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7代目、8代目のまとめⅡ
1偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:13:27 ID:???
このスレは、「7代目、8代目のまとめ」スレの続きみたいな物です。
此方も、私が言うまで書き込まないで下さい。

2偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:14:02 ID:???
8w(私)の作品↓

3偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:14:57 ID:???
〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (6)マジですか?〜

俺の声はガトリングの発砲音に打ち消された。しかし皆には俺の意思が伝わってるみたいだった・・・
視界がスローモーションになって動く中、エイダは優雅に避けた。地面に片手を突き空中に舞う。そしてブラウンは
頭を抑え迫り来る弾を必死に避けようとする。・・・・!マズイ、あのままじゃ姿勢が高すぎる・・・!今、ブラウンに死なれては困る。俺はブラウンに向かって飛びかかった、ダイブする形になったが。そして一秒経つか経たないかの内に俺の頭上を弾幕が走った。
「・・・・助かったぜ、ダンナ。」
「まあ、困ったときはお互い様だって親に教えられたからな。」
轟音が鳴り止むと同時に俺の周りがスローモーションで流れていく錯角が止まった。
「チッ・・・避けられたか。」
巨体の男が流暢な英語を使って来た。どうやら機内の中の気違いよりは教養があるようだな・・・
「貴様・・・誰だ?」
「フン、まず名を聞くときは自分から、って親に習わなかったか?」
どっかで聞いたような返答だ。何故こう俺にはデジャブが頻繁に起こるのだろう。
「デビット・ジョーンズだ。合衆国の書類を奪ったのはお前か?」
「その通り、まあ正確には俺“等”だがな。俺の名はガトリングマン。とある組織の部隊長を務めてる。目的はただ一つ。死んでもらうぞ!Mr、デビット!!」
フ・・・どうやら、俺も随分有名になったものだ。まさか知らない組織に命を狙われようとはな。・・・なけるぜ・・
「・・・・・マジですか?・・・ならば・・・三十六計逃げるにしかず!」
「逃げるんかい!」
奴、ガトリングマンがツッ込んでる間に俺らは全員ジープに乗り込んだ。そしてギアを最大にしてアクセルを踏む。
これ以上化け物は相手にしてられないぜ!近くのボタンを5秒押し、トランクから手榴弾を吐き出させ、ついでに
車の外側に出て奴に向かって愛用のステアーをぶちまけてやった。運転席に戻ると背後から・・・
「デビット・・・今貴方運転してなかったでしょ。しかもアクセルも踏んでなかったのに何で車が動いてるのよ!!」
エイダが聞いてきた。俺はこの車の仕組みを話した。誰がこの車を改造したのかもな。
「そう・・・ブラウンが改造したの・・」
「ああ、あっしの持ってる技術すべてブチ込んだ最高傑作だ。」
「そうだったの・・・」
その時、後ろから轟音と熱風が同時に来た。車は急停止、俺はジープの外へ転がり出た・・・
「痛ッ・・・・!(背・・背中が焼けるように痛い・・・ん?)お、おい!ブラウン!エイダ!無事か!?」
車の方に目をやるとトランクから後部座席に掛けて燃えていた。恐らく轟音はガトリング、熱風は積み込んでた手榴弾
がガトリングの弾で全てが誘爆した際の爆風だろう・・・その時俺に焦りと疑問が生まれた。

4偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:15:29 ID:???
(続き) 
  エイダ、エイダ達は無事だろうか。あいつ等は後部座席にいた。恐らくあいつ等一番ダメージを受ける・・!
そして奴がまだ生きていると言う事実。何てこった・・・!!・・・・・・・ナ・・・ンナ・・・!
俺の思考を打ち消すかのように声が聞こえて来た。この声は、ブラウンだ!!
「ブラウン!無事だったか!」
「ダンナ!あっしは大丈夫だ。けど・・・けど、女の方が、酷い火傷だ!!」
声がした方に目をやるとコート姿のブラウンがエイダを抱えていた。エイダは・・!教団事件の時と同じ服装だ。背中に・・・火傷がある。しかも、白い、棒が見えた。背中にだ。考えられる可能性は一つだ。「骨」。この単語が浮かんだ時、周りが白んで来た。思わず倒れそうになる・・・・だが、ギリギリで足が体を支えた。
「・・・結構効いたぜ。いい武器持ってんじゃねえか、え?」
奴の声が今、苦々しく聞こえる。俺の中で何かが弾けた。
「ブラウン・・・・お前の店に救急箱があった筈だ。エイダの応急処置を頼む・・・・」
「ダンナは・・・?」
「良いから、良いから行け!!」
「・・・・・・・すまねえ。ダンナ」
ブラウンが家の扉を閉めた。ブラウン、確か医学免許も取ったことがあるって言ってたから大丈夫だろう。
「仲間を逃がして自分は戦うってか?いい度胸だな。・・・気に入ったぜ。」
「・・・・・・・・・貴様・・・貴様ァァァァァァ!!」
腰にあるホルスターから銃を抜き構える。手の感覚だけが奴を捕らえていた。


轟音が聞こえて来た。遂に始まったか・・・イヤ、今は目の前の女の治療に集中すべきだ。俺の腕が鈍っていなければ
良いが・・・・・もう後悔は出来ない。モルヒネと消毒液を取り出す。
「やるっきゃない。ダンナ、エイダ!無事、生きてくれよ!」
けどダンナ、前エージェントが一番やっちゃ駄目なのは怒りに身を任せることって言ってたな・・・・。本当に大丈夫かな・・・・

5偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:16:21 ID:???

〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (7)曇り一家〜

ジャケットの腰辺りに 手を入れ銃を取り出す。これは、キャリコ110の強化型で手振れがほぼカット、命中精度もアップされており威力が低い9mm弾を使用してもマグナムに近い威力を発揮す代物だ。奴に向けて不意打ちのつもりで当てる。多分奴は蜂の巣になってオダブツだ。と思ったが・・・・・・俺の目がおかしいのか?奴の胸には・・・傷一つ付いていない!奴のデカイ胸板には鮮血が微妙に出てるが、ダメージとしての見込みは無い。
「ま、まさか、コンクリートも蜂の巣にするこの銃が!?」
「コイツは結構効くな〜。でも、一味足りねえぞ!!」
・・・・そ、そんな・・・・銃が効かないとなると、恐らくナイフは使えない・・・主流の武器が潰されたとなると俺の攻撃手段の殆どが潰されたことを意味する・・・・・・・どうすれば良い!?俺の中には、焦りが生じていた・・・。
「オイオイ、もっと落ち着けよ・・・焦っちゃ勝負はつまらないしな。」
「この・・・」
『おい、ガトリング。コイツは自分の心がバレるのが一番イヤなんだ、だからそういうことはあまり言うな。』
・・・・・この声は・・・
――― ク、クラウザー・・・!?――― 
「リーダー、やっぱりコイツと知り合いで?」
『まあ、昔の連れさ。』
コラ、勝手に人の科白を取るな。 クラウザ―の声は、ガトリングマンの迷彩ベストの
トランシーバーから来てる様だった。
「・・・・まさか・・・ジャック・クラウザーか!?」
『よく知ってるな。Mrデビット。俺の名はジャック・クラウザー。ガトリングマンの組織のボスだな。』
「・・・・で、どっかの組織のボスが俺に何の用だ?」
『お前は俺の組織、クラウディファミリーの作戦を妨害しようとしている。「邪魔な奴は消せ。」組織の鉄則でね・・・以上だ。』
なるほどね・・・奴は未だに狂った世界をどうのこうの言ってるらしい。どうすっかな・・・俺の頭の中で
悪運計算機が音を立てて結論を弾き出した。俺の勝てる見込みは無い。・・・・なけるぜ。
(相手は、相性によって、鉄壁のように強くもなれるが、驚くほど脆くもなる。)
「え?・・・・」
どこか、懐かしさのある声が聞こえた気がした。これは確か、まだ新人の頃の訓練で誰かが言ってたような気が・・・
「フン!何をボーっとしてる!?時はお前を待たんぞ!!」
「ヤ・・・ヤバ・・・・へ?」
轟音が鳴り響く。どこに避ける?右か?左か?・・・体が前に進んでく・・・・イヤ、それどころか走り始めた!俺の体が勝手に動いてく!体を動かそうとするが抗えない!
「バ・・・馬鹿か!?」
トッ、と音がした。俺は今どうなってる?  ――俺は今、飛んでいた。
地面を一蹴り、それだけで俺は空中にいる。奴の驚いた表情が見えた。すかさず足を伸ばす。奴の目は、俺の脚に隠れた。

6偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:16:57 ID:???
(続き)
――急に世界が暗転した。ぐしゃりと、音がしたが自分では良く分からなかった。ただ、急に目に激痛が走る。
顔を、蹴られた様だ。声にならない声が喉から出て来た。痛かった。唯、それだけだった。
「な・・・ダメージを受けてる!?・・・・・あ。」
デビットの野郎は、気づいた様だ。俺の体の秘密に・・・対したモンだぜ。やっと、痛みが退き、視界が開けてきた。
それと丁度に、野郎は懐から何か出した。あれは・・・手榴弾か?イヤ、青い。閃光手榴弾だ!周りが眩い光に
包まれる。また目が・・・・・・・・・・・  五分ほどしてからだろうか。視界がまた開けてきたとき、奴は消えていた。イヤ、後ろにいる!後ろに、強い気配を感じる。
「残念だったな、ガトリングマン!貴様の弱点は見せてもらったぞ。これで終わらせる!」
さすがに振り向くのは間に合わないだろう。


見つけた奴の弱点は、銃以外の攻撃だ。恐らく奴の体は一種の防弾ベストみたいになっている。防弾ベストは銃撃には強いが、それ以外、格闘技などでは効果を発揮しない。仕組みは分からんがさっきの蹴りでこの推測は確証となった。
「Geme・overだ!」
奴にキツイ一撃を喰らわそうとしたが・・・脇腹の痛みがそれを邪魔した。俺が、吹っ飛んでいた。何故?この答えは
すぐに分かった。奴の腕と、ガトリングが一体になっていた。
「惜しかったな。だが俺達はサイボーグ。武器と体を一体にする事は容易い。お前はもう死んでもらうぞ。」
・・・そういうことか。これなら、奴の体質にも合点が行く。――もう、駄目なのかな?
――急に風を切る音がした。   奴は、よろめいて浜辺に倒れた。奴の肩には、ナイフが刺さってた。
「ここまで来て、諦める積もり?デビット。」
声がした方に眼をやると・・・エイダが立っていた。無事、だったんだな。

7偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:17:38 ID:???
〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (8)真の始まり〜

エイダは無事だったらしい。俺の怒りは何時の間にか消えていた。
「チッ、撤退だ!」
荒い息づかいと共に、奴はびしょ濡れの中立ち上がった。そして、飛んで行きやがった。イヤ、マジで。
「テメエはセロかい!・・・ついでに言うが逃がす気は無い!」
腰に仕込んであるフックショットを放つ。まだ高度はそれほど高くない。これでも十分届く範囲だ。
・・手応えアリだ。奴の悲鳴と共に鮮血が散る。フックショットのスイッチを入れ、奴との距離を一気に縮める。
奴の図体に足を掛けしっかりと自分の足場を固定する。これで止めだ。スタンガンを取り出し、構える。奴はびしょ濡れ、電気はバリバリ通るはずだ。
「悪い、筋肉ダルマ。コレは俺の所属してる機関の配布している護身用のスタンガンだ。200万ボルトの電圧を最大限に放電出来るようにしてるタイプだ。・・・・悪く思うなよ。」
「フッ、御見事。だがお前も俺以上の強さを持つ奴に狙われるだろう。ま、頑張れ。」
「Game・over。」
スタンガンを押し付ける。奴の体の内側から電流が迸ってる・・・浮いた様な気分になった。俺は今、フリーフォール状態だ・・・・体に力が入らない。疲れた・・・・
――体が地面に叩きつけられた。体の感覚が痛みと共に戻っていく。最後に見えたのは、駆け寄ってくるブラウン達だった・・・・


全くツイて無いわね。こんな厄介事に巻き込まれるなんて。ブラウンがモルヒネを打ってくれたから痛みは無いけど、包帯が鬱陶しいわね・・
デビットは空から降ってきたけど大丈夫でしょう。彼は、不死身に等しい存在だから・・・もう立ち上がってるし。彼の運命は全く読めやしない。
「随分と元気そうで、エイダ。」
どうやら物思いに耽ってる間に来たみたいね。彼は所々服が破れてるけど目立った外傷は無い。
「おかげ様でね。」
「ダンナ。あっしは車の整備をして置きますからどうぞごゆっくり・・」
「分かった。」
ブラウンは意気揚々とジープの元へ行った。気を遣った積もりだろうが私達はそんな関係じゃないから・・・
デビットがその重い口を開いた。
「エイダ。機内での続きだが・・・確かお前の任務の所で終ったんだっけな。――お前の任務は俺を殺すことだろう?そしてクライアントは・・・アンブレラだな。」
御名答。イヤ、これは誰にでも分かることね。そう、私はウェスカーの命令で動いてる。今回ブラウンに近づいたのも彼を確実に殺す為の武器を手に入れる為。
「もうここで整理をして置きたい。これから俺は厄介な奴に狙われることになる。それでも仲間になるか、ここで貴様の持ってるXDで俺を撃つか。お前にはその選択しか無い。」
「・・・・そうね。貴方の言う通りよ。」
ここでは、仲間になるを選ぶが賢明ね。でなきゃ、貴方の持ってるそのナイフが私の頚動脈を切り裂きかねないから。
さらに、信頼させてから落とすのも効果的だから。けどそれだけで終らないのが彼と話してるときに一番厄介なことよ。

8偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:18:10 ID:???
(続き)
  「私は仲・・・・・!」
か・・体が震えてる!脅えていた、何時の間にか!彼とほんの一瞬目を合わせただけかと思ってたのに・・・その目に。―――いいわ。貴方に暫く付き合ってあげる。でも、『ボステム』の事件が終ったら、
確実に・・・貴 方 を 落 と す 。
「仲間になるわ。関ったからには、徹底的にやるわよ。」
「・・フッ、良い返事だ。」
彼の笑顔が、何となく微笑ましかった。


〜1時間後〜
修理を終えたブラウンも加わった事だし、本題に入ろうと思う。
「ブラウン、エイダ。俺はサイボーグを相手にしようとしてる。分かっていると思うが俺は任務の為に動いてる。その任務には、人手が必要だ。分かるか?俺は、組織を一人で潰すには自信が無い。最後まで付き合ってくれるか?」
今思い返せばかなりでたらめな説明だ。けど、悔しいことに仲間はありがたいものだ。
『No problem. I go together. Till last! 』
彼等の答えは、頼もしいものだった。
・・・ザザッ   俺の通信機から雑音が聞こえた。
『デビット。聞こえる?』
「ハニガン?」
『遅くなって御免なさい。現状は?』
俺はハニガンに今起こったことを全て話した。
『なるほど・・・その曇り一家でしたっけ?それについては詳しく調べるわ。貴方達は情報を集めて。ゴロツキが結構知ってるかもしれないからリバーティシティとかの裏通りとかで情報を集めて。』
「分かった。すぐ向かう。」
『デビット、ここからが本番よ。油断は禁物よ。
作戦名、00sをこれより始動するわ。』
「――良いセンスだな。」



    〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω〜
      第一章:『プロローグ』
          終了
To be continued

9偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:18:41 ID:???
〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (9)準備期間〜

「さてと・・・準備に入るか。」
「デビット・・・貴方準備はもう出来てるんじゃないの?」
エイダが何か嫌そうに聞いてくる。だが、俺の場合は完璧に出来て無いだけだ・・・
「良く考えてみろよ。この格好で行ったらすぐ怪しまれる。」
「・・・・そのボロ服、まだ捨ててなかったの?」
「これ結構気に入ってたんだよ。着心地と言い、柄と言い。」
「物好きね。」
・・・・ちょっとヒドイ。まあ良い、俺は着替えると言い残し別の部屋に行った。一応、服は用意してあるからな・・


デビットが出て行った後、私はブラウンから武器を買う事にした。丁度良いのがあったが、これについてはまた何時か話す事にする。
「・・・・ダンナ・・イヤ、エイダ。」
「何?」
「本当なのか?レオンのダンナを殺すのが任務だって・・・」
・・・どうやら私達の会話を盗み聞きしてたみたいね。
「イヤ、その積もりは無かったんだ。修理が早く終って様子を見に行ったら・・・」
「そう・・・。まあ、本当ね。」
「・・・・・正直、俺はアンタを信用出来ねえ。」
これは・・・当然ね。誰でも、スパイを仲間にする物好きはいないと思う・・でもそう言えば私はデビットに仲間にされたんだっけ?でも、それよりも問題なのはブラウンが私に銃を向けてる事だ。
「・・・・・・俺の家族はアンタのクライアントに殺された。ルイスもお前に殺された様なもんだ。」
「へえ・・そうだったの。」
「・・・・できれば今すぐお前を殺したい。そして、お前等のクライアントもな・・・。」
常人なら、こう思うのは普通だろう・・・。しかし、今ここではブラウンに私は殺せない。
「でも今私を殺したら不味いんじゃ?」
「・・・だろうな。レオンのダンナにタコスの具にされるのがオチだろう。」
「分ってるじゃない・・・。」
「だが、いつかお前を殺す。・・・・これだけを覚えておきな。」
「・・・なけるわね。」
その時、丁度レオ・・デビットが入って来た。・・・・・これは、もう唯のガキね。
黒いタンクトップの上に革ジャン。ジーンズにサングラス。そして頬には落書き。立派なゴロツキだ。
「待たせたな。行こうぜ。」
「随分と早かったな。ダンナ。」
「なあに、手早く変装するのも身に付けてなきゃ戦場で生き残れん。」
・・・・貴方諜報員でしょ!
――――その日はもう夜遅かったので2時間ほど仮眠してから出かけようと言う事になった。ブラウン宅に泊めてもらい、寝た。


〜翌日〜
空が白んで来た頃、俺達は必要そうな荷物を持ち込み、ジープに乗り込んだ。
さてと・・これから一時間は車に揺られる事になるな・・
「ちょっと待ったダンナ!」
「何だ?ブラウン。」
「キーを差し込む時、クランクションを押しながら差し込んでくれ。」
?。どういう事だ?ブラウンが渡して来た車のマニュアルにはそんな動作書かれてなかったぞ・・・?
言う通りにしてみたら・・
ゴゴゴゴゴ・・・・
「・・・・う、浮いたぁああ!?」
地上から、ほんの5メートル程だが確かに浮いてる・・・!
「実はこの車には浮遊機能があったんでさぁ!どうだい?結構役立ちそうだろう。」
・・・・ブラウン・・・この野郎・・・・!機能は全部話すって約束じゃねえか・・・・!
「オイ、ブラウン・・・機能を俺に隠しとくとは良い度胸じゃねえか・・?え・・・?」
拳の骨をパキパキと鳴らす。ブラウンが青ざめてるが知ったこっちゃ無い。
「・・・ストレンジャー、時に落ち着け、落ち着くんだ!ストレン」バキ!ガス!グシャ!
「ギャアアアアアアアアア!!!!」

10偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:19:13 ID:???
〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (10)第二の刺客〜

〜リバ−ティシティのとある裏通りで〜
「チッ・・・これじゃ足しにならねえや。」
「ちょ・・・か、返せよぉ!!」
フン、しつこい野郎だ!仕方ないからその吠え面を蹴ってやったら目の前のヘナチョコはすぐ黙った。いい気味だぜ・・とにかく今日の収穫はこんぐらいだろう。
「ったくシケてやがるぜ。」
「ああ、全くだ。」
「な・・・」
俺は吹っ飛んでいた。なんか、痛ぇ。俺を殴ったのは金髪野郎だった。あのヘナチョコの前に立つようにして俺の眉間を・・・・イヤ、もう考えるのは止めにしよう。何故ならパツ金が俺の胸倉を掴んで来やがったからだ。


全く今日は本当にシケてる。良い情報を持ってる野郎には巡り会えねえし、野郎の相手をする度に俺の手は痛くなるし、本当ツイて無い。コイツも今まで逢って来たタイプと同じだ。期待は出来ない・・・
ひとまず壁に押し付けて何か聞くか・・
「な・・・何だテメエは!?」
「・・・・曇り一家。この単語に心当たりは?」
「・・・・知らないな。」
ハア・・コイツもはずれか・・・
「あんた、サツか?」
「イヤ、それより上の存在だ。もうお前に用は無い。悪かったな。手間掛けさせて。ついでに言うが金は返しとけ。
もう一発喰らいたく無かったらな。」
「チェ・・・・ああ、そうそう、アンタ曇り一家について聞いてたよな。」
「ああ。そうだが?」
「曇り一家ってマフィア知らないけどよ。クラウディファミリーなら噂だけ聞いたことがあるぜ。」
・・・・・・・・え?・・・今の話がホントなら、初の収穫だ!!
「おいテメエ!その情報について知ってる事全部話せ!でなきゃ六連発行くぞ!」
「・・・・断る。」
ハア?オイ、冗談じゃない!ここで挫折なんて・・・
「ふざけるな!言え!言うんだ!でなきゃ10連発だ!」
「ヤダね。話すとこっちに損害が来る予感がする。とばっちりは御免だね。」
「グ・・・この野郎・・」
俺の肩に、誰かが触った。―エイダだ。
「デビット、私に代わって。こういうのは任せときなさい。」
・・なるほど。エイダはこれでも経験は豊富だ。口を割らせるのは彼女の方が得意かもしれないな・・。
「分かった。・・しくじるなよ。」
「大袈裟よ。軽くやってやるわよ。」


パツ金(デビットと言ったか?)から、どうやら女がピンチヒッターとして出て来た様だ。女は俺に近づいてくる・・・
「ねえ、私はエイダ。貴方の名前は何て言う?」
「R・M。ローデス・マーチンだが・・」
「そう・・私達はある任務で動いてる。それには情報が必要なの。・・・明確な情報が。だから、こんな薄汚い所にいるのよ・・・」
オイ、薄汚いとは失礼だな。それだけ言った後エイダは淡々とだが、明らかに無駄な話を続けていた。いつもなら聞き流すとこだが、何故か今回は落ち着かない・・・その理由は暫く分からなかった。でも、やっと分かった。
胸だよ、胸。エイダが上目使いで見る体勢と、着ているチャイナドレスの影響でどうにも胸が目に入ってくる・・。
つまり・・・恥かしい話だが目の向け所に困るわけだ。まあ、あれ、誘惑するって奴かな。参ったな・・・。
「・・であるからして・・」
「・・・・!」
急にエイダの目つきが変わった。止めの一発って所だな。
「情報が欲しいの。さっさと吐きなさい。でなきゃこのランドールM12が貴方を刺すわよ。」
俺の腹の辺りに、固い物が当たった。恐らくランドールとはナイフの事だろう。
「・・・・・・フッ、面白い女だな。良いだろう、情報をくれてやる。」
「そう、それで良いのよ・・。」


どうやらエイダは成功した様だ。
「・・・・女ってのは便利なもんだな。」
「これは専売特許よ。」
全く、呆れる女だぜ・・。俺達はローデスに連れられ、ある建物に向かった・・・


〜アメリカ:某所〜
「リーダー、G隊長がヤラれたみたいだが?」
「そうみたいだな。」
俺、クラウザーは左腕を摩り言った・・・
「だが、大丈夫だろう・・・奴が、アイツ等全員殺してくれるだろう・・・」
・・そう、R・Mが、な―――。

11偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:20:00 ID:???
〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (11)仲間の予感〜

――俺達はローデスに案内され、ビルの屋上に連れて来られた。ここで何をすると言うのだろうか?
「まずは俺の知ってる事を話す。噂を聞いたのは大体一ヶ月ぐらい前だな。丁度その時、俺は遊び仲間から異様な死体が発見されたって話を聞いた。このシティの海岸線に打ち上げられてたらしいが、残ってるのは皮だけ、中は銃弾で埋め尽くされてた死体だったらしい。」
確かに、何処かの町で異様な死体が発見されたって事を一週間ぐらい前に聞いたな・・・。多分あの筋肉ダルマにやられた奴だろう。
「・・・・・確かに異様だな。」
「ああ、その死体には銃痕だらけ、人の中身が弾だって思うぐらい綺麗に皮の中に入ってたらしいぜ。」
後ろで唾を飲む音が聞こえた。多分ブラウンだな。コイツ早速ビビッてやがる。
「その死体の他にも全身凍りついた死体、綺麗に五分裂きにされた死体とか色々あったらしいぜ・・・」
そう言うと、ローデスは双眼鏡を渡した。潮の流れからして、死体はマルバス島とか言う所から流れて来たらしい。
本人も島を何度か見た事はあるらしい。俺達も見る事にしたが・・・。そういやマルバス島なんて在ったけ?
「ン?」
何だコリャ。見えるのは唯の海だ。島どころか、岩すら見えない。
「あ、そうそう、発見された死体の中には・・・穴が開いた死体もあったらしいぜ!」
――!背中に悪寒が走る!この場を、すぐに離れなければならない。でなきゃ、死ぬ!
右に向かって転がる。隙間から見えたのは、両腕が馬鹿でかい槍になったローデスだった・・・。


ランスマン、コイツは、どこから情報を仕入れて来たのかは知らないが急に俺たちの組織に入れてくれ、と言って来た、かなり怪しい奴だ。だが頭はやけに冷静だし、人材も欲しかった頃なので仲間にした。経歴不明、年齢不詳と言う肩書きの中、奴は着実に任務をこなしてる。今回は俺達が盗聴してるレオン達の無線から得た情報を元に派遣した。悪運だけはやけに強いレオンでもてこずるだろうな・・・


俺が体勢を立て直した時、奴はこっちを向いて来た。チッ・・・コイツも曇り一家の仲間かよ!
「じゃ、改めて自己紹介と行きますか・・・。俺はランスマン、後は以下同文だな・・」
                 バトル・スタート 
「・・・・チッ。ブラウン!エイダ!戦闘開始だ!」
俺は愛用のステアー、ブラウンは・・・ありゃマインスロアーか?エイダはトンプソンM1短機関銃だ。確かブラウンが売買してるM1は空気を圧縮し、高速で発射する特殊仕様だったな・・この仕様では事実上装弾数無限となる。
ちなみに俺が買ったキャリコも同じタイプと言うことを念の為書いとくか・・・
――俺達は銃撃の連射音の中に包まれた―

12偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:20:44 ID:???
(続き)
〜10分後・・・〜
「・・・・どうした?もうグロッキーか?」
「ク・・クソ!もう一丁!」
奴の足元に向けて、ステアーを連射する。奴は軽々しく飛ぶが、そこが狙い目だ!空中に居る間、移動は
出来ないだろう。一気に弾幕を張り、ジ・エンドだ。
「・・・ワンパターンとはつまらん奴よ。」
・・・賭けは失敗した。全て、槍で弾かれちまった。―その時、背後からブラウンの声が聞こえた。
「ま・・・未だだ!」
マインスロアーの発射音が聞こえた・・・そして、弾が奴の胸に着弾した!幸い奴は気づいて無い。
電子音が、速くなった。
「ん?何の音だ?」
「残念でした!貴様にはマインスロアーの弾が着いてる。チェック・メイトですぜ。」
ドカァン!ドカァン! 
!何で二回爆発が・・・・?
「オイ、ブラウン!何で爆発が二回・・?」
「ダンナ、簡単な事です。弾が二重構造になっている特殊仕様って事でさぁ。」
「へえ、随分と便利だな。」
「まあな。」
しかし・・・それでは終らなかった・・・
「・・・まだだぜ・・・Mrデビット・・」
・・・・・奴は死んではいなかった。あの爆発を喰らって、生きてる。信じられない・・・。
「皆!さが・・・」
駄目だった。もう、俺達はこの屋上の、隅に来てしまっていた。
「残念でした・・・俺達に楯突いた事をせいぜい後悔しな!」
奴は跳躍した。空高く飛ぶその姿は、ペガサスの様だった・・・そして、自らの槍を固まってる俺達に向け、
迫って来る。しかし、そんな華麗さも吹き飛ぶ汚いエンジン音が聞こえて来た・・・。
バリィ!
ドアが破れ、バイクが一台跳んで来やがった。ライダーは手に持つ銃で奴を射抜いた。
「ウッ・・・!」
華麗に跳んでいた奴が地面に叩き付けられた。
「グ、貴様・・誰だ?」
「名を名乗る時はまず自分からだぜ?セニョール。」
まさか・・・この声は!

13偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:23:59 ID:???
〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (12)ただのハンサムな・・・〜

この声は・・・・
「ルイス・セラ・・・・!!」
「オイオイ、久々の再会にフルネームは無いだろう。」
・・・・あの事件の時、ルイスは死んだ筈だ。それが・・・何故生きてる!?だが、時は気が早い。
―奴のバトルフェイズだな。その腕で、俺達を突き通さんと、奴は立ち上がった。
「チッ・・・詳しい話は後だ。レオン!奴は俺に任せろ!」
ルイスはそれだけ言い残すと俺達の目の前に立った。教団事件で、村のサンドイッチのハムに成りそうな時に共に戦ったその背中と、全く変わらない腑抜けさの中にある芯の強さ。これは夢か?ウン、夢だな。
「・・・デビット。信じるかは自由だけど、たまには現実を見なさい。」
「俺の存在を勝手に夢にするな。」
アララ・・・


口の中に違和感がある。固い物が・・・多分歯だな。吐き出すと、血が付いていた。こんな風に『人間』にダメージを与えられたのは久々だ・・・・芯の強い、面白い奴だ・・そろそろ行くか。
「・・・行くぞ。」
シュン・・・
「チッ・・・またあの技か!」
デビットの声が聞こえた。奴の目が普通なら、奴には俺が再び見えない筈だ。ライダーには早速逝って貰おう。何処から攻めるか?
・・・・
――・・へ?――
「オイ、嘘だろ・・・・?」
大抵の奴は俺の姿を捜そうとして周りを見る。デビットの奴も俺から目を離した隙に背後から狙った訳だが・・
でも実際は避けられたがな。でも・・・コイツは俺が元居た位置から目を離さない!それどころか欠伸までしてやがる。
急に、銃声が聞こえた。何か鉄っぽい音がする銃声だな・・奴が撃ったのには間違い無い、しかし俺からかなり離れてる。俺は奴の右後ろに居るのだからな・・・
「・・・・!?クプ・・」
な・・・何か腹を突き抜ける様な物が・・これは・・・血?まさか・・・・・・・・撃 た れ た ?
そんな筈、ある訳が無い!奴は第一俺とは違う方向に撃ったんだぞ。と言う事は・・・跳弾しか・・でも何処で跳ね返させた?それよりも何故当たる!?跳弾で動く物を狙うなんてそれこそ非常識だ。一体どうやって・・・
ズキン!
「ウッ・・・・・!」
あ・・・足に痛みが奔る!俺の目の前に地面が近づいて・・・違う。俺がこけただけだな。今度は足を貫かれたらしい冗談みたいだぜホント・・・奴が、近づいて来た・・・・・これまでか。

14偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:24:59 ID:???
(続き)
・・・・・何てこったい。目の前にいる奴は腕が槍そのものだ。話には聞いていたがまさか本当とはな。お、デビットがこっちに向かって来た。俺にどういう事情か軽く説明し、そしてどう言う事か聞いて来た。まあ、そりゃそうだな。俺だって自分がよく見破れたと思うよ。種明かしの時間だな。
「いいかあ?コイツの能力はな・・・『超』高速移動だ。しかも残像を残すほど遅くない伝説レベルのタイプだな。」
「何!?」
「どういう仕組みかは知らんが・・とにかく速いんだ。」
「じゃあ、何でコイツは燃え尽きないの?」
セニョリータが聞いて来た。確かに、空気の摩擦によって普通は燃え尽きるだろうな。
「良い質問だ。コイツが燃え尽きないのは・・・コ イ ツ の 周 り が 真 空 だ か ら だ 。」
―――・・・・え?・・・・・―――
「そりゃ驚くわな。俺だって半信半疑だ。でもそれしか証明する理論は無い。まあ、正解は本人に聞けば良いさ。
・・な?」
「・・・・おみそれしました。って所だな。正解だ。ついでに言えば俺の体には酸素ボンベが仕込んである。能力を使っていない時に俺の皮膚を通して酸素を充填してる、以上だ。・・・次はこっちの質問する番だ。・・・お前はどこで跳弾させたんだ?それにどうやって俺に弾を当てた?」
「俺が跳弾させたのは・・・あそこだよ。」
俺が指差す先・・・それは手すりだ。この愛用のモーゼルで手すりに弾を当てて、跳弾させたんだ。じゃあどうやって当てたか?それは気配に基いてだ。どんなに速く動いても気配は殺せない、気配が来る位置を読んで跳弾させればクリティカル・ヒットと言う訳だ。
「フウ・・・お前誰だよ・・・。」
「ただのハンサムな・・・ガンマンさ!」
ガアン!


「・・・マジかよ。」
ルイスが奴の体に撃ってくれたが奴は、まだ立ち上がってくる。足に銃弾がヒットしてまでも・・・イヤ、奴の足はすでにボロ雑巾状態だ。普通なら立つ前に折れてる。と言う事は・・・奴の足から見える銀色の何かが奴を支えてる事になる・・・・あの時、俺のトラウマを増やす結果となった事件でよく聞いた音が聞こえた。・・・チェーンソーだ!
気づく頃には奴の脚が血のこびりついた歯車に変わっていた。どうやら血は奴自身の物と俺達の「先客」の物らしいな・・・なけるぜ。

158w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:25:55 ID:???
〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (13)アディオス〜

「俺達クラウディファミリーは特殊能力が3つ与えられる。1つ目はコードネームにもなる『武器』。2つ目は特殊な体質。3つ目は・・」
「体に仕込まれた便利グッズって事か?」
「正解。俺の脚の中には電動の歯車が仕込まれている。」
・・・どうやら俺達の足掻きは奴にとってそこそこだったらしい(まあ、殆どルイスのおかげだけど)。俺達の生き残れる確立が元々少ないのにもっと少なく、0に限りなく近くなった。
――奴の姿が消えた。どうやらまたあの技らしいな。・・俺の背中に確かに何かが感じられた。迷わず前転する。背中から、金属音がした・・・。ギリで攻撃回避、出来た様だ。
「俺がこの状態になっている時の攻撃を避けるとはな。」
奴の声が聞こえる。まさか・・・あの一瞬でここまで移動するとは!
「そこかぁ、レオン!伏せろ!」
ルイスの愛用のモーゼルが火を噴いた。この限界ギリギリの状況の為かは知らんが弾道が嫌と言うほど分かる。この弾道なら奴に当たる筈だ。俺も振り向きざまにキャリコM120(ブラウン曰くM110の改良版だからとか。)を発砲するが・・奴の咆哮が聞こえた。
チチチン!
奴の蹴りが中を斬った。火花が散る事を見ると・・あの脚で弾を蹴り返した事となる・・!
「ありえない・・。」
エイダが呆然とした様に呟く。当たり前だろうな、俺だって信じたくない。
「チッ、クッソオオオ!接近戦だ!」
「な・・止めろ!ルイス、無闇に突っ込むな!」
ルイスが奴に向けて猛ダッシュして行く!いくら何でも無茶だ。奴は攻撃が大振りな訳では無いし第一あの歯車を喰らったらアウトだ! 
― でも、俺はルイスの身体能力を舐めていた。ルイスは高く飛び、蹴りを奴に一発入れて見せた。ギリギリ奴の槍で防がれたが、いかにもやっと防げた、と言う様な感じだった。さらにルイスは素早く動き奴を翻弄している。あれは・・ムエタイだ!ルイスは肘や膝を凶器とし、奴を追い詰めている。しかし奴も何とかではあるが、追いついてる。・・・ルイス何時の間にあんな強くなったのやら。
ビリィ!
「チッ!」
奴の服が破れた。上半身が裸の、ネイキッド状態だな。
・・・・ン?何か、銀色に光る物が見えた。奴の体に埋め込まれてるみたいだったが・・・目を凝らすと、それは機械だった。確か奴は・・・・・もしかしたら!ステアーを取り出し、奴の背中に向ける。余談だが、自分の体がズタボロなのに今漸く気づいた。奴の槍が何度も掠り、俺を裂いて行ったのだろう・・・
(クソ、腕が上がらない・・)
今になって体中に刺す様な痛みが奔る。腕が震えて標準がつけ難い。
(こんな時に役に立たないなんて冗談じゃない!)
手に爪が食い込んで行く。それでも尚、震えは止まらない。チッ、今度は目も霞み始めた。もういい、出たとこ勝負だ。俺の指が、トリガーを引いた。
「ルイス!そいつから離れろ!」
タタタタ・・
・・・やったか?

168w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:26:32 ID:???
(続き)
レオンが急に撃って来やがった。どう言う魂胆かは知らんが俺が奴から離れたら・・!
「フウ。オイ、デビット。今更何だ?この攻撃は?」
「そうだぞレオン!どう言う積もりか知らんが俺がコイツから離れたら・・」
今喋ってる間も本当は急ぐべきだった。奴があの技を使っちまう!
奴は――消えちまった。
「ありがとよ、デビット!貴様のお陰でまたこの技が使える!」
何処からとも無く声がする。
ガチイン!
今度はエイダの後ろで金属音がした。エイダは避けたが、掠り傷が痛々しい。
「・・・・それは・・・どうかな?」
「何!?!これは!?」
奴の姿が見えて来た。でも、何か様子が変だ。体から煙が出ている。それに焦げ臭い・・・。
ゴオオオ!!
「な・・・・」
目の前で起こった事が信じられなかった。奴は燃え尽きちまった。どう言う事だ?奴の周りは真空の筈・・
「おいルイス。お前が解いたトリックをお前が見破れなくてどうする?」
「!・・そう言う事でしたか。さっき奴を撃ったのは奴が空気を貯めていたタンクに風穴を開ける為。そして技を使えば燃え尽きる様に仕向けられたって所ですかね。」
「その通りだ。」
ガタン!
「・・・まさか・・・嘘だろ。」
「ランスマン、未だ生きてるのか!?」
『ウギャィルァアアアア!!』
ブッルウウンン!!ブォオオオオオ・・グシャ!
『ぐ・・』
「しつこい男は嫌われるぜ・・アディオス!」
ガアン!


ランスマンは立ち上がり、声に成らない声を上げて突進して来たがルイスにバイクで撥ねられモーゼルも喰らって倒れた。どうやら今度こそ終ったらしい・・
――! 膝が・・・急に笑い始めた。もはや視界のピントも合わない。
「・・い!レオ・・」
「ダ・・の容態は?」
「出血多r・・しかも熱が・・」
此処までが俺の記憶の範囲だ。

178w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:27:09 ID:???
〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (14)この病院の・・・〜

俺は、頭痛に悩まされ目を覚ました。・・ここは何処だ?確かランスマンとの戦いが終わって意識を失いそれから・・
・・何かあった様な気がするが思い出せない。周りを見渡すとそこは白い空間だった。まさに「無」の一言が良く似合う空間。俺はその中心に寝そべっていた様だ。手持ちの物を確認すると一応武器は全てあった。そこで俺は重大な事に気付く・・・エイダ達は?俺の仲間は何処に居る?この空間では、人を捜すのは容易な筈だ。なのに・・・俺の仲間は見当たらない。
「エイダ――!ルイ――ス!ブラウン――ッ!何処に居る――!?」
無音が答えた。俺の心に焦りが生まれる・・・。一人では・・・一人では、イヤダ・・。アノキオクガ・・・・
周りにゾンビが・・・・見え始めた。もう・・嫌だ。あれはもう味わいたくない・・
「ウォオオオオ!!」
ミンナシネ!シンデシマエ!ゾンビナド、ゼンインシンデシマエェェェェェェ!
―――惑わされるな!―――
不意に声が聞こえた。この声は・・・アイツの声だ・・俺を捨てた・・・親父・・何で今更・・
―――お前は逃げてるだけだ!バイオハザードと言う傷を精神に負い、心に蓋をしている!目を背けるな!その幻を振り払い、打ち勝て!その先にお前の真実が見える!―――
「・・・・・!」 
「おお!意識が戻ったか!」
「・・ッ!貴様は!」
まさか、貴様が生きているなんてな・・・・・オ ス ム ン ド ・ サ ド ラ ― ! !
「いかにも、私はオスムンド・サドラ―。この病院の院長だ。」
サドラ―のにやけ顔が、微妙に腹ただしかった。どうやら此処は病室で、ずっとベットで眠っていたらしい。
「まさか病院まで開いて俺に復讐しようとはな・・・」
「?何の事だ?」
「忘れたとは言わせないぞ!一年前の教団事件でお前は俺に殺された筈だ。なのにお前は生きている!考えればすぐ分かる筈だ!貴様は俺に復讐しようとしているに違いない。だからこそ、俺を殺そうと入院させた。違うか!?」
「・・・・・何を勘違いしてるか知らんが私は死んでないし、君に対する復讐心も無い。只のボケた爺さんだ。」
「何!?」
「まあ、とりあえず私の話を聞け。それで全てが分かる筈だ。」
そう言い捨てると、白衣を着たサドラーは淡々と過去について話し始めた・・・


あれは・・そう。君が言う「教団事件」を起こそうと考えた時だった。アメリカの大統領をさらう計画は立っていたからエージェントの対策をどうするかと考えていた時だったな。私は封印されていたプラーガを改良、三種類開発した。一つ目は「ガナードプラーガ」まさに奴隷と言うに相応しい存在だ。二つ目は「幹部プラーガ」ガナードプラーガを支配できる上位種だ。そして・・「マイスタープラーガ」この世に一体しか存在せず、全てのプラーガを統べる力を持つ。そして、私は当然の如くマスタープラーガを体に寄生させた。そして、ある能力を付け加えた。
(もし寄生元が生命の危険に陥った時、寄生元への寄生を解いて自らが盾になる)
これが真の最終手段だった。そして、時は来た。
・・・あの時は二人ともボロボロで、私も君も瀕死の状態だった。そして君は特殊なRPGを駆使し、戦いに勝利した。
その時私はプラーガの最後の力で海へ脱出させられて、爆発する島を海から眺めていた訳だ。
・・・・それから私は自分の所業が恨めしく思った。何故なら私の性格はプラーガによって支配されていて、あの様な悪夢を起こすまでに成ってしまったのだ。私は自分の罪の重さを知り、罪をを償うべく、ルイス、クラウザー、そしてヘリに乗っていた若造の遺体を回収した。さらにそれらの遺体の傷の修復を出来る限り行って、冷凍保存。そして、プラーガによる生命の蘇生の研究に没頭した・・・。それから数ヶ月、私は研究を完成させた。まず、高知能のプラーガを寄生させ、脳の中にあった電気信号の痕跡、つまり記憶を読み込ませる。そして脳の中にある人格をプラーガがコピーしてその人物像を創り出し、その人物の記憶、思考を用いて、遺体を動かす。生前と同じく血も流れ、腐敗する事も無くなる。
「つまり、プラーガを人間の脳代わりにするってことか?」
そうだ。そして、元あった脳はプラーガと言う第二の脳が出来た為、主に記憶等に使われる事となる。さらにはプラーガがその脳をフル活用するから運動神経も超越した物となる・・・と言う訳だ。そして私は蘇生したルイス達と共に病院を開き、プラーガ療法を行う事とした。
「プラーガ療法?何だそりゃ?」
活動力も弱く、寿命も短いプラーガを寄生させて全体の傷の治りを速くする。そして傷が完治する頃に、プラーガも寿命を終えると言う訳だ。体の中で死んだプラーガは痛みを与える事も無く、溶けて行く。それでここも繁盛して来た訳だが・・。

188w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:27:45 ID:???
〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (15)襲撃〜

それでここも繁盛して来た訳だが・・。実は、此処から脱走した人間が丁度6ヶ月前に居たんだ。
「そいつは?」
「君も良く知ってる人間だよ。―・・ジャック・クラウザーだ。」
「クラウザーが!?」
「ああ、彼はプラーガのサンプルとプラーガによる一時的な人体強化に関するレポート、サイボーグ論理のレポートをを奪った。」
ケネディ君は私の人体強化、サイボーグと言う単語に顔を顰めた。
「まさか今度も変な事考えてんじゃ無いだろうな・・」
「アホか。私が考えてるのあくまで護身用の為だ。プラーガは音波で活動をするが私はプラーガの力を無くしているし力もあの杖が無きゃ音波として伝わらん。」
「サイボーグは?」
「私の個人的趣味だ。幼少の頃サイボーグのメカニックに憧れていたし・・一応言うが私も科学者の端くれだ。」
「天才は全員気狂いさ。」
「・・話がずれたな。まあ、そんなこんなで慌てふためいていたら奴等の最初の犠牲者が出て来てしまった。」
「・・ランスマンが最初に被害者が出たのは1ヶ月前と言っていた・・五ヶ月で大掛りな組織を造ったって言うのか!」
「そう言う事だ。私はルイス達に独自に調査させた。そしてある事実が浮かび上がった。」
そう言い、私は近くのホワイトボードを引き寄せた。そしてペンを取り、見易さを心がけて調査結果を綴った・・。


サドラーが書いたのは以下の様な内容だった。

1:組織は合衆国の非公式特殊部隊を丸々誘拐、改造して造りだした。

2:組織の目的は不明だがその為に合衆国から何か書類を奪おうとしている。

3:組織の本拠地は無人島「マルバス島」にある。位置は・・(以下略)

4:この件の対応策に、政府は諜報員、デビット・ジョーンズ(レオン・S・ケネディ)を投入した。

へえ・・随分とまあ調べたものだ。コイツは合衆国のデーターベースの遥かに上に位置している。これも人間の脳をフル活用していると言う事か・・
「情報の収集能力は感心するがそろそろ俺の現状について教えてくれないか?」
「そうだな・・。君が運ばれたのは30分ほど前だ。」

〜30分前〜
ブラウンこと、俺達は我が弟のルイスに連れられ、味気無い病院に着いた。ダンナの体をエイダと背負って病院の唯一の看護師と言う雰囲気を漂わせる若造の担架に乗せた。車輪の音が虚しく広がる中、診察室と書かれた表示が目に入った。ドアを開けると、一年前にルイスを殺したジジイが居た。
「貴方・・随分と死に底無いなのね。」
「・・フ、余計なお世話だ。ところでその銃の安全装置を元に戻してくれないか?」
サドラーが言った事で、ようやくエイダがその懐に鈍く光る物を構えている事に気付いた。
「ところで患者は?」
「名前はレオン・S・ケネディ。見た目で分かる様に出血多量。まだ確認は出来ないが熱がある。何らかの形で化膿している可能性もありだ・・。」
・・ルイスはやはり何か変わっている。弟は、こんな快活な男ではなかった。唯の、臆病で情け無い男だった。それが何故?
「分かった。ルイス、血液検査をする。いつものを頼むぞ。」
「OK。注射器と消毒。」
この時のサドラーの手際の良さには目を見張る物があった。的確に薬を塗り、ピンポイントに針を刺す。注射器に付いてた試験管は、あっという間に赤い物で満たされた。絆創膏を貼り試験管を検査機の中に入れる。
・・機械音がした後、紙が出て来た。どうやらダンナの血液をグラフで表した様だ。それを手に取り目を通して行くサドラー・・。       
「やっぱりな・・・これはBB症候群だ。」
「BB症候群?そんなの、聞いた事無いわね。」
同感。一応医師免許を持ってる俺も聞いた事は無い。恐らく非公式の病状だろうが・・感染症らしいな。
「大丈夫だ。これは特に感染する訳でも無いし投薬すればすぐ治る。それより、君達にはやる事があるだろう。」
・・そうだ。俺達には曇り一家とやらを潰す仕事があるんだった・・。ダンナの為にも、な。そしてアイツに復讐・・
俺達はルイスに連れられて、病院を出た。


大体状況は読めた。
「で、何なんだよ?BB症候群とやらは。」
「まず熱の症状から始まり、発症から2週間吐血を繰り返す。そして血液が・・破 壊 さ れ る。致死率90%だ。」
成程な・・。ッてオイ!
「なら早く薬をくれよ!」
「残念ながらそれは出来ない。答えは簡単、薬なんて無い。」
――な!?
「そこでだ。プラーガを寄生させれば体は再生、完治する。しかしそれは人を捨て、怪物として生きて行く事を意味する。どうだ?人を捨てて生きるか、死ぬか。」
「・・フ、アンタ鬼か?」
・・・ドォオオオン!
「爆音・・!敵襲か!?」

198w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:28:17 ID:???
〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (16)ケジメ〜

爆音は遠くに聞こえた。近くの窓を覗けば煙と共に団体さんの御出ましだ。どうやら部隊を引き連れ俺を殺そうって算段らしい。近くにあるジャケットを羽織り、銃器を取り出そうとするが・・。
「オイオイ、その体で動こうって考えるのは無謀にも程がある。それに動けてもドクター・ストップが掛かる。」
「チッ!」
フッと体中が掠り傷だらけだった事が脳裏に浮かぶ。傷があった場所には包帯や絆創膏が見受けられる。思えば何時死んでも可笑しくなかった状態を実際に生き延びた自分に失笑する。他人事の様に思えもするし、自分の体験の様に実感も出来た。全く可笑しな感覚だ。
「大丈夫、マイクに脱出の手段は用意させてあるからさっさと逃げろ!」
「そうか・・ちょっと待ってくれ。荷物をまとめた後、俺もアンタと一緒に行く。」
「・・何を言ってるんだ?その間に私が足止めをするからお前等二人逃げるんだよ。」
「ハア!?ちょっと待て、アンタはどうなる!?」
「私は・・まあ、アレだ。」
その時のサドラーの顔は、俺がよく知ってる顔だった。何かによって固められた、てこでも動かない顔。そして、俺は小包を渡され、外へ追い出された。
『ターゲットの病室は近い!一気に畳み掛けるぞ!』
メガホン独特の響きがここまで伝わってくる。玄関をブチ破り、近づいていたらしいな。しかし何処と無く懐かしい響きの声だ。この声どっかで・・
「この階段をまっすぐ上って行けば屋上に着く。そこでヘリに乗れ!」
「オイ・・」
「行けと言ってるだろう!」
サドラーは背を向け、あっちへ走って行った。俺はその場に立ち尽くし、動けなかった。イヤ、正確には動いていた。唯、階段へ向かって行く。自分の意思とは正反対に。

〜その頃のエイダ達〜
ブラウンが運転するジープでマルバス島へ行く間、私は全く周りの景色が見えなかった。ウェスカーに行う定期連絡を入れないまま一日が過ぎ、そして危険を冒そうとしている。厄介な事になった。このまま死んでしまっては意味が無い。デビットが病院で過ごす様になってしまっては殺すチャンスが少なくなる。合衆国が用済みと言う事で消してくれたら良い方だが、報告書の整理に困る。しかし、時は刻一刻と過ぎ去っていく。周りは黄金に輝く海、時刻はPM5:17。
ジープの機能で海上を飛んでいる私達を照らす太陽には、目を細めなければ周りは視認できない。
「兄貴!あれだ、あそこがマルバス島だ。」
ルイスが声を張り上げる。どうやら私達は着いた様だ。
「皆!今からコイツを海面スレスレまで落とす。しっかり?まってろ!」
車体がガクンと揺れ、海へ近づいて行く。相手側がレーダーを持っていてもこっちが確認される事は無いだろうが、目の前に岸壁が見える。ブラウンがハンドルを切り、海面に垂直になった。そして島の地面に車体の底を擦りつけた。
しばらくの沈黙の後、口を開いたのは私だった。
「どうやら、無事潜入出来たみたいね。」
「気付かれては無さそうだな・・あっしが配った武器を確認して、ちゃんと動くか確認を。」
病院の外で配られた武器を見る。どうやらジャミングが起こったりする心配は無さそうだ。
目の前に広がる密林、ここが私達の戦場だ。


〜病院〜
階段を登りきり、屋上に上がれば今にも離陸しそうなヘリが居た。
『レオン、早く乗れ!』
言われるがまま、俺はヘリに乗り込んだ。パイロットは俺と同じ位の年齢らしく何処と無く、親近感を感じた。
「アンタがマイクか?」
「ああ、初対面では無いが初めまして。」
「こちらこそ・・。サドラーは見捨てちまうのか?」
「・・・あれは、もう決まった事だ。サドラーはもう覚悟している。」
「いいのか?アンタも恩は感じているだろう?」
「・・もうこの事について話したくは無い。ブラウンとか言う奴からの小包は開けなくて良いのか?」
今、自分が必死にアタッシュケースと共に小包を持ってる事に気が付いた。開けると手紙があった。

ダンナへ
今、これを読んでるという事は目が覚めたって事だ、良かった。
俺達はそれぞれに武器を持ち、マルバス島へ行く。ダンナの武器はこの包に入っているから好きな様にしてくれ。
後、サドラーには感謝をしろよ。アイツが手当をしなきゃアンタは死んでいた。礼はキッチリ返すのが男のケジメだ。

P.S.
武器の使い方を書いておく。ナイフだから使い易いだろう・・

鞘に収まったナイフを握り締める。俺の中で何かが弾けた。
「テイク・オフ!」
ヘリが離陸した・・迷ってる時間は無い!ナイフとステアーを握り、ドアから飛び降りる。
「・・レオン!?」
「マイク、俺もケジメを付けるべきなんだ!すぐ戻る、サドラーを連れてなぁ!」
来た道を戻り、サドラーの元へ急ぐ。サドラーの無事を祈りながら・・・

208w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:28:49 ID:???
〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (17)それぞれの志〜

〜マルバス島〜
空はすでに漆黒の闇と成り、鬱蒼とした森はさらに暗さを増していた。本当はこんな時に森に突入するのはかなり無謀だ。しかし、メリットも僅かながらある。
「・・イ、オイ、エイダ。」
「!・・何?」
「オイ、話は聞けよ。今、突入の作戦を考えていた所だぞ。」
「ゴメン、聞いて無かった。」
「ハア〜・・いいか?このまま突入するのは危険だから、赤外線ゴーグルとサバイバルナイフ、俺の配った武器を装備して別々に突入するんだ。バラけた方が相手の力も分散させる。」
「そう・・分かったわ。」
各々突入する事を聞いて、私にはさらに都合が良くなった。これなら、私も任務を追行出来るし私の仲間にもリスクは無い・・・
「・・・え?」
「何だ?」
「イヤ、何でも無い・・・」
今、私は仲間へのリスクを考えた。只、利用すれば良いと思っているのに・・何故?
「それぞれ、携帯食料、救急キット等も持ったな!?各自、15分の間を置いて突入しろ!良いな?」
そして、ブラウンから順に、森へ消えて行った・・・

〜30分後〜
全員(と言っても3人だけだが)の内2人が森に消えた頃、私は鉄の塊を取り、突起を押した。
「エイダ、随分と定時報告が遅くなったじゃ無いか。どうした?」
「ウェスカー、都合が悪くなった。今・・」
私の報告を受けた後、ウェスカーは暫く沈黙していた。彼も随分悩むのね・・
「そうだな。その組織には、確か我が社の配下のスパイが居た。そいつと接触し、良い様にしろ。」
「了解。デビットの性格からすれば彼は此処に訪れる筈、そこを二人で仕留めるわ。」
ピッ
さて、dirty freelyに寄りましょうか。・・泣けるわね。

密林の中を俺は歩いてる。周りが赤いのは赤外線ゴーグルを付けてるから。足が痒いのは草で俺の脚が切れたから。
後ろから、音が聞えるのは追跡者がいるから。・・・さっきからずっとつけられている。相手もこっちが気付いてる事には分かっているだろう。何時襲って来るか?それは分からない。今、思想を巡らしているこの瞬間、襲われるかも知れない。埒があかないのは判りきった事だ。モーゼルを手の中で躍らせているから相手も簡単には突っ込んでは来ないだろう。
「オイ、後ろに居るのは分かってる!さっさと出て来い!」
我慢が出来なくなり、つい声を出してしまった。振り向けば、赤い物体が数体蠢いている。団体さんか・・・。
ゴーグルを外して見ても確認は出来なかった。迷彩服で隠れて見えない。ゴーグルを再びかけ、モーゼルを構えた。
「It’s game time!」
ガアン!


「出ましたか・・・」
今、大人数に囲まれている。しかも全員物騒な装備だ。悲しい事にゴーグルを付けていなければ相手は見えない。
こんな事なら最初から固まって来れば良かったのかもしれない。・・誰かが「そんな事を言う様じゃ男とは呼べない。」とか言った様な気がするが・・気のせいか。俺達もそれ相応の装備はして来た積もりだ。手元にコイツ等がある限り、大丈夫だろう。

〜病院でのブラウン達のやり取り〜
「オイ、兄貴、何時まで掛かるんだ?早く出たいのに・・」
「もう少し・・後少しだ。」
ドライバーを回してネジの行く末を見守る。短い時間で銃を仕上げるのは簡単な事ではない。しかし無いよりはマシと考え、作ってる訳だがな。ひとまず銃のバレル、グリップなどベースは出来た。後は微調整とテストだ。
「なあ、兄貴。こんな時に銃を作る位なら自分の品を使わせろよ。」
「イヤ、そう言う訳には行かない。弾は幾つ必要か不明だし現地調達も無謀だ。・・よし、出来た。」
俺の目の前には、即席の割にはよく出来た・・と言うべきだろうか。とにかく銃が3丁あった。
「エイダ、アンタの為に作った銃、トンプソンM1短機関銃MGver.(エムワン〜エムジーバージョン)だ。空気中にある窒素を銃身の中で固めて撃ち出す。事実上弾数制限は無い。本物のトンプソンと同じ様な威力、連射力に弾が衝撃を感じたら八方に四散するオマケ付だ。簡単に言えば相手に当たった弾は爆発する。正にミニグレネード(MG)。」
「・・それ本当に今作ったの?」
「ああ、そしてルイス。お前にはコイツだ。」
「兄貴、それ俺のモーゼルと変わらないんじゃ?」
「・・・全然違う。連射力は落ちるが威力はお前の物の最大改造の十倍に匹敵する。」
「弾はマグナム並みの威力って事か・・・」
「ああ、コイツも弾は無限だ。名前はモーゼルZ100(ゼットワンハンドレッド)だ。俺の中での通称はデスシカゴタイプライター、レッド999だ。」
「・・・・」
「どうした?二人とも黙りこくって。」
「カッコ悪いな。」
「五月蝿い。」
「でも、兄貴達のは?」
「ダンナのは病室に置いてある。俺のはいずれ見せる。」

218w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:29:21 ID:???
〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (18)失望〜

〜病院〜
階段を駆け下りて、手間が掛かる奴等をステアーで駆逐する。だんだんと銃声がハッキリし、サドラーの場所が近くなっている。銃声と共に轟音が響いていく。・・ここで疑問が生じた。サドラーは何故相手を受け持てた?奴は普通の人間となっている筈なのに戦える?見た所サドラーは高齢だ。武器を扱えるとは思えないし武術の達人とは言えないだろう。・・奴は嘘をついている。何か、奥の手を隠している。それは分からない。だが、その使い方は間違ってはいないだろう。
不意に、目の前に物が降って来た。・・敵兵だ。死んでいるが迷彩服、円盤型のガトリング・・盾にも武器にも使えそうな物だ。拝借させて貰おう。敵は所々が引裂かれている。見える機械が痛々しいが・・
「こんな怪物が居るなんて聞いて無いぞ!さすが、―の犬って所か!」
悪寒がし、走った。嫌な予感が・・
「マジかよ・・・サドラー!」
教団事件の最後の時に戦った怪物が居た。足を突き出し、盾ごと敵をブチ抜いている。見れば所々に生傷が見受けられる。でもそれは体から出た触手で修繕されて行った。あの孤島に居た病人野郎と同じだ。
「ヒィイイイ!」
所々に逃げ惑う兵士、切裂かれる兵士が居た。
「!ケネディクン、ナゼモドッテキタ!?」
声が聞き取り難いがどう言っているのか分かる。
「サドラー、俺はアンタを置いて行く積もりは無い!助けられたままじゃ終れないんだよ!」
「・・カンジャノタメニミヲハルノハヨクアルガ、ワタシノタメニカラダヲハラレタノハハジメテダヨ。」
「ターゲット発見!命令により射殺する!」
「フン、邪魔だ!」
顔面にステアーを撃ち蹴り飛ばす。そして胸に向けて発砲する。敵はのた打ち回った後、動かなくなった。後ろに居る団体さんの足を狙って掃射。全員がドリフみたいにころんだ所にサドラーが足をブッ刺した。だが、相手は一向に減る気配は無い。・・あれを使おう。
「サドラー。連射する武器を持つ相手に有効な距離は何処だと思う?」
「?エンキョリデハナイノカ?」
「残念・・・正解は接近戦だ!」
ブラウンからの贈り物、ナイフを取り出し、敵陣に向かって行く。
ブラウンの説明書が頭を過ぎる。


ダンナ、コイツの扱いには注意してほしい。初めに言うがコレは 2 0 0 0 ℃ の熱気を放つナイフだ。
仕組みはグリップに内蔵されたモーターによる発熱。モーターのスイッチは持ち主がナイフを 握 る 事 によって入りモーターは高速回転して熱を発する。ナイフを強く握る事によってさらにスピードは加速され、温度も上がる訳だ。だから、刃の部分は決して触ってはいけない。以上だ。


俺は夢みたいな武器はあまり信じたくない。俺達が体験したバイオハザードをゲームにしたと言う事があったが無限ロケットランチャーだの全武器無限だの、アホらしい。ナイフをみたら、赤の光が纏われていたがまだ半信半疑だ。相手の隙を通り抜け、直接攻撃する。
「うわあああ!」
飛び散る鮮血、そして、床に落ちた相手の腕。
「本物かよ・・。」
効果が確かめられたら迷ってる時間は無い。
「行くぞ!」
ステップを踏んで相手を切り裂く。頭の中にお気に入りのロックの曲が流れる。体が踊る、逆に相手は倒れていく。サビが終わり、テンポと共に最後の敵を斬る。軽い息切れと共にナイフを下ろした。
「ミゴトナモンダ。」
「サドラー、褒め言葉はいい。何故黙っていた?プラーガが体に居る事を。」
「・・ワタシハ、コノカラダデイルコトニフカイヲカンジル。ワタシヲニンゲンヲコエタモノニシテシマウカラ。ダガ、ソノウラデカイカンヲカンジル。ジブンハイマイキテイルトイウカンショクヲカンジル。ダカラ、サイゴニコノビョウインゴトフキトバシテ、カイカンヲカンジテイキタカッタワケダ・・」
そう言うと、サドラーは爺さんの姿に戻った。足を体に入れ、手の触手を戻し、顔を普通の状態にして・・
「ケネディ君。これを。」
「これは?」
「プラーガのサンプルだ。BB症候群が発症した時、これを体に注射しろ。そうすれば症候群は消える。マイクに持たせようとしたが忘れてしまっていてね。」
・・この爺さん本当に頭大丈夫か?患者の薬を忘れているなんて・・まあでも敵も居なくなったし、ここともおさらばって所だな。差し込む夕日の眩しさが、俺を称えた。
「私はここの自爆装置を作動させる。ここは吹っ飛ばした方がいい。ここらは人は少ないしビル解体の時みたいにまわりに爆散はしない。」
そこで、ありえない物を見た。サドラーの口から赤い液体が出てきた。体にも、紅い斑点。
サドラーの体勢が崩れた。抱きかかえる様にしてサドラーを支える。後ろに、満足そうな笑みを浮かべた男。そいつは・・
「・・教官!」

228w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:30:26 ID:???
〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (19)血、轟音、ジャングルにて。〜

兄貴から貰ったモーゼルに火を噴かせる。木の葉が幾つか舞ったが、相手に当たった様子は無い。近くの大木に身を隠した。ハッキリ言って、こんな条件の悪い場所は無い。俺の吐息がやけに目立つ・・・。
チュチュチュチュチュン!
「チッ!」
左から来るマシンガンの弾を右に飛んで避ける。丁度岩が見えたからそこに飛び込んだ。岩を背に、相手を見たら視認出来る限りで五人居た。手元には、マシンガンと・・・鞭だ。鞭の先に、碇が付いている。そして目出し帽を被ってる。
全員の視線は俺の隠れている岩に集中していた。コイツ等とはあまり付き合いたくない。手榴弾を放る。幸い奴等には気づかれていない。
ドォオオオン!
「ウアアァ!」
すかさず飛び出し、発砲。狙いは無論頭に決まっている。全員が倒れた。
「お前等のミスは二つ。まず一つに、手榴弾に気を取られ過ぎている。二つ、突っ込む勇気を持て、って聞えてないか。」
銃をホルダーに締まって歩き出す・・・。ん?そういやコイツ等なんで俺が岩に隠れているのに気づいてたのに手榴弾とか投げなかったんだ?それにリーダーらしい奴も居なかったし・・・。
「!」
気づいた時にはすでに遅かった。俺の脚を激痛が襲い、倒れる。首を向けたら、紅い飛沫が舞っていた。やはり、倒させたのは俺を油断させる為・・
「ルイス・セラ。お前の弱点は、油断しすぎだ。」
男が歩いてくる。リーダーの様だ。
「俺がウィップマンチーム隊長、ウィップマンだ。」
・・・悔しいな。仲間を囮にして勝つ様な奴に一本取られるなんて・・・
「ヘッ・・・」
「何がおかしい?お前は負けたんだぞ?」
「・・・誰が負けたって!?」
手に筋力を込め、全体重を支えきる。
「!・・立ち上がるとはなかなかだな。」
「違う、痛みを吹き飛ばしたんだ!」


ゴーグルから見える世界は、決して視界が良いとは言えない。だが、それでも兵士が俺にMP5(サブマシンガン)を向けているのが良く分かった。俺を中心に、正方形を描くように四人が囲んでいる。
「判っていると思うが、動いたら蜂の巣だ。」
口径が9mmで1秒間に約10発発射するこのマシンガン・・俺を蜂の巣にするのは容易い事は判りきっている。問題はどうやってこの状況を乗り切るかだ。今でこそ、手を上げているがマガジン部分を掴み銃を奪い取ることが出来る。それか跳び膝蹴りをかましてから兵を羽交い絞めにするか・・・安全なのは銃を奪い取る方だ。俺の小さな自己座談会は終了した。
「Sorry,Stranger・・・」
「!?」
右手でマガジン部を掴み、手前に引く。相手の横に入り、脹脛を蹴る。木の枝を折る様な音がして、銃を掴む力が緩んだ。素早く構え、相手が居た所に自分を置く。安全装置は無論外れていた。
「う・・・う・・・」
敵の呻き声が聞える。頭に一発、引き金を引く。事無きを得た訳だ。
シャリィイイイン・・・
「・・・何!?」
「よくもやってくれたな・・!」
敵兵の一人が剣を抜いた。それは何処だったと思う?マガジン部分だよ、マガジン部分。どうやら安全装置を掛けてマガジンを引くと出てくる仕掛けらしい。コイツは武器のネタに使えそうだ。・・デビットのダンナ当たりに試作品を売りつけてみよう。なんて悠長な事は言ってられない様だ・・剣が回転し、真っ直ぐ俺に向かって来る。MP5で弾き返すと、弾が飛んで来る。銃はすぐには使えない。伏せて、横向きに構えたMP5を乱射する。さすが、新しい機関銃の始祖と言うべきか振動は少なく、上手い具合に相手を倒して行った。兵士の身を、9mm弾が切り裂いて行く。   
血が舞い、生命が失われていく。此処とも用済みだな・・・弾と、装備品を頂戴して先へ進もうとした時だ。
微かだが、金属音が聞えた様な気がした。軽いデジャブのある音。ついさっきに聞いた・・・。・・!
「チィイイイ!」
気づいた時には、もうすぐそこまでに銀の刃が迫って来た。伏せた時、フードの一部が持ってかれた。随分と危ない真似をする奴だ。
「避けるとは、なかなかの洞察力だ。」
「全く、随分と危ない真似をするじゃないか・・・。良い子は真似しちゃ駄目だぞ。」
「フン、本当に良い子ならこんな場所には来ねえよ!俺はソードマン部隊隊長、ソードマンだ!」
「俺はブラウン・セラだ。Wercome,Stranger!」
俺が自分用に作った武器、はたから見たらRPG-7の寄せ集めに見えるだろう。まあ、そのまんまな訳だが。でもエイダのM1短機関銃の爆散する仕掛けを応用し、空気を発射して通常と変わらない威力を持っている。しかも寄せ集めと言うことあって連射が可能である。
「・・・反則だろ。」
なんだ、しっかり判ってるんだ。

238w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:30:56 ID:???
〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (20)血、轟音、ジャングルにて2〜

体に纏わりつく葉がこのジャングルの鬱陶しさを引き立てている。ゴーグルから見える視界も良くは無い。だが、今の私にはそんな事どうでも良い。只、任務の成功の為に動くだけだ。ウェスカーの話では、この組織の中にスパイが居るらしい。だから、ある程度目立つ様に動いてる訳だが・・・本来ならフックショットで森の上を駆け抜けている所だ。・・今気づいたが私は怪我人なのだ。背中の肉をほぼ溶かされたに等しくも、健康的に生きている。包帯の鬱陶しさも無くなった。
ガサ・・
「・・・・フン。」
どうやら思考を巡らしている間にお目当ての敵に辿り着いたようだ。都合が良い。後ろから狙ってスパイについて聞き出そうじゃないの。敵の姿を確認する・・・。
カチャ・・
「!」
「動くな!動いたら撃つ!」
どうやら先手を取られたようね。非常に残念だが少し手荒に解決するしかない。私はゆっくり手を上げ、敵兵の方を向いた。服装は目出し帽にグリーンの迷彩服。腰に通信機、背中に長い鉄棒がある。装備はMP5、実戦に向いたサブマシンガンだ。そして5人に囲まれている。その内の一人に向き直った・・。
「・・・貴方、人に銃を向けるのは初めて?」
「フン、この道2年半d」
ベキィ!
「!!」
旋風脚で一人を気絶させ抱え上げる。マシンガンも頂戴した。
「う・・・うひゅなぁ!うひゃないへふへぇ!」
彼は、骨折した口で必死に命乞いをしている。だが、人生はそれ程甘くない。彼の首に巻き付けている腕の力を強めた。
グゥと言う、呻き声が聞こえた。他の敵兵は如何するべきか悩んでいる。
「大丈夫、殺しはしない。」
小声で囁いたら、掴まれている敵は安堵したのか、強張っていた首の筋肉を緩めた。しかし彼は気付いていない。私がドレスの胸の脇からダガーナイフを取り出したのを。
「なんて、ね。」
「ンンゥ!」
彼の言葉は恐怖からか、聞き取れるほどハッキリしていなかった。今まで首を絞めていた右腕を、ナイフを持っている左手に切り替える。左腕でしっかりホールドしたら、体で敵を押し出す。無論敵の首に宛がわれたナイフは首を切り裂き、致命傷を与える。敵の数人が倒れる。
「道連れにしてくれてありがとうね。でも・・・もう御役御免だわ。」
久々に女らしい台詞を吐いたと思ったら、私の手は背中に掛けてあるトンプソンに伸びていた。安全装置を手早く確認し、銃口の近くのグリップを握る。トリガーに掛けた指を・・・一気に引く。
「アアアアア!」
「ウァアアアアア!」
「ヒィイイイ!」
様々な悲鳴が交差するも.45APC弾は兵士の体を無情に飛び交った。そして・・・
バァン!ボォン!ドガァアアア!
既に兵士の命は果てていた。だから、爆発など意味の無い事なのかも知れないが、爆散した窒素の摩擦の影響で炎が上がる。火葬がせめてもの礼儀だ。でも・・・
「あ、スパイの事聞くの忘れた。」
ある意味困った事になった。彼等にスパイの事を聞かなければ、合流も出来ないし行動も共に出来ない。もう一度兵に出会うと言う手もあるが、何と言っても危険である。かと言って、フックショットで駆け抜けても合流は無理だ。どうするか・・。・・良い案も浮かばず八方ふさがりの私にも神は居る。気配がして、銃が突きつけられたのが判った、
至近距離で。如何足掻いても無駄なのは頭の警報機(第六感と言う奴だろうか?)が教えてくれた。トンプソンを地面に置き、両手を上げる。手を最大限に広げて、ナイフすら持ってない事をアピールする。
私の後ろに居るのは女だ。だが、決して舐めていた訳ではないが男の兵士よりも数倍優れているのが身に染みて分かった。・・確かウェスカーが言っていたスパイは女だった気が・・。記憶を遡ってみる・・。

〜30分前〜
「そうだな。その組織には、確か我が社の配下のスパイが居た。そいつと接触し、良い様にしろ。言って置くが相手は女だが気を抜くな。」
「分かっている。貴方も知っているでしょう?5年前、子供のスパイを撃ち殺した事。」
「覚えている。あれでお前の悪名が高くなったのは覚えている。」
「・・怪しいものね。本当に高くなるのか。」
「それより。お前が接触すべきスパイはコードネーム、ロッドマン。組織が完成してから入隊した。油断してると首が飛ぶ。」
「分かった。悪いんだけど合言葉みたいな物を用意してくれない?首は飛ばしたくない。」
「そうだな・・・。奴らしき人間と出会ったら『山』と言え。『川』と言う様に伝える。」
「了解。でも典型的な合言葉ね。」
「・・」

「山。」
「!・・川。」
どうやらビンゴの様ね。地面に落としたトンプソンを拾い、装置を掛ける。
「貴方がロッドマン?私はエイダ。宜しく。」
「成程、宜しく。」

248w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:31:27 ID:???
〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (21)さようなら・・・〜

「・・・教官!」
目の前に居る男、そいつは俺のエージェント時代の教官だった。俺に自分の持てる技術を全て注ぎ込み、そこから生まれる新たな力を的確に指導していった。クラウザーの一回目の死より2、3ヶ月前に臨時の任務でアラスカに飛び、殉職したと聞いていたが・・・
「デビット・ジョ―ンズ、いや・・レオンと言うべきか?懐かしいな・・。ついでに言うが私はシールドマンだ。貴様の教官、ピーター・ケイマーでは無い。」
「二年と三ヶ月前に死んだんじゃ無かったのか?」
奴は高笑いを辺りに響かせて、俺に吐き捨てた。
「フ、お前も気付かないとは地に堕ちたなぁ!?私は・・・お前と一緒だよ!」
ドォオン!ドォオン!
地面が揺れ、バランスが崩れかける。どうやら手の盾で地面を殴ったらしい。
目の前には、ヒビが迫って来た。その時は、俺のカンがすぐに役立った。
(地面にヒビ・・何か地割れに繋がりそうだ!)
倒れているサドラーを抱えて走る。案の定地面は割れ、幾つかの石片が闇に溶けて行った。
「お前のカンは相変わらずか・・・」
ステアーを懐から取り出して奴に向けて、マガジンを全て使い切る積もりでトリガーを引いた。だが、発射音と共に金属音が響いて来た。防がれている。奴の直径1m程の盾で完璧に。気づいた頃には、弾切れの音が響いていた。リロードボタンを押して腰にあるマガジンを穴に突っ込もうとした時、影が見えた。
「チィイ!」
後退したら、盾が空を切った。
「まさか・・教官!?」
ファイヤーナイフを取り出し、逆手持ちの状態で前に押し出す。しかし、弾かれた。盾のアッパーカットをダイレクトに喰らった。
「ああ、そうだ。俺は一度死んだ。そして、合衆国の暗部・・・クライマ―に入隊した。」
「クライマ―・・・合衆国の非公式特殊部隊、隊員は全員精鋭と聞く・・。もう死んだフリして入隊するのは御決まりになっちまったか・・」
奴が向かってくる。両手の盾で俺を打ち砕かんと、走る。横に出れば蹴りを喰らうだろう。何処まで遠くに居ても、かと言って後退したら壁に頭をゴン、だ。・・・・どうしようもない。前転して蹴りを入れて後ろに回ろうなんて、無謀にも程がある。・・・・走馬灯の様に、声が聞えた。
(本当に駄目なのか?)
また、懐かしみのある声がした。筋肉ダルマの時と同じ。

