかめて首を振った。
 「すぐだから我慢しろ………」
 剛は次第に高まる快感に喘ぎ、両手に力を入れて乳房で陰茎をマッサージし続けた。
 百合江のオッパイは血の気をなくしてムチムチと震え、掴んだ剛の指の間からもムッチリとはみでるほどの弾力と柔らかさに満ちていた。
 陰茎だけでなく、陰のうは百合江の滑らかな肌にこすりつけられ、剛のアヌスも、百合江の柔らかな腹部にピッタリと密着していた。
 「くぅっ………、最高だ、百合江、おれの女神………」
 剛は激しい快感に貫かれて、上体を反り返らせて身悶えた。
 「あっ………」
 乳房の間から勢いよく飛び散ったザーメンが、百合江の顔に届くほどの放物線を描いて彼女は声をあげた。
 絶頂にむせぶ陰茎はリズミカルにピュッピュッと白濁した粘液をほとばしらせ、百合江の片目をつぶし、鼻筋を汚し、唇や頬まで涙か涎のように濡らして肌をヌルヌルと這い廻った。
 剛は百合江の乳房を力いっぱい左右から握り締め、懸命に腰を揺すって最後の一滴までドクンと絞りだした。
 そして手を離し、剛は前屈みになって、ヌメッた尿道口を百合江に舐めさせた。さらに彼女の顔中のザーメンを指でかき集めて、半開きにして喘いでいる百合江の口の中にトロトロと流し込んでやった。
 剛は快感の余韻のなか、満足げに百合江を見下ろした。
 その瞬間、部屋の窓とドアが同時に破られ、おびただしい数の警官が突入してきた。
 ひょっとしたら遠くから双眼鏡でこの部屋を覗き、剛が射精してグッタリなったところを見計らってきたのかもしれなかった。
 「神妙にしろ! いい思いしやがって!」
 剛は抵抗する間もなく取り押さえられ、若い警官に嫌というほど頭をぶん殴られた。
 そして心の片隅でチラと、逮捕が射精した後で良かったと思った。

108 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 18:38:12
ここまで、後はない
終わり

109 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 10:16:23
 車は、白いギャラン・シグマ。手をあげた瞬間、麻美は、目をつむり、通り過
ぎてくれることを祈ってさえいた。国道一号線。辺りには人影もなく、雑木林が
続いている。箱根越えの道である。
 ギイーッと、目前で車が停まる様子に、麻美は息をのんだ。ピッタリと腰にフ
ィットした赤いジーンズ、上にはピンクのブラウス。花の季節にふさわしい少女
の装いであった。
 高杉麻美は、高校三年生になったばかり。オカッパ髪を肩にたらしている。顔
だちは面長、しかも彫り深く、艶やかな小麦色の肌。ハーフのような妖しさが眼
や唇、胸元にあった。
 「どこまで行くんだよ」
 停まった車の窓からドライバーに代わって、後の座席の男が声をかけた。
 「御殿場(ごてんば)に行きたいんですけど、あちらの方へ行きませんか」
 「御殿場?」
 ちょっと当惑したように男は、前の助手席の男と声を交わした。
 「行かなければいいんです」
 「OK、乗れよ」
 早速、運転席の男がドアを開けた。麻美は、冷静を装ったが、やはり心は、う
わの空。車の三人は大学生のようである。年齢は二十歳をちょっと過ぎたあたり。
セーターに大きくK大学のマークが入っている。

110 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 10:16:40
 「本当にいいんでしょうか」
 「いいんだよ。どうぞ、どうぞ」
 思いきって麻美は、車に乗り込んだ。
 単独のヒッチハイクなど、初めてである。しかし、それは麻美のグループで計
画したことであり、もう引っ込みはつかない。春休み、麻美たちは、三人の仲間
でハイキングに箱根に来たが、三人それぞれ箱根の山でアバンチュールを試みる
ことになった。
 ヒッチハイクで御殿場の東名インターチェンジまで行く約束をしたのだ。しか
し、正直なところ麻美は、見ず知らずの車をいきなり停めて、それに便乗して目
的地に行くなどという冒険は、初めてであった。それだけに、車を停めるという
行為だけにもう興奮していた。しかしいざ乗ってみてなんだが拍子抜けの思いが
する。みんな、いい人みたい。
 「本当に御殿場の方へ行っていただいていいのでしょうか」
 「いいんだよ、いいんだよ。美人のためならどこまででも行きますよ。どうせ
ぼくたちはドライブに来たんです。行く先は、どこだっていいです」
 陽気な学生たちである。ほっとすると、今までの崖から飛びおりるような不安
な思いが、おかしかった。彼らは、麻美にいろいろ話しかけてくる。麻美は正直
に答えた。ただ、少し当惑したのは、後の座席に乗ったものの、両側に男性がい
て、窮屈なことであった。

111 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 10:17:01
 さっきまで助手席にいた日焼けしたサーフィン好きの学生が、横に来たからで
あった。よく、車で誘われていたずらをされるとか、ある時は殺されるというよ
うな事件は知っている。しかし、世の中、そんな物騒な連中ばかりではないのだ。
 やがて車は、一号線から御殿場を抜け富士吉田に向かう一三八号線に入った。
三十分ほど走り、前方に富士が見え始めた頃、いきなり車が、国道から雑木林の
中に入ってゆく。
 「あらっ、どこへいくの」
 話しにはずんでいた最中だが、麻美は、突然のコースの変更に驚いた。
 「こちらが近道なんだよ」
 手短かに、ハンドルを握ったタツと呼ばれる学生が答えた。雑木林はまだ冬枯
れのままで、だんだん道は狭く、心細いほどに人の気配もなくなった。
 「本当に近道なの………」
 不安になってもう一度問うと、隣の一番背丈のある学生の吉行が、肩に手をか
けた。
 「ちょっと、つきあってほしいんだよ」
 「なにをつきあうんですか」
 思わず麻美は緊張して、つっぱねるように答えた。
 「可愛いからね。おれたちだいぶムラムラッとしちゃってんだ」
 「冗談やめてください」
 「冗談じゃねえよ。そうカッカしなさんな」
 そういい、いきなり肩を引き寄せ、頬にキスした。あわてて麻美は、突き放し
た。すると今度は逆の方にいたシオという男に、背後から両腕をつかまれた。
 「やめて−−。やめてください。お願い!」
 冗談ではないと思い、麻美は金切り声になった。今しがたまでの解放感はいっ
ぺんに吹きとんだ。
 吉行が、彼女の赤いジーンズに手をかけた。そしてホックをはずし、ファスナ
ーをおろし、まるで獣の皮でもはぐように、狭い車内で麻美のジーンズを下着ご
と脱がそうとする。
 「やめて、お願い、助けて!」
 恥も外聞もなく、麻美は叫んだ。しかし容赦なく男は、足をばたつかせ腰をふ
る麻美から、ぴったりとフィットした赤いジーンズを、下着と一緒にむしりとっ
た。

112 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 10:17:34
 白いまだ熟しきらない感じの下半身が、むきだしになった。その両足を吉行は
グッと握って離さず、二人がかりで押さえつけた。しかも吉行は、双脚をかかえ
込み、黒いものがチラチラする麻美の花のはざまに顔を押しつけた。一方、背後
から両腕をとってはがいじめにしている男が、ブラウスのボタンをむしりとり、
顔にかぶせて、両手で乳房を掴み顔を押しつけてくる。
 「やめて………」
 泣きながら麻美は叫んだ。
 男たちは座席の上に麻美を乗せるようにして、二人がかりで上半身、下半身を
むさぼり始めた。
 <殺される!>そんな恐怖感が全身を駆け抜ける。裸にされた部分がひどく空
白で、冷たい風が抜けて行く。
 「やめて、お願い、やめて! 誰か来てください!」
 声をかぎりに叫んだつもりであったが、喉がかすれて、声になっていなかった。
車は徐行を始めていた。いつか、麻美は全裸にされていた。
 突然、車が停まった。ドアが開いて、男たちが外に出る。麻美は引きずり出さ
れた。しゃがみこもうとすると、
 「心配するなって、可愛がってやるからさ。あんた初めてじゃねえんだろ。ち
ょっと可愛がらせてもらうだけさ。心配することねえよ」
 そういうと、背後から麻美を吉行が抱きかかえ、雑草の上に麻美を押し倒そう
とする。

113 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 10:17:54
 「やめてください」
 麻美は夢中で逃げようとした。すると男は、
 「逃げられちゃあかなわねえよ」
 そういい、押し倒すと、自分のズボンを引きおろし、たくましく育ったそれを、
背後から押しつけてきた。はいずりながら、全裸の麻美は、逃げようとした。男
たちは獲物を前にいたぶる獣のように、他愛なく裸の麻美を三人がかりで押えつ
けると、両手足を持ってまるで裏返しにするように仰臥させた。そして、二人の
男が両手両足を押え、股を開き、その間に一人の男が入ってきた。もはや誰がど
うしているのか、麻美にはわからなかった。
 激しい痛みが下肢のはざまに走った。強い圧迫感で、彼女は逃げるようにもだ
えながら悲鳴をあげた。だがより強い痛みが貫き、まるで棒切れをさしこまれる
ような感覚の中で、麻美は失神状態に陥った。
 それにしても麻美の乳房は、椀形で、高校生には珍しいほど大きい。だが、ウ
エストからヒップにかけては、熟れきらない青さが感じられる。
 どれほどの時間がたったであろう。もはや下半身は麻痺して、どうなっている
のか麻美にはわからなかった。違った男が麻美を抱きしめている。男の激しい息
づかいが、吹きすさぶ嵐のように聞こえた。カッと体の内部が熱くなる。同時に
男が麻美の体の上でぐったりとなった。

