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7代目、8代目のまとめ
1偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:12:35 ID:.TueyMZI
今回は、「華麗に舞う白鳥のように☆レオンのありえない事について語るスレ」
と、「月夜に空を舞う龍のように☆レオンのありえない事について語るスレ」
の妄想小劇場をまとめました。私が言うまで書き込まないで下さい。

2偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:13:20 ID:???
inazuma400さんの作品↓

3偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:13:50 ID:???
第三話
「誘拐?」

「ううぅ〜」
「お、気づいたようだぜ」
どうやら気づいたようだ…
「こ、ここは…それよりなんで私はここに…」
「道で倒れていたんですよ…多分あいつとの戦いのせいでしょう…」
「はぁ…お名前は?」
「私はレイミ=クリスティア」
「私は如月葵ともうします」
「俺は霧乃 ホーリーだ。以後よろしく」
「えっと…私は…雪風といいます」
雪風はまだ自分の名前になれないのか少しかんでいる
なにがあったのかは葵が説明することだろう
「今日は遅い。ここで寝るこったな」
私はそう言い残し自分の部屋へ戻るためドアノブに手をかける
階段を登り終え部屋の前にいく…ドアノブに手をかけようとする
「…」
…誰かいる…
そう覚ってベレッタを取り出す
部屋の扉を開けようとしたその時…
バコッ…首のあたりに痛みを感じた…

目が覚めると何人かが戦っている
一人は19か20ぐらいの男だ。刀を持って戦っている
後は黒のローブを羽織ったやつだ…銃を握っている
「目覚めましたか?」
刀のを持ってる男が聞く
「あ、ああ…どうなってんだ?」
「いえ、この怪しそうなやつらをみつけましてね…どうやらあなたを誘拐するところだったみたいです」
誘拐?なんの話だ?
「そこの娘をこちらに渡せば貴様も許してやる」
「おいおい、その刀一本でどう戦うつもりなんだ?私なんてさっさとあっちに渡しちまえよ」
「…まあ、みててください」
そいつが刀を抜き目の前から消えたと思ったら…
ザクッ───
フードの男の首だけが見事にとれてる
「な、なんだこいつは!!」
パンパン!
もう一人の男が銃を発砲するが…
キン!ザクッ───
また首が飛ぶ…みたところ瞬間移動といったところだろうか?
弾丸を弾くところをみるとかなりの腕だ
「怪我はありませんでしたか?」
男が聞いてくる。
「別に助けてって言ったわけでもないが…一応礼を言うぜ」
後ろから気配がする
「誰だ?」
「失敗したようだな…」
2mぐらいの身長の男が歩いてくる。こいつ…只者じゃない
「おい…そこの若造」
大男の袖から剣出る。それを握り近づいてくる
「お前が計画を失敗させたみたいだな…まあ、いい」
突然男が消える。
「お前を殺せば…計画は成功だ!!」
後ろ!
「ぐああぁぁぁぁぁ!!」
男が剣に刺され道端に蹴り飛ばされる…ちっ…
「さ、一緒についてきてもらおうか」
「このっ!離せ!!」
「少し黙っててもらう」
バコッ…
私は意識が遠のいていった…    レイミ編完

4偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:14:20 ID:???
時計の針
二挺拳銃の…
第一話
「日常」

ふー、久しぶりに釣りでもしてみるか…あの若造もいるんじゃないか?
もう半年会ってないが…
「あれ?竹内さん私服ですけど…もしかしてコレですか?」
小指を突き立ててくる…
そんなんじゃない
「釣りにいってくら」
「はい。いってらっしゃい」
いつも考えるんだが…はい。いってらっしゃいって…ちょっとシンプルすぎるんじゃないか?
俺は愛車のポルシェ・ボクスターに乗り込みキーを回す
仕事以外は最近つかってなかったな…何回も壊しているが…
俺は釣り場へ車を走らせた。十分ぐらいで釣り場についた…なにか様子がおかしいな
自衛隊の特殊部隊か?日本の部隊にしちゃ装備が豪華だな…制服も違うな…
俺は車をとめる
「おい、お前らそこでなにをしてるんだ?」
聞くと突然特殊部隊的な隊員が攻撃を仕掛けようとしてくる
「なんだってんだ…」
持っている銃を蹴り飛ばし首をしめる。じたばたした後動きがとまる。
その後とけていった…
殺した後にとける…こいつは第二のラクーンシティと呼ばれたあの事件の…U.Tユニットか?
ってことは近くにU.Tコマンダーと呼ばれる指揮官がいるはずだ…
しかしアンブレラの掃除屋と呼ばれた証拠隠滅部隊がなぜここに?
すると携帯が鳴り出した
「竹内さん!大変です!!」
「どうした?!」
「今のテツさんから連絡があったんですが…」
「テツから?内容は?」
「『どこかの組織から犯行声明だ。一週間以内に五兆用意しないと神奈川県を消す。またお前が連れてきたんじゃないか?
』だ、そうです」
チッ…あの変態男めが…俺一人捕まえるために国と交渉しやがった
「どうします?」
「組織はアンブレラ犯人はウェスカー適当にやっとけと言っとけ
俺は俺でなんとかする。」
「了解しました」
「各地にいるメンバーを集めろ!」
「了解!」
プッ…
この時間だとやつが危ない…
俺は銃を取り出し歩きだした。敵は十体…
ドン!ドン!───
まずは二体だ…。五体が銃をこちらに向けてる
ドン!ドン!───
四体…残り一体が発砲しようとしてくる
「狙いが甘いな」
地面にあった石を蹴り相手がひるんだ隙に弾丸を撃ち込む
「あそこか…」
「銃声!?誰だ!?」
「狙いは俺だろう?」
「あんたは…竹内さん!!」
「よう若造…久しぶりだな」
年齢的には俺が年上だからこれでいい
「ふん…お前を侮っていたようだ」
いきなり海に飛び込み姿をくらましたU.T.コマンダー
「それより竹内さん…その手に持ってるのは」
「これか?白蛇っていう俺の相棒だ・・・デザートイーグルカスタムってところか」
「今のは?」
「ああ、それは後ほど話す…今はそんなことじゃない…ちょっと厄介ごとでね」

5偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:14:54 ID:???
キャラ紹介

名前:ジョン
性格:クセで自己判断や状況を即座に読もうとする
どこか寂しい・
性別:男
年齢:50代後半
職業:無職
武器:ブローニング自動小銃 後にFN MAG(スウェーデン軍 Ksp58がモデル)
能力:普通より肉体が強靭
説明:埃と誇りの主人公
娘を助けるために出発するが最終的に死んだ。ちなみに娘がつかまっていたのは嘘

名前:ショーン
性別:男
年齢:20
性格:敬語で冷静
職業:表向きには兵器関連の社長、裏ではアンデレラの幹部であった
武器:無し
能力:特に無し
説明:ジョンの相棒の息子。表向きの職業や立場を理由しジョンを殺すように誘導した

名前:藍
性別:女
年齢:16
性格:軽い。明るい。
職業:ショーンに雇われた殺し屋
武器:ベレッタM92を二挺で使用する予定だった
能力:特に無し
説明:ショーンに雇われたフリーの殺し屋だった。
最終回で悪者扱いされてるが実際は依頼をこなすための演技だった
任務はショーン暗殺

名前:アグネ
性別:男
年齢:不明
性格:キモい
職業:不明
武器:仏蘭西人形
能力:人形を操る
説明:ジョンにあっさり倒された人形遣い
本当は某サーカスの人形遣いだったがなにかがきっかけでこうなってしまったらしい
かなりの美形である

名前:竹内 宗司(たけうち そうじ)
性別:男
年齢:20代後半
性格:いつも余裕。正義感が強いわけでもない
職業:ヤクザの組長
武器:白蛇(これについては後で)
能力:対物理防壁(バリア)
説明:ヤクザの組合
五年前はある組織の幹部だったらしい…
メンバーはみんなその時の人間。
ロリコン疑惑があるがそれは勘違いである

名前:レイミ=クリスティア
性別:女
年齢:14 現在15
性格:明るいんだと思う。口調とか男勝り
職業:無職(高校を飛び級で卒業する)
武器:荷電粒子ライフル
能力:対物理防壁 イメージしたものを具現化させる力
説明:とあるお屋敷のお嬢様なのだが殺し屋だったりする
男勝りな口調で喋る。負けず嫌い

名前:レイナルド
性別:男
年齢:30代ぐらい
性格:普段は敬語
職業:マフィアの幹部
武器:UZI
能力:自己再生
説明:とりあいず謎。ジョンを味方につけウェスカーなどを潰そうとする
スーパーハッカーでもある。

武器について

白蛇
デザートイーグルを改造したもの
威力と精密度があがっている
連射もできるが竹内がそんなに早く連射するシーンはない
グリップ部分に蛇が彫られている。色はシルバー

荷電粒子ライフル
そのまんま
レーザー砲とかそのへんだと思ってください

6偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:15:26 ID:???
牛若丸 〜プロローグ〜

月明かりの中・・・白い振袖の女がものすごい勢いで走っている!それを侍の風貌の男が追いかける

?「・・・・・そこね!」
?「成敗!」
?「はぁ!」
?「・・・我が空間瞬間移転装置を駆使した一撃を避けるとは、敵ながら流石と言えよう裏切り者よ!」
?「お願いです!先に行かせてください!」
?「愚か者が!我の任務は貴様を破壊することにあり!ハッ!」
?「うぅ・・・おかしいです!」
?「笑止!おかしいのは貴様だ!我らAWDは生まれながらにして隊長殿の指示に忠実に従うようプログラムされている!故に貴様はAWDの欠陥品だ!!」
?「ちがいます!ちがうんです!」
?「問答無用、滅ッ!」
?「・・・くぅ!」
?「移転装置!」
?「・・・っ!」

?「・・・・・」
?「撃ッ!」
?「ーっ!」
?「滅ッ!」
?「はぁ!」
キィーン! 氷の刃で刀と男を弾いた!

?「・・・・・・ぐぉあぁぁぁ!!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

?「・・・申し訳ありません、任務を失敗しました」
?「ふん、欠陥品も排除できないとは・・・貴様はあの欠陥品以下だな」
?「・・・そういうことです。」
?「貴様を廃棄する」
?「・・・・・」

?「ん!?むぅ・・・ここは!?」
男は気がつくと道端に倒れていた・・・周りは桜の花びらが散り川の向こうには天守閣のような物が見えている。

?「こ、ここは・・・ここはどこだ・・・?我は・・・眠っていたのか・・・」
男は冷静になりいろいろ考えた・・・いろいろ考えた末、行き着いた答えは自分は牛若丸という名の男である事、そして夢の中に出てきた白い振袖の女は自分の手で殺さなければならないという事だ・・・
ただなぜ自分の名前が牛若丸なのかも何故その女を殺さなければならないのかも理由は不明だ・・・
そしてあの白い女を攻撃しその後廃棄される出来事が夢だったのか現実だったのかもわからない。

牛若丸「まぁいい・・・情報を集めよう・・・」
そういって牛若丸桜の木の下をゆっくりと歩き出した・・・

7偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:15:57 ID:???
魔愚 呂兎介 プロローグ

一人の若者が釣りをしている。
彼は幼い頃に両親を亡くし、親父の本職だった漁師を目指していた。
今では彼も立派な漁師。まさに親父の鏡だ。
「おっ、引っかかった!」
餌に何かが引っかかったようだ。これはきっと大きい。
だが背後から何者かが迫っていた。
「大物でも釣れたか?」
「あんた誰? 話しかけんでくれるか?」
「後悔するぜ?・・・」
男の声に意識を持っていかれて竿に入れる力を抜いてしまった。
言うまでも無く魚は逃げていった。
「お前のせいで大物が逃げただろう! どうしてくれる!?」
男が無言のままポケットに手を突っ込む。
そこから取り出したものは・・・拳銃。
「命だけは助けてやろうと思ったが、その様子じゃ殺してほしいらしいな。」
「な、何をする気だ!」
「決まってるだろう。殺人だよ、君をね。」
絶体絶命の魔愚 呂兎介!どうなる!?

8偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:16:28 ID:???
時計の針
二挺拳銃の…
第二話
「SAMURAI」

竹内が港で…その頃少し離れた場所で───
神奈川県小田原市 小田原城前
桜並木の下
「貴様ら何者だ?」
刀を抜きかけの男がU.T.ユニットに問いかける。しかしそれに動じずU.T.ユニットは銃を向けてくる
「やるしかないようだ…」
刀を抜き斬りかかる。
U.T.ユニットの体が真っ二つになり地面に落下し全て溶ける
「まだいるようだな…」
U.T.ユニットが遠くから走ってくる。
それに刀一本で立ち向かう男、牛若丸
彼は日本の戦士。侍そのものであった

その頃竹内───
「竹内さん…どこへ行くつもりだ?」
呂兎介が聞いてくる
「巻き込んで悪いが…とりあいず小田原城に行く」
「こんな時に観光なんて…」
俺は車に乗り込みながら言う
「観光…そう、人が集まる場所…」
俺はアクセルをおもいっきり踏み込んだ。
数後に小田原城に到着
案の定…血の海だ。これは酷いな…
「竹内さん!あそこに刀もったやつが戦っているぜ」
「ん?生存者のようだな」
そいつは刀を持ってU.T.ユニットと戦っていた。
「お?これは祭りだな」
俺は銃を取り出し右と左へ向けて発砲する
刀を持ったやつが戦いながらこちらに気づいたようだ。
「うおおおぉぉぉぉぉ!!」
呂兎介が網で三体ほど捕まえ釣竿で戦っている。
…ここはつっこんではいけないのだろう
「油断するとジ・エンドだ」
呂兎介に後ろから襲いかかろうとしているU.T.ユニットへ一発
「助かったぜ」
「こりゃ弾が全部なくなりそうだ…」
空の弾倉を内ポケットにしまい弾がもうはいっている弾倉を装填する
「うおっ!?」
こちらへ手榴弾が転がってくる。映画かなにかでみたのだろうか呂兎介はビビっている
そんなにビビるんじゃねぇよ
俺は手榴弾を足でとめ蹴る
「ゴール」
そう言った瞬間手榴弾が爆発しU.T.ユニットを吹き飛ばす
「おい!そこのあんちゃん」
「む?なんだ?」
…若そうにみえたがじじいみたいな返事だな
俺は迫りくるU.T.ユニットを蹴り飛ばしたり銃で撃って話しかける
「敵じゃないみたいだ。どうだ?ここは一つゲームでも」
「む?ゲームだと?」
「こんな時にゲームとは…」
呂兎介まで驚いている
「ルールは簡単だ…10秒以内に敵を多く殺した方勝ちってやつだ」
俺は時計台を指差す
「あれが40のところにきたら開始だ………スタート」
俺はスタートと同時に相手の方へ歩きながら撃ちこんでいく
「うおおぉぉぉぉ!!」
呂兎介は叫びながら釣竿を振り回したり鮫をだして殺していく…
鮫がなんででてくるかは知らないが…
一方あの刀を持った男はなかなかの腕だ。瞬間移動しながら敵を斬っていく
「残り五秒だ」
そう言いながら一匹いっぴき確実に殺していく
「危なっかしいな」
俺は刀を持った男に襲いかかろうとしているU.Tユニットの首を撃つ。
「礼を言う」
「ふっ・・・」
残り三秒
俺は歩きながら回りの敵を撃ち殺していく。
時計台をみるともう時間だった。

9偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:17:00 ID:???
(続き)


「俺が殺したのは12匹」
「七匹だ」
「我は8匹だ」
どうやら俺の勝ちだ
「まあ、いい…とりあいず車に乗るぞ」
「次はどこに?」
「とりあいず俺の家へ戻る」
俺は男を乗せ車を走らせた
「お前…名前はなんという?」
「名は牛若丸という」
「俺は竹内宗司だ。」
「ちなみに俺は魔愚 呂兎介だ」
「ふむ…魔愚殿と竹内殿か」
「よせ、俺のことはこれから呂兎介と呼べばいい。」
「俺のことは普通に竹内と呼べ」
「御意」
俺は牛若丸のことを聞き出すため質問した
「そういえばお前はどこからきたんだ?」
「実は記憶をなくしている…気がついたらあそこにいた
ただ一つわかることは…我が牛若丸という名前。もう一つは白い服をきた女を殺すことだ」
「そうなのか…」
そうこうしているうちに家…というよりアジトについた。鍵を開け扉をあける
「おい、誰かいるか?」
「へいっ!お帰りなさい竹内さん!!」
部下が奥から走ってくる。…もう少しゆっくりできないものか?
「状況はどうだ?」
「各地の仲間を集めて奥の部屋に集めてあります。いつものように…」
「わかった…ついてきてくれ」
呂兎介と牛若丸が後ろからついてくる。会議室と書かれた扉を少し乱暴に開ける
「久しぶりだな」
「お久しぶりです竹内さん」
我が竹内組の幹部が挨拶してくる…空いてる席に座り飲み物を一杯飲んだ
「今日お前らを呼んだのは聞いてのとおり…とりあいず今は時間がおしい…」
「へい…」
六人の幹部の中五人が口をにやけさせている…あいつだけは冷静にしているが…心のうちでは…
「わかったな…?出発は30分後だ」
「へい!」
俺は扉を開けて部下がいるところに行く
「おい、お前ら…今日は久しぶりの祭りだ」
部下達がやはり顔をにやけさせている。まったく・・・血の気の多いやつらだ
「この日本を愛する心がまだあるなら…この日本のために今こそその愛国心という折れぬ刀を抜き
お前らの持っているその武器で や つ ら の ア ジ ト を 食 い ち ぎ れ ! !」
「うおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!」
雄叫びがあがる。そして扉からぞろぞろと出て車があるところへ走っていった
「さて、血祭りのはじまりだ」

10偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:17:37 ID:???
時計の針
二挺拳銃の…
第三話
「アジト」

バイクやら車やらに銃器を持ちながら乗り込んでいく
次々に発車して俺が先頭で車に乗るのを待っている。牛若丸と呂兎介を車に乗せてエンジンをかける
ボクスターのエンジン音が聞こえる。アクセルを踏み込んだ…
「各組員に告ぐ。敵への発砲許可を出す。非常事態のためだ…やつらを一匹でも多く殺せ」
普段は車で移動しながら銃を発砲したりするのは禁じている。しかしこの非常事態だ
そんなことも言ってられない
「もうわかってるかもしれないが相手は人間じゃない。化け物だ。殺せば溶けて消える」
後ろで発砲音が聞こえる。無線機からも
「三匹目だ!ちっ、はずしたか!!」
また狙撃大会か…俺は無線機を切り窓を閉める
「竹内殿」
「ん?」
牛若丸が口を開く
「我は竹内殿の強さに感激させられた。弟子にしてほしい」
「あ?弟子なんて俺は持たない」
「どうすれば…」
牛若丸がたずねてくる。こんなの簡単だ
「弟子はもたねぇが…ここにはいってもいいぜ」
「ここ?」
「竹内組って世間では騒がれてる…有名じゃねーがここまで血の気のおおい連中はそうそうみつからねぇ
もしいいならお前の居場所をここにしてやるっていってんだ」
「ふむ・・・承知した。・・・だが、師匠とは呼ばせてくれ」
どうでもいい事だが…仲間が増えるってのはいいもんだ。そういえばさっきから
「おい、呂兎介」
「へい?」
「お前大丈夫か?ここで降りるか?体震えてるぞ」
仮にも呂兎介は一般人だ。化け物であろうと人型のもんが死ぬのはみてられないだろう
「へへ…ただの武者震いだ」
こいつもなかなかだな…
そうこうしているうちにテツとの待ち合わせ場所につく。俺は車から降りテツに少し大きめの袋を渡される
「しっかりやれよ」
テツから言われる
「それはこっちの台詞だ」
俺はそう言い残すと車に戻りまたアクセルを踏んだ
小筒を開けると銃とその弾倉が大量に手紙、地図がはいっていた
手紙にはこう書かれている
例の頼まれてたものだ。お前が今持っているその銃じゃ装弾数にも問題があるはずだ。もっともそれ以上にそんなに長く使ってるんだ…いつ壊れるかわからないだろう?
だからこの銃を用意した。9mm弾を使うが威力については心配するな
開発部に無理を言って特別な火薬を使わせてもらった 銃もそれに耐えられるようになっている。装弾数が増えた白蛇って思ってくれ
なに、心配するな 弾ならこの仕事が終わったら何万発もお前のアジトに送りつけてやる
その銃は白銀に輝きグリップ部分には龍が彫られ龍王と書かれている
昔から龍は縁起がいいとか言われている。テツの趣味だ
地図をみた、アジトはそこまで遠くないな…
俺はアジトへ向けて車を走らせたのであった

11偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:18:07 ID:???
時計の針
お屋敷のメイド
(この物語(以下お屋敷のメイド)は如月 葵の主観で書いております
なお、如月葵ファンがいることを祈って書いている物語の一つです。時間列はレイミとほぼ同じです。
バイオネタは多分ないです。戦闘前のちょっとした休息だと思ってください)

夜のこの時間は暇…唯一暇をつぶせるのは…お嬢様と会話する時だけかしら・・・
…あれは?外に誰か倒れてる・・・
私は階段を降りて玄関から出てみる。白い服を着た女の子が倒れている。
それにしても酷い怪我だ…腹の部分を鋭利な刃物で切られてる…
…近くに誰かいる?まあ、今はこの子の手当てが優先ね
私はまたお屋敷に戻り空き部屋まで連れて行く。それにしても軽い・・・
部屋の鍵を開け包帯などを持ってきてから手当てをする。
五分ほどで終わった。
「ん…んん…こ、ここは」
「目が覚めたようね。でも、傷はまだ塞がってないから動いちゃだめよ」
「私は…」
少し寝ぼけているのか?
「お屋敷の前で血を流して倒れてたのよ。そこを私がみつけここに連れてきたと」
「すいません・・・記憶がないんです」
「なるほどね…まあ、今はお休みなさいな」
私はそう言い残してお嬢様の部屋へ行く。
二回ノックをする。
「鍵を空けた・・・どうぞ」
それを聞くと扉を開ける。
「実はですね…ちょっとさっき人が倒れてるのをみつけまして…勝手ながら手当てをするためお屋敷にいれました」
敬語で、丁寧に言う。
「それだけ…?私はそれだけのことだけでは報告いらないっていったんだが…」
「いえ、ちょっと…とりあいずついてきてください」
空き部屋まで案内する。
「こちらがこのお屋敷主…レイミ=クリスティアお嬢様です」
とりあいず紹介しとく
「あ、ああ…助けてくれてありがとうございます」
手当てをした子がお礼を言っている
「ん、お礼なら別にいらないぜ?私はなにもしてないんだからな」
「雨の中外で血を流して倒れてて…それで私がお屋敷につれてきたんです…でも、よかったです………それより治癒能力が高くて驚きましたよ」
「そうだったのか…名前は?」
「それが…」
私は視線を女の子の方へ移す。
「実は雪風という単語以外思い出せないんです…すいません」
「記憶喪失か…名前ねぇ…雪風でいいんじゃないか?」
さすがお嬢様だ。判断能力がはやい…即答ね
「んー、仮に他の人の名前だったとしても別に問題はないでしょう」
少し急な展開なのか頭がぼやけているのか雪風は少しぽかんとしている
「失礼だが年は?」
「それも思い出せなくて…」
遠慮なく年齢まで聞くのもお嬢様といったところか
「たぶん17ぐらいじゃないかしら?」
そこでフォローをいれる
そこへお腹の虫がなる音がする
「えへへ…少しお腹が…」
雪風が少し恥ずかしそうに言う
「私なにか作ってきます」
そう言い残し部屋を出て台所へ行く
今簡単に作れるものといえばシチューとパンぐらいか…シチューは今晩の残りだけど仕方ないわね
シチューを温めパンを焼き部屋まで持っていく
「お食事をつくりました…」
「ありがとうございます…」
雪風は立とうとする
「ん?ああ、病人だからたつなよ?」
「まだ傷も回復はしてませんし…失礼して」
とりあいずシチューを食べさせる。こういう看病とかは私の仕事だから…
そこへチャイムの音がなる。
「誰かしら…?ちょっと待っててくださいね」
「誰だろう?ちょっと私もいくぜ」
部屋を出て玄関の扉をあけると男だった
「この地図にある家ってここであってるか?」
地図をだされる
「はい、そうですが…」
「よかった!ってことはここがあの400というやつが言っていた家か…」
400…またあの変態か…あのバカは…
「ん?400…あの方ですか…」
地図に目をやると(心配するな、私を助けてくれた恩人だ)と書かれている
自分で恩返しなさいよ…
「ここで一晩泊めてくれないかな?」
私は別にかまわない
「ん、ああ?別にいいが…」
「で、レイミっていう子は」
「私だが?」
男は驚いたようだ。お屋敷の主が小さくて驚いているのだろうけど
「これはこれは失礼…私の名前は…」

12偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:18:45 ID:???
時計の針
お屋敷のメイド
第二話
「襲撃」

ドゴォーン───
チッ…なんだこいつは…お屋敷の壁に穴あけやがって…
「どうやらお客さんじゃないみたいね…この無礼者が・・・さがれ!!」
ナイフで攻撃を仕掛ける
「なにっ!?…って…」
くそ…体が動かない…これじゃ…
「あれ?どうしたんですかっ!?」
雪風か…あの子は動けるようね?
「状況確認、AWD-002の存在を確認、優先任務確認、AWD-002の破壊」
「こいつ…何いってんだ?」
AWD-002?ロボットかなにかの番号か?。それともターゲットの番号?
たしか雪風が現れてから…まさか…
この男…この状況でそんな顔でよくもまぁ、不思議そうに言うものね
ん!?
「雪風さん!避けて!!」
咄嗟に声を出す
「へっ!?」
雪風は避けたようね…一瞬で消えるとは…やはり…
「あれ?なんか飛んでる…」
自覚無しに飛んだか…記憶喪失でも戦い方を覚えてるの?しゃべり方のように?
「雪風…凄いぜありゃ」
驚いている場合じゃない
「そんなこと言ってる場合じゃない…雪風さん!戦えますか!?」
雪風に問いかける
「戦えっていったって…」
急には無理か…でも、今はそんな状況じゃない
「ここで戦えるのはあなたしかいない!私の予想ではあなたは戦えるはず…」
あくまでも予想だけど
「戦えるはずっていったって…え、ええぇと…えいっ!」
雪風から氷柱が飛ぶ。やったか…後は勝てるかどうかか
「なぁ、葵…昔本で読んだことあるんだが…雪風って雪女なんじゃないのか?」
そう、予想では彼女は日本の妖怪…雪女!!
あの白い外見など…まさしくそう…それに…
「雪女…たしかになんか氷で戦ってますし…」
そう…氷を使って戦っている。
あら、いつのまにか動けるわ
「XYZグラビティシステム使用不可、電磁神経誘導結界使用不可・・・他武装全て異常なし・・・使用可能」
「どうやら電磁神経誘導結界というもので動けなかったようね…ここの壁を壊した罪…」
手に剣を構成し、構える
「おい!そこのおっさん!!」
「おっさんって…まだ俺は」
「ちょっとついてこい!!」
さすが…早速アクションをおこした。お嬢様が戻ってくるまでここは私が…
「死をもって償え!!」
高速で移動し攻撃を仕掛ける。が、敵もなかなかね…あの動きを見切るとは…
「葵さん…」
「ボサっとしてないで戦いなさい!」
「は、はいっ!」
氷柱などで攻撃している。しかし、全て避けられている。こいつ…あのスピードの氷柱をかわすだと?
ナイフで攻撃するが片手で全て弾かれる。
やはり…今この状況で、戦闘に慣れない雪風と連携をとって長期戦に持ち込むことは危険だ…
どうやらお嬢様が武器を持って帰ってきたみたいね…
今はやつの動きをとめることが優先だ…
「雪風さん!どいて!!」
「はへ?」
そう言ってやつの注意をひきつける
「ほんの少しでいい…悪夢を…」
異空間を発生させる。こっちの空間とあっちの空間は5倍の差がある。
つまり、あっちでの一瞬…0.5秒。その0.5秒を今作る!!
私は全速力で逃げる。相手はターゲットが私しかいないことに気づき攻撃を仕掛けてくる。
全てかろうじて避ける…さすがにキツい。こうなれば分身をつかって…
分身十体つくりかく乱する。
後少しだ。
「かかったなあほが…」
空間を解除する。
「おい!お前らそこをどけええぇぇぇぇぇ!!」
ちょうどいいタイミングね
ズドドドドドドドドドドドドドォォォォォォォ───
「あ、やべぇ…壊しちまった」
「うひょー…こいつぁすげぇ」
「はぁ…後片付けどうしましょう…」
本当にどうしようかしら…やつも生きてるみたいだし
「ここだけ壊れただけでよかったものの…酷かったら屋敷全体壊すところでしたね」
一気に力を使いすぎたか…少し目眩がしてくる
「はぁ…はぁ…なんだか疲れました・・・」
雪風が疲れて座り込んでいる
「あれ?あそこに人がいないか?」
お嬢様に言われそこまでいってみる
「あれ?人が血を流して…大変!けが人です!!」
しまった…さっきのアレに巻き込まれたか…
「俺が運ぶのを手伝おう!」
男が運ぶの手伝う
「では、こちらへ!!」

13偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:19:15 ID:???
(続きと思われる。)

「ううぅ〜」
手当てをした女の子が目覚める。足に切り傷があったが見た目ほどではなかったため簡単に手当ても済んだ
「お、気づいたようだぜ」
「こ、ここは…それよりなんで私はここに…」
どうやら事故のショックか少し前の記憶が飛んでるらしい…無理もないけど
「道で倒れていたんですよ…多分あいつとの戦いのせいでしょう…」
「はぁ…お名前は?」
「私はレイミ=クリスティア」
「私は如月 葵ともうします」
「俺は霧乃 ホーリーだ。以後よろしく」
「えっと…私は…雪風といいます」
全員の自己紹介が終わったところで
「今日は遅い。ここで寝るこったな」
そう言い残しお嬢様は自分のお部屋にお戻りになったようだ。
「私は工藤 沙希と言います。」
「まあ、今日はここでゆっくりお休みなさい…外は雨だしその足じゃ今日は歩けないわ」
その後は雑談をしそれぞれの部屋に行き寝る。私も自分の部屋に戻り眠りについた…───

「ん、んん…」
私は太陽に照らされ目をさます。
「ふぁ…もうこんな時間ね」
時計をみると6時になっていた…30分寝坊…。服に着替え朝食の準備などをした後お嬢様や他の人をおこしに行く
まずはお嬢様を…
ドアをノックするが返事がない。ただの屍のようだ…じゃなくて、また寝坊しているようね…
鍵を使い部屋の鍵を開けようとするが…
「…空いている?」
嫌な予感がした…警戒しながら中にはいる
「まさか…!!」
しまった!まさかこの私が侵入者を許すなんて!!
こうしている場合じゃない もしかしたら他の人も…
廊下を走りひとつひとつの部屋を確認しようと三階に上がると騒ぎを聞きつけたかみんな廊下にいた
「どうしたんだ?」
霧乃が問いかけてくる
「はぁ…はぁ…昨日侵入者が…お嬢様をさらいました」
「そんな…」
雪風が驚いている。
「キャー!」
どこからか悲鳴が聞こえてきた。あの部屋は…工藤!?
部屋へ走り部屋を開けるとフードの男が工藤を人質にとってこちらに話しかけてくる
「ここのお嬢さんとこいつを人質として連れて行く・・・返して欲しければ全財産を」
ナイフを頭に刺し黙らせる。
これは少し厄介なことになったわね…犯人は…やはり…

如月編完

14偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:19:45 ID:???
時計の針
幕開け 第一話「アジトを食いちぎれ」

ガシャン───
とあるビルの自動ドアが開き何百人もゾロゾロと人間がはいってくる。
その中のサングラスをかけている男がカウンターに近づきカウンターの女に話しかける
「ウェスカーはどこにいる?」
カウンターの女は答えない。いや、答えられない
なぜなら普通の人間がウェスカーを知るわけないし場所だって教えるわけにはいかない
「答えろ、1秒待つ」
急いで警報を鳴らそうと机の下に手をまわそうとするが…
「残念だ」
パン───
その男は銀色に光る銃でカウンターの女の頭を撃ち銃を腰のホルスターに戻した
「竹内さん!一般人は殺すなって言ったのは竹内さんじゃ…」
その男に誰かが話しかける
「このビルにいる人間はもう一般人じゃない…こいつの腕をみてみろ」
カウンターの女の腕は腐り落ちていた
「ゾンビになる前だな…まだ人間の感情は残っていたようだが…」
「ゾンビ?じゃあ、やっぱり…」
ずれたサングラスをなおしながら口をひらく
「そう…ウェスカーは俺達がここにくるのを知ってビルの人間を全部ゾンビにしやがった
ご丁寧にコーヒーにでも混ぜたんだろ…いいな?そのへんにある物を口にしたりするな…おかしくなったやつは頭を撃ちぬけ
ゾンビも同じだ。頭さえ撃てばいい」
「了解しました!」
了解した男は大声で
「お前ら!ゾンビは頭さえ撃てばいい!他は撃っても無駄だ!後はそのへんにあるものを口にいれるな!!」
「竹内さん!」
「なんだ?」
「それぞれの入り口に見張りを三人ずつおきました。後は全員…」
「ああ、じゃあ、行くか」
その竹内という男は階段をのぼって行く
「いまのうちに階段をのぼっていくぞ」
そう言うと走り出した
「やつのことだ…防火シャッターを閉められたら進むのがめんどくさくなる」
階段をのぼって行く途中ゾンビが何匹もいる。しかし、それを気にせず進むと後ろにいる何人かの男がゾンビを撃ち殺していく
また、後ろの男が撃たなくても刀を持った男や竿を持った男が道をあけていく
30階の表示がある階段で防火シャッターが閉まった
「残り20階か…見張りに通達しろ、10階のところまであがって待機」
「了解」
「牛若丸、呂兎助、お前らは俺についてこい…残りのやつらは各自で動け」
「了解!よし、お前ら!銃の準備はいいか!!」
カシャッという音が一斉の聞こえる
「自由行動だ。」
「うおおおおぉぉぉぉぉ!!!」
一斉に他の人間が散らばっていく。
「おい!下がつまってんぞ!!」
「皆殺しだああぁぁぁぁ」
ごちゃごちゃと散らばっていく
「じゃ、俺達も行くか」
「おう」
「御意」
そして、上を目指していくのだった

15偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:20:17 ID:???
第二話
「三人の侍」

彼らは現在45階にいた。
「まったく…ゾンビばかりだとあきるな」
格闘メインに銃を使い、できる限り弾を無駄使いしないようにしている
「よし、少し減ってきたな」
釣竿を振り回して戦う
「ふむ、10秒後にまた強行突破で上へ行く」
刀で確実に一匹ずつ仕留める
その光景をみている男が一人。椅子に座りモニタでみている…あの男

「なかなかやるようだな…竹内もそうだが、あの釣竿の男、そして、あの刀の男…おい」
「?」
男が呼ばれる
「この男のデータを探すように命令しておけ」
「こんな奴ら大丈夫じゃないのか?」
「それがお前の甘さだ、クラウザー」
「今度はしくじらない」
「部下に命令するだけでしくじるのか?それともその体で戦えるのか?」
無言でクラウザーと呼ばれた男は闇に姿を消した
「今回もこの侍にプレゼントを用意した。前の葵という女とは違うぞ…楽しみにしたまえよ…竹内宗司…」

現在46階───
「殺しても下からあがってきやがる…あいつらもかなり苦戦してるな」
「このままやってもラチがあかない…竹内さん!ここは牛若丸と俺に任せて次にいってくれ!」
「ああ、先に行ってもらったほうがいい」
少し竹内は考える。
「…恩にきる!!」
あいつらならゾンビ相手で死なないと思っている。今は先に行け…と言ったのに感謝して先に進む。
せっかくの気持ちを無駄にしないためにも
またモニターの男は独り言を言う。
「これが俗に言う侍の心というものか?私にはわからないが…なかなかの心得だ」
声低く、表情変えない、関心した言い方だが、していない。
そして、一方竹内
「ここから先はゾンビはいないようだが…」
銃を構える。
ドゴオォォォォォォン───
いきなり壁が突き破られる。そこから2.5mほどの人型のなにかがでてくる
「たしか、タイラントと言ったな…」
銃を構える。
「グオオオオオオォォォォォォォ!!!!」
咆哮をあげ突っ込んでくるタイラント。それを軽く避ける竹内。
いつもならそこで足をひっかけ遊ぶ、そんな彼だが…
バンバンバンバン───
銃を頭に…それもピンポイントに当てていく
「どうだぁ?デカブツ…いくらお前でも頭を…しかも同じ場所を撃たれると辛いだろ?」
よくみるとタイラントには穴は一つしかあいてない…しかし、タイラントが立ち上がった次の瞬間
ポロポロポロ───
弾丸が三発…同じ穴からでてくる…
「ほぼ同じ場所にピンポイント射撃…はじめの弾丸は奥にうまってもうとれまい」
「グオオオオォォォォォォォ!!!!」
怒り狂い。突進してくるタイラント。しかし、そんなのは今の彼に通用しない。いや、今の彼は…今の彼にその攻撃は…いや、攻撃自体が自殺行為
足をひっかけられ倒れる。
「悪いな…急いでるんだ。本当は遊んでやりたいところだが…」
バン───
タイラントの頭を撃ち抜く…そして、タイラントはもう動かなかった
「急ぐか」
また走り出す。敵が現れてもそこまで相手はしない。今は急いでウェスカーを倒す。
そうしないと日本が危ない。いくら竹内でも祖国を愛する気持ちは他の人間に比べても劣らない、むしろ勝るぐらい
そんな竹内に攻撃を仕掛ける敵は自殺行為しているようにしかならない…何故なら竹内は本気なのだから
「お前らの相手はしてられないんだ…!」
そういってゾンビの頭に弾丸を撃ち込み道を開き、どんどん上へ
残した仲間がいる。国もそうだが、どちらも天秤にかけられないぐらい大事だが…
今の彼ならできる。仲間も国も見捨てない…
「どけ…どくんだ…」
声さえ落ち着いている。しかし、彼の心の中は燃えている。上を目指して、燃えている
49階の表示で立ち止まる。
「誰だ…」
今ほんの一瞬、人影がみえた…
「…そんなことよりも…!!」
すぐに考えるのをやめ後、もう一階…50階につく…廊下を走り社長室と書かれている扉を蹴り開ける。
「…ま、まさか…」
ウェスカーの姿はどこにもない。いや、これは…社長室じゃなく、ホールだった…
そう、だまされたのだ…やつの罠…
きっと罠はこれだけじゃない、これはただ、呼び出すだけのトラップ。そう確信して弾倉を入れ替える竹内であった

16偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:20:48 ID:???
第三話
「剣士現る」

この広い空間は二階で構成されているようだ。
一階には柱はいくつかあるだけだ。二階へ行く階段はない…
そして、目の前…と、いっても50m先だが…人がいる
「何者だ?」
俺はそいつに声をかける。
「貴様が竹内宗司か?」
落ち着いた声…少し幼さが残った女の声だ
「そうだが…何のようだ?」
「私の名は…霜月 澪…」
こいつ…どこか様子が…
刀に手をかけ構えている。
「私の名を…冥土の土産にするんだな!」
消えた!?
やつがいたところからこちらへ向かって一閃の光が伸びている…
そう思った時には遅かった
「…もらった」
後ろから声がする。さっきと同じ声…
「かはぁっ!?」
血を吐き出す。なんなんだこいつは?
あの距離から一瞬で後ろまで…俺の脇腹を…
「…何故殺さなかった…カハッ」
「…」
なにも答えない…俺のここで…ジワジワと殺すのか?それともウェスカーの手下のことだ…
俺を拷問…ウィルスを打ち込む…
バタン───
扉から…誰かが現れた。
「竹内さん!」
「師匠!!」
あいつらか…
「来るな!逃げろ!!」
しかし、もう遅かった…刀を手にかけている。
「あの世の鉄でつくり、地獄の炎をつかい造られたと言い伝えられている…」
「油断するな!」
俺はそう叫んだ…最後の力を振り絞って…
彼らにはこれしか言えない…後は彼らに任すだけか…

「竹内さんの仇…とらせてもらうぞ!」
釣竿を構える。
「その罪…死をもって告ぐなわさせてもらう」
刀を構える。
「貴様らの理由があるなら…私にもある。それが貴様らの正義、正しい事なら私にも正義、正しい事がある…」
竹内を斬った左手で持った長刀より少し小さい刀を右手に構える
「刀は己の魂を貫くためにある…己の正義のために…本気で行くぞ!いざ、勝負!」
そう言うと澪は右手の刀から手を放す。しかし、刀は落ちずに浮いている。
その刀が消える。そして、奥がすけている…幽霊のような…澪が現れる。
「いっとくが幻ではないぞ…私の分身の方も攻撃できるからな」
分身が右へ消える。本体は左に消える
「どこだ?」
牛若丸はそう言い呂兎助と背中合わせになり左と右の攻撃に備える。
カキン!───
「なかなかやるな」
ギリギリギリギリ───
体格からは似合わない力でおしてくる。
そして、また消える。
「どこに潜んでいやがるんだ」

17偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:21:22 ID:???
第四話
「呂兎助&牛若丸」

「こいつ…今までの敵と比べ物にならねぇ!」
釣竿でガードしながら牛若丸に言葉を放つ
「この刀捌き…我を超えるかもしれん!」
刀でガードし返答する。
「どうした?小娘と判断してかかると痛い目にあうぞ!?」
また姿を消す…
「また隠れやがった…」
釣竿を構え集中する。
「…この攻撃に…耐え切れるか!?」
どこからもなく声がする。
その後に澪が現れ目にも止まらぬ速さで斬りかかる!
一度ガードしても逆の方向から斬りかかる…その度にまだ呂兎助と牛若丸がやられてないことを意味する「キン!」という鉄がぶつかる音がする。
何回もキン!キン!キン!と…その音だけが鳴る…
「チッ…この野郎!!」
呂兎助が鮫を召還する。
「奇妙な技を!」
鮫を斬る。しかしそれで隙がうまれた!!
「そこだ!」
牛若丸が瞬間移動で相手の裏へまわり刀に火をまとわせ斬る。
「ぐはぁっ!?」
ガードしたものの吹っ飛ばされ壁に衝突する。同時にその衝突した澪は刀にかわる。
「はぁ…はぁ…やっ」
「後ろだぁっ!」
「しま…」
呂兎助が気づいた時には遅かった…刀で斬られる。
「私の分身を倒すとは…敵ながら天晴だ」
「呂兎助!…貴様…」
牛若丸の瞳に炎が宿る
「ほう…私と一対一でやろうというのか…よかろう…」
刀を構える牛若丸。それに一対一でやってやろうと言うように刀を構えそれに応じる。
「行くぞ!」
牛若丸と澪が同時に消える。いや、消えたわけではない
キーン───
刀と刀が弾きあう音。
「…」
「…」
二人とも沈黙する。
バッ!
また消える
キーン───
「…ふっ」
「…ごほっ!?」
吐血する牛若丸。
「0.1秒遅かったな…そう、0.1秒…負けたよ」
その場に倒れこむ澪
「…貴様の刀捌き…見事であった」
牛若丸は鞘に刀をおさめて立ち上がった
パチパチパチパチパチ───
拍手がする。…誰だろうか?
「私の手下の剣士を倒すとは…なかなかのものだったぞ」
聞き覚えのある男の声
「隊長!?いや、ウェスカー!!!」
「隊長…ふっ、運命の悪戯というやつか?
何故だか知らないが…どうやら私は別の世界かなにかでは貴様の上官的存在であるらしいな」
「くっ、思い出せん・・・」
「まあいい…また何時か会えることを楽しみにしている」
声が消える。
「…なんのことなんだ」
そう呟いた瞬間だ。警報らしいものがなる
「ここは残り3分で爆破されます。ここは残り3分で爆破されます。」
「ばかな!…くそ…」
バタンッ!
扉が乱暴に開けられる。そこには先頭にスーツの男、後ろには数十名の特殊部隊のような服装の人間
「おい!大丈夫か!?」
スーツの男が駆け寄ってくる
「くそ、お前ら!こいつら全員かついで脱出だ!!」
「了解!!」
竹内、呂兎助、澪をかつぎ外へ出て行く
「そこのお前!ぼさっとしてねぇでさっさと逃げるぞ!!」
そう言われた牛若丸はその男についていった。屋上への扉を開けると上空に輸送ヘリが飛んでいる。
そこから梯子がいくつかのび、それに全員でつかまる。そして、急いで上昇しビルから逃げる。
ドーーーーーン───
大きな爆発の後何回も小爆発がおきた。
彼は助かったのだ

18偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:21:53 ID:???
時計の針
幕開け〜2nd〜
第一話「失われたものを取り返すために」

私は執事のギャルソンさんのところに行く。一応留守番を頼むためだ
「…と、言うわけで、行ってきます」
「気をつけていってらっしゃいませ…お留守番はお任せください」
これでいい…後はメンバーだ
私だけで行くことが一番安全だけども…これじゃ…
「だめです!私も一緒に行きます!」
「そこの嬢ちゃんに同意だ…女性一人を行かせるわけにはいかない」
「私も行きます!」
雪風と霧乃はいいとして…工藤は…
「しかし…部外者のあなた方にご迷惑をおかけすることは…」
まずい…工藤を連れて行くことだけはどうしても避けたい…
…早まるな私…工藤は仮にも部外者とは言えど人質にされている…ここにいることは危険だ
よし
「部外者っつったって仮にも助けられたんだ
俺は恩を仇でかえすやつでもないし、むしろ恩をかえせない男じゃない
これぐらいは手伝わせてくれ」
「私だって助けられたんです。ほっておくことはできません」
「私も…せっかく知り合えたのに…」
「わかりました…そこまで言うのなら…工藤さんちょっとこっちに」
「はい?」

19偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:22:25 ID:???
(続き)
よし、ここまでは計算通りだ…
「工藤さん…ちょっと耳をかしてください…」
私の作戦を工藤に聞かす
「はい…はいっ!?…はぁ…わかりました!」
どうやら理解したようね…
「さて、そろそろ行きましょうか」
車庫に行きロールス・ロイス・シルヴァーセラフのエンジンをかける。
「シートベルトは締めましたか?…飛ばしますよ!」
最初からアクセルを踏み込む。
「ごふぁっ!?」
助手席に乗ってた霧乃が頭をぶつける。後ろは…かたかた震えて二人で抱き合っている。
「ここから10kmのところに山があります。そこにお嬢様は捕まっています。」
「しかし、何故それを?」
「実は前から目をつけてましてね…今から」
今から一年前の話だ。あの事件の後に山で度々失踪事件が起きていた。仕事の関係上調査に何人か派遣したものの二名は謎の寄生虫に感染され、一名は寄生虫により暴走。
結果、その寄生虫はスペインのアメリカ大統領アシェリー・グラハム誘拐のロス・イルミナドス教団が絡んでいるということになった。
政府のコンピュータからはスペインの事件が勃発した村特有の寄生虫とのこと…寄生されると体を乗っ取られ少しずつ人間としての考えができないようになる
結果的にバカモノになったりするのだが…
これから推測できるのは…
前のあの事件もアンブレラと教団が絡んでいる…さしずめ邪魔者排除だろう…
「なるほど…」
霧乃が首を縦に頷く
「ところで・・・仕事の関係上とは?」
「知らないと思いますけど…お嬢様のお父様はマフィア…日本で言うヤクザのボスなんです。」
「へぇ…って」
「ええぇぇぇぇぇぇ!!?」
三人が同時に…そこまで驚かなくても
「ちなみに結構結歴史があるんですよ?もう資料さえあまり残ってませんが…皆さんがご想像している以上に長いですよ?
家系図を全部みるのにどれぐらいかかるのでしょう?」
「ってことは…かなり歴史があるんですね」
「現在はクリスティア家が正統な血統になっています。ちなみに私の苗字は「如月」ですが一応遠いところで血は繋がってるんです。
正統な血統の家につかえる者の血統が如月です。一応如月家本家もあります。」
「へぇ…かなり大家族なんですねぇ」
「そんなにいて、まとめるのが大変なんじゃないか?」
「いえ、現在血が繋がっているものは知りませんが10年に一度会議がありまして…
それぞれの家のご当主が集合して会議するんですね。場合によっては次期後継者が来られる場合があります。ちなみにそれ以外の者の参加は禁じられています。
一応私も出たことありますが…銃弾が飛び交ったり刀が抜かれたりと…かなり大変ですよ」
苦笑してみせる。…なんか皆聞き入ってるわね…
と、話しているうちに山の入り口についた
「ここから先です…慎重に行きましょう」
車から降りて、上を目指すのであった

20偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:22:57 ID:???
時計の針〜2nd〜
第二話 「ロス・イルミナドス教団〜再び〜」

車を降りて10分。山道を歩いて行く。戦いの前の静けさ…久しぶりの感覚だ。
「ここがそのアジトです…ここに閉じ込められています。」
アジトの前につく…外見は古そうな洋館になっている。ここに閉じ込められているはずだ…
「よし、入るぞ…」
霧乃が扉を開ける。扉の音からして新しくつくったか…
「普通の洋館ですねぇ…この広いところを探すのは大変そうですね」
工藤が素直な感想を言う
「どこにいるんでしょう?」
雪風が言う
ん?この気配は…いる
「さて、そろそろ出てきてくれるかしら?」
私が大声で言うとツカツカと女の子が歩いてくる。年齢は14か16、背中に短刀、腰に長刀を持っている。
「こんにちは、なんの御用ですか?」
チッ、なんの御用もないだろうに
「ええ、うちのお嬢様がここに来ていると思うのですが」
「ああ、あの方ですか…それなら」
そういうと天井が開き籠が現れ、そこにお嬢様がいた
「あわてないでくださいね。まだ死んでいません…鍵は私が持っています。」
なるほど…そういう事か
なら、話は簡単だ。
「はじめに自己紹介をしときます。私の名前は霜月 汐…あなたの名前は存じております。如月家次期当主…如月葵」
霜月と言ったか…とうとう
「けっこう有名人ですよ?如月家の代々の特殊能力…それを濃く受け継ぎ、100年に一度の如月家の才女としてその名を広めた…
しかし、あなたは…」
「…ええ、そうね…何年ぶりかしら」
「私達が生まれた時にいなくなりましたから…本当に久しぶりです…『姉様』」

21偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:23:27 ID:???
(続き)
今、なんと言ったのだろう?
場の空気がそう言っていた…如月と霜月を除く人間が驚きを隠せない
「姉様…って…如月と霜月じゃ苗字が違う…」
霧乃が驚いたように言う。
霜月が口を開く
「私の父親は今、霜月家当主…母親が如月家当主になっている…離婚でそうなったんです。まあ、私が生まれた途端の話でしたけどね…」
如月が口を開く
「如月家の力を濃く受け継いだ私は如月家に…あなたは霜月家となった…
当時のことはよく知らないけど…ある問題のせいで霜月家は・・・」
「除かれたんですよね…クリスティア家の…クリスティア家が持っている家系図から」
「まあ、そんなことはいい」
時間が流れた…
三人はとても複雑な気持ちだった。
レイミを助けたいと思う気持ち。そして、本当は如月と血の繋がっている相手を殺す…複雑な気持ちだった
「アンブレラ社はあなたを雇うことによって特別な意味を持たせようとしたみたいだけど…関係ないわ」
「除者にしたなんて関係ありませんよね…なら、やる事は一つ」
まだ冷静
「ルールは簡単。一撃で勝負を決める…それでいいですよね?決着がつかなければまた一撃。
武器の種類は問わない・・・」
霜月は刀を構え、今にも刀を抜いて突っ込んできそうな姿勢だ
「いいわ…霧乃さん、コインを投げてください。落ちたところでスタート」
如月の手には剣があった。
「分かった…行くぞ」
霧乃がコインを投げる…世界がスローになったような時間…
…チリーン───
コインが地面に落ちた瞬間…世界がとまった気がした…
「勝負はついたようね」
いつの間にか霜月と如月がいた位置がかわっていた
「ええ、あなたの負けです。」
「…いいえ、あなたの負け」
「なにを言うんですか…あなたはかすり傷…私は傷一つない」
「じゃあ、これはなに?」
如月が手を出してみせる。そこには鍵があった
「は、はは…これは一本取られましたね…空間までも捻じ曲げられるあなたに私がまともに戦って勝てるはずもなかった」
「筋はよかった…居合い抜きと同時に刀になにかをのせて飛ばした・・・原理は知らないけど」
「これで私の負け…好きにしてください」
「じゃあ、とりあいずお嬢様を家に一緒に運んでくれるかしら?無傷でね」
そう言った瞬間に…窓ガラスが割れた

22偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:23:57 ID:???
時計の針〜2nd〜
第三話 「Black windblown snow」

ガシャン!
突然窓硝子が割れた。その場の人間は全員驚いた。
まず、突然の不意打ちの音で驚き…その割れた窓硝子のむこうにいる…物体…いや、人間?敵
「状況確認、AWD-002の存在を確認、優先任務確認、AWD-002の破壊」
「ば、ばかな…あの荷電粒子ライフルの一撃を…しかも無傷!?」
葵が驚いている。しかし、驚いている人間はその他にもいる…
全員「何故生きている?」という驚き、しかし、例外を除いてだ…
霜月は察していただきたい。残るは…そう、雪風本人
彼女もまた「何故生きている?」という驚きがある…しかし、それ以上に大きなものがあった
何故かあの黒い雪風を思い出す度に頭が少し痛くなるのだ。…「思い出す度に」
何故一度しかみてないものを思い出すと頭が痛くなる?そう、雪風は少しずつ記憶を戻していた。
そして、今日この場所で…記憶が全て戻ることになる。
「またあなたですか…しかし、今度は四対一…勝てるかしら?」
「言っとくが…俺のダンボールは鉄をも砕くぞ」
「この名刀の切れ味は一級品です…斬鉄剣とまでは行きませんけど。」
「あの時のようには行きませんよ!」
最後に雪風が言う…
「雪風さん…工藤さんの護衛をお願いします」
「え?」
「多分この中であいつのスピードに対抗できるのはあなたしかいない…工藤さんを死なせるわけにもいかないし…お願いします。」
「はい!」
雪風は一番重要な任務をうけた。工藤を庇いながら戦闘をおこなうことを任された。大変なことだ
「じゃあ、行きますか」
それと同時に三人がその場から動く。次の瞬間に地面から鉄の針が無数にでてくる。
「変形攻撃式液体金属の攻撃失敗…ガドリング砲発射」
汐が刀で銃弾を弾き刀から衝撃波らしきものを出す!。しかし、簡単に避けられる。
「私があいつの動きを遅くするのでその間に!」
葵にとって時間を遅くすることはそこまで難しいものではない。しかし、こいつを倒すには連続で何回も使用することになる
葵があいつに近づいた瞬間にあいつの動きと葵の動きだけが遅くなる。
全員が攻撃を仕掛けようとした次の瞬間だ!

23偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:24:29 ID:???
(続き)
ガキーン!
突然天井から誰かが落ちてきたと思ったら刀を持った男があいつの頭に直撃している。
「間に合った・・・」
その声は、後悔と後悔を知る者にしか出せない重みがある。
その場の全員がその言葉を理解できない・・・しかし、レイミにはなんとなく理解できた。
ドス・・・
トス・・・
地面に落ちる。静かに
「・・・・・・数え切れない400のネタの中で忘れられていた。いつも、気付く前には作品がつくられていた・・・。」
「お、・・・・・・・・・お前、・・・・・・誰だ・・・。」
葵が、あいつと、…あいつを刀で叩いた男から、後ずさる…!
400のネタの中にはいくつもキャラがあるから、他の未登場キャラの顔まで詳しくない。
……いくつもの未登場キャラが入り乱れていたから、…気にしなかった。
400のキャラには幼女でなくても、大体キャラパターンがある。
…それでも400が考えたキャラとは違う感じだと思った。
400も、こういうキャラ考えたっけ?
400の妄想の世界にこんなキャラはいないはずだと…
……でも、……でもでも、
「……私が、ずっとずっと、…一番望んでいた言葉を言います…。」
「……え、………………え、(確かこの人は)」
お嬢さん…(はやく)
君を(登場)
助けにきた!!(したい!)
「へ…へあぁあああぁあぁあぁッ!!?」
「「だ…だれてめぇぇえええッッ!!」」

その男が叩き込んだ刀がやさしく離れる。
………刀が離れる時はやさしく。
……そして、やさしさは残像を引くように怒りに代わり、再び、AWD-005に狙いを定める…!!!
確かに刀は…あれ?
「あ…避けられた」
「ええええぇぇぇぇぇ!!」
「名乗り忘れました。私の名前は風名 鳳声。かなり前にお嬢さんを助け戦いました」
「…あ、あの時の…」
レイミがなるほどと言うふうに言う…
(どうぞ、目あけてください)
「さあ、これで五対一だ!どうする!?」
「…くくく…グハハハハ!!」
この声は…AWD-005からじゃない…どこからだ!?
「いやぁ、楽しませてもらったよ…まさかここで現れるとはね。あ、とりあいずこいつは邪魔だから排除するよ」
ズガン!
AWD-005が一撃で…いや、音とともに消えた。
「さて、これぐらいでいいか…ま、今日は君達に用はない…今この物語をみている君達にへ だ。」
「このシナリオは楽しんでいただけたかな?まあ、これで全てを終わらすんだけど…
とりあいず時間がない。簡単に説明するよ
まず、そこのメイドとどっかのお嬢様はいいとして…他のメンツは他の世界から来たんだ
例えばそこの雪女なんかは不知火って人の世界から来てるね…まあ、今はこれだけにしとくね…
近々君達の世界にもお邪魔するよ…じゃ、…シーユー」
ピカーン!
いきなり眩しい閃光がきらめいた。目をあけた瞬間、…

レイミは自分の部屋に、如月も自分の部屋に、
何事もなかった「ように」…

24偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:25:02 ID:???
時計の針
バイオハザード4
奴のトラウマを遡る
「プロローグ」

1998年。
彼のトラウマだ。
発端はアークレイ山地での猟奇殺人事件だった。
この裏にはアンブレラ社のウィルス実験が絡んでいた。
T-ウィルスがラクーンシティに流出。人は次々とゾンビ化し、市全域が地獄となった。
事態を重くみた大統領及び連邦議会は─
市全域の『滅菌作戦』を実行に移した。
政府はアンブレラ社に対し業務停止命令を発し
株価は暴落。事実上の崩壊となった。
あの事件から6年...

彼は大統領の命で特殊訓練を受けていた。
大統領の一家を護衛する任務に就くはずだった…
担当になるはずだった大統領の娘が拉致され。その捜索の為ヨーロッパの片田舎までやってきたのだ。
情報部の話ではこの辺りで黒装束の集団が─
大統領の娘に似た女を連れていたとの情報を掴んだらしい。
最初の任務が救出とは…ついてない…

そして、三年後…俺は1998年にトラウマがあるエージェントと一緒に車に乗ってるわけだ。
「…ったく 貧乏くじだぜ」
「おまえら 一体何者なんだ?」
「あー?」
さっきから五月蝿い警官だ…
「アメリカと日本からわざわざご苦労なこったな?」
「ごあいさつだな。用件は聞いているだろ」
レオンが返す。そこに俺が言う
「迷子の娘の探索だ」
「二人でか?」
「男四人でこんな山奥にパーティでもないだろう。お前らならやりかねないか…」
「変なヤツだぜ。まあ、署長の命令でしょうがねえけどよ。ちょろい仕事じゃねえな」
「頼りにしてるぜ」

レオンが担当している大統領の娘がまた拉致され
その探索の為ヨーロッパの片田舎までやってきたのだ。…なんで俺まで?
情報部の話ではこの辺りで黒装束の集団が─
大統領の娘に似た女を連れていたとの情報をつかんだらしい。…やつらか
「煙草は?」
レオンは断る。
「もらっておく」
俺はもらう
ジョロジョロジョロ───
久しぶりの政府からの依頼が救出とは…
「おい何だよ。急に冷えてきやがった。」
「気のせいか…。待たせたな」

25偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:25:43 ID:???
(続き)
「こっから先が例の村だ」
「ちょっと行って様子を見てくる」
「駐禁とられたくねえし。俺らは車を見張っておくぜ」
「まあ、そうだな」
「頼んだぜ」
「なけるぜ」
「なんか言ったか?」
そう言い残してレオンは車を降りた。
どうやら無線機でなにか連絡をとってるらしい…ここからは聞こえないが、あのハニガンとか言うやつか?それともテツか?
少しすると歩きだした。…どうやらあそこの家に行くらしい。…入ったな
…ん?まずい…トイレに…
「ちょっと小便に行ってくる」
「ああ、行ってこいよ」
そう言い残し車を出てズボンのチャックをおろす
ジョロジョロジョロ───
し終わったらチャックをあげる。…ついでに煙草も吸うか
コートのポケットからマイルドセブンを取り出す。
パン!
「ん?発砲音!?」
ブロロ…ブオオオォォォォ!
「何だあいつら?」
「早く降りろ!」
「くそっ!」
俺は腰から銃を取り出しタイヤと運転席を撃つ。
ガシャ…ズガガガ…
木にぶつかり車が止まる
「やばいぞ…お?」
「車が止まった…!」
「ふぅ…危なかったな」
「なんだったんだ今のは!?」
「軽トラックの中を見てみろ…ほれ」
その中には村人らしき人間がいる。
「まさか…囲まれてる!?」
いつの間にか数十体の村人…いや、ガナードに囲まれてる
「ゲームをしよう」
「あ?」
「ルールは簡単。10秒以内にどれだけ殺せるかだ…よーい ドン!」
警官はリボルバーを取り出し応戦する。
「くそっ、こいつらなんで一発で死なないんだ!?」
地元警察だが銃の訓練は一応してあるらしい。頭に直撃させているがガナードは死なない
「後5秒だ」
もう八体は倒している。しかし、あいつらは二人で三体。
「3、2、1」
全滅。
「俺の勝ちだ…さて、レオンが戻ってきたぞ」
「無事だったか…発砲許可が出ているみたいだ」
「もう発砲しているぞ」
「とにかく村の中央へ行くように言われた。行くぞ」
「ああ」
俺たち四人はこうして村の中央へ進んでいった。

捕らわれている犬を助け歩く。
「トラップか…C4爆弾だな。その線に触れると爆発して体がアボーンだ。…で、ここにはトラバサミか…」
レオンがトラップの説明をしていると
「ウン フォラステロ!」
「五月蝿いやつだ…」
俺はスキを手でおさえて近づき顔面を殴りよろめいたところで首の骨を折る。
「すげぇ…」
警官が驚いている。
そして、また歩く。
「テ ボイア ロンペル ア ペダーソス!」
「なにが八つ裂きにしてやるだ!」
警官が銃で敵を倒す。
…おっぱいのペラペラソースってなんだ?
橋をわたると
「ウン フォラステーロ」
「オス ボイア ロンペル ア ペダーソス」
「テ コヒ」
様子からすると…どうやら見つかっちまったようだ
「警官、おまえスペイン語はわかるだろ?訳せ」
レオンが警官に言う
「ああ、できる限り訳す…どうやら俺たちを見つけてよそ者だ!とか言ってたが・・・
多分、村に戻って報告に行ったんだろ」
「ならば急ぐか…」
そう言って道を走ると…
「そこか!」
レオンが銃を発砲する。発砲した先には窓の向こう側にガナードが…
「危なかったぜ」
そう言って村の中心部への扉を開けた

26偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:26:17 ID:???
時計の針
バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る〜
第一話「村中心部」

ガシャン───
扉が閉じた後にピーとレオンの無線機が鳴った。近くにいるから声がなんとか確認できた。…テツか
「よし、行くぞ」
そう言って少し歩き。レオンが立ち止まる
「この木の陰に隠れて様子を見よう…っておい!」
俺はそれを無視して歩きだす。
「あんな動きが鈍い人数任せの敵の様子なんかみなくたって倒せる。」
「ふっ…」
レオンはそのまま動かなかった。小手調べってところか?
「アイエスタ!」
「オス ボイア ロンペル ア ペダーソス!」
いきなり見つかったようだ…俺は背中のホルスターから二挺の銃を取り出す。
「ゲームスタートだ。」
狙いをつけてトリガーを引く。ノルマはここから半径1m以上動かず全弾を頭に直撃。目標は全滅だ
「そら、その程度じゃ俺に攻撃すら当てられないぞ」

「すげぇ…あいつ何者だ!?」
「さっきから一歩の動いてないぞ!」
レオンが言う
「やつの名前はソウジ=タケウチ…日本人だ。俺もよくは知らないが上官に聞かされた話だがやつの身体能力は人間の限界を突破している。
射撃能力は俺と同じだが、なにやら超能力的な力を持ってるらしい」

さあ、まだまだ足りないぞ…
こんな人数じゃ俺は倒せない。
ブィィン、ブイィィィン、ブオォォォォォン
「チェーンソーか…いよいよ楽しくなってきた。」
チェーンソーを持ったガナードの手首を集中的に狙い続ける。
この銃の弾丸なら4発ぐらいで手は?げるだろ…
予想通り手が一本?げる。しかし、片手がチェーンソーを持って襲ってくる。
「やるじゃねぇか…だが、まだ詰めが甘い」
襲い掛かるチェーンソーをしゃがんで避けそのままチェンソーを持ったガナードを投げ飛ばす。
「もう少し鈍くなかったら寿命が長くなったかもな」

「なあ、あいつの持ってる銃…ベレッタにしては半端なくないか?」
「そうだな…なんかお前は知らないのか?」
「どうやらやつの知り合いに政府関係者がいるらしくてな…特務機関のお偉いさんらしいがそいつのツテで特別な銃を使っているらしい」

カーン、カーン、カーン
なんだ?
「ロードサドラー」
「サドラーマンセー」
…変な言葉が聞こえたが…
どうしたってんだ?なんかの集合の合図か?
「一体なんだってんだ?」

27偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:26:53 ID:???
時計の針
バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る〜
第二話「謎の姉弟」

「おい、お前…すげぇな」
警官が竹内に走り寄る。その後ろにはレオン
「上官に聞かされていたが…まさかこれほどとはな」
煙草をつけようとした竹内の手がピクりと動く
「あ、そういえば…」
警官の方を竹内がみる
「そういえばお前ら…この事を交番に戻って伝えなくてもいいのか?
ここに来た同僚が殺されたんだろ?しかも、片方は眼鏡、もう片方はヒゲ…お前らの特徴とも似ているからな…もしかしたら」
警官が俯き考える
「ああ、そうだな…俺らは署長にこの事を伝えておく」
「じゃぁ、がんばってくれよな」
そう言うと警官は戻っていった
「おい、ちょっとまて」
レオンが言う
「なんだ?」
「あいつらを戻していいのか?この事は政府の…」
「なーに、どっちみちあいつらは生きて返すつもりだった。荷物が一つ減っただけさ」
「フッ…」
レオンが鼻で笑う。
「よし、こっからはどう行くんだ?」
「ちょっと回りを探索してみてくれ」
三分後…
「…やっぱりな」
「ん?」
「俺が前来た時とまったく同じだ…同じルートしかないみたいだな」
そう言うと、扉を開けどんどん先へ行くのであった

〜廃村〜
「まったく…岩に追いかけられるわ、なんなんだここは」
「敵も一掃したし…とりあいずトラップに気をつけながらあの家に行くぞ(もしかしたヤツがいるかもな)」
奥に進んで家に入る。
「ここにもトラップか…」
トラップをくぐるって奥の部屋に進むと更に奥に進むところにある棚をどかし、奥の部屋に進む。
ゴン、ゴン、ゴンゴンゴンゴン───
「誰かいるのか?」
「まさか…」
ゴン、ゴンゴンゴンゴンゴン、バタバタバタバタバタバタバタバタバタ─────
「…なんか凄く暴れてないか?」
箪笥に近づき開ける。
バタンッ───

28偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:27:25 ID:???
(続き)
「んー、んーんーん、んー」
必死に首を振る17歳ぐらいの少年と少女
ビリッ、ビリッ───
ガムテープを外す。
「もうちょっとゆっくり外してほしいわ」
「くっそー、箪笥の中で蹴り飛ばしやがって・・・姉貴の野郎」
「お前はあいつらとは違うのか?」
「あなたもね、それより大事なことを一つ聞いていいかしら?」
「食い物はあるか!?」
「・・・はぁ、あなた達が」
ガッ、ガッ、ガッ
「あいつは・・・」
レオンが驚いたように言う
「久しぶりだな・・・レオン・S・ケネディ・・・」
「え、知り合い?ってレオン?まさかあなたは・・・」
「ヤバい!この九頭身ハゲはここのボスだ!」
「マジかよ」
竹内が上段回し蹴りを食らわす
「ふん・・・フタエノキワミ!」
村長が竹内のそれを投げ飛ばす
「アッー!」
竹内が奇声をあげる。
「あぁ…」
レオンが痛そうな声を出す。
そして、四人の意識は遠のいていった・・・

「ん?ふん!」
竹内が乱暴に寝てる三人をおこす。
「ん、んんー」
「いってぇ!なにしやがるんだ九頭身ハゲ!…ってあれ?」
「ここは?」
「どうやら閉じ込められたようだな…」
「とりあいず、お前ら何者だ?」
「エリー・シュトラウス…長くも短くもないお付き合いになると思うけど…この煩い弟とともによろしくね」
「アイン・シュトラウス!まあ、色々とよろしく!」
「お前はサドラーに雇われた研究員だろ?…いや、ホワイト・アンブレラの研究員か」
「どういうことだ?」
竹内が聞く
「ウェスカーを筆頭に活動してるのとはまた違うアンブレラだ。
ルイスもそこの研究員だった。」
「私はホワイト・アンブレラとはちょっと違うけど…ルイスは天才的な研究員だったわ」
「まあ、姉貴も天才なんだぜ?なんてったって飛び級でXXX大学を卒業してるからな」
「XXX大学だって!?世界トップクラスと呼ばれたあの大学…ってことは」
「そう、私が最年少兼飛び級卒業生のアレよ」
「噂では聞いてたが…本当だったとはな」
ズル、ズル、ズル、───
「あ?…おい、ヤバいぞレオン」
「ああもう!ちょっとアイン!その怪力でどうにかしなさい!」
「へいへい!うおおおぉぉぉぉぉ!!!」
アインが叫ぶと縄が切れた。
「マジかよ・・・」
レオンが斧を振り上げたガナードに寝ながら蹴りを食らわせる。
エリーとアインは走り出そうとする
「ちょっと待て」
レオンが止める。
「…なに」
エリーが振り向かず答える
「どこに行くつもりだ?」
「…わかってるんでしょう?私はサドラーに雇われた研究員。そして、私が裏切り者であることも…ならやることは一つ」
そう言い残して帰っていった。
「なんだってんだ…」

29偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:27:59 ID:???
時計の針
バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る〜
第三話「大統領の娘」

「…さて、どうするレオン」
「とりあいずこの小屋を出て先へ進む」
二人が歩きだした次の瞬間、誰かが話しかける
「こっちだ」
「なんだ?」
二人は外へ出てその誰かが行ったであろう方向に行く。
「いい武器があるんだ。…ヒッヒッヒッ、ウェルカーム」
「お前は武器商人!?」
「何年ぶりでしょうかねダンナ…武器の他にも銃弾もありますぜ。しかも今度は優しいメニュー表までありますぜ」
武器商人の隣には某レストランの外にあるメニュー看板みたいなものがある。
「じゃあ、買っていくか…」
メニューにはこうかかれている。


ベレッタ M92FS│ モーゼルC96

FN ファイブセブン│ スプリングフィールドXD 

H&K VP70 軍用モデル│ ウィンチェスター M1300

ベネリ M4スーパー90│ ROIストライカー12ストリートスイーパー

M1928 │USSR RPG−7

ステアーTMP

レ・マット・リボルバー│

「ちなみに、全部改造済みですぜ…それと、あっしは用事があってこれからこの地域を出なきゃいけねぇ
つまり、ここで買わなきゃ後はないですぜ」

「じゃあ、レ・マット・リボルバーと弾を買っていこうか」
「お目が高い…改造して44口径弾が使えるようにしてありますぜ。
散弾と44口径弾が使える特殊なリボルバーだ!
中央のシリンダーには16番ゲージの弾がはいってる。
弾はサービスでタダでおつけしましょう。ヒッヒッヒッ、センキュー」
ショッピングをしたレオン達は先に進むことにした。

「記憶があってればあそことあそこにモニュメントがある。それをとってあそこの扉のハメる。」
「よし、二手にわかれるか」
竹内とレオンは銃を取り出して走り出した
「アイウェスター!」
「邪魔だ!」
レオンはレ・マット・リボルバーのトリガーを引く
バン!バン!
「ロードサドラー…」
「デ ボイアマタル!」
「数だけかい?」
竹内はガナードの頭を正確に打ち抜いていく。
「よし、あったぞレオン!」
「こっちもだ!」
二人は扉の方へ走っていく
「よし、行こう!」
まだいる敵を残して扉を開けた。閉める前にはちゃんとモニュメントを外した
「よし、これで大丈夫だな。」
工場跡にはいる。
「臭いな…なんの工場だったんだ?」
「さぁな」
奥へと進むとガナードが数体いたが格闘で殲滅。
窓ガラスを割り次の部屋に飛び込む
チリチリチリ───
「ダイナマイト!?」
レオンが叫ぶ
「くそっ!」
竹内がダイナマイトに向けて発砲する
「危なかったな…」

〜村長の家〜
村長の家の扉を開き、仕掛けを解き次へと進む
「お、鍵をみつけたぞ」
竹内がそう言うとレオンが
「そうとなれば先を急ごう」
二人は廊下へと出た
ゴトッ、ゴトッ、
「!?」
二人が気づいた時にはもう遅かった。
村長に蹴り飛ばされる
「同じ血が混じったか…今回も頑張りたまえ」
そう言い残して村長は去った
「同じ血?」
「まずいな…寄生されちまったか」
「寄生?」
竹内が問う
「ああ、プラーガってやつだ」
「やばいなそら」

30偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:28:31 ID:???
時計の針
バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る〜
第四話「大統領の娘2」

村長宅を後にしたレオン達
チェーンソー男を倒し、また村中心部に行って鍵を
「はやくしないと敵が後ろから迫ってくるぞ?」
竹内がせかすように言う
「わかってる!」
レオンの手がすべって鍵が開かない。
カチャ───
鍵の開く音がした途端に扉を開けて、閉める
「まったく…鍵を開けることもできないのかエージェントは」
「お前がせかすからだ…」
家の中を進み、地下へ行く
「たしかここにも武器商人が」
しかし、武器商人はいない。
「地域を出るとか言ってたからな…いるはずが…ん?」
レオンがなにかに気づく
「どうした?」
「ちょっとこれをみてくれ」
そこには置手紙があった
─武器は無いが、弾なら心配するな。いくつか隠しておいた
「ここの壁に弾倉がいくつか貼り付けられてるぞ?44口径弾とショットガンの弾もあるが」
「サービスか…」
そして、そこを後にした

〜教会〜
「ここにアシェリーがいるんだろ?」
竹内が尋ねる
「ああ、いるはずだ」
進んでいく。
「そういえばレオン…報告書によるともっと敵がいるはずなんだが?」
「ああ、俺が前に来た時にほとんど倒したからな。もう、戦力も残っていない」
つまり、村人はほぼ全て倒してしまって敵がもういないのだ
「少し残念だが…このまま何もないといいな」
教会の中にはいる
「俺はここで待ってる。お前が行ってこい」
無言でレオンは梯子を上り、仕掛けはかかってない事に気づきそのままアシェリーのいるはずの部屋へはいる
「!」
レオンは体をビクっとさせて180度ターンして叫ぶ
「竹内!そこの窓から逃げろ!」
「んあ?」
窓の方へ竹内は歩き出してご丁寧に窓を開けてゆっくりと出る
その後からレオンは二階から飛び出て窓に突進する。
ゴツ!
「いてぇ!」
レオンが弾き飛ばされる
「防弾ガラスになってるみたいだ」
「泣けるぜ」
レオンは急いで竹内が出た窓に行くと同時に爆発音が聞こえた
「お?花火か?」
「違う!爆弾が仕掛けられてたんだ!」
「そう言ってくれれば走って逃げたんだが」
急いで窓の外に出た扉を開けて外にでる。
「このままどうするんだ?」
「ついてこい!」
レオンはかつて戦友と戦ったあの家に急いだ。
レオンの予想だと…
「どこまで行くんだ?」
「まずい!きやがった!」
後ろからガナードの大群が押し寄せて来る
「走れ!このままだぺちゃんこだ」
「なんだ?祭りでもあるのか?」
竹内がふざけたように言う。それと同時に無線機の音がなる
「レオン。悪い知らせだ。ヘリが…」
「わかってる!とりあいずヘリのポイントに急ぐから!」
レオンが乱暴に電源を切る
そして、家にはいった
「後は閂とかを探さなければ」
レオンが回りを見渡すとなにかが飛んできた。それを竹内がキャッチして扉に止める
「大統領の娘はいなかったでしょう?」
「ああ、俺たちを始末するための罠だったとはな…」
「罠だって!?姉貴!俺はそんなの聞いてないぞ!」
「煩い。…さて、敵が押し寄せてくるけど…やるんでしょう?」
「ああ、お前のやるか?」
竹内がふざけたように言う
「お前らは隠れてろ」
レオンが真面目に言う
「ゲームに参加させてもらおうかしら?」
と、エリーが言う
「じゃあ、俺もやるか」
アインも言う
「おい!お前ら…」
レオンが言葉を発するのを彼らの行動が制した。
エリーは壁に立てかけてある対戦車ライフルを掴み、弾を込める
アインも壁に立てかけてあるショットガンを掴み、弾を込める
「な、…アインはいいとして対戦車ライフ…」
「そんな場合じゃないぞ?ほら、敵さんがこっちに来てる」
「…泣けるぜ」
四人対多数の戦いがはじまった

31偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:29:05 ID:???
時計の針
バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る〜
第五話「籠城戦」

「デ ボイアマタル!」
村人たちが一斉に窓を叩きだした
「私は二階で敵を倒すことにするわ」
そう言うとエリーは対戦車ライフル「バレットM82A1」を片手で持ちかけあがっていった
「あのバカ力…G-ウィルスか?」
そう言うと二階から発砲音が聞こえてきた。
約2秒に一回聞こえ、11回音が鳴ると一旦止まって、また2秒間隔で撃っている。
間違いなく対戦車ライフルを連射してた。
「気づいてると思うが、俺たちはG-ウィルスを使って肉体を強化している。
まあ、ウェスカーみたいに気持ち悪い目にはならなかったけどな…
どうでもいい事かもしれないがな…
ちなみに普段は力を制御できるように…なんだっけあれ?」
「機械よ!」
二階から声が聞こえてくる
「そうそう、機械で制御してるんだ。どうだ!凄いだろう!」
レオンが唖然として聞いている。
そうこうしているうちに一階のバリケードが破られた
「さて、おっぱじめるか」
それぞれが一階の窓、一つひとつに張り付いて攻めてくる敵を倒して行く
「こいつを食らえ!」
アインがツインバレルのベネリ M4 スーペル90を敵に撃ち込む
「坊主、闇雲に撃っても意味がないぞ」
竹内がアドバイスをしながら窓ワクに座って敵を片付ける
「前より敵が強化されてやがる!」
レオンがレ・マット・リボルバーを敵に撃ちながら言う。
「詳しい事は後だけど、プラーガにT-ウィルスを流し込んだの!」
エリーが大声で言葉をはなつ。
「ちっ…泣けるぜ」
レオンは苦笑いしながら敵を倒して行く。
「ん?敵が引いていくぞ…?」
竹内が言う
「もう終わりか?つまんねーなぁ」
そういった後に二階のエリーが叫ぶ
「大変!ガナードが銃を持って戻ってくる!」
「まじかよ…泣けるぜ」
レオンは苦笑いせずに弾を込めなおす
「銃の種類は?」
「M16A2…アンブレラが動き出したわね」
「アンブレラがもう再生していたとは…」
そうこうしているうちにガナードが銃を撃ってきた。
「まったくもう!」
エリーが狙撃してガナードを倒して行く
ガナードが一階の窓の近くに来た
窓ワクに座って発砲していた竹内だが弾切れに気づきそのまま後ろに倒れこみ隠れてリロードをする。
「2階に行くぞ!」
レオンがそう言うとみんな2階へ行った。2階はエリーが一人でバレットM82A1の引き金をひいていた。
「くそ!下からどんどんきやがる!」
アインが階段の部分で待機して攻防を繰り広げている
レオンと竹内は梯子にのっかっているガナードを撃ち殺すと梯子を引き上げて部屋の隅に放り投げた
それをみたアインは近くの箪笥を持ち上げ階段に叩きつけて階段を破壊した。
また梯子が来たが同じように引き上げて部屋の片隅に放り投げた
「やった!敵が引いてるわ」
エリーがうれしそうに言う
「ふぅ・・・疲れたぜ」
「まさか銃を使ってくるとわな」
「楽しめたのはせいぜい銃が出てきた五分ってところか」
竹内の発言にみんな笑う。
「さて、私たちはこれで行くわ」
「待て、危険だぞ」
レオンが止めるが
「あら?簡単に負けるとおもって?」
そういい残しエリーとアインは雨の中、外に出て行った
「さて、俺たちも先を急ぐか」

32偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:29:38 ID:???
時計の針
バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る〜
第六話「満月をシルエットに」

小屋での激戦を終えて、二人は次の目的地に向けて歩いていた。
レオンが来た頃にはいたはずのエルヒガンテももういない。ただの道になっていた。
レオンは「もう敵が出ないとなると…ここの戦力ももう残ってないってとこか」と言ったが竹内は
「敵が出なくなると寂しくなるなぁ…」と、言っていた。
レオンは内心「頭おかしいんじゃないのか?」と、言った。
竹内は内心「罠かもしれないな…」と言った。さて、この先をみてみよう。

「よし、ロープウェイに乗るぞ」
レオンがそう言ってロープウェイに乗り込む。竹内も乗り込む。
その間二人は警戒しながらロープウェイで進んでいた。
バババババババババ!!!
いきなり自動小銃の音がした。
遠くの方から銃を撃ってきている。
「くそっ!このままだと蜂の巣だ!」
「飛び降りるか?!」
「馬鹿言え!この高さから飛び降りれば終わりだぞ!?」
「お前こそ馬鹿か!?主人公がこんな所で死ぬかよ!?」
お互いに馬鹿な会話をしている。
『ぷるおぉぉぉぉぉぉぉ!!!』
その声を聞いた途端、そこにいる人間全員は空をみた
「空をなにかが飛んでいる!?」
『セリフ間違いました!もう一度で直してきます!サーセンwwww』
「…」
そう言うと、そいつは空の彼方へ飛んでいった
バババババババババババ!!
それと同時にまた激しい銃撃戦がはじまる
「くそっ!さっきのやつといい…このままじゃ本当に」
「やっぱ飛び降りるか!?」
竹内が飛び降りようとしている
「馬鹿!この高さで落ちたら死ぬぞ!」
『フッハッハッハッハッハッ!!』
いかにもヒーローぽいその高らかな声に全員が気づき、手を休め空をみた
誰もが満月に目を奪われた…そう、満月をシルエットに誰かが落ちてくる!
「誰だッ!」
レオンがそう叫んだ
しかし、そいつはそれを聞かずにそのままこちらに落ちてくる。
飛んでるわけではない…落ちているのだ!
スピードがどんどん上がっていく…!
ブォォォォン!
轟音と共になにかが傍を通り抜けた。それと同時にゴンドラが揺れる。
「凄い風だ!」
「しっかり掴まれ!」
その風に呑まれ銃を持ったガナードは落ちていった。
しかし、残っているガナードがまだいた。ガナードは屋根の上、そして、横のポール(?)の上でガトリング砲台にのっている。
ウィィィィン───
ガトリング砲台が動きはじめ、落ちてきたそいつに照準を定める。
しかし、それを気にも留めず、まるで空中をジャンプするようにかけあがっていく。
そして、ある一定の高さになってから高速移動をやめた…
空になにかを翳した瞬間だ。
もの凄いスピードでやつは消えたとおもうと竜巻をおこしていった!
たちまち砲台のガナード達はやられていった。
そして、また闇夜にそいつは姿を現した。
「何なんだお前は!」
『また会おう!』
そう言うとソイツはまた空をかけあがっ…力が抜けたように、下に落ちていった
『うわあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!』
その声が響き、ずっと下へ落ちていく。
バシャーン───
下は川かなにかだったのだろう…
一体、やつはなんだったのだろうか
はたして、生きているのだろうか?

「…そろそろつくぞ」
竹内がそう言うと、ゴンドラは到着していた。

33偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:30:10 ID:???
時計の針
バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る〜
第七話「村の最後の砦」

「さて、ここにやつがいる」
ゴンドラを降りて階段を降りてあの小屋に来たレオン達
「どうする?」
「どうするって…二人で行くんだよ」
レオンが扉を開け警戒しながらはいる。その後を竹内がズタズタと歩いていく。
「なにもないじゃないか…」
その時だった。天井からなにかが飛び降りてきてレオンを蹴り飛ばし竹内を殴り飛ばした。
レオンは一階に、竹内は二階の壁に叩きつけられる
「久しぶりだな」
そこにいたのは村長…ビトラス・メンデスであった
「でやがったか」
「煙草の箱がつぶれちまった…まあ、いいか」
竹内とレオンがゆっくりと立ち上がる。
「ここで決着をつけよう…拘束制御装置三式解放…はあああぁぁぁぁぁ!!」
村長が叫ぶとあのおぞましい姿へと変わった…下半身と上半身がのびている。
「さて、やるか!」
レオンと竹内が銃でむき出しの部分を撃ちつづける。
「くっくっくっ…やるな」
村長がそう言うと下半身と上半身がわかれた
「拘束制御装置二式解放条件完了。拘束制御装置二式解放!」
下半身から触手が現れ、上半身からも触手が現れる。
「まだあるのかよ」
竹内が触手の攻撃をかわしながら撃つ。
レオンはドラム缶を倒して銃で撃つ。するとドラム缶にも火がつき爆発する。
下半身は完全に燃え尽きた。
「すばしっこいな!」
竹内が狙い撃ちしてるが、何発かよけられてしまう
「任せろ!」
レオンがレ・マット・リボルバーのレバーを切り替えてトリガーを引く。
すると散弾が飛び出した!
「ぐはっ!」
村長の動きが止まる。
「いまだ!」
レオンの言われて竹内が村長に銃弾を撃ち込む。
「げはっ…ふ、ふふ…面白い!」
村長は血を吐き出し地面に倒れる。
「もうおしまいのようだな」
レオンがレ・マット・リボルバーに弾を詰め込みながら言う。
「拘束制御装置一式解放条件完了・・・げほっ…拘束制御装置一式解放」
村長が血を吐き出しながら言う。
そうすると村長から無数の触手が現れ人体を形成していく。
下半身は触手で出来上がる。
「これが一式解放だ!」
村長が立ち上がり飛び上がる。
かなり素早い!
「ぐはっ!」
竹内の方に飛び掛り足で蹴る。
それをみたレオンは44口径弾を村長に撃ち込むが触手が砕かれるだけであった。
「まだだ!」
竹内がそう叫び飛び上がって村長を蹴り飛ばして空中に浮いた村長に銃を乱射する。
グチャ、グシャ、という触手の砕ける嫌な音がする。
そのまま落ちて一階のレオンの前まで行く。それをレオンは力いっぱい蹴り飛ばす。
「まだまだ!」
村長が飛び上がりレオンに噛み付こうとする。
それをレオンはレ・マット・リボルバーの散弾で跳ね返した。
村長は地面に倒れる。
「く、くく…私は全ての力を使いきるまで死ねない…例えそれが悪の行いであろうとも…
散っていった友や民のために、己の正義だけは貫き通す!」
「拘 束 制 御 装 置 零 式 解 放 ! !」
村長が叫ぶと村長から触手が無数に生える
「死ねええぇぇぇぇ!!」
硬化した触手が飛びそうになったその時であった
「ぐふっ…ば、ばかな…」
村長の様子がおかしい
「まさか…騙したなサドラー…元々私を殺す気で…ぐあああぁぁぁぁぁぁ!!」
村長は断末魔をあけで散っていった…いや
仲間の元へと逝ったのだ。

34偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:30:44 ID:???
時計の針
バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る〜
第八話「城主」

村長の義眼を手に入れたレオン達は城への扉へと歩いていた。
「なあ」
「ん?」
レオンが竹内に話しかける
「拘束制御装置ってなんだ?」
レオンがさっき疑問におもったことだ
「アンブレラが開発していた制御装置のことだな
主に三段階に分かれていてそれによって力が変化する。
三式から強くなって二式、一式、零式がフルパワー…まあ、ほとんどが自滅用だが」
竹内が苦笑いする
「何故それを?」
「さぁな?ちなみにさっきの村長の力は…三式で30%、二式で60%、一式で80%、零式で100%ってところだな」
「ふむふむ」
「あのエリーとアインってやつが機械をつけてるとか言ってたのも拘束制御装置のことだろう…
たしかG-ウィルスだったかな」
「たしかにG-ウィルスを投与した体で生活するのは危険だな」
「それにだ…今のアンブレラは昔とは違う…ロス・イルミナドスまで関わってるんだ」
竹内の顔が笑う。レオンはつられるように苦笑いした。
「寄生虫の力か…」
「ただ、特別なタイプな寄生虫だろうな。多分人間側が個人で支配できるウィルスだな」
「何故それを?」
「勘と推理。寄生虫とG-ウィルスの混合。…それに個人で支配できなければとっくに操られているだろう?」
「なるほどな…それなら兵に一匹ずつの支給もできるってわけか…泣けるぜ」
レオンの顔は少し険しくなった。これは阻止しないと世界規模の問題に間違いなく発展する。
アンブレラは様々に国に寄生虫とG-ウィルスを売りさばくだろう…ウェスカー…
「この扉じゃないか?」
竹内がレオンに言う
「ふむ…開けてみるか」
レオンが村長の義眼を扉の仕掛けにかざす。
「…」
二人とも黙る
「あかないぞ?」
「おかしいな…」
レオンが何回もかざしてみる
「まったく…こういうのは蹴り飛ばせば開きそうなんだが」
竹内が力いっぱい扉を蹴る。
「やめろ、壊れて開かなくなるぞ」
「もう壊れてるんじゃないか?」
竹内が蹴り続ける。
「泣けるぜ…む?」
レオンがなにかに気づく
「ちょっとストップだ竹内」
「あ?」
竹内がストップする
「一回だけ蹴ってみてくれ」
「ああ」
竹内が扉を蹴る。
「聞こえたか?これは南京錠の音だ…蹴り飛ばせば開くぞ!」
レオンと竹内が同時に蹴る。すると扉は乱暴に開いた

35偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:31:14 ID:???
(続き)
 「ふぅ…やっと開いたか」
そのまま前進していく。
「橋がおりてるな…」
疑問を感じつつも潜入する。
「あれ?敵がいないぞ?」
「何故だ…?まさか邪教徒は全滅したのか?」
はやくも謁見の間につく
「ここにフケチビがいるんだが」
「老けているあのチビスケか…死んだんだろ?」
「さぁな?」
二人が歩こうとしたその時だ
───フフフフフフ
「誰だ!?」
レオンが警戒したように言う。
その声は若い、少女の声だ。
若いってよりも…とても幼い、小さな子の声だ
「小さくてみえなかったのかしら?」
上から声がする。
「フケチ…じゃないな」
レオンが言う
「ああ、あの子?ラモンね…困った子だったわ」
七歳、八歳ぐらいの少女が困った顔で言った
「サラザール家の八代目当主だったかしら?サラザール家の恥だったし…
助けようとおもったけど殺したわ。あんなの食料にもならない」
「誰だお前は」
「エミリア=サラザール…初代サラザール家当主の義妹よ」
「初代…八代目…まさか」
レオンが驚いた顔をしている
「そうねぇ…あなた達が言う800歳ってのは私なりに換算すると8歳あたりかしら?」
「待て…何者だ?」
「何者?人間ではないけど…ヴァンパイアってところかしら」
「吸血鬼だと!?」
竹内が驚いたように言う
「鬼ねぇ?レディに対して失礼じゃないの?」
「で、あんたの用件はなんだ?」
レオンが言う
「用件?そんなのはないけど…あるっちゃあるわね」
「なんだ?」
「そうねぇ…まずは私の暇をつぶしてほしいことかしら」
「お前の暇をつぶしてる暇はない」
「あら?暇をつぶすと言っても…孤島に言って敵を倒すだけでいいの…あなた達もそれが目的でしょ?
Mr.レオン・S・ケネディ、そして、Mr.宗司・竹内」
エミリアが微笑しながら見下ろしてくる
その態度が気に食わないがとりあいず聞く。
「それだけか?」
「まだあるわよ?孤島であの教団のカリスマや傘の傷跡を倒すにはそれなりの力が必要。わかるわね?」
教団のカリスマはサドラー…傘の傷跡はウェスカーのスカーの部分でかけているのだろう
「力でも授けてくれるのか?」
レオンが皮肉な態度で放つ
「そんなわけないじゃない。それじゃ面白くないわ…ま、とりあいずそこに赤い扉があるでしょう?」
血のように真っ赤な扉だった
「そこにはいってトロッコに乗りなさい。きっと楽しくなるわ…」
「待て!」
竹内が止める
「慌てないで…フフフ」
どこかに歩き出し消えてしまった。
「何なんだ一体?」
レオン達はトロッコに乗ることにした

36偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:31:45 ID:???
時計の針
バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る〜
第九話「初代城主の義妹 エミリア=サラザール」

二人はトロッコに乗りながら弾を詰める。やつの仕業だろうか…トロッコの席には箱詰めされた弾丸が置いてあった。
「やつはなにをするつもりなんだ?」
レオンが竹内に聞く
「さぁな…ただ、面白いことになるかな」
トロッコがついたので降りて扉を開ける。
「広いホールかなんかだな…」
「ここは…」
レオンは驚いた。ここはたしかにあの日ラモン・サラザールと戦ったあの場所だ。
今は修理されたのか広間になっている…パーティーでもできそうな場所だ。
広い空間で天井は開くようになってるらしい…窓もいくつもついている。
「パーティー会場みたいだな…三階だてになってる。」
「それだけじゃないわ。この下にも降りられるのよ?」
さっき聞いたばかりの声がする
「さて、何をしたいんだ…お嬢ちゃん?」
レオンが皮肉を込めて言い放った
「力だめしってやつかしら…」
エミリアの周囲が異様な感覚に包まれ、それは部屋全体にまで広がった。
「ほう…面白い」
竹内が笑いながら言う。しかし、声は笑っていない…
「本気で殺さないから」
異様な感覚は殺気にかわった
「かかってきなさい」
あの幼い少女から発せられる殺気をみてレオン達は震えた。
威圧感がある恐ろしい、怒りに満ちた殺気ではない。
スポーツマンが戦う前に「勝つぞ」という勝負の前の感じにも似ていた。
子供達が遊ぶ時の無邪気な感じもまぜっている…
それが恐ろしかった…
しかし、その振るえは武者震いへと変化する
「本気でやらないと死ぬかもな」
竹内が似合わない事を言う
「何言ってんだ」
「俺達は30年ぐらいしか生きてない…でも、あいつは何十倍と生きている。俺達の世代が言う手加減とあいつが言う手加減は格が違うってわけだ」
「…泣けるぜ」
二人は銃を取り出した。
「行くわよ…!」
エミリアが二人に向けて猛スピードで突っ込んでくる。
「くっ!」
避けるのが精一杯なほどのスピードだ。
「どうしたの?本気でくるんじゃないの?」
後ろの方でエミリアの声がする。
「まあ、いいわ」
エミリアが構えると弓のようなものが形成され、矢が形成された。
「red the shooting arrow」
紅い血のようなエミリアから放たれた矢は真っ直ぐに竹内とレオンの方に飛んでいく。
ズガン!───
後ろで凄い音がした。後ろを振り向くと壁に直径1m、深さ30cmほどの穴があいていた。
「こりゃまずいことになったな」
そう言いながらエミリアに銃を発砲する。右に姿勢を低くしそれを避ける。
しかし、避けた後をレオンは逃がさなかった。レ・マット・リボルバーから放たれた散弾がエリミアを狙った。当たった
はずだったのだ…
それを自分の羽根で弾くとそのままレオンに向けて回転しながら突進した。
レオンはバックステップでうまく避けたが飛び散った石にあたった。
レミリアが立つと床に亀裂ができた。床が砕けないということは直前で止めたのかもしれない。
「まったく…その程度?」
「くっくっくっ…」
竹内が笑う
「秘策でもあるのかしら?」
「コイツを本気にさせたらヤバいぜ?」
レオンは任務の前に聞かされていた。竹内の力の中に一つ、恐ろしいものがあった
その力があれば軍の一個小隊で倒せる。対戦車ライフルのような強力な攻撃でなければいけない。
「俺の能力の一つにシールドってやつがあってな…簡単に説明すると重力を利用してバリア…防壁を作る事だ。」
「それは面白いわね…」
「レオン、お前はさがってろ」
「ああ」
レオンは別に悔しいとかは考えなかった。
なぜなら竹内は本気で戦うつもりなのだから…

「行くぞ!」
竹内は銃を発砲する。しかし、それも簡単に避けられる。
エミリアが近づいて肉弾戦を仕掛けてくるがそれを防ぎ蹴りをいれる。
「ふふ…私に傷をつけることができたのはあなたで10人目だわ」
エミリアはまだだと言わんばかりにまたあの弓攻撃を仕掛けようとした。
しかし、今度は少し違った。弓が空中に浮いたままなのだ。
「この攻撃避けれるかしら?」

37偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:32:16 ID:???
時計の針
バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る〜
第十話「竹内の本気」

飛んできた矢をかわした途端にエミリアが竹内の背後をとる
「ツメが甘い」
竹内がその言葉は放った途端、後ろのエミリアは吹っ飛ばされた。
「ヴァンパイアと言えど外見は子供とかわらない…その程度の重さならこいつで簡単に吹っ飛ばせる。」
吹っ飛ばされたエミリアだが空中で羽ばたき体勢を整える
「やるわねぇ…なら」
エミリアの手に何かが集まっていく…それは球体状になっていた。
それを投げつける!
しかし、竹内は一歩も動かずにそれを弾いた。
「さすがに私の力でも重力の壁をこえるのは簡単じゃないようね…だったら」
喋るエミリアを無視して撃ち込む
「…」
全弾ヒット…のハズだった
「不意打ちねぇ?」
エミリアの拳がひらくと銃弾が四発ほど落ちた
「やるじゃないか」
エミリアは竹内の放った銃弾をなんらかの方法で0.02秒以下の間に集めたのだ。
「銃が効かないじゃ勝ち目がないじゃねぇか」
竹内は銃をしまうとサングラスを外してロングコートと上着を外し、ポロシャツになった。
「格闘で戦うまでだ」
「なるほどね…あなたの一撃は重力を混ぜている。もろに食らったらさすがの私でも体が千切れるわね」
笑いながらエミリアは構えた
「行くぞ!」
竹内が突っ込んでいきなり二段蹴りを撃つ。しかし片手でガードされ腹へ目掛けて殴る。
しかし、それを手のひらで掴みもう片方の手を持ったまま後ろに回る。
「モロにあてるぞ」
竹内は片手で抑えてもう片方の足はエミリアの背中へ
「甘いわ」
後ろからその声がした瞬間。竹内は壁に吹き飛ばされる。
「一人でヴァンパイアを倒そうなんて自殺行為に等しいわ…ま、なかなか面白かったけど」
「竹内!」
レオンが竹内の方に走り寄る
「大丈夫。殺してはいないわ…私の暇つぶしが終わっちゃうからね」
突然、窓ガラスが割れて何かが二つ飛び込んできた。

38偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:33:47 ID:???
(続き)
 うまく着地したが片方はその後に転んだ。
「誰?」
エミリアが問う。しかし、それを聞いたのか聞いてないのか
「師匠!大丈夫ですか!?師匠!」
「最後に…少女がみれて…よかっ…た。カハッ!」
そう言うと血を吐き出して倒れた師匠と言われた人物
「あ、死んだ。」
さりげなく窓に飛び込んだもう一方の男はそう言った
「何者だ?」
レオンが聞く
「僕ですか?僕の名前は明って言います。」
「名前じゃない。何者だ?」
「人間です。」
倒れていた男が体をプルプル震わせて起き上がった
「あ、生きてたんだ。」
明がさりげなくポツりという
「この学校に転校してきました。私の名前はinazuma400。甘いものとかが好きです。」
「誰もお前のプロフィールなんぞ聞いてない…何者だ?」
レオンは眉を少しピクつかせて聞いた。
「私のセンサーにビンビンきたのでここに来たのですが…ふっふっふっ」
400は振り向きエミリアの方を向いた
「いるじゃないですかそこに…」
手をワキワキさせながら言っている。目が怖い。
「師匠!ダメです!変なことしたらこの小説が18禁になっちゃいます!」
「私を止めないでください!うおおぉぉぉぉ!!」
エミリアに突っ込む400
「煩い」
まるでハエを叩き潰すように400を殴り飛ばす。
「ああ、師匠!」
「…あんたら何しに来たんだ?」
「えーっとですね」
【回想シーン】
「師匠。いきなり荷造りをしろってどういうことですか」
「遠足ですよ。武器になるようなものと大事なものだけを持っておきなさい。
後、お弁当とか水筒はいりませんから…散歩程度に」
「ちょっと待ってください!なんでいきなり散歩しなきゃいけないのですか!」
「男のロマンというものです」
「は、はぁ…」
【回想シーン終わり】
「ふむふむ…なるほど、よくわからんが理解した」
レオンが無表情のまま答える。というより、呆れてきた
「で、そこの変態が私になんのよう?」
「さあ?でも、師匠の仇はとらさせてもらいますよ」
明は背中に付けていた黒い金属バットを取り出す。

39偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:34:59 ID:???
(続きの続き)
「面白いわね…本気で殺さないからきなさい」
「行きますよ!」
明はバットを構えたまま突撃する。
そのバットを床にこすりつけて走ってくる。
エミリアの5m前でバットに火がつく。
「焔の壱・発火!」
火がついたバットを脇構えにしてそのまま斜め上に振る。
しかし、それをバックステップで避けるが…
「ハマりましたね」
後ろから声がする。そして、バックステップしたエミリアを羽交い絞めにし右手にはクナイが握られている。
「いくらヴァンパイアと言えど所詮は子供の体…身体能力に難があるようで」
「なかなかやるじゃない…」
「くっくっくっ…このままにするわけにはいかない」
400のクナイがエミリアの服へと…
その瞬間エミリアは地面を蹴って壁の方へと飛んだ。
「ま、まさかっ!」
400は壁に叩きつけられた
「ヴァンパイアは一時的に筋力を爆発的に上げることができるの…よく覚えておきなさい」
「師匠!…よくも!」
明がバットを地面に擦って火をつける。
「焔の壱・発火!」
「もうその手にはのらないわ」
エミリアは槍のようなものを手に持って突撃する。
「な、」
血が吹き出る音がして明の腹が突かれる。
貫通する。
「だ、大丈夫か!」
レオンがそう言う…しかし
「くっくっくっ」
明は笑っている。
「僕の能力の一つ…薬を作る能力!」
「不死の薬…か」
エミリアが苦笑する
「しかも普通の薬じゃない。私が作る薬は全て普通の薬とは違う
例えばドーピングの副作用…使用した後の疲れ…あれを軽減することができる。ただし、どんな薬にも副作用はあるから無くすことはできない」
「今度は逃がしはしません」
400が天井にぶら下がっている。
「行きますよ明!」
「はい!」

明はポケットから薬を取り出しそれをバットに少し垂らした。
明が地面にバットを擦り火がでるのを確認する。すると下段のまま突撃した
「同じ手は…」
「そら!」
400が手に持っている団扇を振った。
「いっけええぇぇぇぇ!!!」
明が叫び、飛び上がり、そして、エミリアにバットを叩き込もうと上段に構えた。
「焔の弐・大発火!」
明がバットをエミリアの10m上で振り下ろすとバットの火が巨大化する。
「甘い」
エミリアはそれを避ける。
「そこだ!」
上からクナイやガラスがエミリアに高速で降ってくる。そのスピードは普通じゃなかった
「危なかった」
エミリアは羽根を使ってその全てのものを弾いた。

40偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:35:48 ID:???
時計の針
バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る〜
第十一話「誰」

弾いたガラスの破片やクナイは地面に刺さったり、落ちたりした。
「ば、ばかな」
400が瞳孔を開けて体を震わせている
「天狗のところから奪った団扇で加速させたあの高速の物体を翼だけで弾くなど…不可能に近いはず」
「落ち着いてください!まだ勝算はあるはず!」
明が400に落ち着くように天井に向かって叫ぶが震えは止まらない様子だ…った
「くっくっくっ…これでこそ…幼女だ!」
「何を言ってるんだコイツ!?」
レオンが後ずさりしている。
「面白い、面白い…ここまで楽しめるのは何年ぶりだろうか。戦う相手は幼い少女、そして、相手は男二人
二人がかりでやっても勝てない…」
「ちょ、もうだめだ…師匠が狂いだした…」
げんなりして膝を地面につける明
「おいおい…お前の師匠とやらはいつも狂ってるのか?」
「…もう慣れました」
「そうか…お前も不幸な上司の下で働いてるな」
「はい…」
明の目から雫が一滴落ちた
「もう死んでもいい…くくく、アーッハッハッハッハッ」
400が高速で突っ込んだ。
パーン───
銃声が響き、400は空中で体勢を崩して地面に倒れた。
「誰かしら?」
エミリアは後ろを振り向く
「名乗る必要はない。ただ、覚えておけ。今からお前達が倒そうとしている人間は敵に回してはいけない人間だ。
いや、むしろ人間ではないかもしれない。やつらを敵に回すことは世界を敵に回す事と等しいかもしれんな。よく覚えておけ」
そう言い残して窓から飛び出ていった。
「おい、お前大丈夫か!?」
レオンが400の所に駆け寄る。それに続いて明も駆け寄る
「最後に…これだグフォッ!?」
「今まで本当にありがとうございました。僕はこれからこの人たちについていきます。師匠の分までがんばりますから」
「ちょっと待て!あからさまにお前が蹴り飛ばしただろ!?」
「形見の物をさがしましょう」
明は400の体を探る
「ちょっとまて、なんで財布とか貴重品を取ってるんだ」
「仕方ないわねぇ」
エミリアがいつのまにか後ろにいる。
「こいつはこのままでいいとして…あなた達はどうするの?」
「…」
「教団のカリスマと傘の傷なら孤島にいる。どうすれば城の船着場まで行けるかは自分で考えなさい。私もここを熟知してるわけでもないの
初代サラザールの時とは城も大分変わってるからね」
そう言うと扉を開けてどっかに行った
「さて、こいつを担いでボートまで行くか」
竹内を背負いながらレオン達は船着場へと進んだ
・・・ ・・・ ・・・ 
「たしかここでルイスは…」
レオンは独り言を言った。仲間がいきなり死ぬのはもうみたくない。もしかしたら
という考えがレオンの頭を過ぎる。もちろん、死ぬとしたら彼女らなのだ。
「おい!金髪の兄ちゃん!」
レオンは振り返った。この声はアインというやつだ。
まさか…だめだ!来るな!
そう心の中で願ったが…
「ぐはっ…ぐああぁぁぁぁぁ」
胸のあたりを後ろから突かれて空中に吊るされる。
その手からウィルスのサンプルが落ちた。
ズガン───
大きな銃声が部屋に響いた。俺が訓練時代に上司から撃たされたことがある。
M82A1…1500mm先の敵をも真っ二つにする対戦車ライフルだ。
アインの体は砕け、サドラーの突起らしきものは砕かれた。…アイン?
「間に合ってよかった」
別の方向から銃を発砲した主の声がする。
「エリー?!なんでアインに」
「アインじゃない…彼は二年前に死んでる。そこにいるのは…」
「くっくっくっ…バレちまったかぁ」
アインの砕けた体から手が伸びまだ刺さっているサドラーの触手から離れて体が形成される。まったくの別人
「ここは任せたぞ」
サドラーはどこかへ去った
「俺の名前はクリューゲル=エンゲルバートン…またの名を…」
袖からジャマダハルによく似た小型の短剣が出てくる。その後に二挺のデリンジャーが出てくる。
「そうはさせない」
エリーが対戦車ライフルでクリューゲルを撃つ。
普通ならバラバラになるはずなのに下半身、上半身が飛ぶだけなのだ。そして、すぐに再生した。
「まあ、いい」
クリューゲルは武器を仕舞い飛び上がると窓から飛び出ていった。
「待て!…くっ」
「あいつ…かなり強そうでしたね」
「さて、状況を説明してもらおうか」
レオンがおろしておいた竹内が目を覚ました。

41偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:36:21 ID:???
時計の針
バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る
第十二話「目的を遂行する。」

レオン達は竹内に今までの事を簡潔に話した。
「そうか…で、どこにいくつもりだ」
エリーは扉から出て行こうとしていた。
「目的は遂行しなければいけない。私は先に行くわ。じゃあね」
エリーは小走りでどこかへ行ってしまった
「なるほどな…じゃあ、レオンに案内を任せる。」
船着場へ移動。

「人数は…私、レオンさん、竹内さん、…ですね。」
「三人乗れるな…運転は誰がやる?」
「俺がやる。ボートの免許はないが車とバイクなら持っている。」
「俺は車の免許しかないからな…任せた」
竹内はボートのキーを回した。
「待ってくれ!俺も乗せてくれ!」
出発を止めた声。
「誰ですかあなた」
明がバットに手をかけようとする。
「待て、俺は敵じゃないぞ。霧乃ホーリーって言うんだ。よろしく」
「…何のようだ?」
「乗せてほしいんだ。」
詳しいことは聞かないでとりあいず乗せた
「霧乃だっけか?お前体重100kか?」
竹内が霧乃に聞く
「は?」
「そういうことか」
竹内が銃を引き抜いて座席に銃を突きつけた
「隠れてないで出てこいよ。バレバレだ」
「…」
明がバットを持って叩こうとする。
「…仕方ありませんね」
明がバットを振り落とした
「ぐはっ!?」
「ビンゴだ…とりあいずこのバレバレのやつを捨てるか」
ボチャ
「捨ててよかったんですか?あの人」
「霧乃の後ろにくっついてたが…別にいいんじゃないのか?」
アクセルを踏んで出発させた。
「うぐぐ…覚えてろよ…」
捨てられた首領はクロールで泳ぎだした。

孤島の前…
「レオンさん、なにかみえますか?」
「ああ…外からみてもわかるが前より大きくなってるな」
「今までの戦力からみるとここの戦力もあまり残ってないはず…と、なると」
「少数による尖鋭部隊か無人兵器…ロボットとかか?」
煙草を吸いながらレオンに言う
「わからない…大きくなってることとより要塞化されてるのは事実だ。」
レオンから双眼鏡を受け取り竹内も双眼鏡を覗く
「壁のところにガトリング砲が何門かあるな…大砲までもある…恐らく対空も対艦ミサイルもあるだろうな」
「まるで戦争をするみたいですね」
「ああ、実際アンブレラは各国の機関にも繋がりがある。特にアメリカは中核にまで根をはってるからな…裏切り者もいるだろう。戦争をするぐらいの武装なら入手できるだろうな」
「ロボットとかも…」
「ありえるだろうな…一般的に知られてるロボットでもあれぐらいの動きができる。国が関わればできないこともないだろうな」
「覚悟はいいか?今から相手するのは大雑把に言えばアメリカだ。機密兵器もあるかもしれない。命を狙われる身になるぞ」
竹内が煙草を海に捨てて言った
「私は大丈夫です。師匠のせいと僕の能力で身を追われる身でもあるんで」
「もう、アメリカも信用できなくなってきたわけだ…帰ったら辞任でもするか」
「大統領は?」
「別の人間がつくだろうな…どっちみち、あのままいたら俺もグラハム家も終わりってこった。今のうちに俺が外に出てればいつでも助けだせる。」
「俺も命を追われるような身だからな…別に大丈夫だ」
「ふっ…さて、行くか」
竹内はボートのアクセルを踏み込み上陸できる場所へと向かった。

42偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:36:55 ID:???
時計の針
バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る
第十三話「孤島に到着」

「到着したのはいいものの…敵がいるな」
見張りが二人ほどいるようだ
「僕に任せてください」
明はベルトポーチから何かの粉がはいってる瓶を取り出した
「たったの1gで死の危険性がある粉です。こいつをなんらかの方法でやつらに使えれば…」
「うーむ…」
乗組員は所持品を調べるがいいものがみつからなかった。
「あ、竹内さんその煙草をちょっと貸してください。」
竹内が煙草を取り出し一本渡した。中身だけを丁寧に抜いてその粉をいれた。
「こうすれば…よし、風向きはOKですね。竹内さん、火をかしてください」
竹内が燐寸箱を明に渡す。
「皆さん、少し離れててください。」
明が燐寸に火をつけて煙草につけた。
「うまくいけば煙にのってやつらが吸うはず。この毒薬はT-ウィルスと似て色々な物質にできるので」
30秒後。見張りの銃を持ったガナードは倒れた。
「よし、行くぞ」
「今の誰でしょうか?」
誰の声でもない声がした。皆様にだけに伝えよう。首領だ。

船を降りて進む四人+一人
そこにあったのはラジコンの車のような兵器。そして
「やはりロボットか…小型の垂直離着陸機?軍の機密兵器じゃないか!」
レオンの目が一瞬広がった。無理もない。小型の垂直離着陸機…アメリカ合衆国が秘密裏に開発していた兵器だ。
エージェントの中でも大統領護衛という地位につくレオンは一度だけデータを見せてもらったことがある。
全方向に進むように円盤型であり攻撃用と偵察用に分かれている。
燃料などの問題で模型だけであったがアンブレラの力で実装にまで到ったのだ。
武装は禁止されたはずのダムダム弾や小型のフルメタルジャケットの9mm弾。色々ある。
目標に効果的なダメージを与える武装にできるように武装の入れ替えは簡単になっている。
「なるほどな…あれがうようよいるな」
竹内が銃に弾を込めながら言う
「やるしかないな…」
霧乃がダンボールを構える。
「仕方ないですね」
明もバットを構えだした。
「おうよ」
首領だと思う。ちなみに誰にも気づかれていない。爆弾を持っているようだ…投げて攻撃するらしい
「行くか」
竹内がレオンに首を軽く縦に振りながらいった。
そして、竹内とレオンを先陣に突撃した

敵の真ん中に突っ込んで銃を引き抜き攻撃用小型垂直離着陸機のエンジン部分を的確に撃っていく。
一発で爆発して空中で散っていく
レオンは壁に隠れながらエンジンをレ・マット・リボルバーで破壊し、二体の垂直離着陸機(VTOL機)に散弾を撃ち込むと二体とも空中で暴走しはじめて地面に落ちて
自爆した。
明は小石にお手製の液体型の火薬を少量垂らしてバットに火をつけてそれをVTOL機に向かってバットで撃ち込む
エンジン部分に発火はしなかったもののプラペラ部分に当たり引火してバランスを崩し地面に叩きつけられ炎上する。
霧乃は高いジャンプ力を活かしダンボールを長い槍にしてVTOL機に突き刺した。エンジンに突き刺さったそれを振り回し他のVTOL機にぶつけた
バランスを崩し、爆発する。
「沸いてでてくるな!」
レオンが言う
「キリがないですね」
「なんとかなる!」
霧乃が励ましの言葉をかける。
「数はさっきより減っている。なんとかなるぞ」
竹内が銃を撃ちながら言った。

3分後だった。VTOL機を全滅させたのは
「かなり多くいたな…これからもこんなに相手にしなきゃならないのか?」
霧乃が息を切らしながら言う
「さぁな…」
竹内が銃をしまって新しい煙草に火をつけた
「なるべく戦闘は避けなければいけません。心配しないでください。私なら相手に気づかれず敵を倒すことも可能です。」
「そうだな。あの扉から地下に行けそうだ」
四人+一人は扉の奥へと進んだ。

「クックックッ・・・私の出番ももうすぐか」

43偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:37:31 ID:???
時計の針
バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る
第十四話「FN P90」

それなりに風景がかわった要塞───孤島
今、その中を歩いてるところだ。
「ここは…?」
「室内演習場のようだな…空砲を使って室内での戦闘を想定した演習をしているんだろう」
レオンが落ちていた弾丸を拾う。
「5.7x28mm弾…FN P90か?」
カサカサカサ
いつの間にか囲まれていた
「ようこそ…ジャック傭兵隊の陣形の中へ」
一人の男が礼儀正しく礼をする。
茶色いコートのしたにアメリカ陸軍の軍服を着ている。
「ジャック傭兵隊?」
明が首を傾げる
「金さえ払えば裏切らない。彼らの前に立ちはだかった敵は全て殺されていく。…最後に戦ったのはアフガニスタンの戦いだったかな?」
「アメリカと連絡が途絶えてな…化け物のところに雇われたってところだ」
武器を構えて背中をあわせる。
「いいな…別々に散らばるぞ」
「でも、それじゃあ」
「やつの相手は俺がやる」
竹内が傭兵隊の隊長と目をあわせる。
「切裂きジャック…ジャック・ザ・リッパー」
「俺も有名になったもんだなぁ…ククク」
「・・・行くぞ!」
全員が散らばりだした。
囲まれたところを強行突破し、撹乱させる。
「お前の相手は俺ってところだなぁ!」
ジャックが二挺のFN P90を取り出して突っ込んでくる
「やろうじゃねーか」
それに答えるように竹内も二挺の銃を抜き出して突っ込む。
接触した瞬間に二人の蹴りが混じりあう。その体勢のまま射撃をする。
「危ねぇーな!日本人!」
「竹内宗司だ…お前こそ危ないな!」
お互いにバックステップで距離をとって平行に走り出す。
走りながら射撃する。
「あんた普通の人間じゃないな?どこの機関の人間だ」
「しがない不正規戦闘部隊の零れ落ちの一人さ!」
ほぼ同時に物陰に隠れてリロードを行う

「なけるぜ」
前方から迫る傭兵達…その手にはP90が構えられている。
手をあげようとするレオンの視界に何かがうつった
「(やるか)」
レオンはリボルバーに手をひっかけたまま両手を高くあげて銃から手を離そうとする。
次の瞬間だ。リボルバーを回転させながらしゃがみドラム缶へ発砲した。
爆発音とともに傭兵達がふっ飛ぶ。
「まだまだこれからってところか!」

「キリがないですね!」
「ああ、倒してもおきあがってくる…かなり強靭だな」
霧乃と明は追い詰められていた。
囲んで迫ってくる敵の頭をダンボールで殴ったりする。
「こいつを使うしか・・・」
明はポケットから薬を取り出して撒き散らした。
「霧乃さん伏せて!」
バットが発火した瞬間。爆発がおきた。
「ひぃ…霧乃さん大丈夫ですか?ゲホッ」
「ゴホッゴホッ…ああ、かすり傷ですんだ」
「ちょっと発火剤を撒きすぎたかな…火に囲まれちゃった」
二人は火で囲まれてしまった。
「さて、ピンチの次にまたピンチだ…」
霧乃がその言葉を発した後に風が通って火が消えていく
「師匠!」
「何時ぞや助けた人じゃないか!」
「いやぁ、150円だけポケットにあったんでコーラを買おうとおもってたんですが…」
「あの吸血鬼が貴重品を取ろうとしていたので預かっておきましたよ」
「ああ、どうもどうも」
「またコーラか…ここにあるのか?」
それを遠く聞いたレオン
「いや、あからさまにあれって…」

「はぁはぁ…やるじゃねぇか」
「まだまだ」
「戦力も減ってきたな…ここは一旦引かせてもらうよ!」
「!?待て!」
走り出してどこかへ逃げてしまった。

44偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:38:18 ID:???
時計の針
バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る
第十五話「本番」

「みんな大丈夫か?」
「ああ、なんとか」
「途中から来たから無傷です。それよりコカ・コーラ社の自販機ってありますか?」
「ちょっと火傷しちゃいました。まあ、これぐらいは…あれ?霧乃さんは?」
気づくと霧乃がいなくなっていた
「きっと私のためにコーラを買ってきてくれるのでしょう。感謝の極み。どうせなら可愛い子が…おぶぁっ」
「それならいいですが…」
その頃霧乃達は───

「紅に頼まれて来たのはいいが…」
通路を走り抜ける霧乃
「その内容ってのが…勝負下着盗まれたって…どこのエロゲかギャルゲか少女漫画ですか…っと」
曲がり角に隠れる400
「それでさぁ〜、この前日本に観光で行っただろ?あの時にラーメン屋っていう…」
通り過ぎたのを確認した後に歩き出し、小さくなったら走り出した。
突き当たりを右に折れてそのまま10m先の通気ダクトへの蓋。
それを開けてはいりながら閉めて通気ダクトを進み続ける。
すると、誰かの部屋につく
「よし、これで…」
「そこまでだ」

45偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:38:49 ID:???
(続き)
カチャ、と銃を構える音。
「誰だ?」
手をあげる。もちろん手には変幻自在のダンボールが握られている。
「シリウス。またの名をリボルバー・スネーク」
「ロシア連邦軍参謀本部情報総局に所属する不正規特殊部隊「スネークハウンド」の隊長。
主に森林などの特殊な戦闘。公にされない隠密的な戦闘に使われる。森林の危険な蛇を始末するロシアの猟犬。
しかし、逆に蛇以上の毒を持つとも言われている部隊。」
「その通りだ。」
「23歳にて父親の元スネークハウンド初代隊長インペラーの死後スネークハウンドの隊長を託される。
あらゆる面にて能力に長けておりその能力は老兵をも上回る。
幼い頃から拳銃をいじり14歳にしてグロックの解体、組み立てをする程だった。特にリボルバーを好んでおり
ガンアクションなどを披露するなどしていた。それ故、スネークハウンドの隊長であり、リボルバー使いであるために「リボルバー・スネーク」という異名をとった。
愛銃はコルト・シングル・アクション・アーミー…」
「この銃は美しい。私が一番好きな銃だ。リロードアクション。銃の形、銃声、全てにおいて好きだ。…どこの回し者だ」
「さぁな…」
「そう言うと思ったよ…紅のなんとかだったかな?そこの人間だろう」
「…」
「お前達のボスの性格を利用させてもらった。下着を盗ませた。一番効率がいいからな…計画通りに君が来てくれたわけだよ」
「変態か?」
「ふっ、パンツとなればお前達のメンバーも黙っていなかっただろう?サルとか言うやつが騒いでたな…」
「何故知っている?」
「さっき君が答えを60%言ってしまったじゃないか。私はロシア連邦軍参謀本部情報総局に所属しているのだよ?高性能の盗聴器も簡単に入手できる。
アジトの会話にそれぞれの個人の会話まで聞かせてもらったよ。」
シリウスはずっとコルト・シングル・アクション・アーミーを手で回しているようだ
「おっと、動くなよ。これでも一応何丁か装備してるんでね…どんな体勢からでも撃てるようになっている。ちなみに私は両利きであることも忘れるな」
「俺をどうする?」
「奴らを誘き寄せるダシに使う。さて、大人しく捕まってもらおうか…」
扉から何人か隊員が三人ほど来る。一人の手には麻酔銃が握られている。
「そうはいかない」
「なにっ!?」
地面から鋼のなにかが伸びてくる。
隊員三人はそれに当たり血を流して地面でもがくがシリウスは避けて引き金を引く
「これは返してもらうぞ」
霧乃は下着を持ったまま逃走した。
「ちっ…やつのあの武器を侮っていたか…」
シリウスが最新鋭の小型の無線機を取り出す
「霧乃が逃げた。作戦をBに変更Aチームは負傷して動けない。扉番のチームはそのまま待機。巡回チームは作戦Bの内容通りにそれぞれの扉へ
攻撃チームはそれぞれの扉周辺をくまなく探せ。通気ダクトの入り口にはそれぞれ小型の爆弾のスイッチを付けとけ
心配するな。少しの損傷なら問題はない。今はやつを探して捕まえろ。生け捕りだ。」

「まずいな…このままじゃ地上に逃げられない…」
いくら霧乃でもスネークハウンドの連中を相手にするのは無理だ。
装備や身体能力の面でも全てずば抜けている。各国に存在する戦闘職の部隊の中では五本指に数えられる。最強の一位、二位を争う部隊だ。
「誰かが助けにきてくれないと…」
パララララララ
PN90の銃声が響く。
「こっちだ霧乃!こっちに逃げろ!」
呼ばれるままに走り抜ける霧乃。目の前にいたのは
「ジャック・ザ・リッパー!?」
「理由は後で話す。今は逃げることが先決だ!お前ら撤収だ!」
無線に向かって叫ぶジャック
「何故?」
逃げながら会話する。
「紅っつーやつに雇われてな。お前をサポートするようにと頼まれたわけだ。もちろんさっきのは演技だ。ロス・イルミナドスにも雇われてない。」
「そうだったのか!」
「隊長!出口はこっちです!」
逃げることに成功した霧乃達であった

「面白い…面白いぞ…これが紅という小娘の考えか・・・!」

46偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:39:20 ID:???
時計の針
バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る
第十六話「いつぞやのあのひと」

「さて、周囲を探ってみたのですが四つ道があるだけでした。地図はあるんですが途中までしかありませんね」
「なるほど…敵に道を教えないための考慮か。どんな道だ?」
「ドアは全てバルブ式。一つは、はいってみたところここより湿っぽくて海水の匂いがしました。バルブ式なのはそのためですね。
二つ目もドックへの道かと?地図によるとそこは繋がってるみたいですね。
残りの二つは上の階層への道。一つはもと来た道のものですね…」
「ここは二手に分かれるのがいいな…」
「通信などはどうする?」
「敵の無線を使うのは得策ではありませんから…携帯電話って持ってますか?」
「携帯は妨害電波で使いないが…俺の持ってる無線機を貸そう」
竹内が自分の無線機を明に渡す。
「コンビネーションの事を考えて俺はレオンと行く。」
「ちょっと待て、お前はどうするんだ?」
「お前が無線機を壊したり無くさなければいい。そうだろう?」
「ふむぅ…」
「じゃあ、私は変…師匠と行くんですね」
「そうなるな。変という言葉が聞こえたが聞かないことにしておく」
竹内とレオンはすぐに追いつくと言ってドックの方へ。明と400は上に行くことにした。

「師匠。そっちは帰る方向ですよ?」
「そうだっけ?…って、あれ?ぬごごごご…」
「何やってるんですか…」
「いや、このバルブが回らないんですよ」
「まったく、たいした運動もしないから…ここは一つ、若々しくて師匠より運動している私が…ぬごごごごごご!!」
バキッ
「…あ?」
「あー、こーわしたーこーわしたー。明君がこーわしたー。先生にいっぶはっ」
「元々行かなくてもいい場所のドアを開けようとしたあなたが悪い。この折れたバルブで殴りますよ。」
「いや、もう殴っ…いえ、なんでもありません」
「よろしい。では、あっちから行きましょう」
上へ行くことにした。

「見張りはガナードか…どうする?」
「さっきもガナードを倒したからな。敵が来たことはバレてる。」
「じゃあ、やる事は一つだ」
「待て!はやま」
パンパンパン!
「…泣けるぜ」
竹内に続きレオンも銃を構えて突撃する。潜水艦の上からも敵が現れてアメリカ軍の装備で攻撃してくる。
そんな攻撃にも彼ら二人には通用しなかった。天性的な身体能力を持ち、かつ、特殊な訓練を受けたレオンにとっては演習と同クラス。
レオンより若くして、数多の修羅場をかいくぐってきた竹内にとっては敵が普通に攻撃を仕掛けてきたようなものだ。
「悪いが敵が四方から攻撃してくるプログラムは大統領の下で訓練していた時に経験済みなんだ。」
「そんな動きじゃ俺は捉えられない。所詮はガナードだな!」
ガナード達は次々に倒れていく。
───サーチ&ロック…サーチ&ロック…
と、まではいかないが狙われた敵は必ず倒されていった。そして、全てが片付いた後だ。
つか…つか…つか…
後ろから誰かが歩いてきた。
「誰だ?」

47偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:39:57 ID:???
(続き)
 レオンがそれに気づき後ろを振り向かずに言葉を発した。誰かはわかっていたのかもしれない
「久しぶりだな…レオン・S・ケネディ」
「クラウザー…か」
「この前倒したとでも言いたいみたいだな?俺は三度死んだ男だ」
「四度死ぬか?」
竹内が銃を構えて振り向いた。竹内が鼻でふっ、と笑うのに気づきレオンもゆっくりと後ろをみた
「クラウザー…が…ふた、り?」
「「これがアンブレラとロス・イルミナドスの力だ」」
「地に堕ちたばかりか地獄に堕ちて這い上がってきたか。なら、俺は何度でも地に堕すぞクラウザー!」
「「ふん、お前にそれができるならな!」」
二人のクラウザーの腕から寄生体が現れる。前回と同じ盾の形だ。
「「俺の盾は対戦車ライフルやロケットランチャーでも折れんぞ!」」
「俺は右のをやる。お前は左だ」
竹内が小さな声でそう呟いた
「やるか」
レオンも小さな声で答えた
「行くぞ!軍の犬ども!」
クラウザーとクラウザーはレオンと竹内に向かって走り出した。それを迎えるように竹内とレオンも走り出す。
竹内は突っ込んできたクラウザーの盾を足で蹴りおさえクラウザーの頭にめがけて発砲する。
「きかんな」
そのままクラウザーは突進して竹内を吹っ飛ばした。
「足が少し痛いだろう?俺はG-ウィルスを使って強人化した!!」
「本当に地に堕ちたようだな…クラウザー!」
レオンは自分の方にいるクラウザーに44口径の弾丸を零距離で撃った後に散弾を目に向けて零距離で発射する。
「目がぁぁ…目がああぁぁぁぁぁ」
レオンの方のクラウザーは目をおさえながらよろける
「よくもやったな!」
竹内に突進したクラウザーは信じられないスピードとジャンプ力で後ろへさがる
「くらえ!」
レオンと竹内に向かって寄生体を向けたとおもうと寄生体の刃物状になってるものが飛んでいった!
「ちっ」
竹内はそのまま物陰に隠れ、レオンはしゃがんでローリングして物陰に隠れた。
「隠れても無駄だァ!」
弾の勢いは素早くなってドラム缶などに穴をあけて壁などを削っていく。
それを一回の大きな銃声が止めた。
その銃声の直後にクラウザーの寄生体の一部は砕けた
「対戦車ライフルでも折れないんじゃないの?」
そこにいたのはエリーだった
「同じG-ウィルスを使っても技術力だけでかなり差がでるものよ」
「貴様…!」
「そう、あなた達に与えた強化版の寄生体とG-ウィルスは私のより劣ってるの。あなたと違って弾丸を肉眼でみて避けることだってできるし
その弾丸を掴んで投げ返すこともできる。あなたよりはやく走ることもできる。なにより…」
ドクン!
「がああぁぁぁ!!?計ったな…エリー・シュトラウス博士…このメス豚めええぇぇぇぇ!!」
「少し苦しんで死ぬようになってる。あなたの心臓の動きをジワジワと止めていくの」
「き、貴様ぁ」
もう一方のクラウザーももがき苦しむ
「メス豚ねぇ…まったく、レディーに対する礼儀ってものを知らないわね」
エリーはクラウザーの頭を踏みつける。
「く、くそ…覚えてろよ…こ、の…糞…ど、も…めが」
その言葉を最後にクラウザーは倒れた
「お前…」
レオンが一方前へと近づく
「…まだやることがある。後、これ」
エリーがポケットから地図らしきものを取り出して放り投げた
「ここの一部の地図。ついでだからあげる。じゃあね」
エリーはどこか消えてしまった。
「けっ…」
竹内は銃をしまいながら地図へと近づき、地図を拾ってその場を離れようとする。
それにレオンもついて行き
その場を後にした

48偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:40:28 ID:???
時計の針
バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る
第十七話「意外な人間」

「さて、敵が追ってくるのは仕様ですか?」
「知りませんよそんなの!そのへんの兵士に「コーラ社の自動販売機ってありますか?」とか聞くなよ!このバカめ!」
要塞をフルに使った鬼ごっこ開催中
「いたぞ!つかまえろ!!」
「ヤツらの狙いはコカ・コーラ社のコーラだ!自動販売機への道を塞げ!」
「畜生!格好悪い!師匠がヘマをするから…」
「自動販売機…自動販売機…自動販売機…」
「走り方が変ですよ!キャ●ーンしながら走ってるみたいじゃないですかッ!」
Y字路に来て左に進もうとすると左から敵が来るので右へ行く
「あ、そうだ!師匠のどこからかかっぱらった天狗の団扇を使えば!!」
閃いた爽やかな顔の明を返すように400も同じような顔でこう言った
「すみません。落しました。」
あちゃー。(漫画風のロゴが現れる。)
「あんたなんか知らないよもう!」
明は走りながらゴ●ラ松井よろしく体を捻りバットを400の腹にクリティカルヒットする!
「家庭科実習で作った生肉〜」
「勝手に腹壊せ…!」
明は涙を流しながらこう叫んだ
「もう…嫌だ」

次の一瞬で、時が止まったように感じた。
無音だった…
そして、その感覚が過ぎた瞬間だ
バコッ!バキッ!バコッ!
後ろで何人もの人間が一斉に殴られた気がした。
何故か「400が殴られた」とは感じなかった。
「まったく…戦場でなにを考えてるのかしら」
女の声が沈黙の中響いた。それを聞いて後ろを振り向く明が見たものは400の死体ではなかった。敵兵数名が倒れていた
「誰だ貴様は!」
一斉に銃が一人の女に向けられた
「少し言葉遣いがなってませんでしてよ?貴様という言葉は本来目上の人間に言う言葉だから許すけど」
「き、貴様!」
敵兵士がM4A1カービンを構えて発砲する。M4A1カービンはアメリカの特殊部隊Navy SEALsが使用している。兵装からみてNavy SEALs関係のものなのはわかる。
あの最強と謳われたNavy SEALsの隊員が外すはずがない。ましてや至近距離だ。
確かに、発射された。
「な…」
女はいつの間にか敵の後ろへ回り込みナイフを首元へ突きつけている。そして、もう片方の腕をその敵兵の目の前に持ってきた。
「き、貴様…?その後になにを言いたかったのか言ってみなさい」
「ひ、ひいぃぃぃ」
その女が敵兵の目の前に持ってきたのは5.56mm NATO弾。もう、わかったと思う。
「それだけかしら?時間は与えたわ。じゃ」
女の手のナイフが首を引き裂いた。なのに、血はでない。
いや、出ないんじゃない…少しずつ吹き出ている?そこだけ時間が遅れてるような…
そして、今度は400がいない。と、思うと何時の間にか明の方に400を肩に背負った女が現れる。
「ほら、死んでないから」
「え」

「う…撃て!怯むな!!」
敵兵が銃を一斉に向けてくる。
銃声は聞こえたはずだ。でも、それ以降の記憶は明にはなかった。
5.56mm NATO弾だけが女の前に落ちている。それだけしかわからなかった。何が起こった?
「───何もやり返さないなんて事はないわよ」
女がナイフを敵兵に投げつける。全弾ヒット。
ナイフは首元に突き刺さり敵兵は倒れる。
「ふぅ…手品ショーは面白かった?」
その女は突然明の目の前に来てそう言い放った
明がよくみるとその女はメイド服のようなものを着ている。
秋葉原とかでみるようなものではなく本でよく見るエプロンを付けたメイド
それは、秋葉原で見るメイドなんかとは全然違う。
「え…」
その女が400をみながら言った
「私はこの変態を知っている!いや!このまなざしとこの顔のホクロを知っている!」
「あ、よくみればホクロが…(ちょ、元ネタ誰もわかんないよ!)」
「と、いうのは冗談ですが…さて、私はもう行きますか」
「あの…名前は」
「何れわかりますよ…。まあ、Maid of All Worksとでも名乗っておきましょうか」
そう言うと何時の間にか去っていった

49偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:41:05 ID:???
時計の針
バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る
第十八話「大変なことになりました」

竹内とレオンはドックを調べていくとあることに気づいた
「なぁ、レオン」
「…どうした」
「これはまさかとは思うが核搭載兵器なんじゃないのか?」
「…お前も感づいたか」
レオンは書類らしきものをだして持ってきた
「ここに書いてあることによるとこの潜水艦は核搭載兵器だ。基本的に原動力は核エネルギー。これによってほとんど補給というのがいらない」
「つまり、戦争になった場合は相手の潜水艦の燃料が無くなるまで攻めることも可能ってことか」
「ただ、撃墜された時は大変なことになる。よってこれは試作品らしい」
「試作品ってことはこれより大きい兵器も使えるってことか」
「実際ここの要塞は核エネルギーをフル活用してるらしい…」
「…まずいことになったな」
「とりあいずこのフロッピーデスクを持っていこう。証拠になる。」
レオンはフロッピーデスクをポケットにしまった
「さて、ここからどう動くか…」
竹内はそう言ってドックにある少し大きめの通気口を開いた。

一方、明は400がなかなか起きないことに苦労していた
「まったく…なんで起きないんですか」
明は400を激しく揺すってみる
「あ…んあ?」
「あ!師匠!」
「…おやすみなさい」
「寝るなー!」
殴ったがそのまま目を閉じる400
「く、くそう…あ、そうだ」
明は400のポケットを探り粒がはいってる瓶を取り出した
「僕が作った栄養剤やっぱり持ってたのか」
薬を2錠取り出して400の口に詰め込みオマケに頭を格闘家よろしく蹴り飛ばす。
「ん、んあ?」
「あ、やっとおきましたか」
「頭がズキズキするんですが…」
「あの時敵に囲まれたでしょう?その時殴られたんですよ」
実際、400が殴られたのは腹であって、頭に食らって気絶したわけではない。腹だ腹
「ああ、だから気絶したのか…」
「あ、そうそう。なんか女の人が助けてくれたんですが…師匠の知りあい?」
「女の人?」
「Maid of All Workとか言ってましたけど」
「!?」
400の瞳孔が一瞬開いたのを明は見逃さなかった
「知り合いですか?」
「い、いや…知りません。」
なにか怪しいとは思ったが明は問い詰めなかった。師匠が変なのはいつもの事だから。

ある所
「ふっふっふっ。霧乃とか言う男は別にいいか?厄介なのはあの女とレオンと竹内とメス犬」
「ウェスカーどうするつもりだ?」
男はS.A.A.を手でくるくると回しながらウェスカーにそう言った
「まったく、霧乃は邪魔なだけだな。目的は達成できたから帰るかもしれないが兵士を減らされてってる…
あの女は生かしておけ。レオン達は殺していい。エリーからはアレを回収してから殺すんだな」
「了解した。霧乃の始末は俺に任してもらってもいいか?」
「ふっ、いいだろう…紅とか言う女が邪魔なんだろう?」
「邪魔と言うより少し遊んで消したいだけだ」
「遊びで厄介なことをしてくれるな…リボルバー」
「ふっ…結局は潰すだけだ」
カツカツカツ…扉を開けて出ていった
「さて、奴らをどう潰すか…それが問題か?クラウザー?」
「呼んだか」
「お前の部下…いや、クローンは後何体残っている?」
「10体だ」
「ふむ、閉じ込めてあるあの小娘はどうなってる?」
「拷問したら泣き出したぞ」
「そうか。どうにかしてやつらをバラバラにして貴様のクローンで潰すか」
「なら、レオンをやらしてくれ」
「ふん、竹内とレオンか。自由にしろ」
「わかった。」
カツカツカツカツカツ。扉を開けて出ていった
「さて、ここの核が爆発したらどうなるかな」

50偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:41:35 ID:???
時計の針
バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る
第十九話「cool beauty」

この戦場でいつ何時もこの二人の女性は冷静である。
「どこに行けばいいのかしら」
その女性の一人の如月葵は一人で通路を歩いていた。
「あら、何時の間に子猫が迷いこんだのかしら」
「あら、何時の間に見つかったのかしら」
話しかけてきた女が一歩だけ葵に近づいた
「何か目的があるのかしら?子猫さん」
「猫ってより、目的からすれば犬かしら」
また女が一歩だけ近づく。
「そう、じゃあ、子犬さん。目的はなに?」
「そうねぇ、飼い主を探して来たの。猫さん」
女は近づかなかった
「私は犬なんだけど?」
「そんな所が猫よ。エイダ・ウォン」
女は銃を引き抜き葵は後ろを振り向きナイフを構えた
「先手を取られたわね」
エイダと言われたその女は静かに銃をおろした
「その位置のナイフで私に当てられるの」
「スナップをきかせれば投げられるわ。それよりその位置に銃を構えてたらコレを弾けるかわからないわよ?」
「弾いた後にあなたに狙いをつけるわ」
葵の眉間がわずかに動いたと同時にナイフが投げられる。
速いと言いそうになりながらエイダはスプリングフィールドXDから発砲した9mmパラベラム弾でナイフを弾いて葵に向けて発砲した。
しかし、そこには誰もいない
「後ろががら空きですこと」
後ろに向けて大きく回し蹴りをする。
それを葵はしゃがんで避けそのまま後ろにバク転し、途中でナイフを投げる。
回し蹴りの直後に避けるのは難しい技で、ギリギリのところで体を少しくねらせてナイフを避ける。
ナイフは遠くになるほど弱くなる。それを思い出したエイダはなるべく遠くに離れる戦闘を心がけることにした
「遠くに逃げても無駄。今あなたができることは遠くに逃げるじゃなくて避けやすいところにいくこと」
通路のため、ナイフが来るのは後ろか前
この狭い通路で後ろに回れるということはよっぽどの瞬間移動だ。
「ここは前と後ろしかない。四方八方からくるより避けやすいとはおもうけど」
エイダは葵に向けて銃を発砲するがナイフで相殺にされる。自制心を無くしたナイフと弾丸は地面に落ちて9mm弾は葵ではなく他の関係ないところに当たる。
「この先に進ませてもらうわよ。私は主人のために行かなければならない」
「なら、私はそれを阻むのがこのクールの役目だわ」
エイダは銃を撃ちながら勝てると思いそのまま逃亡した。

「あの女ではお前を倒すことはできなかったか」
後ろを向くとクラウザーがいた。
アメリカ人風の軍服の上にコートを羽織っている
「アンブレラのクローン技術。あなたはその第二号だったかしら。たしか第一号はウェスカーね」
「お前の目的はアレだな?しかし、それは無理だな」
ウェスカーが三人現れる。
「俺の後ろにいるのは量産型の俺だ。必要最低限な機能だけ残して造られた俺の忠実な部下だ」
「あら、ただがさつなのが増えただけですわ。私がそのがさつなあなたを減らしてあげましょう」
量産型クラウザーの右腕がプラーガへと変貌する。
「立派なものねぇ。」
葵はナイフを量産型クラウザーの頭へと突き刺さす。
「あら?発生器はないのかしら?」
「言っただろう?必要最低限な機能だけしかないと」
クラウザー三体が突進してくるのを避け逃げる。
「ここだとやりずらいわね」
時間を止めて逃亡した葵

「時止めか…厄介な相手だな」
クラウザーはそのままどこかへ行ってしまった

51偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:42:06 ID:???
時計の針
バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る
第二十話「狂いだす展開」

逃げ続ける霧乃達
「お前の仲間はどうしちまったんだ?」
ジャックが苦笑いしながら隣を走る霧乃に聞いた
「お前が近くにいるから勘違いしてるんだ。」
「…相手は無差別に攻撃してくるぞ。特にあの日本人が」
「とにかく逃げるしかない。兵を減らされたくはないだろう?」
「ごもっともだ。お前ら!急げ!」
ジャックの声を聞き足が速くなる兵達
それを追いかけるレオンと竹内
「おい!霧乃は狙うな!」
「この状況であいつは狙うななんかしてたら獲物を取り逃がしちまう」
「仲間が死ん」
「仲間だ?何時仲間になった?」
「俺達に協力し」
「いいか?お前は化け物相手にしか戦ったことがないんだろうが俺はいつも生身の人間だ。化け物は化け物になった時点で人生は終わってる。でもな、俺の場合は俺がその場で、引き金を引いて!自分の銃から放たれた銃弾が当たった瞬間にそいつの人生が終わる。いや、終わらせる。奪ってる」
「何を…」
「昨日の友や戦友が、家族が、隣人が、親が!お前に銃を向けるかもしれない!その時お前はどうする?」
「くっ」
「それに比べたら生ぬるいものだろ?相手ははじめから裏切るつもりだったんだよ!」
「…ちっ」
竹内におされてレオンも銃口を目の前の集団へ向けた。今は撃つしかない。相手は敵。相手は敵。

「ここを飛び降りればボートに着地できるはずだ」
「は?」
「飛び降りろ!」
ジャックと霧乃が飛び降りてその後に他の兵がついてくる。
「くそっ!」
竹内は引き金を引こうとしたがやめた。
「レオン…お前はなんのために戦う?」
「それは」
「任務のためか?相手が上の人間の敵だからか?。そんなんじゃ、いつかは死ぬぞ。覚えて気」
「くそっ…」

「で、このままこいつを走らせてどうするつもりだ?」
「さぁな?ま、確実なのは」
カチャ
霧乃のコメカミに銃口が向けられる。
「お前はここで死ぬ」
「!?」


その頃、400達は上を目指して歩いていた。
「一つ、いいですか?」
「…」
400は口を動かさずに頷いた
「何を隠してるんですか?」
400は少しの間沈黙した後に笑って答えた
「何も隠してるわけ」
「嘘だ」
明が即答で答えたのに一瞬硬直する。
「今日はおかしい。あの女の人が現れてから様子がおかしい。いや、もっと先に疑うべきだった?はじめは「遠足」だなんて言ってましたが…敵の装備品からしておかしいですよね?この要塞といいレオンさんと竹内さんといい。」
400は無言のまま目を逸らした。
「まさか、とは思いますけど…今回の敵って…」
「ええ、国です。」
自信なさげに答えた400を肩をつかみ壁にぶつける
「なんではじめに言わなかったんですか!?とてもじゃないですけど僕達が相手にできるもんじゃない!」
「…」
「装備がアメリカのシールズでした。陸軍や空軍の装備ならまだ我慢できました。しかし、シールズですよ?国家機密レベルの可能性が」
「仕方がなかった!」
「え?」
400がいきなり大声をだした。
「脅されたんですよ…詳しくは言えません。君や私がここに来ないと君の家や私の家ごと吹き飛ばすってね」
「何故?何故言わなかったんです?」
「それは…」
カツカツカツと歩いてくる
「お勤めご苦労。Mr.400」
「誰です」
明がバットを握り締めた。
「アンブレラルーマニア支部のリーダーのクリューゲル・エンゲルバートン。」
「へぇ、何の御用で」
「まあまあ、そう殺気立つなよ。そうだなぁ、お前を迎えに来たんだ。Mr.明」
「?!」
「本当の目的はお前だ。お前のその特殊能力は我々にとって都合の良いものであって、同時に危険だ。」
「どういう…」
「我々について来たらお前の後ろにいるやつの命も保証しよう。ただし、ついて来ないのなら殺す」
クリューゲルはファイティングナイフを取り出して構える。
「ついて行きませんよ」
その瞬間、鮮血が明の首筋から噴出した
「ば、ばかな…」
400は絶句した後。400も倒れたのであった

52偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:42:38 ID:???
新世紀
─MATAROU─

朝11時40分

この一言で村人達は驚きを隠せなかった
「ボスガビショウネンブンドッタ!」
村人達は武器を捨て膝を地面につけた。
ある村人は地面に伏した。ある村人は倒れた。ある村人はその瞳から涙を流した
しかし、村人は悲しむだけではなかった。皆体を震わしていた。
「タイヘンダー!」
村人の一人が声を張り上げた。それにつられて他の村人も叫びだした
「タイヘンダー!」
「タイヘンダー!」
「ボスガビショウネンブンドッタ!」
「タイヘンダー!」
村人達は立ち上がった。武器を持って立ち上がった
そして、ある一軒の小屋から中年太りの親父が出てきた。その男の名を太郎と言う
その男は手にショットガンを持ち見せ付けてこう言った
「ドデスカ?」
「イエーイ!」
村人達は喜んだ。近接武器ばかりの村人に救世主が現れた。しかし、救世主は悪魔にもなる。そのような事を込めて村人を彼をこう呼んだ
「魔太郎!」

昼12時05分
魔太郎達はとある男の家へと行った
「タイヘンダー!」
この村の長のの家だ。その男の名をビトラス・メンデスと言う
「ナンデスカ」
村長が扉から出てきた
〜村人説明中〜
「タイヘンダー!」
村長も驚きを隠せず叫んだ。そして、村長は家の奥からマスターキーと麻酔銃を持ってきた。
「ドデスカ」
「イエーイ!」
村長は村人に麻酔銃を渡した。

ビトラス・メンデスを加えた村人達はあの城へと向かった
「アガロー!」
城の前の城を走って上がっていく村人達
橋を渡る村人達
城に居た教徒が何事だ、と門の前に集まった
リーダーのビトラス・メンデスは事情と生き様を教徒達に話した
〜教徒説得中〜
「タイヘンダー!」
説得は終わった。
教徒達も事の重大さがすぐにわかった。
城に流れ込んでいく教徒と村人達。その音を聞きつけてある凶暴なものが目を覚ましてしまった…

昼14時45分
説得と生き様によって時間がかかってしまった者達は急いで走っていく
「ぐおああぁぁぁぁ!!」
そこに咆哮をあげてなにものかが突進してきた。
「タイヘンダー!」
村人達と教徒達はそれをみて全速力で走っていく。
しかし、魔太郎と村長は逃げなかった
「フウウゥゥン」
村長はその咆哮をあげたなにかをおさえた。そこにすかさず魔太郎がショットガンを突きつけた。
そこに待ってくれと言う様に教徒がきた。
教徒は咆哮をあげたなにかについて説明をはじめた。
〜教徒説明中〜

53偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:43:08 ID:???
(続き)
 「エーイナンダカンダー…」
魔太郎と村長達は納得した。彼の名はガラドール・サラザール。初代領主のレモン・サラザールの弟である。
生まれつきのその能力から約100年間地下に閉じ込められていた。
愛称は弟様。
生まれつきの能力とは「様々なものを破壊する能力」
目から発する肉眼ではとらえられない光を当てることによってなんでも破壊できる恐ろしい能力だ。その能力によって母は死去
それから「睨み殺しのガラドール」という異名を取り、五年間ほど有名になった。
地下で眠るうちにプラーガに寄生されて自我を失っていた。ただし、その能力は何度も使えるものではない。
使用者にかなりの負担がかかる。
「タイヘンダー…」
村人達は涙した。その生き様を聞いて涙したのだ。そして、こう決めた
仲間にする、と
寄生されてしまった者同士にしか使えないテクニックで会話すればなんとかなるのだ。
〜狂人説得中〜
ガラドールは理解したらしい。その能力は常に使えるものではなく、強く念じた時だけに使えるものなのだ。
だから、目を開けさせてほしいと頼んだ。
「魔太郎…」
魔太郎は誰かに言われればなんでもする男である。縫われている瞼をほどいてやった
「アー…」
ガラドールは久しぶりに外をみた。その瞳からはじめて涙がでた。
そして、ガラドールはこう叫んだ
「うおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」
その咆哮は喜びに満ちていた。
そして、ガラドールを加えたボスガビショウネンブンドッタので奪還する我らプラーガ的なガナード連合軍…略してガナード連合軍ができたのだ。

応接間にて───
連合軍は領主のサラザールと話していた。
そう、プラーガだけが使えるテクニックで
サラザールは言う事を聞かなかった。連合軍はいたしかたない・・・と武器を取り出した
そして、魔太郎はショットガンをサラザールへと向けてこう言った
「ヘコキ!」
村人達は一斉に突撃した。
右腕と左腕が来た。しかし、連合軍は引かなかった
「アガロー!アガロー!」
右腕と左腕を掻い潜った他の(プラーガ的な)軍人はサラザールのところへ行く
村長が右腕を取り押さえた。
「俺の屍を超えてゆけ!」(注:日本語に訳しております。)
「ハゲエェェェェ!!・・・くっ、行くぞ!!」(注:本当はスペイン語です。)
左腕が飛びサラザールを助けに行く
「魔太郎!おさえろ!」(注:しつこいようですが日本語に訳しております。)
魔太郎はショットガンを構え左腕を追うように飛び上がりながらレミントンM870の次弾を装填する。
左腕がサラザールを助けようと抱きかかえた瞬間に魔太郎はその上にいた。
「逃がさん」(注:誰がなんと言おうとも日本語に訳しております。)
ダァン!カシャ ダァン!カシャ ダァン!カシャ
空中で三発撃ったが全て左腕が受け止めていた。
そのまま恐ろしい飛躍力で扉の方へ上から下へ飛び降りる。
しかし、逃がさないのが魔太郎(52)着地した後に足場になるところを蹴り左腕を遮るように追いつく
「これならいけるだろ」(注:これでもかというほどに日本語に訳しております。)
左腕のたまたま開いていた口にレミントンを突っ込みトリガーを引いた。
ダァン───

空中でバランスを崩した左腕はよろよろと地面に落ちた。抱えられたサラザールは地面にぶつかって鼻血をだしていた。
「わかったな?」(注:略してるんだZE)
サラザールはいかにこの者たちが真剣なのかよくわかった。
自分達も加勢することにした。
「ボスガビショウネンブンドッタ!」
「タイヘンダー!」
皆で叫んで決意を意を示したのであった。

その後腹の虫が鳴った連合軍達はサラザール城で夕食を取ることにした。
その後、左腕が箱を持ってきた。
そして、その箱を受け取りサラザールがその箱を開けた
「これを君らに預けようとおもう」(注:しつこいよいですが略しています)
その箱には二丁の短銃身ショットガンがあった。
「セミオートで動くショットガンだ。弾が無くなって込める時間を考えて二丁用意した(本当はそこらにあった)」(注:日本語に訳してる)
「魔太郎!魔太郎!」
またろう は たんじゅうしんしょっとがん を てにいれた !
そうび しますか ?
はい/いいえ←
「そうびひん は そうび しないと いみ が ない ぞ !」(注:日本語です)
あいてむ←
 そうびひん←
たんじゅうしんしょっとがん←
そうび しますか?
はい←/いいえ

54偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:43:39 ID:???
時計の針
バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る
第二十一話「狂いだした運命の次」

竹内とレオン達はあて先もなく歩いていた。
「どうするつもりだ?」
レオンは竹内に問う。
「そうだなぁ…」
竹内はベレッタM92を引き抜いて弾倉を引き抜いた。
そして、そのベレッタM92をホルスターに戻さず、レオンに向けた。
「お前の持っているアレを渡してもらおうか」
「何を…」
「さっき言ったことを忘れたのか?いつお前の仲間になると言った?」
レオンの顔が歪んだ。
「そのまま動くなよ」
竹内はレオンのホルスターからリボルバーを引き抜き海へ投げ捨てた。
「よし、そのまま両手をあげながら跪け」
「ちっ…」
レオンは跪いた。
「考えが甘ちゃんなんだよバカが」
「日本はここまで落ちたのか…?」
「言っとくが俺は政府の執行機関の人間じゃない」
「何?」
「ヤクザ。いや、お前のところでマフィアって言ったか?その一人だよ。」
竹内はレオンのポケットからディスクを取った。
「これで間違いないな。じゃあ、後は」
竹内のベレッタM92がレオンの頭に向けられた。
「始末だけだ。」
キン!
一本のナイフが竹内のベレッタM92を落した。
「誰だ?」
「遺産は渡さないよ」
そこにいたのはクリューゲルであった。
「そのディスクの中にはいっている遺産。貴様らには渡さない。」
クリューゲルがナイフを構えたので、それに応えるように落したベレッタを拾った。
「行くぞ!」
クリューゲルがナイフを構え飛び降りてくる。
それを回避してベレッタM92のトリガーを引く。しかし、全て弾かれる。
「その構え方は…ふふふお前の所属はわかったよ」
「ああ、お前の所属もな!」

55偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:44:11 ID:???
(続き)
ベレッタを乱射しながら突撃し飛び上がり踵落しを繰り出す。
それをナイフでガードしてサマーソルトキックに繋げる。
「まず、自分の利き手で普通に構えた後にその腕の上にもう片方の銃を持った腕に水平撃ちの要領で添える。」
「元々水平撃ちは弾をばら撒くための撃ち方だからな…元々利き手でしか相手を狙っていない」
竹内とクリューゲルは睨み合う。
「そのナイフの構え方。何年も前に滅んだあの家系のものだな」
「ああ、そうだ。銃とも対等に戦えるスタイルだよ。」
クリューゲルは高速回転しながら竹内に近づく。
両方とも水平撃ちにして撃つが全て弾かれるのがわかったので走り逃げる。
「逃がすか!」
クリューゲルはそれを追いかけるために走り出した。
「泣けるぜ(どうなってんだ)」

パシュン!ヒュン!カキン!
「ちっ、もう追っ手か!?」
「逃がさんぞジャック!!遺産は我々のものだ!!!」
シリウスはS.A.A.にスケルトンストックを取り付けてヘリから射撃してくる。
「くっ、P-90じゃ装甲は打ち破れないか…なら!」
他の隊員がスティンガーミサイルを三丁構える。それを確認し、シリウスはスケルトンストックを瞬時に外し、S.A.A.をホルスターに納めもう一丁のS.A.A.を取り出した。
「一斉発射だ!」
スティンガーミサイルが一斉にヘリへ向かっていく。
「甘いな」
シリウスはS.A.A.の撃鉄をもう片方の手でおさえ、ファニングを駆使してスティンガーミサイルを全て撃ち落す。
「ふむ、弾切れか」
シリウスがそう言うとヘリが急上昇する。
「見えないな…」
その間にスティンガーミサイルの次弾を装填する。シリウスもS.A.A.に弾を込める。
「これはどうかな?」
シリウスはスケルトンストックをつけたS.A.A.で精密射撃を行う。
「まずいな…どうすれば…」
「さて、そろそろケリをつけようか」
ヘリが少し上昇した。シリウスはS.A.A.に弾を込めた。
「いくぞ!」
ヘリがいきなり高度を下げて近づく。そして、シリウスがファニングで全弾を発射し、恐ろしいスピードでホルスターに収めて次のS.A.A.を構えファニングで構え全弾を発射する。
エンジン部分に当たり機能を停止する船。
二人の兵士とシリウスがロープで降下してくる。
「さて、遺産を返してもらおうか」
「ふん、遺産なんてねーよ」
「まさか…」
「そう、基地だよ」
「くっ、貴様…!」
シリウスは銃口をジャックに向けてトリガーを引いた。
「今回だけは相手が悪かったか」
鮮血が飛び散る。
「隊長!貴様らああぁぁぁ…ッッ!!」
他の隊員も後を追うように殺された。
しかし、霧乃だけは違った。
「紅。脱出成功だ。近くの島に上陸する。」
騒ぎの間に一人用の小型水上バイクに乗って脱出していた。
「え?迎えに来れない?ちょ、そんなのはないだろ!」
近くの島へ向けて霧乃はバイクを走らせた。

56偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:44:41 ID:???
時計の針
バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る
第二十二話「遺産」

「あるのはナイフだけか…」
あまりの急展開に呆れてしまったレオン。銃が無いとなればナイフと己の拳しか武器がない。
「ん?誰か来る」
レオンは近くにあったドラム缶に隠れた。
来たのは二人組みのガナード。装備はM16。アメリカが介入しているだけあって、装備は昔の戦争などに使われた残り物だ。廃棄処分していない残り物だろう。
レオンは飛び出てナイフをガナードの額に投げつけ、驚いて隣をみたガナードの首を掴みながら背後に回り首の骨を折る。
ナイフを刺されたガナードをM16を構えていたが、トリガーを引く前にM16を蹴り飛ばしキャッチして額に刺さったナイフを掴み斬るように引き抜く。
さすがのガナードでも脳にダメージを食らうともがく。
このままでは敵に見つかるため、ガナードをドラム缶の中にいれて海に投げ捨てた。
「これで武器は確保できたな」
レオンはナイフをホルスターに収めてM16を引っさげて歩みだした。

「なかなかやるな!流石は日本の特殊部隊の生き残りだ!」
「くくく、お前も流石ってところだな…」
お互いに息を切らしながら物陰に隠れて休む
戦いは近くのヘリポートにまで発展していた。
「このディスクの遺産とやらが相当ほしいようだな」
「ああ、そうさ。そのディスクがあればアンブレラを再建させることも可能だ」
「ウェスカーか」
「そうさ。リーダーツラしてるのが気にいらねぇが頭の回転が速いからな。やつの指示に従っている」
クリューゲルは物陰から飛び出てナイフを投げつける。しかし、そのナイフは届かずに竹内の放った銃弾により弾かれた。
竹内は全ての弾を撃ち尽くすつもりで撃った。片方は相手をしっかりと狙い、もう片方はばら撒く。
クリューゲルはそれを避けるように走り続ける。それを追うように撃ち続ける。
「くく、勝負がつかねぇな。ここは一つ賭けをしよう」
物陰に隠れながら喋るクリューゲル
「賭けか」
「そう、賭けだ。俺が今からナイフ一本でお前のところに突撃する。その間に俺に銃弾を一発でも当てられたら退いてやる。そのかわり…わかるな?」
「ああ!どんとこい!」
「行くぞ!」
両方同時に物陰から飛び出て、クリューゲルは今までとは違う速さで突進してくる。
それを迎えるように撃つ竹内。
迫り来るDEADという名の漆黒。
ギリギリでナイフをしゃがんで回避して、クリューゲルの腹めがけて一発の銃弾を放った。
「くっ…」
クリューゲルは一瞬だけよろめいたがすぐにバク転してこう言った
「また会おう!」
そう言うとクリューゲルはどこかへ飛び降りて消えてしまった。

その頃、彼らは・・・
「おきてください…おきてください…」
小さな声と揺さぶりにおきた彼はこう言った
「ここは…?」
「ほら、あの時殺されてとりあいず牢獄に入れられたんですよ」
明は小さな声で説明したが、どこかひっかかったようだ
「殺された…?」
「ん、まあ。簡単に言えばリザレクションですね。薬の効果で生き返ったんですよ」
「さすが明君…」
400は関心したように頷いていた。
「私たちは死人扱いです。ここからどうやって出ますか?」
「見張りから鍵を奪い取ればいいと思うのですが」
「あいにく薬物はなにも…」
「あ、丁度いいところに石ころが…そして、こんなところにあの団扇が」
見張り目掛けて石を投げつけた後に団扇で見張りの頭に軌道をかえる。
高速で飛んだ石が見張りの頭に直撃する。血を流して気絶したようだ。
「よし、持ち物も確保しましたし…いき、あれ?」
見渡すと400の姿が消えていた。
「財布がない…財布がない…財布がない…」
400がぶつくさなにかを言っているかと思えば「財布がない」と言っているようだった。
「財布がない!!」
「ちょ!落ち着けええぇぇぇぇ!!」
明が400を抑えつける。
400は運動をしていないと言えど、一般人並に体力はある。ましてや金の話になった時の人間というのは凄い
「一万円がぁぁぁ!!」
「なんか微妙な数字だな!くそっ、止まれつってんだよ!」
明がバットを振り上げて400に振り下ろした。
案の定400は気絶した。
「さて、敵にも気づかれちゃいました…どうしようかな」

57偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:45:12 ID:???
(題名不明)
「三時だー!帰るー!酒飲むー!」
私はこの言葉を放って帰ることにした。
今日は少しはやく帰ることになっていた。少しでもないか、二時間ぐらいはやいのだから
クリスマスというのは、私にとってはもう厄介なものでしかなかった。
せめての救いは掲示板やオンラインゲームで色んな人が楽しくしていたことだった。
ああ、俺も終わりだな。なんて心で呟いた。
何時からだったか?日本がこうなったのは…
今の日本は色んな文化を取り入れすぎて太ってる。
まあ、楽しければいいんだ。それは日本人の良さでもあるのかもしれない。
クリスマスで成人式でバレンタインで…出費が痛い。
そのお陰で毎日が退屈ではない。とりあいずコンビニでケーキとチキンを買って帰ろう。
いつもとは違うものを食べてもいいだろう。…クリスマスだし
何時からかお決まりになったあのメロディがかかる
「きっとダレもこなーいー。ひとりきりのXimasイヴ。サイレンナ〜イ。ホーリーナーイ・・・」
同志がいるだけでも嬉しい。…自分が哀れになってきた。
さて、こんな事は考えずに前を見よう。…やべ、財布忘れた。
とりあいず祝おうか「メリークリスマス」

58偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:45:44 ID:???
時計の針
バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る
第二十三話「逃亡者」

「いたぞ!捕まえろ!」
「ああ、もう!財布がないとかで騒いで見つかるとかまた古臭い…」
ブツブツと呟き明は怒りそして呆れた。怒りと呆れで+−だと思われるのでよしとしよう。明のストレスだけは緩和されないが…
「財布がないッ!」
400が例のアレを振りかざす。だいたい天狗や河童など人間にやや近いモノが使う道具は人間も使える。
ただし、力ある者でなければフルパワーを出す事はできない。400が出せるのは「普通のパワー」であり、誰でも使える。
しかし、今回の400は違った。今の財布への信念だけで突き動かされている400は普通のパワーを少し超えた力を出せるようになっていた。
敵兵士達が吹き飛ばされる。銃弾を放つ前に全てを吹き飛ばす。
「財布がないッ!」
「もうどうでもいいですよ…」
明は自分のバットを発見するとあの薬を使った。
「どうせなら…!」
明は薬をバットに垂らした後に思いきり床に叩きつけた。金属と金属が擦れて発火する。それが敵兵士の体を焼き尽くす。
このままでは財布は燃えてしまう。しかし、400はそんな事考えてなかった。金という金があれば財布という財布があれば奪いつくす。
「あった!財布だああぁぁぁぁ!!!」
400が兵士のポケットから自分の財布を抜き出した。
「よし、逃げま」
明がそう言おうとした瞬間。挟み撃ちになっていた。
「その団扇でどうにかしてくださいよおォォォォォォォ!!!」
くわっ、という具合に言った。願いが通じたのか、400はちょっとカッコいい構え方をした。
「財布の恨みは…」
この構え・・・もし、某蛇がいたら「その構えにはなんのタクティカルアドバンテージもない。」と言うだろう
「あんまり無いッッ!!」
「無いのかー!」
400は団扇を振りかざすと敵兵士が一気に吹っ飛ぶ。その隙に逃げる。
走りながら明は400に言った。
「よし!もう一回後ろの敵兵士に団扇で…」
「あれ?ないなぁ」
「ああ、もう!」
久しぶりに「ああ、もう!」をよく言う。ああ、もう!が10分に一度は必ず出る気がする。
明はバットに火をつけた後に薬瓶一個を投げつけてバットも放り投げた。
兵士は断末魔を上げて滅んでいく。
咄嗟の判断であんな事をしてしまったが…武器が無くなってしまった。
「ああ、そうだ!あそこに逃げれば!」
明は400を何となく蹴り飛ばして階段を猛スピードで降りた。しかし、400がまた余計なことをしたせいで一緒に転げ落ちることになった。
「痛いです。まったく…」
「痛いですじゃないですよ!…イテテ」
「誰かいるのか?」
突然声がかかった。一瞬わからなかったが、少女の声だった。
「く、曲者!?」
「どなたですか…?」
明は声のする方へ行ってみた。
「のぅわあああぁぁぁぁぁぁぁ!!?」
「うわああああぁぁぁぁぁぁぁ!!?」
叫びだした明と少女。少女を見た明は叫び、その叫びにびっくりした少女も叫んだ。
「ぐああぁぁぁあああああぁぁぁ!!」
400が遅れて叫ぶ。しかし、しらける。
「君は」
明は少女に問いかけるが即答された。
「人に名前を聞く時は自分からって教わらなかったか?」
「あ、…えっと、僕は明で、そこにいる変なのが400ってやつです。」
「聞いたことあるような。まあ、いい。私の名前はレイミ。レイミ・クリスティア。いきなり誘拐されてこの様だ」
明は少女の方に目を凝らした。
さっきまで気づかなかったが怪我をしている。切り傷や擦り傷。
「怪我してるじゃないですか!」
「心配するな…大したもんじゃ…」
少女は顔を背けるが、明はそんな事を気にしなかった。
「これ、飲んでください。傷が早く治るはず。」
明は薬瓶を差し出した。
「・・・見ず知らずの私にいいのか?」
「ええ、薬剤師とまでは行きませんが、私の調合技術は特別なものがありまして」
「死から生き返る薬まで作れるんですよ?」
400がそこに付け加えた。
「そうか…優しいんだな」
レイミは薬瓶の中身を全て飲んだ。きっと喉も渇いていたんだろう。
明は荷物から包帯などを取り出した。

59偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:46:16 ID:???
時計の針
バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る
第二十四話「誘拐の理由」

「えっと、次の傷の箇所なんですが…」
「…すまないが後ろを向いててくれるか?」
明は後ろを向いた。400は見張りということでここにはいない。
事実上レイミと明の二人っきりだ。少しの沈黙が訪れる。
「昨日のことだった…」
沈黙を破ったのはレイミだった。
「私は朝…庭に出て新鮮な空気を吸おうとしていた。…ちょうど葵が目を離していた隙だった。私とした事がアンブレラの人間に誘拐されちまってな。
それで、私はここにいた…ってところだな。もう振り向いていいぞ?」
明は後ろを振り向いた。顔色は先ほどよりは優れたレイミがいた。それより、明はその可憐な容姿に見とれた。
「これだけじゃピンと来ないよな。私は昔…と、言っても二年前だな。その頃にアンブレラとそれなりに大きな争いをしたことがある。
それが邪魔になったんだろうな?それからアンブレラは私のところに刺客を送り込んできた。でも、その度に葵が助けてくれた?」
「葵?」
はじめて聞く名前に明は首を傾げた
「ああ、私の姉みたいな存在だな。昔からずっと付っきりだった。まあ、葵の職業は私専属のメイドってことになってる。」
「メイド?ってことはあなたは…」
「そうだな。俗に言う大富豪とか貴族だな。…一応これでも有名なんだが?」
「すいません。私そっち方面には」
「謝ることはないさ。で、あんたは?」
もう開いている牢屋から抜け出し。見張りの人間が使っていたであろう椅子に座った。明はその向い側の椅子に座った。
机にはランプに火がついており。この地下の牢屋がある部屋をてらしていた。
「ああ、僕は師匠。…あの400ってのに誘われて来たんですよ。どうせ近所か何かの不良に仕返ししに行くんだろうとか思って、バットと薬品を持って行ったんですよ。そしたら旅客機に乗ってここへ。」
「不良と戦うのにお前が作るような薬品が必要なのか?」
「念のために、ですよ。発火剤とか特製火薬とか」
レイミは微笑してこう言った。
「お前のところの不良ってのは相当怖いんだな?」
「いえ、ですから念のためですって」
それに微笑をあわせて明は答えた。
「お前、はじめて笑ったな?私の前で」
「そうですか?あはは」
「(なかなかいい雰囲気ですこと)」
「(若さっていいですね)」
「(あらあら、私はまだ20代ですわ)」
「(それは失礼いたしました。)」
影でこそこそ話している400と女。
少し前にこんな話があった。

「敵は来ませんね?ん?誰か来る?」
400はクナイを構えた。気休めにしかならないが…
「敵じゃありませんよ。出てきてください。」
「ん?あなたは?」
そこには女性がいた。戦場には不似合いだった。
「如月葵と申します。あなたは…」
〜色々会話中〜
「成程。お嬢様を探しに来て、私たちがみつけた子がその子と」
「そういうわけですので…ん?」
階段を降りた二人はピタリと足を止めた
そして、現在に至る。

「お楽しみ中失礼します。」
「な、葵!?」
「なかなかいい雰囲気でしたね」
「し、師匠!?」
二人の人間に二人は動揺した。
「ぜ、全部聞いてたんですか〜!?」
「いやぁ、若さっていいですね」
「無事でよかった。さ、これにお着替えください。」
「ありがとな。着替えまで持ってきてもらって…ちょっと外してもらっていいか?」
明と400は外へ出た。

60偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:46:46 ID:???
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バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る
第二十五話「役者は揃った」

「着替えも完了…で、武器は?」
「はい。ちゃんとありますよ。」
如月が手をかざすと宙に黒い割れ目が出る。そこに手を突っ込んでこじ開けように開けて中から銃を取り出した。
「いつものアレじゃないのか?」
「Benelli M3 Super 90の特注品です。扱い安いように軽量化と本来のポンプアクション機能を省きました。」
「M4にすればいいんじゃないのか?」
「あら、こちらの方が好みではなかったんですか?」
「そう来なくっちゃな」
レイミは12Gショットシェルを7発込めた。そして、それを片手で投げてキャッチする。
「あ?どうした?私が銃を持つのがおかしいか?」
「いや、意外だな…と」
明はそう言った。
「さて、彼らも動き出した頃でしょうし…行きましょうか!」
如月のその一言で、彼らは戦いの決意を固めたのであった。

その頃、レオン
ガナードから奪ったM16で他のガナードと対抗することになってしまった。
道中、ガナードを静かに襲い装備を奪ったが、とうとうそれもバレてしまった。
敵が集まってくるのがわかる。
「泣けるぜ…」
レオンは壁から出る度に死ぬ覚悟をした。しかし、それも一発の銃声と声によって消された。
「待たせたな!」
その声の方を見た時、誰もが目を疑ったであろう。
竹内だった。
「なんのつもりだ!?」
「すまんな!敵を騙すにはアレしかなかった!」
「神様には祈ったかアメリカ人!」
「神様に祈る必要はないぜ日本人!」
二人は同時に飛び出てガナードの頭を撃ち抜く。弱点でなくても、急所に当たればひとたまりもないだろう。
怯んだ隙を二人は逃さなかった。もう1セットという感じに攻撃する。しかし、ガナードもガナード。まだ残っていた。
「プレゼントだ!」
竹内はどこかで拾った手榴弾を幾つか投げた。ピンは引いてない。
レオンはM16で手榴弾を撃ち爆発させた。
「80点ってところだな。なかなかキレがよくなったじゃねぇか」
「おかげ様でな!」
竹内はレオンを突き放したように見えたが、逆にそれで心の迷いを和らげたのであった。

「さて、早速敵さんのおでましだ!」
レイミが冗談まじりに言った。
「武器が無いから二人に頼むことに…って師匠?」
何時の間にか消えている400。そして、次の瞬間だった。
敵の背後で回し蹴りした。しかし、敵は怯んだだけであった。
しかし、そうはさせんとチャンスを逃さない如月。ナイフを兵士の頭に投げつけ直撃させた。
「まったく、危なっかしいことするな」
「いやぁ、財布が無い」
「結局それですか!」
明がツッコミをいれる。
運よく敵にはあわずに武器庫についた。
そこには弾や武器があった。
「一応僕も武器を持って行こうかな」
明が漁っていると400が話しかけてきた。
「これ、いいもの見つけました」
「おお、それは刀…うん。これを持っていきます。師匠は何も持たないんですか?」
「この団扇だけあれば勝てる気がしない!」
「ああ、そうですか…」
レイミは弾薬を探しているようだ。12Gショットシェルを持っていってる。如月は特に必要ないということで何も持っていかないことにした。
「さて、脱出ルートを探しましょう。」
如月とレイミが引っ張るテンションに、二人はついていけるのだろうか?むしろ浮いてる気がするが不問としよう。

61偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:47:17 ID:???
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バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る
第二十六話「リボルバーの異名〜前編」

要塞の地下格納庫に行った如月達。何故ここに居るかを説明せねばならない。
武器庫を出た後に敵の部隊と遭遇。最新鋭の装備かつ大勢であったため相手にできないと退却。
途中如月の時を操る能力や明の発火瓶などを駆使して何とかまいたところであった。
「いやぁ、危なかった」
明が息を切らしながら壁にもたれた。
如月やレイミも息を切らして壁にもたれていた。ただし、400だけは息を切らしたまま倒れていた。
息が落ち着くまで誰も喋らなかったが、一番速く息を整えた如月が口を開いた。
「このままではここを動けないので私が少し見回ってきます。三人はここで待っててください。」
「私も行くぞ」
レイミはショットガンを支えに立ち上がった。
「だめです。三人で待っててください。私なら大丈夫ですから」
如月は笑顔でそう言ったが、そうはいかないと明が言おうとしたのを400が抑制した。
「この状況では単独より集団の方が動きずらい。それに、如月さんなら大丈夫でしょう。そうですよね?」
400はそうは言ったが、説得力がなかった。なにせ400はぐったりとしていたからだ。どう見ても疲れてると言わざるをえない。
「三人はここで待っててください。必ず戻ってきますから。」
如月はそう言い残して地下格納庫を出ることにした。
とりあいず隣の格納庫に侵入し、敵がいないかを確かめる。
「しまった…」
如月はそう呟いた。この格納庫には敵が待ち伏せしていた。四方を囲むように敵がいる。
今にもトリガーを引きそうなところに、それを止めるように声が響いた。
「待て!」
兵士全員が声のした方を見る。声を出した人物をみるなり全員が銃を降ろした。
「やった会えたぞ。如月葵」
「お前は…!」
その男は兵士達と同じようなカッコをしているが、階級が上であることはわかった。
「俺の名前はセイリオス…またの名をリボルバー…」
セイリオス…いや、もといシリウスがリボルバーを引き抜き如月の方へ銃口を向けた。
「ボルゾイ」
リボルバーを回しながらゆっくりと歩くボルゾイ
「何のよう?」
如月はいつでも戦えるように警戒する。
「ここに単独で乗り込んだのはお前を含めて三人だ。一人はここの最初の持ち主のオズムンド・サドラーを殺し島を脱出し、もう一人は島を爆破して脱出した。
そして、爆破されてからここの改築がはじまり現在に至る。」
「何が言いたいの?」
「単独で乗り込んだものは何れも強かった。戦闘面も強く…メンタル面もそれなりの強さがあった。お前がどうであるかを知りたい。…わかるな?」
如月はナイフを引き抜いた。
「そうだ…それでいい。いいな!誰も手を出すなよ!」
ボルゾイはリボルバーを空中に浮かせてからキャッチし、一回回してホルスターに収めて構えをとった。
如月もそれに答えるように構えた。
「行くぞ!!」

62偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:47:47 ID:???
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バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る
第二十七話「リボルバーの異名〜後編」

「俺のリボルバーがリロードされた時に生きている人間はいない!」
ボルゾイが二発連続で発砲してくる。一発はどこを狙っている?と別の方向へ、二発はダイレクトに狙ってきたが避けきれた。
「くっ!?」
葵が痛みに堪えた声を出した。なんと、ボルゾイから放たれた.45LC弾が右足を貫いていた。
右足が痺れたように震える。
「何故、足に当たったのか?と言いたそうな顔だな。俺の異名を忘れたのか?」
リボルバーの異名を取るぐらいなら、わざと外そうとしない限りあんな外し方は
「ま、まさか…!」
「そう!そのまさかだよ!俺がリボルバーの異名を取ったのはそれだけではない。跳弾だよ!」

「ほう、それがボルゾイなのか」
霧乃は島について紅と無線を取っていた。
「年齢は不詳だか相当年をくってる…そして、やつに関係する話で絶対に外せない」
「ん?」
霧乃は紅の返事を待った。
『冬の大三角形』
「冬の大三角形…?」
「うん。まず、一人目はセイリオス。またの名をリボルバー・ボルゾイ。
二人目はヴァジュラ。またの名をソード・ゴブリンシャーク。
そして、三人目はモーリス。またの名をスナイパー・フリガティーダ。
第二次世界大戦のソビエト連邦の三人の軍神とも言われた人物達よ。陸の軍神ボルゾイ。空の軍神フリガティーダ。海の軍神ゴブリンシャーク。数多の激しい戦場を潜り抜け、かつ一人で信じられない戦果をあげることができたの」
「今は?」
「さあ?ボルゾイと同じく老いてるとはおもうけど。ボルゾイは実際特殊部隊の長になったし…まあ、ボルゾイと同じく非公式だとは思うわ。
でも、三人とも第二次世界大戦の人間だから…ボルゾイ以外は隠居じゃない?」
「そうか…で、紅」
「なに?」
「いつになったら迎えが来るんだ?」
「さあ?」
霧乃は無人島の木にもたれていた。

「さあ、早く立て。10秒間の休息をやろう。」
左にローリングし、ナイフを三本構える。跳弾といっても結局は人間の技。弾が感情を持つはずがない。つまり、弾の軌道は本人が作り出す。
「さあ、行くぞ!」
ボルゾイが物陰を狙わずにやはり別の場所を狙った。左手を地面におもいっきりつき、それを軸に物陰から飛び出す。残り三発
右手に構えた三本のナイフがボルゾイを捉えた。しかし、ボルゾイはそれを.A5LC弾で弾く。
「どこ向いてるの!」
「なにッ!?」
葵はボルゾイの後ろの方へ回っていた。距離は25mほど。葵の能力の一つ・・・時を操る能力。葵はナイフを三本投げた。銃弾の残りがないあちらは防ぎようが無い。
「フンッ!」
ボルゾイが自分のコートを脱ぎ捨てる。コートがナイフをうまく弾く。
そして、コルト・シングル・アクション・アーミーの銃声が響いた。
「油断したな・・・」
ボルゾイは構えていたS.A.A.をホルスターに収めた。
「バカな。S.A.A.は六発のはず…」
葵がボルゾイを見ると床にS.A.A.が落ちている。
「気づいたようだな。中折れ式のリボルバーなどシリンダーを取り外せなく装填に時間がかかる銃は二丁持つことでそれをある程度克服することができる。」
なんと、ボルゾイはコートを脱ぎ捨てたあの瞬間に自分の持っていたS.A.A.を捨てもう片方のS.A.A.を引き抜き撃っていたのだ。
「いいセンスだ。しかし…」
ボルゾイはS.A.A.の狙いを頭部に定めた。S.A.A.のハンマーを引き起こす。
葵は死ぬ覚悟を決めた。まだ、守るべきものがあるのに。それでも死ぬ覚悟をした。体がさっきのダメージで動かない。肺をやられたらしい。
「超えることはできなかった…!」
ダァン─────

63偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:48:18 ID:???
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バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る
第二十八話「ウィリアム」

「くそっ、あんなやつ見たことない…」
腕をおさえながら廊下を走るボルゾイ。あんな化け物みたいな敵がいると基地が滅んでしまう。
その前にウェスカーやクラウザーに連絡しなければならない。私の計画がおじゃんだ。
俺は第二次世界大戦を一人で生き残るようなことをしてきたが、腕が鈍ったなんて考えにくい。運動能力を例の技術で少しは保ってるとはいえ昔よりそれは落ちてるのかたしかだ。
だが、銃の腕が鈍ったわけがない。俺はこの銃の腕だけで第二次世界大戦を生き残ったんだ…!
いや、落ち着け。よく考えてみろ。あんな動きをするやつを俺は仕留められるのか?
無理だろう…仮に腕が鈍ったとして腕が鈍ってない時の俺があんなやつを倒せるわけがない。…なにを血迷ってるんだ?
そうだ、よく考えてみろ…思い出せ…。あの時発砲したのは兵士だ俺じゃない。そうだ…
「あいつ…トリガーが引かれる前に移動していたのか…」
トリガーが引かれてから高速移動しようとしても無理だ。やるとしたら攻撃される前に動く。
そして、やつはトリガーが引かれる直前までは喋ってなかった。発砲音が聞こえた頃にはちょうどいなくなっていた。弾丸が当たった時のあの金属音がした時にはもういない。
まだ勝算はある。それよりはやく報告しなければならない。アンブレラを潰すためにも

「俺の名はウィリアム・ポール・ジョーンズだ。ちょっと前までは田舎の診療所で医者をやっていた」
手術を終えてとりあいず座れと座っている。
「何故、田舎医者がこんなところまで来たんだ?」
「初対面で失礼な事を言う。ぜいぶん気が強いんだな。昔は大学病院で働いてた。でも、ある事故がきっかけで田舎の診療所まで行かされたってわけだ。ハメられた。」
「ハメられた?」
ウィリアムは遠い目でレイミ達を見た。
「何年前の話だったか…。俺はとある患者の手術をしていた。成功するはず…いや、成功したんだ。でも、次の日だった。
その患者が倒れてな。死因は手術ミス…血管が三本ほど繋がれてなかったそうだ。…だが、たしかに俺は血管を全て繋いだ。
裁判になったが死刑とまで言われて、医師免許剥奪。だが、俺は唯一の取得を無くしてはいけないと思い院長のツテを使って医師免許を取り返した。
とても大学病院には行けなかったが、田舎医者になれただけでよかったよ。」
「誰にハメられたんですか?」
「ああ、誰だって俺をハメようとしただろうな。なにせあの時の俺の立場は…。ああ、そういえば一番可能性の高い男がいた。」
ウィリアムは立ち上がってコルトを握ってドアの方へ向けて構えた。
「ルイス・セラ」
それと同時に兵士がドアを突き破って突撃してくる。ウィリアムはトリガーを引き兵士を倒して行く。
「俺が時間を稼ぐ。次が来るだろう。はやく逃げろ」
「でも…」
「久しぶりに人を信じてみたくなった。心配するな、まだ武器ならいくつかある。」
ウィリアムは物置らしきところを開けるとAKやらベレッタがはいっていた。
「急げ!」
ウィリアムはそう言うとトリガーを引きこちらへ来る敵を足止めする。
如月達は礼を言うと走っていった。
「なんであんなこと言っちまったかな。俺もボケがはじまったか?」

64偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:48:50 ID:???
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バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る
第二十九話「デジャヴ」

俺達はハニガンに連絡を取っていた。
「ハニガン。さっき話した通りだ。」
「ええ、わかってるわ。こっちで調べたけどどうやら前大統領が関わってるみたいね」
「そうか…で、迎えはどうなってる?」
「アパッチが一機そろそろつくはずだから適当なヘリポートを探しといて」
「わかった。」
無線を切り無線機をしまった。
「ヘリポートはこっちだとよ」
竹内にしては気が効いてるとおもった。
階段を上るとヘリポートについた。嫌な予感がする。…俺の第五感が警報を鳴らしている。だが、今の俺にはその警報音はわからない。
少し待つとヘリの音が聞こえてきた。ハニガンの言ってた通りにアパッチのようだ。信号弾を放つと近づいてきた。
「待たせたな。」
アパッチは梯子を降ろしてきた。それに近づく俺。
背中に激痛が走った。生暖かい感触…
力が抜けたように倒れる…
「レオン!レオン!」
竹内の声が聞こえる。…泣けるぜ
「おきろ!レオン!」
「ん?ああ?」
目が覚めた俺はヘリポートにいた。
「おい、大丈夫か?いきなりぶっ倒れやがって…」
ん…意味がわからないぞ?俺は死んだんじゃ…
「連戦の疲れか?…それよりどうする?」
竹内が困った顔をしていた。何のことだろうか?
「どうするって…ヘリを…」
「おいおい…お前も見ただろ?さっきヘリが落されたの」
…は?
まったく意味がわからん。ヘリが落された?おいおい、まだ夢の中ってか?
だが、段々と感覚が戻ってきた。胸の底から湧き上がるこの胸騒ぎ。…そうか、思い出した。
「そうだった…な…」
俺は苦笑しながらM4をとり歩き出した。
「たしかもう一つヘリポートがあったな。そこから脱出する。」
「わかった」
どうして俺はここまで冷静でいられるんだ?
熱い雫が頬を伝ってるのが感じられた。だが、その雫はこういっている。
「死ぬな」
と…
なあ、教えてくれよエイダ
俺は何時まで生きてればいいんだ?俺は何回命が絶たれるところを見たら死ねるんだ?
「ならここで死ぬか?後悔するより前を見ろ」
竹内が後ろから声をかけてきた。何時の間にか声が漏れてたらしい。

レオン達はヘリポートについた。
運が良いことにUH-60ブラックホークがあった。
車の免許から戦車の操縦法まで何から何まで覚えさせられた。
専門職には劣るが一応ヘリの操縦はできる。
「こいつを持ち帰ろう」
竹内はブラックホークに乗り込んだ。操縦しろと言ってるらしい。
装置をいじり飛ぶことにした。
空を飛んでいると竹内が叫んだ。
「レオン!とにかく高度を上げろ!スティンガーミサイルだ!」
レオンはとにかく高度をあげることにした。ちらりと見るとスティンガーミサイルで狙いをつけてるのが見える。
「くっ、間に合わないか!?」
竹内が歯に力をいれている。
さすがの竹内もこの状況だと何も出来ないらしい。


聞こえたのは爆発音だけだった。

65偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:49:40 ID:???