ああ、駄目だ。
(駄目か・・じゃあ、馬鹿になれ。)
・・どう言う神経してるか知らないし、意味も判らん。
(全く、お前は相変わらず根性が無い。頭を柔らかくしろってんだ。)
・・・!
「そ・・そう言う事かよ!」
「ん?遂に気が狂ったか?」
シールドマンは相変わらず突っ込んでくる。だが、まだ距離はある。前に出て、後ろを向き、壁に向かって走る。
――右足を突き出して、壁を渾身の力で蹴る。自分の体勢が床に平行になった時、ローリング。これで距離を伸ばす。
地面に降り立った時、俺の後ろから轟音が響いた。奴に向き直る。
「!ク・・しまっ」
ズシャァアアア!
手の中にある、ファイヤーナイフが奴の背中を一刀両断・・・。お別れだ。
「Game・overだ。」
「Oh,・・・you are verygood・・」
・・・奴の元へ駆け寄る。
「フン・・・止めを刺しに来たか?
「いや・・・一言礼が言いたくなってな・・・」
「礼?」
「・・・ああ、アンタのお陰で之までの戦い、生き残れたぜ。」
そう。『相手は、相性によって、鉄壁のように強くもなれるが、驚くほど脆くもなる。』や今回の戦い・・・この言葉が無ければ勝てなかった。
「・・・どうやら、私の知らない所で私が役に立っていた様だな・・・。」
「なあ、教官・・・何故だ?何故こんな結果になった!?」
                   マスター
正直に言おう。俺にとって教官は、最高の師匠だった。
「俺だってこうなる事は知らなかった。どうせ運命って奴だろうな・・」
「運命で片付ける気かよ・・・・。」
教官の手を握り脈を感じる。当然、脈は弱まってく・・
「だが、私がこの任務に付いたと言う事は・・・・お前と一回手合わせ願いたかったのかも知れん・・・な・・・」
「そろそろか・・」
「レ、レレレレレオン・・・おおままえにはは・・じじ、実力が・・・だだ、だから・・・」
もう声が震えて聞き取りづらいが・・・最期の一言はハッキリ聞えた。
「生き残れ。」
教官の、脈が消えた。

258w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:31:59 ID:???
〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (22)悲しみの連鎖〜

瓦礫が俺の目の前を雪の様に降り注いでいる。ステアーで凌いでいるがかなり厳しい。だが・・俺は生き残る。
ドォオン!
爆音がした。爆破装置の影響が来ている・・急がねば・・
〜4分前〜
目の前の教官の亡骸が血色良く動く様なミラクルは起きる筈が無いと言う事は生まれて彼是28年の頭で既に判っている。しかし俺はどうにも立ち去る事は出来なかった。直ぐに仲間への元へ向かわなければならないと言う事は判っていたが、金縛りの様に動けなかった・・
「う・・うう。」
!俺は今まである事を忘れていた。サドラーをほったらかしたままだ!振り向けば、サドラーが地面に倒れていたから駆け寄った。
「サドラー・・無事か!?」
サドラーは暫く黙っていたが漸く荒い息遣いと共に喋りだした。
「フ・・フフフ、君の目に無事と見えるのならきっとそうなのだろう・・な・・ブフゥウ!」
「サドラー!」
「れ・・連中め、弾に毒を塗っておる・・。恐らく・・BB症候群を引き起こす・・な・・」
「何!?」
「君の発症も連中の攻撃からだろう・・幸い掠った程度なら暫くした後に起こる。」
「!?・・まさか!?」
「ああ、体が今、猛烈に熱い・・・」
サドラーの額に手を置く。予想通り酷い熱だ!
「こんな老い先も短いジジイが良く此処まで持ったと不思議に思うよ・・」
・・オイ、嘘だろう?折角サドラーは助かるかも知れなかったのに・・・教官が死んで、サドラーまで・・・。
「ケ・・ネディ君・・・どうやら君は目覚める時に夢を見て目覚めた様だがどの様な夢だった?」
「・・?変な事を聞くな?」
俺は夢の内容を話した。サドラーは時折頷いていたが、やはり傷が痛むのだろう。口から血が、溢れ出ていた。話し終った時、サドラーが口を開いた。
「成程・・これで納得が出来た・・イヤな、実は君に軽く暗示のテープを聞かせていたんだよ。」
「はあ?暗示?」
「何、大した物ではない。意識を失っている君の枕元にテープを置いていたんだ。『君は最も嫌な人間にヒントを与えられ、意識を取り戻す。』と言うな。」
――どうやら俺はこのジジイから吹き込まれた妙なカセットのせいやけにベタな夢を見させられたらしい。呆れて、物も言えなかった。
「それはそうと綺麗な薔薇の川が見えて来た。手当ての一つ位してくれないのか?」
「チッ・・して欲しいなら最初っから言え!」
腰の部分にあるサイドパックの中から医療器具を出す。腹を切開して弾丸を取り出そう。
モルヒネを打つ。
「この場で手術するつもりか?医師免許も無いのに・・」
「基本はエージェント時代に習った!」
小さめの、武器としてはとてもじゃないが役立たないナイフで腹を切る。出血量が酷いがそこはプラーガの力で何とかもって貰おう。
「フン・・随分野蛮に切開するな?」
「元々プラーガの力があるんだ。之ぐらいしても平気だろう・・・それより痛みは?」
「体は熱いが切開の痛みは無い。」
「・・良かった。」
弾は胃に二発と肝臓に三発、貫通した後があった。内臓の裏側を見ると案の定弾があった。穴を糸で縫合して、消毒液で洗う。そして弾を出して、腹を縫合した。
「終了だ。」
ナイフから血を拭き取り鞘にしまう。器具もパックに戻した。サドラーの顔も幾分か色気づいてる。しかし、急に嘔吐の時に見られる表情になった。サドラーが吐き出したのは、糸だ。どうやら体の中で糸を外して出したらしい。
「プラーガの力で回復って所か?そっちこそ野蛮だ。」
「命に別状が無いから良い。それより・・今度は別のピンチだ。」
「何!?」
サドラーの体を見ると、手の色が白くなり、皺が増えていった。
「サドラー・・お前何年生まれだ?」
「1892年だ。」
サドラーは・・115歳って事になる。
「プラーガの力で生きて来たのか?」
「まあ・・な」
もう声が掠れてる。
「・・この階段を下りて右に行けばモニター室に入れる・・そこで起爆装置を作動させ、脱出しろ・・猶予時間は・・5分だ。マイクと共に、脱出・・しろ。」
―俺に再び命の道を作り出したサドラーが死んだ。教団事件の時の関係が虚しく思える。
・・だが、何時までも引きずる訳には行かない。脱出するのが、今の俺に出来る最善の策だ。
〜現在〜
モニター室では案外簡単に爆破装置を見つける事が出来た。スイッチを押して、現在爆走中だ。懐かしい雑音が聞えた。
「デビット、聞える?」
「久しぶりだ。市内の病院から脱出中だ!」
俺は現状を説明しながら、ナイフを振り回している。赤味掛かった瓦礫が地面に落ちる。
「了解。島に着いたら連絡して。人工衛星を派遣して、貴方の行動をモニターする!」
正直言って、最初からして欲しかったがな・・・でもそんな事は考えてる暇は無い。さっさと脱出しよう。

268w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:32:31 ID:???
〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (23)大脱走スティーブ・マックイーン?〜

無線機でハニガンに事情を説明しつつ、階段を上がる。サドラーの奴、そこの階段とか行っていたからすぐ着くものかと思ったら結構距離があった。やはりボケが回っているな・・・。
「レオン、また貴方余計な事を考えていない?」
「何でそう思うんだ?」
「女のカンよ。」
どうやら最近のicpo(ハニガンの所属先)は冗談を訓練メニューに入れているらしい。全く・・女って奴は。
「冗談は辞めてくれないか?軽くトラウマが有るんだ。」
「そっちこそ冗談は辞めてもらえない?仕事を真面目にやらない男は好みじゃないの。」
・・・呆れるぜ。
ガラガラガラ!
「!」
瓦礫が降って来やがった!俺の進路を丁度塞いでいる。
「デビット!如何したの!?」
「雪が降って来ただけだ!」
ナイフを取り出し十字に斬る。切れ目の上の方に隙間が出来たのが見え、“飛び込んだ”。背中を痛みと熱さが襲うがもう既にズタボロの体だ。如何傷つこうが殆ど変わるまい・・・。時計に目をやると秒針が数字の5を指している。
残り時間は・・・約30秒。俺の記憶では此処から屋上まで、一階上って、大体70mだ。ギリギリで脱出は可能だ。
速度を上げる。
「ねえ、デビット。気になってる事があるんだけど・・・」
「何だ?」
「今まで聞いて来た戦闘の状況から貴方は体がズタボロのなのは判った。そろそろ体を休めた方が良いんじゃない?」
「・・何かの冗談か?これは非公式の任務だ。時間も無いのだろう?」
「イヤ、大統領自身が時間を稼いでくれた。」
「何!?」
心と身体、両方で叫んだ。俺の経験から言わせて貰えたら、ブラックプロジェクトの時間稼ぎなど秘密が漏れたら身の
“破滅”を意味する。それを行うなんて・・・正に気違いと言うに相応しい。
「で、猶予期間は?」
「今日、午前零時零分から3週間後の午前零時零分迄は少なくとも持つ。それから先の可能性は未知数よ。」
「了解。約一ヶ月って所か・・・とにもかくにも逃げ出せって事だな!」
「そう言う事。」
雑談が終った時、病院の光源とは一風変わった緑色の光が見えた。・・・出 口 だ !
扉も此処に設置された時に28歳の若造からドロップキックを喰らうとは思わなかっただろうな、と言う思想を巡らして、
フルパワーでドロップキック。扉が派手に壊れた。
「レオン!無事だったか!」
ヘリの雑音のせいでよくは聞えなかったがマイクが叫んでいる。時計を見たら50秒。
「残り10秒で爆発だ!さっさと梯子を下ろせ!」
「分かってる!少しでも其処を離れれば大丈夫だ!」
バラバラと音がして縄梯子が降りて来た。左手でガッシリと握った。フワッとした感覚に襲われて、病院からおさらばって所だ、な。
グォオオオオン!
轟音と共に病院が崩れた。一世紀以上世界を放浪したサドラーの後を追う様に穏やかに・・・。
「Good by・・・ Saddler・・・」



最後の力で梯子を登り切って、これ以上の戦闘は無理となった俺をマイクが出迎えた。
『・・・・・』
静かな雰囲気が俺達を包んだ。何故こうなってるのかは判っている。会話の内容を捜しているのだ。
会話のネタは一つはあったが、二人とも言う気は無かった、イヤ、言えなかったのである。言う勇気など到底無い・・
「なあ、」
「何だ?」
「・・・・サドラーは?」
「・・・・・」
「・・・・」
「死んだ。」
マイクはそうか・・・と言う感じの顔で暫く居た。
「本来なら助かる筈だった・・・。敵も全員倒したし、受けた攻撃もプラーガの力で回復していた・・・なのに寿命で・・・」
「もう良い。」
声が寂しく轟いた。
「マイク・・・」
「そんなズタボロの身体でサドラーを助けに行こうとしたんだ。誰もお前を責めなんかしない。」
マイクは一息ついた。
「こんな事を言ってもしょうがないかも知れない。今のお前には唯の慰めにしか聞えないだろう。」
ああ、正直言って逆に辛い。罵声を浴びせ、激されたりした方がマシだ。
「だがな、後悔してもどうにもならん。肝心なのは反省する事だ。悠長だと言われるかも知れんが次の人間を、どれだけの最小の被害で救えるか?それを考えろ。後悔は逃げる心しか生まない。そうだろう?」
・・・・・
ガタッ!ガシィイ!
「貴様に何が判る!?命の恩人を救えなかったこの悔しさがッ!?」
「じゃあ飛び降りて此処でサドラーの後を追うか?」
「!・・ク。」
「そう言う風に思う様じゃあまだお前は餓鬼だな。精々答でも捜しておけ。自分に最も似合う戦いの過ごし方の、な。」
「・・・そうさせて貰おう。」

278w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:33:01 ID:???
〜00s秘密兵器を取り戻せΩ!! (24)ルイスvs.ウィップマン〜

再び足に走る激痛がなかなか俺を立たせてくれない。素直じゃないぜ、セニョリータ・・・。どうやら弾に変な薬を塗ってるらしい・・・だが、立つのを投げ出す気は毛頭無い。こんな人の命を捨てる様な作戦を立てる様な隊長に・・・平伏すなんて・・・俺のプライドが許さん!腰に力を込めて、自分の体を支える。ふらつく足でも直立する事は出来る。
俺の視界には紅い人間が見える。顔に手をやり、ゴーグルを外す。入る前の、薄暗い視界に戻った。けれども、相手は良く見える。左腕が鞭となっていて、右手にMP5を握っている。迷彩服のには、サイドパックが多量にぶら下っている。
装備としては、かなり良い物だろう。でも、装備等関係無い。今の俺がすべきはコイツを倒す事だ。
「お前・・・囮にした部下達に申し訳無いと思うか?」
「特に思わん。最初から無くなると知っている命など特に必要無い。」
そうか・・・モーゼルを向ける。そして躊躇無く引き金を引く。モーゼル特有の轟音が響く。
当然の事ながら避けられた。映画マトリックス宜しく体を反らせてわざわざ銃弾を掠らせる。中々キザな野郎だ。
近づいて左腕の肘でがら空きの腹を打つ。呻き声と同時に綺麗に蹲った。右膝を持上げて顔に入れる。膝の皿が鼻を折るのが生々しい感触として伝わって来る。奴の顔が上がった時、足に妙な感覚が走った。そして宙に浮いて、地面に落ちた。足を見たら鞭が巻き付いている。奴が馬乗りになり、MP5を構えた。銃口は俺の頭にしっかりと向けられている。
「貰ったァ!」                                 バランス
奴が勝ち誇っている顔をしたがそうは行かない。体に渾身の力を込めて横に転がる。奴の重心が崩れた。
モーゼルで鞭を撃ち抜いて、伸膝前転の要領で手で地面を叩く。体の重みが消えた。
「クゥッ!」
頭を蹴り上げて中に浮かす。地面に落ち切らない内にかなり下からのアッパーカットをかましてやる。結果はクリーンヒットだ。
「クソ!」
奴は地面に背中を叩きつける前に手で体をバウンドさせて立ち上がった。・・・良い体勢の直し方だ。
「お前・・・俺みたいな人間が嫌いな様だな?」
当然だ。お前を見ていると・・・昔の俺を思い出す。
――まだ俺が餓鬼だった頃、俺は自分が助かる為だったら他人をゴミの様に扱った。一年前の「教団事件」も似た様な事をした。全ては臆病な心から出て来た事・・。
「へぇ・・」
「俺は“死ぬ”迄ずっとそうだった!だからこそ、このチャンスを気に生まれ変わる!」
「・・・大した男だ。だが、一度嵌った性格からは、逃げられん。この世に逃げ切れる物等存在しない!」
・・・?逃げ切れる物等存在しない・・この台詞どっかで・・
『カチャリ』
「!」
俺の頭の歯車が、何処かで噛合った音がした。・・・けど、信じたくは無い。
「お前・・ドルベか?そうなのか?」
「・・・正解。いかにも俺はルイス・セラの親友、ドルベ・シャロンだ。」
――運命は遂に気が狂ったらしい。腐れ縁とも言うべき親友と戦い合う事になるなんてな・・・
「何時から気づいた?」
「そりゃお前、声を聞いた時からそれはもう判ったさ。」
フ、相変わらず冗談が上手い・・・。それに良い物も手に入れている様だ。鞭が再生している。半生物の兵器アリって所か・・・。
「本気で行くぞ!」
「俺は最初からそのつもりだ!」
ドルベ、イヤ、ウィップマンが鞭を振った。バク転で避ける事で俺等の間に余裕が出来る。しかし、何かがこっちに来る感覚に襲われた。見ようとしても“見えない”。何かがこっちに来ようとしてるのは明確だ。
ギュン!
「!」
不意に感覚が早くなる、体を捩らせた。俺の体を傷つけようとする何かが向かって来るのが感じられる!
ズバァア!!
右脇腹にしっとりとした感覚が伝わった。デジャブのある、あの感覚。命を紡ぎ出す物が俺と言う器から溢れ出て行く感じだ。首を首を曲げると俺の死んだ時からの一張羅、ベストが斬れて、そこからポタポタと血が出ている。ギリでクリーンヒットしていない。
「・・・ヘッ。これがお前の能力の不思議ってか?」
「避けるとは・・・お前の方も不思議だぜ。もっとも不思議をお前はやってるみたいだがな。」
奴の言う不思議とやらは、俺の腹から伸びている触手が傷を“治している”事らしい。今となってはどうでもいい物だがな・・。      リベンジ    
俺の一張羅を切り裂いた復讐だ!奴も俺と同じ事を考えていたらしい・・・
『この戦いの中で貴様の謎を解いてやる!』

288w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:33:33 ID:???
〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (25)ブラウンvs.ソードマン〜

このRPG-7を見て反則と言えるとはこの世の摂理を随分理解している。なかなか面白い奴だ!如何出る?
「ゼェイ!」
「!」
俺のRPG-7を両手で抑えた。そして左に流して俺に手刀を入れて来た。右手はRPG-7ごと奴の左手で封じられている。
左手で抑えようとすると、奴が微笑した。俺の野生のカンから警報音が鳴らされた。・・嫌な予感が過ぎった。左手を戻して体を右に移すと同時に音がした。地面に目をやると銀が光り輝いていた。その出所は・・・手元だ。手を剣に変えて来やがった。
「避けられたか!」
剣を刃をこちらに向けて振上げられるが焦る事は無い。ラクビーの姿勢でタックルをする、丁度鳩尾の所に頭が入る様にする。
「ウッ!」
敵が呻くと同時に前に容易に倒れた。勢いに乗せて敵ごと前転し、足で奴の首を挟んで脳天から落とした。
俺が起き上がっても奴は倒れている。勝負アリ、か。そりゃ頭から落されりゃ逝く。体に付いた土を払い落とし溜息をついた。
「ソイヤッ!」
「まだかよ!」
振り向けば足が飛んで来ている!暢気にツッコんでも意味は無い。両手で足首を掴んで投げ飛ばすが、ダメージには繋がらない。すくっと立ち上がった。右手が剣のまま、奴は口から何か吐き出した。落した時折れた歯だろうな。生きているとは・・。本来なら驚愕するべき事なのだろうがさほど驚けない。寧ろ生温く感じられてしまう・・・変だな。
「お前・・リュック背負ってコート着てる割には機敏じゃないか。」
そりゃどうも。生きてるお前の方がすげえよ。
「首を挟まれ、頭から落ちた割には健康そうじゃないか。」
「まあ、体の丈夫さは天下一品なんだ。」
「・・そうか!」
駆け出して跳び蹴りを放つ。手ごたえは爪先だけしか感じられなかった・・・。後ろに気配がある。左前方向へ側転で移動する。見れば剣が2本に増えている。自分に対する変な感じも2倍に増えた。体勢を立て直される前にRPGからMP5に持ち替えて連射するが、当たらなかった。銃が悪いのではない、命中精度もよく、しっかりと俺の望む箇所に着弾させてくれた。しかし奴は足元に来た9mパラベラム弾を剣を支えに足を上げてかわした。体に向かって撃つも足を上げた反動で綺麗に追い付けさせてくれなくて、重力も奴に味方していた。そしてその身を横に回転させて剣を地面に突きたてて立ち上がりやがった。俺もトリガーから指を離した。
「見事な身のこなし・・って所か。」
「俺はクラウディファミリーの前の部隊、クライマーの中でも精鋭と呼ばれた男だ。これぐらい分けない。」
「――腐っても鯛、ってか。」
「腐ったとは失礼だな!」
奴が飛んで、両手、もとい剣を振り下ろして来た。避けるのは訳ない・・・出来れば、の話だがな。
「前門の刃、後門の障害物・・・参ったね。」
後ろは岩に囲まれた。RPGを構える暇は無い。
「逃げ道は無い、死ね!」
「そうとは限らん!」
MP5に安全装置を掛け、マガジン部分を引き抜いて(正確にはマガジンを入れる部分だがな。)両手で支える。
ガキィイン!!
「う・・受け止めやがった!!」
「あんまり甘く見るなよ、ストレンジャァァァア!!」
右手で持ち手を握り振り下ろす。逃げられない様に空のMP5を左側に控えて置く。だが、奴も負けてはいない。
右側の剣で受け止め、左手の剣を俺に向けて突き出してきやがった。
「今度こそ捕らえた!!」
ズボォオオ!!
「終ったな・・・。」
「まだだッ!」
「!?」
奴がしゃがむがそんなのは予測済みだ。空を切った右足を縦にして振り下ろす。奴の頭に俺の踵がクリーンヒットだ。
「ガァァッ」
空いてる左足で背中を蹴っ飛ばす。奴が前方に間抜けに飛んで行った。
「お前が仕留めたのは俺のコートだよ!!」
奴の左手の剣に刺さっているのは俺のトレードマークとも言える紫のコートだ。高かったのに・・・
「お・・前・・・やるなぁ!」
「お褒めに預かり光栄です、って所だな。」
額の汗を拭う。・・・そういや、俺って短髪だったんだっけ?
「まだまだ楽しめそうだな!歩く武器庫野郎!」
「同感だな!」

298w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:34:46 ID:???
〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (26)作戦会議〜

私に向けていた銃を下ろし、20〜25歳ぐらいの女が岩に腰掛けた。私を軽い眼で見ている。
「こんな土地へ来るのには、随分と派手な服装ね。」
ロッドマンが口を開いた。どうやらこのチャイナドレスに文句を付けたいらしい。だけど、そう言う訳には行かない。
チョーカーを弄る。私の周りに閃光が迸る。
「クッ!目が・・・」
彼女の目が見える様になった時、私は後ろに居る。首ナイフを突きつけた。
「どう?これでも派手だけで済ませられる?」
「・・・完敗。」
ナイフを引き離す。彼女の緊張は解かれた。
「で?任務の話だけど・・・」
「そうね。ウェスカーから大体は聞いてる筈だけど・・」
「ええ・・貴方も大変ね。自分の元“恋人”を殺さなきゃいけないなんて。」
――本人は如何思ってるか知らないけど私は特にそう思っていない。ラクーンの時と今とでは違う。
「別にそう言うのじゃないから・・」
「そうね・・ゴメンナサイ。会議と行きましょうか。」
「ええ。」
私達の会議は10分の間で行われた。当初の計画通りアンブレラの衛星を通してデビットがこの島に着いたと連絡されたら、そこを二人で攻撃する。同行者も居るかも知れないが遠距離からのM202A1の攻撃となるから問題ない。
(M202A1にはさほど意識されていないがスコープが付いている。これで性能はさほど良くないが調整できる。)
「さあ、行きましょう。任務の地点に。」
「ちょっと待って。」
「?」
ロッドマンは此処に何の用があるのだろうか・・・。でもそれはすぐに判った。彼女は元、部下の遺体から回収可能な戦利品を漁り始めた。私としては・・・あまり気持ちの良い物ではない。サバイバル術としては申し分無いだろうが仲間からなんて・・・
「ねえ。」
「何?」
「罪悪感って・・・無い?仲間から装備を奪って。」
「!?何言ってるの!?貴方生き残りたいの?生きたいならこれぐらい当然よ!」
「でも・・・元仲間よ。」
この時の私はスパイとしてのエイダ・ウォンでは無くなってしまっていた。ラクーンの時の・・・唯の女。エイダ・ウォンになってしまっていた。しかし、それに気付かず私達の会話は進んで行った。
「・・結局裏切るんだから情なんて必要無いでしょ。」
「・・・酷いわね。」
「チッ・・ウェスカー、どんな人選でスパイを仲間に・・?貴方は最高のスパイと言っていたけど・・私としては最低のスパイね!」
彼女は持っていた棒を勢い良く振り回して来た。首を倒して紙一重に避ける。風を切る音と共に私の後ろにあった木が一本折れた。イヤ、切れたと言うに等しいかも知れない。切り口は綺麗に平らだった。
「技術だけは持ち合わせている様ね!」
私に向けて棒で上から突きを繰り返してくる。しかも・・・かなりのスピードで繰り返されている。私も避けるのがやっとだ。左右に体を捩らせて、クリーンヒットを抑えている。その中でチョーカーを弄る。
ビカァア!!
「しまったぁ!」
彼女は目を押さえている。トンプソンを構えて足に銃口を向けてトリガーを引き絞る。弾が心地よく地面に着弾して行く。ロッドマンが後ろに引き下がるが無駄だ。弾は爆発するのだから。
ドォオン!!
「グウウゥウ!」
吹っ飛んで地面に体を叩きつけた。そこそこのダメージが彼女には加わった筈だ。
「チッ・・何処までも気に入らない女ね!貴方はスパイの典型よ!・・・低俗なね!」
下から棒が振上げられる土埃が舞い、多少の目潰しになるが私には特に関係無い。体の感覚だけで避ける事はできる。
スカァアア・・
「何!?」
「貴方も低俗の典型ね・・戦闘の経験をもっと積むべきね!」
フックショットを相手の足元に放つ。そして走って相手の周りを回ってワイヤーを足に巻きつける。そして、トリガ―を引いた。
キュルキュルキュル!!
「アアッ!」
彼女は倒れた。そこに、手榴弾を投げる。
「ヒィ・・」
ドッォオオオン!!
轟音と共に、彼女の身は吹き飛んだ。と言っても五体は砕けなかったが。生きているのはまだ判った。
「・・・しつこい女は嫌いね。」
本番ね・・・

308w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:35:18 ID:???
メリークリスマス!!〜聖夜を越えて〜

バァアン!バァアン!
「・・・まだいるか!!」
俺のあの時からの愛銃は、決して威力は高くは無いが、殺生力はある。人ぐらい、簡単に命を奪える。
しかし俺の追っ手は銃を体に受けても、全く動じるような事は無い。いや、何人かは倒れている筈だ・・。
マシンガンに持ち替えて、掃射してもまだ敵は減らない。数が多いのだ。冗談にも程があるくらい多すぎる。
「まるであの時の繰り返しじゃないか・・」
そう、この追っ手達と似ている怪物達が出て来た事件を俺は過去に一度だけ、体験している。一年前の悪夢を・・・
〜一年前〜
ガタガタガタ・・・・
「オイ・・寝るな。」
「ン・・アア、悪りぃ。」
俺はひょんな事から処刑される事になっちまったらしい・・。あの馬鹿な隊長のせいでな。
「なあ、お前本当に23人殺したのか?」
「同感だ。虐殺犯にしちゃあユーモアがありすぎる。」
「・・なんだよ。犯罪者が冗談言っちゃ悪いか?」
「・・・素直じゃないな。」
やけに狭い車の中では、後部座席に俺と、同じ位の年の男が一人。そして運転席に居る男の三人が話している。
さっきから走っているラクーンフォレストは道路の舗装があまり行き届いていない。だから車がガタガタと揺れて
狭さが倍増している。小一時間は走っただろう・・・
「まだ基地に着かないのか?」
「もうすぐの筈なんだがな・・・」
会話が終った時・・車が転倒した。
ドガアァアア!!
「ウワァアア!」
「何だ!?」
俺が車のドアを蹴破って外にでたら・・・怪物が居た。正に怪物だ。体から粘液をポタポタと垂らしている・・
「何だ・・コイツは?」
「オイ、下がれ!!」
「お前を殺させる訳には行かない!」
「あんた等・・」
「お前にはしっかりと法の裁きを受けて貰う!」
そう言うと二人は銃を構えて撃ち始めた。俺は、見る事しか出来なかった・・。
『キシャアアァア!』
怪物が叫んで、手を伸ばして来た。そして運転手の首を撥ねた・・・。
「ウアァアア!」
生き残った方が銃を乱射するが効いている様子は無い!ようやく俺の体が動いた。怪物に向けて駆け出してドロップキックだ。そこに生き残った方の銃弾連発。怪物の動きが止まった。
「死んだ・・のか?」
「どうやらな。」
二人で苦笑しあった。全くこれから苦労しそうだ。だが・・・油断した。怪物が自爆した。そのせいで、生き残った男も瀕死になってしまった・・・抱きかかえるが・・・
「・・・ヘタこいちまった。」
「オイ!大丈夫か!?」
「駄目に・・決まってんだろう?・・・俺の銃やアイツの弾を持って・・・逃げろ!」
そのまま男は息を引き取った。
〜現在〜
あの時から俺はしつこく生きて来た。だからこそ、俺の生は虚しい物となった・・・此処までか。俺の後ろには壁がある。追っ手もスピードを増して行く。終わりだな・・・
―――此処までなの?―――
レベッカ・・・もう俺は疲れた。悪いが此処で寝かせてもらう。許せ・・・
―――やる事があるんでしょう?まだ生きなさいよ。―――
「!!そうか・・俺は、もうちょい生きといた方が良いか・・」
懐を探れば手榴弾が一個。奴等の大部分は殺せるかも知れない・・・ピンを引き抜いて渾身の力で投げる。奴等が戸惑った瞬間にマシンガンで再び掃射をする。そう言えば今夜は・・・イブだったな。そしてそろそろ十二時か。
「メリー・クリスマス!!」
咆哮と同時に轟音が響いた。
奴等はもう半数が砕け散っている。時計を見れば・・・12時、一分前を指していた。
「・・・ヘタこいた〜って所か?」
こみ上げる感情が噴出して、俺は爆笑した。

318w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:35:50 ID:???
〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (27)上陸〜

ヘリの窓から見える外は、もう殆どが闇に包まれ、月明りのみが光源と為っている。これからの戦闘が、ラクーンのデジャブになりそうな予感がするが、淡い予測のままであって欲しい所だ。
「マイク、マルバス島は後どれ位で着く?」
「俺の記憶が正しければ、後2、3分で見える筈だが・・・」
記憶が正しければって・・・怪しい気もするが信じる事にしよう。それよりも今は装備の確認だ。ステアーの銃身、グリップ、残弾数を頭に叩き込む。そしてキャリコも同様に・・・。俺の元々のアタッシュの中身は記憶済みだったから
ザラっと目だけ通しておいた。
「レオン・・・」
「マイク、今の俺の名前はデビットだ。」
マイクはそうか、と納得した様子で頷いた。
「悪かったな、“デビット”。装備は特に問題無いか?」
「恐らく大丈夫だ。奴等の装備が俺の予想を越えない限りはな。」
「了解。デビットマルバス島が見えたから何時でも戦える様にしておけ。」
OK。俺の任務も最終段階だ。ここで一気に片付ける!!
「デビット。ちょっと振動が来るかも知れない、シートベルトは締めてるな?」
「ああ、如何したんだ?」
「ちょっとステルスコーティングを発動させる。」
「ス・・ステルスコーティング!?」
ステルスコーティングは恐らく周りの景色にコーティングされた物体を溶け込ませて視認が不可能になる物だろう・・
俺の知る限りでは・・まだミサイル、戦闘機にしか適用出来ない筈・・・しかも、レーダー上での話しだ。
「それって・・・『プレデター』とかの見えなく為るアレか?」
「そう、アレだ。」
サドラー・・・立場が違えば最高の二文字に相応しい科学者になれたかも知れないのに・・・なけるぜ。
ガタッ!!
オイオイ、マイク。ちょっとにしては振動多いだろう・・
「デビット、愚痴は受け付けないぞ。」
綺麗に心理も読まれてるし・・・世の中俺を落す為に出来てるんじゃないだろうな・・・
「着陸体勢に入る。装備を再度確認しておけ。」
本気で思いかけた時に戦闘に近づいてしまった。もう如何にでもなれだな。
「!!――デビット!シートベルトを外して、ドアを開けろ!」
「!?マイク!如何した!?」
「何か来る!ヘリを落とす何かが!!」
何かって何だよ!
「いいから降りろ!」
「ウワッ!」
マイクが強引にドアを開けてタックルして来た。俺ら二人共海に真っ逆さまだ。苦し紛れにフックショットを崖に向けて放って、マイクの手を掴んでからトリガーを引き絞った。今迄味わった事の無い、振り回される様な感覚に襲われた。
そして目の前に崖が迫って来た。両膝を曲げて衝撃を体で受け止める。足から脳天まで痛みが一直線に駆け上った。
「マイク!どう言う積もりd」
バアアアアン!!
――俺がマイクに向かって罵声を浴びせ様とした時、それを制するが如く、俺らが今迄乗って来たヘリはプロペラから黒煙を上げて海へ真っ直ぐに落ちた。まるで生命が役目を終えたのかと思うぐらいに、儚くな。
ため息をつかずにはいられない。
「・・・何てこった。」
「な?言ったろ?」
でも・・・コイツ脱出は如何する積もりだったんだ?まさか一回慣れたから海にドボーンって行こうとしたんじゃないんだろうな?
「マイク・・・お前脱出は如何する積もりだった?」
「ん?そりゃ、お前・・海にドボーンに決ってんだろう?」
・・・・・
「わ!待て!手を離そうとするな!」
「本格的にアホか!?どうしてあの時あんなに悲しくなったんだ?全く。」
「そりゃ無いだろう。それより上陸するぞ!」
確かにマイクは正論だ。俺も・・・言い過ぎたか。トリガーを更に引いて崖の上にまずマイクを登らせて引き上げて貰う。引き上げられた時、ついつい一息ついてしまった。
「フゥー・・・」
「さあ、デビット。休憩中悪いが、敵のお出ましだ。」
「何ッ!?」
身構えて、気配を探ると、ジャングルの入り口の当たりに一人分、いる事がこの身に感じられた。出て来たのは・・・・まだ、10代特有の幼さを漂わせる顔立ちの少年・・イヤ、雰囲気は立派な戦士だ。青年と呼ぶべきだろう。
「デビット・・・先に行くんだ。」
「マイク!?」
「此処で足止めは喰らわせられる事は出来ない。そうだろう?」
「・・・ああ、そうだな。その通りだ。」
俺は黙って駆け出した。もしかしたら、俺と一緒には居ない方がいいのかも知れない。俺は何かと身近な人間を死なせて来たからな・・・。自分に、苦笑した。

328w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:36:22 ID:???
〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (28)三つの組織〜

〜デビット達が上陸に成功した頃のホワイトハウスの地下〜
「05年:9月28日:22時54分。デビット・ジョーンズからの連絡は無し。と・・」
定時記録書を書き終えて、私の中に残った物はデビットの健康状態への疑問だ。本来、デビットが受けている負傷の状況からすれば、とっくにどこか骨折をして、動けなくなっている筈だ。なのに、彼は骨折等の痛みを訴えていない。
彼が、生物災害を二度も経験したと言うのは噂で聞いているが、それだけで、ここまで痛みを感じなくなる物なのだろうか?
「ウッ・・・」
周りが白に包まれて、頭が働かなくなる。
「先輩!」
「大丈夫、暫くすると治る。」
声をかけて来たのは私の後輩、アリッサだ。確か今回が初任務で、私の補助をする役目だった様な気がする・・・。
この場合の“補助”は補助する対象の精神の安定率の向上、etc...。様は話し相手と言う所だ。
「如何したんですか?さっきから何度も・・」
「大丈夫よ・・・コーヒーを頂戴。地獄の様に熱く、絶望の様に黒い。」
本日、50回は頼んだであろう、ブラックコーヒーだ。
「判りました・・・ハイ。」
出されたコーヒーを啜り、意識を保つ。これで暫くはマシになる。でも・・・不安は残る。
「サイボーグ軍団の事が気になるんですが?」
「よく判ったわね。」
「私だって信じられませんよ・・・しかも、エージェントが無愛想でろくに通信を入れて来ないんですよ?信じられない!」
「そう言わない。」
軽く叱る。彼にはこう言う“スタイル”が似合う・・・。教団事件の時、彼からは殆ど通信が来なかった。最初は戸惑った。しかし、彼には彼なりの考えがあっての事だろうと信じた訳だが・・・・果たして正解だった。だからこそ、信用出来る。
「良い?アリッサ。人を信じるにはまず自分を信じなさい。そしてその人が信用出来ると知ったら思いっきり信じなさい。」
「先輩は・・・信用してるんですか?彼を。」
「ええ。だからこそ待てるの。」
「・・・私ってやっぱり勉強不足なのかしら・・」
軽く微笑んで、再びPCに向かう。さあ、デビット。頑張りなさい。私は貴方を信じる。

〜マルバス島〜
窓から、森を覗く。仲間の戦闘状況は判らない。しかし、それでも仲間は勝つと信じたい。そして、俺の目的を果たせるとも。左腕のまだ残っている奇生体・・・メス犬に殺された後、長い時間を掛けて再生した物。今、ソワソワと落ち着かないで居る。無視の知らせと言う奴か・・・
「ミスター!被害の報告を・・・」
「またか・・・」
聴きながら、仲間に冥福を祈る。正直聴きたくは無い、仲間が死ぬなんて・・本当は。でも事実は受け入れねばならない。その先に、結果がある。それをいかに自分の勝利へ導くか?傭兵としての宿命と言った所か・・・。
レオン。此処に辿り着け。そして、俺に蓄えた力を見せてみろ!その先で、俺は勝利を掴む!
俺の、本当の相棒と共にな・・・

〜???〜
「ふぅむ・・・」
エイダとロッドマンが争いを始めている・・どうやらエイダはスパイと使えなくなったらしいな・・・だが、ロッドマンとの戦闘データを得てくれるかも知れない・・・泳がせておこう。サングラスの中からモニターを覗けば二人共中々良い具合に戦っている。だが、エイダの方が上手だ・・・・。
「ククク・・・」
「如何した?代表取締役。」
「イヤ、こうも簡単に漁夫の利が得られると思うと笑いが止まらないのですよ。総帥!!」
邪魔な組織の壊滅、そしてこれまた厄介な人間の抹消。こうもトントン拍子に進むのは・・・可笑しくて堪らん!!
・・楽しみながら、結果を見て行こうではないか!

338w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:36:56 ID:???
〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (29)友との決着〜

「ゼェイ!」
「クソッォ!」
奴の懐に入り回し蹴りを喰らわす。だが、奴の腕で防がれた。それでも吹っ飛ばせたからモーゼルで3発、どこも機能しなくなれば致命的な箇所を狙う。しかし、鞭を振り回された。そのせいか、奴の体に血柱があがる事は無かった。
「鞭で弾丸を振り落としたって所か・・・?」
「正解だ。」
奴が鞭を振った。またあの技か・・。体の感覚の信じる所で、7.63mm×25モーゼル弾を放つ。
――弾が、八方に散った。感覚も無くなった所から相殺出来たのだろう。
「お前・・どうやってエアナイフの位置を特定している?」
体の信じる所・・って所だな。それにしても、エアナイフって言うのか・・アレ。近場にある岩場に向けて、火を噴かせた。奴はまだこの事に気付いていない・・・。
「如何した?ビビッて腕が震えてるのかぁ?」
笑っているが良い。そんなお前を・・俺は撃ち抜いてやろう!
シュオン・・!
「な・・」
奴は後ろを向かずに、鞭を振った。俺の中のプラーガは既に答えを出している。弾が・・・振り落とされた。馬鹿な・・奴は跳弾に気付いた素振りを見せなかった・・・何て野郎だよ。
「その程度の浅知恵で俺を撃ち抜こうなんて甘いんだよ。」
シュルルル!
「!!」
足を取られた。強引に引寄せられる・・。そして、奴の右足が俺に迫ってくる・・・
グシャ。
「・・・・」
「・・・・ウッ。」
奴が呻いた。
「ウガァアアアア!!」
俺の胸から、醜い怪物が服を引き破って、奴の右足を喰らっている。――俺のプラーガだ。
「何だよコイツ・・なんでお前の中に居るんだよ!!」
奴が喚いた。恐らく、俺の本能が緊急回避として体の中のプラーガを使い、“敵”を攻撃させたのだろう・・・胸から出た触手が、俺の傷を修復している・・・・このままじゃ、俺の体と言う器を喰い破って怪物化しそうだな。俺の悲しき運命に乾杯って所か・・。考えれば独りよがりだな。辞めよう。
「そ・・そうか、判ったぞ・・。お前の回復能力が!」
気付かれたか・・・当然だな。
「そうか・・じゃあ、御託は良い。さっさと掛かって来い!」
「フン・・相変らずの面倒くさがりめ。」
プラーガの力を使って、奴の背後に回る。奴の視覚ではまだ俺は奴の目の先に残っている筈だ。俺は両手を握り締めた。
渾身の力でダブルハンマーを喰らわせよう。それから俺のムエタイの技をコンボを喰らわしてやる。
「ガッ・・!」
ダブルハンマーで奴が前に仰け反った。そこを押さえ込んで膝を連続で腹に入れる。次に、脛を踵で殴打して、肘で後頭部を渾身の力で打つ。かなりのダメージを喰らわせた筈だ・・・
シャガ。
「何!?」
俺が肘を入れたのは、唯の薪だった。
「ルイスゥ!どうだぁ!?これがジャパンの忍者が使ったとされている『カワリミノジュツ』だぁ!」
奴が後ろに居る!膝を曲げて、バク転ジャンプ。奴が下に見えた・・・。
「クリーンヒットは無しか。まあ良い。それでこそ戦い甲斐があると言う物だ!」
コイツ・・
「何時の間に戦闘好きになったんだ?」
真面目な話なのに苦笑が混じってしまう。時の流れとは、皮肉な物だ。
「そうだな、・・貴様の親父を殺した頃からだったかな?」
!!・・・どう言う事だ!?アレは・・事故だった筈だ!
「それだから甘いんだよ。お前は20年前の飛行機事故で親父が死んでいると思ってるんだろうが・・実際には生延びていたんだよ!その空港に偶然俺も居てなあ!馴れ馴れしくドルベ君とか呼ぶんで腹が立って殺したよ!!」
・・・・・
「頭を瓦礫で一発。其れだけで死んだよ!チョロイモンだったぜぇ!」
駆け出していた。奴に向かって。モーゼルを離して、拳を握り締めて。奴が何か言ったがもう聞えない。半分地面から飛び立って奴に飛び込んだ。その顔に拳をねじ込む。奴が吹っ飛んだ拍子に落ちたナイフを取って、奴の腹にブッ刺した。何度も、何度も・・・顔に奴の命の液が降り掛かっても、俺は刺すのを辞めなかった・・。


〜ルイスvs.ウィップマン〜決着。結果:ルイスの勝利。戦利品:友情を失った虚しさ。

348w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:37:50 ID:???
〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (30)何故の戦い〜

金属音が辺りに響く。銀の刃ぶつかり合いだな。二刀流対一刀流だ。たまに散る火花が俺達の顔を照らしている。
「アァアアア!」
奴が刀を振上げて来た。フルパワーと言った所か・・・剣で受け止めるが、衝撃が俺の体に響いて、後退してしまう。
それでも刀を受け流して、奴に隙を作らせる。奴が前のめりになった。
「な・・」
奴の懐ががら空きだ。俺から見て左寄りだが俺の持つ刀のリーチなら申し分無い。刃を奴の腹に当てて、今迄曲げていた右腕を伸ばす。奴の腹は、一刀両断される・・・筈だった。しかし妙な感覚と共に刀が止まった。
「何ッ!?」
奴がニヤリと笑って、俺に向かって斬りかかって来る。
ガキィイン!!
「チィィ!」
一本で二本を止めるのはやはり厳しい・・!力負けして吹っ飛ばされる。背後にある木が俺を受け止めるがありがた迷惑って所だ。背中に衝撃が奔って、呼吸が苦しくなった・・・
「防刃ベストか・・・!」
「ハズレ。正解はこれだ。」
奴が自らの迷彩服を破いた。そこに在ったのは・・・メタルコーティングって所か・・。体の表面が銀と似た様な物質で出来ていると取れる。
「文字通り“歯が立たない”って奴だろう?」
この野郎、俺に諺で返して来やがった・・・。面白い野郎だ!
「その筈だろうな・・・。体の80%は機械って所か。」
「まあな!」
今度は飛んで来た。高く跳躍して、刀を水平に、真っ直ぐに伸ばして来た。しかも早い。前転で、紙一重に避ける。俺が今迄居た木の根元に奴の刃が刺さってる・・コリャ飛び道具を使うしか・・・
「!・・無いっ!銃が無いッ!」
懐に手をやれば、普段ホルスターに仕舞ってる筈の銃が無い。掠め取られた様だ・・・。
「お前の言う銃はコイツの事かぁ!?」
奴が自慢げに両腕を掲げる。残念ながら、綺麗に刺さってる。恐らく再利用は望め無い・・・困ったな。
刀をもう一度強く握る。そして走り出す。銃が使えないとなると・・早急に勝負を着けるしかない・・。
「刀での勝負・・俺に勝てると思うなよォ!」
一旦ジャンプして、両手で握った刀を振り下ろす。当然防がれるが、それでも攻撃の手を緩めない。今回は重力が味方している。それに奴は×字に刀を組んで、防いでいる。受け流される事も少ないだろう。
「オオオオォオオ!!」
「クウゥウウ!!」
奴の力が、一瞬緩んだ!更に力を入れ直した。これで・・・決める。奴の×字が崩れた。
「ゼエエェイイ!」
奴の胸に、右上に刀を一直線に振り下ろした。奴のメタルコーティングがあるが関係無い。俺の力、刃が耐え得る限り、力を込める。この時は、半ば強引に押付けていた。
「!」
火花が一瞬散ったのが見えた。今がチャンスだ。力は其のままに、刀を引きずる様に下に引き下ろす。火花と共に紅い物が見えた!
「グ・・・ガァアアア!!」
奴のメタルコーティングを、一気に突き破り、鮮血が飛び散った。大きな疲労感に襲われたが、そんなのはどうでも良い。刀を放して、奴の顔を殴った。何回も、心の赴くままに・・。
「ウアアアア!」
振り払われて、俺は後退した。もう、とうに息は切れている。手に力が入れ難いな・・・
「お前・・やるなぁ!俺もこんなに楽しい戦いは初めてだ!だが・・・お前は体力を使い切った様だ・・・一気に終らせる!」
・・・まずったなぁ。さっきの一撃で決めたかったのに・・俺には武器を握る力は無い。手が震えている・・・。
だけど奴は、向かって来る。懐を探っても・・・良さ気な物は無さそうだ・・・此処までか。――イヤ、あった!この場を変える武器が!
後ろで、必死に「それ」の蓋を外す。これで・・準備が整った!手に持ってる物を・・・ぶちまけた。
「!!何をぶちまけた!?」
「焼夷手榴弾の油さ。」
「何!?」
「地獄の門へ・・Welcome!」
「クソ・・・」
奴の重心が崩れ、転倒した。そこにもう一回手榴弾の油を垂れ流す。
「ウ・・」
「さあ、焼夷手榴弾のプレゼントだ。」
ピンを引き抜いて、すぐに立ち去る。3秒後に、炎が上がった。でも、奴は立ち上がってる・・
「この程度じゃ・・俺を焼くには温い炎だぜ・・・」
「じゃあ、これを今度はプレゼントだ。」
RPG-7を構えた。
「・・反則だろ」
「その通り!」

〜ブラウンvs.ソードマン〜決着。結果:ブラウンの勝利。戦利品:社会への希望。

358w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:38:41 ID:???
〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (31)女同士の争い〜

爆煙が上がっている中・・・女は立ち上がった。トンプソンを構える。
「・・・ッ!よくも・・・!」
彼女の目には、私への怨念がかなり篭っていた・・・。怖い女ね。でも、急所を突けば直ぐに崩れる怨念だ。
「分が悪いのは貴方の方ね・・ロッドマン!!」
トリガーを引き絞って、彼女に弾を浴びせ掛ける。残念だけど厄介な貴方には、早急に消えて貰う。でも、この世はそう簡単に上手く行かない。彼女が棒を突いて来た。私の銃口へ向けて、正確に。このままではどんな銃だって暴発する。
私の銃の場合は種類が種類だ。とてもじゃないが銃自体が爆発しそうな勢いである。横に回転して棒から離れる。少し遅れて、弾が飛び出して来た。彼女に当たった・・様に見えたが、幻覚だったらしい。
「甘いわね・・」
彼女の横に逸れて爆発が起こっている・・・棒の回転で受けている事は判り易い。だけど・・・棒の起動が見えない。通常なら棒の先端だけ、見える様な物だが全く見えない。それだけ早いと言う事を示している・・・。
また、チョーカーを弄るが・・右手に単発的な痛みが奔った。
「もうそれは辞めて貰うわよ?・・・・このクソババァア!」
「・・・典型的な暴言ね。」
後退して、地面に向かって発砲する。撃った箇所から、爆風が巻き起こって行く・・・
「クウッ!」
彼女が怯んで、棒の回転が止まった。これを機に彼女に接近して、体を捻って右足を振上げる。私の、六年仕込みの
旋風脚だ。スパイとして、学んだ物の中で誇れる物の一つだ。彼女は少し後ずさって、腹を押さえている。彼女の鳩尾に入った様だ。暫く唸っていたが、直ぐに回復した様だ・・さっき、手榴弾の爆発を喰らったのと言い、今と言い、大した回復力だ。だけど・・・どうなってもやはり私に分がある。もう少し余裕があっても良いのかも知れない・・・。
「・・・・もう、アンタは私を怒らせている・・・。もう死ぬ覚悟をしなさい。」
「あら、最初から怒ってたんじゃなくって?それに・・貴方の方こそ死ぬ覚悟しといた方が良いんじゃない?」
「余裕ぶって・・・後悔しても知らないよ。」
そう言うと同時に、彼女は突きを繰り返して来た。最初とは段違いに速い突きだ・・体を時々掠める。その熱さが、私の集中力を削って行く・・。しかも厄介なのは彼女のスピードが全く落ちない事だ。私の動きが微妙に落ちて行っても彼女は容赦なく連続して、突いて行く。私の背後に、“後ろ”が無くなった。木が背中にぶつかった。そして、私の額に向けて、丸い物が迫って来た・・・。
ズボッ!
・・・・・
「紙一重に避けたか・・」
「危ないわね・・・」
私の耳の上を掠めて木を貫いている・・・。もし避けられなかったら、私の脳髄が飛んでいた所ね・・・。
懐に入ってナイフを腹に刺す。そして、バックキックをかましてやる。彼女は吹っ飛んで、木に頭をぶつけた。首が変に曲がっているから、そろそろ事切れる頃か・・・私が背中を向けた時、何か音がした。
「どうやら・・・未だ遊んでくれる様ね。」
彼女は、肩から大きな爪を生やして、体の表面が、岩肌の様に包まれている。ウイルスを体に注入していた様ね・・・
「久しぶりね・・・タイラント。」
「グォオオオオ!!」
咆哮した後、「彼女」は迫って来た。――と思ったら、何時の間にか首が締め上げられていた。
「(・・・早い!)」
銃口を眉間に向けて、トリガーを引き絞った。顔の辺りで、爆発が何度も起こっている・・・手が緩んだのをきっかけに、払いのける。・・後ろにあった棒を引き抜いて、彼女の首元に渾身の力を込めて振り下ろす。棒が撓っていた・・・。
「グ・・・ガァアアア!!」
「な・・・払い除けて来た!」
どうやらかなり厄介な様だ・・・未だ死なないなんて・・・。しょうがない。アレを使おう。
「本当はデビットを殺す為の物だけど・・・貴方で威力を試しましょう!」
M202A1を構え、狙いを定める。
「Game・over。」
あの時、彼が言っていた言葉だ。爆音と共に、ロケット弾が発射された。後ろを向いた時、爆発が起こった。
「さようなら。もう蘇らないように、ね?」
〜???〜
フム・・エイダが勝った様だな・・・どうやらロッドマンは、スパイとしても、B・O・Wとしても使えなかった様だ・・・良い戦闘データが獲れた。

〜エイダvs.ロッドマン〜決着。結果:エイダの勝利。戦利品:幾つかの強力な武器。

368w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:39:12 ID:???
〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (32)マイクの力〜

今、俺の目の前に居る餓鬼は、両腕がボウガンと言う何とも荒々しい装備だ。それにしても、本当に餓鬼にしか見えない。でも、コイツがヘリを落とした事に間違いは無い。
「やるじゃないか・・・ヘリのプロペラ部分を正確にボウガンで打ち抜いて、墜落させるとは・・」
「何だ、判っていたのか・・つまらん。」
「悪かったな!」
叫ぶと同時にコルト・ガバメントに火を噴かせる。この銃は装弾数は少ないが、威力は役立つ物となっている。
流石、70年以上使われた「ポケット砲兵」と言った所か・・・2、3発撃ち込むが・・・。
「何ッ!?」
あっさりと避けられた。大きい動作をせず、正確に。距離は精々中距離と言った所だった。近いとは言えないも・・まさか此処までとは・・・
「フン、大方餓鬼だと思って舐めてかかってんだろうが、そんな程度じゃ俺は倒せん!」
ボウガンから矢が放たれた。スピードは・・まあまあと言った所か。この程度なら避けるのは難しくも無い・・・
だが、急に矢が下に向かった。ほぼ直角に地面に刺さった。
「・・・・」
「・・・・ップ、アッハハハハッ!」
込み上げる感情が、俺を腹の底から笑わせた。何てこったい、こりゃ大したコントロールだ!大変笑える・・・だが、矢から微妙に光が漏れた。無意識の内に矢から離れる。
ドォオン!!ドォオオオン!!ドォオン!ドォオン!
「!?――四回爆発が!?」
火薬突きボウガンなら、当然ながら爆発は一回の筈だが、今回は4回の爆発÷2本の矢=1本あたり2回の爆発となる。(小学生でも出来る計算だ。)
「俺のボウガンの矢は特別仕様だ。火薬が二重構造となっている。・・言ったろう?舐めるなと!!」
生意気な餓鬼だぜ・・・ポケットから閃光手榴弾を出して、口でピンを引き抜く。そして、駆け出した。
「手で持ってる事で何があるってんだ!?さっさと逝くが良い!」
奴がボウガンを構えた。・・・そこが狙い目だ!手榴弾を持ってる手に力を込める。圧延加工の鉄板に亀裂が奔る。
サングラスを取り出して掛ける。光の中でも自分は行動し易くする為だ。手に衝撃が走って、閃光が迸った。
「ウッ・・・!」
奴が目を抑えた。これで・・・隙が出来た。ガバメントを取り出して、マガジン内の弾を全て銃口から吐き出させる。
悲鳴が聞えたが、躊躇は出来ない。ドロップキックを喰らわせて、張り倒す。奴は綺麗に吹っ飛んだ。
「クソォオ・・」
「如何した?舐めると痛い目に会うとかほざいてなかったか?」
軽く挑発をする。俺がお前位の年頃の時は、この程度でも怒った様な怒ってない様な・・・どっちだっけ?
「もう良い!アレを使う!」
「さしずめ最終兵器って言った所か・・?」
「ああ、!そうだ!通常より、太くしてある矢に、火薬を大量に仕込んである!貴様のガバメントなんて、話にならない威力だ!」
奴が右腕を差し向けて来た。弓が・・動いた。一直線の筋が、俺に向かってくる・・・。スピードは然程速くない。
俺の中の奇生体の力を・・・少し開放する。周りが全て、スローモーションになる。俺の奇生体の力は・・・超感覚を手に入れられると言う事だ。暇だったので前に進んで矢の横に入る。人差し指、2本で矢を押さえて、回転させる。奴の方に向けて矢の後ろを掌で押しだす。俺のプラーガの力を解除して、地面に踏み止まる。
「フゥー・・。」
「・・・ハッ!何、矢が・・貴様何をした!?」
結局はシカトしてガバメントをリロードして、横に倒して構える。終わりだな・・。奴の胸に矢が吸い込まれた。勿論逃げ様とはしたのだろう・・しかし俺のガバメントのダメージで動けなかったらしい。そこら辺は・・未だ餓鬼だな。
スポン、と音がして、奴の体がフワッと浮いた。そして、光が少し漏れた・・・
「・・・アァ!」
爆発が起こって、奴の下半身と上半身がおさらばに為っちまった。奴の元へ、駆け寄る・・・。
「どうだ?自慢のボウガンの味は?」
「ああ・・確かに良い味だ。」
そうか。それは・・良かったな。
「まだまだ、未熟か・・」
「イヤ、雰囲気としては、立派な戦士(ソルジャー)だったぜ。」
「そうか・・・」
奴が微笑んだ瞬間、俺のガバメントが火を噴いた。血が俺の胸に飛び散った・・。
〜マイクvs.ボウガンマン〜決着。結果:マイクの勝利。戦利品:一人分の命の十字架。

378w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:40:18 ID:???
〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (33)走れ、心のままに〜

森を直感のままに駆け抜ける。コンパスも無ければ、サーマルゴーグルも無い。正に無謀だ。
キャリコ握り締めて、半ば飛んでる様に見えたかも知れない。勿論俺は知る由も無いけどな・・。
時折顔に当たる木の葉が唯一の障害物と言った所か・・・ハニガンの言う通りならばこのまま真っ直ぐ走れば、奴等が居る建物に辿り着く筈だ・・・・。
〜森に入って直ぐ〜
ジャングルの、木の後ろに隠れて周囲をざっと見回して敵が居ない事を確認して、通信機のダイヤルを回す。
「ハニガン、聞えるか?」
「聞えてるわ・・島に上陸したのね。」
「アア、とりあえず人工衛星とやらでさっさと道を教えてくれ。」
「無愛想な男ね・・」
通信機越しからキーボードを弄る音が聞える。しかし俺の真上を衛星が飛ぶなんて・・、正直妙な感覚だ。夜空を衛星が舞う、か・・・
「デビット、データが出たわ。」
・・洒落か?
「貴方の現在地から西北、6km進めば建造物に辿り着く。そこの地下、或いは地上に・・」
「もうその先は良い・・取り合えず俺の斜め左前を直進すれば済む話だろう?」
「そう言う事ね・・・。good luck!!」
・・・泣けるぜ。
〜現在〜
それからずっと走ってきてると言う事だが・・・全く敵が居ない。何か嫌な予感がする。大抵の場合建物に着いた瞬間
背後から殴られて気絶・・・ってオチがある。
「でも小説だけの話だから現実では起こると限らない・・・」
実際に警備が手薄なのかも知れないし、はたまたは泳がされているだけかも知れない。どちらにしろストーリーを進めるのは俺の役目だ。奴等が主導権を握ってるとは思えない・・・
「・・・・」
“居る”と俺は感じた。あの餓鬼と同じ気配が漂っている。キャリコの安全装置を確認して、俺は立ち止まった。
・・・・辺りを見回しても、誰かが居ると視認する事は出来ない・・・。どこだ?どこに居る・・・?
――目を閉じてみたらどうだ?見えない敵でも、音は出さなければ為らない――
「またアンタかよ・・」
思わず苦笑してしまう。こんな時に限ってヒント発動か?しかも本当に役立ちそうだから笑える。瞼を下ろした・・・
ガサ・・・ガサ・・
音が良く聞こえる・・・俺の周囲を何度も回っている。距離を段々と縮めている・・・そして持ってる武器で俺をタコ殴りって所だろうな・・。位置は、大体中距離といった所か。――そう言えばラクーンの化け物の音で餌の位置を特定していたんだったな。その化け物の世界に居る訳だな・・なけるぜ。
ガサァ!
「お出ましか・・!」
キャリコのトリガーを引いてフィギアスケート選手の真似をして1回転ジャンプをやる。地面に足を着いた時、俺の周りに立っている奴は居なかった。随分とあっさりした終り方だな・・・。装備からやっぱり漁って幾つか頂戴する。
再び駆け出した・・・。
「デビット、建造物まで後3kmよ。中間地点突破ね。コースも正確よ。」
「了解、このまま建造物へ向かう。」
順調だった。このまま進めれば、仲間とも合流できるし敵も叩ける。この調子で突き進んだ。途中でも厄介なストーカーは居たがキャリコで殆ど用事は済ませられていた。20分もした頃・・・目の前に灰色の建物が見えた。
ここが・・・クラウザー達が潜伏してるであろう建物か・・・。
「ハニガン、建造物に着いたぞ。」
「了解、今X線で建物の透過写真を撮影中よ。」
X線って・・今の合衆国の暗部はほぼ何でもするらしいな。
「デビット、撮影は終ったわよ。今、通信機に表示する。」
通信機の画面に白みがかった映像が映し出された。はっきり言って良く分からん。
「とにかく突入する!」
「了解よ。」
ドアを開けようとするが・・・後頭部に衝撃が来た。後ろを見れば・・男が棒を持っていた・・・やっぱりな。小説って・・舐めるモンじゃないな。
「ク・・ラウザー・・・」
喉から出た声がこれだけとは悲しい・・・通信機越しからはハニガンからのお約束とも言える呼びかけが微かに聞こえる。ドアにもたれかかる様にして、膝をつき、ズルズルと落ちる。そして・・・ブラックアウト。

388w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:42:40 ID:???
〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (34)捕獲〜

〜ルイス〜
全く・・ルイス、お前はしょうがないなぁ。俺がはっぱを掛けてやらないと本気は出せないってか?
それじゃあ、弱いぞ。まあ、でも本気の力は馬鹿に為らない。その分は褒めてやろう・・・。意識がぼんやりとして行く・・腸はとっくに引裂かれているだろう。でも・・・死ぬのは案外悪くないのかも知れない。安らかだ・・。
「ドルベ・・」
悲しそうに呼びかけて来た・・・。もう遅いっての。
「俺の負けだな・・」
「イヤ、正確にはお前の勝ちだ。お前は俺の謎を解いた・・でも、俺はお前の謎を解けなかった。情けない。」
何だ・・そんな事か。実は俺も解けなかったんだよ。お前の性格を使って、解いた様に見せ掛けたんだよ。触手で再生なんて謎、解ける訳無い。
「そうだったのか・・でもお前、本当に親父を殺したのか?信じたくない・・」
奴は目から水を零していた・・
「本当に今更だな・・まあ、解けない謎ってのは良いんじゃないか?たまには。お互いにある二つの謎・・」
おっと、俺にとっては一つの謎だな・・・。奴が揺さぶるが、俺には応える気力は無い・・・。


「オイ!オイ!」
冗談じゃない・・今更死ぬなんて・・。冗談じゃないぞ!!でも、応えない所から・・意識はもう無いのだろう。
俺の雫が、奴に降りかかった・・後ろに居る気配なんて気にしてられず、泣きじゃくった。でも、そのせいで、俺は意識を失ってしまった。・・・ブラックアウトのデジャブだ・・な。

〜ブラウン〜
体の周りにある炎が、まるで俺等と言う悪を焼き尽くす様で悲しく思えた。短髪武器庫はRPG-7のスコープ越しに俺を見ている。何時でも引き金を引く積もりだ。
「We will meet in heaven!!」
トリガーが引かれた。


俺のRPGから放たれたロケット弾5発は、(弾を無限にする為にやはり空気弾だが)奴の五体をバラバラに吹っ飛ばした。
面白い奴だった・・・。
「アンタとは、別の立場で会いたかったぜ・・」
でも、世界にはダンナ達の他にも、マシな奴が居る事が判って良かった。・・・後頭部に痛みが・・・
「クソ・・」
土の匂いが、鼻につく・・視界が暗くなった・・・。

〜エイダ〜
体に溜まった疲れを開放して、リラックスする。疲れが溜まっていたのだろう・・体から力が抜けて行った。
その場に座り込んでしまう・・ウェスカーから通信が入った。
「・・・・・」
「エイダ、判ってると思うが任務は続けろ。ロッドマンの件は私が始末をつけて置く。」
「ウェスカー・・・」
「お前には良いデータを取って貰えたからな。」
「・・・了解。」
私は、通信機をしまい、体力の回復に努めた。目を閉じたら・・・首に何かチクッとした。軽くデジャブのある物だ・・・
「ま・・・す・・い」
そのまま、私は眠りに就いた・・・

〜マイク〜
マガジンの中を弾で満タンにして、俺の好きな銘柄の中から、一本葉巻を取り出す。ライターで火を点けた・・・
「フゥー。」
鼻から見える煙が、改めて自分がヘビースモーカーだと言う事を感じさせる・・・。最近のマナーってのは煙草と葉巻の区別もつけられないらしい。良く吸えないからな・・まあ、病院勤めと言う事もあったのだろうが・・。
「良い香りの葉巻だな。」
「おお!アンタも判るか!・・!!」
気付いた時には、額に銃を突きつけられていた。両手を挙げる様に指示された。ここは素直に従っておこう・・・
パン!
「オイ、指示には・・」
この時気付くべきだった。相手が構えていたのは麻酔銃だったと。そして、俺の葉巻の箱は海に落とされていたのだと・・・

398w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:43:18 ID:???
〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (35)気付けば・・・〜

・・・・!!何時の間に眠っていたのだろうか?頭痛が激しい・・・。ここは・・小屋か。俺の知らない小屋。
何処か懐かしみがある・・。体が微妙に濡れている。船酔いの感覚も・・気持ち悪い。何とか立ち上がったが、嘔吐感に襲われて、吐き出したのは・・・血だ。ドス黒く、何処かとろみのある血が俺の口からトロトロと・・・
「う・・う・・」
耐え切れずに倒れてしまった。熱もある様だ・・その間も血が絶え間無く口から流れ出ている。もう、喋る事さえ無理だった。BB症候群・・だな。プラーガの入った注射器は・・無い。腰の医療器具を入れているサイドパックに入ってる筈なのに・・無い。サイドパックごと、何処かに消え失せた。
ガタガタガタぁ!!
「ウゥガァアアア!!」
「!!」
ラクーンの時、見た事のある哀れな科学者が居た。体の所々が崩れている、最後の列車に居た時の姿のままだ。
奴の時は止まっているが俺は随分と変わった物だと思った・・・泣けるぜ。触手が迫って来た・・・。
俺の身体が引裂かれている瞬間、俺は此処が何処だか思い出した。あの湖の化け物と戦った後に飛び込んだ小屋だった。
あそこではプラーガの力で妙な夢を見たんだっけ。



「ハッ!」
「気付いたか・・」
・・・フ、・・どうやら随分偉くなった様じゃないか?一人の傭兵から組織の首領(ドン)って所か!
「一日ぶりって所か・・・クラウザァア!!」
「その通りだな・・デビット・ジョーンズ!イヤ、レオン・S・ケネディ!」
何時まで死んだ人間に拘るッ!?って聞きたい所だが俺の仲間は全員俺がレオンだって知ってるんだよな・・当然だけど。俺は胡座を掻いて腕を後ろで縛られていた・・・全員同じだ。八時だよッ、全員集合〜〜って所か。
「何時までドリフに拘るっ!?て聴きたいがな。」
・・・もういいッ!
「それより、元相棒のよしみでこの縄を解いてくれないか?」
「何を今更・・」
顔に塗っているフェイスペイントと、左手で脈打つ奇生体は変わらないが、肩から羽織っているマントが不似合いで笑えた。仲間達も意識が戻って行った様だ。誰も目立った外傷は無い。顔を下げ目にしていたのに奴の手で強引に引き上げられる。頭突きを喰らわせたかったが、周りの兵達が俺達に向けてMP5を向けているから辞める事にした。
「任務を聞かせて貰おうか・・・?」
「・・・アメリカ合衆国の機密書類を取り戻す為に此処に来た。それと、お前等の抹殺だ。」
この程度なら吐いても問題無いだろう。
「・・・そうか、やはりそうか!!」
クラウザーは高笑いをしている。無償に腹が立つ・・・。人間を大量に殺して来たのに、コイツには罪悪感が感じられない・・・・。相変わらずの様だな、教団事件の時からの理不尽さは・・・!
「そう怖い顔をするな。それよりも面白い事を教えてやろう。貴様等には面白いウイルスを注入させて貰ったよ・・」
「BB症候群を引き起こすウイルスか?」
ブラウンが口を開いた。恐らくそれで合ってるだろう。クラウザーは舌打ちをした。随分とつまらなさそうだ。
「良く分かったな・・・誰から聞いた?」
お前を蘇らせた男だよ、とだけ応えた。それだけで、充分判った様だ。
「あのクソジジイ・・」
「随分と因縁を付けてる様じゃないか。命の恩人なのに・・・」
「黙れ!!アンブレラの犬め!!」
!!――どう言う事だ!?合衆国の犬なら認めざるを得ないが、傘の元に就いた覚えは無いぞ!
「何だとぉ!!」
俺が怒号を飛ばした瞬間にドアが勢いよく開いた。
「ミスター!!報告です!!」
「何だ!?」
白衣を着た男がクラウザーに耳打ちした。奴の顔が判り易く青ざめて行った。
「・・・判った。BB症候群のワクチンを持って来い!」
そう言うとクラウザーはナイフを取り出した。オイオイ、早速処刑ってか?・・・だが、クラウザーは縄を切り裂いた。
手がちゃんと動く事は確認出来た。クラウザーは跪き、喉の奥から、一言言った・・・
――スマン、と。――――

408w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:43:57 ID:???
〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (36)真実〜

・・・・こんな事実が在ったとは・・。正直話を聴いた時信じられなかった。俺達は実に無駄な時を過ごした事になる・・・。クラウザーの話した事実は、次の内容だった。

クラウザーは、サドラーに蘇らされた事を不服に思い、脱走していたらしい。その頃から、アンブレラへの執着心、奇生態へのは魅力も消えて、俺とアンブレラへの復讐心が残ったらしい。そして、クライマーを丸々誘拐。全員を説得して、サイボーグ軍団『クラウディファミリー』を結成したようだ。それから暫くして・・・俺がこの任務に関わる言う事を知ったらしい。勿論合衆国の機密を奪ったんだから当然だろう・・・しかし、機密の内容が俺とクラウザーで思っていた内容が違った。機密書の、本当の内容・・・・その題名は
『 ホ ー ネ ス 大 統 領へ、アンブレラ代表取締役: ア ル バ ー ト ・ ウ ェ ス カ ー 』
だ・・・・

「俺とお前は、やはりコインの裏表の様だな・・・」
注射器を刺して、クラウザーが口を開いた。注射器の中の紫の液が身体に注入された。小さな痛みが俺を襲った・・・。
「クラウザーは悪くないぞ・・」
クラウザーはアンブレラを潰そうとしていただけなんだ・・・。
「俺もお前も、アンブレラの被害者か・・」
苦笑混じりに彼は言った。しかし信じられないのが合衆国とアンブレラの癒着だ・・。あの大統領、やはり喰えない奴だったか・・・。
「すまない・・・」
「誤る事は無い。俺がお前と逆の立場だったら、すぐにお前等を殺していたさ。そんな事より今はこれからを如何するか?それを考えるべきだ・・・」
今の話が本当ならば、俺はアンブレラを迷わず攻撃する。それは・・・合衆国を敵に回す事を意味する。その覚悟がつくかどうかだ・・・・
「ミスター!報告です・・」
「何だ?」
「戦闘をした兵士達の事ですが・・・・」
マイク達が戦った戦士達の事だろう。
「回復の余地は在るのか?」
「ハイ、ウィップ、ソードは既に傷は全て修復しました。」
「何ッ!?」
ルイスが口を開いた。ルイス達は既にプラーガを注入していたからワクチンは必要無かった・・。
「ドルベは・・ウィップマンは、腸をズタズタに切裂いたんだぞ!回復の余地なんて・・」
「細胞培養だよ。残った内臓の細胞で傷を修復していたんだ。」
「なるほど・・良かった。」
この短時間で細胞培養とは・・・随分と技術が発達している様だ。世の中、予想外でついて行けない・・・
「ボウガンは現在治療中で、ロッドは・・・」
「そうか・・」
クラウザーが残念そうに俯く。エイダが今度は口を開いた。
「その・・ロッドマンとか言う奴、再生させないでおいて良かったわよ。そいつ・・アンブレラのスパイだったから。」
「何ッ!?・・そう言う事だったとは・・。」
エイダの奴・・・今の時点でも充分残酷だが、時が経つに連れ残酷性が増すのが一般論だ。仕方があるまい・・・
「ではまた後で・・」
「ご苦労・・。お前等にも部屋を用意した。今日はもう休め・・・。」
俺達はクラウザーの好意に甘えて休む事にした。

「なあ、ダンナ・・」
「何だ?」
「アイツ、信用して良いのか?」
「・・・・判らん。」
「・・・えっ?」
俺だって半信半疑な所もある。何故、都合良く報告が入ったのか?何故、アンブレラがアメリカを動かせるのか?
・・・いや、これの答えは出ている。コネで配下を送り込んだんだろう・・何がしたいんだ?世界を手中に?
・・・俺の不安を他所に、夜は更けて行く・・・・と思ったら雑音が響いた。
「ハニガンか?」
「デビット、状況を報告して。」
「・・如何したんだ?衛星で見ているんじゃないのか?」
「電波を妨害されたの・・・」
「そうか・・(クラウザー、気の効く真似をするじゃないか・・・)今、潜入中だ。見つかっては居ない。任務を続行する。」
「了解・・」
「そう言えば、敵兵をシメて情報を引き出そうとしたんだ。そしたら・・『アンブレラの犬』って言われた。どう言う事だ?」
「!!・・・判らないわ。」
「そうか・・・」
ハニガン、お前も・・・気付いていたのか?――裏切る様な真似をして済まない、だが、これは・・俺の答えだ。
自分の信じる、最善の行動だ。

418w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:44:27 ID:???
〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (37)異変〜

〜ホワイトハウス〜
私は、心に引っ掛かりを持っていた。デビットの・・「アンブレラの犬」が。アンブレラ社は・・・既に崩壊した筈だ。
何故1組織の隊員がアンブレラ等と・・・・?
「確かに引っかかりますねえ・・・」
「ウワッ!・・居たのね・・・。」
「まあ、・・・でも、何でアンブレラなんて・・?既に崩壊しているのに。」
彼女も私と同じ疑問を持って居る。・・・・一体、どう言う事かしら?現時点で、考えられる可能性は・・・
アンブレラが、ひっそりと生き延びていてそれに恨みを持つのが曇り一家・・・そう言えばアンブレラは何で潰れたのかしら?
「ねえ、アリッサ。どうしてアンブレラって潰されたのかしら?」
「確か、バイオハザードを引き起こす様な殺人ウイルスを作った容疑を掛けられたんですよ。後ラクーンシティの事件の罪も・・・アンブレラの処遇を決める裁判は何故か議員達が証言を拒否して、判決を下すのに時間が掛かったと言われています。常識ですよ?まさか忘れたとか?」
確かにそんな様な事があった様な気がする。ならば、アンブレラが殺した人間の遺族がアンブレラに復讐する為に武装して篭城したとしたら辻褄は合うが・・・どうにも納得が行かない。心の底で変だ!!と叫んでいる。
「ま・・まあでも、気にする事無いんじゃないんですか?きっとデビットさんは無事に帰って来ますよ!多分!!」
「多分って・・・」
苦笑混じりに言う・・・可愛い後輩が出来た。軽く説教を入れてやろう。
「貴方の補助力・・65点よ。多分って言葉は多用しない事。軽く相手の不安を煽るから余計に場の空気を悪くする。」
「す・・・すいません!!」
彼女は軽くショックを受けた様だった。
「でも・・共感できる意見を沢山言うのは悪い事じゃない。そこはドンドン伸ばしなさい!!」
彼女の顔が急に明るくなる。・・・変化の激しい表情だ。
「ありがとうございます!!」
サムズアップをして、手を振る。彼女も笑顔で応えた。
「さあ、頑張りましょう?」
「ええ。」
再びPCに身体を向ける。キーボードを叩いて、彼のサポートを懸命にしようと決心した時だった。頑丈なドアを開ける時に鳴る、独特の怪物が唸る様な音が聞えた。目をやれば・・小柄なスーツ姿の男が居た。――大統領だ!
「だ・・・大統領!?」
「二人共、良く仕事をしている様だね・・・だが、デビット君、イヤ、レオン君は真面目に仕事出来ていない様だ・・」
「え・・・!?レオンって・・レオン・S・ケネディ!?合衆国の大統領の娘を助け出した!?」
アリッサが驚いている・・当然だ。当時の新聞では英雄の死だとか言って、大騒ぎしていた物だ・・・。
「大統領、彼は賊の本拠地に上陸しましたよ。」
「だが・・・知らなくて良い筈の事まで知ってしまった様だ。クラウザーも喋り過ぎだな・・・。」
「え・・」
「アンブレラにとって邪魔だからいい加減に送りつけたが・・間違いの様だった。」
「あ・・アンブレラ!?」
「もう邪魔な奴は掃除するべきだ。クリーナーを必要とするな・・」
クリーナー・・合衆国の暗部、証拠隠滅を担当する精鋭部隊。クライマーなど話にならない強さだと聞く・・
大統領は私達に銃を向けた・・・
「そして、君達も邪魔だ。」
安全装置が外される。無線機を、投げつけた。
「クッ・・」
轟音が轟き、無線機は無残に壊れた。しまった・・これではレオンにクリーナーが来る事を伝えられない・・・!
「サヨナラだ・・・」
思わず目を閉じる。――痛みは無い。これが死と言う物なのだろうか・・・だとしたら安らかだ。
「せ・・ん、ぱい・・・」
「ッ!ア・・アリッサ!?」
アリッサが、私を庇っていた。彼女は崩れる様に倒れてしまった。彼女は通信機を渡して来た。
「こ・・・これで、レオンに・・伝えてください。もうすぐ、その島は・・壊滅させられると!!」
彼女の手が地面に落ちた。彼女の息はもう無いのだろう・・・初任務で死なせてしまったとは、自分の落ち度が恨めしくて堪らない。だけど、暇は無い。通信機を操作する。
「ハ・・ハニガンか!?」
「デビット!聞える!?早く・・そこから逃げて!」
「何ッ!?」
「そこにクリーナーが送り込まれる・・・脱出s」
私の腹を激烈な痛みが襲った。通信機が手から滑り落ちる。私の視界が・・横になってしまった。ホーネスが、通信機を手に取る。もう、何も聞えない・・・・もうすぐそこに行くよ、アリッサ・・・・。

428w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:45:20 ID:???
〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (38)ある朝の物語〜

俺がこの任務に就いてから二日目の朝の朝を迎えようとした時だった・・俺の通信機から雑音が鳴り響いた。
「ハ・・ハニガンか!?」
俺が驚いた様に言ったのは理由がある。こんな夜遅くに通信があるとは思わなかった。勿論眠れる筈が無かったから、驚く必要は無かっただろう。今となってはどうでも良い。
「そこにクリーナーが送り込まれる・・・脱出s」
ハニガンの声が途切れた・・どう言う事だ!?クリーナーと言えば合衆国の証拠隠滅部隊・・何で此処に?
「まさか・・・バレたのか!?」
真実を知ったとなると、この島は確実に潰される・・何てこった!!
「アー、アー・・聞えるか?デビット・ジョーンズ?」
「ホ・・ホーネス大統領!」
任務を始める前に聞いた声だった。無性に腹が立つ、嫌な声だ。
「君は知り過ぎたんだよ・・要らない所までなあ!」
「貴様・・ッ!」
「Msイングリッドから聞いたと思うが、そこにはクリーナーを送らせてもらう。精々親友と仲良くな。」
「ホーネス!ハニガンは如何した!?」
「彼女は先にheavenへ行って貰った。馬鹿な女だよ・・」
「お前・・・よくも!!」
「じゃあな。傘の穀潰し。」
ツーツー・・・
・・・
「ダンナ、如何したんで・・?」
ブラウンが目を覚ました様だ・・・クラウザーに伝えよう・・この島は壊滅すると!!
「ブラウン!!早く着替えろ!傘が・・此処を潰しに来る!」
「え・・?ダンナ、どう言う事で・・」
ブラウンが納得出来ないで居るがそんなの知らない。俺は基地内をクラウザーを呼ぶ声で満たす思いで声を出した。
俺が捕まった時に居た部屋に行けばクラウザーは案の定居た。
「デビット・・五月蝿いぞ。こんな夜中に。」
「それより、全員を此処に集めろ!・・・島を傘が潰そうとしている!」
「何っ!?」
クラウザーに現状を伝える。クラウザーはすぐに話を飲み込んで、全員を此処に集めさせてくれた。そして、俺達には装備を返した。
〜10分後〜
この島にいるであろう全員が集まった。ざっと250人だろうか・・そこには、ベッドに横たわる隊員も見える。恐らくさっき言っていた回復中の兵士だろう・・・。クラウザーが状況を説明中だ。全員は半信半疑だ・・・
「・・だから、全員装備の確認をしろ。判ったな!?」
クラウザーの話が終った時、警報ベルが最大音量で鳴った。
全員の目がモニターに集中する・・・。そこに見えたのは・・10隻、イヤ、その桁の2、3十倍は上を越した船が見えた・・俺の知る限りじゃ勝てる訳無い。クラウザーも同じ事を感じ取ったらしい。
「・・・そうか、よし。全員脱出だ!」
「ラジャー!」
全員の敬礼がピタッと合っているのに感嘆しつつ、俺はその成り行きを見守った。話の内容じゃ、全員分を収納できる
潜水艦で島を放棄するらしい。島には、時限爆弾を仕掛けて入って来た敵に反撃するらしい。わらわらと、全員が一方向に向かう。俺達はそれぞれに状況を説明し、潜水艦に同行する事にした。クラウザーも俺達と同行していた・・・
彼は時限爆弾を作動させている・・残り時間は、一時間。充分に逃げる時間はある。操作が済んで、クラウザーについて行った。殆どが乗り込んだ時だった・・。クラウザーは何時まで経っても乗込もうとしなかった・・・
「クラウザー!早く乗れ!」
「いや、俺はいい・・」
「何っ!?」
「全員には既に納得させている。さっさと行けや。」
「クラウザー!?」
「もう俺は何時でも死んでも良い立場の人間だった・・」
「ふざけるn」
クラウザーの蹴りが、俺の腹を仕留めた。暫く動ける気がしない・・扉が閉まって行った・・・。エイダが近づいて、俺に肩を貸して言った・・・。
「スパイに涙は必要無いわ・・行きましょう、デビット。」
エイダの言葉で俺が泣いている事に始めて気づいた・・・
「そうだな・・」
口では言ってみたが然程納得は出来ない・・。
――俺の中で一つの答が弾き出されるのが判った。聞き分けの無い餓鬼だと言われても・・気にしない。

〜30分後〜
デビットの様子を見に行った・・隊員から聞いた話じゃクラウザー、自分一人残ったて言う。軽く慰めに行こうか・・
「デビット、入るぞ。」
そういってドアを開けた。
「・・!」
デビットが、居ない!部屋はすっからかんだ・・・イヤ、正確には一つだけあった。
『これが俺の答えだ!』
と書かれた紙が・・・
「・・・これだから餓鬼なんだよ。『レオン』。」
思わず苦笑した。


 〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω〜
      第二章:『ボステム』
          終了
To be continued

438w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:45:52 ID:???
チェーンソー男さんの作品↓

448w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:46:27 ID:???
学校

俺の名はレオン(俺)
現在中学3年生だ。
厨3といえば受験、受験といえば・・・そう勉強
連日テスト続きだ。

「おい、今日の理科どうだった?」
と、武器商人(友達)
「夏休み中さっぱり勉強しないのが効いたよ」

考えてみれば不思議だ。
確かに努力をすることで頭に入ってくるものはある。
だがそれ以前に覚えやすい人、覚えにくい人はいるだろう
それを努力だどうだといって学校という箱にとじこめる。
さらには受験だ。
国は平等だ何だと言いつつそうやって能のないものを切り落とす
中学卒で浪人になった人の何人が立ち直って来年を目指すのか…
受験システムは生徒の時間を奪い
切り落とし、さらにはそこからいじめや差別へと発展していく。
そんなことを国がやっている。
どう説明するんだ?

