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5代目のまとめ- 1 :8w ◆Ir9IqnWY6Q:2007/07/09(月) 19:10:55 ID:fJ2p3jwI
- え〜・・・・現在不知火さんが不在なので私が恐れ多くもやらせて頂きます。
私が言うまで書き込まないで下さい。
- 26 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 21:54:56 ID:VxdncU/c
- 偽りの初心者さんの作品↓
- 27 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 21:56:52 ID:VxdncU/c
- 妄想小劇場『NEWキラー9(25)〜トランプマジック〜』
殺し合いを楽しそうにこなしている連中など、初めて見た。
俺は一応プロの手品師だが、戦闘に関しては自信は持てない。
だが・・・ほら、よくあるだろ? 人が物をウマそうに食う姿を見て、だんだん腹が減ってくるっての。
今の俺はまさにそうだった。
ぶっ壊れた扉の横で、同じくぶっ壊れた二人の楽しそうな戦いをいつまでも眺めて居られるほど、俺は大人しくない。
考えてもみろ。手品師が扉の横で、誰にも注目されずに大人しくしてるなんて、何とも滑稽な話だろ?
だから、俺は席を立った。
「姫様、お楽しみの所に申し訳ないが、そろそろ俺に交代してくれないか?」
レオンの『ナギナタ』を受け止め、今まさに反撃しようとした所で、レイチェルが手を止めた。
「・・・ロック、出来れば邪魔して欲しくなかったんだけど。」
「すまない、だが、姫が暴走した時は止めてくれと、ご家老様に言われててな。」
不機嫌な顔をしていたレイチェルだったが、俺の言った事を理解すると、いつもの無表情に戻り、レオンの武器から手を放した。
「なるほどね・・・ロベルト爺様も余計な事を・・・・・!」
握り締めた拳からは血管が浮かび、口からは鋭いキバが伸びる。レオンはその様子を唖然と見ていた。
「お前、吸血鬼は苦手だったか?」
ロックは俺にそう質問してきた。
「生憎、地獄の亡者ならいくらでも葬ってきたんでね。今更、吸血鬼で驚きゃしないよ。」
「そりゃ、頼もしいこった・・・」
ごそごそと懐をあさり出すロック。手にはトランプを持っていた。
「おいおい、紙製のトランプだからって油断しない方が良いぜ? これでお前の攻撃なんか受けきれるんだしな。」
そんなわけないだろ・・・
「試させて貰っても良いかな?」
「勿論、種も仕掛けもございませんよ?」
ナギナタのリーチを最大限に活かし、ロックの懐に突きを決める・・・はずだった。
何か、硬いものに当たった手ごたえがして、既にボロボロだったナギナタはぽっきりと折れてしまっていた。
「は、半端じゃないな・・・」
衝撃で地味に痛む手を抱えながら、やっと搾り出した言葉がこれとは・・・マジシャンとしての才能は一流だな。ロック。
「だから言っただろ? 紙製のトランプを侮るなって。」
さっき銃弾を弾いた新聞紙といい、このトランプといい・・・紙がこれほどまでに硬いとは思えない。
・・・いや、策はある! 俺は立ち上がりながら、それを投げつける。
「うおっと!」
案の定、ロックはトランプでガードする。だが、硬化したトランプでガードしたというのが間違いだった。
投げつけたそれはトランプとの衝突で簡単に割れ、中身を飛び散らせた。
「掛かったな、ロック!」
「冷てぇ・・・これは・・酒?」
トランプ硬化のトリックの目星はついた。後は、奴の集中力を削ぐだけだ。
あっとおもった時は既に遅かった。
レオンの銃が火を吹き、正確にトランプを撃ち抜く。銃弾とトランプの摩擦が火花を生み、酒を燃やした。
「あちあちあち! くそ、勿体無ぇ!」
酒はマジックを看破する為に使う物じゃないぞ・・・!
だが、今の一瞬で集中力が途切れてしまった。
トランプは燃え、ただの真っ黒焦げになってしまった。1ドル均一(百円均一)ショップの物だから構わないが。
「どうした? ロック。もう息が上がってるぞ。」
「ひ、火は卑怯だろ! 火の輪をくぐるマジシャンなんてあまり居ないぞ!」
「爆発する箱から脱出するプリンセスも居るから十分だろ。」
確かにな。
「それを言うなら埋められた棺桶から這い上がってくるマジシャ・・・」
「ゾンビの話はやめろ、それに、既にタネが分かったマジックを見ても面白くない。」
「へ?」
「お前のマジック、見破らせて貰ったぜ!」
妄想小劇場『NEWキラー9(25)〜トランプマジック〜』完
- 28 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 21:58:29 ID:VxdncU/c
- 妄想小劇場『NEWキラー9(26)〜高速移動マジック〜』
「お前のマジック、見破らせて貰ったぜ!」
俺は誇らしげに言った。
「・・・・・ま、マジで言ってるのか?」
「ああ、ちょっと信じがたいが、化物集団にそれは通用しなさそうだしな。」
呆然とした表情を見せるロック。そりゃそうだ。
手品師にとって、マジックのタネを見破られる事ほど屈辱的な事はないはずだ。
「お前のマジックは、時を止めたり緩めたりするものだと思っていたが、実際には違う。」
「!!」
「初めは『トランプの時間を止めた』が正解だと思ってたが、それは違った。
時間を止めたりしたら、そこから動かす事自体、不可能になるからな・・・・・」
「くそ・・・!」
「では、銃弾を弾いたのは何なのか。それは―――」
パァン!
何の前触れもなく、ただ単に銃を発砲する。そう、何処にも狙いを付けずに。
だがロックは、眼の前に白い何かを突き出したまま、いつまでも飛んでこない銃弾に唖然としていた。
「・・・くっ、ハッタリかよ・・・・・」
「その白い板。それが俺の銃弾を弾き返したトリックだ。」
「ああ、その通りだよ。名探偵レオン君。」
「問題になってくるのは、銃弾を弾き返すのに必要な反射速度だ。レイチェルならば申し分は無い。
さっきまで戦ってて、それが良く分かった。きっと、自力で弾を弾いたんだろうよ。
だが、お前にそこまでの戦闘能力はない。それから察するに、お前の能力は・・・・・」
「くっくっく・・・大当たりだよ。俺は反射能力と情報処理能力を極限まで高める能力を持っている。」
見事だ、レオン・・・・・
「そしてそれは、他の人間にも与える事が出来る。だから、周囲がスローになったと錯覚させることが出来るんだ。」
「そこまで推理していたとは・・・流石だ・・・凄すぎるぜ!」
腹の奥で、血が煮えたぎるのを感じた。こんな感覚は、キラー9になる前以来だ。
「言ったろ、タネが分かったマジックなんて面白くない。新作を作ってくる事だ・・・」
「くっくっく、それは違うぜ、レオン。」
「何?」
俺は懐から出したハンカチを左手の甲に掛け、指を鳴らした。
ロックは指を鳴らしたかと思うと、ハンカチを取った。そこには、一丁のサブマシンガンがある。
「・・・なるほど、そのマジックのタネは分からん。見事だ。」
今は関心してる場合じゃない。
「こんなマジックが俺の真骨頂だと思うなよ・・・?」
「どういう意味だ?」
「それは―――こういう意味さ!」
「!!?」
突然、ロックが俺の視界から消える。いや、違う! 右だ!
ズガガガガガガガガガガガガガガガ!
容赦なく浴びせられる無数の銃弾。くそ、アイツもレイチェル並みに速く動けるのか!?
ズガガガガガガガガガガガガガガガ!
銃撃は止まらない。・・・しかし、連射の間隔が速すぎる! まるでガトリングガンだ。
いくら使用者が速く動けても、SMGの連射速度を上げられるはずがない・・・まさか!
パァン!
恐らくリロードの為、銃撃が止んだ一瞬のスキを付き、ロックに胸に向けて銃弾を放つ。
カァン!
その銃弾も、例の白い板で弾かれてしまった。
「・・・危ねぇ危ねぇ・・・・・なかなかの根性を見せてくれるな。」
油断していた・・・あと少しで死ぬ所だ。
「ぜぇ、はぁ、ぜぇ、はぁ・・・・・つまり・・・今のは俺の反射速度を遅らせたんだな?」
「おお! あの状況下でそこまで考えられるとは・・・たいしたもんだぜ。これを見破ったのはお前が初めてだ。」
大抵は気付く前に死んでいくからな・・・
「賞品はないのかよ?」
「ああ・・・鉛弾をプレゼントフォーユー!」
ズガガガガガガガガガガガガガ・・・・・・
「うわっ! まだ弾切れじゃないのかよ・・・!」
「当たり前だ! 俺のリロードは革命だぜ! 弾だっていくらでもある!」
「くそ、歩く武器庫が! お前は22世紀のロボットか!」
「とんでもない、俺はせいぜい山猫だよ!」
山猫の名言だしな・・・・。
ともかく、奴の反射速度は最低、俺の反射速度は最高! 勝てないはずがない!
・・・だが、奴が不可解な行動を取ったのは、この直後の事だった。
妄想小劇場『NEWキラー9(26)〜高速移動マジック〜』完
- 29 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 21:59:16 ID:VxdncU/c
- 妄想小劇場『NEWキラー9(27)〜ガンマジック〜』
「・・・・・・?」
レオンは俺がリロードをしている間、逃げようとせず、ただその場に立ち止まっていた。
いや、立ち止まっているだけじゃない。銃を壁に向けている。だが、その行動の不自然さに、俺は思わず銃撃を停止してしまった。
「終わったな、ロック。」
「なんだって?」
俺の能力に当てられ、反射速度は最悪、弾を撃っても弾かれてしまい、更に、SMGを突きつけられている。
常人にとっては明らかに絶体絶命の状況だ。
だが、奴は怯えるどころか不敵な笑みを浮かべ、自らの勝利を確信したが如く哄笑した。
「終わりだ・・・と言ったんだ。もう俺は、お前の心臓に狙いを付けた。」
ハッとして奴の体を全て見渡してみる。だが、銃は壁に向けている物しか持っていない。
「おいおい、いくら俺でも、壁に向けたハンドガンで人の心臓は撃てないぞ?」
「ふっ、残念だよロック。マジシャンならここからお前を撃つ方法を知ってると思ったが・・・」
「悪いが知らないな。」
「まぁ、考えてみろ。ここは地下、分厚いコンクリートの壁、その壁に向いた銃口・・・」
「・・・・・?」
どう考えてもただのハッタリにしか見えないが・・・まさか!!
「兆弾か!!」
「アディオス!」
不意に時間が止まる。俺の能力の極みだ。これ以上情報処理能力を研ぎ澄まそうとしても、どうにもならないレベルだ。
奴の銃口の向きから、一直線に線を引くイメージをする。
コンクリートの壁を5、6回ほど跳ね返り、後ろから俺の心臓を撃ち抜くコースだ!
「甘いぜ!」
奴がトリガーを引き絞る瞬間、俺は後ろを振り向き、盾で身を守った。
パァン! カキィン!!
カラカラカラカラカラ・・・・
「・・・・・甘いのは、どっちだろうなぁ?」
「ぐっ・・・・」
弾丸はロックの板に弾かれることはなかった。
反射速度その他を極限まで研ぎ澄ましたロックが、深読みして兆弾を予測してくれることは計算済みだった。
身を守ろうとこちらから眼を離したスキに、板を裏側から撃ち抜いたのだ。
「俺はただの一言も兆弾だとは言ってないぜ? ロック。」
「くっそ・・・なんてバカな手に・・・・・!」
「盾が飛んだ拍子に銃も吹き飛ばしちまったみたいだな。ゲームセットだ。」
俺はロックがこれ以上の悪足掻きをしないように、銃口を向けた。
「・・・くっ・・・・ここまでか・・・いいぜ、撃てよ。」
天晴れだ、レオン。戦闘職じゃないとは言え、俺のマジックを完膚なきまでに叩き潰すとは・・・。
俺は今まで、あまりにも多くの血を流しすぎた。そろそろ、アンブレラの支配から解き放たれても良いはずだ。
最後の瞬間に俺は、ゆっくりと、今までの事を噛み締めながら、眼を瞑った・・・・・・。
カチャ・・・
銃声の代わりに、妙な音が聞こえた。折角瞑った眼を少しだけ開いてみる。
「・・・どうした、何故撃たない。」
奴は銃を腰のホルスターに収めていた。
「撃ちたくても撃てないんだ。弾切れだからな。」
「弾切れだって!? バカな・・・さっきまでは確かに―――」
レオンは収めたハンドガンを抜き、俺に分かるように見せびらかした。
スライドが後部でストップしている。
「そうかよ・・・。」
俺には、それを言う気力しか残っていなかった。
ふっ、バカにするなよ・・・俺は腐ってもマジシャンだ。
覚悟を決めて眼を瞑っている間に、マガジンとチャンバーの弾を抜いたんだろ・・・・・。
それぐらい、とうの昔に見破ってるっての。
「レオン、1つ聞きたいことがあるわ。」
レイチェルが見学席から立ち上がり、俺に声を掛けてきた。
「なんだよ?」
「・・・何故、撃たなかったの?」
「言っただろ? 弾が・・・」
「マジメに答えて!」
「・・・・・・そうだな、強いて言うなら・・・レディの眼の前でグロいシーンは厳禁だからさ。」
「・・・・・はぁ。」
俺の解答を聞いたレイチェルは呆れたようにため息をついた。もっとも、そのため息から嫌味は感じ取れなかったが・・・。
これでキラー9はあと4人。勝機は見えた。
・・・だが、この部屋にもう一人キラー9が潜んでいたことに、俺は全く気付いていなかった。我ながら甘かった・・・。
妄想小劇場『NEWキラー9(27)〜ガンマジック〜』完
- 30 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:00:06 ID:VxdncU/c
- 妄想小劇場『NEWキラー9(28)〜消失マジック〜』
俺のこの能力は、発動しているだけで常に体力が奪われて行く。
レオンにトリックを見破られた俺は、体力的にも精神的にもボロボロだった。
敗北が確定した今、いつまでもその能力を出し続ける意味はない。
俺とレオンに掛けた術を解こうとした、その時の事だった。
「伏せろ! レオン!!」
ロックが突然叫んだ。
「どうしたんだ?」
「いいから早く伏せ―――」
―――!!?