時計の針
バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る
第三十話「脱出」

このまま下に行けばエアボートがあるという情報を得てから私たちは下に降り続けていた。
迫り来る敵は全て無視する。こんな時に戦う暇があるとは思えない。
それに、とても嫌な予感がする。私は知っている。こんな時はとても嫌なことがあると、こういう事は絶対に的中するのだと。
「お、ここなんじゃないか?」
その言葉に一同は足を止める。
「急ぎましょう!」
明が勢いよく扉を開けた。案の定ボートがあった。
それに乗り込もうとした時であった。
「そこまでだ!」
一人の男の声が聞こえた。

私は反射的にお嬢様を手で押した。
「いって!なにすんだ!」
他のメンバーはもう乗っている。
「早く行ってください」
私はそう言った。
「何言ってんだ!一人に…」
ボートのエンジンがかかっていた。誰かが察したらしい。
「おい!何やってんだ!」
「私なら大丈夫ですから」
後ろを振り向き笑顔でそう言い放った。ボートは動き出した。
ボートがいなくなった後にやつが口を開いた。

「何故、お前はボートに乗らなかった?乗れば逃げられたものを」
「乗ったらあなたはボートを追撃する。そうでしょう?」
「ふっ・・・」
クラウザーはそこに立ち止まったままだった。
「俺は遠距離で戦う術を持っていない。あのまま逃げればよかったんだよ。」
クラウザーはマントを脱ぎ捨てた。
寄生虫の力を解放したクラウザーの腕は禍々しい形になっていた。
「この腕はもう二度と戻らない…レオンを殺すまでとっておきたかったが…お前に使ってやる!」
クラウザーは恐ろしいスピードで寄生虫を突き出して突進してくる。当たったら体はバラバラといったところだ。

「You're motherfuckers...」

66偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:50:13 ID:???
(続き)
  時を止める。それは昔から便利だからという理由で使っていた。今は違う。人を守ることに使う。
ヤツは硬直する。そりゃ、目の前の敵がいなくなったら混乱するわな
でナイフを投げる。勿論、このナイフはアレによって作ったナイフだ。
アレは特殊なアイテムによって使える。媒体を必要とせずに鉄に90%似た物質のものを作り出す。
形は自分がイメージした通りのものになる。ナイフは私にとっては武器として使えるもので一番身近であったからだ。
イメージが一瞬でできる。ちなみにこれは精神力がけっこう必要だ。
作り出したものは私が睡眠に入ると消える。ただし、ノンレム催眠の場合は消えない。
投げたナイフはヤツへと当たる。
「その程度では俺は倒せない!」
ヤツは方向転換し、こちらへ走り出して回し蹴りをいれてくる。
私では当然受け止めることはできず、しゃがんで避ける。しかし、踵落しをいれられてしまうため、足払いをしてヤツを転ばせた。
「くっ…!」
思わず声が漏れた。やはり先ほどの傷が痛んだ。
早くケリをつけるためにそのまま時間を止めてナイフを投げようとする。しかし、やめた。拷問が一番いい。
「死ぃ・・・なに?!」
「ある一定の範囲内だけで時間を止めたの。このまま早くすればあなたの腕を骨にすることだってできる。勿論、心臓だけ止めてもいいのよ」
ナイフを投げつける。直前で止まる。
「この島の知っている情報を吐きなさい」
「ふん、お前などにふがぁっ!」
腹にナイフを刺す。
「あなたの身体能力なら死なないでしょうけど痛いでしょ?このナイフってね、変幻自在なのよ。試しに太くしてみる?」
「そんなことができるはずないだろう・・・うううぅぅぅぅ!!!??」
ヤツの顔が歪みはじめる。1mmずつナイフを大きくしていく。
「わかった。話す・・・と、言っても少ししか知らない。・・・いや、これだけしか教えられないな」
ヤツの笑った。
「この島は多くの核を持っている。そして、目標は全世界だ・・・。それともう一つ良いことを教えてやる。この島も大きな核爆弾だ・・・原子力だからな。くくく、はっはっはっ!」
ヤツのこの笑い声がただ事ではないことに気づかせた。
「ま、まさか・・・」
「そのまさかだよ!まあ、どっちみちウェスカーは俺を捨てる予定だったのさ!」
私は声が出なかった。この要塞が大きな核爆弾?
こんなサイズの爆弾聞いたことない・・・!!お嬢様は?!
「ああ、爆弾と一緒に海の藻屑。いや、塵は塵にってところだ。ああ、そうだ。
もし、これから逃げられてもアメリカの上の組織がお前を消しに来るだろうな。ま、どっちみち死ぬから関係ないか」
私はクラウザーにナイフを投げつけた。

・・・真っ白になって、時が止まった。

67偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:50:49 ID:???
時計の針
バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る
最終話「レイミ・クリスティアの日記」

【最後のページ】
あの事件から半年立つが、葵は帰って来ない。
一体どうしてしまったんだろうか?風邪はひいてないだろうか?お腹を空かしてないだろうか?
「お嬢様は私の心配よりご自分の心配をしてください」
トーンの高い。あの葵が茶化すように言う。・・・そう思えて、胸の奥が締め付けられた。
なあ、私は一体どうすればいいんだ?なんで、私は大事な人間がどんどん離れていくんだ?
いつもそうだった。私の母さんも死んだ。
「大丈夫。心配しなくてもいいんですよ。私がついてますから」
事実上かまってくれない親父・・・。母さんが死んだ時の一番の支えだった。
今思えば、もしかしたら頼りすぎた私への罰なのかもしれないな
「いいんですよ。私に頼って」
何時まで私は苦しめばいいんだ?苦しませるんだ。いつものようにはいかないのかよ・・・
こんなのは残酷すぎる。どうせなら私も一緒に消えればよかった・・・
なんで、私だけ生き残るんだ?
そんな人間は幾らでもいる。で済んじまうかもしれない。
仮にも私はまだ18にもなってないのに、酷すぎる。
私一人を置いてってなにするんだよ・・・

(血で濡れていてこれ以降は消えている。)

68偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/01/31(木) 22:51:31 ID:???
年表っぽいもの(はじめの事件を1とします。
ただのまとめなので…実際の年数とは関係ありません)

1、時計の針シリーズ第一作目 「埃と誇り」
ジョンが娘を助けに行くお話。しかし、娘は本当は捕らわれてなかった。
ジョン抹殺計画だった。
全てはここからはじまった───。

2、時計の針シリーズ 「お屋敷に住むお嬢様」
埃と誇りの一年後のお話。レイミの視点で書かれている。
戦闘とバイオネタがまったくと言っていいほどない…
(最終話のローブの人間はロス・イルミナドス教団の人間)

3、時計の針シリーズ 「二挺拳銃の…」
これも1の事件の一年後の話。
2の事件と時間列はほぼ同じ。(最終話が終わった次の日のお話。)

4、時計の針シリーズ 「お屋敷のメイド」
2と同時進行の時間。
最終話の朝…それは3の事件の第一話と時間列が同じ

5、時計の針シリーズ 「幕開け」
3の話の続き。アジトを潰す。ただそれだけ

6、時計の針シリーズ「幕開け〜2nd〜」
4とか2の続き。レイミを助けに行く。ただそれだけ

69偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:13:27 ID:???
気ちがいさんの作品↓

70偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:13:58 ID:???
〜孤独〜 5 シーズン1
~Cloudy is not Jack Krauser!~

「レオンさん、ジェームズさん!」
地下四十五階の広場で二人はαチームと合流した。
「兵士を全滅させたようだな。」
「ええ、進路を阻む者は全て。さぁ皆さん揃いましたし行きましょうか。」
敵が全く現れない。気配すら無い。
「この雰囲気…良いんだか悪いんだか…」
ひたすら進んで行くとLv80の文字が見えてきた。
突然彼らの前にモニターが出てくる。
『まずはおめでとうと言いたい。だがレベル80以上のカードキーを持ってる者が居ないのが残念だ。』
「この声…クラウディーだ!」
「わざわざモニターを出してるくせに顔を出さないとは…」
モニターに地下百階の地図が表示される。
『私の居場所が青いフロア。緑のフロアは人質である大統領の娘の監禁場所。このままじゃつまらないから全てのフロアに入れるようにしてやる。会えるのを楽しみにしてるぜ。ははははは。』
いきなり背後から発煙筒が投げ込まれた。
「残党です!」
辺りが煙に包まれる。
だがこんなものαチームにとっては屁でもなかった。
「任せて下さい。」
残党の奇襲にαチームはM4で応戦する。
あっという間に残党は全滅した。
「まだ残党が残ってるかもしれません。私たちがここを見張っているので二人は進んでください。もうすぐこの階にδチームも来るはずです。」
「任せたぜ。」

沈黙の状態がしばらく続いていたがジェームズが沈黙を破った。
「Lv100…着いたぞ最下層だ!」
「本当にこれが地下か…?地上にいる気分だ。」
天井までは100M近くあり幅も100M近くある。
正面には宝石が沢山はめられた大きな扉がある。
「クラウディーのテリトリーだからな。派手なもんだろ。」
「褒めてどうする…地下八十階で見た地図によるとこの扉の向こうにクラウディーがいると。」
扉が自動で開く。
「どうする…」
「今更になって怖じ気づいたかジェームズ。選択の余地は無いぜ。後ろを見ろ。」
後ろからは針のついた壁が迫ってきていた。
「わああああ。」

「よく来たな。」
「奴がクラウディー…」
「そうだ、奴が『闇の雲』のボス。」
黒いマントを被った男。レオンはこの姿に見覚えがあった。
「俺がクラウディー、いやクラウザーと言った方が良いかな。俺はジャック・クラウザー。久し振りだな、レオン。」
「クラウザー…本当にお前なのか?」
「騙されるな、そいつは偽物だ!」
レオンの横にもう一人のマントを被った男が現れた。
「そいつはジャック・クラウザーなんかじゃない!」
「ふん、邪魔が入ったか。まあ良い。どちらにせよ貴様らは死ぬんだからな。来い、レイニー!」
「お呼びかなMrクラウディー。」
「奴らを殺せ!」
「おいおい、レオンが倒したんじゃないのかよ? 殺さないからこんな事に…」
「馬鹿な…レイニーは…」
だがレイニーは二人ではなくクラウディーに近づく。
「何をしている…き、貴様!」
「悪いがあんたももう終わりだ。」
体中に手榴弾を巻き付けたレイニー。そして一つのピンを抜いた。
「レオン、あんたとの勝負楽しかった。久し振りに燃えたよ。ジェームズ、お前の判断は正しかったな。今度ばかりは見直したぜ。じゃあな二人とも…俺は罪を償う!」
轟音と共にレイニーは灰となった。
「レイニー!」
「レオン…ここにいても仕方ない。大統領の娘を助けに行こう。」
「こいつの事か?」
マントを被った男が既にアシュリーを連れてきていた。
レオンを見つけたアシュリーは彼の腕の中に飛び込む。
「レオン!」
「アシュリー、遅れてすまなかった。」
「良いの。レオンが必ず来るって信じてたから。」
「俺たちは外そうか。」
「そうだな…」
ジェームズとマントの男が部屋をあとにした。
「なあ、どうしてあんたはレオンを助けた?」
「人を助けるのに理由はいらない。強いて理由を挙げるなら一年前の借り…とでも言っておこう。」
「じゃあ、名前は?」
「死者に名前など無い。俺は…俺は二度死んだ。」
「はぁ…でもさぁ二度死んだって……」
次の質問を答える前にマントの男は姿を消した。

71偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:14:29 ID:???
〜孤独〜 6 シーズン1
~It will be rainy and sunny and end of the road~

「マントの奴はどうした?」
「消えちゃったよ。なんかあいつ過去に二度も死んでるらしいぜ。」
レオンの頭に一人の男が浮かぶ。
「…ジェームズ、ありがとう。」
「何をそんな…改めてそんな事言わなくても。俺だってレオンに感謝してるぜ。」
「皆さん、δチームが爆弾をセットします。直ちに退避して下さい。」
「了解! よーし、アシュリー、ジェームズ、上まで競争だ!」
レオンが勢い良くスタートして階段を駆け上がっていく。
「おい、ずるいぞ!」
後から2人がレオンを追いかける。
「我々も参加します!」
αチームの隊長までもが参加した。
「これは隊長命令だ、あの3人よりも先に地上へ出ろ!」
「そんなぁ〜無理ですよ〜」
「ウダウダ言ってないで行くぞ!」
「隊長、爆弾を仕掛け終えたδチームが我々にもう追いついてますよ!」
「な、なんと! これはまずい…」
δチームの隊員が次々とαチームを抜かしていく。
「最前線で戦うαチームがこの程度とは…」
「うるさい!」
Lv20の文字が見えた途端にスパートをかけ始めた。皆これまでの四倍以上の速さで階段を駆け上がっていく。
「光だぁ、地上だぁ!」


地上ではβチームが待機している。
「誰か出てきます。あれは…女性ですねぇ。おっと一位は大統領の娘アシュリーさんです!」
続いてレオンとジェームズが同着、その一分後にδチーム。遅れてαチーム。
「アシュリー、どこでそんな体力を…」
「一年前の事件以来毎日欠かさずに走ってるのよ。」
「レオンさん、ジェームズさん、アシュリーさん、迎えの車を用意しました。」
「俺が運転していくから大丈夫だ。仕事の後ぐらいゆっくりしろ。じゃあまた。」
「ありがとうございます。」

「さてと、どっかで飯喰っていくか。」
「じゃあレオンの奢りということで!」
「待てよ、俺はそんなに金が…」
「賛成!」
「アシュリーまで賛成しやがって。仕方ない、今日だけだぞ。」
三人は近くのレストランで食事を取った。
皆かなり腹が減っていたようで喰いっぷりは凄まじかった。
「今度は誰が一番喰えるか勝負だ!」
「望むところだ!」
「こう見えても胃袋はデカいんだから!」
一時間してジェームズが潰れたがレオンとアシュリーはペースを崩さない。
「無理しなくて良いのよ?」
「お前こそな!」
二時間経つと流石にペースが落ちてきた。
「うぇっ、もうギブアップ…」
「俺の勝ちだな。」
しばらく休憩してから店を後にする三人。
外では雨が降っていた。しかし空を見上げると雲一つ無い快晴が広がっている。
「サニー、レイニー…きっとあいつらだ!」
「あぁ、だろうな。あの二人が居たから今の俺たちがある。それを忘れちゃいけない。」
「一生忘れないぜ。」
いつまでも眺めていたい景色だったがそうはいかない。帰るべき場所に帰らねば…
「ジェームズ、家まで送っていってやるよ。」
「助かる。」
数十分後、彼の案内で家に着いた。
「レオン、お前に出会えて本当に良かった。」
「俺もそう思っている。また機会があったら会おう。」
ジェームズを残して二人は家を後にした。
「俺たちも帰ろうか。」
「ええ。」

それから一週間後。
ピンポーン
「待ってろ。」
こうなる事を予想してなかった訳じゃない。予想したくなかっただけだ。出来るならこの
まま平凡な日常生活に戻りたかった。でももうそれは叶わぬ夢になってしまう。大きな組
織が壊滅したという事件に関与した人間がタダでいられる訳が無い。
ガチャ
せっかく助けてもらった命なのにな…すまないレオン。
今からそっちに行くからな、サニー、レイニー。
静かな家に銃声が響き渡った。

72偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:15:00 ID:???
退屈な少年の夏休み②前編

二人の願いは届かず目的地にはすぐに着いた。
「ここです。」
「お寿司屋さんですか?」
「ええ、香織や佐藤君、楓とよく帰りが遅くなった時に寄るんですよ。」
『寿司処魔愚魯』
暖簾をくぐると広い店内に客が数十人。
店主らしき男が迎えてくれた。
「いらっしゃ…(か、彼女は!)」
「あれ、気ちがいさんじゃないですか!」
「不知火さん! それにク、クドゥーさん!!」
「あのぅ〜お言葉ですけど工藤ですぅ。」
「こりゃ失礼。工藤さん!!」
「気ちがいさん、なにも言い直さなくても…」
「これまた失礼しました。二人共、学校帰りですかぁ。」
「えぇ、まぁ。もしかしてあなたここの店主ですか?」
「い、いえ、俺はただのバイトです。」
「では握ってもらえますか?」
「ネタは?」
「勿論マグロで! 沙希さんはどうします?」
「(沙希さんだなんて…)……え、あっ! 私もマグロで!」
「マグロ、ご期待下さい。」
手際良く寿司を握る気ちがい。
「へい、お待ち!」
「レディファーストで。沙希、先どうぞ。なんちゃって。」
「し、不知火さん…は、恥ずかしいじゃないですかぁ。」
「すいません。どうぞお先に。」
「……ぁ、あのぅ……」
沙希が気ちがいの耳元で小声で囁く。
「……わさび苦手なんですよ、わさび抜きにしてもらえません?……」
「あわわわわ、わ、分かりました。(近い! ヤバいよ!)」
「不知火さん、先食べて下さい。工藤さんトイレ行きましたから。」
「で、でも…」
「大丈夫ですって。彼女の分は後で握りますから。」
それから不知火が食べ終わった頃に彼女は戻ってきた。
「美味しかったです! 沙希さんも食べてみて下さい。」
「いただきます。」
(か、可愛い!)
(可愛すぎる…)
彼らにとって寿司を頬張る彼女の姿もたまらないんだと思う。
「本当、美味しいですね!」
「そう言っていただけると嬉しいです。」
そこへ宅配便が来た。
「印鑑お願いします。」
「はい、ご苦労様。」
配達人が出ていくのを見計らって客席にいた男が叫びだした。
「全員金を出せ! それは爆弾だ、応じない場合は爆発させるからな! 逃げても…こいつで撃つぞ。」
男の手には銃が握られている。気ちがいはカウンターの下で爆発物の分析をしていた。
するとスーツを着ている男が手話で何か問いかけている。
だが気ちがいは喋れない訳じゃない、通じるはずが無かった。
「……その爆発物は本物か? ですって……」
沙希が小声で伝える。
「……手話……じゃあこれは偽物だって伝えてください……」
この爆発物はただの水が入ったペットボトルだった。
「撃てるものなら撃ってみろ。」
挑戦的な態度をとる男…手話の男だ。
「ば、馬鹿野郎! 死にてぇのか!?」
「だから撃ってみろって。」
この男に勝算はあるのだろうか。
爆発物は偽物でも相手は銃を持っている。
「来ないなら…行くぞっ!」
手話の男は撃つことを躊躇っている男に突進した。
壁に打ちつけられる男、その横に銃が落ちた。
それを拾う手話の男。
「やはりな、偽物か。」
男が持っていた銃は市販のエアガンに色を付けただけのものだった。
それからしばらくして警察が来て男を連行した。
「沙希さん手話出来るんですねぇ。」
「はい、父親が病気で倒れた時から喋れなくなったみたいでそれから勉強するようになりました。」

「助かりました。ありがとうございます。お名前は?」
「首領とでも名乗っておきますか。」
「俺は気ちがいです。またこの店を宜しくお願いしますね。」
「ここのマグロ旨かった。では。」
首領は帰り際に沙希に向かって手話で「隣の男性は?」と聞いた。不知火の事だろう。
沙希も手話で答えたが彼女が何と答えたかは不明である。

73偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:15:32 ID:???
退屈な少年の夏休み②後編

「首領さんは何て言ってたんですか?」
「隣の男性は? って聞かれました。」
「何て答えまし…」
「あ、駄目です。内緒ですからね!」
不知火の質問は沙希によって遮断された。
「じゃあそろそろ帰りましょうか。」
「あっ、はい。えっといくらですか?」
「735円になります。……でも結構ですよ、俺が経営してる訳じゃないですし。いくら損害を与えようと問題ありません……」
「じゃあお言葉に甘えて! ご馳走様でしたぁ!」
「ご馳走様でした。」
「またどうぞ〜。」

店を後にした二人はまだ賑わっている商店街を抜けて静かな住宅街に着いた。
「あの〜、私重かったら降りますよ…」
「えっ? 全然重さを感じませんよ。気にしないでください。」
「そうですか。あ、あとこの先に見晴らしの良い公園があるんですけど行きません?」
「はい、是非!」
彼女の言うとおり公園からは街全体が見渡せる程見晴らしが良かった。
光が点々と見える。
二人はベンチに並んで座った。
「……」
「……」
「……」
「……」
静かで冷たい空気が流れる。
「……不知火さん。」
不知火が振り向くと目を瞑った沙希の顔が目の前にあった。
「え……」
月明かりに照らされた二人の影が重なった。

(不知火視点)
不意打ちを食らっちゃいましたね。
まさかキスとは…
ヤバいですよ。
あぁ、もう駄目です…
意識が…(バタッ)

(沙希視点)
あ、気絶しちゃった。
どうしよう、気絶させるつもり無かったのに…
家まで運ぶにしても彼の家は分からないし。


そして色々あった一日も終わり夜が明けた。


(不知火視点)
ここは…
確か私は沙希さんの…
え、沙希さん!?
じゃあもしかしてここは彼女の家ですか?
あ、彼女がこっちに来る!
もう少しこのまま寝たふりで。って沙希さん寝ちゃいましたね。


(沙希視点)
不知火さん疲れてるのかな?
もう朝食はできてるんだけど。今から弁当を作らないと…
あ、不知火さんったら寝相悪いんだから。
毛布掛け直さないと風邪引いちゃうね。
はぁ、私もなんか疲れてきちゃった…


『さぁ朝ズバッ!!今日の八時またぎは……』
「はっ! もう八時ですか、私としたことが…あれ? 沙希さん?」
沙希の姿が見当たらない。
だが辺りを見渡すと真横に寝ている沙希が視界に入った。
「沙希さん…可愛い寝顔ですねぇ…って聞かれてませんよね?…こんな事している場合ではない! 沙希さん起きて下さい! 沙希さ…」
沙希が突然不知火に抱きついた。
「……私は抱き枕じゃないですって…起きて下さいよ!」
「ぅうん…? はっ、私は…」
「あのぅ、私は抱き枕じゃないです。」
「ご、ごめんなさい!」
「いえ、良いんですけど。それよりもう八時ですよ! 遅刻しちゃいます!」
「うぅーん、こういう時は…」
沙希が電話の受話器を取る。
「もしもし、先生ですか? 工藤 沙希ですけど。体調不良の為、休みます。あと不知火さんも休むそうです。風邪だとか…」
「分かりました、お大事に。」
「えっ? 欠席ですか。」
「もう恥ずかしい思いはしたくないですから。」
「はぁ。そういえば昨日の事ですけど…」
「あ、あの時はす、すいませんでした!」
「いえ、その事ではなくてその後の事です。どうやって私をここまで運んでくれたんですか?」
「この家まで歩いて数分の距離だったので背負って運びました。」
「背負ってですか!? 申し訳ない事をしてしまいましたね。すいません。」
「いえ、私だって…」
二人は学校をサボり楽しい一時を過ごした

74偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:16:02 ID:???
〜孤独〜 Epilogue シーズン1
~There is no happy ending in the world~

仕事が無くなり落ち着いたところで休暇を貰ってドライブ。
「ねぇ、レオン! まだ着かないの?」
「…なけるぜ…」
いつからかレオンは大統領の娘にコキ使われるようになっていた。
「後ろの車…私達を追ってきてない?」
娘を傷つけたら…大統領の事だ。うるさいに決まってる。
厄介事だけは御免だ。
「アシュリー、しっかり掴まれ!」
「ええ!」
スピードを上げると案の定、後ろの車もスピードを上げて追いかけてきた。
それだけではなく窓から顔を覗かせている。
どうやらタダでは帰してくれないらしい。
幸い相手の銃はマシンガンでなければライフルでもない、ただの拳銃だ。
運転はアシュリーに任せてレオンは車を何とかすることにした。
「運転は任せたぜ。」
「はぁ〜い。」
後部座席の窓からAKを車に向けて乱射したが相手も馬鹿じゃない。
咄嗟に顔を引っ込めた。
数十発は当たったようだが何ともない。
どうやら防弾仕様らしい。ならば…
足元に置いてあったケースを開けてライフルを取り出す。
「任務は失敗に終わりました。相手はCIA最強のエージェントでした、とでも上の奴に言うんだな。」
レオンの構えたライフルの照準が車のタイヤを捉えた。
そして数発の弾が四つのタイヤを全て貫通、少しずつスピードを緩めながら車は止まった。
「やったわね、レオン。」
「ああ。運転代わろうか?」
「いや良いわ。さぁ飛ばすわよ!」
「…なける…っ!わぁっ!」
アシュリーはこんな乱暴な運転を何処で覚えたんだろうか…
「お、おい、アシュリー、検問だ!」
この展開…嫌な予感がする。
「あぁぁー止まれないわ…」
クラクションを連発しながら検問所に向かう二人を乗せた車。
「そこの車、止ま…」
一瞬にしてバリケードを破壊して検問を突破してしまった。
「また大統領に怒られちまうよ。面倒だな。」
「私が何とかするから。あぁ会場に着いちゃったわ。」
何とかなる訳がない。
「俺は向こうで待機してるよ。さぁ行ってこい。」
そう、今日は大統領の娘アシュリーの演説会なのだ。
緊張を隠せない様子だが大丈夫だろうかとレオンは心配している。

『史上初の次期女性大統領候補のアシュリーさんです!』
アシュリーの登場と共に歓声が沸き上がる。
「えっと、アシュリー・グラハムです。私が大統領になった暁には…」
演説は順調に進んでいるようだ。
だがレーザーサイトがアシュリーを捉えた。
「危ない!」
それに気付いた一人の警備員がアシュリーの前に飛び出した。
「何!?」
ダーンダーンダーン!
キンキンキンキン!
観衆から歓声が上がる。
どうやら彼ら、これが何らかの演出だと思ってるようだ。
「あ、ありがとう。」
お礼を言ったのも束の間、背後から一発ライフルが放たれた。
辺りに鮮血が飛び散る。
一気に歓声が悲鳴に変わった。
弾はアシュリーを貫通していたのだ。
「アシュリー!」
レオンはすぐに現場へ向かったが頭を撃たれアシュリーは即死していた。
そして次はレオンをレーザーサイトが捉えた。
「どけっ!」
警備員がレオンを物陰に突き飛ばす。
ダーン!
レオンが顔を上げた時には既に警備員は倒れていた。
「おい、しっかりしろ!」
「そういえば…あの…ジェームズって…奴が…自宅から…遺体で…見つかった…らしい。」
「ジェームズ…」
「これで…一年前の…借りは…返し…た…」
「一年前?…まさかお前…」
借りを返して死ねるなら本望だ。一年前爆破された孤島の中から俺を見つけ出してくれたのはお前だったな。正直驚いたよ。敵対心剥き出しの俺を助けたんだからな。ありがとう…願わくばレオンに一握りの勇気と希望を……。
「…」
目の前で息絶えている警備員はレオンの旧友であり戦友、紛れもない彼だった。
「クラウザー!」
この世にハッピーエンドなど存在しないのかもしれない…

75偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:16:39 ID:???
〜孤独〜 Prologue シーズン2
~Back into the darkness~

仲間を失い孤独となったレオン。そんな彼を見たある組織が彼に声を掛けた。その組織の名は『PAA(Police And Agent)』 名前の通り警察とエージェント、二つの職をこなす集団だ。
「アルファーチームに出動要請。隣街の中心で暴動が起きていると市民からの通報だ。」
「オーケイ、準備が出来次第現場に向かう。」

「ジョン、ハリー、ペス、エリック…全員揃ったか? 出発するぞ。」
「待て、ライト。エリックの姿が見当たらない。」
「奴の事だ、どうせ腹痛だろ。後から来るさ。さぁ行くぞ。」
現場までは軍用トラックで十分程度で着いた。
「おい、何があったか知らないがやめるんだ!」
ライトが必死に呼びかけるが反応する者がいない。彼をあざ笑うかのように暴動はひどくなっていく。流血し、倒れ込む者まで現れた。
「今すぐやめるんだ、さもないと撃つぞ!」
ジョンが叫びながら怪我人を運ぼうと倒れ込んでいる女に近づく。
「おい、意識はあるか?」
だが反応が無い。その代わり彼に牙を向いた!
「うわっ…や、やめろ! 離せ!」
「ライト、ジョンが噛みつかれているぞ!」
「何やってるんだ…せーので引っ張るぞ。せーの!」
ライトとハリーが女とジョンを引き離そうとするがなかなか離れない。そうしている間にもジョンの肩の奥深くにに女の歯が入り込んでいく。
「この野郎…」
肩を噛まれながらも拳銃を抜き取り女の足を撃った。やっとジョンの肩を噛みつくのをやめた。普通なら足を押さえて倒れ込むところだが女は倒れない。
「お、おい…何だよこいつ…」
「下がれジョン!」
ハリーがジョンに肩を貸し後退し、のろのろと近づいてくる女にライトがM4を向けた。
「来るな!」
M4から放たれる弾丸が女の体中を貫き女は倒れた。
「はぁ、はぁ、さすがに死んだか…」
ライトの背後から男がのろのろと迫ってくる。
「ライト危ない!」
ペスが男に向けてM4を乱射する。男も体中を撃ち抜かれて倒れた。
「撤収するぞ!」
ライトの号令と共に死んだはずの男と女が起き上がった。
「あれだけ撃ってもまだ生きてやがる。もはや人間じゃない、化け物だ。」
不死身の相手が追ってくるとはいえスピードは速くない。四人は走って軍用トラックの元へ向かった。
トラックの中で手当てを受けるジョン。
「おいジョン、大丈夫か? 顔色が悪いぞ。」
「大丈夫…だ…かゆい…」
「痒い? こんな時に呑気な事を。」
「俺がジョンを看ておくからハリーとペスは公衆電話を探して本部にこの事を伝えてきてくれ。無線機を逃げてくる時に落としちまったみたいだ。」
「了解。」

公衆電話を見つけるのには苦労しなかった。何故ならトラックが停めてある路地を右に曲がったところという至近距離に公衆電話があったからだ。
「こちらアルファーチーム隊員ペス。」
『こちら司令塔イワン。何故公衆電話からなのか気になるが良いとしよう。暴動は無事鎮圧出来たか?』
「奴らは…ハリー、撃て撃て! バババババ!」
『どうした?』
「ただの…暴動で…なかった模…。来るな来るな!…わああああっ!…ダン、ダダダダン…」
『おい、どうした? ペス、応答しろ!』


「ペスとの連絡が途絶えた…街で何が起こっているというんだ…」
「ブラボーチーム出動準備完了。」
「アルファーチームの救出が今回の最優先任務だ。発砲許可も出ている。」
PAAでは初の任務だというのに過去の経験などからブラボーチーム隊長に就いたレオン。
「ルーク、ニコラス、アーノルド、キース…全員居るな?」
「待ってくれ!」
「エリックじゃないか、また腹痛か?」
「その通りだ…ブラボーチーム出動か? 腹痛のせいで行き損ねたから同行させてもらうよ。」
こうしてPAA初の任務、三度目のバイオハザードがレオンを出迎えることとなった。

76偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:17:15 ID:???
バイオハザード4 Another story ①
指し示された地図を見ると異動先は現在地から数キロ離れた場所にあり車で飛ばせば数分で着くような距離だ。
何故こんな近場に異動なのかと疑問に思いながら男は上司を睨みつけた。
「何か不満でもあるのか?」
「いえ、何も。」
この上司が日頃からのストレスの原因だったという事を改めて実感した。
いつか他者に恨みを買われて殺されるんだ、そう思うと笑いがこみ上げてくる。
そして遂に耐えきれなくなった男の顔が緩んだ。
「早く行け! 二度とその面を見せるな!」
血相を変えて上司がオフィス内に怒声を響き渡らせる。
笑われる事を嫌う彼の逆鱗に触れてしまったに違いない。
面倒を避ける為に男は足早にオフィスから出た。
「まったく、言われなくても二度と面を見せるつもりはないのによ。大体なんで近場の会社に異動なんだよ。」
独り言をぶつぶつ言いながら男がエントランスホールを歩いていると受付の女が声をかけた。
「マイク、聞いたわ。異動だってね。一体何をやらかしたのよ。」
「俺は何もやらかしちゃいない。お前こそこの先ヘマはするなよ。」「私は平気に決まってるでしょ。あなたこそ向こうで周りの足を引っ張らないようにね。」
マイクはその場をそのまま立ち去ろうとしたが女が彼を引き寄せて小声でつけ足した。
「後で電話する。」
しかし翌朝になっても電話は来なかった。これまでに無い不安に駆られたマイクは電話を掛けようとするが携帯が見つからない。
「確かここに置いたはずなんだけどなぁ…って遅刻しちまう!」
家の外に出た時、中で電話が鳴った気がして部屋に戻った。
さっきまでは無かったはずの場所に携帯が置いてあり、確かに鳴っていた。
「はい、もしもし。」
「私だ。」
会社に向かって車を走らせながら電話に出るとかつての上司の声が聞こえてきた。
もう関わるはずのない彼が電話を掛けてくるという事は何かあったに違いない。
「実はブラウンが今日は出社してないんだよ。彼女に限って無断欠勤はないと思うんだが…」
「俺も昨日後で電話するって言われたきりで。何かあったんでしょうかね。」
「かもしれん。何かあったらまた連絡する。もう出社時間だったろ?」「はい、失礼します。」
電話を切ってからしばらくして会社が見えてきた。
会社の前に車を停めると専属のガードマンが一礼して出迎えてくれた。「マイクさんですね。社長がお待ちです。」
ガードマンに促されて中に入るとかつての勤務先よりも数倍広いエントランスホールが視界に入る。
「さあ、こちらへ。」
エントランスホールから階段で三階まで上がり、そこからエレベーターで五階まで上がった。
「ここです。」
エレベーターの正面に社長室はあった。
そこへ別の男が現れる。
「メインシステムがやられたようです。来てください。」
「分かった。マイクさん、私はメインシステムの調整に行くのでこれで失礼するよ。」
「ありがとう。」
マイクはガードマンに礼を告げると扉をノックして社長室へと入っていった。
「失礼します。」
「ほほぅ、君がマイクか。イメージとしては柄が悪そうな感じだったがまあ良い。チャールズだ、よろしく。」
部屋には特に目立ったような物は無く、ごく普通のようだ。
ただ一つ気になる物があった。
「よろしくお願いします。あ、失礼ですがあの中身は何なんでしょうか?」
マイクはガラスケースの中に入っている箱が気になって仕方がなかったのだ。
「これか。この箱の中には最近開発された軍用ヘリが格納されている格納庫への入り口を開けるスイッチが入っている。そうだ、君のパートナー的存在となるウェンの所に行ってきたらどうだ?」
「分かりました。失礼します。」
周りの職員から得た情報によるとウェンはエントランスホール受付にいるらしい。マイクはエントランスホールへ向かった。

77偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:17:51 ID:???
バイオハザード4 Another story ②

マイクがエントランスホールに着くと男が寄ってきて声を掛けた。
「マイクか? おっと人違いだったら失礼。」
「あんたがウェン?」
「ああ、これからよろしく頼む。」
「よろしく。」
「そういえばエージェントがこの間、消息を絶った大統領の娘を小さな村に捜しに行ったらしいな。」
「その話は俺も聞いている。」
「予定では到着から一時間後に無線で本部に連絡を入れるらしいんだが…五時間経った今もまだ連絡がない。ところで何故お前がここに異動命令を出されたか分かるか?」
「何が言いたい?」
ウェンは煙草を取り出したが肝心のライターが見つからない。
マイクは頷いて煙草に火をつけてやった。
「助かる。さっきの問いの答えだがお前のかつての上司が現場でマイクに活躍させてやれと。」
「上司が? 何かの間違いじゃないか?」
「いや、本当だ。いつ出動命令が出るか分からないから寝ておいたらどうだ。」
「あんまり信じられないがそうするよ。」
ウェンと別れて社員用の個室に入りマイクはベッドに倒れた。
突然胸騒ぎがしたマイクは目を覚ます。
時間を見るとまだ夜中の二時だった。
窓からベランダに出て外の空気を吸ってから再びベッドに戻る。
夜は明けて既に日が照っている。
マイクが携帯を確認すると五分前から十回程度着信があり、相手は上司だった。
「おいマイク、大変だ!」
ウェンが個室に入って来たと同時に再び携帯が鳴り出した。
マイクはウェンを無視して電話に出る。
「もしもし。」
「マイク、私だ。昨日の話だがブラウンが見つかったぞ。瀕死の状態でな…」
「どういう事だ……彼女に何があったんですか?」
「至近距離から数発銃撃を受けていた。数時間前に病院に搬送されて今緊急手術を受けているが今後どうなるか分からない。そばにいてやってほしい。」
「分かりました、すぐ行きます。」
電話を切ったマイクが部屋を出ようとするとウェンが立ちはだかった。
「ウェン!」
「マイク、分かっているよ。でも指令が出た…さっきメインシステムが復旧して一時間前に救援要請があった事が確認されている。それに衛星カメラがエージェントを捉えた。彼を援護しに行くんだ。場所は…」
再び電話が鳴り出してマイクは出た。
「指令が出たそうだな。」
相手はまたしても上司。マイクは一秒でも早くこの場から去りたいという気持ちを抑えつつ言った。
「俺は…どうすれば?」
「ここは私に任せて君は行ってこい。」
それだけ言って上司は電話を切った。
「社長がお呼びだ。」
「ああ。」
とりあえずブラウンの事は任せてマイクはウェンに続いて社長室へと向かった。
「マイク、早速だが…」
社長があのガラスケースに入ったスイッチを押すと本棚が横にスライドして道が開かれた。「君にはこの先にある軍用ヘリを使ってエージェントを援護してもらう。彼の現在地は孤島の要塞。いくらエージェントでも単独での攻略は難しいからな。」
「俺はここからマイクに孤島の位置や色々な情報を送る。」
ウェンは隅にある古いデスクに座ってパソコンを開いた。
「君、確かヘリの操縦は得意だったね?」
「はい。」
社長はマイクに微笑みかけると彼をヘリまで誘導した。
「健闘を祈る。」
「では。」
軍用ヘリが上空に向けて飛び立つ。
『こちらウェン。そのまま南に進めば孤島が見えるはずだ。』
「あとどれくらいだ?」
『飛ばせばおよそ五分程度で要塞上空へ着く。』
「了解。早く任務を遂行したいんだが…」
『焦りが失敗を招く。そのような感情は今は捨てろ。』
早く任務を遂行したいというマイクの願いの裏には二つの意味が込められてた。
病院にいるブラウンが気がかりで一刻も早く彼女に会いたいという願い、そして任務を遂行した時に味わえる達成感を身をもって実感したいという願いだった。

78偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:18:27 ID:???
バイオハザード4 Another story ③

『エージェントの情報を確認するぞ。名前はレオン・スコット・ケネディ。数年前、彼がRPDに配属された当日に起きたバイオハザードでの生存者でもある。』
「ふむ。相手の情報は?」
『相手はガナードと呼ばれている。見た目は人間だが体内に寄生虫を宿しているから注意が必要だ。』
「オーケイ、今要塞がはっきりと視界に入ってきた。どうやら全兵力をここに動員してるらしいな。」
『君から見て左側のテントの辺りにエージェントがいるはずだ。幸運を祈る!』
ウェンが無線を切るとマイクはヘリのライトでテント付近で身を屈めているエージェントを照らして無線連絡を図った。
『やっと来たか。』
「遅くなってすまん、援護する。」
マイクは強引にもヘリ本体をタンクのような大きな建物に引っ掛け、お構いなしにそのまま前進する。
建物は倒壊し、辺りのガナード達は無残にもその下敷きとなった。
さらにヘリに装填されているガトリングを四方八方に乱射し、何かの燃料に引火させて大きな爆発を起こした。
『スゴいので来たな。』
「俺はマイク。よろしくな。」
マイクが軽く自己紹介を済ませるとエージェントも負けじと動き出し、迫り来る敵に弾丸を浴びせる。
だがすぐにガトリングで狙ってくる男に進路を阻まれてしまった。
そこへ敵を一掃していたマイクが現れ、苦戦しているエージェントを確認するとすぐさま装填されているミサイルをガトリングの砲台に放った。
「やったぜ!」
そのミサイルが強大な威力を誇っている事は跡形も無くなった砲台を見れば分かる。
さらにエージェントの進路を塞いでいる建造物を破壊して道を開いた。
しかしエージェントが進めるようになったは良いがその先の砦の上からガトリングの砲台を使って撃ってくる男がいて思うように進めない。
ここでもマイクは難なく砦のガトリングを倒し砲台を破壊した。
「やったぜ!」
エージェントが突入した要塞は以前の所とは比べて範囲が狭い為、マイクがヘリのガトリングで一掃するには持って来いの地形だった。
正面に見える扉のロックは解除されている。
エージェントはそこへ走ったが何者かによって扉は再びロックされてしまった。
ロックを解除するには扉の両サイド二階部分にある二つスイッチを押さなければならない。エージェントが二階に上がると戦闘員が左右に設置されていた砲台よりガトリングを乱射し始めた。
それによって彼はその場に伏せているために身動きがとれない。
そこでまたしてもマイクが援護射撃をしてまずは要塞の右手のガトリングを破壊。
「やったぜ!」
次いで左手のガトリングも破壊した。
もはや制圧されているに等しい要塞にトドメを刺さんとマイクはミサイルを再び放ち正面の扉の上部を破壊した。
「やったぜ!」
だがしばらく進むとエージェントは敵に囲まれた。
完全に包囲された彼は為す術も無く、その場に佇む。
だがそこへマイクのヘリが現れた。
「伏せろ!」
マイクのガトリングは次々と戦闘員たちを貫き通し、あっという間に群がる敵はその場に平伏した。
一難去りホバリングをしてエージェントと会話をするマイク。
「帰ったら一杯やるか。」
「いい店があるんだ。」
だがその約束は交わした直後に永遠に実現しないものとなった。
直後に潜んでいた戦闘員がマイクのヘリに向けてロケットランチャーを放ったのだ。
「マーイク!」
崩壊するヘリの中で熱さを感じながらマイクが最期に聞いた声はエージェントレオンの声だった…

79偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:19:07 ID:???
バイオハザード4 Another story ④

『ガガ…ガ……ガ……プチッ。』
無線機から大きな爆音が響いたのを本部にいたウェンと社長は聞いた。
病院で手術を無事終えたブラウンは数十分で目を覚ました。
「ブラウン、良かった。」
上司は目覚めた彼女に声を掛けたが彼女にその声は届いていなかった。
ブラウンはただ窓越しに降っている雨に不安を募らせているばかりだ。
「マイク、どうした? 応答しろ。マイク!」
「何が起きたんだ。」
「この状況から我々は最悪の事態も想定しなければなりません…」
爆音がしてその上、無線が切れた時点でヘリが堕ちたと考えるのが妥当だろう。
とりあえず正確な情報を得る為にエージェントの本国帰国を待つ。
マイクの安否はそれからだと言う社長。
しかしウェンは待ちきれずに衛星カメラでマイクを探し始めた。
「今、衛星カメラで要塞付近を見ていますが……!!」
その場に崩れて唖然としているウェンの異常に気づいた社長チャールズは衛星カメラが映し出した悲惨な光景を目の当たりにした。
「これは…最新鋭のヘリ。ということはやはり彼は…」
一時間前に飛び立ったヘリは崖の下に墜落しており、今もまだ火を噴いている。
「破損状況からして恐らく…」
それから二時間後に大統領の娘を奪還したエージェントが本国へ訃報と共に帰還した。
だが遺体こそは見つかっておらず、決定的な証拠が無いままマイクは殉職として処理された。
チャールズはウェンの意向により調査部隊を墜落現場に派遣をしたがやはり遺体が見つかる事はなく、さらに彼の死を否定するような出来事が起きた。
マイク殉職から一週間が経ち、悲しみに暮れていた社長チャールズや同僚たちも少しずつ立ち直ってきた。
あれ以来ウェンは仕事に力が入らずオフィスでくつろぐのが日課になっている。
そして今日もオフィスでくつろいでいた。
「ウェン、大変だ…来てくれ!」
普段は社長室から滅多に出ることのない社長のチャールズが青ざめた表情で彼を訪ねた。
「社長、顔色悪いですけどどうしたんですか?」
「彼だ…マイクが…」
一方、最愛の人を失ったブラウンはマイクとの思い出の品をかき集める為に部屋の掃除をしていると机に手を掛けた時、何かが書かれた紙が落ちた。
I'll be back.
You'll be able to meet soon.

80偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:19:39 ID:???
退屈な少年の夏休み 最終章 1 Beginning 〜幕開け〜? 前半

あれから数ヶ月後・・・
不知火は海外留学から帰国し、気ちがいは日本で変わらぬ日々を送っていた。
そして・・・真夜中に事件は起きた。
静粛に包まれた街にサイレンが響き渡る。
突然不安に駆られた不知火、気ちがい両者共に場所は違えども外へ出た。
気ちがいがサイレンを頼りに位置を探ろうとしていたところで不知火と鉢合わせる。
だが彼にはおおよそ見当がついていた。
「気ちがいさん!」
「不知火さんじゃないですか、もしかしてサイレン?」
「ええ、ちょっと嫌な予感がしまして…」
「実はさっき高校生から電話があったんですよ。『クラスメートが最近学校に姿を見せないから調べて欲しい』って。」
「私が学校に行ってない間にそんな事があったんですか。」
「詳しい事は分かりませんが……」
スーツ姿の男2人が彼らを遠くから凝視している。
気ちがいには彼らが何者なのかすぐ分かった。
近くにある覆面パトカーから2人は警察だと判断できる。
「あの2人は何ですかね。」
「警察ですよ、何の用だか知りませんけど。」
凝視するだけの2人だったがいきなり彼らに走って接近を図る。
「夜分失礼。気ちがいさんですか?」
スーツ姿の背が高くて若い方が紳士的な口調で問いかける。
「そうですけど何か?」
「気ちがいさん、あんたに逮捕状が出ている。よって逮捕する。おっと、手荒な真似はしたくないんでね。大人しく同行願うよ。」
こっちの男もスーツ姿ではあるが紳士的な男とは対照的で太っており、いかにも暴力的な雰囲気を醸し出している。
「待ってください。き、気ちがいさん、何かしたんですか!?」
「失礼。」
不知火が問いかけたが答える前にスーツ姿の男たちによって気ちがいは連行された。
だが気ちがいは隙をついて暴力的な男の顔に肘を入れて不知火の下に走る。
「不知火さん、高校生の話ではあの丘の向こうの家が…」
「大人しくしてください、公務執行妨害もつきますよ?」
紳士的な男が気ちがいを羽交い締めにするが尚も抵抗を続ける。
「クソ野郎が、は な せ! 不知火さん、早く行ってください!」
「わ、分かりました!」
不知火に全てを託した。
起き上がった暴力的な男が気ちがいの腹を一発殴る。
彼が最後に見たものは遠くに見える小さくなった不知火だった。

81偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:20:14 ID:???
退屈な少年の夏休み 最終章 1 Beginning 〜幕開け〜? 後半

不知火は気ちがいの指示通り丘を越えており景色が広がると赤いランプがすぐに目に入ってきた。
パトカー3台が豪邸のような建物の敷地に停まっている。
不知火は人気の無い道を走り抜けて豪邸の敷地内に入った。
表札には工藤と書かれている。
「何しにここへ? あ、えっと君は…」
「あの時の刑事さん! 不知火ですよ。何があったんですか?」
「首領と呼んでくれて良い。固有名詞の方が良いからな。ここに住む女子高生が殺害された。えっと、名前は確か…工藤沙希と言ったかな。この前の君の連れにそっくり…ってまさか!」
「……嘘ですよね?」
「本人かはまだ分からない。君の目で確認してくれ。」
首領が不知火を連れて豪邸内へ入っていく。
玄関を抜けて左手の扉の部屋が殺害現場のようだ。
だが今は遺体はあるが誰もいないはずなのに物音がする。
首領が不知火に止まれと合図を出した。
「誰だっ!」
そこには遺体である工藤沙希に赤い液体をかけている丸眼鏡でシルクハットを被った金髪の男がいた。
「何してやがる…貴様犯人だな!?」
「待て、私はやってない。」
「嘘をつけ! 第一この赤い液体は何だ!」
「これは死者を蘇らせる薬だ。」
赤い液体は確かに工藤沙希にかかっていたはずだったが染みにならなかった。
その事からただの薬ではないと推測できる。
「馬鹿馬鹿しい。そんな気休めなもんで蘇らせるだと? 九十九、この男を調べろ。」
「分かった、行くぞ。しっかり歩け!」
部屋から出てくる男と刑事が横を通り過ぎる。
2人が見えなくなった頃に不知火は部屋に入った。
「今の男性が犯人なんですか?……!」
不知火は部屋に横たわる真っ白な服を着た彼女の姿を見てしまった。
だが悲しみよりも不自然な点の方を先に片付けるべきものなのかもしれない。
一つは争った形跡が無いことだ。
それと意図的に蒔かれている薔薇の花びら。
他にもこの彼女の表情。
まるで死を受け入れたかのような表情をしている。
死因を探ろうと遺体を見渡すと彼女の左胸にナイフが刺さっていた。
心臓を一突きされて死んだようだ。
ここにも不自然な点があった。
ナイフで刺されているにも関わらず出血していない。
凶器にも彼女の衣服にも部屋をいくら調べようと血痕は見つからなかった。
「大丈夫か?」
「……はい、犯人は私がこの手で捕まえてやりますよ……」
「協力しよう。」
こうして事件は幕を開けた。

82偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:20:44 ID:???
退屈な少年の夏休み 最終章 2 Oblivion 〜忘却の彼方〜?

九十九から聴取を受けていた金髪の男も含めて豪邸内に居た者たちは皆大広間に集められた。
「では名前と被害者との関係を。ちなみに私は刑事の首領だ。」
「私はここの主人に雇われているメイドの伊藤紗弥、沙希さんとは従姉妹の関係でした。」「ここの主人?」
「ええ、あれが主人です。」
伊藤紗弥は隅ににいるあの金髪の男を指した。
それに気付いた男が自己紹介を始める。
「私はこの家の主の工藤道雄だ。沙希は…私の可愛い娘だったのに…」
「あなたには沙希さん以外にお子さんはいないんですか?」
不知火が誰なのか分からない彼は困惑しながらも答えた。
「いたよ。沙希と亜希…自慢の双子だった。でも沙希が幼い頃に亜希は死んだんだ。今回と同じように…」
「亜希さんも殺されたって事ですか。」
「ああ。犯人は未だに捕まってない。」
「九十九、私はここを離れるわけにはいかない。だから頼みがある。」
「任せておけ。」
首領の指示を受けた九十九は大広間から姿を消した。
「あなたは?」
「主人の友人で名前は民夫英和です。」
他にも警備員2人、シェフ3人がいたが彼らからは名前を聞く必要が無かった。
何故ならお互いにアリバイが証明出来ているからだ。
共謀でもしない限りは犯人ではない。
そこへペンダントを持った九十九が帰ってきた。
「防犯カメラを見てきた。ここにいる人間以外出入りをしてない事から犯行可能な人物は内部に居る…つまりここに居る誰かだ。それと改めて現場を見てきたら被害者の手の中にこんなものが。」
「このペンダント…折り畳めるのか。」
ペンダントを開くとそこには小さな円形の写真が入っていた。
黒のメイド服を着た金髪の少女が写っているがその写真は右半分が裂かれている為、隣に何が写っていたか分からない。
「それは!」
工藤道雄が敏感に反応する。
「何か心当たりでも?」
「亜希が…殺された時も彼女がそれと同じペンダントを手にしていた。それだけじゃない、左半分が裂かれていたよ。」
「これと同じものか?」
首領が破れた写真を工藤道雄に投げて渡す。
「いや、違う。亜希が殺された時には右半分に写っていた黒髪の少女、つまり沙希が写っている左半分が破られた写真だった。これは亜希の写真だ。でもどうして…」
工藤道雄がそのペンダントの中から金髪の少女の写真を取り出してポケットからも写真を出す。それらを合わせてみると見事に一致した。
「沙希さんと亜希さんが並んで写っていたんですね。でもどうして…」
不知火が写真に何か無いかと調べ始めた時、背後の扉が勢いよく開いた。
そこには凍りついた表情で立ち尽くす伊藤紗弥がいた。
「だ、誰か!!」
「何だ!? 私が様子を見に行く。皆さんは動かないで。不知火さん、九十九、ここは任せたぞ。」
首領が声のする方へ向かい部屋を出ていった。
全ての記憶を失った憎しみを込めて造られた緑髪の人形が豪邸を徘徊する。家の主の趣味だろうか、所々に壁画が配置されている。その中でも人形の目を引いた絵が階段の途中にある2人の少女の絵。1人は黒髪でもう1人は金髪の少女だ。髪の色さえ同じにしてしまえばどっちがどっちだか分からない程2人は似ていた。きっとここに仕える双子のメイドだろう、どうでもいいと思いつつも人形はその絵から目が離せなかった。何故ならこの絵を見ていると何かしら思い出せそうな気がするから。でもなかなか出てこない。記憶の糸を手繰り寄せるがあと少しのところで糸が切れてしまう。それからしばらくの努力の後、人形は全てを悟った。自分が何者で誰に造られたのか…

83偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:21:18 ID:???
退屈な少年の夏休み 最終章 3 Sin〜過去の罪〜?

「おめでとうございます。元気な双子の女の子ですよ。」
産婦がその場を後にすると同時に工藤道雄が部屋へ駆け込んできた。
「院内では走らないでください。」
産婦は笑いながら注意をした。
それに付け加えて「おめでとうございます。」と言ってナースステーションへ戻っていった。
「早苗、大丈夫か?」
「ええ。見て、女の子よ。」
「うわぁ、可愛いなぁ。ん? こっちの子は何だ?」
もう1人の赤ん坊を不審に思った道雄は早苗に問う。
「あら嫌だ。この子も私たちの子なのよ。」
「双子だなんて聞いてないぞ。何で早く教えてくれなかったんだ!」
「静かにしなさいって。あなたを驚かせようとしただけなの。」
「そうか、こっちの子も可愛いなぁ。そうそう名前考えたんだけど双子だなんて知らなかったから1つしか…」
「こうなると思って私も考えておいたの。」
2人は考えた名前を互いに教え合う。
姉を沙希、妹を亜希と名づけた。
「姉妹らしい名前だな。」
「そうね、沙希に亜希…」
それから数年が経ち姉妹は8歳の誕生日に事は起きた。
沙希は夜中に目を覚ました。
何やら話し声が聞こえる。
「私は反対よ。安楽死なんてどうかしてる!」
「でもどうせ死ぬんなら早めに解放してやらないと。」
「本人にまだ本当の事を告げてもないのに酷いわ。」
「まだ幼いだろ。沙希にだって言えないよ。まさか…亜希が白血病だなんて。しかも表には出さずに亜希の体を徐々に蝕んでいるんだぞ! これ以上可哀想だ…」
沙希は混乱した。
幼かった彼女には難しい話だったが亜希がもうすぐ死んでしまう、これだけは理解できた。「でも…沙希が1人になったらそれもそれで可哀想よ。」
寝室へ戻ろうとした沙希だったが床が軋む音がして2人が気づく。
「誰かいるのか?……沙希、聞いてたのか。」
「さ、沙希っ!」
2人は目に涙を浮かべている沙希を抱き寄せる。
彼女は気づいた時には彼らの腕の中で寝ていた。
目を覚ますと両親の腕の中ではなく、亜希の部屋の中にいた。
部屋には薔薇の花びらが蒔かれ、そこに横たわる亜希の姿が目に入る。
何が起きたか頭で整理できない沙希だったが恐る恐る亜希に近づいた。
寝ているだけ、そう言い聞かせて体を前に進める。
だが彼女の恐れていた事が現実となった。
亜希が左胸をナイフで刺されていたのだ。
しかし出血はない。
でも脈もない。
亜希の手にはペンダントが握られている。
沙希とお揃いで誕生日祝いに貰ったものだ。
この間沙希と亜希が並んで撮った写真がペンダントの中に入っていた。
だが彼女が握っていたペンダントを見ると写真は左半分が破られており右半分に写った沙希だけが残っていた。
沙希は戸惑った。
私が彼女を殺したというダイイングメッセージなのかもしれないと。
だが両親の腕の中で寝てから今までの間に居場所が変わるというのは不自然だ。
「これで…良かったの?」
再び話し声が聞こえてくる。
「ああ、殺したのは沙希だ。私たちは直接手を下していない。」
「でも沙希はまだ…」
「黙れ! 危なっかしいからお前には口を噤んでもらう!」
そこで会話は途切れた。
「沙希、そこにいるのは分かってる。おいで。」
怯えながらも部屋に入っていく沙希。
「今日の事は全て忘れよう、ね? 早苗は気を失ってるだけだよ。」
足元に倒れている早苗を見て益々怯える沙希に対して優しい口調で言う。
それから彼女もまた早苗同様床に崩れた。
これだけは忘れてはいけなかった。
この男が催眠術師で忘却術を悪用した計画殺人だったという事を…

84偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:22:19 ID:???
退屈な少年の夏休み 最終章 4 Seeker〜捜索者・訪問者〜?

夜が明けた頃には早苗、沙希の記憶から亜希の存在は抹消され、道雄は何事も無かったかの

ように振る舞い、近所の人々には病気が悪化して死んでしまったと話した。
「おかしいな、隠しておいたはずなのに亜希の死体が消えてる…」
物置に隠しておいた亜希の死体が消えてる事に同様する道雄。
だが早苗や沙希に聞く訳にはいかない。
昨日の忘却術が無駄になってしまう。
「まあ良い。」
真相を知る者が現れたら記憶を消すまでだ、そう思いつつも催眠術をこんな風には使いたく

なかったと後悔した。
だが一度悪の道に踏み込んだら最後、二度とその輪廻からは逃げ出すことができずに次から

次へと悪に手を染めるに違いない。
道雄すら亜希の事を忘れてしまう程、長い月日は流れていなかったがあれから数年が経った


沙希はこの家のメイドとして仕えており真相に感づいた妻の早苗は道雄の手にかかり自殺を

強いられた。
だが部屋を通りかかった沙希に阻止され今は病院に入院しているが意識不明の重体だ。
道雄も追い詰められたかのように演技をし、周囲から同情を集めていた。
そんなところへ1人の少女が訪れる。
「ここで働かせてください。」
彼女は道雄の弟夫婦の子の伊藤紗弥。
「紗弥ちゃんじゃないか! 何か事情があるんだな…よし、沙希と一緒に働いてもらおう。沙希、来なさい。彼女は従姉妹の伊藤紗弥ちゃん、今日からここで働くことになった。」
沙希と紗弥は従姉妹という身近な関係ではあったものの顔を合わすのは今日が初めてだ

った。
「私は沙希です。よろしく。」
「あなたが沙希ちゃんね。捜したわよ…」
「え?」
「まあ仲良くして頂戴。よろしくぅ!」
2人はすぐに仲良くなり、出掛ける時も飯を食べる時も風呂に入る時も寝る時も一緒だった。
まるで沙希と亜希のような関係になりつつあった彼女らだったが無情にもその関係は徐々に引き裂かれていく事になる。
沙希が高校に通い始めて彼女は1人暮らしを始めるようになった。
だから道雄や紗弥がどうしてるのかは分からない。
相変わらず平凡な日々を過ごしているに違いないと自らに言い聞かせる。
当の彼女には1人暮らしを始めて紗弥と過ごした時間の中で自分には妹がいたのではないかという疑問が浮かんできた。
夏休み明けに沙希が彼らの下を訪れてみるとやはり相変わらずだった。「沙希ちゃ〜ん、おかえり!」
「おぉ、沙希。学校は楽しいか?」
「ただいま。学校は楽しいですよ。」
軽く再会を喜んだ後に自分の部屋に行く。
部屋には荒らされた形跡があった。
何かを探しているようなそんな形跡…
「どうした沙希?」唖然としてその光景を見ていた沙希は背後から身の震えるような声がして驚いたが声の主は道雄だった。
「……い、いえ。何でもないです。」
「そうか。」
ふと幼い頃の記憶が蘇る。
両親の腕に抱かれて眠る夢だ。そして目が覚めると亜希の部屋に立ち尽くしている幼き自分が映る。
ここまで鮮明に思い出せたのに眠りについてから亜希の部屋に移るまでの間の記憶が思い出せない沙希。
だが次に思い出した記憶の欠片は亜希の部屋の光景だった。
辺り一面に薔薇が蒔かれていて、その中に少女が倒れている。
幼い沙希がそれに近づき左胸にある何かに目を凝らす。
それはナイフだった。
「きゃああぁぁ!」
悲鳴を上げる沙希。
それを聞きつけた紗弥が飛ぶようにして駆けつけた。
「沙希ちゃん!」
彼女は紗弥の一言によって救われた。
「どうしたの、大丈夫?」「だ、大丈夫。ありがとう。」
道雄は沙希が記憶を取り戻しつつある事に気づいた。
「役者は揃っている。そろそろかもな…」

私はもう、そう長くは生きられません。部屋にいると常に殺気が感じられるのです。だから…前々から書いていたこの日記を残そうと思います。この日記を誰かが手にした時、私はもうこの世にはいないはずです。全ての真相をここに…
工藤 沙希

85偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:22:53 ID:???
退屈な少年の夏休み 最終章 5 Revenge 〜復讐の連鎖〜?

8月31日
日頃の疲労回復の為に日帰りで温泉に行った。
なんとそこで殺人事件に遭遇…
犯人にされかけたり人質にとられたりで怖かったけどそこで知り合った気ちがいさんや不知火さんのおかげで無事事件は解決!
不知火さん格好良かったなぁ、気ちがいさんは微妙だったけど笑
しかもアドレス聞かれちゃった

9月1日
新学期早々遅刻してしまった!
あぁ恥ずかしかった…
なんか世界史Bのテストが通称ハゲの陰謀で世界中Bのテストに…
世界中って何だよって感じね。
肝心の結果は2位。
なんと1位は不知火さん!
え、不知火さんが何でここに?って聞いたら昨日の事があったから私のボディガードを務めてくれるみたい。
これって運命の出逢いかも!
放課後は寿司屋で食事。
そこで気ちがいさんと再会したぁ。
で変な男が金出せって偽物の銃突きつけてきたり偽物の爆発物出したり…
居合わせた首領って刑事さんのお手柄で犯人は呆気なく逮捕されちゃった。

9月3日
最近よく実家に通うようになった。
父親と従姉妹がいる家ね。
一応実家にも私の部屋があるんだけど、そこで視線を感じるの…何か嫌な予感がする。

9月7日
今日も実家に行ってみたら私の部屋が荒らされていた。
父も従姉妹の紗弥ちゃんも知らないらしい。
私はその後、幼き日の記憶を取り戻した。
そう、亜希が死んだ日。
私は妹の存在を忘れていたのだ。
何故かは分からない。
でも今日、妹の存在と私がその妹を殺めてしまったという事だけは思い出せた。
私の過去には何かがある。

9月10日
私は全てを悟った。
紗弥ちゃんは従姉妹なんかじゃない。
そして母の自殺未遂も偶然起きた事ではなかった。
全ての  仕   掛  け  人 は

ここで日記は途切れている。
そう、9月10日、今日殺害される寸前に書いたものだろう。
首領が紗弥に連れられて階段に向かう。
「こっ、ここに人形が……あれ?」
「人形? 何も無いじゃないか…いや、何もではないな。」
そこには紗弥が見た人形に替わって日記が落ちていた。
「日記か。君の物では…なさそうだな。」
「はい、私は日記を書きませんから。もしかしたら沙希ちゃんのかも!」
首領は日記を開き順にページをめくっていく。
何か手掛かりを探しているのだ。
そしてページは今日、9月10日。
「途中で途切れているな。」
「書いている途中に殺されちゃったって事ですか?…」
「そのようだ。」
「見せてください。」
「良いが日常生活の事やこうなる事を予想してたかのような文章しかないぞ。」
首領が紗弥に日記を渡すと彼女は9月10日以降のページを開いた。
「こ、これは!?」
「どうした?」
そこには9月10日以降のページに同じ日付で日記が書かれていた。

9月10日
今、血塗られた過去をここに明かそう。
まず全ての元凶は私の父、工藤道雄だ。
私が幼い頃に双子の妹の亜希が死んだ。
いや私が殺したと言った方が正しい。
私は父、工藤道雄に催眠術をかけられて亜希を殺した後、彼女に関する記憶を一切抹消された。
だが亜希は私が彼女に殺意を持っていて独断で行ったと思っていたようだ。
何故なら私は今日死んだはずの亜希に殺されたのだから…いわゆる復讐殺人である。
過去に私に殺されかけた亜希は機会を伺って私を殺すという犯行に及んだ。
簡単に言うと亜希殺しの犯人は私(父の催眠術により犯行に及んだ)で私殺しの犯人は亜希。
亜希が父の工藤道雄に催眠術をかけられたかは分からない。
私は血塗られた過去を封印しようとし、人生を狂わせた男を許さない。
必ず舞い戻る。
「これが被害者の…」
「こんな口調ではないけど字は明らかに沙希ちゃんのものです。」
「これで殆ど謎は解けた…でもこの日記は誰が書いたんだ? それに死んだはずの亜希って人が犯人なんだろう? 肝心の彼女は何処にいる? 」
これが事件を解く最大の鍵だがその肝心な鍵が見つからない。
自ら名乗りでない限りは闇に葬られるばかりだ。

86偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:23:57 ID:???
退屈な少年の夏休み 最終章 6 Escape〜真夜中の逃亡〜?

亜希の事はとりあえず忘れて首領は紗弥を連れて大広間へ戻ることにした。


「良いですか? 私、工藤道雄は一連の事件には関係していません。全ては民夫英和さん、あなたの犯行です。」
「……はい。私が工藤亜希、沙希を殺害した……」
「九十九さん、あなたは民夫英和さんの全てを目撃した。そうですね。」
「……目撃?……そう、目撃したんだ……」
工藤道雄の催眠術を用いての完全犯罪はいよいよ最終段階に入った。
「不知火さん、あなたは民夫英和さんを庇う為に沙希がまだ生きていたかのような偽の証拠をいくつか残した。分かりましたね?」
「……はい……」
不知火までもが催眠術によって落とされた。
大広間の扉の前に着くと首領が止まった。
「どうしたんですか?」
「しぃー! 中から何か聞こえる。」
「これで私の計画は成功。あとは紗弥を始末するだけのようだ。」
「な、何。い、いや…嫌よ。死にたくない…」
「何て奴だ。呆れてものも言えん…君は死なせやしないさ。ここで待ってろ。」
「でも、主人は催眠術を…」
「必ず戻る。」
首領が扉に手を掛け、後ろを振り返る。
「無事に戻ってきたその時は全てを聞かせてほしい。」
困惑する紗弥を無視して戦場への扉が閉まった。
「全て? もしかして…」
首領が扉を開けると目の前で工藤道雄が入ってきた彼に催眠術をかけようとしているところだった。
「あなたの存在を忘れていましたよ。私の計画の妨げになる者は皆こうなるのです。」
大広間に居た人間は皆、放心状態になり無言のまま視線を首領に向けている。
「くっ、こんな所で…催眠…術……なん…て…」
全身の力が抜けてその場に崩れ落ちる首領。
「そうです、大人しくしていれば…がはっ!…ゲホッゲホッ…」
突然何かに吹き飛ばされたように工藤道雄が床に崩れ落ちた。
「大丈夫ですか?」
「大丈夫…って不知火さん! どうして?」
催眠術は中断され周りの者たちのそれも解けたようだ。
「生憎、私は催眠術に耐性を持ってましてね。」
「くっ、くそ! 私としたことが…」
「工藤道雄、貴様を逮捕する。」

87偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:24:43 ID:???
(続き)
九十九が彼に手錠を掛けようとするが首領がそれを止める。
「何だ?」
「まだだ。まだ掛けるな。」
そこへ外で待機していた紗弥が入ってきた。
「私は…私は、工藤亜希なんです!」
突然の出来事に皆唖然としている。
だが首領だけは何一つ表情を変えなかった。
そう、彼は最初から察していたのだ。
「ふはははは。やはりそういう事か。」
「あの時沙希ちゃんに殺されたはずの亜希です。
でも私はなんとか生き延びました……そして私は思い出しました…あの時は主人が催眠術をかけて私を殺すよう沙希ちゃんを操ったんです。」
「やはり君は亜希だったのか。どこか似ている気がしていたよ。」
工藤道雄はあたかも紗弥の正体が亜希だと知っていたかのように言った。
「私を逮捕するならしてください!」
紗弥は首領にしがみついて離さなかった。
だがその隙に道雄は逃走、他の者たちは彼の後を追う。
「くそっ、離してくれよ…」
しばらくすると彼女は我に帰ったのか首領から離れた。
「ご、こめんなさい。体が勝手に…」
「また催眠術か。タチの悪い野郎だ。」
「……私、怖いんです。確かにあの時は催眠術で操られた状態で沙希ちゃんを刺しましたけど、催眠術が無かったとしても彼女を殺そうとした自分が心の奥底に居るような気がして…」
「これだけは覚えておけ、君は…君は、1人じゃない。私がそばに居る。」
涙目になって悲しい表情を見せている紗弥の涙を拭って首領は彼女を抱き寄せた。
「!…………」
「必ず奴は捕まるさ。」
「私はこっちの道を!」
「じゃあ俺はこっちだ!」
住宅街に出た彼らは固まっていても仕方ないから散らばって道雄を捜すことにした。
だが入り組んだ道の多い住宅街で彼を見つけ出すのは困難を窮めていた。
「私は左に行くわ!」
「俺は右だ!」
「正面は私に任せてください!」
公園に息を潜める道雄。だが見つかるのも時間の問題だった。
声が次第に近づいてくる。
そんな彼の肩を何者かが叩く。
道雄は自らの最後を悟った…つもりだったがその何者かは何もしてこない。
「お迎えに上がりました。」
「だ、誰だ…あんた達は何者だ?」
対照的なスーツ姿の男2人。
1人は紳士的でもう1人は暴力的といったところだろう。
「迎えの者ですよ。」
「そっ…そうか、助かる。」
こうして暗闇の住宅街から道雄は去っていった。

88偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:25:23 ID:???
退屈な少年の夏休み 最終章 7 Ending〜最期〜?

不知火が公園に辿り着くとそこには彼のものでない、もう一つの影があった。
「き、気ちがいさん!? どうしてここに…もしかしてあなたが…?」
「待ってください。俺は工藤道雄なんかじゃないですよ。」
気ちがいは必死に訴えた。
不知火はやっと彼が対照的なスーツ姿の男2人に連行されたのを思い出した。
「俺を捕らえた2人によって工藤道雄は逮捕されました。」
「どういう事ですか?」
その時、背後で声がした。
二人が振り向くと首領の姿がそこに見える。
「あのスーツの2人組は私の部下だ。彼には悪いことをしたな。」
「どうやら首領さんの部下は同じ"キチガイ"でも『催眠術で訳の分からないことをする"キチガイ"工藤道雄』と俺の名前『"気ちがい"』を勘違いしてしまったらしいです。」
「じゃああの時は誤認逮捕だったってことですか…」
「そういうことだ。まあ工藤道雄は彼の言うとおり捕まったからいずれ法の裁きを受けるだろう。」
首領はそう言って闇の中へと消えていった。
「ちょっと気になることがあるんです。ついてきてもらっても良いですか?」
不知火が深刻そうな顔をしている。
「……またあの豪邸ですか。分かりました。」
気ちがいは帰って寝たかったのか少し悩んだが結局ついて行くことにした。
今回の事件の舞台となった工藤邸に再び足を踏み入れる二人。
「私は一階を。気ちがいさんは二階をお願いします。」
「任せてください。」
気ちがいは二階へ上ると何かにとり憑かれたように東側の部屋に向かった。
「はっ、俺は…」
我に返った気ちがいは目の前の扉を開けてみることにした。
本来なら有り得ない現象が起きていることに気づく。
人が宙に浮いている。
だが目を凝らしてみると天井には紐がくっついており近くには倒れた椅子があった。
と、背後で物音がした。
すかさず振り向く気ちがい。
「やはりあなたでしたか…」
こ の 日 以 来 気 ち が い の 姿 を 見 た 者 は い な い

89偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:25:58 ID:???
Last day lost her ①

俺はテラスで新年を告げる合図と共にグラスを手にしてもう一つ置かれたグラスに乾杯をした。
「約束したからな…」
ポケットの中には正方形の小さな箱が入っている。
「くそっ!」
そう毒づいて俺は八ヶ月分の給料をはたいて買った指輪を海に投げてしまった。
だが指輪なんか屁でもなかった…
あいつに比べれば…
八つ当たりをして椅子を蹴り飛ばしてみるがいつものように痛みを感じることができなかった。
大きなものを失うことの大きさを思い知らされたよ。
そもそも孤独だった俺に失うものなんて無かった。
でも今は…

90偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:26:34 ID:???
Last day lost her ②

それは俺たちが別荘に行った日に起きた。誰にも想像できなかった最悪なシナリオだ…よりによって今年最後の日にこんなことになろうとは…
俺は大晦日から元旦にかけて別荘に泊まりに行かないかと会社の同僚たちに誘いをかけた。結局大半の奴らは実家に帰るとかかみさんと一緒に過ごすとかで断ったが同僚であり幼なじみでもあるジョセフやルーシーを始めとする数名がこの誘いに乗ってくれたことは有り難かった。

翌日になり待ち合わせ場所の公園に着くと既に二人が待機してるのが見える。
俺の目は元々悪く顔が見えなかったがその二人が誰なのかおおよそ見当はついていた。
幼なじみのジョセフとルーシーだ。
近づいてみると一人はジョセフで正解だ。
だがもう一人はルーシーではなくニーナだった。
「あら、ジェファーソンじゃない。おはよう。」
俺に気づいたニーナが駆け寄ってきた。
「おはよう。」
さっきから気になっていたがニーナの奴がさっきからニヤニヤしている。
良からぬことを企んでいるに違いないと勝手に決めつけた。
「ルーシーのこと気にならない?」
単刀直入に聞いてきた。気にならない訳がない。だって…
「遅刻はまず有り得なくて誰よりも早く来るあいつがいないからな。気にならない訳がないだろ。」
ニーナは期待外れの答えを聞いてがっかりしているようだった。
勿論先程までの笑みは消えている。
「ごめん、待たせた!」
ルーシーが呼吸を乱しながら走ってきた。
その後ろではワゴンに乗っているアークが手を振っている。
後部座席の窓からはライアン、アリスが顔を出してこちらを見ている。
「勢揃いだな。行こうぜ。」
ジョセフの合図で全員がワゴンに乗るとアークはアクセルを目一杯踏み込んだ。
「ちょっとアーク、乱暴で危険な運転は男性陣だけしかいないときにしてくれないかしら。」
俺の横ではニーナが運転席に座っているアークの首を突っつきながらそう言っている。
「ちょっ…頼むからやめてくれよ。くすぐったい…」
彼の運転に比べれば運転手の気を逸らすような真似をするニーナの方がかえって危険だ。
「二人とも起きて。着いたわよ。」
ルーシーが後部座席で寝ていたアリスとライアンに呼びかける。
ルーシーに二人を任せて俺はニーナとジョセフと三人でワゴンから荷物を別荘内に移している。
「こいつは重てぇ。くそっ、誰だよ釣竿なんて入れてきた奴は…」
後ろでジョセフが喚いているのが聞こえる。
釣り好きと言えば…ライアンだ。
「少なくとも俺のものではないぞ。まあ当たりを引いたと思って運ぶんだな。」
俺は自分の荷物を中へ持っていき次の荷物を運びにワゴンへ戻った。
戻るとニーナが次の荷物を運んでいると思われたが顔を真っ赤にしてその場で呼吸を乱しているだけだった。
「お、おい。どうした?」
これは愚かな質問だ。
彼女の目の前に荷物がある時点で気づかなければいけなかった。
「重くて持てないの…」
もう少しこの可愛らしい姿を拝んでいようとも思ったが俺の中の良心が邪魔をする。
「大丈夫か? あとは俺に任せろ。」
そう言ってみたものの内心そんな任せろなんて思ってはいなかった。
荷物を部屋に積み終えて一段落着いたところでやっと俺の休憩時間ができた。
アークやジョセフ、ライアンの三人は海へと向かい、ニーナとルーシーは夕食の調理、アリスは不足している食材を買いに行った。
そこで暇を持て余していた俺は別荘の管理人であるという者に挨拶に行く。
長々と話すのも気が引けたから挨拶を済ませてすぐに自室へと戻った。
名前はオースチンと言うらしい。

疲れたのか俺はいつの間にか寝てしまっていた。
時刻は午の刻を指している。
起き上がると何故かそこにはルーシーがいた。
「あ、ごめんなさい。起こしちゃった?」「いやむしろ感謝しているぐらいだよ。危うく寝過ごして夕食を逃すところだったからね。」
俺は君の作った夕食を食べ損ねるところだったという意味で言ったのだが通じたのだろうか。
と、突然ルーシーが俺の胸に飛び込んできた。
正直こんな展開になるとは思っていなかったがこれで覚悟を決めた。
「結婚しよう。」

91偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:27:11 ID:???
Last day lost her ③

「…え?」ルーシーが聞き返してくる。
俺には結婚しようなんて言うほど恥をかくものはないと思ったが彼女の為なら何度でも言える。
「結婚しよう。二人で杯を交わすんだ。そして…新年を迎えよう。」
自分でも徐々に声が小さくなるのが分かった。
「はい。」
そして顔が火照ってくる。
ルーシーの顔も既に火照っていた。
夕食の時間になり俺たちは食堂へ向かう。
皆の前でルーシーとは普通に振る舞うのがとてもではないが大変だった。
「あれ、ライアンがいないわ。」
ニーナだ。確かにライアンの姿が見えない。
いやそれだけではなかった。
「私、呼んでくるね。」
ルーシーが席を立つと管理人も姿を見せていないことに気づいた。
なんとなく胸騒ぎを覚えた俺は早く食事にありつきたいという気持ちを抑えてルーシーの後を追う。
廊下で管理人とすれ違った。
しかし何故ルーシーと一緒にいないのか疑問に残る。
ルーシーともすれ違ったはずなのに管理人であろう人間がいない人間を呼びに行くのが普通だろう。
いや、ただ単に面倒だったのかもしれない。
とにかく急ごう。
「ライアン、いるか?」
ノックをしながら呼びかける。
「ダメ、ジェファーソン。逃げて!」
中からルーシーが叫んでいる。
ノブを回すが鍵が掛かっていて開かない。
次第にドアの方へ足音が小刻みに聞こえてくる。
「よせ、クソったれ!」
ライアンの怒鳴り声が聞こえた後に乾いた音が空気を切り裂いた。
そして 小刻みに聞こえていた足音が消えて何かが崩れ落ちる音を聞いた。
「ルーシー!」
俺はすかさずドアに体当たりをした。
だがびくともしない。
すると中へ招き入れるように鍵が開いた。
ノブを握った手が震えている。
少しの間、俺は開けるのを躊躇っていた。
それでもじっとしていられずにドアを開けた。
「よく来たな。これで役者は揃った訳だ。」
正面には銃を握ったライアンが、俺のすぐ横には太股から血を流してうずくまっているルーシーがいる。
ルーシーの太股に自分の着ていたシャツを巻きつけて止血をする。
あっという間に白いシャツは赤一色に染まった。
「ごめん…なさい。」
そう言って彼女は倒れた。
呼吸はしているから気絶しただけだろう。
「何故だライアン。何故彼女を撃った!」
だがライアンは今の質問に答えるつもりは更々なかった。
「なぁジェファーソン。何で俺が今の勤め先に就職したか分かるか?」
突然何を言い出すかと思えばそんなことか。
「分からない。それよりもどうして…」
俺が言い終えないうちにライアンが再び口を開いた。
「復讐だよ。お前には分からないだろう。全てを失った俺の気持ちなんて。」
するとライアンは持っていた拳銃の銃口を気絶しているルーシーに向けた。
こいつ、正気なのか…俺はすぐにルーシーを庇うようにしながらライアンに向かって走った。
「馬鹿め!」
ライアンは俺に自ら近づいてきた。
俺はライアンのこめかみに向けて拳を放つ。
確かに当たったはずなのに何故かライアンではなく俺が宙を舞っていた。
どうやら直後に俺の腹に向けて膝を入れたらしい。
すぐに体の制御を取り戻したがライアンはルーシーの目前に迫っていた。
「ルーシー!」
そしてもう一度乾いた音が空気を切り裂いた。

92偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:27:43 ID:???
Last day lost her ④

「死んで良い人間なんていないのに…何故だ!」
俺は遂に感情的になってしまった。
こうなると自分でも制御が効かずに誰にも止められないことぐらい知っている。
「そう、それだ。死んで良い人間なんていない。」
ライアンが何故その言葉を繰り返したのか理解できない。
「ライアン、お前は今殺人を犯した。それでも死んで良い人間なんていないと言い切れるのか?」
「お前にも同じことが言えるぞ、ジェファーソン! 」
ライアンが拳銃を構えてこっちに向かって来た。
反射的に俺は後退っている。
しばらくしてから立ち止まって続けた。
「二年前、俺には彼女がいた。だが付き合い始めて数ヶ月…彼女は銀行強盗に巻き込まれて人質となった。案の定警察の介入で事件は解決した。世間ではな…だが俺の中では終わっちゃいない。あの時強盗を刺激した警官のせいで逆鱗に触れた。強盗は躊躇わずに彼女の頭を撃ち抜いたらしい。あぁ、その警官ってのはあんただよジェファーソン! それにも関わらず警察ときたらその事実を揉み消した!」
俺は二年前の銀行強盗の事件を思い出した。
そうか、あれが元凶だったのか。周りから『あの時の行動は間違っちゃいなかった』だの『正しい行動だ』とか言われ続けた結果、俺はそれを忘れ去っていた。
決して許されることではない。
だからもうこれ以上犠牲者を増やす訳にはいかない。

オースチンが部屋の見取り図を取り出しドアの前と奥の暖炉の側に赤い印をつけた。
「怒鳴り声がしたからこっそり覗いたんだが奥にジェファーソン、ドア付近にライアンがいた。もし配置が変わってないとすれば…」
「よし。良いか、ドアを俺が破る。そしたらジョセフとニーナ、アリスにオースチンで奴を取り押さえてくれ。四人なら逃す心配もないだろう。」
「了解だ、アーク。」
五人は急いでライアンの寝室に向かいドアの前で各自持ち場で待機している。
「行くぞ、おりゃっ!」
アークによって蹴破られたドアを通り越してすぐ前に見えるライアンにジョセフ、ニーナ、アリスが飛びかかるはずだったのか彼らはライアンではなく俺に飛びかかってきた。
その隙にライアンは小窓から外へと逃げ出しオースチンも来た道を戻って逃げていった。

「オースチンの野郎、グルだったのか!」
オースチンを追いかけているアークの声が寝室にまで届く。
「わ、分かった。もう抵抗しないから離してくれ。」
この声を聞く限りではどうやらアークがオースチンを捕まえたようだ。
…いくらなんでも捕まるのが早すぎる。
数分後にオースチンを引っ張りながらアークが戻ってきたが寝室では沈黙が続いている。
隅には頭を撃ち抜かれたルーシーの亡骸が横たわっていた。
「海に沈めてやろう…」
それから六人で別荘の前に見える海に向かった。
俺はルーシーを抱えたまま海中に入っていき程良い深さの場所で手を離した。
アークやアリス、ニーナにジョセフだけでなくオースチンまでもが手を合わせていたのは不思議だったがこれで全てが終わってしまう気がしてならなかった。


俺はテラスで新年を告げる合図と共にグラスを手にしてもう一つ置かれたグラスに乾杯をした。
「約束したからな…」
ポケットの中には正方形の小さな箱が入っている。
「くそっ!」
そう毒づいて俺は八ヶ月分の給料をはたいて買った指輪を海に投げてしまった。
だが指輪なんか屁でもなかった…あいつに比べれば…八つ当たりをして椅子を蹴り飛ばしてみるがいつものように痛みを感じることができなかった。
大きなものを失うことの大きさを思い知らされたよ。
そもそも孤独だった俺に失うものなんて無かった。
でも今は…
その時に俺は背後で物音がしたのに気づいたが振り向くのを躊躇った。
振り向けばこれで本当に最後になってしまう。
でもこの際それも良い、いやその方が良い。
もう選択の余地はない。
俺が振り向くとそこには笑顔のルーシーがいた。
だが次第にその笑顔が崩れていくのが分かる。
気づけばそれはライアンの顔だった。
ライアンは躊躇せずに俺を撃って逃げた。




だが俺はこうして生きている。
左胸ではなく右胸を撃ち抜かれた。
どうして心臓を狙わなかったのかはなんとなく分かる。
彼女が…いや、ルーシーがそうさせたのかもしれない。

93偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:28:26 ID:???
〜孤独〜 1 シーズン2
~The town is dead~

隣街に着いてみると悲惨な光景が広がっていた。
そこら中に転がる死体、ゆらゆらとしている生ける屍。
生存者は誰一人として見当たらない。
「トラウマだ…」
「バイオハザードってか…うおっ。」
アーノルドが何かにつまづく。横には皮膚が腐敗している血だらけの男が横たわっていた。アーノルドが立ち上がろうとした瞬間、男が動き出し彼の足を掴んで噛みつく。
それに気付いたレオンがすぐさま振り解こうと駆けつけたが既にアーノルドは屍の群れに囲まれて見えなくなっていた。
「くそ、化け物共め!」
キースがショットガンで屍の群れを吹き飛ばす。
「アーノルド…」
ニコラスがアーノルドがいるであろう場所に走る。
そこには無残な姿のアーノルドがいた。
だが彼もすぐに死して尚も生きる屍と化した。
「何てことだ…」
その場を立ち去ろうとするニコラスの足を掴む屍。
「ニコラス、頭だ! 頭を撃て!」
レオンが叫ぶ。だがニコラスは動かない。
「撃てない…」
かつての仲間を殺すことなど仲間想いの彼には到底出来ることではなかった。
そうしている間にもキースが吹き飛ばした屍の群れがニコラスの側に戻ってきた。
そしてニコラスを囲む。
「おい、ニコラス何をするつもりだ。よせ!」
ニコラスが自らの頭に銃口を向け引き金を引いた。
またしても屍の群れが餌に群がる。
「このままじゃアルファーチームを救出する前に部隊が壊滅しちまう! もうこんな地獄みたいな街にいるのは御免だ。俺は一人で生き延びる!」
エリックが怒鳴りながら去っていく。
「おい、エリック!」
「ほっとけよレオン。中途半端な考えを持った奴がいても足手まといになるだけだろ。いない方が良いんだよああいう奴は。」
「でもさぁ…」
仲間を大切にするレオンはルークの言い分に納得は出来なかった。
誰よりも多く仲間を持ち、誰よりも多く仲間を失ってきた彼はもうこれ以上仲間を失いたくなかったのだ。
その時彼らの正面にあるデパートから銃声がした。
「アルファーチームかもしれない。行ってみよう。」
「俺は入口を死守する。レオンとキースで中を探索してきてくれ。」
「分かった、何かあったら連絡する。」
二人はデパートの中へ入っていった。
「幸いデパートの中には屍はいないようだな。」
「いや、生ける屍はいなくなったと言った方が妥当だろう。銃声がしたって事は奴らがいたのかもしれない。」
二人がエレベーターの前に着くとまたしても銃声が鳴り響いた。
「安心してられないな。二階からだ!」
エレベーターが一階に着いたが二人はそれを無視し、扉が開く前に階段で上へと駆け上がった。
まさか生存者二人がそのエレベーターに乗っていたとは思わずに…

「おい、あれを見ろ!」
デパート二階では警察官数人が生ける屍複数と交戦していた。
「弾を無駄にするな!」
「だ、駄目だ。死なない…」
「何なんだこいつらは!」
「地元警察か、援護する。」
「助かります。所属は?」
「PAAブラボーチームだ。俺は隊長のレオンでこっちが後方支援担当キース。」
自己紹介を手短に済ませてPAAの基本装備であるM4を構える。
「良いか? 奴らは頭が弱点だ。頭を狙え。」
「よし、弾の消費を抑える為に確実に頭を撃ち抜け!」
次々と屍の頭を狙って拳銃の引き金を引く。
警察官が頭を撃ちそびれた屍はキースの獲物となった。
しばらくの戦闘の末、死傷者を出す事なく人間が勝った。
「生き残りの警察官はこれだけか。」
改めてレオンが警察官の数を数えてみると五人しかいなかった。
「ええ、他の警察官は…」
「でも何でこんな所にいるんだ?」
「デパートなら生存者が潜んでるかもしれないですし食料、医療品が揃っているからです。だからここを制圧して拠点を置こうとしてるんですよ。」
無線が入る。
『こちらルーク、至急入口まで。繰り返す、至急入口まで。』
『了解、直ちに向かう。』
ルークから無線が入ったということは何かよっぽどの事があったに違いない。
「今から下に行かなきゃいけないんでね。」
「はい、ありがとうございました。」
だが行く手を阻む刺客が彼らの下に送られてきた。
よりによって階段から来るとは…
「私たちに任せてあなた達は行ってください。」
「悪いな、恩に着る!」

94偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:29:05 ID:???
〜孤独〜 2 シーズン2
~Death trap Killing box~

「階段が使えなきゃエレベーターだな。」
「ああ、階段の方が早いが仕方ない。お、おいレオン! これを見ろ。」
エレベーターに続く血がキースの視界に入る。
「まさかあの時!」
二人が二階へ上がってくる時に呼んだが結局使わなかったエレベーター、あれに何者かが乗っていたと思われる。
「待てよ…乗っていたのが奴らだとしたら…!! ルークが危ない!」
「頭を冷やせ。ゾンビにボタンを押すなんて知能的な事出来る訳がない。」
「そっか…だよな。」
二人の会話が途切れるとエレベーターが着いた。
しかし二人が乗り込んだ途端にエレベーターは急降下を始めた。
「何だよこれ!」
「やばいな、止まる気配が無い…」
レオンの目にフロアマップが入る。
「おいおい最下層は焼却炉だぞ。」
「よりによって焼却炉とは…このままじゃエレベーターごと俺たち灰になっちまうぜ!?」
「落ち着けキース、幸いエレベーターの扉は閉まってないし最下層は地下五十階だ。それまでに何とか脱出しよう。」
何かが引っ掛かる音がしてエレベーターが止まった。
「今度は何だ?」
「エレベーターが止まったみたいだ、今のうちに脱出しよう。」
二人が降りるとエレベーターは一気に急降下していった。
「……良いタイミングで落ちたな……ここは何階だ?」
二人がいる場所はモニター室。
各階のカメラの映像が流れている。
そのうちの一つのカメラに死体を喰らうゾンビたちが映っていた。
「キース、あれを!」
「警官たちが喰われてる…まさか! さっきの奴らが?」
「もしそうだとすればあれは二階、ルークたちが危ない。生存者が二人いるけど一人はあの血の量からして重傷を負っている可能性があるからな。」
「早く上へ戻ろう!」
薄暗いフロアで上に上がれるものが無いか探す二人。
キースがスイッチを見つけ、それを押すと大型機器運搬用のエレベーターが現れた。
「これで一階まで行けるか分からないが少しでも上に上がれるならマシだ。」
所々錆びているようだがなんとか鈍い音を出しながら上昇していく。
「何か聞こえる…」
ゾンビたちのうめき声が上層から響いてくる。
だが上層から響いていたはずの声が次第に近くなり、エレベーターに振動が加わる。
「何も…見えないよなレオン?」
「ああ、しっかり聞こえるけどな。ゾンビにステルス迷彩か。」
姿無き屍に銃を乱射してみるが血は飛び散らない。
「おっおい、このままじゃ上に着いた時には…どうすんだ?」
いくらステルス迷彩を装着しているからといって完全に姿を消せた訳ではない。
時折見せる輪郭をレオンは見逃さなかった。
床には無数の血溜まりができ、うめき声も無くなった。
上層部の荷物置き場が見えた時、数発の銃声とうめき声が聞こえた。
「お、おい、今の銃声とうめき声は!?」
「恐らくここは一階だ。キース、入口に行ってルークと合流しててくれ。」
「分かった、レオンは!?」
「すぐに行く。」
キースが入口に向かった後、レオンは銃声の下へ向かった。
彼は銃声、うめき声の他にも聞き取っていたものがあったのだ。

95偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:29:38 ID:???
〜孤独〜 3 シーズン2
~Friend's enemy Supporter's enemy~

レオンはボイスレコーダーと額を撃ち抜かれた女の死体を見つけた。
ボイスレコーダーを再生するとゾンビのうめき声が響く。
「思った通りだ。」
何者かが女に発砲、人間ではなくゾンビを撃ったと思わせるべくボイスレコーダーを使って大音量でうめき声を聞かせ女の悲鳴をかき消したのだ。


「ルーク、無事だったか!」
「あぁ。アルファーチームの生存者を見つけたぞ。傷が酷いがなんとか呼吸をしてるよ。」ペスは呼吸はしていたが目は閉じていた。…寝ているのだ。
「ペス! 応援要請をしたペスか!?」
「そうだ、あの時悲鳴を上げていたのはペスではなく近くのトラックで待機していたライトだったらしい。ゾンビ化したジョンにやられちまったと。」
「ハリーはどうした?」
「ペスとハリーは共に行動をとっていたが途中で奴らに襲撃されてはぐれた。それからは別行動という訳だ。」
「質問ばかりで悪いがあの傷は何だ?」
「それが…ゾンビに負わされた傷じゃないらしい。」
「という事はゾンビ以外にも何かが?」
「きっとそうだ。それを聞こうとしたら寝ちまったよ。…奴らだ!」
階段を使って上から降りてくるゾンビたち。
「あいつらが二階にいるの忘れてた…」
「この野郎! 一体につき一発だ、無駄撃ちするんじゃないぞ。」
ゾンビの対処には既に慣れていた為、苦戦を強いられる事は無かった。
「ペスには悪いが…ここは危険だ。場所を移ろう。」
「分かった、レオンがすぐにここへ来るはずだから任せよう。ペスすまない、軽い手当てで許してくれ。」
キースはペスの傷口に包帯を巻き、ルークと共にペスを置いて外に出た。
しばらくゾンビのうめき声を一人で聞いていなければいけないペスだったがやがてレオンが来た。
「ペス!」
頃合を見計らって目を開けるペス。
「レオン…あいつは…悪魔だ。」
「何を言ってるんだ、落ち着け。」
「俺は…マジだ! あいつが女を撃って…死体を隠すところを見たんだ。あの女は正気を保った人間だった。怪我した俺を…ここに連れてきたのも彼女だ。」
「で、あいつってのは?」
「ブラボーチーム…ルーク…」
「ルークが!? 馬鹿なっ…」
「嘘じゃない、俺は…この目で見た。」
「わ、分かった。さぁ行こうか。」
「あ…あぁ。」
「大丈夫か?」
「この通り…見た目ほど酷くないさ。よし、彼女の遺体から…証拠を。」
「荷物置き場だ。」
二人は荷物置き場に着くと女の死体から弾丸を抜き取り袋に入れた。
「これはPAA仕様のM4の弾丸。やはりルークが…そういえばキースを見なかったか?」
「あいつらは外に行ったよ。中が危険だと判断したらしい。」
「下手したらキースまで殺されちまうぜ!」
「急ごう!」
デパートの外に出ると大きなコンテナが路上に無造作に置かれていた。
その横でキースが倒れている。
「遅かったか…」
「いや、まだ動いている。助けるぞ。」
二人がキースの目の前に着くと背後で銃を突きつけられた。
「気づいたようだな。」
レオンが後ろを振り返るとやはりルークがいた。
「気づくも何も…どうしてだ!?」
「答えは簡単、復讐さ。この街の愚かな警察と愚かな囚人にな!」
「復讐…?」
「俺には妻と子供がいた。だがある日俺が外出中に家に強盗が入り金よりも大事なものを奪っていった。二つの尊い命だ。」
「警察は関係無いだろう。」
「あいつらが強盗を刺激して奴の逆鱗に触れたんだ! これぐらい当然の報いだ。」
「じゃあキースは!? 何か恨みでもあるのか?」
「見せしめの為の道具だ。今から仲間の死を拝めるぞ?」
ルークが倒れているキースに銃口を向け引き金を引いた。
…がそれよりも早くコンテナを触手が突き破りルークを貫く。
だが力尽きる前にもう一度引き金を引いてみせた。

96偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:30:17 ID:???
〜孤独〜 4 シーズン2
~Last chance~

気絶していたキースが横に転がる。
彼が倒れていた位置に一つ穴が空いた。
「キース、無事か!」
「ああ、お互い無事で何よりだ。ペスも生きていたか。」
「この程度でくたばるかよ。触手野郎を片付けるぞ!」
それは何本もの触手で貫きコンテナを破壊した。
「化け物とのご対面だ。」
コンテナ内から出てきた化け物は胴体と思しきものから触手が出ている木のような植物だ。
「散れ! 散らばるんだ!」
触手は散らばる三人を追うように限りなく伸びる。
躓いたペスの体に触手が巻きつく。
だが軍用ナイフを取り出し触手を切断した。
「触手は意外と脆いぞ。」
追ってくる触手をペスが切断し、本体に向けてキースがM4を乱射するが触手が脆い分本体は頑丈である。
「これじゃ歯が立たないな。レオン、何か策はないか?」
裏手にガソリンスタンドが見える。
「植物には火だ。あのガソリンスタンドにこいつを誘導しろ!」
しかしガソリンスタンドでは既に爆発が起き、火災が起きていた。
「爆発は起こせなくても…こいつは使えるな。ペス、お前は触手を切断するのを止めてくれ。」
「分かった。」
キースが燃え盛るガソリンスタンドに入る。
続いて彼を追って触手が何本もガソリンスタンドに入る。
これがレオンの狙いだった。
「キース、戻ってこい!」
彼が戻ってくると案の定触手も戻ってきた。
どの触手にも火災の火が引火していて徐々に徐々に本体へと燃え移る。
化け物の触手が灰となって落ちていった。
しかし胴体だけはいつまで経っても灰にならない。
「しぶとい野郎だ。今度は何をする気だ?」
残った二本の触手を使ってルークの亡骸を拾い、胴体に取り込んだ。
「栄養補給なら土からにしろよな。」
ルークが取り込まれて膨らんだ部分をペスが撃つが喰らうどころか弾丸までもを取り込んだ。
「駄目だ、吸収されてる。」
何か役に立つものはないかとキースが辺りを見渡すが何もない。
「どうするか…」
その時ルークの落とした無線が鳴った。
「こちら…ハリー…ヘリを見つけたが…ガス欠だ。…良いか、生きてる…奴がいるなら…合図をしろ…これが…最後の…チャンス…だぞ。」
「ハリー…無事だったのか!」
だがこちらの声は相手側に一切聞こえていなかった。
それでもペスは彼の無事を大いに喜んでいた。
「合図しろって言ったって…」
「キース、諦めるのはまだ早いぜ。ルークの倒れてた場所に信号弾がある。」
「よっしゃあ!」
キースが信号弾の下に駆け寄って準備をする最中、レオンは落ちていた資料を目にしていた。
そこには被害を最小限に抑える為に1:00に街を核攻撃すると記されている。
サインの主は司令塔イワン。
「撃ったぜレオン!」
「まずい事になった…1:00に街が核攻撃を受ける。残り十分しかない!」
「ハリー急いでくれ…ペ、ペスはどうした?」
ペスの姿がない。
いるとすればあの化け物の場所だ。
「くたばれ触手野郎!」
いつの間にか手にした火炎放射器で化け物を焼き尽くした。
焼け跡からは取り込まれたルークが出てきた。
「おい、こいつは?」
焼け跡から出てきた死体はルークのものだけではなくもう一人PAA正式採用装備をしている男の死体もあった。
「レオン、こいつは…腹痛のエリックだ。」
不運にも彼らと行動をとらずに逃げようとした結果がこれだ。
エリックの判断は間違っていた。
「残り5分…」
「あの野郎先に逃げちまったんじゃないか?」
「いやそんな事はない。仲間を信じ…」
「信じよう。」
レオンのセリフをペスが奪った。
「良いところ奪いやがって!」
上空からプロペラの回転音がする。
その音は確実に三人に近づいていた。
助かる、そう思ったのも束の間、ヘリは攻撃を受けて墜落した。

97偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:31:19 ID:???
〜孤独〜 6 シーズン2
~For the tomorrow~

「B.O.Wの力を利用しろ。そして…生きるんだ、明日の為に。さあ急げ!」
「サドラー…まさかお前がこんなに変わるとはな。」
「人は時間の流れや環境によって容易く変わってしまうものだ。私も今こうして…くっ、ゾンビだ。行け!」
いつの間にか二人にゾンビが詰め寄っていた。
ガナードの目を盗んで彼らに接近したようだ。
この事からゾンビの頭脳はガナードの頭脳を超えてるという事が証明された。
「見た目で判断するものじゃないな。幸い後方はがら空きだ、こんな奴らは俺が…」
「私に任せて下がっていろ。核攻撃まで残り一分だ。貴様は早く行け!」
だがレオンはそう簡単には引き下がらない。
「サドラー…死ぬつもりか!?」
「私が死ぬ? それは傑作だな。この程度では死なん。」
「でも核攻撃を受けたら…」
「ふん、受けないまでさっ。早く行け!」
「最後まで俺は残る!」
「貴様には明日がある。それを捨てるのか? それにこれは償いだ。勿論こんな事で償いきれるとは思っていないが…貴様を助ける義務もある。こうして今の私があるのはレオン、貴様のおかげだ。この行動を無駄にしないでもらいたい。」
「……分かった。死ぬなよ…」
レオンは振り向かずに走り出した。
隣の街を目指してひたすら走った。
ただただ走った。
しばらく走って空を見上げると核ミサイルが上空を飛んでいた。
それでも彼は走った。
走りつづけた。
「レオン、乗れ!」
レオンが街へと続く橋に着いた時、彼の前にはジープに乗って待機している男がいた。
「ルーク! どうして…」
「…どうして女を殺したかって? ゾンビ化が始まっていたんだ。確かに女はペスを助けた。それからあのデパートに避難していたらしいがその時に…」
「じゃあどうしてキースを殺そうとした!?」
銃口をルークに向けて引き金を引こうとするが思いとどまって銃を下ろした。
「あの時の俺はどうかしていた。最近何が何だか分からなくなるんだ。」
「……(まさかあの時!)」
「信じてもらえるとは思っちゃいないさ。でも時間が無い。さぁ、乗れ!」
「ああ。」

98偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:32:06 ID:???
(続き)
ルークがアクセルを踏み込むとジープは急発進した。
街から遠ざかる二人。
街へと近づく核ミサイル。
「街が見えてきた、橋をもうすぐ渡りきれるぞ。渡りきればこっちのものだ!」
「駄目だ、間に合わない。核の爆撃に巻き込まれる…」
「飛ばせ! まだ可能性はある!」
背後で核ミサイルが着弾した。
それによって街は所々で爆発を起こし、橋に向かって爆風と熱風を送り込む。
勢い良く送り込まれた爆風によってジープは吹き飛ばされた。




『目を覚ませ、こんな所でくたばるんじゃねぇよ!』
遠くから声が聞こえる。
そうだ、まだ希望は残されている。俺は…生きるんだ!

レオンが意識を取り戻すと目の前にはジープがひっくり返っていた。
どうやら彼は車外に放り出されたらしい。
だがルークが見当たらない。
「ルーク、何処だ?」
反応は無い。
だが微かにジープの側から声が聞こえたのをレオンは見逃さなかった。
「中にいるのか!?」
「ぁ…あぁ。早く…逃げろ。第二波…の核攻…撃がくる…」
その言葉を無視してジープを持ち上げようとするレオン。
だがB.O.Wの力を利用してもそれは不可能だった。
「俺も…B.O.W…だ。今まさにこの…体は…変化…しようと…している。そうなったら…見える…もの全てを…攻撃しちまう…レオン、お前も…例外…じゃない。」
どうやらルークはレオンがB.O.Wであるという事を知っていたようだ。
「どうしてその事を?」
「お前を…創り出したのは…俺と…イワンだ。俺も…イワンに創り出された…けどな。醜い姿を…見られたくないんだ、早く…行け…」
「くそっ、すまねぇ…」
彼が橋を渡り終えた時、再び核ミサイルが着弾した。
その衝撃で橋は大破、崩壊。
ジープは下へと落ちていった。

99偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:32:36 ID:???
〜孤独〜 Epilogue シーズン2
~New friends New PAA~

「レオンの奴、脱出できたのかよ…」
上空から未だに爆発を起こしている街を眺めながらキースが言う。
「あれほどの悪運の持ち主はそうは居ない。きっと生きているさ。」
ペスは根拠は無いが彼が生きていると確信していた。
「そう願っているけどな…」


「はぁ、はぁ…どうやら逃げ切れたようだ。」
壊れた橋を見下ろすレオン。
そこにはジープはおろか今頃は化け物と化しているルークの姿さえ見当たらなかった。
「スコット君、生きていましたか。」
レオンは顔を見なくても特徴的な喋り方で相手を掴んだ。声の主は…サラザールだ。
「こんな所でくたばってたまるかよ。そうだ、お前に聞きたい事がある。」
「何でしょう。」
「イワンがヘリと一緒に墜ちたと言っていたが何故司令塔の彼がこんな所まで?」
「なるほど、そんな事ですか。今回の事件、ゾンビの発生は彼の仕業です。」
「何だと!?」
「彼の狙いはPAAの壊滅。あの街にウイルスを流し込みゾンビを発生させ、そしてPAAを出動させました。」
「何の為に壊滅させようとしたんだ…」
「それは不明です。二度も修羅場を潜り抜けてきたスコット君なら生きて帰ると確信した司令塔イワンは逃がすまいとヘリで街を爆撃し、PAAを壊滅する事を決意。しかし何者かに撃ち落とされました。」「その何者かってのも…」
「ええ、不明です。用はこれだけのようですね。ではまた生きていたら会いましょう。あ、あと彼は自分が死んだ時の事を想定して何かしら保険をかけているはずです。」
サラザールはその場で煙に包まれて消えた。
「何だってんだ! 訳が分からねぇ…」
頭上をヘリが過ぎる。
きっとキースとペスが乗ってるに違いないそれは正面のビルのヘリポートに着陸した。
レオンはすぐさまビルに入り屋上へ駆け上がった。
「レオン、無事だったか!」
「悪運の強さには驚いたよ…」
ペスは少し呆れ顔だ。
キースは勿論生きていた仲間を前に喜びを隠せていないが…
「今回の事件で大きな犠牲を払っちまった…くそっ!」
「そうだったな。ライトやニコラス、それにアーノルド。」
「ジョンやエリックもそうだ…」
口々に数時間前まで仲間であった犠牲者の名を挙げる二人。
それにレオンが一人付け足した。
「ルークも…だ。」
「何を馬鹿な…奴は俺を!」
「俺、ルークに助けられたんだ。あの後ジープを用意していて脱出を手伝ってくれた。」
「じゃあどうしてあんな事を?」
「あいつB.O.Wなんだって…自分でもよく分からなくなるんだとか。馬鹿馬鹿しいよな。仲間なんだから相談してくれれば良かったのに…」
「ルークらしいな。」
「あの野郎…」


それから一年の月日が流れた。
彼ら所属のPAAは健在、元の生き残りメンバーである隊長レオン、後方支援担当キース、前衛担当ペスの他にも志願してきた者が五人、隊員となった。
新たな司令塔のレイ、副隊長ジャック、後衛担当アレックス、同じく後衛担当アイ、前衛担当ユイ。
彼らが入隊して数日後、とある有名な会社がPAA買収に名乗りを挙げた。
勿論断る理由も無く快く了承した…はずだったがここから再び彼らが破滅への道を歩む事になるとは知る由も無かった。

100偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:33:07 ID:???
〜孤独〜 Ray's Prologue シーズン3

闇の中に差し込む光は仲間の気を感じれている証。私は闇に一人で立っている訳ではないんです。そう、振り返ればこんな私を受け入れてくれる仲間がいる。一度は捨てようとした人生…でも私を変えてくれた仲間の為に私は尽くします。たとえ暗闇の中であろうとも。

帰宅する多くの学生や会社員が電車を利用する為、通勤ラッシュ時よりは少ないが車内は混んでいる。
「どこか座席は空いてませんか?」
少女が辺りの人に呼びかける。
一見普通に見える少女だが普通ではないという事を白杖が物語っていた。
その事から誰が見ても彼女は盲目だと分かるはずだ。
しかし誰も彼女を助けようとしない。
それでも彼女は必死に呼びかけた。
「どこか座席は空いてませんか?」
何度もバランスを崩して倒れた。
その度に学生の群れから笑い声が響く。
今までもこのような事は何度もあった為、慣れていた。
彼女は自分が笑われているのではないと自身に思い込ませいつもやり過ごしていた。
だが今日ばかりはそうはいかなかった。
「あっ、すいません。」
人にぶつかったと思い即座に謝る彼女だったがそれは車両と車両を繋ぐ扉だった。
再び笑い声が聞こえてくる。
それでも彼女は前へ前へと進んだ。
何度も倒れながら…電車が駅の手前でブレーキを掛け始めた時、彼女は今度こそ人にぶつかった。
「お嬢ちゃん、何処見て歩いてるんだよ。丁度良い、ここで降りてちょっと話そうか。」
「す、すいません。私、目が見えなくて…」
二人は乗客の注目の的になったが男は気にもせず少女の手を掴んで電車を出ようとする。
勿論止めようとする者はいなかった。
電車から降りて扉が閉まりかけると突然男だけがうまい具合に吹き飛ばされて車内に戻された。
男は慌てて出ようとするが扉は既に閉まっている。
彼は少女の隣にいる若者の仕業だと悟った。
「大丈夫か?」
「……はい……」
少し怯えていたが先程の男の声ではないと察してからは安心したようだ。
「ここで降りたかった訳じゃないな?」
「はい。アナウンスを聞いた限りでは違います。」
「俺がついていくよ。またさっきの奴みたいなのがいたら危ないからな。ここから何駅先だい?」
「本当にすいません。六駅先です。」
電車が着いたが先程のものと比べると乗客は大分減っている。
男は少女の手を取った。
「きゃっ!」
「悪い悪い、俺だよ。電車とホームの隙間に踏み入れたら大変だろ。だから…」
「す、すいません。てっきりさっきの人が私を連れていこうとしたのかと…」
「大丈夫、俺が守るからさ。」
男はもう一度少女の手を取り車内へ踏み込んだ。
座席は殆ど空いていて扉に近い座席まで少女を誘導し座らせた。
「さっきは本当にありがとうございました。」
「いえいえ。それにしても冷たい奴ばっかだよなぁ…話変わっちゃうけど君、仕事か何かしてるのか?」
「私、レイです。学校も行ってないし働いてもいないんですよ。」
「ほう、俺はレオン。実は良い仕事があるんだがどうだ。」
「この通り私は目が見えないんで仕事はちょっと…」
「問題無い。仕事ってのは組織の司令塔なんだが君…レイって言ったか。レイなら出来るさ。」
「でも…」
「まあ無理にとは言わない。じっくり考えてくれ。」
「はい、すいません。」
「謝るなって。」
「あ、ほらこの駅じゃないのか?」
「そうです…ね。」
「降りないのか?」
「……降ります。」
「気をつけて帰れよ。」
「はい……」
だがレイは電車から降りようとはしなかった。
「どうした?」
「降りたら二度とあなたみたいな人に会えなくなると思うんです…」
「時間ならいくらでもあるって。」
「でも今じゃなきゃいけない気がするんです…決めました。仕事させてください。」
「良いのか?」
「駄目…ですか?」
「大歓迎だ。職場にはやっぱり華がないと!」
「ありがとうございます。」

それから数十分電車に揺られていた二人だったがレイは疲れたのかいつの間にか寝ていた。

「寝ちまったか…それにしても若いって良いな。」
レオンが一人でぼやいていると肩に何かぶつかった。
「悪い、起こしちまっ…」
肩にぶつかったのはレイの頭だった。
レオンの肩に寝ているレイが寄りかかる。
それと同時に甘い香りが漂ってきた。
「こういうのには弱いんだよな…」

101偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:34:05 ID:???
〜孤独〜 Ai and Yui's Prologue シーズン3 前編

守りたい人を守る為に私は強くなる。性別なんて関係ない。強いのは男じゃなくても良い。男が女に守られるってのも悪くないじゃない。

私たちは同じ数だけのちゃんとした出会いと別れを経験した事がない。必ず別れの数が出会いの数を上回る。そんな人生悲しくて…

双子の姉アイと妹ユイはビルが建ち並ぶ街の中心部を訪れていた。
「ねぇ、ユイ。彼氏とかできちゃってたりする?」
「え……何よ、いきなり。」
「ははっ、ごめんごめん。」
「……実は一昨日同じクラスの男子に告白されたの……」
頬を赤らめ小さな声で呟くユイ。
「で!? 返事は!?」
アイはとても興奮気味だ。
妹に彼氏ができたかもしれないのだから無理もないが…
ユイは口を開かずに首を横に振った。
「振ったの!?…勿体無い。でもあなたもやるわね。」
そんな二人の下へ柄の悪い男が数人がやってきた。
「姉ちゃん、俺たちと遊ぼうよ。」
「嫌よ、誰があんた達となんか。」
アイは強気な態度に出る。
彼女と対照的なユイは怯えている。
そんなユイを庇うかのように前に出た。
「大人しくついて来ればこんな事しなくて済むのになぁ。」
男たちは一斉にナイフを取り出しアイに向けた。
「ユイ、逃げなさいっ!」
「でも…」
「私は大丈夫だから。早く!」
ユイは足早にその場を立ち去った。
「大人しいあの娘もタイプだが…お姉ちゃんみたいな娘もタイプだぜ。」
「気持ち悪いわね。さっさと来なさいよ!」
「威勢が良い…覚悟っ!」
まず走ってきた一人目の足を払って転ばせる。
それに二人目が躓いた。
アイは二人が立ち上がる前に高く飛び上がって腹を殴る。
二人は血を吐いて倒れた。
肺がやられたに違いない。
「お姉ちゃんだからって見くびっていたよ。」
ボス的存在の男が倒れた二人を蹴り飛ばしながら言う。
それから胸ポケットに手を伸ばし拳銃を取り出した。
「だけどこれならどうかな? 大人しくするなら命だけは助けてあげる。」
「嫌って言ってるのが分からない? 馬鹿ね。一度で理解しなさいよ!」
「そうか…大人しくしないなら大人しくさせるしかない。」
男が引き金に指をかけた時、アイの前に若い男が立ちふさがった。
「誰だか知らねぇがレディに物騒なものを向けるんじゃねぇよ。」
「部外者は黙って失せろ!」
男は拳銃の引き金を引いた。
「ちょっ、マジかよ…」
本当に撃ってくるとは思っていなかった若い男は成す術もなく腕を撃たれた。

102偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:34:50 ID:???
〜孤独〜 Ai and Yui's Prologue シーズン3 後編

その場に倒れ込む若い男にとどめを刺さんと拳銃を握り締め、不吉な笑みを浮かべる男。だが男はアイというもう一人の相手の存在を不覚にも忘れていた。
「そこまでよっ!」
背後から急所を蹴られた男は酷い顔をして若い男の隣に倒れた。
「情けないぜ…助けるつもりがこの様だ、すまねぇ。」
「腕の傷。手当てしてあげる。」
だが若い男はアイを払いのけ、意識を取り戻し引き金を再び引こうとしていた男の顔面を殴りつけた。
「べ、別に助けてなんて言ってないんだからね。」
「可愛い奴…」
「なっ…何よ! あ、ほら。腕見せて。…弾は抜けてるわね。」
アイは頬を赤らめながらも若い男の腕の傷を手当てしていた。
「すまない。俺はキースだ。」
「私はアイ。口説こうったってそうはいかないんだから。」
「口説こうとした覚えはないんだが…それにしても君、強いんだな。どうだ、俺たちの組織に入らないか?」
「どういう組織かしら。」
「警察とエージェント、両方の役割をこなす組織だ。」
「面白そうじゃない。でも遠慮しておく。私には双子の妹がいてね。ユイっていうんだけど私と違って弱いのよ。まあ普通の女子は弱いけど。で、ユイを一人にはできないの。今回みたいな事があったら心配で…」
「家族は?」
「離婚して父親側に引き取られたけど二年前に私たちを残して行方を眩ましたわ。」
「家計も安定してるって訳じゃなさそうだな。そのユイって妹と一緒に来るか? 仕事しなくても飯ぐらいは食わしてやる。」
「それなら私はちゃんと働くわよ。その代わりユイの安全は保証して頂戴!」
「任せろって。その代わり…厳しいぜ?」
「覚悟は出来てるわ。ユイを呼んでくる。」
数分してアイは帰ってきた。
隣に並ぶ少女は彼女と非常に似ている。
「わ、私は…ユイです。」
「可愛いってところは似てるな。そんな緊張するなって。なぁアイ。」
キースは笑いながらアイに話を振ったが彼女は血相を変えて言った。
「ユイには未来があるの! 口説こうとしないで!」
「落ち着けって。俺は何も…」
「…ごめんなさい。でもやっぱり…私なら口説いても良いわよ…」
「……アイ?……」
「……キース……」
「あのぉ〜二人とも?」
ユイが気まずそうにしつつも口を開いた。
「…やっぱり私、邪魔ですね。失礼しまーす。」
二人を残してユイはその場を後にした。

103偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:35:22 ID:???
〜孤独〜 Leon and Keith and Pes's Prologue シーズン3 前編

俺が何者かを決めるのはお前じゃない。そもそも見ず知らずのお前にそんな事を言われる筋合いはない。モンスターはお前の方だろ。現実を見つめやがれってんだ。この俺が俺でなくとも俺はこの俺を演じ続けるまでさ。過去など捨ててやる。そして…今を生きる。

人間ってどうして辛い事、悲しい事を周りに明かさないんだろうな。明かせば楽になるかもしれないのに…どいつもこいつも一人で抱え込んで格好つけてんじゃねーよ!

何でも打ち明けられる仲なんてある訳ないんだ。例えば俺が過去にお前の両親を殺したとしよう。それを俺がお前に打ち明けられるとでも?許せ、これでも仲間を思ったつもりだ。

「隊長、来客です。」
「用件は何だ?」
「Mr.スコットと話がしたいと言っています。」
「通せ。」
部下が来客を中に招き入れる。
その来客とは有名なとある会社の社長だった。
「Mr.スコット、君の活躍は聞いているよ。無論、君だけではなくこの組織も高く評価しているが。」
「はっ。光栄です。ところでホルダーさん、話とは何ですか?」
彼の名はホルダー。ホルダーカンパニー創設者である。
「君のところの組織を買収しようと思ってな。私の会社の警備を頼みたいんだ。勿論今までの仕事も続けてもらって構わない。」
「はい、では手続きを…」
ホルダーが会社を後にするとレオンは彼の経歴を調査し始めたがあまり詳しい事は明かされていないようである。
「おい、レオン。そんな真面目な顔してどうしたんだ?」
「よぉ、キースか。実はだなぁ…あの有名な会社がこの組織を買収すると。」
「まっ…まさか。ホルダーカンパニーか!?」
「驚くのも無理はない。でも引っかかるんだよ。どうして有名会社がPAAを買収なんてするのか。疑問に思わないか?」
「……う? うん、あぁ……」
「聞いてなかっただろ…」
「そんな事ないって!」
「顔、赤いぞ。」
キースの頬は火照っていた。
レオンは彼が何を考えていたかぐらい想像できる。
「別に…女の子の事なんて…」
部屋にノック音が響く。
それによって会話が途切れた為、キースは救われたかに思えた。
「どうぞ。」
扉が開くとそこには少女が立っていた。
「あら、こんにちは。」
キースの頬が再び火照りだす。
それを察したレオンが一言。
「ナンパはよそでやれ。と言いたいところだが食事にでも誘ってこいよ。」
この言葉に安心したキースは緊張しながらもアイに近づく。
彼は一目見れば恥ずかしがっているという事は分かる顔をしている。
「しょ、食事にでも…どう?」
「え? 良いけど。」
「…じゃあ…行こうか。」
レオンはキースに向けてやったなという意味を込めてガッツポーズ、キースはピースで返した。
「おーい、レオン。」
「何だ。今度はペスか。」
「何だよその期待外れのような顔は!」
「職場にはやっぱり華が…」
「あっ!」
何か思いついたのか思い出したのかペスがデカい声を上げる。

104偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:35:53 ID:???
〜孤独〜 Leon and Keith and Pes's Prologue シーズン3 後編

「俺見たんだよ。レオン、あんたが高校生ぐらいの女の子と手を繋いでるのを。」
「あ、あれは訳があって…」
再びノック音が部屋に響く。
「はい。」
扉が開くとそこにもまた少女が立っていた。
「レイっ! 大丈夫なのか?」
「はい、案内してもらってきたので。」
部屋は散らかっていてレイが何かに躓くといけないと思い、レオンは彼女の手を取った。
「レオン…ここは職場だぜ?」
「これも仕事の一環だ。」
「何の話してるんですか?」
「い、いや、こっちの話だ。」
「邪魔しちゃ悪いな。失礼。」
ペスは二人を置いて部屋を後にした。
「職場にまで恋愛感情を持ち込んで仕事に集中できるのかよ。」
廊下で一人呟くキース。
「お姉ちゃんったら男の人と…」
廊下で一人呟く少女。
二人とも正面から来る相手に全く気づいていない。
「ああいう風に人前で堂々とオープンする奴は見ててイライラするわ。こうなったら俺だって…」
「私だって自慢の彼氏作ってやるんだから。見返しちゃおうかな…」
二人がぶつかる寸前で互いに危険を察知したが時既に遅し。
ぶつかって二人は倒れた。
「いててて。ん…」
「いたたた…」
キースは自分が少女にのしかかられている事に初めて気づいた。
しかも少女の胸が顔に当たっている。
このままの状態でいたいのも山山だったが誰かに見られたらまずいので少女を抱いて自分も起きた。
「……すいません、ありがとうございます。」
「……俺こそ悪かった。」
「……」
「……」
「……」
「……」
そこへ副隊長のジャックが現れた。
「はっ…邪魔してすいません。」
足早に立ち去ろうとするジャックだったがペスが先回りして退路を絶った。
「副隊長さん、この事は内密にお願いしますよ〜。」
「お願いしますねっ。」
「わ、分かりました。心行くまでどうぞ…わあああぁ!」
悲鳴を上げてジャックは何処かへ行ってしまった。

105偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:36:24 ID:???
〜孤独〜 Jack and Alex's Prologue シーズン3 前編

私は人である彼らを人と認めずに訳の分からないウイルスで弄ぶあなたを許さない。ええ、分かってますよ。この命がそう長くはない事ぐらい… 何があろうとも心の底から仲間と呼び合える彼らを私は信じます。

俺はてめぇみたいな奴が大嫌いなんだよ。人をまるで玩具のように扱う悪魔がよ!待ってろよ、すぐにケリをつけてやるから。死ぬんじゃねぇぞ!

「ここの組織は社内恋愛は良いのだろうか。気になるところだ…」
とそこへ同僚のアレックスが歩いてきた。
「よっ、副隊長。元気か?」
「朝からテンション高いですけどどうしたんですか?」
「硬いねぇ。敬語使うのやめないのか?」
「ええ、敬語の方が性に合ってますから。」
「それなら良いんだけど。そうそう、聞いてくれよ。今日デートなんだけどさぁ…」
ジャックは呆れた顔をしてものも言えない。
だが先程の疑問を思い出し、口を開いた。
「そういえばここって社内恋愛オッケーなんですかね?」
「それがさぁ『社内はオッケー、社外は論外』ってスローガン掲げてやんの。まっ、俺は大学で知り合った女の子と付き合ってるけどね。あっ! 今の内緒だからな。」
「はいはい、分かってますって。」
「じゃ、行ってくるから適当にあしらっておいてくれ。」アレックスが姿を消すと今度はホルダーカンパニーの制服を着た女が現れた。
「あっ、あなたもしかしてPAA?」
「そうですけどホルダーカンパニーの社員さんがどうして?」
「社長がPAAを買収したからPAA本部にもカンパニーから社員を派遣してるんです。って言ってもカンパニー本社はここを出てすぐですけどね。」
「そうなんですか、それにしてもお若い。見た感じ21歳ってところですね。」
ジャックの言葉に女は驚きを隠せない。
無理もないだろう。当たっていたのだから。
「ど、どうして?」
「言った通り見た感じですよ。」
突然携帯が鳴り、女が出る。
会話を手短に済ませて電話を切ると不機嫌そうな顔をしていた。
「急用ができたのでお喋りはこの辺で切り上げましょう。私はレン、以後よろしく。」
「ジャックです。では。」
レンが外に通じる扉の前に辿り着いた時、ジャックは離れた彼女に向かって言った。
「そんな顔をしては綺麗なあなたが台無しですよ。」
この言葉がレンに届いたかは分からない。勿論周りにいた者達の視線を浴びる事になったがストレートに言えてすっきりしたようだ。
「おい、色男。何やってんだよ!」
後ろから肩を叩かれ、振り向くとデートに行ったはずのアレックスがいた。

106偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:36:54 ID:???
〜孤独〜 Jack and Alex's Prologue シーズン3 後編

「アレックスですか。脅かさないでくださいよ。」
「女でも口説いてたのか? ひゅ〜ひゅ〜。」
「やめてくださいって。私にだって異性への関心ぐらいありますから!」
恥ずかしさのあまりその場にいられなくなったジャックは作戦室へ行き一人きりになった。
「あぁ、あんな事言わなければよかった…」
「綺麗な顔が台無しって?」
「そうそう、あれがいけなかったんです…ってレンさん!?」
一人だけのはずだった作戦室にいつの間にかレンが入り込んでいた。
「結構嬉しかったですよ、さっきの。あれがたとえお世辞だとしても。」
「お世辞だなんて。私は率直な意見を述べたまでですよ。それによく見ると可愛いですし…」
「駄目ですよ、仕事に専念しなきゃ! あなた達にはこれから大きな任務が待ってるみたいですからね。」
「大きな任務って何なんですか?」
「それは……ジャックさん!?」
ジャックは麻酔銃を撃ち込まれてその場に倒れた。
「……くそっ…謀りましたね……」
「わっ、私じゃありませんよ!」
「……」
ジャックが動かなくなると背後で扉が開いた。
マスクをした二人組が作戦室に入ってきて、一人は扉の外を見張り、もう一人がレンを押さえつけた。
「ちょっと、離しなさいよ!」
「静かに、命令で彼を引き取りに来た。」
「命令…? あなたは確か…」
「私はカイ。社長命令よ、手伝って。」
「でも彼は…」
「命令に背くと首が飛ぶわよ。現実でね……はは、冗談よ。気を悪くしないで頂戴。まあどちらにせよ手伝ってもらうわ。」
「…何をすれば?」
「その段ボールに彼を入れるだけで良いわよ。
それをカンパニー本社まで運ぶのは私とアニーの仕事。アニー、誰も来てない?」
「ええ、今のところは。」
レンが渋渋ジャックを段ボールに詰める作業を終えるとカイとアニーが段ボールを持って部屋を出ていった。
ホッとしたのも束の間、カイが顔を覗かせた。
「この事をPAAの連中に漏らしてみなさい。生まれてきた事を後悔するわよ。」
「…内密にですね。」


「カイ、ご苦労だった。これで奴らも混乱するだろう。まさかホルダーカンパニーの仕業とは思うまい。」
「社長、あの男はどうします?」
「地下に幽閉しておけ。明日にでも人体実験の素材になってもらう。ふははははははは。」

107偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:37:25 ID:???
〜孤独〜 1 シーズン3
~Holder's trap~

作戦室に集まるPAAメンバー。
ここでは数分前から今回の作戦についての会議が行われている。
「ジャックがいない訳だが。何やってるんだあいつは。」
副隊長がいないことで作戦の説明がスムーズにいかない。
現場の指揮は副隊長が取るからだ。
細かい事は全て副隊長であるジャックの頭の中。
その頭の中のものを作戦室に置いてっていれば別だが生憎、全てを彼が持ち歩いていた。
「関係あるか分からないけどさっき副隊長さんがカンパニーの女を口説いてたぜ。」
ちょうどジャックの口説きを聞いていたアレックスがにやけながら言った。
「カンパニー…か。何もないと良いんだが。」
だがそうはいかなかった。
「匿名の通報です。ホルダーカンパニーにジャックさんが捕らえられている模様。」
ユイが受信した情報を読み上げる。
「くそっ、やはりカンパニーは何か企んでいたのか! 情報の発信元を特定できるか?」
焦りを隠せないレオン。
だがユイは落ち着いていた。
勿論レオンだって自分を落ち着かせようと試みたが仲間の身に危険が迫っているとなればそうはいかない。
「分かりました、やってみます。」
特定に時間は掛からなかった。
「特定完了しました。カンパニー本社からです。」
「ホルダーめ…何が狙いなんだ。」
「これは罠でしょうかね?」
「だったらこの罠にかかってやろうじゃないか! なぁ皆!」
キースはハイテンションだ。
久々に暴れる機会を得た喜びだろうか。
「やってやるか。」
いつもと変わらないテンションのペス。
「力になれるか分かりませんが私も行きます。私たちは同じ数だけのちゃんとした出会いと別れを経験した事がない。必ず別れの数が出会いの数を上回る。そんな人生悲しくて…もう誰かが死ぬのは…見たくないんです。」
「ユイは待ってなさい! 気持ちは私にも分かるけどあなたを戦場に連れて行くつもりはないわ。」
妹が弱い事を十分理解していたアイは何としてでも彼女を思いとどまらせたかった。
「連れて行ってやろうぜ。」
アレックスの無責任な言葉にアイは激怒した。
「それがどういう意味か分かってるの!? ユイに死ねって言ってるようなものじゃない!」
「誰がそんな事を。前衛の彼女の後ろを守るのがアイ、あんたの役目じゃないのか?」
「それは……分かったわ、ユイ。私が守ってあげる。」
「あのぅ、私は勿論留守番ですよね?」
司令塔であるレイは目が見えない。
彼女は戦場へ赴いても役に立たない、いや赴かなくても役に立たないと思い込んでいた。
「留守番も立派な仕事だぜ。一人じゃ不安だろうからアレックス、お前も留守番な。」
「えっ、マジで!」
初任務で活躍するより少女との一時を過ごせる方が彼にとって良いらしい。
「マジだ。それじゃ、行ってくる。」
二人を残してPAAは緊急任務で出動した。

108偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:37:55 ID:???
〜孤独〜 2 シーズン3
~Darkness road~

五人は作戦室前のエレベーターに乗り込んだ。
PAA本部エントランスまで一気に降りるつもりだ。
「良いか、ジャックは人質だ。彼さえ救出できれば何ら問題ない。発砲許可も既に出ているからキース、お前は好きに暴れて敵を誘き出せ。」
「任されたぜ、楽勝だ。」
「俺達四人はジャックの捜索、もしホルダーが良からぬ事を企んでいたらそれを阻止。場合によっては抹殺だ。行くぜ!」
エレベーターがエントランスに着くと五人は駆け出してホルダーカンパニー本社へと突入した。


「社長、PAAが罠にかかりました。五名本社に侵入した模様です。」
「早速来たか。お前の出番だオーウェン。ヘマはするなよ。」
「はっ。」
ホルダーカンパニー本社は一階のエントランスから百階の社長室までの直通エレベーターがあるだけの単純な構造だった。
「一気に行くぞ。」
「待って!」
静止したのはアイだった。
「社長室まで直通だなんて変だと思わない?」
「確かに彼女の言う通りだ。レオン、いつもの冷静さはどうした?」
「俺は…いつもの俺だ。」
「焦る気持ちは分かりますけど慎重に行きましょう。」
「俺が先に乗ってみてやるよ。大丈夫そうなら無線で連絡する。」
そう言ってキースが乗ったエレベーターが閉じた。
それからしばらく空白の時間が続いたがやがて無線が入った。
『こちらキース、無事社長室らしき所へ到着。乗ってこい!』
ちょうど戻ってきたエレベーター。
レオンは頷き、乗るよう促した。
だが動き出したエレベーターは上昇せずに下降していく。
『おい、キースどういうつもりだ! エレベーターが下降していくぞ。』
無線機越しに怒声を浴びせるレオン。
彼は一刻を争う時にふざけた真似をしたキースを許せなかった。
『待てよ、レオン。俺は何もしちゃいないぜ。』
「そうよ、彼がそんな事するはずない。とりあえず止まるのを待ちましょう。」
いつもなら腕の立つ彼は周りの足を引っ張る事はなかったが今回ばかりは足を引っ張る事になりそうだ。
『すまないキース。』
暗闇に包まれた最下層に着く。
エレベーターを出ると四人は強烈な死臭に襲われた。
足元をふらつかせたユイをペスが支える。
「無理もない。慣れていてもキツいんだからな。」
「すいません。」
背後でエレベーターの電源が落ちて前は暗闇、後ろは行き止まりとなった。
「変電室かどっかに行って電力を供給しないと戻ることはおろか、迂闊に動けないな。」
「分かった、俺が行こう。」
「わ…」
「私も行くわ。ユイはお留守番してなさいねぇ〜。」
何か言いかけたユイの声を掻き消してアイがあやし口調で言った。
「懐中電灯だ。」
ペスがレオンに懐中電灯を投げて渡す。
だが今にも切れそうだ。
「時間は限られてるからな。」
「サンキュー。」
二人が暗闇へと消えていく。
ユイはただ姉の無事を祈るばかりだった。

「本当妹想いなんだな。」
「家族が妹しかいないから…」
「悪い悪い、この話やめよう。」
「そういえばあなたの家族は?」
「俺が生まれて両親ともすぐに死んだ。事件に巻き込まれたんだ。」
「ごめんなさい、そんな事知らなくて…」
「良いんだ。お互い様…だろ?」
会話をしながら暗闇を進むとレオンの持った懐中電灯の光が何かを照らし出した。
錆びた扉だ。
ノブを探そうと辺りを照らす。
だが目当てのノブを見つける前に視界に入ってきたのは血の手形だった。
それも下に向かって掠れている。
重傷を負った者が必死に体を支えようと血のついた手で扉に触れたのだろう。
アイの事を考えてレオンはすぐに照らす場所を変えた。
「よし、ここにノブが…入るぞ。」
変電室と思われる部屋に入って早々、アイが機械をいじりだした。
「これね、ポチッと。」
暗闇に包まれていた部屋が一気に明るくなる。
だがアイの視界は暗闇に包まれたままだった。
「な、何するのよ!」
「良いから大人しくしろ。」
照らされた部屋にはおびただしい量の血が散っており一人の白衣を着た科学者が死んでいた。
こんなショッキングな画を見せる訳にはいけないと考えたレオンは電力が供給された事を確認するとアイの視界を遮ったまま元来た道を戻っていった。

109偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:38:25 ID:???
〜孤独〜 3 シーズン3
~Another sister~

「留守番も暇だな。なぁ姉ちゃん。」
「姉ちゃんですか…私、あなたより年下ですよ。15です。」
「えっ、真面目に年上かと思ってたんだけど。」
「面白い人ですね。」
二人が会話を楽しんでいるところへ誰かが来たことをノック音が知らせる。
アレックスが扉を開くと真っ先に拳が顔面に入り、後ろに吹き飛ばされた。
「どうしたんですか!?」
何が起きているか把握できないレイは焦りを隠せない。
「ふっ、客が来ただけだ。心配するな。」
だが侵入してきたガスマスクで顔を隠した男によってレイは何かを打たれ気を失い、アレックスも同じ何かを打たれた。
「許…て下…い。…れも……のうち…す…」
男の言葉が次第に聞こえなくなっていく。
アレックスが最後に見たものはガスマスクを外した知り合いの男の顔だった。

「レオン、アイ、無事だったか。」
「一年前の事件と繋がっている…」
「何言ってんだ?」
その時、幾度となく交戦してきた廃人『ゾンビ』が姿を現した。
アイはユイの視界を遮る。
「な、何なのよあれは…」
「何、見えない。」
「良いからこっちへ来い!」
四人がエレベーターに入り、レオンがボタンを押す。
「まだ奴らが存在してたとは…」
「イワンの保険がホルダーって事だなレオン。」
「ああ。そういう事になるな。」
一年前の真相を数日前に話しておいたことで話が噛み合わなくなる事はなかった。
「じゃあホルダーはイワンって人に代わってまたPAAを潰そうとしているのね。」
『御名答だ、Ms.アイ。だがそれだけではない。』
エレベーターにつけられていたスピーカーから聞き覚えのある声がレオンの耳に入ってきた。
「ホルダーめ、ジャックはどこだ!?」
『Mr.ジャックは私の部下になった。今頃はMr.アレックスやMs.レイを捕らえているはずだ。せいぜい足掻くが良いさ。』
「ジャックに限ってそんな事はない!」
『まあ良い。最上階の実験室で待っている。話がしたい。』
そこまで言うとスピーカーは火花を吹いた。
最上階に着き、扉が開くとキースが倒れていた。
「キース、無事か?」
「うぅ…。レオンか、油断したぜ。後ろからスタンガンでやられたみたいだ。」
「立てるか?」
「…うぁ、ああ大丈夫だ。」
キースが立ち上がると彼らはホルダーの待っている部屋に向かった。
「よく来てくれたね。早速だが…」
「伏せて!」
そう促したが瞬時に対応できる訳なかった。
ホルダーが放った銃弾がキースに向かう。
だがアイが彼を突き飛ばして銃弾を回避した。
「す、すまねぇ。情けないな男のくせに女に助けられるなんて。」
「守りたい人を守る為に私は強くなる。性別なんて関係ない。強いのは男じゃなくても良い。男が女に守られるってのも悪くないじゃない。」
「へっ、女のくせに格好つけやがる。」
レオンが油断したホルダーの銃を撃ち落とす。
「ほう、PAAもなかなかのものだな。甘く見すぎていたよ。」
「もう終わりだ。ホルダー。」
「これを見てもそう言い切れるか!」
モニターに映し出されたのはガラス張りの部屋で壁に縛られたレイ。
ガラスの外側にはゾンビが無数にうごめいている。
「ペス、急いで彼女を助けに行ってくれ。」
「あいよ。任せろ。」
「無駄な事を…。彼女は新世界を築く為の生贄となるのだ。」
「新世界だの生贄だの気持ち悪ぃーんだよ。」
「貴様には理解できまい、Mr.キース。」
「理解したくもないね。」
「まあ良い。それはそうとそこの娘…実に興味深い。誰かと思えば双子のアイにユイだったとは…」
「あなた何なの?」
「私はお前たちの父親だ。」
二人は動揺を隠せない。
そんな二人を気にせずに話を続けるホルダー。
「お前たち、実は三姉妹なんだよ。私は二人を引き取り、母方がもう一人を引き取った。小さい頃の事だから忘れていて無理もない。そのもう一人というのがあいつだ!」
彼の指はモニターに映し出されている壁に縛られたレイを指していた。

110偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:39:00 ID:???
〜孤独〜 4 シーズン3
~First down~

「……そこにいるのは誰だ。」
ペスは何者かの気配に足を止める。
陰から出てきたのは女だった。
「あなたもPAA?」
「あぁ。お前…その制服はカンパニーだな。悪いが相手してる暇はない。」
「待って! 私はあなた達の味方のつもりなんです。裏であんな実験してるなんて知らなかったから…」
「どうだか。」
「分かりました、レイさんの居場所まで連れて行ってあげます。」
ペスは警戒しながらも女の後ろをついて行く。
変な真似をすれば女であろうと射殺するつもりだったが彼女の言葉に嘘偽りはなかった。
「ありがたい。でもゾンビがこれだけいると…」
「これはバーチャルですよ。中に閉じ込めた者を精神的に追いやる為のものらしいです。それでも嫌でしたら消しましょうか。」
女がそばにあった端末をいじると無数のゾンビは消えた。
「お願いします、ホルダーの陰謀を打ち砕いて下さい。」
「それは良いけどあんた、名前は?」
「レンです。」
「俺は…」
「ペスさん。調査済みですよ。では。」
レンがいなくなるとペスは飛ぶように部屋に入った。
「レイ、しっかりしろ!」
「ペス…さん…?」
「あぁ、俺だ。もう大丈夫だぜ。」
レイを縛りつけていた紐を解くとペスは彼女を負ぶり、部屋を出た。
「ありがとう…ございます。」
「おうよ。それにしても何で俺って分かったんだ?」
「あなたの気です。私は目が見えない代わりに人の気を感じる事が出来るので。」
「へぇ〜、凄いなぁ。」

「末っ子のレイが苦しんでる姿を見てどうだ。もうじき生贄になる訳だが。」
感情を抑える事のできなくなったユイがホルダーに向かって走り出す。
レオンは止めようとしたが間に合わず無我夢中で走るユイはホルダーが銃を構えていようと関係なしに突っ込んで行った。
「小賢しい!」
ホルダーが引き金を引く。
ユイは吹き飛んだ。
だが彼女に痛みは走らない。
ユイの上にはアイが覆い被さっていた。
血溜まりが少しずつ広がる。
「…お姉ちゃん?」
「あなたに…だけは…死んで…ほしくないの…」
「ねぇ私だってお姉ちゃんには死んでほしくないのよ。なのに…どうして?」
「私が…守るって…言った…から…よ…」
「ははは、傑作だな。『引き裂かれた姉妹、永遠の別れ。』」
「黙れ、クソ野郎! お前だけは絶対に許さねぇ。」
「おっと怖い怖い。やはり保険をかけておいて正解だったな。また会おう。」
ホルダーは身の危険を感じて実験室に備え付けられていたエレベーターに乗り込んだ。
「…立派な…彼氏…見つけな…さいよ。ユイ、大好き……」
そこで彼女の言葉は途絶えた。
「お姉ちゃん?」
ユイが必死にアイを揺さぶるが動かない。
しばらくしてやっと彼女が二度と動かない事を悟った。
「私…これからどうすれば良いのよ…ねぇ、お姉ちゃん。」
「レオン、キース、アイ、ユイ。レイを連れ戻し… 」
残酷な現実を目の当たりにしたペスは言葉を失った。
15歳の少女が撃たれるなんて普通有り得るだろうか。
「エレベーターが戻ってきた。奴を追おう…これ以上好き勝手にはさせない。さぁ乗るんだ。」
ペスは察して思った事は口にせずレイを負ぶったままレオンの言葉に従い、キースも無言のままエレベーターに乗り込んだ。
「私、必ず戻ってくるからね。」
動かぬアイにそう語りかけ、ユイもエレベーターに乗った。

111偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:39:31 ID:???
〜孤独〜 5 シーズン3
~Hurry up!~

目が覚めたアレックスが辺りを見渡すが一面暗闇に包まれていて何も見えない。
「お目覚めのようですね。」
「ようこそ、Mr.アレックス。」
部屋の照明がつき中年の男と若い男が視界に入った。
「あんたがホルダーか。ジャック…裏切ったな!」
だがジャックが無言のまま持っていたPAA基本装備のM4をホルダーに向けている姿を見てアレックスは悟った。
彼はホルダーに近づいて機会を伺っていたという訳だ。
「そうだなぁ。裏切りは良くない。」
ホルダーが胸ポケットに手を入れて端末を取り出し、ボタンを押すとジャックの足場が落ちて彼は空の水槽へと落ちていった。
更にもう一度ボタンを押すとどこからか水槽に水が流れ込む。
「カイ、アニー、相手をしてやれ。」
そう言ってホルダーは陰から出てきた少女二人に何かを打った。
「女だからって甘く見るなよ。ほーら、早くしないとお友達が溺死しちゃうぞ。」
少女二人が見る見るうちに醜い姿へと変わっていく。
「どうだ、このウイルスで私は新世界を築く!」
「俺はてめぇみたいな奴が大嫌いなんだよ。人をまるで玩具のように扱う悪魔がよ!」
「悪魔で結構だ。気が済むなら何とでも言ってくれたまえ。失礼する。」
エレベーターに乗り込むホルダー。アレックスもそれを追うが皮膚は爛れて臓器が飛び出し、異様に発達した筋肉を持つ化け物二体が立ちふさがった。
「皮肉なもんだな。こんな姿じゃ嫁に行けないんだから。」
「アレックス…急いで下さい。」
水槽の水面はジャックの顎の辺りにまで達していた。
「待ってろよ、すぐにケリをつけてやるから。死ぬんじゃねぇぞ!」
化け物に対してM4で応戦するが弾は全て腕で弾かれる。
後ろに回り込もうとするが二体となるとそれが難しい。
それでも何とか背後をとったアレックス。
背中にM4の弾丸を撃ち込み、弾が切れると今度はリボルバーを撃ち込んだ。
化け物が倒れる。
だがその後ろでもう一体が腕を振り上げ、それをアレックス目掛けて振り下ろした。
アレックスは前転してギリギリ避ける。
化け物の腕は倒れている化け物の胴体に当たり、腹に穴を開け、床に沈めた。
「あんなのを食らったらひとたまりもないな…」
だが腕が振り下ろされた時に大きな隙ができるのをアレックスは見逃さなかった。
もう一度振り下ろしを誘い隙を作る。
「終わりだ!」
いや終わりなのはアレックスの方かもしれない。
今回の振り下ろしで隙はできなかった。
油断したアレックスは振り下ろした腕とは反対の腕で吹き飛ばされた。
「く、くそ…こんな所で…」
化け物が腕を振り上げる。
アレックスは覚悟した。
「そこまでよっ!」
彼の目の前で爆発が起きる。
化け物は倒れ、その前にはカンパニーの制服を着た女が立っていた。
「すまない。でも何故?」
「事情を話している暇はありません。早く水を止めて彼を助けないといけませんね!」
女が壁を叩くと水が排出され始めた。
見えてきたジャックの呼吸が聞こえる。
「あとは梯子か何かがあれば彼を上に上げられるんですけど…」
「ジャック、もう少し待っててくれな。あんたは隠れてろよ。カンパニーだろ? 奴にバレたらマズい。」
「はい。分かりました。梯子は確かこの部屋を出て左奥に行くとある倉庫に置いてありましたよ。」
「すぐに戻る。」
部屋を後にしたアレックス。
倉庫にはいくつもの死体が並べられており死臭が籠もっていた。
梯子を見つけ、それを担ぐとすぐに部屋を出た。
水槽の部屋から銃声が聞こえたのはそれからだった。

112偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:40:08 ID:???
〜孤独〜 6 シーズン3
~For friends~

エレベーターが勝手に上昇し始める。
「くそっ、ホルダーは下へ行ったのに!」
「少し落ち着けよレオン。まだ逃げられた訳じゃない。奴は地下へ逃げたんだからすぐには地上に出られないだろ。」
キースも実際には憤りを感じている。
だが今は抑えるしかなかった。
「悪いが下ろしても良いか?」
レイを背負っていたペスが彼らしくない声を上げた。
「あ、すいません。良いですよ。」
キースやユイはただ心配そうに彼を見つめていたがレオンの表情は硬かった。
「レオン、代わりに…背負ってやってくれ…」
「あぁ。」
レオンはペスの息遣いが次第に荒くなっている事に気づく。
エレベーターが上のフロアに着くと彼らは階段を見つけて急いで降りていった。
「行…け…」
「どうしたペス?」
彼らが降りてきた階段から武装した集団が降りてくる。
「…はや…く…行け! いいから…はやく!」
「ここはペスに任せよう!」
キースはユイの手をとって走り出した。
レオンも戸惑いながら走り出すがしばらくして振り向くとそこにはもうペスはいなかった。そこにいたのは正真正銘の化け物だ。
「嘘だろ…ペス…」
「何があったんですか? ペスさんの気が消えたんですけど。」
武装集団が化け物に対して銃撃する。
だが化け物と化したペスに銃などは玩具に過ぎなかった。
銃撃が止むとペスは自らの爪で武装集団を次々と突き刺し、辺りは血の海となった。
「一気に人の気が消えましたね…レオンさん、一体何が?」
「……うぅぅぅ…あああぁ…レイ、俺から離れるんだっ!」
「え…離れるって。どうしたんですか急に。」
「良いから早…く!……」
レイはレオンの気までもが少しずつ消えていくのを感じた。
そしてレオンの気は完全に消えた。
「だ、誰か…私はどうすれば。」
「イワンの創り出したモンスターが勢揃いだな。レイ、行くぞ。」
レイの耳に二つの呻き声の他に憎き父親の声が届いた。
「何するんですか、離して!」
彼女は掴まれた手を振り解こうとして暴れた。
ホルダーも負けじと掴んだ手を背中の方へ持っていき彼女を制した。
「レイの為でも私の為でもあるんだ。頼むから大人しくしてくれ。」
ホルダーは麻酔針を取り出して激しく抵抗するレイに刺した。
眠った彼女を担ぐとすぐにその場を立ち去った。
レオンとペスはかつて仲間だったとは思えない程、殺意に満ちた目で互いを攻撃し合っていた。
そこへ異変に気づいたキースとユイが戻ってくる。
「お…おい、どうしちまったんだよ。お前らもB.O.Wだったのかよ!!…ユイ、お前は危ないから戻ってろ。 」
「…はい。」
キースの声に反応したレオン、ペスは一斉に飛びかかった。
すぐにキースはそれを回避し二人に蹴りをかますがペスに足を掴まれ、壁に向かって投げられた。高く飛び上がり、倒れたキースの上から爪を突き立てるレオン。
だがキースは跳ね起きて何とか避けた。
「なぁ、どうしてだよ…」
かつての仲間に対して銃を使うのは避けたかったが生き残る為には使うしかないと判断したキースはM4の安全装置を外した。
「人間ってどうして辛い事、悲しい事を周りに明かさないんだろうな。明かせば楽になるかもしれないのに…どいつもこいつも一人で抱え込んで格好つけてんじゃねーよ!」
キースは覚悟を決めて引き金にかけた指を引いた。
銃口から放たれたいくつもの銃弾が二人の腹部を突き破る。
動けなくなった二人をキースは尚も撃った。
そこにいる二人はもはや自分の仲間ではなかったから…

113偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:40:43 ID:???
〜孤独〜 7 シーズン3
~Old friend~

アレックスは急いで水槽の部屋へと戻った。
そこにさっきまでいたはずのジャックがいない。
代わりに待機していた女とは別にもう一人カンパニーの制服を着た若い男が倒れていた。アレックスはまず女に声を掛ける。
「あんた、大丈夫か?」
「ええ、私はなんとか…。オーウェン、大丈夫?」
「なんとか大丈夫だ。情けないところ見せちまったな。俺はオーウェン。あんたは?」
「PAAのアレックスだ。そういえばあんたの名前聞いてなかったな。」
「私はレンです。」
「なぁ、アレックス。他にも仲間がいるんだろ?」
「あぁ。それが何か?」
「ホルダーの話によれば数十分前に対PAAホルダー戦線特殊部隊が本社に送られたらしい。隊員は腕の立つ奴ばかりだ。」
「そいつは有り難い土産話だな。」
オーウェンと名乗る男は拳銃に弾を詰めてホルスターに収めると部屋の出口へと向かった。「懐かしい友人にちょっと挨拶に行ってくる。」
男は静かに部屋を出た。
アレックスもM4のマガジンを装填する。
「ホルダーの部下はジャックさんをあの水槽の下へと連れて行ったようです。行きましょう。」
二人は水槽内に飛び降りて床を外し、更に下へと降りた。
「余計な手を煩わせやがる。」
部屋を出たオーウェンは隠しておいた気絶しているジャックを担いでホルダーの下へ急いだ。


「御苦労だった、オーウェン。」
「はっ、あとは残りを始末してきます。」
「そうか。」


ジャックが目を覚ますと自分がカプセルの中に入れられている事に気づく。
隣にはカプセルに入れられ、ウイルス漬けにされているレイがいたが幸いジャックはウイルス漬けにされていなかった。
「目覚めたようだな。だがもう無駄だ。レイは生贄となり、お前は十分後に死ぬ設定になっているのだから。それはそうとまさかイワンが貴様まで作っていたとは驚いたよ。」
ジャックについて記された紙を見ながらホルダーが言う。
「私は人である彼らを人と認めずに訳の分からないウイルスで弄ぶあなたを許さない。ええ、分かってますよ。この命がそう長くはない事ぐらい…だからこそ私はその十分に賭けます。」
「お前は一人だ。動けないお前に何ができると言うんだ。」
「信じる事はできますよ。何があろうとも心の底から仲間と呼び合える彼らを私は信じます。」
「奇麗事を抜かしたところで何も変わりはしないのだよ。もし信じる事で思いが届くと言うのなら見せてもらおうか。」


キースは全弾撃ち尽くしてやっと我に帰った。徐々にレオンとペスが元の姿を取り戻す。始めに口を開いたのはペスだった。
「何でも…打ち明けられる仲なんて…ある訳ないんだ。例えば俺が過去にお前の…両親を殺したとしよう。それを…俺がお前に…打ち明けられるとでも? 許せ、これでも…仲間を思ったつもりだ。」
「もっと俺に頼ってくれよ。嫌になる程頼ってくれよ! そういうのが仲間なんじゃないのかよ…」
「もう…今更…無理だ。キース、俺の分も…生きろ…そしてユイ…にはアイの分も…生きさせてやれ………」
「馬鹿言うなよ、自分の人生を人に託すんじゃねーよ! おい、何とか言えよ!」
二度と起きないと分かっていてもキースは怒鳴り続けた。
レオンの方は異常もなく呼吸を続けている。
そこへ見知らぬ男が現れた。
「君、ついて来い。ホルダーやジャックがいる。彼らは俺が担いでいくから早く!」
キースは隠れていたユイを連れて男の指す方へと向かった。
男も二人を担いで後を追う。扉を開けるとホルダーが姿を現した。

114偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:41:41 ID:???
不知火さんの作品↓

115偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:42:13 ID:???
〜バイオハザード4でまさに外道!〜

その1●サラザール編

ピピーーーー!

レオン「ハニガンさっきは何が・・・」
?「イヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!」
レオン「サラザール!?何でお前が!!?」
サラザール「この回線は我々がジャックしていただきました。外に余計な事を知らされては困るのでねぇ・・・

ちなみにこれ以上セーブできないように城のタイプライターは全部壊しましたから!アッヒャッヒャッヒャッヒャ!!」

まさに外道!

その2●サラザール編
「出来損ないの「ノビスタドール」も使いようで、ようやくアシュリーを確保する事に成功しました。このまま速やかに例の儀式を執り行い、アシュリーを我が教団の正式な仲間とするのです。

儀式の準備には、まだしばらく時間がかかるから、手の空いている者は、かわいそうなレオン君の相手にでもなってあげなさい。

とりあえず、時計台の歯車に歯止めでもしておけば、レオン君をしばらくは足止めできるでしょう。

4 5 0 箇 所 ほ ど 止 め て お け ば、 時 間 稼 ぎ に は 十 分 で す !

皆でゆっくりと相手をしてあげなさい!あっひゃっひゃっひゃっひゃ!」

まさに外道!

その3●エイダ編
「「プラーガ」の卵はふ化する前なら薬で除去できるけど、一旦成長を始めたものは無理ね。成体になる前に外科手術で取り除く事ができれば、助かるかもしれないけど、成功の確率は低いと思うわ。

たぶん彼女の方が先にやられると思うけど、対処法がない場合どうするか、覚悟はしておきなさい。

正 直、 も う 無 理 で し ょ う け ど ね !」

まさに外道!

その4●武器商人編
レオン「やべぇ、もう金がねぇ!」
武器商人「ひっひっひっひっひ、旦那ぁ、無限ロケットランチャー、タダでうってあげましょうかぁ?」
レオン「・・・え、本当に!?」
武器商人「おやすいごようでさぁ♪」

ピシューーーン ドーーーーン!!
レオン「ぁぁぁぁぁ・・・」
武器商人「ひっひっひ、約束どおり
タ ダ で 撃 っ て あ げ ま し た ぜ 旦 那 ぁ ♪」

まさに外道!

その5●レオン編
アシュリー「レ、レオン・・・助けて・・・も、もう駄目・・・・・・・倒れそう・・・」
レオン「えっ!?アシュリー大丈夫か!?卵しかねぇけど使うか!?」
アシュリー「うん・・・」
レオン「ほれ!」

ベチャ
アシュリー「・・・」
レオン「悪いねぇ♪

卵 っ て 投 げ て 使 う ん だ と 思 っ た よ
はっはっはっはっはっは!あ、ちなみにもう回復薬ないから・・・

お 前 に 使 う 回 復 薬 は な !」

まさに外道!

その6●レオン編
サドラー「ケネディ君、私は君が気に入った。褒美として君の理想に終止符を打ってあげよう・・・ はぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
レオン「・・・エイダ下がってろ

ど う み て も サ ド ラ ー よ り お 前 の 方 が 気 持 ち 悪 い か ら !」

まさに外道!

116偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:42:43 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1  大集結!大戦争!!(3)

シャキィーーン! シャキィーーーン! 雪風が氷の刃を思いっきり振り放ちAWD-005を激しく攻撃する!
雪風「このっ・・・!このぉっ!」
005「・・・状況確認、反撃開始」
雪風「やらせない!は、はぁっ!」
005「回避完了、破壊」
雪風「えっ」
バギンッ!
雪風「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
雪風は変形攻撃式液体金属の塊で凄まじい威力で殴られ海に吹っ飛ばされた!

005「反応無・・・次の任務に」
ddr「くらえぇ!!」
ズバシュゥゥ ddrがAWD-005の背中を大きく切り裂く!
005「・・・・っ!!敵データ確認、自己修復型サイバーセル始動」
ddr「ははは!やるじゃねぇか!他の奴のダンスは単調すぎてあきちまったぜ!俺を楽しませてくれよ♪」
005「ターゲット確認、該当データ無、処理の確認、破壊」
ddr「おら!いくぜぇ!」
005「変形攻撃式液体金属、ビーム砲内蔵有線式マニピュレータ発射」
AWD-005から触手な様な物が、左手から液体金属がddrに襲い掛かる!

ddr「へっへっへ♪最高のステージだぜ!とう!」
ddrがそれらを華麗な足裁きで回避する!回避しながら徐々にAWD-005に近づいていく!

ddr「♪♪♪ ほれほれぇ♪ どうしたどうしたぁ♪ そんなんじゃ俺に攻撃を当てる事はできないぜぃ♪」
005「・・・!」
AWD-005がもう片方の手を前に出しガドリング砲を発射する!
ズダダダダダダダダダダダ!!

ddr「へん♪ついにやけになりやがったか♪くらいな!」
005「っ! 回避」
ddr「おぉっとやるじゃねぇか!?ほれ、踊りな♪」
ddrが華麗に舞いながら両手に持った短剣で何度も斬りつけた!

005「・・・!敵回避能力及び攻撃パターン解析及び測定不能、状況確認、ダメージ面問題なし、任務続行可能」
ddr「ふん!機械なんかに俺のステップの解析なんてできるもんかい♪」
短剣で何度も斬りつけられ体のあちこちを裂けた状態になるAWD-005、無論AWD-005は攻撃している物のddrには一度もあてる事ができない!!状況は圧倒的に有利だ!しかし!

005「・・・自己修復型サイバーセル正常に作動」
ddr「おいおい!?さっきから攻撃当ててるけど、再生だとぉ!せこいんじゃないかい!?」
005「状況解析、攻撃命中不可の・・・」
?「あとは私に!!」
ddr「おぉ〜とぉ♪お前も俺のダンスに付き合ってくれるかい!?」
005「・・・!」
ズバシュウゥゥゥ!
巨大な氷の刃がAWD-005を貫く!

ddr「うぉ♪ すげぇぇ!」
005「・・・っ!ダメージ大、状況不利、自己修復型サイバーセル及び空間瞬間移転装置作動」
ddr「に、逃げたな♪」
雪風「あ、あとは私に!」
ddr「おぅ♪ 白いの! 頑張れよ! お前のダンスも最高だぜ♪」
雪風「え? あ・・・あの、わ、私、踊りなんてしましたっけ?」
ddr「したぜしたぜっ! 最高のダンスをよ!」
雪風「はっ、はぁ〜・・・」
ddr「ま、その調子で頑張れや♪」
雪風「は、はい、わかりましたぁ!・・・それではっ」

117偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:43:16 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1  大集結!大戦争!!(4)

8「このぉ!お前だけは!お前だけは!」
フラル「ごちゃごちゃ、うぜぇんだよぉおめぇはよぉ!いい加減死ねや、バーカ!」
フラルが片手のビーム砲の砲塔を8wに向ける!
8「や、し、しまった!」
フラル「ひゃっはっはっはぁ!馬鹿がっ!油断したなぁ、消えちまいなぁ!」
8「・・・───っ!」
8wは思わず目を瞑った
ビシューーン! バギャン!

8「・・・・・」
フラル「な、なにぃ!?ーんだ、んにゃろぉぉ!!?」

様子が変だ・・・8wは恐る恐る目を開いてみた
8「・・・!? フラルの手が!? フラルの手がっ! 一体!!?」
意図「8wさん!大丈夫ですか!?」
8「は!意図さん!?・・・あ、ありがとう・・・助かったよ・・・」
フラル「んにゃろめぇ!貴様ぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
フラルは地面を蹴り上空にとんだ!

意図「そこかっ! いけ、ファンネル!」
フラル「なにぃ!?えぇぇええっ!!」
フラルの周りを何かが飛び交いレーザー砲を発射してフラルを攻撃する!

フラル「いて!いてぇ!いってえぇ!この野郎っ!?俺を殺す気かぁぁっ!!?」
意図「お前のような奴がいるからいつまでたっても戦争が終わらないんだっ!!」
フラル「っばぁぁかやろぉい! 死ねぇぇぇぇぇ!!」
意図「分かるはずだ、こういう奴は生かしておいちゃいけないって、みんなには分かるはずだ!」
フラル「あぁぁうるせぇうるせぇうるせぇうるせうるせうるせうるせうるせうるせぇぇぇ!!! 青二才がぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
意図「遊びでやってるんじゃないんだよぉっ!」
フラル「この野郎ぉぉ! 貴様だけは殺すっ! 絶対に殺すっ!・・・ぬおぉぉ!?」

ファンネルの攻撃がフラルの顔を直撃する!
フラル「うわぁおぉっ!きっさまぁぁぁぁぁぁ!」
意図「抵抗すると無駄死にするだけだって何でわからないんだっ!!?」
フラル「くっ・・・対衝撃拡散フィールドが限界に近いか! くっそ、この馬鹿モビルスーツゥッ! もうパワーがやばいぜぇ!」
意図「歯を食いしばれ!そんな大人、修正してやるぅぅぅぅぅぅっ!!」
フラル「お前はドカドカ撃ちすぎなんだよバーカッ! とりゃぁ! 撃・滅っ!」
意図「う、うわぁ!?」
8「意図さん! 後は俺に任せて!」
意図「は、8wさん、了解です!」
フラル「うざい・・・うざい、うざいうざい、うざい! ・・・お前ぇ、お前ぇぇぇぇぇっ!!!」

バシッ!

フラル「ぬぉぉ!?」
8「もう連邦の薬中3人組のの台詞使うのやめろっての!」
フラル「何じゃそりゃぁぁぁぁぁ!!?」
8「・・・(今度はコーラサワーかよ・・・)」

意図「ddrさん、偽りの初心者さんたちが苦戦してます援護を!」
ddr「了解だ!

118偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:43:52 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1  大集結!大戦争!!(5)

Gon「くっ!ddrと意図が頑張ってくれているが敵は増える一方か!!」
オペレータ「艦長!4時の方向上空より所属不明の大型艦の本艦への接近を確認!」
Gon「何ぃ!?」

ロラウ「へっへっへ・・・まず挨拶といくか・・・主砲発射用意!」
かんな「・・・・・」
「主砲、発射準備よし!」
ロラウ「よぉし!発射ぁぁ!」

キュィィィン、バシューーン!
Gon「何!?こっちに撃ってき、グワァ!」
オペレータ「うわぁ!」
「敵攻撃被弾!左舷1〜3番加速粒子砲大破!使用不能!」
オペレータ「艦長!御指示を!」
Gon「えぇい!撃ってきたという事は敵か!! 怯むな! 撃ち返せ! 全速前進! 相手戦艦の砲撃を回避しつつ艦の左に回りこめぇ! 5〜8番加速粒子砲用意!」
ロラウ「てぇぇぇーーーーー!!!」
Gonの戦艦がラングステンに回り込む!

ロラウ「何!? 回避したか、やるな!!」
Gon「加速粒子砲発射!」
キュィィィィィン・・・ビシュ−!ビシュー!ビシューーン!

バギャギャギャァン!
ロラウ「ぬぉ!?」
かんな「!!・・・・・ゆれる・・・」
ロラウ「へへ、やるじゃねぇか・・・ふ、だが戦いはこれからだ、この戦艦ラングステンこの程度では沈まねんだよ! 俺達の力と恐ろしさを思い知らせてやっか! ロラウディオ! 出るぞ!!」

フラル「うぉ!?ふぉ!?うぉぉぉぉ!!?ひゃっほぉぉぉぉう!すっげぇぇや!戦艦同士の戦いがなぁまで見れるなぁんてなぁ!最高だぜい!」
8「このぉ!」
フラル「おぉっと!くぉのクソ野郎ぉ!小賢しぃんだよぅっ!」
バシ!
8「うわぁぁぁ!」
フラルに殴られすごい勢いで地面に吹っ飛ばされる8w

フラル「戦いはお預けだ!俺はあっちを見物してくるぜい!命拾いしたな! ひゃっはっはぁ!」
?「そんなに俺と会いたかったか・・・うれしいぜマイダーリン」
フラル「あぁん?なんか聞き覚えのある声としゃべり方だなぁ・・・だぁれだっけか!?」
ロラウ「おいおい、恋人の名前を忘れるなんてどうかしてんじゃないかい?」
フラル「お、お前はロラウディオ!? 俺の大出力重核子収束火線砲を喰らって生きていただと!!?」
ロラウ「ふ、俺は不死身なのさ!」
フラル「へっ! ゴキブリ野郎ぉい! そぉんならまたグシャッと踏み潰して串刺しにして火炙りにして食ってやらぁ!」
ロラウ「おっ!やっとその気になったかフラルちゃぁん!」
フラル「うぅわっ、きっしょくわりぃぃぃ・・・」
ロラウ「やってみな・・・ふはははははは!」
フラル「し、しねやぁぁぁぁぁ!!」

8「ふ、ふぅ・・・た、助かった・・・」

「わーわー!あああああああ!!!」
偽「な、何だよあいつ等!?」
気「か、海賊!?」
甲「あの戦艦から出てきた・・・それにあの戦艦はGonさんの戦艦に攻撃をしていた!あれは敵だ!」

ddr「おらおらぁ♪そんな単調なダンスじゃ俺にはかてねーぜぃ♪!」
偽「意図さん!ddrさん!!」
意図「この海賊達は僕等に任せてください!皆さんは先へ進んでください!」
気「そうです!三つ巴になる必要はないです!俺達は戦線離脱すれば!!」
偽「賛成だ! みんな! ここを去るぞ! ・・・雪女は!?」

気「あ、あそこだ!まだ戦って・・・」

119偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:44:29 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1  大集結!大戦争!!(6)

カキィィン!キィィン!ズダダダダダダ!
雪風に対して右手のガドリング砲、左手の変形攻撃式液体金属、ビーム砲内蔵有線式マニピュレータで激しい攻撃を仕掛けるAWD-005。雪風は防御、回避するのが精一杯のようだ!
雪風「くぅ! こ、これじゃ攻撃できない!!」
005「所属不明多数接近、状況及び任務の優先の確認、AWD-002の排除、攻撃」
ヒュン 液体金属が雪風の頬をかすめる!
雪風「ぅあ!・・・!くっ! 移転装置作動っ!」
005「・・・」

雪風は消えたかと思うとすぐにAWD-005の横に現れた、しかし!
005「解析完了」
バシッ!ガギィン!

雪風「そっ!そんなぁ!うわぁぁ!!」
005「破壊」
ズバシュゥ!
雪風「くぅっ、あぁぁっ!!!」
AWD-005の激しい打撃により雪風は片足を破壊され更に左肩から左脇腹にかけてえぐり取られ身動きが取れない状態に・・・

005「ターゲット戦闘能力の極端な低下を確認、破壊」
雪風「もうダメ、動けない・・・」
雪風に向かい変形攻撃式液体金属が襲い掛かる!

雪風「・・・さよなら」
気「うわぁぁぁぁぁっ!!」
雪風「あ・・・!」
005「・・・! ターゲット消失」
急に雪風の横に気ちがいが現れ雪風を抱え、そのまま消えたかと思うと偽りの初心者のところに現れた

偽「うわぉ!ビビッたぁ!」
気「はぁ・・・こ、怖かったぁ・・・」
雪風「あ・・・あぁ・・・気ちがいさん・・・わ、私・・・」
甲「お、おい・・・お前大丈夫か!?足と手が・・・」
雪風「は、はい・・・なんとか・・・」

005「ターゲット位置確認、これより・・・」
海賊「おう!?何だあの女は!??」
005「・・・優先任務変更、所属不明の者全て排除、戦闘レベル、戦術確認、XYZグラビティシステム使用可能、その他各部正常異常なし」
海賊「へっへっへぇ!いただきだぜ!」
海賊「ふざけんな!俺の獲物だ!今夜のメインディナーだ!」
海賊「ひゃっひゃっひゃ!かわいいじゃないの!艦に連れ込んでいつもみたいに遊んでやろうぜぇ!」
海賊「そりゃぁいい!野郎共かかれぇ!」
海賊達「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」

偽「か、海賊がみんなAWD-005に向かっていく・・・」
雪風「え・・・えっ!?」
気「雪さんっ!?」
雪風「だっ・・・だ、ダメですぅっ! みなさぁぁぁぁぁぁぁんっ!!!」

005「・・・・・・XYZグラビティシステム、範囲設定、広範囲モード、コード[集団殺戮]」
海賊「うぅ?うわぁぁぁっ!」
海賊「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!」
海賊「あぁぁぁああぁぁあ!ぎやあぁぁぁあぁああぁ!」
海賊「だぁぁ!あぁっ!あぁぁあぁぁぁぁあぁぁ!」

ド「きゃ、きゃぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
コ「こ、これは・・・!? これはレイの時と同じだっ!」

AWD-005がそう言うと海賊達は不規則に体のあちこちがねじれ切断され
何百人何千人もといた海賊達の群れが一瞬にして鮮血の海と化した

ロラウ「な、なんだと!? 馬鹿な!?? 手下共が全滅っ!?」
フラル「おいおぉい!よそ見してる暇があんならよぉ〜っ!」
ロラウ「うぉっ・・・」
ズバシュウゥ!
ロラウ「ぎやぁぁぁぁぁぁ!」
フラル「ひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!はははっっうひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」
ロラウ「あぁぁあああ・・・・」
フラル「死になぁ!ゴキブリがぁ!」
ズブシュ! フラルが尖った何かをロラウディオの胸に突き刺した

ロラウ「!・・・・・・・・・」
フラル「へっへっへ・・・心臓を突かれちゃ流石のゴキブリもくたばるだろ!・・・さぁて疲れたなぁ〜・・・一旦俺は帰るかいっ・・・AWD-005!お前も適当にしたら帰ってきなぁ!」
005「命令が不的確かつ意味不明です、再度命令の復唱を望みます」
フラル「うるせ、死ねや木偶人形が!とにかく俺は帰るからなぁっ!!」

120偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:44:59 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1  大集結!大戦争!! 終焉(前編)

かんな「・・・これ以上は危険・・・・・艦を下がらせて・・・」
海賊「し、しかし、姫様!」
かんな「ロラウディオが怪我をした、助けに行かなければ・・・それに海賊達がほとんどやられて今この戦艦内の海賊しか私達は残っていない・・・・・早くしないと私達もあの黒い女にやられる・・・問題ない・・・私はあとで追いつく」
海賊「・・・はっ!」
かんな「・・・・・」

Gon「相手艦が撤退していく・・・」
オペレータ「艦長!敵の数も減っていますし何よりも我が艦は損傷が大きすぎます! こちらも一回撤退すべきかと・・・」
Gon「うむ・・・ddrと意図を搭載!我が艦も一時撤退するぞ!」

偽「み・・・みんな撤退していく・・・」
気「ガナードたちもいなくなってますね。」
甲「・・・・た、たすか」
005「・・・・・」
気「お、おま」
バシッ! バシッ! ドガッ!
気「ぅぁ・・・」
偽「うぇ!」
甲「うぉ!?」

雪風「・・・! え、AWD・・・005っ・・・」
005「目標補足、破壊」
雪風「はぁっ! え、ええぇい、凍りなさい!」
力を振り絞り雪風の右手から吹雪が発射される!・・・しかし

005「超熱射発生装置作動」
雪風「え・・・」
偽「ゆ、雪女ぁぁ!」
ズダ・・・カチッ カチッ・・・

偽「た、弾切れ!?」
気「・・・・・・・」
甲「・・・・・・・」
気ちがい、甲賀はAWD-005に殴られ気絶している・・・

005「目標補足、頭部を破壊し機能停止する。」
雪風「・・・あ! あぁあっ・・・!!」
AWD-005は雪風の頭手でつかみ上げ持ち上げた

偽「くっ!ゆ、雪女・・・頭を握りつぶす気か・・・!」



005「破壊」
AWD-005がそう言うな否や雪風の頭から何かが軋む嫌な音が・・・

雪風「・・・さ・・・さよなら・・・・・」







ズダァァン! ズボッ!
005「───ッ!・・・内部機能損傷、損傷率70%」
何かの音と共に急にAWD-005が雪風を手放しよろけた

雪風「うぅ・・・な、何が・・・」
s「へっへっへ、どうだい!?パワーアップした体内散弾砲の威力はようっ!?」
偽「え、sssさん!?」
雪風「あぁ・・・あ、あ、あぁ! え、sssさん!」
005「・・・自己修復型サイバーセル作動、損傷率80%しゅう・・・」
s「やらせるかっての!」
ズダァァン! 
005「!」
005はsssの放った弾丸を軽々回避した

005「状況確認、サンプルナンバー259200sss、体内散弾砲を使用・・・戦闘レベル及び戦術検索、」
s「逃すかよ!」

ズダーン!
005「かい」
ズダダダダーーーン!! sssの放った弾丸は途中で散弾し、見事AWD-005に命中させた!

005「!? 自己修復型サイバーセル作動、戦術確認、変更、対衝撃拡散フィールド作動」
s「やらせるかってのぉ!」

ズダーン!
AWD-005に向け銃の引き金を引くsss、だが放った弾丸は途中で発光し完全にかき消される
s「な、なんだと!?」
偽「sssさん!気をつけろ!バリアだっ!!」
005「対衝撃拡散フィールド発生装置正常に作動、任務確認、サンプルの捕獲及びAWD-002、サンプル以外の不必要物排除、破壊、ゆうせ・・・」
コ「くらうがいい!レストレイル発射!」
ズダダーーーン!
コ「今だ!8wさん!」
8「まだまだぁぁ!!!とりゃとりゃとりゃぁぁぁぁぁ!!」
8wが爆煙の中で高周波熱噴射溶断切断式長身型単分子カッターで何度も斬りつける!

8「とぅ!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

偽「やったか!?」

121偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:46:19 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1  大集結!大戦争!! 終焉(後編)

コ「・・・・・っ!?」
005「・・・・・・・対衝撃拡散フィールド発生装置正常に作動、任務確認、サンプルの捕獲及びAWD-002、サンプル以外の不必要物排除、破壊」
8「な! む、無傷!?」
コ「・・・バリアと再生か! 俺らの攻撃など海に砂糖を溶かすような物か!」
偽「く、くそっ・・・!」
s「こ、こんな奴どうたおしゃいいんだよ!?」
005「優先任務確認・・・サンプル以外の不必要物排除、破壊・・・」



ピー ピー
005「・・・了解・・・・・・・・・・・・・・任務変更・・・帰館」



偽「え?」

そういうとAWD-005は目の前から忽然と消え去った

s「・・・・・た、たすかった・・・?」




偽「ふぅ・・・AWD-005、とんでもねぇ奴だぜ・・・とにかくsssさんありがとよ」
気「うぅぅ・・・あ、sssさん!?sssさんっ!!!」
甲「本当だ!sssさんではないか!やっぱり無事だったんだ!!!」

コ「みんな、大丈夫か!?」
8「あぁぁっ!!sssさん!?生きていたんですね!!」

s「はっはっは!改めて・・・みんな久しぶりだな!・・・ってそうでもないかな・・・」
偽「え?」
s「いやぁ、俺もさっき気がついたばかりなんだよ・・・まぁ話すよ」
sssは自分が気がついたら見知らぬ戦艦の中にいてここまでに至ること事や宇宙海賊ラングステンやロラウディオ、かんなづきや白い変な生き物のこと、など全て話した

気「えぇぇぇぇぇぇぇぇ!sssさんあの戦艦の中に!?それにあの海賊ラングステンってものすごい危険じゃないですか!?」
ド「あっちこっちの星に行ってただ生き物を殺すだけを楽しんでいるだけなんて・・・しかもそれが地球に!?」
偽「・・・・・だが、さっきのAWD-005のあの攻撃のおかげで一瞬にしてそのほとんどが血の海になったがな・・・これでだいぶ数は減っただろう・・・まだ戦艦が落ちていないが・・・」

122偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 18:46:52 ID:???
(続き)
 8、コ、甲「・・・・・・・・・・・」

気「あれ?3人ともだまっちゃってどうしたんですか?」
コ「・・・あの攻撃は間違いなくレイが使っていた物だ・・・」
偽「!!!・・・かぐらづきをひどい目に合わせた奴か・・・!確かに手や足や首がねじれていたな!」
甲「そう、重力を操って・・・」
8「AWD-005・・・本当に恐ろしい奴ですね・・・それにしても何で急に帰っちゃったんでしょうね??」
偽「わかんね・・・状況は圧倒的にこっちが不利だったはずだが・・・・・・あ、かぐらづきといえば・・・そのsssさんを助けたかんなづきって奴はもしかして・・・」
s「それは俺も思った・・・だけど相手は海賊だろ?下手にいろいろ聞いちゃまずいと思ってさ・・・まぁかんなづきにその事を話しても大丈夫そうだったけど・・・何かあいつは海賊とは関係ないみたいだし・・・」
偽「・・・・・・・どの道もうかぐらづきはこの世にはいねぇけどな・・・」
s「え・・・?」
偽りの初心者達はsssに今までにあったことを全て話した。またこの島についてからの事も甲賀たちに話した

s「そんなにいろいろあったのか・・・かぐらづきが自分を犠牲にラドールを倒したのか・・・」
偽「そうだ・・・あいつは・・・あいつはいい奴だった・・・いっつも前向きでさ・・・仲間思いで」
8「あいつがいなきゃ今頃俺の足がなくなってただろうに・・・」
甲「・・・それにしてもあのかぐらづきの首を持ち去った男は何なんだろうな・・・」
コ「わからん・・・そしてウェスカーがそんな目的があったとは・・・」
s「・・・・・ウェスカーは絶対に倒さなきゃな・・・」
気「そのとおりです!」
ド「毎日が戦争なんてとんでもないわ、それに生まれた技術だけを独り占めして犠牲の方だけ私達に押し付けるなんて・・・」
甲「俺達も引き続き影からバックアップする!」
コ「あぁ、なんとしてもウェスカーを倒し、元の世界に戻るのだ!勝手に邪魔者扱いされてるようだがそのツケを払わせてやる!」
8「そのとおりだ!・・・って雪女さん、さっきから何も話していませんが大丈夫すか!?」
雪風「・・・あ、大丈夫です・・・ただちょっとダメージがでかかったので再生が・・・」
甲「問題ないみたいだな、では俺達はこれ以上一緒にいると危険なんでいきます」
コ「城に戻るのだな・・・」
気「え?何でです??」
8「いやぁ、まだあっちでsaiさんと伝説・改さんがsssさんを探しているからね・・・戻って大丈夫だった事を報告しなきゃ・・・」
甲「偽りの初心者さんたちも気をつけて・・・」

偽「あぁ!そっちもな!じゃあな!」

123偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:17:31 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1 どんどん変になってきてる?(前編)

偽りの初心者達は手分けして基地のレーザー反射板2つを動かし扉を開け、そして扉の先の道をまっすぐ進んでいった
雪風は前のAWD-005との戦闘で左手と片足が無く、動けないので気ちがいに背負ってもらっていた。

雪風「・・・あ、気ちがいさん、私を運んでくださってありがとうございます」
気「あぁ全然!気にしないでください!それにしても雪さんってすごく軽いですよね!驚きですよ!」
ド「そうなのよ!私も古城の時に担いだけどすごく軽いのよ!大きな発泡スチロール背負ってる感じ」
偽「へぇ、そんなに軽いんだ、何でだ??」
雪風「あ、それはですね・・・」
気「雪さんダイエットしてるみたいなんですだからこんなに軽いんですよ、古城の時も」
雪風「えっ? えっ?? き、気ちがいさん・・・?」
ド「本当にぃ!?でも流石にそれはダイエットしすぎじゃ・・・」
s「やっぱいくら機械でも考えることは女なんだな・・・体重は気にすんのか」
雪風「い、いえ、ち、ちがいますっ、ちがいますよぉー!」
s「・・・?」
偽「・・・・・ゆ、雪女・・・おまえひょっとして」
雪風「あ、そ、そうですよねっ!機械の私がダイエットなんてやっても意味が・・・」

偽「・・・ダイエットしてたの隠してたのか!?」

雪風「えぇえぇぇぇ〜! そ、そうじゃないです! ・・・で、ですからぁっ!」
偽「お、おまえひょっとして・・・」
雪風「え、え、ええ、えぇ何ですか?」

偽「・・・恥ずかしいの?」

雪風「・・・・・ふぇ?」
偽「ダイエットしてるってばれちゃまずかったの?」
気「・・・あ、す、すいません!! 俺がそのこと言ったから・・・」
雪風「へっ? あ、あぁっ、ち、ちがいます! 気ちがいさんは悪くありません! えぇと、えぇと、えぇぇと・・・私が体重が軽い理由は・・・」
ド「雪ちゃん、いいのよ・・・女の子は誰でも体重気にするんだから」
雪風「え? そ、そうなのですか?? ・・・って、そうじゃなくて・・・えぇと、あれ? 何を言おうとしたのでしたっけ?」
s「だからダイエットだろ?」
雪風「ち、ちがうんですよsssさん、ダイエットじゃないんですっ! わ、私の体重が軽い理由は、せ、戦闘で俊敏な機動力のために重量を最小限に軽量化した結果なんです!!(やったぁ、言えたっ!)」

偽「・・・だから気にすんなって、ドロップさんだっていってるんだから」
雪風「えぇ! ですから」
ド「そうよ、よかったじゃない、体重が減ったんだから・・・恥ずかしがることないよ」
雪風「あぁぁああん・・・えぇっとぉぉ〜・・・(うー、信じてもらえないぃ〜・・・)」

124偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:18:04 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1 どんどん変になってきてる?(後編)

・・・そんな会話の中、偽りの初心者一行は2階へと続く梯子についた。梯子のとなりにはドラム缶から火が灯っている。偽りの初心者達はここで休憩する事にした。

偽「ちょっと休憩すっか・・・雪女、まだ動けない??」
雪風「うぅ〜ん・・・・・・まだです・・・すいません」
偽「・・いや、いいんだけどさ」
s「それが自己修復型サイバーセルってヤツか・・・それにしてもお前が戻ってきてくれるとは心強い、またよろしくたのむな雪女!」
雪風「は、はい・・・よろしくおねがいします。・・・えぇっと、それから私の名前は雪女ではなく雪風でぇ・・」
偽「まぁどっちも同じようなもんだろ?」
雪風「・・・・・・・・・」
s「むしろこれから名前をダイエットにしたらどうだ?」
雪風「な、な、なん、なんでですかっ!??」
s「・・・いや、存在がダイエットだから」
雪風「えぇ!? 私ダイエットなんですか!?」
偽「雪女でいいだろ」
雪風「・・・それでは前と同じで駄目なんです・・・呼ばれるだけでしたら良いですが・・・ところで、なんで雪風じゃ駄目なんです?」
ド「んー・・・なんか合わないのよ・・・雪ちゃんはいいわよね?」
雪風「あ、いいですけど・・・・・・って、そ、そうなんっですか・・・合わないん、ですか・・・はぁ・・・」
気「かっこいい名前ですよね『雪風』って・・・」
偽「そうだな、あいつなら・・・牛若丸ならその名前でもいいと思うが」
雪風「・・・そうですかぁ・・・(私、かっこいい名前じゃ駄目なのかな・・・)」
s「いっその事、名前は『ダイエットした結果、異常な程に体重が減ってガリガリになって発泡スチロールみたいになった骨骨雪女』ってのはどうだ?」
雪風「な、なんですかっ、そのとても長い名前・・・」
偽「どうでもいいけど早く体直してくれよ・・・」
雪風「あぁ、は、はい・・・う〜ん・・・ダイエットした結果、異常な程に体重が減ってガリガリになって発泡スチロールみたいになった骨骨雪女・・・ですか・・・えっと、まず私ダイエットしていませんよぉー・・・これは戦闘での俊敏な」
ド「いいじゃない、雪ちゃん」
雪風「・・・うー・・・・・」

偽「(こいつ、どんどんおかしくなってきてないか?)」

125偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:18:34 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1  倒すべき敵

s「んー・・・半径20m以内に敵なし、問題なしと!」
偽「え?sssさんなんでそんな事わかるんだ??」
s「あぁさっき言ってなかったけどかんなづきからもらった能力・・・って言っていいんだろうか?まぁそんな物・・・周りの様子がうっすら頭に浮かぶんだ」
偽「っ!?ど、どうやってそれもらった!!?」
s「え?手を握られて・・・」
偽「俺の時と同じだ!!俺はかぐらづきにもそうやって何か力を得たんだ!そのかんなづきって奴、かぐらづきの兄弟じゃ・・・!」
s「・・・・・でももうかぐらづきは死んだんだろ?」
偽「・・・・・」
s「あいつまだ子供だぜ? もし次に会う時それをかんなづきに言うのは・・・」
偽「あぁ・・・それはそのかんなづきってやつに事情を聞いてからだな・・・まぁ会うかどうかはわからんけど・・・・・
でもさ、何かあいつとは・・・かぐらづきとはまた会えそうなような気がすんだよな・・・理由はわからんけど・・・」
気「その話したかぐらづきの首を持ち去ったと言う謎の男ですか??」
偽「そうかもしれない・・・でもはっきりとはわからない・・・」

ド「ありえるわね・・・また会えるかもしれないわ・・・」
偽「え?ドロップさん??」
気「何でですか??」
ド「その男が敵だったら・・・ウェスカーの組織の一員だったら・・・不知火さんみたいに利用されて・・・」
偽「・・・・・考えたくないな・・・だがその時は俺が倒す!あいつには・・・あいつにはもう楽になってほしいから・・・」
雪風「・・・・・・・・・・」
s「・・・不知火さんみたいに、か・・・・・ところで今敵ってどうなってんだ?」
気「え?sssさん、どうなってんだってどういうことですか?」
s「ほら、あと何人いるかだ、ラドールだって死んだんだ、とりあえずここではっきりさせとこうぜ」
偽「そうだな・・・えぇっと、まず、おばはん。さんとinazuma400さんは敵じゃない、脅迫されて無理矢理命令に従ってるだけだ・・・だがこっちに攻撃してくる可能性もある、だけど絶対に反撃するなみんな!助ける方法を探すんだ!」
雪風「はい!その通りです!・・・胸の太陽系消滅重核子暴走爆弾を何とかすればよいのですが・・・」
気「無理矢理はずした瞬間も爆発するのですよね・・・どうすれば・・・」
s「・・・・・話を戻そう、あと倒すべき敵はウェスカーにフラルとAWD-005、牛若丸だ!」
雪風「・・・あ!ま、待ってください!」
ド「え?雪ちゃん」
偽「どうした?」
雪風「う、牛若丸は・・・牛若丸もできれば倒さないでください!」
s「何でだよ、牛若丸は敵だろ?」
雪風「はい、しかし私と牛若丸はほぼ同時期に作られました・・・彼も・・・彼も私と同じはずなんです・・・気づくはずなんです・・・隊長がやっていることが間違っている事を・・・それに、inazuma400様の事を何よりも心配しているみたいです・・・ですから!」
偽「・・・まぁ・・・いいけど・・・あいつも機械だぜ?」
雪風「・・・はい・・・・・その時は倒してもいいです・・・」

s「・・・で、でもよ・・・なんであいつの事を・・・?一緒に生まれたから同じって言う理由じゃちょっとな・・・・・」

126偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:19:04 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1  雪風の感情

雪風「それは・・・私がまだ皆さんの敵だった頃のことですが、私は思考回路やしゃべり方に欠陥が多く隊長様から欠陥品や厄介者って言われてたんです・・・でもinazuma400様やおばはん。様、そして牛若丸は私にそんな事は絶対に言わなかったです・・・そして牛若丸は私が任務中も情報を丁寧に教えてくれました。AWDシリーズとして無駄な質問でも答えてくれて欠陥品や厄介者扱いせずに修理・・・いえ、治した方が良いなどと言ってくれました・・・仲間でしたからわかりますが、彼は私のことをいろいろと考えてくれました・・・彼は・・・えぇっと・・・」
気「・・・・・?」
偽「やさしい・・・そう言いたいのか?」
雪風「・・・やさしい・・・? ・・・どういう意味なのですか?」
偽「う〜ん・・・他の人に対してもの事を考えて接してくれる、気遣ってくれるって事かな」
s「そうだな、お前が俺らの仲間になってくれたのもウェスカーのやる事を酷いと思ったからだろ?」
雪風「そうです・・・わざと戦争させて苦しみや悲しみを生んで更に生まれる知識を全て独占するだなんて許せません・・・だから皆さんのために私は・・・」
気「雪さんもやさしいんですね!」
雪風「えぇ?そ、そうですかっ?? ・・・え、えぇと、あ、ありがとうございます・・・」
ド「・・・あ、雪ちゃん顔が赤くなってる!」
偽「ホントだ!ははははは!おもしれぇ!」
雪風「うぅ・・・・・あはは・・・な、何か変な感じです・・・うー、うー・・・なんといいますでしょうか・・・やり場がないというのでしょうか・・・おちつかなくて・・・えぇと・・・その、その・・・あ、あぁ・・・・・」
偽「ちなみにそういう時は『はずかしい』っていうんだぜ」
雪風「・・・そ、そうなんですか・・・・・は、はずかしいです・・・」
偽「あははははははは!」

s「まぁそれは置いといて・・・でもあと敵はロラウディオぐらいか?でもあいつは海賊があんなに死んだんだからもう大丈夫かもしれねぇけどな」
偽「・・・ラドールを倒した事でずいぶん敵が減った気がするぜ」
気「では整理しますね・・・倒すべき敵はウェスカーとフラルとAWD-005とその戦艦の艦長のロラウディオ・・・ですね、おばはん。さんとinazuma400さんは胸の爆弾のとり方を探して助けて、牛若丸もできれば説得ですね?」
偽「そうだな・・・できればウェスカーとAWD-005とフラルの3人で済ませたいとこだ・・・」
ド「そうね・・・」
s「待った!」
偽「ん? sssさん?」
s「inazuma400さんやおばはん。さんの事だけど、助けるのはごもっとも・・・でもそれを敵に気づかれないようにやった方がいいと思うぜ」
雪風「・・・そうですね・・・下手になんか言っちゃうとウェスカー様は違う手を打ってくる可能性もあります・・・相手に気づかれないようにそれを探した方がいいと思います」
偽「そのとおりだな・・・わかった・・・おばはん。さんとinazuma400さんは相手に悟られないように胸の爆弾のとり方を探して助ける、これでいいな・・・」
ド「そうね!」

気「そうですね・・・あとさっきの話ですが、フラルは何とかなりそうです、しかしAWD-005は・・・」
偽「あいつの強さは異常だよな・・・ddrさんが唯一あいつの攻撃に対抗できていたみたいだが・・・」
雪風「それでも攻撃だけみたいです・・・自己修復型サイバーセルの異常な再生能力・・・そしてほとんどの攻撃を無力化出来てしまう対衝撃拡散フィールド・・・防御面も全く隙がありません・・・更に言いますとinazuma400様の作った気ちがいさんのお腹の中にある黒い箱のおかげでAWD-005の持っている機能のXYZグラビティシステムと電磁神経誘導結界発生装置を無効化しているのと、AWD-005の目的が偽りの初心者さんたちの捕獲なので偽りの初心者さんたちへの直接攻撃はしてきませんが・・・それらがなければ今頃・・・」
気「・・・・・・・・・」
s「・・・・・・・・・・・・」
偽「やめやめ!考えたってしかたないだろ!?今はとりあえず大丈夫なんだから・・・先に進もうぜ!」
ド「そのとおりね!・・・あ、雪ちゃん!?」
雪風「はい!私ももう大丈夫です!動けます!」
偽「よし!・・・とはいうものの俺は今弾切れなんだ・・・sssさん、気ちがいさん、雪女、次は爆薬だのボーガンだのいろいろ危険だ・・・頼んだぜ!」
雪風「あ、私は偽りの初心者さんとドロップさんをお守りします」
s「そだな!それがいい!じゃぁ行こう!」

5人は梯子を上っていった

127偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:19:35 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1  試作品

005「AWD-005ただいま帰館」
ウェ「ご苦労だった・・・全員そろったな」
フラル「やぁっと帰ってきたか木偶人形っ・・・んで、隊長、話って?」
005「隊長様、AWD-003が不在のようですが・・・」
ウェ「AWD-003は現在別任務に赴いている。既に今から話す事は告知済みだ」
005「了解」
in「・・・・・」
ウェ「では話そう、サンプルナンバー259199─偽りの初心者、サンプルナンバー259200─sss、サンプルナンバー259201─気ちがい、この3人は基準値を大きく上回り成長した、よって何度も捕獲を試みたが全て失敗している・・・したがって予定を変更、通常通りAWD-オズムンド・サドラーを倒し島を脱出したあとにこの場所に連れてきて捕獲する事にした。また加えてサンプルナンバー259256─甲賀、サンプルナンバー259120─コント×55号、サンプルナンバー259287─8wも捕獲する事になった・・・これもターゲット達が島を脱出した直後に捕獲する事にする。また、それまでの量産型 AWDたちのレベルも強化することにする・・・前は命を奪わないようセイフティをかけていたが解除した」
in「!」
ウェ「また今まで封印していた強化型リヘナラドール、パルティノスドール、フラディスタンドールを開放する、これによりサンプルたちは更なる成長を遂げるだろう・・・」
お「そ、それは!? しかしそれでは偽りの初心者さ・・・じゃないサンプルたちがっ!!」
ウェ「かまわん、仮にそうなった場合そこで回収し保存する・・・なお、サンプルナンバー259611─sai、サンプルナンバー259019─伝説・改だがあれはいらん、排除してかまわん」
フラル「ほぇ〜・・・俺らはその間何してりゃいいんだ、めっちゃ暇じゃねーか?」
005「命令を」
ウェ「AWD-005とフラルは不必要な人間共の排除を継続、inazuma400とおばはん。は今の行動を継続しろ」
お、in「わかりました・・・」
フラル「ま、人を殺しまくれるなら退屈しねーですみそうだけどよぉ」
ウェ「以上だ・・・ところでAWD-005、第2任務は成功したか?」
005「第二任務、成功致しました。これがそれです」
そう言うとAWD-005は服から何かを取り出した

フラル「うんん?なに?なんだそりゃ?毛か???・・・隊長、第二任務って何?」
ウェ「フラル、お前にはこの任務を出していない・・・これでちょっとした試作品を作ろうとな・・・それからAWD-005」
005「ハッ!何でありましょうか?」
ウェ「サンプルナンバー259456─ddrに対抗できなかったようだな」
005「申し訳ありません」
ウェ「いや、いい・・・こちらもあれは誤算だった。それにいい戦術データが取れた、あとで更に武装を追加する、今は待機していろ」
005「了解」
フラル「はぁ〜ぁあぁぁ〜・・・」

ウェ「どうした、フラル」
フラル「い、いやあのよ・・・そのバイオハザード4って言うのが気になったんだよ、何なんだ一体?」
ウェ「・・・説明しよう、それは人間達の娯楽の一つの端末だ。プレイステーション2という本体がある、その端末の一つがバイオハザード4である、またこの端末には数種類の物がある。入れ替える事でバイオハザード4以外のものもプレイ可能だ」
フラル「へぇ・・・とりあえず娯楽っていうぐらいだから楽しいんだろう?やらしてくれよ」
ウェ「ふん、いいだろう、試作品を作る間やっているがよい・・・我が地球から集めたいろんな物がおいてある・・・調べているが良い」
フラル「へぇ、おもしろそうだなぁ・・・」




フラル「へぇ・・・これはスーパーファミコンっていうのか・・・こっちはXボックスっていうんだな・・・んでこれがバイオハザード4とプレイステーション2か・・・お、スイッチはここか」




フラル「ん、んんん!?こりゃぁおもしれぇぇぇ! あっはっはっは! 頭撃ったら吹き飛びやがった! 何!?村中央に行けって?? いいだろう、いいだろう!いってやろうじゃねーか! はっはっはっはっはっは!この仮想世界と全く同じ設定だな!おぉもしれぇ!!」



?「うわぁぁぁ!や、やめてくれ!た、隊長!俺はまだ消えたくありません!!」
ウェ「・・・・・・・・」
?「や、やめ・・・ぎゃぁぁぁぁぁぁっ!!!」
?「ひ、ひぃぃ・・・!」
ウェ「・・・貴様等も邪魔だ、消えろ」
?「う、うわぁぁぁ!だ、誰か助け、ぎゃぁぁぁ!」
?「いやぁぁぁっ!」

ウェ「失敗か・・・・ふん、この分だと完成には相当時間がかかりそうだな・・・」

128偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:20:06 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1 雪風を狙う刺客

その頃は偽りの初心者達は梯子を上がり越えて少し先に進んだところでガナード達と戦闘を展開していた、ガナードたちはボウガンやダイナマイト、ロケットランチャーを装備している!

「アァポベェリィ!」
「モ゛ーマ゛ーア゛ァー!」

s「喰らいな!空中散弾砲!」
ボン! ズダダダーーン!
ドガーーン!

「おぉぉぉぉ・・・・・」
s「へん!散弾砲の前にダイナマイトは無力だぜ!」

「ヤェーーイ!」
気「ボウガンなんて撃たせるものか!」
バゴン! 
崖の上でボウガンを構えていたガナードの後ろ突然気ちがいが現れガナードを岩で殴った!

「あぁぁぁぁおぉ!!」
s「ナイスッ!移転装置・・・と気ちがいさん! そぉれ、喰らいな!」
ズダダダーーーン!

気ちがいに殴られ落ちたガナードは下にいたsssに0距離で顔めがけて散弾砲を喰らい動かなくなった

s「よし、みんなっ、もう敵はいねぇ!」

偽「さっすがだな!」
ド「早く先に進みましょう!偽りの初心者さん、あそこの扉を開けていけば武器商人がいるはずよ!」
偽「あぁ、わかってるさ。弾を補給しないとな」
気「はい!行きましょう!」

5人はスタスタと進んでいった、

雪風「うわぁぁ・・・硬そうな扉ですねぇ〜・・・」
気「これは隣のスイッチを押すと開くんですよ」
s「・・・!? 誰か来る!」
雪風「え!?あっ!こ、これは!?」
s「雪女!避けろっ!!」
雪風「───っ!!!」
バゴーーーン!

偽「うわ!」
ド「きゃっ!」

扉の前にいた雪風一行はとっさに横に避けた、扉は熱で赤く発光し破壊され穴が開いていた

気「くぅっ!な、何だ、急に!」
牛「避けたか・・・欠陥品がっ!」
雪風「あ、あなたは牛若丸!? で、でもこんな武器・・・あなたはこんな事できるはずが・・・」
牛「問答無用!隊長殿や創造主殿にとって貴様は最も邪魔な存在である、よってここで確実に消去する!」
偽「牛若丸かっ!」
ド「雪ちゃん・・・」
s「雪女・・・」
雪風「えぇ、わかっております・・・私一人でいきます・・・! ですから皆さんは安全な場所に避難してください!」

気「はい!でも気をつけてください!」

129偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:20:45 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1 牛若丸の心

雪風「・・・・・牛若丸・・・!」

牛「ふん、一人できたか・・・賢明な判断だが所詮は欠陥品! 超熱射発生装置の力を思い知るが良い!」
牛若丸の持つ刀に炎がまとう!

雪風「超熱射・・・さっきもAWD-005が・・・って、今はそんなことはそうでもよかった・・・」
牛「いくぞ!」
雪風「あ! ま、待って、牛若丸!私はあなたとは戦いたくないです!
前にも言いました!あなたは私と同じはずです!ですからわかるはずです、隊長が・・・」
牛「笑止!我は貴様のような「感情」と言うバグが発生したAWDの欠陥品とは違う!我等には任務を遂行する以外に思考を持つ必要はない!速やかに任務を遂行すればよい!消えろ!!煉獄の業火っ!!」
牛若丸がそういうやいなや雪風に向かい刀を振るった、刀にまとった炎が雪風に襲い掛かる!

雪風「なっ!?」
雪風は移転装置を使い上空に現れた、
しかし雪風の移転を追うかのように牛若丸も上空に出現した!

牛「甘い!」
シュゥゥ!

雪風「うわぁ!」
牛「かすめたか、喰らえ!」
雪風「えぇい!」
カキィンッ! カキィィーーーン!
牛若丸が刀で攻撃を繰り出すが即座に雪風は氷の刃を生成し、応戦する!

雪風「うぅ・・・! 前より強くなってるっ!? それにさっきの炎は!?」
牛「欠陥品がっ!滅せよ!」
ガギィィーーーン!!!

雪風「う、牛若丸・・・・・・!」
牛「超熱射発生装置作動!落し焔!」
雪風「えぇっ!?」
バギィーーーン!
雪風「うわぁぁぁぁぁぁっ!!!」
牛若丸がそう叫ぶや否や急に刀が赤く発光し氷の刃ごと粉砕し雪風に斬撃を与えた!
雪風は衝撃で吹っ飛ばされ地面に叩きつけられた!

雪風「あぅっ!」
ド「きゃぁぁぁぁぁ!」
気「雪さぁぁぁん!!」
偽「雪女!もう無理だ!反撃しろ!」


雪風「ま、まだ・・・まだです・・・・・まだやれます・・・」

牛「滅せよ!」
雪風「!!」
雪風は地面を転がり牛若丸の斬撃を避け、体勢を元に戻し、牛若丸と向き合った!