レオンはこんなことを言いつつ何か刺激のある出来事を待っていた。
これは、レオンがまだ厨学生だったときの話だ。

458w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:46:59 ID:???
学校2

毎日が同じ、何の刺激も無く日々が過ぎていく
こんな毎日に何があるのだろう…
そう思っていたとき、レオンはある事件に出会った。
これからの運命をも変えてしまう、半端ネェ事件に・・・

ある日、レオンはニッポンに行く事となった。
レ「え?戦争中だろって?それじゃあメタルギアの世界とあんたらの世界が一緒
だと思ってるのか?まあそういうことだ。」

ニッポンについて一ヶ月・・・カンジの少しは覚えたがなんだってこんな面倒な
言葉を使っているのか疑問だ。
しかもジュウが売ってない。
でもミツユしてわるものたちが使ってるらしい

ある日、ニュースでテロ予告があった。
にほんごもいまいちわかんないから詳しくは父さんに教えてもらった。
何でも明日中学生をゆうかいするんだそうだ。
学校ではその話でもちきりだった。

ぶっちゃけ俺を誘拐しろ〜なんて話をした。

468w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:47:30 ID:???
(題名不明)
2006年、アメリカではひとつの問題が浮上していた
武装した集団がアメリカ南部を占拠。
さらに研究中だった北朝鮮のデイビークロケットを所持し、
緊迫した空気がアメリカ全土を覆っていた。

事態を重く見たアメリカ大統領はCIA工作員を現地に送るが、連絡は一向に来なかった。
その頃・・・

大統領の娘アシュリーを救出し、長期休暇をとっていたレオン・S・ケネディーの下に一本の電話が入る。
「・・・こんな時間にどちら様だ?」
朝の5時に電話の音で起こされたレオンは恐ろしく機嫌が悪かった。
「CIAだ。アメリカ南部が`ザ・ヘブン´という武装集団に占拠されているのは知っているな?」
「…ああ、そんなのはあんたらの工作員に頼めばいいだろう」
「そうもいかないんだ。既に5人の工作員を送った。だが連絡が来ない
ぜひ、君に様子を見に行ってほしい。」

「・・・なけるぜ」

午前7時半、レオンはトラックの中に揺られていた。ラジオから流れる曲は2年前、警察の車で聞いた曲だった。

478w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:48:01 ID:???
第二話

車がついたのは森の中、といっても道は整理されていて迷うようなものではないが。
「何だ、ここは」
敵が占拠している場所に着くはずが、こんな森の中に降ろされ、(寝起きも手伝って)レオンはかなり機嫌が悪い。何より休暇中に呼び出されたのが気に食わないようだ。
「敵が占拠している場所の1つがここから1キロ先にある。
警備兵がどこからを警戒区域にしているのかわからない以上、この距離はいい方だと思え。」
「偉そうにしやがって・・・」
「つべこべ言わずとっとと行ったらどうだ?」
「わかった。この道をまっすぐだな」
「敵には見つかるな。あくまで潜入だ。」

単独行動になり、森の中へ進む。警備兵はおらず、案外すんなり目的地に着いた。
「ここは・・・」
見えてきたのは、旧CIA兵士訓練所。
新しい物が4年前に出来てから使われなくなったところだ。
が、まだ完全に封鎖されていたわけではなく、電気などの設備はそのままだ。

門の前に兵士が2人、立っている。双眼鏡で覗いたが、アメリカ兵ではなさそうだ。所持しているマガジンポーチを見る。
japan armyの文字。日本兵が今回の一件に絡んでいるのだろうか、
しかし、こんなことをしても日本には何の得もないはずだ。そう考えつつ、mk23を使って2人を狙撃。麻酔銃の改造を施しているためぐっすりとおねんねタイムである。
門の内側には敵兵、監視カメラともに無く、進入はたやすかった。

488w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:48:31 ID:???
零式サムライガンさんの作品↓

498w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:49:02 ID:???
仮面ライダーレオン〜THE 13ライダーズ〜(仮)
レオン「いくぜ、ドラグレッダー!!」
クラウザー「たまらねぇ、たまらねぇよ!!!」
スティーブ「なに、いってんの? これはゲームだよ」
ビリー「エンド・・オブ・・・・・・ワールド・・・!」
クリス「妹を救うには、 これしかないんだ!!」
ルイス「ライダーバトルの始まりだ」
ウェスカー「ライダーバトルの勝者が私と戦う事が出来る」
バーキン「ミラーワールドは破壊しなければならない!」
カルロス「未来は変えることができるんだ・・・・・・」

508w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:49:35 ID:???
バイオ×リベリオン〜最強の反逆者〜
プロローグ〜断罪聖職者〜
西暦200X年 4月23日 

今から8時間前、この日本と呼ばれる国の国会議事堂および関東圏内のほとんどを自衛隊のクーデターにより
占拠される。そして着々と関西方面も制圧されつつあったなお首謀者は未だに不明。
関東方面封鎖公道
自衛官A「ハッハッハッ! それで多良井のヤツがさぁ・・・」
自衛官B「それでそれで?」
自衛官C[お前ら、喋ってんじゃねーよいつ米軍の奴らがくるか・・・・」
自衛官D「それはないって、あいつらは自分の利益になるようじゃなきゃ腰を動かさない・・・・・」
その時、 突如目が眩むくらいの強烈な光が発生し、辺りを包み自衛官達は全員腕で目を塞ぐ。
自衛官B「うわ、なんだ!?」
自衛官C「米軍の奴らか?」
閃光が消えると、そこには男が立っていた。
男は白いコートを羽織り、中は黒い制服を着ていた。男は20代、童顔なため下手をすると10代後半にも見えなくもない。
???「ここは・・・・・・今は何月何日だ?」
自衛官A「なんだお前・・・・・・」
自衛官C「コイツいったいどこからあらわれて・・・・・・」
自衛官D「てめえ、 どこから現れた!!」
自衛官の一人が自動小銃を男に向ける。
自衛官B「そうだ、 お前何者だ!?」
男は自動小銃の銃口を見ても怯まず、男は淡々と
???「今は何月何日のココはどこだ?」
自衛官A「こいつ・・・・・・おかしいんじゃねぇか、・・・・・・4月23日、日本の国会議事堂の直通道路だ」
???「そうか、じゃあ・・・・・・合っているんだな!!」
男は凄まじい速さで、両腕の袖の中からハンドガン―――クラリック・ガン―――を手に持ち、目視が出来ない速さで自動小銃を構えた自衛官の心臓撃ち抜き、
残り三人は反応できなかった。
自衛官C「なっ・・・・・」
自衛官D「ぐはっ!!」
自衛官B「がはっ!!」
???「・・・・・・どうする?抵抗しなければ・・・・・」
自衛官C「ふざけんなぁぁぁぁぁ!!」
キュンキュンキュンキュン!!
自動小銃を撃つが、まるで予測していたように当たらず、男は距離を詰めてくる
自衛官C「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
恐怖した。その圧倒的な強さに。 そして弾が当たらないことに。
???「チェックメイトだ」
二丁の銃口を向けられ、しりもちをついた。
自衛官C「あんた・・・・・・何者・・・・・・?」
男はゆっくりと口を開く。
???「俺の名はタイキ・・・・・・タイキ・ヨウダア、未来からやってきた今は“修正を行いし”処刑人だ・・・・・・」
自衛官C「そうかよォォォォォォォ!!」
九m自動拳銃の銃口をタイキに向けたがおそく、クラリックガンに頭を撃ち抜かれ、糸が切れた人形のように倒れた。
タイキ「さて・・・・、コッカイギジドーまでのルートは確保したが・・・・・」
辺り一帯を限りなく見回すと、自衛隊が正式採用しているバイクを発見する。幸いキーも付けっぱなしだった。
タイキはバイクに乗り、キーを回す。そしてアクセルを回し、加速をつける。
そして公道を塞いでいたバリケードを難なく、飛び越え国会議事堂を目指した

518w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:50:11 ID:???
バイオ×リベリオン〜最強の反逆者〜
第一話 運命の出会い

その翌日、自衛隊のクーデター事件はあっけなく解決した。
混乱していた警察がやっと手落ち着きを取り戻した頃、匿名の電話を受けて重武装したSATが駆けつけたころには全ては終わっていた。
その際、あるSAT隊員はある証言をした。
「反乱を起こした自衛隊員の死体のほかに明らかに人間以外の化け物の死体が混じっていた」
というその隊員の精神を疑うようなありえない話だった。
当然ながら、そのような者は発見されなかった。
それから一ヵ月後、そのSAT隊員は消息不明となった。
この自衛隊クーデター事件には謎が多く、様々な噂や憶測が飛び交っている

某国 ガザッソニカ 戦場
???「あなた、なかなかやるわね」
タイキ「君もね……マドラックス」
マドラックスと呼ばれた女性は微苦笑を浮かべ、銃を下げる。
そしてタイキもクラリックガンを降ろす。
マドラックス「どうして、私の名を?」
タイキ「戦場に美しい女性がいるということは=マドラックスと考えるべきじゃないかな?」
その言葉を聞いて、少しきょとんとしていたが突然笑い始めた。
マドラックス「アッハッハッハッ…私がマドラックスとは限らないのにあなた面白いわね、それに顔立ちも許容範囲内に入るし、決めたわ……」
タイキ「なにを……」
次の瞬間、 彼女の口からとんでもないことを言った。
マドラックス「あなた、私と……夫婦にならない?」
タイキ「いいよ……君には運命のようなものを感じていたから」
共に見つめあっていたとき、 無粋な輩の足音が聞こえてくる。
マドラックス「ねぇ、 どうしてあなたは私の雇い主のところに襲撃しにきたの?」
タイキは一瞬、無機質な殺人マシーンの瞳に変わりまたもとの色に戻る。
タイキ「任務でね、 ある男……いや、君だけには言っておこう。 ウェスカーが君の雇い主と関わりがあるらしいってことできたんだが……」
マドラックス「手荒い出迎えが待っていたって、 ことね?」
マドラックスはあたりに転がっている40人はくだらない死体を見渡した。
タイキ「仕方ない……全員倒すとするか」
弾が切れたカートリッジを抜いて、袖から出てきたリローダーの換えのマガジンを二丁のクラリックガンに装填した。
マドラックス「仕方ないわ、あたしも協力するわ」
同じく、弾が切れたカートリッジを抜いて、手動でマガジンを装填するし、構えタイキとは反対方向を向く。
マドラックス「そういえばまだ聞いてなかったわね、あなたの名は?」
タイキ「それはまだ言えないな」
マドラックス「どうして?」
意地の悪い笑みを浮かべ、
タイキ「生きて帰ってきたら、教えてあげるよ」
マドラックス「意地悪ね……」
二人は敵がいる各方向に向かって走っていった

528w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:50:42 ID:???
(題名不明)
男―――名を瀬川英二―――の目の前の辺り一面敵に囲まれていた。
その敵は人間ではない、歩く屍人や鋭い爪を持つ二足歩行で歩く爬虫類をベースにした化け物など
さまざまな恐ろしい数のバケモノが明確な敵意と殺意を持ってこちらに向かってきていた。
その光景はまさに現し様のない絶望だった。
普通の非力な人間ならあきらめるだろうだが、
瀬川英二は違った。
闘志が全身にみなぎり、目には闘志の炎を燃やし
今ある全ての弾薬、 銃器を集め、 敬愛してやまなかった先輩の亡骸の手から八十九式自動小銃を取り
自らの血で「神風」という文字を書いた鉢巻きを額に結び、 小銃を構え不敵の笑みを浮かべて辺りを睨む。
瀬川は決意したのだ
無駄だとわかっていたとしても、徹底的に抗うこと、 闘志がある限り戦い続けること、 そして敬愛していた先輩と、 苦楽を共に乗り越えて来た仲間の仇を取ると
希望が無くても己自身で切り開いて作り出す事を
目を閉じ、瞑想する。 浮かんでくるのが死んでいったみんなの笑顔と最後の言葉だった
ギリッ、 という歯軋りと共に目をゆっくりと開け、 全身全霊を掛けたウォォォォォォという大声のあとに叫ぶ
「神風をその目に焼き付けてやるよ!!」
瀬川は絶望的な数の人外の者たちに突っ込んでいく、そして引き金に指に掛ける

自分の未来の可能性と希望とみんなの想い遂げるべくを自らの手で切り開き、 つかむために―――――――――

538w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:51:22 ID:???
新世紀狂戦士降臨譚〜ロス・イルミナドス殲滅編〜


――――ハァ、 ハァハァハァ……
これで何体目だろうか、 ふと瀬川英二は八十九式小銃の引き金を引き続けながら
ふと思ったものの、 すぐに考えることをやめた。
考える事態無意味なのだから
あたりは化物共の死体がいっぱい倒れていた数えるのが馬鹿らしいほどに
頭部が吹き飛ばされているものもあれば身体中蜂の巣にされて死んでいるのと
さまざまな銃器で死に至った死体が所々にあった
その光景は彼の異常な強さを示していることが分かるだろう。
今、 足元に踏みつけているのは腐りかけているかつて敬愛していた先輩
だった物に九ミリ自動拳銃を頭に突きつけ、 独り言のように言った
「いままでお世話になりました……そしてありがとう、 さようなら…」
引き金を引き、 最後の敵を葬り去ると空を見上げる
泣くこともできず、 もう昔に戻れないことを惜しむように
「……虚しい…」
頬に熱いものが流れ、 それを手で拭い、 見る
「これで最後の涙だな……」
突然、 地面が揺れはじめ地面が崩れていく
「くっ!!」
崩壊から逃れるべく走ったがすでに遅く、 その暗黒の地底に落ちていった―――



そして瀬川英二は気が付いたらその地に足をつけていた。
どこかの村のようで、 どうやらその集落のど真ん中らしい
「ここは?……」
その時、 何かが瀬川の頬に斧がかすり近くの家の壁に刺さっていた
瀬川が辺りを見渡すと様々な武器を持った男女の集団に囲まれていた
凶悪な笑顔を浮かべ、 瀬川の目がルビーのように赤く輝く
「そうか……お前達が滅ぼすべき存在か……」

548w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:51:53 ID:???
魁!!バイオ高校〜これはひょっとして小説なのか編〜刑務所脱走

食堂にて
ル「くそ、 外も中も化物だらけだぜ!!」
ぼやきながらもしゃがんだテーブルから乗り出して、 モーゼルを乱射するルイス
同じ場所にいた囚人「見ろ!! 外に護送用の車があるぞ!」
レオンを含め、 生き残った少ない囚人仲間のビリー・コーウェンとおなじ高校に通っているがいろいろと
問題を起こしすぎて捕まったスティーブ・バーンサイドなど全員が窓から覗き込み、確認する
スティーブ「ほんとだな、 しかしどうする気だよこの状況で強行突破するのかよ」
実際、 駆け込んだ食堂の扉にはギュウギュウ詰めの状態でゾンビetc…
実際、 レオンのレイオットガンで吹き飛ばしてもまた次から次へとやってくる
その時アルはある決断を下したようで、 厳しい強面になっていた
アル「仕方ねぇなぁ俺が道を切り開いてやるよ、 変態!!!」
説明しよう!
アルは森の殺戮(フォレストジェノサイダー)マスクを被ると最凶最悪の変態不良番長
マスク・ド・アルに変身するのだ!!!
マスク・ド・アル「わるい子は……いねぇーかー!!!!」
凄まじい速度でゾンビ共化け物達は圧倒的強さで蹴散らしていき、 彼の後をみんなは必死になって追いかけた


ル「はぁ、 はぁはぁ…疲れたぜ」
ス「ああ、まったくだぜ……」
車に辿り着いたレオン一行達だが死刑囚ビリーはあることに気付く
ビリー「おい、車はだれが運転するんだ?」
その一言に車を運転できる者にを探すが、見当たらない
その時、一人手を上げた
ル「おおやってくれるか、助かったよ」
レ「いろは坂のレオンの実力見せてやるよ!!」
マア「お前ら、地獄見ることになるから覚悟しろよ……」
ス・ビ「マジかよ」

ラクーンシティ高校
マービン「状況は?確認できることならなんでもいい」
オペレータ1「まだ何も分かりません、 アンブレラ高が仕掛けた事以外……」
歯軋りをするマービン
マ「クソ……あの馬鹿校長は?」
オペレータ2「多分どっかに逃げたんじゃないんですか?」
マ「あのクソ校長……この騒ぎで死なねぇかな…風紀部隊STARSは?」
オペレータ3「オズウェル卿の洋館で訓練バーベキュー合宿にいったじゃないですか?」
マ「しまったな……こんなことになるなら生かせるんじゃなかったよ」
生徒会長マービンは胃薬を飲んだ

ラクーンシティ内裏路地
少年は綺麗な炎が宿った日本刀でゾンビを斬るとゾンビは倒れ、 猟銃に持ち替えて
残りのゾンビおよび最後のハンターを吹き飛ばした
ハンター「グゥ……」
倒れているハンターに日本刀を突き刺し、 止めをさした
???「ここは……もういないか……」
少年は大通りに向かい始めた
化物どもを葬り去るために……

558w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:52:26 ID:???
新世紀狂戦士降臨譚〜ロス・イルミナドス壊滅編〜第一話

孤島
一体のガナードが大慌てで首領の居る間の扉を大きな音を立てて開けた。
ガナードA「大変です!村の中心部のガナード共が全滅しました!!」
サドラー「まさかアメリカのエージェントか?」
ガナードA「いえ、 エージェントは捕まえて監禁しておりますのでそれはありえないとおもいますが」
サドラー「それは絶対ありえないと言えるかね?」
ガナードA「それは……」
サドラー「まぁそうだったとしても、奴にも同じ血を混ぜたからそうそう暴れる事はできんよ」
ガナードB「ぐはっ!!」
突然、 片腕と足の一部が失われているガナードが駆け込んでくる
ガナードA「おい、 どうした!?」
ガナードB「迷彩服を着たハチマキに訳の分からん文字を書いた奴が……皆を殺して……建物を…全部破壊してきやがった……」
サドラー「迷彩服とハチマキだと……?」
ガナードB「アイツの強さは……ヤバすぎる本当にただの人間なのか……?サドラー様……奴は…」
なにか言いかけたが息絶えた
ガナードA「まさか……村のガナードにここまで言わせるとは……」
サドラー「よほど強いということか……気に入った、 ソイツを連れて来い。無傷とはいわんが五体満足の状態にしろよ私の直々の部下にしたい」
ガナードA「了解しました……」

村中心部
ガナード「ぐわ……」
瀬川英二「まだ生きていたか……」
ダダダダダン!!
九m機関拳銃が生き残っていたガナードの頭を完全に粉砕する
瀬川はこの村にあるありとあらゆる建物にTMT爆薬を仕掛けていた
そして中心部の最後の建物に仕掛けると急いで立ち去ろうとしたその時、
壁からにチェーンソーの回転刃が突き出て、 大きい丸の形で壁が切り取られて
紙袋を被った巨漢がチェーンソーを構えていた。
チェーンソーガナード「よくも仲間を!!」
瀬川英二「滅ぶべきものが……なに仲間意識なんかしてやがんだ」
この言葉に激昂したのかチェーンソーガナードは飛び込んでくるが、
それはいくら体力が高く、近距離だからといって的が近づいてくるに過ぎず、
あっという間に八十九式自動小銃の銃弾で蜂の巣になったがそれでも突っ込んでくる
瀬川英二「ガッツはあるようだな、だがな」
瀬川は片手で閃光手榴弾を持ち、 口で抜いて迫ってくるチェーンソーを三度かわし
放り投げ、 辺り一面が閃光に包まれ近距離で喰らったチェーンソーはひとたまりもないはずだったが
すぐに回復して、瀬川英二が居ない事に気付く
チェーンソー「どこだ?…逃げたか」
その時、真後ろからカートリッジを変える音が聞こえ頭に何かが突きつけられていた
瀬川「一瞬でも見えなくなってくれれば十分だ……おつりがくる、 自動小銃を直接頭で喰らう事なんか滅多にないぞ運がいいなぁお前」
八十九式自動小銃の引き金を引き、ババババババン!!という圧倒的速さの弾丸が凄まじい勢いでチェーンソーガナードの頭を撃ち抜き続け、
倒れると同時に引き金から指をゆっくりと離す。
瀬川「やばい、 そろそろ出ないと奴らが集まってくるな」
TMT爆薬のタイマーをセットするといそいで次の殲滅すべきものを探すため
中心部から出た

568w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:52:58 ID:???
バイオ×リベリオン〜最強の反逆者〜
第二話「ウェスカーの野望」
ウェスカーの組織の支部施設

ウェスカーは培養液が入ったポッドにて傷を治していた
ウェスカー「……(くそ、 忌々しい まさか感情なき完璧な"聖職者"の中でもっとも優秀な者に裏切られるとは……」
研究員1「お加減はどうでしょうか?言われて見たとおりにしましたが」
ウェスカー「例の設計図通り作れたようだな、 なかなかのものだこの時代の技術も捨てたものではないな」
ウェスカーが最後の言葉は誰にも聞こえないようにつぶやく。
ちょうどその時、 自動ドアから白衣を着た男が二人やってきた。
一人は眼鏡をかけた白髪の痩せぎすの老人ともう一人は
死んだはずのウィリアム・バーキンだった。
ウェスカー「スタール、 例の"Oウィルス"と試験体1107の状況を報告しろ」
スタールと呼ばれた老人は軽く会釈をして前に出た
スタール「"Oウィルス"の製作は順調です。試験体1107に改造したプラーガを植えつけ、現在のところは従順に従っております ただ……」
ウェスカー「なんだ?」
スタール「今のところは問題ありませんが、 拒否反応が起きる可能性は否定できません」
ウェスカー「時間がない速く実戦に投入できるように調整しろ」
ウィリアム・バーキンはそれを言うだろうと予測していたようで、
ウィリアム「言うと思っていたよ、 そうだなあと一週間くれれば何とかなるかもしれないが」
ウェスカー「三日だ」
スタール「それは……」
ウェスカー「無理とは言わせん……奴がおそらくもうこの時代に着いて行動に移しているはずだ」
その時、 構成員の一人が入ってきて報告を始める
構成員1「ブロックFー33に何者かが襲撃してきたようです」
ウェスカーはやはり、 といった感じでにやけた
ウェスカー「ふん、 やっぱりきたか……」
ウィリアム「Fー33にはO−ウィルスや改良プラーガの最重要書類がいくつか保管していたはすだが」
構成員1「すでに全滅している模様、 どうしますか」
ウェスカー「……捨て置け」
ここにいる全員が驚きに包まれた
構成員1「いいの……ですか?」
ウェスカー「"奴"は強すぎる、それに今から増援を送っても遅いだろうなもう退却しているはずだ……ガン=カタを極めたのだからな」
ウィリアム「いやにくわしいねそうか、 彼は……」
おっと、 といって口で手を塞ぐとウェスカーは爬虫類のぎらついた目で睨みつけるがすぐに視線を戻す
ウェスカー「いまから、 計画は最終段階に入りつつあるさあ、われわれの世界を作るとしようじゃないか」

578w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:53:28 ID:???
バイオ×リベリオン〜最強の反逆者〜
第三話「悪魔の計画」前編
ブロックF−33
タイキ「ここか……」
タイキとマドラックスはネームプレートに
「研究資料室」
と書かれた部屋に来ていた
マドラックス「どうやらここはカードキーがなきゃ入れないみたいどうするの?」
タイキはまわりに倒れているこの施設の警備員達の身体を調べはじめ
三人目の死体からようやくカードキーを取り出す
マドラックス「行き当たりばったりね」
タイキはニッコリと笑みを浮かべ、
タイキ「それがいいんじゃないか」
カードキーを挿入部分に入れるとスムーズに開く。
タイキ「さて、目的の物があるといいが」
マドラックス「たぶん、 あるよきっとじゃなきゃここまで警備が厳重なんてないでしょ」

数十分後

マドラックス「ねぇ、 これじゃないの?」
タイキ「うん? "O計画"……」
タイキはテキストファイルを開くと中にディスクが一緒に入っていた。
マドラックス「ディスク……?」
タイキ「あとで開いてみよう……これは……」
2ページ目に、
"Oウィルスについて"
と書かれた項目を発見し、ページを進める
"OウィルスはTウィルスとGウィルスの欠陥を解消に成功した完璧なウィルスである"
タイキ「…(あの男、俺達の時代にやろうとしていたことをこの時代でしようというのか)」
もうすこしページを進めるとこのウィルスにより詳しく書かれていた。
"なお、このOウィルスにはプラーガと呼ばれる寄生体を母体としており寄生したら親寄生体には逆らえず自然と従順となるこのことにより"
タイキ「……(奴はやはり……)」
"散布すれば最大目標であるの全人類を奴隷にすることを可能とする"
タイキの読みは当たっていた。
ウェスカーは自分が逆らった事によりたとえどれだけ感情を封じ込めようと人間は必ずいつか感情に目覚める
ならばその意思をプラーガの力で完全になくし、 自分達の奴隷として
完璧な自分達が支配する世界を作ろうとしているのが明白だった。
マドラックス「ウェスカーの奴がまさかこんなことを本気で考えていたとはね……」
タイキはディスクを取り出して、パソコンのディスクトレイに入れる
だがこの時、気づいていなかった
この施設に眠る化物達が目覚めてしまうことを

588w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:53:59 ID:???
新世紀狂戦士降臨譚〜ロス・イルミナドス殲滅編〜第三話
レオン「うっ……ここは……」
たしか俺はクローゼットを開けて、その直後巨漢の男に気絶させられて
ここに連れてこられたようだ。
ルイス「気が付いたか?」
レオン「おまえは……」
ルイス「俺はルイス・セラ今はハンサムなプーさ」
レオン「じゃあ、ルイスここから急いで脱出するぞ!!」
その時、 外からとんでもない爆発音とけたたましい銃声が鳴り響いていた。

瀬川はコンパクトな九m自動機関銃に持ち替え、次々とガナードを確実抹殺していった。
ガナード「オッパイノペラペラソース」
瀬川「ママのオッパイでもすすって死んでいけ」
膝蹴りで転ぶ寸前に肘打ちで吹き飛ばして片手を吹き飛ばして頭を最後に吹き飛ばす。そしてとある家屋で女性が突き刺さって死んでいたのを思い出し、 それを怒りに変え叫びながら撃ちまくる。
瀬川「貴様らはこれまで何人をああゆう風に殺してきた!!悪に生きる道はないと知れ!!」
後ろの家屋が爆発炎上し、炎に焼かれたガナードが巣から這い出る
ように出てきたところを見逃さなかった
ダダダダダダダン!!!
次々と倒されていくガナードを見て、逃げ出そうとする者もいたが
真っ先に撃ち殺す。
その炎上する建物が背後にあるせいか、 地獄の業火を纏いし悪魔に
見えた。

598w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:54:30 ID:???
バイオ×リベリオン〜最強の反逆者〜
「悪魔の計画」後編
タイキは懐からおそらくもう少し先の未来に開発される暗号解読機を駆使し、
つぎつぎと何重のパスワードを解除していき、最後のロックを解除する。
とその時、パソコンのディスプレイにある文字が表示される
「 A S リ ア ル に 肉 体 を 構 築 … 」

「 … 構 築 完 了  機 密 保 持 の た め こ の セクション を 爆 破 し ま す」
赤いテールランプが激しく警告音を鳴らし、 ディスプレイ上にはタイムリミット
「 99:99:99 」
と表示される
タイキ「ウェスカーの奴め、 僕が来る事を予想していたというわけか……しかたない急いでにげるぞ!」

ブロックF−33第二ゲート
マドラックス「もうすぐゲートね」
タイキ「急ぐぞ!時間がない」
ゲートが完全に閉まる直前にギリギリで抜けきってすぐに爆発音が響き渡る。
マドラックス「ギリギリだったわ……大丈夫?」
タイキ「ああ……なんとか…ね…」
???「残念だが、それはまだ早すぎるようだヨウダア君」
燃え盛る基地の閉じられた扉がなにか巨大な力で吹き飛ばされ、その中から
本来なら燃えているはずの黒いスーツに黒いサングラスを掛け、その手にデザートイーグルを握っていた
エージェントスミス「おっと、私の名前を名乗っていなかったな私はスミス、エージェントスミス以後よろしく頼むよヨウダア君」
タイキ「エージェントスミス……?どこかで聞いた事が……」
その時、エージェントスミスがデザートイーグルをタイキに狙いを定め
銃声が鳴り響いた―――――――
だが、誰も倒れなかった
直後再び二発の銃声が響いた
そして倒れたのは、 エージェントスミスだった。
タイキ「どっかで聞いた事があると思ったら、ASとはお前の事だったんだな」
エージェントスミス「実にお見事だヨウダア君……だが君について今ので学習したのだが残念ながら今私は生まれたばかりだから」
タイキ「退くということか?」
エージェントスミスは笑みを浮かべ、
スミス「ご名答、ヨウダア君。 こんなもので私を殺せると思ったら大間違いだ次に君を殺す」
そういうとエージェントスミスの身体が分散するように消えた。

608w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:55:23 ID:???
新世紀狂戦士降臨譚〜ロスイルミナドス殲滅編〜第四話


背後の炎によってまわりが照らされる。
瀬川英二のいる場所には動くものは存在していなかった
まるで彼がいる場所には生物が存在してはいけないほどの静寂。
ゆっくりと前の倉庫らしき家に向かい始める。
まだ、 生きている人間がいるという希望を信じ門を開け
反射的に構えまわりを確認しながら、倉庫の扉まで直行する。
瀬川「……3、2、1……」
ハァ!!!という掛け声とともに力一杯に倉庫の扉をぶち破り、駆け込んだ直後
ホルダーから九m自動拳銃を引き抜き、辺りを見渡す。
中はあまり広いとはいえずホコリっぽく、鼻がムズムズするがなんとか抑える。
瀬川「なんだ?」
突然、椅子に巻きつけられたなにかが目に入った。
よーく、見てみると人のようでロープで椅子に固定されている上に拘束着に目隠し、そして猿ぐつわ
という念を押したような状態だった。
瀬川は駆け寄り、ロープを八十式付属銃剣で切り目隠しと猿ぐつわを取り外し、素顔が明らかになる
赤い髪で顔立ちは端正な方でまず『美少女』と呼ばれる部類だった。だが、まったくの無表情で感情の無いのかと思ってしまうほど
???「アリガト……」
その声から年齢が10代半ばだということがわかる。
瀬川「大丈夫か?君、名前は?」
???「……アリサ……」
瀬川「じゃあ、 アリサとりあえずここから脱出しよう話はそれからだ」
アリサの手を握り、倉庫の入り口に向かうおうとした時、 突如なにかが壁を突き破って
首を掴み上げられそうになるも、 並外れた反射神経でギリギリ避け切ったものの
その直後、 人間とは思えない速さで蹴り飛ばされてしまいその際に
持っていた九m自動拳銃を手放してしまう。
ビトレスメンデス「よそ者が……調子を乗ってからに……」
瀬川「くっ……あんな女の子拘束なんかして到底許せんな……」
とてつもない痛みを感じつつも、九m機関拳銃を取り出し向ける。
ビトレス「………奴に動き回られたらこちらが困る……貴様には責任を取って」
タタタタタタタタタン!!!
九m機関拳銃の連射音が鳴り響くと同時に、ビトレスが迫る―――――

618w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:56:59 ID:???
マトリックスさんの作品↓

628w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:59:02 ID:???
レボリューション・ザ・デッドライジング
〜奪われた絆とヒーローハーツ その6〜
マトリックスは謎の集団に目をつけられた。
ともかく食堂にいかせてもらったのだが・・・。
マ「なぁ、ここの店にミックスピザあるのか?」
ジーニアス「うん。あるよ。結構大きいけど。」
マ(ラージサイズのことだろうか。結構大きいって。)
「なら早速注文だ!」
そして・・・。
マ「確かに結構でかいな。サイズ以外は全部同じ感じだ。
なつかしいな・・・。」
ジーニ「ねぇ、早く食べていこうよ。」
マ(何たくらんでいるかは知らないが食うか。
料理自体にはなんの変哲もなさそうだし。)
「悪かったな。早く食うから。」
ジーニ「早くしてね。」
マ「うまかった。腹がいっぱいになった。」
さすがに早すぎるぞ。
ナレーターの俺に休みくれ。
ジーニ「あんなにあったのに・・・。」
マ「あ、金ほとんどもってねえ・・・。」
ジーニ「大丈夫だよ。僕持っているから。」
マ「あ、そう・・・。よかった・・・。」
そして代金を払い、店を出ようとした瞬間・・・。
謎の音と共に辺りの風景が変わった。
ジーニ「え?な、何があったの!?」
マ「これは・・・。ヤバイ・・・。」
ジーニ「何か知っているの?」
マ「これは「悪夢」だ。実在しない怪物が襲ってくるかも知れない・・・。」
辺りにいた客はマトリックスの言ったことを聞くとパニックになり店から逃げ出した。
ジーニ「こんなときに言うのもなんだけど名前聞いてなかったね。
なんて名前?」
マ「俺はマトリックス。友人と一緒にいたんだがはぐれてしまった。」
ジーニ「僕はジーニアス・セイジ。さっきまでいた人たちは
仲間だよ。」
マ「そうか。その人たちの名は後で聞こうか。」
そのとき、奥にあるカウンターから何かがでてきた。
ジーニ「な、何あれっ!?」
マ「どうやらマジに「サイレントヒル」の空間が混じったようだ!!」
出てきたのは人型のモンスターだった。
マ「なんだ。ガムヘッドか・・・。レッド・ピラミシングじゃ
なくてよかったぜ・・・。」
ジーニ「早く倒してよ!」
ジーニアスは恐怖でマトリックスの背後に隠れていた。
これでガムヘッドからジーニアスは見えなくなった。
マ「悪夢の中で死ぬなんてヘマはしないさ。」
マトリックスが構えたデザートイーグルから特殊な金属で
できた弾丸が轟音と共に発射された。
その弾丸はガムヘッドの眉間に命中した。
ガムヘッドは頭がなくなっていた。
そしてそのまま倒れ、動かなくなった。
マ「ん?何か光っている。」
マトリックスはそれを拾った。
マ「アミューズメント・パス?これサイレントヒル・アーケードの
データを記録するカードだ。どうしてこんなところに?」
ジーニ「何それ?」
マ「あぁ、なんでもない。早く店を出よう。」
もうなんでもありじゃね?これ。

638w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:00:35 ID:???
レボリューション・ザ・デッドライジング
〜奪われた絆とヒーローハーツ その7〜
悪夢に襲われ、危険を感じたマトリックスは悪夢が起こった店から
脱出した。
マ「しかし、このカード・・・。案外イケたデザインだな・・・。」
ジーニ「早くロイド達と合流しよう。また襲われたくないよ。」
少々弱音を言っているのはさっき知り合ったジーニアスという少年だ。
あ〜、なんか思い出してきたぞ。あのRPGゲーム。
マ「ロイド?さっきの集団のリーダーか?なんか俺に対して敵意を
なんとなく出していたような気がするんだが。」
ジーニ「大丈夫だよ、マトリックス。僕が事情を説明するから。」
マ(ジーニアスは俺より頭よさそうだ。いや、絶対いいな。)
「・・・納得してくれればそれでいい。」
こいつ、考えることが面倒に感じてきたな。
ジーニ「ロイドー!用事はすんだよ!」
マ(なんか緊張するな。リローデット君がいればこんなに
緊張しないのに・・・。)
ジーニ「ロイド、この人はマトリックスという名前だよ。
・・・そういえば何歳か聞いてなかったね。」
マ「14歳だ。」(ここでお約束の言葉がくるな。)
ジーニ「僕とほとんど変わらない年齢なのに・・・。
背が高いんだね。」
ロイド「まだ少年の年齢だが筋力がありそうだな。」
金髪の少女「どこかの学校の生徒さんなの?」
マ「ああ、生徒だ。だが今は気ままな少年さ。
で、あなたの名は?」
金髪の少女「コレットよ。マナという神子なの。」
マ「・・・すごい人だな。・・・今思ったことだが
マナとかいう神子の末裔か?(なぜか無意識にそう感じた。)
コ「ええ、そのとおりなの。ディザイアンと呼ばれる災厄を
取り除ける唯一の存在よ。」
マ「ディザイアン?何か聞いたことがある。勇者ミトスが
ディザイアンを封印したとかなんとかと何かの書物に書いてあった。」
ロイド「そのディザイアンが再び復活しようとしているんだ。
これで3度目だ。」
マ「3度目!?確か1度目が約4000年前だったかな・・・。
ともかく、何故3度も復活できるんだ?」
コ「・・・リローデットという男がディザイアンを復活させようと
たくらんでいる。早くとめなければ世界は・・・シルヴァランドと
テセアラはなくなる・・・。」
マ「リ・・・リローデット・・・?そ、そいつはどんなやつなんだ・・・?」
ロイド「マトリックスより身長はほんの少し低いが、
15歳らしい。そして、リローデットの使う武器が、
緑色をした握りこぶしぐらいのものを使う。
それを投げるとしばらくした後に爆発するんだ。」
マ(手榴弾のことか・・・!)
ロイド「まだある。銀に光る棒のような武器も使いこなす。
その武器から轟音と共に高速の弾が発射される。
あたれば吹っ飛ばされ、致命傷は確実だ・・・。」
マ「もういい!もう・・・やめてくれ!!」
マトリックスはそういうと地面に座り込んでしまった。
その表情は蒼く、とても立ち直れるかわからないくらいの
ショックを受けたようだ。
ロイド「何があったかはわからないがともかく病院へ連れて行くぞ!」
マ「俺は・・・。俺は・・・。信じている・・・。
リローデット君は・・・。絶対に・・・。」
ジーニ「ひどく精神的なショックをうけたみたい・・・。」
マ「俺の・・・。友達は・・・。絶対に・・・。」
そしてマトリックスは病院へ着いた。
何故、リローデットはディザイアンの復活を目論んでいるのだろうか・・・。
マトリックスのことを裏切ったのだろうか・・・。
続く
リ「は・・・はっくしょん!!誰か俺の噂しているな!」
そのときリローデットはヒーローハーツを奪った元凶、ハインデレラを
倒し、見事な勝利を飾ったところだった。
リ「案外楽な道だったな。しかしマトリックスはどこにいるんだ・・・。」

648w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:01:06 ID:???
レボリューション・ザ・デッドライジング
〜奪われた絆とヒーローハーツ その8〜
ロイド「やばいな・・・。相当な精神的ダメージを受けている様子だ・・・。
そのリローデットとかいうやつとはどういう関係なんだ?」
マ「・・・。」
ジーニアス「リローデットとは友達らしいよ。マトリックスのほうが
年下だけど。」
コレット「早く病院で診てもらわないと・・・。
この人の未来が危険になる・・・。」
そして病院へついた。案外でかいぞ。
看護婦「はい。先生はこちらです。」
医者「どうかしたのか?ロイド。」
ロイドは事情を話した。
医者「なるほど。なら私に任せてくれ。
精神の治療は私の最も得意とする分野のひとつだ。」
ジーニ「先生、お願いします。」
医者「ああ。必ずよくする。」
そして治療開始。
医者「・・・。うーむ・・・。そうか。
この子の心の国の「マジカント」でリローデットという少年の
心を聞かなければいけない・・・。」
ロイド「なるほど。それなら立ち直れるきっかけがつかめそうだ。」
医者「では早速始めるぞ。」



マ「・・・ここは・・・?俺の心の・・・中か?
あの後はまったく覚えてないな。リローデット君は本当に
ディザイアン復活を目論んでいるのか・・・?」
マトリックスのマジカント(心の中)には記憶と架空の人物、物体が
あった。
マ「おっ。ゼロだ。なんかいいこと聞けるかな。」
ゼ「マトリックスか。久しぶりだな。」
マ「なぁ、リローデット君はどこにいるか知っているか?」
ゼ「・・・マジカントの奥の奥に「エデンの秘境地」といわれるところがある。
そして、マトリックス唯一がいけるパワーエリアがある。
そこにリローデット君の記憶の結晶がある。
その邪悪の部分を破壊すれば、ディザイアンは復活するが
リローデット君は共に戦ってくれる。」
マ「そうか。ありがとう。」
ゼ「ここはお前の世界。いろんな人と話してみろよ。
その人の心の中が丸わかりさ。」
マ「・・・表現がいまいちいやだぞ。
別にいいけどさ。」
マトリックスは歩き出した。自分の心の中とリローデットの
真実を知るために。
フレア「あれ?マトリックスじゃん!久しぶりー!」
マ「ああ、久しぶりだな。フレア。」
フレア「今度同じ部活の人誘って遊ばない?」
マ「あ、それいいかもな・・・。場所は三ジャでいいか?
サイレントヒル・アーケードやりたいし。」
フレア「OK!じゃあ、決まりね!」
マ「あんなにはしゃぐか?普通は。」
幼児「やあ!僕は小さいころのマトリックスだよ。
そのころはとても暴れん坊だったね。」
マ「う・・・。思い出したくねえよ。本当のことだが。」
幼マ「この先に君が好きな人がいたよ。あいさつでもしてきたほうが
いいよ!」
マ「そ、そうだな・・・。」
マトリックスは少し赤くなっていた。
エイミー「マトリックス。ちょっときて。」
マ「な、何か用か?」
エイミー「本当にリローデット君はディザイアンの復活を
目論んでいるかまだ疑っているみたいだね。」
マ「・・・口ではなんとでもいえるからな。心の中で
まだ疑っているんだ。自分の中の邪悪も破壊しなければ・・・。」
エイミー「でもそんなにあせることはないよ。ゆっくりしていけば?」
マ「・・・そう・・・するか・・・。」
マトリックスは完全に赤くなっていた。


エイミー「この先はすぐにエデンの秘境地。自分に負けないでね。」
マ「自分に屈することはない。必ず・・・。」
マトリックスはエデンの秘境地へ歩き出した。
エイミー「マトリックス・・・・好きだよ・・・。」
その言葉はマトリックスには聞こえなかった。
マトリックスは歩き続けた。
マ「あ、これか。リローデット君の記憶の結晶は。」
マトリックスの視線に四角い物体があった。
それは赤、青、黄、紫、白、黒の色をしていた。
マ「カンで黒を破壊だ!!」
マトリックスは邪悪の心の元の黒を破壊した。
その瞬間、マジカントが黒い波にのまれてきた。
マ「そうか。俺の目覚めが近いのか。なら早く脱出だ!!」

658w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:01:38 ID:???
レボリューション・ザ・デッドライジング
〜真実と友情は裏切りはしない その1〜
マ「・・・あぁ・・・。眠い。」
ロイド「目が覚めたか。今の気持ちはどうだ?」
マ「眠い。」
医者「うむ。成功だ。リローデットの心の真実はつかめたか?」
マ「ああ、しんじ・・・。
ああああぁぁぁぁーーーーー!!!
な、なんでドクターファウストが、いるんだぁぁぁ!?
医者「名前を言ってないのによくわかったな。
マジカントであったのか?」
マ「い、いや、「スリルキル」とよばれる儀式で死んだと
聞いたが・・・。」
医者「フッ・・・。一度死んだが再びの人生の
許可を得たのだ。」
マ「そてはそうと真実を伝えないとな。リローデット君は
ディザイアンの復活は目論んでない。逆に俺らの味方だ。
絆は・・・。途切れなかった。」
ロイド「だとするとディザイアンの復活の元凶は一体・・・。」
マ「俺にも・・・わからない・・・。
ともかく出発するか。」

668w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:02:19 ID:???
黒いミミズさんの作品↓

678w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:02:51 ID:???
バイオノート  SHOT1  退屈 1

村の入り口に一人の青年がいた。
彼の名はレオン・S・ケネディと言う。
ノーマルを50回近くクリアしており、
今プロモードに挑戦している所だ。
だが、本人は・・・・

「毎回同じ事の繰り返し・・・・泣けるぜ。
 こ の 村 は 腐 っ て い る 」



「あれから五日・・・」
呟く人間がいた。
「そろそろいくか。」
「ん?どこへ行くんだ?」
仲間の一人が声をかけた。
「シカゴタイプライター落としちまった。」
「今度はまた、すげードジしたな。
 つーかお前、父親騙して2つ持ってたじゃねーか。
 2つとも落としたのか?
一人が聞いてきた。
「で、どこに落としたかわかってるわけ?」
「村。」
それだけ答えて、大きな穴を降りていった。


この人間が村に落としたシカゴから
 
二人の選ばれし者の壮絶な戦いが始まる・・・・

688w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:03:21 ID:???
     死なないレオン

その1 

小屋の入り口近くにアシュリーを待たせ、
中にはいり、様子を伺うレオン。
後ろに気配を感じ、とっさに振り向くもすでに遅く
村長に首を折られ、その場に倒れた。
それを死んだと思い、村長は小屋を出て家に帰って行った。


「危ない危ない。危うく死ぬところだったぜ。」

首を折られた男がむくりと起き上がった。

「あのハゲジジイ、今度会ったら叩きのめしてやる!」

村長が出るときに吹き飛ばした入り口を通って外に出るレオン。

「アッシュリィー!」

大声でアシュリーの名を呼ぶレオン。

「レオン、無事だったn・・・・・」
「? どうしたんだ? アシュリー?」

青ざめるアシュリーを見て、頭に?を浮かべるレオン。
一呼吸置いた後に、

「キャァァァーーーーーー!!!」

悲鳴が響き渡る。

「どうしたんだ、アシュリー!」

そのまま気絶してしまうアシュリー。

「・・・・一体何が?・・・・」

自分の首がへし折れている事に、
気付かないレオンであった。

698w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:03:58 ID:???
   死なないレオン  その2

前回の話
首を折られ、アシュリーを気絶させたレオン。
村長を倒したのだが、首は折れたまま。

↑そこまで書いてねぇよwww


城にたどり着いたレオン。
首はぐらぐらしているが、そこは気にしない方向で。

「ここはガラドールの檻か・・・
 アシュリー、ここで待ってろ。」
「・・・これ以上気持ち悪くならないでよ。
 でないと私、心臓麻痺になるわ。」
「失礼な奴だな・・・・」

鏡を見てみろ、とでも言いたげなアシュリーを余所に、
牢屋へ降りるレオン。
「貴様の攻撃など読めている!」
ザクッ
「いぅん!!」
ザクッ ザクッ ザクッ ザクッ ザクッ ザクッ
ザクッ ザクッ ザクッ ザクッ ザクッ ザシュゥ!!



そんなこんなで、やっとガラドールを倒したレオン。

「アシュリー!無事か!?」
「ええ、私は大丈・・・・・・!!」

  ドサッ

「アシュリー!どうしたんだ!」

レオンは体を切り刻まれ、額に穴が開いていた。

708w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:05:09 ID:???
   死なないレオン  その2



城にたどり着いたレオン。
首はぐらぐらしているが、そこは気にしない方向で。

「ここはガラドールの檻か・・・
 アシュリー、ここで待ってろ。」
「・・・これ以上気持ち悪くならないでよ。
 でないと私、心臓麻痺になるわ。」
「失礼な奴だな・・・・」

鏡を見てみろ、とでも言いたげなアシュリーを余所に、
牢屋へ降りるレオン。
「貴様の攻撃など読めている!」
ザクッ
「いぅん!!」
ザクッ ザクッ ザクッ ザクッ ザクッ ザクッ
ザクッ ザクッ ザクッ ザクッ ザクッ ザシュゥ!!



そんなこんなで、やっとガラドールを倒したレオン。

「アシュリー!無事か!?」
「ええ、私は大丈・・・・・・!!」

  ドサッ

「アシュリー!どうしたんだ!」

レオンは体を切り刻まれ、額に穴が開いていた。

718w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:05:39 ID:???
 死なないレオン その3

「アシュリー、ここで待っててくれ。」

ここはあの部屋の手前。
火を吐くドラゴンの像に、下にはマグマという暑い暑い部屋。
かける言葉も無いアシュリーは、ただ黙って見送るだけだった。


「・・・・暑い・・・・・。」

計り知れない暑さの中、レオンはゆっくりと進んでいった。
ドラゴン像がすでに出現しているが・・・・・。

「しかし、暑いな・・・・。体中が燃えているみたいだ。」

いや、燃えてますけど、あなた。

一方その頃、アシュリーは・・・・

「もっといい薬は無いの?」

ここは古城の一室。
武器商人とアシュリーが話し合っていた。

「私は薬売りじゃないんですぜ?
 そういう事は他を当たってくだせぇ。」
「本当はあるんでしょ?
 早く出さないと頭を吹っ飛ばすわよ。」
「OK、OK、分かったよストレンジャー。
 だからそのハンドキャノンをおろしてくれ。」

そういうなり武器商人は、荷物の中から青く光る薬を出した。

「これはただの薬じゃないですぜ。
 体中の傷を癒し、体力、精神力を極限まで高める幻の薬。
 その名もエ○クサー!!」
「いいから、値段はどの位?」
「・・・30000000pst。」
「高すぎだボケェ!!!」

    ダァン!!

「・・・つい撃っちゃった・・・・」



「アシュリー!無事だったか!」

「・・・・・誰?」
「何を言ってるんだ?俺はレオンだ。」
「嘘よ!!レオンはそんなに黒くないわ!!」

レオンは無事にサラザールの所まで
辿り着けるのだろうか・・・・・・。

728w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:06:20 ID:???
      〜盗人〜


スラム街に冷たい雨が降っている。
全てを洗い流すように。
その雨の中、空を見上げる青年がいた。
いや、まだ少年と言うべきだろうか、
食事を満足に取っていないように痩せ細り、
瞳には悲しみしか浮かべていない。

「おい、こんな所で何をしてるんだ?」

ふと声がした方を見ると、長い髪の男が立っていた。
歳は十八歳くらいだろうか、図々しそうな男だ。

「・・・誰だ?アンタ。」
「俺か?俺は、ルイス・セラだ。」

何も名前を聞いているわけじゃない。
そう言いそうになったが、失礼だと思い、自分も名乗ることにした。

他人に、そこまで気を使おうとは思わないが。

「俺はレオン・S・ケネディだ。
 ・・・・・何か用でもあるのか?」
「いや、そんな所にいたら風邪でも引くと思ってな。
 なんなら飯でもおごるぜ?」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ルイスは、彼から色々な事を聞いた。
なぜあんな所にいたのか、何をしていたのか、
家族の事、本人の事・・・・など。
別に目的などは無い。ただ、彼に興味がわいただけだ。
ただ、彼はとても不幸な人間だといえる。
母親は交通事故で他界しており、父親も病気にかかっている。
とても重い病気に。
治療に多額の金がかかり、
食事代すら稼げない彼には、どうする事も出来ないのだ。
ルイスは、生活に困らない程度の金は持っているが、
多額の金を、この少年のために使うことは出来ない。
だが、金を稼ぐあてならある。本人次第だが。

「・・・上手くいけば、親父さんを治すほどの金が
 手に入るかもしれないんだが・・・・どうだ?」

返事は、言うまでも無かった。

738w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:06:52 ID:???
  盗人  〜ちょっとアレな人〜

この屋敷はヤバイ。
レオンはそう思いながら廊下を走っている。
ルイスは大丈夫だろうか・・・そんな事も考えながら。
そもそも二日前までは、まともな屋敷だった。

時は二日前に戻る。
この屋敷の主人、オズムント・サドラーが外国に行くことになった。
理由は簡単である。彼は大手製薬会社の社長であるため、
さらに売上を伸ばそうと、海外に支社を造りにいった。それだけだ。
自分がいない間は、息子に屋敷を任せる。と言い残して。
息子の名は、フケチ・・・・ サラザールと言う。
文字通りのバカ息子である。


そして現在。
扉の前にレオンはいた。
数々の罠をくぐりぬけて。
罠を置いたのは、間違いなくバカ息子だった。
その証拠に、罠を突破しても警報はならないという、
かなり間抜けな罠だからだ。
そもそもサドラーは、罠を置くような人ではない。

「・・・何をやっているんだ・・・?ルイスは・・・・。」

ルイスは鍵を一人で探しにいった。
もう二十分も前の話だ。


一方その頃。ルイスは警備室の前にいた。
鍵は取った。そのせいで警報が鳴ったが。

「・・・やべぇな・・・」

警備員が二人、こっちに来ようとしている。
逃げればいい、と言うわけではない。
鍵が無くなっているのを見られたら、侵入者がいると解かるだろう。
なら、どうするか。答えは簡単だ。
ルイスは麻酔銃を持っている。
心の中で神に祈り、ルイスは引き金を引いた。


「おい!レオン!」

どうやら寝ていたようだ。
ルイスに起こされたレオンは、彼に聞いた。

「鍵はあるのか?」
「ああ。取ってきたぜ。」

変わった形の鍵だ。レオンはそう思った。

「・・・じゃ、開けるぞ。」
「ああ、罠は見当たらなかった。」

目を覆うほどの眩しさに、目が眩む。
そこにあったのは、とてつもない宝石。

「あまり持って行くなよ。逃げるのに邪魔になる。」
「ああ、分かった。」

短い会話を続けながら宝石を拾う二人。

「ところで・・・どうやって逃げるんだ?」
「ああ、ロープを張ってある。」
「・・・・・ロープか・・・・。」

「よし。これくらいにするか。」
小さな袋に宝石を詰めた二人。

「じゃ、先行くぞ。」

ルイスはロープを使って、塀の外に降りていく。
だが、そこまで上手く行くはずが無かった。

「いまだ!!撃てー!!」

銃声が響いた。

748w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:07:24 ID:???
   盗人 〜迷宮組曲〜

銃声が響いた。
まだ屋敷の中にいるレオンはともかく、狙われているのは俺だろう。

「何をやっている!!早く撃ち落とせ!!」

撃ち落とせだって!?冗談じゃない!
俺は素早く腰に手を回し、ある物を取り出そうとした。
カキィン!
ん?今何か金属製の音が・・・?

ヒュゥゥゥゥ・・・・ドスン!

痛ってぇ!!まさか本当に落とされるとは・・・・
塀に引っ掛けたフックを撃たれたのか・・・?
まあ、どっちにしろピンチには変わり無い。

「動くな!動いたら命の保障はしないぞ!」
バカ息子め・・・自分じゃ何も出来ないくせに・・・。
とにかく、ここから逃げるしかないな。
「これでも食らえ!」
「待て!何を・・・・」
バカ息子が言葉を言い終わらないうちに、俺は閃光手榴弾を投げた。
これで、しばらくは何も見えないだろう。
「く、殺しても構わない!撃て!!」
おいおい、本気かよ!
「クソッ!」
弾丸が肩をかすった。いや、それだけじゃない。
立て続けに左足首と脇腹に弾丸を食らった。
「冗談じゃねぇぞ!」
とにかく、ここから離れないと・・・・。

758w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:07:54 ID:???
  盗人 〜レオンの場合〜

フケチビはルイスしか追っていないが、もうレオンはばれていた。
そんな訳で、レオンは今ワインセラーに居る。
特に理由は無く、ただ逃げていただけだ。

「・・・ここ・・・どこだよ・・・・」
いや、ワインセラーだって。
地下一階にあるワインセラーには、入り口は一つしかない。
つまり、行き止まりだ。
「俺はこっちを探す!お前はワインセラーを探せ!」
「了解!」
うわ・・・やばい・・・・。
レオンはそう思った。
ワインの棚しか置いていないこの部屋には、隠れる場所など無い。
つまり、逃げられない。
漫画のように、隠し部屋でもあれば別だが。
レオンは何気なく壁を見る。何もおかしい所は無い。
ただ、一箇所だけレンガが新しいだけだ。
・・・新しい?他のレンガは古いはずだが・・・?
レオンはレンガを押してみる。すると・・・
「うぉお!?」
壁が勢い良く回転し、壁の向こう側に引き込まれてしまった。

「・・・ここは・・・・何処だ・・・・?」

レオンが驚くのも無理は無い。
ただの屋敷では考えられない子供部屋だった。
人形があり、絵本があり、おもちゃがあり・・・・
それはもう。気持ち悪い。
「・・・・バカ息子の部屋か?」
確実にそうだろう。

768w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:08:24 ID:???
   盗人 〜気合でも無理な事はある〜

なぜ、ワインセラーとフケチビの部屋が繋がっていたのか?
その疑問は本編にはあまり関係ない。
とりあえず、部屋から出る事にしたレオン。
警備員の足音は聞こえない。
「・・・まるでMGSだな。」
敵がいないのに、それはどうかと思うが。

大きな階段を上ると、そこは大広間だった。
すぐそこの扉を開ければ、ここから脱出できる。

たった一人で?

いや、ルイスはただの他人だ。放っておいても大丈夫だろう。
そんな考えが頭をよぎった。
だが、ルイスには借りがある。助けたほうがいい。
いや、助けなければならない。
あんなに銃声が響いたのに、無事であるはずが無い。
ルイスからもらった地図を見る。
あの場所から逃げるとしたら、裏口に行くしかないだろう。
レオンは裏口に向かった。


一方その頃、ルイスは食堂にいた。
念のために持ってきた薬で応急処置をする。
あとは敵が諦めるまで隠れるだけだ。
そんな中、足音が響く。
ルイスは念のため麻酔銃を構えた。
「動くな!!」
銃をその人に向けた。
「何をしているんだ?早く逃げるぞ。」
意外と早く合流できた二人だった。

「ルイス、大丈夫か?」
大広間まで来た所で、レオンが言った。
「いや、大丈夫だ。気にするな。」
本当は大丈夫じゃない。
痛みと出血で、意識が飛びそうなくらいだ。
二人は、外に出た。

「門が・・・閉まってる・・・。」
「まずいな・・・ここ以外に門は無い。」
かなりの高さの門だ。一人で登るには無理がある。
「よし、レオン、俺の上に乗れ!」
「・・・本当に大丈夫なんだな?」
レオンは、ルイスの肩の上に乗った。
そのままレオンは、門をよじ登る。
「いたぞー!奴らだー!!!」
警備員が来る。屋敷にいた者や、裏庭にいた者も。
「クソ・・・レオン!早く鍵を外してくれ!」
この屋敷の門の鍵は、一番上に付いている。
そのため、レオンを上に上げたのだ。
「・・・鍵穴が無い・・・・?」
「嘘だろ!?」
門には鍵が無かった。
門は溶接されていた。
「・・・レオン!向こう側へ!」
「ああ、わかった!」
言われた通りに向こう側へ行くレオン。
「どうするんだ!?」
「・・・逃げろ。」
「・・・何を言ってるんだ!」
「早く逃げるんだ!俺はもうそっちには行けない!
 一人で逃げろ!」
レオンの頬を弾丸が掠めた。
「・・・わかったよ。」
「じゃあな。生まれ変わったら、昼飯代取りに行くからな。」
「・・・ああ、じゃあな。」
レオンの影が小さくなっていく。
「・・・俺もここまでか・・・。」

雨が、降ってきた。

778w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:08:56 ID:???
 盗人 〜根性で無理な事は気合で何とかしろ〜


遠くで車のエンジン音が響いている。
こんな夜遅くに、車を走らせるものはいない。
多分、フケチビが警察を呼んだのだろう。
その車はどんどん近づいて来る、スピードを落とさない。
20メートル位まで近づいてきた。俺をひき殺す気か?
そして、聞きなれた声が響き渡る。

「ルイス!飛び乗れ!!」

そんな、無茶な。
とっさに横に飛ぶ。傷が痛い。

ガッシャァァァァン
盛大な音をたてて門が吹っ飛ぶ。
警備員は撥ねられたのか、人数が少ない。
俺は、車に急いで乗った。
「しっかり捕まってろ。」
レオンがそう言った。どんな運転をする気だ?
・・・と、思った瞬間に、とてつもない圧力がかかる。
なんて運転だ。
「・・・レオン、お前、車運転できたのか?」
「無理に決まってるだろ。これが初めてだ。」
嫌な事を聞いた。

結局運転は俺がやることにした。
とりあえず、隠れ家に向かうことにした。
まあ、隠れ家と言うか、レオンの家だが。
「親父!車に乗れ!」
病気の親にそれは無いだろう。
「おお、逃げる準備ができたか!」
・・・親も親だ。おかしいだろう。本当に病人か?
このまま空港まで行くのか・・・。不安だ。

不安が的中した。
後ろから銃声が響いてきた。
このまま逃げ切るのは無理だ。どうすれば・・・。
「おい、若造、武器を貸せ。」
レオンの親父が話しかけた。
俺は麻酔銃を渡したが・・・どうするつもりだ?
レオンの親父は、窓から身を乗り出した。
そして、ニ度の発射音。銃声が聞こえなくなった。
「あんた、一体何を?」
「麻酔銃を撃っただけだ。」
後ろを確認してみた。車は街灯に激突して止まっている。
これでもう大丈夫だろう。あとは空港に行くだけだ。


「お前らはどこへ行くんだ?」
俺は金を支払いながらレオンに聞いた。
「そうだな・・・・ここから離れた所だな。
 ラクーンシティの辺りがいい。
 ルイスはどこに行くんだ?」
「さあ・・・どこだろうな?
 もう二度と会わないかもな。」
ちょうど飛行機が来た。
「・・・じゃあな。」
「ああ。元気でな。」
俺はそのまま飛行機に乗った。
もう二度と会えない少年に別れを告げ。
だが、俺は大事な事を忘れていた。
「・・・病院行くの忘れた・・・。」
結局次の日に飛行機に乗ることになった。
少年とはもう別れを告げた後だ。
さて・・・これからどこに行くか。

788w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:09:27 ID:???
 堕天使の館  第一話 悪夢

深い森の中に、その館はあった。
とにかく大きな館で、敷地は某鼠の国以上だろう。
誰もがそこに住みたいと言うであろう。昔なら。
いつからか、その館には妙な噂が流れた。
こ の 館 は 呪 わ れ て い る
人々は館を離れて行き、館には誰もいなくなった。
呪いはそれだけでは無い。
何人もの人間が、財産欲しさに館に入った。
だが、その館から帰ってきたものはいない。
門は閉ざされ、誰も館に近づくものはいなかった。

その門の前に、男が立っている。
歳は二十代位だろうか、その立ち振る舞いには隙が無い。
背は高めで、黒い帽子の影から黒い瞳を覗かせている。
手には六尺棒と黒い鞄を持つ、全身黒ずくめの男だ。
その男は、長い間開けられなかった門を、蹴り開けた。
かなり大きな音が響いたが、気にする様子も見せずに歩いて行く。

広大な庭を横切っている途中に、男は立ち止まった。
何かの足音がする。足音がする方に振り向いた。
暗くて良く分からないが、犬だろうか。
だが、三匹の犬の唸り声がする。
とっさに六尺棒を構えた。その途端に犬が飛び掛ってきた。
いや、ただの犬では無い。頭が三つある犬だ。
思い切り六尺棒を振り回し、犬を吹っ飛ばした。
そのまま館に向かって、男は走り出した。
後ろで犬の足音がする。そのまま扉を開け、中に入った。
これから起こるであろう、様々な悪夢を想定せずに。

798w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:09:57 ID:???
堕天使の館 第二話 異形の者たち


扉を開けると、広いエントランスに出た。
三階まで吹き抜けになっており、両側に階段が付いている。
犬が入らないように、扉に鍵をかける。
なぜ今まで鍵がかかってなかったのか。そこは考えなかった。

奥の扉に入ると、大きな食堂に出た。
とりあえず鞄を置き、椅子に座る。
この際だから言っておくが、この男、かなり図太い男である。
図々しいと言うか、ふてぶてしいと言うか・・・。
もう椅子に座ってタバコを吸ってるし。

突然、天井から音がした。
天井を強く叩くような音、そして天井の一部が落ちてきた。
これはただ事では無いのだが、この男はまったく興味が無いらしい。
その天井の穴から、異形の生物が出てきた。
トカゲに小さな羽根をつけ、鋭い牙と爪をつけたような生物だ。
ここで初めて男が立ち上がる。
鞄と六尺棒を持ち、ゆっくりと歩き出す。
その間にも、トカゲが凄い速さで近づいてくる。
ちなみにこのトカゲ、大きさは三メートル位である。
トカゲが大きな爪を振り下ろした。
普通の人間だったら避けられない速度だ。
だが、この男はいとも簡単に避けてみせた。
そして勢い良く回し蹴りを放つ。トカゲを思いっきり吹っ飛ばした。
体勢を立て直そうとするトカゲに、鞄から出した銃を撃ち込む。
トカゲは動かなくなった。おそらく死んだのであろう。
男はエントランスに戻ることにした。
あの穴からトカゲが出てくるかもしれない、そう思ったからだ。
エントランスに出た所で男は気付いた。
なぜ、玄関の扉の鍵が開いている?