何故か、天井が見えた。体が熱い。力も入らない。
気が付くと、何故か俺は床に倒れていた。と、同時に、腹部に激痛が走る。
・・・・・・。ああ、なるほど・・・そりゃ、痛いはずだ。一振りの日本刀の銀色に輝く刃が、俺の腹部を貫いていた。
だんだん、意識が薄れて行く・・・。
結局俺は何も変わらなかった。ああ、景色が急速に色を失っていく。その中で唯一、自分の血の色だけが紅くきらめいている。
こういう感触は、前にもあった。確か・・・キラー9事件を知る直前・・・・・だったか?
エイダ・・・すまない。俺はまた、何も救えなかった―――
体中から、一気に力が抜けて行った。
敗北したにも関わらず、何故か溢れ出てきた希望も、何もかもが消えた。
遅かった・・・レオンの体から出る血溜まりは、ゆっくりと周りに広がっていく。
「危ないところだったな・・・・ツィットニー。」
後ろから聞こえてくるしゃがれた声。日本刀を使うのも、それをこの位置から正確に的を狙えるのも、コイツしかいない。
「ロベルト爺様・・・?」
レイチェルは心の底から怯えた声を出していた。
「そうとも、データ採取の為に来てみれば・・・少々出遅れたらしいな。」
ロベルトはレオンの体から刀を抜くと、血を拭い、腰の鞘に差して悠然と構えた。
「ロベルト・・・・貴様ァァァァァ!!!!」
俺は、腹の底から溢れてくる怒りをそのまま声に換え、吼えた。顔色ひとつ変えない奴が憎たらしい。
「フン、貴様が仕留め損ねたエモノにトドメを刺してやったのだが・・・まさか、我々を裏切ったわけではあるまい?」
「ロック!」
レイチェルは俺を止めようとしたが、この場を止めた所で俺の怒りは収まらない。
「黙れ。」
「・・・ふむ、どうやら図星のようだな、ツィットニー=K=ロック。」
「黙れと言っているんだ!!」
素早くSMGを拾いなおし、装填済みの弾薬をロベルトの体に浴びせた。何発でも何発でも・・・・・
だが、奴は倒れるどころか少しも動じない。くそ・・・もっと弾を!
「無駄よ、ロック・・・」
銃声とばら撒かれる薬莢の音が響く。それでも奴は倒れない。
やがて銃声も消え、カチカチと、弾切れを示すトリガーの音だけが無残にも響き渡った。
「遊びは済んだかね? 坊や。」
「何故だ・・・何故なんだ!!」
レイチェルはただただ震え、俺は腕に負担を掛け過ぎ、その場にうずくまっている。
「生憎、冥土の土産という物は好きではない。使えない奴は捨てる。捨てられる奴は黙って死ねば良いのだ。」
「ふざけるな・・・お前なんかにやられるかよ!」
「フン、ほざけ・・・」
シュシュシュシュシュシュシュ!
奴の腕から、何かが音もなく発射される。それが何であろうと当たってやる道理はない。
まだ10メートルも差が縮まらない内に回避行動を取る。
「へっ、その変な手裏剣がアンタの武器かよ。下らねぇぜ。」
「ほう・・・すばしっこいガキだ。・・・だが、こうなる事はある程度想定していたのだ。」
そういうと奴は、俺に向けていた手をレイチェルに向けた。
「!?・・・爺様!」
「おい・・・・まさか貴様!」
「どの道、2人とも消す予定だったのだ。どちらが先でも差し支えはない。」
「やめろぉぉぉぉぉ!!!」
バシュッ・・・
反射的に動いた体は、ロベルトが放ったものを受け止めていた。レイチェルに怪我はない。
力が入らない。結局そのまま床に倒れる。横にはレイチェルが居る。これはマズい。
「あ・・ああ・・・ロック・・・・!」
「レイチェル・・・・・逃げ・・ろ・・・。」
それしか言えなかった。
「・・・フン、虫けらが予想外の根性を見せたようだな・・・・だが、これで片付いた。」
ロベルトは再びレイチェルに手を向ける。
「爺様・・・!」
「この弾丸はその虫けらが放った物だ。もうじきここは火の手が回る。焼け残っても仲間割れで全てが終わる。」
バシュッ!
俺の眼に映ったのは、飛び散る鮮血と、絶望に満ちたレイチェルの顔。そして・・・
「ちく・・しょう・・・・」
炎の中を堂々と歩く、ロベルトの後姿だった・・・。
妄想小劇場『NEWキラー9(28)〜消失マジック〜』完
- 31 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:01:01 ID:VxdncU/c
- 妄想小劇場『NEWキラー9(29)〜決着前夜〜』
初老の男はまた、いつもと同じ暗闇の部屋の片隅でラム酒を飲んでいた。
ゴミ箱には、余った弾丸が捨ててある。
・・・不意に扉が開き、外の明かりが中へ漏れる。そこには、チャイナドレスの女が居た。
「・・・・ほう、貴方がここへ来るとは・・・明日は雨ですかな?」
真紅のドレスを纏った女は、男に言った。
「それを言うなら、血の雨でしょ? 貴方が外出する事も珍しいのに。」
「それは、戦が起こるという事ですかな?」
「その通りよ。」
「はっはっは、ご心配には及びません。奴は始末しました。裏切り者2名と共に、丸焼きになっているはずです。」
「いいえ、彼は死んでないわ。」
「?」
「まだ、彼の息吹を感じる。・・・彼は滅多な事では死なない。」
「・・・・・まだまだ不完全だったか。いや、面目次第もございませぬ。」
「ええ・・・ふふ・・ふふふふふ・・・・・」
女は楽しげに微笑んだ。
「?」
「もうひとつ、確かなことがあるわ。」
「は・・なんでしょうか?」
「突然の血の雨に傘は壊れる。明日にも・・・ね?」
・
・
・
眼が覚めると、木製の天井が見えた。腹に手を当てると、包帯が巻かれている。
日本刀が腹を貫通したはずなのに、何故か痛みは無かった。
「鎮痛剤を使ってるだけだ。出血も酷かったし、無理は禁物だぞ。」
振り返ると、そこにはロックが居た。
「ロック! どうして・・・俺らは助かったんだ?」
「俺の最後の脱出マジックが効いたんだ。まぁ、ちょっとエネルギーが足りなかったがな。」
「エネルギー?」
「細かい事は気にするな。それよりも・・・今は自分の体の事を心配しろ。」
「体?・・・おい、出血が酷かったって言ったよな? その割には元気だぞ?」
「そりゃ・・・まぁ・・・な? あー・・・・その・・血液パックを調達してきて・・・・・」
要するに、輸血パックの保管庫から盗んできたってわけだな?
「しかし、俺に刀を刺しやがったあいつ、確か・・・ロベルト=ライラスだったか? 何者だ?」
「キラー9で一番の古株だよ。」
「古株・・・え? エイダが古株じゃないのか?」
「言いたい事は良く分かる。最初に入隊した奴がリーダーのはず・・・って言いたいんだろ?」
「その通りだ。」
「・・・奴は、元研究員だ。アンブレラのな。」
「研究員? もしかして、Gの研究にも関わってたのか?」
「いや、どうにも違うみたいだ。詳しい事は俺も知らないが、生物兵器より、増強剤の開発に関わってたらしい。」
「なるほど・・・む、まだ聞きたいことがある。」
「ん?」
「まず、ここはどこだ。キラー9の能力はどうなってるんだ。アンブレラ・・・」
「待て待て待て。そんなにいっぺんに聞かれても困る。・・・まずここは、マンハッタン、あんたのマンションだよ。」
「おい、場所は良いとして、鍵は・・・」
「・・・サプラァイズ。」
ピッキングしやがったな・・・
「ま、まぁ、細かい事はヌキだ。続いて能力の話を頼む。」
「・・・ああ、だが、俺とレイチェルの分しか知らないぞ?」
「構わないぜ。敵の資料は多い方が得だしな。」
「・・・・・俺の能力は、アンブレラの実験により完成した物だ。トリックは超音波による感覚の麻痺。」
「なるほど。超音波・・・ねぇ。」
「レイチェルは・・・厳密には能力じゃないな。体質・・・とでも言っておこう。」
「体質?」
「アンブレラルーマニア支社の研究所が、本社倒産の際に放棄されたんだ。そこに不完全実験体として眠ってたんだよ。」
「誰に発見されたんだ?」
「確か・・・アルベルトだかって奴だ。金髪で常にグラサンを掛けてやがる薄気味悪い奴さ。」
多分、アルバートだな。
・・・それからも、有力情報のやり取りは続いた。決着は明日にも付きそうだ。
それが、俺の望む結末である事を祈るのみだ。
妄想小劇場『NEWキラー9(29)〜前夜〜』
- 32 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:02:08 ID:VxdncU/c
- 妄想小劇場『NEWキラー9(30)〜侵入〜』
ボートは一直線にリバティー島を目指していた。
勿論、観光ではない。この非常時に観光をしようなんてバカはそうそういるもんじゃない。
「レオン、準備は良いか?」
さっきから一言も喋らないレオンを、励ます意味で声を掛ける。
「人のことより、自分の心配をしたらどうだ?」
あっさり切り返されてしまった。それでも、彼の顔に笑顔が戻った。言った甲斐はあったようだ。
「よく笑ってられるわね。鎮痛剤も切れてるのに。」
「心配するなレイチェル、コイツはもう人間じゃない。ただの化物だ。」
「本物の化物に言われたくないな。」
ぐさっ。
「あっ、ひでぇ、スゲェ傷付いたぞ。」
「うるさい・・・それより、本当にこんなところにニューアンブレラの施設があるんだろうな?」
レオンが疑いの眼差しを向ける。
「ああ、木を隠すなら森の中、人を隠すなら人の中・・・・・」
「化物を隠すなら女神の中か。わけがわからんな。」
言われて見ればその通りだが、確か・・・一番裏をかきやすい場所だったって話だ。
「化物を研究する為なら例え火の中水の中だな。」
「そうだな。」
再び沈黙に戻る。そりゃそうか。決着をつけようと殴り込む最中、しつこく口を開く奴は居ない。
ジョンなら・・・まぁ、いつでも喋ってそうだが・・・・・多分このジョークは怒られるな。特にコイツに言ったら。
「なんだよロック。何か言いたそうだな?」
「いや、別になんでもないんだ。」
「?」
しばらくしてボートは岸についた。今日は、全ての観光客を通さないようにしている。
局長に頼んだ所、無駄に意味深な間を開けた後に快くOKしてくれた。
すたすたと、マイペースで進む。その内にロックが目印を発見し、スイッチを押した。
ウィィィィィ・・・ガコォン
ベターな音を出しながら開いたところには、いかにも怪しげな階段。ここが悪夢の入り口である事を語っていた。
「付いて来い、レオン。」
二人が先導する。レイチェルが先に入り、ロックは入り口で止まった。
「気をつけろよ、この階段滑りやすいから。転んだら痛いぞ。」
「お前じゃあるまいし、そんなヘマは誰もしないよ。」
そういって一歩を踏み出した瞬間、腹部が痛んだ。・・・そして、脚に妙な感触。気が付くと、青空が見えた。
ツルッ・・・・・ガゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴン!
「・・・・・・痛ぇ・・・。」
階段で滑った。おかげで、相当下まで転げ落ちたぞ・・・。眼の前に、扉が見える。
「―――い、レオーン・・・」
「大丈夫だー! さっさと降りて来い!」
急ぎ足で降りてくるロックとレイチェル。
「まったく、言ってるそばから脚を滑らせる。」
「恐るべし、アンブレラのトラップ・・・。」
「何でだよ! 今のは100%お前だよ!」
「あれ?」
ロックは呆れた様子だったが、レイチェルは傷が痛んだという事を分かっていたようだ。
「気をつけてね、レオン。何が起こるか、分からないから。」
「ああ、そうするよ。ロック、早い所この扉を開けてくれ。」
「了解だ。」
おかしな呪文を唱えながら横のキーパネルをいじるロック。
「ここをこうしてこれしてあれしてぽん、それからああしてなにしてそれしてぽちっ・・・・・・」
あっという間に開く。俺に言わせれば、テキトーにパネルをいじってるようにしか見えなかったが・・・。
「そうでもないぞ、10秒以内に20ケタの暗証番号を入力しないといけないんだ。」
「ファミコンのゲームみたいだな。・・・おい、笑ってる場合か。行くぞ!」
開いた扉から一歩踏み出した瞬間・・・
タタタタタタタタタ、カチャカチャカチャ・・・・・
「で、この歓迎か。なけるぜ。」
アンブレラの兵隊だろうか。マスクで顔は分からないが、こちらに銃を向けているのを見ると、穏やかじゃなさそうなのは分かる。
よし、良い準備運動だ。やってやろうじゃないか。と、その時、ロックが言った。
「おいおい、何を勘違いしてるんだよ。キラー9最大の敵、レオンを連行してきたんだぜ?」
気が付けば、俺の手がロープで縛られ、胴もぐるぐる巻きに縛られている。・・・いつの間に。
だが、おかげでラクに潜入できそうだ。珍しく気が利くじゃないか。
妄想小劇場『NEWキラー9(30)〜侵入〜』完
- 33 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:02:53 ID:VxdncU/c
- 妄想小劇場『NEWキラー9(31)〜前座の終わり〜』
「ご苦労だったな、解散しろ。」
俺がそういっても、連中は一向に銃を下ろそうとしなかった。
「ツィットニー様、残念ですが、ロベルト様より、貴方が裏切り者であるとの報告がありました。」
「あちゃ。まーだ勘違いしてるのか? あの爺さん。ま、しょうがないな。もうトシだし―――」
「ツィットニー様、レイチェル様、裏切り者でないという証拠をお見せ下さい。」
誤魔化そうと思っても誤魔化しきれなかった。当然か、アンブレラの教育をなめちゃいけないな。
「証拠・・・ですって?」
レイチェルが言う。当然だ。証拠なんて見せられるはずが無い。
「今、この場で、その男を殺してください。」
「・・・なるほど、その手があったか。」
俺は納得したような素振りを見せ、レオンにアイコンタクトで作戦を告げた。
いや、アドリブだけでやるような作戦なんだが・・・・・。まぁ、やってみる価値はある。
後ろに縛り付けた手に、さりげなくポケットナイフを渡し、前かがみになるように彼を床に押し付けた。
「それじゃ・・・リーダーの眼の前じゃないのが残念だが、おやすみの時間だぞ。」
ロックが愛用のイングラムを構えた。恐らく正確に俺の後頭部を狙っているのだろう。
「カウントダウンするぞー、3・・2・・・・」
ザクッ!