114 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 10:18:10
 ふっと瞼を開くと、もう一人別の男が、麻美の顔を見つめている。ハッとして
麻美は、目をそらせた。
 「早くしろよ」
 すでにほかの二人は、車の中。声は車の方からした。もはや麻美は逃げる気力
も体力もなく、ただ魂のぬけがらのような体を横たえているだけであった。男が
体を離した。そしてズボンをあげながら、
 「ごめんな、悪かった………」
 そう気弱げに呟き、ちょっと悲しそうな目でなお麻美を見つめた。麻美は呆然
とその少年っぽい顔の大学生を見守った。彼は目をそらし、車の方へ戻ると、車
の中に脱ぎ捨てられていたジーンズやブラウスや下着を持ってきて、そっと全裸
の麻美の体の上に置いた。
 「おい、早くしろ」
 車の中からほかの連中がまた叫んだ。男は、
 「悪かったな」
 またそういってから、車に引き返した。車が動き出した。車は雑木林の奥へ抜
けて行く。やがてその姿は消え、エンジンの音もしなくなった。小鳥の囀(さえ
ず)りが妙に耳に沁みる。
 これは夢だろうか。麻美は悪夢を見ているように思った。死んだのかもしれな
い。体をそっと動かしてみた。痛い! 死んではいない。そう思ったとたんに、
激しい慟哭(どうこく)がこみあげてきた。
 なぜあんなつまらない遊びをしたのだろう。手を上げて車を停めたりしたのだ
ろう。

115 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 10:18:43
 悔みきれないものがこみあげてくる。
 それが涙に変わる。
 あの男たちを恨む気持より、自分を蔑(さげす)みたかった。
 泣きながら麻美は、破れたジーンズをはき、ブラウスに腕を通した。みすぼら
しい自分の痛む股の間から、ぬるぬると気持の悪いものが流れ落ちる。麻美はそ
れをそっとハンカチで拭った。歩くのが困難なほどに痛む。泣きじゃくりながら、
雑木林の中を足を引きずりながら歩いて、もと来た国道の方へ向かっていた。や
っと男たちに対する憎しみが湧きあがってくる。
 「畜生! 畜生!」
 麻美は、もう誰を愛することもできなくなったような、絶望感にひたっていた。
 途中の雑木林の中で、麻美は坐りこんだ。こんな恰好で仲間の所へ行くわけに
はいかない。とにかく最悪のことが起こった今は、うろたえてはならない。そう
自分にいいきかすために、麻美は、しばらく石の上に腰をおとして、落着くのを
待った。
 それから空を見上げた。白い雲が流れている。そこに、村上和彦の顔が浮かん
だ。初恋の人である。
 「さよなら、和彦………」
 麻美は呟いた。不思議と和彦の顔が消えて、あとに再び白い雲が浮かんでいる。
 <絶対許さないわ。どんなことがあってもあの三人を見つけ出して、気がすむ
ようにしてやらなくっちゃ………>
 麻美は胸の中でいいきかせるように呟き、涙を拭った。

116 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 10:19:09
「絶対、絶対、許さない」
 国道に出ると、麻美は、手を上げて車を停めた。
 「どうしたんだね、その恰好は………」
 ゴルフ帰りらしい中年の男が眉をひそめた。
 「少しふざけすぎちゃったんです」
 「ふざけたってどういうことをしたんだね」
 「殴りあいしたんです。タイマンっておじさんご存知?」
 「ああ、決闘のことかね」
 「そうよ」
 「近頃の女の子はやるねえ」
 「服がこれじゃ帰れないわ。ねえ、おじさん、お風呂に入ってブラウスだけで
も着かえなくっちゃ、帰ってママに叱られちゃう」
 「そうだろうねえ」
 「ねえ、どこか連れてってくれないかしら、お風呂に入れる所。それから一枚
ブラウス買っていただけない。わたし東京に帰るの。おじさん東京でしょ。車に
乗せて帰ってほしいの………」
 「それはいいけど………」
 「そうしてくれたら、わたしの体自由にしてくださって結構よ」
 「ほんとうに?」
 「嘘なんかつきません」
 中年の男性は急に無口になった。国道をまっすぐに下ってゆくと、前方に富士
がくっきりと眺められ、もう、東名のインターチェンジは間近である。

117 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 10:19:54
その左右の開けた田畑や雑木林の中に、色とりどり、そして形もさまざまなラブホテルが
林立している。
 「それじゃあ、お風呂のある所に連れていってあげよう」
 男はにんまりした表情で、アラビアン・ナイトに出てくるようなラブホテルの
中に、車を入れた。
 <吉行・シオ・タツ………>
 三人の男たちの名を麻美は、呪文のように口の中でなお繰り返していた。
 「さあ、お風呂に入りなさい。その汚れた体を洗って、浴衣に着がえるといい」
 アラビアン・ナイトに出てくる王宮のような尖塔のついたラブホテルの一室に、
中年男は、麻美を誘い入れると、親切にベッドの上の浴衣を手渡した。素直に麻
美は、それを受け取った。
 ヒッチハイクを試み、三人の大学生にレイプされた傷は、生々しくまだ麻美の
心にも体にも鋭い爪跡を残している。穢(けが)れを払うように、頭からシャワ
ーを浴び、全身に石鹸を塗り、洗った。しかし今なお、太い棒杭でも入れられた
ような鈍痛が、麻美のしなやかな張りのある双脚のはざまから、下腹部にかけて
残っていた。

118 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 10:20:23
 下着は血と糊状のものがこびりついて汚れ、太腿を伝ってぬるりとしたものが
なおも流れ落ちてくる。穢らわしい爬虫類の卵でも生みつけられたような薄気味
悪さを覚えながら、麻美は必死にシャワーで洗った。ヒリヒリと傷跡が痛む。
 なぜ男は、あんなことをするのだろう。女が欲しければ、もっと別な方法があ
るだろうに………。愛情のないセックスなんて、どんな意味があるのだろう。決
して許さない。麻美はまた、三人の大学生の名前を繰り返した。そしてなお体の
汚れを洗い流すため、湯をためたバスタブの中に、体を入れた。
 この後、どうしたらいいのだろう。家に帰ってなんと話せばよいのか、さっき
までの自分と今の自分は、もう百八十度も違った女に思えた。それに、このバス
ルームの外で待っているあの中年男、あんな分別臭い顔をした男も、やはりあの
車の大学生と同じことを考えているのであろうか。男は皆、ケダモノなのだ。そ
んな言葉の意味を麻美はいまはじめて思い知らされ、瞼を閉じた。涙があふれる。
 「どうかね。一緒に入っていいかね」
 突然、ドアの外でそんな声がし、ハッとした瞬間、ドアが開いた。全裸の男が
立っている。前も隠さず、ニヤリと白い歯を見せて笑った。
 ゾッと、悪寒が走った。白い豚のような肌をしている。腹が出て、胸毛がわず
かにあって、黒々としたものが股間を覆っている。だがそこにこぼれ落ちそうに
なった異形のものを見て、麻美はうろたえた。父親の体を、一瞬、連想した。恐
らく、四十五、六歳。額もかなり広くなって、頭髪は後退している。
 「わたし、もう出ます」
 あわててタオルで胸を覆い、麻美は立った。
 「いいじゃないか」

119 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 10:20:42
 麻美はバスタブの中に立ち上がったものの、出て行くと男の腕につかまれそう
な不安におびえ、再び、バスタブの中にしゃがんだ。湯をかぶり、男が入ってく
る。麻美は、さなぎのようにちぢこまり、その一方で、もうどうともなれという
やけっぱちな気持になった。
 背中を向けている麻美に、
 「きれいな体だね。可愛いお嬢さん」
 そんなことを呟きながら、男は肩に手をかけた。その瞬間、全身が鳥肌立った。
麻美の固くなっている体を、男は、自分の膝の上に抱き寄せた。男の奇妙に固く
熱いものが、ヒップに触れる。カッと血が逆流して、めくらみを覚え、麻美は、
「出ます。出させてください」と逃げるように、バスルームを飛び出していた。
 ベッドの中で横向きになっている麻美を、そっと背後から男が抱きかかえる。
麻美は浴衣を着ていた。こうなった以上、約束は果たさなければならない。もう
覚悟はできている。だとすれば、一刻も早く、すべてを終え、東京に連れ帰って
もらいたかった。
 「どうしたんだね。急に元気がなくなったね」
 そういいながら、男は、肩に手をかけ、麻美を自分の方に向かせた。男は全裸。
全身を硬直させている麻美の浴衣の紐を解き、すっと、衿の中に手を入れる。意
外と柔らかい手。それで乳房を覆った。
 「可愛い乳房をしているね」
 そういい、乳首を指先でそっとなぞり、一方の手を下の方に移した。
 瞼を閉じ、麻美は息をのんだ。レイプされた後の下半身はまだ、鈍痛としびれ
で、触れられることを自然に拒否している。しかし、体を与える約束をした以上、
耐えねば、と思った。