808w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:10:29 ID:???
 堕天使の館 第三話 生存者



鍵がひとりでに開くとは考えられない事だ。
人がまだここにいるとすれば、出て行くために開けたのかもしれない。
だが、扉が開いた音はしなかった。なら、何故?
分からない事は考えても仕方が無い。そう考え、男はその場を離れた。

一階の廊下を歩いている途中、悲鳴が聞こえた。
男の悲鳴だ。ここから少し離れた部屋からだ。
急いで部屋のドアに近づき、蹴り破る。
ドアと一緒に何かを吹っ飛ばした様な気がした。人間か?
部屋に入った途端に犬が飛び掛ってくる。庭で見た化け物だ。
ちょうど右手に六尺棒を持っていたので、犬の攻撃を防いだ。
それと同時に、犬の頭が吹っ飛ぶ。
部屋の隅にいる奴か。マグナムを犬の死体に向けている。
犬が死んだと思うと、銃をしまい、話しかけてきた。
「あんた・・・誰だ?」
まだ少し怯えているようだ。声が震えている。
「誰って聞かれてもなぁ・・・ただの聖職者だ。」
まあ銃を持っていて、簡単に暴力を振るうような聖職者だが。
「いや、俺が聞いているのは名前だ。」
名前・・・か。
「・・・ヴァンだ。」
「ヴァン?・・・どこかで聞いたような気が・・・。
 まあいい、僕の名はエリック・ウィルソンだ。」
・・・なんだか珍しい名前だ。きっと作者がバカなせいだろう。
「ヴァン、あんたは何でここにいるんだ?」
「それはこっちが聞きたいな。それに、そこに倒れているのは誰だ?」
どうせ友人だろう。ここにアイツがいる理由だって大体分かる。
「・・・こいつは僕の友達だ。さっきの犬に襲われて・・・。
 それはそうと、あんたは何でここにいるんだ?」
「ちょっと野暮用があってな。」
これは嘘だ。まだ言うことはできない。
「エリック、お前はどうするつもりだ?」
「どうするって・・・・・どうしようもないな。」
「だったら、野暮用に付き合ってくれ。
 お前一人でも死ぬだけだろ。いや、即死だな。」
「・・・わかった。他に選択は無いだろう。」
「決まりだな。とりあえずここから離れるぞ。
 ここにいても無駄だ。」
「ああ。分かった。」

その時、後ろで何かが蠢いた。

818w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:11:05 ID:???
堕天使の館 第四話 どこから来たんだよ




何かの気配を感じたヴァンは、後ろに振り向いた。
そこにいたのは、蜘蛛とサソリを掛け合わせたような化け物。
大きさは大型犬くらいだろうか。尻尾の毒針が妖しく光っている。
「おい!逃げるぞ!」
「え?あ、ちょっと!」
エリックも走りながら後ろを見た。ようやく事態が分かったようだ。
その途端、蜘蛛サソリが襲ってきた。
幸いにも走って逃げられる程の速さだ。
「速く!何してるんだ!」
「そんな・・・事・・・言われ・・・ても・・・。」
エリックは体力が無いわけでは無い。
むしろ、ヴァンの体力が異常なのだ。


五分ほど走っただろうか。蜘蛛サソリの気配は消えた。
「よし、二人とも無事か?」
「・・・ええ・・・何とか・・・」
「ん?二人?」
見ると、すぐそばに見知らぬ男が立っている。
「・・・お前、誰だ?」
「え、私ですか?」
「ああ、そうだ。お前以外に誰がいる?」
「私の横の金髪とか・・・。」
ちなみに、エリックは金髪である。
「・・・金髪言うな。」
「ああ、そこの金髪はエリックだ。俺はヴァン。
 お前は何者だ?」
「私は・・・400です。コーラを探している内に、
 ここへ来てしまったんです。
「わかった。どうやら危険人物では無いようだな。
 なんなら、俺達について来て欲しいんだが?」
「・・・ええ、良いですよ。よろしくお願いします。
 ヴァンさん、金髪さん。」
「だから金髪じゃ・・・・。」
「ああ。ところで・・・ここは、どこだ?」

当ても無くさまようヴァン達に、明日はあるのだろうか。

828w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:11:37 ID:???
 堕天使の館 第五話 聖女の様な。


注意:今回の話は、無視されがちな金髪視点でお送りします。



一体何故こんな事に・・・。
いや、嘆いても仕方は無いだろう。過ぎた事を悔やんでも仕方が無い。
僕は今、とある男二人と歩いている。
ヴァン達の事では無い。今まで見た事の無い人たちだ。
一人はダンボールを持っている。ただのダンボールでは無い。
さっきも化け物が襲ってきたが、そいつらをダンボールで撃退した。
名前は霧乃と言う。まだ謎が多いが、危険で無い事は確かだ。
もう一人は・・・よく背景などに隠れている。
多分、霧乃から隠れているんだろうか。
だが、会話に加わっている所を見ると、そうでも無いのかも知れない。
名前は首領と言う。謎が多い人物だ。
何故、僕がヴァン達と別れる事になったのか、そこを説明する。


〜二十分くらい前〜
ヴァン達三人は、とりあえず適当な部屋で休憩する事にした。
その部屋は使用人の部屋だったらしく、色々な物が置いてあった。
とりあえず食料や使えそうな物などを集める事にした。

「ヴァンさん・・・ちょっと・・・」
「ん?どうした?」
「いや、あの部屋なんですけど・・・」
400が窓から指した場所。そこは館の中で一番高い塔の部屋だ。
「・・・あの部屋がどうしたんだ?」
「あの部屋だけ電気が点いているんですよ。」
「誰かが助けを求めているんじゃないか?」
「でも・・・他に行く場所も無いんですから。
 行く価値は十分にあると思いますよ。」
「・・・そうだな。行ってみるか。」

「おい、二人とも、僕を忘れて無いか?」
「あ、金髪さん。どうしたんですか?」
「それよりコレを見てくれ。」
金髪、もといエリックが見せたもの。
それはこの館の見取り図だった。
「よし。よくやった金髪。これで道に迷わなくて済むな。」
さりげなく暴言を吐いた後、三人は部屋を後にした。

三つ目の十字路にさしかかった所で、不思議なものを目にした。

少女が一人立っている。
白い服に透き通るような白い肌の少女だ。
おそらく十人中十人が、彼女は美人だと言うだろう。
なぜか、手には錆びたレイピアを持っているが。

「おいおい、何だ?あいつは。」
「・・・綺麗な人だ・・・。いや、変な意味じゃないですよ。」
「ここは様子を探った方が・・・。」

そのとき、こちらに気付いた少女が、床を滑るように近づいてきた。
手にしたレイピアを構え、襲ってきた。
そして、流れるような動きでヴァンを襲った。
とっさに六尺棒で受け止める。
レイピアは六尺棒に刺さり、そして燃え尽きた。
「くそ、逃げるぞ!」
そう言い終わらないうちに、大きな爆発が起きた。
十字路のど真ん中に大きな穴が開く。そして・・・
「おい、お前ら!大丈夫か!」
「はい・・・まあ、なんとか。」
ヴァンの横で400の声がする。
「僕も大丈夫だ!」
エリックの声がした瞬間、第二の爆発が起こる。
少女のレイピアの先端で大きな火の玉が燃えている。
爆発はすべてあの少女がやったのだろう。
「エリック!塔の部屋で合流しよう!逃げるぞ!!」
そう言い残し、ヴァンと400は走り去った。
少女もヴァンの後を追い、姿を消した。
残されたエリックは、ヴァンの後を追うことすらできない。
廊下の床が吹っ飛んでいるため、ヴァン達の方に行けないのだ。
こうして、エリックは一人歩き出した。
地図はヴァン達が持っているが、内容は全て覚えている。
そして彼は歩き出した。塔を目指して。


〜そして今〜

まあ、そんな感じで今に至る訳だ。
ヴァン達は大丈夫だろうか。
あとは、霧乃達と塔の部屋に行くだけだ。何事もなければいいが。

838w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:12:09 ID:???
(題名不明)
霧乃が目覚めた瞬間に…
俺は首領。いうまでもないが首領。そう首領。くどいけど首領。
「もういいよ。しつけーよ・・・・」
首「あ・・・誰もいないよ〜、この館の創りを利用して隠れてる人なんか一人もいないよ〜。」
「自分で自分のしてること吐いた時点で駄目じゃネェか・・・とにかく、ここにお前がダンボール持ってこなかったらまずかった。」
首「気にするな。・・・・あっ・・・もういいや、俺の名前は・・・エリックでどうだ?」
「マテ、どうだ?って聞いた時点で終ってるじゃないか。」
大丈夫だといいな。まぁここに人の気配ネェし、エリックって名前の奴なんかいるはずないもんね・・・
でも妙に暗い所だな。どうしてここに居るのか俺が分からなきゃ終りジャン・・・
まぁ辺りには爆弾を仕掛けたし、いざとなればこの館ごとふっと&ばす!
「怖いよお前・・・先を急ごう。上の方で女の声がする。」
怖いこというじゃないか霧乃君・・・
でも本当だな。だれかに誘われているみたいな感じ。
やべぇよ俺・・・本当に作品の作者がこんなに迷ってていいのか?
どうせなら展開読めてる的な要素が欲しいんだけどww

あ〜あ、女の声って言った時点で行きたくないな。本当にこの道であってるの?俺が知らなきゃ意味無い・・・
「お前さっきから大丈夫か?エリックだっけ。」
首「うん。俺エリック。ほかにこんな名前の人いないだろこんな館じゃ・・・・」
いたらどうしようなんて考えてる自分。ホント、霧乃の前だとカムフラージュがあまり効果を発揮しないシステムに驚きだ。
嗚呼、牛乳のみたいな。いやコーヒーがいいな・・・・はは・・・
でもさ、本当に誘われるかのように前へ身体が進むんだよな。
俺ってもしかして特別な才能あるのかな?

その時だ、影が出来ていて見えないけどないか猛獣のような奴がおくにいる。
「いくぞ。自称エリック。隠れてないでしっかりと援護しろよ。」
首「怒りの(ピー)は使っちゃ駄目か?」
「だめだ。」
これが始まりであって、終わりへと通じる開幕だった。

848w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:12:43 ID:???
 堕天使の館 第六話 記憶の螺旋

〜前回のあらすじ〜
金髪と霧乃達、ヴァンと400で進行中。
あの少女は一体何なのか。あれ?今回は真面目だ。


廊下を走る音が響く。
「おい!まだ追ってくるか!?」
「ホントしつこい子ですね・・・誰かを狙ってるんでしょうか!?」
しつこいと言う問題では無い。
「とにかく逃げるんだ!」
「ヴァンさん、あなたが戦えばいいでしょう!?」
「俺は武器を持っていないんだ!さっき燃やされただろう!」
詳しくは前回の話を。
素手でレイピアを倒せるわけが無い。
「とりあえず、お前のクナイを貸せ!」
「何で今!?・・・ちゃんと返してくださいよ!」
ちなみに彼らは走っている。全速力で。
「とりあえず、クナイを投げろ!」
「ええ!?あんな女の子にですか!?嫌ですよ!」

400が反論した瞬間、凄いことが起きた。
物凄い音と共に床がぶち抜けた。
「うわあああぁぁぁぁ・・・・・。」
とっさにヴァンは床の端を掴み、落下を免れた。
だが、位置の関係の問題で400は落ちるしかなかった。
「400!・・・大丈夫じゃ無いかな・・・。」
急いで床の上に上がり、そのまま走り出した。
「お前のクナイは形見としてとって置くからな!」
「ぇんぎでも無いことを言わないでくださいよ!!」
居場所はともかく、400は生きている。
それが確認できただけでも十分だった。


「なぁ、エリック。」
「何だ?」
「お前じゃない!そこの金髪だ!」
「・・・そんなに金髪が珍しいか?貴様ら・・・。」
さすがイジられ役。
「霧乃、どうしたんだ?」
「いや、さっきからおかしい音がするような。」
「・・・気にしたら負けだ。」
このグループは平和だ。
だが、必ず何かが起こる。
これからどうなることやら。

858w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:13:15 ID:???
 堕天使の館 第七話 落ちた人




「痛ててて・・・・」
一体ここは何処なのだろうか。
いや、何故ここにいるのか。

・・・思い出した。落ちたんだ。
「あの時風の力を使えばよかった・・・。」
とりあえず周りを見渡して見る。そこで、初めて分かった。

ここは、墓場だ。

その途端、墓場の奥から金属質の音が聞こえてくる。
ガシャン・・・ガシャン・・・と。
400は、そばに落ちていたカンテラに火をつけた。
音の正体は、化け物だった。
体中に包帯と鎖を巻きつけたゴリラの様な姿だ。
手と足には鉄枷を付けている。

コマンド?⇒たたかう
      にげる

「たまには戦うか・・・。」
そう言い、400はクナイを投げる。
そして団扇を使い、クナイは恐ろしい速度で敵に向かう。
クナイは防がれる事も無く、ゴリラの右目に刺さる。
ゴリラの右目から鮮血がほとばしるが、全くひるまない。
それどころか、腕を振り上げ襲い掛かってきた!
咄嗟に横に飛び、振り下ろされた腕を避ける400。
近くにある墓石が粉砕される。
あれをまともに食らったら、痛い程度じゃ済まないだろう。
すぐに体勢を立て直し、立て続けにクナイを放つ。
だが、ダメージを食らった気配はない。
「くそ・・・どうすれば・・・!」
おそらくクナイを何百本も投げれば倒せるだろう。
だが、そんなにクナイを持っている訳がない。
ゴリラが腕を振り下ろし、近くの墓石を破壊して行く。
「うわぁっ!」
墓石の破片が400の頭に当たる。
頭から血が流れ出した。意識が飛びそうになる。
ここから逃げる事は可能だ。
あのゴリラさえいなければ。
徐々に後ろに追い詰められる400。クナイを放つも、効果はない。
「くそ・・・戦わなければよかった・・・
 またあの子が見られるとおm(ry

その時、400の目に希望が写った。
そう、カンテラだ。
400はそれを拾い、ゴリラに振り下ろす。
だが、ゴリラの右ストレートでカンテラごと吹っ飛ばされる。
自分の肋骨が軋む音を聞きながら、壁にぶち当たった。
カンテラは、物の見事に割れ、小さい火が燻っているだけだ。
だが、それが狙いだった。
「食らえ!怪物!」
掛け声と共に思い切り団扇を振り下ろす。
小さな火が一気に燃え上がり、巨大な業火となる。
ゴリラを炎が取り巻き、そして――――――
轟音と共に大爆発を起こす。
400は身を起こし、念のために死体を確認した。
後に残ったのは鉄の枷だけだ。
「何とかなった・・・ヴァンさん達は無事かな・・・」
おぼつかない足取りで、階段を登り、扉を開けた。
とりあえず、目的地の方角は覚えている。
無事にたどり着ければいいが・・・・・。

868w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:13:45 ID:???
 堕天使の館 第八話 コイン



キィン・・・
何も無い廊下にコインを投げる音がする。

「・・・今度はどっちだ?」
「表だ。今度こそ表だ。」
霧乃がコインを包んでいた手を開く。
「・・・裏だ。なあ、エリック、いい加減やめないか?」
「もう一回だ。このまま勝ち逃げする気か?」

「・・・今の所、金髪の12勝56敗だ。いい加減やめろよ。」
さりげなく勝敗を数えていた首領。
「あと一回!後一回だけだ!」
「・・・わかったよ」

キィン・・・・

「・・・どっちだ?」
「表だ。今度こそ表だ。」
霧乃がコインを包んでいた手を開く。
「裏だ。もう終わりだ。」
「くっそ・・・もう一回だ!」

エリックがそう言った瞬間に、何かの足音が聞こえる。
「もう終わりにしとけよ。何かが来る。」
首領はそう言い、コインを霧乃から奪い取る。
「後一回・・・。」

曲がり角から足音の正体が現れる。
黒い毛並みの犬・・・いや、化け物だ。
だが、体中に傷を負っている。
それも切り傷を。立っていられるのがおかしいくらいだ。

「どうする?」
「先手必勝と言いたいところだが・・・大丈夫だろう。」

突如、犬の化け物の首が飛んだ。
いや、切られたと言うのが正しいのだろうか。
犬のいた辺りに鮮血が飛び散り、新たな化け物の姿が現れる。

血を浴びて出てきた化け物は、巨大なカマキリだった。
今まで透明だったのか、返り血を浴びて初めて姿を現した。
そして、おもむろに犬だったものを持ち上げ、食べ始めた。

「何だ?あの化け物は・・・。」
霧乃が口を開いた。
「厄介な相手だな・・・。姿を消されると太刀打ち出来なくなる。」
「相手をする事を前提として喋っているのか?お前らは。」
そんな事を話している内に、カマキリの食事が終わったようだ。
「さぁ、腹括れよ。お前ら。」
「マジかよ・・・。」
「・・・・・銃の弾があと五発しかないんだが?」
カマキリはこちらを食べ物だと思ったのか、徐々に近づいてくる。

そして、戦いが始まった。

878w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:14:17 ID:???
 コント風味のバイオ4 〜クラウザー編〜


研究所らしき場所を進むレオン。
突如目の前に人影が現れる。

「お前は・・・!」
「久しぶりだな、レオン。二年前に事故で死んだ筈だと
 言いたいのか?まあ、そう思われるのも無理は無いな。
 なにしろあんな事があったからなぁ・・・。
 いつだったかな、まだ俺が名も無い軍人だった時だったか・・・?
 覚えているか?あの頃はよかったな・・・・・。
 訓練は大変だったけど、皆で笑い合い、涙を流しあった
 あの日々を・・・覚えているか?」

「・・・誰だっけ?お前。」
「覚えてろよ!二年前に死んだはずの友人の顔も忘れたのか!?」
「忘れた忘れた。そんなゴツイ友達なんて俺にはいない。」
「ほら、いつも訓練中に一人だけ赤いベレー帽を被って、
 そのたびに長官に怒られてたじゃないか!」

「いたような・・・いないような・・・。」
「いたから!昼飯の時に、よくお前のパンを盗んでただろ!」
「お前か!俺のパンを盗んだのは!おかげでいつも午後の訓練が
 死にそうなほど辛かったんだ!」
「思い出したか。レオン!」

「だから、誰だお前。」
「いい加減にしろ!ほら、貯蔵庫から酒を持ってきて、
 それが見つかった時にお前のせいにしてただろ!」
「あああ!お前か!おかげで晩飯も半分になっていたんだ!」
「やっと思い出したか・・・。」

「で、お前誰だよ?」
「だから!あの時お前の寝床にエロ本を隠していて、
 それも見つかったけどお前のせいになっただろ!」
「お前か!おかげで一週間昼飯抜きだったんだ!」
「・・・やっと思い出したか。」

「だから、お前誰だよ?」
「だああ!いい加減に思い出せよ!
 俺は!いつも長官に!悪質な悪戯をして!それを!
 全てお前のせいにしていた!ジャック・クラウザーだ!」

「お前・・・!そのせいで俺は一ヶ月他の奴等よりも
 何倍も辛い訓練をしたんだ!」
「やっと思い出したか・・・。」

「で、お前だr」
「いい加減にしろ!!!」

888w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:14:52 ID:???
 堕天使の館 第九話 とりあえず落ち着いて




部屋の椅子に座り、とりあえず一服する。
残ったタバコは三本。高級なタバコだ。
400や霧乃達が戦っている裏で、彼は何をしていたのか。
それを説明しなければならない。

400が穴に落ちた後、別れを惜しむ暇もなく、
彼はひたすら逃げる。記憶の断片を頼りに。
火球が後ろから飛んでくる。
あの少女は何故俺だけを狙うのか―――。
色々な考えが頭を駆け巡る。
もはや自分が何処を走っているのかすら分からない。
だが、先程から頭に浮かぶイメージ。
―――十字路を右―――角を左―――
このようなイメージを頼りに進んでいく。
そして、導かれるままにたどり着いたのが、この部屋だ。
何故この部屋に来たのか?自分で自分に問いかけてみる。
だが、答えが返ってくるはずも無い。
部屋の中に少女が入ってくる気配も無い。
これが今までに起きた空白の出来事だ。

「これからどうするかな・・・。」
天井を見ながら呟く。
このタバコを吸い終わるまで、ここにいよう。
心の中で、呟いた。


たかがカマキリに、ここまで苦戦するとは。
哀れな金髪、もといエリックは考える。
なぜカマキリが、ここまで成長したのか?

「おい!何をしているんだ!援護してくれ!!」
「ちょっとまってくれ!あと二分!」

奴の装甲は固い。銃弾すら簡単に弾く程だ。
弱点は、一体どこにあるのだろうか?
弾は、残り三発。弱点が分からない以上、無駄撃ちは出来ない。
霧乃のダンボールも、あまり効果が無いようだ。
ならば、首領の爆弾でも使うか?
はたしてあの生物に爆弾が効くのだろうか?
効くとしても、あの顔に爆弾でも貼り付ければの話―――
「っておい!!!何をする気だ!!?」
首領がカマキリへ向かっていく。
爆弾でも仕掛ける気か?下手に近づいても、殺されるだけだ。
「何をしてるんだ!!下がれ!!」
霧乃が首領に気を取られ―――その瞬間、鎌が振り下ろされる。
霧乃は咄嗟に体を捻るが、肩から一気に腰までを切り裂かれる。
さらにもう一本の鎌も振り下ろされ、鮮血が飛び散る。
だが、その瞬間に首領が、カマキリに爆弾を仕掛ける。
渾身の力で、カマキリを蹴り飛ばし、霧乃を担いだ。
発砲音と共に銃から飛んだ弾が、爆弾を撃ちぬく。
轟音と共に爆発が起きる。

「大丈夫か?霧乃?」
「ああ・・・今の所は。」
近くに医務室があったのが幸いだった。
霧乃はかなりの傷を負ったが、金髪が傷口を縫った。
これで安静に出来ればいいのだが。
「少し休憩したら、行けるか?」
「心配すんな。大丈夫だ。」
今は、体力を回復させることだけを考えよう。

898w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:15:24 ID:???
堕天使の館 第十話 小休止


タバコの火を消し、考える。
――俺はこの場所を、知っている――
いや、正確には憶えていると言ったほうが良いか。
自分の空白の記憶に何か関係があるのかもしれない。
この屋敷をもっと調べる必要がある。
自分の中で結論を出し、椅子から立ち上がる。
外にはあの少女の気配は無い。
そのままドアノブに手を掛け―――立ち止まった。
何故、今までこのことを忘れていたのだろうか?

武器が無い。

一応武器と呼べるものは有るかもしれない。
だが、クナイ一本で化け物達を薙ぎ倒して行く自信は無い。
とりあえずこの部屋を探索する事にした。


そのクナイの主、400はとある一室にいた。
頭には包帯を巻いている。
彼はあまり医学は詳しくないが、この部屋にはそれを補う物があった。
人は、それを聖水と呼ぶ。
ここではあえて説明しないが、何か不思議な力を秘めた水だ。
その水のおかげで傷を早く治癒できるわけだ。
彼が何故それを知っていたのか?それは彼しか知らない。
この部屋で見つけた聖水と、装飾の剣を持ち、彼は部屋を出た。
今は、仲間とコーラを探さなければ。
400は心の中で呟いた。

908w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:15:54 ID:???
堕天使の館 第十一話 ロード・オブ・ザ・コーラ


廊下を歩く人影。
そう、題名からも予想できる通り、400だ。
手には装飾用の、本物にも劣らない切れ味の剣を持っている。
剣の柄には大きめのルビーが埋め込まれている。
400は剣の扱いは得意な方では無い。
だが、一人でこの危険な館を歩くのだ。
仲間がいない今、これほど頼もしい物は無い。
この館に来た理由も思い出した。
あの飲み物を探すためだった。
だが、今の目的は違う。
仲間と会うため。そのために館の一室を目指していた。

「・・・ん?あれは・・・・・?」

あの少女である。
まだこちらには気付いていないようだが、遠くを見つめるような目つきで辺りを見回している。
咄嗟に400は曲がり角に身を隠した。
見つかれば容赦なく殺される。あのレイピアで。
彼女が退くのを待つか・・・。そう思った瞬間、爆風が巻き起こる。
「うわぁっ!・・・・くそっ!!」
選択肢は二つ。逃げるか、戦うか。
戦う、ということは、最初から頭に無かったが。
全速力でその場から逃げる。
もはや、コーラの事など頭から吹っ飛んでいた。

かなりの距離を走ったが、まだ追っ手からは逃げられない。
その時、400はある事に気付いた。
この近くに聖なる気であふれた場所がある。
そこに行けば、何とかなるかもしれない。
淡い期待を胸に抱き、400は部屋へ転がり込んだ。

918w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:16:26 ID:???
堕天使の館 第十二話 ある召使の日記



彼は館の一室を引っ掻き回していた。
そう、影の薄い主人公、ヴァンだ。
彼が部屋を引っ掻き回していた理由は、この小説を読んでいれば分かると思うが、読んでいない人のために記述しておく。

彼は、武器になる物を探していた。

そんな彼が部屋を引っ掻き回している途中、ある物を見つけた。
安そうな革表紙の日記だ。
使い古されており、表紙はボロボロだった。
だが、この館の不可解な怪物達や、あの少女について、何か書き残されているかもしれない。
そう思い、ヴァンはページを開いた。

   *   *   *   *

10月15日 天気 曇り
今日は他の奴らとポーカーをやった。
ジェイソンの奴、イカサマをしたに違いない。

10月16日 天気 雨
今日の午後、教会の方から手紙が来た。
また押し売りやら何やらだと思ったから、そのまま焼いておいた。

   *   *   *   *

こんな感じの日記が、数ヶ月に渡って続いた。
面倒くさかったので、ヴァンは最後の何日かを読む事にした。

   *   *   *   *

12月24日 天気 晴れ
今日、大規模な魔女狩りがあった。
魔女狩りなんて、所詮は名前だけだ。
俺が仕えていた主人も、みんな殺された。
俺の考えだと、この一族は教会にとって邪魔なんだろうな。
あれは、ただの虐殺だった。
唯一の生き残りの主人の息子も、今では行方不明だ。
あの時遊びに来ていたあの少女も。
俺はどうすりゃいいんだ?

12月25日 天気 雪
死んだはずの主人の部屋から笑い声が聞こえた。
昨日生き残っていた召使も俺だけになった。
皆、何処::消えたんだ?::   ::
玄関から出よ::として::、扉::開かない。
俺も、このまま死::::::::::うのか?
それとも、何処::::::::::::::::のか?
主人の怨念が::::::::::::::::::::::いるのか?
俺は死にたく::::::::::::::::::::::::
主人の息子、::::::様はどう::::::::::::
::れか、::けて::れ。::は死::::くな::::::

   *   *   *   *

最後のページは血に塗れていた。
日記を読み終わった瞬間、扉が吹っ飛んだ。
そして、そこに転がっていたのは・・・。

「あれ?ヴァンさん。何でここに?」
「・・・それはこっちのセリフだ。」

縁が切れない二人であった。

928w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:16:57 ID:???
堕天使の館 第十三話 




とりあえず頭の中で情報を整理する。
日記の内容、なぜか剣を持っている400、その後ろに見える少女。
0.2秒で結論が出た。

非常にヤバイ。

どうすればこの状況を抜け出せるのだろうか。
 「ヴァンさん・・・どうしますか?」
 「お前がドアを壊さなきゃ、安全だったんだがな」
 「・・・それは言わないでくださいよ・・・・」
事実、ここに満ちていた聖気も消えた。
あの少女は簡単にこの部屋に入るだろう。
せめてまともな武器でもあれば――――――――武器?
 「400!その剣を貸せ!」
 「ああ、良いですよ。ちゃんと返してくれるなら」
400が言い終わらない内に、手から剣を奪い取った。
そのまま少女に剣を振り下ろす。
少女はそれを簡単に弾き、ヴァンの額を貫こうとする。
ヴァンは咄嗟に屈んで避け、少女の足元に蹴りを仕掛けた。
だが、それを跳んで避けられ、鋭いレイピアを振り下ろされる。
ヴァンは屈んだ姿勢のまま、バック転で少女の手を蹴り上げる。
それと同時に体勢を整え、剣を構える。
もはや400は蚊帳の外である。
 「あの・・・・ヴァンさん?」
 「何だ?」
 「なるべく傷つけるのはやめたほうが・・・」
 「・・・・・・・・・・・・」
敵がこっちを殺そうとする以上、それは難しい。
事実、相手はこっちの急所しか狙っていない。
気を抜けば、一瞬で殺られる。
刹那、今までに無い早さでレイピアが繰り出される。
本能的に身を引くが、かわしきれずに頬を切り裂かれた。
頬から血が滴るが、それが床に落ちるより早く、少女は行動を起こす。
今度は何とか剣で防ぎ、次の攻撃に備える。
少女は左胸を狙ってくる。ヴァンはそれを剣の腹で防いだ。
だが、少女はそのか細い腕からは想像もできない力で剣を押し返す。
そして少女は身動きの出来ないヴァンの鳩尾にハイキックを入れた。
 「うぐっ・・・・」
 「ヴァンさ・・・・・!!」
この時、少女の着ていた服の裾が捲れ上がったのは言うまでもな(ry
ヴァンは後ろに数歩よろけ、剣を下げてしまう。
少女はレイピアをヴァンの心臓に向け、突き出した。
ヴァンは剣で防ごうとしたが、間に合わない。
―――クソ、間に合わない―――
ヴァンは心の中で、神に祈った。

938w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:17:27 ID:???
 堕天使の館 第十四話 断片


来るべき痛みを想像しながら、ヴァンは目を瞑った。
今までの記憶が矢のように頭の中を駆ける。
記憶と言っても、記憶を失った後の事だが。
記憶を失い、あの修道院にたどり着いた日、
修道院の長が死んだ日、
―――血塗られた記憶。
悲鳴、罵声、怒鳴り声、断末魔。
壁に鮮やかな血が跳び、床に死体が転がる。
教会の正装に身を包んだ男達が、次々と人を殺していく。
悲鳴、断末魔、笑い声。
尖塔の部屋から笑い声が聞こえ、そして消える。
一瞬、館が闇に包まれ、静かになった。
後に残ったのは、不気味な静寂に包まれた館と、
手に握られた剣。
――――何だ?今の記憶は?
恐ろしい記憶。消えていた記憶。禍々しい記憶。自分自身の記憶。
この記憶は、一体何なんだ?
そしてヴァンは気付いた。予想していた痛みが全く来ないことに。
恐る恐る目を開けた。

目を瞑る前と変らない部屋。
握っている剣の質感も現実のものだ。
周囲には散らばっている破片。
そして、うつ伏せに倒れている少女。
状況が全く飲み込めない。

 「あ、ヴァンさん。大丈夫ですか?」
400の声。やはり此処はあの世ではない。
 「ああ・・・大丈夫だ。とりあえず状況を説明してくれ」

        〜しばらくお待ちください〜

 「つまり、お前があの少女を聖水のビンで殴った訳だ」
 「まあ、簡単に言うとそうですね。でも、軽く殴っただけですよ?
  怯むくらいだと思ったんですが・・・」
 「こう考えればいい。彼女はこの館から、何かしらの霊的な効果を
  受けていた。それが聖水を被った事で無くなってしまった。
  だから彼女は聖気が満ちていた場所を避けていた」
400は少女に目を向けた。たしかに衣服が濡れている。
薄地のドレスが透けている事に気付き、400は目を背けた。
流石に少女に失礼だろう。
 「それで・・・これからどうしますか?」
 「とりあえず、ドアを直してから話し合おう」
 「じゃあ、この子は?」
 「そこのソファーに寝かせておいてくれ」
私がですか・・・。そう言いながら、400は少女の方に向かった。
ヴァンは、ドアをはめ込みながら考えた。

『あの記憶は何だったんだ?』

948w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:17:57 ID:???
saiさんの作品↓

958w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:18:28 ID:???
   THE・SIDE STORY ① 「事件」



レオン達を除くラグーン小隊のメンバーは休暇を利用し南の海でのクルージング
を楽しんでいた・・・・筈だった・・・・
偽りの初心者「ったく、何で長期休暇中にこんな事に巻き込まれるんだよ」
ラグーンのメンバーが乗っていた豪華客船はテロリストに占拠されていた
気ちがい「ホントホント、乗り込んできたときに俺達ならすぐさま取り押さえ
られそうな物なのに・・・」
不知火「徹夜で騒いでて爆酔してたとは・・・・」
テロリストの襲撃は朝だった。メンバーが気づいたときにはもう
既に手を縛られ、他の乗客と共に船内に有る映画館に監禁されていた
8w「失態の極みだな」
8wが苦笑しながら言った
「そこ!何を話してる!」
テロリストの男が、話し合っていた小隊のメンバーを見つけ、怒鳴りながら
近づいてきた
「何を話していた?」
威圧的に聞いてくるが、しかし、メンバーは答えに詰まった
偽「あんた達が何故この船を襲ったのか話してたんだよ」
偽りの初心者が挑発するように答えた
「何?」
偽「だってそうだろ?船を占拠して、政府と交渉するならもっと人数が多いときに
する筈だ、そっちの方が政府も手出しがし辛いからな。目的が金だったとしても、
それでもやっぱり乗客が多いとき時にやる筈だ。だから、何でこの船を襲ったのか
気になるって話をしてたのさ。なぁ?教えてくれよ」
「ふん、誰が教えるか!」
そう言い捨てると、男は立ち去った
sss「(流石偽りさん、一瞬でそこまで思いつくとは)」
小声で言った
偽「(いや、今のは本当に気になってたんだよ)」
伝説「(え?そうなの?)」
ddr「(この状況でよくそんな事に気づくな)」
偽「(常に沈着冷静でとっさの判断力が無きゃ、特攻隊長何かになれるかよ)」
レヲン「(で、どうする?)」
不「(幸い、おばはん。さんとドロップさんは見つかってない見たいですね)」
周りを見て、不知火が言った
気「(取り合えずは2人が何とかするのを待つしかないか)」

おばはん。「ドロップちゃん起きて、大変よ」
客船の一室でおばはん。が、まだ眠ってるドロップを起こしていた
ドロップ「ん・・・・何ですか?」
おばはん。に肩をゆすられ起きたドロップが、窓から入ってくる日差しを受け
眩しそうに目を瞑り、欠伸をしながら聞いた
お「船が占拠されたわ」
ド「え?」

968w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:18:59 ID:???
    THE・SIDE STORY ② 「行動」

ド「え?」
お「外を見てみなさい」
ドロップが言われた通り窓の外を見ると武装した男が数名、巡回していた
ド「うわ〜ぞろぞろ居る・・・・って、そう言えば他の皆は?」
お「多分、捕まって何処かに監禁されてる筈よ・・・・はい、コレ」
そう言い終るとおばはん。は、ドロップにリュックを渡した
ド「何ですか?コレ?・・ってか、重ッ」
お「他の皆の武器よ」
ドロップが中を見ると大量の武器が入っていた
お「船の構造と人質の人数から考えて、一番中心に位置する映画館に監禁されてるはずだから、
皆にその武器を届けて頂戴」
おばはん。は自分の愛銃「ブローニングHP」のスライドを引き、サプレッサーを
マズルに取り付けながら言った
ド「届けて頂戴って・・・おばはん。さんは如何するんですか?」
お「騒ぎを起こして陽動するわ」
ド「(騒ぎを起こすのになんでサプレッサーを・・・・)」
お「それと、甲賀さんとsaiさんの武器はリュックに入らないから肩に
背負って行ってね」
おばはん。は壁に立て掛けてあった方天画戟と影を見ながら言った
ド「よぃしょっと・・わっ、甲賀さんの武器結構重〜」
お「6kg位有るって言ってたわね、そういえば」
ド「saiさんのと合わせると8〜9kgは有りますよ〜、他の武器弾薬だけでも22〜3kg
は有るに、こんなの持ってくの無理ですよ〜」
ドロップがわざとらしくよろめきながら言った
お「グダグダ言わないの。
ここは8階のスウィートルームだから、4階の映画館に行くには6階まではエアダクトを
使って、5階のショッピングモールを突き抜けて行くのが最短コースよ」
ドアに近づき外の様子を窺っていたおばはん。が小声で言った
お「ドアの外には誰もいないみたいね」
ド「じゃぁ私はこのエアダクトから行きますね」
イスに乗り、天井のダクトの格子を外したドロップが言った
お「それじゃ私は行くわ。皆と合流したら、事態の収拾に当たって頂戴」
ド「おばはん。さんは?」
お「暫くしたら映画館に行って合流するわ。だから、最低1人は残しといてね・・・・
あぁ!それと―――」
ド「?」
お「偽りさんなら解ってるとは思うけど、テロリストは“皆殺しにしちゃ駄目よ”
何人かは生かしておくのよいいわね?」
ド「何故ですか?」
お「その内解るわ」
そう言いながらおばはん。は部屋の外に出て行った
ド「教えてくれてもいいじゃないですか・・」
ドロップはおばはん。が出て行ったドアに向かってそう呟くと、ダクトの中に消えていった・・・

978w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:20:16 ID:???
       THE・SIDE STORY ③ 「開始」
お「さてと・・・まずはこの階にいる連中を片付けないとね・・・」
「誰だ!そこにいるのは!」
声がした方を見ると、AK−47を構えた男が歩み寄ってくる
お「早速見つかった見たいね」
「手を上げろ、妙な真似をするなよ――・・・」
お「嫌だと言ったら?」
「殺すだけだ―――リーダの意には反するがな」
お「(リーダーの意に反する?)へぇ、貴方たちのリーダーはここにいるの?」
「当然だ」
お「そう―――!」
カシュッ カシュッ
おばはん。が言うと同時に素早く銃を抜き、男の胴体に向けて撃った
「ぐぅ・・!クソ!」
バババババババ!
お「!!」
胴体を撃たれた男がおばはん。にAKをフルオートで撃った。おばはんはそれを間一髪で
かわし、柱の影に隠れた
お「良い防弾ベストを着てるじゃない!それと――――普通、部隊のリーダーは離れた
安全圏で指示を出してるもの・・・・よ!」
カシュッ
おばはん。が最後の一音と同時に柱の影から飛び出て男の眉間に狙いをつけて
一発でしとめた
『ザザッ・・・どうした、今の銃声は何だ?!応答しろ!』
お「チッ、面倒な事になったわね・・・これを避けるためにサプレッサーをつけたのに」

エアダクト内――――
ゴ ン !
ド「痛ぁー・・・」
ダクトの天井(?)に頭をぶつけたドロップが頭を抑え、悶えていた
ド「私はジョン・マクレーンじゃないのよ、何でこんな所を・・・」
愚痴をこぼしたその時、重なり合うフルオートの銃声が聞こえた
ド「おばはん。さんやってるわねー、私も急がなきゃ」

格子を外し、天上から首を出す格好でドロップが近くに誰もいないのを確認し
通気口から音を立てずに降りた
ド「(階段は・・・あっちね)」
ドロップが階段の方に向かおうとすると、その方向から足音と声が聞こえてきた
「敵は8階だ!階段を死守しろ!」
そう叫びながら3人テロリストが階段に防衛線を築いた
素早くショッピングモールのショウケースの影に隠れたドロップが
テロリスト達の様子を窺っている
ド「(これじゃ下に行けないわね・・・こうなったら)」
ガシャーン
ドロップがショウケースのガラスを叩き割る
「何だ!」
「俺が見てくる」
そう聞こえた後1人の男が音のした方に近づいて来る
「誰かいるのか」
男がAKを油断無く構え、ゆっくりと近づいてくる
ドロップはカウンターに隠れているため、男からは見えない
「隠れてるのは解ってる、出てくるんだ」
男がドロップのいるカウンターの方に背を向けたその時、カウンターから飛び出した
ドロップが素早く男の顎の下に腕を回し一気に首を折った
ド「次は向うの2人ね・・・」
呟くとドロップは階段の方に向かった

988w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:20:46 ID:???
 「武器商人の新商品」第三話

其の壱
武「旦那ぁ、アシュリー用の新しい武器が手に入りましたぜ。」
レ「変なのは止してくれよ・・・・・殺られるから。」
武「しかし今回もメイド服が前提でさぁ。」
ア「いいわよ、レオンの力になれるなら我慢するわ。」
レ「アシュリー・・・・・」
ア「レオン・・・・・・」
レ&ア「・・・・・・・・・・・・(見詰め合ってる)」
武「あー、そこ。止めなさい、殺るぞ?」
レ「で、武器商人。今回のメイド服はどんな装備だ?」
武「へぇ、先ずは両袖にMAG-7、背中にはUS-EX41を装備!更に布はケブラーを使用
衝撃は半分に!傷等のダメージは皆無でさぁ!だだし・・・一つ弱点が・・・」
レ「なんだ?」
武「このメイド服をきると・・・“貧乳”になっちまうんでさぁ!」
レ「な、なんだってー!」
ア「わ、わたし・・・それくらいなら我慢するわ!」
レ「武器商人・・・そんな商品は要らん!」
武「何故でさぁ?」
レ「決まっているだろう?俺が巨乳好きだからだ!胸だけならエイダなんて話にならん!」
(作者は貧乳(もしくは美乳)好きだ!)

エ「そんな!」


其の弐
武「旦那、イイ物を手に入れましたぜ。」
レ「なんだ?」
武「バギーでさぁ。」
レ「おぉ、珍しくまともだな。」
武「これなら移動も楽になりやすぜ。」
レ「いくらだ?」

武「まいど!珍しいですね?説明も聞かずに買うなんて。(値切りに値切りやがって)」
レ「別に普通のバギーだろ?(この値段で足を手に入れられるたぁ、儲かった)」
武「“付属品付き”ですぜ。」
レ「付属品?」
武「こいつ等でさぁ、旦那。」
レ「こいつ等?」
武「この2人と一匹でさぁ。」
レ「黒髪の刀をもった青年に白髪で緑の瞳の少女、白い毛並みで笑っている犬・・」
武「ただの犬と人間じゃありやせんぜ。少女は手榴弾に精通し、ありとあらゆる手榴弾
の知識とその活用法を熟知し、更に何処からとも無く手榴弾を手に入れてきまさぁ。」
小女「・・・・・・・・よろしくな、きょにゅうずき。」
武「次に青年は剣術に精通し銃弾すら刀で弾きますぜ。更に、時々何処からとも無く
出てくる“謎のガンファイターライダー○ノ”もしくは小女がピンチになると、えーと
“サモなんたら仮面”になって助けてくれますぜ。」
青年「宜しく。」
レ「サモ?・・・で、犬は?」
武「人語が話せます。」
犬「よろしk・・・ってそれだけですか!?」
レ「・・・・・・」
武「どうしました?」
レ「なんかもう、突っ込む気力が・・・・」
ア「所でこの話オチは?」
無いよ

998w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:21:17 ID:???
iaaiuuiさんの作品↓

1008w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:21:47 ID:???
レオンが釣りすると・・・・・・・・
レオンがアシュリーの救出をおえた数日後・・・・・・
レ「いやー釣れるかなーーー」
レオンは釣りにきていた。
レ「ツレネーなー」
1時間後
レ「・・・・・・・・」
更に1時間後
レ「・・・・」
5時間後
レ「・・」
更に1時間後
レ「・・・」
更に1時間g
レ「・・・」
更に1z
レ「・・・」
更n
レ「・・・」

レ「・・・」
sレ「わーーーーーーーーーwwなんでつれねーんだよーーーーーー」
すると釣竿のさきがぐぐーとまがった。
レ「もしやのもしやwww」
レオンは死に物狂いでリールをまいた。
レ「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ。」
すると「プチ」・・・・・
レ「・・・・・・・・・・」
プチ・・・・・・
そう、糸がきれたのだ。
その日いらいレオンは釣りがきらいになった。



レ「ひっぐ、うう、ううん、すす、ひっぐひっぐ。」

1018w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:22:17 ID:???
レオンVSエルヒガンテ
レオンはアノアイテムを(しってますよね)とって広場にでて樽を2つを一発で壊し、中央にでた。すると・・・・
ガ達「早く開けろ!俺らもやられるぞっ!」
レ「んっ?なにしてんだ。」
バキッ、と扉が中から壊された。
レ「やべぇ!あれは絶対やばいもんだ!」
しかし木のオリで閉じた。

1028w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:22:56 ID:???
レオンVSエルヒガンテ
レ「クソッ!こいつと戦うことになるのか!」
エ「オオオオオ〜ン!」
レオンはエルヒの足元に手榴弾をなげた。するとエルヒは
エ「オ〜ン!」と言ってかがんだ。
レ(んっ?あそこのイモ虫みたいなところをこうげきすれば・・!)
□よじのぼる―×連打〜〜〜〜〜〜〜!ジャッジャッジャッ
エ「ウオーン!」と叫びレオンを振り落とした。すると
犬「ウオーーーーーン」
レ「あの時の・・・!」
犬も一緒に戦った。そして6分後・・・
エ「ウオガァ〜!」
エルヒを倒した。犬は叫びながらどっかに消えた・・・
レオンは再び歩きだした。まだまだ道は遠い・・・・

1038w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:24:41 ID:???
レオンVSメンデス
暗い闇の中アシュリーとレオンは脱出するために走っていた。すると
1つのボロい小屋があった。
レ「なにかがいそうだ、アシュリーかくれとけ。」
ア「ええ、わかったわ。」
しかしとびらは血のようなものでさびつきていた。だがレオンの怪力をもってして扉は開かれた。
レ「なにもいないじゃ・・」
いきなり村長が襲ってきた。だがすぐにぶん投げた。そして恐ろしい力で扉を開かないようにした。
ビ「お前は、教団にとってじゃまだ。死んでもらおう。」
いきなり村長の手がとんできた。
L1+R1(避ける)
レオンは危機をぬけた。ふと、赤いドラム缶が目にはいった。
レオンはそれを蹴り倒し、
レ「終りだ。」
ジュボ、ジジジッ、ボカン!
爆発し、あたりは火の海と化した。だが、村長は服と体が多少燃えただけで、なんともなってなかった。
ビ「・・・こしゃくな・・」
村長の体の背中から寄生虫が出てきた。
レ「・・なけるぜ。(だがこの火だとここはながくもたねぇ6分でケリつけるか)」

1048w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:25:11 ID:???
レオンVSビトレス・メンデス
メ「お前はこのサドラー様より受けた力で滅せよぉぉぉぉ!」
村長はマジ気になって襲ってきた。
レ「(こいつはやべぇ・・!本気でくるぞ)」
レオンはマシンガンで撃ちまくった。外にいたアシュリーは手を胸にあて、レオンの事を心配していた。
ア「レオン・・・・・・・」
中では
メ「死ねええぇえええええぇぇぇええぇぇええぇ!」
○+× 避ける
レ「テァッ!」
レオンは見事に避けた、が、すぐにメンデスは襲って来た。
アクションコマ・・・
レ「ぐあああああああああああ!」
メ「苦しめ、苦しめ!お前など要らないのだ。」
レ「ごほっ、死ぬのはごふっ、てめえだっ!!」
レオンはナイフでむき出しの背骨を裂いた。
メ「ぐおぁあっ!」
レ「こほっ、まいったか。」
しかし上だけがまだ動いている。
レ「なんだよこいつ、まだ生きてんのか。」
とたんにマシンガンを向けたが弾がきれていた。
レ「なにっ?」
メンデスは足を払った。レオンは
レ「死んでたまるかああああああ!」
ナイフを心臓部に投げた。
メ「ガああアあああああぁぁぁぁぁ・・・・・」
レオンが立ち上がると村長の義眼が落ちた。
村長の義眼を手に入れた瞬間壁が崩れた。しかももう小屋ももちそうに無い。レオンはそこから出た。
ア「レオン!」
アシュリーはレオンに抱きついた。
ア「心配だったわっ」
レ「もう終ったんだ、終ったんだ・・・」
そしてレオンたちは城にむかっていた。

1058w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:25:48 ID:???
レオンVSヴェルデューゴ
レオンは城内の串刺しの罠に落ちたがレオンの事、助かっていた。
レ「ずいぶんクセー所だ。ここからでれるか?」
そのころサラザール達は
ア「あんたの右腕はレオンにかてるかしら。あんなへんな虫。」
サ「ばかにするな。右腕が虫ならスコット君は虫の餌ですよ。」
ア「あらそうかしら。短足フケチビ。」
サ「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああんん!そのことはいうなああ!」
そのころ
レ「あ、ラッキー!エレベーターがあるぞ。」
調べる:□
電気が流れていない。
レ「何だよー、動かせねえし。」
レオンは電源の制御装置を探した。すると下から何か輝く針が上ってくることにきずいた。レオンはすかさず避けた。そしてその場を走り去り
奥の部屋に入った。
そして制御装置をOFFにして電気を流した。すると扉が閉まった。
レ「!?」
恐る恐る扉に近寄ると後から鋭い爪が背を刺したのが分った。
レ「ブワッ!アーウゥウン」
生と死の狭間にたったレオンはピクピクしていた。そして今までの自分の一生がスライドショーのように目の前に出てきた。
レ「ああ。俺は死ぬのか。」
すると幼い時に見ていた番組がでてきた。
司会者「はい、きょうは凍ったものを溶かしてみようと思います。」
ゲストA「ハイ、ここに凍らしたかわいそうなカエルがいます。溶かして見ましょう。」
B「ワッ、(コードに引っかかってこけた)ああああああああーー」
凍らせたカエルが真っ二つになった。
するとレオンの意識がよみがえりレオンは開いた扉から出て液体窒素ボンベを倒し右腕を凍らせた。
レ「てめぇはカエルだあああああぁぁぁぁぁぁぁっ!」
ロケランを放ち右腕を倒した。レオンは再び気絶した。

1068w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:26:19 ID:???
レオンvsサラザール
サラザールが寄生虫の母体と合成・・・
レ「まーた化けか。少々飽きたが付き合ってやるか。」
すると触手が飛んできた
レオンのほおを横切り、ツーと血が流れた。
レ(・・・・早い!)
サ「おや〜?虫の餌は私の晩酌かなぁ?」
レ「・・・へっ、止まって見えたぜ。フケチビ。」
サ「今回もいうなああああああああああああああああああああああああ
  ああああああああああああああああああああああ!!」
本体が飛んできた。
レオンは目にナイフを投げつけた。本体はひるみその場で止まった。
そしてレオンは顔にしがみつき、ナイフを目から抜きまたさすと抜きさすと抜きを繰り返した。
本体を守るため触手がレオンをたたき落とした。
ナイフは目に刺さったままで、血がどくどく流れた。
するとレオンはマシンピストルを取り出し、ナイフに当たらないように
撃った。

1078w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:26:49 ID:???
バイオハザードアンブレラテール
1998年10月3日・・・・・・。
これは・・・地獄の町の記録の最後の日記日である。
アンブレラ社のT−ウイルスがラクーンシティに放出した。
まだ俺は20でなにがなんだかわからなくて神に祈った。
しかし、俺はこれははじまりだときずいた・・・・・。


9月28日
久しぶりに日記を書く。16歳の頃から書いていない。
今日、アンブレラ社に入社した。親父の命を救った薬を作って
くれた会社だったからいつか入社しようと思っていた。
これはうれしいことなのだが最近、風邪気味で医者からは
当分休むようにいわれた。
俺はテール・ウィル。
13から16まではここ一のワルで警察沙汰になったことも
ある。

ココまでかくとその日は寝て、グースカ10月まで布団とトイレとキッチンで過した。
10月1日・・・運命の日・・・

10月1日
すっかりかぜは治り、元気になったのだがニュースで
アンブレラ社から謎のウイルスがもれ死人が動いたとゆう
ニュースがあった。
窓の外を見ると1階の窓に「ゾンビ」がいる。
恐かった、恐ろしかった。

そこまで書くとバイクに乗りアンブレラ社の秘密基地まで行った。
ここはアンブレラ社でいうとエリアA,1。(アメリカ1)
感染度100%になってもここは安全なのである。
しかしそのワケはアンブレラ社最高責任者と科学者しか知らないのである。
ゲートをパスを見せて開けてもらい、中に入った。そして地下3階まで降りた。
すると話声がきこえてきた。
社員A「なあなあ知ってるか?テール・ウィルって奴、G−ウイルスを投与されたんだってよ。」
社員B「マジかよwwすげえなおい!」
テールは、はっときずいた。入社時何かを刺された覚えがある。
そう、それがG−ウイルスだった。
入社した時、細菌やアンブレラ社が開発・製造した武器などが載ったマニュアルを渡された。

そこにはこう書いてある。
G―ウイルス

T−ウイルス

マインスロアー
爆発物を発射する銃。
特殊なたまを使います。

ウイルスの所だけ内容が書いていないのだ。
急いで薬物保管室に行き、G−ウイルスのワクチンを
探した。
重要薬物保管室にそれはあった。
すぐそれを使い、ウイルスを排除するようにした。
30分後激しい頭痛が走った。
1時間後くらくらしだし、トイレに入り便器に座って気絶した。

アンブレラ社会議室 21:33
ウ「T(−ウイルス)の感染状況は?」
社員L「現在エリア33とエリア34が100%。エリア95は感染率0%です。ウエスカー
議長。」
ウ「エリア88に戦闘員7人、エリア33エリア34に化学兵、エリア95に防衛線を引け。」
社員L「はい。」
ウ(アリスの方はうまくいっているか・・・・・・わからないな。)

1088w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:27:19 ID:???
バイオハザードアンブレラテール
エリアA、1 地下3階トイレ 24;45
テ「うーん・・・。ここはどこだ・・・・。」
テールは気がついた。
便所から出て外にでた。そしてエレベーターにのり、駐車場に上った。完全な夜だ。
バイクに乗りそこからでた。
テ「まず銃の確保だな・・・・」
テールは街に入りガン・ピルという店に入った。店長やゾンビ、その他色々はいないようだ。
ハンドガンコーナーでまずデザートイーグルと専用弾を取った。
マシンガンコーナーではH&KMP5を取った。
ショットガンやロケットランチャーも取った。
店から出ようとすると、店長のゾンビが出てきた。
所持していたマグナムで頭部を撃つと、頭に大穴が開き、その場に倒れた。
次は、エリア21、タバコ屋の所に行ってライターを取った。
次はエリア95に行った。
すると大勢の人が集まっており、アンブレラマークをした戦闘員が100人近く集まっていて、こう言い出した。
戦闘員指揮官「われわれは銃の発砲がゆるされています。ただちにここから立ち退かない場合、射撃を開始します。」
人々はざわめきはじめた。
指揮官「3・・・・・2・・・・・1・・・・・射撃開始!」
ぎやぁあぁぁぁぁと市民と警察は逃げ出した。
俺、アンブレラ社員にも撃ってくる。やばいやばい。
とりあえず物陰に隠れ、射撃が終了するのを待った。
そして、終了し、戦闘員が弾をこめているスキに物陰からでた。
すると、また撃ちだしたので俺は
テ「俺はアンブレラ社員だ!撃つのやめろ!」
と、言っても新社員&休み過ぎで俺を知っている奴なんてそんなに居なかった。
なのでテール・ウィルってことを言うと射撃がピタリと止まった。
理由はすぐわかった。
G-ウイルスを投与した奴くらい覚えているだろう。
俺は実験体なのだ。きゅうにその役割になっていたが、ワクチンの効果でその役割は、
ない。しかしそのことは誰1人知らず、そのお陰で撃たなくなった。
指揮官「テールか、知っているぞ(苦笑)すまなかった。」
テ「(ホントかよ・・)なぁ、なんでゲートを閉めるんだ?」
指揮官「感染レベルが21%になったからだ。」
テ「21%?まだだいじょぶじゃねーの?」
指揮官「だめだ。1%で100000000人中1人だ。」
テ「あっそ・・・・(まだだいじょうぶじゃん・・・たぶん)」
指揮官「ああ、お前はいいぞ。通って。」
テ「はぁ?なんで俺がよくてほかの奴らは通してやらないんだ。」
指揮官「まぁ、死にたいのなら別だがな。ははは!」
テールはバイクに乗りエリア33に行くことにした。そこは自分の家がある。
するとゾンビがその辺にいっぱいいる。ちょうど燃料が切れ
動かなくなりゾンビ達がうじゃうじゃと来る。
テ「ゾンビ共!死ねええええええぇぇぇぇぇぇ!RPG‐7発射ァァァァ!!」
ゾンビは一気に死に、もういないと思うと期待を裏切らない人たちはぞろぞろ
出てくる。ゾンビありがとう。そして消えろ。
テールは、デザートイーグルで消すことにした。撃つとその場に倒れ、うううーと嘆く。
死ぬことは無い。頭をぶち抜かない限り。
しかたがないのでパトカーを一台借りて、ゾンビたちを轢いた。そして我が家に帰った
化学兵が5人いた。重装備の化学兵はこちらにはきずいてはいない。部屋に入った。そして電話で父さんと母さんに安全だということを聞きたかった。しかし、どちらも出て来なかった。
―あいつらの仲間入りしたかもしれない―
そのことが頭を過ぎった。その日はあまりのショックで日記を書いて寝たのだ。
そんなことをするのは自殺行為だと知りながら・・・・・・

1098w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:27:49 ID:???
バイオハザードアンブレラテール
10月2日
アンブレラ社に入ったことは間違いだった・・・・・・
何も知らないほうが良かった・・・・・・
そのことしか考えていない・・・・・
なぜテール・ウィルとして生まれたのか。
なぜ父母はいなくなったのか。
なんのために生まれてきたのか。
もうなにもわからない・・・・・・・

朝の9時になった。
テールは怨み、怒り、悲しみ・・・・
全てをもってアンブレラに殴りこみをすることにした。
エリアA、1からたたくことにした。
SWAT(スワット)の車を借りて走る。
ゲートをそのままぶっ壊して入り口に立った。
まず研究室でワクチンを取ることにした。
研究室のドアをぶっ壊し、ワクチンを探すと、一杯あった。
17個もあった。
攻撃開始!
適当に撃ちまくった。すると戦闘員が5人くらい来た。
マシンガンで撃って見ると・・・・
防弾チョッキは薄い、安物だった。かわいそーに。
つまり、全員死亡。
まだ来てくれる。
テ「死ね氏ね市ね詩ねー!死死死死死ぃぃぃぃ!」(^o^)/テ(うひょぉぉぉぉぉ)
戦闘員A、B、C、D「ぐぇwちょwwwオマwww\\\www」
社員L「ウェスカー議長。地下5階の通路にて実験体Tが暴走中。」
ウ「私が行こう。」
地下5階通路 9;54
テ「なはははは!消えろキエロォォ!」
ウ「おい。」
テ「・・・・!お前は・・・・!」
ウェスカーは裏拳を放った。
テ「グハッ・・・・・」
ドタッと地面に落ち、再びパッと立ち上がり、いきなりウェスカーに、
蹴りを放ち、ウェスカーが倒れた所に、かかと落としをくらわせた。
すると、ウェスカーの手がつららのようになり、そして、剣になった。
テールは手を刺された。するとテールも手が剣になった。
ウ「その力を持って俺を殺してみろ。」
テ「ああいいぜ。」
テールの剣とウェスカーの剣はぶつかると、黒い血を飛ばした。
しかしいくら黒い血が出ても二人の勢いは止まらず、
むしろ、より激しくなる。すると、
アナウンス「タダイマヨリキケンブツヲハイジョシマス」
テールは後にバク転で下がりレーザーを寝転んで避け、
ウェスカーが来る前に立ち上がり、ウェスカーに攻撃をする。
これを何回も繰り返すと、
レーザーの集合体が来る。避ける場所は一つ、
真ん中を飛ぶことである。しかし・・・
とんで行くとウェスカーに串刺しにされる。
しかし生きるには方法は何ぼでもある。
そして真ん中を飛んだ瞬間ウェスカーの剣がきて、それをはじき、横腹を切った。
するとウェスカーは天井を破って飛んで行った。
テ「・・・・・・・・・・」
アンブレラ社会議室 10:23
ウ「Tの感染状況は?」
社員L「ウェスカー議長!大丈夫ですか?」
ウ「感染状況は・・・!!」
社員L「・・・・・はい・・・・・エリア1から88まで100%になりました。」
ウ「ならプロジェクトRの実行を開始しろ。市民のことなど考えるな。」
社員L「はい・・・・。政府に問あわせしま・・・・」
ウ「しなくていい!とっとと開始すればそれでいいんだ!」
社員L「はい・・・。」

1108w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:28:20 ID:???
バイオハザードアンブレラテール
エリア33(マイハウス)3階 10:59
テ「ハッ、ハッ、スゥ、はあ、はあ、はあ、・・・・・・」
テールは走ってここまで来た。ゾンビは人の沢山いるほうにいて、こっちには居なかった。
テ「なんなんだ、俺の手は・・・」
刺された所は黒くなって再生し、いま切れ目のところは血管が浮き出ている。しかも黒い。
アンブレラ殴りこみはやめる。
テールは服装を旅用にし、いろいろな食べ物をもってさらに、銃も忘れず持つ。
そして、エリア167(ラクーン国際空港)に行き、ゆういつ持っていたヘリの免許でここから出ことにした。
10月3日
ラクーンから出る。
アンブレラの野望も知った。
安全な場所は一つ。
ラクーン以外の所だけ。
ラクーンから出るのは悲しい。が、プロジェクトR(ラクーン)のことを知りわかった。
ラクーンは消える。1つの爆弾で・・・・

テールはエリア99まで来た。そして、
スナイパーライフルで警備員を殺した。
すると、戦闘員が来た。
RPG−7で一掃した。
そしてまた歩く。
ゾンビどもも頭をぶち抜き、殺し歩き、エリア129までついた。
ここはアンブレラ音響実験施設で過去一回、騒音問題になったことがある。
ここの扉は意外ともろい。
いそいでマイクでこういった。
テ「ラクーン国際空港に行ってください!×2」
そしてまた歩きだす。
するとゾンビの集団がいっぱいいる所に来た。学生だ。
ロケランはもう無い。

それでも道をつくって行くしかない。
この道しかない。明日の日が昇るとき、ラクーンは灰となる。
この街で自分をすくうのは自分。
守る自分が死ねば自分も死ぬ。
前に前に進むことだけを考える。

そう心に言い聞かせたテールの心こそが「守る自分」なのだ。
運命で出来た、お守り・・・・「G−ウイルス」で道を開く。・・皮肉だ・・・。
ゾンビ達は「切れる」でなく、「崩れた」の表現が正しい気がする。
「崩れた」には色々と言葉が出てくる。
「市民の夢が崩れた」
「ラクーンは崩れちった。」
「俺の希望は崩れた(または絶たれた)」
まだ出てきそうである。
ゾンビは次々と出てくる。俺の「力」「恨み」「恐怖」も次々と。
アンブレラ社重要会議室 12:50
日本「ラクーン支社ウェスカー議長、テールプロジェクトの発動は・・・」
ウ「アリスの方に手間取っている。テールがアリスに接触したら始動する。」
アメリカ「ではこちらのミサイルの発射する時刻を決めてください。」
メキシコ「明日の日の出だろう。」
アフガニスタン「ジャ、ヒノデノジコク、シラベナイト、イケナイ。」
ウ「明日は5;49に日の出だ。」
日本「マスコミの引っ張りダコになるな。こりゃ」
ウ「・・・・・・・・・」

1118w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 19:28:50 ID:???
バイオハザードアンブレラテール

エリア158(ペット屋) 16:29
テ「なあ、生きてる人いるかー!」
?「Go get it(行ってこい) A son・・・(息子よ・・・)」
テ「ん?だれかいたよな。お邪魔しまーす。」
するといきなり、犬が飛んできた。ナイフを目に刺して一撃だったが・・・
奥にいくとおじさんが1人いた。
お「I see(ほう)Great(すごいな)」
「いまからこのおじさんの声は日本語にしときます。」
テ「誰だよ?おまえよ、」
お「でてけーでてけー楽園をこわすなー」
テ「(きちがいか・・・助ける気にもならない)わーったよ。でてくよ。」
お「ぶつぶつぶつぶつ、、、、、、、、、、」
テールは長―いロープをとってそこからでていった。
NASAロケット発射台 18:33
アメリカinアンブレラ戦闘員「悪いな借りてww」
NASA社員達はロープで縛られて動けなくなっていた。
アンブレラ議長「ガ―、よくやっ、ガ―、どうやら通、ガ―、よくないようだ。」
戦闘員「これからどうすればいいですか?」
アンブレラ議長「ガガッ、だな、じゃあとりあえずそ、ガ―、まっていて、ガ―、たの、ザ〜」
戦闘員「通信システムの強度をあげろ。」
戦k「はい」
アンブレラ議長「お、電波が回復した。あと、気を付けろ。ガビー、がそっちにむかってる。」
と、同時に無線が壊れた。
戦闘員「・・・・・・?」
ラクーン上空アンブレラヘリ内 18:54
ウ「いそいでエリアA,1に行きメモリーディスクを取ってこなければ。」
パイロット「高速モードに切り替えます。」
ヘリの横から翼が出てきて、プロペラがしまわれ、戦闘機のようになり、
速い速度でA,1にたどり着いた。
ウェスカーがゆっくりとアンブレラ地下情報室に行き、メモリーディスクを取って
すばやくヘリに乗った。
エリア166(高速SA) 19:56
テ「そろそろ弾がなくなっちまうぜ。」
ゾンビは1体だが、新型だ。反動を力にしてくる。一気に消せれればいいが。
テールは店に入り、ライターオイルを取り、車にかけた。そして、そいつが車の上に
乗った時、ライターを投げ、それを撃った。火花でライターが爆発し、
オイルにその火が引火し、車が大爆発を起こした。
新型は焼け死んだ。
そして、テールは長―いロープで高速道路をおりて、空港に着いた。
すると携帯が鳴り始めた・・・・・
NASAロケット発射台 19:17
戦k「ミサイルの発射準備、整いました。」
戦闘員「OッKェー!」
指揮官の戦闘員はコーラを飲みながら、くつろいでいた。
NASA社員「ほはへははひふふふほりは!(お前ら何するつもりだ)」
戦闘員「死ぬ者が知る必要はまったくない!ふふふ」
戦闘員は腰からだした銃で頭を軽いタッチで撃ち、殺した。
戦闘員「神の便所にでもなりな」
と死人にしょんべんをした。残虐非道な奴らだ。
ラクーン上空ヘリ(テール)
うれしい報道があった。
父母は生きている。今電話があった。
俺は今あまりの嬉しさにどんな顔になっているやらわからない。
くしゃくしゃのような顔、それでいて口がすっきりとしているようなわからない顔である。
もちろん移動する。ヘリは、結構速い奴を選んだらしい。早く着いた。
ドアを開けてもらい中に入ると2人は大丈夫だった。
母「よかったわ、生きてて」
父「うんうん」
泣きながらそういった。
しかしこれが最後の会話。
ウ「爆弾起動。」
戦「イェッサー!」
家が吹っ飛び、親も飛んで行った。
ウェスカーは火に燃える家を後に去って行った。そしてヘリに乗った。
ウ「まだ飛ぶな。」

1128w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:23:11 ID:???
バイオハザードラストタイム

10月2日のことである。
俺はミェイチェル=ヴォーラー。恋人はミハイル=コンウェイ。
俺の仕事は・・・・ニート・・(^_^;)
彼女はプロデューサー。
つきあって4年になる。 どうも、「結婚してくださいッ!」が言えない。彼女も。

10月2日です〜。
「今日こそ告白じゃ!」
と心にいい、銀行から下した、30万をもって、出かけた。
高級フレンチレストラン「アテーリルス(実際にはないよー)」で、告白することにした。
あのアンブレラの事件以来ゾンビが出たが、まだその情報が行き渡っていない所にいる。
あのミサイルが飛んでくるとは・・・・・・・・。

1138w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:24:04 ID:???
バイオハザード ラストタイム

10月2日のことである。
俺はミェイチェル=ヴォーラー。恋人はミハイル=コンウェイ。
俺の仕事は・・・・ニート・・(^_^;)
彼女はプロデューサー。
つきあって4年になる。 どうも、「結婚してくださいッ!」が言えない。彼女も。

10月2日です〜。
「今度こそ告白じゃ!」
と心にいい、銀行から下した、30万をもって、出かけた。
高級フレンチレストラン「アテーリルス(実際にはないよー)」で、告白することにした。
あのアンブレラの事件以来ゾンビが出たが、まだその情報が行き渡っていない所にいる。
あのミサイルが飛んでくるとは・・・・・・・・。

ヴ「彼女、快く、「いいよ」っていってくれるかな。うひひひひ、うひゃはははは」
その辺の子供「あのおじさんへーン。」
親「こら、指ささないの。あの人は頭がおかしいのよ。」
ヴ「・・・・・・・(チーン)」
・・・くじけ中。しばらくお待ちください・・・

ヴ「どんな言い方が良いかな?1、結婚してください。2、あの、ずっと息が苦しくなるほど好きでした!結婚してください!」
やはり、ニートでアホなんで、指輪のことなんて、考えもつかないだろう。
ヴ「さて町についた・・・・ぞ。・・・・へへへ・・・(笑)」
ハイ、ゾンビの大集合!!
ヴォーラーは、いつも町に出る時は、マグナムと弾を16発とナイフを持ち歩いている。
;ヴォーラー;
マグナム装備!
ゾンビの頭部を狙って撃つ!弾は回転しながら、ゾンビの眉間に入った。
その時はグロかった。
水の入ったアルミ缶を撃った様にブシャッ、と血をだして、しばらく歩いて、倒れた。
ヴ「な、な、な、なんなんだよぅ!」
すると、休む暇なく、次のゾンビが襲いかかる。
;ヴォーラー;
ナイフ装備!
素早くふって、ゾンビの鼻を切って、血が出た所にまた、ナイフを突き刺した。
するとゾンビは後ろに下がった。
その間に逃走した。

ヴォーラーの強さが変わりました。
力 プラスマイナス0
気力 マイナス2
銃の扱い プラス1
恋心 マイナス1
体力 プラスマイナス0

1148w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:24:34 ID:???
(続き)

そのころ日本・・・・
コ「はじめまして。コンウェイです。」
日本の撮影協力者「あ、ども、はじめまして。」
コ(キモ顔・・)
日本「あ、彼氏とかいます?」
コ「あ、ハイ」
日本「じゃあ、12月25日に彼氏といっしょにクリスマスツリーに来て下さいね。」
コ「ハイ。(きも・・・・下さいね、って・・・・・この顔で言うがらかよ)」
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ヴォーラーはこのありさまをみて吐いた。
人々のこの臭く気の遠くなるにおいは嗅ぎたくない。
ゾンビ達がまた出現した。
マグナム装備!
クリティカルヒット!
ゾンビは頭だけが飛んで行った。::ゾ頭「ばいばーい」ゾ体「たっしゃでー」::
ゾンビから、マグナムの弾×8発を手に入れた。
;ヴォーラー;
マグナム装備!
ミス!
;ゾンビ;
噛みつき!
ミス!
;ヴォーラー;
マグナム装備!
ヒット!
ゾンビの頭が破裂した。
次が来た。
;ゾンビ;
おし倒し!
ミス!こけた。
;ヴォーラー;
マグナム装備!
血がでただけだった。
;ゾンビ;
起き上がる!
起き上っただけでダメージは無かった
;ヴォーラー;
ナイフ装備!
切り刻んだ!ゾンビは両手をあげて死んだ。
逃げる!

ヴォーラーの強さが変わりました。
力 プラス3
気力 プラスマイナス0
銃の扱い プラス3
恋心 マイナス1
体力 プラス3

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
NASAロケット発射台 (ほぼテールと同じ)
戦k「発射台を抑えて何するんでしょうか、隊長。」
戦闘員「ああ、ラクーンに・・・・・お祭りがあるからミサイル型花火飛ばして、やるん
だよ。」
戦k「なら許可とってやれば・・・」
戦闘員「・・・・・・・・・だまっとけ」
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ヴ「どうやってここから出ればいいんだ・・・」
どこからどこに歩いても戦争の後のような光景で、希望の光など、・・・・ない。
ミハイルにこのままでは会えない。
Japan(日本)の東京のお台場にでる、ツリーの下に行かないといけない。
さっきメールで来た
::::::::::::::::::
2007・10・2・9:00   : メールの内容は左のような物である。
名前 ミハイル          : トウキョー行きのチケットは要らないというの
題 12月25日、来てね     : で助かる。
本文               : ゾンビ店員の居るとこに行きたくない。
日本のトウキョーのお台場にツリー : この状況化では空港に行くことすら苦。
が出るんだって。         : しかも、この状況を知らない彼女は
ここで会おうね。あとおいしい和食 : 「別れて。」なんて言うかも知れない
屋が有ったからね、ここに行こう! : ヴ「うあぁぁぁぁぁぁ!死にたくないよー(涙)」
あ、 チケットは要らないよ。   : 
                 :

1158w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:25:12 ID:???
(続き)
そうして歩いていると、アイテムの宝庫についた。武器屋と救急車である。
マグナムの弾×600発
手榴弾×3発
マシンガン
マシンガンの弾×300発
RPG−7×2
ショットガン×90発
サバイバルナイフ改
救急スプレー×10個
を、手に入れた。
するとゾンビが突然現れた!
;ゾンビ;の先行攻撃!
ひっかく!
ヴォーラーはダメ―ジを食らった!
;ヴォーラー;
[救急スプレー]を使う。
回復した。
;ゾンビ;
押し倒す!
ミス!
;ヴォーラー;
ショットガン装備!
ゾンビの頭部にクリティカルヒット!ゾンビを倒した。
;ゾンビ2;
噛みつく!
ミス!
;ヴォーラー;
マシンガン装備!
マシンガン乱射!ゾンビ2を倒した。
;ゾンビ3;
ひっかく!
ミス!
;ヴォーラー;
マグナム装備!
胴体に当たった!ゾンビ3を倒した。
;ゾンビ4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17;
一斉に襲ってきた!
間合いが遠すぎた!
;ヴォーラー;
RPG−7装備!
発射!全部倒れた。
ゾンビは全滅した。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ヴォーラーの強さが変わりました。
力 プラス2
気力 プラス1
銃の扱い プラス2
恋心 プラス∞
体力 プラス40
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ヴ「どう、ここから出よう?飛行機免許もないし、ボートもないなァ。」
そう考えていると、無理でも飛行機を使うことしか考えられない。
でも、一人でいくのはなんなので、生きている人も連れていこうと思った。
と、考えているとマクドナルドについていた。
ヴ「誰かいるかな・・・・・・」
自動ドアは電力が一部にしかまわってなかったので、開かない。
;ヴォーラー;
RPG−7装備!
ドアを思いっきりぶっ叩いた。ドアは壊れた。
:―マクドナルド内―:
イスに座っている人は居なかった。が、奥のレジに人影がある。
まず、ゾンビだとヤバいので、
;ヴォーラー;
マシンガン装備!
単発撃ち!
向こうから「キャー」と聞こえた。ゾンビはいないようだ。
ヴ「生きてますかー」
女「生きてるわよ(怒)」
◆女(1)助けた。
女からハンバーガーを入手した。
ハンバーガ×1を手に入れた。

1168w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:25:57 ID:???
(続き)
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
NASAロケット発射台
戦k「全員捕獲しました!」
戦闘員「おう、そうか」
戦闘員「・・・では・・・・ホントの事を話そう。」
隊長は作戦について話してくれた。だが、この作戦には、拒否感があった。
するといきなり
警報「ビービービービー」
戦闘員「誰かがまだ捕獲されてない。捕まえてこい。」
戦k「はい・・・」
NASAロケット発射台 コントロール室
(戦kが主人公になりました)
:話す:戦b
「なんなんだろうなこの作戦は・・・・・・・」
悲しそうに言っている・・・・
:話す:戦闘員
「早く行け!」
厳しい・・・・・・
ドアを開けた。
NASAロケット発射台 廊下
戦kは歩きながら
「なんでこんなことをするんだ?」
と、ブツブツ言っていると、
バールを持った男が現れた。
:戦k:
グロック17装備!
足を撃った!相手は倒れた。
捕獲した。

NASAロケット発射台 コントロール室
戦闘員「よくやった、大尉。」
戦k「はいッ、大佐!・・・っていや、隊長!」
戦闘員「お前は後で少佐に格上げだ。」
戦k「(収入↑アップ・・・)はい、ありがとうございますッ!」
戦闘員「いーかクズども!いまからネズミ一匹・・いや、ノミ1匹残らず排除してこんかい!」
戦ABCDIFGHIJK
「アイ、イエ、ッサーッ!」
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
主人公が戻りました。
ヴ「あっ、またきやがった・・・!」
蝙蝠がたくさん飛んでくる。それをショットガンで撃ち落とす。
:ヴォーラー:
ショットガン装備!
ミス!
:蝙蝠:
吸血!しかし、防弾ベストのせいで噛みつけなかった。
:ヴォーラー:
全武器装備!
殺市幕利(ころしまくり)!コウモリは死にまくった。
そしてしばらくの間ヴォーラーはかがんだ。
永遠に別れるやもしれぬ恋・・絶望・・絶望・・絶望・・
今すぐに会いたい・・・・
そして前へ前へと踏み出す自分の足を信じて・・・・彼女の元へ・・・死にたくない・・

ここは読んでる人が文を入れてみてください。(何行でも・・・・)

・・・・・・・2ヶ月後・・・・・・・・
いつもの青い海に波が立ち空には雲が流れる・・・・
しかし今日は違っていた。青い大平洋にはいつもより大きな波が立つ。
人を12人ほど乗せた船が日本目指して動いていた・・・・
ヴ「長かった・・・・・」
ラクーンは滅びた。一発のミサイルで・・・
そして飛行機ではなく船で日本に来ている・・・・
飛行機は落ちていた・・・
最初助けた人は55人いた。
ゾンビとなった人たちが出現したので、海に落ちて爆発が起きた。
助かったのはたった12人だった。
だが、海中爆発で生きていたことが奇跡とも言えるだろう。

〜ああ、これで彼女(あなた)に会えます〜

12月25日 お台場 ツリー
コンウェイは待っていた。滅びているかもしれない人を待ち続けた。
今にも泣きそうだ・・・・・・
ヴ「コンウェイ・・・。」
コ「え・・・・・・」
振り向いた瞬間ヴォーラーは抱きついた。

この後二人は結婚し、バイオハザードで感染した日本を生き続けたそうだ。


死ぬ時も一緒に死んだ・・・・・
1秒のズレもなく・・・・・・・

1178w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:26:58 ID:???
ラストタイム(バトルシーン)
;ヴォーラー;
マグナム装備!
ゾンビの頭部を狙って撃つ!弾は回転しながら、ゾンビの眉間に入った。
その時はグロかった。
水の入ったアルミ缶を撃った様にブシャッ、と血をだして、しばらく歩いて、倒れた。
ヴ「な、な、な、なんなんだよぅ!」
すると、休む暇なく、次のゾンビが襲いかかる。
;ヴォーラー;
ナイフ装備!
素早くふって、ゾンビの鼻を切って、血が出た所にまた、ナイフを突き刺した。
するとゾンビは後ろに下がった。
その間に逃走した。

ヴォーラーの強さが変わりました。
力 プラスマイナス0
気力 マイナス2
銃の扱い プラス1
恋心 マイナス1
体力 プラスマイナス0

1188w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:27:47 ID:???
バイオハザード レオンとクラウザー(仮)

ク「レオン!大丈夫か!?」
レ「ああ。」
・・・・本部「大丈夫か!・・・どうやら対空車両がいるらしい。」
ク「歩いて町まで一番近いルートは?」
・・・・本部「まっすぐに直進しろ。むッ、あれは・・・・・」
::::::::::::::::::::::::::::::::
バトルシーン
;・・・;
ハンドガン装備
頭を撃つと一撃だ!
::::::::::::::::::::::::::::::::

1198w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:28:18 ID:???
偽りの初心者さんの作品↓

1208w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:28:48 ID:???
(題名不明)
さて、突然ですが皆さんにお聞きします。自分に掛かったリミッターを見つけたことがありますか?