多分、誰にも理解する事は出来なかったと思う。
2と1の間に、ナイフでロープを切り、そのまま姿勢を活かし、クラウチングスタートのように飛び出して兵士を突き刺す。
床に押し付けられている内に敵の数は数えた。今の1人を除いて7人だ。
「あっ! こら!」
ロックがこちらに銃を向ける。だが、俺を撃とうとしているわけじゃないのは良く分かる。
邪魔だといっているらしい。その場から素早くバク転で飛び退く。
遮る物が無くなった。イングラムの銃口が容赦なく火を吹き、連中を蜂の巣にする。
「さて、俺様の働きで、兵士は消失した。サプラァイズ!」
「都合よくお前の手柄にするな! しかもマジックじゃねぇ!」
・
・
・
モニタールームにて、その映像を見ていた男の表情が曇った。
今、門番の8人を蜂の巣にしたのは、紛れもなく自分が殺した連中だったのだ。
なのに、何故ここにいる!? 答えは単純だった。
「ツメが甘かったか・・・・・。」
男は、立てかけておいた愛刀を掴み、ドアノブを捻った。
「ロベルト、何処へ行くつもり?」
後ろから少女の声がした。男は振り向かずに答える。
「片付けに行く。何もかもをな。」
「私も一緒に行くわ。」
「必要ない。」
「レオンは私の獲物。二度もぬけがけを許すと思ったら大間違いよ。」
男は呆れた顔をしたが、特に何も言わずにドアを開き、廊下へ出た。
・
・
・
「本当にこの道であってるのか? さっきから同じような道を・・・・・」
「ああ! ここの道は全て暗記した! 直進、左、右、右、階段を下、2つ直進、右、左で研究室だ!」
だんだん嘘くさくなってくる。どうやったらここまで記憶できるんだ・・・。
署員に会う事も無く、無事に研究室にたどり着いた俺は、あまりの衝撃的な光景に、開いた口が塞がらなかった。
「こ・・れは・・・・!?」
見ていて吐き気を催す景色だ。無残にも、腹を引き裂かれた男性や女性が、ホルマリンの中で悲しげにこちらを見つめている。
「これは酷い・・・この部屋がこんな事になっていようとは・・・・・。」
レイチェルが呻いた。
ロックは右腕が醜く変形してしまった女性を見て、『くわばらくわばら』と唱えている。恐らく『南無阿弥陀仏』が正解だろう。
不意に、奥の扉が開いた。敵が部屋になだれ込んでくるような気配は無い。
「掛かって来い・・・って事かよ?」
「みたいだな。」
俺は懐から抜いたマグナムのスライドを引き、いつものポーズで構えた。そろそろ暴れたいと思ってたところだ。
ここからが本番、楽しませてくれよ・・・。
妄想小劇場『NEWキラー9(31)〜前座の終わり〜』完
- 34 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:03:40 ID:VxdncU/c
- 妄想小劇場『NEWキラー9(32)〜レイチェルの異変〜』
開いたドアを、警戒しつつ通り抜ける。俺達3人が通り終わった所で、ドアはバタンと閉じた。
「まるでお化け屋敷だな。」
体中変異してしまった様々な生物が、割腹され、ハラワタを引きずり出した状態でホルマリン漬けにされている。
・・・・・良く見ると、まだ心臓は動いている。
「ここも変わってねぇなぁ。まだ化物を作るのか?」
化物集団の一人が何か言ってるな。
とにかく、敵の影はなさそうだ。次へ進もう。
そう思った時だった。
「ん? プール?」
レオンはホルマリン部屋の奥にあるプールに眼をやった。
・・・あんな物は見た事が無い。
そもそも、あの辺りは壁だったハズだ。なのになぜ、プールがあるんだ?
「お、おいレオン、気をつけ・・・・・」
ガシャァン!!
後ろから、ガラスか何かが割れる音がした。
「なんだ!?」
レオンも俺も、咄嗟に身構え、振り返る。そこには・・・・・
「・・・・殺・・し・・・て・・・・・」
そういったのは誰だ? いや、誰が言ったのかは分かってる。
けど、さっきまでの彼女の様子とはまるで違う。なんていうか・・・苦しそうに、何かを求めるように・・・・・。
「お・・・ねが・・・・・殺し・・・・」
顔面蒼白で、肩で息をしている。眼の焦点も合っていない・・・何なんだ、この異変は。
ロックが彼女を心配し、歩み寄る。しかし、レイチェルはあとじさるという行動でそれを制した。
「レイチェル、どうしたんだ。」
レオンがプールサイドからつかつかと歩み寄ってくる。
「うう・・・う・・う・・・・・いやああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
狂った様な悲鳴と共に、レイチェルは床に倒れ込んだ。俺は無我夢中で彼女に駆け寄り、抱き起こした。
「レイチェル! レイチェル! しっかりしろ!!」
彼女は眼を開かなかった。体は冷たかった。
何がなんだか分からない・・・彼女は・・・・レイチェルは・・・目を覚まさないのか!?
何故だ・・・何故いきなり・・・・・!!
「返事をしてくれ! レイチェル!!」
ロックの、悲鳴にも似た呼びかけが木霊する。
俺は・・・と言うと。味方が意識不明なのにも関わらず、冷静なままだった。
混乱や激情は相手につけこまれやすい。だから、俺は冷静なままで居なければならない。
少なくとも、ロックが平静を取り戻すまでは・・・な。
チャプ―――
微かな水音に反応し、マグナムを構えた。・・・だが、プールに人影は無い。
それよりも、ロックがこの状況に気付いていないことが問題だった。
「ロック・・・敵だ!」
「・・・・・くそっ、こんな時に!! レオン、時間稼ぎを頼む!」
少しは冷静さを取り戻したようだ。・・・にしても
「時間稼ぎだって?」
「ああ、輸血パックがここにある! もしかしたら、これで・・・・・」
「やめておいたら?」
部屋中に響く声。だが、叫んでいるわけではない。
「誰だ!」
ロックが叫ぶ。おい、せっかく取り戻した冷静をぶっ飛ばしてどうする・・・
いや待て、この声は・・・・
「この声は・・・・ケイト!!」
声の反響の具合と俺の勘が、空間の一点に自らの意識を集中させる。声は確かに、『底』から聞こえた。
「正解。」
プールの底から上がってくるケイトの眼には、少なからず狂気が宿っていた。
妄想小劇場『NEWキラー9(32)〜レイチェルの異変〜』完
- 35 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:04:22 ID:VxdncU/c
- レオン。アイツは超人だ。まさしくスーパーマンさ。
殺されたって死なない。ゾンビと良いコンビだ。
戦闘時だって、とんでもない根性を見せてくれる。間違いなく奴はキラー9の天敵だよ。
だが、奴もアンブレラに人生を奪われた一人なんだよな。
その点じゃ俺もレイチェルも親近感を覚える。他のキラー9はどうか分からんけどな。
ただ1つ言えるのは―――
未 来 は 俺 達 の 物 だ !!
(ロックの手記より)
- 36 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:05:00 ID:VxdncU/c
- 妄想小劇場『NEWキラー9(33)〜種明し〜』
プールの底から、ずぶ濡れのケイトが登場する。ジャパニーズホラーみたいな怖さがあるな。
「元気そうね、レオン。」
「ケイト。これまた随分な登場の仕方じゃないか。先週見た『レジデントイービル』ってホラー映画並みだぜ。」
「あんなゾンビ映画、良く見る気になれたわね。」
アシュリーに引っ張られて連れて行かれたんだ。終始、トラウマを抑えるのに必死だった。
「ケイトさん! あんた・・・レイチェルに何をしたんだ!!」
ロックが吼えた。
「私じゃないわよ。裏切り者に制裁を加えるのは、ロベルトの仕事よ。」
俺もロックもはっとした。・・・・・ロベルト! 奴は・・・どこに!?
この部屋に、俺達以外の気配はなかった。気配を消した? いや、そんなはずは・・・・・
「レオン、必死にあの爺さんの姿を探してるみたいだけど、1つ言っておくわ。」
「なに?」
「この部屋に、彼の姿は無い。だって、そういう約束だしね。」
「約束だって?」
「ええ、彼は見守る約束よ。そこの彼女が代わっていく様をね。」
嫌な予感がした。後ろから・・・・レイチェル・・・・・!!
「ロック! レイチェルから離れるんだ!!」
レオンが叫んだ。
「なんでだ?」
「いいから!! 今すぐ離れろ!!」
何を言っているのか、全く分からない。そもそも、何故この状況で負傷者の元を離れなければならないのか。
その時、レイチェルの手がぴくりと動いた。
「レイチェル!」
「・・・・・・」
「お、立てるのか?」
何故だろう・・・彼女は確かにレイチェルだ。なのに、なんていうか、彼女に見えなかった。
一言も喋らずに、ゆらりと構えて、そう、眼の色が違った。
紅い眼で、怪しい光を放っていたけど・・・・・どこか神秘的で美しくて。
「ロック! ロック! 目を覚ませ!」
外の声なんて耳に入らなかった。ただ、レイチェルの眼に釘付けにされていた。
何でだ? 腹部が熱い。鉄の味がする。
「ローーーーック!!!!!!」
いつの間にか、全身に力が入らなくなっていた。
床に倒れこむ合間に、血で紅く染まったレイチェルの右手が見えた。
・・・ああ、そうか。そういうことだったのか。
「ローーーーーーーーーーーーック!!!!!!!!!」
すまない・・・・・レオン・・・・・・
「どういうことだ・・・これはどういうことだ!!」
ケイトは苦笑しながら、懐から小さなアンプルを取り出した。
「これは新型ウイルス『K−8(W)型』ってもの・・・・・。キラー9の魔法はこれによる人工血液がポイントなの。」
ウイルスか・・・アンブレラの連中も、良く飽きないな。
「悪いが、世間話に付き合う暇は無い。レイチェルは!?」
「・・・その子の体には、このウイルスは合わない。」
「合わない・・・・だって?」
「ええ、そういう体質みたいでね。彼女から採取した細胞に、このウイルスを使用した増強剤を掛けた。
どうなったと思う?・・・暴走して、互いに滅ぼしあった。つまり、今の彼女にも同じ現象が起きてる。」
「・・・・・なるほど、つまりそいつは、レイチェルにとっての毒・・・か。よくも仲間を切り捨てられるもんだな。」
「・・・まぁ、あながち間違ってはいない見解ね。けど、それも彼女の立派な任務よ。」
「任務だって?」
「そう―――戦闘データの採取。彼女の最後の仕事よ。」
後ろから、低い唸り声が聞こえる。ゾンビじゃない。悪夢の中で俺を責め立てるあの声とは違う。
それよりも、更に異質なものを感じた。・・・なにやら、ヤバそうな雰囲気だ。
不意にレイチェルの眼がカッと見開かれた。と同時に、凄い速さでこちらに向かってくる!
咄嗟に横に転がり事無きを得たが、あれは明らかにヤバい。・・・・・くそ、ナメたマネをしてくれるぜ。
「ということで、仲間同士殺し合ってみなさいよ。骨は私が拾ってあげるから。」
「・・・・ちっ、何だかお前らの手の上で踊ってるようで腑に落ちないが・・・いいだろう。」
俺は初めから、仲間の屍を踏み越えて進む覚悟だったんだ。やってやろうじゃないか。
妄想小劇場『NEWキラー9(33)〜種明し〜』完
- 37 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:06:22 ID:VxdncU/c
- 妄想小劇場『NEWキラー9(34)〜最後のマジック〜』
突然、何かが起きた。いや、俺以外の2人には何も起きていなかったかのように見えたはずだ。
全ての感覚が研ぎ澄まされ、眼の前の相手の、これからの行動すら見えるような、妙な感覚。
恐らくこれは、ロックの特殊能力・・・・・・・なるほど。そういうことか。
体が軽くなっていく。今なら、ゾンビすらも素手で捻りツブせそうだ。
「折角だしな・・・楽しませて貰おうか!」
初めの一歩は同時に踏み出した。
武器は抜かなかった。素手のレディにナイフで挑むなんて・・・なぁ?