牛「くどいぞ!貴様が存在する事は創造主殿の生命が危険なのだ!!潔く我に消去されるが良い!」
雪風「・・・っ!? 牛若丸! 私がいる事でinazuma400様が危ないとはどういうことですか!?」
牛「・・・いいだろう!話してやるっ!我々超戦闘用AWDの創造主inazuma400殿はウェスカー殿の組織にいるとて、もとは地球人だ・・・創造主殿は我々の組織を離反した貴様に可能性をかけていていろいろ貴様に修理などの施しをするのだ・・・だが、それは隊長殿を裏切っているのと変わりない・・・それが発覚すればinazuma400殿の胸の太陽系消滅重核子暴走爆弾が爆発しinazuma400殿は死亡するだろう」
雪風「!?・・・牛若丸、私がinazuma400様に治されたと知っているのですね!?」
牛「そうだ、貴様の存在がなくなればその事を隊長殿に知られる可能性も無くなり仮にその後知られたとしても問題ないだろう・・・貴様も命令権がinazuma400殿にあるはずだ、inazuma400殿の安全を第一に考え自ら機能を停止するのだ!」
雪風「それはできません・・・ウェスカー様のやろうとしていることは許せないですので私は皆さんと一緒に戦い、私の方法でinazuma400様を、おばはん。様を必ず救います!!」

牛「ふんっ!所詮は欠陥品、思考回路が壊れているようだな!何を言っても無駄か!次こそ終わりだ・・・覚悟せよ!」
雪風「私は・・・私は欠陥品じゃないです・・・牛若丸、自分が機械で命令に従わなければならないと言う考えを捨てて全てを見てください・・・きっと他に方法が」
牛「その思考が既に間違っている!壊れているというのだ!貴様は欠陥品なのだっ!」
雪風「・・・では・・・何故私の言っている事に答えるのですか?」
牛「・・・何!?」

雪風「AWD-005ならば聞く耳も持たずに私を攻撃していると思います・・・な、なのにあなたは・・・」

130偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:21:15 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1  コード[氷嵐の舞]

牛「く!・・・だ、だまれ!」
雪風「・・・!?」
牛「貴様は任務遂行の妨げになっているだけではない!本来AWDシリーズの貴様には「感情」と言うバグが発生している、それによって皆正常ではなくなる!その例が今の我だ!」
雪風「・・・!? ちがいますっ! それは」
牛「そして創造主殿に最も影響が出ている! 貴様が存在する事で創造主殿は隊長殿に忠実になれん! 貴様が存在する事は創造主殿が危険だ! 貴様を完全に消去する事で全ての平静は保たれる! よって貴様は必ず完全に消去するっ!!」
雪風「・・・! 何が言いたいのかはわかります! だけど・・・」
牛「ふん・・・いいだろう!貴様の言うとおりだ! 貴様の望んだとおり攻撃を開始する!!!」
雪風「でも・・・でもわかった・・・あなたには・・・」

牛「もはや問答無用! 超熱射発生装置作動!」

気「ちょうねっしゃはっせいすぉうち?」
s「ま、またあれを使う気か!?」
ド「雪ちゃぁぁぁん!」
偽「雪女!気をつけろぉ!」

雪風「・・・・・」

気「ど、どうしたんですか!?」
雪風は牛若丸をにらんだまま動かない・・・
偽「ど、どうしたんだあいつ・・・!?」

牛「目標補足!AWD-002!敵データ入力!出力120%!」

雪風「・・・あなたは・・・・・きっとわかる時が来ると思います・・・」

牛「移転装置作動!」
牛若丸が消え瞬時に雪風の隣に現れる

牛「落し焔ぁぁぁっ!!!」



雪風「ウェスカー様が間違っていると言う事を・・・倒すべき敵だということを」




牛若丸は炎のまとった刀を振り下ろした!しかし!

牛「・・・! 何!? この位置で移転装置で避けただと!?ありえん!こちらの入力したデータの機動力と違う!?・・・ど、どこだ!?どこにいった!!?」
偽「雪女、どこに行きやがった!?」
気「あ!上だ!空にいる!!」
牛「!!」

雪風「エネルギー充填、出力120%・・・・・牛若丸・・・ごめんなさい、あなたがどうしても攻撃するというならば・・・・・行きます!!!コード[氷嵐の舞]! 受けなさぁぁいっ!!!!!」
牛「な・・・うぉ!?」
雪風が両手を広げた次の瞬間牛若丸の体に何本も鋭い氷柱が突き立っていた!

牛「ぬぅ! 状況不明!! かいせ・・・ぐわぁ!!」
急に牛若丸の横に雪風が現れ氷の刃の斬撃を与えた!

雪風「たぁっ!」
牛「く、くそっ!・・・反撃不能!ぐ、ぐぉぉぉ!」
雪風はまるで舞うかのように何度も両手の氷の刃で牛若丸を攻撃する!

ド「き、綺麗・・・」
気「そうですね・・・」

牛「損傷率60%!このままでは!えぇい欠陥品が!」
雪風「牛若丸ぅっ!」
牛「ぬぅっ!?」

シャキィィーーーーーーン!



牛「く、くそぉぉぉっ!!」
雪風「・・・もう無理です! あなたは戦えないはずです!!」
牛「・・・きっ、貴様っ!?な、何故止めを・・・!」
雪風「・・・・・!」

雪風は攻撃をやめ牛若丸を激しく見つめた



雪風「・・・・・」
牛「ん・・・む、むぅっ!」
雪風「・・・・・・・!」
牛「・・・! (ターゲットは付近にいる、自爆は不可能か!) ・・・もはやこれまでか! て、て、撤退だ!」

偽「よっしゃぁ!雪女ナイス!」
雪風「・・・・・・・牛若丸・・・」



牛「・・・・・・・・・・・・・・・・任務失敗! くっ!

・・・何だこの思考は!消去できん!くそっ!くそ・・・なぜ勝てん!? たかが欠陥品1機に・・・・・・・・

欠陥品・・・奴は・・・奴は死神だ!!
死神め・・・! 貴様は我が必ず破壊する!」

131偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:21:55 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1  ゾンビ!

偽「いやぁ、すっげーなぁ!お前あんな隠し技持ってたのか!」
雪風「・・・・・」
気「雪さん?元気ないですね・・・どうしたんですか?」
雪風「本当に・・・本当にあのような事でよかったのでしょうか?」
ド「それってどういうこと?」
雪風「牛若丸を・・・傷つけてしまいました・・・」
s「まぁあの状況じゃやらなきゃやられてた・・・そう思え、な?」
雪風「そ、そうですけど・・・」
偽「まぁあれだ、お前の言うとおりあいつはAWD-005みたいに見境無く攻撃、って訳じゃなくちゃんとお前の質問に答えてくれていた、・・・・・・・何ていうか・・・お前みたいに気づく可能性は高いと思うぞ!」
雪風「・・・! そうですね!」

偽「・・・んで一つ気になったんだが」
雪風「ん?なんでしょうか??」
偽「お前牛若丸は『牛若丸さん』って呼ばないんだな」
雪風「えっ!?」
s「言われてみれば・・・」
雪風「う〜ん・・・何かそう呼ぶのは変な感じがあるんです・・・何故かはわからないですが・・・」
偽「んじゃ俺を『さん』つけないで言ってみろよ」
雪風「えぇ〜!?・・・・・・・・・・・ぶ、ぶたないでくださいね・・・」
偽「いいっての、俺が許可してんだから」
雪風「んん〜・・・偽りの初心者、さん・・・」
偽「・・・いや、とりあえず・・・『さん』つけないで・・・」
雪風「・・・偽りの初心者・・・さんっ・・・!」
偽「んー・・・」
s「まぁいいんじゃねーの?」
気「そうですよ、これが雪さんなんですから」
偽「わかってるけど一回だけ聞いてみたいわ・・・頼む!もう一回!」
雪風「・・・偽りの初心者・・・・・・・・・・・・・・・さ」
偽「だからつけんなってのっ!」
ド「何も怒る事ないじゃない」
偽「別に怒ってはねーけどさ・・・」
雪風「や、やっぱり何か言いにくいです・・・いつもどおりでいいですね?・・・偽りの初心者・・・」
気「あ、言えた」
偽「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

s「ど、どうしたんだ?」
偽「・・・ゴメン、何かムカつくから普通に呼んで」
雪風「はい!偽りの初心者さん♪」

「ウ、ウェルカム!」

偽「うぉ!?」
ド「あなたはゾンビが怖い人さん!」
気「お久しぶりです!」
ゾ「や、やぁ・・・皆さん・・・敵は全部倒しましたよね?」
偽「大丈夫だよぉ全部倒したって・・・それにここにいるのは戦闘員で・・・」
ゾ「あ、甘いですよ!そのような甘い認識が油断を招くのです!そのように考えていて気がついたら後ろにゾンビが・・・って、いやだぁぁぁぁぁ!そんなの嫌すぎるぅぅぅーーー!!!」
s「ゾンビが怖い人さん、ここにいるのは戦闘員だしガナードで・・・」
ゾ「ちがいますよ!それは戦闘員を装ったゾンビ、またはゾンビを装った戦闘員です!どっちにしろゾンビです!うぅぅ・・・こっちに来たらどうしよう・・・きっとこっちに来たら僕はそのまま食べられるのではなくてオーブントースターでカリッカリに焼かれてスパイスとハーブを乗せられてオリーブオイルで味付けされておいしく食べられちゃうんだ!いやぁぁぁぁぁ!!!」
気「だ、大丈夫ですよ!俺達や雪さんがいますから!ゾンビが来ようがガナードが来ようが全部やっつけてあげますよ!」
ゾ「そ、そうですね!偽りの初心者さん達がいれば何が来ようと怖くないですね!」
雪風「ん〜・・・でもAWD-005が来ちゃったら・・・」
偽「お、おい!?雪女ぁっ!!」
ゾ「な、なんですか!?その えーだぶりゅーでぃーぜろぜろふぁいぶ って!!」
雪風「えーとですね・・・え?何ですか?偽りの初心者さ・・・」

ボガッ!

偽「あー・・・ゾンビが怖い人さん、AWD-005っていうのはこの雪女に似た・・・」
ゾ「え!? 雪女に似たゾンビですかぁっ!!?うわぁぁぁぁぁ!!!・・・もう〜だめだぁ〜・・・」

偽「と、とりあえず銃の充電を頼みます・・・」


雪風「・・・いたぁ〜いですぅ〜・・・」

132偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:22:28 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1  牛若丸とAWD-005

牛「く、くそ・・・何故だ、何故勝てん!?それにあの能力は・・・



  ────── コード[氷嵐の舞]!受けなさい! ─────────



能力が飛躍的に上昇し、我は反撃が一切できなかった・・・」

005「AWD-003、帰館したか」
牛「AWD-005か・・・」
005「任務の報告を求む」
牛「・・・失敗した・・・奴は欠陥品のはずだ、何故正常かつ超熱射発生装置を内臓した超戦闘用AWDである我が欠陥品ごときに勝てないっ!?」
005「奴・・・奴とは誰だ?」
牛「死神・・・否、AWD-002のことだ・・・」
005「AWD-002、データ検出・・・AWD-002は我とのデュアル戦闘用に開発し直されたと創造主様より報告を受けている、また以前の我との交戦記録より、AWD-002は我のあの場での状態より少々低い各戦闘力を保持している事を確認している。」
牛「・・・っ!」
005「故障している部分は思考回路のみである。・・・・・俊敏性相対速度、攻撃力、及び他多数の計算の結果、貴様の今の性能ではAWD-002を排除できる確率は8%未満」
牛「なにっ!?」
005「任務成功に必要な能力は最低で貴様の現総合最高能力の250%有さなければならない、創造主様による更なる機能の開発、及び追加を必要とする」
牛「・・・・・・・・・」

005「・・・以上、解析終了、次の任務に移行する」

牛「・・・そうか」

005「・・・・・・・・」

牛「・・・・・」

005「・・・・・・・・」

牛「待て、AWD-005」

005「用件は何だ」
牛「貴様はAWD-002を倒せないのか?」
005「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
牛「・・・どうした?」
005「問題無し、我は正常に作動、その問いに答える理由の提示を求む」
牛「少なくとも我よりは貴様の方が戦闘能力が高いはずだ、お前がAWD-002を倒せば問題ないだろう?」
005 「・・・・・・・不安定、仮に互いに正常な状態で対峙した場合我がAWD-002を排除する確率は98.912%、現交戦データのAWD-002は我の最高能力の7.201%しかない・・・しかし戦場ではターゲットが存在する、そして前の戦闘よりターゲットの一人、サンプルナンバー259201気ちがいが空間瞬間移転装置、対衝撃拡散フィールド発生装置、電磁神経誘導結界キャンセラー、XYZグラビティシステムジャマーを所持している事を確認した、我の機動力は長距離空間瞬間移転装置及びXYZグラビティシステムで補われている為XYZグラビティシステムが使えない為、我の機動力が大幅に低下している・・・ターゲット等が存在する事により計算及び測定が不安定になり解析不能」
牛「そうか・・・何故隊長殿やinazuma400殿は貴様にこの任務を頼まず我に頼むのだ・・・? 我より貴様の方が任務達成率が高いはずだが・・・」
005「・・・・・AWDシリーズとして意味不明及び、無意味な質問、そのような質問の意図の解釈が不能」
牛「・・・・・すまない・・・思考回路が乱れているようだ・・・」
005「スキャンニング・・・・・・AWD-003、思考回路1112-9820-PPRTL回路及び3567-9916−AHJWD回路に異常、今後の任務に影響が出る可能性があり。思考回路の検査の必要あり・・・他に用件はあるか?」
牛「・・・」
005「・・・以上、これより次の任務に移行する」

133偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:23:02 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1  牛若丸は・・・

牛「・・・・・・・・・・」


─────────────────────────────────────

雪女「任務中でしたか・・・牛若丸が任務遂行用コードネームですか・・・」

牛「AWD−002か・・・そんなものは我らがコミュニケーションを交わす上ではなんの役にも立たんがな」

雪女「・・・そうですね・・・AWD−003・・・あとターゲットのあちらへの誘導感謝します。」

─────────────────────────────────────

雪風「あなたは・・・あなたは私とほぼ同時期に作られ・・・いえ、生まれました!体の構造も、思考回路も全部同じはずです!」

牛「・・・そのとおりだ!」

雪風「だったらわかるはずです!隊長様がやっていることが間違っているということを!自分の力をどのように使えば正しいかをっ!!」

─────────────────────────────────────

牛「そうか・・・何故隊長殿やinazuma400殿は貴様にこの任務を頼まず我に頼むのだ・・・?我より貴様の方が任務達成率が高いはずだが・・・」

005「・・・・・AWDシリーズとして意味不明及び、無意味な質問、そのような質問の意図の解釈が不能」

牛「・・・・・すまない・・・思考回路が乱れているようだ・・・」

─────────────────────────────────────

牛「あの欠陥品が原因でこうなったかどうかは不明だが・・・今の我は奴と同じ思考を・・・・・・・我も・・・我もAWD-002と同じ・・・欠陥品なのか・・・」

フラル「ぃよぉぉぉ!しけた面してんなぁ!どうしたんでぃ!?木偶人形AWD-003!」
牛「フラル殿か・・・何か用か?」
フラル「へっへっへっへぇ!テレビゲームやっててちょっちつかれたぁんで休憩に散歩してたんだがねぇ、まぁ隊長様に頼みたい事もあっってきたんだがな!」 
牛「・・・」
フラル「・・・聞いてたぜ! なんならお俺があいつを倒す方法を教えてやろうかい!?」
牛「何っ!?」
フラル「あぁあ〜、ばっちりさぁっ!・・・いいかぁ?あぁいつは思考回路が故障してるんだぁ・・・

          だぁ かぁ らぁっ ! 」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

牛「なんだとっ!?我にはそれは不可能だっ・・・!」
フラル「待てっての!一時的にだっての!それに俺が無線携帯端末でサポートしてやるよ!」
牛「・・・っ!」
フラル「どの道今の貴様じゃあいつは倒せねんだ!いいんじゃないかぁっい!?・・・まっ。実行に移すんなら気軽に声かけな!・・・んじゃ!おらぁ、ウェスカー様のところに行ってくっぜ!」

牛「・・・・・・・・・・・」

134偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:23:35 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1 フラル、2つの企み

?「・・・・・・・・・・」
?「・・・・・・・・・・」
?「・・・・・・・・・・」
?「・・・・・・・・・・」

ウェ「・・・・・・・・・・」

お「隊長様・・・・・・・・・・・あっ!? 隊長様! こ、これは!?」
ウェ「ふん、おばはん。か・・・」
お「どういうことですか!?もう捕獲・・・」
ウェ「いや、ちがう・・・これは・・・」
in「隊長様!」
ウェ「inazuma400も来たか・・・」
in「はっ!自分はこれから何をすればよろしいのでしょうか!?」
ウェ「今の任務継続しろ、AWDの後継機を開発するのだ」
in「しかし現段階ではAWD-005の性能が最高でありますが・・・」
フラル「お〜い、いやぁ〜楽しかったぁ〜っ!」
ウェ「フラルも来たか・・・おばはん。inazuma400、貴様等は今の任務を継続しろ!」
in「・・・りょ、了解です」
お「お待ちください!これは・・・これは一体!?」
ウェ「貴様が知る必要は無い」
in「おばはん。さん、行きますよ!」
お「・・・・・!」


in「・・・・・」
お「inazuma400さん・・・あれは・・・あれは一体・・・」
in「・・・あれはですね・・・」

お「な、なんですって!?そ、そんなのっ!!」
in「気持ちはわかります・・・・・・こんな言い方はあれかもしれませんがあれは真の本人達じゃないだけマシです・・・こらえてください」
お「・・・く、ウェスカー・・・あなたは・・・!」



ウェ「───して、フラル・・・何か用か?」
フラル「い、いやぁ・・・バイオハザード4やっててよぉ、あぁれおもしれぇーなぁ・・・無限ロケットランチャーでガナード殺しまくれるしよぉ!他のぉゲームもやぁったぜぃ!すげーおもしれーな!!まぁいくつかつまらねーのがあったけど!」
ウェ「・・・用件は何だ?」
フラル「おっと、わりぃわりぃ!・・・絶対あれだぁ!あぁいつ等全員捕獲して毎日を戦争のすばらしい日々を実現させてくれよなぁっ!最高ぉだぜぇぇ!兵器や武器で殺しあう人間共って言うのぉ!!俺もはいって皆殺しにしてやりてぇー!!!!!へっへっへっへぇー、考えただけでぞぉぉくぞくするいぇぇーい!ウヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!」
ウェ「あぁ・・・必ずや成就させる・・・」
フラル「んでよぉ!?こぉこにきたのは頼みがあーんだよ!」
ウェ「・・・何だ?」


ウェ「ふ、ふふふ・・・おもしろいな・・・」
フラル「どぉぉぉうだい隊長殿!?おもしれー考えだろぅ?」
ウェ「いいだろう、許可する・・・好きにするがよい」
フラル「おぉう!さすが隊長殿!・・・んじゃ出番があるまでもうちょっとあそばせてもらうぜぇい!」

そういうとフラルはその場から立ち去っていった


005「・・・隊長様、よろしいのでしょうか?現在の脈拍、呼吸、脳波の乱れの状態のフラルは捕獲対象を誤って排除してしまう可能性があります・・・」
ウェ「・・・問題ない、奴ごときが捕獲対象のターゲット達を殺せまい、仮にそうなった場合ターゲットたちはそこまでの存在ということだ・・・だが奴はサンプルとはつりあわん、仮にそうなりそうな場合はAWD-005、お前が阻止せよ」
005「それはフラルを排除してしまう可能性がありますがよろしいのでしょうか?」
ウェ「かまわん、あれは能力は高めだが使い捨てだ、ターゲット共からしてみてはゴミのような物だ」
005「了解」

?「・・・・・・・・・・」
?「・・・・・・・・・・」
?「・・・・・・・・・・」
?「・・・・・・・・・・」

ウェ「ふっふっふっふ・・・」




フラル「さぁてと!ゲームの続きでもすっかい!」
牛「フラル殿・・・」

フラル「おぉぉう!?実行すんのかい!?こりゃぁぁ面白い事になってきたぜ!んじゃ作戦会議!いいかぁ?まず・・・」

135偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:24:33 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1  バリョーム、トランディスタ、レオスダード、そして出来損ない (前編)

ウェ「目覚めよ・・・」

?「う・・・うっ・・・あぁん?おめぇは誰だぁ?」
ウェ「我の名はアルバート・ウェスカーだ、マニュアルにあっただろう?」
?「あぁん・・・あ!あんたがウェスカーか!俺らの隊長様か!よろしくな!」
?「うぅぅ・・・あああ」
?「やっとでられましたか・・・」
?「・・・・・・ここは?」

ウェ「・・・能力は基準値を大幅にオーバーしているな・・・・・・良い出来だ・・・一人を除いてな・・・」
?「んーっ!?」
?「ひ、一人って、ぼ、僕じゃないですよね?」
?「まぁ言わずとも決まっているでしょう・・・」
?「・・・・・!?」

ウェ「・・・さて・・・バインストウェル・バリョーム、グランディエ・ナガルゴ・トランディスタ、エスタトメント・レオスダード・・・この方面に不必要な人間共が多数存在する・・・テストを兼ねてこやつ等を排除して来い」
バリョ−ム「わかったよ隊長様、ちょっくらいってくるわ!」
トランディスタ「わ、わかりました!い、いってきます!」
レオスダード「了解いたしました」

?「わ、私は・・・」
ウェ「・・・AWD-005!」
005「はっ!隊長様、ご用件は何でしょうか?」
ウェ「こいつは邪魔だ。消去する、捕まえろ」
?「っ!?」
005「了解」
?「や、やだ・・・だ、誰か助けて、助けて・・・」

バ「ばーか!お前は能力が低いんだよ!早く廃棄されちまえ!」
ト「ぼ、僕は関係ないですから・・・!」
レ「あなたは能力が低かったのです・・・諦めなさい」

?「・・・!」
女はその場から逃げ出そうとした

005「目標補足、捕獲」
?「・・・あぁっ!」

AWD-005の左手の液体金属が逃げる女の足を捕まえこちらに引き寄せる

136偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:25:05 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1  バリョーム、トランディスタ、レオスダード、そして出来損ない (後編)

005「電磁誘導結界発生装置範囲設定、作動、捕獲完了、御指示を・・・」
?「い、痛い・・・あたま・・・あたま」
ウェ「ふふ・・・これから始まる大事の余興だ・・・AWD-005、この失敗作の内臓器をえぐり、口の中に押し込んでやれ」

005「了解」

AWD-005の液体金属が巨大なカギ爪へと変化する!


?「え、えっ・・・あ、あ、あ・・・い、いや・・・」

バ「へぇ、そりゃおもしろそうだな!早くやれよ!」
ト「うぅ・・・そういうのは僕は・・・」
レ「おもしろそうですね・・・殺戮の晩餐の序曲ですか・・・ふふふ・・・」
ウェ「やれ!」
005「了解」
?「や、やぁぁぁぁっ!!!!」

レ「あ、しかしウェスカー様・・・」

ウェ「どうしたレオスダード?」
レ「この方は生かしておいてもいいんじゃないでしょうか?」
バ「はぁ!?なんでだよ!つまんねーだろうが!早くやれよ!005!」
005「貴様に私に対する命令権は無い」
バ「はぁ!?ざけんじゃねーぞお前、機械の分際で、ぶっ殺すぞ!」
ウェ「バリョーム、静かにしろ・・・レオスダード、どういうことだ?」
レ「・・・確かにここでこの出来損ないの苦痛に歪む顔を見ながら楽しむのも一興です、培養液の中でこの組織の事が記されたマニュアルである程度知りましたが人員が不足してらっしゃるようですね」
ウェ「・・・・・そのとおりだ・・・だがこいつは戦力にならん、邪魔なだけだ」
レ「はい、戦力は大切です、しかし基地内の整理や掃除も大切だと思われます・・・いざという時に機器が使えないと困りませんか?」
ウェ「量産型AWDがいる・・・問題ないが」
レ「量産型AWDとて貴重な物でしょう?このような出来損ないに比べれば・・・所詮は出来損ない・・・使い捨てで使ってはどうでしょうか?」
ウェ「ふ・・・いいだろう・・・AWD-005、命令中止」
005「はっ」
バ「はぁ!?つまんねーの!何馬鹿なこと言ってやがるレオスダードッ!」
レ「いいでしょう?これから好きなだけ人間を自分達で殺せるんですから・・・ねぇ?」
ト「確かに面白そうですけど・・・でもさっきみたいなやり方は・・・」
バ「まぁレオスダードの言うとおりだな!じゃぁ隊長さん、いってくるぜぇ!」
ウェ「全員排除することができたら戻って来い」
ト「はい・・・! ・・・? レオスダード??」
レ「あぁ、私は用があるので準備してからいきますよ・・・」


レ「さて・・・」
?「・・・・・・・・・・」
レ「助かってよかったですね、出来損ないさん」
?「・・・・・・っ!」
レ「どうしたんです?そんなに驚いて」
?「出来損ない・・・私は・・・なんで私は・・・うぅ、うう・・・うっ・・・うぅ」
レ「泣いたって仕方ありません、あなたは出来損ないなのですから、・・・さて、では私も行きますか・・・それでは・・・」

?「・・・・・・あ、あの・・・」
レ「・・・ん?何でしょうか?」
?「・・・あ、ありがとう・・・助けてくれて・・・」
レ「・・・はぁ・・・勘違いされては困りますね」
?「・・・!?」
レ「私はあなたがかわいそうだから助けたわけではありません、基地のいろんな端末の整理やコンピュータ室の掃除などに量産型AWDを使うのはもったいないと思いましてね・・・それならばあなたのような出来損ないを使い捨てにした方がマシだと思ったので・・・」
?「・・・」

レ「それでは行ってまいります、出来損ないさん」


?「・・・・・・・・・・・・うぅ、うぅぅ・・・なんで・・・」

137偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:25:40 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1  気ちがいさん?

コ「・・・やっとついたか・・・」
甲「ふぅ・・・まさか海を渡るのにこんなに苦労するなんて・・・」
8「また孤島に逆戻りだね・・・まぁsssさんが無事で何よりだけど」
甲「さて・・・saiさんと伝説・改さんを探さないと・・・」
コ「だが、どこにいるのだ?」
8「こっちから動かないで待ってた方がいいと思うけどな、だって離別する前にサランが何かあってこっちに戻ってきたら俺達の存在を感知してsaiさんと伝説・改さんに知らせてこちらに移転装置で向かって合流するっていってたけどな・・・」
コ「そうだったな・・・忘れていた・・・ここで待った方がいいか」

甲「でも、そんなにすぐには来ないだろうね・・・」

8「・・・となると」
コ「・・・暇になるな・・・」
甲「・・・しりとりでもやる? じゃぁ「しりとり」の「リ」から」

8「えーと・・・留置場!」
コ「う、打ち首」
甲「えー、病気っ」
8「・・・鬼畜っ!」
コ「首切り」
甲「り、略奪!」
8「つ、つつ、痛烈」
コ「爪剥がしの刑」
甲「・・・い、胃潰瘍」
8「憂さ晴らし!」
コ「し、終身刑」
甲「生き埋め!」
8「目潰し」
コ「・・・処刑」
甲「(また、『い』・・・)痛めつけ」
8「・・け、結核」
コ「(・・・8wさん、さっきから病気ばっかのような・・・)朽ち果て」
甲「て、手錠!」
8「・・・・・・なんか暗いなぁ・・・何でそんな単語ばっかり・・・もうやめようか・・・」
コ「う、うむ・・・なんかそれしか思い浮かばないだ・・・」
甲「・・・えぇと、なにする? 次はマジカルバナナでも・・」


?「やれやれ、のんきですねぇ・・・」

甲「!?」
8「だ、誰・・・あっ!」
コ「あ、あなたは・・・!?」
甲「気ちがいさん、の様な、ないような・・・」

?「はて・・・私はそのような名ではありませんし、お互い初対面のはずですが・・・」
8「顔は気ちがいさんにそっくりだ! でも服装や声が・・・」
甲「お前は・・・お前は誰なんだよ!」
?「ふむ・・・あなた方は現在捕獲対称にある偽りの初心者、sss、気ちがいに新しく捕獲対象となった甲賀、コント×55号、8wといいましたよね?」
8「俺達の名前を知ってる!?」
コ「それに捕獲対称だと!?」
甲「じゃぁお前はウェスカーの・・・!?」
レ「ふふふ、なかなか察しがいいですね。いかにも私の隊長様のお名前はウェスカー様です・・・おっと、自己紹介が遅れましたね。お初にお目にかかる、私はエスタトメント・レオスダード・・・以後よろしく」

甲「ま、まさか・・・気ちがいさんはあのあと捕まってフラルみたいに・・・」
8「そ、そんな! そんなことはありえない! 雪女だっているんだ! そんな簡単に偽りの初心者さんたちがやれるはずは!」
コ「いや・・・ありえない話ではない、AWD-005・・・奴が・・・」
甲「・・・まさか、そんな・・・そんな事は・・・」

レ「はて・・・何の話かわかりませんが私は様子見で来ただけで今はあなた方と戦う気はありません。用があるので先に行かせてもらいますよ」
甲「ま、待て!待つんだ!お前は、いや、あなたは気ちがいさんなのか!?」
レ「聞きたいことがあるのならば追って来なさい・・・ふふふふふ・・・


(ふむ、私が捕獲対称にある気ちがいに似ていると・・・つまりバリョームやトランディスタも元は私と同じように・・・ふふふ・・・面白い事になってきましたねぇ・・・)」

甲「く、くそう!追いかけるぞ!」

138偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:27:33 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1  生き残りの5人 

甲賀たちが孤島に着く前のちょうどそのころ・・・ここは村長の義眼で開く扉の前辺り


伝説「・・・・・いない・・・」
sai「村も・・・城内やその外も全て探した・・・だがsssさん、ドロップさん、気ちがいさんはいなかった・・・サランはどうだ?」
サラン「はい、反応はありません・・・」
伝説「・・・やっぱりみんなは・・・・・」
sai「・・・・・気持ちはわかる・・・だがそれは考えてはならんぞ・・・」
サラン「・・・・・」

?「お前達!」

sai「!?」
伝説「・・・!?」
?「早くこっちに来い!隠れてないと危ないぞ!」
sai「何!?」
伝説「・・・誰?」
?「それはあとで説明する!とりあえずこの穴の中に来い!」
sai達は声のするほうに言われるがまま早足で歩いていった

sai「・・・ここにもまだ生き残りがいたか」
?「あぁ・・・何とかな・・・ここは隠れ家だ」
その者の声のするほうにいくと地下に部屋があり
そこには黒い服の青年、巨大なふろしきを背負い布に身を包んだ大柄な男
白い着物を着た女、制服を来た少女とお手伝いさんのような少女の姿があった

?「・・・・・・・・」
?「・・・・・」
?「う、うぅぅ・・・」
?「泣かないでください、きっと助かりますよ」
伝説「・・・泣いている・・・」
?「無理もない・・・20人ほどいたがほとんど殺されて今ここにいるのは俺を含め5人しかいない・・・」
sai「その殺した本人は侍みたいなしゃべり方する刀を持った奴と無邪気そうな子供じゃなかったか?」

139偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:28:03 ID:???
(続き)
蒼龍「知ってるのかっ!?・・・・・そうか・・・お前達も被害者で生き残りなんだな・・・俺の名は蒼龍、 鞍馬 蒼龍(くらま そうりゅう)・・・そしてこっちにいるのが左から涼風 冬月(すずかぜ ふゆつき)、工藤 沙希(くどう さき)、武蔵坊 弁慶(むさしぼう べんけい)、如月 葵(きさらぎ あおい)だ・・・皆、共通して気がついたらこの世界にいた・・・この世界は一体どうなっているのだ?」
sai「・・・・・実は大体知っている・・・説明しても信じてもらえんだろうがな・・・」
伝説「・・・俺等も未だに信じられない・・・」
蒼龍「知っているのか・・・何故知っているのだ?」
sai「・・・それは話すと長くなる・・・簡単に言うとこの世界を支配しているものと直接戦っている仲間が教えてくれた情報なんだが・・・」
蒼龍「何!? いいだろう・・・お前達は悪い者ではなさそうだ・・・聞くだけ聞こう・・・」
saiは偽りの初心者から聞いたこの世界の事を簡単に話した

蒼龍「なるほど・・・この世界は地球からつれてこられた特定の人間を育てるための仮想世界で特定の人間でない俺達は邪魔者ということか・・・」
弁慶「信じられんな・・・」
冬月「まるでおとぎ話ね・・・」
沙希「わ、私達は・・・私達は・・・邪魔・・・邪魔だから殺されるの・・・?」
葵「・・・・・」
伝説「・・・さっきも言ったとおり俺も未だに信じられない・・・だけど・・・事実らしい・・・」
sai「お前達はここで何をしているのだ?ただ隠れているだけではなかろう?」
蒼龍「・・・情報・・・情報を集めている・・・この世界を脱出するためにな・・・だが・・・」
冬月「・・・別の生き残りの人たちとも協力してるんだけどー・・・出るための情報の収穫は今のところゼロねー・・・」
伝説「・・・別の生き残り・・・」
sai「他にも生き残りがいるのか?」
蒼龍「そうだ、場所が場所でここは5人が限界なんだ、それに嫌な考えだがこうやってグループを分けて隠れていれば仮に見つかっても一度に全員が殺される可能性がなくなるだろう」
sai「・・・・・」
蒼龍「さて・・・そろそろ時間だ・・・今日は俺の番だな・・・出かけるぞ・・・」
sai「む?どこにいくんだ?」
弁慶「他の仲間のところだ・・・さっき申したとおりこの世界の情報を交換しに行くのだ、今回は蒼龍の番だ」
伝説「・・・なるほど・・・一人で行くのはさっきの事が理由か・・・」
冬月「そう・・・私達は戦えるけど、とてもあの強さにはかなわないわねー・・・」
沙希「・・・・・・・・」
葵「蒼龍、気をつけて下さい・・・」
蒼龍「わかっている、お前達もついてきてくれるか?多人数は目立つが今回の情報源はお前達だから説明しやすい」
sai「そういうことならいいだろう、出発する」
伝説「・・・・・いいよ・・・」
沙希「き、気をつけてください・・・あ、あと私・・・なんにもできなくてごめんなさい・・・」
蒼龍「・・・気にするな沙希・・・自分の命を守る事も立派な戦いだ・・・ぬかるな・・・」

沙希「・・・はい・・・」

140偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:28:34 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1 許せない存在

蒼龍「さて・・・周りには誰もいないな・・・」
sai「そのようだな・・・」
サラン「お待ちしてました」
蒼龍「むっ!な、何だこの声は!?」
sai「あぁ、安心しろ、サラン・ストレイル・・・俺達の仲間だ・・・まぁいろいろ謎はあるが見方だ・・・姿が見えない等の理由は深い訳があるらしい、探求はしないでくれ・・・と本人は言ってるから俺等も何も聞かないでいてる」
伝説「・・・見方・・・存在がわからない、怪しい・・・でも不思議な力で俺達の仲間を何度も助けてくれた・・・」
蒼龍「そ、そうか・・・よ、よろしく・・・」
sai「そんでサラン、何で今までいなかったのだ?」
サラン「外で見張りをしておりました・・・こちらに甲賀さんたちが戻ってきましたけどあなた達がお話中でしたので・・・」
伝説「甲賀さんたちが戻ってきた・・・!?」
sai「今すぐ戻らなければ!」
サラン「いえ、その必要はありません・・・甲賀さんたちは理由はわかりませんがこちらに向かってきています・・・それにあなた方は蒼龍さんとの約束があるでしょう?」
sai「そうだったな・・・」
蒼龍「では行こう・・・ここをずっとまっすぐ行ったところだ」

3人は暗い森の中を走った

「ヘーーーイ、アッチャァァァァァンス・・・ヨイサァ・・・」
「ヘーーーイ、アッチャァァァァァンス・・・ヨイサァ・・・」
伝説「・・・まだ村人ガナードがうろついている・・・」
sai「ところでお前は武器は・・・刀か!俺と同じだな・・・」
蒼龍「まぁな・・・小さい頃から父親に剣術や剣道を習っていた・・・自信はあるが奴等にはとてもかなわん・・・何せ動きを封じられ、なぶり殺しを喰らうか広範囲の敵を一気に殲滅してくるからな・・・」
伝説「・・・それは子供の方の攻撃だね・・・」
蒼龍「そうだ・・・俺の仲間も腕や足をねじり取られ殺された・・・しかも奴は笑いながら・・・楽しみながら殺していた!奴だけは・・・奴だけは許せん!・・・だが、あの能力の攻略法が見つからん・・・どうする事もできない・・・無念だ・・・」
sai「問題ない・・・あいつはもういない・・・」
蒼龍「っ!?今なんと言った!?」
伝説「・・・俺達の仲間が倒した・・・8wさん・・・ナイフで滅多刺しにして・・・」
蒼龍「馬鹿な・・・そんな簡単に」
sai「まぁいろいろ理由がある・・・話すと長くなる・・・」
蒼龍「そうか・・・ならいい・・・とにかくあいつはもういないんだな?」
伝説「・・・いない・・・だけど今状況がどうなっているかわからない・・・もしかしたら・・・あいつを作った組織がまたあいつを復活させてるかもしれない・・・」
蒼龍「作った・・・?」
sai「話していなかったな・・・あいつはロボットのような物だ」
蒼龍「何っ!?」
sai「さっきの説明で言ってなかったがあいつはAWD-004 レイ というロボットなのだ」
伝説「・・・AWD-003 牛若丸・・・あの子供と一緒にいた侍じみた奴・・・他にもAWD-002 雪女・・・がいる・・・全てウェスカーの組織で作られたロボットらしい」
蒼龍「あの二人以外にもあのようなロボットがいるのか!? それに雪女だと!?」


雪風「・・・・・ヘックシュッ! ・・・・・・・・・んん・・・?」


sai「雪女がどうかしたか?」


冬月「・・・! クシュンッ! ・・あら??? ・・・失礼・・・」


蒼龍「い、いや・・・なんでもない・・・そしてそのウェスカーという奴がこの世界のボスか?」
sai「そうかもしれない・・・俺等も詳しくはわからない・・・そこら辺は偽りの初心者さんがもっと知っているはずだ」
蒼龍「そうか・・・いろいろ深い理由があるのだな・・・おっと、着いたな・・・」

蒼龍「お前達・・・俺だ!蒼龍だ!情報をもってきた!出口を開けよ」
sai「・・・・・応答がないな・・・」
伝説「聞こえてないのでは・・・?」
蒼龍「そんなはずはない、いつもすぐに出て・・・!」
sai「どうした・・む!?」
伝説「・・・これは・・・血のにおい・・・」
蒼龍「こっちだ!」
sai達はその方向に向かい走り出した!

141偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:29:05 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1 人間の完全体

「あぁ、あ、あ・・・な、何も見えない!た、助けて」
?「ひゃはっはっはっは!ひゃっはっはっはっはっはぁ!!!ほらほらどうしたぁ!?早く逃げねえと死んじまうぜぇ、ばーか!」
「ひぃ、ひぃぃぃ・・・!」
?「バリョーム・・・もう一思いに殺してあげようよぉ・・・」
バ「うっせーなトランディスタァ!これからだぞ楽しいのはぁっ!」
ト「だ、だけどさぁ・・・」
バ「んーっ!?なんだぁ!?誰かくるぞぉ!!」

sai「くっ!何だこれは!?は、お前・・・いや、あなたは!?」
伝説「偽りの初心者さんにそっくりだ!」
ト「え?ぼ、僕ですかっ?」
バ「はぁん!?なんだぁ!??意味がわかんねぇ!」
蒼龍「し、知り合いか!?」
sai「いや・・・ちがうと思うが1人は俺達の仲間と顔がそっくりなんだ! ・・・だけど・・・」
蒼龍「だが、どうみてもお前達を知らないようだな・・・!?  こ、これは・・・!?」
「そ、その声は く、鞍馬! 鞍馬か! た、助けて!」
バ「おぉぉっとぉ!お前達の仲間か!?へっへっへぇ!」

ザクッ!
「ぎゃぁっ!」
伝説「・・・!?」
蒼龍「こ・・・殺した・・・な、何で・・・なぜっ!!」
バ「はぁ〜ん!?いたぶるのに飽きたからだっての!つまんねえんだよ!」
蒼龍「お、お前っ・・・!お前はっ!!!」

蒼龍は刀を抜きバリョームに向かって走り出した!

バ「へん!ばーかぁ!!ESR、単弾発射ぁぁ!!!」

バギューーーン!!!
蒼龍「ぐわっ!」
sai「危ない!!」
バ「へんっ!スカッたかぁ!安心しなぁ!次は当ててやるから!」
sai「サラン!あいつ等は一体何なんだ!?」
サラン「あれは・・・sssさんであってsssさんではありません!」
伝説「え、エス、sssさん!?・・・ど、どういうこと!?」
サラン「あのふたりはsssさんと偽りの初心者さんのクローンです!どうやって製作したかは不明ですが・・・フラルと同じです!本人ではありません!」
sai「sssさん!?ではもう一人はsssさんの・・・クローンだと!?」
バ「はぁ!?馬鹿じゃねぇの!!?俺等は貴様等愚者共とはちがうっ!選ばれた完全体なんだよ、ばーか!!」
ト「ぼ、僕達が生まれる為に何百、何千もの能力の及ばない人たちが犠牲になったのです・・・そして生まれた完全体が僕達です」
バ「俺らはウェスカー様のいうとおり行動すんのさぁ!人を殺しまくれるのさ!うひゃひゃ!貴様等のような低能力な人間は全員死ねよ!俺らの名誉のためにも死ぬんだ!全員なぁぁぁぁ!あぁぁひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!!」
蒼龍「名誉だと!?」
バ「そうだぁ!俺らは新人類なぁんだよ!貴様等低能力な下等生物とは違うんだぜ!全ての面で特化した能力を持ったなぁぁぁ!その新人類の元が貴様等下等生物を基にしたなどと虫唾がはしるわ!これから生まれる新人類の為にも貴様等全員完全に抹殺なぁ!!!ァアァァァヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャッ!!!なぁ、トランディスタァッ!!?」
ト「ま、まぁ、そ、そうですね・・・ま、抹殺ですね・・・」
sai「ふん!意味不明だな・・・とりあえずまともにしゃべたっらどうだ?」
伝説「・・・そしてあれはクローン・・・それならいくらsssさんや偽りの初心者さんに似てようが倒すのをためらう必要はない・・・むしろ必ず倒さなければ・・・」
蒼龍「よくも・・・よくもサーナとタグロスを殺したなっ!許さん!許さんぞっ!!」
バ「へっへっへぇ!いっせいがいぃーねぇー!ったっくよぉ!そんだけ威勢がいいと遊びがいがあるぜ!ほぉーら喰らいなぁぁぁあ!!! 散弾砲!!!」

キュイーーン、ズダダダダン!

伝説「っ!」
sai「し、しまっ・・・!」
サラン「飛躍!」

142偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:29:36 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1 狂気のバリョーム(前編)

バ「はぁぁっ!? なんだよっ!? 飛びやがった! 貴様等、移転装置持ってんのかよっ!!聞いてねえよ!」
蒼龍「な、なに!?瞬間移動!?」
sai「サラン、すまない・・・不意を突かれた・・・」
サラン「大丈夫です、でも次に飛ぶまでのじ・・・避けてくださいっ!!」
sai「!?」

キュイーーン、ズダダダダン!!!

バ「はっはっはぁー!なかなかしぶてー野郎共だ!楽しませてくれるぜぃ!」
sai「くっ!」
伝説「・・・何とかよけられた・・・散弾砲・・・厄介だ・・・!」
蒼龍「皆!かたまるのは危険だ!散開して攻撃だ!」
sai「わかった!」
バ「いくぞ、オラァっ!ESR!高収束エネルギー衝撃砲っ!発射ぁぁぁぁぁっ!!!」

キュゥウイィィーーーーン!バシューーーーッ!!!!!

伝説「・・・今っ!」

バ「やっべ、かわされちまったか・・・」
sai「甘い!くらえぇ!!」
ト「や、やらせません!人間っ!」
sai「な、なにっ!?」

ダダダダダダダダッ!!!

伝説「・・・・・!」
sai「うぉ!伝説さん!?」

伝説・改はsaiに飛びつきトランディスタの放ったマシンガンの連射から見事回避した!

sai「す、すまない、大丈夫か!?」
伝説「問題ない・・・それより」
ト「こ、今度こそ、あ、あたれぃ!」
sai「っ!」

ズダダダダダダ!!
トランディスタはかたまっていたsaiと伝説・改にむけマシンガンを連射するものの二人は左右に避け、かわした!

バ「トランディスタァ! 先を読め、先をっ! 先を読んで撃てっての!!!」
ト「わ、わかってますけどっ・・・!」
蒼龍「とらぁぁぁぁぁ!!!」

蒼龍がトランディスタとバリョームに突っ込んでいく!
バ「へんっ!馬鹿がっ!単弾発射!」

バギューーーン!!!
蒼龍「ふんっ!」
カキィーーン!

バ「うぉっ!?エネルギー弾をはじいたっ!!?」
蒼龍「死ねぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
バ「へんっ!甘く見るなよ!下等生物がっ!」

キィーーン!
蒼龍「なっ!?俺の帯刀を受け流しただとっ!?」
バ「ばーかっ!死ねや!散弾砲!」
蒼龍「し、しまった!」

キュイィーーーン・・・

サラン「飛躍っ!」
ズダダダダダダァン!!!

蒼龍「うっ・・・た、助かった!?」
バ「あぁぁあ!うっぜぇ、また飛びやがったぁ!?ったくよぉ!」

143偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:30:11 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1 狂気のバリョーム(後編)

ト「そ、そういえばあの二人は・・・」
sai「ここだ!」
ト「うぁ!」

ヒュン!
sai「かわしたか!?」
ト「あ、危ないじゃないですかっ!?」
伝説「受けろ!」

ズダーーーン!
伝説・改がショットガンを発射する!しかし!
ト「うわぁ!」
伝説「この距離でかわした!?何と言うスピード!」
バ「あぁああん!ちょこまかちょこまかうっぜぇい、このハエ共がぁぁぁ!!!」

キュイン、ズダダダ!
キュイン、ズダダダダダ!
キュゥイン、ズダダダダダダダ!!
キュウゥインッ! ズダダダダダダダダダダダダダダダ!!
バリョームがところかまわず銃を乱射する!

sai「くっ!一旦離れるぞ!」
伝説「・・・っ!」
バ「ふぅっへぇひゃぁぁぁぁっ!!!散弾砲、散弾砲、散弾砲、散弾砲、さぁんだぁぁほぉ!さぁぁあんだぁんっふぉわぁぁぁあああああああいっ!!!!!!」

蒼龍「隙あり!もらった!」
蒼龍が再度二人に突っ込んでいく!
ト「や、やらせない!」

ズダダダダダダダ!
蒼龍「えぇい!小賢しいわ!」

カキンカキンカキンカキンキン!
マシンガンの弾を全て弾き尚も突っ込んでいく蒼龍!

ト「う、うわぁ!」
バ「馬鹿野郎!おぉれに任せなぁっ!」

バリョ−ムはトランディスタを押しのけ銃を構えた!
蒼龍「むぅっ!?」
sai「まずい!やられる!?サランッ!」
サラン「ま、まだエネルギーが・・・」
sai「何っ!?」

バ「この距離じゃかわせねぇ!!!終わりだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!さぁぁぁぁんだぅふぉぉおおおぉぉぉぉぉおおぉ!!!!!!」
























カチッ







バ「ふぇっ?」

蒼龍「もらったっ!」

ズバシュゥゥゥゥゥ!!!

バ「ぎやぁぁぁぁぁぁぁっぅおぇぇぇぇぇぇ!!!」
ト「ば、バリョ−ムっ!?バリョームゥ!!!」
バ「くっ・・・くぉのやぁぁろぉう・・・下等生物の分際どぅえぇ俺達人間の完全た」
蒼龍「はぁっ!」

ズバシュゥゥゥゥ!!!!

バ「うぎゃぁぁぁぁーーーっ!・・・ひ、ひっ、ひぃ、ひぃぃ、いてぇよ、いてぇよぉ、た、たすけてぃ・・・」
蒼龍「死ねっ!」
ザスッ

バ「あ、はっ、はっ、は、は、はは・・・・・・・」

蒼龍がバリョ-ムの心臓めがけて刀を刺すと少し痙攣して動かなくなった

144偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:30:42 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1  レオスダードという男 (前編)

ト「はぁぁあぁっ、バリョームが、バリョームがっ・・・ど、どうしよう・・・あ!?レオスダード!!」



レ「はぁ、すいませんね・・・遅れました・・・今どんな状況ですか?」
ト「レ、レオスダード!バ、バリョームがっ、バリョームが、こ、殺されて・・・」
レ「?・・・・・ふぅん・・・はぁ、今そのような状況ですか・・・バリョームが討たれてしまいましたか・・・どうやら私が遅れた事で殺戮の晩餐は思わぬ方向に盛り上がっているそうですねぇ・・・私もせっかくゲストをお招きしたのに・・・」
sai「ゲストだと?それより誰だ、あれは?」

甲「や、やっと追いついた!・・・saiさん!」
伝説「・・・!」
sai「甲賀さん!?」
8「うわ!こ、これは・・・ち、血だら・・・って、えぇっ!!?」
コ「い、偽りの初心者さん!!・・・にそっくりな人だ!」
ト「へっ!?」
甲「そこに倒れている方はsssさんにそっくりだ」

ト「ぼ、ぼくトランディスタですよ!グ、グランディエ・ナガルゴ・トランディスタ・・・」
レ「あぁ皆さん、御安心を、ここに倒れている方のお名前はバインストウェル・バリョーム・・・あなたの知っているお仲間ではありません。」
コ「・・・何っ!?」
sai「き、貴様は誰なんだっ!?」
蒼龍「また来たな!お前等は敵なのかっ!?流れによってはお前も殺す!」
レ「まぁまぁ皆さん落ち着いてください、とりあえず敵味方をはっきりさせましょうか・・・初めての方もいますしね、私はエスタトメント・レオスダード、こちらにいるグランディエ・ナガルゴ・トランディスタのお仲間です。以後よろしくお願いします。」
伝説「・・・! お前も敵っ!」
レ「そしてそちらにいるのが甲賀、コント×55号、8wでどうやらそちらのお二人のお仲間のようです、合ってますでしょうか?」
sai「貴様も敵かっ!」
甲「saiさん!一体ここで何があったんだっ!?」
sai「手短に話すがそっちにいる奴だが俺達の見方で鞍馬 蒼龍という、その仲間がそいつとその死んだ奴によって殺された!」
ト「えぇぇ!僕あなた達と戦いましたけど、その前のその時は何にもしてないですよっ!ぬれぎぬですぅ!」
蒼龍「貴様! ふざけんな!」
ト「えぇ!? ふざけてなんか・・・」
レ「トランディスタ、私達が隊長様から受けた命令はこの方面にいる不必要な人間の排除ですよ?残念ですが人殺しに参加していなくても同罪です・・・無論私もですが・・・」

145偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:31:12 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1  レオスダードという男(後編)

8「ちなみにsaiさん、伝説・改さん・・・そっちにいるレオスダードとかいう奴は気ちがいさんにそっくりなんだ!」
伝説「・・・っ!」
sai「なんだと!?」
サラン「でも皆さん、あの2人はフラルと同じクローンです!本人ではありません!」
甲「サランっ!? フラルと同じだってっ!?」
コ「ならば倒すのみっ!」
レ「やれやれ・・・そう来ると思いましたよ・・・まぁ望みはないですが一応言います、そちらのあなた達は今まで戦っていたのでしょう?ならば相当疲れが出ているはずですし、私達はバリョームが討たれてしまったので一時撤退したいのですが・・・ねぇ?トランディスタ・・・」
ト「そ、そ、そうですね・・・!」
sai「撤退してどうするっ!?また罪のない人を殺す気なのかっ!!?」
レ「えぇ、無論ウェスカー様よりそのような命令が下ればそうしますが・・・まぁ100%そうなるでしょうね・・・そちらの3人はともかくあなた達は不必要な存在なのですから・・・」
8「な、なんだってぇ!?」
蒼龍「ならば生かして返すわけにはいかん!ここで倒すっ!」
レ「はぁ・・・やれやれ・・・やはりそうなりますか・・・しかたがありませんねぇ・・・ちょっと手荒くなりますが・・・」
甲「っ!?」
コ「っ!!」

そう言うや否やレオスダードが両手を広げると数え切れないほどのナイフがこちらに刃を向かせ宙に浮いていた!

蒼龍「何ぃ!?これはまるで葵の能力だ・・・!」
sai「何だこれは!?」

レ「お近づきのしるしのほんの挨拶代わりです、そちらにいる方の脳髄の記憶のとある女性、如月 葵という方の能力をキャプチャーさせて頂きました。
他にもいろいろとキャプチャーさせていただきましたよ・・・感謝の意でもあります。

・・・受け取ってください・・・あ、避けなくてもよろしいですよ?


・・・死ぬだけですから」

レオスダードが両手を前に出すと同時に数え切れないほどのナイフが甲賀達に飛ぶっ!

甲「よぉけろぉぉぉぉぉーーーーーーーーーっっ!!!!!!」

シャシャシャシャシャシャシャシャシャシャッ!!! 無数のナイフが地面に突き刺さる音が響き渡る!

sai「みんな!大丈夫か!?」

コ「問題ない!」
8「何とか助かった・・・」
伝説「助かった・・・」
甲「危ない・・・」
sai「奴等は・・・くそぅ!もういない!!・・・はっ!?蒼龍はどうしたっ!!?」


蒼龍「・・・ここだっ!」
sai「全員無事か・・・」
蒼龍「サラン、また助けられたな・・・礼を言う・・・お前の能力がなければ間違えなくあの攻撃に当たって死んでいた・・・」

146偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:31:44 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1  離別

sai「しかし、とんでもない奴等だった・・・」
甲「saiさん、一体ここで何があったんだ?」
sai「話そう・・・結局俺等はsssさんたちを見つけることはできなかった・・・そして」
甲「あ、その事ですが・・・!」
saiは蒼龍とあってからの出来事を全て鮮明に話した、それに絡めて甲賀達もsssや全員が無事である事をsai達に話した


甲「い、生き残り!?」
8「本当に生き残りが・・・でもそこに死んでいる二人は・・・」
蒼龍「俺達の仲間だ・・・サーナ 伊藤、ハガネース=パメ・タグロス・・・いい奴等だった・・・せめてあの世では幸せになってほしい・・・」
sai「・・・ところで生き残った者たちのところに戻らなくて大丈夫なのか?みんな心配してると思われる・・・」
蒼龍「そうだな・・・早く戻らなければな・・・」
コ「穴・・・地下に隠れていたのか・・・だがよくそれだけで見つからなかったな」
蒼龍「・・・葵の能力のおかげだ」
伝説「・・・あおい・・・?」
蒼龍「さっきグループの中にいただろ?」
伝説「・・・それじゃない・・・能力って?」

蒼龍「ん?言ってなかったか、あいつは・・・なんというか金属を扱うのが得意だ、今のレオスダードのような攻撃もできる、そして最大の特徴は時間を自由に歪ませて自分に有利な空間を作ることができる・・・だがその能力の出せる時間に限度があるんだけどな・・・」
甲「へぇ〜・・・この世の中にはいろんな奴がいるんだな、その能力のおかげで今まであいつ等に見つからなかったのかぁ・・・」

sai「・・・偽りの初心者さん、気ちがいさん、sssさん、ドロップさん・・・全員無事・・・なのか? あの偽者たちは何なんだ?」
サラン「・・・それは先も言ったとおりです。フラルと同じクローンの様です。しかしクローンというのは通常元となる細胞がないと作ることができません・・・」
8「ま、まてよ!?じゃ、じゃぁ偽りの初心者さんたちは・・・」
サラン「しかし、もし偽りの初心者さんたちが捕まったのだとしたらもっとこちらに力を入れてくるでしょう・・・それが今はないので偽りの初心者さん達は無事だと思われます」
甲「・・・そ、そうか・・・」
蒼龍「それがさっき言ったお前たちの仲間か・・・」
コ「どちらにしろ早く戻ったほうがいいな・・・」
伝説「・・・うん・・・」
sai「俺たちの役目はバックアップだからな」
蒼龍「バックアップ?」
sai「・・・簡単に言うとさっき言った偽りの初心者という方俺等の仲間がこの世を脱出しようとして先に進んでいる・・・それの手助けをするのが俺達の役目だ」
8「どう?一緒に来ない??」
蒼龍「ありがたいが・・・気持ちだけ受け取っておく・・・俺も同行したい・・・といいたいところだがその人数では多すぎるな・・・他の隠れている者たちも心配であるし・・・俺は残る」
甲「そうか・・・」
コ「そのほうがいいかもしれない・・・俺らにはポジションがポジションだけにいろいろ危険がつきまとう・・・」
8「もう慣れちゃったけどね・・・」
伝説「・・・問題ない、来る敵は全て打ち砕くのみ・・・」
蒼龍「俺は俺達のやり方でこの世界のいろいろな情報を調べる・・・そちらの健闘を祈る!」
sai「あぁ、さよなら蒼龍」

8「はぁ・・・でもあそこまで戻るの遠いよなぁ・・・」
サラン「大丈夫です、私がいっきに孤島に送って差し上げます」
甲「さすがサランッ!」
sai「だが、のんびりしている暇はないな・・・偽りの初心者さん達が心配だ・・・」
伝説「・・・大丈夫・・・そう考えちゃ駄目・・」
sai「そうだな・・・」
8「行こうサラン!」

サラン「はい、飛躍!」

147偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:32:21 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1  あの4人は今・・・(前編)

蒼龍がsai達等とともに仲間のもとへいく途中のことである・・・

冬月「・・・! クシュンッ! ・・あら??? ・・・失礼・・・」

葵「寒いですね・・・・・あ・・・あ、あなたは寒くないですよね?」
冬月「いいえ・・・私も寒いわぁ・・・」
沙希「・・えっ・・・寒いのですか・・・」
弁慶「それは自分のせいでは」
冬月「あら・・・失礼ねぇ・・・私が雪女だから?」
弁慶「むっ・・・すまなかった・・・」
冬月「・・・あなたたちもこれ使う?」
冬月はふところから何か四角くて平べったいものを数枚出した

葵「それは何ですか?」
冬月「使い捨てホッカイロ、暖かいわよぉ・・・」
沙希「え、えぇぇ〜・・・ほ、ホッカイロですかぁ・・・??」
冬月「これがないと冬は寒いはよねぇ・・・やっぱり冬はこれがないと、ねぇ?」
葵「・・・・・(お前が言うなよ・・・)」

弁慶「むっ・・・そういえば・・・」
弁慶は背中に背負っていた巨大なふろしきを下ろし、包みをほどいた

冬月「どうしたの・・・?」
弁慶「むぅ・・・あったあった、これだこれだ」
葵「それはガスコンロとお鍋と・・・携帯用の水と・・・なんですか?」
弁慶「いやぁ、我は山で修行することが多くてな、こんなこともあろうかと遭難した時に備えて食料をいくらか持っているのだ、ほら、茶碗もあるぞ」
沙希「ごはんですか! やったぁ!」
葵「沙希さん?」
沙希「私とってもおなかがすいていたんです! ありがとうございますっ!!」
弁慶「いやいや、そういわれるとうれしいな! はっはっは」

葵「・・・・・」
冬月「よかったわねぇ、みんな元気になって・・・あなたも少し休んだらどうかしらぁ・・・」
葵「そういう訳にはいきません・・・しかし・・そうですね、疲れました・・ちょっとお休みしましょう」
冬月「そうよ・・・」

沙希「わぁ・・・暖かぁい・・・」
弁慶「おぉ、そういえば・・・我が山で取った山菜が・・・」
沙希「えぇ! それも食べたいです!」
弁慶「今・・・むぅっ!?」
葵「うっ・・・!」
冬月「あらぁ・・・」
沙希「ひゃっ・・・」
弁慶がふろしきから手を抜くと同時に他の3人はおもわず鼻を両手でふさいだ!
そしてとてつもなく何かが腐ったような嫌なにおいが部屋中に充満した!

沙希「うぅ〜・・・くさいぃ〜・・・」
葵「弁慶さん、それをどこかにしまってください!」
弁慶「はっはっは、すまなかった! この山菜は2年前にとったやつだったけか、いやぁあの頃は大雨でな、ほら、皆も知っているだろう? 山の天気は変わりやすいって・・・それで湿気が」
冬月「どうでもよろしいですが・・・早くそれをどうにかしてくださらないかしら・・・」
弁慶「おっとっと、すまなかった、このような時にこんなこともあろうかと用意しといたであろう・・・」
弁慶はまたふろしきの中をさぐりだし紙袋のようなものを出した

沙希「そ、それはエチケット袋ですね」
弁慶「いやぁ我は車酔いが激しくてな、こんなこともあろうかとエチケット袋を・・・ん? 何か少し重いな・・・」
沙希「・・・え、もしかして・・・」
葵「弁慶さん・・・中になんかはいってませんか・・・」
冬月「・・・・・・」
弁慶「おぉっとそうだったぁ! 確か1週間ほど前、登山用の山行きのバスで隣に座っていたおばあちゃんが急に苦しみだして貸したのがこのエチケット袋だった!」
沙希「そ、そのときから、そのままってことですかぁ?」
弁慶「いやぁ、最近いろいろと忙しくてなぁ・・・道具は整理しておらんのだよ・・・やはり修行も大事ではあるが、そればかりだと今度はお金の方に」
冬月「わかりました・・・早くそちらの山菜の方をどうにかしてください」
弁慶「おっとこれはすまなかった、今こっちのエチケット袋に・・・って、むっ?」
葵「・・・またですか・・・?」
弁慶「あぁっと、そうだった! 本当に申し訳ない! 実は我が1ヶ月前病院に行ったときそばに座っていたおじいさんが発作を起こして、とっさに貸したのがこっちのエチケットぶ」
冬月「はやく山菜の方をどうにかしてくださらないかしら・・・」
弁慶「大丈夫だ、もう一つのエチケット袋には何も入っていない!」
そういうと弁慶は腐った山菜と何かが入った使用済みのエチケット袋二つを何も無い綺麗なエチケット袋に収めた!

148偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:33:24 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1  あの4人は今・・・(後編)

沙希「ふぅ・・・」
葵「これでもう大丈夫ですね・・・弁慶さん、ちゃんと道具は整理はしないと駄目ですよ?」
弁慶「本当にすまなかった・・・」

冬月「・・・なにか焦げ臭くありません・・・?」
沙希「あぁぁっ!!! お鍋が こ げ て ま すぅ!!!」
葵「っ!! 早く火を止めないと!!」
沙希「えぇと、えい!」
弁慶「あっ、それは!」
ボォッ!
ジュワワワワワ!!

沙希「きゃぁぁぁ!!! すいませんっ! 火を強くしてしまいましたぁっ!!」
葵「いけない! 焦げた物に燃え移った!!」
弁慶「まかせろ! 山火事に備えてこんなこともあろうかと、消火器が」
冬月「大丈夫です、弁慶さん・・・みなさん、ちょっと離れてください」
葵「あっ・・・」
ヒュウゥゥゥゥゥ!!
冬月が火に向かい両手をかざすと小さな吹雪が発生し、火は鎮火した

冬月「・・・・・」
葵「ありがとうございます、冬月さん」

冬月「・・・・・・・・・・・・・・・」

弁慶「むっ?どうした、冬月??」
冬月「・・・・・はぁ、寒いわねぇ・・・冷え性って本当にいやねぇ・・・」
沙希「・・・・・(雪女なのに冷え性って・・・)」
葵「それにしても・・・いろんなにおいが部屋に充満してしまいました・・・」
冬月「そうねぇ・・・」
弁慶「まかせたまえ、山小屋に泊まるときいろんな異臭がする場合がある、そんなときにそなえて」
葵「す、すいません弁慶さん、お気持ちは嬉しいですが、も、もう何も出さなくていいです・・・」
弁慶「いや、今回はまともだ、ト●レの消臭元だ、これを使うとたちどころに臭いが無くなる! えぇと、たしか・・・税込みで358円だったけか?」
沙希「と、と、と、トイレですか・・・でもそれって本来トイレで使うもぉのぉぉで・・・あっ!! 商品名が!!」
葵「大丈夫です、沙希さん・・・(多分・・・)」
冬月「・・・あぁ、寒いわぁ・・・家に帰ってコタツに入ってみかんが食べたいわぁ・・・」

沙希「・・・・・あ、あの・・皆さん・・・」
葵「沙希さん、どうされました?」
沙希「わ、私達・・・本当にここから出られるのでしょうか・・・?
みんな・・・死なないで・・・・・出られますよね・・・・? 出られ・・・うぅぅ・・・うっ・・・うぅ・・・うっ、うっ・・・」
葵「大丈夫です、沙希さん・・・きっと・・・いえ、ぜったいに助かります、ですから泣かないでください・・・」
沙希「うっ、うぅ・・・うっ、うっ、ご、・・・ごめん、な、なさい・・・うぅぅ・・・」
葵「・・・・・・・・・」

冬月「大自然は災害が多いの・・・土砂崩れなんておきたら道が阻まれて先に進めなくなるでしょう?
・・・それにそなえて、こんなこともあろうかと、どこでもドアがあるの・・・これでみんなもとの世界へ」
弁慶「いや、そんなものはない」
冬月「あら・・・失礼・・・」
弁慶「・・・そんなことより空気を読め・・・」
沙希「うぅっ、うっ、うっ・・・うっうぅ・・・」
冬月「あらぁ・・・空気はあなたの出したト●レの消臭元で随分綺麗になったんだけど・・・ねぇ?」
弁慶「むっ! うまい・・・・・じゃない! 空気を読め、といっている!! だいたいもとはと言えばお前が」

沙希「プッ・・・ふふ・・・」

弁慶「・・・・・沙希・・・」
沙希「・・うふふ・・・ご、ごめんなさい・・・ふふふふふ・・・うふふふふ・・・」
葵「・・・・・沙希さん・・・」
冬月「葵さん? ・・・あきれるわよねぇ・・・」
葵「いや、泣いている時に笑わされるのはつらいはずです・・・やめてください冬月さん、弁慶さん・・・・・・・・

ブッ・・・すいません・・・吹いてしまいました・・」

冬月「まったくぅ・・・みんな駄目ねぇ・・・」
葵「ふふふふふ・・・(お前もな・・・)」

蒼龍を含め、この者達が後に偽りの初心者達のピンチ時に信じられない活躍を見せるのを、この者たちを含め誰も知る由もないだろう・・・

149偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:34:03 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1  余った一人分(前編)

レ「・・・ところでトランディスタ」
ト「な、なんですか・・・?」
レ「バリョームは何が敗因で負けたのですか?」
ト「えぇと・・・こっちに突っ込んできた敵に対して僕はマシンガンを撃ったのですが全部刀で弾かれて・・・それでバリョームが僕を押しのけてそいつに散弾砲を撃とうとしたのですが弾切れでそのまま斬られて死んでしまいました・・・」
レ「・・・愚かですね・・・」
ト「え、えぇ!そ、そんな言い方は・・・」
レ「愚かですよ、それは残弾を確認しなかったバリョームの責任です。私と貴方には罪はありませんね・・・」

ウェ「そのとおりだ・・・」
レ「隊長様!?聞いておられたのですか!!?」
ウェ「何を驚く、貴様の言っている事は正論だ、これからは精神にも気を配らなければな・・・」
ト「あ、あの・・・ぼ、ぼくたちは・・・」
ウェ「・・・今日はもう休め、A-10ブロックで貴様等のエネルギー源が用意されている・・・摂取して、睡眠をとれ」
レ「はっ!ありがとうございます・・・」
ト「あ、ありがとうございます隊長様・・・」



ト「ん・・・これかぁ・・・」

部屋には湯気のたったスープとパンとサラダが用意されていた

ト「ん!?おいしい!」
レ「ふむ、なかなかおいしいですね、エネルギー源といっておられたのでもっと味気のない物かと思いましたが・・・」
ト「・・・もう4人分あるね」
レ「inazuma400様、おばはん。様、フラル=ロ・ジュラゲド様として・・・あと一つはバリョームの分ですか・・・」
ト「そうかぁ・・・じゃぁ僕が食べていいかな」
レ「・・・・・・・・・・・・・・」

ト「レオスダード?」
レ「・・・あぁ、隊長様のところに持っていきます・・・念のため、ね」
ト「そうかぁ・・・そうだよね・・・駄目だよね・・・」
レ「・・・・・・・・・・・・・・」
ト「ごちそうさまぁ!じゃ、レオスダード、先に寝てるね!おやすみぃっ!」

・・・・・・・・・・・・・・・

レ「・・・さて・・・」



ウェ「どうしたレオスダード」
レ「食事の件ですが私達の分のほかにバリョームの分が用意されていたようなのですが・・・」
ウェ「そうだったな・・・誰も手をつけなくても捨てるが・・・食べたいか?」
レ「んー・・・そうですね、捨てるくらいならば食べたいですね・・・もったいないのでね」
ウェ「・・・ならば好きにしてよい」
レ「ありがとうございます・・・」

150偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:34:35 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1  余った一人分(後編)

レ「・・・・・・・」

シュ─────

レ「おやおや・・・これは酷い臭いですね・・・まぁ場所が場所なので仕方ありませんが」
?「ゲホッゲホッ・・・うぅっ・・・げほっ・・・うぁぁ・・・」
レ「あらあら・・・死体処理がんばっているようですね」
?「・・・っ!あなたは!!」
レ「こんばんわ・・・出来損ないさん」
?「・・・・・・・ひどい・・・」
レ「でも間違ってはいないでしょう?出来損ないさん」
?「・・・・・・」

グゥゥゥゥ〜・・・

レ「おや、空腹ですか?」
?「・・・・・」
レ「何も食べてないのですか・・・」
?「・・・・・・」

グゥゥゥ〜・・・

?「・・・た、食べました・・・ちゃ、ちゃんと・・・」
レ「何を食べたんですか?」
?「・・・・・」
レ「察するにここに落ちてる死体ですかね?」
?「っ!」
レ「ふふふ・・・その様子だとまだ食べていませんね、やせ我慢はいけませんよ、この調子だと飢え死にしてしまいますね」
?「・・・・・い、嫌だ・・・」
レ「そうは言っても・・・あ、そうだ、ただ死んでしまうしまうのももったいないので私が」
?「っ!? や、やめて!」
レ「そうですか・・・でも、食べなければ確実に貴方は死んでしまいますねぇ・・・」
?「・・・・・・・・」
レ「まぁ私には関係ありません・・・あなたは使い捨てなんですから・・・せめてこの死体廃棄処分場がきれいになってくれれば隊長様も少しはお喜びになるでしょう・・・それではさようなら・・・出来損ないさん・・・」

?「・・・・・・・・」

レ「・・・・・・・あ、そうそう・・・言い忘れるところでした・・・」

?「・・・っ!」

レ「そんなに怖がらないでくださいよ、ほんの些細な事です、もしかしたら外に食べる物があるかもしれませんよ?」

?「・・・・・あるわけないです・・・・・・・・私は」

レ「使い捨ての出来損ないですからね、隊長様があなたの食べる物なんて用意するわけがないですね・・・それでは・・・おやすみなさい・・・」

?「・・・うぅ・・・うぅぅ・・・・・」



グゥゥゥ〜・・・

?「・・・・・・・うぅ・・・う・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ???
・・・えっ、このにおいは・・・」

女は掃除を一旦やめて廊下に出てみた

?「っ!?これは!?」

なんと!部屋の出入り口の脇に湯気のたったスープと、パンとサラダがおいってあったのだ!

?「・・・た、食べていいのかな・・・でも誰が・・・・・・あ!」

─────────────────────────────────────

レ「・・・・・・・あ、そうそう・・・言い忘れるところでした・・・」

?「・・・っ!」

レ「そんなに怖がらないでくださいよ、ほんの些細な事です、もしかしたら外に食べる物があるかもしれませんよ?」

─────────────────────────────────────

?「あ、あの人が・・・?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・た、食べちゃお・・・」
女はその場でゆっくりそれを食べはじめた・・・




レ「ふっふっふ・・・面白い人ですね・・・気に入りましたよ」

151偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:35:05 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1  事件発生

時はだいぶ前にさかのぼる、偽りの初心者達は・・・

気「えぇと・・・そろそろアシュリーが監禁された部屋が映る映像のところですが・・・」
ド「・・・あ、アシュリーは私だよね・・・」
s「つまりあれか、ごみ処理場まで来たらその先に行かずに落ちていいのかね・・・」
偽「・・・それにしても臭ぇーなぁ・・・」
気「ば、場所が場所ですからね・・・」
ド「精肉場ね・・・本当によく再現された仮想世界ね・・・」

「カックォイイシ!」

雪風「えっ!?」
偽「おいでなすった!喰らえ!」
偽りの初心者はガスマスクをつけた黒っぽいガナードを銃剣の剣の部分で切り裂いた!

「ウォォォ・・・」

s「なるほど・・・偽りの初心者さんの武器は接近戦にも使えるんだな」
偽「さしずめ銃剣型強化マシンピストルといったところだな・・・二丁拳銃の・・・」



雪風「・・・・・ヘックシュッ! ・・・・・・・・・んん・・・?」
偽「ほらどうした?早く行くぞ! (こいつロボットの癖にくしゃみしやがったぞ!?)」
雪風「あっ・・・は、は〜いっ」
気「・・・あ、雪さん!それは行き過ぎで! って、そこはぁ!!」

バゴン! 
「グワアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーッッッッッ!!!!!!」
急にオーブントースターが破壊され、中にいたガナードが雪風に襲い掛かる!

雪風「えぇっ!? きゃぁぁぁぁっ!!」
ド「雪ちゃんっ!!」
「ウォォォ!!」

ガナードは雪風の胸元を掴み上げた!
雪風「なにぃぃぃ!? なにっ!? やだ! やだぁぁぁ!!」
「ウォォアア・・・」

燃えていたガナードが一瞬で凍りつく!
・・・しかし尚も足と手をバタバタして暴れる雪風・・・


雪風「きゃぁっ! やめてやめてぇ! やめてぇぇぇ!! いや、いやぁぁぁ!!!」
気「ゆ、雪さん、 も、もう大丈夫ですよ・・・」
雪風「いやぁ〜・・・・・あ、ホントだ・・・よいしょっと・・・」

偽「危なかったな・・・すっかり忘れてたぜ」
s「・・・まぁ何はともあれ一件落着だな!先に進もうぜ!」


雪風「・・・えぇと」

突然、雪風は服の帯を解いた

偽「・・・ちょっ!!」
s「うわぁ!」
気「・・・え、え、えっ!? ゆ、雪さん!な、な、な、何やってんですか!?」
雪風「あぁすいません、今起きた事で服装が乱れてしまいました・・・創造主様より服装が乱れたら直すように言われてますのでちょっと整えたいと思います・・・少し待っていてくださいね」

気「あ、あ、あ、すいません!俺、先進んでます!!」
雪風「あ、いいですよ、すぐ終わると思いますのでここで待ってくださっても」
s「それじゃぁお言葉に甘えて・・・」
気「な、何言ってんですか!sssさん!!」
偽「・・・」

ド「こら!!! 男子3人っ!! 早く外へ出るっ!!」

偽「すいません・・・」
s「・・・・・」
気「何で俺まで・・・」

3人はそそくさと精肉場の扉を開けて出て行った

雪風「・・・あれ?なんでですか?ドロップさん??」
ド「・・・えぇとね、雪ちゃん、着替えながら聞いてね・・・ちょっと難しい話かもしれないけど・・・」


偽「・・・・・」
気「お二人とも・・・もしかして」
偽「べ、別に見たくなんか・・・!」
s「そ、そうだよ! あ、あいつ機械だろ!?」
気「・・・・・」

偽「・・と、とにかく下の敵を倒しちまおうぜ!」
s「そ、そうだそうだ!!」
気「い、行きましょう!」

152偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:35:46 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1 囚われの少女

雪風「そうなんですか・・・わかりました」
ド「まぁちょっと難しいかもしれないけど・・・(さっきあんなにダイエットのことで恥ずかしがってたのに何でこういう部分だけ無頓着なのよ! 全く雪ちゃんを作った人ったら!!)」
雪風「ん〜・・・・・えぇと・・・これがこうで・・・あ、ちがった・・・えぇっとここをこう通して・・・あれぇ・・・またちがう・・・」
ド「あ、私がやってあげえるわ」
雪風「あ!それです!!それでそれをキュッと・・・」

ドロップは雪風の背中の帯を左右に引っ張った

雪風「やっとできた・・・ありがとうございますドロップさん・・・なんで創造主様はこんなに着にくい装備品・・・じゃなくて衣服を私に選んだんだろ・・・?」
ド「・・・(・・・その服にしたのも何だか変な意図がありそう・・・)」
雪風「早く行きましょう!ドロップさん!」
ド「あ、う、うん!」

ガチャ

偽「おぅ、来たか!」
s「こっちも全員ガナードを倒したところだ」
雪風「はぁ・・・なんかすいません・・・時間かかってしまって・・・」
気「い、いや、いいですよ!全然!」
ド「そうよ、悪いのは・・・(誰だろう・・・ガナードだよね・・・?)」
s「とりあえず行こうぜぇ!」

5人はモニターのある部屋への扉を開け、足を進めた
偽「はぁ・・・やっとここまで来たな・・・」
s「長かったぜ・・・いろいろあったな・・・あと少しだな」
気「ところでクラウザーの役ってこの世界では誰なんでしょうね?」
ド「気になるわね・・・今後戦う事になる可能性は十分にあるわ」
偽「雪女、何か知ってるか?」
雪風「クラウザーという方は前のこの世界を98番目に通過した方たちの一人の方ですね?・・・・・・えぇと・・・クラウザーの役は多分・・・」
s「っ!? あぁ! あれは!!」
気「!?」
偽「どうした!!」
sssがモニターの方を指差す、画面には少女とガナードが映し出されている!

気「だ、だれですか!?これは!!」
s「これは・・・かんなづきだ!あいつだ!!」
偽「こいつが!? (似てる!確かに似てる!!・・・しかも、あいつにっ・・・!)」
ド「まって!横に倒れている男の人は!?」
気「あれはフラルと戦っていた・・・ロラウディオって言っていたような・・・」
s「何!?あれがロラウディオか!!」
雪風「え、え!?あの人でも顔が・・・」
偽「うわ!?アザだらけだ!腫上がってるぜ!?」


画面には顔がアザと血で真っ赤になり力なく横たわるロラウディオと両手両足を縛られ、うつむくかんなづきの姿が映し出されていた

バシッ!
かんな「・・・・・・・ぐぅっ!」


ド「きゃぁぁぁぁぁ!!」
偽「!?こ、殺す気かっ!!?」


バシッ!バシッ!バシッ!

かんな「うぁ・・・うっ!」
ロラウ「・・・・・・・・」

ガナードに何度も鉄パイプで殴られるかんなづき・・・


ド「ひ、ひどい・・・し、死んじゃうわ!」
s「でも、おかしい!あいつはワープを使えるはずなんだ!なんで・・・!」
気「は、早く何とかしなきゃ・・・ほ、ホントに死んじゃいますよ!!」
偽「・・・そ、そうだ、気ちがいさん!」
気「な、何ですか!?」
偽「気ちがいさんはその移転装置とかいうのを使えるんだった!そこに飛んで・・・」
気「すいません・・・そんな遠くには・・・」

雪風「わ、私がいきましょう!」
偽「!?そ、そうだ!お前がいたんだった!(あぁ、あの件ですっかり忘れてたよ・・・)」
雪風「(・・・え? 偽りの初心者さん私のことを忘れてたの?)」
s「早く!あいつは俺の命の恩人なんだ!」
偽「それに聞きたいことだってあるしな!」

雪風「はい!行きます・・・えぇい!」
雪風はそういうと姿を消した!

s「これでひとまず大丈夫か・・・!?」
ド「私達も急ぎましょう!」

4人は急いで部屋を出て先に進んだ!

153偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:36:22 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1 無反動対戦車ライフル、ESR

「ウェルカム!そうそう、射的場でもよっていきませんか?」

偽「すません、武器商人さん!今それ所じゃないんです!!」
27「え、どうしたんですか!?」
s「27さんか!」
気「人が死にかけてるんです!またあとでお会いしましょう!」

ド「まって!この先はシャッターが・・・」

「フアァイッ!」
偽「ぬぉ!?」
気「!!」

ズダダダン!!! 
急にシャッターが開いて中にいたガナードが偽りの初心者にダイナマイトを投げつける! 偽りの初心者は爆発に巻き込まれた!

ド「きゃぁぁぁぁぁ!!!」
s「偽りの初心者さんが・・・」

27「み、皆さん・・・さっき気ちがいさんの言った人が死にかけてるって・・・あ、あれ?」

ド「・・・」
s「・・・」

27「み、皆さん!?どうしちゃったんですか・・・?偽りの初心者さんと気ちがいさんは・・・」

ド「気ちがいさん!?」
s「はっ!・・・気ちがいさんもいない!?巻き込まれたのか!!そ、そんな・・・」
ド「・・・わ、私達・・・これからどうやっていけばいいの・・・」
s「く、くそう!」
ド「わ、私が・・・私があの時急ぎましょうなんていわなければ・・・」
s「ちがう!ドロップさんのせいじゃない!」


「おらぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
ズダダダダダダダダダダダ!!!

s「・・・ほら! だって声が・・・って、えぇ!?」
ド「い、偽りの初心者さん!?」
シャッターの向こうから聞き覚えのある銃声と叫び声が聞こえる

・・・・・・・・・・・・

ガラガラガラガラガラ・・・ 程無くして、シャッターがゆっくりと開いた

ド「偽りの初心者さん!」
s「気ちがいさんも!? 無事だったのか!!」
偽「いやぁ・・・マジ死ぬかと思ったわ・・・気ちがいさん、本当に感謝してるぜ」
気「い、いえ・・・俺も武器がなくて偽りの初心者さんがいなかったらシャッター内でガナードにフルボッコにされるところでしたよ・・・」
27「あ、お二人とも!!ど、どうしたんです!?何があったんですか!!?」
s「そ、そうだよ・・・い、一体何が起きたんだよ!!」
偽「・・・気がついたら俺の足元にダイナマイトが来てもう駄目だと思った・・・だが!」
気「俺が移転装置で飛んで偽りの初心者さんを抱えて瞬時にシャッターの向こう側にもう一回飛んだんです」
偽「そっからは俺のターン! 中にいるガナードを皆殺しにしてやったんだ!」
ド「すごい気ちがいさん!」
s「よかったな・・・じゃねぇ!早く先に行かなきゃ!」
偽「・・・そうだった!早く行かなきゃ!!」
27「あ、ま、待ってくださいよ!渡したい物が・・・」

気「え!何ですか!?」
27「あぁ、また謎の声が聞こえまして・・・あ、ちょっと待っててください・・・」

27は部屋に戻っていった、そして銃器を抱えて戻ってきた

s「に、27さん!?それは・・・」
27「えぇと・・・あの謎の声によりますと・・・無反動対戦車ライフルとESRだそうです・・・謎の声は気ちがいさんとドロップさんが武器がなくてこの先つらいだろうって言ってましたね・・・使い方は『慣れてください』だそうです・・・」
偽「うぉぉ!!すげーっ!!」
気「俺達・・・に?」
ド「・・・私も・・・!?」
27「え、えぇ・・・あぁ!!言い忘れてましたが対戦車ライフルの方は今回電気で空気弾を作って、ていう原理じゃなく実弾を使用していて弾数が限られているそうです、50発しか撃てないそうです」
気「・・・わかった。ありがとう27さん!」
ド「わ、わたしは・・・」
27「えぇと・・・ドロップさんの方はスイッチによって単弾砲と散弾砲と高収束エネルギー衝撃砲と撃ち方がいろいろ変わるそうです!高収束エネルギー衝撃砲は消費が激しく破壊力がとてつもないので気をつけてくださいだそうです!」
s「俺の武器と似てるな・・・」
ド「わ、わかったわ!」
27「以上です!さ、皆さん急いで!!」

偽「あぁ!27さん、ありがとな!!!行くぞ!!」

4人は先を急いだ!

27「・・・・・・・・・・・あれ?武器の充電は・・・あ、先を急いでるのか・・・しかたないな・・・」

154偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:37:11 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1 雪風とかんなづき

雪風「え・・・あ、ごみ処理場?ここじゃない・・・もう一回!」



戦闘員「うぉぉ!」

バシッ

かんな「うぅ・・・・・っ!?」

雪風「・・・・・あっ!?」
戦闘員「うぉ!?」
雪風「うわっ!」

突然ガナードが鉄パイプで襲い掛かってくるものの雪風は見事に回避した
雪風「えぇい!受けなさい!!」
かんな「・・・!?」

「うぉ・・・・・」

雪風「や、やった・・・あ!だ、大丈夫ですか!?」
かんな「・・・・・・・・・・」
雪風「あ、あぁ・・・どうしよう・・・私じゃ何も・・・」
かんな「・・・・・・・・ほどいて・・・」
雪風「・・・えっ?」
かんな「手と足のロープ・・・ほどいて」
雪風「へ? あっ、ご、ごめんなさい! 今すぐほどきます」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

かんな「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
雪風「・・・・・・あの」
かんな「・・・・・・・あなた」
雪風「・・・な、なんでしょうか?」
かんな「誰・・・?」
雪風「・・・へっ? あ、あの・・・だ、大丈夫なんですか・・・??」
かんな「・・・何が?」
雪風「・・・えっ・・・だってさっき鉄パイプで何回も殴られぇー・・・って、あれ?」
かんな「・・・それが?」
雪風「・・・・・・・・!?(あぁっ! 全然アザや傷がない・・・!?)」
かんな「あの程度・・・私の治癒能力があれば問題ない・・・」
雪風「・・・ち、治癒能力ぅ? ・・・そ、そうですか・・・」
かんな「それより何であなたは私が何度も殴られていた事を知ってる? あなたあいつらの仲間? それとも覗き?」
雪風「なっ! ち、ちがいますっ! ・・・ま、まぁ元は皆さんとは敵対・・・あ、こんな事はどうでもいいです!・・・あ、あそこに監視カメラがありますよね?あれでここの様子が別モニターに映されてそれで私はあなたが死んでしまうと思って飛んできたんですけど・・・」
かんな「そう・・・やっぱりあなた覗きね」
雪風「・・・え・・・・・?」
かんな「なんでもない・・・」
雪風「・・・・・・・・・・・・大丈夫・・・・・ですよね?」
かんな「いえ・・・全く大丈夫じゃない・・・私達は捕まっている・・・ここを出れない・・・」
雪風「え?」
かんな「私は簡単に言えばワープできる・・・でも杖がないと何もできない・・・ここから出れない・・・逃げられない・・・あなたもワープできる?」
雪風「・・・・・そういえば・・・sssさんもそのような事を」
かんな「sss!? あなたっ! あの人の仲間!?」
雪風「え!? そ、そうですけど・・・あなたのことはお話で聞いています。」
かんな「・・・お願いがある・・・ここをでたい・・・治癒能力があるとはいえやっぱり殴られるのは痛い・・・」
雪風「あ、は、はい・・・そ、そうですね・・・私は何をすればよいですか?」
かんな「ここを出られても今の私達では敵にあったら逃げる事しかできない・・・さっき言ったとおり杖を探してきてほしい・・・そうすれば戦える・・・」
雪風「杖?」
かんな「そう・・・ロラウディオも応急処置のまま・・・このままでは危険・・・」
ロラウ「・・・・・・・・・」
雪風「ロラウディオ・・・」
かんな「・・・知っている?」
雪風「・・・sssさんから聞きましたが・・・あなたたち・・・いえ、あなたのいる海賊達は」

かんな「・・・・・・・・・・・・他の星を侵略して虐殺を楽しむ海賊・・・あってる?」

155偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:38:01 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1  ロラウディオ

雪風「・・・・・・・・・・・」

かんな「・・・それが何?」
雪風「・・・え・・・で、では仮に私によって助かったとしますけど、そのあとはやっぱり人間達を・・・」
かんな「・・・・・それがロラウディオの望む事なら・・・私はそれに従う・・・」
雪風「・・・え?」
かんな「私の意志はロラウディオの意思・・・私自身の意思は関係ない・・・あなたがロラウディオと敵対するのならば私もあなたの敵・・・」
雪風「ま、まってください・・・! な、なんか難しくてわからないです・・・でも、もしそうなら残念ですがここであなたの言うとおりにするわけにはいきません」
かんな「・・・・・・」
雪風「私は皆さんのため、ウェスカー様の野望を阻止するために皆さんと戦ってます・・・あなた達を助けることはこの地球の人たちの・・・」
ロラウ「あぁん・・・うぅん・・・」
かんな「ロラウディオ!?」
ロラウ「へっへ・・・また助かっちまったか・・・俺の悪運は相当な物だな・・・ふっふっふ」
かんな「ロラウディオ・・・動かない方がいい、殴り傷はたいしたことはない・・・刺し傷の方はあと4mmずれてたら心臓にあったって死んでいた・・・」
雪風「えぇぇっ!!」
ロラウ「へぇ・・・だが前の弾丸が脳天を貫通した時よりは全然マシだな・・・んで、そこの白いお嬢ちゃんは一体誰だい?」
雪風「(な、何この人・・・弾丸が頭を貫通するって運が悪ければ私でも機能停止しちゃうのに・・・)」
かんな「・・・・・・・・仲間の仲間だ・・・」
雪風「・・・あ・・わ、私は雪風と言います、あなたは・・・あなた達は本当にこの星の人間達を私欲という理由で殺してしまうつもりですか?」
ロラウ「初対面でいきなりそれか? まぁいい、まちがってはいない・・・んで、それがどうした?」
雪風「っ!?何も・・・!何も思わないのですか!?ひどいとは思いませんか!!?」
ロラウ「んな事言われてもな、ラングステンの何代にもわたる伝統だからね、それに楽しいったらありゃしねぇ、やめらんねーぜ」
雪風「・・・っ!」
ロラウ「んでお姫様?俺は起きたばかりであの変な奴等に捕まってここにぶち込まれてからリンチ喰らってからの状況がよくわからんのだが・・・さっき言ったこの白いお嬢ちゃんが仲間の仲間って言う理由も説明してくれ」
かんな「・・・」
かんなづきはsssを戦艦内に連れ込んだ事や雪風がここに来たことを説明した

ロラウ「ふーん・・・戦艦内に部外者を土足でね・・・ずいぶん勝手な真似をしてくれたなお姫様」
かんな「・・・覚悟はできている、死ぬ・・・」
雪風「え!? ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと待ってくださいっ、な、何を!?」
ロラウ「ふん・・・結果が結果だ・・・帳消しだ・・・それにお姫様を殺す訳にゃいかないんでね」
かんな「・・・・・そう・・・残念・・・」
雪風「えぇっ!」
かんな「冗談・・・」
ロラウ「・・・そういやお前・・・俺の部下を一斉にして殺したあの黒い女に似てるな・・・いや、瓜二つだ」
雪風「・・・!!」
ロラウ「俺の仲間達がそいつに一瞬にしてほとんど殺された・・・お前もあいつと関係あるな、ないなんてはいわせねぇぞ・・・さぁて、この責任、どう取ってくれる?」

雪風「えっ、わ、私は・・・!」

156偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:38:32 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1  条件

雪風「え、えぇと・・・」
ロラウ「・・・まぁお前はあの黒い女と敵対していたみてぇだから少なくともお前に罪はなさそうだ・・・それに・・・俺の部下達があいつに向かっていった時お前は『駄目でぇす』と叫んだよな?」
雪風「・・・!?」
ロラウ「お前はなかなかいい奴のようだな・・・」
雪風「・・・あの・・・」
ロラウ「ふん、いいだろう・・・この星で遊ぶかどうかは保留だ・・・」
雪風「えっ!?」
ロラウ「勘違いしなさんな、保留だ・・・」
雪風「・・・・・」
ロラウ「そんで、頼みも聞いてほしいんだが・・・それが出来たらこの星は見逃してやるよ」
雪風「えっ!?ほ、本当ですか!!」
ロラウ「ただし、俺が死んで代が変わってからの責任は取れねぇ・・・それは覚えておけ」
雪風「・・・あなたからここは襲わないでくださいとこれからの艦長の代の人に伝言のような物は・・・」
ロラウ「はっはっは!世代を重ねるうちに忘れてっていつしかこの星にまた戻って来るだろうさ!!残念だがね!」
雪風「・・・・・(とりあえず私がその頼みを達成すれば・・・今は大丈夫・・・それだけでも)そ、それで・・・頼みとは何でしょうか?」
ロラウ「俺らはとりあえずここから出たい・・・だがお姫様も杖が無く俺も怪我から復帰したばかりで戦えない・・・そこでだ」
かんな「・・・さっき言ったとおり・・・杖を探してきて」
ロラウ「頼むぜ」
雪風「・・・わかりました・・・でも地球と地球の人達を絶対に襲わないという事を約束してください」
ロラウ「俺は受けた恩義と恨みは必ず返すんでな・・・信じろや・・・できるだけ早くな・・・頼んだぜ・・・んでついでに質問だがこの星にはあの黒い女みたいな化け物がたくさんいるのか?それと俺の愛しのマイダーリン、フラルちゃんの正体はしっているか?あとお前は何であの黒い奴とそっくりなんだ?」
雪風「・・・・・それはわかりません・・・フラルの事や私とAWD-005の事は・・・話すと長くなります・・・」
ロラウ「ふぅん、あの女、AWD-005というのか・・・何だかめんでー話だな・・・まぁいい・・・だが俺はこの星をすぐに滅ぼしゃしねーがもうちょっと遊ばせてもらうぜ・・・」
雪風「!?そ、それは人をっ! そ、そんなの駄目で」
ロラウ「おっと、勘違いしなさんな。あの黒い奴やフラルと遊ぶのさ・・・ふっふっふっふ・・・」
雪風「AWD-005は危険です! あなたは間違いなく死んでしまいますよ!!」
ロラウ「俺のことを心配してくれんのか? つくづくいいやつだな・・・ふっ、安心しな、俺の通り名は不死身の男・・・それにさっき言ったとおり俺は受けた恩義と恨みは必ず返すんでな・・・この程度の事で死にはせん」
雪風「で、でもっ・・・!」
かんな「・・・それは私が保証する・・・・・この男の悪運の強さは異常だ・・・」
雪風「は、はぁ・・・わ、わかりました・・・で、でも私が探している間、ガナードがやってきて、また殴られたりしても大丈夫ですか・・・」
かんな「・・・私の治癒能力があれば問題ない・・・死にはしない・・・」
雪風「そ、そうですか・・・は、はい・・・では行ってきます・・・」
そういうと雪風はその場から姿を消した・・・

ロラウ「ふっ・・・おもしれぇヤツだな・・・そういやお姫様?」
かんな「何?」
ロラウ「ラドールとお前のねぇちゃん達はこの星にいるんかな?」
かんな「わからない・・・」
ロラウ「・・・どうやらお姫様もこの星でやる事がある見てぇだな」

かんな「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・姉さん・・・お姉さん・・・・・」

157偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:39:04 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1 恐怖のリヘナラドール(前編)

その頃偽りの初心者達は階段を上り廊下を抜け研究室のようなところにいた

「・・・・・・・・・・・・・・・・」

目の前にはガラス窓を通して見覚えのあるアレが寝台に眠っている

偽「・・・やだな・・・こいつも出てくるのか・・・」
気「リヘナラドール・・・」
s「大丈夫、俺の体内散弾砲で・・・ってか今撃っちまおう!」

バーンッ! ボスッ!
sssは寝台の上に眠っているリヘナラドールに向けて散弾砲を発射した

「アァァァァァオォォォォォォ・・・」 ブシャー!
リヘナラドールは少しもがいたあと上半身が破裂し動かなくなった

s「あららららら・・・死んじゃったよ・・・」

ド「・・・雪ちゃん・・・今頃どうしてるかしら・・・」
偽「まぁあいつの事だ・・・きっとうまくやってくれてるさ」
s「そういうと急ぐ必要もないと思えてくるな・・・」
気「そうですよ、雪さんだったらきっとあの女の人を助けてると思います。」
偽「そうだな・・・さっきみたいな事もあるし、急ぐのは危険だ・・・ゆっくりいくか!」
ド「あ、カードキーあった!」
ドロップは床に落ちているカードキーを拾い上げた

偽「よし、それで先に進めるな!次は冷凍室だ!」

ゴトッ

気「・・・?」
偽「い、今何か音しなかった!?」
s「俺も聞いた・・・ってか・・・何かいる!?」
偽「ん・・・そ、そうか、sssさんは周りの状況がわかるんだっけ?」
s「そ、そうだが・・・こ、これは何だ!? ドアの向こうに何かがいる!?」
ド「な、何・・・何、何!?」

シュー
途端に自分達のくぐってきた研究室の自動ドアが勝手に開いた!
偽「え!? う、うわぁぁぁ!!!」
ド「きゃぁぁぁぁ!!あ、あ、足だけ!?うそっ!?うそっ!!?」
s「さ、さっきのリヘナラドール!?馬鹿な!!さっき確かに破裂して・・・」
気「あ、足だけでこっちに・・・」

ペタッタ、タッタッタ・・・ 徐々に近づいてくる下半身・・・

偽「気ちがいさん以外はとにかく撃つんだぁ!!」

ズダダダダダダダダダダダ!!!
気ちがいを除く3人ははその下半身に向かって無我夢中で銃を乱射した!

偽「・・・ふっ、あ、跡形もねぇ・・・」
ド「びっくりしたぁ・・・」
気「怖いですね・・・」
s「・・・・・!?ドロップさん!避けろぉぉぉ!!!」

ド「えっ!?きゃぁぁぁぁぁ!!」
ドロップが急に倒れたかと思うと部屋の出入り口に引きづられていく!
部屋の出入り口にはリヘナラドールの上半身が横たわり、手を伸ばしている姿がっ!!

ド「いやぁぁぁぁっ!! 助けてっ! 助けてぇぇ!!!」
s「さ、さっきの上半身だっ!!ドロップさんの足をつかんでる!!」
「へへへーへへー・・・」

偽「こぉの野郎!!!」
ズダダダダダダダダダダダダダダダダダ!!!

「ウオォォォワァァオ・・・!」
偽「・・・!? き、効いてないだと!」
そうこうしている内にドロップを自分のところまで持ってくるリヘナラドールの上半身!
そして、口を大きく開けた!!
「ガァァァァァ!!」

ド「いやぁぁぁぁぁぁ!!!」
偽「ドロップさぁぁぁぁん!!」

気「えぇい!」

158偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:39:36 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1 恐怖のリヘナラドール(中編)

ダァーーン!!! ビシャァァァ!!
気ちがいが無反動対戦車ライフルを発射! リヘナラドールの頭はコナゴナに砕け散った!
気「今だ!ドロップさん!ESRで腕を切って逃げてください!!」
ド「・・・そ、そうか!」
ドロップは素早くESRの刃部分で自分の足を掴んでいたリヘナラドールの腕を素早く切り落とし脱出した!

ド「はっ・・・はぁ、はぁ、はぁぁ・・・」
偽「ドロップさん!」
ド「わ、私は大丈夫・・・気ちがいさんありがとう・・・」
気「いえ、俺は」
s「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
偽「!?」
s「く、苦しいぃぃ!!た、助けてぇ!!!」
3人が振り向くとさっきの下半身が再生したであろうものが下腹部の切り口からうねる触手でsssを捕らえ首を絞めている!!

偽「えぇい!このっ!このぉぉぉ!!!」

ザシュ! ザシュ! ザシュ!!
偽りの初心者がsssの背中の下半身を銃剣の刃部分で滅多刺しにした!その斬撃で下半身はひるんだ!
s「うっ!うわぁ!!ひゃぁひゃぁひゃぁ!」

sssはとっさに首に巻きついた触手を手で振り払いその場を離れた!

s「た、助かった・・・」
偽「まだだ!ここから早く脱出しないとっ!!」
ド「で、でもどうやって!?」
両サイドから徐々に距離を詰めるリヘナラドールの下半身と上半身・・・追い詰められる4人・・・
偽「く、くそぉ!何もきかねーのかよ!?このままじゃやばい!」
気「そ、そうだっ!」
s「へっ?」
気「っ!!」

次の瞬間出入り口にいた上半身が忽然と姿を消した
気「うわぁぁぁ!気持ちわるぅい!!じゃない、今です!早く逃げましょう!!」
偽「え!?あぁ!!出入り口の上半身が!!」
s「っ!? 上半身も下半身も後ろにいる!? と、とにかく逃げよう!!」
「へへへーへへー・・・」

4人は急いでリヘナラドールのいる研究室を飛び出た!

ガチャ!
s「な・・・何だよあれ・・・」
偽「それよりさっき何が起こったんだ!?どうして上半身が急に下半身のところに移動したんだ?」
気「あぁ・・・俺が、俺が移転装置を使って・・・リヘナラドール持っちゃいましたよ・・・うぅわ気持ち悪い・・・今でもあの肌のプニプニ感が残ってます・・・」
ド「すごい気ちがいさん・・・」
s「俺もまだ首の辺りに触手のヌルヌルが・・・うえぇぇ・・・とにかくみんなありがとな・・・」
偽「・・・で、でも何でリヘナラドールがあんなに・・・」
s「そうだよな!?すぐ死ぬはずだよな!!・・・あっ!」
気「ど、どうしたんですか!?」

s「しっ!・・・静かにっ!!」

159偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:40:06 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1 恐怖のリヘナラドール(後編)

「・・・ー・・・へー・・・へへへーへ、へへー・・・へー・・・」

偽「・・・っ!?」
ド「・・・ウソ・・・」
気「いる!?」
s「・・・くっ!駄目だ!こっちに来る!?廊下の曲がり角にいる・・・!」

「へーへ・・・へへー・・・・・」
偽「くそ!後ろは研究室でやつがいて行き止まり!!もう逃げ場はねぇ!どうする!!?」
気「・・・!!皆さん!!俺にいい考えがあります!!」
ド「えっ!?」
気「sssさん!ゴミ処理場の扉までリヘナラドールは何匹いますか!?」
s「えぇと・・・・・・・・・・4匹!?4匹いる!4匹だ!!」
偽「えっ!?実際より2匹多くねぇか!?」
s「いや・・・でも間違いなく4匹いる・・・この廊下に2匹冷凍室の前に1匹、ゴミ処理場への扉の前に1匹だ!!」
気「くっ・・・やるしかありませんね・・・皆さん!俺がその4匹を移転装置を使って下の階にを誘導します!!その間に冷凍室に行ってください!!」
偽「そ、そんな・・・危険すぎる!!」
s「でも今は・・・やばい来るぞ!!」
気「行きます!はっ!!」

気ちがいはそういうと忽然と姿を消した!
偽「き、消え・・消えた・・・」
ド「・・・信じましょう・・・気ちがいさんを・・・」

気「ウッタァスタァオォ!! こらぁ!リヘナラドールゥ!! こっちだこっちぃ!!」
「!? へへへーーー・・・!」
気「き、来た・・・! sssさんが言うには確か廊下にもう1匹・・・」

「へへへー・・・へっへぇ・・・」
気「うっ!」

偽りの初心者が廊下の角から恐る恐る向こう側を除く・・・
偽「いねーな・・・やる、気ちがいさん・・・」
s「あぁ・・・今階段に誘導してる・・・!」

「へへへー!へへー!!」
気「わっ!?走ってきた!!?さぁ早くこっちに来い!!」

s「・・・・・よし!気ちがいさんは3匹のリヘナラドールを下の階のドアの向こう側に連れ込んだぞ!冷凍室にいくなら今だ!!」
偽「あぁ!」
ド「でもちょっとまって!リヘナラドールは全部で4匹いるっていわなかった!?」
s「大丈夫だ!ゴミ処理場の前にいるやつはこっちに気づいてないみたいだ!」
気「じゃぁ、冷凍室を攻略しているうちに俺はもう一方を誘導します!」
偽「うぉ!? びっくりしたぁ!! いきなり出てくんだもん・・・」
s「移転装置・・・ま、まぁ・・・あぁ、それがいいな」

偽「よし!作戦開始!!」

気ちがいを除く3人は冷凍室に入っていった!

160偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:40:43 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1  冷凍室の男

冷凍室内にて・・・

偽「・・・・・・!」
s「くぅ・・・たまったもんじゃねぇ・・・」
ド「リヘナラドールがこんなに・・・みんな凍ってるみたいだけど・・・」
偽「さっさとカードキー書き換えちまおう!何が起こるかわからん!!」

「あぁぁ、ぁ、ぁ・・・うぅ、お、ぉ、ぉ、ぉ、ぉ・・・・」
s「!?」
偽「な、何だ!?誰だ!!」

「たぁ・・・た、た、・・・助け、助けてぇ・・・・」
ド「え、えっ・・・きゃ、きゃぁぁぁぁぁぁ!!!」
ドロップは腰が抜けて倒れこんでしまった、ドロップの目の前には寝台の上に縛り付けられ体の至る所がチューブだらけの男の姿が・・・

偽「お、お前は・・・!? そ、それより・・・」
「・・・あぁ・・・あぁぁ・・・あ、あ・・・た、たす・・・」
s「っ!早くロープを解いてやろう!」
ド「だ、大丈夫よ! 今助かるから、ねっ?」
「うぁ・・・うあぁぁぁぁ!!!」
次の瞬間寝台の上の男が急にもがき苦しみだした!!

偽「っ!? ど、どうした!」
ド「きゃぁぁぁぁ!!!おなか!おなかっ!!」
s「!?」

「うっ・・・うぅぅ、うぉぉ、うえぇぇああぇぇぁぁああえええ・・・う、うっ、うぐぁ・・・」
男はもがき苦しみながら口から緑色の液体を嘔吐しだした、同時に腹部の辺りの突起の動きが激しくなった!!

s「な、なんだよ!何が起こるんだよ!!」
偽「みんな離れるんだ!!」
ド「で、でも・・・」
偽「駄目だ!こいつはもう駄目だ!!」
「あぁぁぁぁぁぁ、あぁ、あぁっ、あぁうっ、あああっ、あぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・!!!」
ズブシュアァァァ!!!
腹部が急に破裂し中から何かが出てきた!!

ド「きゃぁぁぁぁぁっ!!!」
偽「こ、こいつはぁっ?!」
その男の腹・・・いや、腹だけでなく口や手など至る所から巨大な茶褐色の芋虫が何匹も出てくる!!! そしてこちらに襲い掛かってくる!!

s「く、くそ!食らえっ、食らえぇぇぇぇぇぇ!!!」

バーーン!! バーーン!!
偽「え、えぇい!!」
ズダダダダダダダダダ!!!
偽りの初心者たちはその芋虫たちに銃を乱射しまくる!!

s「うぅ、うぅぅ・・・」
ド「はぁ、はぁ・・・」
偽「な、何がどうなってやがるんだよ・・・くそっ! ・・・あぁ!!?」
s「ど、どうした!?」
偽「いてっ! いてぇ! いてててて!!」
偽りの初心者の指に今の芋虫が1匹食いついている!!

ド「きゃぁぁぁぁぁ!!!」
偽「こぉのやろぉ!!」
グシャ!
偽りの初心者は指から芋虫をとって捨て、足で踏み潰した!

偽「へぇぇ、はぁ・・・全く・・・寿命が縮むぜ・・・」

「・・・・・・・」
後には男の無残な姿だけが残っていた・・・

ド「うわぁ・・・!」
s「駄目だ、死んでる・・・全身穴だらけだ、目も当てられねぇ・・・」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ド「ひゃっ!」

偽「ど、どうした!?」

161偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:41:28 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1  再生という名の恐怖

ド「い、いま、あのリヘナラドールの手が・・・!」
s「・・・っ!? 偽りの初心者さん! 早くカードキーをっ!!」
偽「!!」
s「くそ!今の銃撃の乱射で室温があがってこいつらの冷凍が解けてきたんだ! この冷凍室のリヘナラドールが全部襲ってきたら・・・」
ベタッ
ド「きゃぁ!」
s「動き出したか!?偽りの初心者さん、早くっ!」

偽「えぇい、こ、これか!?これだな!!」
ピー 「カキカエカンリョウ」
偽「よし!」

「へへへー・・・」
s「き、きたっ!」
ド「他のも動き出してるわ!!」
偽「みんな!冷凍室を出るんだ!逃げるぞ!!」

・・・・・

s「なっ!?」
偽「ど、どうしたんだ!?」
s「と、扉がロックされてる!!」
ド「そ、そんな・・・」

「へーへ・・・へへー・・・・・へーへー・・・」
ドアの前にいる3人の背後には5、6匹のリヘナラドールが迫ってきている!

s「えぇい!食らえっ!空中散弾砲!」
ズダーン ズダダダーン!
「うおぉぉぉおおぉぉぉ・・・」
偽「くそぉ!」
ズダダダダダダダ!!!

sssと偽りの初心者が迫り来るリヘナラドールに向かい銃を乱射する!!
偽「・・・やったか!?」
s「駄目だ!ピクピク動いてやがる!!」
ド「そ、そんな・・・」

「へっへへー・・・」
偽「くそぉ!また再生しやがった!!食らえ!!」
ズダダダダダダダダダダ!!!

s「散弾砲!!」
ズダーン ズダダダーン!

ド「私もっ!!散弾砲!!」
キュゥイン、ズダダダダダダダ!

・・・・・・・・・・・・・・・・

偽「駄目だ!撃っても撃っても再生しやがる!!このままじゃいずれは・・・」
s「・・・えぇい!」

ガチャ ガチャ 
s「くそぉ!扉が開かねぇっ!!」
偽「・・・来たぞ!!」
ズダダ・・・・・ダン・・・

偽「た、弾切れ!?」
s「俺が!!この野郎!!」
ズダーン ズダダダーーーン!!
カチッ カチッ・・・

s「そ、そんな・・・お、俺もだ・・・」
偽「・・・ドロップさん!!」
ド「え、えぇわかってるわ・・・!

・・・・・・・はっ!?」
────────────────────────────────────────────────
27「えぇと・・・ドロップさんの方はスイッチによって単弾砲と散弾砲と高収束エネルギー衝撃砲と撃ち方がいろいろ変わるそうです!高収束エネルギー衝撃砲は消費が激しく破壊力がとてつもないので・・・」
────────────────────────────────────────────────
ド「・・・・・(このまま撃っててもいずれは弾切れになって私たちは・・・ならばやってみるしかない!!)」
s「ドロップさん!?」
ド「二人とも、今から こうしゅうそくエネルギー何とか、っていうのに切り替えて撃つわ! 多分危ないから私の後ろに行って!」
偽「何!?」
ド「いくわ!」
ドロップの持つESRが光り始めたっ!

ド「!?」
偽「これはっ!?」

「へっへへ、へへーーー・・・!!」

s「・・・!! リヘナラが来るぞっ!!」
偽「ドロップさんっ!」
ド「わかってるわ!発射ぁぁ!! いけぇぇぇぇぇーーーーーーーーー!!!」
キュゥウイィィーーーーン!バシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!

ド「!?」
偽「うわっ!」
s「っ!!」

「あぁあぁっぁあぁぉぉぉおおぉおおぉおぉおおおぉぉっ・・・・・!!」

ゴォォゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・

162偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:42:07 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1 近道

偽「・・・・・・・・・」
s「・・・・・」
ド「・・・・・・・」
偽「・・・ん、んん? ・・・っ! あぁっ!!」
s「・・・! 冷凍室に穴が開いてる!! リヘナラドールは全部消し飛んだのか!?」
ド「・・・・・う、うぅ・・・みんな?」
偽「ドロップさん、大丈夫?」
ド「あ、私たち・・・えっ!?」
s「すさまじい威力だな・・・冷凍室の壁を破壊するなんて・・・しかも穴の向こうはゴミ処理場か、近道できるじゃん!」
ド「やったんだ・・・私、やったんだ!」
偽「リヘナラも全部吹っ飛んだみたいだしな・・・」
s「・・・このまま進むにしても・・・気ちがいさんはどうする?」
偽「えぇい!」

ガチャ ガチャ
偽「駄目だ・・・扉はロックされたままだ・・・」
ド「でも気ちがいさんはワープできるんでしょ?このままここで待っていたらどうかしら?」
s「そうだな・・・かんなづきの事が気になるが、多分雪女が何とかしてくれているだろう」

気「ふぅ・・・あっ!」

ド「きゃっ!」
偽「あぁ!気ちがいさん!!」
気「よかった・・・皆さん無事みたいですね、あまりに遅いので扉を開けようとしましたが開かなくて、移転装置で飛んできてしまいましたよ」
ド「まぁ・・・いろいろあったけどね・・・心配かけてゴメン」
気「い、いえ・・・皆さん無事で何よりです・・・・・こ、この穴は・・・?」
s「んー、後で説明する、早くそのかんなづきのところへ行こう」
気「えっ?でも扉が開きませんよ?」
偽「気ちがいさん、あっちの穴からクレーンが見えるだろ? この壁の穴の向こうはゴミ処理場だ、近道できるぜ」
気「あ、なるほど!!」

4人は破壊された壁の穴に歩いていった、そして穴から下を除いた

「・・・・・・・・・・」

偽「やっぱりガナードが何人かいるな・・・」
s「気ちがいさん、俺らは実は弾切れなんだ・・・ここは気ちがいさんのライフルで頼む!」
気「えっ!?本当ですか!!はい、わかりました!!」
気ちがいはライフルを構えた

気「まずはボーガンを持ったやつからだな」
ダァーーン!!!

「あぁぁぁぁぁぁ〜・・・」
「アァポベェリィ!」

偽「ふん!ここまでは上って来れまい!」
ド「やっちゃえ気ちがいさん!」
ダァーーン ダァーーン!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

下にいたガナードを全員倒し、4人は下のゴミ処理場に飛び降りた

偽「ふぅ・・・」
s「よし、行こう!」

163偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:42:56 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1 監禁部屋の二人(前編)

4人はゴミ処理場の近くの機械室のようなところを歩いていた

気「そ、そんな事が・・・」
偽「マジで・・・ホントもう駄目かと思ったよ・・・」
ド「すごいんだねこの銃・・・もう弾が残ってなさそうだけど・・・」
s「それにしても何であんなリヘナラドールが強いんだか・・・普通あそこまでバラバラにしたら中の寄生体も死んで終わりのはずだろ?」
気「あ、それについては実はわかったことが・・・」
ド「えっ!?」
偽「何だってぇ!?」
気「実は・・・」

s「・・・!? やばいっ!」
ド「ど、どうしたの!?」
s「今、かんなづきの部屋が頭に浮かんだんだが・・・二人は無事のようだが雪女がいない!それにガナードがその部屋に向かっている!!!」
偽「そんな! 早く、急ごう!!」

4人は急いで監禁部屋に向かった!

「アァポベェリィ!」
「モ゛ーマ゛ーア゛ァー!」

偽「くっそ、いっぱいいやがる!!」
気「食らえ!」
ダーーン!!! ビシャァァァ!!!
気ちがいの放った無反動対戦車ライフルの弾はガナードの一人の頭を木っ端微塵にした!

ド「散弾砲!食らいなさい!」
キュゥイン、ズダダダダダダダ!
「ギャァァァァァァ!!」

ド「よかった、まだ撃てた・・・」
偽「俺だって弾がねえだけで戦えるぞ馬鹿野郎!!」
偽りの初心者は接近し銃剣型強化マシンピストルの刃部分でガナードの頭を切りつけた
「あぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・」

偽「この野郎!」
ザスッ ザスッ ザスッ! 倒れたガナードにまたがり胸の辺りを何度も刺す!
気「くらえ!くらえぇ!!」
ダーーン!ダーーン!!ダーーーン!!!


s「よし、全部片付いた! ・・・はっ!? かんなづきぃぃーー!!」
監禁部屋の鉄格子の向こうからかんなづきの姿が

かんな「・・・sss・・・また会った・・・」
偽「・・・あれが」
かんな「・・・そしてあなたの仲間・・・」
偽「あれが・・・(やっぱり似てやがる・・・だがこいつは・・・)」
気「かんなづきさん・・・でいいのかな・・・扉から離れてください!いまこのライフルで扉の鍵を破壊します!!」
かんな「・・・破壊だけに8回も破壊?」
ド「・・・」
気「えっ?」
かんな「・・・なんでもない・・・早く壊して・・・」

気「・・・い、いきます!」
ダーーン!!

s「おっしゃ!開いたぜ!!」
4人は監禁部屋へと入っていった

164偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:43:35 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1 監禁部屋の二人(後編)

かんな「・・・・・」
s「お前がロラウディオか・・・!」
ロラウ「ほぉう・・・お前がsssだな?・・・そしてその仲間たちか・・・ふぅん・・・白いお嬢ちゃんから聞いたぜ」
偽「お前・・・お前、sssさんから聞いたが本当に星々をまわって侵略を・・・」
ロラウ「・・・やれやれ、少し前にも聞かれた台詞だな・・・あぁそうだが、それが何か?」
ド「そ、そんなひどいことっ!」
かんな「・・・安心して・・・」
s「えっ!?」
ロラウ「お前らの仲間の白いお嬢ちゃんと条件を出し合ったんだがな、俺がラングステンの艦長でいる限りこの星は見逃してやる・・・」
偽「何だと!?」
ロラウ「保留中だがね・・・」
s「はぁ!?」
かんな「・・・私の杖を探すようあの白い女に頼んだ・・・」
偽「何!?」
ロラウ「その杖を探し出してくれたら見逃してやるって話だ」
s「そういうことか・・・」
気「だから今雪さんはいないのか・・・」
s「杖を探すように!? 何で杖を?」
かんな「・・・sss、私は杖がないと何もできない・・・ワープもできない・・・治癒能力だけはあるが」
s「・・・だからさっきあんなに殴られててもワープしなかったのか・・・・・・」
ド「・・・なるほど」
偽「ロラウディオ・・・地球を侵略しないというその話、信じていいんだろうなっ!?」
ロラウ「・・・俺にもプライドというものがある、俺は受けた恩義と恨みは必ず返す・・・信じる信じないはお前らの勝手だが」
ド「何ですって!?」
かんな「・・・sss、大丈夫・・・信じて・・・私はこの男とずっといるからわかる・・・」
s「・・・お前がそういう風に言うなら・・・」
偽「そ、そうか・・・」

ロラウ「さぁて、お前らの仲間の白いお嬢ちゃんが杖を持ってきてくれるまで暇だな・・・ちょっと話をしようじゃないか? どうだ? 俺が今まで侵略してきた星の話なんか・・・鮮血と殺戮の」
偽「そんなもん聞きたくない!」
ロラウ「・・・あっそ、つまんねーの」
ド「ねぇ気ちがいさん、さっきリヘナラドールについてわかったっ事があるって言ってたわよね?」
気「あぁ!?そうです!!すごいものを発見したんです!!」
気ちがいは懐(ふところ)から書類を取り出した

偽「これは・・・?」
気「俺がリヘナラドールを全て下の階に誘導した後、もしかしたら、って思ってさっきの研究室に戻って調べたらあったんです!」
s「で、それは何なんだ?」


気「・・・不知火さんのメモです・・・」

165偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:44:55 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1  「不知火のメモ」

偽「・・・!!」
s「なんだって!?」
ロラウ「おいおい、俺らにもわかるように話してくれよ・・・とりあえずそのリヘナラドールって何だ?」
偽「・・・俺らが何回か交戦したんだけど・・・体をいくら撃ってバラバラにしようがが再生して襲い掛かってくる厄介な化け物さ」
かんな「・・・そんなのがいるの・・・」
ロラウ「へぇ・・・んでそのシラヌイのメモっていうのは?」
気「今読みますよ・・・」

「不知火のメモ」

この島で行われた「プラーガ」の応用実験は、「エルヒガンテ」や「ノビスタートル」や「ア●パンマン」や「妖怪人間●ム」や「デ●ラー総統」のような、元が人間とは思えぬような特殊な存在を生み出した(後半3つは嘘です)

「アーンパーンチィ!!」 とか 「早く人間になりたい!」 とか 「ガミラスに下品な男は不要だ」 とかいろいろいいたい事はありますがまぁおふざけはここまでにしておきましょう。


さて、本題です。
リヘナラドールはすでにご存知かと思いますが念のためおさらいをしましょう・・・

「リヘナラドール」
何といってもリヘナラドールの最大の特徴は驚異的な代謝能力で破壊された体組織を瞬時に再生できるということです。
そのため、普通の兵器では、なかなか倒す事はできません。
こいつを素早く倒すには、体組織を再生できないよう、体内の寄生体をピンポイントで狙わなければなりません。
そしてほとんどのリヘナラドールは複数の寄生体を宿しているので、倒すにはその全てを排除しなければならないですが、サーモスコープがあれば比較的簡単に倒すことができます。背中にもいる時があるのでその時は足を狙ってうつ伏せにした状態で背中の寄生体を狙えばオーケーです。

──── これが従来までのリヘナラドールです。
しかし、今回更に改良が進み新型のリヘナラドールが誕生しました。

●強化型リヘナラドール
以前のリヘナラドールは体内に寄生体何匹かを有する、という形で体が構成されていましたが、今回開発された新型のリヘナラドールは細胞ひとつひとつが寄生体と同じ役割担っています。それ故、いくら体をバラバラにしても足だけで動いたり頭だけで動いたりということが可能です。こいつを完全に倒すには一瞬で体 (細胞)をすべて消す以外に方法はありません。
従って、以前のリヘナラドールのような対処の仕方では到底不可能です・・・というより理論上、実弾兵器や爆発物で倒すのは不可能でしょう。
この強化型リヘナラドール倒すには広範囲対物消失のできる兵器が必要です。

動きは相変わらず遅いようなので逃げられるようならば逃げてしまったほうが得策です。

166偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:45:37 ID:???
(続き)
●パルティノスドール
こちらは新しく開発された種類です。・・・蜂にそっくりな生物です。ノビスタドールに近いですね。
リヘナラドールのように身体の厄介な能力はありません。普通に殺せます。
この虫は人肉を好みます。通常は飛んできて鋭い顎で肉を噛みちぎる攻撃をしてきます。
そして最も注意したいのはメスのお尻の針です。この針は毒針ではなく産卵管です。
刺されると卵を産み付けられてしまいます。卵を産み付けられ幼虫が孵化すると幼虫は体の中に長く居座るために宿主を殺さないよう筋肉などの生命にかかわらない器官を貪り成長し、一定の周期が来ると体を突き破って一斉に外に出ます。
またこの幼虫たちは熱を好み熱を感知できるそうです。熱を感知すると周期が来なくても宿主の体を突き破ってそこに集まる性質があるとの報告もあります。
このパルティノスドールは全長20〜30センチメートル程で動きがすばやく、交戦するのは厄介ですし逃げるのは至難の技です。
しかし先も述べたとおり攻撃があたれば普通にダメージを受けるので強化型リヘナラドールのように倒せないわけではありません。

そしてもしこの虫に卵を産みつけられてしまった場合・・・
産み付けられてから孵化するまでの時間は早くて3時間、遅くて5日との結果が出ています。
それまでにプラーガを取り除く特殊なレーザーを照射すれば何とかなります。
孵化して時間が経ってからでもレーザーで幼虫を殺すことは可能ですが、その場合幼虫が暴れだし宿主は嘔吐し死亡するケースが多発しています。
このことからいっても孵化してからではもう手遅れのようです。

●フラディスタンドール
パルティノスドールを更に改良した生物です。
・・・実はこれパルティノスドールを統べる女王蜂のようなものでもあります。
詳細は私は知りませんがどこかに巣をつくりパルティノスドールを統べているそうです。

パルティノスドールの改良というぐらいです・・・かなりの戦闘能力を持っているといって間違いはないでしょう。

167偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:46:39 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1 霧雨家の生き残り

ロラウ「ふぅん・・・そんな化け物共がこの世界にはうようよしてるのか・・・」
偽「・・・さっきのは全部強化型リヘナラドールだったのか・・・!!」
かんな「・・・あなたたち、戦った?」
s「あぁ、とにかく何やっても再生しやがる・・・ドロップさんの銃で吹っ飛ばせたがな」
ド「・・・・・」
気「とにかく会ったらもう無視ですね!」
かんな「・・・虫だけに無視、でも来るなら蒸し焼きにしてあげる・・・」
s「えっ・・・?」
かんな「・・・・・何でもない・・・」
気「(この人さっきからギャグばっかり言ってるような・・・)」
ロラウ「お姫様よぉ、それはパルティノスドールとかいうのの方だぜ?」
気「ぱ、パルティノスドール・・・」
s「・・・・・・」
ド「・・・・・・・・・」
偽「・・・パルティノスドールって奴だけど・・・」
気「・・・?」
偽「・・もうすでに俺らは見たぞ!!・・・たぶん」
かんな「!」
s「え?え!?い、いつ会った??」
ド「・・・れ、冷凍室のあの男の人・・・」
偽「そうだ!『嘔吐』、『熱を好んで周期が来なくても体を突き破って出てくる』・・・一致しすぎだ!!」
s「た、確かに!!じゃ、じゃぁあの茶色いのがパルティノスドールの幼虫・・・!」
気「さ、さっき話したその男の人の話ですね・・・」
ロラウ「こえぇ・・・しかも女王がいるみてぇだな」
かんな「・・・私?」
ロラウ「ふ、きっとお姫様なんか比べ物にならないくらいとってもかわいい女王様だぜ」
かんな「へぇ・・・会ってみたい・・・」

ド「この先それが出てくるのかな・・・やだな・・・」

偽「・・・・・・・」
かんな「・・・・・・・・・」
偽「・・・・・・・・」
かんな「・・・・・ん?どうした・・・」

偽「・・・かんなづき!俺はお前に聞きたいことがある!!」
かんな「・・・・・あなた・・・私も聞きたいことがある」
偽「んっ!?」
かんな「さっきから感じる・・・私の中にある力と異質ながら限りなく近い力をお前から感じる・・・」
偽「・・・何!? (かぐらづきのくれた力事を言っているのか!?)」
かんな「・・・まぁいい・・・それで聞きたいことって何?」

偽「単刀直入に言う!

お前は霧雨 神楽月、 かぐらづきの妹か!?」

かんな「・・・えっ!?な、な、な・・・なに!? い、今・・・なんて言った!?」
偽「お前は俺の仲間のかぐらづきにそっくりなんだ!いや、更に言うと・・・直接会うまでわからなかったが、かぐらづきに酷い事をしたラドール!すなわち霧雨 賀天楼と瓜二つだ!!」
気「・・・!!」
ロラウ「おいおい、マジかよ・・・急展開だな・・・なんでお前ら文明監視機関リヘガ・ラドール・・・どころか霧雨 賀天楼まで知ってんだよ・・・順を追って話してくれよ・・・」
偽「会ったんだ! 戦ったんだ! かぐらづきは最初敵だった、でも元に戻って・・・会うごとによく話をした!! へこんでた俺を励ましてくれた!! この世界でな!! 賀天楼はラドールから直接事実を聞いた!」
ロラウ「何だとっ!?」
かんな「・・・そ、それで、私のお姉さん・・・お姉さん、どこにいる!?」
偽「待て、聞きたいことはまだある!奴は・・・ラドールはお前の家族のことを知り尽くしていたようだがお前の事は一切口に出していなかった!その理由がわかるなら話してくれ!」

ロラウ「・・・そいつの理由は俺が知ってる、俺から話すぜ」

168偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:48:21 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1 かんなづきの過去

偽「何!?」
ロラウ「昔、俺がまだ若かった頃、俺はその時まだ艦長になってから日が浅かった・・・そしてかぐらづきの住んでる星を侵略しようともくろんでいた・・・」
偽「お前もか・・・お前もかぐらづきのいた星を!!あ、あいつがっ」
ロラウ「まぁ、待てっての・・・だが、星に下りてみると辺りを見渡す限り廃墟廃墟廃墟、はぁいきょしかねぇの・・・あとで俺の持つ情報網でわかったんだが俺の下りた星は文明が一定値を超過したとか何とかで文明監視機関によってその星の奴らは霧雨 神楽月、霧雨 如月、霧雨 賀天楼を除いて皆殺しにされたそうだ」
偽「(きさらぎを知ってる・・・嘘はついていないようだな・・・)」
かんな「・・・・・」
ロラウ「まぁ廃墟だらけとはいえ俺らはせっかく降りたんだから宝物が眠ってないか廃墟をあさった訳だ・・・だがさすが文明監視機関、ほとんど金目の物、というより文明の発展で作り出された品は破壊され残るのは鉄屑だけだったよ・・・んで俺は病院みたいな建物の廃墟に俺は行ったんだ・・・」
s「まさか・・・」
ロラウ「そう、そのまさか、そこにお姫様はいたんだよ・・・瓦礫の下敷きになって瀕死だったがな・・・・・・・第一侵略記念にその赤ん坊はお持ち帰りすることにしたよ・・・ちなみにその選択は大正解だった、いろんな意味でな」
偽「・・・それがお前か・・・かんなづき、お前はかぐらづきの星にいたもう一人の生き残りだったのか・・・」
s「かんなづきにそんな過去があったなんて・・・」
かんな「・・・・・」
ロラウ「んでお姫様は当初病気だったらしく入院していたらしい、丁寧にちゃんとカルテとかまで取ってあったよ・・・戦艦内でカルテとか読んでみたんだが・・・ひっひっひ、あのときの事の驚きは今でも忘れられねーぜ」
気「そのカルテにはなんて書いてあったんですか?」
ロラウ「まず名前だ、これはカルテと一緒にあった書類に書いてあったんだが霧雨 師走、こいつはお姫様の父親だ」
偽「つまりかぐらづきの父親でもあるのか!」
ロラウ「・・・続けるぜ、んで霧雨 水無月 母親だな、霧雨 神楽月、この家族の長女、お前の会った奴だな、で霧雨 如月、次女だ、そして最後にこう書いてあった・・・霧雨 賀天楼、霧雨 神無月・・・・・・この二人は双子だ・・・」
ド「!!」
s「なっ!?」
偽「なんだってぇ!!?」
ロラウ「どうだ、わかったか?」
偽「・・・そうか・・・だからお前は・・・賀天楼といや、本当はリヘガ・ラドールだが・・・そっくりなんだ・・・」
ド「でも何で・・・? 何であなただけ殺されなかったの? なんで文明監視機関はその子を無視したのかしら・・・」

169偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:48:52 ID:???
(続き)
   ロラウ「更に・・・そのカルテにはこう書いてあった、お姫様の入院していた場所は305号室ってな・・・だが見つかった場所はどう見ても地下で305室じゃなかった、おまけに地下は病室らしい設備はなかったしな・・・」
気「な、なんで・・・?」
ロラウ「まぁ・・・これは悪魔でも予想だが・・・霧雨家はこの病院に勤めていたんじゃないか?」
s「え?」
ロラウ「文明監視機関が来たのを知って医師の特権を利用して305号室から地下に隠したんだろ・・・それで文明監視機関に見つからずに助かったんだと思うぜ・・・従ってリヘガ・ラドールはお姫様のことを知らなかったんだろう・・・・・まぁ予想だがな・・・」
偽「・・・・・」
ロラウ「ふっ・・・このあとにさっきの文明監視機関によって霧雨 神楽月、霧雨 如月、霧雨 賀天楼が連れ去られたっていう情報を聞いたとき本当に面白いことになりそうだって馬鹿笑いしたもんだぜ・・・! しかもその後に霧雨 賀天楼って奴は文明監視機関に教育されてリヘガ・ラドールって名になって機関の一人になって姉貴の二人をいろいろいじってるって言うし・・・すげぇな神様ってのはよ、はっはっは!」
かんな「・・・そして私は今まで宇宙を回り続けた・・・お姉さんを探すため、助けるため・・・私の家族を崩壊させた文明監視機関を滅ぼすため・・・文明監視機関に育てられた賀天楼、彼は私と同じ・・・いくら文明監視機関に育てられたからって私と同じ・・・彼を説得するため・・・」
偽「・・・・・(かぐらづきと同じ事を・・・)」
かんな「やっと会えた・・・やっと会えるんだ・・・お姉さん・・・お姉さん、お姉さん・・・・・お姉さん・・・・・・・敵とはいえ私と同じ、もう一人の私、賀天楼・・・」
偽「・・・・・聞いてくれ・・・お前の姉さんだが・・・」
かんな「・・・どこにいる!? どこにいるっ!! 会いたいっ! とても会いたいっ!!」
気「・・・うぅ」
s「・・・・・・・」
ド「こ、こんなの・・・」

170偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:49:35 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1 真実という名の残酷

偽「・・・・・」
かんな「・・・どうした!?なぜ何も言わない!?」
ロラウ「・・・・・んんっ!? これはもしかしてぇ!?」


偽「・・・・・お前の姉さんは・・・死んだ・・・みんな・・・」

かんな「───っ!!!!!」

ロラウ「おぉ!? 大正解!! リヘガ・ラドール・・・いや、賀天楼はどうなった?」
偽「・・・賀天楼は実質10年前に死んでいた」
かんな「えっ・・・」
ロラウ「あぁん?どういうことだ??」
偽「奴と最後の交戦をしたとき奴はこういっていた・・・自分は、文明監視機関リヘガ・ラドールは脳に特殊な加工を施し、脳だけを他の生物の肉体に移して何万年も生きている、と・・・」
かんな「・・・!!」
ロラウ「おぉ、まさか」
偽「10年前・・・新たな肉体の提供者として・・・侵略した星で拾った、まだ赤ん坊の時の」
かんな「嘘っ!」
s「!!」
ド「!!」
気「!?」
かんな「嘘・・・嘘、嘘・・・嘘・・・絶対嘘! 嘘! 嘘! 嘘っ!! あなたの言っていることは全て嘘! 嘘! お姉さんは生きている!」
ロラウ「いぃや、お姫様、仮に嘘だとしたらなんでこいつらはお前の姉さんやラドールのことを知っているんだ? ほとんど初対面なんだぜ?」
かんな「っ!!・・・う、うぅぅ・・・嘘・・・嘘・・・・・」
ロラウ「ところで・・・その かぐらづき や きさらぎ、リヘガ・ラドールはなんで死んだんだ?」
偽「・・・話すと長くなる・・・」
偽りの初心者は初めてかぐらづきと会った時の事からかぐらづきがラドールを道ずれに死んでしまった時のことを話した・・・

かんな「・・・・・・・・」
ロラウ「・・・ふぅん・・・」
偽「・・・・・・・・・」
s「・・・・・・・・・」
気「・・・・・・・・・」
ド「・・・・・・・・・」
ロラウ「リヘガ・ラドールも死んだのか・・・姉貴と一緒に肉食アメーバに食われたのか・・・いったそ」
偽「そうだ・・・」
かんな「・・・・そしてあなたから感じる異質ながら限りなく私のに近い力は・・・」
偽「・・・俺が・・・俺がかぐらづきからもらった力だろうな・・・」
かんな「・・・・・お姉さん・・・あなたは・・・あなたは最後まで・・・きっと苦しかった、きっと痛かっただろうに・・・」
偽「いぃや、あいつは最期は幸せだったと思うぜ・・・仲間に見守られて・・・死ねて・・・」
かんな「・・・お姉さんもあなたの事を大切に思っていてくれてたんだ・・・・・」
偽「・・・・・・」
かんな「あなたの話したはなし・・・はなし・・・信じる・・・・・」
偽「・・・・・」
ロラウ「んで、最期の首を持ち去った男って本当に心当たりないのか?」
偽「強いて言えば会った事があるような気がするけど誰かわからない・・・顔も見えなかったし・・・」
かんな「・・・話してくれてありがとう・・・ありがとう・・・」
ロラウ「んで、お姫様? これからどうするんで?」
かんな「・・・・・」
s「おい! それは・・・」
かんな「sss、大丈夫・・・最初からうすうす覚悟はしていた・・・大丈夫、全然大丈夫・・・大丈夫・・・」
s「かんなづき・・・」
かんな「・・・さっきのあの白い女が杖持ってきてくれることを待つ・・・でないと脱出できない・・・」
ロラウ「その後は?」
かんな「その後はロラウディオの指示に従う・・・」
ロラウ「へいへ〜い・・・」
偽「(な、何なんだこいつは・・・空気読めないのか!?)」
かんな「あなた・・・」
偽「えっ!? な、なんだっ!?」
かんな「お姉さんは・・・どんな人だった・・・?」
偽「・・・いいヤツだった・・・とにかくいいヤツだった・・・どんな目にあっても・・・・・・仲間・・・いや、それだけじゃなく大切な人の事を思ってくれて、必死になれて・・・どんな時もまじめで前向きで・・・俺を励ましてくれて・・・・・」
かんな「(仲間、大切な人・・・前向き・・・)」
偽「・・・・・」

かんな「・・・そう・・・・・


(仲間や大切な人のために・・・前向き、前向き・・・・・・・・私の大切な人は・・・私の・・・・・)」

171偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:50:07 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−2  おばはん。からの紙飛行機(前編)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

かんな「遅い・・・」
偽「雪女が出て行ったのってそんな前なのか?」
ロラウ「あぁ、随分経つな・・・これは何かあったかもな・・・へっへっへ」
気「ゆ、雪さんは簡単にやられませんよ!」
ド「でももしAWD-005に襲われていたら・・・」
気「うっ・・・それは・・・」

かんな「・・・・・sss」
s「どうした?」
かんな「私は杖がないから出来ない、お前ならば出来る・・・周りの様子を調べて・・・」
s「そ、そうか! ・・・でもあんま遠くはわかんないから期待すんなよ」

・・・・・・・・・・

ド「・・・どう?」
s「う〜ん・・・わかんねぇ・・・あっ!」
偽「ど、どうした!?」
s「なんか・・・紙飛行機が飛んでくる!!」
偽「紙飛行機だと!?」
気「あ、そういえばここって・・・」
ド「そうよ!エイダからの手紙が来るところだわ!ゴミ処理場の穴に飛び降りて脱出してって!」

その紙飛行機は窓の鉄柵をくぐって気ちがいの足元にゆっくりと落ちた

偽「気ちがいさん!」
気「・・・あ! おばはん。さんからだ!なになに・・・?」


────「おばはん。からの手紙」─────────────────────────

お久しぶりね、みんな
この先はバイオハザード4と同じ進みで大丈夫よ。
ゴミ処理場の廃棄口から抜けて

それとそこにいる女の子の杖だけど、監禁部屋のドアを開けたところに置いといたわ。

────



かんな「!?」
s「お、おい!?」
かんなづきはそれを聞くや否や駆け出し扉を開けた!

かんな「っ! 私の杖!!」
ロラウ「へぇ・・・すげぇな、そいつ・・・まったく気配がなかったぜ・・・よかったな、形はどうあれこの星は見逃してやるよ」
s「や、やった・・・」
偽「おばはん。さん・・・ありがとう・・・」

気「あ、待ってください!まだ続きが・・・」




────────────────────────────────────────────────
ここまでくればあと少しよ、がんばってね




・・・最後に・・・

とても悲しい知らせなんだけど心して聞いて・・・

172偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:50:38 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1  杖は何処に??

話はだいぶ前にさかのぼる・・・
移転装置でかんなづきたちの監禁部屋を出た雪風はとりあえず先に進んでかんなづきの杖を探す事にしていた

雪風「よかった・・・私が杖を見つければあの海賊達はもう大丈夫・・・・・地球のみんなを襲ったりしない・・・・・・どこにあるんだろう??」

階段のある廊下を進んでドアを開けた  ガチャッ

「アァポベリィ!」
「コォゲロォー!」

雪風「うわ!いっぱいいる!?」
「ヤェイ!」
雪風「きゃぁっ!」
ひゅん! 近くにいたガナードがフレイルを振ってくるものの雪風は寸前で回避した

雪風「あぁ・・・あ、あ・・・そうだ! 今私一人だから・・・」
「ケェェェコォキィィィィ!!!」
再びガナードが攻撃態勢に入る

雪風「えぇい!」
「・・・・・・・・・・・!!」

雪風が両手を広げると部屋中の至るものが凍り付いて大勢いたガナードはピクリとも動かなくなった

雪風「・・・っふぅ・・・あ!これは鉄パイプ!? んっ、ちょっと血がついてる・・・って事はこの鉄パイプであの人たちは・・・杖はこの部屋のどこかに・・・?


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・ないなぁ・・・・・・・これはぁ・・・レントゲン・・・? 何のレントゲン? 人の体の中の・・・?? 何でぇ・・・?
これも仮想世界の演出の一つなのかな・・・あっ!杖探さないと!!えぇっと・・・あ、この中かな?」

雪風は何かを入れる四角い倉庫の前にたった

雪風「・・・うぅ・・・うぅ〜、うぅ〜・・・開かないぃ〜・・・いっぺんに凍らせるんじゃなくて一人ずつ倒したほうがよかったな・・・」

バリン!

雪風「うわっ!?」

ドシィン!

雪風「・・あいたたたたぁ・・・あぁ、ないやぁ・・・」

探す事30分・・・それらしき物は見つからなかった・・・

雪風「・・・あとはぁ・・・マニュアルではこの先は確か・・・アイアンメイデンが・・・?」

雪風はその部屋を後に先に進んだ
廊下を抜け、ドアを開けるとそこは何かの研究室のようなところだった

雪風「ん? ・・・あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!? あれはもしかして!!」

173偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:51:09 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1 刺客、再び現る

雪風は研究室の奥の棚に先に水晶玉のついた細長い棒のようなものが置いてあるのを発見した

雪風「あれだ! 多分あれだっ!」
「へへへへへー・・・」

雪風「うわぁ!来た!!」
「へへー!」
雪風はアイアンメイデンの姿を確認すると急いで研究室の壊れた窓を乗り越え、杖をとりに行った

雪風「えぇっと、これが探していた杖かどうかわからないけど・・・さようならぁー」
雪風は移転装置でその場から消え去った

雪風「ふぅ・・・廊下まで来た・・・あとは・・・」
雪風は扉に手をかけようとした
?「まてっ!」

雪風「っ!! その声は!!」
牛「久しぶりだな・・・木偶にん・・・AWD-002!」
雪風「牛若丸!?・・・えっ!?AWD-002??(牛若丸は私のことを欠陥品って呼ぶはずなのに、何で??)」
牛「そうだ、今日はおめぇと・・・じゃねぇ、貴様と話したいことがある」
雪風「えっ、えっ!? は、話したいことぉ・・・ですか?」
牛「・・・そのとおりだ・・・前の戦闘で貴様は我を説得していると見受ける、それの事とこの世界とウェスカー様や創造主殿のことについての話だ」
雪風「っ!?」
牛「・・・信じる信じないはおめぇの・・・ゴホンッ!貴様の勝手だ、貴様が攻撃してくるというのならばそれ相応の対応させてもらう・・・言っておくが逃げるものならば攻撃をおっぱじめるぜぃ・・・開始する!」

雪風「・・・・・(牛若丸、隊長様が間違っているってわかってくれたのかな・・・これは行かなきゃ・・・・・でも、杖も届けなきゃ・・・どうしよう)・・・あの、牛若丸?」
牛「どうした!?」
雪風「ちょっと、行かなければ駄目な場所があるんです! そこに行ってから・・・」
牛「駄目だ!」
雪風「(やっぱり駄目・・・)」

牛「・・・さ、さぁどうするっ!!?」
牛若丸は持っていた刀を雪風に向けた!

雪風「(しかたない・・・ここで戦闘になったらちょっとどうなるかわからない、それにせっかく牛若丸が・・・)いき・・・行きます・・・!」
牛「ふっ・・・」
パキィーーン 
牛若丸は刀を床に落とした

雪風「っ!?」
牛「話し合いの場にこのような物はいらねぇ・・・このような物は不要! ・・・ここで話すのも難だ、場所を移動する」
雪風「えっ!?」
牛「どうした?」

雪風「・・・な、何でもありません!!(あの二人の方に杖も届けに行かなくちゃ駄目だけど・・・大丈夫、私が戻るのに遅いと気づいた偽りの初心者さんたちがきっとここに来るはず・・・杖はここにおいていこう・・・)・・・い、行きましょう!!」

牛「・・・つ、ついて来い!」



?「やぁれやれ・・・変声機があるとはいえ、あいつのマネすんのも大変だな、まぁったく・・・ひゃっひゃっひゃ、でもいいぜぇ・・・面白いことになってきたぜぇ・・・へっへっへっへっへ・・・」

174偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:51:42 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1  罠(前編)

雪風は牛若丸の赴くまま、走っていた。
そして、配管やタンクが無数に並ぶ工場のような場所にたどり着いた
そう、ここはレオンが無線で本国に連絡を取ろうとする場所の近くである

牛「ここがいい・・・ここで話そう」
雪風「牛若丸・・・」

牛「久々だな・・・こうやってコミュニケーションを交わすのは・・・」
雪風「えぇと・・・さ、さっきの話ですが・・・」
牛「・・・わかっている・・・」
雪風「牛若丸・・・どうしてこのような事をやろうと思ったのですか?」
牛「・・・貴様にとっては聞こえは悪いかもしれんがどうやら我も思考回路に異常が生じているらしい」
雪風「・・・・・」
牛「そこで隊長殿や他の者には内密にこの場を設けた・・・思考回路が故障した貴様ならば何かがわかるか可能性があるからな」
雪風「・・・私は」
牛「わかっている・・・あえてこの様な言い方をした・・・だがそれは我らの使用者からしてみれば欠陥品同様だ、我らは生まれながらにして使用者のために作られたのだ、自分の意志で動くことは許されない、自分の意思で判断することも許されない存在だ。」
雪風「・・・・・」
牛「・・・貴様はなぜあの時裏切ると判断した、なぜ隊長殿が間違っていると判断した、なぜサンプル一行を救うためコード[自爆]を使った?」
雪風「そ、それは・・・」

?「オーケィオーケィ・・・いいぜAWD-003・・・そのままそのまま・・・ヒャッヒャッヒャ・・・」

雪風「・・・私も最初は任務の事しか思考になかったです・・・でも・・・でもだんだん私は物事を考えるようになりました・・・」
牛「・・・それがおかしいのだ、なぜ任務以外の思考を」
雪風「私も最初は故障しているのだと思いました・・・牛若丸、私たちって行動する際に色々考えて・・・いえ、一番適正な行動とかを計算して行動してますよね?」
牛「・・・当然だ」
雪風「私もそうでした・・・任務以外の計算はしていませんでした・・・でも皆さんとコミュニケーションをとっていくうちに私の感情・・・というのでしょうか? それが思考に現れ始めたのです・・・最初は少しでしたが・・・だんだん大きくなって・・・」
牛「・・・感情だと・・・意味不明」
雪風「えぇと・・・そうですね・・・例えばぁ・・・」

雪風は遠くのタンクを指差した

雪風「例えばですけど、『あのタンクをバラバラに壊せ』って言われたらどう考えます?」
牛「任務を最も迅速かつ確実に遂行する、そう我は行動する。今の命令ならば移転装置を駆使し他方向から斬撃をくわえ、破壊する」
雪風「はい、私も方法は違いますが同じような考えです・・・しかし、同時に・・・あ、例えばですけど「あのタンクは誰が作ったんだろう?」や「製作にはどれくらい時間がかかったんだろう?」や「材料はやっぱり鉄材なのかな?」などという考えを起こすようになったのです」
牛「・・・我にはわからんな・・・」
雪風「私も最初はほんの小さなことでした・・・でもだんだん大きくなって・・・そしていつしか私はこんなことをやっていていいのかな、って思うようになったのです、隊長様がやっていること正しいのかって・・・」
牛「・・・・・(小さな・・・我も・・・では我もいずれ・・・否、そんなわけはない!)」

?「座標セット完了・・・XYZグラビティシステム・・・作動!」

175偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:52:12 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1  罠(後編)

雪風「・・・・・」
牛「・・・ターゲットたちは感情ある生き物だ・・・貴様はそれに影響されたというのか・・・それでそうなったのか」
雪風「・・・牛若丸・・・あなたは少し前に私のせいで自分は変になると言ってましたよね・・・?」
牛「・・・それは貴様と同じように我も貴様に影響され、変わりつつある、ということか・・・?」
雪風「・・・牛若丸、あなたはもしかして私とは違う形でもうそれが出てきているのかもしれません」
牛「何!? 貴様っ!」
雪風「あ、あぁ!あ、あの! お、怒らないでくださいっ・・・えぇと、牛若丸は私によく『お前のようなポンコツロボットとは違うわっ!』っていいますよね?」
牛「・・・貴様のような欠陥品とは違う、だ」
雪風「あー、そ、そうでしたか、え、えぇと・・・・・・誰が悪い人なのか見極めて欲しいのです・・・あと牛若丸は欠陥品と同じと思われることが・・・」

?「55%固定完了・・・へっへっへ・・・その調子だ・・・その調子だぁ・・・ふっへっへっへっへ・・・」

牛「・・・・・」
雪風「認めたくないでしょう・・・わかります・・・私にもわかります・・・私もそうでした・・・ですけど・・・」
牛「よくわかった」
雪風「・・・・・えっ!」
牛「解決策はわかった・・・・・・これ以上我の思考回路の悪化を促進させぬためにも貴様は絶対倒す!」
雪風「っ!! ぁ、えっ!!!」
牛「前も述べたとおり、貴様が存在することは我の創造主であるinazuma400様の身が危険なのだ!」
雪風「牛若丸っ!」

?「きたきたぁ〜・・・100%ぉ〜・・・ふへへへっへ、へへへへへへへへへ!! ・・・もういいぜAWD-003!」

雪風「牛わかっ・・・! えっ!?」
牛「(・・・了解・・)もう、おわりだ次会うことがあるならば貴様は敵だ!貴様は必ず我が破壊す・・・ぐっ!」
雪風「牛若丸! あなたも!?」
牛「か、体が動かん!!」
雪風「どうして!?」
牛「これはXYZグラビティシステムだ! くそっ移転装置も機能せん!」

雪風「そ、そんな・・・こんな時に誰かに見つかったら・・・」

176偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:52:43 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1 残虐なフラル(前編)

?「へっへっへ・・・ご機嫌いかがかなぁ〜っ!? 欠陥品の木偶人形共がっ!!」
雪風「フ、フラル!!あ、あなたがっ!!」
牛「フラル殿!!」
フラル「あぁん!? 裏切り者! 貴様も所詮は欠陥品さぁっ!!」
雪風「(牛若丸、隊長様たちには内緒で私に話を・・・あなたは・・・)」
牛「ぐぅ・・・」
フラル「さぁて、ショウタイムの始まりですねぇー!!」
雪風「うっ!」
牛「ぐっ!」

フラルは手に持った何かの装置を操作した、すると雪風と牛若丸はタンクに吸い付くように移動し、磔(はりつけ)にされた

牛「何をする気だ!フラル殿!!」
フラル「うっせぇよ!黙りやがれっ!!こうすんだよ!」

ガスッ!

雪風「っ!!」
フラル「このやらぁっ! 貴様の顔見てるとむかつくんだよっ! 機械おんなぁ!!」

バギン! ガスッ! バギッ!!
フラルは鉄材で何度も雪風の顔を殴りつけた

雪風「・・・フラルゥ!」
フラル「へぇんっ! 全く・・・つまんねぇのっ! こいつ木偶人形だから痛み感じねぇんだよな! おっと忘れてたぜ!  ・・・はぁぁぁぁっ!」
雪風「!!?」
フラル「どりゃぁっ!!」

ガスッ!
雪風「だぁぅっ!」

フラルが力を溜めたと思った次の瞬間、フラルの拳は雪風の胸元を貫通していた

牛「(む・・・? どういうつもりだ? 作戦では自由を封じた後に一気に頭部の思考回路を破壊するはずでは・・・)」
雪風「・・・!? そ、それは!」
フラル「これだなぁー!ふへへ!!」
雪風「や、やめなさい!」
フラル「ばーか!」

ガギン!!
フラルは雪風の胸元から拳を引き抜いた! フラルの手には雪風の何かの端末のようなものが握られていた

牛「(それは自己修復型サイバーセルの最終命令起動集積回路!!)」
フラル「へーん!これがなきゃお前は再生できねぇ!!しかもXYZグラビティシステムで動きを封じられて移転装置も使えねぇ!!何もできねぇな!あっひゃっひゃぁぁ!!!」
雪風「う・・・うぅ・・・くぅ!!」
フラル「ばーか!動けねえっての!! つくづく欠陥品だな貴様はぁ!! それともXYZグラビティシステムって忘れちゃったぁ!? 教えてあげようかぁい!!? ひゃぁぁはははははははははは!!!!」
雪風「フ、フラルゥー・・・!!」
フラル「欠陥品ごときが俺の名を気安く呼ぶんじゃねぇ! クソ野郎ぉっ!! これでもくらいなぁ!!!」
雪風「あっ!」

ビィィー!! バギャーン!! フラルは近距離で雪風の足に向け手部のビーム砲を発射した! 
雪風「うぅっ!足が・・・」
フラル「はい、次は手ねぇ!」

ビィィー!! バギャーン!!!

雪風「っ!!」
フラル「続けて、腹まいりまぁす!」

ビィィー!! バギャーン!!!

雪風「くぅ・・・」
フラル「この野郎ぉっ!」

バギィン!
再び鉄材でフラルは雪風の頭を殴った

雪風「・・・くっ!」
フラル「おめぇには今まで散々な目にあったからなぁ・・・・ い た ぶ ら せてもらうぜ!」

ビィィー!! バギャーン!!!

体の至る所をビーム砲で打ち抜かれ破壊され機械部が露出し、雪風は見るも無残な姿になった・・・
雪風「・・・・・・うっ・・・うぅ・・・(駄目・・・もし動けても、足も・・・移転装置も、攻撃も・・・全部・・・)」

牛「・・・・・」

177偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:53:15 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1 残虐なフラル(中編)

フラル「えぇと次はぁ・・・撃つだけじゃつまらねぇからなぁぁ!!! 高周波レーザーブレードでズタズタに斬り刻んでやるよ!! ひゃっひゃっひゃっひゃっひゃぁぁぁ!!うひゃひゃひゃひゃひゃひゃぁぁぁぁぁ!!!」

雪風「・・・・・・・(・・・み、みんなぁ・・・助けて・・・助けてっ・・・・・)」

牛「・・・!?」

────────────────────────────────────────────────
雪女「あなたはなにをしているのですか?」

牛「俺は主にこの世界に来た他の不必要な人間達の抹消だ・・・あとは教会前のコロミス達の抹消を今した・・・これは命令されてな・・・この意図はわからん・・・」

雪女「・・・そ、そうなのですか・・・・・」

牛「・・・・・どうした・・・?何故そんな悲しそうな顔をする?」

雪女「え?そんな顔してました??」

────────────────────────────────────────────────

牛「(あの時と同じ・・・!?)」

ビシュゥーー!

フラル「へっへっへっへ! せーのぉっ!」
牛「(・・・これ以上は時間の無駄だ! ここは・・・)フラル殿!!」
フラル「あぁん!?何だぁ!!?」
雪風「・・・・・う、牛若丸・・・」
牛「任務は迅速かつ確実に遂行するものである! このような行動は無意味だ!」
雪風「・・・・・っ?」
フラル「おいおいおいおいおいおぉーい!! 何だよ、最後貴様に止めを刺させてやろうと思ったのによぉっ! ネタバレすんない!! こんクソ野郎!!」
雪風「え・・・う、牛若丸?」
牛「もう一度申す!任務は迅速かつ確実に遂行するものである! よってこのような行動は無意味だ! 作戦通り即刻この欠陥品の思考回路を破壊、廃棄するのだ!」
雪風「さ、作戦・・・け、欠陥・・・破壊・・・は、は廃棄・・・」
フラル「おいおぉい!?お前ひょっとして俺が教えたふうに言って頭が壊れてこいつに情け心なんてかけてんじゃねーだろーなぁぁぁ!!?」
牛「我は全て作戦に沿って話しただけである! そのような無駄な思考は我にはない!」
雪風「っ・・・ (じゃ、じゃぁさっきの牛若丸の話は全部私をおびき出すための・・・)」

178偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:53:45 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1 残虐なフラル(後編)

牛「これ以上は時間の無駄である! 次の任務に弊害が・・・」
フラル「うっせんだよっ、木偶人形っ!! この作戦は俺が考えたんだぞぉー!!? 命令権は俺にあんだよぉん!!! 俺は今のところ隊長様から何も頼まれてなくてやることもねぇしぃ〜♪ てな訳でぇ! 貴様に命令するっ! そこでおとなしく黙ってみてやがれ!!!」
牛「フラル殿!!」
フラル「うっせ!命令が聞けないのか貴様はぁっ!? おめぇも所詮は欠陥品なのかぁい!!? ここにいる欠陥品と同じなのかぁい!!?」
牛「むぅっ!!」
雪風「・・・・・」
牛「・・・我は、我は超戦闘用AWDシリーズ、AWD-003 任務遂行用コードネーム 牛若丸!! 任務には忠実に従い、任務の障害となるものは確実に排除する!! このような何の価値もない鉄屑の塊とはちがう・・・!!! 命令には忠実に従う・・・!」
雪風「・・・う、牛若丸ぅ・・・・・」

フラル「・・・へぇ〜、よくわかってんじゃん! ・・・・・・さてとぉ・・・んじゃ続きねぇ」
ビシュゥゥゥーーーン!! フラルの握る棒状のものから赤みを帯びて光る刃状のレーザーが伸びる!

雪風「・・・あ、あなたは・・・あなたはっ・・・」
フラル「うるせ!黙ってろ!!」
ザスゥ!

雪風「がぁっ!! ぐぁ、がぁ・・・」
フラルは雪風の喉に向けレーザーブレードを突き刺した!

雪風「ぐっ・・・・・がっ!!」
牛「・・・(・・・この目・・・なんなのだ一体・・・)」
フラル「ひゃぁっはっはっはっはっはっはぁぁぁぁぁぁぁ!!!!! イッツゲームタァァイム!」
雪風「ーーーっ!!!」

ズバシュゥッ! ズバシュゥッ! ズバシュゥッ! ズバシュゥッ! ズバシュゥッ! ズバシュゥッ! ズバシュゥッ! ズバシュゥッ! 
フラル「こぉのっ、こぉのっ、こぉのっ、こぉのっ、こぉぉのっ、こぉぉぉのっ、このぉぉっ! おらぁっ! おらぁっ! おらぁっ! おらぁぁっ! おらぁぁぁぁっ! おらぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!ひゃーっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁおおおぉぉぉぉぉぅ!っ!!!」
フラルは身動きの取れない雪風に対してレーザーブレードで幾度も斬撃を加える!!



牛「・・・・・(・・・一方的だ! フラル殿は私欲のためにやっているのか! わからん! なぜそんなことを!! 意味不明だ・・・! まったくもって意味不明だ!! ・・・全てが意味不明、解釈不能だ! 我も、フラル殿も・・・そしてこの欠陥品も!! 何もかもっ!!)」

179偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:54:19 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−1 雪風、機能停止

数分が経過した・・・
・・・辺りは金属の破片とぼろきれの様になった布類が散乱し、雪風は磔にされたままもはや原型を止めていないぐらいバラバラになっていた・・・
しかしは頭内の思考回路と動力回路が破壊されていないため、雪風はうつむいてはいたが、まだ意識があった

雪風「・・・・・・・・・・」
フラル「・・・あぁすっきりしたぁー!!これで血も飛び散りゃぁ文句なしなんだけどなぁ!! まぁ何かぶっ壊すってのは気持ちいもんだ! うへぇへへぇ、へへぇへーへへへへへへへへへぇっ!!! せーの!」
バギン!
再び鉄材で雪風を殴る

雪風「・・・・・」
フラル「・・・おいAWD-003!」
牛「・・・な、なんだっ!」
フラル「一応おめぇに与えられていた任務だからなぁっ!ほれっ!この欠陥品の思考回路破壊しちまいな!!!」
牛「っ!?」
雪風「・・・・・・・・・・」
フラル「どうした!? あぁ! そうか!!刀置いてきちまったんだな!!!ちょっと待ってな」

そういうとフラルはどこかに駆けていった 牛若丸は無言でその場に立ち尽くした

牛「・・・・・」
雪風「・・・・・・・・」
牛「・・・・・・・・」
雪風「・・・・・・・・・・・」

雪風もうつむいたまま動かない


フラル「おーい!   ほらよ! さっさとやちまいなぁ!!」
フラルは牛若丸に刀を投げつけ牛若丸はそれをキャッチした。

牛「・・・・・・了解っ!」
牛若丸はうつむいていた雪風の髪を持ち上げ額に刀の先を向けた

雪風「・・・・・・・ぐ・・・・・ぐぅ・・・ぅじっ、わ・・・・・があぅ・・・・」
牛「っ!」
雪風「が、がぁ・・・ぁ・・・なぁ・・・た・・・・」
牛「け、欠陥品がぁっ!! 滅せよっ!!!」

ガスッ!!
牛若丸がそう叫ぶと雪風に向けられていた刀は一気に額を貫いた!

雪風「・・・・・・・・・・・・・・・・」
牛若丸は少し時間を置いてつかんでいた髪をゆっくりと放し、額に刺さった刀をすばやく引き抜いた

牛「・・・・・・・」
フラル「ひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃぁっ!!!! やったぜい!! ばーか!!!」

ズバシュゥッ!
フラルはレーザーブレードで雪風の首を切り落とした

フラル「ついに欠陥品をぶっ壊したぜぇぃ!!! ーぷっっ! ・・とっりゃぁぁぁ!!!  ロォングキィィック!!」
フラルは斬り取られ転がっていた雪風の頭にツバを吐き、思いっきり蹴飛ばした

牛「・・・っ!」
フラル「ゴーーール!! あっはっはっは! もぅっ! 最っ高!! ちょーお、最高っ!! すんげぇっ!! あっはっはっはっは、ひゃぁぁぁっ ひゃっひゃっひゃっひゃ!!!!!」

牛「任務完了・・・帰館する!!」
フラル「さぁって、と・・・俺も帰っかい!!次のターゲット共との第二ラウンドもあるしぃーっ!!! それまでまたゲームやって待ってよぉーっとぉぉぉぉぉぉうっ!!!

あーっはっはははははははは、ほわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁおおおぅっ!!!!!!!
うっ ひゃっ ひゃっ ひゃっ ひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!! 」




おばはん。「・・・・・・・・・・・・・・・」

180偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:54:50 ID:???

「悪夢」 チャプター 5−2  おばはん。からの紙飛行機(後編)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

雪風がフラルによって殺されたわ・・・・・もう2度と戻ってこない・・・
いい子だったのに・・・残念ね・・・

以上、
────

ド「えっ・・・」
気「ゆ、雪・・・さん・・・?」
偽「い、今なんて言った・・・雪女が・・・」
ド「私に読ませてっ!!」
気「!?ド、ドロップさんっ!」

ド「・・・・・・・・・・・ウソよ・・・」
ロラウ「さっきのお嬢ちゃんか? どうかしたのか??」

ド「ウソよ! 雪ちゃんが死ぬなんてっ! ウソよぉぉぉぉーっ!!!」
偽「ば、馬鹿な・・・あいつが・・・し、死んだだと・・・!?」
s「そ、そんな・・・」

気「・・・・・・」
ド「うっ・・・うぅ・・・ウソよ・・・うぅ・・・」
偽「・・・・・おばはん。さんか・・・間違いないな・・・じゃぁやっぱり・・・」
s「・・・・・・」

ロラウ「おいおい、何みんなしてシケた面してんだよ、さっさとここを脱出しようぜぇ!」
気「・・・っ!?」
ド「う、うるさいっ! あなたなんかに! あなたなんかにわかるものですか!! こ、この・・・このっ・・・こ、この・・・」
偽「・・・行こう・・・」
気「っ!?」
s「あぁ、行こう・・・」
ド「っ! ・・・み、みんな・・・」
偽「俺たちは多くの犠牲を払ってやっとここまできたんだ・・・不知火さん・・・かぐらづき、きさらぎ」
かんな「・・・っ!」
偽「・・・そして雪女・・・・・ここで止まっていてはその人たちに失礼だ・・・・・」
気「・・・・・・・・」
ド「そ、そうね・・・そうだよね・・・」
s「・・・・・行こう・・・なっ?」

ド「う、うん・・・」

ロラウ「っで・・・どうする?お姫様??」
かんな「杖は戻った・・・いく・・・早く艦に戻る・・・あなたの怪我も完全じゃない・・・」
偽「・・・な、なぁ待ってくれ!」
ロラウ「あぁん、どうしたぁ?」
s「俺たちも途中まで連れてってくれ!実は弾切れで進めないんだ・・・」
気「俺はあと40発くらい撃てるけど・・・この先それじゃ・・・」
ロラウ「へぇ・・・どうする?お姫様?」
かんな「・・・そうだったの・・・それならついてきて・・・」
ロラウ「あらら・・・・・まっ、俺も別にいいぜ、貴様ら結構気にいったしな・・・だが命の保障はしねーぜ」
かんな「・・・私が全員守る・・・必ず・・・」
ロラウ「おぉおおっ!? お姫様の本気モードですかぁ!?」

ド「・・・・・」
気「ド、ドロップさん・・・」
ド「大丈夫・・・じゃないけど・・・うん、大丈夫、大丈夫だから・・・気ちがいさんもね・・・」
気「そ、そうですね・・・」

ド「・・・・・・・・・・・・(雪ちゃん・・・もう会えないんだね・・・もっといろいろ教えてあげたかったのに・・・)」
気「・・・・・・・・・・・・(・・・古城で採掘機から助けてくれなければ俺は今頃・・・雪さん・・・)」

181偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:55:26 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−2  今は亡きかぐらづきのもう1人の妹

ロラウ「では、ぼちぼち行きますかいっ!お姫様、敵は頼んだぜ」
かんな「そのつもり・・・」

かくして、偽りの初心者、sss、気ちがい、ドロップ、かんなづき、ロラウディオ、の6人は監禁部屋を出て先に進もうとした

「アァポベェリィ!」
「モ゛ーマ゛ーア゛ァー!」
監禁部屋を出て少ししたところでハンマーや盾を持ったガナードが7、8人襲い掛かってくる!


ロラウ「さぁて御出でなすったぜぃ!」
s「かんなづき!頼んだぞ!」
かんな「・・・・・まかせて」

「ヤェーーイ!」

偽「危ない!!」
かんな「・・・・・」

偽「・・・あ、あれ?」
気「・・・き、消えた!?」

次の瞬間 7,8人のガナードは一瞬にして姿を消した

かんな「・・・」
ロラウ「さぁっすが、お姫様・・・」
ド「・・・な、何したの?」
かんな「・・・みんな・・・どこかにワープさせた・・・どこに行ったかはわからない」
s「・・・自分以外でもワープできるのか・・・」
かんな「sss、私はこっちのほうが得意、自分を正確で安全な場所にワープさせるほうが難しい」
s「そ、そうなんだ・・・ところであの白いヤツは?」
かんな「ぬっへほ・・・戦艦においてきた・・・多分私が帰らなくてさびしがってる・・・」

ロラウ「・・・で、お姫様、この扉と敵がいた方向どっちに進むのが正しい?」
かんな「こっちの扉は行き止まり・・・こっちから行くのが正しい」
ロラウ「へぇ・・・ってお姫様は言ってますが、どうします?地球人の皆さん」
偽「あ、あぁ・・・俺らもそっちに進む予定だったから・・・大丈夫」
気「(よかった・・・)」
ロラウ「じゃ、どんどん行きましょうか」

かんな「・・・sss・・・」
s「な、なんだい?」
かんな「あなたたちの気持ち・・・わかる・・・元気出して・・・」
s「気遣ってくれてありがとな・・・かんなづき・・・」
かんな「私にはお姉さんのほかに大切な人が出来た・・・・・あなたたち・・・お姉さんと仲良くしてくれたあなたたち・・・必ず私の力で守る・・・・・」
s「・・・お前はすごいな・・・とても子供とは思えない・・・」
偽「(かぐらづき・・・お前の妹も・・・すごいな・・・・・すごいよ、本当に・・・)」

ロラウ「・・・・・(ふぅん・・・)」

182偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:56:01 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−2  レオスダードの考え(前編)


「やめろぉっ、やめろぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

ト「すいません! これも任務なんです! やらないと僕達が廃棄されるんですっ! 死んでください!!」
ズダダダダダダダダダダダダダダ!!

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」


ト「ふぅ、これでこちらの方面の人間たちは全員ですかね・・・って、あれ?レオスダード?」


レ「ふぅむ・・・なるほど・・・AWDシリーズたちはこうやって作られているのですか・・・」
ト「レオスダード・・・まだデータを読んでいたのですか・・・」
レ「あぁトランディスタ、おかえりなさい・・・任務は終わりました?」
ト「レオスダードもちゃんと働いてくださいよ! そうすれば早く終わるのに!!」
レ「すいませんねぇ・・・隊長様から頂いたこのデータに興味を惹かれてしまいまして・・・」
ト「・・・何のデータなんですか?」
レ「あぁ、この仮想世界に関する事が一通りまとめられているデータ端末です。」
ト「でもそれって僕たち作られていたときに知識として外部入力から一通り学びましたよね?」
レ「えぇ、ごもっともです。しかしこのデータは更に詳しく書かれたことが載っているのですよ・・・たとえば隊長様の最終目的は何だと思います?」
ト「え・・・わ、わからないです・・・」
レ「ここの人間という知的生命体は非常に好戦的なのですよ。そして戦うたびに何か知識を得て成長しているそうなのです。ですから隊長様は人間を量産、調整し意図的に戦わせて更なる発展の遂げさせようというわけです・・・しかし人間は」
ト「あ、あぁ・・・何のことだかさっぱりわからないです・・・」
レ「ふむ、まぁ難しい話かもしれませんね・・・」
ト「ところで、はやくやっちゃってくださいよ!!僕たちが隊長様から言われたことはここの生き残りたちの抹消ですよ!?」
レ「あぁ、いいですよトランディスタ、あなたがやっちゃって・・・」
ト「えぇ!?僕だっていやなのに・・・レオスダードも銃器で生き物を狩るのはおもしろいでしょう!?」
レ「まぁ嫌いではありませんが・・・私はどちらかというと一人の者を死なせないようにいたぶる方が好みですので・・・そう・・・虫の足を一本一本引き抜き千切っていくかのようにですね・・・ふっふっふ」
ト「そそそそ、そ、そ、そう、そうですか! ・・・と、とにかく僕がやっちゃいますよ!!次はちゃんとやってくださいよ!!」
レ「はいはい・・・わかりました」
ト「・・・い、いってきます!」

レ「3回目の出撃ぐらいからきちんと動きますので」
ト「・・・えぇぇぇっ!?」
レ「ほらほら、早く行きなさいっ」
ト「もぉ!」

レ「さぁて・・・AWD-002、雪風・・・これが組織を離別した超戦闘用AWDですか・・・ふむ・・・・・なるほど・・・ん、丁寧ですね、AWD-002との交戦記録を録画した動画まであるなんて・・・Quick time形式で保存されていますね・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

レ「ふぅむ・・・・・隊長様の行いが・・・間違っていると・・・・・・・間違っている・・・間違え・・・・・・・・・・・んー?」

レオスダードは再びウェスカーの目的についてのデータを開いた

183偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:56:32 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−2  レオスダードの考え(後編)

レ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そういうことですか・・・・・隊長様、否、アルバート・ウェスカー・・・私たちはあなたの野望の・・・これは・・・気に入りませんね・・・」

ト「レオスダードォ!!」
レ「・・・おやおや、帰ってきたようですね」
ト「もう終わったよ! 全員抹消したよ!!」
レ「何人くらいいましたか?」
ト「えぇと5人くらいかな・・・楽でしたよ!」
レ「そうですか・・・・・ところで話は変わりますが」
ト「な、何?」
レ「・・・あなた隊長様を裏切る、などと思ったことあります?」
ト「えっ!?な、な、な、な、な、何言ってるんですか!!?」
レ「あら、その顔はひょっとして・・・図星ですか?」
ト「ちちちちちちちち、ち、ち、ち、ちがいますよっ!ま、真逆ですよっ!!たたた、た、隊長様を裏切るなんて、て・・・そ、そんなこと思ったら廃棄されますよっ!!」
レ「そうですか・・・ふぅむ・・・」
ト「な、な、なんでいきなり、そそそそそ、そんな、は、話を・・・も、もしかして・・・レ、レオスダード・・・まままままま、まさかっ」
レ「いえいえ、このデータを見てましてね・・・ちょっとあなたに意見を聞きたくなっただけです。安心なさい、私は隊長様によって作り出されましたから、そんな考えは起こしませんよ。」
ト「そ、そうですか・・・よかった・・・は、早く帰りましょう」
レ「そうですね・・・」
ト「ところでレオスダード、データを見て勉強するのもいいですけど、次からはちゃんと働いてくださいね!」
レ「わかっていますとも・・・」
ト「よかった、じゃぁいきましょう」
レ「勘違いなさらないでください。あと3回ほどしたらです」
ト「えぇ!? もぉ! レオスダードォ〜!!」


レ「・・・・・・・(ウェスカーは人間を量産、調整し意図的に戦わせて、否、戦争させて更なる文明の発展を促し、その戦争から生まれた知識を独占する気なのでしたね・・・戦争は人間同士でやるのですから当然犠牲はでます・・・無論私たちも戦地へ送り出されるでしょう・・・つまり私たちはその文明の発展のための使い捨てに値するだけの存在なのですか・・・

随分と勝手な理由で、たくさんの犠牲を払ってまで私達を作ったのですね・・・アルバート・ウェスカーとやらは・・・・・このままこの組織に残った場合はウェスカーの理想が成就した後死ぬか殺されるまで文明の発展の道具として戦わされ、離別してこの世界で暮らす場合は離別した時点で見つかったら確実に殺され、更に生き残ったとしてもこの世界は仮想世界・・・まったく楽しみがないでしょう・・・・・・・・・

・・・・・サンプル達・・・偽りの初心者、sss、気ちがい、甲賀、コント×55号、8w・・・そしてAWD-002・・・いえ、今の正式名称は「雪風」ですね・・・あの方々はこの世界を抜けようとウェスカーたちと戦い打倒しようとしているとデータにあります・・・


彼らに就けば・・・・・いえ、まぁ彼等の味方につくかどうかはともかくウェスカーの組織からは離別させてもらいましょうか・・・
・・・まぁ、なんにしても・・・・・もう少し色々と調べる必要があるみたいですね・・・)」

184偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:57:52 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−2 故障か、それとも・・・ (前編) 

牛「・・・・・・」
ウェ「よくやった、フラル、欠陥品を抹消したそうだな」
フラル「はっはっはぁーっ! どうよ、隊長!? この調子で第2ラウンドもいくぜぇい!! その前に何かやることある?」
ウェ「今のところは問題ない・・・貴様やAWD-005や新人類達の活躍で不必要な人間共は確実に減ってきている・・・その第2ラウンドとやらまで休んでいるがよい」
フラル「ひゃっほーーーい!! さぁっすが隊長!!! 第2ラウンドでサンプル共も捕まえてやらぁ!!! ひゃっひゃっひゃっひゃぁぁぁ!! ま、期待しててくれなぁ!!!」
ウェ「ふっ・・・頼もしいものだな・・・・・」
牛「・・・・・」
ウェ「AWD-003!」
牛「っ! は、はっ!! 何でありましょうか!?」
ウェ「貴様も待機していろ」
牛「・・・りょ、了解です・・・・・」
ウェ「んん? AWD-003、機器の調子が悪いのならばinazuma400に状態の確認をしてもらい、必要ならばメンテナンスを施すのだ」
牛「はっ!隊長殿、申し訳ありませんっ!」

レ「レオスダードとトランディスタ、ただいま帰館しました!」
ウェ「ご苦労・・・貴様らも休んでいるが良い・・・」
レ「・・・・・」
ウェ「レオスダード!」
レ「・・・なにか御用でしょうか、隊長様」
ウェ「この組織及び世界のことを調べることは一向に構わん、だが任務はこなしてもらわなければ困る」
ト「(ほーら、言われた・・・)」
レ「・・・申し訳ございません・・・しかし興味深いデータが見つかりましたが・・・お聞きになりますか?」
ウェ「ほぉ・・・聞かせてもらおうか」
レ「雪風・・・否、欠陥品のAWD-002のことに関して調べておりました・・・別の観点から観察し思考回路を照合して・・・更に・・・・・・」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



レ「ふふ・・・ウェスカーの脳髄のデータはしっかりキャプチャーさせて頂きましたよ・・・ふふふ・・・・・・ん?」

牛「・・・・・(さっきからこの何かまとわり着く様な思考が消えない・・・不要だ、不要だ・・・消去できん・・・くそっ!)」
フラル「おい、木偶人形!」
牛「っ!!? フラル殿か・・・どうなさった?」
フラル「おいおい、とぼけんじゃねーよっ」
牛「・・・っ!?」
フラル「今日のおめぇは明らかにおかしかったじゃねーか!」


レ「これはこれは・・・」


牛「む、むぅ・・・わかっている・・・今創造主殿に確認に行くところだった・・・」
フラル「ふぅん・・・それだったらいいが・・・感謝しろよな!」
牛「かんしゃ・・・?」
フラル「隊長様にはおめぇが任務中おかしかったって事は黙っておいてやったんだからな! へっ!」
牛「・・・・・意味不明」
フラル「・・・あぁ!そうかそうか・・・おめぇら機械だもんなっ!使うわれるか、捨てられるか・・・だもんな、意味がわかんなくて当然だっ!わぁりぃわりぃ!」
牛「・・・・・・・」

フラル「じゃっ、そういうことでぇ・・・」

185偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:58:22 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−2  故障か、それとも・・・ (中編)

牛「・・・・・以前はわからなかっただろう・・・フラル殿の言ったことの意味が・・・だが・・・・・何故か今ならわかる・・・そう・・・もしフラル殿が我があの欠陥品を破壊するときにおかしかった事を隊長殿に伝えていたとしたら・・・我は隊長殿の命で破壊、廃棄されていたかもしれん・・・・・だからフラル殿は隊長殿にはそれを伝えなかった・・・ということになる・・・
かんしゃしろ・・・感謝しろ・・・感謝しろ、というのか・・・・・
我はフラル殿に助けられたというのか・・・・・わからん・・・


・・・・・・・・なんだ?・・・・・欠陥品・・・・あの・・・欠陥品・・・・・不必要なデータ・・・消去・・・消去・・・
消去・・・・・欠陥品を・・・欠陥品・・・AWD-002、消去・・・消去、消去、消去、消去、消去、消去、消去、消去、消去、消去・・・抹消・・・消去、消去・・・

───────────────────────────────────────
in「・・・・・」
ウェ「ついに完成したのか」
in「はっ! 今スイッチを入れます!」

AWD-003「ウィー・・・各部正常、AWD-003起動・・・」
ウェ「ふっ・・・いい出来だな・・・」
AWD-003「隊長殿・・・あなたは隊長殿でありますか?」
ウェ「そうだ、そのとおりだ・・・貴様は」
AWD-003「我はAWD-003、任務遂行用コードネーム・・・」
AWD-002「ウィーウィーウィー・・・」
in「おかしいな・・・AWD-002は不調みたいです」
AWD-002「あぁ・・・えぇと、まずは起動からだ・・・えぇと自己修復型サイバーセル異常なし、っと・・・えぇとそれから」
ウェ「・・・」
AWD-002「あぁ早く起動しなきゃ・・・みんなが見てる、見てるっていうのに・・・あぁん!」
in「・・・・AWD-002は不調みたいです・・・」
ウェ「AWD-003はよい! AWD-002は即刻廃棄せよ!」
AWD-003「AWD-002の起動のプログラムが曖昧なのではないですか? 我が・・・」
AWD-002「ウィィィィィ・・・あっ!」
in「おっ!動いたぞ!」
AWD-002「あぁ! あ、あ、あ、え、AWD-002! か、各部異常なし! き、起動完了!!」
ウェ「・・・inazuma400よ」
in「はっ!」
ウェ「ターゲット共は既に1−1地点を通過した・・・余裕がないから急げ、とはいったがターゲット共の成長の補佐につけるためのAWD-002がこのような欠陥品ではまかなえん!」
in「わ、わかってます! し、しかしぃ・・・」
ウェ「・・・しかたない・・・今すぐAWD-002を1−3地点へ向かわせろ!」
AWD-002「え?な、な、な、なんですか、それっ!?」
ウェ「・・・・・」
in「・・・はっ!りょ、了解です!さぁ早くこっちに来るんだ!」
AWD-002「えぇ・・・!?な、なんでですかぁ!?」

AWD-003「・・・AWD-002」
AWD-002「はい!? あなたは??」
AWD-003「AWD-003、任務遂行用コードネーム_牛若丸だ、貴様はAWD-002任務遂行用コードネーム_雪女、だ」
AWD-002「あ、そ、そうみたいですね・・・じゃない、そうですね!!」
AWD-003「・・・時間がない、今からデータを転送する、それをもとにして行動しろ!」
AWD-002「あ、あありがとうございます! 牛若丸」
AWD-003「我はAWD-003だ・・・それは仮名のようなものである」

AWD-002「あ、あぁ・・・すいません・・・」

186偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:58:53 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−2  故障か、それとも・・・ (後編)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

牛「消去できん! どういうことだ!! くそぉっ!!! ・・・・・奴は倒れた・・・破壊した! 抹消した! 任務は成功した! 奴のデータは不必要だ! なのに・・・なのになぜデータを消去できん!! 意味不明! 理解不能!!



───────────────────────────────────────
牛「・・・・・・了解っ!」

雪風「・・・・・・・ぐ・・・・・ぐぅ・・・ぅじっ、わ・・・・・があぅ・・・・」

牛「っ!!」

雪風「が、が・・・・・・なぁ・・・た・・・・」

牛「け、欠陥品がぁっ!! 滅せよっ!!!」

ガスッ!!
────────────────

あの時・・・あの時が・・・あの時の映像が思考回路から離れない・・・・・そして、この何かまとわりつくような思考・・・
我が止めを刺して・・・奴は欠陥品、破壊されて、廃棄されて当然だ・・・我が・・・我が止めを刺して・・・

・・・・・・・ふっ・・・我は壊れているようだな創造主殿・・・・・
・・・・・創造主殿、創造主殿・・・創造主殿!? ・・・創造主殿ならばこの原因が何かわかるかもしれない!!!」



レ「ふむ・・・牛若丸、ですか・・・・・・超戦闘用AWDながらあの戸惑いはおかしすぎますねぇ・・・なにがあったんでしょうね」

187偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 22:59:25 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−2  欠陥品

in「・・・(雪風・・・堕ちたか・・・)」
お「inazuma400さん・・・」
in「おばはん。さんか・・・」
お「・・・もう、わかっていると思うけど」
in「あぁ、わかってるよ・・・」
お「・・・・・」
in「悲しいですかい?」
お「・・・ちょっとだけね・・・あの子はこっちに縛られないで偽りの初心者さんたちと行動できてたから・・・そういう意味じゃ私にとって少しあこがれったのよ・・・」
in「・・・俺はあいつにも賭けていた・・・だがあいつは沈んだ・・・・・でも希望はなくなったわけじゃない・・・」
お「偽りの初心者さんたちね・・・」
in「あぁ・・・・・人間達が・・・勝利する確立が少し低くなっただけさ・・・」
お「・・・・・・・・・」
in「・・・(雪風、雪風っ・・・雪風ぇっ!!)」

お「・・・・・あら、お客さんが来たみたいね、私は外れるわ」
in「・・・・・・・・・」
牛「創造主殿・・・」
in「(牛若丸か・・・)入って来い」
牛「創造主殿・・・思考回路の点検を頼む・・・その前に・・・」
in「どうした・・・?」
牛「申し訳ない・・・本当に申し訳ない・・・創造主殿、欠陥っ、否、AWD-002に止めを刺したのは我だ・・・」
in「・・・・・なんで誤る」
牛「・・・何?」
in「なぜそこで謝罪する必要がある・・・お前は命令のままに動く機械だろ? お前は任務を遂行、成功したただけだ・・・なぜ謝罪する・・・」
牛「それは・・・・・そ・・・創造主殿にとって奴の存在は創造主殿の希望だったと申しておられた・・・だが、それを我が・・・ 」
in「・・・・・・・・・」
牛「創造主殿! 我は狂ってきている!! 早急に我の思考回路の再フォーマットをっ! このままでは・・・このままではいずれあのAWD-002のようになってしまう!! そうなればいずれinazuma400殿は!!!」
in「・・・なぜそう思う? なぜAWD-002のようになると思う?」
牛「日常我が存在する中でいくつもの意味不明な思考が生まれてきている! これは・・・これは・・・・・」
in「・・・・・」
牛「さっきの出来事もそうである! AWD-002を破壊した時の状況が・・・思考回路に焼きついたように消去できない・・・そしてこのまとわりつくような落ち着かない思考・・・意味不明だっ、意味不明だ!」
in「・・・お前、悲しんだな、苦しいんだな・・・」
牛「どういうことでありますか!?」
in「簡単に言えばお前は本当は雪風を殺したくなかったんじゃないか? 自分で殺したことを嘆いているんじゃないか?」
牛「そ、そんなことはないはずだっ! 否、ありえない!! 奴が存在する事は・・・inazuma400殿の身が・・・」
in「・・・・・お前がおかしいのは良くわかった・・・んで、どうしたいんだっけ?」
牛「思考回路の再フォーマットをっ! 早急に!!」
in「・・・・・かまわないが・・・なんでそんな思考になったのかが気になるな・・・それがわからなきゃ嫌だな」
牛「創造主殿!!」
in「今後作るAWDシリーズの参考にしようと思うんで・・・理由がわからなきゃまたお前みたいのが生まれてしまう可能性があるだろ?」
牛「むぅっ!」
in「そういえば同じような質問を雪風にもしたっけか・・・はは、なつかしいな」
牛「・・・・・・我は欠陥品か・・・」
in「まぁいい、応急処置みたいなのはしてやるよ」
牛「・・・礼を言う・・・創造主殿・・・」
in「ただ、その間にお前がなぜそのように思ってしまったのか・・・考えてもらうぞ」
牛「・・・・・・・・・了解・・・」
in「時間は雪風の時と違っていっぱいあるんだ・・・よく考えることだな・・・」
牛「・・・・・・・・・」
in「じゃ、お前を改造する・・・そこに寝ろ」
牛「・・・・・・・・・」

レ「・・・ふぅむ・・・まぁ時間はいっぱいありますから・・・といっても限られていますがね・・・

私も少々遊ばせてもらいますよ・・・」

188偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:00:07 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−2 死体廃棄場の少女(前編)

レ「ふぅ・・・そろそろ時間ですので出来損ないさんのところでも行くとしましょうか・・・」

シュー・・・

?「・・・・・ゲホッ、ゲホッ・・・うぅ・・・」
レ「あぁ、こんにちは・・・」
?「あ、あなた・・・ま、またきたんですか・・?」
レ「あ、私が来て嬉しいんですか・・・」
?「・・・うれしくなんかないですけど・・・」
レ「あら、私は邪魔ですか・・・じゃぁご飯も要りませんね、それでは」
?「あっ・・・待って! そ、そういうわけでは・・・」
レ「ふぅむ、どちらでもないとしたらどういうわけですか」
?「えぇと・・・その・・・うぅぅ〜・・・」
レ「まぁそれは置いといて・・・随分綺麗になりましたねぇこの下処理場も・・・」
?「えっ・・・」
レ「臭いもだいぶおさまりましたし・・・あなたはお掃除が上手なようですね」
?「えっ、そ、そう・・・・・あー・・・あ、あの・・・・・」
レ「どうしました?」
?「・・・と、とても・・・うれしいです・・・あ、ありがとうございます・・・」
レ「・・・まぁ出来損ないにしてはという意味ですが・・・私や隊長様やinazuma400様ならばもっと綺麗に早く掃除できますね」
?「・・・・・ひどい・・・」
レ「ま、せいぜい頑張って掃除してください・・・ここが終わったら次の場所があるので・・・あなたは使い捨てなのですから死ぬまで掃除です・・・(そう、私やトランディスタや死んだバリョームと同じく・・・どちらにしろこの方も私達と同じ使い捨てなのですね・・・)」
?「・・・・・・・・うぅ・・・う、うぅ・・・うっ・・・うぅぅぅ・・・」

レ「あらあら、また泣いてしまいましたか。まぁそれは置いておいて・・・そうそう、今日はあなたにご飯ととっていい話を持ってきましたよ」
?「うっ・・・うっ・・・うぅ・・・聞きたくない・・・また私を・・うっ・・・・・・」
レ「あら、そうですか・・・ここから抜け出せるかもしれない話だったのですが・・・」
?「えっ・・・」
レ「聞きたくないのならば仕方がありません・・・それでは」
?「ま、待って!!」
レ「・・・聞きたいですか?」
?「・・・・・・・」
レ「あら、そうですか・・・じゃ、そういうことで」
?「ま、待って! ききたいです! 聞きたい!!」
レ「では、話しましょう・・・私は近いうちにこことの縁を切って離別しようと思います。」
?「え、・・・どうしてですか・・・?」
レ「・・・まぁ、簡単に言えば・・・この組織が飽きたんです・・・いろいろ理由はありますが、その事はもしあなたと一緒に離別したとして落ち着いたところ改めて説明します。」
?「えっ・・・私・・・わ、私と・・・? じゃ、じゃぁ私も一緒に行っていいの?」
レ「えぇ、そのためのお話です・・・どうです?」
?「行きたい! 行きたいです! ・・・でも、その後どうするの?」

189偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:00:45 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−2 死体廃棄場の少女(後編)

レ「あなたを殺します。」

?「っ・・・・・・・・・やっぱり嘘・・・」
レ「そう、それも、じわじわとなぶり」
?「嫌っ!」
レ「ふふ、冗談ですよ・・・」
?「・・・・・」
レ「・・・あぁでも離別するって言うのは嘘じゃありません・・・どうです? あなたの命の保障はしませんが、ここで一生送るよりはずっといいと思いますが・・・」
?「・・・・・・う・・・うん・・・いく」
レ「そうですか、わかりました・・・」
?「・・・でも、なんで・・・なんで私を?」
レ「まぁ一人で行くのも良かったんですが・・・ついでに、です・・・」
?「・・・・・ついで・・・?」
レ「えぇ、あなたをからかうのはなかなか面白いのですので・・・ふふ、暇つぶしの時に、という事です」
?「そんな理由で・・・ひどい・・・」
レ「では私はそれが成功するのに色々と調べ物をしなければなりませんので・・・それでは」

?「あ、あ・・・さ、さようなら・・・えぇと・・・」
レ「私の名前はエスタトメント・レオスダードです・・・」
?「あ、ありがとう・・・レオスダ」
レ「さようなら、出来損ないさん・・・」

?「っ・・・・・・・・」





レ「さぁてと・・・調べ物に入る前にちょっと確認したいことが・・・」

レオスダードすさまじい勢いで走り出した

レ「ふぅむ・・・随分といろんなものが散乱していますね・・・鉄屑と・・・これは何かのパーツの破片のようですね、こっちは布・・・白い布ですか・・・ひどいですね、こんなにバラバラにして・・・ただ壊されたわけではないですねこれは・・・・・えぇと・・・・・・・・」

レオスダードは周辺を調べ始めた

レ「ん、これがそうですね・・・きたないですね・・・これは唾液ですか・・・? それはさて置き、以外に破損はしていませんね、穴が開いていてぇ・・・・・・・・ん? これは確か・・・ ほぅ これはこれは・・・


・・・ふふ・・・・・あの御二人に知らせてあげましょうか・・・
・・それに、なんとなくですが全てが見えてきましたよ・・・牛若丸が変な行動をする理由もあの戸惑いも・・・ふふ・・・面白いことになってきましたね・・・あとは」

190偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:01:28 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−2  やっとの事で・・・

一方、偽りの初心者達の方はかんなづきのワープ能力のおかげでゴミ処理場のアイアンメイデン、溶鉱炉での戦闘、軽々と攻略しスムーズに足を進めていた
そして現在その先の1匹目のリヘナラドールを消して(どこかにワープさせて)少しきたところである

気「気をつけてください!またいますから!!」
リヘナラドール「へへへーへへへー・・・」
かんな「消えて・・・」

リヘナラドール「・・・・!?」

s「(こいつ・・・・・怖いな・・・台詞と顔が合いすぎ・・・)」
偽「やぁれやれ・・・多分だけど不知火さんのメモにあった強化型リヘナラドールだよな・・・? 俺達があんな苦労してたのに一発だ」
ド「まぁ何の問題もなく進めてるんだからいいじゃない」
ロラウ「そういうこと、さ・・・そこのシャッターもあけて」
かんな「そこのシャッターこわれてるみたい・・・」
ロラウ「あぁん? 参ったなそりゃ・・・」
偽「あぁ、ちょっと裏技があってなあっちの部屋にある緊急の開閉ボタンを押してだな」
かんな「必要ない・・・破壊する・・・」
ロラウ「おぉっとぉ!お姫様の必殺技が出るぞぉ!」
気「えっ?」
かんなづきは杖を前に出して構えた

かんな「みんな伏せて・・・」
s「な、何すんだ?」
かんな「sss、死にたいの?」
s「へ?」
かんな「ふ・せ・て」
s「す、すません・・・(こえぇー・・・)」
かんな「・・・全方位拡散指向性レーザー砲、発射」

キュゥゥイイン、シュゥン、シュン!シュシュシュシュシュシュゥゥン!!!
かんなづきの持っていた杖が光だし、その光が他方向へと分裂し道をふさいでいるシャッターに向かっていった!

ロラウ「さすが、お姫様・・・シャッターにおっきな穴が開いちまったぞ」
s「すげぇ・・・」
気「かんなづきさん、ワープ以外にも攻撃が出来るんですね」
ド「すごいじゃない!」
かんな「・・・他にも高収束指向性レーザー砲、他方向無差別反射レーザー砲とか、できる・・・」
s「すげぇ名前の技だな・・・もうちょっと可愛い名前にしたらどうだ?」
ロラウ「それは俺も言っているんだがなぁ・・・」
かんな「・・・他に名前が思いつかない・・・sss、考えてくれたら採用する・・・」
s「いや、俺もわかんない・・・」
かんな「そう・・・残念・・・」
偽「・・・・・・・・・・・・・・(それにしても・・・レーザー砲って・・・「砲」、て何だよ「砲」って・・・・・自爆したあの人が技の名前聞いたらすげぇ興奮しそうな名前だな・・・・・・)」
ロラウ「さっ、早く進もうぜ!」

ロラウ「道が二つあるな・・・ひとつは大きな扉で、もうひとつは普通に開きそうな扉だな・・・」
かんな「左が順路・・・右は行き止まりで・・・誰かいる・・・」
気「あぁ、それは武器商人ですよ」
偽「あ、そ、そうだ!!弾を補給してもらわなきゃ!!」
ド「そうだったわ!!」

ロラウ「ふーん、お前達は右の扉に行くのか」
偽「あぁ、ちょっと訳ありでね・・・」
ロラウ「ふっ、じゃぁここでお別れだな」
気「えっ・・・ここは一緒に行ったほうが・・・」
ロラウ「そうしたいのは山々なんだが・・・俺等はこれでも急いでいるんでね・・・お前達と別れるのは名残惜しいがな・・・お姫様もそうだろ?」
かんな「・・・・・私の助けはここまでみたい・・・sss、もう二度と会えないかも・・・」
s「かんなづき・・・」
ロラウ「確かに、もうこの星には帰ってこないもんな・・・ちょっと俺の愛しのマイダーリン、フラルちゃんに用があるんだがね」
ド「(お互いにやられちゃえばいいのに・・・)」
s「あばよ、かんなづき・・・」
かんな「さよなら・・・みんな、sss・・・あなた達、忘れない・・・」

偽りの初心者、sss、気ちがい、ドロップは右の扉に歩いていった!
ガチャ!!