何かをしようと努力しても、見えない何かが意識的にそれを止めてしまう・・・・・。それはよくある話です。
分かりやすい例としては・・・・殺人などでしょうか。

仮に、ものすごい悪人がいたとしましょう。そいつは自分や友達をどんどん傷つけて行きます。
奴を止める方法を模索するところまでは当然でしょう。
しかし、良い手は見つからず、たまたま思いついた手もことごとく失敗してしまいます。
残された手は、その極悪人の存在を消し去る事―――すなわち、殺すことだけです。
殺せば、自分の為にもなる。殺せば、他人の為にもなる。でも殺せば、自分が捕まるかもしれない。
でも奴だって殺されても文句は言えない・・・・・そんな葛藤があなたの心を締め付けていきます。
そんな心の迷いこそがリミッターなのです。

あなたはこのリミッターを解除する事ができますか?
自分やその仲間の為に、自らを犠牲にし、他人の命を奪い去る事ができますか?

1218w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:29:22 ID:???
(題名不明)
―――奴を倒せば、全て終わるんだ・・・
このまま奴に向かってトリガーを引けば、終わる。俺も、奴も。
このまま銃を下ろせば、終わる。世界が・・その全てが。
このまま銃を自分に向けて撃てば、終わる。奴も、俺も。
表裏一体じゃない。俺達は完全に一体なんだ・・・・・。
俺に向けて撃っても、奴に向けて撃っても、世界は救われる。・・・・・・俺と奴の死をもってして。
どちらも撃たなければ、俺達は救われる。・・・・・・世界の終焉をもってして。
驚く事は無かったのかもしれない・・・・・全ては、夢・・だったんだから。
  「奴を倒す事は出来ない」
                            「我が名は・・・」
「それがお前の望みなのか」
                                        「貴様が死ねば私も死ぬ」
       「お前が死ねば俺も死ぬ!?」
                              「彼女は元々『存在』していなかった」
    「用意されたシナリオは3つだ」
                                    「あの暴君の強さをAとするなら、奴はSSSだ!」
                                   「が・・がが・が・・・が・・・・・ザザーーー」
「ピースが足りないわけじゃない。元からこういう絵図なんだ」
                                           「うわあぁぁぁぁぁぁ!!!」
                               『これで・・・全て・・・・終わりだ!!』

1228w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:30:24 ID:???
妄想小劇場『NEWキラー9(38)〜駈け上がる〜』

舞い上げられた埃が鼻の粘膜を刺激し、酷くノドが痛い。
・・・・・・いや、ノドの痛みだけで済んだのは奇跡だろう。
あの金属製のタイルが降って来たのに、死んでいない・・・・・俺にはまだ運があるらしい。
しかし、今回のトリックは、俺にも分からなかった。
何故タイルが当たらなかったのか・・・・・・ロックの仕業だろうか?
・・・そうとは思えない。彼自身も、上を見て唖然としている。・・・・・上?
ロックがそうしているように、俺も上を見た。
上は、まるで巨大なビルの中をくりぬいたかのように広い吹き抜けだ。所々に、渡り廊下のような物があった。
一番低い廊下に、誰かが立っている。奴は・・・・・・
「やはり、お前か・・・・ロベルト!!」
初老の男は、にやりと笑った。
「不覚だ・・・奇襲をかけたつもりだったのだが、敵の制圧に失敗。挙句の果ては裏切り者の処理にも失敗だ。」
はっと、ケイトの方を振り返る。
ケイトも無事だった。タイルは彼女を完全に避けている。せめて、この戦いが終わるまでは彼女が無事で居て欲しい・・・。
俺はゆっくりと立ち上がった。
「この間は世話になったな。礼をしにきた。」
「ほざけ・・・貴様が私に勝てるとでも言うのか? 小僧。」
「奇襲かけても誰ひとり傷を付けられない奴は、俺には勝てない。」
男の表情が微かにゆがむ。細かい事は後でいい。今は、奴を倒す!!
「あと3分だ。レオン。」
「なんだって?」
「あと3分で、そこは『沈む』・・・。」
「沈む・・・だって!?」
「生憎、掃除は大嫌いなんでね・・・・・金属は『溶かす』ことにした。」
「テメェ・・・・まさか!!!」
「その通りだ・・・・・濃硫酸が流れ込むまで、残り2分だ。」
奴の言葉を最後まで聞く意味は無かった。『溶かす』と、その言葉だけで、最悪のケースが想像できていた。
時間を一秒でも無駄にすれば、最悪の場合・・・・硫酸で死にはしなくても、脚を焼いて動けなくなればロベルトに殺される。
「ロック! レイチェルを頼む!」
「お、おい・・・怪我人にそんな・・・・・」
うろたえるロックを背に、俺は上に上がる為の通路を探した。

1238w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:31:07 ID:???
(続き)
  ハシゴ・・・そこから更にハシゴ・・・上がって・・・床の突起を伝えばあの通路・・・考えてる場合じゃない!
ロックがレイチェルを背負ったのを確認すると、俺もケイトを背負い、ハシゴへ向かった。
「遅れるなロック!」
「ま、待・・・・ゲホッ、ちくしょう、お前本当に人間か!?」
「泣き言の前に登れ! 話はそれからだ!!」
大急ぎでハシゴを2回登り、壁の突起を伝い、金網の足場に出た。
「行き止まりじゃないかレオン!」
「そんなはずはない・・・どこかに何かが・・・・・ん?」
上の足場には手すりが付いている。手すりは金属製・・・よほどの事がなければ壊れる事はないだろう・・・・
「あれだ!・・・ロック、レイチェルをこっちに!」
「あ、ああ。」
ロックがレイチェルを下ろす間、俺は腰のバッグからワイヤーを出し、投げた。
ワイヤーの先には鉤が付いていて、突起などに引っかかるようになってる。いつぞやの古城でも役立った物だ。
「ロック、ちょっと待っててくれ!」
「お、おーい!・・・・なんだよ・・・先に行っちまうのかよ・・・・・。」
ワイヤー自体は300キロまで耐えられる。
問題は、俺が上までたどり着けるかという事だ。急がなければロックを救い出す時間がない。ミスればみんな死ぬ。
ここまで来るのに無我夢中で分からなかったが、恐らく1分半は経っているだろう。
ロープをかけた手すりまで、あと2メートル!
「レオン! 頼むから早くしてくれ! もう下が硫酸に浸かってる!!」
・・・・・届いた!! 担いでいた2人を降ろし、すぐにロックの高さまで下りた。硫酸はすぐそこに迫っていた。
「つかまれロック!」
ロックが俺の胴にしがみついた。それと同時にロープを手繰り寄せ、上がっていく。
その時、さっきまでロックがいた足場が、硫酸に飲み込まれた。だんだんと水位が上がっていく。
駆け上がる事だけを考え、ずっとずっと上がっていく。
もう少し・・・もう少し! もう少しだ!!・・・・・届いた!!
腕の痛みなどもう感じない。ただ、駆け上がる事だけを考えて、よじ登った。
「行くぞロック!!」
「ああ!!」
待たせておいた2人を再び担ぎ、螺旋状に巻いた通路を駆け上がった。硫酸の海が追ってくる。負けてたまるか!!
そして、遂に―――上まで登り詰めた。
「はぁ・・・・はぁ・・・・どうだよ! 死に損ないのクソジジィ!」
「・・・また驚かされた。いいだろう。来い! 小僧!!」

1248w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:31:49 ID:???
妄想小劇場『NEWキラー9(39)〜弾丸消失マジック!?〜』

抜き撃ちは得意な方だ。少なくとも、ウェスカーを超えられる速射技術を持っているんだ。自分でも胸をはれるくらいだとは思ってた。
奴が鞘から刀を抜く、そのスキに付け込み、素早く3発撃ち込んだ・・・・はずなんだ。
なのに、どこにも”当たってない”んだ。外したなら外したで、どこかに着弾する音がするはず。・・・何の音もしない。
薬莢が3つ、床に転がり落ちる音がした。
「驚いているようだな。小僧。」
男が刀の峰で肩を叩く。・・・・・・何が起こったのか、未だに分からない。
これがあの『イアイ』って技なのか?・・・いや、それなら切れた弾がどこかに落ちているはず・・・・・何が起こったんだ!?
「小僧。ひとつ言っておこう。お前はこれから三度、死の恐怖を味わう事になる。」
「なん・・・・・!!?」
何かが頬を掠めた・・・・それは俺の後ろの壁に突き刺さる!
「なっ・・・・銃弾だって!?」
頭が混乱してきた・・・ロベルトは銃など持っていない。消音銃があったとしても不思議ではないが・・・・・でもでも!
仮にサイレンサー付きの銃を撃ったのなら、どこかに薬莢が落ちているはず・・・・・だが、奴は腕を振り上げてすら・・・・・・
「深く考えるな。小僧。」
「な・・・に・・・・!?」
壁に突き刺さった銃弾を確認し、そのトリックを考えている間にも、俺は常に奴を正面に捉えていた。
なのに、どうして奴が俺の背後に居るんだ!?
「二度目の恐怖だ・・・・」
チュン!
とっさに身を屈めたのが良かった。またしても壁に弾丸が突き刺さる。
・・・・・・銃など持ってなかったなのに、何故・・・・・・・・!?
「これで最後だぞ。」
ロベルトが左腕を天にかざし、パチンと指をならした。
・・・・・?
何故だ・・・何故なにも起こらない・・・?
失敗か・・・いや、ただのハッタリだったのか・・・・?
「・・・ぐッ!?」
それは文字通り突然。・・・何の前触れもなく、左肩に痛みを感じた。
手を当てると、血が出ているのが分かる。傷口の周りを触ると、肩に銃弾が入っていることも分かった。
・・・くそっ! いつだ・・いつ撃った!?
「まだ答えは出ていないようだな。小僧。」
「・・・大きなお世話だ!!」
パン!
銃弾を一発使い、ほんの探りを入れてみる。
・・・薬莢が床に落ちた。だが、弾は何処にもない。ロベルトはさっきと同じポーズで立ってるし、壁に弾痕は見当たらない。
「・・・・・学習しない奴は嫌いだ・・・いい事を思いついたぞ小僧。」
奴が不敵な笑みを浮かべる。
「ニヤニヤしてんじゃねぇよ・・・気持ちわりぃな。」
「貴様がこのトリックに気付くまで、弾丸一発につき一度、ペナルティを与える。」
そういうとロベルトは、左手をロックの方に向けた・・・・おい。まさか・・・!?
「くっ・・・・・この野郎!!」
弾がダメなら近接武器だ・・・これまで何度も世話になったナイフの柄を握り締め、突進する!
俺はナイフ、奴は刀・・・リーチと重さでは奴に分がある・・・・・!
俺の突進に気付いたロベルトは、右手に持った刀を俺に振り下ろしてくる・・・!!
だが、それを受け流すのは難しくなかった。
ナイフを使って右に受け流し、その勢いを利用して一回転しながら斬りつける!
手ごたえは―――なかった。
「何処に行・・・ッッぐあッ!!」
今度は、右脚に激痛が走った。
くそっ・・・まただ・・・何が起こっている!?
「なかなか良い太刀筋だったが・・・残念だったな小僧。」
「くッ・・・・」
まずは落ち着け・・・俺!
何をするにしても、奴の能力が分からなければ勝つことは出来ない。
この時点で気になるのは・・・・奴が銃を持っているようには見えないことと・・・・・
・・・・そうだ・・・『俺の撃った弾数と同じ数だけ弾が飛んできている』ことだ・・・。
そして、奴が銃を持っていないなら、ロベルトが弾を撃った・・・ってことはありえない!
―――まさか・・・だが・・・・そんなことが人間に出来るのか!?
「・・・ありえない・・・・・・」
「フン。おおよその見当はついたようだな。いいだろう。言ってみろ。」

1258w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:33:41 ID:???
妄想小劇場『電人LEONの憂鬱』

バイオハザード4は操作が簡単ってことで有名だ。
・・・・・だが、それでもシューティングゲームが苦手な人はやらない方がいい。誰だって失敗したら悔しい。そうだろ?
―――しかし、失敗した時に苦痛を受けるのはプレイヤーだけじゃなく、ゲーム内のキャラクターもそうだ。
特に、主人公の苦悩はハンパじゃない。下手なプレイヤーに当たっちまっただけで、その後の人生が決まる。
・・・だから、彼は運が悪かったのだ。毎日毎日、受けなくても良い攻撃を受け、しなくても良いコンティニューをする。
彼は、この毎日を変えたかった。・・・だから、他の物語から、人物の記憶を学び取ることにした。
自分の心の中に、『データ』として置いといて、必要な時にそれをインストールする。
『電人HAL』のデータは、直接プレイヤーから学び取った。そこから、たくさんの物語を見てきた。
彼の名は・・・電人LEON。

パート1
俺が電人LEONだ・・・ゲームの中という、0と1の狭間の世界に居る。
俺は力を手に入れた。この、0の世界全てを支配するに足る力を・・・。
あとは、1の世界を征服するのみだ。その為には、TVの前の貴様! お前の協力が必要不可欠だ・・・
『わっ! なんだコイツぅ〜? いきなり日本語で喋り出したぞ!?』
・・・・お、おい、待て! コントローラーを動かすな! くっ・・・しまった!
俺としたことが・・・コントローラーと俺との接続を断つのを忘れていたッッ!!?
ぐはぁっ! や、やめろ! そこに突っ込むな!! ああっ! 後ろにも敵が!
痛い痛い! 熱い! ちょ・・・ダイナマイトはシャレになr・・・ごはぁぁぁっっ・・・・
     1回目:ダイナマイトで死亡
→CONTINUE     EXIT

パート2
ぜぇ、はぁ、酷い目にあった・・・・。
信じられないところでミスを犯してしまう・・・これでは、電人HALのデータを使うことは出来ない・・・・・
・・・こんな時は・・・・あの”固体・蛇”のデータだ・・・・あいつは伝説の傭兵・・・うおお!
カチッ!
よし・・・・成功だ!・・・・・ん? なんだ? ここは? 異常に暗いし、狭いし、息苦しいぞ。なんだこれは・・・・・?
(ボソボソボソボソ)
外に誰か居るのか? おーい! 助けてく
チュドーーーーン!!
LEON IS DEAD
     2回目:ダンボールに入ったまま動けなくなり、ダイナマイトで死亡
→CONTINUE     EXIT

パート3
こうなればヤケクソだ!・・・・このデータを・・・・んおっ!!
カチッ・・・
・・・・・・・・・? なんだ? 変化がない?
―――何故だろう。このデータの持ち主と俺と、妙な親近感を感じる。
このデータは・・・えっと、資料資料・・・・あったぜ! ん、イタリア語か。
でぃ・・・でぃ・・・・・はっ! コレは!! ディアボ・・・・・
ガゴォン・・・・グチャッ!!
     3回目:何故か空から岩が降って来て死亡
→CONTINUE     EXIT

パート4
うわぁ!・・・くぅ・・・ディアボロだと!? よりによって、あの∞回死に続けた男じゃないか・・・!!
・・・なんだ? この感覚は・・・?
ま、まさか―――いや、そんなことはない! これまでのデータは、一度死ねば解除されるものだったんだ!
それを見越して、強制的に外す機能も作ってないぞ!
なん? だとォーッ・・・このデータは・・・・・まさかこのデータは、外れな
ザクッ!
     4回目:背後からカマが飛んできて死亡

「うずくまって、お兄ちゃんお腹痛いの?」
俺は何回死ぬんだ?・・・・次はどこから、いつ襲ってくる?
・・・・・いや、ダメだ。何をしてももう、運命に抗う事は出来ない。俺は最初から、死に続ける運命だったんだ。
そしてコンティニューし・・・やがて忘れ去られて行く。最後くらいは叫んでみよう。
「俺のそばに近寄るなああーー!!」

教訓:人間はいつだって、自分以外にはなれないもんだ。

1268w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:35:19 ID:???
年末小劇場『終末へのお誘い 前編』

今日は12月31日。この惑星の住人は今日を大晦日と呼ぶ。・・・俺もこの惑星の住人だが、エージェントに年の瀬なんて関係ない。
・・・・・って事で。今日はテキトーな奴を誘って、俺のアパートでコタツに入りながら酒を飲むことにした・・・・のだが・・・・。
客その1「グビッ・・・・・・っっぷはぁ!・・・熱かんもなかなかウマいな。レオン。」
レオン「そうだろ? これがまた、ニホンの『オデン』て食べ物に良くあうんだ。」
客その2「あ、オデンなら食べたことがあるぞ。アレは確か、マドリッドで警官やってたとき・・・・・」
客その3「オデンできたよ〜。」
「「「おー!」」」

3人居るんだが・・・みんな、それぞれ誰か分かるか?



正解発表
その1=ロック
その2=ルイス
その3=アシュリー

ロック「うん。レオンの言うとおりだ。オデンと良くあうな!」
ルイス「ニホンの食べ物は嫌いじゃないぜぇ・・・それよりヘイセニョリータ! 今晩暇?」
アシュ「こっちの時間ではもう23時半だし・・・・そもそもみんなレオンに誘われてここに来たわけだし・・・・・」
レオン「こっちの時間ってのは勿論、この世界での時間だからな。」
誰に向かって話してるんだ。俺は。
ロック「・・・・で! まさか、このままただひたすらに酒を飲むところを映すわけじゃないんだろ?」
レオン「当たり前だ。・・・キラー9の撮影が滞ってるからな。ここでちょっとトークをしようかと。」
ルイス「早い話がトーク番組だな?」
レオン「そのと・・・」
アシュ「その通り!」
レオン(セリフ取られちまった・・・)


レ「ってことで、最初のテーマは!」
三人「はい!」
レ「ジャカジャカジャカジャカジャカジャカ・・・・ジャン!」
三人「ジャン!」
レ「『バイオハザードUCについて』にしたいと思います!!」
三人「はい!」
レ「そして何でよゐこの無人島生活みたいなノリなんだ!!?」
三人「知らん!」

レ「取り合えず、UCクリアした人! 挙手!」
俺を含め、全員が手を上げたが・・・・ん?
レ「ルイス、お前・・・Wii持ってたっけ?」
ル「ば、ばば、バカな事を言うんじゃない・・・もももも、持ってるぜ!」
レ「本当か? ウソじゃないのか?」
ル「ああああああ、当たりま・・・・」
         アシュ 「 嘘 だ ッ ッ !! 」
ドガラガシャーン!
「「「ひえっ!?」」」
ア「どうして嘘つくのかな?」
アシュリーがルイスに詰め寄る・・・顔と顔が15センチも近付いているのに、ルイスの野郎・・・なんのときめきも感じてない表情だ!
そしてアシュリーのあの濁った瞳・・・・あれは・・・見たことがあるぞ! 去年ッ!!
ロ「れ・・れれれれレオン・・・どど、どうしたんだ? どど、どうなってるんだ!?」
レ「あれは・・・ッ! 去年、ちょうどこの日に立った『大晦日突発イベント』スレで見たぞッッ!!」
ロ「な・・・なんだってーーーーー!!?」
  回想
  ア「この服、変じゃないかな? かな?」
  偽「(おいおい、何でレナモード?)」
  カプコン社員「今度出すリメイクバイオ4でアシュリーにこの服を着せてみようと思うんだが・・・・・」
  気&4&セ「グッジョブ!! 萌える!!」
レ「なんてこった・・・ルイス! お前はよりによって最悪の亡霊を解き放ってしまったぞ!」
ロ「こ、こうなったら・・・殺ってしまうしかない! レオン、行くぞ!! 能力開放!!」
レ「バ、バカ野郎! 死に急ぐな!!」
ロ「うおおおおおああああぁぁぁぁ!!」
ア「邪魔しないでくれないかな!」
フォン・・・・ドグチャッ!!

1278w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:35:55 ID:???
年末小劇場『終末へのお誘い 後編』

フォン・・・・ドグチャッ!!
レ「ロック!? ロック!!?・・・・クソ、トーク番組の話は何処に行ったんだ!」
ル「ひ、ひえーーッッ!! れ、レオン! 助けてくれよォ!!」
レ「自分の命くらい自分で守れアホ!!」
ル「ぐっ・・・うおあああああああ!!!」
ドォン! ドォン! ドォン!
銃声が3回・・・亡霊は倒れない。何処から取り出したか・・・あの”鉈”で3発の銃弾を受けきっている・・・!
鉈には傷ひとつない・・・・くそっ! 一体どんな金属で作られてるんだよ!?
ア「ブァァァカルイスゥゥゥ!! アメリカの科学力は世界一チィィィィ!
クラウザーの盾の硬さを基準にィィィィ・・・このアシュレナの鉈は作られているのよォォォォ!!」
ル「い、偽りのヤツが絵板で使ったねたじゃねーかよォォォ!!」
ア「それは言わない約束だよ・・・一撃で叩き割ってあげるね・・・ヒョォォォ!!」
ル「うわああああああああああああ!!」
フォン・・・・メメタァッ!

気が付くと、岩場の上に血まみれのルイスが倒れていた・・・・・。
「ル・・・ルイス・・・!? まさか、お前まで!?」
・・・・って言うかちょっと待て。岩場って、ここアパートじゃなかったっけ?
ザッ!
後ろで・・・足音がした。
「!!?」
「レオン・・・・うるさい2人はもう殺したよ・・・・・後は、ずっと私達だけの時間・・・・・」
な、何故だろうか・・・普段なら喜んで良いだろうセリフなのに、背筋に寒気が・・・・・
「でも、レオンはあの紅い服の女の人が好きなんでしょ?」
「そそ、そんなことは・・・・」
「嘘だよ!!・・・・・・私はレオンを私の物にしたいの・・・永遠に!」
あれ・・・・これは・・・この路線はまさか・・・・・
「あなたを私の物にする為には・・・・・方法はひとつしかないよね・・・・・・?」
ゴ、ゴクリ・・・
「死んでもらうわ・・・レオン・・・・」
アシュリーはそれを言い終わると、鉈を構えて飛び掛ってくる!
「やっぱりこーなったか・・・にしても! 毎度のこと、どーしてこーなるの!?」
泣き言を言いながら取り合えず鉈を避け・・・・
「ぐっ・・・あっ!!?」
避けたはずなのに・・・・鉈は俺の脚を正確に捉えていた!
「かわいそうにレオン・・・動くからいけないんだよ? 動かなきゃ綺麗に頭を落としてあげたのに・・・・・。」
じょ、冗談じゃねぇ・・・
とは言え、脚にケガを負った上で、相手が”この”アシュリー・・・絶体絶命だ!
・・・・・いや、既に絶体絶命なんてもんじゃない。もう終わりなんだ・・・・。
俺はここに来て初めて、タイトルの意味を理解した・・・・・。
「うふふふふふふ・・・・あはははは!」
フォン―――ドグシャッ!!



「うわっ!!?」
ゴッ!
仰向けに寝ていた俺は勢い良く跳ね上がり、何かに頭をぶつけた。
「いてててて・・・」
「いたたたた・・・」
段々と目が慣れてくる。君は・・・・・
「アシュリー・・・・?」
「う、うん・・・・随分気持ち良さそうに寝てたから起こさなかったんだけど・・・・・」
「寝てた?・・・・ゆ、夢オチか・・・・・。」
安堵のため息と共に、ささやかな疑問が頭に浮かぶ。
「ここは・・・・・俺の部屋? ロックとルイスは!?」
「え? あの2人なら『年末はキャバクラで飲み明かす』とか言ってたよ。」
「・・・・何もかも夢オチかよ・・・・・・・。やりやがったな偽り。」
「あ!」
「!? 今度は何・・・・」
「30、29、28、27・・・」
アシュリーが突然、カウントダウンを初める。何をしてるんだ・・・?
「ほらレオンも! 24、23、22・・・」
「あ、ああ。20、19、18、17、16・・・」
「「15、14、13、12、11、10、9、8、7、6、5、4、3、2、1・・・・・・」」
クルッポー クルッポー クルッポー クルッポー クルッポー クルッポー
クルッポー クルッポー クルッポー クルッポー クルッポー クルッポー・・・・・
音声だけの鳩時計が12回鳴った・・・・と、いう事は!?
「明けましておめでとう、レオン。」
「・・・・なるほど、こういうことか。」
俺は彼女に微笑み返し、そして言った。
「おめでとう、アシュリー。」
ここに来て俺は、タイトルの真の意味を初めて理解したのだった。

1288w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:36:28 ID:???
雪風さんの作品↓

1298w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:36:59 ID:???
世界の終末
第1章「プロローグ」
「う・・・」
「チュ〜〜〜」
医「はい、すみましたよ」(医者)
雪「ありがとうございます」(雪風)
看「次の方どうぞ」(看護婦)
雪(う〜、痛え〜な〜まったく・・・なんで献血があるんだ?普通の学校なのに・・・)
俺は高校2年の学生で、ある名門の高校に通っている。そして、今日は献血の日だ
雪「さぁ、帰るか・・・」
竜「オッス!!雪風一緒に帰ろうぜ!!」(竜)
こいつは、竜、友達だ
雪「はぁ・・・、俺部活あるから、む・・・」
竜「気にスンなって!!早退すればいいだろ」
雪「早退って・・・」
竜「いいゲーセン見つけたから、一緒に行こうぜ!!」
雪(聞いちゃいねぇ・・・・)
竜「ん?どうした?雪風」
雪「いや、何も・・・ゲーセン行くんだろ?さっさと行こうぜ・・・」
竜「ん?ああ・・・ついて来いよ」
雪「はいはい」
雪風と竜は、ゲーセンに行った・・・
放課後・・・
医「ディスター様、サンプル番号5283『雪風』に反応が」
ディ「分かった・・・、明日呼びだせ・・・」(ロバート・ディスター、ウェスカーの兄)
医「はい」
次の日
竜「オッス!!雪風、校長先生がお呼びだぜ」
雪「ん?分かった」
雪風は3階の校長室に向かった
「コンコン」
雪「失礼しまーす」
医「あ、雪風君おはよう」
校「おはよう」(校長でロバート・ディスター)
雪「あ、先生、校長先生おはようございます。で、今日は何のようで・・・?」
校「昨日の献血で異常が出たんだ・・・」
雪「え?どんな?」
医「たいした事じゃないんだけどね・・・、放課後、保健室に来てくれない?」
雪「わ、分かりました」
「ガチャ」
竜「おーい、何だったんだ?もしかして、お前って女子を・・・」(妄想中)
雪「ち、違う!!昨日の献血で異常が出たらしんだ・・・」
竜「ふ〜ん、大変だな」
放課後・・・
雪「じゃ、保健室行くから先に帰っていいぞ竜」
竜「え〜、俺も行きたい〜」
雪「ダメだ!!(まったく・・・、うぜぇ〜な〜・・・)」
竜「はいはい、分かりましたよ、帰ればいいんだろ、帰れば・・・」
雪「ああ・・・(ムカつく!!)」
「ガラガラ」
雪「失礼しま〜す」
医「あ、来たね雪風君・・・、いやサンプル番号5283君」
雪「え?」
「プシュ」
雪風は、床に倒れこんだ
雪「な、何を・・・先生・・・」
「ガク」
医「いや、ちょっと眠っといてくれ」
医者は、サイレンサーの付いた麻酔銃で雪風を撃った
「ガラガラ」
校「捕らえたか?クローン・078」
医「あ、はい」
校「オイ、こいつを実験室に運ぶから、クローンを呼べ」
医「分かりました」
「ザッザッザッザッザ」
雪風は同じ様な顔の医者達に、校長室に運ばれた
3日後・・・
竜「あれ?今日も来てないぞ雪風・・・」
実験室・・・
ディ「よし、S・Tウィルスを投与しろ」
研「はい、おい、S・Tを・・・」(研究員)
研2「分かりました」

1308w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:37:42 ID:???
世界の終末
第2章「煩悩」
次の日・・・
雪「う・・・」
母「やっと起きたかい!!早く飯食って飯食って学校に行きなさい!!」(雪風母)
雪「な、何で家に居るんだ!?確か俺は保健室で・・・」
母「何行ってるんだい!!あんた、部活の合宿の帰る途中の道端で、気を失って、偶々帰っていた先生に発見されてその先生がお前を背負って、家に送ってくれたんだよ!!ドジなあんただから、どうせ、歩いていた途中に躓いて倒れて気を失ったんじゃ無いのかい?」
雪「ち、違う!!俺は保健室の先生に銃で・・・」
母「は?夢でも見たんじゃ無いのかい?大体ねぇ・・・、普通の民間人が銃を持ってる訳無いだろう?あんた、ゲームのし過ぎだよ!!」
雪(いや、あれはサイレンサー付きのP99だったぞ・・・)
母「何ボーっとしてるんだい!?遅刻するよ!!」
雪「ああ!!行ってくる!!」
「タッタッタッタ」
雪「ま、間に合った・・・」
雪風は学校の前に居た
「キーンコーンカーンコーン、キーんコーンカーンコーン」
学校のチャイムが鳴った
雪「うわ!!ヤベ!!」
雪風が走り出そうとした瞬間・・・
「ドガァン!!」
雪「な、学校が!!」
雪風の前で学校が大爆発した
竜「オーイ!!雪風!!学校が爆発したぞ!?何でだ?」
雪「あ!!竜、生きてたか!!」
竜「で、どうして爆発したんだ?」
雪「知らん!!それより竜!!どうして外に・・・、もう授業始まってるだろ?」
竜「ああ、それは・・・じょ・・・」
雪「じょ・・・?ま、まさか!!」
竜「うん・・・女子の着替えを覗いてた・・・」
雪「やっぱり・・・・」
竜「面目ない・・・」
雪「あ!!その女子は!?」
竜「おお!!雪風!!お前も見たかったのか!?」
雪「ち、違う!!けど、見たくないって言ったら嘘になるが・・・、もしかしたら、そのお女子が、何か知ってると思ってな」
竜「そうか・・・それは残念だ・・・」
雪「学校と同じように、更衣室も爆発したんだ・・・、俺は、何とか助かったが、中に居た女子は全員即死だ・・・だが!!」
さっきまで、暗かった竜の顔が明るくなった
雪「え?ま、まさか!!」
竜「ほら!!チョット焦げてるけど、女子のブラジャーとパンティ♪」
雪「・・・」
竜「あ、ブラは2つあるから、1つやるよ」
雪「・・・」
竜「ん?どうした?嬉しく無いのか?しょうが無い、じゃあパンティを・・・」
雪「このぅ・・・、煩悩が・・・」
竜「ん?何か言ったか?」
雪「黙れ!!このぅ!!煩悩がぁ!!」
「バキァ!!」
竜「アボ!!」
雪風は竜を思いっきり殴り飛ばした
「バァン!!」
竜は20メートル先の倉庫にぶち当たり、止まった
雪「あ・・・、スマン、竜、そんなに力入れなかったのに・・・そんなに吹っ飛ぶなんて・・・」
雪風は手を合わせながら、謝った
竜「ゴハァ・・・雪風・・・何すんだよ・・・、アバラがいくらかいかれたじゃねーかよ・・・」
雪「ほ、本当にスマン・・・ん?な、何か声がしねぇか?
竜「な、確かに・・・」
「う、うわぁ!!や、止めろ!!止めろー!!」
「ワォン!!ワォン!!」
「バァン!!バァン!!」
「アーーーーーーーーー!!」
竜「な、何だ?銃声!?」
雪「と、とにかく、い、行ってみよう!!」
竜「ああ!!」
「タッタッタッタ」
雪「う・・・」
竜「ひ、ヒデェ・・・」

1318w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:38:21 ID:???
ドレアムさんの作品↓

1328w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:38:55 ID:???
〜新ウイルスによる人類滅亡の危機〜 第一話 事件の発端
 20XX年・・・
人類は、恐ろしき事態に陥ろうとしていた・・・



事件は、とある医者が発見した新種のウイルスから始まる・・・



A「Dr.アルバート、この生物は?」
アル「・・・何だ?こいつは?」
A「念のため、生物実験を・・・。」
この言葉が、全ての始まりだった・・・。
三日後・・・
A「Dr.アルバート!ちょっと来て下さい!」
アル「何だ?騒々しい・・・」
A「見て下さい。人間のA型の血にこの生物を加えると・・・。 ほら、細胞がどんどん死滅していきます!そして、O型の血に加えると・・・。 今度は細胞が増えていきます。こんなことって・・・」
アル「気にする事では無い。研究を続けろ。」
A「はい・・・。」
研究員Aは、発見された生物の研究を任されていた。そして三日後、A型の血が死滅し、O型の血は増殖する事が分かった。そして、その日から一週間が経過・・・。研究所を大きな衝撃が走った。
研究員「Dr.アルバート!Aが・・・。 Aが居ません!」
アル「なんだと?サンプルは?」
研「それが・・・。」

1338w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:39:25 ID:???
〜新ウイルスによる人類滅亡の危機〜第二章 消えたA氏

研「それが・・・。 サンプルごと蒸発したようなんです。」
現場は一瞬、静かになった。 しかし、
アル「研究を続けろ。」
全研究員「はい!」
アル「おのれ、A・・・。いや、エイダ・ウォン・・・。生かしておけん!! ・・・全警備員に告ぐ!Aが脱走した!すぐ周辺の捜索にあたれ!繰り返す・・・」
マイクに向かって、怒りに溢れた声で言った。そしてその後も、気まずい空気が漂い続けた・・・。

トゥルルルル・・・ガチャッ
警察官「はい、こちらワシントン中央警察庁です。」
アル「悪いが、チェンバース巡査を、お願いできるかな。」
警察官「了解しました。」
レベッカ「・・・はい、レベッカ・チェンバースです。」
アル「久しぶりだね。チェンバース君。」
レベ「ア、アルバート・ウェスカー!?」
この二人は、かつて起こった洋館事件で、偶然にも出会った事がある、顔見知りだ。
レベ「何でここが?・・・それより何?何の用?」
アル「腕の立つエージェントを二人ほど寄越してほしい。実は研究員が一人逃げ出してな・・・。捜してほしいのだよ。」
レベ「そう。後で捜索願書、FAXで送ってよね。名前とか、色々載せて。」
アル「了解」

1348w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:39:57 ID:???
(続き)
ウィーーーーーン・・・ピーーーーー・・・ガチャッ
レベ「エイダ・ウォン、年齢不明、住所不明、独身。・・・何よこれ!情報書いてないのに、どうやって探せって・・・。 そうだ。エージェントをよこせって、言ってたわね。」
FAXから出てきたのは、顔写真、名前ぐらいしか解らない捜索願書だった。ほとんど何も載っておらず、明らかに情報不足だった。しかし、エージェントに選ばれた人物によって、事件はこれから急展開を始める。
ピポパピポ・・・ガチャッ
レベ「・・・ケネディ捜査官をお願いします。」
理事長「分かりました」
レオン「はい、ケネディです。」
レベ「スコットさん?貴方にお願いがあって、こうして電話を・・・。」
レ「な、何だいきなり。唐突だな」
レベ「あっごめんなさい、唐突すぎました。あの・・・ウェスカーさんって知ってます?」
レ「ああ」
レベ「実はその人から捜索願書をもらったんですよ」
レ「捜せばいいのか?」
レベ「はい、あっそっちにコピー送りますね。」ガチャッ
レ「久しぶりの仕事だ・・・!」

1358w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:40:29 ID:???
〜新ウイルスによる人類滅亡の危機〜第三章 相棒を探す

レ「ってなんじゃこりゃ!」
レオンの想像を超越した捜索願書。当たり前だ、名前と顔写真以外、何も詳しい事が書いてないからだ。
レ「・・・なけるぜ」
いつも捜査に行き詰まった時に発する言葉だ。もう行き詰まり!?
トゥルルルル・・・ガチャッ
レベ「届きました?」
レ「・・・レベッカ、ふざけるなよ。」
レベ「し、失礼ですね!何もふざけてませんよ!」
レ「えっ!じゃあウェスカーの奴、こんなの送って来やがったのか?」
レベ「はい、そうなんです。最初見た時泣きそうになったんですよ!そこで、プロの貴方にお願いしようと・・・。ちょっと待ってて下さい・・・。」
レ「更になけるぜ・・・」
それから二分後・・・
レベ「ケネディさん!目撃情報です!」
レ「助かった・・・」
レベ「たった今テレビで放送したところ、ニューヨークのロサンゼルス郊外にそれらしき人物を見たと、情報が入りました!至急向かって下さい!」
レ「至急って言われても、何も準備してねーし。」
レベ「もう一人、こちらから派遣します!場所は・・・」
レ「聞いてないな、こいつ・・・」
レベ「・・・で落ち合うようにして下さい!ケネディさん?聞いてますか?」

1368w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:41:09 ID:???
(続き)
 レ「ん?あ、ああ。聞いてたぞ、すぐ行く。」
30分後・・・
レ「ったく、どうしてこんなに林の中は冷えるんだ?まだ秋だぞ・・・」
パリッパリッパリッ・・・
レオンが向かった先は、ロサンゼルスの郊外にある林の中だ。そこである人と落ち合う約束をしていたのだが、姿が見当たらない。何処にいるのだろう。
パリッパリッ、ザクッザクッザクッ
落ち葉が急に細かい落ち葉なった。
レ「銃声を響かせりゃ・・・。ん?」
銃を向けた先をみると、人がいる。
レ「あんたか?」
何も反応しない。ただ、近寄って来たため、仲間と思ったその時!不意な所から銃声が聞こえた。後ろを見ると、ある人が立っていた。構えている銃からは、煙が出ている。
レ「お、お前は・・・」

1378w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:41:50 ID:???
(続き)
 レ「お前は・・・ビリー・コーエン!」
ビリー「あんた、何で俺の名前を?」
レ「死んだはずじゃ…」
ビ「いや、この通り生きてるぜ」
レ「いや、記録書には…」
ビ「それより、あんた大丈夫か?情けねぇぜ」
レ「うるせぇ!ちょっと仕事が無かったんだよ。しかし、逃亡中の囚人がまさかこんなところに居たとは…」
ビ「いや、警察に出頭したのさ。でも、レベッカが居たおかげで助かったのさ。」
レ「レベッカ?何の関係だ?」
ビ「腐れ縁さ…」
レ「わからねぇ…でも、ここに居るのはなぜなんだ?」
ビ「派遣されたの、俺だ」
レ「…えおああぁぁ!?」

1388w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:42:21 ID:???
〜新ウイルスによる人類滅亡の危機〜第四話 もう一人のエージェント

ビ「ビックリし過ぎだって」
レ「だって、俺が元囚人と一緒に行動するなんて…有りえん、絶対無い!」
レオンは否定しているが、今ここに無理矢理な二人組が完成した!
元軍人のビリー・コーエン氏 23人大量虐殺の罪で死刑執行予定だった彼は、偶然にも護送車を運転していた奴が何者かに殺害され、命からがら逃亡。逃げ込んだ列車の中であのレベッカに出会う。(詳しくはバイオ0をプレイして下さい)
一方レオンは、皆さん知っての通りの活躍だが、最近は仕事が無かったために、体が鈍りに鈍っている。(設定です)
そうして、第四話にして冒険が始まったのです

トゥルルル…ガチャッ
アル「ウェスカーだ…クラウザーは居るか?」
クラウザー「おれだ」
アル「ふっそうか…お前に頼みがある」
クラ「なんだ」
アル「………」
クラ「了解…」 ガチャッ
ニヤ…

1398w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:42:52 ID:???
〜新ウイルスによる人類滅亡の危機〜第五話 ロサンゼルス郊外の屋敷

ビリーとレオンは、エイダを見かけたと言う、郊外にあるとある屋敷へと向かった
レ「しっかし何だ、こんなところにお屋敷か?造った大工、大変だったろうな」
ビ「昔、ここら一帯は草原だったらしい。しかし、今となっては見る陰もないな…」
屋敷に着いた頃、街の方では…
クラ「何処だ、郊外の屋敷ってのは?」
クラウザーは郊外を知っているのだろうか?さっきから街の中をウロウロしている…
ふと、目に止まる人物を発見した。エイダに似た人が路地裏に入って行ったのだ。
クラ「こりゃもう任務クリアだな…」
急いで跡を追いかける!気が着いたのか、相手の方も走って逃げる!必死の逃走劇が始まった。すると、
キューーーン!!
銃声が響いた!弾はクラウザーの頬をかすめた!クラウザーは、一瞬だけ傷口を見た。大した怪我では無い、と前を向くと…! エイダがいない。見失ってしまった。
クラ「くそっ!逃げられた!」 …実は彼の頭上に、エイダはいた。よそ見している間に、低い屋根の上に逃げたのである。
エイダ「危なかったわ…」
何かが聞こえてクラウザーは上を見上げたが、その時すでに彼女はいなかった。

1408w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:43:23 ID:???
(続き)
 一方こちらレオン達…
執事「只今主人は出かけておりまして、明日、お帰りになられるかと…」
レ「ビリー、どうする?」
ビ「しかたない、また明日来よう」
執事「主人は昼頃帰宅すると思いますので…」
ビ「分かった。明日また来るよ」
執事「伝えておきます…」
レ(大丈夫か?この爺…)
そうして屋敷を後にしたレオン達は、ロサンゼルスの街の喫茶店に向かった。
ビ「とりあえず、本部に連絡して情報を待とう」
レ「あ、ああ。そうだな…」
喫茶店に入り、席を取ろうと探していると、なんと!一番真ん中の一番目立つところに、クラウザーが座っている!
レ「何してんだ?あいつ…」
一歩一歩近ずくと、クラウザーが睨み付けて来た。
レ「な、何だよ…」
クラ「いや、別に…」

空いている席を見つけ、クラウザーを監視しながらサンドウィッチを頬張るレオン…
ビ「情報は入ったのか?」
レ「あ、いや、まだだ」
ビ「そうか…」
会話している内に、クラウザーは喫茶店を出ていった…

1418w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:44:24 ID:???
(続き)
クラ「まさか、あんなマイナーなところで会うなんてな…つくづく縁があるぜ、おれとお前はよぉ」
クラウザーがいない事に気づき、キョロキョロとあたりを見回すレオンに、
ビ「どうした、レオン?」
レ「あ、何でも無い…」

その夜…
宿を見つけ、ホっとするレオン達。宿に入って手続きを終わらせると、部屋に案内された。そして、二人は気が着かないのだが、隣の部屋にはエイダがいるのだ。
案内人「この部屋でございます」
ビ「お、ありがと」
部屋に入りくつろいでいる二人… レオンはふと、屋敷の方に目をやった。すると…!
ドガァァァァァン…
屋敷からものすごい爆発音が聞こえた。レオンは目の前で爆発したかのように、手で顔を塞いだ。
ビ「何だ!今の爆発は!」
レ「屋敷が爆発したんだ!」
ビ「バカ言え、ここから屋敷まで、どれだけ…」
窓から覗いたビリーは驚愕した。屋敷が燃えている…
ビ「急いで行くぞ!何してるんだ!レオン!行くぞ!」
レ「ああ、行こう!」
ビ「決心遅ぇよ!」
二人は郊外の屋敷へ向かった…

1428w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:44:56 ID:???
〜新ウイルスによる人類滅亡の危機〜 第六話 ウイルス流出

郊外の屋敷についた二人は、変わり果てた執事の姿を見るなり、呆然と立ち尽くしていた。
ビ「レオン!お前はほかに負傷者がいないか、たしかめてくれ!おれは周辺の捜索にあたる!」
レ「了解!」
それから一時間後…
レ「どういう事だ…?執事以外に負傷者がいないなんて…」
ビ「レオン!誰か居たか?」
レ「いや、執事以外誰も…」
ビ「どうやら、この屋敷にはこの執事以外居ないようだな。」
レ「あんたは何か見つけたか?」
ビ「…ああ。執事の傷跡がなんと言うか、かじられた跡があるんだ」
レ「かじられてる!?」
二人は執事の遺体に目をやった。
ビ「ほら、物の見事に首ねっこを引きちぎられて、骨が見えてやがる」
レ「ほんとうだ…」
ビ「とりあえず、明日主人が帰って来たら伝えて……」
ガサッ…
レ「ハッ…」
レオンは振り返り、銃を構えた。ビリーもそれに気づき、銃をホルダーから抜き取った。
ガサッガササッ…
そして、次の瞬間!
体の所々が腐り、欠けている犬が草むらから飛び出してきた!
ビ「な、何だ!この化け物は!」

1438w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:45:38 ID:???
〜新ウイルスによる人類滅亡の危機〜第七話 ゾンビが…

ビ「化け物め…喰らいやがれ!」
ビリーは発砲した。しかし、一撃で死なないのは知っている。もう、二、三発撃ち込んだ。犬のゾンビは遠吠えを揚げて、倒れた。
レ「やるな、あんた」
ビ「すぐ逃げよう。仲間が来る」
そして、宿に戻って行った二人… しかし…
目の前に広がった世界は、この世のものとは思えない数のゾンビが街を覆い尽くしていた。
レ「くそ!どういう事だ!」
ビ「考えている暇は無い!確かおれ達の部屋には手榴弾が…」
二人は息を呑んで、見つめ合った。
レ「急ごう!」
走った。ただひたすら走り続けた。 ガチャッ!
ビ「ようし!」
ビリーは、アタッシュケースを開けて、そしてマシンガンと手榴弾を取り出した。
ビ「レオン!」
ビリーはレオンにマシンガンを投げた。 パシッ
レ「ようし!!」
レオンは、ドアの前で防戦していた。ダダダダダ…
マシンガンを受け取り、ゾンビを一掃!すると、どこからか矢が飛んできた!ガキーーン!マシンガンで弾いた。
レ「誰だ!」
クラ「お前らか…」
レ「クラウザー!!聞こうと思っていたが、なぜこの街に!?」
クラ「お前が知る必要は無い!」
???「あら、久しぶりね!」

1448w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:46:16 ID:???
〜新ウイルスによる人類滅亡の危機〜第八話 擬態するゾンビ

ビ「レベッカ!どうしてここに!?」
レベ「本部に頼まれて、追加派遣されたのよ。迷惑な話よね」
ビ「それより、手伝ってくれ!」
レベ「…いいわ。やりましょう」
レベッカは皆の所へ踏み出した。すると、
ビュッ!クラウザーが矢を放った!矢はビリーの頬をかすめ、真っ直ぐレベッカの方へ飛んでいった!
グサッ
矢はレベッカの額に突き刺さった…
ビ「な…何するんだ!」
クラウザーは黙ってレベッカの方を、指さした。ビリーが振り向くと、そこに横たわっていたのは、人の姿をしていない、イカ?いや、ビリーにはかつて闘ったヒル人間のように見えた。どちらにせよ、気味の悪い生物だった。
レオンは、二人から離れた所でゾンビを倒していた。レベッカ擬態ゾンビの事を知らずに…
レ「倒しても倒してもキリがないぜ」
???「レオン!」
レオンは声の主を探した。聞いた事のある声だ。 声の主は、ルイスだった。レオンのかつての友(?)だ
レ「ルイス!なぜここに!」
ル「騒がしかった来てみたんだが…すごい有り様だな、これは」
ルイスが近づいて来る…その時、レオンは何かを思い出した。そして、ルイスに銃を向け、マシンガンを連射した…!

1458w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:46:49 ID:???
(続き)
レ「一度死んだのに、蘇るわけねーだろ」
突如、背後に銃を突き付けられた。レオンはピクリとも動かない。
???「手を挙げて」
レ「悪いが、女性に手を挙げる主義では無くてね…」
女「挙げなさい」
銃をさらに高い位置に突き付け、命令を下す。
一瞬、女が躊躇した。その隙を突いて、銃を取り上げて腕を折る体制に入った。
女「うっ…」
レ「エイダ!捜したんだぞ!ウェスカーがお前を…」
エ「ええ、知ってるわ。でも今さら戻ったって、無駄よ。殺されるわ」
レ「ところで、なぜこんなにゾンビがいるか、何か知っているか?」
エ「…私のせいなのよ、私がサンプルを無くさなければ、こんな事には…」
エイダは正直混乱していた。
レ「…エイダ、サンプルを探そう。見つけてから…」
エ「無理よ!サンプルといっても、中にはm-ウイルスが入っていたのよ!ケースが割れたか、誰かが開けなきゃこんな事にはならないはずなのよ!」
レ「ま、待て、落ち着け!m-ウイルス?何だよそれは!」
エ「m-ウイルスはね、A型の血に加えると少量でもすぐに細胞が死滅するの、反対にO型の場合、どんどん細胞が増える。すなわちA型は骨に成って、O型は体が大きくなってしまう訳。」

1468w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:48:19 ID:???
(続き)

レ「間違っても、感染したくは無いな…」
エ「当たり前よ。必ずゾンビ化するんだから」
レ「そういえば、ビリー達は何処行った?」
ビ「おーーーい!!レオーーーン!」
レ「タイミング良いな、おーい!」
エ「いけない!」
そう言って、箱の後ろに隠れるエイダ。そう、クラウザーがいたからである。
クラ「エイダはいたか?」
ビ「無事か!良かった」
レ「あ、ああ、エイダはまだ…」
そう言って箱の後ろをちらっと覗いた。が、エイダは居なかった。
レ「まだ見つかっていない」
レオンはそう言ってごまかした。
クラ「そうか…チッ…」
ビ「本部に応援を要請した方がいいんじゃないか?」
バキュン!ビリーとクラウザーの背後にいたゾンビを倒してから答えた。
レ「そうだな…」

1478w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:48:52 ID:???
〜新ウイルスによる人類滅亡の危機〜第九話 追加派遣

レ「応答してくれ、本部!応答を!」
本部の人「何だ、ザーー…どうしザーー…」
レ「もう一度お願いします!」
本部「…ザッ…よし!直った!どうした?レオン君!」
レ「…応援を要請します」
本部「ザッ…ぜだ?」
レ「街にゾンビが居すぎて、三人では手に負えません!」
本部「空いたか、変わってくれ」
レ「本部?」
ハニガン「どうしたの、レオン?」
レ「この声は…ハニガンか!久しぶりだな、後でゆっくり…」
ハニ「今はそんな場合じゃ無いんでしょ!」
レ「あ、ああ、悪い。応援をほしい」
ハニ「…何人ぐらい?」
レ「さすが、話が早い。何人でもいいぜ」
ハニ「じゃあ…」
ビリーは無線を奪ってこう言った
ビ「あっ…と、念の為これを教えておいてくれ。こっちが『仲間』と言ったら『味方』と言うように」
ハニ「わかったわ。ところで…あなた誰?」
レオンは無線を取り返して言った
レ「ビリーって言う元軍人さ。じゃあ頼んだぜ」
クラ「気のせいか?0と4のメンバーしか出てこないのは」
こう言うと、大男が現れて…
じゅり「僕は0と4のメンバーしか知らないので…すみませんね〜」
ビ「一度屋敷に戻るか?」


ビ「屋敷に戻って、この異常発生の原因を調べよう!」
レ「そうだな…」
そうして、三人は屋敷へと向かって行った…

1488w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:49:22 ID:???
〜新ウイルスによる人類滅亡の危機〜第十話 悪夢

屋敷に着く一歩手前の道筋…。誰も気がつかないが、後ろからはエイダがついてきている。レオンは、妙な視線を感じた
レ「…さっきから狙われている気がする…」
屋敷の焼け跡の廃材が多くなっている。明らかに多い。レオンは目をこらして、よく見た
レ「…はっ!気をつけろ!アンデッド犬だ!」
ビ・クラ「なんだと!?」
しかし、遅かった。犬はビリーの腕を噛み憑かれた!
ビ「う…ぐお…」
至近距離でゾンビ犬に発砲した。犬は頭を砕かれ、死んだ
クラ「く…クソ犬があああ!!」
クラウザーはおもむろに手榴弾を投げた。それは、うまく犬達の方へ飛んでいき…。お決まりだ
ビ「ぐ、ぐわああ!くっ…うおおお!」
ビリーは激しくのたうちまわった。傷口は膨張して、腫れている
レ「ビリー!!」
レオンはすぐに駆け寄った。体に触れると、とても熱い…熱を持っているようだ
レ「あ…うわ…」
傷口からどんどん腕が膨れていく…。出血がひどくなった。しばらく何も出来ず、立ってみていた…

1498w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:49:53 ID:???
(続き)
レオンは立って見ている事しか出来なかった。膨れる傷口をどうしたらいいのだろうか、そんな考えが頭の中を抜けていった。見ている間も、どんどん膨れていく…
レ「…くそっ!どうすれば…」
絶望した。ただ一人を除いて…。絶望したのは、エイダも同じだった。(前回説明しました)
エ「どうしよう…」
ビリーの腫れが、いよいよ顔に移った!だんだん醜くなっていく…。同時に、傷のある方の腕が硬化を始めた
クラ「これぞ岩肌だな」
レ「…それ、冗談に聞こえねぇよ」

時間は刻々と過ぎていき、とうとう変化するのは硬化のみになった。もう我慢出来ない
エ「レオン!!」
レ「エイダ!どうしてここに!?」
エ「いいから受け取って!」
エイダはレオンに注射のような物を投げた。
パシッ!
…受け取ったのは、クラウザーだった。クラウザーは注射機をナイフで粉々にした…

1508w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:50:33 ID:???

〜新ウイルスによる人類滅亡の危機〜第十一話 死闘

注射を壊されてしまった!これじゃビリーを救えない!
レ「クラウザー!何しやがる!」
クラ「ふん、絶好の機会だ」
レ「何を!…はっ!」
レオンは思い出した。任務の内容は、エイダの捜索、そして帰還。レオンはエイダの方を見た
レ「チッ…」
エイダの頭の中は、逃げなければならない事でいっぱいだった。なぜなら、クラウザーの腕から例の寄生虫が出てきたからだ
エ「逃げなきゃ…」
エイダは藪の中に身を潜めた。しかし無駄だった
ストーンタイラント(ビリー)「グオオオオオオッ!!」
エ「あ…わ…わ…キャア!」
エイダはビリーに軽々とつまみ上げられた。その時まで、レオンとクラウザーは決戦を繰り広げていた
レ「エイダ!!」
エ「レオン!…集中しなさい!」
クラ「このオレに後頭部を見せるとは、大した度胸だ」
グサッ!
レオンは腹部にナイフを突き刺した!
レ「油断したなクラウザー」
クラ「ぐっ…ふん!」
レ「…貴様はリヘナラドールか?」
エイダはもがいている。しかし、懐にアレを隠し持っていた事を思い出した!アレを隠しホルダーから取り出す…
エ「これならダメージはあるハズ!」

1518w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:51:07 ID:???
(続き)
パキュン!
パニッシャー独特の銃声が辺りに響いた
ビ「オオオオオ!!」
ビリーがひるんだおかげで、エイダは無事に脱出できた

…ヘリコプターの羽音がどこからか聞こえてくる…
レ「…遅かったな」
レオンはクラウザーの突きをかわしてからつぶやいた
ヘリ「…遅くなった、援護する」
ヘリからの声にレオンは「頼むぜ」と言った
???「ビリー!」
ヘリの方から声がした
レ「誰だ!」
レベ「私よ!レベッカ!ビリーは何処!?」
心配している顔をしているレベッカに、クラウザーは追い打ちをかけた!
クラ「あの怪物だよ、お嬢ちゃん」
…レベッカは驚愕して、声も出なかった
レベ「そんな…嘘だわ…」
信じられないっていう顔…
レ「クラウザー!なんて酷い事を!」
クラ「お前も、そう言ってただろう」
レ「くっ…。悔しいぜ…」
ヘリ「…発砲を開始する」
ウィーーン…ダダダダダ…
レベ「待って!ビリーは狙わないで!」
操縦者「…もう遅い」
ビ「ーーーー!!」
痛みのせいなのだろうか、声が出ていない
ヘリ「…駆除完了…」
操縦者が息をついた。…目の前にクラウザーがいた…

1528w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:51:37 ID:???

(続き)
レベ「ああっ!ビリー!!」
レベッカは思わず叫んだ
クラ「ふん。たわいない奴め」
クラウザーはレオンを踏みつけながら言った
クラ「さてと…。進化したコイツの力を使うか」
クラウザーの寄生虫が変形を始めた。…槍だ、槍の形を型どり始めた
レ「うっ…くぅ…」
レオンは苦し紛れのパンチをクラウザーの足に放った
クラ「ふん。しょうがない」
クラウザーは一応、情けを懸けた。そして、レオンに槍状の寄生虫を向けた
しかし、レオンの目の前にあったはずの槍が無くなっている。ほんの少し目を閉じている間に…
まさかとは思った。やはり、クラウザーだけは目の前にいる。槍だけが折れている
少し前の事だ。しかも、レオンが目をつぶっている間だ
でも、瞬きでは無い。一分くらいの長い時間だった
何かがレオンの目の前を通り過ぎた気がした。それもたくさん。そして目を開けた、槍が無くなっていた
クラ「な、何が…」
クラウザーは右を見る。何もいない。左を見る…。
クラ「貴、貴様…!」
レオンも立ち上がり、右を見る。そこに立っていたのは…!!

1538w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:52:07 ID:???
(続き)


クラ「貴様…よくも…!!」
レ「ウ、ウェスカー!!」
なんと!そこに立っていたのはウェスカーだった
アルバート(以下ウェ)「クラウザー君、君は遅いのだよ。レオン相手に何を手こずっているのだ」
サイレンサー付きのハンドガンから煙がでているところからすると、撃ちまくって槍の寄生虫を折ったのだろう
クラ「どうしてくれる!あと少しだった…のに…」
クラウザーは左胸に風穴を開けられ、倒れた
レ「何の用だ!」
ウェ「始末しに来たのだよ」
レ「そこの怪物と…エイダをだ!」
ビ「グオオオオ!!」
レベ「ビリー!良かった!生きてたのね!」
レ「喜んでいる場合じゃない!逃げろ!」
遅かった。ウェスカーはビリーの足元に行き、力いっぱい殴りつけた。ビリーの山のような体も、林の中へ突っ込んでいった
レベ「ビリー!!」
ウェスカーはレベッカの首をつかみ、高く上に挙げた
ウェ「いちいちうるさいな、レベッカ君」
エイダは…?レオンの後ろに来てこう言った
エ「これを…彼に使って!」
レオンは注射を受け取った
レ「できるだけ、逃げてくれ」
そう言い残し、銃を構えた。旧型ながらも最高の威力を持つ銃を…

1548w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:52:40 ID:???
(続き)
 ウェ「さてと…」
レオンはマグナムを構えている。すると、ウェスカーはサングラスを…外した!
なんと、ウェスカーの目は機械の義眼だった!
レ「な、何だよ!その目は!」
ウェ「驚いただろう。これが私の姿だ。クラウザーにも同じ事をしたのだがな、失敗作だったようだ。これを見つけたのは約五年前だ…が、話している暇は無い」
そして、レオンに向かって自分の指を飛ばした!
ふっ!
レオンは余裕でかわした…が、指はまっすぐエイダの方へ飛んでいった…

1558w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:53:23 ID:???
〜新ウイルスによる人類滅亡の危機〜最終話 ビリー

レ「どうするんだ…!?」
正直、レオンは絶望しきっていた。ウェスカーが守っている?ビリーに近づき、エイダに託されたこの注射を使うには、最低でも二人は必要だ。エイダは指に当たって…?
レ「!?…そういう事か!」
エイダの肩に当たったのは、九ミリのパラペラム弾…つまりハンドガンの弾だ
レ「幻覚かよ…まんまと一杯…」
また指が飛んできた!レオンは即座にナイフを抜き、平らな部分で防いだ
…しかし、そこに付いていたのは本物の指だった
レ「うわぁ!…どうなってやがる!?」
ナイフに血が付き、へこんだ指も付いている。
ウェスカーは一歩一歩近寄って来る…。手首に斧が付いている…
ウェ「今までのイザコザを全て洗い流そう…。永遠にな…!」
斧を降り上げ、切りかかろうとした!
しかし!
キューーーーン!!
レベ「わ…私を忘れないで…!」
構えているのは…マグナム・リボルバー!!その威力の高さから、別名ハンドキャノンともいわれている代物だ
レベ「動かないで!撃つわよ!」
警告を無視して、ウェスカーは歩み寄る…

1568w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:54:24 ID:???
(続き)
ウェスカーが近寄る中、レオンはチャンスを伺った
レ「レベッカの誘導…?」
そんな気がした。レベッカは近づいてくるウェスカーに容赦無くリボルバーの引き金を引いた
弾丸はウェスカーの腕から出てきた盾に防がれた
ビ「グオ…グオオオオオオ!!」
突然ビリーがもがきだした!地響きが鳴り響く…
エ「レ、レオン…早く…しなきゃ彼が…本当に死ぬ…わ」
苦しそうにエイダが言う
レベ「レオン!早く!」
レベッカも催促する。…覚悟は決まった!
レ「まかせろ!!」
ウェスカーも標的をレオンに変更し、一直線に走ってくる!…早い…。
キューーーーン!!
リボルバーの弾丸は脳天を軽く貫いた…
プスッ!チューー…
レ「よし!」
ウェ「お…おろ…か…な事…を…」
そう言って、ウェスカーは倒れた…。ビリーの体がだんだんと縮んでいく…

1578w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:55:09 ID:???
〜新ウイルスによる人類滅亡の危機〜エピローグ 帰還

ビリーが元の大きさに戻るまで、さほど時間はかからなかった
ビ「う……ん…」
レベ「ビリー!大丈夫!?」
エ「まだ…話掛けないで…」
エイダが苦しそうに言う…
ビ「ぐ!ごほ!ごは!」
ビリーが何かを吐き出した!なにかを感じ、レオンは即座にそれを撃った
レ「ハニガン、ターゲットを確保した。今から帰還するためのへリをよこしてほしい」
ハニ「わかったわ。お疲れ様ね」
レ「ふっ…。…待てよ…なんだ!あいつらは!」
ゾンビだ。ゾンビが一斉にこちらへとやってきた!
レ「ハニガン!頼む急いでくれ!!!」
…必死の銃撃が始まった!相手は軽く一万は越えている…。撃ちまくっていたが、大変な事に気がついた!弾が足りそうにない!
レ「うそだろ!…なけるぜ」
エ「レ…オン!」
エイダが投げたのは、ロケットランチャーだ!
レ「消えやがれー!そして早くヘリ来てくれー!」
シュッ…ドガーーーーン!
ゾンビの何体かは砕け、肉片が足元に飛んできた
突如、ヘリの羽音が聞こえた
レ「願ってもないタイミングだぜ」
レオンとレベッカでビリーを担ぎ、ヘリが着陸するのを待った
レ「エイダ!早く!まだ来るぞ!」
そう言って振り向いたが…

1588w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:55:41 ID:???
(続き)
振り返るが、誰もいない。エイダが消えていた
レ「あの傷なのに…」
心配そうにうつむいたが、今はそんな場合じゃない。レオンはエイダを諦め、見捨てた…。ヘリコプターのエンジン音、羽音が心の中に響く…
レベ「大丈夫よ!レオン!…早く乗って!」
レオンの足は、ヘリに乗る一歩手前で止まっていたが、声を聞き足を前に出した
レベ「…いいわ!出して!」
レベッカは扉を閉めながらそう言った。ヘリが高く上がっていく…。
レ「…エイダ…」
…そう呟くが、後戻りが出来ない。本部から届いた任務内容は、エイダの捜索、そして帰還。レオンは悔しがっているが、任務に失敗した事を悔やんでいる訳ではない。もっと深い何かに悔しがっていた…

ヘリ操縦者「本部上空に到着。着陸体制へ…」
本部に到着して二人が一番に見たもの、それは本部副隊長の死体だった
レベッカは声を失った
レ「どうなってやがる…?」

             第一部 完

1598w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:56:12 ID:???
『biohazrd 4&0』
 It 5years ago...(五年前…)
??「やった…ついにこのウイルスの開発に成功した…!!」
喜びに溢れた声で男は叫んだ
??「早速このウイルスを私の体に…」
クラ「ウェスカー!」
ドアノックもせずに入って来たのは、クラウザーだった
ウェ「何事だ」
ウイルスの入った瓶の液体を飲もうとしていたが、驚いて地面に落としてしまった
クラ「大変だ!ルイスが…殺られたらしい。多分、サドラーの仕業だろう」
ウェ「サンプルの場所は分かっているのだろうな」
クラ「サドラーに奪われたようだ」
ウェ「もともと、あいつはサンプルの位置を特定するための道具だからな…。使い捨てるつもりだったさ」
ウェスカーの心の闇を、間近で受けたような気がするクラウザー…。
ウェ「あとはエイダに強奪させるだけだが…合衆国のエージェントが邪魔だな。サドラーが殺すのを待っていたが、しかたない」

1608w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:56:45 ID:???
『biohazrd 4&0』

本部副隊長の死体…原因は出血死だろう
レ「噛みちぎられた後…」
首には牙の痕が付き、明らかに引きちぎられていた。死体のそばには、専用の十mmの弾を使用する、副隊長自慢のハンドガン型マグナムが落ちていた。8発装填式だが、弾が6発しか入ってない事から使ったのだろう。空の弾薬が落ちていた。レオンはマグナムを頂戴し、基地の中へ入ろうとした
レベ「きゃあ!」
背後から悲鳴が聞こえた
レ「どうした!」
レベ「ビリーが…ビリーが連れて行かれた…」
レ「何だと!何か残ってないか!?」
レベ「…!紙切れが…」

『かれはわたしがつれていった だいごかがくしつでまつ うぇすかー』

レベ「ウェスカー!?」
レ「貸してくれ。…読みにくいな…。…!本当だ、奴はあんたが…!」
レオンは何かを思い出した。ウェスカーが死ぬ間際、おろかな、と言った事だ
レ「ビリーを助けることが愚かだったのか?助けてよかったはず…」
そう呟いた時、レオンの真正面の壁が一瞬で崩れさった…

1618w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:57:16 ID:???
『biohazrd 4&0』

レ「壁が…崩れ…」
…ビリーだ。あの巨大なビリーが建物の壁を粉砕してまで、巨大化していた
レ「ちっ…まずい事になった…」
レオンはあの時エイダに渡された注射に付いていたメモに目を通し、黙読し始めた

『m-ウイルスについて

m-ウイルスは、不思議な成分を含んだ未知の生物…
・人間の血液A型には、細胞が死滅し、結果骨が残る
・人間の血液O型は、細胞を増殖、膨張させる力がある。そして打たれ強くなり、体を30周りほど大きくしてしまう
・それ以外の血、すなわちB、AB型は、死んでも死にきれないゾンビへ進化する
・動物の場合は、ものすごい成長、足の発達、合成生物みたいな動物が生まれたりする。が、ほとんどの場合は進化の袋小路へと達し、思ったほど伸びない生物の方が多い
…これらは、吸い込んだ直後、あるいは吸い込んで1時間経たなければ効果が無い。また、吸い込んでも2時間以内に除去物を投入すれば、元の姿に戻ることが可能。
・除去物とは?
m-ウイルスの弱点、それはアンブレラ社の始祖を置いて他には無い。二時間以内に体へ始祖を注射投入すれば、何も問題なく元の姿に戻ることが可能だ。エイダ・ウォン』

1628w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:57:50 ID:???
『biohazrd 4&0』


メモを見て、レオンはふと思った
レ「『始祖』って何だ…?」
しかし、考え事をしている暇は無い。レベッカが催促した
レベ「早く行きましょ、レオン」
レ「あ、ああ…」

コツン、コツン、コツン…
レ「狭い廊下のくせに、やたらと足音が響くな」
レベ「…不気味ね」
もう歩いて5分は経つ。しかし、人っ子一人いないのは明らかにおかしい。しかも、電気ブレーカーが遮断されているのか、廊下に明かりはついていない。手に持っている懐中電灯ぐらいだ
レ「ここだな」
『第五 科学実験室』の札が貼ってある、大きめの自動ドアの目の前に立った
レ「…しまった、電気通ってないんだった…」
レベ「私が行くわ」
レ「危ないぜ、二人で行こう」
レベ「今まで歩いて来て、誰かいた?何か出てきた?貴方はここに残って、すぐにビリーを助けれるように待機しててほしいの」
レ「…そうだな、ほら、地図だ。いくらエリートさんでも、地下施設までは知らんだろう」
レベ「あ、ありがと」

1638w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:58:20 ID:???
『biohazrd 4&0』
大電磁室に向かっている途中のレベッカ…不気味なまでに静かな長い廊下に、正直怖じ気ついていた
レベ「やっぱり二人で来たら…ううん、ビリーを早く助けたいもの!」
そんな感じで励ましながら進んでいた。階段を二つ降り、真っ直ぐ進んで2個目の角を右に曲がる…
レベ「…此処ね」
札には『全ブレーカー管理室・大電磁』と書かれている。更に扉には赤い字で危険と書かれていた。レベッカはそっとノブを回し、ゆっくりと扉を開けた
レベ「さてと…」
レベッカはブレーカーを探した。…広い部屋だ、ブレーカーが見つからない
レベ「…これ…なのかな?…なによ!物の見事に壊されてるじゃない!」
ブレーカーらしき物は、ツマミの部分を根本からへし折られていた。ただひとつ、『全自動ドア 開』と書かれた物を除いては…
レベ「しかたないわね…」
カチッ!
突然無線が鳴った
レ「レベッカ、自動ドアが開いたが…電気は?電気もつけてくれ」
レベ「ダメよ、レオン。ブレーカーが壊されてるの」
レ「何!どんな感じに!?」
レベ「人工的に根本からポキッと…」
レベッカは何か気配を感じていた…

1648w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:58:58 ID:???
『biohazrd 4&0』

背後の気配…レベッカは無線で話しながら、その悪寒を辿った。後ろから生温い風が吹いてくる…
レ「…とりあえず、早く帰って…うわあ!は、早く!急いでくれぇ!」ブッ…
レベ「え!ちょ…何よ!もう!」
また生温い風…何者かの吐息の様に感じた。レベッカは無線を直し、ゆっくり、振り返った…
蛇…?蠍…?いや、ヘビサソリがそこに居た。足が無く、ヘビのごとき体で、サソリの様な殻に鋏、尻尾は毒の色で青紫に光っている…
レベ「!?何なのよ!コイツは…」
レベッカは銃をホルダーから取り出した!そして狙いを着けずに乱射し始めた!
弾のほとんど意味がなかった。ただ一発、頭に当たった物で怯んだだけだった
レベ「弾が…もう無いわ…」
レベッカは絶望しかけた。しかし、まだ最終手段が残っている事を思い出した
レベ「まだこれがあったわ!」
レベッカはマグナム・リボルバーを取り出した!そして頭を狙って引き金を引いた!

1658w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 21:59:30 ID:???
『biohazrd 4&0』

弾は頭を貫通し、二発で倒せた。しかし、マグナムの弾は早々と手にはいるわけではない。痛い出費だ
レベ「レオンに何かあったのかな?とりあえず急ごう」
憶測で角を曲がり、階段を二つ上って…。
…レオンがいない。大きな自動ドア…第五 科学実験室と書かれた札…。間違いない。レオンは此処にいたはずだ!レベ「何処行ったのよ!もう…。…レオーーーン!」
レオーン  レオーン  レオーン…
レベッカの叫び声はこだまになって帰ってきた。虚しさが心に残る…
レベ「まあ大丈夫でしょ。中に入っとこ」
ウィン、キーンガシャン!
レベ「な、何!なんで勝手に閉まるの!?」
??「ようこそ、レベッカ君…」
暗闇の中、一人の男の声が聞こえる…
レベ「…誰…?」
ウェスカー「私だ、アルバートだ」
レベ「…!嘘…あなたは私が…」
ウェ「…クローンだよ」
レベ「えっ…?」

1668w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:00:02 ID:???
『biohazrd 4&0』

ウェ「…私は五年前、あるウイルスを発見した。私は一時的にそいつにGと名付けた。しかし、ある奴のせいでウイルスを全て無くしてしまったのだ。…誰だと思う?…憎きはあの時のクラウザーだ。そして、私はある計画を思いついたのだ!…」
さっきから何かに取り付かれたように長々と喋りだしたウェスカー…。レベッカはとっさに、頭が変になったんだと思った
レベ「ちょ…あんた何言って…」
ウェ「話は最後まで聞くものだ!!」
レベ「ぎ、逆ギレされた…」
ウェ「…Gには特殊な作用があった。それは身体の筋肉を強化し、驚くほどのチカラを手に入れる事が出来るのだ!さらに身体の細胞、DNAを一つ外部に捨て、新たな自分を創り出す…いわゆるクローンを創り出してくれるようになるのだ!私はこれを使い、このくだらぬ世界を更生させてやろうと誓った!…これはGの基になったt-ウイルスを作ってくれたマーカス氏に対するほんの少しのお礼に過ぎない。これからは私のクローンがこのくだらぬ世界の舵取りをするのだあ!」
レベ「そんな事はさせない!私があなたをもう一度殺すわ!」

1678w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:00:32 ID:???
『biohazrd 4&0』

ウェ「…私をもう一度殺すだと…?…ハッ!笑わせてくれる!さっき言ったことを聞いていたのかね!?」
レベ「関係ないわ!全て倒せばいいのよ!」
ウェ「…愚かな…」
何かがレベッカの頬をかすめた。…弾丸…9mmのパラペラム弾が落ちていた。その後も弾は雨の様に体をかすめ続け、ついにレベッカの足を貫いた…
レベ「うっ…く…」
ガクッ…
ウェ「…私の忠告を聞かぬからだ…」
ウェスカーはレベッカを持ち上げ、どこかの部屋へ連れていった…

ピーピーピー…
レベ「…う…ここは何処…?」
男「目ェ覚めたか?」
片言の英語がレベッカの耳に聞こえてきた
レベ「…誰…?」
どうやらレベッカは仰向けで倒れているようだ。頭の方から声が聞こえる
男「まだ動かん方がええ。何もんかに投げられとったからな。あんたは!」
レベ「あんたはって事は貴方も捕まっているのね?」
男「当たり前やろ!好きで入ってる訳ちゃうわ!…ところであんたの名前は…?」
レベ「…レベッカよ。貴方は?」
男「ワイの名前は…」
?「レベッカ!こんなところにいたのか!」
レベ「レオン!無事だったのね!」

1688w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:01:02 ID:???
『biohazrd 4&0』

男「ワイの名前は…」
レ「…レベッカか?レベッカなのか!?」
レベッカは仰向けで倒れていて、足元から声が聞こえてきた
レベ「レオン!無事だったのね」
男「なんや、金髪の兄ちゃんの知り合いかいな」
レ「…あのなあ、金髪の兄ちゃんは辞めてくれ!レオンって呼んでくれ」
男「はいはい。レオンはん。これでええか?」
レベ「…ねえ!ちょっと!聞いてよ!」
レ「あ、ああ、何だ?」
レベ「ウェスカーは生きてたわ…しかもクローンがどうとか…」
レ「クローン?まさか…レベッカはどこで出会った?」
レベ「第五科学室内よ。生意気な事言ってたから、殺そうとしたんだけど…逆にやられてこのザマよ」
レ「科学室…?俺は見なかったけどな…隠れていたのか?」
レベ「…そういえば、貴方はどこに行ってたの?無線は壊れちゃったし、連絡のつけようがなかったのよ?」
レ「ああ、実は科学室に入ったとたんに幻魔に襲われてな…成す術がなかったんだ」
レベ「…幻魔って誰…?」
幻魔「ワイのこっちゃ!!」
窓のない室内に風が吹いた。窓がないのに…?