レイチェルの、ツメを利用した突き攻撃をさっと避け、すれ違いざまに腹に蹴りを入れた。
「いっててて・・・どんな腹をしてるんだよ。脚がいてぇぞ。」
呑気なセリフを吐いてる内にも、彼女は容赦なく攻撃してくる。
ターンキックをしゃがんでかわし、前転しながら左肩に蹴りを入れる。
「それで精一杯か?」
いちいちダメ出しする俺に腹が立ったのか、今度は有無も言わさずに脚払いを掛けてくる。
一瞬で技を見切った俺は、ジャンプでかわしたりせず、その脚を踏み潰した。
それを受けて、レイチェルの顔が一瞬、苦痛にゆがむ。
「技のキレは落ちてるな。その程度の脚払いで俺を捉えられると思ったか?」
彼女は体を捻り、俺の腹部を蹴り飛ばそうとする。
しかし俺は、レイチェルが体を捻るよりも早く、彼女の頭に手をつき、ハンドスプリングの要領で飛んだ。
着地してからオマケでバックキックを入れ、素早く距離を取った。
「お願いだレイチェル・・・お前の本気を見せてみろ。」
傍目から見れば、俺が一方的に殴って遊んでいるようにしか見えなかっただろう。
だが、断じてリンチをしているわけではない。方法は分からないが、必ず何とかなる。
もう人が死ぬのを見るのはこりごりだ。特に、仲間にトドメを刺す・・・なんてことはしたくない。
相手の回転裏拳に、ハイキックを当て、勢いを相殺する。・・・いや、実際は相殺などではない。
敵の攻撃も腕で弾けば防御に過ぎないが、脚で弾けば立派な攻撃だ。
ロックの能力のおかげで、彼女の動きはハエが止まって見える。
「・・・・・そろそろ5分だ。ここまで退屈な勝負も初めてだな。」
彼女の攻撃はことごとく受け流され、オマケの一撃も大分たまってきたらしい。
既に息は上がり、かなり辛そうだ。
彼女の渾身のパンチを引きこみ、腹部に膝蹴りを入れ、横に崩す。
「やはり、操られてたんじゃ楽しいものも楽しくないな。ケイト、お前が糸を引っ張ってるってのは分かってるんだぞ?」
「・・・・へぇ? 随分と楽しそうだったから、気付いてないかと思ったのに・・・・・・。」
「こう見えても、お前の行動パターンは大抵覚えてるんだ。例えば、ここで・・・・」
レイチェルの手が鉄パイプに伸び、こちらに投げて来るのが見えた。
飛んでくるパイプを素早く蹴り上げ、宙に舞わせ、そして言った。
「こういうことするのも分かってるんだよ。たわけ。」
空中で回転する鉄パイプを掴み、ケイトに投げた。間一髪で避けられたが、それが奴の集中を削いだ!
「今だ! ロック!!」
レオンの声が響いた。どうやら、今がチャンスらしい。世界がスローになり、上ではケイトのたじろぐ姿が見える。
そんな事には構ってられない。俺が目指すのは、レイチェルだ! もう一度、あの笑顔を取り戻す為に!!
「うおおおおおおおおおおおお!!!!!」
俺は走った。走って、走って、走って、俺が出せる最高速度を出して・・・・そして・・・斬った。
これが一番手っ取り早かった。傷口を通じて、ナイフに塗った薬剤が体を回るからだ。
途端に、レイチェルの眼から狂気が消えた。顔色が良くなっていく。同時に、彼女の体から力が抜けていく。
「わっ! 倒れた! 斬り加減間違えたか!?」
「落ち着け、疲れたんだろうよ。見た限り、なかなかの切り口だった。60点だな。」
「ちっ、これだからナイフ野郎は・・・・・。」
上に居るケイトは、一瞬の内に起こったこの出来事を理解出来ずにいた。
「どういうこと・・・・!?」
「ちょうどいいじゃないか。ロック、説明してやれよ。」
「合点だ。」
やっぱり、常人に理解出来ないマジックをやるってのは快感だな。だからマジシャンはやめられねぇ。
妄想小劇場『NEWキラー9(34)〜最後のマジック〜』完
- 38 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:07:00 ID:VxdncU/c
- 妄想小劇場『レッツ、バイオクッキング!! ×2』
チャチャンチャチャチャンチャチャン♪・・・
「・・・はいっ、お茶の間の奥様、バイオクッキングの時間がやってまいりました。」
「テレビの前のババァ共、バイオクッキングの時間だぞコルァ!・・・何故俺がレオンの手伝いを・・・・・。」
「今回も、お馴染み『飯尾 作(いいお つくる)』と、8100番弟子のクラウザーでお送りしたいと思います。」
「前も言ったけどどうにも『めしお つくる』にしか見えない。そして、誰が弟子だ&ゼロが1つ増えてないか?」
「はい、今回のメニューは・・・」
「(完全無視かレオン・・・)」
「はい、今回のメニューは・・・三色ウイルスのカッテージチーズです!」
「ウイルスってところが食欲そそられないな。」
「材料は、T、G、ベロニカ、各種ウイルスを適量。分量により味がまろやかになったりしますのでお好みでどうぞ。」
「それから、チーズを作る基本材料・・・・・牛乳と酢でいいか。」
「底が深めの鍋を用意しまーす!」
「用意したぞレオン。」
「ミルク入れまーす!」
「入れたぞレオン。」
「ウイルスを感染爆発(アウトブレイク)させないように慎重に入れまーす!」
「慎重かつワイルドに入れたぞレオン。」
「箸で混ぜまーす!」
「混ぜてるぞレオン。」
「火に掛けて煮立ってきたら酢を入れまーす。」
「入れたぞレオン。」
「異臭が漂ってきますが、気にせずに加熱を続けまーす。すると固形化して行きまーす。」
「お、固まってきたぞレオン。」
「一通り固まったらお皿に盛り付けて出来上がりなのです〜!」
「どれどれ・・・味見・・・・おっ! これは!! 材料の割りにウマい!!」
ズガァン!
「レ・・オン・・・・貴様、裏切った・・・・な・・・・・・」
「注意。食べるときは必ず抗ウイルス剤をかけてから食べてください。さもなきゃ死にます。
感染した人が居たら頭をぶち抜いてやるのもやさしさの1つだよ。以上、飯尾作でした〜!」
教訓:欲をかいて確かめもせずに物事をやると酷い目に会うよ。
妄想小劇場『レッツ、バイオクッキング!! ×2』完
- 39 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:08:05 ID:VxdncU/c
- 妄想小劇場『NEWキラー9(35)〜メイルシュトローム〜』
「まずは、このマジックの種明しくらいしてやるよ。頭の働かないケイトさん?」
皮肉を込めて言った。目論見どおり、ケイトの顔がゆがむ。
「タネなんて知りたくないよ! 言わなくていいんだからね!」
「流行の喋り方で喋れて満足したか? 呑気だな。」
「・・・・・・。」
「俺はそこまで呑気じゃないよ。この非常事態に、何もせずにグースカ眠ってられるはずがないだろ。」
「ふん・・・体を貫かれて意識を保っていられるなんて、ありえないわ。」
「そうでもない。ロベルトの爺さんから撃たれた傷が痛んでな・・・ちょっと強力な鎮痛剤を使ってるんだ。
おかげで、何をされても痛くないんだよ。だから意識をハッキリと保つ事ができた。
だが、流石に血を流しすぎたみたいでな・・・レオンに能力を分け与えるだけで精一杯だったのさ。」
「じゃ・・・じゃあ、どうして5分で動けるようになるの!? なんで!?」
「俺のウイルス、K−8(T)型は一種のナノマシンだ。出血すると、体内で大量の血小板が作成され、瞬時に止血される。
そうやってちょっと動けるようになった今、こうしてウイルスを浄化する薬剤を使ってレイチェルを助け出したんだ。
ついでに言うと、その薬剤ってのはただのトリカブトエキスだ。K−8ウイルスはこのエキスの毒で死ぬ。
勿論人間も死ぬが、レイチェルに毒は効かないからな。まんまと利用させて貰ったよ。
役に立つかと思って、毒ナイフを作っておいて正解だったぜ。」
「そんな・・・・・・。」
「長台詞はそこまででいいだろ。今は本題だ。」
「・・・・・。」
「ケイト。せっかく俺が殴りこみに来てやったんだ。相手ぐらいしてくれよな。」
「・・・・いいわ。調子に乗ってられるのも今の内よ。」
「そういうセリフを吐いた奴は大抵、良いとは言えない末路をたどってるんだがなぁ。」
腰からマグナムを抜き、ケイトに向けて真っ直ぐに構えた。ずっしりとした重さが頼もしさを感じさせる。
ケイトは何故か、その場に膝を付いた。立っている位置が水没しているので、パシャッと水の跳ねる音が響く。
そして彼女は、何かを呟いた。ぼそぼそと、水に向かって話し掛けるように。そして・・・
ザパァン!!
「!!?」
一瞬、何が起こったか理解できなかった。
静かにゆれていた水面から、巨大な飛沫が巻き上がった。
何の仕掛けもないプールが、激しく波を起こし始めた。時にはやわらかに水柱を描き、時には激しく飛沫をあげた。
「ロック、あのトリックの見当はつくか?」
「皆目見当もつかない。だが、だからこそトリックが分かるってもんだ。」
なるほど・・・能力かッ!
打ち寄せる波が互いにぶつかり合い、数十メートルはあろう巨大な津波になった。轟々と唸りを上げながらこちらに向かって来る!
幸い、横に広がってはいなかった。この部屋は波を回避するのに十分過ぎるスペースがある。
こうなると後は考える必要などない。スペースを利用して回避するだけだ!
波は壁にぶつかり、ザパンと大きな音を立てた。プールに戻ろうとする水が俺の脚を取る。
先制攻撃は許したものの、連続攻撃を許すのは極めて危険である。
俺は呼吸を整えると、彼女に向かってマグナムを放った。
ザパァン!!
銃声は波の音にかき消された。少し遅れて、波に打ち返された弾丸が床を転がった。
信じられない・・・50口径のマグナム弾が、たかだか水の強度に勝てないなんて・・・・・。
「所詮は人間が作った玩具。そんなもので私達に勝利しようなんて百年早いのよ。」
「また百年後、年増を極めたお前と戦いたいとは誰も思わないな。」
「ふ・・・・我らに歯向かう愚かさを知れ!!」
ザパッ!!
「ぐあっ!!?」
油断していた・・・・・
突然押し寄せた触手状の水が、俺の腹を殴りつけた。おいおい、変幻自在かよ・・・そりゃ、ルール違反だぞ。
傷が痛む・・・・鉄の味もする。参ったな。これ以上血は流したくないんだが・・・・・・。
ケイトは倒れこむ俺を、上から見下ろしていた。
「まだ頑張る? それとも、負けを認める?」
負けてたまるか! 力を振り絞って何とか立ち上がり、口に溜まった鉄の味がする液体を吐き出した。
赤色の液体・・・・かと思ったが、血は出ていない。俺が吐き出したのは水だった。・・・・何故、水が血の味に?
「鉄分・・・?」
「まだ頑張るのね。そろそろ本気を出してあげないと・・・ね?」
妄想小劇場『NEWキラー9(35)〜メイルシュトローム〜』完
- 40 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:09:02 ID:VxdncU/c
- BIⅡ式さんの作品↓
- 41 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:09:37 ID:VxdncU/c
- オタクガナードの一日①
あるガナード基地のオタク(戦闘員ガナード)の一日
「暇だな。ビデオでも見るか。」
そう思ったオタクガナードであったが、
「大変だ!エージェントが侵入してきたぞ!」
仲間のガナードがやって来た。
「やだよ、めんどいよ。(早く帰れ、バーカ)」
「!(このオタクめ!)」
「俺は降りる。」
「いいのか。ガトリングさん達に殺されるぞ。」
「それまでのんびりして残りの人生を過ごすから。(どうせ皆あいつにころされるから)」
「そうか。そう報告しとくよ。(こいつ、死んだな・・・)」
オタクガナードはビデオを見まくった。
そして数時間後〜
「皆全滅するころかな。」
様子を見に行くと、
「おーい皆ー。(もう誰もいないだろうな・・・)」
「なんだ。基地は壊滅状態だぞ。」
そこにいたのはなんとか生き残った下っ端であった。
「よく生き残った。」
「よく言うぜ、部屋の中に居ただけのくせに。」
「かちん」
そのオタクガナードはその下っ端を始末し、部屋に帰った・・・。
- 42 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:10:48 ID:VxdncU/c
- オタクガナードの一日②〜ザ・マーセナリーズⅠ〜
オタクガナードは部屋に帰った後、ビデオを見ていた。
「つまんねぇな。」
「大変だ!エージェントらしき人物が!」
下っ端ガナードが
「らしき?(どうせ変な奴なんだろ)」
「ガスマスクをつけているんだ。それに何人かは首を折られている。」
「俺はパス。(まじかよ!冗談じゃねぇ!殺されちまうよ)」
「今回は巨大チェーンソーさんがついている。」
「俺は行きたくない。そういえば上官にむかってその口の利き方は何だ!」
「すっ、すみません。忘れてました。(オタクが上司とは・・・)」
「俺は逃げるから、お前はチェーンソーさんのための囮な。」
「はい。(盾を何重にもして行こう。)」
数時間後・・・
「ふっ。殺されに来たか。」
ハンクが出現した。
「馬鹿だな。チェーンソーさんがすぐ襲って来るところなのに。(かえりたい・・・)」
「そうですね。」
「うおぉぉぉぉ!」
巨大チェーンソーさんが出てきた。
「うわぁぁぁぁ!!」
ハンクは光の速さで逃げていった。
「なんだあいつ・・・。」
そう思いつつも部屋に帰ったオタクガナードであった。
「あの雑魚はどこだろ?」
実はこの後来たウェスカーのマグナムによって始末されていた・・・。
数日後
「大変です!」
「どうした・・・・。(もう出たくねぇ・・・)」
「つぎはガトリング三兄弟さん達の所に出た・・・」
「やだよ。」
「赤い服を着た若い女なのに・・・。しかも蹴ったらパンツが見えるらしいです・・・。」
「行く!行く!行く!(ラッキー!!)」
そしてエイダが出現
「私のパンツを見ようとして雑魚がたくさん来たわ。」
集まった奴らは手榴弾の餌食に・・・
「馬鹿めはしごの下からのぞけばいいのだ。」
オタクガナードははしごの下に移動した。
「あっ・・・(黒だ!)」
「みたわね・・・・・・」
「ぎゃー!」
オタクガナードは誰よりも速く自分の部屋へ逃げた・・・。
- 43 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:11:22 ID:VxdncU/c
- オタクガナードの一日③〜ザ・マーセナリーズ2〜
暇だったオタクガナードはハゲなのをいかし、邪教徒になりすました。
「俺はこのでっかい自動ドアの前でボウガンをうつか・・・。」
ウェスカーが来た。
「やっぱりここはいいな狙撃が楽に出来る。」
ウェスカーはそういった後、オタクガナードの隣の奴を狙撃した。
「やばっ!」
走って逃げている途中でそばのドラム缶を狙撃された。
オタクガナードは自分の部屋はどうなるか・・・と思いつつ溶けていった。
- 44 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:12:16 ID:VxdncU/c
- 狙撃の王1
ある日のこと
Ⅱ「バイオ4するか。」
バイオ4を始めた。
Ⅱ「おっ。射的だ。やろう。」
射的をやってみると全てパーフェクトだった。
弟「A〜Dまでパーフェクト?!すげぇ」
3分後
Ⅱ「次はマーセだ。キャラはハンクだ!うおぉぉぉ処刑!」
終了
得点15万点だった。
終わった瞬間に友達が来た。
友「よっ。え!十五万点!すごっ。」
次の日
Ⅱ「次はロケランとパニッシャーとライフルだけで最初からやろう。」
ついでにマインスロアーも買った。
Ⅱ「村中央か。」
扉を出てすぐにライフルを構えた。
Ⅱ「倍率を上げないで。よしいまだ!!」
わずかな時間でガナード達は4体きえた・・・。
※これの話は全て実話です。
- 45 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:12:50 ID:VxdncU/c
- 狙撃の王2
今日も狙撃をする
Ⅱ「命中率99%だぜ。」
愛用のパニッシャーは外せない。
SOS(弟)「すごっ。パニッシャーとマインスロアーだけで。」
Ⅱ「そう」
もう、あきてしまった。
※これも実話
- 46 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:13:28 ID:VxdncU/c
- 狙撃の王3
Wii版バイオ4で
Ⅱ「やりにくいな。」
標準を合わせるのも苦戦。
Ⅱ「大岩がくるとこだ。やだな。」
橋の上にガナード発見!
