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11代目のまとめ
18w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:10:03 ID:???
今回は、11代目のレオンのありえない事について語るスレの小説をまとめました。
私が言うまで絶対書き込まないで下さい。非常に迷惑ですので。
特に順番は考えていません。

28w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:10:45 ID:???
GOTHさんの作品↓

38w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:11:37 ID:???
PHANTOM OF SKY

AK47カラシニコフが落っこちていると言うのに村松は動けないでいた。
それもそうだろう、取りに行こうにもゾンビがふらついている真っ只中
にダガーナイフ一本で突っ込める訳が無い。
第一、カラシニコフを手に入れたとしても弾が入ってるのかも怪しい所
だ。

「んでも、無いよりゃマシか……」

確かに無いよりはマシであるが、危険すぎる。
それでも村松は行く事にした。
覚悟を決めた後、背負っているリュックを下ろし、ダガーナイフを右手
に握る。

「んじゃ、行ってみますか」

そう言った後、村松はラウンジ前に落ちているカラシニコフに向けて全
力で走り出した。
まず、右肩から先が無い奴が最初に襲い掛かってきた。
村松は腰を屈め、走る勢いそのままに右足のアキレス腱を切断した。
ゾンビと言えども、支える物が無ければ立てない。
次にゾンビ二体が左右から同時にきた。
まず、右側の奴に本気のハイキックを食らわせ、次に左側の奴の右目に
ダガーナイフを深く突き刺した。
そして村松はカラシニコフを手に入れ、速攻で離脱した。
オチとしてはカラシニコフには弾丸一発しか入ってなかった。

48w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:12:10 ID:???
PHANTOM OF SKY

宮城県東松島市
航空自衛隊第四航空団松島基地
時刻 19時00

「壮観……というよりは、物々しいですね、斎藤空尉」
「あぁ、そうだな……」

他の基地から集まってきた陸上部隊は総数57名にも及び、装備も殆どが
豊和工業製の89式小銃を装備するなど、それなりに精鋭だった。
中にはFNミニミを持っている兵士や通信バックパックを背負ってる者も
いた。
自衛隊員の顔は強張って、ガチガチに固まっている者が多く、確かに壮
観と言うよりは物々しいと言った方が良いかもしれない。

「人間は手袋投げ合ってる辺りで、戦いなんて止めれば良かったんだ」
「自衛隊員がそんな事言ってどうするんですか、斎藤空尉」

ハハハと愉快そうに笑う部下を横目に斎藤は
確かにな……
と、ヘリの爆音に掻き消されながら呟いた。



宮城県蔵王町
蔵王山山頂付近
時刻 19時10分

寒さに悴んできた手を揉みながら村松はAK47を抱きながら、必要以上に
冷え切った頭で考えた。
ラウンジには既に何も無い。あったとしてもゾンビと空薬莢くらいだ。
武器はAK47の弾丸一発のみ。
残念ながらダガーナイフは回収していないので無い。

「あぁ……畜生ぉ…」

頭を抱えて村松が悔しがっていると、シャリ、と雪を踏む音が後ろからした。
反射的にAK47を構えると、後ろにはスキーウェアに身を包んだ人が立っていた。
顔はゴーグルを掛けていて素顔は判らなかったが、生きている人間だと
いう事はすぐに解った。
何故ならソイツはゲパートM3アンチマテリアルライフル(ゲパートモデルM3対物ライフル)を構えていたからだ。

「んな!?」

驚いている村松を横目にソイツは白銀の雪原に銃弾を放った。

58w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:12:51 ID:???
FANTOM OF SKY

目の前でゲパートをぶっ放したソイツは此方を見ようとしないまま、
歩いていこうとした。
勿論、村松がそんな事を許す筈も無く。

「待てよ、お前」
「ん?」

何の恐れも無く、呼び止めた。
振り向いたソイツは少し小柄で、肩幅もそんなに広くなかった。
声質も少年のもので、村松は少し驚いたが、それを表情に出す事無く、
言葉を続けた。

「いきなり対物ライフル目の前でぶっ放しておいてシカトはねぇだろ?」
「あぁ、それはすまなかった。それじゃ」
「って、待ちやがれ!!」

村松はそのまま立ち去ろうとする少年の肩を乱暴に掴むと、少年は
それを易々と払いのけ、村松の顔面にゲパートを向けた。

「義務の前に立ち塞がる障害は排除する」
「!?」

少年はそう言った後、静かに立ち去っていった。
去り際に一言、少年は言った。

「アスガルドの到着までは無視するがな……」

呆然とする村松を置いて少年は去っていった。



「ここから先に貴様を通す訳には――」
「しかし通らねば私がここに来た意味が無い」

ガチャリとAMTオートマグⅤを構える男の髪は銀色に輝いていて、
その目は紅く敵を睨んでいた。
白いコートを纏ったその男は何か普通の人間とかけ離れた雰囲気があった。

「私は私の意志と誇りによって動く、アンブレラなどと言う卑劣な下郎共に活動を制限される覚えは無い」
「元より、アンブレラのモルモットだった貴様らが言えることか!?」

ズダン、パっと紅い華が咲き、ピンク色の何かが飛び散る。
青い作業服を着た男の頭には風穴が開いていて、彼の生命が終ったことを教えていた。
銃を構える銀髪の男は男に死体を見て呟いた。

「アルヘイムの名にかけて全ての悪魔に鉄槌を」

その男の目は紅く光っていた。

68w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:13:21 ID:???
PHANTOM OF SKY

アスガルドは何時もそうしてきたように目の前に転がる死体をそのままにして、目的地に向かった。
アンブレラという悪魔に更なる鉄槌を加える為だ。
そういうアスガルドも、もう半分悪魔と化している。
Tウィルスの力を使いすぎたことにより、幼い頃の記憶はどこかに消し飛んでしまった。
何より重大なのは感情の抑えが殆ど出来ない事だ。
元々、冷静な性格だったおかげか、まだ『組織』の統括は出来ているが、あと半年もすればどうなるか解らない。

「過去の遺物は……素直に消え去った方がマシなのかもしれん」

薄暗いトンネルに声が反響する。
確かにその通りだ。
過去は過去、未来は未来の人間に託すべきだ。
過去の人間は過去を道連れにしてインフェルノに堕ちるべきなのだ。
アスガルドはアンブレラと共に。

「!!!」

胃から何かが逆流した。
口からどす黒い赤い液体が吐き出される。
命の赤、すなわち血液だ。

「あと……少し持ってくれ………俺の…俺に最期の仕事をさせてくれ」

搾り出すようにアスガルドが言うと、胸の苦しみは無くなった。
どう生きてもアスガルドは長く生きれない。
それだからこそ、アスガルドは倒すのだ。
この世全ての悪魔―――アンブレラを…

78w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:13:52 ID:???
PHANTOM OF SKY

村松は重い身体を引きづりながら、自分の家に帰ろうとしていた。
途中にゾンビはいないのが幸いしてか、何も問題なく進んでいた。
AK47は相変わらず手放せないが、一発だけの虎の子を何時までも抱いて回るわけにもいかない。

「畜生が……知恵熱で倒れるぞ…畜生」

対物ライフルを持った少年、アスガルド、ゾンビ、アンブレラ。
何年も前に忘れようとしていた単語が幾つも頭に浮かび上がってきた。
全て昔に終った事だと考えていた。
それが今になって蘇った。

「畜生畜生畜生畜生ぉ!!」

何だかんだで吹っ切れた村松は白銀の世界をただ1人歩いていく。


CH-47チヌークのタンデムローターの揺れに耐えながら、遠藤はヘリパイロットの声を聞いていた。

「OK,ターゲットポイント上空に到達、降下!降下!」
「降下!」

機体後部のハッチが開き、ハッチに近い奴から順々にロープ降下して行く。
遠藤が降りるとヘリは高度を上げて、山の麓に向かっていった。
総勢28名の自衛隊員は自らのみに危険が降りかからないようにと祈りながら頂上のラウンジ目指して隊列を組みながら向かっていった。

88w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:14:25 ID:???
PHANTOM OF SKY

『見よ、山々をふみしだき、城壁も武器も砕くあの尖り尾の獣を。
 見よ、全世界を汚染するかのものを』
 ダンテ「神曲」

古びた惨劇の鎮魂歌


「ラウンジクリア!!次」
部隊長のドスのきいた声を背中に受けながら遠藤は視線と一体化していた89式小銃を下ろす。
乾いた血が床を真っ赤に染め上げる異様な光景はここが日本だという事さえ忘れさせた。
さっきまで転がっていた死体は乾いた血痕を残して消え去り、そこに立つ自衛隊員の姿はさながらクーデターを企む反動化にも見える。
それでも彼らは列記とした守護者であり、日本の盾だ。
「遠藤!!早く来い」
「了解」
部隊長に怒鳴られながらもラウンジを出て、次の攻略地点へ移動する。
爆発の衝撃で雪崩が発生する為、対地攻撃が実行できないこの状態では歩兵戦力がなによりものを言う。
逆に歩兵が負ければ全てに負けるとも言える。
そんな考えを頭の隅で考えながら遠藤は人知れず呟いた。
―――誰が死人にまけてやるものか


疲労困憊で町に戻ってみれば自衛隊が装甲車や90式戦車を総動員して住民の退去に出ている最中だった。
事の深刻さは理解していたが、これは俺が考えている以上に深刻で胡散臭い物だと判断した村松は幸村の待つ自宅に走っていた。
体の悲鳴を無視し、全速力で駆けて行く。程なくして二階建ての我が家が見えてきた。扉を開けた瞬間、幸村が飛びついてきた。突然の事に驚き、立ち尽くす。
「お前……退去してなかったのか!?」
「アンタを置いていける訳ないじゃない!!」
疑問と驚きの言葉は涙声に掻き消された。
水滴にまみれたスキーウェアに抱きつく幸村の瞳は濡れていて、赤かった。
嗚咽を噛み殺す訳でもなく、人目を憚らず号泣する幸村を強く抱き返す。

―――現実は何時も唐突で残酷だ。人生こんなもんだ。あとは人並みに生きてくよ。

何年か前、椎名というフリージャーナリストに言ったセリフを思い出す。
人並み?ふざけるな、護るべき大切な命を護らず人並みなど言っていられない。思い返せば同僚の葛木を失った時点で決断すべきだったのだ。
幸村を……彼女を傷つける全ての物を打ち壊すと。
抱きしめていた腕を緩め、彼女の顔を見つめる。
「少し遅くなるかもしれない。けれど〝絶対〟に戻ってくる。それまで待っていてくれるか?」
彼女の両肩に両手を置き、力を込める。
その意識の強さを彼女は受け取った。
「待つ。苦しくても……ずっと待ってるから、だから―――」
顔を俯けて合間を置いて彼女は言う。
「〝絶対〟に帰ってきて」
「当たり前だ。何たって【不死身のシルフィード】だからな」
もう二度と名乗る事の無い筈の名を使う。
後戻りなど不要だ。ただ前進し、彼女を護りきる。
それが出来るのならば命だってくれてやる。
「それでは村松、付いて来てくれるな?」
背後から懐かしい声がする。
振り返ると伸びた銀髪と赤い目を持つアスガルドが立っていた。
その目には決意が形を成して燃えているように光っていた。
「あぁ、コキュートス相手でも素手でやってやる」
「頼もしい限りだ。では行こう―――」
突然の来訪に驚く事無く村松はアスガルドを見据える。
もう迷う事は無い。あの頃に戻ったのだ。全て。

      「我々が成せる全てを賭ける聖戦へ」

      アスガルドの言葉に俺は静かに頷いた。
   
    これで全てが終る。終らせるのだ。彼女を護る為に。

     それが多くの命を吸った身体がすべき贖罪。

    それこそが古い者達が残せる最期の手向けだと信じて。

98w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:14:58 ID:???
PHANTOM OF SKY

真実のない生というのはあり得ない。
真実とはたぶん、生そのもののことだろう。
カフカ

古びた惨劇の鎮魂歌

その後の2人の行動は誰も予想できなかった。出来たとしても防ぎようがなかっただろう。
まず、アスガルドが準備していたであろう武器を積んだジープで自衛隊の検問をぶち破り、次に村松が勤めていた職場でジェットスキーを2人分用意した。
装備はコルトAR15とサイドアームにグロック19、補助武装としてM67破片手榴弾3個とウィンチェスターM1897。
アスガルドはAK47カラシニコフとサイドアームにベレッタM92、補助武装にコルトM79ソードオフとその弾薬ベルト。
大層な重装備だがしょうがない。屍相手ではこんなもんでも意味を成さなくなる。ウィンチェスターM1897を背中に担ぎ、バックパックに有りっ丈の弾薬を詰め込む。移動はジェットスキーで行うので武装の重さを考える必要がない。
「準備が出来たな、では行こう」
「あぁ、行こうか、アスガルド」
まずは蔵王山中腹にあると言うアンブレラ残党の拠点から潰す。
シャッターを開けると雪が舞っていた。
その美しさに目も暮れず、アスガルドと村松はジェットスキーのアクセルを押し込んだ。戦いは今始まった。


アメリカ合衆国首都ワシントンDC

公園のベンチで寛ぐには些か緊張感が満ちている。
その緊張感の元を手繰るのは長年エージェントを務めている者にとっては容易な事だった。木下で案山子のように立っているボリス=ケーニッヒは長い赤髪を風に晒しながらゆっくりと歩いているこちらを睨んだ。
「レオン=S=ケネディ……」
「ボリス、久し振りだな」
「前置きはいい、用件を話せ」
既に体力の壁に立ち阻まれているだろうレオンにボリスは軽蔑する事無く話す。金髪は艶を失い、服装も質素で何よりジョークも飛ばさなくなった彼を見て失望する者は多い。それでも昔と同じように接するボリスにレオンは微笑み、そして用件を話し始めた。
「合衆国はどうにも屍がこの世に存在する事事態が鬱陶しいらしい。下手すればユーラシアの5分の1を吹き飛ばしかねん状況だ」
「それで?」
「アメリカ合衆国の高官を暗殺して欲しい」
「……成る程、貴様らアメリカ合衆国情報局はユーラシアの5分の1を吹き飛ばしたいんだな?」
「俺だって本意じゃない。だが奴らに食い殺された人の意思を無駄にしたくない」
「中途半端な偽善だな。まぁ、命令とあらば仕方ない」
木下の影から公園の外に向かってボリスが歩き始める。
そして最後にこう言った。
「失望したよ。レオン」
残されたレオンは風を身に受けながら呟く。
「泣けるぜ……」
身体が老いると精神も老いると言う噂は本当だったなと、レオンは心中思う。

108w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:15:46 ID:???
LAST OF SKY

村松真二は操縦桿を引き、F-15Jを上昇させた。
軽いGが身体をシートに押し付け、眼下の地上が急速に遠ざかっていく。他には編隊を組んでいた三機のF-15J。
ミッシングマンフォーメーション。
編隊飛行中に一機が急上昇を掛ける単純なフォーメーション。
だが、それには意味がある。
ミッシングマン――死んだ人間―――
殉職者への追悼飛行で行われる編隊だ。
フィンガーチップからのミッシングマンフォーメーション。
特に意味がある訳でもない。ただ急上昇する一機が殉職者が天に昇ることを模擬したという事だけ。
ただ村松は胸中思う人がいた。
浦部信輔―――模範的先輩であった人だ。
葛木宗則―――温和でお人好しだった人だ。
どちらも村松の胸の中で笑い、語り、生きている。
しかし、彼らは消えた。
浦部は丘で、葛木は海上で。散った。
涙で視界がぼやけていた。太陽の光がバイザーを貫き、村松の目を
照らした。そして村松は何時ものようにこう言うのだ。

―――畜生―――


青空に飛行機雲が走った。

118w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:17:04 ID:???
首領さんの作品↓

128w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:18:17 ID:???
『Crow man』Ver.2 
~悪夢の創生~

 ビリー・コーエンという男。記録によれば、大量虐殺と、そのうえ山で発見された警備員等の怪奇な殺人を執り行った暴徒・・・。
 汚れた猛獣が、今は群れの指揮を取りこの島で日が暮れるのを共にしている。
 俺の味方はアシュリーを除いてココに保護されている。吹雪が飛び散らすなか、俺は欲をガマンしなくてはならない、それが人の子とうまい関係を作り、共存していくなかで俺の化け物のような感情を覆い隠すいい機会でもある。あるいは好機か・・・
 この医務室で、隣の窓から見えるヘリの操縦士と衰弱したレオンが寝ているのを、ただ眺めることによって・・・。

「まだココにいたのか。クロウくん」扉を開け、レオンの様態をさっきまで見ていた医師が俺の様子を見かねているようだ。
「俺はまだ御前たちを信用しているわけではない・・・」

そう言うと医師は、俺の目をジッと見て、そのまま逸らさない様子だった。
 催眠術でもかけようとしていたのか、どことなく不安げな表情をして俺の額に触れてきた。
「なんのマネだ・・・」
「君・・・・・・」
その一言で、医師は後ずさりをし、その目には恐怖におびえるカエル同然の気を感じる。私はココで改めて悟った。

――――――俺は一度―――蘇った存在だった―――――
「悪いが、俺の存在を知ってしまった限りは少々黙っていてもらおうか」

―――翌日―――
 俺は相変わらずこの医務室から離れようとはしなかった。
 そう、レオンたちに一刻も早い回復を望んでいたからだ。あの令嬢を早々に見つけ出さねば、またいつ彼女の前に”アイツ”が現れるか・・・そう考えると居ても立ってもいられないのだ。
「アシュリー嬢のことは、災難でしたな。クロウ殿」
 昨日の医師は正体不明の病にかかり寝込んでいるため、担当が替わったのか、昨日とは別の医師が戸を開けやってきた。
 勿論。その正体不明の病とは、我が意図によるものだがな。

 「君・・・・・・・・・」
 またか。
 下界の者はどうしてココまで物事に強い好奇心を示すのだろうか・・・。
 知らぬが仏と、知に過ぎれば痛い目を見るというのに、

――――――まったく―――人の子は―――――

138w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:18:49 ID:???
CrowMan「首領に花束を」
黒魔術第十四の法…

まだ決心が付かないのか。我に貴殿の体を授ければ、さすれば願いは叶うと言うておろうが
 貴様には感謝している。だが、俺は二度目の生命を振り回され果たすのはごめんだ。
・・・。我の力を授かれし輩が、大口を叩くな。
 ゲスが・・・。

 医務室に取り残され、俺の中に潜む影に器を見出され、挙句には俺自身を呑み込もうとする影・・・。
 レオンは目を覚まし、ココの隊長の部屋へと向かってそれきり・・・。医務室の窓から見える病棟のベッド。そこに横たわるヘリの運転手。名をライトニーと言ったか。

「クロウさーん。隊長がお呼びです」
 女の声、目を見開かせて見ると、そこにはベレー帽をかぶった女性の隊員。
「あの・・・。聞いてますー?」
 「聞こえている・・・」
 しつこくこちらをキョロキョロと見てくる彼女にうんざり、俺は仕方なく返事をしてやった。
 女は頬にまで笑みを浮かべると、「こちらです」と手招きをして意味室を出た。デキる奴なのか、俺は後をいよいよ追いかける。
 女は背中のバックパックに入れられた鷹のマークから見て、確かにココの人間であることは間違いなかった。それ以前に気になっているのは、彼女の存在である。

「こっからはエレベーターですので、乗って休んでいてくださいね」
 俺はとりあえず、ヨレヨレ歩くのを止め、人のように歩くのを余儀なくされているようだ。彼女は幸い疲れているのだと勘違いをしてくれているようだが、人の風習に慣れておく機会をくれたことには感謝している。
 隊長の部屋は最上部にあるようだ。そう思っていると、女は口を開いた。
「少し、付き合ってもらえますか・・・?」
 俺がこのタイミングで、ココの隊長に呼ばれるのはオカシイとも思っていた。
 彼女は再び口を閉じ、エレベーターを途中で止め、そのまま中を出た。俺は彼女の様子に興味を持ったのか、後へ続く
「隊長のことは・・・・・・ウソ?」
 「ええ・・・。申し訳ありません」
 人のワガママには、興味をそそるモノを感じる。
 欲にまみれ、自分の欲がままに物事を成し遂げさせるモノ、実行するモノ・・・。
 彼女の場合には、その後姿にただよう『不吉』と『悲しみ』から、己の欲にはすがっていない純真を感じる。
 
「どうぞ、かけてください」
 彼女のあとを辿っていくと、戸を開け、俺は彼女の部屋に連れ込まれているらしい
「用件を聞こう」 俺は、渦巻いて今も答えの出ない彼女の『不吉』について問う。 
「私は、この軍事施設において、軍曹をしている者です・・・」
 「ほう、して、俺を呼んだ理由は・・・?」
「あなたに会えば、私の心は開く・・・。そう言われて」
 俺に会えば、彼女の心は開く・・・?そんなことを、いったい誰に言われて・・・。
 「あなたの相棒から・・・ッ」
 何に押されてか、彼女は自分から誰に言われたのかを、自分の知る限りだと眼差しに込め、口に放す

 「ミリー・・・」

148w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:19:23 ID:???
―――妄想替え歌劇場――
題材曲:ORANGE RANGE オシャレ番長
本曲名:REON DE BANG シャクレ番長

―ホレたぜ 令嬢のエンジェル 背に乗せ マグナムゲット―×2
シャクレバンチョー かなりムゴー ハニカミポリスメン 刃こぼれハンサム♪
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ウェルカム ペセタ 正解!マシピス 宝石 売りつけ 正解!スプレー
武「青コインはとっても惜しいけれど」 レ「無改造ならやめとくよ」
エニータイム 正解! カムバック! 売買 とっても安い 宝の地図
武「金がないなら出直しな!」 武「でもパニッシャーならアゲチャウヨ?」

シャクレバンチョウ 村長をコラシメル
シャクレバンチョウ 目玉にはゲロ吐いてる
ガナード炎上 梯子 De カラサワーギ(空騒ぎ)
SEXY 上腕を振り上げて 朝も夜も ジャックはベレー帽♪

シャクレバンチョー かなりムゴー ハニカミポリスメン 刃こぼれハンサム♪
シャクレバンチョー かなりムゴー ハニカミポリスメン 刃こぼれハンサム♪

ナイフで箱割るオトコ

サーチライトで踊りましょう 頭を下げても Head shot♪
ガ女「それ ぶっそうね バイオハザード中?」ア「止まらなそうね レオン 昇天中?」
ハニカミポリスメン 刃こぼれハンサム

シャクレバンチョウ フケチビをコラシメル
シャクレバンチョウ カリスマをドヤシテル
孤島炎上 ジェット De カラサワーギ
SEXY 刺客にドヤサレテ 朝も夜も 泣けるぜエイダウォン♪

シャクレバンチョー かなりムゴー ハニカミポリスメン 刃こぼれハンサム♪
シャクレバンチョー かなりムゴー ハニカミポリスメン 刃こぼれハンサム♪
ホレたぜ 無線のエンジェル 帰国後 ガールフレンド候補♪

フゥー!(殴
主演:レオン・S・ケネディ
URL
ttp://jp.youtube.com/watch?v=BTF5pZkZpLA ←視聴用
ttp://pocky.jp/cm/orangerange/lyrics.html ←歌詞用

158w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:20:36 ID:???
【出会、別、狭間、悪魔に…】

 始まりは今から4年も前だった。
 その頃の僕はまだ若かったし、本当にアレが”恐怖”だったんだなって、今は思えるよ。
 出会いは、僕が興味も抱いていなかったガールフレンドにフられて間もない頃だった。
 空気はいつも以上にキレイで、まるで羽が生えたかのように優雅な気分だった。
「彼女と別れて正解だった」
 僕の心の中で、彼女に伝えなかった醜い一言を平気で、頭の中で呼応させていた。それが身も心も軽くなる訳だと、自分でも思いたくはなかったよ。
 でも、興味もない彼女に、たった1週間の間手紙のやりとりをしただけで、そも愛情が芽生えることは僕にはなかった。
 それを、僕自身は、若さゆえの過ちなのだろうと、すぐに次の恋愛を求めていった。

 それから2ヶ月が経って、一向に僕を好きになってくれる女性はいなくなっていった。
 仕方のないことだと、覚悟はしていた。僕がガールフレンドにしていた娘は、この町でも一躍有名な美人。みんな俺が彼女と付き合っていたなんて知ったら、すぐにでも陰口の良い題材にしようとしているに違いなかったから…。

 そして、街を歩いていた時、ビルとビルの間で僕は、抱くことも惜しいくらいの美女に出会った。
 一目惚れだった―――――
 すぐに後を追ってみたけれど、20メートルはあるフェンスで行き止まりになっている筈のこの一本道から、キレイに姿を消した…。

 さらに2ヶ月経ったある日
 ついに、近所の花屋で働いている娘だったということが分かった。
 あれから彼方此方を探し回って、ついに発見した―――はずだった。
 「その娘なら――3年前におっ死んでるよ」
 ―――どういうことなんだ?
 妙にテーピングされ封鎖されていた花屋のはなれに、その子の写真が飾ってあった。確かに…その子だった。
 ―――気味が悪いな…確かにこの子だよ…

 近辺を探ってみると、確かにあの子は3年前に、窃盗団に家を襲われて、死んだとされていた。
 家族の死体はすぐに見つかったが、―――その子のはどこにも見当たらなかった―――
 背筋が凍った。ますます気味が悪くなった僕は、花屋を離れ、もう一度あのビルで挟まれた…狭間に来ていた。

 両方のビルは、シャッターが降りており、どういったモノが並んでいたのかは分からない。
 近くを通りかかる大人たちは、みんな口を閉ざしたままで、何も答えようとはしてくれなかった。
 「あんちゃんも若いから、知らぬが仏だよ…」と、物騒な物言いの婆さんがいたが、どうやら大きな秘密があるようだ。
 今の僕には何も怖くなんてない、出会いと別れの狭間で、今好奇心の方が勝ってきているから…。
 ギシシシ……と、奥のほうから扉の開く音がした。
 辺りは一変し、黄金色に空が染まることに、少々身震いがしてしまった。
 
 薄暗いこの狭間の奥には、2ヶ月前にも来た事があった。だけど、その時はあの子が居なくなった事に驚いたのを弾みに、此処はくまなく探した。要するに、この狭間に扉のようなモノはなかった筈だと、そういうことだ。
 しかし、ギシシと何度も音が聞こえる。開いて閉まるの繰り返し、ひたすらその音は病む余興さえも見せてはくれなかった。
 ―――きっと耳鳴りに違いないさ
 僕は、自分が恐怖に怯えているということを理解したくなかった。
 でも現実は、まばたき一つするのにも、何か不快に感じている程だ。足は次第に重くなり、この狭間に漂う空気に、地面に抑え付けられそうな感覚……これまで一度だって感じたことのない孤独……。

168w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:21:19 ID:???
――気がつくと、僕はビルの狭間から外に出ていた。
 気分は一度晴れた気がしたけど、振り向くことを異常なまでにためらっていた。―――後ろに人気を感じる。
 すると、古い扉が開くあのギシシという音が…再び狭間から鳴り響いていた。
 さっきよりも酷く、身体が言う事を完全に聞かなくなった。あの音は止み、今度は人が地面を這う時の独特なむしった感じの音…。

 僕はこの時、一斉に後悔した。今まで無情なまでに人を傷つけ、無情に人を裏切り、捨ててきたこと全てに申し訳ないと感じていた。彼らの涙を、血を、目を、痛みを、僕は全部受けているようだった。

 「うぅ……ぐふっ…」喉から必死に声をあげようとしている者…。
 これが僕のしてきた事への、報いなのだろうか。無情な僕は、久しぶりに感情に流され、涙を溢れさせた。それが恐怖心からきたものではなく、報われる身である僕の、情けというモノなのだろう。
 
 ――――言えない…!!言いたくない…!!!でも…今なら…

 「みんな……ッ!!僕が悪かったんだッッ!!!」

 ダァンッ!!
 耳に酷く残る鉛が弾かれるような音…。それと共に、僕の意識はそこで途絶えてしまった…。
 僕の一瞬の快楽に思えた…。

 それから僕は、情について深く考えた。人の情は決してくだらないモノではなく
 それが人間であり続けるための絶対要素で…それを超えれば、人は突然悪魔にもなってしまう…。
 
 それからさらに2ヵ月後、その狭間の在った街は怪奇なゾンビ事件の直後、核で木っ端微塵にされたとさ―――

178w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:22:59 ID:???
BIⅡ式改さんの作品↓

188w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:23:33 ID:???
世界、刻、時空を越えて 超番外編1

Ⅱ「ミスターBことBIⅡ式改がお送りする番外編です」
レオン「で、ゲストは俺か?」
Ⅱ「今回、お前だけ出ない!可哀想だから呼んだ」
レ「なけるぜ・・・・・・」
Ⅱ「それじゃあ、記念すべき第一回はミスターBの鎧解説!」
レ「お前、鎧ってここも着てるのか?」
Ⅱ「無論だ!今回は鎧をAAで説明するのだ」


初期編
Ⅱ「これは、ふざけたイベント時だな。無駄にバーニングをビビらせたと」
レ「よく黒コゲにされなかったな・・・・・・」

                       r
                           ll
               , -- 、.     ll ,
              /    \ \  , lj/i,r"'''‐、
                  i〃    ヽ. 〉'-fレ/ ‐ 、  `、、,
              |      ''/ /_l/   ヽ  !  ``'''‐ 、、
            _,. -、     〃 __,'_      ',. j    /⌒l〉
         _,. ‐'´ :__,r'i ト,  i'/r:f7=zヽ     i/ '''"""""''‐-、_
       /l,_,. -''"´ l'_,」.l(_ヽ、'l_l:r''r:(_l!ヾ、   / ´         `ヽ、
      ,r'_j  lL ┴'''": ̄''"!了、 ヽ'ヽ!Y、 ヽ!.i  /i           riニ'、
.     ,'Y〈/`H_,,..  -―'''''"'コ lヽ\ 〉ー‐'=ク‐'        /, /イ´j. }
     ´ しゞ' `""''''''''""´  lj l``l l ニニ、/ ヽ、       ////}ヾ,_//
                   l 、l ,.イ゙!i, 「""''''''''i"l!^l,'‐、   '//,リ
                   ヽ. l { l l,l     l 「i'/人_`ー 、//r'イ
                     __ヽ!l__」 | ー- i lァZi _l_,〕"''Y .l_,ノ
                _,,r'、   r''゙ヾ.l _,. _ェ// ,r'^Y-.〕ーフr'´!
             _,. ‐'"´ l,r'ヽ. l  Y /´/./ //./, lf7-, l´ ,/,
          ___/r、  _,. --r,r''7  l./ / / / /l'.//ー,r'´`ヽ' }
       ,r'{rヲ''"r_j.〉'´   jj.  i,ー{.i' {./`ヽ'  .|'/ ./ `/´ .レ
        _i 〉-、-∠_ニーrrz=''"_, -‐ヘl_l.l/、 / } /7  ./   j
      f,rj/ /' ̄J` Kフ ""´     / /l //`ヾ,、Y   /
     ,イr⌒'〃|    j`'l      r'_r'ト ' l!!l/r--r'´{'゙}.}.  /
.    〈 i,/l.  '、  / l      r'`ヽr'冫,、 'rニユl ツ.//
   ,.イ .V  l   `´,rヘ"′   /`,r'、´,r' / f==''i`" レゝ
 / ,.ゝ'__ヽr-===r'_,,,.. 〉   / ./  Y _,/  ヽ-- .l、,,,トヾゝ、,,,,,_
 ヽ--‐一'`         / ./   /´    ,.| T l! r//´ ``''ー''`ヽ、
                 /'フ/   /      f.{. l レ'/   _    `}_
             /',く.'   , '     l´ー-,r'"i l.  i'´  `ヽ、 l, `ヽ
            ,/Y'/ !,r , '       ヽー〈.  l ゙、. l l冫   `ヽ! /
             /、/  l/          \ヽ__,! .', ',       \
           ,r' /l!  , '            l l,ヽ,,_j l  ',        i
          l.lil  l!,r'               i-== l.  ゙、       /
           l.lil /                l,_   ',   ヽ   __,. ‐'
           `´                  「""'''''i''''''''"´l''''"
                               '、,,,,___l_,,,.. r'
                                l    |.  /
                                  l.   l /
                                    l   |/
                                 ー‐ '

レ「・・・・・・アッシm」
Ⅱ「お前にツッコミはさせん!」

198w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:24:06 ID:???
世界、刻、時空を越えて 超番外編2

中盤編
Ⅱ「これはラクーンで装着しているもの」
レ「ラクーンなのに俺はいないのか?」
Ⅱ「だから呼んだんだ!」


   ,へ、  l!
        /   l   |l
       /   |  :|l
       i    |  :I!
.      ,','     |  l {__  __
     //.    | /-'/   ノ`''ー-、__
     } }    | ハ_/   /     ∠__, /7
      〈〈      | >-tッ、/ (i_)  r=|ヽ,   <へ/_
     >ヽヘ ̄`/,イl_/{;=:ンゝ-ン‐{ ト:=i  `''ヘイ
    /l`/l___V  /_____// / へ`ー'      j
.   / /  L 〈三{-┬--く}三{、. {ゝ_>iー‐¬ニ´
   // /l /┘`ヽl_⊥__/,'へ、__二=' { L_ } へ.
  /  //〈__,...、 (r_--(Iン====<    }__,.ヘ./  i
  /. / i、__))//^l i」_,「⌒ヘヽ\ヘ  (lxl )/    |
 /  |   }  :// ,ヘ/ l    ゝ \ヘ ト、_ノ    |
./   l /  〈/ /  / |   ヘ /ヘヽ.l h    /
{   i/-rヘ/   {  !  |     /iヘ__/_/l_u:--、 /
ト、___/{ U 〉\_,ヘ___,ノト、_/  /l》 /_l =、l/
    `=''  }___,.. -l  |l {ヽrーt l `-;>、/
       / /l }  〉、リ ヘノ !  ト>j、  ̄
.      / / 〉-<、I)    /l |   ll ヽ
     〈-〈_/   ヽ   〈 ヘ〉-ヘl ノl
     /:7  /  く     〉  `┬j  { \
      / /  /    }   {   l  |  }  ヽ、
   i>' ̄ \    リ l   i  / ̄ ̄ \   }
   /     〉、 /⌒ヽ  〉 〈       |  ,ヘ
.  〈     ,へ__∨、(0 リ  ヘゝヘ        | 〉、 \
   フl/    }__,ヘ.       ヘi\   l   ト/ \ /
 ,仁=7'  ̄ ̄ ̄/  />    /へ ` ̄ ̄ヘ/ハ
 `―――――' ̄ ̄    /  \_,===、/l \
                `ー、__,}_,.⊥,.__」/


レ「・・・・・・今思ったが、絶対にゾンビに噛まれないじゃん」
Ⅱ「・・・・・・そうだね」
レ「まだ続くのか?」
Ⅱ「もちろんだ!」

208w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:24:54 ID:???
世界、刻、時空を越えて 超番外編3



普段編
Ⅱ「で、今着ている鎧」
レ「それについては説明全くないからな」
Ⅱ「ぜ・・・ぜったいに今考えたわけじゃないからな!」

               < |
  ヽ'''''''―--,,,,,,,        | |i
   ヽ――' ̄ ̄''''--,,,    | !|     ____,,,――''''''' ̄ ̄ ̄'''''''――、、,,,,
 ,,,―''' ̄ ̄''''''''―,,,,,___. \ _ / ヽ   /――''''''' ̄ ̄ ̄'''''''―、,,,_―、、__  >
<   / ./ /    \//|  l |ヽ/___|,,,ヲ'''''''''''''''''ヽ _,―,,,  /フ /
 ヽ   /  /       )i! | i  ! | γ,,,,、、――''''''' ̄ ̄ ̄'''''''――、,,,__/
  \_          /_/ /ヽλレ'i| |/     /77ヽ    _    ''-、,
    ''''―,,,     /.目只i|ll| i|l||只|     /////∧  /77ヽ      ''-、
     -''' ̄ ̄''''-、||.目 ̄\∨/ |      !////ノ  /////∧       \
    (   ((⌒=-| ̄|,,   Y  ,,| n _         !////ノ         \
     '、_ λミ三彡\i!||\ | / ! !o ! i  _,,,,,,,____        _,――' ̄
       '''――、、/ 7''''\!/'''' '-,,___゜__ノ'' <,,,,,、、-、 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        ,-''' ̄/(./ /  \/ ヽ  ノ  \,,,/   レ⌒ヽ−,-‐,,,,__
       //  //. , >/ \ | / ヽ/!_   (   _  /〆〆〆 ̄
       | / //  ∧ \ | / ∧_ | _) ̄ ̄'''''-,,-へ !\__ク ==-
       \ へ > ノ  \ | /レ⌒ ∨  ______ )  ⌒'―''' ̄
       // /ヽ/    ヽ| / !i  ヽ. !i  二 /
       /_/           | ヽ ヽ !i   ./
                    \/ \ヽ i!\_/
                      ヽヽ Y |
.                        ヽ_i|



Ⅱ「これで終わりにするか、続けるか!?」
レ「・・・できるだけ続けない方針で」
Ⅱ「そんな決定権がお前にあるのか!?」
レ「(ツッコミもさせず、俺が居る理由ってなんだ?)」

218w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:25:24 ID:???
世界、刻、時空を越えて 超番外編4

勘違い編
Ⅱ「次は勘違い日記でつけてるやつ」
レ「ふーん・・・って何じゃこりゃ!」


                           //\
                            ヽ、 ヽ
                             ヽ、. !
                             _/ ∧_J
                            / ∧/
                           /  ∧/
                 ,ヘ         /  ∧/
                 > >        /  ∧ γ⌒__''-,,,
                 | ヘ、      /_ _,,-i ヽ,_,,ノ`ヽヽ,
                 /}_レヽ_,――'⌒) )!,,,=( >      へ
          _  _,,,-‐予γi_ロ __ へ_,,μ,,,===^ ̄\  < ヽ\
         ()!__ヽ !ロ/⌒7 / / ''   / 川    彡∨ ''''---,,,,_ヽ
        /ノ/ヽ //~~'  / / __ 二  {}. |コ  ,,,,, = 三>''=,,,,/ヘゝ^
        |タ  >,/       ト―]''' ̄'-!, 卩,,,==''ヽ⌒\>ソ \/
        ロ_卩!            !卩 << ヽ,ヽ, ヽ,   \
         | i| Y  , -、  ~~"''''' = ,, !卩  ''''γヽ, ヽ, ヽ'ニ= \
         | i| | /, i''''"~!⌒7\    == ,,   .ノi <へ !i''=..,,  \
         | ! |ソ ヽ   i /  \,,  _  /'''! ヽ,,--ヽ(⌒i'''''=ヽ)
         .|[エ \ \_、.vヽ  ・i∠,,t_i_>ヘ) i卩i @ ミ ̄  \
        |て)i |二] |''=,,,\,、_,,-'''''!(こ(__)_)_)、ヽ<|!|.∧ヽ ミ    \
        | | i ||HH |  π(v-=i(''(!  ̄ i.⌒ヽ ヽ∨  ''=,, _ !i    )
        |.−! ||HH | , へ、/ フ |    |   !i  ヽヽ,  |  !i   n|
        \ _!||トH レ'  ヘ./ / i! ||    |   !i  ! _ヽ,  |  !i  ノυ
          |   ||/   //  /  i!  |    |   !i  V }  |_,,,,,,==v''
         └t/   //  /  i!  |        | へ∧ ト ] 。7
         /   />  ./  |   |   /'''=-_∨!i!iヽ \廿彡'
        /   / i!  i!  |    |  //7 /へ>_>>\\
       /   /  i!   リ  |    | /// /   \  \\
       |''''|i /  ∧7ヘ、  |    .D </ /     !i  \\
        | '''|! /  // !i /ヘ  |_,,,,==''''⌒ヘ ノ       !i   ))
    ,/  ̄'''''''===^=/ ̄''''===,_,―''''' ̄          |   ソ
    /        /)''\ \::::::::::::|     ||        | /
   ⌒>_,,,,,,,,,,,,,/''=ヘ=,, \ \:::::|      ||        レ'
   (   _,,,,==γ⌒γ\个'-,,,,)_,,,==i    , ,=='===      }
 .,,-=''''' ̄__ ,,,='''!:;;ψ),,,,-='''''''ヽ∩ ヽ   シト|   |トヽ   /=,,,
  ''、,,,,,,,_/Д7_Д!i'''  _,,,,,-'''' !i_i____ヽ //≡|| _____ |λヽ /   |
       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄       U_!_ii∨/ ≡i|!    |≡!i_ノ―'ノ''
                   />―'' |⌒ ii|!|__冂___|ii⌒|―'''=,,
                  ∨フ へ ! |  |Ei!ヒ┤!i| |  |i  へヽ、
                   \/''' ハ |  !二二二,,,! |! ''ハ ヽ.>
                     '''=,,,ヽ|_________|!i,,=''''^
                       ヽ/______∨




レ「よくこんなの着て動けたな」
Ⅱ「知らないのか?このMSは機動性バツグンだぞ!」
レ「今MSって言ったよな!?言ったよな!?」
Ⅱ「言ってない!」
レ「(素早くデザートイーグルを抜く)」
Ⅱ「(素早くデザートイーグルを解体)」
レ「・・・ごめん」
Ⅱ「絶対にモビルスーツとか言ってないからな」
レ「(今はっきりと言った・・・)」

228w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:25:55 ID:???
世界、刻、時空を越えて 超番外編5


Ⅱ「はい、ギャラね。これ。」
レ「でかいな…」
Ⅱ「今開けて」


ジャーン!
                                // /,r‐┤
                                 / ./ /,!'.  |
                               .イ ノ-'--、..  |
                              ∠_`'"_/_____゙i |
                            / ̄ ̄/| ゙i   ゙i, |
                           /   ./  .| l,    ゙;|
                         /_  /    | | r-- ゙|
                       /―-/    ,,ノ ゙i,/゙i, rヽ.
                  __ ,,!__..!_rヽ--,r''フ―jr!ヽ/―‐-〉------、
                ,r--/..、-''ニ'/:::t‐''"__、t'"r''",、-'" / !,__,/ / ./ | r!| ̄`'i,
            ,,./~ヽ,r'"___,、-'",r|'"~ ̄――、゙i,"    /'ー―‐"_/ /| !, ヽ.  ゙i,
            i――‐ir'"~`'|r'"r",.r'――――|、゙i、 ./''"~ ̄ ̄/ヽ/::,!_ ,!- )‐-、i
            |r'" ̄i_'k....ノ ,i" r'"-r'"-二二ヽ ゙i, ゙,,/      / /__r‐'"r"r|r,、-'"
            ,|'"~ヽ`,、-、_|~ / /r"---/゙i," ゙i,,] / ̄~/ ̄// / ,...|   ~ .|
           / r'"ヽ|゙゙t...ノ ./、-'"~___/ ヽヽ、| /  /  // /  |:::|   |'i
          /,....!r''ヽ|r::::r:::r‐!二''"~__ `i"-i--r''|/____./__ ./____.!‐|   |゙i
        ,,/ /――r''"~`,! ,i'" ̄ ̄,r''"| | | | |、|_t,,,,,,,,,,,,,,,/~ヽ__゙i, ヽ、ー-'、!
        r"r'"二二i''" ̄~| (二二二ヽ.._| |,| ゙i,/''',|――‐i |   | ┌―‐!、_>、゙i
         | |ヽ== |   | ゙ヾ――ヾr'"__|::/ i"|___| |   | |__|  | 〉 |
       ヽ| r――-t---''ヽ. | ̄ ̄~iヽヽ,.....―‐|____|  ,.!____l'ヽ ヽ ,.!
       ヽゝ|   | ヽ――、.|    | ヽ ヽ::::::::::ヽ__、-----'―――'‐'―‐'――――
  ,,、-‐''二二二'|   !. ヽヽ―-゙|    |  ゙i, | ̄~|::::::::'"―‐'''ヾ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄
        |::::::|   l   ,〉 :::::ヾ|     ! /. |::|] .|:l~l::::::::::::::::::::,! |          .ノ
        ヾ:‐!、__/   ,.!.|__、-l"   ,r‐-、::ヽ、二二二''-、,       /
         ゙|、__ヽ,  i'"  |_ _|  ./ l  ゙i,:::::|     /゙|       |
          |゙ー、 ー、   ,! l  ゙i::゙i ゙i:゙i,  i'  l   ゙i:::::|   /  .|       |
          |, ゙i、ゝヾヽ. / l   .゙i、゙i、゙i,゙i、,,|  ・    |::;| /     |       l
.          | l'゙l ゙i,.! ゙i"|,    |_| ゙'''゙  |.     |./| |     | r―――, |
          | .!_|   | | .l   ||    |!、 __   |:::..| |     l .l      | |
          ゙t |    | .!、・ /i ,!|    | !、: /ヽl:::r''| |    | |    | |
            ゙|    |  ゙t_/__ノ::|    | ゙t,/__ノ:::'-'r| |     | |    |,!
           ノ    |     |::/    .|     |:::/-゙| |   l' |    |,!
           |、__,,...ノ    r-!、r‐---‐|    ┌゙i,r―‐| |  | |    ||
          /___/    | /____ノ    |、゙i/ ,...| |. | |     /.
          |-''"二''ヽ、   |  !,r――-、ヽ、.  |゙i, ゙t/--|, ゙t,| ゙ー―‐'/
          ゙t゙i:::::::::::::::ゝ、ヽ|r-'|,゙i:::::::::::r''~''-、`ヽ ノ / / ゙t/~ ̄ ̄ ̄/


レオン「・・・・・・・プレゼント(RPG装備)」
Ⅱ「ま、待って!何でこっちに・・・」
レオン「ゲームオーバー」

その後、Ⅱ式の行方は数ヶ月間不明となった・・・。

238w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:26:28 ID:???
世界、刻、時空を越えて 9〜アウトブレイク〜

B「まず、このラクーンシティは脱出しないと・・・・・・」
ウィ「核が舞い降りてくる!」
慌てて飛び出す2人。幸い、外にはゾンビはいなかった。
しかし、ある衝撃の出来事が2人を襲う。
B「ゾンビだ!」
大きな道路の向こうから、大群がやってくる。
ケルベロスなどは居ないが、相当な数だった。
ウィ「・・・・・・・・・あれ?」
B「どうした?早く能力を・・・」
ウィ「その能力が使えなくなってきてるんだ!」
B「嘘!?」
ウィンドの能力で敵をかまいたちで切り裂くことも、強風で吹き飛ばす事も出来ない。
「キラー・ファングズ」は能力は高いせいか、銃を握る事もあまりなかったのだ。
2人は素早くガンショップの窓へ飛び込む。
そこは荒らされているような風景が広がっており、旧式のリボルバーとベレッタしかなかった。
B「ないよりはマシだ!裏口から行こう!」
裏口から脱出すると、大きなバーが視界に入った。
2人はためらわず、入る。中には何人か人がいたからだ。
ケビン「誰だ!?」
先に入ったウィンドに45口径と思われる銃が突きつけられる。
B「ま、待って下さい!必死に逃げて来たんです!」
マーク「ケビン、助けてやれ。警官だろ?」
シンディ「相手が子供でも協力する事が大切よ…」
中には警官が1人。1人は黒人で大柄、年齢は50代辺りに見える。職業は警備員らしい。
それと女の人が1人。服装からして、バーの店員だろう。
後は怪我人が2人居た。若い方はやや軽傷で済んでいるようだが、老人の方は怪我をしてなくても重体に見える。
マーク「ボブ、しっかりしろ!」
ボブ「置いて行ってくれ…、これでは足でまといだ……」
ケビン「シンディ、鍵はどこだ?」
ケビンは店の中にあったタルを扉入り口の前に動かして簡単なバリケードを作った。
その間にスタッフルーム側から脱出しようという計画らしい。
ウィ「なかなか、その45口径の弾ってないですよね」
ケビン「細かい事は気にするな」
ウィ「本当に必要なときに困りますよ…はい、これ」
ウィンドはケビンにさっき拾ったベレッタを渡す。
ミスターBもカウンターにあったボブの銃をシンディに渡す。
すると、封鎖された扉を破ってゾンビが中に入ってくる。
タルの上を這いずり、侵入して入り口近くにいた若い店員に襲い掛かる。
シンディ「ウィル!!」
ケビン「……行くぞ!」
マーク「残念だが……」
ウィ「…………」
B「待って!僕を置いていかないで〜〜!」

248w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:27:05 ID:???
世界、刻、時空を越えて 10〜発生〜

みんなは2階に上がり、釘打ち機と木材でバリケードを作ったところだった。
そこで一旦落ち着きながら上へ行く扉の鍵を探す。
マーク「そういえば名前を聞いていなかったな」
B「(ミスターBじゃまずいよな……)エクス・テンプルです」
ウィ「ウィンド……アシャーです」
ケビン「俺はケビン・ライマンだ。よろしくな」
シンディ「私はシンディ・レノックス。あまり無茶はしないでね」
マーク「マーク・ウィルキンスだ」
シンディ「上に行く為に青い鍵が必要なんだけど……どこかしら?」
ウィ「あ、新聞紙のしたにありましたよ」
マーク「ボブ……?大丈夫か?」
ボブ「わ…わからん……」
みんなは3階の倉庫へ行く。
ボブはマークにつられているが、いつ倒れるかもわからないような状態だった。
すると突然、ゾンビが死角からやってきてボブを襲う。
マーク「ボブ!」
ケビンが自慢の45オートをゾンビに向けて発砲し、ギリギリのところでボブは助かった。
しかし、今のでボブの容態が悪化してしまったようで、話す余裕もなくなってしまった。
ケビン「フォークリフトを動かす鍵があるが、今のボブは梯子を登れそうにはないな」
マーク「そこにシャッターがあるな。壊せるか?」
シンディ「あ、そのシャッターの向こうには屋上へ行ける階段があるわ」
ウィ「僕が道中でさっき拾ったC4爆弾があります。時間短縮しましょう(実はデスティニーから貰ったんだけど)」
エクス「あ、5,7mm弾だ。貴重だから拾っとかないと……」
その瞬間、爆発で散った鉄の破片がエクスの頭を直撃する。
一瞬だけ意識が飛んだが、とりあえず無事だった。
その後、みんなは屋上へ行く。
ケビン「邪魔なカラスも全滅したし、少し休憩でもするか」
エクス「何をするんです、ボブさん!」
マーク「ボブ!?」
なんとボブがエクスが腰にかけていたFNファイブセブンを奪って自分のこめかみに当てている。
ボブ「俺は……もう駄目だ。……俺はお前を襲いたくない、マーク」
マーク「ボブ……!」
一発の銃弾が屋上に響き渡る。

258w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:28:02 ID:???
世界、刻、時空を越えて番外編 1話〜ミライ〜

俺はバーニング・ファング。炎を操る事が出来る牙さ。
見た目も性格も特に悪い面は見つからないが、リーダーに嫌われている。
さっき、次元のはざまにみんなはリーダーに蹴られて無理矢理行かされたが俺だけ掴まれた。
後ろを振り向いた途端、いきなり右ストレートが顔面に入った。
で、倒れてそのまま空間の穴へまっさかさま。
気がついたら戦場の真っ只中。
「な、なんだぁ?」
とりあえず、死体から上着とか奪い取って変装完了。
傍に落ちていたAK104を拾い、混乱に紛れて建物の中へ入った。
とりあえず、すげー怪我をしている、右目に包帯を巻く。
「動くな」
聞いた覚えがある声が聞こえる。
気付いた頃には俺の背中にはカスタムタイプのM4が突きつけられていた。
「その声……まさか……」

268w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:28:32 ID:???
世界、刻、時空を越えて番外編 2話〜セカイ〜

「スネークだろ?」
「なぜ俺を知っている?」
なんか背中に突きつけられてるM4に込められている力が上がった。
奴の事だから、俺を多少脅しただけだろうな。
「俺だよ、バーニング・ファングだよ」
「ファング……?やたらといじめられてたあいつか?」
「そうだ。あの後、気がついたらここに居たんだ」
多分、このまま黙ってたらCQCとやらで話せなくなりそうだな。
俺はまず最初に後ろを向く。その時見た、スネークの顔は……
「どうしたんだ!?まるで爺さんじゃないか……」
今、考え直して見れば時代を超えたのであれば別にスネークが歳を取るのはおかしいことではない。
「急激に老化が進んでいる。原因はわからない」
スネークの顔はいつになく険しい。どうやら時代はそんなに変わっていないようだ。
……聞いちゃいけなかったかな?いや、そりゃ若い頃を知ってりゃア誰もが驚くな。
「そうか……。と、とりあえずいろいろと教えてくれ」
「まだ時間もある。いいだろう」
スネークの話によれば急激に老化が進んでいるという事。
次に時代はPMCとナノマシンによって変わったという事。
ここは中東で民兵とPMCによる抗争が行われている事。
スネークはある者達と接触する為にこの中東へ民兵を装って潜入した事。
次に893番のドレビンと名乗る男にこの「M4カスタム」という銃を貰い、今後も武器の取引をしようとおう話をした事。
「お前さんならこの話をしても差し支えはないだろう、オタコン?」
すると俺の足元に小さいビデオカメラに車輪の足をくっつけたような機械が突然現れる。
ステルス迷彩らしいだ。俺だって使ったことがあるんだ。
「この話をする前に彼の話も聞いてみよう」
俺はあの空間の穴に無理矢理入らされてここにやって来たという事を話す。
常識はずれの俺達という事を知ってるおかげか、すぐに信じてもらえた。
「ところで……」
「ん?なんだスネーク?」
「煙草の火種はないか?ずっと探しているんだが……」
「お安い御用……ってアレ?炎が出せない?」

278w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:29:04 ID:???
世界、刻、時空を越えて番外編 3話〜デンセツノヨウヘイ〜

「お前さんも来るか?」
意外な台詞だ。スネークも肉体的にきついだろうけど、仲間と共に潜入する事は今までなかったはずだ。
一応、俺は「キラー・ファングズ」で主に潜入が専門だったから足手まといになる事はないだろうけど……。
「その前に1つ聞く。あんたはなぜここにいるんだ?」
スネークの表情が一層険しくなる。
やはり、ここは絶対に聞かねばならない。さっきのように後悔はしない。
「リキッドという奴を知っているか?」
情報収集はウィンドとタイムの仕事だからな。俺の前にいるソリッド・スネークとは双子らしい。俺はそこまでしか知らない。
ウィンドとタイムならいろいろ知ってそうだな。そういや、オセロットが奴の右腕を移植したらしいけどな……。
「あ、ああ……。でも死んだはず……」
「奴はオセロットの体を乗っ取った」
こいつは驚きだな。だがそんなの俺を含む仲間達と比べたらはるかに劣るがな。
そしてかつてビックボスが考えた兵士達の楽園を作り出そうとしているらしい。
いや俺、そんな難しい話されてもよくわからないんですけど……。
まぁ、リキッドを抹殺したいだけというのはよくわかったけどな。
とりあえず、OKの合図にウィンクをする。奴が女ならイチコロなんだけどな。
「元の時間へ戻るんだろう?手伝ってやるから、その見返りだな」
「伝説の傭兵も変わったんだな?」
「スネーク、結構時間が経過しているよ。急いだ方がいい」
俺は……スネーク達に迷惑はあまりかけたくない。
だが、俺一人では限界がある。この時代の事もよくわからないしな。
よし……決めたぜ!

288w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:29:36 ID:???
世界、刻、時空を越えて番外編 4話〜CQC〜

俺は腰からFNファイブセブンを取り出す。
スネーク達によるとPMCの武器はIDロックされていて、ドレビンとやらじゃないと解除できないらしい。
ほんと、エルガイムmk−Ⅱ……じゃなかった、メタルギアmk−Ⅱは便利だな。
なんであんなものと……。バスターランチャーとかあったら便利だが。
「早く行くぞ。無線はあるか?」
「ある。周波数もしっかり覚えてるぜ」
そして階段を慎重に上がっていく。俺が睡眠地雷に引っかかってスネークに起こされたが。

ついに、目的の場所へと着く。
俺はちょっとのどが渇いたのでそこでリゲインを飲んでいた。なかなかうまい。
俺が戻ろうとすると、スネークはXM8らしき銃を持った、マスクとグラサンを装着して顔を隠している男にホールドアップされていた。
俺は少し離れて様子を見る。伝説の傭兵のお手並み拝見とさせてもらうか。
「銃を捨てろ!」
スネークはオペレーターを置く。
そして男に少しづつ前へ行かされていた。
スネークはなぜか振り向く。
「……動くなよ!」
言葉に多少どころじゃない緊張感がある。
スネークは男の銃を見ている。
「セーフティーがかかってるぞ、ルーキー」
その言葉に対し、男は怒りを表す。
「ルーキーだと!?俺はこの道十年のベテランだ!」
ハッ、十年のベテラン?俺だってまだ八年だ。
敵のホールドアップにこんな緊張する奴が、ベテランのはずがない。
スネークは呆れた表情で別の方向をちょっと向いた。
思わず男は銃を見る。馬鹿だな、こいつ。
次の瞬間、スネークが隙をついて攻撃する、よろけた間に男は投げ倒される。
「これでよく十年も生き残ってきたな」
奪ったXM8の素早く安全装置をはずし、男へ銃口を向ける。
やっぱりあの男はすげぇぜ。
「そこまでよ!」
マスクをかぶった女がデザートイーグルをスネークへ向ける。
同時にモヒカンヘアの大男と全身刺青の黒人が横から現れ、XM8をスネークへと向けた。
……ちょっとヤバイ状況かな?

298w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:30:07 ID:???
勘違いスネークイーター作戦 1

今、空中でソ連の航空部隊に攻撃されている。
まったく、新兵器が故障しているなんてどういう事だ?
緊急脱出はしたけど、パラシュートが開かないってどゆこと?
もちろん、足を骨折。固定具と包帯で治した。
オタ「……お前は不死身か?」
バ「……ほんと、不運だな」
いいんだよ。
敵は敵は〜、ガナードか。なるほど、GRUはガナードね。
オタ「お前に持たせたハンドガンは限定仕様だ。今回の任務は危険だからな」
ボスクラスには関係ないけど。
……ん?パニッシャー持たせろ!
オタ「無理言うな。HNファイブセブンの調達は難しいんだ。」
なんでさっきの任務は……
オタ「死神からのプレゼント。いつの間にかなくなってた。」
……あ、死神。どーせボコられて終わるんだろ?

以下略

やっぱりボコられた……。
痛い……死神のヤロー、いつの間にCQCなんか……。
あ!俺のハンドガン……。ネジの一本まで解体されてる!
終わったら武器商人に売りつけてやろうと思ったのに……。
お、そろそろ基地だな。

308w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:30:39 ID:???
勘違いスネークイーター作戦 2

……そういえば、俺なにも持ってないぞ。
オタ「今度、なんか調達してきてやる。何が欲しい?」
デビルガンダム四天王とか、トランザムとか、暗黒聖衣(ブラッククロス)や黄金聖衣(ゴールドクロス)や神聖衣(ゴッドクロス)とか、YF−19やYF−21、ゲッタービームとか、ブレストファイヤーとか、ズワァースとか、ファルゲン・マッフとか、スコープドックのレッドショルダー仕様とか。
オタ「……」
それとバスターガンダムとガンダムデュナメスが欲しい!後ATフィールド。
バ「……」
えっと、ハイパーメガランチャーと、ハイメガキャノンと、光の翼(デスティニーとV2両方)、スキュラ、スーパードラグーン、エクスカリバーとか……。
後、ツインサテライトキャノン、フラッシュシステム、ハイパーモードもいいな……。
オタ「もういい!」
まさか、一番欲しいのだけ?
バ「当たり前だ!」
105ダガー!ソードにエールにランチャーにジェットにドッペルホルンにライトニングにフォルテストラにガンバレル、IWSP……。ストライク以上に換装のバリエーションが……。
オタ「……。任務に戻れ。それと現実を見ろ。」
おい、話は終わってな……
切られた……。合言葉聞いてないぞ。
オタ「流派東方不敗は(ry  最後に『見よ!東方は赤く(ry』」
省略しすぎだ!
オタ「お前なら全部言わなくてもわかるからだ。一番Gが好きなんだろ?」
そうだけどさぁ……。
ガンダァァァァァァァム!って言っても指パッチンが……。
あ、また切られた……。
でも最終兵器=ネメシスだったら俺死ぬぞ……?
ふらいんぐざすかーい♪高く羽ばたけー♪おおぞらーをどこまーでもー♪
シャイニングフィンガー♪輝く光が地の果て照らし……
「わっ!」
……なんだ、エヴァ役って東方先s

ドガッ! バキッ! ちゅどーん!×12
シュー!

318w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:32:39 ID:???
リードオンリーさんの作品↓

328w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:33:15 ID:???
「鏡の中の虚像」

          25

「私が嘘をついているとでも?」キャサリンが言った。
「断言はしない。だが、どちらかが嘘をついている」私が言った。
 この前と同様、暖炉には薪がくべられていた。キャサリンは落ち着かない様子でカウチに腰掛けており、私は煙草を燻らせながら暖炉の傍に立っていた。
「ジェファーソンが死んだとき、君は銃声がしたと言った」
「ええ」
「君はそのとき何処にいた?」
 キャサリンの眉が吊り上った。
「あの女に全て話したわ。あなただって見てたでしょ!」
 怒りで声が震えていた。もしこれが演技ならば、彼女はオスカーにノミネートするだろう。
「ああ。だが、私が見たのは最後の確認のところだけだ」
 暖炉の傍にいるのに肌寒かった。残念なことに今回、キャサリンは私にコーヒーを勧めなかった。寒さを紛わすためにマッチ箱を弄んでいたが、あの焼けるようなマグカップが恋しかった。
「もし君がこの件に関係していないのであれば、何処にいたか話してもいいはずだ」
「答える必要はないわ」
「君が答えなくても電話一本でいずれ分かることだ。だが、それでは面倒だろ?」
 キャサリンは鼻を鳴らすとポケットから煙草を取り出し、火を点けた。そしてじっくり味わってから答えた。
「ならそうすればいいじゃない。とにかく私が答える必要はないわ」
 偉大なる尋問官、レオン。数分話せば、必ず相手が答えようとしない話題を見つけ出す。話題を変えてみるか。
「君は以前、ピーター・フィッツジェラルドの元で働いていたね?」
「それが?」
「メレディスはピーターの愛人だった。そして君はピーターの部下だった。何か知っていることがあるんじゃないか?」
 キャサリンは黙って私を見ていた。奇妙なほど落ち着いたその目から何も読み取ることが出来なかった。
「君は何を知っている?」
「出て行って」
「この事件にどういう形で関与しているんだ?」
「出て行って」
「君は嘘をついているのか?」
「出て行ってって言ってるでしょう!」
 仕方ないので私は出て行った。残っていても彼女から聞きだせるものはない。聞くだけ時間の無駄というものだ。しかし、彼女がここまで頑張るとは思わなかった。どうやら簡単に終わりそうにない。
 身を突き刺すような寒さに震えながらタクシーを待つ間、さっきまでの会談を思い出していた。まず、キャサリンが嘘をついているのは間違いない。そして、何らかの形で事件に関与しているのも間違いない。最初の被害者であるメレディスはピーターと愛人関係にあり、証拠を捏造するようカーンズに命じたジェファーソンは多くの犯罪を陰で操っていた。そしてキャサリンはピーターの部下で、最近はジェファーソンの下で働いていた。実に分かりやすい。しかし、こうも簡単に繋がるのだろうか?
 こちらに近づくタクシーを見つめながら、私は思った。彼らの過去を探ってみる必要があると。

338w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:33:46 ID:???
「鏡の中の虚像」

          26

 空はどんよりとした灰色の雲に覆われ、アスファルトの道路には多くの水溜りが出来ていた。
 私はお気に入りのソファーでコーヒーを飲みながら、いかにも強そうな制服警官を数人引き連れて来た険しい表情のフランクと優雅なひと時を過ごしていた。
「お前の知り合いの保険調査員が、病院から消えた」フランクが言った。
「それで?」私が言った。
「そのことから分かることが二つある」
「実に興味深い」
「調子に乗るな、レオン」吐き捨てるようにフランクが言った。かなり機嫌が悪いようだ。
「どうしてただの保険調査員がまだ完治してもいない状態で病院から姿をくらましたか?それは女が保険調査員ではないからだ」
 私は黙っていた。
「と言うことは、あの時お前は俺に嘘をついたことになる」フランクが顔を近づけて言った。口の片方の隅の短い傷跡が何となく不気味だ。
「なあ、あの女は一体何者なんだ?」
 私は黙るよりも喋るほうが好きだが、べらべらと喋ってうっかり秘密を漏らすよりは黙っている方がずっといい。だから黙っていた。
「いい加減に喋ったらどうだ?いつものお前らしくないぞ」
「人は多くの顔を持っているものだ」
 フランクが手を伸ばして胸倉をつかんだ。私は払いのけもせずコーヒーを一口啜った。
「いいか、探偵野郎。俺はお前をこの場で逮捕することが出来るということを忘れるな」
「残念だがあんたは俺を逮捕することは出来ない。これはあくまで非公式な会話であるから質問に答える義務はないし、それにあんたは無抵抗の俺に手を出している。この場合逮捕されるのはどっちだと思う?」
 フランクが手を離した。しかし、顔には怒りが漲っていた。
「俺は彼女がただの保険調査員ではないと知らなかったんだ。そう、少なくとも俺の前では彼女は保険調査員だった」
 フランクは何か言いたそうな顔をしていたが、何も言わなかった。私はシワを伸ばすとコーヒーを飲み干した。
「今日はこれで引き返すが、次に来る時はお望みの令状を持って来てやる。それまでは島を出るなよ」
「俺は島を出たいと思ったら出る」
 フランクは私の言葉を無視して、肩を怒らせながら帰っていった。私は電話に手を伸ばした。
「どうした、相棒?」トミーが言った。
「エイミーが姿をくらました」私が言った。
「参ったな。あの嬢ちゃんはかくれんぼが得意だからな」
 トミーはエイミーを子供扱いするが射撃の腕前はトミーに優るとも劣らないもので、私はそれを彼に思い出させようとしていたが、思い出さないようなので諦めていた。
「見つけれるか?」
「ああ。だが、結構高くつくぞ」
「アシュリーの手料理でどうだ?」
「俺を殺す気か?」
「大丈夫だろう。保険には入ってるんだろう?」
「くそったれ」トミーが電話を切った。
 私は昨日の淹れたてのコーヒーをもう一杯カップに注ぐと、一口飲んだ。厄介なことがまた一つ増え、どれにまず手をつけるべきかますます分からなくなってきた。なので書斎にこもって本を読むことにした。たまには気分転換も必要である。
 カップを持って階段を上がろうとしたとき、電話が鳴った。急いで引き返して電話にでた。
「もしもし、ケネディさん?」聞き覚えのない声だった。
「はい」
「アメッサです。アメッサ・ヴォーン。私の為に色々してくださったとアシュリーから聞いたので」
 意外な展開だった。私はうっかりコーヒーを落とさないようにしなければならなかった。
「本当だったらすぐに連絡するべきなんですけど、あれから色々ありまして連絡が遅くなってしまい申し訳ありません」
「いや、御気になさらず。私は自分に出来ることをしただけですので」
「もし宜しければ一緒にお食事でもしませんか?御礼も申し上げたいですし・・・」
「いいですよ」
「じゃあ、明日の夜十時にでもセント・レジスでどうでしょう」
 スケジュールを確かめていると思わせるために少し時間を置いた。こういう職業は忙しそうにしていることが重要なのである。
「十時ですね。分かりました」
「ありがとう、ケネディさん」
 受話器を置くと私はキッチンからオールド・オーヴァーホルトを取り出し、グラスに注いだ。確かなことは言えないが、この予想外の会談で何か得られそうな予感がしていた。

348w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:34:17 ID:???
「鏡の中の虚像」

          27

 セント・レジスは1907年に設立された由緒正しいホテルで、その顧客達の身なりがステータスの高さを物語っている。私はそのような場所に行き慣れていないのでどのような服装をすればいいか分からなかったが、結局薄い赤の格子柄の入った薄地のグレーのスリー・ピース・スーツにベルト付きのトゥイードのトップ・コートを羽織るという姿に収まった。
 タクシーで五十九丁目まで行き、残りは歩いた。時計の針は九時四十五分を指している。私は待ち合わせをする際、必ず時間より早く行き、少し遠い所から歩いていくことにしている。何故かと言われれば自分でも分からないが、おそらく職業病の一つだろう。実際、これで何度も命拾いしたことがある。
 時計の針が十時を指したとき、一人の女性が近づいてきた。彼女は優雅なオーラをそこはかとなく漂わせながら言った。
「こんばんは、ケネディさん」
 一目見た瞬間、私は鳩尾の奥で何かがカチッと一段落ちるのを感じた。黒く豊かな髪が肩まで垂れ、顔の頬骨が高い。背はアシュリーより少し高めで、目は黒い。胸は小ぶりだが品のある形をしており、ももは素晴らしい。
「アメッサ・ヴォーンです」
 私は気品ある笑みを浮かべながら握手した。本当ならばここで気の利いたジョークの一つや二つ言わなければならないが、どもりそうだったので寡黙な男を演じることにした。
「お先にどうぞ」
 彼女は軽く笑うと歩き始めた。歩き方にも品がある。ファッションセンスも素晴らしい。ブラス・ボタンが付いたネイヴィ・ブルーのブレザーに白のオックスフォードのボタン・ダウン・シャツ、ライト・グレーのスカートに黒のハイヒール・ブーツという出で立ちは彼女の魅力を思う存分引き出していた。
「たまげたな」私はそっと呟いた。
 レストランは少し小さかったが、メニューの量は豊富だった。私はポーク・テンダーロイン・アン・クルート・カンバーランド・ソースとウォッカ・ギムレットを、アメッサはレモンバターをかけた網焼きの貝柱とゲヴュルツトラミーナーを頼んだ。
「この前は色々ありがとう」アメッサが言った。
「感謝の言葉はすでに受け取っているよ」
 ウォッカ・ギムレットを一口飲んだ。口の中が渇ききっているのが分かった。
「でも、あなたは感謝してもしきれないことをしてくれたわ」
「ここに来ただけで十分さ」
 アメッサは小さく笑うと窓の方に目をやった。
「世界で一番美しいものは、もちろん世界そのものだ」アメッサが呟いた。私は外を見つめる彼女の顔にうっすらと翳りが見えたのが気になった。
「ウォレス・スティーンブンズ」私が言った。
「あら、ご存知なの?」アメッサが振り返った。そこにはすでに翳りがなかった。
「まあね」
 アメッサがまた外を見た。私も見た。無数に広がる地上の星空は美しく、綺麗だった。しばらく夜景を楽しみたかったが、そろそろ仕事に取り掛からなければならない。
「ピーター・フィッツジェラルドという人を知っているかい?」私は本題に入ることにした。
「ええ。市長さんでしょ?」アメッサが言った。
「それ以外に何か知っていることは?」
「ないわ」アメッサが両肘をテーブルにつけ手を組み、その上に顎を乗せて誘うような目で見つめてきた。だが、私は彼女が警戒し始めたことに気づいた。
「君はどうして罪を着せられたのか、心当たりはある?」質問を変えてみた。彼女は姿勢を崩さなかったが、目は元に戻った。
「ないわ。全く分からないの」
「とんだ災難だったんだね」
 そう言いながら私は彼女のグラスにワインを注いでやった。それからはお互いに事件の話をせず、軽いジョークなどを言い合ったりして時を過ごした。
 遠慮する彼女をタクシーに乗せて見送った後、私は煙草に火を点けた。時間が経つにつれて理性が感情を支配し始め、彼女に対する疑念が沸きあがってきた。どうしても部屋の暗さと彼女の明るさが一致しなかった。あんな暗い部屋にいる人間がイースト・コースト特有のファッション特性を持ち合わせているのだろうか?
 どうも嫌な展開になってきた。私は頭を使うのが嫌いで、こういった複雑に謎が絡み合う事件は性に合わないのだ。それに考えてみれば、今まで自分に起きた何かは自分自身で招いたものでなく、周りにいた者によるものが多かった。それも気に入らなかった。

358w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:34:49 ID:???
「鏡の中の虚像」

          28

 セント・レジスから戻ると、トミーが私専用の椅子に座ってミネラルウォーターを飲みつつ、本を読んでいた。
「よう、トミー」私が言った。
「やあ、レオン」トミーが言った。
「鍵はかかっていたはずだが?」
「どうして自分の記憶にそこまで自信を持てる?」
 私はそれを無視すると、冷蔵庫から水を取り出した。
「お前さん、まだあの事件が忘れられんのか?」トミーが言った。視線は手元の本に向けられたままだ。一体何を読んでいるんだろう。
「気に食わんことが多すぎる。何故アメッサが罪を着せられたのか?何故ジェファーソンは殺されたのか?キャサリンとエイミーの話の食い違い、メレディスと関わりのあった市長、ダーティな内容のファイル、今夜のアメッサの態度、それにアシュリーだ」
「最後は除外した方がいいぞ」
 トミーが顔を上げた。だが、私はその顔を見返した。
「最初の方は予想できる。市長は悪い奴で、ジェファーソンはその指示を受けていた。ファイルが証拠だ」
 私は頷いた。
「メレディスとできていた市長は何らかの理由で彼女を消さなければならなくなり、その罪をルームメイトであるアメッサに着せた」
 また頷いた。
「その後始末をジェファーソンが引き受けた。本部長は悪徳警官カーンズに証拠の捏造を命じた」
 頷いた。
「だが、万全を期したい市長は口封じに本部長を殺させ、捏造は本部長の指示で行われたように仕組んだ」
「おそらくは」頷くのが嫌になってきたので答えた。
「アメッサがどんな態度をとったのか知らんが、罪が晴れたので少しハイになっていたんだろう。これで全て説明が付く」
「ああ」
 水を一口飲んだ。渇ききった喉を冷たいものが勢いよく流れていくのを感じた。
「じゃあ、アシュリーの何が気に食わん?」トミーが言った。
「アメッサとの繋がりを言わなかった」
 トミーが鼻を鳴らした。
「やっぱりこの事件から手を引け。このままだとお前は大切なものを傷つけることになる」
「ああ。おそらくな」
 それは分かりきったことだ。アシュリーを容疑者の一人として考えているのを知ったら彼女は傷つくに決まっている。だが、今日のアメッサの態度が気に食わなかった。そして、そんな彼女とアシュリーが親しかったとは思えなかった。やはり、何かあるのだろう。
「おい、レオン。いくらなんでも考えすぎだぜ。アシュリーが関わっている訳がないじゃないか」
 トミーの言うことは尤もだ。だが、どんなに些細なことでも気になったら疑ってしまうのは探偵という職業の悲しい性なのかもしれない。それとも自分が何度も命を狙われたから、少し苛立っているのか?苛立ちが何でもないようなことをわざわざ悪いように見せているだけなのか?
「自分でもそう思う。だが、どこか納得出来ないんだ」
 トミーは立ち上がるとドアの方に歩いた。ノブに手を回したとき、彼が独り言のように呟いた。
「自分が納得したいがために、誰かを傷つけてもいい訳がないだろうが」
 開け放されたドアをそのままに私は静かな世界の中で何もせずにただ、立っていた。自分の中で何かが音を立てて崩れ去っていったような気がした。

368w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:35:19 ID:???
「鏡の中の虚像」

          29

 ジョークの一つにこんなものがある。サンタクロース、正直な政治家、酔っ払いの老人、妖精の四人が歩いていると、道端に百ドル落ちていた。それを手にしたのは?答えは酔っ払いの老人。何故なら、残りの三人は存在しないから。
 このジョークの通り、ピーター・フィッツジェラルドも典型的な政治家の一人だった。市長公邸に通された私とスタンフォードは執務室ではなく食堂に通され、美人の秘書から、ミスター・フィッツジェラルドは長距離電話で話し中なので、その間何かお召し上がりになってください、と言われた。
「コーヒーを二つ」スタンフォードが言い、秘書は奥に引っ込んだ。私はパステル調の青色に塗られた、博物館の展示室のように完璧に整えられた部屋をぼんやりと眺めていた。
「政治家連中はいつもこうだ。尤もらしいことを並び立てて時間を稼ぐ」
 私達にコーヒーを渡し、また去って行く秘書の後姿を見ながらスタンフォードが言った。
「だが、連中より厄介なのはお前のような探偵だ」スタンフォードが退屈そうにこっちを見た。
「え?」
「保険調査員を名乗る重要参考人が消えたというのに、お前は女の居場所を知らないと言って市警の連中をかんかんに怒らせ、そのくせに俺に市長に会いたいから手筈をつけて欲しいと言う」
「だが、俺はこうして市長に会おうとしている」私が言った。
「お前とあの女がどういう関係か知らんが、警察を馬鹿にしないほうがいい」スタンフォードが言った。相変わらず退屈そうだ。だが、私は彼が退屈そうに凶悪犯を撃ち殺したのを知っている。警官を五人殺した早撃ちの名手だった犯人は自分を捕まえようとする包囲網に気付き、銃を抜こうとしたがそれより早くスタンフォードが彼を撃っていた。その場にいたどの警官もホルスターから銃を抜けていなかった。
「馬鹿にしていないのは、あんた自身が分かっているはずだ」コーヒーを啜りながら私が言った。程よい苦味が口に広がっていく。
「ああ。お前がトミーを動かしているのは知っている。だが、殺人課の課長では全警官を抑えることは出来ない」
「泣く子も黙るエドワード・スタンフォード警部でも?」
「警部の上にも階級がある」スタンフォードはそう言うと背筋を伸ばした。食堂に通じるドアからピーター・フィッツジェラルドが姿を現した。
「待たせて申し訳ない、警部。長距離電話をかけていたんだ」
 フィッツジェラルドはテレビで見るより若かった。三十代後半と聞いていたが、聡明そうな顔立ちと西海岸人のような服装の効果でとても若々しく見えた。
「こちらが私に会いたいと望んでおられる方だね?確か、お名前は・・・」
 この種の人間はあまり好きじゃない。いちいちもったいぶって話そうとする。だから私はそれに答えて名乗ろうとせず、微笑だけですました。
「レオン・スコット・ケネディです」スタンフォードが市長に助け舟を出した。
「ああ、そうだった。これは失礼、ケネディ君。なかなか人の名前を覚えられなくてね」フィッツジェラルドが政治家特有の“笑顔”で右手を差し出した。
「私もそうですよ、市長。確かに人の名前は覚えづらい。ですが、あなたの名前は忘れませんよ、市長。絶対にね」私はそう言って同じように右手を差し出した。

378w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:37:49 ID:???
みかんさんの作品↓

388w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:38:20 ID:???
サラザール戦にて

レ「やっと着いた・・・おいフケチビ!!アシュリーはどこだ!!」
サラ「今頃孤島についているでしょう。」
レ「あんだと・・・!!」
サラ「イーっひヒヒヒヒヒヒヒヒ」
レ「(きも!!!!!!!!)」
レ「死ねーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」
ドンドンドンドン!!!
サラ「がふっ!!てめぇ!!ずるはいけねぇぞ!!」
レ「黙れカスがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
サラ「うぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」
レ「ふぅふぅ・・・どうだ見たかバカヤロー!!」
サラ「がふっ・・・ふぅ・・・甘いな・・・・・・」
レ「あ、やべえ銃弾に砂糖つけっぱなs...」
サラ「そっちの甘いじゃねぇよてか何で銃弾に砂糖つけんだよ!!」
レ「あ、なんだ、そっちか!コノヤロー恥かかせやがって!!」
サラ「いやてめぇが勝手に言ったことだろ!!」
レ「うをぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
サラ「ぎゃぁぁぁぁぁ!!ちょちょちょっと待ってストップーーー!!」
レ「フン・・・!ってあれ?」
サラ「いーっひっひ。よくやりましたよ左腕」
レ「あ!俺の武器!!」
サラ「さぁ今の内に融合しましょうか。魔法カード発動!!『融合』!」
レ「なにっ!?」
サラ「『サラザール(★★)』と『助っ人左腕ヴェルデューゴ(★★★★★★★★)』を!!」
レ「まさか(つーかサラザール弱っ!)・・・・・」
サラ「融合!!!」
レ「そんなヴァカな!!」
サラ「いーっひっひっひっひっひ!!!」
左腕(勝手に融合すんなよ、、、)
〜〜10分後〜〜
サラ「待たせたな!!」
レ「やっと来たよ!!おせーよ何やってたんだよ!」
サラ「あなたこそ、今タバコ吸ってたでしょうよ!!」
レ「見てたのか!!」
サラ「いーっひっひっひ!!さぁ完成しましたよ完全なる生命寄生体!!」
レ「む・・・・・・・・」
サラ「『完全なる寄生体サラデューゴ(★★★★★★★★★★)』!!」
レ(強ーーーーーーーーーーーー!!!!)
サラ「さぁあなたに攻撃です!!」
レ「それはどうかな。」
サラ「なにっ」
レ「『レオン・S・ケネディ(★★★★★★★★)』と、『シカゴタイプライター(★★★★★★★★★)』を、融合!!」
サラ「なんだと・・・(まさか奴までが融合テクニックをマスターしていたとは・・・)」
レ「いでよ!!『レオンタイプライター(★★★★★★★★★★★★★)』!!!」
サラ「なんだと・・・この完全なる寄生体サラデューゴを上まわり、さらに神までもを上回る・・・最強のモンスターだと・・・?」
レ「貴様、さっき攻撃宣言をしたな。」
サラ「な・・・し、しまった!!」
レ「さぁ攻撃は取り消せないZE★」
サラ「くっ・・・・」
レ「わはははははははははははははははは!!」
サラ「トラップカード・・・」
レ「なにっ!?」
サラ「聖なるバリアミラーフォースだ」
レ「し、しま・・・っ!」
サラ「さぁ死ねーーー!!」
レ「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
サラ「ふっ死んだか」
レ「まだまだ!!」
サラ「なにっ!?」
レ「うおおおおおおおおおおお!!」
サラ「うああああああああああああああ!」

とこのバカげた二人のデュエルが続いている間にアシュリーの寄生虫は少しずつ成長するのであった

398w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:38:57 ID:???
いたずら電話

『イー―ーッヒッヒッヒッヒ』(声=サラザール)
ある日、レオンのケータイのEメール着信音が鳴った。
見てみるとアシュリーからだった。
『レオン、暇なんだけど、おもしろい事してみない?』
ちっ、何だアシュリーか・・・。おもしろい事?少し気になるな。
『どうしたアシュリー。おもしろい事って?』
まさかイタズラ電話ってことはないだろうな。
『イーっヒッヒッヒッヒッヒ』
あ、来た来た。
『クラウザーんとこに、イタズラ電話するの〜、どう?』
うわっ本当にイタズラ電話だったよ〜まじかよ〜
でも面白そうだな。さっそく返信だ。
『いいなそれ〜俺もやる』
なんて子供な俺www
まあいい、最近暇だしたまにはこんな事するのもいいだろう。
そう思っているウチにさっそく返事がきた。
『とりあえず仲間あつめよっか〜』
なるほどな。集団でやるという作戦か。イジメっぽくなっちまったがクラウザーの事だ。
あのアホにイジメなんてわかりっこない。(しかも何かムカつくし。)
俺はさっそくルイスとエイダとサラザールとサドラーにメールを送った。
即返事が来た。
エイダ『賛成よーん。楽しそうね。』
ルイス『何時から始めるんだ?楽しみだなあおい。』
サラザール『ちょっと貴方、着信音私の声にしてるって本当ですか。』
サドラー『このサドラー様に不可能などない。いいだろう。』
よし、みんな快く賛成してくれたぞ。あとはルイスの言ってる『何時から始めるか』問題だな。
アシュリーに聞いてみよう。
アシュ『あぁ、別に今からでもいいわよ。じゃあまずレオンが9時ぴったりにクラウザーに電話して。そして出たらすぐに切って。』
はいはい、9時ぴったりですね、と思ってたら3分前だった。
アシュ『作戦は私が言っとくから。』
作戦ってなんだ、と思いながら時を待つ。
3・・・2・・・プルルルルルル プルルルルル
うわっビックリした!誰からと思えばクラウザーからだ!
とりあえず出てみよう・・・。
ガチャ
「どしたん?」
「ようレオン、クラウザーだぜ。実はいまクッキー作ってるんだが、出来あがったらやるよ。」
へー、お前がクッキーを、ねぇ。
「すげえじゃん。じゃあな。」
「おいおい冷たいなぁ・・・・悩みでも聞いてくれよ・・・。」
「なんだよ。」
クラウザーにも悩みなんてあったのか。アホなのに・・・。
「最近・・・ひとりぼっちなんだ・・・」
「え?」
そのクラウザーの寂しそうな声を聞いた俺は心配になった。
「どうしたんだ?」
「友達が消えていく気がするんだ・・・お前も・・・」
俺はクラウザーが可哀そうになり、イタズラ電話作戦はさぼることにした。
「・・・な、なあクラウザー・・・。俺達は親友だ・・・いつまでも・・・」
「あ・・・あぁ・・・あと・・・レオン・・・・」
「ん?なんだ、何でも言ってみろ!」
いつの間にか俺は泣いていた。クラウザーという親友に俺はいったい何をしようとしていたのか。俺は後悔した。
「今からクッキー持っていくよ。」
「ああ、サンキュー!!」
俺はほっとして待つことにした。
〜10分後〜
ガチャ
「レオーン?」
きた!
「よっクラウ・・・・・それにみんな・・・・」
クラウザーだけじゃなくアシュリー達が笑いながら立っていた。
「え・・・みんな・・・どうして・・・」
「ドッキリ大成功でーーーす!!」
え!!!?
「レオン!!あなた引っ掛かりやすいわね!!爆笑しちゃった!!」
「な・・・」

408w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:39:36 ID:???
コスチューム

レオンとアシュリー、その他のバイオ4の登場人物達は、
やっとこ1週目をクリアした。
2週目に入ろうとすると、新たなコスチュームが出た。
レ「ん?なんだこれ、『スペシャルコスチューム』?へ〜、服が変わるのか。面白そうだな。やってみよう。」
レオンは「ノーマル」ではなく、「スペシャルコスチューム」を選んだ。
ぱっと眼が覚めると、なんと暑苦しいコスチュームになっており、
アシュリーはというと、逆に超寒そうなコスチュームだった。
てかおかしくね!!?今の季節なんだよ!!
てかこの村見てみると普通に冬じゃね!!?
アシュリーとかやばくね!!?いや、寒いから、服貸さないから。

そしてやっとこさ2週目もクリア。
レオン達は3週目を始めようとしていた・・・。

418w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:40:08 ID:???
コスチューム2

レ「さて・・・もうスペシャルはいやだぞ・・・今回はノーマルでいくか・・・」
レオンは3週目に入ろうとしていた。
すると・・・
『スペシャル  ノーマル  スーパー 』
レ(スーパー!!!!!?)
レ「す・・・スーパーってなんだよ・・・き・・・気になるな・・・よしっやってみよう!!」
レオンは「スーパー」を選んだ。
ぱっと眼が覚めると、レオンはスーパーマンの格好になっていた。
「ひえええええええええぇぇぇぇぇええええええええええええ!!!!!」
その村には、レオンの悲鳴が響いた。
だがレオンは、叫んでいても始まらないと思い、アシュリーの元へ急いだ。

レ「はぁ・・・はぁ・・・やっとついた・・・まったく、俺がどんな恥ずかしい思いでここまで来たと思ってんだ・・・・」
レオンはぶつぶつ言いながら、扉に例のあれをはめた。
レ「アシュリー!」
ア「レ・・・レオン・・・!あなた・・・「スーパー」にした!?」
レ「え・・・どういうこ・・・」
アシュリーのコスチュームは、なんと学生服だったのだ。

てかなにこの組み合わせ、スーパーマンに学生とか似合わなくね!?
てかどこも共通点ないから。無理だから。
アシュリー、別に気を使って「レ・・・レオンの服貸して」とか言わなくていいから。

レオンは3週目を見事クリアし、4週目を始めようとしていた。

428w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:40:57 ID:???
「バイオ会議とファミコン魂」1

バァンバァン!!
レ「はぁはぁ・・・・きりがねぇぜ・・・!」
ぷるるるるぷるるるる
レ「なんだ!」
ハ二『ハニガンよ。レオンご機嫌いかが?』
レ「えっかなり悪い。で、用は?」
ハ二『実はね、バイオ4プレイ者から苦情が来てるの。』
レ「へー・・・どんな。」
ハ二『あの時の恐怖感とドキドキ感が無くなってしまっただとか。』
レ「・・・・ところでそれは今言う事か?」
ハ二『まぁ、何を言っているの?とても大切な事よ。』
レ「そうか・・・・。てかマジで今じゃなきゃだめ?」
ハ二『そこで私は、会議を開こうと思うの。』
レ「あれ、聞いてる?」
ハ二『これからこのバイオ4をどうしたいか、パソコンの前のみんなの意見待ってるわ!
宛先はbaio.ioveiove・・・・』
レ「ちょっと待てぇぇぇぇ!!無視すんじゃねぇぇ!!
 なんだよパソコンの前のみんなって!!何だよ『バイオラブラブ』って!
 お前が一番にやる気ねぇだろ!!もういいよ!!」
ガチャッ
レ「あーったくカルシウムは絶対に取んなきゃいけねぇんだなったく・・・」
ぷるるるるぷるるるる
レ「あんだよっ!」
?『レオン・・・・・?私よ・・・・。』
レ「・・・・。・・・・。」
?『覚えてない?貴方の元カノのキャサリンよ・・・・』
レ「ごめ・・・かけなおすわ・・・・。」
ガチャッ
ぷるるるるぷるるるる
レ「もしもし?キャサリン?あのさ・・・・。」
ハ二『レオン!あんた最近、白髪増えたらしいわね!』
ガチャッ ツーツーツー・・・

438w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:41:37 ID:???
iaaiuuiさんの作品↓

448w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:42:48 ID:???
バイオ


残弾数3発、D・E一個。
それが今の俺の状態。すぐそこにベースキャンプがあるのに。
約5、6匹位はいるだろう、が弾がない。
ポケットを探ったがあるのはベースボールチケット1枚。
このままベースキャンプにいけば皆が犠牲になっちまう。
事の発端は2009年12月25日。
ここ、マイアミで残酷殺人犯の噂が流れ出したころからだ。
被害者はすべて、噛まれて死んでいた。
だが、それにともない不可解な事件も起きていた。
被害者全員が、棺桶の中から血の跡と共に消えているのだ。
全員完全に死んでいるはずなのである。
しかも、被害者が増えるのに比例してまた新たな被害者が生まれていき、
そしてついに、一人捕まえることが出来たのだ。
検査の結果はこうだった。
北北西のラクーンシティで完全に滅菌したはずのT−ウィルス。
だがWHO(世界保健機関)の職員の一人が、それを認めなかった。
通常、T−ウィルスは、発症した場合知力低下や皮膚の腐敗が開始する。
だが、今回の感染者は、著しい知力低下や、皮膚の腐敗は見られなく、
普通に言葉が交わせるのだ。
それどころではない。
普通に通勤、通学しているものまでいるのである。
そして、実験の結果、睡眠時にウィルスが活発になり、知力が低下、
結果、人を襲うのである。
そして研究者の間では眠る悪魔ということでS・T−ウィルスと命名されたのである。


t−ウィルスの実験結果
T- ウィルスは非常に強い感染力を持ち、空気感染・水を汚染する事による経口感染・血液感染等、あらゆる経路で拡散する。ただし変異性が高く、広がっていくうちに感染力が弱まる傾向にある。基本的に空気感染を起こすのはウィルスが拡散した初期の段階であり、生物に感染した後は血液感染など感染者の体液が血液内に入ることで感染を広げる。たとえそれが爪で引っかかれるなどの微量なかすり傷でも感染する。ゾンビ化するまでの時間は個人差が大きく特定できないが、感染者の肉体が弱っているほどウィルスの活動が活発になり、発症が早まる。ゾンビに襲撃されたなど瀕死の人間等はごく短時間でゾンビになっている。
T-ウィルスに対する完全な抗体を持った人間が10人に1人の割合で存在する。
アンブレラ社や各所の研究機関においてワクチンが開発されており、事前に投与しておけば感染を防ぐことができる物、一時的に体内のウィルスの活動を抑制する物、感染したウィルスを駆除する物等が作り出されている。中でもラクーン大学で開発された「デイライト」は、抗体のない人間でも即座にT-ウィルスを死滅させ、さらに以降の感染も防ぐことが出来る。ウィルスに感染した生物に対し投与すれば、その場でウィルスが死滅し、即死する。しかしT-ウィルスは変異性が強く、抗体を投与されている人間でも汚染された水を摂取したり、死に瀕した場合等に発症してしまうケースも存在する。
初期症状
感染者の初期症状は、全身の痒み・発熱・意識レベルの低下。その後、大脳新皮質の壊死に起因する、知性・記憶の欠如と代謝の異常による食欲の増大を引き起こす。また、手紙や日記を書けても、平仮名を多用するようになる(英語では単語の羅列になる)。
発症後
知能の低下と代謝促進から来る飢餓感のため、感染者は食欲を中心とした本能的行動をとるようになる。この状態のことをゾンビと呼ぶ。体内の細胞が活性化し、すでに死滅した細胞でさえも蘇り感染者は異常な耐久性を有することになるが、それに伴い新陳代謝も加速するため、十分な栄養を摂取できない場合は体細胞の分裂と壊死のバランスが合わなくなり、体が腐り落ちてしまう。また、喋ることができても、本来話そうとした言葉の1割ほどしか正確に発音できなくなる。
更にT-ウィルスの変種体は宿主の意識がなくなって休眠状態に陥ると体組織の再構築を行う。その際細胞を再び活性化させ、体組織自身の改造をも行い、俊敏性の上昇と、さらなる凶暴化をもたらす。この現象は研究員により「V-ACT」と命名された。V-ACTの発生を防ぐ方法は、頭部の破壊か死体を焼却してしまうこと。V-ACTが発生したケースは今のところゾンビにのみ確認されており、この現象の起きたゾンビは「クリムゾン・ヘッド」と呼ばれる。
いったんゾンビ化してしまうと、もはや安楽死させることはできない。

458w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:43:32 ID:???
スリープ・バイオ

はじまりの叫び


ケネディは、いつものように賭け事をして稼いだカネで、飲んだくれていた。
S・T―ウィルスの脅威が迫っている事を知らずに、いつものバー、いつものカクテル。
普段と変らない時間を過していた。
家に帰ったケネディはパソコンのスイッチを入れた。
そして、野球のチケットを購入した。
新しく発明された小型チケット印刷機から出てくるチケットを見ながらそのまま眠りについた・・・

そのころ、研究員達が6人の感染者の研究をしていた。
それが、新種の感染1時間前だった・・・・・。
研究員達は保存されていたT−ウィルスと新型T−ウィルスを腕の筋肉が働かない猿に、
本来の目的である身体の再生の実験をしていた。
T−ウィルスの方での実験では猿の筋肉は動き出した。様態も安定、感染率ゼロ。
一方、新型の方は、体内に入った瞬間、脈拍上昇、呼吸困難、やがて死に至った。
研究員が死んだ事を確認すると、それをベッドの上においたまま、S・T−ウィルスの実験をはじめた。
それがミスだった。
30分たった。
研究員達はS・Tの研究に目が行っていた。
研究員達は、何かタイヤがパンクする様な音が聞こえたが、研究をつづけた。
すると叫びが上がった。
「ぐぁあああぁぁぁあアあぁぁぁぁぁぁあっつぁぁああああ!」
「どうした・・・・!わああああぁぁあああぁぁぁぁぁぁあぁあああッ!」
「ぐふぅうううぅぅぅぅっ・・・」
そして、猿の様な声と共に廊下に血の飛び散る音が聞こえた・・・・・

468w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:44:34 ID:???
雅ルルさんの作品↓

478w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:46:11 ID:???
MISSION OF THE DEAD

CHAPTER 7 2/2 Cross−question

H-ハンター達を退けたジェド達は正面玄関以外の研究所の入口の場所を教えてもらう為に、アルスを探しに館内に再度侵入した。しかし、探すまでもなく館の中に入って納屋への通路でアルスは良く分からない歌を歌いながら歩いてきた。
アルス「〜♪ 先生!!男子が!ガイドさんのゆうことを聞きません!!先生!!女子が!買い物に行ったまま帰ってきまきせん!!うるさい!並べ!!団体行動を乱すな!!!男子女子男子女子で交互に並べ!!先生!!男子が!若干女子より多いです!!そうか!だったら!!男子女子男子男子女子男子女子だ!男子女子男子女子男子男子女子ですね!違うわ!!よく聞け!!こうやって並べ!!男女男男女男女!!フォ!フォ!男女男男女男女!!フォ!フォ!男女男男女女男女男女!フォ!女男女男女男男女!!―――お、ジェドさん達じゃないか」
リック「アルス!よかった無事だったんだ。て、今歌っていたのはなんて曲なんだい?」
アルス「作者のマイブーム曲だ」
リック「あ、そう・・・」
ジェド「下らん雑談はそこまでだ」
ジェドが制した。
ジェド「アルス、お前に二、三聞きたい事があるんだが」
アルス「何?」
ジェド「お前は何を取りに館に戻った?」
アルス「まぁ、何というか・・・思い出の品っスね」
アルスは言葉を濁した。
ジェド「そうか。じゃあ次の質問だが、前に言っていた研究所の隠し口にはどこにある?」
アルス「?なんで隠し口の場所を知る必要が・・・ああ、はいはいはい、正面玄関が使えなくなってたんっスね?」
ジェドは頭を縦に振った。
アルス「隠し口は研究所の裏にある噴水広場の噴水だ」
リック「噴水?」
アルス「そ。で、噴水の両端に例のメダルを嵌めると秘密の入口が開く仕掛けになってるんだぜ」
ジェド「ふうん。あと一つメダルが必要なんだな?」
アルス「その通り。あ、そうそう。あんた等に報告しなくちゃならん事が二つほどあるんだ」
ジェド「なんだ?」
アルス「一つ目はこの屋敷内にH-ウィルスによって作られたハンターが放たれたみたいなんだ」
ジェド「そいつらならさっき遭遇した。5体いたが片してやった」
リック「ジェドさん・・・そんな簡単に倒したみたいに言わないで下さいよ」
ジェド「時間はかからなかったろ?」
リック「まぁ、そうですけど・・・」
アルス「へぇ・・・あいつら5体を二人掛りとはいえ無傷で倒すとは・・・やっぱりあんた等は強いね」
ジェド「リックが思いのほか出来る奴だったからな。おかげで労力は半分以下で済んだ」
リック「過大評価はよしてくださいよ」
ジェド「そうか?ここまで生き残っているだけでも中々だと思っているのだが・・・」
アルス「話の途中で悪いけど、話を進めるぜ?」
ジェド「ああ、済まなかった。続けてくれ」
アルス「二つ目に報告したい事とは、この屋敷内に前にジェドさんが言っていたS.T.A.R.S.て、奴等が戻ってきているようだ」
ジェド「やっぱりな」
アルス「ん?これも知っている情報だったか?」
ジェド「まぁ、そんなところだ」
リック「僕たちは寄宿舎でS.T.A.R.S.と遭遇したんだ。丁度僕と君が分かれてすぐにね」
アルス「あの後にね・・・で、そのS.T.A.R.S.達は男と女の二人組じゃなかったか?」
リック「そうだけど・・・君は遭遇したのかい?」
アルス「いや、走っていくのを離れた所から見ていただけだぜ」
ジェド「これで報告は終わりか?」
アルス「ふっふっふ、実はその時にいいものを拾ったんだ」
リック「いいもの?」
アルス「今の貴方達にとってすごくいいものだぜ」
そう言いながらアルスはポケットから銀色のメダルを取り出した。そのメダルにはオオワシが描かれていた。
リック「これってもしかして、残りのメダル?」
アルス「ご明察!どうやらこいつはその二人が落して行ったみたいなだ」
リック「な、なんて都合のいい展開なんだ・・・」
アルス「日頃の行いが良かったんじゃねぇの?」
リック「まぁ、そういうことにして置きます」
ジェド「今度はこちらから二つ目の質問なんだが・・・」
アルス「答えれる範囲内なら何でも答えるぜ?」

ジェド「“ゼウス”とはなんだ?」

その言葉にアルスは時間でも止められたかのように静止した。数秒後、口を開いた。
アルス「そりゃあ・・・・・・ギリシャ神話の主神の事でしょ。ゼウスは天候、特に雷を司る天空神で―――」

488w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:46:44 ID:???
ジェド「誤魔化すな」
ジェドはピシャリとアルスの言葉を遮った。これでは質問ではなく、詰問である
ジェド「お前は知っているのだろ?この研究所で造られた生命体の事を」
アルス「はは、何言ってんだ。俺はここで働いてるスタッフだぜ?そんな凄いこと知るわけが―――」
ジェドは無言のまま懐から破れた二冊の手帳を取り出した。
アルス「!!!」
ジェド「これに書いてあるんだ。お前が面倒を見たB.O.W.の事がな」
アルス「・・・・・・・・・」
リック「あのー、どういうことですか?」
リックの質問には誰も答えない。沈黙の時が過ぎる。
ジェド「答える気は無か・・・それならば―――」
ジェドがそこまで喋ったところでアルスは大きな溜息をついて腰に手を受けて首を下に向けて左右に振った。

アルス「やれやれだぜ」

アルスは顔を上げてそう呟いた。
アルス「まさかどこにも見当たらなかったそれをあんたが持っていたとは・・・」
ジェド「さあ、答えろ」
アルス「今ここで“それ”について話す分にはいかねぇな・・・」
アルスはポケットから素早く“何か”を取り出した。そして、その“何か”に付いている栓を引っこ抜いた。
ジェド・リック「!!」
アルス「富――ミューレンスフラッシュ!!」
アルスがそう叫んだ瞬間、閃光が通路内に散満した。リックとジェドはその閃光で意識が飛ぶ―――

リックとジェドは数秒後に意識が戻った。
ジェド「ぐ、リック!大丈夫か!?」
リック「な、なんとか・・・」
リック「今のは一体・・・?」
ジェド「閃光手榴弾だ。爆発の際、近くにいた者の意識を数秒間奪うことができる手榴弾だ。テロ鎮圧とかでも使用されている」
リック「そ、そうだったんですか・・・・・・て!アルスがいない!!」
意識が飛んでいる間にアルスは居なくなっていた。
ジェド「馬鹿な・・・閃光手榴弾の周囲どころか手元と言っていい場所で爆発したのに意識を失わずに、逃げただと?」
リック「とにかくアルスを追いましょう!!」
ジェド「ああ、勿論だ――ん?」
ジェドは上着を探り出した。
リック「どうしました?」
ジェド「どうやらオオワシのメダルを取られたようだ。だが、何の為に盗ったかは見当がつく、行くぞ!」
ジェド達はさっき閉めたはずの納屋への扉が開いているのにすぐに気づき、そこへ向かった。
リック「どうやらアルスは中庭に向かったようですね」
ジェド「そのようだ」
外へ出たジェド達の足取りに迷いはなかった。多分予測がついていたのだろう。

ジェド達が向かった場所はアルスがさっき言っていた噴水広場だった。
噴水広場には小さな柵やベンチなどがあり、公園のようであった。その広場の中央に噴水があった。
いや、噴水だったものと言ったほうが正しいだろう。噴水は底が丸々抜けたようになっており、深い闇が広がっている。噴水の淵の一部が開いており、そこから階段のようなものが中央にある“エレベーター”に続いている。
リック「ジェドさん・・・」
ジェド「ああ、分かっている」
二人は何も言わずにエレベーターに乗り込んだ。

Status

ジェイド=スミシー
                 リンクス=ガンドーラ
状態:Fine
                 状態:Fatirue
コルトパイソン:4
                 ショットガン:5
コルトパイソンの弾:58
                 ショットガンの弾:77
ハンドガン:14
                 ダガーナイフ:1
ハンドガンの弾:45
                 救急スプレー:3
コンバットナイフ
                 調合したハーブ(緑+赤)
救急スプレー:1
                 携帯燃料ボトル4/5
研究所のカギ
                 キーピック
Level3のカードキー

無線機

車のキー

アルス=ミューレンス

状態:Fine

デザートイーグル:7

デザートイーグルの弾:21

ハンドガン:6

ハンドガンの弾:60

鉄パイプ

ライター

携帯燃料ボトル5/5

secret item

498w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:47:38 ID:???
BIOHAZARD×YuーGiーOh!!(仮)

雅ルル 伝説・改「デュエル!!」
雅ルル 伝説・改LP8000

雅ルル「僕のターン!」

つ[ミイラの呼び声][生者の書−禁断の呪術−][闇よりい出し絶望][ゾンビキャリア][マジック・ジャマー][魂を削る死霊]

雅ルル「1枚セット(マジック・ジャマー)!ミイラの呼び声を発動!!」

ミイラの呼び声 永続魔法
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、
手札からアンデット族モンスター1体を特殊召喚できる。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。

雅ルル「ミイラの呼び声の効果で闇よりい出し絶望を攻撃表示で特殊召喚!そして、もう1体モンスター(魂を削る死霊)をセットしてターン終了だ」

闇よりい出でし絶望 闇属性 ☆8 アンデット族 ATK2800 DEF3000
このカードが相手のカードの効果によって手札またはデッキから墓地に送られた時、
このカードをフィールド上に特殊召喚する。

伝説・改「僕のターン!ドロー!」

つ[冥界の使者][光の護封剣][和睦の使者][封印の黄金櫃][八汰烏の骸][強欲な壺]

伝説・改「強欲な壺を発動!2枚デッキからカードをドローする」

強欲な壺 通常魔法
自分のデッキからカードを2枚ドローする。

つ[封印されし者の右足][マシュマロン]

伝説・改「封印の黄金櫃を発動!」

封印の黄金櫃 通常魔法
自分のデッキからカードを1枚選択し、ゲームから除外する。
発動後2回目の自分のスタンバイフェイズ時にそのカードを手札に加える。

伝説・改「封印されしエクゾディアを指定する!」

伝説・改「カードを2枚(和睦の使者)(八汰烏の骸)伏せ、モンスターをセット(冥界の使者)ターン終了」

雅ルル(エクゾディアデッキか、早目に勝負をつけた方がいいな)「僕のターン!ドロー!」

つ[強欲な壺]

雅ルル「強欲な壺を発動!デッキからカードを2枚ドローする」

つ[死者への手向け][ナイトメア・ホース]

雅ルル「手札より死者への手向けを発動!手札を1枚捨て(ナイトメ・アホース)、その裏守備モンスターを破壊する!」

伝説・改「く!冥界の使者が・・・」

雅ルル「裏守備をリバース!と、言っても魂を削る死霊だけどね。バトルフェイズ!死霊と絶望でダイレクトアタック!!」

魂を削る死霊 闇属性 ☆3 アンデット族 ATK300 DEF200
このカードは戦闘によっては破壊されない。魔法・罠・効果モンスターの効果の対象になった時、
このカードを破壊する。このカードが相手プレイヤーへの直接攻撃に成功した場合、
相手はランダムに手札を1枚捨てる。

伝説・改「トラップカード発動!和睦の使者!」

和睦の使者 通常罠
このカードを発動したターン、相手モンスターから受ける全ての戦闘ダメージは0になる。
このターン自分モンスターは戦闘によっては破壊されない。

雅ルル「ターン終了だ」

伝説・改「僕のターンドロー!」

つ[成金ゴブリン]

伝説・改「手札から成金ゴブリンを発動!さらに伏せておいた八汰烏の骸を発動!」

508w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:48:27 ID:???
成金ゴブリン 通常魔法
デッキからカードを1枚ドローする。相手は1000ライフポイント回復する。

八汰烏の骸 通常罠
次の効果から1つを選択して発動する。
●自分のデッキからカードを1枚ドローする。
●相手フィールド上にスピリットモンスターが表側表示で存在する時に発動することができる。
自分のデッキからカードを2枚ドローする。

雅ルル LP8000→9000

つ[封印されし者の左腕][クリッター]

伝説・改「光の護封剣を発動!」

光の護封剣 通常魔法
相手フィールド上に存在する全てのモンスターを表側表示にする。
このカードは発動後(相手ターンで数えて)3ターンの間フィールド上に残り続ける。
このカードがフィールド上に存在する限り、相手フィールド上モンスターは
攻撃宣言を行う事ができない。

雅ルル「トラップ発動!マジック・ジャマー!ゾンビキャリアを捨て、光の護封剣の発動を無効にし破壊する!」

マジック・ジャマー カウンター罠
手札を1枚捨てて発動する。魔法カードの発動を無効にし破壊する。

伝説・改「く!モンスターを1枚セット(マシュマロン)ターン終了だ」

雅ルル「僕のターンドロー!」

つ[生還の宝札]

雅ルル「手札より生還の宝札を発動。更に生者の書−禁断の呪術−を発動する」

生還の宝札 永続魔法
自分の墓地に存在するモンスターが特殊召喚に成功した時、自分のデッキからカードを1枚ドローする事ができる。

生者の書−禁断の呪術− 通常魔法
自分の墓地に存在するアンデット族モンスター1体を特殊召喚し、相手の墓地に存在するモンスター1体をゲームから除外する。

雅ルル「墓地のモンスター、ナイトメア・ホースを特殊召喚!そして君の墓地にいるモンスター と言っても1体しかいないが冥界の使者をゲームから除外する!
      更にナイトメア・ホースが墓地から特殊召喚されたことにより、デッキからカードを1枚ドローする!」

ナイトメア・ホース 闇属性 ☆2 アンデット族 ATK500 DEF300
このカードは相手フィールド上にモンスターが存在しても、相手プレイヤーに直接攻撃をする事ができる。

つ[天使の施し]

雅ルル「天使の施しを発動!」

天使の施し 通常魔法
デッキからカードを3枚ドローし、その後手札からカードを2枚捨てる。

つ[馬頭鬼][龍骨鬼][手札断殺]

雅ルル「馬頭鬼と龍骨鬼を捨て、更に手札断殺を発動!」

手札断殺 速攻魔法
お互いのプレイヤーは手札を2枚墓地へ送り、デッキからカードを2枚ドローする。

雅ルル「僕の手札は0、よって捨てずにデッキから2枚ドローする」

伝説・改「く!エクゾディアパーツ2枚を捨てる」

雅つ[貪欲な壺][再生ミイラ]

伝つ[闇の量産工場][聖なるバリア−ミラーフォース−]

伝説・改(いいぞ、これならいける!)

雅ルル「馬頭鬼の効果発動!このカードをゲームから除外して自分の墓地から龍骨鬼を特殊召喚!」

馬頭鬼 地属性 ☆4 アンデット族 ATK1700 DEF800
墓地に存在するこのカードをゲームから除外する事で、自分の墓地からアンデット族モンスター1体を特殊召喚する。

龍骨鬼 闇属性 ☆6 アンデット族 ATK2400 DEF2000
このカードと戦闘を行ったモンスターが戦士族・魔法使い族の場合、ダメージステップ終了時にそのモンスターを破壊する。

518w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:48:59 ID:???
雅ルル「まだ僕はこのターン通常召喚を行っていない。再生ミイラを召喚する!」

再生ミイラ ☆4 闇属性 アンデット族 ATK1800 DEF1500
相手のカードの効果によって、このカードが手札から墓地へ送られた時、このカードを手札に戻す。

伝説・改「場のモンスターが5体に!」

雅ルル「これがアンデットの“脅威”ですよ」

伝説・改「アンデットの“胸囲”!!?」

雅ルル「ちげーよ!!再生ミイラで裏守備を攻撃!!」

伝説・改「裏守備はマシュマロンだ!」

マシュマロン ☆3 光属性 天使族 ATK300 DEF500
フィールド上に裏側表示で存在するこのカードを攻撃したモンスターのコントローラーは、
ダメージ計算後に1000ポイントダメージを受ける。このカードは戦闘では破壊されない。

伝説・改「マシュマロンは戦闘では破壊されない!更にマシュマロンの効果で1000ポイントのダメージを受けてもらう!!」

雅ルル LP9000→8000

雅ルル「ならナイトメア・ホースでダイレクトアタック!!」

伝説・改 LP8000→7500

雅ルル「ターン終了だ」

伝説・改「僕のターンドロー!」

つ[封印の黄金櫃]

伝説・改「封印の黄金櫃の効果により封印されしエクゾディアを手札に加える!」

封印されしエクゾディア ☆3 闇属性 魔法使い族 ATK1000 DEF1000
このカードに加え、「封印されし者の右足」「封印されし者の左足」「封印されし者の右腕」「封印されし者の左腕」
が手札に全て揃った時、デュエルに勝利する。

伝説・改「闇の量産工場を発動!エクゾディアパーツを2枚手札に加える!」

闇の量産工場 通常魔法
自分の墓地から通常モンスター2体を選択し手札に加える。

伝説・改「更に封印の黄金櫃を発動!」

伝説・改「封印されし者の左足を指定する!」

雅ルル(これで、最低でもエクゾディアパーツが3枚揃った事になるか・・・)

伝説・改「モンスターをセット!(クリッター)更にカードを1枚セット!(聖なるバリア−ミラーフォース−)ターン終了だ」

雅ルル「僕のターン!ドロー!」

つ[地砕き]

雅ルル「手札より地砕きを発動!マシュマロンを破壊する!」

地砕き 通常魔法
相手フィールド上の守備力が一番高い表側表示モンスター1体を破壊する。

雅ルル「再生ミイラで裏守備に攻撃!」

伝説・改「裏守備はクリッターだ」

クリッター ☆3 闇属性 悪魔族 ATK1000 DEF600
このカードがフィールド上から墓地に送られた時、自分のデッキから攻撃力1500以下のモンスター1体を選択し、
お互いに確認して手札に加える。その後デッキをシャッフルする。

伝説・改「封印されし者の右腕を手札に加える!」

雅ルル「まずいな・・・よぉし!魂を削る死霊でダイレクトアタックだ!」

528w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:49:33 ID:???
伝説・改「トラップカード発動!聖なるバリア−ミラーフォース−!!」

聖なるバリア−ミラーフォース− 通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。相手フィールド上の攻撃表示モンスターを全て破壊する。

雅ルル「うぼあああああああああああああ!!!」

伝説・改「これでアンデット軍団は全滅だ!」

雅ルル「く!アンデットは不死と言う意味!少しの時間で復活する!」

伝説・改「“少しの時間”があればね」

雅ルル「ぐ!手札より貪欲な壺を発動する」

貪欲な壺 通常魔法
自分の墓地に存在するモンスター5体を選択し、デッキに加えてシャッフルする。
その後、自分のデッキからカードを2枚ドローする。

雅ルル「ゾンビキャリア、ナイトメア・ホース、魂を削る死霊、龍骨鬼、再生ミイラをデッキに戻してシャッフルし、デッキから2枚ドローする」

つ[???][サイクロン]

雅ルル(!このカードは!!)

伝説・改「どうしました?いいカードでも引けましたか?」

雅ルル「ぼちぼち、かな」(このカードだけではダメだ!あとあのカードさえ来れば・・・)

雅ルル「2枚カードを伏せて(???、サイクロン)ターン終了だ」

伝説・改「僕のターンドロー」

つ[スケープ・ゴート]

伝説・改「手札よりスケープ・ゴートを発動!」

スケープ・ゴート 速攻魔法
このカードを発動する場合、自分は発動ターン内に召喚・反転召喚・特殊召喚できない。自分フィールド上に「羊トークン」(獣族・地・☆1・ATK/DEF0)を
4体守備表示で特殊召喚する。(生け贄召喚のための生け贄にはできない)

伝説・改「これで一気に攻め落とされることはないでしょう。僕の勝ちは決まったようなものですね」

雅ルル「まだ、分からないぞ」

伝説・改「ふふ、負け惜しみを。これでターンエンドです」

雅ルル(ここで“あの”カードを引けなければ僕の負けは決定する!)「奇跡を起こす!ディスティニードロー!!!」

伝説・改「ディスティニードロー宣言!!」

つ[???]

雅ルル「来た!!手札より逆巻く炎の精霊を召喚!!」

逆巻く炎の精霊 ☆3 炎属性 炎族 ATK100 DEF200 
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。直接攻撃に成功する度にこのカードの攻撃力は1000ポイントアップする。

雅ルル「逆巻く炎の精霊でダイレクトアタック!!」

伝説・改 LP7500→7400

逆巻く炎の精霊 ATK100→1100

伝説・改「ふ、イタチの最後っ屁って奴ですか、下らない。これで僕の勝利は決まりましたね」

雅ルル「何勘違いしているんだ」

伝説・改「ヒョ?」

雅ルル「まだ俺のバトルフェイズは終了してないZE☆!!」

伝説・改「なーに言ってんだそのモンスターは攻撃を終了したじゃないか」

雅ルル「速攻魔法発動!!※狂戦士の魂(バーサーカー・ソウル)!!!」

伝説・改「狂戦士の魂(バーサーカー・ソウル)?」

雅ルル「手札をすべて捨て、効果HA☆TU☆DO☆U!!」

雅ルル「こいつはモンスターカード以外のカードが出るまで何枚でもカードをドローし墓地に捨てるカード。
      そしてその数だけ攻撃力1500以下のモンスターは追加攻撃DE☆KI☆RU!!」

538w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 16:50:08 ID:???
伝説・改「攻撃力1500以下・・・まさか!!」

逆巻く炎の精霊 ATK1100

雅ルル「さあI☆KU☆ZE!!まず1枚目・・・モンスターカード、ゾンビマスターを墓地に捨て!逆巻く炎の精霊!追加攻撃!!」

伝説・改「うわあああああああ!!」

伝説・改 LP6300

雅ルル「逆巻く炎の精霊はダイレクトアタックに成功したとき!攻撃力が1000ポイントアップする!!」

逆巻く炎の精霊 ATK1100→ 2100

雅ルル「2枚目ドロー! モンスターカード!!」

伝説・改「うわあああああああああ!!」

伝説・改 LP6300→5200

逆巻く炎の精霊 ATK2100→3100

雅ルル「3枚目!モンスターカード!!」

伝説・改「うわあああああああああああ!!」

伝説・改 LP5200→2100

雅ルル「ドロー!モンスターカード!!」

伝説・改 LP 2100→−1000

逆巻く炎の精霊 ATK3100→4100

雅ルル「ドロー!モンスターカード!!」

伝説・改「うわああああああああああああ!!」

伝説・改 LP−1000→−5100

逆巻く炎の精霊 ATK4100→5100

雅ルル「ドロー!モンスターカード!!」

伝説・改「うわああああああああああああああ!!」

伝説・改 LP−5100→−10200

逆巻く炎の精霊 ATK5100→6100

雅ルル「ドロー!モンスターカード!」

伝説・改「うわああああああああああああああああ!!」

伝説・改 LP−10200→−16300

逆巻く炎の精霊 ATK6100→7100

伝説・改「か!は・・・」

雅ルル「ドロー!モンスターカード!!」

首領「もうやめるんだ雅ルル君!!」

雅ルル「HA☆NA☆SE!!」

首領「とっくに伝説・改君のライフポイントは0だ!もう勝負は着いたんだ!!」

雅ルル「はあ、はあ、はあ・・・・・・・・・すいません。闇遊戯に憑依されてたみたいだ」

548w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 22:31:04 ID:???
BIOHAZARD×YuーGiーOh!!(仮) その2

〜ジェドのワンターンキルの巻〜

ジェド・リック「「デュエル!!」」

ジェド リック LP8000

ジェド「俺のターンだ」

つ[???][???][???][???][リボルバー・ドラゴン][ルーレットボマー]

ジェド「っふ」

ジェドは不敵な笑みをこぼした。

リック「な、なんですか?」

ジェド「悪いなリック、このデュエル俺の勝ちだ」

リック「な、何を言っているのですか!初手は攻撃できないのですよ!」

リックは思いっきり取り乱しながら言った。

ジェド「攻撃?攻撃など一切しない」

リック「?どういうことですか?」

ジェド「こういうことだ!!モンスターを裏守備!そして、手札より太陽の書を発動!!」

太陽の書 通常魔法
裏側表示でフィールド上に存在するモンスター1体を表側攻撃表示にする。

ジェド「表にするモンスターは!!ダイス・ポットだ!!!」

セットされていたカードが表側になり、壺の中に顔が出ているモンスターが出現した。

ダイス・ポット 光属性 ☆3 岩石族 ATK200 DEF300
リバース:お互いサイコロを一回ずつ振る。相手より小さい目が出たプレイヤーは、相手の出た目×500ポイントダメージを受ける。
ただし、6の目に負けたプレイヤーは6000ポイントダメージを受ける。引き分けの場合はやり直す。

リック「そ、それは・・・最狂のギャンブルバーンモンスター!!」

ジェド「さあ、ダイスを振るんだ」

リック「よ、よし!行け!」

「3」

リック「び、微妙・・・」

ジェド「俺の番だな」

リック(3以下出ろ!)