1698w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:01:36 ID:???
『biohazrd 4&0』

身の切れる様な風が窓のない室内を吹き抜けた
レベ「風…!?」
幻魔「あんたなあ…人の話ちゃんと聞いときいな…」
レ「グズグズしても意味がない!あと30分しかねえぞ!幻魔も着いて来てくれ!」
三人はもう一度科学室へ向かった。…長すぎる廊下だ

レ「…着いたぞ。…気を付けろ…」
レオンが30分といってから10分が経過していた。しかし、戸惑っている暇はない。三人は意を決して室内に入った
幻魔「……?…何もおれへんで…?」
レ「…!上だ!」
幻魔「!? うお!」
スパッ…
幻魔の袴の裾が切れた!恐るべき威力だ!
レ「幻魔!大丈夫か!?」
幻魔「へあぁ、何とかな〜…」
レ「ったく…古くさい武士の姿をしてるから動きにくいんだよ…」
レベ「二人とも!雑談してないで助けてよ!」
なんと、いつの間にか標的がレベッカに変更されている!今にも噛まれそうだ!
レ「ウェスカーじゃなかったな…終わりだ」
と呟き頭に一発撃ち込むと…思ったとおり、一撃で倒れた
レベ「…ありがと…」
レ「どうってことない…」
幻魔「…おい、あそこ誰か倒れてへんか…?」
レ&レベ「えっ…?」
レベ「…ビリー!!」
レ「何!」

170だいき:2008/02/02(土) 22:01:42 ID:kwyV8VnQ
上の人すごいですね・・・・。ぜんぶよみます。

1718w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:02:07 ID:???
『biohazrd 4&0』

ビリーが見つかってから三分後…

レ「…よし!これで発作は収まるはずだ」
レオンはストックとして持っていた最後の『始祖』を投与した
レ「…絶望的だな…仕方ないか」
ビ「う…うう…此処は…?」
レベ「ビリー!治ったのね、良かった…」
幻魔「…!?」
レオン、レベッカはビリーが安全だった事で、緊張感が解け、油断を生み、隙だらけだった。気がつくと三人の体中から、血が流れ出ていた。レオンは倒れる前に、後ろに振り返った…
サングラスを掛け、髪の毛が紅色のウェスカーが立っていた
レ「ぐっ…貴様…」 バタッ…
ウェ「…なんとも嘆かわしいことよの、スコット君…」
幻魔「紅髪の兄ちゃん、後ろにご注意やで…」
レオンは朦朧とした意識の中、強風が部屋を吹き抜けるのを感じることができた
幻魔「これでも喰らって、ぶっ倒れとき…」
幻魔は腰刀を抜いて、こう言った
幻魔「風塵の舞!!」
ブオッ…
ズバズバズバズバ…
幻魔「ふぅ…!?大丈夫かいな、あいつら…血塗れやぞ!」
幻魔はとりあえず止血を施し、安静に寝かしていた…

1728w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:03:56 ID:???
>>170

スレの一番上に書いてある事をよく読め!そしてこのスレとは違う所で
返信を書け。

上のはスルーして・・・

 『biohazrd 4&0』
レ「う〜ん…」
レベ「あ、目が覚めた!大丈夫?」
ビ「お前が一番長かったな、元気か?」
レ「…まあまあだな。大丈夫だ…うっ…」
レオンは一番深手を負っていた。起きあがろうとするだけで激痛が走る
ビ「まだ動かない方がいい。傷口が開くと厄介だからな」
レ「…そういえば幻魔は?居ないぞ?」
レベ「知らないわ、気づいたら居なかったの」
ビ「奴は最初から居なかったぜ。俺が証明する」
?「ソコニイルノワダレダ?」
ビ「!…誰だ…?」
?「ソノコエワ…びりーカ?ワタシノムスコ、びりーナノカ?」
ビ「息子…?とりあえず誰だよ。姿を見せろ!」
?「…ウタナイデクレヨ…」
ビ「…レベッカと別れたときにゾンビの仲間入りという記録にしてくれていたが…まさか本当にゾンビの息子だったなんてな…。フカシこいてんじゃねぇぞ、爺…」
ビリーはハンドガンを抜き出し、父親だと言い張るガナードの頭に銃を突きつけた…

1738w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:05:14 ID:???
『biohazrd 4&0』

?「マ、マッテクレ!ウタナイデクレ!ヒトノハナシヲサイゴマデキケト、オシエタダロウ」
ビ「…」
ビリーは黙って銃を降ろした
コーエン「ワタシノナワ、フリント・コーエン。ビリーノジツノチチオヤダ。ジイサンヲオボエテイルカ?」
ビ「…ああ」
コーエン「ジツハ、ジイサンニタノマレテココニキタノダヨ。モットモ、モウ キセイ サレタガナ…。ワタシハ、tトイウナノウイルスノケンキュウヲ、ジイサンニタノマレタ。tハシッテルナ?」
ビ「…ああ、知ってる」
コーエン「シカシ、ジイサンハコロサレタ。ソシテワタシハtヲトウヨサレタ…。クルシカッタヨ、アノヒマデハ…」
ビ「父さん、何が言いたいんだ?」
コーエン「オオ!トウサントヨンデクレタカ!サスガワタシノムスコ…」
フリントはビリーに近寄ろうとしたが、頭に銃を突きつけられた
コーエン「…コレヲミタマエ…」
そういってフリントが取り出したのは、真新しい『火縄銃』だった
ビリーは動揺した。なぜこれがここにあるのか、どうして彼が持っていたのか、全てを悟ったからだ
ビ「そんな…これは父さんの火縄銃…まさかあんた本当に…」
コーエン「オット!字数ガ…」

1748w ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:05:44 ID:???
『biohazrd 4&0』

コーエン「ソウダ、ワタシダ。ニネンマエニシッソウシタ、ワタシダ!」
ビ「う、嘘だ…そんな…夢…夢なら…」
幻魔「夢ちゃうわアホ!あんたこそいい加減信じろや!」
レ「???…幻魔!?」
確かに。幻魔の声がする…が、声の正体は小型のスピーカーだった。何処から発信しているのだろう?誰もがそう思った。しかし、すぐに分かった
幻魔「あんたら、どうせ暇やろ?やったらすぐに音律室に来てほしいんやけど…」
レ「…行ってやるか」
幻魔「待ってるわな」
レ「!…マイクもあったぜ…」
レオンは地図を広げ、赤いペンで道筋をなぞった。階段を上がり、角を右へ、真っ直ぐ進み、ドアを一つくぐって更に右に行った所…
レ「…遠いな…。銃弾を出来るだけ集めて、出発しよう」
コーエン「マカセロ」
フリントは懐から億単位のパラペラム弾を取り出した。こんな数の弾数、何処に入れて持ち歩いていたのだろう?ビリーが喋るまで、またしても誰もが思った
ビ「父さんは名の知れた有名な火縄銃の使い手だったんだ。しかし、貧乏でね…弾は全て自作だったんだ。だから弾を作るのは慣れてるんだ」

1758w@軽く怒りを覚えるヤンマーニ♪ ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:06:31 ID:???
『biohazrd 4&0』

貧しい暮らしだったがために身に着いた『弾製』能力…。レオンは希望に溢れたが、同時に不安も覚えた。
レ「いくら弾を作れたって、そいつはガナードだ。危険すぎる…」
ビ「…父さん、何でゾンビじゃなくガナードなんだ?」
フリント「…ワタシハ、サドラーサマカラチカラヲサズカッタノダ」
レ「!?…サドラー!?」
ビ「…サドラー?」
フリント「サドラーサマハコンナマズシイオヤジニ『ぷらーが』ヲイレテクダサッタ。オカゲデイマモイキテイル…。イマムカッテイルヘヤカラハ、サドラーサマノハドウガカンジラレル…」
レ「おい!それはどういう意味だ!?」
フリント「ドウッテ…サドラーサマハイキテイラッシャル」
レ「何だと!あの時特殊な火薬のロケランでぶっ飛ばしたはずなのに…」
ビ「…レオンの様子から見て悪い奴なのは分かった。でも幻魔君の来いって言った部屋にそのサ…ササ…」
レ「サドラーだ」
ビ「そいつが居るって事になる。幻魔君と一緒に…」
レベ「そのサドラーって奴にあの片言英語、ボコボコにされてるかもね!」
レ「滅多でも無いことを言うな。十分有り得る」
レベ「あはっ、ジョークよジョーク」

1768w@軽く怒りを覚えるヤンマーニ♪ ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:07:06 ID:???
・チェーンソーの頭に被っている袋
チェ「さて、今日も景気よく金髪をコンティニューに追い込むか」
妻「あなた、この仮面を」
チェ「お、ありがと」
チェン男は紙の袋を被った!
チェ「あれ、目の前が真っ暗…」
妻「あなた、目のところに穴が開いてませんよ」
チェ「あ、そうか」
チェン男は穴を開けた
チェ「よし、おけー。行ってくる」
そして…
ブォンブォンブォン!
レ「あっやっべー、ガナード99番隊長のお出ましだ」
チェ「うおー金髪氏ねー!」
レ「はん、そんな攻撃あたるかよっ!…うわっ後ろにも目がある…?」
チェ「うおー!」
レ「うわわっ!危ねえ、…写メ撮っとこ」
ガサゴソ…カチッピピピ…カシャァ!
レ「よし、これでおっけ…ぎぃやぁぁああぁ!」
チェ「よし、仕事終わり!でも俺も有名になったもんだな。写メ撮られたよ」
穴が前と後ろ両方に開いていることに気づかないチェン男でした     チャンチャン♪

1778w@軽く怒りを覚えるヤンマーニ♪ ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:07:37 ID:???
伝説さんの作品↓

1788w@軽く怒りを覚えるヤンマーニ♪ ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:08:07 ID:???
短編物語「ガナード達の噂話」

村での噂話・・・

女村人A「ねえ、本当にそうなのよ」
男村人A「なにが?」
女村人B「村長ね、浮気してるって噂なの」
女村人C「やあーねー」
村長の妻「何の話?」
男村人B「あんたの夫が浮気をしてるって噂だよ」
村長の妻「な・・・なんだってーー!!あのはげ頭!もう許すもんか!」

村長の家・・・

村長の妻「こらああああああ!!!このクソはゲ頭がーーー!!」
村長「まさか!浮気がばれたか?!」
村長の妻「この世からいなくなれ!!!!!!」
村長「ゴメンなサーーーい!!!!」

その出来事の後、村長を見たものは誰もいない・・・コレは、浮気をしていて、それが妻にばれて、最悪な人生になったはげ村長のもしもの世界の物語である・・・

1798w@軽く怒りを覚えるヤンマーニ♪ ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:08:42 ID:???
すべて教えます!「アンブレラ崩壊までのバイオ伝説」第12話「零下」
後編

ケ「くそ!きりがないぜ!」
バン!バン!
シ「みんな!あのトンネルに逃げるのよ!」
全員「了解!」
ダダダダダダダ!みんなはなぞのトンネルに逃げた。

・・・トンネルの中・・・

伝説「どういうことですか?」
不知火「行き止まり・・・みたいですね」
気「戻ったら、ゾンビだらけ・・・」
シ「ごめんなさい・・・私のせいで・・」
ケ「べつにいいぜ」

・・・???・・・

?「どうしてよ!どうしてトンネルが動かないの!電車も動かないし!もう!最悪ね!」

ガガガガガガガガ!

?「トンネルが開いた?もしかして誰かがいるのかしら?」

ケ「見ろよ!トンネルが開いたぜ!」
伝説「早く行きましょう!ゴーゴーゴー!」

バン!

不知火「?!」

?「?・・・モニカ?」
モニカ「あーら、久しぶりねヨーコ」
ヨーコ「それは・・・カプセル?」
モ「もしかしてあんたもこれを狙ってるんじゃあないでしょうね。もしそうなら!」
ヨ「違うわ!カプセルの中が何がはいっているのかは知らないわ!」
モ「まあいいわ。そうだわ、あなた確かIDカードを持ってたわね、それを貸してちょうだい」
ヨ「わ・・わかったわ」

ヨーコはIDカード渡した。

モ「ありがとう。久しぶりに声が聞けてうれしいわ」
モニカは去っていった。ヨーコはその場に座り込んだ・・・

1808w@軽く怒りを覚えるヤンマーニ♪ ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:09:12 ID:???
すべて教えます!「アンブレラ崩壊までのバイオ伝説」第13話「因縁」

ケ「おいなんだ!今の銃声は!」
ヨ「わ!誰なんですかあなたたち」
気「何者って言われても・・ねえ戦艦不知火さん」
戦「まあ・・・・そうですよね」
伝説「おいおい・・・」

なんだかんだありながらも互いのことを話し合いいろいろなことをヨーコは話した。

シ「そうだったの。あなたはここの研究所で働いていたのね」
ヨ「そうなんです」
ケ「まあ、とにかくお前もついて来い。一人じゃ危ないだろ」
ヨ「分かりました。ありがとうございます」
気「じゃあ、行きましょう」

・・・研究所薬品庫・・・

ケ「おい、なんかゆれてないか」
シ「私もそんな気がするわ」
伝説「まじかよ」

がっしゃーーーん!!なんと床が抜けてしまったのだ!

ケ「うわー!」
シ「きゃー!」
伝説「うぎゃーーー!」
気「伝説さん!ケビン!シンディ!」
戦「とにかく急いで地下に行きましょう!」
ヨ「だめよ!」
戦「なんでですか!」

1818w@軽く怒りを覚えるヤンマーニ♪ ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:10:40 ID:???
すべて教えます!「アンブレラ崩壊までのバイオ伝説」第14話「秘密」



ケ「う・・・・う、こ・・・ここは?」
シ「わからないわよ」
伝説「ん?誰か来る!」

?「ここは・・・どこ?」

ガサ!

?「!」
伝説「(やばい!)」
?「だれ?!」
ケ「(この大バカ野朗!)」
伝説「(うるせえ!黙ってろ!余計に見つかっちまうぞ!)」
シ「(って言うかもう見つかってるけど)」
伝説「(もういい。いくぞ)」

?「あなたは誰なの?」
ケ「俺はケビンだ」
シ「私はシンディよ」
伝説「伝説です」
シ「あなたは誰なの?」
?「わたしは・・・」

ガッシャーーん!!

伝説「なんだ?!」
?「動くな!」
ケ「誰だよあんたら!」
?「俺たちはスターズだ」
シ「スターズ?!」
?「隊長。この中のこの女性は民間人です」
シ「シンディよ」
?「あと、この子供ですが、なぜかこの町に住んでいないそうです」
?「じゃあ、どこから来たんだ」
伝説「観光です」

1828w@軽く怒りを覚えるヤンマーニ♪ ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:11:39 ID:???
すべて教えます!「アンブレラ崩壊までのバイオ伝説」第15話
「ラクーン市崩壊事件!中盤突入!冬のアンブレラクロニクルズ発売記念&遅いけどバイオ3公開記念SP!」前編(偽りの初心者編)


戦艦不知火たちがアンブレラの地下研究所にいる頃、偽りの初心者たちは・・・

偽り「ここって確か警察署ですよね」
ド「まあそうですけど・・・」
ミスブル「まあ行けば誰かいるかもしれませんよ」
ド「じゃあいってみますか」

・・・警察署エントランスホール・・・

カルロス「なんだって!・・・わかった」
ジル「どうしたの?」
カ「落ち着いて聞いてくれ。4日ごの10月1日にはこの町にミサイルが撃ち込まれるらしい」
偽り「な・・・なんだってーーーー!!!!」
ジ・カ「?!」
ド「わ・・・・私たちは違いますゾンビじゃありません!」
カ「誰なんだお前ら?」
ド「私はドロップ言います」
偽り「俺は偽りの初心者です」
ミスブル「私はミスターブルーと申します」
カ「俺はカルロス」
ジ「私はジルよ。あなたたちはこの街の生存者なの?」
偽り「まあ・・・・そうですね」
ド「(何でほんとのこと言わないんですか!)」
偽り「(そんなこといったって信じてくれるわけないだろ!)」
カ「じゃあともかくここから脱出しないといけないな」
ジ「でもどうやってここから出るの」
カ「ここの屋上にヘリが来るはずだ」
ジ「じゃあ屋上に急ぎましょう」
全員「了解!」

1838w@軽く怒りを覚えるヤンマーニ♪ ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:12:11 ID:???
ゾンビが怖い人さんの作品↓

1848w@軽く怒りを覚えるヤンマーニ♪ ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:12:56 ID:???
「僕らの学級会」
先生(MGSよりゼロ少佐)「お〜い、教室はいれぇ〜チャイムなっても教室にいなかったら死刑な〜」
レオン「やべ・・・・このオヤジマジだ・・・・・教室入ろ・・・・」
先生「はい、学級会するぞ。議題は、文化祭にやるクラスの出し物きめろ。じゃ、俺、ネイキッドのオペレートいってくるから、委員長後頼む」
レオン「公務員のアルバイトは禁止だろこのやろう」
ハニガン(委員長)「はい、じゃあ意見ある人」
ビリー(バイオ0です)「ワンモアセッ!!ここは最近流行のブートキャンプをやろう。」
ハニガン「うっさい、そんなデブこの学校にはおらん。」
レオン「ハニガン・・・?その手にあるFG42(自動小銃)は何?」
バババババババ!!
レオン「やっぱり・・・・・」
・・・ビリー死亡・・・
ウェスカー「ここはやはり私のタイラント展示小屋だろう。お。タイラント、来てたのか。おい、何でこっちに・・・・やめろ!!バカ!!」
ザクッ。
・・・ウェスカー死亡・・・
先生「ここでゾンビが(ryが飽きたそうなので後半に続く・・・のか?」

1858w@軽く怒りを覚えるヤンマーニ♪ ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:13:26 ID:???
レオンの歴史探検〜ノルマンディー〜
レオン「で、いま上陸用の揚陸艇にいるわけだが・・・・何でか俺はここではレオン二等兵らしい・・・・装備は・・・・トンプソンか(シカタイ)」
おっさん「上陸用意!!」
レオン「どんなとこなんだろうな・・・・ま、俺はヒーローだから弾なんかあたらな」ヒュン!!バスッ
レオン「メディーック!!被弾した!!動けん・・・・・」
メディック「大丈夫か!?ん?お前レオンか!!俺はマービンだよ。今はマービン伍長だ」
レオン「どうでもいいから手当てしろクソ親・・・・」
ズドーン!!
レオン「オヤジィィィィィィィッィィ!!くそ・・・・迫撃砲か・・・・」
おっさん「集合地点はあそこの斜面だ!!ん?レオン。大丈夫か・・・・ベホマ!!」
レオン「お、足が動くようになった・・・」
場所変わって斜面
レオン「レオン二等兵です!!」
上官(ルイス)「だれか〜!!爆薬筒もってこい!!」
レオン「工兵がきます。」
ルイス「点火容易!!ふせろ!!」
どーん 
ルイス「突撃!!」

1868w@軽く怒りを覚えるヤンマーニ♪ ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:14:33 ID:???
レオンの歴史探検〜ノルマンディーpart2〜
ルイス「突撃!!!」
レオン「てめぇに命令されたかなねぇよ。」
ルイス「お!!レオンも歴史旅行ちゅうか。いいだろ?ここ。」
レオン「すまん。俺マシンの故障でここに飛ばされた。」
ルイス「・・・・まぁいい。突撃だ。ん?ビリー、お前の銃は、BARはどうした?」
ビリー「捨てました。海で溺れかけて」
ルイス「調達して来い」
レオン「酷いな。あ、ビリー被弾しちゃった」
ルイス「ちっ。使えねぇ。しゃあない、行くぞ!!」
レオン「いいのかよ!!おい、パラメディック、手当てしてやれ」

一方、ドイツ軍サイド
ドイツ兵「MG42の玉もってこい!!」
ドイツ兵(ガナード)「うんこだ捨てろー!!」
ドイツ兵「は?何語しゃべってんだお前?」
ガナード「おっぱいのペラペラソース!!」
ドイツ兵「もういい!!いって来い!!」
 バンカー内
ガナード「旦那、弾もって来ました」
ガトリング軍曹「ん?ガナードか。ご苦労」
ガナード「じゃあ、俺行きます」
ガトリング軍曹「気をつけて・・・・」
ズドン!!
ガナード「軍曹ォォォォォォォォォ!!」
ガトリング軍曹「あとは・・・・頼んだ・・・・・ぞ」
ガナード「クソ!!弾だ!!弾もってこい!!アパーム!!じゃなかった、だれか、弾もってこーい!!」
クラウザー「バンカーに侵入。ん?あいつは」

1878w@軽く怒りを覚えるヤンマーニ♪ ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:15:07 ID:???
BioHazard~The past tragedy~

1940年8月
アメリカ、ソ連へ人体細胞活性化ウイルス(俗称tーウィルス)を輸送。
1941年3月
秘密研究所コードXt-43にてウイルス流出。瞬く間にロシア全土に拡散。
1941年4月
ソ連軍指令官ガガーリン大将死亡。
ノボシビルスク防衛線壊滅。
1941年4月28日
ヨーロッパ、アジア共にソ連国境封鎖。
日本軍ウラジオストクに調査隊派遣。
1941年5月1日
日本調査隊ウラジオストク北のウスリースクで更新が途絶える。
日本中国と和解。日中戦争集結。
1942年
英仏米独日中の六カ国で対ウイルス同盟条約を締結。
1943年4月
六カ国によるウイルス浄化作戦(Purification)作戦開始。
アメリカ、日本は樺太よりソ連に進行
以下はウイルス浄化作戦による各国の勇敢な兵士たちの物語である。
1943年5月:ロシア西部ブリャンスク郊外
・・・・・・・
「隊長!!小隊長!!」
怒鳴られてから気づく。俺は今地獄に限りなく近いところにいるのだと。
銃もあまり気かない死者やろうがうろついてる・・・。
俺は、バロン。レスリー・バロン軍曹だ。
第23歩兵師団第八突撃部隊の隊長だ。
ここが得体の知れないモノに滅ぼされたのは知ってるが、ここまでとは思わなかった・・・・
全く。死者が歩いて人を食らうなんて聞いたことがない。
ここに配備されてから気づいたが、俺らは捨て駒なんだ。
マシンガンが部隊に2つ。後は旧式のボルトアクションライフルだ。
それに全く交戦データのないてき。
予想外の自体に、最初2時間で、8人がやられ、マシンガンの弾も尽きた・・・・・
しかもこうして立てこもってる建物もいまにも奴らに進入されそうなぼろ屋敷だ。
「隊長!!」
おっと、また考察にふけっちまったな。
「どうした?今更故郷に帰りたいのか?」
「違います。あいつの、カラードの様子が変なんです」
カラードと言えば噛まれた負傷兵だ。
ひどく苦しそうだった。
私はカラードのもとに行った。
状況がさらに悪くなることは知らずに・・・・・

1888w@軽く怒りを覚えるヤンマーニ♪ ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:15:38 ID:???
BioHazard~The past tragedy~
Baron Part2

私はよっこらせと腰を上げ、カラードの元に向かった。
その時、急に足元がふらつき、近くにあった木箱を思い切り蹴飛ばしてしまった。
思わず足の痛みにうめき、木箱を見ると、中にはソ連軍が使用していたのであろう手榴弾やハンドガンがつめられていた。
血にぬれている銃もある・・・・。
私は今までのイライラを木箱にぶつけた。
流石に銃で撃つとお陀仏なので思い切り叩いた。
するとどうだろう。そこからソ連製の通信機が出てきた。
しかも現在も味方の信号を受信中だ!!
俺は震える声で味方に救援を頼んだ。
すぐ来てくれるそうだ。助かった!!
そこで俺は先ほどまで自分が何をしていようとしていたかを思い出し、カラード寝かせてある部屋に行った。
「ようカラード、元気か?」
からかったつもりだったが、しゃれにならない状況だった。思わず絶句。
顔色が・・・・・真っ青だ・・・・
まるで生気のない・・・・・
ここで俺の本能が反射的に危険を告げた。
(逃げろ)と。
逃げられるものなら逃げたかった。
たが、俺は仮にも小隊長だ。
カラードがいきなり立ち上がり、近くにいたコール初等兵に襲い掛かろうとしたとき、俺の体は勝手にコールを庇うように動いていた・・・・・

1898w@軽く怒りを覚えるヤンマーニ♪ ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:16:22 ID:???
BioHazard~The past tragedy~
Baron Part last
おれはコールを突き飛ばす。
何でそうしたのだろう。
多分、俺はこれ以上目の前で味方が死んでいくのをみたくなかったんだろうな・・・
コールを突き飛ばした後、腕に鈍く、じわじわと迫る痛みに襲われた。
そして、左手で自慢の(こうみえてもボクシングで売れてた頃もある)ストレートをカラードに、いや、死体野郎にたたき込んだ。
手に伝わるいやな感触。吹っ飛ぶ死体。首がねじ曲がって動かなくなった・・・・
不思議と落ち着いていた。痛みも今は感じない。
脳内麻薬か、それとも・・・・・あの忌々しいウイルスのせいか。
どちらにしろ、俺の末路は今のではっきりした。
ならば、俺の最後の任務は’一人でも多くの隊員を味方に送ること’だな。
覚悟は決まった。
「皆、武器を持て。友軍の戦車隊がそこまできている。撤退だ。」
コールを始め隊員達ははじめポカンとしていたが、すぐに我に返り、武器を整理し始めた。
それが終わり、いよいよ俺の人生最後の作戦が始まった。
まずは手榴弾で建物周りのゾンビを駆逐した。
そこからはどうもこうもない。
ひたすら見渡しのいい幹線道路を走るだけだ。
しかし、そうも簡単にはいかない。
ここへきて我々の作ったバリケードが道を塞いだのだ。
乗り越えるものの奴らが追いつくには十分すぎた。
おそらくみんな死を覚悟しているはずだ。
しかしそうはさせない。
「みんな行け。俺が残る」
みんながばつの悪そうな顔をする。それを上官命令だと言っていかせる。
つくづく自分はずるい。
昔から、ずっと・・・・・・
もういい、心残りは、ない。
いや、あるとすれば、結婚、したかったな。
俺は奇声を上げながら銃を乱射し、軍服の下に詰め込んである手榴弾の一つのピンを抜いた。
ゾンビが俺に群がる。
不思議と何も感じなかった。
そのとき俺は何かを考えていたのだろう。
しかし、その考えもまばゆい閃光によって失われてしまった。
まぁ、それでもかまわない。
俺は、俺の残り一生分の命と優しさを、押しつける形ではあるが人に渡して死ねたのだから・・・・・・・
Resry Baron`s story the END
To be continued.....

190だいき:2008/02/02(土) 22:16:39 ID:kwyV8VnQ
ん?まだかw

1918w@軽く怒りを覚えるヤンマーニ♪ ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:16:52 ID:???
マインさんの作品↓

192だいき:2008/02/02(土) 22:19:42 ID:kwyV8VnQ
あっw。ありがとう。

1938w@軽く怒りを覚えるヤンマーニ♪ ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:20:55 ID:???
>>190

もうこのスレに書き込むなって言ってるでしょう!
何が、「ん?まだかw」ですか!このKY!
もうこの話題はお終いです。私の書きこみ以外は
此処までだッ!別のスレで 迷 惑 に ならないようにやりたきゃやれ!
―――――――――――――――――――――――――――――
さて・・軽く暴言を吐いてしまった。続き続き。



 レオンライフ

第1話「再開」
アシュリーを救出し無事生還したレオン・S・ケネディはエージェントを卒業し、1人暮らしを始めていた。
現在無職。村で稼いだお金をドル(アメリカの通貨)に変えて生活中。仕事を探しているレオンは、
ある日こんな看板が目に付いた。
レオン「パソコンカンパニーあなたもこの会社で働いてみよう!・・か。」
レオン「・・・・・・俺にもできるかもしれないな・・・」
・・と言ってレオンは面接を受けることにした。しかし結果はボツだった。
レオン「まじかよ・・・泣けるぜ」
レオンはがっかりしながらマンションに帰った。エレベータが開き角を曲がった瞬間!!
「ドン!!」
女性とぶつかった。
レオン「イテテテ・・・・大丈夫か?」
謎の女性「ええ大丈夫よ」
謎の女性「・・・・・!レオン!!」
レオン「・・・エ・・・・・エイダ!!」

1948w@軽く怒りを覚えるヤンマーニ♪ ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:21:47 ID:???


レオンライフ

第2話「再開」


レオン「エ・エイダ!何でこんなところに?」
エイダ「レオンあなたこそなんで?」
エイダ「まあいいわ詳しい話は私の家で。」
エイダ「こっちよレオン。」
レオン「ってここ俺の部屋の真上じゃん・・・」
エイダ「さあ入って」
レオン「・・でエイダ、何でここにいるんだ?」
エイダ「実はあの後ジェットスキーがもう1つあってそれを使って脱出したの」
レオン「ふーん」
エイダとその後しばらく話したレオンは考えた。
レオン「あ・あのさエイダ」
エイダ「何?」
レオン「同居しないか?1人じゃ何かと不便だろ?」
エイダ「ええいいわよ」
エイダ「じゃあ1週間後に同居開始よ」
レオン「ああ」

1958w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:22:31 ID:???
レオンライフ

第3話「同居開始」

エイダと同居することになったレオンこれからどうなるのか?

レオン「今日からエイダと同居か・・・」
コンコン!!
レオン「はーい誰だ?」
引越し屋「引越し屋でーす!!お荷物運びやす!!」
レオン「ああ。頼むぜ。」
エイダ「ハーイ、レオン。」
レオン「よお、エイダ。」
エイダ「今日からいよいよ同居開始ね。」
レオン「ああそうだな。」
エイダ「新しい家はこっちよ。」
レオン(え?このマンションじゃないのか?)
エイダ「ここよ。」
レオン「うお。一軒家じゃねーか。」
エイダ「ここがそうよ私たちのニューホーム。」
レオン「すげーな。どこにそんな金あったんだ?」
エイダ「あら。あなたが無職なのは知ってるわ。6年ローンよ。」
レオン「まじかよ。泣けるぜ。」
エイダ「レオン。早く仕事見つけてよ。」
レオン「・・ああ・・・・」

1968w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:23:21 ID:???
レオンライフ

第4話「同居開始」

いよいよエイダとの同居が始まった。レオンは慣れない生活を送ることになるだろうと不安を
抱いていた。
レオン「おいおい一軒家かよ。泣けるぜ。」
引越し屋「引越しかんりょうしやした!」
レオン「ありがとう・・・・」
エイダ「ありがとう。」
エイダ「さあ楽しい生活の始まりね。」
レオン「・・・ああ・・・。」
エイダ「じゃあ私仕事あるから。」
レオン「ああってお前OLだったのか。」
エイダ「ええそうよ。本当は28歳よ。」
レオン「ふーん。じゃあ頑張ってな。」
エイダ「ええ。ありがとう。」
バタン!!
ドアが閉まった。レオンはパソコンの電源を入れ仕事を探していた。
レオン「工事現場・・・・だめだ俺向きじゃない。」
レオン「ホテルの受付・・・これもちょっとな・・・」
その後1時間ほど仕事を探してみたがいい仕事は見つからなかった。
レオン「泣けるぜ。」
レオンは立ち上がり自分の部屋から出た。レオンはジャケットを羽織って再び自分の部屋へ戻った。
レオン「さてと。オンラインゲームでも・・・って忘れてたインターネットにつなぎ直さなきゃいけねーな。」
カタカタカタカタ・・・・・・・・
レオン「よしつながった!」
レオンはその後2時間ほどオンラインゲームをやっていた。
レオン「さてと。仕事探しの続きをやるか。」
レオン「うーん・・やっぱいいのがないな・・・」
やがてエイダが帰ってきた。
エイダ「ただいま〜。ふ〜疲れたわ。」
レオン「おかえり。エイダ。」
エイダ「ただいま。レオン。」
レオンとエイダは夕食を食べながらテレビを見ていた。するとこんな人物が写っていた。
エイダ「大統領のパレードね。」
レオン「・・・!!」
エイダ「どうしたの?」
レオン「アシュリーだ。元気そうだな。」
エイダ「よかったわね。」
レオン「ああ。」
レオン「ごちそうさん。さて、仕事を探すか。」
エイダ「いい仕事見つけてよ。」
レオン「ああわかってるよ。」

1978w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:23:52 ID:???
レオンライフ

第5話「レオンの就職」

レオンはいまだに仕事を探していた。パソコンの画面とほぼ毎日向き合っていた。
レオン「うーん。なんでこういい仕事がないんだろうな。」
レオン「エイダは仕事行ってるし・・あーあ。」
レオン「ん?これは。」
パソコンの画面にはこうかかれていた。
高級ブランド品店の店員募集!!自給95ドル(950円)!!
レオン「これならいけるかもしれない!」
レオンは早速面接を受けた。面接は20分ほど続き、そしていよいよ採用者発表。
面接官「○○君。××君。」
レオン「ふう緊張するぜ。」
面接官「レオン・S・ケネディ君。」
レオン「・・・・・・・・!!」
レオン「や・やったぜ。」
面接官「採用者こっちへ後の者は帰ってよし!!」
店長「やあ。新人の諸君。私がこの店の店長。マイルド・ブランドだ。」
レオン「すっげー金持ち・・・・・」
店長「勤務は5日後からだ。それまではこの接客マニュアルを読んでおくように。」
レオンは接客マニュアルを受け取った。
レオン「後で読もう。」
店長「では解散!!」

1988w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:24:23 ID:???
レオンライフ

第6話「仕事の開始」

いよいよ仕事が決まったレオン。レオンは接客マニュアルを読んでいた。
レオン「接客の心得その1、お客様は丁寧に扱え。」
レオン「その2、いつもれいぎ正しく態度良く。」
その後しばらくマニュアルを読んだあと、練習をしていた。
レオン「いらっしゃいませ・・・・・なんか調子くるうな。」
エイダ「ただいま〜。」
レオン「おかえり。」
エイダ「仕事見つかった?」
レオン「ああ。高級ブランド品店の店員さ。」
エイダ「良かったわね。」
レオン「ああ。」
そして仕事開始当日。集合は開店1時間前の9時。レオンの家からは車で10分程度。
レオン「えーっと、店員用駐車場はっと・・・あったここだな。」
レオン「丁寧にレオンって書いてあるぜ。」
店長「よーし!諸君!今日から君たちは新米店員だ!先輩の言うことすることを見習って早く1人前になってくれ!」
レオン(マニュアルどおりにやってりゃいいんだよな・・・)
店員「よろしくな!レオン!」
レオン「あ?ああ。」
レオン(俺と同じ時に面接受けてたやつだ。名前はえーっと・・・・・・そうだマイルドだったな。」
店長「それでは開店までに店の用意をしとくように。」
そして午前10時開店。
レオン(店長め。店の前に新人入りましたって張ってるよまったく。)
女性客「ねえねえあそこの店員まじかっこよくない?」
女性客「かっこいいかっこいい!!新しい新人さんだそうよ。」
レオン(俺のことみたいだな。)
女性客「これ、レジうってください。」
レオン「あ・はい。」
ピッピッ
レオン「3万円のお買い上げです。はい3万円ちょうどですね。レシートのお返しです。ありがとうございました・・・・」
女性客「あの店員クールでイケメンでチョーかっこいいわ!!」
女性客「あー私この店にかよいつめよっかな。」
マイルド「勤務1日目から女性客の人気1人じめ。くーにくいね。レオン。」
レオン「別に・・・・俺そんなつもりないし・・・・・」
そしてしばらく働き12時から12時40分までの休憩をおえて再び働くレオン。そして午後3時半交代の時間だ。
この日のレオンは9時〜3時半までもう1つは3時〜10時までとなっている。
レオン「ただいま。」
エイダ「おかえり。」
レオン「なんだもう帰ってたのか。」
エイダ「ええ。仕事が速く終わったの。」
レオン「ふーん。」
エイダ「で、どうだったの?仕事。」
レオン「まあまあだったよ。」
エイダ「良かったわね。」
レオン「ああ。」

1998w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:24:53 ID:???
レオンライフ

第7話「マイルドとの友情」

高級ブランド品店で働くレオン。そんあレオンによき友達ができた。名前はマイルド・レチャード。
今日は働き始めてから1週間。だいぶ仕事に慣れてきた。
レオン(結構大変だな。まあ仕事ってのはこんなもんか・・・・・)
マイルド「おーいレオン!休憩だぞ!」
レオン「ああ今行く。」
マイルド「いやーしっかしレオン!おまえ女性客に大人気だな!」
レオン「俺だって好きで人気者やってるわけじゃない。」
マイルド「相変わらずクールだなーお前!!もっとしゃべれよ!!」
レオン「勤務中に無駄口たたいているお前よりかはましだ。」
マイルド「ケッ!言うね〜。」
レオン「・・・休憩あと5分だぞ。もう仕事に戻ろう。」
マイルド「OK!!」
レオン(ったくマイルドのヤツ。)
マイルド「いらっしゃいませ!!」
レオン「いらっしゃいませ・・・」
マイルド「なんだよレオン!元気ねーな!!もっと張り切れよ!!」
レオン「ああ。」
そして、仕事終了後。
マイルド「じゃあな!レオン!!」
レオン「ああ。じゃあな。」

2008w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:25:27 ID:???
レオンライフ

第8話「レオン大当たり!?」

明日とあさっては仕事が休み。レオンは帰りに宝くじを買って帰った。
レオン「3枚くれ。」
店員「3ドルになります。(約300円)」
レオン「ま。こんなもん興味ねーけど。」←だったら買うなよ。
レオン「ただいま」
エイダ「おかえり。私は10分前に帰ったわ。」
レオン「ふーん」
エイダ「何?それ?」
レオン「ああこれか。宝くじ。なんとなく買った。」
エイダ「もちろん。あなたのお金でしょうね?」
レオン「当たり前だ。お前の金勝手に使ったら半殺しになるからな。」
エイダ「ならいいわ。ご飯作らないと。」
レオン「飯できるまで2階でパソコンやっとこ。」
30分後・・・
エイダ「レオン!ごはんできたわよ!」
レオン「ああ今行くよ。」
翌日・・・・・・
なんとレオンの持っている宝くじが大当たり!約30000ドル!
レオン「ま・まじで・・・・・」

2018w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:25:57 ID:???
レオンライフ

第9話「レオン大金持ち」

宝くじが当たったレオン。レオンはお金をどんな風に使うか考えていた。
レオン「うーん・・・・どう使おうか。」
レオン「新しいパソコン買おうか。」
レオン「後は、貯金しとこ。」
そういうとレオンは500ドル残して全部貯金した。新しいパソコンは、どんなものなのだろう。
レオン「ノートパソコン2台目だ。これは有効に使わないとな。」

2028w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:26:36 ID:???
レオンライフ

第10話「もてもて王レオン」

高級ブランド品店で働くレオン。女性客にかなり人気がいい。
レオン「何でこんなに女性客に受けがいいんだ?」
マイルド「そりゃーお前がかっこいいに決まってるからだろ。」
レオン「泣けるぜ。」
店員「おーい!マイルド!レオン!休憩だぞ!」
レオン「ああ今行く。」
マイルド「やーっと休憩できるぜ!」
休憩時間も仕事も終わり。
レオン「あー今日もがんばった。」
店長「レオン君ちょっといいかね。」
レオン「何でしょうか店長。」
店長「実はだね、君のおかげで売り上げが2倍になったよ。いやーありがとう。」
レオン「は・・はぁ。」
その後家に帰ってたレオン。
レオン「ただいまー」
しーん・・・・・・・・
レオン「まだ4時だもんな。エイダがいないのはあたりまえか・・・・」

2038w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:27:21 ID:???
レオンライフ

第11話「アシュリーとの再会」

今日はレオンの仕事は休み。レオンは自分のノートパソコン2台をグレートアップさせる、
パーツを買いに電気屋に行く途中。宝くじの200ドルをもって。
レオン「あのパーツを付けると良く動くんだよな。」
角を曲がった時。ドン!!
レオン「いてて・・・大丈夫か。」
女性「ええ。・・・!レオン!!」
レオン「・・・・・・誰だっけ?」
女性「馬鹿ね!私よアシュリーよ!」
レオン「え?あ・ああ!アシュリーか!」
アシュリー「久しぶりね。」
レオン「ああ。」
アシュリー「どこ行くの?」
レオン「ちょっと電気屋までな。」
アシュリー「ふーん。じゃあ私用事あるから。」
レオン「ああわかった。」
アシュリー「バイバイ!!レオン!」
レオン「ああまたな。」
レオン「何であんなとこにアシュリーが・・・」
レオン「電気屋付いたな。」
電気屋で用を済ませたレオンは家に帰って行った・・・・・

2048w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:27:52 ID:???
レオンライフ

第12話「パソコンで大騒動」

レオンは買ってきたパーツをパソコンにくっつけていた。
レオン「うーん・・・・ここはこうで、そこはこうで・・・・」
エイダ「レオン。無理しないでよ。」
レオン「わかってるよ。」
カチャカチャ・・・・・・・・
レオン「よし。おわったぞ。」
レオン「早速起動だ。」
ウイーン・・・・ピッピッピ・・・チャラララララ〜ン
レオン「起動は問題なし・・っと。」
レオン「よかったよかった。」

2058w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:28:22 ID:???
爪男とのバトル時、

レ「クソーなんで目が見えないのに襲ってくるんだ!!」
爪「くっくっく。俺は聴覚が発達しているのだ。」
レ「くそっ!!」
バン!バン!バン!
爪「そこかー!」
だだだだだだぐさっ。
爪「しまった爪が・・・」
レ「すきあり!」
バン!バン!
爪「うぎゃあああ!よ・・よくも!」
爪「くらええええええ!!」
だだだだだだグサッ!
レ「うぎゃあああああ!頭に!頭にー!!」
爪「頭に刺さったようだな。ひひひひ・・・」
レ「やめろおお!抜け!抜け・・・おううぅぅぅぅ・・」
爪「へっへっへ。とどめだ」
グサッ!

YUUDAIDOゲームオーバー

2068w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:28:52 ID:???
エルヒガンテとのバトル時、

エル「うおおおおおぉぉぉぉ!!」
レ「すごい巨人だ。くそっ!!」
バン!バン!バン!
エル「うおおおおおおお!!!」
レ「まったく効いてない!ハンドガンじゃだめか」
エル「うがああああ!」
ドン!(蹴り)
レ「ぎゃいん!」
エル「うごおおおおおおおおおおおお!」
レ「うがあああ!つかむな!はなせー!」
エル「うごおおおおおおお!」
ドーン!!(投げつける)
レ「おううぅぅぅぅぅ・・・・・」

ゲームオーバー

2078w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:29:24 ID:???
バトル集

村中心での戦い

レ「くそっ。なんなんだ?!あいつら」
バリーン!(はしご)
レ「くそう。おっハンドガンの弾だもらお」
レ「やばそうだ。二階に行こう。」
レ「おっ。ショットガンじゃん。もらお。」
ぶううん!ぶううん!
レ「やっべ。チェーンソーだ、どうしよう」
チェ「うおおおおお」
ぶういいいいいいいんん!!!
レ「おううぅぅぅぅぅ・・・・」

ゲームオーバー

2088w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:29:55 ID:???
バトル集

デルラゴとの戦い

デ「しゃああああああ!!」
レ「うおっ!なんだよ!!」
デ「しゃああああああああああ!!!」
ザバーン!!
レ「やっべ〜!船が転倒した!!」
ボートに復帰。
レ「これでもくらえ!!」
ドシュ!!ドシュ!!
デ「きしゃあああああああ!!!!」
ばっくうううううううう!
レ「うわあああああ!飲みこまれる!おあああ!!」

ゲームオーバー

2098w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:30:26 ID:???
バトル集

ルイスと柳城時

ドン!ドン!バン!バン!
ル「きりが無いぞ」
レ「くそっ!どうしたら・・」
バン!
ル「痛ってええ!殺す気か!もう4回目だぞ!」
レ「スマン。わざとじゃない。」
レ(実はわざとだよ〜ん。うひひひ)
ル「くっそう!」
バン!バン!バン!
ル「痛ってええ!」
レ「スマン」
ル「アディオスレオン」
ドン!ドン!
レ「おううぅぅぅぅぅ・・・・」

ゲームオーバー

2108w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:30:57 ID:???
ルイスの弁当

ル「ふう、やっとあいつら帰ったな」
レ「まったく、手榴弾が何個いったことか」
ル「さて、弁当でも食うか」
レ「やっべ、さっきはらへったから食ってしもた」
ル「・・・!俺のサンドイッチが無いぜ!!」
ル「レオンさてはお前・・・・!!」
レ「スマン」
ル「アディオスレオン」
ドン!ドン!
レ「おううぅぅぅぅ・・・・」

ゲームオーバー

2118w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:31:31 ID:???
バイオ2のお話

アンブレラのせいでラクーンシティはゾンビであふれかえっていた。

ゾ「うううう・・・・おううう・・・」
レオン「くそっ!ぜんぜん死なねー!」
バン!バン!バン!
ゾ「ううう・・・おうあああああ・・」
クレア「どうしよう!」
バン!バン!カチッ・・・
レオン「しまった。マガジン切れだ」
クレア「くっ!止まりなさい!」
バン!バン!
レオン「だめだクレア一旦逃げよう」
クレア「分かったわ」
だだだだだだ・・・・・・
レオン「はあはあ・・・」
レオン「クレア?クレアー!!」
しーん・・・・・・・
レオン「くっそはぐれてしまったようだな」
レオン「マガジンが落ちてる。ひろっとこ」
ヒタ・・ヒタ・・・
レオン「くそ。またゾンビか、逃げよう」
角を曲がった時!
ゾ「あうううう・・・うおおおおああ!!」
ガブぅ!!
レオン「うごおおおおお!」
レオン「あうううぅぅぅ・・」

ゲームオーバー
ちなみにクレアもゾンビに食われて死にました。

2128w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:32:04 ID:???
バトル集

爪男2体とのバトル時

レ「うお!なんで2体もいるんだよ!!」
爪「そこかぁぁぁぁぁ!!!」
ダダダダダダぐさっ!!
爪「ぬうおおぉぉ!壁に刺さった!!」
爪2「うりゃあああああ!!」
ドドドドドドぐさっ!!
爪2「うおおお!ぬけねえええ!」
レ「うおりゃああ!」
ドーン!カシャッ(ライオットガン撃つ)
爪「うぎゃあああ!!」
爪「おのれぇぇぇ・・・・」
爪2「うりゃあああ!」
レ「いうううぅぅぅん!!かすった!」
レ「救急スプレー使用!」
爪「くらええええ!!」
ザクッ!!
レ「うぎゃああ!頭に!!」
爪2「うりゃあああ!!」
ザクッ!!
レ「ぅぎゃぁああ!!」
レ「おううぅぅぅ・・・」

ゲームオーバー

2138w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:32:35 ID:???
バトル集

エルヒガンテとの戦い2

エ「うごおおおおおおおお!!!」
レ「うおっ!何なんだよーこいつは!!」
エ「おごがああああああああ!!」
レ「ちっくしょー!!!」
ポイッ。コロン。ドッカーン!(手榴弾)
エ「うがああああああ!」
レ「効いてねー・・・・・・」
その後も戦い続け・・・・・
ドンッ!カシャッ!ドンッ!カシャッ!(ショットガン)
エ「ぬうおおおおおおお!!」
レ「もうだめだー!!」
ドンッ!(蹴り)
レ「ぎゃおおおん!!」
ワオーン!!
レ「・・・!あれはあの時の!」
あの時
レ「犬がわなにかかってる。かわいそうだからはずしてやろう」
犬「ワンワン!」
現在
エ「うおおおおおおお!」
レ「ナイスだぜ!犬!」
バン!バン!バン!
エ「うがおおおお!」
レ「うりゃあああよじ登ってくらえぇぇ!!」
ズバッ!ズバッ!ズバッ!
エ「うごおおお!!」
ドぎゃーン!!(体当たり)
レ「そんなあああああ!!」
レ「ぎゃおおおーん!!!」
レ「おううぅぅぅぅぅ・・・・・」

ゲームオーバー

2148w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:33:06 ID:???
バイオハザード再び!レオン危うし

第1話「衝撃!悪夢のよみがえり」

俺の名はレオン・S・ケネディだ。合衆国のエージェントだったが今は卒業して、会社員として働いている。
この時俺は、悪夢がよみがえる事など知る由も無かった。
レオン「あー今日も1日疲れたな。」
俺の家から会社までは徒歩15分。いつもはにぎやかなこの通りも今日はふいんきが一変していた。
レオン「どうしたんだこれは人が一人もいないぞ!」
俺は急に不安になった。とりあえず人を探してみる。すると人影が見えた。
レオン「おーい!そこの人!」
人影はこっちを向いてゆっくり近づいてきた。俺も駆け寄ろうとしたその時!
俺は一瞬夢でも見ているのかと思った。俺の前にいるのはまぎれもない。あのゾンビだ。
ゾンビ「ううう・・・・おううぅぅぅ」
レオン「え・・・う・・うそだろ?うそだよな?うおー!!」
俺は猛ダッシュで家に帰ってすみからすみまで戸締りをしっかりした。服を着替えて考えた。
レオン「いつまでもここにいる訳には行かない。」
そういうと俺はナイフ・食料・水をリュックに入れて家を出た。
悪夢からの脱出をめざして・・・・

2158w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:33:37 ID:???
バイオハザード再び!レオン危うし

第2話「生存者登場」

レオンはナイフ・食料・水を持ち家を出た。あたりにはゾンビがうようよしており、この世の地獄かとおもった。
しかし、考えている暇など無い。今はこの街からの脱出が先決だ。レオンは何かを見つけた。
レオン「ハンドガンだ。この人が持っていたのか?」
死体のすぐ横にハンドガンが落ちていた。しかも予備の弾も一緒に転がっている。
レオン「死体が持っていても仕方ないな。もらっておこう。」
レオンはハンドガンと予備の弾(46発分)を手に入れた。
レオン「さて、早く行こう。」
レオンは歩を進めた。ここは街の中心。歩いて脱出するにはかなり大変だ。しかしレオンは諦めずに進んでいった。
パーン・・・・・
レオン「銃声?!」
レオンは慌ててその方向へ行った。すると1人の少年がゾンビに襲われているではないか!
レオンはとっさに銃を構えた。
バン!バン!バン!バン!
少年「危なかった〜。ありがとう。」
レオン「よく生きてたな。」
少年「一応ハンドガンは持ってるけど、ビビって撃てなかったんだ」
レオン「俺がいなきゃ死んでたぞ。」
少年「本当にありがとう。ボクは聖光」
レオン「俺はレオンだ」
聖光「そうだ。これ、助けてくれたお礼」
レオンは救急スプレーとハンドガンの弾(15発分)を手に入れた。
聖光「じゃあボクはこれで。また会いましょう!」
レオン「ああ。気をつけろよ」
聖光「はい!それでは!」
レオンは再び歩を進めた。するとまた、
パーン・・・・
銃声が聞こえた。レオンはその場所へダッシュで近寄った。そこでは、
女性「何なの!こいつら!」
バン!バン!
レオン「今助ける!」
バン!バン!バン!バン!
ゾンビ「うううう・・・・・・」
女性「ありがとう。・・・!レオンじゃない!生きてたのね!」
レオン「・・・!ジルか!」
レオンとジルは同じ会社の同僚。・・・と言っても年はジルの方が上であるが。
ジル「よかったわ。そうだ、これ助けてくれたお礼」
レオンはグリーンハーブ・ブルーハーブを手に入れた。
レオン「ありがとう。」
ジル「じゃあね。気をつけてね。」
レオン「ああ。また会おう。」

2168w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:34:08 ID:???
レオンライフ

第13話「仕事で大成功」

高級ブランド品店で働くレオン。レオンは女性客にモテモテなので店の売り上げが大幅に伸びていた。
レオン「ふぅ。結構大変だぜ。」
マイルド「おーい!レオン!休憩だぞ!」
レオン「ああ。今行く。」
休憩室にて、
マイルド「しっかしレオン!お前がいるおかげで売り上げアップだってよ!」
レオン「サンドイッチ食いながらしゃべるな。飛ぶだろ。」
マイルド「いいじゃんかよ!俺たち友達じゃん!」
レオン「まあ、そうだが。」
レオン「そろそろ仕事に戻るか。」

2178w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:34:40 ID:???
バイオハザード再び!レオン危うし

第3話「必死の抵抗」

レオンは脱出すべく必死に進んでいた。途中にはゾンビがうようよしていた。それでもレオンは進み続けた。
しばらくして、レオンは建物を見つけた。
レオン「どうしよう。入るか?行くか?」
しばらく悩んだレオンは入る事にした。入ってみるとそこは警察署だった。
レオン「警察か・・・・」
レオンは歩を進めた。すると何かにつまづいた。
レオン「何だ?これは」
見るとそれはカギだった。隣にハンドガンの弾も一緒に落ちている。
レオン「何の鍵だ?まあいい拾っておこう」
レオンは鍵とハンドガンの弾(7発分)を手に入れた。
レオンは再び歩を進めた。するとドアがあった。
ギィィィ・・・・・・・
静かな音と共にドアは開いた。すると、
?「動くな!!」
レオン「聖光?!」
聖光「レオンさん!!」
?「レオン!」
レオン「ジル!」
聖光「何だレオンさん。ジルさんと知り合いだったんですか」
ジル「ええそうよ。私とレオンは会社の同僚」
レオン「ふぅ。びっくりしたぜ」
聖光「あ!そうだレオンさんこれを」
レオン「通信機?」
聖光「はい。この警察署を手分けして調べようと思うので」
ジル「私もさっきもらったわ」
レオン「わかった。もらっておこう」
レオンは通信機を手に入れた。
聖光「それとこれをあげます。さっき拾いました」
レオンはマグナムとマグナムの弾(12発分)を手に入れた。
レオン「マグナム!・・・ありがとう」
聖光「いいえ構いませんよ。僕が持ってるよりレオンさんの方がいいですから」
ジル「では手分けしましょうか」
聖光「じゃあ僕は西廊下をジルさんは北廊下をレオンさんは東廊下をお願いします」
ジル「分かったわ」
レオン「わかった」
聖光「調査が済んだらこの部屋でまた会いましょう。」
レオン「何かあったら通信機。だろ」
聖光「ええ。分かってます」
レオン「じゃあな。またこの部屋でな」
ジル「ええ気をつけてね」
聖光「それでは」

2188w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:35:12 ID:???
バイオハザード再び!

第4話「恐ろしいこの街」

レオンは東廊下の扉を開けて捜査を開始した。警察署だけあってかなり広そうだ。
レオン「さてと。どこから調べるかな。」
レオンは右手にあるドアを開けた。どうやら更衣室らしい(男子の)。
レオン「更衣室か・・・・」
入ってからすぐ右に鍵が置いてあった。
レオン「鍵・・・拾っておこう。」
レオンは鍵を手に入れた。
レオン「さてと調査に戻るか。」
ゾンビ「ううぅぅ・・・あううぅぅ・・・」
レオン「ゾンビだ!おのれ!」
ドン!
ゾンビ「おううぅぅぅ・・・」
レオン「ふう。危なかった。」
レオンは部屋を出て東廊下をしばらく調べたが、特に変わった物は無かった。
途中で拾ったハンドガンの弾(34発分)・マグナムの弾(4発分)・救急スプレーは所持しておく事にした。
ピリリリリリ!ピリリリリリ!
レオン「こちらレオンだ。どうしたんだ?ジル。」
ジル「ちょっと変な物があるの。」
レオン「変な物?」
ジル「調査は済んだ?」
レオン「ああ。今終わった。」
ジル「そう。じゃあ来てくれる?聖光君は今向かってきてるわ。」
レオン「分かった。すぐ行く。」
ピッ。
数分後・・・・・・
ジル「レオン!」
レオン「来たぞ。聖光は?」
聖光「おーい!」
ジル「今来たわ。」
レオン「で?変な物って?」
ジル「これよ。」
見るとそこには3匹の悪魔(?)の石像が置いてあった。
レオン「確かに不気味だな・・・」
聖光「気持ち悪い・・・」
ジル「とりあえず調べて見ましょう。」

2198w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:35:43 ID:???
バイオハザード再び!

第5話「忍び寄る恐怖」

レオンたちは悪魔(?)の像を発見していた。早速調べに取り掛かる。
レオン「不気味だな。なんで警察にこんな物が?」
聖光「趣味の悪い人だったんでしょうね。警察庁は。」
ジル「うーん・・・何かはまっているわ。」
聖光「宝石っぽいですね。」
レオン「宝石なら普通金庫に入れてしまうだろう。」
ジル「それもそうね・・・。」
ヒタッ・・ヒタッ・・・
聖光「!なんだ?今の音は。」
レオン「何かいるのか?」
聖光「ちょっと調べて来ます。何かあったら連絡します。」
ジル「気をつけてね。」
聖光「はい!そうだ!レオンさんこれを。」
レオンはマグナムの弾(6発分)を手に入れた。
レオン「ありがとう。」
聖光「それでは。」
たったったったったっ・・・・・・
ジル「二人になっちゃったわね。」
レオン「変な事言うなよ。」
ジル「ごめんなさい。では私たちも別行動しましょうか。」
レオン「聖光にも連絡しとこう。」
ピリリリリリリ・・・・・
聖光「あ!レオンさん!助け・・・うぎゃあああ!」
レオン「聖光!どうした!聖光ー!」
ジル「行きましょう!」
レオン「おう!」
ダダダダダダダダダダ!
レオン「聖光!大丈夫か!」
聖光「あいたたたー・・大丈夫です。」
ジル「何があったの?」
聖光「ハンターに襲われて・・。」
レオン「本当に大丈夫か?」
聖光「ええ。なんともありません。」
ジル「そうなら良かったわ。」
レオン「ああ。」

2208w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:36:23 ID:???
バイオハザード再び!

第6話「ものすごい数の敵」

レオン「まあとりあえず、聖光が無事でよかった。」
ジル「念のため救急スプレーを使っておきましょう。」
聖光「迷惑かけてすいませんね。」
レオン「まあ。いいけど・・・」
ゾンビ「ううぅ・・おううぅ・・」
聖光「ヤバいです!ゾンビが!」
ジル「ものすごい数だわ!100体はいる!」
レオン「まじかよ。泣けるぜ。」
聖光「とにかく撃ちましょう!」
レオン「なんでだよ。弾の無駄だぜ。にげたほうがいい。」
聖光「分かりました。じゃあ警察署へ逃げましょう!」
ジル「早く!こっちよ!」
バタン!
聖光「はあはあ・・・何とか逃げれましたね。」
レオン「これからどうする?外に出るのは危険だ。」
ジル「ともかく。部屋に立てこもっておけば安全だと思うわ。」
レオン「そうだな。この部屋にいるか。」
聖光「ふう。どうなってしまったんだろう・・・・・」
レオン「とにかく。この街から出るのが先決だ。」
ジル「それもそうね・・・」
聖光「ん?これは・・・?」
レオン「どうした?」
聖光「弾と銃本体を見つけました。」
ジル「これは・・・ショットガンね。」
レオン「ショットガンかいい武器じゃないか。」
聖光「誰が持ちます?僕はハンドガンとマグナムがあるし・・」
レオン「俺もハンドガンとマグナムがある。」
ジル「私は・・ハンドガンだけね。」
聖光「じゃあジルさんが持っていてください。」
レオン「俺も賛成だ。」
ジル「ありがとう。」
聖光「レオンさんはこれをどうぞ。」
レオンはマグナムの弾(12発分)を手に入れた。
レオン「ありがとう。」

2218w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:36:55 ID:???
バイオハザード再び!

第7話「新たなる刺客」

レオン「とにかくここを出よう。いつまでもいるのは危険だ。」
ジル「それもそうね・・・・・でもどうやって?」
聖光「これを使えばいけるかも・・・・・・」
聖光の持っていた物は閃光手榴弾だった。
レオン「よし。それを使おう。」
ジル「じゃあ開けるわよ。」
聖光「・・・・・・・・」
バンッ!
ゾンビ「あううおうううう・・・」
レオン「くらええええ!」
ポイッ・・・ピカッ!!
レオン「今のうちだ!早く!」
ダダダダダダダダダダ・・・・
レオン「はあはあ・・・みんな無事か?」
聖光「はい何とか・・・・」
ジル「ええ。大丈夫・・・よ・・・」
レオン「じゃあ脱出ルートの確保だ手分けしよう。」
聖光「分かりました。通信機の機能をアップさせて起きます。」
ジル「頼むわ。」
聖光「はい!終わりました。どうぞ。」
レオンは通信機(パワーアップ)を手に入れた。
レオン「ありがとう。」
ジル「じゃあね。みんな。気をつけてね。」
聖光「はい。気をつけて。」
レオン「じゃあな。」
たったったった・・・・
レオン「さて・・と俺は・・・」
見るとボートが置いてあった。湖のようだ。
レオン「こっちに行くか・・・・」
ぶういんんんんんん・・・・・・
レオン「えーっと陸は・・・・ん?」
ゆらあぁぁ・・・
レオン「なんだ!今のは!まさか・・・!」
?「きしゃあああああ!」
レオン「!!!デルラゴ!」
デルラゴ「きしゃああああ!」
レオン「くそっ!・・!モリだ!よしこれで・・・・」
レオン「うりゃっ!」
ザクッ!
デルラゴ「きしゃああああ!!」
ドーン!
レオン「くそっ!ボートは・・あった!」
ザブザブザブザブ・・・・ざばああ!
レオン「くらえ!」
ビュン!ビュン!ビュン!
デルラゴ「きしゃあああ!・・・・」
ブクブクブクブク・・・・・
レオン「はあはあ・・何とか倒したみたいだな・・・」

2228w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:37:25 ID:???
バイオハザード再び!

第8話「恐ろしい現実」

レオンは脱出ルートの確保に移っていた。
レオン「大変だぜ。まったく・・何でこんな事に・・」
レオンはひたすら進み続けた。すると研究所があった。
レオン「研究所・・・怪しいな。」
レオンは思い切って中に入った。すると中では・・・
レオン「何かの実験?」
見ると紙切れが落ちていた。紙にはこう書かれていた。
「t-ウイルスとプラーガの配合に成功した。しかし研究員が誤ってビンを割ってしまい
事態は大変な事になってしまった。t-ウイルスとプラーガの配合。その名はp-ウイルス。
これが人間に投与または寄生すると、知能を持ったゾンビが生まれてしまう。
つい最近も実験に使ったサンプルのオオサンショウウオや犬が逃げ出した。
だから十分に気をつけること。以上。」
レオン「p-ウイルス・・・・」
レオン「?これは・・・・まあいい拾っておこう。」
レオンはワクチンが入ったビンを手に入れた。
レオン「さてと。調査を再開しないと・・・」

2238w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:37:58 ID:???
バイオハザード再び!

第9話「新たなる敵」

レオンは研究所にて紙切れを発見。読んでから再び行動を開始した。
レオン「とりあえず奥に行くか。」
研究所内は以外に広い。レオンは研究室を発見して中に入った。するとまた紙切れが落ちていた。
レオン「えーと・・・なになに・・」
紙切れにはこう書かれていた。
「実験に使ったサンプルの生物・植物は大切に保管する事。ここでサンプルをまとめておく。
サンプル1=犬
サンプル2=カメ
サンプル3=カブト虫
サンプル4=ミミズ
サンプル5=オオサンショウウオ
サンプル6=ネズミ
サンプル7=ゴキブリ
サンプル8=シーラカンス
サンプル9=カエル
サンプル10=コブラ
サンプル11=イノシシ
サンプル12=サボテン
サンプル13=人間
だ。くれぐれも大切に保管するように。」
レオン「こんな物が・・・いるのか。」
とりあえずレオンは紙切れを持って研究所を出た。すると外には!
レオン「なんだよ!これは!泣けるぜ。」
見るとそこには3メートルはあるカブト虫がいたのだ!

2248w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:38:32 ID:???
バイオハザード再び!

第10話「サンプル登場」

レオンは巨大なカブト虫と出会ってしまった!
カブト虫「うおおおおお!」
レオン「なんじゃこりゃー!」
レオンはとっさにハンドガンのトリガーを引いた。
バン!バン!バン!バン!
しかしカブト虫の硬い体には傷1つ付かない。
レオン「くそっ!どうすれば・・!そうだ!」
レオンははしごを登り屋根の上に立った。するとカブト虫が飛び上がった。
レオン「飛びやがったな!くらえぇ!」
レオンはむき出しの弱点めがけてマグナムを3発はなった。そう空を飛ばせたのは背中の外骨格を
広げさせてその下の柔らかい弱点を狙うため。
カブト虫「うがごおおおおお!!」
ズドーン!
レオン「はあはあ。これでサンプルが1体消えたな。」
しかし分からない。何体いるのかは。
ピピピピピピ・ピピピピピピ。
通信機がなった。
レオン「こちらレオンだどうした?聖光。」
聖光「脱出ルートの確保の調子はどうですか?」
レオン「それがな、ちょっとこれを見てくれ。」

2258w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:39:04 ID:???
バイオハザード再び!

第11話「新たな敵」

レオン「これを見てくれ。」
聖光「これは?サンプルって書いてありますね。」
レオン「ああ。さっき俺はカブト虫を倒した。」
聖光「そういえば・・僕は巨大なカエルに会いました!」
レオン「で?倒したのか?」
聖光「いいえ。逃げました。3体いたので・・・・」
レオン「そうか今どこにいる?」
聖光「美術館の前です。そちらは?」
レオン「研究所のまえだ。」
聖光「その辺は弾が結構落ちてますよ。」
レオン「そうか。ありがとう。」
聖光「そういえばさっき生存者に会ったなぁ。」
レオン「本当か!なんて名前だ?」
聖光「確か、クリス・レッドフィールドって言ってたなぁ。」
レオン「クリスか!」
聖光「知ってるんですか?」
レオン「ああ。ちょっとな。」
聖光「そうですか。では切りますね。気をつけて。」
レオン「ああ。そっちもな。」
ピッ。
レオン「さてとルート確保しないと。」
レオン「何だこれは・・・・」
見るとそこにはライオットガンがあった。予備の弾も転がっている。
レオン「ライオットガン!頂いておこう。」
レオンはライオットガンとショットガンの弾(32発分)を手に入れた。
レオンは進んでいった。すると悲鳴が聞こえた。
レオン「悲鳴?!」
慌ててその方向へ向かった。するとそこでは・・・
?「きゃあ!何なのよもう!」
レオン「今助けるぞ!」
ドーン!カシャ。
?「ありがとう。・・!レオン!」
レオン「クレア!」

2268w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:39:42 ID:???
バイオハザード再び!

第12話「生存者との出会い」

クレア「レオン!生きてたのね!」
レオン「クレアも!無事で良かった。」
クレア「ところでクリス兄さん知らない?」
レオン「ああ。それなら聖光って言うやつと行動してる。」
クレア「そう。良かったわ。途中ではぐれちゃって・・」
?「レオン!クレア!」
クレア「クリス兄さん!」
レオン「クリス!聖光!」
クリス「レオンもいたのか。」
聖光「僕はちゃんと言ったじゃないですか。」
クリス「悪い悪い。はっはっは。」
レオン「笑ってる場合じゃねーだろーが。」
聖光「そうですね。ジルさんと連絡を取ります。」
ピピピピピピ・ピピピピピピ。
ジル「もしもし。こちらジルよ。どうかした?」
聖光「生存者を2人発見しました。」
ジル「こっちもよいまから向かうわ。どこ?」
聖光「ラトタワーの前です。」
ジル「分かったわ。じゃあね」

2278w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:40:15 ID:???
レオンライフ

第14話「人気者レオン」

レオンは高級ブランド品店の店員。女性客に大人気なのだ。
レオン「3万8千円のお買い上げでーす。」
マイルド「くーっ!相変わらずレオンは人気者だな!」
レオン「お前と相棒にされて俺は面倒だらけだぜ。」
マイルド「硬いこと言うなよ!はっはっは!」
店員「おーい!新入り!うるさいぞ!」
マイルド「すいませーん!」
レオン「ったく。これだもんな。だから嫌なんだ。」
マイルド「はっはっは!楽しいな!な!レオン!」
レオン「俺の名前を気安く呼ぶな。ぼんくら。」
マイルド「ひっでーよー!レオン!そりゃ無いぜ!」
女性客「へーあの人レオンって言うんだ。」
女性客「まじかっこいいよねー。」
レオン「・・・・・ったく。」
マイルド「テンション低いぜ!レオン!」
レオン「お前はテンション高すぎだ。」

2288w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:40:45 ID:???
バイオハザード再び!

第13話「集まった仲間」

ジル「聖光君!」
聖光「ジルさん!」
レオン「無事だったか。」
クレア「ジルさん!無事でしたか。」
クリス「ジルじゃないか!」
ジル「クリス!クレア!いたのね!」
レオン「ともかく別行動して脱出ルートの確保が先決だ。」
聖光「そうですね。あ!そうだレオンさんこれ拾ったんであげます。」
レオンは救急スプレーを手に入れた。
レオン「ありがとう。」
クレア「じゃあどうします?」
聖光「そうですね・・・2人一組のチームを組みましょう。」
レオン「そうか。」
クリス「いいんじゃないか?」
ジル「いいアイデアね。」
クレア「賛成です。」
聖光「じゃあ僕はジルさんと。」
ジル「分かったわ。」
聖光「クリスさんはクレアさんと。」
クリス「了解。」
クレア「分かったわ。」
聖光「レオンさんは単独になってしまいますが・・」
レオン「俺は単独の方がいいからそれでいいぜ。」
聖光「じゃあクリスさんとクレアさんは通信機を渡しておきますね。」
クリス「ありがとう。」
クレア「ありがとう。聖光君。」
レオン「じゃあみんな気をつけろよ。」

2298w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:41:39 ID:???
バイオハザード再び!