Ⅱ「ばいばい。」
武器がハンドガンだったにもかかわらず、木の葉の向こう側にいたガナードを二体始末。
武器商人初登場のところでは
Ⅱ「ライフルなしで狙撃は辛いな・・・。」
そう言いつつ、完璧に狙撃を完了する。
SOS「言っていることとやっていることが矛盾してるよ。」
Ⅱ「それは言ってはいけない。」
※マジで実話
- 47 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:14:45 ID:VxdncU/c
- オタクガナードの一日番外編「おまけがたくさんあるよ」
就職編
オタク「親の残した金が少なくなった。」
オタクガナードは今は亡き先代の先代村長の息子であった。
オ「ん?」
戦闘員募集の張り紙がしてあった。
オ「これは給料が一日1000ペセタか。」
早速面接会場に行ってみると、
ガトリング「私達に自己紹介等をしてください。」
そこにはリヘナラドール、ガトリング男、巨大チェーンソー男が座っていた。
A「チェーンソーさんは武器はここにあるのですか。」
ガナードAの首が飛んだ。
ガ「不必要な言葉を言ったり、不採用だった場合にはボウガンが頭に刺さります。」
B〜Gまでのガナードが終わったとき、残っているのはオタクガナードだけに
オ「私はオタクです給料がいいのでここに来ました。」
チェ「正直でいいな。」
ガ「こいつ以外は不採用だーーー!」
ガトリング男が撃ち、オタクガナードだけが残った。
マーセオリジナル編
ルイスが城に出現
ル「しまった。このレッド9しかない。」
オタクガナードが偶然通りかかった。
オ「あいつは威力がマグナムの半分の銃を持ってやがる。」
オタクガナードはルイスへ襲いかかる邪教徒を尻目にし、ボート場に向かった。
次は基地にマイクがやって来た。
マ「どうしよう。道に迷った。ヘリから脱出したってゆうのに・・・。」
マイクはリボルバーとマシンガンを持っていた。
オ「やばい。逃げよう。」
部屋に帰った。その間に友達の3分の2が殺された。
その後(部屋)編
オタクガナードが亡き後、部屋の中の物は武器商人に売ることにした。
武「パソコンは一万ペセタ。それ以外はいらない。」
仕方なくネット販売していると完売した。ペセタで168万4550ペセタで売れた。
その後(落とし物)編
オタクガナードはウェスカーにやられた後、落としたものをレオンに拾われた。
レオン「390ペセタが落ちてる。」
レオンはオタクガナードが落とした金と一枚のDVDを拾った。
家に帰った後レオンはそれを見てみた。
レ「これは!!」
この世に一本しかないと言われているゲームだった。
レオンはそれを売り、円で言うと1500万円を手にした。
- 48 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:15:17 ID:VxdncU/c
- オタクガナードの復活
オタクガナードは目を覚ました。
オ「確か俺は死んだはずじゃ・・・。」
ふと体を見ると機械になっていた。
?「君の持っていた世界に一本しかないゲームのありかが聞きたくてね。」
オ「俺のローブの中に小遣いと一緒に入っていたはずだが。」
?「何!それでは誰かが拾ったのだな。」
オ「それしか考えられんだろ。」
?「せっかく半分ほどサイボーグにして生き返らせてやったのに!」
オタクガナードは目を覚ました施設から脱出した。その後は誰も奴の姿を見た者はいない。
- 49 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:18:13 ID:VxdncU/c
- プラーガ達の復活 第一話ー〜レオン・スコット・ケネディ〜
レオン「俺も30歳を越えたのか。」
彼の名はレオン・S・ケネディ。合衆国のエージェント。あのラクーンの生存者であり、サドラーの教団から
アシュリーという大統領の娘を救出した。
ダーク「何言ってんの。次の任務はいくつか通信が途絶えた基地の調査よ。」
彼女の名はダークネス。レオンのパートナーである。みんなはダークと呼んでいる。
レオンは親のネーミングセンスが悪いと思っていた。だが頼れる人物である。
レ「いつからだ。」
ダ「あさってから。」
レオン達はハンドガンを二丁づつ持っていった。発砲許可も出ている。
レオンは想像もつかなかった。
まさかあの教団達と再び戦い、思いがけない者達と出会うとは。
- 50 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:18:45 ID:VxdncU/c
- プラーガ達の復活 第二話〜ルイス・セラ〜
レオン達は基地の近くにある大きな村に入った。
レ「周りが城壁みたいな壁で囲まれている。」
ダ「イヤな予感がするわ。」
とりあえず中に入ると入ってきた門が閉まった。
「オッパイノペラペラソース!」
レ「やばい。逃げろ。」
かつてサドラー率いる教団と出会う前に会ったプラーガに寄生された村人達、ガナードの声がした。
ダ「はっはっは。何今の声。」
レ「いいから。」
とりあえず逃げた。蒼い炎が灯っている小屋に入った。
武器商人「ウェルカム。久しぶりですなレオンのダンナ。綺麗な姉ちゃんがいるな。」
レ「すまない。まだ金が用意出来ていないんだ。」
武「いいんですよ。アンタが居ると儲かるから。これはプレゼントだ。」
武器商人からショットガンとマシンピストルをもらった。
ダ「ありがとう。」
レ「俺はショットガンな。」
小屋の中に一人の男が入ってきた。
武「ウェルカム。ようルイス。」
レ「ルイス?あのルイスか!」
レオンは嬉しそうに言った。
ルイス「そうさ。」
ダ「あなた誰?」
レオンはダークにルイスの事を話した。
レ「何で生きているんだ。」
ル「実は死んだふりをしてたのさ。けど危うく死にかけた。」
ダ「どうゆうこと。」
ル「サドラーに刺された時に回復アイテムをいっぱい持っていた。それを使ったんだ。でも痛かったんだぜ。」
レ「当たり前だ。」
ル「その後敵に気付かれない様に隠れながら船で脱出してきた。」
レ「なんかいいことあったか?」
ル「結婚した。子供が出来た。まだ7ヶ月だ。これが写真。」
ダ「何でここに。」
ル「ここに俺が制作に関わったこいつらを完全に抹殺するためさ。」
レオン達はルイスを仲間に加えた。
- 51 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:19:24 ID:VxdncU/c
- プラーガ達の復活 第三話〜マイク〜
ルイスと合流したレオン達は村人全員がガナードになっていることがわかった。
ル「なぜかサドラーが復活してこの村などの人々をガナードにしてるらしい。」
ダ「なんでそんな事が分かるの。」
ル「エイダから手紙が来た。」
レ「彼女も来るのか。」
ル「分からん。」
レ「まあいい。出よう。」
外に出た瞬間
「レオン久しぶりだなぁ。」
レ「その声はマイクか!やはりあのヘリから脱出したのか。」
マイク「そうだ。せっかく生きているんだから会いに行こうと思ったらここにいるって聞いてな。」
ル「武器は持っているか。」
マ「ハンドガンと手榴弾しかない。ついおととい退院したばっかなんだぜ。重傷を負ったんだ。」
ダ「こっちにあいつらが居るって事、知らなかったのね。」
マ「もう一人一緒に来た奴が居たんだが、はぐれちまった。」
レ「だれだ。」
マ「名前は知らないんだ。だがマシンピストルとナイフ、アーチェリーを持っていたな。」
レオンは敵になったあの男の姿が浮かんだ・・・。
- 52 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:20:07 ID:VxdncU/c
- プラーガ達の復活 第四話〜ジャック・クラウザー〜
レオンは思った。あのかつての友クラウザーのことを
レ「そいつは驚異的な身体能力を持っていたか。」
マ「そうだ。奴はガナード三体ほどを一蹴りで遙か彼方まで吹っ飛ばした」
ダ「すごい。」
レ「左腕はどうだった。」
マ「服に隠れて見えなかったな。」
そのときガナードは襲ってきた。何十体もいる。
レ「こんな時に!」
みんなは何が起こったのかわからなかった。なぜなら一瞬で全部消えてしまったからだ。
ル「奴は・・・」
一人の男が立っていた。
レ「クラウザーか」
クラウザー「ああ。久しぶりだな。」
レオンはナイフを構えた。
ク「俺にはお前と戦う気はない。」
レ「どうして生きているんだ。」
ク「実はサドラーに操られていたんだ。あの後起きてエイダを襲ったらしい。目が覚めたら赤い服が見えた。」
ル「その後はどうしたんだ。」
ク「救急スプレーを八つ使った。ブレードも自在に操られるようになった。」
ダ「そのブレードを見せてよ。」
クラウザーは左腕を上げ寄生体を出した。
ダ「すごい。」
その後すぐに左腕を戻した。
ク「サドラーが復活した後、ビトレス・メンデス、ラモン・サラザールも復活した。」
レオン達は思った。早く奴らを倒さなければ、と。
- 53 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:20:48 ID:VxdncU/c
- 罠
レオンは宝箱を開けた。中には「ハズレ」と書かれた紙があった。
武器商人に会ったとき
武「ウェル・・・・」
ズドーン レオンはロケランをうった。
- 54 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:21:53 ID:VxdncU/c
- プラーガ達の復活 第五話〜エイダ・ウォン〜
レオン御一行は各自の場所へ向かった
レ「俺は東。」
ダ「私は南ね。」
ル「俺は北。」
ク「俺は西か。」
マ「俺は電波の届く所に行って仲間に援護を要請する。」
そう言ったマイクは後悔した。
マ「俺はハンドガンくらいしかないよ。ボスが出たらやばいよ。」
案の定、強化ガナードに出会った。
マイクが逃げようとした時、
マ「痛ぇ!」
落とし穴に落ちた。
マ「これまでか。結婚したかったな・・・。」
そのときガナード達は倒れた。
エイダ「危なかったわね。マイク君。」
マ「あ、ありがとう。ついでに縄ばしごをかけてくれ。」
マイクは無線機を壊した。
マ「携帯電話も持ってくればよかった。」
エ「無駄よ。妨害電波が出ているわ。」
みんなが武器商人の小屋の前にそろった。
レ&ク&ル「エイダ?!」
エ「あなた達に情報を送ったのは私よ。来てもおかしくないわ。」
ダ「あなた、あのエイダなの?」
エ「久しぶりダーク。中学校を卒業して以来会っていないはずだけど。」
ダ「あんたみたいな人忘れないよ。」
ふたりは同じ中学校の友達であった。
- 55 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:23:02 ID:VxdncU/c
- プラーガ達の復活 第六話〜ニコライ・ジノビエフとハンク〜
彼らはラクーンから生還した奇跡の人である。だから今回の任務を任された。
ハンク「寄生体だってよ。」
ニコライ「今回はかなり危険らしいぜ。」
彼らの乗っているヘリは飛びだった。
ニ「早くしないと危険だぞ。」
ヘリが撃墜した。
ハ「あそこに村がある。そこへ。」
二人はこの後世界を救う者の仲間になるとは思わなかった。
- 56 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:24:01 ID:VxdncU/c
- プラーガ達の復活 第七話〜アネット・バーキン〜
彼女は生きていた。Gを守りたかったがシェリーを忘れられず逃げた。
きっと誰かがあの子を守ってくれる。そう信じて。
アネット「ウィリアムが注射してくれたウイルスが役に立ったわ。」
ウェスカーと同じウイルスが注射されていた。彼女はその後冷静になった。
彼女は今回の事件の始まりを知っていた。レオンが倒し損ねた化け物(サラザールの右腕)
がアンブレラに侵入し、ウイルスとプラーガのサンプルを奪っていった。
シェリーと再会した。
シェリー「レオンが電話してくれたわ。彼、困っているみたい。」
ア「あなた一人じゃ無理よ。まだ中学生なんだから。」
シ「あの人はクレアと一緒に私を助けてくれた。」
ア「・・・・いいわ。ついてらっしゃい。」
アネットの目的はウイルスであった。
二人は武装した。レオンが任務で来たとされている村についた。
ア「危ない!」
渡ってきた橋が崩れた。
二人は逃げてきた。
ハ「何だ!?」
ニ「待て。女と子供だ。」
ハンクとニコライに出会った。
ア「一緒に行動しない?(ハンクとニコライ。彼らと一緒にいればウイルスが手に入る)」
シ「どうもシェリーです。」
ハ「ああ。」
ハンクは動揺した。かつて狙っていたウイルスを所持していた子が目の前にいるのだから。
村の中に入った。
ハ「俺はこの声を聞いたことがある。武装が貧弱だ。」
ハンクはマシンガン、ニコライはナイフとハンドガン、アネットはマグナム一丁、シェリーはマチルダ。
ニ「弾不足だ。」
なぜなら数十体いたからだ。隠れていると英語で話す人達がきた。
シ「レオン!」
レ「シェリー!」
ル「なぜ女の子と?」
ク「レオンめ・・・。」
エ「ハンクとニコライ。あの二人がいるとは。なんかあるわね。」
ハ「ガスマスクを不審に思わないでくれ。仕事上これをつけなきゃ駄目だからな。」
ニ「俺は一応持ってはいる。」
ダ「信頼はするけど、怪しいわね。」
これからも人数が増えるとはみんなは想像もできなかった。
- 57 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:24:51 ID:VxdncU/c
- プラーガ達の復活 第八話〜ネオ・ロス・イルミナドス〜