「6」

リック「嘘だ!!(AA略)」

ジェド「6の目に負けたからから6000ポイントのダメージを受けてもらう」

リック「うわあああああああああああ!!」

リック LP 8000→2000

ジェド「更に魔法カード月の書を発動する」

月の書 速攻魔法
表側表示でフィールド上に存在するモンスター1体を裏側守備表示にする。

ジェド「裏守備にするのはダイス・ポットだ。続いて2枚目の太陽の書を発動する。」

リック「これもある意味ずっと俺のターン・・・」

558w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 22:31:36 ID:???
ジェド「さあ、ダイスを振るんだ」

リック「く!神よ僕に力を!!」

「6」

リック「やった!!」

ジェド「ほう、やるな。次は俺だな」

「6」

ジェド「6、やり直しだな」

リック「そ、そんな・・・」

ジェド「さあリック、ダイスを振れ」

リック「もう一度神よ降りよ!!」

「5」

リック「いい目が出た!」

ジェド「あ、そうそう。リック、言い忘れていたが」

リック「ん?なんですか?」

ジェド「俺は出したいダイスの目を自由に出すテクニックを持っているんだ」

リック「そんなの嘘だ!!(AA略)」

リック「てか、それじゃ大石さんじゃ・・・」

ジェド「そういえば目暮警部とダイスケも警官だな」

リック「中の人(声優)ネタはいいです」

ジェド「そうか、それじゃ止めだ」

「6」

リック「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」

リック LP2000→−4000

リック「はあ、見せ場が無かった・・・・・・」

ジェド「ちなみにコイントスのコントロールも可能だ」

リック「ジェドさん、多分あなたが最強のデュエリストですよ」

ジェド「そいつはどうも」

568w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 22:32:36 ID:???
BIOHAZARD×YuーGiーOh!!(仮) その3

〜恐怖のシモッチバーン!!の巻き〜

雅ルル「ジェド!!リックの仇討たせてもらう!!!」

ジェド「仇って・・・」

雅ルル・ジェド「「デュエル!!!」」

ジェド「俺のターン!ドロー!」

つ[リボルバードラゴン][ニードル・ウォール][幻銃士][魔法の筒][ルーレットボマー][月の書]

ジェド「モンスターをセットし、(ルーレットボマー)カードを3枚伏せて(ニードル・ウォール、魔法の筒、月の書)ターン終了だ」

雅ルル「僕のターン!!」

つ[???][悪夢の拷問部屋][マシュマロン][ビッグバンガール][聖なるバリア−ミラーフォース−][便乗]

雅ルル「ふっふっふ、早速来たようだね」

ジェド「?何が来たんだ?」

ジェドが怪訝な顔をして言った。

雅ルル「いや、なになにこっちの話だ。モンスターをセットし、(マシュマロン)魔法カード、悪夢の拷問部屋を発動!!」

悪夢の拷問部屋 永続魔法
相手ライフに戦闘ダメージ以外のダメージを与える度に、相手ライフに300ポイントダメージを与える。
「悪夢の拷問部屋」の効果では、このカードの効果は適用されない。

ジェド(バーン補助カードか、するとこのデッキはバーンデッキか)

雅ルル「更にカードを3枚伏せ、(???、聖なるバリア−ミラーフォース−、便乗)ターンsy」

ジェド「その前にトラップカード、ニードル・ウォールを発動する」

ニードル・ウォール 永続罠
自分のスタンバイフェイズ時にサイコロを1回振る。相手のモンスターカードゾーンを、このカードのコントローラーから見て右から1〜5とし、
出た目にいるモンスターを破壊する。6の目が出た場合はもう一度サイコロを振る。

ジェド「俺のターン」

つ[カードガンナー]

ジェド「ニードル・ウォールの効果発動。サイコロを振らせてもらう。そして作者なんだから俺に課した設定位覚えているよな?」

雅ルル「ああ、勿論だ」

「5」

ジェド「その裏守備モンスターを破壊する」

雅ルル「あーあ、マシュマロンが・・・」

ジェド「幻銃士を召喚する」

幻銃士 ☆4 闇属性 悪魔族 ATK1100 DEF800
このカードが召喚・反転召喚に成功した時、自分フィールド上に存在するモンスターの数まで「銃士トークン」(悪魔族・闇・星4・攻/守500)を特殊召喚する事ができる。
自分のスタンバイフェイズ毎に自分フィールド上に表側表示で存在する「銃士」と名のついたモンスター1体につき300ポイントダメージを相手ライフに与える事ができる。
この効果を発動する場合、このターン自分フィールド上に存在する「銃士」と名のついたモンスターは攻撃宣言する事ができない。

ジェド「幻銃士でダイレクトアタックだ」

雅ルル(ここは甘んじて受けるか)

雅ルル LP8000→6900

ジェド「ターン終了だ」

雅ルル「僕のターンドロー!」

つ[成金ゴブリン]

雅ルル「よし、1ターンしか経ってないが反撃開始だ!」

ジェド「?」

雅ルル「トラップ発動!シモッチによる副作用!!」

シモッチによる副作用 永続罠
相手のライフポイントが回復する効果は、ライフポイントにダメージを与える効果になる。

ジェド「シモッチバーンか」

雅ルル「その通り!成金ゴブリンを発動!!」

雅ルル「成金は1枚ドローするのに相手にLPを1000ポイント回復させるデメリットがあったが、このカードの登場により価値が一変した。
      さあ、シモッチの効果で1000ポイントのダメージを受けてもらう!!」

578w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 22:33:49 ID:???
ジェド LP8000→7000

雅ルル「拷問部屋の効果を忘れるなよ」

ジェド「く!」

ジェド LP7000→6700

雅ルル「ドローするよ」

つ[成金ゴブリン]

雅ルル「2枚目ぇ!!」

ジェド LP6700→5400

つ[強欲な壺]

雅ルル「強欲な壺を発動!」

つ[恵みの雨][天使の施し]

雅ルル「天使の施しを発動!」

つ[ダーク・キュア][堕天使マリー][デスメテオ]
つ[堕天使マリー][デスメテオ]

雅ルル「恵みの雨を発動!!」

恵みの雨 通常魔法
お互いは1000ライフポイント回復する。

雅ルル「シモッチがあるからジェドに対しては血の雨が降ったことになるがな!」

雅ルル LP6900→7900
ジェド LP5400→4100

雅ルル「カードを1枚伏せてターン終了だ」

ジェド「俺のターンドロー」

つ[強欲な壺]

ジェド「幻銃士の効果を発動する。銃士と名の付くモンスター×300ポイントのダメージを受けてもらう」

雅ルル LP7000

ジェド「強欲な壺を発動。デッキから2枚カードをドローする」

雅ルル「トラップカード便乗を発動!文字通り便乗させてもらう!」

便乗 永続罠
相手がドローフェイズ以外でカードをドローした時に発動する事ができる。その後相手がドローフェイズ以外でカードをドローする度に、カードを2枚ドローする。

ジェド「便乗は発動時の問題で1回目では効果が発動できないぞ」

雅ルル「それぐらいは分かっている」

つ[ブローバック・ドラゴン][オーバーロード・フュージョン]

ジェド「銃士トークン2体を生贄に捧げ、来い!俺の分身!リボルバー・ドラゴンを召喚する!」

リボルバー・ドラゴン ☆7 闇属性 機械族 ATK2600 DEF2200
コインを3回投げる。その内2枚以上が表だったら、相手のモンスター1体を破壊する。この効果は自分のターンに1度しか使えない。

雅ルル「トラップ発動!ダーク・キュア!!」

ダーク・キュア 永続罠
相手がモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、そのモンスターの攻撃力の半分の数値分だけ相手のライフポイントを回復する。

雅ルル「リボルバー・ドラゴンの攻撃力は2600!シモッチの効果で2600ポイントのダメージを受けてもらう!!」

ジェド LP4100→1500

ジェド「ぐあ!!」

ジェド「く、ここで攻め落とさないと危険だな。リボルバーと幻銃士でダイレクトアタックだ!」

雅ルル「トラップカード発動!聖なるバリア−ミラーフォース−!!」

ジェド「ぐああああ!」

ジェド「く、カードを1枚伏せて(オーバーロード・フュージョン)ターンエンドだ」

雅ルル「僕のターンドロー!」

雅ルル「堕天使マリーの効果発動!僕のスタンバイフェイズ毎にLPを200回復する!」

堕天使マリー ☆5 闇属性 悪魔族 ATK1700 DEF1200
このカードが墓地に存在する限り、自分のスタンバイフェイズ毎に200ライフポイント回復する。

雅ルル LP7000→7200

つ[手札断札]

雅ルル「ビッグバンガールを召喚!そして手札断札を発動!!」

ビッグバンガール ☆4 炎属性 炎族 ATK1300 DEF1500
自分のライフポイントが回復する度に、相手ライフに500ポイントダメージを与える。

588w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 22:34:24 ID:???
ジつ[ブローバック・ドラゴン]
ジつ[リミッター解除][可変機獣 ガンナードラゴン]

雅つ[???][シモッチの副作用]

雅ルル「ジェド、お前がドローしたから便乗の効果発動!」

つ[非常食][堕天使ナース−レフィキュル]

雅ルル「非常食を発動!悪夢の拷問部屋とダーク・キュアを破壊してLPを回復する!そしてビッグバンガールの効果で500ポイントのダメージを受けてもらう!」

非常食 速攻魔法
このカードを除く自分のフィールド上の魔法または罠カードを墓地へ送る。墓地へ送ったカード1枚につき、自分は1000ライフポイント回復する。

雅ルル LP7200→9200
ジェド LP1500→1000

雅ルル「カードを1枚伏せ、(???)ターン終了だ」

ジェド「俺のターンドロー」

つ[太陽の書]

ジェド「逆転のチャンスはありそうだ。ニードル・ウォールの効果を発動する」

「5」

雅ルル「ニードル・ウォールの存在を忘れていた・・・」

ジェド「ビッグバンガールを破壊する」

ジェド「マジックカード発動!オーバーロード・フュージョン!!」

オーバーロード・フュージョン 通常魔法
自分フィールド上または墓地から、融合モンスターカードによって決められたモンスターをゲームから除外し、
闇属性・機械族の融合モンスター1体を融合デッキから特殊召喚する。(この特殊召喚は融合召喚扱いとする)

ジェド「墓地に存在するリボルバー・ドラゴンとブローバック・ドラゴンをゲームから除外する。来い!my soul!ガトリング・ドラゴン!!」

ガトリング・ドラゴン ☆8 闇属性 機械族 ATK2600 DEF1200
「リボルバー・ドラゴン」+「ブローバック・ドラゴン」コイントスを3回行う。表が出た数だけ、フィールド上のモンスターを破壊する。
この効果は1ターンに1度だけ自分のメインフェイズに使用する事ができる。

598w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 22:34:55 ID:???
ジェド「更に可変機獣 ガンナードラゴンを妥協召喚!」

可変機獣 ガンナードラゴン ☆7 闇属性 機械族 ATK2800 DEF2000
このカードは生け贄なしで通常召喚する事ができる。その場合、このカードの元々の攻撃力・守備力は半分になる。

ジェド「場に伏せてある月の書を発動!ガンナードラゴンを裏側にし、更にマジックカード太陽の書を発動!ガンナードラゴンを表側表示にする!
      こうすることで妥協召喚を行って攻撃力が下がったモンスターの攻撃力が元に戻る!更にリミッター解除を発動!」

リミッター解除 速攻魔法
このカード発動時に自分フィールド上に存在する全ての表側表示機械族モンスターの攻撃力を倍にする。ターン終了時にこの効果を受けたモンスターカードを破壊する。

ジェド「リミッター解除の効果により、ガトリング・ドラゴンとガンナードラゴンの攻撃力を2倍になる!!」

ガトリング・ドラゴン ATK2600→5200
可変機獣 ガンナードラゴンATK2800→5600

ジェド「2体のモンスターでダイレクトアタック!!!」

雅ルル「トラップカード発動!和睦の使者!!」

ジェド「・・・・・・・・・・・・」

?「ソリャネエヨ」

ジェド「・・・・・・・・・・・・・ターン終了だ」

雅ルル「僕のターンドロー」

つ[???]

雅ルル「最後の最後にすごいカード来ちゃいましたよ」

ジェド「どんなカードだ?」

ジェドは脱力した声で言った。

雅ルル「カードを1枚伏せて(???)ターン終了」

ジェド「俺のターンドロー」

雅ルル「トラップカード発動。ギフトカード」

ギフトカード 通常罠
相手は3000ライフポイント回復する。

雅ルル「シモッチの効果で3000ポイントのダメージを受ける効果に早変わり」

ジェド LP1000→0

雅ルル「これ2枚と成金2枚で勝負が着いちゃうんだよね」

ジェド「お前のデッキは俺に負けない鬼畜デッキだぞ」

雅ルル「そいつどーも」

608w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 22:35:25 ID:???
T−ウィルス 装備魔法
このカードは発動時にアンデット族、又はウィルス以外のモンスターにのみ装備することができる。
装備モンスターはアンデット族・ウィルスとなり攻撃力守備力が500ポイントアップする。
このカードを装備したモンスターと戦闘を行ったモンスターは相手から数えて2ターン後のスタンバイフェイズ時に
アンデット族・ウィルスとなり、持ち主のフィールド上に攻撃表示で特殊召喚する。
そのモンスターは攻撃力守備力が300ポイントアップし表示変更はできず、
バトルフェイズを必ず行いバトルをしなければならない。このカードを装備モンスターが戦闘で破壊された場合、
この効果で特殊召喚されたモンスターはアドバンス召喚のためにはリリース出来ない。
次の自分のスタンバイフェイズ時にこのカードを装備して墓地から特殊召喚する。
このカードが破壊されたとき装備モンスターを破壊する。この時このカードをゲームから除外することでデッキから
デッキから「ウイルス」と名の付くカードを2枚まで手札に加える。

T−ウィルス特効薬 デイライト 速攻魔法
フィールド上に存在するウィルス又は「ウィルス」と名の付くカードを全てゲームから除外する。

618w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 22:36:24 ID:???
BIOHAZARD×YuーGiーOh!!(仮)その4

〜アンデットVS古代の機械(アンティーク・ギア)の巻き〜

雅ルル・リック「「デュエル!!!」」LP8000

アルス「作者VSリック、どっちが勝つんだろうなぁ?」
ジェド「さあ?だが、デッキの相性と回し方が肝になるだろう事は間違いない」

雅ルル「僕のターン!ドロー!」

つ[生還の宝札][ピラミッド・タートル][生者の書 −禁断の呪術−][ゾンビマスター][威嚇する咆哮][ヴァンパイア・ロード]

雅ルル「モンスターをセット(ピラミッド・タートル)し、カードを2枚セット(生還の宝札、威嚇する咆哮)してターンエンド」

リック「僕のターンドロー!」

つ[エヴォリューション・バースト][強化支援メカ・ヘビーウェポン][サイバー・ドラゴン][炸裂装甲][古代の機械城][古代の機械獣]

リック「サイバー・ドラゴンを手札より特殊召喚!更に強化支援メカ・ヘビーウェポンを召喚!そのままサイバードラゴンに装備!!」

白い機械龍とよくある合体ロボのパーツのようなものが現れる

サイバー・ドラゴン ☆5 光属性 機械族 ATK2100 DEF1600
相手フィールド上にモンスターが存在し、自分フィールド上にモンスターが存在していない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。

強化支援メカ・ヘビーウェポン ☆3 闇属性 機械族 ユニオンモンスター ATK500 DEF500
1ターンに1度だけ自分のメインフェイズに装備カード扱いとして、フィールド上のこのカードを自分フィールド上表側表示の機械族モンスターに装備、または装備を解除して表側攻撃表示で元に戻す事が可能。
この効果で装備カード扱いになっている時のみ、装備モンスターの攻撃力・守備力は500ポイントアップする。
(1体のモンスターが装備できるユニオンは1枚まで。装備モンスターが破壊される場合は、代わりにこのカードを破壊する。) 

アルス「リックは機械族デッキか?」
ジェド「ヘビーウェポンを入れているあたり間違いないだろう」

リック「どっかの誰かさんが理不尽な1ターンkillを決めたおかげでお披露出来なかった僕のデッキの力を見せてあげるよ!」

ジェド「・・・・・・・・・・・・こっち見んな」

リック「ヘビーウェポンの効果でサイバー・ドラゴンの攻守は500ポイントアップするよ」

サイバー・ドラゴンとヘビーウェポンは空に舞い上がり良くあるロボットアニメのような合体をする。

サイバードラゴン ATK2100→2600 DEF1600→2100

リック「サイバー・ドラゴンでセットされたモンスターを攻撃だ!エヴォリューション・バースト!!」

サイバードラゴンの口から発射される光線が雅ルルのフィールド上にセットされているモンスターに直撃する

628w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 22:36:55 ID:???
雅ルル「裏守備はピラミッド・タートルだ」

ピラミッド・タートル ☆4 地属性 アンデット族 ATK1200 DEF1400
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、自分のデッキから守備力2000以下のアンデット族モンスター1体を自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。

雅ルル「僕は龍骨鬼を場に特殊召喚する」

雅ルルの場に全身が骨でできた鬼が現れる

リック「カードを一枚セット(炸裂装甲)ターンエンド」

アルス「対する作者はアンデットデッキか?相変わらず割かし回りやすいデッキを使ってるなぁ」
ジェド「アンデットデッキの肝は特殊召喚が豊富なところだろうから、そこに惚れたんだろう」
アルス「ゾンビとかミイラ系のモンスターが多いから趣味がいいとはいえねぇがな」

雅ルル「趣味が悪くて悪かったな。僕のターンドロー!」

つ[ツタン仮面]

雅ルル「ゾンビ・マスターを召喚」

色白でボロボロの服を着た少年が現れた

ゾンビ・マスター ☆4 闇属性 アンデット族 ATK1800 DEF0
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、手札のモンスターカード1枚を墓地に送る事で、自分または相手の墓地に存在するレベル4以下のアンデット族モンスター1体を特殊召喚する。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。

雅ルル「更に生還の宝札を発動したからゾンマスの効果を発動。ヴァロンを捨てピラタを守備表示で特殊召喚」

ゾンマスの手から発する紫色の光線でピラミッドを背負った亀が雅ルルのフィールド上に現れる

雅ルル「生還の宝札の効果で1枚ドローする」

つ[ダブルコストン]

638w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 22:38:26 ID:???
雅ルル「リバースカードを1枚セット(ツタン仮面)ターンエンド」

リック「僕のターンドロー!」

つ[歯車街]

リック「古代の機械城を発動する」

リックの場に、大砲や歯車が大量に設置されている巨城が現れる

古代の機械城(アンティーク・ギアキャッスル) 永続魔法
フィールド上に表側表示で存在する「アンティーク・ギア」と名のついたモンスターの攻撃力は300ポイントアップする。
モンスターが通常召喚される度に、このカードにカウンターを1つ置く。
「アンティーク・ギア」と名のついたモンスターを生け贄召喚する場合、必要な生け贄の数以上のカウンターが乗っていれば、このカードを生け贄の代わりにする事ができる。

リック「更に、フィールド魔法、歯車街(ギア・タウン)を発動する」

互いのフィールドがたくさんの歯車が稼動している街へと変わる

歯車街(ギア・タウン) フィールド魔法
「アンティーク・ギア」と名のついたモンスターを召喚する場合に必要な※リリースを1体少なくする事ができる。
このカードが破壊され墓地に送られた時、自分の手札・デッキ・墓地から「アンティーク・ギア」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する事ができる。

※リリースとは生贄のことです。
アルス「そんなに宗教上で問題があるのかよ」
ジェド「元々エジプトの神話だのをモチーフにしているんだ。キリスト教とかに引っ掛かってもおかしくはあるまい」
アルス「海外版だとデーモンとかハ・デスに角が生えてないらしいじゃねぇか」

リック「海外の国々はもっと日本のように一つのことに縛られないスタイルが必要でしょう」

雅ルル「要するに遊びに宗教が介入スンナって事だ」


リック「古代の機械獣(アンティーク・ギアビースト)を召喚する」

古代の機械獣(アンティーク・ギアビースト) ☆6 地属性 機械族 ATK2000 DEF2000
このカードが戦闘で破壊した効果モンスターの効果を無効にする。このカードが攻撃する場合、相手はバトルステップ時に魔法・罠カードを発動できない。

リックの場に歯車が大量に使われている機械の獣が現れる

リック「機械獣は星六つだが歯車街の効果で生贄無しで召喚できる。更に機械城の効果でアンティーク・ギアと名の付くモンスターは攻撃力が300ポイントアップする
      加えて機械城にカウンターが一個乗る」

機械城の門の中に巨大な歯車が一個置かれる

古代の機械獣 ATK2000→2300

アルス「どうやらリックは古代の機械デッキのようだな」
ジェド「ああ、機械城と歯車街を入れているあたり間違いないだろう。古代の機械デッキは機械族デッキ特有の一瞬で相手のライフをもぎ取る戦法が採りやすい。
     古代の機械巨人(アンティーク・ギアゴーレム)は専用デッキでなくとも上級モンスターとして優秀だ。デッキのスタイルが決まらない奴は入れてみる事を勧めよう」

雅ルル「ぬー・・・リックのメインフェイズ終了時に威嚇する咆哮を発動する」

648w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 22:39:40 ID:???
威嚇する咆哮 通常罠
このターン相手は攻撃宣言をする事ができない。

リック「このターン攻撃は出来なくなっちゃったか・・・なら!手札より、エヴォリューション・バーストを発動!」

エヴォリューション・バースト 通常魔法
自分フィールド上に「サイバー・ドラゴン」が表側表示で存在する場合のみ発動が可能。相手フィールド上のカード1枚を破壊する。
このカードを発動したターン、「サイバー・ドラゴン」は攻撃する事ができない。

リック「龍骨鬼を破壊する!行け!サイバードラゴン!エヴォリューションバーストォォォォォオ!!」

サイバードラゴンが口を開き、強力な光線が放たれる

雅ルル「甘いぞリック!リバースカードオープン!ツタン仮面!」

ツタン仮面 カウンター罠
フィールド上に表側表示で存在するアンデット族モンスター1体を対象にする魔法・罠カードの発動を無効にし破壊する。

龍骨鬼の前に謎の仮面が現れエヴォリューションバーストを防いだ

リック「しくったなー、ターンエンド」

658w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 22:40:56 ID:???
雅ルル「僕のターンドロー!」

つ[強欲な壺]

雅ルル「強欲な壺を発動する」

つ[精気を吸う骨の塔][和睦の使者]

雅ルル「ピラタを攻撃表示に変更してから、龍骨鬼で機械獣に攻撃!龍骨尾撃!!」

リック「君だって甘いよ!リバースカードオープン!炸裂装甲!!」

炸裂装甲(リアクティブアーマー) 通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。その攻撃モンスター1体を破壊する。

機械獣に薄いよろいの様な物が装着した。龍骨鬼の攻撃が機械獣に触れた瞬間鎧が爆発を起こして龍骨鬼を吹き飛ばした

雅ルル「くっ!ピラタを攻撃表示にしておいて正解だった。ピラタでサイバードラゴンを攻撃!」

アルス「雅ルルの奴何やってんだ?あれじゃ自滅じゃないか」
ジェド「いや、あれはピラミッドタートルのリクルート効果を発動するための自爆特攻だ」

ピラミッドタートルはあっさりとサイバードラゴンに返り討ちにされた。

雅ルル LP8000→6800

雅ルル「ぐ!だが、ピラタの効果発動!二枚目の龍骨鬼を特殊召喚!」

雅ルルの場に新たな龍骨鬼が現れる

雅ルル「バトルだ!龍骨鬼で機械獣を攻撃!龍・骨・尾・撃!!」

龍骨鬼の攻撃で機械獣は粉砕される

リック LP8000→7900

雅ルル「カードを一枚伏せ(和睦の使者)ターンエンドだ」

リック「僕のターンドロー!」

つ[古代の機械巨人]

リック「来た!機械城と歯車街の効果発動!機械城を生贄に捧げて古代の機械巨人を召喚!!」

機械城が崩壊し、城の瓦礫の中から大量の歯車が使われている機械の巨人が現れる

古代の機械巨人(アンティーク・ギアゴーレム) 星8 地属性 機械族 ATK3000 DEF3000
このカードは特殊召喚できない。このカードが守備表示のモンスターを攻撃した時、
このカードの攻撃力が守備表示モンスターの守備力を越えていれば、その数値分だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。

アルス「出た!古代の機械デッキ攻撃の要!」
ジェド「古代の機械巨人は攻守共に優れている。戦闘で破壊するのは骨が折れるだろうな」

雅ルル「やべ!召喚にチェーンして和睦の使者を発動する!」

アルス「ん?なんで作者はバトルフェイズで発動しねぇんだ?いや、別にタイミングは何時でもいいんだけどさ」
ジェド「古代の機械巨人の効果でダメージステップ終了時まで相手は罠、魔法を発動することが出来ないんだ」

古代の機械巨人(アンティーク・ギアゴーレム) 星8 地属性 機械族 ATK3000 DEF3000
このカードは特殊召喚できない。このカードが守備表示のモンスターを攻撃した時、
このカードの攻撃力が守備表示モンスターの守備力を越えていれば、その数値分だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
このカードが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。

アルス「そりゃいいな。ミラフォとか筒とかを気にせず攻撃できるとは」
ジェド「だが過信は禁物だ。効果の適用は攻撃終了までだ。おまけに他のモンスターで攻撃したときに
     ミラーフォースを発動されたら目も当てられないことになるだろう」

リック「ちゃんと分かってましたか、ターンエンド」

雅ルル「僕のターンドロー!」

668w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 22:41:30 ID:???
つ[天使の施し]

雅ルル「天使の施しを発動する」

つ[馬頭鬼][地獄の暴走召喚][デス・ラクーダ]

雅ルル(これはいいぞ!)

つ[馬頭鬼][デス・ラクーダ]

雅ルル「生者の書を発動!」

一冊の分厚い本が現れ、その本から紫の煙が発生しお互いの墓地に浸透する

雅ルル「デス・ラクーダを特殊召喚し、機械獣を除外する!」

雅ルルの場にミイラ化したラクダが現れる

リック「デスラクーダ・・・さっきの施しの効果で捨てたのか」

雅ルル「これだけで終わると思うなよ!速攻魔法 地獄の暴走召喚を発動!!」

地獄の暴走召喚 速攻魔法
相手フィールド上に表側表示モンスターが存在し、自分フィールド上に攻撃力1500以下のモンスター1体の特殊召喚に成功した時に発動する事ができる。
その特殊召喚したモンスターと同名カードを自分の手札・デッキ・墓地から全て攻撃表示で特殊召喚する。
相手は相手フィールド上のモンスター1体を選択し、そのモンスターと同名カードを相手自身の手札・デッキ・墓地から全て特殊召喚する。

雅ルル「デッキのデス・ラクーダを二体特殊召喚!」

アルス「地獄の暴走召喚・・・作者のデッキからして相性はいいんだろうが、相手も攻撃力関係なく特殊召喚できるんだからいいカードじゃないんじゃねぇか?」
ジェド「いや、この状況下での発動は最高にいい」
アルス「ん?なんでだ?」
ジェド「見てれば分かる」

雅ルル「さあ!リックも特殊召喚する場にいるモンスターと同名のカードを特殊召喚しな!!と、言っても二枚とも特殊召喚できないがな!」

リック「く!確かに機械巨人は特殊召喚できないし、サイバードラゴンは制限カード・・・謀りましたね」

雅ルル「もち。生還の宝札の効果でカードを一枚ドローするよ」

つ[砂塵の悪霊]

雅ルル「(作者補整 全☆開!!)デスラクーダの効果発動!一ターンに一度だけ裏守備表示にすることができる」

デス・ラクーダ ☆3 地属性 アンデット族 ATK500 DEF600
このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。このカードが反転召喚に成功した時、自分のデッキからカードを1枚ドローする。

雅ルル「まだ僕はこのターン通常召喚を行っていない。ゾンマスを生贄に捧げ、砂塵の悪霊を召喚!」

雅ルルの場に砂塵を纏う恐ろしい形相の鬼が現れる

リック「砂塵の・・・悪霊?」

次の瞬間悪霊が巻き起こす砂塵が他のモンスターを巻き込み破壊する

リック「なっ!?」

雅ルル「くっくっく。砂塵の悪霊は召喚したときこのカードを除く表側表示のモンスターを全て破壊する!」

砂塵の悪霊 ☆6 地属性 アンデット族 ATK2200 DEF1800
このカードは特殊召喚できない。召喚・リバースしたターンのエンドフェイズ時に持ち主の手札に戻る。
このカードが召喚・リバースした時、フィールド上のこのカード以外の表側表示モンスターを全て破壊する。

リック「く!ヘビーウェポンの効果で装備モンスターの身代わりになる」

サイバードラゴンのヘビーウェポンがサイバードラゴンの代わりに破壊される

雅ルル「そんなのは百も承知だ!バトルフェイズに移行!バトルだ!砂塵の悪霊でサイバードラゴンを攻撃!魔砂塵!!」

悪霊の砂塵がサイバードラゴンを破壊する

リック LP7900→7800

リック「く!」

雅ルル「ターンエンドだ」

678w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 22:42:19 ID:???
場の砂塵の悪霊が雅ルルの手札に戻る

リック「砂塵の悪霊はスピリットモンスターでしたか・・・僕のターンドロー!」

つ[強欲な壺]

リック「強欲な壺を発動」

つ[古代の整備場][古代の歯車]

リック「カードを一枚伏せ(古代の整備場)ターンエンド」

雅ルル「僕のターンドロー!」

つ[魔法の筒]

雅ルル「場の裏守備表示モンスターを全て反転召喚!後は分かるな?」

リック「三枚ドローですか・・・」

雅ルル「その通り」

つ[手札断札][邪神機−獄炎][強制転移]

雅ルル「邪神機−獄炎を効果により生贄無しで召喚する!」

邪神機(ダークネスギア)−獄炎 ☆6 光属性 アンデット族 ATK2400 DEF1400
このカードはリリースなしで召喚する事ができる。
この方法で召喚したこのカードは、エンドフェイズ時にフィールド上にこのカード以外のアンデット族モンスターが存在しない場合、墓地へ送られる。

雅ルル「バトルフェイズに移行!獄炎とデスラクーダでダイレクトアタック!!」

リック LP7800→3900

リック「うわあああああああああああああああああああ!!!」

雅ルル「メインフェイズ2で強制転移を発動!」

強制転移 通常魔法
お互いに自分フィールド上に存在するモンスター1体を選択し、そのモンスターのコントロールを入れ替える。そのモンスターはこのターン表示形式を変更できない。

雅ルル「リックの場にはモンスターがいないからこちら側だけ回すぜ!獄炎を転移する」

リック「え?」

アルス「なんで作者は半上級モンスターをただであげたんだ?」
ジェド「雅ルルの奴・・・えげつない事をするな」
アルス「へ?どういうことだ?」
ジェド「邪神機−獄炎にはデメリット効果があるそれは―――



              フィールド上にアンデット族モンスターがいなければ破壊され
              獄炎の元々の攻撃力分のダメージをコントローラーに与えるんだよ!!



リック・アルス「「な、なんだってーーーーー!!」」

邪神機(ダークネスギア)−獄炎 ☆6 光属性 アンデット族 ATK2400 DEF1400
このカードはリリースなしで召喚する事ができる。
この方法で召喚したこのカードは、エンドフェイズ時にフィールド上にこのカード以外のアンデット族モンスターが存在しない場合、墓地へ送られる。
この効果によって墓地へ送られた時、自分はこのカードの攻撃力分のダメージを受ける。

688w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 22:42:49 ID:???
雅ルル「勿論デスラクーダの効果でを裏守備に変更しておく。あと手札断札を発動するよ」

雅つ[ゴブリンゾンビ][生者の書 −禁断の呪術−]

リつ[古代の歯車]

リつ[レッド・ガジェット][古代の機械騎士]

雅ルル「カードを一枚伏せ(魔法の筒)ターン終了」

雅ルルのターンエンドの宣言とともに獄炎は大爆発を起こす

リック LP3900→1500

リック「ぐわあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」

リック「くっ!僕のターンドロー」

つ[天使の施し]

リック「天使の施しを発動三枚カードをドローして手札から二枚捨てる(いいカード来い!)」

つ[貪欲な壺][魔法の歯車][古代の歯車]

つ[レッド・ガジェット][古代の機械騎士]

リック「(貪欲に魔法の歯車・・・なかなかついてるぞ!)更に貪欲な壺を発動。サイバードラゴン、ヘビーウェポン、古代の歯車、
      古代の機械騎士、レッド・ガジェットをデッキに戻し二枚ドロー」

つ[カップ・オブ・エース][古代の歯車]

リック「(古代の歯車が出たけど・・・まさかここでジェドさんを見習って入れたこのカードが出るとは・・・賭けてみるか)
      カップ・オブ・エースを発動する」

雅ルル「カップ・オブ・エースだと?」

カップ・オブ・エース 通常魔法
コイントスを1回行い、表が出た場合は自分のデッキからカードを2枚ドローし、裏が出た場合は相手はデッキからカードを2枚ドローする。

リック「確立はフィフティーフィフティー・・・行け!」

リックの弾いたコインは地面に落ちて―――


              表が出た


リック「やった!カードを二枚ドローするよ!」

つ[???][古代の機械工兵]

リック「どうやら勝利の女神は僕に味方したようですね」

雅ルル「なん・・・だと・・?」

アルス「リックの奴、この状況をひっくり返せるカードを引いたのか?」
ジェド「古代の機械デッキにはそれ位のカードは入っているだろう。さて、何を引いたか・・・」

リック「リバースカードオープン!古代の整備場!」

古代の整備場(アンティーク・ギアガレージ) 通常魔法
自分の墓地に存在する「アンティーク・ギア」と名のついたモンスター1体を手札に戻す。

リック「僕は機械巨人を手札に戻す」

雅ルル「まだ何かするんだろう?」

リック「勿論、古代の歯車を召喚!」

リックの場に複数の歯車が組み合わさって出来たモンスターが現れる

古代の歯車(アンティーク・ギア) ☆2 地属性 機械族 ATK100 DEF800
自分フィールド上に「古代の歯車」が表側表示で存在する時、手札からこのカードを攻撃表示で特殊召喚する事ができる。

リック「古代の歯車の効果で手札の古代の歯車を特殊召喚!」

リックの場に同じモンスターが現れる

アルス「通常召喚に使っちゃったんだから生贄には出来ないだろ」

698w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 22:43:24 ID:???
リック「その通りですが、生贄に使うんじゃないんですよ」

アルス「じゃあ、どうするんだ?」

リック「こうするんです!!魔法の歯車を発動!!!」

リックの場に独楽のような形をした歯車が現れる

雅ルル「なに!魔法の歯車だと!!?」

魔法の歯車(マジック・ギア) 通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する「アンティーク・ギア」と名のついたカードを3枚を墓地へ送って発動する。
自分の手札及びデッキからそれぞれ「古代の機械巨人」1体を召喚条件を無視して特殊召喚する事ができる。
その後、自分フィールド上に存在する「古代の機械巨人」以外のモンスターを全て破壊する。
発動後、自分のターンで数えて2ターンの間、自分は通常召喚できない。

雅ルル「さっきの古代の整備場はこの為だったのか!」

リック「その通り!場の古代の歯車二体と歯車街を墓地に送り、手札とデッキから古代の機械巨人を召喚条件を無視して特殊召喚!」

魔法の歯車は回りだし神秘的な色に輝きだす。そしてその輝きが収まった時、リックの場には強烈な威圧感を放つモンスターが二体現れた

ジェド「出やがったな」
アルス「スゲェぜリック!!」

リック「バトルフェイズに移行するよ!」

雅ルル「ほわーーーっ!(やべぇ、奴らに対して筒は無意味だ・・・)」

リック「裏守備は全部デスラクーダだ!アンティーク・ギアゴーレムで裏守備モンスターを攻撃!アルティメット・パウンド!!」

機械巨人は腕をグォングォン回転させて、その勢いで雅ルルの裏守備モンスターに強烈なストレートを繰り出した

リック「ギアゴーレムは貫通効果持ちだ!」

雅ルル LP6800→4400

雅ルル「ほわーーーっ!ほわーーーっ!」

リック「残りのギアゴーレムで攻撃!」

雅ルル LP4400→2000

雅ルル「ほわーーーっ!ほわーーーっ!ほわーーーっ!!」

リック「ターンエンド!」

雅ルル「ぐお!ぼ、僕のターン・・・ドロー」

つ[陽動作戦]

雅ルル「(作者補整はまだ生きている!)デスラクーダを反転召喚して効果発動。デッキからカードを一枚ドローする」

つ[???]

雅ルル「(まだ一ターン凌げる)デスラクーダの効果で裏守備に変更。カードを一枚伏せて(陽動作戦)ターンエンド」

リック「僕のターンドロー」

つ[古代の機械砲台]

リック「さぁて、ダメ押しと行きましょうか!」

アルス「まだなんかやるのか?」

708w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 22:43:56 ID:???
リック「融合を発動!手札の古代の機械工兵と古代の機械砲台、
      場の古代の機械巨人を融合!!」

リックの手札の古代の機械工兵と砲台、場の機械巨人がバラバラに分解され、そして組み合わさっていく

リック「現れろ!!究極のアンティーク・ギア!!!」




         「アンティーク・ギア・アルティメット・ゴーレム!!!!!」




リックのフィールド上にアンティーク・ギアゴーレムよりも二周りほど巨大なギア・ゴーレムが出現する


リック「このモンスターが・・・僕の切り札だ!!!」

古代の機械究極巨人(アンティーク・ギア・アルティメット・ゴーレム) ☆10 地属性 機械族 ATK4400 DEF3400
「古代の機械巨人」+「アンティーク・ギア」と名のついたモンスター×2
このモンスターは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
このカードが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。
このカードが破壊された場合、自分の墓地から「古代の機械巨人」1体を召喚条件を無視して特殊召喚する事ができる。

アルス「で、デケェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!!」
ジェド「出たな、アンティーク・ギア最強のモンスター、アンティーク・ギア・アルティメット・ゴーレム!」

雅ルル「チ、チェーンして陽動作戦をは、発動する!」

陽動作戦 通常罠
このターン裏側表示モンスターを対象に攻撃宣言を行う事はできない。

リック「なかなかやりますね。ターンエンド」

アルス「一気に形勢を逆転させたな」
ジェド「ああ、この形勢を逆転させる展開力も機械族系のデッキの恐ろしさだからな」
アルス「作者でもこの状況はキツいだろうな」

雅ルル「僕のターンドロー」

つ[早すぎた埋葬]

雅ルル「デスラクーダを反転召喚して効果発動。カードを一枚ドローする」

つ[闇より出でし絶望]

雅ルル「生者の書を発動して、リックの墓地の古代の機械工兵を除外して僕の墓地からヴァロンを特殊召喚。生還の宝札で一枚ドロー」

つ[馬頭鬼]

雅ルル「墓地の馬頭鬼(めずき)を除外、効果でゾンビマスターを特殊召喚。生還の宝札で一枚ドロー」

つ[陽気な葬儀屋]

雅ルル「陽気な葬儀屋を発動。手札の闇より出でし絶望とゾンビキャリアを墓地に捨てる」

雅ルル「ゾンマスの効果発動。手札の馬頭鬼を捨て、墓地のピラタを特殊召喚。宝札でドロー」

つ[ヴァンパイアジェネシス]

雅ルル「ゾンビキャリアの効果発動。手札を一枚デッキの一番上に戻し、このカードを墓地から特殊召喚。宝札でドロー」

ゾンビキャリア ☆2 闇属性 アンデット族 ATK400 DEF200
手札を1枚デッキの一番上に戻して発動する。墓地に存在するこのカードを自分フィールド上に特殊召喚する。
この効果で特殊召喚されたこのカードは、フィールド上から離れた場合ゲームから除外される。

つ[早すぎた埋葬]

つ[早すぎた埋葬]

アルス「ちょwwwおまwwどんだけ1:1でドローすんだよ!!」

雅ルル「本番はここからだよ。ゾンビキャリアとピラタをチューニング!」

ゾンビキャリアとピラミッドタートルがレベル分の星に変わり、合わせて六つの星となる

雅ルル「集いし星が新たな力を呼び起こす。光指す道となれ!本誌初の試み!シンクロ召喚!出でよ、蘇りし魔王 ハ・デス!!!」

作者の場にゾンビ化した魔王様が現れる

蘇りし魔王 ハ・デス ☆6 闇属性 アンデット族 ATK2450 DEF0
「ゾンビキャリア」+チューナー以外のアンデット族モンスター1体以上
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、自分フィールド上に存在するアンデット族モンスターが戦闘で破壊したモンスターの効果は無効化される。

アルス「そのセリフは遊☆星☆JAN!!」

718w ◆gNGqoADabQ:2008/12/08(月) 22:44:29 ID:???
雅ルル「ドロー加速まだまだは続くよ!早すぎたmy soul・・・じゃなくて埋葬を発動!800ポイントのライフを払い、
      このカードを装備して墓地の闇より出でし絶望を特殊召喚!宝札でドロー!」

早すぎた埋葬 装備魔法
800ライフポイントを払う。自分の墓地からモンスターカードを1体選択して攻撃表示でフィールド上に特殊召喚し、このカードを装備する。このカードが破壊された時、装備モンスターを破壊する。

雅ルル LP2000→1200

つ[???]

雅ルル「馬頭鬼を除外したいところだけどフィールドが埋まっちゃったから打ち止めにしよう
      ヴァロンを除外してヴァンパイアジェネシスを特殊召喚!!」

ヴァンパイアジェネシス ☆8 闇属性 アンデット族 ATK3000 DEF2100
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上に存在する「ヴァンパイア・ロード」1体をゲームから除外した場合のみ特殊召喚する事ができる。
1ターンに1度、手札からアンデット族モンスター1体を墓地に捨てる事で、捨てたアンデット族モンスターよりレベルの低いアンデット族モンスター1体を自分の墓地から選択して特殊召喚する。

リック「雁首(がんくび)を揃えても僕のギアゴーレム達は倒せないよ!」

雅ルル「その通りだな。だから・・・こうするのさ!団結の力と魔導師の力を発動!!」

アルス「あのカードは専用デッキ以外にも採用される強力な装備魔法!」
ジェド「どちらも初心者から上級者まで愛用している装備魔法だ」

雅ルル「団結の力をジェネシスに装備!魔導師の力をハ・デスに装備!!」

団結の力 装備魔法
自分のコントロールする表側表示モンスター1体につき、装備モンスターの攻撃力と守備力を800ポイントアップする。

魔導師の力 装備魔法
自分のフィールド上の魔法・罠カード1枚につき、装備モンスターの攻撃力と守備力を500ポイントアップする。

アルス「作者のフィールドは完全に埋まっている・・・て、事は―――」
ジェド「ハ・デスは攻守2500、ジェネシスは攻守4000ポイントアップするって事だ」

ジェネシス ATK3000→7000 DEF2100→6100
ハ・デス ATK2450→4950 DEF0→2500

リック「うわーーーっ!うわーーーっ!」

雅ルル「さあ!バトルだ!!蘇りし魔王 ハ・デスで究極巨人に攻撃!死王の咆哮!!」

ハ・デスの放つ咆哮で究極巨人が破壊される

リック LP1500→950

リック「うわーーーっ!うわーーーっ!うわーーーっ!」

雅ルル「ハ・デスの効果により究極巨人の特殊召喚能力は無効化されるZE!」

ジェド「どっちにしろ終わりだな」
アルス「リックは作者相手によく奮闘したよ」

雅ルル「TO☆DO☆ME☆DA!!ジェネシスでアンティーク・ギアゴーレムを攻撃DA!ヘルビシャス・ブラッド」

ジェネシスのマントから発する赤い血の雨がアンティーク・ギアゴーレムを粉砕する

リック LP950→0

リック「うっわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」


リック「勝てたと思ったのにな〜」
アルス「世の中そう甘くないてことじゃねぇのか?」
ジェド「最後の異常なドロー加速のせいでもあるだろう」
雅ルル「何だかんだ言っても作者補整の力なんだよね」


リック・アルス・ジェド「「「おい!!!!!」」」

728w ◆gNGqoADabQ:2008/12/09(火) 22:11:19 ID:???
「題名不明」


月が真上に昇った時刻に一人の酔っ払いサラリーマンが夜道をフラフラと千鳥足で歩いていた。
サラリーマン「うぃーひっく!」
???「そこの道行く人」
サラリーマン「ん?」
突如道端に黒のローブとフードをかぶった男が現れた
ローブの男「私のマジックを見ていきませんか?」
サラリーマン「マジックゥ?」
そういうと、ローブの男は右手の人差し指を立てる。そうすると指先から10cm位の火が出る。
サラリーマン「おお、すごいねー!」
サラリーマンは拍手をする。
ローブの男「では、もっとすごいマジックをお見せしましょう」
サラリーマン「ほほー!どんなマジックだ?」
ローブの男「それはですね――」
ローブの男はそう、いいながら両手を広げる。

ローブ男「一人の成人男性が一瞬で焼死体と化すマジックです!!」

ローブの男は指をパチンと鳴らすと炎のサークルが出来、二人を取り囲んだ。
サラリーマン「ひぃぃぃい!!」
ローブの男「さあ!私のすばらしく、美しい華麗なマジックを身をもって味わいなさい!!」



実況『デュエルモンズターズ北米チャンピオンの13度目の防衛戦!!競争率の高く入れ替わりの激しかったチャンプの座を12回に渡り守ってきた
     生きた伝説と呼ばれた現チャンプ!レオン・S・ケネディがこんな状態なろうとは誰が予想できたでしょう!!!』

チャレンジャー:LP8000
モンスター:(攻)ガンナー・ドラゴン、(攻)ブローバック・ドラゴン
魔法・罠:ニードル・ウォール、???
手札:4枚

レオン:LP1000
モンスター:(守)千年の盾
魔法・罠:無し
手札:0枚

チャレンジャー『刺壁の効果を発動する。コイントスだ』

チャレンジャーの弾いたコインを右手の甲で受け左手で止める。チャレンジャーが左手を除けると

チャレンジャー『表だ。よって千年の盾を破壊する』

レオン『泣けるぜ』

チャレンジャー『これで終わりか?北米チャンプが情けないな。
            ガンナードラゴンでダイレクトアタック!』

レオン『クソォォォォォ!』

ガンナードラゴンのキャノン砲が直撃する

レオン『ぐわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ』LP1000→0

実況『決まったーーーーーーーーーー!!勝者はチャレンジャー!!ニューチャンピオン!ジェイド・スミシーの誕生だーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!』

アナウンス『この番組はアンブレラ、インダストリアルイリュージョン社とご覧のスポンサーの提供でお送りしまs』

ピ!!

???「う〜ん、何度見ても一方的過ぎな試合だな」
一人の高校生男児がビデオを止めてチャンネルを変えながらそう呟いた。
「火人(ホルト)ー、もう学校に行きなさい」
火人「はーい、わかってるよー」
そういうと火人はチャンネルをニュース番組に変えてから玄関の方へと向かった。
ニュースではキャスターが事件の報道をしている
『昨晩、未明。身元不明の男性が焼死体で発見されました。焼死体は骨が見えるほど焼けており、手口、犯人は全く分かっておらず。警察は頭を悩ませている模様です』

738w ◆gNGqoADabQ:2008/12/09(火) 22:11:54 ID:???
Yu−Gi−Oh×BIOHAZARD L E V E L U P S T O R Y



第1話 SPIRIT CONTACT 前編   

春の暖かい陽光の中、一人の高校生男児が手提げ鞄を背負うようにして持って歩いている。
彼の名前は黒火 火人(クロヒ ホルト)、この物語の主人公であり、この先にある私立桜花高校の一年生である。
身長170cm後半、若干釣り目、髪の色が全体的に赤っぽく、前髪に稲妻型に跳ねている癖毛、その癖毛だけ黄色になっている。
因みに癖下を含め髪に色が付いているのは染めているのではなく自色である。
そして、彼には少し秘密がある・・・
火人「説明乙」
ども
???「おーい!火人ぉー!」
火人の後方から高校生男児が手を振りながら走り寄ってきた。
彼の名は古代 岩太(コダイ ゲンタ)、火人の唯一無二の親友であり今向かっている私立桜花高校のクラスメイトである。
身長160cmジャスト、強めの度が入っている眼鏡、髪の色が全体的に焦茶色で短めである。1本だけ毛が跳ねている。
火人同様髪の色は自色である。
岩太「説明乙」
どもども、こっから一人称。
岩太と合流してから5分ほど俺は岩太と他愛もない雑談をしながら歩いた。
岩太「ところで火人、今朝のニュース見た?」
岩太が突然話題を変えた。
今朝のニュース?たいした事やってたか?
岩太「あれだよ。路上で焼死体が発見されたってヤツ」
見ていない。北米チャンプ防衛戦のビデオ見てたからちょうど見なかったみたいだ。
火人「んー、で、その焼死体ってどこの県で見つかったんだ?」
岩太「なんと僕らの暮らす○○件××市の駅の裏通りで発見されたらしいんだ」
火人「マジかよ!?バイト先の近くじゃねぇかよ・・・」
岩太「あれ?火人ってバイトしてたっけ?」
火人「今日からだ」
岩太「ふーん」
???「あまりのいい話じゃないな」
突然岩太の反対側、つまり俺の右側から声がした。
火人「ああ、そうだな。て、お前は勝手に出てくるな」
俺は右隣にいる半透明の剣士に突っ込みを入れた。
いきなり半透明の剣士が現れるなんて普通ありえないことだが、俺にとっちゃ日常茶飯事である。
この半透明の剣士は所謂デュエルモンスターの精霊で、名をサイレント・ソードマン LV7 俺の相棒だ。
俺の兄貴が日本のプロリーグで優勝した年の俺の誕生日に買ってくれたカードに宿っていたヤツだ。
それ以来こいつとを入れたデッキで戦い、小学生のときにはリトルリーグを制覇するまでのデュエリストになった。
???「そうね、もっと明るいニュースがないものかしら・・・」

748w ◆gNGqoADabQ:2008/12/09(火) 22:12:25 ID:???
ソードマンを挟んで反対側から半透明の魔術師が相槌を入れた。
火人「さっきから言ってるだろ・・・勝手に出てくんなってよ」
???「あら、貴方が小学6年生からの付き合いじゃない。それぐらい無礼講よ、無礼講」
ソードマン「そうだぞ。約4年間もずっと一緒に過ごして来たじゃないか、それ位いいだろ」
火人「はいはい、それぐらい分かってますよ。マジになんな」
この半透明の魔術師はサイレント・マジシャン LV8 こいつもソードマンと同様兄貴の誕生日プレゼントのカードに宿っていた精霊だ。
ソードマンもそうだがDMの精霊と聞くと何か神聖且つ、超常且つ、主人公的なものを感じるだろうが、こいつらは正直言って唯の騒音発生器だ。
岩太「確かに新しい学園生活が始まったんだし、もっと明るいニュースがいいね」
もう一つ言って置く事がある。岩太も精霊の姿と声を聞くことが出来る奴だ。だが、岩太には精霊がいない。岩太自身は精霊を欲しがっている様だが、
俺はあまりお勧めしない。いや、俺の精霊が特別うるさいだけかもしれないな、サイレントなんて名前の癖してあいつらはうるさ過ぎる。ツインテールの絵と名前のギャップ位のギャップがある。
岩太「あ、のんびりし過ぎたかな?予鈴まであんまり時間がない」
岩太が自分の腕時計を確認しながら言った。
火人「そうか、じゃあ走るぞ」
岩太「アイサー!」

その後、俺たちは予鈴までに学校に到着出来た。適当に授業を聞いて飯を食って午後の授業を受け、下校の時間になったら速攻で家に帰り、鞄を置いて速攻でバイト先へと向かった。・・・・・・別に学校のパートが書くのが面倒になったわけじゃないからな

バイト先へ向かう途中に例の事件があった場所を通った。
警察やら鑑識やらが今も現場周辺から何か出てこないかと探索していた。既に半日以上経っているしこれ以上探しても何も出ないと思うのだが・・・、と、そんなっことより早くバイト先へ向かなきゃな。

758w ◆gNGqoADabQ:2008/12/09(火) 22:12:59 ID:???
〜カードショップ・丸雅堂〜
この、雅と言う字を○で囲った字を描いている看板の店が俺が今日からバイトする店だ。何坪かは知らないが割と広く、綺麗な店だ。
デュエルスペースは30人位がデュエルできるスペースがあり、ソリットビジョンデュエルテーブルが2台設置されている。
ここのカードショップは他の店と比べるとカードの値が圧倒的に安い上に品揃えも豊富で、絶版となったパックやストラクチャーデッキまでも扱っている。
因みにサイレントシリーズ以外のカードはここで買い集めた。それと、何故かこのカードショップは高校生以上の客が圧倒的に少ない。
それだけじゃなくここのカードショップに通っている奴は正々堂々としたデュエルをする奴が多く、鮫トレをするような奴もいない。本当に不思議なカードショップだ。
そんなことを思いながら俺は店内に入った。店内は5、6人程度でやっぱり小中学生ばかりだ。俺が店内を見回していると、
???「来たか。約束の時間守ってくれたようだね火人君。いや、働く以上守るのが当然だけれど」
身長は俺よりも僅かに高く、サッパリとした髪型で、眼鏡をかけ、作業用エプロンをしている人にカウンター越しに声をかけられた。
火人「今日からって訳じゃないけど・・・よろしくお願いしますよ、雅凪(まさなぎ)店長」
この人がここ、丸雅堂の店長 雅凪 縷々彦(まさなぎ るるひこ)だ。この人とは俺が小6の頃、つまり四年前からの付き合いだ。
見かけはパッとしないが頼れる人で客にも慕われており、デッキ構築から進路まで色んな事の相談に乗ってくれる人だ。
デュエルの腕もピカイチで、昔アンティデュエルをして回るいけ好かないデュエリストに圧倒的な1KILLで懲らしめた事がある。・・・・・・・・・あれは圧巻だった。
縷々彦「それじゃあロッカールームで着替えてきてね。あ、作業着は君のロッカーに入っているから」
火人「ロッカールームなんてあったんだ」
縷々彦「創業時からあるよ。ま、バイトを雇うのは初めてだけどね」
火人「俺が記念すべきバイト1号なのか・・・光栄だね。それじゃあ着替えてきます」

その後、作業着に着替え、レジ打ちをしたり荷物の運び入れをしたり、デュエルの審判やデッキ構築の相談にも乗った。そんなこんなで閉店時間である夜7時30分を回った。つまりあれから3時間が経過したのだ。

縷々彦「はい、お疲れさん」
店長が労いの言葉をかけてくれたがそんなに疲れてはいない。割と楽しかったせいかもしれない。
縷々彦「はい、時給ね」
そう言いながら一つの封筒を俺に差し出した。
火人「ありがとうございます」
俺は感謝の言葉を添えてその封筒を受け取った。
縷々彦「あ、そうそう。君に渡しておくものがあったよ」
店長はそういうとポケットから一枚のカードを取り出し、俺に手渡した。
そのカードは・・・DMのカードのように見える。後ろは真っ白で何も書かれてない。
表はカラーが真っ白で、レベル、テキスト、攻守が書かれておらず、属性のところに“0”と書かれているのと、イラストが棒の先に袋を吊るして担いでいる人と犬が影絵で書かれている。
火人「なんですか?これ」
縷々彦「これは・・・まあ、この店の店員の証みたいなものだと思ってくれ」
火人「ふーん・・・それじゃあありがたく頂戴させてもらいます」

俺はすぐに着替えて丸雅堂を後にした。その後本屋に寄って立ち読みをしたり、ミスタードーナッツでフレンチクルーラとポン・デ・リングとコーヒーを頼んで一服してから家に帰ることにした。
時計の針はもう8時30分を越えていた。一応、保険としてドーナッツをテイクアウトしてきたし、問題はないだろう。

俺は例の焼死体発見現場を迂回して帰ることにした。その途中・・・

768w ◆gNGqoADabQ:2008/12/09(火) 22:13:30 ID:???
???「そこの道行くお兄さん」
突然声をかけられた。
火人「ん?俺のことか?」
声をかけた本人は黒いローブとフードを被ったおり、声からして男だろう。
ローブ男「はい、当然ですが私のマジックを見ては行きませんか?」
火人「マジック?残念だけどこれ以上遅れたら家族総出でしばかれるんで遠慮しとく」
ローブ男「まあまあ、そう言わずに。ほんの一瞬で終わりますので」
火人「一瞬?」
ローブ男「そう、一瞬で」
そう言うとローブ男は手を出し指を鳴らそうとした。この瞬間俺は“殺気”を感じ、思いっきり横へ飛んだ。
思いっきり飛んだから受身を取ることも出来ず転がりこんでしまった。さっきまで立っていた場所を見ると・・・
その場所には巨大な火柱が立っていた。
ん?なにこれ?洞察力が良いと評判の俺もちょっと状況が把握出来ないぞ。
ローブ男「本当に一瞬で終わるはずだったのですが・・・仕方ありませんね」
そういうとローブ男は指をパチンと鳴らす。その瞬間、俺とローブ男を炎のサークルが取り囲む。
ローブ男「それでは気を取り直して」
ローブ男は手を高らかに上げ指を鳴らそうとする。俺はもう一度横に飛び出し火柱を躱した。が、炎のサークル当たりそうになった。
ギリギリだった。このままではジリ貧だ。何か打つ手は・・・
ローブ男「この状況下で逃げ回るなんて・・・そういう方は好きにはなれませんね。嫌いなぐらいです。無駄な事ですから嫌いなんです。無駄無駄」
クソ!こんなヤツにコロネパンマンの台詞を使われるとすごい腹が立つ!!いや、そんなことを思っている場合じゃない!この状況を何とかしなければ・・・
その時だった。俺の胸ポケットから光が漏れ出した。
火人「ん?」
俺はその胸ポケットに入れていたあの真っ白なカードが取り出した。その、瞬間だった。
火人「おわ!!?」
その真っ白なカードは強烈な光を放ち、俺の意識が一瞬飛んでしまった。



目が覚めたら何やら別の場所にいた。



何がなんだか分からないだろうが、それは仕方がない。俺も分からないからだ。
とりあえず俺は辺りを見回した。そこは古代神殿の内部のようであった。正確に言うとエジプトにありそうな感じであった。
松明が幾つも灯っており、割と明るかった。他にも壁画や石像がある。
俺の正面には巨大なハヤブサの像が立っている。その像の目は所謂ウジャト眼であった。やはりエジプト関連なのは間違いなさそうだ。
その像と目を合わせていると、突然頭に鋭い痛みが走った。
火人「う!」
俺は頭を抱え込んだ。頭痛はだんだん酷くなってきて、なんだか幻聴まで聞こえてきた気がする。
頭痛は短い時間で治まった。
火人「頭痛は治ったが。さて、どうしたものか・・・」
???「やっと見つけましたよ」
腕を組んで考え事をしていると後ろから声がした。
俺は振り向くとそこにはあのローブ男が立っている。
火人「な!?」
バカな、気配は感じなかったぞ。いや、そこは驚くことじゃないか。あいつは人通りが全くない道でいきなり俺に声をかけたんだ。
ローブ男「まさか我々の世界に逃げ込むとは、貴方は何もです?」
火人「我々の世界?何をいてるんだ!!」
そういうとローブ男は驚いたような仕草を見せる。
ローブ男「知らず知らずにこの世界に入ってきたのですか。と、すると・・・」
ローブ男は何か考えているようだが俺には分からない。てか、今の現状がほぼ全て分からない。分かっていることと言えば俺は人生最大の大ピンチと言うことだけだ。
ローブ男は考えるのを止め、こちらを向いた。
ローブ男「まあ、いいでしょう。続きは私のマジックショーの後でじっくり考えましょう」
そういうとローブ男は指をパチンと鳴らす。その瞬間さっきのような炎のサークルが俺とローブ男を囲んだ。
ローブ男「それでは私の最高のマジックをご覧にいれましょう」
ローブ男は高らかに両腕を掲げて叫んだ。く!こんな形で俺の人生が幕を閉じようとは予想外だった。
俺が目を閉じ覚悟を決めようとした・・・

その瞬間だった。

778w ◆gNGqoADabQ:2008/12/09(火) 22:14:05 ID:???
さっきと同等かそれ以上の頭痛が俺を襲った。頭が割れそうなほど痛い!!

そして、脳内に直接声が聞こえてきた。



「我は汝―――

              ―――汝は我」


      「我の望みは汝の望み―――

                           ―――汝の願い我の願い」


                                        「さあ、我と契約せよ」



目を開けると目の前にはあの真っ白なカードが浮いていた。俺はそのカードを手に取った。



              「汝の名は?」


                                 「黒火 ホルト」


                 「我の名は―――


                                    ホルスの黒炎竜 LV8」


                             「黒火 ホルトよ―――


                                                 ―――契約の―――言葉を発せよ」



             俺は――何も考えず頭をよぎった その言葉を発した―――





                                  「コ ン ト ラ ク ト !!」





その瞬間!手に取ったカードから黒い炎が上がり、その炎からあの石像と酷似したモンスターが現れる!!

そのモンスターは黒き翼を持ちその姿は正にエジプト九栄神 ホルス神そのものだった。

788w ◆gNGqoADabQ:2008/12/09(火) 22:15:03 ID:???
ローブ男「まさかっ!・・・この場で炎属性最強クラスのモンスターと契約するなんて!」
ローブ男は思いっきり取り乱していた。
ホルト「ホルスの黒炎竜さんよ。あいつをやっつけてくれるか?」
ホルス「いいだろう。汝の願い叶えよう」
そういうとホルスの黒炎竜は翼を広げ口を開き、そこから黒い炎を放射した。
ローブ男「ぐわあああああああああ!」
黒き炎はローブ男を焼き尽くした―――かに思えた。
ローブ男「危なかった」
ローブ男は自身の炎で黒い炎を防いでいた。だが、着ていたローブは焼けてしまい、やつの姿が顕になった。
やつの姿は赤を中心にコーディネートされたマジシャンの格好で、髪が赤色で髪型が・・・なんか渦を巻いたようになっている。
ボルケーノ「申し遅れました。私の名はミスターボルケーノ。以後お見知り置きを」
ミスターボルケーノは手を広げお辞儀をする。
ホルス「加減を間違えたか、腐っても上級モンスターという訳か」
そういうとホルスは、もう一度火炎放射を(火炎放射は安直過ぎたか)放とうとする。
ボルケーノ「そういう訳です。ですが本気で貴方の炎を食らうわけには参りませんね」
そういうとボルケーノの左手から肘の辺りが燃え上がり、炎が消えるとそこには真っ赤なデュエルディスクのような物がそこに付いていた。
ホルス「なるほど。デュエルならまだこちらに分があると思ったわけか」
ホルスがそういうとボルケーノはニヤリと笑った。
ホルス「黒火 ホルトよ」
ホルト「え?」
ホルス「デュエルディスクを構えた者に精霊の攻撃は効かぬ」
ホルト「つまり・・・こちらもデュエルディスクを構えて相手とデュエルしろと?」
ホルス「ああ、その通りだ」
ホルト「だけど、俺は今デュエルディスクを持ってないぜ?」
ホルス「心配は要らぬ。我の力を貸そう」
ホルト「それはありがたいがどうするんだ?」
ホルス「一言だけ言えばいい。 コンタクト と。その前に黒火ホルトよ。デュエルの腕はどれほどだ?」
ホルト「安心しろや。リトルリーグで優勝したことがある」
ホルス「そうか、準備はいいな?」
ホルト「いつでもOKだ」
俺は思いっきり息を吸って、その言葉を発した。

ホルト「 コ ン タ ク ト ! ! ! 」

俺がコンタクトと叫んだ瞬間、ホルスは黒い炎となり俺の左手から肘にまで取り付いた。
ホルト「うお!?」
情けない声を出してしまったが気にしない。黒い炎が消えるとそこには―――
ホルスの黒炎竜の翼、鉤爪、目をかたどったようなデュエルディスクが付いていた。
そのデュエルディスクには40枚程度のカードがセットされている。
ホルト「これが・・・」
デュエルディスクからではなく脳内に直接ホルスの声が聞こえてくる。
ホルス「我の力が宿りしデッキとデュエルディスクだ使うが良い」
ホルト「ああ、ありがたく使わせてもらうぜ」
ボルケーノ「準備は整いましたか?」
ホルト「ああ、バッチシだ」
ボルケーノ「それでは始めましょうか」

798w ◆gNGqoADabQ:2008/12/09(火) 22:15:58 ID:???
ホルト【黒炎竜】「「デュエル!!!」」ボルケーノ【ヒートバーン】LP8000

ホルト「先行はもらうぜ!俺のターン!ドロー!」

[和睦の使者][レベルアップ!][ホルスの黒炎竜 LV4][デコイドラゴン][暗黒のミミック LV1]

つ[ビッグバンシュート]

ホルト「俺は裏守備で召喚。カードを1枚セット ターンエンド」

ボルケーノ「私のターンです。ドロー」

ボルケーノ「UFOタートルを召喚。裏側守備モンスターに攻撃」

《UFOタートル/UFO Turtle》
効果モンスター
星4/炎属性/機械族/攻1400/守1200
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
自分のデッキから攻撃力1500以下の炎属性モンスター1体を
自分のフィールド上に表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる。

ホルト「裏守備は暗黒のミミック LV1だ。破壊されるが暗黒のミミック LV1の効果発動!デッキからカードを一枚ドローする」

《暗黒(あんこく)のミミック LV(レベル)3/Dark Mimic LV3》
効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻1000/守1000
このカードが戦闘によって墓地に送られた場合、
このカードのコントローラーはデッキからカードを1枚ドローする。
このカードが「暗黒のミミック LV1」の効果によって
特殊召喚されている場合はカードを2枚ドローする。

つ[非常食]

ボルケーノ「カードを2枚伏せ、ターンエンドです」

ホルト:LP8000
モンスター:無し
魔法・罠:???
手札:4枚

ボルケーノ:LP8000
モンスター:(攻)UFOタートル
魔法・罠:???、???
手札:3枚

フィールド:無し

ホルト「俺のターン!ドロー!」

つ[王宮のお触れ]

ホルト「ホルスの黒炎龍 LV4を召喚!」

《ホルスの黒炎竜(こくえんりゅう) LV(レベル)4/Horus the Black Flame Dragon LV4》
効果モンスター
星4/炎属性/ドラゴン族/攻1600/守1000
このカードは自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
コントロールを変更する事はできない。
このカードがモンスターを戦闘によって破壊したターンのエンドフェイズ時、
このカードを墓地に送る事で 「ホルスの黒炎竜 LV6」1体を
手札またはデッキから特殊召喚する。

ホルト「ホルスでUFOタートルを攻撃!ホルス オブ ブラックファイヤー LV4!!」

ボルケーノ「く!UFOタートルの効果を発動」LP8000→7800
ボルケーノ「デッキからリトル・キメラを特殊召喚します」

《リトル・キメラ/Little Chimera》
効果モンスター
星2/炎属性/獣族/攻 600/守 550
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
全ての炎属性モンスターの攻撃力は500ポイントアップする。
水属性モンスターの攻撃力は400ポイントダウンする。

808w ◆gNGqoADabQ:2008/12/09(火) 22:16:41 ID:???
ボルケーノ「さらに地獄の暴走召喚を発動し、チェーンして威嚇する咆哮を発動」

《地獄(じごく)の暴走召喚(ぼうそうしょうかん)/Inferno Reckless Summon》
速攻魔法
相手フィールド上に表側表示モンスターが存在し、自分フィールド上に
攻撃力1500以下のモンスター1体の特殊召喚に成功した時に発動する事ができる。
その特殊召喚したモンスターと同名カードを自分の手札・デッキ・墓地から
全て攻撃表示で特殊召喚する。
相手は相手フィールド上のモンスター1体を選択し、そのモンスターと
同名カードを相手自身の手札・デッキ・墓地から全て特殊召喚する。

《威嚇(いかく)する咆哮(ほうこう)/Threatening Roar》
通常罠
このターン相手は攻撃宣言をする事ができない。

ボルケーノ「地獄の暴走召喚の効果でリトル・キメラを2体特殊召喚!さあ!あなたもホルスの黒炎龍を特殊召喚しなさい!」

ホルス「いいのか?俺の場にモンスターを展開させて――と、だが威嚇する咆哮が発動しているから追撃は出来ないか」

ボルケーノ「その通りです。リトル・キメラの効果により、炎属性モンスターの攻撃力は500ポイントアップします」

リトル・キメラ×3 ATK600→2100

ホルスの黒炎龍 LV4×3 ATK1600→3100

ホルト「俺はカードを2枚セット ターン終了だ。そして、ホルスの黒炎竜 LV4の効果により
     ホルスの黒炎竜 LV4はLV6へと進化をとげる!!」

《ホルスの黒炎竜(こくえんりゅう) LV(レベル)6/Horus the Black Flame Dragon LV6》
効果モンスター
星6/炎属性/ドラゴン族/攻2300/守1600
このカードは自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
魔法の効果を受けない。
このカードがモンスターを戦闘によって破壊したターンのエンドフェイズ時、
このカードを墓地に送る事で「ホルスの黒炎竜 LV8」1体を
手札またはデッキから特殊召喚する。

ボルケーノ「私のターンドロー」

ボルケーノ「超熱血球児を召喚」

ボルケーノの場にパワプロ君みたいなモンスターが現れる。

ホルト「超熱血球児!地獄の暴走召喚を使ったのはその為か!」

ボルケーノ「その通り!超熱血球児の効果により、このカードを除くフィールド上に存在する炎属性モンスターの数×1000ポイント攻撃力がアップします!」

《超熱血球児(ちょうねっけつきゅうじ)/Ultimate Baseball Kid》
効果モンスター
星3/炎属性/戦士族/攻 500/守1000
フィールド上にこのカード以外の炎属性モンスターが存在する場合、
このカードの攻撃力は1体につき1000ポイントアップする。
このカード以外の炎属性モンスターを墓地に送る度に、
相手プレイヤーに500ポイントダメージを与える。

818w ◆gNGqoADabQ:2008/12/09(火) 22:17:18 ID:???
ボルケーノ「超熱血球児以外の炎属性モンスターは6体!よって、超熱血球児の攻撃力は6000ポイントアップ!!更にリトルキメラの効果で1500ポイントアップ!!」

超熱血球児 ATK6500→8000

ホルト「攻撃力・・・8000!!」

ボルケーノ「さあ!いきますよ!超熱血球児でホルスの黒炎竜 LV6に攻撃!熱血1000本ノック!!」

ホルト「通すか!トラップカード発動!和睦の使者!!」

《和睦(わぼく)の使者(ししゃ)/Waboku》
通常罠
このカードを発動したターン、相手モンスターから受ける
全ての戦闘ダメージは0になる。
このターン自分モンスターは戦闘によっては破壊されない。

ボルケーノ「ならばメインフェイズ2へ移行し、超熱血球児の効果を発動。リトル・キメラ3体を墓地へ送り、
        送ったモンスター×500ポイントのダメージを受けてもらう」

超熱血球児はバットでキメラ達をホルト目掛けてバットで打ち飛ばした。

ホルト「うわあああああああああああああ!!」LP8000→6500

ボルケーノ「リトル・キメラ達がいなくなった事により攻撃力は元に戻ります」

超熱血球児 ATK8000→6500→3500

ホルスの黒炎竜 LV4×2 ATK3100→1600
ホルスの黒炎竜 LV6 ATK3800→2300

ボルケーノ「カードを2枚伏せ、ターンエンドです」

ホルト:LP6500
モンスター:ホルスの黒炎竜 LV4×2、ホルスの黒炎竜 LV6
魔法・罠:???、???、???
手札:2枚

ボルケーノ:LP7800
モンスター:超熱血球児
魔法・罠:無し
手札:1枚

フィールド:無し

ホルト「俺のターン!ドロー!」

つ[エネミーコントローラー]

ホルト「(来たぜ!)魔法カード発動!エネミーコントローラー!!」

ボルケーノ「何!」

ホルト「このカードはコマンド入力により効果を発動する・・・のではなく二つの効果から一つ選んで発動する!」

《エネミーコントローラー/Enemy Controller》
速攻魔法
次の効果から1つを選択して発動する。
●相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体の表示形式を変更する。
●自分フィールド上に存在するモンスター1体を生け贄に捧げて発動する。
このターンのエンドフェイズ時まで、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体のコントロールを得る。

ホルト「ホルスの黒炎竜 LV4を生贄に捧げ、超熱血球児のコントロールを得る!」

ボルケーノ「なんと!」

ホルト「ホルスLV4が1体減ったから超熱血球児の攻撃力は下がる!」

超熱血球児 ATK3500→2500

ホルト「超熱血球児でダイレクトアタック!」

ボルケーノ「ふ!甘いですね。トラップカード発動!聖なるバリア−ミラーフォース−!!」

《聖(せい)なるバリア−ミラーフォース−》
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。
相手フィールド上の攻撃表示モンスターを全て破壊する。

ホルト「甘いのはそっちの方だ!チェーンして王宮のお触れを発動!」

《王宮(おうきゅう)のお触(ふ)れ/Royal Decree》
永続罠
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
このカード以外の罠カードの効果を無効にする。

ホルト「ミラフォの効果は無効になり不発!!」

828w ◆gNGqoADabQ:2008/12/09(火) 22:18:26 ID:???
ボルケーノ「ならばチェーンしてスケープ・ゴートを発動!」

《スケープ・ゴート/Scapegoat》
速攻魔法
このカードを発動する場合、自分は発動ターン内に召喚・反転召喚・特殊召喚できない。
自分フィールド上に「羊トークン」(獣族・地・星1・攻/守0)を
4体守備表示で特殊召喚する。(生け贄召喚のための生け贄にはできない)

ボルケーノの場に可愛らしい羊のトークンが4体特殊召喚される。

ホルト「く!全モンスターで羊トークンを攻撃!」

羊トークン×4→1

ホルト「超熱血球児の効果、使わせてもらうぞ!メインフェイズ2でホルスの黒炎竜 LV4を射出!」

ボルケーノ「ぐう!」LP7800→7300

超熱血球児 ATK2500→1500

ホルト「これでターン終了だ。そして、モンスターを破壊したホルスの黒炎竜 LV6はLV8へと進化を遂げる!現れろ!ホルスの黒炎竜 LV8!!」

ホルスの黒炎竜 LV6は契約を結んだ時の姿と同じになる。

《ホルスの黒炎竜(こくえんりゅう) LV(レベル)8/Horus the Black Flame Dragon LV8》
効果モンスター
星8/炎属性/ドラゴン族/攻3000/守1800
このカードは通常召喚できない。
「ホルスの黒炎竜 LV6」の効果でのみ特殊召喚できる。
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
魔法の発動と効果を無効にし破壊する事ができる。

ボルケーノ「だが、これで超熱血球児のコントロールは私に戻る!私のターン!ドロー!」

ボルケーノ「超熱血球児を守備表示に変更、モンスターとカードをセット、ターンエンドです」

ホルト:LP6500
モンスター:(攻)ホルス8
魔法・罠:???、王宮のお触れ
手札:2枚

ボルケーノ:LP7300
モンスター:(守)超熱血球児、???
魔法・罠:???
手札:1枚

フィールド:無し

ホルト「俺のターン!ドロー!」

つ[王宮のお触れ]

ホルト「(お触れがダブった)ホルスの黒炎竜 LV8で超熱血球児に攻撃!ホルス オブ ブラック ファイヤーLV8!!」

ボルケーノ「く!」

ホルト「ターンエンド」

ボルケーノ「私のターン、ドロー」

838w ◆gNGqoADabQ:2008/12/09(火) 22:19:12 ID:???
ボルケーノ「サイバーポッドを反転召喚します」

ホルト「なに!?」

《サイバーポッド/Cyber Jar》
果モンスター
星3/闇属性/岩石族/攻 900/守 900
リバース:フィールド上のモンスターを全て破壊する。
お互いデッキの一番上からカードを5枚めくり、
その中のレベル4以下のモンスターカードを全て
表側攻撃表示または裏側守備表示でフィールド上に特殊召喚する。
それ以外のカードは全て手札に加える。

サイバーポッド「サイバーッポ!(笑)」

サイバーポッドの目から放たれる光線でホルスと羊トークンは破壊された。

ホルス「グオオオオオオオオオオオ!!」

ホルト「ホルス!」

ボルケーノ「サイバーポッドの効果により5枚デッキからカードを引いてください」

ホルト「・・・分かっている」

つ[バーストブレス][レアメタル・ドラゴン][サファイアドラゴン][???][???]

ホルト「俺はレアメタルドラゴンとサファイアドラゴンを攻撃表示で召喚。2体裏守備だ」

《レアメタル・ドラゴン/Rare Metal Dragon》
効果モンスター
星4/闇属性/ドラゴン族/攻2400/守1200
このカードは通常召喚できない。

《サファイアドラゴン/Luster Dragon》
通常モンスター
星4/風属性/ドラゴン族/攻1900/守1600
全身がサファイアに覆われた、非常に美しい姿をしたドラゴン。
争いは好まないが、とても高い攻撃力を備えている。

ボルケーノ「なかなか引きがいいですね。私はUFOタートルと炎を支配する者とプロミネンス・ドラゴンを召喚します」

《炎を支配する者(フレイム・ルーラー)/Flame Ruler》
効果モンスター
星4/炎属性/炎族/攻1500/守1600
炎属性モンスターを生け贄召喚する場合、
このモンスター1体で2体分の生け贄とする事ができる。

《プロミネンス・ドラゴン/Solar Flare Dragon》
効果モンスター
星4/炎属性/炎族/攻1500/守1000
自分フィールド上にこのカード以外の炎族モンスターが存在する場合、
このカードを攻撃する事はできない。
自分のターンのエンドフェイズ時、
このカードは相手ライフに500ポイントダメージを与える。

ホルト「リクルーターにダブルコスト、バーンモンスターか、嫌な予感がするな」

ボルケーノ「ふふ、その予感はあたりですよ!炎を支配する者を生贄に、火之迦具土(ヒノカグツチ)を召喚!!」

《火之迦具土(ヒノカグツチ)/Hino-Kagu-Tsuchi》
スピリットモンスター
星8/炎属性/炎族/攻2800/守2900
このカードは特殊召喚できない。
召喚・リバースしたターンのエンドフェイズ時に持ち主の手札に戻る。

848w ◆gNGqoADabQ:2008/12/09(火) 22:19:51 ID:???
ホルト「やっぱり大型が来たか」

ボルケーノ「さらに!バーニングブラッドを発動!」

《バーニングブラッド/Molten Destruction》
フィールド魔法
全ての炎属性モンスターの攻撃力は500ポイントアップし、
守備力は400ポイントダウンする。

フィールド上が活火山地帯のように変化する。

ボルケーノ「バーニングブラッドの効果によりフィールド上の炎属性モンスターの攻撃力が500ポイントアップします!」

UFOタートル ATK1400→1900 DEF1200→ 800
プロミネンス・ドラゴン ATK1500→2000 DEF1000→600
火之迦具土 ATK2800→3300 DEF2900→2500

ボルケーノ「サイクロンを発動!王宮のお触れを破壊します!」

《サイクロン/Mystical Space Typhoon》
速攻魔法
フィールド上の魔法または罠カード1枚を破壊する。

ホルト「チェーンして非常食を発動!お触れを墓地へ送って1000ポイントライフを回復する!」LP6500→7500

《非常食(ひじょうしょく)/Emergency Provisions》
速攻魔法
このカードを除く自分フィールド上の魔法または罠カードを墓地へ送る。
墓地へ送ったカード1枚につき、自分は1000ライフポイント回復する。

ボルケーノ「さあ、行きますよ!火之迦具土でレアメタルドラゴンに攻撃!紅蓮滅殺拳」

ホルト「ぐあ!」LP7500→6600

ボルケーノ「UFOタートルでサファイアドラゴンに攻撃!」

サファイアドラゴンとUFOタートルは相打ちとなる。

ボルケーノ「ダメージステップ時にバックファイアを発動!」

《バックファイア/Back Fire》
永続罠
自分フィールド上に存在する炎属性モンスターが破壊され墓地へ送られた時、
相手ライフに500ポイントダメージを与える。

ボルケーノ「UFOタートルが破壊され墓地へ送られてので500ポイントのダメージを受けてもらいます!」

ホルト「ぐ!」LP6600→6100

ボルケーノ「UFOタートルの効果で灼熱王パイロンを特殊召喚!」

《灼熱王(しゃくねつおう)パイロン/King Pyron》
デュアルモンスター
星5/炎属性/炎族/攻1500/守 500
このカードは墓地またはフィールド上に表側表示で存在する場合、
通常モンスターとして扱う。


ボルケーノ「パイロンで裏守備表示モンスターを攻撃!」

ホルト「裏守備は仮面竜だ」

《仮面竜(マスクド・ドラゴン)/Masked Dragon》
効果モンスター
星3/炎属性/ドラゴン族/攻1400/守1100
このカードが戦闘によって破壊され墓地に送られた時、
デッキから攻撃力1500以下のドラゴン族モンスター1体を
自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
その後デッキをシャッフルする。

ホルト「仮面竜の効果で仮面竜を守備表示で特殊召喚する!」

ボルケーノ「プロミネンスドラゴンで残りの裏守備に攻撃!」

ホルト「こちらも仮面竜だ。仮面竜の効果で洞窟に潜む竜を守備表示で特殊召喚!」

《洞窟(どうくつ)に潜(ひそ)む竜(りゅう)/The Dragon Dwelling in the Cave》
通常モンスター
星4/風属性/ドラゴン族/攻1300/守2000
洞窟に潜む巨大なドラゴン。普段はおとなしいが、怒ると恐ろしい。
財宝を守っていると伝えられている。

ボルケーノ「私のターンのエンドフェイズに火之迦具土は手札に戻り、プロミネンスドラゴンがあなたに500ポイントのダメージを与えます!」

ホルト「く!」LP6100→5600

858w ◆gNGqoADabQ:2008/12/09(火) 22:20:32 ID:???
ホルト:LP6500
モンスター:(守)仮面竜、(守)洞窟に潜む竜
魔法・罠:無し
手札:4枚

ボルケーノ:LP7300
モンスター:(攻)灼熱王パイロン、(攻)プロミネンス・ドラゴン
魔法・罠:バックファイア
手札:2枚

フィールド:バーニングブラッド

ホルト「俺のターン!ドr――うお!?」

ホルトの手札がいきなり燃えだした。

ボルケーノ「火之迦具土が戦闘ダメージを相手に与えた場合、次のターンあなたはドロー前に手札を全て捨てるのです」

《火之迦具土(ヒノカグツチ)/Hino-Kagu-Tsuchi》
スピリットモンスター
星8/炎属性/炎族/攻2800/守2900
このカードは特殊召喚できない。
召喚・リバースしたターンのエンドフェイズ時に持ち主の手札に戻る。
このカードが相手プレイヤーに戦闘ダメージを与えた場合、
次のターンのドローフェイズ時、相手はドロー前に手札を全て捨てる。

ホルト「く!ドロー!」

つ[???]

ホルト「カードを一枚セット、ターンエンドだ」

ボルケーノ「私のターンドロー」

ボルケーノ「通常召喚の権利を行使してパイロンを再度召喚します。この事により、パイロンは効果モンスターとなり1つ効果を得ます
        1ターンに1度あなたに1000ポイントのダメージを与える効果をね」

《灼熱王(しゃくねつおう)パイロン/King Pyron》
デュアルモンスター
星5/炎属性/炎族/攻1500/守 500
このカードは墓地またはフィールド上に表側表示で存在する場合、
通常モンスターとして扱う。
フィールド上に表側表示で存在するこのカードを通常召喚扱いとして再度召喚する事で、
このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●相手ライフに1000ポイントダメージを与える事ができる。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。

ボルケーノ「パイロンの効果で1000ポイントのダメージを受けてもらいます!」

ホルト「ぐおおお!」LP5600→4600

ボルケーノ「パイロンで仮面竜を攻撃」

ホルト「2枚目の洞窟に潜む竜を特殊召喚する」

ボルケーノ「ターン終了です。プロミネンスドラゴンによるダメージもお忘れなく」

ホルト「く!」LP4600→4100

ホルト:LP4100
モンスター:(守)洞窟に潜む竜×2
魔法・罠:???
手札:0枚

ボルケーノ:LP7300
モンスター:(攻)灼熱王パイロン、(攻)プロミネンス・ドラゴン
魔法・罠:バックファイア
手札:2枚

フィールド:バーニングブラッド

ホルト「俺のターン!ドロー!」

つ[???]

ホルト「1枚伏せてターンエンド」

ボルケーノ「ふっふっふ、何も出来ませんか。私のターンドロー」

ボルケーノ「天使の施しを発動。3枚ドローして2枚捨てます」

《天使(てんし)の施(ほどこ)し/Graceful Charity》
通常魔法
デッキからカードを3枚ドローし、その後手札からカードを2枚捨てる。

868w ◆gNGqoADabQ:2008/12/09(火) 22:21:55 ID:???
ホルト「便乗を発動する」

《便乗(びんじょう)/Appropriate》
永続罠
相手がドローフェイズ以外でカードをドローした時に発動する事ができる。
その後相手がドローフェイズ以外でカードをドローする度に、
カードを2枚ドローする。

ボルケーノ「今更そんなカードを発動しても無駄ですよ。おや?こちらはなかなかいい引きですね。強欲な壺を発動カードを2枚ドローします」

《強欲(ごうよく)な壺(つぼ)/Pot of Greed》
通常魔法
自分のデッキからカードを2枚ドローする。

ホルト「便乗の効果で2枚ドローする」

つ[???][???]

ボルケーノ「いくらドローしても無駄ですよ。なぜならこのターンで勝負が着くからです!勇気の旗印を発動!
        私のバトルフェイズ中のみ私のモンスターの攻撃力は200ポイントアップします!」

《勇気(ゆうき)の旗印(はたじるし)/Banner of Courage》
永続魔法
自分のターンのバトルフェイズ中、自分フィールド上の
全モンスターの攻撃力は200ポイントアップする。

ボルケーノ「さらに古のルールを発動!このカードの効果によりレベル5以上の通常モンスターを1体特殊召喚します」

《古(いにしえ)のルール/Ancient Rules》
通常魔法
自分の手札からレベル5以上の通常モンスター1体を特殊召喚する。

ホルト(まずい!)

ボルケーノ「私が特殊召喚するのは私自身!ミスターボルケーノです!」

ボルケーノの場に本人そのもののモンスターが現れる。

《ミスターボルケーノ/Mr. Volcano》
通常モンスター
星5/炎属性/炎族/攻2100/守1300
炎をあやつる紳士。ふだんは温厚だが怒ると怖い。

ボルケーノ「バトルです!パイロンとプロミネンスドラゴンで洞窟に潜む竜に攻撃!」

ホルト「く!」

ボルケーノ「ミスターボルケーノでダイレクトアタック!ボルケーノフレイム!」

ホルト「ぐわあああああああああ!!」LP4100→1300

ボルケーノ「メインフェイズ2へ移行!パイロンとプロミネンスドラゴンの効果であなたは敗北するのです!
        パイロンの効果発動!あなたに1000ポイントのダメージを与えます!!」

ホルト「(ここだ!)トラップ発動!エネルギー吸収板!」

ボルケーノ「なに!?」

《エネルギー吸収(きゅうしゅう)板(ばん)/Energy - Absorbing Monolith》
通常罠
相手がコントロールするカードの効果によって自分がダメージを受ける場合、
そのダメージを無効にし、無効にした数値分だけ自分はライフポイントを回復する。

ホルト「吸収板の効果でダメージを無効にし無効にした分、つまり1000ポイントライフを回復する!」LP1300→2300

ボルケーノ「ち!仕留め損ねましたか、貪欲な壺を発動!墓地のUFOタートル2枚と火之迦具土とリトルキメラ2枚を戻して2枚ドローします」

ホルト「便乗の効果で2枚ドローする」

ボルケーノ「カードを2枚伏せてターンエンド。そしてプロミネンスドラゴンの効果ダメージを受けてもらいます!」

ホルト「く!」LP2300→1800

878w ◆gNGqoADabQ:2008/12/09(火) 22:22:57 ID:???
ホルト:LP4100
モンスター:無し
魔法・罠:便乗
手札:4枚

ボルケーノ:LP7300
モンスター:(攻)灼熱王パイロン、(攻)プロミネンス・ドラゴン、(攻)ミスターボルケーノ
魔法・罠:バックファイア、勇気の旗印
手札:2枚

フィールド:バーニングブラッド

ホルト「俺のターン!ドロー!」

つ[???]

ホルト「このデュエル・・・俺の勝ちだ!」

ボルケーノ「なに!?」

ホルト「まず地砕きを捨て二重魔法を発動!」

《二重魔法(ダブルマジック)/Double Spell》
通常魔法
手札の魔法カードを1枚捨てる。
相手の墓地から魔法カードを1枚選択し、
自分のカードとして使用する。

ホルト「コピーするのは強欲な壺だ!」

つ[???][???]

ホルト「いい引きだ!レベル調整を2枚発動!お前は計4枚ドローし、ホルスの黒炎竜 LV5を2体特殊召喚!さらに便乗の効果で計4枚ドローする!!」

《レベル調整(ちょうせい)/Level Modulation》
通常魔法
相手はカードを2枚ドローする。
自分の墓地に存在する「LV」を持つモンスター1体を、
召喚条件を無視して特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン攻撃できず
効果を発動及び適用する事もできない。

ボルケーノ「LV8ではなくLV6を呼び出した・・・まさか!!」

ホルト「そのまさかさ!!レベルアップ!を2枚発動!」

《レベルアップ!/Level Up!》
通常魔法
フィールド上に表側表示で存在する「LV」を持つ
モンスター1体を墓地へ送り発動する。
そのカードに記されているモンスターを、
召喚条件を無視して手札またはデッキから特殊召喚する。

ホルト「レベルアップの効果でホルスの黒炎竜 LV6はLV8へと進化を遂げる!」

ホルトの場に完全体のホルスが2体現れる。

ホルト「まだまだ!手札を1枚捨ててライトニングボルテックスを発動!お前の場のモンスターたちは全滅だ!!」

《ライトニング・ボルテックス/Lightning Vortex》
通常魔法
手札を1枚捨てて発動する。
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターを全て破壊する。

強大な雷がボルケーノの場のモンスターを破壊しつくす。

ボルケーノ「わ、私のモンスター達が・・・ですがバックファイアの効果であなたは1500ポイントのダメージを受けてもらいます!私の勝ちです!!」

ホルト「あっち」LP1300→800

ボルケーノ「な、なぜLPが0にならないのです!?」

888w ◆gNGqoADabQ:2008/12/09(火) 22:23:38 ID:???
ホルト「バックファイアの効果は累積しないんだよ」

ボルケーノ「く!(だが、私の場に伏せてあるのは正統なる血統とメタル化!正統なる血統で施しの時に捨てたトライホーンドラゴンを復活させてメタル化を装備すれば返り討ちにすることが出来る!!)」」

雅ルル「はーい、今敗北フラグ立ちました」

ホルト・ボルケーノ(あれ?今何か聞こえたような・・・?)

ホルト「大嵐を発動!場のマジック・トラップカードを全て破壊する!」

《大嵐(おおあらし)/Heavy Storm》
通常魔法(制限カード)
フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する。

ボルケーノ「そ、そんな」

ホルト「Wホルスの黒炎竜でダイレクトアタック!ホルス オブ ブラック ファイアー LV8!!!」

ボルケーノ「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」LP7300→1300

ボルケーノ「ぐ!だが、私には大量の手札がある!次のターンで巻き返して・・・」

ホルト「言っただろ?俺の勝ちだって」

ボルケーノ「まだ私のLPはゼロになっていないぞ!」

ホルト「俺の場のモンスターを見てみな」

ボルケーノ「なんだと?・・・あれ?」

ホルトの場のホルスLV8の隣に比較対照のように若くなったホルスの黒炎竜がそこにいた。

ホルト「手札から速攻魔法レベルダウン!?を発動させてもらった」

《レベルダウン!?/Level Down!?》
速攻魔法
フィールド上に表側表示で存在する「LV」を持つモンスター1体を選択して発動する。
選択したカードを元々の持ち主のデッキに戻し、
持ち主の墓地からそのカードより「LV」の低い同名モンスター1体を
召喚条件を無視して持ち主のフィールド上に特殊召喚する。

ボルケーノ「な!!」

ホルト「これで止めだ!ホルス オブ ブラック ファイアー LV6!!!!」

ボルケーノ「ば、馬鹿なああああああああああああ!!この私があああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」LP1300→0

ボルケーノはそのままホルスの黒炎の中に消え去った。

898w ◆gNGqoADabQ:2008/12/09(火) 22:25:49 ID:???
俺はその場で仰向けになって倒れた。気がつけば左腕についていたデュエルディスクが外れている。
ホルス「大丈夫か?」
ホルト「ああ、大丈夫だ。少し休憩したいだけだ」
俺はそういいながら呼吸を整えてからホルスに疑問に思っていたことを訊くことにした。
ホルト「ホルスさんよ。ここはどこなんだ?」
ホルス「ここは汝らがいうデュエルモンスターズの精霊世界だ」
ホルト「やっぱりそうだったか。それからもう一ついいか?」
ホルス「なんだ?」
ホルト「なんで契約なんて出来たんだ?」
ホルス「汝の口ぶりからすると精霊単体の力では契約が出来ないことを知っているようだな」
ホルト「ああ、家に精霊が数人いてね、長い付き合いなんだがまだまだ不明な点が多い奴等だが・・・・それはいいんだ。だからなんで・・・ああ、このカードの力か」
俺は上着のポケットに入っている例の白いカードを取り出した。
ホルト「あれ?」
俺は取り出したカードを見て驚いた。さっきまでは裏は真っ白で表には旅人が書いてあったカードがデュエルモンスターズのホルスの黒炎竜 LV8そのものになっていたのだ。
ホルス「そのカードは通称契約書(コントラクトカード)と呼ばれ、精霊と人間の間に“契約”を結ぶために必要不可欠なものだ。
     このカードを作り出したのは精霊か人間かは分からない」
ホルト「ふーん。でこのカードは世界に何枚くらいあるんだ?」
ホルス「正確な数は不明だ。だが、汝の持っているその契約書はアルカナカード呼ばれているもので世界に22枚しかいと言われている」
ホルト「そんな珍しいものなのか・・・」
いや、まて。これをくれたのは雅凪店長じゃないか。只者ではいと思ってはいたがこんな物まで持っているなんて・・・
本当に今更なんだがあの人は何者なんだ?
ホルト「あ、そうそう。あの時望みがどうちゃら言っていけど、あれはどういう意味だ?」
ホルス「それは汝が休息を取った後に話そう」
ホルト「そうか・・・ちょっと待って」
ホルス「どうした?」
ホルト「この世界と俺が住んでいる世界の時間は並行して進んでいるのか?」
ホルス「ああ、そうだ」
ホルト「い、今すぐ元の世界に戻してくれ!これ以上遅れると家の門限をすぎてしまう!なぁ!できるんだよな!!」
ホルス「あ、ああ可能だ」
ホルスはそういうと俺の足元に光るサークルが出現する。
ホルス「ここを通れば汝の世界に戻ることが出来る」
ホルト「わかった!ありがとう!!」
俺はとっととホルスの作り出したサークルを潜った。


一瞬、強烈な光で意識が飛んでしまった。目を開けるとボルケーノと出会った路地に戻っていた。
俺の手には一つのデッキが握られていた。
俺は何も考えず家に向かってダッシュした。


その頃、黒火家ホルトの部屋では

挿入BGM↓
http://jp.youtube.com/watch?v=bDTuD-iUAtE

ソードマン「おい、スマデラ対戦しねぇ?スマデラ」
サイマジ「うん。いいよ」
ソードマン「俺、俺すげー強えーけど。言っとくけど。俺すげー強えーよ。だって、俺の知り合いに あの、
        日本で五番目に強えーホルトの兄貴いるもん。ホルトの兄貴!スマデラ!五番目に強いホルトの兄貴いる!」
雅ルル「自慢になら」
サイマジ「いいよ。やろ なに、なに賭ける?」
ソードマン「金!?」
ソードマン「お・・・うん・・・あ、いい?いいよ。飯。いいよ!飯!」
雅ルル「飯?」
ソードマン「おぉ。じゃあラーメン大で。細切れチャーシュー、増し増し。」
ソードマン「増し増しだー!増し増しだー!!」
ソードマン「ふ、ふふww俺自重www 俺自重しろwwwwww」
雅ルル「そーどマン自重」
サイマジ「あ、いい?」
ソードマン「あ、じゃあロイ使うわ。ロイ。おう。」
ソードマン「おまえロイ使うなよ。俺ロイ使うんだよ。」
ソードマン「だ、ちょ、お前ロイ使うなって!お前マルス使っとけよ!お前マルス好きだろ!だからロイ使うなって!おい!おい!ロイ。」

ソードマン「ロイ使うなって―――!!!!」

908w ◆gNGqoADabQ:2008/12/09(火) 22:30:42 ID:???
マトリックスさんの作品↓

918w ◆gNGqoADabQ:2008/12/09(火) 22:31:12 ID:???
異空間の支配者
一話
レボリューション・ザ・デッドライジングから1年たった異次元世界。マトリックス、ウェアーズは
成長していた。
マ「シンジ達は二度と来ないな。使途がきたっぽいし。」
ウ「もう、ピラミッドとはおさらばだ。後は全部現地の人に
任せる。」
マ「スカラボからデザート・シティになった。俺はここは
気にくわない。空気が前より汚れた。」
マトはうつむきながら駅に向かっていた。
ウ(電車でどこかに行く気か?まぁ、俺も行くけど。)
ウェアーズもマトについていった。

928w ◆gNGqoADabQ:2008/12/09(火) 22:31:47 ID:???
異空間の支配者 二話

電車に乗ってぶらり旅。マトリックスとウェアーズはのんきに寝ていた。
客A(・・・。・・・。)
客B(・・・・。・・・・・・・。)
何か聞こえてきた。マトは目を開け、周りを見た。
わずかだが聞こえてくる。
客A(あの砂漠の街が発展したの知ってるか?)
客B(うん・・・。傭兵派遣会社が絡んでるって。)
客A(その会社の社長はリキッド・オセロットとか・・・。
もう、死んだらしいけど。)
客B(・・・「アウターへブン」だろ?新しい社長がサイコ・ゼロとか・・・。)
マ(え・・・?サイコ・ゼロ?どうしてアウターへブンの・・・?)
アナウンス「終点、ドリムヴォドノ。ドリムヴォドノ。」
マ「おい・・・。おい!終点だ。ウェアーズ君。」
ウ「アウターへブン・・・。聞いたぞ。」
マ「あ、起きてたのか。」
ウ「アウターへブンの場所を探る。さぁ、行くぞ。」
二人は電車を降りた。随分と静かな街だった。
マ「夜か・・・。観光地なのか?有名な街だと聞いたが。」
ウ「人もまばらだ。マトリックスにとって落ち着く環境だな?」
マトリックスはうなずいた。数人の武装した兵士が横を通り過ぎた。
コマンドベストにカラスが描かれていた。
マ「あれが「PMC」か。初めて見た。」
ウ「「レイブン・ソード」。五大PMC会社のひとつだ。どうやら、
一般市民でもID認証するらしい。俺らはやると・・・。」
マ「即行でオダブツ。武器を持っているから。どうしよう・・・。」
ウ「トラブるのを待つか?もしくは変装する。または・・・。
お前の考えている策だ。」
マ「強行突破。顔を隠そう。あえて逆に目立たせる。
ぶかぶかのコートを羽織る。雨が降っているから怪しまないだろう。
コートを着ていることだけは。」
ウ「用心深い強行突破だな。バレさえしなければ問題ないだろう。」
その時、PMCが近づいてきた。
兵士A「おい、そこの二人。IDにん・・・。がっ!!」
マトはPMCの顔面を殴り飛ばした。
兵士B「敵だ!!」
PMCが湧いてきた。危険フェイズになった。

938w ◆gNGqoADabQ:2008/12/09(火) 22:32:25 ID:???
異空間の支配者 三話

マトの作戦でPMCの検問を突破しようとして、少しミスって
増援を呼ばれてしまった。
ウ(なんで殴ったんだよ!?集まってきたぞ!!)
マ(多い方が逆に逃げやすい。そう思った。外に出よう。)
マトは自動ドアの突っ走った。
ウェアーズも続く。
マ(ダストシュートにコートを捨てるんだ!それから
ここに倒れよう!)
ウ(突き飛ばされた。そういえばいいってことか。)
マトはうなずいた。
しばらくしてPMCがマト達の姿を発見した。
兵士A「どうした!?」
マ「だ、誰かに・・・。つき飛ばされた・・・。」
兵士B「どっちにいった!?」
ウ「俺らを・・・突き飛ばして・・・、向こうに・・・。」
ウェアーズは暗闇を指差した。
兵士A「よし、わかった。行こう!」
PMCは疑わずに走っていった。
マ「MGSの敵はバカだな。隣にスネークが立っているというのに
全く気づかない。」
ウ「実際はそうはいかないさ。」
マ「・・・。まぁ、そうだけどなぁ。」
微風にのって何かが聞こえてきた。
ウ「お前か?マトリックス。」
マ「俺はウェアーズ君だと・・・。」
いきなり、車の向こうからマトと同じ年齢くらいの女子が現れた。
ウ「隠れろ!」
マ「え?なんで・・・。」
ウェアーズはマトを建物の壁の影に引っ張り込んだ。
マ「誰だ・・・?暗くてよく見えない・・・。」
ウ「女だ。やけに辺りを見回している。少し暗いから警戒しているらしい。」
マ「顔だけ見たい。」
マトはつぶやいた。
ウ「あ、見えたぞ。」
マトは街灯に照らされた女子の顔を見た。
マ「え!?あいつは・・・。里奈!?」
ウ「なんだ、知ってるのか?」
マ「中学1年の時、同じクラスだ。強気なやつだし。
正直、怖いんだよ・・・。」
ウ「小さいのに?臆病だな。」
マ「女子と面に向かってあまり話せないんだよ。わかるだろ?」
里奈「誰!?」
マトとウェアーズは焦って影に隠れた。
マ(気づかれたっぽい!ヤベェよ!)
ウ(静かに!動くな。暗いところに俺らはいる!あっちからでは、
見えないだろう。)
マトは安堵のため息をかすかに漏らした。
里奈「気のせい・・・かな。」
里奈は薄暗い歩道を歩き出した。
マトは暗闇から顔だけを出した。
マ「アブねーッ。気づかれずにすんだ。」
ウ「あいつ、何か持っていたぞ。見たか?」
マ「さぁ・・。わからない。」
ウ「黒いカバンを持っていた。その上から紙がはみ出していた。
名前が書かれていた。悠奈、美里、日彩子。見えたのは
それだけだ。」
マ「あいつらも?どうしてだ?」

948w ◆gNGqoADabQ:2008/12/09(火) 22:34:42 ID:???
異空間の支配者 四話

マ「どうして?なんで日彩子達が?」
マトは動揺していた。なぜ?どうやってここに来た?
ウ「つけるか?ストーカーと思われないように。
つける時点でストーカーだが。」
マ「気づかれたら・・・。俺は・・・。」
ウ「大丈夫だ。俺がどうにかする。」
マ「よろしくお願いします。」
マトは少しふざけて言った。
ウェアーズとマトの先輩、後輩コンビは追跡を開始した。

958w ◆gNGqoADabQ:2008/12/09(火) 22:36:47 ID:???
異空間の支配者 五話

マトの知り合いを追跡する先輩(ウェアーズ)と後輩。(ちなみに、
ウェアーズ君は俺より一つ年上ですよ。byマト)
ウ「なぁ、俺は違うルートからついていこうと思う。」
マ「え、どうして?」
ウ「二人でいると目立つ。そう考えてな。」
マ「なるほど。確かに。」
ウ「というわけで。じゃ。」
ウェアーズは足早に薄暗い闇に消えていった。
マ「気づかれないように・・・。気づかれないように・・・。」
マトは頭でつぶやいた。
マ「里奈に気づかれたら・・・。想像したくねぇ。」
マトは里奈に気づかれない距離からついていった。
里奈「なんでこんなところに・・・。いるんだろう。
みんなもわけがわからないようだし・・・。誰か知っている人がいたら・・・。」
マトはわずかに里奈の声を聞いた。
マ(ははぁ、あいつもわけがわからない。俺もだけど。)
それっきり里奈はしゃべらなかった。
どれくらい時間が過ぎたのだろうか。PMCは全く見かけなかった。
里奈は複雑な裏の路地を通っていった。
マ「MGS4の東欧の道だ・・・。もうつくだろう。」
里奈「やっとついた・・・。こわかったぁ。」
マ(レジスタンス、「失楽園の戦士達」の本拠地じゃあないか?
ビッグボスの遺体を・・・。まさかな。)
里奈はドアの鍵を出してドアに差込み、開けた。
マ「マスクを・・・。どうせ最終的にばれるだろうが。」
里奈は入っていった。マトも風邪を引いたときに使うマスクを
つけて入っていった。
里奈「ウチだよ。里奈!」
マトは観葉植物の裏に隠れた。
奥にあるでかい扉が開いた。
マ(えぇ!?全員俺を知っているやつらじゃん!
里奈は少しも迷わずにここまで来た。つまり・・・
地理的に俺が圧倒的に不利だ!武器は全て駅にこっそり預けている。
あっちでは、プライバシーの権利があるから預けた荷物は
見られない。それより、気づかれたら・・・。)
里奈「作戦通り、誰かついてきたみたい。」
マ「えっ!?」
マトは声を出してしまった。必死で口を押さえたが時すでに遅し。
全員が声を聞いた。
マ(な、何か・・・。何かないか!?・・・ちくしょう!!品切れか!!)
里奈「姿を見せて!!そこの少年!!」
マ「・・・少年?俺は道に迷ってここにいた大人だ・・・。」
声を低くしているがマトリックスだとばれるのは時間の問題だった。

968w ◆gNGqoADabQ:2008/12/09(火) 22:37:31 ID:???
異空間の支配者 六話

里奈「大人・・・?その声、どうも特徴がある・・・。
マトリックス。」
マトの正体があっけなくばれた。
マ「・・・。」
日彩子「マトもここに?久しぶりだね。」
マ「・・・。」
マトは終止、下を見たままだった。
逃げ出したい。逃げ出したい。
マトはそうしか考えられなかった。
マ「ここはどうなってる?」
未来「あんたに聞く。」
その瞬間、マトの顔にスプレーが吹きかけられた。
マトは深い闇に落ちていった・・・。

978w ◆gNGqoADabQ:2008/12/09(火) 22:38:33 ID:???
異空間の支配者 七話

マ「なんだ、ここ?」
マトは周囲を見回した。やけに暗い。すると、向こうから
何かが近づいてきた。
マ「武器は?・・・あった。M4A1?結構いいじゃん。」
何かが近づいた。大量にいる。
マ「変な形のブレードだな。カービンライフルの敵じゃない。
それを思い知らせてやる・・・。」




(・・・。・・・・・。・・・・・・。)
マ「うぉっ!!夢か・・・。」
マトはベットに寝ていた。
マ「あのチビのやつに睡眠スプレーかけられたんだ・・・。
・・・そうだっけ?」
マトは記憶の整理ができなかった。
牢屋ではなく、やけに豪華な部屋だった。
マ「多勢に無勢。抵抗しても無駄か。」
マトはベットに腰掛けてうなだれた。
マ「そういえば何か、聞こえてたような、聞こえてないような。」
?「それはウチだよ。マト。」
マ「!? 誰だ?」
マトはドアに近づいた。マトの目線ちょうどに目を出せる穴が
あいていた。
いきなり、日彩子の顔が横からでてきた。
マ「わっ!・・・脅かすな・・・。」
マトは後ろに飛びのいた。
日彩子「ごめんね。未来がいきなりスプレー噴射して・・・。」
マ「別に。気にすることはない。」
マトはふらつきながらベットにいった。
マ「まだ、頭が痛い。」
日彩子「少ししたらまた来るから!」
そういうとどこかにいった。
マ「あんのチビ・・・。」
マトは少々キレていた。女子ばかりの集団につかまって、
幽閉されているからだ。
マ「手ぶらでウェアーズ君と会うわけにはいかない。
というより、俺が駅のところで預けたのが悪いんだ。
自分を恨む・・・。どうせ全部盗られるが。」
窓から外を見た。人はいるがまばらだ。朝なのか?
マ「開けてみようか・・・。」
開かなかった。
マ「徹底しているな。ウェアーズ君に任せるしかない・・・。」

988w ◆gNGqoADabQ:2008/12/09(火) 22:39:15 ID:???
異空間の支配者 八話

情けない捕まり方をしたマト。どうにか部屋から出たい!!
理由?腹 が 減 っ た !
マ「朝飯食わねぇとデブるんだっけ・・・。もう相撲やれないから
どうでもいいが。つらい。」
マトはドアを叩いた。
マ「おい、腹が減った!」
階段をのぼってくる足音が聞こえた。
マト曰く、チビと呼ばれる未来だった。
マトはあえて、気づかないふりをしてもう一度ドアを叩いた。
マ「誰かー。腹減ったー。」
未来「うるさい!今開ける!」
マ「なんだ、いたのか・・・。」
未来「もう部屋から出てもいいけど、外には出ないこと。
いいね?」
マ「何故?」
未来「探すのが大変だから!」
未来は当たり前だと言わんばかりだった。
マ「あっそ。」
マトは適当な返事をした。
未来「やっと開いた。ほら、出ていいよ。」
マトは未来に促されて部屋を出た。豪華な屋敷だ。
マ「食事は?何だ?」
未来「パンとかいろいろ。」
マ(朝食に三矢サイダーでないだろうか。あれがないと頭が
冴えない。)
階段を下りて食堂っぽいところに来た。
未来「日彩子!つれてきたよ!」
そういいながら中に入った。マトは少し躊躇して入った。
案の定、女子だけ。マト、大丈夫か?
マト以外「おはよう!」
マ(・・・。部屋に戻りたい・・・。恥ずかしい・・・。)
日彩子「もう、遅いじゃん!全員食べたよ。」
マ「じゃあ、俺もすぐに食う。」
マトは空いている椅子に座って遅い朝食をとった。
全員食堂から出て行った。
マ「やっと落ち着いて食える。
・・・・・・・・。ご馳走さま。」
マトも食堂を出た。
マ「早速、荷物をとりに行こう。つまり・・・。
外出、逃げ出す!!」
マトは入り口に向かって走り出した。
あっけなく逃走。荷物をとりに行き、すぐに戻る・・・。
マトはそう考えていた。うまくいくだろうか。

998w ◆gNGqoADabQ:2008/12/09(火) 22:39:46 ID:???
異空間の支配者 九話

やけに簡単に逃走したマト。後は日彩子達に捕まらずに駅に行かなければ・・・。
観光地は今日は少し曇っていた。その割には人が外に出ていた。
マ「明るいから駅までの道がわかりやすい。でも余裕こいてる時間は・・・。」
マトは急ぎ足で駅に向かった。幸い、人が多いためマトは
気づかれる不安はあまりなかった。だがどうしても背が高いため
普通の男性よりも目立った。
マ「見つからずにこれた。荷物を引き取って戻るか。」
駅内に入った。すぐに預かり所にいった。
マ「マトリックスです。荷物を引き取りに来ました。」
駅員「はい。マトリックスさんですね。少々お待ちください。」
マ(日彩子に見つかる不安はない。でも・・・。)
駅員「はい。マトリックスさん。ご利用ありがとうございました。」
マトは荷物を受け取った。
マ「無料でよかった。金がないしな。」
トイレに入って動きに支障のないだけ武器を装備した。
マ「あまったものはバッグに入れよう。こいつでバレはしない。」
マトは駅を出た。なぜかさっきより人がまばらになった。
マ「うっ。雨が降りそうだ。前と違うコートを着なければ。」
マトは漆黒のコートを羽織った。下からは迷彩のジーンズが膝下から
見えていた。靴は今時の白くて側面に「N」がロゴされた
スニーカーをはいて、靴下は黒いスニーカーソックスだ。
マ「後は、気づかれたらどう言い訳するか考えないと。
エライ目見るかもな。」
一方、日彩子の方。
里奈「あいつ!逃げ出した!」
全員が外に出てきた。
マトはすぐそこまで来ていた。
マ(ぐぅむ。どうも言い訳が見つからない。仕方ない。近くの公園で
考えるか。)
マトは曲がり角を曲がった。ちょうどその時、日彩子達がきた。
日彩子「マトは多分、近い。今の時間帯は電車は一切ない。
こっちがドリムヴォドノに詳しい。」
悠奈「あいつは逃げる時、ワザと途中で引き返して近くに
隠れている。意外と心理戦に長けているから・・・。」
マトの方は。
マ「「荷物が届いたけど住所が違っていたから返そうと思って
外に出てしまった。」・・・ナイスじゃん!!俺!」
「逃げる時の駆け引きは得意らしいけど、言い訳を考えるより
逃げることを考えたら?」
マトの血の気が一気に引いた。少し震えながら後ろを見た。
マ(終わった・・・。)
全員がそこにいた。
日彩子「もう、逃げられないよ。マト。」
悠奈「考えていることはウチが全部知っている。こういう時に
マトは予想外のことをするって。」
美里「案外、知的なんだね。」
マ「俺でも真正面から突っ込むなんて考えない。
・・・当然だろ・・・?」
マトはコートのポケットに手を入れた。マトの手の中には
スモーク・グレネードが握られていた。
里奈「でも・・・。堂々と逃げ出す。意外と根性あるね。」
マ(スモークのピンを・・・。抜けばまた逃げられる。
手ぶらだと思ったら・・・大違いだ!)
マ「・・・。俺は・・・。
予想外の行動をすると言ったな?今、実行する・・・。」
そう言うなり、ポケットからスモークグレネードを取り出し、
地面に叩き付けた。あたり一面、煙に包まれた。
全員「ゲホッ!ゲホッ!」
マ「じゃあ、また・・・。」
マトは煙の中を突っ走り、橋の下の下水道に逃げ込んだ。
マ「はぁ、はぁ。もう大丈夫か?念のため、デザートイーグルを
麻酔式に変えるか。後で通常弾を撃った時でも大丈夫なようにサプレッサーを
取り付けなければ。でも、街中で銃はどうかと思うな。」
下水道を通り抜け、反対側の川に出た。
マ「階段だ・・・。アンブッシュ(待ち伏せ)されているわけないよな・・・。」
人はいなかった。雨は全然降らなかった。
マ「もう見つかったからにはコートは意味はない。でも雨が不安だ。
まだ着ていよう。」
マ「スモークをポケットに何個か。ただ咳き込むだけでも効果は高い。
ウェアーズ君はどうしているだろうか。またはぐれた。」
ウェアーズは・・・。
ウ「無線つながらねーなー。アウター・ヘイブンの無料見学サービスが
あるのに。俺だけで行くか。」

1008w ◆gNGqoADabQ:2008/12/09(火) 22:40:21 ID:???
異空間の支配者 十話

観光地の逃走劇。大丈夫か?マト。
マ「夕暮れだ・・・。暗いの怖いんだけど・・・。」
我慢しろ。
マ「いきなりゴミ箱の陰からどーん!・・・考えないようにしよう。」
人影があった。よく見ると多い。・・・日彩子達だ!!
わずかに聞こえてくる。声は識別は不可能だった。当然。
(マトを・・・。うん・・・。それで・・・。うん・・・。)
マ「何言っているんだ?とりあえず隠れる。それしかない。」
マトはその場を後にした。既につけられていることを知らずに。
マ(・・・あえて戻るか?あのベットの下は結構なスペースがあった。
もっと考えればよかった。)
マ(・・・。つけられているな。でも、妙だ。あいつらは
見つけたら速攻で来る。あいつらでは・・・ない!?)
後ろを見た。だが、誰もいなかった。
マ「気のせい・・・。いや、そうだ。極度に緊張しているんだ。
考えすぎだ。」
日彩子の要塞についた。
マ「肝心の部屋のところを忘れた!適当に探せば見つかるか?」
一つ目のドアを開いた。
マ「いきなりの・・・
大はずれだ!食堂じゃん!
いや、確か・・・階段を上って・・・。」
マトは階段を走った。
二つ目。
マ「正解!後は隠れるだけ!ウェアーズ君に通信を・・・。
・・・。ん!?イカれている!?くそっ!!」
ただ待つしかない。マトはうつぶせでベットの下にもぐりこんだ。
その時、下で大勢の声が聞こえた。
悠奈「今度はもどっているかも。」
マ「えぇ!?なんで!?勘が良すぎるだろ!
まさか!?あのときのつけられていた感じは・・・。」
マトは背中に手を伸ばした。何かある。
マ「くっ!発信機か!確実に見つかる・・・。
余裕を見つけたら発信機を適当なところに・・・。」
マトはベットの下からはいでた。
マ「壊しても場所はわかられている。
・・・もう・・・。面倒だ。あきらめよう。」

1018w ◆gNGqoADabQ:2008/12/09(火) 22:41:18 ID:???
異空間の支配者 十一話


マトは発信機をつけられていたのに気づかず、普通に
追跡されていた。既にマトのいる部屋のすぐ近くに来ている。
マ「発信機を違う部屋に投げ込まなければ。もしくは外。
よく見ると開いている。飛び出したと思わせるしか・・・。」
こうやっているうちに、階段の下で「上にいる」と聞こえてきた。
マ「俺は、飛び降りた。」
マトは発信機を下に落とした。
マ「引っかかってくれ・・・!」
ドアが開いた。窓が風に少しあおられていた。
日彩子「下に降りた?誰もいない・・・。」
未来「あいつがいないと・・・。大変なことに。」
マ(? どうしてだ?俺が日彩子達にとって重要なことを
知っているとでも言うのか?)
凪々「マトがいないと、ウチらは・・・。」
マ(俺が、いないと大変なことになる?出ようか。
・・・いや、まだ様子を見なければ。いるということを前提に
しゃべっている可能性がある。)
カンナ「あんな変態に襲われたくない!・・・もういや・・・。」
マ(なんか、頭に血が上ってきた。プッツンするような
話か?協力ならしてやろうかな。)
マトはベットの下から出ようとした。いきなり
下のほうで嫌な猫なで声が聞こえた。
マ(確か、変態って言ってたな。・・・あれか?
俺は見たくない内容の。)
「ねぇ、今日もきたよぉ〜・・・。」
マ「・・・なんかスゲェくらい精神が高ぶってきた。
麻酔銃だけでは物足りない。M63でも足りない。
・・・パトリオットがある!!」
マトがデカイ声を出した。全員が声のするほうを見た。
悠奈「今の・・・。マトだ!」
マ「大体の状況はつかめた。最初からそういえばいいのに。」
ベットの下から這い出てきた。
日彩子「あいつらを追い出して!」
マトは無言でうなずいた。
マトは階段を下りていった。
見慣れない男が数人いた。さらに怒りがこみ上げてきた。
マ「何だ?何か用か?」
男1「ねぇ、若い女の人知らない?」
男2「おしえてくれよぉ!」
マ「あぁ、いいよ。教えてやる。
・・・地獄にいるぜ!!ボゲェ!!!!」
いきなり声を荒げて一人に殴りかかった。
顔面を殴られた男は3メートル後ろに吹っ飛んだ。
マ「テメェら全員なぶり殺してやる!!!!
そうしなきゃ気がすまねぇ!!!」
男たちは怒りに支配されたマトを見て後ずさりした。
男3「な、なぁ・・・。俺らは・・・。」
マ「だまれ!!!クソ野郎が!!!どうせ女を襲うために
きたんだろう!!!二度とそんなことをできねぇようにしてやる!!」
二階にもマトの怒りの声が聞こえてきた。
日彩子「あいつ・・・。キレすぎじゃない?」
悠奈「あんなにキレたマトは見たことがない・・・。」
マトは一人の男の頭を鷲づかみにして引き寄せた。
マ「おい!!なんで女を襲う!?」
男4「ひぃ・・・。ひぃ・・・。」
男は恐怖で何をしゃべっているかわからなかった。
さらにマトは逆上した。
マ「このごみどもが!!!ぶっ殺す!!!!」
マトは反則武器、パトリオットを出した。
男全員が外に出た。
マ「逃げ道はない。あいつらがすでに封鎖したようだな。」
窓から女子全員が見ていた。
マ「もう、お前らに用はない。悪魔の武器の弾丸で地獄に
いきやがれクソどもがぁぁぁ!!!!」
パトリオットの弾丸が発射された。全く手ぶれせず、
マトの精密射撃の記憶がモノをいって男たちの胴体を撃ち抜いた。
あたり一面が血の海になった。それでも発砲は止まらなかった。
いわゆるマトはコンバットハイである。
どうなるかな?マトは。