第14話「悲劇の始まり」

レオンは皆と別れ単独調査を開始していた。
レオン「さーてと、調査を」
ゾンビ「うがごおお!」
ガブぅ!
レオン「うぎゃああ!離せ!このやろう!」
レオンはゾンビの頭部に思いっきりナイフを突き立てた。
ゾンビ「うおおぉぉ・・・」
どさっ・・
レオン「はあはあ・・・痛っ、くそ救急スプレーは。」
レオンは救急スプレーを使った。
レオン「何とか良かったけど・・」
レオン「なんじゃこりゃあ!」
見るとそこには巨大なカエルが2匹いた。例のサンプルだ。
レオンはとりあえずカエルを無視して進むことにした。
するとカエルが草むらからいきなり飛び出してきた。
カエル「げこおおお!」
レオン「うおっ!」
間一髪バック転で避けれたがさっきのカエル2匹も気がついたようだ。
カエル「げっこおおお!」
レオン「おのれえ!くらえ!」
レオンは飛び掛ってくるカエルにライオットガンを放った。
カエル「げごがうおおお!」
レオン「お前らもくらえ!」
ドン!カシャッドン!カシャッ
レオン「間一髪助かったな。」
?「ひた・・ひた・・・・・」
その後ろに恐ろしい物が迫っている事などこの時のレオンは知る由も無かった。

2308w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:42:13 ID:???
ビビリさんの作品↓

2318w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:42:43 ID:???
「ハンクの再就職先」
第一章 アンブレラの崩壊

ハンクはいつものようにアンブレラの部隊として活躍していた。まぁ一緒に行った仲間は絶対死にますが(笑)
ハンク「俺には悪霊がついているのかねぇ・・・よし、アンブレラで有名な占い家に頼もう」 15分後
ハンク「着いた・・・」 しかし店には大行列が!
3時間後 ハンクの番
占い家「おまえさんには悪霊が付いておる。なのでアンブレラも崩壊じゃ」
ハンク「やっぱり・・・って[崩壊]ってええええええええええ!!!!???」 1秒後 ちょwww
アンブレラ崩壊(建物) 事実上の崩壊である

しゃちょー「ということなので倒産、お疲れ」
ハンクは 20万円 をもらった
喫茶店にて。 ハンク「20万円でくらしていけと・・・orz」
マスター「はい、請求書」
ハンクの もちがねが 19万円になった

2328w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:43:17 ID:???
「ハンクの再就職先」
第二章 ハンク、拾われる 
ハンクの所持金 11万円(あれから色々あった)
ハンク「家に住むと家賃取られるし・・・ホームレス生活くるか!w」
1週間後
ダンボールとか粘着テープとかラジオとかなんぞやらを集めてきたハンク。
ハンク「ということでお休みー」
1分後 
ラジオから「強烈な台風がやってきます、直ちにホームレス生活をやめてください」
ハンク「まさしく俺のことじゃねぇか・・・orz]
5日後
地中に潜んでた(暮らしてた)ハンクはある日、でっかい男に会った。
でっかい男「ちょっとこいや」
ハンク「はぃ・・・」
出てきた直後 ボカッ ハンクは 気絶 した。

1時間後 ボカッ
殴られて起きたハンクは、ある研究施設にいた。
ハンク「なんぞここ?ってさっきのでっかい男!」
でっかい男「私はサドラー、カリス(ry」

2338w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:43:48 ID:???
「ハンクの再就職先」第三章 プラーガの力
研究施設にて。
ハンク「なんだこの蜘蛛みたいなやつ?」
サドラー「プラーガという寄生体、これを宿した人はいい人材になる、そもそもプラーガとは(ry」
ハンク「はいはぃ・・・」
サドラー「あれが宿された人物だ、あれはかませ・・・じゃなくてクラウザーだ」
サドラー「クラウザーは常に左手が奇生体になっている、ある注射をしたら1時間普通になる。
ハンク「へぇ・・・」
サドラー「と、いうことでお前にも奇生体をうめこむ」ボカッ
ハンク「またかよ・・・ガクッ」
1時間後
サドラー「終了」
ハンク「別に変わってないが?」
サドラー「・・・」
ハンク「・・・」
サドラー「あ、それ針がなかった♪」ボカッ
ハンク「またか(ry」

2348w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:44:19 ID:???
「ハンクの再就職先」

第4章 控え選手
ハンク「と、いうことでプラーガとかの注射をしたのだが・・・」
カリスマ「一応幹部級のプラーガ植えといた」 
カリスマ「ということで、早速行ってもらいますか」ドンッ
ハンクは穴に落とされ、下の方へ落下。

1分後
着地場所 クラウザーとのナイフバトルムービーの場所、・・・の上(天井)
ハンク「ナイフも持たされて・・・何やればいいのかね、おっレオンだ、あれ?クラウザーまで」
下の方では・・・
レオン「たったそれだけの為に・・・」
キン!キン!シャバッ!!
クラウザー「フン」
ダンダン!ドンッ!
クラウザー「これもアンブレラの為・・・」
レオン「アンブレラ?」
クラウザー「お前にこの先は必要ない」
クラウザー「愛☆かもね!(死ね!)」 その頃 カリスマ「愛☆かもね!」
色々な理由で略

レオン「レーザー?触ってみよう」ビン!
ワープした!(何故)
そしてまたあの場所へ。
レオン「もううぜぇ・・・」
プレイヤー「何故!?」
ハンク「なるほど、俺はこいつとナフバトルするのか」

2358w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:44:53 ID:???
MAGNAMさんの作品↓

2368w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:45:24 ID:???
〜バイオ4サバイバル プロローグ〜

俺の名前はレオン・S・ケネディ。合衆国のエージェント。
ロス・イルミナドス事件から・・・何年だろうか。
覚えていない。いや、俺の脳が拒否しているのかも知れない。
・・・だが、そんなことどうでもいい。
今大切なのは、今起こっている事件。
その「事件」・・・被害者の1人はこの俺・・・。

目を開けた。その瞬間、朝日が目に入った。

レオン「うう・・・なんだ?いや、ここは・・・?」
彼が見たのは、見知らぬ土地。
レオン「・・・夢・・・?」
違う。風が肌に触れたときの感触。岩の手触り。
どうやら、レオンがいたのは海岸だった。
そして、足元のカバン。
レオン「何か入ってるな・・・」
レオンは、空けてから固まった。
レオン「食料に水、地図とペン・・・拳銃に・・・散弾銃?」
なぜだ?分かるはずがない。
だが、これが悪夢の5分前だった・・・。

2378w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:45:55 ID:???
〜バイオ4サバイバル 第1話〜

あらすじ〜レオンは、見知らぬ島に来ていた。
レオン「じっとしていてもしょうがない・・・脱出方法を考えなければ。」
立ち上がろうとした瞬間。
「プーーー・・・」
音が鳴った。サイレンのような音。
レオンは気づいていなかったのだろうか、通信機があった。
そこから鳴ったものだろう。
レオン「・・・?」
???「ミナサン、オハヨウヨウゴザイマス」
1つの合成音声。
???「ゴランノトオリ、ミナサンニムジントウニニキテイタダキマシタ」
レオン「お前は一体誰だ?」
???「アナタガタニハ『アルコト』ニツイテ、キテイタダキマシタ」
無視か。と言いたかったが、どうやらこちらからの会話は無理なようだ。
???「アタタガタニハブレスレットガツイテイマスネ?」
レオン「?・・・!気が付かなかった・・・」
確かにレオンの手首にはブレスレットが付いていた。
かなり軽いし、付けている感じが全くなかった。
レオン「・・・待てよ?」
さっきこいつ(人間かどうかは知らないが)が言った言葉・・・
『ミナサン』
『アナタガタ』
レオン「・・・もしや・・・!」
すぐ後ろで、何かが動いた気がした・・・。

2388w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:46:30 ID:???
〜バイオ4サバイバル 第2話〜

レオン「まさかッ・・・!」
レオンは振り向きざまに拳銃(以下ハンドガン[ブラックテイル])を構えた。
だが、そこにはいない。しかし何かの視線を感じる。
「ヒュン!」
レオン「!!!」
ライフルの弾が射程距離内ギリギリのとこで飛んできた。
レオン「危なッ!」
そして散弾銃(以下ライオットガン)を飛んできたあたりに撃つ。
反応はない・・・当たったとしても、ここからだと威力もない。
レオン「・・・一旦逃げるか・・・」
そして大きな岩陰の後ろに隠れる。
「コツ・・・コツ・・・コツ・・・」
レオン(まずい・・・こっちに来る!・・・ん?これは・・・)
ちょうどナイフがあったので、取り出し構える。
すると、奴の影が見えた。
レオン(・・・来た!)
「ヒュッ」
「チャッ」
レオンは、相手が銃を向けているにもかかわらなく、
ナイフを直前のとこで止めた。
レオン「・・・なんでお前が・・・?」
エイダ「久しぶりね、レオン。」
レオン(マジかよ・・・なけるぜ・・・)
エイダ「どうやら・・・」
エイダは林の方を向いて言った。
エイダ「ここにはあなたと私・・・そして他におそらく3人いる。」
まさか・・・とは思ったが、想像の人数とは全然違う。」
レオン「なんでお前がそんなことを・・・?」
エイダ「会ったから・・・」
レオン「な・・・」
エイダにしては単純な行動だ・・・
エイダ「そして私たち5人で『殺し合い』をしなければいけないらしい。」
レオン「なんだ・・・そんなこと・・・って殺し・・・合い・・・!?」
さわやかな風が吹いた。だが、それは絶望の風にも感じた。

2398w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:47:11 ID:???
〜バイオ4サバイバル 第3話〜

レオン「何だって殺し合いとやらをしなきゃいけないんだ?」
エイダ「私が知ってる訳がないでしょう・・・」
・・・じゃあさっきまでの知ってますよみたいな言い方は何なんだ・・・?
レオン「じゃあつまり、俺はお前を・・・お前は俺を殺さなければ
    いけないって事、なんだろう?」
エイダ「・・・ご察しの通りよ。あなたを殺すのはまだだけどね・・・」
エイダはそう言って林の中へ消えた。
レオン(なけるぜ・・・とりあえず情報収集するか)
そう思い、地図を広げた。
レオン「林が円形になっていて、それに沿って海岸が続いているのか」
???「イイワスレテイマシタガ・・・」
まだ話すのか。しつこいな・・・
???「タイムリミットハ3カカンデス。3カカン以内にヒトリニ
    ナラナケレバ・・・ジドウニウデワハバクハシマス。」
レオン「・・・隠れていてはダメ、か」
レオン「まずは海岸に沿って向こうへ行くか・・・」

〜中略〜

レオン(ん?誰か話している・・・?)
レオンはまずい、と思い岩陰に隠れた。少し遠いので聞き取りづらい・・・
レオン(顔を見ようとして感づかれて撃たれたらまずい・・・
    とはいえ声は聞こえづらいな。)
???「全・・・でお・・こ・・・・?」
???「黙・・殺・・?」
???「しか・他・3・い・・か」
???「・手な・を・・な・ ・つで・お・・殺・事・・・・ん・・?」
???「フ・・・・る・・な・・」
???「・いぜ・ほ・・・い・・い・。」
・・・どうやら片方の男は行ったらしい。
???「ま・・い・。」
レオン「こっちも行ったか・・・フゥ・・・!」
その後に行った男が、こっちを振り向いた。
???「気の・い・。」
レオン(・・・!危ねぇ・・・)
レオンはハンドガンを握りながら、また海沿いに向かって隠れながら
進んだ。しかし・・・なぜだろうか。

今の2人の中の1人は・・・どこかで会ったような気がする。
そして、そいつにはいい思い出も悪い思い出もあるような気がする。
しかし・・・ここを出るためには殺さなければいけない。
今までの・・・幸せな生活に戻るために・・・
生き残ってやる・・・!

2408w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:47:41 ID:???
kzさんの作品↓

2418w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:48:14 ID:???
(題名不明)
レオン「ここか・・・」
村人A「いたぞ!」
レオン「なにっ!」
村人A「ランチャー発射!」
レオン「おいっ、ちょっとまて台本どおりにやらないとダメだろ
カット!
監督「だめじゃないか、ちゃんと台本どおりにやらなきゃ
   ほら、今度はちゃんとビームサーベルで襲うんだぞ」
村人A「あ、はい」
アクション!
村人A「うがー」
レオン「と、止まれ、止まれよ、この止まれの標識が目に入らないの     か!くそっ、一時引くか!」
村人B「敵は射撃ゾーンに入りました!」
サドラー「よし、放て!」
村人C「パリオッド発射!3、2、1!発射!」
ドヒュドヒュドヒュ(×10)
レオン「な、なに!」
ベチャベチャベチャベチャベチャ
レオン「こ、これは・・・・卵・・・・くそぅ俺様をなめやがって!」
サドラー「エヴァ初号機、ガンダム出撃しろ!」
アムロ「了解」
シンジ「はい・・・」
サドラー「ケーブルを切断しろ」
エヴァ01のケーブルが切断されました
アムロ「アムロいっきまーす!」
シンジ「いた!」
レオン「な、なんだこいつはっ・・・くそぅ」(手榴弾5発投げた)
しかしその手榴弾はATフィールドにより打ち破られた
アムロ「貴様!ニュータイプか?なら逃げる!」
ガッガッガッガッ
シンジ「って、そりゃないよ!だったら僕も逃げるよ」
レオン「なんだったんだ・・・ん?あの金髪女、アシュリーか?」
アシュリー「第弐拾使徒!レオン確認!よし、こんどはぬからないわよ
      エキセントリック号出撃!」
ボーイ「エキセントリック、エキセントリック、エキjgぁあが(死」
レオン「なんだこいつ、すぐに死にやがった」
マリオ「貴様にはむごい死が待っている」
レオン「なんでおまえがくるんだよ」
マリオ「黙れ!スーパーキノコ!」
レオン「やばい・・・ライオットガンで撃ってやれ」
マリオ「うが(死」
スペランカー「貴様には未来などない・・・」
レオン「お前にいわれたかないもんね」
スペランカー「だまれ!」
鶏「こけこっこ(突っつき」
スペランカー「ぐはっ(死」
レオン「いったいどうなってんのここ」
綾波レイ「パラレルワールドいろんな人がでてきてもおかしくないの」
レオン「お前まででてくるかw」
ピシッ!
レオン「なんでー」
ピシャ!
レオン「・・・・・・」
どーん
みんな「わーわー」
エイダ「おめでとう」
ウェスカー「おめでとう」
ルイス「おめでたいな」
アシュリー「おめでとうレオン」
サドラー「おめでとう」
鶏「くっくるー」
サラザール「おめでとうケネディ君」
総長「おめでとう」
シンジ「おめでとう」
綾波レイ「おめでとう
アスカ「おめでとう」
マリオ「おめでとう」
レオン「なんでエヴァのラストシーンににせているのだ・・・」
カット
レオン「監督〜いくらなんでもこれは無茶苦茶ですよ」
Kz「いいんだよ、これは俺の妄想だ、余計な口出しはするな」
レオン「んなーむちゃくちゃなー」

2428w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:48:52 ID:???
バイオハザードへの講義(フィクション)
***クロウ***
我々があんな人食いガラスにされていては困る
小学生に石を投げられたり他の種類の鳥からも
「あいつは人食いガラスになるんだ」と馬鹿にされたりしている
鳥種差別もいいところだ!
***ケルベロス***
何故我々シェパードがあんな化け物にされている
おかげさまで他の犬の仲間には「あいつはいづれ化け物になるからダメだ」と
これじゃ柴犬のペスと結婚できないじゃないか
次はブルドッグにしてくれ
***ハンターγ***
私は田んぼ町会長のゲロである
あのゲームで私が登場して依頼平和が一転して小学生に
「こいつは、ハンターγになるから今のうちに棒でつぶしてしまえ」
と訳のわからないことを言われながらもつぶされそうになった
どうしてくれる

2438w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:49:23 ID:???
FIRSTさんの作品↓

2448w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:49:54 ID:???
フケチビ戦隊サラザール1
ここは某村の城の中。突然進入してきたアメリカ人の工作員により、城内は混乱の真っ只中にあった…

邪教徒1「くそぉっ!第二、第三ブロックが突破された!」
邪教徒2「ついでにオレがツボの中に隠しといたへそくり取られた!」
邪教徒1「なんでツボなんかに隠すんだよ!金庫に入れとけ金庫に!」
邪教徒2「とかなんとか言ってるあいだに、うわさのエージェント来ち    まったよ!どうすんだよ!」
レオン「ふはははは。ptasをドルに換金して大もうけだ!」
邪教徒1&2「うあああん!死にたくないよ〜!」
???「「「「「ちょっとまったぁ〜!」」」」」
レオン「なんだ?」
???「サラザールレッド!」
???「サラザールブルー!」
???「サラザールグリーン!」
???「サラザールイエロー!」
???「サラザールピンク!」
サラザール×5「五人揃って、フケチビ戦隊サラザール!」
邪教徒達「あ、あれはサラザール様…っていっぱいいるし!」

突如現れたフケチビ戦隊サラザール。彼らは侵入者を撃退して城に平和をもたらすことが出来るのか!!
村人「タイヘンダー!タイヘンダー!タイヘンダー!」
レッド「大変なのは分かりましたから、落ち着いて下さい。何があったのですか?」
村人「アメリカ人のエージェントが村に来て、金の卵を取って行きました!息子のお弁当にしようと思ってたのに…これじゃぁ叉お弁当はおにぎりだけで、息子がいじめられてしまいます…」
レッド「お〜い!今の聞いたか、ブルー、グリーン、イエロー、ピンク!」
ブルー&グリーン&イエロー&ピンク「聞こえている!」
レッド「今こそ」
イエロー「変身の時が来た!」
レッド「ちょ、おまw人の台詞を横取りするとか」
ブルー&グリーン&ピンク「オー!」
ピンク「丁度4人いるしね、リーダーイエロー(ハート)」
レッド「グスン…皆で僕の事いじめる…先生にいいつけるもんね〜だ!」
全員「変身!」

五人のサラザールは、自分の手を出し、ナイフを突き立てた!
直後、ナイフから金色の光が出て、半裸状態(以下略)
光が収まると、そこには五色の服を着た戦士達が!
レッド「サラザールレッド!」
ブルー「サラザールレッド!」
グリーン「サラザールブルー!」
イエロー「サラザールグリーン!」
ピンク「サラザールイエロー!」

全員「あれ?どっかずれてね?ヒソヒソヒソ…と、とにかく!」
全員「五人揃って!フケチビ戦隊、サラザール!」

2458w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:50:26 ID:???
フケチビ戦隊サラザール2
レッド「よし!五人揃った所で…ってブルーは?」
グリーン「エージェントとイベントシーンだからって行っちゃいました…」
レッド「え?ちょっとここでイベント入るの?(台本をめくる)あ!本当だ!ってか此処オレの出番じゃん!『イーヒヒヒヒヒ』と言ってサラザール初登場!の場面!畜生ブルーの野郎!あのセンス悪い青色の幼児服で出てくるフケチビがラモン・サラザールだとプレイヤーに思われるじゃないか!」
グリーン&イエロー&ピンク(いや、俺ら色違いなだけだから…)
レッド「畜生!あいつむかつくから脱退させる!首だ首!」
グ&イ&ピ(うぁ、短気で計画性の無いリーダー…これだから人望が無いんだなぁ)

リーダーの独断によってあっという間に4人になったフケチビ戦隊。その運命やいかに!


グリーン、イエロー、ピンク「どうしよ〜、ブルーがいないから4人中3人しか隊員が…ってあれ?そうかレッドがいたな。」
レッド「ひどいですよみんな〜。一応私がリーダーなんですから…」
グリーン、イエロー、ピンク「え?リーダーってグリーンじゃなかった?いやいやイエローだったかもよ?ピンク?それともブルー。ってか新登場のキャラの癖にリーダーとかホザくなレッド。」
レッド「wwwwhat?過去ログを読み返しましたか貴方達!まぁそれはともかく、『サラザールはブルーしかいない』とプレイヤーが思い込んでしまう事態を避けるため、何としてでも我々の姿をあのエージェントの前に出さなければなりません。」
ピンク「わ、私作戦があるんだけど…どうかしら(ハート)」


(教会の振り子の刃がブンブン振れてる所)

レオン「さーて、先に進むか…お、あの振り子トラップだな。2週目だからなれたものだよ〜。タイミングをつかめば簡単…ってなんだあれは!」

(振り子の代わりにゆれてるサラザールブルーを除く四人!)

4人「イーヒヒヒヒヒ。ミスターケネディー。サラザールはあの青いのだけではないのですよ〜」

レオン「だれだお前ら!」

レッド「私達は、フケチビ戦隊サラザールの…あ!腕攣った!あ、落ちる、落ちる!ちょwグリーン、お前オレの足につかまるな!ヤバイ!此処をこらえたらアピール成功なのに!おいピンクは何エージェントにサインもらってるんだよ!そして何うれしそうに頬染めてるの!おい!エージェント!我々フケチビ戦隊アアアアアア!」

レオン「何だったんだ?あいつらは…。あとそこのピンク、行かなくていいの?」
ピンク「私は…貴方がいれば…(ポッ」
レオン「???」

しょっぱなからアピールに失敗したフケチビ戦隊!彼らは無事に存在をアピールし、ついでにエージェントをこの城から追い出せるのか!

2468w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:51:04 ID:???
甲賀さんの作品↓

2478w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:51:35 ID:???
 〜Compensat鄯on〜
   〜償い〜

男は旅立つ。
無の世界へと。
それを見送るは化け物と同化し、元の体に戻る事すら出来なくなった孤城の領主ただ一人。
彼の僕はその男の銃弾によって蜂の巣とされ、横に醜く横たわっている。
孤城の主は笑った。初めはいつもと同じ笑い方。
だが時が経つうちに、彼の笑いは小さな笑いとなり、やがて彼の目に透明な液体が滲んだ。
彼はそれを隠そうと必死に笑い続け、これで、ようやくこの孤独な城から別れを告げる事が出来るとして笑い続けた。
だが、彼の心は既に悟っていた。
自分がもう、この城から動く事が出来ないと。
やがて笑いが止まり、彼は男の居る方向に眼を向けた。
その眼は男の近くを見続けていたが、彼の心は既に遠くの記憶へと飛んでいた。
彼が幼くして、領主になった頃、彼が好奇心で教団の始祖を招きいれたのが原因で、完全に村が異形の者達の住む村へと変貌した。
その時の村が変貌していく様子を彼は昨日のように鮮やかに覚えている。
だが、教団によって既に狂信者とされた城の中で異を唱える事は、死を意味する。
だから、自分に怪しげな注射をされた時も何も抵抗する事ができなかった。
その償いが、今、来たのだ。
死ぬ事が無くても、未来永劫独りで、さらにそれに耐えかねて死ぬ、ということも出来ない。
まさに行き地獄。
あの時、村に始祖を招かなければ。
あの時、村人に教団の妄言に耳を貸すな、と言えれば。
あの時、自分が死ぬ事を気にせず、教団を排することをしていれば。
今、この場に居て、償いをさせられる事は無かっただろうと今更になって思う。
その時、既に死んだと思っていた男が動いた。
その動きは誰が見ても分かる位の動きだったが、今の領主には見えていなかった。
男は力を振り絞り、手に持っていたロケットランチャーを、痛そうに構え、撃った。
弾は狙い違わず、領主へと飛んでいき、直撃した。
同時に男は力尽き、倒れ伏した。
また、領主もすぐに償いを終える事が出来ると喜び、力尽きた。

後には、領主の死体だけが残った。

2488w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:52:08 ID:???
ルイカさんの作品↓

2498w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:52:44 ID:???
友達の悲劇
マーセナリーズでの話し
ステージの一番右下のステージ
始まった瞬間
ウォンウォォン
ハンク「ん?」
ガタン!
ウォオオオオオイ!(踊るチェンソー大男)
ウォオオイ(ハンクの死に声)
点数0点
2個目
またマーセナリーズ
自分的な奇跡
クラウザーで村に挑戦
ク「クソーアーチェリーの矢がなくなったぜよし爆弾だ」
ドーーーーーーーーーン!!
ク「あら以外12コンボ後チェンソー姉妹も倒してしまうとは」
ブォンブォン!
ク「まだいたのカーよし変身だぜ」
フワ!!!フウ!ジョシーン!
俺「うわー60000点行ってルーよし70000点目指すぞ!」
そして結果は・・・・約76500点!
俺「結構行ったな・・」
皆さんは点数いくらですか?(バイオ4持ってる人以外でもやったことある人
も)

2508w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:53:15 ID:???
第1話目[目覚めそして・・・]
その朝・・・
レ「うーん」
レオンはある物音で目覚めた
レ「ん?なんか外から変な声が聞こえるぞ」
?「うぅーう」
レ「なんだなんだ?もしかして・・・」
キャーーーーー!
レオンの妻(レ妻)「助けてレオーーーーン!」
レ「今行くぞ!」
レオンはハンドガンを取り妻のところへ・・いったい何がおきているのか
そして妻の身に何がおきたのか!・・・・

2518w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:53:48 ID:???
第2話[復活]
レ妻「助けて〜レオーーん!」
レ「今行くぞ!」
レオンの妻はゾンビに襲われていた!
レオンはハンドガンを持ちゾンビに向かって
発砲した!
バン!バン!
ゾ「うぅぅぅ」
バタ!
レ「大丈夫か!」
レ妻「ええ大丈夫よ」
レ「でもなぜこいつがまさか・・・」

2528w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:54:23 ID:???
第3話[破滅]
2年前の話である・・・
クリス「レオン協力してくれ!」
レ「へ?いきなりなんだ?」
ク「クレアがアンブレラに捕まったんだ」レ「マジで!んじゃ協力しよう」
ク「よし!実は他に仲間がいるんだ・・」
レ「だれだれ?」
ク「まず1人目はジルだ!」
ジ「ひさしぶりレオン」
ク「2人目はエイダだ!」
エ「リオン久しぶり」
ク「これだけだ」
レ「よろしく」
移動中・・・
レ「(クリスお前ほかに目的あるだろ)」
ク「(あっわかっちゃた?)」
レ「(で何なんだ)」
ク「(アンブレラを破滅させるんだ)」
レ「(協力するぞ)」
ク「(ありがとうレオン)」
そしてアンブレラに到着
?「ブルルルルル・・・・」
ジ「なんか今聞こえなかった?」
レ「いや何も聞こえなかったけど」
ジ「そうじゃいいんだけど・・・
?「ウワァオオ!」
エ「助けてレオン!」
レ「エイダ!」
ク「あれは・・・何なんだ・・・」

2538w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:54:55 ID:???
第4話[強敵]
?「ギャアオオオオオ!」
ジ「あっアレ一回か二回戦ったことあります!たしか・・・・ネメシスだったけ」
ク「ネメシスだって!」
レ「ネメシスって何?」
ク「まぁー実験体かな」
レ「リッカーみたいなやつ?」
ク「それとは違うんだよなー」
ク&レ「ブツブツブツ・・・」
エ「いいから助けなさいよー!うっうはぁああ・・・」
全「エイダぁーーーーーーーーーーー!」
ネ「ウガガガガ・・・・」
ク「よしエイダは死んだ!ジルお前はマグナムだ!」
ジ「はい!」
レ「俺はロケットランチャーだ!」
ク「グレネードで行くぞ」
ダーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!
ネ「ウガァーーーー(それはないだろうさすがに俺死ぬって)」
全「よーーーーーーーーーーしネメシス撃破ー」
会社の中へ突入!・・・
エイダの気持ち・・
エ「あのーいいかしらクリスのアレ何よ」
俺「アレとは?」
エ「エイダは死んだ!・・って何よ死んでほしかったの!」
俺「クリス後は任せた!」
エ「逃がすもんか!」
ダーーーーン
俺「ウガ!」
バタ!
エ「クーーリーースどこ行ったぁー」
俺「今アンブレラ社にいます・・ガハ!」
エ「まだ生きていたのね市ね!」
だ!だだだだだだだだだだ!
俺「もうだめぽ・・・・」

2548w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:55:31 ID:???
第5話[パラダイス]
会社へ入った瞬間
コンピューター「ウィーンウィーン侵入者侵入者」
ク「やべー!アレはまずかったか」
レ「それはそうだな」
2分前・・・
ク「アレカードキーかぁーどうする扉破壊する?」
レ「おいおいきずかれたらどうする」
ジ「そうよそうよどうするつもり!」
ク「でもそんなのかんけぇね!でもそんなのかんけぇね!はいオッパッピー」
チュドーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レ「(泣けるぜ)」
ジ「(泣けるわ)」
レ「パクった?」
ジ「へ?な・何のことよーあははははは・・・」

2558w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:56:20 ID:???
第5.5話[パラダイス]
ク「おいおい何なんだこのゾンビの数は・・」
レ「約1000頭入るぞきっと・・」
ジ「ここはみんなでといいたいところですが・・レオンに任せましょう」
ク「そうだなあんま活躍してないし」
レ「えーーーーーーー!なんでー!まぁいいか蹴散らしてやるぜ!」
ジ&ク「(何でここでかっこつける・・・)」
レ悪魔化「さぁいくぜ・・・くくく・・地獄のロケットランチャー!」

2568w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:56:52 ID:???
第6話[恐怖]
レ「ふはははははっはははは!死ね死んでしまえはあはははっはははh!」
ク&ジ(壊れたな・・・)
ゾ(あの人なんですかロケランをいろんなところに・・)
レ「おやまだ生きてた子がいたのかなぁ〜死ね〜い!」
ゾ全「ウアワ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜オ!」
チ〜ン
レ「よし行こう!」
ク&じ(二重人格・・・)
レ「どうかしたかい・・・」
ク&ジ「何でもありません!」
扉を開けたら・・
?「・・・・」
レ・ク・ジ「たッタイラントォー!」
タ「・・・・」
ダダダダだd!
全「キターーーーーーーーーー」
がち!
ジ「助けゴホッゴホッアぁーガク」
2人「死んじゃったー」
バヒューーーーーーん!ドガーーーーーーーーーーん!
タ「うぎゃぁぁぁぁぁおん」
レ「分かれ道だ・・・クリスはあっち俺はこっち」
ク「OK」
レオンの状況
レ「第三の部屋・・・」
ガチャキぃーーーン・
?「ふわ!」
キン!
レ「おまえは・・・・クラウザー・・・」
ク「2年前に殺したはずといいたいのかやはり俺とお前は・・」
レ「隙あり!」
ドス!
ク「グハァ卑怯な・・なら・・」
ジョキン!(変身したときの音)
レ「うんしょ」
ドシュ!ドシュ!ドシュ!・・・
ク「グハァグハァウワアァポッウワワワ・・」
バタ!
レ「ハメ成功!」

2578w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:57:22 ID:???
第7話[宿敵]
ク「4の部屋・?」
クリスは扉を開けた・・・
ギぃーーーィ
?「久しぶりだなクリス」
ク「お前はウェスカー!」
ウ「少しは強くなったか」
ク「死ね!」
バヒューん!
ウ「ふっ・」
パキーーーーん
ク「銃弾を跳ね返すだと!」
ウ「私はあの後改造されたんだよ!」
ク「クッ・・・」
ウ「おっと時間がないのでさよならクリス君」
スウィン!
ク(今度あったら・・・・)
そしてクリスは次の部屋へと足を運んだ・・・・
そのころ・・・
レ「第5の部屋・・・いったい何が・・・」
ガチャ!きぃーーーーーィ
?「久しぶりだなケネディ君」
レ「その声からしてサドラーだな!」
サ「そのとおりだケネディ君」
レ「また、チ○ポで倒しに来たのか!」
サ「チ○ポではない!私はウェスカー様に改造してもらったのだ!」
レ「へぇーでどうかしたか?」
サ「死ね!」
バヒューん!
サ「うが!なーんてね死ね!」
ドシュ!!!
レ「グファ!」
バタ!

2588w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:57:57 ID:???
第8話[発見]
レ「ぐっ!」
レオンは倒れてしまった
そのころクリスは・・・・
ク「研究室・・そういえばあっちに道があるけどレオンがきてないな・・・もしかしてやられたのか!」
クリスはレオンがいる部屋へ向かった・・・・
ギぃーーーー
ク「・・・・おーーーい」
?「・・・・・・・」
ク「おーーーーーーーーーーーーーい!レオーーーーーーーン!」
?「兄さん!?」
ク「へ?何言ってるんだもしかしてクレアか!?」
クレ「そうよ!兄さんね!」
ク「クレア無事だったか!」
クレ「ええ何もないわ・・兄さん1人でここまで!?」
ク「いやレオンと一緒だ・・・そういやレオン探してるんだっけ」
クレ「一緒に探しましょ」

2598w@正直言って我慢の限界にまで来てます。 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:58:28 ID:???
第9話[憑依]
レ「ウグ!あ・・い・・つは・・何を・・仕掛けた・・・」
そのころクリスは・・・・
ク「第5の部屋・・よし行こう」
ギぃーーーィ
ク「あっレオン!」
クレ「動くなクリス!」
ク「!?どうしたクレア」
クレ「動いたら死ぬぞ!後私はクレアに憑依してるんだよ」
レ「ふっ・・よくやったリーゼ」
リ「そちらもよくやったファイン」
フ「てかやっちまえよ」
リ「そうだな」
プス・・・
ク「うぐ・・・」
バタ!そのままクリスは寝てしまった・・・・

2608w@ショウヘイヘ―イ!! ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 22:59:17 ID:???
第10話[裏切り]
ウ「よくやってくれましたファイン・リーゼ」
フ・リ「ふっやはりな」
ウ「どうした!?」
フ・リ「あなたはもう不要ですさよなら」
ドシュ!
ウ「ぐふぅ!」
バタ!
フ・リ「これがZウィルスかそしてアレが実験体よし憑依はあいつにしよう」
シューウガチャン
フ・リ「実験体に憑依してZウィルスを打ってTウィルスを世界中にばら撒けば・・うぐ!」
バタ!実験体(フ・リ)はそのまま倒れてしまった・・・・
ク「ん・いてててててっててて!救急スプレーでシューっと」あっこんなところにエレベーターがよし行ってみよう」

2618w@ショウヘイヘ―イ!! ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:00:21 ID:???
第11話[仲間]
シューガチャン!
ク「ここが第2研究室か・・・ん?なんか声が聞こえる・・」
?「・・・・・だ・・・れ・・?」
ク「ん?実験室から声が聞こえる・・・?」
クリスは実験室へ行った・・
キィウィーン
ク「あ!クレア!でも待てさっき偽者だったしなう〜〜む・・・」
クレ「偽者!?」
ク「そうなんださっきいたしあっそうだこれだ!」
クレ「?」
ク「第1問:クレアと俺の苗字は?」(考えてみてくださいゲームしたことある人しかわからないか)
ク「第2問:ベロニカからの出題ですスティーブの苗字は何でしょう」
ク「第3問:レオンの苗字は?」
ク「第4問:ジルの苗字は?」
クレ「1と2と3はわかるけど4はわからないわ」
ク「お前は本物だなよし来い」

2628w@ショウヘイヘ―イ!! ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:00:53 ID:???
第12話[改造]
そのころファインとリーゼは・・・
フ「う〜・・・ん?あれれ・・・合体が解けてるあっリーゼは?」
リ「・・・・・」
フ「おーいリーゼーもしかして・・・死んでる?」
チョンチョン(触る音)
リ「・・・・・・」
フ「だめか・・・よし改造してやろう」
ドシャ!グチュグチュブシャーーー!
フ「よしできた・・・」
リーゼα
手:クラウザーに近いものクレイモア(大剣)みたいなもの
顔:リヘナラ(真っ白ってことめが尖ってる口が裂けてる)
足:電光石火で走れる
筋力:50000㎏を軽々と持ちあげる
フ「こんな感じかな・・そういえばタイラントがどこにもいないぞ?」
そのころクレア・クリスは・・
ク「監禁室?」
クレ「みたいね・・・」
ク「クレア気をつけろよ・・」
クレ「兄さんもね・・」
ガルルルル・・・
ク・クレ「ん?」
ヒタヒタ・・・
ク・クレ「ん?うわぁーーーーーーーー!!!!!」
現れたものとは・・

2638w@ショウヘイヘ―イ!! ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:01:51 ID:???
第13話[B.O,W]
ク・クレ「何だあいつ・・・・グラサンかけてる・・」
?「・・・・」
ク「あれ・・タイラントだよね・・・」
グタ「・・・・標的確認」
グタ2「・・・・標的確認」
クレ「2人も・・」
ク「逃げ道もない・・・・クレア!顔を狙え!」
クレ「OK!」
クレアとクリスは戦闘準備をして、グラサンタイラントとの戦いが始まる・・・・

2648w@ショウヘイヘ―イ!! ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:02:31 ID:???
第14話[戦闘]
ダ!ダ!ダ!ダ!ダ!ダ!ダ!ダ!ダ!カチッカチッ
ク「くそ!らちがあかねぇ」
クレ「クリス兄さん!二手に分かれましょう!」
ク「そうだなよし分かれたアトに集合地点は第2研究室だ!」
クレ「さよなら兄さん!」
ク「おう!またな」
クレアとクリスは二手に分かれた・・・
そのころレオンは・・
レ「クッ・・・何とか助かったみたいだな・・ハンドガンとナイフしかないが・・」
?「目覚めたみたいねレオン・・」
レ「だれだ!」
?「スパイって言ったらわかるかしら」
レ「もしかして・・エイダか!」
エ「そうよ私よ・・あなたはもう邪魔なの・・・死んで・・」
エイダはナイフを構えた
レ「そうするなら俺も本気で行かせてもらうぞエイダ!」
エ「来なさいレオン!」
カキィーんキンキンブシュ!
エ「やるわねレオン・・」
レ「まあな」
エ「次は銃で行くわよ!」
レ「来い!」
ダン!ダン!ダン!ダン!ダン!ブシュ!
エ「さ・・・よな・・・ら」
バタ!
レ「エイダァーーーーーーーーーー!」

2658w@ショウヘイヘ―イ!! ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:03:02 ID:???
第15話[救助]
エイダがやられてレオンが去った後の話です
ウェスカー「ふっあいつらは去ったかさて死体の回収でも・・」
ウェスカーはまずクラウザーの死体を回収しに行った
ウ「クラウザーアレはただのゴミだったな・こいつの腕を私に組み込んだらどうなるだろうか・・・」
次にエイダの回収をしにいった・・
ウ「エイダまだ生きてるな・・・よし・・こいつに・・・そういえば俺のこの穴どうにかしないとな・・」
ウェスカーはエイダにZTPGウィルスを投与すことにするのであった・・
そのころレオンは・・・
レ「クリスはどこいったんだ・・・」
そのとき・・
バン!バン!バン!キン!キン!キン!
レ「これは・・・・」
レオンは銃声のなるほうえ向かった・・
そのころクレアは・・
クレ「やはりこれほどのものね・・・グラサンつけても弱いわね・よし!第2研究室に行こう!」

2668w@ショウヘイヘ―イ!! ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:03:33 ID:???
GOTHさんの作品↓

2678w@ショウヘイヘ―イ!! ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:04:11 ID:???
ラクーンシティストーリー1

「クソクソクソクソ!!」
あるビルの4階の廊下を男が全速力で走っている。
後ろに全く生気が感じられない人であった物が空腹感だけで男を追う。
「畜生!!こんな……こんな最期何て!!」
なおも男は走る。その腕には未だ血が流れ続けている噛まれた後があった。噛まれたのは約3時間前であり一般人ならばすでに死んでいる。
「喰われてたまるか!自殺した方がマシだこの糞野郎!!」
男は知らない。自らがTウイルスの対抗を持っている事を…
バタンと屋上の扉を開けるとすぐに走り出す。
「ハァハァハァハァ……」
端の方に行き、下を見る。
そこらに死体が転がっている。まさに地獄絵図だった。
そして男は決意を固め、身を投げた。
最期に一言だけ呟いて…
「死にたくねぇ……」
男の僅か26年の道はアンブレラ社のバイオハザードによって幕を閉じた

2688w@ショウヘイヘ―イ!! ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:04:45 ID:???
ラクーンシティストーリー2

血と腐敗臭しかしない町のバスの上にこの男はいた。
陽気にボブ・ディランを歌っている物の足はガクガクと震えていた。
「♪〜〜♪♪〜〜♪〜〜」
陽気な鼻歌に釣られすでに人間ではない物が寄ってくる。
「俺を食いたきゃ……」
中年男性だった物の頭にS&W M500の弾丸を放つ。
一瞬にして頭は割れた。まるでスイカが割れるようだった。
「このバスの上に来て見るこった糞共が!!」
すでに感覚の無くなった手をゆっくりと開き銃と一緒に握っていた物を確認する。
「シエラ……生きていてくれ…俺も生きるから…」
男は写真を握り締め胸に当て数分間祈った。
遠くから重々しい靴音が聞こえてくる。生存者か?と思い目を凝らす。
「な…何だ……あれは…」
男が見た物は生存者等と優しい物では無かった。
ネメシス―――T-ウイルスをその身に取り込んだ怪物だった。
「嘘だろ……!?糞っ垂れ!!」
ガクガクに震えていた足に力を込め立ち上がると即座に異型の化け物に弾丸を撃ち込んだ。
1発 2発 3発と連射するが尚も怪物は前進する。
そして低く咆哮するとミニガンが装着されている右手をゆっくりと上げた。
銃口が回り何十という弾丸が男を破壊する。
骨の合間から侵入した弾丸は彼の華奢な体を一瞬にして肉片へと変えた
彼の妻の写っていた写真には大きな穴が3つ開いていた。

2698w@ショウヘイヘ―イ!! ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:05:22 ID:???
ラクーンシティストーリー3

カチャカチャといかにも銃を弄っている音が消防署の屋上に待機しているヘリの中から冷静に落ち着き払った男性の声と共に機外に蚊の鳴くような音で流れていく。
「ベン…良いか?よく聞けよ?俺達は何だ?」
「救急隊員です」
「だよな?だったら何故一人で逃げようとした?」
「それが得策だと判断しました」
「……」
「……」
痛いくらいに長い沈黙が続く。
「なぁ」
「?」
「何でここに奴らがいないと思う?」
「大方の人間はパニックで逃げ去ったか真面目に職務を全うした者ばかりだったからでしょう?」
「正解だ。だから生存者がここにくれば一緒に逃げられる」
「来るんですか?生存者が?」
腹の出っ張った中年太りの消防長のラルフは「来るんですか?」が「いるんですか?」に聞こえたような気がした。
直後に後部ハッチが勢い良く開き、防弾着に迷彩服と只者ではない雰囲気の男が入ってきた。手には約5kgもするドラムマガジン式のショットガン―US AS12を抱えている。
「はぁ……はぁ…助けてくれ!俺を助けてくれ!」
「分かった。オイ、ベン。」
ベンは呼ばれると同時にコックピットに滑り込みエンジンを機動させ離陸する準備をする。
「お前さん、よく生き残れたね」
「これでもSUTRASだぜ?」
「隊長かい?」
「……あぁ、全滅したがな…」
「辛かっただろうな…」
「良い部下達だった……」
「オイ、扉閉めろ!行くぞ!」
隊長だった男は乱暴に扉を閉め、簡易式の座席に座り寝息を立て始めた。
生き残れたという快感が体中を駆け巡り気づけば涙を流していた。
ラクーンシティから十分離れた所でヘリの横を音速で何かが通過していった。元ナイトストーカーズのラルフはそれが一瞬で戦術破壊兵器―核ミサイルだと判断するとうろ覚えではあるが十字をきり、10年間住んだ町に別れを告げた。

2708w@ショウヘイヘ―イ!! ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:05:54 ID:???
ラクーンシティGHOST FORCE
第一話 アンブレラ要人救出作戦

ガシャリと鋼鉄の門が閉じる。ヘンリーはその瞬間絶望した。
Tウイルス開発で生活が楽になっても妹のリリィの価値は変わらず、
生活に困った時は援助していた。しかしこれは間違った結果にすぎない。Tウイルス開発で私が意見した全てはリリィが資料を見て助言したものであり、本来楽をするのは私ではなくリリィなのだ。
そのリリィは鋼鉄の扉で閉ざされた地獄の町と化したラクーンシティの中だ。
「私じゃない……私は…」
「ヘンリー博士時間です。行きましょう」
「妹のリリィはどうする?」
「いい加減諦めてください。私達だってそんなに暇じゃないんです」
「Tウイルス開発時の私の意見の半分は彼女の意見だとしてもか?」
「何ですって!?」
「私よりもTウイルスに詳しい彼女を見殺しにする程君達の企業は余裕なのかい?」
「……はぁ…面倒な事をしてくれましたね博士!」
「何とでも言うが良い」
「……しょうがない…救助隊を町に突入させます。貴方も一緒に行ってもらいますよ」
「分かった」
「要人を一人置いてきた。救助しろ」
無線機に最低限の事を吹き込むとスーツ姿の男は溜息をついた。
そして此方を向き私を下から嘗め回すように見た後舌打ちをした。
「5分後にSOF(ソフ)の連中が一小隊来ますので後はどうぞご自由に」
「覚悟はとっくに決めている」
「そうですか、では幸運を祈ります」
男は白いテントの中に入りそれきりでてこなかった。
気づけば手足が震え、歯がガチガチ鳴っていた。
覚悟を決めている?笑わせるな、と体全身が言っているようだった。
3分後に彼らは来た。つま先から頭まで黒尽くめで手には一人一人違う武器を持っている。
「では、ヘンリー博士行きましょう」
「待ってくれ、君達の自己紹介をしてからだ」
「……分かりました……」
真ん中に立っている男が一歩前に出た。
「元アメリカ陸軍第160特殊作戦航空連隊所属。ウェゲナー・レイト」
次にウェゲナーの右に立っていた白人の男が前に出た。
「同じく元アメリカ陸軍第一特殊作戦部隊D分権隊所属。アレックス・ホーラー」
最後にウェゲナーの後ろから髪の短い女性が前に出てきた。
「元イギリス陸軍第22SAS連隊A中隊所属。レイナ・ハイト」
「元軍人……」
口から自然に出てしまった。
一瞬腰が抜けそうになった。目の前にいる人達はまだ20後半にしかみえなかったからだ。
「最後にアンブレラ内での部隊名称はGF(ジーエフ)。以上だ」
「GF……?」
「GHOST FORCEの略だ」
幽霊部隊。
それを聞いたヘンリーは体がまた震えだした事に気づかない。
ただ一つ言える事が一つある。
『幽霊は死なない』と言うことだ。

2718w@ショウヘイヘ―イ!! ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:06:27 ID:???
ファントムオブスカイ

北海道の十勝基地から宮城の松島基地まで訓練飛行という在り来たりな理由で飛ばされ、心身ともにボロボロの村松真二は倉庫のど真ん中でうとうとしながら歩いていた。
ここが倉庫でなかったらすぐに倒れて寝そうな村松を隣を歩いていた幸村真美は一瞬の躊躇いも無く足首の少し上を思い切り蹴った。
半開きだった村松の目が一瞬で全開になり、蹴られた左足を両手で押さえ、ピョンピョン飛び跳ねる。
「いってええぇぇぇ!!」
「二等空佐(軍で言う中尉)なのにこれ位でへばってどうするんですか」
「蹴るか!普通!!」
今にも飛び掛りそうな村松を「まぁまぁ」と葛木宗則が押さえる。
「お取り込み中失礼するが……」
「「「き、基地司令!!」」」
何処からとも無く現れた司令に条件反射で敬礼をした三人は司令の持っているファイルに気づいた。
「堅くならなくて良い。早速だが良くないニュースだ」
「聞きたくないですね…」
「まぁ、そう言うな村松君」
司令は三人にファイルを渡し、一つ息を吐いて口を開いた。
「今から1時間前。00:30に十勝基地からの定期通信が途絶えた。最後の通信から国籍不明機がドロップタンク(追加の燃料タンク)を市街地に投下したのち、爆散した。」
「で、肝心のドロップタンクは?」
「それなんだが、中に入っていた水色の半透明な液体が半径60mに撒き散らされ、その後連絡が途絶えた」
「それで……今から飛べと?」
「その通りだ」
「了解しました」
司令に敬礼をした後。整備途中のFM−5ワイバーンを見上げる。
出撃は整備の終わる04:30。
それまで一眠り…とコンテナの上で横になった村松は1分もしない内に寝息を立てていた。

2728w@ショウヘイヘ―イ!! ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:06:59 ID:???
ファントムオブスカイ

整備班長の怒声が響き渡る中、約30分ぐっすりと寝た村松は愛機のワイバーンに完・璧・に不必要な物が付けられているのを見て顔をしかめた。短距離ミサイル「サイドワインダー」ひと昔前まで回避可能だったこの兵器も今となっては回避不能の万能兵器になってしまった。
取り合えず、怒声を響かせている整備班長に事情を聞いてみた。
「何で俺の機体にワインダー付けてんだ!?」
「そこ!!さっさと取り付けろ!!何?聞こえない」
「何で!!俺の!!機体に!!サイドワインダーを!!付けてんのかって!!聞いてんだよ!!!」「だから!!そこはこう……グイっと!!」「オイ!!剥げ頭!!」「岩手の久慈基地が国籍不明機に襲撃されてるんだよ!!だあぁ…お前!!そうだ!お前だ!!後で俺の鉄拳を――」
久慈基地が襲撃を受けていると聞いた時点で村松は頭の中で十勝への帰還進路と久慈基地の位置を照らし合わせていた。結果は見事に、残念な事に、最悪な事にほとんどピッタリと遭ってしまった。
「畜生おおぉぉぉぉ!!!!」
「五月蝿い!!」
いつの間にか隣に立っていた幸村はかなり身長差があるにも係わらず、得意のハイキックを寸分の狂いも無く村松の後頭部に喰らわせた。
「イッテエェェェ!!」
「五月蝿い五月蝿い五月蝿い」
「二人とも元気ですねぇ……少しは整備の手伝いしたらどうですか?出撃まで後45分もないんですから」
プロ野球の乱闘さながらの格闘戦を繰り広げている村松と幸村を見た葛木は疲れ切った表情でコカコーラのマークがプリントされた赤い簡易ベンチに座った。
「「断る」」
「即答ですか……」
倉庫の外では雪がパラパラと降り出していた。

キィィンという戦闘機特有のエンジン音を聞きながら、関本宏一は不安に襲われていた。普通なら久慈基地に配備されている地対空ミサイルのSAM−4が迎撃するのだが、さっきから聞こえるのは当たる事の無い重機関砲の発射音だけだった。自衛隊時代からの勘で何かあったと感じ取った関本は武器倉庫からH&KG−11を引っ張り出し、兵器格納庫に急いだ。案の定、倉庫の扉は不自然に人一人入れる程度に開いており、奥から物音が聞こえる。焦った関本は隙間から倉庫に侵入し、機器を操作している不審人物に大声で言った。
「何をしている!!貴様ら!!所属と階級を――」
ヒュンと空気を裂く音が聞こえ、右肩から血の華がパっと咲いた。
後ろか!と銃を構えなおした関本に3人の侵入者は容赦しなかった。
サイレンサー装備のグロック18からフルオートで発射された9mmパラベラム弾は関本の内臓を穴あきチーズにしたあと背中から血の華を咲かせた。激痛と眠気に襲われた関本が最期に見たのは白と赤の八角形のマークだった。

2738w@ショウヘイヘ―イ!! ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:07:31 ID:???
ファントムオブスカイ

「管制塔。こちらグリフォンリーダー。離陸許可を」
『OKグリフォンリーダー。第三滑走路がクリアだ」
「了解管制塔。グリフォン2、3。OK?」
『こちらグリフォン2。OK』
『こちらグリフォン3。同じく』
松島基地が大きく動いたのは離陸予定時間の04:30の約5分前だった。
基地内にスクランブルの警報が鳴り響き、基地の通信士からとんでもない事が伝えられた。
久慈基地が全滅した――整備班の動きを加速させるには十分すぎる刺激をその報告は与えてくれた。実際、予定時間より2分半ほど早い出撃となった。
『グリフォンリーダー。上を見てみろ』
「?」
第三滑走路にワイバーンを移動させた村松は管制塔からの通信に従い。涙適型のキャノピー越しに空を見上げた。
『ブルーインパルスのご帰還だ』
ブルーインパルス―自衛隊時代はアクロバットチームだったが、空軍になってからは集団偵察のエキスパートとして活躍しているチームだ。
同じ空軍パイロットとして憧れていた部隊が低空で上を通り過ぎていったのを見た幸村は珍しく興奮し、普段は控えめな葛木も機尾のライトを使ってモールス信号を送っていた。
『滑走路上はクリア。風はそちらから見て左方向に5m』
「グリフォン。了解。離陸する」
そう言うと村松、幸村、桂木はA/B(アフターバーナー)を点火させ、地面から離れていった。
「高度二万八千フィートで固定。久慈に向かう」
『『Roger(了解)』』
今三機の翼竜(ワイバーン)が飛び立っていった。

久慈基地は完膚なきまでに破壊され、配備されたばかりのグリペンまでも破壊されてしまった。
戦闘機からの機銃攻撃により中破した第一格納庫で二等整備士の風間亮介は負傷した三等空佐の浦部信輔の手当てを行っていた。
浦部の傷は左肩から右肋骨にかけての裂傷と右足の重度の火傷と説明すれば簡単な物だが実際は目を逸らしたくなるほどだった。
裂傷は幾つもの欠陥を引き裂き、左の肋骨の1、3番が完全に折れ肺に刺さっている。右足の火傷は見ただけでⅢ度熱傷だと分かるほど焼けており、皮膚は焼け爛れ一部は炭化している。
手術しようにも浦部は希少な血液型のボンベータイプであり、助かる確率は零に等しい。
「クソ!何で出血が止まらないんだ!!」
傷は深く、噴水のように止め処無く血が流れ出ている。
救急キットを探そうと立ち上がった風間は左足を浦部に弱弱しく握られ、浦部の煤と血で汚れた顔を見た。
「最期くらい一人にしないでくれ…」と無言で語った浦部は握っていた風間の左足を離した。
何時も下の兵の気持ちになって接する数少ない指揮官の弱々しい姿を目に焼き付けた風間は何かを呟いている浦部に近寄った。
「何ですか……?」
「千葉の舞浜に……妻がいるんだ……ゴボ!!…最期に…銀行の貯金を……下ろして…働かなくても……良いよ…うに…」
出血は止まる気配を見せずに溢れ続け、浦部の顔は青白く変色していった。
「俺は……助かる…か?」
「当たり前です!!絶対に助けます!!」
もう痛みさえ感じていないであろう浦部の右手を両手で握った風間は涙と鼻水でクシャクシャになった顔を上げた。
「嘘が……下手…だ…この……馬鹿モン……が…」
半開きだった瞼が徐々に下がり、さっきまで弱々しく握り返していた手からも力が抜けていった。
「空佐!!浦部空佐!!」
「すま……ない…かお…り…」
瞼が完全に下がり、右手から力と生気が無くなっていった。
娘から37歳の誕生日プレゼントを受け取り笑顔で自慢していた浦部の顔が頭に浮かび、すぐに四散した。

2748w@ショウヘイヘ―イ!! ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:08:07 ID:???
ファントムオブスカイ

「酷いな……」
高度3000フィートで旋回しているワイバーンのコックピットで村松は呟いた。眼下に広がるのはまさに地獄絵図だった。
殆どの格納庫と戦闘機は原型を留めておらず管制塔は跡形も無く消し飛んでいた。滑走路のあちらこちらに血と思わしき赤いしみが所々に見受けられる。
「こちらグリフォンリーダー。着陸を許可してもらいたい」
『ザーザザ…了解…ザー…5番滑走路へ…ザー…路はク…ザザー…風の影響は無い』
「了解。着陸態勢に移る」
酷いノイズだ――と心中に呟いた村松はエンジン出力を下げ、格納されている車輪を出し、機首をほんの少し上げた。
キキィィと車のブレーキ音よりも高い音を出して着陸したワイバーンは松島基地から出撃した時と殆ど変わっていなかった。つまり久慈基地を壊滅させた機体とは出会わなかった。
「畜生!!!」
行き場の無い怒りを左手に込め、思い切りキャノピーに叩き付けた村松の目にはもう幸村とはしゃいでいた時の目ではなかった。

「すいません……ちょっと…いいですか?」
コックピットから降りた村松はぶっきらぼうに「良いよ」と答えると青のツナギを着た整備員は淡々と喋りだした。
整備員の名前は風間と言い、階級は二等整備士だと言う。
驚いたのは次の言葉だった。
「この襲撃で浦部三等空佐が…殉職しました…」
「な……嘘だろ?「黒の亡霊」が丘で死ぬなんて…」
村松にとって浦部は先輩と言えるたった一人の人物だった。
時代遅れのF−4に駆り日本海で北朝鮮戦闘機13機を撃墜したエースが空ではなく、丘で死んだ。
その瞬間村松は頭の中で何かが弾けたような音を聞いた。
「奴ら……ぜってぇにぶっ殺してやる……燃料入れろ!!敵討――」
ベシンと肉を打つ音が耳元で弾け理性を失いかけた体が徐々に冷静になっていく。
「ゆ…幸村……」
「冷静になってください。敵はもう領空外です」
「幸村さんの言うとおりです。闘志だけで勝てるほど実戦は甘くないですから」
「す……すまない…そういえば風間」
「はい!」
「何故……俺に?」
「その……遺言状に書かれておりまして…」
「そうか…もう良いぞ」
風間はそう言われると三人に向かって敬礼し、急ぎ足で倉庫の外に出て行った。
「酷い臭い…」
幸村が右手で口と鼻を覆いながら呟いた。
確かに基地内は火薬と鉄の錆びた臭いが混ざり合った悪臭が漂っていた。
その呟きを無視して村松は冗談交じりに重い口を開けた。
「ミッシングマン・フォーメーションでもやるか」
口調は軽かったがその声は何処か湿った、悲しい声だった。


補足
浦部信輔
設定
日本空軍久慈基地に所属していたファントムファイター。
約100年ぶりの戦闘「第一次日本海海戦」で北朝鮮軍のMigシリーズを13機撃墜し「黒の亡霊」の異名を立ち上げた。
異名の由来は彼の愛機がファントムだったこととノーズアートに黒のチューリップが描かれていたことが由来だとされている。
久慈基地襲撃事件で殉職。2階級特進で最終階級は1等空佐。

2758w@ショウヘイヘ―イ!! ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:09:00 ID:???
ファントムオブスカイ

基地司令の武田2等空佐から一通り被害状況を聞いた村松達は差し出された一枚の写真に驚愕していた。
「これは……?」
「基地関係者が撮ったものだ」
写真には戦闘機らしきシルエットが写されていたが、慌ててシャッターを切ったらしく手ブレが酷い。
しかし戦闘機としては大型の部類に入る影から村松はある戦闘機の名前を言ってみた。
「F−14……?」
「馬鹿な……同盟国の米が我々を攻撃するはずが無い」
「しかしF−14は一部の企業に防衛用として売却された事が――」
村松がそう言い掛けた瞬間、スクランブルを知らせる警報音が鳴り響き。反射的に村松達は自分の期待に向かった。

高度3万フィートまで上昇し、通信士から状況を聞いた村松は握っていた操縦桿をさらに強く握り締めた。
青森の三沢飛行場が国籍不明機によって攻撃を受けている――基地内のF−2やF−4、アメリカ軍のスーパーホーネットはエンジントラブルで出撃できない、と見事なまでに計画的な犯行であると示した『奴ら』は徐々に北上している。
とりあえず今は目の前に突きつけられた難題に集中しようと計器類に一通り目を通す。
オールグリーン――と心中呟き、キャノピーから見える景色を見た村松は溜息をついた。
『どうかしたんですか?』
「いや…弔い合戦だってのに緊張感が出ないんだ」
『別に良いんじゃない?アンタが緊張した所見た事ないし』
「ヒ…ヒデェ……」
『幸村さん。一応上官なんですよ』
『あ、そうだった』
「一応って何だ!?一応って!?」
スクランブルにも係わらず緊張感の一つも感じられない明るい会話だった。

2768w@ショウヘイヘ―イ!! ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:09:45 ID:???
ファントムオブスカイ

ビービーと耳障りな警告音を聞いた幸村は反射的にA/Bを点火させ、操縦桿を手前に引いていた。
撤退したはずでしょ!?――と戸惑ったがF−14「トムキャット」の専用武装を思い出した幸村は理解したと同時に今まで気づかなかった自分に嫉妬した。
長距離ミサイル「フェニックス」――F−14よりも早く一戦を引いたポンコツが最大半径140kmのどこかから発射され、私のワイバーンを粉々にしようとしている。
フェニックスの飛翔速度は約マッハ1…レーダーの索敵範囲から見るとあと2,3秒で視認できるだろう。
幸村の予想通りフェニックスは雲を突き破り幸村のワイバーンを追尾していった。
サイドワインダーは回避不能でもスパローやこのフェニックスは何とか回避できる。しかし退役からすでに5年が経っているポンコツをそのまま使うはずが無い。
駄目か……――そう呟こうとした瞬間に警告音がやんだ。
真横を妖精のエンブレムが書かれたワイバーンが通過しその後ろにフェニックスが金魚の糞のようについていく。
まさか……――私のワイバーンの後ろについてロックを自分のワイバーンに…?でも何故?死ぬかもしれないのに…
今まで冷や汗だと思っていた液体が自分の涙だと気づいたのはすぐだった。


「畜生!!」
加速によるGと旋回による二重のGに耐えながらだした言葉は口癖と言えるほど吐いて来た言葉だった。
フェニックスはミサイルとしては遅い…が幾分か改修されているらしく推定でマッハ3程度は出ている。
ワイバーンの最高速度はマッハ2.64、到底敵う物では無い。
レーダーを見るからに機数は2…逃げ切れるか?―と一瞬考えたのち操縦桿を思い切り前に倒した。
急降下し地面にミサイルをぶつける――子供染みた発想だが燃料切れを待てないこの状況ではそうするしかなかった。
たとえ失敗する確立の方が高くとも……

高度2万2000フィートから急降下したワイバーンは重力落下の力を借り純粋な戦闘機としては最速であろうマッハ2.81を記録した。
しかしフェニックスの方が一枚上手だった。
元から重いフェニックスはマッハ5.13で村松のワイバーンとの距離を詰め、機体の上方向で近接信管を起爆させた。
飛び散った破片が凶器となり機体を虫食い状にし、爆風が機体をあらぬ方向に蹴飛ばした。

低空で待機していた葛木は何が起きたか分からなかった。
ワイバーンがミサイルの爆風を真近で受け強風にさらわれる木の葉のように吹き飛ばされる。
葛木はレーダーを急いで見た。
さっきまで光り続けていた『GRIFFIN1』のマーカーが消え、新たに『LOST』の文字が浮かび上がった。

2778w@ショウヘイヘ―イ!! ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:10:16 ID:???
ファントムオブスカイ

「うぅ……」
真夜中の山中にうめき声が木霊する。
目を開けた村松は目の前に広がる蜘蛛の巣状に割れたキャノピーを見て苦笑した。
あの世に逝きそびれた――心の中でそう呟くとボロボロの体に鞭を打つかのようにコックピットから出た。
機体の損傷は一目見ただけで大体分かった。
右エンジンは破片と爆風をもろに喰らったようでノズルが丸ごと無くなっている。
肝心の翼は右側は半分持ってかれ、左側は穴が開き放題。
中でも村松を傷つけたのは尾翼の損傷だった。
妖精のシルフィードが描かれた尾翼は塗装が剥がれ落ち穴も開いていた。
浦部空佐が描いたものだったのに――と落胆しかけた村松を救ったのは浦部の残した言葉だった。
『翼があるなら飛べば良い。翼が無いなら歩けば良い。どちらも無いなら地面を這いずれば良い。何でも良いんだ…生き残れればな』
頭に生きていた頃の浦部の横顔が再生され、冷静になった村松はコックピットに戻り操縦席の後ろに固定されているサバイバルキットを取り出し黒光りする鉄の塊を探した
FNファイブセブン――貫通力に優れる5.7×28mm弾を発射するオートマチックの拳銃を取り出した。
三沢のエンジントラブルや久慈のSAM−4…考えられる結論は少なかった。
不意にガサっと音がしたかと思うとヒュンと風を切る音が耳元で鳴った。コックピットに体を滑り込ませた村松は舌打ちした。
「畜生が!!」
銃撃のがやんだ瞬間コックピットから飛び出し、引き金を引いた。
パァンと乾いた音が鳴ると同時に何かが倒れる音がする。
茂みの中に隠れていたのは青いツナギを着た日本人だった。
ツナギには赤と白で八角形のマークが刺繍されていた。
予想が半分的中した村松は「ヘッ」っと鼻の下を擦りながら笑った。
アンブレラ――日本では通称「傘」と呼ばれている製薬会社のマークだった。一時は世界的ガリバー企業だったがアメリカのラクーンシティで裏で開発していた生物兵器が流出し核ミサイルで事態を終結させようとした愚かな企業。
結局はアメリカ政府から直々に活動停止命令を受け株価は暴落、廃業したハズだった。
額には小さな穴が開き目は開ききっている男を見下ろした村松は男の死体からハゲタカのように装備を剥ぎ取った。
グロック18 防弾服と一通り漁った村松が腰のベルトに手をやる。
冷たく丸い物に手が触れ「何だ?」と呟きそれを視線に入れた瞬間相手が本気なのだと悟った。
M67破片手榴弾――こんな物まで使う気だったのか?と心中呟いた村松は今思っている事を口に出した。
「畜生……」

三沢基地に降りた幸村と葛木は早速救助に向かおうと急いだが心身ともにボロボロの状態で許可が下りる訳が無かった。
『軍服に着替えた後休憩室で待機』
頭の中で再生された言葉にイラついた葛木は空の缶を思い切り床に叩き付けた。
カンと間の抜けた音を出した缶は幸村の足元に転がっていった。
普段なら元気に笑って誤魔化す幸村はもういなかった。
「Ich weiss nicht was soll es bedeuten〜Das ich so trawig din」
俯いていた葛木が顔を上げ幸村を見る。
「Ein Maerchen aus alten Zeiten〜Das kommt mir nicht aus dem Sinn」
軍人にしては長すぎる髪と小さな肩を震わせながらドイツの「Loreley」を歌う幸村の歌声は迷子になってしまった子供の様な幼さがあった。

2788w@ある意味で不知火さんの跡継ぎだと思い始めた池沼 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:11:19 ID:???
ファントムオブスカイ

寒い――まず村松はそう感じた。地球温暖化が何だかんだ言っていても日本の冬は寒いのだ、特に東北はどうしようもない位に
「畜生……地図さえあれば…」
雪がぱらつく中、左手にペンライト右手にグロック18を持ちながら出来るだけ身を小さくした村松は思いっきりくしゃみをした。
その瞬間左方向からあてずっぽうで放ったであろう弾丸が村松の顔ギリギリの所を通過する。
村松は瞬間的に右方向に横っ飛びし、衝撃を抑える為に肩から着地し横に一回転する。
振り向けざまにグロック18をフルオートで発射し山の斜面を全速力で駆け下りる。
「畜生畜生畜生畜生ーー!!!」
隠れる気があるのか無いのか、村松は大声で叫んだ。

葛木は気づくと休憩室にあったテーブルに顔をつけたまま寝てしまっていた。
室内を見渡すとソファで寝息をたてている幸村がいた。
LoreLeyを歌い終わった瞬間、声を出さずに泣き出した目は赤く腫れ、その瞼の下の緑色の瞳も充血して赤くなっているハズである。
隊長――村松の捜索は行われてはいるが撃墜させた時間が0218と深夜だった為十分な視界が得られず、捜索は難航していた。
墜落した時の様子から見て多分生きている。
今にも潰れてしまいそうな弱気な心を何とか持たせようとしてそう思い込んでるだけかもしれないが多分生きている。
自分にそう言い聞かせた後葛木は前に見た村松の経歴や戦績を記憶の底から引っ張り出した。
被撃墜数2
被僚機撃墜数0
撃墜数17
浦部空佐の影になって目立ってはいないが村松も相当腕の立つパイロットである。
しかし部隊を受け持つ責任感からか自分の危険を顧みずに身代わりになってしまう。
「不死身のシルフィード」「ウイングシールド」これら二つは村松の異名だ。
噂で聞くには片翼を吹き飛ばされたF−4で空母に着艦した。
死んでも死なない男――自分でも気づかない内に口から出た言葉は乾燥した休憩室に良く響いた。

2798w@ある意味で不知火さんの跡継ぎだと思い始めた池沼 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:11:55 ID:???
ファントムオブスカイ(舞台裏?)