120 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 10:21:02
 無言で息をひそめている麻美の浴衣を開き、男は体を起こすと、裸身を眺める
位置から見おろした。ノーパンである。指先で下半身をひとなでし、それから内
腿を割るようにして、茂みの方に指をそえてくる。息がつまるほどの緊張感を覚
えた。鈍痛を覚える部分に指をそえられると、麻美は、「あっ」と、恐怖のため
に声をあげた。
 男は、やや戸惑いがちに麻美の手を自分の怒張したものに触れさせようとした。
薄気味悪く、とてもそれを握る心の余裕はなかった。麻美が拒絶すると、男は仕
方なく、指先を花びらにそえた。麻美はそれも拒絶したかった。それで仰臥した
体を横に向けようとすると、
 「おいおい、どうしたんだね」
 と、男はやや興醒めしたように呟き、もとの姿勢に戻す。
 なされるままに、麻美は上を向いたが、とても眼は開けられない。男は仕方な
く、麻美の双脚を開きその間に腰を入れた。一瞬、不安を感じて麻美は瞼を開い
た。白い下腹の出た男が、眼に映り、あわてて麻美は瞼を閉じた。男がインサー
トを始めた。全身がますます硬直する。麻美は掌を握りしめた。痛みが走る。
 「ああっ、痛いっ、痛い−−」
 と思わずあえぎながら、麻美は苦痛を訴えた。男は容赦せず、力を入れて、一
突き二突きするように、無理にも棒を押しこんでくる。
 「あッ、やめて、やめて、お願い−−」

121 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 10:21:35
 夢中でそんなことを口走りながら、麻美はベッドのシーツを両手で掴み、歯を
くいしばり、思わず背中を使って逃げようとした。だが、男は、そんな麻美を無
視して、強い力を加えた。その瞬間、麻美は意識が遠くなった。
ある瞬間から、再び麻美の下半身は、しびれたような状態になり、圧迫感に鈍
痛を覚えるだけに変わっていた。男の激しい息づかいに麻美はわれに返った。
 「おう、おう、おう」
 と男は呻き、麻美の下腹部が急に熱くなった。そして、再び麻美は、夢うつつ
の世界に陥っていた。
 強い力で抱きしめられていた体が解放され、男が麻美の上から離れた。
 「なんだ、こりゃ、ずいぶん出血しているなあ」
 男はびっくりしたように呟き、
 「おい、あんた、バージンだったのかい、それともメンス………」
 われに返りながら、麻美が答えられずにいると、
 「まさか、バージンじゃ………」
 と呟きつつ男が処理を始めた。なるようになれ、と思い、無言で麻美は男に背
中を向けた。男はすべてを終えると、それからバスルームに入った。
 その間に麻美は起き上がったが、妊娠のことが気になる。とにかく、もう昨日
までの自分と、今日の自分は違うのだ。一日にして、天国から地獄へ落ちたのだ。
同じことなら落ちる所まで落ちてやれという気持になる。
 バスルームから出て来た男は、さばさばした表情で、
 「さあ、遅くなるからもう帰ろう」
 と、麻美をせかせた。

122 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 10:22:09
 麻美は黙って、シャワーを浴びにバスルームに入った。いくら洗っても、体に
しみついた男の臭いが、拭いきれないもどかしさを覚えつつ、改めて麻美は、あ
のレイプで汚れたジーンズを素肌の上に直接はき、やむなく破れたブラウスをま
とった。そのわびしい衣服同様に、十七歳の心と体はずたずたに引き裂かれてい
た。そんな麻美を促し、男はラブホテルを出て、再び車に乗せた。
 こんな恰好で家には帰れない。約束通り、麻美は途中でブラウスや下着を買っ
てもらうつもりであった。そして男の車で東京まで連れて帰ってもらう予定だっ
た。
 ホテルを出て、車は、御殿場のそれらしい店に立ち寄った。男は、車を停める
と、
 「これを持って買っておいで」
 と麻美に二万円の金を手渡した。男を車に待たせ、不思議そうに見る店員の視
線を意識しながら、麻美は、ブラウスや下着を買い、車に戻った。
 東名高速を東京に向かう車の中で、
 「あんた、処女だったのかい」
 と、男がまた問うた。
 「そうだよ。バージンをあんたにあげたんだよ」
 ぶっきらぼうに麻美は答えた。
 「また、どうして」
 「どうしてって、バージンあげて不都合なことでもあるのかよ。男って感謝す
るんだろ」
 突然麻美は、自分の肉体の中に移り棲んだ小悪魔が喋るように言った。麻美も、
中学時代そして高校と、そんな言葉を使うツッパリ・グループの連中をよく知っ
ている。そして親しい間では、時にそんな言葉を使って得意になったりしたが、
今まで見知らぬ人や年上の人に、そんな言葉遣いをしたことはなかった。それな
のに、今、なんのためらいもなく使え、しかも自分にふさわしい言葉に思えた。

123 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 10:22:43
 「ちょっと驚いたな。しかしやっぱり女の子なんだねえ。いざとなると、カチ
カチになっているからなあ」
 男がふくみ笑いをしている。
 「ところでさ、おじさん、鈴木さんていうんだね。なにしているの………」
 車の中にあった免許証を手にとりながら、麻美は問うた。
 「サラリーマンだよ」
 「そう。でも、部長さんかなにか」
 「まあ、そんな所だろうね」
 麻美は、鈴木四郎と書かれた免許証の住所を確かめながら、それを暗記した。
 男は免許証を麻美の手から取った。
 「でもさ、おじさん、わたし、妊娠したらどうしようかな。やっぱ、おじさん
になんとかしてもらわなくちゃ困るんだよね」
 「おいおい、変なこといわんでくれよ」
 「どうして」
 「どうしてもこうしてもないだろう。さっきのことは、あんたの方からいいだ
したことなんだよ」
 「でもさあ、わたしはまだ未成年なんだよ」
 「いくつだ」
 「十七歳だよ」
 心配そうに男は黙った。麻美は、意外に中年男が、臆病なのを感じとりながら、
 「時々会ってほしいんだけどなあ。そうしないと心配だよなあ。それともおじ
さんみたいな地位のある人の子供なら、生んでもいいかなあ」
 麻美は、リクライニング・シートを倒し、ふてくされたように呟いてみた。

124 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 10:23:11
「お金が欲しいのかい」
 「そんなこと女にいわせんのかよ」
 「わかった。ここにこれだけの金がある。なにかの時に役立てるといい」
 男は、そういうと、ポケットから財布を取り出し、中を確かめさせるようにし
て、一万円札四枚を麻美のブラウスのポケットにねじこんだ。
 中年男の意外な側面を麻美は盗み見ながら、自分の父親もこんなのだろうかと、
思いつつ、
 「ねえ、おじさん………わたし、家出しようかな」
 と、いってみた。
 「馬鹿いうんじゃないよ。両親いるんだろう」
 「いるよ」
 「それなら、親の家に帰るのが一番だよ」
 「男って、おかしな動物だよ。悪いことしておいて、意見したり、ゴメンネっ
て、あやまったりさ」
 ふっと自分をレイプした三人組の最後の男、タツと呼ばれた大学生の顔を思い
浮かべて呟くと、鈴木は、顔を真っ赤にしている。
 それにしても、タツ以外の吉行やシオは、憎悪の対象になるのに、少年ぽい顔
のタツやこの中年男性が、憎めないのを麻美は不思議に思っていた。

125 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 10:23:40
 放課後、麻美は、校庭のコートでテニスのラケットを持って、ひとしきりサー
ブを練習をし、戻ろうとして体育館裏を通るとき、三年の女生徒が物陰で煙草を
吸っているのを見かけた。珍しい光景ではない。その連中は、長いスカートをは
き、胸元の大きく開いたブラウスの襟をのぞかせている。
 いつか、麻美は、変わっていた。あのようなレイプという事件を通して、新し
い世界に足を踏み出していた。
 めそめそするのはいやである。以前なら、そんな連中を見ると、目をそらして
歩くのだが、麻美は、ジロジロ見る彼女たちを見返しながら歩いた。
 「ちょっと、あんた、おいでよ」
 連中のなかのスミレが声をかけた。
 「わたしのこと?」
 「お前以外に誰がいるんだよ。とぼけんじゃないよ。ちょっとおいで」
 「なんの用だよ」
 ふっと、今まで使ったことのない、彼女たちと同じような言葉が、麻美の口か
らこぼれた。
 「へえー、お前でもそんな口たたくのかよ」
 くわえ煙草でマサエが近づいて来て、麻美の前に立った。