1028w ◆gNGqoADabQ:2008/12/09(火) 22:42:04 ID:???
異空間の支配者 十二話

マ「あん?何で俺、真っ白なところに?」
辺り一面何もなかった。どこまでも白い闇が続いていた。
マ「耳鳴りがするな・・・。頭が痛い。」
マトは頭を抱えてしゃがみこんだ。
マ「少し楽になった・・・。しばらく横になろう。
ベットがいいけど。」
?「ついに人間を、殺したか。」
マ「・・・あぁ、本当にキレてなにもわからなくなった。
ただ、わかっていたのは貪欲な思想を持ったやつらのイメージ
だけだった。」
マトはまるで声の主の正体がわかっていた。
あのグロゲーのライデンだった。(良い子は調べてはだめですよ。)
ライデン「汝の怒りも正義。友人を守るための怒り。
怒りの原因は正義の心。汝の心は守るためならなんでもする・・・。
そう考えている。」
マ「正式にはコンバットハイだけど。で、何でここに?」
ライデン「汝の夢に侵入した。」
マ「・・・そう。耳鳴りがひどいんだが。頭が痛くてしょうがない・・・。」
ライデン「案ずるな。すぐに覚める。」
ライデンはマトに近づいて、いきなり雷を呼び起こした。
マ「え?」
言い終わったとき、轟音が響いていた。体が
砕けた。


マ「うぉわあああああ!!!!」
絶叫してカーペットに落ちた。
マ「ぐおおおおっ・・・。せ、背中が・・・。」
マトはもがいていた。
マ「あっ!夢か・・・?ひどくないか?あれは。」
階段を上る音が聞こえた。
日彩子だった。
日彩子「何?どうしたの、マト?」
マ「あ、悪夢を・・・。見た・・・。」
日彩子「だろうね。あんなことするから。呪われるよ?」
マ「そのことは大丈夫だ・・・。い、今は背中が・・・。」
日彩子「すごい音がしたよ。すごく響いていた。
そんなに嫌な夢だった?」
マ「お、思い出したくない・・・。」
マトはベットに這い上がった。相当痛いらしい。
マ「また・・・寝る。」
日彩子「そう。じゃあ、また今度、変な奴が来たらお願いね。」
マトは日彩子に背中を向けて横になった。
肩越しに任せておけという様にグッドサインをした。
日彩子「あはは!」
笑うと下に下りていった。
マ「いつか、日彩子達にあれを・・・。見せるときが・・・。
くるかも・・・。・・・名前考えるか。」

1038w ◆gNGqoADabQ:2008/12/09(火) 22:42:49 ID:???
異空間の支配者 十三話

マ(しばらくぶりにゲームしたな。と、言うよりPS3にwii、
DSライト、それに持っているソフト。マンガ本。
ぜーんぶ部屋の棚にあった。どういう事だ?)
そう思いながらMGS4をやっていた。ラストのリキッド戦だ。
リキッド・オセロット「くらえ!」
リキッドは右ストレートを繰り出した。バキッ!!
スネーク「うおわぁ!!」
もろに喰らった。
マ「痛そ・・・。」
マトは少し苦戦していた。ゲームに。
あーだこーだやって倒した。そしてムービーを片っ端から飛ばした。
エンディング。
マ「終わった。俺はこうはなりたくないな。」
時計を見た。
マ「午後3時。何か買いにいこうかな。」
マトは財布を出して中身を確認した。相当な金額を持っていた。
マ「ゲームソフト買うか?レインボーシックス ベガス2。
・・・すぐ死ぬだろうしだめか。
あの能力の名前・・・。お!「レインボー・エレキテル」。
相当かかったがやっと決まった!」
マトはエンディングが終わってセーブして電源を切った。
下では何かあったらしい。女子全員が騒いでいた。
マ「俺には関係ない。多分、この前の殺人だろうが、あの方の
加護がある。油断できないが。」
しかし、次に聞こえてきた言葉がマトを不安にさせた。
「あいつらの大会!?そんなの絶対にいかない!」
「でも、いかないと。あいつらしつこいし。」
「マトには話せない・・・。あいつにはあんな感情を出して
ほしくない。」
マ「また良い子は見てはだめです的な奴か?パトリオットとかナイフとか
持たなきゃいいだけだろう。」
マトは外に出た。殺した場所は何もなかったような雰囲気だった。
マ「エレキテル・レインボーのおかげだ。地獄で今頃あいつらは
苦しんでいる。多くの女性に手を出したんだろう。
当然の裁きだ。」
マトは大通りを歩いた。最近曇っている日が多いのか肌寒い感じがした。
人もまばらだった。家の方に行くと声はした。
マ「しかし、あれの会場はどこだ?先に行って少し予定を狂わせるか?」

1048w ◆gNGqoADabQ:2008/12/09(火) 22:43:25 ID:???
異空間の支配者 十四話

女性にとって嫌なシーンが多い可能性が。でも我らがマトが(自分で言うな)
助けるであろう。
マ「なんか鼻がムズムズする。・・・はぁ、はっ・・・。
結局出ない・・・。」
マトは金が使え切れないくらいあった。PSPとMPOとMPO+を
購入した。(PS3は40GBのため、MGS2、MGS3ができない。
なお、MGS1はGCのツインスネークスを持っている。)
マ「CQCは見よう見まねで取得した。けど実際には無理があるか?」
マトは日彩子達の住んでいる家に帰った。応接間の部屋から声が聞こえた。
まだ話し合っているらしい。
マ「・・・ほんのすこし話を聞いてみるか。」
マトはドアに張り付いて耳を押し付けた。
「マト以外にあてになる人はいない・・・。武器を持たせなければ
いいんじゃない?」
マ「俺がまた地獄を見せると思っているらしい。あの時は
少しやりすぎたしな。夢で俺はあの方に粉砕された。反省だ。」
「マトなら3人は相手できるんじゃない?あの身長と相撲の力で
たえられるはずだよ。」
マ「・・・相手によっては不可能な感じが・・・。」
「マトを見れば相手はビビる。普通に大人と変わりないしね。」
「じゃあ、決定!!」
マ「えぇ!?勝手に!?それ困るんだけど!」
ドアから離れ、部屋に走っていった。
マ「知らないフリして大会当日に逃げちまえ!!それしかない!」
しかしいきなり部屋に入ってきた女子の顔を見た瞬間、
決意は固まった。女子全員が泣いていた。さっきのマトの声を
聞いてしまったのか?
マ「おいおい。どうした?全員泣いて。何かあったのか?」
マトはいぶかしげな表情を浮かべた。
日彩子「お願い!ウチらを助けて!!」
里奈「マトしか頼れないの!」
マ「あぁ、別にいいぜ。いくらでも協力する。」
マトは軽い口調だが、無表情だった。
マ「武器を使うか?それとも格闘で痛めつけた方がいいか?」
全員「格闘で!!」
マ「あい、了解だ。思う存分、暴れるという条件で。」
マトは気楽に答えた。

1058w ◆gNGqoADabQ:2008/12/09(火) 22:44:00 ID:???
異空間の支配者 十五話

日彩子達に若干強制的に大会に参加させられたマト。
試合開始30分前。
凪々「マトはどうやってウチらを援護するの?」
里奈「確実に馬鹿力だよりだと思う。」
未来「そう思う。」
マトは高めの椅子に座って足をぶらつかせていた。
日彩子「随分余裕に構えているね。緊張なんてしないの?」
マ「相手によってだ。自分の欲求しか考えない奴に
負けないさ。」
マトは椅子から勢いよく立ち上がった。
ゴツンと鈍い音がした。
マ「うぉぉっ・・・。」
全員(本当に緊張していない・・・。)

試合開始。観客は男ばかりだった。
マ(俺は変な目で見られている。あいつらに
恐怖という言葉を脳みそに刻みつけてやる。)
日彩子「絶対に触られたくない!みんな!気をつけて!」
相手の男全員がステージに上がっていた。
マ「ふざけてんのか?全員上半身裸だ。しかもほとんど
筋肉がない。一人で全滅できるんじゃねえの?」
マトは相手に聞こえるように大声で言った。
マトは相手が怒る前にステージに一人で上っていた。
男1「お前、女か?」
マトは軽い口調で答えた。
マ「いや、男だ。」
男2「なら、上半身裸になれ!そういうルールだ!」
マトはためらいなく黒い七部袖のシャツを脱いだ。
全員「えぇ!?」
マトはランボーとまではいかないが筋肉が目立っていた。
マ「スネークみたいな筋肉にしたかったが時間がなかった。
だが十分だろう。」
男1「そんなぁ・・・。」
マ「どうした?一斉にかかってきても問題ないぜ?腰抜けども。」
マトは挑発した。
男全員「やるぞ!!」
言葉どおり一斉にかかってきた。
マトに拳をぶつけた。全く痛くないらしい。
男3「こいつはどうだぁ!」
急所を蹴り上げた。
マトは石像のように動じなかった。
マ「そんじゃあ、今度は俺からいくぞ!!」
マトは男の首を掴んで地面に叩き付けた。
仰向けに倒れた男に乗って顔面を殴り続けた。
マ「脳震盪だけではすまさないぜ!!」
マトは男の髪を掴み軽く持ち上げ、勢いよく男の顔面に右ストレートを
叩き込んだ。地面が陥没した。
男1「な、何て奴だ・・・。」
マ「もっと相手を考えるんだったな。」
男2「背後だ!!」
マトは羽交い絞めにされた。
マ「手間が省けた。」
マトは男の腕を払いのけると後ろ向きのまま首を掴んだ。
そのまま、高くジャンプした。ありえない高さだ。
マトは一回転して相手の足を固定した。ターンオーバーキン肉バスターだ。
地面に落下した。片膝での着地でも反動で当たりに地割れができた。
マ「エレキテル・レインボー。あの方の力は最強だ!!」
マトは目全体が深紅に光っていた。
その瞬間、雷が男数人に落ちた。死ぬほどではないが
しばらく昏睡状態に陥っているだろう。
マ「もう一人か?準備運動以下の労力だ。最後だけ派手に
終わらせるか。」
相手に掴みかかりキン肉バスターの体勢でジャンプした。
そして、相手をのけぞらせて固定した。
あきらかに喰らえば骨骨折程度ではすまない。
マ「マッスル・グラヴィティ!!」
落下。あたり一面に隕石が落ちたようにステージがへこんだ。
日彩子「マト・・・。あの方って?」

1068w ◆gNGqoADabQ:2008/12/09(火) 22:44:41 ID:???
異空間の支配者 十六話

マ「最近、女性からの手紙が多い。」
日彩子「当然でしょ?たまたまテレビで放送されたんだから。」
マ(マジで!?それ知らなかったぁ!!まずいぞ!!平静にしないと・・・。)
「あぁ、放送されてたのか?知らなかった。」
マトは手紙を開いた。感謝の内容ばかりだった。
マ「でも、もう酷い目を見る人はいないはずだ。」
日彩子「ところで、「あの方」って誰?」
マ「・・・信用できない話だ。あまりにもな。」
日彩子「じゃあ、ウチだけに教えて?」
日彩子はマトの肩に手を置いた。
マトは軽く上を見た。
マ「ライデン様だ。あの方というのは。雷を操る。」
日彩子「で、その人から雷を操る能力を?」
マ「授かった。未完成が多すぎるが。」
日彩子「あれで未完成?」
マトはうなずいた。そして自分の手を見た。別に大した変化ねぇじゃん。
突然、通信機が鳴った。メタルギアソリッド1のENCOUNTERが
流れた。マトは通信機を起動させた。
マ「こちらマトリックス。」
ウ「やっと通じた。つかまったんだろう?」
マ「最初はそう考えていた。でもれっきとした理由があった。」
ウ「どんな?」
マ「うぅん・・・。正直説明したくない。」
ウ「ははぁ、そういうことか。お前男だろう?いえよ。」
マ「隣に女がいる。だからいえないんだ。」
ウ「オーケーブラザー!!今向かう。」
マ「え?いや、ちょっ・・・。」
マトは通信機をしまった。
日彩子「切れた?」
マ「うん。切れた。」
日彩子「どう言い訳するつもり?」
マ「道に迷ったのでとりあえず近くの建物にいきました。
・・・こんなんでどうだ?」
日彩子「それでウチらがいた。そう付け加えてね。」
マ「任せとけ。俺は少し外出してくる。」
マトはドアを開けた。いきなりウェアーズが吹っ飛んできた。
反応しきれずマトはウェアーズの下敷きになった。
ウ「おぉ、マト!!久しぶりだな!少し手伝ってほしいことが・・・。」
マ「まず・・・。どいてくれぇ。は、腹が・・・。」
ウェアーズは起き上がった。
ウ「なんだか知らんが攻撃された!あいつらイカれてるぞ。」
マ「あいつら?なんだ?」
マトは外を見た。
マ「PMC?あれは・・・レイブン・ソード兵だ。
何か動きがおかしい。・・・まさか・・・。」
ウ「おそらくサイコ・ゼロがシステム(サンズ・オブ・ザ・パトリオット)
を解除したんだろう。」
マ「なんで知っているんだ?」
ウ「893の人から教えてもらった。ついでに武器とかを買った。」
マ「ドレビン!?道理でSOP(ソップ)を知っているわけだ。」
日彩子「とにかく、マト!あいつらを追い払って!!」
マトはパトリオット、ウェアーズはキンバー・エクリプス・カスタムⅡを
ダブルで構えた。

1078w ◆gNGqoADabQ:2008/12/09(火) 22:45:52 ID:???
異空間の支配者 十七話

ウ「なぁ、システムを解除したのはサイコ・ゼロだ。
多分そうだと思う。」
マ「SOPを解除する理由はなんなんだ?ナノマシンはPMCしか
入ってない。決起が起こったときの訓練か?」
ウ「とんでもねぇ大迷惑だな。」
ウェアーズのダブル・キンバーが豪快に火を吹いた。
マ「ウェアーズ君、それキンバー・エクリプス・カスタムⅡか?」
ウ「伝説の銃、M1911のパーツが流用されていろんな会社で
改造されたらしい。」
マ「キンバー社でさらに改造されて今に至る・・・。俺もほしい。」
日彩子「銃より敵に集中して!数が多い!」
PMCがマトの目の前に迫ってきた。
マトは容赦なくラリアットでPMCを吹き飛ばした。
ウ「キンバーⅡで頭撃っても起き上がってきやがる!
感覚が麻痺しているのか!?」
マ「レールガンを頭狙って普通に撃っても効果が薄いほど
感覚が麻痺ってるんだ。マンバッツ(対空地ミサイル)があれば
別だが。」
ウ「市街地でスティンガーはやめておけ。」
お互いに無駄話をしているうちにPMCは全滅した。
マ「いや、派手でおもしろいじゃん?」
ウ「いや、おもしろいとかじゃなくて家ブッ壊したらどうする?」
マ「シカトすることで。」
マトはそれがどうしたというような表情をした。
ウ「・・・まぁ、とりあえず面倒事は去った。マト、どうだ?
この街の感じは?」
マ「表はいい。」
ウ「裏は?」
マ「女性の敵。俺が全員再起不能に陥れた。」
ウ「後は何も?」
マ「特にない。」
ウ「そうか。じゃあ、俺もここに住む。何、俺は違うところに
行く。マトはハーレム状態を楽しむんだろう?」
マ「キツイ冗談だな。俺はあいつらに捕まったんだ。
れっきとした理由があるけど。」
ウ「おい。待て。あの時のでかいの、覚えているか?」
マ「あぁ・・・。忘れてない・・・。あの時の吹っ飛ばされた
感覚・・・。今も忘れられない・・・。最悪だった。
おまけに高いところにワープした。高い場所怖いの知ってやったとしか
俺は思えない。」
ウ「いや、それは偶然だ。」
マ「運が悪すぎるじゃん!」

1088w ◆gNGqoADabQ:2008/12/09(火) 22:47:29 ID:???
異空間の支配者 十八話

マ「ウェアーズ君だけではさびしいな。誰かが吹っ飛ばされて
こねぇかな。和真と晃平がいるならどれだけ気が楽になっかなぁ。」
悠奈「さぁ、マト。仕事、仕事!!」
いきなり大声で悠奈が部屋に入ってきた。
マ「え?仕事?なんかやってたのか?」
悠奈「傭兵派遣。」
マ「アウターカンパニー(アウターへブンマザーカンパニーをマトは
省略して呼んでいる)だったのか?」
悠奈「ううん、全部気まぐれ。」
マ(何考えてんだ?俺を傭兵扱いか?しかも気まぐれって。)
隠れ家の裏に出た。随分でかい飛行機が離陸準備をしていた。
日彩子「マト!初仕事よろしく!!」
マ「おい!俺は・・・。」
容赦なく里奈と凪々と美里がマトの背中を蹴り飛ばした。
全員「がんばってねー!」
ハッチがマトを上に乗せたまま閉まってきた。
マ「おいおい!ちょっと待て!せめて内容だけでも・・・。」
やる気満々じゃねぇか。
ハッチが閉まっていくにつれマトは滑り落ちていった。
そして落ちた。
マ「ノーマッドか・・・。MGS4を思い出すな。」
ここでMGS4のフラッシュバックがマトの脳裏をよぎった。
マ「ヘリ!?自動操縦なわけねぇよな?」
?「ウチらが無線でサポートする。」
奥から日彩子と未来、貴子がでてきた。
貴子「全部手動だよ。マト。」
マ「だれ操縦するんだよ。」
未来「ウチが素早く目標地点にマトを送り届ける!」
マ(チビがか?160センチもねぇような身長でよくできるな?)
未来「チビだからって馬鹿にしないでよね!」
マトの考えが丸わかりだというような感じだ。
貴子「早速、任務内容を説明するよ。
えーと・・・。
「ファイアーエムブレム」?の戦争でクリミア、またはその関係者ら
に加勢すること。簡単に言えば正義の味方をしろってこと。
OK?」
マ「剣と魔法の戦争・・・。「ファンタジック・ウォー」だな。
現代兵器を見せたらどうなる?」
未来「ただビビるんじゃ・・・ない?多分。」
マ「俺は魔法にビビる。現代科学でも全くどころか証明の
しようがない。」
日彩子「まだまだ遠いよ。暇つぶしにマトの部屋からゲーム機全部
持ってきたから後でやろう!」
マ「勝手に入ったのか・・・。」
日彩子「だってそうしないと緊張ばかりでまいるでしょ?
息抜きはいつでも必要だよ。」
結局、スマブラXをやることになった。
次回はスマブラでのバトル。

1098w ◆gNGqoADabQ:2008/12/09(火) 22:48:41 ID:???
異空間の支配者 十九話

未来「ちょっとぉ、マト!いきなりスマッシュを喰らわせるなんて
酷いよぉ!」
マ「そこにいたのが悪い。」
貴子「マト!地雷にかかった!どうしてくれるの!」
マ「気づけ。」
そっけない返事ばっかすんな。
「ショータイムだ!」
声と同時にマトが操作するスネークのグレネードランチャーが火を噴いた。
日彩子「ぜんっぜんよけれない!さすがやり込んでるね。」
すったもんだの挙句、マトの得点20でスネークが勝った。
マ「俺もう疲れた・・・。5時間ぶっ通しだぜ・・・。」
未来「着くまで20時間もある。今度は・・・。
マトの仮想訓練ターイム!!」
マ「冗談じゃねぇよ。俺を疲労困憊状態で戦争に送り込む気か?」
未来「まぁまぁ、まだやらないから。疲れがとれたら教えてね。」
マトは備え付けのベッドに横になった。寝るらしい。
しばらくするとかすかな寝息が聞こえてきた。
日彩子「少しでも情報を多く掴まないと。wikiでいいや。」
日彩子はパソコンで調べ始めた。
貴子「剣と魔法使い・・・。マトの銃の方が強いとは言い切れないかも。
それに両手剣、大きい斧・・・。危険すぎる!」
日彩子「あいつは普通の時は意外と小心者だけど、戦うことに酔わせれば
恐怖どころか痛みもほとんど感じなくなる。確か・・・。
「コンバットハイ」とよんでいたような。」




どれくらい時間が経っただろうか。マトは目を覚ました。
マ「おぉ〜〜・・・。すっきりした。よく5時間もやってたな。」
貴子「ちょうどいいタイミングで起きたね。後はヘリで
送り届ける。言っておくけど、森林地帯に下ろすから。」
マ「フェイスペイントと迷彩の私服着れば問題ないか?」
未来「デカイのはどうするの?」
マ「・・・どうしようもない。チビって隠れるときいいよなぁ。」
未来「うるさい!早くヘリに乗って!」
マ「あ、ちょっと待て。まず地形を確認してから行動を開始しないか?
いきなり降りても逃げる時に苦労するだろ?」
日彩子「確かに・・・。じゃあ、まずはみんなでヘリに乗ろう。」
マ「ノーマッドの操縦は?」
日彩子「凪々と里奈がしているから大丈夫!」
マ「ほんとにか?」
貴子「早く出発しよう。戦争が起こるかもしれないし。」
そして数分後にヘリが出発した。

1108w ◆gNGqoADabQ:2008/12/09(火) 22:49:15 ID:???
異空間の支配者 二十話

ついにファイアーエムブレムの世界に突入した(もとい、させられた)マト。
デザートイーグル(特殊カスタム)やらパトリオットやら。さらに、
特殊金属弾を使用するコルトM4A1カービン(当然特殊改造。どうやって
作ったんだ?)は剣と魔法に勝てるのか?
マ「うぉぉ。たけぇ・・・。けど景色はいいな。」
未来「隣についている機銃を離さないように気をつけて。」
マ「何もいねぇよ。大丈夫だって。」
マトは気楽に機銃の発射幹を掴んでいた。
日彩子「そろそろ着陸しよう。安全そうだし。」
貴子「地雷とかないもんね。」
マ「地雷より魔法使いの方が心配だ。」
ヘリが着陸した。マトは辺りを見回した。草原が広がっているだけだ。
マ「草が短い。隠れるところはない・・・。」
未来「ねぇ、遠くから何か来るような・・・。」
日彩子「ウチも感じた!」
貴子「なんか怖いよぉ。」
マトは無言でしゃがみ、M4A1を構えた。
貴子「攻撃は全部マトに任せるから!」
貴子はマトの後ろに隠れた。同時に日彩子と未来も隠れた。
マ「よく見えないが・・・。馬? 馬だ。」
マトは麻酔弾が入ったマガジンに変えた。そしてスコープを取り付けた。
「何か」に照準を合わせた。
マ「白い馬だ。・・・羽!?なんで羽が生えているんだ!?」
女子全員「え!?」
まさか。
全員「ペガサス!!」
これは予想外だ。さらにペガサスに乗っているのは女性だ。
剣を持っている。
マ「ヘリを見られた・・・。絶対に見に来る。」
日彩子「逃げよう!」
全員がヘリに乗った。だが。
貴子「うっそー!?エンジンがかからない!」
未来「それどころか・・・。機銃も使えない!」
マ「トラブったんだろう。ともかく逃げるしかない。・・・自分の足で。」
一斉にヘリから離れた。反対方向からも軍が来た!
未来「囲まれた!!」
マ「いや、どっちも同じ軍のはずは・・・。ありやがった!!」
白い鎧の兵士が大量に迫ってくる。M4A1程度では抵抗できない。
マ「スモークを投げるか?それともスタンを投げるか?」
女子「両方!!」
マ「でも乱用はできないぞ。数に限りがある。」
マトは思いっきりスモーク・グレネードとスタングレネードを投げつけた。
マ「少しは時間稼げるか!?」
誰も全く怯まずに前進してくる。どんなに強いんだよ。
貴子「反対の方はすごく早い!危険だよ!」
マ「出鼻をくじかせる必要があるかも知れない。麻酔銃程度でも
効果的だろう。」
マトは落ち着いて狙いを定めた。
先頭も女性だ。青い服と両脇が開いたスカートをはいている。
武器は・・・。日本刀らしい。やけにいきりたっているようだ。
マ「あのおっかねぇ人を遠距離から眠らせれば少し勢いは治まりそうだ。
でも・・・。その後ろにいる男は危険だ。ラグネルか・・・。
グレイル傭兵団のヘッド、アイクか。危ない奴だな。」
日彩子「神剣ラグネル・・・。さすがにマトの武器は意味がないんじゃない?」
マ「素手での近接格闘なら五分五分だろうか。見よう見まねのCQCが
通じる可能性は低いかも知れんが。」
未来「・・・で、女の人の方は?」
貴子「えぇと、リンって言う人。行方不明になったらしいけど。」
マ「あぁ・・・。「あれ」か・・・。」
貴子「マトの苦手な「強気な性格」だもんね。マト、プライド高そうだから
挑発は絶対にしないようにしよう。」
マ「プライド高いなら逆に好都合だ。」
未来「マト・・・。あ!そういう意味!でも殺さないようにね。」
マ「俺はひたすら攻撃をかわす。それが挑発だ。俺にとって。」
軍はもうすぐそこだ。

1118w ◆gNGqoADabQ:2008/12/09(火) 22:49:51 ID:???
異空間の支配者 二十一話

マトの麻酔弾入りのM4A1は確実にリンの額を狙っていた。
マ(麻酔銃なら自責の念にとらわれることはないはず。
どうせ後で話し合えば済むか。)
ついに100メートル以内に入られた。
マトはトリガーに指をかけていない。明らかにスカすなんてありえないと
いいたげな感じだった。
日彩子「そんなに近づけてもいいの!?死ぬよ!?」
マ「心配すんな。頭部に麻酔弾が当たらなくても眠ってしまう。
つまり・・・。」
貴子「体のどこかに当てれば眠ってしまう・・・。」
マ「頭に近いほど寝る時間は早い。脚らへんに当てると寝るまで
10秒以上かかる。」
未来「もう50メートルより近い!もう後がない・・・。怖い!!」
マトはセミに切り替え、真剣にトリガーに指をかけた。
その表情に気楽な様子はなかった。鋭い視線が敵を捕らえていた。
マ「魔法ならどうかと思うが剣で銃に挑むのは無茶だぜ。」
静かな発射音がすぐ後ろにいる日彩子達にすらわずかにしか聞こえなかった。
マトは銃をおろした。一言つぶやいた。
マ「・・・麻酔弾が・・・。当たった・・・。」
未来「やったの・・・?」
マ「・・・に・・・。」
全員「え?」
マトはそのまま敵に歩いていった。
貴子「何考えているの!?」
マトは振り向いた。その表情は絶望していた。
マ「剣にはじかれたんだよ!!弾速を最高にして速度がそのままで飛んでいくのに
剣ではじかれやがった!」
距離10メートルにまで来るとでリンは立ち止まった。
リン「遠くから攻撃して、プライドはないの!?」
マ「古い戦法だな?今は銃で戦うのが普通だ。剣を使うのは
剣道ぐらいだぜ。」
リン「剣が・・・古い!?」
マ「あ、ナイフなら今でも使われている。でも・・・。」
リン「問答無用!!」
いきなり剣で切り掛かってきた。マトはバックステップでかわした。
マ「なぁ!こんなに強気な奴だったっけ!?」
日彩子はヘリの中から紙を持ってきた。少し目を通してから言った。
日彩子「本名リンディス。気丈で男勝りな性格・・・。
あきらかに危険な奴だよ!!」
マ「それだけか!?」
マトは素早く切り掛かってくるリンの剣をかわしていた。
貴子「うん?隣国リキアの貴族の一人だって。」
マ「こんなのが貴族でいいのか!?世話役の人の気持ちが知りてぇよ!!」
リン「うるさい!!」
マトはナイフで振り下ろされた剣を防いだ。
マ「サバイバルナイフ・・・。久しぶりの登場か?」
いきなりリンの剣をローリングソバットで弾き飛ばした。
全員「おぉ!」
女子は歓声を上げた。
アイク「なら、ラグネルはどうだ!?」
マトはよけきれず、ラグネルをナイフで防いだ。ナイフは
軽く宙をまった。
マ「うぉぉ!手・・・。手・・・が・・・。しびれて・・・。」
マトは両手剣の威力を思い知らされた。マトは肩膝をついた。
アイク「所詮、短剣で挑むのは無謀だ・・・。」
マ「じゃあ、こいつはどうだ!?」
いきなり立ち上がってアイクに背負い投げを喰らわせた。
アイク「ふん。その程度か?」
マ「いや、まだまだ。」
アイクが起き上がったと同時にCQCで拘束した。
そのままリンの方向に体をあわせた。
マ「動くな!(見よう見まねでも意外とうまくいくモンなのか?)次は実弾だ!
さすがにリンも危険だと感じたのか剣を捨てた。
マ(剣を捨ててくれた・・・。なんとか大丈夫か?)
ふん・・・。仲間思いのようだな。当然か?」
リン「くっ・・・!」
いきなりマトはアイクに直投げを喰らわせた。追い討ちで仰向けから
持ち上げ、背中落下式のデスバレーボムを仕掛けた。
日彩子(マト!それはやりすぎだって!)
マ「草がクッションになって投げは効果薄いな・・・。もう
マジで格闘戦になりかねない・・・。」
案の定、リンが構えを取っていた。
マ「逃げても無駄だろうな・・・。」

1128w ◆gNGqoADabQ:2008/12/09(火) 22:50:32 ID:???
異空間の支配者 二十二話

マトは逃げることができない状況に陥った。頃合を見て逃げるしかない・・・。
リン「覚悟ーーー!!!!」
マトは構えていたがいきなり背を向けて逃げ出した。
マ「そんなもんできねぇよ!!おい!突破口を開いた!走るぞ!!」
全員がはじかれたように走り出した。
未来「やっぱり。マト、初めから逃げることを・・・。」
マ「今は戦うべきではない。俺はそう思った。クリミアに加勢するのに
今、戦闘しかけると後々ハンパねぇくらい面倒なことに巻き込まれる。
あくまで逃げるために少し武器を使ったんだ。麻酔弾とかなら問題ねぇ。」
日彩子「ただの殺人をしていたわけではないって言いたいの?」
マトはうなずいた。

少しすると村が見えてきた。
貴子「村に隠れよう!そうすれば逃げ切れるかも・・・。」
マ「多分、標的は俺だ。グレイル傭兵団のヘッドにCQC仕掛けたんだし。
あぁ、コエェ、コェェ。」
未来「固まって隠れるほうがいいような感じがする。」
貴子「賛成!」
日彩子「賛成!」
マ「・・・。賛成しかねぇ空気だな。」
未来「高い場所にいけば見つからないと思うよ。」
マトの表情が少し曇った。
マ「ロープは?それ使えよ。」
全員「マト!!!」
マトは女子から睨まれた。しぶしぶ肩車役を買った。
なんとか小屋の裏に回って屋根裏にのぼっていった。
マトはなんとか木材を見つけてのぼった。
日彩子「暗くて何も見えない・・・。
キャッ!!今何か踏んだ!!」
マ「うるせぇ。我慢しろ。」
未来「馬の蹄の音が・・・。近くなってくる・・・。」
マ「俺があえて空マガジンを落としてきた。俺らが村にいないことを
錯覚させるために。」
日彩子「引っかかるかなぁ・・・。」
マ「俺まで不安になるようなこと喋るなよ・・・。」
貴子「自身ないの?自分で仕掛けたくせに。」
マ「あいつらに罠は意味がないかもしれない・・・。なによりも動物だ。
問題は。においをかぎつけてくる可能性がある。香水があればいいが・・・。」
未来「あ、ちょうど持ってた。全部つかっていいよ。」
マ「運はまだ尽きてないはず。ラッキーだ。」
マトはわずかな窓から香水をばらまいた。屋根裏にまでにおいが少し漂ってきた。
マ「これでよし。後は気長に待つ・・・。でも緊張するな。」

1138w ◆gNGqoADabQ:2008/12/10(水) 22:15:31 ID:???
異空間の支配者 二十三話

マ「リンが「スカウト」の技術を覚えている気がする。」
貴子「スカウト?」
マ「体の五感をフルに使い、相手の気配を感じ取ること。だが、追うハンターは
同時に追われるハンデッド(獲物)でもある。ただ追うのではなくこちらも気配を
消して追う。相手も追われているのはわかっている。相手もスカウトを覚えている
ことがありえる・・・。」
未来「じゃあ、遊牧生活を送っているリンは・・・。」
日彩子「マトの言う「スカウト」を使ってくる。マトは訓練をしたことが
あるの?」
マ「どこで習えばいい?」
いかにも、ド素人ですと言うことが丸わかりだ。
日彩子「銃の名前を多く知っているのにスカウトを知らないの!?
結局はつかまるんでしょ?」
マ「俺が標的だろう?あくまで「俺」が。」
マトはガラスのない窓から慎重に外の様子を見た。既にクリミア軍がいる。
読みどおりだ。空のマガジンを持っている。そしてすぐ近くにある小屋には
いかず、そのまま前進した。どうやら騙せたらしい。
マ「気配は消せなくても頭脳は騙せる。浅く考えれば引っかかる。深く考えれば
引っかかる。」
日彩子「単純化すればいいんでしょ?まず降りよう。ほこりっぽい・・・。」
女子の後に続いてマトも降りていった。
マ「マガジンは途中で途切れている。引き返してくる前にずらかっちまおう。」
?「その前に勝負!!」
いきなりマト達の隠れていた小屋の屋根から何かが飛んできた。
リンだ!!あきらかにヤバイ状況だ。
マ「こんなにしつこいとは思わなかった・・・。でもスカウトの予想は
当たったな。やっぱり・・・。」
リン「これぐらい普通でしょ!?」
マ「田舎暮らしよりハンパねぇ不便だな?移動手段、馬。あんなにゆれてたら
俺は酔う。」
リンはあきれた様日彩子達に言った。
リン「こんな情けない男が主力なの?」
貴子「でも、キレたらその一帯は・・・。」
全員「地獄だよ。」
リン「どんな?」
マ「おい、それ以上言うな!」
マトは逃げ出したかった。こんな事言われたくない。
未来「でも気が弱いのは相変わらずだけど。」
マトは再び逃げ出した。容赦なく日彩子が服の襟首を掴んで引き戻した。
マ「・・・。」
マトはおとなしく従った。
リンは剣をしまった。
リン「どうやら誤解してたようね。ごめんなさい。」
マ(やっとわかってくれた・・・。)「別に理解してくれれば何でもない。」
リン「でも、まだ決着は・・・。」
マ「断る!!!」
マトは即答した。剣で斬られるのは嫌だ。
リンはその事をお見通しの様に言った。
リン「大丈夫。素手でやるから。」
マ「女に限って華奢なくせにハンパなく力つえぇんだよ・・・。
絶対にこのパターンだ。」
日彩子「いつも大勢にたかられてるから一人くらい大丈夫でしょ?」
マ「・・・。」
マトはやるしかないと考えたようだ。マトは軽く深呼吸をした。
リン「私も投げは使える。確か・・・。CQC?」
マ「そう、CQCだ。まだ「見よう見まね」だが。」
未来「あれでまだ未完成!?完璧そうなのに。」
マ「強哉から柔道のコツを教えてもらった。後は実際のムービーで見た
CQC。不完全だぜ。」
リンは構えを取った。剣は捨てたらしい。マトも装備品を全て捨てた。
マ「どうも軽いな・・・。逆に動けない・・・。」
リン「今度こそ・・・。覚悟ーー!!!」
リンはマトの顔面にストレートを仕掛けた。
マ「うわっ!!」
いきなりの先手を取られた。ストレートはマトの額に直撃した。
マトはのけぞって後ろに吹っ飛んだ。リキッド戦のフラッシュバックが
脳裏によぎった。リキッドのあの雄たけびが幻聴としてよみがえった。
マ「よ、予想通りだ・・・。」
マトは起き上がった。いきなりリンが起き上がろうとしているマトに
突っ込んだ。また地面に倒れた。
マ(ほんとこえぇよこいつ・・・!)

1148w ◆gNGqoADabQ:2008/12/10(水) 22:16:02 ID:???
異空間の支配者 二十四話

リン「大した力なんてないのね?じゃあ、こっちからガンガンいくよ!!」
リンはマトに馬乗りになり(そっち系ではない)顔面を殴った。
マトは腕でなんとか直撃をガードしていた。
日彩子「まぁ、マトなら耐えられるんじゃない?いきなりストレートを喰らって
吹っ飛んだけど。」
マ「この体格で吹っ飛ばされたって言ったら相手はすんげぇ力だぞ・・・!」
マトは猛攻を喰らい、ガードで精一杯だった。
リンがまた殴ろうとした時、マトがリンの両手首を掴んで押しやった。なんとか攻撃を
解除できた。
マ「手が痛い・・・。しばらくは戦前離脱しかない・・・。」
マトは左の腕を押さえていた。
リン「同じ部分を何度も攻撃すればいつかは動かなくなるのはわかっているの?」
マトは頷いた。普通だろうが。
マ「だが・・・。殴る・・・だけでは勝てない。投げもできるのか?」
マトは構えを解いて腕を組んで軽く鼻を鳴らした。
未来「あれを見る限り、大丈夫だよ。」
リン「なら、これはどう!?」
いきなりマトの腹部目掛けて突っ込んだ。マトは横ローリングでかわした。
マ「いつでも真っ向勝負は危険だろう。少しは相手の心理をはぐらかせろ。」
リン「最初はガードして、今度はかわして。攻撃しないなんて。
さっき何かを飛ばしてきた勇気はどこにいったの?」
マ「あれは勇気じゃない。ただ、味方への被害を最小限に抑えたかっただけだ。」
リン「・・・。そう。」
リンは珍しくか弱い返事をした。もう少しか?
マ(以外だな。正義感が結構強そうだもんな。もっと誤解していたと思わせよう。)
「どうした?元気のいい発言は?」
マトは構えを取らず突っ立っていた。
リン「ごめんなさい。ただ・・・、何かが空を飛んでいったから・・・。
それが知りたくて・・・。」
マ「だからって剣振り回してくるか?本気で死ぬと思ったぜ。」
リン「あなたが武器をまっすぐこっちに向けたから、攻撃されると思って・・・。」
マ「なんだ・・・。お互いに勘違いしてただけか?」
その時、ペガサスがいきなりマトを吹っ飛ばして登場した。
マ「ぺ・・・。ぺガサ・・・ス・・・?」
マトは気を失った。(そんなのありかよぉ!!)


マトが目覚めるとまた白い空間が広がっていた。
マ「再びあの方の登場だ。」
ライデン「汝、また気絶したのか。」
マ「まさかのペガサスがどーん。吹っ飛んで軽く背中が痛かった。」
ライデンはマトの説明を無視しているかのように話した。
ライデン「汝、何故女を殴らなかった?だから白き羽の生えた馬に吹き飛ばされた。」
マトは少し、間をおいて話し始めた。
マ「・・・。それは、いくら敵だとしてもまだ本当に敵だと決めたわけじゃない。
そもそも、俺は来る気はなかったんだ。」
ライデン「なるほど。汝は単に連れてこられただけか。」
マ「俺だけ苦労している気がするんだが・・・。」
ライデンはマトに近づいていった。マトは素早くバックステップで間合いを
取った。
マ「また爆裂するのはごめんだ。目覚めが悪すぎる。」
ライデン「案ずるな。まだほんの一部にしかすぎない力だ。」
マ「あれでまだ一部か・・・。よく考えればいくらでもあるはずだ。」
ライデン「新たな技を覚えさせるためには・・・。」
マ「爆裂させるしかない。そうだろう?」
ライデンは首を横に振った。
ライデン「汝、最初に木っ端微塵にされた時は自責の念が寝ている汝の
心を壊した。だから夢に出てやった。」
マ「だが次は人を殺してない。麻酔銃で撃ったが。」
ライデン「今回は目覚めたら新たな能力を授ける。汝の思考でそれを
使ってゆけ。」
マトはいきなり目の前が暗くなった。ただ寝ているだけらしい。

1158w ◆gNGqoADabQ:2008/12/10(水) 22:16:42 ID:???
異空間の支配者 二十五話

マトは目覚めた。どこだよ、ここ。
窓からは夕暮れの光が見えた。午後5時だろうか?通信機で事件を見た。
マ「午後4時59分。残念、1分違い。」
マトはベッドから起き上がり、スニーカーを履いて部屋から出た。やっぱり木造だ。
それにしては随分と新しい感じがする。新築か?
マ「病院だな。・・・。サイレントヒルの様にはならない事を願おう。もっとヤバイ事が
起きるだろうが。」
予想通りだった。いきなり地震が起きた。マトは無抵抗に壁に突っ込んだ。
マ「普通、壁が壊れるだろう・・・。頭がはっきりしない・・・。」
地震の原因はすぐにわかった。巨大な火炎岩が壁を突き破って落ちてきた。辺りが火事になっている。
マ「まさか俺だけ忘れられた!?つーか、あのぺガシスのせいだ!!ちくしょう!!」
マトは急いで入り口へ走っていった。焼けた柱が目の前に落ちてきた。その奥に入り口が見えた。
マ「このまま突っ込んで突破するしかない!!」
マトは柱へ突っ込んだ。柱は真っ二つに割れた。
マ「町外れの病院かよ!!日彩子とかはどこいった!?」
その時、どこからか「THEME OF TARA」の曲が聞こえてきた。
マ「通信機があったのか。誰だ?」
日彩子「マト!!目が覚めた!?いきなりで悪いけど仕事ができたよ!!」
マトは鋭い目つきになった。
マ「なんだ?敵か?」
日彩子「クリミアの貴族が兵を起こした!!」
マ「はぁ!!??エリンシアに何かうらみでも?・・・俺も少しあるが。」
日彩子「あぁ・・・。あのペガサスね・・・。まぁ、それよりもマトの「気に食わないクズ」が
兵を起こしたの。エリンシアの政治が気に食わない。弱腰だとか言ってた。」
マ「首謀者のクソ野郎の名前は?」
日彩子「そんなにむかつくの?」
マ「エリンシアが弱虫?戦争に反対するのは当然だろう?」
日彩子「うん。それより早く・・・。」
マ「それが俺は最前線に孤独だ。」
日彩子「こっちは住人が焦って避難してる。マトの方から来て!東に街が見えるでしょ?」
マトは通信機についているレーダーを見た。丁度マトの見ている方から右だった。
マ「とりあえず、そのクソ貴族の兵を少し黙らせてからいく。と言っても
あくまで「少し」だぞ?」
日彩子「そんなセコい事言わないでできるだけ敵を倒して!!」
通信機は切れた。マトは右の方へ目をやった。確かに街がある。
マ「あれがクリミア国だな。貴族は何が気に食わないんだっけ?・・・
まぁ、いいや。」
マトはM4A1を取り出し、反対の方向へ構えた。どうやら投石器があるらしい。
マ「投石器なんてマシンガンでも悠にぶっ壊せる。特殊金属弾ならなおさらな。でも・・・。
そんなチャチな攻撃じゃなくてロケット弾を飛ばすか。」
マトはM4A1のマガジン付近についているレバーを「バズーカ」に切り替えた。
(フルオートとかセミオートとあるレバーと同じである。)
マ「固まってくるなんてな。今は分隊で攻めるのが普通だ。この・・・カス!!!」
明らかにロケットランチャーより威力がある発射音がした。しかもレールガンよりも
早い弾速だ。
爆発で相当な兵が吹っ飛んだ。
マ「おぉ。すげぇ。さすがウェアーズ君と作った・・・じゃなくて改造しただけある。」
しかし三発しか撃てない欠点があった。
マ「早く合流しないと危険だ。あの数、俺だけではまともに相手はできない。」
マトは近くに即席のクレイモアを急いで大量に仕掛けた。

1168w ◆gNGqoADabQ:2008/12/10(水) 22:17:49 ID:???
異空間の支配者 二十六話

マ「よっしゃ!!またクレイモアにかかった!!見事なくらいの吹っ飛びだ・・・!
ビデオにとりたい。」
いくら即席ラー・・・クレイモアでも罠が見抜けないんじゃあ、絶対兵士にはなれないぞ?
そもそも、記憶をリセットできない時点で無理だが。」
相当な数の死体が道に残されていた。それに比例して火炎岩の飛んでくる数が減ってきた。
マトは少し走ってクリミア国に向かった。
一方、クリミア国。
エリンシア「そして、そのマトリックスと言う方が敵兵を・・・。」
日彩子「はい。まず、マトに死と言う言葉はありません。人間の姿をしている正義の死神です。」
兵士1「なっ・・・。死神・・・!?」
兵士2「一体、どんなに恐ろしい姿を・・・。」
クリミアの兵士達はその「マトリックス」と言う死神を想像し、恐怖で腰が抜けた者もいた。
貴子「でも、いくら死神と呼ばれても本当は普通の人間の子供、普通の心を持っています。」
エリンシア「そうですか。ではその方はこの王国に対して何か・・・?」
未来「エリンシア王女に何も文句はないといってました。反乱を起こすクソ野郎は容赦なくぶっ殺すと・・・。」
アイク「あいつが反乱を企てそうな感じがするな。本当に信用できるのか?」
日彩子「小心者だけどキレさせると地獄を見るよ。」
遠くから地鳴りが聞こえてきた。
女子「マトだ。マトが来た!!」
全員が凍りついた。その死神が来た。死神が味方してくれるのか?
リン「彼が死神と呼ばれてたなんて・・・。あの程度で気絶したのに。」
再び地鳴りが聞こえた。すぐ近くだ。貴子が窓から遠くを見た。
貴子「やった!!ついにマトが来た!!!」
さらに全員が凍りついた。
日彩子「死神が私達に味方してくれた!!堂々と構えてください!!」
女子達が大きい声で言った。
今度は何かが飛んでいく轟音が響いた。それが近づいてくると同時に国民の安心した声が聞こえてきた。
国民1「おぉ・・・。神様・・・!」
国民2「神様が力を貸してくださった!!!」
そして。
マ「くたばれクソボケェ!!!この兵器に鉄クズで勝てると思ってんのか!!??」
マトの怒りの罵声が聞こえた。
エリンシア「民に危害が行かなければいいのですが・・・。」
エリンシアが不安そうにつぶやいた。
マ「心配御無用。民にはかすり傷一つ付けていません・・・。」
エリンシアから見て左の窓枠から大きい影が伸びていた。
リン「マトリックス!!」
マトが窓枠にしゃがんで乗っていた。
未来「いつの間に・・・!?」
マ「後はエリンシア王女様にこの反乱の鎮圧をお任せしましょう。」
マトは部屋に入りエリンシアに向かって頭を下げ、左手を右肩に軽く当てた。
兵士2「この人が・・・。死神・・・?」
兵士3「死神と言うより・・・。紳士風の戦士じゃないか?」
マ「俺は死神ではなく、ただの傭兵(ガン・ソルジャー)です。」
エリンシア「では私もあなた様にご協力致しましょう。」
マ「はい、ご光栄です。エリンシア王女様。」
マトはこの時までさっきの体勢のままだった。
アイク「随分と礼儀正しい死神だな?」
マトはゆっくりとアイクの方を見た。
マ「ヘッド・・・。あの時は悪かった。仲間だけでも逃がそうと思ってやってしまったんだ・・・。」
アイク「なるほど、味方のためを思い、俺に投げを仕掛けた。」
マトは申し訳なさそうに頷いた。
日彩子「マト、まだまだ敵が多い!!」
その瞬間、マトの表情が裏表ない表情から一変し本当に死神のようなおぞましい表情になった。
マ「休憩時間は終わりです・・・。」
マトは窓から飛び出した。
リン「こんなに高いお城なのにどうやって登ってきたの?」
未来「「エレキテルなんとか」って言う能力を使ってきたんだと思う。
「あの方」からもらったって言ってた。」
エリンシア「「あの方」・・・?一体誰なのですか?」
貴子「それが・・・。一度も聞いてないのです。何も喋ってくれないのです・・・。」
また地響きが聞こえ始めてきた。反乱軍はすでに十数人だ。全滅は時間の問題だ。
マ「お前らには特別だ。「愛国者」の名を持った兵器の弾丸を味わえ。」
パトリオットが火を噴いた。3秒もしない内に全員死んだ。
マ 日彩子 貴子 未来「クリミアの勝利だーー!!!」
クリミアの国民全員が歓声を上げた。
マ「死神って呼ばれるのも案外いい感じがする。」

1178w ◆gNGqoADabQ:2008/12/10(水) 22:18:28 ID:???
異空間の支配者 二十七話

クリミア貴族反乱軍を全滅させて3日が立った。また戻れないような状況だ。
マ「あ〜・・・。早く帰ってMGS4やりたい・・・。でもBIGBOSS取ったしなぁ。」
日彩子「ヘリの操縦はできるけど・・・。修理は・・・。」
マトは日彩子の方を見た。
マ「いや、機械がトラブったわけじゃない。あの時、何かが飛んできただろう?
多分あれが原因だ。と言う様な気がする。」
未来「魔法の影響でヘリが壊れたと言うの?」
未来は小さい体でマトに詰め寄った。マトは未来を少しだけ見て言った。
マ「俺らの兵器でも魔法に抵抗できるのは無理だ。そもそも、魔法は現代科学でも証明は無理。
それ以前にそんなもんあるとは思わなかったぜ。」
いきなり貴子が部屋に入ってきた。開口一番、
貴子「また貴族が反乱を起こしたよ!!そして、反乱軍のリーダーがわかった!!」
マ「あぁ?あのクソッタレの貴族のリーダー?俺がすぐぶっ・・・。」
マトは立ち上がった。
貴子「待って!まず名前を言うから・・・。」
貴子はマトを止めた。
マ「いや、名前と武器ぐらいは知っている。ルドベック。武器は斧で・・・。
クラスは斧武将(グレートドゥクス)。他にはヤードリー。槍武将(グローリードゥクス)。
マージョウ。風の賢者(ウィンドセイジ)。多分風の魔法を使う。
タシヨリア。剣豪(ソードマスター)。そんでサローネ侯。ただのごみ。」
未来「よく覚えたね。勉強でもそうだったらいいのにね?」
マトは自分の頭に手をやった。
マ「勉強と戦争の情報は違う。将来役に立つのは漢字と面積の求め方程度だ。」
日彩子はマトをあきれた様な目で見た。
日彩子「本当にウェアーズ君の言った通り。生きるためなら何でもする。あきれた・・・。」
マ「頭がいいだけで人を助けられるか?そして敵を殺せるか?頭脳が良くても勇気がなければ
意味がない。」
マトはM4A1を準備した。
貴子「また・・・。人を殺すの・・・?」
マ「クリミアを守るためだ。そして、俺が気に食わない奴の抹殺。」
日彩子「その「気に食わない奴」って誰なの?」
マトは部屋から出て外に来た。
日彩子「ねぇ。マトの・・・。」
マトはM4A1を空に向かって発砲した。
貴子「答えられないからって・・・。」
その時、マトは顔を少し前へやった。そのまま動かなかった。
マ「あれを見てみろ・・・。前より多い・・・。」
全員「え・・・?」
反乱軍だ。マトは望遠鏡で見た。
マ「どれがリーダーかわかんねぇ。まずぶっ殺せば問題ないか。」
未来「みんなに知らせてくる!!」
未来は王城へ走り出した。
マ「更に面白くなってきたぜ。」
数十分後・・・。
エリンシア「皆の者!!進撃!!!」
エリンシアがアミーテを振り下ろした。一斉に軍が動いた。
それより先にマトが走り出した。
エリンシア「何を考えているんですか!?」
マ「俺なら遠距離でも通用するものがあります!!まずはあいつらに俺の名を
思い知らせてきます!!!」
そのまま敵に突っ込んだ。
マ「イッツ・・・。ショータイム!!!」
マトのパトリオット、M4A1バズーカが発射された。
そのたびに敵の軍が倒れていった。そこから一歩も先に進めないでいた。
反乱兵1「クソッ!!なんであいつ一人にこの数が負けるんだ!?」
反乱兵2「まさか・・・。あいつは・・・。」
死神・・・?そうとしか捉えようがない。マトの表情は前とは変り、無表情だった。
マ「ウェアーズ君がいればさらに面白い事になるが・・・。」
マトはそのまま突っ切っていった。敵は波が裂けるように二つになり倒れていった。
リン「彼一人では危険です!!私たちも進軍します!!」
クリミア軍は大きな歓声を上げた。
マ「おいおい。もう進軍するのか?まだ暴れたりないぞ。
・・・まぁいい。さっさと終わらせよう。」

1188w ◆gNGqoADabQ:2008/12/10(水) 22:19:05 ID:???
異空間の支配者 二十八話


マ「この前より敵多っ!!パトリオットがあってもさすがに持ちこたえられない・・・!!」
アイク「おいおい、死神さんよ。無茶するな。」
アイクがラグネルを振り回して突っ込んできた。
マ「ヘッド!!」
マトは少し安心したような表情をした。アイクはあきれたようにため息をした。
アイク「死神がそんな表情をしていいのか?さっきまでの殺気だった表情をしまったのか?」
マ「死神と呼ばれても心細い時はあるんだよ!そもそも俺は死神なんて呼ばれた事はない!」
そう言いあいながら進んでいくと一斉に敵軍が引き上げていった。
アイク「どうやら、貴族の特殊兵が出てきたようだ。」
マ「どうせ剣とか槍だろう。M4A1の敵じゃ・・・。」
稲妻の弾丸がマトのすぐ顔元をかすめて飛んでいった。
アイク「大丈夫か、死神!!」
マ「心臓が止まったような気分だ・・・。」
その「特殊兵」は全身を黒いコートで隠し、RPG7よりも明らかにヤバそうな兵器を持っていた。
マ「レールガン・・・。」
アイク「なんだそれは。」
マ「なんというか・・・。異常な弾速と貫通力、威力が高い携行用電磁レールガン。どんな鎧でも
簡単に・・・。」
再びレールガンが発射された。今度はマトの胴体を確実に狙っていた。
マ「うわっ!!あぶねぇ!!あいつらがレールガンを開発できるほどの技術を持っている人がいるのか!?」
その特殊兵がいきなり話しかけてきた。
「そうだ、マトリックス!しかしお前がここにいるなんて意外だぞ?」
「お前にCQCを教えたのもこの俺だ!」
マ「え!?どうして俺の事を知ってるんだ?」
「当然だ!今5人いる内、保育園から一緒だったのが3人だ!」
マ「はいっ!!??」
マトは間抜けな返事をした。・・・まさか。
マ「和真!?晃平に耕太!!どうして?」
特殊兵たちは一斉に黒いコートを脱ぎ捨てた。
マ「おいおい、強哉!そして涼汰!簡単に言うとジロー!!」
涼汰「初めてマトリックスに本名で呼ばれた!!なんか嬉しい!」
強哉「あんなCQCでここまで来たのか!?まぁ、パトリオットがあるからだろうけど。」
マ「俺以外の知り合いはウェアーズ君を除いて・・・。」
全員「除いて?」
マ「女子ばっかだ。」
強哉「ウェーイ!!ハーレムじゃないか!」
マ「いや、いいように振り回されていた。」
和真「お前なら絶対そうだろうな。このシャイボーイが!!」
マ「うるせぇ!!」
晃平「照れるなよ。」
アイク「懐かしい話の途中で悪いが敵はどうする?」
マトの表情が変った。友人と合流できて喜んでいる様子から、曇りのない殺意の表情に変った。
耕太「マトリックス、俺らは今から貴族に反乱を起こす。付き合うか?」
マ「当然だ・・・。クソッタレ貴族を全員なぶり殺す!!」
二人から一気に七人へと増えた新・グレイル傭兵団はレールガン、M82A2、パトリオットにジャベリン、FIM92Aと
現代兵器でも恐れられている武器を構えて進軍した。
涼汰「まったく、なんでこんな重いバズーカを持たなきゃいけないんだ・・・?」
強哉「俺なんか和真と同じレールガンだ。」
マ「強哉。パトリオットとレールガンを少しの間、交換しないか?」
強哉「マジで!?やったぁ!!」
マトは強哉にパトリオットを渡し、レールガンを受け取った。
マ「これがレールガン・・・。思ったより軽いな?」
和真「マトリックスは相撲で重い相手を押す練習してたからだろ?それでCQCの打撃が
できるんじゃないか?」
マ「打撃オンリーのCQC・・・。微妙じゃね?」

1198w ◆gNGqoADabQ:2008/12/10(水) 22:19:37 ID:???
異空間の支配者 二十九話

兵1「裏切りだー!!」
兵2「特殊部隊が裏切ったぞー!!」
そんな怒号もレールガンやM82A2,FIM−92Aとジャベリンの音にかき消された。
涼汰「もっとかかってこいやぁ!!!あっはははは!!!」
強哉「オラオラ!!くたばれぇ!!!」
和真「ふっとべぇ!!!オラァッ!!!」
晃平「さっさと死ねよクソッタレ!!!」
耕太「オラオラオラオラオラ!!!!!」
マ「じゃまくせぇゴミだな・・・。」
相変わらず素っ気無い喋りが出てくるなこいつは。
アイク「さすが特殊兵と呼ばれる腕だ。」
マトは強哉から借りたレールガンを軽々と連射しながら答えた。
マ「いや、俺らの武器はこれが当たり前だ。近接近格闘はナイフとか素手さ。」
マトは今度はレールガンをチャージし始めた。
強哉「いた!!!あいつだ!!!あいつが貴族だ!!!」
マトはレールガンの照準を使い、狙いを定めた。
和真「少しいたぶらないか?」
マ「いや、一瞬でカタをつける。」
稲妻を纏った最大チャージの飛翔体が異常な速度で発射された。マトの周囲に大きな砂埃が舞った。
ルドベックはあっけなく、何も喋らずに上半身がきれいさっぱり吹っ飛んでいた。
和真「まずはリーダー死亡。後はルドベックの腹心だ。」
晃平「ほんとに敵をやるときは躊躇しないんだな、お前は。」
マ「腹心はなぶり殺すことを約束すっから許せ。」
涼汰「最初からその言葉を実行してもらいたかったなぁ。」
涼汰はジャベリンをおろした。随分と重そうだ・・・。
マ「ジロー、それで大丈夫なのか?」
涼汰「これでいいんだよ!俺はこれがいいんだ!!」
涼汰は意外と頑固だらしい。

「「やったぞ!!!」
国民はクリミア軍を祝った。本当にうれしそうな顔ばかりだった。
マトリックスとその友人達はそのパレードにいなかった。既にクリミアの国内に基地を作った。
マ(一応、日彩子達に振り回される心配はないだろう。ほっとした。)
呑気に自分で淹れたレモンティーを飲んだ。
リン「マトリックス!!!」
マトはビビってレモンティーを噴きだした。
マ「うぇっへ!!!ゲホッゲホッ!!!な、何!?」
リン「日彩子たちが呼んでるよ!」
晃平と強哉が同時にはやし立てた。
「ウェ〜イ!マトリックス、お前モテるなぁ!」
マ「うるせぇなぁ!俺、どんな事になるかわかんねぇんだから。」
マトはリンに着いていった。背が高いから国民からじろじろ見られた。
マ(あいつらに呼ばれるということは・・・。嫌な予感しかしない。」
マトリックスは浮かない表情で王城の脇にある大きめの家に連れてこられた。
リン「日彩子がマトリックスに話があるそうよ。」
リンは王城に向かって歩いていった。
日彩子がドアから飛び出した。
日彩子「マト、和真と会ったんでしょ?」
マ「あぁ。(いきなり飛び出してきやがって。心臓が止まるかと思った。)
日彩子はマトに詰め寄った。
日彩子「和真達と生活するんじゃなくてウチらと生活して。」
マ「え?」
マトは何かされるんじゃないかと疑った。
日彩子「あっちには武器が多くあるでしょ?こっちには武器はないからマト、お願い!」
日彩子は頭を少し下げ、顔面で手を合わせた。そういうことなら。
マ「急襲から守ってくれと。そう言いたいんだな?」
日彩子は頷いた。
マ「それならいいが・・・。変な事はするなよ。」
日彩子「マトもね。」
マ「俺はまだそんな趣味はない。」
マトは呆れてそう言った。
マ「あっちには一応、「城で生活する」って言っておくぞ。」
日彩子「うん、じゃあまたね。」
日彩子は手を振った。マトは軽く頷く。ほんと無愛想な奴だ。マトは。

1208w ◆gNGqoADabQ:2008/12/10(水) 22:20:23 ID:???
異空間の支配者 三十話

マトはまた日彩子達と生活するはめに。
マ「まぁ、王様のボディガード的な理由で城に住む。」
涼汰「あ、戻ってきた時は城の食料くれよ。」
マトは困った表情を浮かべた。
マ「ジロー、エリンシア様は王族だが質素な方だぞ。フルコースは期待できないぜ?」
涼汰「まぁ、まともな奴はある程度持ってきてくれ。」
ちなみにジローとは涼汰のあだ名だ。理由は・・・話すと5時間になる。
と、涼汰は言っていた。
マ「あぁ、わかった。」
マトは自分の荷物を持って日彩子の家にいった。和真の基地と同じくらいの大きさだと気付いた。
早速、日彩子が出てくる。なんかこいつばっかり出てくるな。
日彩子「言い忘れたけど、食事はお城でエリンシア様と一緒。」
マ「他には?」
マトは一応聞いた。案の定の答えが返ってきた。
日彩子「まず、ウチらとリン、ルキノさん、マーシャさん、ステラさん・・・。」
マ「俺以外女ばっかじゃねぇか。いじめか?」
日彩子は笑いながら言った。
日彩子「まぁまぁ、強い味方が来たって事を知らせたいから、ね?」
俺に取って入りにくい環境だな・・・。
マ「死神と女性の食事・・・か。ありえないくらい差があるな。」
日彩子「でもマトは「ただの」とは付かないけど人間でしょ?」
マ「そうだが・・・。戦場以外の所で発動するわけには・・・。」
日彩子「あ!もう食事じゃん!急ごうマト!」
マ「何が起こるか・・・。」
城は結構豪華だった。前世紀から受け継いだ王族が手入れを怠らなかったたまものだろう。
マ(ジローから食料持って来いと言われたが・・・。どうやって持っていこうか・・・。」
マトはあれこれと悩みながらマトと女性の食堂に入った。
(本当に女性専用だな。)色鮮やかなできれいな花がプランターに植えられ、窓際に並んでいた。
マ(日彩子とかは花言葉わかるだろう・・・。唯一知ってる花言葉は青いバラで「不可能」・・・。
雰囲気下げちまうな・・・。)
未来「遅かったねマト。」
マ「準備に手間取っただけだ。」
リンは少し眠そうな表情をしている。
エリンシアがマトに続いて入ってきた。マトは少し真剣な表情をした。
マ(やっぱ優しいと言っても威厳あるよな・・・。)
エリンシア「マトリックさん、あちらの席へどうぞ。」
マトは名前を間違えられた。言うのは気が引ける・・・。
日彩子「エリンシア様、マトリックスです。」
エリンシア「あぁ、失礼しました。マトリックスさん。」
マ「いいですよ。」
マトはなんと言えばいいのかわからずに落ち着きなく辺りを見回している。
ルキノ「この方が・・・死神様?大きいのに随分と緊張なさってるのね?」
マ「はじめまして、マトリックスです。」
一応、あいさつしておいた。次に轟音が響いた。
貴子「マト!!何を・・・。」
原因はマトリックスではない。マトは外の様子をうかがっていた。
マ「キメラ・・・。」
日彩子「え?」
マ「俺が行きます。相手は俺と同じ種類の兵器を装備しています・・・。」
マトはデザートイーグルを取り出したが、それは「つもり」だった。
マ「・・・ソー45−70だ・・・。誰がこんなヤバイ武器を・・・。」
未来「どうしたのマト!?」
マ「エリンシア様、仲間と連絡をとってください!!早く国民全員を退避させてください!!!」

1218w ◆gNGqoADabQ:2008/12/10(水) 22:21:02 ID:???
異空間の支配者 三十一話

マ「ここは危険です!!国民も兵も全てを避難させてください!!」
エリンシア「マトリックスさん!!私たちも戦います!!」
エリンシアは「アミーテ」を取り出すとマトに続こうとした。
マ「相手は俺と同じ武器があります!!剣や槍では勝ち目がありません!」
エリンシア「そ、そんな・・・。」
マトはエリンシアを見ながら言った。
マ「戦争続きで兵は疲れているでしょう・・・。でも今回は俺が疲れればいいだけです。
早く全員を避難させてください!!」
エリンシア「・・・わかりました。マトリックスさん・・・。死なないでください。」
マ「死神の辞書に「死」はありません!!」
マトはそれだけ言って和真の基地に走った。
涼汰「食料よりもっと危険な敵が来た・・・。」
マ「ところで・・・。俺のデザートイーグル知らないか?代わりにソー45−70が
あったんだが。」
晃平「デザートイーグルは俺が持っている。」
マ「おいおい、勝手にもらったのか?」
和真がまぁまぁ、と言って入ってきた。
和真「そのソー45−70は改造してある。装弾数20発。反動もファイブセブンと
同じだ。威力はM82A2の5倍さ。」
マ「「雷神」ではなく「死神」じゃないか。」
耕太「お前のハデ好きな性格を考えて改造したんだぜ。」
マ「で、レールガンは?」
強哉「俺らの乗るバギーに取り付けた。そんで量産した。」
マ「どんな風に?」
強哉「さらに小型化に成功した。反動は極限まで抑えて、威力は5倍。」
マ「なんか「5」にこだわってるな?「死神」だから「4」でいいだろ?」
涼汰「4じゃあ、切りが悪いだろう?だから5だ。」
マ「そんな理由でか!?」
涼汰「まぁまぁ、その「量産型レールガン」を見たいだろう?」
マ「当たり前だ。」
和真が取り出すと一斉にマトに見せた。M4A1と同じサイズと重量だ。
晃平「他にも、FIM−92A、ジャベリン、M82A2もコンパクト化できた。
威力も上がっているぜ!!」
耕太「そして俺らの標準装備は・・・。パトリオット。」
マ「いきなりそんなモノがでてくるとは・・・。すごい技術だな。」
耕太「他は今紹介されたモノ、他は自分が気に入っているハンドガンなどだ。」
マ「俺らだけで戦争起こせるな・・・。」
和真「まず、キメラにこの兵器の犠牲者になってもらおう。」
そう言って全員が外に出た。
全員が丸で他の学校に殴りこみに行くように武器を肩に乗せたりしている。
こいつらの辞書には「敗北」、「死」、「恐怖」はない。

1228w ◆gNGqoADabQ:2008/12/10(水) 22:21:40 ID:???
異空間の支配者 三十二話

マトは友人と共にキメラに立ち向かった。これが真の「戦争」だ。
涼汰「こいつらマジでコエェよ!!なんか飛んでくるんだけど!!」
涼汰は「センチメーターマスター」と言うレースガンを撃ちまくっていた。
和真がいきなり話しかけてきた。
和真「・・・なぁ、実は秘密にしておいたんだが・・・」
マ「何だ!?」
マトはバリケード代わりのバギーについている機銃を発砲していた。
和真「マトリックス以外のパトリオットは・・・、全部壊れたんだ・・・」
全員「なっ!!?」
強哉は試しにパトリオットのトリガーを引いた。トリガーは引けるがマズルフラッシュは起きなかった。
耕太「そ、そんな・・・バカな・・・」
しかしマトは平然と言っていた。
マ「正直、パトリオットはもう使いたくないと考えていた。非現実すぎる」
マトはパトリオットを放り投げ、機銃で破壊した。最強の武器は消え去った。
晃平「何て事を・・・。正気なのか!?」
マ「衝撃が強すぎる。俺は扱えない」
いままで使ってきた者がこんな事を言うとは・・・。
和真「・・・マトリックス、やはりいつかそうすると思っていた。パトリオットは雑に扱ってたもんな」
マトはそれ以上何も言わせないようにバギーを移動してくれと言った。
耕太「キメラが予想以上に多いな・・・。スティールヘッドやらタイタンも大勢いる」
全員が大型バギーに乗り込み、クリミアとは違う方向に逃げた。当然陽動である。
十分逃げて安全地帯と確認できた所でキャンプを張った。
マトは銃器の点検を念入りにしていた。和真と涼汰はバギーに乗って遊んでた。と、言っても30キロ程度しか出してなかった。
耕太と晃平、強哉は食料を準備していた。・・・バーベキューだ・・・。
耕太「おい、飯できたぞ。」
全員「バーベキュー!?」


食後・・・。
マトが双眼鏡で辺りを見回していた。
涼汰「どうした、何か見えるのか?」
マ「まだ何も見えない。キメラがこっちに来るか、クリミアに攻めるか・・・」
涼汰「大丈夫なのか?日彩子とかがいるんだろう?」
涼汰は珍しく不安な様子を見せた。マトは「日彩子」と言葉が出るたびに黙ってしまう。
マ「・・・」
涼汰「・・・」
涼汰はなんとなく黙っただけだがマトは違う意味で黙った。涼汰は何も感じなかった様で別の話題を切り出した。
涼汰「クリミアだっけ、グレイル傭兵団の仲間とかいるんだろ。大丈夫か」
マトは少し安心した様にいつもの少し低く、少しくだけた様な言葉で喋った。
マ「あぁ、エリンシア様に避難勧告を出すように頼んだ。大丈夫だろうよ」
涼汰「そうか・・・」
マ「あ、双眼鏡。辺りを警戒しないと」
涼汰「ほら、マトリックス」
マ「あぁ、すまないジロー。ありがとうな」
そう言って双眼鏡をのぞいた。瞬間短くうぉっ!!?と叫んだ。
涼汰「何だ?何か見つけたか?」
マ「キメラ!!キメラだ!!!戦闘準備しろって和真達に言うんだ!!」
マトは相当焦っている。涼汰もさすがに焦りを隠せない。
涼汰「わかった!!」
涼汰は和真達にキメラが現れたと報告した。
和真「陽動に引っかかったな・・・。まずは作戦1成功だ」
耕太「急いでバギーで行くぞ!!」

1238w ◆gNGqoADabQ:2008/12/10(水) 22:22:14 ID:???
異空間の支配者 三十三話

耕太が運転するバギーがエンジンからハデに煙を出してキメラの最前線まで飛んでいった。
マ「なんだか、気分が高ぶってきた・・・」
和真「コンバット・ハイになって傷だらけにはなるなよ?」
マトは落ち着かない様にデザートイーグルとM629シルバーモデルの弾層を調べた。
強哉「マトリックス、マグナム持って回して「俺のリロードはレボリューションだ!」って言ってくれ」
マ「俺のリロードはレボリューションだ!!」っておい!!」
晃平「意外にもノリツッコミ上手いな」
全員が楽しそうに大笑いした。キメラを目の前にして余裕で構えていた。
耕太「マトリックス!!機銃を頼む!!見えたぞ!!」
マ「ああ!!」
力強く答えて機銃のトリガーに指を掛けた。キメラはすぐ目の前だ。
マ「発砲する!!」
一斉にバギーカーから弾幕が張られた。キメラはブルズアイを撃つこともなく倒れていった。
強哉「ゴリアテがこないことを祈るか・・・」
晃平「全員がレールガンを装備している。大丈夫だ」
いきなりミサイルが飛んできた。
耕太「うぉっ!!よけきれない・・・!!」
「「え??」」
ミサイルがバギーに直撃した。それはゴリアテから発射されたミサイルだ。
マ「あぶねぇ・・・。あ〜・・・。バギーが・・・」
耕太「レールガンを失ったか・・・。だがレールガンはまだあるぜ!!」
今度は全員がレールガンを発砲した。ゴリアテは弾が当たるたびにひるんでいた。
ただ一人マトが撃たずにチャージしていた。そしてひそかに背後に回っていた。
和真「俺はマトリックスの援護をする。ゴリアテの気を引いてくれ」
強哉「任せておけ!!」
和真がマトに続いた。
マ「和真、カバーを頼む!!」
和真「言われなくてもわかっているさ。そんな無茶して日彩子を泣かせるなよ?
マ「え?あ、ああ・・・」
和真「晃平と強哉から聞いたぞ。日彩子の事す」
マ「おい!!キメラが来たぞ!!!頼む!!」
マトはとても焦って和真の言葉を遮った。
和真「やっぱりな、す」
レールガンの発射音で再び遮られた。いつかは否定できなくなるだろう。
ゴリアテはレールガンのチャージ弾をもろにエンジン部分に喰らったらしく、少しよろめいて倒れた。
マ「一応爆発すると悪いからはな」
言ってるそばから爆発した。マトと和真は爆発の威力で吹っ飛んだ。
和真「どこまで言葉の先を言わせない気だ?ほんとなのか?」
マ「・・・うん・・・」
和真「おぉ!!ほんとなのか!!」
マトは頭を抱えた。ついに和真にもばれちまった・・・。
和真「日彩子には言わないからさ。心配すんな」

1248w ◆gNGqoADabQ:2008/12/10(水) 22:22:48 ID:???
異空間の支配者 三十四話

ゴリアテ撃破に成功したマト達。だが今度は白兵戦が起こりそうだ。
キメラ1「アイツラハニンゲンノコゾウカ!?ナンデれーるがんトカモッテイヤガルンダ!!」
キメラ2「ヨウシャスルナー!!ウテ、ウテ!!!」
ブルズアイの弾幕が容赦なく飛んでくる。しかしキメラは普通に2メートルの身長だから匍匐で
移動すれば全く当たらない。
強哉「スネークみたいだな?潜入ではないけど」
晃平「でもいつまでも逃げてるワケにはいかない。安全地帯になるまで油断できない・・・」
あれこれと言いながら何故か現代風の商店街みたいな所についた。相変わらず匍匐で。
和真「あ〜・・・。そろそろ立って歩かないか?」
マ「街に入った時点でそう言えよ」
全員が肩を回したり首を運動させている。疲れただけだろう。
和真「いや、安全地帯じゃない。・・・破壊されている部分がある」
耕太「遠くには煙が上がっている。おそらくキメラが通過したんだろう」
マ「残党を排除するか・・・。背後から静かにキメラを排除するか・・・」
和真「まず食料を確保しなければ。ハンバーガーとか」
マ「食料プラス、救急キットも必要だ。素人だが少しは役に立つはず」
マトは念を押すような形で発言した。
涼汰「怪我は放っていたら多分危険だ。と俺は思います」
全員「思いますってなんだよ」
マ「多分じゃなく確実に危険だ。・・・で、探索しようか」
その時、耕太がちょっと待ったと言った。
耕太「散らばるか?それとも固まるか?散らばると探索範囲が広くなるが敵にやられやすい。固まれば敵に見つかりやすいが
敵を見つけやすくなる可能性が高い」
マトがすぐさま意見を出した。
マ「両方だ」
強哉「え、どういう意味だ?」
マ「チームを作るんだ。俺らは6人いる。1チーム3人。
あ、後通信機は持ってるか?」
和真「全員持っている」
マ「よし、最後はチーム作り。俺は苦手だから和真に任せる」
和真は頷いて言った。
和真「まず、リーダーだ。誰がいい?」
耕太「最初にマトリックス。武器を色々と持ってるしな」
和真「次は?」
涼汰「和真」
涼汰はなんのためらいもなく言った。
和真「あー・・・。後は隊員。どうする?」
晃平「俺は和真についていく」
耕太「マトリックスに」
強哉「和真についていくぞ」
涼汰「俺だけ強制的じゃん・・・。マトリックスで」
和真「と、言うわけでチーム完成。一応名前決めるか?」
マトは賛成と言う意味で手を軽く上げた。全員が上げた。・・・なんでだろ。
和真「みんな名前付けんの好きだな〜。じゃあ何する?」
涼汰「マトリックスのチーム名は・・・。「リトル・フォックス」でどうだ?」
マ「フォックス・・・。子狐ねぇ・・・。俺は「子」じゃないけどなぁ、ジロー?」
涼汰「ちぇっ。しょうがねぇなぁ。じゃあ、「タランチュラ」はどうだ?」
マトはおっと感心したように言った。
マ「「タランチュラ」でいいと思う」
耕太「和真のチームはどうする?」
強哉「ストレートに「ウルフ」で」
和真「おいおい、早速新チームでのミッションができたようだぞ」
和真の目線の先にはゾンビのような土気色をしてゆっくりと迫ってくるキメラがいた。
マ「ミッションよりバーチャルレンジ(仮想訓練)だろう?あんな雑魚一匹」
耕太「「グリム」をなめるな。一匹だからってな・・・」
マトは大して気にせずにM629シルバーを発砲した。ゾンビの様なキメラは一撃で死んだ。
マ「あれが分裂して増えるとでも?」
いきなり涼汰が叫び声を上げた。
涼汰「えっ!!?何、何こいつら!!増えてんだけど!!」
マトも「グリム」をなめたことを少し後悔した。いつの間にか囲まれている。おまけに店からも出てきた。
しかし動きは緩慢で照準を定めやすかった。
和真「マトリックス、お前「グリム」を知らないのか!?」
マ「そんなキメラ初めて見たよ!!」
和真「なら簡単に説明する!!」
そう言いながら和真はS&WPC356を発砲しながら言い出した。
和真「知能はキメラの中で最低だ!!意思もない!!だがグリムが一体いるという事はあたりに
40体以上いるんだ!!」
マ「ちくしょう!!ミスったぜ!!」

1258w ◆gNGqoADabQ:2008/12/10(水) 22:23:23 ID:???
異空間の支配者 三十五話

グリムと呼ばれるキメラがマト達を包囲した。これが雑魚の底力か・・・。
強哉「これが「バイオハザード」の様な世界・・・。異空間・・・」
強哉はワルサーP99を発砲しながらつぶやいた。
和真「強哉、あきらめるな!!死神が仲間なんだ!!こいつら程度どうって事ないだろ!?」
和真がマトをわき目で見て言った。
マ「最初見たときはビビったけどなれればそうでもない気がする。でもこうも多いとウザくてしょうがねぇ」
マトはグロック18CとM629シルバーを連射して答えた。
晃平「リボルバーのリロードは時間がかかるのになぜ使うんだ」
マトはポケットに手を突っ込んで丸くて黒い物を取り出した。
晃平「なるほど・・・。スマブラXのグレネードランチャー専用クリップを真似て造ったのか」
マ「オセロットの様にリボルバーは扱えないし、リロードはカスの速度だ」
マトはクリップを使ってリロードした。同時にグロック18Cもリロードした。
耕太「キリがない!!どこかに立て篭もらなければ全滅だ・・・」
耕太は辺りを見た。奇跡的にグリムのいない店が目に入った。
耕太「店に入ろう!!入り口からしかあいつらは入ってこれない!!」
マトはその店を見た。コンビニくらいの大きさだ。中の方が攻撃される心配はないはず。
マ「耕太の言うとおりだ!バリケードを造って安全に敵を全滅させよう!!」
全員が店に入り、腹部くらいの高さの棚を入り口に移動させた。その後強哉と涼汰がつっかえ代わりにレジの精算機を置いた。
マ(あの金もらおうか?)
晃平(空だったらどうする?)
マ(その時はドンマイって事で)
和真「グリムがバリケードを壊そうとしているぞ!!」
和真はPC356でグリムを遠ざけた。だがただの一時しのぎ程度の効果だった。
涼汰「レールガンだ!!レールガンを使おう!!それしかない!」
全員がレールガンに持ち替え、発砲した。ハンドガン以上に楽だ。マトは奥で何かをいじっている。
マ「よし、火炎瓶ができた!!」
マトは軽く火炎瓶をグリムに投げつけた。勢い良く炎が噴出し、グリムを焼き払った。
強哉「すごいな、マトリックス!!もう1体だけだ!!」
耕太がMk23でグリムに止めを刺した。
マ「この街は俺らが占拠した・・・と思う」
和真「よし、チームに分かれて捜索する」
和真は晃平と強哉を連れてマトとは違うルートに行った。
耕太「マトリックス、クリミアの人はどうした?お前は避難させるように頼んだんだろう」
マ「あぁ、耕太、そうしないと絶対にクリミアは壊滅する。アイクでもキメラにはかなわない」
涼汰「アイクってあの「グレイル傭兵団」のリーダーか?」
マ「あぁ。剣でキメラに立ち向かうのは自殺行為だ」
マトはグロックに持ち替え、和真とは違うルートに行った。
耕太「この地域は・・・。どうやら商店街らしい。そして和真の向かった先は居住区か」
涼汰「店ならなにかもっと役に立つ物があるはず。マトリックス、どうする?」
マ「違う店で装備を整えよう。武器だけでは心配だ」

1268w ◆gNGqoADabQ:2008/12/10(水) 22:23:59 ID:???
異空間の支配者 三十六話

チーム「タランチュラ」はマトの先導で大型店に入った。この規模からして年中無休であることはあきらかだ。
さらに駐車場も広かった。しかしキメラの襲撃のせいなのかわずかしか自動車がなく、全てが破壊されていた。
涼汰「いまなら全商品無料セール実施中だ!!パラダイスだぜ、あっひゃひゃひゃひゃひゃ!!」
耕太「俺らの貸切だがいつキメラが現れるとも限らない。ジロー、武器を常に持っておけ」
耕太と涼汰は1階のスーパーで食料と即席で武器になる物を溜め込んでいた。マトは2階で電動ガンやらエアガンなどを見ていた。
マ「この状況でエアガンがカスに思えてくる・・・。遊びではとても重要なんだが・・・」
マトはブツブツとうめきながらエアガンを箱から取り出してそこらにあるマネキン人形をターゲットにして遊んでいた。
マ「腕はなまってない、と」
マトはエアガンを元通りに戻して1階に戻った。今度はゲームソフト売り場だ。余裕なのだろうか?
マ「グランドセフトオート4ないなぁ・・・。さすがに18禁だしな」
大型店にたった「3人」だけでは虚しさが満々だった。人の出入りが全くない・・・。
マトの通信機が「calling to the naight」を静かに奏でた。
マ「こちらマトリックス。・・・和真か。何か見つけたか?え、こっち?あぁ、耕太とジローは店で何か溜め込んでいる。
俺はエアガンで遊んでいた。・・・いや、だって暇だもん」
通信機から和真の大声が聞こえた。
和真「お前アホか!!?なんでこんな時にエアガンで遊べるんだ!!?」
マ「貸切だからさ」
そして通信が切れた。だが妙な音が混じっていた。マトは急に不安になり耕太達のもとへ走り出した。
涼汰「マトリックスどうした?キメラが現れたのか?」
マ「いや、和真から通信があった。少し説教喰らった後・・・。通信機の切れ方が妙・・・だった・・・」
耕太「バッテリー切れだろう?」
マ「いや・・・。晃平と強哉の・・・叫び声が・・・。切れる直前に・・・聞こえた・・・様な・・・」
マトは本気で不安に駆られていた。ただ事じゃなさそうだ。
涼汰「和真の通信機が示していた場所へ行くか・・・?」
マ「俺はすぐにそうする。耕太は?」
耕太は通信機をチェックしていた。おそらく耕太も不安なのだろう。
耕太「すぐにいこう!!キメラにもう殺されている可能性が・・・」
マトがすぐに抗議した
マ「不吉な事を言うな!!」
涼汰「まずその場所がこの地域だ。しかも「MGS4」の中東の廃ビルの中だ」
マ 耕太「中東の廃ビル!!?」
マトと耕太の声が完全にハモった。なぜ「MGS4」の場所が・・・?
だが考えている暇などない。和真がどうなっているかもわからない。

1278w ◆gNGqoADabQ:2008/12/10(水) 22:24:29 ID:???
異空間の支配者 三十七話

和真との音信が途切れてしまい、向かった先は中東の廃ビル。どうも気候の変化が激しい。
耕太「マトリックスはわかるだろうけど・・・。ジローは知らないだろう」
涼汰「そんなモン知らないに決まっているだろ!」
マ「「ラットパトロール01のいた場所だ・・・。屋上の部屋か。面倒だな」
エレベーターが機能していないのも当たり前だった。MGS4で見たより損傷が激しい。キメラのせいだな。
階段を警戒しながら走っては、キッチンと思われる場所を通り過ぎた。
マ(何も食ってない・・・。今は午後2時か・・・。何かあるかな)
マトはチームにストップと言った。
耕太「何だ?腹でも減ったか?」
耕太はキッチンの隣にある椅子に座った。今思うと誰とも会わなかった。キメラに殺されたか・・・。
マ「カップラーメンとか・・・。リゲイン?色々とあるなぁ」
マトは冷蔵庫をあさりながら答えた。
涼汰「リゲインって何だ?」
耕太「栄養ドリンクだ。マトリックスが言うにはうまいだとよ」
マトはすぐに食えそうな物を少し持ってきた。
マ「せいぜいこれくらいか?まともなのは」
涼汰「他にないのか?これだけじゃあ腹はいっぱいにならないな・・・」
マ「蛙とかはあった」
全員が黙り込んだ。蛙なんか食いたくねぇよ。
耕太「マトリックス、そろそろ屋上だろ?急ごう」
マ「和真達は大丈夫だろうか?」
マトは屋上まで一気に駆け上がった。銃声どころか人の声すらも聞こえなかった。
耕太「・・・?何か言ったか?」
マ「え?」
涼汰「いや、何も」
耕太「あの部屋からだ・・・。和真達だろうか・・・」
マ「武器を構えておけ。キメラの罠かも知れない・・・」
マトはM4A1をフルオートに設定した。耕太はMk23のマガジンの残弾を調べた。
涼汰「鬼が出るか蛇が出るか・・・」
マトが慎重にドアを開けた。中には・・・。テーブルとイス?質素だ・・・。
和真はどこにいった?

1288w ◆gNGqoADabQ:2008/12/10(水) 22:25:03 ID:???
異空間の支配者 三十八話

マ(このドアの奥からだ。まず、俺が行く)
マトは仕草でそう伝えた。耕太と涼汰は頷いた。わかってくれたんだろう。
マトはM4A1を構えて、いきなりドアを蹴り開けた。と思ったらドアが吹っ飛びやがった!!??
マ「・・・やりすぎた・・・」
マトは自分の力に唖然とした。「エレキテル・レインボー」のせいだろうか。
耕太「だが・・・。何もない・・・。遠くで鳥でも鳴いてたんだろうな」
マトは少ししょげてしまった。和真は大丈夫なのか・・・?
マトは仕草でしめした通り、先に部屋に入った。「ラットパトロール01」がいた部屋そのものだ。
しばらく入り口で警戒していたが何もいない。
マ「駄目だ・・・。誰もいない・・・」
「銃を捨てろ!!」
いきなり横から男が出てきた。スカルキャップを被ってサングラスをしている。ジョニー秋葉・・・?
「銃を捨てろ!!」
再び同じ言葉をジョニー秋葉と思われる男は繰り返した。耕太と涼汰はマトに向けられている銃口を見ることしか
できなかった。マトはM4A1を素直に床に置いた。
「・・・行け!!」
声も台詞もジョニーと同じだ。マトより少し身長が低いか?
マトは試しにその兵士の方向へ振り向いた。全てジョニーと同じだ。
「動くなよ!!」
その声は上ずっていた。どうも「MGS4」の世界に丸々入り込んだようだ。さらにマトは試した。
マ「セーフティがかかっていますが、ルーキーですか?」
「ル・・・ルーキーだと?俺はこの道十年のベテランだ!」
マ「あぁ、俺より長い・・・」
だが、明らかに年下の少年の男のブラフに引っかかり、セーフティを確認してしまった。全て同じ仕草だ。なんか気味が悪い・・・。
いきなりマトがジョニーにタックルを繰り出し、吹っ飛んで壁に叩きつけられた瞬間、マトはXM8を握っている手首を捻り、XM8を奪い取った。
そして追い討ちで壁に寄りかかっているジョニーに強哉直伝の一本背負いを喰らわせた。
ついでにM4A1のグリップ部分を軽く踏みつけて、右手にXM8、左手にM4A1を持って、
ジョニーに突きつけた。
マ「近距離では格闘戦の方が有利だ!!」
マトはアサルトライフルを片手で扱うのには慣れていた。だが、
「そこまでよ!!」
マトはすぐさま、武器を向けた。だが相手はデザートイーグルだ。ダブル・アサルトライフルでも無理がある。
さらに塀の向こうから二人が現れた。黒人とモヒカンの巨体だ・・・。
マ(本当のラットパトロールだ!!なんかしらねぇけど自慢できるんじゃないか!?)
「銃口をはずしなさい!変な気は起こさない方がいいわよ?」
マ「・・・メリルだ・・・」
「え?」
マ「メリル・シルバーバーグだ。間違いない」
メリル「どうして私の名前を・・・?」
マトは銃を下ろした。
マ「シャドー・モセス島でソリッド・スネークと共に脱出したんだろう?」
メリル「どうしてそれを知っているの・・・?」
メリルは見ず知らずの他人が自分を知っている・・・。システムに抜け穴が?
マ「ゲームになっているんだぜ?それほど有名さ」
ストレートに答えた。少し疑問に思っているんだろう。
耕太「マトリックス、まず俺らは敵じゃないと言う事を証明してくれ」
耕太は壁の裏に隠れて様子を伺っていた。
メリル「・・・他に仲間は?」
マトの表情が曇った。メリルは死んだと思ったらしい。
マ「・・・行方不明だ・・・。多分キメラの襲撃が原因だ」
黒人「なるほど、どうやら敵ではなさそうだな」
塀の裏から黒人と巨人が出てきた。黒人は「エド」。巨人は「ジョナサン」。
真のラットパトロールだ。

1298w ◆gNGqoADabQ:2008/12/10(水) 22:25:49 ID:???
異空間の支配者 三十九話

メリル「あなた達、キメラについて何か知っているの?」
メリルは三人にイスを勧めた。とりあえず座らないのも悪いので座った。
耕太「一応、種類だとか装備は少し知っている。だが去年2007年に現れた原因はわからない」
耕太はあっ、と短く小さな声で年がずれている事を思い出した。
メリル「最初は2014年だと思っていたけれど「みんな」から2008年だって聞いたの」
マ 耕太 涼汰「「みんな」?」
その「みんな」はエド、ジョナサンの事ではないようだ。
マ「その人達はどんな容姿で武器とかは?」
メリルは少し、戸惑ってから喋りだした。
メリル「その・・・。剣とか・・・。魔法・・・」
マ「剣?魔法?・・・アイクとかリン?」
テーブルに両肘を付き、鼻と口をガスマスクの様に隠して聞いた。その時のマトの目つきが異常に鋭くなる。
・・・妙な癖だな。
メリル「いいえ、リーダーは二刀流の剣を装備している。キメラに抵抗するには不十分だけど仲間に神の神子がいるの」
マ「神子・・・?そう言えば・・・過去にそんな仲間がいたな・・・。誰だっけ?」
耕太「道理で・・・。お前とウェアーズ君が去年行方不明になったわけだ」
耕太はイスの背もたれにのしかかった。
マ「え?俺と同時に飛ばされたわけじゃあないのか?」
だが、良く考えればマトとウェアーズしか現実世界の人がいなかった。その後から続々と現実世界の人が飛んできた。
涼汰「だって夏休みが終わってもお前が来ないんだ。何か病気にでもなったと思ったが家族も行方を知らないと・・・」
メリルはマトを悲壮な運命を経験した人だと思ったらしい。少し表情を曇らせた。
メリル「そう・・・。魔法以上に不可能な存在なのね・・・」
マトはそっぽを向いた。おそらく気まずい思いを初対面の人にさせてしまった・・・。
マ「キメラだ・・・」

1308w ◆gNGqoADabQ:2008/12/10(水) 22:26:21 ID:???
異空間の支配者 四十話

ジョニー「最悪だ・・・。マジやばい・・・」
望遠鏡で外の様子を伺っていた。まさか光の反射か?見つかった原因は。
メリル「いえ、前はそうだったけど今は違う。キメラはおそらくレーダーを持っている」
エドとジョナサンも武器を構えた。
マ「少し違う展開だが、似ているな。MGS2の雷電の様にスネークの真似でもしろってか?」
マトが言いたい事はMGS2サンズオブリバティをプレイして真相を確かめて下さいと言いたいらしい。
キメラの放つブルズアイの音が途切れ途切れに聞こえる。少しずつ接近してくる。
マ「ハイブリッドだけなら苦労せずに脱出できるが・・・」
耕太「オーガーを装備しているスティールヘッドも混ざっている・・・。ヤバそうだな・・・」
マ「壁も貫通するオーガーか・・・。いや、俺らも使える。ID銃じゃないんだしな」
メリル「それなら普通に使えるわね。SOPがないのもいいみたい」
エド「体長。早速来ました・・・!」
マ「俺がやる」
いきなり飛び出してグロック18Cといつの間に変えたのかワルサーP99を連射した。
耕太「あまり無茶はするな!後でタイタンとか出たらやばいぞ」
マ「ヘッジホッグ手榴弾にも気をつけなければいけない。近距離で刺さったら痛いどころではすまないけど」
キメラ「コレデモクラエ!!!」
噂をすれば早速飛んできた。マトは最前線のカウンターに隠れていた。素早く拾い、投げ返した。
キメラ「「「ギャアアアア!!!」」」
マ「危ねー・・・。串刺しはならなかった・・・」
メリル「私たちも続くわ!!MOVE!!」
RAT01もタランチュラに続いた。キメラの落としたブルズアイを一応拾っていった。
階段を降りて一つ下の階に来た。
マ「敵を確認する・・・」
マトは姿勢を低くしてゆっくりと様子を伺った。わずかにキメラの頭が見えた。
マ「手榴弾か何かないか?キメラの頭がいくらか見える」
涼汰「いくらでもある。受け取れ!!」
涼汰が手榴弾を5つマトに渡した。マトは一つのピンを抜いて最初に確認できたキメラに手榴弾を投げ込んだ。
キメラ「ア?」
キメラの足元で手榴弾が爆発した。結構ゆれたな。
マ「まだまだぁ!!」
今度は一気に二つ投げつけた。今度は気付いたらしい。
キメラ「「ぐれねーど!グワアアァァ!!!」」
言っておきながら逃げないのかよ・・・。
耕太「ジョニー、赤外線センサーは?」
ジョニー「目の前にある通路に一つ、一階に行くためにある穴の前に一つある!!」
耕太「後者のトラップは頼む!!」
ジョニーはグッドサインを出した。
キメラ「コノヤロウ!!」
トラップに気付かずにキメラは突っ込んできた。案の定、爆死した。そして一階に落下した。
マ「クレイモアとかも仕掛けておいたら普通に引っかかるだろう・・・」
キメラの気配がなくなった様なのでキッチンを横切って移動した。
マ「ストップ!!今度はスティールヘッドがいる・・・!」
ハイブリッド以上にでかいキメラが下へ行くための通路を塞いでいた。
涼汰「あのキメラをどうにかしなければ・・・」

1318w ◆gNGqoADabQ:2008/12/10(水) 22:27:03 ID:???
異空間の支配者 四十一話

マト達はビルから脱出しようと試みたが、スティールヘッドと言うキメラが通路を塞いでいる。2・5メートルもある。
でかすぎるだろ。だがここで躊躇っても駄目だ。マトは影からの狙撃を考えた。
マ(耕太、あのキメラをどうにかできないか?)
耕太(無理だ。スカしたらオーガーでぶち抜かれる。貫通弾を喰らったら死ぬ)
レールガンで撃ち抜けばいい話だろ。
涼汰(手榴弾を投げるんだ。怯んだ隙に集中砲火だ)
マトは涼汰の考えを早速実行した。予想通り怯んだ。
マ「今だ!!」
全員がスティールヘッド1体にワルサーP99、MK・23、センチメーターマスター、XM8、デザートイーグル
と容赦なく鉛弾が体内にめり込んでいった。キメラは痛みにもがきながら死んだ。
マ「ジローの考えが初めてアテになったな」
涼汰「うるせぇよ」
スティールヘッドの近くに接近していった。
エド「なんてデカイんだ・・・」
身長2メートルのジョナサンでも小さく思えるほどのでかさだ。まともには戦えないな。
メリル「後はエレベーターで下に下りる。それをキメラがワザと逃がしてくれるとは思えない」
ジョニーは少し怖気づいたのか猫背になっていた。マトも同じ体勢だ。高所恐怖症だな。
また階段を降りた。・・・あれ?もう一階だ。
メリル「またキメラがいる・・・。カウンターの影に隠れてエレベーターに行く。気をつけて」
カウンターの影に隠れ、匍匐で進んでいるころ、キメラは。
キメラ1「ア〜。ヒマダナ〜」
キメラ2「ヒマデスネ〜」
キメラ3「ニンゲンイナイナ〜・・・。ト、イウヨリモウヒトゴロシヤメヨウゼ」
キメラ「「サンセイダ」」
マトと同じルートを通ってエレベーターに行った。
マトの方は。
既にエレベーターから飛び降りて地下駐車場にいた。(タランチュラはエレベーターに飛びおれず、地道に這っていた)
やっとエレベーターから降りれた。
マ「こわかったぁ〜・・・」
耕太「あの高さから飛び降りるのは怪我を覚悟しなければいけない・・・」
ふらつきながらもなんとかメリルに追いついた。
メリル「私たちはこれで。武器は豊富だから大丈夫だろうけど・・・」
耕太「心配するな。前の戦場でこいつは「死神」と言われていたんだ」
メリル「そう、それなら心配無用ね。でも気をつけて」
マ 耕太 涼汰「了解」
RAT01は地上へ上がっていった。タランチュラも装備を一通り確認して上がっていった。
キメラは。
キメラ2「コレタカイデスヨ〜。コワイヨ〜」
キメラ3「イクラオレラデモケガスルゾ」
キメラ1「ダガ、ニンゲンニキョウリョクスルノダ。ガマンシヨウ」

1328w ◆gNGqoADabQ:2008/12/10(水) 22:27:36 ID:???
異空間の支配者 四十二話

マ「あぢいよぉ〜。日焼けして皮膚がむけてひりひりして・・・」
耕太「お前は体格の割りに色白なんだから今焼けばいいんじゃね?」
中東と思われる場所はMGS4で見たより崩壊している場所が多い。やはりキメラがかかわっているらしい。
風の音がタランチュラのメンバーの耳を支配していた。静かだ。
涼汰「砂漠を歩いている気分だ」
マ「くっくくく・・・」
マトは少し笑うとすぐに無表情になり言った。
マ「あぁ、悪いな。ジローが2年になって初めての美術ですごい絵を描いたんだ」
耕太「そのすごい絵って何だ?」
マ「「ピッコロ」だよ。額が縦に無駄に長い。目と耳がエイリアンみたいで砂漠を歩いていて・・・」
涼汰「お前、相当笑ったもんな。まさかツボるなんて思わなかったが」
マ「だって砂漠歩いてて、汗かきながら「あぢ〜」って・・・。はっはっはっはっ!!!」
マトの笑い声が中東の町に小さく響いた。風の音でほとんどかき消されたが。
耕太「キメラがいるなら静かにしてもらいたいが、何もいないんじゃあな」
「アノ・・・。オレラサッキカライルンダケド・・・」
全員が武器を後ろに向けた。キメラがいやがった!!
キメラ1「ワー!!マテマテ!!ウツナ!!」
マ「キメラがなんでそんな事言うんだ!?」
キメラ2「イヤ、オレラハニンゲンガウラヤマシインダ。ダカラホカノキメラカラシタッパアツカイサレテイテ・・・」
耕太「へ〜。で俺らに協力したいと?」
キメラ2「アァ、ソウダヨ。グリムイカダッテイワレテキタカラサ」
マ「ならついてきていいが。襲ったら・・・。殺すぞ」
キメラ3「ホントウデスヨ〜。オソイマセンカラ」
結局キメラも連れて行くことになった。
キメラ1「ホカニナカマトカイルノカ?ネンノタメツタエテオイテホシインンダガ」
マ「うん。確かに・・・」
マトは通信機を使おうとスイッチを押そうとした。いきなり通信機が鳴った。
驚いて取り落としてしまった。
マ「「テーマオブタラ」・・・。日彩子からか・・・」
ほとんど聞こえないような声でつぶやいた。
拾ってスイッチを押した。
キメラ3「コウツゴウデスネ。ナカマカラカカッテキテ」
マ「そうだな。少し手間が省けた。後で通信機の音量下げておこう・・・」
マ「こちらマトリックス。どうかしたか?」
日彩子「あぁ!マト!やっと通じた!!」
マ「日彩子。そっちは大丈夫か?」
耕太と涼汰はがっかりした。和真じゃないのか・・・。

1338w ◆gNGqoADabQ:2008/12/10(水) 22:28:08 ID:???
異空間の支配者 四十三話

日彩子「なんとか大丈夫。マトも大丈夫・・・だよね?」
マ「今ん所、無傷だ。敵を裏切ったのもいる」
マトは3体のキメラを見た。ハイブリッドか。
日彩子「それってまさか・・・」
マ「キメラだ。まだ信用できるわけではないけど」
日彩子「そいつら、何か情報を持ってない?聞けたらいいんだけど」
マ「あっちが「撃つな」って言ったから協力する気はあるらしいが・・・」
マトはリーダーと思われるキメラに聞いた。
マ「何か知らないか?キメラが現代に現れた理由を。俺は「サイコ・ゼロ」と言う奴の仕業だと聞いた。
こいつらは本当に知っているのか?
キメラ1「シタッパナンダ・・・。ワルイナ。ナニモシラナインダ・・・」
マ「そうか・・・。いや、いいんだ」
マトは日彩子にありのままを伝えた。
日彩子「そう・・・。しょうがないけどね」
マ「うん、。・・・で、どこにいる?」
日彩子「みんな避難したから無事だよ」
よかった。仲間を失わずに済んだ。だが和真は・・・。
日彩子「あ、和真からも通信があったの。襲われたけど無事に全滅させたって」
マ「ほんとか!?よかった・・・」
耕太「和真達が無事!?やったぜ!!」
涼汰「でも何故こっちから伝わらない?不自然じゃないか?」
マトは涼汰を見た。確かに。まさか・・・罠・・・?
だが和真に通信をしなければ。
マ「頼む・・・。和真・・・」
「マトリックス、すまない。大丈夫か?」
和真だ!!
マ「おい!大丈夫か!?」
和真「悪いな・・・。ぶっ壊されて新しいのを調達するのに手間取ってな」
マ「そうか。じゃあ、早速合流しよう」

1348w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 22:17:58 ID:???
リヘナラドールさんの作品↓

1358w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 22:21:17 ID:???
希望 Hope7

レオンたちと連絡してからある大きな発見をするまでそう時間はかからなかった。
休憩はそろそろ終わりにして血清と救急スプレーを全部(4個)持って休憩室を後にした。
狭い通路をアレックスが先頭になって歩いていると通路の突き当たりに扉があった。
「入ってみるか。」
「入ってみないと『発見』は無いわ。」
と私は言って早く入るように促した。
部屋の中には長い階段があり、その先にはまた扉があった。
「これは・・・発見なのかしら?」
私はアレックスに問うとアレックスのほうを向いた。アレックスは軽く頷いて階段を上り始めた。
私は通信機、もとい携帯を取り出しレオンと連絡を取った。
ピピピピピ・・・
レオンの携帯が鳴り、カイルが少し驚いて体を震わせた。
「こちらレオン。あぁケイト。何か発見か?」
「ええ。長い階段を発見したわ。今上ってるところ。地図持ってるでしょ?私たちが進んだところはまっすぐだからたぶん来れると思うわ。今すぐきて!」
私は少し急かすように言った。もしかしたら屋上に繋がっているかも知れないと思ったからだ。思い出してみれば、マンホールから出てきたとき屋上にはヘ

リがあったはずだ。
「了解。」
と、それだけ言ってレオンは携帯を切った。
アレックスはもう扉のすぐそこまで行っていた。私も少し上るペースを上げてアレックスに追いついた。
「ねぇ。この先、屋上と思う?」
私はアレックスに問いかけた。アレックスは
「たぶんそうだろうな。こんなに段があれば屋上だろう。」
と言ってまた前を向いた。アレックスが上の扉を開けるときに下の扉が開いてレオンが顔を見せた。
「レオン!こっちこっち!」
と下を見ながら私は言って早く来るように急かした。
屋上に着いた私たちはすぐにヘリに乗り込んだ。レオンはヘリの運転ができるそうだ。エージェントは何でもできるんだな。
レオンがヘリのエンジンをかけたと同時にさっき私たちが上ってきた階段の扉が開き、大量のゾンビが姿を現した。
「レオン!早くして!」
ジェニーは切羽詰ったように言い、レオンも
「今やってる!あせるな!」
と言って、ジェニーを制した。
無事にプロペラは動き出し、これで脱出できる・・・と思い、安心しているとゾンビがヘリの部分をつかんだ。これじゃプロペラがやられてしまう!
「ちょっと!なにするのよ!」
私は通じるはずの無い言葉をゾンビに向かって発した。しかし、考えるよりも行動。アレックスが動き出し、ヘリを降りた。
「レオン!お前たちは先に行け!・・・俺はあの時死ぬはずだった人間だ!あの世でクラウザーと一緒にお前らを見守っとく!」
と言ってアレックスはハンドガンを構えてゾンビの群れに向かって発砲し始めた。
レオンは少しうつむいてから、ヘリを発進させた。私はレオンに抗議した。
「えっ!ちょっとなんで発進させるのよ!アレックスは!?助けないの!?」
「あいつがそういってるんだ・・・。自由にさせてやれ。」
「だからって何もむざむざ殺されるだけのところにおいてくことないじゃな・・・」
私はそういいかけたところでレオンは大声を上げた。
「ケイト!」
私は我に返った。
「俺だって悲しいさ・・・。昔の親友をあんなところにおいていくのは・・・これで親友を失うのは二人目か・・・」
レオンはその美形の顔に一筋の涙を流した。昔友達だっただけにさらに悲しいのだろう。
「ごめんなさい・・・私・・・」
「いいんだ。俺だって大きな声を出して悪かった。」
カインとジェニーはあっけに取られたような顔で私たちを見ている。
「まぁとりあえずこれで俺たちは無事に脱出できるわけだ。素直に喜ぼうぜ!」
カイルが喜びに満ちた声でそういった。そうだ。アレックスは私たちを助けるためにしてくれたことだ。脱出できることを喜ばなければ何を喜ぶ。
私たちは大声で笑いあった。今までの不安や恐怖をすべて吐き出すかのように。こんなに笑ったのは何年ぶりだろう。そう思ってこの町を後にした・・・。

1368w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 22:21:59 ID:???
希望
Hope8
私たちはヘリに乗ってあの町を脱出した…かのように思われた。しかし、何者かのミサイルでヘリは撃墜され、ヘリが不時着したのは幸運にも隣町だった。

しかし、ヘリが不時着したことによってレオンが重症、ほかは重症でなくとも怪我を負った。私はレオンの怪我を治そうと救急スプレーを取り出した。だが

、レオンは重症を超える怪我をしていた。なんと、片腕がヘリの下敷きになっていた。レオンは苦痛に顔を歪めながら必死で痛みを堪えていた。
「レオン!」
カインはレオンにすぐ駆け寄ってきた。
「レオン!大丈夫か!?」
カインは必死だったようだ。当然私もレオンには死んでもらいたくなかった。たぶん、ジェニーも同じ気持ちだっただろう。
レオンは手をヘリから抜こうとしたそのときだった。



グシャッ…



不気味な音が当たりに響いた。



-------------------レオンの左腕がもげている-----------------------



信じられなかった。ゾンビならまだしもレオンは生身の人間だ。こんな痛みに耐えられるわけが無い。
「うっ…」
レオンは必死で堪えているようだった。私にも痛さが生々しく伝わってくるような気がした。
「と…とりあえず止血しなきゃ!」
ジェニーが言った。彼女の言うとおりだ。今は早く止血しなければ。


私は止血剤と包帯を取り出し、レオンに止血剤を飲ませた後包帯をレオンの左腕に巻いた。
少しの沈黙が続き、レオンが元気付けるように言った。
「みんな!まだ助かってないんだ。早くこの町を脱出しよう。どうやらこの町も腐っているらしい。」
今一番苦しいのはレオンのはずなのに私たちはレオンに励まされ、立ち上がった。
確かにレオンの言うとおりこの町もさっきの町の影響か、ゾンビがそこらへんをうようよしている。気味が悪い。
「今レオンが銃を持つのは危険だ。俺たちがレオンを守ってやる。」
とカインが言った。私たちならレオンを守れる。そんな気がした。
「ありがとう。感謝する。しかし…これからどうしたものか。片腕が無ければ困るな…」
とレオンは呟いた。確かに片腕が無ければ行動のほとんどにおいて不利になってしまう。
「とりあえず、行こう。」
レオンが考え込んでるときにカインが言った。
「動かなければ、助かりもしないわよ。」
と私も言った。こんなときこそ私たちが引っ張っていくんじゃないか。


墜落したヘリの脇を通り過ぎて、なるべくゾンビに見つからずに進もうとそこらにおいてあった車の陰に隠れて進んだ。幸い、見つからずに進めたようだ。

へりが墜落したのは大通りだったようで、いろんな物件が立ち並んでいる。そんな中曲がり角を曲がって進んでいくとゾンビではない何かが立っていた。人

間?いやそれにしても大きすぎる。しかも大きなツメのようなものが生えていた。…敵?
私は踵を返し、カインを引っ張って今来た道を戻っていった。しかし曲がり角からゾンビが現れ、あの怪物もジリジリと近寄ってくる。

どうすればいい?

私は考えた。必死で考えた。しかしこんなときこそ冷静になれないのか何も浮かんでこない。浮かぶどころか消えていく。
どすどすと音を立ててあの怪物も近づいてきている。あと30mくらい先だろうか。ゾンビはお構いなしに近づいてくる。距離は10mくらい。
考えてるうちにあの怪物がすぐ目の前に来ていて、どうしようも無いときだった。あの怪物が大きく後ろに手を回し、カインの体を突き刺そうとした。


「…ッ!?」

1378w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 22:22:29 ID:???
タイムトラベル番外編〜後編〜
part6
炎龍「じゃーこれとこれね」
店員「少々お待ちください」
ガチャ・・・

?「****1つ・・」
店「はいわかりました」

〜10分後〜
炎(あの変なやつ何頼んだんだ?)
店「おまたせいましました」
炎(!!!!!!!)
?「いたただきます」
             。    _|\ _
            。 O   / 。  u `ー、___
          ゚  。 \ヽ / u ⌒'ヽ゛  u /   ゚
          -  ・。 / ; ゚(●)  u⌒ヽ i   @ 。
        ,  ゚ 0 ─ { U u r-(、_, )(●) .| / 。  ,'´ ̄ ̄`',
         ゚ ,,、,r-'⌒l u //トェェェ、 ) 。゚ / o    ,! ハ ハ !
      。 ゚ r-'⌒`ー-'´ヾ,. ir- r 、//u / 。 ・゚  l フ ム l
        ヾヽ、_,,,、-、/ミ,-──-_, -イ-、\   ∠  ハ ッ j
          ー = /. : : : : : : : : 'jヽ、  〃ヾ ゚ 。 ヽ フ   /
 jヽjvi、人ノl__    /.: : : : : : : : : {ミ,_   ̄`'''-ヽヾ    ` ̄ ̄
 )   ハ   7   ,!::: : : :,-…-…-ミ: : :-、_,,ン ノ 。
 )   フ    て  {:: : : : :i '⌒'  '⌒' i: : : : :} ニ
 7   ッ    (   {:: : : : | ェェ  ェェ |: : : : :}-,___
  )   !!     ( ,- { : : : :|   ,.、   |:: : : :;! l-=二=-,
  ^⌒~^⌒^~⌒^└==ヾ: :: :i r‐-ニ-┐ | : : :ノノ\__/
               ゞイ! ヽ 二゙ノ イゞ‐′
                  ` ー一'´
part8
カ「あれってドラ○ンボ○ルの撮影か!?」
?「カイル・・・私の名前は?・・・」
カ「ん〜じゃレイってのは」
レイ「うん!ありがとう!チュ!」
カ(またかよ・・・・・)
  ___        _   └,'    //、 l,;;;;;;;、  l\  \,.、;;;;;;;;;;;゙, `、
.┌┘└┐'\┌‐┘└─┐ ヽフ,./ /、;;;ノ ,.,.゙''''  ヽ、;ヽ,"' .\.\;;;;;;|└、
.└.フ ='‐、" ゙'''フ ==、┘     / ,.-,,、 ''''"    ゙''" ,.,、.\:::\;| /|
. /"o ┌_ヽ .)  く__‐''つ )    / /‐'"/ -,.,  「;;;;;;/ ;;;''‐-,,゙、;;;;::、|ヽ,|
. ヽ、,,,,ノヽ,,/  ヽ,,, ̄,,/    /‐'" "''"‐' ゙,-‐'''""'‐'"''''‐-、 l;;l\;;;;|  .|
. ┌┘└vヽ、    / >    /,.-‐, // └ ,.-‐'、'∴,..,、、.,、,、、..,_     |  /i =―
. └┐ ==ヽ、'  / /    └/,.//-'" ,./;;;;;;;;;; ・.'、. .:、:, :,.: ::`゙:.:゙:`''':,'.´ -‐i ≡=―/i =―
 /,、┌‐、 ゙l  \ \       /  ,.イ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;: ...: ,:. :.、.;;.. .:: _;.;;.::‐'゙ ゜ ̄ =−―'.´ -‐i ≡=―
 \"_.ノ、'''/    \ >     / / |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;>‐-`"゙' ''`゙ ゙`´´∵.;;.. .:: _;.;;.::‐'゙ ゜ ̄ =−―
    ┃    ┌┐ .゙"     //|   |;;;;;;;;;;;;;;;;/     ̄""''''、'∴・.・. |
    ┃    | |       /  l.|  .|;;;;;;;;;;;;;;;|    ,.‐'' ,.─-,.,,.、 ヽ ./|
    ┃    | |  /ヽ,   | . l.|  .|;;;;;;;;;;;;;;;|    / / ,.,.,.,.,.,._ ゙"'ヽ、゙、
    ┃    l、ヽ‐"./    > |   |;;;;;;;;;;;;;;|  /.: /‐,.-‐"   ",ヽ ,| `
    ┃     ゙''''',.",     /  |   |;;;;;;;;;;;;;;|  |.: /"'/"    / ヽ,./ |
    ┃        | └┐  ゝ  .|   |;;;;;;;;;;;;;;|  |. /ノ"    /ヽ-// /
    ┃     ,.-┘ "、"  /   |   |;;;;;;;;;;;;;;|   ./'"    /ヽ-././  |
    ┃     ヽ,._°ヘ/  |   |.|  |;;;;;;;;;;;;;|   /     ヽ-‐" / : |

1388w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 22:23:16 ID:???
タイムトラベル〜アニキャラ登場編〜
はいまたワープしてきたここやけにオカシイデス
レオ「確かにね」
レナ「わーーーーかわいい人形お持ちかえりぃぃぃぃぃ!!!」
K「ちょ待てレナァァァァァ!!!」

?「タケコプタァー」
?「な!本物ドラえもんだぁーもっと道具出して!」
ド「てかのびた君はドコぉー?君は誰?」
?「こなただよー」
ド「あっあのオタク出来杉見てるあのアニメか・・・フッ出来杉のくせにあんなアニメ見てるやつなんかよりのびた君の方がすごいよゼッテーあんなかより・・・・
こ「おっバイオ4のレオン・・・・なんだっけ?」
レ「てか・・・なにバイオ4って?てかなんで俺の名を?」
あれ?あいつらいねぇーなぁおいって言っても無駄か一人で探すか・・・・
おーいどこだぁー
?「グヘへwwwwサーセンwww」

レイ「何で握手なんて求めるんだ?」
(あっレイだ・・・・・!?オタクが集まってる少し話し聞いてみるか)
オイあんた
オ「はい何でしょうか?おかねはありませんよ」
あいつのこと知ってるのか?
オ「当たり前でしょうあのこは灼眼のシャナのシャナでしょうが・・・」
(・・・・・だれ?・・・・・)

1398w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 22:24:03 ID:???
タイムトラベル〜キャラクター紹介〜
主人公
カイル
年齢16
え?なにインタビュー?嫌だ!
レオン・S・ケネディ
年齢14
中学生・父親が銃の使い手らしいなので銃の使いがうまい?
クラウザー・?
年齢14

涼風・炎龍
年齢?
聖霊らしい他に水、雷がいるらしいが?
ひぐらしからの参戦
前原K1
年齢14(多分)
クール(自称)で萌えの伝統士、口先の魔術師
竜宮レナ
年齢14
かわいいものを見るとかぁいいモードに入る
園崎魅音
年齢15
園崎家次期頭領である
北条沙都子
年齢8〜9?
トラップマスター、いまは梨花と2人暮らしたまにテッペーといる
その他
レイ(シャナ)



1408w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 22:24:37 ID:???
タイムトラベル!?
?「なんだこのDVD?」
?「ひぐらしのなく頃に?」
?「見てみるか」
?「そうだな」

〜15分後〜
詩「お前のせいで悟史君が帰ってこないだよぉ!!!!」
      /: . : . : . : . : . : . : . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ハ
        /: . : . : . : . : . : . : . : . : . : .∧: .∧ . : . : . : .|: : : : : : : : : : : : : : : ハ
        /: . : . : . : . : . : . : . : | . : . : |:::∨:::ハ . : . : . :.|l: . : : : : : : : : : : : : : :ハ
   rー‐、´` ‐- ._ : :l: : : : : | : : : : |¨` ´ ¨ l: : : : : :ハ: : : : l: : : : : : : : : : :ハ
  /:. :. :.. 丶、_   `!: :| : : : : :ハ.: : : : | :.:.:.:.:.:.:.| : : : :/:.:.:l: : : :.|:__ : : : : : : : : : |
../:. :. :.丶、  `ヽ, }: ハ: : : : :l l.: : :.|:.:.:.:. :.:.:.|: : : /   .|,, '' |゙ :: : : : : : : : : |
:. :. :.丶.:. :.` ヽ  l ト、 ハ`ヽ、:| ヽ : : |:.:.:. :.:.:.|: : / ,, =≠ミヾ! : : : : : : : : : ::|
;;\_:. :. :.丶、:.  } !ノ:. } ハ〃´|~ミ=\: |:.、 、.,,r/l:_/,, O::::|: : :ミ≫: : : : :从: : : }
´ヽヽ\:. :. :.}:. :.:トノ:. /≪\: l  O`ミヾ:.ヽヾ:.´|イ:::..    |: //: : : : : : : ハ : : : j
..∧ ∨:|:. :. :|___人_/::\: : :ハ:|::.........:::〉ヽ ==. / ヾ .,.__.,.::レ /: : : :::::: : /.| i: : ::,'¨゙ヽ、
 .∧ ∨_ノ :.:.:.:.从: : :::::\: :ヽ¨ー〃゙゙゙  `! ...._.,. -ァ:.:.:.:/: : :::::::::::::/ | |: :/:.
  ∧ ∨   :. :.∨:::::::::::::ヽ: :\_ ヾ======‐ォ/:.:.:.:.|::::::::::::::::::/:.:.:.l |:./:.:.
   .∧ |ヽ     ∧:::::∧::::::|:.:.>、  ヽ{廴::::::::::ノ/:.: /:{:::::::::::::/:.:.:.:.| レ′:
  /ヽ´  \ ... / ヽ/ ヽ:::l:.:.:.:.:.:.:`>、`===ィ´:/:.:.::.|:::/|/:./:.:.:.:.:|      /
  }:.:.:.:.:.   \:/    .| V| |:.:.:.:.:.:.:.\ ` ‐-‐ ´:.:.:.:.:.:.レ′:.:.:./:.:.  /     V:::
/:.:.:.:.:.:.   :.:.:|       |  、ヽ  :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.   :.:.:.:.:/:.  /     /::::
グシャ!!
沙「私は鳴きませんわ!!(ry」

?「グロイな」
?「ウンソウダナレオン」

K「レェーーナ!やめろぉぉぉ!!」
レ「ほしぃぃぃぃぃぃいっぃいぃぃのぉぉぉぉぉおぉぉぉぉぉぉぉおぉぉぉぉぉぉおぉぉ!!!!!」
?「ハイ金だろ?」
レ「あっ・・ありがとう」
K「おっクシャークジャナイカ」
ク「何でもいいぞ」

シャナッテナンダ・・・・カンガエルノガメンドクサクナッテキタゾ
レ(シャナ)「大丈夫か?」
(ナゼ?キモオタカラキイタハナシデハオレノコノミノツンデレノハズナノニ?)

1418w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 22:25:10 ID:???
タイムトラベル〜はじめての戦闘〜
あっ何だあの騒ぎは?
クシ「いってみるか」

はしること10分・・・
住「た、たすけてくれー!!」
何があったんだ!
骸骨が・・・・・・骸骨がぁぁぁ・・・・
クシ「気絶した・・・・」
まぁ行ってみるか

?「gyh^dfさいrじぇGUH+J」
・・・・・何言ってんだこいつ
クシ「やっちゃうか」

スケルトンが現れた!!

カイルの攻撃(HP36)
スケルトンに10のダメージ!!

スケルトンの攻撃
カイルに30のダメージ!!
カ「ちょ強いwww」
クシ「あんたが弱いんだ」
クシャークの攻撃
164のダメージ!!
スケルトンは倒れた!!
カ「(・д・)」

1428w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 22:26:52 ID:???
タイムトラベル(最終)〜さよなら〜


あれからどれくらいの月日がたったのだろう・・・・
みんなもとの世界に戻った・・・
だがまだ旅は終わってない!!