みんなはアネットの話によって事件の始まりを知った。
マ「俺はラクーンの事件の詳細を知らない。」
ル「クラウザーはいいとして、ダーク、俺、マイクは知らないんじゃ・・・。」
レ「簡単に言おう。アンブレラは人などが化け物になるウイルスを作った。」
ラクーンの事件の事を話した。
ア「だから、これ以上ウイルスを使わせてはいけない。」
ク「村長と神父をやっているハゲはどこにいるんだろう。」
ダ「調べによると、この付近に隠された城があるらしいよ。」
みんなは教会に向かった。
中に入るとどでかい男が立っていた。
ビトレス(村長)「待っていたぞ。」
レ&ル&ク「髪の毛が人並みに生えてる?!」
エ「育毛剤ではなさそうねあの人には効果がないらしいから。」
村「手っ取り早く済ませてやる。同じ血が混ざっている奴はいないみたいだからな。」
ル「ほざけ。俺はお前達の弱点を知っている。」
レ「それに俺にも倒されただろう。」
村「T−ウイルスを注射してまともでいられる我らにはもう弱点など無い。」
村長は変身した。あの姿に。
みんなは唖然とした。始めて見る者はともかく見たことのある者まで。
本来の姿とは違った。背骨が真っ黒に染まり上半身には十八の巨大な触手があった。
さらには下半身まで変化していた。そこからも触手が六本出ており、足と手の爪が異常に伸びている。
村「我らのネオ・ロス・イルミナドスの力を見るがいい!」
レ「飽きさせてはくれないな。」
ル「まあいい。」
ハ「多勢に無勢だしな。」
ニ「Gより弱そうだな。」
エ「Tだけしか注入されていないようだし。」
ア「繁殖能力が無いものはいつか消えるのよ。」
シ「全然怖くないわ。」
マ「ロケランを持っていないかぎり怖くはない!」
ク「寄生体が出せない?まあいい。蹴散らしてくれる。」
ダ「ショーの始まり!」
- 58 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:25:21 ID:VxdncU/c
- プラーガ達の復活第九話〜ビトレス・メンデス前編〜
レオン御一行は強気の台詞を言ったのにもかかわらず、苦戦した。
レ「背骨が鋼鉄並みに硬くなっている。」
ア「私のマグナムが効かない?」
御一行は逃げた。教会の中を。
ハ「広いな。」
ニ「ここに爆弾を設置しとく。気をつけろよ。」
ア「村長の部屋を探してみるわ。」
レオン、マイク、ルイス、クラウザーは四人でチームを作った。
マ「残りはかたまって行動しろよ。」
バイオ4チームは
レ「武器確認だ。俺はブラックテイルとショットガン。エイダはどこに行っちまったんだ?」
マ「ハンドガン。各種手榴弾が二十個づつ。」
ク「マイクが装備を言ってくれたはずだ。ブレードがなぜか使えないが?」
ル「レッド9とライフルだ。」
武器商人がいた。
武「ウェルカム。」
レ「いたのか(こいつは神出鬼没だな)。」
武「何を買うんだ」
マ「マインスロアーを。スコープもな。」
レ「城に入った時と同じ物が売っているな」
武「まだライオットガンとセミオートライフルはないんだ。」
マ「センキュー。」
ク「あの元ハゲが来る前に行こうぜ。」
残りの人たち
シ「何でレオン達は四人なの?」
ア「わかんない。」
ニ「多分、あのプラーガの事件の体験者達だろ。」
ハ「俺は何で置いていかれたんだ?」
ニ「お前が居たこと、誰も知らなかったんじゃないか?」
ハ「くそー。俺も行きたかったな。」
シ「あの元ハゲのひとの部屋らしいよ。」
そこのドアには「村長兼神父の部屋」と書かれていた。
ア「中に入りましょ。」
シ「わ。育毛剤がたくさん。」
ハ「T−ウイルスを使って復活してから十五リットル使って髪を生やしたみたいだ。」
ニ「日記を手に入れたのか。」
ア「これはなにかしら???」
続く
- 59 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:26:09 ID:VxdncU/c
- プラーガ達の復活第十話〜ビトレス・メンデス中編〜
ア「プラーガの研究員のメモ。」
ハ「なんて書いてある?」
ア「溶けたプラーガにウイルスを入れると復活。」
ハ「それだけか?」
ア「プラーガの力を得たゾンビが30%、ゾンビの力を得たプラーガが65%の確率で出来る。」
ニ「残りは失敗か。」
ア「プラーガの方は感染の可能性は0みたい。」
シ「ゾンビの方はどこにいるんだろ。」
バイオ4チームと合流。その事を話した。
マ「ハ、ハゲが来やがった。」
怒っている様だった。
村「よくもわしの髪の秘密を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
マ「すげー怒って・・・」
レ「伏せろ!」
間一髪
ア「どっかに弱点があるはず。」
ハンクは足にあるのびた触手を撃った。
村「ぐお!?」
ク「弱点は足だ!」
上下にある触手を全て撃ち抜くと村長は
村「ぐおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
おぞましい姿になっていった。触手はどんどん増えるばかりだ。
ア「どうやら強い肉体と精神でTを押さえ込んでたみたい。」
シ「それでダメージを受けすぎると暴走するのね。」
奴の触手はとうに百を軽く越えていた。
ダ「みんな大丈夫?」
エ「助けにきたわよ!」
レ「ど、どこにいたんだ?早くしてくれ!」
レオン御一行は全員ダークの事を忘れていた。
- 60 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:26:41 ID:VxdncU/c
- プラーガ達の復活第十一話〜ビトレス・メンデス後編〜
ダ「完全な化け物ね。」
マ「俺に任せろ。寄生虫は閃光手榴弾に弱いからな。」
ドカン!大きな音がした。
ニ「何故爆発を?!」
エ「おそらく誰かが電波を発信したのよ。」
村「生きては・・・・・・・・帰さない。」
レ「こいつは自滅しそうだ。」
ハ「鍵を見つけた。」
シ「地図もあるわ。私、覚えた。」
レ「・・・・・ん?無線機だ。俺が昔あの事件で使った、映像付きのだ。」
御一行は逃げた。
ア「ここが城への道ね。」
ハ「鍵を使って、」
ニ「開いた。」
村「逃が・・・・すもの・・・・・か・・・・許さない・・・・ぞ。」
シェリーは母からもらったミニリボルバーを構えた。狙いは村長だ。
シ「GAME OVER」
- 61 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:27:26 ID:VxdncU/c
- プラーガ達の復活第十二話〜新しき仲間〜
レ「GAME OVERって俺の台詞じゃ・・・・」
シ「あの時見てたらかっこよかったから思い出してやってみたの。」
マ「俺の手榴弾とマインの出番は・・・・。」
ル「レッド9を自分で改造したのに。」
ク「城が見える。」
?1「待ってくれ〜〜〜〜。」
?2「お、お、おい。俺れを置いていくな!こ、怖いじゃないか。」
そこには若い男が二人立っていた。
1「あの神父を倒したの?」
レ「ああ。」
2「良かった。仲間にしてくれ。おれはヴァース・ラーニング」
1「私は、ミル・ライオネス」
マ「いいけどよ、おまえら何もんだ?(この男、急に冷静になったな)」
ミ「あのキモい奴らの研究員。」
ヴ「このままじゃまずいと思って。」
この二人はとりあえず仲間になった。
- 62 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:27:56 ID:VxdncU/c
- プラーガ達の復活第十三話〜フケチビ再登場〜
レオンが拾った無線機が鳴った。
サラザール「スコット君。あの元ハゲの村長さんを倒したのか。」
レ「フケチビか。お前は大したことが無かったな。」
あのときレオンはロケランを放ち、フケチビを瞬殺した。
サ「ネオ・ロス・イルミナドスの力を甘く見て見ますね。来てみなさい。」
あの時みたいにレオン一行は城の中に入った。
サ「ようこそ。裏切り者が三人ほど居るようですね。」
知っている者は驚愕した。
ク「お、お前。」
身長がレオンを越していたのである。さらに超ロン毛になっていた。
レ「何で奴らは弱点を克服してるんだ?(泣)バカに出来ないじゃないか!!」
ル「泣くな。レオン。奴を吹き飛ばしてやれ。」
マイクはマインを構えた。
サ「待っています。」
奴は突然床にあいた穴に落ちた。
ヴ「卑怯だ。」
いきなりガラドールが降ってきた。
ル「背中にある触手から村人の頭に生える寄生体みたいな刃物がでてる。」
ヴ「もう我慢できない。」
そのときヴァースに異変が・・・。
- 63 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:28:30 ID:VxdncU/c
- プラーガ達の復活第十四話〜ヴァース・ラーニングの秘密〜
ヴ「そのマインを貸せ!マイク!」
マイクからマインスロアーを無理矢理取り、使った。
レ「な、なんだ?」
ヴ「ハッハッハ!!これで消えろ!」
ガラドールを倒したが、次に邪教徒(赤)が大量に出現した。
マ「俺のマインを奪うな!これをやる!!」
マイクはロケランを渡した。
ヴ「センキュー。」
シ「そんな物持ってるんならあの元ハゲに使えば・・・。」
ヴ「赤い奴らががゴミのようだ!!!!!!」
ミ「あいつは多重人格なのよ。それぞれの人格に名前が」
ズドーン!!!
ミ「あるの。ゲイル!!うるさい!!」
ヴ「ふははははははは!!!!!怖かろう!!!!」
ク「狂ってるんじゃないか?」
ミ「凶暴な性格なのがゲイル。びびっていたのがラインズ。ちなみに本当の彼はあんまり出てこない。」
レ「自己紹介のときぐらいか?」
ミ「よくわかったわね。」
さらに普通の雑魚が来た。普通のノビスタドールも。
ヴ(ゲ)「堕ちろ!カトンボ!!」
マシンガンを乱射した。
邪「ば、化け物だぁ。」
敵は逃げ出した。
ヴ(ゲ)「戦場ではびびった者が死ぬんだ!!覚えとけ!!」
終わった。
ヴ(?)「うるさかったな。すまない。今の俺はズフィールド。大抵は俺だ。」
ミ「他にとんでもない力のラルク、頭のいいティスとかいるの。」
- 64 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:29:00 ID:VxdncU/c
- プラーガ達の復活第十五話〜数々の試練〜
武「久しぶり。」
ヴ(ズ)「武器くれ。大量にな。人格によって使うのが違うんだ。」
武「あんたらに武器をプレゼントしに来た。」
ダ「いいの?!」
ル「怪しい・・・。」
武「ただし、試練を越えてもらおう。」
レ「いいぜ。」
武「秘技!タイムワープ!」
シ「な、何?」
武「それぞれのあの時に飛ばしてやる!それを越えれば俺も仲間になる!!!武器もやる、歴史はなにをしてもかわら」
途中で声が途切れた。
レオン、ハンク、シェリー、アネット、ニコライ、エイダ達はラクーンに、
ルイス、マイク、クラウザー、ヴァース、ミラ達はプラーガの事件の刻に飛んだ。
ダークはわからない。
レ「ここはラクーンだな。」
レオンはタイラントと戦う少し前に来てた。
レ「確か誰かがロケランを渡してくれたな。」
タイラントと決戦の時
レ「武器はマグナム、ショットガンとナイフか。」
「ウォォォォ!」
レ「来たな。」
エイダはロケランをレオンに渡すとき。
エ「この重いロケランをレオンに・・・。」
ハンクはGの襲撃
ハ「まずいな。部下を・・・・。」
叫び声がした。
アネットはGに襲われる少し前
シェリーは列車にいたとき。
ニコライはジルと始めて会ったとき。
ルイスはレオンと門の前で薬を落としたとき。
クラウザーはブレードを手に入れたとき。
マイクはレオンと会ったとき。
ミラとヴァースは
ミ「確かサドラーにさらわれ・・・。」
ヴ「もう来たな。」
- 65 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:29:34 ID:VxdncU/c
- プラーガ達の復活第十六話〜試練の先に〜
武器商人は
武「何をしても歴史はかわらない訳じゃない。」
この台詞が伝わっていない事が分かると、
武「歴史が変わりませんように。」
神に祈った。
ラクーンはみんなクリアしたがレオンは
レ「ロケランが落ちた。ラッキー。」
どこからか声がした。
武「待て。ロケランを使うな。ラスボスはそいつじゃない。」
レ「どうすればいいんだよ。」
武「奴をここに誘導しろ。」
そこにはいかにも怪しい液体が入ったプールが
レ「やーい。ここにこいよー。筋肉だけが取り柄のおばかちゃん。」
「ウォォォォ!」
見事にタイラントはやっつけた。
列車の中のGとの戦い。
レ「やっつけたけどこの先は?」
武「これで試練はおしまい。」
ニコライはミハイルを生き残らせてしまった。
二「これも一つの選択肢か。」
武「ウェルカム。みんな良くやってくれた。プレゼントだ。」
- 66 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:30:20 ID:VxdncU/c
- プラーガ達の復活第十七話〜新たなる武器〜
エイダ バスターオートライフル 威力38 連射0,3 装填速度1,33 装弾数 無限 一度に三発の弾が出る!その内二発は自動追尾
レオン ハイメガショットガン 威力35 連射0,5 装填速度2,34 装弾数 無限 超拡散する!
シェリー ハンドガンアサルトシュラウド 威力15 連射0,3 装填速度0,01 装弾数 3000 クリティカル率が99%に!
アネット マグナムデスカスタム 威力79 連射0,8 装填速度2,33 装弾数 1781 特になし
マイク ハイペリオンマインスロアー 威力11 連射1 装填速度3,12 装弾数 349 爆風が通常の10倍!