126 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 10:23:56
 「お前さん、いつからそういう口をきくようになったんだよ」
 「どんな口きこうといいだろ。口には税金なんかかかりゃしねえよ。どきな」
 邪険にマサエの肩をつきとばし、麻美は歩き出した。もうなにも恐ろしいもの
はない。ちょっとばかり恰好つけている連中に、馬鹿にされてたまるか、という
気持が麻美にはあった。
 「ふてえつらしやがって、ちょっと待ちなよ、あんた」
 煙草を捨ててスミレが駆けて来ると、マサエと二人で両腕を押えた。
 「なにするんだよ、離しな」
 やにわに麻美は、スミレのみぞおちのあたりにパンチを叩きこんでいた。
 ウッと鶏がしめられるような声をあげて、ヘナヘナと膝からくずれ、スミレは
お腹を押えてしゃがみこんでしまった。
 あとの二人が、びっくりしている。少なくともこの春三年生になるまでの麻美
は、こんなことのできる生徒ではなかった。むしろ、ブリッ子であった。
 もちろん今も、長いオカッパ髪の外見は以前と少しも変わっていない。しかし、
牙をむく者には、つい牙を見せてしまいたくなる。そのまま歩き始めると、
 「ちょいと待ちなよ。黙って行くつもりかよ」
 マサエが叫んだ。
 「悪かったね」

127 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 10:24:43
 一瞬のうちに、麻美はブリッ子に返った。そして切れ長の目を細め、ウインク
すると、そのまま駆け出した。ツッパリ連中は、あっけにとられて、しゃがんで
しまったスミレの顔を覗きこみ、背中をさすったりしている。
 更衣室に入ってから、麻美は急に足が震え出した。あんな思い切ったことが、
どうしてできたのだろうか。そう思う一方で、人間とことん落ちれば恐いものな
んかないんだ。仕返しに来るんなら来てみろ、と自分にいいきかせて、闘争心に
油を注ごうとした。
 しかし制服に着がえるため、白いウエアを脱いだとたん、ドアが開いた。ふり
かえると、さっきの三人が、風のようにすばやく入って来て、ドアを閉め、中か
ら鍵をかけた。
 「さっきは、よくやってくれたよなあ。ただですまそうなんて思ってるんじゃ
あるめえな」
 スミレが近づくなり、ほかの二人が麻美の両腕を押えると、いきなり膝げりを
くわせた。
 ウッと呻き、崩れようとしたが、二人の仲間はなお膝げりの標的にする。パン
ティとシャツ一枚の麻美の髪をつかみ顔をあげると、なおも膝げりをくわせ、ポ
ケットからキラリと光るものを見せた。片刃をテープでとめたカミソリである。
 「これで顔をズタズタにしてやろう」
 スミレが憎々しげに呟き、乳房でふくらむ胸元に当てるとスーッと引いた。鋭
い痛みが走るのと同時に、白いシャツが裂け、中から赤い血がにじむ。

128 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 10:25:30
麻美は恐怖に蒼ざめながら、
 「殺したけりゃ、殺してみな」そう叫び、つづけて、「だがよ、間違っちゃい
けねえよ。おれの後に誰がついてるかわかってるんだろうな」
 と、言ったが、それはハッタリであった。
 しかし、あのレイプを受けた時以上に、恐ろしいものはもうこの世にないよう
に思えた。
 「誰が後ろにいるんだよ」
 「バンだよ。バンならあんたら知ってるだろう」
 三人は顔を見合わせた。
 この白鳥高校にあって、伴勝利(ばんかつとし)を知らない者はないだろう。
父親が伴組の組長で、ゆくゆくは二代目を継ぐ人物である。それだけに、そこら
のツッパリグループも、番長グループも、彼にだけは手が出せない。子供と大人
の格の違いがあった。とはいえ、伴勝利自身はごく普通の、むしろ真面目過ぎる
くらいの生徒である。
 「ただじゃあすまねえよ」
 麻美の言葉に、三人が手を離した。それから、スミレがヒステリックな顔にな
って、
 「てめえ、それ本当かよ。嘘だったら承知しねえからな」
 「いいとも。聞いてみな」
 だが、もちろん麻美の言葉は嘘であった。

129 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 10:25:51
 前々から麻美は伴勝利に対して好意を抱いていた。彼は、全国的にも名を知ら
れている伴組の二代目総長の跡目という訳だが、本人は、ごく当たり前の生徒で、
色白で、顔立ちも知的で彫り深く、脚の長いスマートな生徒であった。勉強の方
もなかなか優秀で、運動の方も万能選手、たいていの女生徒は惹かれていた。
 それだけに麻美は、急場しのぎに喋ってしまった。恐らく、スミレたちはすぐ
真偽のほどをさぐるだろう。その前になんとか話をつけておかなければ、そう思
い、生徒名簿で伴勝利の住所と電話番号を調べ、思い切って電話した。
 「わたし、Aクラスの高杉麻美です。お話するの初めてですけど、お願いがあ
るんです。助けると思って聞いてください」
 麻美は、受話器を握って、必死の思いで喋った。
 「ああ、知ってるよ。どういうことかわからないけど、話してごらんよ」
 緊張し、声がひきつれそうになったが、意外にも、思いやりのある返事をして
くれる。
 「今夜、お目にかかれないでしょうか」
 「いいよ」
 その言葉に、麻美は駅前の喫茶店を指定し、八時に落ち合う約束をした。
 八時前に麻美は喫茶店に出かけたが、彼が来るまで胸はときめき落ち着かない。
彼の姿を見るなり、体が震え、硬直した。目の前に座った時には、顔がほてり、
しばらくはなにを喋っているのか、自分でもわからなくなった。

130 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 10:26:08
「すみません」
 と麻美はテーブルに頭をこすりつけた。
 「どうしたんだよ。謝られる覚えなんかないけどさあ」
 「あるんです」
 「なぜだよ。突然じゃわからないよ」
 「わたし、あなたのことを恋人だといったんです」
 「恋人?」
 「はい」
 「誰にいったんだよ」
 「スミレたちです。やられそうになったから、そういえば助かると思ってとっ
さに喋ったんです」
 「へえー、それで、どうなったんだよ」
 「お陰様で、助かりました」
 全身がほてり、体が、宙に浮いているような気持で喋った。
 「だったらいいじゃないか。ああいう連中にからまれたんじゃどうしようもな
いからな。しかし、ぼくの名前で、よく助かったなあ」
 「神様みたいに効き目があったんです」
 「ヘエー」と伴は、自嘲するようにいい、「親父が親父だからなあ」
 「おこらないんですか。わたし、どんなに叱られても仕方ないと思ったんです。
あの時、わたし、そういわなかったら、殺されていたかも知れません。見てくだ
さい。ここにこんな傷が………」
 ブラウスの胸元を麻美はのぞかせてみた。そこにはつややかな小麦色の肌とふ
くよかなふくらみがのぞけた。

131 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 10:26:40
 「どうしたんだよ、その傷………」
 呆れたような顔をしながら、伴は、白い頬を紅潮させて、あわてて視線をそら
せた。
 「切られたんです」
 「なんだって………」
 そういったまま、伴は息をのんでいる。意外なほどのナイーブさ。
 「それにしても、どうして、そんなことになったんだよ」
 「ガンをつけたといいがかりをつけられたの」
 「ただそれだけでかい」
 「そう。少しはわたしも気が立っていたから、負けまいとしていい返したの。
それに、最初に手を出したのはわたしなの。怖かったから………」
 「手を出したって、なにをやったんだい」
 「スミレのお腹にパンチをたたきこんだの」
 「本当に、君がかい?」
 信じられないように、伴は、まじまじと麻美の顔を見つめた。
 「ずいぶん思い切ったことをやったもんだなあ」
 「だから仕返しをされたのよ。でも、このままじゃすまないわ。どうしたらい
いのかしら、助けて欲しいの」
 「なるほど………」
 「わたしを恋人にしてください。いいえ、別に迷惑なんかかけません。聞かれ
たら、そうだといってくださればいいんです」
 「ぼくの恋人か。そういってくれというのなら、いうけども」
 「迷惑?」
 「いやあ、そんなことはない」
 「そのためになら、わたし、なんでもします。あとでなんだかんだといいませ
ん。それに迷惑なんかかけません」
 以前なら、思いもつかない言葉が、麻美の珊瑚色の唇からこぼれた。

132 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 10:27:24
喫茶店を出たあと、二人は、近くの公園を歩いた。暗がりの中でベンチに腰を
おろし、麻美は寡黙になっている伴の手をとった。
 「でも、伴クンには沢山、恋人がいるんでしょう」
 「別に」
 「無理しなくていいの。わたしもその中の一人にしてくれるだけでいいんです」
 麻美は、真面目な伴の性格を確かめながら、思いきって瞼を閉じ、彼の手を胸
のふくらみに持っていった。伴の熱い息が、間近かに感じられる。そして、伴の
手が彼女の肩にかかり、いきなり力強く引き寄せた。
 唇が重なった。カチカチと歯が鳴るぎこちないキスの中で、初めて舌先がふれ
あった。だが、あわてて伴は唇を離し、つき放すようにして立ちあがった。
 「どうしたの−−」
 初めて瞼を開け、麻美は問うた。伴の顔がひきつれている。とっさに麻美は、
離してはならないと思った。
 夢中で、麻美は、ブラウスのボタンをはずし、むしりとるように白いブラジャ
ーを取った。蒼白い水銀灯の光に照らされた、二つの乳房が、青い果実のように、
なまなましく映えている。
 「どうしてくれたもいいの。あなたにあげる」
 なおも大きく胸を開いた。伴の手が、痛いほど麻美の乳房をつかんだ。
 「好き、好き、好き」
 と、麻美は、機関銃のように言葉を発して、抱きついていた。