1438w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 22:28:35 ID:???
タイムトラベル〜夢幻〜

カ「・・・・ここは・・・」
キャア!!
カ「!?」
?「我名ハ・・・・」
カ(よく聞こえないなー・・・)
?「今回ノトコロハイイトシヨウ・・・」
スタッ!
カ「消えた・・・・!」
周りを見渡すと仲間の無残な姿が目に入った・・・
レ「くっ・・・」
カ「!・・・レオン!」
レ「カイルか・・・・」
カ「どうしてこんなことに・・・」
レ「クラウザーが・・・裏切った・・・」
カ「!」



・・・・・ガバ!
カ「はっ!」
クシャ「どうかしたかカイル?」
カ「クラウザーは!?」
クシャ「誰だそれ?」
カ「え?じゃーレオンは?」
クシャ「はぁ!?何言ってんの頭いか
カチャ
クシャ「サーセンwww」
カ「聞くけどK1やレイ、涼風は?」
クシャ「だから知らないって」
カ「どうなってんだ」

1448w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 22:30:16 ID:???
タイムトラベル(0.5)


カ「洞窟ナゲーー(棒読み)」
ク「確かニーー(棒読み)」
カ「広場だーー(棒読み)」
ク「やったーー(棒読み)」
カ「何で棒読みなんだーー(棒読み)」
ク「しらねーー(棒読み)」

あんた達どうかしたの?

カ「ん?なんか今聞こえたぞーー(棒読み)」
ク「俺も聞こえたぞーー(棒読み)」

聖霊獣の説明書持ってるでしょ?

カ「うん。もってるぞーー(棒読み)」

それを持つとしゃべる言葉が全て棒読みになるよー

ク「そうなのかーー(棒読み)」

全ての紙を集めれば治るよ

カ「本当かー(棒読み)」

              〜3分後〜


カ「やったー2枚目ゲットー(棒読み)」

ク「1枚目の最後から読むぞーーー(棒読み)」

その者の名はブレイヴ・・・
様々な聖霊獣を操り戦っていた・・
だがある日悲劇が起こった・・・


カ「ここで2枚目終了か・・・(棒読み)」
ク「何だ先が気になるぞ・・・」

下からは遅くなった言い訳です見なくていいよ♪

はいここでいったん終了です。
なぜ遅くなったかって?それは・・・

なんとなくキャラの絵を書きたくなって書いてたらハマッタ

ということです(笑)
本当だよ学校で書いてたぐらいだから
といっても女しかできてないけどww
姉妹いるでしょ涼風の妹は・・・・
出来てますはい
でもストーリー的にこれ以上話せないけど、1つだけ教えましょう!

冬夏あるよそれに夏は無駄にエゴフ!
ぷぎ!ぷぎゃ!ふぎ!ギゃーーーーー!!!!

1458w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 22:30:46 ID:???
newタイムトラベル(実はact1)


カ「ここで2枚目終了か・・・(棒読み)」
ク「何だ先が気になるぞ・・・」


カ「というかお前棒読みじゃなくね(棒読み)」
ク「棒読みだろ(棒読み)」
カ「ホントだ」

グギャャャ・・・

カ「なんか今聞こえなかったか(棒読み)」
ク「うん。聞こえた」

ちょwやめwぇーーーー!!

カ「指示してたやつの声だな・・(棒読み)」
ク「うん」
カ「早くいくかぁー」(棒読み)
         〜3分後〜
カ「カップ麺のかんせーい」
ク「違うはボケェ」
カ「3枚目か(棒読み)」
ク「そうだな」

だがある日事件が起こった・・・・
それは、召喚師「  」が聖霊獣の
力の源の「修錬の札」を寺から持ち去った
のである。そしてその札を獣封山に封印
したのである・・・

カ「駄目だ召喚師・・・」
ク「もしかしてここが獣封山?」

1468w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 22:31:33 ID:???
newタイムトラベルゥー

カ「駄目だ召喚師・・・」
ク「もしかしてここが獣封山?」

カ「なのか?」
ク「ということはあの声は・・・」
カ&ク「封印された聖霊獣の声・・・?(棒読み)」

違うわーーーー!!!!!!誰が聖霊獣じゃボケぇーーー!!!はぅ・・

カ「・・・・・・」
ク「・・・・・・」
カ「帰ろうか・・」
ク「う

帰るなぁーー!!あるものやるから速くこ・・・来てくださーい!

カ「わかった行けばいいんだろう逝けば」
ク「オイ文字・・・」

カ「4枚目か(棒読み)」

それによって獣封山に聖霊獣の 匹が封印された・・・
そして聖霊使いは召喚師によって殺害された・・


カ「・・・・・」
ク「・・・・・」
カ「続きが気になるなぁー(棒読み)」

ク「5枚目だ!」

その後召喚師は聖霊使いの力を奪い陰陽師となった
そして、妖怪を倒す正義の使者となった

獣封山の奥には行かない方がいいそこには     が
眠っておる

カ「気になるなぁー」
ク「確かにな」
    〜20分後〜
カ「鉄の扉がある・・・」
ク「一緒にあけるか」

ギィィィッィ

?「クッククククク・・・・」

1478w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 22:33:39 ID:???
タイムトラベル


カ「・・・・・・」
ク「あれって・・・」
?「・・・・」
巨大な鳥がいた
カ「あれは・・・」
ク「聖霊獣の一匹フェニックスだ・・・」
フ「ピギャァァァァァ!!」
カ「くっ・・・耳が・・」
フェニックスは遠吠えをあげると同時に逃げていった
ク「あ、あそこ!」
一人の少女が倒れていた
カ「大丈夫か?」
少「ん?ここは・・・」
カ「よくわからないが鳥がいた」
少「・・・!危ない!!」
少女が叫んだと同時に羽が飛んでき、カイルの背中に刺さった
カ「く・・・っ」
ク「カイル!」


ク「てな感じだ」
カ「そんなことが・・・で少女ってのは誰なんだ?」
ク「たしか・・・・燕だっけ?」
カ「ツバメ・・・涼風の妹か・・・」
燕「大丈夫ですか?」
カ「・・!いたの!?」
ク「ていうかお前背中大丈夫か?」
カ「別に・・なんかできてる?」
ク「変な痣があるぞ」
カ「痣?」
燕「それは不死鳥の血が通ってるのでしょう」
カ「不死鳥の血?」
燕「異名はBlood of phoenixというの」
カ「ブラッドオブフェニックス・・・」
燕「その血が通うと不死身になると言われてるわ」
カ「へぇー」
燕「でも」
カ「デモ?」
燕「危機が迫ると血自体が覚醒してしまうの」
ク「それのことをReckless driving of phoenixという」
カ「不死鳥の暴走・・・」

1488w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 22:34:49 ID:???
RAIDENさんの作品↓

1498w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 22:36:04 ID:???
レオンのなく頃に伝説の傭兵編
なぜだろう、この感覚
戦争で味わった興奮に似ている、武者ぶるいってこういうことだろう。
5分ぐらいたった、銃の音がまったく聞こえない、あぁ・・・心配だ。
念のため俺は上へ上ることにする。

予感的中、スネークは負傷していた。
「おい!大丈夫か!」
「ぐぅ・・・」
傷口からして鋭利な刃物で傷つけられていて、特にひどかったのは腕だった。
「これじゃ・・・タイムパラドックスが現実のものに・・・ねぇ」
「誰だッ!!!」
「私よ、エ・イ・ダ」
「あぁあああああああッ!!」
「上は私が片付ける、逃げて
何故エイダがここに来たかは分からない、でもすぐに逃げなければ
「歩けるか?行くぞ、仲間の居場所は?」
「この先の・・・橋の先だ」
「分かった!」
橋と言えばあそこしかないッ!
俺は急ぎ足でその橋へと向かった。

2014年===ブリカル大橋
「がんばれ・・・このあたりだろう?!」
「あぁ・・・」
かなり出血している・・・、急がなければ・・・って・・・まてぇい!
こういうときは応急処置だ・・・。
それもつかの間・・・。
「スネークッ!?」
「オタコオオオオオオオオォォオオオン!!!!!!」
「スネーーーーク!!」
もうほっといても大丈夫そうだな。
「じゃあな、エイダを向かいに言ってくる」
「スネーク?この人は?」
「俺を助けてくれた・・・ここまで引っ張ってもらったんだ、奴の友が今戦ってる・・・レイブンと・・・」
「エッ!?」
「ここで待っててくれよ、頼むぜ?」
こうして二人の血戦が始まる。

1508w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 22:36:55 ID:???
レオンのなく頃に私の恋人馬鹿力編
俺は意を決してそのレイヴンとか言う奴を倒すことにした。
「気をつけろ、奴は空を飛ぶ、ジャベリンなどが有効だ」
「フッ、心配するな、俺はレイヴンをハンドガンで倒した男だ」
「嘘だッ!!」
「ははははー」
「遊んでる余裕はない急いでくれレオンッ!」
「ああ!」
―――フィーバーホテル屋上―――
「はぁ、はぁ」
ついに息切れたがとうとう着いた、俺も年だな。
ダンッ!
デザートイーグルを放つエイダは苦しみ紛れにこういった
「遅かったわね!・・・・・!?」
「ステイバック!!」
「おぉおおぉおおおおッ!」
そのとき、時が止まったように感じた、まるでRPGがスローで敵、レイヴンへとゆっくり・・・。
ドシャアアアアアアアアアアアアンッ!!
「うぐぉお!」
「キャッ!」
その時、エイダが屋上から足を踏み外した。
「エイダ!?」
俺はエージェントとして鍛えられた瞬発力をこのときに使うべきだと行動に移すッ!!!
「エイダ!絶対手を離すな」
「話すわけないでしょう?!」
「フッ」
「フフフ・・・」
「「あはははは・・・」」
お互い笑いあったのっていつだっけ・・・。
そんなことに気をとられても仕方がなかったのでエイダを引き上げることにした。
「体重増えたな」
「だまらっしゃい」
「へいへい」

1518w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 22:40:38 ID:???
レオンのなく頃に愛は地球・・・いやゲーム界を救う編
「さてと・・・レイヴンを倒したことだし・・・。」
「はー・・・一瞬死ぬかと・・・」
そんなところにスネークとオタコンが来た
「レイヴンを倒したのか?やるな・・・」
「さすがだ!レオン!」
みんな俺をほめてくれたが買いかぶりすぎだな・・・エイダがダメージを与えてくれたから倒せたんだ。
「ふ・・・ちょっと疲れたな」
「レオン、君は命を狙われてる、エイダもね」
「PMCだったっけ?」
「あぁ・・・さっきも言った様に裏の特殊部隊、PMCだ」
「さっきのはレイジング・レイヴン、レイヴンソードのボスだ」
「そしてそれが4体、レイジング・レイヴン・デコイ・オクトパス・クライング・ウルフ・スリーミング・マンティス」
「は・・・はぁ」
「そしてその強化服の中は・・・美女だとさ」
「ええええええええええええええええエエエエエエエエエエエエエエエッ!」
「レオンッ!!」
「お・・怒るなよぉ・・・」
「まぁ・・・数分で死んでしまう・・・。」
「!!」
「ところで・・・レオン・・・俺とお前でずいぶんポリゴン数が違うが・・・PS2か?」
「あぁそうだ・・・スネークあんたはPS3だな?」
「ふふふwww」
「自慢げに笑うなよww」
「まぁなんだ・・ともかくどうするんだレオン・・・狙われてるんだ・・・俺たちと一緒に来るか?」
「・・・・・ああ!」
心強くうなずく、彼らと居るのが得策だからだ
そして彼ら・・・ええと・・・まぁいいや・・・と行動を共にすることにした。

1528w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 22:41:21 ID:???
レオンのなく頃にまたまた番外編
「・・・・・くゥ」
「どーしたの?」
「なんかさぁ・・・雛見沢に招待するけどさ・・・なんかややこしくなってきてさ・・・」
「ふーん」
「んでぇ・・・また出撃してもらえる?」
「いいけどさ・・・あめくれるよね?よね?」
「あぁ・・・やるからさ・・・いってきてくれるな?レナ・・・」
「う・・うんがんばってみるかな?かな?」
「頼むぞ」
「うん!待っててくださいねボスー!はう〜レオンかあいいよー」
「大丈夫かな・・・あぁ頭痛くなってきた」

1538w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 22:42:02 ID:???
レオンのなく頃にこれが地獄の雛見沢!?
あー・・・。
確かに奴らと一緒にいくと入ったが・・・、こうしてノーマッドに何時間も入れられてればストレスも感じるはず。
おまけに不味い卵・・・。
人生何のために生きてるかわからなくなる・・・通称憂鬱卵焼き・・・。
サニーとかいうやつにエイダは料理を教えてやってるが・・・上達が遅いらしい。
ったく俺でも卵焼きぐらいできるわ!!
・・・・・何独り言言ってるんだ俺・・・。
あの憎たらしい憂鬱卵焼きめ・・・ッ!
せめてレーションで・・・。
あのレーションは食べたことないが、ツナと野菜と(ミニトマト)肉が入ってるらしい・・・。
そっちのほうがよほどうまそうだな・・・。
あー・・・・、暇だ。
ノーマッドのエンジンの音がうるさくて眠れない。
「・・・よいしょ」
こんなことをずっとしてると体に毒だ、運動でもしよう・・・。
サニーは暇さえあればゲームしてる・・・。
俺があんまりゲームしてるとあれだぞ!とかいったら。
「うるせえぱつきん!ひっこんでろ!」
アイツ幼稚だから話す言葉も片言だが・・・・。
アレはさすがに傷ついた。
あぁ・・・眠いけど眠れない。
「っいっちにーさんしにーにっさんし」
スクワットをしてるとサニーがてけてけとこちらに歩いてきた。
「パツキン!静かに運動しろ!」
「・・・・」
またてけてけと二階へ戻っていった。
今は朝の7時、一睡もできない。
水のみたいな・・・。
俺はおもーい足取りで二階へと向かった。
スネークがこそこそしながらタバコ吸ってる。
「どうしたんだ?もっと堂々と吸えば?」
「静かに・・・サニーにばれると大変だ」
そしてスネークは壁を指差した。
ノーマッド禁煙!!!
と子供らしい字で書いてある・・・タバコを吸わない俺にはありがたいな。
「・・・・まぁ吸うのは勝手だがよ・・・サニーが言ってるのは正論だぜ?子供の近くでたばこ吸うと悪影響だからな、そこのところは俺も認めるよ」
「説教はこりごりだ・・・」
ため息一つとともに煙をもくもくと吐き出した。
「これはどこへ向かっているんだ?」
「JAPAN」
「何でそこだけww」
「日本の大阪」
「そんなところ知らないがな・・・」
「そうか・・・」
はぁ・・・・。
台所の戸棚を空けてコップを取り出す。
コップに水をなみなみ入れたら、それを一気に飲む。
「ぷはぁ・・・」
「いい飲みっぷりだ・・・ではなくていいセンスだ、今度一緒に酒飲まないか?」
「あぁ・・・いいなそれ」
男同士のあつーい約束を交わす

1548w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 22:43:14 ID:???
レオンのなく頃にここが地獄の雛見沢!?2
俺たちのノーマッドは日本へ向かい順調に降下中だ。
さてと大阪行ったら・・・すし!だよな〜。
サニーの憂鬱卵焼きからおさらばできるだけで本当にありがたかった。
「まもなく大阪です・・・・まもなく大阪です・・・・ああ馬鹿らしい」
何だこのアナウンスはぁああああ!!!?
明らかに適当すぐるww
まぁそうこうしてる内についに着いた。
飛行時間約28時間www
あぁ・・・肩がこったなぁ・・・新鮮な空気が吸えて最高・・・・。
「げほっげほ・・・!」
スネークがさっそく喫煙ちゅうだった。
「おいちょっと待てよ!お前JTのCM見なかったの?!」
「にほんのCMだからな」
「・・・・はぁ」
こう言われては弱る・・・。
スネークはなんつーか・・・・想像とは違ったな。
「やっぱりそう思うかい?」
そこに声をかけてきたのはオタコンだった。
「あぁ・・・名前は聞いていたが・・・すごく期待はずれだ」
「??」
スネークがこっちをぎろりとにらんだ。
「ハハハ・・・なんでもないよ」
「そうか?」
「あぁ・・・(汗」
それから俺たちは市街地へと向かった
スネークと俺。
オタコンとサニーで回る。
俺はあまり日本語はできない、だがスネークは6ヶ国語がしゃべれるだけあってぺらぺらソースだった・・・。

1558w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 22:44:29 ID:???
レオンのなく頃にここが地獄の雛見沢!?2の後編
俺たちは市街地を回っていた。
―その頃―
ごそごそ・・・ごそごそ・・・・。
「ボス〜ターゲット発見かな?かな?」
「そうか、よくやった!どうにかして雛見沢へしょうたいするんだ」
「了解かな?!かな?!」
プツン。
「はうううううううううううううううううかあいいいよおおおおおおおおおおおおぉぉおぉぉぉお!!」
「何だアレは!」
「逃げろぉぉぉおおお!」
ガシッ!!
『ウワアアアアアアアァアアア!』
・・・・・・。
「うぅ・・・」
「・・・・おきたかレオン」
「あ・・・あぁ」
「ここはどこだ?」
「見てみろ・・・・」
それは・・・・広がる大自然、ひぐらしの声、セミの声。
「こちらスネーク、オタコン・・・誘拐されてしまった」
「え?!」
オタコンがすごい物音を立ててひっくり返り、サニーが笑っていた。
「仕方ないだろう?突然女が襲ってきたんだ」
「そうか・・・不意をつかれた・・・と言うわけだね」
どうやらここは・・・・大阪からかなり遠いようだった。
俺はその間部屋の中を探索する。
「・・・・あ!この扉!あくぞ!」
「本当かレオン!」
ガチャリ、ギギィ、といやな音がする。
暑い・・・とてもじゃないが暑かった。

1568w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 22:45:08 ID:???
レオンのなく頃にここが地獄の雛見沢!?3
ここは相当暑いのは前にも話しただろう。
こういうときにスネークがいて助かった。
スネークがいなかったら死んでたなきっと。
幸いこの雛見沢と言うところは他の地区より人が少なかった。
それに他のところより大気汚染は進んでなさそうだった。
川の水をのめるかも!?
なんだかんだで村の住人からここに関する情報は大体手に入れた。
まとめるとこうだ
この村にはオヤシーロという神が存在すること。
これは誰もが言っていたので一番初めに手に入れた情報だ。
そのオヤシーロという神を崇めるために綿流し、という祭りが開かれているようだ。
そして、それからというもの村人は口をつぐんだ。
それからさきが気になって仕方がないと言うころだ。
「今日の罰ゲームは圭一くんだね!はぅ〜メイド服かあいい・・・、お持ち帰りぃーーーー!」
「助けてぇえええ!?」
「圭ちゃんモテまくりだねぇ!あっはははは」
「にぎやかだな、ちょっと話を聞いてみようか」
「あぁ」
「よう!」
「うを!」
「はうッ!」
「あるぇ〜!」
「ちょっと聞きたいんだが、いいか?」
「な・・・なにかな?かな?」
「綿流し翌日の日について教えてくれないか?」
「・・・!!」
仰天としたのは圭一と呼ばれた両手に花の男だった。
(圭一視点)
(何なんだこいつら・・・!綿流し翌日だと・・・!)
(元に戻り・・・)
「みんなこのことを聞くと口をつぐむんだ」
「何にもないよ?」
そして俺の予感は・・・・、期待はずれに終わったのであった。
そしてその次口を開いたのは圭一だった
「も・・・もし・・・よかったらだけど、泊まりに来るか?」
「ありがたい!宿もなくうろついていたところだ!」
「そ・・そうか、家にはいっぱい部屋があるから空いている部屋を使うといいよ」
「圭ちゃん・・・・」
「ちょっと失礼するよ!」
「あぁ」
五分後・・・・。
戻ってきたとき、明らかに様子が変だった、圭一が妙にカチゴチだった。
「じゃあさよならー」
「あ・・・あぁ」
それから・・・圭一宅。
「まぁ!そんなことがあったの!泊まってらっしゃい!さあ!」
「感謝する」
「へへへ!礼にはおよばねえぜ!困ったときはお互い様だ!」
「フッ!はははは!」
それから晩御飯をご馳走になった。
メニューはよくある家庭料理だが味が違うッ!!
それは一つ一つ・・・念を入れて作った・・・・繊細な味ッ!
日本食侮っていた・・・ッ!
「どう?私が作った料理?こんなものぐらいしかできないけど・・・。」
「お、うまい!うますぎるッ!」
「オイシイデェス!」
片言にしゃべった俺は恥をすごくかいてしまった・・・・。
「ははははははは!!」
「ふっふっふ・・・」
みんなどうして笑うんだーーーーーッ!

1578w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 22:46:24 ID:???
レオンのなく頃にここが地獄の雛見沢?!はううううう!はう!お持ち帰りぃいいい!編
圭一宅に泊まっているスネークたち、あのことについて聞くことにした。
「圭一、話してくれ」
「な・・・何をだよ・・・」
「ワタナガシ」
「・・・・・・」
みるみる汗だくになる圭一、動揺を隠しきれていない。
「・・・分かった、ちょっとだけだぞ」
「あぁ!」
「ワタナガシって言うのは分かるよな」
「ああ」
「その翌日・・・・人が一人死んでもう一人は鬼隠しといって行方不明になる」
「あ・・・」
それは―何がなんだか分からない光景だった。べったりと・・・・いや・・・・隙間から瞳が見えた。恐怖・・・というより恐ろしかった。
俺は一応ガナードたちを倒してきた。恐怖にも慣れているはずだった。
その・・・・死者の瞳には戦慄をものがったっていた・・・。
「あ・・・・あははははははは・・・・あははははははは」
「お・・・おいッ!レナ!大丈夫か!」
「!」
手には血がついた鉈!?だがこちらには銃がある。明らかにこっちが有利だ。スネークが小声で話しかけてきた。
「侮るな、ヤツはかなりいいセンスだ」
「?!」
レナは引き戸を蹴破ると鉈を持って・・・・。
「あはははははは・・・・」
何の躊躇もなく鉈を圭一に振り下ろすッ!
ガンッ!
スネークは鉈に銃弾を当てると、レナの持っていた鉈はその衝撃によって鉈が振り下ろされているであろう目的地を大きくずれ圭一にあたることはなかった。
スネーク攻撃を緩めない。相手の背中にすばやく回ると拘束し床にたたきつけるッ!
「グッ!」
「両手を頭の上へ!」
これでは何の抵抗もできない。例えどんなに小さな武器が合ったとしても不審な行動を見せれば、スネークは容赦なく撃つだろう。残酷・・・・これでしか言い表せない結末である、それだけは避けたい。
スネークが持っているのはオペレーター。
俺は一応ソーコムを構える。だがセーフティはまだはずさないでおく、指はかけておくが。レナは何もしゃべらず沈黙していたが・・・・。
「あははは・・・あっはははははは!!!」
俺の予想は当たっていたらしい。手には小さな注射器。
ガウンッ!
容赦なくその弾丸は注射器を持っていた右手を撃った。
「アグッ!」
白い肌から滴るその血は美しく赤かった。
「そうはさせないわ」
何者かの声が聞こえたがスネークは手がふさがっている。
「誰だ!」
「私はゆうか、この雛見沢を支配するもの」
「ぼ・・・ボスー!」
「レナ・・・あなたは用済み」
ガウンッ!
「うふふ・・・・さぁて今度はあなたたちね」
「う”オオオオオオオオオッ!」
圭一はそいつをバットで殴ろうとした。
グシャ。
とても単発的音だった。だがそれはあたったわけではなく・・・圭一を殴った音でもあり、バットを握りつぶした音でもあった。
「私は・・・オやシロ様を超える」
「人間に神が超えられるはずがない」
「どうして?やってみないと分からないでしょ」
「神は・・・人間に不可能なことができる」
「うるさいな・・・・黙っててもらうから」
ガウン!
だがそこにはもうスネークはいなかった。
後ろッ!?
だがその弾丸はスネークを捕らえたわけではなく。
俺・・・?
腹から血がぽたぽたと滴る。
「ぐぉ・・・」
俺はその場にへたり込んだ。
「ぐぅ・・・ッ!」
痛みを振り切って銃を構える。
ガガウンッ!二発・・・二発だ。それは片方は腕もう片方は壁へと。
「アウッ!」
「はぁ・・・ッ・・・どんなモンだ・・・ゲホッ」
「大丈夫かレオン!」
「あぁ・・・何とか」
たつと同時に腹に激痛が走る。
「ぐぉ・・あっ!」
「しっかりしろ!」
「へへっ・・・情けないぜ」
「こちらスネーク!オタコン!」
「スネーク!無事かい?」
「あぁ・・・レオンが腹部に銃弾を受けた、応急処置は!」
「包帯とナイフを用意して!」
ナイフで弾丸を摘出するもかなり痛い!!
「ぐあぁあああッ!」
「オタコン・・・・!急いでくれ!雛見沢だ!」
「あぁ!」

50分後、オタコンたちが来た。
「パツキン・・・!?大丈夫か!?」
やはりくそがきでもここだけは心配のようだ・・・と思ったら腹を触りまくる・・・!
「イデデデデデデデデデデデデ!!!!」
意識を失う・・・すぅーっと・・・・・そく・・・せ・・・き・・・らー・・・め・・・ん。

1588w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 22:47:11 ID:???
レオンのなく頃に陰謀大暴露編その1
俺が目が覚めたところは決まって病院である。
なら他にどこ行くって言うんだよ。
俺はどうやら丸々二日は眠っていた。
小鳥のさえずりがいやに騒がしいぐらい。
ふと時計を見上げる。
2:46分
もうすぐ三時、いわゆるおやつの時間であるww
何かこうしてるとつらくなってくる。
病院では寝たきりの状態なのでずっと布団に入っていると暑すぎる。
ガラガラガラ・・・。
オタコン、スネーク、エイダ、サニーが見舞いに来た。
「よー元気かパツキン?」
「るせぇ」
そんな事言うと傷をたたくものだから。
「ぐは、ちょ・・・ぐは・・・ぎゃあ”あ”」
・・・・・・・・・ひどい
あぁ、本当に人生何のために生きているのか分からなくなってくる・・・・ぜ。
レオンが意識を取り戻すまでお待ちください。
「あ」
「おっと、動かないほうが」
それは白衣を身にまとった医者だった。
もうなんかどうでもいいや。寝てしまえ。
夢の中
「さぁ・・・変えて見せなさい、運命を」
すごく大人っぽい声だった。だが見た目は小さい女の子。
ガウン!
「うわああああッ!」
銃声で目が覚めるとはいつぶりだろう。
おっと、そんなことより誰だ。
バクバクする心臓を落ち着ける・・・・すぅー・・・。
足音が近づき扉を開ける。
フゥーーーッ・・・・。
ガガガガガガガガガガガガガガ。
「うおおおおぉおおおおぉぉぉおおッ!」
完全にコンバットハイになった俺は弾切れになるまで撃ち続けた。

1598w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 22:49:31 ID:???
レオンのなく頃に陰謀大暴露編。
銃声が院内に響く。
ダウンッ!ガンッ!
「ぅおぁぁあぁ」
生気のない声、生々しく恐ろしかった。だがこの俺は傷が感知してないので動けない。
「レオンッッッ!」
「へ?」
すごい走りこみで滑ってきたのはスネークだった。
「やばい!生ける屍っぽいのが歩き回っている」
ゾンビ・・・。そんな馬鹿な、ラクーンシティで全滅したはず。
そんなこんなのネガティブな思考が奴らを見て一気に引き下がる。
「く・・・・!」
「うわぁあああああ!」
ドシュゥン!
銃声が一つ。赤い服を身にまとい、M911A1を持った女が窓を突き破って出てきた。
「ふぅ、世話が焼けるわ」
「エイダ!」
そして彼女は何の躊躇もなく銃を構える。
ガウン!一匹。ガウン!二匹。ガウン!三匹ッ!
俺の部屋にいたゾンビはすべて殲滅された。

1608w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 22:51:33 ID:???
レオンのなく頃に拷問狂魅音ちゃん
俺はありえないものを見た。
ゾンビである。だがラクーンシティで全滅したはずのゾンビが何故ここに?
「あたしだよ」
若い娘の声が聞こえた。髪は緑、手には注射器。魅音の呼ばれた女だった。
「それは・・・」
「ご名答・・・ってかまだ答えてないけどあんたの予想は外れてない」
「そんなことしてどうするつもりだ」
「なんかやってみたかったww」
「っざけんなよゴルァアアアアアア!」
「はいはい、あんたたちもおとなしくあいつ等みたいになることだね・・・あははは・・・・」
T−ウィルスの入った注射器をエイダに突き立てた。
「うぐ・・・・」
「あはははははは」

1618w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 22:53:08 ID:???
レオンのなく頃に拷問狂魅音ちゃん
魅音の笑いが院内に響き渡る。
エイダはT−ウィルスを注射されて苦しみにうずくまっている。
「ぐぅ・・・」
「仕方ない、気が進まないが撃ってやる!」
スネークは自動小型拳銃を構えると容赦なく手と足に3発打ち込んだ。
「ぎゃあッ!」
「・・・・」
「いまさら・・・・遅い・・ゲホッ!・・・T−ウィルスはもうとめられない」
「黙れ、お前に何を言われようがとめてみせる」
そして魅音は床に倒れる・・・。
「・・・・ゲホッ!・・・はぁ・・・・はぁ・・・」
エイダは咳き込み汗が滝のように顔を伝い床に落ちる。
「T−ウィルスの治療薬はないのか!映画で見たぞ!」
「もうない・・・」
「嘘だ」
「ないっていってるだろ、この目で見ているんだ」
「嘘だ・・・」
俺は嘘だと言う単語を吐き続けた。エイダがあいつらみたいになるなんていやだ。
「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ」
「レオンッ!」
「お前に俺の何が分かるんだ、おれは・・・もうエイダを助けることができないんだ・・・・うぅ・・・・くそッ!」
「分かるさ、俺も前に同じ立場に立たされた、そんな時、オタコンが助け出してくれた!俺にとってお前は昔の俺だ!だから助ける!」
「スネーク・・・・」
「ここであいつらに食われるより彼女を連れ出して看病してやればいいじゃないか、ゾンビになるまで・・・。」
「仕方ない・・・分かった、脱出ルートは!」
「階段を下りれば裏口から出れる、病み上がりのお前にはちょっときついかもな」
「分かった、行くぞ!」
エイダのためにも脱出する、俺の最大の課題である。
立ち上がると同時に腹に痛みが走る・・・、だがエイダはもっと苦しんでいるはずだ・・・、がんばれ俺!

1628w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 22:53:45 ID:???
レオンのなく頃にエイダ救出作戦!1
俺たちは外へ出ることを第一としてエイダはスネークがかついで行ってくれる、情けない話しだ
「う」
目の前に現れる死者の大群!俺らは道を帰ることにした。
幸い奴らは足が遅い、逃げるのは容易である。
「・・・・」
無言のエイダは気を失っているようだ・・・まずいな。
そこへ何体か現れる敵は俺が撃つ。
「おい・・・しっかりしろよ」
俺の問いかけに答えることはできない。彼女は答えることすらできない。
・・・・俺が・・・こんな運命・・・変えてやる・・・!待ってろエイダ!

1638w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 22:54:15 ID:???
俺は病院の出口を目指すことだけを考えて迫り来る敵を打ち倒して来た。
パァン!ダダダ!俺とスネークの銃声が響き渡る!
「ぅぁぁああああぁ」
ダァン!
すぐさま相手の脳天をぶち抜く。
よ・・・・し!
出口をとうとう見つけた。俺はやったのだ。だがその入り口はあるヤツの後ろにあった。
タイラントである・・・・。ヤツはまだ生きていたらしいな。
「スネーク・・・今度は俺が守る」
ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・ダ!
俺の終わることない射撃が続き・・・。とうとう弾切れだ。
「いまだ!逃げろぉおおおおおおお!」
病院・外
俺たちは・・・・信じられない光景を・・・見た。
何百・・・いや何千のゾンビが・・・行進(?)してくる。
そんなのにはびびることなくスネークはRPG−7を放った。
爆発音とともに蹴散らされるゾンビ達。
「ほら・・・行くぞレオン!」
「あ・・・あぁ・・・」
続くって・・・言ったっけ?

1648w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 22:54:51 ID:???
この病院の前にあるメインストリートはかなり長い。
だがそこを越えれたら、町の出口である。
「弾が無くなったら俺のをやる!」
確かに弾はもうすぐ底をつく。でもスネークの弾はいったいドレぐらいあるのだろう?
「あんたの分は?」
「ふふふ・・・無限バンダナだ」
頭につけたバンダナを誇らしげに指で指す、そんな現実離れしたものあるわけないだろう!と突っ込みを入れた。
「・・・・じゃあこれはどうだ」
次の瞬間スネークが消えた、俺はそれをただ見ているだけだった・・・。
「何だよ今の・・・」
「ステルス迷彩」
は?すてるすめいさい?・・・・そんなものがあったのならアシュリー救出作戦のときにすればよかったww
だが、過去に過ぎたことは仕方がない、俺はただ前に進むだけで、それ以外の行動はしない。
頭の中から不要なものをすべて消去し、前に進むことだけを考える・・・疲れも忘れる、痛みも忘れる、忘れる・・・・。
・・・・どれぐらい経ったか分からない、かなり前に進んだのか、それとも・・・。
遠くから何かが聞こえる・・・。と思ったらいきなり目の前のコンクリートでできた道路にひびが入っていく。
・・・あ・・・タイラント?・・・・なんか・・・腹が・・・・。
俺の腹には血がにじんでいた・・・・、タイラントに刺された・・・。
まず、俺は激痛に襲われてうずくまっていた。
「ぐぎゃ・・・・・ッ!」
「レ・・・レオンッ!!」
「行けよ!俺がコイツを食い止める」
「これを使え!」
それはステルス迷彩と呼ばれた機械だった。俺はそれのスイッチを入れて透明になる。
タイラントは俺がどこに行ったか周りを見回す。
その顔はかつての恐怖を思い出させる・・・・。
「ゲホッ!・・・・・・ぐぇ・・・」
俺ははいずりながらも逃げていく・・・・、ここを生き延びるんだ。
たとえ何があって・・・・・・も・・・・・・・・・・。
朦朧とする意識の中で・・・・俺は・・・・エイダと過ごした日々が・・・走馬灯のように・・・浮かんだ・・・。
俺は・・・死ぬのか・・・・・・ようやく・・・・運命から・・・解放される。
さよ・・・なら・・・・伝説の傭兵・・・・スネー・・・ク・・・、エイダ・・・・。
レオンは敬礼をしながら・・・・息絶えて・・・逝った。

1658w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 22:55:27 ID:???
レオンのなく頃に
レオンが息絶えたその後のお話。(スネーク視点)
俺たちは・・・政府や誰かの道具じゃない。
レオンの意志は、エイダに継がれた。
そして彼は囁く、俺たちの戦いは終わったと。
そしてまた背中から囁く彼を彼はそっと見つめる。
俺の遺伝子・・・ミームは誰にも継げない・・・、だが、他人の意志を伝えることができる、真実は、いつもここにある。
彼は拳を作り胸をたたく。勇ましく。
そして彼は最後のミッションへ旅立つ。

1668w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 22:56:27 ID:???
レオンのなく頃に、お疲れ様会。
鹿骨市、興宮
ライ「はーい皆さんお疲れ!」
レナ「お疲れ様〜!」
梨花「お疲れさまなのですよ、にぱ〜☆」
魅音「お疲れ!」
レオン「お疲れ」
スネー「お疲れ」
魅音「おじさん疲れちゃったな」
レナ「あれ?圭一君はどこかな?かな?」
魅「あぁ、圭ちゃんはね、立ち絵がないからってどっかいったんでしょ」
        _,. -―――- 、
      /,. -/ヽ::::::::::::::::::::`.、
      /:/://::::/::::::へ:::::::::::::\ヽ
    /:/::::/:,'::::/:::::i:::|:::|ヽ:::ヽ::ヽ:\!
    |::!:/:|::::!::::|::::::|:::|::::!::ト、:::|::::::!::::!
    レ':|:::|::_ト、:ト、:::|:::ヒ_A匕:::|i:::::ト、:|
    !::::|:::|´fr^rv、iN,ヘrリ `ハi|:|::::|:::i| 
     ヽト、|::|丶ゞ' `  ¨´   〉::/Vリ
         ヽハ  、 `_' _,.   /レ'
            ヽ. `´   ,.イ |、
      ___/i7` ー'′ / |_
     /     / /      /  | ` ー- 、
    /   /  レ' ト、__∧   |     ヽ
.   /   /     |: : : : /  ヽ. /       !
  /   /     /―'´              !
. /   i      /            i        !
  ヽ   |      |          |       |
  /ヽ_!     !         ,イ      |
  /   |     |         | `‐┬―'´ 「
  |    |     !         |   !    '.
  !     !     |         !   !    '.
  '.    r----r┴-----------イ   |    !
  '.   |::{  ̄|  ̄ ̄「 ̄ 「:「ヽ ̄{  |    |
   '.   {:::: ̄::F===┴―┘ト、 ヽヽ   !     !
   ヽ /::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::Vハ:::'.  !   
ここにいるって言うのに・・・。ひでえ
ライデン「あ、もしかしたらこのお疲れ様会二つに分かれるかも」
圭一「ふぅん・・・」

1678w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 22:56:59 ID:???
圭「ちょっと待て!お前ら!」
魅「お!圭ちゃん」
レ「みんな待っていたんだよ!だよ!」
圭「待たせて悪かったな!詩音とちょっくらおしゃべりしてたんでな」
魅「・・・・・・」
ラ「ま!皆さんお疲れ様ですね!」
レ「なぁ・・・ちょいと聞きたいんだが」
ラ「え?何?」
レ「ギャラはいくら?」
ラ「ばっかいえ!ただ働きだよ〜ん」
レ「ぅおのれぇ・・・・」
ラ「でもさぁ、本当に疲れたんだよ、肩もんで」
ス「・・・・ごほん」
梨「存在が薄いのですよ、にぱー☆」
ラ「あ、ちょ、物投げないで」
レ「で、次のお題を発表してもらおうか」
ラ「うーん特に決まってない!とりあえず読みきりばっかり書く、んで、ねた思いついたらそれやるってかんじ?」
レ「・・・・なけるぜ」
ラ『じゃあ皆さんさいなら〜』
レ「とっとと消えろっちゅうの!」

1688w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 22:57:43 ID:???
〜読みきり小説〜
 森の中のクマレオン
小鳥のさえずりがあちこちで聞こえる・・・・。
森のさわやかな朝が来る。なんともすばらしい朝の風景である。
ぐしゃ!べりべりべり。
そんな朝の風景を返り血を浴びてめしくってるヤツがいる
「あぁ!?何か文句あるか?!ヴぉけ!胴体ちぎって!脳みそヨーグルトに塗ってケフィアにしてやるぜ!?」
嗚呼、彼は今も食い続ける。


そんな森の近くにあるのがアメリカ合衆国。
大統領の娘、アシュリー・ハムソーセージとその父が近くの森へ猟へ出かけることになった。
「おい、アシュリー!出発だぞ!」
「はーい!」
車のエンジンは静かで快適だった。
「今日は・・・くまでも狩に行くか」
「おっけー!腸引きずって、脳みそケフィアにしてやるぜー!」
苦笑いする父であった。


森の中。彼らは草を踏みながら歩く。彼らはそこでやつを見つけた。
熊のキぐるみ来た人間を。
「あ!クマだ、アレを捕まえるぞ(^_^)」
「いえーい撃ち殺せー!」
ダダダダーン!
小鳥たちはびっくりして羽ばたいて逃げていく。
いっぽうのレオンはというと・・・。
銃撃を見事に交わしてアシュリーの父を殺してしもうた。
「えーと、まず胴体引きちぎって・・・」
グチョ!べりぃいいいいい!ボテ!ベシャ!
「脳みそをヨーグルトにつける」
具茶・・・・邊血豫・・・・儀茶・・・・・邊ッ侘裡(翻訳グチャ、ベチョ、ギチャ、ベットリ)
「な・・・何やってんのよおぉおおおおおおぉぉぉぉおおおぉおぉおお!」
「へ?誰だあんた」
「ひぇ・・・た・・・・助けてポリスメーン!!ギャ・・・・ギャ嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼ああ嗚呼ああ亜嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼あ嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼あああああああああああああああああああああああああああああああ・・・・・」
足からがつがつ食われたアシュリーであった。

1698w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 22:58:38 ID:???
レオン初めての歯医者!
ある日の日曜日、すがすがしい天気の中に悲鳴がこだまするッ!?
『ぎゃあぁああぁああぁぁあああッ!!!』
そんなことになったのは先週の木曜日。
レオンはエイダノためにとびっきりの、レストランを予約して、夜に熱々デートが始まった。
「ねぇ、レオン」
「がつがつ・・・なんだよ、急にあらたまっちゃって・・・あ、そのポテトいらないからあげるわってことだね!」
秒速0.4秒でフォークでさして、0.3びょ(以下略)で食べてしまった。
「ああー!最後のポテトぉおおおおおおおおおッ!」
「え”!だ・・・だめだった?」
エイダは一つため息をついて驚愕の事実を話した
「・・・・できちゃった」
「って・・・・あれぇええええええええ!?」
そして自分の分をたいらげてしまったレオンは、エイダノ皿を丸ごと飲み込んだ。
「・・・・・このままじゃあできちゃった婚だわ」
「だ・・・だから・・・?」
「わかれましょ」
レオンは心の中のピアノをがんがんたたきまくりめちゃくちゃな音を出す。
その事実は口から臓器などがすべて飛び出すほどの驚きであった。
「何で・・・わかれるんだよ」
「ウェスカーに・・・・・」
「おいちょっと待てれ、そこまで言うな!18禁だぞ!」
(以下略)
「そんなこと・・・・ありえない」
「だってあなた口臭くせえ」
「ぅエイダーーーー!」
(また略)
家に帰るとき、レオンは涙を100㍑流して帰っていった。
それからというものやけ食いをしまくって、歯を磨かないですごしていた。
ここまで言えばお分かりだろう、それが原因であった。
そして土曜ヴィ。
「・・・痛ぇ・・・痛ぇ」
虫歯の部分の頬を押さえつけながら、鏡へ向かうと・・・・。
真っ黒な歯♪(しかも全部)
「ギャああああああああああああああああああああああああああああああッ!」
バタ・・・・。
それから15秒後。レオンは歯医者に電話した。
「ひろいんれすぅぅう・・うはくしゃへれはいですぅ・・ろうりかしれくらさい・・ぃ(酷いんです・・・うまくしゃべれないんです、どうにかしてください)」
翻訳を入れないと分からないこの言葉を、歯医者のドクターは即座に訳した!
次の日(日曜ヴィ)
天道独太←(あってる?)はオペの準備を開始した。
ICU(集中治療室)へと運ばれたレオンは、恐怖心にかられて・・・汗だっくだくであった。
ドクタ「これから虫歯の治療を始めますよ、落ち着いて・・・」
と、熟年の勘でレオンをなだめた。
前歯の虫歯にワンタッチ。
「ギョオエエエエエエエエエ!」
ライフゲージが一メモリ減った。
そんなことが続いて・・・・。
最後の虫歯へ・・・、とその時
「うぅはあ!ああぅううううん〜」
you a dai

ドクタ「オペは・・・失敗です・・・」

1708w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 22:59:40 ID:???
レオンのあんなこんな感じの日々
「それは、ある夜の出来事・・・・、私、梨花がお伝えしてまいります・・・、このビデオの記録をご覧ください、ていうか、何でカメラ回してるのよ!ちょっと!聞いてるの!・・・・!」
ザ・・・・ザーザ・・・
テレビのニュースキャスターが、順に事件を伝えていく。
「昨夜、殺人事件がラクーンシティの市外でありました、被害者は男性です、警察は身元の特定を急いでいます」
ふーん・・最近こういう事件が多いなぁ・・・しかし恐ろしいぞ・・・顔をめったざしかぁ・・・・(以前やったような記憶が)
ドンドン!誰かが扉をノックした、それが発端であり、悪夢の始まりだったのだ。
俺はそうとも知らずにこの扉を開けてしまう・・・。
ガチャリ・・・冷たい金属の感触が少しだけだが熱い体を冷ました。
「よぉレオン、お久!元気にしてたか?」
クラウザーだった、まーたうぜぇやつが来た、徹夜覚悟でのみに行くかぁ。
「クラウザー!何で来たんだよ」
「何だよその言い方!俺がお邪魔らしいな!?もしや・・・」
「何だその誤解を招く言い方は!よほど****か!」
「ぷ・・・ぷぷ」
『ワッハッハッハ!』
同時に俺たちは笑い出す、こう何日も会わないと調子が狂いそうで怖い、やはり俺の大切なトモダチだということがこの瞬間実感できる。
「俺な!新しい料理覚えたんだぜ!」
「ほぉ・・・・どんなのだよ」
「心臓のミートボール」
「そうかお前が市外で殺人やった犯人か、警察を呼ばなけれヴぁ!」
「だーっ!冗談だよ!あっはっはっは・・・」
「は・・・・・・・・・・・」
「しらけるな」
「あぁ・・・泣けるぜ」
俺はとりあえず立ち話もどうかと思ったので、うちに招き入れる、俺はその時クラウザーを信用しきっていた。
「まぁ、酒でも飲みな!」
「お、悪いなぁ」
ちなみにこれはビールの生、俺は今これがものすごく好きだ。
ひそかにマイブームとなっている生をクラウザーは一気に飲み干した。
「で、どんな用事なんだよ」
「そうそう・・・実はな」
俺は知りもしない、ただ知るのが怖かった、逃げていた、逃げられない。
叫びたいけど声も出ない、そんな自分をのろうことになるとは知らなかった。

1718w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 23:00:27 ID:???
俺はその時はなーんにも予測しておらず、無防備だった・・・。
「俺の用はぁ・・・・・」
「?」
瞬時にクラウザーに後ろを取られるッ!羽交い絞めにされて身動きができない。くそ、動けよぉおおぉおぉ!
「お前のワキだ!」
そして存分にくすぐられた、ワキをすごい勢いでくすぐっていく。
「ぎゃあぁあ!ちょ、わぁあああああ、はっはっは!し・・・死ぬ!ぎょえええええ!」
この時点でお気ずきであろう、俺は脇がかなり弱い、突かれると五秒間ももがいている男だ、それをこんなにくすぐられると、気絶した。
「悪いなレオン・・・」
ぅ・・・・・う。眼を覚ませばそこには黒い影、どっかで見たような。
はッ!アレは!西側ではサンダーボルトと恐れられている・・・・。
ヴぉる銀ッ!!!!
「よぉ・・・・どうだ気分は」
俺は少しでも強がるためにのどから声を絞り出した
「回転ベットで熟睡させてもらった、一人で寝るにはもったいない」
「ふふふ・・・その強がりもいつまで続くか?試してみるか」
「用件は何だ!」
「賢者の・・・いや違ったお前の遺産だ!」
「へ?」
「というわけでお前を殺す・・・・・」
「や・・・・やめてくれぇえええ!」
ヴぉる銀の腕から雷が走った、それはありえない光景であった。
「コイツはどうかな?」
腕から電撃を俺に直撃させた。
「ギャああああああああああああああああああああああああああ!」
「ふふふ・・・まだまだ終わらんぞぉ?」
俺はその言葉に・・・・恐怖した。

1728w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 23:01:42 ID:???
レオンのあんなこんな一日
体が痺れる・・・・、やつは俺を殺す気だぁ・・・・ヤバイ・・というかもう・・・死ぬしかない、死を覚悟するしかないぃ・・・!
「っくっくっく・・・・さすがエージェントだ・・・!」
「!!」
俺は腹に力強いキックを受ける!腹から激痛が襲ってきた。
「ぐぁあぁぁあ!」
その時、何かの音が聞こえた、シュ・・・ドガァアァァァアァァァン!
俺はその爆発が何なのかまったく理解できず、唖然としていた。
「大丈夫か?」
何者かの声が聞こえる。
ヤツはいったい誰なのか、顔に袋をかぶせられていた俺は視界を完全にさえぎられて、見えない恐怖から逃げられない、今も誰かが俺を殺そうと来るのだろうか?・・・袋を取られる、視界が一気に戻った。
外の光がまぶしい、袋を取られたのに対し、まだヤツを認識できない、早く目が慣れれば・・・・ッ!
ヤツが近づく・・・。
すると俺を縛っていたロープは切られていた、手の感覚が鈍くて・・・急がないといけないときにッ、なんでだ・・・・。
スッ・・・・・・・・。

―――本当に・・・・泣けるぜ―――

1738w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 23:02:41 ID:???
アレから徐々に視界も回復した、まだ体は痺れるが一応は動ける。
ス・・・ネーク。スネークだった、助けてくれたのはスネークだったのだ。
だが片目に眼帯をつけて、俺に近寄ってくる。
「どういう有様だレオン・・・エージェントとして情けないぞ?」
「そーいやCIAの工作員だったな」
「一緒に来るか?」
「だめよスネーク」
「なんでだEVA」
「私たちが乗るバイクは二人乗りなの、三人も乗れないわ」
「だったらかついで行くぜ」
「やめとけ俺の体重はほにゃらら㌔だ」
ずがががががががががががががっがががが!
「おっと・・・ヴぉる銀が攻めてきたな、仕方ない全力失踪だ」
「え?えぇえええええ?!」
スネークに手を引っ張られ走る、走りまくる。
「うあぁあああああぁぁああぁぁあああッ!」
「はぁ・・・はぁ・・・」
EVAという女が息を荒げる、疲れてるようだった。

1748w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 23:03:39 ID:???
レオンのあんなこんな日
俺たちはなぜか走りまくっている、何か理不尽だぞ。
俺はある提案を思い出した、MGS3やっててよかったぞ!と心の中で思いながらもその提案を発表する。
「RPG−7をキャタピラに当 て る ん だ ッ!」
ここは重要なので飛びっきりの大声を出した。
スネークはあいずちしてバックパックからRPGを取り出す。
グギョォオオ・・・・ギィイイイィィイ!
この世にはないと思っていた音が響き渡った、するとキャタピラの回転が止まり、シャゴホッドは停止する。
「やったか?!・・・・って」
中からヴぉる銀が出てきて、そこらのコードを引っ張り出す。
「まだだぁあああぁぁぁぁああッ!」
「ちぃッ!」
俺はがむしゃらにファイブセブンを二発撃つ、バリアーでガードされると知っていたが、シャゴホットが発射されると同時に動いた。
二発ともヴぉる銀に命中した。
「ふぅんぐおおおおおッ!」
「ビンゴッ!」
「やるじゃないかレオン!」
「く・・・・・くく」
「笑ってる?」
「そうだ・・・くっくっく・・・」
「スネークヤツはドMか?」
「おそらくは」
「頼むぜスネーク」
「了解だ」
「おのれぇえええぇぃ!!許さんぞッ!」
「なあスネークヤツはどSMか」
「酷い有様だな」
「地に落ちたなクラウ・・じゃなかったヴぉる銀」
ドSMであることが発覚したヴぉる銀!さてどうなる続きはウェブで!

1758w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 23:04:11 ID:???
レオンのあんなこんな日〜ドSMヴぉる銀様〜
「ドSMだったらやばいぞ・・・・攻撃が効かないッ!」
「そりゃ、ありえないだろレオン君」
「二人とも!冗談じゃあすまないようよ!」
徐々にキャタピラが回りだす・・・・・、するとロケットブースターを噴射してこっちに猛スピードで向かって来た。
「ぎゃぁあぁぁああぁぁ速いィィィィィイイイイィッ!」
「わめくな!」
「すいません隊長ぉッ!」
「ビッグボスだ」
「何を言っているのかさっぱり分からないわ」
「だがじきに追いつかれる、どうすれば」
その時だった、これが出なければ死んでいたに違いない。
×□―助けてかわす。
「回避・・・・コマンドぉォォオオオオオオオオオオォォオッ!」
俺は二人を瞬時に抱きかかえてローリングで直進するシャゴホッドをかわした。
ヤツは天然100%の壁にぶつかった・・・ということは・・・。
「あぅ」(←ヴぉる銀の声)
ドM発動・・・・・・。
「なんだか分からんが・・・ドMでよかったな」
「あぁ、今のうちだ、RPG撃っとけ」
余裕・・・、すべてはこの言葉で終結した。っと思ったら。
バチバチバチ・・・・ゴロゴロゴロ・・・・ピッシャーン!
俺の頭上に雷が落ちた。即死攻撃、間違いなしッ!
「来いよ・・・雷・・・」
ゴシャアアァァァァッ!
「うがあぁあぁぁぁああ」
レオン死亡
「コンティニューぅううぅぅぅぅぅううッ!」
「うげ、すごいぞレオン」
「雷に撃たれて生き返るなんてスネークよりすごいわ」
「なんぞこれ」
「はっはっは、EVA君を愛してるよ」
「れ・・・レオン!」
スネークめ・・・MGS3のエンディングEVAを抱かせはしないさ・・・はっはっは。
「このゲームが終わったら・・・・結婚しよu(ry」
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガゥーン。
俺に向かってパトリオットを連射するスネークであった・・・・。
「どこでそれを・・・・」
「レオン・・・細かいことを気にしてはいけない」

1768w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 23:05:33 ID:???
古代小説〜ガナード村のパン屋さん〜
それはレオンが来る前のガナード村。この頃はプラーガを埋められてないため、豊かであった。
汗水たらして畑を耕すもの、牛、鶏の世話をする者。
ここから今日の物語が始まる。
「いらっしゃーい!新鮮な生地で作ったパンだよ〜」
大声張り上げてパン一筋46年、ボンジョルーノというパンの匠、言うことは本当だ。
「あらあら、今日はこのパンが安いわね、このパンもおいしいし安いわぁ〜あらあら・・・迷っちゃったわ」
「奥さん!二つかったら一つ無料だよ!」
「あんらまぁ!それはお買い得ですこと〜!じゃあこれとこれくださいな!」
「へい!」
サービス心を忘れない、それがパン屋・・・。
ある日、店に捨て犬が入り込んだ。それを見つけたパン屋は特別においしいパンを一切れ千切り食わせてやった。
「心優しいのねこのパン屋って」
エイダがそれをじっと覗いていた。
「ふー、最近客が来ないなぁ・・・」
パン屋の憂鬱wwなんて笑っている場合ではないのだ、税金が上がりまくる世の中、儲からないと食っていけない。
そこにこの前の捨て犬が入り込んできた。
「ぅ・・・わんわん!」
「お・・なんだ?またパンがほしいのかな?」
「ぐるるる・・・」
「何か怒ってるな、パンをやるからどこかへお行き」
ブシャー!
「ぎぇ!犬の背中から何かが・・・」
客が来ない理由、全員ガナードになっていたからだったわけだ。
「た・・・助けてー!・・・ぎゃぁんぐえbが・・・アガガガガアアアアアアアアアアアアアッ!」

1778w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 23:06:47 ID:???
バイオハザードサバイバル〜感染〜
20××年、10月29日・・・。
「・・・俺は、何でここにいるんだろう」
この地獄の町はユーラシアの東のあたりにある町だ。なぜ死んだはずの人が歩いているのだろうか?俺はそんな単純な問題に頭を苛ませた。
昨日までは、幸せだったのに・・・・。
アリーシャ・・・俺はここで死ぬのかもしれないな。
10月28日
「おーいアリーシャ!」
「何?あなた」
「弁当入れたよな?!ちゃんと」
「くすくす・・・!食い意地はっちゃだめよ!ちゃんと入れたわ」
「・・・・なんだか馬鹿にされているような気がするぜ」
「あら、そんなつもりはなかったのにな〜」
「ハァー・・・行ってきます」
「いってらっしゃい」
俺はちょっと高級な車に乗り、会社を目指した。
俺が住む町はちょっと田舎の町で近所も友好的ないい場所だ、引っ越してきて素直によかったと思える。
この前なんかおばさんが俺たちのためにクッキーなんかも焼いてくれてありがたかったなぁ、バターの風味が効いててうまかったしな。
そんなこと考えてるとよだれが出てきた、即座に拭く。
9:47分広告課。
俺は広告課の担当で会社にはコーヒーのにおいがちょっと漂ってる。
コーヒーはあんまり好きじゃない、むしろ紅茶派だった。
嫁のアリーシャが入れてくれる紅茶が特にうまいのだった・・・。

1788w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 23:07:33 ID:???
バイオハザードサバイバル〜感染〜続編
俺は紅茶を飲みながらノートパソコンをいじくっていた。
「ちょっと!」
「はい?何でしょうか」
「この広告をちょっと直しておいてくれ・・・・を・・・・の方がいいと思うから頼むよ」
「はい」
社長は首をかきながら何か考え事をしているようだった、最近ちょっといきずまっているらしい。
そんなこんなでお昼になった、今日はどんな弁当かな?楽しみだな!
ふたを開けるとしょうが焼きだった、俺の大好物だった、前に日本に行って食べてきたら最高にうまく作り方を教わったのでアリーシャに教えたのだ。
「・・・・・・ぅうぅぅ・・・」
社長がうめき声を上げる、相当いきずまってるらしいな。
すると広告を直し終えたのか女性が広告をデスクの上においた。
「社長?広告直しました・・・・きゃあ!」
社長が女性の腕にかぶりつく。腕からかなり出血している・・・!
「社長ッ!?社長ぉッ!」
「君!離れるんだ!」
俺の直感が働く今社長に近づけば・・・。
        殺 さ れ る
それしか道はない、今近づいたらのど笛を食いちぎって殺すだろう。
「はぁ・・・・はあ・・・・・あぅ・・・」
「社長は俺が押さえつける!早く手当てするんだ!」
この会社の中でもっとも体型がガッツりしているジョンが俺に言った。
「分かった気をつけろッ!」
「あぁ・・・」
女性をかつぎ休憩室まで運んでいく、あと1.3mのところで後ろから何者かが来た。
社長だった、その後ろでジョンが必死に押さえているがものともしないようだった。
「ぐ・・・くそぉ!」
俺はとうとう走った。
14:35分―休憩室―
「大丈夫だ・・・傷は浅い!」
俺は女性の腕に包帯を巻いた。
「それのしても・・・何なのかしら・・・あれ」
「ここでおとなしくしててくれ、加勢する」
「・・・死なないでね」
「勿論だ」
静かに扉を開ける、ドアノブが冷たかった。
ジョンは必死だった、俺が助太刀しないとあと何分かでドアを開けられてしまうだろう。
「お前!来るな!」
「だめだ!助太刀する」
「・・・・俺に近寄るな・・・し・・・ぬぞ」
体力は限界に来ているらしい、助太刀しなきゃ死ぬんだよ!俺たちは!
「だまれ、手伝うったら手伝う!」
「分かった・・・、急いでくれ」
こうして俺とジョン、女性の籠城が始まった

1798w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 23:08:12 ID:???
バイオサバイバル〜惨劇と喜劇と〜
「ぐぬぬ・・・・」
「おい、もうへばってるのかよ」
「お前・・・力入れろよ」
俺がジョンに助太刀して10分はたったに違いない、いまだ俺たちは扉を押さえつけていた。
額に汗が滝のように流れている、こうしてドアを押さえてないと社長・・・いや怪物が俺たちのことを食い殺すであろう。
「ぅぉぁぅぅぁ」
うめき声を上げる怪物はドアを押す力を強めた。
「ぐぉお!?」
「つ・・・強い」
これでは持たない!俺の頭の中を嫁との思い出が走馬灯のようによぎる。
走馬灯って言っても紅茶のことしか思い出がない・・・。
そんな俺に苦笑いする余裕も現実はくれなかった。
シニタクナイ。シニタクナイ。コロサレタクナイ・・・ツカレタ。
俺の心の中の俺は、俺を苛ませるだけ苛ませるのだった。
こんな単純な問題に頭を苛ませる余裕はないのに。
あぁ・・・もうだめだ・・・・、すまない、アリーシャ・・・。
ガシャン!パリィィイン!
何かが砕ける音に俺は前を見た。
白い防護服を着た奴らがMP5を持ってこちらに向かってくるのだ。
そいつらの肩には見たことのあるようなないようなマークがある。
奴らは何をしようというのだ・・・。

1808w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 23:09:04 ID:???
バイオハザードサバイバル〜殺戮遊具〜
白い防護服を着た連中がこちらに走ってくる、手には銃を持っていて、サブマシンガンだと分かった。
すると一番前にいる隊長みたいなやつが曇った声で言う。
「伏せろ」
それは俺に言った言葉なのか俺たちに言った言葉なのか。
どちらにしても今伏せたら銃撃が怪物を襲うであろう。
「ジョン、伏せて!」
「ぐぅ・・・うぉおおぉおお!」
即座に地面に伏せた、怪物が勢いよくドアを突き破り出てくる。
ガガガガガガガガガガガガガガガ・・・・。

1818w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 23:09:58 ID:???
バイオサバイバル〜仲間の血〜
いったい何なんだアレは、見たこともない白い防護服に身を包んだ部隊が俺たちが伏せると同時に彼らの銃が火を噴く、社長は・・・いや、怪物は一瞬のまもなく倒れた、一目見て死んだと分かる。
「あ・・・あんたら」
「私達は―アンブレラの部隊、102部隊だ」
マスクをかぶってるせいなのか声が曇っていて聞こえずらい。
「どうやら・・・感染はしていないようだ、他に生存者は?」
「あ・・・休憩室、そこの右の扉」
彼らは休憩室の扉を開けると、何かを女性に言っている様だった。
「あぐッ!」
女性の短い悲鳴がとどろく、まさか・・・。
コロシタノカ?イヤ、コロスワケガナイ、生存者ハ?トシカ言ッテナイハズ。
俺はネガティブな妄想に休憩室の中をのぞく。
女性に何か注射をしているようだ。
青い液体の入った注射器を腕にさしていたのだ、(たぶん抗ウィルスざいが、青だったような)俺は声をかける
「何をしているんだ?」
「抗ウイルス剤を注入しているんだ」
「?ウィルス?」
すると、隊長らしきものが静かに語りだす。
「Tウィルス・・・・俺たちが倒してきた化け物・・・、ゾンビとでも言うがな、感染してしまうとゾンビになってしまう、生物兵器だ」
「は?感染?生物兵器?」
早くアリーシャのところにも行ってあげたいが、この話に興味がわいたので続きを聞く事にした。

1828w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 23:11:06 ID:???
「まず、君たちはアンブレラという薬品会社を知っているな?」
「・・・!あれか」
「そうだ、表は家具や薬品などを作っているが、社員のほとんどが知らない裏の顔があった」
「それはどういうことだ?」
「生物兵器・・・だ」
「!!生物兵器・・・!」
「あぁ・・・ある実験の途中で事故が発生し、下水道を通じてここまでもれてきたってワケだ」
「ありえない・・・・」
「俺たちだって信じたくはないがな、現実から目をそらしても現実からは逃げられん」
そういうと隊長は苦笑いして、席を立つ。
「俺たちはそのための特殊部隊さ、生存者を保護するのが任務だ」
「・・・じゃあ俺たちを?」
「ああ、ヘリまで運んでいく」
ジョンはあいづちをうちながらバックの中の飲み物を飲んだ。
「じゃあ俺たちもすでに化け物になっているのではナイのか?」
「・・・・ふっそのためにもこの注射が役に立つ」
「抗ウィルス剤だな」
「ほら、お前たちも注射するんだ」
俺たちに青い液体の入ったペン型注射器を渡す。
「・・・っと、これで怪物になる心配はなくなったわけだ」
「ソウデモナイ、ゾンビニカマレタリスルトソコカラカンセンスル」
隊長ではない窓から外をうかがっていた兵士が言った。
「ソウ、カマレタラコジンサハアルガサイテイデモイチニチデカンセンスル」
「・・・・ソウなのか」
「まぁ、とりあえずこのビルから脱出するんだ」
「ああ・・・だが武器がないと・・・」
「?これを使え」
渡してきたのは、50口径のデザートイーグルだった、素人の俺には使えるわけがない。
「いいか?まずリロードするときはそこのボタンを押せ、マガジンキャッチというところだ」
「・・・これか、おう・・マガジンが出てきた」
「そして弾を装填した後また入れる、弾はもう入っているから入れていいぞ」
「・・・こうか」
俺はこれで終わりかと思ったがまだだったようだな、やっぱり素人はつらい。
「そしたら、セーフティをはずして、ここを引く、これで使える」
「・・・・・」
カチッ!という金属の音が俺に勇気見たいのもの(映画でよくある的な)をくれる。
ジョンにはFNが渡された、貫通力のいい銃だと聞いているが・・・。
俺の場合は図体がでかいのと、威力が高いこと、今の銃は大概ダブルカラムだ。
兵士たちの持っている銃はレイルシステムが施されていて、そのあたりにレーザーポインターを装備していた。
「俺たちの銃はソーコムだ、特殊部隊によくあるものだな」
「これがソーコムか、俺そっちのほうがいいなぁ・・・」
ジョンがわがままを言った、FNは反動も小さめだ、あんまり贅沢言うもんじゃないと言い聞かせる。
「わーったよ・・・ちぇー」
「では・・・そろそろ行くか」
「イッテオクガヒキガネハタメラワズヒケ、ナニモカンガエルナ」
「あぁ、わかった」
「ソノジュウハハンドウガオオキイ、キヲツケテアツカウンダ」
「あはは、大丈夫さ」
俺は苦笑いをしながら胸をたたいてみせる。
「そいつの装弾数は15発ぐらいだ、弾を渡しておくぞ」
マガジンに入った15発の弾を6個もらった。
俺たちはここで生き延びる・・・、絶対に!まっててくれよアリーシャッ!

1838w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 23:12:31 ID:???
バイオハザードサバイバル〜戦闘〜
俺はでかすぎるハンドガン、デザートイーグルを両手に防護服たちの後をついていった。
「そういえば、MP5はどうした」
「弾切れだ、捨てた」
「勿体ねえな(ゲーム上の設定でどこにでも弾なんか落ちてるだろう)」
「言っておくが、現実とVRは違う」
「へいへい・・・」
しぶしぶ返事をするジョンは俺の先頭にいる。
俺は何気に後ろを振り返る、悪夢がまっていることも知らずに・・・。
それは・・・・・・窓を突き破って出てきた怪物だった。
「おい!やばいんじゃないか?!」
「心配するな」
俺は兵士に言われたことを思い出す・・・・アイツは人ではない、もはや怪物である。
そう思うと引き金を引く覚悟ができたようだ・・・。
ドォオン!
さすが50口径・・・、反動も強いが弾も強いッ!!
狙ったところは吹き飛んで怪物は倒れる・・・。
「・・・ちょっと」
「なんだ?」
「この女性にも銃を渡したほうが」
「・・・ああ?忘れてた・・ハハハッ・・・そら」
渡されたのはM92Fミリタリーだった。
高い人気を誇る銃で海軍や陸軍などで採用されたもっともバランスが取れた銃だ。
扱いやすいので女性にはぴったりだな・・・ああ。
うちの女房に・・・あんなもんもたせたら・・・浮気がばれた暁には朝日が拝めないかなぁ〜♪
アリーシャは容姿こそ美しいが・・・・鬼だ。
怒るとかなり怖いらしい、子供が言ってた・・・。
「おい!立ち止まるな」
「・・・!ああ」
現実とVRは違う・・・でたらめでは絶対にない!
「タイチョウ?エレベーターガキノウシテイマス、ツカイマスカ?」
「・・・ああ」
このビルは12階建てでここはちょうど12階だ。
俺にはちょっときついかな?
ピーン・・・とエレベーターから音が出る、無機質な声は聞いて気がめげるなぁ・・・・。

1848w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 23:13:06 ID:???
バイオハザード・サバイバル〜アリーシャの死〜
俺たちの足音がそこらじゅうに響き渡る錯覚を感じた。
とて、とて、とて。
この単発的な音に俺は無意味な錯覚を感じる。
とて、とて、とて、ぺた。
ぺた?
はだしで歩いたような足音がする、錯覚のおかげでジョンの後ろにゾンビがいるのが分かった。
「ジョン!伏せろ」
「へ?」
ガンッ!
俺は頭を一発でぶち抜く、距離が近かったので当てやすかった。
一応俺は素人だ、遠いとあたるわけがないのだ。
「・・・・・」
「ジョン?どうしたよ」
「いや、何かしたから音が・・・」
「?」
すると突然地面が揺れた。
地中からカブト虫の幼虫に牙をつけたっぽい化け物が現れる。
「ぎゃああぁ!」
兵士の一人が牙に捕まった、すると幼虫っぽい化け物は兵士を地面にたたきつける。
「大丈夫か?!刺されないだけよかったな!」
「ひでえな」
兵士のマスクがさっきの奇襲で取れたようだ。
「全員射撃用意!やつが出てきたら一斉射撃だ」
「分かった!」
「ようやくこの銃から弾丸が出るぜ」
ジョンが待ちわびていたように言う。
そしてまた地響き。
コンクリートを突き破り幼虫っぽい化け物が出てくる。
「てえッ!!!」
ダンッ!ガウンッ!ズガガガガガ!ガシュンッ!
俺たちの一斉射撃で撃った弾丸は全部アイツに命中するかと思ったら。
女性が何発かはずしたようだ。
「ようやく倒したようだ・・・・?」
そこには・・・・、一人のゾンビ。
アリーシャに容姿が似ていた。
「ま・・・まさか」
「アリーシャ?」
「撃ってはだめだ・・・・」
俺の中にアリーシャとすごした日々が走馬灯のようによぎる。
ためらいが、死を生む、死がためらいを生む。
俺は頭を苛ませた、こうして今にも俺たちに噛み付きそうなのだ。
一体どうすれば・・・。

1858w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 23:13:37 ID:???
バイオハザード〜感情を捨てろ〜
躊躇い(ためらい)
俺は敵だと分かっている人を撃てなかった・・・・。
後悔の念が俺の体を渦巻く。
よくよく考えてみればさ、人を殺すなんてあるわけないでしょ?殺人に無関係だと思っていた俺の人生、こうして人を殺している俺はなんなの?
俺は誰?
「ぅぁ・・・・」
「ん?生存者か?」
誰かのうめき声が聞こえる、ゾンビではなければいいけど・・・。
サッ、と隊長が覗いてみる。
瓦礫に足を挟まれて動けなかった男がいた。
「おい、抜け出せるか?」
「む・・・無理だ、足・・・足が瓦礫に挟まって・・・・ぬぐぅっ!」
「無理に引っ張るんじゃないよ、俺たちが瓦礫を持ち上げるからその隙に出てくれ」
「ほら、お前も手伝え・・・ったく」
この瓦礫はさっきの幼虫っぽい怪物が俺たちの来る前に出てきてそのときに飛んだ瓦礫で足を挟めたという。
足から血がだらだらとでている、足には2mmくらいの穴が開いていた、けれども貫通していたわけではないようだ、そこから血がだらだらと出てきている。
「おい救護班、アレを持ってくるんだ」
「ハイ、残りは7コグライデスネ・・・」
「そうか・・・まあいい」
隊長はそのスプレーみたいなものを足に一吹きすると・・・。
傷が跡形もなく消えた、本当に跡形もない・・・。
「あ・・・れ?さっきまで痛かった足が軽いぞ」
「これは救急スプレー、大概どんな傷でも瞬時に直せるスプレーだ」
「そんなスプレーあるならはじめから使えば?」
「バッカモノ!これはかなり高価だ!」
「給料は?」
俺がさりげなく聞くと
「さあ!逝きましょう」
なんていうものだから・・・・、よほどお金に困ってるんだなぁ。

1868w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 23:14:32 ID:???
俺たちは大通りを右に曲がって細い裏路地に入る。
今のところゾンビは現れていないので安全だがそうもいかない。
「ぅあぁあぅぁ」
うめき声を上げながら近づいてくるゾンビは俺たちにゆっくりと歩み寄ってくるのだった。
俺は腕と胸に弾丸をぶちかましてやるとかなり大きい穴がぽっかりと開く。
さすが50口径だな、だけど狙いがだんだんあいまいになってくるのだ。
手振れが酷い・・・・。
「ぅうッ・・・!」
俺は頭に激痛が入ると同時に地面に跪く。
「あた・・まがぁッ!!」
「今すぐに抗ウィルス剤をもってこいぃいッ!」
「・・・アッタ!」
緑色の液体が入っている注射器を俺の腕に刺した。
「ふうぅ・・・」
頭痛は俺の頭から潮が引くように引いていく・・・。
「はぁ・・・・はぁ」
息ずかいが荒い俺に女性は手を差し伸べてくれた。
「大丈夫?!」
「あぁ、平気だ・・・・そういえば名前聞いてなかったな」
「あ、私はアリサ」
「俺は秘密だ」
ハハッ、と俺たちは笑いあう、いつぶりかな?こういう風に笑いあったのって・・・。
そう、まだ1時間ぐらいしかたってないのに1年ぐらい経った錯覚がする。
死ぬかもしれないこの地獄に一瞬天使が舞い降りた気がした・・・。

1878w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 23:15:02 ID:???
俺たちは脚を前に出して前進している、もうどのくらい時がたったか分からないな・・・・時計もってくればよかったな。
「なあ、俺たちどこに向かってるんだよ」
ジョンが愚痴を言った。
「とりあえず街の外へ向かって歩いているんだが・・・どうも長いな」
「ここはちょいと広いからな、車で行ってた頃がなつかしいぜ」
ジョンは道路につばを吐き背伸びしながら歩いていく。
「さあ、ここらで休憩だ」
そこらへんにベンチを見つけて俺たちは腰掛けた。
休憩の間の十数分間俺は空を見つめていた。
黄昏の空、どんよりした雲が光をさえぎっている。
鈍く光る雲は気分をどんよりさせた。
そうだ、確かかばんの中に・・・。
ちょいとごつごつした感じのものを取り出す。
ノートPCだ、無線LANなので線は使わないが充電する場所がないとなると困るな、充電器は持ってきたんだけど・・・。
「ん?のーとPCじゃないか」
「困ったときはPC便りなのさ」
俺が住んでいる町の名前を入力する、そのカタカタという単調な音は仕事をしているときのことを思い出させる。
エンターキーを押すと検索結果がでてきた。
死者が歩く町○○△!真相は?!
死者が歩く?俺たちの住んでいる町には何らかの前触れがあったようだ。
そもそもアンブレラなんて聞いたことがない、少なくとも俺たちが住んでいたのはどこもかしくも田舎だったのだ。
腕に噛み付いた化け物は狂気に満ちていました・・・、まさに狂気の沙汰だ・・・。
コメント結果だそうだ、確かに狂気の沙汰かもな・・・。
「さて、そろそろ行くぞ〜アダルトサイトなんか見てないで逝くぞ」
「黙れよ!アダルトサイトなんて見てないよ!」
「冗談だぞ」
ジョンが俺に対してちょいとうらやましがってるようだ。
まったく・・・・冗談じゃねえよ!
俺たちは脚を前に出しては引いてを繰り返して前進している。
この単調な作業に嫌気がさすのはどのくらい経ったらかね。

1888w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 23:15:39 ID:???
バイオハザード・サバイバル〜毒には毒〜
歩きつかれて痛くなった足を前へ前へと進ませ続けて50分ぐらいが経とうとしている。
「おーし休憩だー疲れた足をじっっくり休ませておくのだ!」
なんだか隊長は給料の話を聞いてからかなりユニークになったような気がする。まあそれもいいんだが何だが気持ち悪いのもあった。
俺は冷たいコンクリートの道路に座りこんでリュックにあったタバコを吸った。
タバコって言っても葉巻・・・ハバナだwww。
俺の口から吐き出される煙は自由な空へともくもくと上っていく・・・。煙は自由でいいなあ・・・。
なんだか今突然思ったのだが飯はどうするんだろう?ちょいと効いてみてもいいかもしれないな。
「隊長ぉ〜飯は〜?」
けだるい俺の声は何だがだんだんしわがれているかの様だった。俺が軽く咳き込むと隊長は口を開いた。
「YA☆DA!」
「え?なんでぇ〜!」
「なぜなら金がないからだぁああぁぁああッ!」
「店員はたぶんいないので食料をあさっていけ(ry」
「しゃらーっぷ!泥棒なんて笑止千万ッ!」
といいながら俺の顔を見ながら目をぎらぎらと燃やしていた。
はーぁ・・・・今の俺にできるのはため息ぐらいだな、こんちくしょーめ。
無様に音を鳴らすおなか、勿論俺ではない・・・・!
アリサだった。ぐるるるという音を立てて空腹感を訴えているのは明白なことだった。
「私も・・・おなかすいちゃったかも・・・」
「さあ!いざ盗みに・・・・!」
隊長は声を張り上げずんずん歩いていった。
貧乏でノリがいい、その上女の言うことは何でも聞く、まったくなんでこんなヤツに隊長が務まるの?!
「君の考えていること分かるぞ」
「?!い、い、い、いいやそんなことは・・・・(汗」
「ねたんでるんだな?!そうなんだな?!」
にたにた笑いながらアリサを見つめる・・・その視線が猫の目のように細くてまん丸なのは
獲 物 を 狙 っ て い る の だ ろ う か ?
「やだ・・・この人気味悪いわ・・・では匿名さん、エスコートお願いしておいてもらっていいかしら?」
「え?おれ・・・?」
「そうよ匿名さん」
匿名さん、なんだかいい響きだった。
こいつにだけは教えてもいいだろうか。
「実は俺の・・・・・・・・だ」
「?どうして秘密にしておくの?」
「それは・・・・・・・」
「は・・・分かったわ」
「うぇえぇぇ・・・・獲物を取り逃がすとは・・・・」
隊長は長い涙を流してとぼとぼ歩いていくのだった。

1898w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 23:16:10 ID:???
薄暗く湿った道を歩いて行く。曲がりくねった道は俺たちを迷わせるのだった。
「隊長ぉ、どこに行けばいいのかわからねえよ」
ジョンはとうとう我慢の限界らしい・・・。力持ちが聞いてあきれるぞ。
何せ休憩時間「スクワット40回だぁああぁああッ!」なんていいだして自分ひとりで汗たらしながらがんばっていた。えっほえっほと。
「がんばれよジョン君、もう少しだぞ」
「その言葉聞き飽きたぞ、子供のときに歯医者行ったときの話だ、俺がいつ終わるの?て聞いたら、あと少しだよんとかいって鼻歌交じりでドリル磨いてんだよ」
「そりゃあ、よかったな」
「よくネエヨ!何言ってんダヨ!」
「食べ物まだ〜?」
「もうすこ(ry」
ゴガァアァアアァァッ!ゴッシャァアンッ!
「え?」
そこに巨大な腕が姿を現す散らばったコンクリートの破片があたりに散らばる。
「・・・イテッ!」
俺の頭に小さいコンクリートが落ちてくる、頭にジンジン響く痛みにうめき声を上げた。
「撃てッ!」
パン!ガゴン!ブシュッ!乾いた音があたりに響き血の吹き出る音がした、砂埃で敵の姿もあまり見えないが急所に当たったことは間違いない。
「よし・・・一歩ずつ下がっていくんだ」
「ギャゴォオオォオオォオォォッ!」
叫び声が俺たちの耳を劈いて地響きがした。
「うわあぁああぁッ!」
振動にアリサは尻餅をついてしまい俺は足をひねってしまった。
「あ・・・いたた・・・・ッ」
「・・・・」
その痛みが俺の消えかかっていた意識をはっきりとさせた。
腹が・・・・・引き裂かれている・・・・・・・。
・・・・・アリーシャ・・・・俺はここで死ぬのかもな。(プロローグ参照)
遠のいていく・・・・意識に身をゆだねて・・・・行くしかない。
それしか選択肢は・・・ないと思ったから。
俺は咳き込むと世界全体が停電したかのような錯覚に襲われながら意識を奪われていった。
隊長も・・・・助けてくれないしね・・・・・。

1908w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 23:16:47 ID:???
俺はとっても暗いところで目覚めた。何だここは、風が吹き付けてくるぞ、なんだかくさいし。
くさい?何のにおいだこれは。たとえようのない中年の息のにおいだ。
うわ、くっせえ!やめてくれ!死ぬって!
え?死ぬ?そうだ・・・俺は・・・死んだんだっけ。確かあの路地で爪で腹を引き裂かれて・・・・って・・・。
「は・・・はいほぅ・・・(た・・隊ちょ)」
「んふぉ!目覚めたか」
「おい、何やってんだよ!口付けか馬鹿ヤロ!」
「違うんだ!誤解・・・アッー!」
俺は間髪いれずに蹴りを入れる・・・、隊長のやろう・・・ガチホモだったのか・・・。
隊長が言うにはあの大男はタイラントというらしい、研究を重ねて作った怪物だという。
「救急スプレーが役に立ったな」
「ああ、腹の傷が消えてる・・・」
得体の知れない救急スプレー・・・。あんなに引き裂かれたのに元通りだ、でも・・・。
俺はどこかで死にたいと願っていた。この地獄から開放されたいと死を願った、アリーシャと一緒にいたいと死をねがったのだ。
お荷物なら見殺しにすればいいのに・・・、そういう気持ちがそのまま口に出てしまった。
「お荷物なら・・・見殺しにすればよかったじゃないか」
「・・・!」
隊長は俺をギラリと俺をにらんだ。
「そんなこと二度というな、みんなで必ず生還する」
鬼のような形相でその一言を告げる。俺は死にたかったのに生き延びた。何でなのかは知らないけど神の気分なのか運命なのか。
気分であるなら・・・、次こそは死なせてくれ。

1918w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 23:17:29 ID:???
「題名不明」


彼は言った
「−いいか?ここは戦場だ、命尽き果てるまで俺たちは駒として敵兵と戦う!だがいいか?!俺たちは無事帰還する!俺たちがただの駒ではないことをわからせにいくんだ!」
俺の親友・・・ジャック・クラウザーの言葉だった。彼は爆風に巻き込まれても命尽きる限り銃を握っていた。たとえ指の感覚が無くなろうともM16の引き金を引き続けた。
そう、アレは2年前、俺たちは人手不足という理由で内戦の絶えない土地に行くことになるのだ。
響き渡る銃声。腸引きずって必死に逃げてくる兵士は見るに耐えな買った、まさに生き地獄といっても過言ではないくらいに・・・・!
「・・・クラウザー」
「何だ?レオン」
「俺たち―・・・生き延びれるよな」
「ん?怖気づいたか?!・・・大丈夫だ、俺たちは必ず生きて帰る!足引きずろうが骨折ろうがな」
ちっとも気休めになどならない言葉だった。
「また、酒飲みに行こうぜ・・・!」
「!・・・あ・・・ああ」
恐怖という感情と涙が俺の頭にこみ上げてくるのが分かった。
気づけばぽろぽろと・・・・・、頬にたれる涙が悲しかった。
俺は今日で人生が終わるという錯覚さえも感じた。俺は涙目でKP85のチェックをしながらつくまでのひと時をすごした。
そんなことを思い出しながらも9mm×19弾を撃ちつくしていた。
再装填のためにマガジンキャッチのボタンを押してバックを探る。
・・・・・・・・ありえない。絶対にありえない。
マガジンがないのだ、バックをいくら引っ掻き回そうが見つからなかった・・・!
ギラギラと光る太陽は灼熱の地獄のように熱を放出するのだった・・・。
さようなら、クラウザー。

1928w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 23:18:00 ID:???
バイオハザード・サバイバル〜理性と知識〜
この薄暗いところは一時的だがあの大男から逃げるための策らしい。
俺はそばにおいてあった愛用(?)のデザートイーグルを握る。
「ここは建設中のトンネルでかなり薄暗い・・・誰か明かり持ってないか?」
隊長は息を潜めながら全員に聞いた。
「ライターなら持ってるが・・・ないよりはましか」
ちょっとかっこつけながらジョンはライターに火をつけた。周りがだいだい色に鈍く光っている。
「ジョン、君がポイントマン(前衛)を勤めるんだ」
「分かった」
俺たちは建設機材なので身を隠しながら慎重に進んだ。スパイのように抜け足、差し足、しのび足・・・っと。
出口が近づいたのか風を感じる、もう少しのようだ。
カラ・・・カララ。
カンが転がったような金属音が響いた俺たちの足元には何もないのに?
じゃあ俺たち以外の「誰か」がカンを足で転がしたに違いない・・・。
誰かって誰だよ。
しばらくするとうなり声がした。うなり声はあの大男にそっくりだったのだ。つまりアイツは俺たちの近くにいる?だとしたらヤバイ・・・。
俺は取り乱すところだった。そこへ隊長が俺に落ち着けと促した。
「・・・・・・・・・もういやだ!」
ジョンが弱音を吐いたアイツはその声に気づいたのかうなり声をさらにどす黒くさせる。
「ぎゅぁあっぁあぁああぁああぁあぁあぁあああぁああッ!」(テキト)
「ひいッ!た・・・助けてくれぇえぇええぇえ!」
「そ・・・そっちは危険だッ・・・!」
ジョンは走りながら逃げていき、しだいに姿は見えなくなった。
― 一方。ジョンは ―
「はぁ、はぁ、ッ・・・はぁ」
彼は長い距離を走りぬき息切れを起こしていた、だがもう安全だと彼はそう思い込んでいるようだ。
ふいに後ろを振り向くと。白い肌をした筋肉質の悪魔がジョンの前に立ちはだかった。
「ぎゃ・・・あああああ!」
彼は持っているピストルのドリガーを引き続けた。やがて弾切れを起こしたがマガジンがうまく入らなかった。
カチッ。ようやく入った!彼はさらにピストルのドリガーを引いたがそこにはヤツはいなかった。ジョンの背後には大きな爪が突き刺さろうという瞬間だった。
「ぎゃあぁ・・・・ぁああぁあああぁああぁああぁぁぁあああッ!痛いッ!・・・・痛いぃぃいいぃ!」
刺さったのはわき腹だった。大きく引き裂かれたわき腹からは大腸がちらりと顔をのぞかせていた。結局彼は腸を引きずり出されながら新でいった。

1938w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 23:19:38 ID:???
今確かにジョンの絶叫と銃声が聞こえた。
人の絶叫って言うのは・・・・やっぱりジェットコースターと同じだった。急落下するときにぎゃぁあぁああぁあ、と甲高い声があたりに響く。
俺は動揺を隠せなかった。もうここで死ぬんだ・・・・。
足音が近づいてきた。ドスンなんて音はしなかった。まるで何もかもを踏み潰すような足でこちらに向かってゆっくり歩み寄ってきた。
俺はヤツを凝視していた。薄暗いなんて関係ない、顔に赤い手術痕が残っていて目は白めでまぶたはほとんどなかった。
やつの胸からは心臓みたいなものが表面にくっついていた。
そんなときだった。俺は足をちょっとだけ引きずってしまい、ガサッと言う音を立ててしまった。
ヤツはこちらを凝視する俺に向かってその大きな爪で引き裂かんばかりに俺のほうへ歩み寄ってきた。
・・・もうだめだ、また死ぬ。
俺は死を覚悟した時。あたりに銃声が響いたガンッ、ジュシャッ。
弾がヤツの心臓みたいなところに直撃して血であたり一面を鮮やかな真紅色にしてしまうのだった。

1948w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 23:20:34 ID:???
「おい、待てよ礼の一言ぐらい言えよ」
誰かが俺たちに向かって声をかける。男性のようだ、男はこちらに歩み寄ってきた。
「え?あんた誰だ?」
「ふぅ・・・せっかく援護してやったってのによ・・・」
「ああ、君が援護してくれたのか、恩に着る!私達の命を救ってくれた」
「そ・・そこまで礼をされるとは期待していなかったぜ・・・」
隊長のお礼に少し男性は引いていたようだ(^^;)
「俺はこの部隊の隊長、名前、「お給料」年齢などは明かさない」
「同じく部隊の救護班、エリザベスよ」
「同じく・・・前衛のエル」
「俺は前衛のエドだ」
「俺の名前はあかさない」
「もう、匿名君そろそろ名前明かしなさいよ」
「はぁ・・・」
「みんなそろってご挨拶か、俺は中野。れっきとした日本人さ」
「英語がぺらぺらそーすだな」
「ああ、留学が生きたぜ」
俺はコイツの・・・いや、中野の性格を判断してみた、これは冷静に分析した結果・・・自己中心的な性格ですね。本人は自覚していらっしゃらないようです。
「・・・・・・・・」
しばらくの間沈黙が訪れた。この沈黙が異様に可笑しいのだw
「しけたな」
「・・・ああ」
「俺たちは町を出るんだ、お前は?」
「・・・あんた等・・徒歩でこの町をでるのか?」
「そのつもりだが・・・」
「あんた等の移動速度だと・・・2日はかかるぜ?」
「ふぅん・・・お前がいい方法でも知ってそうな口調だな?」
「ああ、そのとおりだ」
「それはどんな手段だ?ま・・・・まさか」
多分・・俺の推理は間違ってはいない・・・・。コイツ車を使うきだな。
「俺の車は大型車だから・・・たぶん入るだろ、まってるヤツもいるし」
「入らなかったらどうするんだ?」
「最悪・・・ボンネットの上に乗ってもらうしかないな」
「てめえ、前も見えないぞ?俺が邪魔するからな?」
「待ってる人って女ですか?」
隊長がいきなり口を挟んだ。まったく、女好きだなこの人。
「あ、ああ」
中野は隊長の目にドン引きしている・・・・無理もないか、確かにこの人独身女性見ると目が猫の目になってるし。しかもこの人貧乏だし。
まあ、とりあえず俺たちは車へ向かうことにした・・・。

1958w ◆gNGqoADabQ:2008/12/13(土) 23:21:21 ID:???
バイオハザード・サバイバル〜武器調達〜
俺達は中野の車に案内されて薄暗い洞窟みたいなトンネルを歩いていった。歩いてる途中に水溜りがたくさんあり靴はびしょびしょでたまったもんじゃない・・・・。時々工事中のせいか岩肌がむき出しになっていて底から水がぽつぽつと落ちてきていた。トンネルで作業する人の気持ちが少しだが分かったような気がした。
「もうそろそろだ」
中野はそう告げると車のある方向を指差した。中には人影が見える・・・。
「ふぅん・・・4WDとは・・・」
隊長がすごいうらやましそうな目で中野を見つめた。中野はもうやっていられないのかため息をついた。中の女はこちらに気づいたのかこっちに向かって手を振ってきた。
「こっちこっち・・・・・ってずいぶんといっぱいじゃないの、こんなにどこから連れてきたの?」
「ん?とりあえず警察の死体を見に行こうとしたらあの巨人にあってな」
「ああ、あのタイラントってヤツよね」
「んで、しばらく様子をうかがってたらかるーくこいつらがピンチだったわけ」
「まあいいわ、とりあえず乗りなさいな」
「じゃあ遠慮なく・・・・」
こんなにやわらかいシーツに座ったのは何時間ぶりだろうか・・・。俺はシーツがこんなにもやわらかいことを知らなかった。
幸いにも俺達は全員乗れてボンネットに乗る・・・って言うことはなかった。
「さて、俺達が向かうのは警察署だ、とりあえずあそこは警官が落とした弾丸やピストルなどが落ちてるしな」
「あたいもこれを拾ったんだよ」
女はこちらにUSPを見せる。
このモデルは・・・口径は四十五口径のモデルだな・・・。フラッシュライトまでついてやがる。
とりあえず警察署に向かって武器を調達するのが目的だった。

1968w ◆gNGqoADabQ:2008/12/14(日) 22:19:20 ID:???
バイオハザード・サバイバル〜仲間を信じろ〜
ピーンというチャイム音が一階についたことを知らせてくれる。
この一階は細いろうかが特徴的だ。
異臭、恐怖とうめき声。
世界はそんなもので埋め尽くされた様な感覚がした。
「あぁあぁ!きゃああぁ!たす・・・助けてぇええぇ!」
「何だ?!どうし・・・た?」
そこにいたのは皮を引ん剥いた人間だった、筋肉が露出して、長い舌をシュルルと音を立てながら動かしてまさに恐怖の象徴だ。
「撃つんだ!ヤツが天井に張り付いている内に!!」
俺はためらわず発砲する、手には反動で独特の感覚が残る。
しかし、命中したのは背中だった。
すると兵隊たちは手持ちの銃を撃った、空の薬莢が床にカランと落ちていく。
するとヤツは天井から落ちてきて、うめき声を上げながら、息絶えた。

「ふぅ、危ないところだった、ヤツが地上に現れたら、頭を狙い打て」
「ッそんなこと言ったって俺たちには無理ですよ!」
「生き延びたければ・・・協力するんだ、仲間を信じろ」
俺はため息を漏らすと、一階の出口へと進んでいった。

1978w ◆gNGqoADabQ:2008/12/14(日) 22:22:08 ID:???
伝説・改さんの作品↓

1988w ◆gNGqoADabQ:2008/12/14(日) 22:22:48 ID:???
「バイオハザードタクティクス」〜選ばれし勇者たち〜11代目設立記念編

伝説・改「いや〜ついに11代目か〜」
クラウザー「長かったな」
伝説・改「なんでお前?!レオンは?!」
クラウザー「2ndseasonの撮影だ。代わりに2ndseasonで出番のない俺が代わりだ」
伝説・改「まあいいや。じゃあまずは・・・」
全員「気ちがいさん、11代目設立おめでとぉ〜!!」
伝説・改「ちょうど11代目の時にこのシリーズも2ndseasonに突入だからな・・・」
クラウザー「本当だな。・・・それにしてもなんで2ndseasonに俺が出てないんだ?」
伝説・改「誰がそんなこと言ったの?」
クラウザー「え?だって俺でれないと思ってたから・・・」
伝説・改「心配しなくても出れるよ」
クラウザー「よっしゃああ!!それにしても2ndseasonはどんな構成なんだ?」
伝説・改「こんな感じ」

       「アンブレラとゴールドマンの野望編」
              ↓
           「悠二救出編」
              ↓ 
          3rdseasonにつづく・・・
              ↓
         「さくらカード決着編」
              ↓
       「ロス・イルミナドス終焉編」
              ↓
          4tnseasonにつづく・・・
              ↓
   「バイオハザードタクティクスFinal・Plus編」
              ↓
             終わり

伝説・改「ってな感じ」
クラウザー「まあいい。じゃあ頑張ってくれ」
伝説・改「よっしゃあ!これからも「バイオハザードタクティクス」をよろしくお願いします!」

1998w ◆gNGqoADabQ:2008/12/14(日) 22:24:02 ID:???
「バイオハザードタクティクス」〜選ばれし勇者たち〜総集編

伝説・改「いや〜ついに2ndseasonか・・・短かったようで長かったような・・・」
レオン「なんかもう最終回みたいな言い方だなオイ」
伝説・改「じゃあやってみますか」
レオン「そうだな・・・それじゃあ・・・」
伝説・改「ついに2ndseason突入記念!」
レオン「あんなことこんなこといろいろあったぜ!」
伝説・改「バイオハザードタクティクス総集編スタート!!」

レオン「じゃあまず俺が出てきたシーンから・・・」

レオン「なんですか?バリーさん・・・」
バリー「お前はロゴスを知っているか?」
レオン「はい。あのザフト残党と手を組んだ・・・」
バリー「実はそのロゴスにアシュリーがさらわれてしまったそうだ」
レオン「?!そんなバカな・・・やつらはなぜ・・・」
バリー「そこでお前にアシュリーを救出してきてもらいたい」
レオン「了解!」

・・・アメリカ・エージェント事務所前・・・

レオン「一体なぜ・・・」

ゴゴゴゴゴゴゴ・・・

レオン「なんだ?!」

レオンの前に現れたのは地球連合軍の軍服を着た兵士が現れた。

連合軍「いたぞ!奴を捕まえろ!」
うおおおおおおお!!
レオン「くっ!これでもくらえ!!」

レオンのシカゴタイプライターが火を噴いた!

隊長「仕方がない!撤退だ!」

レオン「かっこいいな・・・俺・・・」
伝説・改「自分で言うなよ。じゃあ次は遼祐と彩菜の登場シーンから・・・」

日暮遼祐「よっしゃあああ!!ついに買ったぜ!「ドラゴンファンタジー」!」
山本彩菜「よくもまあ、そんなことで喜べるわね」
遼「当たり前だ!5時間も店に並んでやっと買えたんだからうれしいに決まってんだろ!」
彩「だからってなんで私まで並ぶ必要があるの?」
遼「まあいいじゃねえか。どうせヒマだったんだろ」
彩「まあそうだけど・・・」


伝説・改「な感じだったな」
レオン「おい。このままやってたら文字制限で終わらないぞ?」
伝説・改「じゃあまたいつか!」
レオン「おい!!」

2008w ◆gNGqoADabQ:2008/12/14(日) 22:28:14 ID:???
「バイオハザードタクティクス」〜選ばれし勇者たち〜PHASE27「死の街、悲しみの街」前編

あのラピュタ騒動から1年の年月が経っていた。さくら達も5年生になり、レオンも合衆国エージェントチームの副長になっていた。さらにクロウカードもすべてそろいケルベロスも真の姿を取り戻していた。でもまだ未だに世界が平和になったわけではなかった・・・

・・・2009年6月24日・御崎小学校・・・

さくら「もうあれから一年か〜」
小狼「なんか結構長かったような短かったような・・・」
さくら「でも世界は平和になってないんでしょ?」
小狼「まあな。でも最近はAMSや合衆国のエージェントの人たちが頑張ってるみたいだし・・・大丈夫だろ」
さくら「だといいけど・・・」
遼祐「でもまあ、アンブレラ残党ととゴールドマンが手を組んで作った新型BOWを開発してるって言うし・・・まあピンチになれば俺達もがんばろうぜ」
さくら「そうだね!」

ビービー・・・

さくら「何この音・・・?」
小狼「テレビか?」
遼祐「なんだ?」
知世「どうしたのですか?」
さくら「テレビから変な音が・・・」
小狼「スイッチも入れてないのに画面が映ってるんだ。なあ遼・・・あれ?」

遼祐「ち!こりゃあ分解してみねえとわかんねえな・・・だれか工具持ってない?」
小狼「持ってねえよ!」

プ!テレビの画面に謎の男が映っていた。ゴールドマンだった。

遼祐「な・・・なんだ?」
小狼「それにこの男・・・誰なんだ?」

ゴールドマン『ふふふふふ・・・AMS,およびオーブ連合首長国の諸君、さらに合衆国のエージェントと炎髪灼眼の少女に・・・3人の少年たちよ・・・」

・・・オーブ連合首長国・国防本部代表室・・・

オーブ重役A「だ・・・代表!」
カガリ「どうした?!」
武器商人「何かあったのかい?」
ルイス「俺たちの出番か?」
カガリ「黙れ!で、なんなんだ?」
オーブ重役B「テレビ画面に謎の男が!」
カガリ「なに?!」

・・・オーブ街・大型テレビ画面通り・・・

シン「な・・・なんなんだ?」
ルナマリア「ちょっと・・・あれってもしかして・・・」
キラ・アスラン「シン!」
シン「キラさん!アスランさん!いったいどうなってるんですか?」
キラ「僕たちも分からないよ!」

・・・御崎高等学校・・・

ゴールドマン『君たちに本当に世界という重いものを背負えるかどうか試してやろうと思ってね』

シャナ「・・・・・・」

2018w ◆gNGqoADabQ:2008/12/14(日) 22:29:14 ID:???
「バイオハザードタクティクス」〜選ばれし勇者たち〜PHASE28「決着がつく!っていい時に終わりの時間になることってあるよね」

あのラピュタ騒動からしばらく・・・遼祐達の小学校は夏休みになった。やることのなかった遼祐はゲームしかやらなかった。そんなある日・・・遼祐の、最悪の夏休みが始まろうとしていた・・・

・・・C,E75・8月16日・・・

この日、遼祐は木之本一家と共にお父さんの知人の別荘で2日間過ごすことになった。ここから悪夢の出来事起こるなど知る由もなかった。しかしなぜ悪夢が起きるのか?なぜならここは・・・雛見沢村(ひなみざわむら)なのだから・・・

・・・雛見沢村内・別荘・・・

さくら「ここが別荘なのお父さん?」
藤隆「そうだよ」
さくら「やった〜!」
遼祐「いいからてめえも手伝え」

遼祐は荷物など運んでいた。

さくら「はいはい」

さくらもめんどくさそうだったが、荷物を運んだ。

・・・雛見沢村内・別荘・さくらの部屋・・・

さくらは荷物を運んだあと、部屋でかばんからこっそり連れてきたケルベロスを外に出した。

さくら「ケロちゃん?大丈夫?」
ケルベロス「あかん・・・ちょっと疲れたからワイ寝るわ・・・」
さくら「お散歩行かないの?」
ケルベロス「暑い・・・」

遼祐「お〜いさくら!早くしろ!」

さくら「うんわかった!じゃあケロちゃん、お留守番頼むね」
ケルベロス「はいはい」

さくらは部屋を出た。

・・・雛見沢村内・学校近くの道路・・・

遼祐「あち〜・・・もう無理・・・さらば・・・」
さくら「ちょっと!何言ってるのよ!早く行きましょう!」
遼祐「つーかどこ行くんだよ。どこも行くところなんてね〜じゃねえか」
さくら「もしかしたら村の人達と友達になれたりして」
遼祐「はあ・・・」

キャア!キャア!キャア!

さくら「何の声?」
遼祐「なんかのイベントじゃねえのか?なんとか大会とか」
さくら「違うわよ。多分あの学校からじゃないかな?」
遼祐「気になるのか?」
さくら「うん!」
遼祐「はあ・・・」

・・・同じころ、アメリカ・エージェント事務所・・・

レオン「なんですかバリーさん。まさかまた事件でも・・・」
バリー「いや・・・今回はあの件とは関係ない」
レオン「じゃあ一体・・・」
バリー「お前には日本に行ってもらう」
レオン「日本?いったい何故・・・」
バリー「お前は雛見沢村連続怪死事件(ひなみざわむられんぞくかいしじけん)を知っているか?」
レオン「確かC,E71から74にかけて4年連続に綿流しの晩に人が1人死に、1人行方不明となっているって言う事件ですか?」
バリー「ああ」
レオン「でもあの事件は殺人事件、事故死、病死ということで解決しており、特に祟りと呼べるほど不審なところはないですよ」
バリー「実は、あの村では村人達ではある噂があってな」
レオン「噂?」
バリー「被害者がダム計画の関係者であることから、村人は「村をダムに沈めようとしたからオヤシロさまの怒りに触れた」と考え、この事件を通称「オヤシロさまの祟り」と呼ぶようになったらしい」
レオン「ダム計画って確か・・・」

2028w ◆gNGqoADabQ:2008/12/14(日) 22:30:44 ID:???
バリー「ああ。雛見沢の土地一帯を丸ごと水没させ、大規模なダムを建設する計画だ。日本の高度経済成長に伴って治水と電力供給が急務となり、全国でダムが集中的に作られた時代背景の中持ち上がったあの計画だ」
レオン「それを俺が調査しろと?」
バリー「すまないな。給料も上げとくから」
レオン「わかりました。早速今日行ってきます」
バリー「気をつけるんだぞ」
レオン「はい」

扉が閉まった。

・・・雛見沢村内・雛見沢分校校庭近く・・・

さくら「この学校って人数少ないんだ」
遼祐「まあしょうがねえよ。住んでる人の人数が少ないんだもの」
さくら「そうなんだ。たまには遼祐くんもちゃんとしたこと言うんだ」
遼祐「なにそれ?俺ってそんなに変なことばっか言ってた?」
さくら「うん」
遼祐「はあ・・・」
さくら「まあまあ。そんなことより早く行きましょう!」
遼祐「おい!お前は走っちゃいけな・・・」

ゴン!さくらは誰かとぶつかった。

遼祐「あいつ運動神経いい割にはよく人にぶつかるよなぁ」

さくら「す・・・すいません!お怪我はありませんか?!頭打ってませんか?」
???「いや大丈夫だから・・・君も大丈夫?」
さくら「は・・・はい!」
遼祐「ほらみろ。お前は人にぶつかりやすいんだから歩いたほうがいいんだって」
さくら「そんなにぶつかりやすい?」
遼祐「かなり・・・あ、本当にすいません・・・こいつが迷惑かけて・・・」
???「いいんだよ。俺も走ってたから・・・」
遼祐「もしかして・・・キラ?」
???「それ誰?」
遼祐「いや・・・だって声が一緒だから」
???「俺は前原圭一(まえはらけいいち)だ」
さくら「私、木之本桜って言います」
遼祐「俺は日暮遼祐だ。よろしく」
圭一「こちらこそ」
遼祐「(前原圭一?まてよ・・・どっかで聞いたことあるような・・・)」

2038w ◆gNGqoADabQ:2008/12/14(日) 22:31:31 ID:???
「バイオハザードタクティクス」〜選ばれし勇者たち〜PHASE29「王国の復活、ムスカの復活」

・・・???・・・

???「来たまえ。ぜひ、見てもらいたいものがある」
???「すばらしいよムスカくん!最高の船だ!ムスカ、あの少女はどうするんだ?」
ムスカ「心配はいりません。夜明けと共に発信するつもりです。閣下」
閣下「ふふふふふふふ・・・はーーーーはははははは!!」

・・・雛見沢村・あのごみ山・・・

遼祐「ったくよ〜もうちょい村の方で整理すりゃあいいのによ・・・」
さくら「まあそうだよね」
遼祐「はあ・・・ん?あれってキラ(圭一)じゃないか?」
さくら「なにやってるんだろう・・・」

圭一「・・・・・・」
遼祐「ようキラ!どうかしたか!」
圭一「わっ!驚かすなよ・・・」
遼祐「何やってるんだ?こんなところで・・・」
圭一「ちょっと考え事をね・・・」
遼祐「何を考えてたんだ?」
圭一「・・・・・・・」
遼祐「まあ別に話したくないならいいけどよ・・・」
圭一「だれにも絶対に言わないか?」
遼祐「・・・ああ・・・俺は約束は守る」
圭一「俺のクラスに竜宮レナっているんだ」
遼祐「んで?」
圭一「そいつは実は・・・」

バーン!!カキーン!!

遼祐「な・・・なんだ?!」

そこではムスカがレナを追いかけまわしていた。しかしレナはムスカに捕まってしまった。

レナ「あ・・・あなたは誰なんです?!」
圭一「レナ!」
ムスカ「小増!娘の命と引き換えだ!石のありか・・・」

セリフを全部言い切る前に遼祐が拳銃を炎龍剣で吹き飛ばした。その衝撃でムスカは吹き飛ばされた。

レナ「圭一くん!」
圭一「レナ!」

ムスカ「ちぃ・・・」
遼祐「てめえやっぱり生きてやがったが・・・」
ムスカ「言葉を慎みたまえ。君はラピュタ王の前にいるのだ」
遼祐「お前は何が目的なんだ・・・?」
ムスカ「これから王国の復活を祝って諸君にラピュタの力を見せてやろうと思ってね」
遼祐「じゃあラピュタは・・・?!」
ムスカ「そのとおり。復活したのだよ。今回は時間がないため帰還するが次あった時は人生の終わりと思いたまえ」

ムスカは走り去っていった。

遼祐「こりゃあまためんどくせえ事になりそうだな・・・」

2048w ◆gNGqoADabQ:2008/12/14(日) 22:32:27 ID:???
「バイオハザードタクティクス」〜選ばれし勇者たち〜PHASE30「雛見沢分校籠城事件?!」

ムスカと出会って、2日が過ぎた・・・遼祐達が帰る日・・・ついにとんでもないことが起きた・・・

・・・雛見沢分校・教室・・・

圭一「(今日もレナは来なかった・・・)」

レナはムスカが現れてその次の日から学校に来なくなった。

知恵留美子「前原君」
圭一「は・・・はい」
知恵留美子「お客さんですよ。あと園崎さん」
園崎魅音「はい」
知恵「ちょっと職員室まで来てください」
魅音「は〜い」
圭一「なにかやらかしたのか?」
魅音「そんなことしないわよ」

・・・雛見沢分校・玄関・・・

圭一「でもお客さんって・・・あ、なんだ遼祐か・・・」
遼祐「なんだよ、おれじゃいけないのか?」
圭一「別にいいけど・・・何の用事だ?」
遼祐「一昨日のムスカのことだけどよ・・・」
圭一「どうしたんだ?」
遼祐「お前ら青い石もってないか?」
圭一「なにそれ・・・?」
遼祐「知らないならいいけど・・・それよりさ・・・お前もしかして、死体を埋めてないか?」
圭一「(ビクッ!)し・・・知らないな・・・どうしたんだ?」
遼祐「昨日、黒いスーツを着た変な奴らが山で地面を掘ってたんだよ」
圭一「そ・・・それで?」
遼祐「・・・なーんて・・・お前がそんなことするはずないだろ」
圭一「そ・・・そうだよ・・・ははははは・・・」
???「もうちょっと詳しく話してくれないかな・・・」
圭一「!!!・・・レ・・・レナ?!」

レナは小さい女の子の首に鉈を置いてこっちに歩み寄ってきた。

遼祐「おい・・・お前、何の真似だ?」
レナ「死体を見たの?」
遼祐「知らねえよ。マジで冗談で言っただけだよ」
レナ「・・・ならいいわ」
圭一「レナ!お前一体・・・」
レナ「圭一くんに遼祐くん・・・ちょっと教室にみんなを集めてくれないかな?じゃないと・・・この子の首が飛ぶからね」
遼祐「おとなしく言う事を聞いたほうがいいな・・・キラ・・・言う事を聞け」
圭一「わ・・・わかった・・・」

二人は廊下を走り、生徒全員を教室に連れていくことにした。

レナ「・・・・・・」
女の子「ひっく・・・うえ〜ん・・・」

それからしばらく経って教室に全員集めた。はたしてどうなってしまうのか?!

2058w ◆gNGqoADabQ:2008/12/14(日) 22:34:13 ID:???
「バイオハザードタクティクス」〜選ばれし勇者たち〜PHASE31「裏切りって言うのは理由があってするもんだ」

魅音「どうしたの圭ちゃん?みんなを集めて・・・今はレナが家出してるから先生が探しに行っていないからいいけど・・・それにそこの子誰?」
圭一「いや・・・ちょっと・・・」

ガラ・・・教室のドアが開いた。

魅音「今度は誰・・・ってレナ?どうしたのこんなところで・・・って・・・」
レナ「ごめんね・・・みんなを集めたのは私なの」
沙都子「その前にどうしてその子を鉈で人質みたいにしてるのですか?」
レナ「・・・・・・」

レナは鉈で教壇を思いっきり叩きつけた。

全員「・・・・・・」
レナ「全員黙ってそこに伏せろ!!もし変な行動を誰かがとったらそいつを殺してそのあとランダムにもう一人殺す!!・・・いや・・・ランダムじゃなくてこうしよう。たとえば出席番号1番の坂田銀時くんが変な行動をとったら11番のヅラ小太郎・・・」
桂小太郎「ズラじゃない・・・桂だ!」
坂田銀時「お前一番に殺されるぞ!!」
レナ「・・・桂君が殺される・・・こうするわね。圭一くん。後ろのロッカーの縄とびでみんなを縛ってくれる?」
圭一「わ・・・わかった・・・」

圭一は言うとおりに全員を縛りつけた。

レナ「絶対に変な行動はとらないでよ。とったら本当に殺すからね」

ファンファン・・・

遼祐「パトカー・・・警察か」

・・・雛見沢分校・校門付近・・・

大石「う〜む・・・まさか学校で立て篭もりとは・・・犯人は一体何を考えてるんだ?」
赤坂「警部!犯人の確認が取れました!」
大石「誰なんだ?」
赤坂「犯人は・・・竜宮礼奈です」
大石「なに?!」
杉上「警部。ここはやはり冷静に待っていたほうがいいのではないのでしょうか?」
亀谷「でも左京さん。もし犯人がみんなを突然殺したりしたら・・・」
杉上「恐らくそれはないでしょう」
亀谷「え?どうしてですか?」
杉上「なんとなく」
亀谷「・・・・・」

車が一台止まった。中からレオンとパワプロくん、矢部が出てきた。

大石「誰だ?あ・・・あなたはもしかして・・・」
レオン「合衆国エージェント、レオン・S・ケネディです」
大石「大石蔵人(おおいしくらうど)警部です。このたびはわざわざご苦労さまです」
矢部「ふ・・・後はおいらに任せるでやんす!」
パワプロ「矢部君・・・俺たちは関係ないよ」

2068w ◆gNGqoADabQ:2008/12/14(日) 22:34:47 ID:???
「バイオハザードタクティクス」〜選ばれし勇者たち〜PHASE32「もう40分もない」

レナは警察に手紙を送り、そこにはとんでもないことが書いていた。それは、学校に時限爆弾を仕掛けていることが書かれていた。大石警部はそのことをこの手紙を読む前に渡した通信機で知らせた。そして圭一はレナを騙し、爆弾を探すために学校中を探した。そして圭一は倉庫につながっているコードを発見した。そこに爆弾が仕掛けられているはずだ。と圭一は確信した。しかしそれはダミーの爆弾で本物は別のところにあった。そしてレナは圭一を発見し、圭一は絶体絶命だったが、間一髪で仲間によって助けられ、教室に戻った。そしてそこではすでに縄をほどき、みんなを助けている沙都子がいた。そして沙都子は圭一に兄である悟史のバットを渡した。本当の爆弾の場所がわかった圭一は学校の屋根に向かった。

・・・雛見沢分校・屋根・・・

圭一「これか?!」

圭一は爆弾を発見した。しかしあまりにも重すぎて屋根から落とせなかった。あと15分しかない。

圭一「どうすれば・・・?!」

圭一は見てしまった。レナはすでに追いついていた。

レナ「よかった。残念だったね圭一君。その爆弾はプロが作った爆弾だから停止はできないよ。
圭一「くそ!!どうすれば・・・」
レナ「ここで・・・死ね!!」

トコ・・・一つの足音が聞こえた。レナと圭一は後ろを振り向いた。そこには炎龍剣を持った遼祐がいた。

遼祐「宇宙一バカな小学生だ・・・コノヤロー」

そういうとニコッと笑った。

遼祐「よーキラ。まだ生きてたか」
圭一「キラじゃない。圭一だ」
遼祐「どっちでもいいさ・・・ほらよ」

遼祐は紙飛行機を圭一に投げた。圭一はそれをキャッチした。

遼祐「俺が時間稼いでるから、その間に爆弾解体しろ。それ見ながらならできるだろ」
レナ「お前・・・一体それをどこで?!あの時私が捨てたはず・・・」
遼祐「バッキャロー・・・学校のトイレの上に捨ててあったぜ。そんなところに捨ててありゃあ誰だっておかしいと思うぜ」
レナ「・・・・・・」
遼祐「お前、昨日の夜に色々準備してたんだろ。ガソリンを教室に隠したり、それを学校で変な奴らにもらったり・・・」
レナ「なんでそれを?」
遼祐「元々俺はそれを言いに来るためにここに来たんだ。バラバラ死体のことも一緒にな」
圭一「じゃあやっぱり・・・」
遼祐「全部知ってたぜ。まあ爆弾のことはさっきレオンから聞いたけどな」
圭一「・・・・・・」
遼祐「あと聞いたぜキラ。おまえだったんだろ?連続少女襲撃次元の犯人って・・・」
圭一「!!!!」
遼祐「でもまあ俺は責めねえよ。自分で自首して罪を償ったんだ。誰か見てえにそんな事でどうとかこうとか言いやしねえよ」
圭一「お前・・・」
遼祐「さあてお話はお終いだ。とっとと終わらせてやるか・・・」

そういうと遼祐は炎龍剣をさやから引き抜いた。

レナ「・・・・・・」
遼祐「・・・・・・」

二人は一斉に素早い動きで剣と鉈を混じりあわせた。

レナ「もしこれで雛見沢がなくなっちゃったら二人のせいだからね。せっかく私が警察に全部話したのに・・・そんな全力でここに走ってきてスタミナがもうなさそうな体で何ができるって言うの?」
遼祐「そう言うお前もどうした?目の色が変わってるじゃねえか。変なもん食って体がおかしくなっちまったのか?」
レナ「おかしくなったのはあんたでしょ!!!」

レナは遼祐の心臓をつかんだ。遼祐は炎龍剣ではじき返した。

レナ「どうしたの?血が出てるわよ・・・?!」

レナの指と指の間が切れていた。

遼祐「おいおいどうした?血が出てるぜ」
レナ「あっははははははは!!」

そういってレナは遼祐に猛ダッシュで襲ってきた。はたして勝負の行方は?!

2078w ◆gNGqoADabQ:2008/12/14(日) 22:36:24 ID:???
「バイオハザードタクティクス」〜選ばれし勇者たち〜PHASE33「激突!遼祐VSレナ!」前編

・・・雛見沢村・山中・・・

レオンは山中を歩いていた。パワプロや矢部もついてきていた。

パワプロ「レオンさん・・・一体どこに行く気なんですか?」
矢部「今はあの学校の事件をしないといけないでやんすよ」
レオン「・・・・・・・」
パワプロ「どうしたんですか?レオンさ・・・あの人は?」

3人の前にはフードをかぶった謎の男がいた。

レオン「やはり貴様も復活していたか・・・サドラー」
パワプロ・矢部「?!」
サドラー「ふふふふふふふふ・・・久しぶりだな。レオン・S・ケネディよ・・・」
レオン「あの少女に何をした?」
サドラー「ああ・・・竜宮礼奈とか言うやつのことか・・・彼女は自分から寄生体を入れてほしいと昨日の晩に私に言ってきたのだよ」
レオン「それで彼女はあんなに頭が働くようになったのか」
サドラー「すべて私の指示通りだよ。もう奴は人間ではない・・・戦うために生まれた戦士だよ」
レオン「貴様・・・!!」
サドラー「見たまえ。あの少年を・・・なんて無謀なことを・・・」

・・・雛見沢分校・屋根・・・

レナ「えええい!!」
遼祐「こんのぉぉぉ!!」

圭一「急がないと・・・あと・・・9分?!このままだと遼祐が・・・」

・・・雛見沢村・山中・・・

サドラー「ははははは!すべて私の計画通りに行ったよ!彼女は新たなる寄生体の実験体となり見事に実験を成功させた!」
レオン「新たなる寄生体?どういうことだ?!まさか貴様は・・・」
サドラー「そうだ・・・新たなるプラーガ・・・「プラード」だ」
レオン「プラード・・・?!」
サドラー「すでにこの村の何人かにはそれを入れてある。まもなく来るだろう・・・」
パワプロ「そんな・・・あなたは人間を何だと思ってるんだ!!」
サドラー「黙りたまえ!虫けらどもめ!!」

サドラーはルイスを串刺しにした、あの尻尾を出し、レオン達をなぎ払った。

レオン「跳ねあがれ!!」

3人はジャンプした。

サドラー「さすがレオンだ。私を倒しただけのことはある」
レオン「2人はどこかに隠れてろ」
矢部「わかったでやんす!」

2人は隠れた。

サドラー「ふふふふふ・・・あの少年も馬鹿なやつだ・・・プラードに寄生された彼女には勝てまい・・・」

屋根に煙が見える・・・おそらく誰かの一撃が決まり、吹っ飛ばしたんだろう。煙が晴れていく・・・そこには倒れているレナの姿があった。

サドラー「なに?!」
レオン「・・・・・・残念だったな・・・どうやら遼祐の方が一枚上のようだったな」

2088w ◆gNGqoADabQ:2008/12/14(日) 22:37:49 ID:???
サドラー「ばかな・・・そんなはずはない!!プラードは同じ敵と何度も戦っていると敵のデータを更新し、プラードの方が強いはず・・・!!」

・・・雛見沢分校・屋根・・・

遼祐は胸を押さえてぜえぜえ息を吐いていた。

遼祐「くそ・・・!!ちょっとおかしすぎるくらい強いぜ・・・」
レナ「はあ・・・はあ・・・うわああああああ!!」

レナは遼祐にもう突進していったが遼祐も超反応でかわし、剣をレナに下ろした。もちろん当たったわけではないがおそらく二人は・・・

・・・雛見沢村・山中・・・

サドラー「ほぼ互角・・・いやそれ以上の力があるというのか?!」

・・・雛見沢分校・屋根・・・

遼祐「うおおおおお!!」
レナ「はあああああ!!」

サドラー「(まさかやつは・・・この戦いでプラードを上回る速さで成長している・・・!!奴の体の奥に眠る・・・潜在的能力が爆発しているとでも言うのか?!)」

2098w ◆gNGqoADabQ:2008/12/14(日) 22:38:48 ID:???
「バイオハザードタクティクス」〜選ばれし勇者たち〜PHASE34「激突!遼祐VSレナ」後編

遼祐「・・・・・・」

遼祐の蹴りがレナの鉈を持っている手に命中した。結構痛そうだ。

レナ「ッ!!」
遼祐「さあ・・・武器はなくなったんだ。もう終わりにしようぜ」
レナ「なにを・・・?!なにあれ?!」
全員「?!」

空に巨大な船が浮かんでいた。見た目は海で見かける船だがなぜ空を浮かんでいるのだろうか?