偽「武器商人っ!!」
クマ「うわぁ! びっくりしたぁ!」
気「27さん!」
クマ「いやぁ、お久しぶりぃ・・・やっとここまできたんだ・・・あと少しですね・・・」
ド「えぇ、そうね・・・」
クマ「あ、充電ですね、どうぞぉ・・・」

ガチャ、ウィィィ・・・

191偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:01:59 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−2 ちょっとだけ説明

偽りの初心者達の銃は構造は不明だが特殊な充電装置で動いている。
故に一度充電してしまえば弾はかなり持つ、しかし、電気が切れると何も出来なくなり充電には時間が掛かるため実弾の時と比べてその辺りは不便である。

・・・さて、この世界に連れてこられてから彼らはかなり進んできた。もしこれがバイオハザード4と同じで終わるのならば最後は近い・・・
ここで彼らがどのようにパワーアップしたのかおさらいをしておこう



───偽りの初心者 [銃剣型強化マシンピストル・二丁拳銃]─────────

このマシンピストルは1分間に両方あわせて約1500発の弾を発射できるものである。(すなわち1秒間に約1.25発)
銃の構造は不明だが電気により稼働し、実弾ではなく空気中の高度な衝撃により、対象物にダメージを与える構造になっている。よって実弾より貫通能力や威力は低いものの連続で撃っていた場合は約1時間作動する。つまりこの点では実弾より優れており、一回の充電は約90000発の弾が装填されるのと同じである。
また銃の先端に鋭いカッターがついているため、接近戦でも戦うことが出来る。
更に偽りの初心者本人がラドールと交戦する前にかぐらづきから貰い受けた能力(身体波動の攻撃衝動の思考を物理エネルギーに変換する能力)により攻撃力は格段にアップする。




───sss [多目的ショットガン・改]──────────────────

このショットガンも偽りの初心者の銃剣型強化マシンピストルと同じ構造で稼働している。
ただ大きく違うのは攻撃方法、その名のとおりスイッチを切り替えることで様々な弾を発射する。
またかんなづきに渡された後は連射速度や威力が若干高くなっている。

単弾砲───────通常弾、まっすぐ衝撃が目標物へ向かう
散弾砲───────発射直後、弾が前方90度に散弾する。接近戦で力を発揮する
空中散弾砲─────発射して少し時間をおいた後、全方向に散弾する弾を発射する。密集している敵、素早い動きの敵に有効である
空中前方散弾砲───発射して少し時間をおいた後、前方に散弾する弾を発射する。普通の空中散弾砲に比べて威力が高い
体内散弾砲─────発射した単弾が対象物の体内に侵入すると散弾し、対象物の内臓(内部器官、機器)を破壊する、えげつない攻撃方法 

またsssはかんなづきより回りの様子がわかる能力を得ている。これにより敵の位置が把握できる。これも身体波動を利用した能力である。



───気ちがい [無反動対戦車ライフル]──────────────────

このライフルはその名のとおり撃った時の反動が大幅にカットされている。よってひるまずに次の行動に移れる。
また、貫通能力、連射速度、弾速など全て地球のものを大幅に越えており、1発の攻撃力は4人の中でトップクラスを誇る。
故に命中した対象物を破砕する時もある。
しかし4人の中で唯一この武器だけは実弾を使用しており、残弾数は限られている

そして最も注目すべき点は気ちがいの空間瞬間移転装置と対衝撃拡散フィールドである。
これらは雪風の持っていた黒い箱から得たものである。
簡単に説明すると気ちがいはワープとバリア(加えて、電磁神経誘導結界キャンセラー、XYZグラビティシステムジャマー)を持っているということである。これにより対物狙撃銃の弱点である接近戦を回避することが出来る。

───ドロップ [ESR (Energie Sword Rifle)]───────────────

ドロップ以外にもバインストウェル・バリョームが使用していた銃
この銃は全体が剣のような形をしている銃であり、偽りの初心者の銃剣型強化マシンピストルと同じく接近戦に使用することも可能である。
また機能は電気を直接使ったものではなく電気より何らかの方法で生成されたエネルギーを使っている。
攻撃方法はsssの多目的ショットガンに似ており、多彩な弾を発射できる。

単弾ビーム砲──────通常弾、単弾砲とも呼ぶ、前方にビーム砲を発射する
拡散ビーム散弾砲────散弾砲と呼ぶ時が多い、前方90度に細かいビーム砲をいくつも発射する
高収束エネルギー衝撃砲─エネルギーを収束し前方に威力の高い広範囲対物消滅の効果のあるビーム砲を発射する。威力は絶大だがエネルギーを多大に消費する

192偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:02:32 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−2 パルティノスドール (前編)

クマ「ところで皆さん、この先は変な虫がいるそうです・・・」

偽「っ!?」
気「虫っ!」
s「虫だってぇ!?、ノビスタドールじゃなくてぇ!!?」
ド「ひょっとして・・・」

クマ「えぇっと・・・詳しくは知りませんが、パルティノスドールっていうハチにそっくりな虫だそうです。」
偽「やっぱりそれか・・・!」
クマ「えっ! もうご存知でっ!? 刺されていませんかっ!!?」
s「大丈夫、まだ会ってないけど、不知火さんが書いたメモでどれくらい危険かは大体わかってるから」
クマ「それはよかった・・・」

ピピーッ
銃が充電完了の合図を点滅させる

クマ「僕から説明しないでもわかると思いますがパルティノスドールは普段は人の肉が好きで鋭い顎で人間の肉を噛みちぎってくるそうです。そしてメスは卵を産み付けてきます! 気をつけてください!!」
偽「あぁ!気をつけるさ!! 充電ありがとよ!!」
s「クマさんも気をつけろよ!」
クマ「あぁ、僕は大丈夫です・・・」
気「・・・え?」
クマ「多分ー・・・僕のこの世界での役割は武器商人ですから・・・ガナードが僕を見ても知らん顔なんですよ・・・」
ド「・・・そうなんだ・・・」
偽「その辺はゲームと同じで律儀なんだな・・・」
s「律儀っていうのかそういうの・・・?」
偽「んー・・・まぁいいや、とにかく行こうぜ!」
気「さようなら、クマさん」

偽りの初心者達は充電を完了させ、クマに別れを告げ扉を開けた
ガチャ

かんな「・・・うぅ」
s「わぁぁ!」
偽「うわぁ!」
かんな「・・・ふぅ、ふぅ、ふぅ・・・はぁ、はぁ・・・」
ロラウ「・・・お前達か・・・あぁ、ビビッた、脅かすない・・・タイミングが悪いぜ」
偽「あれ? お前達、行ったんじゃなかったのか? 何かあったのか??」
ロラウ「いやぁおっかねぇ、お姫様とここあけて扉開けたら変な虫がわんさかいてよ・・・」
ド「変な虫!?」
気「それって、どんなのでした!?」
ロラウ「わかんね・・・ただすばしっこいのは確かだ、お姫様のビームとワープだけじゃ」
s「ってか、かんなづき!? お前どうした!!? 大丈夫かっ!!?」
かんな「・・・・・うぅ・・・う、う・・・え・・・え」
ロラウ「話かけんない・・・大丈夫だ、虫共大勢相手に力を使いすぎて疲れてるだけさ」
かんな「ご、ごめんなさい・・・」
s「わかった、もう話すな、休んでろ」
かんな「・・・・・」
ロラウ「んで、俺はどうしてもこの先に進みたい・・・お前達は武器のチャージは完了したんだってな」
偽「あぁ・・・でもそんなに虫がいるのか!? 」
ロラウ「あぁ、数え切れないほど、うじゃうじゃ・・・」
気「すばしっこい・・・何だろ・・・ノビスタドールかな・・・それとも・・・」
偽「・・・じゃぁここはsssさんとドロップさんの散弾砲が有効になるな・・・」
s「・・・あぁ、そうなるかも・・・」
ド「まかせて!」
ロラウ「ふっ、これも何かの縁だな、立場が逆になっちまったぜ・・・俺達の護衛を頼むぜ」
偽「・・・・・いいだろう」
ロラウ「おいおい、まだ疑ってるのかい? お姫様の姉ちゃんの墓のある星を侵略する気はねーぜ、信用しろよ」
かんな「sss、みんな・・・頼んだ・・・」
s「あぁ、絶対守るからな!」
ロラウ「ほら、たてるか? お姫様」
かんな「・・・大丈夫だ」

193偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:03:04 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−2 パルティノスドール (後編)

ゴゴゴゴ・・・
重い扉を開け、先に進もうとする6人

ザワザワザワ・・・
「シィー・・・」

偽「・・・・・」
ド「ひ、ひぃ・・・」
s「い、いる・・・」
気「こ、これがパルティノスドール・・・!?」

「シャァァァァ・・・!」
扉をあけるとそこにはあちこちでうごめく無数の影が・・・

ロラウ「この野郎、様子見のつもりか・・・!? 虫けらの分際で!」
かんな「っ・・・!」

「キシャァァァァァ!!!」
ブーーーン!!

ロラウ「ん? 失言だったか?」
偽「きたぞ!!」
s「えぇい! 食らえ!!」
ズダダダーン!!

「グギャァァァ!!」

ド「一撃ねっ」

「キシャァァァァァ!!」
「シャァァァァァァ!!」

ロラウ「反対からいっぱいくるぞぉ!」
ド「えぇい!!はぁっ!!」
キュゥイン、ズダダダダダダダ!!

「シャァァァー・・・・」

ブゥーーーン ブブブン、 ブーンブーーーン!!!
「キシャァァァァ!!!」

気「い、いっぱい来た!?」
偽「この野郎!俺だって何も出来ねーわけじゃねーぞっ!!食らいやがれ!!」
ズダダダダダダダダダ!!!

偽「くぅ! 早く、ショベルカーに!!」
ロラウ「あれか!」
かんな「・・・・・!!」


6人は急いでショベルカーの荷台に乗った

194偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:03:36 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−2 せまりくるパルティノスドール! (前編)

s「この野郎!!」
ズダダダーン!!

ド「えぇいっ!」
キュゥイン、ズダダダダダダダ!!

ロラウ「・・・んで? どうすんだい?? って、お前しか余ってねーな・・・」
気「・・・・・」
かんな「・・・・・・・」
ロラウ「お前はライフルだから今の状況に向かないな・・・俺と話でもしてるか」
気「俺がショベルカーを運転する!!」
偽「気ちがいさん!!」
気「み、皆さん・・・ま、守ってくださいね・・・」
偽「じゃぁ俺が守りにつく!ドロップさん、sssさん!!!」

s「はいぃ!? なにぃ!!」
偽「そっちから来るパルティノスドールは頼んだ!!」
ド「わかったわ!」
s「まかしときな!」

かんな「sss・・・」
ロラウ「・・・へぇ、お姫様もお年頃だからなぁ・・・惚れちゃった?」
かんな「・・・ロラウディオ、一度死ね・・・」
ロラウ「残念だね、俺は不死身の男だから死ねないの」
かんな「あっそ」

気「えぇっと・・・採掘機の時とほとんど同じだ・・・これで・・・」

ガガガ・・・バシィン!
轟音と共にショベルカーはシャッターを破壊し、進みだした

気「え、えっ!」
偽「気ちがいさん!」
シャッターを壊した先には無数のパルティノスドールがっ!!

偽「えぇい!!」
ズダダダダダダダダダダ!!!

ブーーー!!
「シャァァァァァ!!」

偽「き、気ちがいさ・・・し、しまった!」
気「えっ!? うわぁぁ!!」

気ちがいの腕にパルティノスドールがのり、産卵管の飛び出た尻を大きく振り上げた!
気「うわぁぁぁぁぁ!!」

ピシュウゥン!
「キシャァッ!?」
次の瞬間、気ちがいの腕の一部分が白く発光し、腕にとまっていたパルティノスドールを弾き飛ばした

気「・・・あ、あれ!?」
偽「そ、そうか! 気ちがいさんはバリアを持ってるから!!」
気「そ、そうだった・・って、偽りの初心者さん!次ぃっ!!」
偽「や、やべぇ!」
ズダダダダダダダダダ!!!

「シャァッ!」

偽「あっぶな!」
気「バリアがあるからいいですけど、ちゃんと見ててくださいよぉ〜・・・」
偽「わりぃ、わりぃ・・・っとまた来た!」

「キシャァァァァァァァ!!!」
偽「死になぁ!!!」
ズダダダダダダダダダダ!!!

キュゥイン、ズダダダダダダダ!!
「グギャァァァ!!!」
ド「来過ぎだよぉー・・・!」
s「へん! 全員片っ端から叩き落としてやる!!」
ズダダダダーーン!!
「グゲウォエェェェェ!!」

s「はっはっは! ざまぁみろってんだ!!」
「アァポベェリィ!」
「モ゛ーマ゛ーア゛ァー!」

「コォゲルロォ!!」

ド「・・・sssさん、な、何か嫌な声が聞こえたの気のせい?」
s「いや、俺も聞こえた・・・ガナードまで気やがった!!」

「デボイアマタールッ!!!」
「テェコォォキィッ!!」

ド「えぇい!受けなさい!!」
キュゥイン、ズダダダダダダダ!!

s「くそぉ!! 敵が多すぎる!! 死になぁ!空中散弾砲!!」
ドォン、ズダダダダーーン!!

「アァァアアアァァァァァー・・・・・」

195偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:04:07 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−2 せまりくるパルティノスドール! (中編)

ショベルカーの荷台にに乗りパルティノスドールやガナードを駆逐しながら進む一行・・・

ド「えぇい! えぇい!!」
キュゥイン! ズダダダダダダ!!!

「オゥ!?」
「シャァァァァァ!!」

偽「それにしても敵が減る気配がねぇな!」

ブォーーーーーーー!!

ロラウ「あん!?」
かんな「これは・・・!」

ブォー、ブォーーーー!!

気「ト、トラックだ!!」

後ろから大型トラックがこちらに向かって突っ込んでくる!

偽「や、やべぇ!!」
気「い、今、このライフルで!!」
偽「駄目だ気ちがいさん! 気ちがいさんは今は運転に集中して・・・って、また虫がきやがった!!」
ズダダダダダダダダ!!
「ギャァァァァァ!!」

気「そ、そうか・・・」

ブォォォォ! ブォ、ブォーー!!!

s「く、くるぞ!! ど、どうすんだよ!?」
ド「わ、私に任せて!! こ、この!!」
キュゥウイィィーーーーン!

ロラウ「おぉう!? 何だ何だぁ!?」

ブォーーー!!!!
大型トラックとの差がどんどん縮んでいく!

ド「これで消えてぇぇぇぇ!!」
バシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!

ブォーッ
バギャギャギャギャーーーン!!!!!
ビーム砲が命中するとトラックはすさまじい爆発を起こし動かなくなった

196偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:04:37 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−2 せまりくるパルティノスドール! (後編)

ド「やった!」
s「おっしゃ! まわりにいた虫もガナードも今の爆発で吹っ飛んだぜ!! ナイスドロップさん!」
「シャァァァァァァ!!」
s「うぉ!?」
1匹sssに向かいパルティノスドールが突っ込んでくる!

ズダダダダダダダ!!
「ギャァァァ!!」

s「─ったく、油断もスキもありゃしねぇ・・・」
かんな「sss、気をつけて・・・」
s「あ、あぁ!ご、ごめんよ!大丈夫だ!」
「ふぁあい!」
上からガナードが荷台に飛び降りてくる!!

かんな「・・・わっ!」
s「やべ!!」
ロラウ「ふん、こっちはまかせな」
バシッ!

「うおぉぉぅ!?」
ロラウ「そぉらよ!」
ズグシャァァ!!

s「えっ!?」
ロラウディオはガナードを殴ったかと思うと手を交差させガナードの頭をつかみそのまま引き裂いた!

s「・・・ひぇぇぇ・・・」
「シャァァァァ!!!」
s「う、うわ」
sssの肩にパルティノスドールがとまった! しかし次の瞬間パルティノスドールの姿が消えた

s「すまん、かんなづき・・・」
かんな「大丈夫・・・」
ロラウ「おら、何よそ見してやがる!早く虫けら共を蹴散らしてやれ!」
s「お、おぅ!すまない!!ありがとな、かんなづき!!!」
かんな「・・・・・うん」

ロラウ「おぉう、いいムードだねぇ・・・」
かんな「・・・」
ロラウ「無視かいな・・・」
かんな「虫だけに?」
ロラウ「うまいな・・・って俺は虫かい!!」
かんな「・・・・・」
ロラウ「俺は無視かい!!」
かんな「うん、むし・・・」
ロラウ「そりゃぁどっちだい!?」

ががががががが!
ショベルカーを運ぶための大型リフトの扉が開いた!

偽「よっしゃ!ここまで来・・・」
ド「キャァァァァ!!!」

気「ど、ドロップさん!? って、うわぁぁぁ!!」

今来た道から大量のパルティノスドールが押し寄せてくる!!
s「撃て!撃てぇぇぇぇぇ!!!」
ズダダダダダダダ!!!

キュィン! ズダダダダダダダ!!!

s「減らない!減らないぞ!!」
偽「くそぅ! 何だよ!あの数!!」

ショベルカー本体ががリフトに全て乗り、扉が閉まろうとしていたが閉まる前にパルティノスドールの大群がこちらに来ることは誰の目から見ても明らかだ!

偽「うてぇ!うてぇぇぇ!!! みんな撃つんだ!!!」
ダダダダダダダダダ!!!
ズダダダダダダダ!!!
キュィン!ズダダダダダダダダダダ!!!

しかし、パルティノスドールの勢いがとまることはない!!
もう間に合わない!!

ロラウ「あらあら・・・もうゲームオーバーかな?」
かんな「く・・・あれだけの数・・・ワープできない・・・」
s「く、くそぅ!!数が違いすぎる!!」
ド「駄目・・・」
偽「も、もう駄目だぁぁぁ!!!」
気「うぅ・・・」

197偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:05:08 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−2 謎の強者(前編)

「シャァァァァァァ!!」

?「ふふふ・・」
突然目の前に見たこともない何者かが荷台の上に現れた!

偽「だ、誰だ!?」
かんな「この人・・・気配感じなかった!?」

?「さぁ、行きますよ・・・」
謎の者は両手を前に出した 次の瞬間!
ヒュゥゥゥウウウーーーーーー!!!!

「・・・!」
大群のパルティノスドールが一瞬にして全て凍りついた!!

偽「なっ!?」
s「こ、凍った!?」
気「あ、あなたは・・・」
ド「雪ちゃん・・・雪ちゃんなのっ!?」
?「・・・雪ちゃん? 誰のことでしょうか? 残念ながら違いますね・・・」
ド「えっ!? だ、だって・・・あ、あなたは!?」

ショベルカーを運ぶためのリフトの大きな扉がゆっくりと閉まった

偽「お、おま・・・えっ!? そんな!!?」
気「う、うそ!?」
レ「こんにちは、お初にお目にかかりますね・・・私はエスタトメント・レオスダードと申します」
s「き、気ちがいさんにそっくりだ・・・! 微妙に違うけど・・・」
レ「・・とりあえず、リフトを動かしますね、お話はそれからですね」
レオスダードと名乗るものはリフトの起動スイッチを指差し少し動かした
するとリフトを動かすためのレバーが下に下がりリフト上昇し始めた・・・

198偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:05:38 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−2 謎の強者(後編)

ド「な、何なのこの人・・・いろんな意味ですごい・・・気ちがいさんに似ているということも・・・」
ロラウ「で、俺達を助けてくれたのはいいけど、お前さんはどこの誰なんだい?」
レ「おやおや、名前は申したはずですが・・・」
ロラウ「名前じゃねぇよ、どこの所属だよ」
レ「んー・・・それはちょっと言えませんね・・・」

偽「・・・お前・・・ウェスカーのところの奴か!?」
s「偽りの初心者さん!?」
レ「・・あらあら・・・それは何ですか?」
偽「たぶらかす気か・・・」
レ「・・・ではなぜそう思います?」
気「偽りの初心者さん、いくらなんでも助けていただいたのに失礼じゃないですか?」
偽「・・理由だが・・・まず気ちがいさんと似ているということ! これはフラルとかと同じでクローンじゃないかってことだ・・・そして、俺等を助けたのだって仮にお前がウェスカーの組織の者だったら説明がつく・・・お前等は俺等がほしいんだから死んじゃ困るもんな・・・・・もし、ちがったら・・・申し訳ない・・・」
レ「ふふ・・・するどいですね、それでこそ優秀なサンプルたちです」
気「!?」
ド「その言い方は!?」
偽「・・・やっぱりか」
レ「ご名答、私はウェスカーの組織の者です・・・そこにいる、気ちがいという者のクローンでして、調整された人間、ウェスカーの言葉を借りるならば新人類に当たるものです」
気「俺の!? 新人類!!?」
ロラウ「だからなんとなく似ているのか・・」
レ「ちなみにそちらにいるサンプルナンバー259199 偽りの初心者、 サンプルナンバー259200 sssのクローンもいますよ、もっともsssのクローンのバインストウェル・バリョームはもう既に死んでいますが・・・」
s「何!?」
かんな「・・・sss、お前クローンだったの・・・」
s「待てぃ!俺はクローンじゃないって!」
かんな「・・・足はあるのに・・・」
s「死んでないって!!」
かんな「冗談・・・(おもしろい・・・)」
レ「・・・ふふふ」

気「!?」
レ「面白い方々ですねぇ、おまけに・・」
ド「な、なによ!?」
レ「あの出来損ないはあなたのクローンですかね・・・また随分と違いますがなんとなく面影はありますね」
ド「で、出来損ない!? 何の話よ!! 失礼ね!」
レ「あぁ、大丈夫です、やっぱりオリジナルとは大きく違いますね・・・オリジナルのほうはお美しい・・・」
ド「え?」
レ「とても綺麗な方ですね」
ド「そ、そう・・・あ、ありがとう・・・」
偽「・・・・・」
レ「ふふ・・・やはりあなたは仏頂面ですね・・・しかし、攻撃して来るそぶりも見せませんね、何故です?」
偽「・・・何故だ?」
レ「・・・?」
偽「何故お前は俺等を捕らえない」
レ「・・・ふむ」
偽「ウェスカーは一度『もう十分成長した』って俺達を捕まえようとした・・この時は雪女が自爆してくれたおかげで助かったが・・・
さっきのパルティノスドールを一瞬で凍らせる能力、超能力でスイッチを起動する能力・・・あれだけの力をお前は持っているのに俺等を捕らえることなど簡単のはずだ・・・・・今は何の邪魔もない・・なのにどうしてお前は俺達を捕らえない・・・
お前だけじゃない・・・ウェスカーやAWD-005とかもそうだ、皆で来れば俺等を捕らえるのなんて簡単のはずだ! ・・・何でだ!?」
レ「・・・ふふ・・いい質問をしてきますね・・・ウェスカーは更なるあなた方の成長を望んでおられるのですよ」

偽「何だと!?」

199偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:07:08 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−2 三つのヒント

レ「ほら、敵も手強くなったでしょう? 一歩間違えればあなた方が死に至るぐらい・・・」
s「・・確かにっ!」
気「うーん、なんとなくわかるような・・・」
ド「・・どういうことなの?」
レ「あなた方をどんどん成長させるためです、最も誰か1人死んだ場合はその方はそこで細胞を回収し、フラルのように自分の手ごまとして作り変えるわけですが・・・」
偽「・・・そういうことか・・敵を強くして、俺達をどんどん成長させて・・・死んだら死んだでその強さで俺等を捕獲するつもりかっ!俺等が疲れてくたばる、か ミスして死ぬまで待っているのか!!!」
s「・・・もしかして、サドラーまでいって倒したら最初からやり直しとか!?」
レ「・・・・・・さぁそれはどうかわかりません・・・しかし、ありえますね・・・永遠にループという・・・」
偽「・・・」
レ「ちなみに私は違います・・・そのような理由ではありません・・・あなた方を助けた理由も」
偽「何!?」
レ「・・ふふ・・・気づいてしまったのですよ・・・自分の役割に・・・」
偽「役割!? どういうことだ!」
レ「そうですね・・・・・ヒントを3つお出ししましょう・・・
一つ目は今言った自分の役割
二つ目はウェスカーの最終的な目的、これはご存知ですか?」
偽「・・・あぁ、雪女から聞いたから大体わかる・・・人間を戦わせて生まれた知識を自分のものにするんだろ?」
気「・・・」
ド「雪ちゃん・・・」
レ「・・・わかっておられるようですね、3つ目、私はその目的のために作られた者です・・・以上です・・・」
偽「・・・・・」
ロラウ「なんのこっちゃ、さっぱりわかんね」
かんな「・・・sss、わかる?」
s「いや、全然わかんね」
気「うーん・・・」
ド「何かしら・・・」
偽「・・・・・」

ウィィィ、ガシャ 

レ「おっと、リフトがついたようですね・・・」
かんな「ロラウディオ! この向こうは空! これでやっと帰れる!」
ロラウ「おぉう! やっとか!」
かんな「もう少し・・・もう少しでワープできる・・・」

リフトの大型の扉が開いた・・・

「キシャァァァァァァ!!!」
偽「なっ!?」
s「!!?」
気「うわっ!!」
ド「うそぉ!?」
かんな「・・・っ!」
ロラウ「ほぉう・・・そうは問屋が降ろさねぇ、ってか? 虫ちゃんがあんなにいっぱいいるぜ」
かんな「無視できない・・・」
ロラウ「また“むし”の話かい」

リフトの大型の扉が開いたがもう一つの網の扉が道をふさいでいた、その向こうには少し前のパルティノスドールの大群の数を凌駕するほどの大群が・・・
今、網の扉によって妨げられているそれら全てが襲い掛かろうとしている!

レ「困りましたねぇ・・・皆さん・・・それではさようなら・・・」

200偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:07:39 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−2  サービスと耳寄りな情報

気「ま、待って!」
ド「わ、私達じゃあんな数とても無理だわ!!」
偽「頼む! お前は俺等・・・いや、ウェスカーと敵対してるんだろ!?」
レ「ほぉ・・・」
s「な、なんだって!?」
レ「偽りの初心者さん・・・といいましたね・・・どうやらあなたはわかったようですね・・・私がどう考えているか・・・」
偽「あ、あぁ・・・なんとなくだけどな!」
気「そ、そうなんですか!?」

網の扉が開き始めた!

ド「も、もう駄目だ・・・」
レ「・・・では少しわかった方がいたので・・・サービスです・・・」

レオスダードが両手を前に出した

偽「!?」
ロラウ「な、何!?」
s「うそぉ!? 嘘だろっ!!?」
かんな「あなた!?」

次の瞬間網の扉の向こう側にいたパルティノスドールの大群が一瞬にして姿を消した!
一匹残らずである!!

かんな「そ、そんな!! それは私の能力!? あ、あなたは・・・い、いったい・・・」
レ「ふふふ・・・あなたの能力は便利ですね、移転能力と治癒能力、そして周りの様子がわかる能力・・・キャプチャーさせて頂きましたよ・・・ちなみにそちらにいる偽りの初心者の攻撃衝動を物理エネルギーに変換する能力と脳髄内に記憶として存在する霧雨 神楽月といった方の電撃の能力もキャプチャーさせて頂きました、ありがとうございます」
偽「な、な、な、な、なんだってぇ!!?」
s「こ、こいつ・・・何者だ!!?」

レ「・・・あぁ最後にそちらのお二人へも耳寄りな情報を・・・」
気「俺っ!?」
ド「私ぃ!?」
レ「雪風、といいましたか・・・多分またあなた方の前に現れると思いますよ?」
気「雪さん!?」
ド「ゆ、雪ちゃんがっ!!? な、なんで! どうして!?」
レ「確かに雪風はフラルによりバラバラに破壊されてました。あの分だと随分といたぶられてから破壊されたようですね・・・痛みは感じなくとも最後まで意識はあったのでしょう・・・
ふふふ、私もそのような虫の足を一本一本引きちぎるような殺し方は大好きでなんすよ・・・AWD、ロボットとはいえ、ぜひとも見」
ド「やめて!!なんなのよ! なんなのよ!! あなた、いったい何なのよ!!!」
レ「おっと、これは失礼・・・話がそれてしまいましたね・・・申し訳ない、私の性分なんですよ・・・それにしてもどこかで見たような反応の仕方ですね、そう、私の知っている出来損な・・・」
ド「な、なんなのよ・・・」
レ「おっと失礼・・・これ以上はいわないようにしておきましょうか」
気「・・・あ、現れるって・・・」
レ「そうです・・・詳細は言いませんが、可能性があります・・・ただ敵としてか見方としてかはわかりません・・・そしていろいろ複雑な事情もあり、さっき言ったとおり酷い壊され方をしたようなのでしてね・・・見方として現れたとしてももし彼女が人間としての感情を持っているならば・・・」
ド「な、何よ・・・」
レ「ふふ・・・まぁそこまではわかりませんが可能性はありますね・・・それでは・・・さようなら、みなさん・・・これから先も頑張ってください」

レ「ふふふ・・・おもしろいですね・・・それでこそ楽しみがいがあるというものです・・・さて、では次のことを致しましょう」

201偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:08:35 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−2 ちょっとした遊び

フラル「あぁコーラがうめぇ・・・ひぇっひぇっひぇっひぇぇぇ!!! ゴクッゴク! プハァー!!! あぁん!? 切れちまったか・・・しゃーねぇ・・・って、ターゲット共もうそこまで来たんかい! そろそろ第2ラウンドが始まるからな!! 行!! 
・・・それにしてもクラウザー強いな! 倒せねぇ・・・まぁいっか!
・・・さぁてコーラもう一杯飲むかい!!」
フラルは細いガラスのコップを持ち廊下をすたすた歩いていった、そして死体廃棄場の前に差し掛かった
かなきゃなならんね
フラル「ん・・・ここは確かぁ出来損ないが・・・・・ふひひ・・いい事思いついちまった・・・あひゃひゃ! ちょっとしたウォームアップいくかい!!」

?「・・・ふぅ・・・ふぅ・・・あと少し・・・あと少しで綺麗になる・・・この場所も・・・

・・・またあの人が来るのかな・・・レオスダードさん・・・私に酷い事言うけど、悪い人じゃないみたい・・・あの人のおかげで私は生きてられてるし、ご飯だってもらってるし、一緒にここを出ようって言ってくれてるし・・・・・会いたいなぁ・・・」

シュー・・・
?「あ、来たかな・・・」
フラル「あぁん、よぉぉ! 初めてだったなぁ!! 」
?「え、あ、あなたは・・・」
フラル「俺? あぁ、そんなことはどうでもいいじゃねーか!」
?「・・・な、なんですか?」
フラル「いやぁ、お前も出来損ないとはいえずっと掃除じゃつまんねーだろうと思ってよ!! ちょっと息抜きしねぇか!?」
?「えっ?」
フラル「来いや来いや!おいしいい飲みモンだって飲ませてやるよ!!」
?「本当・・・?」
フラル「あぁ!これ見ろよ」
?「コップ?」
フラル「そっ!」

少女はフラルの元に歩いていった
フラル「こっちこっち」
?「・・・(ここって結構優しい人が多いんだ・・・うれしいな・・・)」

フラル「おぉい、そこに立ってろ!」
?「へっ・・・? こ、こうですか・・・?」
フラル「お口開ぁけて」
?「・・・え、な、なんでですか?何するんですか?」
フラル「うるせぇ! 開けろっつってんだろ! クソ野郎!!」
?「ひっ・・・す、すいません、ああー・・・こ、こうでふか?」
フラル「んー♪ そうそう! んで俺が!!」
ガポッ!

?「ーんっ!?」
フラルは突然手に持っていたコップを無理矢理少女の口の中に押し付け、入れ込んだ!

フラル「んで・・・、アッパーカァァットッ!!!」

ガチュゥンッ!!!
?「ーーーっ! っ! んぐぅ!!ぅぅっ!」

突然フラルは少女の顎を思いっきり下から殴った! 
少女は口にくわえていたコップを思いっきり噛み砕いた!

少女は口を押さえその場にうずくまりすすり泣いた・・・

?「ひぃぃぃ・・・うぅっうぅぅ・・ううう、んぅぅ・・・!」
フラル「あっはっはっはっはっは! っばーかっ! おめぇはこうでもしないとつまらねんだよ、出来損ない!!」
?「うぅぅぅ・・・うっうぅぅ・・・」
抑えた両手からポタポタと血が垂れはじめる・・・

フラル「へん! 楽しかったかぁい!? 俺は第二ラウンドがあるんで、じゃぁねぇ!!あっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ!!!」

?「う、うぅぅぅ・・・うぅっうぅぅぅうう・・・」

202偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:09:12 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−2  レオスダードと少女

フラル「てな訳だ、隊長! 第2ラウンド、いってくっぜー!!」
ウェ「待てフラル・・・」
フラル「んー!? なんだい隊長」
ウェ「これをもっていけ・・・」
フラル「何だコリャ・・・薬かい??」
ウェ「ふっふっふ・・・私からの褒美だ・・・それは・・・・・・・・・・・」

フラル「なんだってぇぇぇぇ!!!!! すっげーなぁ、それぇぇぇ!!!」
レ「レオスダードただいま帰館しました、」
ウェ「自由に使うが良い、行け!」
フラル「あぁぁ! ありがとよ隊長!! じゃぁな!!! 第2ラウンドぉ開始ぃぃぃ!!!」

ウェ「・・・して、レオスダード、サンプル共を助けたようだな、何故そんな真似をした」
レ「申し訳ありません、これもウェスカー様の理想が成就するようした行動であります、彼等についてわかったことが幾つかありますのが・・どうでしょうか?」
ウェ「ほぉ・・聞こうではないか」
レ「彼等の側に一時的に回り思考及びその他を分析しました、あの海賊達の方のも分析いたしました、その結果・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

レ「─ですから、その面はAWD-005で駆逐できましょう・・・いかがでしょうか?」

ウェ「ふっ、レオスダード、貴様の会話は聞いていておもしろい、いっその事開発役にまわしたほうがいいかもしれんな」
レ「ありがたきお言葉です」
ウェ「いってよい」
レ「はっ!」

レ「・・・やれやれ・・・


さぁて、気晴らしにまた出来損ないさんの所でも・・・ん? あれは・・・廊下の向こうに誰かがいますが、あれは出来損ないさんではないですか・・・あんなところに座り込んでどうされたんでしょう

・・・・・何か様子がおかしいですね・・・」
レオスダードは少女のところに駆け出した

レ「こ、これはっ!!? ど、どうされましたっ!!?」
?「うっうぅっ・・・うぅぅ・・・!」
レオスダードが駆けつけるとそこには口を両手で押さえそこからおびただしいほどの血を垂らし泣く少女の姿が・・・

レ「手を離しなさい!」
?「・・・うっ・・・うぅ・・・」
レ「痛いでしょうが・・・我慢してください!」
?「うぅぅっ・・・ぅぅ・・・」
少し時間を置いてから少女はゆっくりと手を震えながら動かし、離した

レ「口に何か光るものが・・・これは・・・ガラスの破片!?」
?「うぅぅ・・・んぅ・・・うぅ・・・」
レ「・・わかりましたよ・・・何があったか・・・大体・・・・・こんなことをするのは1人しか・・・いえ、今それはどうでもいいこと! 今治して差し上げますよ!! 幸いです、さきほどキャプチャーしたかんなづきという少女の能力が役に立ちそうです!」
?「うっ・・・うぅぅ・・ぅ・・・ぅぅ・・・」
レ「・・・・・」
レオスダードは少女の口付近に手を近づけた

レ「まずはガラスを摘出します、ワープで移転させます!」
?「・・・・・ん・・・ん・・・」
レ「・・・だいぶ楽になったでしょう? 次は傷をふさぎますよ」

?「・・・・・・・あっ」

203偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:09:55 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−2 レオスダードの弱点(?)

レ「どうです?」
?「あっ・・・わ、私・・・私・・・」
レ「もう大丈夫です、痛くないでしょう」
?「あ、あぁ・・・ありがとうございます、ありがとうございますっ・・・うわぁぁぁぁ!」
レ「な、な、なんですか!? 何の真似ですか!!?」
少女はレオスダードに抱きつき大声で泣いた!

?「あぁぁぁぁ、ありがどう!! こわかったですぅうわぁぁぁぁ、あぁぁ、あぁぁぁぁんっ!! あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
レ「こ、こら・・・お、落ち着いてください・・・もう痛くないんですから・・」
?「うっ、うぅ・・・ご、ごめんなさい・・・・・うぅぅ・・・」
レ「ふぅ、よ、用はすみましたね・・・わ、私は先に行かせてもらいますよっ!!」
?「あ、ありがとう・・・レオスダードさん・・・レオスダードさんって優しいんですね」
レ「はいっ!??」
?「レオスダードさんは優しいんですね」
レ「な、なな、何を勘違いされてるのですか!! それにあなたに感謝される筋合いはありません!!」
?「・・・はい!」
少女は微笑みながら答えた

レ「な!?わ、私はただここを通りかかっただけです、あ、あ、あなたを助けようという気は!!」
?「はい!」
また少女は微笑みながら答えた

レ「そ、そ、そ、それにあ、あ、ああなたは出来損ないなのですからた、た、助けたって何の足しにもならないでしょう!!意味がないでしょう!!」
?「はい!私は出来損ないです!」
またまた少女は微笑みながら答えた

レ「う、ぐぅ・・・わ、私としたしたことが・・・これだけの事でこ、ここまで取り乱すとは・・・」
?「うふふ」
少女は満面に笑みを浮かべてレオスダードを見つめている

レ「・・んぐっ! と、とにかく私は用があるのです! 行かせてもらいますよ!!! さようなら!! 出来損ないさん!!!!!」
そういうとレオスダードは足早にその場を去った!

レ「あぁ全く! 私としたことがっ! あんな思いをするならば助けるんじゃ・・・! やっぱりあの方は出来損ないです!! どうしようもないですね!! 全くっ!!!!! 消えて宇宙の藻屑と化してしまった方が・・・! しまった方が・・・ しま・・・・・

・・・何でしょう、何かムズムズしますね・・・・・何というか・・・説明しがたい・・・・・むふ・・・あははのはー♪ 



おほんっ・・・ここまで私が取り乱すとは・・・・・」

204偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:10:25 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−2 裏切り

・・・・・・・・・

レ「ふぅ・・だいぶ落ち着きました・・・あぁinazuma400さん」
in「ん? その声は・・」
レ「少しお話があるのですが・・・よろしいでしょうか?」
in「入りな」

レ「失礼します。」

in「そんで・・・何だ?」
レ「牛若丸の戸惑いのことです、大体わかりました」
in「な、何!? 何だと!!? それは本当かっ!?」
レ「えぇ、その前に実は・・・」
in「!!!!!!!」



牛「くっ、どうも落ち着かん・・・死神は葬った・・・もういないのだ・・・なのにどうして奴に関するデータを消去できん・・・意味不明だ、
・・・・・今日こそは・・・今日こそは何としてでもinazuma400殿にこのデータの消去を頼まなければ・・・」

牛若丸はinazuma400のいる部屋の前まで来た
牛「むっ!? 誰かがいる!?」

牛若丸はinazuma400のいる部屋の扉に耳を当てた
レ「それがわかりましたらそのケーブルをパソコンか何かに繋ぎます・・・それから・・」

牛「レオスダードか・・・何を話しているのだ? まぁいい、待つとしよう」

レ「(おっと・・・いいお客さんが着ましたね・・・ふふ、これもかんなづきの能力ですか・・・彼女の能力は本当に役に立ちますね)そうしましたら・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

話は1時間以上にも及んだ、そしてようやく終わったようだ

in「この情報・・・本当なのだろうな?」
レ「えぇ、ウェスカー内の脳髄の記憶を司る海馬部分を徹底的にスキャンいたしました・・・さすがにこの私でもフルに能力を使いましたので疲れましたよ・・・」
in「こんなに何重にもロックがされているのか・・・」
レ「そうです・・・それから・・・これはどうでもいいのですが・・・」
in「ん、何だ?」
レ「アルバート・ウェスカー、彼は50年前ほどからこの仮想世界に居つきある程度人間を育て、捕獲する、ということをしているそうですが・・・それだとおかしくありません?」
in「何!? 50年前からだと!!?」
レ「そうです、しかしあの姿はどう見ても20代か30代・・・それに彼にはその前の記憶が全く存在しないのですよ・・・おかしいですよね・・・何か思い当たることはありませんか?」
in「すまん・・・何もわからない・・・」
レ「そうですか・・・まぁどうでも良いことなのですがね・・・」

牛「それにしても長い会話だ・・・」

in「お前・・・」
レ「はい」
in「本当にここを・・・裏切る気なのか?」
レ「えぇ、そのとおりです、色々とわかってしまいましたのでね・・・ちょっとこちらもそれなりに楽しませてもらうことにしましたよ」
in「何だろう・・・お前は何か物事をゲーム感覚で思ってないかい?」
レ「ふふ・・・そうですね・・・全くそのとおりです・・・まぁウェスカーの組織を裏切るのは変わりませんが・・・」
in「・・・AWD-005なんてどうすんだよ?」
レ「相手をしなければいいのですよ」
in「まぁそうだが・・・仮に、だが・・・倒せないのか?」
レ「・・・これは非常に難しい事ですが・・・AWD-005は第一命令権がウェスカーにあります、つまりウェスカーが死ぬことになれば命令権は自動的にAWD-005の創造主であるinazuma400様に移ります。しかし・・」
in「あぁ、AWD-005は常にウェスカーの横にいる・・・それは困難だ」
レ「気ちがい様の体内にあるinazuma400様が作ったXYZグラビティシステムと電磁神経誘導結界発生装置を無効化するシステムがあり・・・雪風、彼女ならば・・・AWD-005と対等に渡り合うことが出来ましょう・・・」
in「だが、もうあいつはいない・・・思考回路を牛若丸に破壊されて・・・」
レ「(ふふ・・外にいる方にも聞こえるように言いましょうか)・・おっほん! ・・・ところが、雪 風 の 思 考 回 路 は 破 壊 さ れ て い な い の で す よ っ!!!!!」

牛「ん!? ・・・な、何だ今のは!!? そ、それに・・・AWD-002の思考回路は破壊されていないだと!?」

in「な、なんだよ・・・そんな大声で・・・」
レ「ごほっごほん! 失礼致しました、ではお話いたしましょう」

205偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:11:28 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−2 侍魂

牛「・・・」
牛若丸は再びinazuma400の部屋の扉に耳を押し当て話を聞いた

レ「先ほど現場へ行き確認しましたが雪風が停止したのは思考回路を破壊されたからではありません、その隣にある動力回路が破壊されたことが直接の原因になっております。」

牛「・・・何だと・・・」

in「じゃ、じゃぁあいつは今電気が切れた状態って事か!?」
レ「そのとおりです・・・ふふ、せっかくですから先に牛若丸が何故あのような行動、戸惑いをするのかお話いたしましょう・・・」

牛「っ!? ・・・・・彼奴・・・我の思考回路の故障の原因を知っているのか!?」

レ「ウェスカーから頂いたデータから超戦闘用AWDは005以外は何らかのコンセプトから作られたものだとわかりました、間違いはありませんよね?」
in「あぁ、そのとおりだ・・・AWD-002 雪女、いや、雪風か・・・あいつは日本の妖怪の雪女を AWD-003 牛若丸、あいつは昔の侍を AWD-004 レイ、あいつも日本の妖怪の座敷童子(ざしきわらし)を それぞれコンセプトに作った」
レ「そしてそれぞれロボットしてではなく個性が出るように作れとウェスカーより言われていたようですね」
in「そうだ、雪女はちょっと間抜けっぽく、牛若丸は侍口調で、レイは無邪気な子供のな・・・最も雪女は間抜けすぎて欠陥品と呼ばれていたな」

牛「・・・・・」

レ「そうです・・・それはつまり感情を司る回路を・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

牛「難しい話だ・・・我にはわからんな・・・」

in「そうか、そのそれっぽさを出すのが原因で少しずつ自我に目覚めていったのか・・・確かに、雪風だけはそういう意味じゃかなり感情面の回路を重視したからな・・・一番先に完全に自我に目覚め、あぁなったのか・・・」
レ「そうです」
in「では、レイもあのまま行けば、あぁなっていたということか・・・しかもレイの場合学習型だったからな」
レ「・・・レイは雪風の自爆で消えてしまったのでしたよね? なんならばそちらのほうも調べてきてまいりましょうか?」
in「いや、あれはいい・・・レイは・・・間違った成長の仕方をした・・・あれは永遠に眠ったままのほうがいい・・・」
レ「そうですか・・・そして、本題の牛若丸のほうにいきます・・・・・彼が何故あんな行動を取るのか、戸惑うのか・・・」
レオスダードはさりげなく目線を部屋の扉のほうに向けた

206偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:12:07 ID:???
(続き)
レ「簡単に言いますと彼はもうほとんど・・・いえ、完全にかもしれません、自我に目覚めています。雪風とは正反対で、ですが・・・
彼は紛いなりにも侍です、あんな形で雪風に止めを刺したことをとても悔やんでいるのでしょう・・・」

牛「何だと!? 馬鹿な!! 我が欠陥品に止めを刺したことを悔やんでいるだと!?」

in「ど、どういうことだ!? く、詳しく説明してくれ・・・俺も同じ事を奴に行ったが否定されたぞ・・・」
レ「まず、彼はAWD-002と共に作られ・・・いや、生まれました・・・」
in「あぁ、そのとおりだ、だがそれがどう関係あるというのだ?」
レ「なんとなくわかりませんか? その事実が自我に目覚めていくにつれてお互いに愛し合う・・・は言い過ぎですね・・・そう、兄弟愛・・・うーん、ちょっとちがいますかね? とにかく、自我が目覚めていくにつれてお互いに少しずつ親しみを感じるようになったのですよ・・・」
in「つまりあれか・・・自我が目覚めるにつれて兄弟みたいな仲になっていた、ってことか?」
レ「えぇ、ちがうかもしれませんがそうでしょう・・・」

牛「・・・我が・・・欠陥品を・・・・・」

in「・・そういえば、牛若丸はこういっていたことがある・・・あいつは、雪風は戦いながら自分を必死に説得していた・・・と・・・」
レ「ふふ、それを聞いて確信がつきました・・・雪風も牛若丸も敵対していましたがそれぞれ互いに自分の形で決着をつけたかったのでしょう、雪風も牛若丸もとてもやさしい性格なのですよ・・・」
in 「・・・そうか、雪風は仲間として何とか説得して牛若丸を見方として受け入れたかったんだ・・・牛若丸は・・・いくら仲間に連れ戻したいと思っていても雪風は所詮は敵・・・ならばせめて自分の手で止めを刺し、決着をつけたい・・・そう思っていたのか! それぞれ違う形でそれが出ていたのか・・」
レ「そうでしょうね・・・」
in「・・・なんてこった・・」
レ「更に彼は超戦闘用AWDとしての“役割”ではなく“誇り”を持っているのですよ・・・・・そうです、侍のように・・・彼は侍です・・・彼はれっきとした侍ですね!」
in「・・・・・」

牛「・・・・・」

207偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:12:38 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−2 二人は・・・

レ「しかし大事件が起こったのですよ・・・」
in「フラルか・・・」
レ「そうです、inazuma400様は雪風がどのように機能を停止されたかご存知ですか?」
in「いや・・・詳しくは・・・牛若丸に止めを刺されたって事しか・・・」
レ「・・・・・あの様子ですと・・・なぶり殺しですよ・・・」
in「なぶり殺し!?」
レ「雪風が機能を停止した地点、部品や白い衣類ががあちこち広範囲に散乱してましたよ・・・あれは相当のことがなければあぁはなりませんよ・・・それに牛若丸がそのようなことをすると思いますか? 機械的に効率を考えても、雪風を思う気持ちを考えても・・・」
in「・・・なんとなく、わかってきたぞ・・・」
レ「作戦は雪風が自我に目覚めたことを逆に利用し牛若丸が思わせぶりに誘き出し、そのことで話している最中XYZグラビティシステムなどで動きを止め、一気に思考回路を破壊する、と、これに似たような作戦だったのでしょう」

牛「・・・何という奴だ・・・完全に合っている」

レ「しかし、あの残虐なフラルのことです、身動きの取れない雪風に対してその残虐な思考が表に出て・・・いえ最初からそのつもりだったか・・・そこまではわかりませんが・・・じわじわと壊し始めたのですよ・・・そう、虫の足を一本一本引きちぎるかのように・・・ね・・・」
in「・・・・・」
レ「これはお互いに辛かったでしょう・・・とくにこの時、雪風のほうは牛若丸にいろんな意味で裏切られこのような目にあうということがとても悔しかったでしょう・・・せっかく牛若丸がわかってくれて味方になる可能性があったのにこのような形になってしまって・・・」
in「そして・・・最後に・・・止めを刺したのは・・・・・」
レ「そう、牛若丸です・・・この瞬間は牛若丸もさぞかしつらかったことでしょう・・・いくら、自分の手で止めをさせるといえども、自分の手で・・・いえ、このような形になってしまったことが・・・」
in「なんてこった・・・」
レ「そして彼は今・・・悔やんでいるのですよ・・・あのような形で雪風を、兄弟を殺してしまったことを・・・・・しかし、彼は超戦闘用AWDとしての誇りも自我として出ている彼です、必死に雪風のデータを削除しようと必死なのですよ・・・しかし消せるに消せないのだと思います・・・あの瞬間を・・・・・」

208偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:13:09 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−2  方法は二つ

in「俺は・・・俺はどうすればいいんだ・・・?」
レ「方法は二つあります、一つは牛若丸の思考回路の記憶中枢を完全にリセットか雪風に関する記憶の消去、または牛若丸を廃棄することです」
in「・・・・・」
レ「・・・しかし、それはあなたの望んでいる答えではないでしょう?」
in「あぁ! 俺はあいつを捨てたくない!」

牛「創造主殿・・・」

レ「そこでもう一つ・・・雪風を生き返らせることです」

牛「AWD-002を生き返らせることだと!?」

in「・・・・・それか・・・だが」
レ「えぇ、とても危険ですし、仮にウェスカーにこれが発覚したならばただでは済まされないでしょう」
in「・・・既に一度・・・一度やっている・・・」
レ「ふむ・・・どういうことですか?」
in「前に雪風が暴走してここを抜け出したって事は知ってるだろう? 実はあれは・・・」
レ「・・・・・そうでしたか・・・」
in「・・・・・」
レ「これは危険ですね・・・それに別に問題が起こりそうな気がしますし・・・」
in「・・・別の問題?」
レ「えぇ、雪風の起動後です・・・ってこんな話はどうでもいいです・・・牛若丸の思考回路の記憶中枢を完全にリセットか雪風に関する記憶の消去、または牛若丸を廃棄、が一番安全ですね」
in「だが・・・俺は・・・」
レ「・・・・・その辺りはご自分でお考えください・・・あ、そうそう、そういえばありましたよね? inazuma400様の作業場に予備の自己修復型サイバーセルの最終命令起動集積回路と動力回路と予備の体のケースがっ!」
再び、レオスダードは目線を部屋の扉のほうに向けた

牛「っ!!!」

in「うん? あったっけか・・・最近作業場にはいっていないから覚えていないな・・・なかったような・・・」
レ「いえいえ、ありましたよ・・・ちゃんと・・・これらがあれば雪風は再び起動するでしょう(本当は私がinazuma400様の記憶中枢を元に作ったものなのですがね)」
in「・・・・・」
レ「まぁ、どうでもいい話なのですが・・・ふふふ 」
in「・・・そのとおりだな・・・牛若丸の記憶を消そう・・・」
レ「・・最後にこちらから質問なのですが・・・」
in「何だ?」
レ「なぜAWD-001はいないのですか?」

牛「そういえば・・・AWD-001・・・いったい誰なのだ? あの欠陥品も同じ質問をしていたな・・」

in「・・・いいだろう、お前だけには話しておこう、実はな・・・AW・・・01は・・・み・・・・・・た・・・」

牛「・・・・・駄目だ・・・創造主殿の声が小さく、聞き取れん・・・」

レ「なんと! そのようなことが!!! 信じられません!!」
in「俺も未だに信じられねぇんだよ・・・だが事実みたいだ・・・そいつは・・・・・あと言っておくが・・・」
レ「そうですか・・・わかりました・・・それでは・・・・・健闘を祈ります・・・」

牛「!!」

牛若丸はとっさに移転装置を使いその場を去った

シュー・・・
レ「おやおや・・・誰かいた様なぁ・・・?」
in「気のせいだろ・・・」
レ「ふふ・・・そうですね・・・(さぁ、これで事態はどううごきますかね・・・)」

209偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:13:49 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−2 雪風、起動(前編)

牛「・・・我はこのまま・・・記憶を消去されるのか・・・だがそれは創造主殿の望んでいることではない・・・我の第一命令権は創造主殿にある・・・創造主殿は我の今のままの状態と雪風の起動を望んでおられる・・・だがそれはウェスカー殿、組織を裏切ることになる・・・・・
我は・・・我はどちらを優先すべきなのだ?・・・inazuma400殿の第一命令決定権・・・AWDとしての・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

牛若丸は考えるに考えた、自分が超戦闘用AWDであること、組織のこと、創造主inazuma400のこと、任務のこと、今後のこと、効率のこと、雪風のこと、自分のこと、そしてそれぞれの思い・・・考え続けた!
彼は超戦闘用AWDというロボットである、しかし考えと心は限りなく人間に近い、いや、既に人間の考えと心を持っているかもしれない・・・
とにかく、考えた

そして・・・ついに、答えは出た!!

牛「・・・たとえあの欠陥品をまた起動させたとしても、我が止めを刺せばよいだけのこと! そう! 正しい形で!!!」
牛若丸はinazuma400の作業場へ駆け出した!!

シュー・・・
牛「・・・・・・・・どれだ? ん!? これか!! あった、自己修復型サイバーセルの最終命令起動集積回路と動力回路と予備の体のケースが!!
むっ!? 衣類まであるだと!?」

ト「あれ? あれは確かAWD-003だっけ・・・なんで作業場にいるんだろ? おかしいな」
トランディスタは作業場にいる牛若丸に不審を抱き気づかれないよう近づいた

牛「よし・・・移転装置作動・・・!」
ト「あれ? な・・・なんかパーツをいくつか持ってたな・・・後を追ってみよう!」

牛「・・・・・」
ト「あ、あれ? ここは・・・」
牛「どこにある・・・どこにあるのだ?」
ト「何を探しているんだろ・・・」
牛「・・・・・」
ト「わっ! 走った!!」
牛若丸は雪風の機能が停止した現場付近をくまなく探した

牛「・・・あった! あったぞ!」
牛若丸は持ってきたパーツをその場に置き雪風の頭の前にしゃがみこんだ

牛「きたないな・・・」
そして衣服の袖の部分で雪風の頭を軽く拭いた・・・

雪風「・・・・・・」
牛「あの時の目・・・あの時と同じだ・・・これは・・・・・」

牛「・・・」
ト「な、なにしているんだろ・・・?」
牛「まずは体をセットしなければならんな・・・それから自己修復型サイバーセルの最終命令起動集積回路をセットし・・・動力回路は最後だ・・・」
ト「んー、わかんないや・・・」
牛「・・・・・これが、ここか!」
ト「んー・・・何やってるんだろう・・・でもこれ以上近づくとばれちゃうしなぁー・・・でも見方同士だからばれても大丈夫だと思うけど」
牛「・・・・・」

作業は1時間以上続いた、牛若丸は必死になって雪風を直していた。
そして・・・

牛「あとは頭部の動力回路を入れ替えるだけか・・・」
雪風「・・・・・」
ト「あ、あれ? あ、あの白い服・・・なんか見覚えがあるな・・・あぁ気になるなぁ・・・」
牛「ふん、これが欠陥品の動力回路・・・見事にひし形の穴が開いている・・・」
牛若丸は雪風の壊れた動力回路をふところに入れた

牛「・・・セット完了・・・」
ト「セット完了!? なんだろう! あぁ気になる!! えぇい聞いちゃえ!!」
雪風「・・・・・」
牛「どうした・・・動かないのか・・・!?」
雪風「・・・・・・・・」
牛「動け・・・動いてくれ!!! 我は貴様を・・・」
雪風「・・・・・声帯機能修復完了・・・動力接続、エネルギー供給中、各損傷部、修復開始」
牛「・・・・・やったか・・・」
ト「ねぇAWD-003!!!何やってんですかぁ?」
牛「っ!!! 貴様は!!!」

ト「えっ!? そ、そ、そ、そ、それは!!! AWD-002!?」
牛「見られたか・・・」
ト「あわわわわわわ! 裏切りだ!! 裏切りだぁ!! ウェスカー様に知らせなきゃ!!!」

牛「っ!? (いかん、このことがウェスカー殿に知られたら・・・inazuma400殿の命が危ない!!)」

210偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:14:19 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−2 雪風、起動(後編)

ト「くぅ!」
牛「貴様には気の毒だがここで死んでもらう!!」

ト「うわぁぁぁぁ!!!」
ザブシュッ!

ト「ひぃぃ!!うわぁぁぁ!! 痛いっ! 痛いよぉー!!」
牛若丸の斬撃はトランディスタの肩に深い傷を負わせた!

牛「あきらめろ! 移転装置を使える我から逃げることは不可能だ!」
ト「あ、あぁっぁぁあぁ! バ、バリョームゥ・・た、助けてぇ!!!」

雪風「・・・・・起動・・・」
牛「滅せよ!!」
ト「くぅ!やられてたまるか!!」
シュッ

牛「むぅ、足が速い!!」

雪風「牛若丸!! あなたは私をだましてっ・・・って、あれ?」

ト「あぁどうしよう・・どうしよう・・・」
牛「・・・・・」
雪風「あ、あれ・・・わ、私は・・・たしか・・・フラルにバラバラにされて・・・牛若丸に・・・」

ザブシュウ!
ト「うわぁぁぁぁ!!!」
雪風「・・・!? はっ!!偽りの初心者さん!!」
雪風が声のする方を向くと“あの”牛若丸がいた!
更にトランディスタは偽りの初心者のクローンである、雪風はトランディスタを知るわけがない、
雪風の目には偽りの初心者が牛若丸殺されかけているようにしか見えなかった!

牛「ふっ! 足を封じた・・・終わりだ」
ト「た、たすけてぇぇぇぇ!!!」
牛若丸は刀を振り上げた!

雪風「えぇい!!」
シュゥゥゥ!!

牛「くっ!」
雪風は素早くトランディスタをかばい駆けていった、牛若丸の刀は空を切った

牛「何!?」
雪風「移転装置!!」
ト「うわっ!」
牛「ふっ・・・やるではないか・・・死神め!」


雪風「だ、大丈夫ですか!? 偽りの初心者さん!」
ト「うわぁぁ!痛いよぉー痛いよぉー!! 助けてぇぇぇ助けてぇぇぇ!!」
雪風「もう、大丈夫! 大丈夫だから・・・ねっ?」
ト「うぅ・・・うぅう・・・AWD-002・・・ありがとう」
雪風「えっ・・・(私をその名前で・・・)」

ト「ぅわぁ!?」
雪風「えっ!?」
次の瞬間二人は同時に背後に冷たい気配を感じ取った

バシィッ!!!
ト「うわぁぁぁ!!」
雪風「きゃぁぁぁ!!!」
次の瞬間、雪風はその場からふっとばされ、壁にたたきつけられた!

雪風「あぁうっ!」

ト「あぁ・・・あぁぁああぁぁぁ・・・・」
牛「終わりだ・・・」
牛若丸は刀を振り上げた!

雪風「や、やめて、やめてっ! 牛若丸ぅっっ!!」

牛「死ね!」
ト「うわぁぁ!!」

雪風「やめてぇぇぇぇぇーーー!!!」

211偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:14:51 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−2 もう、戻らない・・・

ザグシュゥゥゥ!!
ト「・・・・・・」
トランディスタの首が床に力なく転がった・・・

雪風「あぁ・・あ、ぁ・・・あぁぁぁ・・・そ、そんな・・・そんなぁぁぁ・・・あ、あぁぁぁ・・・」
雪風は両手と両ひざをつき、放心状態となっていた

雪風「あ・・・あぁぁ・・・ぁ、ぁあ、あぁぁぁ・・・あ、あ・・・」
牛「・・・・・」

牛「・・・予定外の行動だったが・・・」
雪風「・・・・・う、牛若丸っ・・」
牛「・・・ふっ、無事起動したようだな」
雪風「あ、あなたは・・・あぁなぁたはぁぁぁ・・・!」
牛「・・・・・どうだ? 調子は以前のとおりか?」
牛若丸はこの時敵ながら雪風を気遣ってこのような事を言ったのであろう・・・しかし雪風には・・

雪風「あなたはっ! ・・・もう、あなたはAWD-005、いえ、フラルと同じ・・・!!」
牛「何だと!?」
雪風「任務のためには手段を選ばない・・・もう、あなたはっ!! 敵!!! 倒すべき、敵っ!!!」

牛「・・・ふっ、ふふふ・・・そ、そのとおりだ」
雪風「・・・敵! 敵っ・・敵ぃぃ!!」
牛「わ、我はAWD-003! 任務遂行用コードネーム牛若丸である! 隊長様に忠実を誓う超戦闘用AWDなり!」
雪風「・・・牛若丸ぅ!!!」
牛「け、け、欠陥品よ! 我は必ず貴様を破壊、抹消する! 今は見逃してやる・・・さらばだ!!!」
そういうと牛若丸は移転装置で姿を消した・・・雪風は拳を激しく地面にたたきつけた

雪風「牛若丸・・・もうあなたは昔の牛若丸じゃない!! ・・・優しかった、私に優しかった・・・!! だけどもうそれは昔のこと!! もう戻ってこない・・・!!!
私をあんな形で騙してまで・・・!! 騙してまで!!!!

・・・牛若丸っ! ・・・いえ、ウェスカー! フラル! AWD-005!! ・・・牛若丸!! ・・・私は・・・私はあなたたちを絶対に許さない・・・許さないっ!!
必ず倒す!! ・・・・・・倒す!! ・・・全員倒す!! 倒す、倒すっ、倒すっ、倒すっ! 倒すぅっ!! 許さない・・・・・!

 許さないっっ!!!!」

そういうと雪風は駆け出した・・・皆のところで戻るため・・・

しかし・・・今、雪風の中には皆のため世界のために戦う、という意思はない、
ウェスカーの組織の者達に対する底知れぬ怒り、憎しみ、そして牛若丸に裏切られた悲しみが彼女の意思を覆い、
ただその者たちを抹消することだけしか思考はなかった・・・

そう、雪風はinazuma400のいう“機械”に戻ってしまったのである・・・

212偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:15:52 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−2  牛若丸、機能停止(前編)

牛「AWD-003 牛若丸、ただいま帰館した」
ウェ「・・・・・」
005「・・・・・」
in「・・・」
レ「・・・」
牛「次の任務を・・・」
ウェ「その必要はない」
牛「!?」
in「・・・・・」
牛「・・・・・」
ウェ「トランディスタを殺し・・・それはどうでもいいが・・・AWD-002を起動させたようだな、AWD-003・・・貴様の思考回路も壊れていたか・・・」
牛「・・・(既にばれていたか・・・)」
ウェ「inazuma400・・・この責任どう取る?」
in「・・・参ったね・・・優秀なAWD-003がこんな行動起こすなんて・・・AWD-005も見直したほうがいいかな?」
005「創造主様、我は正常に機能している・・・各部、機能不全はない」
in「そうかい・・・」
ウェ「AWD-003の処分だが・・・こうなるまでにAWD-003は色々と戦果をあげている・・・よって。それを考慮し、このまま我等の手ごまとして動いてもらう」
in「何!?」
牛「・・・!?」
ウェ「ただし・・・!! AWD-003、貴様を大幅に改造する・・・」
牛「・・・」
ウェ「思考回路も不要だ・・・AWD-005、貴様も改造に立会い、改造時に奴の回路を破壊しろ! また改造後はフラルのところへ行き様子を見るのだ!」
005「了解」
牛「・・・・・」
in「・・・(牛若丸・・・お前が死ぬか・・・)」
牛「・・・(欠陥品・・・我の手で打てなかったか・・・だが、これは当然の仕打ちか・・・)」
inazuma400と牛若丸はその部屋へと歩いていった・・・
ウェ「・・・AWD-005」
005「はっ!」
ウェ「フラルの場所に行く前に・・・」

005「了解・・・」


牛若丸はそのまま、作業場に運ばれた・・・そして
牛「創造主殿・・・」
in「なんだい?」
牛「申し訳ない・・・」
in「・・・いいさ・・・」
005「・・・・・頭部の破壊を開始してよろしいか?」
in「・・・もうちょっと待ってくれ・・・」
005「了解・・・」
牛「・・・」
in「なぁ・・・牛若丸・・・今、どう思っている?」
牛「・・・?」
in「何かまとわりつくような感じ・・・取れたかい?」
牛「とれた・・・全く今はない・・・」
in「そうか・・・なんで雪風・・・」
005「・・・・・」
in「・・・いや、AWD-002を起動させた? お前は奴を破壊することでいっぱいだったのであろう? それが何故・・・」
牛「・・・我にもわからない・・・いや・・・今はわからない・・・ただ我はその前に色々な思考が出ていた・・・自分が超戦闘用AWDであること、組織のこと、創造主inazuma400殿のこと、任務のこと、今後のこと、効率のこと、AWD-002のこと、自分のこと、そしてそれぞれの思い・・・そして思いついた答えがAWD-002を再び起動させることであった・・・」
in「・・・・・AWD-002・・・あいつ、起動してからどんな感じだった?」
牛「・・・わからない・・・・・ただ、我に対して相当の憤りはあったようだ・・・無理もない・・・あのような出来事があったのだ・・・・・我は・・・」

213偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:16:45 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−2 牛若丸、機能停止(後編)

005「・・・・・」
in「そうか・・・お前は満足みたいだな・・・」
牛「できるならば、我の手で奴を打ちたかった・・・」

in「・・・(牛若丸・・・お前はもう完全に自我に目覚めたんだな・・・お前の生みの親として、とても嬉しいぜ・・・ただ・・・・・こんな形になってしまうのは残念だが・・・)」

牛「・・・・・・・・・・・・・・・」
in「・・・・・・・・AWD-005」
005「はっ!」
in「破壊を開始しろ!」
005「・・・」
牛「さらばだ・・・創造主殿・・・」

レ「あぁお待ちください!! 少々お待ちを・・・」
005「レオスダード」
in「・・・レオスダードか」
牛「・・・(そう・・・この者のおかげでもあるかもしれない・・・我の戸惑いがなくなったのは・・・)」
in「(牛若丸が裏切ったことをウェスカーに言ったのはこいつだ・・・どこまでも楽しんでいるんだな・・・)」
レ「えぇと、このプラグを・・・」
005「何だそれは?」
レ「えぇと、ちょっとした実験ですよ、どうせ思考回路を破壊してしまうのならば、と思いましてね・・・他のAWDで実験したのでは壊れる可能性がありましたので・・・よろしいですか?」
005「好きにするがよい」
牛「・・・?」
レ「さてAWD-003・・・」
レオスダードはプラグを牛若丸の接続部に挿した

牛「ん!? んー!! う! んう!! びー、ががが!!! でびびびびびび!!!どぅぶびぎゅぎゃー!」
in「!?」
005「・・・・・」
牛「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
005「AWD-003・・・思考回路の機能停止を確認・・・」
レ「あらららら・・・やっぱりだめでしたか・・・」
in「(こいつのことだ・・・絶対何かしたな・・・)」
レ「あぁすいません・・・実験終了です・・・見事に失敗ですよ・・・あはは」
005「・・・・・」
レ「それでは・・・さようなら・・・」

005「・・・引き続き次の行動に移行、改造・・・」
in「あぁ・・・」

レオスダードは廊下を歩きながら牛若丸に挿し込んだプラグを手に見つめながら言った
レ「ふふふ・・・おもしろくなってきましたね、ドラマのような展開、期待していますよ・・・」




005「終了・・・」
in「・・・全く・・・改造前の面影もねぇ・・・」
005「・・・引き続き、次の任務へ移行、創造主様、貴様を監禁する」
in「え、な、なんだって!?」
005「隊長様の命令である。電磁神経誘導結界発生装置作動」

in「う、うわ・・・あ、頭が・・・」

214偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:17:17 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−2  ごめんなさい・・・

レ「ふぅ・・・さて・・・そろそろここを離別しましょうか・・・やりたいことは全てやりましたし・・・」

シュー・・・
?「あっ・・・レオスダードさん」
レ「あぁ、こんにちは・・・出来損ないさん、」
?「・・・・・・」
レ「ん? どうされました??」
?「・・・な、何か用ですか? まだご飯の時間じゃないのに・・・」
レ「えぇ、用はありますよ・・・行きましょうか」
?「えっ・・・ここを出るんですか?」
レ「はい、離別します」
?「・・・」
レ「あら、行きたくありませんか?」
?「い、いえ・・・」
レ「んー、そうですね・・・その格好じゃ外を歩くのはちょっとあれなので着替えを探しましょうか」
?「え、え・・・こ、これでもいいですけど・・・」
レ「そんなボロキレでは人に見られたときに恥ずかしいではないですか」
?「・・・ありがとうございます・・・気遣ってくれて・・・」
レ「・・・か、勘違いなさらないでください、私ですよ恥ずかしいのは・・・ただでさえあなたの様な出来損ないと行動を共にするんですから・・・」
?「・・・っ! ・・・・・」
レ「・・・それにそんなボロキレでは、いかにも出来損ないという感じが・・・」
?「うぅ・・・うぅぅ・・・うう・・うっ・・・」
レ「なっ!? そ、それくらいで泣かないでくださいよ・・・本当に泣き虫ですね、出来損な・・・」
?「うぁぁぁぁぁぁ、うぅっ・・・うぅっ、うわぁぁぁ!」
レ「すいません・・・今のは誤ります・・・と、とにかく行きましょう・・・!!」
?「うぅぅ・・・ううっ、うっ・・・うぅぅ」
レ「泣かないでください! 途中で見つかったらどうするのです!?」
?「うっ・・・・ご、ごめんなさい・・・うっうっ・・・」
レ「い、いえ、泣き止んでくださればいいのですが・・・」
?「うぅ・・・・ご、ごめんなさい・・・」
レ「・・べ、別に誤らなくていいですよ」
?「ごめんなさい・・・」
レ「・・・だから、誤らなくていいですよ!」
?「・・・すいません、ごめんなさい・・・」
レ「だから誤らなくていいといっているでしょう!!!」
?「うふふ・・・・・ごめなさい・・・ふふふ・・」
レ「・・・・笑いましたね・・・あなた・・・」
?「・・・・・・・・・・・・・」
レ「・・・行きましょう!! 出来損ないさん!!」
?「はい!」
レオスダードと少女は入り口に向けて歩いていったがレオスダードはピタッと足を止めた

レ「・・・・・」
?「・・・?? どうしました?」
レ「綺麗ですね・・・」
?「えっ・・・・・」
レ「部屋ですよ・・・ここは死体廃棄場ですよね?」
?「・・・・・はい」
レ「死臭もしませんし・・・あなた、掃除がうまいのですね・・・」
?「あ・・・あぁ・・・・・そ、そう・・・そうですか・・・・・?」
レ「えぇ・・・出来損ないにしては・・・」
?「・・・・・・」
レ「・・・・・・・・・」
?「・・・・・ごめんなさい」
レ「結局それですか!!!」
?「・・・・・んふふ・・・」
レ「もういいです! 行きますよ!!!」

?「はい!」

215偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:17:48 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−2 ロマナ・エアリエル

レオスダードは少女を連れて基地内を歩いた・・・そして・・・

レ「・・・ここはいろいろな生物のいろいろな実験を行っている場所です・・・そういえば私たちもここで生まれたのですよね?」
?「・・・そうです・・・」
レ「ちょっと待ってて下さい、」
?「・・・・・」

レオスダードは実験室の奥へと走っていった、程なくして、レオスダードが箱のようなものを持って戻ってきた

?「これは・・・?」
レ「えぇっと、服ですよ、私もちゃんとしたものを着ているでしょう?」
?「・・・はい・・・」
レ「あなたも着ましょうか」
?「・・・・・」
レ「・・・どうされました・・・?」
?「・・・・・み、見ないでください・・・」
レ「興味ありませんから、大丈夫です」
?「・・・じゃ、後ろ向いてください・・・」
レ「おっと、これは失礼」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

?「・・・終わりました」
レ「・・・終わりましたか・・・」
?「・・・どうです?」
レ「・・・・・・・・・・・・・」
?「・・・ど、どうしました?」
レ「・・・い、いえ、何でも・・・(随分と派手といいますか悪趣味といいますか・・・何というか・・・そんな服ですね)」
?「・・・・・・・」
レ「では行きましょうか」
?「はい・・・あの・・・」
レ「何ですか?」
?「・・私のことを・・・・・・“出来損ない”って呼ばないで欲しいです・・・
・・・・・すごく・・・傷つきます・・・」
レ「・・・・・・」
?「あぁ・・・・・・その・・・別の」
レ「えぇ・・・私は生まれた時から“エスタトメント・レオスダード”という名でした・・・あなたもそうでなければちゃんとした名前がありました」
?「えっ・・・ちゃんとした・・・・・名前・・・私の・・・・・・?」
レ「えぇそうです」
?「・・・そ、それは・・・何という名前ですか・・・?」
レ「・・・・・・“ロマナ・エアリエル”・・・それがあなたの名前です」
ロマナ「ロマナ・・・・・エアリエル・・・」
レ「ただ・・・なんか“エアリエル”って合わないと思いませんか? ・・・あなた“エアリエル”って顔と雰囲気じゃないですよね・・・すぐ泣きますし」
ロマナ「・・・・・・・・・そうですか・・・」
レ「やっぱり出来損ないで」
ロマナ「嫌です!」
レ「すごい即答ですね、ロマナさん」
ロマナ「えっ・・・」
レ「・・・・・ロマナさん・・・これでよろしいですか?」
ロマナ「・・・はい・・・はいっ! それがいいです!!」
レ「・・・ふふ、行きましょうか、ロマナさん」
ロマナ「はい!」

こうして二人は静かにウェスカーの組織を離別した・・・

216偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:19:06 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−3 その後・・・

かんな「うぅ・・・」
s「だ、大丈夫か? かんなづき・・・」
かんな「・・・だ、大丈夫・・・」
ロラウ「ふっ・・・またお姫様のおかげで助かっちまったな・・・」

皆の乗っていたショベルカーはトラックと激突し爆発したようだ・・・
激突直前に、かんなづきは残っている力を全て使い、皆をワープさせたのだった
そしてここはレオンと同行していたアシュリーがサドラーに操られ連れ去られて離別する場所である・・

ド「ねぇ気ちがいさん・・・」
気「な、何ですか?」
ド「あのさっきのレオスダードとか言う男の言ってる意味、わかった?」
気「い、いえ・・・そういえばそれは偽りの初心者さんが・・・」
ド「あぁ! そうだった!! 何かわかるの!?」
偽「・・・あぁ・・・何となくだが・・・」
ロラウ「へぇ、話してみろよ・・・」

偽「・・・まずウェスカーの目的・・・それは人間達をある程度育てて捕獲し、量産して故意的に戦争させて生まれた知識を我が物にするって事だ・・・
そんでさっきのレオスダードって奴はそれのために生まれた存在ってことだ・・・これだけ聞いて何かピンとこない?」
かんな「・・・わからない・・・」
気「えぇ・・・うーん」
ド「わからないわ・・」
s「俺もだ・・・」
ロラウ「さっぱりだな」
偽「そんじゃぁヒント、仮にそのレオスダードが戦争に出てその出た方の国が勝利したとするよな? そのあとレオスダードはどうなると思う?」
s「・・・・・あぁ!?」
ド「もしかして!」
気「また戦争に繰り出される!?」
偽「そっ! あたり! つまり死ぬまでずっと戦争やらされるってことだよ、あいつは・・・・・それを自分で知ってしまったんだ・・・」
ロラウ「なるほどな・・・」
かんな「待って」
s「かんなづき?」
かんな「でもそれだけだと・・・さっきなんで私達を助けた? 理由がわからない・・・」
偽「いいところに気づいたな! それは俺もわからねぇ・・・ただ今のことから一つだけわかることがある・・・」
気「それは何ですか?」
偽「あいつはウェスカーの組織の者と自分で言っていたが・・・少なくともウェスカーとは敵対しているということだ。」

217偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:19:43 ID:???
(続き)
  ド「あ、そうか!」
偽「だけど逆にそれだけなんだ・・・こっちの見方、という訳でもないらしい・・・なんというか・・・俺からしてみればさっきのは『自分はこんな力もっている、自分はウェスカーとは敵対してるが気に入らなければお前達の敵にもなる』って言いに来たんじゃないかと思うんだ・・・」
ロラウ「なんとなくだが・・・わかる気がするな・・・」
かんな「確かに・・・私と同じ技を使っていた・・・それに」
偽「あぁ・・・初対面なのにいきなりかぐらづきの事を知っているどころか、俺の能力とかの事も言いやがった・・・さらにパルティノスドールの大群を一気に凍らせちまいやがった・・・あいつ、ただ者じゃないぜ・・・」
s「・・・敵にはまわらんでほしいな・・・」

かんな「・・・・・・・・・ん!?」
s「ど、どうした!? かんなづき!」
かんな「そこの階段の教壇のほう・・・誰か来る・・・」
ロラウ「何!?」

偽「!?」
気「あぁ!?」
s「お前は!!」
ロラウ「あぁん? 誰だ、おめー」
ド「サドラー!」

サドラー「・・・お前達の中にあるものを強く感じるぞ・・・」
偽「・・・・・っ!」
サドラーは手を偽りの初心者の方へ突き出した

偽「・・・ん?」
気「・・・・・?」
s「・・・??」
サドラー「抵抗しても無駄だ、子は親には逆らえないのだよ・・」

気「偽りの初心者さん・・・何ともない?」
偽「あ、あぁ・・・なんともない・・・」

サドラーは突き出した片手をドロップの方へと滑らした
サドラー「さぁ、こっちへ来いドロップ・・・」
ド「へっ!? ・・・・・・え、えぇ!?」
s「ドロップさんも何ともないのか!?」
ド「う、うん・・・」

サドラー「・・・・・」
サドラーは1人で歩いていき姿を消した・・・

ロラウ「ありゃりゃ? 1人でいっちまたっぞ?? 何がしてぇんだよ」
s「普通だったら発信機投げつけてこう言うんだよな・・・『同化が始まっているのか・・・』ってな」
かんな「どうかしてる・・・」

s「おぉ!うまいな!」

かんな「・・・・・・(おもしろい、って言ってほしい・・・・・泣ける・・・ぜ・・・)」

218偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:20:15 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−3 迎え

偽「・・・ここは本来アシュリーがサドラーによって連れ去られる場所だ・・・多分今も気ちがいさんがいなければ連れ去られていただろう・・・」
気「え・・・な、何で俺なんですか?」
偽「まぁ予想だけど・・・本来ここはブラーガに操られて、ていう設定だろ? 多分ここはそう見せておいて実はエックスワイゼット・・・何だっけ?」
s「あぁ! XYZグラビティシステム!! ここはレオンとかも本当はそれで操られていたのか!!」
偽「多分そうだと思う・・」
気「そうか! 今は本当はドロップさんは連れ去られるはずだったのが俺の腹の中にあるそのXYZグラビティシステムを無効化する装置で・・・」
ド「・・・また、雪ちゃんに助けられちゃったわね・・・」

気「そういえばドロップさん、さっきのレオスダードって人の言ったこと覚えてます?」
ド「雪ちゃんが戻ってくるかもしれないって事?」
気「はい、どう思います?」
ド「・・・できるなら・・・また会いたいよ・・・雪ちゃんに・・・見方のままで・・・」
気「俺も同じ気持ちです・・ただ、何か変な事いってませんでしたか?」
ド「変なこと?」
気「はい、何かぁ・・・雪さんが酷い壊され方をしたとか人間としての感情とか・・・どういう意味なんでしょう・・・」
ド「・・・わからないわ・・・」
気「あ、す、すいません・・・」
ド「あ、い、いえ・・・いいんだけど・・・」
偽「・・・・・(・・・心に深い傷を負ってるってことか・・・?)」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

かんな「・・・sss・・・ここでお別れ・・・」
s「えっ・・あぁぁ!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・
かんなづきがそういうと突然、窓の外が暗くなった!
同時に何かの機械音が鳴り響いた!

219偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:21:11 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−3 別れ

ロラウ「おぅ! なつかしい我が家だな! 戦艦ラングステンとくらぁ!」
かんな「お前達行った方がいい・・・海賊達に襲われる可能性がある」
s「な、なんだと・・・!?」
偽「・・・ロラウディオ・・・」
ロラウ「あぁん、なんだよ」
偽「本当に・・・この星を、地球を襲わないんだよな・・・」
ロラウ「おいおい、まだその話か、安心しろって! お姫様の彼氏がいる星を襲うかっての!」
s「えっ・・・」
かんな「ロラウディオ、一度死ね・・・」
ロラウ「残念だねぇ、俺は不死身の男なんで死なないの」
かんな「あっそ」
ロラウ「それに・・・ここはお姫様の姉ちゃんの墓がある星なんだ・・・侵略なんてするかよ」
偽「そ、そうか・・・わかった」
ロラウ「やっと信じたか、それにお前等はなかなか気に入ったぜ、大好きだぜ・・・フラルちゃんには及ばねぇが・・・」
気「フ、フラルちゃんって・・・」
ロラウ「ほら、早く行きな!! 滅多刺しかミンチになりたくなければな!」
偽「あ、あぁ・・・じゃぁな・・・かんなづき・・・・・お前に会えてよかったよ・・・」
かんな「私も・・・お姉さんのこと・・・ありがとう・・・・・さようなら・・・みんな・・・sss・・・・・」
s「・・・さよなら・・・」
ロラウ「おいおい、俺には挨拶なしかい! 冷たいねぇ・・・」
偽りの初心者、sss、気ちがい、ドロップはかんなづき、ロラウディオと別れ、先に進んだ・・・

そして程なくして・・

海賊「御頭!ご無事でしたか!!」
ロラウ「へっへっへ、見てのとおりさ、またお姫様のおかげで寿命が延びちまった!」
かんな「・・・・・」
ぬ「アイボーーー!! アイボーーーー!!!!!」
かんな「ぬっへほ・・・」
ぬ「シンパイシタンダゾ! イッパイ シンパイシタンダゾ!!! ドウシテクレル!! ココロノアセガ メンタマニ イッパイ アフレテルゾ バカヤロー!!!!!!!!」
かんな「大丈夫・・・私は大丈夫・・・」
ぬ「アイボーノ アタマガ ドウカシテルノハ ヨクワカッテルヨ!! トニカク マタ アエテヨカッタ!! ウワーーーーン!!」
かんな「・・・・・」

ぬ「オイ!? ドウシタアイボー!!」
かんな「疲れた・・・寝る・・・」
ぬ「ソリャネーダロ! ナンカ オモシロイコトガ イッパイ アッタンダロヨ!? キカセテクレヨ!!」
かんな「後で・・・」
ぬ「アイボーーー!!!マァ ツカレテルノハ ワカルケドヨ!!!!!」
かんな「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
かんなづきは自分の部屋にはいり内から鍵を閉めた

かんな「うっうぅぅぅ・・・うっ・・・うぅぅ・・・

・・・お、お姉さん・・・結局会えなかった・・・・・・

だけど・・・・・もう・・・悲しむ必要はない・・・ない・・・・・・・・


み、みんな・・・本当に・・・ありがとう・・・・・私は・・・・・私は・・・・・・・・・・」

220偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:21:41 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−3 不知火の亡骸に憑く邪悪な悪霊(1)

偽りの初心者達はその後の溶鉱炉のような場所のガナードたちも軽々と倒し進んでいた・・・
そして・・・

偽「・・・・・」
s「・・・・・・・」
気「このエレベーターを上ると・・・」
ド「えぇ・・・出てくるわね・・・」
偽「クラウザー・・・いや、誰だ??」
気「さすがにナイフバトルはやりませんよね??」
s「・・・・・っ!」
気「sssさん・・・!?」
s「だれかいる!!」
ド「えっ!? 誰!? 誰なの!!?」
s「誰かはわからない・・・ただ・・」
偽「“ただ”!?」
s「知ってる感じがする・・・俺の知ってる誰かだ・・・動かずに待ってやがる・・・」
気「・・・・・」
偽「・・・行こう・・・」
ド「うん・・・」
4人はエレベータに乗った・・・そして・・・

ウィーン・・・ガシャ
上の階についた・・・
静かだ・・・とても静かである・・・
道の先に誰かが背を向け立っている・・・4人ともその姿に見覚えがあった・・・

気「・・・・!」
偽「・・・お前は・・」
s「・・・お前か!」
ド「あなたは・・・あなたはぁ!!」
?「・・・んふふふふぅぅー!っひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっはっはっはっはぁ!!」

4人の声に反応するかのようにその者は不気味に笑い出した・・・
そしてゆっくりとこちらを向いた・・・

気「フラルッ!!」
ド「フラルゥゥゥーーー!!!」

フラル「はっはっは、初めてだなぁ! こうやって面と向かうのは!!! 馬鹿サンプル共!」
偽「やっぱりお前か・・・」
フラル「んー!? あれれれれー!!? 一人足りないんじゃないのぉー!!?」
気「何!?」
ド「なっ!!」
フラル「木偶人形は? 欠陥品はぁ!? 鉄屑の塊はぁぁぁ!!?? どこ行っちゃったのかなー!? ひゃぁぁっはっはっはっはっはぁぁぁぁ!!!」
気「お、お前!!!」
フラル「教えてやろうか? ・・・俺が・・・」
フラルは手にもった何かからレーザーブレードを伸ばした!

フラル「・・・ バ ラ バ ラ にしてやったんだよっ!!!!」
ガギャギャゴギャン!!
レーザーブレードで手すりの鉄パイプを破壊した!

221偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:22:12 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−3 不知火の亡骸に憑く邪悪な悪霊(2)

偽「・・・っ!」
フラル「ひゃっはっはっはぁぁぁぁ!!!」
ド「あぁ! あぁなぁた! あなたはっ!!! あなたはぁーーーーー!!!」
フラル「へん、ばっかじゃねーの? あれ機械だぞ、使い捨てだぞ、おまけに欠陥品・・・廃棄される! これトォーゼンッ! だから壊したまでっ!
おりゃぁ何も悪くないよーん♪ そんなに大事? そんならあいつの首持ってくりゃよかったかなぁ!?」
s「何・・・」
フラル「ぶっ壊した後ね、首チョンパしてな! ツバ吹っかけて思い切り蹴飛ばしてやったんだよっ!! あれの首をね! こう、ッポーンッと!!」
バギギギーン! ガチャチャン!!
フラルは先ほど切り裂いた鉄パイプを思いっきり蹴飛ばした!

フラル「いやぁ・・・快感だったねぇ・・・ありゃぁどぉーみてもこぉー得点だぜぇっ!!! 
スリィー、ポイントシューット、ってなぁぁぁぁ!! あぁぁはっはっは!!
ふっふっふっふ!! ひゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!!!」
ド「くぅ・・・うぅぅ・・・うぅぅぅぅ!!!」
気「ドロップさん・・・」
ド「・・・!?」
気「俺が行く・・・」
ド「えっ・・・」
偽「き、気ちがいさん!?」
s「だ、大丈夫かよ・・・」
気「奴は・・・奴だけは・・・奴だけは許せないんだ・・・!」
フラル「おぅ!? おぉぉうう!!? なんだ、なんだぁぁぁ!?」
気「フラル・・・俺は・・・俺はお前を許さない・・・許さない!!」
フラル「えぇっ!? 許さなぁい!? 何で!? 俺何か悪いことしたっけか!?」
気「黙れ!」
フラル「何言ってんのぉ!? 俺はゴミを処分しただけなんだけどなぁ・・・ あ、ちゃんとゴミ箱に捨てなきゃ駄目だった?? あぁすまないねぇ! 隊長様も今この星は環境汚染がひどいとかいってたからねぇ! あいつは更に周りの環境悪くしちゃうかもねぇ!! どうしようもないゴミ だ か ら !」
気「黙れといっているっ!!」
フラル「あぁあぁ! 待てよぉ? あんな奴ゴミにでもなんねぇかもな!! ちっきしょぉ、生首持ってきておめぇらの目の前で踏みつぶ」

気「黙れぇぇぇぇっ!!」

フラル「うぉう!? ・・・・・・・はぁ、ったく・・・うるせぇのはどっちだっつってんだ、ばーか!」
気「く・・・くぅ・・・お前だけは・・・お前だけは・・・」
フラル「・・・へんっ! これを受け取りな!」
気「・・・!?」
フラルはふところからナイフのようなものを気ちがいの足元に投げた!

フラル「ふん、俺とまともにやりあったらおめぇらなんかすぐにゲームオーバーだ! だからそのナイフで俺と同じ条件で戦いな!!! 俺に一撃でも与えたらこの場を去ってやるよ!」
気「!!」
フラル「だがお前等は1、2、3・・・4人だから3回しかコンティニューできねーな!! ・・・ひゃっひゃっひゃぁぁぁ!! 残機が3しかないなんて惨めだなぁぁぁ!! 1UPでも降ってこないかねぇ!! んなもんふってこねーよ!! ふっへっへっへっへ!!!!」
偽「こいつ・・・ゲームと現実の見分けがつかないのか!?」
気「・・・・・」
気ちがいは静かにナイフを拾い上げた

フラル「へっへっへ・・・」
それを確認したフラルはもう一つ同じナイフをふところから取り出した・・・

フラル「・・・・・・来な・・・」
気「うあぁぁぁぁぁぁ!!!」
気ちがいはナイフを振りかぶりフラルに向かって走っていった!!

222偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:22:48 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−3 不知火の亡骸に憑く邪悪な悪霊(3)

気「だぁりゃぁっ!!!!」
フラル「ふんっ!」
カキィン!!

気「むぅ!?」
フラル「へへへ・・ほれほれぇ!!」
カキィン! カキン、カキンキンキン!!
ナイフの当たりあう音が鳴り響く!

気「こ、この!!」
フラル「なにぃっ!?」
気ちがいは突然姿を消したかと思うとフラルの背後に現れた!

キィン!
フラル「あっぶね!」
気「受け止めた!?」
フラル「移転装置かよ!? 聞いてねえぞ、おらぁぁっ!!!」
気「このぉ!!」
キィィン!!!

フラル「移転装置かぁぁぁ! ふん、いいだろう! ちょうどいいハンディだぁ!」
カキィン!!
気「くぅっ!」
フラル「オラオラオラオラッ!!」
カキィンカキィンカキィン!!!

気「えぇい!!」
フラル「また消えやがった!! ・・・どこ行きやがった!?」
フラルは辺りを見回したが気ちがいの姿はなかった!

フラル「・・・・・!!」
気「でぇぇぇい!!」
フラル「あっぶね!」
ガキィィン!!
天井から気ちがいが勢いよく降ってくる! だがフラルはそれを寸前で回避!
気ちがいは振り上げたナイフをそのまま床に突き立てた!!

フラル「このやらぁぁ!なめたマネしやがってぇぇ!!」
気「わぁ!!!」
ヒュン!
フラルはナイフを振り上げ気ちがいに思いっきり振るうがナイフは空を切った!

フラル「また移転装置か!」
気「こっちだ!」
フラルの背後に気ちがいの姿が!

気「くらえ!」
フラル「甘いわぁ!」
カキィン!

気「このぉぉぉぉぉ!!」
フラル「えぇい、小ざかしい野郎だぁぁぁぁっ!!!」
お互いにナイフを押し付け合い睨み合う!

気「でぇい!」
気ちがいはまた移転装置で姿を消した!!

フラル「がぁぁぁぁ! むかつくぅぅぅ!!」
気「ここだぁ!!」
フラル「ぅうっせんだよ! おおめぇぇはぁぁぁぁ!!!」
ガキィン!!

気「うっ!?」
偽「気ちがいさん!?」
フラルの猛打に気ちがいは耐え切れず持っていたナイフを弾いた!!

223偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:23:48 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−3 不知火の亡骸に憑く邪悪な悪霊(4)

フラル「ひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
フラルは気ちがいに向かって滅茶苦茶にナイフを振り回す!!
気「くぅ!えぇい!!」
フラル「まぁぁた消えるかぁぁぁ! ばぁぁかやろぉぉぉぉーーーーーーー!!!」
気ちがいは先ほど手放したナイフのところに再び現れ、ナイフを拾い上げた!

気「でぇい!」
フラル「こぉぉうなりゃぁあれだ! もう何も関係ねぇぇやぁぁぁぁ!!!」
気「あっ! うわっ!!」
フラルは突然消えたかと思うと気ちがいの前に現れナイフを振るった!! しかし気ちがいは寸前で回避する!
そう、移転装置だ!

偽「あの野郎、ついに移転装置を使いやがった・・・!」

気「危ない!」
フラル「こぉぉのやろぉぉぉぉぉ!!!」
ガキン! ガキン! ガキン!! ガキン!!!
フラルは力いっぱいナイフを気ちがいに向かって何度も振るった!
気ちがいは必死にそれを受け止めていたが逆にそれの方に神経がいってしまい移転することなど頭に浮かばなかった

気「うっ! ぐっ!! がぁぁ!!」
フラル「ひゃぁひゃひゃ! ぐはは! だぁったらがたがっくすてぅがぁぁぁぁぁー!!!!」
フラルの猛攻は止む気配は無い!

気「えぇい!」
気ちがいは不意に移転することが頭によぎり、すぐに移転した! しかし!!
フラル「ばっっああぁぁぁぁぁぁぁきゃろいやぁぁぁぁぁぁぁああああ! うぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」
気「え!? うわっ!!」
ガギィィン!!!
気ちがいは移転装置で再び天井に移転するもののフラルはそれを追ってきて移転し終わるのと同時に気ちがいに向けてナイフの猛打を与えた!!
何とか気ちがいはそれを防ぐもののすさまじい反動で押され天井から転落した!!

気「わぁぁぁぁぁぁ!!!」
ダァン!!!
激しく床にたたきつけられる気ちがい

気「ぐぅ・・・」
偽「気ちがいさん! 真上ぇぇ!!!」
気「!!!」
フラル「死ねよやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
真上からナイフを振り上げたフラルが降ってくる!
気「えぇい・・・!!!」
フラル「だぁりゃっ!!」
ガギィィン!!!
気ちがいは移転装置を使い回避した!! フラルはそのままナイフを床に突き立てた!

224偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:24:23 ID:???
(続き)
フラル「い・・・い、い、いぃひひひひ!そうだ、そうだそうだそうだそうだそうだそうだそうだそうだそうだそうだそだそだそだそだそだ!!そうだっ!!そうだぁぁぁっ!!!!!もっと抵抗しろや!!抵抗しろ、抵抗しろっ!ててて抵抗しろ逃げてみろよみろよ、ふひぃー、いぃひひひひ! へへへっへっへっへへへ!! あぁぁっ、あぁぁぁ!!!! 悲鳴上げさせてやるよぉぉぉぉぉぉぉ!!!!! あーっひゃっひゃっひゃ!!! うおぉぉぉーーーーーーー!!!!!」

気「はぁ、はぁ・・・うぅ・・・」
フラルの狂った威圧感、移転装置の連続多様、度重なるナイフの猛打に気ちがいの体力と精神力は限りなく限界に達していた・・・

偽「くそ・・・やばいな・・・俺らが援護を・・・」
ド「待って! それはまずいわ・・・今のフラル、私たちが攻撃したら何をしだすかわからないわ・・・」
偽「で、でもよ・・・あ、あれじゃぁ・・・」
s「そのとおりだ・・・それに、あいつ・・・もう何言ってるのかわからないぐらい狂ってる・・・」
偽「・・・っ!」
ド「き・・・気ちがいさん・・・」

フラル「ふへっへっへっへ・・・もうおめぇはおわりだなぁぁぁ!!」
気「うぅっ・・・!!」
フラル「一気にかたをつけてやる! 多連装式超小型マイクロミサイルゥゥゥ!!」
気「なっ!!?」
偽「お前!!?」
フラルは両手を広げ構えた! 肩に大型の多連装ミサイルの発射口が展開される!!

ド「フ、フラルゥッ!」
s「お、お前!? ひ、卑怯だぞ!!」
フラル「黙りやがれぇぇ下等共がぁぁぁぁっ! こいつが死んでも貴様等はまだ残機が3機あるじゃねぇぇかよぉぉぉぉ!!! こぉぉっちは俺一機なんだよぉぉぉぉ!!! 死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
気「・・・!!」
気ちがいは思わず目を閉じた・・・

ダァン!!
フラル「ぬぉぉ!?」
ズダダダダダダダァァァン!!!
フラル「ぎやぁぁぁぁぁぁぁ!!! いてぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
気「・・・??」
気ちがいは自分がもう駄目だと思った、しかし何か様子がおかしい・・・
連続で爆発音が聞こえた・・・しかし、自分の身には何も感じない・・・
気ちがいは少しずつ目を開けてみた

225偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:24:57 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−3  裏切り?

フラル「へぇ、へぇぇ、へぇぇ! な、なんだんだだよ! な、な、な、なぁぁ・・・」
お「・・・・・」

偽「おばはん。さん!」
ド「あぁ!!」

お「・・・・・・」
フラル「お前、お前ぇぇぇぇ!! 邪魔するなぁぁぁぁぁぁあっ!!!!!」
フラルは手のビーム砲の砲塔をおばはん。に向けて構えた!

お「・・・あら、ルール違反をしたのはどちらかしら?」
フラル「うぅるるせぇぇぇ!!!そそんなののの関係かんけねぇぇぇぇ!!!! ・・・はぁはぁはぁ・・・裏切りか・・・裏切り・・・そうか、裏切りか!!」
お「!」
フラル「お前隊長様を裏切ったんだなぁぁぁ!!! お前等の地球は終わりだぁぁぁぁ!!!!」
お「あら、これはその隊長様の命令なんだけどね・・・」
フラル「なあぁんっ!!? そんな事いってごまかそうったってそうはいかねーぜぇぇ!!! はっはっはぁぁ!!」
お「・・・・・ま、何とでもいいなさいな・・・」
フラル「っんだとぉ、おらぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
お「あら・・・私と戦う気? 仮に私が裏切っていたのならばあなたは4対1で不利になると思うけど・・・」
フラル「ぬうっ、おまえぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
偽、ド、s「・・・・・」
気「はぁはぁ・・・・・」

フラル「・・・・・ふん、やる気うせたぜ、へん!」
フラルは移転装置で姿を消し、天井の方に現れた!

フラル「あぁあっったく、ちょぉぉぉぉー、ムカつくぜぇぇぇぇぇ!!! こんのやろぉっ!!!」
お「・・・・・・・」

フラル「・・・ふん!! 馬鹿サンプル共!! みみみ耳の穴かっぽじってよく聞きやがれ!!」
偽「!!」
s「んっ!!」
ド「・・・!」
気「・・・・・・・」
フラル「お前等終わりだよ! もうゲームオーバーだ! 死亡フラグだぁ!!! どんなにレベル上げようと経験値積もうがレアアイテム手に入れようが俺には勝てねぇ!! ふっふっふっふっふ・・・ひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ! あぁぁぁぁひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ!!!! じゃぁこの先で待ってるぜぇ!!!!! うひゃぁぁぁぁぁぁ!!! はぁー ひゃっ ひゃっ ひゃっ ひゃっ ひゃ!!!!!!」
そういうと高笑いしながらフラルは去っていった・・

お「・・・・・005」
005「はっ、おばはん。様・・・」

偽「え、AWD-005!!」
s「い、いたのか!?」

お「もう任務は完了したでしょ? 帰っていいわよ」
005「・・・了解」
おばはん。にそういわれるとAWD-005は移転装置でその場から姿を消した

お「・・・・・・・・・」
気「お、おばはん。さん・・・」
お「・・・大丈夫・・・?」
気「う・・・うぅ・・・なんとか・・・」
ド「き、気ちがいさん!!」
偽りの初心者たちは気ちがいのもとへと駆け寄った

226偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:25:30 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−3  おばはん。

気「あぁ・・・大丈夫・・・大丈夫だよ・・・ふぅ・・・」
s「ちょっと休憩した方がいいな・・・」
ド「・・・フラル・・・許せない・・・」
偽「あぁ・・・次あったら容赦しねぇ・・・絶対に倒す!!」

お「・・・・・」
偽「おばはん。さん・・・・」
お「そうね・・・絶対に倒して・・・あれは不知火さんであってそうではない存在なのだから・・・」
気「・・・・・・・・・」
お「・・・そうね、不知火さんの亡骸に憑く邪悪な悪霊・・・まさにそれだわ・・・」
偽「不知火さんの亡骸に憑く邪悪な悪霊・・・フラル・・・フラル・・・・・フラルは不知火さんの・・・ん? レオスダード・・・そういえば」
お「ん、どうしたの?」
偽「・・・レオスダード・・・おばはん。さん・・・あいつについて何か知ってる?」
お「・・・・・いいでしょう・・・少しだけ話しましょう・・・もしかしたら、もう気づいているかもしれないけど、レオスダード、フルネームはエスタトメント・レオスダードていって気ちがいさんを基に作られた新人類というものよ」
気「新人類? ・・・え、その前に俺を基にって・・・」
お「みんなが孤島にきて一番最初にラングステンとGonさん、AWD-005やフラルと反射板の基地のところで争ったのは覚えているわよね?」
ド「えぇ・・・」
お「あそこで実はAWD-005がどさくさにまぎれてあなたたちの髪の毛を一本ずつ回収したのよ・・・」
偽「なにぃ!?」
s「全然気づかなかったぞ・・・」
お「でしょうね・・・そこから新人類として生まれた内のその1人がレオスダード、気ちがいさんを基に作られたクローン人間ね・・・」
偽「なんてこった・・」
お「他にも偽りの初心者さんのクローン、グランディエ・ナガルゴ・トランディスタ・・・sssさんのクローン、バインストウェル・バリョーム、あ、この子はとっくに死んでるけど・・・あとはドロップさんのクローンの・・・出来損ない・・・」
ド「で、出来損ない・・・?」
お「えぇ本来、ロマナ・エアリエルって言う名前がつくはずだったんだけど・・・出来がわるかったらしくて酷い仕打ちをされているわ・・・かわいそうに・・・」
ド「・・・だからさっき・・・あいつ、あんなことを・・・じゃぁあいつも・・」
お「・・・まぁそんなところかしら・・・私はちょっと単独で行動しているから今基地がどういう状況にあるのかちょっとわからないんだけど・・・」
偽「いや・・・おばはん。さん・・・教えてくれてありがとう・・・」
お「でも、勘違いしないでね・・・私たちはお互い敵なんだから・・・実感がわかないでしょうけど・・・」
s「それは俺もだ・・・だって・・・」
お「・・・・・・・・・・・・」
偽「・・・・・・・・・・・・・」
ド「・・・・・おばはん。さん・・・」
お「・・・なに?」
ド「話は変わるけど・・・雪ちゃんのこと・・・・・・・・本当に死んじゃったのよね?」
お「・・・えぇ・・・」
ド「でも、さっきいったとおりレオスダードってやつにあった時に・・・もしかしたらまた会えるって、言ってたんだけど・・・」
お「・・・・・さぁ、私はわからないわ・・・」
気「そうですか・・・・・」
ド「・・・・・・・・」
お「あなたたち、あの子をとても大事に思ってくれているのね・・・きっとあの子も幸せだったはずよ・・・」

ド、気「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

お「あと少しよ・・・いろいろ辛いでしょうけど・・・がんばって・・・・・

じゃあね・・・みんな・・・」
そういうとおばはん。はその場を去った・・・

227偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:26:02 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−3  レーザーの廊下

偽「・・・・・・・」
気「・・・フラルか・・・」
ド「気ちがいさん・・・大丈夫?」
気「あ、あぁ・・・な、なんとか・・・だいぶ楽になりましたよ・・・」
ド「よかった・・・無理はしないでね・・・」
偽「無理しないとアレなんだけどな・・・」
ド「・・・そうね・・・・・ごめんなさい・・」
偽「い、いや・・・いいんだけどさ・・・」

s「あと少しだ・・・あと少しなんだ・・・」
気「行きましょう皆さん! フラルを倒すんです!! あいつは! あいつだけは・・・あいつだけは絶対に許せません!!」
偽「そうだな・・・」
ド「行きましょう!!」

4人は立ち上がって先に進んだ
そして、“あの”廊下にさしかかった・・
偽「な、なぁ・・・このレーザーの警備システム・・・」
s「うっ・・・俺レオンみたいな身体能力ないから無理・・・2つめまでは行けるかもしれないけど、後はもうズッタズタだよ・・・」
ド「私も・・偽りの初心者さん、がんばって」
偽「・・・いや、ドロップさん俺も無理っす・・・」
s「じゃ、じゃぁどうするよ・・・?」

気「・・・お、俺が」
ド「えっ・・」
気「俺が行きます・・・」

偽「えぇ!? 気ちがいさん、あんなことできるのか!!?」
気「いえ・・俺には、雪さんからもらった移転装置があります・・・それでレーザーの警備のシステムを解除するボタンを・・・」
ド「無茶よ! そうでなくてもさっきあんなに移転装置使ってやっと歩けるようになったばかりなのに・・・」
気「・・・許せないんですよ・・・」
s「えっ・・・」
気「あいつだけは・・・フラルだけは・・・」
偽「き、気ちがいさん・・・」
気「行きますよ・・・」

気ちがいは廊下に向かって歩いていった、
レーザーの警備システムが作動する・・・
気「・・・・・・・くっ、こんなもの!!」
次の瞬間、気ちがいは消えたかと思うと廊下の向こう側へと姿を現した!

偽「よっしゃぁぁぁ!! 一気に行ったぜ!」
気「いてて・・・あ、頭が・・・」
ド「き、気ちがいさん!!」
気「うぅ・・・このボタンを・・・」
気ちがいはよろけながらもドアの隣にある警備システムの解除のボタンを押した!

気「や、やった・・・」
偽「・・・・! 気ちがいさん!! まだだ!!」
気「えっ・・・」
突如偽りの初心者達の前にレーザーが横一線に天井にまで並んだ!
そして気ちがいのほうへ向かって移動していく!

気「うぅ・・・」
ド「気ちがいさぁぁん!!」
s「移転するんだ、移転するんだ気ちがいさん!!!」
気「・・・・・・・・・もう・・・駄目だ」

度重なる移転装置の連続使用で気ちがいには移転するだけの体力が残されていなかった

気「・・・・・・・・・・・・・」
気ちがいは気を失っていた・・・

偽「そ、そんな・・・」
ド「う、うそでしょ、うそでしょ!?気ちがいさん!!」
s「わぁぁぁぁぁ!!」

レーザーが気ちがいをのいた場所を通過した・・

偽「・・・・・・・・」
s「あ・・・あ・・・・・」
ド「えっ・・・? き、気ちがい・・・さん・・・?」

レーザーは確かに気ちがいのいた場所を通過した、しかし3人はその前に起きた不思議なことがおきたのを見過ごさなかった
気ちがいの姿が視界からなくなったのである、気ちがいは確かに気絶していた・・・ 移転装置を使うなどありえない
警備システムが解除された音が鳴り響く・・・

228偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:26:33 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−3  気ちがいの行方

偽「・・・・・・・・・」
ド「・・・・・・・・・」
s「・・・・ん?」
偽「ど、どうした・・・sssさん」
s「あ、あっちの部屋に・・・だ、誰かいる!」
ド「えっ・・・誰?」
s「わかんない・・・それはわかんないけど・・・二人・・・」
偽「えっ・・・二人・・・?」
s「あぁ二人いる・・・! 1人は・・・1人は・・・!!」
sssはそういうと急に廊下の向こう側の扉に向かって駆け出した!!

ド「あぁ! 待って、sssさん!!」
偽「だれだよ! それって!!」
s「1人は気ちがいさんだ!! そしてもうひとりはっ!!」
sssは扉の前に立った、自動ドアがゆっくりと開く


s「やっぱりお前か! かんなづき!!」
かんな「・・・・・・sss、お久しぶり・・・」
ぬ「ヨウ! ヒサシブリダナ!!」
そこには気ちがいを抱きかかえたかんなづきの姿が!
後から送れてドロップと偽りの初心者が到着する

偽「お、お前は、かんなづき!!」
ド「き、気ちがいさん!!」
かんな「・・・・・・・・」
s「お前・・・どうして・・・・・」
かんな「・・・・・もう、大切な人・・・」
s「・・・えっ」
かんな「・・・消えたくない・・・・・失いたくない・・・でしょ?」
s「か、かんなづき・・・あ、ありがとう・・・ありがとう・・・気ちがいさんを・・・本当にありがとう・・・うぅ」
かんな「・・・・・・・・・・」
ぬ「カンシャ スル ナラ カネクレヨ! カネ!!」
かんな「うるさい・・・お前のせいで台無し・・・」
ぬ「ヌッヘホー!」
偽「よかった・・・気ちがいさん・・・無事だった」

気「・・・・・・・・・」

ド「かんなづきちゃん、ありがとうね、・・・気ちがいさんは大丈夫なの??」
かんな「・・・もう大丈夫・・・疲れているだけだった・・・今私が回復した・・・」
気「うっ・・うぅ・・・」
ド「気ちがいさん!!」
気「あ、あれぇ・・・? 俺は確か・・・あれ・・? 何か体と頭の疲れが取れてる・・・なんで」
ぬ「ハッハッハ! ドウダ! スゲェダロ!!」

かんな「お前・・・何もしてない・・・」

229偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:27:21 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−3  漫才?

偽「す、すげぇ・・・」
かんな「・・・・・・」
s「かんなづき・・・どうしてここに来てくれた?」
かんな「迎えがきてから・・・戦艦に乗って・・・・・しばらく・・・あなた達のこと・・・・・見てた・・・」
ぬ「ソウ! オレノ アイボー ハ ノゾキガ ダイスキ!!」
ボカッ!
ぬ「イッテェ! ナニスンダヨ アイボー!! イテージャネーカ!!」
かんな「それで・・・あなた達の仲間が危険だったから・・・・・急いで飛んできて・・・ワープさせた・・・・・」
偽「そ、そうか・・・」
ド「ワープ・・・ワープ・・・そ、そうだったの!」
気「そうだったんですか・・・」
s「さすがだな、お前! ホントすげぇよ!」
かんな「あ、ありがとう・・・・・・」
ぬ「アイボー! ソンナ カオ アカク スンナッテノ! バレバレダゾ!!」
ボカッ! ゲシッ!
かんなづきは肩に乗っていたぬっへほを殴り落とし、足で踏みつけた

ぬ「イッテェ!!」
偽「お、お、おおぉ・・・」
気「あ、あぁ・・・な、何もそこまでしなくても・・・」
かんなづき「いい・・・こいつの減らず口は・・・こうしても直んない・・・」
ぬ「ヌッヘホー!」
ゲシ!
ぬ「イッテェ! アイボー マジデ イテェゾ!! スコシハ ジチョウ シヤガレ!!」
s「・・・確かにうっさいな・・・」
かんな「でしょ・・・?」
ゲシッ!

ぬ「イッテェ! ・・・ナァsss!!」
s「な、なんだ?」
ぬ「アイボー ハ オマエノ コトガ スキ ナンダ!」
かんな「ぬっへほっ!!」
s「え・・・」
ぬ「ダカラ ヤリバノナイ コノキモチ ヲ オイラヲ フミツケルコトデ ハラソウトシテイルンダ! ヤッパ アイボー モ マダマダ ガキ ダナァ!」
ゲシッ! ゲシッ! ゲシッ! ゲシッ! ゲシッ! ゲシッ! ゲシッ! ゲシッ! ゲシッ!
かんなづきは何度もぬっへほを踏みつけた!
ぬ「イッテェ! イッテェ! イッテェ! イッテェ! イッテェ! イッテェ! アハハハハハハ!!!」

偽「・・・あ、あぁ・・・」
ド「・・・えぇぇ〜・・・」
気「・・・・・す、すごい・・・」
s「・・・な、なぁ、かんなづき?」
かんな「な・・・なんだ、sss・・・」
s「ぬ、ぬっへほ・・・は今何ていったんだ?」
かんな「・・・・・・・・・・・あ、あなたには隙がありすぎる・・・だから気をつけろ・・・って言ったの・・・」
s「あ、そうか・・・そうだよな・・・・・わかったわ・・・気をつけるわ・・・」
ぬ「オイ マテ! オイラ ソンナコト イッテナイゾ!!」
かんな「じゃぁ・・・私、行く・・・戻る・・・・・・・・ロラウディオに怒られる・・・」
s「あぁ・・・じゃあな・・・何度も何度も、本当にありがとな・・・」
偽「お前等姉妹にまた借りが出来ちまったな・・・」
気「俺を助けてくれるだけでなく疲れているのも取ってくれて本当にありがとう!」
ド「この先も気をつけてね」
かんな「さようなら・・・しばらくこの星にいるから・・・・・また会えるかもしれないけど」
ぬ「オイ! マテ!! オイラノ ハナシハ マダ オワッテナイゾ!! マテ! マツンダ アイボー!! マテ! マテ! マテ!! マテェェェーーーーーー!!!」
そういうとかんなづきとぬっへほはその場から消え去った

偽「行こう!」
s「あぁ!」
ド「えぇ!!」

気「(よかった・・・俺が一番そうだけど、みんなも少し元気になった)」

230偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:27:53 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−3 狂乱のフラル(前編)

偽「今はこんなことをしている場合ではない」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

s「偽りの初心者さん!はやくぅぅー!!」
昇降機の下からsssの声が聞こえる

偽「ふん・・・泣けるぜ・・・」
偽りの初心者は椅子から立ち上がりその後ろにあった昇降機へ乗り下の階へと降りていった
その後大きな扉を越え、大きな谷がいくつもある“あの”場所に来た
倉庫のようなコンテナが谷に宙吊りにされている・・・
そう、ここはU-3が出てくる場所である・・・

偽「気をつけろ・・・みんな・・・奴が出てくるはずだぞ・・・」
s「U-3か・・・」
ド「どうしよう・・・私自信ないな・・・」
気「うぅ・・・」

4人は恐る恐る一歩、また一歩と足を進めた

偽「・・・・・・・・・・・・」
s「・・・・・あれ?」
気「出てきませんね・・・」
ド「このまま出てこなければいいんだけど・・・あ、あっちにゴンドラがあるわ!」
偽「あそこからあっちにいけて、先に進めるな・・・」

s「・・・・・近くにはだれもいないな・・・」
気「あぁそっか! sssさんは周りが見えるのでしたっけ!」
s「あぁ・・・だけど何もいない・・・」
偽「・・・sssさん、そのまま周りに注意を・・・ゴンドラで先に進もう・・・」
ド「で、でも・・・もしゴンドラに乗ってる時U-3が上から来た! ・・・なんて事があったら・・・」
s「か、考えたくねぇ・・・」


4人は疑問に思いながらもゴンドラに乗り込んだ・・・
なぜU-3が出てこないのか・・・それもそのはずである、なぜなら・・・

偽りの初心者達がレーザーの部屋にさしかかったちょうどその頃・・・

フラル「あぁぁああぁぁぁぁあああぁぁぁぁぁぁ!!! はぁぁら立つぅぅぅぅ!! ムカつくぅぅぅ!! ぬぅぉおれりゃぁぁぁぁぁぁ!!!」
U-3「うぎゃあああぁぁぁぉぉぉぉおおおっ!」
フラル「はっ はぁっ! んん! ほぉぉ・・・! いぃひひぃ・・・ふひ・・・ひゃっひゃっひゃっひゃっひゃぁぁぁぁぁ!! ばぁぁかがぁっ!!!」
バギン! バギン! バギィン!!
フラルは本来出てくるはずであった待機中のU-3に激しい攻撃を繰り出している!!

U-3「うぎゃぁぁぁぁぁ・・・・」
フラル「いひひひひひひぃ・・・・・ひぃひひぃ!」
U-3「・・・・・・・」
U-3もAWDである、フラルは雪風にしたようにU-3を原型を留めないくらいバラバラに破壊し機能停止させた・・・
U-3の首がフラルのもとへと転がっていく・・・

231偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:28:24 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−3 狂乱のフラル(後編)

フラル「へっへっへぇ・・・わるいねぇぇぇぇ! お前の出番はないんだよねぇ〜・・・ははははは、あーっはっはっはっは!!」
腕を組み片足のつま先でU-3の首をその場で転がすフラル

フラル「おめぇのせいで奴等の残機がへっちゃぁ俺がつまんねぇんだよ! やつらは1UPとかないんだよね!! ・・・・・・・・
 そぉ れぇ にぃ ・・・はぁやぁくぅやぁぁつぅらぁとぉぉぉぉぉぉ!!!」
ガシュシャァッ!!!
フラルは足で転がしていたU-3の首をいきなり踏み潰した!!

フラル「けぇっちゃくをつけたいんでねぇぇぇぇぇぇっ!!!! ひゃぁぁぁっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっ!!!!!」
フラルはその場を駆けていった

フラル「ふっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ!! はぁぁっほぉぉぉぉわぁぁぁぁぁぁぁっ!!!
俺には隊長様より頂いたこの薬だってあるっ! 
超重力歪曲エネルギー収束キャノンッ! 多連装式超小型マイクロミサイル! 大出力重核子収束火線砲ゥッ!! なんだってあるんだぁぁぁぁ!! それに・・それにそれにそれにあのおばはん。が俺を裏切ったっていやぁこの星は爆発しておしまいさぁぁ!! みんなゲームオーバーだぁぁぁ!!!!

ひゃぁぁぁぁっっほぉぉぉぉぉぉうぅ!!!!! うぅぅひぃひひひひひ!! ひゃっひゃっひゃぁぁぁ!!!

・・・んんん? そういやぁこの星が爆発する時おらぁどうなんだぁ? ・・・まぁいっか・・・・・・まぁ隊長様の事だ、何か考えてんだろ・・・
さぁて・・・いっひっひっひっひ・・・次のステージの準備といきましょうかいっ!! ひぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

そして・・・

ロマナ「・・・・・・」
狼「うがぁぁぁぁぁ!!!」
ここは偽りの初心者達が通るであろうテントを前にして焚き火が燃える広場である・・・
ロマナの前で狼が暴れ周り、ガナードたちを蹴散らしている

狼「・・・・・」
ロマナ「・・・レオスダードさん・・・」
狼「・・・・・もういませんね・・・ふぅ・・・やれやれ・・・」
狼は周りにガナードがいないのを確認すると人間形態へと姿を変えた

ロマナ「ちょ・・・ちょっと・・・・怖かったです・・・」
レ「ふふ・・これは随分前にキャプチャーした甲賀さんの能力です・・・自由に狼に変身できるんですね、あの方・・・面白いですねぇ・・・」
ロマナ「えっ・・・め、メールとか・・・ですか?」
レ「・・・そっちの“へんしん”ではありませんよっ・・・! 狼にメール送ってどうするんですか!! ・・・“化ける”と、いう意味です!」
ロマナ「ふふ・・・うふふふふふ・・・」

レ「はぁ・・・全く・・・・・では行きま・・・ロマナさん! 隠れなさいっ!!」
ロマナ「えっ! な、なんでですか?」
レ「よいですから、早くっ!! テントのどこかの陰に隠れなさい!!」
ロマナ「は、はい!!」
ロマナは疑問に思いながらも急いでテントの木箱の陰に隠れた!

「ひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃぁぁぁ!!!」
ロマナ「ひっ!!」
隠れ終わると同時に聞き覚えのある嫌な笑い声が聞こえた、
ロマナにはその声に聞き覚えがあった
思わず声が裏返った・・・忘れもしないあの出来事・・・

そう、フラルである・・・!!

232偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:28:55 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−3 危機一髪!

レ「・・・・・・・・・・・(ロマナさん、声を上げては駄目ですよ!)」
フラル「んんん!!? あらぁぁぁっ!? お前はレオスダードっていうんだっけかぁ!!? こんなとこでどうしたぁぁ!?」
そう言いフラルは崖から飛び降りてきた!

レ「・・・こんにちはフラル様・・・」
フラル「木偶人形共が一匹もいないじゃん・・・何故に!? おめぇ倒したのか!!?」

レ「・・・え、えぇそうです・・・(困りましたね・・・口実が思いつきません・・・私とロマナさんが組織を離別したことは知られていないようですがロマナさんがもし見つかったら・・・何とか切り抜けなければ・・)」

ロマナ「・・・・・」
ロマナは震えながら木箱の陰からレオスダードとフラルのほうを覗いた
フラルがこちらに背を向けレオスダードと話している・・・

レ「・・・・・・フラル様」
フラル「あぁん!? なんだぁぁぁ!!!」
ロマナ「ひっ!」
ゴトッ!
ロマナはフラルの大声に驚き木箱に体が触れた!

レ「・・・っ!!」
フラル「んっ?」
フラルはテントの方に振り向いた

フラル「今なんか音がしたようなぁぁ・・・まだガナードがいんのか? でもガナードはその辺フラフラしてるはずでぇ・・・気になるな・・・」
レ「き、気のせいでしょう!!」

ロマナ「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・・・」
ロマナはしゃがみこみ両手で胸を押さえつけた、心臓がバクバクなっているのがわかる
声には出していないながらも息が荒くなり自然と全身に力が入ってしまう・・
ここで見つかれば間違いなく殺されるだろう・・・

フラル「なんかいんのかなぁ・・えぇっとぉぉ、ちょっと待ってなレオスダード!」
フラルはテントの中に足を踏み入れた

レ「あ、ふ、フラル様! ウェスカー様から言われておりましたがっ!!」
フラル「だから待てってのっ!」
徐々にロマナが隠れている木箱とフラルの距離が縮まる・・・

フラル「えぇと・・・」
レ「・・・はっ!?」
フラルは木箱をどけてそこを見た・・・

フラル「あぁん!? ・・・・・・・・・・・・」























レ「・・・や、やはり、気のせいですよね・・・?」
フラル「んー・・・そうみてぇ・・・」
そこには何もなかった・・・

レ「ところでフラル様は何故ここに・・・」
フラル「あぁん、第2ラウンドの為だ!」
レ「ほう・・・そういいますと・・・」
フラル「あれだよ・・・遺跡のところであの馬鹿サンプル共と決着をつけんだよ! 俺はクラウザーの代わりなんだよっ! 奴等に先はないがなぁ!! 俺が全員皆殺しにしてやんだっ!! ひっひっひっ!」
レ「(クラウザー・・・?)なるほど・・・ここのガナードを破壊しろとのウェスカー様の命令の意味もわかりましたよ」
フラル「あん? そんな事命令されてたのかおめぇ!!」
レ「えぇ・・・きっとフラル様の為でしょう」
フラル「えぇぇっ? 俺のぉぉ!?」
レ「えぇ、きっとフラル様がこの後サンプルたちと戦闘するのを気遣ってくださって少しでもお手伝いになるようにとここのガナードたちを排除して」
フラル「あぁぁぁあああぁぁぁ!!! そうかぁぁ!! 隊長様も俺のことちゃんと信用してんだなぁぁぁ!! 嬉しいぜぇぇぇ!!」
レ「そうです、その期待にこたえるためにも・・・早く行った方がよろしいのでは・・・いろいろ準備ありますでしょう?」
フラル「あぁ・・・そうだなぁぁ!! おめぇの言うとおりだ!! さっさと行くかい!! ありがとなぁぁぁ!! レオスダードぉぉぉ!!じゃあなぁぁ!!」
レ「健闘を祈ります・・・・・・・・」
フラルは遺跡の方へと走って行き、完全に姿を消した

レ「・・・偽りの初心者さん達の健闘を、ね・・・・さて・・・・・」

233偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:29:26 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−3  やっぱり弱い(?)レオスダード

レオスダードはテントの裏側に回った・・・そこにはロマナが震えながらうずくまっている姿があった・・

レ「ロマナさん・・」
ロマナ「ひっ! いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
レ「ロマナさん! 私です!!」
レオスダードはロマナのところにしゃがみこみ、手を肩にかけた

ロマナ「っ! はぁっ! ・・はぁっ・・・はぁっ・・・はぁ、はぁ・・・はぁっ!!? あんっ、はぁっ・・・あぁはぁ・・・」
レ「・・・大丈夫ですか・・・? 私です・・・レオスダードです」
ロマナ「・・・はぁ・・はぁ・・・・・はぁ・・・はぁ・・・・・・・・」
レ「落ち着いてください・・・もう大丈夫です・・・ロマナさん」
ロマナ「・・はぁ・・・・・・・あ、あ・・・・れ、レ、レオスダード、さん・・・さん・・・」
レ「・・・・・・・・」
ロマナ「私・・・私・・・・・わ、私・・・・・私・・・・・・・・・」
レ「ごめんなさい・・・もっと早く気づくべきでした・・・かんなづきさんの能力ですよ・・・あなたを寸前にテントの中から外へワープさせました・・・あの方にはあの口の中のガラスの摘出の件といい本当に感謝しなければなりませんね・・・」
ロマナ「・・・うっ・・・うぅ・・・レ、レオス・・・ダード・・・さん・・うう・・・・・・うぅ・・・」
ロマナの目に涙があふれる

レ「怖かったでしょう・・・もう大丈夫です・・・あのどうしようもない馬鹿は・・・・・どっかに行ってしまいましたから・・・」
ロマナ「うぅっうぅぅ! うわあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!! あぁぁぁぁあん!!! あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーー!!!!!」
ロマナはレオスダードに抱きつき大声で泣いた、それをレオスダードは受け止め優しく背中に手をおいた
・・・ロマナはしばらく泣き止むことはなかった・・・

そして数十分後・・・
ロマナ「うっ・・・うぅぅ・・・うぅぅぅぅ・・・」
レ「・・・おっと・・・また、何方かが来ましたね」
ロマナ「えぇっ!? えっ、え、え、え・・・」
レ「大丈夫ですよロマナさん・・・あの方達ですよ・・偽りの初心者さん・・・覚えてますでしょう?」
ロマナ「・・・・・」
レ「私達がここにいてマズい理由はありませんが、ここを去りましょうか・・・あなたも泣いている姿を他の方に見られるのは嫌でしょう?」
ロマナ「・・・・・・・」

レ「・・・さぁ、立てますか? 行きましょうか」
ロマナ「はい・・・・・・レオスダードさんっ・・・」
レ「何ですか? どうかされましたか??」
ロマナ「何度も・・・何度も私を助けてくれて、本当に・・・本当に・・・本当にありがとうございますっ!!」
レ「えっ!? な、な、なぁ・・・!!」
ロマナ「私、とってもうれしいです! レオスダードさんとこうやって」
レ「か、かっ、か、勘違いなさらないでください!! 忘れましたかっ!? わ、私はあなたをただからかうためについでで助けたんですから!! ついでですよ! ついで!! 今だってぇ!!」
ロマナ「うふふ、うふふふ、あははは・・・ははははは」
ロマナは片手を口に当て下を向いて静かに笑っている

レ「い、今だってっ! あなたがいないと、こ、この先からかう相手がぁ・・・じゃない! と、とにかく! あなたはついでなんです!!! 私があなたを助けたって何の利点もないでしょう!? それに私の足を引っ張ってばかりでっ! それでいて! それでいて! それでいてっ!! えぇぇぇ」
ロマナ「あははっ・・・レオスダードさんっ」
レ「な、な、な、何ですかぁぁっ!!?」
ロマナ「早く行かないと偽りの初心者さん達が来ますよ♪」
レ「ぐぅ・・・あなたにそれ言われるとは・・・私としたことがぁぁ・・・」
ロマナ「あははははは♪」
レ「・・・ ま た 笑 い ま し た ね   ・・・・・・

  あ  ・  な  ・  た    !!

・・・・・・・・・・・・・と、とにかく行きますよ!!」
ロマナ「はい!」

二人はその場から姿を消した

234偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:29:58 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−3  準備よし!

偽りの初心者達はレオスダード達がいたテントと焚き火の広場を越え地下に行ったところにいた・・・。

?「ウェルカム!!」
偽「あ!」
気「ゾンビが怖い人、さん!!」
ゾ「皆さん、こんにちは!!」
s「・・・・・・・・?」
ド「あ、あれ・・・?」
ゾ「ん? どうしました??」
ド「ゾンビが怖い人さん、何かいつもと違って生き生きしてますね・・・どうしたの?」
ゾ「いやぁ、ここに射的場がありますよね? ・・・ってまずは充電しましょう、」

ガチャ、ウィィィ・・・

気「それで射的場がどうかされたのですか?」
ゾ「えぇ! 実はここの射的場の的は・・・全部ゾンビなんです!!」
偽「え・・・でもそれって・・・」
ゾ「はい、ぼくも最初は怖くて逃げちゃいましたけど、何せ的なんですから本物じゃぁないでしょう? ですから逆に撃って撃って撃ちまくってやったんですよ! いやぁ快感でした・・・」
ド「なるほど! それでそんなに生き生きしてるんですね!」
ゾ「えぇ! そうなんです! あ、でも射的場にいくためにその扉を開けるときは注意してくださいね! もしかしたらゾンビが出てくるかもしれませんから」
s「え、でも、ゾンビ、というのは的なだけで本物は・・・」
ゾ「甘いですよsssさん! この世界ではそういう甘い認識が死につながるのです!! 前もいいましたがきっとその的はゾンビという的を装ったゾンビです!!」
気「え、えぇぇ・・・?」
s「でもさっき自分でゾンビは的であって本物じゃないって自分で言ってたじゃないですか・・・」
ゾ「いいえ、奴等はどこにでも潜んでいるんです! 暗闇からいきなりうなり声が聞こえて、振り向くとそこには・・・」

ドン ドン ドン !    突然、射的場の中から扉をたたく音がなった!!

偽「いぃっ!?」
気「うわっ!?」

ゾ「うわぁぁぁぁぁぁぁっ!!! ゾンビだああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!」
そう絶叫するとゾンビが怖い人は偽りの初心者が来た道を走っていってしまった・・・

ド「・・・結局ゾンビが怖いのは直ってないみたい・・・」
偽「・・・っていうか誰だ!? 射的場の扉をたたいたのは!」

ドン ドン ドン!

気「ま、また・・・」

ドン ドン ドン!
「お〜い、誰か開けてくれぇ! 開けてくれぇ!」

偽「ん? その声は・・・」
扉をたたく音と共に聞き覚えのある声が中から聞こえてきた

気「えぇっと、これが鍵だな・・・」
ガチャ

27「あぁ・・・やっと出られたよ・・・」
s「あぁ! 27さん」
偽「ど、どうしたんですかぁ!?」
27「い、いやぁ・・・ゾンビが怖い人さんと暇でしたので射的場で遊んでいたんですよ・・・終わって出て行こうとしたらゾンビが怖い人さん、鍵閉めちゃって・・・出られなかったんですよ・・・」
気「あ、あぁぁ・・・そうだったんですか・・・」
ド「ひ、暇って・・・」

ピピーッ
銃が充電完了の合図を点滅させる

27「あ、充電終わりましたね、」
偽「いよいよか・・・・・・・・」
ド「うん・・・・・・」
気「そうですね・・・・・」
s「・・・・・・・・・」
27「あ、あれ・・・? み、皆さん急にそんな険しい顔してどうしたんですか・・・? あ! 次は確かクラウザーのっ!!」
s「・・・ちょっとちがうんだな」
27「えっ?」
偽「もっとたちの悪い奴さ・・・フラルっていうな・・・多分・・・」
27「・・・・・ふ、フラル・・?」
ド「まぁ知らなくてもいいよ」
気「こんどこそ容赦しませんよ! あいつだけは絶対に許せないんです!」
27「・・・そ、そうなんですか・・・そんなにひどい奴なんですか・・・」
偽「あぁ・・・」
偽りの初心者達はそれぞれ自分の武器を拾い上げた

偽「それじゃ、27さん」
27「は、はい・・・み、皆さん! 気をつけて!! それから頑張って!!」
s「あぁ!」
気「27さんも気をつけて!!」
ド「さようなら!!」

4人は地上へと続く梯子を上っていった







27「・・・ん、ゾンビが怖い人さんはどこにいったんだ・・・?」

235偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:30:30 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−3  不知火の亡骸に憑く邪悪な悪霊(5)

4人は地上に出て少し進んだところの少し造りの良い扉を抜け遺跡のようなところにいた、
そして・・・

偽「・・・フラルゥ!! いるんだろうっ!!? 出てきやがれ!!!」
気「・・・・・・!」
ド「うぅ!!」
s「・・・・・・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

偽「フラルッ!!」
「フッフッフッフッフッフッフ・・・」

ド「!?」
気「きた!」
s「きやがったか!!」

フラル「はっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ!! あぁぁひょわぁぁぁぁぁぁ!! ひゃぁぁぁっほぉぉぉううぅ!!」

偽「・・・・・っ!!」
遺跡の壁の影から“やつ”が高笑いをあげながら現れた!

偽「もう容赦しねぇぞ! フラル!! お前は絶対ここで倒す!!!」
フラル「ふひひひぃぃ! ひひっ! いぃひひぃぃー!! ひひひひ! ふぅへぇへへへへへへぇっっ!!!」

気「ど、どうしたんだ・・・!?」
ド「・・・気ちがいさん、もうあれよ・・・」
気「えっ・・・? あれ、ってぇ・・・」
s「あれだな、ドロップさん」
ド「えぇ、あれね」
気「な、何ですか?“あれ”って・・・」

フラル「ふひゃひゃ、ひゃっひゃっひゃっひゃぁぁぁ!! いっひひひひひひひひひひ!!!」

偽「気ちがいさん、あれっていうのは奴は完全にぶっ壊れてるってことだ!」
気「・・・あぁ!? なるほど・・・」

フラル「ふへへへ・・・なぁぁに言ってやがる・・・ばぁかサンプル共・・・・」

気「っ!?」
偽「・・・・・・」

フラル「俺は至って正常だぜぇ!? ふひひひ、いぃひひひひひひひひひ!!!」
s「・・・それのどこが正常なんだ!?」
ド「どうかしてるわね・・・」
フラル「へん! どぉぉかしてるのはおめぇらだよっ! おめえらはゲームオーバーなんだよっ!! もぅおめぇらに次のステージなんてねぇんだよ!! おとなしくつかまりゃぁぁいいんのによぉぉぉ! ほぉぉぉんとぉにばぁぁぁぁぁくぁっだぁよなぁぁぁぁぁぁぁ!!! ひゃっはっはっはぁぁぁ!!」
偽「・・・とりあえずまともに喋ったらどうだ?」
フラル「・・・なぁぁにぃぃ!?」

偽「に ほ ん ご ! ・・・何言ってんだかさっぱりわかりゃしねぇ」

236偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:31:00 ID:???
「悪夢」 チャプター 5−3  不知火の亡骸に憑く邪悪な悪霊(6)

フラル「へん、ばぁか! 余裕こいてられんのも今のうちだ! おめえらあの女、おばはん。と知り合いなんだってなぁぁ!!」
気「えっ・・・」
ド「そ、それが何よ・・・!」
フラル「覚えてるかぁっ!? あぁいつ俺を攻撃したんだぜぃ!! 裏切りだ、裏切り!! 隊長様にそれ言やぁこの星はドッカァァァァァァァァン!!!
・・・・・だぜ!?」
偽「!!」
s「・・・!」
フラル「へっへっへ・・・安心しなっ! 俺もおめぇらとのゲームを楽しみたいんだっ! それじゃもったいねぇぇし・・・つまんねぇだろぉ!!?」
気「な、何が・・・」
フラル「だがまさか、あの女とおめぇらが知り合いだとはなぁぁぁ・・・ま・・・んなこたぁどうでもいい・・・・・・
・・・どうだ!?先に進みたいか!? 馬鹿サンプル共!!」
偽「・・・・・!!」
フラル「あのゲートッ! 見えるだろぉぉ!? だぁけどっ! あぁのゲートは タ ダ じゃ! ひらかねぇ・・・」
ド「・・・まさか」
フラル「ふっふっふ・・・開ぁけるには3つの紋章がいるんだよ・・・ひっひっひ・・・」
s「こいつ・・・クラウザーと同じ事を・・・」
フラル「・・・1つは北にある・・・そぉしてもう1つは・・・東っ!」
偽「・・・もう1つがお前ってわけかい!?」
フラル「そっ! これを見な!!」
フラルはふところから紋章のかけらを取り出し、偽りの初心者達に見せ付けた

フラル「はっはっはっはっはっはぁぁぁぁぁ!!!! まぁおめえらの残機は4つ・・・4回だぜ!? 4回コンティニューデキンだぞっ!!? まぁ無理だろうけどなぁぁぁぁぁ!!! ひゃっひゃっひゃっひゃっひゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
ガチャン、ガシャン、ガチャァン!!
偽、s、気、ド「!!!」

突然フラルは両腕を上に上げた!!
ひじの辺りから重火器がすべり出て、両腕に装着されたかと思うと
すぐにそれを偽りの初心者等の方に向けた!!

フラル「ひゃっ ひゃっ ひゃっ ひゃっ ひゃっ ひゃっ ひゃっ ひゃっ ひゃっ ひゃっっ !!!!
死ねやああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」
キュゥゥイン、ズダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!!!!!

偽「皆! 伏せろぉぉぉぉぉぉ!!!」
偽りの初心者等はとっさにその場に伏せ、壁の陰に隠れた!!
しかし、フラルの銃撃は止まることがない!!

フラル「ひゃっ ひゃっ ひゃっ ・・はぁはぁぁぁはあぁぁ! すげぇぇぇよ・・・すげぇよ! この力すげぇぇよ!! ふひひひ! いぃーひひひぃ・・・ふひ、ひぃぃ あはっ! あはははは! あぁぁぁぁ は は は は は は は は は は は !!
ひゃぁぁぁ ひゃっ ひゃっ ひゃっ ひゃっ ひゃっ ひゃっ ひゃっ ひゃっ ひゃっ ひゃ !!!!!!!!!!」

こうしてフラルとの戦いが始まった!!

237偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:31:38 ID:???
──登場人物紹介── その1
■偽りの初心者、sss、気ちがい
この仮想世界にウェスカーにより最も優れたサンプルとして送り込まれた3人
偽りの初心者はマシンガン系、sssはショットガン系、気ちがいはライフル系を扱い、
ウェスカーの野望を打ち砕くべく足を進める、レオンの代わりとしてこの仮想世界に送り込まれた

■甲賀
バイオハザード4の一番初めにトラバサミに掛かった狼の代わりとしてこの仮想世界に送り込まれた
狼に自由に変身でき、口にくわえたレーザーブレードで戦う、
後にコント×55号、8w、sai、伝説・改と供に裏から偽りの初心者達をバックアップすることになる

■sai、伝説・改
この世界につれてこられたの不要なサンプルに当たる者で大勢の者がそれを理由にレイのXYZグラビティシステムで虐殺されたが運良く生き残った二人、
かぐらづきが無残な仕打ちをされ、その順番を待つだけだった甲賀達を救った、その後は甲賀たちと同行、行方不明になった気ちがいやsssをさがす
saiは刀で、伝説・改はセミオートショットガンで戦う

■Gon、ddr、意図
専用の戦艦、“HN-GON”に乗り偽りの初心者達をバックアップする。
Gonはオペレーターと供に艦を指揮し、ddrはダンス(舞闘)で、意図はガ●ダムに乗り、それぞれ偽りの初心者達を阻む敵を駆逐する。

■クマ、ゾンビが怖い人、27
武器商人の代わりとしてこの仮想世界に送り込まれた、偽りの初心者達に武器を与えたり、補給などしてバックアップする

■ドロップ
アシュリーの代わりとしてこの仮想世界に送り込まれた、後に偽りの初心者等と合流し同行、コント×55号や8wが洗脳から目覚めるきっかけをつくったりと活躍を見せる

■不知火
ルイス代わりとしてこの仮想世界に送り込まれた、度々偽りの初心者等の前に現れてはのんきでマイペースな様を見せ付けていく反面、自慢の5連装無限ロケットランチャーで大暴れしていく
しかし、古城でsssがサドラーの触手から守るものの謎の言葉を残し自ら自爆、そして自爆後に飛び散った肉片を回収されフラル=ロ・ジュラゲドとなり最悪の敵に・・・

238偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:32:08 ID:???
●ウェスカーの組織
■ウェスカー
仮想世界をつくり、人間をある程度育て、捕獲ということを繰り返し、いつしか人間同士で故意的に争わさせそれによって生まれた知識を我が物にしようと人間を何人も仮想世界に連れ込んでいるボス、多くの人間達が彼の理想の犠牲になり捕獲され保存されている・・・

■おばはん。
エイダ代わりとしてこの仮想世界に送り込まれた、
敵らしいそぶりを見せるが度々偽りの初心者等を救ったり情報を提供したりしている、謎の存在
胸の爆弾で脅されウェスカーの下で動いている。
赤い服を着て、刀、銃を扱い戦場を駆ける

■inazuma400
超戦闘用AWDをつくったのは彼であり創造主といわれることもある。
おばはん。と同じく胸の爆弾で脅されウェスカーの下で動いている。
専ら新兵器開発に取り組んでいて戦闘は一度もしていないもののバリア(ATフ●ールド)とパレットライフルを扱うことが出来る

■AWD-002 雪女(雪風)
超戦闘用AWDの1人、当初偽りの初心者達の成長を保護するために同行していたが自我に目覚めていき最終的にウェスカーを裏切り自爆して絶体絶命だった偽りの初心者達を救う。
以後はinazuma400に修復され名前を“雪風”に改名、完全にウェスカーの組織を離別し、偽りの初心者等と仲間として同行する
その名のとおり吹雪や氷を扱う攻撃が得意

■AWD-003 牛若丸
超戦闘用AWDの1人、任務に忠実、雪風の排除、抹殺にやたら固執する
侍のような風貌と言動で刀と移転装置を駆使して繰り出す攻撃が強烈。

■AWD-004 レイ
超戦闘用AWDの1人、本来学習型AWDとしてウェスカーの趣向のため開発されたものらしく戦闘には不向きである、
しかし持っている重力を自在に操る機能、XYZグラビティシステムは大量虐殺兵器と言うに等しく、一定の範囲の重力を不規則にゆがませることで
その範囲内にいる生物や物をバラバラにすることが出来る、また器用にコントロールことも可能でかぐらづきを悲惨な目に遭わせた・・・
雪女の自爆により首だけになったところを8wに止めを刺され完全に機能停止

■AWD-005
超戦闘用AWDの1人、任務遂行用コードネームは無く、“AWD-005”というのが名前である
様々な武装と重兵器、高性能を誇る機能、完全といえる回復機能とバリア、またウェスカーに忠実であり、兵器として最強で完全な超戦闘用AWDである。
雪風とデュアル戦闘用に作られた物で“黒い雪風”といったところ、しかし、その戦闘能力は雪風とはかけ離れており計り知れず、雪風ですら全く歯が立たないという恐るべき存在

■フラル=ロ・ジュラゲド
自爆した不知火の肉片から作ったウェスカーの尖兵、口や態度は悪いがウェスカーには忠実。
以前の面影があり重兵器を好んで使い、甲賀たちを追い詰めた。
ロラウディオとは奇妙な仲になる、女嫌い

239偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:32:42 ID:???
──登場人物紹介── その2

●文明監視機関
■リヘガ・ラドール
この宇宙の秩序を守るべく全ての星の文明を監視し、一定値を超えたならば武力をもって行使し全てを破壊していくかその星の生物達を捕獲、脳の改造を施し、自分達の戦力として使う文明監視機関の1人にして生物の脳の研究、コントロールを可能にした人物。
脳はリヘガ・ラドールそのものだが体はかぐらづきの弟、賀天楼のもの、10万年以上生きており、その都度生物の体に脳を移して命を永らえさせている。
今回地球人類がその対象になったために地球にやってきたそうだがこの仮想世界に迷い込んでしまった・・・
ここでもウェスカーが捕らえた不必要なサンプルたちを捕らえ改造していて、あのクラウザーやルイスなどまでもがその犠牲となった・・・
研究者とは思えないぐらい格闘戦が強い、
かぐらづきの最期の行動によるもので肉食微生物に体を蝕まれ死亡


■霧雨 神楽月
地球に来る前に文明監視機関によって滅ぼされた星の生き残り、ラドールの尖兵として脳を改造されている
しかし、偶然洗脳がとけ、偽りの初心者と意気投合し、偽りの初心者に力を授けることになる。
格闘、剣術など一通りできる、また彼女の最大の特徴は電撃や雷を自由に操れる事
度々不幸な思いをするものの最期はラドールと供に肉食微生物に体を蝕まれ死亡

■霧雨 如月
かぐらづきの妹でもう1人の生き残り、
風を操るのが得意で身長の1.5倍はあろう大剣を振り回す
序盤にラドールの強化実験に耐え切れずに命を落としている

■コント×55号、8w
本来武器商人の代わりとしてこの仮想世界に送り込まれるはずだったが文明監視機関リヘガ・ラドールに捕らえられ、かぐらづきとともに改造を受け尖兵とされる
しかし、もとにもどり甲賀と同行を共にすることになる、
コント×55号は手榴弾系や炸裂弾やレストレイルという武器で、8wは高周波熱噴射溶断切断式長身型単分子カッターで戦う

●宇宙海賊ラングステン
■ロラウディオ・アーディラ・クストウェル
その昔、宇宙戦艦に乗り他星を制圧を繰り返し、金品を全て奪いその星系の種族は滅ぼす、ということを繰り返している集団があった・・・だが世代を重ねているうちに使い切れないほどの富を得た彼らは第一目標の金品財宝から次第に鮮血と殺戮の快感を求めて宇宙を徘徊する恐ろしい存在となっていった・・・そんな残虐な集団宇宙海賊ラングステンの872代目の海賊の頭にあたるのが彼、ロラウディオである。通り名は「不死身の男」
海賊を何千人も従えており、フラルとは奇妙な仲になる

■かんなづき
ラングステンの中にいる全てが謎の口数の少ない少女。
sssを気に入り、救うだけでなく力も授ける。
ワープが得意。

■ぬっへほ
かんなづきの肩にちょこんと居座る白い球体生物、半角カタカナで喋りとてもなまいき


●その他
■サラン・ストレイル
偽りの初心者達に助言などをした後は甲賀の方へつきそちらをバックアップ、幾度も“飛躍”という言葉とともに甲賀たちを救っている
敵ではないようだが、声だけしか聞こえなく姿が確認できず正体不明の謎の存在である

■黒フードの男
かぐらづきが息を引き取った直後、突然現れかぐらづきの首を大バサミで切断し持ち去った者
全くもって正体不明だが偽りの初心者いわく、会ったことがあるような気がする、との事・・・

240偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:33:13 ID:???
おばはん。さんの作品↓

241偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:33:50 ID:???
Incubate (4)


キメラを造る技術は、随分前に確立されている。
例えば、鶏の卵にウズラの胚を移植する。鶏の受精卵にある、本来翼になるべき部分を切り取って、ウズラの同じ部分を移植すると、生まれて来るのはウズラの翼を持った鶏だ。本来自然界には存在しない生物。だがーーこの方法には重大な問題があった。
拒絶反応だ。
雛の間は問題無い。細胞を識別するT細胞が未熟な為、本来鶏にとって異物の筈のウズラの翼が攻撃される事は無い。が、成長と共に事情が違って来るー…免疫細胞が異物、つまりウズラの翼部分を攻撃しはじめ、やがて翼は落ちてしまう。骨髄幹細胞を入れ替えればある程度解決するが、絶対的な効果は期待出来無い。人為的な操作には無理が付纏うものなのだ。
『あれ』によって変異したキメラーー宿主は、違う。拒絶反応は認められない。『あれ』のDNAが巧妙に宿主のDNAに潜り込み、その組成を変えてしまうらしかった。
全ての生物はーー微小な細菌から我々人間まで、全てーー同じDNA構造を持っている。A/T/G/Cからなる4つの塩基。二重螺旋は、必ずA/T、もしくは G/Tの塩基対で繋がっている。制限酵素を使ってこの部分を切り離せば、切り口は必ず同じになる。DNAの組み替えを行う際には、こうして切り離した部分を別のDNAと繋ぐ。人間と犬や猫、植物、細菌のDNAと繋ぐ事も可能だ。
『あれ』も自身が持つ独自の酵素を使って同じ事をしているに違い無いー…。そこまでは、推測できた。だが、そこから先が全く分からない。試しに村人の胎内で孵化した幼生体からDNAを抽出してみたが、組成はまるでデタラメだ。規則性が、無い。どこかしらにある筈の共通点を見つける事が出来なかった。
もっとも、教団の連中にとってはどうでも良い事に違いあるまいーー使えさえすれば、良いのだ。そして、俺にとっても。当初の目的だったはずの『あれ』の正体も、徐々にその意味を失いつつあった。
酔っていた。
自分の手で、次々と新しい生物ーーキメラ…端的に言えば、ただの化け物ーーを造り出す。つまり俺は『創造主』と言う訳だ。そこに小難しい理屈は要らない。
俺はただ、組み込みたい動物に、『あれ』を植え付けるだけで良かった。孵化し、遺伝子情報が変化した頃合いを見計らって、幼生体を取り出す。そして新たな宿主ーー大抵の場合人間だったがーーに、移植し直す。ただそれだけ。
例えば、昆虫と人間。昆虫ーー他愛無い虫、と唾棄されがちだが、侮れるものでは無い。人間が登場するずっと以前から、存在している。その形態を殆ど変える事無く生き延びて来た、ある意味究極の進化を遂げたと言える生物。初期の実験ではなかなか安定せず、目を背けたくなる程に醜悪な個体になってしまったモノもあるが、最新のモノの出来具合いは素晴らしい。均整のとれた肢体に、硬い外殻。驚くべき事にーー自慢げに連れ歩いているチビの城主は気付いていない様だがーー 、ちゃんと自分の『意志』も備えている。
複数の『あれ』を植え付ける事で、不死に近い再生力を持ったモノも、出来た。幾ら切り刻もうと、骨を打ち砕こうとも、恐るべき速さでその体躯を修復するそれは、俺の傑作となる筈ー…だった。
だが、出来上がって来たそれはー…強かに俺を、俺の自負心を打ちのめした。

242偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:34:23 ID:???
Incubate (5)


パンドラの函には『希望』が残った。
俺の小函からは、『絶望』が身を乗り出して俺を見ている。


なまじ人の形をしていたから、だろうか。
出来上がったそれーーリヘナラドールと名付けられたーーを前に、俺は戦慄していた。いったい、これは何だと言うのだろう。
体毛は抜け落ち、白く変質した皮膚。眼は落ち窪み、口蓋は無くなって伸びた犬歯を露出していた。複数の『あれ』が互いに主導権を争っているのだろう、その?は滑稽な程小刻みに震えている。
もっと醜いモノもあったと言うのに、全身を粟立たせるこの嫌悪感はなんだ。吐き気を堪えながら、それを見詰めーー、そして思い至る。良く似ていた。遠いラクーンシティで蠢いていたと言う、『生きた』死体ーー無論本物を見た訳じゃない。米政府の公式見解も、『細菌兵器流出に依るバイオハザード』となっているが、誰もそれを信じちゃいなかった。街ひとつ跡形も無く消し去るような暴挙ーーそれも、核を使う程の念の入れ様だーーに出るにはもっとそれらしい理由が必要だ。巷間で囁かれている噂の方が余程真実味があった。曰く、死者が徘徊すると。警察のラボに持ち込まれたウィルスがそれだと俄には信じ難かったが、今ならー……。
そう、俺は奴等と何ら変わらない。製薬会社の研究室で、次々と死者を蘇らせた挙げ句、自らも生ける屍となった奴等と。創造主気取りで化け物を生産し続ける、俺ー…。
俺が造り出した『生物』と、『生きた』死体。そこにも、差異は無い。俺が造った化け物共だって、『生きて』いるとは言えやしないだろう?
歪なキメラ達ーーそこに、生の悦びは無い。ただ、他者を排斥する攻撃性のみが、ある。
『生命』の目的は極くシンプルだ。生存競争に打ち勝って、子孫を残すーー『生命』を繋ぐ事。感情ーー無論他の生命にだってあるだろうが、遥かに複雑なーー等と言う面倒なものが絡んで来るが、人間も例外では無い。だが、『あれ』はその単純な本能さえ持ち合わせていないのだ。
その恐るべき攻撃性には、見境が無い。他者を排斥するのは、自身を護る為ですら無い。生き残る為では無いーー蟻や蜂の様な社会性を持つものは、自身を犠牲にして女王や巣を、ひいては『生命』を護る事があるが、『あれ』の攻撃性はそれとは違う。理由など必要としていない。一応、何らかの手段で胎内に寄生した仲間を判別してはいるらしいが、あまりその行動が規制されている様にも思えない。手当たり次第、と言った方が近い。
そして『あれ』は『生命』を繋ぐ事も無い。ーー生殖機能を持ち合わせていなかった。ノノでは、卵は何処から?
城の奥深くで胎動している『女王』が産む。しかし、単性生殖だ。雄はいない。
蜂なら一度の受精で、女王蜂は一生ーー最長で6年間、卵を産み続ける事が出来る。だが、『あれ』は最初から雄を必要としていない様に、俺には思えた。そもそも雌雄の別があるのかどうかも怪しい。雌雄同体と言う訳でも無いらしいが、卵を産むから便宜上『女王』と定義付けはした。だがそこに、生き残る意志を見る事は出来無い。

243偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:34:55 ID:???
Incubate (6)


そしてまた、始発点に戻るーーいったい、『あれ』は何だと言うのだろう。
卵を産み続ける『女王』、あらゆるものに寄生して他者を排斥し続ける子供達。生き残る術も、その意志も持たない副産物。ーーそれに踊らされた、俺。
少し、疲れているのかも知れない。否、怯えているのかもー…。ここへきて初めて、俺は『あれ』に恐れを覚えていた。
青白く光る培養液に浮かぶ、幼生体ー…長く伸びた尾。蜘蛛のそれの様に細い脚は、肉の削げ落ちた翼の骨格にも見える。まるで、天使の羽根の様なーー笑い出しそうだ。カミサマがいるとしたら、そいつはとっくに俺達を見放している。己に叛くもの全てを駆逐する、大天使ミカエル……なら、人間に味方する堕天使ルシフェルは何処に?
ああ、本気でどうかしてる。馬鹿げた事をー…埒も無い事を。ふ、と零れた溜め息で我に返った。不意に脳裏に閃く残像ーーシリンジ(注射器)に浮かぶ卵。咄嗟に頸に手をやる…ー冷たい針の感触まで蘇った気がした。こちらを見下ろす瞳の色も。
椅子を蹴飛ばして立ち上がった。傍から見る者があれば滑稽な姿だったろう。僅かな距離をよろめき、躓きながら、洗面所まで走るーー急な振る舞いに悲鳴を上げる自分の心臓の鼓動さえ、『あれ』が?を喰い荒らしている所作に思えた。
洗面台に手を付き、久しく磨く者も無く曇った鏡に眼を凝らすーーぼんやりと滲む貌の中に、『あれ』の痕跡を探した。瞳の奥が紅い光を放っている様に見えるのは気のせいだろうか。
ふらふらとラボへとって返し、記憶を便りにデスクの引き出しを探ると、程なく目当てのものが見つかった。掌に収まる小さな瓶。振ればざら、と音を立てて中のカプセルが出て来るーー『あれ』の成長を妨げる抑制剤だ。ただし、気休め程度の効果しか期待出来ない。この薬が効いているうちに『あれ』を取り出さなければー…俺自身も化け物の仲間入りだ。
しかし、ここで外科手術など出来よう筈が無い。その技術を持っている人間もいない。何時の間に植え付けやがったのか知らないーー未だ自覚症状が無いところをみれば昨夜のうちだろうーーが、俺が気付いたと悟られればそこでオシマイ。どの道助からない。真っ黒な絶望が、ひたひたと俺の胸を塗り潰した。
それでも、生き残る術を探して足掻かずにはいられないーーそれが、人間と言うものだろう?
ロッカーを引っ掻き回して目当ての名簿を見つけると、迷わず助けを求めるメールを送った。送った後で、また、溜め息。ラボのPCでは無く、私物のラップトップを使うだけの理性は残っていたものの、送り先のメールアドレスはー…学生時代のものだ。卒業して何年経ってる?しかも、そう親しいと言える間柄でもなかった。仮にアドレスが変わっていなかったとして、俺の事を覚えているだろうか。思い出しては、くれるだろうー…お人良しのロドニー。果たして軍幹部の親父を動かしてくれるだろうかーー無理だろうな。
口から出るのは溜め息ばかりだ。まだ、人でいる内にー…化け物に成り下がる前に。ロッカーから取り出したもうひとつのそれーー鈍く光る銃を見つめる。
マウザーC96ー…少々時代遅れの感もあるが俺は気に入っている。警官時代に手に入れたものだが、入手経路は覚えちゃいない。そんな事はどうだって良い、人生の最期をコイツが飾ってくれる、それで充分だ。
情けないぐらい呼吸が荒くなっている。意志に反して身体が強張っていたーー『生』を主張している。初めて自分の身体を愛おしいと思う。だが、もう遅い。
こめかみに銃口を突き付けて、深く息を、吸い込んだ。



だが結局は死にきれずーートリガーを引く事が出来ず、俺はこうして薄暗いラボに座り込んでいる。培養器の幼生体も、とっくにその命を絶たれて、からだは早くも融け始めていた。
ーー俺のルシフェル様はあの東洋美人、って訳だ。
咽喉の奥で低く笑う。出したメールは無駄にはならなかった。土産を持ち帰らなくてはならなくなったが、どうにか生き延びられそうだ。現金なもので、光が差した途端に鼻歌まで出そうだった。あれほど執着し、この後に及んで躊躇われた『あれ』の破棄も、ーーその最期を見届けた今となっては何の感慨も無い。お嬢さんは気が短そうだ、そろそろ出よう。
戸口でもう一度だけ振り返った。ーー創造主になりそこなった俺の城。今は只のありふれた研究室。夢の残骸。
そして、足を踏み出すー…視界の隅で、何かが動いた様な気がする。なんだろうと首を巡らすと、紅い瞳。マズい!
反射的に踵を返したが、後頭部に鈍い痛みーーそして。
    ーーーーブラックアウト。

244偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:35:28 ID:???
セレナードさんの作品↓

245偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:35:58 ID:???
漆黒 謎の強襲(4)
クマは除草剤を散布した。この除草剤、結構強力らしく、あっさりと植物は枯れてしまった
セ「枯れるの早いなぁ・・・。」
27「あってよかったが、こんな強力なもの、雑草の駆除に使うべきではないな・・・。」
セ「ああ、植物園全部の植物枯れてしまうよな・・・ん?」
27「どうした?」
セ「そこに居るのは誰だ!?」
セレナードはすぐにアサルトライフルを発砲する。が、銃弾はどんどん当たっているはずなのだが、『そいつ』はそれを気にせずこちらに向かってくる。
『そいつ』の正体はすぐにセレナードが見破った。
セ「タイラント!?」
27「間違いない・・・肥大化した黒色の体に手のでかい爪・・・タイラントの進化種だ!」
セ「ちいっ!ついてねぇ!」
セレナードはアサルトライフルを発砲し続けるが、まったく意味が無く、どんどん接近してくる。
しかしそのとき、突如爆風が発生し。タイラントは即死した。
セ「・・・・・・・。」
?「ストレンジャー・・・危ないですぜ。M4A1だけでタイラントに挑むなんて。」
セ「すまない。礼を言う。」
ク「ふぅ・・・・いっちょあがり!」
27「全部片付げてきたみたいだな。」
ク「ああ。」
セ「ところで・・・あんたは一体何者なんだ?」
?「しがない武器商人だ。何か買っていくか?弾薬も銃もあるぜ!」
セ「商品、見せてくれねぇか?」
セレナードは期待してそう言った

246偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:36:33 ID:???
漆黒 謎の強襲(5)

植物園正門の前の駐車場に着いたセレナード達。
武器商人「店に殆どの商品が置いてあるんで・・・」
セ「わかっ・・・」
セレナードは後ろを見たまま黙っている。
クマ「どうした・・・って」
武器商人と27も後ろを見る。
セ・武器商人「生きてたぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
なんと、武器商人のRPG−7で撃退したはずのタイラントが猛ダッシュでセレナード達に接近してくる。
しかもパワーアップしている。恐らくスーパータイラントである。

慌ててセレナードはアサルトライフルを、武器商人はAK-47を、クマはハンドガン二丁を、27はサムライエッジを構えた。

セ「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
セレナード達は一斉に発砲する・・・が、当然スーパータイラントは怯まない。
そのまま接近してセレナードに爪を突き刺そうとする。
セレナードはアサルトライフルを盾代わりに使い、爪の一撃を防ぐ。

27「隙あり。」
27の日本刀がスーパータイラントを真っ二つにしてしまった。
勿論、この状態で死んでいないわけが無い。
セ「助かった。・・・しかし、このアサルトライフルもう使えないな。」
武器商人「まぁ・・・M4A1はうちの店に置いてますから・・・」
27「品揃えに期待はしていいんだな?」
武器商人「勿論。旦那達も車に乗ってきているようですからあっしの車の後についてきてくれればいいですぜ。」
クマ「分かった。」
セ「よし。行こう。」

247偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:37:07 ID:???
漆黒 謎の強襲(6)

武器商人の運転する車に追うセレナード達。やがて、武器商人の運転する車は意外な場所に向かっていく・・・。

セ「ここは・・・さっきの廃校・・・」
武器商人「そうですぜ旦那。あっしは元々アンブレラで武器を売っていたんですぜ。ですが、この研究所後ごと捨てられましてね・・・」
ク「(そりゃないだろぅ・・・・)」
武器商人「・・・まぁ、商品はそのまま置いていかれたんで旦那たちが持っていってもいいですぜ?あとあっしは改造もできやすぜ。」
27「・・・で、場所は?」
武器商人「研究所の空き部屋ですぜ。」

セ「ここか・・・。」
ク「・・・?カードキーの読み込み装置がある。」
武器商人「さてと・・・これだこれだ。」
武器商人がポケットから取り出したカードキーを読み込み装置に通す。
すると・・・

ク「うわぁ・・・。」
異常な数の銃、改造パーツ、スコープ、グレネードランチャー・・・とにかく、異常な数の商品が棚に揃っていた。
セ・27「・・・・・・・・・・・・(絶句)」
武器商人「さーて、お好きなものを選びな!」

セ「俺はMk.23、レーザーサイトにサプレッサーとM4A1にSOPMODだ。」
ク「なら俺は・・・USP TACTlCAL、サプレッサーとレーザーサイト、Mk.23にサプレッサーとレーザーサイトだ。今までの武器は預けておくか。」
武器商人「そうしても構いませんぜ。クマの旦那。」
27「俺は武器を変えなくてもいい。だが、ちょっとサムライエッジの点検と改造をしてもらえるか?」
武器商人「わかりやしたぜ27の旦那。」

セ「OK。弾薬も調達完了。」
ク「おーし。バリバリ行ける!」
27「サムライエッジには異常は無いようだな。」
武器商人「あっしもついていきやすぜ。アンブレラに仕返ししてやりたいですし。」
セレナードは「ふっ」と言いながらMk.23とM4A1をホルスターに収めた。

チェンジ

248偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:37:39 ID:???
漆黒 謎の強襲(7)

セレナード、クマ、27は武器商人の乗っていた車に武器と弾薬とカスタムパーツを乗せていた。
武器商人の乗っていた車は後部座席がない業務用の車で、たくさんの荷物を乗せられる。
ダンボールに荷物を入れ、車に乗せる。全部車に載せた時、セレナードの無線がなった。
セ「こちらセレナード。」
「セレナードか!?」
セ「Gon!?どうした!?」
Gon「ゾンビに襲われた!救援を頼む!」
セ「分かった!場所はどこだ!?」
Gon「廃校近くの山だ!」
セレナードは周りを見渡す。確かに山がひとつある。
セ「すぐに行く!」
セレナードは無線を切った。
27「どうした?」
セ「Gonから救援が要請された。すぐに行かないと!」
ク「どこだ?」
セ「そう遠くはない。間に合うだろう。」
武器商人「じゃあさっそく向かうんですか旦那?」
セ「当たり前だ。行くぞ!」
そう言うとセレナード、クマ、27は車に乗った。
武器商人「さーて・・・こっちもそろそろ行くか・・・。」
武器商人も車に乗る。セレナード達が乗って車が加速したのを確認すると、武器商人も車のアクセルを踏んだ。

249偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:38:14 ID:???
漆黒 脅威の悪夢(1)

Gon「(・・・・・チッ!)」
Gonは身構えている。あいにく装備は閃光手榴弾しか持っていない。
周囲にはゾンビとガナード、さらにリッカー。厄介である。
Gon「(・・・・・何だあのリッカー・・・・)」
Gonが見ているリッカーには目と目の周辺の皮膚がついている。どうやら二重まぶたのようだ。
Gon「(怖っ!っつーかキモッ!)」
GOnも引くほどなんか気持ち悪かったらしい。実際、もうリッカーが舌を動かし始めている。
Gon「やばい・・・!」
Gonは走ってガナードの顔を掴むとそのまま足を頭に乗せ、そのまま前転で脱出する。
その直後、リッカーの舌がガナードを貫き、そのままガナードは死んだ。
Gon「(危ない危ない・・・)」
そのままGonは逃げる。そこに・・・・。
セ「Gon!待たせたな!」
ク「ふぅ・・・。」
27「数が多いな・・・・。」
武器商人「こりゃたまげた・・・。」
そう言いながら武器商人はGonにP90を渡す。
Gon「おーし!やってやる!」
セ「行くぞ!」
ク「派手にやるか!」
27「・・・・掃討を開始する!」
武器商人「さーて・・・憂さ晴らしの始まりですぜ!」

250偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:38:57 ID:???
漆黒 脅威の悪夢(2)

Gon「さっきの仕返しだ!」
Gonが閃光手榴弾を投げる。閃光手榴弾が光を発し、ガナードが眼を塞ぐ。さらにリッカーに至っては気絶する奴まで居る・・・。
Gon「チャーンス!」
GonがP90を撃ちまくる。P90の最大の特徴、それはまるでライフル弾を縮小したような形をした特殊な弾丸を使用すること。
そのため、硬いものに対する貫通力はライフル弾並みである。
たとえ軟体に命中しても弾丸が回転して暴れるため、致命傷を与えることができる。
たとえそれが、ゾンビでもガナードでもリッカーでも同じである。

Gon「うおぉーーー!」
ものすごい勢いでゾンビにもガナードにもリッカーにも命中する。
ク「すごい・・・・・。」
そして、だんだん数が減っていったその時。
Gon「ちっ・・・!弾切れか!」
セ「よし!俺らに任せろ!」
武器商人「Gonの旦那!弾丸入りのマガジンですぜ!」
Gonはバックステップで後ろに下がると同時にマガジンを受け取る。
P90は独特な給弾方式であるため、慣れないリロードに時間がかかる。
そのリロードの時間をセレナードたちが稼ぐというわけである。
セ「よーし!一斉射撃開始!」
各自の所持武器でゾンビ達を撃ち殺していく。
Gon「おーし!リロード完了!」
Gonも撃ち始める。そして・・・・

セ「よーし。これでOKか。」
Gon「よし。戻ろう。」
ク「ふぅ・・・。」
27「・・・・・・。」(首の運動をしている)
武器商人「さて・・・・」
セレナード達は車に戻ってエンジンを起動させた。

251偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:40:03 ID:???
Stream_Dさんの作品↓

252偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:40:33 ID:???
(題名不明)
自分は猫を飼っていた。ある病気で亡くしてしまった最愛の猫だった。
名前は「リナ」と呼んでいた。もう7歳をこえていたから頭がよく、自分の要望にも応えてくれた。「おいで」とか、「だっこしてもいい?」とか、そういう言葉を理解できてたらしい。
その時は自分は幼かったからリナの気持ちが分かってあげられなかった。しっぽつかんでしまったり、無理矢理起こされて、いやがっていたけれども決して自分だけには爪も出さず、怒りもしなかった。逆に自分が泣いてたりするとリナがそばに寄ってきてくれた。慰められているうちに悲しい気持ちなんて無くなっていた。
ある日、親が仕事へ遠くへ行かなければならなくなり、家に残っていたのは自分とリナだけだった。早速自分は猫のおもちゃを持って来てリナと遊ぼうとした。でもリナはもう年老いている。けれども遊んでくれた。
こういうときにも限らず、どんな時間帯でも遊んでくれた。無理をしてでも遊んでくれた。
けれど、それが災いしたのか、前足をけがした。病院で入院だった。その日は自分は1日中泣いていたらしい。
時々お見舞いに行けるらしく、自分は必ずと言っていいほど親と同行した。リナに会いに行くたびに久しぶりだという気分に陥って涙が溢れ出てくる。けれどリナは自分を正面で見て「大丈夫だよ」という目で見てくれた。自分はその目を見ているだけでほっとした。最も自分を理解してくれている猫だった。自分の親よりも自分を理解してくれていた。なにか悩み事がある時も「大丈夫だよ」と語りかけてくれるようにこっちを見てくれた時もあった。もうリナが居るだけでその時まで自分は幸せだった。

その時までは。

退院して数ヶ月、リナの様子がおかしく、病院へ行かせたところ、獣医からこんな病名を口にした。




糖尿病。このときの自分には何がなんだか分からなかった。でも猫にとって大変な病気だと言う事は感づいてた。
自分はそこでも泣いてしまった。それでもリナはいつもより優しそうな目で見てた。

リナと一緒に家に帰ってきてからはしばらく泣いていた。泣き虫の自分にとってもこれは泣き過ぎだろうと思ってた。
このときはリナは来てくれなかった。そのせいか、よけい泣いてしまった自分が居た。

今でもインスリンを打たれて苦しんでいるのだろうか。死んでしまうのだろうか。こんな事を考えるだけで胸が苦しくなり、恐怖を感じた。


数日後、様態が急変した。
いきなり暴れ回り、自分の指に噛み付いた。その時の痛みは今でも忘れられなかった。そういう日がしばらく続いた。でも、痛々しい出来事はこれだけじゃなかった。

ある朝、リナが座ったまま動いていない事に気がついた自分はリナの名前を呼んでみた。反応はしたけれど、リナはあちこち振り返ってどこから聞こえたのか見渡していた。この時瞬時に原因が分かった。

失明だった。目の前はほとんど何も見えず、それのせいで身の回りのものは全て敵と認識されていた。
自分がリナをなでると、うなり、威嚇した。自分は戸惑った。自分を良く理解してくれている猫なのに、自分の事でさえ忘れられている。もうリナは以前の記憶をなくしてしまっていたのだった。

今度は寝たきりになってしまった。目も見えず、親が直接えさや水を口に含ませて食べて、その場で用をたすことしかできない無惨な状況を見て、その場から逃げ出したい気分だった。

その日の夜、また様態が急変。
寝たまま何も鳴かずに暴れていた。もう自分は何をしていいのか分からなかった。真夜中になってもずっとリナの事を見ていた。親から寝ろという言葉も無視して。結局追い出されてベッドに潜り込んでさめざめと泣いた。




翌朝、死去。享年8歳。自分が眠りについた時の事だった。




朝早く起きてリナの所に即座にいったものの、遅かった。体が冷たく、固くてびくともしないリナは無表情のまま、死んでいた。

お葬式を終えてお墓に里奈を埋める前にひげを1本もらった。何故かその時は泣かなかった。もう今まで自分のそばに居てくれたリナに今でもこの先でも、未来でも感謝しなければならないと思う。リナのおかげで大人に近づけた。リナのおかげでいろんな事を知った。けれどそのリナはもう居ない。これからはリナの事を思って生きて行くしか無い。

リナ、ありがとう。

   ー完ー

(ddr談:俺は今でも猫を飼っています。ですが前飼っていた猫はこのリナと同じように糖尿病で無くなりました。俺も前飼っていた猫に感謝しなければならないのです。
最後まで呼んでくれたあなた。本当にありがとうございました。)

253偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:41:07 ID:???
Why do you need "Alive"...? The all prologue

「いよいよだな・・・」
そういって栓をした試験管を取り出してにやけていた。
「これでリアルで生き残りゲームが観戦できる・・・あとは、この試験管の中にあるDNAと一致しない参加者のDNAをこのパソコンで照合・・・」
「参加者」とはこの「主催者」が独自で開催した「生き残りゲーム」のプレイヤー。内容は、いつの間にかに増えていく敵に対し、いつまで生き残れるかというゲーム。しかし、本当のところは制限時間はない。というよりも、「生きて帰れることはない」。といった方が早いだろうか。
主催者「さてと・・・・でた。13人か・・・・楽しめそうだ。さてと・・・・」
拉致された人たち「ここはどこだよ!」「早く出せよ!」
主催者が拉致した市民100人は大きな檻に閉じこめられていた。
主催者「うるさい!お前達は今から日本中にお前らのウイルスを感染させ、ある13人を殺しに行くんだ!」
そういって試験管を投げ込み、その場から去った。
拉致された人たちは次々に倒れていって、また起きあがった。そして主催者が遠隔操作で檻の扉を開けると、100人はぞろぞろと無言で外へと出て行った。




そして、後に13人は四面楚歌となる。

254偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:41:38 ID:???
Why do you need "Alive"...? Shinji Yazaki's alive. 第1話

その黒いコートを着た男は変な武器をぎこちなく振り下ろした。だがよけるのは簡単だった。あまりにも不審なのでそのカッターナイフでその男を斬りつけた。出血はしたがほんの少しひるんだだけで痛みもしなかったらしい。もうこの男は普通ではない。逃げるしか無いようだ。

俺は自宅に向かって走り出した。時々周りを見てみると俺を追う奴が1、2人くらい。何故俺を追うんだ、、、、?

やっと自宅に着いた。早速母親に伝えるしかない。普段は全く母親と話した事はなかったが、今こそ話す事ができる。
真司「母さん!なんだか俺を追ってくる奴が居るんだ!」
母親はただ背を向けて立って居るだけで返事もしない。
真司「、、、、、母、、、、さん?」
母親はこっちを見て包丁を持ちこっちへゆっくりと歩いてきた。
真司「か、母さん!!」
真司がそう一生懸命叫んでも母親の耳には届かなかった。母親が真司の真ん前で立つと包丁を振り落とした。もちろん真司はバックステップをとりよけた。おかしい。なにかがおかしい。さっきから身の回りに敵が攻撃はしてくるし、母親はおかしくなっている。
いま真司の後ろは壁だ。そこで母親がまた振り落とした。よけようとしたがよけきれずに左腕に命中。幸い利き腕ではなかったが。
もう決断を下すしか無い。もう行動を起こすしか無い。


「母さん、、、、、ごめん、、、、、、!」


気がつけばカッターを母親の頭に突き刺していた。当然母親はその場に倒れた。真司はその事に気づくと全身の力が抜けて、その場にすとんと座り込んだ。

自分の母親を殺してしまった。自分をここまで育ててくれた人を殺してしまった。どうして自分は殺してしまったんだろう。いくら正当防衛でもおかしすぎる。

真司「うわぁぁぁぁぁぁぁぁああああああ!!!!」

もう叫ぶしか無かった。あり得ない事を起こしてしまったのだから。そしてしばらくその場に座り込んでいた。



自分の心の中に、何かの憎しみが芽生えた。

255偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:42:49 ID:???
Why do you need "Alive"...? Iori soyokaze's alive.第1話

その悲鳴はさっき通った廊下だった。そして社長室のドアを開けると

「きゃっ」
中から人が倒れ込んできた。私は急いで避けた。その人は頭を一つ記されていて血が流れ出ていた。私はもう絶句だった。しばらく見ていると胸ポケットから鍵が出てきた。私は何かと思いながら自分のポケットにしまい込んだ。そしてまたいつもの廊下へ引き返した。

もう走るしかない。命がねらわれているのかもしれない。そういうのが自分の心の中にあった。

目の前に誰か居る。生存者なのだろうか。・・・にしては出血が多いし、歩き方が冷静すぎて生きているとは思えない。私はゆっくり歩いてのぞき込んだ。するといきなり殴りかかろうとした。私は一瞬で死んでいると確信して引き返した。
どこかに非常階段はないのか探し、見つけて急いで1階に戻った。上からは何人かが追ってくるような音が聞こえた。
そして裏口のドアを開けてそーっと歩いていった。正門ではまだ「死んでいる」人が大勢押し寄せていた。そして自宅へ帰ろうと通りにでようとすると、なにやら箱があった。まるで私を誘っているかのように。
しかしその箱には鍵がかかっていた。私はふと思い出して拾った鍵を使い、箱を開けてみると・・・・

一丁の拳銃が入っていた。しかも、不思議なことに、その拳銃のレシーバーに「Iori soyokaze」と書かれていた。なぜなのだろう?と考えるまもなく、自宅に帰ろうとすると、いきなり黒い影が前に来てぶつかった。
「・・・・・だれ!?」
「待ってくれ。俺はまだ生きてるぞ。」

256偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:43:19 ID:???
〜プロローグ in 寺南流星〜


「・・・・・そうか。分かった。ん?予想はしていた。驚きはしないさ。じゃ。」
ガチャン!
俺の名は寺南流星。現時点の職は・・・しがない鍛冶屋のタマゴってところかな?え?今の電話は何かって?そりゃ、
元カノからの電話に決まってる。正式に別れようって話だな。・・・おっと、これ以上話すと野暮だな・・・そうそう、お前が言ってた「例の依頼」だが・・あれはもう済ませたぜ。とりあえずそれを電話しようと思ったらお前が来たって訳だな。にしてもかなり丁度良いタイミングだったぜ、偶然か?へえ・・野生のカンか・・・怪しいな。
って嘘だよ(笑)まあ良い。とりあえずあそこのたこ焼き買って来てくれたんだろう?喰おうぜ・・

〜翌日の夜〜
・・・頭が重い。昨日の夜は徹夜で飲んでたからな・・一応言っておくが俺達はソーダを飲んでたんだ。
それからアイツが帰るのを見送ってそのまま部屋に入ったらバタン!グー・・・って流れだったかな?
今は・・・6時50分だな。さて・・・コンビニで飯でも買って食うかな・・
プルルルルル・・・
「もしもし?何だお前かよ・・何の話だ?」
「りゅ・・・流星!外はヤバイぞ!へ・・・変な奴が大量だ!」
「なぁに?変な奴?」
「そうだ・・!俺も襲われた!奴等、武器を使ってくるし、俺に噛み付いて来やがった!」
「はあ?噛み付いた!?」
「そう!今、そっちにむか・・・あ・・・」
ツ――・・・
「おい?お―い!!」
切れた。・・・今日はエイプリルフールって訳でも無さそうだしな・・・どうしたんだろう・・・?
バタン!!
「オワッ!・・・誰だ?」
「・・・・・・・・・・・」
「オイ!」
「ァアア!」
な…なんてこったい!奴め・・俺を殺そうとして来た・・・やるしかない!!・・・この、野郎・・
「ウヲオオオオオ!!」グチュ、グチュ、ブシャアア・・・
俺は手元にあったドリルを手に取り・・・奴の額をブチ抜いた・・。俺に残された道は二つだ。ここに留まるか・・それとも外に行って調査するか・・・?ひとまず、手元に必要そうな物を用意するか・・・あった、あった。このガスバーナーは使えそうだ。後は・・・ついでだ。このタバコでも持ってくかな・・・・?



――――この時の俺の選択肢が、俺自身の生死を分けた・・・・――――

257偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:43:50 ID:???
Why do you need "Alive"...? Ryusei Teraminami's alive.第1話

俺はこのまま考え込んでいても家の中では何も起こらない。でも何かが起こっている。そして「それ」は自分の第6感の警笛をならす。もう行くしか無い。


自分が持っていたものを全て持った瞬間、目の前に文字が見えた。
「....)$'&3jfe&$3hr The Awaking... 2h8FV8j'53(%&」


外には大量の敵がほっつき歩いていた。俺はもうここは地獄と化したと悟った。


「")rw90)" kill '()d( them! fjj(E$(」


ほっつき歩いていた敵は一斉に俺の方へ向かって歩いてきた。俺はドリルを構えた。だが人を殺す。それは初めての事だった。だが、それらの敵からは全く生気が無い。

「)0!,gi$& KILL THEM! o0'2hd7'」


俺は無我夢中にドリルを振り回した。当然敵の体や頭はねじりきられて行く。いや、無我夢中というより、誰かに操られているという感じだった。「殺して」、「殺して」、「殺しまくった。」

「)0 Run! jj5」

そうして俺は走った。ドリルを振り回して。その時、何も見えなかったかもしれない。でも考える事はできた。生きて帰れるのかな。それとも死ぬのかな。どうして操られているんだろう、、、、

「(rh38 Awake release. "ir80 Awaking proram shut out...」

目を開けた時は山奥にある鉄の扉の前に立っていた。扉には南京錠がかかっていた。俺は反射的にそれをバーナーで溶かした。その南京錠はあっけなく溶けた。開けてみると一人の老人が銃をこっちに向けていた。
老人「誰だ!」
流星「ま、待ってください!俺は生きてる!」

258偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:44:23 ID:???
Why do you need"alive"...?

そのとき助手と逃げようと思ったがもう遅かった。ドアを力強く開けている。鍵もかかっていないし、ドアノブも当たり前のようにちゃんとある。どう考えても怪しい。自分はそっとドアに近寄り、開けると思ったらドアをぶち破った。当然発狂した男はドアとともに倒れ起き上がりながら自分をにらんだ。そのにらみは凄まじかった。自分を殺すという思いがオーラになって出ているかのような気迫で。
そこでこのままでは殺されると判断した自分はその発狂した男の頭を力強く蹴った。男は蹴られた反動で頭を地面に叩き付けられて死んだ。
そのとき、自分はこの男は既に生きては居ない。死んでいると把握した。
健一郎「さあ!早く儂(わし)について!」
助手「は、はいぃ!」
助手を助手席にのせ、急いで車を飛ばした。行き先は空港だ。

空港につくと助手を飛行機に乗せ実家にかえした。
そこから悪夢が始まっていた。後ろを振り返ると4、5人だろうか。こっちに向かってきている。
そして自分は条件反射でそばにあった鉄パイプで殴りにかかった。そのときは自分自身何やってるのか。それでさえ考えられなかった。
「殺し」は案外簡単だった。だがこうしてはいられない。早く自分の会社の様子を見に行かなければ。

だが、車を走らせて行くうちに、だんだん雰囲気がわるくなってきた。そこら中に「死んでいる」ひとが道ばたを歩き、生きている者を殴り、斬り殺しているのだ。
その様子を見ていると何かを弾いたような感覚がした。前を見てみると「死んでいる」者が窓に張り付いていた。自分は前が見えず、事故を起こした。電柱に衝突したのだ。幸いどこもけがは無い。仕方なく車から降りて走って行った。
走っていると横から誰かがぶつかってきた。
?「だ・・・・・誰!?」
その声は女性の声でかなりおびえているようだった。それに応対するように
健一郎「安心しなさい。儂はまだ生きてるよ。」

そうして、生きているものたちは協力しあっていくのだ。

259偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/01(金) 23:44:58 ID:???
Why do you need "alive"...? Kyozaburo Isogai's alive...

さっきの男はいったい何者なのだろうか。ナイフを持って、刺すならさせばいいのにも関わらず、何故素手で殴ってきたのだろうか。おかしい。自分はその男を撃ってしまった。だが、「引き金を引く」というのは自分の所為だがそれを認めたくない。曖昧な心境になっていた。
そんな心持ちになりつつも、山を下り続けた。

が、熊に遭遇してしまうと言う不運。
だが、それで更に慌てる必要は無い。・・・だが、その熊の様子がおかしい。
よろめきながらこっちに歩いてくる。通常ならがっしりとした歩きや走りなのだが、この熊はおかしい。どこかに傷がある訳でもない。ただ、「生きているのかどうかが分からない」。そんなところだ。
自分は銃を構え、狙いを定める。あまり時間はない。

ダァン!
軽く熊の腹部に撃った。
だが、通常ならば倒れるはずなのだが、よろめいてまた歩き始めた。しかし、こんなところで時間を費やしては行けない。さっさと山からおりよう。

やっとじぃ様の店に着いた・・・早く事情を報告。

しかし、もう遅かった。じぃ様は開けたとたんいきなり襲ってきた。無論よけた。いや、よけれたと言った方がいいかもしれない。
自分は店の奥の方に後ずさりをしながらじぃ様を見ていた。
磯谷「じ、じぃ様・・・なんでこんな・・・」
自分は涙を流しているのだろうか。それでさえよく分からないが、暖かい液体が顔をつたって落ちて行くのが分かった。
じぃ様が死んで行く様は見たくはない。自分は銃を構え、目を閉じた。もう「いつもの」じぃ様は居ない。だからもう・・・

「ありがとう」


ダァン!!・・・・・・

目を開けるが、決して「死んだ」じぃ様は見なかった。そして、自分の持っている銃の弾を頂戴した。
このまま町に戻るのは危険だ。と、反射的にそう思った。山に戻る方が適当だろう。
しばらく歩いていると、腹部を撃たれた熊がこっちに歩いてきた。さっき自分が撃った熊だ。まだ懲りなかったのか。それもそうだろう。既に「死んでいる」のだから。
今度は頭を狙った。

ダァン!
やっと「死んだ」。引き続き、山へ登るが、「生きている」熊がこっちへ近づいているのに気がついた。
自分は必死に走った。無我夢中で。この行為は自殺行為だが、これ以外無かった。だが、その熊は自分を追いかけてこなかった。死んだ熊に気を取られていた。
そして、自分の目の前には地下壕がある。中は電気も通っていた。ここでしばらく居ると、なにかを燃やす音が聞こえてきた。自分がかけた南京錠だ。そして、燃やされ、開けた人は若い男だった。「生きている」。
磯谷「誰だ・・・!?」
?「大丈夫です!俺は『生きて』ます!」


出会いがあるからこそ、「仲間」がある。

260偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 11:38:19 ID:???
BIⅡ式改さんの作品↓

261偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 11:38:52 ID:???
伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 十四話〜武器製作中〜

みんなが行った後
ウェルナー「しまった!自分の武器造るの忘れてた!」
武器商人のウェルナーは慌てた。
そこに突如ゾンビが出現した。
ウェルナー「なんで!??う、ち、ちょっと、タ、タンマ!」
「伏せてなさい!」
ゾンビ(4体ほど)は蜂の巣にされた。
ウェルナー「誰だ?!」
「いつか会うときが来るわ待ってなさい!」
謎の女は姿も現さずに消えた。

262偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 11:39:22 ID:???
伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 十五話〜記憶を映せし永き回廊〜

スネーク編
スネークの武器
メタモルガン(SOCOM形態)
威力36 連射速度 使い手による 装填速度1,33 装弾数 無限
スネークが見たことのある銃全てに変形できる!
スネーク「オタコン。こちらスネーク」
オタコン「すごいな。あの女から貰った無線機はこんな次元の狭間でも使えるなんて。」
スネーク「これから進むから情報を頼む。」
オタコン「ああ。わかった。」
「ちょっと待ちな!準備を整えた方がいいぜ!」
スネーク「誰だ!?」
後ろにSOCOMを構えたがそいつはスネークの後ろにいた。
「俺の名はジェスター。この回廊は記憶を映し出す。」
そいつは道化師の様な奴でほとんど紫のカラーだった。
ジェスター「ボス級の奴を全員倒さないとだめだ。すでにこの世で死んでるボスはその時と違う場合があるから気を付けろよ。じゃあな。」
そいつは突然消えた。
オタコン「スネークには聞こえなかったと思うけど、ハル・エメリッヒとソリッド・スネークと奴は言ってた。」
スネーク「俺たちを知っているとは・・・。」
オタコン「シャドーモセス事件のFOXHOUNDや「サンズ・オブ・リバティ」のデッドセル等は要注意だね。僕は情報収集にあたる。気を付けてね。」
スネークは無線を切った。

263偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 11:40:12 ID:???
レオンの苦労話

レオンがアシュリーを助け様とした時
ア「いや、来ないで!!」(レオンから武器を奪い、その武器を振り回す)
レ「ウオォ。痛ぇ!!なにしやがる。大統領の命で助けに来たのに!!」
ア「え、パパが!?」
レ「親の事を聞いたとたん元気になりやがって。」
ルイスと籠城戦
ル「アディオス。」
レ「まだ何もしてねぇよ!!」
レオンはマトリックスのアレみたいに避けた!避けた弾は後ろにいた敵が浴びた。
ル「やるな。さすが俺が認めた男。」
銃をルイスに向けたレオンは
レ「うるせぇ!!」
エイダと遭遇後
レオン「あ!!いつの間にかアタッシュケースがない!あの女〜〜〜〜!」
武器商人と会うと
武「さっき赤いねえちゃんから武器とアイテム大量のアタッシュケースが売られて着ました。67万ペセタで売りました。あんたは150万ペセタで買い取ってもらいます」
中身を確認させてもううと
レ「俺のだ!!!返しやがれ!!!」
武「金で買ってください。」
レ「泣けるぜ。」

264偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 11:40:45 ID:???
レオンの苦労話その2

エルヒガンテ登場
村人「早く引っ張れ!奴が来たぞ!」
レオンは村人が本来より何十倍の数になっている事に気付いた。
レ「何が来るんだ?」
するとエルヒガンテが約54体出てきた。
もちろん暴走して村人達は皆殺し。
レ「まじかよ・・・・・。泣けるぜ。」
チェーンソー姉妹登場
レ「え?あのチェーンソー持ってるおばさんと美人の姉ちゃん、あいつらか??」
姉「包帯つけるの忘れた!」
妹「え?恥ずかしい〜〜〜!母ちゃん、逃げよう!!」
チェーンソー姉妹は目に見えないほど早く逃げた。
レ「親子かよ・・・・・。泣けるぜ。」
村長との戦い
村長は変身した。
レ「ワンパターンだな。」
村「この部屋に大量のブービートラップを用意した!引っ掛かれば即粉微塵だ!」
その瞬間、村長が爆発した!!!
レ「もう終わり?今回出番なしかよ・・・・・。泣けるぜ。」
ガラドール登場
レ「あれ?あいつ、明らかに目、見えてないか?」
ア「私、フケチビ見た所にいるね。」
案の定戦いになると
ガラドール「レオン、覚悟ーーーーー!」
レ「喋ってるし!目、すげぇ開いてる〜〜〜〜〜!」
ガ「ま、曲がれないぞ!壁にぶつかる!!!」
ガラドールは勢いをつけすぎて壁に衝突し、気絶した。
レ「目が見えるのかよ・・・・・。泣けるぜ。」
番外編(警官との会話)
レ「まだ着かないのか?」
警官その1「ト、トイレ。」
警官その2「早くしろよ!」
1時間たっても来なかったので無線を使った。
その2「(レオンには聞こえないように)スネーク、どうだい?」
その1「ただ今、村に潜入した。」
その2「レオンやエイダ達に気付かれるないで。もちろんサドラーやウェスカーにもね。」
その1「了解。無線を切る。」
レ「どうなんだ?」
その2「いや・・・・・。景色がいいね〜〜〜〜。ここでキャンプしよう!」
レ「お前らならやりかねないが・・・・・。」
警官その2のせいで3日ほど時間をくった。
レ「やっと村か・・・・・。」
大統領から無線が入った。
レ「な、なんでしょうか??」
大統領「ある男が娘を助け出してくれた。事件の事もよく説明してくれた。君はクビだ!」
レ「そんな・・・・・・。」
大「じゃあな。」
レ「お前〜〜〜〜〜。」
その2「逃げろ!」
その2は変装をといて、科学者のような格好になって逃げた。
レ「もしかして、あの話声・・・・・、やはりスネークか!あいつはオタコンかよ・・・・・・。泣けるぜ・・・・・・・・・・。」

265偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 11:41:18 ID:???
伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 十六話〜混沌をもたらす者の力〜

カオス「なぜだ!上級悪魔達が足止め程度しか出来ん!」
クロノス「超最新の技術や情報を持った者が武器を制作しているようです。」
カオス「ソルジャー全員に出撃命令を出せ!」
クロノス「レジェンドもですか?」
カオス「そうだアレがある限りあいつは裏切りをせん。私は少し力を使う。」
クロノス「あなたの手を使うことはありません。私がやります。」
クロノスはこの時空にガナード、ゾンビなどの生物兵器を連れてきた。
カオス「ここ周辺を除く全ての部屋を埋め尽くせ!」
化け物達はクロノスの手によって出現した。

266偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 11:41:48 ID:???
伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 十七話〜自分 ダーク編〜

ダーク編
ダーク「私は誰なのかいつ思い出せるんだろう?」
ダークネスタイプRGB680mmグレネードランチャー
威力 普通の手榴弾の何十倍 連射速度 使い手によるが最低1,22 装填速度 使い手によるが最低1.11 装弾数 手榴弾の数(無限)
ビッグ・シェルが制圧された事件で雷電が使った物をスネークが譲り受け、ウェルナーが改造した 空気を手榴弾に変えられる!しかも触ると毒に!(ダークは特殊手袋装備)
部屋に入る途中にゾンビ&ガナードの集団に出会った。
ダーク「何故毒が効かない敵しかいないの?」
ダークは苦戦した。倒しても倒しても出現するからだ。
ダーク「ハァ・・・。ハァ・・・。後はゾンビだけ。」
その時、ダークの背後にゾンビが!
ダーク「きゃあ!うう・・・。」
ダークは襲われ、押し倒された。ゾンビは容赦なく噛み付く。
ダーク「こんな所で・・・。わたしには・・・待って・・・・・くれている人が・・・。」
ダークの意識は途切れた。

267偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 11:42:24 ID:???
伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 十八話〜自分 サラ編〜

サラ編 
サラは不思議な影に出会った。自分と同じ姿で立体になって登場した。
サラ「これがドッペルゲンガーっていうやつね。」
サラは苦戦した。
サラ「それ!」
ライフルを撃ってもよろけるだけでダメージは無いようだ。
物理攻撃をしてもビーム系の武器を使っても無駄だった。
そこで、影が持ってたライフルは変形し、巨大な大剣になった。
サラ「ハァ・・・・。何をするの・・・?」
サラは突然蹴りを受け倒れた。
影は倒れたサラの心臓部に剣を深く突き刺した。
そこから血が勢い良く流れ出た。
サラは意識が無くなるまで家族を思っていた。

268偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 11:43:00 ID:???
伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 十九話〜決着 レオン編〜

レオンの戦い
ファントム「どうした!お前のようなちっぽけな存在に私は倒せん!」
レオンはジャンプ攻撃を避け、柱に隠れた。
レオン「何だあの硬い尾と装甲のような体は・・・。」
「マタロー!」
レオン「なに?!ガナードが・・・。ゾンビまでいるぞ???」
ファントム「人数が増えたところで私には勝てん!邪魔だ!」
その時ファントムの頭の中にテレパシーのようなものが入ってきた。
カオス「そいつらは殺すな。さっきの金髪だけを狙え。」
ファントム「いや、しかし・・・・・。」
カオス「お前の主はもうムンドゥスではない。俺だ!」
ファントムの口が大きく開いてる事にレオンは気付き、そこを撃ってみた。
ファントム「ぐぉぉぉぉ!」
ファントムは溶けていった。

269偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 11:43:44 ID:???
伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 二十話〜決着 ルイス編〜

ルイスは敵が素早すぎて頭を撃てなかった。
ルイス「なんだあいつは・・・・・・。」
ガナード達がいきなり登場した。
死神はそいつも狙ったが、どこからか声がして
カオス「そいつらは襲うな。さっきまで狙ってた奴を始末しろ。」
死神は一直線にルイスを狙ってきた。ルイスはそいつの頭を狙い
ルイス「アディオス。」
そして巨大なハサミを残し、死神は消えた。

270偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 11:44:14 ID:???
伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 二十一話〜決着 クラウザー編〜

ケルベロス「その程度か?」
クラウザー「意外に強いな・・・・・。」
クラウザーは見つからない様にして移動した。
ケルベロス「もう終いにしてやる!この部屋全てを凍らせてな!」
その時、一発の鈍い音が響き、ケルベロスは倒れた。クラウザーは近くに少女が居たのが見えた。
クラウザー「誰だ?お前が倒したのか?」
?????「そう・・・・・・。」
クラウザー「名前は?」
?????「伝説・・・・・・・。」
そして少女は消えた。

271偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 11:44:44 ID:???
伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 二十二話〜決着 アーク編〜 

アークは最強の銃を持っていながらなぜか苦戦した。
実はグリフォンの雷によって銃が壊れたのだ。
アーク「ついてないぜ。」
グリフォン「武器が無くては何もできないとは!哀れなものだ!」
アークは閃光手榴弾を投げた。
グリフォン「どこへ行った!」
アーク「ここさ。」
グリフォンの頭の上だった。
アーク「これでおしまいだな。」
アークはナイフを数回、突き刺した。
グリフォンは断末魔の叫びを上げ、倒れた。

272偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 11:45:21 ID:???
伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 二十三話〜決着 マイク編〜

煙が無くなって周りが見える様になった時、マイクは驚愕した。
敵は鎧が無くなっただけで、外傷は無かった。
マイク「マジかよ・・・・・。デスマインはこれ使うとめちゃめちゃ熱くなるからしばらく使えないのに・・・・・。」
敵が爪らしき物を飛ばして来たのでわざと大袈裟に回避して、柱の影に隠れた。
マイク「ん?あれは誰だ?」
敵に真っ直ぐ向かって行く女・・・・・いや、少女の後姿が見えた。思わずマイクは眼を瞑ってしまった。
眼を開けると、敵の死体がどんどん溶けて行くのが見えた。少女の姿はどこにも無かった。
マイク「今のは・・・・・・。」
周りには特に何も無かった。

273偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 11:45:53 ID:???
伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 二十四話〜鉄壁の装甲を持つ兵士〜

ハンクの武器 デスサブマシンガン
威力75 連射速度0,02 装填速度??? 装弾数 無限
これにあたると運が悪くなるらしいがすぐ殺してしまうため真偽のほどは定かではない。

シェリーの武器 デュエルズバスターハンドガン イージス
威力68(ビーム時は125) 連射速度0、2(ビーム時は1) 装填速度??? 装弾数 無限
ビームと実弾を切り替えできるまさに最新ハンドガン!