全員 ダブルビームナイフ 威力32 連射 個人で別々 装填速度 個人で別々 装弾数 10000% 二刀流にもできる!エネルギーで実体化する驚異のナイフ!
ハンク ドレットノートマシンガン 威力18 連射0,02 装填速度1,23 装弾数 無限
ミラ ブリッツライオット 威力20 連射0,05 装填速度2,44 装弾数 9999 連射が半端ではない!
ルイス カスタムレッド9改99型 威力99 連射0,9 装填速度0,99 装弾数 999999 全てが9!
ダーク ダークグレネード 威力120 連射2,00 装填速度1,55 装弾数 670 爆風に毒が!煙幕も出る!
クラウザー デストロイボウガン 威力68 連射1,00 装填速度 なし 装弾数1 7本同時発射、一本一本に火薬が!
ニコライ VSP−SR−GGX−SYA−23型スタンボム ヒミツ
武器商人(ウェルナー) 秘密
武「ヴァース、アンタの武器は特別だぜ。」
ミラクルシールド 厚さ8センチのダイヤの盾!中には数多くの武器!
ゲイル用 オーディンシカゴタイプライターSP 威力30 連射0,1 装填速度3,46 装弾数 無限 ゲイル用のマシンガン!特別な仕掛けが!
ラルク用 ユニコーンショルダーキャノンSP 威力120 連射15 装填速度60 装弾数 12 肩に背負うキャノン!
ティス用 フェンリルカスタムブッラクテイルSP 威力18 連射0,3 装填速度0,12 装弾数 2300 特殊な効果!内容はヒミツ
ズフィルード用 ゴーレムリニアショトガンSP 威力88 連射? 装填速度(チャージ速度)43 装弾数 無限 空気が弾で一度に100発分こめられる!
セイレーンブッリツニードルミサイルSP 威力6 連射0,001 装填速度230 装弾数 ? 一秒間に針を千本!毒入り!
リヴァイアサンシャイングレネードSP 威力3 連射2,04 装填速度0,34 装弾数 670 爆発と同時に閃光が!味方が回復できる道具も武器の中に!
ファイアイフリートSP 威力40 連射? 装填速度19 装弾数 無限 高性能な火炎放射器!
シヴァダイヤモンドガンSP 威力40 連射? 装填速度18 装弾数 無限 イフリートの冷気版!
ミドガルズオルムマチルダSP 威力20 連射0,2 装填速度0,99 装弾数 無限 一度に99連射できる!!
ラムウスタンガンクローSP 威力39 連射? 装填速度 なし 装弾数 なし スタンガンの効果を持つクロー!
武「まだあるけどきりがないんでな。」
レ「行くぞ!」
- 67 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:30:52 ID:VxdncU/c
- プラーガ達の復活第十八話〜かつての強敵達1〜
ヴ(ズ)「重・・・・・。」
武「かるくしてやります。」
ル「すげぇ」
マ「何でもできるな。」
ドアを発見。
ダ「あーあ。鍵がかかってるぅ。しかも電子ロック。」
ヴ(テ)「僕に任せなさい。このフェンリルを使えば。」
いとも簡単にあいた。
武「奴のは機械系を自由に出来る。造るのに苦労したぜ。」
広い部屋に出た。
マ「あそこに村人が!」
ル「多分あれだろう。」
レ「あの時と一緒だ。小屋が俺たちの人数の3倍ある。」
村人「(スペイン語で)早くしろ!俺たちもやられるぞ!」
村人達が1000人がかりで引っ張り上げたのがエルヒガンテだ。
ル「まじかよ。」
更に7倍ほど巨大化していた。寄生体が出るはずの背中は機械の鎧で防御。体も全体が覆われている。兜も装着している。知能もある程度あるようだ。
レ「無線機が。」
サ「そこで死になさい。」
会話が終わった瞬間、村人達は全滅。死体が残らないほどになっていた。
エ「あのフケチビめ。」
ミ「あれは私たちも知らないよ!なんで?!」
ヴ(テ)「逃げ損ねた研究員のなれの果てだろう。」
エルヒガンテ「ここ。守れ、。言われた。」
マ「通してくれ。」
エルヒ「無理。そう言ったら。殺せ。言われた。」
暴れ始めた。
レ「逃げろ!」
出入り口がふさがれた。前の時みたいになった。
村人「お前達はここで死ぬんだ!」
ハ「まだ居たのか。」
エルヒ「うるさい。邪魔。しね。」
そいつは潰れて死んだ。
ヴ(テ)「ガナードでも、英語を言えるだけの知能があれば逃げれるんじゃ?」
マ「そんなとはどうでもいい。」
ヴ(テ)「僕があの鎧をどうにかするから、足止めしてて。」
この強力な武器の攻撃をいくら浴びても奴は怯まない。ダークの毒のグレネードも効果がいつ出るかわからない。
エルヒ「無駄。そこのやつ。邪魔。」
シ「きゃっ。」
レ「シェリー!大丈夫か?」
ク「足止めもできねぇのか?」
武「足止めぐらいは俺に。ニコライ手伝ってくれ。」
二「OK。アンタのスタンボムがありゃいいのさ。」
スタンボムは煙幕、毒、閃光、炎など、様々な物が出る。使い手によっては、自在に出す物が操れる。ニコライにはできる。
ク「なぜ、ブレードが出ない?後であいつに調べてもらおう。」
ヴ(テ)「はずれた。一気に決めろ!」
ダ「怖いものなしかも。」
みんなが一斉射撃をしてもなかなか倒れない。
シ「ど、どいて。みんな。私に任せて。」
シェリーが撃った弾は奴を一発で薙ぎ倒した。
武「ボスクラスの奴らには0,00001%の確率なのに。」
レ「奇跡が起こった。」
元フケチビは
ヴェルデューゴ左腕「エルヒがやられました。以上右腕の調査結果でした。」
ヴェルデューゴ右腕「もうそろそろ私たちに出撃命令を」
サ「まだ。もう少し刺客を送ってから。」
- 68 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:35:09 ID:VxdncU/c
- プラーガ達の復活第十九話〜少しの休憩〜
サ「次は?」
サラザールの頭「新人の私たちに信頼を?」
サラザールの左足「怪しまないのですか。」
サ「腕達を見ればヴェルデューゴは信頼できる。」
サラザールの右足「胴体は?」
サラザールの胴体「リヘナラドールを送りました。」
サ「彼らはこの光景を見てどんな顔をするのか?ふっふっふ。」
レオン達は
レ「弁当を食うか。」
ル「俺には愛妻弁当がある。」
マ「幸せだなぁ。俺も結婚をしたい。」
ダ「ご飯、食べないの?」
ヴ(ゲ)「ダーク。太るぞ。ん?・・・・・ええっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゆうに35段近くの弁当があった。
ミ「あんたはそんなに食べてもおなか減らないの?」
ア「若い子は元気ね。」
シ「いや。あれは異常。」
ダ「こんなん1分もあれば十分よ。」
ク「化けもんじゃあるまいし。」
ハ「分けてくれ。何もない。」
ニ「お前にも家族は居るだろ。」
ハ「いや、愛妻弁当と家族の写真をヘリの中に置いてきてしまった。遅れたから急いでた。」
レ「どじだな。」
エ「あーら。女にふられて、酒をいっぱい飲んで大きく遅刻したのはだれかな。(バイオ2のとき)」
レ「なんでそれを?!」
レオン以外「はははははは。」
このあと強敵との連戦が待ちかまえているのは誰も知らない。
- 69 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:35:43 ID:VxdncU/c
- プラーガ達の復活第二十話〜かつての強敵達2〜
リヘナラドールが食事中にやって来た。
マ「ルイスに聞いた例の奴か。だが、俺のマインの敵ではない!」
マインの弾を五発ほど撃った。
マ「起爆装置を押せば、爆発する。」
マイクが押しても爆発を起こさなかった。
ニ「また例の電波か。」
ハ「弁当が食えなかったのはあいつのせいか。」
針を飛ばしてきた。
ル「うわっ。なんでわかるんだ?」
ハ「近くの森にきもい青色の肌が見えた。」
武「サーモスコープでのぞいてと。」
のぞいてみると何も無かった。
ダ「目眩ましを。」
グレネードを撃って、煙幕が出た瞬間、驚くべき物を見た。
レ「なんだありゃ・・・。」
弱点のはずの寄生体が中に浮いていた。○ァンネルのように。
ダ「何で黒く染まるの?」
ル「簡単に言うと科学反応だな。」
マ「とっておきのハンドガンを使うしかないか。」
武「二秒もあれば俺が限定仕様にしてやるぜ。」
マシンガンハンドガン威力0,5 連射0,001 装填速度0,01 装弾数 ?(数え切れない)
マ「ヒッヒッヒ。センキュー。」
武「台詞をパクるな。」
レ「いいな俺も言いたい。」
そう言っている間に敵は始末されていた。
武「マイク。その武器は非常用だ。即席で造ったからいつ暴発が起きるか分からん。」
ク「そう言えばあんたの名を聞いてなかった。」
武「ウェルナー・レール・カミングスだ。」
サラザールは
サ「スコット君達は?」
胴体「今、最後の刺客、チェーンソー男です。」
右足「巨大化はしていないはず。」
左腕「大丈夫だ。奴は」
頭「Gが入っている。」
右腕「Gが入っているのはU-3、我らヴェルデューゴ、サドラー様、あとはあのテェーンソーの奴ぐらいだ。」
左足「だからご心配は無用です。」
サ「だが奴らは今まで命の危険に何度もさらされたが、ほとんど傷を負ってはいない。」
頭「偵察の特製ノビスタドールによれば小娘の一人がTに感染しているそうだ。」
サラザールの左肩「初めまして。」
サラザールの右肩「両肩です。」
サ「ふっふっふ。楽しみだ。」
- 70 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:36:19 ID:VxdncU/c
- プラーガ達の復活第二十一話〜かつての強敵達3〜
ア「みんな、ちょっと待って。シェリーになにかあったみたい。」
ヴ(デストライ)「見せてみろ。俺は研究員だ。」
デスが見ると、驚くべき結果が出た。
ヴ(デ)「まずい、Tに感染している。」
ミ「直し方は1つ。支配種プラーガを入れる。」
ア「もうひとつ。」
シェリーに銃を向けた。
ア「ハンクとかはしっているわ。」
撃った。
ア「私のウイルスの効果は一度仮死状態になったあと、超人的な身体能力を身につけ蘇る。」
エ「そこまでは何人かに説明したけど。」
ダ「ちょっと待ちなさい。私は聞いてない。」
エ「あっ!ごめん。忘れてた。」
ダ「どうせ私なんか・・・・・。」
レ「大丈夫か?」
マ「腹いっぱい食える店を紹介するよ。」
マイクのせりふを聞き、ダークは急に元気になった。
ア「続きは?」
エ「あれは。」
チェーンソー男が現れた。特に変わった様子はないようだ。
ア「とりあえず、安静にしておかないと。」
近くの小屋にシェリーを寝かせた。
チェ「グォォォォォォ!!」
レ「なんか、苦しそうにしてるぞ。」
突然変異を起こしたらしい。Gの第一形態みたいになった。
レ「粉々に粉砕しなきゃ復活する。」
チェーンソーも体の一部みたいに巨大に変形していた。
ダ「ウェルナー、有効な武器はない?」
ウ「俺は弱点がわからないと有効な武器は造れない。」
チェーンソー男はすでに仲間に向かって突撃を始めていた。
ヴ(ゲ)「マシンガンの標準が定まらん?!」
ニ「奴の前ではレーザーポインターの光が屈折してしまうらしいな。」
いきなり奴は吹っ飛んだ。
ク「何が起こったんだ?」
奴の前にシェリーが立っていた。奴をボコボコにしていた。
ア「あの子のは特別。能力は数段上、老化が遅くなる、一切の病気にかからない。」
エ「ウイルスにも感染しないわけね。」
シ「これでおしまいね。」
みんなの射撃によって、奴は灰と化した。
ヴ(ズ)「もう刺客はいない。ヴェルデューゴと元フケチビのみ。」
レ「あと一息でこの城ともおさらば!」
- 71 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:36:49 ID:VxdncU/c
- プラーガ達の復活第二十二話〜決戦!サラザールの分身〜
マ「どうだ。サルザールとやら。」
サ「よく来ましたね。ちなみに私はサラザールだ。」
サラザールの部下たちが集まった。
レ「やばいな。」
サ「うるさい。」
サラザールが何かのボタンを押すと、レオンとサラザール以外は落とし穴に落ちた。
サ「みんな一対一で戦える場所に送りました。」
レ「そりゃいい。」
ウェルナーは左腕、エイダは右腕、ハンクは右肩、ニコライは左肩。
ヴァースは頭、シェリーは胸、アネットは胴体。
ミラは右膝、マイクは左膝、ルイスは左足、クラウザーは右足。
ダークは
ダ「ここはどこだろ?」
迷路みたいな道に出た。
レ「お前は一人では雑魚だろ。」
サ「私の能力を知らないからそう言えるのですよ。スコット君。」
- 72 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:37:37 ID:VxdncU/c
- プラーガ達の復活第二十三話〜決戦!最強の集団!〜
ウ「残念だったな。久々の復活なのに。」
左腕「死ぬ前に貴様の武器を説明してくれ。」
イージスロケットランチャー 7連射できる!