遼祐「まさか・・・」

・・・船・操縦室・・・

ムスカ「閣下。もうそろそろラピュタは近づいてくるでしょう」
閣下「本当かねムスカくん?!」
ムスカ「大声を出さないでください。お静かに!」
ザラ派ザフト兵「大佐!レーダーにラピュタの反応が出ています!あと1分で来るでしょう」
ムスカ「よし!ラピュタ調査班は私について来たまえ」

・・・雛見沢・山中・・・

レオン「なんだあれは?!」
矢部「飛行物体でやんすね」
パワプロ「どうするんですかレオンさん?!」
レオン「お前たちは警察のところに行け!俺も後で行く!」
矢部「わかったでやんす!!」

二人は走って警察のところに向かっていった。

サドラー「ふふふふふ・・・」
レオン「何がおかしい?」
サドラー「馬鹿め・・・すでに村内の村人はプラードに侵略されているのに・・・」
レオン「!!!く・・・今回はどうしようもできないから逃がすが次あった時はお前を・・・ぶっつぶす」

レオンも山を降りた。

サドラー「ふふふふ・・・はははははははは!!」

・・・雛見沢分校・屋根・・・

遼祐「ありゃあ・・・ラピュタ?!ムスカの言っていることは本当だったのか!!」
圭一「遼祐!!ここは俺が食い止めるから早く行け!!」
レナ「逃がさない・・・!!」

レナが再び襲ってきたが圭一の助けによってなんとか救われた。

遼祐「キラ・・・」
圭一「早くしろ!!」
遼祐「くっ・・・!!死ぬんじゃねえぞ!!」

遼祐は屋根から降りた。

レナ「これで人類が滅んじゃったら圭一君と遼祐君のせいだからね。せっかく私が宇宙人から人類を必死に守ってあげようとしたのに」
圭一「はあ?宇宙人?そんなのいまどき誰が信じると思ってんだ?」
レナ「・・・!」
圭一「そんなに信じさせたければ俺たち部活メンバーには簡単な方法があるだろ」
レナ「勝った方が正義・・・だね」
圭一「そういうこと」

レナは圭一にダッシュで距離を縮めて行った。

2108w ◆gNGqoADabQ:2008/12/14(日) 22:39:27 ID:???
「バイオハザードタクティクス」〜選ばれし勇者たち〜PHASE35「普通の世界に・・・」

圭一「俺に負けた時は・・・そんときゃあ覚悟しとけよ・・・」
レナ「私に勝ったらどうするって言うの?」
圭一「もちろん・・・俺専属のメイドさんだよなぁ・・・朝はおはようございますから夜はお休みなさいまで・・・」
レナ「あっははははは!!圭一君らしいなぁ〜」

圭一はそのまま一度後ろに下がりそのままレナに突撃した。


亀谷「前原さん!飛び降りて!・・・どうしましょう・・・?左京さん?」
杉上「あ・・・すいません。つい見とれてしまいましてね」
桂「前原さん!がんばれー!」
高杉「もうちょっと左だ!」
坂田「落ち着いて行け!!」

ガキン!カーン!

レナ「・・・!!」
圭一「あの時・・・水鉄砲で一騎打ちしたとき思ったな・・・こんな闘いしてみたいって」
レナ「思ってた!」
圭一「この緊張が溜まらねえぜ!!決着がつくことすら興ざめするぐらいなぁ!!」
レナ「あっはははは!負けても恨まないでね!!」

ガキン!カキン!

圭一「じゃあもう一度確認するぜ・・・俺が勝ったら俺専属のメイドさんだ・・・人前ではこれが私のご主人さまですってちゃんと紹介するんだぞ!」
レナ「かわいい服じゃないと駄目だよ」
圭一「それは任せろ!監督の完全監修のもとちゃんと取り揃えてあるぜ!!」
レナ「すごいすごい!負ける気なんてさらさらないけどなんだか楽しそう!」
圭一「次はレナが勝った番だ!」
レナ「え?」

2118w ◆gNGqoADabQ:2008/12/14(日) 22:40:43 ID:???
圭一「レナが勝ったら・・・俺はレナの話を信じる」
レナ「・・・・・・」
圭一「宇宙人に侵略されるって話を信じてやる。お前が喉をかきむしって死んでも・・・その時はちゃんとみとってやるから・・・安心しろ」
レナ「・・・・・・なんだか・・・私が勝ってもつまんないね」
圭一「なんだよ。変えるのか?」
レナ「私も・・・圭一君と同じご褒美がいいな」

圭一の前にはみんなが知っているレナの笑顔があふれていた。

圭一「俺がメイドかよ!!」
レナ「別にメイドじゃなくてもいいよ。朝はおはようございます。夜はおやすみなさい・・・あ、それじゃあ私たちずっと一緒なんだね」
圭一「一緒ではあるが待遇はちがう」
レナ「ふふふ・・・」
圭一「そんじゃあ先に言っとく・・・楽しかったぜ!」
レナ「私も・・・だよ」

もう憎しみも何も関係ない。二人は普通に決着をつけようとしていた。二人は猛ダッシュで相手に向かっていった。どちらかの武器が宙に浮かんだ。

・・・ラピュタ・上の城・・・

ムスカ「急げ!早くラピュタの科学を集めるのだ!」
閣下「ムスカくん。なぜここにわざわざラピュタを持ってきたんだ?」
ムスカ「ここに石がありそうかと思いましたが、ありませんでした。ついでなのでここを焼き払おうと思ってるのでね」
閣下「よーし!船に残っているものにタンホイザーを起動せよと言っておいてくれ!!」

???「そんなことさせない!」
ムスカ「誰かね?!」

ムスカ達の近くにマントで身を隠している謎の人物がいた。

???「これ以上人が血を流すのは見たくない・・・」

マントが風で吹き飛ばされた。その丁度のタイミングで遼祐が来た。

遼祐「ムスカ!!しつこいからもうマジでぶっつぶす・・・?!お前・・・まさか・・・」
彩菜「久しぶりね。遼祐」

・・・雛見沢分校・屋根・・・

レナが圭一に馬乗りで乗っかっていた。どうやら圭一のバットが吹き飛んだらしい。

2128w ◆gNGqoADabQ:2008/12/14(日) 22:41:13 ID:???
「バイオハザードタクティクス」〜選ばれし勇者たち〜PHASE36
「悪夢はすべてぶっ壊す!!」

圭一「仲間に・・・仲間に相談すればよかったんだよ!簡単なことだったんだ・・・」
レナ「そうだよね・・・そうだよね・・・」

レナはそのあと圭一に抱きつきものすごい勢いで泣いた。(事情があって中途半端なところで始ってます。すいませんでした。いつか完全版を書きます。)

圭一「悪夢は・・・すべてぶっ壊してやるぜぇぇぇぇぇーーーー!!!」

圭一はそのあと、分校の近くにいた警察やクラスのみんなにそう言ったらしい・・・

・・・ラピュタ・上の城・・・

遼祐「お前・・・なんで・・・」
彩菜「いろいろあったのよ。迷惑かけてごめんね」

後ろから兵士が襲ってきそうだった。

遼祐「けっ!やっぱ生きてやがったか!」

遼祐は炎龍剣で後ろの兵士をなぎ払った。

彩菜「なにそれ?!私が生きてちゃいけないの?!」

彩菜も兵士を蹴り飛ばした。

遼祐「バカ野郎!うれしいんだよ!てめえが生きてて!!」

遼祐も次々と兵士を斬り飛ばしていった。

彩菜「だったらそうだっていってくれればいいのに!!」
遼祐「うるせえ!俺が口下手なの知ってるくせに!」
彩菜「口喧嘩じゃああんた強いじゃない!!」

二人は背中合わせで口論しはじめた。

遼祐「おまえの方が強いだろ!」
彩菜「なによ!一回だけ勝ったじゃない!」
遼祐「一回はまぐれだ!!2回目から実力なんだよ!」

・・・ラピュタ・上の城・屋根・・・

弓肥田「あの女・・・生きてやがったのか・・・」
伊豆夫「どうする?一応撃退命令出てるけど」
弓肥田「とりあえず様子を見るぞ」

・・・ラピュタ・上の城・・・

彩菜「遼祐!世の中なかなかうまくいかないわね!!」
遼祐「何だよ突然!!」
彩菜「昔の友達も変えられないなんて!!」
遼祐「彩菜!お前に友達なんていたのか?!そいつは勘違いだ!!」
彩菜「殴られたいのあんたは?!」

二人は再び背中合わせになった。

彩菜「遼祐!あんたは変わらないでよ!あんたが変わったら少し骨が要りそうだから」
遼祐「てめえが変わった時には真っ先に斬ってやるよ!」

二人はそう言うと屋根の方を見た。そして遼祐は炎龍剣を、彩菜は拳を弓肥田たちの方に向けた。

彩菜「弓肥田!!そう言う事よ!!」
遼祐「今度会った時は仲間もくそも関係ねえ!!」
遼祐・彩菜「全力で・・・てめえをぶっ倒す!!」
遼祐「せいぜい街でばったり会わねえように気をつけるこったな!!」

遼祐と彩菜はそのまま地上に飛び降りた。

2138w ◆gNGqoADabQ:2008/12/14(日) 22:41:54 ID:???
「バイオハザードタクティクス」〜選ばれし勇者たち〜2ndseasonFINALPHASE「別れは突然やってくるもんだ」

・・・雛見沢分校・校門前・・・

大石「な・・・なんなんだこいつらは?!」
亀谷「こいつらってもしかして・・・」
杉上「ええ。二年前のガナード事件にそっくりです」
レオン「くそ!!あいては人間・・・どうすればいい・・・」

その時、上空にヘリコプターがやってきた。

???「レオン!大丈夫か?!」

そのヘリコプターからクラウザーが現れた。

レオン「クラウザー?!なぜここに?!」
クラウザー「事情は大体把握した!これを受け取れ!」

クラウザーは大きなアタッシュケースを渡した。

レオン「これは?!」
クラウザー「それは体内の寄生体を消滅させる特殊弾だ!ハンドガンにしか使えないぞ!!」
レオン「わかった!」

レオンはその後、プラードに寄生された村人を救い「雛見沢分校篭城事件」は解決した。

・・・雛見沢・別荘・・・

さくら「お父さん。これで全部?」
藤隆「うん。ありがとうさくらさん」
桃矢「さくら。早くしないと置いてくぞ」
さくら「も〜。遼祐くん。彩菜ちゃん。行こう」
遼祐「え?ああ・・・うん」
さくら「どうしたの?」
彩菜「こいつは朝起きて3時間ぐらいは頭が働かないのよ」
さくら「そうなんだ」
遼祐「うっせーなぁ・・・余計なこと言うな」

その時レナと圭一がやってきた。

遼祐「あれ?どうしたんだ?」
圭一「お前らがもう帰るって言うから・・・」
レナ「お別れを言いに来たんだよ。だよ」
彩菜「そうなんだ」
圭一「本当にごめんな。こんなことに巻き込んで」
遼祐「気にすんな。気にすんな。これでまた友達ができたんだ。いいと思っとくよ」
レナ「ありがとうね。あ、そうだ!ねえねえ。ちょっと来てくれる?」
遼祐「え?でも・・・」
藤隆「行ってきてもいいよ」
さくら「ありがとうお父さん!」

という訳でどこかに連れて行かれた3人・・・

・・・???・・・

遼祐「どこここ?」
さくら「レストランみたいだけど・・・」

と、そんなこと言ってる間に圭一がメイド服で遼祐たちの前に現れた。

さくら「ちょ・・・圭一さん・・・プププ・・・」
彩菜「くすくすくすくす・・・」
遼祐「ぎゃあはははははは!!ヒーヒーヒー・・はははははははは!!」
レナ「はぅぅぅぅ!お持ち帰りぃぃぃぃぃ!!」
圭一「え?!俺可愛いの?!」

遼祐は二人をみていて・・・

遼祐「(もしかしたらこの二人・・・この村の事件を解決できるかもしれないな・・・)」

と言っていたらしい。

2148w ◆gNGqoADabQ:2008/12/14(日) 22:42:40 ID:???
「バイオハザードタクティクス」〜選ばれし勇者たち〜PHASE37「質問するときはまず自分から」

あれからしばらく・・・CE75、10月27日・・・この日遼祐、シン、ルナマリアはオーブ街を歩いていた。

・・・オーブ街・巨大テレビ前・・・

シン「なんでこんなことしてるんだっけ?」
ルナマリア「忘れたの?アスランから来てくれって言われたんでしょ」
シン「あ、そっか」
ルナマリア「もう!」
遼祐「わかったから早く行こうぜ」

しばらく歩いていると小さな宝石のようなものが落ちていた。

シン「なんなんだこれ?」
ルナマリア「どう考えても宝石ね」
遼祐「なんでこんなところに?・・・!!!」

すると宝石からまばゆい光が現れ、3人はその場から消えてしまった。

・・・???・・・

シン「いてててて・・・ここは?・・・?!ルナ?!大丈夫か?!」
ルナマリア「うん。私は大丈夫」
シン「よかった・・・あれ?遼祐は?」
ルナマリア「さあ?」

・・・???・・・

遼祐「うひゃああああああ!!」

どんビラガッシャーン!!

遼祐「いって〜・・・あれ?ここは?」

遼祐は周りを見てみた。どうやら建物と建物の間の通路だそうだ。

遼祐「ここどこ?」

とりあえず歩いてみた。もしかしたら何か分かるかもしれない。そう信じた遼祐は建物と建物の間の通路から出てみた。すると・・・

遼祐「へ?」

遼祐の周りには何故かはわからないが人がたくさん立っていた。みんな同じ服を着ているので通行人ではないと思う。そう思っていた。

遼祐「え・・・?どうなってんの?」
???「すいません。あなたのお名前は?」

真ん中の方からオレンジと茶色が混じったような色をした髪の長い女性が質問してきた。

遼祐「は?質問するのはこっちだぜ。これはどういうことなんですか?」

遼祐は強気で言い返した。

???「私たちは時空管理局のものです」
遼祐「時空管理局?なにそれ?」
???「やっぱり情報通りだわ。連れて行って」
???「は!おい行くぞ!」
遼祐「HA☆NA☆SE!!」

そのまま遼祐は連れて行かれた。時空管理局・・・いったい何者なのか・・・

2158w ◆gNGqoADabQ:2008/12/14(日) 22:43:40 ID:???
「バイオハザードタクティクス」〜選ばれし勇者たち〜PHASE38「時空管理局の謎」

・・・???・・・

暗い霧の中・・・その中にある組織の本拠地があった。

・・・謎の基地・王座があるところ・・・

弓肥田「なんで俺が今回は待機なんだ?」
伊豆夫「さあな・・・おそらくあの魔法使いがお前のこと嫌いだからじゃないか?」
弓肥田「あの女・・・いつか必ず殺す・・・!!」
伊豆夫「じゃあ俺はそろそろ出撃だ」
弓肥田「気をつけろよ」
伊豆夫「分かってる」

・・・謎の基地・機関室・・・

プルルンプルルン・・・無線の音だ。謎の男は無線機を持った。

???「こちらスネーク。大佐。聞こえるか?」
ムスカ「私はムスカ大佐だ。状況はどうだ?」
スネーク「やはり、地上へのルートは昇降機だけらしい」
ムスカ「そうか・・・まいい。ではかえって来たまえ。いい子だから!!」
スネーク「了解」

・・・時空管理局・牢屋・・・

遼祐「なんで俺が逮捕なんだ?!ふざけんな!責任者出て来い!!」
シン「うるさいぞ。少しは黙れ」
遼祐「シン?!なんでお前が?!」
シン「知らねえよ。バカでかい機械のパンチグローブ持った女に殴られて気絶して気がついたらここにいた。なあルナ?」
ルナマリア「うん。私はシン抱えて逃げたんだけど銃持った女の子に足撃たれて逮捕されちゃった」
遼祐「はあ・・・で?これからどうするんだ?弁護士でも呼ぶか?」
シン「別の世界だから呼べねえよ」
遼祐「はあ?」

2168w ◆gNGqoADabQ:2008/12/14(日) 22:44:27 ID:???
ルナマリア「別の世界?!本当なのシン?!」
シン「見たところかなり科学は進んでるし、それに・・・」

ガチャ・・・牢の扉が開いた。

時空管理局「出ろ」
3人「???」

・・・時空管理局・待合室・・・

???「ごめんなさいね。あなたたちは被害者だったのね」
シン「?・・・???なんか状況が良く読めないんですが・・・」
???「あ、ごめんね。私は高町なのは(たかまちなのは)。時空管理局、機動六課の副指揮長です」
シン「自分はシン・アスカ。こっちはルナマリア・ホークで、日暮遼祐です。よろしく」
なのは「こちらこそ、よろしくおねがいしますね」
ルナマリア「ところでなんで私達がこんな目に?」
なのは「実は3日前から別の世界の人物がこっちの世界に来る・・・と言う事件が多発してるの」
遼祐「そうなんだ」
なのは「たとえばあの人も・・・」

3人は後ろを振り向いた。レオンが歩いていた。

遼祐「お前もかい!!」
レオン「お前たち?!なんでこんなところに?!」
シン「レオンさんと一緒の理由ですよ」
レオン「じゃあお前たちも?」
遼祐「ああ・・・赤い宝石に触って気がついたらここにいた」
レオン「やはりか・・・」

なのは「知り合いなの?」
ルナマリア「ええ・・・まあそうらしいですけど・・・私は会うのは初めてなんで」
なのは「そうなんですか・・・」
???「なのはちゃん?ちょっと・・・」

扉の向こうで誰かがなのはを呼んでいる。

なのは「あ、ごめんなさい。ちょっと席をはずすわね」
ルナマリア「あ・・・はい」

2178w ◆gNGqoADabQ:2008/12/14(日) 22:45:05 ID:???
「バイオハザードタクティクス」〜選ばれし勇者たち〜PHASE39
「魔法少女は小さい女の子より大きいお兄さんに人気のあるものがある」

・・・同じころ・物質界・オーブ国防本部・・・

カガリ「遅いな・・・もう1時間も遅れてるぞ」
武器商人「迷子じゃないですか?」
ルイス「迷子って・・・あいつら子供じゃあねえんだから」
武器商人「一人は子供じゃないか」
ルイス「あ、そうか」
カガリ「まったく・・・」

・・・時空管理局・機動六課司令室・・・

なのは「はやてちゃん・・・どうしたの?」
はやて「実はな・・・どうやらあの人ら、あっちの世界で何度も世界を救うとるらしいんや」
なのは「そうなの?!」
はやて「レオンって人はロス・イルミナドスっちゅう教団の野望を阻止したらしいし、遼祐って子は雛見沢って言うところで少女が起こした籠城事件を解決して人質を全員助けだしたらしいで」
なのは「そうなんだ・・・」
はやて「ほんとなら元の世界に帰してやりたいんやけどまだ上層部の方から何も連絡がないからなぁ・・・」
なのは「多分3,4日はここにいなきゃいけないわね。そういえばフェイトちゃんは?」
はやて「何か用事があるって2,3日前からやすんどったやないか」
なのは「あ、そっか」

・・・時空管理局・待合室・・・

なのはとはやてはさっき話したことを遼祐達の話し、これからのことについて説明した。

なのは「って言うわけだから、しばらくここにいなきゃいけないけどダメかな?」
シン「まあいいですけど・・・」
はやて「じゃあ決まりやな。ほな早速に車でホテルまで送ってもらい」
遼祐「誰に?」
レオン「時空管理局の人に決まってるだろ」
遼祐「あ、そうか」

2188w ◆gNGqoADabQ:2008/12/16(火) 22:25:26 ID:???
「バイオハザードタクティクス」〜選ばれし勇者たち〜2,5seasonPHASE1「冒険のパーティに一人は女を」

雛見沢村での出来事からしばらく・・・最悪の夏休みを味わってしまった遼祐は家でずっとゲームをしていた。そんなある日・・・

・・・8月16日・遼祐の家・・・

遼祐「あ〜あ・・・雛見沢なんて行くんじゃなかった・・・なんかないかな〜孤島でのんびりスローライフとか・・・」

プルルルルルル・・・遼祐の携帯が鳴った。

遼祐「誰だよ・・・頼むからめんどくさい事じゃありませんように・・・」

ピ!

遼祐「もしもし・・・」
シン『よ〜!俺!シンだ!』
遼祐「なんでお前が俺の携帯の番号知ってんだよ」
シン『成り行きだ』
遼祐「ったく・・・で?何の用だ?」
シン『実はな、カガリの知り合いにものすごい大金持ちがいるんだ』
遼祐「で?」
シン『それでその知り合いの人の別荘で俺とルナとキラとアスランとカガリの5人で行くことになったんだけど・・・』
遼祐「なったけど?」
シン『キラとアスランとルナが行けなくなったから、お前と誰か一人か二人ぐらい呼んで来いってことだ』
遼祐「なんで命令口調なんだよ・・・わかった。じゃあ明後日のあのフェリー乗り場な・・・わかった。じゃあな」

なんだかんだで孤島に行くことになった遼祐。しかしこれがとんでもないことになるとは・・・

それから当日・・・

・・・フェリー乗り場・待合室・・・

シン「で?誰連れてきたんだ?」
遼祐「こいつ」

遼祐はレオンとを引っ張った。

シン「なんでレオンさん?」
遼祐「成り行きだ」
レオン「やっとちゃんとした休暇が取れてゆっくりしてたら電話が鳴ってこいつに呼ばれたんだ」
シン「お前って顔広いな」
遼祐「気にすんな。で?カガリは?」
シン「カガリも急に行けなくなったから俺ら3人」
レオン「男3人で旅行とは・・・泣けるぜ」

2198w ◆gNGqoADabQ:2008/12/16(火) 22:25:56 ID:???
という訳で船に乗った、遼祐とシン、レオンの3人は荷物をたこ部屋においたあと、フェリーのデッキでくつろいでいた。

シン「あ〜あ・・・なんで男3人なんだろう・・・」
遼祐「しょうがねえだろ。あいつら忙しいんだから・・・」
レオン「とりあえず俺たちは夏休みを楽しもう」
シン「そうだな・・・」
遼祐「あ、わりぃ。俺トイレ行ってくる」
レオン「ああ」

・・・船内・トイレ・・・

遼祐「ああ・・・やっぱり彩菜かさくらでも連れてくればよかった・・・」

遼祐が用を済まして手を洗っていると高校1年ぐらいの青年がトイレに入ってきた。

遼祐「どうも・・・」

一応あいさつはしておいた。

???「どうも・・・君は一人で旅行か?」
遼祐「あ、いえ・・・知り合いと3人で旅行に・・・」
???「そうなのか・・・俺は部活で合宿を・・・」
遼祐「そうなんですか」

アナウンス『まもなく船着場に到着します。お客様は出口にお集まりください」

???「あ、やべ。じゃあそう言う事で」
遼祐「さようなら・・・」

・・・船着場・待合室・・・

謎の青年と別れた後、レオンたちと合流した遼祐は船着き場の待合室に向かった。

レオン「これからどうするんだ?」
シン「迎えの人が入口で待ってるって言ってたけど・・・」
遼祐「んじゃ行こうぜ」

・・・船着場・入口・・・

入口に向かうとなにやら5人ぐらいの高校生と小学生一人がが固まってメイドさんと執事さんっぽい人と話していた。まあ遼祐たちには関係ない・・・と思っていた。

レオン「どこにいるんだ?その迎えの人は・・・」
シン「確か執事さんっぽいひととメイドさんが入口にいるってカガリが・・・」
遼祐「もしかして・・・あの人らじゃ?」
レオン「かもしれないな」

執事「あ、あと5人お待ちしなければならないので・・・」
???「え?俺たちに他にもいるんですか?」
メイド「ええ。ご主人さまのご知り合いで、オーブ国の代表さんが・・・」
???「オーブ?!ものすごいVIPな人じゃないですか!」
遼祐「別にVIPじゃないですけどね」

高校生5人と小学生1人が遼祐たちの方を向いた。

2208w ◆gNGqoADabQ:2008/12/16(火) 22:32:24 ID:???
「バイオハザードタクティクス」〜選ばれし勇者たち〜2,5seasonPHASE2「孤島ののんびりスローライフ!!」

・・・ボート・・・

なんだかんだで謎の高校生軍団+αと目的地に行くことになった遼祐、シン、レオンの3人は目的地に向うボートに乗っていた。

???「で?おまえらがカガリさんの代わりに来た人らってことか」
シン「そういうこと」
遼祐「やっと分かってもらえたか。で?とりあえずお宅らのお名前は?」
???「俺は・・・キョンだ」
レオン「名前なのか?」
キョン「愛称だ」
シン「名前を聞いてるんだぞ?」
キョン「知らん」
シン・レオン・遼祐「(えええええぇぇぇぇぇーーー?!!!!)」
???「そして私が・・・」
キョン「涼宮ハルヒだ」
ハルヒ「なんで紹介させてくれないのよ」
キョン「どうせ、あのぶっ飛んだ自己紹介するから俺が手短に紹介しただけだ」
ハルヒ「あれのどこがぶっ飛んでるの?」
キョン「聞いたら絶対、相手してくれないぞ」
ハルヒ「なにそれ!」
キョン「で、あの執事さんの隣に座ってるのが俺の妹でメイドさんの隣でじーっと見てるのが朝比奈みくるで、あそこで本読んでるのが長門有希だ。で、そこにいるのが古泉一樹だ」
みくる「あ、よ・・・よろしくお願いします」
有希「・・・よろしく」
古泉「よろしく!」
遼祐「俺は日暮遼祐。こっちがシン・アスカで、その隣がレオン・S・ケネディだ」
ハルヒ「レオンってまさかあの?!」
キョン「ロス・イルミナドスを一人で滅ぼしたって言う?!(こりゃあ下手なことできないぞ・・・)」
レオン「まあそんなところだな」
ハルヒ「それで?!その館にはどんな名前がついてるの?!ほら・・・洋館とか、アンブレラ研究所とか・・・」
キョン「(そんなところに泊りに行くか!)」
メイド「いいえ。特にありません」
ハルヒ「あと、いろんな仕掛けがあるとか、創設者が謎の死を遂げたとか、入ると絶対死んでしまう部屋とか」
キョン「(おいおい・・・だんだんエスカレートして行ってるぞ)」
メイド「ございません」
キョン「(空気が死んだ・・・)」

そのあと、ハルヒが立ち上がって執事のところに向かっていった。

ハルヒ「ねえ!館の主人が仮面かぶってるとか、ちょっと頭がさわやかな3姉妹がいるとか、そして誰もいなくなったとか・・・」
執事「しませんなぁ。今のところ」
ハルヒ「これから起こる可能性はかなり高いのね!」
執事「そうかもしれませんね」
ハルヒ「あ!見えてきた!あれが館?!」
執事「別荘でございます」
ハルヒ「何か普通ね」
遼祐・キョン「(どんな想像してたんだお前は)」

2218w ◆gNGqoADabQ:2008/12/16(火) 22:34:47 ID:???
なんだかんだで遼祐達とSOS団一同は別荘に行き、部屋に荷物などを置いたあと、各自で遊んだり海へ行ったりした。そして悪夢が始まったのは、
その次の日だった・・・

・・・別荘・食堂・・・

全員は食堂で朝食をとっていた。

レオン「うん。いい味だ・・・ん?圭一さんは?」
執事「我が主は朝に弱いので寝起きがあまりよろしくありません。午前中はこうして失礼していただきますが、ご了承ください」
ハルヒ「ついてないわねぇ・・・こんな時に台風が来るなんて」

確かに外は台風で大変なことになっていた。ものすごい大雨や勢いのある風がビュウビュウなっている。

古泉「足の早い台風らしいですし、あさってにはなんとかなるでしょう」
キョン「でも昨日の時点で台風が入ってくるなんて情報、どこにも入ってなかったぞ(この台風はどいつの頭から出てきたものなんだ?)」
ハルヒ「でもさあ、これで嵐の孤島になったわ。やっぱりおこるかもしれないわねぇ・・・事件」
シン「そう簡単に起きるわけがないだろ。一般人がそんなドラマみたいなことにあうはずがないだろ」

波の具合は予想を大きく上回り、船を出せる状況ではなかった。遼祐達はハルヒの不本意によって島に閉じ込められたってわけか・・・

・・・別荘・遼祐とシンの部屋・・・

朝食後は各自で好きなようにしていた。遼祐はP●Pをしていた。

シン「そういえばここって俺たちだけなのかな・・・客」
遼祐「さあな。もしかしたら突然この嵐で道に迷った。しばらくここに居させてくれ。なんてこと言う人が来たりして」
シン「そんなわけないだろ」

ガチャ・・・扉が開いた。

シン「あれ?だれだろ」

シンが扉の近くに行くとそこには見知らぬ男性と女性が3人ずつ立っていた。

男A「すいません。僕たち、嵐の中で道に迷ったのでここに滞在させてもらうことになりました、シロネコクラブのメンバーです。挨拶にまいりました。僕がリーダーの山城敦(やましろあつし)です」
男B「俺は小川大輔(おがわだいすけ)だ」
男C「僕は皆埼雄大(みなさきゆうだい)です」
女A「私が小林優子(こばやしゆうこ)」
女B「私は山台保美(やまだいやすみ)」
女C「私は下記久家子(かきくけこ)」
シン「あ、どうも」

とまあこんな感じで挨拶も終わり、時間がたち夜中になった。その時、とんでもない惨劇が起きた。

・・・別荘・レオンの部屋・・・

レオン「Zzzzzz・・・」

ドンドン!

キョン「レオンさん!レオンさん!」
レオン「なんだ?」

レオンは扉を開けた。

レオン「なんだ?もう朝飯か?」
キョン「違う!下記さんが・・・下記さんが部屋で死んでるんだ!!」

同時に隣の部屋からシンと遼祐もでてきた。

レオン・シン・遼祐「?!」

2228w ◆gNGqoADabQ:2008/12/16(火) 22:36:26 ID:???
「激突!レオンVS●●!」

レオン「という訳でやってきました新企画、レオンVSシリーズ!このシリーズは俺が様々な奴と戦うというコーナーです!」
エイダ「ガンダ●VSシリーズみたいなタイトルね。しかも中身は単純だし」
レオン「一回目の今回の相手はこちら!『高町なのは』さんです!」
全員「・・・・・・(全員手を合わせていた)」
レオン「・・・???なにしてるんですか皆さん」
エイダ「あなたは知らないのね。彼女の実力」
レオン「大丈夫だ。装備はシカゴに無限ロケラン、ハンドキャノンにPRL412に緊急スプレー10個だ」
エイダ「(レオン・・・あなたと過ごした日々は忘れないわ)」

なのは「少し・・・頭冷やそうか・・・」
レオン「え?ちょ・・・なのはさん?まだ始まって3分しか経ってませんよ?これじゃ番組が成り立たな・・・」
ドガーン!!
レオン「(死)」
なのは「・・・・・・・」
エイダ「(さようなら・・・レオン!」

YOUDIED

レオン「っち!またやられたか・・・なのはさんって強いんだな」
なのは「実戦もやります?」
レオン「遠慮しときます」
エイダ「ゲーム対決かい!!!」

2238w ◆gNGqoADabQ:2008/12/16(火) 22:38:28 ID:???
「バイオハザードタクティクス」〜選ばれし勇者たち〜PHASE40「帰ってきたらただいまを」

・・・時空管理局・食堂・・・

時空管理局一般兵A「おい聞いたか?どうやらあの人が近々、こっちに戻ってくるみたいだぜ」
時空管理局一般兵B「へえ。あの人が・・・」
時空管理局一般兵A「それで聞いた話だがあの人は色々な武器を持ってきてくれるみたいだ」
時空管理局一般兵B「武器ねえ・・・そういえば俺のデバイス・・・もう何年も使ってるよな。そろそろパワーアップしなきゃいけないかな」
???「♪〜」
時空管理局一般兵A「あ、ティアナさん。なんかいいことでもあったんで・・・えええええ?!まさかそのデバイス・・・」
ティアナ「うん。あの人が仕入れてきたものの中にカスタムパーツがあったからオタコンさんに頼んで改造してもらったの。その名も『クロスミラージュ・グレネード』よ。いいでしょ?」
時空管理局一般兵B「いいなあ・・・俺もちょっと見てこよ・・・あああああああ!!」

ちょうど通りかかったスバル・ナカジマも新しいデバイスを持っていた。

時空管理局一般兵B「スバルさん!もしかしてそれ・・・」
スバル「これ?あの人が仕入れてきたものの中にマジ●●ーZのロケットパンチの構造が書いていた資料があったからオタコンさんに頼んでこれを応用して出来上がったのが『マッハキャリバー・ナックル』」
時空管理局一般兵A「よし!俺も仕入れたものを見に行く!」
時空管理局一般兵B「俺もだ!」

タタタタタタタタタタタタ・・・

スバル「・・・・・・」

なのは「(そういえばそろそろこれも10年ぐらい使ってるのね・・・そろそろ変えた方がいいかな・・・)」

この光景をたまたま目にしていたなのはがそう思った。

・・・ミッドチルダ・ホテル・レストラン・・・

遼祐「うまい!やっぱりどこの飯もうまいなあ!」

どうやら食事をしているらしい。他にもレオンとシンとルナマリアもいた。

シン「あんまりがっつくなよ。みっともない」
レオン「それにしてもシン。ここは本当に未来なのか?」
シン「さあ・・・あの時話したのは一応仮説ですから」

レオンはシンが牢屋で話したことを遼祐から聞いたらしい。

ルナマリア「未来というより・・・もうまったくの別世界じゃないかしら?」
レオン「別世界・・・?つまりここは俺たちの世界とは関係ないのか?」
シン「いや・・・別世界というより俺たちの世界なのは事実だ」
遼祐「なぜそう言いきれる?」
レオン「あの人のものまねはやめてくれ」
シン「さっきこのホテルにあった資料室にいったんだけどあの高町なのはさんはどうやら日本人らしい」
遼祐「そりゃあそうだ。日本語しゃべってたんだから」
シン「つまり日本が存在しているという事は俺たちの世界なんだ」
レオン「意味がよくわからないんだが・・・?」
シン「つまり・・・俺たちの世界には日本がある」
ルナマリア・レオン・遼祐「うん」
シン「つまり日本があるという事は俺たちの世界だ」
レオン「・・・・・・意味がわからん」
シン「とりあえずこの世界が俺たちの世界であることは間違いない」
遼祐「でもわからないぜ?ドラ●●んには別世界と言いながら日本があるし」
シン「・・・・・・とりあえずこのあと俺は、この世界について調べてみる」
ルナマリア「私も手伝うわ」
シン「うん」
レオン「じゃあ俺達はいいろいろ町のものを見てくる。もしかしたらこの世界の手がかりがあるかもしれない」
遼祐「おれもかよ」

2248w ◆gNGqoADabQ:2008/12/16(火) 22:39:02 ID:???
「バイオハザードタクティクス」〜選ばれし勇者たち〜PHASE41「掟は破るためにこそある」前編

・・・時空管理局・フィランソロピー・開発室・・・

なのは「どうですか?」
オタコン「う〜ん・・・一応強化はしてみるけど実践に向いてるかどうかはわからないけど、いいかい?」
なのは「お願いします。何日ぐらいでできますか?」
オタコン「おそらく、2,3日ぐらいはかかるけど・・・」
なのは「構いません。特に戦闘とかの訓練とかはないので」
オタコン「わかったよ。じゃあ早速強化するね」
なのは「お願いします」

そう言い残すとなのはは開発室を出た。ちょうどのタイミングでスネークが入ってきた。

スネーク「オタコン。さっき誰か来たのか?」
オタコン「なのはさんだよ。機動六課副長の」
スネーク「何の用なんだ?」
オタコン「レイジングハートを改良してほしいらしいんだ。まあちょうど暇だったし、暇つぶしぐらいにはなるかな。そういえば何か用かい?」
スネーク「ああ。プラント占拠事件(メタルギアソリッド2サンズ・オブ・リバティ)を覚えているか?」
オタコン「ああ。たしか愛国者達の思惑によって建造された海洋除染プラント「ビッグシェル」に雷電とスネークが潜入したあの任務だよね?」
スネーク「そのあと雷電がソリダスと戦った場所にさっき言ってきたんだ。すると・・・」
オタコン「すると?」
スネーク「・・・そこで戦闘をした」
オタコン「戦闘?!一体誰と?!」
スネーク「時空管理局機動六課執務官、フェイト・テスタロッサ」
オタコン「?!」

・・・ミッドチルダ・街・公園・・・

夜、レオンは一人で公園を歩いていた。

レオン「(一体ここはなんなんだ?やっぱり別の世界なのか?それとも・・・・・・?!)」

レオンは体を横に転がし、近くのベンチの裏に隠れた。レオンに向かって誰かがナイフを投げてきた。

レオン「誰だ?!」

レオンはどこにいるかもわからない敵にそう叫んだ。

???「CP7の一人・・・フォーランンド・リミッド」
レオン「CP7?一体何だそれは?!」
フォーランド「貴様に答える必要はない・・・死ねぇ!!」

フォーランドはマシンガンを撃ってきた。レオンは走りながらハンドガン(ブラックテイル)を撃った。しかしフォーランドには当たらない。当たっているはずなのに。

レオン「バカな?!命中しているはず・・・?!なぜ当たらない?!」
フォーランド「おらおらおら!!」
レオン「っく!ここは退却だ!!」

レオンはたまたま持っていた閃光手榴弾を投げてそのまま逃げた。

フォーランド「くそ!逃がしたか・・・」

プルルンプルルン・・・

???「こちら秘密組織『東京』ターゲットは?」
フォーランド「すまない。逃げられた」
???「ではそのまま本部に帰還してください。『あの方』がお待ちです」
フォーランド「・・・了解」

2258w ◆gNGqoADabQ:2008/12/16(火) 22:40:26 ID:???
「バイオハザードタクティクス」〜選ばれし勇者たち〜PHASE42「掟は破るためにこそある」後編

・・・ミッドチルダ・ホテル・ロビー・・・

シン「居たか?」
遼祐「いや・・・どこにもいない・・・」
ルナマリア「こっちもよ」
シン「レオンさん・・・一体どこに行ったんだ・・・」
遼祐「道に迷ったとか?」
シン・ルナマリア「絶対ない」
遼祐「何故そう言いきれる?」
シン「あの人の真似するな」

そんなやり取りをしているとレオンがホテルの中に入ってきた。

シン「レオンさん!」
遼祐「お前どこ行ってきたんだよ」
レオン「ちょっとな」

レオンは公園であったことを話した。

シン「そんなことが・・・」
遼祐「でもまあ無事でよかったぜ」
ルナマリア「ホントよ」
レオン「ああ。心配をかけてすまない。今日はもう遅いから寝よう」

4人は部屋に戻り、寝た。

・・・同じころ、時空管理局・フィランソロピー隊室・開発室・・・

???「これだな。奴の新武器、『レイジングハート・エクセリオン・ブレイヴァー』・・・」

謎の人物はレイジングハートに粉を振りかけた。

???「さらばだ。高町なのは・・・!!」

・・・次の日の昼・ミッドチルダ・ホテル・レオンの部屋・・・

シン「昨日調べた結果だけど・・・」
遼祐「どうだったんだ?」
ルナマリア「やっぱりここは別の世界らしいわ」
レオン「やはりか・・・」
遼祐「じゃあなんで俺達はそんなところに来ちまったんだ?」
レオン「さあな。たまたまだろ」

プルルルルルルル・・・電話が鳴っている。

レオン「はい」
フロントの人「レオン様たちにお会いしたいという人物がいらっしゃるのですが・・・」
レオン「わかりました。すぐに向かいます」

ガチャ・・・

レオン「下に降りるぞ。客だ」
遼祐「誰なんだ?」
レオン「さあな」

・・・ミッドチルダ・ホテル・ロビー・・・

遼祐「ん?あの人ってもしかして・・・」

2268w ◆gNGqoADabQ:2008/12/16(火) 22:42:38 ID:???
「バイオハザードタクティクス」〜選ばれし勇者たち〜PHASE43「長所と短所は紙一重」前編

・・・ミッドチルダ・ホテル・食堂・・・

遼祐「へ?・・・え?お宅・・・なのは・・・さん?」

遼祐とレオン、シンにルナマリアはホテルの中にある食堂である人物と会った。高町なのは・・・時空管理局機動六課副長の彼女がなんで昼間っからこんなところにいるかは今から明らかになる。

なのは「何を言ってるのよ〜遼祐氏」
遼祐「遼祐氏?!」
なのは「正真正銘、高町なのはでアルよ」
遼祐「アル?!」
遼祐「(どういうことだこりゃ・・・悪夢か?あのなのはがなんかすごい事になってるんだけど・・・)」
シン「(本物みたいだけど・・・別人っぽい・・・)」
シン「あの〜なのはさん?」
なのは「なに、シン氏?」
シン「仕事はどうしたんですか?」
なのは「仕事?ああ、機動六課なら・・・」


なのは「クビになったのよ」


遼祐・シン・レオン・ルナマリア「(えぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーー??!!)」
シン「やめたの?!時空管理局、機動六課やめたの?!なななな・・・なんでぇ?!」
なのは「ん〜・・・まあつまらない人間関係とか嫌になっちゃったってね〜、危険な仕事だし・・・大体私には向いてなかったのよね〜。元々私、第1志望アニメ声優だったしね〜」
シン「そうなの?!そうだったの?!」
レオン「(本物のなのはさんならつまらない人間関係とか言わないだろうな・・・)」
なのは「今は働かずに生きていける方法を探しているんだけどね〜働いたら負けって思ってる」
シン「ニートだ・・・!ニートの考え方だ・・・!!」
なのは「そうだ!君たちもよく考えたらニートみたいなものでしょ」
シン・ルナマリア・レオン「誰がニートだ!一緒にすんじゃねえ!」
なのは「そうだ!私と一緒にサークルやらない?!確か遼祐氏オタクでしょ!今、私「銀●」の同人本かいてるんだけど今年一緒にくんで荒稼ぎしてみない?!」

なのはが出したのは同人本らしいへたくそな絵の本だった。

遼祐「売れるかぁぁぁ!!ガキの落書きじゃねえか!!」

2278w ◆gNGqoADabQ:2008/12/16(火) 22:44:19 ID:???
なのは「困ったな〜・・・貯金は全部フィギュアに使っちゃってね。もう後はレイジングハートを売るしかないか・・・」
シン「最低なんだけどこいつ!!フィギュアのために魔法使いの魂売ろうとしてるんですけど!」
なのは「でも何か店の人が行ってたんだけどこれ呪われてるとか言ってたんだよね。もしかしたら寝ていて次の日にレイジングハートがめちゃくちゃいい男に代わってたりして〜。やべ。萌えてきたんですけど〜」

・・・時空管理局・機動六課・廊下・・・

時空管理局一般兵A「おい聞いたか、なのはさんの話」
時空管理局一般兵B「ああ。無期限の謹慎処分だったのか」
時空管理局一般兵C「局中法度を犯したんでフェイトさんは処刑を主張したらしいが八神部隊長やみんなの説得で処刑は免れたらしい」
時空管理局一般兵A「どっちにしろそれってクビだろ?もう戻ってこれないんじゃねーの?」
時空管理局一般兵C「噂だとスバルさんもフェイト派についたらしい」
時空管理局一般兵B「もう誰もフェイトさんに逆らえないな」

・・・時空管理局・機動六課・フェイト自室・・・

フェイト「まさか・・・あなたが私の方に着いてくれるとは思わなかったわ。スバルさん」
スバル「私は副長の座がほしいだけです」
フェイト「私の方についてくれればその願いは必ず叶うと約束するわ」
スバル「・・・・・・失礼しました」

スバルは部屋から出た。

時空管理局一般兵(フェイト派)「よろしいのですか?」
フェイト「構わないわよ。副長の座くらい」
時空管理局一般兵(フェイト派)「しかしそれではなのはを排した意味が・・・」
フェイト「君は私が副長などという役職がほしいためになのはとくだらん権力争いを繰り広げていたと思っているの?」
時空管理局一般兵(フェイト派)「?」
フェイト「魔法使いにとって最大の不幸って何だと思う?それは理解されない事よ。いくら才能を持ちあわせていても、いくら努力していてもそれを理解されない、それに見合う評価をされない。器に見合うだけのエサしかもらえない・・・これほどの不幸はないわよ。どこえ行っても理解されない・・・私の器が満たされることはなかった。でも・・・なのはとはやては知っている。あの二人こそ私の最大の理解者よ。でもね・・・私は思ったの。あんなやり方じゃ・・・なのはやはやてがやっていることじゃ・・・ダメなんだって。だったらどうすればいいか迷ったの。それである一つの方法を思いついたの・・・」
時空管理局一般兵(フェイト派)「・・・・・・・」

・・・???・・・

伊豆夫「いよいよ作戦ですか。目的は八神はやてと高町なのはの暗殺・・・」
???「あともうひとつ、これは追加の命令だ」
伊豆夫「?・・・・・・・了解」

・・・時空管理局・フィランソロピー・開発室・・・

オタコン「うん。間違いないよ。ダウンセラピーだね」
遼祐「ダウンセラピー?なんなんだそれ?」
オタコン「主にこのあたりでとれる木の成分の一部なんだけど、それをものにかけて握るとヘタレオタクになっちゃうんだ」
シン「とんでもないもんが木の成分になってるのかこっちは」
オタコン「でもなんでそれがこの「レイジングハート・エクセリオン・ブレイヴァー」についてるんだい?」
レオン「あなたがそんなことをするわけが・・・」
オタコン「あるわけないじゃないか」
レオン「なのはに恨みを持っている人物・・・」
遼祐「いるのか?そんなやつ」

2288w ◆gNGqoADabQ:2008/12/16(火) 22:45:38 ID:???
シン「さあな・・・多分、いないと思うけど」
レオン「とりあえず、まずはいろいろ調べないとな。じゃあ行くぞ。なの・・・え?」

・・・時空管理局・機動六課・フェイト私室・・・

フェイト「・・・・・・いっそのこと、機動六課を私のものにすればいいのよ・・・!!」
ティアナ「(え?!)」

偶然、フェイトの部屋を通りかかったティアナがその会話を聞いていた。

ティアナ「(大変だ・・・早く・・・早くなのはさんに知らせないと・・・)」

ティアナは廊下を走りだした。しかしフェイトはすでにティアナがさっきの話を聞いていたのを知っていたかのように扉を横目で見ていた。

・・・時空管理局・フィランソロピー・開発室・・・

なのは「本当は・・・呪いにやられる前に会いたかったのは・・・フェイトちゃんとはやてちゃんだったんだけどね・・・」
遼祐「なんだ?俺たちじゃダメか?」
なのは「いいえ・・・むしろあなた達の方がいいわ・・・お願い。あなたたちに頼みがあるの・・・」
レオン・遼祐・シン・ルナマリア「え?」

・・・時空管理局・地下通路・廊下・・・

暗い地下通路を誰かが走っている。腕を負傷しているティアナだった。

ティアナ「早く・・・急がないと・・・なの・・・!!」

ティアナの前にあの男が現れた。伊豆夫だった。

ティアナ「あ・・・あなたは?」
伊豆夫「お前を地獄に送りに来た・・・死ね」

・・・時空管理局・フィランソロピー・開発室・・・

なのは「お願い・・・私たちの・・・はやてちゃんの・・・みんなの・・・機動六課を守って・・・」

・・・時空管理局・地下通路・廊下・・・

伊豆夫の刀がティアナの胸を貫いていた。その刃から血がポロポロと落ちていった。伊豆夫が刀を抜くとティアナはその場に倒れ込んだ。そこにフェイトと30・・・いや、明らかに50を超える兵士がいた。

ティアナ「あなたは・・・あなたは・・・・・・」
フェイト「残念だったわね。なのはにこのことを教えれなくて。でも心配しなくてもいいわよ。すでに何人かがこのことを伝えに行ってるから・・・」
ティアナ「!!!!」
フェイト「あなたは私に協力してくれるかと思ったけど・・・やっぱりなのはの方に着くのね」
ティアナ「当たり前よ・・・あなたなんかにもう話しかけられたくもないわ・・・」
フェイト「・・・・・・」
ティアナ「私は最後まであの人についていくわ・・・あの人が、私は・・・私の上司だから・・・本当に信頼できる人だから・・・」
フェイト「・・・・・・」
伊豆夫「おい。もうやってもいいか?」
フェイト「・・・・・・好きにして。行くわよ。あなたたち」
フェイト派一般兵「は!」
伊豆夫「あの世でほざいてるんだな」

ズス!!

・・・ミッドチルダ・街・・・

レオン「いいのか?」
遼祐「なにが?」
シン「なのはさんのことだよ」
遼祐「ああ。あの事か」
ルナマリア「あのままでいいの?本当に・・・」
シン「なのはさんが・・・俺達をなんであんなに信頼してるんだ?」
遼祐「そりゃあ、あれだろ。いままでいろんな事件を解決してきたからだろ。ラピュタ騒動とか、離見沢の事件とか・・・」
レオン「それはそれでもいいけど・・・だからってあんなにお願いされえ黙ってていいのか?」
遼祐「・・・・・・」
なのは「あの〜遼祐氏?」
遼祐「なんだ?」
なのは「実は明日・・・最新の限定フィギュアが発売する日なの。でも一人一個しか買えないらしいの。でも私としては、観賞用と模型用。そして交換用の三つがほしいの。そこで諸君らに指令を下す!今から・・・・・・」
遼祐「てめえは少し恥を覚えろ!!」
レオン「交換用って意味ないだろ!」
シン「いいかげんすぎるだろ!!」

2298w ◆gNGqoADabQ:2008/12/16(火) 22:47:45 ID:???
3人はそのままなのはを地面にたたきつけ、脚でボコボコにしていった。すると時空管理局の車が遼祐達の前で止まった。

時空管理局一般兵(フェイト派)A「こんなところにいた!なのはさん!すぐに機動六課へ戻ってください!」
レオン「何かあったのか?!」
時空管理局一般兵(フェイト派)B「ティアナさんが・・・ティアナさんが・・・何者かに殺害されました・・・」
遼祐「ティアナが?!」
シン「知ってるのか?」
遼祐「ああ・・・ちょっとな・・・」

・・・2日前、時空管理局・訓練所・・・

ティアナ「(くっ・・・!なんで当たらないの・・・!)」

ティアナは訓練所で1㎝の的を狙って新デバイス「クロスミラージュ・グレネード」で撃っていた。

ティアナ「(威力も反動もカスタムする前と全然違う・・・前は当たったのに・・・)」
遼祐「肘だよ」

遼祐がなぜか訓練所の入口の方にいた。

ティアナ「あ・・・あなたは?」
遼祐「え?俺?あ・・・えっと・・・その・・・まあ、あれだ。ちょっと色々あってここにいることになった日暮遼祐だ」
ティアナ「私はティアナ・ランスター。肘に何か問題があるの?」
遼祐「お前は肘を曲げて撃つ癖がある。どちらかと言うとリボルバー向きだ」

どこかで聞いたようなセリフを言うと今度は・・・

遼祐「肩の力抜いて、深呼吸しろ。で、落ち着いたら肘を曲げずに撃ってみろ。じゃあな」
ティアナ「うん・・・わかった・・・」

遼祐はそう言うと訓練所を出た。そのあと、ティアナはクロスミラージュ・グレネードを使いこなしたらしい。

・・・ミッドチルダ・街・・・

時空管理局一般兵(フェイト派)B「だからなのはさん。すぐに時空管理局に戻ってください!」
なのは「いやよ!私はもうクビになったの!行かない!」
時空管理局一般兵(フェイト派)A「じゃないと・・・あなたもティアナさんの後を追いかけることになりますよ・・・!!」

時空管理局一般兵はそれぞれのデバイスを構えた。

レオン「おい!どういうつもりだ!」
時空管理局一般兵(フェイト派)「お前たちにも消えてもらう!」
遼祐「くそ!!」

遼祐はそのままなのはの服の襟をつかんでそのままダッシュした。レオンたちも後を追った。

時空管理局一般兵(フェイト派)C「逃がすな!追え!」

・・・ミッドチルダ・裏路地・・・

なのは「りょりょりょ遼祐氏!苦しい!死ぬ!服の襟が首に食い込んでるぅぅぅーー!」
遼祐「うるせえぇぇぇぇーーー!!」

遼祐はそう黙らした直後に時空管理局の車がこちらに向かって来た。

シン「くそ!!」

シンはアロンダイトを取り出してそれを横に持ち、車を止めた。

なのは「しししし・・・シン氏!それじゃあドクタース●ンプア●レ氏の再来の如く・・・」
遼祐「うるせえぇぇぇぇーーー!!誰かそいつを黙らせろ!」

そういうと遼祐はシンが止めている車に飛び乗った。

・・・ミッドチルダ・街・・・

時空管理局一般兵(フェイト派)D「奴は殺したのか?!」
時空管理局一般兵(フェイト派)E「いや・・・そんな報告は入っていな・・・・・・なんだ?!」

ボロボロになっている車が時空管理局一般兵の方に向かっていた。運転席には遼祐。助手席にシンが乗っていた。

2308w ◆gNGqoADabQ:2008/12/16(火) 22:49:45 ID:???
レオン「おい遼祐!お前運転できるのか?!」
遼祐「心配すんな!ゲーセンで腐るほどレースゲームやってっからよ!」

果たしてゲームセンターのレースゲームで鍛えた実力が実際の運転で発揮できるのか?
そんなことをシンが思っていると何を思ったか、遼祐が無線に手を伸ばし、どこかに交信した。

遼祐「あーあー。こちら3番隊。こちら3番隊。応答願います。どうぞ」
機動六課一般兵(フェイト派)『高町は見つかったか?』
遼祐「見つかったけど超かっこよくて強い味方がいたもんで、逃げられたZE☆」

シンは思いっきり遼祐の頭を殴った。

機動六課一般兵(フェイト派)『なんとしてでも高町を殺すんだ。八神を暗殺したとしても、高町が生きていては意味がない。八神暗殺前に不安要素はすべて取り除くんだ。二人が消えれば、機動六課・・・いや・・・時空管理局全てがフェイト派に恭順するはず・・・
あのJS事件(詳しくはなのはStrikerSで)で大活躍した部隊だ。間違いなく我々を怪しむ事はないだろう』
シン「八神さんを・・・高町さんを・・・暗殺?!」
機動六課一般兵(フェイト派)『われら以外の隊士に気付かれるなよ。あくまでザフト軍やオーブ軍の犯行に見せかけるのだ。そうすれば我々の世界と奴らの世界がつながっていることに気づき、間違いなく世界戦争になるだろう』
シン「そんな・・・」
機動六課一般兵(フェイト派)『この計画が露顕すれば間違いなく機動六課は真っ二つに割れるだろう。八神の方は半ば成功したのと一緒だ。フェイトさんの計画通り、隊士たちの遠征で列車に乗っている。
その列車の中はみんなフェイト派の隊士だ。もはや八神の地獄行きも当然だ」

2318w ◆gNGqoADabQ:2008/12/16(火) 22:50:35 ID:???
「バイオハザードタクティクス」&「アンブレラ崩壊までのバイオ伝説」the・dream・all-star
プロローグ「それぞれの序章」(レオン編)


この日・・・いろんな世界の壁が崩壊した。
CEの世界、UEの世界、UCの世界、ミッドチルダ、江戸時代・・・
本来交わってはいけない世界・・・その世界の壁が崩壊すると、大変な事になる。
しかし、そんなことは誰も知らなかった。
せいぜい、知っているのは時空管理局ぐらいだろう。
しかし、そんなことを人々が信じるわけがない。
だが、そこにある救世主が現れるのであった・・・


・・・アメリカ合衆国・エージェント事務所・バリーの部屋・・・


バリー「この資料を見てくれ」

彼はバリー・バートン。元はSTARSで仕事をしていた人物だ。しかし、エージェント協会は
彼の身体能力と射撃力、精神力などの能力の高さを買い、バリーはエージェントをしている。

レオン「これは?」

彼はレオン・S・ケネディ。あのラクーンシティでの事件の生存者の一人だ。
この男も、エージェント協会から能力の高さを評価してもらい、こうしてエージェントになっている。
レオンは、大統領令嬢誘拐事件で大統領の娘、アシュリー・グラハムを救出し、
事件を解決し、今やトップエージェントだ。

バリー「この写真に何が映っていると思う?」

バリーはそう言うと資料の中の写真をレオンの前に一枚の写真を置いた。
写真の中身はなにやら巨大な化け物が映っている。

レオン「この写真は・・・?」
バリー「日本の東京に住んでいる富竹ジロウと言うカメラマンが偶然、撮った写真だ」
レオン「・・・・・・」
バリー「こいつをどう思う?」
レオン「すごく・・・怖いで・・・って関係ないこと言わすな!!」

レオンはバリーにツッコミをした。どうやらレオンはツッコミ担当らしい。

レオン「で?これを俺に退治しろと?」
バリー「ああ・・・まあそうなのはそうなんだが・・・」
レオン「?」
バリー「実は日本で最近、おかしなことが起こってるらしい」
レオン「おかしなこと?」
バリー「ああ。この巨大な化物はもちろん、他にも紅い髪で刀を持った少女が現れたり、ある村で5年に一度ある祭りの夜に一人が死に、一人が行方不明になる事件が起こっているらしい」
レオン「本当か?」
バリー「間違いないだろう」
レオン「・・・・・・わかった。俺は日本に行く」
バリー「ああそうだった、もう一つ。日本には先にエージェント仲間が先に向かっているからそいつと合流したくれ」
レオン「わかった。そいつの名は?」
バリー「ブルース・マッギャバンだ」
レオン「わかった。行ってくる」

レオンはバリーの部屋を出た。

バリー「(頼んだぞ。レオン)」


・・・アメリカ合衆国・歩道・・・


レオン「う・・・・・・」

レオンに突然めまいが襲った。昨日あまり寝てなかったせいか・・・?時間がたてば治るのだがむしろますます悪化してきた。

レオン「く・・・・・・」

レオンはその場に倒れ込んでしまった。

2328w ◆gNGqoADabQ:2008/12/16(火) 22:54:14 ID:???
「バイオハザードタクティクス」&「アンブレラ崩壊までのバイオ伝説」the・dream・all-starプロローグ「それぞれの序章」(なのは編)

・・・日本・海鳴市・歩道・・・

輝く眩しい太陽。きれいな海・・・とまあくだらんことはさておき、
ここは海鳴市。ここにも、世界を救う救世主が3人いる。
そんなことを言ってると本当に救世主がこちらに向かってきた。
・・・・・・え?誰かって?・・・・・・子供だ。
何の冗談かって?冗談じゃない。まじめな話だ。

なのは「ねえ!今日どこかに遊びに行かない?」

この少女が救世主の一人である高町なのは。一見普通の少女だが2度にわたり、世界を救った。

フェイト「いいよ。どこで遊ぶ?」

彼女はフェイト・T・ハラオウン。同じく世界を救ったことのある少女だ。

はやて「あの辺なんかはどう?」

こちらも救世主である、八神はやて。やっぱりこの少女も世界を救った。

なのは「公園ね・・・いいよ!」
フェイト「じゃあ帰ったらここに集合ね」
はやて「じゃあ後でな〜」

3人は一度家に帰り、ふたたびこの公園で会うらしい。

・・・???・・・

???「どうやらレオン・S・ケネディはあの世界に送ったようだな」
???「はい。他にも坂田銀時やブルース・マッギャバン、前原圭一やシン・アスカも向こうの世界に送りました」
???「ふふふふふ・・・まもなく、私の計画「プロジェクトX・・・じゃなかった・・・「プロジェクトR」が始動する!はっははははははは!!」

・・・海鳴市・高町家の家・・・

なのは「ただい・・・・・・」

その時、なのはに異変が起こった。めまいが起こったのだ。

なのは「(あれ・・・どうしたんだろう・・・私・・・)」

なのははその場に崩れ落ちるように倒れた。


そのあと、フェイトとはやてもめまいで倒れた。

2338w ◆gNGqoADabQ:2008/12/16(火) 22:54:48 ID:???
劇場版 バイオハザードタクティクス〜選ばれし勇者たち〜 twinofmemorys 二人の約束、思い出の場所





・・・C,E73・11月26日・私立聖祥大付属高等学校・屋上・・・


きれいな満月が出ている真夜中の私立聖祥大付属高等学校の屋上で二人の女性が対峙していた。この学校の生徒だろうか・・・?
一人の女性はピンク色のマフラーに白いコート。青いスカートをはいている。その女性の手には包丁が握られていた。

???「お願い・・・許して・・・!!」
???「許さない・・・!!あなただけは許さない・・・!!!」

そう言うと包丁を持っていた女はもう一人の女の心臓に包丁を刺した。
その刺したところからたくさんのどす黒い血が出ていた。
刺された女はそのまま崩れ落ちるようにその場に上向けで倒れた。
刺した女はそのまま学校をでた。


・・・C,E73・海鳴市・団地の道路・・・


女を刺したあと道路を歩いていた。しばらく歩いていると同じクラスの前原圭一が歩いていた。

???「(前原君?いったいこんな時間になにを・・・)」

女は圭一にばれないようにそばの電柱の陰に隠れた。
圭一は右の道に歩いて行った。

???「(どこに行くんだろう・・・?)」

女は圭一の後をつけて行った。しばらくついていくと圭一たちが歩いている反対に誰かが歩いてきた。小学4年生ぐらいの少女だ。圭一は歩いてくる少女に気付くと別の道の電柱に身を潜めた。
女は圭一にばれないよう、ダストボックスの中に隠れた。
少女が圭一の隠れている場所から見えるようになるとあるものを取り出した。
拳銃?!いや、モデルガンだ。見たところサイレンサーも付けている。

???「(・・・・・・)」

圭一はそのあと、少女に狙いを定め・・・

パシュン!

小さな銃撃音が聞こえてモデルガンのBB弾が少女体に当たった。

少女「痛ッ!!」

少女は当たった腕を手で押さえた。しかし圭一はさらに少女めがけて5、6発BB弾を当てた。そして最後の一発・・・しかしその一発が圭一の運命を変えてしまうのであった。

パシュン!

女「(!!!)」

その様子を見ていた女はゾッとした。圭一の放った最後の一発が少女の目に直撃した。その目から血がだらだらと流れていた。
さっき人を刺した女でもさすがにゾッとした。
女は圭一のいた方を見ると圭一の姿はそこにはなかった。
圭一はすでに逃げていたのであった。


あれから3年後・・・C,E76,12月1日,オーブ連合首長国・・・この物語はここから始まる―――

2348w ◆gNGqoADabQ:2008/12/16(火) 22:57:18 ID:???
・・・C,E76,12月1日,オーブ国防本部・代表室・・・


ここはオーブ国防本部の代表室・・・ここにはオーブ国の代表、カガリ・ユラ・アスハとルイス・セラ、武器商人がいた。

カガリ「キラ達はいつこっちに?」
ルイス「あと2時間ちょいってところだな」
カガリ「まだそんなにするのか」
武器商人「まあ代表。ゆっくり気長に待ちましょう」
カガリ「まあそうだな。あせっても仕方がない」


・・・同じころ、オーブ空港・ロビー・・・


シン「ふう。やっとついた」
ルナマリア「結構、長かったわね」
キラ「そうかなあ?アークエンジェルに乗ってるときに比べれば全然だけど・・・」
シン「まあいいけど。それより一体、カガリは何の用でオーブに来てくれって言ってたんだろう・・・」
キラ「行ってみれば分かることだよ。行こう。アスランが西出入口で待ってるんだ」


・・・2時間後,オーブ国防本部・会議室・・・


会議室にはシン,キラ,アスラン,ルナマリア,ルイス,武器商人,カガリが巨大な机のそばにある椅子に座っていた。

キラ「カガリ・・・いったい僕たちに何の用なんだい?」
カガリ「これを見てほしいんだ」

カガリは一枚の手紙を取り出した。

シン「えーっと?内容は・・・『突然お手紙を出す無礼をお許しください。実は私はあなたを見ると、とても腹が立ちます。毎朝ニュースに出ていてとても朝から不愉快になります。私はあなたを殺害します。気を引き締めて自分を守ることをお勧めします』・・・・・・」
ルナマリア「これってもしかして・・・」
キラ「暗殺予告・・・」
シン「警察には連絡したんですか?!」
カガリ「駄目だ。警察は世界政府のGFHの防衛で私に手が回らないらしい・・・」
ルナマリア「そんな・・・!!」
キラ「もしかして僕達を呼んだ理由って・・・」
アスラン「悪いとは思っている。しかし頼む。カガリを守ってくれ。お願いだ」
武器商人「頼む。カガリを守ってくれ」
ルイス「俺からもだ。頼む」
キラ「当たり前だよ」
シン「これ以上人を殺させはしない・・・!」
ルナマリア「私達がカガリさんを守ります!」
カガリ「みんな・・・!!ありがとう・・・!!」

2358w ◆gNGqoADabQ:2008/12/16(火) 22:59:11 ID:???

・・・同じころ、オーブ港・出入口・・・

出入口に小学5年生ぐらいの少年と金髪のアメリカ人が立っていた。
誰がどう見ても『外人が日本人の子供を誘拐しようとしているようにしか見えない』

レオン「どうしたんだ遼祐?」
遼祐「どうしたんだじゃねえよ!どう考えたって怪しいだろ俺等!」
レオン「そうか?アメリカじゃあ普通だぞ」
遼祐「嘘つけ!見たことねーよこんな光景!外人が日本人の子供を誘拐しようとしている』ぐらいにしか見えねーよ!」
レオン「まあ気にするな。行くぞ」
遼祐「気にするなじゃねえよ!!!」

   

俺の名前は日暮遼祐。一見普通の小学生なんだけど実は変な奴からもらった炎龍剣で世界を救うとんでもない小学生だ!
いままで色んな奴と戦ったりしたなぁ・・・小学2年生の時に一緒だったけど事故で死んだ伊豆夫や大村、離見沢って村で出会った竜宮レナ。
ザフト軍のムスカ大佐。まあ今は反省して時空管理局のフィランソロピーのサポーターだけどな。
そうそう。時空管理局って言えばあいつらがいた。
機動六課の副長、高町なのは。こいつは別名『管理局の白い悪魔』って言うらしいぜ。
それと機動六課の執務官フェイト・T(テスタロッサ)・ハラオウン。あと機動六課の部隊長八神はやて。あとは・・・もういいや。あとでな。

説明されなかった管理局の人たち「おいィーーーー!!!」

あと、俺の世界の奴らを紹介するぜ。
最初はザフト軍に所属してるシン・アスカ。で、その恋人のルナマリア・ホーク。あと、キラ・ヤマト。
オーブ軍に所属してるアスラン・ザラ。で、オーブ国代表のカガリ・ユラ・アスハ。
まだまだいたな。俺の隣にいるのはレオン・S・ケネディ。こいつはみんな分かってるよな。

ああ、もう時間がないからショートカットな。それじゃあ行くか!
レッツゴー!!

2368w ◆gNGqoADabQ:2008/12/16(火) 23:00:48 ID:???
・・・時空管理局・フィランソロピー隊舎・スネーク自室・・・

オタコン『スネーク。入っていいかい?』
スネーク「オタコンか。いいぞ」

オタコンはスネークの部屋に入った。

スネーク「何の用だ?」
オタコン「3年前の海鳴市であった女子高生殺人事件と少女傷害事件を覚えているかい?」
スネーク「ああ。確か女子高生で殺害されたのは岑吉優奈。死因は心臓に包丁が刺さったから。もう一つの少女傷害事件は確かモデルガンで少女の目を撃たれた事件か。しかしこの事件は犯人が出頭したんじゃなかったか?」
オタコン「うん。少女傷害事件はいいんだけど問題は女子高生殺人事件」
スネーク「この事件はいまだに犯人は捕まっていなかったな」
オタコン「実はその事件の犯人の凶器が発見されたんだ」
スネーク「?!・・・いつ?!どこで?!」

突然、国語の授業みたいにスネークが質問してしまった。

オタコン「き・・・昨日の海鳴市の公園のごみ箱の裏に・・・」
スネーク「だがいったい何故そんなところに?」
オタコン「わからない。いま機動六課の方で検査してもらってるけど・・・」
スネーク「なんだ。管理局が見つけたのか」
オタコン「うん。実は機動六課のなのはさんが発見したんだ」
スネーク「なるほど。しかし何故彼女があっちの世界に?」
オタコン「どうやら向こうの世界にあの事件の調査に行ってるらしいんだ」
スネーク「ほう。そうか」
オタコン「どうかしたのかい?」
スネーク「いや。なんでもない」

プルルン。プルルン。いつもの効果音と共にスネークの無線が鳴った。

オタコン「誰からだろう?」

スネークは無線に出た。

ムスカ『私はムスカ大佐だ』
スネーク「なんだ大佐か。どうかしたのか?」
キャンベル『スネーク。すぐに私の部屋まで来てくれ』
スネーク「わかった。すぐ行く」

オタコン「どうかしたのかい?」
スネーク「大佐の部屋まで行ってくる」
オタコン「大佐ってどっちの?」
スネーク「キャンベルだ」

2378w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 18:26:06 ID:???
いい肉さんの作品↓

2388w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 18:27:52 ID:???
仮面ライダーハンター 第1話 復活

馬連退院「ハァアハァ、ハァ...」
よれよれと走り、警察署の前に立っている栗酢の所で止まり
息切れした言葉で言う。
馬連退院「ナビだけじゃ手に負えそうにないから色々
    持ってきちゃったよ...」
栗酢「あぁー、ごめんんね。あっ、コンビニから
   FAXしたのわかった?」
馬連退院「あ」
押し寄せる疲れを抑えて、分厚いコートの中から紙をだす。
異様なマークが大々と書かれている。
馬連退院「とりあえずいくつか候補が出た」
栗酢「たとえばどんな意味?」
2人が紙に食い入っていると、栗酢が止めておいたバイクのヘルを
誰かがタンタンと叩く。
グラサン「また会えるとは奇遇だな」
ヒソヒソ声で話す。
馬連退院(ねぇあの人なに?もしかして89○?
     見た目も普通じゃないし...」
栗酢(違う、違う...たしかに残像ができるくらいの速さで走るけど...
   ちゃんとした刑事さんだって)
栗酢「あ、紹介しますよ。
   例の馬連退院汁子(バレンタイインジルこ)さんです。」
汁子「えぇ?」
栗酢はテンポよく紹介する。グラサン刑事はグラサンを外す。
グラサン「あなたが?...いずれ、連絡を取るつもりでした」

      場所は暗武烈螺県警・会議室に移る。

栗酢、汁子は部屋の左側の奥の方に座っている。刑事が話し出す。
グラサン「これが、問題のビデオです。惨劇の中で生き残ったのが
     これだけでした...」
手にはパックの中に収められたテープが握られている。
汁子が半信半疑で問う。
汁子「皆さん...亡くなったんですか...!?」
グラサン「調査団全員、ほぼ即死の状態だったそうです」
汁子「研究室同士の顔合わせをしたばかりなのに...」
栗酢が質問する。
栗酢「それで、そのテープには何が?」
グラサン「コピーしたものを観てください。...辛ければ
     すぐ、中止いたしますので」
刑事が合図するとともに、部屋の照明が消えて、前方にスクリーンが
現れた。映像が流れる。
いきなりの濁音とともに棺と思われる者が崩れて、中のミイラが落ちる。
次に長髪の得体のしれぬ何かが姿を表して研究員たちを襲う。
栗酢と汁子は息を呑んでそれを観る。怪物は聞いた事もないような
言葉を吐き捨てて、ベルトのようなものを投げ捨てた。
逃げ惑う研究員たち。しかし怪物の前にはなすすべなく次々に葬られて
逝く。最後に女性の助けを求める悲痛な請願と怪物のシルエットとともに映像は終了した。
刑事が話す。
グラサン「あの謎の影の正体は不明です。しかし、ヤツは最後に
     まるで誇示するかのようにベルト状の装飾品を叩きつけた。
     それが私には漠然と気になるんです......本来、証拠品の
     鑑定には手続きが必要ですが...それは私の方で何とか
      しますので」
栗酢のすぐ隣に置かれていたジュラルミンケースをあける。中には
映像に出ていた“ベルト”が...!
栗酢「あ!これ!これ、FAXで送ったヤツ!」
ベルトのバックルに刻まれた紋章?を指差す。
「ドン」
部屋のドアが荒々しく開けられる。出てきたのはさっきの警官。
警官「上須加さん!!」
上須加と呼ばれたグラサン刑事は、失礼と栗酢に言い、警官の方へ行く。警官は耳打ちした。それを聞いた上須加は、「すぐ向かう」の
ような顔をした。
上須加「それはお預けしますので、よろしくお願いします。
    申し訳ないんですが、この辺で失礼させていただきます」
部屋をパッと出て行った。栗酢はベルトに夢中だ。
栗酢「汁子さん。この古代文字は?」
汁子「『力』」
栗酢「『力』?」
「ヒュイイイン」

       楽雲市 圧婦多運(アップタウン)町
            3:18p.m.

楽雲市のビルのまわりに数台のパトカーが駆けつける。何事か?と
思わず目を止めてしまう。一人の警官が無線で状況を報告する。
警官B「南3条の北エリアHHJビル付近で謎の生物が巨大な蜘蛛の巣
    を張っております」
たしかにビルとビルの隙間に10メートルはある巣が張ってある。
そのとき!巣の中央から、蜘蛛に似た生き物が降ってきた!
その生物は近くの警官2人を捕まえて、腰につけた糸を巧みに使って、
蜘蛛の巣まで引き込んだ。そして再び降りてきてパトカーの屋根に
着地した。
蜘蛛の怪人「ザボゾロザ(雑魚共か...)」

2398w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 18:28:25 ID:???
クモ怪人「ザボゾロザ(訳:雑魚どもが...)」
警官全員「うっうわあーーーー!!」
「ダヒュン、ダン、ズヒュン...」
恐怖でいっぱいいっぱいだったが、それでも警官は怪物の下腹部に
弾丸を撃ち込む。が、
「グチュグチュグチュ............ポロポロ」
弾丸は銃痕からぽろぽろと出てきた。警官はより恐怖する。
怪物は屋根から飛びおり、警官を襲いにかかった。
パンチ、キック、ジャンプ...どれも人間離れのスゴ技で、
十数人もいた警官隊は完膚なきまでに叩きのめし、惨殺した。
「ドサッ」
目の前に同僚の死体を投げ込まれた警官はパニックになり、とにかく
逃げようと、パトカーに乗り込む。バリケードを吹き飛ばし、大通り
に逃走を試みるが、
「パシューン」※糸の音です
怪人も馬鹿じゃない。すぐ気付き、パトカーに
糸を高速で飛ばした。ワイヤーのように丈夫な糸はガラスを
簡単に突き破り、警官の首を締め付ける。
警官C「ぐぅ......」
死してなおアクセルを踏み続ける警官は、そのまま“危険な”客を
乗せたまま、どこかへ向かおうとしていた。


場所は戻って暗武烈螺警察のロビー
栗酢「とりあえず、家に帰ってベルトに書かれている古代文字を
   解読しようよ」
ベルトが入ったジュラルミンケースを持った栗酢たちは、中央階段を
歩きながら、こんなことを話していた。
階段を降り切った、そのとき!
「キュゥゥゥゥゥ〜ルルル......ドガシャーンッ」
ドアを突き破って、なんとパトカーが入ってきた。
女「キャアアアアアア」
栗酢はとっさに汁子と端に倒れた。ロビーにいた皆が困惑する中、
中から変わった手が出てきたつづけて、
「ガシン」
床に散らばるガラス片を踏み鳴らし、現れたのは...
    ― クモ怪人 ゾ・ヅサベベグィグィゾ・バ ―
           (長ッ!言難い!)
パトカーから降りて、クモと同じような目で辺りを見回す。すると、
汁子「ハフ、ヘヒハァァアアア...etc」
栗酢たちのそばでケースから飛び出ている...ベルトを見て
驚いたような言葉を上げた。
ヅサ「ボゼパデスドン ハンター(訳:これは ハンターのベルト!?)
栗酢もベルトを見つめる。すると、またさっきのようにイメージがわいてきた。
それは戦士が、あのベルトを着けているビジョンだった。
戦士はベルトを着け、怪物たちと闘っている。
栗酢「まただ...何なんだ?」
ここも戦場に変わった。怪物はまわりにいる警官をなぎ倒し、
少しでも抵抗するものを容赦なく殺す。拳銃で応戦した刑事たちは
赤子の如く、ひねられ、剛拳を喰らった。
栗酢は、それをじっと見ている......そして決心がついたように
汁子にこう言った。
栗酢「汁子さん。隠れてて」
ヅサベベは栗酢たちに殴りかかってきた。それを交わした栗酢は
栗酢「着けてみる」
転がりながらベルトを取って、
          腰 に 着 け た 。
「キュウウウウウアアアアイイイイイイイイイイイン」
強烈な光がベルトから放たれる。ヅサベベもさすがに目をつむる。
栗酢「くうう...うっ」
汁子「ウソ......ベルトが...五代君の体に吸い込まれて...」
ベルトは栗酢の体に吸い込まれてしまった。ベルトを着けていた
栗酢の腹部が赤く腫れている。
ヅサ「グッ!(訳の必要なし」
悶える栗酢を、ヅサベベのタックルがヒットした。その威力に
栗酢は外まで飛ばされる。ヅサベベは苦しむ栗酢の首を掴み
締め上げ、殴りつける。そのまま壁に何度も叩きつけて、
また吹き飛ばした。
「ドガァ」
地面で苦しみながら栗酢はただ悶える。
栗酢「やられる...このままじゃ...死ぬぅ...ッ」
とにかく栗酢は必死だった。そしてわき目も振らず、ヅサベベに
命がけの鉄拳を撃つ!!
栗酢「ハァアア!!」
「ドゴォァッ」
ヅサベベはその攻撃の威力にたじろいだ。
栗酢の左腕は攻撃と共に白いウロコのような装甲に覆われた。
栗酢「変わった!!」
それに勢いづけて、
「ダスン、ドゴォ、バゴォ、ダスン」
右ストレート、左中段キック、左フック、
右フック...攻撃のたびに栗酢は白いウロコの鎧に包まれて
最終的に、白いうろこと金色のトサカ、赤い目、そしてさっきの
ベルトという格好の、ビジョンとはちょっと違う戦士に変身した。
名は
 ― ハンター 未完成形態 グローイングプロトフォーム―

2408w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 18:28:58 ID:???
ハンター「はあはあはあ...」
 ガシンッ
さすがにさっきからの攻撃で相当なダメージを負っているため、
変身の直後にひざをついてしまった。
ヅサベベ「ドガバグ ヂギガブ バダダバ(訳:トサカが小さく
なったな)」
ハンター、体勢を立て直そうとするもヅサベベのラリアートがヒット。
つづけて、掴みかかり押し飛ばす。ハンターは立ちあっがって、
近くの車を一気に押す。ヅサベベは突然の逆襲にも慌てず押さえようとするが、
ハンター「ウオオオオァアアアアアアアアアアアアア......アッ!」
逆に押され、壁と激突。押し潰された。こりゃもう死んでいるだろう。
が、

ヅサベベ「ゴンデギゾバ ハンター(訳:その程度か、ハンター!!)」
崩壊した壁から、ヅサベベは一気に車を押し返し車とハンターを
押し出してしまった。車の後ろから、転げだしてきたところを自慢の
糸でがっしりと結び、近くの階段まで飛び上がる。
 ボゴォォォン
繋がれていたハンターは階段の横の壁に衝突した。
ハンター「ぐあッ」
衝撃で落下してしまいそうになり、すぐそばにあったパイプにつかまろうとしたが、重さでパイプがおれる。が、パイプが折れた方向が階段
だったので、何とか手すりにつかまって難を逃れた。

ハンター「ぐ...ん...ぁぐ...グゥッ」
ハンターは、いや栗酢の特技の1つロッククライミングで警察署の屋上
に到達した。
ヅサベベも壁に張り付くように登り、着いた。
 ジュゥゥゥゥゥ...
ヅサベベの右手の甲に生えてある2本のトゲが伸びて、カギ爪に
変形。それを一気に前に突く。
 カキンッ
とっさに避けたハンターは、ヅサベベの腕に掴みかかりも腕力の差か
後方に吹き飛ばされる。さらに胸部を思い切り蹴られて転び、近くに
あった通風口を破壊!そのままハンターの胸部を足で踏みつけて
ヅサベベ「グオオオオオオオオオ!(訳は必要ない)」
雄たけびを上げる。蜘蛛なのに...
が、ハンターも黙ってない。仰向けになりながらも尻に蹴りを2発
かまし、ヅサベベを端においやった。
ハイ、ヅサベベの独り舞台は終了。 と思ったら
 シュルルルル
またまた糸を口から発射して、ハンターの首を絞める。
ハンター「うぐぅぅぅぅぅ.........」
ぶんぶんとハンターを振り回し、叩きつけた。場所は絶壁!
ヅサベベが掴みかかられ、反抗するものの押さえられて、さらに
両手で首を力の限り絞められる。
ヅサベベ「ゴパシザ ハンター(訳:終わりだ、ハンター!!)」
ハンター「ぐぅあッ、あぁあッ!!」
万事休す!そこに、ひとつの影が!!

 ブゥゥゥゥゥウウウウン...
ローター音の先には、上須加さんが乗っているヘリコプターが!!
激戦の一部始終を見ている。
上須加「いい気...」
さっと取り出した、拳銃で発砲。
 ズュン ズュン ズヒュンッ
そのうち一発がヅサベベに命中。気づいたヅサベベは、ハンターへの
攻撃をやめてヘリの中に糸を発射、
 ズシュンッ  シュルルルルル...
自らを引き上げて中に侵入した。驚いた上須加は発砲するが

ヅサベベ「フフフフ...(訳は必要ないだろう)」
体をふくしぐさは、「全く、効かないな」とでも言ってるようだ。
その上須加にヅサベベはカギ爪で襲いかかる。それ間一髪でかわす。
何とか避けられたものの、次の攻撃が来ようとしていた。
ハンター「フえッ!!」
何と、それは、同じくヘリに飛び乗ったハンターによる羽交い絞めに
よって防がれた!!ヅサベベは反抗しようと、上須加を押し倒すが
またハンターに押さえられる。
押し問答のすえ、落下。...しかけた所をハンターはヘリの足に片手で
つかまる。2人(1人と1匹か?)は宙吊りになった。
片方に急に重量がかかったためヘリは高度がぐんと下がる。
上須加は銃を構える。が、ここにきて手が鈍る。

2418w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 18:29:30 ID:???
上須加(クソッ、なぜここまできて......相手は怪物だぞ?なぜ躊躇う?)
ハンター「アっ...」
ヅサベベ「フファ」
なんとか落下をまぬがれて、ヘリの足まで登る二人。そこでまたガチンコ再開。
 ドガッ ボガッ
ハンターがラッシュを叩きこみ、ヅサベベを追い込む。
 ドグァ
ヅサベベもパンチで反撃、またハンターを追い込もうとする。
 ドギィ ドギィ ドゴォ
ハンターのラッシュがヅサベベの胸部にぶち込まれて、ヅサベベは転倒して落ちそうになる...
その寸前にヘリの足にしがみついた。
 ドガァ ドガァ
キックでヅサベベを落とそうとするがヅサベベも耐える。そしてヘリの下から反対側にまわりこんで
無防備の上須加を襲った。
上須加「うぐぁぁぁぁぁぁ...!」
このままでは上須加が死んでしまう...すごく強そうだけど。
ヅサベベは上須加の首の骨をそのたくましい腕で折ろうとする。
上須加「くぅぅうう...!」 
ハンター「オラァ」 ボゴォアアッ
中に入ってきたハンターのストレートがヅサベベの顔面に炸裂してヅサベベは前方に吹っ飛んだ。
もう上がってこないだろう...

上須加を引き上げて、安心していたハンターの所にアイツが戻ってきた!
 ヒュゥゥーーイ
ハンターを後ろから押さえつけて引き落とそうとする。
多分、糸を利用してヅサベベは落下をまぬがれたのだろう。
ハンター「おっ、あっあっ......!!」
ハンターもドアの両側を押さえて、落ちんまいと必死になってしがみつく。
上須加「はぁはぁ...」
このままではハンターが落ちて死んでしまう!
ハンター「フゥ〜〜〜...!」 ドグゥ ドグゥ ドガァ
ハンターの全身を押さえていたヅサベベは、エルボー3連発は当然よけられなく、逆に
押されてしまった。
ハンター「ハァッ!」 ドギアャ
壁を支えにして、ハンターはヅサベベにドロップキックを撃つ。
ハンター「ハァアッ!!」 メメタァッ
 ボゥーーーーーン
ヅサベベ「......グァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ............!!!」
 ドオオオオン
ハンター必殺の蹴りでヅサベベは大きく跳ばされて、近くの倉庫に落下した。倒した!

 ブゥゥゥゥゥゥゥゥン※ヘリのローター音

上須加「俺を...助けた...!?」
ハンターは...いや戦士はなにもいわずに上須加に向かって、『1番目の技』の『サムズアップ』をキメた。
上須加と戦士は向き合う。 2人のバックは紅く燃える夕日。
上須加「...お前は誰だ?」
ハンター「じゃ」
 ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥウ  ガシンッ
戦士はそのまま警察署の屋上に降りて行った。上須加は自分の右腕でも『サムズアップ』をしていた。
その自分の腕をみてハッと気付く。
上須加「まさか!」
ハンターは上須加が見守る中、走り去り、そしてヘリもまた夕陽に消えていったのだ。

2428w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 18:30:14 ID:???
『仮面ライダー ハンター』エンディングソング
           
             『青空になる』

          ―重い荷物を 枕にしたら―

          脚本 いい肉 文芸 いい肉

   ―深呼吸...青空になる―ピュ ピュ ピュー ピュル〜ルルル

  監督 いい肉 アクション監督 いい肉(ジャパンアクションクラブ)

       撮影 いい肉 HDカムサポート いい肉 

    V.E いい肉 F.C いい肉 C.A いい肉

    照明 いい肉 照明助手 いい肉 音声 いい肉

        ―目を開けてても つぶっても― 

   美術 いい肉 装飾 いい肉 小道具 いい肉 装置 いい肉

   美粧 いい肉 衣装 いい肉 操演 いい肉(ライズ)
        
         ―同じ景色は 過ぎて行くけど―

           助監督 いい肉

       ―今、見てなくちゃ...気付けない―

編集 いい肉 EED いい肉 MA いい肉 MA助手 いい肉

         選曲 いい肉  音効 いい肉

      キャラクターデザイン いい肉 資料担当 いい肉 
 
        造型 レインボー造型企画 いい肉

           ―君を 連れて行こう―

   VSXスーパーバイザー いい肉  CCコーディネーター いい肉

          ビジュアルエフェクト いい肉

         ―悲しみのない 未来まで―

  トライアルアクション いい肉 カースタント いい肉 車両 いい肉

          連載 いい肉 広報 いい肉

          ―君がくれた笑顔だけ―

       オープニング『仮面ライダー ハンター』

            作詞 いい肉
            作編曲いい肉
            うた いい肉

         エンディング『青空になる』

            作詞 いい肉
            作編曲いい肉
            うた いい肉
     ( 日本コロンビア CODC―1833)

          ―ポケットにしまって―      

     技術協力  いい肉     撮影協力 いい肉
 
     装飾協力 凡骨       衣装協力 いい肉

製作担当 いい肉 製作デスク いい肉 プロデュース補 いい肉

  技術プロデュース いい肉   OP・ED監督 いい肉

          ―僕は...青空になる―


          □■□テレビ暗武烈螺
          製作 海馬コーポレーション

2438w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 18:30:48 ID:???
仮面ライダー ハンター 次回予告

ダァァァァン(効果音)
上須加「あの未確認生物兵器第1号と第2号は...両方とも死体すら確認されてない」
工場のタンクのそばに立つ謎の怪人をみて警察たちは驚愕。
上須加「まさか...『第3号』!?」
第3号に殴りかかる栗酢。それを止めようとする上須加。
栗酢「うおらぁ!!」
上須加「馬鹿!何を!?」

栗酢「俺が見たイメージの中では、戦士は...『赤』い体をしてた。
   けど俺が変身したときは...『白』い体だった。
    本当は『赤』じゃいけなかった気がするんだ」

栗酢「こんなヤツらのためにッ!!これ以上、誰かの涙を見たくないッ!!
  ...だから見ててください!!俺の『変身』ッッ!!!!!」

栗酢「いくぞッ!!―――――――――――『変身』!!!」
赤い体の戦士に!!

ハンター「ハンターが...ハンターが!」

            

              EPISODE2 変身

2448w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 18:31:51 ID:???
いい肉が提案する遊戯王OCG


□魔法

・T−ウィルス 永続魔法
 効果
このカードがフィールド上に存在する限り、自分フィールド上のモンスターは「闇属性・Tゾンビ・感染族」として
も扱う。自分フィールド上の「T」と名のつくモンスターは攻・守が500ポイントアップし、一度だけ戦闘では
破壊されない。(ダメージ計算は適用する)。
このカードは相手のマジック・罠・モンスター効果で破壊・除外されない。
このカードが破壊、除外されたとき、自分の墓地に「G−ウィルス」が存在していた場合、除外することで
デッキ又は手札から「T−092」を発動することができる。
自分の墓地に存在する「T−Veronica」とフィールド上のこのカードを破壊することで
手札から「Cウィルス」を発動することができる。

☆いい肉のコメント
僕が考えるTウィルス像の一部をOCG化したものがこれです。永続なのはその「BIO」
シリーズ内でのしつこさからである。
なお「クリムゾン・ヘッド」は除外しておいた。リメイク版は嫌いだからね。
そして、このカードはあるカードと組めば「全速☆前進☆DA☆」なコンボができる。
「T:は破壊されても、感染したモンスターは死なない。恐るべき、「T」。

・G―ウィルス 通常魔法
 効果
フィールド上のレベル7以上のモンスターを一体選ぶ。自分又は相手は以下の効果を得る。
●自分:選択したモンスターをリリースする事で自分のデッキ・手札・墓地から「G生物―G」を特殊召喚できる。
●相手:選択したモンスターを「G生物―G変異体」として扱う。選択したモンスターは元々の属性・種族
効果、攻撃・守は適用されない。
「G生物―G変異体 闇 感染族 ATK2950 DEF500
 効果 毎ターン自分フィールドに『G幼虫トークン・闇・攻100守0』一体を召喚する。
    このモンスターは5ターン後に破壊する。」

☆↑これは...いいよね。うまく再現していると思う。「G」については後日。


・T―Veronica 永続魔法
効果
このカードがフィールドに存在する限り、自分は他のマジック・罠を発動する事はできず、アドバンス召喚するこができない。
フィールド上のレベル4以下の戦士族モンスターは「部下アリ 火 昆虫族 ATK2000DFE0効果エンドフェイズ時に
このカードを除外する事ができる。」としても扱える。このカードのコントローラーは
「部下アリ」をリリースすることで700ポンイトライフを回復、
又は自分に500ポイントのダメージを与える。
自分のターンのエンドフェイズにモンスターを一体リリースする。
しなければこのカードをを破壊する。

☆女王にふさわしいカードに仕上げてみました。回復、自身にダメージ...
「あれ?何か思いあたるぞ...」と、思った人はベロニカ好きだね。
部下アリとはアルフレッドの事です。


・Cウィルス 儀式魔法

このカードは「T−ウィルス」の効果でのみ発動できる。
発動したとき次の効果から1つ選択して発動する。
●自分の墓地に存在する「T−ウィルス」「T-Veronica」「G-ウィルス」
「T-092」「ネメシス」「T4」とレベル8以上のモンスターを
除外する事で、エクストラデッキから「オズウェル・E・スペンサー」を召喚する。
●フィールド上のレベル2以下のモンスターの元々の攻撃力・守備力を4000となり、
 戦闘以外では破壊されない。

2458w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 18:33:27 ID:???
仮面ライダーハンター 第2話 変身



汝 これを 見る ときは 部屋を 

照らし出し できる限り 離れて見るべし


――――――ファァアアア......


ここは町外れの教会。深夜の月の光でそのシルエットがパッと映る。とても神の場所とは思えない。
その教会の屋根に一匹のコウモリが止まった。や、性格には“それに似たもの”だ。
 グゥゥンンンンンン
それと同時に教会の駐車場に一台の車が止まった。シルバーでスリムな車だ。
中から若い女性が出てきた。
コウモリ?「ヒュァァァァァ............」 クチュァ...クチュチャ......
どうやら携帯の会話に夢中らしい。
女性A「もしもし?ああぁ」

コウモリ「ヅキパ ガギズバ(訳:次はアイツか...)」
 シュアアアアアアアアア
飛び降りたかと思うと、両腕と一体化している飛膜でグライド飛行した。スピードはぐんぐんと上がり、
女性との距離を縮めている。一方の女性はまだ友人と会話を楽しんでいる。...危険だ!
女性A「最近どうよ?え!?嘘...ホントに!!?エ、ホント...」
 ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥウウウウウウウウウウ
近づいてくる何かを察したのか、女性が振り向くと、 
 ガシッ
悲鳴をあげる事さえなく、そのまま車の陰に隠れてしまった...

2468w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 18:33:57 ID:???
 オープニング『仮面ライダーハンター!』(クウガの改造版でこの番組オリジナルバージョン)


        ダッ、 ダッ、 ダッ、 ダッッ ダァァーーーーン...


        ―真っ白い時 歴史をゼロから書き直そう―
     
        ―神話は受け継がれるもの―
     
        ―今、苦しみをなぎ捨てて!―

         ツツン...ツツツン...ツツン...ツツツン...
         フュゥゥゥゥイッッ  ダダァァンッ ダダァァンッ

        ―ハンター 熱く燃え上がれ―

        ―ハンター 心のシャウト―

        ―ハンター 強くいるためにー

      ダ、ダ、ダ、ダ、ダ、ダ、ダ、ダ、ダッッ

        ―No Fear No Pain―

        ―未来(あす)と共に歩くため―
       
        ―No Fear No Pain―
       
        ―迷わず 前に進むだろう―

       
        ―前人未到 俺が破ってやる!―
       
        ―超・変・身! 仮面ライダーハンターーーーーーーーーーァァ!!―

A New Hero.A New Legend.

                   仮面ライダーハンター
      
                        A New Hero.A New Legend.

2478w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 18:35:33 ID:???
ここはごく普通の喫茶店。心地よい朝日が店の窓から全体にやさしく降り注いでいる
その傍らで、パソコンに熱中している若い女性がいた。

                  楽雲市 南楽雲
                   07:12a.m.
 カタカタカタカタカタ カチャン
汁子「不発弾処理と熊出現...?」

             記事の内容
         休日の楽雲市民にwパンチ  □
         不発弾処理と熊出現で中パ
         部を一部閉鎖        □

         市内で子供が神隠しにあう  □
         牧場で血を抜かれた牛発見  □
         夜中に唸り声を聞いた人々  □
         ▼記事の全文へ▼記事の全文へ

汁子「何...それ...」
 モソモソ
汁子の反対側の席のコートがモソモソ動き出した。中から寝ぼけ眼であくびをしている栗酢がのそっりと
起きた。
栗酢「ふぅあああああああぁ...はぁ...!」
窓から指す日光に、目を細める。
栗酢「明 るっ!」
汁子「あたりまでしょ。11時間も寝てたんだから」     脚本 いい肉
ぶすっとした顔で言った。
栗酢「ごめんね。生まれて初めて『体力消耗したぁ〜』って感じ」  監督 いい肉  
すると、栗酢は辺りをきょろきょろ見わたし腕をあげた。
栗酢「すみませ〜ん!メニューくださーい!」
汁子「こっちは眠れなかったよぉ。またビデオ見せられて」

                          EPISODE2 変身

汁子「“変なもの”に襲われて...それに五代君まで“変身”しちゃった!
   ねぇ、大丈夫なの?あんな事になっちゃて...」
栗酢は塩を取った。
栗酢「うん。まぁいいんじゃないの?とりあえず死なずにすんだし」
汁子「気楽すぎー!」
栗酢は手に降りかけた塩をなめて顔をしかめた。
汁子「変身したまま五代君じゃなくなるんじゃないかと思って心配したんだから!
   メチャクチャ心配だったんだから!」
心の底から心配している汁子をよそに、栗酢はおもむろに語りだした。
栗酢「なんかね。その気になると闘う姿に“変わる”みたい。で、その気になくなると元の姿に“戻った”。
   わっかりやすいよね!」
丁度いいタイミングでウェイトレスが来て2人にメニューを渡した。汁子が五代のメニューをグイっと引き寄せて
子供が駄々をこねるようにいった
汁子「速く東京帰ろーぉ!!もう、あんな危ないことしなくてもいいでしょ!?」
栗酢「ねぇ。ただの冒険野郎に戻れたらいいよね。好きに慣れないから...あの感触は」
汁子「あの感触って?」
栗酢は自分の握りこぶしを携帯のそばに置いた。


地下駐車場にて。
警官「待ってくださいよ!おとといの余嵜の事件があって以来、あっちこちで妙な事件が続いてますよね?

                       暗武烈螺警察本部
                        07:31a.m.   

 子供が神隠しにあったり!牛の血が抜かれていたり!夜中に唸り声がきこえてきたり!!
 なのに、なんで今ちゃんと発表しないんでしょうかね!!?」
 パタンッ
警官と上須加刑事はこのやり取りをパトカーに乗る前から繰り広げてきた。
 キュアュウウウウウウキュッ※パトカーが駐車場から出て走る音    ブゥゥゥンンンン...
上須加「あの『未確認生物兵器』『第1号』と『第2号』は...両方とも死体すら確認されてない。
    『闇雲に情報を公開していたずらに不安をあおるんじゃない』と『上』が判断したんだ。」
警官「でもですね...!!」
上須加「その分...うちの警備体制を強化してもらえる筈だ」
サングラスの奥の瞳が赤く発光した。(※上須加さんは設定上『人間』です)
上須加「...例の『HKCS 2000』が開発されたら、警視庁よりこちらに優先的に配備される可能性だって
    あるらしい」
警官「すごいじゃないですか!!」
すっかり感嘆した警官はさっきとはうって変わって上須加を尊敬の眼差しで見た。
上須加は横を向くと急に言った。
上須加「おい止めろ」
警官「え!?」


場所は喫茶店に戻る。
 カチッ カチュ
栗酢が少なくなったライスカレーをもそもそと食べていた。
 カカカン
上須加がすぐそばの窓をたたくと、栗酢が気付き、サムズアップで応えた。
上須加は親指で後ろを指し「向こうで話そう」とジェスチャーで伝えた。
栗酢は一気に食べ終わると外に出た。

上須加「俺の勘違いなら忘れてくれ...君はゆうべ...」

2488w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 18:36:07 ID:???
栗酢「はい!あの蜘蛛みたいのと闘いました!」
その言葉と同時に出されたサムズアップで上須加は確信した。彼が...
上須加「やはり君が『未確認生物兵器第2号』か!」
栗酢「俺、そんな名前になってるんですか?...ちょっと言い難いな」
すかさずじり寄る。残像を残して。(※上須加は人ですよ)
上須加「どうしてそうなった!?」
栗酢「いや成り行きってゆーか、あの遺跡で“幻”を見てぇ、そのとおりにベルトつけたら
   嘘みたいに入っちゃたんですよ。ここんとこにスーっと。いや、フっと?いや、ズーンゥって感じもありました。
   ...どっちがいいですか?」
ひととおり腰に手を当てジェスチャーをした後、栗酢が聞いてきた。
この異質の“軽さ”に上須加は呆れて怒りにもかられた。
上須加「何故そんな軽率な事をした!」
栗酢は少し考えて笑顔でこう言った。
栗酢「...求められていた気がしたんです。あの蜘蛛みたいなヤツと戦えって」
上須加「求められた?」
栗酢「やって見て、やっぱそうかと思いました。『戦うための体になったんだな』って」
上須加「なんとも無いのか!?あいつと同類になる可能性だってあるんだぞ!」
栗酢「いや、それはないと思いますよ!ただの勘ですけど」
上須加「馬鹿か君は!その理由の無い自信は何なんだ?」
いい加減栗酢の軽さにうんざりしたていた。
栗酢「それより刑事さん。あの蜘蛛みたいなヤツはどうなりましたか?」
上須加「...もう君には関係のない話だ」
仏頂面とこれだろう。いまの上須加がそうだ。
栗須「...『生きてる』んですか?」
上須加「関係無いと言ったろう!.........それよりちょっと署に来い。体を調べるんだ。」
強引に近くに置いておいたパトカーまで引っ張る。
栗酢「い、いやっ、ちょっと」
上須加「?」
栗酢「昨日風呂入ってないんで...」
上須加「何ィ?」
そこにさっきの警官が割って出る。
警官「ちょっと上須加さん。早く現場行かないと敏腺杜(ビンセント)さん怖いですよぉ」
少しクールダウンした上須加はコートの内ポケットから手帳を出し、なにやら書き記すとそれをちぎり栗酢に渡した。
上須加「すぐ東京に帰ってここに行け」
栗酢「『監察員・有為裡辮 罵亜欣(ウィリアム・バーキン)』?」
上須加「いいな」
そう言い残すと上須加はパトカーに乗り込み、気付くともう見えない所まで行っていた。


 ブァゥ――――ン
サイレンンの音が響く教会。その駐車場に停めてあるパトカーから上須加が出てきた。
現場は当然昨夜のままで女性物のハンドバックから手帳だのハンカチだの口紅だのがぶちまけられていた。
ケードをくぐるとそこにはベテラン警部が。
上須加「遅れて申し訳ございません」
敏腺杜「お、すまんな」
その初老の警部はさっきの警官の話とは違って、いたって温厚そうに見える。
上須加「殺しの現場に、どうして我々警官が...?」

    楽雲市 芽韻洲鳥居戸(メインストリート) ジョージ―=トレバー教会
                     08:16p.m. 

敏腺杜「ガイシャの傷痕が気になってなぁ。ここに(首)何かに噛まれたような小さな穴が2つ...死体解剖を行わなければぁ
    わからんが、それ以外に致命傷はない。しかも一晩に『5』だ!」
指差す所にはチョークでガイシャが刻まれている。そのすぐそばに監視が周りの調査している。
上須加もそれんとなりにきて監察する。
敏腺杜「『夕べの生き残り』って可能性...ないか?」
上須加「『第1号』も『第2号』も口の形状が人間と全く異なるものだったと思います」
敏腺杜「そうか...その2匹はぁ、『光』に弱いってぇ事ないか?」
上須加「いえ。...何故です?」
神妙そうな顔つきで警部は言った。
敏腺杜「全くぅ信じちゃいないんだが、怪物に襲われたと言ってる酔っ払いがその怪物は
    『朝日』をみて逃げたと言うんだ」
ふと2人は登ったばかりの太陽を見た。
上須加「まさか...『第3号』...」
敏腺杜「!!」

その後方ではやじうまたちが集まり警察が必死に押さえていた。そこにちゃっかり栗酢もいる。
現場では上須加と敏腺杜たちが調査している。そして、となりの噴水には親子がいた。
幼稚園児ぐらいの女の子とその母親とおぼしき人物だ。
女の子「ねぇ、ママ。宛褸(アル)さまはだいじょうぶかなぁ?」
ママ「そうねぇ。今日お出かけするなんて伺ってなかったけど...」
女の子「野良犬(BIO1参照)におそわれてたらどうしよう...やだなぁー」
ママ「ホントねぇ...」
栗酢「...」

やじうまの列からぬけだした栗酢は教会の本堂に行った。扉は大きく、栗酢の倍くらいある。

2498w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 18:38:31 ID:???
タンッタンッタンッ グァン グァン グァン
扉を叩いたりゆすってみたりしたものの、反応はなかった。栗酢は教会の裏手にまわり、どこか
うまく入れそうな場所を探す。すると、ひとつだけ鍵のかかっていない窓があり、あけて見ると
首の折れた女神像があった。...それはともかく、軽い身のこなしで窓を潜りぬけて教会に入ることにせいこうした。
物置から出ると、そこはすぐ礼拝堂に繋がっていた。
栗酢「...すいませーん」
礼拝堂はそこまでめずらしい造りではないが、綺麗に磨かれたステンドグラスや床の大理石は近代的である。
堂内にもれる陽光により、神秘的な雰囲気を漂わせる。 中に誰もいなく、まるで空白なのが残念で仕方がない。
聖マリアの絵のレプリカやグランドピアノも、突然の訪問者に少しだけ微笑んで見えた。
栗酢はまっすぐ、ゆっくり歩いている。美術品を見渡しているよだが......その物がなにかわからない人間にとって
何に見えるのだろう?その時...
栗酢「...!!」
ふと、扉をみると、緑白い顔にのぞかれているのに気がついた。栗酢のこと睨んでいる。栗酢は警戒されていることに
全く気付いていない。
栗酢「宛褸神父さまですか?」
神父?姿の男はドアから姿をあらわして栗酢の方に近づいてくる。
栗酢「ちょっと...あのー、どうしたのかなー、なんて」
神父は殺気立った顔で栗酢の目の前に立とうとした瞬間、自分の体に差し込んでくる日光に
目を覆った。まるで光を避けているように...
栗酢はその光景をまぶしいからなのだと、解釈して、自分に降り注ぐ日光を右手で塞いだ。
栗酢「お元気ならいいんです...すみません。帰ります。」
神父の変わった態度にようやく気付いた栗酢は不思議そうに振り返りながら、その場を後にしようとした。
―――神父「ギシャバ ビゴギン グスジャズザ(訳:嫌な匂いのする奴だ...)」
神父が自分の耳につけてあるピアスをピンと鳴らすと、栗酢が再び振り向いたときにはすでに消えたようにそこから
いなくなっていた。おかしいなと思った栗酢だが、その場は立ち去る事にした。静かに扉が閉まり、またあたりは静まり返る。
ドアの近くの燭台の下には、服を剥がされ血を抜かれた本物の神父が横たわっていた。


汁子「そうなの〜!一晩寝て、また2時間ほったらかし〜ぃ!あたしもぉ、居づらくてさぁお店にィ〜!」
携帯で友人に電話するのと、戻ってきた栗酢を手帳で叩くのを同時にこなした。
汁子「え!?"熊騒ぎ”?そうね...大変。胴吏(ドゥーリー)とこにも訴状がいってんだ。え!?そうなの?いつ...?」
手帳を開いてメモを始める。
汁子「えっと、楽雲市の...麝公(ジャック)4丁目ね。...うんわかった。...ありがとう。じゃーね。」
 ピッ
汁子「今晩遅くなりそうだから、泊まるとこ探すの手伝って。」
栗酢「え?」
汁子「調査団の縁利己先生のお通夜があるの。せめてお焼香だけでも...と思って」
栗酢「そっかぁ......オレもちょっと気になる事があるんだ」
汁子「?」

  ウゥゥゥ〜ンゥ
無線「県警より『未確認生物兵器』を発見。ただちに...」

                           楽雲市 麝公
                          05:06p.m.
上須加のパトカーに緊急要請がはいる。交差点をいきおいよく曲がり、スピードを上げた。それを待っていた栗酢は
その後を追う。

警官たち「うわ〜ぁ!!」 ボンッ
現場では警官4人が応戦していた。が1名は怪物の餌食となった。首筋に2つの穴が開いている。
警官J「おい!大丈夫か!!?」
未確認生物兵器「ヒュァァァァイイイイィ...」
倉庫の屋根に鷹のように留まっている、コウモリに似た2本足の生物の名はこういう。

― 未確認生物兵器第3号 ゾ・ダダゾ・グ ―

2508w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 18:40:26 ID:???
警官たち「うわあああ!!」ドヒュンッドヒュンッ ダンッダンッダンッダンッダダンッ
飛膜を広げてグライド飛行するルグゲに、恐怖におののく警察たちの銃撃は意外と命中した。
 キュゥゥゥゥゥッア
車を滑らせて駐車すると、上須加はすぐに警官のもとへ向かった、同時に到着した栗酢もバイクから降りて急ぐ。
ルグゲ「フェッ!」ザジュン
生き残った警官たちを空中殺法で薙ぎ倒す。普段ではありえないほど慌てながらも上須加は警官に呼びかける
上須加「逃げろ!速く!速く逃げろ!」
腰のホルスターからベレッダを引き抜き構える。その時、よこからあのわけのわからん男がまた現れた。
栗酢「刑事さんッ!」
上須加「帰れ!これは警察の仕事だ!」
栗酢「でも刑事さん...!!」
上須加「速くといったら帰れっ!!」ズヒュンッ ズヒュンッ ズヒュンッ
着地したルグゲが笑うと撃ちこまれた銃弾が全て肉体から落ちた。
 コロン コロン...
栗酢「うおおおおお!!」ドガッ(キックの音)
上須加「馬鹿っ!何を!?」
栗酢がルグゲの体にパンチ・キックを放つと同時にその体は鎧に包まれて、
アッパーからつづくフック2連発の後、彼は昨夜の姿に変身した。
― ハンター未完成形態 グローイングプロトフォーム ―
上須加「『変わった』...」
さらにハンターはキックとパンチを放ち、ルグゲは後退した。ハンターは自らの拳を気持ち悪そうに見るとルグゲのほうへ構えた。
しかし...ルグゲは何事もないように歩み寄ってきた。
ルグゲ「マンジ...デデンボ...ボググスンザジョ!!(翻訳:パンチってのは...こうするんだよ!!)」
ハンターがルグゲにストレートすると、ルグゲからすさまじいカウンターを決められた。ルグゲの猛打がハンターの体を打ち抜き、
最後に強烈な一撃で後方に吹き飛ばされ、上須加も巻き込み路上に倒れた。それと同じくハンターの装甲は消えて元の姿に戻った。

痛みで体を起こせない栗酢にルグゲがトドメをさそうとした時、上須加の銃撃が妨害した。それに腹をたてたルグゲの払いによって
上須加はまたも吹き飛ばされた。
上須加「はぅああっ!!...ぐぅあ...!」(※上須加さんは人間です。痛がるのは当たり前です)
 プアアーーーーンッ
救援に来た警官のパトカーがやっと到着した。そのパトカーのライトから強烈な光がルグゲに射さる。
ルグゲ「エグ...ガッ...ァァァァ!」
苦しそうにもがくコウモリを置いとき、警官は崇拝する瀕死状態の上司に駆け寄った。
警官「上須加さん!!上須加さん!!...上須加さん!!上須加さん!!」
その声で意識を何とか取り戻した上須加はコウモリ怪人の方を見る。そこにはもう何もいなかった。
栗酢はくやしそうに地面を這う。





栗酢は病室の前で待っていた。
        
                          楽雲県警察病院
                          06:09p.m.