レオンはハンクとシェリーと合流した。
ハンク「何も無かった。」
シェリー「私も。拍子抜けだったわ。」
レオン「運が良かったんだな。」
3人は部屋へ入った。
『装甲の間』
「俺が相手をするのは3人か。小娘が一人居るし、ガスマスクをつけためちゃ怪しい奴がいるなぁオイ!」
レオン「おしゃべりな奴はあまり好きじゃない。」
「俺の名はアーマード・ソルジャー!どっからでもかかってこい!」
ハンク「なら行かせてもらおう!」
3人は一斉に撃ったが奴は平気な顔をしている。
レオン「何故だ?」
アーマー「俺はステルス・ディフェンド・アーマーという物をつけている。攻撃力はあまり無いが、防御はダイヤの数万倍以上は高い!」
レオン「何!?そんなバカな!」
アーマー「信じたくなければいい。だが現実はこれさ!」
そして突如ガラドールが10体以上現れ、さらに巨大なプラント42が登場して3人はピンチに陥った。

274偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 11:46:23 ID:???
伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 二十五話〜機械を自在に操る兵士〜

マイク、アーク、エイダは合流した。
『機械の間』
「ふう。私と戦いに来る者は一体何年ぶりでしょうかね・・・。」
そこには椅子に紳士のような男が立っていた。
「私はマシン・ソルジャー。私に機械の類は効きません。」
マイク「試してやろう。それっ!」
マインを発射してすぐ弾が爆発した。
アーク「あぶねぇな!」
エイダ「彼がやったのよ。」
マイク「見破ってやりてぇ。」
アーク「あせるな。仕掛けを冷静に調べよう。」
マシン「どうしました。私はここですよ。気づいてますか?それとも私と戦うのが怖いのですか?」
アーク「あの野郎!ぶっ飛ばしてやる!」
マイク「ああ!粉微塵にしてやりたいな!」
エイダ「挑発に乗ってどうするの?先が思いやられるわね・・・。」
マシン「おやおや。単純なのが揃ってますねぇ。」
アーク「エイダ。銃の修理はあとどれぐらいだ?」
エイダ「20分ってとこかしら。」
アーク「マイク、すまない。なんとかして時間を稼いでくれ。」
マシン「さあ。久しぶりにパーティーでも始めましょうか!」
それと同時にエルヒガンテが8体ぐらいとヨーンが登場した。

275偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 11:46:54 ID:???
伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 二十六話〜時間を操る兵士〜

ルイス、アカツキは二人になった。
『刻の間』
「俺は時間の兵士、タイム・ソルジャーだ。ところで貴様ら何者だ?」
アカツキ「科学者さ。」
ルイス「ハンサムなプーさ。」
タイム「変わった面子だな。まあ、俺には関係ないがな。」
ルイス「好きな物は?」
タイム「時間さ。それ!」
ルイスとアカツキはいきなり飛ばされた。
ルイス「いてててててて・・・、何をしたんだ?」
タイム「自分の時間を速めた。」
ルイス「やっかいな奴だな、キラ・・・って気絶してるし!」
アカツキはうつ伏せに倒れていた。
タイム「おやおや。君一人で俺に勝てるのか?」
ルイス「(ん?奴の腰に何かある・・・)やばいな・・・。」
ルイスはソルジャー全員に共通する物を見つけた。
しかしリヘナラドール6体とハンター5体が出現した。

276偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 11:47:30 ID:???
伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 二十七話〜死を司る兵士〜

アネットの武器 キラー7カスタム
威力777 連射速度3、24 装填速度35 装弾数18
威力だけが取り柄だがそれを補うほどの威力を持つ銃!
ミラの武器 ライオットミサイルガン
威力91,2 連射速度4、42(三連射可能でそのときは0,8) 装填速度??? 装弾数 無限
ミラが狙った敵を燃料が無くなるまで追い続ける!

アネット「あら、女だけとはちょっと運がいいかも。」
ミラ「どうせならあの二人もいればね・・・。」
アネット「ルートが違うんだから仕方ないじゃない。」
ミラ「なんかハズレ多くない?二人ともなにも無いなんて。」
いきなりガナード数匹が襲い掛かってきた。
ア&ミ「邪魔よ!」
雑魚は粉微塵に吹き飛んだ。
『不吉なる死の間』
ミラ「それっ!」
ミラはいきなりミサイルを発射した。
アネット「い、いきなり・・・・。」
煙が部屋を包んだ。
「ゲホッ、ゲホッ!危ないな。あーあ、僕の服が誇りまみれ・・・。こんな過激なレディは見たことが無い・・・。」
アネット「あなたは?」
「僕はデッド・ソルジャー。あまりレディには手を出したくないんだがカオス様の命令なんで仕方が無い。」
ホストの様な服装の若い男が立っていた。
ミラ「あら。私を口説くつもりだったのかしら?」
デッド「でも僕の側にいると不吉な死がいつか訪れる。だから特殊部隊に入る前にやってたホストはすぐクビさ。」
アネット「こっちは?ちょっと年取ったら無視なわけ?」
デッド「ごめんね。気付かなくて。そんな事はないさ。綺麗だったら年齢は関係ないさ。」
ミラ「で、私は好みだったの?」
デッド「ああ。ちょっと過激な面もあるけど、君は僕のタイプさ。」
アネット「でも闘う準備が既に整ってるじゃない。」
デッド「ばれたか。上の命令には逆らえなくてね。」
ミラ「じゃ、貴方を気絶させて、上のカオスとかいう奴を叩いてやるわ。」
デッド「おお怖い。でもそんな事できるかな?レディ二人に僕は倒せないさ。」
アネット「そうかしらね?」
ミラ「いくわよ!」

277偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 11:48:02 ID:???
伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 二十八話〜鉄を操る磁石の兵士〜

ウェルナー(武器商人)の武器 デストロイガトリング
威力35 連射速度0、001 装填速度 なし 装弾数 無限 
発射する弾全てが空中散弾の破壊的な銃! 

ウェルナーとクラウザーは合流した。
クラウザー「なぜブレードが出ないかわかるか?」
ウェルナー「俺はアカツキみたいな科学者じゃないからわからん。」
クラウザー「なんでこんな武器が作れるんだ?一体何者なんだ?」
ウェルナー「・・・・・・・。」
クラウザー「答えたくなきゃいいさ。後で知ったって別に問題ないからな。」
『磁力の間』
「ついに来たか。待ちくたびれたぞ!」
クラウザー「誰だ!?」
「俺はマグネット・ソルジャー。またの名をブロンズ・ソルジャー!」
ウェルナー「筋肉質な男には磁力関係ないんじゃ・・・。」
ブロンズ「ふっ。たかが筋肉だけのガサツな男には俺は倒せんよ。」
ウェルナー「クラウザー。挑発には乗るなよ。命取りになる。」
クラウザー「わかってるさ。で、武器は何を使う?」
ウェルナー「格闘戦しかないかもな。」
クラウザー「ブレードがあれば・・・。」
ウェルナー「何か仕掛けがあるはずだ。冷静になれよ。」
ブロンズ「何ごちゃごちゃ話してんだ!こっちからいくぜ!」
チェーンソー男7体と巨大なワニが出てきて、戦いは始まった。

278偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 11:48:34 ID:???
伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 二十九話〜伝説の女兵士〜

ニコライの武器 スタンボムカスタム
いろいろな物を出せる時限爆弾!
カルロスの武器 M4改
威力24 連射速度0、05 装填速度1,22 装弾数 無限
なにかに変形できるらしい
ミハイルの武器 テイルミサイル
威力ロケランより少し上 連射速度3,11 装填速度??? 装弾数 無限


ニコライ、ミハイル、カルロスは扉を開けた時から合流。
カルロス「『キラー・ファングズ』や元STARZのジルたちはどこへ?」
ミハイル「無事であればいいが・・・。」
ニコライ「ん?伝説の間・・・。なにか怪しい。」
カルロス「やっかいな化け物が出て来なきゃいいがな。」
「混沌を呼ぶ者は牙の兵士達を操り何かをしようとしている。」
どこからか声が聞こえてきた。
『伝説の間』
「私はレジェンド・ソルジャー。あまり戦いたくはないの・・・。」
カルロス「じゃあ、通してくれるか?」
レジェンド「ええ・・・。」
3人が先に行こうとするとレジェンドは苦しみだした。レジェンドの頭の中にテレパシーのようなものが入ってきた。
「侵入者は抹殺しろと言ったはずだが?言う事を聞け!」
レジェンド「頭が痛い・・・。うう。・・・。」
3人はいきなり飛ばされた。
カルロス「いててて。」
レジェンド「ごめんなさい。でも仕方が無いの・・・・。」
ネメシス3体とタイラント3体が現れ、まさに大ピンチになった。

279偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 11:49:05 ID:???
伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 三十話〜カオスの機械〜

ルイス、アカツキ編
ルイスはタイムの攻撃を確実に避けながら、雑魚を倒していた。
ハンターが飛びかかって来たが、冷静にハンターを撃ち抜く。
ルイス「サーモスコープを装備してと。」
リヘナラドールが腕を伸ばしてきたが、それをルイスはローリングで避ける。
ルイス「それっ。」
雑魚の掃討が終わったがタイムが残っている。
ルイス「腰の機械・・・、なにかありそうだな。」
タイム「じゃあサシでやろうじゃないか!」
ルイスは唐突にタイムの腰にある機械を撃った。
タイム「うおぉぉぉぉぉぉ!」
突然苦しみだし、収まるころには
タイム「俺は何を?・・・・・・。」
ルイス「分かる事なら俺が説明してやるよ。」
アカツキが目を覚ました。
ルイス「起きたか。こいつを仲間にした。」
アカツキ「え!??」
ルイス「腰にある機械を撃ったら何も覚えてない様子だった。多分これで操ってたんだろう。」
アカツキ「ちょっと腰を見せてくれ。」
機械があった場所に穴があり機械の配線のような物が体の中にまであった。
ルイス「ちょっと手術するか。麻酔もちゃんとこの部屋にあるし。」
アカツキ「ちょっと待っててくれ。」
タイム「ああ。敵として襲ったのに?」
ルイス「他になにか言いたいか?」
タイム「ありがとう。」
麻酔を打ち、手術が始まった。

280偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 11:49:55 ID:???
伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 三十一話〜ショルダーアーマー〜

雑魚は比較的楽だった。ウェルナーの武器のお陰だろう。
残りはアーマーだけという時、ハンクがある事に気付いた。なにやら無線に近い機械が右肩のあたりにあった。
レオン「どうした。疲れてきたか?」
ハンク「俺は元アンブレラ特殊部隊隊長だ。なんか右肩に機械がある。俺が注意を引き付けるからシェリーと一緒にこれを破壊してくれ。」
するとシェリーが
アーマー「おや?お嬢さん。高校ぐらいかな?」
シェリー「なめないで!」
アーマーの顔面に思いっきりパンチを喰らわせた。ガーン!という音が鳴り響いた。
アーマー「ぐわぁ。い、痛ぇ。マスクの部分を着ければよかった・・・。」
レオンがその隙に右肩の機械を粉砕した。
アーマー「どこを狙っている?」
ハンク「肩の機械が破壊されても気付かない?」
するとアーマーが少しづつ外れていった。
最初に右肩、両足の装甲が外れた。
ハンク「これからどうなるのか・・・。」
アーマー「何故こんなことになるんだ?貴様ら何を・・・。」
アーマーは気絶した。
ついに左肩を残し、全ての装甲が外れた。
レオンが右肩を除くと穴があり、体の中に配線がはりめぐらされていた。
シェリー「なんか危険な感じが・・・。」
レオン「医務室に連れて行くぞ。」
部屋を出て近くに医務室があった。しかし、そこは『刻の間』であった。

281偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 11:50:26 ID:???
伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 三十二話〜ハンドガンとマシンガン〜

銃の修理ははエイダに任せてマインをマシンガンに変形させたマイクとナイフで戦ってるアーク。
マシン「どうかしましたか?マシンガンでは私は倒せませんよ。」
マシンが何か行ってる間に他の敵は掃討できた。これもウェルナーの高性能な武器のお陰だろう。
マイク「作戦があるんだよ。(嘘)」
マシン「ま、大した作戦ではないでしょうね。」
アーク「で、修理は?」
エイダ「終わったわ。でも最終確認ができてないから危険よ。」
マイク「なぜマシンガンを全て浴びせても倒れない?」
アーク「この銃の威力を見てみろ!」
アークはハンドガンを撃った。当たった瞬間爆発したが、何故かそいつは無事だった。
マシン「わたしはサイボーグに近いのですよ。体の中はほとんど機械だらけ。」
アーク「(小さい声で)マイク。奴の背骨の上のほうの機械を撃ち落してくれ。」
マイクはマシンの背中の機械を撃った。
マシン「無駄です。お遊びはここまでに・・・・、ウッ!」
マシンは膝を着いた。かなり苦しそうだ。
エイダが中を除くと穴があり配線が心臓まであった。
エイダ「ちょっと危険ね。こいつも。医務室があると思うわ。そこへ連れて行きましょう。」
アーク「何故わかる?」
エイダ「あそこに書いてあるわ。」
部屋の出口を出てすぐに医務室左 WC右 ?前と書いてあった。

282偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 11:50:58 ID:???
伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 三十三話〜不吉を越えて〜

ミラ「貴方は何で人といられないようになったの?」
デッド「小さいころ、ラクーンの時に仲が良かった女の子を失った。それから僕の周りの人達が死に始めた。」
アネット「悲しみは貴方だけじゃない。私もその事件で夫を亡くしたわ。」
ミラ「私が彼女になってあげようか?」
デッド「いや・・・僕の近くにいると本当に死神が舞い降りてくるよ。」
アネット「こっちにも死神はいるわ。でもその不幸はみんなといると薄れてきたの。」
ミラ「貴方もこっちに・・・。」
デッド「だ、駄目だ!今まで例外はなかった。」
ミラ「じゃ仕方ないわね。」
ミラはデッドに近づき銃で当て身を喰らわせた。
デッド「えっ・・・・・。」
見事に命中しデッドは気絶した。
アネット「ちょっと待って。足の辺りを見て。」
ミラ「ん?無線じゃないの?」
アネット「これ、外れないわよ。」
アネットはその怪しい機械を解体した。
ミラ「何これ!?」
そこには穴があり、機械の配線が体の中に張り巡らされていた。
アネット「かなり危険かもね。」
ミラ「医務室に連れて行きましょ。いくらなんでもそれ位はあるでしょ。」

283偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 11:51:32 ID:???
伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 三十四話〜科学者の手術〜

アカツキ「ルイス。手術とかできるか?」
ルイス「人体実験とかした事がある。」
アカツキ「サドラーに雇われていた研究員だもんな、俺達。」
ルイス「早速やろうぜ。」
アカツキ「メス。」
ルイス「あいよ。」
そうして配線が心臓を包んでいる事に気付いた。
アカツキ「こうして操っていたのか。一本だけ脳の辺りまでいっている。」
ルイス「これを早めに取り除こうぜ。」
手術は終わった。
アカツキ「ベットに寝かせようぜ。多分他の奴も来るぜ。ここ医務室らしいからな。」
ルイス「この二人じゃ足りないな。誰を残す?」
アカツキ「ミラだろ、それとアネット。ヴァースはどこにいるかわからないし・・・。」
ルイス「いっその事、倒した奴も手伝わせようか。」

284偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 11:52:03 ID:???
伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 三十五話〜かつて伝説と共にいた者〜

『伝説の間』
レジェンド「ははははは!もう私は誰にも止められないわ!止めたって無駄よ!」
カルロス「なんかあいつ狂ってきてる・・・。」
ミハイル「自分の意思で動いているわけじゃないと言っていたから操られてるんじゃないか?」
ニコライ「気絶させようにも周囲をあんな化け物どもに守られてしまってはな。」
下を見るとなぜか床にかつてビッグ・ボスが使った銃「パトリオット」のレプリカがあった。
カルロス「紙がある・・・。『これを使って私を助けて。心臓に7発ほど撃って。』」
ミハイル「取り巻きは任せろ!」
ニコライ「残像を作り出して陽動をする。」
カルロス「ありがとう。」
ニコライがネメシス達の気を引いている間にカルロスはレジェンドの心臓部にパトリオットを向けた。
カルロス「今、開放してやる。少し待ってろ!」
そして撃った。心臓に当たり、レジェンドは倒れた。
ミハイル「大丈夫か?」
レジェンド「うん・・・。あなた達が助けてくれたの?」
ニコライ「しまった。タイラント一体がそっちに!」
確実にレジェンドを狙っているようだった。
レジェンド「任せて。その銃を・・・。」
カルロス「どうするんだ?」
レジェンドはパトリオットを僅かな時間で解体し別の銃に組み替えた。
レジェンド「えい!」
それはロケランでタイラントは粉々になった。
ミハイル「すごいな・・・・。」
レジェンド「やった。」
カルロス「やったな。」
レジェンドはよく見たらまだ15歳ぐらいだった。
ニコライ「年齢はいくつだ。」
レジェンド「2927歳。スパーダの話もできるし、ビッグボスの話だって出来るわ。」
カルロス「一体何者なんだ?(嘘だろうな。)」
レジェンド「『キラー・ファングズ』の一人でサブリーダー3人の内一人。」

285偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 11:52:34 ID:???
伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 三十六話〜努力と苦労と不安〜

ルイス「全員手術終わり!(あれ?ブロンズっていう奴、いつの間に?)」
アカツキ「タイムの話によればレジェンドという少女が残っているらしい。」
ルイス「手紙を残して俺達もカオスとかいう奴を倒しにいこう。」
しかし、道に迷ったらしい。
アカツキ「・・・・・(汗)」
ルイス「・・・・・(汗)」
そこで突然声が聞こえ、
「お前達は何者だ?答えよ。」
ルイス「ハンサムなプーさ。(職業はあるけどな)」
アカツキ「(ふざけてみよう)クールでシャイなプーさ。」
「・・・・・・・。」
いきなり道が壁から出てきた。
アカツキ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
ルイス「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
二人は一気に不安になった。
でも、そこから入った。

286偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 11:53:04 ID:???
伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 三十七話〜サイボーグ忍者〜

ダンテ編 後編
戦いの部分は省略
ついに決着がついた。
ダンテ「・・・・。」
ダンテは無言でアンジェロの鎧を斬った。
ネロ「ぐおぉぉぉぉ!」
アンジェロは苦しみ、後ろを向いたダンテに斬りかかろうとしたが突然全身に強化骨格(なんだそれ???)を纏ったサイボーグの忍者の様な男が現れ、アンジェロの剣を破壊した。
ダンテ「一体誰だ。」
「ディープ・スロートとでも名乗ろうか。別に忍者でも構わないが。」
ダンテ「忍者。なぜここにいるんだ?」
忍者「それは答えられない。さらばだ。」
ダンテ「待て!」
忍者は消えた。
アンジェロは鎧が外れ始めた。
ダンテ「・・・・・・・。」
ダンテは扉の外へ出ようとしたが、突然光に包まれ消えた。
「あの二人は地上へ戻したほうがよいのか・・・。」

287偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 11:53:35 ID:???
伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 三十八話其の1〜ダークネス〜

ダークが目覚めるとゾンビはいなかった。しかしダークは全身傷だらけで両手と両足も無い。出血も酷く、生きているのが不思議なくらいの生命力だった。
ダーク「絶対に帰らないと・・・。」
ダークは這いずって移動した。希望を捨てずに。
しかし、ダークは移動してしばらくすると急激な痛みに襲われた。だが、それでもがんばって移動した。
この先に残酷な運命が待ち構えてるとは知らずに・・・。
数分後ダークはレオンたちの事を頭に浮かべていた。
ダーク「皆に会いたい・・・。」
その瞬間、床が無くなり落とし穴にはまった。下には数え切れないほどの針があった。
全身を貫かれ、目には涙が溢れていた。

288偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 11:54:11 ID:???
伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 三十八話其の2〜残酷な追い討ち〜

レオン達はカオスのモニタールームに着いた。
レオン「さっさと通り抜けよう。」
カオス「ふっ。ここを見てみろ。ちなみにダンテ、アンジェロ、スネークには退場してもらった。」
クラウザー「お前がカオスだな!」
みんなは構えた。
カオス「勝負は隣の大広間でやろう。その前にモニターをよく見てみろ。」
そこにはサラの遺体が映った。
アカツキ「てめぇ!よくも!」
カオス「怒りは隣の部屋に言った後でぶつけてくれ。ここは壊れると金がかかるし、大爆発も伴うから無事じゃすまない。」
さらにダークが映ったモニターを見てみるとダークは生きていた。しかし両手と両足が無く、全身に傷があり、そして服もほとんどボロボロになっていた。這いずりながら移動していた。
カオス「まだ生きていたか。」
レオン「何をするつもりだ!」
カオスは何かのボタンを押した。
ダークは穴に落ち、下に無数の大きな針がある床に落ちた。
シェリー「きゃっ!」
ほとんどの者が目を瞑った。
カオス「この罠はかつてサラザール君がレオンに対して使った物だ。この俺を倒したいんだろ。このカオス・ウォーリアーを。」
レオン「貴様をぶっ潰してやる!」
全員が怒りを覚えた。そしてカオスとの決戦が始まる。

289偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 11:54:42 ID:???
伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 三十九話〜人々は〜

そのころ地上では残った民間人は地下避難所(地下シェルター)にいて、軍の護衛つきだった。
民間人1「いつになったら襲われずに済むんだ?」
民間人2「お家に早く戻りたいよ・・・。」
民間人3「飯が足りないぞ!もっと出しやがれ!」
広いものの、人数が多すぎて騒ぐ者達が続出した。
「隊長。どうします?」
「ハリス少尉、やはりか・・・・・やむをえん。威嚇射撃を許可する。権限はハリス・アース少尉、ライア・ライラ少尉、ワーカー・トルス准尉の3人だけに与える。」
情報員「バール大尉殿。」
バール「おお。情報をわざわざ本部から伝えに来たのか。ご苦労。しばらく休んでいけ。」
情報員「いえ。自分は今日付けで本隊に所属になりました。情報員のジョン・フォーン准尉です。それともう一人いるのですが・・・。」
バール「ライコフ中尉とか言う者なんですど、途中ではぐれてしまったんです。」
ハリス「特徴は?」
バール「軍に入ってまもなく中尉になり、金髪でサングラス、なぜか背中にM11とM16を背負っていて、なかなか素顔を見せない。ぐらいです。」
ライア「怪しいが、使えそうだな。」
バール「私にはやることがある。しばらくライア少尉とハリス少尉で指揮をしてろ。ここは未熟者が多いからな。」
みんな「はっ。」
後に、この部隊は軍の中で永遠に語り継がれるという体験をする・・・。

290偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 11:55:15 ID:???
伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 四十話〜混沌〜 

カオス「ふっ。武器をいくら強力にしようが俺には関係ない。」
レジェンド「待ちなさい。なぜあなたはこうも変わったの?昔はこんな人じゃなかったのに・・・。」
カオス「無意味な質問だな。答えは無い!」
ミラ「あなたはデッドや他の人たちを操っていたの?」
カオス「そうさ。『キラー・ファングズ』のメンバーは大きな戦力となる。」
アネット「あの機械は貴方が開発して、使用したの?」
カオス「いや、兄弟とも言える者に作ってもらったのさ。」
レオン「こっちから行くぜ。」
カオス「撃ってみな。」
クラウザー「じゃあ行かせてもらおう!」
ルイス「待て、あの自信たっぷりな台詞・・・、何か気になる。まずは俺が撃つ。」
試しに撃ってみたが、なんとその弾はカオスに当たりそうになった瞬間にルイスに真っ直ぐ飛んでいった。
ルイス「うおっ!」
ルイスは何とか避けられたが、カオスには飛び道具の類は危険だとわかった。
ウェルナー「みんな新しいナイフがあるはずだ。それで対抗しよう。」
レーザーナイフ 威力厚さ3Mのダイヤを焼き切ってしまう程。 ちなみに1時間使うと1分のチャージが必要となる。最大持続時間5時間。そこまで使用するとかなりの時間をチャージに使う。
カオス「接近戦とは考えたが残念だったな。俺はこっちの方が好きでね。」
カオスは籠手を装備し、構えた。
カルロス「そういえば何故俺とミハイルにはナイフが無いんだ?」
ウェルナー「すまん。時間が無くて。ビームナイフを2本やるから勘弁してくれ。」
シェリーが接近戦で高速のキックをしようとするがカオスはシェリーの足を掴み、シェリーを投げた。
カオス「俺は格闘技を全てマスターしている。ただ合気道と柔道、空手は完全には習得してないがな。」
アーク「レオン。どうする?ベリィ・トゥ・ベリィを仕掛けようにも隙がないぜ。」
レオン「いくら若返っていてもそれはあまりしたくない。最近やってなくてな。この前お前とやったら腰を痛めてしまった。」
マイク「シェリーが負けた・・・。2人とも、さっき話してたことやるなよ。かなりヤバイ。」
レオン「アシュリーがいれば・・・。でもあの黒い騎士はこのメンバーしか入れなかったからな・・・。」
エイダ「ちょっと待ってて。着替えるから。この服は見えるし動きにくいから。」
カオスはそれほど気にしなかったが他のみんなは「それどころじゃないだろ・・・・・」と心から思った。

291偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 11:55:47 ID:???
伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 四十一話〜死を呼ぶ者〜

「待たせたな!」
レオン「その台詞・・・・・、もしかしてスネーク!?」
「いや違う・・・。デッド・ファングだ。」
デッドはかなり怒っていた。俺と言い、女性に対してもいつもの態度をとらなかった。
ミラ「デッド!私のこと覚えてる?」
デッド「ああ。覚えているさ。カオス、覚悟しろ!貴様に」死を与えてやる!
カオス「俺は元『キラー・ファングズ』リーダーだ。前のリーダーはどこかへ行ってしまったからな。」
デッド「仲間を陥れて、しかも操ってまで手に入れたい物は何だ?!」
カオス「俺は当時サブリーダーだった。だが、お前かレジェンドがリーダーになるかもしれないからだ。」
デッド「質問に答えろ!」
カオス「世界さ。世界をこの手にしたかった。一番上になれば下の者にあの装置をつけるのは容易い。」
レオン「デッド。お前に奴を頼めるか?俺達じゃ手に負えない相手だ。」
カオス「倒してもう一度部下になるか?」
デッド「俺は貴様に死を与えるために来た。たとえ刺し違えてもな。」
カオス「武器も無いお前に何ができる?」
デッド「さっき、武器商人を名乗る男に特別製ナイフをもらったからな。」
カオス「まあ、貴様とレジェンドだけが俺と渡り合えるからな。」
レオン「俺達は?」
カオス「邪魔だな。クロノス、相手をしとけ。」
突然子供が現れ
クロノス「レジェンド・ファングとデッド・ファング以外を始末ですね。」
カオス「別の場所に連れて行け。」
3人を残しレオンたちは消えた。
レジェンド「2対1ね。勝てるかしら?」
カオス「俺は強くなった。まとめてかかって来い!」

292偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 11:56:19 ID:???
伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 四十二話〜援軍〜

レジェンドはカオスを刀で横に斬ろうとした。カオスはそれをジャンプして回避し、レジェンドを蹴った。
レジェンド「きゃっ!」
デッドはなぜかカオスから離れた。そしてナイフを振った。
カオス「なにをしてる?気が狂ったか?」
デッド「いや。攻撃したのさ。」
カオス「何を言ってる?ぐはっ。」
カオスは軽い傷を負った。
デッド「何をされたかわかるだろう?真空波ナイフはこういう効果があるのさ。」
カオス「だが離れすぎると威力は低くなるようだな。」
デッド「同時にこのナイフも目に見えない程のスピードで回転している。カオス、貴様にもこの刃の回転は見えないだろう。」
カオス「だが、当てられないのではな。」
「ストップ・ザ・タイム!」
カオス「な、何?!動けない・・・。」
レジェンド「タイム。来てくれたの?」

293偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 11:57:02 ID:???
伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 四十三話〜ミラ・ライオネス〜

カオス「お前ら、俺を倒すのか?前の主を始末するのか!」
タイム「貴様などは主ではない。主はレジェンドさ!」
カオス「そうか。デッド、冥土の土産に教えてやろう。お前の不吉は全部俺が仕組んだ!」
デッド「何?」
カオス「俺のいくつかある能力は人に能力を与えること。それを使った。小さいお前に目をつけたのさ。」
デッド「・・・・・・・。」
デッドはカオスの心臓を貫いた。
カオス「ぐはぁ!初めて口から血が出た・・・。俺はお終いか・・・・、俺だけで死ぬ訳がない。お前も連れて行く!」
カオスはマシンガンをデッドに向けて撃った。
ミラ「危ない!」
ミラが柱の陰から出てきてデッドの盾になった。体中に弾丸を浴びてもう助からない状況になった。
デッド「クロノスに連れて行かれなかったのに、俺をかばって死ぬとは・・・・。」
ミラ「私、あなたが好きだったから・・・・・、死んでほしくなかった・・・・・・。」
デッド「喋るな!手当てを!」
ミラ「もいいいわ・・・。助からないから・・・・。」
デッド「ミラ、返事をしてくれ!」
デッドはミラを抱き抱えた。
レジェンド「もう駄目だわ・・・。」
デッド「また、俺だけが生き残る・・・・・・・・。」
この場は悲しみに包まれた。この部屋に大量のC4爆弾(プラスティック爆弾)を設置した。
そしてデッド、レジェンド、タイムはこの場を後にし、他の者達と一緒に脱出をした。
カオスはこの時空と共に消えた・・・・・。

294偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 11:57:35 ID:???
伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 四十四話〜時空を操る兵士〜

『時空の間』(今まで居た空間と全く違うところのようだ)
クロノス「そんな銃じゃ僕に弾を当てる事はできないよ。」
銃弾はクロノスを避けていく。
レオン「きりがない。」
クラウザー「なぜか接近もできない。」
みんなが諦めかけていた、そこに
デッド「待たせたな!カオスは倒してきた。ここから脱出する!」
アカツキ「ミラはどうした?」
デッド「・・・・・・。」
デッドは首を横に振った。
クロノス「逃がさないよ。」
クロノスはシェリーの後ろに回り込んだ。
デッド「隙ができた。」
デッドはクロノスを捕まえた。至近距離では何もできないようだ。
クロノス「離せ!何をするんだ!」
デッド「貴様はほぼ不死身の人間だ。俺と一緒にあの世へ連れて行く!」
レオン「早まるな!待て!」
デッド「ミラを失った今、俺は生きていても意味が無いんだよ・・・。」
手榴弾を用意し、ピンを抜いた。
デッド「これで、ミラに会える・・・。」
クロノス「うわぁ!や、やめろ!僕はまだ死にたくない!」
デッド「お前達のせいで何人の人間の命が失われたと思っている!」
レオン「デッド・・・・。」
デッド「さらばだ!」
レオン達はデッドの最後の時を見届け、部屋を脱出し、自分達がいた世界へ帰って来た。

295偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 11:58:24 ID:???
伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 最終話〜俺達の世界〜

レオン達は戻ってきた。
ファイヤー「やっと戻って来た。おーい!」
ウォーター「3日間も、どこをうろついてたんだよ!」
サウンド「うるさいわね。もう夜なんだから猛獣がでるでしょ!」
サンダー「いや、都市の近くだから出ないと思うけど・・・・・。」
サウンド「何か言った?(サンダーを睨む)」
サンダー「い、いや。何でもない・・・・・・。」
カルロス「疲れた。」
シェリー「足が痛いわ。」
レオン「サウンド達には俺が話しとく。」
1時間後
ウィンド「そうか・・・。惜しい人物を失ったな。」
ミラージュ「ところで、リーダーのレジェンド達は?」
レオン「残りの奴は帰る途中でいなくなった。」
サウンド「リーダーは誰にする?」
ミラージュ「もう俺たちじゃなくてもいいな。」
ファイヤー「レオンでいいさ。」
ウィンド「俺も思ってた。」
サウンド「じゃ、レオンがこのチームのリーダーね。」
レオン「いや、俺は・・・。」
ウィンド「照れるなよ。就任パーティーでもやろう。」
レオン「いやもう遅いし・・・・・」
ミラージュ「今夜は宴だ!もりあがろうぜ!」
楽しい一晩が過ぎた。
遂に奇跡を超えるものを見る時が近づいて来た。

296偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 11:58:54 ID:???
オタクガナード改めオタクサイボーグの世界3 −親友「オタコン」−

オタクサイボーグはガナードになる前に噂でオタコンという科学者がいる事を知った。
オタク「奴に会ってみるか。友もなにも俺には無いことだし。」
愛用の空中戦艦も燃料が底をついた。
オタク「サイボーグだけど腹は減るし、喉も渇くのか・・・。」
オタクサイボーグはある家の前で倒れた。
「ん?この男・・・。人間じゃないな。とにかく家へ運ぼう。」
オタクサイボーグは気づくとベットで寝てた。
「気がついたかい?」
オタク「助けてくれてありがとう。俺はオタクサイボーグ。おかしな名前だが気にしないでくれ。」
「僕はハル・エメリッヒ。オタコンでいいよ。君もあだ名を考えたら?」
オタク「あんたが・・・。ああ。俺がどんな者か話すよ。」
オタクはガナードになってからを全て話した。
オタコン「わかった。君もオタガナって名乗れば?」
オタガナ「ああ。ありがとう。」
オタコン「ちょっと待ってて。新しい仲間の事、スネークに知らせとくから。」
オタガナは久しぶりに友を見つけ、反メタルギア財団「フィランソロピー」に入った。

297偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 11:59:25 ID:???
伝説の英雄達 第三章〜メタルギア〜 一話〜どこかで聞いた名前〜

ここはある地下避難所
バール「みんな。私達の部隊はあの化け物どもを始末する任務を任された。」
ジョン「ここの護衛はどうするのですか?」
バール「入れ替わりでここに来る。ついでにライコフも探す。」
ハリス「では行きましょう。」
ライア「入れ替わりの部隊から、装甲トラックが運ばれてきました。」
バール「ご苦労。我々は今から出発する。」
トラックの中
バール「私は支援をここでする。武器と弾薬は山ほど有るから安心してくれ。」
「待って下さい!」
そこにはマスクを被りサングラスをかけた男がいた。
バール「もしかして君はライコフ中尉か?」
ライコフ「そうです。自分はイワン・R・ライコフです。」
バール「どこかで聞いた名だな・・・。調べとこう。よし、これから奴らを始末する!」

298偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 11:59:55 ID:???
伝説の英雄達 第三章〜メタルギア〜 二話〜VS邪教徒〜

ライア「もう世界がこんな風になっているなら命令とか司令とかもう関係ないかも・・・。」
ライコフ「軍のお偉いさん方は民間人より敵の掃討を優先しているそうだ。」
ハリス「待て。大尉から通信だ。タメ口じゃなく敬語を使うように。」
バール「レーダーに巨大な反応がある。集団・・・いや軍団とおかしな化け物が数匹だ。注意しろ!」
「アイエスタ!マタロー!」
ライア「どこの宗教なんだ・・・・???」
ライコフ「今のはスペイン語・・・・・、きっと例の教団か?」
ハリス「軍の基地を制圧した例の奴等か。」
そこは邪教徒が約35体、ガラドールが2体、そしてノビスタドールが18体ぐらいだった。
ジョン「ま、まずい。」
ライコフ「目が見えない奴がいる・・・・。サイレンサーを装着した武器で人型の奴を攻撃しよう。」
ライア「なぜだ?」
ライコフ「目が縫い付けられている。耳などが発達している可能性が高い。」
巧みに邪教徒を撃破し、ノビスタを後回しにしてガラドールを倒す事にした。
ジョン「俺があの時々消える虫を陽動して少しでも倒して来る。」
ハリス「任せた。」
ライコフ「試しに手榴弾を投げて・・・・・。」
ガラドールは手榴弾が地面に転がる音を聞いてそっちに向かった。そして爆発し、叫び声を上げて背中を向けた。
ライア「あの気持ち悪い触手の様な物・・・・・、撃ってみようか?」
ライコフ「やってみる価値はある。」
1体目のガラドールに銃を連射すると叫びの様な悲鳴の様な声を上げ、倒れた。
2体目も同じ様にして倒した。
その頃ジョンは
ジョン「マシンガン乱射であっけなくやられるな・・・・。」
全部倒したと思って油断しているジョンにノビスタが取り付いた。
ジョン「くそう!さっきこいつの酸で木が溶けるのを見ちまった。俺も・・・・!」
ノビスタは狙撃されて落とされた。
ジョン「あんたが助けてくれたのか・・・・・・・・。」
「大丈夫か?若いの。」

299偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:00:37 ID:???
伝説の英雄達 第三章〜メタルギア〜 三話〜心強い(!??)仲間〜

ジョン「俺はジョン・フォーン准尉。あんたは誰だ?」
「プリスキン。イロコィ・プリスキン中尉。」
ワーカー「ふぅ。俺が居ない事に誰も気付かなかった。」
プリスキン「お前の仲間か?」
ジョン「ああ。ワーカーって言うんだ。」
ワーカー「ワーカー・トルス准尉だ。」
プリスキン「俺は元々例の奴等を倒す任務に就いていた。だが俺を残して部隊は壊滅。そして普通の人間を探し回っていた。」
ジョン「じゃ、仲間が増えたわけだな。」
プリスキン「知ってるか?上の命令は偽者だ。」
ジョン「えっ?」
ワーカー「?????」
プリスキン「何者かによって上の連中は殆どやられた。」
ジョン「俺達が受けた命令は・・・・」
プリスキン「軍の有力な部隊を1個づつ消していってる。」
ジョン「じゃあ、俺達は・・・・・」
「おーい!ち、ちょっとトイレないか!?」
ジョン「は???そっちの方に町があるだろ。」
プリスキン「いや俺が呼んだんだ。一緒に行ってやろう。」
ワーカー「俺もトイレ・・・・。」
30分後
「ありがとう。護衛までしてくれて。」
プリスキン「お前がジョニー佐々木か?」
ジョニー「ああ。フリーの傭兵さ。じゃ、あんたがプリスキン?」
プリスキン「そうだ。」
ジョン「え?」
プリスキン「持病の下痢はかなりヤバイが一応プロだ。」
ジョニー「例のアレの情報がいるんだってな。」

300偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:01:09 ID:???
伝説の英雄達 第三章〜メタルギア〜 四話〜まさかの裏切り〜


4人は戻った。
ハリス「仲間か。情報ってなんだ?」
ライコフ「(プリスキン・・・・、なぜスネークが?だが俺の正体はばれていない様だ)」
ライア「大尉がいない!」
ジョニー「いや、都合がいい。よく聞け。軍のメタルギアを盗み、この事件に便乗して世界を制圧しようとしている奴が居る。」
ジョン「都合がいいって事は」
ジョニー「ブラック・バール大尉と言う奴だ。」
ハリス達「!???」
「アパレル!」
プリスキン「こんな時に!」
戦闘員12体、エルヒガンテ3体がいた。
プリスキン「雑魚は俺とジョニーがやる!お前らはあのデカブツを!」
戦闘シーンはスキップします
ジョニー「スティンガーミサイルが4人分、リモコンミサイルが2人分。」
ハリス「なぜ大尉は武器を?」
ライコフ「俺はプリスキンと話す事がある。」
プリスキン「なんだ?」
ライコフ「こっちだ。」
2人は外へ出た。
「スネーク。久しぶりだな。老けてきたな。」
「なぜ俺の正体を?」
「俺だ。雷電だ。」

301偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:01:42 ID:???
伝説の英雄達 第三章〜メタルギア〜 五話〜オセロットとウェスカー〜


ハリス「一体何を話してたんだ?」
プリスキン「メタルギア対策とか世間話とかな。ちょっとこの中で話すのはな・・・・。」
ライコフ「どこにメタルギアがある?」
ジョニー「確かスペインの○○村の城からしか行けないような孤島だ。」
ジョン「その場所は数年前、不可解な猟奇殺人事件等が発生したらしい。」
ライア「まさか今、世界中に居るあいつらか?」
ジョン「根拠はないからそうとも言えない。」
ワーカー「でも行ってみないとわからない。」
プリスキン「船は適当に盗むのか?」
ジョン「いや、この前大尉から軍の船の鍵をくすねてきた。」

ハリス「案の定、敵が居る。」
ライコフ「そこの家から食い物をちょいと貰った。そのついでにマインスロアーを見つけた。もちろん貰った。」
ライア「食い物まで家から調達・・・・・・。既に有るのに・・・・・。食い意地が張ってるな。」
ライコフ「レーションとかはあまりうまくないからな。(ローズの料理よりかはマシだが)」
プリスキン「お前なら落ちている物すら食いそうな気がする・・・・・。」
ライア「人型が14体。すぐに片付く。」
ハリスとライアが簡単に始末した。
ハリス「あっけない。今までとは違う。」
船の中
ライコフ「ま、まずい!吐きそうだ・・・・・。うげぇ。」
ハリス「え?お、おい!吐くな!一緒に甲板に出てやるから外に。」
実はここにはカメラが仕掛けてあった。
とある場所
???「フフフフ・・・。スネークがメタルギア破壊をしてくれるとは・・・・、手間が省ける。やはりジョニーに情報を送ったのは正解だった。」
???「貴様がアルバード・ウェスカーだな。」
ウェスカー「誰だ?」
???「俺の名はシャラシャーシカ。またの名をリボルバー・オセロット!」
ウェスカー「やるつもりか?」
オセロット「いや、スネークがメタルギアを破壊した後、メタルギアのデータを取り、そしてついでにスネーク達を始末すれば漁夫の利が得られる。」
ウェスカー「確かに利益は大きいが、お前と組むメリットはどこにある?」
オセロット「俺の右腕に宿るリキッドが愛国者のリストを入手した。それでどうだ?」
ウェスカー「確かに『らりるれろ』を消すのは世界を手にする上で必要な事の一つ。」
オセロット「メタルギア破壊に行くメンバーは?」
ウェスカー「イロコィ・プリスキン・・いやソリッド・スネーク、ハリス・アース、ライア・ライラ少尉、ワーカー・トルス、ジョン・フォーン、そしてイワン・ライデノヴィッチ・ライコフ。」
オセロット「何?!写真はあるか?」
ウェスカー「あるとも。」
オセロット「・・・・・知ってるぞ、俺が若い頃にそいつと同姓同名のライコフ少佐という者が居た。姿が瓜二つ・・・・。奴か!」
リボルバー・オセロットは早くもライコフの正体が解かった。

302偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:02:12 ID:???
伝説の英雄達 第三章〜メタルギア〜 六話〜メタルギアRAYとの遭遇〜

ここはサドラーの元拠点の孤島
ジョニー「ここは崩壊した島・・・・・。ここの地下にあるはず。」
プリスキン「ちょっと用がある。まっててくれ。」
ライコフ「俺も。」
ハリス「いや、こっちも急いでるんだ。すまないが待ってはやれない。」
扉をついに見つけた。
ライア「この扉、結構頑丈だぞ。」
ジョニー「こんな事もあろうかとC4(プラスティック爆弾)を用意した。」
ワーカー「どうやって作ったんだ?」
ジョニー「取り付け完了!爆破!」
しかし扉は鉄よりも堅い物で出来ている様だ。
ジョン「こうなったら、ハッキングをするか!幸い機械式のようだし。」
ハリス「出来るのか?」
ジョン「軍に入る前はハッカーだった。こんな物は簡単に解除出来るぜ。機械はどこにあるんだろ?」
ジョニー「これは遠隔操作されているようなタイプだ。直接は繋げない。」
ジョン「俺のは電波を流すからコードとかはいらない。」
ジョンは怪しい機械を取り出した。
6分後
ジョン「開いた。これで簡単に開くはずだ。」
ジョンの言うとおり簡単に開いた。
そして倉庫に入れた。
バール「よく来たな。しかし、メタルギアは既にプログラム修正もハッカー対策も終わっている!お前達もここまでだ!」
「そうはさせない!」
そこには二人の男が立っていた。
ハリス「ライコフ!プリスキン!」
プリスキン「待たせたな!」
ライコフ「俺達はメタルギアの事件に関わった事がある。任せてくれ。」
プリスキンが武器を取り出そうとした瞬間だった。
「待て!世界は私の物だ!人の研究所も勝手に使ったな!」
バール「誰だ!?」
「私はオズムンド・サドラー。世界を手にする男だ。」
バール「そんなデカイ口きくまえにこのメタルギアを破壊する事だな!」
サドラー「容易いさ。」
サドラーは大きな触手を一本出しそれを振り回した。するとメタルギアの足は破壊された。
バール「何故だ!貴様は何者だ!?」
サドラー「世界を手にする男さ。」
サドラーの大きな触手がメタルギアのコックピットを貫いてメタルギアは爆発した。
サドラー「たわいもない。」
サドラーは何処かへ行ってしまった。

303偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:02:43 ID:???
伝説の英雄達 第三章〜メタルギア〜 七話〜VSウェスカー&オセロット〜

「これはすごい。ここまでやる男は初めてだ。」
「私達の出る幕ではなかったようだな。」
ハリス「お前らは何者だ!?」
「アルバート・ウェスカー。」
「俺の名はシャラシャーシカ。またの名をリボルバー・オセロット!」
プリスキン「何!?奴に支配されたはずでは・・・・・。」
オセロット「お前は・・・・・、ソリッド・スネーク!!雷電もいるじゃないか。」
ハリス「あんたがスネークか!?」
スネーク「そうさ。プリスキン中尉とは偽名さ。」
雷電「俺は無視か?」
オセロット「あの二人は俺がやる。貴様は残りをやれ。」
ウェスカー「命令するとは。私もなめられた物だ。」

304偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:03:20 ID:???
伝説の英雄達 第三章〜メタルギア〜 八話〜オセロットの企み〜

オセロット「さて、決着をつけるか。」
雷電「2:1だがいいのか?」
オセロット「構わんさ。それ行くぞ!」
オセロットは両手にリボルバーを持ち、正確に二人に狙いを定めた。
二人は素早く物陰に隠れた。
スネーク「奴は両手でリボルバーを撃てる様になっている。だがリロードを狙えばいい。」
雷電「出来るのか?」
スネーク「シャドーモセスの時はそうやって倒した。」
オセロット「どうした。このまま終わるつもりか?」
雷電「武器が無い。」
スネーク「ハンドガンが2丁あるから1つを少し貸そう。」
オセロット「おっと。弾切れだ。」
スネーク「今だ!」
二人は物陰から出て、銃を構えた。
オセロット「騙されたな!」
オセロットは二人のハンドガンを破壊した。
オセロット「一発づつ残しておいたんだよ。」
スネーク「なぜ俺たちを倒さない?」
オセロット「まだお前達を倒すのは先でいい。だがウェスカーは危険人物だ。今の内に抹殺すればと思った。」
雷電「あいつの側に居たじゃないか。」
オセロット「まともにやると危険だ。不意打ちも効くとは思えない。そこでお前らに奴を倒してもらおうと思ってな。少し喋りすぎたようだ。ではまた会おう!」
スネーク「待て!」
オセロットはどこかへ行ってしまった。

305偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:03:52 ID:???
伝説の英雄達 第三章〜メタルギア〜 九話〜VSウェスカー〜


ハリス「なんだこいつ?弾が当たらない・・・・・。」
ライア「なんて人間離れした動きをするんだ・・・・・。」
ワーカー「しかも気付いたら別の場所にいるぞ。」
ジョン「あれ?ジョニーは?」
ハリス「トイレだ。」
全員「(何もこんな時に・・・・・・・・・・)」
ウェスカー「ん?あれはスネーク!!なぜここへ来た?」
スネーク「オセロットは俺達よりもアンタを殺したかったようだ!」
ハリス「雷電は?」
スネーク「ジョニーを呼びに行った。」
ウェスカー「これだけの人数を一度に相手をするのは困難だ。ここは引こう。」
ウェスカーは引き上げて行った。
スネーク「やったな!」
ライア「いや、特に何もしてないんだけど・・・・・。」

306偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:04:29 ID:???
伝説の英雄達 第三章〜メタルギア〜 最終話〜それぞれの道〜

レオン達がある目的でここに来た時は既に終わっていた。
レオン「で、どこにあるんだ?」
ルイス「ここの地下倉庫にあるんだけど、そこの扉は絶対開かない。」
マイク「破壊するか。」
ルイス「サドラーが偶然発見した金属で出来ている。」
そこの扉に行ってみると、開かれていた。
クラウザー「俺達の前に誰かが来ているようだ。」
???「なぜここにいる?」
レオン「スネーク!ここに居る訳を教えてくれ。」
スネークは起こった事を話した。
レオン「そうか。ウェスカーか。」
スネーク「俺達はこれで目的は達成した。」
船の中
雷電「俺は守る者がいる。帰るぜ。」
スネーク「俺はやる事がある。」
ジョニー「行く予定のところがある。」
ジョン「じゃ、俺達はあいつらを倒しに行くか。」
ハリス「終わったら、みんなで海とかに行くか。」
ワーカー「いいな。」
みんなはまたいつか会う事を約束して、それぞれの道を歩み始めた。

307偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:04:59 ID:???
伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 一話〜黒い者〜

ダークは目覚めた。それと同時に黒い光に包まれた。
ダーク「私は死んだはずじゃ・・・???」
光が消えるとダークは飛んでおり、悪魔の様な翼と尻尾があった。
ダーク「きゃあ!な、なんでこんな物が!?」
そこに一枚の紙が落ちていた。
「あなたがこの姿になってるということは既に20代になっているころだろう。あなたは悪魔と人間の間の子で実は妹がいる。その妹は悪魔の様な羽がある。あなたと同じ様になっていることだろう。名前はサラ。」
ダーク「いきなりそんな事・・・。」
既に記憶は戻っている様だ。
ダーク「そう言えばサラは嫌がる私を無理矢理あの扉の中へ・・・・。それが妹・・・・。」

308偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:05:36 ID:???
伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 二話〜旅する天使〜

これはカオスが倒された時と同時に起こった。
サラは胸に大剣が刺さっている状態で目が覚めた。
サラ「なんで生きてるの・・・。痛い・・・・。」
そして体が白い光に包まれた。
光が無くなった後、サラは驚いた。背中から天使の様な羽が生えた。
サラ「ん?紙がある・・・。」
内容は「あなたがこの姿になってるということは既に20代になっているころだろう。あなたは悪魔と人間の間の子で実は姉がいる。その姉は悪魔の様な羽がある。あなたと同じ様になっていることだろう。名前はダークネス。」
サラ「ダークネスって名前・・・・。」
サラは驚いた。
サラ「この羽、どうやって隠せば?」
羽を折りたたみ、前を包み、そして白いマントを使った。
サラ「もしかして、ダークもこんな風になっていたりして・・・・・。」
サラは壁を銃を使って破壊しながら進んだ。

309偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:07:38 ID:???
伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 三話〜あの場所の中〜

ルイス「みんな。聞いてくれ。」
レオン「なにかあるのか?」
ルイス「俺が開発中のPRL412っていう武器がある。」
アシュリー「どんな効果か教えなさい。」
ルイス「箱とか壁などは破壊できないがブラーガが寄生した物だけを倒せる。しかも一撃必殺!」
マイク「どこにあるんだ?」
ルイス「厄介な場所だ。かつてのサドラーの基地の中にある地下倉庫。」
エイダ「何人で行く?」
レオン「俺とクラウザー、マイク、ルイス、ハンクでいいだろ。」
孤島の基地前
ルイス「あ、あった。あそこだ。」
そしてスネークと出会った。

310偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:08:15 ID:???
伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 四話〜PRL412奪取〜

ルイス「ここだけど、一番厄介な物を倒さなくてはいけない。」
レオン「なんだ?」
マイク「今の俺達の武器で勝てない敵なんてそんなにいないだろ。」
ルイス「サドラーが偶然発掘した、いまいるガナードやプラーガで今のサドラーの次に強い。」
そこにはエルヒの様な巨大さを持ち、ノビスタみたいな羽を持ち、チェーンソーとガトリングを合わせた様な武器があった。
ルイス「こいつは透明になれるし、ちゃんとスペイン語も喋る、クラウザーの持つブレードみたいな羽も普通の羽の下に隠れてる。」
クラウザー「名前はなんて言うんだ?」
ルイス「えーと、オクトパ・・・・・いや確かサドラーが変えたな・・・・・、あ!イータードール。」
レオン「無視出来ないのか?」
ルイス「あの武器を取ったら間違いなく戦闘は避けられない。」
レオンは無視してすぐにPRL412を取った。
マイク「レオン!!話を聞いたのか!?」
レオン「聞いたさ!」
クラウザー「ルイス。あれの使い方は?」
ルイス「引き金を引き続ければチャージが出来る。最大までチャージするとプラーガに寄生された物は間違いなく一撃だ。」
レオン「一体どれくらいチャージすればいいんだ?」
ルイス「試作型だからな。3分はかかるだろう。」
ついにイーターが動き出した。
イーター「サドラー様の物、返せ!」
レオン「いやだね!」
レオンは片手でPRL412の引き金を引きながら片手でショットガンを撃った。
イーター「虫でもぶつかったのかな?なにか当たったな。」
マイク「インフィニティ・2・バースト!」
イーターの体中にマインの弾が突き刺さった。
マイク「ファイア!」
一度に全て爆発した。
クラウザー「あれをまともに受けて、生きていられるはずはないな。」
ルイス「いや・・・・・よく見ろ。」
イーターは無傷だった。
イーター「俺の体が汚れたぞ!許さん!」
ついにイーターは本気を出した。

311偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:08:47 ID:???
伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 五話〜化け物とレオン達と・・・〜

ルイス「レオン!あとどの位だ!?奴が透明になり始めた。」
レオン「あと1分半ってところだ!」
マイク「何故か追跡機能が役に立たない。」
ルイス「奴は姿を消せば、レーダーにも写らないからな。」
その時、天井が一部崩れてきた。
ルイス「避けろ!」
みんなは間一髪避けれた。
レオン「あと1分!」
ルイス「レオン!ちゃんと隠れてろ!」
マイク「インフィニット・3・バースト!」
部屋中の壁にマインの弾が張り付いた。
マイク「部屋の真ん中で伏せろ!」
爆発した。もう壁はほとんど残ってはいない。
イーター「痛いな!よくもやってくれたな!」
天井を破壊し、ついに飛び始めた。
レオン「あと30秒!」
その時、イーターは巨大な左腕をルイス達に振り下ろした。
ハンク「伏せろ!」
ハンクが叫んだ時にはイーターの左腕は使い物にならなかった。
イーター「痛え!俺の腕が、腕がぁ!」
レオン「終わったぜ!」
レオンがレーザーを発射するとイーターは倒れた。
ハンク「何で俺を置いて行くんだ?道に迷って遅れたじゃないか。」

312偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:09:36 ID:???
伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 六話〜あの場所へ〜

レオン達が『キラー・ファングズ』と出会った頃
ヴァース「痛てててててて・・・・・・。ここはどこだ?」
ヴァースは自分の人格が久しぶりに出た事を知ると
ヴァース「普段、俺は出ないはずだが・・・・・?」
辺りを見回すと巨大な研究室の様だった。
ヴァース「ん?」
そこには人の体があった。外傷は無いが、生きてはいないようだった。
ヴァース「ここは俺の居た所か?という事はソウルを使って何かしようとしたのか?」
「よく気付いたなキング。」
ヴァース「お前は・・・・・エンペラー・ファング!!」
エンペラー「なぜリーダーが突然消えた?おかげでカオスは暴走を始めたぞ。」
「あなたは僕を覚えていますか?」
ヴァース「ソウル・ファング!なぜ別行動をしている2人が一緒に居る?」
ソウル「目的があるからです。」
エンペラー「俺は先に行こう。」
エンペラーはドアの前に立つと、消えてしまった。
ソウル「彼は力を使い、世界を我が手にしようと企んでます。」
ヴァース「教えていいのか?」
ソウル「もう僕を本名で呼んでも構いません。」
ヴァース「ユウ。なぜだ?」
ユウ「彼はやってはいけない事をしようとしてます。」
ヴァース「俺一人では・・・・・・。」
ユウ「僕の能力を使って、あなたの他の人格を他の体に移しましょう。」
ヴァース「俺の人格はそれぞれ名前も違うし、名字もある。確かにその方がいいな。」

313偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:10:08 ID:???
伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 七話〜1人の脱出者〜

ユウ「人格は何人ですか?名前も教えてください。」
ヴァース「俺を入れて8人で、アーマス・ゲイル(ゲイル)、テイル・スフィ(ティス)、ラール・ミール(ラルク)、ズヴァース・フィールド(ズフィルード)、ワプス・リール、エマ・ローラー、フィフス・セカンドだ。」
ユウ「僕は魂を操れます。これはロボット、サイボーグに近いですが人間の体とほぼかわりません。」
ヴァース「多重人格は魂がいくつも体の中にある、という事か?」
ユウ「そうです。これをするのは最低3日間は必要です。」
ヴァース「エンペラーの刺客は俺に任せとけ。」
「お前がユウ・ミツハシか。」
ヴァース「誰だ?!」
「俺は敵じゃない。シャドウ・ファング、いやレイ・アシュフォード。」
ユウ「僕の邪魔はしないでくれ。」
レイ「かつてシャイニング・ファングと言われた男と話がしたい。」
ヴァース「こっちの部屋にしよう。武器を作るのも手伝ってくれないか?」
レイ「いいとも。」
別の部屋
レイ「レジェンドについて話してもらいたい。2927歳だろ?」
ヴァース「彼女はデスティニー・ファングだったろ?」
レイ「レジェンドが本名らしい。」
ヴァース「へぇ。それで、エンペラーの事、知ってるか?」
レイ「奴の側近をしてた。奴らにやらされる事が嫌になってアジトを抜けてきた。目的は世界を我が物にする事らしい。」

314偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:10:39 ID:???
伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 八話〜あの時の裏側〜

サラ「あ!!」
ダーク「あ!!」
サラ「姉ちゃん久しぶり!」
ダーク「あんたも久しぶりだねぇ!!」
サラ「ま、冗談はここまでにしてこの格好、どうしよう?」
ダーク「折り畳んだり丸めたりすれば?」
サラ「まさかね・・・・・。」
羽は小さくなり、ぎりぎり目に見えるほどになった。
ダーク「・・・・・・・・・・・・。」
サラ「・・・・・・・・・・・・。」
ダーク「あそこにいかにも不自然なエレベーターがあった。多分、あそこから元の世界に戻れるわ。」
2人はカオスが死ぬ少し前に元の世界に戻った。

315偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:11:18 ID:???
伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 九話〜新しい絆と新しい事実〜

ヴァース「あと1日か。」
レイ「アンブレラの事、知ってるか?」
ヴァース「え?あの大企業(もう廃業寸前だが)がなにかやるのか?」
レイ「俺はアンブレラの中じゃちょっと有名なアシュフォード家の末裔だが、そのお陰である情報を入手した。」
ヴァース「もう何もしてないんじゃないのか?」
レイ「俺の家系がTウイルスを作ったようなもんだ。それでそのTでBOW(生物兵器)を作り、それであの虫どもを始末しようとしてる。」
ヴァース「裏で有名になってきてるあのウェスカーは黙って見てる訳にはいかないだろ。」
レイ「さらにエンペラーが介入すれば、世界はどう転んでも最低最悪の道に進む。」
ヴァース「俺達3人だけではネオ・ロス・イルミナドス、アンブレラ、ウェスカーの軍団達に勝てるわけないな。」
レイ「さらに裏で暗躍してるスネーク達を仲間にしてもまだ戦力が足りない。」
ヴァース「さっき言ったレオン達がいる!あいつらが居ればかなりの戦力だ!」
レイ「『キラー・ファングズ』もほぼ全員入れようか。」
ヴァース「だが所詮1人の人間。もし軍が介入すれば空母などにはかなわん。」
レイ「こっちには戦艦もなにもないからな・・・・・。」
「その会話入れてくれない?」
「後で事情とか話すから。」
ヴァース「お前達は・・・・・。」

316偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:11:49 ID:???
伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 十話〜運命の再会〜

レオン達が帰って来た頃
サラ「どうも始めまして。」
ダーク「久しぶり。」
レイ「あれ、『紅い翼』じゃないのか?」
サラ「そうよ。私は傭兵。」
ユウ「終わりました。もう少し待てば完了です。」
ヴァース「あの二人にちょっと話してもらう事がある。」
サラ「カオス・ウォーリアーの事?」
レイ「なぜ知ってる?」
ダーク「私達が知ってることは全部話すわ。」
2人は知ってる事(悪魔がいた事等)を話した。
サラ「多分、もっと詳しいことはレオン達が知ってると思う。」
ユウ「多分、ヘブンズヘル・ファングとクロノス・ファングが協力して出来ることでしょう。」
レイ「あれ、ヘブンズヘル・ファングはお前の双子の弟だろ。」
ユウ「兄の名はショウです。確か苗字も違います。」
ヴァース「そうか。奴はお前と似た様な能力とあの世に行ったり、帰ってきたりできるんだったな。」
サラ「でも、死人を生き返らせるという事はかなりヤバイよ。」
ヴァース「いや、多分クロノスはカオスについてる。きっと倒されるだろう。」
ダーク「自身があるんだ。」
ヴァース「クロノスはまだ9歳ってとこだ。力を使いこなせてはいるが、どこか不自然な所はある。」
サラ「(あんた達『キラー・ファングズ』全員不自然と思うけど)」
ダーク「(悪魔の子供の私達より人間であんな自然の力を使えるあんたらの方がよっぽど不自然よ)」
レイ「で、どこにレオン達はいる?」
ダーク「オーストラリアのシドニー港周辺。」
ヴァース「じゃ、行こうか。」
ダーク「ち、ちょっと待って。私達ここに残るわ。」
ヴァース「なぜ?」
サラ「留守中に敵が来たら拠点がなくなるでしょ。」
2人は死んだと思われているので顔を出しにくかった。
レイ「お前らのことも伝えるから。」
ダーク「駄目!絶対駄目!」
サラ「口が裂けても私達の事は伝えないで。」
ヴァース「でも・・・・・・・」
ダーク&サラ「駄目!!!!!!!!!!」
仕方なく2人のいう事を聞くことになった。

317偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:12:21 ID:???
オタクガナード改めオタクサイボーグの世界 番外編^.^なぜオタガナは偉かったのかT_T

オタクガナードだったころの話
オタガナ「例のエージェント、どうすればよいものか」
オタガナ伍長は出世したさにある作戦を思いついた。
レオンに自分の上司をありったけ向かわせ、レオンに始末してもらう作戦だった。
オタガナはマーセのガトリング三兄弟が出てくるステージにこう張り紙をした。
「エージェント抹殺した者は空いたビトレス・メンデス(ハゲ)の席、ラモン・サラザール(フケチビ)の席をプレゼント!(ただしこれは伍長より偉くなくては駄目)」
A「おい張り紙見たか?」
B「俺達にも出世のチャンスが!」
だが実際はオタガナが仕組んだ罠だった。
レオン「わ!何で戦闘員がこんなに!?」
しかし、オタガナはもう一つ罠を仕掛けてた。
A〜F「かかれ!!!」
突如、その軍団は消え去った。ブービートラップが仕掛けられていた。
しかも巧妙な手口でガナード専用通路に仕掛けてあった。
オタガナの作戦は成功した。
連絡員「最近、あの場所でやられる者が多いようです。」
サドラー「困ったものだ。地道にスコアを上げていく方が出世できるのに。」
連「特に指揮官クラスの者が多いようです。」
サドラー「会議を開こうか。あ、もうクラウザーぐらいしか残ってないんだっけ。」
オタガナは伍長から中尉になった。ついでに補充兵が大量に送られて来たとさ。

318偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:12:55 ID:???
伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 十一話〜敵地突入〜


ヴァース「よ。レオン達。」
レオン「ヴァースかよ!今まで何処に居たんだ?」
ミラージュ「あ、あなたは・・・・・。」
『キラー・ファングズ』のメンバーは全員ひざまずく。
レオン「どういう事だ?」
ヴァース「ちょっと待て。それでお前達、レオン達と一緒だったのか。」
サンダー「はい。あなたの代わりにリーダーをやってたレジェンド(デスティニー)・ファング、カオス・ファング、デッド・ファングがいなくなりました。」
ファイヤー「それで誰も俺達を指揮する者はいなくなってしまいました。」
ヴァース「そうか。レオン、俺は『キラー・ファングズ』リーダーのキング・ファングだった。十年前まではな。」
レオン「お前、何歳だったっけ?」
ヴァース「2927歳。デスティ・・・・いやレジェンドと同じ年だ。」
レオン「(カルロス達が聞いたのは本当の事だったのか・・・・・)」
ユウ「あの・・・・・、ちょっといいですか?」
レオン「何?ちょうど他の仲間も来たみたいだし。」
ユウ「近くにガナード基地があります。潰しませんか?」
アシュリー「いいけど、私の武器は?」
ウェルナー「武器じゃないが、用意した。アーマー・ファングとかいう奴から盗んできたオリハルコンという幻の金属を使って鎧を作った。」
レオン「(どこかで見た様な気がするな・・・・・・)」
アシュリー「あまり重くないけどうるさいわね。」
ウェルナー「気にしない。気にしない。どんな攻撃も効かない。シェリーやアネットの攻撃すら効かない。」
シェリー「本当よ。」
ルイス「スープレックスだけで恐ろしいのにあれを着ちゃあ」
マイク「女としてどうかな?」
クラウザー「誘拐したとき俺、ボコボコにされたもんな・・・・・・。」
アシュリー「何か言った?」
三人「い、いや、何もい、言ってません!」
今、身近な所から変化が生じてる事にまだ誰も気付いてはいなかった。

319偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:13:28 ID:???
サラザールの八つ当たり

サラザール「おい、右腕。スコットが来るまで暇だから遊ぼう。」
右腕「私はそのスコットを始末しろと言われたばかりです。」
サ「そうか。左腕。遊ぼうや。」
左腕「この娘を連れて行けと言ったので無理です。」
サ「おい!邪教徒A!なんかやれ。」
A「(とばっちりかよ)いや例の儀式が・・・・・・。」
サ「死ね!」
Aはレオンが落とされた場所に落とされた。
サ「B、あ、そ、ぼ!」
B「(キモイ!そしておもろい!)い、いいや、ち、ちょっと無理・・・ハハハッハハハハ!やっぱきもい!」
サ「地獄行きだ!」
Bも落とされた。
サ「無線を用意だC!」
C「やだ。」
Cはサラザール自身が落とし穴に突き落とした。
無線を使い
サ「スコット君、遊んでくれないか?」
レ「お前馬鹿だろフケチビ。もう20歳とか言ったのになに幼稚な事いってんだ?もうボケが始まったか?それにこんな状態で遊べるわけねぇだろ!」
サ「・・・・・・・。」
無線を切った後
サ「左腕!スコットと戦う準備だ!もう許さん!ぶちコロだ!私自身が戦う!」
しかし、合体する準備を全くしてなかったので勝敗は火を見るより明らかだった。

320偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:14:07 ID:???
村長の育毛剤

A「村人Aです。有名人の家に勝手に入りましたその1の時間がやって来ました!」
B「村にテレビないのにカメラも用意!」
注意:この放送はラジオで流れてます。
A「ここは村長の家。お、ここに隠し部屋が!」
B「よく見つけられたな。」
ドアを開けると
C「わ!」
AとB「わぁ!」
C「先に忍び込んだCです。」
A「びっくりさせんな。」
B「この部屋には育毛剤がいっぱい!見ただけで15000本を突破してます。」
A「棚の裏にまた棚が!」
C「育毛剤の数は世界一!」
A「一種類に統一してます。えーと種類は」
B「プラーガ用超無敵育毛剤。」
C「プラーガにかけたら毛だらけになります、その威力ロケラン並み!!すごいことが書いてある。」
A「ぷ。しかもプラーガ用。ガナードには効きませんって書いてあるし。」
B「発売元ろす・いるなどす。ひらがなだし一文字ぬけてるし!」
村長「貴様ら・・・・・・」
A「そ、村長!」
B「ここで終了!皆さん、次回をお楽しみに〜〜〜。あ、僕達もう出ないよ。さようなら〜。『この先はもう表現できません』」
『この先はもう表現できませんのでおしまい』

321偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:14:40 ID:???
フケチビのお部屋

F「どうも!有名人の家に勝手に入りましたその2の時間がやって来ました!」
D「今まで取材してた人達は村長に始末されたので俺達がここに来ました。」
E「ここはフケチ・・・・・おっと、サルザー・・・・間違えた。サラザールのお部屋でーす。」
F「意外に小さい。物もみんなフケチビサイズ。ん?巨大な箱が。」
E「中身は・・・・・・牛乳だ!」
D「臭いな・・・・・・。あ、冷蔵庫に入れてないからだ!」
F「いや、冷蔵庫がないんだろ・・・・・・・。」
三人「(おかしな部屋や仕掛けをつくるくらいなら冷蔵庫買えよ・・・・・・・・・・・)」
D「でもすごい量だな。」
F「ちょっと待って。俺達はテレビ・・・・・いやラジオの放送を担当しているから普段の口調じゃだめだろ。」
E「牛乳が軽く2000本を超えてます!」
F「トイレにいってくる。」
D「(あいつ、飲んだな・・・)」
サ「なんだお前達?」
D「何もしてない!何もしてないよ!」
E「そうそう。勝手に部屋に忍び込んで勝手に取材して勝手に牛乳の事を放送なんかしてないよ!」
サ「貴様ら!右腕、やっちまえ!」
5分後
F「グロい光景が・・・・・。これで今回の取材を終わります。次回はないかも?」

322偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:15:52 ID:???
伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 十二話〜砂漠の風〜

砂漠にあるガナード基地に来た。
レオン「少人数で来てもよかったかな?」
レオン、ヴァース、ユウ、レイ、ウェルナー、マイク、ルイス、アークのメンバーだけで出た。
いきなりボウガンの矢が飛んできた。
ルイス「立派に基地が立ってる。」
マイク「砂漠になぜ基地を立てるんだ?囲まれたらお終いなのに。」
アーク「待て、確かここに・・・・・あった!隠し通路。」
レイ「なんでこんなところに?」
アーク「前に仕事でここに来たんだよ。」
隠し通路の中
アーク「あそこの扉を使えば基地の中に入れる。」
ユウ「待って下さい。あそこに敵が3体ほどいます。」
マイク「俺がマインで吹き飛ばしてやる。」
扉に向けて撃つと弾が壁をすり抜けた。
ルイス「ウェルナー、あんた何者だ?」
ウェルナー「俺はただの武器商人さ。」
ヴァース「おい、中に入らないのか?」
ルイス「待ってくれー!」
レオン「マイクが撃った奴、まだ死んでないぞ。」
ヴァース「強化されているというのか?」
ガナードは見た目からして明らかに強化されてた。
マイク「あ、俺を落とし穴にはめたタイプと同じ姿だ!」
プラーガ達の復活(伝説の英雄達の前の話)第五話参照
ルイス「幼稚な罠に・・・・・・。」
ルイス「これでお終いだ!」
ルイスは強化ガナードに9を撃ったがまだ死ななかった。
レオン「これで終わるさ。」
レオンはショットガンを頭に向けて撃ってやっと死んだ。
ユウ「これはまずい・・・・・・。」
ヴァース「俺の研究がこんなことに使われるなんて・・・・・。」
ガナードが強化されているという事は世界はどう転んでもおかしくない状況に陥った。

323偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:16:26 ID:???
レオンの苦労話その3

武器商人と遭遇
武「ウェルカム〜〜〜。いいもん揃ってますぜ。」
レ「何がある?」
武「そう言うと思って表を作りやした。」
ハンドガン 7900 スョッッットガン(偽者) 30170 ライフル(スコープなし)409000 
マグナム(相談数1000)999999 レッド9(ストック) 9999999
アタッシュケース(SS)2000000 
武「これぐらですぁ。」 
レ「殺されてぇのか?」
2回目
武「ウェ〜〜ルカ〜〜ム〜〜〜。」
レ「さっさと表見せろ。しかもスョッッットガンってなんだよ!明らかに偽者というかおもちゃにしか思えないだろ!」
追加された物
マシンピストル(故障中)20  マシピスストック(破損)10 
ロケットランチャー(使用済み)30000000  救急スプレー?(多分救急スプレー) 31 
レ「(仕方ない)救急スプレーを頼む。」
武「ヒッ、ヒッ、ヒ。センキュ〜。」
レ「死にそうだな俺。アレ使うか。」
シュ〜〜〜〜〜〜〜
レ「ってこれ殺虫スプレーじゃねぇか!」
右腕戦前
武「ほとんど品物はそらいやしたぁ。」
パニッシャー(臭) 300000 ブラックテイル(黒い魚の尻尾)13000 ライオットガン(かもしれない)1200
ショットガンセミオート(暴発する事がある)24000  ライフルセミオート(弾が入れられない)14000
マインスロアー(追尾機能があるがアシュリーや自分に向かって飛ぶ)400000 アタッシュケース(M−SSS(エムひくエスエスエス)200000
レ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
サドラー戦前
武「これが最後ですぜ」
追加されたもの
マチルダ(引き金が無い)29000  シカゴタイプライター(威力0)1000000000000000 無限ロケラン(あと一ぷんだけ無限)1000000000000000 
キラー7(とみせかけて普通のハンドガン)400000000 ハンドキャノン(組み立て前)9999999999999999999999999999999999
手榴弾(ピンが引いてあり、いつ爆発するかわからない)200 焼夷手榴弾(すでに燃えてる)4000 閃光手榴弾(自分にも効く)10000
マインの弾ホーミング(バグで見つけた)355555 PRL412(プラーガ意外に全て効くがプラーガには効かない)2222222222
レ「アディオス!」
レオンは武器商人を撃った。
レ「泣けるぜ・・・・・。」

324偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:16:58 ID:???
オタクガナード改めオタクサイボーグの世界 番外編〜幹部会議〜

出世したオタガナはなんと、幹部クラスの者だけが出れる会議に出席することに!
サドラー「皆の者、良く聞け。奴は私と決着をつけたがってる。」
ガトリング男「不届き者が!俺が始末してやる!」
リヘナラドール「残ったのは僕だけか・・・・・。復習してやる!」
巨大ハンマー男「俺達もあと5人くらいだぜ。」
オタクガナード「リヘナラ。文字を間違えてるぞ!」
サドラー「良く聞け。奴の望みどおりにしてやれ。奴は私のてで殺る。」
会議終了後(幹部はほとんど帰還)
会議護衛兵「大変だ!ルイスの奴だ!生きてやがった!」
ルイス「傷が治りかけてないのに歓迎かよ・・・・・。」
オタガナはまだ残っていた。とんどん味方が減っていく。
オタガナ「あれは!」
ピンチの時に、ダンボールを発見したオタガナはヘリの墜落ポイント近くに隠れた。
ルイス「弾も少なくなったな。ん?」
マイク「ぐお・・・・。」
ルイス「この怪我、やばいな。どうした!?このヘリに乗っていたのか。船をださねぇと。」
マイク「レオンを助けてやってくれ・・・・・。」
マイクは意識が遠ざかった。
「まってくれ。」
ルイス「お前は・・・・・・・。」
武器商人「通りすがりの武器商人だ。船に乗せてくれねぇか?」
ルイス「あんたにはレッド9を改造してもらったしな。いいだろう。」
実は目と鼻の先にオタガナがダンボールで隠れていた。
オタガナ「(やべぇ!スネークの気持ちがよくわかるぜ・・・・)」
ルイス「やばい!島が爆破される!船がこっちににある。早く来い。」
武器商人「ああ。」
実はクラウザーも隠れていた。
クラウザー「おーい!俺も船に乗せてくれ!あとで事情は話す。」
ルイス「急げ!あと3時間だ!」
4人が去った後
オタガナ「モーターボートで移動するか。後に復活する予定だし。」
実はオタガナのお陰で、ハンクは活躍でき、ウェスカーたちもマーセで活躍できるようになった。

325偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:17:29 ID:???
if histoly BIOHAZARD0〜全ての始まり〜 プロローグ1

山に囲まれた街ラクーンシティで猟奇殺人事件が連続して起こった。
どれも噛み殺すという手口で同一犯に思われた。
しかし、犯人は一向に捕まらず、捜査は難航していた。
1998年7月23日夜
事態を重く見たラクーン市警は特殊部隊「S.T.A.R.Z.」ブラヴォーチームを現地に送り込んだ。
しかし、連絡が途絶え、チームは消息不明になってしまう。
恐怖の夜はここから始まる・・・・・。

「S.T.A.R.Z.」ブラヴォーチームメンバー
レベッカ・チェンバース
エンリコ・マリーニ
ケネス・J・サリバン
フォレスト・スパイヤー
エドワード・デューイ
リチャード・エイケン
ケビン・ドゥーリー (彼は「S.T.A.R.Z.」の所属ではなく、ヘリの操縦をするため、派遣されて来た)

326偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:18:21 ID:???
if histoly BIOHAZARD0〜全ての始まり〜 プロローグ2

現場近くの森でエンジントラブルを起こして墜落したヘリに乗っていたブラヴォーチームは脱出には成功したが、彼等はある物を見てしまった。
破壊された軍の囚人護送車と惨殺された海兵隊員を発見した。
エンリコ「ケビン。お前はヘリで待機してろ。」
ブラヴォーチーム隊長のエンリコは囚人である行方不明の元海兵隊員のビリー・コーエンの捜索を指示する。
新人隊員レベッカ・チェンバースは止まった列車を発見し、中を捜索する事にした。

〜ビリー・コーエンについてのレポート〜
元海兵隊少尉。ある軍事作戦中に23人もの民間人を虐殺した罪で死刑判決を受けた。
処刑のため基地に移送される途中、何者かに護送車が襲われ、その隙に逃走。
彼には手錠がかけられているため、街に逃げた可能性は低い。
惨殺された海兵隊員の銃は発見されなかったため、銃とその弾薬は彼が所持している物と思われる。
今現在「S.T.A.R.Z.」ブラヴォーチームが捜索中。

327偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:18:55 ID:???
if histoly BIOHAZARD0〜全ての始まり〜 1話〜運命の遭遇〜

レベッカは列車の中に入ると、人の気配がしない事に気付いた。
レベッカ「何ここ・・・。」
先に進むと人が見えた。
レベッカ「あ、無線が入った。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
レベッカ「ノイズだらけで良く聞こえないわ。仕方が無い。あの人に話しかけよう。」
レベッカ「あの・・・・・。」
「・・・・・。」
それはもはや“人”ではなかった。こいつは“ゾンビ”。お話に出てくる空想の物。空想のはずだ。
レベッカ「う、嘘!?死体が・・・。」
後ろにも2体現れた。ハンドガンを手足に向けて発砲するも効果は無かった。
噛みつかれ、意識が朦朧としてきたその時、発砲音が聞こえた。
レベッカはこの後の事を知らない。
<レベッカの日記P1>
私はゾンビに出会った。空想の物と思ってたけど本当に居た。
誰かが助けてくれた様だけど、S.T.A.R.S.の人かな?
私はこの先の事は驚きの連続だった・・・・・。

328偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:19:26 ID:???
オタクガナード改めオタクサイボーグの世界 番外編〜オタガナの部下〜

サドラーが倒される前
上司を始末するまでオタガナは階級がかなり↓の部下だったので↓の者は数少なかった。
オタガナ「やけに部下が少ないな。」
部下1「4人です。」
部下2「小隊はここだけで、あとは個人で動いてます。」
※部下3「オタク隊長。命令をくれよ。」
部下4「大きく人員移動をする訳にもいきません。」
オタガナ「各員、部屋で待機してろ。なにかあったら副隊長の1を通すように。」
ルイスの研究室
オタガナ「さーて、ルイスは始末されたし、ここを第08小隊の部屋にしよう。」
部屋の片付けをしていると、
オタガナ「これは・・・、クローン技術!?」
内容はガナードの量産法だった。
オタガナ「これで何回も倒されても人員の補充ができる!」
島が復活した後、オタガナはチェーンソー姉妹(ちなみに6姉妹)、ガラドール、ガトリング男(ちなみに3兄弟)、巨大チェーンソー男を作った。
そしてガナードを飽きるほど作った。
オタガナ「やべ!今まで死んでいった奴のクローンだから俺は↓のほうに!?」
今まで死んだ奴は少佐以上だったため、オタガナは下に合計7人ほどしかできなかった。
オタガナ「記憶もそのままだったから俺の作戦は・・・・・???」
オタガナは泣きそうになった。


※部下3についての説明
オタクガナードの一日でオタガナに殺された下っ端。

329偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:19:59 ID:???
伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 十三話〜シャトル発進準備〜

レオン「もっと人数を揃えればよかったかな。」
レイ「別にいいだろ。武器の弾は無限だし。」
マイク「シャトルがある。なぜこんな所に?」
ウェルナー「軍でも上の考えてる事は分からんらしい。」
ユウ「敵は一つ一つの部隊に別れているみたいです。一つの部隊は10体ぐらいです。」
レオン「なあ。なんでユウは敵の存在がわかるんだ?」
ヴァース「ユウは敵にある魂の存在が分かるんだ。」
ユウ「ゾンビは駄目です。ゾンビは一度死んだ状態で、魂がすでに一度抜けるんです。また再び魂は戻るんですが、もうその存在は無いものとされます。」
マイク「科学では説明がつかないな。」
アーク「もう世の中には常識は通用しないな。」
クラウザー「ヴァースの能力はなんだ?」
ヴァース「俺はキング・ファングの他にもう一つの名がある。シャイニング・ファング。能力はまだ秘密だ。」
ルイス「ん?紙が落ちてる。敵も間抜けだな。」
アーク「ちょっと貸せ。」
アークはルイスから紙を取り上げた。
アーク「え!?ここの基地のシャトルにプラーガを詰めて、アメリカなどの国が使っている非難シェルターに打ち込むだって!」
ウェルナー「なんとかして発射を止めなくては。」
ルイス「機械を知っている奴はついてこい!」
ヴァース「待て。シャトルの中のプラーガに、ありったけの閃光手榴弾を投げ込んで、PRL412を打ち込めばいいんじゃないか?」
ルイス「俺とユウは発射を遅らせるからやってくれ。それとPRLはまだ撃てない。」
シャトルの窓の近く
ウェルナー「窓を割ったはいいが、こいつも強化されていたな。」
閃光手榴弾を持っているだけ投げたが、まだこいつらは半数近く残っていた。
ヴァース「俺に任せろ。それとこれをつけてろ。強化された物だ。」
ヴァースは全員にサングラスを配った。
ヴァース「全員つけたな。ルイスとユウには既に説明してある。俺の能力を見せよう!」

330偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:20:30 ID:???
伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 十四話〜シャイニング・ファング再び〜

突然ヴァースの体が光り輝いた。
レオン「眩しいな。」
アーク「このサングラス、超強化されている。普通の奴が見たら視力はほとんどなくなるだろうな。」
ヴァース「実はこれだけじゃないんだけどな。」
ヴァースはそう言うと割れた窓から一気に飛び降りた。
マイク「中は?」
マイクとレオンが中を覗くとヴァースの光が消え、プラーガはいなくなっていた。
ヴァース「久しぶりだから威力が半減しているな。軽くとはいえ本来の十分の一以下だ。」
ルイス「シャトルは止めたぞ。」
ユウ「やりました!」
ルイス「(本当はとめられなくて、それでユウがキレて機械をぶっ壊したからだけどな・・・・・)」
ルイスはヴァースとユウ以外を集めて小さい声でこう言った。
ルイス「ユウを怒らせるな。間違いなく死ぬ事になる。」
ヴァース「ユウによるとあとはボス1人しかいないらしい。」
レオン「PRLは?」
ルイス「あれは不完全な物だ暴発すると、自分の視力を失いかねない。」
ボスのいる部屋
レオン「これはあいさつがわりだ!」
レオンは敵がなにかもわからないまま手榴弾を山ほど投げた。
「フシュー!」
ルイス「あれはヴェルデューゴだ。かなり強いはずだから気をつけろ。」
ヴァース「もうサングラスを外すな。危険だからな。この部屋から出て行ったほうがいいかもな。」
ユウ以外は部屋を素早くでた。
ヴァース「ユウ以外はいないし、お前に特別に真の能力の一つをだしてやるよ。」
「シュー!!」
ユウ「僕はこの部屋から出る事にします。力をだしすぎて疲れないように。」
ヴァース「心配するな。この虫に永遠の光を見せてやるぜ!」

331偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:21:00 ID:???
伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 十五話〜ペガサスの出撃〜

その頃、エンペラーは
エンペラー「シャドウの奴め、どんどん戦力が無くなっていくではないか。」
?1「安心して下さい。シャドウの実力はこの軍団の中で下から2番目のはず。」
?2「で、あのソウル・ファングはどうしますか?現時点ではたいしたことは無いのですが成長速度は速すぎます。彼は現時点で私達と同等、いやそれ以上になりかねません。」
?3「大丈夫です。ソウルはまだシャドウよりも弱いはず。」
エンペラー「ペガサス・ソルジャー。出撃だ。キング・ファングがどれくらいまで力を取り戻しているかも確認して来い。」
ペガサス(?1)「クラーケン、マーメイド、先に行ってくるぜ。」
マーメイド(?2)「私達はあんたなんかに期待なんかしてないからね。」
クラーケン(?3)「別に代わりの奴は大勢いるんだぜ。スキュラやドラゴン、ユニコーンあたりにも任せていいんだぜ?」
ペガサス「ドラゴンとユニコーンは絶対呼ぶな。行って来る。」
ヴァース(シャイニング)は
「フシュー!」
ヴァース「もうKOか?まだ早いぜ!」
ヴァースの光が発動してからまだ10秒程度しか経ってないがヴェルデューゴは死にそうだ。
ヴァース「じゃあ、とどめと行こうか!?」
突如ヴェルデューゴは死んだ。部屋を見渡すと、翼の生えた少年がいた。
ペガサス「お前がシャイニング・ファングか。」
ユウ「お前は!?」
ペガサス「きたか。俺はお前に会いに来た。裏切り者のお前に。」
ユウ「僕は絶対に帰りません。」
ペガサス「確かお前が俺達の所に居たときの名はグリフォンだったな。」
ユウ「それがどうしたんです?」
ペガサス「関係ないが、親友だろ?なぜ俺に何も言ってくれなかった?」
ユウ「それは・・・・・。」
ヴァース「お前を巻き込みたくなかったからじゃないか?」
ペガサス「何?」
ヴァース「親友だからこそ、言わなかったんじゃないか?もし脱走する時にお前に言ったら、お前は疑われてたんじゃないか?」
ペガサス「嘘だ・・・・・、そんなの嘘に決まってる!!ソウルは俺を裏切った!!」
ユウ「待って!」
ペガサスは夕日が落ちる方向へ飛んでいってしまった。
ヴァース「やっぱり駄目か。」
ユウ「・・・・・・・。」
ユウはしばらく夕焼けを見続けていた。

332偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:21:31 ID:???
伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 十六話〜白き闇の先にある物〜

サラとダークは
ダーク「世界が平和になったら私達の羽、どうしよう?」
サラ「傷がついたら瞬く間に再生してるしね。」
基地で待っていると、鳥らしき生き物の羽が大量に落ちてきた。
?「お前達には私と一緒に来てもらおう・・・・・。」
サラがレーザード・ライフルを巨大な剣に変形させる。
?「私の名を教えてやろう・・・・・・・・・・。フェニックス・ソルジャー・・・・・・・・・・。」
ダーク「どこにいる?」
フェニックス「お前達からみえる所にいるぞ・・・・・・・。」
その瞬間2人は気絶した。2人が最後に見たものは自分達より若い少女の姿だった。そして本で見た不死鳥、そうフェニックスのような羽があった。
フェニックス「せっかくの不老不死も出番は無くなったか・・・・・・・・。さて・・・・・、こいつらを運ぶか・・・・・・・・・・・。」
サラとダークを初めてしっかりと見たときにフェニックスは驚愕した。
フェニックス「悪魔と・・・・・・・・・・・・・天使!!??」
フェニックスは自分の羽を使って、霧で覆われたような羽の道を作り出した。そして羽で出て来た道を歩いて(正確には浮遊して)行った。

333偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:22:01 ID:???
伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 十七話〜ダーク・シティ〜

フェニックス「ここに奴らの仲間を連れてきました・・・・・・・・・・。」
エンペラー「ダーク・シティに放しとけ。いつまで命が持つかな?フェニックス、お前は休んどけ。」
フェニックス「あの・・・・・・・・・・。」
エンペラー「下がっておけ!命令を無視すれば命は無いものと思え。」
ダーク・シティのど真ん中
ダーク「なんだろう?ここに居ると力が沸いて来る・・・・・・・。」
サラ「きっと、魔力が充満してるのよ。だから悪魔である私達にはとってもいい所ってわけ。」
ダーク「ここ、建物の構造は変ね。」
サラ「あのエンペラーって奴の趣味かな?」
2人が何かの気配を感じて振り向くと、絵に描いたような悪魔が数十体・・・いや数百体出現した。
ダーク「お仲間みたいだけど、襲ってきそうね。」
サラ「軽くあしらってやれば?」
2人は翼を広げ大空(とても暗いが)を飛び回った。

334偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:22:49 ID:???
伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 十七話〜ダーク・シティ〜

フェニックス「ここに奴らの仲間を連れてきました・・・・・・・・・・。」
エンペラー「ダーク・シティに放しとけ。いつまで命が持つかな?フェニックス、お前は休んどけ。」
フェニックス「あの・・・・・・・・・・。」
エンペラー「下がっておけ!命令を無視すれば命は無いものと思え。」
ダーク・シティのど真ん中
ダーク「なんだろう?ここに居ると力が沸いて来る・・・・・・・。」
サラ「きっと、魔力が充満してるのよ。だから悪魔である私達にはとってもいい所ってわけ。」
ダーク「ここ、建物の構造は変ね。」
サラ「あのエンペラーって奴の趣味かな?」
2人が何かの気配を感じて振り向くと、絵に描いたような悪魔が数十体・・・いや数百体出現した。
ダーク「お仲間みたいだけど、襲ってきそうね。」
サラ「軽くあしらってやれば?」
2人は翼を広げ大空(とても暗いが)を飛び回った。

335偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:23:28 ID:???
伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 十八話〜さらわれた2人〜

レオン達が戻ってくると、ユウが何処かからある情報を仕入れて来た。
アンブレラがゾンビを含むB.O.W.を量産して、サドラーも強化されたボスクラスをどんどん作っているという情報を。
ユウ「そして、エンペラー・ソルジャー率いるあの組織。」
レオン「残りはウェスカーだな。どんな物を投入するのかがこいつだけ分からないぞ。」
レイ「ヴァース、ちょっと来てくれ。」
ヴァース「なんだ?」
レイ「基地との連絡が途絶えた。サラとダークが行方不明だ。」
ヴァース「あの2人は人間じゃない。大丈夫だ。」
レイ「え?」
ヴァース「あれは多分、人間と悪魔の間の子供だろう。」
ユウ「早く来て下さい。今後の対策を練らないと。」
レイ「ああ。」
その頃、ロックフォート島付近で
クレア「・・・・・・・・。」
?「どうした?」
クレア「!!!!!」
そして全く別の場所
レベッカ「あれ?みんなどこに行ったんだろ?」
?「世話が焼けるな。」
レベッカ「あなたは!!?」
ビリー「俺だ。飾りはもう無いが。」
レベッカ「ここはヨーロッパよ!よくこんな所まで来れたわね。」
ビリー「実はおかしな連中からこの付近につれてこられた。」
レベッカ「どんな人達だったの?」
ビリー「伝説・・・いや運命の牙、時間の牙とか明らかに本名じゃない名前だった・・・・。」

336偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:24:14 ID:???
伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 十九話〜天国と地獄の牙と時空を操る兵士〜

?「これでよかったんですか?返って敵の戦力を上げた様なものです。」
エンペラー「大規模な戦いは張合いがなければ面白くも無い。」
?「僕なんか選んでよかったんですか?」
エンペラー「気にするんじゃない。君は最強の能力を持った者だ。だから君を助けた。」
?「裏切り者はもういないのですか?」
エンペラー「もはや牙の名を持つ物はここに1人しかいない。カオスももういないしな。」
?「ヘブンズヘル・ファングは敵に寝返ったソウル・ファングの兄弟ですよ!?」
エンペラー「クロノス・ソルジャー。言う事を聞けばいい。」
クロノス「はっ。」
クレアは
クレア「あなたは・・・・・、スティーブ!?死んだはずじゃ・・・・・。」
スティーブ「実はあのあと体をアンブレラに盗まれ、プラーガ実験テストに使われた。気が付けばこの近くにいた、というわけだ。」
クレア「よし、まずは行く所があるわ。着いて来て。」
スティーブ「すまない・・・・。武器が無いんだ・・・・。」
クレア「あなたに渡したい物があるの。ある人に改造もしてもらったわ。」
ゴールドルガーカスタム(P08C)威力35×2 連射速度0,7 装填速度1、22×2 装弾数 無限  
クレアがウェルナーに頼んで改造されたスティーブ愛用の二丁の金色のルガー!!
スティーブ「これは・・・・・!」
クレア「私の銃はこれ。」
キャリコM-150PC 威力12×2 連射速度0,1 装填速度1、44×2 装弾数 無限 
短機関銃「キャリコM-100P」(ベロニカで登場した銃)を改造したマシンガンの様なハンドガン!!
クレア「よし、行くわよ。」
スティーブ「ああ!」

337偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:24:51 ID:???
伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 二十話〜死の街からの脱出〜

ダーク「ゲームとかでよくあるけどもしかしたら、ここはボスを倒す事で脱出できるかもしれない。」
サラ「でもどこにいるかわからないし、本当に脱出できるかどうかもわからないよ。」
そして、明らかにボスクラスとも思える巨大な化け物を発見した。
ダーク「あれはボスじゃないわ。本当に強い敵の威圧感がないわ。」
サラ「私にもそれは分かるわ。」
?「囮にもかからないとは大した奴らだな。」
背中に機械の羽をつけた若い男と遭遇した。
?「俺は敵じゃない。俺もここに紛れ込んだ者だ。ジンって言うんだ。」
サラ「聞いた事がある。軍の関係者でしょう?」
ジン「史上最悪の部隊の1人さ。だけどもう部隊は壊滅して、残ったのは2人さ。」
?「お前はその2人を見て驚かないのか?」
ジン「お前は・・・・。」
?「俺はここのボス、ドラゴン・ソルジャー。そこの2人には羽が生えてるぜ。」
ジン「お前達を見たらこんなの見たって平気さ。俺達の隊を壊滅させた奴らを見た後ならな!」
ドラゴン「お前の隊を壊滅させた部隊に俺は入ってなかったけどな。」
ジン「仲間を殺した奴らの仲間だろ!」
ドラゴン「最低最悪で残虐、冷徹な部隊『死神部隊』に居た奴に言われたくないさ。」
ジン「お前らほどでもないさ。」
ドラゴン「老若男女関係なしに無差別襲撃を仕掛けていたんだろ?」
ジン「仲間や友情は大切にしていたさ。お前らと違ってな!」
ドラゴン「スキュラから聞いたぜ。お前とミンって奴は『隊長!』とか何度も叫んでいたそうじゃないか?」
ジン「お前・・・・・許せん!」
?「私達を馬鹿にしてる様に聞こえるけど気のせいかな??」
ジン「ミン!」

338偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:25:21 ID:???
伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 二十一話〜龍との対峙〜

ダーク「お二人さん。下がってた方がいいわよ。」
サラ「死にたいなら別に参加してもいいけど?」
ジン「すまんが武器をくれないか。」
ミン「実は私達、戦闘のすぐ後にここに連れて来られたから武器が無いんだよ。」
ドラゴン「さて、俺の相手は誰だ?」
ダーク「実は私達の武器は特別製で世界でただ1人がつくれるの。」
サラ「だから1つしかないの。悪いわね。」
ジン「俺達は隠れてるな。」
ミン「奴を倒してやりな。」
ドラゴン「2人のお嬢さんが相手とはねぇ。」
ダーク「この武器の威力を見てみな!」
ダークの持っていたダークグレネードの中から、一本の薙刀が出て来た。ダークグレネードは鎧になった。
サラの持っていたレーザード・ライフルは一本の巨大な両刃の剣になった。
ドラゴン「特別に俺の真の姿を見せてやろう。」
ドラゴンの下半身が本当の龍の様になった。
ダーク「羽があるって事は私達、もしかして本当の姿があるのかも。」
サラ「でも悪魔でしょう?ろくな姿にならないわよ、きっと。」
ダーク「でも、このままじゃきっと勝てない感じがする。」
サラ「じゃ、なってみましょうか。」
ダーク「きっと元に戻れるわ。きっとね、多分。」
その時、美しい白い光と美しい黒い光があたりを包んだ。

339偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:25:51 ID:???
伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 二十二話〜悪魔の眼〜

光が無くなった後、そこには白い天使の姿をした者と、羽は悪魔だが黒い天使の姿の者がいた。
サラ「武器が2つの白い剣になってる。」
ダーク「わぁ、武器が黒い巨大な鎌になってる。」
その様子を見ていた2人は
ジン「奴らは一体・・・・・!?」
ミン「やばそうだよ。双眼鏡もあるしもっと離れようよ。」
ジン「取り返しの付かない事にならなきゃいいが・・・・・。」
ミン「武器がない私達に何かできるって!?」
ダークたちは
ダーク「この姿、かっこ悪いって言われないと思うね。」
サラ「でも、私達は悪魔なのになんで天使の格好してるんだろ?」
ダーク「私だけであいつを倒してみるから、手を出さないで。」
ドラゴン「行くぞ!」
ドラゴンが構えた瞬間、龍の下半身と人間の上半身が別れた。ダークの鎌を見ると血が大量に付いていた。
ドラゴン「この俺が・・・・・目で追うことも・・・できないの・・・・・か・・・。」
ドラゴンはそのまま落ちていった。
その時のダークの目はまさに人間の眼ではなく悪魔の眼だった。
2人はドラゴンが地面に落ちたのを確認すると羽を残し人間の姿に戻った。

340偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:26:21 ID:???
伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 二十三話〜ダーク・アタック〜

近くを探すと出口があった。ドラゴンを倒す前にはなかったものだった。
ダーク「奴の生死を確認していない。」
サラ「さっきの攻撃といい、この口調といい、性格が変わったね。」
ミン「目もさっきの目のままで目つきが超悪いよ。」
ダーク「気にするな。このままでるぞ。」
ジン「はっきり言って男みたいだな・・・・・。(そういえば男って俺1人だな。)」
ドラゴンは
フェニックス「派手にやられたものだな。」
ドラゴン「うるせー。俺には元々下半身がなかったんだよ。」
フェニックス「そうだったな。ソルジャーは元々は体の一部が無かったりしてたけどな。」
ドラゴン「あの時みたいにエンペラー様が体を作ってくれるさ。」
フェニックス「でもペガサスは失敗したらしいぞ。奴は無かった両足は作ったはいいが、今も脚が使えないらしい。」
ドラゴン「そうか・・・・、って俺は下半身が今は無いんだから放っておくなよ!出血多量で死んじまうだろうが!」
フェニックス「私も羽が無くては松葉杖だ。私も少しは心配してもらいたいな。」
ドラゴン「俺の方が重体だろ!それにしてもヘブンズヘル・ファングの奴、自分の持ち場を放ったらかしにしてどこへ行きやがった?代わりに俺がここを守る羽目になったんだ!」
フェニックス「行くぞ。ドラゴン・ソルジャー。」
ドラゴン「さっさとしろ。」
フェニックス「文句ばっかりいってると、落とすぞ。」
ドラゴン「え!?ご、ごめん!」
エンペラーの所
ドラゴン「なぜ俺と一緒にペガサスも連れてくるんですか?」
エンペラー「お前らに闇の力を与えよう。」
その部屋は黒き閃光に包まれた。
閃光が無くなると、ドラゴンの脚は再生していた。ペガサスは羽が黒くなっていた。
そして、2人とも着ている服、髪などが真っ黒に染まっていた。
エンペラー「今からお前らはダークペガサス、ダークドラゴンだ。ダークペガサス、出撃だ!」
ペガサス「行って参ります!」

341偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:26:56 ID:???
伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 二十四話〜反撃開始〜

オーストラリアのシドニー港付近
ユウ「ジーク・・・・・、何故あんな外道とも言える奴等の仲間に・・・・・?」
ペガサス「お前か、ソウル・ファング!いやユウ・ミツハシ!」
ユウ「ジーク!」
ペガサス「俺はお前の知っているジークフリードでもペガサス・ソルジャーでもない。」
ユウ「何故全身が黒い?」
ペガサス「俺はダークペガサス・ウォーリアー!」
ユウ「お前はやさしい奴だったはずだ!なぜエンペラー達に手を貸す!?」
ペガサス「お前がいなくなった後、俺は事故にあった。そして両足を失った!」
ユウ「それは知っている!エンペラーがお前の脚を再生させた事も!」
ペガサス「だがその足は使い物にはならなかった。しかし翼があった。そのおかげで今の俺がいる!」
ユウ「僕・・・・いや俺はお前をきっと仲間にしてみせる!」
ペガサス「ふざけるな!俺がどんな思いでいままで生きて来たかわかるまい!」
ユウ「俺は中学生の頃、何者かに拉致された。親はショックで自殺。そして俺は行方不明と言う事ですぐに捜査も断ち切られ、ソウル・ファングとして生きていくしかなかった!」
レオン「どうした!?」
ペガサス「邪魔が入ったか・・・・・・。お前との決着、楽しみにしている!」
漆黒の空へペガサスは飛びだった。
ユウはそれを悲しい目でそれをずっと見ていた。

342偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:27:29 ID:???
伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 二十五話〜傘〜

アンブレラはついにウイルス感染しないB.O.W.を作り上げた。
しかし、そのほとんどは今ある生物兵器の突然変異種だった。
研究員「こいつらを本当に出すんですか?もっと研究をして量産に移れば・・・・・。」
上司「今は政府の信頼を取り戻す方が先だ。STARSさえいなければこんな研究不足に陥る事もなかったのに。」
研究員2「最後の砦とも言える所を破壊されましたし。」
上司「実行部隊!出ろ!」
隊長「了解。各員出撃!」
隊員「はっ。」
研究員「仕方ない。サンプルを使って研究するか。」
その研究員は1人でもB.O.W.を作れる有能な者であったが、資金不足、資料不足に悩まされて何も作れ無かった。
さらに上司は彼のせいにして、何か開発するまで給料は無いと言った。
偶然出来た感染しないタイプの物も取り上げられ、彼はだんだん意気消沈してきた。
研究員「メモしとくか。」
感染しないB.O.W.リスト
1グレムリン(人)      11リフレクトローチ(ゴキブリ)
2ベオウルフ(犬)      12スターククロコダイル(ワニ)
3ブラッドバード(カラス)  13イビルイビー(植物)
4ブレイズスパイダー(蜘蛛) 14プテラモス(蛾)
5リヴァイアサン(鮫)    15アスピルディモス(ノミ)
6ビッグ・シェル(貝)    16ブレインロック(15の突然変異)
7デスプラント(植物)    17グレイブタウン(ミミズ?)
8セーリングキメラ(ハエ)  18フロッガーギガント(ハンターγ) 
9ラージリッカー(リッカー) 19ガムズスナッチ(バンダースナッチ)
10コマンドマウス(ネズミ) 20グランドノイド(サンショウウオ)

21スウィーパーノード(ハンター改)
22スティンガースコーピオン(サソリ)
23ギガントネーター(猿)
24インフィニットバッド(コウモリ)
25セントチュリオン(大ムカデ)
26デッドリーリーチ(ヒル)
27サイエンスワスプ(蜂)
ここからは紙がなかった為、かかれてない。

343偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:28:01 ID:???
オタクガナード改めオタクサイボーグの世界 番外編〜スネーク!??〜

2004年のある日(レオンが来る前)オタガナは村で見た。ダンボール箱を被った何かを!
(これはオタガナ視点です)
アウターヘブンやザンジバーランドを潰したあの男か!?
もしかして・・・・・・、スネーク?
考え直すと
こんなところにスネークが潜入するわけないよな。あのアウターヘブンとか潰した奴が来るわけ・・・・
「司令、聞こえるか?」
えーーー!もしかしてロイ・キャンベルと通信!?
「え?シャドーモセス島だって!間違えたじゃないか!」
もしかしてFOXHOUND潰すの?まさかスネークは元FOXHOUNDだし・・・・・・・
「早くしろ!24時間以内だぞ!」
「わかった!武器は?」
「仕方ない、現地調達だ。今もってる武器は途中で捨てて行け。」
村人「侵入者だ!」
あれはスネーク(多分)だ!行くな!
村人「何言ってんの?俺たちは行くから。」
数分後オタガナは行ってみた。
全員気絶させられていた。
だから言ったのに・・・・・・。

344偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:28:33 ID:???
伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 二十六話〜カオスの亡霊〜

クロノス「レジェンドの奴はいっこうに姿を現しません。」
エンペラー「いや、今は本当のコードネームのデスティニーと名乗っている。」
クロノス「奴は何故レジェンドと名乗っていたんですか?」
エンペラー「カオスに操られる少し前から本名を使ったらしい。」
クロノス「カオスの仇を討たせて下さい。」
エンペラー「いいだろう。だが危なくなればすぐに引き帰せ。お前は必要な存在だからな。」
クロノス「あともう1人連れて行っていいですか?」
エンペラー「誰を連れて行きたい?」
クロノス「ヘブンズヘル・ファングを。」
レオン達は
レオン「だいたいこの周辺の国は片付けたな。」
ルイス「やはり世界にいる全てのガナードを倒すのは難しいな。」
マイク「いつまでも民間人をシェルターの中に入れておくのもまずい。」
ヴァース「ルイス、PRLは完成したか?」
ルイス「あと1週間ってところだ。俺とアカツキとヴァースしか手がつけられないしな。」
ユウ「大変です!アンブレラとウェスカーの組織が明日、生物兵器を実戦投入するみたいです!」
エイダ「あなた、一体どこから情報を入手しているの?」
アシュリー「ずっと疑問に思っていたわ。」
レイ「リーダーしか知らないみたいだし。」
ヴァース「待て、俺もユウの情報網は知らない。知っているのはレジェンドとペガサスとかいう敵だけだ。」
ユウ「僕はさまよっている魂、俗に言えば霊と話して仲良くなるんです。」
ウェルナー「って言う事は・・・・・お前の周りには幽霊が何人もいるのか?」
ユウ「ええ。一回仲良くなれば、多分最低でも15年、長ければ一生付いて来ますね。」
全員「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
レオン「ん?無線機が。」
デスティニー「はーい。レオン、聞こえるー?」
レオン「レジェンド?もしそうならふざけないでほしいな。」
デスティニー「今はデスティニー・ファングよ。シャイニングに替わって。」
ヴァース「もしもし。」
デスティニー「はい、デスティニーですけどヴァース・バニングスさんですか?」
ヴァース「そうですよ。何か用ですか?」
デスティニー「もしもし?ちょっと聞こえません。電波が悪いんで少し大きめの声で。」
ヴァース「わかりました!な!に!か!よ!う!で!す!か!?」
デスティニー「うるさい!近所迷惑もいいとこだ!ってこれは電話じゃないの。なに耳を押し当ててんの?」
ヴァース「え!」
デスティニー「これは電話じゃなくてカメラつき無線機!」
ヴァース「なるほど。あ、レジェンドの顔が見える。」
デスティニー「今はデスティニーなの!聞いてた!?」
レオン「・・・・・・・・・・・・・・。(それ、俺の無線機なんですけど・・・、随分と乱暴な扱い方だな)」

345偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:29:53 ID:???
伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 二十七話〜戦友の帰還〜

サラ「どうしましょ、このままじゃ行きにくい・・・・。」
ミン「(双眼鏡を見ながら)あれ、『キラー・ファングズ』じゃないかい?」
ジン「前に俺らと最強の座を争った最強の傭兵部隊か?」
ダーク「どっちが最強になった?」
ミン「『キラー・ファングズ』の方さ。あいつらは自然の力とか使ってかたから勝てるはずなかったんだよ。」
ジン「チェーンソーが武器のお前さんと1対1でやるのも十分怖いけどな。」
ミン「ハイブリッド・サージって言ってくれよ。それにあんたのアレ、『分身の術』みたいだし。」
ジン「(気にしてる事を)あれはエリントポッドって」言う武器だ。」
サラ「もしかして・・・・・・。」
ミン「どうしたんだい?」
サラ「私、あなた達に見覚えがあると思ったら思い出した!覚えてる、あの戦車にひかれても、墜落した戦闘機と衝突しても無事な女。」
ミン「もしかして『戦場を駆ける紅い翼』かい?」
サラ「そう!」
ジン「レッド・ウィングか!」
ダーク「どういうこと?」
サラ「私はある部隊に所属していて、そこが彼らのいた部隊なの。」
ジン「早く行かないのか?」
ダーク「いや、またいつか会う日が来る。」
サラ「じゃここに『○○○と○○帰還』って書こう。」
ダーク「どうせなら大きくね!」
ジン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
ミン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

346偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:30:30 ID:???
伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 二十八話〜決戦の時〜

サラ達が書いた物は次の日、雨によって消されてしまった。
ヴァース「いつまでもユウに頼るわけにはいかない。(あいつが変なのに取り付かれたら大変だからな)」
ユウ「大丈夫ですよ。みんな説得して仲間にしてますから。ポルターガイストもいますよ。」
レオン「(まじかよ・・・・・泣けるぜ)」
レイ「じゃ、暁くんとルイスくんとアネットちゃんで作った次元転送装置を使うか。」
ヴァース「(お前、まだ17歳だろ・・・・・全員年上じゃないか・・・・・)」
レオン「これ以上若返ると困るんだけど。」
ルイス「大丈夫だ。中年の奴らは全盛期の年齢になるようセットされている。」
アカツキ「でもこれって自分を中年って認めているのと同じで悲しいけどな。」
ヴァース「俺とユウはエンペラーの所に行かせてくれ。」
その時、全周波数盗聴器がある音を受け取った。
「こちら、傭兵部隊『―――――』わけがわからない化け物と人間の形をしたばけ物と空母が争っている!また来た!助け・・・」
レオン「全員、出撃だ!」

347偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:31:00 ID:???
伝説の英雄達 番外編〜ソリッド・スネークの道のり〜2

カオスの軍団(上級悪魔達)とみんなが戦っているとき
スネーク「オタコン、カオスとかいう奴のアジトに潜入した。」
オタコン「そうだ。新しい仲間が入った。僕の友達のオタガナだよ。」
オタガナ「あんたがシャドーモセスの英雄、ソリッド・スネークか。あんたがタンカーを沈めたのは絶対違うと思ったぜ。」
スネーク「そいつは何の役に立つんだ?」
オタコン「彼は武器の使い方などがかなり知識が豊富だ。」
スネーク「よろしく、オタガナ。」
オタガナ「よろしく、スネーク。」
スネークは残りの一つの扉を開いた。
そこには紙が張ってあった。
「ここは記憶の回廊。かつて戦った者達と再び戦火や刃を交え、打ち勝て。だが、運命に逆らいたければ、運命を辿って行き、最後の扉を―――。」
スネーク「最後のところが読めない・・・・。」
オタコン「スネーク、写真を送ってくれ。時間がたっただけなら解析すればまだ何とかわかるかも。」
スネーク「ああ。」
スネークの久々のスニーキングミッションはこうして幕を開けた・・・・・。

348偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:31:32 ID:???
伝説の英雄達 番外編〜雷電〜

雷電「何、メタルギアRAYが!?」
雷電は運命の牙(デスティニー・ファング)と名乗る者と話していた。
運命の牙「そう。なぜが持っていてね。(この人、サンダーボルトの後ろにいた人・・・えーと誰だっけ?)」
雷電「スネークに任せればいいだろう。」
運命の牙「だってそれは超強化されているらしいの。C4を全身につけて爆破しても装甲に傷一つつかない。(たしかビッグボスにも協力してたっけ?)」
雷電「しかしな・・・・・。」
運命の牙「でも、このままでもあなたの家族が危ないの。お願い、ジャック。(たしかイワン・・・・・・)」
雷電「しかし、俺には家庭がある。それ一つ守りきれそうにない。なのに世界を救うなんて・・・・・・。」
運命の牙「あのオセロットやウェスカーが動いていても?(オセロットで思い出した、ライコフ少佐だ!あの人にそっくり!)」
雷電「!??(あいつはもうオセロットじゃなかったはず―――)」

349偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:32:02 ID:???
伝説の英雄達 番外編〜ソリッド・スネークの道のり〜3

解析結果
「ここは記憶の回廊。かつて戦った者達と再び戦火や刃を交え、打ち勝て。だが、運命に逆らいたければ、運命を辿って行き、最後の扉を打ち破れ。」
オタガナ「どういうことだ?」
オタコン「運命を変えられるって・・・・・。そうか」
オタコン「多分、最後の扉を打ち破るにはいままでの強敵を全て倒すか、もしくは前回とは違う、別の方法を使うしかない。」
スネーク「扉がある。かなりの数だ・・・・・。絵があるぞ。」
オタコン「レイブン、ウルフ、オクトパス、フォックス、オセロット、リキッド、、ファットマン、フォーチュン、ヴァンプ、ソリダス、ビッグボス・・・・。」
スネーク「何だこれは?」
オタガナ「多分サンダーボルトとコブラ部隊、そして特殊部隊FOXだ。かつてビッグボスと戦った。」
オタコン「きっと遺伝子の中の記憶も入っているんだよ・・・・・・・。」
スネーク「という事は、最後は・・・・・・俺自身?」
オタコン「きっとそれが最後の扉・・・・・。」
オタガナ「いや、その前にメタルギアREX、メタルギアRAY、量産型メタルギアRAY、シャゴホッド、メタルギアRAXA・・・・。」
オタコン「きっと厳しい戦いになる・・・・・・・・・・・・・・・・。」

350偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:32:34 ID:???
伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 二十九話〜危機〜

レオン達はみんな出撃したが『キラー・ファンングズ』のメンバーは
ヴァース「みんな、聞いてくれ。」
少し間を開けた後
ヴァース「今日、今をもって『キラー・ファングズ』を解散する!各自自分の判断で動け!」
ベガ「え!なぜです?」
ヴァース「もうこれ以上未来のある者達に戦いをさせたくない。」
サガ「俺たちはあなたに憧れて・・・・」
ヴァース「もういい。俺はすでに3000歳に近い・・・・生きすぎた。ミラージュ・・・・いやリミティアご苦労だった。リーダーの代わりをやってくれたんだろ?」
リミティア「俺の本名、知ってたんですか?」
ヴァース「俺は全員の本名を覚えている。」
ヴァース「俺に付いて来るなよ。行くならレオン達が人数不足でいけなかったところへいけ!」
レイ「俺も行かせてくれ!」
ヴァース「なぜだ?」
レイ「奴はカオスとも関わりがある。俺はカオスに因縁があったんだ。」
ヴァース「わかった。理由は聞かないようにしよう。行くぞ!」
????「待たせたな!ってもうあいつらいないし!」
????「仕方ないだろ。オタクのせいで・・・・・。」
????「僕じゃないよ。あっち。」
??「おいおい・・・・・。」
????「トイレに行かせてくれないか?」
???「先がおもいやられる・・・・・・。」
???「そうだな。」
????「・・・・・・・・・・。」
???「おい、オタク!ミニPCの部品をくれ!壊れた!」

351偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:33:12 ID:???
伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 三十話〜進軍、突撃、特攻〜

(前話の順番に正体を発表)
オタガナ「待たせたな!ってもうあいつらいないし!」
スネーク「仕方ないだろ。オタクのせいで・・・・・。」
オタコン「僕じゃないよ。あっち。オタガナのほうだよスネーク。」
雷電「おいおい・・・・・。」
ジョニー「トイレに行かせてくれないか?」
ハリス「先がおもいやられる・・・・・・。」
ライア「そうだな。」
ワーカー「・・・・・・・・・・。」
ジョン「おい、オタガナ!ミニPCの部品をくれ!壊れた!」
ヴァース達「スネーク???????」
スネーク「俺達はレオン達を助けるために来た。」
ヴァース「いや、なんで白髪がいっぱい?」
スネーク「気にするな、少し老化が早い体質なだけだ。」
オタコン「それより早く行きたい所がある。軍の超過激派がどこかから製作技術を入手し、メタルギアで事態を解決しようとしている。」
オタガナ「これにはウェスカーもからんでいるらしい。」
スネーク「じゃあ、俺達は先に行くぞ。」
スネーク達は任務へ行った。
ヴァース「俺達は先に行く。行きたい奴はレオン達を助けてから来い!」
三人が行った後
レガ「俺は行く!」
リミティア「俺も!」
サガ「行きたくない奴なんているか?」
ベガ「いないだろ!」
ギガ「早く行こうぜ!」
ラミ(サウンド)「ええ!」
レガ「ちょっと待ってくれ!トイレに行きたい!ちょっと理由あって腹の調子が・・・・・・・。」
全員「え!!?」

352偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:34:10 ID:???
首領さんの作品↓

353偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:34:40 ID:???
  KILLER7seven
依頼パートmission2..危ないスミス師匠..

いやぁ・・・ついに来てしまった。スミスと呼ばれる男・・・!
今回は彼に強く鍛えてもらえるようにお願いをしにいった。一度は否定されたが許してもらえた
そう、僕がアイアンのやつに勝つために!
リ「あのぉ〜・・・僕になにをしろと?」
「とりあえずお前は身体が柔らかい、武術家にとってはすごく大切な要素。だが・・・」
スミス師匠は黙り込んだ・・・そもそもどうやって手に入れたんだろ?器具・・・
「柔らかすぎて相手に逆に絡まってしまう、そこで筋肉をつけ、技の試練に入る。いいな?」
リ「ウス!」

354偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:35:14 ID:???
 KILLER7seven
依頼パートmission2..危ないスミス師匠..

さて、僕はここでなにをしているかって?修行さ、スミス師匠は早速僕にトレーニングを勧めた。
腕の腕力は前よりも強化できて、次は店を15周してみろと言われた。
まったく中は空っぽ・・悪魔の仮面やらなんやらで物足りなさを感じたが、
外からだとデカイ!これを15周、できるかな?
「よし、いけ!」
リ「うをぉぉぉぉ!」
あれ?なんだろうか、さっきからあまり進まない・・・
そうだった、生まれて初めて走ったんだっけ^^;
「・・・・あ・・・足をどうにかしたほうがいいな・・・おい、ちょっと来い」
なんだろ?師匠はいつも肩にかけているギター?
いや、外から見ればギターがしまってあるように見える。だが実はなにか入ってたり・・・
もしかして技を教えてくれるのかな?ずっと足見てるけど
リ「どういたしまsy・・・」
シュッパーンッ
斬ったー!僕の足を斬ったー!?見えなかった、一瞬で足が取れていく感じがしたと思ったら
「お前をボーンのところで改良して貰うしかないな。筋肉は日々使ってこそ発達していく」
え?何が??奥から叫び声が聞こえるんだけど?やめて!ストップ!スト・・・・
いんやぁぁぁぁぁ!お助けぇぇぇ!
「歯医者に行きたくない子の気持ちを体感できるんだぜ?」
したくないよ〜!しにたくないよ〜ぅ・・・・
バタンッ・・・・シュイィィィィン

ああ・・・案外スムーズに進めたぞ・・・そうか!僕はあまり痛みを感じないんだっけ?
あはは・・・そんなことわかってるわい!
あそこの恐ろしさがこうさせたんだよ!ホントに子供の後のかんそうだな・・トホホ・・・

「今日で貴様独自の技を教える。一ヶ月もつとは、怪物ながら天晴れだぜ」
そう、ココに来ていろいろな難関を突破してきたんだ!
「でどうする?因縁を晴らしたあと、なにをするきだ?」
忘れてはいけないのがアイアンを倒すこと、
リ「僕はアイアンを倒し、元のように過ごすつもりです。」
アイアンを倒したらまたみんなとプレイヤーを苦しませるんだ!
みんな元気かな?

そんなある日、アイアンから僕に手紙が届いた。
みんながあの地下牢に閉じ込められているらしい!
試合は一ヵ月後、それまでに技を完成させなければ!!!

355偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:35:45 ID:???
KILLER7seven
依頼パートmission2..決闘!脅威の違い,,
僕は一人で行きたかった。それなのに師匠が付いてきた・・・
「いいか?人質をとってんだろ?人質がいるかぎり俺らは不利ってことになる。」
そうか!確かに言われてみればそうかもしれない。
リ「じゃあ師匠が助けに行ってくれるんすか?」
「ああ・・俺が一緒に居たとは決して言うな」
ところであの地下牢て、まさかガラさんの寝室じゃなかったっけ?
「おい!ついたぞ、荷物をまとめて上がって来い」
ついにキタ、技もコンプリートできた。
あとは僕次第!!

356偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:36:17 ID:???



      KILLER7seven
依頼パートmission2..シンジラレナ〜イ!怪物の中の悪..

「ようし・・・ここがあの城か・・・」
俺はガラさんと言う奴が見張っているという地下牢へ来ている。
リヘナラのことだ、人質を前にしちゃあ一溜まりもないな・・・もちろん俺は仲間を傷つけはしない。
城の警備は厳重、噂では廃墟と聞いていたがこれじゃぁ・・・・
「だれだ!そこにいるのは!?」
ちっ、うかつだった・・こいつらはナメて掛かってちゃだめだな・・・1つ手をうつか!
「よぉ!ちょっとここのガラさんて奴のパシリやってて少々遅れてきたんだよ」
う・・・こういう設定は嫌いだが我慢だ我慢・・・
「お!ガラさんの知り合いときちゃぁしょうがねぇな!地下牢はあっちだぜ、じゃな!」
あいつけっこう良い奴みたいだが、アイアン・・・アイアンの存在がそうさせたのか?
ともあれ潜入成功。鎧を着た奴が扉の前にいる。
鍵はどうやら奴が持っていそうだが、中には村人と怪物たちが入れるスペースなんてなさそうな雰囲気なのだが・・・
まずは鎧が厄介だ。目はみえなそうだな・・・?よし!この手を使おう・・・
「ガラ・・ドー・・・ル・・・・」
「ガウ?ウが?・??」
そのあとなんどもこの薄気味悪い声を出していた。
リヘナラが言うにはあいつは怖がりらしいな・・・過去に女の声だけで金縛りにあう馬鹿なんだとか・・・
ん?早いな、もう固まっちまったぜ?まぁこっちとしては好都合なんだが・・・・

俺は素早く鍵を取り、開けた。多少音は鳴ったがラジオをあいつの近くに置いたからそっちに気が行くだろう。
俺は驚いた。この地下の巨大さに、だが一人もいない?どういうことだ?
あ・・はめられたか!
「ウギュルルルルルッ!」
ちっ誰かがテープを止めたな?仕方ないこの際暴れてから帰ろうじゃないの!

リヘナ…
「良く来たなぁ!ブラザー!!」
「僕はお前なんかの兄弟でもなんでもない!」
そうさ、彼になんども世話にはなったけど、恩をアダで返すようなことはしたくないけど!
「うわぁぁぁ!」
「ん?だから俺には・・・打撃は通用しねぇんだよ!この針がある以上!」
「しるか!誰も打撃はしない!」
僕は指を弾丸のように無数に飛ばした・・・
「なっ?貴様!小癪なまねをぉ!」
だがあっけなく弾き返される・・・
「こないならこっちからいくぞぉ!」
アイアンは腕を伸ばしてきた。どうやら近づいて針で刺そうというきだろう!
「無駄だ!伊達に苦労したわけじゃないんだよ!」
 
『リヘナ流奥義!!シンジラレナ〜イ!!』

僕は一方の腕であいつの手に絡み、もう一方で、渾身の一打撃を喰らわせた!
「んな!?ぐわぁぁぁぁ!」

357偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:36:48 ID:???
     KILLER7seven
依頼パートmission2..恐るべしアイアンの野望..
《グラン・スミス》
「お前、ガラさんじゃないな?」
「グルルルルルル!!!」
何を言っても無駄か!それなら・・・・
俺は走ってそばまで近づいた。奴の爪のことは知っている、だが俺にはかんけいない!
奴は思惑通りこっちへ突進してくる。
「かかったな!」
「ウギャァァァァ!!!!」
俺は第7つめの人格の能力、二ドルを使いあいつの動きを封じた。
「おまえは正気を失っている・・・少しおとなしくしてろ」
奴の目は盲目だが、涙は出ていた。苦しみながらも戦ったのだろう・・
乱暴なやり方だが、奴の顔からほんの少し微笑が見えた。
さっきラジオを止めた奴、あいつが何かを知っているかもしれない!
俺はすぐにあとを付けた。
そして行き止まり、いや炎を吹いてる竜の像が邪魔なだけ・・・
「こんな小細工しかできねぇのか?おまえは?」
奥には不気味に笑う少年が居た。
俺は氷を身にまとい、突進した。少年は奥の扉へ入っていってしまった。

ここは?やけに広い、おまけに静か過ぎる。
「!!」
俺は上から降ってきた巨大な岩を交わし、上をみる。
あの少年・・・あの少年が空を飛んで・・・・
羽が付いている。その時奥の扉から大量に空を飛んでいる巨大な虫が来た。
ん・・?あの少年の様子がおかしい!苦しんでいるようだが・・・
「き、君は・・・僕の邪魔をするのかい?」
「ほう、わかったぜ!要するに、お前が黒幕か!?」
俺は虫たちに銃を向ける、だが反撃も何もしない。苦しみながら耐えているかのように・・・
「どうしたノビスタドールたち?こいつは獲物だぞ?それとも僕にさからうのかい!?」
パァン!!!!
「う?え?うぐぐぐ・・・よくもぉ!僕に傷をつけてくれたな!!親にも傷T・・・・」
「うわぁぁぁぁあぁ!!!!」
やっと本体のおでましかよ!?えぇ!

358偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:37:30 ID:???
     KILLER7seven
依頼パートmission2..恐るべしアイアンの野望..

《リヘナラドール》
やったのか?手ごたえはばっちりあった!だがアイアンが負けたとはいえない。
姿が見えない、さっきの攻撃で大分ほこりが舞い上がった・・・
「ハァ、ハァ・・アイアン?」
地面が急に揺れだす。身動きがとれない!まさか・・・
ガシャーン!!!
アイアンが勢い良く下から不意を打った!
くそ・・・まだダウンしてなかったのか?
「ふははは、たしかにさっきのはきいたぜぇ!だが俺だって再生ぐらいはできるんだよ!」
くっ!だめだ手が出せない!嵐ののようにパンチが降りかかってくる!
「俺がただ針だすだけとおもってたのか?オラオラオラ!」
ちぃ!諦めるな、まだ隙ができるはずだ・・・!
ん・・?なんだ?あいつ、パンチを繰り出す時にいちいち手を腰へ持ってってるぞ?そうか!
見えた!ここだぁ!!

「なっ!?俺の動きが、止められた?」
そう、腰へ一方の手を持っていくとき、もう一方が来るという単純な動き・・・
持っていく少し前にあいての肩を打てば、力がでず、とまる!
「くらえ!」
「かはっ!・・・貴様、まだだ・・・俺は簡単には・・終らない!」
しまった!こいつの身体からは!
「うわぁぁぁあ!くそ・・・・一足おそかった・・・」
僕はぎりぎり後方へ回れていたが、腕に何本か喰らってしまった・・・
「くくくく・・・はははははは!天晴れだぜ貴様にはおどろかされたぜぇ!くはははは!」
くそぉ!回復するには時間がいる。だがアイアンを振り払う力はない・・・
いや・・・だめだ!
「僕は、けっして諦めない!!!!」
「・・?こいつのどこにそんな力が!?」

リヘナ流奥義!マケラレナ〜イ!!!
「うおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!」
「貴様・・・俺をなめるなぁぁぁ!!!!!!!!!」

二つの力がぶつかりあう時!
見えてくる真実とは!?

359偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:38:01 ID:???
    KILLER7seven
依頼パートmission2..動き出す真実!孤島の中心で..

二人は殴った衝撃で壁に当たった。
「うぐっ・・・アイアン、どうしてこんなことを?昔はみんなと仲良くやれてたじゃないか・・」
最後の力を振り絞り、立った・・・
「どうだろうなぁ・・・もうおせぇんだよ・・・」
アイアンは壁のスイッチを押した。その途端に地盤がゆれ上へと上がってゆく・・・
エレベーターなのだろうか?どこへ続いているかは検討もつかない。
「俺はもう後戻りなんてできねぇんだよ・・・あいつらの生命力で真のプラーガの力を・・・」
プラーガ?僕の再生力の源であるこの力の・・・
「なぜだ?そこまでして力を手に入れる理由などどこにもないじゃないか!」
・・?うそだろ・・・僕は胸元を一突きにされていた・・・
「愚かだなリヘナラ・・・愚かだ!」
僕は地面に叩き付けられた。成す術もなく、倒れてしまった・・・
アイアンが最上階に付いた時、僕は見ているしかなかった。
あのころに戻れないのか?どうしても無理なのか?そんなこと、あるわけが・・・ない・・・

360偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:38:32 ID:???
   KILLER7seven
依頼パートmission2..動き出す真実!孤島の中心で..

ああ・・・師匠?
「お!目覚めたようだな!ここまで来るのは苦労したぜぇ」
なに?僕の身体は再生が完了している?
それに師匠までここにいる・・・
「そうだ!アイアンは!?」
「孤島・・・そっちへ人質ごといったらしい」
俺はあの子供が悪魔のような姿になり、こっちへおそってきたのを逆に利用し止めをさした・・・
いやおそらくあの子も操られていたのだろう。
「アイアン・・・力・・・・なにがなんだかわからない!」
「おちつけ、ノビスタドールに舟を持ってきてもらっている。」
そうだ、今は冷静になろう。あの時みたいに簡単に動揺するようじゃ負けてしまう。
でもひとつ引っかかる、なぜ止めを刺さなかったのだろうか?

「よし!乗れ、今回は前のようにはめられっぱなしじゃおわれないしな・・・」
孤島?確かあそこは吹っ飛んだはずじゃなかったっけ?
それで僕たちはここへ非難をしてきた・・・

それから時間が過ぎ、孤島と思われる島に着いた。
だけど前とはまったく違う。周りは錆びた鉄に覆われていて、あとはゴミや死体の骨の山・・・
その奥には巨大なプラーガの像、いやこれも化石だ。
酷い臭いが鼻にビンビン来る、頭がいかれてしまいそうなくらいに・・・
「着いたな、あそこの岩山にトンネルが掘ってある。いくぞ。」
今はもう朝だと言うのにここだけは薄暗い、とても不吉感がする。
どうこうしている内に着いてしまった。師匠もここで感じ取れる邪気には気ずいているだろう。
「おい、いいかげん出てきたらどうだ!」
え?まさか!?
僕はとっさに後ろに構えるがぱっと見だれもいないだが強い殺気を感じる!
「う・・うう・・あーひゃひゃひゃはひゃひゃひゃ!」
悪魔!?まさかこの事件には悪魔が関与していたのか?
「バンガード・・・死神の一種さ、こいつらが糸を引いてるわけじゃなさそうだ」
俺は気づいていた、あの子供が苦しむ姿は取り付かれているからこそだ!
アイアンというのも取り付かれるかもしれないな。
「リヘナラ!先をいけ俺は一仕事終らせてからいく!」
リヘナラは先へと進んだ。あいつには教えることはすべて教えた・・・
あとはあいつが使いこなせるかどうかだ。

僕は孤島の中心あたりまで来た、プラーガの化石の前でアイアンがこっちを見ている。
「アイアン!今度こそは・・・」
「リヘナラか・・・」
僕はもう突進をしようとした。
「来るな!!!これは俺一人の問題だ!」
そこにはアイアンと赤い鳥のような悪魔がいた。
その悪魔はアイアンに何かを言っているようだ・・・
アイアンはそれに対しものすごく反響しているようだった。だがこちらには一言も聞こえない。
アイアン、どうしちゃったんだよ!?

「お前、なにか知ってるな?」
「ワレハ、ジブンノツトメヲ・・・ハタスノミ」
こいつはあの時の、あの事件のバンガードだ・・・
「俺になんの用だ。この事件、あの悪魔が関係しているのか?」
「イヤ、カノジョハカンケイナイ・・・ベルビート・・コイツノシワザ・・」
ベルビート!?そうか・・アイアンもあの鎧のやつとノビスタと同じと言うことか・・・
「それじゃぁアイアンもあいつらと?」
アヤツハ・・ジブンノ・・・イシデキメタ・・・・ワレハユク、ツトメヲハタスタメニ」
・・・・・・・・・・
ベルビート・・・厄介なやつが現れたぜ・・・

(↓は、首領さんの希望で残された物です。)
さてと、お分かりの通り、依頼を受けているのは本編のグランではなく、依頼偏のグラン。
だから本編は依頼パートの三年前ということになります^^

361偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:39:06 ID:???
   「首領に花束を」
俺の名は首領、生まれて23年間一度も甘えず、自分で自分の道を決めてきた。この先に待ち受ける絶望
それがとてつもなく恐ろしい、目の前に見えているのは家族
家族と思ってきた人間だ。誰よりも俺を愛し、助けてくれた。
なぜかみんなこっちを見て泣いている。どうしたのだろう?
黒い服なんか着て、俺は動けずにいた。どこにいるのかも知らない。
突然暗いところまで連れてこられた。
しばらく経ち、明るくなってきた。自分のてが溶けていく、真っ黒になっても何も感じない。
みんなの泣いている声がする。俺はあいつらが心配になってきた。
でも身体が言うことを聞かない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
外、十字架が大きく建っている。墓なのか?
俺は驚いた。そこには「首領 ここに眠る」と書いてあるのだ。
ここから出してくれ。でも誰も聞いていない。
そこで確信した。自分は死んだのだと・・・
俺は花束なんて貰ったことなどない。だがここで初めて、貰うことができた。
ここまで綺麗ないや、多分花を見てこんなに綺麗だと思ったのは初めてだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
俺は起きた。いままでのことは全部夢だったということか?
俺は目の前の紙を読んだ。
「首領に花束を…」
俺は過去に聞いたことがある。
花束なんてそんなに貰いたいものなのだろうか?
ある神は、自分が死を持ってもらうものの悲しみを伝えることがある
と、
首領に花束を・・・・・・・・・・・・・・・

362偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:39:36 ID:???
     KILLER7seven
依頼パートmission2..洗脳された心!ぶつかり合う魂!!..
突然アイアンがあの悪魔に殴りかかった!
すると悪魔がアイアンの中に入っていった・・
「アイアン!?」
僕は急いで近づいた。
アイアンは反応しない、不意を打とうということならいまからしているはずだ!
なぜか僕は必死だ。こんなにも憎かった相手が今は違う感じだ・・・
師匠の言ったことがホントならあの悪魔のせいでみんなが?
うが・・なに?殴られた?
「ククククク・・・こやつの身体に潜んでいたかったのに、急にやめるといいだしおって」
なんの話だ?くそ、
僕はとっさにその場を離れ、体制をなおした。
「やめろ!約束がちが・・・だまれ!貴様の手でやらぬのなら我がやる!」
「そこまでだ!おまえは僕が止める!!」
なにがなんだか分からない。だけどやらなくちゃやられる!
僕はアイアンに一発殴りかかった。アイアンは怯んだがすぐに反撃をしてきた。
「リヘナラ!頼む!!こいつ・・いや俺を止めてくれ!」
あ・・・その時に分かった。アイアンは洗脳されていたと、あの悪魔が・・
「ぼさっとするなぁぁ!」
ぐ・・・またあの連続攻撃?
いや、今回は形状が違う!?腰へ持っていくほうの足がけってくる?
アイアンは蹴りなんて使わないのに
くは・・だめだ隙がない。このままだと・・!
仕方がない!アレを使おう・・
僕は壁に自分から衝突し、体制を直し、殴りかかる
「無駄だよ貴様には・・・!?」
「僕には無理でも、この地形なら可能さ!お前を倒すにはな!」
僕は壁になっている所に振動を与え、落ちてきた鉄骨を盾にした。
「うぐ・・・こしゃくなぁ・・・」
やった!これで止めを・・・はっ!
そうか、止めを刺すということはアイアンにということ・・
「ふっ、隙だらけだぜぇ!!」
ちぃ・・・どうすることもできない!
僕はそのまま倒れた。アイアンは手を針で埋め尽くして僕に殴りかかってきた
もう、だめだ・・・!
あ、あれ?なにも起きない・・・そこにはアイアンが自分に殴っていた。
「うぐぁあ!やめろ!このぉ!」
あ、あああ・・・・

363偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:40:14 ID:???
「首領に花束を」
どうしてだろう?
俺は生きているのか?
ここは明らかに俺の部屋、機具もしっかりと俺のだ・・・
だが1つピンとこない、何かこう・・なんだろうな・・・?
そうだ、あえておかしいというならば自分の身体に羽根が生えたかのごとく軽い。
手が、いや、身体が真っ青だ。おまけに胸にでかい傷がある。
俺はふと、窓のカーテンを開けた。
外が、ない。
何もない。言葉で表すならないとしか言う言葉がみあたらない!
気のせいか?俺の部屋の戸を誰かが叩いているようだ。
恐る恐る近づいて見る。
「あ〜はははは!ついにここに落ちちゃったか?うはは・・・」
「ふざけるな!お前は誰だよ!?」
いきなり扉が開き、この悪魔のように笑う男が現れた。
「「う・・ひゃひゃひゃひゃひゃ!こいつ俺をしらないだとぉ!?あはははは・・・マジかよ!?」
男はいきなり驚いたように俺を見た。
とても人間じゃないように頭のいかれたやろうだ・・・
「まいっか、とにかくこの先をあるこうってんなら気をつけな。」
なぜだろう?こいつはここに詳しいようだがいったい?
「ここはどこだ!おまえはだれだ?」
勢いよく聞いてみた。
「まぁ、言うならばここは地獄と天国の境目だ・・あと俺の名前はミリーよろしくねん♪」
・・・・!
気色悪いやつだぜ。とにかく先を進もう、ここに居るよりはなにかわかるだろう・・
出てみた。ここは天国か?なぜか空中にひびが!?
なにか目のようなものがこっちを見ている。
俺は気にせずに歩いていた、なんだか暗くなっていく、怪しい空気がながれ来る。
こっちへカラスが数匹飛んでくる。
俺は身を引いたが、あっけなく囲まれてしまった。
「カーッ・・・お前は我らの血を引いてしまったな?」
血?カラスの!?そんなばかなことが・・・
「あなたはDNA実験の題材となった。皆は失敗作といってあなたをすてた・・・」
「それを見つけたお前の妹が、お前を助けようとしたが捕まった。」
え!?俺は、俺は俺は・・はっ・・・・・・・・・・
(たくっどうしようもねぇなカスッ!)
!?そこには誰だか知らない男が俺を踏みつけている!?
(おいやめろ!はなせ小娘!!)
俺の妹!?やめろ!やめろおおお!!!!
「落ち着け、我らの力があれば救える」
「あの子はまだ殺されていない」
はぁはぁはぁはぁ・・・・・力?
「なんの・・ことだ?」
「それは今分かる・・・お前を下界へ送り込むついでにだ・・」

364偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:40:44 ID:???
    KILLER7seven
依頼パートmission2..超えろリヘナラ!ベルビート死闘偏〜..
くそっ・・・押されている・・・!
僕の力を吸収しているかのようだ!!
「リヘナラ!こいつは俺に任せろ!!おまえはアイアンをどこかへ!」
あっ、師匠!?さっきの死神となにがおこったんだろ?
とにかくアイアンを早く・・・
「ああ!みんなをわすれてたぁ!!」
「大丈夫だ、みんなガラさんが連れてかえったよ。」
ガラさんが?じゃああとは、あいつを倒すのみ・・・
「隙だらけ・・・だぜ・・・・リヘナラ!!!」
嘘だろ!?アイアン?まだ洗脳されているとでも?
僕とアイアンは突然奈落に引き込まれた・・・

ここは、川・・・いや血だ。
奥には三つの黒光りする目がこっちを見据えている。
「リヘナラ、俺の腕輪を返せ!それがなければこの魔界の力が手に入らない!」
「悪いけど、それは出来ない!」
あの戦闘時に盗んでおいたこの赤いルビーの腕輪。
これだけはこの世に存在してはいけない。
「そう、僕の魂がこう言ってる。あいつをとめろと!」
「へっ・・悪いが俺の魂はもっと力をだ!!」
「僕らは兄弟なのにね・・・」
「ふふ・・・そうだな・・・・だがこれで終わりだぁぁぁ!!!」
来る!あのアイアンが自分から堂々と来る!!
「くっ・・・くそぉぉぉぉ!!うわぁぁぁぁぁぁ!!!!」
そしてこの魔界のハザマで、一人が命を落とす・・・
「くく・・・くはっはあは・・・強くなったな・・・だが俺はもうだめだ。」
「弱音を吐くなんて君らしくない!」
「そうだな・・いっそこの魔界に残ってやる・・・じゃあ、あばよ、リヘナラ・・・」
アイアンはさらに奥へ落ちていった。
もう、会うこともないであろう、
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああ!!!!」

365偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:41:14 ID:???
 バイオ帝国降臨神帝バイオking〜
ここはどこまでもはかない国である。かつてここには一人の勇者がいた。その勇者は島から島へと長年旅を続けていた。
そんなときに1つの巨大な島へとたどり着いた。そう、後にここは帝国と化するのだ。
ここには食料も豊富にあり、休憩にはふさわしい島だった。だがこの島の裏は海賊の宝が眠る偉大な島であった。
勇者はその金で人を集め、軍隊を築き、城を建て、次第に勢力も強まってきていた。
それから10年後、宝を奪いに来る海賊たちとの卑劣な戦乱の日々が続いていた。
100年後、ついに長きに亘って繰り広げられた戦争は終わり、見事帝国の勝利となった。
それから29年後、第8代目将軍が海賊に憧れ、旅をした。
そして世界でもっとも偉大なる海賊となり、帝国に帰った。59年後・・・
だがその弟の手により12月24日、処刑、海に出る海賊たち、危険性の高い海賊に対抗すべく海軍が築かれた。
20年後、海軍はさらに力を増し、恐るべき能力の源、悪魔の実の存在が明らかになる。
5年後、悪魔の実は帝国意外にでも実が取れるということが判明、海賊の手にも渡り始め。
さらに海軍は強化にはしった。
そして10年後、この広い海の形が変わろうとしていた。
ついに海が引き裂かれた。海は4つの方角に分かれた。
そして現在、8代目の秘宝を手に入れるために男たちは立ち上がった!

366偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:42:01 ID:???
〜バイオ帝国降臨神帝バイオking〜
風の下で。
ここは離れ小島。ここの近くの海で、海賊の船が作られているそうだ。
俺はたまたま暇でここの調査に巻き込まれたが、俺一人で海賊の相手になるだろうと考えるとなけてくる。
島の住民は海軍を見るとビビルという馬鹿な噂がたっているがそうでもなさそうだぞ?
むしろ付きまとわれてる・・・・やばい、今思えばこいつら俺を尾行してる!?
俺は腰に手を回し、そのまま歩き続けた。小さな島だ、逃げたとしても海賊相手ならすぐにみつかる。
ここは手を打たないとまずい。そう思った次の瞬間あの場所が見えてきた。
小さな小屋だけが目に映る。他は草原など木ばかり。あれのいったいどこに海賊船が・・・
ドスッ!!!大きな音がした。後ろからだ!振り返り様子を伺う。誰か居る。それだけはハッキリしていることだ。
突然目の前が暗くなった。「なんだ!?」抵抗しても誰もふさいでは居ないようだ。ではなにが?
「上からだよバ〜カ」
なに!?上から?そうこうしていると何かに吹き飛ばされた。
やっと目の前が見えるようになった。
そこには海賊船が海沿いに立っていた。「うそ・・だろ?」
やはり噂は本当だったのか?だがあの時間で出来るなんてありえない。
「ぷふふ、こいつ馬鹿だ。海の中だよ中!」
そうか!海に潜っていれば安全に移動できる上攻撃にも有利。
そのとき、奥から人の声がした。なにか文句を言ってるようだが顔、姿はぼやけていて見えない。
首領「なあ?」
グラン「なんだ?」
首領「ここどこ?」
何者か知れないやつら、格好もこの島の奴らが着ている服とは大分違う。
首領「うわ、でかいふねだなぁ・・・でも水浸しww」
「なっ!?この船をみて平然としてるだと!?貴様らこそどういう船だ!」
グラン「こいつだ・・・」
「・・・・・小船じゃねぇか!!!良くそれでココまで来れたなおまえら・・・」
首領「これでも四人までは乗れるよ?あとお金貸してくんない?船でかくしたいんで・・・」
馬鹿かこいつ?この団体に二人で勝てるはずがない。
「おもしれぇ・・・やろうども!こいつらに海の恐ろしさを教えてやれぇい!」
馬鹿が!?やめろぉ
10分後…
グラン「おい、おまえ応援してないで金取れ!」
うそだろ・・こいつらみたいなのが居るのか?
・・・・!?
そのまま俺は気を失い、倒れた。

首領「うわぁ、良くいるんだよ船酔いする奴。困ったもんだぜ・・ウゲェェェ・・」
グラン「それはおまえだ!おい、こいつのネームプレートにレオンとかかれていたぞ?連れてくか?」
首領「すてれば?・・・」
グラン「・・・・・」

367偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:42:31 ID:???
霧ノ ホーリー番外編〜
※この物語は、400さんの作品に出させたホーリーのプロローグ前を徹底的に追求した。
いわば出来の悪そうなホームレスコンバットストーリー略してH.B.Sでございます。

ここには1つの豪邸が建っていた。南風に揺らされて溺れかけている子もいる。
「うわぁ!たすけぢええ!!」
そして、一人の男が立ち上がった。ただ、暑かったから・・・
「そこの君!それ以上行くとしぬぞぉ!」
「もうしにかけてるよ!!」
あらま、そうだったのか?
「ちょっとまってろ!今水着を買ってくるから!!小声(あ・・金ないんだっけ・・」
「ちょぉっつ!」
仕方がない、服が濡れないようにダンボールをっと・・・
「え・・?なにやってんだろ・・・」
「よぉぉし!今すぐいくからなぁ!!」
「ダンボールに乗って来たーーーー!!?」
それから5分後。
どうする?この子とマウストゥマウスはまずいんじゃないか?
とにかくこのタコとしてりゃぁすむだろう・・・
そして、男はタコを子供とち○ーさせて水を吐かせた。
「あふっ!ゴホゲホ!!」
男は素早くタコを海に返し、話を続けた。
それからさらに10分。
これは凄い豪邸。こんどここに住み着くか・・・
おっといかんいかん。あの子が女の子とはしらなかったなぁ・・・
そうか!だから胸があったのか!!
「ゴゥオホン!!私の娘によからぬことはしていまいな?」
ブッ!!まさかタコのことばれたのか!?
いや、というかまずそこから聞いてくるんですか^^;
「いえいえ豚でもな・・とんでもない・・・」
「嘘を言うな!!」
「はい。ちゃんと嘘はついておりません。あと、敬語疲れるんで普通にしてもいいかな?」
「別に良い!あととぼけるなぁ!!」
「いやマジでやってない!!」
ホンとはタコをつかったんすけど・・ww
「ならなぜにあの子がお前の嫁になると言い出しとんじゃぁぁぁ!?」
ないちゃったよ。ここは変に刺激を・・・いま俺の嫁っていったのかな?
「いや、嫁はいませんよ?あとこの食料持って帰るのでよろしく!あとたまには外でたほうがいいですよぉ」
お父様はそのままだまった・・・これで当分はもつだろうな・・・

ここは、公園。
「あの〜?この席あいてますでしょうか??」
さて、普通にホームレスの隣に座る人があらわれました。
「ん?あ・・いいよ、べつに・・」
「あなた、ホームレスなのに男らしいですね」
「そいつはどうも、あと俺になんのようだ?」
「アンブレラの会社に勤める者です。あなた、元軍j・・」
「お〜ぉっと!いけない!俺はあんたが言うような男だが、所詮はホームレス。」
「あ・・・あなたの名前は!?」
「おいおいまず自分からだぞ?譲さん。」
大して年は変わってないww
すると奥から借金の取立てやが来た。
「さがってろ、あとお前さんがた?俺はホームレスだから払わなくてもいいの!」
敵「そんな理屈どこにあんだよ!あ!?」
「人に頼む時はそれなりに言葉使いに気をつけろ!」
女は見ていた。ホームレスの格闘を、そして何かを企んでいるような顔をしながら・・・
「喰らえこのやろう!ダンボール、in the best!!!!」
敵「ばか・・な!?ダン・・ダンボールが硬え・・・」
「ひとつ質問だ!」
敵「ひ、ひぃいい!」
「トイレはどこだ?」

「あの〜、私の名前は・・・」
「言わずとも分かる、子桜 零奈、3年前の豪邸の子だろ?」

368偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:43:03 ID:???

「首領に花束を」
暗い都会街、ビルの並ぶこの綺麗な光景も、近くから見れば腐っている。
耳を澄ませばもうサイレンの音、どうやら東の方向で事件があったようだ。
自分を自分から引き離されたかのように冷静になっている。こんなにも驚くできごとでも冷静。
悪魔とは俺たちを示すものなのだろうか?カラスたちは答えてくれる。
俺は行く、スーパーマンでもなければスパイダーマンでもない、それが正義の事実。
所詮人は人、だがもしも人が変われば、変わることさえ出来れば、超人的なことだってたやすくできる。
そう、俺はそれを示せるほどの力を得た、だが失うことのほうがおおかった。
自分は事実上死んだ人間。今の俺は前とは違う。なにもかも、家族を失えばそれ相当の損、心残りができる。
とてつもないくらいに自分が恐ろしい、身体は人間そのものだが、青ざめていて、とても自分が怖い。
だが、この力を手にし、その責任をここではらす。
この世の中を、腐った世の中を徐々に直していく。
「おい姉ちゃん、一緒に遊ぼうぜぇ・・?」
「い、いやよ!やめて!!」
ほんと腐ってる。自分の欲に埋もれた人間ほど腐ってるものはない。
「ん?おい!おまえなんだよ!?」
俺は声を出さない。彼の様子を伺いながらもその場でたっている。
「クソッ!なめんなよ!ほぉら、銃だ。これで俺の靴をなめろ!・・?」
銃だの剣だの、身を守るためなら何をしてでももがく。
俺はこういうやつが、大嫌いなんだよ・・・
「おい!目の前突っ立ってないでなめろよ?そうかいそうかい、撃って欲しいならほらよ!」
ドォン!
「ははははは、たく馬鹿な野郎だぜ!」
馬鹿?こいつに言われても何も感じない。
銃で死ぬものなら最初から死んでいる。
「あ、あああ・・・馬鹿な!?嘘だろ・・?やめろ!うわぁぁぁぁああ!!」

なあ?なぜ俺はこう、冷酷なのだろう?誰に聞いても答えてはくれない。
「へっはははは、また一人あの世いきか?そうか、お前は力に慣れない以上喋れないんだっけ?」
ちがう、俺は自分の意思で喋らない。会話をするのはカラスだけ、自分は自分じゃなくなった。
真実を求めようなどおもわない。求めるのはこの世の中の・・・
「だけどいいか?妹は日本へ飛ばされたんだろ?飛行機でピュ〜〜ンと?」
俺にはまだ仕事、いや宿命がある。妹は死なせない。
自分たちの失敗作の手で葬ってやる。
「おいおい、どこ行くんだよ?ミリーちゃんとあそぼ!って俺は馬鹿か?うひょ〜怖い目してどこ行くんだよ?」
答え、自分が求めているのはそれかも知れない。
答えは答え、だが変わって真実ともなる。ならば俺も同じ、カラスの鳴き声と共に俺は暗闇に消えた。

369偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:43:47 ID:???
「首領に花束を」

コラム八番通路…
コラム、ココからなら日本へ飛ぶことができる。
俺はここの魔力を使い、長時間飛んでいられるために魔力を吸収していた。
この魔方陣はかつて日本のある陰陽師がアメリカと日本を結ぶ境目として作り上げたもの、魔力を吸収すれば日本への道がひらかれる。
「調子はどうだよ?大変そうだから手伝ってや・・」
俺はミリーを睨み付けた。殺す気はないが今は自分のてでやりたい気持ちだ。
多分ミリーも着いて来るつもりらしい。まるで道化師のようなしゃれた奴だ。

日本への扉は開いた。噂では日本には悪霊が山のようにいるらしい。心を開けないやつらだ。
だが俺には奴らの気持ちも分かる。
成仏。俺は今では自分からは死のうとは思わない。彼らとは違うんだ。

「ヤッホー!いきなり着いたのがスシバーか!食ってこうぜ、変身するからさぁ・・・」
たまには何かを食べて見たくもなるものだ、ミリーは魔界の人間。腹が減るのはどこも同じと言うことだ。
「しかし派手なネーミングだぜココは。やはりサムライスピリッツ?」
こいつは日本語が言える。俺もここから生まれてきたのだ。なんて言ってるかは分かる。
しかし日本は良い。事件の数が急激にすくない。喜びが多い。
だが、それは表向きの事件の数、裏向きに考えるとイジメ、暴言、はどこも変わらない。教師が居ようとも。
悪霊がここを好む理由、憎しみ、怒り、悲しみ、欲、すべてが一定に集中しているのだ。
「沙希さん、この席どうぞ・・・」
奥では1つのカップルが照れながらも滅茶苦茶な話を進めている。恋、変わりないのはこれだけか?
店の入り口付近の男が俺に手話で話している。「君もあのカップルが心配か?」と、
それに対し俺は答える「自分は彼女の気持ちがわかる。」
「君もか?あの子はあの男性と話す時目が輝いているからな・・」男は言った。
世の中にもこういう人は居る。悪と正、この世はこれでバランスを保っているのか?

370偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:45:08 ID:???
霧ノ ホーリー番外偏〜
ここはある学校の屋上、ここでは普通にいじめている者や(!?
自殺しようt・・・
「まてぇぇえ!はやまるなぁあ!!」
不良(以下不)「ああ?なんだこのクソホームレス!くたばれよここd・・」
キーンコーンカーンコーン・・・
「君、大丈夫か?こんな可愛い子いじめるとはよほど目がわるいな?」
「あ・・ど・・どうもです・・」
「照れなくていいから、とにかく食べ物あるかな?」
「え・・?はい、このパンなら・・でもこれは先輩たちの・・」
「パシリ・・か・・・良し来い、」
俺はダンボールを紙飛行機にし、彼女を乗せてとんだ・・
「このパンうまいな^^」
「え?あ・・はい。」
「いじめのことは親に言わなくちゃ・・」
「親は・・いないんです・・・」
おっつ!しまった!聞いてしまった自分・・・
「なら、先生は?あ・・その顔じゃ先生からいじめを受けて授業中に馬鹿にされたのがきっかけでいままでいじめにあってきた?」
「は・・(凄い洞察力!)」

371偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:45:41 ID:???
「首領に花束を」

俺は店をあとにした。ここは暗くなると霊がでて来るという噂。
ココに来てから薄々感じていたが、やはり噂に過ぎなかった。だが霊がここを通ったのは事実みたいだ。
これだけ霊圧が残るということはよほどできる相手らしいな・・・
「なぁ〜・・・カラオケとかいかない?なんかこうパーッとさぁ?」
こいつはまだ遊び足りないらしい。遊びに来たわけではないのだがな・・・
「いいだろぉ?女の子ナンパすればさ。ねっ!」
ナンパ?こいつも少し馬鹿じゃないのか?ここにそんな都合よく居るはずがない。
こんな霊圧では日本人は皆倒れてしまう。
「あ・・そうだ、あそこの店の中にいっぱい居たぞ?一緒に行こうぜ!」
通りから少し離れた酒場だ。霊力の欠片もない店だ。
あの霊圧、本当に悪霊のものなのだろうか?
すると老いたバーテンダーがこう言ってきた。「昔ここに、偉大なる武士が住んでいた」と。
アメリカにも似たような話があるな。もしかするとなにか関係があるかもしれない。
悪魔と悪霊、このふたつの共通する点が必要になってくる。何かないものだろうか?
「よし、作戦スタートだ。おまえもたまには声出さないと身体に悪いぞ?」
そう言われる前に俺のとなりには何人か座っていた。
しかしこの老人、目が青い。だが外見からして日本人。
「ホッホホ、君はモテるなぁ。だが気をつけろ。我が娘たちに変な真似は許さんからな。」
「爺さん、おまえ何かしっているな?と聞きたいんだろ?」
まさにその通りだミリー、この女どもは霊でもなければ人間でもない。
魂、魂の宿ったロボットのようなやつらさ。
「まぁ、落ち着くが良い。ワシはただアンタがたを待っていただけさ。」
さっきから思っていたが、ここはやばい感じがする。ミリーも気づきはじめているだろう。
そう、何かが近づいてくる。

「首領に花束を」

372偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:46:17 ID:???
霧ノ ホーリー番外偏〜
「ちょっとあなたどういうつもり!」
うわ〜お!もしかしてこの方がいじめたセンセ様?
「ホーリーさん違います。そっちは英語の教師で、犯人はあっちです。」
ちょっとこの子素直になったなぁ・・・
しかもいかにもイケメン先生かよ・・・
「なんだいこの汚いヒゲダンディは?」
こいつ、今ものすごい殺気を?しかたない。
「あっ!お前の顔に大きなホクロがぁ♪」
「うわ!なにぃ?確かに肌を完璧に染めたハz・・・」
すげぇ・・・偶然話がいっちしちゃたよ。
だがまだ話はおわってない。
「あ〜らまお前漏らしてしまったんだな?大を・・♪」
「なぁに!?おまえなぜ私が我慢してることを・・・?」
・・・・ここまでくると俺神だな、おい・・・・・・
「あ〜そこに女先生の着替え写真がぁ♪」
「そんなものあるわけないだろぉ!!!・・・あれ?」
そして、一枚の写真がヒラヒラと机から女先生のもとへ飛んでいった。
ああ・・・できれば俺が決着をつけたかったが・・・
「ooops!!違うんだ!それは生徒に撮ってもらったわけじゃ・・」
「へぇ・・・そうなんだ?」
俺はその場を去った。
そのうち警察沙汰になるであろう。俺がいたらやばいことになる。
「大丈夫だ。まだ俺はいじめを止めるためにのこってやる。だから今夜泊めて・・?」
「え・・?」
おっと年頃の子の家上がったらまずいんだっけ?
よし仕方ないからそとd・・・
「いい・・ですよ・・」

373偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:46:52 ID:???
霧ノ ホーリー番外編〜

なんだろ。家にはいりました。そのまま沈黙が続き、お茶をだされ、また沈黙。
そう、この家の住民はもうひとりいた。
「あ・・あんた誰?」
「いや・・さっきからホーリーといってるじゃないか・・・」
このお婆ちゃん何者ですか?
ついさっき名前教えたのにど忘れですか?
「あ・・あんた誰?」
・・・もういいよ、はいはい、あなた様はある意味神ですよ・・・
「おお、客じゃ客じゃ、お茶を入れなくちゃ」
いや、もうさっきから何杯も飲んでます。
「あの〜手伝いましょうか?」
「いやぁぁあぁあ!こそ泥じゃぁあ!!でてけぇ!!!」
うわぁぁんもう限界だよぉぉう!!
もう忘れたのかい!?
「おお、あんたどこかでお会いしました?」
「はい、ほんの五秒前・・・」
疲れるよ、お人よしなんだかそうでないんだか・・・
こわいよ、恐ろしい家だよ。まずなんか取り付いてそうだよ・・
「あっ、ホーリーさん部屋片付きましたよぉ!」
「あ、じゃあお婆ちゃんいってくるね。」
「はて?どこへ?上がったばかりというに。ここに泊まってきなさんな」
だから最初に言ったでしょうがぁ!気持ちには感謝するけど・・・

翌日
「あのさ、なんであのお婆ちゃんに言わないかは分かるとしてお金はどうしてるの?」
まあもっとも人のこと言えないおれだが・・・
「それは、お婆ちゃんが有名な推理小説家だから・・・」
まじで・・・五秒で物忘れするひとが!?
「おおい、可愛い孫や、部屋でなにを・・・んだぁぁぁぁあ!」
おおう、お婆ちゃん。誤解しないでよう♪
「ななななにぃ!?男を部屋に連れ込んでなにやっとんじゃわれぇい!」
ちょっつ!お婆ちゃん孫にたいしてなに!?あなた怖いよ!
「そうか・・そうだな・・・ついに間違った道を・・」
なに一人で立ち直ってんの?とにかく早くでよう。

「はて、玄関でなにやってんの?あんた??」
ギクゥ!この人は絶対なにかあるだろ・・アルツなんとか?
「では、気をつけてください。」
そうだな・・あの不良のアジトへ潜入だ!

「ホーリーさん起きてください。」
「あ?え??夢?」
「なにいってるんですか!?あの不良たちのアジトへいく途中で倒れたんですよ。」
まじすか?いや、倒れたんじゃなくて太陽が気持ちよくて寝てただけ、みたいな?
「あれ?頭になんか紙が?」
そこにはこう記されていた。

英語の閃光はいただいた!
返して欲しかったら学校で決着じゃ!!
とにかく水分捕球はしておけ!

374偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:47:23 ID:???
「首領に花束を」

ミリーにそこから離れるよう指示をだした。ミリーはその場から離れ、体制をなおした。
だんだん霊圧が大きくなるいっぽうだ。
大して凄い霊圧ではないが警戒したほうがよさそうだ。
あのバーテンダーはすぐさま「娘」と呼んでいる奴らと共に裏口から出て行った。
まさか奴らが関係しているのか?
そうこうしている暇はない。他にも客がいることを忘れてはいけない。
「みなさ〜ん!外へレッツゴー!」
でかしたミリー。これで心配は・・・しまった!外の霊圧を止めねば話にならない。
仕方なく手話でミリーに外の霊圧を任せ、俺一人がのこされた。
現れた。
髪が以上に長い女の霊だ。良く見ると鉄で出来ている。
ロボット・・そうか、あのバーテンダーに何かしらの恨みがあるようだ。
そもそも魂を機械に吹き込む技は聞いたことはある。
黒魔術第36の法、この霊圧からしてありえるはなしだな。
「ききき・・・かかっかかっか・・さつ・・ま・・・さつ・・」
抹殺?だれを、何のために?そんなことはどうでもいい。
だがこの荒れようを見ているとあのバーテンダーが危ないな。
死を覚悟しているような目だった、聞けばなにか分かる気がする。この地域になにが起ころうとしているか。
その武士とは何者か、殺されては何もかも分からず終い。そんな訳にはいかない。

375偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:47:54 ID:???
「首領に花束を」

「ききき・・かかっかかか・・・あなた・・じゃま、はいじょ・・・」
いきなり霊圧が強く感じ取れるようになってきた。
いや、正しく言えば荒れている。今まさに彼女は自分の成仏だけをかんがえている。
あのバーテンダーさえ死ねば開放される。
この鉄のように硬い自分の身体から、身を引くことができると思っているからだ。
よほど気に入らないのだろう。欲のために、そのためだけに生み出され、普通とは異なる生活。
そのすべてが我慢の限界にまで達している。このままでは危険だ。
霊圧は物理的なダメージは与えないが人の心に酷く響く、精神的にだめになる。
まずは落ち着かせよう。
心と心とで語り合う。魂の思いを制御できればいい。

「私は!私はぁ・・!」
「落ち着け、黒魔術第35の法、これで貴様が心を開かない場合は、地に落とす。」
「はぁぁぁあああ!!いやだいやだいやだぁぁ!!」
成仏を嫌っているのか?こいつの過去、生み出された魂ではなく人から奪われた魂か。
使用したのは36の法であっているはずだ。ならその前に使われた黒魔術は38の法ということか?
「魂、お前はなぜ自分の身から離れた?」
「私は・・ただ寝ていただけ・・・自分・・・見えた!!」
幽体離脱
それしか思いつかない。だが幽体離脱はそんな簡単にできることじゃない。
1つ間違えばあの世行きかも知れないものだぞ。
現代では人工的に離脱させ、楽しませようとしている輩がいっぱいいるが、まさかこれもあのバーテンダーが仕組んだのか?
やばいな、ここに長く居ては外でミリーがどうなることか・・・

「あの若造、怖い目をしとったわい。なあジュリエット、お前はどれだけ人を苦しませる気じゃ?」
「あなたが全部の魂をロボットに吹き込んじゃうから台無しになるのよ!」
「そう怒るな、だが、もしあの若造が娘たちを解放できるというなら、ぜひにお目にかかりたいものじゃな。」

376偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:48:29 ID:???
「首領に花束を」
ミリー視点…
よぅし!客はみんな非難させといたぞぉ!!
だけどなんだこの霊圧は?だんだん強くなってきてやがるよ。
ああ、こんなときにステッキがあれば助かるんだけどね・・・
んん?あそうだ黒魔術使えばいいじゃん!
「黒魔術第51の法、召喚の詩」
出て来い異空を喰らうものゴーマちゃん!!
出してみたがでけぇえ。こいつなら霊圧も簡単に吸い込めるな・・・
「いやぁぁぁぁぁぁああああ!!」

ふぅ、黒魔術は疲れるんだよなぁ・・・
ほんとはゴーマに吸い込まれそうになっただけだったり^^;
だけどもまだ残っちょるじゃないか。こんなんじゃこっちがもたないぜ・・
「うわぁああ!こっちくるぞぉ!!」
?なにが?ってうををおおおおい!でけぇ・・・あれ?なんて言う名前だっけ?
あ、ああそうだった。ライオンだよ。
ズシーーーン!
あぶねぇあぶねぇ・・・とにかくまたゴーマに吸い取ってもらうかな?
でもなぁ・・・まいっかにげろぉぉおお!!

「ぜぇ、はぁ、はぁ、はぁ」
あ、けっしてヤマシイ気持ちがあったわけじゃないんすよお母さん方w
それにしてもあいつ遅いな、バーに残って何やってんだろ?
おまけに裏口付近にあのバーのおっちゃんとsexyなお姉さんが
「ハァハァ・・・」
やべぇ、いまあの方々引いたなこりゃ・・・
でもあの方々どんどん合体して大きなライオンになっていく・・・
「黒魔術第51の法、召喚の詩」
イケイケ!がんばれゴーマ!!パンチ食らわしたれぇ!あ、手足ねぇんだあいつ・・・
おお!頭いいぞゴーマ!まさか尻尾で攻撃とは、とにかく獅子と龍の・・
まぁいいや、おお!食べちゃったのかゴーマ・・
あれ?ゴーマくん?こっちじゃないよ??
「異やぁぁぁぁぁっぁぁあああ!!!」

377偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:49:01 ID:???
霧ノ ホーリー番外編〜
「ああ?だれだおまえ!」
「ここのボスは誰だ?」
「いかせねぇよ?よし!血祭りじゃぁ!!」
さて、状況を把握したいので五分ください。
え〜と・・・おっとようしゃねぇなあいつら・・・
「てめぇら雑魚は、引っ込んでろ!!!!」
ズキュゥゥゥゥン!!!
「な・・凄い漢気だ!?」
説明しよう。漢気(おとこぎ)とは、自分の中に眠る気
なのだ。要するに凄い力です。
「ボスを出せ!!」
「よんだか?」
「おまえがボスか?」
「ちがう、ボスはファミレスでティータイムだ!」
ちょっとまて、また把握したいので五分くれ!
あら、本当に待ってくれてるよ。なになに、まずボスは・・・
どこの世界に不良がファミレスでティータイムするってんだよ!!?
その時霧乃は寝てしまった。ただ、太陽が気持ちよかったから・・・
「角さん・・ねましたよ・・」
「気にするなヒューマン、お前は確か今夜デストロイだったな?」
「は、はい!(デストロイて・・)」
そして、青春時代を思い出していた。
「お〜いみんな!言い忘れましたが、明日から修学旅行です。」
「・・・・・・・・・えぇぇぇぇっぇええええ!!!?」
先「いやぁワシ会議中ねとるんですわぁ。あっはは」
すごいことみんなの前でいったな・・・・
おっと、俺は霧乃ホーリー、14歳。父が外国人なんでハーフです。
放課後、廊下…
「おいっ霧乃!おまえ私と同じ掃除当番だろ!」
「あれ?そうだっけ??」
「とぼけるなぁ!!!」
「イヤァァァァアアア!」
はい。マジで忘れてました。
「HAHAHA!」
「あっ、私は体育倉庫に呼ばれてるからあとは任せたぞ?」
た、たたた体育倉庫!?
もしや?いやいやいやあいつに限ってそれはない。
あいつが惚れる男がいるとも思えん・・・・しかし気になってしまうのが霧乃なのだ!

「なんだ?こんなところに呼び出して?」
ああ、いけないと思いながらも来てしまった。
さて相手は?ってまたまたぁ・・・というか俺は今まさに・・・
「のぞき!!」
あぁそうそう覗きだよねある意味で、
「あ、ありがとうね・・・・って?」
「君そんなところで何をしているぅ!!」
「ああん・・やめ・・」
カハー!!!
「な・・な・・なにが中で起こっているんだ!?」
こいつはクラスメイトのマキ、警察官気取りな女なのだ!(俺は誰にはなしてんだろ?)
「はっ!この声は出酢武(だすぶ)さんと我利理(がりり)さん+紅さんじゃない!?」
おおうち!女同士!!やべぇマキに見せたら何するかわかんねぇしココは紅のために!
「AHAHA、MAKIさん、アイには様々なアイがあるのデス。」
何外国人なまりで言ってんだろ俺・・・
「は?君はなにが言いたいの??」
「AHAHA、今彼女たちはアダムとイブ、つかイブとイブの境界線に〜もとい・・」
「ええぇ〜い!とにかく普通に話してるなら良し!もしそうでなければ連衡あるのみ!!」
だめだ、通じてねえ。このままだと紅が・・というか俺も気になるが・・・
「マキ!俺だけを見ろ!!」
AAAAA!!ますます何やってんだろ!?これじゃあまるで告白じゃないかよう!
「あ、いや、たが・・」
凄いオーラだ・・・余計なこと言うんじゃなかったぁ・・・
「と、とにかく開けるわよ!!」
ああ・・ついに私たちは禁断の地へ足をいれてしまった・・・

378偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:49:37 ID:???
霧ノ ホーリー番外偏〜
紅「やめ・・ろ!!」
そこには明らかに出酢武のやろうと我利理が紅を何かで脅していた。
これはいじめ現場をみているようだ。
「ききき・・君たち今すぐやめなさ〜い!!!」
「おっとそうはさせないわよ!」
マキが笛を鳴らそうとしたが我利理に止められてしまった。
「紅!!大丈夫か!?」
俺は初めて紅が泣いている姿をみた。紅は簡単に泣く奴じゃない。
キッチリしてて少し不器用だがそんな奴じゃなかった。紅が・・
「お前ら!自分たちのしてることが分からないのか?」
「お〜っとストップ。紅のこの恥ずかしぃ写真やるからぁ、邪魔しないでね☆」
今、俺は本当に怒っている。これほどまでに女を殴りたいと思ったのは初めてだよ!(あと吐きそう・・)
「可愛くもねぇんだよカスがぁア!!」
「なっ・・蹴ったな?親にもけらr・・」
俺は紅を離し、我利理からマキを助けようとした。
「きゃはは、この女を返して欲しくば彼氏になりなさ〜い。これほどまで嬉しいこと・・」
「あるわぁああああ!!!」
俺は我利理を蹴飛ばし、マキに笛を返した。
そして紅は所持している竹刀を取り出した・・
「さてと、あなたたちは下がって、この子たちにはお仕置きが必要みたいだから。」
こええよ・・・まったく助けてやったのに「ありがとう」の一言もないのか・・

その後、職員室で出酢武たちの計画がばれ、退学をさせられた。
マキ「犯行の原因はただ気に入らなかったから。だってさ。」
俺は紅とマキに保健室まで同行した。マキは我利理の持っていたマキの恥ずかしぃ写真で軽い傷をうけただけで済んだが
紅は暴行をうけたらしい・・・
俺とマキは先に帰ることにした。
マキ「あのさぁ・・さっきの話の続きなんだけど・・」
やべぇ、オボエテタヨ・・・・
「ああ、俺用事を思い出したからまたな!AHAHAHA」
「え・・?」

「疲れたぁ・・・あっ?紅?」
どうしたんだろうか?いつも一人で帰ってるよな、あいつ・・
「あ・・霧乃?」
まて!逃げるな!!
「おい、どうした・・?」
「さっきは、ありがとう・・わわわわわ・・・」
WHAT?
「私、お前がまえから・・・す・・」

あれ?俺はここで寝ていたのか?
あ!なにもされてないな?!部屋に閉じ込められたぁ・・!!
「おい!卑怯だぞ!!」
そうだ、奴らだって俺のダンボールは取ってないだろう・・
HA〜I取られてたぁ!!
どうしてだ?このことを知っているのは俺と紅とマキ、あとやられた皆さんだけなのに!?
「おい!ボスがお前に会いたいらしいぞ!」
はい、こうなったら素手でやるかぁ・・・
「このドアの向こうだ。けっしていやらしいことはしないように!」
誰が極道の方に下品なことするかっての!
「入れ!侵入者!!」
へいへい・・
「座れ、おい!こいつに例の酒を・・」
オ・・おまえは〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!

379偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:50:10 ID:???

霧ノ ホーリー番外編〜

お、お、お、OMAEWAAAAAAAA!!!
あり得ん、目の錯覚だ!なぜここに紅がいるのだ?
もしかしてさっきの夢はこんなことが起こる前触れなのか!?
「お前、どこかであってないか?」
はい。とは言えない事情が1つアル。まさかそんな訳が・・・
紅は確かに極道オーラが漂っているが、まさか本当だとは!?
「お前が今回のいじめの根源か?」
「ほう、口の聞き方に気をつけた方がいいわよ!」
俺は紅の斬撃を手でとめた。
「人の手触っていい気になるな!!」
そのとうり!危うくのまれるとこだったがな。
それにしても紅、お前が犯人なのか?信じられない、あれほどまでいい奴だったのに?
「お前、いい腕だな?よし、決めた。お前は今日からうちの仲間入りだ!」
ん?どういうつもりだ?
俺の元に酒が運ばれてくる。話は読めた。今のは俺を試していたんだ。
もちろん俺は飲む気はない。
「ほ〜れほ〜れ!!」
うわぅっぷ!強引に飲まされてるぅう!!

というわけで、仲間になりました。わ〜い・・・ってンなことあるかぁ!!
「いいじゃないかお前だってそれできたんだろぉ?」
ちがうちがう。
「(小声)あとでその件について話す、私の部屋へ来い。」
あは?何かこううれしかったりして〜・・・
「お前いいよなぁ・・いきなり幹部いりだしなぁ・・・」
え?そうなの??いやぁ、これも申し訳ないけど嬉しかったり・・
「ヒューマン。」
でた〜ターミネーター!!こいつさっきから気になってたが人間か??
「お前を俺の手でデストロイできなかったのは残念だが、ナイス・トゥ・ミーチュウ!」
「はい。こちらこそ^^」
案外いい人だなぁ・・
「HAHAHA!」
「HAHAHA!」
仲良くできそうだなww

ボスのへや…
「なかなか馴染めているようで安心したぞ。大抵喧嘩が起こるんだがな。」
そうなんすか?とにかく俺だと気づいてないみたいでよかった・・
「あの件、確かいじめと言っていたがお前が受けたのか?」
「いや、俺じゃなくて高校生の女子です。」
「それを助けようと?そうか、実はうちの組に反乱軍が存在しているらしく、そいつらかもな・・」
反乱軍か・・・
「よかった・・・・」
「・・?なんのことだ?」
「あ!いやいやこっちの話・・・」
まずいまずい、とにかく反乱軍の存在はしったがどれだけかは知らない。
だからあえて言わない、隠す、相変わらず俺の上を行くな、紅は・・・
「そうだな、私も昔そういういじめにあってな、一人の男に助けられたんだ。」
まだ、憶えてるんだな。そういえばマキはどうしてるだろうか?
ちゃんと刑事になれてるかな??
不「ボス!察がきましたぁ!!」
「なに?またあいつか?」
またってなによ!?こんなに危ない組なの??
そういえばこの組ってなんつう名だっけ?
「紅い組!出発だ!」
やっぱそうきたか・・
「どうだ?かっこいいだろ?」
そんなに自慢げにいわなくとも・・・
君の可愛さに免じてかっこいいよ・・・・
あ・・まって!
そのとき、目の前に警察が現れた。
察「動くな!」
「やっと追いついたわ・・・さぁ紅!逮捕よ!!」
ちょっつ!状況把握したいんで五分くれ!
「五分だけだぞ?」
やさすぃぃ!
紅「要するにあれは遠い友達でな、今は敵同士って展開だよ。」
どうも親切に、まてよ、俺の心読まれてないか???
?&紅「そうだよ?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

380偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:50:42 ID:???
霧ノ ホーリー番外編〜

くそぅ!でも奥にいるのは婦警か?
「またメンバーが増えたの!?しかもホームレス!」
あはは、なんだかなぁ〜・・・
紅「紹介しようか、おい!お前名前聞いてなかったな?」
あ・・どうしよう。何か偽名は・・・なんでこんなときにぃ・・・
「安部総理だよ・・・」
?&紅「・・・・・・・・・」
だめだ・・・安部の下の名前しらねぇよ・・・w
紅「あ・・ははは・・・あとで聞くから今は逃げるか・・・」
へ・・そうだよな・・・・恥かかせちゃったな・・・
「ヒューマン。」
A〜ターミネーターさん!
「こっちだヒューマン。紅が赤くなってるがどうした?」
「深く追求しないで・・・なけるから・・・」
そうさ、覚悟決めないところされるな・・・
「まて!おまえ、霧乃か?」
はい?誰かが俺を呼んでいる〜・・・
またもや目の錯覚か?マキが大人っぽいぞ?
OH MAKIII!!

「おい、座ってくれ・・・」
は・は・ははは・・・空気思い・・・
「おまえ、騙すにしろ安部総理はないだろ?」
「いや、あれは成り行きで・・・ごめん!」
「まあ今回は許そう。少し外へでる。お前は部屋に戻って良し。」
こいつ俺が同い年とはしらないのだろうか?
いや、それ以前にターミネーターさんは40代だよな?

外へでてみた。
そういえば紅もいたよな?とにかくまさかトラックで偽装してにげるとは・・・
極道というか俺ら凄い組織・・・
紅「おう!部屋で寝てろといったじゃないか!」
みつかったぁ・・でも一応今はボスなんだよなぁ・・・
紅「とにかく丁度いい、護衛として町を歩くぞ。」
は〜いよろこんでぇ!!
と町を歩いてみます。
「さすが田舎ですねぇ・・」
紅「お前、あしたからヒゲ剃れ。」
いきなりその話ですか?
紅「そうだ。」
心読まれてるよぉぉう・・・
紅「そこに床屋がある。せいぜい頑張ってこいよ。」
いや、いまの笑顔が逆に怖いよ。
何かこう、死ににいく的な・・

死闘だった。
危うく頭を切ってしまうところだった。(この死闘は皆さんの想像におまかせ)
紅「お・・おまえ、昔の男に似ているな?やはりどこかで??」
「いや、これはなんと言うかその〜・・・察がきたぁぁあ!!」
紅「ちぃ!しつこいな!!よし、裏道だ」
あ・・去っていった。
仕方ない。ここはどこでもいいから逃げよう。
「あはははは〜ここまでおいでよ〜・・・」
?「うふふふふ〜バイクに適うはずないじゃない〜・・・」
はっ!!
連衡されました。

381偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:51:13 ID:???
霧ノ ホーリー番外編〜

うわっ、まぶしい。どうやら俺は尋問室に連れ込まれたらしい。
ボス、あなたの部下が捕まってますよぉ!
マキ「君、言いなさい。彼女等の居場所を!」
はぁ・・・そうだな、いっそのこと刑務所にいれば生きていけるな・・・
マキ「どうしても言わない気ね?ほら、カツどんよ、私の手作りだぞ?」
「わ〜い!いただきま〜す!!」
マキ「かかったわね?」
しまった!これを食った瞬間俺は負けた。
くそぅ・・・やるなマキ!
マキ「ふふ、どう?おいしかった??」
「HAI TOTEMO UMAIYO」
マキ「ねぇ?君はやっぱり霧乃くんじゃないの?」
「ちちちがうよ!俺はただの名無しだよ?」
マキ「あれ?前は安部総理と聞こえたけど?誤魔化さなくてもわかるわよ。だって・・あ!こっちの話!!」
意味が分かりません。
俺はどうなっちゃうの??
マキ「とにかく家にいくわよ・・・」

マキのいえ…
マキ「どう?どう?綺麗でしょ?」
「お前・・・とにかくどうして分かった?俺だって??」
マキ「それは前から見てたのよ、一人のホームレスをね。」
それが俺か?道理で視線が・・・そりゃ毎日見られるよこんなカッコじゃな・・
マキ「そうだ!昔君が着てた服、うちにあるよ」
なぜ?俺はお前の家に上がった記憶は・・・
あるようなないような・・・
マキ「三人で学校サボった時に君が上着をおいてったんだよ?ズボンごと。」
俺は変人?過去にやったなぁ・・サボるなんてしょっちゅうな俺に付き添ってたんだっけ?
マキ「とにかくまだ本部へは連絡してないわ、私の狙いは紅だもの。」
ここまでこいつを可愛いと思ったことはあるが、今日は格別だな。
マキ「そろそろ寝るわね、君には敷布団用意したから、あと私の部屋に来てね。」
はい、オッパッピー!・・・
AHAHAHAマキさん、世界にはまだ・・・
マキ「冷房ないと暑いでしょ?だからよ。あと猥褻行為は許さないわよ。」
どうせならしたいがプライドが許さないのだ。

翌日、紅い組…
「ボス、やはりきになりますか?昔す・・」
紅「それ以上言うな!ターミネーター!!」
ボス、あんたまでそう呼ぶのか?
紅「お前の言うとおり、気になる。探してきてくれないか?」
「了解、ターミネート開始。」

マキのいえ…
マキ「きゃはは、昔のまんまだね霧乃。」
お前も可愛いよHAHAHA・・・私はバーか?
「お前は変わりすぎだよ!小さな胸はどk・・・ごめん!気にしないで^^;;」
マキ「あの時はまだあったでしょうが!君が見てないだけで・・・」
爆弾発言!!
これはすなわちやばいですね?
「とにかく今は今だし、これから俺はどうすれば?」
マキ「久しぶりに外にでない?二人で。」
はい、決まりだね・・・・
だがまぁボスには悪いけど寄り道きぶんで〜・・・

382偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:52:15 ID:???
霧ノ ホーリー番外編〜

わ〜いお外だぁ!
マキ「今回は私のおごりでじゃんじゃん遊ぶわよぉ!」
「わっははは〜い!でどこいくの?」
マキ「まずは、動物園よ〜!!」
いやはは、俺はどこでもいいが・・
?「お!二人でデートですか?」
「あ、いや・・これはちがうんですよ。」
マキ「え?男女で一緒に歩くのはデートじゃないの?」
ごめんなさ〜い!デートでしたね・・・
そんなの!?やったー!こんなの生まれて初めてだぁ・・・
あれ?おかしいな??誰かに見られているような・・・
いたー!銅像に成りすまそうとしてるけどターミネーターさんだ!
やばいな、マキに見られたらまずい。
マキ「きゃはは、あそこに変なパフォーマンスしてるおじさん発見!」
どうやら心配ないみたいだな。
そして、二人はたっぷりと遊びました。

「最後はレストランですか?普通は俺がおごらないとまずいんじゃ・・」
マキ「いいの、せっかく二人きりなんだから楽しまなくちゃ、ね?」
ははは、どこからこんな資金が?
そうか!マキのお爺様は風臨寺財閥の!?
マキ「疲れたね、霧乃くん。」
「そうだな、いろいろ悪かったな。服とか買って貰って。」
マキ「ううん、いいのよ。でもホンとにどうしてホークレスに?」
「う・・話せば長くなるんだが・・・」
マキ「あっ、いいのいいの、別にそういうの関係ないもんね。」
あなたは今、小悪魔から天使へとかわっていくんですね。
そして、セーラー服を着たターミネーターさんとタキシードを着た紅が奥にいた。
ぬん??組み合わせがおかしくないか?どうせなら紅にセーラー服を・・・
ちがうちがう、どうしてここにいるんだ?
もしかして助けに?それならもう・・・いや、誓いを交わした以上逆らえない。
だがあいつらの知り合いとおもわれたくない^^;
マキ「霧乃くん、誓いを交わしたんだよね?紅と。」
「あ、ああ」
マキ「ならいって、彼女は悪い人じゃないって私たちならしってるじゃない?」
そうだな、疑り深いマキでも実は分かってんだよな。
「悪いなマキ、でも今日は楽しかった。」
マキ「また、会えるよね?」
「もちろんだとも!」

そして俺は外へ出た、俺はあんな友を持ててしあわせだったのかもしれないな・・・

383偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:52:47 ID:???

霧ノ ホーリー番外編〜

紅「そんなにレストラン生きたかったんなら言ってくれればいいのに。」
「いやぁ、なんというか申し訳ない・・」
紅「どうしてマキがあなたと仲いいのか知らないけど許すわ。」
さて、どういった風の吹き回しだい?
とにかくマキ可愛かったなぁ・・・・
うん?
「あれ?他のやつらは?」
「ヒューマン。反乱軍どもが動き出したぞ。」
まじですか?そんなこととは知らずに・・・やべぇよ俺・・・
紅「また裏切られたな・・・」
紅・・・畜生!俺が側に、ってターミネーターさんも銅像になることに生をだしてどうすんすか!?
そして、外が騒がしくなった。
「来たぞ。」

「おぉぉぅし!ボス、いや紅!!お前の首を取って帰るためにきたぜぇ!?」
紅「くそ!仲間だと思っていたのに!」
「おまえはふさわしくねえんだよ、そう、ターミネーター、あんたこそリーダーにふさわしい!」
え?始めからそのつもりだったのかあいつらは?
あれ?ターミネーターさん?いくの?
その時、目を見て分かったことがある。そう・・・
紅「そんな?おまえらまで?く・・・」
「どうだ紅?これでおまえの負けだ!そうだろリーダー?&突っ込み隊長?」
「ああ、そうだな・・」
紅「え・・えぇ・・・・?」
ターミ&霧乃「俺はただ、殴りやすい位置に来ただけだぜ?」
「え?」
「ヒューマン。こいつらをどうして欲しい?」
「勝手にやれよ?俺もそうするからさっ。」
紅「お前ら・・・ありがとう・・・」
ないちゃったよ?まぁ、こいつらしいな。
「しかねぇ!いけぇぇえええ」

「ヒューマン。なかなかやるな?」
「いや、そっちこそ俺よりも10人近く倒したじゃないっすか?」
紅は泣いていた。いちど泣くととまらないんだよ。
「おい、ボスが泣いてどうする?また結成すればいいさ。俺も手伝うからさ。」
紅「言葉使いに気をつけろといっただろう?」
紅は立ち上がってこっちへ寄ったが俺に倒れ、そのまま眠った。
「あれ?焼却炉いってどうすんすかターミネーターさん?」
そして、そのまま沈んでいき、最後にグーをだし、さっていtt・・・
「まてぇえええ!!」

384偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:53:18 ID:???
霧ノ ホーリー番外編〜霧乃と愉快な恋物語〜
さて、どうしたものか?反乱軍はすぐに壊滅した。
だったら話はあの女子高生に言って終るはずの話だよね?
「ところでボス、あなたの親は確か紅い組の本当の黒幕ですよね?」
だんだん言葉使いに気をつけるようになった霧乃くん。
紅「ああ、資金も親からきている。そして私はその若ってところさ。」
ふぅ〜ん、確かに23でいきなりボスとは気がのらねぇよな・・・
あ、そうだ仲間探しのためにまず外へ出るんだっけ?

お外…w
「わ〜いお花畑だ〜・・・すいません。反省します。」
紅「こんど恥かかせたらチンするぞ!」
チン??まさか沈ですか!?海に沈ですかぁ!?
「ヒューマン。落ち着け。」
OH〜ターミネーターさん。いつのまに生き返って?
「アイム、バック!」
HAHAHA、何が言いたいのか分からんがよかったよ。
「とにかくさっきからボスについてるその赤い点は・・?レーザーポインター!?」
俺は紅を押して、銃撃をかわさせた。
しかしだれなんだこそこそと・・・見つけた。
木の上にサルがいます。バナナ?いや銃だな?
「見事だロンゲ天然パーマ!」
勝手に名前つけるな!良い子が間違えて憶えたらどうする!?
あ、木から落ちた。ダセー・・・
「お〜う頭がぁア!!貴様はめたな!」
猿も木から落ちるんだなぁ・・・・よほど馬鹿だなこいつも・・・
「ヒューマン。こいつをターミネートするか?」
「いや、こいつは殺す気でやった訳じゃなさそうだ・・」
あの銃は麻酔弾とみた。
あれ、まさかあいつは!?
「サル老師!!?どうしてここに?」
「おい!同級生を老人にするとは何様だ!」

十四歳のおもひで…
サル「よし、霧乃!このカーテンの向こう側に何が見えると思う?」
「おいサル、そこは女子が着替えてるんだぞ!?」
サル「それがいいんじゃないかぁ?そうやろ?あそこに見えぬか?楽園への入り口じゃあ!!」
先「エロ乃くん、こんなとこで覗きかい?」
「OH!これはこのサルが・・・・(いねぇぇ!)」
先「着替えもせずにぃ・・成敗してくれるわぁぁあ!」
いやあぁぁああ!やべぇ行き止まり。
でも死なないためにはこの隣のドアを・・だが女子がぁ!!
えぇ〜い!入ってしまえぇ・・・
「うわぁぁぁあああああん!!!!」


悲しかったあのころを・・・

385偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:54:18 ID:???
霧ノ ホーリー番外編〜霧乃と愉快な恋物語〜

14歳のおもひで…
「うわぁぁぁぁああああああ!!!」
紅「・・・・・・・・・・!!!!!?」
女子「・・・・・・・・・・・・あっ!!!!!!!!!!!!」
あ〜ん、もう見てる暇なんてないやい!
あはははは、もう俺の人生終わりだよ・・・

悲しかったあの頃

・・・・・!?
思い出すといいことぜんぜんねぇ!!
「やい!貴様何のためにここにいるんだ!!?」
サル「キビ団子くれたら弟子になろう。ということできました・・・」
「ターミネーターさん、デストロイよろです。」
「ターミネート開始。地獄で会おうぜベイビー!」
もうターミネーターさんの話してることが意味不明ですよ・・・
とにかく何が黍団子だよ。紅がそんなべたなことするはずが・・・
紅「ほれ、丁度そこで売ってたぞ?仲間なら大歓迎だ。」
相変わらず読めぬお人・・・・
紅い組はこうして拡大するのか??
サル「ヤッター!胸に飛びつくのももちろん・・」
紅「だめだよ?わかった?」
さて、今の紅を一生忘れないだろうな俺・・・
そういえばターミネーターさんは・・・?
「ちょっとあんた!何が私をターミネートよ!?たくいい年してこまったもんだねぇ・・」
指差す方向にいないのがサルなのだ。

さて、ある意味で仲間は増えたぞ。いらねぇやつだが・・
「どうして麻酔弾なんてボスに撃とうとした?」
サル「それはあとで○○○するために決まってるだろうが!この頃モテなくてさ、ついつい手を出そうと・・」
その時、俺が声を上げようとした瞬間。そうこの瞬間にサルは切られていた。
「サルゥゥゥゥゥゥゥウウ!!!・・・ざま見ろ・・・・」
サル「俺は、俺はまだ・・・しな・・ない・・・・・」
紅「峰うちだ、多少出血してるが手当てすれば治る。」

サル「ははは、ボスに手当てして貰うことをお勧めするよ。なんかこう、いじらしくて・・」
感想を聞いてて気づいた。羨ましい・・・
とりあえずここは警官がよくパトロールするので変装をすることになった。
「ターミネーターさん着替えた・・・・??」
「イヤン!あっち行って!!」
吐いていいですか?吐いていいですか?吐いていいですか!?
また女子高生の格好はやめろ!あと今は成りすまさなくていい!!
さて、サルは?
サル「ウキキキャーキャキャキャ!」
猿だ〜!!!本物の猿がいるぅ!このままだと本当に猿に?
「サル、偽者の自分にのまれるなよ・・・」
さて、紅は・・・着替え中…
サル「どうだ霧乃、この道を通れば天へと導かれんことを・・」
本当に天へ送り込まれるのはごめんだけど・・・見たいようなきがする。
だめだ!ここは見てはいけない!!

14歳のおもひで…
先「え〜、明日から大会があるがぁ・・見たい奴手エあげやがれぇ。」
う〜ん、先輩の武道着みてみたいしなぁ・・・でも俺も用事あるし・・・
先「ちなみに俺からアドバイス。迷ったらやる!だ。」

386偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:55:53 ID:???
霧ノ ホーリー番外編〜霧乃と愉快な恋物語〜

迷ってしまったあの頃…

そうか・・・迷ったらやるんだ!!覗きを・・・か?
さて、ここで紅が着替えを完了してればOKなんだよ・・・
紅「そこで何をしている?」
え?中からではなく外から?
じゃあ中にいるのは一体・・・誰?
あけてみた…
サルだぁ!どうしてここに!?
サル「あれ?どした霧乃?お前も先回りか?ならここが空いてるぞ??」
サル・・・今日がお前の命日だったりするかもよ・・・
紅「そうか・・・サル、表へでろ!そんなに見たいのなら私に勝てばいい。」
いやぁ、サルが勝ったら俺もついでに見れるかも・・・
おっとちがうちがう!ここは紅にかってもらおう・・・・
サル「ふふふ、喰らえ!バナナしょッッツ!!」
どこかおかしな点が・・・・
でもどうなる!?
その後僕は紅の残像を見ていたのかもしれません。
だって後ろから血があふれ出ているからです。
紅「私の勝ちだ。絆創膏でもはって治療してろ。」
紅、客観的にみて絆創膏じゃ無理だとおもうよ?

「ヒューマン。ギャルゲーのソフトをサルと俺にインプットした。試しにみてくれ。」
サル、おまえはサイボーグなのか?ターミネーターさん。あなたは何者ですか?
とにかくサルから見ていこう。
サル「お兄ちゃん。一緒におふr・・・」
ウワァァァァァァァァァアアン!!!!!
泣けてきたぁ!あんなのを妹にしたくねえ!!
サル「どうよ霧乃?萌えを感じるか?」
かんじねぇよ。
サル「そもそも俺にはいろいろプログラムされてるからなんか言ってみ?」
「じゃあ、おまえその猫耳はなんだ?(サルのくせしてwww)」
サル「お兄ちゃんこれがスキッて思ったから。」
好きだ。だがお前は嫌いだ。
よし、じゃあターミネーターさんを確かめよう。
あれ、あそこに家が建ってる?
窓に誰かが着替えてる様子が・・・・!!?
そしてターミネーターは顔を赤め、カーテンをしめた。
幼馴染という設定か!?よりによってこんなシチュエーション?
というかよっぽどセーラー服が気に入った用で・・・
紅「やめろお前ら!ボスの私が恥ずかしい!!」
そうだよね、よりによってギャルゲーだもんね。
サル「はい、これかぶってみ?」
紅は渡されたものをかぶってみた。
猫耳だ。
サル、ターさん、霧乃「これぞ萌えだぁぁああ!!!」
紅はなにがなんだか分からない様子、そっとしておこう。
サル「そうだな、俺はこのままサルでいいよ。」
だめだ、サルが同行してると余計注目されるだろ!

387偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:56:28 ID:???
霧ノ ホーリー番外編〜霧乃と愉快な恋物語〜

今からギャルゲーをインプットしたターミネーターさんの視点からお楽しみください。
よし、少し暇ができた。
ヒューマンたちには悪いがここでギャルゲーミッションを開始する。
ん?さっそく女性を発見。(これはただゲームを行っているだけです。)
「ター君?朝寝坊はいけないよ?めっ!」
選択肢…
1:「いてぇな!おまえだって寝坊したんじゃねぇのかよ?」
2:「わるかったよ。でもなぜここに?」
さぁどうする?
ここは第一印象を決めさせられる最初の難関だな?
俺としてはデストロイでおわりだが、しかたない。
1:を選択!
「いてぇな!おまえだって寝坊したんじゃねぇのかよ?」
「そ、それは・・・ター君を待ってておくれたんだよぅ・・」
うん。コンプリートだな。
だがここからが難しい。
学校放課後…
「ねぇねぇター君!」
「い、委員長!?」
「明日他校と打ち合わせなんだけど一緒にいってくれる?」
さて、選択肢…
1:「いや、わりぃけど俺も用事でさ・・・」
2:「う〜ん、いけたら連絡するよ!」
3:「君の願いならなんだって引き受けるさ。」
でたな、眼鏡っこ萌えというキャラだな?しかも委員長。
計算上、1を選べば用事イベントか、そのまま家でぐ〜たらしてるかだな?
3を選べばある程度高感度も上がるかもだが、2を選べばメアドが交換かのうだな。
2:を選択…
「う〜ん、いけたら連絡するよ!」
「でもどうやって?しかたないな。ほれ、アドレス!」
ゲッチュゥ。計算通りだな。
帰り道…
なんということだ。これは見知らぬ子に告白をされた!?
誤算だった。さすがギャルゲー、ただでは済まさないわけか?
選択肢…
1:「悪いけど、他に好きな子がいるんだ・・・」
・・・・・・・・・・
これだけかぁぁぁ!!!?
本当に恐ろしい、無理やり話を進められるとは・・・というか選択肢いらないのでは?
「・・・やっぱり幼馴染の子が好きだったんですよね・・・」
そして隣に幼馴染がいるという展開。
その後二人は口付けをかわし、HAPPY ENDをむかえた・・・・
不覚だ、ミッションファイレッド・・・
「ターミネーターさん、もういいから。というかほんとに無理やりすぎですねこのゲーム・・・」
「ヒューマン。ギャルゲーはもういらない。」
「そうですよ、あと萌えはボスにまかせときましょうや・・・」

388偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:57:03 ID:???
霧ノ ホーリー番外編〜霧乃と愉快な恋物語〜

紅の部屋を覗いてみた。
紅「これは・・・このほうがいいかな??」
鏡に向かってなにやらポーズを決めている。
頭にはまだ猫耳・・・!
お気に召したようすだぁ!!これだ!これぞ萌えだぁぁぁあ!!
紅「でもこれはちと恥ずかしいな・・・・」
いやぁ・・さっきからいいねいいねぇ・・・
だが息を荒くしたら気づかれる。ほんとかわええなぁ・・・
紅「はっ!しまった。ドアを閉め忘れてたんだっけ?」
お?お?お?やべぇここは誤魔化しの意を込めて・・・
紅「おい、さっきから見てたのは知ってるぞ・・・」
!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「AHAHAHA紅さん、萌えには様々な萌えがあっていいのです。」
外国なまりだよ・・・
「SO、今あなたはイカシテル、つか萌えている・・もとい・・」
紅「お前もそう思うか?これなんか気に入ったんだがどうも恥ずかしくて・・・」
なんか初めてこれが通用した気がする・・・
「とにかく恥ずかしい時ははずせばイイノデス。だれもあなたをニクミマセン。」
紅「そうだな、だがなぁ・・こう、しっくりこないような・・」
「AHAHA、たぶん服装があってないのです。タキシードに猫耳はムリガアルとです。」
紅「じゃあターミネーターに聞いてみるよ。お前は部屋の留守、つか外にいろ!」
行ってしまった。もしかして紅は単純ぽいらしいな・・・
あれ?気のせいか?あそこでおばあちゃんに道を教えているのはマキじゃないか!?
なんか困ってるみたいだから・・・
「あぁ・・・いえ、だから東京タワーは青森にはありません。しかもココは長野ですし・・」
「oh,Japanezeのpolisは道も白井ですか?」
うわぁ・・見た目は日本人だけどよく見るとアメリカ人・・・
日本の警察は道も知らないのですか?といいたかったのだろう。
そして俺はさりげなく割り込み、自分のなまりを使い、通じ合っていた。
マキ「あ、君はもしかして霧乃くん?」 
「oh何いてるデスか?」
俺がなにいってんだよ!
サル「あはは、今から沖縄の○○通りの三丁目に行くらしいぞ霧乃!」
な〜!バッドタイミング!!
マキ「わ!サルくんじゃない!?」
サル「おおう!マキ!お前警官なんだな?じゃあ俺は今から沖縄の○○通りの三丁目にいくとターさんにいってくるんで・・・」
馬鹿やろう!大きな声で行き先教えやがって!!
「ヒューマン。その女をデストロイするか?」
マキは突然現れた大男を見て気絶したのだ。そう、昔から2メートルの人間を見ると気絶してしまうのだった。


電車の中…
マキ「う、ううん?え?くれな・・・い!?」
紅「やっと目が覚めたか、あと今騒ぎを大きくしたら他の客に迷惑だぞ?」
そう、このままマキに居場所を知られたままにする訳にはいかなかったのだ。
マキ「んんん・・・まいいか!たまにはこんな体験も。」
まじかよ!というか俺にウィンク!俺の心もバキューん!!
なんだろ、サルがこっちに殺気を送り込んでいる。
マキ「ねぇ紅?その頭の耳可愛いね!」
紅「ふん、そうだろ?だがタキシードでは無理があってな、ドレスにしたがだめだったので・・」
マキたちはどうしてこんなに早く仲直りできるのだろう?
とにかく沖縄かぁ・・・ターミネーターさんはビキニパンツを持ってったガまさか・・・・

389偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:57:36 ID:???
霧ノ ホーリー番外編〜霧乃と愉快な恋物語〜
マキ「あれ?霧乃くんはどこ??」
サル「おう、あいつなら今日は入らないからあそこの浜にいるぞ?」
そう、俺は海に1つのトラウマが出来てしまってるんだ。
腰の辺りまで水がくると人魚がみえるんだ。
そう、とても縁起の悪い怪物が・・・正確には影だけだけど・・
「ヒューマン。おまえが入らないのはかまわないが・・・」
「た、ターミネーターさん。どうもありがt・・・」

14歳のおもひで…
マキ「よし、ここからダイブよ!霧乃くん!」
「え?いや、俺はいいって、」
ははは、それ以前にマキの水着姿をみて鼻血がでてしまったぜょ・・・
あれ?マキさん?押してるよね?おれを・・・そして落とされた。
NOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!!!!!
う・・うがはっ・・溺れる・・・・?
あれは・・・・魚・・人?
う・・うわぁっぁあぁあ!

殺人未遂を犯したマキ…
↑ちがう、他に驚くとこあったろ?

とにかく水着を着せられたぁ・・・
サル「やっほ〜い!うみだぁ!!!」
紅「騒ぐなうっとうしい!一応仲間集めのためだぞ?」
マキ「紅〜、私たちも着替えに行こ?」
AHAHA、また崖に呼ばれてしまうかとおもったよ。

マキ「おお〜い!みんなこっちへきてぇ!!」
はい。さっそく高いところにみんなを呼ぶのね・・・
とりあえず登ってみた。
そこにはサルが根気良く落ちていく姿があった。
サルゥゥゥゥウゥトゥ!!
それにしてもターミネーターさんかっこええ飛び方だなぁ・・・
やばいやばい、隣にマキがいる。
今マキと目が合ったらまずいことになる。というか誰もいない下方向から視線を感じる・・・
俺はマキをみないよう周りを見渡したがなにもない。マキの気配が消え、目の前にマキが立っていた。
マキ「さっきから何みてるの?」
目と目があった、その日から、めでた〜いめでた〜い・・・・
めでたくねぇ!・・・・・・・
めでた〜っは〜い・・・

海辺…
サル「あれ?上から赤いものが降ってきている。霧乃、おまえもでたか・・」
「ヒューマンとはそんなことでダメージを受けるのか?」
サル「根本的にちがうぜターミネーターさん。」

崖の上…
かはぁっ・・・・た、耐えられなかった・・・
だめだ変な妄想をふくらめちゃぁ!
マキ「だめだよ私で妄想しちゃあ・・」
うんそうだね・・・って図星〜〜〜〜〜〜〜〜〜
マキ「妄想だけじゃ、たりないよね?・・」
AHAHA、マキさん、あなたどうしましたか・・・?
徐々に近づいてくる。そうか!いきなり突き落とす作戦だな・・・?
マキ「私が・・・さわらせて・・・あげる・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
マジで心配になってきたよ。

390偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:58:08 ID:???
霧ノ ホーリー番外編〜霧乃と愉快な恋物語〜

あは?後ろに柔らかいものが・・・
俺はこの感触を一生心に刻んでおくと決めた・・・
その時俺は脚をすべらせ、海へと二人とも落ちていった。
感触を喜んでいる場合ではない。この距離から落ちたら確実に頭を強く打ち、危険だ。
海へおちる=俺危険=マキも危険=俺が受身の姿勢を作り、マキだけでも助ける。
決まりだ。いまこの状況で人魚なんて怖がってられるかぁ!
はぁぁぁっぁああああ!!いってぇぇぁぁぁあわあああああ!!


んごっ・・マキは?ちゃんとあっちへいけただろうか?
ちくしょう・・・あ・・意識が、もたね・・え・・・?
また見えてきたぜ・・・人魚がよ・・・・


「キン、なぜこいつをもちかえった?俺らはさすがに人間は食えないぞ?」
キン「わかってるよ?でも人間は水の中じゃ息ができないんでしょ?」
なんだ・・・キン?それともう何人かが周りを囲っているような?
俺の口元に生暖かい感じがした。そこから息が吹き込まれていく・・・
人工呼吸?というか意識はあるが身体が痺れていて動かない?
「それぐらいにしておけ、こいつはどうやら身体を強く打ったようだ。安静にしていればいい。」
そうだその通り。だがいまさっきのはだれが?
いや、こいつらがだれか知りたい。

笛の音色?とても不思議な音だ。
なにかのまつりだろうか?ってここはどこ?あれ・・気のせいか?
いつしか聞いたことのアル場所・・まさかアトランティス!?
うほぉ・・・魚が空をとんでいるかのようだ・・・
あれ?なにかジャージ着た男がくるような・・・?
頭がサメとかした!!!!
サメ「侵入者ぁ、かも知れないのでぇ、食べていいですか!?」
「だめです!俺は運び込まれただけだ!」
サメ「そんないいわけぇ、俺が聞くわけぇ、ないだろう?」
知るかそんなこと!
「鮫島さん!その人はうちが連れてきたの!」
サメ「・・・・!?本当だったのかぁ?」
うわぁ、そのまんま鮫島かよ。
「あ、ありがとう・・」
キン「いいのいいの、きにせんどいて。」
この状況できにするなは禁句だよ・・・
それにしてもこの子は普通にここにいるけれど何者?
「あの〜君は一体?」
キン「ああ、そうじゃね、自己紹介せんとな。」
どこ出身かもきになるからさ。
キン「うちは珊瑚 キン(さんご きん)あの人はうちの組の用心棒じゃけん。」
そうなんだ。用心棒なんだな。
「それよりここはどこだ?魚もいるわサメの着ぐるみ着た用心棒はいるわで・・」
キン「海底、かな?あとここは珊瑚組の屋敷。」
え?一瞬ここはテーマパークかとおもったけど・・・
じゃ、じゃあ今のは本当に人に化けたサメ!?
でもキンはなんだろ?
あれ?キンはあそこで何やってんだ?あ、水に飛び込んだ。

さっきから一時間ぐらい上がってこないなぁ・・・
うそぉぉぉん!
たすけなくちゃぁぁああ!!

391偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:58:43 ID:???
霧ノ ホーリー番外編〜恋する鷹は愛をかくす〜
「キンちゃ〜ん!」
しかたねぇ中にはいって・・・っつ・・
まだ身体が思うように動かない!?
こんな非常時に・・!だめだ、目の前で死なせるわけには・・・
その時、奥から何かの影がみえた。
あれは、に、人魚だ!まだ入ってもいないのに・・・くそくそぉ!
キン「怖がらなくてええんよ?うち、人魚じゃけん。」
嗚呼、嗚呼アンパンマン!優しい君は!いけ!!みんなの夢守るためぇ!!!
そうだ!嬉しいんだ!いぃきるよろこびぃ!!・・・・・
な、なぜに・・・

「まったく!あれほどバラすなといったろうが!・・・このままじゃ・・」
たとえ、胸の傷がいたんでも〜・・・・
なんだ?また気失ったのか?俺ももろくなったな・・・
「おい!そこのボウフラ!めぇさまさんかいゴルァ!」
いきなりボウフラ呼ばわりされちゃったよ。
「お前がわしの娘を見てしまった以上お前は死ななきゃならん!」
キン「お父ちゃんやめて!悪いのはこの私、だから変わりにうちが・・」
「だめじゃぁ!可愛い娘を殺せるかぁ!!!」
「アンタ!殺さずに済む方法を教えたでしょうが!?」
ナイスお母様!というか周りこえぇ・・・極道はやっぱこういう感じだな・・・
というか殺されずに済む方法?
「大変言いがたいことなんじゃが、わしの娘の身内になることが必要なんじゃ・・・」
母「要するに、結婚をするか、手下となるか・・・はたまたキンが手下となるかなんよ?」
綺麗なお母さんだなぁ・・・それに引き換えお父様怖いの何の・・・
「もちろんお前はキンの手下じゃろうな?」
えぇ?いきなりそこから責めるんですか!?
やべぇな、ここはいっきに・・・
「俺は、手下になる気はありません。」
「ふふふふははは!死ねぇぇぇえぇええ!!」
?「やめろおやっさん!今は落ち着きやしょう。」
あ、あそこにミスターダンディが・・・
と、とにかく俺が死ななければキンが死ぬってことか・・
「あ!あいつ逃げやがった!!追えぇ!」
くそぉぉぉお!数が以上だぁぁ!!
畜生、行き止まりか?
キン「霧乃さんこっち!」


ふぅ、はぁはぁはぁ・・・助かった。
キン「うちはココまで、あとは逃げて。」
「だめだ、お前も連れて行く!」
そうさ、キンをおいてったらキンが死ぬ、恩をアダで返すわけには・・・・
お父さん登場はええ!!
「ワシからにげらるおもてたら大間違いじゃあ!!」
くそ!もうだめなのか!!
キン「う、うちが霧乃さんの手下になればええんじゃろ!」
なっ!?
「え?・・・・キン?おまえどうしたんじゃ?・・・・・」
母「キンがそう決めたんだったら、仕方ないこと。わたし等が手を下すことはないとおもうけど?」
「そんな・・キン!!返ってきてくれえぇぇぇぇっぇえ!!!」
母「ごめんな霧乃さん、旦那はまだ子離れができそうになくて・・」
え?え?え?俺の手下ってどゆこと?
キン「よろしくな霧乃さん。」
よろしくって・・・WHAT??

392偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:59:15 ID:???
霧ノ ホーリー番外編〜風と共にサル〜
サル「うわぁぁぁぁぁあん!霧乃!(うへへ、あいつさえ見つからなければマキのハートを・・・)」
キン「霧乃さん、お仲間さんはどこにおるん?」
サル「(なんだこの声は?しかも霧乃いうたな・・)」
「いやぁ、というか俺も知らん・・・」
ほんと、来たらいきなり海だからなぁ・・・たしか近くのホテル〜とかいってたな・・・
サル「(霧乃!?しかもナイスな子を・・!?ナンパしてきたのか?ちょっと備考を・・)」

ちょっとまて、ここはひょっとしてラブホテル・・・・・
キン「霧乃さん。どうしたん?」
キンは気づいてなくて助かったが、さすがにここはないだろうな・・・
サル備考視点…
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
霧乃・・・そのままゴールインするのかよ!?
こええ奴だな。それにしてもあそこにいるジャージの男と着物きたおじさんさっきから凄いあいつらをみてるな・・・
あ、ダンディーな男が缶ビールもってきた・・・ラガー・・・
見知らぬおじさん視点…
おんどれや!あのボウフラさっそくか!?
くそぅ!あいつが死ねばいいことなのに・・・・
「おやっさん。お嬢たちは入る気はなさそうですぜ。道を間違えたとか・・」
「道をぉ?だったらぁどこへいくつもりなんだろうなぁ・・」
視点切り替え…
さて、完全に道にまよった。
だが沖縄の人たちはなにが言いたいのかさっぱりです。
キンが聞けば分かるらしい・・・だからなんとか場所をさがしあてた。
そんなこんなでキンが周りを警戒しているようだ。
さっきからたくさんの視線を・・・
キンが可愛いから?
お!あそこに紅がいる。海にいないと思えばここでホテルの予約か?
紅「おう!おまえ他のやつらはどうした?ってその人は?」
「キンだよ、珊瑚 キン。話せばながくなるんだが・・」
紅「珊瑚!?まさか珊瑚組の一人娘!?」
キン「紅い組の方?これは奇遇ですね。」
なんと!もう話がてきぱきすすんでる?
というか珊瑚組ってやっぱ極道・・・・
紅「やはり掟としてついてきてるわけだな?その心配ならいらない。」
「え?それはどういう意味?」
紅「お前が紅い組である以上、掟は通用しない。
  もとより我らの組と珊瑚組は掟として身内、兄弟に値する関係を築いたんだ。」
なるほど、これでキンは俺の手下じゃなくてもいいってことになる!
キン「なんだ霧乃さん。紅い組なら早く言えばよかったのに・・・
   でもいいけん。まだ霧乃さんの手下でいるわうち。」
おじさん視点…
まぁ!まじでかい!!どうしてじゃ?どうしてなんじゃぁぁぁああ!!!
母「あんたらも心配なんやね?けど好きにさせたらいいけん。」
「そうですぜおやっさん。珊瑚組と紅い組の仲だったらいいでしょう?」
「そうだな・・・だが心配だから鮫島!おまえあの連中の仲間になって来い。護衛としてな。」
「俺はべつにぃ、お嬢のためならぁ、いってやりますともぉ?」
キン、もしもその男がよからぬことをした場合はわしに言えよ・・
切り替え…
「サル!おとなしく出て来い!!」
気づいてるんだよサルがこそこそしてるのは・・・
「おれはぁ、サルじゃなくてぇ、サメだぁ!!」
OH MY GOTH!!!!!!

393偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 12:59:50 ID:???
霧ノ ホーリー番外編〜警官元暮らし〜

ははは、そういえば俺はどうやってあそこまでの展開になってしまったのだろう?
確かマキと一緒にいて・・・そして落ちて・・・ってそこしか思い出せねぇ!
とにかく仲間が一気に二人ふえたぜょ・・・
で、マキは都合上仲間に出来そうにないような・・・なのに思いっきり誓いの酒のんでたよな・・・
マキ「はぁ〜・・・霧乃くん。もういっぱい酌んでくらさいな・・」
やべぇよこの子、あと少ししたら爆発・・・
「ヒューマン。バスガスバクハツとはいったいなんだ?」
「AHAHA、たぶんおn(ry」
マキ「き〜りのくん!私をだけぇぇぇぇ!!」
うわぁ・・・近寄りがてぇ・・・本当にあの時の天使は何処へ・・?
サメ「お嬢、人の部屋をぉ、勝手にぃ、探っちゃ悪いと思うぞぉ?」
キン「ねぇ紅さん。これはなに?」
紅「ああ、それは猫耳と言う奴らしい。噂では幼女が似合うらしいが、
  私ら三人では半分の効力っぽいぞ?」
キン「へぇ、じゃあ海チャンなら似合うかもね。」
サメ、心の声…
お嬢、俺らの天敵であるものに成りすまそうとは・・・
何をかんがえてるんだかぁ・・・・
紅「私としてはお前似合いそうだけどな、性格的に。」
とにかくにぎやかになったなぁ・・・で、サルは?
サル「うぅ・・・やっぱ風呂場を覗く時は用心だな・・」
このエロザルめ!そうだな・・・こいつはこのままが一番・・よくねぇよ・・
そしてマキは俺のモモの上で寝るわで大変・・・でもねぇな。HAHAHA
紅「そうだ、マキは酒飲んだのか?だったらもう仲間じゃね?」
キン「紅さん。うちに水着着せても水の中じゃ人魚になるし、他の客に迷惑がかかるけん待機してます。」
マキ「霧乃くんてエッチだねぇ・・・」
!?
起きちゃったよ!しかも俺何もしてないっすよ?
マキ「だってお尻触ってるもん。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
俺は知らなかったんだ・・・本当だよ?ああ、みんなが俺から遠のいていく!

翌日…
紅「よし!荷物まとめてアメリカに飛ぶわよ!」
サル「ヤッターーーーーーーー!!!!アンジェリーナ・ジョリーに会えるかな?」
サメ「外国の人魚がどんなものか知りたいしなぁ・・・」
あ・・こんな簡単にアメリカ〜ってすげぇ金持ちだな!
てかアメリカにマキも着いていくとなるとみつからねぇように変装せねば・・・
そうだ、ターミネーターさんからセーラー服を貸して貰えればいいじゃないか。
マキ「わぁ〜い、いきなり海外かぁ、おもしろそ〜・・」
「お〜いマキ、セーラー服に着替えろ!」
マキ「え?霧乃くんてへんな趣味だね?」
いや、具体的に言わなかった俺が悪いんだろうな・・はは・・・・

394偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:00:23 ID:???
霧ノ ホーリー番外編〜教師は食うべからず〜

俺ら紅い珊瑚連合軍は近くの学校に一週間後迎えのヘリが来るという情報で仕方なく教師に成りすましていた。
マキとサルには転校生役を演じてもらおう。サルは学習したほうがよさそうだしな。
紅とターミネーターさんは体育の教師、紅はついでに剣道部活講師・・・
キンと鮫島と俺はそれぞれ
3年V組!霧乃センセ〜い!!わぁぁっぁああああ!
保健室のセンセ・・・キン
家庭科講師・・・以外にも鮫島。
ターミネーターさんも危うく転校生になってしまうところをとめたのは俺です。
今回は鮫島さんの視点を…
キーンコーンカーンコーン……
「えぇ、今日から初授業ですがぁ、なにぶんよろしくぅ。」
生徒A「先生ジャージで料理するんですか?」
生徒たち「はっははははっははははは」
こいつは食べていいのかなぁ?あとで食べちまおうかなぁ?
「えぇ黒板に書いてあるとおりにことを進めろぉ。質問は暇な時うけつける。」
あ〜あぁ、この頃の小学生どもはよぉ〜・・・ん?なんかここのクラス騒がしいな?
レ「・・・俺の国語の教科書がどこにも無かったので、心あたりがある人はいませんかー。」
ア「国語ーー??知らないわ。見てない」
エ「どっかで見た記憶はあるのよねー・・・でも何処だっけ?」
ハ「ハハハッ 登校中にどっかに落としたんじゃねーの?」
サラ「知りませんねー、わかりませんねー、」
ル「知るカー!」
サ「クラウザー!そういえばお前、今日の二時間目の休み時間にレオンの机でレオンと話してただろーー!!」
ふ〜ん、ここのクラスは案外まとまってんなぁ・・・
外で身体を動かしてくるかぁ・・・

キーンコーンカーンコーン<3時限目始まりのチャイム・・・
「えぇ〜、俺がいないあいだにぃ、随分下手こいてくれたねぇ・・・貸してみろ。作ってやる。」
少し遅れちまったかなぁ・・・それともこいつらワザと作らずに?
30分経過・・・
ご飯も炊けたしぃ、あとは盛り付けて完成だなぁ・・・
生徒「先生すげぇ・・もうこんなに皿がならんでる。しかも凄い殺気、つまみ食いは命がけかも・・」
5分後・・・
「これでぇ、君らがやるはずのぉ、物は完成ぃ。食いすぎには注意しろ。」
子供は無邪気なんて言葉がぁ通じる世界じゃなくなってきたなぁ・・・

395偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:01:06 ID:???
霧ノ ホーリー番外編〜紅の個人授…業……〜

えっとぉ、言うまでもないが紅視点でいきま。

さてと、先生・・か・・・
何をすればいいんだろうか?
紅「えぇ〜男子ども!これから校内十週!これは貴様らを試す意味でだ。」
生徒「うわぁ・・・いきなり十週かよ!?」
「出来なかったヒューマンどもにはデストロイがまっているぞ。」
私も気になっていたがデストロイってつまりシメるってことなのだろうか?
それはともかく一斉にスタート。この学校もけっこうでかいしすぐにはもどれまい。
「ボス、いきなり遅れているヒューマンを発見。ターミネートするか?」
紅「せんでいい!こいつは世に言うのびたくんか?」
じゃあかならずジャイ○ンとス○男がいるはずだな!
って変な期待を抱くのはよそう。ターミネーターよ、いつの間に校内に監視カメラを・・・?
10分後・・・
んんんん・・・待ちきれん!あいつまだ着かないのか?
これは教師としてシツケが足らん証拠だ!

生徒「えぇ!?なんで僕だけのこるんだよぅ!(僕に気があるとか?)」
紅「べつにやましいことはない。これからキンとれをするのだ。」
そう、こいつは鍛えねばどうにもならん馬鹿なんだよ。
ターミネーター、準備OK?OKの合図が返ってきた。
「特性、キンとれマシーンRXB1〜!これなら一度に腹筋、脚力などが身につく代物。」
紅「使い方は説明していくから乗れ。」
生徒「え?あれ?勝手に身体が動き出して・・・うわぁぁぁっぁあああ」

職員室…
「ほっほっほ、ハニガン先生のクラスは愉快じゃのぉ・・・はて、外が騒がしいぞい?」
「気にしないでください校長。でもあとから保健室を開けとく必要が・・・」
紅とターミネーターさん。せいぜい殺さないでやってくれよ・・

翌日…
紅「ようし!タイムは今のところトップが7,09秒・・・さぁ最後はお前の番だ。」
生徒「ふんんん・・・」
パァン!
生徒「あいつの負け犬記録12秒だったよな・・ってえぇぇぇえ!!」
ふっ、5秒ジャストか・・・
人は磨けば磨くほど力をはっきするよなぁ・・・

396偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:01:38 ID:???
霧ノ ホーリー番外編〜キン色の和み〜

これはキンからの視点ではなく、保健室を巡るたびをしている男の物語。
(視点・・)

俺はさすらいのエロ番長!
小学六年生でありながらもスケベ協会会長を務めるむっつりなのだ!
今回俺は趣味で保健室の先生にセクハラをしにやってきた。
二十歳の美人先生がくるとは俺にも運がまわってきたな?

潜入成功。
このカーテンの裏に隠れていればそのうちに先生が現れ、
俺は隙をついて胸元へダ〜〜イブ!
あとは軽く転び、誤魔化していきながらセクハラを続ける。
完璧ぺきぺきなのだよ・・うひひひ・・・・

キターーーーー!!
うひょうひょひょ!
確かに噂どおりだぜ!あとはタイミングを見計らって・・・
キン「はぁ仕事も片付いたけん。寝ようかなぁ?」
え?まじかよ!先生が寝るの!?
先生が寝ちゃったら元も子もないだろうが!
だがこれでついにチャンスが・・・
生徒「せんせ〜い、少し具合が悪いみたいなの?診てもらえます?
あ・・あぶねぇ・・・高校生クラスがきたぜよ。
ターゲットに入れようかな?
キン「困ったなぁ、上着脱いで下着だけになってくれん?」
hey!これは見ものだぜぇぇぇえ!
おっと落ち着け、ここで興奮していてはいけない!
できれば先生のもみたいが我慢だな・・・
生徒「ねぇ先生?先生好きな人いる??」
キン「えっ?君もストレートじゃねぇ・・・・」
ストレートじゃねぇだと!?あ・・方言のいっしゅかな?
あは、あは、あは・・・・
キン「おるにはおるんだけど・・・ね。」
なにか男は知ってはいけない境目が出来た気がする・・・
作者はそれを知っているらしいが・・・って思わずなにを口にしてるんだ俺は!?
キン「気にせんどいて、これ以上は恥ずかしいけん。」
ははは、いままさに彼女は金色に輝いている。
そうだな。なにがセクハラだよむっつりだよ。
俺は生まれ変わろう。
先生にあえて本当にうれしかったっす!!!

キン「霧乃さん。今日うち、なんだか人を喜ばせた感じになってるの。」
「はっ、きっとキンちゃんの影響力だよ。hahaha」

397偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:02:08 ID:???
霧ノ ホーリー番外編〜詩とは?ミュージックレボリューション!〜

俺は今日、普通に歩きながら学校へ来ている。
俺は小、中、高が合わさっている学校だ。
今日は一日中クラス対抗ミュージック大会の打ち合わせ、および練習をする大事な日だ。

サルとマキは参加者だがあとは全員オーディションで失格というおかしな展開に、幸い俺らは共に住んでるし練習もばっちりだ。
だから今回は歌詞を決めていこうと思う。
「てことで〜三年!V組〜〜!!!」
生徒諸君「霧八せんせ〜〜い!!!うわぁぁぁぁぁああああ」
待ってくれよ。なんでクラスルールで毎朝これをやらなあかんのだ!?
いつの間にか霧八になってるしさ!
ハニガン率いる小学生代表はなぜか一人もオーディションに残らなかった。
奇跡と校長は述べていました。
これで残るは中クラス計三組と、高クラス俺の組を除いて2組か・・
だがなぁ、三人だけではと言うことで助っ人が送り込まれた。
キンだ。
マキとあわせて派手な衣装を着せれば衣装評価はばっちりだよな・・
サル。どこからそんな底力がでてきたんだろう?
一応ダンスはこいつに任せられるな。
そしてボーカルである俺、さすがに恥ずかしいので自分に評価はつけないでおく。
だが、ひとつ足りないのが楽器の弾ける奴。
演奏専門のオーディションを受けさせるかな?(歌と演奏、両方行う権利は与えられている。)
そして、中でも3人いけてる奴らを発見。
ちょいとちょい悪だがこいつらの未来的なテクノは気に入った。
これだ。捜し求めてきたスタイル!

大会当日・・・
さぁてはじまりました。クラス対抗ミュージック大会!
司会を勤めさせていただくターミネーターです。
今、早速ミュージックオン!スタンバイOK、レッツ!デストロイ!!!

キン「うわぁ、うち、うまく霧乃さんのサポートできるかなぁ?」
マキ「緊張するわねぇ・・・でもこういうのも悪くないのよねぇ。」
サル「HEYよろしくメーン!」
三人「メーン!気に入ったぜ。お前の魂がよ!」
なにか緊張感のない奴らもいるけどみんな張り切ってんなぁ・・
中クラスもいきなり高得点!?
つわものぞろいだなぁ・・・
だがほとんどが歌でなく演奏にたよりきってるなぁ。
さぁ、ここからが本番だぜ!!!!!!!!!!

398偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:02:39 ID:???
霧ノ ホーリー番外偏〜詩とは?ミュージックレボリューション〜

さぁ、いよいよ最後の組となりました。
たった六人という少人数で今回は攻めてまいりましたぁ!!
観客の人・・・
「キン!ワシがみまもっとるけんのぉ!がんばれよぉ〜!!」
「おやっさん、やっと夢が叶いやしたね。」
サメ「そういわれるとぉ、涙がでるかもよぉ・・・ウグッ・・」
母「一応霧乃さんたちも応援せなな。」
紅「ほう、残り物かな?私は??」
審査官「うむ、衣装が見事にマッチしている。
    後ろの三人と前のサル・・・何か修羅場をくぐってきたかのようなできる目をしているな。
    最後にボーカル、なかなかの美系だな?いつもは前髪で見えなかったが。
さぁついに始まります。レッツ!!!・・・デストロイ!!!!!
観客「デストロイ!!!!!!!!」<お気に召した様子
※誰が歌っているかの見分け方…
霧<霧乃 マキノ<マキとキンのサポート入り霧乃 
全員<全員w がんばって書いてみよう!!

マキノ          
《どこから?》    
                 サル
                  《この話を始めよう?》
マキノ
《だれにも》
                 サル
                  《話してない秘密を〜》
マキノ
《みんなの、あるがままの景気、風忘れないこころもってね》
 サルのバックスピン炸裂!
                 霧
                 《だれに〜打ち明ければいい、悲しい、時のはなし、このままわすれずに〜叫んで〜みたい。背を向けていこう未来。みんなの話が終わり、永久に〜so信じてるからぁ〜oh oh〜〜いつまで〜も》
サル
《知らない振りしていくの?だましきれない。》

《隠し切れな〜い》
サル&マキノ
《君のそんな、おもいを吹き飛ばせば!今を見てないと!》

《それにして〜も》
サル&マキノ
《愛?そんなものじゃない!》

《戸惑い〜》
サル
《ha!だれにでもある心の叫び》
マキノ
《so! so! ここから先はぁ〜!!なんどでも行き着くもの!なんどでもあきらめない!》

《想い、救い、ここまで〜来たのだろう?》
マキノ
《なんどでも目を閉じて、なんどでも呼びか〜けろ!》

《未来はこの手にあ〜るからぁ》
サル
《未来は先の先の先〜見えて、いないだろほんとのエピソードの終り。君とおしゃべりなんてできないかもしれないバットエンド!》
マキノ&サル
《two step!!》
サル
《かっこなんて付けてられないはずの終り、決め付けるのはおれじゃない。》

《なんどでも思い出を、なんどでも刻まれた!》
全員
《未来はこの手にあるから〜》
サルのヘッドスピンが炸裂した!!
客は大歓声。ある意味で大成功だな。
キン「どうしよう!うちどうなってたんだろ??」
マキ「途中でブラが外れそうになった・・・・」
三人「俺ら、マジ感動っすよ、この舞台に自分らのリズムでこれて・・」
はぁはぁはぁはぁはぁ・・・・俺は腰を下ろした。
「つかれた〜・・・途中で変な視線をかんじたがな・・・」
母「霧乃さん素敵だったよね!?髪そのままの方がいいじゃない。」
「霧乃さん、我らがお嬢を出していただいて・・」
ないてるよ・・・俺に言わずキンにいえばいいのに・・・

399偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:03:10 ID:???
霧ノ ホーリー番外偏〜詩とは?ミュージックレボリューション〜

「おい!ボウフラぁ!!」
なっ!こんな時になんだよ!?
「ありがっと〜!ゴホンッ!お前ワシの娘の手をにぎったろう?」
「いや、あれはお辞儀なのだが・・・」
キン「そうだよ、お父ちゃん考え過ぎじゃないん?」
母「アンタ!また霧乃さんに迷惑かけてぇ!あ、気にせず休憩しててね^^;」
はぁ〜なんか疲れた〜・・・アンコールがあった時は死ぬかとおもったよ・・・
マキ「アンコールのせいで外れちゃったわ・・・霧乃くん結んでくれる?」
まさに疲れた。ッて時に頼まれる俺って・・・
「まぁこれがきつ過ぎたんだよ。でも取れたのが幕閉じてからでよかったな。」
マキ「なによその言い方!まぁいいや、ありがと霧乃くん!」
腰がいたい・・・こんなときにマッサージチェアが欲しくなるんだよ・・・
紅「よぉ!なんか私だけ外されてなかったか?ターミネーターはしょうがないが・・」
「いや、お前は担任でもねぇしな・・・」
キン「霧乃さんちょっと部屋から出てくれる?今からきがえるんで・・」
俺は通路へでた。そうか、今日アメリカへ飛ぶんだっけ?
アナウンスから優勝者の名前が言われたらしく、観客席方面から声がする。
サルは生徒三人と別れを告げているな。
紅「へぇ、案外きついなこれ?というか着れん!?」
マキ「太ったんじゃない?」
キン「きっと胸がでかいからなんよ・・」
なんかふしだらな会話が・・・キンちゃんは馴染めてるしこれでよしかな?
サル「青春だな。霧乃!」
「ああ、おまえがいなかったら困ってたぜ!」
ここで悪友との友情が深まった。

紅「空港へのヘリが来たな。みんないそげ!」
生徒「うをぉぉぉおおおマキちゃぁぁん!!」
すげぇ人気だな?
生徒2「キンちゃぁぁぁあアン!!!」
こちらもか!?
生徒3「紅師匠!!!!」
「ボス、なにをやらかした?」
紅「お前には関係ない・・・」
そういわれると気になってしまうのは本能か?
「キン!またこいよぉぉぉ!!ボウフラになんかされたらすぐに呼んでくれぇ!!」
うっ・・なにか怖いな。
母「キン!元気で過ごしてねぇ!父ちゃんはあたしに任せといていいから!」
ナイスだぜお母様!!
マキ「霧乃くん。あっちでもデートしようね!」
帰ってきたんだね天使よ!
キン「う、うちもよろしくな霧乃さん。」
うん。よろしくぅ☆!
サル「さらば海よ!さらば友情!ビバッ青春!!!!」
あれ?もう一機ヘリが・・・
「がははは!やっぱり心配じゃからついてくわぁ!」
はは、この人からは逃れられないのね?
「そういえばキンの親父さんの人魚姿見たことないなぁ・・・」
キン「うっふふ、実はうちもないんです。大人になると水を被っても大丈夫になってて自由に切り替えられるんよ。」
豆知識だね。そうか、いいな。
俺らは空港にたどり着いた。
ついにしゅっぱ〜つ!
「あのなぁマキ、ちょっとくっ付き過ぎじゃないか?」
マキ「いいの。ふふん♪」
俺は本音言っちゃうとねこのままでいたいなとか思っちゃうわけよ。
紅「こら!サル!どこ触ってんだ!!」
あっちもマキと一緒か。俺の右隣にいる鮫島がキンにお茶を注いでるよ・・
マキ「あはっ!私も注いであげるよ!ささっ」
そんなに喜びながらやる理由がしりたい。
「なんだマキ?喜んじゃって?」
マキ「だって、初めて霧乃くんにお酌を・・」
へは?ますます意味が分からん。
とにかく一眠りするか・・・

400偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:03:42 ID:???
霧ノ ホーリー番外編〜恋のからさわぎ〜
サル「いやぁ、紅が俺の肩に頭寄せてねてるぅ!今日はいいことあるかな?」
どういうことだ!?別にサルの話でなくて今の状況だよ。
飛行機から出たらいきなりリムジンが迎えに来てるのがおかしい。
「キンちゃんなにか知ってそうな顔だけど?」
キン「ああ、海ちゃんの迎え、アメリカにロケで来てたらしくて・・」
へぇ、あのアイドルの海ちゃんがねぇ・・・
まて、迎え!?ってことはあえるの?
キン「そう、海ちゃんはうちの幼馴染なんよ、暇だから招待されて・・」
「へぇ、なんか羨ましいな。<お前がな!)」
マキ「ああ・・ん霧乃くん・・だめぇ・・」
うわぁびっくりしたぁ!
ちょっと何を妄想してるんだよおまえ!?
サメ「はぁ、都会にはぁ、人魚はいそうにねぇなぁ。」
はい。いるのは人間です。
キン「霧乃さん。人魚は嫌いですか?」
そんな無邪気な目で見つめないで!
「正直言うと最初は怪物同然とおもってたんだよね・・」
HAHA・・・HA・・・・
キン「じゃ、じゃあうちも嫌いなん?」
「いや、思ってただけで、キンちゃんにあって人魚も同じなんだと思えるようになったんだから好きだよ。」
サメ「てめぇ、お嬢はぁ、そういう感じの言い方に弱いんだよぉ、うずくまっちゃったじゃん。」
あ・・また告白じみた言い方を・・・
前にもこんな経験がいくつか・・・
着いた。
でっけぇマンションだなぁ・・・これの一番上、屋上で待つって・・
キン「みんな起きないね?霧乃さん一緒にきてくれる?」
「よろこんで☆!」
はぁ、エレベーターで上がってても遅く感じるよ・・・
チン♪ww
あれま?おおきなプールじゃねヵ!
なにかが上がってくるような・・・はっ!またあの人魚の影が!?

401偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:04:13 ID:???
霧ノ ホーリー番外編〜アイドルの裏〜

またあの人魚かよ!
くっ・・・やはり存在してたのか?あ、すぐ隣にキンがいるじゃないか・・・
キン「海ちゃん!驚かしたら失礼でしょ!」
海・・ちゃん?え?まさか幼馴染のアイドル海ちゃんは人魚なのぉ〜!!!
まて、状況把握のために小一時間待っててくだせぇ・・・
海「ふっふっふ、人魚の身内と聞いてたから脅かす気満々だったんだけど・・」
あれ?俺が知ってる海ちゃんはこんなキャラだっけ??
海「ほぉほっほ!私の水着姿に見とれてるんじゃないわよちんちくりん!」
キン「海ちゃん、ちょっとこっち・・」
そして、キンの口からものすごい音の声が鳴り響いた!
超音波。神話に描かれているのと一緒だ!
海「ちょっとキン・・・何・・するのよ・・・」
キン「霧乃さんに誤って。そうしたら許してあげるけん。」
海「ほぇ?なんで私がこんなやつのために謝らなくちゃいけないのよ?」
ははは・・・いきなり来て驚きを隠せないでいる俺・・・
とにかくキンちゃん・・・感動です!
海「分かったわよ・・ごめんなさい・・」
いやなんか俺が悪いみたいな感じになってきた・・・

402偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:04:45 ID:???
霧ノ ホーリー番外編〜
hahaha
俺が悪いみたいな感じなんだけど・・・
いや、でもキンちゃんの声はすごかったなぁ・・・
耳のリンパが・・・・・・おっといけね、話を戻さなくては・・・
「海ちゃんはどうして俺らをここへ?」
海「へ?それはキンの下僕がどんなのかを知りたかったからよ。お〜ほっほっほ!」
キン「海ちゃ〜ん・・・・」
「キンちゃん!もういいから!大丈夫だから!!」
はは、またやられてしまったら本当に耳の障害が・・・
俺がどんな奴か見たかっただけなのか?しかも下僕呼ばわり・・・hehe
ボウフラと呼ばれてちんちくりん・・・さらに下僕って・・何かの罰ゲームかな・・
キン「霧乃さんぜんぜん大丈夫じゃなさそう・・・海ちゃん悪口いわんどいて!」
へはっ・・・もういいんだよ・・そうだね、何か自分でも何言ってるかわかんねぇよ・・・
海「あ・・ああ・・・ちょっと言い過ぎたのかしら?仕方ないわね、リムジンへ戻したげて、
  すぐに他の舞台へ急行よ。」
へっほっほ〜い・・・なんかねじが一本たりねぇや・・・

紅「おい、こいつだいじょぶか?熱でもあるのか?」
サル「たぶんキンちゃんの超音波と海ちゃんの毒舌が交じり合い、霧乃のなかで化学反応が・・!」
キン「じゃあ、うちにも責任が…でもなぜサルさんが知ってるん?」
サル「大人の情報網を見くびってはいけねぇ、ああいけねぇよ!」
キン「大人の情報網・・・おそろし〜わ〜・・・」
ぜんぜん違う気がする。というかいつの間にか元気が戻ってきたぜ。
あれ?そういえばターミネーターさんどこ行ったのかな?
マキ「おっ!霧乃くんおきたぁ?」
緊張感の欠片もねぇのか君は!?
?「ちょっとここで車を停めます。みなさん休憩をなさってくださいませ。」
あり?この声に聞き覚えがあるのは俺だけかな??
いや、キンちゃんがなにか疑いの目を発している!?
「ええ、これからキン様とボウフラだけは残っていてくれぇ・・」
ちゃらら〜ん、ちゃッ、ちゃッ、ちゃっ、ちゃ〜っちゃらら〜ん!
きたぁ〜!キンちゃんのお父さん!じゃぁさっきのはダンディな人!?

くるまからおりました・・
「よぅボウフラぁ・・・ちと面かせよ、おい・・」
いやぁぁっぁああ!ちょっつしょっぱなからこええよ!
まさか何か企んで・・・
「じつはぁ、ちょいとした頼みがあるんだが、」
この人が頼みとは・・・!一体なんだろう?
「多美根 多角(たみね たかく)を励まして欲しいんじゃ・・」
たみね?た?たみね・・た×10
ターミネ・・た・・・・あっ!ターミネーターさん!!
「まさか偽名が存在してたとは・・」
「ちげぇにきまっとろうがぁ〜!!多美根は不器用で無表情だが実はすげぇ親ばかでよぉ・・」
あなたが言いますか?
「その娘が多美根 海、お前らに同行している娘なんじゃ・・」
来たーーーー!なにこの関係は?要するにターミネーターさんは人魚だってことすか!?
そういえば気になるキンちゃんのお父さんの人魚姿・・・
「あいつ、娘に合わせる顔がないってよ・・・ぷふっ・・無表情だしな・・ぷふふ・・」
キンちゃん・・悪いけど君は少しお父さんに似ているね・・・
そんなこといってたら・・・
「アイム・バック!!」
そうそう、ターミネーターさんがあなたの上から降ってきますよ・・・
降ってきた〜〜〜!
「ヒューマン。やはり女子高生の気持ちを知るにはギャルゲーか?」
違う!まずモノに頼らず気持ちでぶつかってけよ!
そういえばサルから外したのかなギャルゲーのデータ・・・
「ギャル・・ゲー?気持ちが分かるじゃと!?多美根!そいつをワシにも教えてくれ!」
「よかろう、このソフトのガールたちのセリフを一から覚えればパーフェクトだ!」
あ・・あああ・・止めようとしても止められない!この凄い気圧のなかでは〜・・・・
あれ?キンちゃんは?あっこっちへ来てと手招きしている・・・

キン「ごめんな霧乃さん。で、お父ちゃんなんて?」
ここでいっちゃったらある意味でターミネーターさんを裏切ること・・・
ここは誤魔化しの意を込めて・・・
「AHAHA、キンちゃん。オトナには様々な種類があっていいのデス。」
はっ・・・また癖で・・・
キン「隠し事は嫌いやけど大人かぁ・・わからんわ〜・・」
HAHA、これが成功するのはごく一部の人だけどね・・・

403偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:05:16 ID:???
霧ノ ホーリー番外編〜恋のからさわぎ〜
はい。
そのまま俺はjomoで一休みしていたところです。
そこにキンちゃんのお母さんが現れたとさ・・・
母「霧乃さん大変そうやねぇ?どう?さいきんあの子達とは??」
なにかに期待してるのかな?
「特になにもないですよ。あるといえば今さっき俺を無視してどこかへ遊びにいったことかな・・・」
そう、サルのおごりで街を散歩・・・あ、ドライブだったっけ?
母「やっぱそうなん?なら無視されない薬を持ってきたで?」
もう十分鎌ってもらってたんすけどね^^;;;
母「はいこれ。人魚代々に伝わるモテマリーノ。これでおもしろいことが・・」
やっぱなんか企んでる・・!
まあいいか・・・少しエキサイティングなことがしたかったところだ!
おもいきってのんでみた。
「う・・うをぉぉぉぁおおお!体中からちからが沸いてきてない。なんだろ、普通の水?」
やはり騙されたんだな・・・はなっから期待してねぇけど。(<−想いっきり期待してた人
母「あ・・・ああ・・・・・霧乃さんが男前になってるぅぅぅ!!」
えぇぇぇええ!!!?いや、どこも変化ないっすよ?
母「そう、この薬を飲んだものだけは女性から凄くモテルのよ」
へ?もう効果が発揮されてるの?うっそだぁ!・・・・
母「キンじゃ物足りないでしょ?だったらあたしでもかまわないんよ?」
what!?どうしたんすか、お母様!?
「あ、俺あいつら追いかけてくるのでぇ・・あはっははhahaha」
母「あら、可愛い!」

はぁ・・はぁ・・・なんとか逃げ切った。
それにしてもさっきからヒッチハイクしてるのだが車が止まってくれねぇな・・・
あ、けっこう高そうな赤い車が・・・
「お〜いい!乗せてくださ〜い!!」
あれ?普通に止めてくれたぞ?わ〜いついに生まれて初めてのヒッチハイク成功!
「ねぇねぇ年いくつ?」「名前はなんていうの?」「髪長いねぇ?」
はは、俺は聖徳太子か?
それよりまさかこの車がおばさんアメリカ旅行車とは・・・

「またねぇぇん!」
はい。出来ればもうあいたくねぇけどね・・・
それにしてもなんだ?さっきから感じるこのいやらしい視線と恐ろしい殺気は?
それにしてもでけぇファミレスだなぁ・・あれ?気のせいかな・・・今サルが・・・
おぉぅ!サルたちを発見したぞ!あ、サルがパシリとしてジュース買いに行かされてる・・・
「お〜い!キン?他の奴らどこへいった?・・・なんだその目は・・?」
キン「霧乃さんが・・・霧乃さんがぁ・・・・男前じゃぁ・・・」
HEY YOU!なにが言いたいのかさっぱりなんすけど?
「あ〜らそこのイカしたお兄さん?今夜暇?」
へ?なんだなんだ??ちょっと進めね・・・・
ジャーンプ!よし、なんとか振り切ったぞ・・・そうだな、この状況をマキに相談してみよう。
サルから見た霧乃「へ・・へっ・・どうだいサル?俺のほうがもててるだろぉ〜??」
本当は…「はぁ、はぁ・・・おいサル?俺を追い回してる奴らは何者?」
サル「霧乃・・・俺は失望したぜ・・・あばよ友よぉぉ!うわぁぁぁぁあああああん!!
逃げるなサル!というか何が起こったんだ?
まてよ?まさかさっきの薬のせいじゃねぇのか?
もしかしたら・・・いや違うだろ??
「あ、いたぞ!こいつが俺らの彼女を奪ったクソヤろうだ!!」
まさか・・・いやこれはみんなして罠だろう・・

ふぅ、撒いたな・・・・あ、マキだ。こんどこそ暴いてやる!
「ちょっとこいマキ!!これはいったいどういうことなんだ??」
マキから見た霧乃「マキ、一緒に来い!君は俺がすきか??」
マキ「え・・?いや・・その・・」
母「や〜っと見つけたわ・・・その薬はあと三時間で治るわよ・・」
三時間のハーレムですか?
やべぇよ、マキに火をつけてしまったし・・・キンまでもが・・!
そして、おとこどもにとらわれた・・・
「よしよし!こいつを豚のえさにしようぜ!」
こええよ!もうバイオ並みに怖いよあんたら・・
その時俺のロープが切れた。
紅・・ボスゥ!!!
「ありがとうボス!あと大体二時間で元どうりなので・・」
紅「なにが二時間だ?まぁいい、・・・!!?」
ありぇ?どうしました?ボスさん・・・
紅「す・・隙がない?・・私を・・すきにしていいぞ・・・・」
あはは・・最後の希望が消え去っていく・・・・・

404偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:06:06 ID:???
霧ノ ホーリー番外編〜霧乃に真珠〜
いやぁぁっぁあああ!
けはぁ・・はぁ・・・・
まったくやっとの思いで逃げ切れた。サルとの友情まるつぶれだな・・
そう言えばここはなにかの会場みたいだな?海ちゃんのじゃなさそうだし、だれだろう?
会場の外からも聞こえてくる歓声
ズシンズシンと振動が伝わってくる。夜の暗い街をにぎやかにさせているな・・
さて、入場料はいらなそうだし入ってみるかぁ・・・

あ・・・あああ・・・・
なんだ!?入った途端にものすごい人の数!
奥のステージにhよほどの有名人が・・・・・・・
心ウタレターーー!!!
女!?・・・・さっきからオトコどもが’フォックス!!!’と叫んでいたから男かと・・・
ステージにたって歌っている女性はとてもえらいベッピンだ。
白い毛皮のコートを羽織り、ファンの心を奪う勢いのある声。
まさに彼女はスター!スターの中のスターだよ!?

・・・・・・・・・

「モリー、私は飲みにはいけないわ。ちょっと疲れたし・・・」
さて?彼女はキリットした目つきで言った。
で?俺は少しスネークになりきって・・・これって犯罪かな?
彼女は長い廊下へでて、立ち止まった。気づかれたのか?
いや、誰かが奥からこっちへむかっている?
?「フォックス・S・マッケンジー・・・すまないが貴様の命はいただく!」
なっ!?これはついさっきファンになった俺がかわいそうじゃないか!?
いやちげぇよ!男は刀を彼女に向け、振った。
あれはなんだ?まさかサルの漫画にあった気を刃に集中させそのまま放つ技?
てかあぶな〜い!!
「・・・だれの命令かは知らないけど、私は疲れたの・・」
まだ平然とたっている?すると向こう側から同じような・・・いや剣がふってきた!
?「ん・・?俺の技をとめた!?」
「自信があったようね?だけどうちの譲様は死なせない・・・」
ありえな〜い位速いスピードで男に切り込む、だが男もそれに対抗できている。
互角
まるで女とも思えない力・・・すごい・・!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あれますっかり疲れもたまってるようだな・・・
そろそろ出ますか・・・・
「はぁ、はぁ・・・男にしてはなかなかやるじゃないか・・・?」
?「うぐぐ・・・うそだろ・・?」

405偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:06:38 ID:???
霧ノ ホーリー番外編〜剣豪と騎士、間をとってホームレス〜

「もういいわ、彼はもう追い討ちできない・・・?誰?」
「いやぁ感動だったよあんたの歌。名前はフォックスだっけ?」
ヤン「お譲様、こいつはいかがいたします?」
フォックス「いいわ、あなたも刺客かしら?ならば・・」
え?ええ?えええ??
違うんだ!俺はただサインが欲しくて・・・て・・・
どこからともなく白い毛皮のジャケットを着た者たちがあらわれた・・・
あれは全員短いスカートを履いてるな・・・
いや、アレが男だったらやばいわな・・・何考えてるんだろ・・・
襲い掛かってきたぁ!まさに嬉しいのかわからない状況だな・・・・
蹴りを片手で受け、払う。これを繰り返し徐々にマッケンジーさんに近づいていく・・・
?「よくは分からんが助けてやるよ・・・」
女戦闘員「きゃーーーー!!!!」
ちょっつ!まて!あなたはなんすか?ああ・・・まさに天国・・・
?「あ・・倒れた・・・・やはり俺も男としてまずいことを・・・ん?うわっぁぁぁぁっぁあああ!!!!」
「なあ?」
?「はい?」
「おまえ馬鹿だよな・・服斬るとかいまどき古いぞ?」
?「・・・・・・・・・・・・」

んあ・・・?
ここは??普通にベッドの上だな・・・・過去にもこんなオチガ・・・
気持ちのいいベッドだなぁ・・・だがさっきから重い・・・
重いのは重症だからか?いや、鼻血でただけで重くなるのか?
でも・・重い・・・・・・・
「ん・・・?誰??」
誰って誰?もしかして俺かな?でも声が近いような・・・
「ああ、あの時の?どうして私のベッドに?」
はい。どうしてですか??ちょっと目を開けてみようかな・・・
「あなた、どのファンよりも大胆なことするわね?」
うを?顔近い〜!?まてぇ!状況がわからねぇ!!
「まあ、あと少しでこのホテルからもでるし、芸能界もやめるわ・・・だからサインは渡せない・・」
上からどいてくれたら言葉がでると思います。

406偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:07:09 ID:???
霧ノ ホーリー番外編〜壊れた夢、恋は作るものじゃない〜

やめた?辞めるってことなのか?
「どうして?あんなにぐっと来る歌声はマッケンジーさんだけですよ!」
「嬉しいこと言ってくれるのね?でも辞めなきゃいけない。これは世のためよ・・」
世のため?いったいどういうことだ??
「ちょっと詳しく話してくれないですか?」
まだ上からどいてくれないよ・・・本音で言うとこのまm・・・
「いいわ、あなたなら話してもいい気がする。
 私の歌声わね、普通じゃないのよ・・・あなたの思う普通ではなく、本当に普通じゃないのよ・・・」
ヤン「(小声)なんかいい感じっぽいなぁ・・このまま上手くいけば・うふふ・・」
?「ここからだせぇ!!斬ったのは誤るからぁ・・!!!」
う・・あいつは何されたんだろ?でもマッケンジーさん俺の上で寝てないでどいてくだせぇ・・・できればこのまm・・・
マッケンジーさんは自分の歌声が危ないものになっているという。
「だから、私の歌を求めて殺し合いまで始める・・・耐えられないわよ・・」
だよな・・・というか悪魔の呼び声か?

外に気分転換に出てみたが・・・雰囲気がかわらな〜い・・・
「あのさ、マッケンジーは長いし・・マックって呼んでいいかな?」
「ふふっ・・あなた面白いのね・・」
やったよ、笑ってくれたよ・・・
ヤン「小声)あのやろ〜・・・でもまあ、これでいいかな・・」
?「あのさ、何をさっきからにやけてるんだ?ガハッ・・・!」

いやぁ、いままで出会ってきた女性の中で一番まともだと思う・・・
いや、というかさっきの戦闘員みてからこのセリフはあれだよなぁ・・・

407偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:07:41 ID:???
霧ノ ホーリー番外編〜孤高の戦士、まずは安全装置をはずせ〜

いやあ・・まともという言葉が通じる世界じゃないな。
そういえばマックは金持ちそうだし、スタイルもいいし優しいし・・・
どうして誰とも付き合わないんだろ?
あっ、そうか・・そうだよな・・このオーラを前にしては誰も近づけないよな・・・
マック「そうそう、私の父様が会いたがってるわよ?すぐ行かないと。」
なぜに?もしかして一緒に寝たのが逆に勘違いの方向で伝わって・・・
これは用心していかないとなぁ・・・
そういえば薬の効果はもう途絶えたんだよな?まさかマックが一緒に寝ていたのはあの時切れてなかったから?

父「そこに座りたまえ、共に食事を・・・」
なんて優しそうな人なんだ!?この父してあの娘ありってかんじだな。
父「君はたしか・・・日本で言う極道の一員だね?」
「な・・どうしてそれを!?」
父「君のそのメンバーに娘を入れて欲しいのだ。」
HEY YOU!言ってる事の意味ワカリマスカ!?
極道に娘入れるとかいけないことだろうが!俺は歓迎するが?なに?
「でも、どうして急にそんなことを?」
父「娘は昔から友達がいないのだ・・だから君たちなら、君たちなら娘を理解できると思ってこそなのだ!」
お父さん!わかりやしたぁ!!!
というか君たちならを強調されるときついよ・・・
父「それに、娘ももう二十と五歳、嫁にもいかせたいのだ・・・」
本当はそっちが狙いかよ。でもさっきから後ろにいる白の戦闘員たちの中に一人だけ黒いのがいますけど・・・
しかも服装もジーンズと防弾チョッキ・・・なんかナイフ磨いてますけど・・・
父「だが娘に護衛となるものを5名必要としているのだ!
  その中に君も入れるから彼女から試練を受けなさい・・」
?「城主・・・それはアタシに任せてわくれないか?」
いえ、結構です。綺麗なバラには棘があるってことを強調してるから・・・
父「いいだろう、君なら安心できるな・・・」
何が!?というか殺される気がしてならないよ!

408偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:08:14 ID:???
霧ノ ホーリー番外編〜スペシャルなホームレス〜
HAHAHA HAHAHA HAHAHA
さて、今戦闘機の中なのだが・・・状況把握のために五分やろう。
まず、俺は一人のお嬢様のところへわざわざ日本へ戻って試験を受けるためここにいる。
でもまあ、その試験はもうはじまってるがな・・・
試験内容。まず一人の男からお嬢の居場所を一人で聞き出し
一人の雪女の様子を見てくる。まあ妖怪ならうちの組に一人いるから慣れてるか・・・
まあ一応ホームレスらしい格好も着せられたがこの羽織だけははずせねぇな。

さて、ラジオから聞こえてきた今回のターゲットの男の名前・・・
こいつドジなのか?
あ、あといつもより冷静にやらなければいけないのでキャラかわっちゃうよ?ま、心中はだいじょうぶか・・・・
さあ、早速400が現れた・・・あれ?確かもう一人・・・・?
「こいつの命がほしけりゃかねだせ!!!・・・あ?」
「おっといけない・・・ハエを蹴ろうとしたらあたっちゃったよ。」
もちろんワザと(ニヤ・・・
う〜ん・・・こいついわゆる仕掛け人役!?
とにかく場所も聞き出せたし、後は普通にいってくるか・・・

409偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:08:45 ID:???
霧ノ ホーリー番外編〜暇な一時をご覧あれ〜
サル「なあ・・・霧乃おせぇな・・・ターさん・・・」
「エイプよ・・・テレビでも見てれば暇を持余せるだろう・・・」
ピッ♪
〔お・と・この子は女の子のこといつも、考えてる♪〕
サル「まさにその通り。」
〔だ・け・ど、男の子は少し馬鹿ね。ぜんぜん(ブチッ)〕
サル「なんで切るんだよう!まぁ傷つくからか・・・他いこう・・」
〔一万年と二千年前から愛してる〜♪〕
「なあエイプ。人間の寿命はそんなにもつのか?」
サル「違うよターさん・・・これは女の子をオトス時に使えることb・・・ごめん、反省するよ・・」
「そうか・・・・・」

マキ「霧乃くんがいなくて寂しいのは分かるけど・・・あいつらなにやってんの?」
紅「う〜ん・・・なんか分かる気が・・・・」
マキ「えっ・・?」

キン「はい。上がり〜!」
海「んな!?うそ!!?負けた・・・?」
サメ「海様は運がわるいぃんじゃねぇ?」
海「鮫島、ちょっとこい。いやこっち来いサメ!!」

〔蚊に効くカトリス。新登場・・・〕
サル「なあ、テトリスを無性にやりたくなった・・・」
「じゃあインプットするか?それとも実写でやるか?」
サル「もういいよターさん・・・あんたの気持ちは良くわかったから・・・」

410偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:09:15 ID:???
霧乃 ホーリー―すぺしゃる―〜試験合格へのもう一歩〜
あぁあ・・・
なんか嫌われちゃったかな?それにしても驚いたよ・・・
マキよりも凄いお嬢が存在するとは・・・・
?「さて、アンタはもう1つ、クリアしなければいけない試験がある。」
え?ここで仮病使っていいっすか!?いいんですか!!?
?「それは、一人の蛇を満足させればいいんだ。もちろん拳で。」
音のない世界に〜舞い降りたサイバーソウル〜♪・・・・
??「俺は、エルードしてくるぜ?」
うわっ!?いきなり上から不意打ちか!?
「拷問者、スナイパー、超能力者、MGS!!!」
俺は男の蹴りをかわし、構える。
俺はダンボールを取り出し、形をナイフに変える。
??「なるほど!いいセンスだ!!」
褒めた?というかさっきからなんだこのおかしな曲は・・・?
「グレイ・フォックス、最終戦争、劣性遺伝、MGS!」
なっ・・・なんだよ!?面白いほどに俺もノリにのってるよ・・・
??「踊りませんか?兄弟よ!!!」
しかもあっちはしっかり構えてるし、というか気が散るよ!?
??&霧「MGS、CQC!MGS、CQC!MGS、CQC!MGS、CQC!」
なんか仲良くなってきたよ・・・本当に試験か?
もうなにがやりたいのか自分でもわかんねぇよ!
??「俺が、お前で、お前が、俺で、二人は合体、ゆうごうた〜い!」
「ふんぬお〜りゃ〜〜!!!!!!!」
??「カロリーメイト、食べたいなぁ〜・・・・」
な・・・なんだかスッキリしたよ・・・そう、心の中がスッキリ!スッキリ!みたいな・・・
??「うん、いいセンスだ。だが守りが甘い、いくらかわすのが上手でもな。ウルフ、後は頼んだ。」
あれ?いまのはばっちり決まったはず、なぜ?
ウルフ?そういえばグレイ・・・・ああそれはフォックスだっけ?
じゃ誰?
ウルフ「ああ、自己紹介がまだだったな。私はウルフ・S・マッケンジー。フォックスの姉さ。」
じゃあフェニックス兄さんもいるのかい?
いや、驚くとこ違うような・・・って・・・マックさんのお姉さま!?

ウルフ「さって、準備は出来た?」
え〜っとこの現状を紅にどう説明したものか・・・・
「おい、さっきから気になってたが誰だこいつ。」
?「彌彌事、黒井彌彌事です・・・・」
「まあよろしく。」
こええよ。というかサソリ兄さんはどうし・・・やめよう・・・

411偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:09:52 ID:???
霧乃 ホーリー―すぺしゃる―〜帰ってきた霧乃、もう一人の霧乃〜

ってな訳でついにあいつらの居るモーテルへたどり着いた。
ウルフ「お前のボスの名は?それに他のメンバーは?」
「え?うちのボスは・・・紅、紅い組組長の娘だよ。」
あれ?なんか気まずいこと言ったかな俺?
ウルフが急に黙り込んでしまったよ。そしてマックは蛇さんの迷彩服を外せと注意してるね。
というかウルフの防弾チョッキもどうかと思うよ?というかチョッキの下なんか着ろよ・・・
サメ「あれぇ・・?どちら様ですかぁ?」
「てめぇ・・絶対ワザとだろ?今のはちょっと酷いよ?」
角「ヒューマン。お前どんだけ遊んできたんだよ。」
ターミネーターさん。キャラがちょいとおかしいぞ?
サルの仕業か?ちっ、俺が居ない間に遊んでましたって感じだな・・・
マキ「うわぁぁあん!霧乃くん遅いよぅ!!」
「うわぁぁぁぁあ!!待て!首がもげ・・もげるよっぅぅぅぅうう!!」
ゴキゴキゴキッ・・・・・・・・・・・・・
「ああ・・あああ・・・生きてる?俺生きてる・・・?」
キン「生きてますよ霧乃さん。よう帰ってきましたね。」
ふふ・・・そうだね。よくよく考えてみれば極道だよね?
ミミズ「どうか、僕をよろしくお願いします。」
キン「よろしく〜。暗い人なんね?」
あの?どうやってここまで物語が進んだか気になりませんか!?
蛇「踊りませんか?お嬢さん。」
マキ「丁重に断るわ。でもあなたアロハシャツ似合わないわね。うふふ」
待て!気にしてくれ!!
サル「俺は気にしてるよ・・・」
「さ・・・サル老師!!帰ってきたんだね!?」
サル「おう霧乃や・・・俺の見てないところで何やってんだ・・・」
だめだ〜!!こいつの顔から推定して絶対あっちの方向で俺をみたよ!?
マック「霧乃、ここのボスはどなた?」
マキ「まあ、あの子のことはほっといて宴よ!!」
「Breaking The Habit!!!!!!!!うわああああ!!!!!!!!!!」
ウルフ「そんなに人生やり直したいか?」
「結構です。いいです。このままでいいです・・・・・やっぱちょっとこのままじゃいけない気が・・・」
海「サメ!!!おいこらサメ!!!キンの父さんが呼んでるぞ!!!」
ただ・・・・この星のコーヒーはうまかった・・・・・・

412偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:10:23 ID:???
霧乃 ホーリー―すぺしゃる―〜帰ってきた霧乃、もう一人の霧乃〜後編

とてもとても嫌な感じだよ・・・みんな俺を何だと思ってんだよ。
もうやんなっちゃう!ww
マキ「霧乃くん、さっそく紅のところへいくわおぉ〜・・」
途中でどした?というか・・・酒に酔うぐらい飲んでないはず?
?「おまえ、まだ飲んでないのか?ったくよぉ。」
「ん?誰だお前は。というか・・・お前どこかであったか?」
あっるえぇぇ?こいつどこかでみたなぁ・・・
紙も顔もそっくりだし・・・もしかしたら・・いやそんなわけ・・?
?「きりのだ!それだけは憶えておけ!あと・・本当にどこかであってないか?」
きりの・・・?はて、そんなひといたかな・・・俺のしってる範囲で言うと・・・
俺?まさかぁん!
「おいおい、いくら俺のそっくりサンでもそりゃないぜ・・・」
あいつはいきなり飛び交ってきた。
みたところ腰に金色に輝く剣を下げている。
俺は素早く身を引き、体制を直す。
だがそんな暇も与えられずまた次の攻撃が来る!
斜めにかわし、相手の様子を一瞬で伺い、カウンターを仕掛けた。
あたったかと思ったが、あたったのは羽織り、空中に舞いかかと落としをする。
だが俺には見抜けていた。身体を回転させ力を増させ、エルボーで足の動きをいったん止め、渾身の一撃を放つ!
?「ぐはっ・・・・・・!!」
一度は吹き飛ばせたが、その後はなにが来るんだ?
あいつは剣を抜き、天へと翳す。
たちまち明るくなりはじめた・・・!
?「貴様の首をもらい、任務を遂行させる!」
ウルフ「そこまでにしときな!でないと額に大きな穴が開くことになるわよ?」
ウルフさん!?それに蛇さんまで!?
蛇「残念だったな?俺は臭いでピンときた!何らかの薬物があるとね・・・」
うひゃ〜・・かっこいいなぁ・・・あのときのとはまるでちがうよな・・HAHA
?「ちくしょう・・・まあいい、霧乃ホーリー!シルバニアヘ迎え!そこで貴様を待つ。」
待つって・・・だれが潔く引き受けるかっての!
紅「次の目的地もそこだ。何が何でもいく・・・」
ボス!これで一応はたすかったのか?あの剣が何をできるんのか・・・
紅「ウルフ!霧乃のためとはいえ信用しがたい女だな。」
ウルフ「紅・・・アンタがここを率いてるとはねぇ・・・」
なに!?なんすか?
落ち着けって言いがたいなおい!

413偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:10:53 ID:???
霧乃 ホーリー―すぺしゃる―〜大妖の恐怖?〜
「あのさ〜二人とも・・・もう少し仲良くしようよ。ね?ふべっ!・・」
サル「痛そうだな・・・おい。」
ああ・・・どうしよう・・・過去に何があったのか知らないけどさ、仲間なんだしもうちょいねぇ〜・・・
あと、ウルフさんはチョッキの下は何も着ないのか?
蛇さんは迷彩が施されてない服は着ないのか?
サメ「シルバニアぁ?それってあのシルバニアファミリー・・・」
キン「いや、それは子供のおもちゃ・・・」
相変わらずだな鮫島・・・ジャージしか着ないのかお前は?
サルでさえもしっかり普通だし、どうせなら着ぐるみを・・・
というわけですいませんでした。
いきなり愚痴から始まるつもりはなかったんだがな・・・
紅「ついたぞ・・・シルバニアの町だ。」
サメ「奥にでっけぇ薄気味悪い城が建ってるな?」
蛇「どうだ兄弟。うまいぞこれ。」
んんん?なんだこれ?黄色いパックの中身は一体?
まさか・・・!?なんだこれ?
まさかこれをあけると麻薬が・・・!?お菓子??
バクッと・・・・
蛇「カロリーメイト、うますぎる!!どうだ兄弟。これで馳走がでなくとも栄養はばっちりさ!」
OH〜うめぇ!!・・・・なにやってんだ俺?
カロリーメイト、なんだそれ!?♪
キン「凄い荒れ果ててる・・・荒らしでも起きたんじゃろか?ミミズさん?」
ミミズ「えっ?いや、当たりに血痕があるということは人の仕業かと・・・」
キン「けっこん?・・・・・・え?当たりに結婚・・・ほあ?」
泣けてきた。キンちゃんのバカップりに泣けてきた。
というか、当たりに血痕、それに妙に腐ったものの血肉・・・
??「ウウ・・・うわぁぁああああ・・・・あああ・・」
「どうした爺さん!?いや・・・顔が老けているだけか!?」
サル「うひゃぁぁぁああ!なんか柔らかいものふんだ〜!!」
なんだ?この男の首に付いている二つの平行に並んだ点は・・・
血がそこからでている?まさか・・・何者かが首を噛んだと?
「おい老人。しっかりしろ!誰がやったんだ?」
↑ターミネーターさん・・・キャラがだんだん違って・・・
マキ「う・・嘘・・?」
男は砂・・・いやもっと薄い何かに変わり、空を舞った。
この悪臭もそれが原因だろう・・・

414偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:11:24 ID:???
霧乃 ホーリー―すぺしゃる―〜招かれざる客〜

俺らは城のちかくの森でキャンプをしていた。
楽しいキャンプなんてもんじゃない・・・はず
そう、緊張感がただよっているんだ・・・たぶん^^;

ワイワイガヤガヤ!!

「うぇーい!!!!!てめぇらもう少し緊張しろよ!!?」
マキ「なに?緊張することないでしょぉ?」
こいつは悪魔か?はたまた鬼か?
俺の言葉を一瞬で凍りつかせたよwww
サル「うぇーいって・・・馬鹿だなぁ、あいつ」
「て・め・ぇに言われたくはない!」バコッ
とつぜん鐘のおとがしだした。あたりの空気は重くなる。
なんだ?急に背筋が凍る感じが!?
?「たすけ・・・て・・」
あ?くそ・・・・振り向けない・・・金縛り!?
?「たすけ・・・て・・・!」
ちくしょう・・・はっ!
急に身体を軽く感じる!?あの子は?
振り返るとそこには俺と同い年ぐらいの女の子が倒れていた・・・
「おい!しっかりしろ!」
いそいで近づく、予想通り
首には二つの平行な点・・・あのときの同じだ・・・・
?「うっ・・・だれ・・?」
え?意識があるのか?
「おい!大丈夫なのか?何も感じないか?」
??「蘇えり〜・・星に還る光〜♪」
「だれだ!お前が黒幕なのか?」
??「物騒なものを向ける出ない若造。その子はまだ助かる。」
ん・・?なんだこの男・・・こんなときになんだが・・・
ハロウィンパーティーですか?なにその長い襟付きのマントww
それに本物みたいな二つの牙wwwって・・・牙?
??「無礼だな。ヴァンパイアを侮辱するか!?」
よまれてる〜!!?
ヴァンパイア・・・?
??「そのこはまだ助かる。方法をしりたいかね?」
「教えやがれ!おまえが誰かは知ったこっちゃないが、助けるためならなんでもする。」
??「そうか?真髄に飲まれし者に騎士の念を・・・いいであろう。他の者たちも城へ運んでおこう。」
そして始まる。
これが俺にとって最大の悲しみを迎えることになる悲劇が・・・・

415偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:11:59 ID:???
霧乃 ホーリー―すぺしゃる―〜悲しみの悲しみ〜

??「ついたぞ若造。城を廻れ、そうすれば俺の部屋への扉が開く鍵が見つかるであろう。」
「あ?まてこら!お〜い!!!」
ちぃっ!あいつはこの城の最上階へ飛んでいった・・・
階段はどこにも見当たらない・・・部屋がひとつあそこにある。

俺はあの子を抱え、部屋へと入っていった。
奥には一人の銀色の髪をした女がいた・・・
なんだろう?見ていると心が温まるこの感じ・・・
女は俺にまったく気づかない。むしろ気にも留めたくないみたいに・・・
振り替えようとした途端。後ろにあったはずの道がない・・あの女は一体!?
「あっ・・・・嘘だろ・・?」
その鏡に映っていたのは、幼いときに亡くした母さん・・・
そんな・・・まさかこんな・・・・
??「どうだ若造。昔のお前の母親だ。」
おまえ・・!?どこだ!姿を現せ!!!
??「お前の中、とでもいっとこうか?」
・・!?
??「答えの潜む、琥珀の太陽。人は彼女をそう呼んだ。」
なんで・・・なんでここに俺の母さんが!?
おまえ・・なにをした!
??「お前の母親は私に恋をした。私も彼女をヴァンパイアながら愛していた。」
お前・・・何者なんだよ!?
??「彼女は干からびそうになった私を、自分の血を授けることで助けてくれた。」
え・・?嘘だろ・・・?じゃあ母さんの死は・・・
突然母さんのいたところは変わり、窓辺にいる母さんがいた。
そこにはあのヴァンパイアがいた。
??「ローザ・・・こんな私でいいというのか・・?」
ローザ「ええ、あなたが何であろうと関係ないわ・・・」
月の光に俺は呑まれて行った・・・・

416偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:12:31 ID:???
霧乃 ホーリー―すぺしゃる―〜血族、ヴァンピール〜

あり得ない・・・いやあり得ている・・・
どういうことかさっぱりだ・・・母さんは?
血・・・俺にもお前の血が流れているというのか・・・!?
?「あなたは・・・誰?」
はっ・・・・!
そうだ、今は過去に呑まれてる場合なんかじゃない!!!
そう心に決めた途端。
またもとの場所へ戻された・・・
??「いい心構えだ。我らが息子よ。」
「俺は・・・あんたの息子なんかじゃ・・・」
??「人は人間とヴァンパイアの仲で生まれた子を・・・‘ヴァンピール‘といって差別をする。」
ヴァンピール・・・?なんだそれは・・・
??「だが、お前は誰よりもヴァンパイアらしいぞ。ホーリー」
「なんで俺の名前を・・・」
??「私がお前の名を決めた。お前の霧乃と言う名は、生きていくために付けた偽名。」
「じゃあ、あんたの名前はなんだよ。」
??「マリアダーク・・・シェンデル・マリアダーク。貴様の今抱えている子。そのこにこれを飲ませろ。」
俺は飾られた瓶を受け取った。
中身が何かは知らないが、この子に飲ませてあげた。
??「ホーリー、貴様が来るのを約300年も待った・・・」
「え・・?じゃあ俺300歳!?うひゃぁ・・!」
??「いや、お前が血製卵から孵るのを待っていたんだ。」
「おい・・・まておい・・・・俺って爬虫類!?」
??「血製卵とは、ヴァンパイアが力を宿すために287年間子を置くところだ。それからさらに23年、丁度300だ。」
どうやら俺はヴァンパイアの力がありますって言ってる用に聞こえる。
??「お前は血を吸わなくても生きていける。力も未熟だがな・・・」
だから俺は強いのか・・・なんか納得ww
??「そろそろ寝なさい。彼らはもう寝ているぞ。」
あいつら!?ってことは俺だけ深刻な状態に・・・・
??「そのこを見ていてあげるのだ。私は塔の上で囚人の面倒をみる。」
「囚人?・・・おい!村のありさまはあんたの仕業か!?」
??「村?・・・私ではない、このごろ妙な奴らがいてな。少々こまっていたところだ。」
妙な奴ら・・・?じゃああの二つの平行な点は一体・・・!?

417偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:13:02 ID:???
霧乃 ホーリー―すぺしゃる―〜霧乃・・・運命のお方〜

この子の運ばれた実験室らしき地下に俺はいる・・・
なにやらえたいの知れないものばかりおいてある・・・
この子は髪の毛が異様に長くてサラサラだなぁ〜・・・・・・
おっと!見とれている場合じゃないぞ・・・
シェンデル「ホーリー・・・そのこの状態はさぞかしまずいものだ・・・息がつづいとらんのだ・・」
ちょっとまて・・・何ニヤニヤしてんだこの人・・・・
で?息が続かないならなんかホース?あれ・・俺は馬鹿?
シェンデル「おまえが機械の代わりに息を送り込むんだ・・・ぷふっ・・・」
笑いをこらえているこの人に乾杯www
まず・・・これは何?人工呼吸〜♪
ちょっとまて!俺はまだファーストを奪われたことないんだぞ!?
シェンデル「私はローザを裏切ることはできないし・・・ここは頼んだぞホ・−・リー・・・ぷはは・・・あ・・」
「笑ったろ!俺はまだだれともしてない身なんだから親が責任取れ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シェンデル「では、これが貴様の始めての相手だぞ?」
「てめ!!!!今これって言ったろ!!!!!!!!!!!!!」
ダァッァァァァァァアアアア!!!!!!!!!!!!!
こんなのやれって言われて出来るわけがない!
シェンデル「では、私の芸を見て笑えたらやれ・・・いくぞぉ!!!」
「へっ!どうせつまらん親父ぎゃぐを・・・・・」

芸は想像にお任せいたしやすぜ・・・・byダンディーさん」

まさか・・・・嘘だろォォォォッ!!!!?
笑ってしまった・・・なんだあの芸は・・・・神か!?
頭の中が空っぽに・・・・
シェンデル「はい。負けだぞホーリー・・・今から数秒間の間だけだ。安心しろ」
「いやぁ・・・というかてめぇ・・・これが狙いだろ!!」
くそぅ・・・マズは・・・えぇ〜っと・・・・え?っと?
シェンデル「さっさとしろ!!!」<腕をを強く振った人
「おう!のおおおおおおお!!!」<ちょうどそこにいる人ww

これまた失礼な数秒間でさぁ・・・簡便くだせぇ・・・byダンディーさん」

シェンデル「さて、息を送れ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!よし、もういいだろう!!」
「ぶは〜!・・・苦しかった・・・・・」
シェンデル「最後だホーリー・・・あと少しで目覚める」
ちょwwwそんな都合のいい話があるか!?
さすがにもっかいは恥ずかしいだろ?
シェンデル「さぁ・・・いまだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!送るんだァァァァ♪」
喜んでやってんじゃねぇ!!!!
?「あっ・・・うぐぐ?」
「・・・・!・・・・!!!!!!!(大汗」
シェンデル「おお!ついに覚醒したかヴァルキリー・・・あっ口がすべって・・・」
「てめぇ!!!!なんだ覚醒って!!!!!!!!?」
俺は何かにつかまれた?いや抱かれた?あ・・・
?「あなたの名前は?」
HEEEEYYYY!!!!俺はおまえさんの母さんじゃないwww
「き、きき霧乃だよ・・・・どうして?・・・・」
HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!!あの糞親父を一発殴ってみたい!
「霧乃様♪」
「へ・・・?俺が・・!?」

418偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:13:34 ID:???
霧乃 ホーリー―すぺしゃる―〜血祭り大好きヴァンパイア♪〜
シェンデル「ふはは!霧乃、おまえが主だとおもっているぞ・・・」
なんで泣いてるんだ!!!?
ヴァル「霧乃様〜、何かして欲しいことありますか〜?」
「いや・・・気持ちは感謝しとくよ・・・」
はは・・・俺は始めてみたものを親だと―って話は聞いたことあるんだけど?
ヴァル「じゃあ・・・血すっていいですか?・・・」
「え?いいよどうぞどうぞ・・・・WHAT!?」
カブッ・・・
ああ・・・いろいろと記憶が飛んでいく〜・・・
あぁ〜そういやあんなことあったねぇ〜・・・・
血吸われた経験は蚊ぐらいとしかないんだけど・・・
「痛ァァァァァァァァァァァッッ!!!!!!!!」

なあ・・・血が飛び交う中ですいやせん・・byダンディーさん」

シェンデル「HAHAHA!ホーリーよ、これからそいつの空腹を満たすのは貴様だぞ?HAHAHA」
ヴァル「おいしい♪霧乃様、しっかり」
「ああ・・・何lいっちゃったんだろ・・・生きてるよ俺・・・」
生きている・・・なんでだろなぁ・・・・w
ヴァル「シェンデルさん、私少し遊んできます。」
シェンデル「ちょっとまて・・・ホーリーを連れて行け。」
「親父・・・鬼なのかアンタ・・・ヴァルキリー・・・俺はのこr・・」
ヴァル「霧乃様もいきましょ!?まって」
?みました
大きな翼が彼女に出現
飛びました
「ちょっとストーーーーーーーッ・・・」
ズどーん♪
ヴァル「うわぁぁぁん!霧乃様私を一人置いて・・・いやぁぁぁあ」
「わたしの〜おはかの〜まえで〜なかないでください〜・・・・」
落とされましたぁ!えへ☆・・・・んなことするかァ!!
ヴァル「すごい!霧乃様生きてる☆」
「生きてますよ・・・どうして死なないんだろ?」
ヴァルキリーが反省してないのに驚き・・・
ヴァル「霧乃様・・・私・・・」
「え・・・?」

ガブッ・・・

さて、本当に申し訳ありやせん・・・・byダンディーさん

「痛ァァァァァァァァァッッ!!!!!!!!!!!」

419偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:14:05 ID:???
霧乃 ホーリー―すぺしゃる―〜軍勢、きりのに降りかかる過去〜

ここはとある軍の基地・・・
ここにまた、霧乃一行を監視している男がいた・・・
ええい!なにをしておる!相手は元軍人とヴァンパイアの小娘だぞ!?
全軍投下だ!なんとしてでもやつを撃ち落せ!
・・・構わん、なにを使ってもいい、最後は核を落としてもいい!
なに?戦車師団が壊滅!?…バ、ばかな…
「奴 ら は バ ケ モ ノ か ! !」
隊員「はい。一人化け物がいます^^」
「殺すぞ貴様・・・配置にもどれ!!!
 ったく・・・」
?「お困りのようだね〜・・・」
「な、侵入者か!?」
?「おいおい・・・助けてやろうってんだよ、俺が。くっくっくっく・・・」

ああ、おやっさんが聞いたらどうなることか・・・byダンディーさん」

サル「霧乃〜!大変だ〜!!紅がウルフさんと殺りあってるYO!」
ヴァル「ここは私が殺ります♪霧乃様はいってあげて。」
「お、おう・・・ついでにウルフさんから銃ももらいたいし」
喧嘩してんじゃねぇよ・・・まったく・・
それよりなんだこの軍勢は?
ただでさえ今生きてるのが不思議だって時にww
着きました…
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダァ!!
カキンカキンカキンカキンカキンッ!!
ちょっとまてぇ!!やってる=殺ってる!?
キン「霧乃さん危ない!!」
マトリックス的現象が起こりました…
紅「じゃまだ霧乃!おまえまで斬ってしまうぞ!!」
紙一重でかわした霧乃くん♪…
ウルフ「アタシの銃が欲しければ棚にある!!」
マトリックス的現象…
サル「霧乃すげぇ・・・さっきからあの地獄を笑顔で乗り越えてるよ・・・」
AHAHAAHAHA!
なんか噛まれてから反射神経がハンパないんですけど^^
なんか銃弾見えてるよ?へぇ〜こんなに綺麗に飛ぶんだねぇ・・・
マキ「霧乃くん・・・ある意味で凄い怖いよ・・・でもステキ」
「あの・・さっ!攻撃を・・さっ!やめてくれないかな?」
?「風速30%…霧乃・・・おまえをためさせてもらうぜ!!」
突然壁が壊れ、何者かが俺めがけて飛んできた・・・
紅の手が止まり、ウルフさんも窓の外の様子を見ていた・・・
?「よう霧乃・・・昨日ぶりじゃねぇか?ハッハッ。」
「きりの・・・約束通り俺を潰しにきたか?」

420偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:14:35 ID:???
霧乃 ホーリー―すぺしゃる―〜現れたきりの・・・ヴァンパイアの血を告ぐものとして〜

〜その頃軍では〜
「フフフ…今度こそ奴らをギャフン(死語)と言わせてくれる…!」
 「大佐!本部から!」
「おお…届いたか…何が届いた?」
 「主に対吸血鬼用鉄鋼9mmPara Bellum弾、対吸血鬼用鉄鋼7.62mmNATO弾、
 対吸血鬼用鉄鋼12.7x99mm弾…吸血鬼用に銀を使っています。
 後はPanzerschreck…バレットM82A1」
「本部も動き出したか…対戦車バズーカに対戦車ライフルか…
よし、今すぐ残った隊員に支給しろ。」
 「しかし…あの助っ人は・・・」
「何分でできる?」
 「…三十分で準備ができます。」
「奴らは何としてでも片付けなくてはいけない…この手でな」

ああ・・・こんな時・・・鉄が操られたらなぁ〜・・・byダンディーさん」

?「霧乃ォ・・・貴様俺の攻撃かわせるんだなぁ・・・はっはっ・・」
なんだ?血に飢えた猛獣のような口調・・・
とにかく・・・紅たちの過去ってどんなものなんだよwww
?「あら?・・・おかしいな・・・軍人どもが武器の支給をうけてるなぁ・・・霧乃、あの女やばいんじゃないのか?」
「ほう、お前は軍の仲間じゃないみたいだな。」
くそっ!どうする?ここであいつを助けられたとしても、
こいつがいる以上無理だ・・・殺されるかもしれない・・・
どうすれば・・・・
ウルフ「ここはアタシにやらせろ・・・今すぐあの子をたすけてやんな・・・」
ウルフさ〜ん!
紅「い〜やお前は引っ込んでろ。こいつは私がとめる・・・先いけよ霧乃。」
紅まで!これは心強い・・・・
そうだな、俺にも仲間がいるんだよな・・・
おっと、急ごうか・・・
?「どこいくんだよォ!お前のその首を切らないと・・・」
ズシャーッ
紅「隙だらけだぞ・・・お前」
ウルフ「しょうがない・・・霧乃!ぼさっとしてないでいきなっ!」

行きました・・・
隊員「どうだよこれ!すげぇのが支給されたなっ喰らえ姉ちゃん!」
ヴァル「私、あなたみたいな人きらいです。」
ドウッ
ヴァル「当たらなければ、ただの銃です。ヴァンパイアは自分の妖力で相手を倒す。」
パーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

「え〜い!なんだ貴様ら!!ロクに銃も扱えんのか!!」
 「隊長!?どうしてココに・・・」
「あいつは霧乃をおびき寄せるための餌に使う、貸してみろ。俺が射る。」
バシュゥッ!!!!!

おっとぉ・・・あちゃちゃ・・・こんな時、鉄が操られたらなぁbyダンディーさん」

?「おうおうおうおう・・・人の邪魔すんじゃねぇよ・・」
紅「いちいち愚痴ばっかりで・・・少しはこっちに気を使ってもいいんじゃないか?」
ウルフ「紅、話し合いのために止めた訳じゃないだろう、構わず行くわよ!」
きりのは部屋中を竜巻の渦で覆い尽くした。
?「風の恐ろしさはその速さゆえに斬を生み出すこと、一度触れてみろ。切れ味はそんじょそこらの剣とは違うぜ?」
紅「ウルフ!ここはお前には無理だ!任せろ!」
?「風に適うものなら来いよ!!!」

421偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:15:12 ID:???
霧乃 ホーリー―すぺしゃる―〜恐怖、現れる銀鉄の使い手〜

「ふははははは・・・大したものだ!吸血鬼の体力は・・・」
 「隊長!本部が・・・本部が・・・・!」
「なんだ!さっさと言え!!!!」
 「本部が、壊滅しました・・・裏切り者が現れたようで・・・」
「な・・・まさか!嘘だろ・・・裏切り者とわいえ本部を壊滅させるほどの者は、あの女か!?」
 「詳しくは分かりませんが、本部の要塞が急に潰れはじめ、中の者全てが死んだと・・・」
「こちらへ向かっているということか・・・いいだろう!こっちに例のものを、奴ごと粉砕してくれる・・・」

あちゃちゃ・・・コーヒーの熱さよりこっちのほうが気になりますぁ・・byダンディーさん」

どこだ?どこだどこだ!?
ヴァルキリーも軍勢も、霧の向こう側へ消えていったというのか?
俺が離れさえしなければ・・・・
??「おまえも憎いか?」
「ん?誰だ!?」
声のした方向へ身体を向けた。
だが誰もいない。跡形もなく消えたというよりかは、最初から居ないという方が正しい。
??「吸血鬼、助けてやろうか?俺の手で・・・」
「そこか!・・・お前・・・姿を現せ!」
??「君には見えなくて良かったが、教えておこう、俺はここだ。」
声がするほうへ近づいていった。
声がする方へ行っても誰もいない。
あるといえば銀の戦車・・・銀の戦車?
そこには壊れかけているような戦車があった。驚くことに戦車は姿を変えていった。
なんだ?見る見るうちに俺ぐらいの大きさになり、人の形へとアメーバがなる様に・・・
??「俺の力は鉄、自分で鉄を作り、鉄を自由自在に操り、その姿までを変えることができる。‘銀鉄のカミラス‘」
そんなことが、実際に出来るといいたいのか?
さっきの風使いといい、今の銀鉄・・・この世界はどうしちまったんだ?
??「人は鉄には適わない、まして、立ち向かおうともしない。」
男は手からさっきのようなアメーバのような物体を液状化し、
地に流した・・・
??「我が力は鉄に動力を与えることもできる。自分の思うがままの兵を作り上げることができる!」
さっきの地面から液はだんだん姿を変貌していった。
自分の思うがままの兵、そんなものが出来るなら。こいつは簡単に世界征服ができますってことじゃねぇか!?
絶対なる人間は作れない。だがモノなら、物体なら作り変えることができる。
??「これが最強の軍事力。だが、俺は一人でもいける。こいつらは囮に使う。」
「お前は一体何者なんだ!?」
??「1つ言っておこう。俺はこんなことはしたくはない。だが俺のもう一人のあいつらに対する憎しみが俺をこうさせている。」
もう一人?憎しみ?
なんなんだこいつは?一体何者だというんだよ・・・

422偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:16:04 ID:???
霧乃 ホーリー―すぺしゃる―〜400君、150円を握り締めて〜
400「あの〜・・・ここに自動販売機とかありますでしょうか?」
マキ「そこでストップ。さもないと撃っちゃうわよ?」
A〜HA〜♪あっしが解説していきやすんで心配なさらずに・・・
ああ、あっしは暖出 雅夫(だんで まさお)だれかがあっしをダンディーと呼ぶ・・・
蛇「俺はエルード&落ちていくぜ・・・ェェェェェッェエエ!!」
400「うわ〜・・・今のうちにッ!・・・やっぱ蛇さんは裏切れな〜い!」
その時!蛇はすぐに出っ張ったところにぶら・・・エルードを!
蛇「ひゅ〜ッは!助かったぞ・・・っさあ!400君、共に霧乃のもとへ」
マキ「霧乃くんのところへなら私もいく〜」
400「ちょっと待ってください。150円で買えるコーラを探して約9時間、ずっと飲まず食わずで・・・」
マキ「あなた、ここに来る前に街があったでしょうが・・もしかして馬鹿なのかなぁ?」
蛇「馬鹿なのかはどうでもいいんだ。いいセンスしてるぜお前。」
1つ聞きたいんっすが・・・霧乃さんの居場所わかっているんでしょうか?
400「あっ、ここに来る前にコーラと間違えて変なものを怖いおじさんからもらいました。これです。」
蛇「C4爆弾!?というか、よくコーラと間違えたな。俺はダイエットコーラと間違えたことはあるぞ?」
なんか勝ったぜ!ッて感じで言ってやすねぇ・・・
蛇「霧乃には発信機をつけてやった。たぶんこれで居場所が分かる」
蛇さん・・・たぶんと言った時点で信頼をうしないかけやしたね・・・
400「あるぇ?これって爆弾なんですか?あはは、凄いなぁ。」
マキ「どこが凄いんだか・・・とにかく発信機があってもモニターが無ければ意味がないんじゃない?」
蛇「お嬢さん・・・心臓がもの凄く痛くなったんだがどうしてかな・・?」
400「多分モニターがないから―的なことなんじゃないっすか?あっはは」
マキ「マジですか・・・・?あ〜あ、これじゃ援護にもいけないじゃない。」
ミミズ「大丈夫ですよ・・・霧乃さんの臭いは憶えてますから・・・」
首領「(あっ!やべ・・こいつのことすっかり忘れてた気がするww)」

423偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:16:34 ID:???
霧乃 ホーリー―すぺしゃる―〜突入、分かれた要塞内部〜

あああ!!なんでこんなことに―――――――――
 「侵入者ヲ排除セヨッ!繰リ返ス、侵入者ヲ排除・・・」グシャァ
??「耳元でいちいちうるさい機械だな。さて、お前の仲間はこの先の三つに別れた坑道にでるはず、お前は俺と一緒に上から潜入しろ。」
いやぁ・・・こいつと一緒にいれば機械類は楽々っとつぶれるな・・・
さっき聞いたがこいつは本部唯一の能力者であり、主人格は女らしい。
本部を破壊できたのは、本部自体が鉄が組み込まれた要塞であり、鉄の形を変えてしまうように押しつぶすことができる。
だから消滅できたのだと・・・・
というかこいつは何?裏切り者?
主人格女だってさ!嘘くせぇぇぇぇぇえええ!!!
はぁ・・・落ち着け俺・・・
 
さて、あっしの願いが天に届いたんでしょうか?byダンディーさん」

「さて、こちらが不利な状況になるとはな・・・あの仲間たちだけでも捕獲しろ。例のモノを使ってくれ。」
 「しかし・・・アレはこの要塞にも被害がでるのでは・・・!」
「いいから早くだせ!あいつらは坑道にでて、三つに分かれざるをえない状況なはず、そこに設置しておけ・・・」
 「隊長・・・私は、あなたの下へつけて光栄でした!!!」
「ふん・・・さてと、あいつはもうすぐやって来る。いいか小娘、ここで貴様の主人の最後を拝ませてやる。」

ああ・・・あっしのおやっさんはギャルゲーのセリフを覚えようとばっかりで・・・うおおおおお!!!byダンディーさん」

キン「ひとつ聞いていいですか?」
サル「は〜い!なんでしょ〜うか♪」
キン「これは三つに分かれないといけないんですよね?(ストーリー的にw)」
ターさん「マーメイド。俺たちは三人、間違いなくエイプが不利だ。」
サル「あ・・・やべぇよ俺、何も武装しないでやべぇよ俺・・・」
キン「とにかく、サルさんが一番安全そうな場所へいけばいいんですよね?」
サル「うん。できれば戻りたい。」
ターさん「そうだな、俺のカンで言えば真ん中だな。」
サル「ねぇ、今カンって言わなかった?ねぇ?ねぇぇぇぇえええ!?」

あ〜あ、鮫島は何処いったんでしょうか?byダンディーさん」

424偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:17:05 ID:???
霧乃 ホーリー―すぺしゃる―〜ボクサーマシン、勝てるか人魚〜

さて、いつものように霧乃さんがいねぇときはあっしが担当しやす。
まいど、いつもところどころに現れてはほざきまくってる。
暖出 雅夫(だんで まさお)でごぜぇやす。
これは結構短編になるかもなため、時間をあっしの自己紹介で生めることにしやした・・・
人はあっしをダンディーと呼ぶが、お嬢は・・・
中村(ry
イヤじゃァァァアアア!!!はぁ・・落ち着くんだ俺・・・
暖出 雅夫でございます・・・ぶふふふほぁほぁほぁへぁははぉ・・・
絶対にあっしはあのお方にはなりたくねぇぇぇえええ!!!
さて、鮫島の居所が気になる今回、お嬢は左のルートを選びやした。
そこにはなんと、大きなジムが・・・ジムが建っていやした!!
キン「何これ?「階段を上がってください」やて・・・あがってみようかなぁ・・」
そう、お嬢は敵の単純な策略に引っかかってしまいやした!!!
キン「なんじゃろ?何もおきない・・・誰かジムの真ん中にいる・・」
「貴様が例の侵入者の一人、機械をも破壊するその声」
キン「何者!?」
「失礼だけど、このボクサーマシンの威力は、君の声をも防ぐ!」
キン「まって、防ぐと威力って関係ありましたっけ?」
おお!天然なお嬢にしては考えた突っ込み・・・あれ・・目から汗が・・・
「うるさいな、とにかくこのスーツにかかれば君なんてただの人間だってことだよ!!」
キン「まって、マシンとスーツは違う気がするんだけど。」
お嬢、それ以上は相手を怒らせるだけですよ・・・
その時!お嬢の奇怪な声が地響きをたて相手に直撃!
「言っただろう・・・この威力は貴様の攻撃を防ぐと!!」
キン「だから!威力に防ぐのは関係ないし、口調も変わって・・」
「だまれよぉ!俺のこのスーツで!お前なんか粉々にしてやる!!!!」
キン「スーツで粉々にするんですか?」
ああ!鮫島がいねぇからやべぇじゃんかよおおおお!!!
ブルルルルルル・・・ブーン、ブンブンブーン・・・
「んあ?なんだこのエンジン音?」
ブーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!
なんと、バイクがジムの奥底から飛び出してきた。
「え?えぇぇぇええ??来るな?来るなよぉぉぉう!!」
サメ「よく分からないがぁ、なんかに当たったようなぁ?」
キン「鮫島さん!?いままでどこにおったん?」
サメ「俺ぁ・・・相手の車庫っぽいところに迷い込んでただけだがぁ?」
そう、鮫島は一人で歩かせるとすぐに迷ってしまうような方向オンチだった。
だがこれで形成逆転といけるのだろうか?
ますます意味が分かりやせんが・・・俺の自己紹介のせいで話がもう一話繰り越しにしなきゃいけやせん。
さて、暖出 雅夫がお送りしやしたぁ〜・・・

425偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:17:48 ID:???
霧乃 ホーリー―すぺしゃる―〜怒り爆発、鮫島の意外な特技〜
さてと・・・
暖出 雅夫でございやす。今日のところ少し頭の調子がおかしいんですよ。
自己紹介のせいで、あと愚痴のせいでココまで繰越になってしまったお嬢の話。
あっしに責任がありやす。もうこれぐらいにしておかないと・・・
サメ「さてと、立ち上がれよぉ、お前は何者だぁ?」
「良いジャージしてんじゃねぇかよ・・・てめぇ、リングに上がりやがれ!」
キン「鮫島さんファイトです。」
おいおいマジかよぉ、というかぁ、道に迷ったぐらいで面倒くさい罰ゲームじゃんかよぉ・・・
仕方ないかぁ、相手のお望みが決闘ならトコトン付き合ってやるよぉ。
サメ「さて、殺し合いかフェアプレー、どっちを選択するんだぁ?」
「殺し合いだ。ただしルールはこうだ。
 足技を使ってはいけない。
サメ「ああだこうだ言ってないでぇ、さっさと始めないかなぁ?」
ったく只でさえムカついてるって時によぉ・・・
「先手は貰ったァァァああ!!!!」
鮫島は後ろにステップを踏み、また前方へと一歩進んだ。
相手は鮫島にアッパーを繰り出そうと狙っている。ついに鮫島に攻撃が突こうとした瞬間。
鮫島は横にステップを外し、体制を直した。
サメ「いいかぁ、なめて掛かってくるとぉ・・・」
鮫島はフックを仕掛けた。だが相手の表情は変わらぬ一方。
「これが狙いだったんだよ!」
相手は鮫島のフックを身体を下へ下げることにより交わすことに成功した!
サメ「馬鹿だなぁ、相手のもう1つの手に顔を近づけるなんてぇ、命しらずな馬鹿もいたんだなぁ・・」
ゴスッ!!!!!!
鈍い音がジム中に広がった。鮫島は左でやったフックをフェイントに使い。
右手でストレートの準備を行っていたのだ。
相手がどこに避けようが、ストレートを急所に決めることができれば一発で仕留める事ができるという。
キン「鮫島さん凄い!意外ですね・・・」
「まてお前らぁ・・・俺に止めを刺せ・・・・」
サメ「もう十分でしょぉ、お前なんかに止めを刺したところで何になるってんだぁ?」
今宵は鍋パーティーの予感がしながらも鮫島はキンお嬢を連れ突き進む。
マシン・・・スーツ・・・ぜんぜん関係ない物語だった。
一方で多美根の大頭は・・・(おおがしら)ですぜ・・・おおあたまじゃねぇぞ?
「対ヒューマノイド戦闘ロボット。それがお前の本当の姿だろう。
 女の姿をしていようが、どれだけ敵を油断させられかがポイントなのだろう? 
 そうそう、人の皮が無い時のお前は、ターミネーターだ!」
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!!!!!
「貴様に、私の何が分かると、データを消去してやる、排除排除排除排除排除排除排除排除排除排除ッ!」
ダダダダダダダダダダダダッダダダダダダダ!!!!!!!!!
「ココまで来れば、お前を葬ることが出来そうだな。」
 「貴様に私、倒せるはずが・・・消去、私はお前を消去、デリート、抹殺・・・」
「出来損ないが、いいだろう。この壁を貴様に落とし、デストロイだ。」
 「データ消去、ヒューマノイドの姿が・・・ガガー・・・」
キュイィィィィィィィィィlッッ・・・・
「地獄で会おうぜベイベィー!!!!!!!!!!!!!」
バキュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!!!!!!!
そして、司会を担当するのがもう少し早かったらと後悔をした。
暖出 雅夫がお送りしました。

426偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:18:19 ID:???
霧乃 ホーリー―すぺしゃる―〜魂のバナナ!サルと宿命の敵GORILLA〜
さて、今回あっしが着目したのは、今現在熱帯雨林的な広場に出たサル。
というかもうサルのために用意されたステージのような都合のいいのか悪いのか・・・
すべてはサルに掛かっている。というかべつにここでサルが逆戻りすればいいような話だが・・・
それはなぜかって?それは上の階で銀鉄の使い手がすべてを破壊し尽しているせいでここの門が閉まらなくなったという悲劇の・・・

だが、ストーリー上の問題もありここで戻ったら成り立たないし・・・
禁句だということさえも忘れてしまうほど重大な悲劇なんです。
まぁ、ココでとやかく言ってないでストーリー進めないと・・・

サルは真ん中の通路を選ばされた。恐怖を大分抱きながら無理やり冷静に振舞っている。
サル「敵よ!!!!出て来い!!!!!できればこのまま進ませてください・・・」
ちょっと緊張感が漂うこの空間で、音1つしな――
グゴゴゴゴッゴガガガガッ!!
サル「なんだぁ!?地震???」
突然の出来事に驚きを隠せないサル。地面は揺れていないものの、自分の中の心の臓はぐだぐだ状態。
どうにか落ち着いて隣の木に持たれかかり、顔を上に上げながらため息をついた・・・
サル「わ〜お!♪」
サルは木に生っているバナナを見つけた。さっきのことなんて忘れて必死になってとろうとしている。
しかし、さっきから何度も木に?まってもズルズル滑るだけで一向に取れない。
サル「こ〜・・・こんちくしょうッ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ついに怒りを爆発させたサル。というか自分の任務わかってるのだろうか?
グゴゴゴゴッ・・メリメリメリメリッ・・・パラッパラパラッ・・・
サル「落ち着け俺・・・というかなんですか?この音、メリークリスマス!!!!!は〜、すっきり――」
ドシャーンッ!!!ズシーンッ!!!!!!!!!
突如!上から巨大なゴリラの姿をしたロボットが現れた!!!?
サル「やべぇ、余計もやもやしてきた・・・」
「ガガー・・・ザ・・・ザザー・・・コロ・・・・ス・・」
壊れかけのラジオみたいな口調に唖然としながらもサルは身を潜めた。
そう、この森の中ならあんな巨体が小さなサルを見つけるなど無謀に近いと考えたからなのだ。
サル「よくわかんねぇけど、サルのほうがゴリラより・・・待て、今時分のことサルって・・・嗚呼・・」
「ソー・・・コカッ!!!!」
バサササササササッ!
木々が次々と破壊され、巻き込まれないように逃げるサル。
コカッってなんだよと突っ込みたい気持ちをこらえ、なんとか逃げる。
その時、サルの目の前に斜めに倒れている倒木があった。
サル「これを使えば・・・」
何を閃いたのか倒木づたいに倒れていないほうの木に登ることに成功をした。
サル「よし・・・バナナーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「ソコ・・・・・・・ダナッ!!!!!」
ズシンズシンッ!
大きな足音をたててこっちへ勢いよく突進してきた。
その時だった、なんとさっきの倒木にゴリラが躓いたのだ!
サル「ウキャキャキャキャキャッ!足が取れないから困ってやがる。」
だが、サルはこれだけでは止めがさせないことぐらい気づいていた。
そう、サルの攻撃力じゃこんな硬い装甲を敗れないからだ。
海「馬鹿ね、流石にサルほどの低脳じゃ武器も扱えないわよね。」
サル「わ〜い!下位ちゃんだ〜♪」
バシュゥッ・・・ズドーン!!
サル「いやぁぁああ!何撃ってきてんだよぉ!」
海「サルが・・・身の程を知りなさい!さて、止めよゴリラさん♪」

427偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:18:50 ID:???
霧乃 ホーリー―すぺしゃる―〜真実を射抜く、隊長との因縁〜

あっしの出番はこれで終わりでさぁ、とにかく、元に戻られましたとbyダンディーさん」

さてと、敵の包囲網を突破しながら突き進んでいる訳だが、ここでの俺の出番はゼロに近い状態。
さっきから大物の出てくる気配も無いし、ウルフさん達が心配だ。
あの竜巻の中無事でいられかどうか・・・
??「何を考え込む?貴様の仲間二人なら心配はないだろう。」
「なんでお前がそのことについて知ってるんだ?」
なぜ?そうとも、こいつはまるで俺のことを何もかも知っているような感じで接してくる。
一体こいつは何者なんだよ・・・するとやっとのことで隊長のいるロビーへとつながる廊下にでた。
もちろんそこには兵士のおまけがついてきた。さすがのこいつも人間には―
驚きもせず、あいつは兵士にまっすぐ向かっていった。
兵士たちはあいつの能力を知っているみたいで、武器も鉄が含まれていない。
??「鉄が無ければ俺に勝てる。そんな勘違いを今でもしているのか?」
兵士の一人が持っていたこん棒で振りかかった。
だが、こん棒はあいつに当たる事無く、スライス状に斬られていた・・・
いつの間に斬ったのか、兵士の顔が激変した。
??「頭が悪いのか、俺は鉄を作り出し、使うということも出来る事位、把握しておけ。」
あいつの手にはいや、指と指の間には刃物のようなモノが光った。
指の力だけであれほどの切れ味・・・あいつは化け物か・・・?
その後も、あいつは一人も殺す事無く、自分が恐怖であることを示し、相手を凌いだ。
ついにこの向こうにここの隊長とヴァルキリーがいる。
だが俺は確信した。あいつはヴァルキリーを人質、最悪の場合殺しているかもしれない。
??「不安そうに考えるな。隊長は自分の手だけは汚さない奴だ。」
「さっきから気になってた。お前の他人格はあの本部の幹部、この隊長とはどんな関係が・・」
??「話は、あの中でする。俺も一旦引いておこう。」


「ついに来たか。これに掛かればお前の主人も終わりだ。」
 「隊長、もう我々に残った戦力は1つも・・・」
「いいんだ、これで全て終る。もうそろそろだ。俺も、みんなみんな死ぬんだ。」
 「なっ!隊長!!それだけは禁手なはず、ココにおられるもの全てを葬るつもりですか!?」
??「隊長さん。あなたには失望しましたよ。」
「来たか。どうだよ?この我々が築いてきたもの全てを破壊する爆弾。」
??「哀れなものですね。そのボタン1つで核を発射させることが出来るのですから。」
 「もう動くな!お前さえ死ねば・・・」
俺は一人隊員の持っている銃を振り払い。止めた。
「どっち道もう我らに道はない。本部が壊滅した以上な・・」
??「私が本部のもの全てを殺したとでも?壊した機械建物ならありますが?」
あたりは沈黙していた。ヴァルキリーはとくに外傷は無いものの、精神的にだめな状態だ。
もしあの起動装置を押してしまったら、ここから外へ二人ででるのは難しい、例えアノンが助かったとしても・・・
「時限爆弾、時間は10分、これだけで、貴様の力で皆を助けられるとでも?」
アノン「それは無理なこと、だが、今頃皆非難していることでしょうね話が丸聞こえです。」
いつの間にやったのか?アノンの液状化した鉄が隊長のいるソファーの下を潜り丁度音声ボタンを押している。
すごい、そんな先のことまで考えて・・・
「ククククク・・・やってくれるねお前は、このボタン一つ一つには細工が仕組まれていてな。最初のボタンでこのロビーが爆発する。」
アノン「それを・・・止めるのが俺の務め、隊長、死にたければ一人で死ね。」

428偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:19:24 ID:???
霧乃 ホーリー―すぺしゃる―〜最後、終り、永久に、〜

「ふふふふふははははははっ!なんという喜び!この要塞と俺、共に崩れていく!!!!」
「まてよ!お前の目的は俺らだろ?ならこんなことしなくても!!」
俺はヴァルキリーを抱えてすぐにでも逃げられるようにした。
アノン「救いようが無いんだ、隊長には死しか選択の余地が無い。」
「はーっははははは!!もう皆おわりなんだよ!これで、死ぬのさ!!!」
「馬鹿!!押すんじゃない!!!!」
あいつは聞く耳も持たずに押した。
俺はアノンに押され止む終えずロビーの外へ逃げた。
まだあいつの高笑いが聞こえる。その声に恐怖感が生まれた・・・
アノン「霧乃と言ったか、俺にはやらなくてはいけないことががある。先を行け!」
アノンは隣からいきなり消えた。俺はまだ走り続ける。

蛇「俺たちの出番は、普通になかったようだな・・・」
400「俺の150円はどこかに落としました・・・」
マック「みんなぁ!早く非難して!!!」
マキ「この馬鹿二人をどうにかしてほしいわ・・・」
ミミズ「なんだろう、嫌な予感がする。」

ウルフ「あの風使い、どこへ消えやがった・・・?」
紅「今の状態じゃ深追いもできない。生きてるだけでもありがたく思え!」
シェンデル「さて、今宵はどんなご馳走が期待できることやら・・・やっぱ鍋しかないのか・・」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
サル「おお!みんな聞いてくれよ!俺の頭脳プレ・・・え?」
キン「今は逃げたほうがいいです。いや逃げられません・・・」
サメ「どういう訳かぁ、核が落ちるらしいぜ・・・」
海「ちょっとサル!足がツタに挟まって動けないじゃない!」
お?なんであいつらがここに?
「おいお前ら!逃げるぞ!」
サル「いやね、なんかもと来た道が開かなくて困ってるの。」
「今海がいるところはもと来た道じゃないのかな?よく見てみろよ!!!」
全員「あ・・・」
「そういうことか、海が来ていないので自動的に門がしまらないのか?あ?」
アホの集いなのカー!!

429偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:19:56 ID:???
霧乃 ホーリー―すぺしゃる―〜脱出、思いに乗せて〜

俺は道伝いに進んでいった。後ろからあいつらが走ってくる。
そんなときだった。目の前に大きな壁があるかとおもいきや―
サル「あるぇ?ちゃんと止めさしたのに・・な・・・」
サメ「てぇぇえええ!!!ゴリラじゃん!?俺らが戦ったような奴じゃないんだな・・」
キン「サルさんと海ちゃんすごい。」
関心してないでにげようよみんな・・・
「ヒューマン。これは最強だ。デストロイ不能。結果、逃走!!」
全員「いやぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁあああああ!!!!!!!」
逃げて逃げて逃げまくった末にたどり着いたのは行き止まりぃぃぃい!!
まってたよこんな展開!やっぱりこういうオチで終らせるつもりだったんだぁ!
首領「え・・?なんで俺がこの壁にカムフラージュしてたことが・・・!?」
え!?なに!?これって見てはいけない人物じゃないの!?
WHAT!?ちょ・・・普通に逃走されても・・・ゴリラは作者かと思われえる人物に気をとられていた。
「今のうちだ!みんなあの人に感謝の気持ちを忘れるな!」
ちょっとまてぇ!作者がここにいたらやべぇじゃんかよ!どうして話が進んでんだよ!?
で、
「ターミネーターさんなにそれっ!?」
「いや、銀の看板に滑り台専用と書かれていたのでもって来たが・・・」
アノン・・・作者がいないから少しネジがゆるんじゃったのかな・・・?
よし!なんとか外にって・・・
「ちょっ!ちょっ!!おちづぅー(落ちるー)!!!!」
ズルルルルッルウルルルルルッルルルルッル!!!!
滑り台ってこれのことかぁー!?
あいつらはあの銀の船みたいなものに乗り滑ってきた・・・
そう、ゴリラもモチロン滑ってきたwww
「うわがががががっ・・・いてぇ!このままじゃゴリラに下敷きにされちまう!」
首領「俺は例のあいつを召喚、いけっ!怒りのバー(ピーッ)ムッ!!!!!!!!!!」
絶対の絶対にやっちゃいけないことをしてるよあの作者ぁぁぁああ!

430偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:20:26 ID:???
「首領に花束を」
俺はこのバーの真ん中で、それも客たちの前で悪霊の未完全状態の女を葬った。葬ると同時にミリーのいたとおりが騒がしくなった。
悪霊はどうやら俺の記憶を吸っていたらしい、だが悪霊自体の力ではなく、元の身体の能力であろう。
俺は今、自分が昔どんな男であったのかさえも忘れている。
何か、とてつもなく悲しい。記憶という二文字の内だが、失ったものは何にも代えられない。
俺はあの霊を憎んでいるわけじゃない。覚悟はしていた。
あのバーテンダー、誰なのか大体検討は突いた。
記憶を魂に与え、魂をロボットに加えることで、あのような芸当が出来たわけなのだろう。
「ほっほっほ、もう時間だと思っていた所じゃ。ワシはお前さんの記憶を吸うことで新たな生命を作り出そうというんだよ。」
バーテンダーが不気味に笑いながらこっちへ向かってくる。
手には妙に霊気を放つ杖を持っていた。
「ワシの目的は、お前を変える事じゃ。」
急に何を言い出すかと思えば、俺を変えようとしているらしい。
「俺のどこを変える気だ。俺はこの世の腐った奴らを消滅するため・・・」
俺は自分でも驚いている。俺の口は昔襲われた悪霊の顔を見たせいで開かないはずだった。その記憶が残っている以上・・・
記憶
まさかな、もうそこまで侵食されていたとは。
「毒、お願いじゃ。全ての記憶がお前に無ければ、魂が急激に多くなることも間逃れる。世のため、殺しはしたくはない。お前のためでもあるんじゃ、どうかお前に、幸せな一生が送れるように・・」
俺は・・・何がしたかったんだ。いや、待て、俺とは?俺とはなんだ?
俺は俺なのか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「初めて見たわよ?あのカラス男を倒す人なんて・・・」
「いいんじゃ、男をアメリカのホワイトハウス通りの廃墟に転送してくれ、まずはそこから彼の新しい人生が・・」
 「それは無いんじゃない?彼の血は、どこまでも殺しを続けるかもよ?」
「その時は、ワシらの手で彼を葬るだけさ。」

431偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:20:56 ID:???
CrowMan

ホワイトハウスの近くにある細い道、私はパパに呼ばれて急いで学校を出てきたわ。
急な用事がなにかと思えば、私に政治の仕事を覚えさせたいらしいの。
なによ。私は政治家がこの世で一番嫌いな仕事なのにー・・・。
でも、道に迷ったのかな?凄い静かで、聞こえるといえばカラスの鳴き声、見えるものと言えばゴミの山と・・・
もうゴミ以外なにもないって感じってところかしら?
でもホント、あの事件以来ずっとパパの様子がおかしいのよね・・・
昨日の夜なんか部屋から女の人と話してる声がしたもの、きっとママに内緒で会ってるんでしょうねぇ・・・
でも一番気になるのは部屋が急に明るくなって、それから声1つしない沈黙が続いたってこと。
行く前にバーがなんたらこうちゃらで意味わかんない。
「あ・・・・っ」
 「おうおう、こりゃ大統領の娘がこんなとこで何やってんだァ?」
「俺らに金持ちだってことを自慢しに来たって訳かよ?」
「いや、ちが・・・・」
私は必死に逃げようとした。だけど挟み撃ちにされていた・・・。
抵抗してもこのデカイ黒人の人にすぐに捕らえられた。成すすべが
なくなったの・・・。
こんな時、あの人さえいれば・・・
その時のこと、ゴミ山の方からゴミが落ちる音がした。もしかしたらと思い顔をあげたら・・・
そこには一人の裸の男が立っていた・・・・・・・・・。
「ケハハハッ!おい兄ちゃん、ここは変態野郎の来る場所じゃねぇの!」
もうだめだ。こんな変態が現れるなんて予想にもしてなかった。
でも、一応助けてくれるのかしら・・・・?
そして、裸の男は口を開いてこういった。
「いい服だな。俺にくれないか?」
と、もうだめよ、この男と私は結局殺されるのよ・・・
裸の男はこっちへ向かってくる。本当の馬鹿なのか・・・
「てめぇ調子にのるなよ。よし、袋にしちまえッ!!!」
私は恐怖のあまり目を閉じてしまった。でも、黒人たちが殴っている音がはっきり聞こえるぐらい静かになった。
肉と肉がぶつかる音もしない。私は半信半疑に目を開けた。
すると・・・裸の男はすべての攻撃を関心しているかのように交わしていた。一歩も動かずさっきまでああしていたというのか?
「憶えたぞ。貴様達はその動作をして、相手を倒すのか。これは奪ってみろということか。なら真似してみるか。」
突然喋りだし、放った言葉はそれのみ、何がしたいのか?
でも、この人は凄い、ちょっと変人っぽいけど。反射神経の問題じゃなくなってきてるし
どがっばきっどごっぼこっどすっごんっばきっ!!!
次から次へと人が飛んでいく・・・これほどまで力があるなんて、もう人間じゃないわよ。
それから男は気に入った服の人から服を奪っていった。
ドクロマークのシャツ、黒いジーンズ。やたらとポケットが多いわね、そして出来上がったのは・・・
今外国ではやっているデ○ノートの死神スタイル・・・
でも案外タイプかも。はっ・・・私にはレオンがいるんだわ!
「ん?なんだ?この羽根のようなマント。」
私に気がつけ!

432偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:21:31 ID:???
CrowMan「首領に花束を」
黒魔術第一の法…

私はやっとのことでこの男に気がついてもらえたわ。
もちろん助けてくれた相手ですもの、お礼はする気でいるわよ。
見たところ服もないし何も持たずにいる状態・・・これじゃあお父さんに頼んで部屋を作ってもらうしかないわね・・・
私は男をなんとか説得してホワイトハウスに着いたわ。
とにかく一番今嫌なことは、お父さんに遅れたから怒られるということかしら?
でもおかしいわね?なんか少し中が騒がしいようにも聞こえるけど・・・
そりゃそうか、大統領の娘がいなくなったとくればこんな騒ぎが起こるわけよね。
「臭う。この中で血の臭いがビンビンする。」
「ば、馬鹿ね。そんなことどうしてわかるの・・・よ・・・」
嘘だと信じたい。私の目に飛び込んできたのは救急車に運ばれているお父さんの姿。
大分血だらけになって、腕が・・・腕が片方無い・・・!?

あの男、あの運ばれている男に見覚えがある。
俺はあいつを憎いのか。あいつを見ていると腹が立ってくる・・・
しかも、あの殺され方は尋常じゃない。人間、いやなにか怪物にでも襲われたかのようだ。
見える。俺にはあいつについていく魂が見えるぞ。
隣の娘は男を見た途端に飛び出し、壊れそうなくらい泣いていた。
後ろからカチッという金属音がした。誰かがいる。
「ふぅ・・・お前の彼女、あんなに泣かせていいのか?」
「俺の彼女か、あいつの悲しみは良く分かるが、俺は何もしない方がいいと思ってる。」
「気が合うな。俺もそっとしておいた方がいいと思ってた。
 大統領を襲ったのは間違いなく怪物か何かだ。」
この男も察しがいい。というよりあの雑な切り口を見れば他の奴らでも確信できることだろう。
タバコを口に銜えながらあの娘を見ている。こいつの裏には大量の霊が潜んでいる。
俺の血がこいつらは決して悪いものではないと悟った。
だが妙におかしい。こいつらの中には寄生されているかのような奴もいる。
殺したのはおそらくこの男。この男もまた、怪物の存在を理解している。
それも一度や二度じゃない。経験を積み重ねている。プロの目。
あの娘もまた、この男と同じ霊がついている。
こいつらは知り合い。共に難を逃れたのだろう。あの娘も、普通とは思えないくらい襲われた時に冷静だった。
死を覚悟できる気前のいいやつだといいがな。
「レオン・・・お父さんは・・・あいつらにやられたの・・?」
「残念だがアシュリー、殺した奴が誰なのかは判明できない。一度部屋にもどったらどうだ?ボーイフレンドを待たせちゃ悪いだろ?」
何か俺が悪いような雰囲気になってきた。とにかく俺は行き場がねェんだよな・・・
「ボーイフレンドじゃないわよ・・・とにかく部屋にもどってる・・・」
どうやら気の強い女らしいな。こういう女が増えればうるさい世の中も治っていくというのに・・・
「お前の名前は?ぜひ俺の計画に加わってほしいんだ。」
「計画。俺の名前・・・」
俺は自分が誰なのかはしらない。ただ、自分の能力に気がつき始めているのは事実。
あえて俺を例えるなら・・・
「Crow(クロウ)、クロウだ。」
「カラスか、いい名前じゃないか。俺の名はレオン。アシュリーをあいつらから解放する計画を練っている張本人。」
「レオン。獅子、いい名前だ。いいだろう。どうせ行き場も無いし、その計画。お も し ろ そ う だ。」

433偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:22:02 ID:???
CrowMan「首領に花束を」
黒魔術第ニの法…

私はレオンに言われて部屋に戻ってきた。あの男の人にお礼も言わずにきちゃったから申し訳ない・・・
まさかお父さんが・・・パパが・・・・死んじゃうなんて・・・
あの切り跡は人の仕業じゃない。そんなこと誰もが思うことよね。
それにしてもココへ来る前の人たちの様子がおかしかったわね・・・?
なんか私を見るなり睨みつけてきて、もう彼ら自体が怪物みたい。
そして、外から私の名前が聞こえてきた。誰かが私を呼んでいるのか?
そうおもい覗き穴から外の様子を見渡した。
ここに居るのが怖くなり、部屋から出た。するとそこには手が刃物状になっている。気色の悪い怪物がいた。
幸いこっちには気がついてないみたいだけど、ココに立ち止まってないと見つかる・・・
ちょうど壁にくっつくかのような感じであっちの方を見ている。
まるで大きな虫、カマキリだわ・・・こんなものはいろいろと見てきたけど。3メートル以上でかいものは見たことが無いわ・・・
「この部屋の中に娘がいるわけだな?よし、旋回してあたりを警戒しろ。」
嘘・・・?FBI??ちがうわ、でもあの重装備はたしかにそんな感じだった・・・
やばい、こっちへ誰か来ている。この怪物も声に反応しだしそうだし、今はこのダンボールの中に・・・
タッタッタッっと足音が近づいてくる。どうしてだろう。
あの怪物を見ていないわけが無いはずなのに驚きもしないなんて・・・
「さて、霊視できるというあんたは今何が見える?」
 「恐ろしい怪物が。あなたの後ろの壁に這っている。」
霊視?ってことは私には見えているってこと??
じゃああれは霊?でも地球上にあんな怪物が存在するわけが・・・
「アシュリー・グラハム殺人未遂、貴様らの計画は割れてんだよ。」
この声はレオン・・・!?
 「おやおや、これはとんだ有名人が来たな。レオン・S・ケネディー」
だめよレオン。あいつらはあの怪物を従えさせてるみたいで・・・
「レオン。俺には見える。小汚いハエが。」
「奇遇だな。俺にも見えてるんだよ。おかしなハエが。」
いや、カマキリに見えるでしょあれ・・・

434偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:22:34 ID:???
CrowMan「首領に花束を」
黒魔術第三の法…

さて、アシュリーの部屋にあいつらを近づかせる訳にはいかない。
なんとかしてあそこの霊とここの奴らを仕留めなければ・・・
というよりも、実弾があの霊に直接ダメージを与えないのは事実だし、
なによりここで銃声が鳴れば周りの奴らに感づかれちまう。
「なんとも言えない。俺はこんなハエは見たことがない。まして霊になっているモノはだが。」
「クロウ・・・!危険だ。一先ず対策を練って・・・」
「レオン。援護しろ。ハエは一人で十分だ。」
何を考えているかは知らないが、ここはあいつに任せてみたくなった。あいつは俺のように霊が見える。
あいつの言うことが正しければ、俺にもガナードたちの霊がついているみたいだからな。
アシュリーにも、同じものがあると言っていたな。
しかも俺のとは違い、寄生されているままの霊が・・・
 
俺は腰からハンドガン、KP85を取り出し、霊媒師らしい男の眉間をぶち抜いた。
一発だった。男は音も泣く倒れ、血を大量に流しながら息絶えた。
俺はすばやく切り替え横の族の隊長らしき男の方に3発、弾を放った。
だが男はすぐにアシュリーの部屋へ繋がる通路へでて、そのまま去っていった。
俺は追いかけようともしたがあの霊がいる以上先へは進めそうに無い。
だが、その時、クロウは霊の頭に飛びつき、蹴りを見せた。
四方から蹴り倒すクロウの姿には驚きが隠せないでいる。あそこまで豪快な蹴りはロス事件依頼だな。
「いいぞレオン。撃て、こいつから霊としての意志を少しの間だけ吐かせた。」
吐かせた?ということはいままでのあの霊でさえも食らってしまうくらいの蹴りはそのために行ったと?
ますます面白い奴だ。
「さようならだ。うるさいハエめ!」
パァンッ!パァンッ!パァンッ!!
俺はあいつの額に3発程度撃った。さほど強力な銃ではないため止めとまではいかなかったが・・・
止めは、あいつがさしてくれるそうだ。
「貴様には少し、うるさくならない様に気をつけてから出直してもらおうか。」
ドォォンッ・・・グシャァーッ・・・・・・
驚くべきことに、クロウは額の傷でもろくなった所に蹴りをいれ、首が飛んだのだった。

「やばいっ!アシュリーは・・・」
 「ここよっ!・・・・っと・・・・」
こいつはこの空気をなんだと思っているのだろう。
まぁ、俺とレオンの戦いに巻き込まれなかっただけでもいい策だったということか。
こいつの名前はアシュリー、だがもうこいつにはその名前は相応しくないな。
「KY。さっさと立て。逃げるぞ。」
 「だ・・・だれがKYよ!私が何をしたってのよ!!」
「俺の空気を読めなかった。タダそれだけ。」

435偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:23:06 ID:???
CrowMan「首領に花束を」
黒魔術第四の法…

私のことをKYですって!?ジャパニーズはこれをくうきよめないとかで馬鹿にするじゃないの?
とにかくこの人たちは一体誰だったんだろ?霊媒師・・・
レオンにもあの男にも見えてるってことは私も霊となんらかの縁があるってわけ?
どうにも引っかかるのよね。あの事件の時以来、ずっとパパは家を留守にすることが多いし、
そりゃ大統領ともくれば忙しいんでしょうけど、それ以外、特に昨日の夜なんて夜遅くまで仕事してたとか嘘いっちゃってさ・・・
「いくぞKY。さっきの銃声でしたの奴らに見つかった。」
「こっちだ。ここの大窓で待機だ。」
待機?ってことはいつしか誰かスーパーマンでも空飛んで来てくれるっての!?
やだ。もう敵が来ているじゃないの。レオン・・・どうする気?
パァン!パァン!大きな音を靡かせながらレオンは敵を撃っていく。
あの男は立って見ているだけ。何か手伝えって感じよ・・・
その後もキツくも待ち続けた。一体この大窓で何を待っているのよ。
その時だった。窓を伝って聞こえるこの音は何・・・?
そう、この音はよく聞く音。でも肝心な時に何の音かを忘れてしまう。
ダンダン音が大きくなるにつれ近くなっていくのがわかった。
やっと思い出せた。音の正体はヘリ、ヘリコプター・・・!!
『こちらB-205号機。派手にガラスが飛び散るから覚悟しとけよ!オーバー』
レオンの無線機から聞こえる男の声。これは大窓から離れろといっているようなものよね・・・?
敵は次々と迫ってくる。こんな時に警察は何してるかって?
一緒になって撃ってきてるじゃない!もう何がなんだか・・・というか誰が敵なんだか分からなくなってきた。
そして、突っ立ってた男がやっと歩き出した。私を抱え大窓を一ッ飛びで離れた。
すると男は騎士の像から無理やり剣を抜き取り、敵もいない上の壁に目を向けた。
まさかね・・・私を1つの悪寒が走る。なにか嫌な音が響いてくる。まさか・・・ね・・・

予想通り!天井を突き破ってさっきの巨大なカマキリが落ちてきた。
男が剣を取ったのはこれが原因かもしれない。
そして、後ろの方でヘリが大窓に突進してくる様子が見えた・・・
ヘリは大窓を勢い良く割り、破片をこちらへ飛ばしてきた。
クナイがこちらへ大量に飛んでくるかのようにして、カマキリたちは破片を喰らい激痛を感じた様子を見せていた。
そんな中私はこんどこそ終わりを確信・・・しようとしたその時。
カキンカキンカキンカキンカキンカキンッ!
男は驚くことに剣で円を描くようにしながら飛び散った破片を弾き返していた。
たすかった。ヘリは方向を変えて、私たちが乗るのを待ってる。
レオンは先に行ってくれていた。これで無事脱出できる。
私は走ってヘリへ近づいた。男は歩いてのん気にあくびまでしてきている。
私は気づいた。さっきまで破片が身体に刺さって動けなかったカマキリが消えているということを・・・
そう、男の背後を取っていたのだ・・・
「ある意味、俺はこいつらが止まって見える。心配は無用だ、KY。」
「あぶ・・・・・・・・・」
男は瞬きをするころには振り返り蹴りの姿勢を作っていた。
「無駄だ。動きも、会わせてくる様なまねじゃ俺は倒せない。」
男は一方を強く蹴り返し、もう一方のカマキリは殴って飛ばした。

その後、私たちは無事にその場から逃れることができた・・・

436偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:23:37 ID:???
天下ってなんだろう~レオン偏~
俺はさすらいのミュージシャン。を目指してみようかと考えるルイス・セラ。
今日はバイオと首領の作品のキャラたちに夢を聞こうと思う。
立派な大人なのに夢聞くのはなぜかって?
 お も し ろ け ば な ん で も い い ん だ よ 。
レオンの野郎に来てもらっているわけだが、早速開始だ。
レオン「ルイス。ココに俺を呼び出したのは何でかは聞かないが、お前なんで生きてるのか聞いていいか?」
ルイス「じゃあ早速だけどさ。お前警察官になろうって考える前は何になりたかったの?」
レオン「ちっ・・・俺の昔の夢?それは・・・・・・・サムライ?」
ルイス「え・・・・・・・・・レオン・・・・・・え?」
レオン「いや、だからサムライ。」
ルイス「ちょっと待て、侍だろ?おまえ日本はまだあんな時代だと思ってたわけ?笑いが生まれてこないんだけど。」
レオン「悪いかよ。でも驚いたぜ、日本もあんな風になったんだなぁって知った時は・・」
ルイス「作者が俺の名前を留守って書いたことより悲しいよその話・・」
レオン「でもまぁ剣術はなろうとしなかったんだよ。ただチョンマゲが気に入っただけさww」
ルイス「痛いよ・・・おまえ一生チョンマゲヘアーで街歩いてろ・・・」
レオン「今ではそんなのくだらないと思ってるがな。」
ルイス「とにかく天下を取れるとしたら(侍で)どんな世の中にしたい?」
レオン「それは・・・・・・・大統領の座からグラハム追い出して・・・」
ルイス「怖いよ。お前の考えてる天下ってなんだよww」
レオン「あとはキャバクラに必ず行け。的な規則を作りたいなぁ・・・」
ルイス「俺もその意見賛成。だけどさ、天下って、なんだろうなぁ・・」
レオン「俺にとって天下とは名誉かな?なんか偉くなりたい。」
ルイス「お前は十分人間最低な発言してるから無理だろ。」
マスター「お二人さん。お会計。」
ルイス「おっと用事思い出した!アディオスレオン!!」

437偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:24:09 ID:???
天下ってなんだろう~アシュリー偏~
俺はさすらいのパンクロッカーを目指しているつもりのルイス・セラだ。
今日もバイオキャラと首領のキャラたちに夢を聞こうと思う。
立派な大人に聞いて・・いや立派とはいえないから・・・・
 た だ 、 こ の 星 の ア シ ュ リ ー は 、で か か っ た (殴
今回アシュリーお譲ちゃんに来てもらってるわけだが、早速夢でも聞きますか!
アシュ「まず、私をレオンだって言っておびき出したことに激怒していいかな?」
ルイス「まてよ、結局最後にbyルイスとか書いてあったじゃん。」
アシュ「内容にウットリしてて見る暇も無かったのよ!もう!」
ルイス「まぁ聞きなって、お前に夢はあるか?今目指してるものとか?」
アシュ「夢?そんなの決まってるじゃない。男よ。」
ルイス「作者が俺をルイッスと書いたことより驚きだよ。おまえ男になりたかったのかー!?」
アシュ「ちょっと違うわよ!あと声が大きいわよ!」
ルイス「すまんすまん、おっぱIのデカイ男想像したら吐きそうで・・・」
アシュ「あなたよほど馬鹿なのね・・・私の夢は男が欲しいっていみよ。」
ルイス「目の前に男がいる。これはチャンスだぞアシュリー。」
アシュ「あんたはハンサムなだけでクールさってのが足りないのよ。レオンみたいな無口がいいわ」
ルイス「まぁゲーム中で無言のままゲーム進んでたしな。おっと今のわすれろww」
アシュ「ホント、胸が大きいだけですぐくだらない奴らばっかり。ホントこの世は駄目駄目ね。」
ルイス「自覚あったんだな。というか男が欲しいって発言どう思うよ。まずくないか言い方が。」
アシュ「うるさいわね。あなたには直接関係無いからいいじゃない。」
ルイス「くだらない男代表として聞くが、お前にとって天下ってなんだ?取ったら何がしたいんだ?」
アシュ「そうねぇ・・・まずはレオンを頂くことかしら?」
ルイス「レオンの名前は挙げるな。場合によっては殺すぞ・・・」
アシュ「まぁまぁ、この世を変えてみたいといえばクールな男だけの世界もいいわね。胸キュンしまくりよー!」
ルイス「じゃあ俺は犯行してやる追い詰めてやる。絶対お前に天下とって欲しくない・・・」

438偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:24:40 ID:???
天下ってなんだろう~霧乃偏~
さあ、微妙にファッションデザイナー目指してる俺の名前は!ルイス・セラだw
今夜は首領の作品のキャラクターを問い詰めてやろうと思う。
こいつは立派なのかどうか未定だが聞いてもいいだろう。
 た だ 、 こ い つ だ け は 謎 の た め 聞 き た い と い う 希 望 の た め だ け に 。
今夜、こいつの夢を暴露しちゃおう作戦を練ってみた。
霧乃「なあ、お前本当に俺の知り合いなのか聞いていいか?」
ルイス「だめだ。知り合いじゃなきゃ呼ばないだろうがまったく。」
霧乃「まあいいか。俺に用ってなんの用だ?こちとら仲間が待ってるんで・・・」
ルイス「落ち着いて聞け。お前さんに夢ってものはあるかな?」
霧乃「夢?夢って・・・夢?」
ルイス「そうだよ!もういいよしつけーよww」
霧乃「うんとまぁ、昔は立派な軍師総監目指してたな。」
ルイス「これまたリアルな夢もってたなぁ。計画丸つぶれジャン。あ・・気にしないで、居もしない妻を脅かす作戦ww」
霧乃「いないのによく考えてるな。俺としてはもうどうでもいいことだけどな。」
ルイス「待ってくれたまえ。今作者が俺をルイージと書いたことに驚いていいか?」
霧乃「気にしないよ。とにかく悩みなら言ってやってもいいぜ?」
ルイス「悩み?悩みなんて俺にも一杯あるさ。あ・・作者が字を間違えてやがるwwけっきゃきゃきゃ・・・はぁ・・」
霧乃「俺はとにかく女運が強いんだ。この前なんて軍勢に・・・」
ルイス「お前いちいち話がリアルすぎんだよ。もうちょっと笑いを取れ!w」
霧乃「?笑い?というか夢聞いたのお前だろうが。」
ルイス「つまらん奴引いちゃったよwwとにかくお前にとって天下とは?取ってなにがしたい?」
霧乃「天下?取れたら何がいいんだろうか。取っても面白くなくね?」
ルイス「面白いとかの問題じゃなくてさ・・・取ったら何がしたいわけよ?」
霧乃「できるだけ、できるだけ一人で居られたらいいな。二人でも言いや。」
ルイス「数の問題か?天下=人数か?驚きだよ。」
霧乃「おまえの話の捕らえ方にびっくりだよ!」
ルイス「そうそう!やっと面白くなったよ!もうルイージも糞もあるかーい!うぇーい!!」

439偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:25:11 ID:???
天下ってなんだろう~エイダ偏~
さて、そろそろ大統領になろうか迷うルイス・セラだ・・・・w
今はこんな早朝だがあの美女に会うためにはこの時間しかとれなかった。レオンだと装った手紙、真に受けるわけ無いかも・・・
立派な大人だって言っていいかもしれない女だから心配だな。レオンパワーがんばれ!
で、なんでだろうかエイダが来たwww早速聞きますかw
エイダ「あなた。レオンの名前を使って私を釣るなんて・・・」
ルイス「まってくれよ。今ココで驚きたいのは俺だからw」
エイダ「私がレオンの手紙でおびき寄せられたなんて誰にも言わないでよ?」
ルイス「まぁそんな大人気ないことはしないさ。でも俺は子供卒業したくねぇ。」
エイダ「あなた自分の夢自分で破壊してない?それより何の用よ。」
ルイス「お前がレオンを騙すために使ったうそ。恋人探してる。これってまさか見つかった?」
エイダ「これ呼ばわりw居ないわよ。ストーリー見れば分るわよ。」
ルイス「噂ではツンデレらしいな。レオンに、どうだ?手紙。」
エイダ「今日は君と一緒に過ごしたい。だなんて、本当に今から貴方を殺していいかしら?」
ルイス「作者がワルイージとかふざけた真似したコトよりも恐ろしいよ・・・」
エイダ「本当は聞きたい事がもう1つあるんでしょ?」
ルイス「ああそうそう、時間ないから手っ取り早く。お前ってさ、天下取れたらなにがしたい?」
エイダ「え・・・い、いやぁね・・そんなこと言えるわけないじゃない・・・」
ルイス「この言葉が聞けた事に感動していいでしょうか・・・」
エイダ「それは・・・レオンと・・・・モウ駄目。聞かないで・・・」
ルイス「もうちょっと聞いていたかったが仏の顔も―って言うしな。じゃあなメス豚。・・・しまtt・・・」
ボコボコにされました。幸い命は助かりました。
今回はまたの機会にしようかな・・・えへへ・・・

440偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:25:43 ID:???
CrowMan「首領に花束を」

私はヘリへ男のおかげで無事に入れたわ。傷1つ着くことも無く。
それよりも今一番気になっているのはレオンのところになんでタイミングよくヘリが着くのか?
あらかじめ計画されていたかのように・・・一体どういうことかしら?
「ねぇ、みんな一体どうして私を?」
 「気がついてないのか・・・最近お前の身の回りの人がおかしくなった気がしてないか?」
「確かに、昨日のパパの様子も・・・あの時の事件以来ずっと・・」
?「実は俺たちもそうなんだよ。」
すると操縦していた男が口を開いた。俺たちもということは同じようなことが起きてるってこと?
でもこのなかにこの変態が入ってるのは一体なぜ?無関係っぽいけど。
「KY。これから俺たちは世界を救うことになるかもしれないぞ。」
 「なによあなたは!世界を救うって何が起こってるのよ!KY・・・」
「いっぺんに物事を言うなKY。お前の胸が世界を・・・」
「落ち着けよ二人とも、いやアシュリー。」
くぅ〜!もう何よこの男。さっきから私を馬鹿にするような感じで・・・!!
 「って、あなた一体誰?」
「俺?俺はライトニー、レオンの昔からの相棒さ。」
ライトニー?結構いい名前ね。気に入ったわ名前とこの人のヒゲ。
気にくわないのは横に居る変態よ。馬鹿よ。変態よ・・・
「アシュリー?どうしてないてんだ?」
 「いや、心の中で自爆してた・・・・」
「KY。空気読めないのがそんなにつらいことか?世界にはその場しのぎな奴が多数存在するぞ。」
なんだろ・・・今の言葉だけで嬉しい気がする。やっと慰めのような感じで接してくれたことに・・・


KYは馬鹿なのだ。自分で自分を傷つけて、それを人のせいに仕立て上げる。
KYと言う言葉がそんなに嫌いなのだろうか?響きいいぞKY。
「ねぇ、これからどこへ行くの?」
 「レイト島。ここにライトニーの別荘が存在する。」
「KY。良かったら水着買うの手伝うぞ。」
「変態。丁寧にお断りします。」
「KYオブDV。一応そこに待機をするんだから用意ぐらいはしておけ。」
「変態よ!変態・・・ばーか!ばーか!!ばーか!・・うわぁぁあん!」
だめだな。もう馬鹿コールしたいのは俺の方だ。
変態って、変態のどこが悪い。悪いのは変態を好む奴じゃないのか?
だが、この三人に訪れている危機はどんなものだ。
ライトニーはこの二人に直接関係は無いはず。それなのに何があったのだろう。
いや、レオンの過去を振り返ってみるか・・・
「レオン。今から少しきついが耐えて欲しい。」
 「あ・・?一体何をする気だ。」
「黒魔術第59の法。記憶を呼び覚ませ。記憶の中に潜む憎悪を!」
やはり、過去にも大事件に巻き込まれている。きっと同じような事件。
人。このレオンだけは人一倍霊がついている。
これもこの二つの事件を生き延びるために犯した正義。
いや、犯に正義も糞もあったものじゃない。アシュリーの中に身ごもったものも中には存在しているな。
「ちょっと!ヘリの戸で見えないけどもしかして・・・いやいやいやそんなことしてるはずが・・・」
 「アシュリー。お前もちょっと来い。」
「なんでよ!私を連れ出したのはそれが目的?って、今・・・」
何を考えているかは知らんがあいつの心臓の音がレオンの声を聞くたびに高鳴ってるな。
心配性なのか。それとも腐った女と化してしまったのか。
KY、思えば俺もあいつのことを考えればこの先自分を傷つけるばかり。
「あれ?服モウ来たの!?というかレオンが・・・この変態に・・・!!!」
 「アシュリー。レオンに失礼だろ・・・」
ライトニーの言う通り。こいつの未来を俺が奪ったのかという表情だな。
本当にどこのネジがゆるんでるのか検査したい所だ。
「まさか、私にも手を出すき?」
 「アシュリー。いいか。お前、過去に怪物を見ただろう?先月よりももっと前だ。」
俺はなるべくこいつだけは傷つかない方がいいと思っている。
それはこいつに悲しみと憎しみを追わせたくないからだ。恋する感情さえも。

441偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:26:14 ID:???
CrowMan「首領に花束を」
黒魔術第五の法…

俺はここ、レイト島までたどり着いた。だがたどり着いた方法はまた違う物だった。
俺達は上空をヘリで移動し、この島の上まで飛んだ。
だが俺達を待っていたのは着いた喜びではなく、恐怖と絶望だった。
俺は1つの小屋の中で、銃の手入れをしている。ここまで来るまでにどれだけ掛かっただろう。
腕時計はこの嵐の中突風に巻き込まれた岩が当たり壊れてしまった。
時計といえばこの部屋の古時計。時計ではなく、何か他の目的で作られたものだった。
ここまでの話を、俺は思い出していた・・・

ヘリ内。14:23
俺は雲行きが怪しくなっていることに気がつき、クロウに地図を渡してもらった。
安全なルートは無いものだろうか。そう思い読み返していた。
俺はクロウに今までの恐怖した体験をすべて読まれた。俺がラクーンの生き残りであることと、アシュリーが霊の・・・
だが、あいつによると俺のとは違い、アシュリーの霊は寄生されているものだと話している。
まさかとは思うが、もうあの組織が動き出しているのか・・・

そう、俺の記憶はそこまでだ。
あの後からが思い出せていない。気がついたときには島の上。
何もなかったわけじゃない。小屋が1つ建っていた。それだけでも十分嵐は間逃れた・・・

アシュリーとクロウ、そして操縦士だったライトニーは無事だろうか。
心配になってしょうがない。この島には武器がある。
それだけでも戦力になるしあの二人なら大丈夫だろう。
だが一番の問題はアシュリーだ。
俺は、取り合えずこの小屋の秘密に迫ることにした。

442偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:26:44 ID:???
CrowMan「首領に花束を」

俺は一先ず先へ行くことにした。ここで立ち止まっているよりも進んだ方が良いと考えたからだ。
窓が開き、大きなガラスの割れる音を出しながら風がこちらへ吹いてくる。
そとの様子はとても女子供が歩けるような状態じゃない。
冷たい風とこの雪では凍え死んでしまうのがオチだ。俺は時計を深く見ることにした。
時計は動いているようだが、針だけは動く気配を見せない。
何か手はないのか、そう考えた時、目に飛び込んできたのは机の上の灰皿、なんの疑いも無く使っていたが、今見ると俺が動かした所からまた元の場所へ移動している・・・
金属製の灰皿・・・まさかと思い机の下を覗き込んでみる。
予想は的中。
机の下、灰皿の真下には磁力を発する機械が置いてあった。
それもとても強力な磁力だろう。この機械を破壊すれば、あの時計の針が動き出す。
それはこの機械に針が吸い込まれるかのようになっているから。ずっと5:25を指していたのは丁度その下にこの機械があるからだったのだと。
どうりで周りに金属が無いわけだと・・・そこで確信をした。
銃でやろうとしても吸い込まれる尾がオチ。
机ごと動かし、外へ投げ捨てた。これでなにかしらと時計が動き出すことだろう。

443偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:27:14 ID:???
CrowMan「首領に花束を」
黒魔術第六の法…

貴様は我の魂を収める器でしか存在する意味を成さない。貴様はもう要らない存在なんだよ。
 俺はお前の入るだけ器は大きくないぞ。お前のための存在ではもう無いんだよ俺は・・・
はっ!貴様に何が出来る?今のお前じゃ、腐ったこの世の住民どもを裁くことすら出来ていないじゃないか。
 俺はモウ、お前のような存在では無い。お前の存在が俺である以上、お前の力を頂くぞ。俺である以上はな。
貴様に俺の力を?なぜ貴様に黒魔術を与えなければいけない?この魔術は、神官が人を裁くために生み出された神技。
 それは承知の上だ。今の俺では、人を救うことも殺すことさえも出来ないでいる。タダ単に俺の記憶が無いために・・・
くくくくくく・・・人を救うことも、人を殺すこともか。貴様には数々の技を伝授してやった。
 それだけは記憶にある。だから俺の中で、俺自身であるアンタをたずねてきた。力を、力を戻したいがために。
だが、救う力も使い方次第で凶器になりうる。貴様が一番知っていることだろう。
 ああ、俺が覚えているタダ1つの法、相手の記憶を全て読み取り、自分の記憶の中に加える事ができ、また相手に戻すことも捨てることも可能な技、だがその技も相手には大分ダメージを負わせることになる。
貴様が初めてだ。我の力を救うことに使おうとした奴は・・・いいだろう。今だけ1つ教えてあげよう。ただし、この法は非常に危険を伴い。相手をも吹き飛ばす黒魔術、第六の法。バウラ・ドゥテ。

ヘリ機内14:40…
俺はこの魔術を教わることが出来た。後は俺が使いこなすまでの特訓。
それが今は物を言わせるだろう。
今もっとも恐れている物は嵐ではない。後ろから迫る霊圧と、所々に散りばめられた霊痕。
恐らく嵐はこの霊痕の放つ衝撃で雲が無理やり押された末に出来上がった物。
後ろからは霊痕の持ち主が来ていることだろう。
同じ霊圧、もしもあの霊が実態を表している状態だった場合、間違いなくヘリごと潰されてしまう。
一刻も早くここの奴らを救う手段。それは・・・
「ライトニー。レオンKYと一緒に飛び降りろ。」
ライトニーは驚いた表情を見せながらも、俺の目を見るなり行動に移した。
自動運転にはしてあるが、持って5分。この嵐じゃ絶対助かるわけじゃないのは確かだ。

俺の計画は実行されるものとなった。
ライトニーはアシュリーとレオンを持ち、ついに降り立った。
アシュリーが叫ぶ中。俺はヘリにある最低限必要なものをもち、落ちた。

「黒魔術第六の法。我に異空間を与え、空気をも吸い込む力となりし。バウラ・ドゥテ!」
俺は飛び降り。あいつらよりも下へ行き放った。
奴らがこの島のどこかに飛ばされるのは承知の上。
それからが俺の戦いの始まりだった。

444偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:27:45 ID:???
CrowMan「首領に花束を」
黒魔術第七の法…

与える物も大きければ失う物も大きい。
失う物が大きければ与える物も大きい。
ただ、この法則にしたがって生まれる物は、憎しみを悲しみだけ。
力とは、決して憎しみから生み出してはいけないもの。
憎しみから得る物は悲しみよりも大きく。
悲しみから得る物は憎しみよりも大きい。
しかし、この法則で成り立っている物は、恐怖のみ。
希望も、あれば絶望へと変貌を遂げる。
この世に善が存在するならば、この法則は悪への一歩に過ぎない。
善は善であり、悪が悪であり、それぞれ共通点など無い。いや無くても良い。
平和なんて何処にも無い。人は、平和を語るとき、自分の言っていることはタダの願望であることに気づき始める。
タダ、平和が成り立つのは、この重ならない二つの言葉の存在があってこそ。
闇も光が無ければ存在しない。重ならない物こそが、平和である証だと信じてみたい物だと。
「誰の詩だ。クロウ伯爵。」
 「居たのか。この詩は首領なるものが若かったころに書き残した物だ。」
「首領?聞いたことありませんが、私たちのことを言っているみたいですね。」
 「ああ、俺のモウ一人の姿となってくれた首領には感謝している。
  彼が来なかった場合、俺は存在しなかった。奴は俺の代わりに闇と  なってくれた。感謝だけでは埋めきれない。」


俺は心の中で暖かい物を感じた。
目の前に居る霊は空を舞う龍の如く俺に降りてきた。
美しい形状。霊といってもそこらに居る意志の無い輩とは違う。
霊。いや妖の一種だろうか?意志をもち続け、自分の執念を潜り抜けてきた。
そんな感じがする。この龍は俺の周りを囲う様にして飛んでいる。
まだ未熟な技であったが、あいつらは無事島へと着くことに成功しただろう。
どうしてだろう。龍から血が出ているのか?
ソコには背を一突きにしている刃があった。霊圧がそこから出てきている。
恐らくこの龍は俺に助けを求めているんだろう。
俺は背に飛び移り、刃を抜いた。龍は鳴き声1つ見せなかったが、痛みは感じたようだ。
俺は自分のマントを傷口に縛りつけ出欠を止めた。昔から龍の助けを受けたものが失敗すると死が訪れるらしいからな。

445偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:28:16 ID:???
ガナード・オブ・クエスト
第一章〜記憶に新しいのはおかかを食っている自分の顔を鏡で見たとき〜

俺はさすらいのガナード。
この見たことも無い世界に迷い込んだ俺は自分は神に祝福された唯一のガナードなんだと思います。
だけど実の所タダ単にガナード達が集まるおかしなところだと思っているのです。
それにしては綺麗な服装着たり、綺麗な屋敷に住んだり。
何もかもピッカピッカなんだよなぁ・・・
頭にネジをかた〜くグリッっとやっちまったんだなぁ・・・
タダ記憶に新しいのはおかかを侵入者から奪って食ったことかな?
村人「お〜い!よそ者だ!!!ひっとらえろいぃぃぃぃや!」
なんか威勢の良い声が響いてるネェ・・・
やっちまったなぁ・・・・やっちまったよぉ・・・・・・・・
俺・・・よそ者ダヨネェ・・・・やっちまったネェ・・・・・

王様ことビトレス「貴様がよそ者・・・まさかこんな奴が?(小声」
うわぁ〜、なんかタンスにゴンゴンを思わずかけたくなる頭してんナァ。
俺の村の村長も育毛剤祭りとか開催しちゃってさ。おかげでみんなの毛が伸びまくりで大変だったよ。
肝心な村長のは生えてないから参加したみんな八つ当たりされてボコボコで帰ってきたなぁ・・・
王様「仕方あるまい。貴様には金と地位を授ける代わりに・・・ホロビタ島に行き竜を倒してもらう。」
ホロビタ島ってなに?と驚くよりも俺に金と地位をー!?じゃなくて竜を倒せー!?!
執事「これが1000Gです。」
「すいません。Gってgoldですよね?」
執事「ガナードですがどうして?」
やっちまったなぁ・・・・くだらないこと聞いてると思われてるよぉ・・・
しかもこの執事方に 執 事 って大きく書いてある・・・笑って良いのかな?
王様「まずは武器を調達して来い。それと、記憶に新しい出来事はナンだ?なんでもいい不思議なこととか。」

「それは、おかかを食っている時の自分が勇ましく見えることが不思議ですね。」

446偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:28:50 ID:???
ガナード・オブ・クエスト
第二章〜カレーのルーは選ぶモンじゃない。取って食ったら勝ちなんだ〜

ってなわけで武器を買ってくださいと頼まれた=命令されたで合ってるかな?
というか何?あの感じ悪い王様はぁ・・・どっかの誰かさんみたい。
育毛剤祭りでなくて良かったなぁ。もう育毛剤使用禁止令が出た時はびっくりしたよ。
まぁ村長はハゲが似合ってるんだよキット・・・尊重に坊ちゃんヘアー・・・いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!!
村人「うわぁ。。。なにあの人・・・」
あ・・・やっちまったなぁ・・・やっちゃった感ビンビンだなぁ・・・
でも本当に俺の村とは正反対だよなぁ・・・
ってかさ、何でこんな古い町並みのワリにはスーパーあるんだろ・・・
はいってみた
店員「へい!いらっしゃ〜い!!」
うはっ!?びっくりしたぁ・・・何このごっつい声・・・ウェルカムでも言ってろ糞店員!
「あの〜・・・ここのスーパー空っぽなんですけど・・・」
店員「ウェールカーm」
「オウイエーイッ!!!!!!!!!!!!!」バコッ!!!
店員「お・・お・お・・?暴力反対ですぜあんちゃん・・・」
「暴力も糞もあるか!なんでコートの中に食材入れてんだ!?」
店員「食材は一切はいってねぇですぜ。入ってるのはカレールーのみ。」
「オウイエーイ!!!!!!!!!!」ドスッ!!!
とにかくこの店員連れて街歩くか・・・
あ、なんかこの商店街なら武器ありそうだな。一先ず屋台でもあるか探してみヨットッ!
早速屋台ハッケン!俺って運いいのかな?タイヤキですか。
まぁおやつ程度にはなってくれるだろうな・・・というかタイムリミットが迫ってるし急ぐか。
「すいませ〜ん!タイヤキ1個・・・え?」
屋台のおっさん「ウェルカーム!!!」
どどどどどどどういうこここことだよ・・・・
「お前!俺のウラにいる振りしてこなところにいやがったな!?あ?」
店員「いやすぜ・・・ここにいやすぜ旦那ァ・・・・」
「オウマイガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」ボコッ!!!!

店員「というわけでやして・・・へぇ・・・そういうことなんですわ・・」
こいつらは兄弟。そんなこと信じられる俺じゃないと信じて良いかな?
でもさ、屋台のおっさんこいつとは違い普通に商売してたし・・・
やっちまったなぁ・・・・やっちまったよぉ・・・・・・
でもまぁこれで1つ分ったことは、こいつらがカレーが好きなことぐらい。
関係ネェ・・・・関係ネェもん聞いちゃった・・・
こいつに武器屋の居場所を聞き出すことが出来たからいいか。
俺はいくぜ。とにかくいくぜ。タイムリミットは30分。急がないとやばいっすな。

447偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:29:27 ID:???
CrowMan「首領に花束を」
黒魔術第八の法…

俺はついに機械のついた机を外に放り出した。ガシャーンと壊れたような音がしたが、機械は無傷だった。
しかし、うしろから音がする。そう、時計が5:26を指していたのだ。
やはりここの時計には仕掛けがあった。大抵こんな所に小屋があるのは貴地を隠すためだからな。
音がやんだと思うと、そこには扉のような物が壁に浮かび上がっていた。
俺は恐る恐る扉に手をかける。トンっと押しただけで扉は音も無く開いた。
そこには長くい岩のような創りで出来た階段が地下へ続いている。暗くて前はほとんど見えない状態だ。
腰のベルトに下げていたライトを手に、KP85という軽銃を片手に奥へと歩んでいった。

「恐らくここが例の研究所の入り口だ。半径5メートル感覚、音を立てるな。」
そこにはレオンのいた小屋へと向かう男達がいた。
その中には女性と思われる者が一人、ほかは重装備をしているほか、なにやら可笑しな形の銃を手に持っている。
可笑しなといってもリボルバー形式、ポリが使用している銃に近い大きさをしているが・・・
弾を込める場所が可笑しな点といっていいだろう。リボルバーだが麻酔銃それか毒針を発するタイプの様だ。
あいつらもガスマスクをして小屋に潜入とは、これは何かあるとしか思えないな。
「リック。俺たちは3メートルを維持して小屋の裏から廻るぞ。奴らにも伝えろ。敵は精々5人だオーバー。」
『了解。ですが隊長。墜落したヘリの調査は誰に任せれば・・?』
「そのことについては後だ、中に人が居ないということはまず大丈夫だろう、オーバー」
『了解しました。すぐに隊員にも報告します。では』
墜落したヘリか・・・中に一人もいないことから考えられるのは嵐のせいで故障したので脱出。
もしくは振り落とされたか。どっちにせよ後で捜査を進めるか。
今は一刻も早く奴らに追いつかないとめんどうになるからな。

448偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:29:59 ID:???
CrowMan「首領に花束を」
黒魔術第九の法…

俺は階段を音も立てずに進み、ようやく中間ってところまで来ていた。
下に行くにつれて空気の重みを感じる。なにか滝の音がしてきた。近くにあるのか?
下からは光が出ているのが分る。下に人がいるのかは分りきったことではないが、音もたてるわけにもいかない。
気のせいだろうか。上が一瞬明るくなった気がしたが・・・
上にライトを回せば、もし敵がいた場合感づかれ、the endだな。
何が起こるのか?そんなことで今は緊張している。誰だって緊張したりはする。
これが武者震いという奴かもしれないな。
上からかすかに砂上のものが落ちてきた。この長く円を書いたような階段は映画では見たことはあるが現実には無い。上に迫っているのが分る。
あいつらはライトをつけていないな。もしかしたら霊?
いや、スコープを着用している可能性もあり得るな。
部隊か何か、あるいは大きな組織集団。ロス・イルミナドス、・・・アンブレラ・・・!?
俺の心臓は大きく揺れていた。鼓動も激しく、緊張が高まる。俺は足を速めた。
奴らに見つからないように、あいつらのスピードよりも速く動く必要がある。
5分前…17:34分
『隊長、こちらB班。ポイントに到着、奴ら、入りました。』
「了解。小屋の中で待機、俺たちも向かっている所だ。」
モウ入ったか、隠し扉やパスワードなど、そんな類の物は無かったということか。
女を一人人質に取っているところからして派手なけんかでもする気だろうか。
小屋で待機といったが大丈夫だろう。俺の部下は簡単には死なないだろう。
問題な点はレオンまであの小屋の奥へ侵入したということ。
レオンが仕掛けを解いたことになるわけか・・・俺たちもいそいでいかなければな。大体10分後には作戦を開始しようか。
戸を開けて敵とばったりなんてことになったら終わりだからな。
無線が鳴る。俺は慎重に手に取り、後ろの部下に先を急ぐように指示を出した。
『隊長!こちらC班。我々が小屋の上で待機していたところ中から銃声が・・・!!」
「なに!?分った。B班がそちらへ着き次第中に潜入し様子を確かめろ!」
銃声がこんなに速く聞こえる物とはな・・・仕方ないな、ここは急ぎにまわすか・・・・

449偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:30:29 ID:???
CrowMan「首領に花束を」
黒魔術第十の法…

17:42、レオン潜入から10分経過…
『こちらB班、これよりC班共に潜入を開始します!』
「了解した。俺たちはあと少しで行き着く、なるべく見つからず移動しろ。」
状況は大パニックだ。中から銃声が今でもなり続けているということはレオンは生きている。
もしかしたら中にいる者だったのかも知れないが、状況がが状況なために大雑把なまねもできない。
ゲリラ戦を好む俺たちにとっては援護することしか出来ないが・・・

俺は大分まずいことをしてしまった。あの時にライトを落とさなければ・・・
今はモウ悔やんでる場合じゃない。奴らの装備から想定できるのはサブマシンガン並みの銃は持っているはず。
中にはUZIがいたか、手榴弾を投げられたら終りだろうしな。
さっさとこの下まで行って逃げないと・・・・!!!

俺たちは予定よりも速く小屋へ到着することが出来た。見ての通り5、6人のガスマスクの男達がレオンを撃っている。
「リック、俺の班の三人と一緒に待機。サムは俺と一緒に来てくれ。いくぞー!」
俺とサムは手に銃を持ち下へ駆け下りていった。
もちろん気づかれはしたがレオンから気を話すことに成功し、レオンが一人を撃ち殺した。
そして俺は不信に思った。ガスマスクからでも奴だけは、奴だけは奇妙なオーラを出していた。
男は手を上のほうに向けると、手の甲に装備されたロープシューターの様な機械でレオンのいる足場へと降りていった。
途中でレオンが何発か撃ったはずなのに一発も当たっていない。
レオンを見るなり何かを言ったようだった・・・

俺は後ろから来た謎の集団よりも謎な軍のような装備の奴らに驚いている。
二人の男がこちらへ大声で駆け下りてくる。
救援なんて俺たちにあるはずが無いのに・・・
その一瞬。一人の男が奴らのほうを向いた。俺はこのチャンスを逃さなかった。
脳天を貫き、瞬く間に奈落へ落ちていった。だが、その時、真ん中にいた男がロープをどこかに引っ掛けこちらへ落ちてくる。
おれは途中で何度もそいつを撃ったが、いっこうに弾が当たらない。
そしてついに降り立った奴はいった
「死神は死なない。死ぬことすら出来ない。」

450偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:30:59 ID:???
CrowMan「首領に花束を」
黒魔術第十一の法…

男は俺をみるなり言った
「死神は死なない。死神は死ねない。」と、
いきなりこう言い放った男は俺を見ようともせず奥の扉のほうへ向かっていった。
銃を向けて「動くなっ!」と叫んでも応じず、ずっと前だけを見て進んでいった。
まるで任務を遂行することしか頭に無い機械の様に・・・
俺はあえて撃たなかった。彼には何かしら敵ではない気がしたからだった。
気がつくと男は扉を開けて中に入っていった。
あの先に何が待ち構えているのだろうか?気になるのは山々だが今はほかのやつらも気になる。
クロウならなんだか無事でいられているとは思うが、アシュリーはどうしているだろうか。
ふと上を向くと、さっきの部隊はさっき助けてくれた兵士たちに取り押さえられていた。
捕らえられていた女の正体はアシュリーとも思ったが、声も違うようだしな・・・
それにしてもあの男、顔を塗装しているため良く見えないが、あの目付きには覚えがあるぞ・・・
「久しぶりだな戦友、レオンよ!」
 「隊長のお知り合いですか?戦友ということは同期?」
隣にいるのは女じゃないか。女を戦場に立たせている奴もいるんだなぁ・・・
「リック、その女をトラックまで運んでくれ。ようし!全員撤退。明日に備えて準備をする。」
 「は、はい隊長。では私はさきに行かせて貰います。」
結構あの兵士達の中にも馴染んでいる様子だな。
あの女を補助するような言い方だったし、悪いようにはしないそうだ。
祖霊俺を知っているみたいだな。戦友と言っていたが・・・?
「俺を覚えているだろうか?かつて同じ訓練所で同じ科目をこなし、俺と一緒に職についたあのころ。」
男が近づいた途端だれなのか分かった。まさか・・・
「ビリーじゃねぇか!だが、職と言ってもお前のほうが上だったがな。」
「ああ、今ではここで秘密で軍事行動に出てるんだよ。ここに建てたキャンプでゲリラを育成する場をな。」
ということはアレ全部ゲリラの特級クラスか。
頼もしいかぎりだがまさか女までもがここに、しかも大して厳しい訓練をした感じではなかったが・・・
「気になるか。リック曹長が。無理も無い、彼女は俺の下で支えと鳴る人物だ。」
支えか・・・どうりで・・・・
「だが、あの女の行動は正確だし、銃をもたせても文句ないぜ?」
「あいつには銃の恐ろしさを教えたくは無いんだ・・・」
「なんだって?」
「いや、忘れてくれ。」
奥には隊長の話を聞く軍曹の姿があった・・・

451偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:31:30 ID:???
CrowMan「首領に花束を」
黒魔術第十二の法…

俺たちはあの長い階段が続く地下から一旦身を引くことにした。
俺たちは3人の男を確保し、吉まで連れ込むことに成功をした。
奴らは完近所へと運び、ナゼココに着たのか、ナゼあんな装備が必要だった。
などといろいろ吐かせることにしたのだ。尋問しているといったところか・・・
まぁ俺はここで報告を待っているだけではつまらんので曹長の実験を手伝っている。
そしてレオンは疲れがまだあったのか寝てしまった。
俺たちは明日に備えるつもりだったが、レオンの仲間を捜索するという任務が増えたからな。
あいつのためにしてやれることはしたいからな。
そして、俺が葉巻に火をつけると共に無線がなる。
『こちら軍曹。男の内の一人が倒れこみました。血を吐いたという報告も・・!!』
「了解、すぐにここまで運んでもらおうか、オーバー」
 「隊長、すぐに準備を・・・」
「いや、俺の狙いが正しければいるのは医療器具じゃなく、解剖機具。」
そう、あのスーツとあの銃、恐らくあの銃は感染した時に使う抗剤。
やはりあそこには何かがあるのかもしれないな。

奴は息を引き取った。俺のカンが正しければ、こつは数分後ウィルスの影響で動き出す。
食欲という簡単な理由で、人を喰らうためだけにな。
軍曹が血の動きを見ている。これは間違いなく感染していることが明らかになった。
抗ウィルス剤を打ち込んでもモウ遅い、どうやら昨日の夜から侵食が始まっていたのだろう。
こうなれば仕方が無い、こいつの始末は頭に一発埋め込むことで終る。
俺はこいつらが何の理由で来たのかは知らないが、殺すことには悲しみを覚える。
だから俺は曹長にまでこの恐怖を教えたくないのだ。
俺の部下達は殺すためではなく、救うために訓練をつんできたまでなのだから・・・

そう、自分にも恐怖というものはあった。
あれから何年か、ずっと鍛錬を怠らなかったのは自分の軍を結成するためだったのかも知れないと・・・

452偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:32:02 ID:???
CrowMan「首領に花束を」
黒魔術第十三の法…

俺は怒涛に迷い込んでいた。そう、こんな雪山の中でな・・・
俺はクロウに言われたとおり落ち着いて行動をしている。
もしもの時は助けにいってやるとか言ってたな・・・
だが、俺だって自分で自分の身を守れるということぐらい証明しないといけなかった。
俺は間違った進路を選んだのか、洞窟の中に入ってしまった。
正確にはどうくつの真上を歩いていたら落とし穴にはまって洞窟の中へドーン。
熊が一匹襲ってきたがなんとか殺した。力で負けるなら武器を使う。
これが今までの人間が強大な者を倒す時に使ってきた戦法じゃん?

それからというもの、俺は偶然あった魚と木の枝を集め銃弾の火薬で火をおこした。
これで凍え死ぬというレベルから脱出できた。むしろ熱くなったぐらいだ。
熊野皮を剥ぎ取って羽織った。仕方が無かった。俺はこんなことはしたくなかったんだよな。
いくら熊でも皮を剥がれるなんて嫌なはずだろ?
プレでターにでもなった気分だ。
俺はクロウの示したとおり西側を目指している。
コンパスだけは人を裏切らないみたいでよかったよ。
熊にも感謝しながら俺は進む、そんな時だった。
俺の目の前に飛び交ってきた光景は、大きな基地だった。
俺がアメリカにいっている間にこんな者が出来上がっていたとは思いもよらなかった。
どうやらいろいろと騒がしい様子だった。
あの大統領の娘とはぐれてしまうくらい飛ばされたとはな・・・
俺は駆け下りようとしたが、下り坂にはなにやら地雷が仕掛けられている。
万が一警報装置だったとしてもこの数は無いんじゃないのか?
やっぱ地雷だろう。自慢のヘリがここから良く見えるな。
壊れた状態だがな、ということはだ、嵐で見えなかったが真下には基地があったということなのだろうか。
そこの近くの岩山に墜落したって事は、大分迷惑かけたんじゃないか俺たち・・・

俺は裏をまわり危険な道を選ぶより地雷を踏まずに進むほうを選んだ。
モチロン危険なのはこっちのほうだろうな。
地雷だったら俺は一気に粉々、だが俺は進んだ。
ただ単に前へ前へ進むために・・・

453偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:32:33 ID:???

天下ってなんだろう〜サラザール偏〜
俺は結構霧乃のキャラクター達がすきだったりするルイスのセラ的なルイス・セラだ。
今宵は俺みたいに死んだはずん大人・・・フケチビから夢を聞こうと思います。
そうさ、俺はまだ懲りていないのだ ・・・
 た だ 、 こ の 星 の フ ケ チ ビは 怖 か っ た ・ ・ ・ 
サラ「えwwちょww右腕君もいっしょにいこうよ〜!え?彼女〜って・・ナンパ!?ナンパしてるんだな!?あ・・・」
ルイス「まぁ座れよ・・今のは綺麗さっぱり水に流してやるから・・・」
サラ「ど、どうもご親切に・・・で、私になんのようだね。」
ルイス「それが、今度セラザールと解明しようと考えててさ。」
サラ「君サラザール家なめてない?本当はナンだ。金か?」
ルイス「その金の話も含めておこうかな。そう、あんたの夢はナンだ?」
サラ「夢ですか、夢ならたくさんありますよ。こんどプラーガで出来た城を造るとか・・」
ルイス「いま作者がルイシーと書いたことより驚きだよ!」
サラ「そうでしょうそうでしょう、生きた城の中に入れて拷問を・・・うけけけえけ」
ルイス「今作者が本当にルイッスと書いてしまうミスよりも怖いよ・・・」
サラ「作者ってだれでしょう?それよりも見てください。右腕が左腕を差し置いてナンパしてますよ。」
ルイス「本当だよ。あ、今蹴られたね男の弱点。いやぁ、右腕でもあそこは痛いだろォナァ・・・」
サラ「そうそう、今度サドラー様の好みの幼女人形破壊計画もあるのですよ・・うけけけけけ」
ルイス「おまえ幼女をなめるなよ、幼女人形破壊計画の響きが気に入ってしまったけど!」
サラ「そんなことはどうでもいいのです。私はいろいろと忙しいのでコレで・・・」
ルイス「あ、紙がおちたぞ・・・何々・・・」
俺はそこに書いてあったサラザールの夢をみて感動してしまった。
サラザールに乾杯!・・・・うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお<男泣きww

454偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:33:13 ID:???
    KILLER7seven。。。Evil that lurks in smile。。。
〜Heaven smile〜。。。MISSION1。。醃笑みに潜む悪醃。。
2005年‘アメリカ・ロストタウン西部‘PM11:39

血の臭いに溢れた街。物静けさも感じる。何も無い、音といえば銃弾の飛ぶ音、とても演技の良い所ではなかった。
黒いレインコートに黒いサングラス。全てを黒で染め、それ以上も以下でも無い恐ろしさが漂っている人物。背丈も高く、腰には堂々と銃を下げている。この街ではいたって普通の光景だった。それほど街が物騒なのが分る。
男は目の前で人が人を撃っているというのに助けようとも、「助けて」という言葉さえも耳に入れようとはしなかった。
「ここには下種しかいないのか。」などと吐き捨て、その場を去っていった。人間としてみていないかのように・・・
この男には血も涙も無いのか、誰もがそう言いたくなるようだった。
男の周りには視線が漂う。車やトラック、廃墟となった建物、ビルの中からも視線が男を追う様だった。
何分か歩いたところで男は言った。「俺にリストンの居場所を言ってくれる野郎はいるか?」と、銃を手に持ち問いかけた。
しばらくの間沈黙が続いた。「何を迷っている?力尽くで教えてくれてもいいぞ。」そう、この言葉で事件は起こった。

街全体を揺らすほどの銃声。聞いていると頭がイカれてしまいそうなくらい聞こえていた。
また、あの静けさが街を覆った。血も、涙も、何もかも無かった。そう男達は思っただろう。
実際に起こった真実は、男は死んでいないということと、男は人間じゃないということ・・・「お前ら全員に告ぐ、聞くのは止めだ。これからは俺がお前らを力尽くで潰す。」

これが街はずれの港町に残る、《血で描かれたSMAIL事件》の幕開けだったのだ。
目撃者は通りすがった警備員一人。相棒が撃とうとしたらしいが、男の手が光り、その後大量の血が地面にあっただけで、相棒の姿は無かった。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
‘アメリカ・ロストタウン東部。KILLER7`AM10:12
「依頼ってのがまたそれか?何回も同じことをやらせないでくれよ・・・」
 「仕方ないじゃないか。少しでも金を貯めておかないと・・・」
そこにはいつも通りの会話をしている二人の様子が有った。一人は秘書であるボーンと言う名の男。
「ちっ・・・あの糞婆ァの護衛なんて誰がやるかっての・・・!!」
そこで愚痴を吐いているのはこの店を運営しているらしい人物である。名をグラン・スミスと言う。
外には人の影が見える。グランは表情を変えて睨み付けた。

455偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:33:46 ID:???
    KILLER7seven。。。Evil that lurks in smile。。。
〜Heaven smile〜。。。MISSION2。。醃笑みに潜む悪醃。。

グランは表情を変えて外を睨み付けた。何も無いなんて思えないが、人影は消えていた。
グランは不審に思いながらも銃に手をかけるのを止め、ボーンに警戒するように手で合図を出した。先を読んでいるかのような感じで・・・
グランは一度悪魔かとも思ったが、なにやら人間のような感じもしたらしい。悪魔のなかでも低級ならあり得るが・・・
グランは立ち上がり、赤いブレイズコートに手をかけ、着ようとした瞬間。
ドアはそとの風を巻き込みながら勢いよく開いた。人影は消えた物のなにかが近づく音が聞こえた。
一歩一歩グランの方へ近づいてくる足音。ボーンは何気ない恐怖を感じ取っていた。

全くこのごろの輩がやることはやることは単純だな。俺の視界から消え、音だけで存在を意識させているみたいだが・・・
「実際はボーンの裏に隠れていたりもする。」
グランは殺気立たせてコートに仕掛けておいた手の平サイズのナイフを矢の如くボーンの裏の存在に穴を開けた。
奇怪な叫び声をあげ、部屋を見渡すようにして、倒れた。存在は身体に血がこびり付き、形が分ってきた。
人のようだがデコボコした体つきに、毛も無い宇宙人のような姿が見て分った。グランは恐れもせず近づいた。
人間と言う存在そのものを超えたつもりだったのか?
グランは存在を見ておかしな点を発見していた。
過去に見たどの悪魔よりも死ぬのが速く、恐ろしく動きが早いこと、あの一瞬であそこに居られたということから推定したものだった。
その時、グランは自分の中で危険を予知した。

456偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:34:19 ID:???
   KILLER7seven。。。Evil that lurks in smile。。。
〜Heaven smile〜。。。MISSION1。。醃笑みに潜む悪醃。。

‘アメリカ・ハフマン島廃墟施設‘時刻PM18:2912/12

《トゥウェルブ・トゥウェルブ・・・》人はこの事件を大いに新聞に載せた。殺人ではなく凶悪な脅迫事件。
またの名を《トゥウェルブ・カウントダウン》と言う者も現れ始めた。
12/06に行われたスマイル事件。それから六日後に行われたこの事件。警察は関係があると主張した。
事件の流れはあった。こちらも目撃者は一人だけ、どちらの事件も、二人で居たはずの内の一人がかき消されて死亡するという。
目撃者の女の証言によると、警官が言っていた物と同じ内容だったのだ。「光に覆られて血だけが綺麗に地面へついた」と・・・
この事件はロストタウンの田舎町や、西部にあるグランの小さな事務所にまで伝わった。全世界へと・・・・
大量の賞金狩りの血がスマイルを浮かべて、こう横には記されていた。《Merry BAD Christmas.》
クリスマスと言ったら12日後、人々は絶望した。クリスマスの日に何があるのだろうか。警察は不審に思っていた。
ある日ハフマン島の古いレンガ造りの大きな屋敷に住む年老いた女性はグランに護衛を頼んだ。頼まれたのはスマイル事件の二日前。
丁度その後、ある黒尽くめの男が屋敷を出入りし、女性とも関係がある様に話を進めていた。黒尽くめ。
黒尽くめという言葉で連想できる物とはなんだろう?今私達の中で、この事件が起こることを知っている上で考えられることとは?

グランの元へ刺客が送り込まれたのはスマイル事件当日の朝。送り込んだのか、自分から来たのか。
このロストタウンでは有名な便利屋であるKILLER7だ。悪魔狩りを主にやっていることなど悪魔にも知れ渡っている。
彼の元へ行く低級な悪魔どもはこう呼ばれる。《Daredevil》向こう見ず、命知らずという意味だ。
そんなところに行こうとは考えない。ましてグランを知らないのであれば分る話だが、グランは聞き取っていた。
「スミス・・・スミス・・・」と何回もスミスと言う名前を口にしていた。喋れる悪魔なんて珍しい物じゃない。
悪魔がココで生きていくにはここの言葉を喋ることができないといけないからだ。規則を守っている悪魔だけと言う話だが・・・
グランは「スミス間違いじゃネェのか?」と笑い飛ばしたがその反面思い当たる節があったらしいのだ。
グランはボーンを呼び出して「12日が怪しい」と口にしていた。何故そう思うのか、ボーンは苦笑いをして悪魔の処理を続けた。
そして今日に至る訳だ。

457偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:34:51 ID:???
   KILLER7seven。。。Evil that lurks in smile。。。
〜Heaven smile〜。。。MISSION1。。醃笑みに潜む悪醃。。

‘アメリカ・ロストタウン東部、ハリー海岸‘時刻AM10:18 12/07 

グラン達は刺客であると思われる”ヒューマン系”の悪魔をボーンの愛車であるトラックに乗せるとすぐに出発の準備を整えた。
早くしなければ悪魔がいつ目覚めて襲い掛かってくるか分らないからだ。
ボーンは処理をしていたが、少量だが息があるのを発見した。これを機にあの屋敷の婆さんに見せればきっと何かが掴めると信じて・・・
西部の事務所から東部まで、そんなに時間も掛からず無事に着いた。何事も無いのが怪しい位に・・・
ボーンは海岸近くのガソリンスタンドにトラックを停めた。悪魔は息が出来ているみたいだが身体が動かせない。凍りつけられてるいる。
グランは自分のメインエレメントを有効に使用した。凍りつけることで動けないが、死ぬ確立が格段に上がった。
急がなければ死んでしまう。だがこいつは‘ヒューマン系‘属性は分らないものの、悪魔が凍死することはないという。
ガソリンスタンドの店員、店長。誰一人ここにはいなかった。
このことに対してグランは「勝手に使っちまえよ。」と言い、自分は何かしら調べている。
血痕を発見し、血痕に触れる。なぜか生暖かく、まだ固まっていなかった。不審な点は生暖かさ。まだ近くにいるのかもしれない。
そう思ったグランは念のためボーンに血の採取をしてもらい、あたりにもう一箇所血がないかを調べていた。血がここで途絶えるはずが無い。
その考えは見事的中。奥の小屋に付いていた。グランは早速小屋の中へ入ろうとした。・・・だが、グランに悪寒が走る。
すぐさま上を見ると、そこには無数に群れを成して飛んでいる悪魔がいたのだ。ボーンが遠くから言った。「悪魔の血だ!」と・・・
確かに悪魔の方から血が落ちてくる。真新しい血ではあったが人の物ではなかったのだ。
良く見てみれば、悪魔からは傷1つ見受けられない。恐らく血を吐いているのだろう。
グランは小屋の中へと身を潜めた。案外中は広く、外の明かりが無数の鏡によって部屋中に行き渡っていた。
グランは銃を手に取り、人が居ないか調べた。なにか関係のある物は無いか?そう考えながら。

しばらくして、ある手紙を鏡の後ろに発見した。内容を読んでみた。
”ヘブン・スマイル・コーポレーションHSC社、工作員報告書伝達
私はここに今までの記録と悪魔の参照データ、最後にアンブレラの野望について記す。
先月から始まった本作戦。一人の男を通して我々はハフマン島の大屋敷の管理者と接触に成功した。
館主の女は短気で几帳面。どこにでもいる婆さんだが、本性はまるで違う物だった。
我々が悪魔の血を金で買収すると言うことを聞いた途端髪が伸び始めこの世の物とは思えない化け物と化した。
館主は恐ろしい形状になりながらも優しくこう述べた「これは傘に送る物です。」と・・・
正直何を言っているか分らなかった。ここのガソリンスタンドを根城に悪魔について調べた。
‘ヒューマン系‘こいつらはヘブン・スマイル社が誇る殺戮ユニット。
もともとあの男の力で生み出していた。弱点は人間と同じく、頭を撃てば即死、悪魔の仲でも低級だが、群れを成せば郡を抜いている。
‘フライ系‘奴らは簡単な名で記されているが、中には肉食がおり、人を喰らう。
悪魔は殺すのが本主義だがこいつらだけは獰猛。
光を嫌う物も居れば暗闇を嫌うものもいる。彼らは基本的に空を飛び、群れを成している。
これが俺の調べた科目だった。今書いたのはほんの序論にすぎないものだが、あいつらがどんな奴かは分っただろう。
次にアンブレラについてだが、あいにく会社は倒産しているため情報が足らない。
ゾンビの一件で知られているが、B,O,Wが彼らの実験で行われてきた・・・・”
手紙は破れていた。何者かにやられたのだろう。グランは何か音を感じ取った。

458偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:35:22 ID:???
  KILLER7seven。。。Evil that lurks in smile。。。
〜Heaven smile〜。。。MISSION1。。醃笑みに潜む悪醃。。

The Last Outline※
グランとボーンはついに調査に乗り出した。スマイル事件翌日からである。
ハフマン島へ向かう途中の東部のガソリンスタンドに空を飛ぶ悪魔に遭遇。グランは小屋内部を調査にある手紙を読み始めた。
”アンブレラはB.O,Wを主な実験として行ってきた・・・”

グランは耳元である音を感じ取っていた。何気なく静かで、滑らかに響いてくる音。不思議であった。
グランはこの音に聞き覚えがあった。過去に何度も聞いた音だった。もちろんいま現在でも聞き続けている。
そう、"鐘の音"だ。ゴーンゴーンとあたりから響く幹事で身体にも伝わってくる。
「ハフマン ヘ イクノカ・・・」その声は金属よりも和らいでいるが聞こえにくい。慣れているグランなら聞き取れただろう。
グランは動きを止めずに「久しぶりの悪魔絡みの事件だから気合はいってね。」と笑いながら答えた。
そして音が止むとボロボロの無駄に長いマントで身を包んだ騎士が現れた。仮面をつけており、金属のような声はそれが元であろう。
グランはこう問う。「ヘル族であるお前が俺に会ってるのがばれたらどうする?」と、表情を変え言う。
「ソノ時ハ、オレノ力デドウトデモナル。」騎士は即答した。よほど力が強いのだと、自信はあるようだった。
騎士は鐘の音と共に消えていった。いつもの黒い霧はないのかと、疑問に思ったグランだった。
「この光りのなかじゃ無理か。」そういい残し、グランは小屋の扉を開ける。
恐怖は生まれてこない。生まれてくるのはいつもの・・・好奇心と正義感ってやつだけだ。

ボーンはのん気にトラックに補給をしていた。ガソリンタダなのだからギリギリまで、などと思いながら。
グランも真上を飛び交っている悪魔どもには目もくれずトラックの方向へと歩み寄っていた。
悪魔達は機嫌を損ねられたのかグランの前で着地する。グランは止まる様子も見せず近寄ってくる。
その様子を眺めるボーン。とてもお気楽な感じで鼻歌までする素振りを見せた。
その様子をみたグランは笑っている。悪魔達の顔を見るなり「どうしたよ?怖いのか?」と挑発をかけた。
ついに悪魔はリミットを越えたのかグランの方へ一匹が突っ込んでくる。
グランは待ってましたと言わんばかりに銃を抜き取り、悪魔の足に一発ぶち込んだ。
悪魔がつまずきグラン目掛けて倒れてきた。
グランはそれをチャンスに使い、顔から落ちてくる悪魔の顔を潰す形で足で地面へ叩きつけた。
悪魔は一匹死んだ。身体が溶け出し、骸骨となった。その骸骨はやがて灰になって消え去る。
「はっ!チョロいな。」グランはまだまだこれからだという感じだった。死体を見た悪魔達はグランそのものが恐怖に思えていた。
「今度は俺から生かせて貰うぜ。ビビり君たち!」ついに悪魔達は怒り狂いグランに一斉攻撃を仕掛けた。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ダァンッ!
「コレが最後か・・・よし、そろそろいくぞボーン。」
グランは難なく群れを一網打尽にした。能力も使わずして戦うこの光景を、遠くから観察するものがいた。
観察者は茂みに隠しておいた車を走らせ、どこかへ消えていった。
グラン達は港を目指す。スマイル事件の現場であり、ハフマン島へ行くための道のりであるから・・・

459偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:35:54 ID:???
  KILLER7seven。。。Evil that lurks in smile。。。
〜Heaven smile〜。。。MISSION1。。醃笑みに潜む悪醃。。

The Last Outline※
グランとボーンはついに調査に乗り出した。スマイル事件翌日からである。
ハフマン島へ向かう途中の東部のガソリンスタンドに空を飛ぶ悪魔に遭遇。グランは小屋内部を調査にある手紙を読み始めた。
”アンブレラはB.O,Wを主な実験として行ってきた・・・”

グランは耳元である音を感じ取っていた。何気なく静かで、滑らかに響いてくる音。不思議であった。
グランはこの音に聞き覚えがあった。過去に何度も聞いた音だった。もちろんいま現在でも聞き続けている。
そう、"鐘の音"だ。ゴーンゴーンとあたりから響く幹事で身体にも伝わってくる。
「ハフマン ヘ イクノカ・・・」その声は金属よりも和らいでいるが聞こえにくい。慣れているグランなら聞き取れただろう。
グランは動きを止めずに「久しぶりの悪魔絡みの事件だから気合はいってね。」と笑いながら答えた。
そして音が止むとボロボロの無駄に長いマントで身を包んだ騎士が現れた。仮面をつけており、金属のような声はそれが元であろう。
グランはこう問う。「ヘル族であるお前が俺に会ってるのがばれたらどうする?」と、表情を変え言う。
「ソノ時ハ、オレノ力デドウトデモナル。」騎士は即答した。よほど力が強いのだと、自信はあるようだった。
騎士は鐘の音と共に消えていった。いつもの黒い霧はないのかと、疑問に思ったグランだった。
「この光りのなかじゃ無理か。」そういい残し、グランは小屋の扉を開ける。
恐怖は生まれてこない。生まれてくるのはいつもの・・・好奇心と正義感ってやつだけだ。

ボーンはのん気にトラックに補給をしていた。ガソリンタダなのだからギリギリまで、などと思いながら。
グランも真上を飛び交っている悪魔どもには目もくれずトラックの方向へと歩み寄っていた。
悪魔達は機嫌を損ねられたのかグランの前で着地する。グランは止まる様子も見せず近寄ってくる。
その様子を眺めるボーン。とてもお気楽な感じで鼻歌までする素振りを見せた。
その様子をみたグランは笑っている。悪魔達の顔を見るなり「どうしたよ?怖いのか?」と挑発をかけた。
ついに悪魔はリミットを越えたのかグランの方へ一匹が突っ込んでくる。
グランは待ってましたと言わんばかりに銃を抜き取り、悪魔の足に一発ぶち込んだ。
悪魔がつまずきグラン目掛けて倒れてきた。
グランはそれをチャンスに使い、顔から落ちてくる悪魔の顔を潰す形で足で地面へ叩きつけた。
悪魔は一匹死んだ。身体が溶け出し、骸骨となった。その骸骨はやがて灰になって消え去る。
「はっ!チョロいな。」グランはまだまだこれからだという感じだった。死体を見た悪魔達はグランそのものが恐怖に思えていた。
「今度は俺から生かせて貰うぜ。ビビり君たち!」ついに悪魔達は怒り狂いグランに一斉攻撃を仕掛けた。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ダァンッ!
「コレが最後か・・・よし、そろそろいくぞボーン。」
グランは難なく群れを一網打尽にした。能力も使わずして戦うこの光景を、遠くから観察するものがいた。
観察者は茂みに隠しておいた車を走らせ、どこかへ消えていった。
グラン達は港を目指す。スマイル事件の現場であり、ハフマン島へ行くための道のりであるから・・・

460偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:37:47 ID:???
    KILLER7seven。。。Evil that lurks in smile。。。
〜Heaven smile〜。。。MISSION1。。醃笑みに潜む悪醃。。

グランとボーンはトラックを急がせていた。この悪魔がついた途端に暴れだしたら元も子も無いからであった。
すぐにでも港へ到着するしか道は無かった。だが、トラックの行く手を阻むように悪魔からの妨害を受けていた。
何度も何度も計算されているように悪魔が現れて襲ってくる。
グラン達は構ってる暇も無いわけなのだからもちろん相手にはしなかった。それこそ時間の無駄であるから。
銃を予め用意はしたが、何故かくる者は一度襲った後消え去っていた。何事も証拠を残さないためなのか。
「これ以上はまずい、左折だ!」グランはこれ以上先は無いと考えて一気に殲滅する手に出てみようと思っていた。
だがボーンは答えてくれず、「い〜や、右折だ!!」グランはバカかといおうとしたがトラックが揺れていてうまく喋れない。
悪魔達の姿が見えなくなった。多分計算違いが起こったのだろう。
ボーンは先読みしていた。グランの思ったこと全てが読まれているように悪魔達が出現しているのだと。
だからあえて遠回りになる道順を選んだ。この方が安全「急がば回れだぜグラン。」そう言った。
そうこうしていると、1つのポルジェがグラン達の乗っているトラックを追いかけるようにして後を追う。
その後から次々と悪魔が飛んでいる。これは絶体絶命だったのかも知れない。
「ボーン、後ろの扉を上げろ、例のもので撃ち払ってやる。
何が起こるのか、そう、トラックの後ろには減りに用いてあるような機関銃だったのだ。
扉が開く、グランはさらにシャッターを蹴飛ばして外が見えるようにした。
グランはまず、車を覆っている悪魔達から排除に掛かった。
ダダダダダダダだダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダッ
延々と続く銃声は耳が破けそうなくらいになるまで続く、悪魔達は近づくことさえ出来ずにいた。
血祭り状態のとき、車を見失った。何処にいってしまったのだろうか?
ついさっきまでは近く。いや視界に入っていたという時に・・・グランは撃つのをやめてシャッターギリギリのところまで行った。
上を見上げると、そこには車が巨大な羽根のついた悪魔に運ばれている様子だった。
グランはボーンにいつもの道を通れと言った。このままでは行き止まりだと思ったからだった。
あそこには港への最短ルートがあるからだったとボーンは思い、直角にトラックを曲げ、右へ行く。
このルートを通っていけば港へ着ける。途中であの巨大な悪魔はトラックを鷲掴みにした。
グランはボーンと必要な道具の入ったバックパックを取り、外へ飛び降りた。
トラックを持った悪魔はこちらへ投げつけた。あのトラックがぶつかり爆破したら一溜まりもナイト考えていた時。
グランはあることを思いついた。
そう、グランは銃を手にしてトラックの中のタンクを何発も撃っていたのだ。
そして、巨大な悪魔の目の前で大爆発が起きた。
これがのちに記される《ビッグ・スケルトン》の幕開であった。

461偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:38:18 ID:???
キャメラマン―バイオハザード4物語―第一話

編集長「やあ、今日から君ヨーロッパ行き。」
「え!?いやちょっと話が突然すぎませんか!?」
・・・・・・・・
そう、僕は編集長に頼まれて今日からヨーロッパに行くんです。
なんでかって?そう、それはあの人たちが俺を嫌っているから、俺が才能持ちすぎてるんだとか言ってすべて俺に押し付ける。
腹が立つついでに頭にまできたよ・・・俺ちょっと良いこといってない?
凄いよ。今のちょっとしたブームが殺到するかも・・・
いや、今日からってのはしょうがない事さ。俺の才能を海外にも示してやろうじゃないかいっそのこと!
―――――――――――――――――――――――――――
いやぁ、長旅だったけどようやくアメリカの空港に着いた・・・
あれ?あそこに自家用機っぽいのがあるけど無断で良いのかな?
?「いやぁぁぁぁぁぁああ!ヘールp・・・」
うわぁ、あそこで大男が女の子かついで自家用機っぽいのに乗ろうとしてるよぉ。
あれ?トイレにいくのかな大男君。やべっ!俺も漏れそうなの我慢してたんだっけ。
トイレの中――――――――――
大男「お前・・・二枚もその服重ね着して込んで良い。寒いのも我慢できないのか?」
そう言って大男はフード被ってるおじさん達の一人から重ねてある服を脱ぎ捨てた。
おっと。
俺はトイレのドア越しに隠れた。一瞬フード被った奴に睨まれた感じがしたが去っていった。
俺はトイレのゴミ袋からあの黒い服を取った。
なかなか良いセンスしてる気がするんだけどなぁ。
捨てるなんて勿体無いし、これ着てみるか。二ヒヒ・・・
空港、待合室―――――――
俺は堂々と歩いていた。これじゃぁ俺がスクープの種になっちまうけどいいか。
その時さっきの団体さんが俺を見て手招きを元気良くしてきた。
俺も調子に乗って手を振りながら走っていった。
ついた途端にあの大男の隣にいたベレー帽の男に捕まり拳骨を喰らった・・・
「バカかお前は!?ガナードのなかで一番バカだろう・バカだろ!?・・イテッ!」
大男「お前も軍人のなかでもバカであろう。声が大きいぞクラちゃん。」
クラ「だから、俺はクラちゃんじゃねぇから!」
そうおこうしていると、俺はさっきのおっちゃん達の列に並ばされ、自家用ジェットに乗って行った。

ここから俺の熱いキャメラマン魂と勘違いから連なるトラブルの連続の物語が始まろうとしていたのかも知れなかったりするのだ。

462偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:38:55 ID:???
キャメラマン―バイオハザード4物語―第二話

「あの〜、クラちゃんさん。今から何処へいくんですか?」
クラ「お前にクラちゃん呼ばれたくないし、それにちゃんさんってなんだ!?」
大男「これ、驚きだな。お前さん英語ペラペラみたいだな。」
黒いオジサン「ラーヴァコスタッ!」
「パンナコッタ!?こんなところにパンナコッタが!?」
クラ「お前よく見るとちょっとガナード達と違うような・・・」
大男「駄目だぞクラちゃん。人を疑うな。多分あのお方が観光客にプラーガを打ってしまわれたのだろう。」
あのお方って誰?プラーガってなに?ラーガ・・・ラガーの間違いかな?
もしかしたら案外この人たち日本語喋ったりするのかな?
パンナコッタってカタカナ語の発音だったし・・・
森のど真ん中。―――――――
村人女「アリエッター!ヴァモス!」
うわぁ、歓迎されてるよぉ。この人たちこの森では有名人かお偉いさんだろうかな?
それと、あり得んなーって何?もしかしたらまぁ!有り得ないわ!?
みたいに驚きたかったんだろうなぁ。緊張しすぎてかんじゃったんだと思うよ俺としては・・・
でも最後のバモスって何よ?この中に彼女の恋人のバモスさんがいらっしゃると?ああそうですかめでたいなぁ・・・
「うう・・・んー!!」
こ!あ・・・いやそんなバカなことが起きてるわけじゃなさそうだ!
あの女子大生っぽいのがクラちゃんさんの手から逃れて森の奥へ!
クラ「何ぼさっとしてるんだ!いけ!お前も行け英語ペラペラ!!」
ああ!今のは絶対に仕返しだな!?クラちゃんさんって結構良いセンスじゃないっすか!?
森の奥――――――――――
くそー!逃げ足はやい・・・!!
先祖はきっと足が速い生物だろう。いや、タダ単に胸がデカイゴリラメスだったんだろうな!
いや、メスゴリラが正しいか・・・そんなことを考えていたら後ろから・・・
黒いオジサンたち「ブベラッツ!!!!!」ズサササササササササッ!!!
おおーいい!!!何普通に木の根につまずいて転んでるんだァー!!!
しかもブベラって一斉に言ったところを褒めてあげたいくらいだよ・・・
あ・・・女子大生を追いかけてる今の俺って・・・ある種の変態・・・!!
そうかっ!これは今俺をはめようとして変態的イメージを持たせるための編集長の策略・・・!!
違うか・・・あっ!あの女子大生崖から飛び降りやがった!!
いや、正確には転んだってのかなアレ・・・・

駄目だー!!俺は何も考えず、取り合えず崖から飛び降りて見た・・・

ハズレだァー!俺はどんどん落ちていく、そんな俺の横に脚が見えた。
俺はすかさず掴んで落ちるのを間逃れようとした・・・
?「キャァー!足から手を離してー!」
「お嬢さん落ち着いて!落ち着かないと俺落ちちゃうからっ!」
?「落ちれば良いじゃないのよ!」
「そんな酷いこと言わずに・・・お嬢さん、見えてはいけないものが見えております。」
?「何処見てんのよ!!!」バキッ・・・
「お嬢さん、あなたの掴んでた木の枝が折れちゃいましたよ・・・」

NOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!

463偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:39:31 ID:???
キャメラマン―バイオハザード4物語―第三話

俺はどうして良いか分らなかったけど落ちていった。隣であの子は木にぶら下がり助かった。
俺はモチロン掴むことすら出来ず、川に落ちていった。気がつけば俺は流されていくんだろうなぁ・・・
おぼれるんだろうなぁ・・・・は・・・・え?
?「あははは!あなた浅い川でおぼれかけてやんの!あはははは!」
「うっせー!つかお前こそ降りられなくて困ってるジャンかよ!」
?「これは・・・仕方が無いのよ!あ・・・また見てるでしょあなた?」
おっといけない。これはこれ以上やっているといけない気がする。
でもあそこから落ちてきてよく俺たち無傷だよなぁ。
「お〜い!見えてはいけないものにはモザイクしとけよ〜!」ガコンッ!
あ・・・からかっただけなのに木の枝投げつけられた・・・!!?
痛そうにしている間にあの子はいつの間にか下りることに成功していたようだ。
「まってぇ!今俺足痛くて追いかけられないからまっててぇ!!」
あー・・・結局はいっちゃうのね。俺を置いていったら通訳がいなくて困るだろうよ。
あ・・・クラちゃんさんがいたなら大丈夫かな。
ってまずこの森から脱走されたら意味無いような気がするんだけど・・・

アレ?戻ってきてくれたぞ?やっぱ怖いんだな?
だから女ってのは困る。まるで熊にでも追いかけられているかのように全速力で着やがって・・・
本当に熊が見えるのはどうしてだろう。アレは幻覚かな?頭をどこかで強く打ったんだよきっと・・・
きっと・・・いや、絶対そうであって欲しいんだけど・・・きっとそうだよね・・・
「駄目だァー!こっちへ来るなぁー!!!」
?「あなたが戻ってってい言ったんでしょうがァー!」
「いや、出来れば何事も無く戻ってきて欲しかったァー!」
森の置くの洞窟内―――――――――
「あのさぁ、こういう時って服脱いだ方が風邪引かないっていうじゃん?」
?「あのね。恥ずかしくてそんなことやってられるわけ無いでしょうが。」
「俺は男だから平気だからねー!」
?「何勝ち誇ってんのよ!」ドカッ!
「下着になるぐらい良いだろうが。それともアレか?焚き火起こさないと雰囲気でないのか?」
?「雰囲気ってなんのよ?確かに寒いのは寒いけど、さらに火も起こしてないのに服脱ぐのは逆効果なんじゃ・・・」
あ・・・やべぇ、根本的なところから間違えてたきがする・・・・
確かになんの用意も無く留まって裸になるのは可笑しな話なきがする・・・!!
クラ「おおーい!ここから声がする。お前ら様子を見て来い!」
「ねぇ君、嫌とか言ってたワリには着替え持って来てたりしたんだね。」
?「常に携帯用の予備があるのよ。これが私なりの常識。着替えるからあっち向いてなさい。」
「はーい・・・」
気のせいだよね。今黒いおじさん達の影が見えた・・・
気のせいじゃないねコレ・・・・
?「バカっ!あっち向いてっていったでしょ・・・いや、私があっち向くわ・・・」
「出来れば奥のほうまで進んでくれない?」
そう、徐々に距離が詰まっていっているのだ。
このままでは完全に俺は変態扱いされてしまい、この子は何かのスクープの種に・・・!!
「あ・・・俺ちょっと先にいくかr・・・・!?」
?「え!?何よ!失神してる!?」
俺はこの世のウンを全て使い果たしたような気がしました。
ウンです。運とは程遠いかも知れないウンです。
意味が分りません・・・その後、アシュリーは着替え終わると共に捕まり俺もなんか運ばれていきました。
そういえばオジサン達が「べジータが何たら間たら」って言ってたようなそうでないような気が・・・
もしかして都会に行ったときにDBの漫画を読んできたのかな?
英語分らなくてもべジータだけは心に残ったのかな?
鳥○先生ィィィ!!!!!!!!!!

464偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:40:55 ID:???
    KILLER7seven。。。Evil that lurks in smile。。。
〜Heaven smile〜。。。MISSION1。。醃笑みに潜む悪醃。。

グランは落ちてきたトラックを持っていた銃で撃ちに撃った。やがてトラックのシャッターから見え隠れしていた燃料タンクに直撃。
巨大な悪魔の顔面辺りで大爆発が起きた。グランはその様子を見て笑っていた。「笑ってないで急げよ!」ボーンは言った。
ボーンは愛用のトラックを壊されたことに大分不満を抱いたようだった。グランはボーンを追い抜く形で走っていった。
悪魔は顔面が焼かれ、酷く痛み苦しんでいる様子だった。悪魔が顔から手を離して見えたものは、目を焦げるまで焼かれていた状態。
ムゴいとまで感じたボーンだったが、気に留めること無く前へと走り出した。これからが大変だと言うことが分っていたから・・・
グランは「モウすぐ船が見えてくるとこだから高く飛べるように気をつけろよ?」とボーンを怖がらせるように言った。
だが、ボーンも慣れっこなのか少しも動じずあたりを警戒した。悪魔達はまだ進行をやめない。
これは都合が良すぎることだとグランは思っていた。何故俺達がハフマンへ向かうと同時にこんなに来るのだろうか?と・・・
―――――――――――――――――――――――――――――
「グラン、グラン・・・グラン、スミスの息子・・・スミス・・・」
何度も問い詰めてくるように一人の老いぼれた男は言っていた。車椅子の格好。何も他には言わない。「スミス・・・」とばかり・・・
そんな男の下に一羽の梟が口ばしに一通の手紙を加えて窓辺に止まった。
車椅子で向かった男。手紙を受け取りもとの場所へ戻ろうとした。
梟は翼を羽ばたかせて月に照らされながら飛び立った。老いぼれは封筒を切るためにハサミを取り、封筒の口を切った。
封筒には『リストン氏へ』とだけ書いており、誰が何のために送りつけてきたのかは知らなかった。
タダ、手紙を見た途端にリストンと呼ばれた男は見て納得していた。内容は血で描かれていた。
そう、十字架に貫かれた一人の悪魔だった。
この絵が何を意味しているのか、男は「笑顔は大切だが、そこまでしなくても」と、何もいないはずのドア方面に言った。
すると壁から男が一人現れた。あの黒く身を包んだ男だった。男は口が裂けるほどの笑みをした仮面をつけていた。
「笑顔が大切だと仰ったのはあなた様ではないでしょうか?」

465偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:41:37 ID:???
キャメラマン―バイオハザード4物語―第四話

俺は〜タダ見てはいけないものを見ただけだったんだよぅ・・・
というか着替えてるの知ってて振り返った俺もどうかと思うけど、俺はああいうの見ると気が動転するのね・・・
それにしてもここは民家かな?
村人オサーん「イエー!ヤカ〜ン!」
うわぁ、なんかやかんで喜んでるみたいだけど・・・やかんに何があったのか気になるよね。
すると一人の包丁持ったおばさんが俺の方を見て
おばさん「ミエルダッ・・・ミエルダッ・・・」
「ちょっと待って!何が見えてるの?俺何かに取り付かれるの?・・・やっぱ身体を悪寒が走るのは・・・」
おばさんは「ミエルダッ・・・ヤカ〜ン」と最後に言った・・・
え?俺にはやかんが取りついてるだと・・・しかも妙にヤカ〜ンって伸ばさないでよ。
あ〜あ、心配になってきちゃったよ、窓でも見るかな、仕事風景とやらを写真に収めるのもまたいいかも・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!!?
なんか人が焼かれてるー!ちょっと待って何アレ!?
「マネケルダ!!オカーン!!!」
マネキンなの!?いや、おかん?お母さん焼いちゃってるの!?
いや、どう見ても警察のオヤジじゃネェか?何アレ・・・もしかして今晩のおかず!?
俺食べたくないなぁ・・・というかミスター・袋仮面がチェーンソー持ってるけどアレで肉を切って分けるのかなぁ・・・
遠慮したら見えるんだッ!って言われそうだからなぁ・・・なんか気に食わないことするとすぐ見えるんだっていうあのおばさんは何?
アレ?あそこで光ってる物があるけどなんだろう・・・
そうだカメラでズームインしてみて見るか・・・・えっとまずライフル持った金髪の人がいるよね。
アレってこの村のなんだろう、アレ?一瞬にして武器がハンドガンになったけど・・・まさかアレが『ハンドパワー』!?
あっ、走ってきた。俺も少し降りてみるか、警察の人かもしれないし、それに人やいて食べる習性があるってばれたら俺も逮捕されちゃうし・・・
村中央―――――――――
アレェ・・・おじさんたち急に静かになってあの人見てるけど?
オジサン「イヤイバ・トロール!!」
はい。今の人はイヤイバ・トロールさんね。可笑しな名前だなぁ・・ぶははっ・・・
おばさん「ミエルダッ!ウワオ!!」
「おばさん落ち着いて!凄いものが見えたのは分るけど切りかかるのはよそうよ!」
パァン!
「う・・・嘘だろ・・・おばさん・・・・死んじゃ嫌だー!!!」
嘘だろォ!?警察が人を撃つことなんてありえるものなのか!?
おばさん「ウグググ・・・ミエルダ・・・」
「い、頭撃たれても生きてる・・・凄いよおばさん!今ので・・」
パァンパァンッ!
おばさんは俺の足元に落ちて、砂になるように消えてなくなった・・・
男は俺に標準を合わせてくる。俺は溶けるわけないだろうが、死ぬのは当たり前。
その時!銃声を聞いたほかのオジサンおばさんがいっせいに助けに来てくれた。
それほどまでに仲間の死を大切に思えるなんて・・・感動ダァー!

ここから俺の勘違いは連続で起きて言ったのだった・・・

466偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:42:10 ID:???
キャメラマン―バイオハザード4物語―第五話



俺は村人に誘われてカマを持たされていた。マジでころすきになってしまった俺だが、やっぱ金髪の正体が知りたい。
いやというかこの村のことが一番知りたいわ!
「イヤイバ・トロール!!」
たまにいやい!パトロール!って聞こえるから多分警察なのは確かだろうかな?
でもなぁ・・・そう思っていると金髪は俺の寝ていたおばさんの家に上がりこんだ。
俺はおばさんがイリュージョンしたんだと思い込み。金髪はそのための助手だったのだと思った。(バカみたいに)
だって、ナイフで切られようがハンドガンで撃たれようが生きてることからそう思い込んでしまった。
そして俺はスキを構えたおばさんとオノを持ったおじさんのカップルと共に裏口から廻ろうとしていた、その時、なんかチャイナドレス着た姉さんがいた・・・
俺はこれはステージを間違えちゃったんだと思い近寄ろうとしたが、さっきのカップルが俺を止め、裏から廻らせた。
もしかして娘さんかなぁ?カップルというより夫婦だったんだネェと勘違いをしていた。
そして、ミスター・袋仮面がチェーンソーを持っておばさんの家のドアを破壊しようとしていた。
そして俺は思った。
もしかしたらイヤイバさんはチェーンソーでやるマジックがトラウマだから逃げ惑っているんだろう。と、(バカみたいに)
隣のおじさんが梯子を立てておばさんの家の窓を壊した。
「ちょ!後で弁償してね!?」
村人「アガレロ!!」
「そうだよ誰かアガレヨ!!・・・おっ、君俺くらいの歳して勇敢な村人だネェ。」
ザシュッ!プスッ!ズシャーッ!!
「ちょっとまてぇ!アガレヨコールストップ!イヤイバさんを説得しようよまずはぁ!」
そのコロミスター・袋仮面が金髪を斬ろうとしたが、間一髪のところでかわされた。
そして、チェーンソーが奪われ、背中を向けていた袋仮面を貫いた。
「ミスターーーーー!!!!!!!!!!!!」
袋仮面は首に飾っていたルビーを窓から最後の力で俺に投げ込んだ・・・
袋仮面「アイヤー!!!!」
そう、愛情がこもってるといいたかったのだろう・・・(ぇ?
すると、奥のほうから鐘の音がする。村人達は武器を捨て、鐘の音のするほうへ歩みだした。
村人「アア、ランチターマー・・・」
若人「テレもイイゼス。」
どうやらランチタイムのようだった。この焼いてる人ほったらかしでどこ行くんだよ。
一日中煮込むのは聞いたことあるけどさ。一日中やいたら灰になっちゃうよ?
俺も腹が減っていたために急いで誰よりも速く進んでいった。

467偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:42:42 ID:???
キャメラマン―バイオハザード4物語―第六話

俺はランチタイムを待ちかねた子供のように走り、墓場のようなところへ出た。
なんか嫌な空気してるなぁ・・・っつかおじさん達が上がってこないけどなんか起きたのかな?
なんか中から銃声と悲鳴が聞こえるけど・・・映画を見てるんだろうな・・・きっとそうであって欲しい・・・
この先を進むと教会かぁ・・・あれま?さっきのチャイナドレス着た娘さんじゃないか?
「あの〜、ここになんの用ですか?」
娘さん「あら、礼儀の良い人もいたのね。」
「いや、というかこの教会の中から出てきたところを見ると・・・信者ですかい?」
娘さん「気に入ったわ。あなたにちょっとしたプレゼントをするわ。」
話をスルーされちゃったよ。まぁ慣れてるよ。こういうスルーにはさ・・・
すると娘さんは俺に地図と1つの緑色の宝石をくれた。
娘さん「この宝石は教会の裏にある石盤にはめておいて、それとこの弾の無いハンドガンは要らないからあげるわ。」
「いやぁ地図はありがたいんだけどね。銃って必要ないような。」
娘さん「ここはあなたが思ってるほど平和じゃないわよ?じゃね。」
そういうと娘さんは林の奥へと消え去った。俺はみとどけてばっかりで止めようとはしなかった。
というか平和じゃないってそうだよね。ハードボイルドな金髪刑事が居る時点で終わりだね。
とりあえず教会に入ってみた。―――――――
バシュッ!バシュッ!
「ちょーい!落ち着いて!」
男「なんだよぉ、忘れ物なら速く取れよ。小声(ちっ!レオンが来たのかと思っちゃったジャン。)」
「いや、すいません。ここでは何をするんでしょうか?村人さん達がランチタイムだとか・・・」
男「は?あいつらランチタイムって言葉どこで憶えたんだ・・・まぁいい、上に居る娘の見張りでもしてろ。」
「貴方様は誰でしたっけ?良く絵をみますけど・・?」
黒いオジサン「ぬぅぅわぁぁにぃ!?サドラー様を知らないだと!?」
「おお!やっと普通に喋る人発見!サドラーっすか。良い名前ですネェ。」
サド「いやだからさ、君らは多分俺がマスタープラーがの一種間違えて打っちゃっただけだから・・・でなくて、さっさといけぃ!」
とにかくプラーがてなんですかー?全くこんどはマスター着ちゃったよ?マスター・・・
サドラーかぁ、マゾラーはいじめられてカワイそうな立場なんだろうな。
俺としてはMの方がいいなぁって・・・なんかどうでも良い話になってきよった。
俺は娘と言われている娘を見張ることになった。
どんな子だろう・・

468偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:43:17 ID:???
キャメラマン―バイオハザード4物語―第七話

サド「くっくっく、俺たちは飯を村長の家で食ってくるからな!金髪きたら伝えにこいよー!」
俺はメイクしたオジサン達が帰っていくのをみて羨ましいなとおもったよ・・
まし食えるのかと思って走ってきたら仕事をもらっちゃうなんてついてねぇーなぁ。
捕まった女とやらもどうせおばさんだろうな、綺麗な人ならいってやってもいいけどねぇ。
そうだ、このままさぼってもばれないよな。っつかどんな悪いことをしたんだろこの捕虜。
しかも教会に閉じ込めるってどゆこと?
外に出て村長の家へ行った――――――
大男「サドラー様。金髪のことを忘れて酒を飲みにサラザールのところへ?」
サド「いいのだよ。ある程度サラザールに会わないとすぐ落ち込む奴だからな。予定の時間になるまで足止めをしておけ。」
大男「よし、出てきて良いぞ初心の教徒。」
「ありがとうございやすっ!で、サラザールって?」
なんと、俺はサドラーさんにばれないようにかくまってもらっていたのだ。
「っつかあなたが村長さんだったんすねぇ・・・どうりでボスのイメージが強い方だと。」
村長「誉めても何も出ないぞ教徒や・・・」
「いや、普通にお茶だされてますけど・・・」
でもやさしい人なんだなぁ、心優しい大男ってのはいいよなぁ・・・
でもさっきからハエがうるせぇな。ずっとつけてきたのかな・・・しつこすぎるな。
「あ・・・村長さんの皿にハエ・・・」
ドスーン!グシャー!!!
うっそー!?ハエ一匹ごときに対して拳で答えたー!?
なんかどすこーいって掛け声張ったよね?今のパンチで机壊しちゃってんじゃン?
村長「さて、私はそろそろ捕まえたプーさんを見に行かなければ・・・」
プーさん?捕まえたプーさん?高木プー?あ・・・ぶー・・・
ってかまさかあのプーさん?実際に存在してたんだなプーさん・・・
カメラを用意しなければな。せっかくの旅行を何もとらずに帰るなんてたまったもんじゃないや。

469偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:43:49 ID:???
キャメラマン―バイオハザード4物語―第八話

俺はプーさんの様子を見る代わりに村人達の可笑しな作業を手伝っていた・・・
この岩なんで使うんだろう。川を塞き止めるわけじゃなさそうだし・・・
村人オジサン「オホーツク海のペラペラジョーン!!」
「え?そんな通称ペラペラジョーン的なあだなが・・・あ、君ら何落とそうとしてんだよ・・・」ズルっ・・・
俺は岩を落とそうとしている村人のオジサン達ばかり気にしていたから落ちちゃった・・・
「笑い事じゃねぇぇぇぇぇぇぇぇえっぇえええ!?」ドンッ
幸い金髪君の上に落ちたから助かったね・・・
でも銃向けられちった・・・これまた笑い事じゃないね。
村人若人「アリエッター!!!!!!!!」
金髪「ちくしょう。泣けるぜ・・・」
「置いて行くなぁ!むしろこっちが泣きたいから!」
いやぁぁぁぁあああ!迫ってきたぁ!
金髪「お前いらないから歩け。な?歩きなって。」
「誰が歩くかぁ!だったらてめ転べ!転んで三度死んでから出直して来い!」
・・・転んだ。ころんでやがる・・・潰された!潰されてやがる・・・
リアル過ぎないかこのアトラクション・・・そのとき、俺の目の前に大きな字が・・・
YOU ARE DETH ・・・ゲームーバーみたいになってないか?コレも俺に用意されたアトラクション?
すると目の前が真っ白になり、同じ光景に戻った。もちろん俺は下にいる・・・岩が落ちてきた・・・ぇ?
「いやぁぁぁぁじゃぁぁぁぁあああ!」
金髪「てめぇがうるせぇから転んだじゃねぇかよ!」
「てめぇが生きてること自体怖いから話しかけないでくれ!」
ズルルルルルル・・・・・ブシャー・・・・潰されてるー・・・
三度死んでからっていったのを真に受けちゃったかな?
すると目の前に・・・可笑しな防止の男が現れ・・・
「駄目だス○ーク!未来が変わってしまった。タイムパラドックスだ!」
ゲームちげぇ・・・・・!!!!!!!
はっ・・・今俺なんか言ってはいけないこと言った気がする・・・

470偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:44:21 ID:???
キャメラマン―バイオハザード4物語―第九話

金髪くんはなんとか岩とらっぷを潜り抜けることに成功。
俺に恨みをもったみたいなので逃げてみたが、そんなとき、あの娘さんにあった。
娘さん「あら、また会ったわね。どう?弾は見つかったかしら?」
「ってか銃刀法違反のとこからきたからなぁ。でさ、君の名前は何?」
娘さん「あなたに教えても害はなさそうだから・・・エイダよ。」
なんかグラサンとるとええ女っぽいなぁ・・・っつか本当に娘だったのかを問いたいね。
あのあとからあの夫婦見かけないけどどこいったんだろ?
もしかして金髪くんがやっちまったのか!?
「ごめんな、俺があの時お前の両親といれば殺されずに清んだのかもしれないのに・・・」
エイダ「へ・・・なぜあなたが両親のことを・・・?」
「知ってるさ。あの時一緒に裏から回ろうとしてたんだから・・・」
エイダ「じゃ、じゃああなたはあのときの生存者なのね・・・?」

なんかうまく勘違いとまことの話がかみ合っているご様子byスペシャルゲスト、ダンディーさん
へい、あっしはほかの作品にださしてもらっていた暖出 雅夫です(だんで まさお)

エイダ「はっ!まずいわね。じゃあ私はこれで。」
いってしまった・・・やっぱ殺されたんだな金髪に・・・金髪ー!

へい、金髪とはエイダ考え=ウェスカー。主人公考え=レオンでございやすね・・・byダンディーさん」

そして、俺はなんか恋愛イベントでいう好感度アップをはたしたような気持ちで村長さんのいるところを目指した。
どうやらプーさんのいる部屋に閉じこもっているようなことをいわれた。
これってプーさんを奪還しに着たのか?それならス○ークがいいと思うのに・・・
なんか村長さんが家へ突入したよ。あれって元刑事?
とにかくプーさんをとるのは捕まえからにしよっと・・・

なんか可笑しな工業施設かな?なんか凄い高いところにたってるし・・・
あっ!いま村人が村人にぶつかって橋から落ちたー!
それにも気にせずサドラーさんがなんか注射を金髪にしたよぅ・・・
俺は幸い金髪から奪った防弾ジャケットらしきものの中に入ってる双眼鏡でよく見える見える。
そろそろ村にいこうかな。おばさんの残った骨カスを生めて墓を作ろうと思うよ・・・
このジャケットあったけぇ、なんか中に防弾チョッキが埋め込まれてるけどね、一部だけ。
心臓付近に一個だけってかわいそ!
でもこれ着てるといやな予感がするんだよね・・・

471偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:44:52 ID:???
    KILLER7seven。。。Evil that lurks in smile。。。
〜Heaven smile〜。。。MISSION1。。醃笑みに潜む悪醃。。
‘アメリカ・ロストタウン東部スマイルキャッツ店‘時刻12/8 AM00:03

クチャクチャという音が辺り十を響かせていた。ガムを噛む音。銀色の髪をして背筋はグランと同じ。
男はこの騒がしい居酒屋の雰囲気には合わず黒い長めのブレイブコート。グランと瓜二つといっても過言ではない。
ミラーボールの明かりに照らされては闇に埋もれいく感じだった。
誰も彼とは関わろうとはしなかった。対して銃を持っているはずでもないというのに、何故か誰も寄り付かない。
怖いのだ。彼が・・・あまりにも殺気立たせている彼がただ、怖いだけなのだ。
すると、一瞬にして店が静まり返った。そう、この店を営んでいる"ヘブンスマイルコーポレーション"の男達だ。
彼らは大きな檻の着いた籠を三台大人数で運び出した。この店で何を行うつもりなのか誰も知らない。
この店のオーナーが近寄り「何をする御つもりで?」と問いかけたが返ってきたのは返事ではなく銃弾・・・
銃声が鳴り響き辺りはいっぺん、群れていた女も男も恐怖を隠せなかった。
「今からえさの時間だ。」真ん中から姿を現したのは黒尽くめのマスクの男だった。
奥のほうで大胆不敵に座っている男と目を合わせるとマスクの男は「こりゃ失敗だな。まあデータは取れるよう見ておけよ。」
マスクの男は店から出て行く直前に手で合図を送り出した。出口の扉が閉まった。
それと同時に檻が破られた。中からは人の姿を保っているような腕が大きな怪物が姿を出す。
客は怪物を見るなり絶望した。一人の店員が非常口を目指していった。だが怪物の大きな手から先を尖らせた棒のような物が店員目掛けて飛んでいく、店員は振り向いたが遅かった・・・
店員を貫き壁に刺さった。血まみれの状態で・・・

しばらく時間が経った。客は一人も居なくなっていた。あるのは無残に飛び散った人の血。
客は居なかったはずだったが、男が一人奥のソファーで座っている。彼だけは気づかれなかった。
怪物たちは食った分だけ進化を遂げていった。大きな手には強靭なカギ爪ができ、背中には大きな瘤・・・
人間を丸呑みに出来るほどの口は無かったが、腹には大きな口があった。
タコの口のようだった。怪物は男のほうへヨタヨタ歩いてくる。まだ腹が減っているのか口をポカーンと開けたままだった。
もう一体が男の背後を取った。飛び掛るように爪を下ろしてくる。
バリッ・・・
爪は悉く壊された。何が起こったのか、怪物たちはオドオドしながらも男の方へ駆けていった。
すると男は口を開いた「ディナーに俺がまわることは一切無いと思え。」
怪物一体の腕が何かに斬られた。男は怪物の大きな手を取り、立ち上がった。
もう一体が顔をこちらに近づかせた時に男は切り取られた腕から出る血を怪物の目にかけて身を退いた。
血を目にうけた怪物は手を目に当てて拭こうとした。だが見る見る内に怪物の頭は落ちていく・・・
首を斬られていたのだ。
男は切り取った腕を腹にある口に放り込んだ。怪物は動きを止めた。腕を斬られた怪物は男へ駆け寄ってくる。
その時だった。一度動きを止めた怪物が腹の口を大きく開き怪物の上半部を口に含みいれたのだ。
「共食いだな。」まさにその通り。怪物は怪物を飲み込んでしまった。そして怪物は血を吐いた。
体の変異が激しくなる。体は爆発寸前にまで膨らみ始めた。
男がトイレのほうへ入っていった。怪物がおおきな奇声をあげた。

472偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 13:45:26 ID:???
キャメラマン―バイオハザード4物語―第十話

俺は村に来る途中。可笑しな商人に出会った。なかなか気があったので弾をもらった。
正直いらないような気がするんだけどね。殺人してほしいのかね?
商人「そうそう、あっしの作ったトラップハウスに入ってみる気ありますかい?」
「トラップハウス!?作るってすげぇなぁ、でもでもこの農家の家使っていいの?中にいた鶏どったの?」
商人「いいから入ってくだせぇ。大体5分程度で終わりますからぁ。」
5分だけなら考えてやってもいいよな。でもこの窓の封鎖されようと、密室が妙に恐ろしい・・・
っつかなんか入る気がしない・・・やっぱ帰ろうかね?
なんかおばさんがこっちに来たよ・・・うわぁ、顔の輪郭が化け物じゃないこのおばさん・・・?
商人「じゃああっしはナビゲーターなんでこの人を案内してきやすわ。このコンニャクほん○○を食えば大体いってることも見当つくでしょう。」
武器商人とおばさんが入りました・・・―――――――
おばさん「うほぉ、凝ってるなこの創り・・・え?」
商人「どした?・・・・・あ?」
しばらく経過――――――――
おばさん「いや、あんたこれやっぱ少女?・・・いやぁぁぁぁああ!」

・・・・入りたくねぇ!!!!!!
ななななななんだよ少女って!?っつか途中で龍がなんたら言ってなかった?
しかも最後の叫び声・・・あ、帰ってきた・・・
おばさん「顔にパイを何発も喰らったよ・・・はっ・・・はは・・・」
全然なかの様子が読み取れネェ!!!パイくらってきちゃったよこの人・・・
商人「次お前の番な。」
とりあえず入ったことに号泣です――――――――――
中にはドクロ・・・なんか玉座まであるし、しかもあの小さな二階建ての小屋が大迷路っぽくみえる・・・
商人「やっぱあれだろ、わなが二箇所しかないんだ。」
「トラップハウスの五分間を二箇所でしか楽しめないのは泣けるよ・・・」
最初のトラップゾーン。なんだよ、思いっきり見え見えの踏み台とラップ。
これくらいのわなが二箇所なら楽勝。でも甘くは無いかなそんなに・・・
ズシッ・・・
「・・・・・・・・・・・・!」
商人「なんか足元で変な音が・・・」
ナビゲーターであるあんたが引っかかってる・・・・!!!!
『パイ選択。アップルorゴーヤ。』
選択するの!?投げられるものをわざわざ選択するのかっ!?しかもゴーヤ・・・
商人「あ、じゃあアップルで・・・」
選んでるよ普通に!
『お前にやるアップルなんてねーよ。』バシュゥッ!
「あ?俺にくるの?いやマテっ!ぐぼっ!!」ベッチャァ!!!
商人「だからわなに気をつけろと説明したじゃないっすかぁ。」
「お前だよ?いま引っかかったのナビのお前だよ!?」

473偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:27:19 ID:???
    KILLER7seven。。。Evil that lurks in smile。。。
〜Heaven smile〜。。。MISSION1。。醃笑みに潜む悪醃。。
”アメリカロストタウン東部、スマイルキャッツ店”時刻 12/08 00:34

男は封鎖された出口から目を離し、トイレへと歩んでいった。一体男のどこからあのような斬撃を放つ物がでたのか?
そしてその正体は?謎が謎を生み。血を見た黒尽くめの男の仲間は拒絶していた。こうも容易く殺されてしまったからだ。
黒尽くめの男の「実験は失敗dな。」という言葉が見事に的中していた。目と目を交わしただけだというのに・・・
男達はおびえ始めた。何故だ。それは黒尽くめの男が不審な笑いをしていたからだった。男達にとってその笑いは恐怖だった。
黒尽くめの男は出口から出て、姿を消した。男達はすぐさま車に乗り、飛ばした。
――――――――――――――――――――――――――――――――
 
男はトイレにある窓を蹴って割り、裏からでた。港の近く、ここに酷い爆発音が鳴り響く。上を見あげると巨大な怪物がいるではないか。
笑みを浮かばせ一人の男を抱えた赤いコートの男が走ってくる。
あたりは悪魔で埋め尽くされていた。「まるでデビルロードだな。」男は赤いコートの男を見ながら言った。
その時だ。男はまるで鏡に映った自分を見ているかのように驚いていた。同じくあっちも男を見て表情を変えた。
男はそう、グランだった。抱えていたのはボーン。彼らが逃げているところに出くわしたのだった。
グランは動きを止めずに船着場にポツンと浮かぶジェットスキーを見つけた。手際よくフェンスを飛び越えて男に向かってウィンクをした。
男は振り返り悪魔達を見渡す。この数はどこから集めてきたのか。男は不審に思った。
「悪魔は水を嫌う。もういいぞお前達。うまく奴等を追い込めたものだ。」
あの時の黒尽くめの男が悪魔達の集っていた場所の中央付近から近寄ってくる。
「ドレイク・・・久しぶりの再開だな。我が友よ。」男はマスクを外し、ドレイクと呼ばれた男を見る。
「友・・・悪友の間違いじゃないのか?チャン・ロイス。」男の言葉にドレイクは応えた。手を鳴らしながら。
二人の間に沈黙が生まれる。どちらも目から異常なまでの殺気で溢れていた。悪魔達は地面に出来た亀裂へ飛び降りていった。
「ふははは、我等が師。リストンは今もなおお前を探している。ここは演技よく帰る気はしないか?」
「断る。と言ったら?」ドレイクは拳を握る。「勿論、死への道へ歓迎してやるつもりさ!チャンはその掌を引っ込めた。
ドレイクはチャンの動きを一つ一つ目で追っていた。「八卦!」チャンは掌を強く押し当てた。ドレイクは宙に舞うが難なく着地した。
「ドレイク、腕が鈍ったのか?」また襲い掛かる掌手を丁寧にかわし「生憎今焦っててな。貴様の期待には背くだろうが・・・!」
ドスッ
勢いよく降りかかったドレイクの蹴り、チャンの腸に直撃し、チャンとの距離を離す。
「ドレイク・・ドレイク・・・お前に光を目に焼き付けてやろう。」
チャンの手は明るく光り出した。「これで、お前も終わりだな・・・」
チャンの手は止まった。何故か地面に膝間付き、亀裂へと身を投げた。ドレイクはその場にしゃがんだ。
「結構効いたぜ。」と呟きながら船着場を眺める。月夜に照らされた海はロストタウンの過酷さを忘れさせてくれる。

474偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:27:51 ID:???
    KILLER7seven。。。Evil that lurks in smile。。。
〜Heaven smile〜。。。MISSION1。。醃笑みに潜む悪醃。。
”ハフマン島シャークドレイクタウン”時刻 12/8 12:34

グランたちは港町。シャークドレイクタウンへたどり着いた。シャークドレイク。この町の名がそうなのには訳があった。
およそ一世紀以上前。ハフマン島という大陸にたどり着いたドレイク大佐率いるシャークマッド。所謂海賊団である。
ドレイク大佐は悪魔との間に生まれた半人半魔だった。彼はこの島の西側に部下とともに大きな町を作った。
彼は軍とも関係をもちながらして海賊。彼は軍人という自分を後ろ盾に海賊という偉大な職についた。
時はさかのぼり、歳をとってもなお自分の地位を保ち。様々なハフマンの文化を立ち上げてきた。
そんなある日、町と町で争いが起こるのが盛んになり、彼は海に住む海龍。シャークにどうすれば良いのか?と毎日のように海に向かって語りかけてはその長い白い髪の毛を海に投げやった。
髪が全てなくなるころには何千日もかかった。だが争いは終わらない。ハフマンの滅亡の危機だったのだ。
そして、置いたドレイクの目に涙が一粒光っていた・・・子孫たちまで失うわけにはいかないと頭の中には様々なことが過っていた。
涙が一粒、海にポツリと落ちていった・・・
その時だ、ドレイクの流した涙が落ちたちょうどそこの海面に渦が描かれていった。
波を弾き、姿を現したシャーク。ドレイクの悪魔の涙。これがシャークを呼びつけるきっかけ。
シャークは「我が魂は病んでいる。貴様の中に留めさせて貰えたら、争いなど吐く息の如く飛ばしてみせる。」とドレイクに言った。
ドレイクはなんでもすると誓い、自分の身を器にしてくれと言った。
その時、ドレイクとシャークが一体となった。ドレイクは見る見る若返り、元の偉大な力を取り戻した。
その時の伝説は悪魔の住まう地にも、人間の地にも、銀河の果てまで伝えられることになる。
――――――――――――――――――――――――――――――――
現在。
このシャークドレイクタウンにはドレイクファミリアという組織が存在している。
特別マフィアというものではない。そこにはある程度の特殊部隊といった感じの雰囲気が残っている。
そこを仕切っているのは、勿論『ドレイク』だ。
彼はこの町が偉大だということを鳥肌が立つほど伝わった。この地に足を踏み入れた瞬間から・・・
時刻は12時過ぎ、グランとボーンはすでにマリンストアの宿に泊めてもらっている。
今頃はピザを食べているころだろう。ボーンはトラックが破壊されたことにだいぶショックをうけたせいか拗ねてしまっている。
現在。ドレイクは自分の家でもあるドレイクファミリア本部へ来ていた。中には誰もいない。
「皆なら地下でビリヤードを楽しんでるわ。」どこからか声がした。ドレイクは顔を和らげた。
「お前は遊ばないのか?」ビンとグラスを手にテーブルへよりながら問う「シルビーノが子供には早いって・・・」
そこには大きなライフル銃を背負った少女がいた。「シビアは?一緒に遊ばないのか?」ソファに凭れ掛かり問う。
「遊ぶならドレイクが良いっていうんだもの。つまらなくてしょうがない。」ドレイクは呆れたような表情をした。
「大人同士でも追いかけっことかするの?」ドレイクは座り「追いかけっこ・・・ね。するにはするかも知れないな。」
ドレイクは面白そうに笑い出した。それにつられて少女も笑う。
ドレイクは少女の頭をなでて、一緒に遊ぶように支持をしたと言わせるように言った。
ドレイクは要約一息つけると思いまた座り、息を吸う寸前「あの子にはやさしくして私には何にもしてくれないのね。」
ドレイクは息を呑んだ。咳をして振り返る。シビアだった。
ドレイクは立ち上がり、ちょっと落ち着かせてくれと言って外へ出て行った。
「ほら、そうやってすぐ逃げる。」

475偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:28:23 ID:???
    KILLER7seven。。。Evil that lurks in smile。。。
〜Heaven smile〜。。。MISSION1。。醃笑みに潜む悪醃。。
”ハフマン島シャークドレイクタウン”時刻 12/8 13:12

ドレイクは気になって仕方が無いことがあった。そう、チャンのことだ。この物語は彼らの出会いだ・・・
_________________________________________________
ここは忘れ去られたひとつの遠い遠い森のそのまた遠く・・・
そこには一つの大きな遺跡があった。その遺跡の中には数々の家や伝統が感じられる特別なオーラがあった。
その遺跡に行く途中の谷山で、一人の少年がおろおろと歩いていた。道しるべも無く、ただまっすぐ歩くだけ・・・
自分がまっすぐを維持できているのかも分からない。ただ、崖にはたどり着かない。あたりには霧が張られよく見えない。
そして、ついに少年は崖という地へたどり着いてしまった・・・少年は高い山から落ちていく・・・

少年は目覚めた。どこかも分からない場所。自分が助かったとは思えない様子。信じるものを求める者のように・・・
少年は外へ出た。ここの人とは違う顔つきの少年に民は驚いていた。
中には少年に刃物を突きつけようとする者もいた。だが少年は動じずに、ただ、ロボットのように前へ前へ進んでいった。
そして、ある男が話しかけてきた。「君、探したよ・・・おいで。」やさしそうに笑みを浮かべて言った。
少年にはその笑顔が信じていいものとなった。信じるものが”笑顔”になって見えた。
少年は男に優しさを与えてもらい、武術も、すべてを授けた。少年は日に日に逞しくなっていった。
だが、たった一人だけ男が優しさというものを与えない少年がいた。
それが男の息子。毎日のように叱り付け、誰よりも厳しき接していた。少年はその時の男が一番の恐怖だった。
12年が過ぎたころだった。少年と男の息子はもう18。この辺りでは負け知らず。どんな相手も彼らには適わず、道場破りも来ない。
そのころから少年は男の息子に気を配るようになった。時々声をかけてみたが睨み付けられては去っていった。
関係は12年間ずっとこのままだった。青年となった少年は名前が無いことに不満を抱き始めた。
そんな時の夜。男の息子が言った「英語で名無しは『NO NAME』そこから取ってネムで良いじゃないか。仮にだよ。だが約束しろ。4年後までには名を変えろ。それだけしかしてはやれない。」と普通に喋り出したのだ。」
その時から青年はネムと名乗るようになった。そして2年後の秋。男の息子は消えた。
どこへ行くとも告げずに、さらに師でもある男は病で倒れ、窮地に犯されていた。
ネムは薬を買うといって家を出た。そして4年後。ハフマン島で自分を新たに名づけた・・・
そこで再開をした。男の実の息子である男に・・・
二人は共に黙り込んだままだった「名前を変えたそうだな。そうそう、我が故郷は・・・俺が滅した。」
_________________________________________________
「どうしたのドレイク?顔色が悪いわよ珍しく。」シビアがドレイクを見つけ言う。
「昔のことを思い出してただけさ。やさしさを与えられた子と、優しささえも与えてもらえなかった子のこと・・・」
 「あなたは与えられなかった方ってこと?」
「いや、優しさを貰った方だよ・・・」

476偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:28:53 ID:???
    KILLER7seven。。。Evil that lurks in smile。。。
〜Heaven smile〜。。。MISSION1。。醃笑みに潜む悪醃。。
”ハフマン島古屋敷マドレーヌ宅”時刻 12/9 07:25

グランたちは一日を宿で過ごし、この古屋敷に、グランの言う『糞婆』のところへ来ていた。
この屋敷は古いとされているが、実際に人が住んだことは無く、始めてこの家に住んだのがマドレーヌ。
コロンセオ伯爵の妻であり町全体をまとめるための所謂”総理”のような役割をしている人物。
彼女が重役に選ばれてから間もないころ、夫である伯爵が変死体。体をバラバラに引きちぎられたように死んでいた。
この死は民たちからマドレーヌが地位をあげるために仕組んだものだ。
悪魔との契約を交わしたんだ。などと言う者が多く、事件当日に奇怪な叫び声、鳥のような声が聞こえたことにより人は恐れた。
警察に録音したテープを流すものがいた。それが屋敷に仕えていたメイド。
彼女がたまたま二人の会話を聞き、これが何か遺産などの争いではないかと不審に思い録音したもの。
後に裁判が行われた時。ここでも奇怪な鳥の声と共に殺人が行われた。裁判官、その他の人物。
民に知らされることは無かったが、裏社会ではこの事件を徹底捜査。そこで分かったのが悪魔の地が床に落ちていたこと・・・
そして検察官の胸元には銃が見つけられた。検察官はどうやら裁判官を暗殺する計画を練っていたらしかった。
その時の銃が凶器となり得るところだったが、事件は起きたと仲間は語る。
その時に確実に死んではいないが傷を負わせることに成功をしたのだろう。血は大量にこびり付いていた事からよほどの重症だと・・・
―――――――――――――――――――――――――――――――
 
グランたちがこの情報を手に入れたのはある人物が教えてくれたから、これにより情報面でも特化している。
ステルスコンタクトツールという通話機器。この機会のおかげで外部に漏れることは無いであろう。
グランは大きな扉の前に立っている。開け方は簡単だ。「力尽くで開けるぞ。」
バァンッ!
エントランスと思われるところ全体は音だけで埋め尽くされそうだった。
中はよほど密集されていたのか外の空気が、弱かった風の流れが急な速度に変わる。
グランが携帯でボーンにしばらく町の様子を見ていて欲しいと言い、エントランスを見渡していた。
扉が風を受けていたにもかかわらずもの凄い勢いで閉まった。グランが扉のほうに気を配った瞬間。
グランの元に大量の水が振ってきた。何のつもりか、グランは水を凍りつかせてしまった。
グランの人格である精が話しかけてきた。「グラン、この屋敷おかしいわよ。」この言葉を聞いたグランはシャンデリアにぶら下る。
そして、グランは上へと通ずる階段に着地をした。グランは床の質が違うことに気がついた。
そしてボーンから連絡が入る。
『グラン!その屋敷から逃げろ!!・・・その屋敷は・・・生きてる!!』

477偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:29:25 ID:???
    KILLER7seven。。。Evil that lurks in smile。。。
〜Heaven smile〜。。。MISSION1。。醃笑みに潜む悪醃。。
”ハフマン島シャークドレイクタウン”時刻 12/10 14:16

『それじゃ、グランはあの屋敷ごと消えたってことね?ボーン君。』
 『ああ、グランは中からだったから分からなかったのだろうけど、あの屋敷の上には妖鳥がいたんだ。』
『それで私にお願いをしたいってことね。分かったわ。明日の午後、その町のガンショップで待ち合わせよ。じゃ・・・』
――――――――――――――――――――――――――――
昨日早朝。
グランの潜入した屋敷は触手のようなものが溢れ、上にはあの鳥がいた。鳥とも思えない姿だが・・・
その屋敷があの亀裂に吸い込まれるようにして消えていったのだ。それを目にした人々は恐怖に魅入られていた。
勿論、ドレイクの仲間も本人もそれを目の当たりにした。グランが中でどのようになったのか?
一体亀裂の奥には何があるのか?氷山での生贄事件以来亀裂は見ていなかったグラン。
ドレイクも亀裂の正体が知りたくて仕方が無かった。
”ドレイクファミリア本部。中庭”時刻 12/11 15:01

ドレイクは少女と共に中庭の庭園に来ていた。少女は物悲しそうに萎れた花を見ていた。
「これが夢だったら良いのに・・・」少女は涙の粒を一滴一滴こぼしていった。
花が意味するのは彼女の母の死。この花が最後、最後の一枚の花びらを落としきる前に母に会いたかったのである。
ドレイクとシビアはそんな少女がとても可愛そうだった。いつもは相手にしないシビアだが少女を抱き寄せていた。
ドレイクは自分の責任に押しとめていた「ごめんなミシェル。俺がもっと早く探し出すことが出来れば・・・」
「ううん・・・ドレイクはどこも悪くない。人間として生まれてきた私がいけないのよ・・・」
悪魔と悪魔の間に生まれた子供ながらにして人間という悪魔にとっては異種の存在が誕生した。
それが彼女。どこからも害を受けていないはずなのに人間として生まれてきた。
だが母だけは彼女を愛し、自分の命、生命の証でもある赤きバラを一本彼女に託し、人間界へと捨てた。
それを拾ったのがドレイク。彼女の気持ちを誰よりも理解し、父親代わりとして育ててきた。
少女は部屋へと帰っていった。
―――――――――――――――――――――――――――――――
ガンショップ手前、少女ミシェルはライフルを背負ったままだった。店を通り過ぎたころ、一人の男が目をつけていた。
少女に寄りかかり「お譲ちゃん。良い銃じゃねぇか。」見下ろす態度で言ってきた。
それに対しミシェルは「少なくとも貴方のよりはマシなほうよ?」挑発を掛けてみた。
「ほっほう。おもしれェ譲ちゃんだ。どうだ、俺と明日の夜。ドレイクの像近くで一戦してみるか?」可笑しそうに笑い出す。
「いいわよ。どっちが泣くことになるか見てなさい。」何にも動じない少女を見て男も少し唖然とした。
そのころガンショップ内ではボーンと一人の女性の姿があった。
それをみた男は店に入り「いらっしゃい。カップルが来るようなところじゃねぇぞここは。」
「ちょっと待て、あんたは誰だい?」ボーンが少し照れ気味に言う。それに応えるように
「ゲイル・ハインリッヒ。ここの店主だ。あんたらこの町初めてみたいだな。」奥の椅子に大層な態度で座り込む。
「どっかに消えた誰かさんみたいね。ボーン君。私がおごるから好きな銃でも買ってきなさい。」金をボーンに渡して言う。
ボーンが遠慮気味にSOCOMを手にしようとした瞬間。「おっと、それだけの大金でそれかよ。今のこの世、M3くらいは持っていけよ。」
「え?じゃあこれは、G3 SAS・・・」男がM3を持ってきながら「結構見る目があるじゃねぇか。セットで買ってけ。」

これからの展開・・・ミシェルとゲイルのスナイプ対決。
グランの行方を追って駆け出すボーン、と一人の女性。
いよいよ明日、カウントダウンが幕を開ける・・・。

478偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:29:56 ID:???
    KILLER7seven。。。Evil that lurks in smile。。。
〜Heaven smile〜。。。MISSION1。。醃笑みに潜む悪醃。。
”ドレイクファミリア本部。”時刻 12/12 13:14

《トゥウェルブカウントダウン》血で描かれたメリークリスマス・・・
このニュースは屋敷の後で大きな恐怖の連続を人々に轟かせた。誰も知らぬものがいないほど・・・
誰もが思った『一難去ってまた一難』ドレイク等はテレビに映るアナウンサーがその場に立っているだけで精一杯なのが分かった。
よほど恐怖をしているのだろう。中にはデタラメだというものも多数いるし、島から出るものまで出てくる始末だった。
この荒れようはドレイクたち7人に抑えることが出来るほどの比じゃない。
「もう少し柄がそろった時に行動に移したい。」一人がドレイクに言う。「いや一刻も早く真相を暴かないと大変だぜ?」
シルビーノが反対意見を出す。確かに、仲間が集まるまでに時間がかかる。ドレイクもそう思ったはずだろう。
「それにしてもミシェル遅いわねぇ・・・」シビアは昨日から様子の可笑しいミシェルを気にかけていた。
銃を頻繁に手入れを施している時のミシェルは戦いが起こる前日の行為。何故昨日あんなにしていたのか?
「私、ちょっとミシェルを探してくるわ。」シビアはそう言うと外へ出て行った。
ドレイクは結論を出した。「今日からこのメンバーで辺りを捜索。亀裂。亀裂を発見次第連絡をくれ。今日は以上だ。少し休むと良い。」
亀裂から通じる世界は一体どこなのだろうか?亀裂。亀裂はこの世界では珍しい悪魔の通り道が乱れた時に起こる現象。
何故にこうもずっと亀裂が起こり、悪魔が大量にあふれ出るのか?そして亀裂を出入りの通り口にしている。
(これは氷山の上で起きた時の事件と同じ、その事件もKILLER7が解決をしていると聞くが・・・
あの時の男が関係しているのか・・・悪魔に追われていたようだが、彼がKILLER7だというのか?)
ドレイクはいつものように外へ出ていた。その時だった。「ここがお前の住処かドレイク。」
「チャン・・・!またやらかしたそうだな。」
二人の視線がまた殺気立てる。チャンもその気だったが瞬きをし、亀裂を自分の背後に起こした。
「俺に何をして欲しいんだ。」チャンは背を向けて亀裂に入る。彼が原因なのか、亀裂を見つけたら報告・・・
だがドレイクはそうはしなかった。彼は手の周りを青き光で包み、形を刃に変形させた。
――――――――――――――――――――――――――――――――
その頃のミシェルはシャークドレイク像近くの廃墟になったビルに潜んでいた。武器はPSGライフル。
同じくゲイルもレミントンを構えている。二人の決闘は待ち合わせ場所なんて関係なしに行われていた。
ゲイルはミシェルが同じことを察していたことに気がつくとポイントを移動した。このまま待っても現れそうに無いからだ。
しばらく様子を伺うがどこにも彼女の姿は無い。そうふと思っていると、見たことも無い女性が廃墟地帯を歩いていた。
「ヒュゥ〜・・・こりゃまたビューティフル。」そう、お茶らけていると後ろからカチッというクロック音が・・・
「勝負、有りよおじさん。」ミシェルがライフルを男に向けて言う。
「ふはっ・・!ここまで子供にヒヤヒヤさせられるとはな。あそこの美人。君の姉さんか?」
 「姉さん・・・ね。そうでも構わないわ。じゃ、勝負も付いたところで帰らせてもらうわ。」
「油断したなお譲ちゃん!」ゲイルが銃の引き金を引いた。・・・「大人気ないぞ店主さん。」
ボーンだ。とっさにミシェルの背後に忍び、彼の銃弾を空のマガジンで受け止めた。つもりだった。
「んん?当たってない・・・?」ボーンがマガジンに傷一つ無いのに気が付く。
「気が付いただろうが、初めから俺の銃には弾一つ込められてないんだよ。」ミシェルが振り返って言う「尚更死んだほうがマシね。」
二人はそんなミシェルをみて、あいた口も塞がらずにいた。一体ドレイクはどのように訓練したのだろうか。

479偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:30:29 ID:???
タイトル『KILLER7seven。。。Evil that lurks in smile。。。
   〜Heaven smile〜。。。MISSION1。。醃笑みに潜む悪醃。。』
物語:
〜HSC(ヘブン・スマイル・コーポレーション)の開発したヒューマン系統の悪魔。
この悪魔が全ての試作品の中での良好作。刺客としてグランのもとへ送り込まれた。
これが全ての始まり。事件の真相になんらかの関係が有ると思いは不満を目指すも悪魔に襲われた。
危機を脱出し、ドレイクと顔を合わせた。
ハフマン島で起こる数々の事件。その事件に巻き込まれる。ドレイクと仲間たち。
亀裂とスマイルを粉砕するために今様々なトラブルを元に事件を暴く〜

登場人物1:

NAME:グラン・スミス
AGE:26歳
DATE:旧KILLER7である父、ハーマン・スミスの一人子。
現在はKILLER7の名を継ぎ、日々万と任務をこなす便利屋を建てる。
彼の本業は悪魔を滅すること。氷山の失踪、殺人事件を解決し、多重人格に目覚めることで本物のKILLER7になる。
今回の主人公でも有り、今でも生き別れた兄を探している。

NAME:ボーン・J・ジャクソン
AGE:18歳
DATE:ボーン・ジェイリー・ジャクソン。彼は飛び級で大学を卒業した専門知識パンパンなクレイジーな男。
『JJ』として新聞にも載ったほどの有名人。
趣味は車、とくにトラック類がとても好き。
メカニズムに特化していて、それを魅入られてグランの助手になった。
なった理由はもう一つ有り、ボーンは先代のハーマンにあこがれていたという説もある。

CODE NAME: K A M I L A (カミラ)
AGE:???
DATE:グランの営むKILLER7sevenに情報を持ってくる謎の美女。
ボーンの『ステルスコンタクトツール』で通じることが出来る。
その美貌からか誘惑という手で相手を惑わすことがある。
氷上の事件よりずっと前からグランを見てきたといってきたが、その詳細は不明。

480偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:31:32 ID:???
霧乃ホーリー特別編〜爆裂!宇宙超能力者ケテーイ戦〜
―唸る爆風。凍て付く吹雪。灼熱の火炎。響く大地。揺らぐ水。
拒む空気。砕く稲妻。孤独の暗闇。恐怖の陰。潜む憎悪。奇跡の翼。
散る肉体。増える腕。咲き誇る華。造る銀鉄。希望の光。揺るがす闇。―
地球には宇宙には無い自然がある。その自然を汚すものもある。
中には逆らうものも、裏切るものも。
そして生み出すものと、壊し、砕くもの。
現代、人はこのエレメントを扱うものを能力者と言う。
この物語は、不思議なダンボールを背負った一人のホームレスと、その仲間たちの前に立ちはだかる恐怖と絶望、喜びの物語。
つまり、謎ジャンル系統なのである。
________________________________

今日の俺は一味違う。何故かって?それは特別な気がしただけだから。
何か文句あるかよ?で、俺は誰に向かって話してるんだろうないっつも・・・
「ヒューマン。珊瑚と海の姿が見当たらない。これはノミネート・・・」
「よしてくれよターミネーターさん・・・あいつらなら人魚だしおよいでるんじゃないの?」
ターミネーターさんも相変わらず恐ろしい、とにかく車の中で待機って俺は厄介者ですか?
ああ、そうだね、どうせ俺なんか・・・いや落ち着こうか・・・
「ちょっと霧乃さん!家の馬鹿旦那みてない?」
あ、珊瑚ちゃんのお母さん。何故ここにいるんだよぅ・・・どっから入ったんだよ・・・!?
「HAHAHA、まさかまたギャルげーの成果でも試しでたんですかぁ?あひゃひゃひゃ・・・ぶはっ!」
「いくら霧乃さんでも笑い事じゃないんよ今はァー!」
うっぴゃぁ!?なんかすんげぇことになった気がする・・・でもまぁあのお父さんギャルげーの台詞全部覚え切れてないみたいだったし・・・
大丈夫じゃないかな?気にしなくてもダンディーさんと鮫島さんまで巻き込まれないでしょ。

そのころダンディーさんと鮫島さん――――
雅夫「なあ鮫島ぁ、おやっさんがあいつらにジュース運べって言ったのなら運べよ・・・」
サメ「はぁ?なんで俺がぁ、あいつらのためにぃ?」
雅夫「ふっ、おやっさんの頼みは、”絶対”だぜ?」
サメ「う・・・分かったよぉ、後から運んでくりゃいいんだろぉ。」
そして珊瑚のお父さんがズシズシ歩いてきた・・・
何かとても愉快そうに・・・嫌なくらいに・・・!
「なぁ、おめぇら・・・この服装着て霧乃を誘惑する作戦に協力してくれんかのォ。」
やなくらいニヤニヤしながらその服装とやらを見せた。
雅夫「・・・おやっさん、男にそれは無いんじゃ・・・」
サメ「確かぁ、旦那の頼みは”絶対”じゃなかったっけなぁ?」
雅夫「鮫島・・・今の話取り消してもいいだろうか・・・」

481偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:32:09 ID:???
(続き)
  そう、これが第一の恐怖。”ギャルげーに命を懸けた人々と台詞を完璧に覚えたヤクザの物語”の始まりwww
しばらく時が過ぎ、近くの宿でとまることになった霧乃一向。
「ヒューマン。温泉に入った時からとても体がパチパチ音を立てるんだが・・・」
俺は悟った。もしかして電流が流れて私たち皆チーン・・・いや無いナイナイ・・・・!
サル「き・り・のォ・・・聞こえるかレディたちの声がぁ・・うひうひひ・・・」
「てめぇは声聞くだけで満足してなさい。って何登ってんだ貴様ァー!」
サル「イインダヨ!これで俺が死んだとしても悔いは残らないようしっかり見るから。」
その時のサルが少しだけ輝いて見えた・・・いや、もうどうにでもなれ・・・
しばらく経ったあと、隣の女湯から悲鳴が聞こえた・・・
サル、俺はお前を一生忘れないよ・・・!
どごォーん!!!!
「うわぁぁああ!サル貴様何板壊してこっち戻ってきてんだよ!」
やべぇよ、あとからなにか巻き込まれそうになるのがオチなんだよな・・・
400「おお・・!ジーザス!!」
「死の宣告するなァー!悲しくなるから!!」
女湯番長「チェストー!!貴様ら仕組んだなぁー!?」
400「巨漢が壁壊してきたー!?」
「てめぇは死にたいのか!?思いっきり聞こえちゃ・・・」
女湯番長はこっちを睨み付けている・・・これは命日がきたかも知れぬ・・・
番長は400に懇親の重い拳を付いてきた。これはなんとかしないと・・
俺は400を蹴飛ばし、パンチをかわした。400は壁に衝突、気を失った。
俺は下半身にモザイクを掛けられながらも必死にかわしている。
紅「やめな番長!」
「ボス!・・・うわぁぁぁぁぁあああ!皆あっち向いてホイ!」
あわわ・・・危うく俺まで見てしまうところだったが・・・
番長は動きを止めた・・・

482偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:32:39 ID:???
霧乃ホーリー特別編〜爆裂!宇宙超能力者ケテーイ戦〜

「ボス・・・少し出てくる場を考えたほうがよろしいかと・・・」
紅「見られてないなら大丈夫だろ?とにかく修理費は私らのほうにまわしとけよ番長。」
見られてないからとかの問題じゃないんだよ紅ぃ・・・
幸い400とサルは失神中だからいいものの、あれ?ターミネーターさんは・・?
「貴様は何者だ。ビッグファントム。」
うをぉぉぉ!?なんか番長と渡り合うつもりだよ。馬鹿なんだかそうでないんだか・・・
そしてまた、救われた霧乃だったとさ・・・
部屋に戻り、枕投げを楽しんでいるサルとミミズくん・・・
そして卓球で何回もターミネーターさんに負けている400・・・
「タダ、この星の卓球は面白い・・・」
ターミネーターさん、それはいっちゃいけないことだと思うよ・・・
400「くそぅ!親にも負けたこと無いのに・・・コーラの刺激が弱すぎたか!?」
コーラの刺激から、っつか炭酸からパワーもらってたのかい400・・・
マキ「もう駄目・・・霧乃くんおいでおいで・・・」
お前はなんかい宿で酔えば気が済むんですか・・・もうなんか慣れてるからいいや。
サル「あのな、キンちゃんのことをこのごろ珊瑚って呼ぶのには訳があるのか?えぇ!霧乃ォ!」
「だからなんでお前がきれてるんだよ。」
サル「多分お前のせいで人生の半分無駄にした気がするからだよ!」
「何が言いたいんだよお前。落ち着きな、そのうちメシがくるだろうから。」
それにしても遅いなメシ・・・腹が減って気力が起こらない・・・
ちょっと食堂でもみてくるかな?
蛇「よせ兄弟。多分ウルフが様子を見に行ったから。」
「あれ?蛇さんの隣でカムフラージュしてるの誰?」
蛇「この世には気にしてはいけないことがたくさんあるんだよ兄弟。」
でもまぁ、何事もなければいいけどな。マキは飯の前に酒をかっぱらって飲んでたし、寝ちゃったよ。
起こすかな・・・
ヴァル「霧乃様霧乃様〜。」
「ん、なんだヴァルキリー?」
ヴァル「血の臭いがしますぅ。飲みにいっていいのかな?」
「ちょっと待て、その方向を教えてくれ。」
一体なんでここに血の臭いが?殺人か?傷を負っているのか?
ああもう、とにかく見に行く価値がありそうだな・・・
食堂手前―――
ヴァル「ほらぁ、血の臭いがするのはここです♪」
「・・・ヴァルキリー、今度からは何の血か教えてね・・・・」
鶏肉の生の状態。これを斬ると確かに血は出るよね・・・!
これは俺が悪いんだろうな・・・
ヴァル「人の血ですけど?あ、まさか鶏肉の血まで吸うと思ってたんですか?あっははは。」
「え・・・?」

483偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:33:11 ID:???
霧乃ホーリー特別編〜爆裂!宇宙超能力者ケテーイ戦〜


血の臭い?でもどこからもそんな血を出すものはないし、第一人間と限られていては・・・
サルたちが沸いてきた。キンちゃんがマキを抱えてここまで引きずる。
この旅館はあの「ポータルスフィアー」が置かれている遺跡と繋がってる。
もしかしたら鼻が利くヴァルキリーのことだからな。
きっと遠くの遺跡に血があるのだろう。ウルフさんとフォックスさんの姿が見当たらないからな・・・
先に気が付き奥へ行ったのかも、とにかく行くかな。
俺たちはウルフさんたちの後へ置くの遺跡へ向かった。

サメ「あのぉ、旦那ぁ。血の臭いがするってのは本当ですかぃ?」
「バーロー、わしの鼻をなめんじゃねぇ。今回あの衣装は無しだ。さすがに夜は着れぬわ・・・」
雅夫「でぇ・・・この四百っちゅう奴はいかがいたしやしょう?」
サメ「ん〜・・・ぅ、俺が食ってやろうかぁ?」
400「よしてくれぃ、コーラの匂いがするのは私だけ?」
「あ、キンちゃんのお父さん・・・?」
「おうボウフラァ〜、ポータルふふゃぁ〜とかの前で何やってんだ?」
ポータルふふゃぁ〜って・・・正直笑いこらえてるっての!
しかもダンディーさんの鞄の中・・・ブラがはみでてますけど・・
まさかあなたがた女性から下着を奪う下着ドロボー・・・!?
いや、よりによって極道が下着ドロ・・・下着ドロといえば・・・・

14さいのおもひで〜
サル「よぉぉぅし!ドロケイやろうぜぃ!」
「なんだ?ドロケイって?」
サル「ん?ドロボーと警察で分かれるんだよ。要するに複数型鬼ごっこ。
捕まえたドロを指定の場所に送り込めば逮捕完了(以下略)
結果※霧乃、山本さん、???、???=ドロボー
「不平等だぞこれ・・・で、他に決めることは?」
サル「うんとね、何ドロボーか決めるの。んじゃぁ???は強制れ(死後)犯。」
「お前、それ自分がやったんだって思いながら走ってたら戦意喪失・・・」
サル「???さんはマフィアのボス。山本さんは・・・マフィアの手下。」
「お前今絶対テキトーに考えただろ?じゃあ俺はなんなんだよ。」
サル「えぇと・・・他にある事件は・・・あ・・・いいの思いついた。」
「なんだ?その考え抜いた末にでた犯罪は?テロかテロ?」

サル「重度な痴漢。および下着盗みを働き盗聴まで行ったスペシャル犯。」

その後霧乃は逃げるために必死になった。山本さんの犠牲を目の当たりにした。
???さんが池に落ちて無傷だったのもみた。数々のドラマの末。変える時間になっても誰にも捕まらなかったという。
そう、自分のプライドを守りきったのだ。だがそれは逆に、本当にやったのか?と誤解までされてしまったのだった・・・

484偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:33:41 ID:???
霧乃ホーリー特別編〜爆裂!宇宙超能力者ケテーイ戦〜


「あり?なんじゃこのブロロロいうてる音はぁ・・・?」
まぁ出来れば嘘だといい話だけどさ、俺らの乗ってたバスじゃね?
まぁ出来ればってことだからそんな確実に盗まれたとか言ってるわけじゃナイン・・・
マキ「あらぁ〜・・・バスが逃げてふぅ〜・・・」
サル「本当だぁ〜・・・バスが逃げてくね。ねぇ?バスって意思あるのかなぁ?」
「てめぇら馬鹿か!?盗まれたんだよ?嗚呼・・・」
蛇「気にするな。移動手段はいくらでもあるじゃないか。」
いや、最も最適に移動できた手段だから惜しんでるんだよね・・・
俺は蛇さんにカロリーメイトを頬に押し付けられる。
フォックス「あら、可愛い顔してるじゃない。うふふ・・・」
ああ、そうですか。いや、何処から見てものんきにやってる場合じゃないよね。
サメ「おい、俺たち以外にもぉ、お客さんがいるみたいだぜぇ?」
・・・・・・
「ああ、本当だぁ〜、HAHAHA・・・HA・・・」
カロリーメイトを加えながらフォックスさんになでてもらってることすら忘れてしまった・・・
外には何十名もの人が集まっていた。もしかしたら警察?
だが警察がくるように要請したものは一人もいないはず・・・カンだが・・・
警察・・・下着ドロボー・・・警察・・・下着ドロボー・・・・
紅「あちゃ・・・・?フォックス、なんかそいつ泣いてるけど?」
サル「無理も無いだろう。今の現状、俺でもきついから・・・」
すると、どこからともなく声がした。
『お集まり感謝するよ古来より受け継がれし能力者の諸君。』
能力者?まさか、アノンさんも来ているというのか?そして、あの風使いも・・・
それにしてもこの数はなんだ?これ全部能力者?
きりの「よぉ、霧乃。けけけ・・・」
きりの?確かにあいつの声が、でも見当たらないし・・・どこからだ?
きりの「気が付かないか?風で空気を固めその中に声を入れる。」
声を風で運び込んでいるということなのか?
『能力者の諸君は知っての通り。早速「ポータルスフィアー」で異界、マリージョルへ旅立ちましょう。
 ルールーは簡単。自分たちの出発地点から始まり、数々のクエスト達成。
 そしてクリスタルロードを探し当てることです。そこが二次会場です。
 な〜お!分らないことがあったら、村に必ずある役場のイリュージョナルへいけば良い。
 そこで出会った能力者と協力するもよし、戦って落とすのもよし。
 いざ、バトルロワイヤルの世界へ・・・ふはははは〜。』

485偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:34:11 ID:???
(題名不明)
まず、景気の良いあいさつから始めるにしても心が落ち着かない。
だから普通に進め始めようと思う。
自分の視線から見て見つけた人の違い、要するにタイプとその考え方を見て、大きく自分の中に分けてみた。

自分が学校へ行くとき、普通に登校できた時は、友達が気を使って一緒に来てくれた。
まだ中学校生活が始まって間もない頃だったと思う。
その時はまだ、何事も気持ちを先へ先へと高ませながら安定を保っていられた。
他の学校の人たちとも仲をよく出来た。新しい、何もかもが自分にとっては新しかった。
だけど、そんな中、仲良くなれないでいる人や、喧嘩を起こす人も中にはいた。
そう、ここから自分の分けた人の違いの一つを書こうと思う。
『自分を上に置き、他が逆らうのなら虐める。』
王様でもないのに、ただ自分が力があるだとか、頭が良いだの偉いだの。
そんなことでリーダーシップを取ってしまい、王様のように命令、裏切るなら罰を与える。
そんなことが学校のなかで、生徒たちの中で起こってる。
なら、「先生に言えばよかったじゃないか。」そんなの出来ると思うだろうか。
だけど、それでも言わずに放って置くのはいけない。やってはならない。
ならどうすればいいだろうか?そう思うと人は、黙り、何も言わずにことが終わり、また繰り返されることになる。
こういう人を自分は『見てみぬ振り。凌いでいく人』に分けている。
こういう人たちは直接悪いことをした訳でもないし、加わっても居ない。
だから怒るにしても何に怒りをつければいいのか、その場では考えるのが困難。
そう、自分、俺はこの中の一人に数えられているのかもしれないと、自分も思うし、今ピンと来た人もいると思う。

ここまでは虐めが起こる前の自分なりの考え方。
そして次からが酷く続いてしまうだろうという原因になりかねないこと。
皆さんは、友達が風邪を引いて休んでいる間。『心配』をしているだろうか。
心配するがわは辛い、何故だろう。何が起こるか?事故でもあったら・・・なんて考えるとこの先のあの人のことが心配で・・・
友達ならそう思っても不思議じゃない。幾つになっても心配だけはするだろう。
だけど、その反面、他の関係を持たなかった人が何も知らずにその人に「心配するほうの身にもなってみろ。」なんて思い軽蔑する。
自分がそうな時、ある友達がそんな目つきでいた。その目つきで、彼は何も考えちゃ居ないなんて思ってしまった。
自分は彼が「学校にいく努力も出来ない奴が、毎日家にまで行ってやってるのに・・・!」
そんな目つきだった。
自分は孤独を味わった。影でコソコソと俺を相手にするなと言っているのかと不審にも思った。
そう、机を並べた時も、自分と親しかった友達を捕まえては何かを言い聞かせたに違いない。そう思った。

486偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:34:52 ID:???
(続き)
それでも友達だ。自分は家に帰って考えた。
「俺を思ってくれてるのか?それとも自分たちのしてあげた借りを返して欲しいだけなのか?」
そんな風に思った。こう思うのは自分のなかでは普通。疑問が疑問を呼び、涙が出てくる。
声も出ず、ただ涙だけがでていた。自分が病気にかかりやすいことだいけないのだろうか。
風邪をひくことがいけないのだろうか。不思議に思えてしょうが無かった。
夜も眠れず、天井を睨んでるだけ、体は熱いし喉に痛みも感じた。
「またかよ・・・」どうしてまた風邪を引く。このまま身体が正常に戻ればすべてうまくいけたろうに。
悔しくなってくると頭の中が一杯になる。
自分のことで手がいっぱい。このことなんじゃないかなんて思い始めてた。
だけど実は、俺がいろいろ抱え込んで帰ってくるのがいけなかった。
自分のことに付け足して他人の思いまで考えすぎてしまう。
考えすぎると妙に頭が破裂しそうなくらい痛む。それも毎日のように・・・
考えていることを全部、休んでいる間中横たわって紙に書いてるだけ、それが唯一の暇つぶし。
その後にはまた頭が重くなる。
学校に行けたら自分は幸せを取り戻せているだろうか?
「あいつ休んでばっかだな。」や「キモい」なんて言葉が意味も無く使われる。
このままじゃきっと、自分は今までのようにするのではなく、乱暴になり、困らせることしかしないようになってしまう。
自分が壊れてしまうのが怖いのかもしれない。

自分はもし休む毎日の友がいたら、気持ちを理解するところからはじめたいと思う。
学校にまた来るようになったら苦しめてやるとか、無視してやるとか考えはしない。
だがきっと誰かがあいつは無視したほうが良いと言われるのであれば、俺は自分がどうなろうと、無視はしない。
その時の気分によるかもしれない。自分だって人間なのだから。

487偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:35:31 ID:???
    KILLER7seven。。。Evil that lurks in smile。。。
〜Heaven smile〜。。。MISSION1。。醃笑みに潜む悪醃。。

〜酷刃七剣聖と暗黒酷龍騎士コロッセオ封印伝説〜
『レジェンダリ・スージュ・スウェテスパーダ・エ・ネグロスージュ・カヴァレイロ「コロッセオ」』

1680年。あなたたちは『コヘンチ・ネグラ』と呼ばれる魔石のペンダントをご存知だろうか?
南米に生息する『アマゾネス』という住民が呪いの儀式に使う魔石である。
そこの住民は全て皆女性。アマゾン川を下った先の先。奴らは毒矢で旅人の息の根を止める。
旅人の馬を狩り、捕食する。武芸の文化としては未熟だが、武装面では男勝りの強さ。
そんなある日から、『コヘンチ・ネグラ』が結い光を発し始める。
『アマゾネス』たちは絶望した。死地への変貌の印だったからだ。
彼女らは必死に生き抜いた。病気もはやり、今まで通さなかった旅人まで先へ生かせてしまった。
そう、その川の先に待っていたものは・・・悪魔誕生石のある遺跡。
その石に触れてしまうと、【錠】の封印が解かれ、暗黒の騎士が姿を現すのだった。
何も知らない旅人たちは、壁盤を取り壊し、遺跡のなかの金品財宝を取りあさり、そして、ついに触れてしまった。
そんな時だ、『アマゾネス』の一人が『コヘンチ・ネグラ』を持って旅人たちに投げつけたのだ。
だが彼女の行動は遅すぎた・・・コロッセオが誕生してしまい、さらに『コヘンチ・ネグラ』までを取り込んでしまった。
【暗黒酷龍】に跨り、旅人たちを焼き払う。そして旅人たちの生命力を自分に取り組み、人間の姿へと変わる。

・・・30年が過ぎた。

コロッセオは人の姿をもっとも恐怖する姿へと変貌を遂げようとしていた。
体中の筋肉は鎧と化し、兜まで出来上がる始末。人の言葉も入ってくる旅人から教わり、そして感情まで手に入れた。
その際旅人を生かし、子を作らせた。そして自分の血を注ぐことにより・・・悪魔の血を持った人間として育てた。
旅人は39人。7人の息子とコロッセオ。遺跡を新たな村として栄えさせた。
作物を奪おうと押し寄せる軍勢を息子たちとなぎ払い。その能力で新たな防壁を作る。
村から完全な要塞になった。コロッセオは他の村から王と定められた。
そして我が息子たちに酷龍の魔力と自分の血で創った聖剣を託す。
だが、剣はあまりにも凶悪。力を抑えられるようになるまで持たせはしなかった。
そして、戦争が幕を開けた。
コロッセオの要塞は信じた人の手により破壊され、コロッセオは憎んだ。
相手側の人間は我が子を人質にとる。もう成すすべは無かった。いや、まだ聖剣が残っていた。
力を制御できないでいる息子たちとは違い、自分は十分扱える。
コロッセオは決心をした。酷龍を自分の元へ呼び、地を揺らした。
そして、自分の巨大な身体からは想像も付かない速さで斬る。
生き残ったのは、自分と息子たちだけ・・・彼は悪魔と正式な契約を交わし、異界で暮らすことを決めた。

だが、さらに200年。1910
異界で過ごす悪魔の一人が、酷刃を盗んだのだ。それも【麓錠月】と名づけられた聖剣を・・・
コロッセオは人間界に逃げた悪魔の後は追った。途中様々な街を破壊しつくした。彼は聖剣を取り戻し・・・一人の悪魔に封じられた。

488偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:36:04 ID:???
(続き)

そしてそれから3年後、酷刃を持ったコロッセオの息子。クインテがまた人間界へ行くと言った。
そう、父の仇を討つため、ネロ・アンジェロを殺すために・・・
そして、二度目の襲来が人間界に起こった。
人々はコロッセオの息子の正体を知り絶望する。アメリカ東部に位置するハフマン島。
そこで彼らはシャークと融合を果たしたドレイク・マッドの船長に封じられる。それも同じ異界の棺の中。

そして1981年。グランの誕生と共に三度目の襲来。
今度はコロッセオだけがそこにはいた。棺の中で、息子たちの魔力を借りて復讐をするために這い上がった。
息子たちを異界に残し、自分は人間界最強に近い男のもとを目指す。
それが元KILLER7だ。グランの父親である。『ハーマン・スミス』
彼との死闘の末、酷龍ごとコロッセオを棺に戻した。

その後、コロッセオはKILLER7に満足だという言葉を残し、息子たちを棺から出し、自分だけは残る運命をたどった。

三度にわたる襲来。この伝説はKILLER7を世界的に有名にさせた伝説。
コロッセオは今もなお、棺の中で最強を求め続けている。
同じくその息子たち【酷刃七剣聖】も父【暗黒酷龍騎士】を超えるため力を増幅させて異界でその時を待つ。

489偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:36:35 ID:???
1:新たな敵。【酷刃七剣聖(スージュ・スウェテスパーダ)】:
2:新たなボス格。【暗黒酷龍騎士(ネグロスージュ・カヴァレイロ)『コロッセオ』】:

まず1番。【酷刃七剣聖(スージュ・スウェテスパーダ)】:
こいつらは七人の騎士です。一〜七まで、数値が高いほど強くなっていきます。
こいつらの名前は自分たちの扱うスパーダ(聖剣)によって名前が異なります。
下の表の見方は、【】内は剣の名前。その横が名前。その下からが名前の解説。そして能力の紹介です。
第一:【壱錠蜘】オンズィ・アラーニャ。
名の解説:壱は他の国では『ウンorオン』ですが、ここではあえて11である『オンズィ』を使っています。
アラーニャとはズバリ蜘蛛。彼は剣から作り出される蜘蛛の糸『テーニャ・ディ・アラーニャ』を使い自由な動きを可能とする。

第二:【爾錠兵】ドーズィ・ゲヘイロ。
名の解説:同じく爾とは『ドイスorドス』あえて12である『ドーズィ』を使用。
ゲヘイロ、即ち戦士、兵士を意味する。戦いを好み【爾錠兵】を様々な武器に変えて遠距離から近距離すべてにおいて抜かりは無い。
火薬球『フォゲイロ・ボーラ』ですべてを焼き払う。

第三:【燦錠炎】トレーゼ・インフェルノ。
名の解説:こちらも燦『トレス』をあえて13である『トレーゼ』を使っている。
インフェルノ、そう、灼熱の炎である。日ごろ熱地帯を好み、寒さを嫌う。
【燦錠炎】はどんなに熱くても溶けず、炎をまとい飛ばすことを可能とする。『インフェルノ・ド・アラブ』

第四:【獅錠禽】クワトルゼ・パーサロ。
名の解説:獅、要するに『クワトロ』ですがあえて14の『クワトルゼ』を使用。
禽は鳥、『パーサロ』がまさしくそうです。グランを異界へ追いやった犯人もこいつ。ということは・・・!
風を操り、絶海の爆風『トルネルド・フラカオ』で敵を紛失。

第五:【伍錠雲】クインテ・ノーヴェン。
名の解説:伍、即ち『スィンコ』あえて15の『クインテ』を使用。
雲を起こし、圧力を掛け雲に感触を与える。これにより殴る蹴る掴むなど、格闘をも可能にした。『ノーヴェン・ド・セオ』

第六:【麓錠月】ディエスセイス・ルーア。
名の解説:麓、『セイス』これをあえて16の『ディエスセイス』を使用。
月、七剣聖唯一の女剣士。いたるところに剣先を生えさせ、刺し殺す。
『センリミチ・ルーアシェイア』で生えた剣を更に増殖する。その数無限大。

第七:【死地錠条無限白】テーハリミターダ・ブランカ。
名の解説:死地、『テーハモルタ』錠条無限『リミターダ』白『ブランカ』
酷刃至上最も血に滲んだ剣。斬った者の血をエネルギーとする。
『ムンド・デ・モルトー』。死の恐怖を増幅させ、繊維を失わせる。

490偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:37:05 ID:???
キャメラマン―バイオハザード物語―第十一話

「掛け違えたボタンだけはずしても〜・・・僕らは何もかわらないだろ〜♪」
やあ、恐らくこの俺、主人公なのに名前が打ち明かされていない俺を覚えている人は少ないだろう。
今日は歌でも歌っていたいと思ってるんだ。商人のテーマパークに付き合わされたショックでだよ。
「許せるのかなぁ?許せるのかなぁ♪」
オジサン「ルセェノカナー?」
うお?うるせぇのかなぁ言われたの俺?こいつは仕事中スイマセンでしたよっと・・・
いや、もしかしたら俺の真似がしたかったのかもしれないな・・・
いやぁ、どうしてまた岩を落っことそうとしてるのかな?
また金髪刑事に?いや、あいつ謎なんだよな、なんど心でも死にきれないつーか・・・
ドゴーン!
「ア・・・アリエッター!!」
ねぇ?!今あ・・・って迷ったよな!俺しってんだぞ!俺の知らないとこで会話弾ませてるの!
岩が落ちないことに大分驚いたろーな金髪・・・俺のせい?
そして俺は、崖を伝ってもう一つ先のエリアに入った・・・

俺はこの狂ったイヌたちをスタンバイさせるところからやらされた。
「あ、ちょっとマテ気味たち!ちょ・・ちょォォォ!!」
イヌたちには懐いてもらえず、普通に逃げられました・・・嗚呼・・・
そして、呆れたおじさんが一緒に船に乗せてもらいました・・・
「ねぇオジサン・・・これ何?人形にしてはくっさいし血が・・・」
オジサン「気にするな若造、とにかくこいつは主の餌だ。」
皆さん・・・皆さん誰だろ・・でも気が付いたかな?何故言葉通じてさらに聞こえる・・・
なんでだろ?普通にアリエッター言ってる住民はむかつくほどワザとだろうな・・・
そして、オジサンにつられて俺もこの死体人形とやらを捨てる。
そしてオジサンが焦りながら漕ぐ、一体なんの餌なんだろ。シャチ?
ザッパーん♪ピシャピシャッ・・・ブクブクブクブク・・・
今のは見なかったことにしようかな・・・嗚呼、見てない見てない。

そう、俺は知らなかった・・・この後に起こる恐怖を・・・!

491偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:37:38 ID:???
キャメラマン―バイオハザード物語―第十二話


「なぁオジサン、そろそろあの怪物について教えてくれてもいいんじゃないか?」
オジサン「気にするな。いや、必ず見たことは忘れろ。」
はっは〜ん、俺がカメラマンだってことをどこかで聞いたな?
それにしてもけつが痛い・・・あ、あんときのチャイナドレスの娘さんに貰った銃がけつに・・・
俺は銃を後ろポケットから取り出し机に置く。
「なぁオジサン、金髪は一体何者なんだ?」
オジサン「×△■●♪ω・・・。」
え?今なんて・・・?!
ん〜・・・?いや待てよ。もしかしたらこの銃が原因?まさか銃が・・?
な〜んて思いながらも銃を手にしてもう一回訪ねる。騙されたとも思いながらやるのが勤めのようなもんだし・・・
「あのさ、聞き辛かったんだがもっかい・・・ダメ?」
クラ「おいてめぇら!さっさとパトロールにいかんか!」
「あ、クラたんさん!今までどこいってたんすk・・・」
クラ「誰がクラたんだぁてめぇ!どうせ後からグラタンとか言い出そうともしてるんだろ?!」
「あ、グラタンいいっすね!グラタングラタン♪」
その後フルにボコボコにされそうになったのは言うまでも無い・・・
何はともあれトイレに行きたい・・・パトロール前に食ったメシが異常に腐ってたんだな・・・
みりゃ分ることだったんだけど、なんとなく食わなきゃいけない空気になってオゲェー・・・
あ〜HAHAHA!ダメだもう我慢の限界!お、トイレ発見!おうイェス!
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・!!!・・・・・・・・・・・・!!!
嘘だろッォォォォォオォォッォォォォォォォォォォォォォォォォォ!

492偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:38:09 ID:???
キャメラマン―バイオハザード物語―第十三話


へ・・へへっ・・・聞いてくれよ、いや質問に答えてくれよ・・・
貴方は初めてオウマイガーなDVDを借りようとしている・・・
そんな時だ。行列の出来ているレジにいくハメになってしまう。まだ本番はここからだぜ・・・
そしてDVDを勇気を出してレジのおばさんに渡そうとする。するとだ、急におばさんがベテランの美人従業員を呼ぶ!
そう、この時の気持ちが分るかッ!?そう、とても何かが欠けた気持ちだ・・・
今の俺の現状はそれよりも恐ろしいぞ・・・トイレットペーパーが無い!
「誰かァー!!いないのかァー!いたら返事してくれ!!」
???「あんだようるせぇな!静かにしろぃ!」
イタ―――――――(・∀・)―――――――――ッ!!!
俺はすぐ隣にいると思い、トイレの枠を登り覗いて見た・・・
「・・・・キャァァァァッァァァ!!!!なんかいる!死にそうなオッサンがァ!!」
???「ああ、そいつはトイレットペーパーが無いということに絶望し続けた者の成れの果てだ・・・」
「ええ!じゃあ俺たちもこうなるの?!嫌だよ俺!誰か紙をくれ!」
???「んあ?俺は紙なんて持ってないぞ。」
オッサン「ワシもじゃ!HAっHAHAHAHAHAHA!!!」
嘘だろォォォ!絶望だ・・・このままけつをふかずいたらズボンが履けない・・・!
「どうするんだよ!このままじゃ・・・」
???「良い手があるぞ、いっそのこと全裸になってビッグフットですって言えば怪しまれない。」
「いや、余計怖いから。大の大人がナニをぶら下げて歩いてたら怖いよ。」
ガチャ・・・誰かが来る音がした・・・・!!
オッサンはソレを機にドアを開けた。何故だ?何か紙を持っていたのか?
オジサン「あ、サドラー様何裸になって・・・」
サドラー「ビッグフットです。紙をください。」
オジサン「え・・・いや困りますよサドラー様・・・・」
サドラー?!ってことはこのオッサンがサドラー・・・フードないと見分けつかないな・・・
サドラー「ダメだったじゃ〜ん!これじゃ紙貰え無いぞ。」
「あ!オジサン!紙を〜・・・・」
俺が言った時はもう遅かった。オジサンは紙もあろうことないトイレに諏座っていた・・・!
オジサン「ふごオォォ!やべぇ、腹壊すの何年ぶりだろ・・・すげぇ迫力ッ!」
そこまで神妙に解説するなよ!!
サドラー「あ、これなんてどう?紙やすり。」
やすり・・・・

493偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:38:41 ID:???
    KILLER7seven。。。Evil that lurks in smile。。。
〜Heaven smile〜。。。MISSION1。。醃笑みに潜む悪醃。。
”アメリカ・ロストタウン東部、リストンの館” 時刻 12/12 12:03

恐ろしい。リストンという名。リストンは何者なのか。リストンと聞いたものは何故怯える?何故。
今日が起こり得る最大の謎。《トゥウェルブ・カウントダウン》の始まりだというのに・・・人は悪戯だと思い違う。
悪魔の存在を知らない者の多くがそうだ。東部の街には観光客で賑わう場所があるからだ。
そこがHSC(ヘブン・スマイル・コーポレーション)社の運営する巨大地下水族館『ラークス・イン・スマイル』
2005年の秋に建てられたばかりだが、その迫力と演出には観客の目も奪う勢いだった。
地下に置かれているだけあってか、ほとんどの室温が低下しやすく、厚着の客も少なくは無い。
黒尽くめの男、チャン・ロイス。彼もまた、リストンをわが師として敬う姿勢を見せている。
見せながら少し、気に食わない顔をしているようにも見える。リストンは老いぼれだが勘は鋭い。
一匹の梟(フクロウ)を伝書鳩のように扱い。誰かと日々手紙を交換し合っている。送り主が誰かは誰も知らない。

リストンの館。今日ここで、一つの会議が行われていた。そこに顔をあわせていた人物たち。
HSCの権力者。リストン教授。そして何より、傘、『アンブレラ』の隊員数名とその社長の名を語る人物。
この繋がりが何を意味するものなのか。誰も居ない影よりも深いこの館で、今夜ついに銃声が鳴ろうとしていた。
__________________________________________
”ハフマン島イルミティ山脈、HSC東錬” 時刻 12/12 15:46
コンクリートで固められた壁。金属が中に組み込まれ、戦車が突撃しても耐えられる耐久性を誇る東。
イルミティ山脈。このハフマン島は三つの条件で成り立っている。高山、市街地、密林。
市街地は『シャークドレイクタウン』
高山はこの『イルミティ高山』
そして東から見て島の裏に位地するジャングルこそ『ゲルヒゴールジャングル』
「ねぇ、本当にこんな山道にHSCの本部があるのー?」シビアが疲れた表情でドレイクに訪ねる。
シビアはドレイクがミシェルを抱えて進んでいるのが気に食わないのかブスーっとしていた。
「ハッハッハッハ!気にするなシビア。この岩超えたら後は楽だからな。」
そこにはドレイクとファミリーで手の空いていた6人、合わせて7人が山道を登っていく。
しばらく経ち、辺りは暗くなり、奥のほうに光って見えるものがあった。そう、東の偵察部隊だ。
ここからがついに、HSCとの戦いの始まりとなるのであった。

494偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:39:11 ID:???
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”ハフマン島イミルティ山脈HSC東錬” 時刻 12/12 21:21

『こちらエリアA−1!不審な人物を発見。連衡をかい・・・し・・・ザ・・ザザー・・』
この無線から本部へ通ずる連絡こそ、すべての始まりのゴング。シルビーノが手で合図を送った先には・・・
ドレイクとミシェル。シルビーノが囮となり敵の目を欺いた隙を狙いミシェルがライフルで発砲。
無線で本部へ連絡はされた。だがこれも侵入者に入られた痕跡を残すための小芝居に過ぎなかった。
ドレイクの足元で無線が鳴る。それを取り、『こちら侵入者。こちら側の要求を呑む気は無いか。』

銃声が波のように響き渡る。通路が弾の抜け殻で埋め尽くされ、血鮮が飛び散る。
「駄目だ!弾が追いつかない・・・!」目にも留まらぬ速さで飛び交うモノがあった。
「漆黒のボマーとは、俺のことだ!」そう名乗ったのはドレイクファミリア【漆黒のボマー】ヒルルク。
彼は爆発物をコントロールし、あらゆる危険物に対応する。
モノとは彼のボム(爆弾)。兵はなんとかして打ち落とそうとするが壁やあちらこちらにバウンドをして追いつかない。
「ちょっとヒルルク!このままじゃ私たちも木っ端微塵じゃないのよ!」シビアが叱り付けるように言った。
それを聞いたヒルルクは腰からSOCOMを取り出して爆弾を追う様に狙いをつけた。
「大丈夫、こっちにはキヤしない。」そういって引き金を引いた。弾が放たれる直前の金属音。
弾は見事にバウンドしているボムを貫いた。

「うー!やってるねぇ兄貴。」もの喜ばしそうに二人の男を見つめる。
二人の男とはドレイクファミリアの二人。一人は手に持ったPYTHON(パイソンリボルバー)で跳弾。
もう一人は先端が長く刃の付いた矛のようなM3(ショットガン)で切り刻み、その巨体で敵をなぎ払う。
【疾風のイナズマ】フォートレット。【巨人の防壁】マドネス・ミラー。二人に遅い来る脅威とは・・・!?

495偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:39:42 ID:???
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”ハフマン島イミルティ山脈HSC東錬” 時刻 12/12 22:10

辺りに流れるような銃声。弾と弾がぶつかり、そして弾かれまた音は流れていく。
マドネスは片手手榴弾のピンを口で引き抜き、少し時間を置いた。あたりが警戒する中。物陰のフォートレットは構える。
「Violence!」勢いに載せてフォートレットが飛び出す、直後に狙いを定める。
声にあわせてマドネスが手榴弾をその豪腕で投げる。いや、投げ飛ばした。
強大な爆風。巻き込まれないよう近くの物陰に潜み、その場を凌ぐ。敵兵は原形をとどめてはいなかった。
「いいねぇ!それじゃあ僕らが相手だよ!」どこからか声がする。狭い一本道の通路。どこに隠れているんだ。
PYTHONに弾を込める。チカッチカッと音を弾ませながら。フォートレットは察する。真後ろから何かが来ることを・・・
咄嗟に自分の立っているところを手を80℃曲げて弾を放つ。地面に接した弾はまた跳ぶ。
何かに当たった。肉に食い込むような鈍い音がした。
これだけで決定的だった。当たった。すると足音が聞こえてきた。
どこからだろう。だが見えない。地に付着した血が何よりの痕跡。これだけが手がかり。
相手が見えない。これだけでも大した恐怖だった。マドネスはM3を構え、その場に立ち竦んでいた。
「なぁ弟よ。俺はとても腕が痛む。こんなこと今まであったかな?」また声がする。
「大丈夫かい兄さん?あいつら結構ヤル方みたいだねぇ。」まただ。どうして見えないのか二人はゾッとした。
「そうか・・・!」フォートレットがマドネスを呼び出した。何を企んだのか。マドネスは頷く。
時間が刻々と過ぎていった。そしてついに、フォートレスが口を開く。
「賭けをしないかお前達!」警戒しながら笑みを浮かべ声を上げる。「賭け?賭けとは?」いやそうに答えてきた。
「・・・要するにだ!ここでお前らの居場所を当てることが出来れば、素直に引いてくれってことさ。」
 「ふーん、別にいいよね?兄さん。」どこから声がするかは分らないが声がする。「いいだろう。その代わりはずしたら、遠慮なく殺す。」
沈黙の時間だ。マドネスは静かにM3の銃口を上に向け、床に付けた。
その様子を見ても兄弟は何も不審に思わず、言い当てるといったフォートレットの方をジッと見る。
そして、PYTHONを静かに上げ、「宣告する。お前たちの居場所は・・・。」

496偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:40:18 ID:???
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”ハフマン島イミルティ山脈HSC東錬” 時刻 12/12 22:36

The last outline。。。
「・・・要するにだ!ここでお前らの居場所を当てることが出来れば、素直に引いてくれってことさ。」
 「ふーん、別にいいよね?兄さん。」どこから声がするかは分らないが声がする。「いいだろう。その代わりはずしたら、遠慮なく殺す。」
沈黙の時間だ。マドネスは静かにM3の銃口を上に向け、床に付けた。
その様子を見ても兄弟は何も不審に思わず、言い当てるといったフォートレットの方をジッと見る。
そして、PYTHONを静かに上げ、「宣告する。お前たちの居場所は・・・。」
。。。
「宣告する。お前たちの居場所は・・・。」PYTHONを向けたその先には・・・!!
「ふっ・・・はずれだ!遠慮なく・・・・?!」こちらに突撃をするように向かってきた兄は動きを止めた。
「最初から分るかよ。お前らの居場所なんて!」ニヤリと微笑む。「ま・・・!ハメたのか?!」PYTHONが火を噴いた。
マドネスがしゃがみ、上に向けられたM3の引き金を思い切り引いた。これが決定的な彼らの策略。
M3の散弾が当たりに飛ぶ。そして一箇所からあの鈍い音と大量の血が飛び散る。
「うがああ・・ああ・・・!」奇声を上げて吹き飛んだ。そして姿が見えてくる。
人の形をした化け物。この前ドレイクファミリア本部に押し寄せたやつと似ているが、大きさが異なっていた。
___________________
”傘社極秘裏特殊陰謀遂行部隊隊員伝達書”
先日、リストン氏の弟子であるチャン・ロイスと共に情報どおりのドレイクファミリア本部へ到着。
その場で首領であるドレイクと接触。交渉は失敗。用済みの彼を抹殺する手立てだった。
だが、チャンの召還した悪魔はすべて、ドレイクの操る奇妙な剣によりすべて粉砕されていた。
私は彼のファミリーの一人、シルビーノという男に見つかり、その場で取り押さえられてしまった。
中は思ったより荒れてはいなかった。気になるといえば中庭がジャングルのように広く、入ったら迷いそうだ。
そしてヒルルクと名乗る男。こいつは部屋から可笑しな機械音が聞こえてくることからメカニズムを担当するらしい。
そして何より、ほんの8〜9歳未満の少女がPSGライフルを背負っているところに目がいってしまう。
最後に、ドレイク。彼の部屋を調べようとしたところ、光る壁のようなもののせいで入ることが出来なかった。
大半の戸は光で包まれ調査は失敗。唯一分ったことは、彼らがHSC社東錬を、ジャックするということだけ。
”以上により、彼らの調査報告はこれまで。不可解な点は、彼らの能力値の高さである。”
「以上のことを踏まえてどうだね?HSC。」

497偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:40:51 ID:???
    KILLER7seven。。。Evil that lurks in smile。。。
〜Heaven smile〜。。。MISSION1。。醃笑みに潜む悪醃。。
”アメリカ・ロストタウン東部リストンの館” 時刻 12/13 00:24

The last outline。。。
隊員たちの顔が淀んだ。案の定、二度にわたる事件の前《スマイル事件》では隊員が数名巻き込まれた。
今回も手を回しているものが巻き込まれたという考えをしたからである。
「やれ・・・」隊長がボソッと一声をあげた。それもあちら側の用意が出来たと同時に・・・
隊員全員が銃を構える。「さらばだリストン教授。」隊長がMAGNUM(マグナム拳銃)のトリガーを引く。
。。。
「さらばだリストン教授。」隊長がMAGNUMを(マグナム拳銃)のトリガーを引く。
銃声が鳴る。隊員たちは表情を緩めたがその時、黒尽くめの男が、チャン・ロイスがその豪手で弾を受けていた。
「師範、こいつらは何者です?」弾丸を手で握りつぶし、撃ち手である隊長を睨み付ける。
「ふふふ、自己紹介をしようか。私は傘社極秘裏特殊陰謀遂行部隊総隊長。アルバート・ウェスカー。」
 「ほーう、大した奴。といったところかなウェスカー殿。」二人の神妙な会話に外野は黙り込んだ。
カランカランといった涼しい音が転がり来る。一体なんなんだ。そう思っていると急に眩しくなる。
ウェスカーはサングラスで少しだけ耐えることが出来た。視界は悪くなった。
ウェスカーはわずかな視界のなか黒い物体を見た。「これが・・・死神。」そういうと、視界が元に戻る。
何事も無かったようだった。だが隊員共々、アタッシュケースのなかのサンプルとデータ。
HSCが用意したデータさえもその場から綺麗に消えていた。皆は口も開けずにいた。
「気にするな諸君。今回の話は全部、アンブレラ本部に持っていかれただけ。そうそう、俺たちは本部とは別なんだよ。」
 「じゃ、じゃああんたらはその特殊部隊じゃないってことか?」権力者の一人が問う。それに真っ先に応えた。
「私の部隊と陰謀遂行部隊は全く無関係。我々の計画の手立てにするために仕組んだ嘘だよ。」
あざ笑うようにその場を去っていくウェスカーとその仲間たち。リストンはあえて追っ手をつけさせず、話は終った。

498偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:41:25 ID:???
霧乃ホーリー特別編〜爆裂!宇宙超能力者ケテーイ戦〜


ここは何処だろう・・・俺は寝ているのか・・・?
ここは部屋、木材の造りだな・・・転送されたのか、それにしては上出来な場所だな・・・
俺は横になると深く考えた。突然クラクラしだし、気づいたらこのベッドの上・・・展開が良すぎる・・・!
過去にもこういう展開があったな・・・確かフォックスさんの寝ているベッドに俺がいたという展開・・・
大丈夫だ・・・今回は女性の一人も居ない・・・!イェス!イエス!!
「うぇ〜〜〜〜〜ん!!!!」
ぬあっちょォ?!なんだ?!赤ちゃん?嗚呼、今回は赤ちゃん?
いやそーじゃなくて、ガッツポーズとったのがまずかったのかも・・・
「あ〜あ、兄ちゃんツマンネ。」
「へ?どこから・・・?誰だ?」
俺は辺りを見渡すが気配もしないし誰も居ない・・・まさか・・・
赤ちゃん「俺じゃ俺、このベビーカーから出してくれないかね。」
俺は恐る恐る暗い部屋の壁を這いながらベビーカーに近づく。
「おお、おお、やっと来たかノロマ、ささ、負ぶってくれ。」
 「んァァ?本当に赤ん坊が・・・喋ってる・・・っつか何故負ぶってやんなきゃ・・・」
「半分はトイレいきたいってことともう半分は恋人に会うためだ。」
 「はっ、喋ること自体は慣れてるからいいとして、さすがにてめぇに恋人がねぇ?」
「これっ!もう少し静かに喋らないか。窓から飛び降りることが出来るだろ?ささ、飛び降りろ。」
 「てめぇ半分俺を殺すつもりだろう?っつか本当なのかその話?」
そしてこれにより、霧乃の旅は始まるこのA異界地帯、マリージョルにて・・・
そしてここにも能力者たちの物語をちょこっと紹介しよう。
B異界地帯、ジャポン。
ここは一つのコンビニ、ここで一人の能力者がアルバイトをしながら予選を目指そうというのだった。
この異界で暮らすすべを見つけるのも大事なポイントだからだ。
そして、異界の住民らしき人物がコンビニへ入ってくる。
無愛想な顔つきで青年が口を開く「いらっしゃ・・・」だが客は怒りをぶつけ始めるのだった。
客「んな〜んだその反省のない態度は〜!?てめ自分のしたことわかってんのカァ!?」
「いや、何もしてないはずですけど・・・」
客「何もしていな〜〜い?んじゃぁ見てみろこの俺の買わされた雑誌!」
「えぇ、タダのパチンコ攻略雑誌でしょうが・・・」
客「てんめぇの目は節穴か?!見ろ!今月は12月なのにここ11月号じゃねぇかよ!」
「あ〜らまぁ、お気の毒でしたね。」
「お気の毒?!てんめぇ・・・!!!!」
そう、この無愛想な店員こそ霧乃たちにより関わる能力者の一人だったのです。

499偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:45:49 ID:???
umbrella さんの作品↓

500偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:46:31 ID:???
第一章 緊急会議

20××年

この時代は現代と変わりが無い。
人々、暮らし、空飛ぶ車などもっての他
大きく変わったところといえば…「災害」 「気候」など…
テレビ、薬品…これも大きく変わったと言っても過言ではない。
いつ世界が大きく変化するのか誰にも予想は出来ない…そう…誰にも…


「Mail has come.Mail has come. 」いつも通りの軽快な効果音と共に、無機質な女性の声が部屋に響いた。
ゆっくりと男がベットから起き上がり、携帯電話に手を伸ばす。
黒髪は整ったままだ。
朝の7時20分…
「…眠い…。誰だ…。最悪9時までメールを我慢するのが、人としてのマナーじゃないのか・・・?」
黒髪の男は携帯を掴みつつも、ゆっくりとベットに横になり、携帯を開く。
「Mail has come.Mail has come. 」
女性の声を止め、メールの内容を確認する。
「…!」
黒髪の男にとって、信じたくない最悪の文が目に飛び込んできた。
『グレック研究委員長へ 確認メール
緊急会議 朝の8時までに第1会議室に集合して下さい。このメールを時間以内に確認しなかった場合は、職員がそちらに向かいます。  第二研究取締役 デイリー・トーマス』
「……しまった…。いや…落ち着けグレック…今日は日曜日…。会議は月曜の筈…」
グレックは携帯のスケジュール表を確認した。
グレックは絶句すると同時に、ベッドから飛び起きた。
携帯には『会議は月曜から日曜に変更』の文字が記されていた。
「あああ!!」
グレックの脳内に電撃が突き抜けたかのような衝撃が走り、日時変更の知らせが来た時のことを思い出した。
「やばいやばい!!朝食は抜き!」
グレックは慌てて部屋中を見渡す。
微妙な記憶しか残っていないが、そのままで寝たのであろう。制服を着ていた。
昨日の会社から帰ってきたときのままの鞄に、脱ぎ捨てられた靴が目に入る。
「流石俺!こんなときのために放り投げているとは!なかなか…」
そんなことを言いつつも、大半が焦りに包まれたグレックは家を飛び出した。

五時 α社 メインロビー

ついさっき、α社に入る前に聞こえたヘリの音も気にせずに、メインロビーに辿り着いたグレックは、溜め息を吐きながら関係者用エレベータへと進んでいった。
ぎりぎり間に合った自分に拍手を送りたい気持ちでだったが、どうもそんな元気が出なかった。
食事もせずに、車をかっ飛ばし、全力疾走。日曜日の朝7時にやる行動ではないのではないか。
エレベータのスイッチを押すと同時に、女性の声がロビーに響く。
『おはよう御座います。研究委員長。』
「はいはい。おはよう…いつも頑張ってるね〜君は…」
グレックは溜め息を吐きながらも、カメラの横にある、スピーカに向かって話し掛けた。
”チン!”っという、高音と共にエレベータがゆっくりと開き、グレックは中に入っていった…。

登場人物紹介

グレック
α社の研究委員長。正確には、C班 研究委員長。
人々を助けたいと思い、α社に入社。
自分が大好きな薬品関係の道に進み、順調に出世。
性格は…大雑把だが、自分の好きなものはとことんと追及するタイプ。
銃マニアの友人に、銃を誕生日に貰ったが…今は机の中
基本的に持ち歩かないようにしている。
ちなみに、銃は二丁持っており、両方プレゼント
家と会社の金庫に保管している。
家にはベレッタ 90-Two'ストーム'
会社にはFN ハイパワーⅢが置かれている。
射撃はあまりしたことがないが、使い方は分かる。
運動能力は中の上


研究部の仕組み
 研究委員長は多数存在し、取締役が研究部のトップとなる。
 委員長は下の者を纏め、取締役は委員長を纏めている。

501偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:47:39 ID:???
第二章  発生(Outbreak)


α社 会議室 AM.9:42

B班の委員長はプリントを右手で持ち、最新映写機の前を行き来しながら研究結果と説明を続けていた。
「……皆さんもご存知の通り、この反応はナトリウムやナトリウム-カリウム合金をキシレンなど、それらと反応しない溶媒中でナトリウムの融点(98℃)以上に加熱し、激しく攪拌して分散させて調製されるディスパージョン中にエステルを滴下して行ないます。
これらのアルカリ金属のディスパージョンは有機化学実験にしばしば使用されるテフロン被覆の攪拌子のテフロンと激しく反応するため、使用できないことに注意する必要があり、反応機構は、エステルのカルボニル基がアルカリ金属によって1電子還元されてアニオンラジカルが生成され、これがカップリングした後アルコキシ基が脱離して・・・」

「質問があります。アシロイン縮合ではなく、ベンゾイン縮合の結果はあるのでしょうか?」
E班の研究委員長が説明中に手を挙げた。

「はい。これについては後で話そうかと思いましたが…では、質問があったので解説いたします。プリントの8ページをご覧下さい。
皆さんもご存知の通り、ベンゾイン縮合は芳香族アルデヒドがシアン化物イオンを触媒として2量体化し、アシロイン(α-ヒドロキシケトン、RC(=O)CH(OH)R')を生成する化学反応です。
反応機構はアルデヒドにシアン化物イオンが付加してシアノヒドリンが生成されます。
シアノヒドリンのシアノ基のα炭素上のプロトンが引き抜かれて、カルボアニオンが生成され…生成したカルボアニオンがもう1分子のアルデヒドに求核付加して付加体を生成します。
シアノヒドリンからシアン化物イオンが脱離してカルボニル基が再生し、アシロインとなります。
脂肪族アルデヒドではシアン化物イオンの付加で生成するシアノヒドリンのシアノ基のα炭素上プロトンの酸性度が不十分なため、カルボアニオンが生成せずこの反応はほとんど起こりません。
しかし、生成したシアノヒドリンを単離してヒドロキシ基を保護した後、リチウムジイソプロピルアミドなどの強塩基を用いればカルボアニオンを発生させることができるので同様の反応を起こすことが可能となります。
この方法では反応相手の求核剤に別のアルデヒドやα,β-不飽和ケトン、スルホネートなどを使用することができるため、アシル基の導入法としてより有用性が増し……」
流石のグレックも集中力が切れて来ていた。
好きな分野とは言え、2時間近くこの結果を聞くのは我慢ならない。
「ふぅ…」

502偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:48:12 ID:???
(続き)
  一度溜め息を吐き、もう一度、プリントに目を戻す。
「この反応はチアミンの生体内での触媒作用とも関連付けられています。では、このチアミンはと言うと…」
その時、今回の会議担当のデイリー・トーマス研究取締役が手を挙げた。
「皆疲れているようだ。一時休憩にしよう。30分休憩だ。」
全員の顔がほっとする。
「分かりました。では…」
さっきまで、説明していたB部の研究委員長はプリントを置いて、出て行った。
「あっ…クロノス、イニヤ、スコープ…ちょっと会議室に残ってくれないか?」
「「「あっ…はぁ…」」」
三人とも同じ反応で会議室の席に座った。
グレックは三人を見つめながら、会議室から出て行った。
「よう…グレック。元気か?」
グレックは不意に肩を掴まれ、ビックリしながらも声の主を割り出した。
「あのな〜…ケン…。土曜日の朝に、2時間もグダグダ研究内容と結果聞かされて元気だと思うか?…」
グレックは振り向きながら相手の質問に答えた。っが…
「!!どうしたんだ!?その顔!?顔色悪いぞ!」
いつものケンではない顔にグレックは目を見開いた。
「いや…今日の朝からどうも頭痛と吐き気が凄いんだ…筋肉痛も…熱は無い気がするんだが…一昨日から夜勤してたから寝不足なのかな・・・

青ざめたケンにグレックが早歩きで近づいた。その時…
「!…グレック…後ろに…!」
ケンは目を見開きながら、グレックに向かって大声を出した。
「?」
グレックはケンの見たものを確かめようと振り向いた。
そこにいたのは、防護服に包まれた5人組だった。
「リック、トニー…この二人を拘束しろ。その後、マリーに検査してもらえ。レベル3だ。」
先頭の男が呟いた…
登場人物紹介

デイリー・トーマス
α社の第二研究取締役
得意だったバスケットに力を入れ様としたが、15歳のころに交通事故に逢い右足を骨折。
バスケットを断念し替わりに、バスケの次に得意だった理数系に力を入れる。
結果、α社に問題なく入社。
何事も冷静に対処する。

ケン
α社のF班研究委員長
会議では姿を見せなかったが・・・
グレックとは高校からの付き合い
誰とでも仲良くなれてしまうよな明るい性格

503偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:49:05 ID:???
第三章 広大

ウィングシティ AM.09:50

リック…トニーと呼ばれた二人組みは、ゆっくりと足をグレック達の方向へ進めていった。
「っつ!」
グレックは脳が半分混乱を起こしている状況の中、消火器を手にした。
「来るな!お前等一体何者だ!!拘束って…」
グレックは、手にした消火器をやみ雲に振り回した。
二人組みが後ろに下がり、リーダーらしき者に目線を向けた。
リーダーと思われる者は首を縦に一回振り、一歩前に進み右手を差し出した。
「グレック殿…我々は…………」その途端…
「っぐぅぅぅ!!」
イキナリ廊下に響いた呻き声にケン以外の者が、うろたえ…声の主を見つけようとした。
いや・・・グレックは気付いていた。
《俺の周りにいる人は、ケンと防護服の5人組だ・・・。5人組は異常を見せいていない・・・っとなれば―――!!》
そう・・・ケンしか残っていない・・・
しかし、信じたくなかった。自分の友・・・いや・・・親友と言ってもいい友が・・・
「あっ!」
恐るべき速さで近づいてきた二人に、気付かなかったグレックは腕を掴まれ…手錠をかけられた。
「ちょっ!」
後ろをグレックが振り向こうとした途端に、一人の防護服がグレックの頭を掴み、無理矢理前に戻させた。
「連れて行け!絶対後ろは見せるな!!麻酔の仕様を許可する!!」
その途端に、グレックは痛みと同時に意識が遠のいていくのが感じられた……
最後に聞いた音は…何かを吐く音と、パトカーのサイレンだった…
なにか・・・大切なものを失った気がした・・・

504偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:50:21 ID:???
(続き) 
 アメリカ合衆国 ウィングシティ ウィング市警(W.P.D.) AM.13:56

「はぁ…」
ジェイクはまたしても溜め息を吐いた。
朝に9回、制服に着替えているときに3回、そして今ので記念すべき20回目に到達した溜め息は、隣の同僚の目を引いた。
「嫌な予感がしてたまらないのは何故だろう…」
ジェイクは独り言を喋りながらもPCで先月の事件の整理をしていた。
ずっと座ったまま、すでに4時間。事件の整理をするのは気がめいる。
これは基本的にジェイクの仕事ではないのだが…署長直々の命令というわけで…
しかしこのようなことは先月も先々月もあったことで、ジェイクにとっては日常的なもののように感じた。
ジェイクの内線電話が鳴った。
「はい…こちらジェイク――」
「署長のブレイスだ…水とコーヒーを入れて来てくれないか?具合が悪くてな・・・あと、先週の事件の整理も頼む…」
「いや…しかし…」
「五月蝿い…給料減らすぞ・・・早く入れて来い!」
「…」
ブツ…っという音が耳に響くと共に、21回目の溜め息を吐いた。
「具合が悪い?良く言うよ…4時間前には、自慢話をしていたくせにさ」
ジェイクはゆっくりと腰を浮かして、立ち上がった。
久しぶりに立った時に走る痺れは、ジェイクが準備をする時間を1秒ほど遅らせた。
「おお?ジェイクちゃん?今日は素直に、署長の言うことを聞くんでちゅね?」
隣の同僚が、赤ちゃん言葉を使い、ジェイクをからかう。
「素直じゃないぞ…愚痴を言いながら命令を聞くのさ。」
ジェイクが皮肉さをこめて言う。
「はいはい…行ってらっしゃい…」
「流すなよ…」
ジェイクは同僚を見つめながら、給湯室に向かった。

505偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:51:01 ID:???
(続きの続き)
5分後…給湯室

「ったく…あの署長は何を考えてるんだ…ほとんど俺に仕事を任せやがって…」
ジェイクは最後に入れたコーヒーを見て呟いた。
「α社に出動したときは元気だったのにな…有り得ないだろ…しかも、出動し終えたときは具合悪い女の人を助けたとか自慢してたしよ…特に最近は署長の仕事任されまくってるし……ん?」
『キャー…』
『うわぁぁ…』
「悲鳴?もしかしてテロリストかなにかが……」
それと同時に、ドアがバタンと開いた音が廊下と給湯室に響いた。
カツ…カツ…
ゆっくりと近づいてくる足音にジェイクは背筋が凍る思いをした。
《っー!……ジェイク…クールになれ…まず、現場制圧の手順を思い出せ…足音的に敵と思われるものは一人……場所は給湯室前廊下…》
ゆっくりと手順を思い出す。
「っぐ!!げふっ!!がっは!!」
何かを吐き出すような呻き声が廊下に響いた…
誰か重症でも負ったのだろうか…早く助けねば…
《銃の安全装置を外して…これでいい筈だ…》
ジェイクは手に支給されている銃を握り、溜め息を吐いた。
《今日は本当に最悪だ…》
それと同時に廊下に飛び出し、人影に銃を向けた。
「動くな!手を挙げろ!!武――――!!!!!」
ジェイクは目を見開いた。
そこには口・鼻・目・耳から血を流し、ふら付きながら『微笑』している署長がいた。
昨日ワックスをかけていた筈の床が、赤い点によって汚され…所々、赤い液体が飛び散っていた…
そう…口に含んだ水を噴出したような……状態だった…
目から下が真っ赤に染まった署長の顔から、ジェイクは目を背けた。
「署…署長…」
ジェイクはゆっくりと銃口を床に向けながら、署長をもう一度見る。
「ジェイグぐぅん……ぎみは…がふぅ!!たすけて…ぐっ!!がっぁぁぁ!!!!!ぐれる・………………よ
・…ガポ!!」
口から血が溢れ出した署長は床に倒れ…ジェイクに少しでも近づこうと這ってきた。
「う…うぅ…」
ジェイクは銃を落とし、一歩一歩下がって行った…
下がると同時に署長も這う…
「ガゼだ…がべぇ!ぐっ!!ゲホッ!!ひぃーふぅーひぃーふー…わじは……」
なんとか聞こえてくる声も、聞くに堪えない声で…
「こっ…こんなこと・……」
ジェイクは目を半開きにして、もう一歩下がった…
「!!うぁ…がづい!!目ががづい!!!!!」
イキナリ目を掻き始めた署長に、ジェイクは愕然とした。
「ひぃぁ!!!はぁ!!がぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」
呻き声を上げると同時に…署長は絶命した…右目を指で穿り出し…血をばら撒きながら……

To Be Continues……

登場人物紹介

ジェイク
W.P.D.の警察官
グレックと同じで、人々を助けたい・何かの役に立ちたいと考え警察へ…
性格は微妙な面倒臭がり屋
日によって面倒臭がり方が違う
いつも人との相談役をしている
いつもベレッタを携帯している。
射撃は得意分野だが、あまり好きではない
所持銃はベレッタ M92
運動能力は上?

506偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:51:32 ID:???
第四章 隠蔽


アメリカ合衆国 ホワイトハウス 14:32

「電話で話せる用件をわざわざここに来て話すとはよっぽどのことだな?CDC局長(疾病予防管理センター局長)・・・マイク君」
マイクはゆっくりと頷くとともに口から肯定の言葉を出した。
右耳に無線機のイヤホンを押さえつけ新たな情報を待ちながらアメリカ合衆国 エアーに状況説明を始めた。
「新種ウイルスの発生によりウィングシティの隔離準備終了。いつでも出動可能です。バイオハザードレベル3を4にレベルを上げました。」
マイクはアタッシュケースから資料を取り出し、ケースを閉じた。
カチリ という金属と金属が当たり合う音が沈黙している室内に響く・・・
「最悪なウイルスです・・・」
マイクは眼鏡を一度上に上げ、資料を机の上に置いた。
パサッと乾いた音がした。
自分用の資料を右手に持ち換え、丸めた。
「・・・簡潔に話してくれんか?マイク君・・・簡単な状況整理が必要なようだ・・・」
エアーはゆっくりと右手で頭を掻き、左手を机の上に置きながら身を少しだけ乗り出す。
マイクは丸めていた資料を元に戻し、資料を見つめた。
「はい・・・大統領・・・簡潔に話しますと、ウィングシティで未知のウィルスが発見されたようです。」
マイクは一瞬エアーを見、直ぐ手元にある資料に目を戻した。
「・・・それで?死亡者や致死率は?マスコミは?」
エアーは背もたれに体を任せ、窓の方を見る。青空が広がっている。風が窓を吹きつけ、音を立てながら通り過ぎる。
「現在確認されてる死亡者は・・・23名・・・科学班によると発症すると100%の確率で死に至ります・・・この事件は出来るだけ隠密に行動しましたがやはり疑っているところがあります。今現在は何も起きていません。気付いたマスコミに対しては金で公表時間を遅らせてますがなんとも・・・」
数秒沈黙が流れる・・・また風が窓に吹き付ける・・・木が揺れる。
「対策として一般公開・空港などに科学班を派遣し、検査を行います。そしてウィングシティの隔離を願います。」
「・・・・・・・・・・・・マイク君・・・我が国・・・アメリカ合衆国の敵対国はどこだか知ってるかね・・・?」
エアーは振り返りポケットに手を入れた。素早い返答と話の切り替えににマイク怯み、少し考え込みそして口を開いた。
「・・・・・・・・・北朝鮮・・・イラクなどです・・・」
「これを公開したら一時的かもしれんが、同盟国から輸出・・・輸入・・・全てが止められるだろう・・・『未知のウィルスが来たら困る』とか言われてね・・・」
また素早く返答したエアーは机の上の資料を手に持ち、軽く目を通した。
「はぁ・・・しかし・・・」
マイクが否定しようとするのを、エアーは手を上げて静止する。
「その時、我が国は孤立するだろう・・・敵対国にとっては我が国は格好の的だ・・・我が国・・・アメリカが弱体する唯一の機会・・・そうだろう?」
エアーはマイクを睨み、そして微笑した。
「っ・・・はい」
「これは公表できる話ではないだろ?国民がパニックをおこす。」
エアーは頭を掻き、マイクを見つめた。
「・・・はぃ・・・」
「宜しい・・・宜しく頼むよ。」
エアーは資料を投げ捨て、場には合わない明るい笑みを浮かべた。
「・・・」

マイクは身を翻し扉のドアノブに手をかけ、執務室を出た。
ドアを閉める直前、大統領が受話器を持つ音がした。
ドアがパタンと閉まると、エアーは電話の相手に言った。
「すぐに出かける用ができた。・・・そうだ、今すぐ。詳しくは機内で話す。」
風が・・・おさまった・・・

507偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:52:02 ID:???
第五章 調査

α社 隔離後内部 14:42

エレベーターが音を立てながら開き、中から2人の防護服の男が現れた。
最新設備が整ったロビーに入っていった防護服の2人は、端に置かれている折りたたみの机に向かって歩き出した。
銀の壁に大理石の床・・・
真ん中に刻まれているα社のマーク・・・
他の防護服の者たちはPCをいじったり、青いビニールに包まれた死体を運んだりと、行動はゆっくりと慎重に行っていたが慌しいような雰囲気を放っていた。
「さて・・・説明してもらおうか?ジェイシー?ヘリでここまでつれて来られ・・・防護服を着せられて・・・どういうことだ?一体何が・・・」
机の前に立った防護服の男が言う。防護服から放たれた声はゴワゴワとした少し聞き取りにくいものだった。
「これを見れば分かるさ・・・ルイス」
ジェイシーは机に置いているPCを軽く叩き、左手で促した。
ルイスはPCの画面に釘付けになった。
新ウイルスの症状・・・死体解剖結果・・・死亡者数・・・致死率・・・
分かってる詳細は全てグラフとして出されていた・・・
「ありえない・・・こんな・・・テレビにだって・・・」
小さな声でつぶやくルイスにジェイシーは指を左右に振った。
「甘いぞルイス・・・金を使えば報道時間を引き延ばしてもらうことなんか簡単だ。さてここからが本番だ。退けてくれ」
ジェイシーはルイスを軽く叩き、自分がPCの前に立った。
後ろで話し声が聞こえる。ジェイシーはPCを叩き細胞の画面を映し出した。
「これは正常な肝臓だ。見れば分かるだろ?」
ジェイシーは振り向き、ルイスを見た。
肯定・・・
「一個のウイルスが進入・・・1時間程度で細胞死滅・・・3時間後周辺の細胞に侵入・・・死滅・・・9時間後・・・」
少しずつ変わっていく画像にルイスは目を光らせた。
増えていく黒い細胞・・・減っていく細胞・・・そして・・・
ジェイシーがキーを叩いた。
「肝臓ほぼ溶解・・・ウイルスが他の細胞に進入・・・このループだ・・・」
黒に埋め尽くされた画面内の細胞・・・
ルイスは久しぶりに気分が悪くなった。
「っ!胸糞が悪くなる・・・さっき見たとおりだと警察署も侵されたみたいだが・・・」
ルイスは身を翻し、エレベーターの方へを進んでった。
ジェイシーもその後に続く・・・後ろを他の男が通る。
「ああ・・・ここもそうだが・・・発症した人物と接触した者はみな発症している・・・ここが秘隔離されたとき、警官がここ・・・α社に出動したんだ・・・最初に発症した人物はW.P.D.の署長だ・・・」
エレベーターの前に立ち、ジェイシーがボタンを押す。
「署長直々に指揮を執っていたらしい・・・在りえない話だが・・・そこで接触したのだろうな・・・」
「っ・・・」
エレベーターが大きく口を開けた。
「α社では12人が発症者を見ている・・・警察署では21人・・・α社は12人中7名が発症し死亡・・・・警察署では17人・・・」
ジェイシーとルイスはエレベーターに乗った。
ジェイシーが8階のボタンを押す。
「死亡現場に立ち会った人物と面会する・・・一人の名はグレック・・・α社のC班 研究委員長・・・。そしてもう一人は・・・死亡現場に遭遇した警官、ジェイク・・・この2人に聞いてくれ・・・もっとも精神的に壊れてたら元も子もないがな・・・」
ジェイシーはルイスに向かって言い放った。
「精神的に・・・2人とも・・・?」
ルイスは呆然と立ち尽くした。
階表示のランプが4・・・5・・・と素早く変化する。
ルイスは肩を竦め微笑した・・・が、防護服のせいで口元が見えなかった。
「冗談だ・・・だが俺も会っていないから分からない・・・まあそこは会ってからだ。」
ガタンという音とともに無音でドアが開いた。
2人は廊下に足を踏み出した・・・

ウィングシティ郊外 同時刻

「っくそ!風邪でも引いたのか?」
男は左手をハンドルから離し、左手ででこを触った。スピードを少し落とす。
「熱・・・あるな・・・畜生!っ・・もう少しでノースシティに・・・」
そのとき、男の乗っている車の横を軍隊が通過した・・・・・
男はノースシティに向かってアクセルを強く踏んだ。

508偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:53:17 ID:???
第六章 協力・監視



α社 会議室前廊下 14:43

想像以上に長い廊下を目にしたルイスは左右を見渡しジェイシーに顔を向けた。
目が完全に笑っているジェイシーにルイスは一瞬何かに負けた気がした。
何も言わずにジェイシーは背を向けて第1会議室と書かれた方の廊下に歩み始めた。
溜め息を漏らしルイスは黙ってジェイシーのあとに付いて行った。
足音しかしない廊下に不気味な気がしながらもルイスはジェイシーの後ろについていく・・・
ジェイシーは歩みを止め、振り向き真横にあるドアを指差した。
『第2会議室』
「ここだ・・・第1は現場保存のためにつかえないからな・・・」
ジェイシーが親指で後ろを指した。
ルイスはドアの『第2会議室』の文字から目を離し、ジェイシーの指を指している方に目を向けた。
ルイスは信じられない光景を目に数歩後ろによろめいた。
赤く染まった床に壁・・・通常以上に赤くなり転がった消火器・・・
「全て・・・血・・・?」
つい漏れてしまったしまった言葉にジェイシーは反応した。
「ここで感染者が死亡した・・・名前はケン・・・目撃者はグレック・・・いや・・・正確には見てないな・・・俺が麻酔使用許可を出した・・・」
[俺が麻酔許可を出した・・・]
ルイスはこの言葉に何か引っ掛かった気がした・・・
麻酔許可は現場担当者しか出せない命令だ・・・何か・・・何か気になる・・・
気のせいなのか・・・それとも・・・
気にのせいだろう・・・そう考えることにしたルイスは舌打ちをして第二会議室の扉に目を向けた。
「ここに彼がいるんだろ?」
ジェイシーはゆっくりと頷きルイスの背中を叩いた。
一度ルイスはジェイシーを見、顔を下げた。
「まあ中に入ろう・・・ここにいても始まらないしな。」
カチャリという乾いた音とともにルイスは顔を上げた。
真っ先に目に入ったのは部屋の中で待機していたと思われるCDCの職員だった。
職員全員が自分の方を向き軽く礼をした。
ルイスも礼をし返す。
その次に目にしたのは椅子に座っている男2人だった。

509偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:53:47 ID:???
(続き)
  多分この2人がグレックとジェイクなのだろう・・・
事件発生時間から7時間…ずっとここにいたと考えると気の毒で仕方がなかった。
しかし疲れた顔をしているが、2人の目は死んではいなかった。
反対に生き生きとした目・・・そうルイスには見えた。
ルイスは安堵息を吐き、ジェイシーに目を向けた。
ジェイシーは何も言わずに二人の前にある椅子に座り机に手を置いた。
グレックとジェイクが顔を上げる。
ジェイクはジェイシーの腕に書かれているCDCのマークとその下に書かれているジェイシーの名前を見て口を開いた。
「CDC・・・」
「ああ・・・そうだ・・・我々はCDCの者だ。後ろのものは元S.D.M.F.隊員・・・」
ルイスの紹介をする途中に会議室に電話が鳴った。
職員の一人が携帯を持ち、液晶画面を見つめジェイシーに渡した。
「ジェイシーです・・・・・・・・!?」
ジェイシーが固まったと同時にルイスは嫌な予感がした。
「はい・・・即刻そちらに向かいます。はい・・・ルイスと例の2人を連れて・・・感染はないと・・・はい・・・では・・・」
ジェイシーは舌打ちをし、携帯を乱暴に机の上に置いた。
軽い振動がルイスに届く・・・物理的ではない振動・・・威圧感が・・・
ルイスはゆっくりと口を開いた。
「ジェイシー・・・一体何が・・・」
ジェイシーは身動きもせずに口を開いた。
「殺人事件だ・・・一般市民が殺された・・・殺された市民は・・・感染していた・・・」
この言葉にルイスは固まった。
本当に体が凍ったのではないか? と言う感覚がルイスを襲った・・・


俺は見ている・・・
混乱に陥っている愚かな人間を・・・
どうにかしようと努力する愚かな人間を・・・
何も予想が付かない愚かな人間を・・・
自分の責任を逃れようとする人間を・・・
何も出来ない愚かな人間を・・・
人間とはもろく、醜い存在だ。
簡単に死に至り・・・簡単に人を傷つける・・・
あの時・・・俺の考えは変わった。
そしてその日からずっと考えてきた。
『人間の死』について・・・・
例えば俺が手に持っているペンだって人間どもがいるところで振り回せば
簡単に人間に刺さり・・・死に至る・・・
しかしそれが起きないのは理性があるから・・・
しかしその理性も極限状態であれば意味がない・・・
そう、全て自分を優先に生きていく・・・
人間ども・・・
俺は全ての・・・全世界の・・・俺の手下とともにお前等人間どもを死の淵へ追い込んでやる・・・
さあ・・・
『死』を味わうが良い・・・
俺に全てを見せてくれ・・・愚かな存在を!!!!

510偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:54:36 ID:???
contagion(伝染)


ウイルス記録

1900年 
黄熱 重大電令発令

1933年
Bウイルス ポリオ研究者がアカゲザルに咬まれ、脳脊髄炎を発症

1944年
クリミア・コンゴ出血熱  野外作業中の旧ソ連軍兵士達が発症

1958年
天然痘 世界保健機構で「世界天然痘根絶計画」が可決

1967年
マールブルグ熱 ポリオワクチン製造・実験用として使用したアフリカミドリザルの関係者が発症

1969年
ラッサ熱 ラッサ村で最初の患者が発生

2002年
エボラウイルス 西ローランドゴリラの死体からウイルスを発見

20××年
Appetite virus 全世界で伝染 人類の孤立…


Appetiteの真実は発生時に遡らなければならないであろう。そう…あの日…私ももう駄目だ…。後は…

             記録者 元ラ―― 研――員レ――――
最後の文は赤ペンで殴り書きされている。
記録者の部分が血で汚れていて見えない…。

511偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:55:12 ID:???
みかんさんの作品↓

512偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:56:36 ID:???
「夏はやっぱり海だぁ!!!」
レ「海行こうぜ!!!」
ク「暇だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!何!?海!?海行くーー!!」
ア「あっちーなチキショーごらぁ!!今日は泳ぎまくるぜオラァ!!」
エ「あついあついあついあついあつい・・・」
ル「俺も暇だからまぁ付き合ってやるよ。(ヨッシャアア!!)」
ア「ルイス??」
ル「はい?」
ア「私の胸とおしり触ったら殺すわよ。」
ル「はい・・・わかっております・・・・・」
レ「まぁ、海行くと決まったらすぐ準備。」
全員「いいぞーーーー!!!」
レ「クルマのれーー。」
ク「うおお!!これベンツじゃねーかぁぁぁぁぁ!!すげえぇぇぇぇぇえ!」
ア「海にベンツで行くってなんかおかしくない??」
エ「なーんか微妙におかしい系??ベンツ系に海系乗ってると恥ずかしい系??」
ク「系系系系ってうるせーなあ。別にいいじゃねーか!」
そのとき、クラウザーの目が星になった。」(↓)
(☆U☆)キラーーン☆
そして結局ベンツには乗らずに普通のクルマに乗り海へとついた。」
ク「よっしやぁぁぁぁあ!泳ぐぜぇぇぇぇぇぇ!」
ア「わーい!レオン!エイダ!いっしょに遊ぼ!!」
レ&エ「いいよ。」
ク「あれ・・・??俺は??」
ル「俺は・・・・??」
ア「何して遊ぶー??」
ル「あの・・俺は・・・・」
レ「とりあえず泳げば??」
ク「なぁ俺は・・・・・・・・」
エ「泳ぐしかないわね。」
ク&ル「なぁ俺はーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!??????」
ア「さっきからうるさいわねえ。入りたいわけ??」
ク「当たり前だーー!!それが目的だー!」ル「そーだそーだぁぁ!」
レ「・・・・入れてやれば???」
ア「・・・・レオンがそういうのなら・・・」
ク「わーーーーーいわーーーーーい!!レオンホラもっと遊べよ!」
ル「そーだぜレオン!!ホラホラホラホラ!!」
レ&ア&エ(やっぱり・・・入れなきゃよかった・・・・)
ル「ホレッッ!!」
ア「キャッ!!!!!!!!!!!」
ル「あっとゴメン」ニヤニヤ
ア「おしり触ったわね!!?」
ル「いや、触ってないよ。知らずに触っちゃったんだと思うよ。」ニヤニヤ
ア「・・・・・・・・・(プルプル・・・・・)・・・・・」
バキィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ボコォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ガシァン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ル「ギャーー−ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーース!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
レ(ルイス多分死んだ・・・・・)

帰り
レ「大変だーーーーーーーーー!!!」
他「何ダーーーーーーーーーーーーーーー!!?」
レ「ルイスが息してないっっ!!」
他「ぇえーーーーーーーーー!!!!!?」
エ「今なら病院へ行っても助かるわよきっと!!」

ア「寝てるかと思った。」

他(お前がやったんだろ・・・・・)

513偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:57:07 ID:???
「夏はやっぱり海だぁ!!!」第2話っぽいもの。
全員「ビーチバレー大会!!?」
ア「うん。明後日あるんだって。」
ル「へー、あのへんてつのない海でもそんな事やるのか・・・・」
レ「だいたい参加者って自由なの??」
ク「やりたいのかー?レオン。」
レ「やりたいわけないだろう。ただ気になっただけだよ。」
ア「自由参加だったら人集まるかなー。プロとか来るんじゃないの?www」
ル「来たらちょっとラッキーだよなwwサインもらったりとか??」
ク「www」
レ「どうする行く??」
エ「どうしようかしら・・・・うーん・・・・」
ア「やったことはあるんだけど・・・」
レ「アシュリー出れば?」
ア「いやよ!!無理無理無理無理無理無理無理無理!!!ぜぇーっったい無理!!」
ク「見に行きたいけどお金とかとるの??」
レ「とるわけないじやん。」
ア「でも・・・・・少しだけ出てみたいかも・・・・・」
レ「おぉ。何かよくわかんないけどよく言った!!」
ク「よくわかんないけどがんばれよ!!!」

ビーチバレーの日
ア(緊張するわ・・・・)
ア「・・・・・・・・・・」
エ「・・・・・・・・・・」
ア「あなたもやるの?」
エ「・・・悪いかしら??」
ア「別に・・・ちょっと恥ずかしかったからちょっとだけホッとした。」
エ「・・・・・」
レ「おーい!頑張れーーーー!!いけーー!!」
ク「勝ったれ勝ったれ!!!」
ル「マジガンバ!!!」
ア「ぅあぁ始まったーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ル「いけいけアシュリー!!いけいけエイダ!!」
エ「・・・・うるさい!」
ル「・・・・・・!?」
エ「これ私の試合だから・・・声出したって意味ないと思うわ。」
ル「・・・・・・」
エ「・・・・・耳障りよ。」(どっかの映画のパクリです。ゴメンなさい・・・・・)
すぱァン!!スぱあ!!ズさあ!!
ア「はぁはぁ・・・・・・・・・・・・」
エ「ふぅ・・・・・・・・」
ア「エイダ・・・・・・」
エ「ぅわぁボール・・・・・・」
ア「水着にあえわね。」
エ「ぶっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずさぁ
相手(何かそっちの人よわっっ)
エ「何きゅうに変な事言ってくるのよ!!!」
ア「だって・・・ほめればヤル気出るとおもって・・・・」
エ「何もボールが来た瞬間に言わなくたっていいじゃない!!」
ア「何よほめてやったのに!!!」
エ「アシュリーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!ボール!」
ア「っっっえ!!」
ボガァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

レ「アシュリー大丈夫かよ・・・・」
ア「ぅ・・・ぅうん・・・・・・」
ル「びっくりしたよ・・・ボールを顔面にくらって気絶するんだもん・・・」
ク「まぁ無事でよかった!!ちくしょう!心配させやがって!!」
エ「・・・・・・・」
ア「エイダ試合っぽいのは!?」
エ「私たちの負けに・・・・・・・・・・」
ア「・・・・・・」
エ「決まってんだろーがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああ!!!!!!!!!!」
ア「あたしのせいにされてねーーーー!!?」
エ「当たり前だーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
ア「何でーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!??????????????」
エ「ぅおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおお!!!」
ア「そっちがヤル気ならこっちだってぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!」
レ「おいちょっとやめろよ2人とも!!!」
エ&ア「どぅぁろぁぁもぁぁろぉぁしょぁあい!!!」(だまらっしゃい)
バキ
ク「今度はレオンが気絶したーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」
ル「おい!!おい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
2人「ぅおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!!!」
ル&ク「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

・・・・いい加減やめろよ・・・・・・(ク&ル)

514偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:57:40 ID:???
「すべて逆なバイオ4」


アシュリーを助ける編の逆。(セリフとか)
レ「アシュリー!!」
ア「キャー来てー!」
レ「大丈夫じゃないアシュリー!!」
レ「俺はレオンじゃない。大統領の命で君を助けに来ない。」
ア「ぇぇ・・パパが!?」
レ「ウソだ。早くここから出ない。」

サラザールの城でルイスと会うところの逆。
ル「リオン!!」
レ「ルウィス!!」
ル「お前らに渡したくないものがあって・・・」
レ「・・・??」
ル「・・・??アレ?クソッ奴らから逃げないときに落としてないんだ!」
レ「どういうことだ??」(あんまり覚えてないんでテキトーですww)
ル「お前ら・・・寄生されてないだろ・・・吐血はしてないか?」
レ「いや・・・」
ル「そっちは?」
ア「・・・・してないわ。」
ル「そうか・・・・ヤバくないな・・・」
レ「どういう事だ??」
(ここらへんから分からないので飛ばします)
ア「私も行かないわ!」
ル「いいよ。お前はレオンに守ってもらうな・・・」
レ「なぜ・・・」
(なんだっけ???)

515偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:58:10 ID:???
(題名不明)
ク「久しぶりだな・・・レオン」
レ「クラウザー!!」
ク「2年前事故で死んだはず・・・とでも言い・・・」
レ「3年前結婚したはず!!」
ク「え?あぁ、今はそこはいいんだよてかセリフちがってるぞー・・・」
レ「お前結婚したのにこんなところにいちゃダメだろ!!」
ク「いやだからいいんだってそれは・・・。」
レ「クラウザー!はやく奥さんのところ行ってやれよ!!」
ク「・・・」
レ「・・クラウザー!2年前離婚したはず・・・」
ク「もうそれ以上言わないでくれよーー!!」

516偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:58:41 ID:???
「すべて逆なバイオ4」第二話

レ「イクスキューズミー、ソーリー?」
ガ「・・・・」
レ「この娘のこと何か分からないか??」
ガ「gopf glptyoipre-!!!」(テキトー)
レ「・・・邪魔じゃなかったようだな・・・出て行かないよ・・・」
ガサゴソッ
ガ「ぅおぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!!」
バシュウッ!
レ「・・・・動けっ!止まるなっ!」

エ「手を挙げないで・・・」
レ「女性には手を挙げる主義なんだ。」
エ「挙げるな」
ドカッバシュゥゥッガッ  タッタッタッ
レ「接近戦ではナイフのほうが遅い。覚えておくな。」
エ「レオン・・・久しぶりじゃないわね・・・」
レ「・・・エイダ・・・?」
レ「ウェスカーの組織に入ってないらしいな。」
エ「なんの事かしら??」
(ここから忘れたので飛ばします。分かる人は教えてください。)

517偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:59:19 ID:???
題名無し。

レ「おじさーん、シカゴくれー!」
武器「ウェールカーム!っておじさんて何!?」
レ「おじさんシカゴくれー!」
武器「ぁ?・・・あぁ!!あぁいいぜ!?シカゴだな!?ハッハッハッ!
   あんちゃんいい時にきたな!!今は特別にシカゴを半額にしてるんだ!」
レ「へー、で、何ペセタ??」
武器「100ペセタだ。」
レ「え・・・たったの100ペセタ?あの・・・半額で?中古とかそういうのは無くて?え・・・ふつうのいつもどうりのシカゴなの・・・?
壊れてるんじゃなくて・・・??」
武器「ハッハッハ!いろんな疑問が出てくると思うが、・・・
レ「もう出てきたよ!」
武器「これは偽モンじゃぁないぜぇ?正真正銘のシカゴタイプライターだ!!どうだ!?買うか!?」
レ(うーん・・・シカゴをたったの100ペセタで買えるなんて、こりゃ絶好のチャンス!だけど100ペセタってぐらい安いってことはあんまりいいものじゃないってことで・・・、
でも今ここで買ったほうが特して、でもそれがダメなやつでまた買うハメになったら尊だろぉ?)
レオンはいろいろ悩んだ。
武器「どうするんですかい、あんちゃん。」
レ「んー・・・・」
武器「こんなの何年間つかったって丈夫でさぁ。買いやすか?」
レ「んー・・・・」
武器「実はコレ超いい武器やで購入したんだ。100と言ってもぜんぜん大丈夫だ。」
レ「・・・・」
武器「どうしやす?今なら無限ロケランもついてきやすけど・・・」
レ「俺無限ロケランは持ってるし・・・・」
武器「あぁ・・・じゃぁハンドキャノンは?こっちは無料!!」
レ「・・・それならいいや。」
武器「まいどありー」

レ「うーん、本当に大丈夫なのか?試しにあいつ撃ってみよう。」
バンッ ボコーーーン!
レ「すげぇ!!爆発したぁ!!!」
バン ボコーン!バン ボコーン!
レ「すげぇ!撃つたんびに爆発だぁ!こりゃつええ!!すげぇ!!しかも連弾!!!」
バンッ ガ・・・シャ
レ「あ・・・何だ??故障!?100ペセタの激やすだからかっっ!!?やっぱりそんなたいした銃ではなかったじゃないか!!(まぁ爆発するのはすごいけど・・・)」
バンッ バンッ   ボ・・・ボボ・・・
レ「何だ??」
ボコーーーーーーン!
レ「シカゴ爆発したぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!」
レ「ぅわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

518偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 14:59:50 ID:???
「バイオ小学校2」第一話
ハニ「今日は二時間目に図工がありますがみなさん材料は持って来ましたか?」
ウェ「しまった!!」
レ「忘れたのか!?」
ウェ「ペットボトルだけっっっ!!」
レ「余分に持ってきておいてよかったぜww分けてやるよwww」
ウェ「ほっ!本当か!?いいやつだなレオンって!!」
〜二時間目〜
ハニ「では自由に作り上げて下さいね。」
みんな「は〜い!」
ア「ルイス何作るの〜??」
ル「ここをこうしてからこうやってライオンなんてどうだろ。」
ア「なるほど〜☆じゃぁ私はこうしてウサギ作ろっと♪」
ク「エイダ〜、こういう時ってどうやんだ??教えてくれーー!!」
エ「しょうがないわね・・・・ここは・・・こうして・・・こうやんのよ。」
ク「分かったぞー。ありがとなー。」
サラ「サドラー君何作るの??」
サ「そうだなー、ペットボトルを重ねていって蛇なんてどう??」
サラ「いいアイデアですねー、じゃぁ私もちょっと真似しますねー、」
ざわざわ・・・ざわざわ・・・
レ「ホラ・・・これ分けてやるよ・・・失敗すんなよ??」
ウェ「ラッキー!ホンとありがとなーー!!」
ハニ(お、みなさん上手に作っていますね。じゃぁちょっと先生職員室行ってこよ。)
ハニ「先生はちょっと職員室へ行ってきますのでやっててくださいね。」
みんな「は〜い」
ア「レオンは何作るのーー??」
レ「ドラゴンかな・・・上手く出来ればいいけど・・・」
ア「へぇ〜☆ウォスカーは??」
ウェ「いえないっっけど言いたいっっ!よぉしっ!教えてやろうっ!う○こだ!!」
みんな「・・・・・・」
ウェ「キャーー!恥ずかしい!気にせんといてぇ〜〜〜!!!」
レ「・・あ・・・あぁ・・・」
ア「・・・・はっ!!ちょ、ちょっとみんなぁ!!はやく進めようよ!!」
ク「ぅ、お、おぉそうだ!!はやく進めないと時間無くなっちまう!」
ル「それもそうだな・・・はやくやろうぜ・・・」
ク「あっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
レ「耳いて!何だよクラウザー!!」
ク「なんか・・・コブラ作っててペットボトル3本を重ねたってとこで2本目のペットボトルがっっ『ボキッ』ってなった『ボキッ』って!!」
サ「俺のパクるなよ〜〜〜!」
ク「べべっ別にパクってなんかいねーよ!!」
さてと・・・どうなるんでしょうか・・・

519偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:00:20 ID:???
「バイオ小学校2」第二話
レ「あーあ、やっちゃったなクラウザーwww」
ウェ「レオンペットボトル2本足りないくれ。」
レ「余ったら。」
ウェ「チェッ」
レ「あ、このやろう。今舌打ちしたな??コラ。」
ウェ「あん?やんのかコラ。」
エ「やめなさいってば。」
ク「ェエイダーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」
エ「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!何!?」
ク「ペットボトルこ壊れた!直して!」
エ「はぁ・・・ったく・・・」
サ「サラザール見てここまで出来たよ!」
サラ「あっそ。」
サ(サラザールなんか冷たい!!何かあったのか!!?)
違うよサドラー君。サラザールはなかなか出来なくていらついていたんだよ。
ア「ウサギ!!」
ル「俺何作ろうとしたんだっけ??」
ア「、、、、」
レ「何で俺がお前なんかにあげなきゃいけねーんだ!!」
ウェ「ふざけるな!!おれはペットボトル忘れたんだ!!やさしくしてくれよ!!」
レ「こいつ・・意味分からん・・・」
ク「ゲヘヘー、見ろエイダーwwwもうちょっとで完成だぜー?」
エ「それがどうしたっ・・・・てんだハゲェェェェェェエ!!!」
ク「壊れたー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?????????」
エ「あらゴメンなさい。なかなか出来なくていらついていたの。」
ク「『ごめん』ですむかぁぁチキショー!!直せ!!コラっ!」
エ「あ、やるの?女だからってなめないでね。」
レ「テメーがペットボトル忘れるのがいけねーんだろーがぁぁ!!」
ウェ「いい加減にしろ!!てめぇぇぇぇえ!!!!!!!!」
サ「サラザール君なんでそんな冷たいこと言うの!?」
サラ「ちち・・・違うんだってば・・・ちょっとちゃんと話を・・いたいっ!やりましたねっ手加減しませんよぉぉ!!」
ア「ギャーーーー!ギャーーーー!!」
ル「ちょっとぐらいいいじゃんかーー!」
ア「ギャー!お尻さわらないでー!!」
ル(・・・アシュリーのお尻にゴミがついてるだけなのに・・・)
サラ「くらぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!」
サ(避けた!!)
サラ「くそっっっ!!」
ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!
ボガッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!
レ「いってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
ウェ「フッ」
レ「てめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!」
ハニ「コラーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
みんな「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハニ「みなさん何やってるんだっっ!!図工の作品作りは終わったのかっっ!!」
みんな「・・・・ぁ・・・・・」

キーンコーンカーンコーン

520偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:00:51 ID:???
「バイオ小学校2」第三話
ハニ「今日の4時間目は体育でプールですのですばやく着替えてください。」
みんな「はーーい!!」
ア「今日って自由時間あるのかなー。」
レ「さぁな。ねーんじゃねーの??」
ル「アシュリーノオシリサワリマクリ。」
ア「何か言ったかコノヤロー」
ル「言った・・・ってはっっ言ってない!!」
ア「ルイス死ね。」
ル「・・・」

ピーーーーー!!
ザブンっ ザブンっ
レ「はぁはぁ・・疲れた。」
ハニ「クラウザー一位。レオン二位。多分アシュリー三位。」
ア「多分って・・・・」
サラ「次は私の番ですね!!いきますよ!!」

ハニ「サラザール五位。」
サラ「・・・・・・」
ハニ「さてと・・・時間があまりましたんで自由時間!!」
ク「キターーーーーーー!!」
ル(さてと・・・アシュリーアシュリー・・・あ、殺される。たまにはエイダでもいっか。」
エ「で、ウェスカーは風邪で入れないの。・・・キャッ!!!!」
レ「どうした??」
エ「コノヤロー!ルイス!!てめー何さらすんじゃこらぁぁぁぁぁ!!」
ル(何かしらんがバレとったーーー!!)
エ「私に近づこうとしたときに「エイダのケツさわりまくり」って言ってた。」
ル「やってもうたぁぁぁぁ!!」
バキッ
ア「ハハハ!!ってえ!!?」

ア「せんせーーー!!プールの水面が血だらけですっっっ!!」
レ「きんもちわるーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」

521偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:01:22 ID:???
「バイオ小学校2」第四話
レ「クラウザー、今日俺んちこねーか??」
ク「いいぞ!!でも最初におかし買っていこうぜー!」
レ「あー、俺かね持ってねーんだよなー・・・」
ク「俺がおごってやるよしょうがねぇなぁ・・・」
レ「クラウザーならそう言ってくれると思ってたぜ!サンキュー☆」

ク「何かうーー?」
レ「おれはこれがいいな。」
ク「それ一番やすいじゃん!そんな小さい菓子かっていいの!?」
レ「買うったって払うのはクラウザーだし、そんなに買ってられねーよ。」
ク「レオン・・・うぅ・・・泣けるぜ・・・」
レ(俺のセリフwww)

ク「さてと。レオンの家に着きました!!何して遊ぶ!!?」
レ「ゲーム」
ク「ハハハ・・・ゲームね。何する?」
レ「スマブラデラックス」
ク「あ、それは俺も持ってるぞ!いいねー、やろう!」
レ「俺カービィな。」
ク「俺もー!」
レ「色は普通にピンクだな。そのままで。」
ク「じゃー俺赤。」

レ「ホッ!!避けたもんねーだ!!」
ク「チキショーーー!!オラッホレッ」
レ「オーウノーーーーーーーーーーーーーーー!!!」
ク「へへーん、勝ったーー。」
レ「あ、まって、誰か来た。」
ア「ハーイレオン。あら、クラウザーも来てたの?」
レ「うん。今スマブラやってるんだ。やる?」
ア「あ、めっちゃやりたい!!まざるー!!」
レ「あ・・・そうだ・・・コントローラー2つしかないんだった・・」
ク「じゃぁ俺とアシュリーでいい??」
レ「いいぞ。」
ア「あたしはピーチね☆」
ク「リンク・・・赤・・・」

ク「勝ったーーーーーーーーーーーイエイィ!!」
ア「・・・・」
ク「やったー!アシュリーって結構よわ・・・」
ア「フンッ!」
バキッ
レ(アシュリー!!?クラウザーなぜに殴る!アホに負けたから!?クラウザーがアホだからぁぁぁぁぁぁああ!!?)
ア「フンッ」
ク「・・・・・・・・ゲホッ」
バタッ
レ「くろーぅぞぁあああああ!!」(クラウザー!!!!)

522偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:02:00 ID:???
「気づいたよ!!」

レ「これは『バイオ小学校』に関係しまして、学校でのよくある事を話していきます。」

ア「まず私から。」
ア「自分だけ教科書とかわすれちゃった時に、他に忘れた人いないかって周り見渡しちゃうよね☆」
レ「先生に怒られるときに、自分より頭とかいい人も一緒だったらちょっと安心するよね。」
ク「先生がいないからと言って騒いでたら先生が突然あらわれるって事多いよね。」

みかん「ここまでしか思いつきません。小説いきましょ小説スタート」

みかん「次回からねっっっ」

523偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:02:30 ID:???
「バイオ小学校2」第五話
レ「なぁクラウザー・・・・」
ク「ん??」
レ「ひさびさにゲーセンいかね??」
ク「ゲーセン!?小6なのにゲーセン!!?」
レ「あぁ・・・ひさびさに・・・」
ク「てか「ひさびさに・・・」って何!?俺いままで行ったことないよ!!?レオン何回か行ってたの!!?」
レ「なーいいじゃんかよー行こうぜー!!結構楽しいんだぜー!!」
ク「分かったよ・・・とりあえずつきあってやるよ・・・」
レ「っしゃぁ!」

ク「いろいろあるな。どれやる??」
レ「コレ。」
ク「これやったことねーんだよな・・・・」
レ「対決だコノヤロー!!」
ク(はいはい・・・・)
ボガッボガッドガッ
ク「壊れてるのかな!!一つも動かんよ!!」
レ「あーそりゃー壊れてるな。」
ク「他のにしよーぜ・・・・」
10分後・・・・
レ「よっしゃぁまた俺の勝ちだっっ!」
ク(帰りたい・・・)

レ「今日は楽しかったな。」
ク「レオンだけな。」
レ「ころすぞ。」
ク「すいません・・・すいません・・・すいません・・・」
レ「パキポキ・・・」
ク「まてまて!!俺はヤル気ねーぞ!!」
レ「・・・・」
ク「ぅ・・・ぅわぁぁあぁぁ!!えーーーーい!!!」
バキッ
フィ〜〜〜〜〜
ク「レオンの体からなんか出たーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
???「・・・・ワシは・・・ゲーセン専任じゃ・・・・」
ク「ゲーセン専任だとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおお!!!??」
ゲ「ゲーセンってさぁ・・・楽しすぎるってわけでもねくねくね??」
ク「・・・」
ゲ「なんかさ・・・ハマるっぽいよね・・・やめられない系だよね・・・ゲーセンって超ハマルらしいっぽいぽいよね・・・」
ク「・・・・・」
ゲ「あのさぁ・・・」
ク「はい・・・」
ゲ「う○こ色としょん○ん色どっち好き?」
ク(「青と赤どっちが好き?」の間違いじゃね?アレ?コレで○じゃら○じー○んみたいになってね??パクリまくってんじゃね??)
ク「・・・どっちかっていうとしょ○べ○色・・・」
ゲ「しょ○べ○色か・・・」
ク「・・・・」
ゲ「何て言おうとしたんだっけ・・・忘れた・・・」
ク「からかってんのかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!?」
ゲ「ぅわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
バキッ
レ「あれ・・・・ココドコ」
ク「レオンおキターーーーー(゜▽゜)ーーーーー!!」

ク「何も覚えてないのか!!?」
レ「いや覚えてるぞ!!俺の体から変なの出てきてパクリまくってたぞ!!」
ク(めっちゃ覚えとるやんけ・・・)

524偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:03:01 ID:???
「バイオ小学校2」第六話
ハニ『明日の体育はマラソンですのでしっかり走りましょう!』
〜帰り道〜
レ「・・・・マラソンか・・・・」
ク「プールはもう終わりかぁぁ??やだなぁ・・・」
エ「私はもっといやよ・・・ハァ・・・」
ア「何で?エイダ一番はやいじゃない・・・」
エ「アレよ。アレ。調子悪いときにマラソンかぁ・・・」
ア「実は私もアレなのよ・・・」
エ「うそ。」
ア「ばれた・・・」
ク「何だ?お前ら。アレって何?」レ「おいクラウザー・・・」
エ「・・・生理よ。」
ク「へーーー・・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ク「生理って何だ!?」レ「ちゃんと勉強したのかよ!!」

〜マラソンにて〜
レ「げほっげほっ!!」
ク「げほっげほっげほっ!!お前大丈夫かー?」
レ「お前が大丈夫かだよっっ!!」
ア「はぁ・・・はぁ・・・」
エ「ふぅふぅ・・・・はぁ・・・はぁ・・・」
ク「エイダもしかして生理整頓してないの??」(字の間違えはワザト)
エ「はぁ・・・はぁ・・・・・はあ??」
レ「走ってるときに声かけんなよ・・・・はぁ・・・」
○←バナナの皮
ク(バナナの皮だと・・・誰が捨てたんだ・・・こんなのに引っかかるわけないだろぅ・・・よぅしっ見てろーー!!)

ツルンッ
レ「・・・・????? ?????」
ア「!!???」
エ「・・・・!!?!!?」
ハニ「ゴール!」
ハニ「レオン一位 エイダ二位 多分アシュリー三位」
ア(また・・・・??)
ハニ「クラウザーは?」
レ「バナナの皮でこけた。」
ハニ「・・・・」
レ「・・・」
ア「・・・・・」
エ「・・・・・」
ハニ「・・・・・・・・プッ」

525偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:03:36 ID:???
「バイオ小学校2」第七話
ハニ「休み時間、外で元気に遊びましょう!」

レ「ルイスー、今日何するー??」
ア「あれっレオン。今日はクラウザーとは遊ばないのー???」
レ「だってあいつバナナの皮でこけるんだもん。それにあいつは今日は休みだぜ??」
ル「そうだったぜー、じゃぁ今日はレオンと遊ぶかぁ〜」
ア「私も入っちゃえ!!!」
レ「え??あぁ・・・・うん。」
ル「ドッチボールやろぜ!!」
ア「あ、いいわよ!!私サッカーは苦手なのっっ!!ドッチボール大好き!」
レ「ドチボルする人この指止まれ!!10 9 8 7 6 5 4・・・・」
サラ「あ、入るぅぅ!」サ「俺もだ!!入れてくれ!!」エ「やりたいわ!」
ハ「まざるー!」ウェ「いいぜー!イヤッホゥゥイエイィィ!!」
レ「0!!!」
ル「それじゃ行こうぜ!」
ボスッドンッ ドガガガガガガ!!
レ「はぁ!!アシュリーにあたれぇぇえええぇぇ!!!」
ア「キャッ!!いたっっ!!ヤダ〜当たっちゃった〜、キャハ☆」
ウェ「やるなレオン。だがしかしこれはどーだぁ!!!」
バシュッ
レオンはウェスカーの投げたボールをかわし、そしてボールはサラザールに当たった。
サラ「当てやがったな!!フンッフンッフンッ!!」
レ「テメー何逆ギレしてんだよていうか何当たってんだよ!!」
ウェスカーのチームは残り ウェスカー サドラー ハンクとなった。
レオンのチームは残りレオン ルイス エイダとなった。
ウェスカー「へへーんだ!!見たか!!この調子でじゃんじゃん当ててやる!!」
レ「くっそ〜〜・・・・・こうなりゃコッチも全力で行くぞ!!!」
エ&ル「よっしゃ!!やってやる!!」
ウェ(どう考えてもそっちのチームよりコッチのほうがメンバーは強い・・・フフフ・・・いくら頑張っても無駄だぜ・・・レオン・・・)
レ「なーにボーっとつったってんだこらぁ!!!」
ウェ「あん?やんのかコラァ」
サ「やめろって!」
ウェ「うっせーなぁ!!あのなぁレオン。おれぁなぁ・・・今ムシャクシャしてんだよ・・・ぁあ??」
レ「うそつけ。さっきまでにやついてたクセに。」
ウェ「あんだとー!!?ぶっ飛ばすぞぉぉ!!!」
ハ「ウェスカー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウェ「わっっ!!声でけぇんだよブース!!」
ハ「テメー当たったぞさっさと外野いけっつうのグズ!!」
キーンコーンカーンコーン  レ(休み時間が・・・・)

526偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:04:07 ID:???
「バイオ小学校2」第八話
ハニ「3時間目を終わります。次は社会ですね。それでは教科書、ノートを出して、出した人から休み時間。」(10分)
社会の教科書とノートを出すと、室内で遊び始めた男子達。
ア「ちょっと!!危ないわねぇぇ!!走らないでよ!!」
ク「休み時間に遊ばないでいつ遊ぶんだよ!それに!休み時間は遊んで遊んで遊びきるってのが男子だろぉ!!?」
ウェ「おっっ!よく言ったぞクラウザー!!ヒューヒュー!!」
サラ「イエーイ!!クラウザーかこいーいwww」サ「かっこいい☆」
ハ「はははは」ル「かっこいいぜクラウザーww」
ク「うるせーな黙れよっっwww」
レ「おいおいwww」
バキッ
ア「うるさいって言ってんのよ!あんたたち!!今度騒いだら月までぶっとばすからね!!」
男子レオン以外全員「ハイ・・・スビバゼンデジダ・・・・」(すみませんでした・・・)
ア「ふふっ☆分かればいいのよ!」そう言ってアシュリーは席についた。
ク「くっそ〜、あのアマーー!!いつか覚えてろ〜〜〜!!」
レ「あ〜ぁwwwまーたやられたなお前達ww」
そう言ってレオンはエイダと話し始めた。
ク「なぁレオン・・・・」
レ「あ??ww」レオンは笑いながら振り向いた。
ク「ちょっと来いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
男子達「ぅおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
バキッ
レ「何すんだよ。」    レ「でさぁエイダ----------」

ハニ「それでは社会を始めますね。あら、男子は顔がまっかにはれてるわよ。とりあえず顔洗ってきなさい。」
男子たち「はぁ〜〜い・・・」ハニ「返事は『はい』でしょ!!」
男子達「はぁ〜い・・・」ハニ「・・・・(ジィ〜〜〜)」
男子達「・・・はいっっ!」ハニ「早くやって来なさいもう授業が始まってます。」
〜男子トイレにて〜
バシャッバシャッ
ク「あ〜ぁ、何でレオンはいつも怒られないんだぁ〜??」
ル「そんだけ静かで頭いいって事だな。」
ウェ(頭いいのは俺だっっ!!)サラ(静かなのは俺だっっ!!)
ハ「あーぁ・・・俺達っていつもこうだよ・・・」
サ「なんかよく分かんないけど・・・レオンがうらやましいなぁ・・・」
ウェ「今度ここに連れ込んで聞いてみようぜっっ!!」
ク「お!いいなそれ!!じゃぁ今日の昼休み実行な!!」
サラ「え!?何!?何をするの!?」
ル「お前聞いてなかったのか?レオンがうらやましいよな・・・??」
サラ「うん・・・」
ル「でも少しけ憎いよな・・・??」
サラ「うん・・・」
ル「だからトイレに連れ込んでいろいろとイタズラを・・・」
ボカッ
ル「いってぇ〜〜〜〜」
ク「なーに聞いてんだよアホめ。連れ込んでなぜ怒られないか聞いて聞きまくるんだよ!!」
ル&サラ「あっそっか!!よーし!!いいぜ!!」
ツカツカツカツカツカツカ
ハニ「あなたたち何やってんの!!授業はとっくに始まってるって言ったでしょ!!まったく!勉強する時間無くなるでしょ!
  みんな待ってるんですよ!!早くしなさいっっ!!」
男子達「わぁぁ!!!はいぃぃ!!」
ハニ「返事は『はい』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
男子達「はい!!!!!!!!!」ル(俺達いつもこうだよ・・・ハァ・・・)

527偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:04:41 ID:???
「バイオ小学校2」第九話
キーンコーンカーンコーン
ハニ「おっとっと。もう終わりですか。ではまとめだけやりますね。
   え〜ここはこうなる訳で------------」
ク(ったく早く終われよクソ教師・・・)
ハニ「---で、こうなる訳でした!!終わります!礼!」
全員「ありがとうございましたー。」
ガヤガヤ ガヤガヤ
ハニ「静かに!!ハイさっさと給食の準備!」
そして昼休み
ク(いよいよだなぁ。ククク・・・)
ル(ああ・・・楽しみだ・・・)
ク(・・・このドSめ☆)
レオンはしばらくは国語の教科書を眺めていた。
ク「レ・オ・ン☆」
レ「あ??」
ル「ちょっと☆☆」
レ(ちょっとキモいんですけどこいつら。)
レ「いいぞ。」
レオンは席を立ってクラウザーとルイスについて行った。
レオンはトイレに入った。すると他の男子も待ち構えていた。
サラ「ヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッ!!やっと来ましたね!!」
レ「?????????????????????????????????????????」
ウェ「レオンコラーーー!!」
サ「テメーなんでいっつも怒られないんだーー!!?」
レ「は?そんな事きにしてんの?」
ウェ「うるせー!!さっさと喋りやがれ!!」
レ「ただ普通にしてるだけだアホゥ!!」
ウェ「んだとぉぉぉぉぅぅぅぇええぁぁぁぃぃぃぃぅぅぅぉぉぉぉ!!?」
ル「テメーじゃぁ何でいつもアシュリーに殴られねーんだ!」
レ「しらねーよそんなの!!本人に聞けや!!」
ハ「んだとぉぉぉ!?お前ら!!イジレ イジレ!!」
男子達(レオン以外)「うおおお!!やったれやったれ!!」
レ「キモッ」
このレオンの一言で凍った男子達。
---その後---
ク「アシュリー?」
ア「ん?なーに??」
ク「何でいつもレオンを殴らないんだ??」
ア「あぁ・・・」
ク「・・・」
ア「うるさい。教室でさわぐ、走る。アホ。勉強できてない。(ウェスカーは大丈夫だけど・・・)
先生にしかられてばっかりいる。それで、レオンは今のに全然あてはまらないからよ。それに超カッコいいし☆」
ク「・・・」
影から見てた他の男子「・・・・・・」
ア「あ・・・最後に・・・」
ク「・・・・?」
ア「あんただけキモい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキッボコッバコッべキャッ
ク「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

528偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:05:12 ID:???
「バイオ小学校2」第十話
休み時間
ア「あっははははは!!レオンったらwww」
レ「で、これがこうなるんだっけww」
ア「あははははは!!」
ハニ「あら、楽しそうに笑ってるわね。どうしたの?」
ア「あ、先生〜、見てください!レオンったら、自由長に『スライム大戦争』っていう題名の絵を描いたらしいんですけど・・・細かすぎて笑っちゃいますよ!!」
ハニ「フフフッ。いいですね。これからももっと元気に遊んで下さいね。」
レ&ア「は〜いwww」
ハニ「あ、あとレオン。この前のテストだけど、どうしたの??いつもより点数が悪いわよ?」
レ「あ・・・はいぃ・・・」
ハニ「しっかり勉強しなくちゃ駄目ですよ!少しでもサボると成績はだんだんと下がっていきますからね。気をつけて下さいよ。」
レ「はい・・・」
ハニ「あとアシュリーもですよ。100点がいきなり75点なんて・・・」
ア「えぇ・・・んーと・・・はい・・・」
ハニ「2人とも成績トップなんですから・・・頑張って下さいよ?」
レ&ア「はい・・・気をつけます・・・」
そうしてハニガンは職員室へ。
レ「あーあ、やっちったなぁ。」
ア「www金曜日に先生が『月曜日は○○のテストなので教科書の×○ページを勉強しておきなさい』って言ってたけど・・・土曜と日曜は私とレオンで約束あったから・・・すっかり忘れてたのよねぇ・・・w」
レ「そうそう、土曜日最高だったよなwww途中ウェスカーに会ってさぁwww」
ア「うんwwそうだったわねぇwww少し覚えてるww」
ガラッ       ル「レオーン!お、アシュリーまで。」
ア&レ「あ、ルイス・・・。何?」
ル「クラウザー見なかったか??今日は出席だろ?」
レ「クラウザー??休み時間になったとたんに外に遊びに行ったぜ?」
ア「外??私はトイレに行くところを見たけど。」
レ「何分ごろ??」ア「んー・・・10時ごろ。休み時間なったとたん。」
レ「俺は確かクラウザーは10時5分ごろに見たから・・・最初トイレ行ってから外だな。ハニガン先生が来たと同時にクラウザーは外に行ったぜ。」
ル「ありがと!!よっしゃ!外だな!?」
ア「何?」
ル「いや・・・ハニガン先生に『呼んで来て』って言われたから・・」
レ「ww」
ア「もしかしてお説教??ww」
ル「多分なwwwあとアリガトーお前らー。」
タッタッタッタッタッ
レ「???」
ア「???」

529偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:05:43 ID:???
「バイオ小学校2」第十一話
ル「ハァ・・・ハァ・・あ!エイダァ!」
エ「あらやだルイス。汗びっしょりね。どうしたの??」
ル「クラウザー見なかった?」
エ「クラウザー??何で??」
ル「うるせーな先生に『呼んで来て』って言われたんだよ!」
エ「フーン、お説教かしら。」
ル「知らねーよもぅクラウザー見たかって聞いてんだよ!」
エ「なーにーよ!何いばってるの??まったく・・・クラウザーならそっちよ。」
ル「よーし、そっちだな!!じゃぁな!」エ「まったく!教えてやったんだから何かお礼ぐらい言いなさいよ!!」
ル「あーぁ、またそれだよ・・・今度でいいだろじゃぁな!」
エ「コラーー!!本当に今度なんでしょーねー!」
ル(ったくいつまでたってもうるせー女だなぁったく・・・お?」
ルイスはクラウザーがドッチボールをやっている所を見た。
ル「いたいた、クラウザー!!先生が呼んでるんだぜ!!?」
ク「えーー!?クソセンコウがーーーー!!?今いいところなのによ・・」
ル「いいから早くしろってのwww(クソセンコウwww)」

ク「ハニガンせんこ・・・違う違うっ、せんせーー!?」
ハニガン「あ、いたいたいたいた、クラウザー!こっちこっち!」
ク「・・・??」
ハニ「とりあえずクラウザーのテストだけど、0点なのね・・・?」
ク(そうなんだよ・・・なんでイキナリ0点なんか・・)
ハニ「それでね、聞いてみたら、ハンクのイタズラだったらしいのよ・・・ハンク・・・五時間目に誤りたいらしいんだけど、いいわよね?」
ク「はい・・・」
ハニ「うん。クラウザーは結構才能あるんだから、ね?ただ実行しようとしないだけ。だから、君の脳内にある才能を生かして、頑張ってくださいね。」
ク「はい。(何だそれだけかよ。でも結構いいこと言われたな・・・)」
ハニガンはさっさと職員室へ向かった。
ク「ったく・・・」
レ「お、クラウザーじゃん。やっぱ外にいたんだな。うっっ・・・」
ク「どうしたレオン??」
レ「何か・・・臭くない??」
ク「臭いって・・・?」
レ「何か・・・」

530偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:06:17 ID:???
「バイオ小学校2」第十二話
レ「何か・・・臭くない??」
ク「臭いって・・?」
レ「何か・・・・・・『うんこの臭い』・・・」
ク「うんこ・・・って?」
レ「よくわかんないけど・・・うんこの臭い・・・」
レ「まぁいいや。もうすぐ授業が始まるから。」
タッタッタッタッ

ク(・・・・)
ク(うんこ流すの忘れてた!!)

レ(あのうんこの臭い・・・・クラウザーから?)

ク(うんこ拭くの忘れてたっっ!!)

531偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:06:49 ID:???
「バイオ小学校2」第十三話
レ「あ゛あ゛〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
全員「ぅお!!」
ク「どうしたんだよ!!レオン!!いきなりでっけぇ声出しやがって!!」
ア「耳いたい!!もぅ!!何よレオン!!!!!!!!!!!」
レ「・・・・・・・・・・」
ウェ「何だっつーの!!」
エ「(居眠りしてたのに・・・)もう何よ〜?」
サラ「ちょっとちょっとちょっとーーーーーー!!?何ーーー!?」
サ「ったくよぉ・・・・」
レ「・・・・・・・・・・・・・」
レ「しゅ・・・だ・・・・わ・・・・・れた・・・・」
ク「・・・・???はぁ!!?」
レ「しゅ・・・く・・・・・い・・・わ・・・す・・・・た・・・」
ク「しゅしゅ・・・宿題わすれたぁ!?」
レオンはコクンとうなずいた。
ク「えーーーー!!珍しいなこの野郎ーー」
エ「ちょっとレオン最近大丈夫ーーーーー!!?」
ア「レオン!一緒に先生の所行きましょう!実は私も一問だけやってないの!!」
レ「それはいいだろうがよー、『分からなかった』とかですんじゃうもんよー、宿題忘れにはなんねーよ・・・」
ウェ「じじ・・・・じゃぁ俺は!!半分やってなかったぜ!!」
レ「『じゃぁ』って何だよ『じゃぁ』って。テメー教室でうんこさせるぞ。」
ウェ「おっしじゃぁぶりぶりっと・・・・」
レ「待てーーーーバカヤロウ!!本気にするなーーーー!!」
ウェ「てめーレオン!本気でやるところだったじゃねぇかよ!」
レ「俺は本気にするほうがどうかと思うぞーーーー!!?」
ア「喧嘩はするなーーー!!よーっし、思い切って教室でうんちしちゃいまーーーす!!」
レ「待てーーー!!ごるぁ!!女子だよな!!女子がそんなクソったれなマネするなーーー!!」
ク「ぅおーー!!いいぞアシュリー!!」
レ「テメーも本気んなって言ってんじゃねぇよ!!」ボカッ
サラ「どーするんだよレオン!先生来ちまうぞ!!」
レ「うるせーー!!黙れーーー!!あーーー!もー!どーしたらいいんだぁぁ!!」
ル「とりあえず先生に言っとこーー!!」
レ「だーも、ちょ、ま!    バカヤロウ!」
ク「どうするんだよ!先生あと三十秒で来ちまうよ!!」
ガラッ
ハニ「おはようございます。」
ク「こんな時にかぎって先生くんの早っっっっっっっっっっ!!!」
レ「あの・・・せん・・せ・・せせせせせせせせせ。」
ハニ「ちゃんと喋れよwww」
レ「宿題・・・・」
ハニ「忘れたってことは無いでしょうね??」
レ「・・・・はい・・・忘れ・・・ました・・・」
ハニ「やぁーーっぱりそーーーーかーーーーーーー!!こっちこいぃぃ!」
レ「・・・」
ハニ「はよせい!それか机の中よくさがせぇぃ!」
レ「はい・・・・」

レ「・・・・あ、あった。」
全員「あったのかよっっっっ!!!」

532偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:07:20 ID:???
「バイオ小学校2」第十四話
レ「暇だなクラウザー。」
ク「そうだな。」
カァン カァン!!!!
ク「ぅおっ!何だ!?」
レ「先生の机の上の鉛筆とかファイルとかが落ちた!!」
ク「・・・怪奇現象だ・・・」
レ「・・・・は?」
ク「ラ・・・ラップ現象だ・・・(間違えた、、、)」
すると先生の机の下から『ゴンッ』という音がした。
ク「ラップげんしょ・・・・
ア「いたたたたたたたたたたたた・・・・・・・・・」
レ「アシュリー何してたの?」
ア「うーん・・・ダメだと思いながらも室内でかくれんぼを・・・」
レ「誰と??」
ア「エイダとハンクとルイスとサラザール君。先生の机の下に隠れてたけど・・・頭ぶつけちゃって・・・」
レ「それよりアシュリー、隠れてる途中で出てきちゃダメなんじゃないか??」
ア「あ・・・そっか・・・」
ガラッ
エ「あーーー!2人目みっけ!アシュリー見つけた〜〜☆」
ア「えーーー!?やっちゃった・・・見つかった〜・・・」
サラ「www残りはハンクとルイスだね。何処にいんのかな。」
ガタタタッッ
するとそうじのロッカーから音がした。
ル「いてっいてっ!!いってーー!!」
エ&ア&サラ「あ・・・・」
ル「いてっ・・・あ・・・・」
エ「ルイス見つけた〜☆フフーン♪」
ル「ったくよ・・・急にモップが倒れるんだもん・・・頭に直撃・・・」
ク「そしてそのモップが爆発し中から小人が・・・」
ル「何の物語だよ。何もパクッてねーじゃねーかよ。てか何で爆発して小人なんだよ。」
ク「いや・・・適当に・・・」
ル「ったく・・・」
ブゥッ
レ「誰今の・・・??誰?屁こいたの・・・」
ク「誰だ!?誰だ!?」
するとアシュリーの顔が真っ赤になったいる所をレオンは見た。
ア「・・・・・」
レ「・・・・」
ア「・・・・・・・誰だ!?誰だ!?」
レ(お前だよっっっ)←心の中のツッコミ
ク「くっせぇくっせぇ!!あはははは!!」
ハ「俺はルイスの方から聞こえたぞ〜」
ル「ぇ・・・・俺!!?」
ハ「はははははwwwお前屁したろ〜〜、隠したって無駄だぞ〜。」
レ(なぜルイス・・・そうか、アシュリーのすぐ横にいたから・・・)
ア「あ・・・・ねぇ・・・・」
ハ「何ダー!?」
ア「あの・・・それって・・・私・・・あっいや・・・えーと・・・」
シーーーン・・・・

533偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:07:50 ID:???
「バイオ小学校2」第十五話
ハニ「はい!みなさん、少しいいですか!?聞いてください!」
休み時間の事だった。ハニガンとレオンが一緒に教室へ入ってきた。
教室にいる人らはまだ騒いでいる。
ハニ「ほらっ!静かにしなさい!!」
すると二回目の注意で教室は静かになった。
ハニ「えーっと・・・何だっけ?」
全員「・・・・」
レ「・・・俺の国語の教科書がどこにも無かったので、心あたりがある人はいませんかー。」
ア「国語ーー??知らないわ。見てない」
エ「どっかで見た記憶はあるのよねー・・・でも何処だっけ?」
ハ「ハハハッ 登校中にどっかに落としたんじゃねーの?」
サラ「知りませんねー、わかりませんねー、」
ル「知るカー!」
サ「クラウザー!そういえばお前、今日の二時間目の休み時間にレオンの机でレオンと話してただろーー!!」
ク「俺!!?しらねーよ馬鹿!」
ハニ「とーにーかーく!!何か心当たりがあったり、持っていた、って人は、今日中に出しなさい。ホラ、全員机とか確認してっっ!」
ク(ったく面倒くせぇなぁ・・・・!!!!!!!!!!!!!!!!?)
そお〜〜〜
クラウザーはレオンの教科書を机から出した。
ク(え・・・何故ここにレオンの教科書・・・・)
ハニ「ありましたかーー?」
ア「ちょっとまってーー」
ク(いっけねーー・・・・間違えて持ってきちゃったんだ・・・)
ル「・・・・!?(おい!!クラウザー!!)」
ク「(わっ何だよっっ)」
ル「(それレオンの教科書じゃん!!やっぱりお前が隠してたんだなっっ!?早く返してやれよっ!)」
ク「(そんなー!!こんな空気の中で返すのかー!!?)」
ル「(ったくしょうがねーなぁ・・・)」
ガタッ
ル「先生、クラウザー君が持ってました。」
ク「(何をーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!??)」
ハニ「あら、本当!?クラウザー君、見せなさい!」
ク「・・・・・・はい・・・・」
ハニ「レオン、これは貴方の教科書ね?」
レ「はい。そうです。」
ク(・・・・・・・・・・・)
ハニ「どうしてクラウザー君が持っているの?」
ク「あっ・・何か・・・間違えて持っていっちゃった見たいで・・・」
ハニ「ふーん・・・・じゃぁ、とりあえずレオンに誤りなさい。」
ク「(何で誤らなきゃいけねーんだよっ!!)こごごごごごごごめめめめ゛・・・ゲホッゲホッ・・・ごめ・・・めんめんご・・・・」
レ「・・・・・・・・」
ハニ「・・・・・・・・・」
ク「・・・ごっめ・・・め・・・・めめめめめ・・・」
キーンコーンカーンコーン(休み時間終わりのチャイム)
ク「めめめめめめ・・・・・・・んん・・・・なっめめ・・・」
ハニ「・・・・もういいから、席につきなさい・・・・・」
クラウザーが席につくと授業が始まった。
ク「ごめんなさいと・・・・」
レ「・・・・・・・」
ハニ「・・・・・・(いえたじゃん(ムカッ)・・・)」

534偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:08:23 ID:???
〜もしもシリーズ〜

〔サラザールが女だった場合〕
レ「サラザール!何故お前はそんなに背が小さいんだっ!」
サ「怒らない!女だからよ☆」
レ「女にはとても見えん!」

〔サドラーが女好きだった場合〕
サ「こっちへ来るんだ・・・・アシュリー・・・(ちゃん☆)」
ア「ハッ・・・・」ガクン・・・
レ「・・・ア・・・アッシュリ〜〜!」
サ「うひゃひゃひゃひゃ!!アーシュリーーちゃーん!!」
ア「!!!!!!!!!!!!!!!!!」ピタッ
ア「レオン、ちょ、こいつ早く殺して・・・」
バキュン!!

〔アシュリーが男だった場合〕
ア「チキショー!ここから出しやがれ!!」
するとレオンが部屋に。(ここは教会の中)

レ「俺はレオン。大統領の命で君を助けに来た。」
ア「え・・・・親父が!!?」

〔クラウザーが2歳だった場合〕(顔はクラウザー)(体は小さいがマッチョのまま)
ク「久しぶりだな・・・レオン・・・」
レ「・・・・・・」
ク「2年前事故で死んだはずとでも・・・あ、俺産まれてねぇや。」
レ「・・・・・・・」

〔エイダがレオン大好き人間だった場合〕
レ「・・・・・エイダ??」
エ「違う。私はエイダ・S・ケネディよ。」
レ「・・・・・・・・・」

〔レオンが普通より少しだけ太った場合〕
レ「大統領の命で君を助けに来た。」
ア「えっ・・・・パパが!?」
レ「本当だ。それに助けたらとても上手い店を教えてもらう約束だ。」
ア「・・・・・・・」

〔ルイスがサドラーに刺される寸前に・・・〕
ル「レオン!」
レ「・・・・・?」
ル「見つけたぞ・・・・・」
レ「・・・・!?」
ル「あ、100円みーっけ!!」

(ルイスがサドラーのち○こが刺さる寸前に100円を見つけてしゃがみ、幸いに刺されずにすんだ。)

〔クラウザーが筋肉ダルダルだった場合〕
レ「クラウザー・・・・やせた!?」
ク「え!?」

〔村長の家のトイレにいたガナードが用を足していた途中だった場合〕
レ「そこにいんのかぁぁぁぁぁぁぁ!!」
バコーン!
ショ〜〜〜〜〜・・・・・・
ガ「あっだっ!ちょっと!!」
レ「・・・・・」
バタン

535偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:08:59 ID:???
「バイオ小学校2」第十六話
ハニ「みなさん分かってると思いますが、もう少しで宿泊活動があります。」
全員「イエーーーーーイ!」
ハニ「それで、今日はこの総合の時間、宿泊活動の計画についてお話したいと思います。」
ア「せんせーー!!その前に班決めしよーーー!!」
ク「そーだぜせんせー!!班を最初に決めよーーぜーーー!」
ハニ「はーいその前に!それよりももっと大事なお話!」

-------------15分後-------------------
ハニ「で、ここで夕食になります。夕食はここの大広間でいただく事になっています。」
ク「(ハラへった〜〜)」
-------------20分後-------------------
ハニ「ほーら、男子!お話してないでちゃんと聞きなさい!!それで、キャンプファイアーにやるゲームなども、多数決で決めます。」
ア「せんせー!歌とかは歌うんですよねーー!?」
ハニ「もちろんですよ。何か歌いたい曲でもあるんですか?」
ア「いや!!何もないです!」
ハニ「ま、あってもなくても、歌はもう決めてありますがね。」
ク「ははははは!」ア「なーんだw」
-------------15分後-------------------
ハニ「ここで消灯時刻なので、早く寝るようにしてくださいね。男子!夜遅くまで起きてんなよ!!朝は はやいぞ!」
男子「はーーーーいwww」サラ「やだーー!せんせー!やだーwww」
ハニ「じゃぁ一人だけおきてない。」
ウェ「ははは!サラザール一人で起きて遊んでろよーwww」
サラ「ウェスカーも起きてろよーwww」
ハニ「はい静かに!続き話しますよー!!聞いてなくて当日困るってことのないように!」
--------------4時間目終わり---------------
ハニ「で、次の総合の時間はみなさんお待ちかねの班決めです。」
キーンコーンカーンコーン
レ「ちょうど終わったwww」ク「本当だちょうどだwww」
ハニ「はいでは終わります!礼!」
ハニ「あ、そうだ。今度宿泊活動のしおりを作っておきますので、はい!給食の用意!!」

ガヤガヤ
レ「いやー、待ち遠しいなw」ク「そうだな。自由時間があれば遊ぼうぜ。」
ウェ「俺もいれろーよwww」
レ「お、いーぜいーぜ〜、ジャンジャン来い!!」
ク「もう面倒くせー!!男子全員にしちゃおうぜ!!」
ア「ちょっと待ちなさいよ!!そんな事言ったら女子が5人だけになっちゃうじゃない!!」
エ「そうよ!!思い切って私たちも仲間に入れちゃいなさい!!」
レ「思い切って??」
エ「そう思い切って。」
レ「どうするクラウザー?」
ク「別にいいと思うぞーー!」
レ「よし、入れ!」
ア「『入ってくださってありがとうございます』って言ってよ!!」
レ「やーだーよ!何で言わなきゃいけないねんww」
ア「もー、しょうがないわねー!!」
アハハハハハハ、アハハハハハハ
こんなのん気に笑っている一同であったが、宿泊活動にどんな恐ろしい事が待っているかは誰も気づいていない・・・・・

536偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:09:48 ID:???
「バイオ小学校2」第十七話
レオンの家
レ「あーあ・・・・いよいよ一週間後か・・・・宿泊活動・・・楽しみだな・・・・♪」
レオンの母(レ母)「レオン!!土曜日は宿泊活動で必要な物を買いに行くからね。それまでに必要な物は何か確認しといてよ。」
レ「でもまだしおりをもらってないんだよ。今度な。」
レ母「はいはい。明日もらえるの?」
レ「分からないってば!!」
レ母「あ、そうだ!早く宿題終わらせちゃってね。」
レ「うっさいなーー!!今やってんだよクソババァ!」
レ母「あら、電話だわ。私出てくるから、宿題ちゃんとしてなさいよ!」
レ「あぁ!!」

レ母(はいもしもしー?あ、やだクラウザー君?あ、レオン?はい〜ちょっと待ってくださーい!)
レ母「レオーン!!クラウザー君から電話よーー!!」
レ「クラウザーから?何だろう。」
レ「もしもし??」
ク『あ、もしもし?レオン?あのさぁ・・・・・』
レ「・・・何??」
ク『宿泊活動の持ち物なんだっけ・・・・?』
レ「いや、何だっけって・・・・まだしおり貰ってないだろ・・・」
ク『あーーーーーーーー!!!!!!そっか。』
ガチャッ  プー プー プー プー・・・
レ(ったく何なんだよ・・・・・)
そのころクラウザー家では・・・・・・
ガチャ
ク「母ちゃーん!まだしおり貰ってなかった〜!」
ク母「なぁにぃーー!!?お前『学校にわすっちゃ』って言ったべ〜!」
ク「んなこと言われても貰ってなかったんだもんしょうがねぇべさ〜!」
ク母「何やってんだべこの子はーー!!親に焦らせおってーー!!」
ク「うるいねん!!別にしょうがないやろが!!ホレッお前のせいで喋り方うつっちまったべさーー!!」
ク母「なんやとーー!!?今まで育てて来てくれた親にその態度はなんだべーー!!」
ク「うるさいねん!!黙れや!!こっちは産まれてきてやったんだべさー!」
近所の人「あのー・・・うるさいですーー・・・・」

ア「ねぇパパ!!」
大統領「なんだいアシュリー?」
ア「私ね、今度宿泊活動があるんだけど、エイダが持ってるかわいいミニシャンプーがほしいの!!お願い買ってーー!!」
大統領「いいぞーー!!はっはっは!!」

ウェ「宿泊活動楽しみだなーー!!」
ウェ母「ほれっ!『うまいっしょ』できたわよ!」
ウェ「ラーメンだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

537偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:10:20 ID:???
「バイオ小学校2」第十八話
---宿泊活動まであと5日!!---
ハニ「すいませんちょっと遅れちゃいましたが、はい、宿泊活動のしおりです!」
レ「やっとキターーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!」
ク「やっとキ・・・・・・っっぷあぁ!!あぶねぇぇ!!レオンてめぇ同じこと言わせるなよ!!」
レ「・・・・・・・・・・」
ア「せんせー!早くくばってよ!!」
ハニ「はーい、じゃぁ今日の日直さんー!ちょっと配ってーー!!」
レ「あ、俺じゃん。おいウェスカーもだろぉ!!?」
ウェ「ん・・・・はい・・・??」
レ「だから・・・・今日の日直!!ウェスカーもだろって!!」
ウェ「あんだってぇ???」
レ「・・・(ムカッ)」
ハニ「今日の日直!!今日は・・・・レオンとウェスカー!早く配りなさい!何やってるの!!」
レ「ぅわあああ!はいぃ!!」
ウェ「何だよ俺かよ・・・・・あーあ、面倒くせーー・・・」
ハニ「はいっ!コレ配ってね!!」
ウェ「おおーー、結構どっさりーー」
ウェ「ジィ〜〜〜〜〜〜・・・・・・・・」
レ「ん?」
ウェ「これの三分の二がお前な!!」
レ「エーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」
ハニ「ダメー!そんな事しちゃー!2人とも同じくらいにわけなさいっっ!」
ウェ「チャッ」
ハニ「あ、舌打ち?しかも「チャッ」ってなってるわよ「チャッ」て。」
レ「普通『チェッ』だろwwww」
全員「あはははははははははははははははは!!!!!」
ハ「つーか早く配れよーー!!時間もったいねーだろぉぉ!!?」
レ「あぁ〜・・・そっか!!ウェスカー!早く配るぞ!!」
ウェ「たちつてと」
レ「何が言いたいんだ!!」
ウェ「この『たちつてと』それぞれに『んこ』をつけていったらヤバイって言ってんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおお!!」
レ「言ってねーだろwwてかそんな話今じゃなくてもいいだろうがよww」
ウェ「『あいうえお』もそれぞれ『んこ』をつけるとヤバイぜ。」
レ「あのなぁ・・・・・www」
ハニ「いい加減にしなさいッッッッッっっっっっっっっっっっっっっっ!!」
レ&ウェ&他「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!????????」
ハニ「いつまで待たせるの!!時間勿体ないって言ってるでしょ!!あんたたちねー!!いつまでもそんなんでいると・・・ゲホッガッ・・・イルト・・・ゲホッ」
レ「・・・・」
ハニ「いつまでもそんなんでいると・・・大人にゲホッゲホッガッハボコ!・・大人に・・・ゲホッガッ!!!・・・・ンフフフフフ・・・・・ww」
全員「あははははははははは!!」
ハニ「ちょ、先生自分がおかしくって笑っちゃいましたwwwww」
ハニ「はよしおり配らんかい!!!!!」
レ「あぁはいぃ!!ウェスカー!!・・・・ウェスカー?」
ウェ「スーーーー・・・・・スーーーーー・・・・・」(寝てる)
レ「ウェスカーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

538偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:10:51 ID:???
「バイオ小学校2」第十九話
レ「いよいよ明日だな・・・クラウザー。・・・クラウザー??」
ク「ぐーー・・・ぐー・・・」
レ「あ・・・もしもーーし?え!?マジで寝てるの!!?お、おいクラウザー!?」
ク「や・・・やだよぉ・・・虫は・・・怖いよ・・・・」
レ「・・・・・」
ピンポーン
ク母「あらヤダッ!レオン君!!どうしたのー!?おほほほほほほ!!」
レ「えーと・・・クラウザーが・・・いきなり寝ちゃって・・・」
ク母「やだわこの子ったら!!!で、わざわざ送ってくれたの!?悪いわねー!!これ・・・それほどでもない金額だけど受け取ってくれる?」
レ「(こういう時って一番困るよな)いえ・・・いいです・・・」
ク母「あら・・・いいの?ごめんねー、出せる物がなくて・・・それじゃ、帰り道気をつけてね。」
レ「はーい。」
レ(あのおばさん俺がいらないっつった時ちょっと嬉しそうな顔してた。)
ガチャッ
レ「ただいまー。」
レ母「あらおかえり。」
レ「なー、タバコやめてって何度も言ってるじゃねぇかよ。」
レ母「そんな事言われたってなかなか止められないもんなのよ。タバコって・・・・」
レ「ケッ」
レ母「レオンどこいくのー?」
レ「俺の部屋だよっ!」
レ母「宿題やってな・・・ゲホッゲホッゲホッ!!(コーヒー変なとこ入った・・・)」
レ「・・・・・・」
タッタッタッ  バタン
レ「何で帰ったらすぐに宿題するーなんて約束しちゃったんだろ・・・」
レオンはランドセルをおろし、宿題ではなく宿泊活動のしおりを出した。
レ「えーっと・・・キャンプファイアーの司会はエイダとハンクと俺で・・・お、クレアもなのか。へ〜。」
レオンはしばらく明日の宿泊活動のためにしおりを読んでいた。
レ(おー、準備係がクリスとアシュリーとクラウザーなのか。ま、クラウザーとクリスは良しとして、アシュリーは大丈夫なのか?)
レオンは班のメンバーがのっているページを見た。
-----------------------------------------------------
〜1班メンバー〜
◎クレア ◎アシュリー ◎ウェスカー ◎サドラー

〜2班メンバー〜
◎レオン ◎クラウザー ◎サラザール ◎エイダ 

〜3班メンバー〜
◎シェリー ◎ジル ◎ハンク ◎クリス ◎ルイス
-----------------------------------------------------
(ぬけてる人いたら教えて直すから)
レ「俺はクラウザーと・・・ってえ!!?サラザールもかよ!
え・・!エイダも・・・!!?
・・・ま、結構楽しそうなメンバーだし、頑張ってみるか・・・・」
バタン!!!!!!!!!
レ「っわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!?・・・・・・????」
レ母「あんたまだ宿題やってなかったの?早くやらないとゲーム没収よ!!」
レ「えーーーーーーーー!!?そんだけで!?やんなかったら一日だけ遊び禁止って約束じゃなかったっけぇぇぇぇぇぇええええ!!?」
レ母「うっさいわねぇ!!さっさとやっちゃってよ!!」
レ「あ゛ーーーーヴぜーーーーー!!!」
レ母「親に向かって「ヴぜーー!」はないでしょ!!まったく・・・早くやっちゃいなさい??」
レ(面倒くせーー・・)
レ母「おぬし!!今『面倒くせーー・・』って思っただろ!!」
レ「なぜ分かった!!」
レ母「フッ・・・・超能力・・・・」
レ「・・・・・・・・・」
レ母「冗談だよwww」
レ「・・・・・・・・・」
----夜----
レ母「レオーン!今日は早く寝なさいよーー!!明日は宿泊活動なんでしょー?楽しんできてねーー!!」
レ「あーぁ!」
レ(明日は楽しみだな・・・・クラウザーは遅刻しないかな・・・)
とても楽しみな宿泊活動だが、この後どんなことがおこるかは誰も想像していなかった・・・
次の日
レ「おはようクラウザー!」
ク「おはようレオン!!!」
クラスのみんなは一度教室へ行った後に朝の会などを終えバスに乗った・・・・

539偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:11:21 ID:???
「バイオ小学校2」第二十話
ブーン
みんなはバスに乗り、歌を歌ったり、ゲームをしたりと楽しんでいた。
ハニ「みなさん!もうすぐ、××博物館に着きます!!荷物をまとめておいて下さい!!」
一同「はーーーい!!」
するとバスの中が少し静かになり、準備がはじまった。
ク(・・・!?アレ!?アレ!?)
レ「(どうしたんだクラウザー・・・)」
ク「(どうしよう・・・筆入れに消しゴム入れるの忘れてきちゃった・・・)」
レ「(ぇえ!?うそ!?宿泊活動前日にちゃんと確認しろよ!)」
ク「(どうしよう・・・レオンといっしょに使っていいか・・?)」
レ「(えーー!!?ったくしょうがねぇなぁ・・・・)」
ア「(ねぇ、クラウザー消しゴム忘れたんでしょ?よかった〜、2個持ってきておいて!!コレ貸してあげるよ!!使いな!!)」
ク「(あぁ〜〜〜・・・ありがとうアシュリー・・・・)」
ア「(その消しゴム、別にいらない奴だから、無くしても大丈夫だよ!)」
ク「(ありがとうございますアシュリー様・・・こんなマッチョバカに消しゴムを貸してくださって・・・・)」
ア「(そうだね☆)」
ク[ガーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!]
レ「wwwwwまぁ、もらえたんだし・・・よかったじゃんww」
ハニ「みなさーん、そろそろ××博物館ですよーー!」
一同「うわぁ〜〜、すげーー!!」
  「もう着いたの〜〜・・??」
  「でっけ〜〜!!」
博物館に着くと、いろいろな声があがった。
ハニ「えー、この方が、案内してくれる マイク さんです。」
マ「みなさん!!××博物館に御来店いただきありがとうございます!どうぞ館内を自由に見て行ってください!!」
レ(うわぁ〜〜、かん高い声・・・・)
そして、一同は博物館を見学し、楽しんでいた。
ハニ(そろそろ時間か・・・・)
レオンはハニガンがそうつぶやいているのを聞いた。
ハニ「みなさんもうそろそろ時間でーす!!館内の方々にお礼を言ってさよならしましょう!」
一同「ありがとうございました〜〜!」
そうして一同はバスに乗った。

540偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:13:21 ID:???
「バイオ小学校2」第二十一話
ハニ「みなさーん、え〜、もう少しで△△旅館でーす!!今晩みなさんが泊まる所でーす!男子!部屋とか覚えなさいよ!!」
ハ「あっははww俺は食堂しか覚えられないかもなwww」
レ「おいおいwww普通のバカでも自分達の部屋かトイレくらいは覚えられるぞwww(ま、俺も食堂しか覚えられないかもしれないけどねっっ)」
ク「部屋とかって班ごと??」
ハニ「部屋・・・??えーっと・・・・しおりに書いてありますよ?」
レオンはしおりを見た。
----------------------------------------------------------------
108号室・・・・アシュリー、クレア、エイダ、ジル、シェリー
109号室・・・・クラウザー、レオン、ウェスカー、サラザール
110号室・・・・サドラー、クリス、ハンク、ルイス
----------------------------------------------------------------
(ぬけてる人いたら教えてください直しますので。)
レ(よっしゃ!!部屋はクラウザーと一緒だ!!あ、班もか!)
ク「せんせー!何で女子は全員同じ部屋なんですかー!!?」
ア「えー!?別にいいじゃーん!!」
ハニ「えー・・・、女子は人数が少ないですからね。」
ウェ「チェッ」
ジ「やったー!夜中になっても起きてお話してよーぜー!!」(よくこんな感じの女子っていますよね???)
ハニ「はーい!静かに!!着きました!荷物持って!!忘れ物ないぃ!!?よく確認して!!はいどんどん降りていって!!あ、階段気をつけてね!!」
ク(ったくよく喋る教師だぜ・・)

ハニ「えーと最初は『イカダ乗り』ですのでみなさん水着に着替えて上に濡れてもよい服を着てくださーい!!靴もだよ!?着替えも持って!!」
みんなはバスに乗り、イカダ乗りをする海へ向かった。
ハニ「えーではみなさんー!この人がイカダ作りを教えてくれる方です!」
一同「おぉ〜〜!!」
   「かっこいーいwww」
   「どぞよろしく!!」
   「はははは!!」
ハニ「みなさんあいさつ!」
一同「よろしくお願いしまーーす!!」
*「はいよろしくおねがいします!」
そしてみんなのイカダ作りが始まった。
*「こうやって板を組み合わせて、上にタイヤを乗せるんです。はいそうそうそうそう、うん、上手い!!そしてこうしたら・・・はいイカダ!!」
こうして「*」さんのアドバイスでみんなの班は次々とイカダを完成させていった。
ハニ「えー!次は!!乗ってみたいと思います!!1班から、イカダに乗ってくださーい!!」
1班「やったーーーーー!!」
   「海に足つけるんだよね??」
    オール誰がこぐ??」
しばらくして・・・
ハニ「2班ーー!!」
レ(俺たちだ!!)
このあとどうなるでしょうか!!

541偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:14:57 ID:???
「バイオ小学校2」第二十二話
レ「よっしゃぁぁ!次は俺達だぜーー!」
ク「おぉ!俺後ろに乗るよ!!」
エ「ぇえ〜〜〜・・・・」
ク「な・・・なんだよ!!」
サラ「だってクラウザーが後ろに乗ったら俺達が前に乗るって事でしょ?」
ク「ん・・・・まぁそうなるけど・・・・」
レ「そしたら、クラウザーが重くて俺たちのところが浮いちゃうよwww」
ク「な・・・・何だよそれ〜www」
ハニ「みなさん準備はいい??イカダ押しますよ!」
ク(結局俺は前になっちゃうのか・・・)
エ「キャ!!やだ冷たい!!」
ク「うわ!!今のエイダの『キャッ』で久々に可愛いと感じたぞ!(こんな俺って・・・・変!?)」
エ「クラウザーってよくそういうのをハッキリと言えるわね。(そのおかげで今照れてるけど・・・・)」
ズィズィ・・・・
レ「ぅおーい!もっと押せーー!!」
レ「ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エ「当たり前じゃボケエェィ!!」
サラ「・・・・・・(ジィ〜〜〜〜〜・・・・)」
ク「・・・・?」
ク「ちょっとー!サラザールがずっとこっち見てるんだけどーーー!」
レ「えー!?どうしたんだよサラザールーwww」
サラ「・・・・やっぱり浮かびませんねぇ・・・・」
ク「・・・あ?」
サラ「クラウザーが前に乗ると後ろが浮くって思ってましたが・・・」
ク「当たり前じゃ!!俺はただの小学生だ!!少しマッチョだからってナメんなよ!!」
サラ「wwwww」
レ「アレ?さっきから進んでなくない??」
エ「あらほんと・・・どうしたのかしら・・・」
ク「あの・・・・・」
レ「?」エ「?」
ク「何か岸についちゃってるよ。」
(岸についてるから進むわけないのに一生懸命進もうとオールを漕ぐエイダとサラザールを想像してください・・・・wwwww)

542偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:15:29 ID:???
(続き)
  レ「ちょっとーー!!エイダ何してんだよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
エ「何で私よ!サラザールもでしょぉ!!?」
サラ「私は背が小さいですからクラウザー君で前が見えなかったんですよぉ!!」
レ「ちょっとバックバックーーーーー!!」
エ(あ、そーだ☆)
エ「ぅおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
レ「ぅわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」
ク「エ・・・・エイダァァァァァァァァァァアア!!?」
エイダがオールを漕ぐとその速さなんと0.001秒で10000回!!
レ「エイダはぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえええええええええええええええ!!!!!」
エ「オホホホホホホホホホホホホホホ!!」
0.02秒後
エ「ツカレタ・・・・」
レ(疲れるのはや!!!)
ク「だがそのおかげで岸から100mは離れたぞ!!」
レ「やったー!!あっという間にあの状態から逃れたぞ!!」
サラ「まだ時間じゃないよね??」
レ「んー?おぉ、あと10分あるぞ。」
エ「ハァ・・・ハァ・・・結構あるわね・・・だけどずっとあのままだったら時間の無駄だったわよ・・・・」
レ「ああ〜、エイダのおかげだ。」
エ「超疲れたし。あ、そうだ!ちょっとだけやってみたかった事があるんだ♪」
エイダは海につかっていた足を持ち上げ、一番後ろのレオンの席の隣に足をおいて横になった。
エ「イカダの上で寝てみたかったの〜!」
レ「しっかしお前タイヤや板がごちゃごちゃあるのに寝てちゃ背中が痛くないか??」
ク「その前に沈まないか??」
エ「だーいじょうぶよ♪沈んだりなんてそうないんだから!」
エイダは目をつむって寝始めた。
レ「コイツ本当に寝たぞ?」
ク「マジで??」
するとその瞬間!!エイダが寝返りをうち、海に落ちた!!
エ「ギャアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
ボチャーン!!
それと同時に〜♪
レ&ク&サラ「ぅわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ドボッ!!
ア「せんせー!見て!!レオン達のイカダがひっくり返った!」
ハニ「なんですって!!?おーーーい!!大丈夫ですかににに・・・2班ー!」

ザバァッ!!
レ「ちっきしょー!ビックリしたじゃねぇかぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ク「ゲホッゲホッ!アレ・・・エイダ大丈夫か・・・?」
エ「ちょっと何が起きたのよ・・・アレッサラザールは!?」
レ「ほんとだ!アイツどこいった!!ぅわぁ!」
ク「どうしたレオン!!」
ザパァ!!
パッパカパーン!サラザール登場!!
サラ「あーー!!死ぬかと思いましたーー!!」
ク「おい。その前にレオンが死にそうだぞ。」
サラ「あ・・・」
ザパァァァァ!!
レ「テメー!!息できなかったじゃねぇか!てか何なんだよ!!急に俺の背中にしがみついてきやがって!!」
サラ「そんな事いわないで下さいよ!!私泳げないんですから!」
レ「じゃぁ泳げるようになるまで練習しとけ!!」
サラ「冷たいですよ〜〜・・・・」

543偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:16:00 ID:???
「バイオ小学校2」二十三話
レオン達は、イカダ乗りのほかに、
いろいろな楽しい行事を終え、今日は次のキャンプファイヤーが最後となった。
レ「えーっと・・え〜・・クレアやめろよwwwえーっと・・・ゲームを始めますwww」
ク「俺の班からだぜ!!」
ク「俺たちの選んだゲームは・・・・『色鬼』です(ぜ!!)」
ル「おー!色鬼ー!いいねーー!!」
ク「ルールを説明します。それぞれの班の班長、がじゃんけんして下さい。」
ク「それで、負けた班長さんは、その班長の班のところから鬼を選んでください。」
結局鬼はアシュリーになった。
全員(アシュリー以外)「鬼さん鬼さん何色くれる?汚い色はだーめよ!!」
ア「男子もちゃんと言いなさいよーー!!えーっと・・・ピンク!!」
ク「えーー!?こんな原っぱにピンクなんてあんのかよーー!!」
レ「クラウザー!クラウザー!シェリーの靴!!」
ク「あ!本当だ!!」 *この小説では、バイオ系のゲームの服装などはまったく関係ありません。
レ「シェリー!!」
シェ「んんんんんんんんんんん!?」
ク「靴靴ーー!!ピンク色ーーー!!」
シェ「あらヤダ!!本当だ!!」
レ「早く早く!アシュリーにタッチされちまう!!」
ク「ぅおおおおおおおお!!」
ぺタ!
ア「チッ!!」
レ「へーーい!アシュリーまた鬼ーー!!」
ア「んー・・・じゃぁ次はー・・・・・・アシュリー色!!」
レ「わー!!アシュリー色だー・・・って・・・はい??」
ア「アシュリー色ぉ!!」
全員「アシュリー色って肌色でいいんだろ??」
ク「だったら自分の顔触ればいいじゃねーか・・」
ぺタッ  ぺタッ
ペタッ  ぺタッ
みんな自分の顔に手をあてた。
ア「〜♪」
ア「クラウザー!ターーーーーッチ!!」
ク「な・・・なんで!?俺ちゃんと触ってたじゃ・・・」
ア「残念でしたー!!アシュリー色っていうのは、肌色じゃなくて、アシュリー色とは愛の色・・・!!つまり、ピンクよ!!」
レ(アシュリーってピンク色しか出さないんだもん・・・)
キャンプファイヤーも終わり、風呂もみんな上がって、消灯時間が過ぎた。
チク タク チク タク
時間は過ぎてゆくが、男女どちらの部屋でも、会話は続いている。
ア「(みんなはさぁー、どんな男子タイプ??私はやっぱりレオンだなー。)」
エ「(私も・・・言いづらいんだけど・・・やっぱりレオンかしら・・)」
シェ「(私ね、レオンもいいんだけど、最近ウェスカーもどうかなーって感じるの。)」
ク(クレア)「(えーー!!?何で何でーー??どこがいいのーー??)」
シェ「(何か・・・カッコいいし・・・ちょっと優しいし・・・)」
ク「変わってるわね・・・・私は当然レオンよ!!」
ア「(声がでかいよぉ!!)」
ク「(ごめんごめん。。。)」
ア「ジルは??」
ジ「(寝るからしばらくは話しかけないで・・・ムニャムニャ・・・)」
ア「(寝ちゃったね・・・)」
そして次の日
残った種目はアスレチックだけとなった・・・・

544偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:16:31 ID:???
「バイオ小学校2」第二十四話
次の日
ア「んーー!よく寝た〜!あ、エイダも起きてたんだ!!」
エ「えぇ。こういう楽しい行事って、遅く寝たのに早起きできるわね。」
ア「そうそうそうそう!!分かる分かる!私!すっっごい寝ぼすけなのに、こういう時は、4時くらいに起きちゃってさ、それなのに眠くないのよね!!」
エ「そうね。」
レ「女子ーー!!起きてるかーー!!?」
エ「全員起きたわーー!」
レ「男子もだ!!着替えて早く整列だとよ!!」
ア「分かったーーー!!」
ク「何何何何??レオンから告白??」
ア「えーー!?何でぇ!?違うよぉぉ!!先生が、早く着替えて整列だって〜って伝えに来たんだよぉぉぉ!」
シェ「フフ♪本当にーー??wwww」ア「本当本当!!」
レ「女子早くしろよーー!」
女子「あ!はーーーい!」

ハニ「さて、全員揃いましたね。えーっと次のアスレチックの説明をしますんで、------」
10分後
ハニ「はい!!1班から出発!!」
1班「いってきまーーす!!」「ヒャッホーーイ!!」「行くぜオラァ!」
レ「次は俺らか。」
ハニ「2班!いってらっしゃい!!」
2班「行って来ます!」
ハニ「3班!!」
ル「ぐーーぐーーぐー」
ハニ「3班!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ル「が・・・ん??うるせー、少し寝かせろ・・・・・」
ハニ「てめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
ジ「まっまあまあまあまあ先生!!寝ぼけてるんですよ!!」
ハニ「ふう・・・ふう・・・そうね・・・・落ちつかなきゃ・・・」
ハニ「3班!出発!!」
3班「はーーい!」ル「あ・・・俺寝てた!」
ハニ「先生達も後から行きますからね。」
森の中
レ「ははははは!!ネットわたって行けばいいんだろ!!?簡単だぜ!!」
ア「キャァ!!」
ボト!!
レ「あ!アシュリー!!」
*もう1班と2班と3班がごちゃまぜになった。
ア「いった〜・・・・」
レ「アシュリーだいじょ・・・・!!」
アシュリーの顔を見たレオンはゾッとした。
鼻血がものすごく、さらに鼻がつぶれていた。
レオンは笑いをこらえたwww
レ「・・・・・」
アシュリー、「ホラッ私転んだのよ!!ハンカチや優しい声をかけてよ!」的な顔。
レオン無視

545偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:17:04 ID:???
「バイオ小学校2」第二十五話
エ「アスレチック、楽しいわね〜」
レ「いっでええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!」
全員「どうしたレオンーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ア「大丈夫!?けがしたの!!?」
ク「足に何か刺さったかーーー!!?」
エ「ぇぇええ!?怖いこと言わないでクラウザー!レオンどうしたのよ!!」
レオン、予想外の顔
レ「思ったより騙された・・・・」
ク「・・・・・・」
ア「・・・・」
ル「・・・・・」
エ「・・・・・・」
面倒だからその他「・・・・・・」
ク「何だよーーー!ウソかよーーー!!」
レ「悪かった悪かった!!お前らどれくらい友達を思うかをテストしたくて・・・」
ア「友達を試すなんて、レオンひどいわ!!」
レ「何だとーー!!?俺が今テストした事で友達を信じることが出来ると感じたものは俺だけではないぞ!!」
エ「私は・・・・別に・・・最初から信じてた・・・・・」
ク「俺はレオンのおかげでアレだよ・・・・んー・・・・」
レ「友達を信じることが出来ると感じた?」
その他「感じた。」ル「俺、感じてない☆」
レ「、、、、、、」
ル「だって俺そんな事してもみんな返事してくれるか・・・・ぅわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」
ア「!?」
その他「!!!!!!!??????」
ル「ススススススススス・・・・・・スズメバチに・・・刺された・・・」
サ「ごめん、それ俺のチ○コ。」
ル「えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!????」
レ「おいおい、そんなに怖がらせてやるなよ、で?何?スズメバチに刺された??」
ル「あ・・・・あぁ、そうなんだ・・・・痛いよ・・・痛いよ・・・」
レ「ほほーぅ、じゃぁ刺された所見してみ。」
ル「痛いからあんまり触らないでくれよ・・・・ヒィィ・・・・」
ルイスの腕は真っ赤になっていた!(刺されたところ)
レ「わああああああああ!!本当に刺されてるーー!!?」
ル「ヤベェ・・・・気持ち悪くなてきた・・・・」
ア「どどっどーしましょぉぉぉ!!先生まだ来ないみたいだし・・・・」
ル「もうダメだぁぁぁ!!死ぬううう!!」
レ「ま、まて!!大丈夫だ落ち着け!!」
ア「救急車ーー!!」
ル(え!!?)
レ「ハ、ハニガン先せーい!」
ハニ「ふぅ・・・みなさん進むのはやぁ〜い・・・・」
ル(ハ、ハニガン先生!!)
ハニ「どあしたんですかーーー??ルイスどうしたのー??」
ア「スズメバチに刺されたみたいなの!!」
ハニ「何ですって!?腕を見せなさい!!」
ル「・・・・・・・・」
ハニ「アレマァ・・・・・今すぐ全員山を降りなさい!!」
ル(ぅあっちゃぁぁぁ・・・・どうしよう・・・・)
ハニ「大丈夫ですか・・・?すぐ病院行けますからね・・・・」
ル「いやっちょ・・・・・・・・・はい・・・・」
全員山を降りた。
ルイス「先生!!大丈夫ですから大丈夫ですから!!」
ハニ「大丈夫じゃありません!!タークシー!!」
ル「ちょ・・・・」

ア「あ!ルイス帰ってきた!!」
レ「大丈夫かなー。」
仲には心配で泣く女子もいた。
ル「・・・・・・」
ルイスも泣いていた。
ハニ「・・・・」
ハニガンは飽きれていた。
エ「先生。ルイスは・・・・・」
ハニ「ムカムカムカムカムカムカムカムカムカムカ・・・・」
ク「・・・・せんせ?」
ハニ「みなさん聞いてください・・・・ルイスは・・・・」
ル「俺実はスズメバチになんか刺されてないんだー・・・・・」
全員「んだとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!????????」
ル「だって・・・・・俺・・・・前の日に友達試そうとしてて・・・・このハチに刺されたあとの傷はペンとかでぬってリアルに・・・・」
全員「あーーーもーーーー!!!」
ハニ「学校へかえったらルイスだけ残りなさい。」
ル「・・・・・・・・・」
レ「あーあ!!ルイスのせいで最後の種目遊べなかったなーーー!」
ア「どうしてくれんのよ!!」
ク「あー、待ってる間の時間がもったいねーー・・・・」
ル(でもみんながすげぇ友達思いだってことが・・・・・・・)
エ「ルイス死ね。」
ル(分からない・・・・・・)
ハニ「全員バスに乗れ。」
全員「楽しかった宿泊活動の思い出が・・・・」

546偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:17:43 ID:???
「バイオ小学校2」第二十六話
レ「なー、クラウザー。」
ク「んー??」
レ「アシュリー今日機嫌悪くね??」
ク「確かに・・・・」

ア「テメーは黙ってろってんだよぉぉぉぉ!!いい加減にいろよテメーらぁぁ!!ヤル気ない奴はさっさと出てけぇぇぇぇ!!」
ウェ「わぁぁ・・・何だってんだよアシュリー!」
ア「うるせー!!やる気がない奴は出てけっつってんだよぉぉぉ!!」
レ「あーもーウザってーー」
ク「ちょ、レオン行くのかよ、、、、」
レ「いつまでもああやって暴れられたらたまんねーよぉ!!」
ク「んー・・・・俺も行くよ。」
レ「えー?いいよー・・・お前が来ると余計暴れられそうだ。」
ク「えーー!!?何でだよーー!!お前ひどいじゃんかよーー!!」
レ「いーからいーから。」
レ「おいアシュリー!!」
ア「なぁにぃよぉ〜〜〜〜!!」
レ「お前今日ずーーっと機嫌悪そうだけどどうしたんだよ!!」
ア「んでもねーよバカヤロー!」
ガラララララ
エ「おはよー」
ク「あ、エイダ、おはよ。」
レ「おぅエイダ!」
エ「☆」
ア「・・・・あら、機嫌よさそうねエイダ・・・・」
エ「えぇ。あら?アシュリーどうしたの??そんなに怒って・・・」
ア「とぼけんじゃないわよ。昨日の事忘れたなんて言わせないからね。」
エ「あら、まだ気にしているのかしら。」
ア「当たり前でしょ!!すごい傷ついたんだから!」
実は昨日------
ア「バイバーイレオン!!」
バイオ小学校から下校している時に事件は起こった。
エ「さよならレオン。」
ア「・・・・・」
ア(エイダっていつもグラサンしてる・・・・)
エ「・・・・ん?何?私の顔に何かついてるの??」
ア「グラサン」
エ「・・・・・・ええと・・・・????」
ア「あたしもグラサンしたい。」
エ「・・・・・・」
ア「似合う?」
エ「ヤクザっぽい。」
ア(・・・・・・・・・・プチッ)
ア「誰がヤクザじゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
エ「ぅお・・・落ち着けーー!!」
ア「こーなったら『おままごと対決』よ!!どっちが役者か勝負なさい!」
エ(・・・・は??)

見事、エイダの勝利。・・・・・

----という訳だったのであった。
ア「あんたぁぁぁぁ!!いい加減にしなさいよーーー!!」
エ「何よ。アレはあなたが挑んできた勝負よ。自分が得意じゃない物で勝負を挑むあなたが悪いわ。」
ア「んだとぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!?」
エ「お、やるかこいつ!」
ア「よぅし!!決着をつけてやる!!」
エ「昨日つけたじゃ・・・ 
ア「昨日は引き分けだったけど、今日こそ決着をつけるわ!」
エ「だから昨日の勝負で私が・・・・
ア「今回の対決は・・・・」
他「・・・・・!!?(ゴクン!!)」
ア「料理よ!!」
エ「・・・・・・・」

家庭科室
ア「作っていいメニューは自由でいいわ。ただし、できるだけ短時間においしい料理を作ったほうの・・・・・」
ガララララ
ハニ「おくれてすみませんでした。さてと、一時間目はじめます。」
シーン・・・・・

547偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:18:13 ID:???
アシュリー救出①前半

レ「うぅ・・・ん!?ここは何処だ!?クソ!!早くアシュリー救出しなきゃいけねーって時にこんな所で寝てたとは・・・・!1」
レ「とにかくいつまでもここでウトウトできねぇな・・・ちょっと外の様子を見てこよう。」
ガチャッ
レ「アレ!?動けねぇぞ!!?ん!?」
そこにはルイスがいた。レオンと同じく気を失っているようだった。
レ(誰だコイツ!敵か!?)
レ「おい!おい起きろテメーー!!おきねぇとチェーンソー姉妹に自主させるぞ!!」
ル「んん・・・・??ったくうるせーなぁ・・・・テメー誰だバカヤロー。」
パァン!!!
レ「さてと・・・・邪魔者は消した事だし、外の様子でも見てこよう!!」
タッタッタッタ
ギィィィ・・・・・
レ「チッ、何もいねぇじゃねぇかよ・・・・」
タッタッタッタ・・・・
武器商人(武器)「へっへっへ・・・いらっしゃ・・・って聞けコラーーー!!!!」
レ「わぁぁ!!何だよ!!何者だ貴様!!」
武器「うるせー!!お前今俺を無視して進もうとしただろ!!せっかく『こっちだ』って誘ってやったのによ!!」
レ「怪しすぎだろう!!俺最初ガナード達に『こっちだ』って言ってると思ったし!!それで覚悟しながら出てきてはみたものの・・・なにも起きなくてちょっとイラついたし!!」
武器「まぁまぁまぁまぁ、それよりチョット見てくだせぇ・・・」
レ「お前を信用できると感じた者は多分いない!!」
武器「それを言うのはマズこれを見た後にしてくだせぇ金髪のだんな!」
バサァ!!武器「ウェールカーンム!!」
レ「ぅお!!お前どうしたんだよ・・・・ぶ・・武器がこんなに・・・お前何者だ!!」
武器「へっへっへ、俺はここらへんで武器売ってるんでさぁ、まぁ、武器商人みてーなもんだやなぁ。」
レ「え!!お前武器売ってるのか!!?そりゃありがてーや!!」
武器「それだけじゃねぇでさぁ、ちょっとそのハンドガンをこっちに・・・」
レ「ぼったくり何て古くせーやり方すんなよ。」
武器「しやせんよぉ・・・やだなぁ・・まぁ、見ててくだせぇ。」
武器「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」
レ「ぅわっ!」
武器「ホレッできやした。」
レ「出来たって・・・・一体何が出来たんだよ・・・」
武器「まあまぁ、試しにそのへんのガナードでも撃ってみてくだせぇ。」
レ「こうか・・・???」
バァァン!!
レ「ぅおおおおお!!すげぇ威力だ!!前よりすごいぞ!!ガナードが一発で・・・・」
武器「もうお気づきになりやしたか??あっしは武器の改造もするんでさぁ。」
レ「そうなのか・・・あ・・・金は取ったりするのか・・・??」
武器「普通は取りやすが・・・まぁ、今回は初めての一回という事でタダにしやす。」
レ「あ・・・・そうなのか・・・・(よかった・・・俺金一円もなかったんだよなぁ・・・)」

548偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:18:43 ID:???
アシュリー救出①後半

レ「でさぁ、何だっけ・・・ハンド・・・ハンド・・・」
武器「ハンドキャノンの事でやすかい??」
レ「あ!そうだそれだ!!ハンド何とかって奴も改造できるのか???」
武器「教えたのに何でまた「ハンド何とか」なんだよ・・・まぁ、どんな武器でも改造してやりやすがね、へっへっへっへ。」
レ「ほっほ〜・・・・お前けっこうたいした奴だなぁ・・・」
武器「フッフッフ・・・実は、コレだけじゃないんでさぁ・・・」
レ「なぬ!!?本当か!!どんな事だ・・!!?」
武器「だんなぁ、いらない武器ってのぁ、ありやすか???」
レ「いらない武器・・・・?んなのあるわけねぇだろう・・・」
武器「例えば・・・邪魔な物とか・・・」
レ「あ〜・・・邪魔な物ならあるが・・・」
武器「ならそれを全部かしてくだせぇ。」
レ「なんだ?リサイクルして再利用か??」
武器「とりあえず邪魔な物渡してくだせぇ、、、、」
レ「あぁ・・・このスピネルなんだが・・・拾っても拾っても出てくるんだよなーー、
  最初は奇麗だーー、とか高く売れるー、とか考えたんだが、
  さすがにコレはありすぎだろう、まさかあの村人たちが持っていたって訳でもなさそうだし、
  一体この村には何個宝石があるのやら・・・」
武器「あっちゃー、だいぶ拾ったんですねーー・・・・まぁ、そんなの拾ってる暇があったらさっさと村人倒せって言いたいところですが、まぁそのへんは置いときましょう。」
レ「で、このたくさんの宝石をどうするんだ。」
武器「ふむふむ・・・このスピネルは奇麗だな・・・結構価値はあるぞ・・・??」
レ「・・・?? 何をしているんだ武器商人。」
武器「そろそろいいですかね・・・?あっしがもう一つしている事・・・」
レ「・・・・・・も・・しかして・・・・??」
武器「いらない物なら何でも買いやす!!不用な物はあっしに売りつけてくだせぇ!!へっへっへ!!」
レ「えーーー!?お前不用な物の買い取りもしてくれるんかいっっっ!!」
武器「そぉーの通りぃぃ!!」
レ「ぅおおおおおおおおおお!!で・・・値段はいくらなんだぁぁ!?」
武器「おまっっwwwどんだけだよ、33000とかwwww」(価格テキトー)
レ「マジでぇぇ!!?本当かよ!!」
武器「まぁ、これからも何かあったらすぐここに来てくだせぇ、金髪のだんなぁ!!」
レ「さっきっから・・・『金髪のだんな』なんて・・・やだなぁ・・・」
武器「え?」
レ「俺には『レオン・S・ケネディ』という名前があるんだから・・・・」
武器「・・・・・いやいいよ金髪のだんなで。」
レ「いやいいからいいから・・・・」
武器「いいってば・・・・」
レ「だからいいって、『金髪のだんな』じゃ言いづらいだろ??レオンのほうが・・・・」
武器「だからいいってば!!!!!!!!!!」

ガナードA(ガA)「何か敵おそくね??いつまで待たせるんだよ・・・」
ガB「そういやぁ、オノ持ってあいつら殺りに行った小野(オノ)じいさんが戻って来ないなぁ・・・もしかしたら殺られたのかなぁ・・・」
ガA「おそいねぇ・・・」
ガB「おそいねぇ・・・」
ガA「小野(オノ)じいさん遅いねぇ・・・」
ガB「遅いねぇ・・・」

549偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:19:13 ID:???
アシュリー救出②

レ「あーあ、疲れた。池でもう少しで向こう側に着くって時に変なの表れたし。あいつは一体なんなんだ??」
レオンはブツブツ言いながらあのエルヒガンテと戦う広間へと近づいていた。
レ「おっと。広いところに出たな。ん?まてよ??ここってさっきも通ったよな。そういえば何かのうめき声とか聞こえたんだよなーーー。」
レオンはその広場へと進んで行き、普通にムービーがながれてエルヒガンテとの戦いが始まった。
レ「このやろう!喚いてたのは貴様かっっっ!!くそっあぶねぇ!やんのかゴラァ!!」
レ「お、背中から何か出たぞ??なんだありゃぁ・・・寄生虫か??まぁいいや・・・寄生虫にはっ!これだぁぁ!!」
ブンッッ!!
レオンは閃光手榴弾を投げつけた。
レ「ぐはははは!!これでどーだぁぁ!!!!」
エルヒガンテは死ななかった。
レ「何!?やはり銃やナイフでやったほうがいいのか!!?」
そういうとレオンはナイフを取り出し、よじ登った。
レ「この怪物めっっ!!死ねぇぇぇ!!せーっの!!」
エルヒ「ぐぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
レ「わぁぁぁぁ!!まだ切ってねーよぉぉ!!」
レオンはナイフで切ろうとしたが、切る寸前にエルヒガンテに振り落とされた。
レ「くっそー!!ようし!!あの時にあの変な武器商人に改造してもらったこのハンドガンで行くぜ!!!」
パァンパァン!!パァンパァンパァン!!
レ「くっそーーー!!早く死にやがれぇぇぇぇぇ!!このぉぉぉぉ!!」
パァンパァンバァン!!パァン!!パァンパァンパァンパァン!!
エルヒ「ぶおおおおおおおおおおお!!!」
ブシュウ!
レ「やっと寄生虫様のお出ましかっっ!!ハッ!食らえーーー!!」
レ「ハンドガン連発!!」
パァン!パァン!!カチャ カチャ・・・
レ「あ・・・」
レ「やべぇぇぇぇぇ!!弾が無くなったぁぁぁぁ!!」
レオンは悩んだ。ハンドガン以外にあまり銃をもっていなかったのだ。
レ(ナイフで倒そうっつっても、また振り落とされそうで怖いしなー・・・)
レオンは悩みに悩んでついに決心した。
レ(玉子で勝負しよう!!)
レ「くらぇぇぇぇ!!!玉子攻撃ぃぃぃぃぃ!!」
パン!パン!
レ「腐った玉子だぁぁぁ!!ガハハハハハ!!どうだぁぁ!!臭いかぁぁ!!」
レ「あん時にむっちゃ玉子集めておいてよかったぜーー・・・・」
そして玉子もついに・・・
レ「ぇえ!!?マジ!?玉子切れだよ!玉子切れ!!賞味期限切れの玉子切れだぁぁ!!」
あとはナイフしかなかった。
レ「俺ハンドガンと玉子しか武器がないとかどんだけー・・・俺どんだけー・・・・」
レオンはアタッシュケースをもう一度見た。
そこにあったのは・・・・
          金玉!!
レ「金玉・・・もったいないが、使うしかないのか・・・?」
レオンは三つしかない金玉を(言っておくけど金の玉子の事です。)おもいっきり投げつけた。そして金玉も切れてしまった・・・・
レ「はぁ・・・はぁ・・・よし!!しょうがない!!ナイフでいくかっっ!!」
ブシュッ!ブシュッ!
そして!
ブシュゥゥゥゥゥゥゥ!!
レ「でたーーー!!食らえッ!」
A よじ登る
B 切る
(みなさん!どっちも連打してくださいっっ!!)
ドスゥゥン!!!
レ「倒したーーー!!」
レオンはたかがエルヒガンテを倒したぐらいでむっちゃ喜んで進んで行った。
レ「アレがアシュリーが監禁されているという教会だな・・・??」
レオンは教会の前に立った・・・

550偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:19:46 ID:???
アシュリー救出③

レ「おーーーーい!!アシュリー!!」
レ「おーー・・・・!!んん!?待てよ!!?」
レオンはアタッシュケースを見渡した。武器が無かった。
レ「アレ・・・??おかしいなぁ・・・??ウソだろおい・・・マジかよ・・・これからが本番だってのに・・・」
レ「せめてハンドガンの弾さえあればなーー・・・ちょっとそこらへん探してくるか・・・・」
レオンは教会の外へ出た。
そして探し続けた。
レ(あったーーーー!!お!こっちにもだぜ!!あ!こっちにも!!あっちにもこっちにも!!)
レオンは夢中になってハンドガンの弾を集めた。
レ「結構たまったぜ・・・これで弾不足が解決だ!ようし!!もう一度教会へ行くぜ!アシュリーが待っている!!」
レオンはダッシュした。そして教会へ、、、、
レ「フゥフゥフゥフゥフゥ・・・ゲホッハァハァハァ・・・ん結構・・・走ったからな・・・ガハッ!!あ・・・アシュリー・・・」
レオンは再び教会の中へ。
レ「なんだコレは・・・・・緑が・・・こうで・・・青が・・・んん??赤はこうでいいんだよな・・・??青・・・青・・・あ!こうかっ!」
レオン一発でクリア。アシュリーが監禁されている部屋の檻みたいなのが上へ上がって通れるようになった!!
レ「っしゃぁぁぁ!!やったね!!」
レ(この向こうに・・・アシュリーがいる・・・・)
レ(・・・・・・)
レ(アシュリーってどんな人かな、同じくらいの歳かな??って!!何を考えているんだ俺は・・・・!!!アシュリーを救出しなくちゃいけないんだ!!気合で行くぞ!!)
レオンはゆっくりと扉を開けた。
ア「きゃーーー!!」
ブンッ
レ「ほっ」
スカッ
レ「アシュリー!!」
ア「来ないでーーー!!」
レ「大丈夫だアシュリー!!」
ア「あっちへ行ってーーー!!」
レ「落ち着け!!!!俺はレオン。大統領の命で君を助けに来た。」
ア「まじ!!?パパが!!?」
レ「本当だ。はやくここから出よう。」
ア(この人・・・・カッコいいんだけど・・・)
レ「どうした。早くここから出よう!!」
ア「う・・・うん!」
アシュリーを見つけたレオン。これからどうやって脱出するのか・・!!

551偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:20:35 ID:???
アシュリー救出④

レ「大丈夫かアシュリー!!」
ア「うん、大丈夫!!」
レ「さぁ!とりあえず早くこの教会から出よう!!」
ア「あ!!レオン武器すげー持ってんじゃない!!」
レ「バカ!!早くここから出るんだ!!」
ア「うん!」
レ「このハシゴを降りるんだ!!」
ア「あっちょ!!・・・よくそんな所でジャンプして降りられるわね・・・・」
レ「アシュリー!!一段ずつ降りてると時間が勿体ない!!ジャンプしろ!!」
ア「ぇええ!!?じょ・・・冗談でしょ・・・!!?無理よそんな事・・!!」
レ「大丈夫だ!!ちゃんと受け止めるからっっ!!早くするんだ!!」
ア(ぅ・・・・えーーーーーーーーーーーーーーーーーい!!!)
アシュリーは勇気を持って飛んだ。ちゃんとレオンが受け止めてくれた。
レ「ふぅ・・・・早く出よう!急げ!」
ア「あーー・・・・抱かれた瞬間が幸せだった・・・☆☆」
レ「何か言ったか??」
ア「いや・・・」
タッタッタッタッ
サ「その娘を返してもらおうか。」
レ「誰だ?」
サ「私はオズムンド・サドラー・・・この教団のカリスマ・・・・」
(飛ばして・・・・)
----------------------
ジャキッ!!(いきなり外からガナードらが現れてレオン達を狙った。)
レオンはアシュリーの手を引いて窓から飛び出した。
レ「だいじょう・・・・!!?」
アシュリーがいなかった。
レ「ちょっと・・・アシュリー!!?」
ア「レオーン!!置いて行かないでよーー!」
レ(アレ!?確かに手を引いたハズなんだが・・・・おかしいな・・・)
レオン・・・・手を引くの忘れてたよ・・・・完全に・・・(みかん)
ア「キャーーーー!!レオン!!早くしてーーー!!!」
レ「分かったァァァァ!!」
レ「アレ?てゆーかアシュリー自分でこっち来れるじゃん!!何やってんの!!?」
ア「てへっ☆」
レ「こんな時に笑っていられるのもどうかと思うが・・・・」
ア「来たよ。」
レ「っって早っ!来んの早っっ!!」
ア「早く逃げよう!!」
レ「、、、、、、」
ア「レオン!!あの馬車撃って!!」
レ「アレか・・・・!!」
バァァン!!
レ「行くぞ!!」
ア「えぇ!!」
タッタッタッタッタッ

552偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:21:34 ID:???
アシュリー救出⑤

ア「ねぇレオン。」
レ「何だ??」
ア「眠い・・・・私が誘拐された日の前の夜あんま寝てない・・・」
レ「ん・・・まぁ・・・・眠いのはどうにもなんねーよ・・・我慢できる??」
ア「(やっぱり、優しいのね・・・・☆)我慢なんて出来ないわ。今にもまぶたが落ちそうなの・・・・」
アシュリーは首をコクンコクンさせながら今にも眠りそうなのをこらえて一生懸命喋っている。
レ「えーー・・・でも今ここで寝るわけにもいかないし・・・・」
ア「おんぶして・・・」
レ「・・・・・」

タッタッタッタ
レ「まったく、ただおんぶされたかっただけかよ、、、、こっちも忙しいんだぞ???」
ア「ゴメン☆でもレオン、こんな可愛い子におんぶされたいって思われてるのよ??嬉しくないの??」
レ「えと・・・・んん・・・・それは・・・・あ、後で話すよ、、、」
ア「本当にね??」
レオン達はあの洞窟に入っていた。
ア「この洞窟、不気味ね、、、、、、何も出ない??」
レ「あぁ、大丈夫だよ。ってわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!?」
ア「どうしたのレオ・・・・きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
武器「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
レ「何だまたお前かっっ!!ずっとあそこで商売してるって訳じゃないのかよっ!!」
ア「レオン!誰なのこのオヤジっっ!!敵なの!?そうなのね!!?敵なのね!!?」
アシュリーはパニくっていた。
レ「落ち着け!!こいつは強えぇ武器を売ってくれる奴だ。武器の改造もしてくれるんだぞ。多分、敵ではないさ。」
ア「ほほ・・・本当に・・・??」
武器「そんなに敵だって疑わないでくだせぇよ・・・それにあんな不気味な奴らと一緒にされちゃ困る・・・・」
レ「とりあえずその話はいい。武器を見せてくれ。」
武器「あいよ。」
バサァァァァ
レ「うわ!!」
ア「?」
レ「・・・・金がすげーある・・・・いつのまに?」
ア「・・・・知らぬ間にお金が増えてたのね、、、、、」
レ「この金で買えるだけ武器をくれ。」
武器「全部使うんでやすかいっ???改造もできるのに。」
レ「改造はともかく、今は強い武器が必要なんだ。あ、弱い武器はいいから、強い武器をくれ。」
武器「マグナム・・・・ロケットランチャー・・・・救助スプレー・・・マインスロアー・・・・強いといったらコレだけでやす。」
レ「全部くれ。」
武器「あんたどんだけ・・・こんなに買っても金があまりやしたよ・・・」
レ「ん・・・じゃぁ余った金で改造たのむ。」
武器「どれを改造しやすかい??」
レ「マグナム。できたらマインスロアー。」
武器「マグナムは完全に全部改造できますね〜・・・おっと・・マインスロアーは・・・ちょっとそこまでは・・・」
レ「分かった。」
ア「・・・・・・・??」
武器「できやした。」
レ「ありがとう!!よし!!コレで武器も増えたし、最強だぞ!!行くぜっアシュリー!!」
ア「うん!!」

553偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:22:06 ID:???
アシュリー救出⑥
レオン達はあの村長と戦う倉庫へ来ていた。
レ「1人で行く。アシュリー、隠れてろ。」
ア「・・・!!はい!!」
レ「はいとかwww」
ギィィィィィィィィ・・・・・
スタ・・・・スタ・・・・スタ・・・・
村長「こっちだよーん。」
レ「しまったそっちか!!」
がっ!!
レ「ぐ・・・ぐるし・・・」
村長「らぁぁぁぁぁ!!」
レ「ぅおっ」
ドガッ!  ドサッ
レ(いてて・・・やべぇ・・・来るぞ・・・)
村長「んんんぉおらぁぁ!!!」
レ「っ捕まるかバーカ!!」
ゴロン!!
レ「終わりだ・・・・」
パァン!!
ボワー・・・・・
レ「はっ!」
ボガーーーーン!!
村長「いやーまさかコレで死ぬわけないっしょ。」
レ「何ぃ!!?」
村長「ぐぐぐ・・・・ぅぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
村長との戦いが始まった!!
レ「ふっふっふっ・・・・・コッチにはこのマインスロアーがあるんだぜ・・・・??」
村長「・・・・・・は??マインスロ・・・・はぁぁ??」
レ(ムカァァッ!!)
レ「てめー俺をなめてっと後は死を待つだけだぜぇぇぇぇ!!!」
バァン!!ピッピッピッピピピピボゴーーーン!!
レ「マッグナッム♪」
バンバンバンバンバン!!
レ「何か面倒くさいなぁ・・・今度はマシンピストルでも買うか・・・」
村長「いてーじゃん・・・・」
レ「・・・・・」
レ「ロケラン発射OK??」
村長「ダメダメダメダメッッ!!一週目からそんなセコイ手はダメだぞ!!」
レ「・・・・・マグナム発射!!!」
村長「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・・・・・・」
そしてついに村長を倒した。
村長「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ポトッ(ヌラァァァ〜〜)
レ「きもちわるっっっでも拾わなきゃいけねーんだよなぁ・・・」
バサァ
レ「お、逃げ道が出来たぞ??」
ア「アイムオーケーレオン????」
レ「おぉ、アシュリーか、あぁ。俺は大丈夫だ。・・・・目玉ぁぁ!!」
ア「キャーーーー!!何その赤い目玉!!気持ち悪い!!キャーー!!」
レ「ごめんごめん、ちょっとイタズラしただけ。よし、次へ進むぞ!」
ア「うん!!」
レ「ぅおおおおおお!!」

554偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:22:40 ID:???
アシュリー救出⑦
レ「あそこが城か・・・・しっかしでっけーなぁぁ・・」
ア「こんな不気味で小さな村に・・・こんな大きいお城があるなんて、、、」
レ「お?何か・・・向こうにガナードが・・・・」
ア「え、、、、本当・・・??」
レ「あぁ、だが・・・進むしかないようだ。」
パァン パァン
レ「楽ちん楽ちん〜〜♪」
ア「『落書き』って『楽するガキ』の略なのよ、知ってた???」
レ「マジでっっっっっっっっっっ!!!??」
ガ「おらぁぁぁぁぁ!!」
ガシュッ
レ「いうぅ!!」
ア「レオン・・・だ、大丈夫、、、、?」
レ「あ・・・あぁ・・・だ、大丈夫だ・・・・」
ア「急に止まってどうしたのよ・・・??」
レ「あのな?アシュリー、俺が一生懸命戦っているときは、余計な事いわんでよろし。」
ア「はぁ・・・(何故最後・・・・)」
レ「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ア(何故最後に・・・)
レ「アシュリー!!トラックが突っ込んでくる!!早く逃げよう!!」
ア(何故最後に・・・)
レ「くそっっ開かない!!よしっ!撃つしかない!!」
バンッバンッ
レ「ふぅ・・・」
ア(何故最後に・・・)
レ「よっしゃ!!トラックが倒れたぞ!あ!金持ってんじゃん!!ラッキー!」
ア(何故最後に・・・)
レ「アシュリー、何故さっきからこう・・・ボーっとしてるっていうか・・・急に怖くなったか??」
ア「別に・・・そんなことじゃ・・・」
レ「まぁいいや、進もうか。」
タッタッタッタ
レ「うっガナー・・・ド・・・ってアレ?今までのとちょっと違うぜ・・・?まいーや。」
ア「変なの投げてくるわっっ!!よけてっ!」
レ「ぅわぁぁぁ!!」
ア「きゃぁぁぁぁ!!」
2人はガナード達の攻撃をよけながら進んでゆく。
レ「助かった!!城の入り口だ!!たぶん、、、まぁいい!あけるぜ!!・・アレ?開かない・・・鍵なんて持ってねーし、、、」
ア「きゃぁぁぁ!!」
レ「!?」
ア「レオン!!助けてーー!!」
レ「くっ!ガナードめっっ!!」
バンッ
ア「ふぅ・・ありがとうレオン・・・」
レ「さて・・・これからここをどうやってあけるか・・・・」

555偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:23:12 ID:???
アシュリー救出⑧
アシュリーは虫にさらわれていた。
ア「きゃぁぁぁぁ!!リオーーン!!」
レ「コラコラ、アシュリーどこ行くんだっっ!」
ア「バカァァァァ!!」
ア「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・」
レ「くそっまだ他にもっっ!!」
バァンバァン!
タッタッタッタッタッ
ズデッ
レ「いって〜〜〜転んだ、、、、」

サラザール(サラ)「はよ進めやぁぁぁ。」
ア「私はねぇ・・・気持ち悪い虫に掴まれて、、、ムカツいてんだよ〜〜!!!!」
サラ「わぁぁぁぁぁぁ!!」
レ「やっと着いた、、、」
サラザールは死んでいた。

556偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:23:50 ID:???
アシュリー救出⑨
レオンはサラザール相手に苦戦していた。
レ「チキショー!!このフケチビがぁぁぁ!!調子ん乗ってんじゃねーぞぉぉ!!」
バキューンバキューン!!
レ(勿体ないがロケランを使うとしよう、、、、村長ン時に使わなくてよかったぜ、、、)
サラ「イーッひっヒッヒッヒッヒ〜!!」
レ「ムカッ☆」
サラ「てめどこ中だこらー!」
レ「あぁぁぁ!?テメーこそどこ中じゃコラー!!」
サラ「いやいやテメーがどこ中、、、」
バシュゥゥゥゥゥ・・・ボゴーーーン!!
サラ「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
レ「ロケランはやっぱスッキリしていいや☆」
サラ「く・・・そ・・・・、一週目から俺様にロケラン使うとはいい度胸じゃねぇか・・・・」
レ「何っ!?まだ生きているのか!!」
サラ「ははっ!この俺様があんなヘナチョコロケットで死ぬわけねーだろーがww」
レ「ちっ!コイツ!!ただのフケチビだと思っていたが、そうでもなかった!!」
サラ「イーッヒッヒッヒッヒ!!私はこの城でも最強なのです!!」
レ(くそっっ・・・さっきのロケランが効かなかったなんて、、、)
サラ「イーッヒッヒッヒッヒ・・・・ガフッ!!バタ、、、、」
レ「効いてたのかよっ!!!!!!!!」
サラ「おねがーい!!まだ行かないでーー!じゃぁ、じゃぁ、サドラーには私が勝ったって伝えてー!!」
レ「伝えたら俺がここにいる事がおかしいだろうがよ。」
サラ「じゃぁ、じゃぁ、レオンが怖くなって逃げたということで、、、!」
レ「ったくかまってられっかよ、、、とにかく俺は進むぜ!じゃぁなフケチビ!!」
サラ「そんな〜、、、バタッ」
レ「チッ、あんだけ俺を侮辱しといて後からあの態度かよ。」
レオンはブツブツ文句を言いながら進んでいった。」
ドンッ!!レオンは誰かにぶつかった。
レ「すっすいませ、、、、う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
遠くにいたエイダ「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
武器「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
レ「チッ!!またこのパターンでお前と会うのかよ!!てかまたお前かよっ!いつの間にここに来てたんだよ!!さっき会った時はフケチビと戦った部屋の外にいたのに!!」
武器「いいっていいって、、それより、武器見ていきやすかい??」
レ「ああ、、、見せてくれ。」
バサァァ

557偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:24:20 ID:???
アシュリー救出⑩
ク「久しぶりだな・・・レオン・・・」
レ「クラウザー!!」
ク「2年前に事故で死んだはず・・・とでも言いたいのか??」
レ「(実は2年前に奥さんと離婚したはず・・・って言いたかったんだけどね!!☆)アシュリーをさらったのはお前かっっ!!」
ク「ばーかもーーん!!」
レ「何だーーー!!?」
ク「今『2年前に離婚したはず』って言おうとしただろ!!」
レ「え、、、、何故分かったんだよ!!」
ク「超能力・・・・フッ・・・冗談だ-------」
レ「冗談だろ!!」
ク「何故わかった!!」
レ「一回聞いたことがあるからさっ!!」
シャキン!!シャキン!!(ナイフで戦う音)
ク「ところでレオン!!お前最近モテモテらしいな!!」
レ「何っ!!誰から聞いた!!」
ク「お前の同級生から聞いた!!」
レ「なんのタメに・・・・」
ク「知りたかっただけだ!!」
シャキン!!シャキン!!(ナイフで戦う音)
レ「そんな事だけのタメに、、、、ハァ!!」
シャキン!!ジョギッ!!
ク「・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!!!!!!!!!!」
--------------------------
ク「死ね!レオン!」
レ「ウゥ・・・・・・・・・・・!」
バァン!!
ク「やはりどこかのレオンのファンだったか、、、」
エ「あなたこそレオンに憧れてるじゃない!!」
ク「何を〜、、!!」
レ「待て待て!!『レオンのファン』って何だよ!!」
ク「どーでもいーだろーがよ」
エ「クラウザー!!あなたこそレオンのファンなんじゃないの!!?」
ク「何っっ!!?どこでその情報を!!・・・フフフッ・・・その通りさ・・・俺はレオンのファンだ・・・・」
レ「おまっ!キモいぞテメー!!」
ク「・・・・」
エ「どっちかっつーと私よねー!?」
レ「あぁ・・・ってはぁ??んー・・・まぁ・・・クラウザーよりは・・・」
バシュウ!(クラウザーがジャンプする音)
ク「もがいた所で、この島からは生きて出られん!!」
タッタッタッタッタ・・・
エ「あーあ、やきもちやいちゃった!!」


レ(次にクラウザーに会う前に帰りたい、、、)
レオンはそっと思ったのであった、、、、、

558偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:24:51 ID:???
アシュリー救出⑪
レ「アシュリーをどこへやった」
ク「知りたいか・・・・あのゲートの向こうだ・・・」
プレイヤー「ここらへん面倒くさいからとばそーっと。」
ク「そこの扉を開けるには3つの-----」
ポチッ
ク「プレイヤーめ!!飛ばしやがったな!!」
プレイヤー「ピーピーピー・・・」(口笛ふいてる音)
ク「コラーー!!聞いてんのかー!!?」
レ「クラウザーほっとけよ!!」
ク「レオン、、こないだの続きと行こうか、、、、」
レ「ぅわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ク「待てーーーーーーーー!!」
レ「チクショー!!食らえ食らえー!!」
ポイポイ〜●←手榴弾
バァン!!
ク「きくかーー!!」
ポイポイポイ〜● ● ● ● ●←手榴弾
バババババァァン!!
ク「がはっ・・・!!こ・・・ここんなの・・・きくもんかぁぁ・・!」
レ「ぅわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
 ポイポイポイポイ ● ● ● ●←手榴弾
ポイポイポイポイ ● ● ● ●←手榴弾
 ポイポイポイポイ ● ● ● ●←手榴弾
ポイポイポイポイ ● ● ● ●←手榴弾
 ポイポイポイポイ ● ● ● ●←手榴弾
ボコボコババババボコボコボバゴーーン!!!!!
ク「が・・・はっっっ!!!こんなの・・・きくかーーーーー!!!」
レ「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
レ「チキショーーー!!」(あっっそうだ!!!)
〜3時間ぐらい前〜
バサァ
武器「何を買いやすか??」
レ「お!ロケランあるじゃん!!じゃぁコレ買うよ!!」
武器「ちょっと改造できそうだから改造していい??」
レ(改造できるの!!!!?)
武器「できたーー!!やったーー!!だんな!!コレは特別ですぜ!」
レ「やったーー!!」---------

という事があったのだった・・・
レ(この特別なロケランを食らわせてやる、、、、)
バシュゥゥゥ!!ボゴーーン!!
ク「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!」
レ「終わった、、、、」

---レオン・・・そりゃないよぉ・・・-----(クラウザーの心の声)

559偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:25:40 ID:???
アシュリー救出⑫
レ「・・・・様子が変だ・・・アシュリー、ここで待ってろ。」
ア「・・・・!!」
シュゥゥゥ(エレベーターの音)
サドラー「そぉだ・・・おそれないーでー、みーんなのために・・・愛と・・・勇気だけーがーとーもだっちっさー・・・アン♪アン♪アンパンマ・・・は!!」
レ「・・・・・・・何やっているんだ・・・??」
サドラー「そっちこそ・・・!!いつの間にそこにいるんだ・・・??」
レ「・・・今歌ってなかったか・・・・??」
サドラー「べべ・・・!!別に!!歌ってなんかねーよ!!!」
レ「・・・・・」
バキュン
サドラー「いてっ!ずるいぞ!!喋ってる間に撃つなんて!!」
レ「・・・・・」
エ「ちょっとーーー!!その前に私に気がついてよーー!!」
レ「あ、エイダいたのか、、、」
エ「チョットーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」
サドラー「すっかり忘れてた、、、」
エ「よくもーー!!私はこのときを絶対に忘れないからね!!!」
レ「っっ!!」
シュバッ!(ナイフでエイダの綱を切る音)
エ「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!何よ!!急にナイフ投げてきて!!当たったら危ないじゃない!!やるんなら先に言ってよね!!」
レ「お前少し黙ってろ、、、」
エ「あらヤダ、、、」
サドラー「んんんんんんんんんんんんんんんんんん!!!!!!!」(口から目が出る)
レ「エイダ、下がってろ。」
エ「言われなくても、、、、、」
レ(この場にいるのが恥ずかしいのかな、、、)
シタッ
エ「あ・・・」
ア「あ・・・」
エ「・・・・」
ア「誰だコノヤロー!!!!!!!!」
エ「・・・・・誰だっていいじゃない、、、」
エ「じゃね!!」
ア「コラー!!!!!!」
エ「レオン!!これを受け取って!!」
レ「おぉ!!・・・・コレ何・・・?」
エ「何って・・・ぞ う り だけど??」
レ「・・・・・」

エ「レオン!!これを受け取って!!」
レ「・・・・よし!!今度こそロケランだ!!」
バシュゥゥゥゥゥゥ!!

560偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:26:12 ID:???
〜ガナード達にも悩みはある〜第一話

ガA「あぁぁぁもぉぉぉ!!!」
ガB「わっ!何だよ急に!」
ガA「またレオンにバカにされたーー!!」
ガB「えっ!?今この場にレオンがいるの!?」
ガA「実はコレ5時間前の話。」
ガB「・・・なんで今頃言うんだよ、、、五時間も前のこと、、、」
ガA「レオンまた来たりして。」
ガB「今って二週目だろぉぉ?だったらまたここへ来るかも知れねーんだぞ!!それまで体力つけとけ!!」
ガA「そんな事言われたって、、、俺はあの一番最初の家にいるガナードだぜぇぇ??」
ガB「あ、、、そうだった、、、」
ガA「なぁ・・何とか一発でレオンを倒す方法とかないのかなぁ・・・」
ガC「おまいら何の話!?レオンを一発で倒す方法の話!!?俺も入るよ!!入れて入れて!」
ガB「あ、ガナードC、、、」
ガC「入っていいよ・・・ね??」
ガA「いいよいいよ!!入って入って!!」
ガC「ども^ ^」
ガA「なんとかしてレオンを殺さなきゃ、俺たち何回も何回も奴にからかわれる・・・」
ブインブインブインーーーー!!!
チェ男「おらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ガ達「わぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!?」
チェ男「お呼びかな??」
ガA「よよっ呼んでなんか、、あ!!いいところに来たチェーンソーさん!!」
チェ男「フッ・・・やっぱりお呼びじゃねぇか・・・」
ガB「そうなんだ!!レオンをすぐに殺せるのはお前だけなんだ!!」
謎の声「ちょっと待ったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ガ達「にゃんだぁぁぁーーーーーーーーー!!!???」
ガ女「困ったときは、私におまかせ♪」
ガC「ぅわぁぁ!ガナード女だぁぁぁぁぁ!!」
ガA「いつも頼れそうに出てきておいて、くだらない考えばかりを思いつくあの!?」
ガB「そうだよ最近噂のガナード女だよぉ!!」
ガ女「悩み事なら私に言いつけなさい!!」
ガ達「いいよいいよ!!お前なんかどっか行けーーーー!!」
チェ男「ぜひお願いします。」
ガB「ってコラー!!チェーンソーさん!!何言ってるんだよー!!」
ガ女「私を頼りになさい!!」
チェ男「お前ら頼りにするよ・・・なぁぁ??」
ガB(うわっっ!!急に顔怖くなった!!)
ガ達「はぃぃぃぃ!!」
ガ女「いい子ね♪」
ガ達(おえーーー)
ガ女「いい??レオンに殺される理由は、襲い掛かるからいけないのよ!」
ガB「でも・・・この前何もしてないのにロケラン撃たれたよ・・?」
ガ女「いい??それは、ただ前を通っただけでも襲ってくるって分かってるから最初に殺しちゃうわけよ!!だから、ね!?あの一番最初のそう!あなたがレオンに話しかけられた時に親切にしてあげればいいのよ!」
ガA「はいいぃ・・・」
ガB「なるほど!!それでレオンが油断している時にドカーンですね!!」
ガ女「だめ!!相手が油断している所は絶対に狙っちゃだめ!」
ガC「え・・・何故です・・・」
ガ女「油断しているからって、襲い掛かっちゃまた同じことの繰り返しじゃない!1人でも襲い掛かったら全員がやられるわ!!ガナードの中でも一番レベルの低い貴方達には何も出来ないわ!!だから、最初はレオンに油断させておいて、それからその後の強いボスとかに任せておけばいいのよ!!油断しているレオンは、普通よりは少しはレベルも下がるわ!!」
ガC「なるほど!!」
ガA「おーーい!!レオンが来たぞー!!」

561偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:26:43 ID:???
〜ガナード達にも悩みはある〜第二話

ガD「はい。はい。そういう事になりましたので、村長様もご協力お願いいたします、、、サラザール様にも伝えてください。はい。はい。分かりました。それでわ---」
ガチャ
ガC「何だって??」
ガD「村長さんも、機嫌よくOKくれたよ。それでね?一応、この村での名物な物をたくさん集めたスペシャル料理を作っておけだって!」
ガC「分かった!!みんなに伝えてくる!!」
そのころ村長の家では・・・
村長「はい。そういう事になったそうなのですよ。はい。ご協力お願いいたしますです!!はい。レオンはクラウザー様に止めをさせる事になりましたので、このことをクラウザー様とU-3とサドラー様に伝えてください。はい。」
サラザール家
サラ「うん。うんうん。そういう事になったらしいの。うん。協力しろよ。今こそレオンを殺す大チャンスなんだから。失敗しないでよね。」

ク「村人達がレオンに親切にして油断させる作戦に出たぞ。どうする?本当にやるか??」
サ「そうだなぁ・・・まぁ、楽しそうだし、いいんじゃないか??」
ク「・・・・とどめは俺がさすことになったそうで、、、」
サ「あぁ。よろしく頼む。って俺出番ないじゃん!!」
ク(あるじゃん、、、)「で、大統領の娘アシュリー・グラハムは教会から移動させますか!?」
サ「その方がいいかも。じゃぁそうするよう村人達に伝えとけ。」
ク「はっ!」

ガA「アシュリーを教会から移動させろだって、、」(ボソッ)
ガB「そーっとだぞ!今レオンが調子んのって踊ってるんだから、バレたら皆殺しされるぞ!」(ボソッ)
ガA「じゃぁさぁ、アシュリーにも親切にしなきゃいけないのかな!?」(ボソッ)
ガA「うん・・・・」(ボソッ)
ガD「レオンさん!この村特性の玉子スープです!!」
レ「た・・・玉子スープ!?美味いのか、、?」
ガD「それはもう!!ほっぺたが落ちるほどでこざいます!!」
レ「あ・・・本当だ・・・何かこの村寒いからさ、あったまるや。」
ガA「レオン様!!今から村長の家まであんな・・・ゲホッ!案内いたしますですのでででででついて来てくださいまししししし。」
レ「・・・・・あ、あぁ。うん・・・また美味いごちそうとか用意してたり??」
ガA「はい!!そうでございます!!どうぞついて来てください!!」
教会----
ア「・・・・」
ガB「でね??ついついつれて来ちゃったらしいのね!?だからさぁ、クラウザー君のこと許してあげてよ!?彼、「怒っちゃったかなぁ・・・」ってすごく心配してるんだよ!!ね!?だから、「全然怒ってないよ」って言いに行こうよ!!そしたら安心して帰れるわけでしょ!!?」
ア「つ・・・つつ・・・つまりり・・・わわ・・私に・・・一目ぼれしてつい誘拐してしまったって・・・・訳なのね・・・??」
ガB「そうなんすよ!!だからさぁ・・・俺達もなんかあるのかなって思っていろいろ手ぇ出しちゃったからさぁ・・・誤るからさぁ・・!!」
ア「わわ・・・わかかった・・・わわ・・・・・・・・・つつ・・・ついいてて・・・・イ・・・行くわ・・・」
ガB「そんなビビル事ないんすよ!!ね!!?」

ク「あの野郎!!俺があの娘に一目ぼれした事にしやがった!!勝手な事を!!」
サ(まぁまぁ・・・・)

村長「よーこそー!!我がビトレス・メンデスの家へ!!」
レ「あ・・・あぁ・・・お?いい臭いだなぁ・・・」
村長「はい!今このテーブルに並んでいますわ、この村の名物などを集めて作ったものなんですよー!!」
レ(・・・完全にだまされてるな・・・実は俺あの作戦こっそり聞いてたんだよなぁ・・・でもこいつらが油断している間に倒せば楽かな・・・?)
村長「なんだその銃は!!」
レ「えっっっ!あ・・あぁコレ!?コレはその、、、!アレですよ!!ここ・・・これが一番のお気に入りの武器でして、ちょっと手入れを、、、」
村長「・・・・ふぅーん・・・ロケランがお気に入りなんだぁ・・・」
レ「・・・!!!」
村長「敵を一気に殺せるから??それともストレス解消に一番使えるから??」
レ「・・・・・」
バシュゥゥゥゥゥゥゥ!!
ドガーーーン!!
村長&村人達「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

562偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:27:15 ID:???
〜ガナード達にも悩みはある〜第三話

ガA「この前はなんとか助かったけど・・・・みんな死んじゃったのかなぁ?」
ガB「そんなことはないっ!」
ガA「その声はガナードB!!?一体どこにいるんだ!!」
ガラガラガラ(灰の中から出てくるガB)
ガA「ぅわぁぁぁぁぁ!!」
ガラガラガラ
ガC「俺もまだまだ死んじゃいねーーーっっ!!」
ガA「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ガラガラガラ
ガD「俺もだーーーー!!」
ガA「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ガA「なーんだ、みんな生きてたんだっ!」
ガラガラガラ
村長「ちなみにおれも・・・・」
ガA「わぁぁぁぁぁぁぁ!!!村長も生きてたのかよーーーっっ!!」
村長「わ り い か ?」
ガA「あぁぁうぅぅ・・・・いえいえ、悪くありませぇぇん・・・・!」
ガB「つーかガナード女どこだよ出て来いよ!!」
ガ女「は っ は っ は っ は っ  よ ん だ か ね ?」
ガC「あぁ!!お前よくもとんでもない名案だしてくれたな!!」
ガ女「あ、ダメだった??ごめ〜ん、今度から気をつける〜」
ガD「『ごめ〜ん』で許されると思っているのか!!それにいくらブリッコがってもお前だと可愛くないし逆にきもい!!」
ガ女「ちょっと〜・・・それはひどいわ言いすぎでしょ〜??それに途中までけっこう上手くいってたじゃな〜い・・・」
ガA「って見てたのかよ!!オイオイオイオイ、お前いつか俺たちを殺す気でいるんじゃねぇのかぁぁ〜??」
ガ女「ちょっと!!いくら私が変な考え思いつくからってそれは言いすぎよ!!」
ガB「もうお前なんかには頼りたくねぇ!!いつ死ぬか分からないしっ!」
ガ女「ちょっと〜・・・私これでも大学卒業したのよ〜・・・・??」

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 

ガB「・・・・は??」
ガC「意味わかんねぇし。だいたい大学行ってたからって最近正義のヒーローごっこやってんじゃねぇよ。」
ガ女「せせ・・・・正義のヒーローごっこぉ!!?」
村長「それよりも、さっきよりもっとマシな考えないのかっ!」
ガA「村長、、、、もうこいつに頼ってはいけません!!」
ガ女「・・・・あ!!」
ガB「??」
ガ女「・・・・・」
ガ達「・・・・?」
ガ女「何でもな〜い☆」
ガ達(ムカッ!)
ボガッ バキッ ボコッ ドカッ
ガ女「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ベチャッ(生々しい音ですいません)
ガA「おぉ、、、、見事な音だ・・・・」
ガC「そうだ、、、いまの音こそがバイオ4なのだ・・・・」
ガB「うんうん。」
ガD「しっかし今のはちょっと生々しすぎたんじゃねーのか??」
ガ女の霊「そうだね。」
ガ達「ぅおおおぉおお!!!!???」
ガ女の霊「あんたたちぃぃーーー!」
ガ達「うわあああああああああああああああ!!!」
ガ女の霊「まてーーー!!」

ガナード達の災難はまだまだ続くかもしれない・・・・

563偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:27:46 ID:???
〜ガナード達にも悩みはある〜第四話

ガA「アイエスタ!!」
ガB「オッパイノペラペラソース!!」
ガC「オイコラステーロー!!」
ガD「ニイサマノッテマス!!」
村長「ヘコキ!!」
ガD「ガナードB!!それは俺が言うセリフだぞ!!」
ガB「なんで!?」
ガD「オッパイノペラペラソース!!うぅ〜〜!!」
ガ達「・・・・・・・」

レ「あーあ、親切にしてもらったと思ったがそれが作戦なんだもんな〜!」
エ「レオン!あなたもガナード達に親切にされたの!?」
レ「エイダもか?」
エ「うぅうん。」
レ「・・・・・じゃぁ何だ?」
エ「見てた。レオン踊りうまいじゃない。」
レ「そそっ・・・・それも見てたのか!!?」
エ「オホホホホ」
レ「まま・・・・まぁ・・・・あれぐらいしなくちゃ村人達もだませるだろう・・・」
エ「ごまかしちゃって!!」
レ「、、、、、」
ガD「オッパイノペラペラソース!!」
レ「な・・・なんだ!!?」
エ「オッパイペラペラですって!!?誰に対して言ってるのよ!!」
ガB「なーもーいーだろーー!!?俺のセリフ返せよーー!!」
ガD「まだまだ!!もうちょっとだ!!オッパイノペラペラソース!!」
ガB「はずかしいよぉぉ、、、、!!」
シュタッ
ガD「なんだ?この女は・・・」
エ「ジャキッ」
ガ「!!?」
バァァァン!!

ガナードB・D、死亡。
エ「まったく。最近はバカで失礼な大人が増えているのよね。」
レ「・・・・・・・・」
レオンはバイオ2でエイダに銃を向けられた事を思い出した。
レ「オッパイノペラペラソース!!」
エ「なんですって!!?」
レ「じゃーなーーーーーーーー!!」
タタタタタタタタタタタタタタタタタタタタ!!!!!!!!!
エ「シュバッ!!」
レ「ぅおっ!」
エ「はぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああ!!!」
レ「ぅおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
エ「らぁ!」
レ「はっ!」
エ「おらぁ!!」
レ「はぁ!」
エ「オラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!」
レ「はっ!はっ!はっ!はっ!はっ!は!!」
エ「おらぁぁ!!」
ドスッ
レ「いうぅ!!」
エ「らぁぁ!!」
チーンッ!
レ「いぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」
エ「は!!」
レ「ストーーープッ!!ストーーーップ!!!!!!」
エ「あ!!??」
レ「エエ・・・エイダァァ・・・そこは・・・大事なと・・・こ・・・ガハッ」
バタッ

564偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:28:17 ID:???
〜ガナード達にも悩みはある〜第五話

ガA「トロッコが来たぞ!!みんな!!飛び移れ!!」
他「はっ!」「ほっ!」「はぁぁ!!」「フンッ!!」
レ「あーもーまだいんのかよやっぱ来ると思ったよこれじゃぁタダで進めるわけねーよぉもぉやだぁぁ!!」
ガA「相手はへこんでる!!このスキに飛び掛れ!そらっみんな行けーー!」
レ「ぉおお!!やんのかコラァァ!!へっへっへ!!弾は無限だバカヤロー!」
ガB「なにぃ!?」
ガC「ぐはぁ!!気をつけろ新人ガナードB!!」
ガB「なにが起きてる!!」
ガC「レオン、マーセナリーズでハンドキャノン手に入れたらしい・・・」
ガA「そのまえにまず『エイダ・ザ・スパイ』やれっつの・・・」
レ「あれれ〜〜??油断してていいのかなぁぁ〜??」
ガA「しまった!」
ババババババババババババッッッ
チーーーン!!
ガB「はぅぅ!!」
ガC「ぎゃーー!!大丈夫かガナードB!!」
ガB「もぅ・・・立てない・・・・!」
ガA「どいてろ!」
バシュゥゥゥゥゥゥゥ!!
レ「なにぃぃぃぃぃ!!?ロケランなんて何処で手に入れたぁぁ!!」
ガB(おい!!どうしたんだよソレ!)
ガA(ごめん、これ偽者。当たったってどーってこともないプラスチック・・・)
ガB(・・・・・)
ガA(ででで・・・・・でもっ!!相手はロケランにビビりトロッコから降りるはず・・・・)
レ「何するんだよ、、、、」
ガB「生きとるーーーーーーーーー!!!」
レ「飛び降りるぐらいならロケラン受けたほうがマシ。」
ガC「ェェェぇぇぇぇえええええええええええええええ!!!??」
ガA「いや俺だったらマジで飛び降りる!!」
レ「ニヤ」
ガB「何だ!!?」
ガA「やばい!!レオンがシカゴタイプライター構えやがった!」
ガC「飛び降りろ!!」
レ「フ」バァン
チェ「ボスガ ビショウネン ブンドッタ・・・・!!!」
ピョン  ヒューーーーーー
ガC(落ちながら)「くそう・・・・俺たちもついに終わりなんだなぁ・・・」
ヒュー
ガB(落ちながら)「楽しい人生だった・・・・」
ガA「みんなー木の枝だーーつかまれーーー」
ガB「いや結局助かるのかよ!!まぁいいや!!本当は死ぬのいやだったし!」
ガシッ
ガ達「よしっ!」
ボキッ
ガ達「あ・・・・・・・」
ヒューーーー
ガ達「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

565偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:29:04 ID:???
またまた題名無し

ア「クラウザーってさぁぁ・・・・」
ク「・・・??」
ア「最近、彼女できたって噂が流れてるのよ・・・??」
ク「マズィで?」
レ「うん・・・・」
ク「・・・・」
レ「・・・本当なの・・・?」
ク「・・・・」
ア「ねぇってば・・・」
ク「・・・本当だ・・・・」
ア「・・・・・で、誰なの・・・・??」
ク「昔、両親をなくし、今はおじいちゃんとおばあちゃんとで3人暮らし。さびしくてしょうがないという人だ。」
ア「え・・・!!!」
ク「・・・・もういいだろ、この話は・・・・」
レ「・・・・・」
レ「おい!!アレ見ろよ!!」
三人が見た光景とは・・・・!!?

566偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:29:42 ID:???
「アシュリーの休日」
ア「暇だなぁ・・・レオン今仕事かなぁ?」
プルルルル プルルルル
ア「何で出ねーんだよ!!」
ガチャッ
ピンポーン
ア「何だよっ!!」
レ「やっほ。」
ア「そこにいたのかぁぁぁぁ!!!!!!!」
レ「うわー!落ち着けー!!」
ア「ところで何の用?」
レ「暇」
ア「あ、うちも。」
レ「遊ぶ?」
ア「いいぉ」
レ「何してあそぶの?」
ア「パソコン。」
レ「・・・・またチャットってか?」
ア「うん。」
カチカチカチ カチッ
ア「たーのしぃ♪」
レ「うはwwでたゲーマーチャットw」
ア「クラウザー来てるかな?」
レ「来てないぞぃ。」
ア「サラザールは?」
レ「・・・いたw」
ア「また『フケチビ』?」
レ「・・・そうみたい・・・」
カチカチッカチッ
『イケメンさんが入室しました。』
フケチビ『はっっ・・・・レ・・・・レオ・・・』
イケメン『本名をいうな馬鹿』
フケ『あなただってこの前言ったでしょうがっ!』
イケメン『名前短くしてんなよwあの時はすまなかったwあ、アシュリーに変わるよ。』
イケ『アシュリーでーすっ★こんにちあw』
フケ『こいつ自分から本名いったぞ?』
アシュリー「・・・・・・」
バンッ!ダダダダダダ!!
レ「アシュリーどこいくのーー!!?」
----サラザール家----
サラ「ぅわぁぁぁぁぁ!!」
ア「死ね★」
ばきっ
「ぅぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

567偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:30:33 ID:???
リードオンリーさんの作品↓

568偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:31:03 ID:???
「テロリストに花束を」

「第十七章 決意を胸に秘めて」

「最近暑いったらありゃしない。なんとここマイアミで過去の記録を上回る最高気温、41度が測定されたよ!
南の楽園に観光に来ているお客さんは充分気をつけてくれよな!さてと午後のニュースに入ろうか!!!」
ラジオから流れてくるやけにテンションが高いDJの声を聞きながら、レオンは愛車であるリンカーン・コンチネンタル・マーク4を走らせていた。
目的地はマイアミ。金と酒と女が溢れる都市。DJが「南の楽園」と表現するのもよく分かる。だが、レオンにとってそこは楽園ではなかった。
では、何のためか?本来なら復讐という言葉でいいのだろう。何なら報復でもいい。だが、レオンにとっては復讐でも、報復でもなかった。
あえて言うなら「過去への清算」だろうか。だがこの言葉も場合によっては復讐などと一緒の意味になる。でも、清算なのだ。
おそらく、怒りに突き動かされて行動している訳ではないからだろう。もちろんリチャードを憎んでいるし、殺したいとも思っている。
だが、肝心の怒りという感情が湧かなかった。その理由はレオン自身にも分からなかった。
車内にルイ・アームストロングの「この素晴らしき世界」がいつの間にか流れていた。おそらくさっきのDJが流したのだろう。
「素晴らしいチョイスだな」
少し嫌味まじりに言うと、ダッシュボードに投げ出していたシガーレットケースから煙草を取り出し火をつける。紫煙がメロディーに合わせて車内でゆっくり踊り始めた。
(そういえば、明日はアシュリーの誕生日だったな)
レオンはふと、思い出した。そして一度も祝ってやれなかったことも。
(許してくれ、アシュリー。明日の誕生日は必ず一緒に祝うから)
レオンは今までアシュリーの傍にいなかったことを後悔した。だが、何故こんな気持ちになったか分からなかった。
だが、今は感傷に浸っている場合ではない。レオンはアクセルを強く踏んだ。この時レオンはアシュリーが危機的な状況にあることを知らない。

569偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:31:33 ID:???
「テロリストに花束を」

「第十八章 或る日の出来事」

レオンがリチャードの別荘に潜入した時にはすっかり日が暮れていた。装備は4インチのサイレンサー付きM19コンバットマグナムだけである。
本当は特殊部隊並みの装備をしたかったが、それでは逆に気づかれてしまう。だからといって防弾ベストを着けなかったわけではなかった。
丘の斜面をそのまま活かして建てられたこの家は、庭園も迷路のような造りになっていてレオンは家に着くまでしばらく時間がかかった。
やっとのことでテラスに辿り着いたが、よく見ると侵入者を拒む仕掛けが色々施されていた。仕方なくレオンは引き返そうと後ろを向いた。
その瞬間、レオンの頬を何かが掠めた。レオンはローリングして近くにあった石像の陰に飛び込んだ。
恐る恐る頬を撫でると、赤い雫がゆっくり垂れてきた。間違いなくレオンの頬を掠めたのは銃弾だった。
レオンは手の甲で血を拭うと、親指で撃鉄を起こした。
「誰かは知らないが、撃鉄を起こしたということは殺し屋か?」
さっき自分がいたテラスの方からリチャードの声がした。その方向めがけてレオンは引き金を絞った。
だが、銃弾は標的をそれて白い円柱に小さな穴を開けた。
「ちっ」
舌打ちと共に走り去っていく足音が聞こえた。レオンは石像から転がるように飛び出すと、一気にテラスまで走った。
テラスには屋根がなく、ただ白い円柱とデッキチェアが何組か置かれているだけだが、テラスの後ろに赤煉瓦の階段があった。
レオンは階段をゆっくりと、慎重に登った。やがてポーチが目の前に現れた。だが、その先は中庭で、またさっきのように複雑に入り組んでいた。
(手口が古臭すぎるんだよ)
心の中で毒づきながらレオンはまた迷路の中に入った。しかし、今度は見せかけなのか、すぐに出口を見つけることができた。
出口の先には少し庭が続いていて、その向こうにドアがあった。レオンはゆっくりドアを開いた。
中は書斎だった。机の上には書類の山が積み重なっている。だが、それに目を通す時間はない。
レオンは廊下に通じるドアを開けた。その瞬間、ドアが吹き飛ばされた。レオンはとっさに壁に隠れた。
(もし、ドアを蹴破っていたら今頃死んでいたかもな)
レオンは軽く笑うと外に飛び出した。銃弾が彼の頭上を通っていく。だが、レオンは動じることなく冷静に応戦した。
すると何かが倒れるような音がした。慎重にレオンは近づいた。
リチャードがうつ伏せになって倒れていた。腹の辺りを蹴ってひっくり返すと額に小さな穴が開いていた。
レオンは彼の首筋に触れた。脈はなかった。レオンは安堵の溜息をつくと煙草をくわえた。
「英国人はフェアプレイを好むと聞いていたんだがな」
まだ銃口から煙をなびかせているリボルバーをホルスターに収めながらそう言うと、レオンは静かに廊下を歩いていった。

570偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:32:04 ID:???
「テロリストに花束を」

「第十九章 権力がもたらす混乱」

多くの捜査官で溢れかえっている豪邸の中に入ったレオンの顔はいつになく険しかった。
家の中は、まるで巨大な手によってかき回されたかのような状態になっていた。そして、最も酷い状態なのは居間だった。
そこからは若い女性の悲痛な叫びが聞こえてくる。できればレオンは足を踏み入れたくなかった。だが、レオンには選択の余地がなかった。
ドアを静かに開けたレオンは無言で居間に入った。中には数人の捜査官とバーナード、そして泣き崩れるアシュリーがいた。
レオンが入って来たことに気づいたバーナードは無言で捜査官達に合図して静かに出て行った。それが何を示すかレオンは痛いほど知っている。そして、最悪なのはアシュリー自身は、それが何を示すか知らないことだった。
「アシュリー?」
レオンはソファーで泣き崩れるアシュリーの隣にそっと腰掛けた。
「レオン?」
アシュリーが顔を上げずに言った。
「バーナードから全てを聞いたよ。大変だったな」
レオンが感情を押し殺して言った。途端にアシュリーが叫んだ。
「私は殺していないわ!!目が覚めたらあいつが死んでたのよ!」
そしてアシュリーはまた泣き出した。そんなアシュリーにレオンは頷くことしかできなかった。

「ああ、分かっている、分かっているとも。だが、信じられない・・・」
長年の宿敵であったリチャードとの因縁に終止符を打ったレオンを待ち受けていたのは、恋人が殺人を犯したという非情な報告だった。
その知らせを無線連絡で聞いたレオンはすぐにロサンゼルス支局に向かった。誤報という可能性を信じて・・・
しかし、レオンの望みは叶わなかった。支局内に残っていたパトリシアから淡々と状況を説明されている間、レオンは呆然としていた。

レオンは事実確認として、目が覚める前の状況と、死んでいた男について聞いてみた。
「裁判が終わった後、家まで歩いて帰ったの。そしたら玄関の前であいつが倒れていて・・・
私は声をかけたわ。大丈夫ですかって。そしたらいきなりあいつが振り返って・・・銃を突き付けられたわ」
だいぶ、落ち着きを取り戻したアシュリーは呟くように語り始めた。そして、その内容はレオンが推測していた通りだった。
レオンはバーナードに見せられた証拠品の一つである包丁や、銃について聞いてみたがアシュリーは何も知らなかった。
やはり、何かがおかしい。嘘に塗り固められた証拠品。死体となって発見されたライアン。そしてアシュリーの言うことに耳を貸さないバーナード。どうやらバーナードも今回の事件に最初から関与していたようだ。
レオンはアシュリーの肩を抱き寄せた。力なくアシュリーがレオンにもたれかかる。あまりにも衰弱してしまった恋人の顔を伝う涙を見ながらレオンは誓った。
自分の愛する者を傷つけた奴に、死より辛い地獄を味わせることを。

571偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:36:21 ID:???
「テロリストに花束を」

「第二十章 夕闇染まる公園にて」

レオンは家の外に出ると煙草を銜えた。ゆっくりと流れる紫煙は、ビヴァリーヒルズの高級住宅街の景観に不思議とよく似合った。
「主任」
レオンを呼びかけたのは今、最も警戒すべき相手であるバーナードだった。
「こんな事になって非常に残念です」
「こういう職に就いていると、どうしても避けて通れない事が起きるものだ」
そう言いつつ横目でバーナードを見る。だが、夕闇に染まったバーナードの顔から表情を読み取ることはできなかった。
「マイアミからここには何で来られたんですか?」
おいおい、バーナード。今のはあまり賢くないぞ。お前は俺がどこにいたか知らないはずだ。
「車だ」
疑惑が確信に変わった。だが、問い詰めるにはあまりにもカードが少なすぎた。
「君はアシュリーが嘘をついていると思うか?」
「その可能性は十分あるでしょう」
バーナードが歩き出した。レオンも隣に並んだ。
「君の見解を聞きたい」
歩きながらレオンが言った。二人は現場からさほど遠くない少し大きめの公園まで来ていた。
ふとレオンは気づいた。アシュリーの家に集まっている警官達からここは死角になっていることに。
不気味な静寂が二人を包んだ。何かを感じ取ったレオンは銃を取り出そうとした。
すると公園の木の陰から男が二人現れた。二人とも銃口をこっちに向けている。
「本当ならあなたはマイアミで死ぬはずだった。だが、そんなことは別にどうでもいい」
いつの間にかバーナードが小さめの銃をこちらに向けていた。引きつった笑顔は爬虫類の口を思い起こさせた。
「お別れだ、主任」
一発の銃声が辺りに響いた。しかし、バーナードの銃口から火は吹かなかった。
バーナードがゆっくりと倒れた。レオンは近くにあったベンチに隠れながら銃を抜いた。どうやら誰かがバーナードを撃ったらしい。
だが、二人組が銃を盲撃ちしていた。早く片付けないと通行人に被害が出る。しかし一番安全なこの場所から二人を片付けるのは難しかった。
「ぎゃっ!!」
二人組の内、一人が悲鳴を上げて倒れた。そしてもう一人もその場に崩れ落ちた。だが、まだ油断はできない。
レオンは二人組がいた辺りに向かって叫んだ。
「FBIだ、銃を捨てろ!」
すると何かがこっちに向かって転がってきた。銃だった。そして足音が近づいてきた。
「よし、両手を挙げろ」
慎重に狙いをつけながらレオンが言った。
「それが感謝の言葉か?」
相手が両手を挙げながら言った。声からして男のようだ。
「後ろを向け」
レオンが言うと男は後ろを向いた。レオンが慎重に近づくと男が言った。
「身分証明証と拳銃携帯許可証は財布に入っている。財布は尻ポケットだ」
レオンは財布を取ると、身分証明証を確かめた。
「そこに書いているはずだが、一応名乗っておこう。私の名前はトミー・ファース。私立探偵だ」

572偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:36:51 ID:???
「テロリストに花束を」

「第二十一章 奇妙なコンビ」

トミーがレオンの方に近づいてきた。
「すまないが銃を返してくれないか」
レオンが銃を渡すと、トミーはそれをひどくゆっくりとホルスターに収めた。
「俺が撃った奴を見てもいいかな」
そう言いながらも、トミーはすでに死体の顔を覗き込んでいた。
「旅路の果ては愛人との再会という言葉があるが、こんな形で会うとはな」
「それはどういう意味だ?」
「実はある組織を調べているんだが、こいつはそこのメンバーだ」
トミーはそう言うと立ち上がり、レオンの方を向いて言った。
「あんたはこいつが誰か知っていたのか?」
「ああ。裏切り者だ」
「じゃあ、こいつがいた組織を知っているか?」
「いや」
「じゃあ、ダニエル・デルガードに聞き覚えは?」
「ある」
「この裏切り者はそいつの手下だ」
これには驚いた。何しろ全国のFBI捜査官が長年追っていた犯罪組織の一員がロサンゼルスの支局長を長年務めていたのだから。
「君はこの組織を潰す気でいるのか?」
レオンがトミーに聞いた。トミーはレオンの瞳に宿る赤い炎に気がついた。
「どうやらあんたはこいつらに復讐する気でいるんだな」
トミーの問いかけにレオンは頷いた。
「提案があるんだが、目的は同じようだし一緒にこの仕事をやらないか?」
レオンは一瞬断りかけたが、自分が“捜査を外された身”であることを思い出した。
「いいだろう」
こうして奇妙なコンビができた。そしてこのコンビが長く続くことをレオンもトミーも知らない。

573偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:37:25 ID:???
「テロリストに花束を」

「第二十二章 動き出す歯車」

「本当にそいつらはサンフランシスコにいるのか?」
レオンがトミーに聞いた。
「ああ、間違いない」
トミーが答える。
「何か手があるのか?」
「いや、ない」
レオンがトミーを見た。トミーは鼻歌を歌いながら愛車のジャガーを走らせている。
レオンは溜息をついた。
「・・・なけるぜ」

ダニエルが本を読んでいると電話が鳴った。ダニエルは面倒くさそうに受話器を取った。
「なんだ」
「バーナードが殺られました」
「ロバートにすぐに来るよう伝えてくれ」
受話器を置くとダニエルは溜息をついた。だが、バーナードの死を悲しんでいる訳ではなかった。
いかに部下が優秀でも所詮は捨て駒。そんな考えが昔からダニエルにはあった。
「お呼びですか」
ロバートが入って来た。ダニエルは辛そうな顔をして言った。
「バーナードが誰かに殺られた。我々にとってバーナードの死はかなりの痛手だ」
ロバートの顔が引き締まる。
「そこでだ。君にバーナードの仇を取ってほしい」
「分かりました」
「こいつを見つけ出せ。バーナードの話によるとかなりの奴だそうだ」
そう言ってロバートに渡された写真にはレオンが写っていた。

「相手は何人いるんだ?」
「普段は二十人ぐらいだな」
「で、こっちは?」
「あんたを入れて二人」
「本当に勝てるのか?」
「ああ、ほとんどは銃もまともに撃てないクズだ」
「ほとんどと言うと?」
「ダニエルの部下にロバート・ケリーという奴がいる。そいつは優秀なガンマンだ」
「ダニエル自身はどうなんだ?」
「ロバートほどではないが、そこそこやれるようだ」
「じゃあ、あんたの情報が正しいのなら二対二ということか」
「二十対二より勝ち目はあるだろう?」
トミーが笑った。レオンは応援を呼ぶべきか真剣に考えることにした。

574偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:38:04 ID:???
「テロリストに花束を」

「第二十三章 戦慄の銃撃戦」

ダニエル一味の根城である高層ビルについたレオンとトミーは銃にサイレンサーをつけると、大胆にも正面から入っていった。
「銃だ!」
誰かが叫んだ。玄関ロビーにいた男達が銃を取り出そうとした。しかし彼らは銃を取り出す前にトミーとレオンに眉間を撃ち抜かれていた。
「いい腕だな」
トミーがレオンに言ったとき、鋭い連射音がロビーに響いた。レオンは近くにあった椅子の陰に滑り込んだ。
「マシンガンか!」
トミーが彫刻のレプリカに隠れながら言った。
「確かにいい腕だな、レオン」
マシンガンを構えながら言ったのはロバートだった。
「だが、ここでお別れだ」
トミーがロバートの後ろに飛び出して三発撃った。しかし、ロバートは前によろけただけですぐに反撃した。
「防弾チョッキか。懐かしいな」
トミーが受付カウンターに隠れながらレオンに言った。
「お前達に勝ち目はないようだな」
ロバートが笑いながら二人に近づいてくる。レオンは近づいてくるロバートめがけて椅子を滑らした。
一瞬バランスを崩したロバートの隙を突いてトミーが頭を撃ち抜いた。
「かなりの強敵だったな」
ロバートのマシンガンを見ながらレオンが言った。
「まだ終わりじゃないぜ」
トミーが言った。
「そうだったな」

ダニエルは静かに本を読んでいた。彼は何かあったらすぐ使えるように傍にショットガンを置いていたが、それに手を伸ばした時には銃を頭に突き付けれていた。
「何が望みだ。金か?」
ダニエルが二人を睨みながら言った。
「いや、証拠だ。アシュリーをはめようとしたことが分かるような物だ」
レオンが言った。
「それなら私の後ろにある金庫の中にある」
レオンは金庫の鍵穴に鍵を差し込むかわりに銃弾を撃ちこんだ。
「確かに入っているな」
中にはアシュリーを陥れる計画が書かれた書類が入っていた。
「さあ、お前達が望む物はくれてやった。さっさと失せろ」
ダニエルが毒づいた。
「おっと、勘違いするなよ。間抜けが。証拠はあくまでレオンの望みであって俺達の望みじゃない」
ダニエルの顔が青くなった。
「俺の望みはあんたの命だ」
銃弾がダニエルの額を貫いた。

575偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:38:37 ID:???
「テロリストに花束を」

「エピローグ」

ワシントンD.C.のレストランでレオンはアシュリーと一緒に食事をしていた。
「ありがとうね、レオン」
メインディッシュのヒラメのムニエルを食べているとき、アシュリーが言った。
「いや、当然のことをしただけさ」
ソアーヴェを飲みながらレオンが言った。そしてウェイターに合図した。
「どうしたの、レオン?」
不思議そうに首を傾げるアシュリーに笑いかけながらレオンが言った。
「ハッピーバースデイ、アシュリー」
レストランの照明が暗くなった。すると奥からさっきのウェイターがバースデイケーキを運んで来た。
「まあ、きれい!」
アシュリーが嬉しそうに言った。
「さあ、蝋燭の火を消して」
アシュリーが火を吹き消した。一瞬真っ暗になったがすぐに照明がつき、店内は明るくなった。
「はい、どうぞ」
すごく嬉しそうなアシュリーにレオンは隠していた小箱を手渡した。
「まあ!」
中にはダイヤモンドの指輪が入っていた。
「ありがとう、レオン!」
レオンは静かに微笑んだ。そして今回の計画に必要不可欠な資金を用意してくれたあの親切な上院議員に感謝した。

「ねえ、聞きたいことがあるんだけど」
レストランからさほど遠くないプラネタリウムの前でアシュリーがレオンに言った。
「私を陥れようとした人達はどうしたの?」
レオンは頭上に輝く星を見上げながら言った。
「花束を捧げてきた。彼らに合う真紅の花束を」
静かにアシュリーが肩を寄せてきた。レオンはアシュリーをそっと静かに抱きしめた。

576偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:39:08 ID:???
「CHICAGO BLUE PHANTOM」

          プロローグ

「分かりました。でも・・・」
そこまで言うとヴァレリーは項垂れた。悲壮感溢れるその顔をレオンとトミーは直視できず目を背けた。
「でも少しだけ時間を下さい・・・お願いします」
レオンは何かを言おうとしたが、トミーはそれを遮ると静かに頷いた。
ヴァレリーは頭を下げると奥の部屋に入り、静かに扉を閉めた。
「ありがとう、トーマス・・・」
扉が閉まる寸前にヴァレリーはそっと呟いた。二人が気づかないほど小さく。
扉が完全に閉まった後、レオンが呟いた。
「可哀想に。スパイなんかになったばっかりに・・・」
トミーが煙草に火を点けた。紫煙がゆっくりと天高く上がっていく。
それを見つめながらトミーが言った。
「本当の被害者はヴァレリーかも知れない」
相棒の口からそんな言葉が漏れたとき、レオンは居たたまれなくなった。
思えば、トミーが一番傷ついているはずだった。それでもヴァレリーのことを気遣うトミーにレオンはどう言葉をかけていいか判らなかった。
パトカーのサイレン音が徐々に三人が居るアパートに近づき始めた。
「ヴァレリー・・・」
トミーが静かに呟いた。彼は法が彼女を国家反逆罪と殺人罪で裁くのを知っている。
だが、レオンは「法に従う者」である。やりきれない気持ちで立ち上がると、ヴァレリーが居る奥の部屋に近づいた。

バタッ。

何かが倒れる音がした。
「まさか・・・」
トミーが部屋に駆け込んだ。レオンもその後を追って中に入る。
「あぁ・・・ヴァレリー・・・」
中ではヴァレリーがうつ伏せに倒れていた。傍には小さな瓶が落ちていた。
「ヴァレリー!!」
トミーが大声で名前を呼んだ。しかし彼女はその問いかけに二度と答えることは無かった。
レオンはまるでさっき眠りについたかのように、ほんのりと頬に赤みを残すヴァレリーの死顔を見つめながら今回の事件を思い返した。

577偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:39:38 ID:???
「CHICAGO BLUE PHANTOM」

          1

電話が鳴った。
まだ宵覚めやらぬ時間帯だった。
ベッドに横たわっていた男は、傍らに設置してあった電話の受話器を取った。
男は眠たげな素振りを一切見せなかった。
電話の主は、以前一緒に事件を解決したトミーだった。
「よう、レオン。あの時以来だな。元気にしているか?」
懐かしそうにトミーが電話の向こうで話している。
「今回電話をしたのは他でもない。頼みたいことがあるんだ」
そう言うと、トミーは声のトーンを落とした。
「詳しくはお前と会って話をしたいんだが、直接お前に会うことができないでいる」
レオンは眉をひそめた。
「すまないが、シカゴまで来てくれないか」
レオンは電話の声から、トミーが非常に困った状態にあることを察した。
「場所は、シカゴの大学病院だ」
レオンは驚いた。タフな体の持ち主であるトミーが何故病院にいるのかと。
「頼むレオン・・・。頼れるのはお前だけだ」
そう言うと、トミーは電話を切った。
レオンは受話器を置くと、すぐに出発の準備を始めた。
トミーの身になにかが起きたということは分かる。レオンは必要な物をスーツケースに詰め込むと、服を着替えた。
「また、事件なのね・・・」
レオンは振り返った。いつの間に起きたのか、アシュリーが寂しそうにこっちを見ている。
「せっかく取れた休暇だったのにね・・・。でも、がんばってレオン。私は平気だから」
アシュリーはわざと明るい声で言った。レオンはそっとアシュリーの頬にキスをするとドアの方へ歩いて行った。
レオンがいなくなった後、アシュリーは溜め息をついた。
「どうしてレオンを行かせたのよ、アシュリー。もう少しでクリスマスなのに・・・」
一人呟くと、アシュリーは壁に立てかけてあるカレンダーに目を通した。
今日は12月10日。クリスマスまで後15日。

578偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:40:08 ID:???
「CHICAGO BLUE PHANTOM」

          2

「一週間前、シェルドン・パーカーという男の死体が発見された。死因は大口径ライフルの銃弾を三発背中に喰らったことによる失血死だ。
まあ、実際は一発目を喰らった時点で即死だったろうな」
トミーが退屈そうに言った。
「それとお前が病院のベットで寝そべっていることに関係は?」
レオンが煙草に火を点けながら聞いた。
「一本くれたら話すよ」
「話したら一本やるよ」
トミーはしばらくの間レオンを睨んでいたが、やがてゆっくりと語りだした。
「三日前、フランクという男が俺のオフィスに来て、パーカーの死の真相を探ってくれと頼みに来た」
「八日のことだな?」
レオンの問いかけにトミーは黙って頷いた。
「で、お前は引き受けた。だが、何故引き受けたんだ?」
「たいがいの疑問は人の話を最後まで聞くと答えが出るものだ」
トミーが微笑した。しかし、その顔からは生気が感じられなかった。
トミーは大きく深呼吸すると、また話し始めた。
「フランクとは大学時代からの友人なんだ」
「だから引き受けたんだな」
「ああ、そんなところだ」
そう言うとトミーは窓の外に目をやった。レオンは何故か奇妙な圧迫感を感じた。それは間違いなくトミーから発せられていた。
「早速、俺はパーカーの情報を集めた。だが、価値ある情報は得られなかった。仕方ないので俺は家に帰ることにした」
トミーが話を進めていくにつれ、奇妙な圧迫感はどんどん増していった。
「家まで四ブロックなので俺は歩いて帰ることにした。そして撃たれた。パーカーと一緒で背後から背中を三発」
トミーが人差し指で銃の形を真似て、窓を撃った。
「俺は、俺を撃った奴が誰で、どこにいるのか、知りたい」
一言一言を噛み締めるようにトミーが言った。奇妙な圧迫感はついに殺気に変化し、病室全体を包んだ。
「その気持ちはよく分かる。だが、今のお前には無理な話だ」
レオンはそう言うと煙草とライターをトミーのベットに投げた。
「だから俺に電話してきたんだろ?」
「すまない」
いつの間にか病室から殺気が消えていた。よく見るとトミーの目は疲れていた。
「俺が必ずそいつを見つけるから、それまでに動けるようにしておけよ」
レオンは病室を出て行った。
―まずはコルトン産業だな―
病院の無機質な廊下を歩きながらレオンは早くも最初の捜査場所を定めていた。

579偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:40:38 ID:???
「CHICAGO BLUE PHANTOM」

          3

コルトン産業はシカゴの都市部でひと際その存在感を放っていた。
レオンは天まで聳え立つ高層ビルを見上げながら中に入った。
「失礼ですが、フランクさんはいらっしゃいますか?」
受付に身分証明書を見せながらレオンが言った。
「フランクとは社長のことでしょうか?社長でしたら今、会議に出席中です」
―話がおもしろくなってきたな―
「だいたい何分位かかりますか?」
「まだ始まったばかりなので、いつ終わるか分からないんですが・・・」
受付が困った顔をして言った。
「では、これをフランクさんに渡しておいて下さい」
レオンはそう言うと手帳に何か走り書きし、そのページを破って受付に渡すと外に出て行った。
外は多くのビジネスマンで溢れかえっていた。その中に子供達の姿が見えるのは、近くに公園があるからだろう。
レオンは煙草を取り出し、火を点けるとゆっくり歩き出した。
どこかで急ブレーキをかける音がし、続いてドライバーの怒鳴り声が聞こえてくる。ラッシュアワーでなくても、オフィス街や都市部ではよくあることである。
レオンはその喧騒の中に、自分に近づく足音を確かに聞いた。
足取りを少し速めながらレオンは通り過ぎる店々のショーウインドーを利用して背後から近づく者を見定めた。
相手は男だった。服装や体格は普通だが、目つきが一般人のそれではなかった。そしてその目は自分に対して友好的ではないことを示していた。
男が足取りを速めた。二秒後、かちっという金属的な音がした。ナイフの刃を固定する音だということに気づくまで、さほど時間はかからなかった。
男が接近してくるのが感じ取れた。レオンは素早く行動するしかなかった。
足取りを速めて、追手との距離を広げようとするふりをした。男がそれに歩度を合わせた瞬間、彼は捻挫でもしたようによろめいた。
チャンスと見て男が襲いかかって来たが、レオンはそれに備えていた。
レオンは重力に抗うような仕草で倒れかかる身体を止め、ナイフを伸ばしてきた男につかみかかった。
右手で男の手首を握り、左手で肘をねじると、そのまま身体を預けた。男の腕が脱臼した。
レオンは相手の髪の毛を引っ張って顔を上げさせた。
「何者だ?」
「くそったれ」
男が吐き出すように言うのと同時に、背後から慌ただしい足音が聞こえた。
振り返ると、ポリスボックスの警官がやって来るのが見えた。レオンはこれ以上深追いしないことにした。
「こいつを頼む。私はもう一人を追いかける。私の財布を取っていったんだ」
警官にそう叫ぶと、レオンは向かいのデパートまで走った。
中に入ると、いきなり立ち止まって、ガラス越しに慎重に様子を窺った。誰も追いかけていないことを確認するとレオンは煙草を取り出した。さっき吸っていた煙草はどこかで落としてしまったらしい。
レオンは火を点けると、煙をゆっくり吐き出した。
―冗談きついぜ―
ゆっくりと流れる煙を眺めながらレオンは厄介な事件に巻き込まれたことを今更後悔していた。

580偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:41:10 ID:???
「CHICAGO BLUE PHANTOM」

          4

レオンは煙草を吸いながら今度の事件を考えていた。
一週間前にコルトン産業の重役が大口径ライフルで撃たれて死亡した。これは新聞の一面記事に乗っていたのでレオンはシカゴに来る前から知っていた。
注目すべき点は、三日前にフランクという男がトミーに捜査を依頼したということだ。推理が正しければフランクとはコルトン産業の社長、フランク・コルトンのことだろう。
大企業のトップがわざわざ私立探偵に捜査を依頼する程だから、今回の事件の裏に何かが隠れているのは明白だ。それはトミーが撃たれたことからも分かる。
もう一つ注目すべき点は、トミーが捜査を開始した途端、何者かに撃たれたということだ。だが、トミーはパーカーについて何も分からなかったと言っていた。
このことから分かるのは、コルトン産業で何か大きな陰謀が蠢いているということだ。そうでなければまだ何も知らないトミーを撃つはずがないし、コルトン産業に足を踏み入れただけでナイフで襲われることもないはずだ。
レオンは携帯を取り出すと、ある電話番号を押した。懐かしい声が聞こえてくる。だが、それに浸っている時間はなかった。
用件を伝えるとレオンは電話を切った。そしてデパートの隣にある銀行へ向かった。
銀行の係は礼儀正しく、身分証明書を確認すると手ぶりで合図して貸し金庫のある地下室へ案内した。
レオンが鍵を持っていないことを伝えると係はニヤッと笑って言った。
「話はローラー様より伺っております」
レオンは個室へ案内された。しばらくすると係がアタッシュケースを運んできた。ケースには株券や法的書類など誰もが予想するような何の変哲もないものは入っておらず、あるのは各ドル札がそれぞれ五百枚ずつと、以前レオンが何かあったときのために用意しておいたものがいくつか入っていた。
「後、ローラー様からメッセージがあります」
係は一枚のメモ用紙を取り出した。そこには「脚を折れ」と書かれてあった。
「どういう意味かご存知ですか?」
係が怪訝な顔をして聞いた。レオンはメモ用紙をポケットに入れると言った。
「これが<幸運を祈る>という意味であるのは、役者でなければ分からないよ」
二十分後、銀行を出たレオンはまたデパートの中に入った。さっきは慌てていたのでよく分からなかったが、よく見るとここが高級ショッピングモールであることに気がついた。
<キャロライン・アレイ>で衣服を買うと、レオンは男子用手洗い場に向かった。
幸い、手洗い場には誰もいなかった。レオンは一番奥の個室に入ると、鍵を閉め、アタッシュケースからポリエチレンの袋をいくつか取り出した。
最初の一つにはケースに入った色とりどりのコンタクトレンズ、次のにはやや大きめの白いチューブと茶色い毛髪が一掴み、そしていろんな口髭、三つ目には度がない眼鏡が一つ、最後の袋にはヘックラー&コッホのUSPとサイレンサー、専用の弾倉三個とショルダー・ホルスターが入っていた。
―そろそろ始めますか―
レオンは反撃に出ようとしていた。

581偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:41:46 ID:???
「CHICAGO BLUE PHANTOM」

          5

「ここでも、人という点は集まりあって薄っぺらな面を作るのが精一杯なのね」
その言葉が気になったトミーは読んでいた本をサイドテーブルに置くと、ゆっくりベッドから立ち上がり、窓際で佇む女性の隣に立った。
窓の外では、すらりと立った高層ビル群がそれぞれ光のコートを纏っていた。トミーは彼女に聞いた。
「どういう意味なんだい、キャサリン?」
女性はそっと振り返ると言った。
「点と点が線になって、それが複雑に絡み合ってという感じじゃないの・・・リアルさに欠けるというか、あなた風に言えば“人間臭さ”がないというか」
トミーはもう一度窓の外を見た。さっきと変わらない夜景。だが、地上のほうを見ると、残業のないビジネスマン達が帰路を急いでいた。
点達が集まっただけでできた薄っぺらな面。トミーはキャサリンの言葉の意味が分かるような気がした。
「ねえ、トーマス」
トミーはあえて振り向かず、窓の外を見つめていた。
「もう、この事件から手を引いて。今回は助かったけど、次はどうなるか分からないのよ」
キャサリンの声が震えている。トミーは静かに言った。
「キャシー。私の仕事は複雑に絡み合った線を少しずつ解くことなんだ」
「でも命は一つしかないのよ」
トミーはキャサリンの悲しい顔を見て辛くなった。しかしそれを押し殺してトミーは言った。
「だからこそ、やるんだ。私はこの職に命を賭けている」
「じゃあ、残された私はどうなるの?」
キャサリンは目に涙を浮かべていた。トミーは彼女を自分のほうに引き寄せた。
「私が今までに君を置いてどこかに行ったことがあったかい?」
トミーは明るく言うと、キャサリンの肩をポン、ポンと軽く叩いた。
「さあ、早く涙を拭いて。せっかくの美しい顔が台無しになる」
トミーはハンカチを差し出すとベッドに横になった。
「どうやら、復帰するにはまだまだ時間がかかりそうだ。しばらく、ここでジッとしているよ」
本当はかなり恢復していたのだが、これ以上キャサリンに心配をかけたくなかった。
「少し疲れたようだ。私は一眠りすることにしよう。お休み」
キャサリンは涙を拭くと、そっとトミーにキスした。そして病室から出て行った。
次第に遠ざって行く足音を聞きながらトミーはキャサリンの言葉を思い出していた。


「今回は助かったけど、次はどうなるか分からないのよ」

「残された私はどうなるの?」

「命は一つしかないのよ」


キャサリンの言うとおりだ。次はどうなるか分からない。だが、今回の仕事を辞める訳にはいかなかった。
捜査を始めてすぐに相手は動いた。ということは相手がかなり強大で、また今回の事件の裏には、大きな何かが蠢いているということを物語っている。
一度生まれた好奇心を抑えることが出来ないのは、十数年の探偵生活による「職業病」のせいなのだろう。
トミーはこっちに近づいてくる足音に気づいた。ここは一番端なので、人は普通通らない。来る者と言えば、キャサリンか、看護婦か、シカゴ市警の刑事ぐらいである。
近くに置いてあったバスケットから果物ナイフを抜き取ると、右手にそっと隠し、目を細く開けながら相手を待った。
足音は止まらない。明らかにこっちに来ている。ナイフを握りしめる手に早くも汗が流れた。
扉をノックする音が聞こえ、やがて扉が開き、誰かが入って来た。体格から男と分かる。
男がベッドに近づいてきた。そのおかげで相手の格好がよく分かった。
茶色の髪に、きれいに刈り整えられた口髭、メタルフレームの眼鏡をかけて、白衣を着ている。少し猫背のようだが、そんな医者は今までに見たことが無かった。
トミーは相手が近づいてくるのを待って、ナイフを首筋に突きつけた。
「誰だ?」

582偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:42:16 ID:???
         「PROMISE」

クリスマスなんて大嫌い。
だって、良いことなんて一つもないんですもの。
サンタさんからのプレゼントはないし、あってもシークレット・サービスが検査してから渡される。
一緒に祝ってくれる人もいない。パパはいつもママとパーティー。私は一人寂しくお留守番。

クリスマスなんて大嫌い。
一人で過ごすのに、どうしてこんな手の込んだ料理をしたの?馬鹿な私。
でも、今更嘆いても仕方ないわ。哀れな七面鳥はオーブンからの小旅行を終えて皿の上でくつろいでいるんだから。
いっそのこと全部捨ててしまおうかしら。そうすれば寂しさから逃れることができるかも。

クリスマスなんて大嫌い。
どうしてクリスマスなんてあるの?あの人がいない私にとってクリスマスはつまらないイベント。
外では滅多に降らないはずの雪が降り、私の心を締め付ける。

あなたが大嫌い。
クリスマスを一緒に過ごそうと約束したのに、あなたは来てくれない。電気を消して蝋燭に火を灯したのにそれも台無しよ。
あと数分で日付は変わって、いつもの平日になる。そうすれば私はこの寂しさから逃れることができるかしら?

日付が変わるまで、あと三分。

ラジオからマライア・キャリーの「クリスマスに欲しいのはあなただけ」が聞こえてくる。
このタイミングで聞かされるなんてあまりにも酷すぎるんじゃない?これじゃあまるで、私が歌ってるみたい。どうして歌詞通りなの?

日付が変わるまで、あと二分。

ウォッカ・ギムレットを一気に飲み干そうかな。そういえば彼が好きなんだっけ、このお酒。
だったら飲めないわ。どうせ飲むなら一緒に・・・なんて無理か。

日付が変わるまで、あと一分。

玄関から音がする。誰だろう。パパ達かしら?
蝋燭の火でシルエットしか分からない。こんなことなら電気を点けておけばよかった。
泥棒だったらどうするつもり?ホント私って馬鹿よね・・・
まあ、泥棒と過ごすのも悪くないわ。ちょっと声をかけてみようかな。


「誰?」
アシュリーの声に誘われるかのようにシルエットは近づいてきた。静かに、ゆっくりと。
蝋燭の幻想的な光がシルエットを照らした。
「メリークリスマス」
アシュリーはシルエットに抱きついた。声、匂い、肌の温もり。全てが懐かしかった。
「遅くなってすまない」
「気にしないで、レオン」
シルエット―――レオンは困惑した顔で見つめた。
「君との約束を守れなかったんだよ?」
「いいえ」アシュリーが満面の笑みで言った。
「まだ十秒残ってるわ」
秒針が十回進む間、二人は接吻していた。


クリスマスなんて大嫌い。
でも、今日みたいなクリスマスは悪くないわ。

583偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:42:49 ID:???
「Good Night,Lady」

          1

 空が灰色に覆われていた。まだ雨は降っていないが、いずれ降り始めるのは判っていた。
こういう日はじっとしているべきなのだが、私はプラザ・ホテルのオーク・バーのカウンターでウォッカ・ギムレットを飲みながら、シャーリー・スコットが遅刻している理由を考えていた。
腕時計は私が十二分待っていたことを告げており、さっさと帰るべきだと持ち主に忠告していた。
 忠告に従い、勘定書に手を伸ばしたときに、ウェイターがやってきて言った。
「ミスター・ケネディ。ミス・スコットが向こうのテーブルでお待ちです」
 ウェイターの視線の先に目をやると、テーブルで赤い髪を肩甲骨辺りまでまっすぐに伸ばした女がスコッチ・アンド・ソーダを飲んでいた。
「こんにちは、ケネディさん。私がシャーリー・スコットよ」
 私が彼女の向かいに腰掛けると、シャーリーがにっこり微笑みながら言った。すばらしい微笑だ。これで何人もの男を転がしてきたに違いない。
「どのようなご用件でしょうか、ミス・スコット?電話では、会って話がしたいとおっしゃてましたが」私が言った。
「あなたに依頼したいことがあるの、探偵さん」
「どんな依頼ですか?」
「妹を探して欲しいの」
 シャーリーが写真を出した。なかなかの美人だ。
「名前はナタリー。あと二ヶ月で十九になる」
 シャーリーがスコッチ・アンド・ソーダを一口飲んだ。芝居がかった飲み方で気に入らなかった。
「いつ、いなくなったんですか?」
「一週間前」
「手がかりは?」
「無いわ」
 とても気に入らなかった。まず、失踪してから一週間後に依頼してきたのが気に入らないし、電話をかけたときに話さなかったのも気に入らなかった。
そして、遅れておきながら何も言わず、いきなり仕事の話を始めたのも気に入らなかった。
「お断りします」
 私は立ち上がり、財布を取り出して札を二枚テーブルに落とした。札は写真の横に落ちた。
「それがあなたの答え?」
「ええ」
 私はロビーに向かった。回転ドアまで続く赤い絨毯の上を歩きながら、ふと思った。
 電話で言葉を二言、三言交わしただけで面識もないのに、どうして私が誰か判ったのだ?

584偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:43:20 ID:???
「Good Night,Lady」

          2

 一度でも誰かを守る職に就いたことのある者は、必ずパラノイアを抱えている。ある者は狙撃手、ある者は車、ある者は爆弾といった具合に。
私の場合は傘だった。傘は視野を覆い、行動を制限する。傘を差すときや、閉じるときは必ず隙ができるし、なにより片手が塞がるのが気に食わなかった。
 ホテルを出て、オフィスに向かって歩いていると雨が降ってきた。こうなることは判っていたが傘は持っていない。なるべく屋根のある所を歩くことにした。歩きながらシャーリーと名乗った女について考えてみた。
 妹が失踪したので探して欲しい。ここまでは普通だ。だが、失踪してから一週間後に依頼するのは?そして、何故わざわざ電話をかけてきたのか?後者の方なら私にも説明できる。依頼する相手が信用できるかどうか事前に確かめただけに過ぎないかもしれない。
だが、あくまで憶測。ただ単に私の声を聞きたかっただけかもしれない。真相はシャーリーだけが知っている。多くの疑問が頭の中を駆け巡った。
 ずぶ濡れになってオフィスの鍵を開けたとき、雨が止んだ。悪態をつきながら私はショルダー・ホルスターから拳銃を取り出した。誰かが私の机に座っている。灰色の雲が日を遮っているのも相まって、相手の様子が判りにくかった。
「誰だ?」銃口を相手に向けながら言った。
「さっさとそれをしまえ」聞き覚えのある声だった。
 私がスイッチを押した。部屋の中が一気に明るくなった。
 トミーが眠たげな目でこっちを見ていた。
「お前は罪を犯したことに気づいているのか?」私が言った。
「お前のオフィスに入ることが犯罪行為になるとは知らなかった」トミーが言った。
 私は依頼人用の椅子に腰掛けた。変な気分だ。トミーがクールを取り出し、火を点けた。メンソールの香りが部屋を包み込んだ。
「一体何の用だ、トミー?わざわざ煙草を吸いに来たわけではないだろう」
「またお前の力を借りたいのだ」
「どんな事件に巻きこまれたんだ?」
 トミーほどの男が助けを求める仕事はどんなものか興味が湧いてきた。
「お前にある女を世話してもらいたい」
 興味がなくなった。
「二日前にイーストリバー公園で倒れているのを見つけて拾ってきたんだ」
「まるで子猫を拾ってきたような感じだな」
 私はトミーを窘めた。場合によっては誘拐になるからだ。
「俺だって厄介事には巻き込まれたくは無い。だが、彼女は記憶を亡くしている」
「なら病院に連れて行けよ」
「いや、病院の話になると急に怯えだすんだ」
 興味がまた湧いてきた。
「彼女は自分の名前も忘れているのか?」私が聞くと、トミーが言った。
「名前はジュディ。ジュディ・ローリングだそうだ」
「今はどこにいるんだ?」
「俺の車の中だ。ここに連れて来ていいか判らなかったのでな」
「そう思うなら不法侵入するんじゃない」
「失礼した」
 トミーが出て行った。ほどなくしてトミーが若い女を連れて戻ってきた。
「彼女がジュディだ」
 トミーが連れて来た女に見覚えがあった。シャーリーが見せた写真の女。
「なんということだ」
 私の悪態にナタリー・スコットが不思議そうに首を傾げていた。

585偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:44:30 ID:???
「Good Night,Lady」

          3

「怪しい女の妹か」
 檻の中の虎を興味深げに見ているナタリーを見ながらトミーが言った。
「全く気に食わない」
 私はブロンクス動物園内のカフェテリアでトミーにシャーリーの話を終えたところだった。私もトミーも動物は好きではない。だが、ナタリーに気づかれずに話をするには私のオフィスは狭すぎた。
「彼女は本当に記憶喪失なのか?」私が言った。
「そうだと考えていたが、お前の話を聞いて考えがぐらつきだしたよ」
「彼女が記憶喪失のフリをしているとして、どうしてそうする必要があるんだ?」
「私の気を惹きたいだけかもしれない」
「お前、鏡に映った自分の顔を見たことがあるか?」
「ああ。いつ見ても素晴らしいよ」
「お前はパラノイアを抱えているな」トミーが言った。
「パラノイアはあくまで体系立った妄想を抱く精神病のことで、妄想の主体は恋愛・嫉妬・心気・迫害・暴力・恐怖などで・・・」
「はいはい、よく分かりましたよ、教授。あなたの場合はパラノイアではなく、単なるナルシストに過ぎないということが」
「ことによると、俺はその両者でもなく、たんに楽観主義者なだけかも知れない」私が言った。
 ナタリーがこっちに向かって手を振っていた。素晴らしい笑顔だ。とても記憶喪失を演じているようには見えない。
「早く行ってやれ、楽観主義者さん」トミーが眠たそうに言った。
「万が一の場合に備えて背中を守っていてくれ」
 トミーは目を瞑っていたが、いざとなったら真っ先に駆けつけてくれるだろう。私はナタリーに手を振り返すと、傍に寄った。
「ときどき怖くなるの」
 ナタリーが虎を見つめながら言った。私は彼女を見た。写真よりずっと可愛い。
「あの人が見つけてくれなかったら、今頃どうなってたんだろうって」
 私はわざと黙っていた。
「でも今では正体の分からない自分が怖い」
 ナタリーが振り返った。悲しい眼だった。
「お願い。私が誰か調べて」
 虎が眠たそうに欠伸した。まるでトミーだ。だが、トミーは女性の前で欠伸はしない。仮にしても口元を手で隠す。
「分かった。調べてみよう」
 ナタリーが嬉しそうな顔をした。
「その前に一つ。何か自分のことで思い出せることは?」私が言った。
「ジュディ・ローリングという名前と、ヴァッサー大学を卒業したこと。大学はトーマスが調べてくれたんだけどね」

586偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:45:12 ID:???
(続き) 
  「なら、住所も分かる筈だ」
「大学は教えてくれなかったって言ってた」
「そうか」
 最近の大学は厳しい。特に卒業生の住所を尋ねる者に対して。おそらくトミーも疑われたのだろう。
「ちょっと失礼」
 断りを入れてから、カフェテリアに向かった。会話の最中に動物の唸り声が聞こえたら相手は怪しむだろう。近くを通ったウェイトレスにチップを握らせ、店内の電話を借りた。
 学友会事務所に電話して、自分の名はエリオットで、国税局のものだ、と言った。
「こちらに、ミズ・ジュディ・ローリングの所得税払い戻し通知があるのですが、郵便局から返送されました。彼女のもっと新しい住所が判りますか?」
「なんというお名前でしたか?」
「エリオット。ロジャー・エリオット、払い戻し確認係りです」
「こちらから電話をしてよろしいですか、ミスター・エリオット?」
「もちろんいいですよ。電話が話し中でも諦めずにかけ続けて下さい。電話がひっきりなしにかかってくるのです」
 電話を切ると、さっきのウェイトレスを呼んだ。
「もうすぐ電話が鳴るはずだ。受話器を取って、<国税局>と言ってくれ。向こうはミスター・エリオットをお願いしますと言うから、<少々お待ち下さい>と言って、すぐに代わってくれ」
 ウェイトレスが眉をひそめた。
「ちゃんと出来たら、もっと渡そう」
 ウェイトレスが電話の前に陣取った。私の魅力が優った結果だろう。もしかしたら私が握っている百ドル札の魅力に負けただけかもしれないが。
 電話が鳴ってウェイトレスが受話器を取り、応答して私に受話器を渡した。
「エリオットです」
「ミスター・エリオット、ヴァッサー大学のダイアナ・ローレンスです。ジュディ・ローリングはワシントン・ハイツのフォートトライオン公園の向かいのアパートメントに住んでいます。一際目立っているので、すぐに判ると思います」
「ありがとう」受話器を掛けた。
 ウェイトレスはすでに立ち去っていた。私の百ドル札を受け取らずに。
 私はナタリーの元に戻った。
「君の住所が判った。今から行くかい?」
 私が言うと、ナタリーは一瞬驚いた顔をしたが、すぐに頷いた。
「ええ、もちろん」
 ナタリーは私の目を見つめながら、両の手のひらを腰に押しあて、数回腰に沿ってすべらせた。
 可愛い女のイメージ。

587偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:45:47 ID:???
「Good Night,Lady」

          4

「本当にありがとう」ピーターが言った。
「礼には及びませんよ」
 珍しく照れながらトミーが言った。
 私達はワシントン・ハイツのアパートメントの一室で、ピーター・ローリングの手厚いもてなしを受けていた。
「あなた達が娘を見つけて下さらなかったら、今頃どうなっていたか・・・」
 ピーターが私のグラスにブランディをまた注いでくれた。上等な酒で、喉を通る時に液体のような感じがほとんどしない。
 私がブランディを飲んでいると、黒髪の女が部屋に入って来て、ピーターに言った。
「まだ頭の整理が出来ていないから、一人にして欲しいって」
 女はそこまで言うと、私達の方に向き直って言った。
「リンダ・ローリングです。娘を見つけて頂き有難うございます」
 丁寧な挨拶だ。私は彼女の独特の発音に気づいた。口をあまり開けないで母音を伸ばしている。おそらく何世代にもわたる金持ちの家の出身なのだろう。
「後で病院に連れて行ったほうがいいでしょう。それと警察に連絡を」トミーが言った。
「質問してもいいですか?」私が言った。
「ええ、どうぞ」ピーターが言った。
「お嬢さんが失踪したのはいつですか?」
「三ヶ月前です。友達の家に泊まりに行くと言って、そのまま」
「お嬢さんはよく友達の家に?」トミーが言った。
「ええ。でもすぐに帰ってきました。遅くても二日です」
「警察に通報したのは?」
「二日目の夜です」
「では、もう一つ。お嬢さんの他にお子さんは?」
「いいえ」リンダが言った。
「そうですか、では失礼します」
 私達は立ち上がると、軽く頭を下げて玄関に向かった。
「お待ちになって」
 振り返ると、リンダが財布から札束を取り出していた。
「今度の件ではお世話になりました。どうか受け取って下さい」
「いいえ、受け取ることはできません。私は偶然彼女を見つけたんです。あなた方に依頼されて見つけた訳じゃない」
 トミーがにっこり笑って言った。
「どうしてもとおっしゃるならありがたく頂きますが、それはお嬢さんが元通りになってからです。彼女が記憶を取り戻し、にっこり笑うようになったら、その写真をオフィスに送って下さい。それが我々の望む報酬なんです」
 私が言った。二人とも目に涙を浮かべていた。私が振り向いて立ち去ろうとすると、ドアのところでリンダが呼び止めた。彼女は私の傍まで来て、両手で抱きしめてくれた。この上ない満足感が体中を駆け巡った。彼女は私から体を離すと、トミーにも同じように抱きついた。トミーも満足しているに違いない。
 私達は上機嫌で外に出た。太陽が沈みかけていて、空は薄暗かった。トミーがホットドックを食べないかと言った。私は賛成し、石造りのゲートのそばにあるホットドック売りのカートでホットドックを二本、買った。
「一応、事件は解決だな」トミーが言った。
「だが、疑惑は残る」
「シャーリー・スコットか?」
「そうだ」
「シャーリーはどうしてジュディのことを妹と言ったんだ?」
「さあな」
 時計を見た。シャーリーと出会ってから八時間しか経っていなかった。
「これからどうするんだ?」トミーが言った。すでにホットドックはなかった。
「家に帰って、シャワーでも浴びるよ。お前は?」
「しばらくイギリスにでも行こうかと考えている」
「仕事か?」
「いや、休養だ」
 トミーはそう言うと近くを通ったタクシーを止めた。
「さらばだ、友よ」
 トミーを乗せたタクシーがだんだん遠ざかって行った。私もタクシーを使いたかった。だが、ブロンクス公園の入園料は高すぎた。
 やっぱり歩いて帰ることにした。

588偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:46:17 ID:???
「Good Night,Lady」

          5

 翌朝、オフィスでコーヒーを飲みながら鼻歌を歌っていると、アタッシュケースを持ったラッセル・ローランダーが気難しい顔をして入って来た。
「久しぶりだな、レオン」
 私は椅子に座るように促した。ラッセルは首を振った。
「今日はどういった用件で?まさか、またFBIに戻れと言いに来たんじゃないでしょうな?」
「是非、そうしたいところだがお前のことだから断るんだろうな」
 ラッセルがアタッシュケースから一枚の写真を取り出した。
「この顔に見覚えは?」
 写真を見た瞬間、私は驚いた。シャーリー・スコットが写真の中から微笑んでいた。
「こいつは我々が追っている十人の最重要指名手配犯の一人、ソニイ・スチュアートの愛人だ」
 ラッセルがもう一枚の写真を取り出した。私とシャーリーが話している写真だった。
「お前は昨日、こいつと何を話した?」
 私は話した。ナタリーを探して欲しいと言われたこと。それを断ったこと。トミーがジュディと名乗るナタリーを連れて来たこと。そして彼女を親の元に帰した事。さすがに国税局を名乗って住所を調べたことは言わなかった。
 私が全てを話し終えるとラッセルは溜息をついた。
「一体、どうなってるんだ?愛人は名前を変えてお前に近づき、見つかった女は記憶喪失になっている。それに何故ジュディ・ローリングではなく、ナタリー・スコットの名で探させようとしたんだ?」
「ちょっと待って下さい。こいつの名前はシャーリー・スコットではないんですか?」
「何とも言えない。こいつは我々が確認しているだけでも十以上の名前を使い分けている。狡賢い女だ」
 私は後ろを向き、外の景色を眺めた。高層ビル群が朝日に照らされて輝いている。ビジネスマン達が職場に向かって急いでいる。黒いフォードが止まっている。私はラッセルの話を考えていた。
「できればジュディ・ローリングの住所を教えて欲しい」
 ラッセルが言った。
「あなたは私が教えなかったら部下をオフィスの下に張り込ませ、私が彼女の元に行くのを待つ」
 長い沈黙だった。我々はお互いが何を考えているか判っているし、それを実行に移すのも判っていた。
「あなたに彼女の住所を教えるのは構わない。だが、これは私の事件でもある」
「つまり、一緒に行動したいと?」
「ええ」窓の外を見ながら私は言った。
 ラッセルが考え込んでいるのが分かった。FBIが私立探偵と行動を共にすると分かったら、マスコミは騒ぎ立てるだろう。だが、向こうから協力したいと言ってきたら?
「分かった」
「では、行きましょう。あなたの黒いフォードに乗って」
 私は上着を着ると、ラッセルと一緒にオフィスを出て、鍵を閉めた。

589偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:46:57 ID:???
  「Good Night,Lady」

          6

「お前の話はよく分かったよ」スタンフォードが言った。
 部屋の中はニューヨーク市警察の殺人課の連中でいっぱいだった。鑑識係、写真係、刑事数名。捜査の指揮を取っているのはエドワード・スタンフォード警部だった。
「お前のユニークな話で俺達の捜査は進展しそうだ。全くついている」
「礼はいらないよ」私が言った。
 スタンフォードとは昔からの知り合いだった。まだ私がFBIで勤めていた頃に、よくバーに行っては酒を飲み、情報交換をしたものだ。
「それにFBIの現役捜査官まで。全くついているな」スタンフォードがラッセルに向き直って言った。ラッセルは無視した。
 元々、FBIと警察は仲が良くない。警察の手柄をFBIが持っていってしまうからだ。そういう意味では私は幸運だった。
「被害者はピーター・ローリングとリンダ・ローリング。二人とも眉間に一発ずつ。銃声を聞いた者はいない」
「ジュディは?」ラッセルが言った。
「行方不明だ。今探している最中だ」
「不味いな」私が言った。
 スタンフォードがお手上げと言わんばかりに首を竦めて言った。
「とりあえず偽名好きの女を追ってみるよ」
 スタンフォードが帰ってもいいと言ったとき、辺りは薄暗くなっていた。ラッセルはそのまま現場に残った。今日は金を持っていたのでタクシーでオフィスの近くにあるバーに行った。
 ドアには<閉店>の札が掛かっていたが、私は構わずにドアを開けた。
 中に入ると、ジャズの心地よい響きが全身を包んだ。店内にはバーテンダーが一人グラスを拭いている以外、誰も居なかった。私はほぼ「指定席」になっているバーテンダーの目の前に座った。
「だいぶ疲れているな。レオン」
 軽いアイルランド訛りがあるバーテンダーはにっこり笑うと、グラスを差し出した。ドライな酒に、ウェットのビターズを一滴たらす・・・こんな日のグラスにはそんな液体がよく似合っていた。
「またあんたの力を借りたい」私が言った。
 バーテンダーが頷いた。
「何が欲しい?」
「シャーリー・スコットという女と、ソニイ・スチュアートという男の情報」
「また厄介なことに首を突っ込んだな。ソニイ・スチュアートと言えばテン・モスト・ウォンテッド(十人の最重要指名手配犯)の一人じゃないか」
「ああ」
 バーテンダーが苦笑した。彼は元々マンハッタン島を支配する組織を束ねていたが、三年前に引退し、今ではバーテンダーとして暮らしている。しかし、彼の影響力は未だ健在で、多くの情報が彼の元に集まってくる。
「いいだろう。二、三日待ってくれ。携帯の番号は変わってないな?」
「ああ」
 私は殆ど空になったグラスの横に札を置いた。
「金は別にいい。俺は未だに成金だからな」
「ありがとう、首領(ドン)」
「気にするな、旦那(マック)」
 ドンとマック。それが我々の呼び名で、これは彼がギャングの首領だった頃から続いていた。

590偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:47:53 ID:???
伸びる人さんの作品↓

591偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:48:29 ID:???
「正夢の悪夢」

アンブレラの本社?らしい所だそうだ
「道は覚えてるから、着いてきな」
自信満々にケビンが言う、忘れてなければいいが・・・
「ここだったよなぁ・・・」
「どうした?道を忘れたとか?」
「おう!」
・・・開き直って何とかなるのか・・・
とりあえず、ケビンが道を忘れていたので
分かれて探すことになった
チームは、俺とマービンとケビン、アシュリーとロイアとジャックとなった
「まあ、何かあったらここに集合な」


とりあえず適当に探し始めた、ハンターがうじゃうじゃいる
「面倒だから無視するぞ」
そこらへんのドアに入ると、誰かが居た
「?あんた誰だ」
「・・・この街から、参加者以外の生存者は、殺す」
?意味がわからなかった、マービンが殺されていた
「!?おい!お前何なんだよ!」
そのときには、あいつはいなかった
「・・・とりあえず、この街から早く出よう」
タイラントは起動しなかった、面倒事が無いのはいいことだが・・・
「ここから出られるんだな、早く出・・・」
自動ドアが開いた、人ではなかった、
「G!?なんでこんなとこに?」
「考えるな!お前ら先に行け!」
全員ドアの向こうに押しやって、鍵をかけた
「おい!ロイア!どうする気だよ!」
「どうって言われてもな、俺は別のとこから脱出するから大丈夫さ」
「・・・生きてまた会おう」
「おう、そっちも死ぬなよ?早く行け!」
「みんな、早く行こう」
「・・・・行ったな、さ〜て養子の俺が言うのもおかしいが、いくぞ親父!」

592偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:49:00 ID:???
「正夢の悪夢」

「・・・早く行こう」
苦渋の選択と言うやつだった、
ここで脱出するか、ロイアを助けるか
「・・・・・」
とても・・・悲しかった、こうなることは、分かってたはずなのに
ゆっくりと、進んでいった

「ここから、脱出できるんだな、了解了解」
「ここの近くにヘリがあるはずだ、そこまで行けば終わる」
・・・ロイアを信じてここまで来たが、大丈夫なのか
「まあ、ロイアを信じろって、大丈夫だろ」
「ああ、信じてここまで来た、早く行こう」
俺が大通りに進んでいくと、胸に違和感があった、それと同時に俺は後ろに倒れた
「?!レ・・・・」
すぐ近くで俺を呼ぶ声が聞こえた
俺は、殺されたのか・・・


「今、脱出している方はいますか?」
「いえ0です、もう5時間が経ちます、そろそろ出てくるんじゃないでしょうか」
「そうですか、残り30分前になったら、ミサイルの発射準備を」
「わかりました、残り5分で発射でいいですか」
「ええ、お願いしま・・・
侵入者発見 侵入者発見
「すいませんが、一緒に来てください、奴らに気づかれました」

593偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:49:37 ID:???
「正夢の悪夢」

「・・・ここ・・は・・・?」
知らない場所に俺は寝ていた
「気づきましたね、外にみなさん待っていますよ」
そう言って、奴は突然消えた
自力で何とか起き上がった
「俺は死んだんじゃなかったのか・・・」
運がよかったのだろうか
自動ドアの先に、ジャックとケビンが座ってた
「・・・レオン言いたいことがあるんだが」
嫌な予感がしてきた
「・・・アシュリーが死んだ」
一瞬俺は理解できなかった
「死んだと言っても、お前のためにだ」
俺のために・・・?
「最初のルールの説明で言ってただろ、医務室は負傷者と同程度の傷を負えば使用できる
もう分かるな、アシュリーはお前のために死んだんだ」
理解は出来た、そして俺は静かに怒った
「どうして・・・止めなかった」
「彼女が自分で言ったんだ、止める意味なんかねぇだろ」
俺は・・・彼女を・・・アシュリーを守れなかったのか・・・
「ロイアは・・・生きているのか?」
「まだ分からない、少なくとも見てはいない」
会話が止まった、その数秒後アナウンスが流れた
「生存者は、ホールに集まってください、生存者はホールに集まってください」
「俺は・・・このまま生きてていいのか?」
俺のためにアシュリーが死んでしまったんだ、このままで・・・いいのか
「アシュリーは、お前のために死んだんだ、その分まで生きろ」
そういって、そこを出て行った
ジャックも何も言わず出て行った
俺は、そのまま涙を流した

594偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:50:16 ID:???
聖夜

街にサンタのコスプレをした人間をみるまで
俺は今日、クリスマスということに気づかなかった
「そういえば、クリスマスだったな」
今日は仕事もない、家に帰って一人寂しくクリスマスを過ごすしかない
「ケーキでも買って帰るか」
クリスマスを一人で過ごすのは、いつもの事だった
エージェントになってから、いつもそうだった
そう思いながら、すぐそこにあったケーキ店に入った
「いらっしゃいませ〜」
客が思っていたよりも多かった、仕事帰りに家族に買っていく人
俺と同じ一人で、クリスマスを過ごす人もいるだろう
いつもは、レアチーズケーキを買って帰る
だが今日は別の物を食べたくなった
あまり広くない店のを、探してた
「抹茶ケーキ・・・これでいいか」
初めて見るケーキに、少し戸惑ったが挑戦することも兼ねて買ってみた
「次は、メインだな」
クリスマスのときぐらい、贅沢してもバチは当たらないだろう
近くにあるスーパーまでそう遠くない
チキンでも買って帰るか

家で寂しくチキンを食べた後、初めて食べる抹茶ケーキを食べてみた
「これは・・・いけるな」

595偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:50:46 ID:???
ケンケンさんの作品↓

596偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:51:17 ID:???
「アシュリーは迷探偵?」
第弐話 前半
私の名前は、アシュリー・グラハム。アメリカ大統領の娘よ。
ところで、私が何でこう、日本語ぺらぺらなのか、疑問に思った人もいるでしょう。でも当たり前。武器商人さんに、ほんやくコンニャk・・・じゃなくて、翻訳機をもらったの。
それはおいといて、私は、賢乃さんに、組織のことを聞いているわ。何のために海田さんを殺させたのかを。
ア「賢乃さん。組織の目的は何なの?」
賢「いや、俺も知らなくて・・・でも、どうやら海田は、組織の秘密を知ってしまったようで・・・海田を殺すようにって・・・俺、断ったんだけど、やらなかったら殺すって・・・」
警察「探偵の、アシュリーさんですね。たった今、海田さんの生存を確認しました!」
ア「へ?死んでたんじゃなかったの?」
賢「良かった。あいつ、生きてたんだな・・・本当に、よかった・・・」
警察「アシュリーさん・・・ちゃんと確認してくださいよ・・・」
ア「す、すいません。」
海「賢乃・・・お前が、俺を殺そうとしたんだろ?お前とは、もう合えないな・・・」
賢「海田・・・」
海「でも、あと、何年か、何十年か、わからないけど、また前みたいに、一緒に笑おうな。」
賢「海田、ありがとう。」
警察「賢乃柾谷、殺人未遂で逮捕だ。組織のことも詳しく話してもらうぞ」
賢「はい」
その時、
「パァン!パァン!!」
と、二発の銃声と、弾が、賢乃柾谷の胸を貫いた。
海「賢乃ー!!」
ア「賢乃さーん!!」
警察「早く病院へ!」
二時間後、賢乃は、組織の手によってこの世をたびだった。
賢乃が最語に残した言葉は
「春日部・・・」
こういい残したって、医者の方は言ってたわ。
そして、
ア「海田さん。私は、春日部に行ってくるわ。」
海「わかりました・・・」
ア「それじゃあ、また合いましょう・・・」
海「まってください!俺も・・・俺も一緒に連れてってください。俺、賢乃を殺した組織の奴らが許せない!絶対に見つけ出すんだ!」
ア「えぇ、一緒に捕まえましょう。」
こうして、海田さんと一緒に、埼玉の春日部に旅立つことになった。

597偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:51:53 ID:???
「アシュリーは迷探偵?」
第弐話 後半
私と海田さんは、埼玉に向かっているの。でも、海田さんってこんな人だったのね。
海「あっ、ゲーセンありますよ。アシュリーさん。行きましょうよ!」
ア(海田さんって、まじめな人だと思ってたけど、こんなに無邪気って言うか・・・まぁ、こんな性格だったのね・・・)
そして二人はゲームセンターに入った。
海「あっ!YFOキャッチャーだ!やりましょうよ。」
海田は二百円をいれ、YFOキャッチャーをプレイした。
「ウィーン。ウィーン。」
そして海田は四千円を使い、財布の中身は残り六千円になっていた・・・
海「そっ、そんな!何も取れないなんて・・・」
ア「海田さん・・・「偉い人は言いました。YFOキャッチャーは貯金箱である」(こなた曰く)と」
海(なんかめっちゃうまいこと言うひとだな・・・)
そして三時間後、
海「あーぁ、お金残り四千円しかないよ・・・」(最初二万円持ってきてました)
と、その直後に、
女「きゃー!!人が!人が倒れてる!」
と言う悲鳴が聞こえた。
ア「何!?」
アシュリーと海田は、悲鳴が聞こえた場所に走っていった。
ア「探偵のアシュリー・グラハムです。どうしたんですか!?」
海「助手の海田です。」
女「トッ、トイレに入ったら、この人が、頭から血を流してたんです!」
警察「警察です。状況を!」
騒ぎが広がっていき、警察、救急車、マスコミ、野次馬などが現れ、事件を調べられそうにもなかった・・・

598偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:52:23 ID:???
「アシュリーは迷探偵?」
第参話 前半
私の名前はアシュリー・グラハム。そして、助手の海田さん。私たちは、ゲームセンターで重症をおった人を発見したの。(重症をおった人を発見したのは女の人である)そして、警察の人と一緒に現場にいた女の人に事情聴取をしている真っ最中なの。
警察(以下警)「えーと、あなたの名前は、権道紫(けんどうゆかり)さんで、年齢は20歳、ゲームセンターにいた理由はタダの暇つぶし・・・と」
女(権道紫、以下紫)「はい、私が駆けつけたときにはもう・・・」
海「駆けつけた?あなたはタダトイレに行きたくなったから、トイレに行ったんじゃないんですか?」
海田がアシュリーの横から口を出した。
警「あなたは確か、賢乃さんを殺した・・・海田さんですね。」
海「殺してない!!」(たく、アシュリーさんぐらいに天然っていうか、なんていうか・・・」
警「あぁ、そうでしたね。すみません。はっはっはっは!」
ア「海田さん、そういえば女子トイレで事件が起こったのに何のためらいも無く女子トイレに入ってったわよね・・・」
海「そっそれは!えーと、(女子トイレに入れるチャンスなんて、小学校までぐらいしかなかったんだもん!)いいじゃないですか!と、っとにかく、紫さんは、何故トイレに駆けつけたんですか?」
紫「それが、私以外にも誰か悲鳴をあげたみたいで、駆けつけたら、もう誰もいなくて・・・あったのは死体だけ・・・」
警「いや!あれは死体ではない。確かに重症を負っていたが、まだ死んではいなかった。」
警察の部下「刑事!あのトイレに紫さんとは別の人間をつれてきました!」

599偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:53:29 ID:???
「アシュリーは迷探偵?」
第参話 後半
アシュリーは、紫よりも先にトイレにいた人物に合うべく、もう一度女子トイレに来ていた。
警「あなたが、先にトイレにいた、織田可憐(おだかれん)さんですね」
可憐(以下可)「はい、えーと、何のようなんですか?」
紫「あっ、可憐!」
可「へっ、ゆかちゃん?久しぶり!」
警「あの、二人はどのような関係で?」
紫「私たち、高校時代の友達なんです」
どうやら二人は、高校時代、親友だったが、紫は何かの理由で突然転校していったらしい。
ア「ところで可憐さん、あなたは死体をみて、叫び声をあげたんですよね」
可「へ?私叫び声なんてあげてないですよ・・・」
海「そんな、じゃあ誰が・・・」
紫「すみません、それ、嘘なんです」
警「はぁ?何でそんな嘘を言ったんですか?」
紫「実は、組織から・・・」
警「組織?確か前も、そう、賢乃とか言う人が行ってたな・・・」(賢乃のときと同じ警察です。)
海「組織!!アシュリーさん!」
ア「へ?あ、うん。紫さん、組織から何を言われたんですか?」
紫「実は・・・」
そのとき、突然   
「ピシュ!」
ア「!」
誰にも聞こえないような音と見えないような速さで飛んできた、そう、毒針のようなものが紫の首に刺さるのが、アシュリーにはわかった。
海「どうしたんですか?アシュリーさん」
ア「いや・・・なんでもないわ」
「ドサ!」
その瞬間、紫はたっていたところに倒れこんだ。
可「紫ぃぃいいぃいぃい!」
海「紫さん!」
ア「紫さん・・・・・・こんなところに倒れて・・・汚いわ」
海「アシュリーさん・・・そりゃ無いでしょ・・・」
ア「冗談よ。けど・・・」
海「どうしたんですか?」
ア「私、多分犯人みた・・・」
警「毒殺のようだな。しかし、いつ・・・」
ア「警部さん。多分、さっきよ。私見たもの。毒針がすごい勢いで紫さんの首に刺さるのが・・・」
警「本当だ。首に何か後がある」
ア「それに・・・」
警「何ですか?」
ア「いや、何でも無いです」
警「そうですか」
ア「海田さん、私、犯人見たって行ったわよね」
海「はい」
ア「犯人・・・私の知り合いだったわ」
海「そんな!」
ア「詳しいことは警察がいなくなってから話すわ」
そして一時間後、警察は引き上げていった。警察は犯人が誰なのかは、また後で調べるそうだ。

600偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:54:24 ID:???
「免許を取ろう!」レオン編
俺の名前はレオン・S・ケネディ。今から車の免許を取りに行こうと思ってるところだ。えっ?免許はもう取っているんじゃないか?細かいことは気にすんな。作者が困る。
そして・・・
レオン「やったー!免許だ!免許だー!よし、車にラジカセ置くぞ!」
   三時間後
レオン「よし。どうしても聞きたかった音楽あるんだよな!このまえ日本いって買ってきちゃったぜ。まぁ、やっと車乗れるんだし、ドライブ行くか」
五分後
レオン「おぉやっぱり車はいいな!このスピード感!(時速110キロ)・・・音楽でも聴くか。これが日本から買ってきた、もってけ!セーラーふk・・・」
ききぃぃいいぃーー!!
レオン「うわぁ!あぶねぇ、危うくじこるとこだった・・・」
      運転中にCDなどの操作をしないでください
レオン「やっぱり、一人じゃあ楽しくないな。じこりそうにもなるし・・・こんどはエイダのことでも誘おう・・・」

601偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:54:55 ID:???
アルエさんの作品↓

602偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 15:55:26 ID:???
〜アンブレラ学園〜第一話


ピピピピ・・・・
あぁ、もう朝か・・・。
ピピピピピ・・・・
レオン「行きたくねぇな・・・。」
俺は、親の都合で前の学校を転校した。そして今日から、新しい学校ですごす事になる・・・。にしても・・・
ピピピピピピピピピピピピ・・・
レオン「うるせぇっ!!」
・・・ガシャッ!!
母「何してるの!早く準備しなさい!」
くそ・・・あのババァめ・・・。俺の気持ちを少しは分かれ。あんたの子供が、新しい学校行くのに緊張してるんだぞ。しかも、ついこの前まで女子校だったところだぞ!!なのに、母は・・・
母「今日から新しい学校でしょう?友達できるといいわね。」
軽いこと言いやがる・・・。友達できるといいわね?なけるぜ・・・。
そんなに簡単に出来たら、苦労しねぇ。俺が恥ずかしがりなのを知ってるくせに・・・。
朝からため息を連発し、新しい制服を来て玄関へ向かう。
母が朝ごはんは〜?見たいな事を言っているが軽くスル−。
俺は玄関をでた。・・・新しい靴を履いて・・・。

外は晴れていた。もう9月の半ばだと言うのに蝉が合唱してる。
だが、俺の心は、晴れない・・・。緊張の雨が降ってる。
昨日も実は、寝れてない。自己紹介の練習。まぁ、結局コレだ!!って言うのは出てこなかった・・・。
そんな事を考えてるうちに学校についてしまうもの。門をくぐっていく女子生徒・・・。見渡す限り女子生徒、・・・泣ける・・・。
レオン「そういえば、案内の生徒が居るんだっけ?」
昨日、学校の校長から電話があって
校長「門の前に学校案内の生徒をたたせておきますから」
との事。もちろん校長も女の人だった。
だが、辺りを見回しても、学校の門をくぐっていく女子生徒しか見当たらない。
???「・・・・ぇ」
まぁしばらく待てば来るだろう。緊張するな・・・。やばい、頭が痛くなってきた。
???「・・・てるの?」
まずは、あいさつだよな・・・。どんな風にすればいいんだろう。
・・・・・はじめまして、貴方が案内の生徒か?・・・ちょっとかっこつけすぎか・・。それなら・・・・
???「ねぇってば!!」
レオン「うるせいな!!今こっちはっ・・・・って」
とまった・・・・。なんと、女子生徒が目の前に居るではありませんか!!しかも、超美人!!整った顔立ちに、クリクリとした、小動物の様な瞳。少し力を入れるだけで折れてしまいそうな体。そして、その小さな体に2つの丸く柔らかいむ・・・・・って待てよ。あわてて変な妄想を打ち切り、われに返り思考を張り巡らせる。
レオン「あんたが、学校案内の?」
???「は、はい!そ、そうだけど・・・・貴方がレオン・S・ケネディなんですか?」
どうしよう・・・。いきなり、話しかけられてうるさいって言っちゃったし、しかも、なんか半泣きだし、・・・・美人だし。ここは・・・
レオン「あの、お名前は?」
???「へっ?」
しまった!!違った・・・。いきなり名前聞いてどうする!!コレじゃまるでナンパしてるみた・・・
レベッカ「れ・・・レベッカ・・・です」
レオン「あっ、そうなんだ・・・。」
死ぬ・・・・。会話が続かない・・・。
レベッカ「そ、それじゃ、案内・・・するから・・・。」
レオン「えっ!!あっ、はい・・・。」
俺の、どたばた物語りは始まった・・・・。

603inazuma400さんの作品:2008/02/02(土) 17:32:05 ID:???
>>3第三話 「誘拐?」
>>4時計の針 二挺拳銃の…第一話「日常」
>>5キャラ紹介
>>6牛若丸 〜プロローグ〜
>>7魔愚 呂兎介 プロローグ
>>8>>9時計の針 二挺拳銃の…第二話「SAMURAI」(2話)
>>10時計の針 二挺拳銃の…第三話「アジト」
>>11時計の針 お屋敷のメイド
>>12>>13時計の針 お屋敷のメイド第二話「襲撃」(2話)
>>14時計の針 幕開け 第一話「アジトを食いちぎれ」
>>15時計の針 幕開け 第二話(番号直し)「三人の侍」
>>16 時計の針 幕開け 第三話(直し)「剣士現る」
>>17時計の針 幕開け 第四話「呂兎助&牛若丸」
>>18>>19時計の針 幕開け〜2nd〜第一話「失われたものを取り返すために」(2話)
>>20>>21時計の針 〜2nd〜第二話 「ロス・イルミナドス教団〜再び〜」(2話)
>>22>>23時計の針 〜2nd〜第三話 「Black windblown snow」(2話)
>>24>>25時計の針 バイオハザード4奴のトラウマを遡る「プロローグ」(2話)
>>26時計の針 バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る〜第一話「村中心部」
>>27>>28時計の針 バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る〜第二話「謎の姉弟」(2話)
>>29時計の針 バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る〜第三話「大統領の娘」
>>30時計の針 バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る〜第四話「大統領の娘2」
>>31時計の針 バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る〜第五話「籠城戦」
>>32時計の針 バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る〜第六話「満月をシルエットに」
>>33時計の針 バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る〜第七話「村の最後の砦」
>>34>>35時計の針 バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る〜第八話「城主」(2話)
>>36時計の針 バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る〜第九話「初代城主の義妹 エミリア=サラザール」
>>37>>38>>39時計の針 バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る〜第十話「竹内の本気」(3話)
>>40時計の針 バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る〜第十一話「誰」
>>41時計の針 バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る〜第十二話「目的を遂行する。」
>>42時計の針 バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る〜第十三話「孤島に到着」
>>43時計の針 バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る〜第十四話「FN P90」
>>44>>45時計の針 バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る〜第十五話「本番」(2話)
>>46>>47時計の針 バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る〜第十六話「いつぞやのあのひと」(2話)
>>48時計の針 バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る〜第十七話「意外な人間」
>>49時計の針 バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る〜第十八話「大変なことになりました」
>>50時計の針 バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る〜第十九話「cool beauty」
>>51時計の針 バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る〜第二十話「狂いだす展開」
>>52>>53新世紀  ─MATAROU─(2話)
>>54>>55時計の針 バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る〜第二十一話「狂いだした運命の次」(2話)
>>56時計の針 バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る〜第二十二話「遺産」
>>57(題名不明)
>>58時計の針 バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る〜第二十三話「逃亡者」
>>59時計の針 バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る〜第二十四話「誘拐の理由」
>>60時計の針 バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る〜第二十五話「役者は揃った」
>>61時計の針 バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る〜第二十六話「リボルバーの異名〜前編」
>>62時計の針 バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る〜第二十七話「リボルバーの異名〜後編」
>>63時計の針 バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る〜第二十八話(直し)「ウィリアム」
>>64時計の針 バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る〜第二十九話(直し)「デジャヴ」
>>65>>66時計の針 バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る〜第三十話(直し)「脱出」(2話)
>>67時計の針 バイオハザード4〜奴のトラウマを遡る〜最終話「レイミ・クリスティアの日記」
>>68年表っぽいもの

604気ちがいさんの作品:2008/02/02(土) 17:32:42 ID:???
>>70〜孤独〜 5 シーズン1 ~Cloudy is not Jack Krauser!~
>>71〜孤独〜 6 シーズン1~It will be rainy and sunny and end of the road~
>>72退屈な少年の夏休み②前編
>>73退屈な少年の夏休み②後編
>>74〜孤独〜 Epilogue シーズン1~There is no happy ending in the world~
>>75〜孤独〜 Prologue シーズン2~Back into the darkness~
>>76バイオハザード4 Another story ①
>>77バイオハザード4 Another story ②
>>78バイオハザード4 Another story ③
>>79バイオハザード4 Another story ④
>>80退屈な少年の夏休み 最終章 1 Beginning 〜幕開け〜? 前半
>>81退屈な少年の夏休み 最終章 1 Beginning 〜幕開け〜? 後半
>>82退屈な少年の夏休み 最終章 2 Oblivion 〜忘却の彼方〜?
>>83退屈な少年の夏休み 最終章 3 Sin〜過去の罪〜?
>>84退屈な少年の夏休み 最終章 4 Seeker〜捜索者・訪問者〜?
>>85退屈な少年の夏休み 最終章 5 Revenge 〜復讐の連鎖〜?〜?
>>86>>87退屈な少年の夏休み 最終章 6 Escape〜真夜中の逃亡〜?(2話)
>>88退屈な少年の夏休み 最終章 7 Ending〜最期〜?
>>89Last day lost her ①
>>90Last day lost her ②
>>91Last day lost her ③
>>92Last day lost her ④
>>93〜孤独〜 1 シーズン2~The town is dead~
>>94〜孤独〜 2 シーズン2~Death trap Killing box~
>>95〜孤独〜 3 シーズン2~Friend's enemy Supporter's enemy~
>>96〜孤独〜 4 シーズン2~Last chance~
>>97〜孤独〜 5 シーズン2~I am human! What Sadorar taught~
>>98〜孤独〜 6 シーズン2~For the tomorrow~(2話)
>>99〜孤独〜 Epilogue シーズン2~New friends New PAA~
>>100〜孤独〜 Ray's Prologue シーズン3
>>101〜孤独〜 Ai and Yui's Prologue シーズン3 前編
>>102〜孤独〜 Ai and Yui's Prologue シーズン3 後編
>>103〜孤独〜 Leon and Keith and Pes's Prologue シーズン3 前編
>>104〜孤独〜 Leon and Keith and Pes's Prologue シーズン3 後編
>>105〜孤独〜 Jack and Alex's Prologue シーズン3 前編
>>106〜孤独〜 Jack and Alex's Prologue シーズン3 後編
>>107〜孤独〜 1 シーズン3~Holder's trap~
>>108〜孤独〜 2 シーズン3~Darkness road~
>>109〜孤独〜 3 シーズン3~Another sister~
>>110〜孤独〜 4 シーズン3~First down~
>>111〜孤独〜 5 シーズン3~Hurry up!~
>>112〜孤独〜 6 シーズン3~For friends~
>>113〜孤独〜 7 シーズン3~Old friend~

605不知火さんの作品:2008/02/02(土) 17:33:58 ID:???
>>115〜バイオハザード4でまさに外道!〜
>>116「悪夢」 チャプター 5−1  大集結!大戦争!!(3)
>>117「悪夢」 チャプター 5−1  大集結!大戦争!!(4)
>>118「悪夢」 チャプター 5−1  大集結!大戦争!!(5)
>>119「悪夢」 チャプター 5−1  大集結!大戦争!!(6)
>>120「悪夢」 チャプター 5−1  大集結!大戦争!! 終焉(前編)
>>121>>122「悪夢」 チャプター 5−1  大集結!大戦争!! 終焉(後編)(2話)
>>123「悪夢」 チャプター 5−1  どんどん変になってきてる?(前編)
>>124「悪夢」 チャプター 5−1  どんどん変になってきてる?(後編)
>>125「悪夢」 チャプター 5−1  倒すべき敵
>>126「悪夢」 チャプター 5−1  雪風の感情
>>127「悪夢」 チャプター 5−1  試作品
>>128「悪夢」 チャプター 5−1  雪風を狙う刺客
>>129「悪夢」 チャプター 5−1  牛若丸の心
>>130「悪夢」 チャプター 5−1  コード[氷嵐の舞]
>>131「悪夢」 チャプター 5−1  ゾンビ!
>>132「悪夢」 チャプター 5−1  牛若丸とAWD-005
>>133「悪夢」 チャプター 5−1  牛若丸は・・・
>>134「悪夢」 チャプター 5−1  フラル、2つの企み
>>135「悪夢」 チャプター 5−1  バリョーム、トランディスタ、レオスダード、そして出来損ない (前編)
>>136「悪夢」 チャプター 5−1  バリョーム、トランディスタ、レオスダード、そして出来損ない (後編)
>>137「悪夢」 チャプター 5−1  気ちがいさん?
>>138>>139「悪夢」 チャプター 5−1  生き残りの5人(2話) 
>>140「悪夢」 チャプター 5−1  許せない存在
>>141「悪夢」 チャプター 5−1  人間の完全体
>>142「悪夢」 チャプター 5−1  狂気のバリョーム(前編)
>>143「悪夢」 チャプター 5−1  狂気のバリョーム(後編)
>>144「悪夢」 チャプター 5−1  レオスダードという男(前編)
>>145「悪夢」 チャプター 5−1  レオスダードという男(後編)
>>146「悪夢」 チャプター 5−1  離別
>>147「悪夢」 チャプター 5−1  あの4人は今・・・(前編)
>>148「悪夢」 チャプター 5−1  あの4人は今・・・(後編)
>>149「悪夢」 チャプター 5−1  余った一人分(前編)
>>150「悪夢」 チャプター 5−1  余った一人分(後編)

606不知火さんの作品:2008/02/02(土) 17:34:56 ID:???
(長かったので、3つに分けました。)
>>151「悪夢」 チャプター 5−1  事件発生
>>152「悪夢」 チャプター 5−1  囚われの少女
>>153「悪夢」 チャプター 5−1  無反動対戦車ライフル、ESR
>>154「悪夢」 チャプター 5−1  雪風とかんなづき
>>155「悪夢」 チャプター 5−1  ロラウディオ
>>156「悪夢」 チャプター 5−1  条件
>>157「悪夢」 チャプター 5−1  恐怖のリヘナラドール(前編)
>>158「悪夢」 チャプター 5−1  恐怖のリヘナラドール(中編)
>>159「悪夢」 チャプター 5−1  恐怖のリヘナラドール(後編)
>>160「悪夢」 チャプター 5−1  冷凍室の男
>>161「悪夢」 チャプター 5−1  再生という名の恐怖
>>162「悪夢」 チャプター 5−1 近道
>>163「悪夢」 チャプター 5−1 監禁部屋の二人(前編)
>>164「悪夢」 チャプター 5−1 監禁部屋の二人(後編)
>>165>>166「悪夢」 チャプター 5−1 「不知火のメモ」(2話)
>>167「悪夢」 チャプター 5−1  霧雨家の生き残り
>>168>>169「悪夢」 チャプター 5−1  かんなづきの過去(2話)
>>170「悪夢」 チャプター 5−1  真実という名の残酷
>>171「悪夢」 チャプター 5−2  おばはん。からの紙飛行機(前編)
>>172「悪夢」 チャプター 5−1  杖は何処に??
>>173「悪夢」 チャプター 5−1  刺客、再び現る
>>174「悪夢」 チャプター 5−1  罠(前編)
>>175「悪夢」 チャプター 5−1  罠(後編)
>>176「悪夢」 チャプター 5−1  残虐なフラル(前編)
>>177「悪夢」 チャプター 5−1  残虐なフラル(中編)
>>178「悪夢」 チャプター 5−1  残虐なフラル(後編)
>>179「悪夢」 チャプター 5−1  雪風、機能停止
>>180「悪夢」 チャプター 5−2  おばはん。からの紙飛行機(後編)
>>181「悪夢」 チャプター 5−2  今は亡きかぐらづきのもう1人の妹
>>182「悪夢」 チャプター 5−2  レオスダードの考え(前編)
>>183「悪夢」 チャプター 5−2  レオスダードの考え(後編)
>>184「悪夢」 チャプター 5−2  故障か、それとも・・・ (前編) 
>>185「悪夢」 チャプター 5−2  故障か、それとも・・・ (中編)
>>186「悪夢」 チャプター 5−2  故障か、それとも・・・ (後編)
>>187「悪夢」 チャプター 5−2  欠陥品
>>188「悪夢」 チャプター 5−2  死体廃棄場の少女(前編)
>>189「悪夢」 チャプター 5−2  死体廃棄場の少女(後編)
>>190「悪夢」 チャプター 5−2  やっとの事で・・・
>>191「悪夢」 チャプター 5−2  ちょっとだけ説明
>>192「悪夢」 チャプター 5−2  パルティノスドール (前編)
>>193「悪夢」 チャプター 5−2  パルティノスドール (後編)
>>194「悪夢」 チャプター 5−2  せまりくるパルティノスドール! (前編)
>>195「悪夢」 チャプター 5−2  せまりくるパルティノスドール! (中編)
>>196「悪夢」 チャプター 5−2  せまりくるパルティノスドール! (後編)
>>197「悪夢」 チャプター 5−2  謎の強者(前編)
>>198「悪夢」 チャプター 5−2  謎の強者(後編)
>>199「悪夢」 チャプター 5−2  三つのヒント

607不知火さんの作品:2008/02/02(土) 17:35:27 ID:???
>>200「悪夢」 チャプター 5−2  サービスと耳寄りな情報
>>201「悪夢」 チャプター 5−2  ちょっとした遊び
>>202「悪夢」 チャプター 5−2  レオスダードと少女
>>203「悪夢」 チャプター 5−2  レオスダードの弱点(?)
>>204「悪夢」 チャプター 5−2  裏切り
>>205>>206「悪夢」 チャプター 5−2  侍魂(2話)
>>207「悪夢」 チャプター 5−2  二人は・・・
>>208「悪夢」 チャプター 5−2  方法は二つ
>>209「悪夢」 チャプター 5−2  雪風、起動(前編)
>>210「悪夢」 チャプター 5−2  雪風、起動(後編)
>>211「悪夢」 チャプター 5−2  もう、戻らない・・・
>>212「悪夢」 チャプター 5−2  牛若丸、機能停止(前編)
>>213「悪夢」 チャプター 5−2  牛若丸、機能停止(後編)
>>214「悪夢」 チャプター 5−2  ごめんなさい・・・
>>215「悪夢」 チャプター 5−2  ロマナ・エアリエル
>>216>>217「悪夢」 チャプター 5−3  その後・・・(2話)
>>218「悪夢」 チャプター 5−3  迎え
>>219「悪夢」 チャプター 5−3  別れ
>>220「悪夢」 チャプター 5−3  不知火の亡骸に憑く邪悪な悪霊(1)
>>221「悪夢」 チャプター 5−3  不知火の亡骸に憑く邪悪な悪霊(2)
>>222「悪夢」 チャプター 5−3  不知火の亡骸に憑く邪悪な悪霊(3)
>>223>>224「悪夢」 チャプター 5−3  不知火の亡骸に憑く邪悪な悪霊(4)(2話)
>>225「悪夢」 チャプター 5−3  裏切り?
>>226「悪夢」 チャプター 5−3  おばはん。
>>227「悪夢」 チャプター 5−3  レーザーの廊下
>>228「悪夢」 チャプター 5−3  気ちがいの行方
>>229「悪夢」 チャプター 5−3  漫才?
>>230「悪夢」 チャプター 5−3  狂乱のフラル(前編)
>>231「悪夢」 チャプター 5−3  狂乱のフラル(後編)
>>232「悪夢」 チャプター 5−3  危機一髪!
>>233「悪夢」 チャプター 5−3  やっぱり弱い(?)レオスダード
>>234「悪夢」 チャプター 5−3  準備よし!
>>235「悪夢」 チャプター 5−3  不知火の亡骸に憑く邪悪な悪霊(5)
>>236「悪夢」 チャプター 5−3  不知火の亡骸に憑く邪悪な悪霊(6)
>>237──登場人物紹介── その1
>>238●ウェスカーの組織
>>239──登場人物紹介── その2

608おばはん。さんの作品:2008/02/02(土) 17:35:59 ID:???
>>241Incubate (4)
>>242Incubate (5)
>>243Incubate (6)

609セレナードさんの作品:2008/02/02(土) 17:36:32 ID:???
>>245漆黒 謎の強襲(4)
>>246漆黒 謎の強襲(5)(直し)
>>247漆黒 謎の強襲(6)(直し)
>>248漆黒 謎の強襲(7)(直し)
>>249漆黒 脅威の悪夢(1)(直し)
>>250漆黒 脅威の悪夢(2)(直し)

610Stream_Dさんの作品:2008/02/02(土) 17:37:04 ID:???
>>252(題名不明)
>>253Why do you need "Alive"...? The all prologue
>>254Why do you need "Alive"...? Shinji Yazaki's alive. 第1話
>>255Why do you need "Alive"...? Iori soyokaze's alive.第1話
>>256〜プロローグ in 寺南流星〜
>>257Why do you need "Alive"...? Ryusei Teraminami's alive.第1話
>>258Why do you need"alive"...?
>>259Why do you need "alive"...? Kyozaburo Isogai's alive...

611BIⅡ式改さんの作品:2008/02/02(土) 17:38:06 ID:???
(>>334が無いのはミスったからです。)
>>261伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 十四話〜武器製作中〜
>>262伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 十五話〜記憶を映せし永き回廊〜
>>263レオンの苦労話
>>264レオンの苦労話その2
>>265伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 十六話〜混沌をもたらす者の力〜
>>266伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 十七話〜自分 ダーク編〜
>>267伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 十八話〜自分 サラ編〜
>>268伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 十九話〜決着 レオン編〜
>>269伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 二十話〜決着 ルイス編〜
>>270伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 二十一話〜決着 クラウザー編〜
>>271伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 二十二話〜決着 アーク編〜 
>>272伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 二十三話〜決着 マイク編〜
>>273伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 二十四話〜鉄壁の装甲を持つ兵士〜
>>274伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 二十五話〜機械を自在に操る兵士〜
>>275伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 二十六話〜時間を操る兵士〜
>>276伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 二十七話〜死を司る兵士〜
>>277伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 二十八話〜鉄を操る磁石の兵士〜
>>278伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 二十九話〜伝説の女兵士〜
>>279伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 三十話〜カオスの機械〜
>>280伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 三十一話〜ショルダーアーマー〜
>>281伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 三十二話〜ハンドガンとマシンガン〜
>>282伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 三十三話〜不吉を越えて〜
>>283伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 三十四話〜科学者の手術〜
>>284伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 三十五話〜かつて伝説と共にいた者〜
>>285伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 三十六話〜努力と苦労と不安〜
>>286伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 三十七話〜サイボーグ忍者〜
>>287伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 三十八話其の1〜ダークネス〜
>>288伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 三十九話其の2〜残酷な追い討ち〜
>>289伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 四十話〜人々は〜
>>290伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 四十一話〜混沌〜 
>>291伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 四十二話〜死を呼ぶ者〜
>>292伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 四十三話〜援軍〜
>>293伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 四十四話〜ミラ・ライオネス〜
>>294伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 四十五話〜時空を操る兵士〜
>>295伝説の英雄達 第二章〜カオス 混沌を呼ぶ者〜 最終話〜俺達の世界〜
>>296オタクガナード改めオタクサイボーグの世界3 −親友「オタコン」−
>>297伝説の英雄達 第三章〜メタルギア〜 一話〜どこかで聞いた名前〜
>>298伝説の英雄達 第三章〜メタルギア〜 二話〜VS邪教徒〜
>>299伝説の英雄達 第三章〜メタルギア〜 三話〜心強い(!??)仲間〜

612BIⅡ式改さんの作品:2008/02/02(土) 17:38:40 ID:???
(長かったので二つに分けました)
>>300伝説の英雄達 第三章〜メタルギア〜 四話〜まさかの裏切り〜
>>301伝説の英雄達 第三章〜メタルギア〜 五話〜オセロットとウェスカー〜
>>302伝説の英雄達 第三章〜メタルギア〜 六話〜メタルギアRAYとの遭遇〜
>>303伝説の英雄達 第三章〜メタルギア〜 七話〜VSウェスカー&オセロット〜
>>304伝説の英雄達 第三章〜メタルギア〜 八話〜オセロットの企み〜
>>305伝説の英雄達 第三章〜メタルギア〜 九話〜VSウェスカー〜
>>306伝説の英雄達 第三章〜メタルギア〜 最終話〜それぞれの道〜
>>307伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 一話〜黒い者〜
>>308伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 二話〜旅する天使〜
>>309伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 三話〜あの場所の中〜
>>310伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 四話〜PRL412奪取〜
>>311伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 五話〜化け物とレオン達と・・・〜
>>312伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 六話〜あの場所へ〜
>>313伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 七話〜1人の脱出者〜
>>314伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 八話〜あの時の裏側〜
>>315伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 九話〜新しい絆と新しい事実〜
>>316伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 十話〜運命の再会〜
>>317オタクガナード改めオタクサイボーグの世界 番外編^.^なぜオタガナは偉かったのかT_T
>>318伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 十一話〜敵地突入〜
>>319サラザールの八つ当たり
>>320村長の育毛剤
>>321フケチビのお部屋
>>322伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 十二話〜砂漠の風〜
>>323レオンの苦労話その3
>>324オタクガナード改めオタクサイボーグの世界 番外編〜幹部会議〜
>>325if histoly BIOHAZARD0〜全ての始まり〜 プロローグ1
>>326if histoly BIOHAZARD0〜全ての始まり〜 プロローグ2
>>327if histoly BIOHAZARD0〜全ての始まり〜 1話〜運命の遭遇〜
>>328オタクガナード改めオタクサイボーグの世界 番外編〜オタガナの部下〜
>>329伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 十三話〜シャトル発進準備〜
>>330伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 十四話〜シャイニング・ファング再び〜(直し)
>>331伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 十五話〜ペガサスの出撃〜
>>332伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 十六話〜白き闇の先にある物〜
>>333伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 十七話〜ダーク・シティ〜
>>335伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 十八話〜さらわれた2人〜
>>336伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 十九話〜天国と地獄の牙と時空を操る兵士〜
>>337伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 二十話〜死の街からの脱出〜
>>338伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 二十一話〜龍との対峙〜
>>339伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 二十二話〜悪魔の眼〜
>>340伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 二十三話〜ダーク・アタック〜
>>341伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 二十四話〜反撃開始〜
>>342伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 二十五話〜傘〜
>>343オタクガナード改めオタクサイボーグの世界 番外編〜スネーク!??〜
>>344伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 二十六話〜カオスの亡霊〜
>>345伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 二十七話〜戦友の帰還〜
>>346伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 二十八話〜決戦の時〜
>>347伝説の英雄達 番外編〜ソリッド・スネークの道のり〜2
>>348伝説の英雄達 番外編〜雷電〜
>>349伝説の英雄達 番外編〜ソリッド・スネークの道のり〜3
>>350伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 二十九話〜危機〜
>>351伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 三十話〜進軍、突撃、特攻〜

613首領さんの作品:2008/02/02(土) 17:54:34 ID:???
( 霧乃ホーリー特別編〜爆裂!宇宙超能力者ケテーイ戦〜の最初の冒頭部分は1話にのみ、残しておきました。>>459が無いのはミスったからです。)
>>353KILLER7seven 依頼パートmission2..危ないスミス師匠..
>>354KILLER7seven 依頼パートmission2..危ないスミス師匠..
>>355KILLER7seven 依頼パートmission2..決闘!脅威の違い,,
>>356KILLER7seven 依頼パートmission2..シンジラレナ〜イ!怪物の中の悪..
>>357KILLER7seven 依頼パートmission2..恐るべしアイアンの野望..
>>358KILLER7seven 依頼パートmission2..恐るべしアイアンの野望..
>>359KILLER7seven 依頼パートmission2..動き出す真実!孤島の中心で..
>>360KILLER7seven 依頼パートmission2..動き出す真実!孤島の中心で..
>>361「首領に花束を」
>>362KILLER7seven 依頼パートmission2..洗脳された心!ぶつかり合う魂!!..
>>363「首領に花束を」
>>364KILLER7seven 依頼パートmission2..超えろリヘナラ!ベルビート死闘偏〜..
>>365〜バイオ帝国降臨神帝バイオking〜(直し)
>>366〜バイオ帝国降臨神帝バイオking〜
>>367霧ノ ホーリー番外編〜
>>368「首領に花束を」
>>369「首領に花束を」
>>370霧ノ ホーリー番外偏〜(直し)
>>371「首領に花束を」
>>372霧ノ ホーリー番外偏〜(直し)
>>373霧ノ ホーリー番外編〜(直し)
>>374「首領に花束を」
>>375「首領に花束を」
>>376「首領に花束を」
>>377霧ノ ホーリー番外編〜(直し)
>>378霧ノ ホーリー番外偏〜(直し)
>>379霧ノ ホーリー番外編〜
>>380霧ノ ホーリー番外編〜
>>381霧ノ ホーリー番外編〜
>>382霧ノ ホーリー番外編〜
>>383霧ノ ホーリー番外編〜
>>384霧ノ ホーリー番外編〜霧乃と愉快な恋物語〜
>>385霧ノ ホーリー番外編〜霧乃と愉快な恋物語〜
>>386霧ノ ホーリー番外編〜霧乃と愉快な恋物語〜
>>387霧ノ ホーリー番外編〜霧乃と愉快な恋物語〜
>>388霧ノ ホーリー番外編〜霧乃と愉快な恋物語〜
>>389霧ノ ホーリー番外編〜霧乃と愉快な恋物語〜
>>390霧ノ ホーリー番外編〜霧乃と愉快な恋物語〜
>>391霧ノ ホーリー番外編〜恋する鷹は愛をかくす〜
>>392霧ノ ホーリー番外編〜風と共にサル〜
>>393霧ノ ホーリー番外編〜警官元暮らし〜
>>394霧ノ ホーリー番外編〜教師は食うべからず〜
>>395霧ノ ホーリー番外編〜紅の個人授…業……〜
>>396霧ノ ホーリー番外編〜キン色の和み〜
>>397霧ノ ホーリー番外編〜詩とは?ミュージックレボリューション!〜
>>398霧ノ ホーリー番外偏〜詩とは?ミュージックレボリューション〜
>>399霧ノ ホーリー番外偏〜詩とは?ミュージックレボリューション〜
>>400霧ノ ホーリー番外編〜恋のからさわぎ〜
>>401霧ノ ホーリー番外編〜アイドルの裏〜
>>402霧ノ ホーリー番外編〜
>>403霧ノ ホーリー番外編〜恋のからさわぎ〜
>>404霧ノ ホーリー番外編〜霧乃に真珠〜
>>405霧ノ ホーリー番外編〜剣豪と騎士、間をとってホームレス〜
>>406霧ノ ホーリー番外編〜壊れた夢、恋は作るものじゃない〜
>>407霧ノ ホーリー番外編〜孤高の戦士、まずは安全装置をはずせ〜
>>408霧ノ ホーリー番外編〜スペシャルなホームレス〜
>>409霧ノ ホーリー番外編〜暇な一時をご覧あれ〜
>>410霧乃 ホーリー―すぺしゃる―〜試験合格へのもう一歩〜

614首領さんの作品:2008/02/02(土) 17:56:01 ID:???
(長かったので3つに分けました。)
>>411霧乃 ホーリー―すぺしゃる―〜帰ってきた霧乃、もう一人の霧乃〜
>>412霧乃 ホーリー―すぺしゃる―〜帰ってきた霧乃、もう一人の霧乃〜後編
>>413霧乃 ホーリー―すぺしゃる―〜大妖の恐怖?〜
>>414霧乃 ホーリー―すぺしゃる―〜招かれざる客〜
>>415霧乃 ホーリー―すぺしゃる―〜悲しみの悲しみ〜
>>416霧乃 ホーリー―すぺしゃる―〜血族、ヴァンピール〜
>>417霧乃 ホーリー―すぺしゃる―〜霧乃・・・運命のお方〜
>>418霧乃 ホーリー―すぺしゃる―〜血祭り大好きヴァンパイア♪〜
>>419霧乃 ホーリー―すぺしゃる―〜軍勢、きりのに降りかかる過去〜
>>420霧乃 ホーリー―すぺしゃる―〜現れたきりの・・・ヴァンパイアの血を告ぐものとして〜
>>421霧乃 ホーリー―すぺしゃる―〜恐怖、現れる銀鉄の使い手〜
>>422霧乃 ホーリー―すぺしゃる―〜400君、150円を握り締めて〜
>>423霧乃 ホーリー―すぺしゃる―〜突入、分かれた要塞内部〜
>>424霧乃 ホーリー―すぺしゃる―〜ボクサーマシン、勝てるか人魚〜
>>425霧乃 ホーリー―すぺしゃる―〜怒り爆発、鮫島の意外な特技〜
>>426霧乃 ホーリー―すぺしゃる―〜魂のバナナ!サルと宿命の敵GORILLA〜
>>427霧乃 ホーリー―すぺしゃる―〜真実を射抜く、隊長との因縁〜
>>428霧乃 ホーリー―すぺしゃる―〜最後、終り、永久に、〜
>>429霧乃 ホーリー―すぺしゃる―〜脱出、思いに乗せて〜
>>430「首領に花束を」
>>431CrowMan
>>432CrowMan「首領に花束を」黒魔術第一の法…
>>433CrowMan「首領に花束を」黒魔術第ニの法…
>>434CrowMan「首領に花束を」黒魔術第三の法…
>>435CrowMan「首領に花束を」黒魔術第四の法…
>>436天下ってなんだろう~レオン偏~
>>437天下ってなんだろう~アシュリー偏~
>>438天下ってなんだろう~霧乃偏~
>>439天下ってなんだろう~エイダ偏~
>>440CrowMan「首領に花束を」
>>441CrowMan「首領に花束を」黒魔術第五の法…
>>442CrowMan「首領に花束を」
>>443CrowMan「首領に花束を」黒魔術第六の法…
>>444CrowMan「首領に花束を」黒魔術第七の法…
>>445ガナード・オブ・クエスト第一章〜記憶に新しいのはおかかを食っている自分の顔を鏡で見たとき〜
>>446ガナード・オブ・クエスト第二章〜カレーのルーは選ぶモンじゃない。取って食ったら勝ちなんだ〜
>>447CrowMan「首領に花束を」黒魔術第八の法…
>>448CrowMan「首領に花束を」黒魔術第九の法…
>>449CrowMan「首領に花束を」黒魔術第十の法…
>>450CrowMan「首領に花束を」黒魔術第十一の法…

615首領さんの作品:2008/02/02(土) 17:56:46 ID:???
>>451CrowMan「首領に花束を」黒魔術第十二の法…(直し)
>>452CrowMan「首領に花束を」黒魔術第十三の法…(直し)
>>453天下ってなんだろう~サラザール偏~(直し)
>>454KILLER7seven。。。Evil that lurks in smile。。。〜Heaven smile〜。。。MISSION1。。醃笑みに潜む悪醃。。
>>455KILLER7seven。。。Evil that lurks in smile。。。〜Heaven smile〜。。。MISSION2。。醃笑みに潜む悪醃。。
>>456KILLER7seven。。。Evil that lurks in smile。。。〜Heaven smile〜。。。MISSION1。。醃笑みに潜む悪醃。。
>>457KILLER7seven。。。Evil that lurks in smile。。。〜Heaven smile〜。。。MISSION1。。醃笑みに潜む悪醃。。
>>458KILLER7seven。。。Evil that lurks in smile。。。〜Heaven smile〜。。。MISSION1。。醃笑みに潜む悪醃。。
>>460KILLER7seven。。。Evil that lurks in smile。。。〜Heaven smile〜。。。MISSION1。。醃笑みに潜む悪醃。。
>>461キャメラマン―バイオハザード4物語―第一話
>>462キャメラマン―バイオハザード4物語―第二話
>>463キャメラマン―バイオハザード4物語―第三話
>>464KILLER7seven。。。Evil that lurks in smile。。。〜Heaven smile〜。。。MISSION1。。醃笑みに潜む悪醃。。
>>465キャメラマン―バイオハザード4物語―第四話
>>466キャメラマン―バイオハザード4物語―第五話
>>467キャメラマン―バイオハザード4物語―第六話
>>468キャメラマン―バイオハザード4物語―第七話
>>469キャメラマン―バイオハザード4物語―第八話
>>470キャメラマン―バイオハザード4物語―第九話(直し)
>>471KILLER7seven。。。Evil that lurks in smile。。。〜Heaven smile〜。。。MISSION1。。醃笑みに潜む悪醃。。
>>472キャメラマン―バイオハザード4物語―第十話(直し)
>>473KILLER7seven。。。Evil that lurks in smile。。。〜Heaven smile〜。。。MISSION1。。醃笑みに潜む悪醃。。
>>474KILLER7seven。。。Evil that lurks in smile。。。〜Heaven smile〜。。。MISSION1。。醃笑みに潜む悪醃。。
>>475KILLER7seven。。。Evil that lurks in smile。。。〜Heaven smile〜。。。MISSION1。。醃笑みに潜む悪醃。。
>>476KILLER7seven。。。Evil that lurks in smile。。。〜Heaven smile〜。。。MISSION1。。醃笑みに潜む悪醃。。
>>477KILLER7seven。。。Evil that lurks in smile。。。〜Heaven smile〜。。。MISSION1。。醃笑みに潜む悪醃。。
>>478KILLER7seven。。。Evil that lurks in smile。。。〜Heaven smile〜。。。MISSION1。。醃笑みに潜む悪醃。。
>>479タイトル『KILLER7seven。。。Evil that lurks in smile。。。〜Heaven smile〜。。。MISSION1。。醃笑みに潜む悪醃。。』
>>480>>481霧乃ホーリー特別編〜爆裂!宇宙超能力者ケテーイ戦〜 (2話)
>>482霧乃ホーリー特別編〜爆裂!宇宙超能力者ケテーイ戦〜
>>483霧乃ホーリー特別編〜爆裂!宇宙超能力者ケテーイ戦〜
>>484霧乃ホーリー特別編〜爆裂!宇宙超能力者ケテーイ戦〜
>>485>>486(題名不明)(2話)
>>487>>488KILLER7seven。。。Evil that lurks in smile。。。〜Heaven smile〜。。。MISSION1。。醃笑みに潜む悪醃。。(2話)
>>489killer7に出てくる新たな敵とその能力を一足先にご紹介
>>490キャメラマン―バイオハザード4物語―第十一話(直し)
>>491キャメラマン―バイオハザード4物語―第十二話(直し)
>>492キャメラマン―バイオハザード4物語―第十三話(直し)
>>493KILLER7seven。。。Evil that lurks in smile。。。〜Heaven smile〜。。。MISSION1。。醃笑みに潜む悪醃。。
>>494KILLER7seven。。。Evil that lurks in smile。。。〜Heaven smile〜。。。MISSION1。。醃笑みに潜む悪醃。。
>>495KILLER7seven。。。Evil that lurks in smile。。。〜Heaven smile〜。。。MISSION1。。醃笑みに潜む悪醃。。
>>496KILLER7seven。。。Evil that lurks in smile。。。〜Heaven smile〜。。。MISSION1。。醃笑みに潜む悪醃。。
>>497KILLER7seven。。。Evil that lurks in smile。。。〜Heaven smile〜。。。MISSION1。。醃笑みに潜む悪醃。。
>>498霧乃ホーリー特別編〜爆裂!宇宙超能力者ケテーイ戦〜

616umbrella さんの作品:2008/02/02(土) 17:57:24 ID:???
>>500第一章 緊急会議
>>501>>502第二章 発生(Outbreak)(2話)
>>503>>504>>505第三章 広大(3話)(直し)
>>506第四章 隠蔽(直し)
>>507第五章 調査(直し)
>>508>>509第六章 協力・監視(直し)(2話)
>>510contagion(伝染)

617みかんさんの作品:2008/02/02(土) 17:57:54 ID:???
(番号の半角、全角を統一しました。)
>>512「夏はやっぱり海だぁ!!!」
>>513「夏はやっぱり海だぁ!!!」第2話っぽいもの。
>>514「すべて逆なバイオ4」
>>515(題名不明)
>>516「すべて逆なバイオ4」第二話
>>517 題名無し。
>>518「バイオ小学校2」第一話
>>519「バイオ小学校2」第二話
>>520「バイオ小学校2」第三話
>>521「バイオ小学校2」第四話(直し)
>>522「気づいたよ!!」
>>523「バイオ小学校2」第五話(直し)
>>524「バイオ小学校2」第六話
>>525「バイオ小学校2」第七話(直し)
>>526「バイオ小学校2」第八話(直し)
>>527「バイオ小学校2」第九話(直し)
>>528「バイオ小学校2」第十話(直し)
>>529「バイオ小学校2」第十一話(直し)
>>530「バイオ小学校2」第十二話(直し)
>>531「バイオ小学校2」第十三話(直し)
>>532「バイオ小学校2」第十四話(直し)
>>533「バイオ小学校2」第十五話(直し)
>>534 〜もしもシリーズ〜
>>535「バイオ小学校2」第十六話(直し)
>>536「バイオ小学校2」第十七話(直し)
>>537「バイオ小学校2」第十八話(直し)
>>538「バイオ小学校2」第十九話(直し)
>>539「バイオ小学校2」第二十話(直し)
>>540「バイオ小学校2」第二十一話(直し)
>>541>>542「バイオ小学校2」第二十二話(直し)(2話)
>>543「バイオ小学校2」第二十三話(直し)
>>544「バイオ小学校2」第二十四話(直し)
>>545「バイオ小学校2」第二十五話(直し)
>>546「バイオ小学校2」第二十六話(直し)
>>547アシュリー救出①前半
>>548アシュリー救出①後半
>>549アシュリー救出②
>>550アシュリー救出③
>>551アシュリー救出④
>>552アシュリー救出⑤
>>553アシュリー救出⑥
>>554アシュリー救出⑦
>>555アシュリー救出⑧
>>556アシュリー救出⑨
>>557アシュリー救出⑩
>>558アシュリー救出⑪
>>559アシュリー救出⑫
>>560〜ガナード達にも悩みはある〜第一話
>>561〜ガナード達にも悩みはある〜第二話
>>562〜ガナード達にも悩みはある〜第三話
>>563〜ガナード達にも悩みはある〜第四話(直し)
>>564〜ガナード達にも悩みはある〜第五話(直し)
>>565またまた題名無し
>>566「アシュリーの休日」

618リードオンリーさんの作品:2008/02/02(土) 17:58:27 ID:???
>>568「テロリストに花束を」「第十七章 決意を胸に秘めて」
>>569「テロリストに花束を」「第十八章 或る日の出来事」
>>570「テロリストに花束を」「第十九章 権力がもたらす混乱」
>>571「テロリストに花束を」「第二十章 夕闇染まる公園にて」
>>572「テロリストに花束を」「第二十一章 奇妙なコンビ」
>>573「テロリストに花束を」「第二十二章 動き出す歯車」
>>574「テロリストに花束を」「第二十三章 戦慄の銃撃戦」
>>575「テロリストに花束を」「エピローグ」
>>576「CHICAGO BLUE PHANTOM」プロローグ
>>577「CHICAGO BLUE PHANTOM」1
>>578「CHICAGO BLUE PHANTOM」2
>>579「CHICAGO BLUE PHANTOM」3
>>580「CHICAGO BLUE PHANTOM」4
>>581「CHICAGO BLUE PHANTOM」5
>>582「PROMISE」
>>583「Good Night,Lady」1
>>584「Good Night,Lady」2
>>585「Good Night,Lady」3(2話)
>>586>>587「Good Night,Lady」4
>>588「Good Night,Lady」5
>>589「Good Night,Lady」6

619伸びる人さんの作品:2008/02/02(土) 18:00:15 ID:???
>>591「正夢の悪夢」
>>592「正夢の悪夢」
>>593「正夢の悪夢」
>>594 聖夜

620ケンケンさんの作品:2008/02/02(土) 18:01:01 ID:???
>>596「アシュリーは迷探偵?」第弐話 前半
>>597「アシュリーは迷探偵?」第弐話 後半
>>598「アシュリーは迷探偵?」第参話 前半
>>599「アシュリーは迷探偵?」第参話 後半
>>600「免許を取ろう!」レオン編

621アルエさんの作品:2008/02/02(土) 18:01:31 ID:???
>>602 〜アンブレラ学園〜第一話

622偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:07:28 ID:???
inazuma400さんの作品>>3>>68 目次>>603
気ちがいさんの作品>>69>>113 目次>>604
不知火さんの作品>>114>>239  目次>>605 >>606 >>607
おばはん。さんの作品>>240>>243 目次>>608
セレナードさんの作品>>244>>250 目次>>609
Stream_Dさんの作品>>251>>259  目次>>610
BIⅡ式改さんの作品>>260>>351 目次>>611>>612
首領さんの作品>>352>>〜>>498   目次>>613>>614 >>615
umbrella さんの作品>>499>>510  目次>>616
みかんさんの作品>>511>>566      目次>>617
リードオンリーさんの作品>>567>>589 目次>>618
伸びる人さんの作品>>590>>594    目次>>619
ケンケンさんの作品>>595>>600     目次>>620
アルエさんの作品>>601>>602      目次>>621

623偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:08:29 ID:???
>作品を作った皆様へ

何か間違いの訂正がある場合は>>623これ以降に書き込んで下さい。

例:>>623を○○○○に訂正お願いします

↑これのように>>と使うと管理人さんも作業しやすいと思います。
今回もプロローグはそのキャラが登場する作品を書いてる人の所に入れました。
後、番号表記がずれている方、番号表記が統一されていない方は直しました。あらすじも、まとめてあると言う理由からカットしました。ちょっとした違いは直してあります。(小説自体の誤字は直してません。)その他色々手は加えました。8wの集中力の無さで、ミスがあるかも知れません。自分の作品は、良く確認して置いて下さい。
もう一度言います。良く、確認してください。
ps:今回は、小説の投稿量が長かったので、スレを2つに分けます。

624偽りの陽炎型駆逐艦不知火:コード 8-w型 ◆gNGqoADabQ:2008/02/02(土) 18:23:23 ID:???
上の追加です〜

(X話)とある物は、オリジナル小説のページに移転する際は、
一つの作品としてまとめて下さい。

例)例えば(2話)

と言う感じです。

625inazuma400@何時までも明けおめなんだぜ? ◆at.MiVw4hk:2008/02/03(日) 15:43:48 ID:???
8wさん。お疲れ様でした。
私の作品のタイトルはクソ長かったり、一つにまとまってなかったりして大変だったとおもいます。
ありがとうございました。
さて、えーっとですね

まず、>>5はただのアレですので、作品にはいらないので、消しちゃっておkです。
>>57の題名は「誰かさんのトラウマを書いてみた。」です。書き忘れました。すいません
>>68はwikiに書いてあるのでいらないです。すいません。

これぐらいです。
誤字ですが・・・
後で直す気にもなれなく、そのまんま載せてくだs(殴
読者さんに独自で読解してほしいです。(ぁ

626架空の存在マスター(首領):2008/02/03(日) 17:23:01 ID:SEUF3vck
あ、あ、あ、
ちゃっかり登場。

>>485->>486の方はただの当たって砕けろ精神の作品でありまして、砕けてしまったので消し消しお願いします(ぁ

誤字の方については下に同じ(即ちそのまま載せて(ry

思えばこんなに書いてたんだなぁ・・・
このまとめを見てもう一度小説のアイデアが浮かぶのは何故でしょうかね?
ではごきげんよう&お疲れ様です親分!

ではごきげんよう(結局最後は言いたい^^;

627BIⅡ式改typeRICK-DIAS:2008/02/07(木) 07:02:00 ID:I84Qt5qQ
おつかれさまでした。(遅!)

>>351のタイトルを伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 三十話〜進軍、突撃、特攻〜から
伝説の英雄達 最終章〜天使と悪魔〜 三十話〜再び迫り来る核の脅威〜に変更してください。

お手数おかけします。
今のところはこれだけです。

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