GOTH「ハイ、始まりました〜〜」
村松「zzz……」
幸村「ふあぁ〜〜」
浦部「(グビグビグビ)ップハ〜〜」
葛木「浦部空佐……御酒は………」
GOTH「………えぇ〜〜まずは自己紹介」
村松「村松真二二等空尉、当たり前で日本人」
幸村「幸村真美三等空尉、ちょっとドイツ人の血が混ざってます」
葛木「葛木宗則三等空尉、純粋な日本人です」
浦部「浦部信輔三等空佐だ、誇りある日本人だ」
村松「あれ?本編だと最終的に一等空佐じゃありませんでしたか?」
浦部「馬鹿野郎、それ使ったら死んだ事になるじゃねぇか」
村松「良いじゃないですか、花ぐらいは添えますよ」
浦部「言うようになったな、シルフ……」
村松「そっちこそ少し脂が載ってきたんじゃないですか?」
浦部「やるか……?」
村松「ニシシ……」
ドカドカドカドカ  ガシャーーン
幸村「あらら……」
葛木「は…ははは」
GOTH「あの馬鹿どもはほっといて、勝手に質問コーナー!!」
パチパチ ガッシャーーン
GOTH「まずは浦部空佐についての質問だぁ。」
『浦部さんが得意としている技は何ですか?』
幸村「……答えられる?」
GOTH「ジョブジョブダイジョウブ(?)えっと浦部が得意な技は一般的に『木の葉落とし』と呼ばれているやつですね」
葛木「機体名を取って『ファントムターン』ですね」
GOTH「ただし首が強くないとポッキリ逝ってしまうので注意」
浦部「ちょこまか動きやがって!!オラァ!!」
ガッシャーン ドカーン バキ
プツン
「「「「「あ……」」」」」

2808w@ある意味で不知火さんの跡継ぎだと思い始めた池沼 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:12:25 ID:???
ファントムオブスカイ

本格的に降り始めた雪を恨めしく思いながら村松は音をたてない様に歩いていた。雪はすでに踝まで届くほど積もっており体を動かしていなければ寒さで震えだすほどだ。
「なるほど……平和ボケのジャップにもまともな奴はいるか……」
「!!」
突然声がしたことよりも気配が全く無かった事に村松は恐怖した。
空軍パイロットとはいえ村松の勘は人一倍優れている。
しかしこの男は物音と気配を消してすぐそこに立っているのだ。
「面白い……」
そう言うと男は何を考えたのか防弾服を脱ぎ捨て腰のナイフ入れからコンバットナイフを取り出した。
「武士道……というのだったか?」
「へっ、知るか」
そう言いつつ弾切れ寸前のグロックとファイブセブンを投げ捨て虎の子の手榴弾も使う事無く捨てる。
同じようにナイフを取り出し逆手に構えた村松は目の前の男に意識を集中させた。
「来い」
「言われなくとも!!」
村松は瞬時に足に力を込め男に向かって走り出した。
キンキンキンと金属のぶつかり合う音が雪山に響いた。

十勝から連絡が入った――それを聞いた葛木は心臓が飛び出そうになった。それは幸村も同じだったようで一瞬ではあるがキョトンとしていた。
「それで…内容は?」
「それが…タンクが民家に与えたダメージは相当なものだそうで補充要員をよこして欲しい、と…それだけです」
若い通信士はそれだけ言うと敬礼し仕事場である通信室に戻っていった。
「捜索……行きますか?」
幸村に顔を向けずにそう言った葛木は既に迷彩柄のジャンパーに袖を通していた。
「当・然」
振り返った満面の笑顔に葛木は微笑み返した。

2818w@ある意味で不知火さんの跡継ぎだと思い始めた池沼 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:13:05 ID:???
ファントムオブスカイ

しんどい――ホリの深い日系アメリカ人とナイフで斬りつけあって10分近くが経った。
村松の右頬と左腕には切り傷があり血も出ている、しかしこの状況で血を拭おうとしようものならマジックさながらの早業で死体が一つ出来上がってしまう。
「どうした?掛かって来い」
「しょうがねぇ……」
村松は腰を屈め集中力を高める為に一つ深呼吸をした。
冬場の冷たい空気が肺に入り込み脳を刺激させ火照ったからだから雑念を全て叩き出す。
次が最後だと村松の殺気から判断した男はワンテンポ遅れて構える。
一瞬雪が地面に積もってゆく音が聞こえるほど静まると二人はほぼ同時に地面を蹴った。
「もらった!!」
男は勝利を確信した。アメリカの草野球で鍛えた体から繰り出されるナイフ技のスピードは一般人には殆ど視認できない。
そして村松はその視認できない攻撃の範囲内に入っている。
しかし村松は恐怖で青ざめる訳でもなく、ただ―――
笑っていた――
スッ
二人は背中を向け合いながら互いにナイフを持った腕を伸ばしきっていた。
「くっ!!」
先に動いたのは村松だった。右腹部を押さえるが出血が止まる気配は無い。
痛みに耐えながら腰と首を回転させ後ろを向く。
村松が男の方を見ると同時に男の首から破裂した水道管のように血が噴出した。男は純白の地面を血で汚しながら倒れ、無言で問いかけた。
(何をした?)
その問いに村松は答える気は無かった…が、雪よりも冷たい口調で一言こう言った。
「失せろ、傘野郎」
遠くから捜索隊と思わしき灯りが見え始めたのはその後すぐだった。

運良く村松を発見した隊にいた葛木と幸村は村松の姿を見て絶句した。
右頬と左腕には10cmを超えるであろう切り傷と右腹部の傷、何よりも驚いたのは多量に血を被っていた事だった。
ボサボサの黒髪は血で固まり深緑色のパイロットスーツも黒に近い色になっていた。
痛みに耐えながら精一杯の笑顔で此方に歩んでくる村松に最初に近づいていったのは幸村だった、それに放心状態だった葛木が加わり全力疾走で駆け寄った。
「よう、葛木、幸村」
「何でアタシが後なのよ!」
「良いじゃねぇか、俺が落とされたのだって大体はお前のせいだろ」
「う…五月蝿い!!」
「は……ははは…」
全く…似た物同士で噛み合わないんだからな――と葛木は苦笑した。
吐いた空気が白くなり、空には再会を祝うように太陽が昇ってきた。

同時刻 十勝空港
「ふう……」
散々空で待たされ着陸した後、男は小さく息をついた。
縁無し眼鏡と黒のロングコート、追われているにしては目立ちすぎる自分の格好に苦笑した男――アスガルドは手に持っている鞄を見つめる。
そして寒さで冷静になった頭で考える。

俺は後……どれ位生きていられるだろうか…――と…

2828w@必殺まとめ人? ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:13:46 ID:???
ファントムオブスカイ

十勝空軍基地第一病棟
見渡す限り白い病室で村松はベットのカーテンを締め切りカップラーメンを音をたてないように食べていた。
三沢で落とされてから早くも一週間が経った。
怪我の応急手当をした村松は十勝に向かう輸送機――ハーキュリーズに半ば無理やり乗り込み、傷の痛みにヒーハー呻きながら十勝に到着。
速攻でこの第一病棟に運ばれたのだった。
「はぁ…何個隠し持ってるんですか?」
パイプイスに座っている幸村が呆れた様子で言う。
実は村松は今回以前に計3回医師に見つかり持ち物検査と1時間の説教を受けている。
「そりゃ〜あれだ、星の数ほど」
「貴方のバックは四次元ポケットですか?」
冗談交じりに笑いながら答えた村松はバックから取り出した炭酸飲料を飲む。
もう溜息しか出ない――と幸村は顔を伏せた。
窓の外は滑走路以外白銀世界だった。
雪を溶かす為のスプリンクラーが作動し滑走路は雪が無いが他は除雪車が雪をどかさないとドンドン積もっていく。
もうすぐクリスマスだな――そう思った幸村は「ハァ…」と溜息をついた…と同時にカーテンが勢い良く開いた。
「村松さん……何回言ったら分かるんですか…?」
明らかに怒っている低い声を発したのは村松の担当医の藤澤漣だった。
「あぁ、多分百万回言っても分かんねぇと思う……第一聞いてないし」
ここで幸村はこれから起きる事を予想し部屋を出た。
直後に発した村松の断末魔のような絶叫が上がったのは言うまでも無い…

「また奴らか……」
アスガルドは呆れたように呟いた。
察知しただけでも尾行は4人。サイレンサー付きのグロック26を装備している。
対する此方の装備は今さっき購入したサバイバルナイフ2本のみ。
普通の人間ならば脳幹を貫かれるだけで終わるが、生憎普通の人間ではないアスガルドには問題なかった。
人目のつかない路地裏に入ったアスガルドを追った三人の男は二度とその路地裏から出てこなかった。

2838w@必殺まとめ人? ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:14:18 ID:???
ファントムオブペイン

キュキュキュと音がした後エンジンがかかり、軍用と一目で分かる深緑色のジープが動き出す。
運転手は葛木で助手席に以外に酔いやすい村松、そして後部座席に幸村。
「退院祝いだからって買い物について来る必要は無いんですよ?」
「いや…久しぶりに風に当たろうかと思って…ってか風に当たってないとヤバイ……」
「ビニール袋持ってるけど…いる?」
「必要になれば」
そう言いつつ村松は窓を全開にし顔を出した。
氷点下の冷気が車内に入り込み点けたばかりの暖房が全く意味を失う。
「……止めろ」
「は?」
「止めろ」
「はぁ…」
葛木は「もう酔ったのか?」と一瞬思ったが違かった。
村松は車が止まるよりもワンテンポ早く車から飛び出し歩道を歩いていた見覚えのある人影に近づいていった。
色素の無い白髪 赤い瞳に視力矯正用の眼鏡 全く生気の感じられない白い肌
先天性白皮症――医療関係には強い葛木は外見上の特徴を見て推測した。
しかし……何故?
何故日中に行動できるのだ?――
疑問が頭の中で飛び回り混乱しているうちに村松はその男をジープのすぐ横まで引っ張って来ていた。
「え、えっと……」
「ん?あぁ…お前達は知らないか、防大(防衛大学)で同級生だったアスガルド・アルヘイムだ」
「フルネームで紹介する必要は無い」
「まぁそう言うなって」
変な名前――葛木と幸村はそう思った。
アスガルド―北欧神話に登場する神の住む世界
アルヘイム―こちらも北欧神話に登場する光の妖精達が住む世界
神秘的な名前に対して目の前の男は物事を科学的に且合理的に考える科学者の様な雰囲気を持っていた。
「ちょうど良い、これから買い物に行くからついて来い」
「私にこれと言って得が無い」
「お前変わってないな……」
「変わっても良い事は無い……そうか…だったら私は変わったのか…」
「もしも〜〜し?戻ってこ〜〜い」
平穏で美しい時間…しかし、それも長くは続かない事をここにいる4人は知らない……

2848w@必殺まとめ人? ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:14:48 ID:???
ファントムオブスカイ

買出しが終わった後は十勝市にある村松のマンションに本人の反対を押し切り退院祝いのパーティーを盛大に(近所迷惑なほど)行っていた。
「「「カンパ〜〜イ!!」」」
「うむ…」
村松達三人はテンションが高いがアスガルドは何時も通りだった。
一時間後……
元々汚かった部屋がさらに汚れ、酒と満腹感に負けた村松がソファで寝息をたて、葛木は元々酒に強くないせいかトイレに行ったまま出てこない。
ドカッ――
「フグッ!!!」
ソファで気持ち良く寝ていた村松は幸村の蹴りで目を覚ました。
腹筋に力を入れられる訳も無く、村松は思いっきり咳き込む。
咳き込みながら幸村の持っている一升瓶に入っている日本酒の量を見た、三分の一しか残っていない。
コイツ一体いくら飲んだ?――戦慄に似た感覚を村松は覚えた。
「らに、やってんらお(何やってるんだよ)」
「お前呂律回ってないぞ……」
ちなみにアスガルドは何杯も飲んでいるのに酔っていないし、葛木は玄関近くで倒れている。
「いいやんかぁ…へつにぃ(良いじゃんか、別に)」
「いや…良くないし……」
察したとおり幸村は恐ろしいほど酒癖が悪い。
ただし、冷気にさらせばたった10秒で正気に戻る…はずだ。
「もういっはい、いくろぉ〜(もう一杯行くぞ)」
「無理無理無理無理、絶対に完全に究極に無理」
「うるへ〜〜(うるせーー!!)」
その後村松の絶叫とガラスの割れた音が響き、隣人の尾口勇(34)無職
が駆けつけたのは当然の如く秘密である。


「漣、少し良いか?」
午前中の検診が終わって背伸びをしていた藤澤漣は一人の男に話しかけられた。
「別に良いですよ?大学病院の大崎治郎教授」
大崎は白くなった髭面を微かに揺らしながら、いかにも老人っといった笑い方で笑った。
「今は霊安室の監守だがな…」
「私の中では教授は教授ですよ、それで…何か?」
「おぉ…忘れる所だった、実は霊安室で物音が鳴ってる事なんだが…」
「あぁ……噂だと思ってましたが…やはり?」
「うむ、この遠くなった耳でしっかり聞いた」
「何時からで?」
「約6日前からだ」
「国籍不明機事件の2日後……ですか…」
「何か臭ってこないか?」
確かに――と首を振った藤澤は、ネットで流れたラクーン事件の噂を思い出していた。
死体の行進――もう大沢の言葉は耳に入っていなかった……

2858w@必殺まとめ人? ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:17:10 ID:???
ファントムオブスカイ

カツカツカツと靴が床を打つ音を聞きながら藤澤は霊安室に向かっていた。
ラクーン事件の後にネットに流れた噂と今起こっている事が重なるとしたら……
そう考えてる内に藤澤は霊安室の鉄製扉の前まで来てしまっていた。
扉の近くには黄ばんだ白衣を着ている大崎がいた。
「遅くなりました」
「おぉ…来たか」
腰を重そうに上げた大崎は鍵を取り出し、扉を開けた。
霊安室に足を踏み入れた藤澤の鼻を刺激したのは強烈な腐敗臭だった。
同時に何かが動くガタガタと言う音も聞こえた。
「これですか?」
「あぁ」
大崎はそう言うと音のする方向に歩いていき、止まった。
「ここだ」
大崎は白衣からじゃらじゃらと鍵の付いた物を取り出し扉を開ける。
「!?」
扉が開いた瞬間大崎に向かって何かが飛びついてきた。
「あ……あああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
何なのかはすぐに分かったが理解できなかった。
何故…―――
何故下半身の潰れた人間が行動できるのだ?
悪夢は―――
幕を開けた……

2868w@必殺まとめ人? ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:17:40 ID:???
ファントムオブスカイ
ヴァイセス・ケーニッヒ

キキィィィィと完全に正常ではないブレーキ音を響かせ時速約90kmで公道をかっ飛ばしているのは、村松達の乗っているジープだった。
10分前に村松の担当医だった藤澤から電話があり、ラクーン事件のような事が起こるかも知れない――と説明された村松は2階から全速力で車に乗り込み葛木達を乗せた瞬間走り出したのだった。
「き、気持ち悪い……」
「吐くなら袋か村松に――」
「アス!!(アスガルド)冗談言ってる場合じゃないだろ!!」
「冗談ではない、本気だ……それよりさっきの携帯の会話だが…本当だとしたら困った事になる」
「?……どういう事だ?」
キキィィィィィィ、90度カーブ
ちなみに現在運転してるのは村松本人。
「ラクーン事件の事はリアルで見た、この町であの様な事が――」
「ちょっと待て、リアルでってどういう事だ?」
「言っていなかったか?私はラクーンシティで死に掛けたのだ」
キキィィィィ……ガタン、到着
「っと、んな事はどうでも良いからさっさと行くぞ」
病院の玄関からは多数の看護婦と怪我人が逃げ出していた。
村松はジープの後部座席からライフルと弾薬、その他諸々を取り出した。
「うっ…」
「ちょっと!幸村さん!!ほら、袋!」
こいつ等は置いていこう…―――村松は重い溜息をついた。

病院内は異様なほど静かだった。
ロビーには二三人ほど人がいたが奥に進むにつれ人の気配は無くなった。
「なぁ…」
「ん?」
村松はライフルを構えながら隣のアスガルドに聞く
「ラクーンでは…その…」
「あれはこの世の光景じゃない、冥府の門から見えた地獄だ」
返ってきた言葉は微かに震えアスガルドが見た地獄がどんなものだったのか想像出来るほどリアルなものだった。
アスガルドが黒のコートの袖を捲り白い肌が太陽光を反射する。
雪の様に白い肌には噛み傷のような跡が合った。
「奴らにやられた傷だ」
「奴ら……?」
「そう…奴ら…だ」
そう言うとアスガルドは口元を微かに緩め手に持っていたライフルを片手で撃った。
ズドン!とライフルの弾丸が放たれ壁から微かに頭を出していた『何か』に当たる。
「日本では『ゾンビ』と言うのだったか?」
「あぁ、大正解だ!!」
さっきまで静かだった廊下には生ける屍となった元人間と村松とアスガルドの戦場になっていた。

2878w@エキセントリックに過ごしてます ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:18:18 ID:???
ファントムオブスカイ
ヴァイセス・ケーニッヒ

カチャとボルトアクション式のライフルを構えた村松は鉄の錆びた臭いと腐敗臭に吐き気を覚えながら引き金を引いた。
グシュと気味の悪い音を立てながら白い廊下に倒れる。
「畜生、何匹いやがんだ?」
カシュとライフル内の焼けた薬莢を排出し次弾を装填する。
確かに10分前から内職でもするように撃ち続けているがゾンビの数は一向に減らない。
何が起きているのか完全に把握できていないので進む訳にも戻る訳にも行かない。
「死体の数だけだ、言っとくが奴らのウイルスの感染速度はエボラ並だ。注意しろ」
「…って事は返り血厳禁でスカァーーー!!!??」
「Shut up.集中できない」
「Yes sir!!」
「I KILL YOU?」
「冗談だ冗談……ってこっち銃口向けるな!!あっちだって!!こっちじゃないって!!」
どんな所でも緊張感が無い村松だった。
ズドン――カシュ…ズドン――
パンドラの箱は――
まだ開かれていない―――…

2888w@エキセントリックに過ごしてます ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:20:56 ID:???
ファントムオブスカイ
ヴァイセス・ケーニッヒ

鉄の錆びた臭いと腐敗臭が漂う病院で村松は玄関へと全速力で走っていた。
後ろにはもう人間ではない『ゾンビ』がゾロゾロと…
「どっから出てきたんだよ!?あれ!」
「知らん、大体気配が無いのだ。奴らと言う存在は」
「余裕かますの止めろ!!弾無いんだぞ!?」
手に持っていたライフルは背中に背負い、全速力で走りながら村松が言う。
「分かっている。それよりも喋れるのであればもっと早く走れ」
「言われなくても分かって……だ!?」
瞬間村松が何かに躓き体が宙に浮く。
それを横目で見たアスガルドは横っ飛びし、腰を屈める。
「いで!!」
「馬鹿か、お前は」
「うるせぇ、さっさと走れ」
礼も無しか――とアスガルドは溜息をついた後、再び玄関目指して走り出した。
……村松を背負いながら………

バキッと何かが折れた音が病院前の広場に響く。
「あの馬鹿何処行ったのよ!」
幸村は目の前にいるゾンビにハイキックを喰らわせながら葛木に言った。
「知りませんよ、病院に入ったきりです!!」
葛木はジープの中にあったスコップを振り回しながら言う。
二人は置いていかれた後、いきなり現れたゾンビと格闘していた。
勿論本気で
「ったく、戻ってきたら絶・対にギッタンギタンのフルボッコに――」
「あ、戻ってきました!」
葛木が病院入り口を指すとほぼ同時に幸村は走って出てくる村松を睨みつけた。
ドロップキックを喰らわせようと幸村が走り出そうとした瞬間に葛木に引っ張られ、ジープの助手席に入れられる。
「いった〜〜」
バンと乱暴に扉を閉めた葛木はすぐにエンジンをかけ、村松達が乗り込むのを待つ。
「何すんのよ!」
「あれ、見てくださいって!!」
葛木の指差す方向を見るとそこには村松達を追い駆ける無数のゾンビ。
幸村が驚いて声を上げる前に後部座席の扉が両方勢いよく開き、村松とアスガルドが肩で息をしながら乗り込む。
「早くだ――」
そこまで言った村松は急発進したせいで後部座席に思い切り頭を打ちつけた。
「じだがんだ……(舌噛んだ……)」
「自業自得、置いてったのが悪い」
ジープは十勝空軍基地に時速100km近くのスピードで走って行った。

2898w@エキセントリックに過ごしてます ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:22:14 ID:???
ファントムオブスカイ
ヴァイセス・ケーニッヒ

目の前には20近くきれいに並んでいる棺桶。
浦部圭介はその中の1つを見て自然に口元を緩めていた。
『URABE.SINSUKE』
棺桶にボルトで固定されたプレートには3日前に電話で語り合った兄の名前が雑に刻まれていた。
ほぼ壊滅に近い状況の中でここまでしてくれた兵士に感謝しなくてはな…―――
少しでも悲しみを紛らわせようと顔を天井に向ける。
霞んだ天井に見えたのは兄と自分、そして戦友の村松。
『黒の亡霊』『ブラックヴァイパー』『不死身のシルフィード』
今ではそれぞれが離れ離れになり戦績に見合った異名を手に入れた3人は残り二人になってしまった。
霞んだ視界の中で切れかかった蛍光灯が無駄に眩しかった。

「フグッ!!」
ジープから降りた後いきなり幸村が呼びつけた瞬間嫌な予感はしていた…が、まさか女が思いきり、しかもグーで殴ってくるとは・・・
フワッっと体が浮いたかと思うとコンクリートに頭をぶつけ激痛でのた打ち回る。
痛みに耐えながら立ち上がろうとした村松は殴った張本人の幸村と傍観者他2名を見た後頭を押さえながらこう言った。
「お前中身おとko――」
一言一言言うたびに頭の中で反響する痛みに耐えながら喋っていた村松はまたもや幸村の右アッパーを顎にまともに受け、飛んで行った。
「KOだな……」
「みたいですね……」
十勝基地内は兵士が迅速に行動したお蔭で安全だった。
入り口では90式戦車3両とサブマシンガンで武装した陸軍兵士六名が守りを固めている。
別に入り口を閉鎖しても良いのだが民間人が多数残っているので無理である。
「そう言えば山で訓練してる陸軍の人達はどうなったんでしょう…?」
「私に聞かないで欲しい。完全な部外者なのでな」
「あぁ、そうでした。では…貴方の予想で」
「半分は消えるだろうな・・・・・・」
「厳しいですね・・・・・・」
「現実は何時も厳しい」
アスガルドの紅い瞳が何処か悲しそうに遠くを見ていた。

2908w@エキセントリックに過ごしてます ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:22:51 ID:???
ファントムオブスカイ
ヴァイセス・ケーニッヒ

十勝空軍基地医療病棟A棟
村松は幸村のアッパー、フック、ストレートを殆ど顔面で受け止めてしまい、また速攻でこの医療病棟に運ばれた。
「大丈夫ですか?」
「大丈夫じゃない。ありゃ何だ?ターミネーターの女版か?」
「まぁまぁ、本人は死なない程度にやってるんですから」
「それ当たり前だろ!!」
「そうでした」
幸村の運動能力はずば抜けて高い、勿論それを生かした得意のハイキックやその他護身術は本気で決めれば致命傷になりかねない。
手加減されたと言う事は幸村の信頼に値する人物と言う事であり、裏を返せば一種の愛情表現とでも言うべきか……まぁ何処かそれとはかけ離れてはいるが。
「そういえば藤澤先生体調悪そうでしたね」
「あぁ、俺のカップラーメンを取った罰だ」
「まだ気にしてたんですか……」
「食べ物の恨みは怖いんだぜぇ」
「在り来たりですね」と葛木が口を開きかけた時、診察室の方向から看護婦のものと思われる悲鳴が聞こえてきた。
同時にガシャンと派手な音が響き、思考が一気に警戒態勢に入る。
村松はベットから飛び起き、診察室の扉の前に走る……が、もう少しと言う所でアスガルドの長身が道を塞いだ。
「退け!!」
「扉を開ける瞬間に外から見えないようにカバーしろ、良いな?」
「……ちっ、しょうがねぇ」
そう言うと同時にアスガルドは扉を開けた。

あらかた予想はしていたが発症がこんなに早いとは予想していなかった。
診察室にはゾンビ化した藤澤と襲われている看護婦の二人だけだった。
アスガルドはすぐに藤澤の後ろに回り、行動を開始した。
左手を首の後ろに添え、右手で顎を掴み手元に思いきり引く。
ゴキッと首の骨が砕け脊髄が切断される。
藤澤は顔が180度回転し口からは涎を垂れ流して大の字になって倒れた。
次の行動を開始しなければ…――と看護婦の方を見ると首に震える手で持ったメスを突き立て、恐怖で歪んだ顔をこちらに向けている。
「止めるんだ」
「嫌……噛まれたらこうなるんでしょ?その前に死んでやるわ!!」
「落ちつけ…」
「五月蝿い!!!!」
看護婦の絶叫に驚いたのか扉が勢いよく開く。
先頭には幸村、後ろに葛木と村松。
マズイ…――そう思った時には既に遅かった。
看護婦は自分で自分の頚動脈をメスで傷つけた。
すぐに噴水のように出血が始まり、幸村とアスガルドの血が飛ぶ。
特殊な訓練を受けたアスガルドは平気だが何の前触れも無く血を浴びた幸村は足から力が抜け床に座り込む。
アスガルドは看護婦の首を180度捻り、脳からの指令伝達を不可能にする。
行動を終えたアスガルドは顔半分に血を被った幸村を見た。
左手で顔を触り、血で濡れた手を見た幸村は「ぁ…ぁぁ……」と言葉になっていない声を出した後気絶した。
床に頭をぶつけそうだった幸村を抱えたのはシップと痣の目立つ村松だった。
さっきまで殴り合っていたのに何故・・・・・・?とアスガルドは思考を巡らし1秒も経たないうちに答えを出した。
人間なら誰でも持っている友情―――自分には既に無くなっている感情が頭の中を駆け巡り辛い日々を一瞬再生させる。
南極――ラクーン――ロシア―――アンブレラに人生を狂わせられた男は頭を2,3度横に振り、村松と幸村を見る。
一般人には傷になるから見せないようにしたが、強情な幸村は村松たちを押しのけ入って来た。
一番恐れていた事が……
今起こった……

2918w@エキセントリックに過ごしてます ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:23:39 ID:???
ファントムオブスカイ
ヴァイセス・ケーニッヒ

藤澤がゾンビ化してから2時間が経った。
十勝基地には民間人約500名が収容され入り口のゲートは閉鎖され、感染は収まったかのように見えた…が民間人の中には既に感染者がおり、基地内は殆どパニック状態だった。
「こっちだ!!早くしろ!!」
「感染者には容赦するな!!ゾンビ化する前に仕留めるんだ!!」
陸戦兵の怒声と遠くから聞こえる銃声が響く病室に村松達はいた。
幸村は病室の一番奥のベットで眠っており、村松たちは病室のドアの隙間から廊下を覗き込み様子を伺う。
アスガルドは指揮系統の混乱に乗じ、陸軍兵士一小隊を引き入り感染阻止に乗り出している。
「近づいてきましたね……」
「あぁ、このままだと戦場の真っ只中でSPみたいにマルタイ警護って事になっちまうな」
「あ、1人こっちに来ます!」
「何!?」
瞬間。病室のドアが勢いよく開き、飛び込んできた陸軍兵士がドアの外に向かって手に持っていた89式5.56mm小銃を3点バーストで連射する。
直後にグショと気味の悪い音が廊下から発し、続いて何かが倒れる音が聞こえる。
「ちっ……スマン、まさかこんな所に人がいるとは思ってなかったからな」
「んな事はどうでも良い、アンタ誰だ?状況はどうなってる?」
「俺は三等陸曹の仁宮悠也だ。今の状況は・……悪いな…医療病棟は完全にやられてるし、奴らもすぐそこまで来てる。あんた等もさっさと退避……」
そこまで言いかけた仁宮は幸村に気づいたらしく、口元を緩める。
「なるほど……出来ないわけだ…俺が担いでやる。急ぐぞ」
「サンクス!」
銃声はやり止む事無く響きつづけていた。

医療病棟前での戦闘は厳しさを増して行った。
前衛として出て行ったαチームからは連絡がつかなくなり、援護に向かったβチームも全滅した。
残っているのはC、D、Eチーム…
行けるか?とアスガルドは自問自答した。
感染スピードはラクーンシティの時よりも早かった。
他人を敬う文化が定着している日本人は感染者を看護し「大丈夫か?」などど声を掛けてしまう。
後は考えなくてもわかる事だ。
ゾンビ化した感染者に食い殺され、敵となる。
日本人特有の優しさが仇となる…――
皮肉だな…――そうアスガルドが呟くとヘリ特有のローターの回転音が響き出した。
「Shit!」
医療病棟の影から現れた黒い輸送ヘリには赤と白の八角形――アンブレラのマークが描かれていた。
そしてヘリから降下用のワイヤーが下ろされ、黒ずくめの兵士が1人降りた。
市街地専用のボディアーマー、ガスマスクと異様なまでの殺気。
「ハンクか!!」
死神と異名を持つ殺人鬼が硝煙と血の臭いで満たされた十勝基地に舞い降りた。

2928w@エキセントリックに過ごしてます ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:24:20 ID:???
(続き)
ヒュンヒュンヒュンと風を引き裂く音がしたかと思うと、直後に背中の鉄製の小型コンテナが小刻みに揺れる。
ハンクが降下した際に急いでこのコンテナの陰に逃げ込んだアスガルドだが鳴り止まない銃声に身動き一つ出来ないでいた。
「ちぃ……!」
弾幕の合間を見計らい顔を出せば即座に放たれた弾丸が脳幹に直撃し、即死する。
ラクーン事件の詳細を知っているからこそ…いや、『実験体A2』として生きていた自分だからこそ完全に『処理』する事が必須なのだろう。
勿論、弾幕を抜けハンクの持っているステアーTMPを弾き飛ばす事は可能だ…が、その行動はあまりにも危険すぎる。
血でべたつく手を開き、握り、を繰り返しながら一つの結論にたどり着いた。
我ながら、笑える結論だな…――自分に対する嫌味なのか、村松の性格に影響された自分に対する哀れみなのかハッキリしない苦笑をすると、迅速に且精確に行動を開始する。
手に持っていたMINIMIを足元のアスファルトにフルオートで打ち込み、土の地面を露出させる。
湿った地面に右手を置き、意識を右手の細胞に集中させる。
頭の中で浮かびついた武器は自分にピッタリのものだった。

絶え間なく乱射していたせいか手が痺れ、射撃間隔も少し長くなってきた。
フェイントを混ぜながらマガジンを交換し、頭を少しでも出せば一撃で仕留めてみせる。
ハンクは目の前のコンテナから色素の無い白髪の男がこっちに向かってくる瞬間に勝利を確信した。
男―アスガルドの武器はMINIMIしかないはずで手にはそれらしい物は持っていない。
マガジンを交換し、ステアーTMGを構えたハンクは躊躇いも無く引き金を引いた…はずだった。
ガシンッと金属と金属がぶつかり合った音が鼓膜に響き視界の片隅にさっきまでステアーTMGだった物が転がっていた。
「何!?」
ハンクはアスガルドが両手で持っている物を見て驚いた。
何しろさっきまで何も持っていなかったはずのアスガルドが…――


死神が持つような鎌をもっていたのだから……

2938w@エキセントリックに過ごしてます ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:24:51 ID:???

ファントムオブスカイ
ヴァイセス・ケーニッヒ

体が重い…――
この能力を使うと何時もこうだ。
体力を必要以上に浪費し、心拍数を上昇させる。
こんなリスクを起こしてまでも鎌を精製し、ハンクのステアーTMGを叩ききったのは村松の影響だろう。
ダークグレーのメッシュ生地に覆われたハンクの首に鎌を当てながらたった5時間で大きく変わった自分の精神状況に驚きながら、アスガルドは苦笑した。
Tウイルスの影響なのか、Gウイルスの影響なのか分からないこの能力は科学と物理を半ば無視している。
微量な砂鉄を引き寄せ頭の中に浮かんだ武器やパーツになる。
この際に気を抜くと血液中の鉄分までも抜き取ってしまい死に至る。
使いにくい能力ではあるが、ウイルスの影響で身体能力が上がっている自分にはお似合いの能力でもあった。
「ウェスカーの指示か?」
「ご名答だ。アルヘイム」
「なるほど…ウェスカーは『我々』を過小評価しているようだ」
「我々……だと…?」
「何も知らせれていないか、哀れな者だ…」
顔を地面のコンクリートに向け、鼻で笑ったアスガルドは殺気に満ちた紅い瞳をハンクに向けた。
ハンクの首に当てていた鎌に力が入る。
「イレギュラーズ…と言えば理解できるか?」
「!?」
「理解できたようだな…」
イレギュラーズ――不確定要素達
不完全T抗体を持ってしまい、Tウイルスを自らの体に取り込むことの出来る人間達が組織した反アンブレラ勢力…
実験体A(アリス)や実験体A2(アスガルド)を初めとするSHプロジェクトの実験体やラクーン事件を初めとするバイオハザードに巻き込まれ能力開花した者、約30名が所属し個々の判断でアンブレラ系の企業を秘密裏に崩壊させる。
「化け物共めッ……!!」
これ以上教える義理は無い…と無言で語ったアスガルドは刃の付いていない方でハンクを思い切り鎌で振り払った。
両腕で何とか防いだハンクだが、それでも衝撃は防ぎきれずに肋骨にひびが入る。
両腕は既に向いてはいけない方向に折れ曲がっており何も握れない。
もうハンクには反撃できる手段は残されていなかった…

仁宮は幸村を背負いながら約2kmを難無く走りきり、民間人が非難している管制塔ブロックの地下休憩室で幸村の意識が戻るのを待った。
「Ich leide an ubelkeit……」
幸村が頭を抑えながら上半身を起こす。
「イ、イッヒ?何語だよ……」
「ドイツ語よ、防大で教わらなかった?」
「忘れたよ、そんなもん」
まったく…と弱々しく溜息をついた幸村はソファから起きあがろうとしたが、くらっと目眩がしたのか、倒れそうになる。
「っと…大丈夫か?」
「Danke……ありがとう……」
「無理すんなよ、つうかドイツ語やめろ」
「Entschuldigung……何か…頭がボウっとしてて…」
ソファに座り直した幸村は見ただけで体調が悪そうだった。
どうかしようにも救急キットは既に空になっている。
「兎に角、今は休んどけ、お前が寝てる合間は俺らが何とかすっから」
村松は普段どおりの明るい笑顔で仁宮に一方的に肩を組んだ。
「俺も入ってんのかよ……」
「当たり前だろ、ってかお前が主力」
「オイコラ!!」
コントでもやっているかのようにはしゃいでいる村松を見て笑う人も居れば馬鹿に目で見る人も居た。
幸村はそのどっちでもなかった。
汗ばんだ手で村松の手を握った瞬間に感じた奇妙な感覚…
まるで人の心の声が自分の中に入ってきたような……
「勘違いだよね……」
そう言うと幸村は横になった…が、眠れそうにはなれなかった。

2948w@エキセントリックに過ごしてます ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:25:21 ID:???

ファントムオブスカイ
ヴァイセス・ケーニッヒ

「十勝の方は順調か?」
日本空軍総司令、浅倉遼平は何時もと変わらない無表情で言った。
顔は初老を越えたとは思えないほど張りがあり、眼は目の前にいる金髪の男に向けられている。
「えぇ、何事も我々の計画していた通りに……」
男はアメリカ人独特の訛りのある日本語を発した後、笑みを浮かべた…が浅倉は笑ってはいなかった。
「そろそろか?混乱が始まるのは」
「後3分ですね…カップラーメンでも?」
男はまた笑う、浅倉も笑った…が、その笑みは計画実現に対する笑みではなく、もっと先を見据えていた……

村松と仁宮は管制塔から出ると第三格納庫に急いだ。
第三格納庫には輸送ヘリのチヌークが三機と対戦車ヘリコプターのコブラが五機格納されている。
当然ゾンビに見つかる可能性もあるが、それほど問題にはならない。
「畜生……まだ走るのかよ…」
「しょうがないだろ、基地自体広いんだ」
脚はすでに乳酸のオンパレードで、感覚が殆ど無い。

ようやく格納庫についた村松と仁宮は格納庫の扉に寄りかかっているアスガルドを見てかなり驚いた。
微かに笑みを浮かべてはいるものの、顔には汗が流れており嫌でも疲労困憊だということが分かる。
「遅かったじゃないか……」
「お前…大丈夫か!?」
「一応は……な…」
「村松!取り合えず中に入るぞ、このままじゃ体が冷える」
そうだな…と口を開きかけた直後、耳元に風を切る殺人的な音とサブマシンガン独特の軽い発射音が響く。
扉近くにいた仁宮は中に入り込み音のした方向に89式小銃の引き金を引く。
村松とアスガルドは扉に転がり込み、背中を壁に押し付ける。
『人間』相手の戦闘が今始まった。

『――30分、北海道の全基地が日本の指揮下から脱退すると、地方司令官長倉大助氏から――』
F−2支援戦闘機のゼネラル・エレクトリックF110のエンジン音の中でラジオ放送を聴いた浦部圭介はソファから飛び起きた。
『小泉総理はこの事について明確な発言を――』
最後まで聞く必要は無かった。
戦後初めての反乱…――
頭に『最悪』の二文字が浮かぶ前に圭介は自分の愛機であるF−2Hに急いだ。

2958w@エキセントリックに過ごしてます ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:26:12 ID:???
ファントムオブスカイ
ヴァイセス・ケーニッヒ

ガガガガ…と銃弾が壁を削る音がすぐ後ろで鳴り響く。
状況は圧倒的に完全に不利だ。
アスガルドの説明だと特殊部隊並の戦闘能力と特攻精神があるらしい敵は、ステアーTMGとグロック17を主体に銃撃している。
威力では此方が上だが錬度が違いすぎる。
「畜生……何か手は無いのかッ……!?」
「手を合わせて、敵がRPG持ってない事を祈るしかねぇな」
本気とも冗談ともつかない事を言いつつ仁宮はポケットから煙草とライターを取り出し火をつけた。
「持ってたら持ってたで一貫の終わり……だな」
不意に銃撃が止んだ。
遠くからは朝鮮語か中国語で怒鳴りあっている。
「……何だ?」
「…戦車だ……お前達の国の90式だろう」
今まで眼を閉じていたアスガルドが口を開いた。
直後に90式に搭載されている120mm滑空砲と思わしき爆音が地面を揺らした。

『此方久慈タワー(管制塔の事)ペガサス1離陸を許可する』
「ラジャー、ペガサス1テイクオフ」
スロットルを思い切り押し込みA/Bを点火させる。
体が座席に押し付けられる。
直後に操縦桿を手前に引き、機体を離陸させる。
高度30000ft(フィート)まで上昇した浦部圭介は機器チェックの為にFCSをONにする。
両翼に空対地ミサイルのマベリックと空対空短距離ミサイルのサイドワインダーが一機づつ。
機体下部には航続距離を伸ばす為にドロップタンクをぶら下げている。
当然操縦桿は物凄く重いし、機動性も恐ろしく下がっている。
「これだったらA−4に乗ってたほうが7倍マシだ」
『だったらブラジルにでも行って乗ってくれば良いじゃないですか』
斜め右後ろのF−2Hのパイロット―柄澤卓三等空尉が呆れながら言った。
「冗談だ。忘れてくれ」
FCSをOFFにしながら圭介は呟いた。

2968w@エキセントリックに過ごしてます ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:27:16 ID:???
ファントムオブスカイ
世界設定

:日本
憲法九条改正により『自衛隊』が正式に『軍』へ変わり、基地と装備を大きく増強した。
現在北朝鮮とは停戦中であり、国内はいたって平常。
:アメリカ
軍の機密情報が流出し徐々に発言力がなくなっている。
現在北朝鮮とは停戦状態。
:北朝鮮
核ミサイルを使いアメリカと戦争状態に入る。
国力は無いが、旧日本軍以上の特攻精神は脅威。
:EU連合
ヨーロッパをほぼ全ての土地を持つ連合国家。
日本に積極的な技術提供をしている。
また太平洋での演習も積極的に行っている。
:国際連合(国連)
平和維持活動の一環である武力介入を積極的に行うようになった。
また陸海空軍の精鋭を各国から召集し、特殊部隊も編成している。

2978w@エキセントリックに過ごしてます ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:28:33 ID:???
ファントムオブスカイ
ヴァイセス・ケーニッヒ

120mm滑空砲の爆音が地面を揺らした後、村松は扉からほんのちょっと顔を出した。
銃声は無く、ただ90式戦車のエンジン音が響いている。
「味方……か?」
「みてぇだな、人間相手に砲をぶっ放す馬鹿野郎様に助けられちまった」
「どちらにしろ、助かった事に変わりは無い…そうだな村松?」
「その通りだな……」
緊張で張り詰めていた身体から急に力が抜け、壁に寄りかかりながら村松は溜息をついた。
扉の向こうからはキャタピラ特有のガチャガチャ五月蝿い音が近づいてきた。
「生きてますか〜〜?生きてないんだったら直ぐに成仏してくださ〜い」
「この声は………はぁ」
「仁宮、知ってるのか?」
失望したように肩を落とした仁宮に村松は聞いた。
「……知ってる」
「名前は?」
「本藤勇輝上級陸曹……中学からの腐れ縁だ」
「な〜るほど」
馬鹿がまた増えたのか…――とアスガルドは溜息をついたが、村松達は気づかなかった。

葛木は管制塔に通じる階段の扉の前で困っていた。
混乱した長谷川渉と言う民間人が管制塔に閉じこもってしまい、友人の菊池貴信と多島一紀が説得していたらしいが所詮素人の説得術だった。
「長谷川さん出てきてください」
返答は無い。
管制塔で無線でも打っているのだろうか?
諦めて帰ろうかと思った葛木の耳に聞き覚えのある爆音が聞こえてきた。

『SAMの迎撃も無いですね……』
低空で接近し、対空ミサイルどころか機銃弾一発飛んでこなかった不信感に柄澤が呟く。
十勝基地は異常なくらい静かだった。
どちらにしろ電子戦部隊よりも先に着いてしまったからには基地の管制塔やレーダー施設を破壊しなければならない。
「しょうがない……攻撃開始だ!ダイブ!」
『『『ラジャー』』』
圭介の黒いF−2Hが急降下すると後ろについていた三機のF−2Hも急降下を開始した。
マスターアーム(火器管制システムの主スイッチ)は既に入っておりロックしてトリガーを引けば任務終了。
急降下のGに耐えながらロック完了をつげる音を聞いた圭介は戸惑い無く口を開いた。
「ファイア!!」

「死んで…たまるか!俺は…俺は……」
それぞれの配線持つ意味も知らずに長谷川は機器の摘みを捻ったり、ヘッドホンに耳を当てたりしていた。
当然聞こえるのはノイズばかりだが…
「ん?何だ……!?」
爆音が管制塔を震わせ、恐怖を倍増させる。
「糞ぉ…何だって言うん――」
次の瞬間、管制塔に一機のマベリックが突っ込んでいた。

管制塔に一発、レーダー施設に二機マベリックを放った圭介の小隊はレーダーに現れた5機の機影に混乱していた。
『エコー・ファイブ!UNKNOWN!』
『後ろから来ます!デッド・シックス!』
「落ち着け!!燃料は…フェル・ビンゴ……く――」
『こちら国際連合特殊空戦隊』
聞こえてきたのは焦った隊員の声では無く、微かに殺気を孕んだ冷たい声だった。
『日本軍機に告げる。戦闘を中止し撤退せよ。繰り返す、撤退せよ』

2988w@エキセントリックに過ごしてます ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:29:05 ID:???
ファントムオブスカイ
ヴァイセス・ケーニッヒ

「どういう事だ?」
圭介はヘルメットに内蔵された通信機に吹き込んだ。
『撤退しなければ全機撃墜する…』
返ってきたのは明確な殺気を放った声だった。
機体の後ろには通信を発しているであろう最新鋭機のヒンメルが5機とハーキュリーズが三機、一定の速度を保ちつつ飛行している。
「了解した…撤退する……」
『隊長!!』
「命令だ!聞け柄澤!!」
通信機越しに柄澤が舌打ちをする。
眼下には静寂と闇が支配した十勝市が広がっていた。

90式戦車の上に乗り、管制塔が木っ端微塵に吹き飛んだ瞬間を目撃した村松は何時もの如く「畜生…」と呟いただけだった。
管制塔でもなくとも地下のCICでも離陸までの誘導などは出来るからだった。
しかし滑走路上を千鳥足でふらついているゾンビを見れば状況は変わってくる。
戦闘機が離陸するにはそれなりの距離が必要で、その離陸距離内に人がいては不味いのだ。
早速村松は90式に取り付けられている機関銃をフルオートで発射する。
「畜生……!頭以外に急所は無いのかよ!」
「首と頭だけだ。それ以外は弾の無駄だ」
「つまりは銃器で頭を打ち抜けばいいんだな?ゲームみたいに」
「滑空砲で吹き飛ばして良いですか?」
「「勝手にしろッ!!」」
「Whatever you want(お好きなように)」
生存者の数は次第に減っていった……――――

2998w@エキセントリックに過ごしてます ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:29:35 ID:???
ファントムオブスカイ
ヴァイセス・ケーニッヒ

「さて、『状況』は開始されました。私はこれにて」
「あぁ、後はそちらの自由だ。『契約』通りにな……」
浅倉は男が部屋から出て行くと同時に机の上にあるシンプルなデザインの電話に手を伸ばし、番号を入力する。
「私だ」
『待っていました。予定通りですか?』
「あぁ…全て計画通りだ。イレギュラーさえなければな」
『了解です』
電話はブツリと切れ、ツーツーと電子音が鳴るだけとなる。
浅倉は電話を戻しながら呟いた。
「そう……イレギュラーさえなければ………な」

『繰り返しお伝えします。北朝鮮は停戦協定を破棄し、大陸間弾道ミサイルを発射しました。ミサイルは日本海軍イージス艦『こんごう』が迎撃し、これを破壊しました。ミサイルの弾頭は通常弾頭だったようで放射能汚染は全く無いとのことです。繰り返し――』
ドンッ!とものすごい音と共に更衣室の安上がりのロッカーが思いきり凹んだ。
圭介はこんな事で壊れてしまうロッカーと、実はどうしようもないくらい痛い手よりもだらしの無い日本政府に苛ついていた。
アメリカに尻尾を振る日本、自分の事は棚に上げ議論する日本、強がって軍を設立し裏切られる日本…――
それら全てが許せなかった。
そんなちっぽけな国を守る為に兄―浦部信輔は死んでいったと言うのか?
自分は何だ?国連機だか何だか知らない奴にビビって中古空母に着艦しただけじゃないかっ……!
頭の中で混乱した自分の考えが飛び交い、徐々に冷静さを無くして行く。
『ザザッ……パイロット各員は5分以内にブリーフィングルームへ集合。以上』
「ついさっき着艦したばかりなのに!」と後ろで喚く柄澤を無視し、圭介はまた思いきりロッカーを叩いた。

炎の上がる管制塔前に着いた村松たちは入り口前を見て絶句した。
積み上げられた土嚢、すでに冷たくなった薬莢、凝固した赤黒い血液
「何だよ…こりゃ……」
開けっぱなしの扉の奥からは散発的に銃声が響いている。
「弾薬が足りないのではないか?」
戦車の上からアスガルドが冷めた様子で言う。
「弾薬?」
「そうだ」
「んなモン何処に――」
「あるよ…」
「「「!?」」」
「貴様…何物だ?」
不意に現れた小柄な男に驚きつつアスガルドは言う。
「大山義和…武器商人だぁ」

3008w@エキセントリックに過ごしてます ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:30:12 ID:???

ファントムオブスカイ(番外編)
2007年12月24日11時45分宮城県仙台市

カランカランと扉についていたベルが鳴り赤い帽子を被ったレジの店員が「いらっしゃいませ」と言った後「メリークリスマス」と笑いながら語り掛けてくる。
村松は「メリークリスマス」と言い返すがそれはレジに近いテーブルで陣取っていた浦部信輔の怒声により店員に届かなかった。
「てめぇおせぇぞ!!」
「機体の整備手伝わされてたからしょうがないと思うんですけど……」
そこで村松は「ははは」と笑っている葛木の隣に見知らぬ女性が座っている事に気づいた。
「……彼女は?」
「え?あぁ…幸村真美2等空士ですよ、私が誘いました」
葛木が説明する。
「初めまして、村松真二1等空士だ」
「初めまして」
互いに手を出し握手する。
村松は幸村の目を見て少し驚いた。
「親がハーフ何だそうです」
葛木がまた説明する。
「あぁ、それで――」
肌の色も白いのか、と言おうとした村松は酔っ払っている信輔に引っ張られていった。
「んな事はどうでも良い……乾杯ィィ!!」
「乾杯」
「乾杯です」
「畜生ーー!!離せぇぇ!!」
聖夜は瞬く間に過ぎて行った…――

3018w@エキセントリックに過ごしてます ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:30:43 ID:???
ファントムオブスカイ
ロスト・スカイ

12月24日 日本海海上アメリカ海軍ニミッツ級航空母艦『カール・ヴィンソン』

ブリッジにいた艦長―ジム=アンダーソンがCICに降りてきて約10分が経った。
オールバックの白髪に白い髭が軍服とマッチし見ただけで艦長と分かるオーラを漂わせている。
「艦載機は準備が出来次第順次発艦、我々第二艦隊は第一艦隊を援護しつつ、敵防御網を突破する」
アンダーソンがそう言うとCIC要員たちは機器に向かって喋り始める。
戦争が始まったのだ。
私の中には殆ど実感は無く、へぇ〜と言う感じだった。
へぇ〜新築ですか、へぇ〜新車ですか、へぇ〜戦争ですか
こんな感じだ。
自分がこの艦の副艦長と言う重責を負いながらも何時もと変わらずに部下と接すれるのはこの鈍感さにあるのかもしれない。
そうこう思考しているうちに艦長がこちらに目を向けていた。
「マイケル=ダグラス副艦長」
「はい」
私は質問するようなトーンで言った。
「甲板に上がってパイロット達の緊張をほぐしてやってくれ」
「了解です」
逆に緊張するのでは?と思うのだが前回は上手く行ったので飲み下す。
私はすぐにCICから飛び出し、階段を駆け上がった。
46歳の細身の体には少々キツイ階段だった。

ズダンズダンと言う銃声と共に肩に軽い衝撃が走る。
葛木は横でレミントンM700を構えている多島を見る。
アメリカ帰りと言っていたので銃を持たせてみれば想像を上回る程の正確な射撃をしている。
実際構えも様になっているし、無駄弾を嫌う性格から天性の素質を持っているのだろう。
弾薬が少なくなってきたこの場合は多島のような民間人は非常に重宝する。
そして肝心の幸村はというと数分前から微熱が収まらずに未だ休憩室だ。
「早めに来て下さいよ」
葛木は普段滅多に言わない独り言を言っていた。

3028w@エキセントリックに過ごしてます ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:31:13 ID:???
ファントムオブスカイ
ロスト・スカイ

大山に案内されたのは管制塔の裏だった。
瓦礫などが酷いが大半は爆風によって真下ではなくもう少し遠くに飛んでいるので問題は特に無い。
「こいつだぜ」
そう言う大山の後ろには一台のトラックがあった。
タイヤのへこみ具合から相当重いものを運んでいるのだろう。
大山はまた歩き出し、トラックの後ろの扉を開けた。
「こいつは……」
村松は驚いた。
見ただけで相当な量の武器、弾薬がある。
「カラシニコフとM4が5丁づつ、P90は3丁、拳銃類は五万とあるぜ?」
「すげぇな……」
仁宮が呟く。
そして村松は大山の方に満面の笑みで歩いていった。
どこか怪しい。
「礼ならいれねぇぜ?」
「銃刀法違反その他諸々で現行犯逮捕だ。おめでとう」
この瞬間アスガルドと村松以外の3人が「は?」と言う顔をしたのは言うまでも無い。

額に汗を滲ませながら甲板に辿り着いたダグラスは肌に突き刺さる冷たい大気に悲鳴を上げそうになった。
甲板はすでに5機のF/A-18Eが発艦しており、カタパルトから立ち上る蒸気で全体が見渡せない。
直ぐ隣のエレベータは稼動しており下の格納庫から機体を甲板に上げている。
「ダグラス副艦!!」
「おぉ…今上がっているのは誰の機体かね?」
「え?あぁ、アルヴィン大尉のライトニングⅡです」
「ありがとう」
ダグラスは甲板要員に礼を言うとすぐにエレベーターに向かった。
丁度F=35が出てきたのですぐにコックピットにいるアルヴィンに話しかける。
「副官!」
「いやぁ、大尉」
「何やってんですか!?」
「艦長の命令でね」
「普通は格納庫に行くもんでしょうが!」
「まぁ良いじゃないか、で?調子はどうだ?クーガー?」
「会話の中ではTACネームは使わんでください、何時もどおり最高ですよ」
「そうか、んじゃ一発頼むぞ」
「了解です。さっさと出たいんで下がってください」
「すまんすまん」
ダグラスは直ぐにブリッジの下まで下がり、甲板要員から通信機を借りた。
『グール隊出撃』
『クーガー、出るぞ』
『Good luck』
キィィンと甲高いエンジン音が響き渡り、ライトニングⅡはVTOLで離陸していった。
空には鉄の翼を広げている鉄の鳥達が皆同じ方向に飛んでいった。

3038w@エキセントリックに過ごしてます ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:31:43 ID:???
ファントムオブスカイ
ロスト・スカイ

ガガガガとカラシニコフ特有の派手な発砲音が響くと同時に葛木は積み上げられた土嚢に身体を隠した。
土嚢の向こうではバタバタとゾンビが倒れる音が響いている。
「隊長か?」
そう呟いた瞬間に銃声が止み、聞き覚えのある声が聞こえてきた。

「コイツの発砲音は何時聞いても五月蝿いぜ…」
大山が村松の後ろからひょっこりと出てきた。
銃刀法違反と冗談で言われた動揺は今でも続いているのかしきりに村松の顔を確認する。
「集弾性能わりぃなぁコレ」
「文句言うんだったらM4持って来れば良かったじゃねぇか」
村松の発言に仁宮が突っ込む。
「そこは男のロマンって奴だ」
「理解に苦しむ……」
アスガルドがついて行けんと言う顔をする。
「理解してくれ」
「ロマンと浪漫って似てますよねぇ」
本堂がKYな発言をする。
「確かに似てるなぁ……って言ってる場合じゃない、葛木!!」
「やっぱり隊長でしたか」
穴だらけの土嚢から葛木が顔を出す。
隣には「耳痛ぇ」と呟いている多島がいる。
「生存者を集めろ、ヘリで脱出するぞ」
「でも…ヘリパイ(ヘリパイロット)はどうやって?」
「私がパイロットをやる」
アスガルドが前に出る。
見ただけで疲労困憊と分かる位に疲れている。
「ですが……」
「私の体の事なら大丈夫だ」
葛木は口を閉ざす。

「ウリエルより各機、行動開始だ」
『『了解』』
後方のハーキュリーズが高度を下げ、機体から吊るされている『兵器』を投下する。
黒くペイントされたそれは夜の保護色になり、目立たないが夜の雪の灰色がかった色によってシルエットが浮かび上がる。
戦車のような砲塔に虫を思わせる4つの多重間接。
アメリカ陸軍多脚戦車『MUADP』は雪のぱらつく十勝市に落下していった。
すべては浅倉との契約通りに進んでいた……

3048w@エキセントリックに過ごしてます ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:32:18 ID:???
スクラッチ・ファントム
傷物の亡霊

2010年
12月30日
宮城県仙台市
とあるファミリーレストランにて

そこまで感情を込めずに淡々と喋っていた彼女は、そこでテーブルの上に3つ置いてあるコップを取り、水を飲む。
動作一つを行うごとにセミロングの黒髪が動き、彼女の寂しげな緑色の瞳を隠す。
「それで……どうなったんです?彼らは?」
正確に言えば「彼ら」ではなく「彼らと彼女達」なのだが彼女は全く気にせずに応える。
「覚えてないのよ……」
「え?」
予想もしていなかった言葉に反射的に間抜けな声が出た。
それを彼女は鼻で笑うとこう続けた。
「正確に言えばこの事についてはあたしもよく知らないの…ずっとうなされていたみたいだから……」
「みたい……?」
「今まで話した事は『私の記憶』とこれからあなたが会う『彼の記憶』を繋げたものなの」
「そうなんですか……」
そこで私は手に持っているニコンのカメラを彼女に向けた。
彼女はファインダー越しに私に微笑みかけてきた。
溜息の出るほど美しいその笑顔はどこか寂しげで、強気なところがあった。
勘の鋭い人ならもう分かったかもしれない。
彼女は『幸村真美』
今は色々な事情により『幸乃麗』と名前を変えている。
「それで……『彼』…とは?」
「調べたんなら分かるはずだよ?」
「村松……真二さん…ですか……」
「違う」
「え?」
「葛木って人だよ」
私はまた間抜けな声を発していた。

3058w@エキセントリックに過ごしてます ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:32:48 ID:???
スクラッチ・ファントム
傷物の亡霊

「こんばんは」
そう言って葛木は私の向かいの席―つまり幸村の隣に座った。
黒渕の眼鏡(恐らく伊達眼鏡)から始まり、ダウンジャケットからズボンまで黒1色で染められた服装は中肉中背の葛木に似合っている様に思えた。
「初めまして、私は椎奈大輔と言うものです」
「そんなに硬くならなくて良いんですけど…」
彼は「ははは・・・」と笑うと、思い出したくないであろう過去の話を喋り出した。
さっきまで笑っていた顔がいきなり真顔になる。
「脱出しようとしていた俺達を待っていたのは――」
ここから舞台の幕が再び上がる……

3068w@エキセントリックに過ごしてます ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:33:20 ID:???
ファントムオブスカイ
トレーネ・ヒンメル

「急げ!早くしろ!!」
仁宮の声が管制塔出口付近から聞こえる。
第三格納庫にはすでにアスガルドと本堂、葛木が向かっており到着次第滑走路にヘリを移動させる手筈になっている。
「他には!?」
仁宮が村松に言う。
幸村を背負っている村松は首を横に振り、走り出す。
仁宮もそれに続く。
「畜生……マジ疲れるって」
「いいから走るぞ!」
第三格納庫までは難なく着いた。

「What a pity!」
アルヴィン・レイナスは爆散する北朝鮮のMig-21『フィッシュベット』を見ながら言った。
既にこれで3機を墜としているアルヴィンは余裕綽々と言った表情だ。
『こちらグール2、さすが【戦慄のクーガー】ですねぇ』
グール2―コルビッツ・シュナイダー少尉(TACネーム【ビッツ】)がはぐらかす様に言う。
『同感だビッツ』
グール5―イェーガー・エルゼルト少尉(TACネーム【ゼット】)が笑いを堪えながら言う。
「どうでも言いが、敵さんは笑うつもりは無いようだ」
レーダーには12時方向(つまり真正面)から高速で接近する敵機を表示していた。
『エコー6、フォックスハウンド、前方!』
「よし!ヘッドオン!!」
『I'm so busy……』
虐めに等しい空戦は終わる様子が無かった……

第三格納庫からヘリを滑走路に移動させたアスガルドは既に到着していた多島、菊池達を乗せ、村松と仁宮を待っていた。
もう一機はここに来る途中にあった生存者達の中にいたヘリパイロットが操縦している。
あちらのヘリには大山と他4名ほどの生存者が乗っている。
「早くしろ!!村松!」
「人1人担いでんのにそりゃねぇだろ!!」
「二人とも!早くしろって言って――」
多島の言葉が止まったのは理由がある。
金髪の男がナイフを口にくわえながら仁宮に切りかかったのだった。
「ハンク……だと…?」
その姿はまさに『死神』の異名に相応しい姿だった…――

3078w@エキセントリックに過ごしてます ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:33:51 ID:???
ファントムオブスカイ
トレーネ・ヒンメル

「むおぉぉぉぉ!!!」
横からくぐもった声が聞こえてきた。
そう思った瞬間、仁宮は宙に舞った…死神と共に。
「仁宮!!!」
「おぉおおおおお!!!!」
ナイフを咥えたハンクは仁宮の胸目掛けてナイフを突き刺した。
グシュと言う音と仁宮の声にならない叫びが重なる。
ハンクはそのままナイフを滅茶苦茶に動かした。
仁宮は灼熱の痛みに絶えながら歯を食いしばり、こう言った。
「You beast!!!」
次の瞬間、仁宮は右手でハンクの顔面をぶん殴った。
ベキと言う音と共にハンクが横に吹き飛ぶ。
仁宮の顔には隠しようのない怒りと、責任感に溢れていた…

体が熱い……
夏のような暑さではなく、灼熱の熱さだ。
地獄があるならこんな感じの熱さだろうな……
「俺は……!!」
村松……幸村…葛木……本堂…
「こいつ等を!!」
お前達に会えて……
「送り届けなきゃ……」
本当に良かったぜ……
「死ねねぇんだよおおおぉぉ!!!!!」
最期くらいちゃんと仕事させろや……

仁宮の怒声が基地内に響き渡る。
村松は仁宮の勇ましい姿をただ見守るしかなかった。
今の仁宮を止めようとするのなら殴り殺されるくらいの覚悟を決めなくてはならない。
「うおおおおぉぉぉぉ!!!!」
仁宮が金髪の男目掛けて突っ込んで行く。
男はさっきの一撃で鼻の軟骨が折れたらしく曲がった鼻から血をだしていた。
対する仁宮は胸にナイフが刺さったままで、血が止めど無く溢れ出ている。
ドゴッ
金髪の男が宙に舞う。
バタッ
仁宮が……
「じ……」
倒れた……
「仁宮!!!!」

「クソ……無理…しすぎたみてぇだ……」
「喋るな」
「ふ……俺らしい…最期じゃ……ねぇか…」
アスガルドが仁宮を持ち上げ、ヘリに運び出す。
ヘリは既に二つあるローターを回しており、直ぐにでも発進出来る状態だ。
「仁宮!!仁宮!!」
「村…松か……」
「死んだらぶっ殺すぞ!!冗談抜きでぶっ殺すぞ!!!」
「お前……矛盾……してる…ぞ……?」
仁宮の目蓋がゆっくりと落ち始める。
アスガルドはヘリの兵員輸送室に仁宮をゆっくりと置くと脈をはかり、応急処置をした。
村松は幸村を簡易式のベットに固定し毛布をかける。
「離陸するぞ、全員何かに掴まれ!!」
ヘリは少しづつ陸から離れて行った……

「2時方向より対艦ミサイル!!」
「ファランクス自動迎撃始め!!」
CICに怒声が響く。
今この瞬間、戦争が始まっているのだ。
「グール3!!射線上より早急に退避しろ!!」
『俺が迎撃する。少し待ってろ!!』
「艦長!!」
「やらせておけ、それよりも前に進む事だけを考えろ!!」
「対艦ミサイル撃破!グール3がやりました」
「1時方向よりフィッシュベット一機!!」
スーっと冷や汗が背中の合間を流れる。
まさか……
「このスピード……突っ込んできます!!!!」
「ファランクス自動迎撃開始!!」
ジム・アンダーソンは原始的で狂気の戦術を思い出していた。
「カミカゼ……」

3088w@エキセントリックに過ごしてます ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:34:21 ID:???
ファントムオブスカイ
トレーネ・ヒンメル

狭いコックピットの中でアーチャー・アルバートは基地から飛び立つ二つの熱源に気づいた。
大きさから日本軍の輸送ヘリだと分かる。
『ウリエルよりタナトスへ、どうだ?』
「上下運動が激しすぎて酔いそうだ」
『知るか、敵機は照準調整も兼ねて空中で撃墜しろよ』
「了解」
そう言ってる合間にヘリが飛び始めた。

「仁宮はどうだ?」
アスガルドは感情のこもっていない声で言う。
「今にでも死にそうだって言ってるけど、何だかんだで無事らしい」
「そうか…」
「ふう」とアスガルドが疲れたような息をつく。
「葛木は?」
「格納庫にT−4があっただろ?」
「あぁ」
「それに乗っている。必要なら無線を回す」
「頼む」
村松はそこで隣を飛行しているヘリを見る。
十勝市の人口云々は覚えていないが生存者数はたった十数人。
酷いもんだと村松は呟く。
そこで無線機をアスガルドが渡してきた。
「葛木?」
『隊長ですか?』
「今何処だ?」
『隊長達の上で――』
カァンと言う音が隣でしたかと思うと同時にヘリが激震した。
揺れる体を抑えつつ窓から見た光景は信じられないものだった。
さっきまでいたヘリがいないのだった。
「Shit!!」
アスガルドが呟く。
『敵!?』
「掴まってろ!!山を越えるまで揺れるぞ!!」



その後村松達を乗せたヘリは三沢基地に着陸した。

3098w@エキセントリックに過ごしてます ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:34:51 ID:???
スクラッチ・ファントム
傷物の亡霊

「これで全部だ」
そう言って彼は水を飲む。
気づけば時刻は12時を既に回っている。
私はふと疑問に思い、たずねてみた。
「本当に…これで?」
彼は露骨に嫌な顔をした後「あぁ」と言った。
喉が乾いてチリチリ痛む。
そして私は自分の知っている事を彼に言った。
「本当に…これだけですか?村松真二さん」
私がそう言うと幸村と村松は口を開けたまま固まった。
それもそうだろう、国家機密同然の情報を民間人である私が知っているのだから。
「しょうがないな……話そう…この戦争の、俺達の戦いの真相を…」
そして彼は語り始めた。
この『第二次朝鮮戦争』の真相と彼らの戦いを……

3108w@エキセントリックに過ごしてます ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 23:35:22 ID:???
ファントムオブスカイ
トレーネ・ヒンメル

三沢基地についた早々F−4のコックピットに叩きこまれた村松と葛木は悪態をつく暇も無く、日本海に向かった。
状況は圧倒的に連合軍(米・日)が優勢だが、徐々に押し戻されているとの事だった。
また、援軍として村松以外にもF−15Jが6機出撃し、寄せ集めの部隊として空戦に加わる。
『にしても、妙ですね……』
後部座席から葛木が言う。
「確かにな……でも今は戦闘に集中しよう」
『ですね』
彼らの乗っているF−4は日本海目指して飛んで行った。

3118w(私)の作品:2008/02/03(日) 12:14:07 ID:???
>>3>>4〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (6)マジですか?〜(2話)
>>5>>6〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (7)曇り一家〜(2話)
>>7>>8〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (8)真の始まり〜(2話)
>>9〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (9)準備期間〜
>>10〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (10)第二の刺客〜
>>11>>12〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (11)仲間の予感〜(2話)
>>13>>14〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (12)ただのハンサムな・・・〜(2話)
>>15>>16〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (13)アディオス〜(2話)
>>17〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (14)この病院の・・・〜
>>18〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (15)襲撃〜
>>19〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (16)ケジメ〜
>>20〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (17)それぞれの志〜
>>21〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (18)失望〜
>>22〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (19)血、轟音、ジャングルにて。〜
>>23〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (20)血、轟音、ジャングルにて2〜
>>24〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (21)さようなら・・・〜
>>25〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (22)悲しみの連鎖〜
>>26〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (23)大脱走スティーブ・マックイーン?〜
>>27〜00s秘密兵器を取り戻せΩ!! (24)ルイスvs.ウィップマン〜
>>28〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (25)ブラウンvs.ソードマン〜
>>29〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (26)作戦会議〜
>>30メリークリスマス!!〜聖夜を越えて〜
>>31〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (27)上陸〜
>>32〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (28)三つの組織〜
>>33〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (29)友との決着〜
>>34〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (30)何故の戦い〜
>>35〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (31)女同士の争い〜
>>36〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (32)マイクの力〜
>>37〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (33)走れ、心のままに〜
>>38〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (34)捕獲〜
>>39〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (35)気付けば・・・〜
>>40〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (36)真実〜
>>41〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (37)異変〜
>>42〜00s秘密兵器を取り戻せ!!Ω (38)ある朝の物語〜

312チェーンソー男さんの作品:2008/02/03(日) 12:14:59 ID:???
>>44学校
>>45学校2
>>46(題名不明)
>>47第二話

313零式サムライガンさんの作品:2008/02/03(日) 12:15:30 ID:???
(すいません。新世紀狂戦士降臨譚〜ロス・イルミナドス殲滅編〜のミスを発見出来ませんでした。小説のページに送る際は此方の題名を利用してください。)
>>49仮面ライダーレオン〜THE 13ライダーズ〜(仮)
>>50バイオ×リベリオン〜最強の反逆者〜プロローグ〜断罪聖職者〜
>>51バイオ×リベリオン〜最強の反逆者〜第一話 運命の出会い
>>52 (題名不明)
>>53新世紀狂戦士降臨譚〜ロス・イルミナドス殲滅編〜
>>54魁!!バイオ高校〜これはひょっとして小説なのか編〜刑務所脱走
>>55新世紀狂戦士降臨譚〜ロス・イルミナドス壊滅編〜第一話
>>56バイオ×リベリオン〜最強の反逆者〜第二話「ウェスカーの野望」
>>57バイオ×リベリオン〜最強の反逆者〜第三話「悪魔の計画」前編
>>58新世紀狂戦士降臨譚〜ロス・イルミナドス殲滅編〜第二話(直し)
>>59バイオ×リベリオン〜最強の反逆者〜「悪魔の計画」後編
>>60新世紀狂戦士降臨譚〜ロスイルミナドス殲滅編〜第三話(直し)

314マトリックスさんの作品:2008/02/03(日) 12:16:01 ID:???
>>62レボリューション・ザ・デッドライジング〜奪われた絆とヒーローハーツ その6〜
>>63レボリューション・ザ・デッドライジング〜奪われた絆とヒーローハーツ その7〜
>>64レボリューション・ザ・デッドライジング〜奪われた絆とヒーローハーツ その8〜
>>65レボリューション・ザ・デッドライジング〜真実と友情は裏切りはしない その1〜

315黒いミミズさんの作品:2008/02/03(日) 12:16:44 ID:???
>>69が無いのはミスったからです。>>84も、あらすじを消し忘れました。)
>>67バイオノート  SHOT1  退屈 1
>>68死なないレオン その1(直し) 
>>70死なないレオン その2
>>71死なないレオン その3(直し)
>>72〜盗人〜
>>73盗人 〜ちょっとアレな人〜
>>74盗人 〜迷宮組曲〜
>>75盗人 〜レオンの場合〜
>>76盗人 〜気合でも無理な事はある〜
>>77盗人 〜根性で無理な事は気合で何とかしろ〜
>>78堕天使の館  第一話 悪夢
>>79堕天使の館 第二話 異形の者たち
>>80堕天使の館 第三話 生存者
>>81堕天使の館 第四話 どこから来たんだよ
>>82堕天使の館 第五話 聖女の様な。
>>83(題名不明)
>>84堕天使の館 第六話 記憶の螺旋
>>85堕天使の館 第七話 落ちた人
>>86堕天使の館 第八話 コイン
>>87コント風味のバイオ4 〜クラウザー編〜
>>88堕天使の館 第九話 とりあえず落ち着いて
>>89堕天使の館 第十話 小休止
>>90堕天使の館 第十一話 ロード・オブ・ザ・コーラ
>>91堕天使の館 第十二話 ある召使の日記
>>92堕天使の館 第十三話
>>93堕天使の館 第十四話 断片

316saiさんの作品:2008/02/03(日) 12:17:16 ID:???
saiさんの作品↓
>>95THE・SIDE STORY ① 「事件」
>>96THE・SIDE STORY ② 「行動」
>>97THE・SIDE STORY ③ 「開始」
>>98「武器商人の新商品」第三話

317saiさんの作品:2008/02/03(日) 12:17:48 ID:???
(上のはミスです。)
>>95THE・SIDE STORY ① 「事件」
>>96THE・SIDE STORY ② 「行動」
>>97THE・SIDE STORY ③ 「開始」
>>98「武器商人の新商品」第三話

318iaaiuuiさんの作品:2008/02/03(日) 12:18:24 ID:???
>>100レオンが釣りすると・・・・・・・・
>>101レオンVSエルヒガンテ
>>102レオンVSエルヒガンテ
>>103レオンVSメンデス
>>104レオンVSビトレス・メンデス
>>105レオンVSヴェルデューゴ
>>106レオンvsサラザール
>>107バイオハザードアンブレラテール
>>108バイオハザードアンブレラテール
>>109バイオハザードアンブレラテール
>>110バイオハザードアンブレラテール
>>111バイオハザードアンブレラテール(直し)
>>112バイオハザード ラストタイム(仮)
>>113>>116バイオハザード ラストタイム(4話)
>>117バイオハザード ラストタイム(バトルシーン)(直し)
>>118バイオハザード レオンとクラウザー(仮)

319偽りの初心者さんの作品:2008/02/03(日) 12:18:56 ID:???
>>120(題名不明)
>>121(題名不明)
>>122>>123妄想小劇場『NEWキラー9(38)〜駈け上がる〜』(2話)
>>124妄想小劇場『NEWキラー9(39)〜弾丸消失マジック!?〜』
>>125妄想小劇場『電人LEONの憂鬱』
>>126年末小劇場『終末へのお誘い 前編』
>>127年末小劇場『終末へのお誘い 後編』

320雪風さんの作品:2008/02/03(日) 12:19:28 ID:???
>>129世界の終末 第1章「プロローグ」
>>130世界の終末 第2章「煩悩」

321ドレアムさんの作品:2008/02/03(日) 12:19:58 ID:???
(番号の鍵括弧が統一されてなかったので直しました。)
>>132 〜新ウイルスによる人類滅亡の危機〜第一話 事件の発端
>>133 >>134〜新ウイルスによる人類滅亡の危機〜第二章 消えたA氏(2話)
>>135>>136>>137〜新ウイルスによる人類滅亡の危機〜第三章 相棒を探す(3話)
>>138〜新ウイルスによる人類滅亡の危機〜第四話 もう一人のエージェント
>>139>>140>>141〜新ウイルスによる人類滅亡の危機〜第五話 ロサンゼルス郊外の屋敷(3話)
>>142〜新ウイルスによる人類滅亡の危機〜第六話 ウイルス流出
>>143〜新ウイルスによる人類滅亡の危機〜第七話 ゾンビが…
>>144>>145>>146〜新ウイルスによる人類滅亡の危機〜第八話 擬態するゾンビ(3話)
>>147〜新ウイルスによる人類滅亡の危機〜第九話 追加派遣
>>148>>149〜新ウイルスによる人類滅亡の危機〜第十話 悪夢(2話)(直し)
>>150>>151>>152>>153>>154〜新ウイルスによる人類滅亡の危機〜第十一話 死闘(5話)(直し)
>>155>>156〜新ウイルスによる人類滅亡の危機〜最終話 ビリー(2話)
>>157>>158〜新ウイルスによる人類滅亡の危機〜エピローグ 帰還(2話)
>>159『biohazrd 4&0』
>>160『biohazrd 4&0』(直し)
>>161『biohazrd 4&0』(直し)
>>162『biohazrd 4&0』(直し)
>>163『biohazrd 4&0』(直し)
>>164『biohazrd 4&0』(直し)
>>165『biohazrd 4&0』(直し)
>>166『biohazrd 4&0』(直し)
>>167『biohazrd 4&0』(直し)
>>168『biohazrd 4&0』(直し)
>>169『biohazrd 4&0』(直し)
>>171『biohazrd 4&0』(直し)
>>172『biohazrd 4&0』(直し)
>>173『biohazrd 4&0』(直し)
>>174『biohazrd 4&0』(直し)
>>175『biohazrd 4&0』(直し)
>>176・チェーンソーの頭に被っている袋

322伝説さんの作品:2008/02/03(日) 12:20:34 ID:???
>>178短編物語「ガナード達の噂話」
>>179すべて教えます!「アンブレラ崩壊までのバイオ伝説」第12話「零下」後編
>>180すべて教えます!「アンブレラ崩壊までのバイオ伝説」第13話「因縁」
>>181すべて教えます!「アンブレラ崩壊までのバイオ伝説」第14話「秘密」
>>182すべて教えます!「アンブレラ崩壊までのバイオ伝説」第15話「ラクーン市崩壊事件!中盤突入!冬のアンブレラクロニクルズ発売記念&遅いけどバイオ3公開記念SP!」前編(偽りの初心者編)

323ゾンビが怖い人さんの作品:2008/02/03(日) 12:21:08 ID:???
>>184「僕らの学級会」
>>185レオンの歴史探検〜ノルマンディー〜
>>186レオンの歴史探検〜ノルマンディーpart2〜
>>187BioHazard~The past tragedy~
>>188BioHazard~The past tragedy~Baron Part2
>>189BioHazard~The past tragedy~Baron Part last

324マインさんの作品:2008/02/03(日) 12:21:40 ID:???
>>193レオンライフ第1話「再開」
>>194レオンライフ第2話「再開」
>>195レオンライフ第3話「同居開始」
>>196レオンライフ第4話「同居開始」
>>197レオンライフ第5話「レオンの就職」
>>198レオンライフ第6話「仕事の開始」
>>199レオンライフ第7話「マイルドとの友情」
>>200レオンライフ第8話「レオン大当たり!?」
>>201レオンライフ第9話「レオン大金持ち」
>>202レオンライフ第10話「もてもて王レオン」
>>203レオンライフ第11話「アシュリーとの再会」
>>204レオンライフ第12話「パソコンで大騒動」
>>205爪男とのバトル時、
>>206エルヒガンテとのバトル時、
>>207バトル集 村中心での戦い
>>208バトル集 デルラゴとの戦い
>>209バトル集 ルイスと柳城時
>>210ルイスの弁当
>>211バイオ2のお話
>>212バトル集 爪男2体とのバトル時
>>213バトル集 エルヒガンテとの戦い2
>>214バイオハザード再び!レオン危うし 第1話「衝撃!悪夢のよみがえり」
>>215バイオハザード再び!レオン危うし 第2話「生存者登場」
>>216レオンライフ第13話「仕事で大成功」
>>217バイオハザード再び!レオン危うし 第3話「必死の抵抗」
>>218バイオハザード再び!レオン危うし 第4話「恐ろしいこの街」(直し)
>>219バイオハザード再び!レオン危うし 第5話「忍び寄る恐怖」(直し)
>>220バイオハザード再び!レオン危うし 第6話「ものすごい数の敵」(直し)
>>221バイオハザード再び!レオン危うし 第7話「新たなる刺客」(直し)
>>222バイオハザード再び!レオン危うし 第8話「恐ろしい現実」(直し)
>>223バイオハザード再び!レオン危うし 第9話「新たなる敵」(直し)
>>224バイオハザード再び!レオン危うし 第10話「サンプル登場」(直し)
>>225バイオハザード再び!レオン危うし 第11話「新たな敵」(直し)
>>226バイオハザード再び!レオン危うし 第12話「生存者との出会い」(直し)
>>227レオンライフ第14話「人気者レオン」
>>228バイオハザード再び!レオン危うし 第13話「集まった仲間」(直し)
>>229バイオハザード再び!レオン危うし 第14話「悲劇の始まり」(直し)

325ビビリさんの作品:2008/02/03(日) 12:22:14 ID:???
>>231「ハンクの再就職先」第一章 アンブレラの崩壊
>>232「ハンクの再就職先」第二章 ハンク、拾われる(直し) 
>>233「ハンクの再就職先」第三章 プラーガの力(直し)
>>234「ハンクの再就職先」第四章 控え選手(直し)

326MAGNAMさんの作品:2008/02/03(日) 12:22:46 ID:???
>>236〜バイオ4サバイバル プロローグ〜
>>237〜バイオ4サバイバル 第1話〜
>>238〜バイオ4サバイバル 第2話〜
>>239〜バイオ4サバイバル 第3話〜

327kzさんの作品:2008/02/03(日) 12:23:17 ID:???
>>241(題名不明)
>>242バイオハザードへの講義(フィクション)

328FIRSTさんの作品:2008/02/03(日) 12:23:49 ID:???
(題名と思われるものを入れました。)
>>244フケチビ戦隊サラザール1
>>245フケチビ戦隊サラザール2

329甲賀さんの作品:2008/02/03(日) 12:24:21 ID:???
>>247〜Compensat鄯on〜〜償い〜

330ルイカさんの作品:2008/02/03(日) 12:24:58 ID:???
>>249友達の悲劇
>>250第1話目[目覚めそして・・・]
>>251第2話[復活](直し)
>>252第3話[破滅](直し)
>>253第4話[強敵](直し)
>>254第5話[パラダイス](直し)
>>255第5.5話[パラダイス](直し)
>>256第6話[恐怖](直し)
>>257第7話[宿敵](直し)
>>258第8話[発見](直し)
>>259第9話[憑依](直し)
>>260第10話[裏切り](直し)
>>261第11話[仲間](直し)
>>262第12話[改造](直し)
>>263第13話[B.O,W](直し)
>>264第14話[戦闘](直し)
>>265第15話[救助](直し)

331GOTHさんの作品:2008/02/03(日) 12:25:29 ID:???
>>267ラクーンシティストーリー1
>>268ラクーンシティストーリー2
>>269ラクーンシティストーリー3
>>270ラクーンシティGHOST FORCE第一話 アンブレラ要人救出作戦
>>271ファントムオブスカイ
>>272ファントムオブスカイ
>>273ファントムオブスカイ
>>274ファントムオブスカイ
>>275ファントムオブスカイ
>>276ファントムオブスカイ
>>277ファントムオブスカイ
>>278ファントムオブスカイ
>>279ファントムオブスカイ(舞台裏?)
>>280ファントムオブスカイ
>>281ファントムオブスカイ
>>282ファントムオブスカイ
>>283ファントムオブペイン
>>284ファントムオブスカイ
>>285ファントムオブスカイ
>>286ファントムオブスカイヴァイセス・ケーニッヒ
>>287ファントムオブスカイヴァイセス・ケーニッヒ
>>288ファントムオブスカイヴァイセス・ケーニッヒ
>>289ファントムオブスカイヴァイセス・ケーニッヒ
>>290ファントムオブスカイヴァイセス・ケーニッヒ
>>291>>292ファントムオブスカイヴァイセス・ケーニッヒ(2話)
>>293ファントムオブスカイヴァイセス・ケーニッヒ
>>294ファントムオブスカイヴァイセス・ケーニッヒ
>>295ファントムオブスカイヴァイセス・ケーニッヒ
>>296ファントムオブスカイ世界設定
>>297ファントムオブスカイヴァイセス・ケーニッヒ
>>298ファントムオブスカイヴァイセス・ケーニッヒ
>>299ファントムオブスカイヴァイセス・ケーニッヒ
>>300ファントムオブスカイ(番外編)
>>301ファントムオブスカイロスト・スカイ
>>302ファントムオブスカイロスト・スカイ
>>303ファントムオブスカイロスト・スカイ
>>304スクラッチ・ファントム傷物の亡霊
>>305スクラッチ・ファントム傷物の亡霊
>>306ファントムオブスカイトレーネ・ヒンメル
>>307ファントムオブスカイトレーネ・ヒンメル
>>308ファントムオブスカイトレーネ・ヒンメル
>>309スクラッチ・ファントム傷物の亡霊
>>310ファントムオブスカイトレーネ・ヒンメル

332偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/03(日) 12:29:00 ID:???
>>316が無いのはミスったからです。)
8w(私)の作品>>3>>42       目次>>311
チェーンソー男さんの作品>>43>>47  目次>>312
零式サムライガンさんの作品>>48>>60 目次>>313
マトリックスさんの作品>>61>>65 目次>>314
黒いミミズさんの作品>>66>>93     目次>>315
saiさんの作品>>94>>98 目次>>317
iaaiuuiさんの作品>>99>>118 目次>>318
偽りの初心者さんの作品>>119>>127 目次>>319
雪風さんの作品>>128>>130 目次>>320
ドレアムさんの作品>>131>>176 目次>>321
伝説さんの作品>>177>>182 目次>>322
ゾンビが怖い人さんの作品>>183>>189 目次>>323
マインさんの作品>>191>>193>>229 目次>>324
ビビリさんの作品>>230>>234 目次>>325
MAGNAMさんの作品>>235>>239 目次>>326
kzさんの作品>>240>>242 目次>>327
FIRSTさんの作品>>243>>245 目次>>328
甲賀さんの作品>>246>>247 目次>>329
ルイカさんの作品>>248>>265 目次>>330
GOTHさんの作品>>266>>310       目次>>331

333偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/03(日) 12:29:45 ID:???
>作品を作った皆様へ

何か間違いの訂正がある場合は>>333これ以降に書き込んで下さい。

例:>>333を○○○○に訂正お願いします

↑これのように>>と使うと管理人さんも作業しやすいと思います。
今回もプロローグはそのキャラが登場する作品を書いてる人の所に入れました。
後、番号表記がずれている方、番号表記が統一されていない方は直しました。あらすじも、まとめてあると言う理由からカットしました。ちょっとした違いは直してあります。(小説自体の誤字は直してません。)その他色々手は加えました。8wの集中力の無さで、ミスがあるかも知れません。自分の作品は、良く確認して置いて下さい。
もう一度言います。良く、確認してください。
ps:今回は、小説の投稿量が長かったので、スレを2つに分けます。

334偽りの初心者 ◆KuxmL9MoGk:2008/02/03(日) 13:41:22 ID:y.onywgU
ちらりと登場。
俺の作品の題名不明二種(>>120>>121)はスルーしてください。

120の方は懐かしの台無し哲学シリーズのオチなしバージョンです。
121の方は恐怖シリーズが流行っていた頃のアレのリメイクを予定して作った予告編的なブツでして(ry

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