看護婦「駄目です、上須加さん!ちゃんと検査しないと。骨折している可能性もあるんですよ」
出てきたかと思うと口論がスタートした。
上須加「いいんです。もう痛くないですから」
中年看護婦「そんな筈ないでしょう!?」
上須加「大丈夫です!!」
声を張り上げた上須加に、中年の看護婦はすくんだ。
上須加「色々と調べたいことがあるんで」
礼をすると足早に去る。もちろん栗酢が追う。
栗酢「刑事さん!」
上須加「...まだいたのか」
栗酢「すいません。俺のせいで...」
上須加「私が悪いんだ。あくまで君は民間人だ」
栗酢「でも...」
そういう栗酢の襟元を掴み上げて壁に押しやる。目が赤く発光する。
上須加「君が戦う力を得たと思うのは勝手だっ。だが君に戦う義務はない。これは市民を助けるという
    我々警察官の仕事だ。中途半端に関わるなッ」
脅迫口調で言うと開けたエレベーターに乗り込み消えた。


そのとき、栗酢のなかに、ベルトをつけた人物が赤い装甲をした戦士に変身するイメージがノイズのように流れ込んだ。


栗酢は寂しげな足取りでホテルの受付を通り過ぎた。
汁子「遅いよ〜、五代君。何してたの?」
ロビーのテーブルのオマケのような椅子でずっと待っていたので汁子は立ち上がったときすこし足が麻痺していた。

                    楽雲市 南蛙膚多運(アップタウン) アッ●ルインホテル
                              06:52p.m.
栗酢「..."赤い戦士"が戦ってた」
汁子「"赤い戦士"?」
栗酢も座る。

2518w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 18:41:10 ID:???
偽りの初心者さんの作品↓

2528w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 18:43:48 ID:???
妄想小劇場『NEWキラー9(51)〜後ろ〜』

バックキックを入れると、左肩の刃が抜けた。・・・・痛ぇ。いや、痛くないはずは無い。しかし、この痛みは・・・異常だ。
「この高周波ブレードは・・・特殊な周波数で振動している。詳しくはTIPSを見るんだ。」
ジジィまでわけの分からない事を言い出す。そんなにメタパロディがやりてぇならさっさと死ね。死んで感想小劇場で死に続けろ!
ズドォン!!
弾丸はオトリだ。本命は左ポッケのポケットナイフ。
「無駄だな。」
「―――――ッ!?」
いつの間にか後ろを取られていた。
「貴様が一度跳ね返された作戦をまた使うアホだとは思わなかったな。」
ザシュッ
「ぐっ・・あぁぁ・・・・・」
今度は背中を斬りつけられた!・・・傷は・・浅くないが深くは無い。ロケットランチャーを喰らうよりはマシか。
「この・・・・うっ!」
左のポケットからナイフを取り出し、ロベルトを斬りつけようとする。しかし。ナイフを取り出そうとした左腕は、言う事を聞かなかった。
「残った振動が貴様の腕を蝕み始めたようだな。」
左肩の穴が開き、まるで太い杭が貫通したように傷痕が開き出した。
「最早貴様は助からない。すぐに楽にしてやるぞ。小僧。」
「ぐっ・・ぬうう!・・・・畜生・・・・・」
侵食が進む傷を見てパニックに陥りそうになる・・・が、俺は偶然にも振動を止める方法を思いついた。
俺はロベルトに背を向け、ドタドタとロックが居る場所へ走り出す。・・・ロックは気絶しているな。
「―――どこへ行こうと言うのかね?」
「!?」
いつの間にかロベルトが、俺の進行方向に回りこんでいた。駆け出したその脚に払いを喰らい、俺は無様に倒れる。
そして俺の胸に、剣が振り下ろされる! 何とか転がって回避した。
「一度そうなってしまえば救急スプレーを使っても振動は収まらない。つまり、その状態を治す事は・・・」
「超低温は全てを止める。」
「?」
転がった時に、何とかロックの手からこぼれた物に手が触れた。
「聞こえたか? 超低温で動く物は何も無くなる。全てが止まる。それは振動だって例外じゃないはずだ。」
そして俺は、その「球体」を、肩の部分で割った。
飛び散った中身は白い煙を上げ、俺の熱を奪っていく。つ、冷たい・・・が、予想通りそれ以上傷が大きくなる事は無かった。
これがロックのアイディア商品『冷却ボール』だ。ネーミングはよろしくないが効果は確かだな。
正直、役に立つとは思えなかったが・・・レニーの発言が俺にヒントを与えてくれた。背中の傷にも割っておいた。
「・・・・面白いな。しかし、いくら傷を治そうが無駄なことだ。貴様は私の攻撃を避ける事など出来ないからだ!」

「がはっ!?」
いつの間にか俺は地面に倒れていた。・・・・武器庫でも同じようなことになったな・・・。幸い、今回はまだ動ける。
「見えたか? 小僧。」
見えなかった。
「貴様には私を知覚する術が無い・・・貴様は私に勝てん!!」
そして奴の姿がまた消えた・・・・何処だ・・・・・?
「うっ・・うう・・・・・れ・・レオン・・・・・」
うめき声だ。・・・・ロックのようだな。
「ロック・・・気をつけろ。ロベルトがどこかに―――」
「レオン、後ろだ!!」
ロックが叫んだのは、俺が後ろからの殺気を読み取った直後の事だった。・・・振り返ってはマズい。奴は既に攻撃態勢を整えているはずだ。
だから俺は前転し、立ち上がる時に振り返った。
ドスッ!
「うぅ・・あぁぁ・・・・・」
「やさしい戦友を持ったな小僧。確かに私は貴様の後ろに居た。」
俺の後ろ・・・つまり、さっきまで俺が向いていた方向から・・・刀が俺の胸に突き刺さった。
そして俺は・・・・・・・・・地面に崩れ落ちた。
「ふはははははは!! はははははははははははははは!!」
後には、ロベルトの哄笑が響いた・・・・・・。

2538w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 18:45:51 ID:???
妄想小劇場『NEWキラー9(51)〜後ろ〜』

バックキックを入れると、左肩の刃が抜けた。・・・・痛ぇ。いや、痛くないはずは無い。しかし、この痛みは・・・異常だ。
「この高周波ブレードは・・・特殊な周波数で振動している。詳しくはTIPSを見るんだ。」
ジジィまでわけの分からない事を言い出す。そんなにメタパロディがやりてぇならさっさと死ね。死んで感想小劇場で死に続けろ!
ズドォン!!
弾丸はオトリだ。本命は左ポッケのポケットナイフ。
「無駄だな。」
「―――――ッ!?」
いつの間にか後ろを取られていた。
「貴様が一度跳ね返された作戦をまた使うアホだとは思わなかったな。」
ザシュッ
「ぐっ・・あぁぁ・・・・・」
今度は背中を斬りつけられた!・・・傷は・・浅くないが深くは無い。ロケットランチャーを喰らうよりはマシか。
「この・・・・うっ!」
左のポケットからナイフを取り出し、ロベルトを斬りつけようとする。しかし。ナイフを取り出そうとした左腕は、言う事を聞かなかった。
「残った振動が貴様の腕を蝕み始めたようだな。」
左肩の穴が開き、まるで太い杭が貫通したように傷痕が開き出した。
「最早貴様は助からない。すぐに楽にしてやるぞ。小僧。」
「ぐっ・・ぬうう!・・・・畜生・・・・・」
侵食が進む傷を見てパニックに陥りそうになる・・・が、俺は偶然にも振動を止める方法を思いついた。
俺はロベルトに背を向け、ドタドタとロックが居る場所へ走り出す。・・・ロックは気絶しているな。
「―――どこへ行こうと言うのかね?」
「!?」
いつの間にかロベルトが、俺の進行方向に回りこんでいた。駆け出したその脚に払いを喰らい、俺は無様に倒れる。
そして俺の胸に、剣が振り下ろされる! 何とか転がって回避した。
「一度そうなってしまえば救急スプレーを使っても振動は収まらない。つまり、その状態を治す事は・・・」
「超低温は全てを止める。」
「?」
転がった時に、何とかロックの手からこぼれた物に手が触れた。
「聞こえたか? 超低温で動く物は何も無くなる。全てが止まる。それは振動だって例外じゃないはずだ。」
そして俺は、その「球体」を、肩の部分で割った。
飛び散った中身は白い煙を上げ、俺の熱を奪っていく。つ、冷たい・・・が、予想通りそれ以上傷が大きくなる事は無かった。
これがロックのアイディア商品『冷却ボール』だ。ネーミングはよろしくないが効果は確かだな。
正直、役に立つとは思えなかったが・・・レニーの発言が俺にヒントを与えてくれた。背中の傷にも割っておいた。
「・・・・面白いな。しかし、いくら傷を治そうが無駄なことだ。貴様は私の攻撃を避ける事など出来ないからだ!」

「がはっ!?」
いつの間にか俺は地面に倒れていた。・・・・武器庫でも同じようなことになったな・・・。幸い、今回はまだ動ける。
「見えたか? 小僧。」
見えなかった。
「貴様には私を知覚する術が無い・・・貴様は私に勝てん!!」
そして奴の姿がまた消えた・・・・何処だ・・・・・?
「うっ・・うう・・・・・れ・・レオン・・・・・」
うめき声だ。・・・・ロックのようだな。
「ロック・・・気をつけろ。ロベルトがどこかに―――」
「レオン、後ろだ!!」
ロックが叫んだのは、俺が後ろからの殺気を読み取った直後の事だった。・・・振り返ってはマズい。奴は既に攻撃態勢を整えているはずだ。
だから俺は前転し、立ち上がる時に振り返った。
ドスッ!
「うぅ・・あぁぁ・・・・・」
「やさしい戦友を持ったな小僧。確かに私は貴様の後ろに居た。」
俺の後ろ・・・つまり、さっきまで俺が向いていた方向から・・・刀が俺の胸に突き刺さった。
そして俺は・・・・・・・・・地面に崩れ落ちた。
「ふはははははは!! はははははははははははははは!!」
後には、ロベルトの哄笑が響いた・・・・・・。

2548w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 18:47:45 ID:???
妄想小劇場『NEWキラー9(52)〜コンティニュー?〜』

「ふはははははは!! はははははははははははははは!!」
ロベルトの哄笑が響いた・・・・・・。
「レオーーン!!」
「くっくっくく・・・ツィットニー=K=ロック。貴様も、すぐに奴らの元へ送ってやる。そこに倒れている2人もな。」
「てめぇ・・・ううおおをあああああああ!!!!」
激怒に身を任せ、飛び掛るロック。ロベルトは軽く身を捻ると、意図も容易くロックを串刺しにした。
「―――任務とは、完了まで気を抜いてはならないものだ。相手がどんなにクズのような人間でも、最後に何をしでかすか分からない。」
そういうとロベルトは、うめき声を漏らすロックの体から刀を引き抜き、彼の体を床に放り投げた。彼はそのまま息絶える。
そしてその剣を引きずり、倒れているケイトの胸を―――貫いた。彼女の体がビクンと跳ねる。口から多量の血を吐き、動かなくなった。
ケイトの腹部に脚を掛け、剣を引き抜き・・・今度は壁にもたれかかるレイチェルに眼を落とした。
「・・・白木の杭が必要だったな・・・・くっくっくっくっく。」
押し殺した笑いを出しながら、入念に狙いを定め、レイチェルの心臓に刀を突き刺す・・・。その体が仰け反り、そして震える。
刀を抜き、更にその首を薙ぐ。白い顔をした頭が地面に落ち、そこから噴水のように大量の血液が吹き出る。
白い体が、紅い液体で塗りつぶされていく。やがて完全に心臓が止まったのか、血の勢いが止まり、吹き出なくなった。
「くっくっくっくっくっく・・・・・・・」
剣を振り、血を拭いながら鞘に収め終わった時、ロベルトは懐から懐中時計を引っ張り出した。
「午後2時ちょうど・・・任務完了。さらばだ。レイチェル。ケイト=ウォーカー。ツィットニ=K=ロック。
レオン=スコット=ケネディ。そして、レニー=ブラウン・・・・。ふっふっふっふっふ・・・・・
ふふふふふふふ・・・・はははははははは!!! はーーーっはっはっはっはっはっは!!! あっはっはっはっはっは・・・」


「何がおかしいんだ? ジイさん?」
「―――!!?」
不意に声がした。男は刀に手を掛け、振り返る。
「貴・・・様・・・・・・バカな!!」
バカな。確かに殺したはず。あの位置に高周波ブレードを突き刺せば、レニーですら殺しきれるはず。
それなのに・・・それなのに・・・・何故この男は生きている!? それどころか、この男の体には傷一つなかった。
「なかなか大奮闘でしたのね。お爺さま。」
「本当ね。なかなかの運動神経と言いたいッ! わ。でも、レディを足蹴にして刀を引き抜くのはNGね。」
別のところから2つ声がする。・・・・・・刺し傷も無いし、頭と胴が繋がっている・・・。
バカな。ありえない。ありえない。私が殺したはずなのだ。
「―――もうボケたのか? ジイさん。」
再び、あの男が口を開いた。
「き・・・さまら・・・・何故だ!! 何故生きているんだァァァァ!!!!」
「「「ははははははははははは!! はっはっはっはっはっは!!!!」」」
男の絶叫の後に、3人の男女の哄笑が響いた。そして、『最後の男』が口を開いた。

「チッチッチ―――あんた、俺に向かって言った事忘れてやしないか?・・・・任務とは、完了まで気を抜いてはならない。」
「くっ・・・!!」
「もっともいくら気を抜かなくても。任務完了と未完了の区別が付かないなら意味が無いな。」
「これはどういうことだ!! ツィットニー=K=ロック!!!」
「それが人に質問する態度か? 違うだろ!? ロベルト=ライラス! マジシャンにトリックを聞くなら先に推理くらいしたらどうだ?」
「ふざ・・・けるなァッ!!」
ロベルトは怒声と共に突進し、ロックの首目掛けて刀を横に振った。ロックの首はあっけなく床に落ち、少し遅れて本体が膝を付いた。
爺さんの顔がほころぶが、すぐに引きつった表情となった。・・・そこにロックは居なかったのだから。

「また『引っかかった』な。」
ロックは余裕の表情でロベルトを見ていた。そしてロベルトはおかしな事に気付く。納刀した覚えはないのに、刀が鞘に納まっていた。
「流石天才マジシャンだな。もう新たな能力を使いこなしてるのか?」
「ああ。なかなか面白い能力だな。これは。」
「小僧・・・・貴様・・・・・・・」
「推理が行き詰ってるようだなジイさん。じゃあ今度は、俺の推理を聞いてくれないか?」

2558w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 18:49:57 ID:???
妄想小劇場『NEWキラー9(53)〜Time Stopper〜』

「推理が行き詰ってるようだなジイさん。じゃあ今度は、俺の推理を聞いてくれないか?」
俺はジイさんに有無を言わせない形で喋り出した。
「アンタの能力は、信じがたいが『時を止める能力』だろ?・・・正確には止まった時の中で自分だけ動ける能力だろうな。
だから眉間に銃を当てられても避けることが出来たし、俺の後ろにピッタリくっついて追尾することも出来た。
便利な能力だな。そして強力無比で反則スレスレの能力だ。それは認めるが・・・それだけに避けられるとは思わなかったんだろうな。」
「人も兵器も能力も、弱点が無きゃ可愛くないよな。」
横からロックが茶々を入れる。その言葉にロベルトは顔をしかめ、レイチェルはどういう意味かとロックに詰め寄る。放っておこう。
「小僧。何故そんな事が分かった!?」
「任務終了まで気を抜かないはずのアンタから、本気と言うものが感じられなかった。
さっきの戦いではアンタの表情が、動きが、攻撃が。『これが私の本気ですぅ!』と物語っていた。
なのにアンタは本気をださずに楽しんでた。ただの(ハト入り)グレネードで慌てるアンタが、一撃必殺の闘争を楽しんでいた。
という事は、それくらいにアンタの新たな能力は使い勝手が良い物なんじゃないかなと。そう思ったんだ。
つまり、どんなピンチに追い込まれようが『発動さえ出来ればその状況をひっくり返す事が出来る』そんな能力なんだと。」
「なるほど・・・ありえないという固定観念を取り除けば、時間停止は想像に難くない・・・か。
くっくっくっく・・・素晴らしい! 素晴らしい推理だ! 参ったな。降参だ小僧!・・・ただし、謎解きでのみ・・な!」
「!?」

世界の時間は再び止まった。
「確かに私は時を止めることも出来る。そしてその世界を自在に移動する事も。さっきまでの『物体に限定する』能力とは違う。
時間は分からないがな。この調子なら、従来通り10分はいけそうだな。」
瞬き一つしない『敵』の顔を睨みながら、男は刀を抜いた。
ザスッ!
「こうして、生身の人間の胴体を刀で貫く事も可能だ。・・・恐らく貴様らが使った手は・・『偽者』か何かだろう。」
ロベルトは、世界が止まり、人形のように動かないレオン達を次々と刺突し、両断していく。
「貴様らはいつの間にか、全員が眼を覚ましていた。そして私がレニーに気を取られている間に、自身を偽者と摩り替えたに違いない!
だが、こうなってしまってはそれも出来ない・・・・・・これにて終了だ。」
パキッ!
ロベルトが指を鳴らすと同時に、世界の時間が動き出した。4人の体から一斉に血が吹き出る。
「あっ・・・がっ・・・・!?」
「ふふはははははははは! 見ろ。それが貴様らの限界だ! 貴様らは所詮、ただの屑も当然―――」

「ただの屑がどうしたって・・・?」
今度は全員の姿が消えた。・・・・・声は、自分の後ろから聞こえた・・・・・。
「やったと思った瞬間に後ろに回りこまれた気分はどうだ? ロベルト=ライラス。」
ロックが片手にコーヒーカップ、片手にクッキーを持ちながら言った。
「しかも、この状況で悠長にお茶なんか飲まれてちゃ、屈辱感も倍増ね。」
アールグレイを傾けながらレイチェルが言った。
「何故・・・何故だ!? 偽者とすりかえる時間は無かったはずだ!」
「そりゃ、時間が止まってちゃ誰も動けないだろ。アンタ以外。」
ズズズ。モカを傾けながら俺も言った。ロックはクッキーを紅茶で流し込み、空のティーカップをロベルトに突きつけた。
「じじい。俺達はあんたみたいに腐っちゃいない。少なくとも、この中に彼女を見捨てるような奴は居ない!
―――あんたと違って、味方を躊躇なく殺すような奴は居ない・・・彼女だって、あんたが死なないように手加減したはずだ。」
そう言うと同時にロックはロベルトの足元にティーカップを投げつける。
床に叩きつけられたカップは、粉々に割れると同時に爆発を起こし、ロベルトをフッ飛ばした。
「ぐおう!!?」
フッ飛ばされたロベルトはサクに打ち付けられた。左足は酷く出血し、重度の火傷を負っているようだ。
「さあレオン! さっさとあの腐ったジイさんを叩き潰すぞ!・・・・あんたが手負いだろうが、4対1だろうが容赦しないぜ。」
「「「「覚悟しろ!」」」」

2568w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 18:50:31 ID:???
妄想小劇場『NEWキラー9(54)〜未許可〜』

「さあレオン! さっさとあの腐ったジイさんを叩き潰すぞ!・・・・あんたが手負いだろうが、4対1だろうが容赦しないぜ。」
「「「「覚悟しろ!」」」」
ロベルトは激しく狼狽し、後じさりを始める。ズタズタになった左足を引きずり、まるで虫けらのように床を這いずっていた。
「あ・・・・あ・・・・く、来るな! 私に近寄るなァーー!」
まるで駄々をこねる子供のように、抜き身の刀を振り回し、俺達を威嚇・・・しているつもりのようだ。
ズドォン!
「ひぃ!?」
特製の弾丸がその刀身を叩き折った。ご自慢の高周波ブレードは真っ二つに折れ、刃の大半はサクを超えて下に落ち、酸に溶かされた。
「やり方によっては今の弾も両断できるはずだがな。その高周波ブレードなら。」
つまり、もう奴は戦う意思すらないという事らしい。しかし、それで赦すわけには行かない。
俺の横からレイチェルが、ロベルトに言葉を投げかけながらにじり寄っていく。
「私達は怪我人よ。普通に考えて立つことも難しいほどの重症なの。貴方はせいぜい腕が1本千切れ、左足が使い物にならない程度。
それなのに何? そのザマは。ただの怪我人相手に何を怖がってるの? 自慢の刀が折れてるけど、それだけ刃が残ってれば大丈夫じゃない?」
「ひぃっ・・・だ、だ、黙れ!」
ロベルトが気圧されながらもやっと搾り出した悪態に、ケイトが反応した。
「黙れ? 黙らせてみたら? ほらほら。時間を止めて、その折れた刀で突き刺すだけで良いのよ? そんな度胸もないの?
仮にも貴方は部隊一の古株。リーダーに次いで偉い人なのよ? そんな無能な人間の下で働いてたなんてねぇ・・・ふふっ。」
バカにしたような笑いを浮かべ、じりじりとにじり寄って行く二人・・・その速度は全く変化しない。
ロックが俺の耳元で「やっぱり女は怖いな。」と囁いた。・・・おいロック。レイチェルに睨まれたんだが。
「ッ!? 消えたわ!」
ケイトが叫んだ。二人に気圧されていたロベルトが居るはずの場所にその姿は無く、どこにいるか分からない。
・・・・前言撤回だ。
「やれやれ。気配も殺せないとはな!」
後ろに居る何者かにエルボーを喰らわせる。低く呻き、その男は尻餅をついた。ロックがその有様を見て言った。
「なんだ。時間を止めて回り込んだのか。それにしてもどうして時間が止まってる間に刺さなかったんだ?」
「さぁな。多分、俺に剣を突き刺す瞬間に解除しちゃったんじゃないの・・・かッ!」
ジイさんの顔面にサッカーキックを食らわせる。ビックリするくらい飛んだ。
「上げた! 上げた! ダイレクトか! いや止めた! 撃った! 入ったーーッ!」
ロックがいつ何処でに行われた試合か答えて欲しくなる実況をする。「日本ゴールです」と言い放った後に、ジイさんが顔面から着地した。
「げふっ・・・き、貴様ら・・・・・ぷっ!」
ロベルトが血と一緒に歯を吐き出した。驚いたな。その歳でまだ総入れ歯じゃなかったのか。
「いや、そういう問題なのか? レオン?」
多分な。
「調子に乗るな小僧!!」
再び世界の時間が止まる。ロベルトは折れた刀を握り締め、

「時間停止は許可しないィィィ〜。」
と、ロックが言った。ロベルトはさっき、俺に蹴られてフッ飛んで着地したままの態勢で呻いていた。
「なっ! バカな!・・・私は、確かに時間を止めて刀を・・・・」
世迷言を叫ぶジイさんをサイドから再度蹴りつける。その拍子にジイさんの懐から懐中時計が飛び出した。
「がふっ・・・ツィットニー・・・・・貴様、何を―――」
「おっ。レオン。なかなか良い時計じゃないか。」
ロックはジイさんの質問を華麗にスルーし、俺が拾った懐中時計を眺める。
「ああ。武器商人に頼めば1万ペセタくらいで・・・」
何を言ってるんだ俺は。と思いつつ、中身を開いた。
「今、何時だ?」
「1時58分。2時に任務完了だっけ? 試合終了のホイッスルまであと2分弱だ。」
俺が時間を読み上げると、ロベルトの顔が引きつった。
「バカな・・・そんなことがありえるか! 私がさっき見たら2時・・・」
「さぁて。どうしてこうなったでしょ〜か♪ 俺の最新マジック。トリックを見破れるかな?」

2578w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 18:58:48 ID:???
妄想小劇場『NEWキラー9(55)〜くたばれクソジジイ〜』

「さぁて。どうしてこうなったでしょ〜か♪ 俺の最新マジック。トリックを見破れるかな?」
2時を確認し、それからしばらく奴らと戦っていたのに、時刻は1時58分だと言う。
私の時計が狂っていた? いや、奴らが見ているのは私の懐中時計だ。狂っていたとしても時計の針が戻ることは・・・・ッ!
幻覚・・・いや、違う。時が止まった世界で動けるのは私だけだ。他の奴には能力を発揮することすら不可能。
・・・・ここで尻餅をついていても何も始まらない。私はほとんど動かない左足にムチを打ち、何とか立ち上がろうとした。
「お前は次に『なめるなツィットニー』という。」
「なめ―――・・・自惚れるなよツィットニー。」
危なかった。まんまと奴のセリフ先読みに引っかかるところだった。片膝を付いた状態のまま時を止め、ゆっくりと立ち上がる。
そして・・・懐から取り出したナイフを2人に投げつけ、

「時間停止は許可しない・・・って言ったろ。」
再びロベルトは俺の眼の前で尻餅をついていた。その有様を見てレオンが言う。
「ダメだロック。こんなジイさんに今回のマジックが分かるはずがねぇだろ。」
「そうかなぁ。・・・まぁ、そういうことにしておくか。・・・それじゃあ拷問再開だな。」
俺がその言葉を言い放った直後、レオンは大型のナイフを懐から引っ張り出し、ロベルトの右眼を抉った。
「ぐああっ!!」
片眼から夥しい鮮血が噴出し、ロベルトは仰け反った。そこにレオンが蹴りを入れる。
腐りきった老兵は全身に生々しい切傷と打ち身を作りながら、必死に床を這いずり回る。その先にはレイチェルが居た。
レイチェルに左足を踏み潰され、男は絶叫する。そのままごろごろと転がった先にはケイトが。
ケイトに鳩尾をつま先で蹴られ、男は悶絶する。うずくまり、手を掛けた先には鉄パイプの手すりが。男はそのまま立ち上がった。
「ゲホッ、ゲホッ・・・はぁ・・・はぁ・・・・よくも・・こんな・・・・ッ! 貴様は、万死に値―――」
「黙れ」
「ひぃッ!!?」
自身が今まで幾度となく無視してきた他愛の無い一言に怯え、男は呻いた。
「万死に値するのはお前だ。・・・・・お前は、お前は・・・一億回と二千回死んでもまだ足りねえよ!!」
その言葉を言い終わらない内に、レオンは走り出していた。
「ッ!!・・・と、止ま―――」
ドカッ!
ロベルトが時間を止めるより、レオンが蹴りを繰り出す方が早かった。ロベルトの体がサクを越えて空中に投げ出される。
下は、自分が注いだ酸の海だ。
「まずい!」
男は精神を統一させ、何とか自分が落ちる前に時間を止めた。・・・しかし、落ちる速度は変わらない。
「そんあバカな―――」
男のつま先が、酸の海に浸かった。
「うっ!!」
その瞬間に、世界の時が再び動き出した・・・。
「ううおおおおわあああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
凄まじい断末魔の叫びが木霊した。
「時間を止めたって無駄だ。世界が時を止めても、お前の時は止まらない―――
・・・・・・その苦しみは、レニーの味わったものの百億分の一にも満たない・・・せいぜい味わってから地獄に落ちろ・・・クズが。」
レオンは絶望の表情を浮かべもがき苦しむ男にそう吐き捨てると、踵を返し、こちらへ向かってきた。
やがて断末魔も弱々しくなり・・・遂には、完全に消え去った。

「しかしロック。」
「なんだ?」
「時間を戻すマジックのタネ・・・俺も分からないんだ。教えてくれよ。細かいテクノロジーはいいから。」
「・・・くっくっく・・お前、本当に時間が戻ったとでも思ってるのか?」
「え? あ、ああ。」
ロックはレオンのマジメな表情を見て、更に噴出した。
「なんだよ。なんなんだよ。教えてくれたっていいじゃないか!」
「・・・ああ。スマン。・・・・・なに。何の事は無い。答えはただの『未来予知』だ。」
「え? なんだそりゃ?」
全く意味が飲み込めないと言うようなレオンの表情を見て、ロックは大笑いした。

2588w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 19:00:05 ID:???
妄想小劇場『レニーの奇妙な冒険・序章』

諸君。元気かね?・・・私だ。ライだ。

予め言っておこう。これから展開される物語ははバイオには関係ない。
関係ないのにどうして書いたのかと言われると・・・ただの余興だ。としか言いようが無い。
そう。余興なのだ。『そんな世界もあったかもしれない』という。ただの余興。

幸いにして、平行世界の数には事欠かない。∞と言っても差し支えないほどの数があるのだ。
『彼女』がたった百年でそれら全てを回りきったわけではなかろう。
仮に、1億年と2千年掛けて全てを回りきったとしても、まだ他に違う世界があるかもしれない。
全て回りきる事はそれ自体が困難だし、全てを回りきったと証明するのも困難。悪魔の証明だ。

そして、この物語を読むに当たって、守って欲しいことがいくつかある。

ひとつ。ネタに文句を言わないで欲しい。誰がどんなにぞんざいな扱いを受けてもだ。

ふたつ。ご都合主義を理解して欲しい。数ある平行世界の中には、血生臭い世界など幾億とある。
諸君はスプラッターが好きかな? もしそうなら、それらの世界を書いても良かったのだがね。

みっつ。文章にけちをつけないで欲しい。自分の文章がチラシの裏にも劣るという事くらい自負している。
その上で、恥をかきに。恥を「書きに」来ているのだ。

以上の事を守ってくれるなら、是非読んで欲しい。守りたくないなら読み飛ばしてくれ。
では。

   Lie

2598w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 19:02:55 ID:???
番外小劇場『レニーの奇妙な冒険・前編1』

がやがや。がやがや。教室の中では既に、『その噂』が立っていた。この村は小さいから、噂が広まるのは非常に早い。
本屋で○○本を立ち読みしていた所を見られたりしたら、もう大変だ。
ガラガラと音を立て、教室の前の扉が開く。その扉から青髪の女性が入り込んできた。なかなかの美人だ。
それを見た緑髪の少女が立ち上がり、クラス全員に号令をかけた。
「きりーつ。れー! ちゃくちー!」
「園崎さん。着地じゃなくて着席ですよ。」
「えへへ。ごめんなさい知恵先生。」
みんなが挨拶を終え席につく中、知恵と呼ばれた女性は緑髪の少女に冷静なツッコミを入れた。どうやら彼女は彼らの教師らしい。
対して園崎と呼ばれた緑髪の少女は舌を出しながら着席し、開け放たれた扉の向こう側をジロジロと見回し始めた。
「今日から皆さんの中に転校生が加わります。雨茶さーん。どうぞー。」
『雨茶』と。そう呼ばれた少女は、戸惑いながらその教室へと入っていった。
教師のそれより少しだけ薄い青髪。蒼い瞳。その顔立ちは、とても日本人とは思えなかった。服は清涼感のある青で統一されたセーラー服。
教室を見渡すと、自分と全く同じデザインの服を着ている少女が見えた。他にも金髪の八重歯が特徴的な女の子。深い青髪の女の子。
合わせ鏡のような二人の緑髪の少女。そして、赤Tシャツの上にYシャツを着こなす男。・・・「彼」の予備知識の通りだった。
ほんの少しの沈黙の後に、彼女は口を開いた。
「初めまして。雨茶 水(あまさ みず)です。よろしくお願いします。」
何が面白かったのか計りかねるが、雨茶と名乗った少女の自己紹介でクラス中の男子から歓声が沸いた。


―――数日前・・・
彼女、レニー=ブラウンは、突然の召還を受け、上役の部屋に入った。
「ライ。呼んだ?」
「・・・ああ。座ってくれ。・・・・・紅茶とコーヒー。どっちがいい?」
「アイスコーヒーを。」
上役に対してタメ口を聞く。ライと呼ばれた彼も気には留めていないようだ。
グラスに氷を入れ、冷やしたコーヒーを注ぐと、彼はそれをコースターと共にレニーの前に置いた。
「ありがとう。」
彼女がそれに口をつけている間に、男は棚からA4サイズの茶封筒を取り出した。
レニーもそれが気に掛かっていた。彼はその棚に本当に重要な物しか入れない。賞状だとか、秘蔵の同j・・本だとか。
それらの大切なものは滅多に増えることが無い。少なくとも。レニーが過ごした2年間でそれが増えたことは、ただの一度もなかった。
男は中身を確認すると、それらをレニーに見せるような向きでテーブルに広げた。
「君には、ここに行って貰いたい。」
レニーは一つのパンフレットを手に取る。
『Wellcome to Hinamizawa』―――雛見沢村観光案内。パンフレットにはそう書かれていた。
「Lが一つ多いわね。」
「原作通りなんだ。気にしないでくれ・・・本題に入ろう。その地域で過度の時間の『ズレ』が確認された。日本では2度目だ。」
「確か一度目はS市の杜王町だったかしら? 何度も時間が巻き戻った形跡が確認されたわね。」
「ああ。そして・・・今回も『巻き戻り』なんだ。6回・・・観測を始めてから6回、時間が巻き戻っている。」
レニーは顔をしかめた。たった一度だけなら、ただの空間の歪みかもしれない。現地の治安維持部隊が見回りをするだけでいい。
二度なら異能者同士の戦闘か、悪魔の召還か。それにしても現地に近い支部が調査を行えば良い。
しかし、観測してから6回も時が巻き戻っているのに見逃すだろうか? しかもそれ以前にも巻き戻っていたかもしれないのに。
レニーはそれが疑問だった。
「君が考えて居る事は分かってる。なぜ、ここまで放置したか・・・だ。」
ライは微笑み、言った。
「東京・・・地名じゃない。『東京』だ。知ってるだろ?」
「名前くらいは。」
「彼らの上層部が、雛見沢への介入に圧力を掛けているのだ。・・・・・・臭いと思わないか?」
「・・・・・。」
「流石に強制的に割り込んで日本を敵に回すほど合衆国はバカじゃない。」
「潜入・・・ね。」
「Good。」
場に、ぴんと張り詰めた空気が漂った。

2608w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 19:03:46 ID:???
番外小劇場『レニーの奇妙な冒険・前編2』

場に、ぴんと張り詰めた空気が漂った。―――潜入任務。精鋭で通っているレニーにもたった2度の経験しかない任務だ。
しかも、その時は『かくれんぼ』しながらの潜入だった。しかし今回は違う。治安国家の、平和な観光地だ。
悪魔の兵器を破壊するためにソビエト連邦へと不法入国するのとは訳が違う。恐らく、転入生か何かとして潜り込むのだろう。
「大当たりだ。君には雛見沢唯一の分校。『雛見沢分校』へと転校してもらう。無論戸籍は偽造だ。君の名前は雨茶 水。
日本人とアメリカ人のハーフって事になってる。まぁ、君なら何とかそれで誤魔化せるだろう。」
「あまさ・・・みず・・・・。」
「それから、数ヶ月前から雛見沢に家を建てている。なに。調査を『東京』へ申し出るよりずっと前から着工している家だ。安全は保障する。
隠れ家はそこを使ってくれ。・・・・・・それとも、ネコミミをつけて誰かの家の引き出しにでも四次元空間をつなげるか?」
「いいえ。使わせてもらうわ。『雨茶屋敷』をね。ふふふ。」
「気をつけろよ。雛見沢は鬼の住む土地とされている。お前も触発されて、名前に鬼の角を立てたりするんじゃないぞ。」
新たに彼女に与えられた名は『水』・・・なるほど。角を1本立てれば、まさしく彼女だ。
「同行者は? まさか、14歳の少女が一人で引っ越してくるわけでもないんでしょ?」
「ああ。同行者はケイト=ウォーカー。現地での名は『雨茶 リサ』だ。雨茶水の母。離婚した両親の片割れってことになってる。」
ケイト姉さんが同行してくれるなら心強い。レニーはそう思った。


「それじゃー次の質問いってみよー! じゃあ富田くん!」
「雨茶さんの好きなものってなんですか!?」
髪を束ねた方の緑髪少女が、小学生くらいのクラスメートを従えて私を質問攻めにしている。今質問したのは眼鏡を掛けた子だ。
「そうね・・・冷たいものが好き。逆に熱いものは苦手。」
「「「「おお〜〜〜〜!!」」」」
再び歓声が沸いた。湯豆腐より冷奴か。と、眼鏡を掛けた子が呟いた。
「次の質問はない!? ないならおじさんが今日の下着の色とか聞いちゃうよ〜。」
「「「「「おお〜〜〜〜〜〜ッッ!!!?」」」」」
三度歓声が沸き、幼い男の子達の好奇の視線が私の胸に浴びせられる。・・・・期待には答えられそうに無いわね。
―――それにしても、この女。なんで自分をおじさんなんて自称してるんだろう。性同一性障害かな?

・・・それからも、しばらく無意味な質問が続いた。シメに『好みのタイプ』を聞かれたから「年下には興味ない」と言い放った。
男の子達の半数以上がorz状態になってリタイア。あらあら。結構年下にモテるのかもね。私。
そう言い放ったのを聞いた髪を下ろした方の双子の片割れが私に近付き、「いい感じのおじさまが知り合いに居ますよぉ〜」と、
まるでからかうように私に言った。おじさんと自称した方の・・・魅音と言うそうだ。が、その言葉に反応する。
「あんた! まさか葛西さんを!!」
「お姉には関係ありませんよ〜。葛西が雨茶さんとくっついてくれれば厄介な監視役も居なくなりますしね〜♪」
そう言いつつ同じ顔の二人が取っ組み合う。・・・あれはCQC!・・・ライが園崎家を警戒せよと言ったのは間違いじゃなかったようね。
それからしばらくして、二人の争いに横から何かが飛んでくる・・・間違いなく拳とヒザだ。ただ、常人には不可視なほど速い!
その拳とヒザが放たれたであろう位置に居たのは、私と同じデザインのセーラー服を纏った茶髪の少女だった。
なんていうか・・・顔が崩れてる。「お持ち帰りぃ〜」・・・? ッ!!・・・同性に頬ずりを・・・・この少女もそっちの系統なの!?
しまいには深い青髪の少女や八重歯の子も交えて大暴れする茶髪少女。
こちらにも瞬速の拳やヒジが飛んでくるが、なんとか回避する。・・・いけないいけない。つい反撃してしまうところだったわ。

・・・騒動収束からしばらくして、魅音が後頭部をさすりながら私に話し掛けてきた。
「ねぇ雨茶さん。明日予定とかある?」
明日の予定!!? 戸惑いうろたえる私に、さっきの茶髪少女のレナという少女も加わる。
「あははは。多分無いよね。よね。」
満面の笑みで語尾を繰り返す少女を見て。私は身の危険を感じた。落ち着いて。クールになるのよレニー。いや、雨茶水!
ここで勇気を出さなければ・・・そう。勇気だけじゃダメね。『覚悟』よ。暗闇の荒野に道を切り開く覚悟が必要なのだわ!!
「ご、ごめんなさい。私、女性にはキョーミないの。」
言ってやった。キッパリ言ってやった。二人はきょとんとした顔をしている。・・・・そして、その顔は、数秒後に大笑いに変わった。

2618w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 19:05:25 ID:???
番外小劇場『レニーの奇妙な冒険・前編3』

「ふぅ・・・」
雨茶屋敷に戻った私はため息と共にノートパソコンを起動した。
「ようレニー。初日はどうだった?」
ライの声だ。
「昭和58年なのに、こんな薄型ノートパソコンがあるなんてね。」
「それを言っちゃオシマイだ。何たって東方仗助の奇妙な冒険は今より未来の1999年なんだから。」
男が細かい事を気にしちゃ負け・・・ってやつね。私は男じゃないけど一応そのルールに従っておきましょう。
「ライ。『雛見沢御三家』と『竜宮』について情報を。」
「分かった。ネタバレ注意だぜ。・・・・まず竜宮からだ。竜宮レナ。本名は竜宮礼奈。元々この地域の人間だが、一時期茨城にいたようだ。
そこで見た『オヤシロ様の導き』によって雛見沢に舞い戻ってきたらしいぜ。」
「オヤシロ様?」
「ああ。その地域の神様だ。尾八白と呼ばれることもある。マシュマロが好きだったりシュークリームが好きだったり。
とにかく、その辺一致しねーんだが・・・言い伝えによると対象の後ろをペタペタと付いて回るのが・・・・貴様!! 見ているなッ!!」
ガタタタン!!
えらく大きな音が聞こえた。自分のすぐ近くで。
「油断するなレニー! 右23、距離72の地点に居るぞ!!」
「見えないわ・・・ステルス迷彩!?」
眼には見えないが、確かに気配は感じた。うろたえながら手には氷のサーベルを作り、ライに指示された通りの箇所を斬り付ける。
―――しかし、手ごたえは無かった。
「かわされた!?」
「―――ああ。完璧にLOSTしちまった。どうやら逃げたらしい。」
「すぐに追―――」
「待て。ドアや窓は開いているか?」
「・・・いいえ。」
「気配は?」
「しないわ。」
「・・・・・・・・・。ふぅ。仕方無い。後で『オヤシロ様』について調べておくとしよう。」
「今のがオヤシロ様?」
「ああ。多分。」
「・・・・そう思うに足る根拠は?」
「カンだ。予知と言っても良い。・・・・・・。次は御三家だ。雛見沢御三家。『古手家』『公由家』そして『園崎家』だ。」
「園崎―――!?」
その名を思い出して身震いした。この私が、あんな騒動に巻き込まれるなんて―――ッ!!
「園崎家は御三家の中で一番数が多く、一番力がある。知ってるだろ。雛見沢分校の双子。魅音と呼ばれているほうが園崎家次期党首だ。」
あの『おじさん』はそんなに偉い奴だったのか・・・
「次に公由家。特筆事項はなし。だが、村長も公由家だ。・・・最後に、古手家。」
「古手梨花・・・かしら?」
「ああ。彼女が『最後の古手』だ。御三家の中で唯一親類が少ない・・・つーか居ないのが古手だ。古手梨花は近所の古手神社に住んでいる。」
「古手・・・神社・・・・・・。」
それは、明日行く予定の場所でもあった・・・委員長。園崎魅音のお節介によって。
「明日行くんだろ? 日曜日だしよぉ。」
「!!? 知ってたの?」
「そこの人間は皆、若かりし頃のSPWさんにも匹敵するであろうお節介焼きばかりだ。人の好意は素直に受け取れよ。」
「・・・・・・実を言うと、身の危険が・・・」
「なに?」
「いいえ。なんでもないわ。・・・オヤスミ。ライ。」
「良い夢を。雨茶水。」
私はノートパソコンの電源を落とし、ベッドに入った。

2628w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 19:06:20 ID:???
番外小劇場『レニーの奇妙な冒険・前編4』

明くる日の朝早く、指定された水車小屋の近くに向かった。
「(・3・)アルェ〜? もう来てたの?」
後ろから声。声だけでは双子のどちらか判断はしかねるが、喋り方からして魅音と推測した。私はそのまま無表情で言った。
「せっかく村を案内してくれるのに、お待たせしては申し訳ありませんから。」
その言葉に魅音はニヤリと笑い、不敵な笑みを浮かべた。少なからず背筋に悪寒が・・・
彼女の格好はジーパンに黄色いシャツ、肩には銃が掛けられている・・・外見はエアガンだけど、メタルパーツの使用が適切だ。
恐らく、実弾を射出することも可能だろう。9mm口径だろうか? そんなものを引っさげてよく警察に捕まらないものだ。
「魅〜〜ぃちゃ〜〜〜ん! おっはよ〜〜〜」
茶髪の少女が、茶髪の少年の手を引いて駆け寄ってくる。少年は『引っ張りまわされている』という表現が良く似合う状態だった。
レナの格好は白い帽子に白いワンピース。ニーソックスとスリットが特徴的だ。
少年は短パンに黒シャツ赤ベスト。・・・・靴下の色が左右で微妙に違うようだが、黙っておこう。
「遅いよ二人ともー!」
魅音が言った。時計に眼をやると、まだ待ち合わせ時刻まで5分ある。・・・雛見沢では5分前行動は常識と覚えておこう。

「そしてこの上は古手神社! 夕方に来ると綺麗なん・・・水ちゃん? おーい。・・・だめだこりゃ。」
「はぅぅ〜〜〜、考え事してる水ちゃんかぁいい! お持ち帰りぃぃぃ〜〜〜☆」
昨日の事―――ステルス迷彩をつけた何者かの存在を思い出しながら、私は石段を登る。
あれは何者だ?・・・殺気が無かったから気付かなかったが、何の為に私の部屋に? やはり東京か?
・・・・だとしたらマズいことになった。ライと交信しているところを見られたんだから、なんらかのマークが来てもおかしくない。
今度からは安全が保障されている家屋でも、通信時に警戒を怠らないようにする。
さて。来るとしたら奇襲だろう。今、ここで奇襲されたらこの少年達も・・・!?
周囲を見回そうとして、異変に気付く。
「レナ!! やめるんだ!!」
この私が・・・
「上の空の水ちゃんかぁいいよぅ! お持ち帰りぃぃぃぃぃぃ!!」
この、私が・・・・・!!
「レナ! やめなって! 水ちゃん怯えてるよ!!」
この私が!! 同性に抱きつかれ身動きが取れないなんてことがッッ!!
「嫌ぁッ!!」
素早く手を振りほどいて突き飛ばす。彼女はそれくらいではバランスを崩さず、再度こちらに向かってくる。
その手を引きこみ、胴に当身を叩き込む。そしてそのまま横に崩した。・・・その間、わずか0.05秒。彼女は石段を転げ落ちていく。
そして私は、自身の『失態』に気付くまで0.02秒も掛からなかった。
「み・・・水・・ちゃん・・・・・?」
少年・・・前原圭一と名乗った少年が口を開いた。・・・今なら時間は経っていない。誤魔化すなら今のうちだ。
「いっ、いっけな〜〜い。私としたことがつい! 水。しっぱぁ〜い。てへ。」
精一杯の棒読みでそう言った。そして二人の視線を吹き払うかのように石段を駆け下り、転げ落ちた少女の下へと行く。
無事だといいが。・・・その答えは、すぐに石段を駆け下りたことによる後悔へと変わった。
「はうぅぅぅぅぅぅ〜〜〜〜!! 強い水ちゃんもかぁいいよぅ! おぉん持ち帰RYYYYYYYYYYY!!!!!」
「嫌ああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
すぐに踵を返し、激走。唖然とする二人を追い抜き、爆走。そのまま鳥居にブチ辺り、暴走。
「逃げるのはメッ! なんだよー! はぅ! レナ・フラッシュ・インパクト!!」
シュババッ!
瞬速の拳が飛んでくる!!・・・能力使用を許可されていないところが厄介だけど、私の体はその辺の地方公務員と違ってヤワじゃないわ。
この程度の攻撃!
「避けられない方がおかしいわ!」
身をよじって全弾、合計226発を全て回避する。狙いが細かすぎるのが逆に命取りだわ。わずかに身をよじれば50発は回避できるもの。
レナの(´ω`)の顔が驚愕へと変わるが、すぐにまた元に戻る。今度は私が反撃する番だ。
私の足刀がレナの頭を捉えた時―――
ぐわらぐわらがしゃ〜ん・・・
タライが私とレナの頭を捉えていた・・・。

2638w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 19:07:31 ID:???
番外小劇場『レニーの奇妙な冒険・前編5』

「まったく! どうして皆さんは神社の境内でケンカなんかしてらっしゃったんですの〜!!?」
怒鳴っていたのは八重歯の子だった。
私やレナは勿論、魅音や茶髪の少年(圭一と名乗った)も、展望台のベンチの横に正座させられて怒られていた。
「はぅ。ごめんね沙都子ちゃん。梨花ちゃん。」
「(・3・)おじさん脚痺れてきちゃったよ〜。」
「魅音! 空気嫁!」
二人の漫才を見て、八重歯の子が呆れたような表情を浮かべた。そして、隣の青髪の子が口を開く。
「反省してるならオヤシロ様は許すと言ってるのですよ。にぱー☆」
「「「反省してますです。」」」
私を除く3人が言ったので、私も釣られて反省していると言った。
「ふぅ・・・安心したら腹が減ったな。レナ。昼飯にしようぜ。」
「は〜い。今日はみんなのために、早起きしてお弁当を作ってきたんだよ。だよ。」
レナは服の中から敷物を取り出すと、その場に敷いた。続いて重箱を取り出し、敷物の上に並べた。勿論重箱も服の中から。
どんな構造になってるのか、めくってみれば分かる気もするが、実は四次元空間でめくると同時に吸い込まれたりしたら大変だ。
・・・何を考えているんだ。自分は。
「はい。」
レナが私に割り箸を差し出した。氷でフォークくらいは作れるけど、生憎能力の使用は許可されていない。
私は素直に割り箸を受け取り、パキンと割った。

すっかり空っぽになった重箱を片付けると、私と圭一はため息を付いた。不味くは無かった。でも、私が好きな味でもなかった。
味についての感想を聞かれたら適当に返しておこう。そう思っていると、後ろから誰かが私の肩を叩いた。
「なぁに? えっと・・・」
「みぃ。ボクは古手梨花なのです。水。覚えておいて欲しいのです。」
全く裏が感じられない、文字通り無邪気な笑顔で微笑みかける青髪の少女。
「古手梨花・・・梨花ちゃんね。覚えたわ。・・・・それで、何かしら?」
途端に、彼女の眼の色が濁った。
「みぃ・・・ちょっと来て欲しいのです。・・・みんなはしばらくここで休んでいて欲しいのです。」
訳も分からず了承する。私も、梨花を除く他の4人も、頭に?マークが付いているようだ。

しばらく手を引っ張られ、神社の建物の影に行く。そして少し進んだところで、彼女は私の手を放した。
・・・人気が無い。私と、彼女以外に気配が感じられないのだ。―――やがて彼女は、あの無邪気な笑顔からは想像出来ない声色で、呟いた。
「羽入・・・すぐに来なさい。」
その声色は冷酷そのもの。誰かに命令を下している声だ。
そしてその場に、新たな気配が入り込んでくる。
「ッッ!!?」
その『姿』を確認した私は、すぐにその場から飛び退いた。
「あぅあぅあぅあぅあぅ・・・」
青・・と言うよりは紫色の髪。そしてその中に、2本の角。服装は白と赤の・・・あー・・・巫女服・・だったかな?
そして何よりも驚いたのは、体が半透明だということ。その化物は、私を潤んだ瞳で睨んでいた。
「驚いたわね。羽入。まさか、本当に貴方が見える人間が居たなんて・・・くすくすくす・・・・・」
「あぅあぅあぅあぅ! ボクは本当の事しか言わないのです!! あぅあぅあぅ!!」
「分かったわよ。うるさいわね。」
眼の前の少女は何を言っているんだ?・・・この人外の者と会話しているのか・・・・・?
私がこの場をどうするか考え始めた矢先、彼女は口を開いた。
「初めまして雨茶水。私は・・・百年の魔女・・・・オヤシロ様の生まれ変わり・・・古手梨花よ。」
黒い微笑を浮かべながら、『魔女』はそう言った。

2648w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 19:08:01 ID:???
番外小劇場『レニーの奇妙な冒険・前編6』

「―――魔女・・・・ですって?」
「・・・・・・・・・」
沈黙。ひたすら沈黙。効果音で表せば『┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨』辺りが妥当だろう。
「にぱー☆」
「え―――」
不意にその魔女の声が、少女の物になる。
「水は凄いのです。偉いのです☆・・・まさか、羽入が見えるなんてね・・・くすくすくすくす・・・・・・。」
一度だけそう言うと、今度は完璧にその顔までもが少女の物になる。
少女・古手梨花は両手を横に広げ、「キーーーン」と言いながらみんなの待つ展望台へと駆けて行った。


「ライ。『古手梨花』についての情報を―――」
「水。落ち着け。落ち着いてよく聞くんだ。」
ノートパソコンを開くなり、何の前触れもなくライに話しかけるが、ライはそれを無視し、自分の用件を喋り出した。
「今、『オヤシロ様』についての詳細データが手に入った。・・・そしてそれに伴い、『古手梨花』のデータも。両方とも聞いてもらいたい。」
「う、うん。」
「まず『オヤシロ様』だ。これはその地域に伝わる神だと言ったが、それは違う。『実在する』んだ。」
「えぇ!?」
「先日の通信データを解析してみたところ、紫髪の角の生えた巫女が映った。伝承の姿にそっくり。名は『羽入』彼女こそがオヤシロ様だ。」
「・・・・・・やっぱり、あの子がオヤシロ様なのね。」
「あの子?」
「私、昼間に古手神社で会ったの。古手梨花が従えていたように見えたけど・・・」
「なんだって!?・・・噂は本当か。『古手梨花』・・・彼女は、『死に続けている』らしい。」
「死に続けている?・・・レクイエム?」
「そういうわけじゃないようだが・・・どうやら、今回の『巻き戻り』は、古手梨花の『死に続けている』状態に関連があるようだ。」
「・・・・・・。」
死に続ける。文字通り、『死んでは巻き戻る』というような状態だったら・・・それはまさに地獄だ。
なるほど。彼女が歪んでしまうのも頷ける。・・・しかし、何が彼女を殺すのか?
もしかしたら、彼女さえ死ななければ今後『巻き戻る』ことは無いのかもしれない。
―――何を考えているんだ。私は。まだ出会ったばかりの少女だ。彼女がどんなに惨たらしく死に続けようが、私には関係が無い。
関係ないはずなのに、そこに手を差し伸べたくてたまらないのはどうして?
「・・ず!!・・・・おい水! 後ろだ!!」
ライの声にハッとし、後ろを振り向く。・・・・・・そこには、昼間に出会った角の子・・・羽入が居た。
「あぅあぅあぅあぅ。」
羽入はおずおずと口を開いた。
「あぅあぅ・・・聞かせてもらったのです・・・水はやはり、常人じゃなかったのですね。」
「・・・・・ええ。貴女も常人じゃないみたいね。」
「・・・ボクは人間じゃないのです。・・・ただのオヤシロ様なのですよ。あぅあぅ。」
改めてみると結構可愛いかもしれないわね。この神様。・・・・ジロジロと見回していると、ライが私に言った。
「随分とかわいらしい神様だな。これが噂の萌え系神様か・・・水。いや。レニー。引き返すなら今のうちだ。」
「・・・?」
「『時間が巻き戻っている理由の調査』という、本来の任務は完了した。そのままケイトと共に戻ってきても構わない。だが・・・」
ライは眼を閉じ、そして、くわっと開いた。眼の色が、真っ赤に変わっている。
「もし、『彼女を助けたい』なら・・・そのまま、その部屋で。俺に指示を仰げ。・・・・・以上だ。」
ライの真っ赤な眼を見て、心の中で自分と自分が戦い始める。片方は私。片方はライが作り出した私だ。
・・・戦いのさなかに、隣にたたずむ萌え系神様に目配せをする。潤んだ瞳でこちらを見つめている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・――――――。
「オーダーを。マイマスター。」
「・・・・Good。いや。Great。」

2658w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 19:08:32 ID:???
妄想小劇場『NEWキラー9(56)〜眠り姫の旋律〜』

ロックは未だにトリックが分からない俺を見て、腹を抱えて笑っている。
俺はそんなロックを華麗にスルーすると、一人、みんなとは違う方向へと歩を進めた。
『そこ』までは距離にして数メートル。どんなにゆっくり歩いても到着まで十数秒とかからないはずの距離だ。
なのに、俺には酷く長い道のりに感じられた・・・それは、俺の肩に何か重いものが圧し掛かっているからに違いなかった。

やがて、ようやくそこへたどり着いた俺はその場に『眠って』いる彼女を抱き寄せた。

―――軽い。彼女はあまりにも軽く、そして冷たかった。

腕がなくなっている。俺はその場に無造作に放られていた『腕』を拾い上げ、アタッシュケースよりも軽い彼女の右肩に押し付けた。
・・・当然、くっついたりはしない。が、腕が欠損したままの状態よりも、近くに腕があるだけ遥かにマシだろう。

「レニー・・・・すまない・・・。」

いつの間にか、眼から涙がこぼれていた。・・・・なにやら、昔もこんな気分を味わったことがあるような気がする。
―――そうだ。ラクーンシティだ。
奈落に落ちるエイダを助けられなかった俺は・・・何度も自分を責めた。気が遠くなるほど長い間、何度も何度も。
しかし、それもあの城で彼女に再び出会った時に全て吹き飛んでしまった。
彼女はまだ生きていた・・・俺はその事実がたまらなく嬉しくて、かつての無力な自分から眼を背けていたんだ。
・・・・これじゃあ・・・何百年経っても、強くはなれない・・・・だから・・・・・レニーが死ぬ事になったんじゃないか・・・・・・。

「すまない・・・・すまない・・・レニー・・・・・。」

眼から零れ落ちる雫・・・自分の無力さを痛感した。・・・・・・無力な人間になりたくはない。だからこそ、警察官になるのが夢だった。
なのに、何だ? この有様は? 俺は・・・何と言うバカなことを―――

彼女はもう、蘇ることは無い。前までの俺なら、心のどこかで彼女が蘇り、俺に蹴りでも入れにくることを期待していたかもしれない。
ありえなくは無いんじゃないか? 何故なら、彼女は『人間』ではないのだから。自分でもそう言っていたのだから。
・・・でも、彼女はもう二度と生き返らない。俺に憎まれ口を叩く事も無い。モニターの前に居る読者諸兄に話しかけることもない。
死んだ者は生き返らない。当然だろ? 生き返るのは極めて稀なケース。そんな幸運が何度も続くと思ったら大間違いだ。
・・・・・彼女は。もう。二度と。蘇りはしない・・・・・・。その絶望が、俺の目頭を更に熱くさせた・・・。
そしてその中で・・・ある疑問が浮かんだ。

―――――人の死って、こんなに重いものだったのか?

俺は今日まで、何人の生命を奪ってきた?
どんな場所で? 死人の呻きに満たされた市街地で。狂気に彩られた農村で。悪意の飛び交う孤島で。ありとあらゆる『戦場』でだ。
何の為に? 自分が生き残る為? 任務の為? 正義という名の大義名分の為?
俺はその下敷きにされる者の事を考えた事があったか? 一度でも、考えた事があったのか!?
俺はただ『ゲーム』を楽しんでいただけじゃないのか? ゲーム? ゲームってなんなんだ!?
俺があの理不尽な世界に遭遇した時、沸きあがったのは恐怖と嫌悪と戸惑いだけだったか?
いいや違う。―――確かな歓喜が、俺の体を駆け回っていたはずだ。

今回だってそうだ。駄目署長に彼らの抹殺指令を出された時は、さも憂鬱そうに振舞った。
―――でも、違ったんじゃないか?

俺は何かに対して喜んでいたはずだ・・・ただ、傍目からそれに気付かれたくなくてあんな素振りを見せていたんだろ・・・?
なら、俺は何に対して喜びを感じていたんだ?

2668w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 19:09:25 ID:???
―――とぼけるのもいい加減にしたらどうだ。レオン=S=ケネディ。オ前ハ、人ヲ殺害出来ル事ヲ喜ンデイタンダロウ?

内なる自分の問い掛けに、俺は体を強張らせた。
必死で否定したい自分。それを認めろと迫ってくる自分。いつも俺を第三者視点から見つめる自分でさえ、それが『答え』だと言っている。

ゲーム? そうか。これはただのゲームなんだ。・・・・今すぐ自滅して、コンティニューせずに電源を切れば終了なんだ。
レニーなんて元から存在しない、架空の人物だ。そんな奴が死んだところで、俺が悲しむ必要なんて微塵も無い。

(レオン・・・)

え―――

ズドォン!!
弾丸が虚空へ向けて発射された・・・と思いきや、その先に居る人物のサングラスを破壊する!
黒いレンズの破片が飛び散り、金網を通り抜けて下の酸に落ちた。・・・・奴は、かすり傷一つ無くそこに立ち、嗤っていた。
「何かおかしいと思ったら・・・お前の仕業だったみたいだな。この金髪グラサン野郎!!」
奴はくっくと嗤いながら、無言でそれを肯定した。・・・・俺は銃に弾を詰めなおし、立ち上がる。
そこに、彼女の亡骸を置いて―――
俺はどこまでも突き進むしかない。誰も付いてこなくたって構わない・・・俺は既に、退路を失っているのだから。後には退けないのだから。
(さようなら、レオン・・・)
眠っている彼女の声が、俺の耳にも届いた。おかげで助かったぜ・・・レニー・・・・・・。

―――安らかに眠れ。レニー=ブラウン・・・その二度と覚めることの無い眠りの中で―――

―――心置きなく眠れ。レニー=ブラウン・・・その眠りは二度と覚めることは無いだろう―――

2678w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 19:11:26 ID:???
『Dr.イリー診療所』


入江診療所―――この村唯一の医療機関。
院長は入江京介。雛見沢症候群に関する薬は彼の発見によって作られたと言っても過言じゃない、若き大人物だった。
そしてここは・・・山狗部隊の本部と言っても良い。まさにここは敵地のど真ん中ということだ。
「おやぁ?」
後ろからマヌケな男の声がした。
「あ。監督ぅ。」
「どうも前原さん・・・そちらの方は・・・・前原さんいけませんねぇ。貴方にはレナさんや魅音さんという者が」

「あいたたた・・・あれ? 私は何を・・・・」
白衣の男は頭に手をやりながら床から起き上がった。
「あはは。おはようございます監督!」
眼の前の少女が彼に声をかける・・・が、誰か思い出せない。その後ろの少年ならちゃんと思い出せるのだが・・・。
「はぁ・・・そ、その・・・どなたでしたっけ?」
恥を押して聞いてみる。すると少女はにこやかに笑いながら答えた。
「あはははは。嫌ですね監督。新しくここに引っ越してきた雨茶水です。挨拶に来て名乗ったばかりじゃありませんか。」
「あ、そうでしたか。ははは。たいして高齢でも無いのにど忘れしちゃいました。ははははは、すいません。」
「いえいえ。診療所のお仕事も大変なんですね。分かります。」
その後ろで、前原少年がヒクヒクと顔を引きつらせていた。


―――同時刻、モニタールーム・・・
「おいお前ら。何をゲラゲラ笑ってるんだ!」
山狗部隊隊長、通称『鳳1』こと、小此木。給料は20万らしい。彼は今まさに大爆笑しているモニタールームの連中を叱り付けていた。
「ひーひー・・だ、だって隊長・・・こ。これ・・・・」
「あん?」
笑い転げている隊員の一人が、コンピューターをいじってカメラが捕らえた映像の履歴を表示する。

『どうも前原さん・・・そちらの方は・・・・前原さんいけませんねぇ。貴方にはレナさんや魅音さんという者が』
ボキィッ!! シュウウウウ・・・・・・
『わーーーっ! み。水ちゃん!!』
『分かってるわよ。ただちょっとイラッと来たから踵落としを掛けただけよ。ほら。さっさと起きなさい。』
げしっ、げしっ・・・
『あいたたた・・・あれ? 私は何を・・・・』

「ぷぷっ・・・・・・・ぷぷぷぷ・・・・ぶわっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!!」
「くくくくっ! ははははっっ!!」
小此木とモニタールームの白鷺部隊は再び上映された衝撃の場面を見て、ゲラゲラと笑い転げる。
しばらく辺りは爆笑が飛び交っていたが、リアルタイムモニターをチェックしていた隊員が全員に静かにするように言った。
何か緊急事態かもしれない。・・・隊員たちは一瞬で静まり、固唾を呑んでモニターを見つめた。

『それにしても可愛いですね。水さん・・・よろしければこのワタクシの専属メイドに・・・』
ヒュッ・・・ミシィッ!!・・・・・ドサッ・・・

「「「「ぎゃーーーーーーーっははっはははははははははは!!!! ぶわーーーーーっはっはっはっはっははははは!!!!!」」」」
しばらくモニタールームの笑い声が消えることは無かったらしい。
この後、再三再四に渡って記憶を失い、水に回し蹴りを喰らう入江を見て、遂には笑い死にしかける隊員も出たほどだった。


「うーん。おかしいですねぇ・・・雛見沢症候群が進行したのかなぁ?」
度重なる攻撃により、記憶が数度欠落した入江はその後、自室で小首をかしげていたそうな・・・。

2688w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 19:12:18 ID:???
『戦う旅行写真家』


「富竹ジロウ。・・・陸上自衛隊二等陸尉・・・。ふぅん。彼がこの雛見沢の命運を握ってるのね・・・?」
少女はそう呟くと、静かに寝息を立てた。


夕方。日もほとんど地面にもぐりこみ、涼しくなる時刻だ。
彼、富竹ジロウは、草むらですやすやと寝息を立てる少女に見入っていた。
夕陽に顔を向け、気持ち良さそうに眠りこける見ず知らずの少女・・・『眠り姫』そんな言葉が彼の頭に浮かんだ。
彼は自前の黄色いカメラを構え、少女に向けた。
カシャッ!
「あれっ!?」
富竹がシャッターを切った時、被写体である少女は既に、ファインダーの中から消えていた。

「貴方―――誰?」
「ひえっ!?」
そして、背後から物凄い冷気を感じる。まさに冷えっ!? な状態だ。
「無断でレディの寝顔を撮影しようなんて、無礼にもほどがあるんじゃないの?」
少女は富竹の背中にぴったり張り付き、彼を一通り脅かすと・・・その身から発せられた冷気を収め、富竹に振り向く事を許可した。
「や、やあ。ごめんごめん。夕陽に向かって寝息を立てる少女があまりにもマッチしていてね。」
「・・・・・貴方、富竹さんね。」
「え? 僕の事を知ってるのかい!?」
富竹はかなり驚いた表情をする。顔には冷や汗が浮かんでいる。『初対面なのにどうして自分を知っているんだ!?』
そんな疑問と焦りが、その表情から手に取るように察することが出来た。
「ふぅ・・・フリーのカメラマンなら、知ってる人が居てもおかしくないんじゃない?・・・私はただ、部活メンバーから聞いただけよ。」
疑問を抱いていた富竹の表情が、元に戻った。彼は実際はフリーのカメラマンなどではない。従って、写した写真を出版社に送った事も無い。
なので、初対面の一般人が彼を知っているなんてことは滅多にないのである。
しかし、部活メンバーから自分の存在について聞いた・・・という事はありえないことでもない。
この状況を説明するには十分過ぎる理由だった。
「あはははは。そ、そうだね。・・・・君はここに転校してきたのかい?」
「ええ。つい数週間前に転校してきた雨茶水です。よろしくね。富竹ジロウさん。」
戦う旅行写真家・富竹ジロウは、握手を求めたその手を両手で握った。
「さてと・・・私はもう帰りますよ。もうレディを無断で盗撮なんてしたら、だめですからね。」
「ご、ごめんよ。はははは。」
笑いながら誤魔化す富竹。・・・その反応から、無断で人を撮影するのは初めてではないと推理できる。
彼はそれには気付いていなかったが・・・。
「じゃあね。さようなら。」
「じゃ、じゃあね。また祭りの日に・・・。・・・・・・・・・・。」
レニーの後ろ姿を見送った富竹の顔には、少々焦りの色が出ていた。・・・彼は事務屋とは言えど、現役の軍人だ。
いくら油断していたとは言え、素人に背中を取られるだろうか? しかも、自分がしっかりとファインダー越しに見ていた人物だ。
自分に注目している人物に気付かれる事無く、その人物の背後に回りこむ。・・・小此木は勿論、教官にだって出来ない技術だろう。
「雨茶水・・・何者なんだ?」
この時、富竹の頭の中では、少し警戒したほうが良いという結論がはじき出されていた・・・。


「あらあら・・・ダメじゃない。ジロウさんを怖がらせるような発言をしちゃ・・・・くすくすくすくす・・・・・・。」

2698w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 19:12:48 ID:???
『下腹部に星のアザ』

興宮のエンジェルモートで部活が行われるらしい。
取り合えず、自転車の類を持っていない私は走り込んでいた。
「こンの・・・ビチグソがぁーーっ!」
途中、明らかに女性の声で、女性が言うとは思えないセリフが飛んできた。こっちの路地裏からだ。
ゴスッ、バキッ・・・
上はなかなか露出度の高い服。下はジーンズを腰パンと言うにはあまりにも低すぎる位置まで下げている。
見える範囲の下腹部には・・・赤い星!?・・・・・まさか・・この女性は・・・・・
「あン? そこのガキ。何見てンだよ!? コラァッ!」
半袖の服の何処から取り出したのか、飛び出しナイフを出す女性。

落ち着くのよ雨茶水・・・冷静に、冷静に問いかけなさい。

「あ、あの・・・・もも、もしかして・・・じょ、ジョースター家の親類の方ですか・・・?」

どもり過ぎだ。私・・・・・・何よ。このクルークもビックリの吃音は。
「ジョースター? なんだ? その古くせー家名はよォォォッ!」
叫びながら手の中のナイフで突進してくる女。・・・仕方無いわね。

ヒュッ―――ゴキィッ!!

女は私の回し蹴りを受け、簡単に気絶した。スタンドでガード出来るくらいまでスピードを加減したんだけど・・・。貧弱貧弱。

「まぁ、ジョースターの血統なら星のアザは首筋に無いとおかしいものね。少しでも期待した私が馬鹿だったわ。」
私はその不埒な格好を、ズボンを強引にずり上げる事であらためた。

「あ、あの・・・・ありがとうございました。水さん。」
満身創痍のぽっちゃりとした少年が私に声を掛けてくる・・・そういえば、あの期待はずれ女が誰かを踏みつけていたような・・・・・
「あら? 貴方、誰かしら?」
「ほら。ぼ、僕です。岡村です。」
―――ああ。雛見沢分校にいた、私のクラスメートの。確か、雑貨屋の息子だったかしら?
「ううん。気にしなくていいのよ。この町にもああいう見掛け倒しのおばさんがいるから気をつけてね。」
「は、はい!」
私は彼にそう声をかけると、エンジェルモートを探して再び駆け始めた。

「・・・・・・水さん・・・カッコいいなぁ・・・・・。」
少年の顔は見事に紅潮し、とろけていた。彼の脳内から、猫をかぶった不思議系少女の存在が―――抹消された。


本体名:間宮律子(リナ)
職業名:園崎組経営風俗店従業員
     リ  タ  イ  ヤ
    再 起 不 能

2708w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 19:13:34 ID:???
番外小劇場『レニーの奇妙な冒険・前編7』

翌日、日曜日・・・話し合いは古手家本宅で行われた。無論、誰かが聞いていないか、盗聴器はないか、細心の注意を払いつつ。
「なるほど。19日に行われる祭りで、二人が殺される・・・ってことね。」
私は『魔女』の言葉を素直に信じた。彼女はこの半透明の神様と会話できるのだ。十分に信憑性が持てる。
「くすくすくす・・・信じてくれたのは貴女が初めてよ。やっぱり羽入の存在が大きかったのかしら・・・」
「ええ。人の部屋を覗いたりするあまり趣味の良くない神様だけどね。」
彼女は百年間『死に続けて』いる。時に刺殺、時に拷問、時に爆死、そして時に割腹。
地上で。地下で。屋外で。屋内で。神社の前で。犯人はほぼ毎回変わる。しかし変わらないのは百年間、いつも死んでいること。
「そうね。このダメ神のストーキングのおかげで幾度となく『彼』の命を失ったわ。」
「あぅあぅあぅあぅ!」
魔女に冷ややかな目線を浴びせられた萌え系神様は、私とノートパソコンの中の人物に助けを求めた。
「ま、まぁまぁ。今回はそのストーキングのおかげで巻き戻りの実態も分かったんだ。放免してやってくれないか。」
ライが魔女に恐る恐るそう掛け合う。魔女はこくんと頷いて、壷から取り出したキムチを頬張ると、それを日本酒で流した。
「あぅあぅあぅあぅーーーー!! 辛いのです辛いのです!! ぎもぢわるいのでずぅ〜〜!!」
どうやら魔女と味覚を共有しているらしい。キムチの辛さに叫び、日本酒の風味に悶えているようだ。
今度、剛田家の息子が作ったシチューを持ってきてあげよう。もっとも、魔女自身も平気で居られるかどうかは分からないが。

PCに目配せすると、ライが手元の紙切れを読んでいるのが分かった。彼はこちらの視線に気付くと、顔を上げて口を開いた。
「とにかくだ。その『山狗』部隊だが・・・あまり過信しない方が良いな。」
「どうして? 私にとって彼らは『ルーク』よ。」
ルークとは上手い例えだと思った。将棋で言うなら飛車。飛車は鉄砲を持った兵士。
この雛見沢で鉄砲を持ち、なおかつそれを上手く扱えるのは特殊部隊である山狗か、園崎家だけだろう。
「確かにルークだ。彼らが本当にこちらの陣営にあるのなら・・・な。」
「え?」
「この事件をチェスに見立てるなら、対戦相手は犯人だ。その対戦相手が分からなきゃどうにもならない。
仮に、鷹野がこちらのルークを務めているとしても。彼が裏で糸を引いていたなら鷹野は敵のキングだ。打ち倒すべき対象だ。」
ライの言っていることは最もだった。
「そもそも相手がこちらをロックオンしているというのに、こちらが相手を見透かせていないと言う時点でフェアな勝負ではない。
こちらは確実に信頼できる数少ない駒でキングを守らねばならないが、奴らは自軍のキングが何処にあるのかすら教えていない。
こんな物がフェアプレイであってたまるか。」
ライはそこで一旦言葉を区切り、魔女と神の瞳を睨んだ。紅い眼で。そして、再び口を開く。
「しかし、あくまでチェスに例えるなら・・・駒の数は限られている。そして何処に駒があるかも、おおよそは分かっている。
なら簡単だ。その駒が『何の役割』を果たしている『誰』なのかを偵察などによって看破する。もしくは撃破しても良い。
その後で、それらを『支配』しているキングを討ち取るんだ。いや。キングの名は大体分かりかけている。問題はクィーンだ。」
ライの言葉を聞いて、私の中にある単語が浮かんだ。
「・・・『東京』ね・・・・・・」

「Good。その通りだ。まだ確証は無いが、俺達の調査を邪魔した。それだけで疑う理由は十分過ぎる。
元々我々は、かなり名の知れた組織だ。大人数が死ぬはずだった事件を防いだ実績も多々あるんだぜ?
そんな組織が。大事な大事な『女王感染者様』が鎮座なされている土地に眼を付け、事件が起こる可能性を片付けに来たんだ。」
「それなのに、それを無為に潰そうなんておかしいのです!」
辛(カラ)い地獄から蘇った神様はそう叫んだ。どうやら神の名は伊達じゃないようだ。私はライの話に付け足すように口を開いた。
「つまり・・・対局相手兼キングが政府の裏組織なら、ポーンはこの辺の国家権力で、大駒は山狗ね。まさしく『コマ狗』じゃない。」
「ははは。そりゃいいな。みんな政府の犬ばかりだ。・・・だが一番厄介なのは相手のクイーンだぜ。ビショップでありルークでもある。
取り合えず、誰がクイーンなのか。大体の候補と手掛かりが上がるまではおおっぴらに行動しないほうが良さそうだな。」
魔女も神も、その意見に賛成した。

2718w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 19:14:17 ID:???
番外小劇場『レニーの奇妙な冒険・前編8』

「―――でも、正直言うと、ルークが無いのがかなり不安ね。」
梨花がライにそういうと、彼はすました顔で次の『一手』の提案をした。
「ルークが無いならポーンと一緒に補充すれば良いじゃないか。・・・・例えば・・・く・・なんだこれ? クラウド?」
手元の紙切れを見ながら素っ頓狂な声をあげる。
「あぅあぅあぅ・・・大石の下の名前はクラウドなのです。」
魔女がその名を聞き、頭の上に電球を灯らせた。正直言って、古い。
「なるほどね・・・大石。綿流し関連の事件なら何処までも追ってくるあの貪欲さを利用すれば・・・」
「へぇ。そんな刑事が居たのか・・・ごほん。とにかく、連中のポーンである警察の中にこちらの陣営が居れば助かる。
ちょうど良い。そのクラウド・ストライフ刑事に声を掛けてキャスリングの交渉を持ちかけるとしよう。」
「どうでもいいけど次にストライフなんて言ったらナイツオブラウンド喰らわせるわよ。」
悪態をつきながらもライの発想には感謝した。・・・ルークが居れば、キングをより効率よく守ることが出来る。
あとはポーンが居れば最高なのだが・・・・
「ライ。歩兵の調達はどうしますのですか?」
「ポーンは調達不可能だ。・・・こちらの陣営にそんな大軍隊が居るのかい?
居たとしても警察には勝てないだろうし、使い捨てるなんてことはとてもじゃないが出来ない。そんな駒より、大駒を量産するんだ。」
その指示に従い、全員(と言っても4人)で駒の配役を考える。
「ルークは大石。ナイト、ビショップは部活メンバー。羽入。クイーンに心当たりは?」
「・・・・クイーンなら、私が立候補しても良いかしら?」
チェスにおいて、ティアラのマークで識別されるクイーンは、まさに最強の駒だ。上下左右斜め、好きなだけ移動できる。
「水が?・・・クイーンはチェスで最強の駒なのよ? あなた、相手の銃に・・・・」
「あぅあぅあぅ。水なら大丈夫なのです。・・・本当に斬り殺されると思ったのです。・・・氷の剣で。」
「はぁ? 氷ぃ? あんた。寝ぼけてるなら―――」
梨花がグラスに口を近づける。私はそれを止め、実際に氷で鎌を作って見せた。さすがの魔女も唖然。
「あぅあぅ! それなのですそれなのです! 水ってばさいきょーなのです!!」
「・・・・・驚いたわ水・・・あんた・・・・・・・⑨?」
「言ってる意味が分からないけどなんか不快だからやめてちょうだい。」
無論、ライから能力使用の許可は下りている。人気がないところであれば自分の判断で能力を使用することを許可してくれた。
「あぅあぅあぅ・・・梨花。今からでも遅くないのです。水の職場で改造人間に・・・あぅーーーーっっ!!?」
顔を真っ赤にし、口から火を吹いて転げまわる神様。梨花は韓国製の小壷をテーブルに置くと、まじまじとこちらを見つめて言った。
「あなた、本当に人間? 百年の間、幾百の死の山脈を越えてきたこの私が、今初めて自分以外の存在に恐怖を覚えたわ。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。百年。百歳。
「歳の割に小さいわね。」
「綿流し前に殺されたいの?」
自ら「恐れている」と口にするくせにサラッと喧嘩を売ってきやがるその度胸は評価してあげるわ。魔女さん。

「・・・ところで諸君。気付いてるか?」
ライが口を開いた。・・・勿論気付いているわ。今しがた『彼ら』が石段を登りきったところね。
「あぅ!?・・・梨花! 圭一達が来るのです!!」
「え!? 圭一が!?」
真っ赤な顔のまま言う神様と、それを聞いて顔を赤くする魔女。・・・・うーん。女の子だなぁ。
「親父臭いことを考えてないでさっさとPC隠したほうが良いんじゃないのか?」
「そ、そうだった!!」
慌ててノートパソコンを折りたたみ、バッグの中に押し込める。そのジッパーを締め切ったとほぼ同時に、園崎魅音が現れた。
「(・3・)やっほー。梨花ちゃんに水ちゃん。二人で何してたの? まさかふじゅn」
ヒュッ・・・すぱぱぱぱ〜〜ん!!
「はぅ。魅ぃちゃんが何を言ってるか分からないんだよ。だよ。」
バッチリ赤面しながらRFIを放つレナ。今日も技のキレは悪くないようだった。

2728w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 19:14:52 ID:???
番外小劇場『レニーの奇妙な冒険・前編9』

ドタドタと圭一達が上がり込んでくる。何か、大きなリュックを背負っているようだが・・・
「ねぇ水ちゃん!」
「わっ!」
後頭部に巨大なこぶを作った魅音が起き上がり、私の手を取る。反射的に殴り倒しそうになったが、何とか抑えた。
「水ちゃんはテーブルゲームとか好き?」
「あはは・・・もし嫌いじゃなかったら、レナ達と一緒にトランプでもやらないかな。かな。」
レナがにんまりと笑う。・・・・何か、裏があるように取れるんだけど・・・・・・・?
そんな時、大きなリュックを下ろした圭一が話に割り込んでくる。
「水ちゃん。悪い事は言わないからやめた方がいいぜ。さもないと生き恥を―――」
バチバチッ!!
スタンガンのような音がして、圭一の体が跳ねる。・・・まさか、敵!?

「はろろーん水さん。圭ちゃんは何も言ってませんよ? 気のせいですから早くお姉の質問に答えてあげてくださ〜い♪」
何か・・・ここで許可すると何かが終わってしまう気がする・・・・・・・・・。しかし背を見せるわけにはいけない。それが私の流儀!
「ええ。大好きよ。」
その言葉の瞬間、魅音は押し殺した笑いを出しながら、懐をまさぐっていた。
「なら決まりだねぇ・・・くっくっく・・・・みんな。今日の種目は―――トランプだよ!」
懐から現れたのは、傷だらけのトランプだった。

「はぅ・・・水ちゃん凄い・・・・・」
種目は大貧民だった。革命あり。階段なし。八切りなし。余談だけど作者は八切りの無いルールでやってたk・・・って何を言ってるんだ私は。
しかし、みんな思ったより大したことないわね・・・・・裏面の傷で札が分かるガン牌トランプを用いているのにも関わらず私に勝てない。
「どうしたの? まさか、部長ともあろう者が自分の戦場で新兵に押されてるなんて。無様すぎるわね。くすくすくす。」
魔女の黒い笑い方が伝染ってしまった。・・・本人は対して気にしていないようなので良しとする。
「革命ですわー!」
八重歯の金髪娘、沙都子がその『4』を4枚出し、革命を引き起こした。・・・助かったわ。
「ありがとう沙都子ちゃん。」
「え―――」
私は手札から4枚カードを出し、その場に置いた。
「3が4枚。革命返しよッ!!」
私は記憶している。ジョーカーは2枚とも既に使いきられ、2と1の残りは私の手元。他のカードも1枚以上、既に使われている。
つまり、この局で私の4枚出しに対抗できる者は・・・いないッ! ざわ・・・。と、丸めの文字で場が沸いた。鼻と顎は尖ってないけど。
「(・3・)くっ・・・やるねぇ水ちゃん・・・・くっくっく。次の局、親は私。カードを切らせてもらうよ・・・」
魅音がみんなに目配せするのが分かった。・・・・ッ!
バシッ!!
私は右手で、魅音が配ろうとするトランプを真上から叩き、彼女の手ごとテーブルに押さえつけた。
「ッ!? み、水ちゃん!? どうしたのかな? かな?」
「・・・カードの山を見てみなさいよ。」
そう諭し、魅音の手を左手で押さえたまま右手を離した。・・・・・次のカードが配られる直前の様子だった。
本来なら一番上のカードがズレ、それ以外のカードがまとまっているはずだ。しかし、ズレていたのは、一番上から二番目のカードだった。
「セカンドディール・・・・一番上のカードはジョーカーじゃない。貴女、イカサマするならもっと練習しなさい。」
最大限の嫌味を言ってやった。・・・・・・その瞬間魅音の表情が変わって行き・・・・哄笑を始めた。
「あっははははは!! 参った! 降参だよ水ちゃん!!・・・・まさか、これを見破るなんて・・・とんだところに名探偵が居たもんだよ。」
魅音は腰に片手をあて、もう片方の手で頭をボリボリと掻き毟りながら言った。
「驚きましたわ雨茶さん。まさか入部試験で優勝してしまうなんて。」
「うんうん。魅ぃちゃんがこのトランプで負ける所なんて初めて見たよ。」
「ああ。しかもあの高速のイカサマ技を見切るなんてな! そこに痺れる、憧れるぜ!」
梨花の仲間達から次々と称賛を浴び、私は少々優越感に浸っていた・・・・私もイカサマしたということは口が裂けても言えないわね。

2738w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 19:15:27 ID:???
番外小劇場『レニーの奇妙な冒険・前編10』

部長が投了したのでゲームは中止となった。私が1位。2位はレナ。3位が圭一と沙都子で、5位が梨花。詩音が6位だった。
魅音はイカサマがバレたので最下位。
「あちゃー・・・・この服、水ちゃんに着せる気満々で持って来たのになぁ。私が着るハメになっちゃったよ。」
「いいじゃないですかお姉。お姉の体型ならバッチリですよ。」
圭一が運んできたリュックのジッパーを開き、中の物をごそごそと漁る魅音。中から出てきたのは・・・・・なんだアレ。
「知らない水さんに私が説明してあげます。これは興宮にあるファミレス『エンジェルモート』の制服です☆」
制服・・・と言うには、あまりにも露出度が高すぎる衣装だ。・・・アレで働く? 考えただけで寒くなった。私、氷使いなのに。
「じゃ、じゃあ、着替えてくるから・・・梨花ちゃん。他の部屋借りるよ。」
トテトテと足早にそこから去ろうとする魅音の肩を、詩音ががっちりと掴んだ。
「お姉?・・・イカサマが発覚したのに、まさか・・普通に罰ゲームするつもりですかぁ?」
魅音は詩音の言葉に、激しく狼狽する。
「え・・・あ・・・・えと・・・・・も、もしかして・・・・!?」
さーっと青ざめていく魅音。双子だけに、互いに考える事は同じらしい。・・・便利ね。
不意に魅音が床を蹴り、外へ逃れようとする。そこに立ちふさがるレナ。退路を絶たれた魅音に『詩音に捕まる』以外の選択肢は無かった。
「わーーっ! 詩音のばかーーっ!! 放せ放せーーーーっ!!」
じたばたする魅音の頭をおたまで殴りつける詩音。双子だけに容赦も無い。
「観念してくださいお姉。」
しばらく暴れていた魅音だったが、そのじたばた具合を見たレナがかぁいいモードに変化したので・・・そのうち魅音は、抵抗するのをやめた。
詩音はその魅音の服に手を掛け始める。ここまで来れば、私にもその結末が分かる。私は圭一に歩み寄り、彼の頭を窓に向けさせた。
「なっ。あっ・・雨茶さん? 何を・・・・」
うろたえる圭一の顔を引きこみ、強引に私の顔に近づける。
「水・・・・・って呼び捨てにしても良いのよ。ねぇ・・・圭一。」
「うう・・・ッッ・・・・・・・・・!!」
出来る限り艶っぽい視線を彼に当てながらそう言うと、普段勝気で陽気な彼の顔が一気に紅潮した。
その時、突然後ろから殺気の塊が飛んできた。回避はしたけど、髪の毛が一本掠った。この速度はレナね。
なおも殺気は消えないので、圭一をからかうのはやめにした。

「へぇ。そんな制服なんだ。」
普段(・3・)状態でなんの空気も読まないような魅音の顔が、何気ないこの一言でヤバいくらいに紅潮した。
付近に圭一が居るせいもあるだろう。―――まぁ、同情して発言を自重する気なんて更々無いんだけどねぇ・・・?
「ふーん。魅音さんて胸大きいね。何センチあるの? わっ。ウェストもほっそ〜い。スタイル良いよね。ボンキュッボンってやつ?」
バカにしたような口調で、はやし立てるようにそういうと、魅音の顔に青筋が浮かび、蒼白になり、紅潮した。
「(#//3li)ちょッ・・・み、水ちゃーん・・・・・・。」
自分の気持ちを言葉に出来ない割に感情を表すのは得意そうね。特に複数の感情を一度に表すのは。
「そ、そのくらいにしておいてやれよ。み・・・水。・・・・・。」
ぎこちない呼ばれ方だけど、これはこれで面白いわ。しばらくは呼び捨てで呼ばせてみましょう。
「まぁ、これで許してあげる。魅音さん。次は『せいぜい頑張って』ね・・・?」
さらりと挑戦状を叩き付けてやった。魅音はそれを感じ取ると、さっきの羞恥は何処へやら。仁王立ちで腕を突き出し、上等だと言った。
「・・・・・・・その衣装で仁王立ちをするとは。勇気があるわね。」
「〜〜〜〜〜ッッッッッ!!!!?」
声になっていない叫びを上げ、大急ぎで内股になってその場に座り込む魅音。・・・・やっぱり、人をからかうのって面白いわね。
取り敢えず、今度改めて話し合いの席を設けることにして、私は魔女とみんなに別れを告げるのだった。
・・・・・・・あれ? 何か忘れ物したような?―――気のせいね。


「おーーい。レニー・・・・・・・・・・・・なんだい? 僕は空気? ノートパソコンなのに空気・・・・・?
・・・・・・はぁ。これだから俺はこんな役は嫌だったんだ。大体作者の分身って時点で死亡フラグだし・・・。」

2748w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 19:16:26 ID:???
妄想小劇場『NEWキラー9(57)〜支配は夢〜』

金髪グラサン野郎は不愉快な笑い声を立てながら紅い目玉でこちらを睨んでいた。
「今のは、お前の仕業だろう? アルバート=ウェスカー!」
人の命は重い。そんなことは分かっている。だが、だからと言って奪ってはならないと言う論法は、今の俺には当てはまらない。
何度も言っている。俺は既に『後戻りが出来ない』んだ。後ろに道は無い。その状況で一瞬でも躊躇すれば・・・結果は眼に見えている。
それに、こんな事を言うのは何だが・・・悪者は早く止めるべきなのだ。そうでなければ被害が拡大する一方なのだから。
まぁ、だからと言って殺人を正当化する気も無いのだが・・・。
「くっくくく・・・その通り。その通りだ。・・・そして流石だ。まさか、アレが破られるとは思っても居なかった。」
「黙れ。・・・全く。ちょっかい掛けに現れたと思ったらさっさと退出したり、また現れたり・・・忙しい奴だな。お前は。」

グラサンを取った(と言うか壊された)ウェスカーは、俺の悪態を華麗にスルーし、その紅い瞳を光らせて言った。
「くっくくく・・・。全く持って感服する。どうしてここまで的確で突拍子もなくて正確な答えが導き出せるのか? 教えて欲しいものだな。」
「正確? 正確だって? そんなの知るか。俺は現段階この場にある資料を見てテキトーに言っただけだ。流石にトリックは分からん。
ロベルト辺りからトンデモ能力になってきたからな。全く分からん。全然分からん。」
「そうか・・・そういえば、まだだったな。まだ貴様にはあの話をしていなかった。」

突然、奴の姿が消えた!
「後ろかッ!?」
俺よりもロックが反応する方がわずかに早かった。さすがは予知能力者だ。ロックは懐から取り出した銃をウェスカーに向ける。
パァン! パァン! パァン!
軽めの銃声が数発繰り返される。しかし、それは全て壁に当たる。
「鈍いな。貴様。それでも能力者(KILLER)のつもりか?」
奴はそういうと、再び姿を消した。次は・・・
「上だ! ロック!」
今度は俺の方が早かった。ロックが銃を上に向ける。
キャィン!
耳障りな不協和音が響いた。・・・・そしてロックの手の中の銃が、バラバラに砕け散る。・・・いや、切り崩されたと言った方が正しい。
「鈍すぎる。やはり、細胞レベル・遺伝子レベルで兵士を教育するには、まだ早いという事か。」

ズドォン!
何の前触れも無くリボルバーを撃ち込んでみた。・・・弾丸は見事にウェスカーの頭に命中し、奴は2メートルほど向こうにフッ飛んだ。
「・・・・・・化物め。」
「化物? それは貴様もだぞ。レオン。まさか、この私に銃弾を当てられる奴が居るとは思わなかった。」
奴はニヤリと笑った。・・・・頭を吹き飛ばされているはずなのに、既に死亡しているはずなのに。奴は、起き上がった。
「ふむ・・・たいして驚いてもいないようだな。」
「こんなことで驚いても居られなくなっただけだ。・・・・レニーと同じトリックか?」
「結論から言うなら、答えはNOだ。応用ではあるがな。」

起き上がると、ウェスカーはロックを指差した。
「ロベルトは時間停止能力を身に付けた。お前は未来予知能力を身に付けた。その陰には、レニー=ブラウンの存在が大きく関わっている。」
そこで言葉を切ると、ウェスカーはレニーの死体にチラリと眼をやった。
「奴が『造られた存在』である事は聞いたか?・・・・我々はその成功から、『人間を進化させる細胞』を発見した。
人間は、太古の昔からその知識と勇気で生物の頂点に立った。世界のほぼ全てを支配した。・・・しかし、まだ支配していないものもある。」
「それが・・・・『時間』だ。とでも言うのか?」
それを聞いた奴の眼が、更に紅く輝いた。

2758w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 19:16:57 ID:???
妄想小劇場『NEWキラー9(58)〜全能の証明〜』

「人間は、太古の昔からその知識と勇気で生物の頂点に立った。世界のほぼ全てを支配した。・・・しかし、まだ支配していないものもある。」
「それが・・・・『時間』だ。とでも言うのか?」
それを聞いた奴の眼が、更に紅く輝いた。
「その質問に対する答えはYESであり、NOだ。確かに、人間は『時間』を支配出来ない。いや・・『出来なかった』・・・。」
「なに?」

「既に我々は、時を意のままに動かせるようになったのだ。」
眼の前から奴が消え、全く違う方向から声が聞こえた。
「・・・まさか、今のは『止めた』のか!?」
「そうだ。・・・・時間なぞ、我々が生きる中で勝手に動く物に過ぎん。ただの、現象の経過を表すだけの変数だ。
その経過具合が気に入らないのなら、戻せば良い。人間が時に合わせるのではなく、時間が人に合わせるのだ。」
ウェスカーはその場でジャンプすると、まるで魔法の様に空中にふわりふわりと浮いた。

「技術力を駆使すれば、重力に抗い、空を飛ぶことも出来る。」
周囲に糸らしき物は見当たらない・・・まさか、本当に飛んでる・・のか!?
「周期性を持たず、なのに全くのランダムでもない。そんな人間の精神を支配する事も出来る。
さっき、貴様にかけようとしていたのがそれだが、貴様はそれに抵抗した。驚くべき事だ。」
「何が『驚くべき事』だ。お前の実力が足りなかっただけだろうが。」
「なるほど。そういう考え方もあるな―――」
そのまま空中で回転し、スタッと着地したのは、奴が元々立っていた場所だった。
「しかしだ。重力に逆らう事も、空を飛ぶ事も、他人の心を動かせる事も。人間が全能である事の証明にはならない。」
「当たり前だ。人間は全能ではない。」

「ああ。そうだ。全くもってその通り。悔しいが人間は全能ではない。・・・しかしだ。
唯一全能で絶対とされる『神』は、もはや『人間の創作物』だ。人間が偶像を崇拝する為に描いた肖像画だ。
面白いジョークだな。なんの価値もないただの「紙くず」が人より長寿で絶対で全能で、最強だなんて。」
奴はそこで言葉を区切り、眼を閉じた。
「私が真に支配したいのは、やはり時間だ・・・・永い、永い時間。未来。私は『永遠の時』を支配したいのだ。」
再び眼を開いたウェスカーの眼は、驚くほど紅かった。
―――永遠か。・・・・・・・なるほどなるほど。
「なーるほど。それはそれは。―――この、バカが。」
俺は正直言って苛立っていた。さっき奴が俺に不完全な催眠を掛けた時から。自分の中の大切な思い出を蹂躙されたような憤りを感じていた。

しかし、この言葉は、そんな安っぽい苛立ちから出た言葉じゃない。それだけは信じて欲しい。
「少なくとも、俺達が今居るこの世界には『永遠』は存在しない。どんなに高尚な人物の命も。どんなに魅力的な物語も。
地球も。太陽も。時間も。空間も。必ず『終わり』は来る。だからこそ楽しいってもんだ。
空間はいつか崩壊し、空間の崩壊と共に時間という概念も崩壊する。そして、いつか新たな空間が形作られ、繰り返されるだけなんだ。
お前はその中で『生きたい』のか? 人が生きるってのはどういうことなんだ? ただ『死なない』ことか? そんなわけあるか!!」
俺は手の中で最後の炸裂弾を握り締め、言った。
「人間が『死ぬ』のは、誰の記憶にも触れなくなった時だ。『生きる』ってのは、人と接する事だ。記憶に残る事だ。
遭遇(であ)い、戦闘(たたか)い、乗り越え、乗り越えられ、愛し、愛され、そして記憶される。それが人間が『生きる』と言う事だ。」

手に取ったその弾丸を銃に押し込め、そして構えた。狙いをつけた。絶対に外さないように。
「俺はお前に遭遇った。遭遇った以上、戦闘うべきだ。そうだろう? お前もそのつもりで来たんだろう?」
難しく言ってるが、ぶっちゃけると「戦るならさっさと戦ろうぜ」という事だ。・・・最近の俺は短気でいかんな。

ウェスカーは、プルプルと肩を震わせて笑っていた。そして首を横に振ると、戦りあうつもりはないと言った。

2768w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 19:17:32 ID:???
妄想小劇場『NEWキラー9(59)〜お約束〜』

「私の夢を語るのはここまでにしておこう。所詮、愚民には理解出来んだろうからな。」
「やれやれ。今度は貴族気取りか。ワイン片手に漫才でもやったらどう・・・・」
何を言っているんだ俺は。
「なに。先程と同じく『観察』だ。どうやら、最後のKILLERも覚醒したようだ。―――そして、貴様も。それに対する褒美と土産代わりだ。
あの『地獄のような悪夢』から早6年。計画も順調に進行し、今まさに最終局面を迎えようとしている・・・・
幸いなことに私の夢は、まだ続いているのだ。―――君達にも権利はある。『知る権利』が。『知らされる権利』が・・・。」

ウェスカーはそこで言葉を切ると、掌から真新しいサングラスを取り出した。・・・・ど、どこから出したんだ?
「レオン=スコット=ケネディ。君には、完璧たる才能がある。・・・・ひとつ問おう。私につく気は無いか?」
「あるわけないだろ。それにだ。何を勘違いしているか知らんが・・・『完璧』などと言う物は、この世には存在しない。無論『全能』もだ。」
「そうか。そうだな。確かにそうだ。その通り。・・・完璧と全能は存在しないからこそ美しい。
私がまだS.T.A.R.S.に居た時代なら、無能な上司は星の数ほど居た。君も無能な上司に悩まされていないか?」
まぁ、実際その通りなんだが・・・。
「無能な上司は居るが、同僚が有能なんだ・・・そいつらも、あんたの所の飼犬。いや、手癖の悪い『飼猿』に数人殺されたがな。」
「なるほど・・・無能者が有能な人材を殺す・・か。これはすまないことをした。」
そういい終わると、ウェスカーは黒革の手袋をつけたままパチンと指を鳴らした。同時に床が揺れ始める。
バランスを崩し、倒れそうになる俺達に向けて、ウェスカーは直立不動のまま言った。
「すまないついでに、話が大幅に逸れたことについても謝罪しておこう。そして、気が変わったことについても謝罪しておくとしよう。
私につかないのなら、君達に教えてやれることは1つしかない。―――出口だ。」
黒革の手袋が指差した先に、特殊素材の壁がぽっかりと口を開けている。・・・・あんな口はさっきまでは無かったはずだ。
「私からのボーナスだ。・・・変な仕掛けは無い。S.T.A.R.S.元隊長として誓おう。・・・・さぁ。早く行け。ここはもう吹き飛ぶ。」
「なッ!?」
その言葉が言い終わらない内に、放送が響いた。
『自爆装置が作動しました。10分後に爆発します。繰り返します。自爆装置が作動しました。10分後に爆発します・・・』
「またかよ!」
「またってなんだよ!」
「うるせー! 思い出話だよ!!」
ウェスカーは俺とロックのやり取りを見てくすりと笑うと、早く行けと囃し立てた。出口に罠は無いだろう。
あったら引き返して来てこのグラサンの頭をブチ抜いてやる。俺はロック達の尻を叩いて出口に向かわせた。

「おい、ケイト!・・・・何してるんだ?」
ケイトはロックとレイチェルに続かず、その場に立ち止まっていた。バカ野郎、死にたいのかよ!?
「・・・・・・。私は、もう死んでるの。」
「な、何言ってるんだよ? お前は確かに生きて・・・・・」
その俺の言葉をさえぎり、ウェスカーが唐突に呟いた。
「・・・・・死者の復元技術だ。」
「な、なに?」
「レニー=ブラウンの技術を応用したまでだ。DNAが一種類あれば複製が作れるように、死体があれば死者を蘇生させることも出来た。」
・・・・・今、こいつは何と言った? 死者を蘇生させることが出来た・・・だと?・・・そんな俺の視線に、ケイトは無言で頷いた。
「これはミッションだったの。任務だったの。・・・私の体は、数日後に『崩れる』わ。・・・そんな醜い姿を晒したくは無い。
・・・・このままここに留まれば・・・ケイト=ウォーカーとして。ケイト=クラウザーとして。誇りを持ったまま死ねる。
さぁ。行って。そして生きて。・・・「彼ら」には、私はやることがあるから残った事にしておいてね。」
無理に微笑んで見せたケイトの目頭には、涙が溜まっていた。
「・・・・・分かった。・・・さようなら。ケイト=クラウザー。・・・・レニー=ブラウン。」

走り去るレオンの後姿を見て、ウェスカーは呟いた。
「行け、レオン=S=ケネディ。・・・お前は運命を選択出来る。往け、レオン=S=ケネディ。・・・お前の戦いはいつ終わる?
―――征け、レオン=S=ケネディ。・・・お前の運命に決着をつけろ。・・・・・・そうすることで計画は最終段階に入る。」

2778w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 19:18:03 ID:???
妄想小劇場『NEWキラー9(60)〜運命の扉は開かれた〜』

『残り5分です』
『残り1分です』
『10、9、8、7・・・』
「うおおおおおおおおおおお!!」
『3、2、1・・・・』

ドガアァァァァン!!!!

凄まじい爆発音が轟く・・・・幸い、直通のエレベーターが自由の女神内部まで送り届けてくれた為、脱出は成功した。
・・・・ただ、エレベーターの出口は1階に作って欲しかったな。おかげで大分時間をロスしてしまった。
おかげで爆発の爆発の効果範囲から逃れるのに時間が掛かった。・・・・それにしても。それにしてもだ・・・・・
「始末書じゃ・・・すまないよなぁ。」
いくらその下に敵の本拠地があったとしても・・・自由の女神だぞ? 世界遺産だぞ?・・・・・・
「見事に倒壊してるな。あーあー。再建費は何十億ドルだろうなぁ?」
「う、うる・・せ・・・・・―――!」
「おいレオン。いきなり黙り込んでどうした・・・?」

俺には、何が待ち受けているのか、良く分かっていた。いや・・・この潮風が教えてくれたと言った方が正しいか。
そして腰から無線機を抜くと、局長の待機している本部へCALLした。
『レオン? レオンか!? 無事なのか!?』
「ああ。・・・ただ、無事じゃないお嬢様が・・・・」
『・・・分かってる。・・・・・あとで始末書だ。』
ロックが後ろから声を掛けてきた。
「何て言ってる?」
「後で始末書だそうだ。」
『レオン? 他に誰か居るのか?』
「・・・・いい、言っちまえ。・・・遅かれ早かれこうなるはずだったんだ。」
「・・・・今、この場にキラー9の二人が居ます。『ツィットニー=K=ロック』と『レイチェル』が。」
『なっ、なんと!?』
「勘違いしないでください。彼らは味方です。・・・・20。いや、10分以内に救助隊をよこして下さい。
言っておきますが、俺が『戻ってきた』時に、彼らに何かあれば・・・・・その時は覚悟しておいて下さい。」
『なに? 何だって? 戻ってくる? レオン、君はこれ以上何処に行くつもりなのかね?』
俺は局長のセリフを聞き流すと、すぅっと息を吸い込み、肺の中を新鮮な空気で満たした。・・・・そして吐き出すと同時に
パァン! パァン!
ロックとレイチェルに麻酔針を撃ち込んだ。
「決着をつけに行きます。」
崩れ落ちる二人を見ながらそう言い残すと、俺は無線機を無造作に投げ捨てた。
『決着?・・・ま、まさか! いかんぞ。救助隊と共に特殊部隊をよこすから、それまでそこを―――』
パァン! バキィッ・・・・
壊れた無線機は帯電し、そしてうるさい無能上司の声も消えた。・・・・・・これで、邪魔は無くなった。

例え、これが用意されたシナリオであろうとも・・・・俺は、往かなければならない。
運命とか、そんなカッコいいもんじゃない。・・・・ただ、俺は後には退けない。そしてやらなくちゃならないこともある。
「エイダ・・・・。」
残り少ない弾薬を全て銃に詰め、邪魔なウエストポーチを投げ捨てた。・・・・もう、俺には必要ないだろう・・・多分な。

2788w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 19:19:08 ID:???
妄想小劇場『NEWキラー9(61)〜風の女〜』

丘を歩く俺を、突風が包み込んだ。思わず眼を瞑る。・・・そして再びその眼を開いた時、目の前に『彼女』が居た・・・・・・。
そう。俺は彼女に逢いたかった。ずっと逢いたかった。再会。遭遇。邂逅。言い方は色々ある。
この再会は決して喜ぶべき遭遇でなかったのかもしれない。・・・しかし、この邂逅が無ければ、俺は自身の生きる意味を失っていた。
全ては、この時の為・・・だったんだな。

―――風が吹き抜ける小さな丘の上で、俺達は対峙していた・・・。
「レオン、きっと来ると思ってた・・・・・・」
その女は紅いドレスを身に纏っていた。スリットからは白く、しなやかな脚が出ている。
東洋人風の顔つきと、漆黒の頭髪―――間違いなく、俺の中の幻想だった。
「エイダ・・・」
俺がその名を口にすると、5メートル前に立っている女はわずかに微笑んだ。
「貴方に初めて逢った時から、この日を楽しみにしていたわ。・・・私は貴方を愛した。貴方を愛し、貴方を騙し、時には導いて来た。
貴方はまさに最高だった・・・だから、私はいつもこの時を夢見てきたの・・・そう、貴方を殺すこの日を。この時を・・・。」
その瞳はどこか哀しげだった・・・ひょっとすると、俺の眼も同じだったのかもしれない。

「なあ。エイダ・・・・どうしてこうなっちまったんだろうなあ。・・・俺も君を愛した。君を愛し、君に騙され、時に助けた。
それだけで良いはずだったんだ。願わくば、また出逢って、そこで色んな話をしたかった。もっと君を知りたかった。
なのに、どうして俺達は闘ってるんだろうか?―――俺達は、何の為に闘わなくちゃならないんだろうか?」
俺の問い掛けに、彼女はこう答えた。
「闘わなければならない理由?・・・それは、私が貴方と闘うことを望んだから―――貴方を殺さなければ、私は私じゃなくなるから。
・・・私も貴方を知りたい。貴方をもっと知りたい。貴方との愛を享受したい。貴方の全てを知るには、闘うことも必要なの。」
「―――何故・・・愛は闘って手に入れられるものなのか? そんなものだったのか?」
「ええ。少なくとも、今の私達は・・・ね。」

再び、突風が俺達を包み込んだ。・・・それが合図ともなった。

エイダの手から放たれた無数のナイフは、風を受けて俺の全身を包み込むかのような形で飛んできた。
転がるだけではかわしきれない。瞬時にそう判断した俺は即座に横へと走り出した。
風が向きを変え、俺が走り出した方向へとナイフの軌道が修正されていく。しかし、それは俺に追い風を当てているのと同義だ。
突風に手助けされる形でナイフを全て避けきると、俺は懐からハンドガンを取り出した。
エイダが、今度は一直線にナイフを投げてくる。・・・9ミリ弾でも投げナイフを弾くくらいなら申し分ない威力だ。
パァン!
二本のナイフを一発の銃弾で撃ち落し、そのまま彼女に接近しようとする。しかし、俺の体は真正面からの突風を受けて後方へ飛ばされた。
頭から落ちる前に受身を取り、彼女の銃撃を転がって回避する。その途中、地面に落ちていたある物を数本回収した。

再び走り出した俺は、彼女の眉間に向けて正確に弾丸を放った。同時に真正面から突風が吹く。
弾丸はわずかに勢いをなくしたが、サイズが割と小さかったので彼女の足に当たった。エイダは傷口に眼をやり、苦痛に顔を歪めた。
そしてなおも接近する俺の眼を睨むと、虚空に向かって手をかざした。吹き荒れる風が、俺の征く手を遮ろうとする。
風圧に耐えるには風が当たる面積を小さくすれば良い・・・つまり、伏せる。
前転すると同時に伏せ、左手でしっかりと大地を掴んだ。
風が吹く間も彼女はナイフを投げてくる。それら全てを撃ち落すと、ようやく風が止み、無風の状態となった。
「風を操るのか・・・トリックは気圧か?」
「・・・さぁ? 私の事を知りたいなら、私を殺しなさいな。」
彼女と全く同じタイミングで手元の銃のリロードをすると、俺は横に転がりながらトリガーを引いた。
数発撃ち込んだ内の一発が、彼女の黒髪を掠めるのが分かった。それでも彼女は怯まずに、転がる俺に弾丸を撃ち込んできた。当たらない。
立ち上がると同時に、さっき転がった時に回収した物を一本投げつける。エイダはそれを即座に銃で撃ち落した。
「!!」
そして俺は彼女がナイフに気を取られている間に、相手の後ろに回りこむ事に成功していた。
「流石ね・・・・接近戦ではナイフが早いわ。」
彼女は喉にあてがわれたナイフを見て、そう呟いた。

2798w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 19:19:49 ID:???
妄想小劇場『NEWキラー9(62)〜風の決戦〜』

「流石ね・・・・接近戦ではナイフが早いわ。」
彼女は喉にあてがわれたナイフを見て、そう呟いた。
「君も随分接近戦の腕を上げたようだな。」
エイダは左手にナイフを持っていた。その刃先が俺の左わき腹に向けられている。これではただのこう着状態だ。
俺が彼女の喉もとからナイフを放し、飛び退くと、彼女はダンスを踊っているかのように数度回転して離れた。ドレスの裾が風を斬る。
「命を賭けたダンス。貴方もやってみたら? 意外に楽しいわよ。」
「ごめんだね。やりなれないことを実戦で試すのはあまり良いことじゃない。」
次の瞬間、彼女は数え切れないほどのナイフを投げてきた。・・・ダメだ! 回避が間に合わない。
伏せても飛んでも飛んでくるナイフのどれかに当たってしまう。・・・それなら、逆の発想だ。スキマが無いなら作れば良い。
俺は一息の内に、さっき拾ったナイフを全て投げた。総数は5本。・・・ただし、回転を加えてある。
回転を加えた分、撃ち落せる量が増える。・・・そうして生じたわずかな安全地帯に身を滑り込ませ、刃の雨を回避する。
その時にすぐ横を通り過ぎた一本のナイフをキャッチし、エイダに投げ返す。遮る物は何一つ無い。さぁ、どうするんだエイダ?

彼女は横に側転し、華麗にナイフを避けた。しかし、そこに付け入るスキが生じる。
俺はエイダが転がる方向を先読みし、腰からナイフを抜いて走り出した。
ガキィ!
快いとは言えない音が響いた。・・・・エイダは手に持つ銃で俺のナイフを受け止めている・・・マジかよ。暴発しちまうぜ!?
「ふふふ・・・流石だわレオン。どんな状況でも勇気を失わず、燦然と敵に立ち向かう。それでこそ貴方よ。」
パッと銃から手を放し、その手に何かを持つエイダ。・・・・・これは!!
「ぬおおっ!!」
ブォンと風を斬る音がした。・・・・・彼女の手に握られているのは、鈍く光る青龍刀だった。・・・何処から取り出したのやら。
「危ないな・・・後0.1秒気付くのが遅かったら、腸がギタギタにはみ出てたぜ。」
「そうしてくれた方がありがたいわ。貴方を隅々まで観察できるもの。」
そう言って再び青龍刀を振り回すエイダ。
「ヒュー。マジかよ!」
口笛を吹きながらその凶悪な刃を回避し続ける。・・・ダメだな。このままじゃ埒が開かない。バカ局長が派遣した部隊が来ちまう。
「時間が無いの。早く死んで!」
「それは出来ない!」
ガキィン!
エイダが振り下ろした青龍刀を片手で受け止める・・・右手に持ったこのハンドガンで。
「あちゃ〜・・・このハンドガン気に入ってたんだぜ?」
そう言いながら刀の柄に左手を伸ばし、捕まえた。銃を手放し、右手も参加させ、彼女を投げ飛ばす。
エイダは空中でぐるりと受身を取ると、両足で着地した。
「あら。私もさっきのハンドガン気に入ってたのよ?」
「へぇ。じゃあ、俺とどっちが気に入ってたわけだい?」
彼女は走り出すと同時に、にやけた口で言った。
「勿論、あ・な・た。」
普通なら嬉しいのに嬉しくないタイミングで言われるのが辛いところだ。まぁいいや。慣れた。
エイダはドレスの中から何かを取り出そうとしていた。・・・また刃物か?
俺はそれを迎え撃つ為に、奪った青龍刀を構えた。―――瞬間、彼女がニヤリと微笑んだ。
パァン!
ドレスの中から出てきたのはブローニングHP。ハンドガンだ。青龍刀が弾かれ、地面に落ちる。
そして彼女の手の中にあるナイフは、確実に俺の腹を捉えていた―――

2808w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 19:20:19 ID:???
妄想小劇場『NEWキラー9(63)〜さようなら〜』

エイダはドレスの中から何かを取り出そうとしていた。・・・また刃物か?
俺はそれを迎え撃つ為に、奪った青龍刀を構えた。―――瞬間、彼女がニヤリと微笑んだ。
パァン!
ドレスの中から出てきたのはブローニングHP。ハンドガンだ。青龍刀が弾かれ、地面に落ちる。
そして彼女の手の中にあるナイフは、確実に俺の腹を捉えていた―――
ドスッ・・・
「ッッッ!!?」
腹部に激痛が走る・・・手ごたえを感じ取ったエイダは、ニッコリと笑った―――
ズドォン!
彼女の表情が、疑問のそれへと変わる。下腹部を見つめるエイダ・・・紅いドレスは、彼女自身の血で紅黒く染まっていた・・・。
「・・・あ・・はは・・・・・」
俺達は互いに、絡み合うように倒れ込んだ。・・・・もう、立ち上がる気も起きなかった。・・・・・・恐らくエイダも同じだろう。

「なぁ・・・エイダ・・・・・俺はなあ・・・まだ・・分からないんだ・・・・」
「いいえ・・・貴方はもう・・・・・分かってるわ・・・手にしてるわ・・・・そして私も・・・・貴方を愛する方法を・・・」
遠くからヘリの音が聞こえる・・・多分、ダメ局長が派遣した連中に違いない。
「レオン・・・またね・・・・・―――」
「エイ・・ダ―――?」
彼女は、答えなかった。既に息絶えていた。・・・・何故か、満ち足りた顔で。
「は・・・はは・・・・そうか・・・やっと・・逢えたと・・・思ったのになあ・・・・。」
―――生命の重さだけが、既に虫の息の俺に圧し掛かっていた。

「あれは・・・」
向こう側から、ロックとレイチェルが走ってくるのが分かった。・・・そうか。レイチェルは薬剤なんてほとんど効かないからな。
ロックが俺の耳元で何か言ってやがる・・・・何を言ってるんだよ。英語を喋れ。日本語は分からない。
もう日没か?・・・・そうか。そろそろ暗くなるのが早くなってきたからな。
泣きそうな顔をするんじゃない。レイチェル。・・・・お前にはロックが居るじゃないか。・・・ロック。お前も酷い顔だな。
・・・・まぁ、こいつらにも結構迷惑を掛けたんだ。何か言ってやるか。

「ロック・・・レイチェル・・・・」
俺は思うように動かない口を開き、途切れ途切れに続けた。
「お前達の・・その能力が・・・お前達自身を・・苦しめることが・・あるかも知れない・・・・・・でもな・・・・・
俺達みたいに・・・・互いに互いを・・・殺しあうような・・・馬鹿げた事は・・しないでく・・れ・・・―――」
ああ、眠い。まだ言いたい事はたくさんあるのになあ。眠い。眠くてたまらない。
まぁいいか。言いたい事は寝て起きた後でも・・・言えるからな。・・・・・・ダメ局長も、さっきの話を忘れちゃいないだろう。

「―――!! ―――!!!・・・・―――!!?」

入院しても病人食はもう食いたくないなぁ・・・・出来れば・・・普通の食い物が食いたい・・・・・・。
そうだ。俺がもし次に眼を覚ましたなら・・・ハンバーガーとかフライドチキンとか、その辺の食い物を用意しておいてくれよな。

「―――!! ――――!!!」

・・・・・・ふぅ。本格的に暗くなってきたな・・・正直言って、寒い。もう少し厚着をしてくるべきだったかな。

「―――――――――!!!!!!」

・・・うるさい。訳の分からん叫びをするなよ・・・・心配するな。少し・・・休むだけだ。




―――オヤ・・スミ・・・・・。

2818w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 19:20:49 ID:???
小劇場『NEWキラー9 エピローグ』

『何かの終わりは、また新しい何かの初まりでもある。』ついこの間までは半分も理解していなかったセリフだ。
今では全部とは行かなくても、90%くらいは理解しているつもりだ。

そう。終わりは初まり。これらは無限に続く。いつかは絶対的な終末が来ると思っていたが、そんなことはなかった。
終わりの次には必ず初まりが来る。「今起こってる事が無くなる」のが「終わり」じゃないんだ。
再び来る。必ず来る。初まりも終わりも必ず来る。小難しい解釈は要らない。ただ単に『恐れる必要は無い』という事だ。

俺は・・・と言うと。新たなスタートを切る為、リバティー島へ行く船に乗っている。
後列の座席の片隅で、誰にも気付かれず、外の景色を見ている。ああ、ここからでもよく見えるさ。
すっかり元通りに再建された自由の女神が、真新しいトーチを持って微笑んでる。
やがて船は港へ着き、俺は軽い足取りでコンクリートの地面を踏みしめた。全く変わってないな。この感触。

―――今日で、一年が経つんだな・・・・・・。
それまでに色々と見て回ってきたが、ここまで長い一年ってのも初めてだった。
ガキの頃から体で分かってたよ。『待つ』という動作を実行している時間が、一番長く感じる・・・と。
そして、楽しかった時間は、すぐに過ぎ去っていってしまう・・・ってこともな。

見覚えのある丘。風の匂い。土の感触。―――彼女は石碑に腰掛け、空を見ていた。
俺も空を見た。
カモメが飛び交い、新たな止まり木の完成を喜んでいるようだ。
やがて俺達は互いに見つめ合い、そして歩み寄った。

誰も気付かない。誰も分からない。誰にも見えない。そんな中でも、俺は彼女が居れば満足だった。

これが、彼女が言っていた『愛を享受する方法』か・・・・なるほど。
この時間は永遠に終わらない。何が起こっても・・・最期の審判が下っても・・・・・永遠に終わる事は、無い―――



ニューアンブレラの本拠地では、これまでとは比べ物にならないほど強力なウィルスが開発されていたらしい。
普通の爆弾であそこを爆破したら、そのウィルスが全世界に散らばり、世界は滅亡していただろう。
しかし、ウェスカーが用意したのは抗ウィルス剤が混ぜられた爆薬だった。これにより、ウィルスは散らばることなくその存在を抹消された。
―――そしてなんとも皮肉な事に、世界を救ったのはウェスカーじゃなく『彼』だという事になっていた。
「この石碑は・・・あいつの墓碑銘みたいだな。」
男は横に居る女に向けてそう言った。・・・全身が死人のように蒼白な女は、こくりと頷き、手に持っていた花束をその場に置いた。
石碑には今にも消えそうな文字で、こう書かれていた・・・

【 世界の英雄 】

「英雄は人間が語り継ぐ物・・・・・・か。仮に俺達が語り継いで行ったら・・・どうなるんだろうなぁ?」
「―――先のことなんて分からないわ。彼らが何を考えていたのかも分からないし。彼らが死ななくてはならなかった理由も分からない。」
その時、二人の間を一陣の風が通り抜けた。
「けれども・・・私達なりに解釈する事は出来る。さようなら。世界の英雄達。」
「・・・さようなら。世界の英雄達。」
風は全ての世界を飛び回り、消える時にまた新たな風を生み出すのだ。終末は新たな初まり。永遠に。永遠にそれは終わらないのだ。

2828w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 19:21:21 ID:???
『裏チャプター(Re:キラー9計画)』

暗い部屋。会議室だろうか?・・・壁にはプロジェクターによって、何らかの図面が映し出されていた。
ほとんどの人員がイスに座っている中、一人だけレーザーポインターを使って何かの説明をしている者が居た。
「―――以上が、キラー9計画の全てです。」
男はレーザーポインターを止めると、図面切り替え、写真を表示した。・・・紅衣の女と金髪の男、そして壊れた女神像の写った写真。
「なるほど・・・つまり、この新型ウィルスは―――『T』への抗体を持った人間にも感染するという事なのだな?」
「その通りです。」
男は更に図面を切り替えた。・・・そこにはゾンビと化した民間人が、まだ正気を失っていない人々の肉を貪り食っている写真があった。
「そして特筆すべきなのは、感染による自覚症状が存在しない事と、宿主以外の人間には感染しないことなのです。」
「・・・そ、そんなことでは兵器としての運用は・・・・・・」
「いいえ。だからこそ、兵器としての運用に適しているのです。」
男は口元を歪ませると、レーザーポインターを図面に照射した。
「このウィルスは・・・敵でなく、味方に感染させるのです。」
ざわ・・・。騒然とする室内。話し声と感嘆符がひっきりなしに飛び交う室内で、男はくっくくくと押し殺した笑いを放っていた。
「このウィルスに感染した者は、個人差はありますが情報処理能力などが大幅に引き上げられます。また、非常に打たれ強くなるのです。
例えば・・・1トンの衝撃を喰らっても、まだ立ち上がる事が出来る。・・・・体を貫かれても走り回れる・・・・・。
これこそが我々に至高の生物兵器をもたらすでしょう。」
ざわざわ。その評価に対し、不安感を露にする者は居なかった。
「素晴らしい! 素晴らしいぞ!!・・・・ところでだ。このウィルスの名前に、何か意味はあるのか?」
男は資料を見直し、そして笑いながら顔を上げた。
「ああ―――それでしたら、ちゃんとした意味があります。・・・被験者です。・・・・・最初の被験者の名から取ったものです。」
「なるほど・・・被験者か。確か、名前が――――――」

壁には試験管に詰められた真紅の液体が映し出されている。卓上には、それと同じ物があった。
そして、その試験管のシールには・・・こう、書かれていた・・・・・・。

[Sample Virus-"LEON"]

2838w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 19:26:09 ID:???
番外小劇場『レニーの奇妙な冒険・前編11』

―――次の日

「では前原君。問3の問題は?」
「2分の9ルート3平方センチメートルです。」
「結構です。・・・では、雨茶さん。過程の解説をお願いします。」
過程なんてキンクリして欲しいんだけど・・・・まぁ、仕方ないわね。
「S=1/2×ab×sinCの式より、面積を求める式はsinC×3×6/2。角Cは60度なので√3/2×3×6/2=18/4=9/2となり、答えは・・・」
「あ、あの・・・雨茶さん。三平方の定理を用いて・・・」
「ああ。失礼。90度と30度と60度の直角三角形において、1:2:ルート3の比の条件が当てはまるのでcは3ルート3・・・」
説明するにも値しない話なので省かせてもらうわ。・・・正直言って、ルート記号を有効活用せずにこれをやるのは無理が・・・って、
何を言ってるんだ私は。
まぁ、ともかく、これで私が⑨じゃないってことは分かってくれたと思う。
(あぅあぅあぅ・・・水が何を言ってるのか全く分からないのです。理解不能なのです。⑨なのです。)
黙れ。馬鹿はてめーだダメ神。

「それにしても魅音さん、面と向かって言うにはちょっと勇気が要る話だけど・・・この学力で入れる高校ってあるの?」
放課後の教室。私がそういうと、彼女はすました顔で言った。
「人間必死になればなんでも出来るもんだよ水ちゃん。仮に不合格でも雛見沢には野良仕事なんてたくさんあるからね。
そんなことよりも、勉強なんてつまらないもので埋め尽くすより、この思春期という貴重な時間を有意義に使いたいよ。」
笑い飛ばすには重過ぎる言葉だわ・・・・感動させるじゃない。
「なんて言うと思った?・・・2X=3の時のXが求められないなんて、あなたそれでも中3?」
「(・3・)だって3って2じゃ割り切れないじゃん。複素数だよ。」
「素数! 複素数じゃなくて素数! 用法は間違ってるけどそんな難しい言葉知ってるのにどーーして分からないのかなぁ!?」
「(・3・)まぁまぁ水ちゃん。素数を数えて落ち着きなって。」
「落ち着いてられるかーーーー!!」
「(´ω`)はぅ〜! 怒ってる水ちゃんかぁいいいいい! 圭一くんと一緒にお持ち帰RYYYYYYYYYYYYYY!!!!」
「ひっ!? いやあああああらめぇぇぇぇ!」
「うわわっ、レナ! なんで俺を巻き込むんだ!?」
再びドタバタが繰り広げられる教室・・・・彼らにとってはこれも日常茶飯事なんだろう。
これが『思春期という貴重な時間を有意義に使う』って事なのね。・・・生憎だけど、これなら私はお家で紅茶でも飲んでたいわ。
・・・っていうか、良く考えてみたら私も彼らと(ほぼ)同い年じゃない!・・・・なんで私だけこんなに老けてるわけ!?
ああ、やだやだ。ライの出不精が伝染っちゃうわ。・・・・・・あ。そういえば昨日、古手家本宅にライを置き忘れてきた気がする。


「今日の部活は〜〜〜〜・・・・・・これだぁ☆」
魅音が手に持っていたのは、非常に有名な『あの』カードだった・・・・そしてそれを手に持つ彼女の表情はどす黒い笑みに満たされていた。

「速攻魔法発動! バーサーカー・ソウル!!」
「バーサーカー・ソウル!?」
この後は割愛するけど・・・えっと。おかげで、敗北したわ。
むぅぅ・・・あんなカード反則よ! チートよ! 何なのよ「ずっと私のターン」って!
あそこで私がデッキからレクイエムの矢を引けていれば勝ってたのにィィィ!!
「ってことで・・・今日の罰ゲームは・・・・・・」
「え? まさか、その服は・・・・い、いやああああああああああああああああああ!!!!!!!」
私はその場から脱兎の如く逃げ出そうとした・・・しかし・・・・・パニック状態に陥った私は、彼女の攻撃を回避することが出来ず・・・
「はぅぅ〜〜〜! 逃げちゃメッ! なんだよぉぉ〜〜☆」
ヒュッ・・・・すぱぱぱぱーーーん!!
力なく地べたに倒れるしかなかった・・・。

2848w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 19:28:06 ID:???
番外小劇場『レニーの奇妙な冒険・前編12』

「あはははははははは!!」
目に涙を一杯に溜めて腹を抱えながら転げまわり、大笑いをする魅音。畜生。畜生。畜生。絶対に復讐してやる・・・。
と、決意と殺意を全面的に押し出したところで、今の私の格好を見れば滑稽にしか見えないだろう。―――ええ。お察しの通り。
罰ゲームなんです。メイド服を着せられているんです・・・・こんな屈辱・・・・・ッッ!!!!
「くぅぅぅ・・・絶対に・・・次は絶対に・・*してやるんだから・・・・・・ッッ!」
「あっははははは・・・前回勝者が見る影も無いねぇ・・・くっくっく!」
プッツ〜ン
「・・・次と言わずに、今すぐここで決着を着けるのも良いかもねぇ。部長?」
「へぇ・・・おじさんに勝てるのかい? くっくっくっく! 面白いッ! あんたの挑戦、受けて立つよ!」
その後、十数分ほど『ズキューン』とか『ボキビシバキッ』とか『バキオレーッ』とか、妙な効果音が教室内を飛び交った。
ちっ。惜しいわ。ダメ神が止めなきゃ今頃は綺麗に「始末」出来たはずなのに・・・。

「ノートパソコン? ああ。あの変な箱なら昨日、確かに本宅に置いてあったわ。」
梨花がそう言ったので、今日は小さな二人組と同行することになる。・・・訂正。影の薄い一人を加えて、小さな三人組。
「(あぅあぅあぅあぅ! 酷いのです酷いのです!!)」
「(私にだって見えない時があるんだから、しょうがないじゃない。)」
「何をコソコソ話してるのよ。ひっぱたくわよ。」
「梨ぃ花ぁ〜? 何をコソコソしているんですのー?」
「みー。沙都子にはまだ早い話なのですよー。にぱーミ☆」
やっぱり、この豹変の具合は怖い。
「(きっと二重人格なのね・・・)」
「(あぅあぅ。きっとあれは一万年前に呪い殺した可憐な美少女の皮をかぶってるのですよ・・・)」
「(うわぁ。あの子一万年も生きてるんだ・・・そりゃ、あそこまで崩れてくるわけだ。)」
梨花はジロリとこちらを一瞥すると、ポケットから何かを取り出した。
パリパリパリ・・・
「あぅあぅーーーーーーーーッッッ!!!! 辛ーーーーーーーーーいのDEATHぅーーーーーーッッッ!!?!?!??!!?」
「ぼ、暴君ハバネロ・・・!? まさかこの時代にッ!!」
「あぅあぅあぅあぅーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!」


―――夜

「ごめんねライ。」
「・・・・・・もう置き忘れないな。」
モニターの向こう側のライは泣き腫らした真っ赤な眼をしていた。・・・つーか、泣くなよ。
「まぁ、という冗談は置いといてだ。」
と、ライはおもむろにウェットティッシュを取り出し、ゴシゴシと目元を拭き取る。・・・・・って、ただのメイクだったのか。
「さて。喜べ。非常に頼もしい助っ人を用意してやったぞ。」
「・・・ねぇライ。その助っ人って―――私の後ろでうろちょろしてるお姉さんのことかしら?」
そう。私は最初からその気配に気付いていた・・・・・攻撃しなかったのは、羽入と勘違いしたからではない。
聞いたことがあったのだ。『伝説』のコードネーム―――
「Great。紹介しよう。もう察しているだろうが、そこのお姉さんこそ、伝説とさえ呼ばれる名を持つ・・・・・・」

『ミラ・・・ミラよ・・・・初めまして。レニー=ブラウンさん。いえ、今は雨茶水さんでしたね。』
背後の声はそう言った。

2858w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 19:28:48 ID:???
番外小劇場『レニーの奇妙な冒険・前編13』

傍目から見れば妙な光景だっただろう。夜。灯りが少ない部屋の中。声は2つ聞こえるのに、影は1つしか無い。
誰にも見えない。誰も触れない。なのに。なのに―――確かに・・・『居る』・・・・・・・。
窓から様子を伺っていた羽入も、これには狼狽したようだった。

「あなたが・・・『ミラーフェイス』・・・『鏡の国のアリス』・・・・・初めまして。亜麻色の髪が美しいですね。」
私はそういって振り返った。・・・・・何故か知らないが、私には彼女が『見えて』いた。
亜麻色の髪。しなやかで細い腕。その体は、明らかに戦闘向きでなく、自分と同じ組織に所属しているとは到底思えない体つきだった。
「ところで、ヤボかもしれないけど・・・・どうやってここに入ったのかしら? ミラさん―――?」
幻の女工作員は、静かに口を開いた。

『―――私は何処にでも居て 何処にも居ないんです―――』

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
えーと。
なんだって?
・・・・もしかして、ギャグで言ってるのか?
数秒間、沈黙。・・・あれ? 数秒間だよね? なにやら数十秒間フリーズしっぱなし感があるんだけど・・・?
その凍りついた空気を破ったのはライだった。
「あー・・・ついさっき、本部から電波に乗せて海を渡らせたんだ。
日本支部のデカいアンテナで受信させたあとは、電話線とかを伝ってそちらへ行ったはずだ。」
「・・・まるでチリペッパーね。・・・ところでシュレディンガーさん。」
「ミラですから。」
「ミラディンガー准尉。緊張感が台無しになるので、あのような場所でギャグを放つのはやめてください。」
「すみませんでした。殺さないでください。」
「分かりました。殺しません。」
なにやら会話のノリがおかしな気がするが・・・取り敢えず話が進まないのでそこそこに流しておくことにしよう。

「ミラ・・・コードネーム『ミラーフェイス』・・・・・・常人には肉眼で見る事すらかなわない。それをお前が視認できたとは。意外だな。」
見えちゃったもんはしょーがない。
「改めましてこんばんは。本日からレニー大佐の下で働かせていただきますぅ。くっふふふふふ。」
・・・それにしてもこの人、ノリノリ過ぎやしませんか?・・・と、ともかく、こっちからもいくつか質問させてもらわないと。
「ライ。どうしてこんな有名人を私のところに送ったの?」
「その方が面白いじゃn・・・・あ、いいえ。実は作者が蔵出ししたかったからだそうです。幻のキラー9メンバー。」
「何バカなこと言ってるのよ。もっとちゃんとした言葉を喋りなさい。」
「申し訳ない。」
ハハハハと軽く笑って誤魔化したフリをするライだったが、彼はコホンと咳払いすると、すぐにその表情を真面目なそれへと戻した。
「あのな。レニー。言っておくがな・・・ミラだけじゃない。お前さ。彼女と同等クラスの人があと二人居る事・・・忘れてないか?」
「――――――!!」
「既に手配済みだ。『ステルスミッションのエキスパート』『ケイトの師匠』がそっちに向かっている。・・・不満なんてないよなァ?」
ニヤニヤと笑いながらライは言った・・・・・自分の上役ながら、何を狙っているのか全く理解出来ない・・・不気味だ。
「念の為に訊くけど・・・これも蔵出しとか、面白いからとか・・・そんなんじゃあないわよね?」
「半分は正解だが・・・まだ意味がある。『彼女ら』は、俺やお前よりも長生きしてるんだぜ?・・・くっくくくく!」
そして、ライは本当に楽しそうな表情で、こう続けた。
「くっくく・・・『園崎家現頭首殿』も『再会』を『泣いて喜ぶだろう』よ・・・・・くくくくく!」

2868w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 19:29:19 ID:???
『茶色とオレンジと緑と黄色と青。突っ込んだら負け。』

「ねぇ魅音さん。」
入学当初からどうしても気になっていたことが一つあった。・・・・私はその疑問をぶつけるべく、決意を持って魅音に話しかけた。
「ん? 何かな?」
「あの・・・・どうして・・・・」

「どうして・・・・皆さんの髪の色はそんなに個性的なんですか?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
その場を、痛いほどの沈黙が襲った。・・・・・・ちょっと。何なのよその可哀想なものを見るような目は。
「あ、あはははー。お、おじさん分からないなぁ。まだゲームボーイだから・・・」
「誰が白黒携帯ゲームの話をしてるんですか。」
やばい。このままでは上手い具合にはぐらかされてしまう。そう思っていた時、横から声が聞こえた。
「俺も気になってたんだよね。何でみんなの髪の色ってそんなにカラフルなの?」
その声の主は・・・口先の魔術師・前原圭一だった。
「え!?」
「いやさ、俺の茶髪はその・・・都会に居た時代の名残なんだけどさ。なんでみんなそんなにカラフルなんだい?」
「え、えーと・・・あー・・・・その・・・・・・(ボン!)」
魅音が脳天から黒い煙を噴いた。どうやら脳の原動力がオーバーヒートしたらしい。
「えっと。つまり・・・分からないってことかな? 魅音さん?」
「・・・・・・恥ずかしながら、生まれつきこーなんで・・・・・・」
「・・・なんか色々ゴメンな。魅音。」
「いいってことさ圭ちゃん・・・。」

「取り敢えず、この件に関しては『突っ込んだら負け』という結果が得られたわ。」
「・・・・・・で。どうしてそれを俺に報告するんだ? レニー?」
ライ。そのことについても突っ込んだら負けなのよ。

2878w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 21:47:18 ID:???
『デザふぇ・上』

「「いらっしゃいませ。エンジェルモートへようこそ☆」」
外の連中の熱気に比べ、圧倒的というまでに涼しい店内。そこに現れたウェイトレスの営業スマイルが、私の心を癒した。
・・・制服を見ているだけでも寒々しい。・・・氷使いなのに何言ってるんだろう。私。
そうこうしている間に、従業員がチケットの有無を聞いてきた。
「チケットはありませんけど、既に入店している友達がチケットを持ってるって話なんですが・・・」
「「水ちゃーん。こっちこっちー!」」
圭一とレナの声がした・・・。それを見た従業員さんは、簡単に私の入店を許可した。

今日はエンジェルモート屈指のイベント『デザートフェスタ』だ。数ヶ月に一度、新作のスイーツの試食会的な催しとして行われている。
ファンの間では『デザフェ』という略称で呼ばれているらしい。
「『デザフェ』じゃなくて『デザふぇ』ッス!! 『ふぇ』が平仮名なのがポイント高いんッス!!」
なんだ今の力説は・・・。ま、まぁいいか。・・・・・・当日はチケットが無ければ入店できず、更にチケットは完全抽選制。
店外では一枚に数万円の値打ちが付くと言う、理解不能なほどの価値を持つチケットだ。
一枚のチケットにつき4名まで入店可能なので、入り口にはその『おこぼれ』にあやかろうと抽選に落ちた連中がうろちょろしている。
正直、邪魔臭くてたまったものじゃなかった。いい歳して何やってるんだか。
・・・・しかし、店内を良く見ると・・・・外の連中と変わらないような奴らが、客の大半を占めている。
にょりんとかごわすとか、語尾に妙な言葉をつけているようだが・・・私も真似してみようかしら?
「水ちゃん、遅いから来ないと思ったよ・・・もしかして迷子になってたかな? かな?」
レナがシートに座った私にそう問いかけた。・・・ええ。まさに迷ってたわ。オマケに途中で変な3人組に・・・まあ、この話はいいか。
取り敢えず、笑って誤魔化すことにする。
「えへへ・・・・・・あれ? 魅音さんと小っちゃい二人組は?」
「ああ。魅音はバイトで、梨花ちゃんと沙都子は買い物があるからパスだってよ。勿体無いよなぁ〜。俺なら部活サボってでも来るぜ!」
「さすがK! そこに痺れる憧れるッスぅぅぅぅ!!」
丸刈りの見るからにスポーツマン風の男が圭一を憧れの視線で見つめる。・・・そうか。こいつがデザふぇについて力説してた奴か。
「申し遅れました! 亀田ッス!! Kの下僕ッスぅ!!」
「よせやい亀田ァ! お前は俺の下僕なんかじゃない・・・お前は俺なんかの下でくすぶってちゃいけないんだッ!」
「でっ、でもK・・・」
「何度でも言おう! お前は俺の下僕なんかじゃない。お前は間違いなく、俺の同胞! 仲間!! 同志なんだあぁぁぁッ!!!」
「け・・・・・・・・・Kぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇい!!!!」
眼から滝の如く涙を迸らせ、がっしりと抱擁を交わす男・・・否、漢二匹。周囲から拍手が出る。
「はぅ〜・・・」
その景色を恍惚とした表情で見つめるレナ・・・・・『お持ち帰りィ』・・・? うーん。カオスだ。今に始まった事ではないが。
「・・・あ。でも、私の圭一君が・・・・ちょっとムカつくかな? かな?」
漢同士の美しい友情に水をさすように、背後に黒い像(ヴィジョン)を出すレナ・・・おいおいおい・・・・・・。

ガシャーン!