133 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 10:27:46
乳房に頬ずりする伴勝利。白い、ふくよかな乳房の谷間に、伴は顔を押しつけ
た。
 「どうしてもいいのよ。今夜は、あなたにこの体をあげる。あなたの名前で助
けてもらったんだもの」
 公園のベンチで腰をおろしたまま、麻美はいとおしそうに、伴の頭をかかえこ
み、胸に押しつけている。
 最初は、オドオドとただじっとしていた伴が、赤ちゃんのように乳首に唇が触
れると、たまらなさそうに吸った。初めて乳房を吸われることで、電流が麻美の
体の中を駆け抜けた。それは、快い震えで、熱く体の中が充電して、バラ色に染
まっていく感じ。
 「ウウーッ」
 と、思わず唇から呻きが漏れる。
 空におぼろ月が出て、辺りには、初夏の青臭い匂いが漂っている。まるで蝋(
ろう)細工のように、体が熱で溶けてしまいそう。たまらず、今度は逆に伴の胸
に、麻美がしなだれかかっていた。
 大胆に、伴の手が乳房を揉む。そして、いつか麻美のスカートの中に手が入っ
ていた。その手は、しばらく薄いパンティの上から、太腿の交わる辺りを撫で、
やがて隙間から指がもぐり込んでくる。繊細な神経の集中する柔らかいバラの花
びらのような部分に、その指先が、触れた。

134 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 10:28:04
 体の中を稲妻のような戦慄が走る。同時に、体の中をかげろうのように昇って
いく快感が、頭の頂上から抜けていくのを覚えると、意識が朦朧となって、後は
しっかと彼にしがみついているだけであった。
 しかし、その時間は長くはなかった。麻美は、われにかえった。こうなった以
上、伴を自分の意のままにしたい、そんな貪欲な欲望が起こった。
 そのためには、これだけですましてはならない。今度は、麻美が積極的になっ
た。そっと、彼の太腿の上に手を伸ばし、その手をだんだん股上に近づけた。堅
く、熱いものが触れる。しばらくそれを指先でなぞり、なお熱く、堅くなるのを
確かめながら、麻美は、彼のズボンのジッパーをおろし、中に手を入れた。
 ブリーフの中で、はち切れそうになっているものを、初めて掴んだ。それは、
まるで伴とは別の生き物のように思えた。蛇のような感触でありながら、妙にい
とおしい。いつか二人は抱きあい、崩れるようにしてベンチから芝生の上に腰を
おろし、それから麻美は横にさせられた。
 夜露を含んだ芝の葉先が、背中を刺す。だがその刺激は、奇妙に快い。夢中で
伴は、麻美のパンティを脱がせ、スカートをまくりあげた。それからズボンをお
ろし、もどかしそうに重なってくる。さすがに、麻美は緊張した。
 以前のレイプ、その後の中年男性との行為が、頭の中をよぎった。それは苦痛
に満ちたものであったが、今は、全く別なものを、味わっていた。あまりにもス
ムーズに、あの大きなものが侵入してくる。そして、痛みや苦痛はなくて、心地
よい感触が全身にひろがり、しみわたる。<なぜだろう>そんな思いが頭をよぎる。

135 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 10:28:24
 苦しそうな伴の息づかい。麻美は、しっかり彼の背中を抱きしめた。腰が上下
する。
 <もっと、もっと>
 強い圧力を求め、そうされることに男の愛の意志を、麻美は感じた。そして程
なく花びらが焼けつくように熱くなった。中のものがふくらみ、破裂しそうな感
じになった。
 「ウウーッ」
 苦しげに、今にも息が途切れそうな呻きをあげて、伴の体が硬直し、震え出し
た。しかも、全身が熱く、その異常さに麻美は、ハッとした。
 「アアーッ」
 まるで息でも切れそうな感じで力をこめる伴。同時に、カッと花園が熱くなっ
て、彼の全身から汗が吹き出した。
 「大丈夫なの………」
 一瞬、ぐったりとなり、麻美の首筋に顔を埋める伴に囁きかけた。そのとたん
に、花びらの中の圧迫感は急速に消え、彼の呼吸は乱れがちになった。
 「どうしたの、本当に大丈夫なの………」
 「大丈夫だよ」
 やっと、もの憂そうに呟き、麻美はほっとした。
 男と女のセックスを、麻美は初めて知ったと思う。レイプや中年男との出会い
とは全く違ったものであった。それは、甘美で快く、胸をときめかせる甘い蜜の
味がした。

136 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 10:28:52
 「あんたら、この始末どうつけてくれるの。わたしの大事な胸に傷がついてる
の、わかってるんだろうね」
 スミレたち、スケバングループの女生徒を前に、一人で麻美はタンカを切った。
以前なら、とてもそんな真似はできない。しかし今、彼女の後には、伴組二代目
の伴勝利がついている。
 「どう、オトシマエつけてくれるんだよォ」
 スミレたちの顔は青ざめていた。
 「黙ってたらわからんでしょうが。それとも、わたしの気のすむようにさせて
くれるつもりなの」
 なおもスミレたちは顔を見合わせ、黙っていた。
 「どちらだよ。はっきり返事しろ! いいんだな」
 スミレの顎を持って顔を近づけると、
 「ヨーシ、じゃ、あいつらの車に乗せてもらいな」
 麻美は顎をしゃくった。向こうに、三人の暴走族が、オートバイを停めてこち
らの方を見ていた。麻美は、手を振った。すると、男たちがオートバイに跨がっ
て近づいてきた。
 「話はつけたよ。こいつらを乗せてシケ込みゃいいよ。あんたら、文句ないだろ」
 麻美は、スミレやマサエ、レイの三人に向かって念を押した。その三人の暴走
族は、最近、麻美が知り合った連中である。

137 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 10:29:45
 麻美をレイプした車の大学生らしい吉行、シオ、タツの三人をさがし出したい
一心で、麻美がつき合い始めたダチ公であった。すでに、高校を中退していたり、
自動車修理工をしていたり、学校とは関係のない連中である。
 彼らはスミレたちを車の後に乗せ、エンジン音を轟かせて走り出した。行く先
はわかっていた。川沿いのモーテルであった。麻美は伴勝利をともなって、後か
らそこに出かける予定であった。
 <面白いショーを見せてあげる>という約束を勝利にしていた。さすが伴組二
代目、学校ではマジメ人間でも、女のいうことにいやとはいわない。そんなとこ
ろが、麻美にはとても頼もしかった。
 「こんな狭い所で、六人もどうしようっていうのよ」
 スミレが息まいている。
 「あんたらに、一つ一つ部屋なんかあげられますか。そんな金はないんだよ。
文句いわずに、さっさと裸になりな。それともわたし同様に切られたいのかよ」
 もはや、スミレたち番長グループと麻美の立場は、以前と逆転している。いわ
れるままにスミレたちは、制服を脱ぎ、スリップ一枚になっている。
 「それも脱ぐんだよ。さあ、脱がせておやり」
 暴走族連中に顎をしゃくると、彼らは、スミレとマサエ、レイの三人のスリッ
プを脱がし、パンティ一枚にした。

138 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 10:30:07
 高校三年生。スミレの胸は、かなりなふくらみをみせている。しかし、レイの
胸はまるで少年の胸をちょっとふくらませたような感じで、女らしい肉づきも腰
のふくらみもなかった。そして、マサエは、肩が張ってやや男性的な感じを与え
る。
 「さあ、そのパンティも脱ぐんだよ。そして四つん這いになんな。てめえらは
犬みてえなんだからよォ」
 麻美は、自分の言葉が、魔法のように作用するのに異常な快感を覚えた。それ
は、今までに経験のない快感で、強いということがこんなにも素晴らしいことか
と思った。
 「さあ、やっちまいな。あんたらにくれてやるよ」
 いうなり麻美は、暴走族の一人のズボンからハンドを抜きとると、モタモタし
ている裸のスミレやレイたちの前で、それを唸らせた。まるで、ライオンを扱う
美人調教師のように、ベッドを叩きつけた。
 スミレやレイたちの顔が青ざめ、いやいやながらベッドに手をかけ、背中を曲
げてヒップを突き出す。それは、なんとも壮観で、後から見るヒップは、どれも
異様に大きく見える。
 どの肌もさすがに白い。その白い二つのふくらみの間に割れ目があって、黒々
としたものが覗いている。女の象徴だが必ずしも美しくはない。しかもそれは、
奇妙にサディスティックな感情を呼び起こす形状をしている。

139 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 10:30:27
 「早くやるんだよ」
 麻美は、暴走族連中に、命令口調でいった。男たちが、獣(けもの)のように
襲いかかる。麻美は、それを眺め、自分の中に潜んでいる残忍さを噛みしめつつ
も、いつか体が震え出しそうな快感を覚えるのを、どうしようもなかった。
 こうしてみると、男たちのソレは、まるで凶暴な獣の角か、あるいは狂人の棍
棒にすら見える。それが、柔らかい女の内臓を串刺しにする感じが痛々しい。し
かも、そうされながら、歓びと苦痛とを同時に示す女たちの表情。
 麻美は、泣き叫ぶ彼女たちの表情を待っていた。しかし、スミレもレイもマサ
エも、当然のように、あるいはその行為を噛みしめでもするような表情で、ベッ
ドに顔を押しつけている。
 <もっと激しく! もっと泣き叫ぶまで!>
 そう叫びたいいらだちを、麻美は覚えた。顔を桜色に上気させ、唇を噛みしめ
て見つめる麻美の異常な顔を、驚きの表情で伴が眺めている。
 「帰ろう!」
 放心した状態の麻美の肩を揺すった。
 「いや!」
 麻美は、伴の手を払った。女の弱さを目のあたりにして、なお激しいいらだち
を覚えていた。

140 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 10:33:40
 「驚いたなあ、きみがあんなことをするなんて」
 「わたし、変なのかしら、いや、やっぱり変だわ」
 モーテルから伴に連れ出され、麻美は、自分の異常さに初めて気づいた。熱病
に浮かされたように行動していた。
 まだ、以前レイプされたショックから立ち直っていないのかもしれない。あの
おりのショックが自分を歪めている。そうでなければ、あんなふうに男と女の行
為を眺めることはできなかった。
 昔は、もっとロマンティックな美しい夢を描いていたのに………。麻美は、そ
んなことを思うと急に悲しくなった。
 「わたし、どうしたらいいの。わたしは悪い子、なんて悪い子なんでしょう」
 麻美は、伴の胸で呟いた。
 「男でも女でも、最初の相手が大切だそうだ。その相手によって女は、いろい
ろ目を開かされるらしい。だから男と女は、最初の出会いが大切だと、ぼくは教
えられているなあ」
 「わたしのような女はいや? そうよね。わたしだっていやだわ。いやな女っ
てことは、わかっているの。でも、そうなっちゃうのよね」
 「そんなふうに自分を決めつけちゃ、いけないよ」
 「でもダメよね。なんだか自分についたシミは落ちないみたい」

141 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 10:34:09
 そういったとたん、麻美は急に悲しくなって、涙がこぼれそうになり、喉から
嗚咽(おえつ)がこみあげそうになった。もう、伴のそばにいることができない。
 「さよなら、またね」
 それだけいうのが精いっぱい。あっけにとられている彼の手を握り、放すと、
麻美は闇の中に駆け出していた。伴が、あとから追っかけてくる。逃げながら、
麻美は、追いつかれたかった。
 彼は、麻美の体を背後から抱きしめるなり、
 「忘れてもらっちゃ困るなあ、おれには、どうオトシマエつけてくれるんだ。
おれは、お前が、好きなんだぜ−−」
 しっかと抱きしめられ、耳もとで囁かれると、麻美は、稲妻に打たれたように
しびれていた。

142 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 10:34:53
「山崎先生って素敵ねえ、誰か、もうアタックしたの」
 「あら、まだ手つかずよ。でも狙っているのはたくさんいるわよ」
 そんな話し声が麻美の耳に入る。
 山崎光太郎は、新任の英語教師である。女生徒の噂になるだけの理由はあった。
百七十六センチ、七十二キロ、均整のとれた体つき。テニスの名手で、かつては
国体選手である。テニスクラブの顧問に就任するなり、テニス部員が三倍に増え
たという。
 その山崎先生の授業が始まっていた。
 麻美の机は、窓際から二列目の中ほどである。山崎教師は、生徒を指名してリ
ーディングをさせ、自分はテキストを片手に教室中を歩いている。背後から足音
が近づいた。
 向こうの方にハンカチが落ちている。その隣りの節子が落としたらしい。じっ
と麻美は眺めていた。
 ハンカチに気づいて山崎が体をこごめた。すると、節子がさっとスカートを膝
の辺りまで持ち上げ、自慢の足をその目にさらした。慌てて体を起こした山崎が、
「誰のだ」と、ドギマギしたように呟く。
 国体選手でも、教室の経験はまだ数カ月の新米教師。
 「あっ、わたしのです。すみません」
 なれなれしい節子。
 「あら、やるわねェ」
 そんなヤジがとんで、急に教室が騒々しくなった。

143 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 10:35:13
「黙れ、うるさい!」
 突然、頬を紅潮させて山崎教師がどなった。あまりの意外さに、一瞬、シーン。
 「やるッー」
 と、男生徒の中に、スットンキョウな声をあげるヤツがいた。それで、ドッと
教室がわいた。
 「なにがおかしい」
 「これがおかしくなくて、なにがおかしいんだヨー」
 「先生、ツッパッてるウ−−」
 「女の子の前だと思って、張り切んじゃねェよ」
 突然、蜂の巣をつついたように、方々から男生徒のふざけた声があがった。ま
すます山崎教師は頭にきたらしく、
 「うるさい、だまれ! ここは教室だぞ」
 「それがどうした」
 「教室は神聖だぞ」
 「ヘェー。教室は神聖だとよ。誰か、昨日机の上をベッド代わりにしたんじゃ
ないのか。今朝、コンドームが落ちてたぜェ」
 ますます若い山崎教師はカッとなったらしく、いきなりツカツカとその生徒の
前に行き、学ラン服の衿もとをつかんだ。そして、剃りあげを入れた男生徒を立
たせるなり、頬を二、三パツ殴りつけた。再び教室がしーんとなった。

144 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 10:35:28
 「カッコイイ!」
 「センセイ、ステキ!」
 と、今度は、女生徒の中から奇声が起こった。しかし殴られた男生徒は、山崎
教師を睨みかえすと急に居丈高になった。
「セン公、それですむと思ってんのかよゥ。あんた、弱い者に、暴力をふるった
んだぜ。おれ、損害賠償を取ってやるからな。なあ、みんな証人になってくれよ
ナ。オオ、イテェ、歯が何本か折れたみたいだぜ。なあ、セン公。よーく覚えて
おくんだぜ。この学校じゃ、そんな無法は通用しねェんだから」
 いつの間にやら生徒の方が、逆に山崎教師を脅迫している。
 「そ、それが教師にいう言葉か−−」
 「てめェが、教師だって、ふざけんじゃねえよ。たかが二か月か三か月教師を
したからって、それで一丁前のツラするんじゃねえよ。てめェら、教師の見習い
じゃねえか、おれたちゃ、お客さんだぜ」
 口もとを震わせて、紅潮した山崎の顔が青ざめ始めた。
 「セン公よ。どうしてくれるんだよ。このおとしまえは必ずつけてもらうから
な。一応、一千万円ほど、損害賠償請求すっからよ。そのつもりでいてくれよな」
 「ワー、素敵! 一千万円入ったら、わたし愛人にしてちょうだい」
 向こうの方で女生徒が叫んだ。もう授業どころではない。早速、学ラン服の富
山健太は山崎教師の腕をとって、有無をいわせず教室から連れ出した。その後に、
金魚のフンのように男生徒女生徒がつづいた。
 「やれやれ、山崎先生もお可哀想に………」

145 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 10:35:48
麻美はそう思う。この学校の事情を知らないから、ついつい勇ましいことをい
ってしまったのだ。気持はわからないではないが、この学校では通用しない。と
にかく麻美も職員室へいってみた。
 彼らは職員室でどなっている。
 「どうした、きみたち授業中じゃないのか」
 教頭が泡を食っている。
 「そうだよ。おれたち勉強したくてヨー。学校に来たんだけどヨー。このセン
公がヨー、暴力振るうんだよ。それでヨ。告訴したいと思ってヨー」
 「告訴?」
 禿の教頭が青くなっている。職員室には何人かの教師たちがいるが、まるで、
さわらぬ神に祟りなし、という表情で首をひっ込めている。そんな教師たちに学
ラン服の健太が、演説をぶち始めた。
 「全く困ったもんだよな。あんたら大学時代、何してたのよ。大学紛争だとか、
全共闘だとかいっちゃってヨー。大学の先生に机ぶつけた方でしょうが。今さら
カッコつけて、おれたちに説教できると思ってるんですか」
 教頭がますます興奮して赤くなると、なだめるようにいった。

146 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 10:36:01
 「本当にあんたら感謝しなくちゃいけねェんだよ。あんたら、ろくに大学じゃ、
勉強してねェんだろ。近頃の五十代のセン公は、終戦直後の一番質の悪い教師た
ちだしさ。中堅どころの三十代は、これまた学園紛争だとかで勉強してねェんだ
よナ。生徒たちが悪くなるのは当たり前だよナ。悪くなくちゃ、あんたらやって
いけねェんだよなあ」
 まるで漫才を聞いているように、麻美は痛快だった。それにしてもお可哀想な
のは、もうぜんぜん無視された山崎先生である。
 「先生、ここはわたしにまかせなさいよ。いいから、いいから−−」
 麻美は山崎の手を握り、小声で囁き、職員室から山崎を引っぱり出していった。
 「先生がいちゃまずいよ。ますます話がこじれるだけだからね。あとは、わた
しに任せなさいよ。先生は校庭の隅のケヤキの木の下ででも、少し頭を冷やして
いらっしゃい、さァ………」
 麻美は山崎の背中をたたいた。