その時、向こう側から何かが落ちて割れるような音が聞こえた。敵襲か!?
亀田と圭一、レナもそれぞれのカオス状態から復帰し、身構える。レナ。お願いだからその黒い像を引っ込めて。
向こう側には・・・・床にぶちまけられたスイーツと、水・・・それから、ウェイトレスさんと・・・客ね。
「ぬわーー! 某フリーマーケット内のジーンズ専門店で150円もしたジーンズが! ビショビショでござるーーーッッ!!」
「す、すみません・・・」
・・・・・・・・・(゚д゚)ポカーン・・・・・・。
どうやらウェイトレスさんが客のジーンズに水をブチ撒けてしまったようだ。しかし、150円のジーンズで・・・大人気ない。
そして一方、ドジった方のウェイトレスさんは平謝りで・・・・・・って! 詩音さん!!?

2888w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 21:47:49 ID:???
『デザふぇ・下』

「すみませんで済んだらケーサツは要らないにょりん!」
現場に居合わせた男が怪しげな口調でそうまくし立てたものだから、詩音さんがガラにもなくおろおろしだした。
・・・いや、ごめんじゃ済まないから『すまない』なんでしょ?
「フキフキするでごわす! フッキフキ! フッキフキ!」
周囲の濃い連中から、客席総立ちで(それでもちゃんと紳士的な客もいるんだからねっ)フキフキコールが初まる・・・・・・・
フッキフキ! フッキフキ! あそーれフッキフキ! フッキフ・・・・・・
ドン!!
私がテーブルを力任せに叩くと、瞬く間にコールが止み、店中の視線がこちらに向けられた。
「うるさいのよあんた達。食事くらいまともに出来ないの!?」
たいして威嚇したつもりは無かったが、今の一喝で、席を立ちながらコールをしていた奴らの4分の3は座り込んでしまった。
「こっ、このウェイトレスさんは我が同胞のズボンを汚したでごわすよ!? 外野は黙ってるでごわす!!」
「はぁ? 大方アンタが足でも引っ掛けたんじゃないの? いい歳してそんなガキみたいなイタズラして楽しんでるなんて・・・最低ね。」
グサッ!
「そ、それは失言にょりん!! いくら可憐なマドモアゼルと言えどもそんな暴言が許されるなどとは―――」
「いくら汚いクソッタレ野郎でも働き者のウェイトレスさんに足を引っ掛けるなんて。そんな腐った行動が許されるとでも?」
ドシュッ!
「そ、そこのレディ・・・それ以上、拙者の癇に障るような発言は控えていただきたいでござる・・・・・。」
「そこの屑男。それ以上、人間として恥ずかしくなるような行動は控えていただきたいでございますわ。」
プッツ〜〜〜ン。
キレたらしい。
「たた、例えレディといえど・・・ガマンの限界でござる!! うおおおおおおお!!!」
シートから通路に出て、全身に力を込める男。その力瘤(贅肉?)で、服のボタンが飛んだ。
「ふん。暴力に訴えるつもりね。・・・やれやれだわ。その程度の事しか出来ないんだったら最初からそうすれば良かったのに。」
「うおをおをををををををを!!」
圭一とレナと亀田は私に言いすぎだと言う。
私は今からでも遅くないから謝った方がいいという亀田のアドバイスを軽く聞き流し、突進してくる男を冷ややかな瞳で見つめていた。
恐らく、全ての客はその肌で実感しただろう。室温が、5度下がった事を。
男の突進は・・・・何の前触れも無く停止した。さて。ここで問題。男の全身に霜がくっついてるのはどーしてでしょーかー♪
「超低温は全てを止める・・・・あら? どうして震えてるの? 寒いの?」
震える男の顔を左手で撫でる。どうせ形が崩れて醜悪な顔がもっと醜くなるんだから、最後くらい撫でてあげないと。ね?
ゴギャッ!

すっかり平和になった店内で、騒ぎ立てる馬鹿は居なくなった。それより、私の席の横で土下座している奴が・・・。
「「「すいませんでした姐さん!」」」
「「「「もう二度とあんな事はしませんから!!」」」」
「「だから命だけはお助けををぉぉぉ・・・・」」
人を殺し屋みたいに言わないでよ。・・・・まぁ、さっきのダメ男よりはずっと感心な態度だけどね♪
「貴方達。」
「「「「「「「は、はいッス!」」」」」」」
私の呼びかけに一瞬で反応し、体を硬くする馬鹿たち。亀田も入ってる気がするが、そこは気にしないで置こう。
「反省したなら行ってよし! ほどほどになら騒いでよし! ただし、行き過ぎたら・・・分かってるわよねぇ?」
ちらりと、シートの上に寝かされたダメ男の(半)遺体に目配せする。それだけで十分。全員、私の言いたいことを理解したようだ。
「さぁ、解散!」
私の鳴らした指と共に、場に活気が戻った。満場の拍手・・・悪い気分じゃないわね。

「・・・結局・・・・・損をしたのは拙者だけでござる・・・・・・・しかし、あのマドモアゼルの攻撃・・・何かが・・・
これはまた何度か喰らってみなければならないでござるな・・・ハァハァ・・・・この感情はなんでござろうか?・・・ハァハァ・・・」
「次は一撃で痛みも残さないまま地獄へ送ってあげるつもりなんだけど、それでも良い?」
「うっ・・・それはカンベンでござる。」

2898w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 21:48:47 ID:???
『雨茶屋敷に遊びに行こう!』

みんなの家庭の事情が分かってきた。
竜宮さんの家は父親との二人暮らし。母親とは離婚したらしい。住んでいる家は至って普通の一軒家ね。
ただ、彼女の部屋や家の庭にはかなりの数の『かぁいい』アイテムが敷き詰められているらしいわ。

梨花・沙都子の家は親が居ず、二人で同じ家に住んでいる。表面上は二人とも村長の養子という事になっているらしい。
家は、古手神社の物置小屋を改造した1LDK。あの小っこい二人組が住むには十分か。
前もお邪魔したけど。神社の境内には古手家本宅という建物もあって、こっちは非常に広い。あの二人なら持て余すくらいね。

園崎魅音・詩音の家は、御三家で最も力がある園崎家。非常に立派なお屋敷となっているようだ。
噂によると、鉄扉から地下拷問部屋へ行けるとかって話を聞いたことがあるんだけど・・・ああ。怖い怖い。くすくす。
同居人は園崎家現党首、園崎お魎。あとは強いて言ってお手伝いさんくらいか。メイドさんとはやるわね。

前原圭一の家は村でも『前原屋敷』と呼ばれるほど大きな家らしい。実際、なかなかの大きさだったわ。私の今の家と同じくらい。
家族構成は・・・前原伊知郎、前原藍子、前原圭一の三人家族。父・伊知郎は有名な画家で、有明の壁を背負う漢だとライが言っていた。
言われてみれば、その息子・前原圭一も似たようなオーラを背負っているのかもしれない。何故か良い意味に聞こえないのは残念だけど。
その大きな家も、実を言うとほとんどアトリエや過去の絵などを置く物置だって話。

さて。ここまで喋れば、どういう話になったかは分かるわね。そう。彼らが一度私の家に遊びに来たいと言って来たんです。
現在私の家に住んでいるのは三人。私と。『雨茶リサ』ことケイト姉さん。それから、ピカピカの実の能力者の姉さん。
「(なんで私が黄ザルなの!?)」
「(うるさいわよハングドマン。)」

さて。どうしよう。彼らの命の保障が無い。

「どうしても私の家じゃないと、ダメ?」
「くっくっくっく・・・その反応は、部屋が片付いていないのかな? くっくっく! 女の子なのに結構ガサツなんだね水ちゃん!」
「・・・いや魅音。お前に言われたらおしまいだと思うぞ。」
「!!」
部長が圭一にそう言われ、一人で勝手に涙目になっている。・・・面白いなぁ。墓穴掘るなんて。
「別に私はガサツじゃないんだけど、お母さんの仕事の関係上、あまり来て欲しくないんだよなぁ。怒られるの私だし。・・・ダメ?」
「あははは。ダメなら別にいいよ。今のは魅ぃちゃんが悪いから。」
「ちょっ! ちょっとレナ! あんたまでどーゆー・・・」
「みー。魅ぃのお部屋はゴミ屋敷なのですよー。にぱー☆」
「り、梨花ちゃあああああああん!!!!!」

新たなドタバタ騒ぎが再び始まる。・・・ふぅ。どうやら誤魔化せたわ。

2908w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 21:49:22 ID:???
番外小劇場『レニーの奇妙な冒険・前編14』

―――次の日

「・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
朝っぱらからこのお姉さんは何をしているのかしら?
「ミラさん?」
「はい。」
「私のベッドに潜り込んで何をやっているんですか?」
「・・・私は何処にでも居・・・・・ごめんなさい。殴らないで・・・そりゃ、私だって寒い時もありますよ。」
「・・・・・・・。」
どこから突っ込んで良いか分からず、絶句した私の顔を覗き込み、ミラは400字詰め作文用紙3枚分に相当する弁明を並べた。
それに対して調子を取り戻した私が6回ほど的確に突っ込みを・・・ああもう。
朝のやり取りなんて細かく書いてたら、こんな早朝からでも日が暮れてしまうから割愛することにする。


「で・・・どうして学校まで憑いて来るんですか?」
と、後ろに立つ女性に話しかける。ここは既に教室。教室の中にこんなお姉さんが立っているなんて、不自然極まりない。
「あらあら。随分と他人行儀ですね。同衾までしたのn」
「―――」
ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・
「ごめんなさい。ただ日本の学校の事が気になっただけなんです。」
私の無言の圧力に気圧される『伝説』の工作員。もしかして、この人もアホの子?
「とにかく、授業終わるまではじっとしていてくださいね。」
「はーい。りょうかいしましたー。」
一瞬、握りつぶしてやろうと思ったのは言うまでも無いわ。

「みんなッ! 今日の部活は―――」
「みぃ。ごめんなさいなのです。今日はやらなきゃいけないことがあるので、部活はお休みさせてほしいのです。」
「あれれれれれれーーーーッ」
ガッシャーン!
魅音は部活の種目を発表するときに、もっともテンションを上げる。
私と梨花によって出鼻をくじかれた部長はそのテンションのまま、回転しながらその辺のロッカーに突っ込んだ。
「いたたたた・・・どうしたの? 梨花ちゃん?」
腰をさすりながら起き上がる魅音と梨花を見比べて、レナが口を開いた。
「あっ。分かったー。梨花ちゃん綿流し実行委員会の会議なんだね? だね?」
「みぃ。そうなのです。」
「ああ。そうか。そろそろ綿流しだもんねー。奉納演舞、楽しみにしてるよー。」
放脳演舞?
「いやいや水ちゃん。そんな脳漿をブッ放すような物騒な演舞じゃないよ。」
圭一が隣から説明する。
「俺も詳しくは知らないんだけどさ。今度の日曜日に祭りがあって、その演舞をやる巫女さんの役が梨花ちゃんらしいんだよ。」
なるほど。魔女は巫女にもなれるのね。
「へぇ・・・圭ちゃん良く知ってるねぇ。くっくっく・・・さては圭ちゃん、巫女属性付きなのかな?」
「ふ、不潔ですわーーーっ!」
「はぅ。圭一くん・・・巫女さんが好きなんだぁ。」
「みー。圭一は小さな女の子が大好きなのですよー☆」
「お前ら、いい加減にしろーーーーーー!!」
またじゃれあう部活メンバー・・・あれ。詩音さんが居ない?・・・まぁ、細かい事は気にしないでおこう。
私はそんな彼らに別れを告げると、そのまま騒ぎに参加せずに教室を後にした。

2918w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 21:50:38 ID:???
番外小劇場『レニーの奇妙な冒険・前編15』

「待たせたわね。ミラさん。」
「ふふふふ。いいんですよ。」
背後に立つ女性はそういって、私の背中を人差し指でつついた。
「貴方には教えて欲しいことが山ほどあるわ。」
「あら・・・怖ぁい。水ちゃんってば。人を拷問する趣味でもあるのかしらぁ?」
私はそのとぼけた口調の女の頭を『掴む』と、そのまま力任せに前方に投げつけた。
ズザザザザザザ!!
「へぇ。『伝説』は伊達じゃないわね。あのタイミングで受身を取るなんて・・・・」
誰にも見えない、誰にも触れられないはずの彼女にとって、投げられるなんてことは随分と久しぶりのことだろう。
「ちょっ・・・タンマ! 水ちゃん怖い・・・なんでも喋るから、その『手の中に隠し持ってるもの』を投げつけるのはやめて!」
「―――ッ!!」
驚いた。良く分かったわね。私がまだ誰にも見せた事のない新技を見破るなんて・・・。
「・・・分かったわ。」
私はその言葉を信用し、手の中のものを収めた。


「いつから、気付いたの?」
「ライが貴女や『幻』と『最強』を呼び出したときよ。・・・まぁ、確かに彼はかなり大人気ない性格をしているわ。
スライムの群れを狩るのにわざわざスーパーハイテンションになってからバイキルトを掛けてギガブレイクを使ったり。
でも、だからと言って貴女のようなクラスの工作員を、この程度の事件に同時に投入するはずが無い。そこまで彼は馬鹿な男じゃないわ。」
「・・・確かにね。」
ミラは深く嘆息すると、淡々と喋り出した。
「ライくんは言ってたわ。『近いうちに楽しい楽しいお祭りがある』って。どんな祭りかって聞いたら、彼はこう答えたの。」

『なに。文字通りのお祭りさ。楽しい楽しいカーニバル。鬼達の宴。地獄の悪鬼が見せてくれる苛烈な出し物の数々。見といて損は無いぜ。』

「・・・まさか、ライは―――」
「・・・かも知れないわ。」
私は一瞬、複雑な気持ちになった。
「・・・・・いいえ。そんなことは無いわ。」
「―――?」
眼を丸くしてこちらを見るミラに、私は胸を張って言った。
「ライは私達の頼れるリーダーなんだから。信用しなくちゃね。」
「・・・水ちゃん・・・・・。」
ミラは深刻な表情を笑顔に変えると、私にそっと呟いた。
「ねぇ水ちゃん・・・」
「ん?」

「どうでもいいけど、いくら胸を張ったところで無い物は無いのよ。」

ぐわらぐわらどがーーーん!!!

2928w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 21:51:27 ID:???
『Soul Brothers』

『さぁみんな。新たな高みが俺達を待ってるぜ・・・萌えの伝道師―――K!!』
『バニーさんとか大好きなんですよんっふっふっふ。絶対正義の漢―――クラウド!!』
『写真=心! 心を写す僕の撮影を止められるかな? 闘う旅行写真家―――トミー!!』
『寝ても覚めてもご奉仕三昧! 弱きを助ける正義の医者―――Dr.イリー!!』

「俺達、4人合わせて―――」
「「「「―――ソウルブラザーーッ! イエーーーーーッッ!!!!」」」」
「何を怪しげな集会を開いているのよーーーーッ!」
カコン! カコン! カコン! カコン!
「あいたっ!」
「ぐえっ!」
「ぐぼわっ!」
「ぬへぇっ!」

こちら雨茶。こちら雨茶。雛見沢の空き地にて。不審な4人組を発見。オーバー。
・・・うん。どう見ても不審だった。みんなヒートアクションが使えそうなくらいヒートしてるし。なんか危険なにおいもするし。
「わはははははは! 我らの裏の姿を見られたからにはただで帰すわけには行きませんよぉっ!」
「入江先生。何を馬鹿な世迷言を言ってらっしゃるんでしょうか。」
「っ! 失礼な! 私は入江なんて名前じゃありません! イリー―――Dr.イリーです! さぁ! ご主人様として崇めなさい!」
「そうさ! 僕のフラッシュを受けてみなっ!!」
「ちょっ、待つんだトミー! イリー!」
ばばばっ!
圭一の制止も聞かず、イリーとトミーは一瞬の内に飛び掛ってくる。
・・・・・悲しいわね。実力の差も理解出来ないなんて。この程度の動き、かわせないはずが無いわ。
私は身をよじり・・・
ばっ!
「な、何ですって!? 掴まれた―――!!?」
「ぬっふっふ・・・我らはソウルブラザー・・・・・」
「僕らは魂を共有した兄弟も同然! そして喰らえ! 富竹フラッ―――」
ま、まずい! このままではやられてしまう! クールになるんだ雨茶水! この状況を打開する方法がどこかにあるはずだ!
って。・・・簡単な事じゃないか。何を焦っているんだ。私は。わざわざ私を『掴んでいる』のに、何を躊躇する必要がある?
「―――!! つ、冷たい!!?」
富竹・・・否。トミー達の腕が凍りつく。感覚の無い腕を見て、飛び掛ってきた二人はパニックに陥った。
「た、助けてくださいK!!」
入江・・・否。イリーが圭一に助けを求めた。しかし、圭一は養豚場のブタを見下ろすような眼で・・・
「だが断る」
と、そう言って救いを求める手を蹴り飛ばした。
「んっふっふっふっふ。いけませんねぇ。」
「く、クラウド! 助けに来てくれたんだね!」
トミーが地獄で仏と言うような表情をしたが、すぐにそれも打ち砕かれる。
「クラウド? 何の事ですかねぇ。んっふっふっふ! 入江京介氏、富竹ジロウ氏、両名を痴漢の現行犯で逮捕します。」
(゚д゚)ポカーン
変態さん×2は意気消沈し、手錠をかけられてパトカーに乗せられて行った。ドナドナドーナー♪
「今後、ああいった痴漢の類が出たらすぐに通報してくださいね? んっふっふっふっふ。」
中年のソウルブラザーはそう言った。・・・・でも、全く分からないんだけど、どうして助けてくれたのかな?
「何かが本当に好きなら、それは自分達のエゴで汚しちゃいけないんですよ。私はね。その何かを護りたいからこそ警官になったんです。」
そこにあったのは、警察官の鑑だった・・・

「「本当ですってば! 変態なんかじゃありませんよーー!」」
「うるさい黙れ変態共。一晩そこで大人しく反省してろ。」
駄目人間の鑑もここに居た。

2938w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 21:52:08 ID:???
番外小劇場『レニーの奇妙な冒険・前編16』

「ごきげんよう。」
「・・・・朝からなに変な挨拶してるの? ケイト姉さん?」
「・・・・・・気分。」
「・・・そう。」
そういえばケイト姉さんについての話を全くしていなかった気がする。
えーと・・・一応、この家の主。一応、私の母。一応、ミラのことは知っている。
以上。
「やっぱりたいした話にはならなかったわね。」
牛乳とトーストを口に運びながらそう呟いた。食べ終わったら歯を磨いて顔を洗って、シャンプーして・・・・・

ぴんぽーん・・・

インターホンが鳴った。
ケイト姉さんはグリーンサラダとポタージュスープとベーコンを挟んだトーストを食べている。仕方無い。私が出るか。
ガチャッ
「はい?」
「宅急便です。」
何の事は無い。ただの宅急便だった。玄関に用意してあるハンコをぺたん。はい。ご苦労様。
「私宛てに宅急便だったわ。差出人は不明。多分ライね。」
「うん。」
山ほどあったサラダとスープは綺麗に完食されており、ケイト姉さんはコーヒーをすすっている。
・・・登校時間まで後30分もある。暇だから、開けてみるかな。

ベリベリ・・・
ガムテープを剥がし箱を開けると、そこには一冊のスクラップブックがあった。タイトルは・・・

『大日本帝国陸軍について』

そのタイトルを横から見ていたミラが口を開いた。
「へぇ。水ちゃんって戦争オタクだったんだ。」
「本気で言ってるなら2、3年ほど本国の病院で大人しくしていてほしいわね。」
私は何気なくスクラップブックをパラパラとめくり出した・・・・・・・・・内容は一言で言うのなら―――『酷い』
第二次世界大戦において、旧日本軍が行った数々の悪行が綴られている。同じ日本人として許せない内容の・・・
「って、いつから私は日本人になったんだ。」
「?」
自分で自分の考えに突っ込んだ所、ミラに怪訝な顔をされた。・・・おっと。そろそろ登校時間か。
さぁて。本日も楽しい楽しい部活の時間が待ち遠しいわ。私はスクラップブックを食卓の端に放り投げると、玄関に向かった。


「いってらっしゃーい。」
ケイトはそう言ってレニーを送り出すと、食卓にコーヒーカップを置いた。
「・・・・・あら?」
無造作に放られたスクラップブックからはノートの切れ端が飛び出している。その紙切れには、こう書かれていた。

『Do not let them kidnap Frederica...』

ケイトにも、その筆跡がライのものでないという事が良く分かった・・・。

2948w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 21:53:06 ID:???
番外小劇場『レニーの奇妙な冒険・前編17』

「くっくっく! 諸君! 弾薬の用意は十分かい―――今日の部活はァァァァア! 銃☆撃☆戦! 水鉄砲サバイバルだよーーーッッ!!」
「「「「「わーーーーーーーっ!」」」」」
都会の学校ではかったるい事この上ないであろう体育の時間も、この雛見沢分校ではただの遊び時間だ。
普段ならみんながみんな縦横無尽に学校である営林署敷地内を駆け回り、好き勝手に遊んでいる。・・・・しかしなぁ。
「・・・いくら委員長でも、授業時間を乗っ取るのはどうかと思うわ。」
「あっらぁぁ〜? 水ちゃ〜ん? くっくっくっく! 今度は戦闘前から負け犬ムードかしらぁ〜?」
カチーン・・・
その言葉がスイッチになった。右手を握り締め左の掌にぶつけ、闘志を引きずり出す。・・・さぁて。どう料理してやろうか。

「魅音。ルールを確認するぜ。この水鉄砲から出た水がHITすれば、被弾した奴は再起不能!
既に再起不能(リタイヤ)した奴からの攻撃で被弾してもそれはノーカウント!・・・ってことだな?」
「その通りだよ圭ちゃん。ただ、水鉄砲を通した水をバケツに溜めてぶっかけるー・・・なんて戦法はダメだからね?
スタート地点は各自が引いたくじに書かれている場所! 今からキッカリ5分後に花火を鳴らすから、それを合図に戦闘開始! いいね?」

簡単なブリーフィングを受けた私は、ハンドガンタイプの水鉄砲を握り締めて指定された場所へ向かった・・・体育館裏。ここね。
ここは、戦闘訓練を受けた私としては負けられない戦いね。銃撃戦は基礎の基礎。VRミッションならざっと200はこなして来たわ。
私は物陰の多い場所に陣取るよりは開けた場所で撃ち合う方が得意だから、早めに校庭に出ないと・・・

スパァァン!

破裂音。花火が鳴った。つまり―――戦 闘 開 始 !!
合図と共に私はロケットスタートで走り出した。・・・・・・おかしい。敵が居ない。・・・周りには誰も居ない・・・どういうことかしら?
そんな疑問を抱きながら走っていると、校庭が見えて来た。

バシュッ・・・パシャッ!
「―――っと! なかなか鋭い射撃を放ってくるじゃない? 沙都子ちゃん?」
物置の陰から出てきた、金髪の女の子―――トラップマスター沙都子は、八重歯を光らせて笑った。
「をーっほっほっほっほ! わざわざトラップに引っかかってくれるなんて、水さんったらおバカさんですわねぇ。をーっほっほっほ!」
ガチャガチャガチャガチャ・・・
壁に背中を向けて辺りを見回す。沙都子と同じくらいの歳の男の子達が私を取り囲み、銃を向けていた。
全員のその眼差しが、私に動くなと語っている。・・・・この眼の色は・・・何か、ただならぬ物で買収されたわね!
「へぇ・・・・なかなかやるじゃない。沙都子ちゃん。約束した報酬は・・・・聞かないで置いてあげるわ。それと―――」
私は正面の沙都子に背を向け、今まで背にしていた壁を駆け上がった。空中で4分の3回転し、下にいる子達に弾丸の嵐を浴びせる。
パシュパシュパシュパシュ・・・
一人! 二人! 三人四人五人六人!! そして最後にトラップマスター、覚悟!!
やはり水鉄砲一挺じゃ弾に限界がある。全員の脳天をぶち抜き、地面に降り立った私は、空の水鉄砲を捨てて言った。
「―――バカって言った方がバカなんだよ。ばーか。」
「ふ、不覚ですわ・・・」
ばたっ。倒れる沙都子。私は今のでアウトになった子達の水鉄砲を押収すると、校庭に出た。
「―――! あ、あれは!!」

「おらおらおらおらおらおら〜〜! どうしたのみんな〜? かかって来なよ!!」
背中の巨大なドラム缶・・・手元にはこれまた巨大なガトリングガン!・・・・レイヴン!? あんなの反則じゃない!
ガサガサッ・・・
「!!」
突然横から這い出て来た気配に驚き、銃を向ける。
「わわっ、ま、待ってくれ水ちゃん! ここは一時休戦にしようぜ!」
圭一だった。

2958w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 21:53:36 ID:???
番外小劇場『レニーの奇妙な冒険・前編18』

「Are you ready?」
「Yeah! It's a show time!!」
魅音は今校舎に背を向け、道路側の後輩達を鎮圧に掛かっている。今がチャンスだ。掛け声と共に二人で校庭に飛び出し、散開する。
「―――来たね。二人ともォッ!」
眼にもとまらぬ掃射で後輩達をなぎ倒した魅音は、ぐるりとこちらを振り向き、銃を構えた!
バシュシュシュシュシュシュシュ!!
横に薙ぎ払う掃射で私と圭一を狙ってくる。胸の辺りを狙っているから、普通ならスライディングか何かで避けたくなるだろう。
しかし、それが彼女の狙いだ。遠目に、魅音が銃を低めに構えるのが見えた。ここは弾の途切れ目に身を滑り込ませるのが正解だ。

水弾と水弾の間、そこに側転で身を滑り込ませ、その途中に魅音へ一発だけ威嚇射撃をした。
もとより当てるつもりはなかったが、弾道は直撃コースだった。それを悟った魅音は身をよじり、私の水弾を回避する。

「―――へぇ! やるじゃん!!」
「あんたもね! 部長!」
魅音は今の私の身のこなしを見て、私を今回一番の危険人物と判断したらしい。ふふん。妥当な判断じゃないの。
「まさか、水ちゃんがここまで『やる』とは思わなかったよ。くっくっく・・・遠慮は要らないみたいだねぇッ!!」
バシュシュシュシュシュシュシュ!!
絶え間なく吐き出される水の弾丸。凍らせようと思えば容易いが、まさか一般人に本気を出すつもりはないでしょうね雨茶水?
ええ。元よりそんなつもりはないわ。
私は自分だけを狙ったその弾丸を横に走って回避する。でも甘いわね魅音さん・・・走りながらでも銃は撃てるのよ?
「そんな重装備で火力だけにものを言わせて突破しようなんて甘すぎるわ。あはははは。」
「へぇ! 言うじゃない!・・・でも、心なしか走行速度が遅くなってるよー! 疲れてきた? それなら立ち止まっても良いのよ。」
魅音はにやりとその口元をゆがめた。
「まぁ、その瞬間! 罰ゲームは確定するけどね!! くっくっく―――」
ガチャッ
「!!?」
突然、魅音の後頭部に銃(水鉄砲)が突きつけられた。・・・・・・あれは!
「―――魅音・・・俺は悲しいぜ。部長ともあろうお前が、この『口先の魔術師』を忘れるとは・・・な。」
圭一だった。(・・・あれ。このテキストさっきも打った気が・・・・?)
口先の魔術師は虎視眈々と狙っていたのだ。魅音がこちらに背を向けるその瞬間を!
「「「「やったぁぁ!!」」」」
今までに魅音に倒された後輩達がその光景を見て一斉に声を張り上げた。・・・・しかし、私には見えていた。だからその場から走り去る。
『あの悪魔』は、前原圭一のすぐ後ろに迫って来ていた。
「参った。やりなよ圭ちゃん。」
「魅音―――」
圭一はトリガーから指を放し、飛び退くと同時に言った。
「―――お前はオトリだ!!」
バシュッ!!
圭一の真後ろから放たれた弾丸―――それは、圭一に当たらず、魅音の後頭部に刺さった。
「遅かったなレナ!」
「あはははははははは!! 圭一くんってばすごぉい! どうして分かったのかな? かなぁ? あはははははははは!」
・・・・・・それだけ狂った殺気を出していれば、アホでも分かるわよ。
「・・・・でもなレナ。お前も気をつけた方がいいぜ。」
「―――!!」
圭一がレナの背後に目配せした。レナはその視線を感じ取り、一瞬だけ注意を背後に向けた。

バシュッ!
弾丸がレナの眉間に向かって放たれる・・・・・・・・・圭一の銃から・・・!
「―――ッ!」
レナは抜群の反射神経でそれを回避する。
「へぇ。レナもやるじゃねぇかよ!」
「・・・だましたんだ。圭一くん・・・非道いよ!!」

2968w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 21:54:14 ID:???
番外小劇場『レニーの奇妙な冒険・前編19』

その時、私の隣で誰かが倒れた。その人物の状態を見た時、私は思わず叫びそうになった。
「・・・梨花ちゃん!?」
「・・・・・・不覚だわ・・・この私が・・・あんな鉈女に・・・・・・」
全身ずぶ濡れの体操着をまとった、梨花だった。・・・そんな馬鹿な。彼女がこんな負け方するなんて!?
「水・・・レナは・・・彼女は・・・『本気』よ・・・・・!」
その蒼白な顔色が、激闘とレナの怖さを物語っていた。

―――両者が対峙する校庭。一陣の風がその間を吹き抜ける。
「非道いよ・・・非道いよ圭一くんッッ!!」
バシュッ!
「おっと!」
水の弾丸をかすりもせずに回避した圭一はそのままの体勢で2発撃ち込み、地面を転がって立ち上がった。
レナは圭一の弾を側転で回避する。・・・どうしてああやって教科書どおりの回避方法が出来るんだろう。やっぱり体得しちゃうのかしら?
「へへへっ・・・楽しい。楽しいなぁ。」
「楽しい? レナを騙すのが楽しいんだ・・・・・・・・・ああああッッ!!」
バシュバシュバシュッ!
奇声と共にレナは3発の弾丸を撃ち出す! 狙いは頭、胸、腹。・・・まずいわね。あのコースは直撃だわ。圭一は避けようともしていない!

「へへへへへっ!」

圭一はニヤリと笑った。そして3つの弾丸をすべて『撃ち落し』た。
「!!」
「レナ・・・今のターゲッティングは完璧過ぎだぜ。予想するのも容易い程になぁ!」
「・・・・・・予想外だよ。予想GUY過ぎるよ圭一くん。まさか、ここまでやるとはねぇ!」

私を含むクラスの子達はみんな、この戦いに魅せられていた。
そう。まるで、月を背負って決闘しているかのような崇高さがそこにあった。全員が固唾を呑んでその戦いを見守る。
圭一は初めから勝負を楽しんでいる。レナも狂った殺気を消し、毒気を抜かれた闘気を放っている。
『beautiful』その表現がもっとも似合っていた。流石の私でも、ここまで魅せる戦いは出来ないだろう。

「レナ・・・お互い、もう弾も残り少ないな。次で終わらせるぜ!」
「そうだね・・・楽しかったよ圭一くん!」
いい眼をしている。二人は向かい合うと、そのまま対峙した。再び、その間を風が吹き抜ける。
やがて二人は何の合図もなく、なのに同時に踏み出した! そして―――
バシュバシュッ!
「「!!?」」

二人は、突然飛んできた弾丸に撃たれた。
「・・・くっくっく。おいしい所を持っていく女・・・園崎詩音参上です☆」
・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。このバカ。

バシュッ!
「ひゃっ!?」
バシュバシュバシュバシュバシュ・・・
「ちょっ! 待っ! 冷っ! み、水さんっ! 冷たい! もう被弾! ギブ! 冷たい! あああああ、バ、バケツ!? やめて! いやああああ」
バシャアアアアア・・・・・・・

「・・・・・・・勝った! 第三部完ッ!」
我ながらこれはひどいわ。
決着がつくことすら興醒めする・・・とは良く言ったものね。

2978w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 21:54:56 ID:???
『決闘の邪魔をしてすみませんでした  雛見沢分校×年 園崎詩音』
「何か弁解は?」
「・・・・・・ありません。」
「そう。投了の言葉ね。」
詩音は圭一とレナの大勝負に水を差した為、バケツに突っ込まれたまま絞って貰えなかったぼろ雑巾のようになっていた。
・・・ということで。勝負を邪魔した刑により、私は勝者の権限によって彼女に非常に過酷な罰ゲームを与えることにした。

「ってことで・・・・ブルセラ尻尾の着心地はいかがかしら? 詩音さん?」
「ひ、ひぇ〜ん・・・」
いつもの彼女なら発さないような声を発する。うん。見てるこっちまで恥ずかしくなってくるわ。
なお、魅音たっての希望によって胸に『詩音』と書いた名札をくっつけている。
罰ゲームの内容は単純明快。この服装のまま、くじを引いたものを買ってくる。考案者は一応魅音だが・・・
よくもまぁ、双子の妹にここまでできるわね。まぁ、今回は許してあげよう。私も流石に怒っている。

「(・3・)ってことで、次はこのくじを引いてもらうよ〜。」
「ふ、ふぇ〜ん・・・」
詩音は涙目になりながら魅音が差し出した箱の中のくじを引く。がさがさがさ。
「ひ、引きました・・・」
「(・3・)どれどれ・・・」
かさかさかさ。
「(゚3゚)・・・・・・・」
紙切れを見て、魅音は硬直した。・・・何が書いてあ・・・・・!!?!!?!!?
そ・・んな・・・・・

「魅音さん。」
「(゚3゚)はい・・・?」
「流石に・・・やりすぎだわ。」
「(゚3゚)・・・・・・・」
詩音は何事かとくじに書かれた内容を覗き込もうとしたが・・・見られる前に私が握りつぶした。

【明るい家族計画】

「と、取り敢えず。引きなおし!」
「は、はぃぃぃ・・・」

罰ゲームを受ける人にも、多少の哀れみは必要よね。うん。

2988w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 21:55:39 ID:???
『金を失うと書いて「鉄」』
「ボケがッ!」
グシャッ、めきり。嫌な感覚が彼、北条鉄平の足に伝わった。これは相手のアバラ骨が折れた感覚。
うずくまって唸る相手を見下ろすと鉄平はまた数度蹴りを加え、その背中に唾を吐き捨ててその場を離れた。

間宮律子が、何者かにボコられて入院した。それだけなら彼女を見切る理由にはならなかったが、事態は更に悪化していた。
園崎組の上納金に手を出そうとしていたことを嗅ぎ付けられたのだ。
幸いにしてそれは律子の独断だと『判断』されたので、鉄平に被害が覆いかぶさることはなかった。

鉄平はもう、誰も信用できなかった。
乱れた心をなだめる為に、喧嘩を売ってきたゴロツキ達を相手に暴れ回る。随分昔に卒業したはずの生き方だったのに、何故か落ち着いた。
だがそれは例えるなら、麻薬やシンナーの類とたいして変わらなかった。
相手を殴っている最中や、一人残らず打ちのめした後の高揚感は計り知れない。
しかし、終わってしまえばそこにあるのは言いようのない喪失感。鉄平はその喪失感を埋める方法を考えたが、すぐにやめた。
我ながら陳腐な哲学者のような事を考えてしまった。・・・そうだ。雛見沢に姪が居たはずだ。
対等の存在として信用できる者は居ないが、使い勝手の良い奴隷なら信頼できる。鉄平はそう思うと、すぐに自分のスクーターに跨った。

「あの・・・」

吹けば飛んでしまいそうなほどのか細い声が鉄平に投げかけられた。
「あぁん?」
そこに居たのは、青髪の女の子だった。いつものクセでつい邪険に反応してしまったが、構うものか。相手はたかが他人だ。
女の子は鉄平のドスのきいた声におびえもせず、手の中の物を差し出した。
「お財布を落としましたですよ・・・」
手の中にあったのは、いつも鉄平が愛用しているがま口の財布だった。いつも財布を入れているポケットを探るが、もちろん何もない。
どうやら本当に落としたようだ。鉄平はそれを乱暴に奪い取ろうと手を伸ばしたが、彼の中の『何か』がその行為を止めた。
中途半端な距離で突然止まった腕。青髪の女の子も、その腕をじっと見つめ、首を傾げた。

「・・・・・・・・・」
しばらくして鉄平は自問自答した。何を馬鹿なことをしているのか? と。
いつもどおり、財布を奪い取って礼も言わずにバイクで走り去れば良い。排ガスで咽る他人の姿も面白い。快楽を得るには十分な行動だ。
・・・なのに、鉄平はそれをしようとは思わなかった。
そして、それこそいつもの彼なら考えもつかないようなセリフを言ってしまった。
「ありがとうな。嬢ちゃん。」

「・・・はいなのです!」
その言葉を聞いた女の子は、嬉しそうな笑顔とともに声を張り上げた。その笑顔が、今の鉄平には何よりもまぶしいものに思えた。
そう。久しぶりに感じた、胸が温まるような感触。ああ。自分は忘れていたのだ。
そういえば。と鉄平は思い出したようにポケットからある物を取り出すと、それを眼の前の女の子に差し出した。
「みぃ? 貰っても良いのですか?」
「ああ。お礼だよ。」
それは飴玉だった。鉄平を少しでも知る者なら、その行動がありえないとすぐに分かる。
彼が他人の為に自分の所有物を差し出したことなど一度もなかった。少なくとも、その瞬間までは。
「ありがとうなのです。」
満面の笑み。女の子につられ、いつの間にか鉄平も笑っていた。
長い間忘れていた、暖かい感情。・・・これを機に、悪いことから足を洗うのも悪くないかもしれない。
鉄平はそう思いながらバイクを走らせた。行き先は・・・どこだったか? まあ、気が向くまま走ってみよう。何か良いことがあるかも知れない。

『ふふふふ。あの鉄平が、こんなに素直になるなんてね。この世界も捨てたものじゃないかも知れないわね。くすくすくすくす・・・』
『あぅあぅあぅ・・・梨花は楽観しすぎなのですよ。』
『私だって少しくらい、夢を見たくなるのよ。大丈夫。こんな世界は初めてだもの。きっと面白いことになるわ。くすくすくす・・・』

2998w ◆gNGqoADabQ:2008/12/17(水) 21:56:20 ID:???
番外小劇場『レニーの奇妙な冒険・前編20』

―――深夜・・・
「うーん・・・」
職場に届いた匿名のタレコミを睨み、黒いシャツに赤いネクタイを結んだその男は唸った。
「S号関連のヤマですかね?」
彼・・・大石蔵人は顔を上げ、相棒に向けてそう言った。
「さぁ・・・しかし、園崎組なら・・・ここまで明確な『タレコミ』は出ないかと思いますよ。」
確かに。と、大石は納得する。難しい顔をして少し考え込むと、大石は再び手元のタレコミ情報に眼を落とした。
   【雛見沢に危険人物あり】



「くしゅん!」
「わっ。水ちゃん風邪かな? かな?」
ではないと思うけど・・・バカは風邪引かないとか言われても嫌だなぁ。誰かが噂してるってことで・・・
「大方、でっぷりと腹の出たどこかのオッサンが水ちゃんの話でもしてるんじゃないのか? はははは。」
それはそれで嫌だ。
「で。今日の部活は・・・やっぱり中止?」
「・・・うん。仕方ないと思うよ。」

クラスのムードメーカー、園崎魅音が休んだ。
知恵先生も朝の号令をかけようとしたところで気付き、妹である園崎詩音に詳細を尋ねたが・・・。
『園崎さん。委員長が休んだことについて何か知っていますか?・・・委員長に限って風邪なんて引かないとは思うのですが。』
『分かりませんが、風邪という説もありえなくはないかと。風邪は「バカは風邪引かないと油断したバカ」が引くものですからね〜☆』
と言った感じに。まったく情報は得られないままだった。
・・・っていうか知恵先生。その発言は『バカは風邪引かない』って定説を部長に対して適用しただけというか・・・。

「と、言うことで。雨茶水はお家へ帰らせていただきます。皆様方、ごきげんよう。」
と言って、私は教室を後にした。
圭一とレナは昨日の邪魔された決闘の続きをしたくてウズウズしていたようだが、まぁ。しょうがないと言えばしょうがない。
文句は明日にでも部長に聞いて貰えば良いのだから。
昇降口で靴を履き替えた私は、出入り口の前であの『見えない子』を探した。
「あのー。すみません。」
「・・・はい?」
ゆらり。と、校舎の陰から姿を現したのは、中年の男。でっぷりと出た腹。黒いシャツ。赤いネクタイ。
まさしくさっき圭一が言っていたような男だった。・・・って言うかちょっと待て。前に会ったことがないか? ソウルブラザーの件で。
「んっふっふっふ。どーぅもこんにちはー。あなた、ここの生徒さんですか?」
怪しい。
「ええそうですよ。決してコスプレ癖のあるただのイタい制服少女なんかじゃありませんよ。」
この男・・・怪しすぎる・・・

「そうですか。これはこれはちょうど良い。お手数ですが、雨茶水さん・・・という方を呼んで来ては貰えませんか? んっふっふ。」

「―――ッッ!!」
こいつ・・・何者だ?

3008w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 00:00:31 ID:???
シカタイさんの作品↓

3018w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 00:01:20 ID:???
『悪夢』〜はじまり〜

僕は目が覚めるとまったく覚えのない場所にいた。
ここはどこだ?なぜここにいる?
疑問ばかりが浮かんでは消えていく。

ちなみに俺の名前はジョイ・メルコス。親しい人はメルコとよぶ。
ごくふつうの生活をおくっていたごくふつうの人間だ。

まわりの状況を確認するためにまずはまっくらなここからでようと
してあたりをさがした。するとなにかぬるっとして
生暖かいものが手に触れた。なんだこれは・・・・
目が慣れてきて見えるようになってきた。よーくみると、
胸を斜めにふかぶかと切られた死体があった。

気味がわるいのでそとに出ようとまわりをみた。
ドアがあったので外に出てみると、そこは特に変わりはない
世界が広がっていた。階段をあがったのでどうやらぼくは
外にいたようだ。

とりあえずぶらついてみることにした。歩道を道なりに進んでいくと
ゴミ置き場にハンドガンと弾があったので、これもなにかの縁だろう。
とおもい懐にしまった。

大通りに出ると人間が1人いた。しかし状況が状況。迂闊に
近づくと胸を切り裂かれたあいつみたいにはなりたくない。
とおもい無視して歩いた。すると

『メルコ!!』
と声がした。ふりむくとそこには旧友のジョニーがいた。
『ジョニー!!なんでここに??』
『それは俺が聞きたいよ。なんか気づいたらへんなへやのなかに
 入れられてさぁ。外に出たら誰もいないしで・・・出逢ったものは
 このショットガンだけだよ』
『おれはハンドガンだ。』
『まじか??奇遇だな』
『まー別々に行くのもなんだ。いっしょにいこうじゃないか。』

俺達はこれからはじまる悪夢なんてしらずに2人で歩き出した・・。

3028w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 00:08:38 ID:???
『悪夢』〜勃発〜

メルコフとジョニーはそれぞれ持っていた武器を携えて歩いていた。
いつ何が起きてもいいように。

2人の間柄は親友。というわけでもないが、そこそこ仲のいい2人だった。
よく遊び、小、中、高、と一緒につるんでいた仲だ。

2人はこの街の中心部付近に来ていた。
『なんでこんなに人が少ないんだろうな。』メルコフが言った。
『さぁ??しかも俺達はなんで中心部にすすんでいるんだ??』
『とりあえずじっとしてるわけにもいかないだろ??そしたらひとがいそうな方に
 いくのは当然だろ??』
『なるほどな。しかし気味悪いな・・・何か出そうだぜ・・・』
『そういうこというと出てくるから言うなよ。』

二人が向かった先、中心部についた。
中心部にも一通りは少なく、しん。と静まり返っていた。
だが・・・
『ん??今なんか聞こえなかったか??』メルコフがいった。
『さぁ?おれは聞こえてないけど・・・』
『もうちょっと奥だ。いってみようぜ』
『なんか怖ぇな。まぁいい、行こうぜ』
2人は中心部を過ぎ北にむかった・・・

街の北についた。
『あれ??なにもいないな・・・』
『だからいっただろ??おまえ昔から用心深いからな』
『まー北も調べてみようぜ』
『でもちょっと前まで人がいたのになんでいなくなっちまったんだろうな??』
『さぁな・・・・・』
ここで1人、人を見つけた。
今度は情報を集めるために声をかけてみることにした。

『すみません。ここってなんでこんなにひとがいないんですか??』メルコフが言う。
するとその男の人がぐるりとふりかえって何か言っている・・
『jk水vfkれhcxzbさhぢおふぃおあsdjfぢおdしfrkl;!!!』
といい、その人はいきなり落ちていた鉄のパイプを拾い殴りかかってきた。
ブンッ!!!
間一髪、昔から瞬発力や反射神経がよかったジョニーがメルコフをどついて
よけることができた。
そしてメルコフがその男の頭を打ち抜いた。
『あっぶねぇ!!こいついかれてんじゃねーか??』メルコフが罵声を吐く。
『ほんとだよな。ほれがいなきゃ死んでるぜ??メルコ・・ん?』
ジョニーが男がいた場所を見て驚いていた。
『どうした??ジョニー??』
『・・・・ない・・男の死体が・・・ない・・・』
メルコフが驚いてみると男がいたはずの場所には何もなく、
ただ鉄パイプだけが転がっていた・・・・・
『俺達はどこにきたんだ・・・・・・・??』
メルコフが言った・・・・・・・・・・・・・・・・・・

3038w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 00:10:06 ID:???
『悪夢』〜旧友〜

メルコフとジョニーはしばらく立ち尽くしていた。2人とも動揺を隠し切れずにいた。
『おい!!逃げよう!!こんなところにいたらどうにかなっちまう!!』ジョニーが言う。
『逃げようったってどこにいけっつぅんだ!!多分どこも同じだ!!!』
2人の口調が荒くなる。
『ジョニー、落ち着け。まずは冷静になって考えることが先決じゃないのか』
『そ、そうだな・・・』
なんとか落ち着いた2人は今の状況を考えることにした。

『おれは気がついたらせまくるしい部屋に入れられていた。真っ暗で何も見えなかったが
 目が慣れてきたら目の前に変死体だ・・。驚いたよ・・・電話かけようかとおもったけ 
 どケータイの電源がつかなかった・・・・』メルコフが言う。
『おれはきがついたらお前と同じようなせまいへやにおしこまれてたよ。おまえみたいに
 死体はなかったけどな。』
『ふたりとも気がつかないでこの街につれてこられた・・。そういうことか。』
『あぁ。とりあえずここがどこだか調べようぜ。』
『あぁ』
2人は辺りを探し出した・・・

しばらくしてメルコフが驚いたような顔してジョニーに話しかけた。
『お、おいジョニー・・・・これ見ろ・・』
『あ??なんだよ・・・って・・えぇぇっ??』
なんとここは2人の故郷、ミンティア街だったのだ・・・
そのかんばんには
【WELCOME TO MINTIA】
とかかれていたのだ・・・

ふたりが動揺を隠せない中、また1人、2人に近づくものがいた・・・
『おいおい冗談じゃないぞ・・・・なんだこの変わりようは・・・』
『お、落ち着け。まずは落ち着いて・・・!!!!!』
その男が2人の目の前まで来ていた。
『lヴィzsdvh+aCVDEWIGK;PVH;あをえFJW;CW;あぁぁ!!』
今度はふたりとも接近に気がついていたのでよけることができた。・・が。
『お、おい。あいつプリスキンじゃねぇか??』メルコフが言った。
『言われてみればそんな気もするが・・・あいつ・・』
そのプリスキンというやつは手から妙な刃物がはえていて、口からは唾液がとめどなく
でている。もはや人間ではない。
『うがあぁぁぁぁ!!!』
ビュンッ!!!2人は攻撃をかわした。しかし・・
『俺にはあいつを殺ることはできない!!昔の友だぞ!!!!????』ジョニーが言う。
『だけどやらなきゃおれたちがやられるだろう!!!!あいつはもうプリスキンじゃない!!』
『だけど・・・』
ドカッ!!メルコフはジョニーを殴った。
『目を覚ませジョニー!!!』
その一言でジョニーは我に返れた。
『あぁ。あいつはもうプリスキンじゃない。ただの・・ただの・・・化け物だ!!!』
ジョニーがショットガンを携え、プリスキンにつっこんで撃った。
プリスキンはふっとんでうごかなくなった。だが、またしても死体は消え去って
しまったのだ。
『これでこの街がミンティアってことがはっきりしたな。』メルコフが言う。
『これ以上友・・・いや、あんな化け物と戦うのはごめんだぞ・・・』
ふたりは近くのベンチに腰掛け、休みをとった・・・

3048w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 00:10:40 ID:???
『悪夢』〜連鎖〜

ふたりはベンチからはなれこれからどうするかを話し合った。
『ここがミンティアってことが分かった以上あまり動けないんじゃないか??』ジョニーが言った。
『いやそうでもないぞジョニー。』
『どうして??』
『さっきの2人がいい例だろ・・・ここはもうどうにかなっちまったんだよ。』
『それはそうだが・・・』
『都市に向かおう。ジョニー。空港はまだあるはずだ。』
『あ、あぁ・・・』
『不幸中の幸いにもここはおれたちがずっと過ごしてきた場所だ。方角も分かる。都市へ  
 は・・北だったな。さぁ行こうぜ』
ふたりは都市に向かって歩き出した・・・
ちなみにミンティア街は都市にけっこう近いのである。。。

そのころ都市では・・・
ひとりの男があわてふためいていた。
『お、おい!!なんなんだよこいつら!!う、うあぁぁぁぁぁあぁああぁぁ・・・・』
ぐしゃっ。
聞いた事がないような音をたててその場所は静寂をむかえた・・・・

そのころ2人は都市に向かい移動していた。都市まではあと20キロといったところ。
またふたりは道中またひとり人に会った。その人もまた異様な目をしており、
案の定手には大鎌がしっかりと握られておりこっちにむかってきた。
こんどはリーチが長いのでジョニーのショットガンは使わずに
メルコフのハンドガンが火を噴いた。

『さっきの人・・・大鎌もってたな、、、どこから手に入れたんだ??』メルコフがいった。
『あぁ。』
『多分ミンティアのひとじゃないよな??』
『あぁ。』
『・・・あのな。あぁだけかよ・・』
『おれもういやだぞ・・冷静になっていられるおまえが信じられないよ俺は。』
『おれは・・・もう慣れてるからな・・・』メルコフが寂しそうに言う。
『だからってそんな・・・!!!!』
ジョニーが向いた先には4人、それぞれ武器をもった人がいた・・・
1人はナイフ、1人はフレイル。そして1人は大剣、そしてもうひとりは・・
『おい・・一番右のやつ・・・あれヴァンプじゃねーか??』メルコフがめをこすりながら言った。
『あぁ。そうみたいだな。でもあれはヴァンプじゃない。化け物だ。前回のでわかったよ。』
『よくわかってるじゃねぇか。』
『まぁな・・・おいメルコ。3人任せていいか??』
『???いいけど。』
『あのヴァンプもとい化け物はおれがやる!!!』
ジョニーはつっこんでいった。
『うおぉぉぉぉぉぉぉ!!』
ダァン!!カシャッ。ダァン!!カシャッ。
二発でヴァンプは溶けていった。そしてその間にメルコフが3人と遠くから
しとめていた・・・

『・・・・ふぅ・・・・』ジョニーがため息をついた。
『おつかれジョニー。おまえ強いな。』
『まぁな・・・ん??おい。なんか落ちてるぞ。』
ジョニーが見たところには弾薬が落ちていた。
『ハンドガンとショットガンどっちかな・・・』
みたらそこにはライフルの弾があった。
『ライフルか・・・ということは・・・』メルコフが近くをあさりはじめた。
『・・・あった!!ライフル!!』
『おお。武器が増えたな。これでもうちょっと有利になるんじゃないか??』ジョニーがわらいを含みながら言う。

都市まであと16キロ・・・・

3058w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 00:12:11 ID:???
『悪夢』〜到着〜

メルコフとジョニーはもう都市の目前まで来ていた。
もうあと3キロといったところか。
ジョニーが言った。
『もうすこしだな。長かった。ほんとに・・』
『あぁ。でももう少しだ。自慢ではないがおれはほとんどの免許もってるからな。』
『ということは??』
『あぁ。もちろん飛行機もOKだ。』
『さっすがメルコ!!やっぱエージェントはちがうねー!!』
と冗談をかわしあっているうちにゲートについた。

しかしここでもまた人が・・・
『・・・またかよ・・・』
『ま・・まてよメルコ。もうここは都市の目前だぞ??まさかここまで・・』
『そうだといいんだけどな・・・』
ふたりが用心深く近づいていくとその人は振り向いた。・・・と同時に2人は確信した。
このひとも化け物なんだと。
その訳はそのひとのかおをみればわかる。飛び出した目。発達した犬歯。その姿は明らかに人ではない。

するとその化け物はいきなり腕を地面につけた。
『な・・・なんだぁ・・??』ジョニーが言う。
その瞬間その化け物は姿を消した・・・
『おい!!どこにいったんだ!!メルコォ!!!』
『ジョニー。こういうのは人に聞くよりも自分の五感全てで感じ取るもんだぜ!!そこだ!!』
パァン!!
その弾はその化け物の眉間を捕らえ、化け物は倒れこんだ・・
『流石だな。メルコ。』
『まっこれでもエージェントのはしくれだからな・・・』またメルコが寂しそうに言う。
『わりぃ。余計なこと聞いたな・・・』
『あぁ。いいよ・・』
ふたりは都市のゲートのまえにたった。

ふたりはあまかった・・都市はもう完全なる阿鼻叫喚の地獄絵図となっていることを。
メルコとジョニーの悪夢はここから始まるということを。
そして、ふたりはあるものの手の上で踊らされているに過ぎないということを・・・・

3068w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 00:13:22 ID:???
『悪夢』〜恐怖〜

メルコフとジョニーはとうとう都市のゲートをあけた・・・
と同時に声を失った。
『メ、メルコ・・・』ジョニーが青ざめた声で言う。
二人が見た都市とは、都市とは思えないほどの荒みようで、人が住めるような
場所ではなかった。が、かろうじて都市だと分かるのは建物のあとがあったことだ。

『ここは本当に都市か??』ジョニーがいう。
『方角は間違ってないぜ、ジョニー。』
『ここまでこんな感じかよ・・・どうなっちまったんだ。』
そのとき・・

『ハーッハッハッハッハ!!・・クックックックックックック・・・』
笑い声が聞こえた。その先を見るとそこには・・
『あいつは・・・ファットマン!!!』メルコフが声を荒げていう。
『なんだ??しってるのか??』ジョニーが聞く。
『あぁ。あいつはおれとおなじ腐ったエージェントだ!!!』
『んン??なにやら小賢しい声がきこえるぞ??』ファットマンがあざ笑うように言う。
『てめぇ・・・平然としている時点でもう普通じゃねーな。』
『はて・・・何のことかな??まぁいい。貴様らの腕をためさせてもらうぞ!!!』
ファットマンが右手を上げると4,5人の化け物が現れた。
『しってるか??こいつらはプラーガっつぅんだぜ!!!』
『なっ!!なんだと!!!』メルコフが驚いた顔を見せている。
プラーガが襲ってきた。二人は難なくかわしプラーガを撃つ。
今までの知識がたすけてくれたのだろう。

『ほぅ。なかなかやるようだ。じゃぁ次はこれな??』
ファットマンがなにやらへんな動きをすると、今度はライオンが現れた。
・・・だがライオンといっても牙はさらに伸び、たてがみはどす黒く、体からは
うじゃうじゃとへんな触手が浮き出ている。

『うっげぇ!!きもちわりぃ・・・・』
『こいつの出番だな。』ジョニーがライフルを取り出す。
スコープをのぞく。・・がライオンは視界から消えていた。
『どこだ!!どこにいったっ・・・!!』ジョニーが苦痛の顔を見せた。
なんとファットマンがジョニーの腹をうっていたのだ。いや、正確には
なにかを飛ばしていたのだ。
『うっ・・・』ジョニーがうずくまる。
『てっめぇぇぇぇぇぇえぇ!!!』メルコフが激昂しファットマンに向かっていく。
しかし、ライオンが立ちふさがる・・・
『ハッハッハッハッハ!!!さぁ、ショータイムといこうじゃないか!!!』
ファットマンが指をならすと50人はいようかというほどのプラーガがこっちへ来た。
『ジョニー!!たて!!こいつらにはかてない!!』メルコフが悔しそうに言う。
『うぅ・・・メルコ・・ごめんな・・・』
『いいんだ!!しゃべるな!!』
プラーガがだんだんと押し寄せてくる・・・・・

3078w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 00:14:25 ID:???
biobioさんの作品↓

3088w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 00:18:51 ID:???
「バイオハザードエレクトルリック第0話」
レオン「俺たちが活躍する話だぜ!まずはメンバー紹介!」                 メンバー紹介
レオン・S・ケネディー所持武器VP70バースト 
クレア・レッドフィールド所持武器グレネードランチャー
ジル・バレンタイン所持武器ベレッタ
クリス・フィールドレッド所持武器ベレッタ
バリー・バートン所持武器コルトパイソン
エイダ・ウォン所持武器ブラックテイル
計主役6人(これから先も増えていく。) 
レオン「ってなかんじでいくぜ!」
―これは第1話の前の話―
レオン「っん?なんだあれは!?」
エイダ「どうかした?レオン。」
突然空から謎のいんせきが大量に降ってきた。
レオン「みんな逃げろ!」
無事みんなは避難できたが、ただ一人だけ立っている人を発見した。
レオン「おまえも避難しろ!」
?「・・・。」
レオン「早く!」
?「・・・。」
だが、大量のいんせきはやんだ。
?「私にはあたらないのだ。クックック。」

3098w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 00:19:32 ID:???
「バイオハザードエレクトルリック第0話」
?「さらばだ!」
レオン「あいつは一体?」
そして次の日・・・
隊長「エージェントのメンバーに新しく加わった人たちだ。」
ジル「ジル・バレンタインです。」
クリス「クリス・レッドフィールドです。」
クレア「クレア・レッドフィールドです。」
バリー「バリー・バートンです。」
レオン「クレアもか。」
エイダ「勢ぞろいね。」
隊長「それじゃあ早速任務が入った。」
〜任務の内容〜
1、ゾンビが一部で大量発生した。直ちに始末をしにいけ。
レオン「なるほど。よし行くぞ!」

3108w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 00:21:21 ID:???
「バイオハザードエレクトルリック第1話」
レオンたちは装備を整えてゾンビがいる場所に行った。
レオン「50体くらいいはいるな。」
クレア「いくわよ!」
みんなはいっせいに攻撃をしにいった。
だんだん数が少なくなってきた。
だが、そこにまた前のなぞの人が来た。
?「おまえら、やめろ。」
そう言うとゾンビは攻撃をやめた。
レオン「おまえは、あのときの!」
?「君たち、そんなところで何をしている?」
レオン「おまえのほうこそ何をしにきた!」
?「このみにくい争いを止めにきたのだよ。」
クリス「何だと!」
クリスは銃口を向けた。
レオン「やめろ!まだ話を聞いておこう。」
?「っで、おまえたちは何をしにきた。」
レオン「ただの任務だ。」
?「なるほど。今の世の人間はしたがわれているのか。なさけない。」
バリー「黙れ!」
?「おまえら、やっていい。」
ゾンビたちは攻撃をまた始めた。
ジル「くるわよ!」
時間がたってやっとゾンビを倒しきった。
バリー「やっとかたずいたな。」
クレア「そうね。でもあの人・・・。」
レオン「たぶん次の任務の場所でも会うかもしれない。まずはいったん帰るぞ。」
そして、レオンたちは帰った。
クレア「それにしても偶然ね。レオン。」
レオン「ああ。久しぶりだな。クレア。」
ジル「レオンとクレアはいつ会ったの?」
レオン「あの一日は最悪だった。1998年。ラクーンシティ破滅のちょっと前のときに会ったんだ。」
ジル「なんかいやなこと思い出させちゃったみたいね。」
レオン「いやっ、別にいいさ。」
そしてみんなは事務所についた。
レオン「隊長、任務完了です。」
隊長「ご苦労様だった。ちなみに次の任務はこれだ。」

3118w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 00:22:21 ID:???
「バイオハザードエレクトルリック第2話」
隊長「ご苦労様だった。ちなみに次の任務はこれだ。」
2、ガナード達が再び襲撃。直ちに始末をしろ。
レオン「またあいつらが!?」
エイダ「何かいやな予感がするけど・・。っま始末しに行きましょう。」
クリス「ガナードってなんだ?」
レオン「寄生虫に寄生された人。たまに頭から寄生虫自体も出てくる。」
クレア「やっかいな敵ね。」
バリー「やるしかないだろう。」
レオン「行くぞ。」
レオン達は、ガナードがいる場所に向かった。
レオン「ここにも前の謎の人が来るかもしれないな。」
バリー「なんだあれは。トラップか?」
エイダ「ガナードはゾンビとはちがって、頭がいいのよ。」
バリー「なるほど。」
レオン「行くしかない。」
レオン達は、ガナード達に攻撃をし始めた。
レオン「みんな、トラップに気を付けろ!」
ジル「わかってるわ!」
クリス「何っ!」
クリスの背後に、スキをねらってガナードが攻撃をした。
ジル「危ない!」
ジルは銃を撃った。
クリス「ありがとなジル。」
レオン「あれは何だ?」
すると前の謎の人がまたやってきた。
?「またみにくい争いか・・・。」
レオン「またおまえか!」
?「おまえにはもう飽きたよ。おまえら捕まえろ。」
ガナード達はレオンのスキをねらって捕まえてしまった。
レオン「はなせ!」
?「おまえはもうあの世行かもな。」
レオン「何だと!」
するとレオンの足下が開きレオンは落とされてしまった。
レオン「てくちが古くさいんだよ!」
レオンは特殊装備で何とか助かった。
レオン「ここは何処だ?」
レオンは歩き続けた。
その頃クリス達は・・・。
クリス「レオン!何処だ!いなくなったのか!?」
クレア「レオンまさか!?」
エイダ「トラップにあったのね・・・。」
レオン「誰かいるかー!」
叫んでも誰もいなかった。
歩き続けていたら他の物音が聞こえた。
レオン「誰かいるのか!?」
しばらくすると何と壁が壊された!!!!
レオン「誰だ!」
スネーク「助けに来たぞ。あんた確かレオンだったな。」
レオン「メタルギアソリッドのソリッドスネークさん!?」
スネーク「よく知ってるな。命令があってな。っまそんな話をしている場合じゃない。脱出を急ごう!」
レオン「はい!」
そしてレオンとスネークは脱出をはかった。
レオン「また奴らか。」
スネーク「やるぞ!」
二人とも銃を撃った。
レオン「これは?」
レオンは道ばたにあったデザートイーグルを取った。
スネーク「貴重な銃だから大事に使わないとな。」
レオン「わかってます。」
スネーク「よし、行くぞ!」
果たしてレオンとスネークは脱出をすることができるのか!?

3128w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 00:22:55 ID:???
「バイオハザードエレクトルリック第3話」
スネーク「このあたりで雷電が来るはずだ」
雷電「スネークさん!」
スネーク「無事にこれたか雷電。」
雷電「でも、かれこれ・・・。」
スネーク「なるほど。」
レオン「あれは何だ?」
そこにはガナードの大群が来た!
とっさにスネークはハンドグレネードを投げた。
レオンもその次に関光弾を投げ、いっせいにに銃を放った。
雷電「無事にかたずいたか。」
レオン「っわ!」
道にあるたいまつが消えた。
スネーク「ライトを使え!」
3人はライトを使った。
――モニター室――
?「ふふふっ、逃げられると思っているのか。」
謎の人は言った。
?「そこの3人、聞こえるか。」
レオン「またおまえか。何処にいる!?」
?「ここだよ。」
レオンは隠しカメラにきずいた。
レオン「一体おまえは何を企んでいる。」
?「言ってほしいならそこから脱出してみろ。」
レオン「かっこつけやがって。」
スネーク「早く脱出しないとな。」
ごごごごご
レオン「この音は!?」
ドガーン!!!!!!
そこに恐竜が現れた!
レオン「おいおい、逃げるぞ!!!」
雷電「どうなっているんだ!?」
スネーク「くそっ、これでも食らえ!」
スネークは関光弾を投げた
レオン「今のうちににげろ!」
レオン達は何とか逃げ切った。
スネーク「はぁはぁ」
逃げた先には空が見えた
クレア「レオン!」
バリー「生きてたか!」
レオン「ああ。下には恐竜注意ってはってればいいのにな。」
ジル「まさか恐竜が出たの!?」
レオン無言では深くうなずいた
クリス「っでそちらは?」
スネーク「任務できたスネークだ」
雷電「俺は雷電です。」
レオン「これで任務完了か?」
スネーク「それはちがうな。きたぞ!」
再び恐竜が来た!!!!!
クリス「おいおいマジかよ!」
エイダ「どうすればいいの!?」
レオン「あれは何だ!?」
するとそこに大型戦闘用ヘリが来た
特殊部隊「撃てーーーー!!!」
ダダダダダダダダダダダダダ
恐竜はひるんだ
特殊部隊「今のうちに撃つんだ!」
レオンはデザートイーグルを顔に向けて一発撃った
そして恐竜は死んだ
レオン「ふう。」
大型戦闘用ヘリは飛んでいった
バリー「なぜあのヘリが来たんだ?」
スネーク「っま助かったんだしいいだろ。」
レオン「これはレア物だな。」
レオンはシカゴタイプライターを拾った
スネーク「俺たちは一応帰る。何かあったら行くからな。じゃあな!」
スネークたちは帰った
ジル「私たちも帰りましょう。」
レオン達はエージェント事務所に帰った

3138w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 00:25:51 ID:???
「バイオハザードエレクトルリック第4話」
レオン達はエージェント事務所に帰った。
レオン「隊長任務完了です。」
隊長「ご苦労様だった。何か変なことでもあったか?」
クリス「恐竜が現れて、他に任務できた人も来てたが、名前は確かスネークと雷電とか言う人だったな。それにどこかの特殊部隊も援護に来てくれた。」
隊長「なるほど、ちなみに任務はこれまでだ。じっくり休暇でも取ってくれ。」
バリー「何日の間でなんだ?」
隊長「たぶんもうこれ以上任務は長い間来ないかもしれない。長い休みがとれるぞ。」
バリー「じゃぁ俺は家に帰って過ごすか。」
そしてみんなは休暇を取った。
その頃バリーは、空港へ向かっていた。
バリーの手には家族の写真があった。
バリー「久々に帰れるんだからじっくりしていこうじゃないか。」
バリーはそう言った。
飛行機の中はバリーにとっては久しぶりのことであった。
バリー「んっ?」
他の席にスネークと雷電がいるのを見つけた。
バリー「おまえらは今日来てたやつじゃないか?」
スネーク「おっ、またあったな。」
バリー「俺の家に帰るところでな。」
スネーク「無事に過ごせればいいな。」
そして、バリーは家に到着した。
バリー「ただいまー!」
子「お帰り!」
妻「まぁ、あなた!連絡しとけば良かったのに。」
バリー「まぁいいじゃないか。」
そしてバリーは子供と遊んだ。
するとバリーの携帯電話がなった。
バリー「もしもし。」
レオン「無事についたか?」
バリー「ああ、家族と過ごせることが一番いいぜ!」
レオン「それは良かったな、こっちの方で任務が入ったが、軽い任務だったからおまえを呼ばないでおいたぜ。」
バリー「ありがとうな。」
レオン「ああ、じゃあな。」
レオンは電話を切った。

3148w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 00:30:11 ID:???
一応今思った事を書き込む超小劇場
biobio「あ〜、スネークがあそこにいるような・・・。」
スネーク「見えるのか?」
biobio「ホントにいたのかよ!」
ブラックジャック「声が同じだからってだまされるなよ。」
biobio「カオス カオス!!!!」
ブラックジャック「無視してオペの準備にかかろう・・・。」

3158w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 00:33:08 ID:???
一応今思ったことを書き込む超小劇場第2弾
biobio「ん〜、もう朝か〜。ちがう、ライト?」
ブラックジャック「オペを始める。」
biobio「おーーーーーい、ちょっと待て!!!!!」
ブラックジャック「仕方ないだろ。」
biobio「仕方なくないだろ!おい、ちょっ、おまwwww」
48時間後・・・。
biobio「・・・。」
ブラックジャック「んっ?」
biobio「カ、カオス・・・。」
ブラックジャック「カオ、みんな帰るぞ・・・。」
そうして、biobioは取り残されたとさ・・・。

3168w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 00:34:29 ID:???
「バイオハザードエレクトルリック第5話」
バリー「ふ〜、家で暮らすのはいいな。」
レオン「おーい!」
バリー「おっ、レオン。」
レオン「10㎞先でゾンビがいるって話を聞いてきたんだ。」
バリー「おいおい大変じゃないか!」
バリーはそのことを家族に話した。
子「お願いだから生きて帰ってきてね。」
バリー「任せとけって。」
レオンとバリーは車でゾンビがいる場所に向かった。
レオン「よし、ついたぞ。」
突然銃音が鳴り響いた。
住民「うわー!」
レオン「何だ!?」
レオンとバリーは車から降りた。
するとそこには住民がゾンビに向かって銃を撃っていた。
バリー「伏せろ!」
バリーはゾンビに向かってコルトパイソンを放った。
レオン「大丈夫か!?」
住民「ありがとうございます!」
住民は自分の車を使って逃げた。
バリー「くそっ、車の事故が起きているぞ。」
レオン「あれは何だ!?」
そこにはゾンビの群れがいた!
レオン「俺はシカゴタイプライターで倒していく。」
バリー「でも何体いるんだ?」
レオン「10対くらいはいるな、難しいぞ。」
そしてレオンとバリーは銃を放った。
ダダダダダダダダダダダダ
レオン「しかし強いな、シカゴタイプライターは。」
レオンはドラム式のマガジンを取り替えた。
するとそこに無線が入った。
隊長「よし任務完了だレオン戻っていいぞ。」
レオン「了解。」
バリー「俺はまた家に帰るぞ。」
そして二人は帰るところに帰った。

3178w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 00:35:26 ID:???
バイオハーツ(バイオハザード×キングダムハーツ)
ソラ「くらえ!」
ソラはいつものようにハートレスと戦っていた。
ソラ「やっとかたずいたか。」
グーフィー「帰ろうかな。」
ドナルド「そうだね。」
ソラが帰ってえたところになんとレオンが現れた!
レオン「お前達がソラか?」
ソラ「そうだけど?」
レオン「任務があってきたんだ。俺の名前はレオンだ。」
ドナルド「なんの任務できたの?」
レオン「この世界にゾンビが現れたって話だ。」
グーフィー「そりゃ大変だ!」
ソラ「一体何処に現れたの?」
レオン「わからないがこのレーダーを付ければ音で近くにいることを伝えてくれる。」
ソラ達はレーダーを付けた。
レオン「みんなは別れて手分けして探そう。もしゾンビがいたらみんなを呼ぶんだ。」
ソラ「じゃぁいこう!」
レオン達はグミシップで別々のワールドに分かれて調査した。
ソラ「ジャック!」
ジャック「おう、ソラか。」
ソラ「何かこの辺でゾンビか何か見なかった?」
ジャック「そんなの見てねぇな。」
ソラ「ありがとね!」
ジャック「何かあったら伝えてやるよ。」
グーフィー「おーい、シンバ!」
シンバ「グーフィーか。」
グーフィー「何かゾンビらしき物を見なかった?」
シンバ「ゾンビは見てないな。」
グーフィー「ありがとうね。」
シンバ「ゾンビらしき物を見たら伝えてやるから。」
ソラ「ねぇ、クラウドはゾンビらしき物とか見なかった?」
クラウド「ゾンビか、ああ、確かに見たぜ。」
ソラ「どこらへんで見た?」
クラウド「ハートレスと戦っていた時に見たんだ。確かあっちにいたんだが・・・」
ソラ「ありがとう!」
ソラはレオン達に通信した。
レオン「なんだ、見つかったのか?」
ソラ「そうなんだよはやくきて!」
レオン「わかった、今すぐ行く。」
レオン達はそらの元へ言った。
ソラ「みて!」
そこにはゾンビの群れがいた。
レオン「ちゃんと準備はしてあるな?」
ソラ「もちろん。」
レオン「よし、行くぞ!」
レオン達は一斉にゾンビに攻撃を仕掛けた。
ソラ「これでもくらえ!」
ソラは、ファイガを使ったおかげでゾンビは5体くらい倒した。
レオン「くらえ!」
レオンのシカゴタイプライターで大勢のゾンビを倒した。
それから時間がたってやっと、ゾンビの群れを倒した。
レオン「よし、倒しきったな。」
ソラ「帰るの?」
レオン「ああ、ゾンビの反応が出たのは一カ所だけだったからな。」
ソラ「またいつでも来てね!」
レオン「もちろん、いつでも来てやるよ。」
そしてレオンは帰った。

3188w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 00:42:28 ID:???
「バイオハザードエレクトルリック第6話」
ある日バリーの携帯が鳴った。
バリー「もしもし。」
レオン「大変なんだ!早く来てくれ!」
バリー「おい、何が起きたんだ!っち、切れたか。」
バリーは家族に話した。
妻「こっちの方は大丈夫よ。」
バリー「良しじゃあいってくる!」
そしてバリーは空港へ向かった。
バリー「おっ、スネークと雷電か。」
スネーク「おまえも行くのか?」
バリー「どうせ俺の方と同じ事情だろ。」
雷電「だから早く行かないと。」
3人は飛行機でアメリカ合衆国エージェント事務所まで行った。
バリー「これはなんだ!?」
スネーク「事故が大量に起きている・・・」
バリー「まずはレオン達を見つけよう。」
バリー達はレオン達を探しに行った。
レオン「バリー!」
バリー「レオンか!」
レオン「大変なんだ、こっちに来てくれ。」
バリー達はレオンについていった。
クラウザー「ちょっと待て。」
レオン「ふん、おまえの仕業だったのか。」
クラウザー「誰のおかげで生き返れたと思う?それは・・・」
レオン「まさか!」
?「またおまえか。」
レオン「おまえは前のだな。」
?「覚えてくれたのかねレオン君。」
レオン「なぜ生き返らせた!?」
?「興味があってね、このクラウザーに。クラウザー相手をしてやれ。」
クラウザー「了解しました。行くぞ!」
レオン「1対1での勝負だ。下がってろ。」
バリー「死ぬなよ。」
レオン「ああ。」
レオンとクラウザーはナイフを片手に装備しナイフのみでの1対1の勝負が始まった。

3198w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 00:44:28 ID:???
「バイオハザードエレクトルリック第7話」
レオン「チッ、前より動きが速いのか?」
クラウザー「レオン、俺の戦いについて来れないのか?」
レオン「くそっ、ん?あれがあったか!」
レオンはとっさに足で蹴ろうとした。
クラウザーはよけたが、そのよけた瞬間にナイフでクラウザーを切った。
クラウザー「この俺について行けるとでもゆうのか!?」
レオン「甘いな。」
レオンはスキをすべてよみ、クラウザーを弱らせた。
クラウザー「チッ、まだまだだ!」
レオン「まだやるか。」
レオンとクラウザーは必死に戦い続けた。
クラウザー「くそ、まだ勝負するには早すぎたな。」
クラウザーは謎の人と一緒に消えてしまった。
レオン「待て!」
バリー「クラウザーってなんだ?」
レオン「昔のつれさ。2004年のガナードが発生した事件があったんだ。そのときにまた現れたんだが、俺が殺したんだ。」
バリー「つまり裏切り者か?」
レオン「確かにそう言うことだ。」
スネーク「よし、レオンにまたついていこう。」
バリー達はレオンについていった。
レオン「見てみろ。」
そこにはガナードの群れがあった。
雷電「おい、あれは!」
雷電が目にしたのはクリス達が捕まっているところだった。
レオン「俺は何とか逃げ出したんだが、みんな捕まってしまって・・・」
スネーク「よし、じゃぁ俺と雷電は一気につっこむ。レオンとバリーはあのビルの上から援護してくれ。」
レオン「よし、俺はこの50口径ライフルでチェーンソーやガトリング男を倒す。なぜか強いんだ。バリーはなんのライフルでもいいぜ。」
バリー「よし、俺とレオンがビルに上ったらおまえらは一気につっこめ。よし、任務開始だ!」
レオンとバリーは急いでビルを上った。
レオン「スネーク、雷電行っていいぞ。」
スネーク「雷電行くぞ!」
そして、レオン達とガナードとのバトルが始まった。

3208w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 00:45:11 ID:???
「バイオハザードエレクトルリック第8話」
レオン「くらえ!」
レオンは50口径ライフルを放った。
バリー「よし、どんどんやるぞ!」
スネーク「手を抜くなよ雷電」
雷電「わかってる」
レオン「なに、逃げてるぞ!」
ガナード達は逃げていった。
レオン「大丈夫か?」
クレア「ええ、大丈夫よ」
ジル「あのビルを見て」
そのビルはアンブレラのマークが入ったビルであった。
クリス「だが扉が開かないんだ」
レオン「いちよう、エージェント事務所に帰ろう」
レオン達はエージェント事務所に帰った

3218w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 00:46:02 ID:???
「バイオハザードエレクトルリック第9話」
隊長「レオン!大丈夫だったか!?」
レオン「はい、でもアンブレラのマークが入ったビルがあって・・・」
隊長「なるほど」
クリス「でもそのビルは頑丈な鍵かかっていたぜ」
隊長「どうにかしてでも行くしかないな。よし、また行ってくれ」
レオン「行くぞ」
レオン達はまたビルがあるところへ向かった
バリー「どうにかしても行かないとならないってのに・・・」
エイダ「あそこから行けそうじゃない?」
そこにはただ一つ侵入できる場所があった
レオン「あそこから行くぞ」
レオン達はビルへ侵入した

3228w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 00:46:34 ID:???
「バイオハザードエレクトルリック第10話」
レオン「トラップがないか気をつけていけよ」
バリー「こんなの初めてだぜ。」
レオン「よし、ここからでられそうだ。でるぞ!」
レオン達は進入口からでた
ジル「扉が何個もあるわ」
クリス「ちょうどみんなで足りているようだな」
レオン「よし、別れて行動するぞ。何かあったら通信機で通信しろよ」
みんなは別れて行動した
レオン「誰もいないが、ここは一体?」
レオン「あれはなんだ?」
レオンが目にしたのは何かの実験室だった
レオン「何かが入っている・・・みんなに報告しないと」
クリス「なんだ?」
レオン「俺の方に実験室があった。怪しいから実験室全体を調べてみる」
クリス「がんばれよ」
レオンは実験室全体を調べた
レオン「コンピューターがいっぱいある・・・」
ドン!
レオン「なんの音だ?一応隠れないと」
そこにはガナードが入ってきた
レオン「何をしている・・・」
突然何かが入っているカプセルが開いた
レオン「前にも見たことのある生物だが」
そこにはあのタイラントが何匹も入っていた
レオン「やばいぞ、あんなに戦えるはずもないし、こまったな」
タイラント達はガナード達についていった
レオン「みんな、聞こえるか?」
クレア「何?」
エイダ「どうかしたの?レオン」
レオン「大変だ!あのタイラントってやつが何匹も量産されたみたいなんだ!」
バリー「おいおい、どうすればいいんだよ!」
レオン「とにかく追ってみる」
レオンはタイラント達を追っていった

3238w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 00:47:33 ID:???
「バイオハザードエレクトルリック第11話」
クレア「レオン、大丈夫かしら・・・」
クレアはただの誰もいない1本道を歩いていた
ドンドン!
クレア「銃音?」
住民「う、うぁぁぁぁ!」
そこには住民とゾンビが戦ってるのが見えた
クレア「伏せて!」
クレアはゾンビに向かってグレネードランチャーを撃った
住民「ありがとうございます!」
クレア「助かって良かったけど、ここは?」
大きなホールみたいなのであった
クレア「実験体が何匹もいる・・・」
バリーン!
クレア「実験体が!」
実験体が一斉に襲いかかってきた!
必死にクレアはグレネードランチャーを撃った
クレア「た、弾切れ!?」
クレアは逃げて、そこにあったマシンガンを手にしマシンガンを撃ち続けた
クレア「助かった・・・」
ガタン!
クレア「今度は何!?」
そこにはなんと前の謎の人が出てきた!
?「全く、みにくい戦いだな」
クレア「またあなたね!」
?「ここにはもう何もないからでなさい。さもなくばおまえごとドンと・・・」
クレア「なんですって!?」
?「だから速く逃げた方がいいぞ!」
謎の人は爆弾のスイッチを押した
クレア「速く逃げないと!」
クレアは全力で走った
クレア「間に合った・・・ハァハァ」
そしてクレアはまた探索に移った

3248w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 00:48:07 ID:???
「バイオハザードエレクトルリック第12話」
クリス「これはプラモデル?」
カチャカチャ
クリス「これは難しい・・・ってこんな事をしている場合じゃないぞ!」
クリス「でも作りたい!」
カチャカチャ
クリス「よし!完成!」
?「それはプラモデル?」
クリス「誰だ?」
プラモマニア「いや、ただのマニアです・・・」
クリス「(何かあげなきゃいけないような気が・・・)」
クリス「ほしいならあげるぜ!(あげたくなかったのに!)」
プラモマニア「ありがとうございます!」
クリス「じゃあな!・・・生存者!?」
クリス「どうやってこのビルに来た!?」
プラモマニア「何でも、おもしろそうだなと思って・・・」
クリス「まぁ、プラモもらえただけでもうれしく思え、ほら、さっさと脱出しろよ」
プラモマニア「ありがとうございました!」
クリス「さぁ探索に戻るか」
ピカーーーーーーーーーン
クリス「まぶしい!」
そこには金でコーティングされたプラモデルがあった
クリス「・・・誰も見てないな、よしこのスキに!」
ダダダダ
プラモマニア「いただき!」
クリス「おい!」
プラモマニア「任務完了だ!」
クリス「あの金のプラモほしかったのに・・・」
クリス「あれ、行き止まりか!?」
そしてクリスはなにもできなかったとさ・・・

3258w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 00:48:38 ID:???
「バイオハザードエレクトルリック第13話」
ジル「何か道が長いきがするんだけど」
ジルが言うことは正しかった
その道はなんと200mもあったのだ
ジル「あっ、道が二つに分かれている」
ジルは先に右に行った
ガコン!
ジル「何!?」
?「!?」
その人は走っていった
ジル「待って!」
ジルも追いかけていった
その人は止まった
?「おまえは誰だ」
ジル「私はジル、あなたこそ誰?」
刹那「俺は刹那・F・セイエイ、ソレスタルビーイングのガンダムマイスターだ」
ジル「ソレスタルビーイング?ってことはあなた!」
ジルは銃を向けた
刹那「・・・」
ジル「何とか言いなさいよ!」
刹那「今おまえとは話している時間はない」
刹那はその場から去ってしまった
ジル「ソレスタルビーイング・・・ガンダムマイスター・・・刹那・・・」
ジルはさっきの左の方の分かれ道に行った
?「それで?」
?「それで地球が絶滅するみたいなんだ」
?「それはまずいな」
?「よし行こうか!」
ジル「また人?」
ジルは追いかけていった
?「一応ガンダムででるか」
ジル「あの人達もガンダムマイスター?」
ジル「待って!」
?「誰だ!?」
ジル「あなたたちこそ誰よ!」
ロックオン「俺はロックオン・ストラトス、ソレスタルビーイングのガンダムマイスターだ」
アレルヤ「同じくアレルヤ・ハプティズムだ」
ティエリア「同じくティエリア・アーデだ」
ジル「私はジルよ」
ロックオン「今はおまえとは関わっていられないんだ、ほら、早く行け」
ロックオン達はガンダムでビルを出た
ジル「ガンダムマイスター・・・」

3268w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 00:53:16 ID:???
「バイオハザードエレクトルリック第14話」
エイダ「ここは何処!?」
そこは、暗く、すごく大きなホールだった
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
エイダ「何?」
ドガーーーーーーーーーーーーーーーン
エイダ「ガ、ガンダム!?」
そこにはケルディムガンダムと、アリオスガンダムと、セラヴィーガンダムがいた。
ロックオン「んっ、?あっ、人がいるぜ」
アレルヤ「どうするんだ?」
ロックオン「仕方ないけど、今は任務が先だ」
3機のガンダムは飛んでいった
エイダ「ガンダムが、ほ、本当にいたなんて・・・」
エイダが歩いていると光が見えてきた
?「おーい」
エイダ「誰!?」
バリー「俺だ、バリーだ」
エイダ「バリー!?」
エイダバリーのもとに走っていった
バリー「どうやら何もないみたいだったな」
エイダ「でもこんな大きなホール何かがあるような気がするんだけど。あ、さっきガンダムが飛んでいくとこを見たわ」
バリー「ガンダムか、そういえば俺も前に見たことがあるぜ」
ヒューーーーーーーーーーーーーーードン!
そこには今度ダブルオーガンダムがやってきた
バリー「またガンダムか!?」
刹那「事情は後で説明する、早く乗れ!」
バリー「お、おいなんだ!?」
刹那「早くしろ!」
バリー「わかった、エイダ乗るぞ!」
エイダ「え、ええ」
バリーとエイダはダブルオーガンダムに乗った
ヒューーーーーー
刹那「さっきのびるには爆弾をしこんでおいたんだ」
バリー「てことは、レオン達は!?」
刹那「大丈夫、他のガンダムが乗せていった」
ドーーン
刹那「危ない!」
アヘッド操縦者「待て!」
刹那「ち、戦うしかないか!」
ダブルオーガンダムはGNブレイド2を両手に持ちアヘッドと戦った
刹那「そこ!」
アヘッド操縦者「何!?」
ダブルオーガンダムはアヘッドを倒した
刹那「よし、行くぞ」
バリー「ところであんたの名前は?」
刹那「俺の名前は、刹那・F・セイエイ、ソレスタルビーイングのガンダムマイスターだ」
エイダ「ガンダムマイスター・・・その名の通りね」
刹那「よしついたぞ」
ドーーン
ロックオン「連れてきたぜ」
レオン「お前ら!」
クリス「ふー、乗り心地はまぁまぁだったぜ、だけどありがとな」
ロックオン「れいはいいぜ、これも任務だしな、よしみんな帰るぞ」
レオン「ソレスタルビーイングか・・・」

3278w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 00:53:52 ID:???
「バイオハザードエレクトルリック第15話」
レオン「奇妙な体験だったな。ガンダムにものさせてもらったし」
バリー「一応事務所に戻ろう」
バキュン!
レオン「危ない!」
?「ちっ、外したか。んっ、あいつらは人か?」
レオンは銃を構えた
レオン「誰だ!?」
?「お前ら人か」
レオン「お前か、撃ってきたのは」
?「そうだとも」
レオン「名前はなんという?」
G「俺の名はGだ」
レオン「G?」
G「1997年に、Drキュリアン事件があったんだ」
レオン「Drキュリアン?それで?」
G「そのときに、ローガンと俺で解決したんだ。その事件は、キュリアンが実験した生物「ゾンビ」が人を襲ったんだ」
レオン「ローガンて誰だ?」
G「いや、さっきはぐれてしまったんだ」
レオン「なるほど、じゃあ俺たちも探そう」
レオン達はGと一緒にローガンを探した
G「くそ、大丈夫なのか、ローガンは・・・」
レオン「確かに、聞いたことはあった気がするな、キュリアン事件」
?「おーい!」
レオン「んっ、誰だ!?」
?「いいから、助けてくれ!」
レオンは助けを呼ぶ人の元へ走っていった
レオン「縛られてる・・・」
その人はロープで縛られていて、動けない状態でいた
レオン「今ほどいてやる」
レオンはロープをほどいた
レオン「大丈夫か?あ、それとお前はローガンか?」
ローガン「よく知ってるな、まさかGてやつとあったか?」
レオン「ああ、もちろん」
ローガン「よかった、よしGの所に行こうか」

3288w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 00:57:24 ID:???
「バイオハザードエレクトルリック第16話」
ローガン「ありがとな、助けてくれて」
レオン「れいはいいさ」
レオンとローガンはGがいるところに行った
G「ローガン!生きてたか!」
ローガン「お前のほうこそ」
G「それにしてローガン、だれにつかまってたんだ?」
ローガン「後ろからやられてたぶん気絶している間にやられていたのかもしれない」
G「なるほど」
レオン「(まさか、またあの謎の人がやったのかもしれないが・・・)」
レオン「ちょっと俺たちは帰らせてもらうぞ」
G「気おつけて行けよ」
レオン達は事務所に帰った
スネーク「おう、レオン」
レオン「スネーク、いたのか」
スネーク「しかし、何をしていた?」
レオン「確かにあの後お前達もいなくなっていたよな。ちなみに俺たちは・・・」
スネーク「そんなことがあったとは。俺たちの方も説明しよう。俺たちはあの後実はガナードにちょっとやられてしまってな。だがそこに隊長が来てくれて助けてくれたんだ」
ドガーーーン
レオン「なんだ?」
スネーク「が、ガンダムが・・・」
そこにはまたガンダムが来た
ロックオン「ちっ、やられちまった・・・」
ロックオンは応戦した
アレルヤ「あの建物が危ないぞ!」
アレルヤが見たのはエージェント事務所であった
刹那「俺が守る」
刹那はエージェント事務所の所に立ち必死に応戦した
アヘッド操縦者「フォーメーションを変えるぞ!」
レオン「くそ、なんでこんな時にガンダムが・・・」
刹那「トランザム!」
刹那はOOガンダムをトランザムモードにさせた
レオン「あのガンダム、いきなり動きが速くなったぞ」
ロックオン「俺たちもトランザムで行くぞ!」
全機のガンダムはトランザムモードになった
アヘッド操縦者「ち、いったん退却だ」
レオン「すごい・・・」
ガンダム達も帰って行った

3298w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 00:59:48 ID:???
「バイオハザードエレクトルリック第17話」
レオン「がががが、ガンダムが・・・来た・・・」
そしてレオン達は隊長に起こったことを報告した
隊長「何、そんなことが!?」
レオン「あ、あの、少し休憩を・・・」
隊長「おっとそうだな、みんな1週間の間休暇を取っていいぞ」
レオンは自分の部屋に行き、TVをつけた
レオン「疲れたな〜」
レオンは大きなあくびをした
するとTVにうつっていたものになぜか目がいった
TV「ニュースのコーナーです。まずは、軌道エレベーターのことにつてです。」
レオン「軌道エレベーターか・・・」
レオンはいつもの服に着替え、車を走らせた
口笛を吹き、いつもとは少し性格が反対なレオン
そしてレオンは軌道エレベーターについた
レオン「付いたか」
早速レオンは軌道エレベーターに乗りに行った
レオン「初めての体験だ・・・」
そして軌道エレベーターが動き出した
レオン「宇宙か、みんなにも見せてやりたい光景だったが」
そして軌道エレベーターは宇宙を超えた
レオンはコーヒーを飲んだりしてくつろぎながら、その「宇宙」という果てしなく広がる景色を見ていた
レオン「地球はやっぱり青い・・・すごくキレイな光景だ。やっぱりみんなに見せてやりたかったぜ」
そしてレオンは色々した後にまた地球に帰った

3308w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 01:00:39 ID:???
「バイオハザードエレクトルリック第18話」
レオン「キレイな宇宙だったな・・・」
ドガン!
レオン「うわ、なんだ今のは!?」
やはりそこにはガンダムが戦っているのが見えた
レオン「またかよ!くそ、こんな状況なのに俺は、何も・・・」
刹那「3体か、だがまたアヘッドがいるということは、あと2体のジンクスⅢはやれるか」
刹那は攻撃を始めた
レオン「早く帰りたい所なんだが・・・」
ウイーン
カタロン所属員「お前らを連行する!」
レオン「おい!いきなりなんだよお前ら!」
カタロン所属員「早く来い!」
レオンは銃を向けた
カタロン所属員も銃を向けた
カタロン所属員「お前何者だ!?」
レオン「アメリカ合衆国エージェント事務所所属のレオン・S・ケネディーだ!」
バン!
まず最初にカタロン所属員が銃を撃った
レオンは銃を撃つタイミングをねらっていたようで、そのスキをつき銃を撃った
バン!
カタロン所属員「ち、やられたか!いったん帰るぞ!」
そのときは2人いて2人とも帰っていった
レオン「こんな奴らがいるとは・・・」
そして軌道エレベーターは地球に着いた
レオン「楽しかったのと、楽しくなかったのが重なった一日になってしまった・・・」
レオンは帰っていった
そして1週間後・・・・・・・
隊長「どうだったかね、休暇は」
レオン「・・・」
隊長「どうかしたか?」
レオン「いや、何でも・・・」
隊長「早速任務だがレオンは休んでいていいぞ」
レオン「えっ!?いや別に体調なんて悪くありませんが・・・」
隊長「何かおかしいよな・・・」
レオン「何か言いましたか?」
隊長「なっ、何でもないさ」
スネーク「任務か?でもレオン、前顔色悪いぞ」
レオン「気のせいだ!」
スネーク「すまん・・・」
スネーク「おっとそうだった。「ザ・ボス」が持っていたパトリオットを入手したんだ。これは100連装マガジンがあるんだが正面からみるとそのマガジンが∞ の形をしているから弾切れがしないんだ。それに威力も相当なほどに強い銃なんだ。なんならお前も使うか?ただし照準を合わせるのがかなり難しいぞ。」
レオン「ああ、お言葉に甘えて持って行くぜ」
レオンはパトリオットもって任務に行った

3318w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 01:01:09 ID:???
「バイオハザードエレクトルリック第19話」
レオン「(任務はやだな・・・)」
レオンは前回の戦いのせいで変になっている
クリス「レオン、その銃は?」
レオン「この銃か?これはパトリオットといって・・・」
クリス「へ〜、すごいな」
今回の任務は謎の建物が2つ出現したため探索に向かうのが任務で、小さい方の建物がレオンとクリスとジル、大きい方の建物がバリーとエイダとクレアで行っている
今回は小さい方の建物の探索の話
レオン「(何とかここは落ち着いていこう・・・)」
クリス「なんだこれ?」
変なスイッチみたいなものを見つけた
だがスイッチにはこう書かれていた
         ※WARING※
クリス「こういうときは押さないでおこう」
レオン「それにしてもアンブレラのマークとかガ無いな」
ヒタ ヒタ
ジル「今のは何の音?」
ヒタ ヒタ ヒタ
レオン「俺にも聞こえるぞ」
ヒタ ヒタ ヒタ ヒタ
クリス「やばい、近いぞ!」
ガチャン
ドアノブをあける音がした。もうすぐそこにいるので、レオン達は急いで近くにある物の後ろなどに隠れた
?「そしてこれがバイオウィルスのもとです」
レオン「(バイオウィルスだって!?)」
?「これであなたの理想国家が・・・」
?「なるほど、ありがたい」
そして「危険」と書かれている薬をフラスコの混ぜ込み、さらにいろいろな薬を混ぜたりした後にビンに注ぎ込んだ
レオン「(悪夢だ・・・)」

3328w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 01:02:02 ID:???
「バイオハザードエレクトルリック〜EXTRASソレスタルビーイング編〜」
ここはソレスタルビーイングの母艦、プトレマイオスの中
スメラギ「戦術予報も大変ね・・・」
刹那「どうかしたか?」
スメラギ「いや、どうにも最近の連邦軍は行動パターンが読まれてる気がして・・・」
刹那「気にするな、戦術予報をしてくれるだけでいい」
スメラギ「ありがとね」
ミレイナ「皆さん、地球に妙な行動をしている人を見つけたです!」
アレルヤ「本当だ」
刹那「いちよう俺が行ってみる」
刹那は妙な行動をしている人のもとへ行った
刹那「どうかしたのか?」
そうするといきなり人が襲いかかった!
刹那「何だ!?」
刹那は銃を構えた
その人はゾンビであった
刹那「ち、ここは逃げるぞ」
刹那はプトレマイオスに帰った
ロックオン「大丈夫か、刹那?」
刹那「たぶんあいつはゾンビだと思う」
ロックオン「そういえば聞いたことがあるな、ゾンビか・・・」
ラッセ「とりあえずこの地球も危なくなってるって事だよな」
ミレイナ「今調べたら、今までのゾンビの感染者は10万人を超えているようです!」
刹那「俺たちで何とかするしかないって事か?」
ラッセ「いいこと言うな、だが、お前の言う通りだ」
そしてソレスタルビーイングは行動を始めた

3338w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 01:02:34 ID:???
「バイオハザードエレクトルリック〜EXTRASメタルギアソリッド編〜」
スネーク「何、ゾンビが出た!?」
オタコン「ああ、その通りだ。これに居場所が書いてある」
オタコンはスネークにゾンビの居場所がのってある地図を渡した
スネーク「なるほど、ゾンビか。最近『バイオハザード』ていう映画を見たからゾンビのことなら少しながらわかるがな」
さっそくスネークは銃とナイフを装備し、ゾンビがいる場所へ行った
スネーク「そこら中で事故が起きている・・・」
そしてスネークはゾンビがいる場所へ着いた
ゾンビがこちらへ向かってくる
スネーク「これでもくらえ!」
ゾンビの頭に向かってスネークは銃を撃った
ゾンビはその場に倒れ、ピクピクしながらも死んだ
スネーク「死んだか。でもゾンビだから最初から死んでるのか」
すると誰かが走っていくのが見えた
スネーク「こんな所にまだ生存者か?」
するとその逃げた人を追いかけるようにゾンビが走っていった
ゾンビはいつもはのろいが足の速いゾンビもいる その一人なのかもしれない
スネーク「追いかけるしかないな」
ゾンビをスネークは追いかけていった
ドン!
ゾンビは頭に穴が開いた
?「・・・スネークさん!?」
スネーク「お前は、雷電!?」
そう、この事件の2年前に雷電が任務に行ったまま帰ってこなく、行方不明だったのだが、2年ぶりにスネークと再会したのである
スネーク「なぜここに!?」
雷電「あのとき敵に捕まっていたんだが、誰かに助けられたんだ」
スネーク「誰か?」
雷電「わからない。でもここは速く逃げないと」
スネーク「そうだな」
そしてスネークと雷電は帰った

3348w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 01:03:22 ID:???
「バイオハザードエレクトルリック第20話」
レオン「あの薬、バイオウィルスか・・・」
クリス「これからどうする?」
ジル「もうちょっとこのビルの中を探索しましょう」
レオン達は探索に戻った
クリス「さっそく扉発見だぜ」
レオン「扉に『第2研究室』手書いてあるぞ」
クリス「入るしかないだろ」
レオン達は第2研究室に入った
ジル「壁に色々な紙が貼ってるわ」
レオンは『実験生物製作法&実験生物情報』と書いてあるファイルを見つけた
レオン「・・・まさかこれって!?」
何ページも開いているとあることに気づいた
そう、今までに出てきた生物が載っているのだ
クリス「これはあのときウェスカーが言っていた『タイラント』じゃないか!?」
レオン達次にはパソコンを見た
そこにはいろいろな実験法が書いてあった
レオン「ようするに今までの実験生物をもとにまた実験生物を作ろうとしているんだな。くそ、やっかいだ」
ジル「どうしようにもまずこの計画をやめさせないと・・・」
レオン達はその部屋を出た
クリス「扉が何個もあるぞ」
レオン「どの扉も鍵かかってるぞ」
ジル「あれを見て」
ジルが見たのは進入口だった
レオン「おいおい、また進入かよ・・・」
クリス「どっちにしろ行かなきゃならないんだ」
レオン達は進入しに行った

3358w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 01:04:26 ID:???
「バイオハザードエレクトルリック第21話」
レオン「進入してから何分だ?」
クリス「たぶん、5分くらいだ」
レオン「そんなにたつのか・・・」
クリス「ん!?ちょっと待った!耳をすましてみろ・・・」
耳をすましてみると誰かの声が聞こえた
?「アンブレラ社と協力してもっと貿易をあげないと!」
?「確かにその手もありますがちゃんとした考えがこちらにもありますので聞いてください」
レオン「やっぱりこのビルは・・・」
?「まず、ともかくいまは全国にウィルスまき散らすことです」
?「どうやってまき散らすんですか?」
?「そこの所もちゃんとした手があります、聞いてください。まず、最近たった建物などにあらかじめウィルスをまきちらばす装置を仕掛けておくんです。」
?「なるほど、いい手だ!」
そうするとみんなが拍手する音が聞こえた
レオン「なるほど、このビルの目的がわかったぞ」
ドン!
レオン「いたたた・・・」
クリス「どうしたレオン?」
レオン「行き止まりにぶつかった・・・」
クリス「ようするにこの進入口は意味がないって事か?」
レオン「つまりそう言う意味だな」
ジル「でも、このビルの目的がわかったからいいでしょ?」
レオン「まあそう言うことだ」
レオン達は進入口から出た
クリス「ああ、疲れた・・・」
レオン「あれはさっきの会議してた人たちじゃないか?」
?「誰だ!?」
レオン「やばい!気づかれた!!」
?「くそ、銃を構えろ!」
レオン「俺たちも!」
銃を構えあった
バン!
レオンは先に撃った
?「うおっ!」
一人倒れ込んだ
バン! バン!
?「ち、逃げるぞ!」
レオン「くそ、逃げちまった」
ドン!!!!!!
クリス「何だ!?」
壁を打ち破って巨大な化け物が出てきた
レオン「あれって、さっきパソコンにのっていた奴・・・」
化け物はうるさいくらいの叫び声を上げた
レオン「撃つぞ!」
みんなは一斉に銃を撃った
化け物はひるみもしない
レオン「これでもくらえ!」
レオンは非常装備である44マグナムを撃った
クリス「俺たちも非常装備を!」
クリスとジルも非常装備であるコルトパイソンを撃った
レオン「ダメだ、全くきかない・・・」
化け物「グォォォォォォーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
化け物は1メートルもあると思われる鋭い爪の付いた手を振り回した
レオン「よけないと!」
みんなはとっさによけた
レオン「あの肩にある眼・・・まさか1998年にあったラクーンシティ事件にいた怪物か!?なら弱点は簡単だ!」
レオンはとっさに肩にある眼を44マグナムで攻撃した
化け物はひるんだがまだ死んではいなかった
レオン「今のうちに逃げるぞ!」
レオン達は第2研究室に逃げ込んだ
クリス「はぁ、はぁ、疲れた・・・」
レオン「あった!」
レオンはさっきの化け物のことについて書いてあるファイルを見つけた
        『G飛翔形態(未完全型)ファイル』
レオン「G飛翔形態?確かに羽が生えていたが、あんな巨体で飛べるのか?」
『G飛翔形態(未完全型)』は、最初の大きな姿はまだ未完全の姿であり、からを脱ぐと真の姿へとなれる。
ただし、暴れ出した場合は即座に肩にある眼を撃つと、相手の弱点のため、何とかひるまさせることが出来る。
だからといって死ぬわけでは無い。
T-ウィルス+G-ウィルスなので体力は相当な物。
G飛翔形態(未完全型)はからを脱ぐまでは2〜3前後と見られる。
なお、制作するときは今までにあった数々のBOWのデータを組み合わせて作らなければならないため、一番大事なのはGである。
Gを作るには人が必要である。
誰かを犠牲にするしかなのだが、これも計画のためである。ためらいを感じず誰かを犠牲にしてくれ。
そして、完成したGに今までのBOWのデータを組み合わせれば完成する。
制作方法はこのファイルと別にして送る。
アルバート・ウェスカー
レオン「アルバート・ウェスカー?」
クリス・ジル「ウェスカー!?」
クリス「こいつはあの洋館事件を知っているだろ。そのときの黒幕さ。昔STARSの隊長だったんだが裏切ってしまって・・・」
ドン!!!
そこにまたG飛翔形態が現れた!
レオン「このときこそ、スネークからもらったあれを!」
レオンはとっさにパトリオットを取り出した
レオン「くらえ!!!!!!」
ドン!
レオンはあまりの反動に吹っ飛んでしまった
レオン「うわ!」
でもパトリオットは最大の威力。G飛翔形態は倒れた
レオン「これでいいな・・・」
だが、G飛翔形態はからを脱いだ!!!!!!
レオン「とうとう、真の姿に!?」

3368w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 01:04:57 ID:???
「バイオハザードエレクトルリック第22話」
レオン「とうとう真の姿に・・・」
クリス「まずいぞ!」
レオン「クリス!ジル!速く逃げろ!!」
クリス「おいおいそれは無いだろ」
レオン「いいんだ、逃げろ!」
ジル「クリス、逃げましょうよ」
クリス「必ず死ぬなよ!」
レオン「任せておけ!」
ドン!
レオンはパトリオットを撃ち続けた
レオン「クソ、ひるもしない・・・」
?「ふははははは!勝てるはずがない!」
レオン「またお前か!」
?「弱点がわかるなら早く倒せばいいじゃないか?」
レオン「黙れ!今お前と関わっているひまはない!」
ドン! ドン!
パトリオットを撃ち続けてもG飛翔形態はひるまない
レオン「弱点のはずだぞ!?」
するとレオンはシカゴタイプライターを撃ち始めた
?「全く見てられない・・・」
レオン「奥の手を使うしかないか!」
レオンはナイフを取り出すとG飛翔形態の上に飛び乗り弱点の肩にある眼に刺した
G飛翔形態「グォォォォォォォォーーーー!!!!」
レオン「やったか!?」
だがG飛翔形態はひるんだだけでまだ生きていた
レオン「チッ、どうする?」
レオンは後ろに下がり壁に当たった
だがその横には『非常用緊急装備』と書かれた箱が見えた
レオン「使えるかどうか心配だが使うしかないな」
するとレオンはG飛翔形態の隙をねらって横にある箱を開け装備を取り出した
レオン「『アンプルシューター』だと?」
何もわからないレオンだったがすぐさま『アンプルシューター』をG飛翔形態に構えた
だがその瞬間G飛翔形態は飛び始めた
レオン「スコープを付けてねらうしかないな。1発でしとめないと・・・」
レオンは『アンプルシューター』をG飛翔形態の肩にある眼にめがけて1発撃ち込んだ!

3378w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 01:05:28 ID:???
「バイオハザードエレクトルリック第23話」
レオン「アンプルシューターはきいたのか!?」
するとG飛翔形態は落ちてきた
レオン「これはすごい・・・」
そしてレオンはアンプルシューターの効果をみた
レオン「なるほど、体内にあるウィルスを消滅させる『デイラト』のおかげで倒せるのか」
そしてレオンはその部屋にある全てのデイライトとアンプルシューターを持ちクリスとジルの所へ行った
クリス「無事だったか!心配させやがって!」
ジル「でもあんな敵どうやって倒したの?」
レオン「これのおかげだ」
するとレオンはさっきのアンプルシューターを見せた
レオン「これにデイライトというのを入れて撃つんだ」
クリス「なるほどすごい威力だな」
ジル「そう言えば最初クリスが見つけた『WARING』書かれてたスイッチて何だったの?」
クリス「あ、そう言えばそうだな」
そしてレオン達は『WARING』と書かれていたスイッチがある所へ行った
クリス「恐れ多くも、押してみるぜ」
そしてクリスはスイッチを押した
すると時限爆弾のような物が出てきた
ピ、ピ、ピ
時間がどんどんと進んでいく。レオン達はすぐには時限爆弾だと思わず、何秒かして時限爆弾だと言うことがわかった
レオン「やばい、逃げるぞ!」
素早く扉を開け、階段を下り、また扉を開けと、レオン達は走った
レオン「よし、後はこの階段を下って行けばいいだけだ!」
みんなは素早く階段を下りた
レオン「あれだ!あの扉だ!」
みんなは出口に向かって走った
レオン「な、何!?」
その出口はさっきの人たちが気づいたためがんじょうな鍵をかけてしまったのだった
レオン「ど、どうする・・・?」

3388w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 01:06:29 ID:???
「バイオハザードエレクトルリック第24話」
レオン「クソ、爆発してしまう!・・・んっ?」
5、4、3、2、1そして0
そしてその建物は爆発してしまった。レオン達は死んでしまったのであろうか?いや、そんなはずはない、レオンは小さな脱出口を見つけて皆で脱出したのであった
レオン「まだ調べたかったんだが、まぁいいか」
クリス「さぁ、帰るか」
ジル「そうね、そうしましょう」
レオン達はエージェント事務所に帰ろうとした。だが、地震のようなゆれが発生し、いきなり超巨大な生物が出てきた。
レオン「今度は何だ!?」
?「逃げられた!」
レオン「誰かいるみたいだな、調べてみよう」
そしてレオン達はその10mくらいの穴を見た。その中には人影が見えるのがわかる
レオン「おーい!」
?「生存者!?」
レオン「お前は誰だ!?」
?「あなた達こそ誰!?」
レオン「ち、今そっちに行くから待ってろ」
するとレオンはロープを縛れるところを見つけ、そして自分にロープを巻き、10mくらいの巨大な穴を一人で降りていった
レオン「よし、着いたぞ」
?「じゃあ改めてあなたは誰?」
レオン「俺はレオン・S・ケネディー、アメリカ合衆国エージェント事務所のエージェントの一人だ」
レジーナ「私はレジーナ、一応名前だけしかいえないけど」
レオン「お前は何をしている?」
レジーナ「私は現代になぜか現れた恐竜を探しているの。でも1匹だけだけどね」
レオン「何?恐竜が!?てことはさっきの生物は恐竜だったというのか!?」
レジーナ「確かに、そう言うことになるわ」
レオン「なるほど、じゃあ上に行くぞ」
そしてレオンとレジーナは上に行った
レジーナ「じゃあ、私は恐竜探しに行こうかな」
そしてレジーナは再び恐竜探しに行った
レオン「それじゃあ俺たちもエージェント事務所に行くか」
3人はエージェント事務所に帰った

3398w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 01:07:03 ID:???
           「レオンの日記」
12月3日
とうとうこの日がやってきた。
嫌いな食べ物のピーマンを食べるときだ。お母さんに「食べないとクリスマスプレゼントあげないからね!」としかられて、もう俺は食べる決心をしたのだ。
後でピーマンを食べたことを書く。
12月3日午後7時50分
ピーマンをやっと食べれた。
それにしても苦すぎて鼻をつまんで食べたくらいだ。それでお母さんにほめられて、ついでに「クリスマスプレゼントのことだけど、ほしい物2個に増やしてあげる!」と言われた。今度も鼻つまんで食べて、またほめられようかな。やっぱり今日はいい日になりそうだ。
11月5日
今日はお母さんからクリスマスプレゼントを買ってもらう日。すごく楽しみだ。
まず買ってもらったのはエアガン。次は「Residen evli」だ。日本ではバイオハザードとも言うらしい。
お母さんはすごい分厚い財布からお金を出して、買ってもらった。
12月24日
今日は楽しみにしていたクリスマスイブ。すごい大きいケーキやフライドチキンなど、超豪華な料理がテーブルの上に置いてある。
まだ始めてないけどなんだか始まった気分だ。
なぜだかクリスマスツリーがいつもよりキレイに見える。
そしてクリスマスイブを始めた。
まず、フライドチキンや、ステーキを食べた。
そして楽しみにしていたケーキだ。
チョコレートケーキだが、内側に生クリーム、外側にチョコクリームという風にすごい甘いケーキだった。
いきなりチャイムが鳴った。
そして玄関に行ってみるとなんとクリスマスプレゼントが置いてあった。思わず僕は「すげー!」と言ってしまった。
ものすごい楽しかった。
12月26日
この日記がお母さんに見つかってしまった。だがお母さんは怒らずに、ただ日記を見るだけだった。
でも、お母さんに見つかった時は背筋がゾクゾクした。
とりあえず日記はここで終了だ。ページが切れてしまったため、新しいノートを買ってきたらまた書き始める。

3408w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 01:07:34 ID:???
「バイオハザードエレクトルリック第25話」
これは大きいビルの方の話
バリー「・・・でけぇぞ・・・」
クレア「中に入ってみる?」
エイダ「もちろん」
3人はさっそくビルの中へ入っていった
ガチャ ガチャ ガチャ 
バリー「やっぱり思ったとおりだ。鍵が閉まってるぜ。だが一つだけ考えておいてるんだ。」
エイダ「考え?」
バリー「ドアに向かって銃を撃つ。それだけだ。じゃあやってみるぞ」
すぐにバリーはコルトパイソンを構え、ドアに向かって3発ぐらい撃った
クレア「・・・で、開いたの?」
ガチャ ガチャ ガチャ
バリー「・・・・・・・作戦失敗・・・」
しーん・・・
エイダ「・・・じゃ、じゃあ私の考えた方法よ」
エイダはドアに時限爆弾を設置した
バリー「おお、なるほどな、いい考えだ」
エイダ「さぁ、離れて!」
ドガーーン!
エイダ「作戦成功!」
クレア「でも、もう一個ある?」
エイダ「一個しか用意してないけど、どうかした?」
クレア「まだ一つドアあるんだけど・・・」
しーん
クレア「じゃあ私の考えよ」
クレアはドアに、斧をたたきつけて、わらせた
バリー「割っただけじゃ意味がないんじゃないのか?」
クレア「まだよ」
するとクレアはどんどん斧をたたきつけ、大きな穴を開けた
クレア「この大きさの穴なら誰でも入れるんじゃない?」
バリー「なるほどその考えがあったか」
そして3人は大きな穴を通って、やっとビルの中に入り込んだ
バリー「(っていうか俺たち入るまでにどれだけ時間使ったんだ?)」

3418w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 01:08:04 ID:???
「バイオハザードエレクトルリック第26話」
バリー「おい、上を見てみろ」
上を見た先には光が輝いていた
クレア「何あれ?」
バリー「ただの光だといいんだが・・・」
ホールの真ん中にはエレベーター。そしてエレベーターには大きなテレビが映っていた
エイダ「映画くらいの大きさだわ」
バリー「じゃあさっそくエレベーターを上ってみるか」
バリー達がエレベーターの扉を開けようとしたら、テレビが映った
?「フッフッフッフ、ようこそエージェント諸君。私の名前はアルバート・ウェスカー、おっと、みんな知っているか」
全員「ウェスカー!?」
エイダ「組織はどうしたの?」
そのテレビはマイク付きだったのではなせた
ウェスカー「組織ならとっくに引退したよ。次のリーダーはお前にでも任せておこう、エイダ」
バリー「何!?エイダが組織に入っていただと!?」
エイダ「ええ、本当よ・・・」
クレア「・・・」
バリー「そ、そんなことよりもウェスカー!お前、何を企んでいる!?」
ウェスカー「ウィルスはすさまじい物だよ。T-ウィルスやG-ウィルス。さらに前にエイダからもらったサンプルもすごい物だよ。私は喜びにあふれている。そんなウィルス達を私はかわいがっている。これをどうするかはまだ教えられん。このウィルスがほしければこのビルの最上階まで来るがいい。この楽しさはいつまでたっても忘れられないね。お前らも味わってみるといい、この楽しさはやればやるほど楽しくなる。いずれにせよやってくれないだろうが。それではまた後で会おう。」
バリー「そんな野望・・・」
エイダ「さぁ行きましょう!」
ウィーン
エレベーターの扉が開いた。そしてスイッチを押そうとしたが、1階と20階のスイッチしか着いていない。ようするに1階と40階しかこのビルは無いのだ。
そしてエレベーターは上へ上がっていった。
1分くらいしてやっと着いた
ウィーン
バリー「皆、準備はいいな?」
エイダ「もちろん」
クレア「いいわよ」
そして扉を開けたら誰かがいた
バリー「お前は誰だ?」
ウェスカー「私だ」
バリー「ウェスカー!」
ウェスカー「あそこを見ろ」
見た先にはすごい光があった
ウェスカー「あれはゴールドマンが開発した実験生物だ。もうすぐよみがえるだろう、あいつを倒したらお前らの目当ての物をくれてやろう。さぁ後10秒前だ」
・・・・・・・3、2、1、0
バリーーン!!
バリー「あれが事件生物?」
?「ワタシハ、ワタシハ。ニンゲンヲニクムモノ、コノヨヲニクムモノ。ワタシハシゼンカイノオウ。ワタシノナハ、エンペラー。オマエラヲコロス!」
ウェスカー「そう、そいつの名は『エンペラー』、Type-aの生物だ。遊んでやれ!『エンペラー』!」

3428w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 01:11:00 ID:???
「バイオハザードエレクトルリック第27話」
バリー「クソ!こんなの倒せるはずがないぞ!」
エンペラー「クラエ!」
エンペラーは玉をぶつけた
バリー「撃ってはじき返せ!」
バン!
すると玉ははじき返された
バリー「んっ?わかったぞ!相手の弱点はあの赤い心臓だ!」
エンペラーの弱点は、透明なため心臓が見えてしまうのだが、その赤い心臓が弱点なのだ
バン! バン! バン!
エンペラーはひるんだ
クレア「どんどんやっていきましょう!」
最後には赤い心臓だけになった。だが心臓の周りには玉が回ってバリアが張られている
?「そこだ!」
謎の男がライフルでエンペラーを撃った
バリー「うわ、いきなりなんだ!?」
エンペラー「ワタシハ、ワタシハ・・・」
ドガーーーーーーーーーーーン!
ウェスカー「まさかあのエンペラーを倒すとは。まぁいい、このビルに爆弾をしこんでおいた。時間は教えられないがな。それじゃあゲームスタートだ。じっくり楽しむがいい。フハハハハハッ!」
バリー「脱出するぞ!」
そこら中が爆発している。だからといってもう爆発したわけではない
エイダ「このエレベーター遅いわね・・・」
果たして無事に脱出できるのか・・・!?