147 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 10:36:29
 再び麻美が職員室に戻ると、富山健太を中心にした男生徒のツッパリ連中やス
カートの長い女生徒の連中が、口から泡をとばして、教頭や腰ギンチャク教師に
食ってかかっている。しかし、すでに事件の張本人である山崎教師はその場にい
ない。
 「あんたら、いつまでガタガタいってんのよゥ。話をもとに返しなさいよ」
 その間に麻美は入った。
 「なんだ、てめェ、てめェなんぞの出てくる幕じゃねえよ」
 「大きな口、きくんじゃないよ。あんた山崎先生に殴られたというけど、本当
はあんたが悪いだろ。あんなこといやー、誰だってホッペの一つや二つ、ブン殴
りたくなるよ。あんただって大きなこといえないんだよ。ほら、女生徒のケイや
カヨコ、あんたの赤ちゃんおろしたって評判だよ。あんた、まだ中絶費用払って
ないんだって?」
 健太の顔を見つめて麻美はいった。
 教頭相手に威勢よくガナリたてていた健太の剃りこみを入れた鋭い顔が、突然
赤らみ歪んだ。

148 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 10:36:45
 「叩きゃ、埃の出る体だろう。さァさァ、ここはわたしに任せなさいよ。それ
に先生だって、あまり大きな口をきけたもんでもないでしょうが。でもさ、先生
は大人さ。家に帰ったらあんたらのようなガキや奥さんを養っているんだから、
大目に見てあげなくっちゃ」
 麻美は、そううそぶいた。そして、いきなり、まだふんぎり悪く、憮然として
いる健太の長い脛を、思いきり蹴とばした。
 「イテェ! なにしやがる」
 とはいったものの、最近の麻美はちょっとしたもの、なにせ、この地方の暗黒
街のゴッド・ファーザー伴組の二代目と親しいという噂は、すでにツッパリグル
ープの間に流れている。
 「姉ごのいうことなら、きかざーなるめェな。じゃ、まあ今日はこれで引きあ
げるけどよ。話はあとでつけさせてもらうからヨー。証人はたくさんいるんだ。
山崎先生には、よーくいっといてもらわなくっちゃな」
 なおも健太は威(おど)しをかけて、まるで勝ち誇ったヤクザの大親分にでも
なったように、肩をゆすって職員室を出ていく。その後に、ぞろぞろと金魚のフ
ンのように仲間がつづいた。麻美はそれを見送り、教師の方を向いて肩をすぼめ、
 「じゃあネ」
 と、軽やかな挨拶を残して職員室を出ていった。

149 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 10:37:03
 その夜、麻美は、アパート住まいの山崎先生を訪ねた。山崎光太郎。その標札
を確かめ、ブザーを押した。
 「うるさいなァ、誰だよ」
 二度、三度、ブザーを押しても出てこない山崎が、やっとドアを開けた。酔っ
ている。麻美の顔を見るなり、
 「ああ、きみか」
 と、驚いて、真っ赤にほてらせた顔を向けた。
 「ああ、きみか、じゃないでしょ。いわば、命の恩人よ。中に入れてくださっ
てもいいでしょ」
 「まあ、どうぞ」
 麻美は入った。六畳に小さな台所のついた、狭い日当たりの悪そうな部屋。そ
の部屋の隅にベッドがあり、小さなテーブルの上にビールビンとコップが置いて
ある。
 「へェー、こんな部屋に住んでいるの」
 なんとなく臭い。しかも足の踏み場もない感じであった。週刊誌や教科書など
を押入れの中に投げ込み、一枚しかない座布団を、山崎は慌ててさし出した。
 「いいわ、ベッドに腰をおろさせていただくから」
 麻美はベッドに腰をおろした。
 「先生、ヤケ酒飲んでるみたいね」

150 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 10:37:22
 「そりゃそうだろ。あんな学校、もう二度と行ってやるもんか」
 「それじゃ失業になっちゃうわ。そんなことじゃ、どこ行ったって食べていけ
ないよ」
 「しかし、あんな侮辱ってあるか!」
 「怒った先生ってステキ! ねえ、わたしに一ぱいついでくださらない」
 「これは酒だよ」
 「高校生の分際じゃ、いけないっていうの。先生はまだ青いね、それじゃ先生
稼業やっていけないよ。さあ、ついでちょうだい」
 テーブルのコップをとって、麻美はさし出した。
 「じゃ、一ぱいだけ」
 山崎は、ためらいがちにビールビンを手にし、麻美のコップについだ。泡立つ
琥珀色のビールを一気に麻美は飲み、喉をうるおした。
 「もう一ぱい」
 「大丈夫かい?」
 「大丈夫よ」
 そういい、
 「先生、わたしが話をつけてきたわ。あの事件はなかったことにしてくれるそう」
 「まさか」

151 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 10:37:48
 「信じないの。じゃ、信じさせてあげる」
 そういうと、いきなり麻美は山崎先生の首に両腕をかけ、顔を近づけ、唇を押
しつけた。
 「な、なにするんだよ」
 「信じられる? 信じてもらわなくちゃ困るの、先生は幼稚なのよ。国体の花
形選手なんかしていて、世間知らずなのよ。だから生徒にからかわれちゃうのよ。
でもわたしはからかってないわ。先生好きなの」
 そういうと、なお激しく麻美は抱きつき、唇をあわせ、舌まで押し込んだ。山
崎教師はあっけにとられている。
 「わたしが教育してあげる。教育実習。どお?」
 唇を放すとにっこり微笑み、ベッドの上に腰をおろすと、ゆっくりと仰臥し、
じっと山崎教師の顔を見つめてから制服の下のブラウスのボタンを外し始めた。
その下から、ふっくらとしたブラジャーが現われ、ためらわずに麻美はブラジャ
ーをとった。小麦色の艶やかな乳房が現われた。
 つっ立ったまま山崎は、夢を見ているように茫然としていた。

152 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 13:23:57
多すぎて読めません・・・

153 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 13:24:58
読む気起きないな

154 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 13:28:08
これってコピペ?

155 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/24(日) 02:20:04
マジレスすると
全部読んだけど
2話目はイマイチかな…








たぬきちみてちんちんおっきおっき

156 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/24(日) 22:47:37
「だんな、だんな。単位虫に咬まれた者は大学を卒業する
ことなんてままなりませんぜ。いやしくも大学生たる者が
あの虫に近付くなんて、一体、気でも触れてしまったのでごぜえ
ますかね」

シャッガルはそう言って、ふいとサトシから顔を背けた。それでも
決して立ち去ろうとはせず、地面の一点を見つめてじっとしていた。

「恐ろしいのは」

サトシはベンチから立ち上がり言った。

「虫に咬まれたことではないよ。単位虫、単位っち。そんな
ものはくそくらえさ。元より単位が欲しくて大学に入ったんじゃないんだ」

「話になりませんぜだんな。大学生が単位っちを否定するなんて馬鹿げて
いやす。それに、単位が欲しくないのにこの学校に来たなんて道理が通るわけも
ありやせんぜ。あっしらの為すべきは、誰よりも単位っちに媚びへつらい、
単位虫から身を退ける。ただそれだけでございますよ。簡単なことじゃあ
ありませんか」

シャッガルはにやついて言った。額に出来た皺は必要以上にその笑みを
強調させた。すぐに表情を戻し、この老人じみた20歳は続けて口を開いた。

「それでも、わたくしめは理由を聞かなければございませんのでしょう?」

「オタクをやめたかったんだ……」

顔を手で覆い隠してサトシは言った。

「やめたかったんだよ。エロゲーもオタ小説もアニソンもこりごりさ。
どこか今までとは違う場所に行きたかったんだ」

サトシは続けた。顔を覆った両手が、剥がれ落ちるようにして離れた。
シャッガルはどのような感情とも言い切れない、平坦な顔つきで言った。

「お別れでございますね。もうこれ以上あなたさまと話すことなんて
何一つありゃあしませんよ。あっしはこれからもここに通い続けるで
しょうし、あなたさまはこれからも単位とは縁のない日々を送るので
ありやしょう。それも、ここではないどこかで。さようなら。お元気で。
もう会うこともないでしょうし、一つ打ち明けておきますが、あなたさまが
この大学に足を踏み入れた時から、いえ、進学をあっしに告げたまさに
その瞬間から、あっしはいずれ今日という日が来ることを予感しておりましたよ」

そう言って、シャッガルは地面に唾した。そして、今度こそ振り返ることなく
14号館に向かって杖突きゆっくりと歩いていった。

157 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/24(日) 23:21:40
ケンタのお肉大好き!までよんだ。

158 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/25(月) 22:01:35

まで読んだ。

159 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/25(月) 22:51:43
テスト

160 名前: ◆lIBcc.AcvE 投稿日: 2005/07/25(月) 22:53:11
もっかいテスト

161 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/28(木) 22:41:55
落ち回避あげ

162 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/30(土) 18:34:21
あなたの前世は「ピカチュー」です。
任天堂、看板タイトルであるポケモンのアイドル的存在。
「ピカピカァ」とその愛らしい姿とは裏腹に人を軽く殺せるほどの電撃を発することができ、
若い子供達に大人気。ポケモン以外にも他の任天堂ゲームでゲスト出演していたり
主人公をしたりと、金の成る木である。その金の成る木も今では枯れ老木で
今にも倒れそうである。もはや用済み。生涯を終える。

163 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/06(土) 21:56:12
あなたの前世は「ザンギエフ」です。
ストⅡ、ロシアが誇る凶悪プロレスラー。
鍛え上げた肉体から数々のプロレス技を放ち、
そのマッチョイズムに魅了された人は数知れず。
基本は近づいて抱きつくだけなので飛び道具や牽制強いキャラには弱いです。
対ガイル戦で1:9が付くと言われ絶望感すら漂わせますが、
それでも尚ザンギ道を貫くプレイヤーには敬意を抱かずにはいられない。
しかしザンギは敵を抱けない。残念。生涯を終える。

164 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/25(木) 00:26:05
age

165 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/26(金) 01:53:58
ひゃはっ!ざまーみろぉ!勝った…勝ったぞ!
頭脳戦で負ける訳無いんだ!思い知ったか糞豚共め!あはははは、何これ最高の展開じゃん。
時代は我に味方した。

謝っても許さないぞ。
お前等は俺を怒らせた。
償いなんかいらない。消えてくれ。

まぁ…消してやるがな。
ははっ、勝った勝った♪

166 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/26(金) 01:55:37
>>165
ふ…
愚かな…
俺の勝ちだ
そうだろ?

167 名前: 165 投稿日: 2005/08/26(金) 02:04:25
よくワカンネw良いことがあって単純に嬉しいんだよ^^
おまいさんが勝ったと思うならそれもいいさ。
ま、おまいさんが勝ちたい相手は俺じゃないだろうがw

168 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/27(土) 00:54:44
「こんな享楽はいつまでも続くものじゃないよ」そう言って
愛甲は壁にもたれかかった。午後5時を少しすぎたセガには
多くの客がいる上、スピーカーからフロア中に鳴り響く
いくつもの音の群れが彼の言葉を押しつぶしたが、愛甲は
がなるでもつぶやくなくこう続けた。「寿命が近付いてきている
んだ」時々彼はこんな風に、感情を込めない、朗読に近い声色を
使って話した。声はおそらく相手には届かないだろう。それでも
彼は、彼に背を向けて対戦台に座る男に声を投げかけた。
「近いうちに必ず訪れるんだ。そしてそれが意味するものは
多くのゲーマーにとっては時期でしかない。もちろん俺にしたって
同じことさ。ただ」そこまで言うと一息ついて彼はタバコに火を
つけた。届かぬ声を背に連勝を続ける男。コンパネの上に置かれた
灰皿には、撃墜の証のように吸殻が積まれていた。「ただ、あんたに
とって、それは時期じゃあないんだ。寿命なんだよ。それが来れば
あんたは確実に終わるんだ。俺たちはあんたを置いて立ち去り、元いた
場所に帰ってゆくだろう。ここは俺たちにとっての墓場じゃないからな。
だが、あんたは違うよ。あんたはここで終わりさ。そこから先のどこにも
たどり着くことはないだろうな」店員が男の灰皿を新しいものに換えた。
勝ち星がまた一つ増えた。「まさかまだなんとかなるなんて思って
はいまい。ということは、いずれそんな日がやってくるのを知っていて、
それでもあんたはここを墓にすることを選んだ」そう言ってタバコを男の
傍に置かれた灰皿に押し付けた。「俺はもう帰るよ。近く訪れるそれは
北極の冬より厳しく、深海よりも孤独なものなんだろう。俺には
耐えられそうもない。だから帰るんだ。あんたともこの場所とももう
お別れさ。二度と思い出すこともないだろうね。本当にいいことなんて
何一つ見つけることができなかったよ」それだけ言って愛甲は階段を降りていった。

169 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/27(土) 01:00:00
㍉㍑㌢㌧㌢㌧

170 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/27(土) 13:00:17
リトルチンチンage

171 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/05(月) 17:48:14
ウザい旦那自慢に理不尽な八つ当り勘弁してくれ…
テメーがそんなだから出ていきたいんだよヴォケ!

172 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/07(水) 14:14:52
テメーが家出ていけつったんだろ。

173 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/07(水) 14:16:41
人を叩けば穴二つ。

174 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/24(土) 13:16:19
こわい・・・

175 名前: ◆axKmk/csuU 投稿日: 2005/10/04(火) 00:31:09
てす

176 名前: ◆vNQ2Vpl1oQ 投稿日: 2005/10/04(火) 00:31:20


177 名前: ◆CoNgr1T30M 投稿日: 2005/10/04(火) 00:31:33


178 名前: ◆6E.HirEsXA 投稿日: 2005/10/04(火) 00:32:11


179 名前: ◆SuooOf4ZWw 投稿日: 2005/10/04(火) 00:32:23


180 名前: ◆9RYea7ILWM 投稿日: 2005/10/04(火) 00:33:24


181 名前: ◆Gs1DfaTu0g 投稿日: 2005/10/04(火) 00:33:38


182 名前: ◆UBr5Ze87MY 投稿日: 2005/10/04(火) 00:33:54


183 名前: ◆34s5by4x0U 投稿日: 2005/10/04(火) 00:34:22


184 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/11/01(火) 19:56:11
age

185 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/11/12(土) 19:45:29
>>173

叩く?

186 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/04(日) 03:35:09
GGXXをプレイする者。

自らが刃こぼれしていく様に酔いしれては歓喜する
永遠と舞踏を踊り続ける剣達。
そこでは興奮と狂信的な熱狂のオーラが支配し
一種の麻薬じみた快楽を軽い肉体的負荷を代償にプレイヤーに与える。

人は「実存」を賭けて、
わずかばかりの代金を手にゲームセンターに足を運び、舞台に上がりたがる。
周囲の好奇の視線に耐えてでも得たい「何か」を期待しながら
開幕ベルを待ち続ける一つの陰。緊張感が辺りを包む。

縦横に迫り来るプレッシャーに心地良さすら感じさせる。
不規則な動きの中に内在するリズム感は人のイメージ力を刺戟させ
内から湧き起こる情動に促されるように指が
雨雫のようにボタンに落ちて、弾けて、溶け合う。

時が加速されあっという間に終幕を迎える。
残るのは喪の福音と剣が辿った道筋。

187 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/10(土) 04:33:50
『ドメスティックバイオレンス』

夕飯はココ壱の冷凍カレーよ!
母物は暖めたカレー袋を振り回しながら家族に告げた。
その時、母者の指が滑り、熱々のルーが入ったカレー袋が
父者の顔にビターンと叩きつけられた。(カーン)
どこからともなくゴングの鐘の音がなる。
福沢「さあ、実況はこの私、福沢章がお送りします。母者の予期せぬ
一撃を受けた父者が激怒。いざ闘いのゴングが鳴ったという訳であります。
まず最初に仕掛けたのは父者だ。お前の化粧品にやる給料はねぇといわんばかり
の右ストレートが母者の顔に突き刺さる。おおっと!ここで倒れた母者の足を掴み
何をするんだ?これはジャイアントスイングだ!すでに気絶している母者を
回す回す・・・・・(中略)すでに回転数は一兆を超えているぞ。あまりの速さに空を飛ぶ。
すごい!すでに富士山を越え、チョモランマの上を行き、大気圏を突破した。
このお父さんに限度という辞書はないんでしょうか?おおっと?ここで父者が
左手を天に掲げて何をするんだ?おおっと!これはカウントダウンだ!ババァ砲発射5秒前だ!
長かったこの愛の逃避行も終わりを迎えようとしています。さぁ、カウントが始まる。
5・・・4・・・3・・・2・・・1・・・0!
ん〜!今発射された!すごいスピードのババァだ!空気との摩擦で服が燃えてるぞ!大丈夫かー!
(ん?何々?)え〜、ただいまNASAから入った情報によりますと、ババァの着弾点はアメリカだそうです!」

これが9.11の真実。

188 名前: akira 投稿日: 2005/12/15(木) 11:23:36
契━━(漓㞍)━━!!!
http://noma−neko.com
こんなサイトがあったなんて
『のまねこどっとこむ』
ブラックメールだよ。
相手が回答してきた時にはテンションぶちアゲだyo

189 名前: akira 投稿日: 2005/12/15(木) 11:45:50
契━━(漓㞍)━━!!!
http://noma−neko.com
こんなサイトがあったなんて
『のまねこどっとこむ』
ブラックメールだよ。
相手が回答してきた時にはテンションぶちアゲだyo

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