3438w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 01:13:04 ID:???
「バイオハザードエレクトルリック第28話」
ウェスカー「それじゃあ私も脱出でもするか」
ウェスカーは窓を破り、そこから飛び降りた。そしてウェスカーはあらかじめパラシュートパックを用意していたため、ウェスカーは生きて帰って行った
バリー「ウェスカーめ、あんな手を使って脱出するなんて、ありえないな」
するといきなりエレベーターが止まってしまった!
クレア「う、嘘よね?」
バリー「もう終わりか・・・」
そしたらなぜかいきなりエレベーターが動き始めた。
?「助けに来たぞ」
バリー「お前は、まさかGか?」
G「ああ、そうだ。そんなことより脱出が優先だ」
そしてやっとエレベーターが1階についた。
ビルはもう全能力が爆撃で破壊されたようで、もうエレベーターも何も動かなかった。みんなは急いでビルを脱出した。
大きな爆音とともに、ビルの半分が爆撃のせいで壊れ、落ちてきた。
バリー「こ、こりゃ新聞にもなるぜ・・・」
エイダ「『エンペラー』ね・・・、どこかで聞いたことがあるような・・・」
G「何?エンペラーだと?それなら2000年のゴールドマン事件でゴールドマンの開発した化け物の事じゃないか!まさかあのウェスカーが再生したとは・・・」
バリー「そんなことがあったのか・・・」
G「一応今度、アメリカエージェント事務所にAMSの資料を送っておく。それを参考にしてくれ」
バリー「わかった。今度にありがたくもらっておくよ」
そしてGは帰って行った
バリー「じゃあ、俺たちも帰ることにしようか。今日はすごい日になったぜ」
3人もアメリカエージェント事務所に帰って行った

3448w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 01:14:21 ID:???
「バイオハザードエレクトルリック第29話」
レオン「お、バリー達だ、どうやら帰ってきたようだな」
バリー「お前ら、帰ってきたのか」
スネーク「レオン、パトリオットの威力はどうだった?」
レオン「あまりの反動でふっ飛んじまったが、すごい威力だったぜ」
スネーク「やはりパトリオットをちゃんと使うにはザ・ボスしかいないな」
隊長「君たち帰ってきたのか」
レオン「あ、隊長、俺たちはすごい目にあった・・・」
バリー「実は俺たちもなんだが・・・」
そして二つのビルで起こったことを隊長に全部話した
隊長「そんなことが・・・、それじゃあ休んでいてくれ」
―レオンの部屋―
レオン「はぁ、疲れたぜ。特にGとの戦いは相当な物だったな・・・」
レオンは布団にベットがり、テレビをつけた
ピ、ピ、ピ
レオン「全然いいのはいってないな。それじゃあ寝ようかな・・・」
そしてレオンは眠りについた。疲れていたためすぐ眠りにつき、ぐっすりと寝ていたようだ
―バリーの部屋―
バリー「あぁ、もう寝ることしか考えられないぜ。それじゃあ寝ようか・・・」
バリーも眠りについた
―クリスの部屋―
クリスは何も口に出さず、ベットに寝転がると、携帯電話でニュースとかを見つつも眠りについた
―クレアの部屋―
クレア「ふぁー、疲れた後にはやっぱり寝るしかないわね・・・」
クレアも眠りについた
―ジルの部屋―
ジル「思いっきり寝ないと疲れがとれないから、長い時間寝たいわね」
ジルも眠りについた
―エイダの部屋―
エイダ「あぁ、死ぬかと思った・・・、寝れば忘れられるかも、それに疲れたから早く寝よ・・・」
エイダも眠りについた
そしてみんなが眠りについた頃、アンブレラの方ではいろいろな会議をしていた。その中には、ウェスカーやあの謎の人、クラウザーもいた。
ウェスカー「それではさっそく会議を始める。みんなは手元にある資料を見つつ、私の話を聞いてくれ。まずは『エンペラー』を保管してあった大型ビルについて。あれはエンペラーが倒されたため、私独自の判断で爆破をした。そこに来た物は「バリー・バートン」と「クレア・レッドフィールド」と「エイダ・ウォン」のみ。そして何者かがエンペラーに向かってライフルを撃ち、そしてバリー達が乗っていたエレベーターが止まった時に、その何者かが助けた。そしてそのビルの全能力も破壊され、そのビルは破壊された。次は小型ウィルス研究用ビルについてだ」
すると謎の人が立って、言い始めた
?「ここは私が言いましょう。このビルに来た物達は「レオン・S・ケネディー」と「クリス・レッドフィールド」と「ジル・バレンタイン」のみ。まず最初に『第一実験室』に入り、バイオウィルスの事を知らされたが、その次には『第二実験室』も入られた。そして会議室の潜入口に入られ、そこで話し合ってた事も知らされてしまった。そしてその次には『見完全型G飛翔形態』と対決し、『G飛翔形態』となり、レオンと1対1で戦ったが、アンプルシューターで倒される。そして爆破スイッチを押され、そのビルは破壊され3人は脱出する。そして恐竜も逃げだした。今回はこれだけです」
ウェスカー「今回はこういう風な事になっていった。みんなもエージェント達には気おつけて行動してくれ。以上、これで緊急会議は終了だ」

3458w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 01:15:27 ID:???
「バイオハザードエレクトルリック第30話」
レオン「ふぁ〜、寝るのはやっぱり気持ちがいいぜ」
そしてみんなも起きた
レオンは時計を見た
レオン「朝の6時か・・・」
すると隊長が来た
隊長「レオン、客が来たぞ。レオンに会いたいと言うから呼びに来た」
レオン「誰だ?」
隊長「Gとか言っていたな」
レオン「おう、Gか」
そしてレオンは着替えた後にGに会いに行った
G「おう、レオン、お前を呼びに来た。お前みたいな優秀なエージェントはいないからな。それじゃあ装備を調えて行くぞ」
レオン「おいおい、どこに何しに行くんだ?」
G「ゾンビ達が出たんだ。それでAMSのメンバーだけじゃ足りないから助っ人として呼びに来たんだ」
レオン「なるほど、じゃあ行くしかないな」
レオンはハンドガンを装備し、ゾンビ達がいる場所に行った
G「敵は相当な数だ。覚悟はいいな?」
レオン「ああ、承知している」
そしてゾンビ達がいる場所へ着いた
そこは見渡せばゾンビしか以内といえるくらいの数だった
レオン「頭を狙え、なるべく弾の無駄づかいはよせよ」
G「その通りだな」
ゲーリー「あれがアメリカエージェント事務所にいるレオンさん?」
ハリー「ああ、そうだ」
レオン「(何か俺すごい有名になってるな・・・)まあいい、戦うぞ!」
ゾンビに対し銃声が響く。レオンは頭を百発百中で撃ち抜いていった
ローガン「レオン、爆破スイッチを押せば一気にゾンビを倒せる。だから爆破スイッチを押してきてくれ!」
レオン「わかった、任せておけ!」
レオンは爆破スイッチがあるところへ走った。目に前にいるゾンビは頭を撃ち抜いて行き、爆破スイッチの所へたどり着いた
レオン「これだな、よし、くらえ!!!!」
レオンは爆破スイッチを押した。遠くから爆音が響き渡る。するとどんどんと爆発していき、全てのゾンビを倒しきった
レオン「朝からこんなの辛いな・・・」
G「感謝するよレオン。それじゃあまた会える日に」
レオン「それじゃあな!」
レオンはアメリカエージェント事務所に帰った
―アメリカエージェント事務所―
隊長「レオンどうにか出来たか?」
レオン「すごい量のゾンビで辛くて・・・」
隊長「少し休んでてもいいぞ」
レオン「いや大丈夫です、ただ辛いだけで疲れてはないので」
隊長「やはりお前は優秀だな!」
レオン「いや、どうも・・・」
そして3日後・・・
G「お、バリー、AMSの資料届けに来たぞ」
バリー「ありがとな」
G「じゃあな」
バリー「それでは早速見てみるか」
そしてバリーは資料を読み終わり自分の部屋へしまっておいた

3468w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 01:16:30 ID:???
「バイオハザードエレクトルリック第31話」
バリー「AMSにはこんな事があったんだな、勉強になるぜ」
レオン「バリー!大ニュースだ!次期大統領が決まったぞ!名前はバラク・オバマだそうだぜ!」
バリー「何だって!?それじゃああのアシュリーがかわいそうだな」
レオン「本当にそうだぜ」
するとたまたま映っていたテレビのニュースにこんな事がはいっていた
アナウンサー「今はいってきたニュースです。あの秘密組織「NEWアンブレラ」がまたウィルスを広めたとのことです。指令の「アルバート・ウェスカー」は「世界は私たちが、私たちの野望で埋め尽くされる」と言い、また姿を消しました」
レオン「アンブレラが!?」
バリー「新生アンブレラと、新たな秘密組織NEWアンブレラか。どうやら二つに分かれていて、手を組んでいるようだな」
レオン「その野望って奴を俺たちが打ち砕いてやる・・・」
バリー「もう、こうしてはいられない。隊長に報告しに行こう」
レオン「そうだな」
そしてレオンとバリーは隊長にそのことを報告しに行った
隊長「やはりそうなったか・・・前のビルに潜入したときの情報を元にして、二人で行ってくれ」
レオン「やっぱり行くしかないんだ・・・」
バリー「これこそ「運命」て奴だよ」
レオン「いろいろな装備を調えて行くか」
レオンはハンドガン、バリーはコルトパイソンを持って、アンブレラがいる場所へ行った
バリー「二人だけってのは何か不思議に思うな」
レオン「俺たちが先に知ったんだもの、仕方が無いじゃないか」
バリー「そうだな」
二人は新生アンブレラのある場所へ行った

3478w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 01:17:05 ID:???
「バイオハザードエレクトルリック第32話」
二人は新生アンブレラに着いた
レオン「よし、まずバリーは3個の爆弾で、俺も3個。バリーは上で、俺は下をやる」
バリー「じゃあ行くか!」
二人は中に入っていった
レオン「うわっ!」
確かに驚くはずだった。床にはなぜかアンブレラの研究員だと思われる死体があった。2〜30人くらいあって、歩きにくい状態だった
バリー「こいつら、銃に撃たれたあとがあるぜ」
レオン「一体誰が?」
バリーはよーく目をこらしめて見た
バリー「おい、レオン、来てくれ」
レオン「何かしたか?」
バリー「首に歯で噛まれたあとがあるぜ。たぶんゾンビだろう。こりゃ撃つはずだぜ」
レオン「たぶん、研究中にみんなにウィルスが感染したか、研究中にウィルスを浴びたゾンビがみんなに噛みついてゾンビにしたかだろう。すると、撃った奴は誰だ?」
バリー「とにかく、今は任務に集中しよう」
レオン「そうだな」
二人は上と下に別れて行動した
レオン「え〜と、爆弾をセット出来る場所はどこだ・・・?」
まずレオンは一カ所だけ爆弾をセット出来る場所を見つけた
そして2カ所目も見つけて、3カ所目も見つけようとしたが、そのとき!
?「ここをどうするつもりだ?」
レオン「わかってるだろ、久しぶりだなクラウザー」
クラウザー「どうせ爆破しに来たんだろ」
レオン「もちろん、お前こそ何しに来た?」
クラウザー「それは・・・、お前を殺しに来たのさ!」
レオン「分かんないとでも思っていたのか!」
レオンは話しているすきに、ナイフを取り出していた
クラウザーはナイフを持ちながらこちらへ走ってきた
レオン「あまいな!」
レオンはかわした、そしてとっさにハンドガンを取りだし、クラウザーの頭の目の前につきだした
クラウザー「何!?戦闘能力は増しているはず・・・」
レオン「戦いは戦闘能力だけで決まるもんじゃない、頭も使うのさ、覚えとけ」
クラウザー「ち、まだNEWアンブレラが残っている。今日の所は見逃してやるが、今度会ったときはあの世行きだって事も覚えとけ!」
レオン「フン、お前があの世行きになるかもな」
そしてレオンは3カ所に爆弾をセットした

3488w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 01:18:00 ID:???
「バイオハザードエレクトルリック第33話」
レオンはバリーの様子を見に、上に行った
バリー「お、レオンか。なぜ来た?」
レオン「先に爆弾を仕掛けておいたぜ」
バリー「そうか、それじゃあ俺も早く仕掛けないとな」
二人は爆弾が仕掛けられそうな所を探し回った
レオン「おい、バリー、あそこなんかいいんじゃないか?」
バリー「そうだな、じゃあ仕掛けに行こうか」
バリーはようやく3個目の爆弾をセットした
レオン「じゃあ、爆破させよう。俺は下に行ってるぜ」
バリー「爆弾は1分で爆発するんだよな。スイッチ押したら早く下に逃げないと死んじまうぜ」
レオンは下でいっせのーでと言い、一緒にスイッチを押した。
レオン「先に出てるぜ!」
バリー「ああ、すぐに行く」
バリーは全力で階段を下りた。何とか出口にたどり着いた
3、2、1
そして新生アンブレラのビルは爆破した
レオン「・・・任務完了!」
バリー「そのセリフどっかで聞いたことあるな・・・」
レオン「じゃあ帰るか」

3498w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 22:44:16 ID:???
ファントムさんの作品↓

3508w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 22:44:54 ID:???
〜痛快どきどきラブコメディレオンが日本でバイオと戦ってみた〜人物紹介



レオン・スコット・ケネディ(主人公)(男)
所持武器・・・ハンドガン(デザ−トイーグル)15発装填  所持弾
数・・・300発

マグナム旧式・・・六発装填  所持弾数・・・120発

マシンピストル・・・  40発装填・・・所持弾数 3600発

ショットガン・・・8発装填・・・所持弾数・・・240発

ナイフ・・・切れ味・・・骨を楽々切断できるほど、

性格、2や4の時と違って緊張感がなく、熱血漢、大群の時は、正面強行突破する、ブッちぎりタイプ   年齢4の時より2才年取った。)分かりませんでした。すいません。)

無線機(トランシーバー)

斎藤和也(日本人。両親ハゾンビ化。出身は、千葉、男)
所持武器は、
ハンドガン(ブラックテイル)12発装填・・・所持弾数187発

サバイバルナイフ・・・軍用の大型ナイフ  近くの店でかっぱらってきたらしい。

ライフル(ボルトアクション)装填弾数・・・5発  所持弾数150発

無線機(トランシーバー)

性格 クールで真面目。 透明なメガネをかけた、ブラウン色の髪の毛。作戦的で敵の弱点を数十分で、見つける。
遠くからの射撃が得意(23歳)

佐藤 大介(男)
所持武器
ハンドガン(5mm式)11発装填。所持弾数1111発

サバイバルナイフ・・・軍用の大型ナイフ

無線機(トランシーバー)

マシンピストル(4mm口径)装填数20発  所持弾数4000発

性格おっちょこちょいで、あわてんぼう。しかし、射撃は上手い。
いざという時には頼りになるムードメーカ的な存在。
(10歳、5年生、出身は広島)

伊藤 綾乃(女)

所持武器
手づくりスタンロッド・・・個数4つ (罠)

手づくり地雷・・・個数36個(罠)ペットボトルで作った地雷。意外にも強い

手づくり火炎瓶個数36個(油を入れたビンをなげ、割って使う。後はマッチデ燃やせばok(これまた罠)

無線機(トランシーバー)

性格、負けず嫌いで明るい子。生きるためなら命もかける凄い少女
また虫なども恐れない、おとこまさりな女の子。
(年は10歳大介と幼馴染。出身は、滋賀。)

3518w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 22:50:24 ID:???
〜痛快どきどきラブコメディレオンが日本でバイオと戦ってみた〜chpta〜1

レオン「俺はレオン。ある日大統領に呼び出されて、日本でバイオハザードが起こっているとの情報を得た。」
何故、大統領が俺を選んだかって?それは・・・
2年前大統領の娘がさらわれた時、俺はいい成績を出したからだ・・・

だが・・・俺はトラウマだぜ!!!!!なのに・・・なのに・・・
大統領さんはぁぁぁぁおれをえらんだんだ〜〜〜(泣)
さて羽田についたが・・・なんだこりゃぁ。人一人いねェゾ…

うぅ・・・うぅ・・・どこからか、うめきごえがする・・・
うめき声の方へ言ってみると・・・やはりゾンビか・・・こちらに気が付いたようだ。こういうときは慌てず騒がず・・・そのままじっとこらえればゾンビは動かないはず・・・だが、やっぱ無理!!!全速力で俺は逃げるぜ〜〜〜〜!!っとと前からも後ろからもゾンビかよ。

しゃあない使うか。俺は咄嗟にデザートイーグルを取り出し、前に
3匹、後ろの二匹に向かって頭に発砲した。
ドギュン!!バギュン!!バギュン!!バギュン!!バギュン!!銃声が、空港内に響き渡る…どさっ。どさ、どさ、どさ、見事頭に命中したらしい。

うっ・・・うぅ・・・またか・・・
そう思った俺はうめき声のするほうへ駆け寄った。するとそこには腕に重症を負った少年がいた…
「おい!!だいじょうぶか!!」
少年は「大丈夫だ…」と苦笑いをした。

3528w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 22:57:45 ID:???
〜痛快どきどきラブコメディレオンが日本でバイオと戦ってみた〜chpta2仲間〜


レ「おい!!大丈夫か」
謎の少年「あぁ…大丈夫だ」
この子は大丈夫と言っているが、骨が見えるほど切り裂かれ、そこからは大量の膿
がでてきている・・・とても大丈夫という状態ではない…

10歳程度だろうか?
けがは今から5・6時間ってとこか…しかし何故感染しないのか?
俺は不思議に思った。

いかん!そんなことより早く助けてやらないと!
俺は持ってきた救急スプレーを腕にかけた

謎の少年「っ!!!!ぐわあああぁぁぁぁあぁぁあ!!!」

よっぽどしみるらしい・・・しかし10分もするとピッタリ皮がくっつき、膿も出なくなった
レ「治るの早いな!!!」
少年も元気になった
「ありがとう。あんたの名前は?」
レ「俺はレオン。レオン・スコット・ケネディだ。あんたは?」
少年「俺は、大介。佐藤大介だ。」

レ「大介か・・・ところで何でこんなところに?」
大「いや。一人のエージェントが来るってもんだから」
レ「その・・エージェントはおれだよ・・・」
          シーン・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
レ「そ…それよりおまえ武器とか持ってるか?」
大「あぁ。」
レ「ふぅん・・・5mmか・・・」
大「おい。レオン」
レ「なんだ?」
大「俺たちいっしょに行動しねぇか?仲間がいたほうが安全だろ?」
レ「・・・そうだな」


あぁ・・・・あぁぁあぁ
大「どうやらお出ましのようだ!」

レ「前に、2体、左に4体、右に3体、後ろに2体」
レ「大介!おまえは、前と右の奴らを頼む!」
大「ok」
大介の銃声が響き渡る・・・バシュン、ガシュン、ガシュン、ガシュン、ガシュン、
大「よし何とかやったぜ、レオン・・・レオン?!!」
レ「大介・・・援護・・・頼む」
俺は、ピンチだと思った。ゾンビと掴み合いって勝ったことなんて一度もない。
                グサっ!!!
変な音がした・・・何かと思ってみてみると、大型のサバイバルナイフがゾンビの腹を
突き刺していた。
大「レオ−ン大丈夫か!」
ゾンビが一瞬怯んだ。
その瞬間を狙い…
バギュン、バギュン、バギュン、バギュン、バギュン、バギュン、
レ「片付いたな・・・」
大「あぁ」

レ「ウッ!!!」
大「どうした!レオン」
レ「トイレ・・・」
大「・・・・・・」

3538w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 22:59:27 ID:???
〜痛快どきどきラブコメディレオンが日本でバイオと戦ってみた〜chpta3〜

〜荒野〜
大「おい・・・レオン・・・」
レ「なんだ?」
大「なんで見渡す限り木々の一本もねぇんだよ〜!!」
レ「うるせぇ・・・」
大「なんか言ったか?」
レ「それより、あそこみてみろ、廃屋があるぞ。」
大「おお、いかにも武器がありそうって感じ」
            〜廃屋内〜
レ大「お邪魔しま〜巣・・・おすなよ、おまえこそ」
うぅぅぅぅう・・・・・・ううぅぅうぅ

きちゃった・・・
レ大「やるか!!」
レ「えーと前に3体、後ろに1体、右に2体、左に1体」
レ「大介、おまえは後ろと右を」「俺は前とひだりを」
大「ok!!」
バギュン、ギュン、ダン、ダン、ダン、バギュン、ダン
どしゃ、どしゃどしゃどさ

うぁぁぁっ・・・
大「いまのは!?」
レ「む・・・聞き覚えのある声」
大「それってどういうこと?」
レ「いいから、早く行くぞ」
大「おう!!」
              〜廃屋、奥〜

謎の青年「やぁ・・・こんにちわ・・・」
 

           そこには体中を食いちぎられた青年がいた・・・

3548w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 23:09:27 ID:???
〜痛快どきどきラブコメディレオンが日本でバイオと戦ってみた〜chpta4〜


レ「なんだ?あんたもゾンビにか?」
ピッピッピッピッピッピ!!
大「レオン、こいつも抵抗持ってるぜ」
レ「(ハーブを塗りこんでやるか)」
塗り塗り塗り・・・
大「ちょッwww効果音www」
なんと!傷口が!!ぐっ・・・ぐぐぐ・・・・・・ピ多ッ!
大「おいこら早ぇなっ!!」
謎の青年「ふぅ・・・助かりました・・・ありがとうございます」
レ「あんたは?」
謎「ぼくは、和也、斎藤和也。」
レ大「和也か、」
和「はい。」
レ「ボルトアクションライフルか・・・渋いもん持ってんなぁwww」
和「あっいつの間に!」
ひっ!!!うわぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁあああああ!!
レ大和「なんだなんだ!!」
ぐちょ・・・ぐしゃ・・・ぐしゃ・・・ぐちゃくちゃ・・・くちゃ・・・くちゃ…

大「うっ・・・たべてる・・・」
レ「マジかよ・・・泣けるぜ」
大「でたッ・・・!」
レ「あれっ和也は?」
大「んなこといいから早く、殺ろうぜ」
レ「今回は一人だから簡単だな。」
大「あぁ、ちゃッちゃとやるか」
レ「ぐぁ・・うぁ・うはっ・・・くッ・あぁう・・・」
大「ん?・・・食われてる〜あぁ〜」
大「えっ!!二匹目!聞いてないよ〜」
しゃぐ・・・はぐ・・・ぐしゃ・・・めちゃ・・・
(二重奏で)
(やべっこのままだったら全滅だっ!!でも、力が・・・)
ばしゅっ!!カシャン!!ピンッ!・・・ガシュッ、カシャン、ピン!
レ大「ふわっ!!助かった!!」
大「でもこっちが・・・」
レ「頭を下げろ!!大介」
クイッ!!
バギュン!!
どさっ
レ大「和也、助かったぜ」
和「いえっ、とんでもございません」
レ大和「じゃ3人で旅をしますか、」
レ「うっ!!」
大「どうした!レオン」
レ「トイレ・・・」
大・和「・・・・・・」
レ・和「そういえば武器は、手にはいったのか」
大「あぁ、ほらUZI、ほかにもショットガン、チェーンソー」
レ・和「すごい・・・いつの間に見つけたんだ?」

3558w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 23:10:00 ID:???
どきどき痛快ラブコメディ、レオンが日本でバイオハザードと戦ってみたchapt〜5〜


和「まだですか〜レオンさ〜ん」
大「ちょ・・・レオンはやくしやがれ〜・・・もれる〜」
レ「もうちょい待って〜」
大「くっそ〜こんな時に敵が来たらおしまいだぞ〜」
      コポコポ・・・じゃー
レ「ふぅ〜でたぁ〜」
和・大「レ〜オ〜ン〜・・・」
レ「えっ・・・」
しばらく音声のみでお楽しみください
ドカ!バキ!ボコ!バギュンバギュンバギュン!!バシュン!カシャンピン!バシュン!カシャンピン!ヴィンヴィンヴィィィィィ!!
ガガガガガガガガガガガガガ!!
ビュッビュッビュッビュッビュ!シャッシャッシャッシャ!ズシャ!

レ「アオォォォオォウ・・・」
大・和「お仕置きはここまでししといてあげます」
    きゃー!!!!!
レ・大・和「なんだ!?敵か?!」
謎の少女「助けて〜!!!」

レ「いくぞ!」(もうなおってるし・・・)
タッタッタッタッタッタッタッタ・・・

謎少女「いや〜こないで〜!!」
レ「ん?どっかで聞いたことのあるセリフ・・・」
大「んなことどうでもいいだろが、ちゃっちゃと助けるぞ」
和「分かりました!」
おぉぉぉぉぉぉぉ・・・


レ「(2体か・・・」
謎少女「えい!」
ピン!ぼうぉぉぉぉぉ!!」
あっぁぁぁぁっぁ・・・
謎少女「よしやっつけた!」
大「おい!!だいじょうぶか!!」
謎少女「来るのが一足遅かったわね・・・って!大介!」
大「は?ん?・・・あ〜〜〜!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(省略してます)
大「ってワケなんだよ、なぁ綾乃」
綾「うん」
レ「で綾乃は、武器を持ってんのか?」
綾「呼び捨てすんな!、えっと、今は火炎瓶が結構あってスタンガンが四個、他にもいろいろ・・・」
和「あなた・・・抗体を持ってますねぇ、いっしょに旅をしますか?」
綾「(うわぁ〜この人かっこいい〜・・・)はい!喜んで!」
(あっちの金髪の外国人も相当かっこいいけど、あたしてきにはこっちの方がタイプね)

3568w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 23:10:40 ID:???
レオンが日本でバイオハザードと戦ってみたchapt〜6

レ「なんなんだ?おまえは、いつも和也の方いっツも見てやがって」
綾「(赤面)そんなわけないじゃない!」
レ「それならいいんだが・・・」
大「綾乃・・・性格変わったな・・・」
   こうして雑談をしている間に町につく一行・・・
レ「さて、町についたな。ここからは手分けして探索しよう」
レ「え〜とじゃぁ、う〜んじゃぁ和也と、綾乃 俺と大介で行こう。」
大「和也、しっかり守ってやれよ。」
和也「はい。君は僕がしっかり守る。だから、安心して。」
綾「(どっき〜ん)は・・・はい!。」
レ「じゃあいくか。」
大「おう。」
      和也・綾乃チーム
和「大丈夫?そこ段差あるからね。」
綾「あ・・・はい。」
 うあわぁぁぁぁぁぁぁぁ!
和「!いこう!」
綾「はい。」
たすけてくれぇ・・・死にたくない・・・
和「大丈夫ですか?」
死にたくない・・・ ガクっ・・・
和「くっ・・・」
綾「嘆いてる暇はありません!きますよ!」
うわぁぁお・・・
和「綾ちゃんいくよ!」
綾「(綾ちゃんって・・・)はい!」
パァンパァン・・・来るよ!
ビリビリビリ!はい
どさっどさっどさっ
和「何とか片付いたね。」
綾「はい。」

3578w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 23:11:10 ID:???
レオンが日本でバイオハザードと戦ってみたchapt〜7
        レオン・大介チーム

大「なぁ、レオン。」
レ「なんだ?」
大「2年前の事件知ってるか?」
レ「俺のほうは俺のほうで忙しかったからな」
大「忙しいって?」
レ「2年前大統領の一人娘が誘拐されたんだ。」
大「長くなるんだったらいいや。」
レ「おまえなぁ・・・」(怒)
    ニャオォ〜ン
大「あっ!ねこだ!」
レ「はぁ?」
3kmぐらい・・・
大「やっぱり、いた!子猫だ!」
レ「よ・・・よく聞こえたな・・・」
大「ん?向こうにもいるけど・・・あぁぁぁぁぁ!!」
レ「ん?」
レオンが振り向くとそこでは母猫であろう猫がゾンビに食べられそうになっていたのだ。
大「あんにゃろう!!」

ぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱしゅん・・・パパパパぱぱっぱぱっパシュン!!
大介の銃がうなる!!

どさどさ・・・
レ「母猫には一発も当たっていないだと?!」
大「ふぅぅ・・・
 大丈夫かい?ちちちちちちち・・・
にゃお〜ん・・・
大「よしよし。どちらも無傷で良かった良かった。」
レ「大介・・・おまえって・・・」
大「ん?そうだよ。俺は猫が大好きなんだ。」
レ「それにおまえ今まで、あんなに銃を連射できなかったよな?」
大「あっ!わりぃこの銃の秘密を教えてなかったな。この銃の名前は・・・アイボリーっていうんだ。で、こいつがエボニ−」

レ「へぇ〜。ていうか、この猫どうすんだよ」
大「うん?この子たち?飼うよ。」
レ「まじで?!」
大「あぁ。」

3588w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 23:12:06 ID:???
レオンが日本でバイオハザードと戦ってみたchapt〜8


レ「で、その猫どうすんの?」
大「じゃあ名前は、フンベルト・フォン・ジッキンデンにしようか。」
レ「なげぇしっΣ」
大「じゃ、バロン」
レ「まっいいだろう・・・」
大「こいつは、アビース・ルーン。」
レ「すげぇ名前だ・・・覚えれそうにねぇや・・・」

数分後・・・

レ「お〜いここ!ここ!」
和「は〜い!」
レ「そっちどうだった?」
和「生存者がいましたが、すぐ死んでしまいました・・・、そっちは?」
レ「こっちは猫・・・2匹・・・」
にゃお? うにゃ?

綾「!?可愛いww♪」
にゃお! うにゃあん♪

大「綾になついたみたいだな。」
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!・・・

レ「!?まだ、生存者がいるぞ!!行こう!」
和・大・綾「うん!」
ぐしゃ、めちゃ・・・くちゃ、ぶちゃ、

やめろ・・・やめてくれ・・・ばた・・・

レ「一足遅かったか。」
和「くそっ・・・」
大「哀れな、その命、神に返せ・・・」
 
バ「!?うにゃ〜ん」
アビ「うにゃ〜ん、あにゃ〜ん」
大「?!エボニー、アイボリーが光っているだと!」
ドギュンドギュン!!
大「うわっすご・・・」
ゾンビの頭にはデザートイーグル以上の風穴が開いていたのだ!

助かった・・・これで楽に死ねる・・・
和「死んじゃいけません!」
ガクっ
和「また、尊い命が一つ失われた・・・」
大「それにしてもさっきのは、一体・・・?」
バ「ぱん、ぱん、ぱん」
レ・大・綾・和「ん?」
バ(仁王立ちで)「失礼、自己紹介を遅れていました、わたしの名は、バロン、あなたにつけていただいた名前です」
だい「おれ?」
バ「はい。そしてこちらが、」
ア「アビースです。」
大「これも俺がつけた名前じゃないか・・・」
バ・ア「あなたに助けていただいたお礼としてあなたの銃に力を授けます」
大「それがさっきのって訳ね。」

3598w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 23:12:36 ID:???
ヘタレオン

チャプター1−1
家の中、この子のこと何か知りません?
ガ「くぁすぇdfrtgひゅじこlp;@:」
レ「お邪魔しました〜」
ガ「うわー!!」
レ「うぎゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!」
扉をぶち壊し警官のところに駆け寄るレオン
レ「さっき・・ささささささっきKさきき・・・」
警官「おちつけ。」
レ「うっていいの?あれ?」
警官「しらね。」
レ「うわー!!」
バンバンバンバンバンバン!!
おおう・・・おおお・・
レ「よかった・・・」

村中央
レ「うわーさっきみたいな人がいっぱいいるよ〜
気付かれずに行こう・・・」

アガリロム!!
レ「うわー!!気付かれた−!!」
ブイ−ンブイーン
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
レ「うぎゃあああああああぁぁぁぁぁああああおおう・・・」

3608w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 23:13:11 ID:???
           ☆ヘタレオン2☆
チャプター1−2
湖・・・
レ「ここを渡ればいいのか。どれどれ・・・」
ザッバーン!!ドッボーン!!
レ「思い切り泣けるよ〜・・・怖いよ〜・・・(本気で号泣)」
レ「そうだ!お魚をとっておこう!」
パン!パン!パン!パン!パン!パン!
ドッバーン!!!
レ「えっ!?えっ?えっ!うあわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・」
コンティニュー
レ「う〜ん、今度はこのボ−とに乗ったまんまとろう。」
ブロッロロロロロロロ・・・
レ「えーと、あっいたいた!」
ムービー・・・
レ「うそでしょう・・・(号泣)」
レ「障害物?!うあわあわわわわわわ・・・」
どかっ・・・ドッボーン
レ「うわっごぼごぼごぼ・・・はぁはぁはぁ・・・」
レ「急いで泳がないと・・・」
デ「食べちゃうぞー」
パクッ・・・ドッボーン
デ「うまかっです。かゆいかゆいかゆい・・・」
コンティニュー
レ「ちっくしょう今度こそは・・・」
ムービー
レ「でたな!(がくがくブルブル)」
ヒュッ・ざしゅ・ヒュッ・ザしゅ・ヒュッ・ザしゅ
レ「もう・・・まだ死なない・・・」
レ「あれ?どこいった? あっむこうか・・・ってぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
パクっ!!ドボーン
コンティニュー
レ「でたな、以下同文」
デ「食べ、以下同文」
   三十分省略・・・
レ「よっしゃ!たおした!!!」
するするする・・・
レ「えっ? しまった!!足にロープが・・・」
ドボーン・・・(^人^)南無南無・・・
コンティニュー?
YES・NO←
ぽちっ♪

3618w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 23:13:56 ID:???

レオンが日本でバイオハザードと戦ってみたchapt〜9



レ「誰だ、今の?」
綾「なんでもない、なんでもない。」
バ・アビ「彩様、おなかがすきました〜」
綾「は〜い、じゃぁ今日はこのドライフードよ〜」
アビ・バ「アムアムアムアムアム・・・」
綾「あはは、そんなにいそがしく食べなくてもいいんだよ〜」
レ「しかし、良くこの状況で生き延びれたな。」
バ「いや、実は元からこの世界に居たわけじゃないんですにゃ」
アビ「実は僕達、オトモアイルーという猫種なんですだにゃ」
レ「オトモアイルー?」
バ・アビ「はい。オトモアイルーというのはもともとのご主人様に使える、けらいなんですにゃ。そして闘いの補助にもなる戦闘員でもあるんですだにゃ」
アビ「僕には、戦闘能力が皆無なんですが、ご主人様の戦闘能力を格段にアップさせる能力を持っていますにゃ」
バ「わたしは、アビのような補助能力はゼロですが、戦闘能力があります。」
大「さっきの拳銃がそのアビの力って訳ね。」
バ「そして・・・」
うぁぁぁぁぁぁ
大「きたよもう・・・」
バ「ちょっとあいつで試してみましょう。何か武器を。」
和「僕のナイフが二本余ってるから、一本君のにしていいよ。」
バ「ありがとうございます。」
バ「(二足歩行で)」
たったったったった・・・ばしゅ、ずばばばばばばばばばばばばばばドバシュ、ざシュザシュザシュザシュザシュザしゅ、どばしゅ、ドババババババババババババババババ、ざしゅざしゅざしゅざしゅ、ドバシュ!!!!!
・・・・・・・ばた
レ「ゾンビがうめき声一つ立てず死んでいった」
バ「わかってくれましたか?」
大、その他全員「うん!」

3628w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 23:14:39 ID:???
レオにぽセカンド、1−1

レ「ここが次の町DA☆」
大「何故遊戯王?」
綾「古臭い町・・・」
和「古風でいいんじゃない?」
バ・アビ「えさあるかな?・・・」
それぞれの思いを抱きながらいざ次の町へと踏み込む一同だった・・・

きしゃぁぁぁぁぁぁ!!
大「なんだなんだなんだ?」
バァーん!!(ハンター登場)
レ「アりゃいったいなんだ?」
和「ハンター・・・8種類の種族があるなかで一番ポピュラーな形態、弱点は酸」
綾「すてき・・・(うっとり)」
大「どさ・・・がくがくぶるぶる・・・」
レ「どうした?大介?」
大「あいつだ・・・」
レ「あいつって?」
大「あいつにあの大怪我を負わされたんだ・・・」
レ「え・・・」
ハ「きしゃぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁ」
レ「一斉射撃だ!!」
ばばばばばばばばばばばばっばばばばばばばばばばばばばばばば!!!
ばた・・・

レ「あっけなかったな・・・」
大「・・・一人だったからか」
綾「www受けたwww」
和「ずいぶんあっけなかったですね。」
ずるずるずる・・・

レ「こんどはなんだ?」
びろびろびろ〜ん!!(リッカ−登場)
レ「あっ。リッカー」
レ「一斉射撃だ!!」
ばばばっばばあばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばば
ばた・・・
レ「あっけねぇ・・・」
大「んなバカな・・・」
綾「www蜂の巣www」
和「あっけないですね・・・」
バ・アビ「僕達のでる幕がない・・・」
びゅっ!!(イビー登場)

レ「げっ・・・イビー」
レ「一斉射撃だ!!」
ばばばばばばばっばばばばばばばばばばばばばばばっばっばばばばば
ばた・・・
レ「三度目のあっけねぇ・・・」
大「たしかに・・・」
綾「さすがに(汗)」
和「・・・(絶句中)」
レ「先に…進むか・・・」
全員「おう・・・」
あまりの敵の弱さにテンションが下がる一同であった・・・

3638w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 23:15:36 ID:???
ぴーすけさんの作品↓

3648w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 23:16:50 ID:???
迫り来る恐怖

レ「いったいどうなってるって言うんだ・・・・」
レオンは驚きを隠せなかった。
迫り来る3人の・・・・・女性!?

エイダ「見損なったわ!レオン」
クレア「よくも騙してくれたわね!」
アシュリー「ちょっと!この人たち誰よ!」

畜生!どうしてこんなことになってしまったんだ!

そうだ・・・・あの時・・あの時からだ・・・

―――――――この前の出来事―――――――――――

レ「アシュリー!どこだ!?」
ア「レオン!」
レ「・・・・・・ふぅ」

ア&レ「かくかく うまうま」

ア「ところで、あの女の人誰?」
レ「聞いてどうする?」
ア「ねぇ、教えてよ」
レ「俺の浮気あい・・・俺の中の幻影・・・かな」
ア(なんかおかしくね?)

―――――――――――現在―――――――――――

それからアシュリーが父に調査を頼んで・・それでこんなことに・・・

3658w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 23:17:25 ID:???
おかまりおさんの作品↓

3668w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 23:18:48 ID:???
「日本の悪夢」                      
はぁはぁ                         
一体ここは何なんだ。俺はyy。一応本名は伏せとくぞ。ちっまた死体だしかも食い荒らされてる。俺は死体を見つめてた。そんなことをしていると涙がこみ上げてきた。
「うわーーーーーーーーーーーー」何でだよ何でこんなことに。そんなことを考えていたら奴らがやってきた。
そう、ゾンビだ。
映画の世界だけだと思っていたが実際本物を見るとやはり怖い。    
俺の家族も家に帰ったらゾンビに食い殺されていた。食われると思った瞬間、銃声の音と匂いがした。       「大丈夫か?」
「お前ksか」そう、その顔には見覚えがあった。
「俺だよn小学校で6年1組のyyだよ。」
まさかこんな形でksと再開するとは、俺は夢にもおもわなかった。
「お前yyだったのかぜんぜん気づかなかったよ」
そんな昔の話をしているうちに俺の腹の虫がいきよいゆく大きな音を出した。
「y腹減ってんのか。これやるよ。」
それは、クッキーだった。
「kすまんありがたくもらうよ」
今気づいたが、俺は朝から飯を、食っていなかったことを、思い出した。
「kお前これからどうするんだ」
「俺は、生存者を探す」
「お前は?」
「俺は、わからない」
そして、遠くから見る謎の人影があった。

3678w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 23:21:14 ID:???
ドロップさんの作品↓

3688w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 23:21:57 ID:???
“日記〜籠の中で〜”

○月7日
今日も快晴ね。
庭でさえずる小鳥の歌声で目が覚めると、とてもすがすがしい気持ちになるわ。
私もあの鳥たちのように大空を飛び回りたいって、子供の頃に何度思ったかしら・・・
大空を飛んで、あの綿飴のような雲を一口かじってみたいってね。

○月8日
テラスの植木の葉っぱに太陽の光が反射してキラキラ輝いている。
綺麗ね。人には絶対に作れないでしょうね。。。
外では夏が来ているのに、私の肌は夏の日差しを知らないまま。
ついに明日、月に一度の待ち遠しい日

○月9日
パパもママも、偉い人たちのパーティがあるからって一晩家を空けるの。
SPの人たちを沢山連れて、家は殆ど空になるのよ。
いつものように、窓から隠していたロープを垂らして外に出るわ。
ようやく私にも夏が訪れ、嬉しくて小鳥のようにはしゃいだわ。
でも、小鳥よりも無防備だった・・・
気がつくと、私はまた屋内にいたの。
ずっと暗くて、生暖かい檻の中に

○月10日
まだ体が鈍くって、何度も寝たり起きたりしてると、いつの間にか食事が部屋に置かれてるの。
でも、こんなに汚い物は食べられないわ;
ここはどこなの?
どんなに大声を出しても、扉を叩いても、人の気配はあるのに通り過ぎていってしまうわ。
パパ、ママ、私を助けて

○月11日
食事が毎日運び込まれるなら、扉が開くはず。
昨日から息を殺して起きていたの・・・

扉が開くと、肌が茶色く変色したおじさんが入ってきたわ。
食事を持って、近寄ってきて分かったのは、もう腐ってるって事。人がね。
生きてるのに腐ってるのよ。怖くて動けなかったわ

でもね、その後落ち込んでいたら若い男の人が来てくれたの。
助けてくれるって。パパが助けをくれたんだって。
私、まだ死にたくなんか無いもん。

○月13日
私、生きてる!
何度も死にそうな目にあったし、いっぱい痛い思いもしたわ。
でも、学べたことも沢山あった。
ほんの一日だけだったけど、自由になれたんだから!
私、大空を飛べたの!

今はまた籠の中に戻されて、窓が唯一の外との接点だけどね。
そう、外はもう夏だった。外には色んな事が溢れてたわ。

外を知る小鳥のさえずりが鼓膜を心地よくふるわせる。

籠の中の小鳥は自由を知ったわ。
賢い小鳥は籠の扉なんて開けるの簡単よね。
レオン、また一緒にいさせてね

3698w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 23:23:02 ID:???
シノさんの作品↓

3708w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 23:23:32 ID:???
>>369はミスです。

〜黄昏の鐘〜

休息も束の間、グリップに素早く手を伸ばし、音を聞こうと呼吸を止める。
木材だけの粗末な小屋の頼りなさといったら、太平洋の真ん中に一人、丸太船で取り残された気分になるほどだ。

今さっきまで、レオンは夕暮れ時の教会の麓で銃の手入れをしていた。

かさかさと枯れた草を踏みしめる音
荒い呼吸で喉を鳴らしながら、彼らは近づいてくる。

堅い衣擦れの音
鉄と鉄が細くぶつかり、寂しげな音を立てる

レオンは銃口を天井に向け、脇を締め、警戒態勢を取り続けていた。
彼らの瞬きする音さえ逃すまいと、気を張り詰める。
グリップを握る手が汗ばむのも気づかない。


(数は・・・?)
大量だ。一人ではとうてい太刀打ちできない

(道はあるのか?)
走れば切り抜けられる程の道が空いている

(いつ出る?)

今だ


一度銃を握り直すと、選考手榴弾を上着の内側から引き抜き、勢いで栓も抜く。
ガラスのない窓から奴らに向かって遠く遠く投げる。

「バシュッ」

淡い音と共に強烈な光が目をくらまし、レオンは光の中心から視点をそらして走った。


緊張と恐怖からか、汗ばんだ手から銃が逃げ、力なく地面に落ちた。
小さな失敗で命は簡単に消えてしまう。

一瞬に心拍数が120を超え、体中に酸素を送ろうと心臓が破裂しそうなほどに高鳴る。

呼吸が速まる
全身が鳥肌立つ
体温が上がる
瞳孔が開く

世界の動きが酷く緩やかになる。

奴らの爪が、歯が、自分の魂までも喰らおうとするように、冷たさを伴って肌に触れた
教会を目前に、ただ立ちすくんだ。
神に祈りつつ


「カーン カーン」

教会の鐘が鳴る。
奴らがゆっくりと教会を振り返り、スペイン語で何かをつぶやきながら歩み出した。
教会に飲み込まれるかのように、ゆっくりと、変わらないペースで


レオンは安堵し、その場に立ちつくす。
銃を広い上げ、教会を仰ぎ見た。

黄昏の夕日が鐘に反射してかすかに余韻に震えている光の輝きに、生きていることを感謝した。

3718w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 23:24:10 ID:???
シノさんの作品↓

3728w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 23:24:52 ID:???
バイオハザード―生存者達―  プロローグ


ああ、、、、今日もいつもと変わらない空
流れ行く雲はいつもと同じ日常

しかし私がいまたって居る場所は日常からかけ離れた非日常
そもそもなんでこんなことになったのだろう?

お守り代わりににぎりしめたバットしか俺の身を保証できるものは無い
もっともこんなものでやつらに太刀打ちできるなんて思わないが。

こんなことになっちまったのはいつからだろう。
異変を感じてからまだ一日も経っていないはずだ
だが、もはや数十年経過したような気分だ
TVをつけても映るのは「現在、非常事態宣言が発令されています」
という嫌なテロップ

ただ何故にか使えるのがインターネットで
それで昨日から情報収集をしていたが、どうやらこの異変は
北海道と沖縄と海外には及んでいないということと

発電所などの重要施設は自衛隊が占拠しているということだ・・・

3738w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 23:28:47 ID:???
バイオハザード―生存者達―  第一話

そうか、成程。
だからこんな非常事態でも電気が来るのか、
窓の外を見ると奴らの姿は見えなかったが
甲高い悲鳴が聞こえただけだった。

私は決意した。どうでここにいても飢え死にか奴らに殺されるだけだ
やられるなら、あがいてからにしようと

私は預金通帳とバット、そしてカロリーメイトを持って
住み慣れたこのアパートから脱出することにした
一応他の住人もいきているんだが死んでいるんだがわからない
朝早くに逃げ出す連中もいたし扉に板を打ち付けている奴も居た

しかし打ちつけたところで救助が来るわけないだろと
思い。最後に彼の部屋を見に行ったが
打ち付けられた扉は破られまわりには血痕がこびりついていた
なかからはうめき声が聞こえる

走った。私は走った

死する恐怖よりも非日常と向き合う恐怖の方が大きかった

3748w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 23:42:40 ID:???
私(8w)の作品↓

3758w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 23:44:05 ID:???
THE another biohazard:Chapter2:〜What is the thing that you believe? Billy’s Part〜

Bullet12:Accident〜異変〜

M1014を肩に担ぎ、扉の前に立つ。トリガーに指を掛け、何時でも引ける様にしてある。ドアノブを回そうとすると、素直には回らなかった。つまみが、嫌味ったらしく目に入ってくる。ノブの方からは目を離して、つまみを捻り、ドアを開ける。廊下に入ったみたいだな。屍野郎は居ない様だ。ナイフを左腰から抜いて、上手持ちで構える。M1014に平行させる様にして構えたら、何となく銃剣に似た様な形になり、僅かながら可笑しかった。
下に目をやると、直方体の箱が2つ目に入った。どうやら、12ゲージの弾薬らしい。拾い上げ、さっき使った1発分を補充して、残りを別のポーチに突っ込む。
取り合えず、収穫と呼べるのはこの位までだろう。割合、一本道とも言える廊下の出口、基、太陽の模様の刻まれた鍵穴に鍵を差込み、ドアを蹴破る。すると、ホールの2階に出た。右側には、俺がさっき入った扉がある。見事に1周して来た様だ。ホールの階段を下り、東側の、片開きの扉のまだ入っていない方に進む。さっきの復讐と言わんばかりに、勝手に鍵を持つ手に力を込めて、捻る。特に意味が無いと言う事は言うまでも無い。ナイフとM1014を構え、ドアを蹴破る。奥には、屍が見える。
「お出迎え、ご苦労!」
ナイフで胸の辺りを斬りつけ、屍が後退りしたのを見計らい、自分も少し後退して、ドロップキックを相手に喰らわせる。屍は綺麗に吹っ飛んで、後ろのゴミか、又は屋敷の主人のコレクションに身を埋めて動かなくなった。蹴りで頭を潰して置いたのは言うまでも無い。軽く鼻を鳴らし、部屋を漁る。出て来たのは、FNのマガジン2つと、ちゃっちぃ鍵だ。南京錠の鍵と似た感じだ。どっか、小部屋等で使われる鍵だろう。ポーチに仕舞い込んで、部屋の奥へと進む。此処にランプは見当たらず、ライターを片手に持って移動しなければならない。M1014は、この場合“とても厄介な荷物”にしかならない……ポーチをつけているベルトにM1014を差し込んだ。これからは、FNを構えて移動する事になる。
奥には、木製の扉が覗いていた。ノブは回らず、鍵穴はすぐに見つかったが、困った事に模様が見つからなかった。時間が経った所為で、模様が消えたのかと思い、3つの鍵を全て試してみたが、どれもハズレだ。頭を抱えたくなってる中、さっき見つけたちゃっちぃ鍵の事を思い出す。ポーチから取り出し、鍵穴に差し込むとあっさりノブは回った。
この手の鍵穴は幾つあるか、今の俺には判らない。鍵を引き抜いて、再利用出来る様にポーチに再びしまおうかと思ったが、鍵がそもそも古かったのか、俺が無駄に力を込め過ぎたのか、鍵は「ポキ」と、逆に清々しい位の音を立てて折れちまった。
「クソ!」
憎々しさを抑え切れず、鍵の切れ端を地面に叩きつける。まあ、困った時はFNで鍵をブッ飛ばせば済む話だ。
今の所、MA-139の派生型と思しきB・O・Wは現れてないし、屍も殆ど格闘とナイフの併用で倒せている。
基本、今回の調査に問題点は無い。
木製のドアを開き、FNを構えて踏み込む。屍は其処には居らず、薄暗い、細長い部屋があった。
ライターで床を照らすと、書類が散らばっていた。

MA-139-v.Eの詳細報告書
今回、アンブレラ研究所ロシア第二支部で開発されたMA-139の派生型、コード「MA-139-v.E」通称「イーター」
は、今までのMA-139には無かった“食欲”に重点を置きました。今までのMA-139は、派生型も含めて、現地に送り込んで後は放置する、の使い捨て式でした。ですから、生体エネルギー、つまり栄養分が無ければ活動を停止してしまいます。しかし今回開発されたイーターは、現地でも食物を得る事で、人間と同じく無限に活動を続ける事ができます。
食物は、基本的に雑食に設定されており、人肉から雑草まで、幅広い食物を摂取できます。これに順じて、知能もかなり高くなり、書類の運搬、指定ターゲットの始末、主人の判断、ターゲット以外へ
の危害を加えない事も可能となっております。
我が社のウイルスの漏洩事故があっても、イーターに研究結果を持ち帰らせて、例え生体エネルギーが尽きかけていても、生物兵器、活性死者を捕食して回復し、研究所を爆破させて、イーターをヘリで回収させると言う事も充分可能です。正に、専属エージェントと呼ぶに相応しき出来となっております。既に微調整も完了しており、実用化が決れば何時でも使用可能です。尚、ターゲットの設定には、少々手間がかかり、脳内に埋め込んであるチップがリミッター兼ターゲット入力先でもあります。
以上が、コード「MA-139-v.E」についての詳細報告です。

(所々に、イーターと思しき写真と、意味不明のグラフがある。)
………やはりコイツは今回も出るようだ。MA-139、基ハンター……傘の傑作の1つ……厄介だな。

3768w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 23:48:11 ID:???
THE another biohazard:Chapter2:〜What is the thing that you believe? Billy’s Part〜

Bullet13:eater〜食す者〜


床に散らばっている書類は重要参考書並みの価値がある。適当に丸めて、ポケットに突っ込んだ。此処での書類はこの位だろう。他のは、全て血で濡れるか、紙片と化してるかだ。
ポーチから地図を取り出して広げる。確か、屋根裏部屋と2階は全て探索し終えていた。後は1階の、東、最も奥の部屋と、食堂の時計の所の鍵穴のみだ。
「先ずは東から当たってみるか………」
元居た部屋から足早に退散し、月の鍵を使ったドアの前に立つ。屍が、紛れ込んでいたりしないかと思ったが、その迷いも頭の片隅に飛ばされてドアは開かれた。
「……出迎えてくれないとは、無愛想だな。」
本当にどうでも良い愚痴を言いつつも、L字廊下に出る。そのまま進んで行き、あっさり俺は件の部屋に辿り着けた。
嵐の前の何とやらとでも言うべきか、不気味なほど静かに洋館は静まり返っている。(まあ、俺がこの洋館で屍を倒した所為かも知れんが。)ドアは両開き……太陽の模様……鍵穴に太陽の鍵を差込み、回して扉を蹴破る。
M1014とナイフを構えて、周りを見回す。………どうやら俺は外に出た様だ。雨が身体に冷たく染みる。
此処は、墓地の様だ。墓が、1つだけ寂しく立っている。ナイフを鞘に収め、銃を手に、近づく。
「………家主の妻の墓か?」
年代は、もう擦れて見えない。だが、之までに読んだ日記から、此処に有るのは家主の妻の墓位しか思いつかない。
墓の周りの土は掘り返され、黒い土が周りの雑草とのギャップを漂わせながら空気に曝されている。考えられる事は、妻がゾンビとなって、この館を徘徊しているか、又は―――――――――――――――――――――――――――、
『キシャァァァァァァァ!!』
足のバネを利用して、後方に向けてバク転。墓からは、2、3m離れた。
地面に降り立ち、顔を上げる。さっきまで俺が居た位置に、グロテスクな茶褐色の生命体が居る。
「……早速ハンターのお出ましか…?……いや、こう言うべきだな…… イ ー タ ー ……」
ナイフを左手に構え、M1014を構える。標準をイーターの腹の辺りに合わせてトリガーを引く……が、
あっさり回避された。オマケに、奴は跳びかかって来た。ナイフを上手から逆手に持ち替えて、一歩前に進む。俺の首を飛ばす予定であったであろう爪がある腕は、俺の背中に回った。
「貴様とハグする積もりなんざ、毛頭も無い!」
ナイフを人間で言えば腹と思われる部分に突き刺す。ナイフを、引き抜いて、ドロップキックを入れると、奴はあっさりと吹っ飛んでくれた。――案外歯ごたえが無いな。姿勢を立て直しながら、身体に付着した泥を落す。ナイフを左手から右手に持ち帰る。
だが、これで終わる筈は勿論無かった。イーターは、斬られた辺りを手で押さえながら、周りの雑草を空いてる手で貪り始めた。奴の手は、普通の人間よりも爪が鋭い意外は人間と殆ど変わらない。
最初は、無意味な行動かと思ったが、驚く事に、奴の傷口から徐々に血が見えなくなった。
「ここらの雑草には、止血効果でもあるのか……?」
呆れて、心の中で肩を竦めている俺に、奴が向って来た。今度は跳びかからずに、駆け出してくる。
……相手の出方を見よう。無謀だと思えても、何故か相手の攻撃を良い様にあしらえると感じられた。特に根拠は無い。
M1014をベルトに差し込んで待つ。
奴は真っ直ぐに手を突き伸ばして来る。体が反射的に右へズレたのを利用して、逆手持ちのナイフを奴の腕の下に
当て、上に向けて弾く。が、奴は奇声を上げて空いてる方の手で、不覚にも留守になっていた俺の腹に向けて突き出してくる。
「ぐ……クソォォ!」
俺の腹に突き刺さる予定だったであろう奴の爪は、俺の左手に確り握られている。4本の指を、俺の5本の指がホールド中だ。奴は奇声を上げて手を引き抜いて後退する。手に若干の痛み……
「チッ………」
厄介な手土産と言った所だろうか?暗色のグローブが引き裂かれて、綺麗に4本、赤い筋が新たに刻まれた。
「悪い……手相は3本とその他モロモロだけと決めているんだ!」
ナイフを、握り締めた。

3778w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 23:49:48 ID:???
THE another biohazard:Chapter2:〜What is the thing that you believe? Billy’s Part〜

Bullet14:Extremity battle〜極度の接近戦〜

相手は、腹の辺りにナイフでブッ刺された傷がある。(と言っても血は流れてないが。)俺は、左手をやられた。(と言っても大した傷ではないが。)状況的に見れば、俺の方が有利だ。ツキは、こっちに回って来ている………!

イーターが奇声を上げ、迫って来る。右手を振上げ、俺に向けて一気に振り下ろそうとする。
右手に持つナイフで止めて、左で奴の腹にストレートを決める……筈が、手応えが無い。当然だ。俺の左手は、奴の左手でガッチリと捉えられていたからだ。左腕を上に跳ね上げられ、見事に隙が出来る。奴の奇声が轟き、身体に浮遊感を感じる。そして気づけば、俺の周りには雑草が広がっていて、身体を突き抜ける様な衝撃が後から襲う。
「ガッ…………」
口元から、唾液が流れる。吐血していない分マシか。結構飛んだ気がしたが、地面が雨でぬかるんでいて、クッション代わりになったらしい。
「タックルも心得ているとは……」
イーターが、少し馬鹿にした様な面でこっちを鼻で笑ってきた……見縊るな。と言う意味かはたまたは……
「やはり来るか!」
イーターが向ってくる。姿勢を低くし、両手の爪を前に向けてだ、
何度か渡り合って判ったが、奴は両手がナイフ代わり、俺は片手しかナイフを持っていない。だとしたら、分が悪いのはこっちだ………!ん?誰だ?『さっきまでツキはこっちに!ってほざいていたのに。』って思ったのは?
戦況は風向きの様に変わるから仕方が無い!逆ギレでも無い!
右側に身体をずらしつつ、左手でポーチのチャックを開けてFNを引き抜く。利き手で無い手で銃を扱う羽目になるが、この際気にする暇は無い。俺が居た位置を少し通り過ぎているイーターにフロントサイトを合わせて、トリガーを引く。
奴の背骨の付近に血飛沫があがる。このFNの5.7×2.8mm弾は人体に留まるように設計されている。これは、人体と限らず、“肉体”なら全て通用する話だろう。つまりは――――結構ダメージを与えるって事だな。

奴は、すぐに方向転換し、俺に向かって来た。適度に両腕両足を開き、構える。奴の爪が俺の腹の辺りに向かって来る。
だが、俺はあえてこの場を動かずに踏み止まった。FNとナイフを地面に放り捨てだ。
爪は、俺の腹の寸前までもう少しだ。半分勘で奴の手を掴む。
折角斬れてなかった右手も今の衝撃で地味にやられちまった。左手も、又別の箇所がやられた。
両手を湿った感触が襲う。イーターの腕にも、血が滴り落ちる。だが、俺の握力は幸いにも落ちていない。
ジャパンの柔道の技、「巴投」の容量で手前に引く。その勢いで俺も後ろに倒れるが気にはしない。脚を奴の腹に入れて、手を離す。奴は綺麗に弧を描いて飛んで行った。投げた勢いに任せて後転して、ベルトからM1014を引き抜く。
奴はまだ起き上がっている途中……銃口で奴の背中を思いっ切りドつく。
『!!』
「………テメエの知能なら判るか?幕を降ろしてやるぜ……テメエの生命のなぁ!」
トリガーを引き、12ゲージをブッ放す。背中に、小さい風穴が多数空いて、奴は綺麗に吹っ飛んだ。
暫く飛んだ後、地面に叩きつけられると同時に風穴から血柱が吹き出る。イーターの奇声がBGMとなり掛けているのが頂けない。M1014に弾を装填し、ベルトに挿す。地面に放ったFNとナイフを拾い上げ、転げ回っているイーターの元へ向う。この期に及んで未だ生きているとは……
「大した生命力だ。……だがそれも終わりだ!」
ナイフを奴の額めがけて振り下ろす。俺自身の顔に、生温い物が飛び散る。
イーターは暫く痙攣した後に、力なく地面に寝そべった。ナイフを引き抜き、纏わりついた物を適度に振って落す。
鞘に収めて、墓の近くに行った。

3788w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 23:51:07 ID:???
THE another biohazard:Chapter2:〜What is the thing that you believe? Billy’s Part〜

Bullet15:Sneaking〜潜入〜

改めて墓石を見ると、所々にどす黒い血痕と思しきものが付着している。イーターが屍を殺して持って来たか、はたまたは未だ家主の妻が埋められて間もない時に掘り返して喰った時に付いたか………でも、ここの生物災害が何時起きたかは未だ判らないからどちらかは判らない。それに、別に知らなくても良い事だ。
雑念を振り払い、墓の裏に回る。すると、如何にもわざとらしく鍵穴が三つ付いていた。
御丁寧に雷、月、太陽の刻印付きと来ている。俺は暫くこの事実を鼻で笑うべきか無反応に過ごすかを考えた後で、結局無反応に過ごす事にした。
鍵を1つずつ差し込んで行く。先ず雷の鍵。次に月の鍵。最後の太陽の鍵を差し込んだ後はその場を――罠か何かが発動する可能性を危惧して――立ち退いた。
だが、そんな心配をする俺を放って置いて、墓はジャパニメーションのロボット物の登場シーン宜しく機械的な音を出して真っ二つに開いた。
「マジンガーZが出て来ても良さ気だな。」
…………自分でも何を言ってるのか良く分からんし、心なしか寒くなって来る。今すぐこの場を立ち去りたくなる気持ちを押さえて、開いた墓の中を覗き込んだ。見えないから半分ヤケクソで手を入れると、奇跡的とも言うべきか、形の感じは鍵の様な物が手に触れた。拾い上げてみると、素は銀色――真ん中に翠玉っぽい物が埋め込まれている――の鍵
が出てきた。
「雷、月、太陽と来たら次は時の鍵ってか?」
まあ、用途は多分あそこしかないし。特に他の場所に鍵穴は見当たらなかった。3つの鍵を回収し、この、「時の鍵」とでも呼ぶべきであろう鍵を3つの鍵と同じポーチに仕舞い込んだ。




居る筈の無い敵に対して軽い寂しさを感じつつ――こんな考えを持つのは異常だと百も承知だが――ホールに辿り着く。
そして、目の前にある両開きの扉のノブに今手を掛けようとしている俺。
一番最初に入った部屋は此処だったと無駄にしみじみとしながら食堂に入る。この洋館に入ってから、何時間経っただろうか?恐らく2時間ちょいか……2時間ちょい前に点けたランプの灯は霞む事無く元気に灯ってる。この様子じゃあ、此処からおさらばするまではもちそうだ。
暖炉でも元気に灯は灯っている。気楽なもんだな………
まあ、大して気にする事もあるまい。用があるのは時計の方だ。時計の中心の、嫌味なまでに見えにくい鍵穴を確認する。手を当てて、凹んでる部分を探る。(結局見つけられなかったんだよ。)
手応えがあった部分に時の鍵を差し込んで回す。地味な開錠音と共に、時計が左側にずれて行く。
時計の元有った位置の裏側には、地下へ続く梯子があった。………地下研究所への道、か………
この洋館で今起こっている生物災害は、この研究所への侵入者を阻む為の防衛線か、研究所自体が事故って生物災害で墜ちたか……
まあ、俺の知ったこっちゃねえが、どっちにしろ進まなきゃいけないのは判ってる。残ってるデータを奪うか、基地の武装を強制解除するか?俺がどちらをやるべきかは未だ判らない。
梯子を、慎重に降りる。FNのグリップをポーチから少し飛び出させる。ゆっくりと地面に降り立つ感触を確かめ、FNを引き抜き、振り向く。目の前に現れた壁、右を向く。此方も壁、身体を半分無理やり捻って振り向く。
「…………」
普通だったら可燃ゴミ置き場か、肉の加工場位でしか嗅げない様な臭いが充満している。普通の人間なら鼻をつまんで顔を顰める様な代物だが、慣れた人間にとっては然程苦にもならない。専門職の人間はそう言うものだ。
現在俺は皮肉なまでに苦にしていない訳だが…………“まともな人間”の“ま”の字も無い割には、平気で生きている自分は何か?未来永劫見つからないであろう答えに思いを廻らせつつ、壁に背中を付ける。肩越しにこのフロアの全体をパッと見、見渡す。臭いの原因と思われる真紅の模様が壁に派手に振掛けられてる他には、特にB・O・W、敵兵は居ない様だ。
俺は、壁に背を付けた時に見えた、小さいカード、この場には不似合いな汚れていない何かの衣類を取りに行った。

3798w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 23:54:37 ID:???
THE another biohazard:Chapter2:〜What is the thing that you believe? Billy’s Part〜

Bullet16:Start〜起動〜

 敵兵が居ない所から見ると、どうやら上の洋館で起こっていた生物災害は純粋に事故だったのだろう。
監視カメラが見当たらないのは不自然に思えるが、その分此方の動きに支障は出ない筈だ。
 俺は、散かってはいるが小奇麗な衣類と小さな水色のカードキーを手に取った。白色の衣類には、特に何も書いてないが此処の警備員の制服と想像がつく。カードキーにはProving ground……つまりは実験場と書かれていた。
 とりあえず、制服を身につける。此処が、実はロシアの絶海の孤島だったと言う事を思い出させる服の温もり。俺の今までの格好はT-シャツの上に防弾ベスト、ジーンズ、ブーツに手袋。普通だったら体中の感覚が麻痺しているか、もしくは凍傷でも負ってる所だろうが洋館の中に居た事で防寒されていたのかもしれない。
 偶然に感謝しつつ、目出し帽を着ける。此処で使われている武器は持ってないが、M1014を持ってれば怪しまれる事もあるまい。しかし、こんな好い加減な潜入法だと、某固体・蛇に怒らそうだな。
「……何を言ってるんだ、俺は?」
 自分でもよく判らない事を最近言う様になったものだ………
とりあえず、部屋を調べる事にした。ところが、困った事に殆どの部屋の扉が開かない。鍵が云々とかではない。どれも金属の鉄板によって部屋と廊下の道を遮られている。自動ドアみたいだが、電気が通ってないのか、ウンともスンとも言わない。蹴ろうが、殴ろうが、無力な人間を嘲笑うが如くドアは開かない。
 肺に残ってる気体と、希望、夢の全てを込めて溜息を吐き出し、肩を落す。打開策も思いつかぬまま、辺りをブラブラしていた。(B・O・Wが居ないからこそ気を抜けるのだが。)



 そう言えば、未だ調べてない部屋が1つあった。ドアの内側から、明らかに健康に悪そうな異臭がした為、後回しにした挙句、存在自体も記憶から消し去り、後回しにしていた様だ。ガスマスクが入手できたら入ろうかとその時は思ったんだっけな…
 部屋のドアには錆が大量に付着しており、蹴りを入れたら、あっさり内側に鉄板は吹っ飛んだ。大分脆くなっていたのだろう。今までのドアとは違い、愛嬌が感じられる。
 この部屋の存在を空気にした異臭の原因はすぐに判った。“それ”は、俺の元に真っ直ぐ走ってきた……積もりだったのだろうが、やっぱりトロいと感じる。身体を横にずらして、“それ”に脚をかける。そして、あっさり転んだ“それ”の背後に回り、M1014を突きつける。
「人の前に出るんなら、顔洗うぐらいしろ。このタールマンが。」
 トリガーを引く。“それ”基、屍野郎はあっさり首から上を無くした。“それ”は、某Return of the Living Deadに出てくるタールマンが如く、腐った肉やらコールタールらしき物やら何やらで身体をグショグショにしていた。見るも無残とはこう言う事を言うのだろう。ああ、もう屍に目を向けるのもキツイ。
 部屋の内部はもっと酷いかと思ったが意外と臭いはキツくなく(と言っても常識の範囲で言えば論外だが)抵抗は然程無かった。中には、電源装置と書かれた大掛かりな装置と、正方形の窪みがあった。今、俺の手元には正方形のバッテリーが都合良く存在している。(上の洋館で、発見した時に既に回収していた。その時の事を覚えている人が居るなら名乗り出て欲しい位昔の話なのだが。)
 ――――ここまで言えば、判るよな?
 俺は然るべき場所にバッテリーを差込み、電源装置を起動させた。余談だが、部屋の照明となる電源は既に供給されているから、今供給されたのは電子機器等の設備の電力だ。(電源装置にそう書いてあった。)なんでこの研究所を設計した連中は電源供給のルートを照明と電子機器用に分けたのだろう?なんか途轍もなく御都合主義な気がするが…
 部屋を出て、そのまま真っ直ぐ正面の部屋に向う。ドアの上には、赤いランプが灯り、俺が近づくと、あっさりドアは開いた。室内は明るく、ベッドがある。その他にもクローゼットがあるなど、生活感が無いと言えば嘘になる位設備は整っていた。特に何も無い……と思いきや、ベッドの上に赤いカードを発見。
 こっちはFor elevator start……エレベーター起動用とある。………エレベーターなんて在ったっけ?
 自分の記憶との戦いのゴングが丁度なった頃だったろうか。
背中と言うランニングコースを駆け巡る悪寒。

 ――――また、行き成り存在を示してくるガラの悪いのが出てきたんだよ。

3808w ◆gNGqoADabQ:2008/12/20(土) 23:56:40 ID:???
THE another biohazard:Chapter2:〜What is the thing that you believe? Billy’s Part〜

Bullet17:BioOrganicWeapon Lawless area〜生物兵器無法地帯〜

 必死になってその場にしゃがみ込み、これまた必死になって四つん這いになりつつその場から離れる。M1014を持ちながらだったから結構キツイ。だが、M1014を変装時の武器として持っていたのが幸いだったのか?背中を床に付けたままだが、さっきまで俺が居た位置に向けてM1014を構えた。………予想通りというか、何処から音も無く忍び寄ったのかというか、洋館の屋根裏部屋で出会った仏と同じ様な皮膚の色をした奴が、地面に左手をブッ刺していた。俺の感覚が正しければ、此処のフロアの床はコンクリ製だ。それを、俺の背中の辺りを貫くべく突き出された奴の左手は、当の本人の俺の背中を貫かず、コンクリの塊を素手で打ち抜いている訳だ。………もう一度言う。奴は、素手でコンクリの壁を打ち抜いた。
 この“仕事”とは別件の“傘”の根城で、木の柱を素手で切裂くような“無駄に生きの良い屍”は、何度か見た。しかし、コンクリを打ち抜ける奴は“無駄に生きの良い屍”の中には居なかった。
 此処で、この光景を見てビビら無い奴居たら手を上げて名乗り出てくれないか?その度胸の半分チョイ位を分けて欲しい。
『GuuUuraAAAAAaAAAA!!』
 聞くに堪えない訛声が、自嘲すべき冗談の泥沼から俺を引きずり出してくれた。
 フロントサイトが奴に合ってる事を確認し、べネリのトリガーを引く。A.R.G.O.(ガス圧自動調節)システムによって来る反動が腕を伝わってくる。奴は吹っ飛び、壁に身体をぶつけた。そして華麗に床でワンバウンド。FNを構えた上で近づく。
「運が悪かったな。ライアットガン……M1014は元々暴動の鎮圧の為に作られたんだ。対暴動(riot)用だけに、Tyrant(暴君)も尻尾を巻いて逃げ出さざるを得ないか?」
 トリガーを引く。今度はもう慣れちまったせいか、迷い云々はもう無い。屍を殺すのと同じ感覚で撃とうとしている自分が居る。…………慣れとは皮肉な事だ。
 血飛沫で、顔を見えなくした強化人間(と思う)を後に、部屋をでる。


 次に入った部屋は、強化人間が居た部屋の隣だ。入った瞬間、俺は地面に這い蹲らざる事を強要された。入った瞬間目に映ったのは、茶色い爬虫類野郎2体だった。前転して、部屋の奥へと進む。寧ろ不利になるって?これが案外行けるんだな。
 茶色い爬虫類野郎は口を開いて綺麗に列になってこっちに来てくれた。FNのフロントサイトは、前の奴の口を狙ってる。このFNに使用されてる弾丸、SS190通常弾は人体と同強度のゼラチンの塊に撃ち込んだら大体29cm位の弾頭浸透力があるらしい。奴の口蓋の厚さは精々十数cmと見た。充分貫通する。
「食い過ぎると、身体に毒だぜ?イーター……?」
 乾いた銃声。そして、綺麗に口蓋に風穴を開けてよろめくイーター。
「並んで来るとは……予想通り、低知能だな。」
 “傘”の新顔も、この程度なら大丈夫か………イーターは、暫く揺れた後、仰向けにぶっ倒れた。
『SYaaAAAAAau!』
「ッ!?」
 今まで後ろに居た奴が、前に居た奴が倒れたすぐ後に飛び掛ってきやがった。ナイフを抜いて、逆手に持つ。奴に当てる事だけを意識して、投げる。ナイフ投げはあまり専門では無いが………近距離と言う事もあってか、見事にナイフは当たってくれた。2体目イーターはこれまた見事に踏ん反り返る。
 驚いたな……攻撃に段階(ステップ)の要素を組み込んでくるとは……やはり、時が経つに連れて、“傘”の力も上がって来ている……ラクーン消失で、随分ボロが出て来たと思ったが、ボロを出して来た分研究を加速させたのか?
加速した分性能は上がってる。
「クソッ…焦ってりゃその分いい加減になるとか無えのかよ!」
 ついつい本音が漏れる。愚痴ってもしょうがない。部屋を出て、直ぐ左側には、俺がこのフロアに降りて来た梯子が裏側にあるであろう部屋。このまま左に直進してコの字の型の廊下を進んでいけば梯子に着く。その裏側に、2つの部屋がある。
 
 どうにも2つの部屋の雰囲気が胡散臭すぎる気がするが……大丈夫か?

3818w ◆gNGqoADabQ:2008/12/21(日) 00:00:06 ID:???
救いようの無い妄想小劇場〜Inferiority complex〜

 ガスの臭いが鼻につく。普段の俺なら、既にこんな所とはおさらばしている所だろう。だが、今回は事情が違うし、もっと酷いのも此処に来るまでの道のりで既に体験しているから慣れたと言えば慣れちまった。
 それよりも、今この状況を何とかする事が俺にとっては先決だ。ナイフのグリップを握る手が汗ばんでくる。金属音が響く度に、手が徐々に痺れてくる。奴と目が合う度に、俺の精神に重圧がかかる………。
 
 生きるか死ぬかの瀬戸際、修羅場という奴はかなり味わって来た積もりだったが、此処までスピーディーに生と死の狭間を彷徨うとは思っても居なかった。それも、元同僚に此処までやられるとは、誰が予言できただろうか?今俺が考えている事は、時が気まぐれに流れていく物だからこそ考えさせられる事なのか?それとも、未だに事実を正確に認められていないから起こる雑念か?どちらにしろ、今は居てもらっては困る感情だ。
「………泣けるぜ!」
「どうしたぁレオン?ぼやいてる暇が果たして貴様にあるのかぁ!?」
 奴、クラウザーの斬撃――と言うよりは殆ど打撃に近い。――が今まででもキツイのに更に重みを増して行く。俺の感覚的なものだけでなく、クラウザー自身の精神的な重みも感じ取れる。今の奴が背負ってるもの(恐らくは、“覚悟”)に比例し、一撃一撃が強くなっていくのか?
 今の俺の腕力は、左右から向ってくる斬撃の、勢いを少しでも和らげる事で精一杯だった。
 「どうした!?ナイフに力が篭ってないぞ!?」
 「……オメーの方が馬鹿力だからだ!」
 今度は速度も増してきた。これも“覚悟”の効果か?
 今現在の俺と奴との差が、俺と奴の背負ってる覚悟の差に思えてくる事に腹が立つ。俺にだって、覚悟が無い訳ではない。
 アシュリー………今回、俺は彼女を護る事を任務とされた。そして、彼女の為に命をかける覚悟を自分に求めた。しかし、自分の覚悟が足りていないとしたら……



 あー、もう……何でこんな時に俺は似非哲学にも及ばない思想が浮かぶんだ?今は奴を殺すなり退散させるなりが先決なのに………
 
 
 ――――殺す事が第一、か……同僚を殺す事がか?――――
 

「…!?」
 今のは……俺の心に残る迷いか?それとも第三者からの……それこそ、神の言葉が聞えたとでも言うのか?
「……そんなにうかない顔をしたところで、如何にもならんぞ?」
「くっ……畜 生 がぁぁぁ!」
 意味も無く、斬撃に力を込める。我武者羅な込め方だから、ナイフ自体に力は然程入っていない。
 そうだ。これがクラウザーと俺との差………奴の、俺よりも遥かに戦士として優れた部分だ。技術面では、互角と思える。だが、精神面ではクラウザーの方が遥かに上で、総合的な力では奴が勝っている。訓練生時代から何時も心に引っ掛かっていた。
 俺は奴に嫉妬していた………存在価値の有りもしない、甲乙ばかりを気にして、本来あるべきエージェントの姿……――はたして、そんな綺麗事で済む様な物が有るかどうか知らないが――それを見失っていた……
 
 

 奴の斬撃を受け流し、左手に持っていたナイフを右手に持ち替える。そして、その勢いに任せて身体を一回転させる。ささやかな手応えと共に、奴が後退する。その胸に、一筋の切り傷を刻まれて。
 口元に僅かな笑みを浮かべ、クラウザーが向ってくる。
 ………お前は、何故自分が傷つく事に脅えないんだ?何故、相手の攻撃を受け止めて、恐怖を感じないで居られるんだ?なあ、教えてくれよ?何でなんだ?俺は、怖い。自分が傷つく事。刻一刻と死へ近づいて行く事が……
「レオン!何をそんなに聞きたいんだよ!?」
「……ッ!?……どうしてそう思うんだ?貴様の下らん目的ならもうとっくに聞いたが?」
 右から来る攻撃を弾き、自身の左手で捉えた奴の左手を捻るが、右手にナイフを持ち替えられて、来る。右手で受け止め、攻撃のチャンスを窺う。

3828w ◆gNGqoADabQ:2008/12/21(日) 00:08:06 ID:???

GOTHさんの作品

>>3PHANTOM OF SKY
>>4PHANTOM OF SKY
>>5FANTOM OF SKY
>>6PHANTOM OF SKY
>>7PHANTOM OF SKY
>>8PHANTOM OF SKY
>>9PHANTOM OF SKY
>>10LAST OF SKY

3838w ◆gNGqoADabQ:2008/12/21(日) 00:12:33 ID:???

首領さんの作品

>>12『Crow man』Ver.2 ~悪夢の創生~
>>13CrowMan「首領に花束を」黒魔術第十四の法…
>>14―――妄想替え歌劇場――
>>15>>16【出会、別、狭間、悪魔に…】(2話)

3848w ◆gNGqoADabQ:2008/12/21(日) 00:18:20 ID:???

BIⅡ式改さんの作品

>>18世界、刻、時空を越えて 超番外編1
>>19世界、刻、時空を越えて 超番外編2
>>20世界、刻、時空を越えて 超番外編3
>>21世界、刻、時空を越えて 超番外編4
>>22世界、刻、時空を越えて 超番外編5
>>23世界、刻、時空を越えて 9〜アウトブレイク〜
>>24世界、刻、時空を越えて 10〜発生〜
>>25世界、刻、時空を越えて番外編 1話〜ミライ〜
>>26世界、刻、時空を越えて番外編 2話〜セカイ〜
>>27世界、刻、時空を越えて番外編 3話〜デンセツノヨウヘイ〜
>>28世界、刻、時空を越えて番外編 4話〜CQC〜
>>29勘違いスネークイーター作戦 1
>>30勘違いスネークイーター作戦 2

3858w ◆gNGqoADabQ:2008/12/21(日) 00:24:25 ID:???
リードオンリーさんの作品

>>32「鏡の中の虚像」25
>>33「鏡の中の虚像」26
>>34「鏡の中の虚像」27
>>35「鏡の中の虚像」28
>>36「鏡の中の虚像」29

3868w ◆gNGqoADabQ:2008/12/21(日) 00:25:00 ID:???
みかんさんの作品

>>38サラザール戦にて
>>39いたずら電話
>>40コスチューム
>>41コスチューム2
>>42「バイオ会議とファミコン魂」1

3878w ◆gNGqoADabQ:2008/12/21(日) 00:25:59 ID:???
iaaiuuiさんの作品

>>44バイオ
>>45スリープ・バイオ はじまりの叫び

3888w ◆gNGqoADabQ:2008/12/21(日) 00:26:51 ID:???
雅ルルさんの作品

>>47>>48MISSION OF THE DEAD CHAPTER 7 2/2 Cross−question(2話)
>>49>>50>>51>>52>>53BIOHAZARD×YuーGiーOh!!(仮)(5話)
>>54>>55BIOHAZARD×YuーGiーOh!!(仮) その2 〜ジェドのワンターンキルの巻〜(2話)
>>56>>57>>58>>59BIOHAZARD×YuーGiーOh!!(仮) その3 〜恐怖のシモッチバーン!!の巻き〜(4話)
>>60T−ウィルス 装備魔法

>>61>>62>>63>>64>65>>66>>67>>68>>69>>70>>71BIOHAZARD×YuーGiーOh!!(仮)その4
〜アンデットVS古代の機械(アンティーク・ギア)の巻き〜(11話)

>>72「題名不明」

>>73>>74>>75>>76>>77>>78>>79>>80>>81>>82>>83>>84>>85>>86>>87>>88>>89Yu−Gi−Oh×BIOHAZARD L E V E L U P S T O R Y 第1話 SPIRIT CONTACT 前編   (17話)

3898w ◆gNGqoADabQ:2008/12/21(日) 00:27:40 ID:???
マトリックスさんの作品

>>91異空間の支配者 一話
>>92異空間の支配者 二話(直し)
>>93異空間の支配者 三話(直し)
>>94異空間の支配者 四話(直し)
>>95異空間の支配者 五話(直し)
>>96異空間の支配者 六話(直し)
>>97異空間の支配者 七話(直し)
>>98異空間の支配者 八話(直し)
>>99異空間の支配者 九話(直し)
>>100異空間の支配者 十話(直し)
>>101異空間の支配者 十一話(直し)
>>102異空間の支配者 十二話(直し)
>>103異空間の支配者 十三話(直し)
>>104異空間の支配者 十四話(直し)
>>105異空間の支配者 十五話(直し)
>>106異空間の支配者 十六話(直し)
>>107異空間の支配者 十七話(直し)
>>108異空間の支配者 十八話(直し)
>>109異空間の支配者 十九話(直し)
>>110異空間の支配者 二十話(直し)
>>111異空間の支配者 二十一話(直し)
>>112異空間の支配者 二十二話(直し)
>>113異空間の支配者 二十三話(直し)
>>114異空間の支配者 二十四話(直し)
>>115異空間の支配者 二十五話(直し)
>>116異空間の支配者 二十六話(直し)
>>117異空間の支配者 二十七話(直し)
>>118異空間の支配者 二十八話(直し)
>>119異空間の支配者 二十九話(直し)
>>120異空間の支配者 三十話(直し)
>>121異空間の支配者 三十一話(直し)
>>122異空間の支配者 三十二話(直し)
>>123異空間の支配者 三十三話(直し)
>>124異空間の支配者 三十四話(直し)
>>125異空間の支配者 三十五話(直し)
>>126異空間の支配者 三十六話(直し)
>>127異空間の支配者 三十七話(直し)
>>128異空間の支配者 三十八話(直し)
>>129異空間の支配者 三十九話(直し)
>>130異空間の支配者 四十話(直し)
>>131異空間の支配者 四十一話(直し)
>>132異空間の支配者 四十二話(直し)
>>133異空間の支配者 四十三話(直し)

3908w ◆gNGqoADabQ:2008/12/21(日) 00:29:31 ID:???
リヘナラドールさんの作品

>>135希望 Hope7
>>136希望 Hope8

3918w ◆gNGqoADabQ:2008/12/21(日) 00:30:02 ID:???
カイルさんの作品

>>137タイムトラベル番外編〜後編〜
>>138タイムトラベル〜アニキャラ登場編〜
>>139タイムトラベル〜キャラクター紹介〜
>>140タイムトラベル!?
>>141タイムトラベル〜はじめての戦闘〜
>>142タイムトラベル(最終)〜さよなら〜
>>143タイムトラベル〜夢幻〜
>>144タイムトラベル(0.5)
>>145newタイムトラベル(実はact1)
>>146newタイムトラベルゥー
>>147タイムトラベル


行き成り作品に行ってしまったのはミスです。すいません。

3928w ◆gNGqoADabQ:2008/12/21(日) 00:30:58 ID:???
RAIDENさんの作品

>>149レオンのなく頃に伝説の傭兵編
>>150レオンのなく頃に私の恋人馬鹿力編
>>151レオンのなく頃に愛は地球・・・いやゲーム界を救う編
>>152レオンのなく頃にまたまた番外編
>>153レオンのなく頃にこれが地獄の雛見沢!?
>>154レオンのなく頃にここが地獄の雛見沢!?2
>>155レオンのなく頃にここが地獄の雛見沢!?2の後編
>>156レオンのなく頃にここが地獄の雛見沢!?3
>>157レオンのなく頃にここが地獄の雛見沢?!はううううう!はう!お持ち帰りぃいいい!編
>>158レオンのなく頃に陰謀大暴露編その1
>>159レオンのなく頃に陰謀大暴露編。
>>160レオンのなく頃に拷問狂魅音ちゃん
>>161レオンのなく頃に拷問狂魅音ちゃん
>>162>>163>>164レオンのなく頃にエイダ救出作戦!1(3話)
>>165レオンのなく頃に レオンが息絶えたその後のお話。(スネーク視点)
>>166>>167レオンのなく頃に、お疲れ様会。(2話)
>>168〜読みきり小説〜 森の中のクマレオン
>>169レオン初めての歯医者!
>>170>>171レオンのあんなこんな感じの日々(2話)
>>172>>173レオンのあんなこんな一日(2話)
>>174レオンのあんなこんな日
>>175レオンのあんなこんな日〜ドSMヴぉる銀様〜
>>176古代小説〜ガナード村のパン屋さん〜
>>177バイオハザードサバイバル〜感染〜
>>178バイオハザードサバイバル〜感染〜続編
>>179バイオサバイバル〜惨劇と喜劇と〜
>>180バイオハザードサバイバル〜殺戮遊具〜
>>181>>182バイオサバイバル〜仲間の血〜(2話)
>>183バイオハザードサバイバル〜戦闘〜
>>196バイオハザード・サバイバル〜仲間を信じろ〜
>>184バイオハザード・サバイバル〜アリーシャの死〜
>>185>>186>>187バイオハザード〜感情を捨てろ〜(3話)
>>188>>189>>190バイオハザード・サバイバル〜毒には毒〜(3話)
>>191「題名不明」
>>192>>193>>194バイオハザード・サバイバル〜理性と知識〜(3話)
>>195バイオハザード・サバイバル〜武器調達〜



>>196はミスで投稿してませんでした……扱いとしては、>>183>>184の間でお願いします。

3938w ◆gNGqoADabQ:2008/12/21(日) 01:02:21 ID:???
伝説・改さんの作品

>>198「バイオハザードタクティクス」〜選ばれし勇者たち〜11代目設立記念編
>>199「バイオハザードタクティクス」〜選ばれし勇者たち〜総集編
>>200「バイオハザードタクティクス」〜選ばれし勇者たち〜PHASE27「死の街、悲しみの街」前編

>>201>>202「バイオハザードタクティクス」〜選ばれし勇者たち〜PHASE28「決着がつく!っていい時に終わりの時間になることってあるよね」(2話) 

>>203「バイオハザードタクティクス」〜選ばれし勇者たち〜PHASE29「王国の復活、ムスカの復活」
>>204「バイオハザードタクティクス」〜選ばれし勇者たち〜PHASE30「雛見沢分校籠城事件?!」

>>205「バイオハザードタクティクス」〜選ばれし勇者たち〜PHASE31「裏切りって言うのは理由があってするもんだ」

>>206「バイオハザードタクティクス」〜選ばれし勇者たち〜PHASE32「もう40分もない」
>>207>>208「バイオハザードタクティクス」〜選ばれし勇者たち〜PHASE33「激突!遼祐VSレナ!」前編(2話)
>>209「バイオハザードタクティクス」〜選ばれし勇者たち〜PHASE34「激突!遼祐VSレナ」後編
>>>>210>>211「バイオハザードタクティクス」〜選ばれし勇者たち〜PHASE35「普通の世界に・・・」(2話)
>>212「バイオハザードタクティクス」〜選ばれし勇者たち〜PHASE36「悪夢はすべてぶっ壊す!!」
>>213「バイオハザードタクティクス」〜選ばれし勇者たち〜2ndseasonFINALPHASE「別れは突然やってくるもんだ」
>>214「バイオハザードタクティクス」〜選ばれし勇者たち〜PHASE37「質問するときはまず自分から」
>>215>>216「バイオハザードタクティクス」〜選ばれし勇者たち〜PHASE38「時空管理局の謎」(2話)

>>217「バイオハザードタクティクス」〜選ばれし勇者たち〜PHASE39
「魔法少女は小さい女の子より大きいお兄さんに人気のあるものがある」

>>218>>219「バイオハザードタクティクス」〜選ばれし勇者たち〜2,5seasonPHASE1「冒険のパーティに一人は女を」(2話)

>>220>>221「バイオハザードタクティクス」〜選ばれし勇者たち〜2,5seasonPHASE2「孤島ののんびりスローライフ!!」(2話)

>>222「激突!レオンVS●●!」
>>223「バイオハザードタクティクス」〜選ばれし勇者たち〜PHASE40「帰ってきたらただいまを」
>>224「バイオハザードタクティクス」〜選ばれし勇者たち〜PHASE41「掟は破るためにこそある」前編
>>225「バイオハザードタクティクス」〜選ばれし勇者たち〜PHASE42「掟は破るためにこそある」後編
>>226>>227>>228>>229>>230「バイオハザードタクティクス」〜選ばれし勇者たち〜PHASE43「長所と短所は紙一重」前編(5話)

>>231「バイオハザードタクティクス」&「アンブレラ崩壊までのバイオ伝説」the・dream・all-starプロローグ「それぞれの序章」(レオン編)

>>232「バイオハザードタクティクス」&「アンブレラ崩壊までのバイオ伝説」the・dream・all-starプロローグ「それぞれの序章」(なのは編)

>>233>>234>235>>236劇場版 バイオハザードタクティクス〜選ばれし勇者たち〜 twinofmemorys 二人の約束、思い出の場所(4話)

3948w ◆gNGqoADabQ:2008/12/21(日) 01:18:41 ID:???
偽りの初心者さんの作品

>>252妄想小劇場『NEWキラー9(51)〜後ろ〜』
>>254妄想小劇場『NEWキラー9(52)〜コンティニュー?〜』
>>255妄想小劇場『NEWキラー9(53)〜Time Stopper〜』
>>256妄想小劇場『NEWキラー9(54)〜未許可〜』
>>257妄想小劇場『NEWキラー9(55)〜くたばれクソジジイ〜』
>>258番外小劇場『レニーの奇妙な冒険・序章』
>>259番外小劇場『レニーの奇妙な冒険・前編1』
>>260番外小劇場『レニーの奇妙な冒険・前編2』
>>261番外小劇場『レニーの奇妙な冒険・前編3』
>>262番外小劇場『レニーの奇妙な冒険・前編4』
>>263番外小劇場『レニーの奇妙な冒険・前編5』
>>264番外小劇場『レニーの奇妙な冒険・前編6』
>>265>>266妄想小劇場『NEWキラー9(56)〜眠り姫の旋律〜』(2話)
>>267『Dr.イリー診療所』
>>268『戦う旅行写真家』
>>269『下腹部に星のアザ』
>>270番外小劇場『レニーの奇妙な冒険・前編7』
>>271番外小劇場『レニーの奇妙な冒険・前編8』
>>272番外小劇場『レニーの奇妙な冒険・前編9』
>>273番外小劇場『レニーの奇妙な冒険・前編10』
>>274妄想小劇場『NEWキラー9(57)〜支配は夢〜』
>>275妄想小劇場『NEWキラー9(58)〜全能の証明〜』
>>276妄想小劇場『NEWキラー9(59)〜お約束〜』
>>277妄想小劇場『NEWキラー9(60)〜運命の扉は開かれた〜』
>>278妄想小劇場『NEWキラー9(61)〜風の女〜』
>>279妄想小劇場『NEWキラー9(62)〜風の決戦〜』
>>280妄想小劇場『NEWキラー9(63)〜さようなら〜』
>>281小劇場『NEWキラー9 エピローグ』
>>282『裏チャプター(Re:キラー9計画)』
>>283番外小劇場『レニーの奇妙な冒険・前編11』
>>284番外小劇場『レニーの奇妙な冒険・前編12』
>>285番外小劇場『レニーの奇妙な冒険・前編13』
>>286『茶色とオレンジと緑と黄色と青。突っ込んだら負け。』
>>287『デザふぇ・上』
>>288『デザふぇ・下』
>>289『雨茶屋敷に遊びに行こう!』
>>290番外小劇場『レニーの奇妙な冒険・前編14』
>>291番外小劇場『レニーの奇妙な冒険・前編15』
>>292『Soul Brothers』
>>293番外小劇場『レニーの奇妙な冒険・前編16』
>>294番外小劇場『レニーの奇妙な冒険・前編17』
>>295番外小劇場『レニーの奇妙な冒険・前編18』
>>296番外小劇場『レニーの奇妙な冒険・前編19』
>>297『決闘の邪魔をしてすみませんでした  雛見沢分校×年 園崎詩音』
>>298『金を失うと書いて「鉄」』
>>299番外小劇場『レニーの奇妙な冒険・前編20』

>>253はミス投稿です……すいません。

3958w ◆gNGqoADabQ:2008/12/21(日) 01:26:59 ID:???
シカタイさんの作品

>>301『悪夢』〜はじまり〜
>>302『悪夢』〜勃発〜(直し)
>>303『悪夢』〜旧友〜(直し)
>>304『悪夢』〜連鎖〜(直し)
>>305『悪夢』〜到着〜(直し)
>>306『悪夢』〜恐怖〜(直し)

3968w ◆gNGqoADabQ:2008/12/21(日) 01:28:47 ID:???
biobioさんの作品

>>308「バイオハザードエレクトルリック第0話」
>>309「バイオハザードエレクトルリック第0話」
>>310「バイオハザードエレクトルリック第1話」
>>311「バイオハザードエレクトルリック第2話」
>>312「バイオハザードエレクトルリック第3話」
>>313「バイオハザードエレクトルリック第4話」
>>314一応今思った事を書き込む超小劇場
>>315一応今思ったことを書き込む超小劇場第2弾
>>316「バイオハザードエレクトルリック第5話」
>>317バイオハーツ(バイオハザード×キングダムハーツ)
>>318「バイオハザードエレクトルリック第6話」
>>319「バイオハザードエレクトルリック第7話」
>>320「バイオハザードエレクトルリック第8話」
>>321「バイオハザードエレクトルリック第9話」
>>322「バイオハザードエレクトルリック第10話」
>>323「バイオハザードエレクトルリック第11話」
>>324「バイオハザードエレクトルリック第12話」
>>325「バイオハザードエレクトルリック第13話」
>>326「バイオハザードエレクトルリック第14話」
>>327「バイオハザードエレクトルリック第15話」
>>328「バイオハザードエレクトルリック第16話」(直し)
>>330「バイオハザードエレクトルリック第17話」
>>330「バイオハザードエレクトルリック第18話」
>>331「バイオハザードエレクトルリック第19話」
>>332「バイオハザードエレクトルリック〜EXTRASソレスタルビーイング編〜」
>>333「バイオハザードエレクトルリック〜EXTRASメタルギアソリッド編〜」
>>334「バイオハザードエレクトルリック第20話」
>>335「バイオハザードエレクトルリック第21話」
>>336「バイオハザードエレクトルリック第22話」
>>337「バイオハザードエレクトルリック第23話」
>>338「バイオハザードエレクトルリック第24話」
>>339「レオンの日記」
>>340「バイオハザードエレクトルリック第25話」
>>341「バイオハザードエレクトルリック第26話」
>>342「バイオハザードエレクトルリック第27話」
>>343「バイオハザードエレクトルリック第28話」
>>344「バイオハザードエレクトルリック第29話」
>>345「バイオハザードエレクトルリック第30話」
>>346「バイオハザードエレクトルリック第31話」
>>347「バイオハザードエレクトルリック第32話」
>>348「バイオハザードエレクトルリック第33話」

3978w ◆gNGqoADabQ:2008/12/21(日) 01:32:29 ID:???
ファントムさんの作品

>>350〜痛快どきどきラブコメディレオンが日本でバイオと戦ってみた〜人物紹介
>>351〜痛快どきどきラブコメディレオンが日本でバイオと戦ってみた〜chpta〜1
>>352〜痛快どきどきラブコメディレオンが日本でバイオと戦ってみた〜chpta2仲間〜(直し)
>>353〜痛快どきどきラブコメディレオンが日本でバイオと戦ってみた〜chpta3〜(直し)
>>354〜痛快どきどきラブコメディレオンが日本でバイオと戦ってみた〜chpta4〜(直し)
>>355〜どきどき痛快ラブコメディ、レオンが日本でバイオハザードと戦ってみたchapt〜5〜
>>356レオンが日本でバイオハザードと戦ってみたchapt〜6
>>357レオンが日本でバイオハザードと戦ってみたchapt〜7
>>358レオンが日本でバイオハザードと戦ってみたchapt〜8
>>359ヘタレオン
>>360☆ヘタレオン2☆
>>361レオンが日本でバイオハザードと戦ってみたchapt〜9
>>362レオにぽセカンド、1−1

3988w ◆gNGqoADabQ:2008/12/21(日) 18:54:59 ID:???
此処から、ミスで投下してなかった作品を投下します……
すいませんm(_ _)m

3998w ◆gNGqoADabQ:2008/12/21(日) 18:57:23 ID:???
「何。貴様が何かを俺に聞きたそうな顔をしていたからさ。」
 ああ、俺は聞きたいさ。貴様を其処まで強くする心が何か?そして、自分の弱さの元をな。
 右手は未だ動かせない。
「無駄な事を考えてる暇があるなら………ジャパンの念仏でも唱えているんだな!」
 その台詞を最後に、身体に浮遊感が感じられる。掴んでた左手を捻られ、背中に蹴りを入れられた。
 クソッ、ナイフが………
「レオン……これもアンブレラの為。俺自身の為だ……貴様に未来はもう必要無い……貴様は未来を必要としていない……死ぬがいい!」
 クラウザーが跳躍し、右手に光るナイフを俺の喉に突き立てんとする。それを両手で必死に防ぐ俺……
 奴と眼が合う。奴の眼には、底知れぬ深みが感じられた。深海のそれよりも、更に、深くドス黒いものだ。だが、恐怖は感じない。むしろ、一直線な、清々しさを感じさせる。深みと共に、そう言う単純さもある。

 ……そうか、そうだよな。俺みたく、底が浅いし、捻じ曲がっている人間が、クラウザーの様な、一直線な要素に勝る筈など、最初から無かったんだな。奴が、未来を必要としないなんて言うのも最もだ。俺に、未来なんて有っても無くても同じだったのか………
 だが、それでも判って良かった。何故アイツが戦いに恐怖を見せない理由、奴の本質に触れられただけでも。それを有効活用する場は、あの世にてんで無いだろうが、それでも良い。疑問が解けた後の爽快感は、俺にとって充分な冥土の土産となる………これまで、か。




 想像していた喉の痛みより先に、俺の耳には鈍い轟音が響いた。銃声か?とりあえず、奴の腹に蹴りを入れ、振り払う。音源の方を向くと、影で顔が見えなかったが、女が居る事が判った。派手な、真紅のチャイナドレスを着た女が。
「エイダ!」
「……やはり、所詮は雌犬か………」
 クラウザーが忌々しげに呟く。顔見知りらしいな。
「部が悪いのは……そっちのようね。」
 不敵な笑みを浮かべ、エイダが此方側(と言っても彼女は俺等より一段上のフロアに居る。)に近づいてくる。彼女のスプリングフィールドのレーザーサイトは、真っ直ぐにクラウザーを指している。
 クラウザーは嘲笑し、人間では有り得ない様な高さを跳んだ。奴も、エイダとは別の箇所だが一段上のフロアに登る。思わず其処に駆け寄る俺。
「足掻いた所で―――――この島を抜け出す事は不可能だ。」
 背後に、金属音を感じる。彼女特有の、深みのある声が響く。
「知り合い――だったかしら?」
「とっくの昔に土に埋まった連れさ。」
 クラウザーのナイフを引き抜く。意外と深く突き刺さったそれは、何処からか来る光を受けて輝いている。
「そろそろ目的を教えてくれたって良いんじゃないのか?」
「それは又後――ね?」
 俺の前を颯爽と通り過ぎ、彼女は手摺を飛び越えて、下のフロアに向った。此処からじゃ何処へ向かったかは判らない。


 まあ、少しは延命されたって思えばいいのかな?幸いか、不幸か、俺には未だ任務ってモンがある。人一人の命がかかってる分、今更逃げる事は許されないだろう。
「泣ける、―――ぜ。」
 雑音を鳴り響かせる通信機を、耳に宛がった。

4008w ◆gNGqoADabQ:2008/12/21(日) 18:59:03 ID:???
アクリルさんの作品↓

4018w ◆gNGqoADabQ:2008/12/21(日) 18:59:46 ID:???
バイオハザード・サバイバル

1-2 出会い

 街の中はひっそりと静まりかえっていた。日々の喧騒などはすでに遠く、物音一つ聞こえない。
「・・・?どうしたって言うんだ?」
 さらに車で行くこと30分、友人の家はすぐ近くだ。家は不気味に静まり返り、人の気配など全く感じられない。その時だった。飢えが隅々にまで染みとおったうなり声が、目の前の扉から聞こえてきた。
 ディルは呆然となった。次に襲ってきたのは抑えようのない恐怖だった。その時、ドアが破られ、声の主が姿を現した。
まさか。ありえない________ありえないぞこんなもの。ディルは自分の見ているものが信じられなかった。出てきたのはそう_______正に怪物としか言いようのないもの。まるで、まるで______まるでどんなものにも似ていない。脳は肥大して、眼球はない。しかし、圧倒的な瞬発力、そして聴覚。彼の心臓の音も聞きつけるその怪物は、今、ディルを見た。ディルはこみ上げる恐怖に逆らえず、一目散に逃げ出した。同時に怪物が彼に覆いかぶさり、その肉を食らおうと貪欲な口をあける。その時音がした。唸りを上げて空を飛ぶ、銀の弾丸____シルバーブレッドが。それは正確に怪物に当たり、怪物は動かなくなった。彼は、自分が助かったことに気づいていなかった。そして、命の恩人に礼を言うことを思い出した。しかし、そのすがたはもうなく、最後にチラッと金髪が見えただけだった。

4028w ◆gNGqoADabQ:2008/12/21(日) 19:00:19 ID:???
Stream_Dさんの作品↓

4038w ◆gNGqoADabQ:2008/12/21(日) 19:00:55 ID:???
Who get the hips? 第2話「I Can't resist my tricks」

「それは超能力なのか。はたまた演技なのか。それは自分の目で確かめるべきだと思う。」―Stream_D(注:テストには出ません)


あの事件が起きてから早3日。未だに二人は何も考えることができず、外に出歩いてもただただ呆然としたまま歩いていた。普通に歩いて寝て起きて食べて用を足しての生活以外はその状態だった。どちらかが話しかけてくる訳でもなく、どちらかが話したいわけでもなく、ただただ。


ddr「なあ……俺らがもっている『力』って……何なんだろ」

ddrがやっと唐突に訊いてきた。400はそれにはびくともせずにこう答えた。

400「さあ……俺にもわかんね…第一俺ら意のままに動いているかどうかさえ分からなかったし、そもそもあの男の存在だって分からないし……「操られている」という感覚は無いし…」

何せ自分たちが全く分からない赤の他人から自分たちの力を身をもって知らされて、それに協力の話までさせられた。悩むのも無理はない。そもそも何故自分たちを選んだのかも。それも悩みの種だった。

ddr「でもどうするんだ?流石に自分たちで見つけ出すとは行かないだろ?」

その方法とは言っても普通に考えただけではいくら考えても思いつかない。

ddr「んああああっ!!!意味がわからねぇよ!」

400「そうだな……何をすればいいかわからねえし………あ、この角曲がるか………って……」

400が口をふさいだのを見てddrはその先を見た。そこの路地には既に何人かのチンピラがこちらをにらみつけていた。いわゆるDQNである。姿格好は今これを見ている人のご想像の通りで大丈夫だ。

チンピラ「おいてめぇらここに何のようだ?」

ddr「いや、俺らはただここを通ろうとしているだけで…」

ちなみにこの通路を通れば目的地に着くのだが、この通路は時折不良がたむろしているということで噂されていたが本当だったらしい。ここをうっかり通ってしまって有り金全て出されるかあるいは暴力を受けられる人が多かったらしい。

チンピラ「はぁ?お前らたったそれだけでここ通るのかぁ?おい、ここ通るんなら有り金全部だしてから行くんだなぁ!」

無論初っぱなから金が目当てであった。そしてこのチンピラ共、仮にこの二人を殴り倒したとしても、当然財布の中から金を盗み出していくつもりだ。

ddr「くっ……こいつら……想像してたのとほぼその通りだったな……」

400 ヒソヒソ……(もしかしたらここでも力が働くかもしれない。それを利用してこいつらを追い払おう。)

ddrヒソヒソ……(でももしあの力が働いたのはあれっきりだったらどうする?もしここであの力が働かずにあいつらにぼっこぼこにされたらひとたまりもない。それに金まで全部もってかれてしまう。それでもいいのか?)

400「ああ、構わない。少なくとも、あの力はどうなったのかはわかるはずだ」

チンピラ「おい貴様なにコソコソと話とるんじゃボケェ!おいてめぇら、やっちまおうぜぇ!」

数人のチンピラがこちらに殴りかかってくる。普通なら倒すことは不可能だ。


……その時。二人の目は瞬時に変わり、その後に二人とも体をふらつかせ、ゆっくりと前を見た。

4048w ◆gNGqoADabQ:2008/12/21(日) 19:01:48 ID:???
チンピラ「んなんだこいつ等……まぁいい、やっちまうぞ!」

少し前にいた400に拳が向かった。

チンピラの腕は400やddrに比べ鍛えられているといった感じだ。

チンピラが狙っているのは400の顔面。直撃させれば視野を90%以上狭めることができる。

足を一歩後ろに引いて避ける。少しバランスを崩した一人目のチンピラがそのまま倒れそうになるところをddrが回し蹴りをいれる。 

ddrの回し蹴りがチンピラの顔面にヒットする。そのままddrの横に吹っ飛ぶように倒れる。

続いたチンピラがそれを察し足を止めるがもう遅い。勢いを止められずに400に殴りかかる。

腹に拳を三発いれそのまま顔面に裏拳をいれるとよろけるように横に倒れこむ。

三人目のチンピラが仲間の倒れる様を見て顔を恐怖に歪めるが、手に持っていた鉄パイプを斜め下に構え突進してくる。

チンピラが鉄パイプを400に向けて薙ぎ払った。

しかし、それを軽くしゃがんで避け重い拳を一発。その後に三発。チンピラは腹を押さえながら膝から倒れこんだ。

ddrの横に倒れてたはずのチンピラがいつのまにか後ろにいて、渾身の力で殴る。

咄嗟に振り向いたddrがその拳の手首を掴み引き寄せ膝蹴りを入れる。

少し後ろによろめいたところにすかさず蹴りがはいった。

………………………


ddr「………ん?」

400「……なにがどうなってる?」

ddr「…わからない。……みんな瀕死……どういうことだ…?俺たち…なにかしたか…?」

400「また…あのときのようなのが?」

後ろを見ると数人のチンピラが壁や床に血をまき散らしながらうごめいている。確かに瀕死のようだ。

?「自分たちの力に驚いてるようだな…?まぁ無理も無かろう…いつの間にか、気が付けばこいつらがぶっ倒れてるんだからな……?どうだ?気分の方は大丈夫か?」

ddr「またおまえか……!」

自分たちの先に立っていた人物ーーーさっきのあの男だった。

4058w ◆gNGqoADabQ:2008/12/21(日) 19:02:19 ID:???
私(8w)の作品

>>375THE another biohazard:Chapter2:〜What is the thing that you believe? Billy’s Part〜
Bullet12:Accident〜異変〜

>>376THE another biohazard:Chapter2:〜What is the thing that you believe? Billy’s Part〜
Bullet13:eater〜食す者〜

>>377THE another biohazard:Chapter2:〜What is the thing that you believe? Billy’s Part〜
Bullet14:Extremity battle〜極度の接近戦〜

>>378THE another biohazard:Chapter2:〜What is the thing that you believe? Billy’s Part〜
Bullet15:Sneaking〜潜入〜

>>379THE another biohazard:Chapter2:〜What is the thing that you believe? Billy’s Part〜
Bullet16:Start〜起動〜

>>380THE another biohazard:Chapter2:〜What is the thing that you believe? Billy’s Part〜
Bullet17:BioOrganicWeapon Lawless area〜生物兵器無法地帯〜

>>381>>399救いようの無い妄想小劇場〜Inferiority complex〜(2話)

4068w ◆gNGqoADabQ:2008/12/21(日) 19:02:50 ID:???
アクリルさんの作品

>>401バイオハザード・サバイバル 1-2 出会い

4078w ◆gNGqoADabQ:2008/12/21(日) 19:03:37 ID:???
Stream_Dさんの作品

>>403>>404Who get the hips? 第2話「I Can't resist my tricks」(2話)

4088w ◆gNGqoADabQ:2008/12/21(日) 19:13:54 ID:???
いい肉さんの作品

>>238>>239>>240>>241仮面ライダーハンター 第1話 復活(4話)
>>242『仮面ライダー ハンター』エンディングソング
>>243仮面ライダー ハンター 次回予告
>>244いい肉が提案する遊戯王OCG
>>245>>246>>247>>248>>249>>250仮面ライダーハンター 第2話 変身(6話)

4098w ◆gNGqoADabQ:2008/12/21(日) 19:16:58 ID:???
ぴーすけさんの作品

>>364迫り来る恐怖

4108w ◆gNGqoADabQ:2008/12/21(日) 19:18:18 ID:???
おかまりおさんの作品

>>366「日本の悪夢」

4118w ◆gNGqoADabQ:2008/12/21(日) 19:19:00 ID:???
ドロップさん

>>368“日記〜籠の中で〜”
>>370〜黄昏の鐘〜

4128w ◆gNGqoADabQ:2008/12/21(日) 19:19:32 ID:???
シノさん

>>372バイオハザード―生存者達―  プロローグ
>>373バイオハザード―生存者達―  第一話

413総目次:2008/12/21(日) 19:20:06 ID:ORgAQLqU
目次>>382  >>2>>10 GOTHさんの作品
目次>>383  >>11>>16 首領さんの作品
目次>>384  >>17>>30 BIⅡ式改さんの作品
目次>>385  >>31>>36 リードオンリーさんの作品
目次>>386  >>37>>42 みかんさんの作品
目次>>387  >>43>>45 iaaiuuiさんの作品
目次>>388  >>46>>89 雅ルルさんの作品
目次>>389  >>90>>133 マトリックスさんの作品
目次>>390  >>134>>136 リヘナラドールさんの作品
目次>>391  >>137>>147 カイルさんの作品
目次>>392  >>148>>196 RAIDENさんの作品
目次>>393  >>197>>236 伝説・改さんの作品
目次>>408  >>237>>250 いい肉さんの作品
目次>>394  >>251>>299 偽りの初心者さんの作品
目次>>395  >>300>>306 シカタイさんの作品
目次>>396  >>307>>348 biobioさんの作品
目次>>397  >>349>>362 ファントムさんの作品
目次>>409  >>363>>364 ぴーすけさんの作品
目次>>410  >>365>>366 おかまりおさんの作品
目次>>411  >>367>>370 ドロップさんの作品
目次>>412  >>371>>373 シノさんの作品
目次>>405  >>374>>399 私(8w)の作品
目次>>406  >>400>>401 アクリルさんの作品
目次>>407  >>402>>404 Stream_Dさんの作品

4148w ◆gNGqoADabQ:2008/12/21(日) 19:23:52 ID:???
>作品を作った皆様へ

何か間違いの訂正がある場合は>>414これ以降に書き込んで下さい。

例:>>414を○○○○に訂正お願いします

↑これのように>>と使うと管理人さんも作業しやすいと思います。
番号表記がずれている方、番号表記が統一されていない方は直しました。あらすじも、まとめてあると言う理由から少々カットしました。
題名表記を統一させる為、直しをしました。
後、文の間に題があるのは最初に持って来ました。

注意「!danger!」:今回は、間違いっぷりが酷いです……総目次は何とか正確なものに出来たと思いますのでそこから自分の作品を探してください。なお、作品が抜けている等ある場合は、自分で欠分を投稿してください。新しい目次を製作します。

415BIⅡ式改:2008/12/22(月) 17:14:47 ID:I84Qt5qQ
まとめご苦労様でした。
早速ですが、
>>18
>>19
>>20
>>21
>>22
この5つは外してください。お手数をおかけします。
それでは本当にまとめご苦労様でした!

416伝説・改:2008/12/22(月) 17:29:21 ID:ynpk7BUI
まとめお疲れ様です。
誠に申し訳ありませんが、

>>200
>>218>>219
>>220>>221

は外してください。お手数をおかけします。
本当にお疲れ様です。それでは・・・
ゆっくりしていってね!(蹴(殴(撃(スターライトブレイカー

417一万年と二千年前から哀川潤を愛している 雅ルル:2008/12/27(土) 23:28:37 ID:C791yFNI
かなり遅くなってしまってすいませんが
>>72も 遊戯王×BIOHAZARD LEVEL UP STORY
の一部です。

418カイル:2008/12/28(日) 19:22:58 ID:qR0EVnxg
まとめお疲れ様でした。
僕の部分は完璧でした
ありがとうございました♪

419リヘナラドール:2008/12/28(日) 23:48:00 ID:DbqIDHFA
まとめお疲れ様でした。
僕の部分は完璧でしたッ!
しかし、僕の小説2つしかないて…orz
ありがとうございました。

420偽りの初心者 ◆KuxmL9MoGk:2008/12/30(火) 14:02:33 ID:AB6mwmCc
まずは8wさん、まとめお疲れ様でした。受験で忙しい時期なのにわざわざありがとうございます。


それはそうと、タイプミスがあったのでこの場を借りて訂正させていただきます。

>>257
>男は精神を統一させ、何とか自分が落ちる前に時間を止めた。・・・しかし、落ちる速度は変わらない。
>「そんあバカな―――」
>男のつま先が、酸の海に浸かった。

と言う部分を

>男は精神を統一させ、何とか自分が落ちる前に時間を止めた。・・・しかし、落ちる速度は変わらない。
>「そんなバカな―――」
>男のつま先が、酸の海に浸かった。

に変えてください。ねぇ。『そんあ』ってどこの方言だよ! 俺のバカ!


続いて、>>258

>予め言っておこう。これから展開される物語ははバイオには関係ない。


>予め言っておこう。これから展開される物語はバイオには関係ない。

に変えてください。・・・「は」が一つ多かったんですね。俺の愚鈍!


多分、まだいっぱい間違いはあるし、これからもそれらの間違いはなくならないと思います。
稚拙な文章ですが皆さんどうぞよろしくお願いします。

最後に8wさん、本当にありがとうございました^^

421HAL・RAIDEN:2008/12/30(火) 20:25:20 ID:OrRo9kcA
ううっ・・・くそっ、マズッた・・・題名を書き忘れるなんてッ!
はい、アレは仕様です、はい・・・・多分・・・。

422inazuma400 ◆at.MiVw4hk:2008/12/31(水) 15:49:02 ID:nwaSWP1k
ddrの作品は合作のはずなのに俺の名前が一切無くて泣きそうなので修正お願いします。まじ泣きそう

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