左腕「そういうことか。」
奴は倒れた。
ウ「物好きな奴。」
エ「あなたは結局私の前では雑魚ね。」
右腕「パンツが見え・・・・。」
エイダは持っている手榴弾を全て使った。
ハ「肩なんて雑魚。」
右肩「なんてことを!」
ハンクは処刑を使った。
ニ「俺のスタンボムは分身も作れる。残念だったな。」
左肩「サラザール家よ永遠に!」
ニ「そう言う奴は嫌いだ。もう死んでてもな。」
シ「不死身でもないのにこんなことをするのは馬鹿のすること。」
胸「プラーガを使わずにこんな力を・・・。」
胸はまさに瞬殺された。
ア「液体窒素があってよかった。」
凍った隙にマグナムを撃つと、簡単に砕けた。
ミ「以外に弱かった。」
右膝「ぐおおおお!」
なぜか一発で死んだ。おそらく運がよかったみたいだ。
マ「お前、体を見ろ。弾がいくつもあるだろ。」
左膝「なんだと?そうか。あれかぁ!」
マ「遅いな。」
奴は吹き飛んだ。
ル「アディオス。」
左足「・・・・・。」
ル「一回もしゃべってねぇ。死んじまったら口もきけないけどな。」
ク「お前の前では俺は無敵。」
右足「一蹴りでかよ。」
蹴り一発で奴は死んだ。
ヴ「多彩な武器を使う俺の前では敵じゃない。」
頭「お前は10年前の!」
ヴ「今更気づいても遅い。」
ヴァースは自分の過去に気づいた者は抹殺している。(ミラ以外)
- 73 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:38:27 ID:VxdncU/c
- プラーガ達の復活第二十四話〜サラザール家の栄光〜
サ「何!私の分身達をよくも!」
サラザールはなぜか知っていた。部下の全滅を。
レ「そう言ってる間に俺たちに増援が来た。」
アーク(以下ト)「レオン!助太刀に来たぞ!」
サ「君があのアーク・トンプソンか。スコット君、君の周辺はしりつくしてる。」
ト「貴様。変な奴だな。」
サ「私の栄光に傷がつくじゃないか!抹殺してやる!」
ト「お前なんかに栄光なんて物は無い。(勘)」
レ「ウェルナーに頼んだお前用の武器がある。受け取れ!」
ト「恩に着る!」
ハンドガンCパーフェクトタイプ(ベレッタM8002 クーガーF) 威力21 連射0,2 装填速度0,15 装弾数 6951 彼の銃をカスタムした特別な銃!
サ「何故そんな物が!?」
レ「あいつが戻った後、この銃をあずかった。それを改造してもらった。」
ト「お前は強そうには見えんな。」
サ「お前は何故来れた!?」
レ「もしもの時のために呼んだのさ。バイオハザードの可能性もあったしな。」
サ「捻り潰してやる!私の真の力を見ろ!」
サラザールはヴェルデューゴの様な姿に変身した。尻尾が3本あり、かぎ爪がとてつもなく大きくなっている。
レ「ウェルナーの武器があれば怖い物なしさ。」
ト「閃光手榴弾だ喰らえ!」
サ「2秒程度しかとめられないぞ。」
レ「十分さ。」
サラザールが目を開けると2人の姿は無かった。
サ「おまえらぁ!」
レ「今だ!ベリィ・トゥ・ベリィ!」
サラザールは頭を強打した。
ト「俺もいるぜ!くらぇ!」
アークは背負い投げをした。
サ「うおぉぉぉぉ!」
レ「お前を抹殺する!」
ト「お別れの時間さ坊や!」
サラザ・・・、いやフケチビを抹殺した。
その頃ダークは
ダ「なにここ?わけわかんない!」
特別ノビスタドール「知能がある俺にあんな小娘をやれと?ふざけんな!あの城主には逆らえないけどな。」
ダ「もうやだ!」
ダークがグレネードを撃つと壁は壊れた。
ダ「古いのか。じゃあやっちゃえ!」
グレネードを乱射した。もちろん、ニコライとハンクからもらった予備ガスマスクをつけて。
ノビスタ「なんだこの煙は?ゲホッ。ど、毒入りか!まずい!」
時既に遅し。ダークに気付かれないまま特別ノビスタは死んでしまった。
ダ「でも壊れない壁もある〜〜。もうやだ〜〜〜!」
終点はまだまだ先のようだ。
サドラー「もうそろそろだな。」
この先に最悪の悪夢を見るとはサドラーさえ想像できなかった。
- 74 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:41:39 ID:VxdncU/c
- saiさんの作品↓
- 75 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:42:22 ID:VxdncU/c
- 〜L.A.J奮闘記③〜
レ「クラウザー!」
ク「何だ」
レ「弾薬を取りに行くから、手伝ってくれ」
ク「OK」
霧「こっちです」
コツ コツ コツ コツ
レ「えぇと、何の弾薬をどれだけ持ってきゃ良いんだ?」
霧「えっとですね・・・」
パラッ
霧人はメモを取り出しそれを見て口を開いた
霧「取り合えず、そこに有るのを2ダース分位でいいでしょう」
1F
エ「裕奈、霧人とは長い付き合いなの?」
裕「まぁ、長いといえば長いですね」
裕「元々一緒の学園に通ってて、その学園の学祭で学園全体サバゲってのがあって
それで大活躍したら一緒にスカウトされたんです」
エ「まぁ、貴女の腕なら活躍して当然ね」
裕「そんなことないですよ。うちの学園は何故か使い手が多くて、隣のクラスなんて
軍の1個団体にも負けない戦闘力持ってましたから」
エ「そうなの・・・・(一体どんな学園なのよ)」
ビー!ビー!ビー!
クリ「何だ!」
ジ「裕奈何の警報なの?!」
裕「解りません、レーダーを見てみないと・・・」
タタタタタタタタタタ・・・ガチャッ!
クリ「一体何があった!」
裕「大変です!この倉庫は敵に囲まれてます!」
クリ「何!?」
と、言ったその時
ガシャァァァン! キン! キン! キン!
ガラスが割られ閃光手榴弾が投げ込まれた
ジ「しまった!」
400「クソッ!」
カッ!
倉庫の中に大きな音と共に激しい閃光が広がった・・・・
裕「しまった!何も見えない!」
敵「突入!」
敵が倉庫の中に次々となだれ込んで来る。敵の一人がクリスに銃を向けた
?「危ない!」
ブォン!ゴッ! ゲシャッ!
次の瞬間クリスに銃を向けていた敵がクリスのすぐ横の壁に叩き付けられていた
?「大丈夫ですか?」
クリ「ああ、すまないな・・・・今何した?」
?「簡単ですよ、素手で殴っただけです」
クリ「・・・・凄い怪力だな・・」
8w「ハチワラです」
クリ「他をかたずけなくて良いのか?」
8w「その必要は無いですよ」
8wの言う通り戦闘が終わり彼方此方にガンビ(ガナードゾンビ)
の死体が転がっている
エ「凄いわね・・・・」
他の三人も視力が回復し大量のガンビに死体に驚愕していた
ジ「あたし達主力メンバーがスタングレネードでやられてたって言うのに」
400「無事でしたか」
そう言いながら駆け寄って来る400の後ろから二人付いてくる
偽「偽りの初心者です」
気「気ちがいです」
2人は敬礼しながら名のった。ちょうどその時
ダダダダダダダダダダダ!
レ「何があった!」
クリ「今頃来たのかよ・・・・」
裕「敵の襲撃があったんです」
霧「え!それで大丈夫だったんですか?!」
エ「大丈夫も何もあたし達なんて、スタングレネードでのびてたんだから」
ジ「殆ど、そこの三人とほかの無事だったメンバーで撃退したのよ」
ク「ホントかよ・・・・」
レ「それより、ケガ人は?」
裕「一人もいません」
レ「よし、じゃあ全員よく聞いてくれ・・・・」
〜L.A.J奮闘記③〜
〜完〜
- 76 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:43:13 ID:VxdncU/c
- 〜L・A・J奮闘記④〜
ダダダダダダダダダダダダ! ダァァン!
ガンビ「ギシェァァァァァ・・・」
ここは沖縄米軍基地である、ココでは今無数のガンビ達とL・A・Jの隊員が
戦闘を繰り広げている・・・
?「クソ!敵が多すぎる!」
?「俺達に任せろ!」
ピン! ヒュゥ! ドォォン!
?「ナイス!不知火さんコントさん!」
不知火「爆発物は俺達に任せろ!」
コント「おうよ!」
ブヲォン! グシャ! ブォン! ゲシャ!
ガンビ「グショァァァァァ・・・・」
そこには釘バットでガンビ達を次々と薙ぎ倒していく女性がいた・・
ドロップである。ドロップはこの世の物とは思えぬ形相で不知火達
を睨みつけこう言った(あぁ、ドロップさんそんなに物投げないで・・・・)
ドロップ「あんさん等・・・喋る暇あったら手ぇ動かしぃや・・・ええな?」
(↑極道の女風に)
不「はっ・・ハイ!」
コ「解りやした!」
ド「だったらあいつ等を殺って来なさい」
コ「えっ?あいつ等って・・・・」
ド「あいつ等よ」
ドロップの指差す先には今にも破られそうなバリケードが有った
ドォォォォォン!
ガンビ「全員突撃!」
終にバリケードが破られ、敵のガンビ達が次々となだれ込んでくる
不「アレを2人で!?」
?「よし!俺も手伝おう!」
不「甲賀さん!」
コ「甲賀さんがいりゃぁ百人力だぜ」
甲賀「サッサと倒してバリケードを修復するぞ」
不「ッシャァ!」
甲「待て」
コ「ん?何だ、甲賀さん」
甲「まず、手榴弾を投げてその後俺が方天画戟で切り込むから2人は
M16A2で援護してくれ」
コ「だがそれじゃあ、甲賀さんが・・・・」
甲「コレ位じゃぁ死にゃしねぇよ」
不「解った、任せてくれ」
コ「・・・・解った」
不「じゃ、早速・・」
ピン! ヒュゥ!
不知火は手榴弾の安全ピンを抜き、ガンビの群れへ投げた
ドォォォン! パラ パラ パラ
ガンビ「ぐっ・・」
甲「行くぜ!」
バッ! タッタッタッタッ!
甲「うぉら!」
甲賀は方天画戟とコルトパイソンでガンビ達を次々と倒していく・・
コ「やるな!甲賀さん」
不「負けてらんねぇな!」
コ「オォヨ!」
ダダダダダダダダダダ!
ガンビ「グゥゥゥゥゥ・・・」
ガンビ「ギシェァァァ・・・・」
ガンビ「オォォォォォ・・・」
5分後・・・
甲「やっとかたずいたか・・・」
ド「バリケードも修復終了よ」
コ「・・・・・」
不「どうした?」
コ「ん、いや、本当に救助が来るのかと思ってな」
不「当たり前だろ、ちゃんと救援要請したし本部に要請するって返事も
来ただろ。それに任務も内容が内容だし」
甲「だが、もう4日目だ武器も食料も有るが問題はメンバーの精神力だ
バリケードが破られたんだ、皆不安がってる」
不「そんな時のために俺達3人組がいるんじゃねぇか」
ド「そうよ、あんた達はいいムードメイカーなんだから・・・今後も頼むわよ」
3人「任せとけ!」
〜L・A・J奮闘記④〜
〜完〜
- 77 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:43:55 ID:VxdncU/c
- 〜L・A・J奮闘記⑤〜
レ「全員よく聞いてくれ」
そう言うとレオンは近くに有ったホワイトボードを引き寄せ
3つのアルファベットを書いた
レ「最初に3チームに分ける。まずはAチームからだ・・・・・」
そう言うとレオンは次々とボードに名前を書いていく
Aチーム:sss、レヲン、ddr、伝説・改、sai、おばはん。その他名も無い2人
Bチーム:偽りの初心者、8w、27、Gon、クリス、クラウザー、名も無い5人
Cチーム:レオン、エイダ、霧人、裕奈、iazuma400、気ちがい、セレナード、名も無い5人
※各チームの最初の人がチームのリーダーです
名も無い数名は、隊員A、B、C、D、E、F、G、H、I、J、K、L、で表記されます
レ「・・・の、3チームで行こうと思う、尚このチーム分けは今回の
任務以降も使用して行く、要望は有るか?」
クリ「俺は、別にいいぜ」
偽「俺もだ」
レ「じゃあ、作戦を説明する」
レオンは倉庫から基地までの地図を広げ、作戦を説明し始めた
レ「今回使用するのは、UH-60一機、ストライカー4台だ。
Aチームは、ブラックホークで上空から援護、B・Cチームは両チーム
ストライカー2台づつに分かれて、地上から基地を目指す・・・いいな」
全員「了解!」
レ「装備を積み込み次第出発だ」
伝説「じゃ、さっさと積み込むか・・・」
ddr「だな」
5分後・・・・
レ「Cチーム出発する
偽「Bチームも出発する」
ブロォォォォオオ・・・
おばはん。「さてと、いきますか」
レヲン「ですな」
sai「計器ヨシ、離陸準備完了」
お「離陸」
キィィィィィィィィイイイイ! バラバラバラバラバラバラ!
お「方角は?」
sai「3時の方向だ」
お「方角確認、ストライカーを追うわよ」
7人「了解」
バラバラバラバラバラ・・・・・・・
〜L・A・J奮闘記⑤〜
〜完〜
- 78 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:44:52 ID:VxdncU/c
- 〜L・A・J奮闘記⑥〜
旧米軍基地脇ガンビ沖縄前線基地脇監視小屋(なげーなオイ
見張りの交代時間になり監視小屋に2人のガンビが向かっていた
ガンビA「おい、聞いたか」
ガンビB「何をだ?」
ガA「アメリカの傭兵部隊を襲撃しに行った部隊が、返り討ちに遭ったんだと」
ガB「マジか!?」
ガA「ああ、何でもあと40分程度でココに来ちまうそうだ」
ガB「せめて、交代時間まで待ってほしいぜ」
ガA「まったくだ」
そう言いながら2人のガンビは監視所の戸を開け中に入った
ガチャッ・・・
ガA「うっ」
ガB「何てことだ」
監視所の中で二人が見たものは、3人分のガンビの変死体だった
ガB「ひでぇな・・・」
1人は銃で撃たれ、1人は鋭利な刃物で、もう1人は凍り付いて死んでいた
ガB「傭兵部隊の仕業だと思うか?」
ガA「違うな。奴らが来るには早すぎる・・・・誰か別のヤツの仕業だ」
?「そう、その通りだよ」
ガA「!!!」
ガB「誰だ!」
クル チャ!
2人は即座に振り向き、持っていた銃を構えた
振り返った先には、3人の女が立っていた。いや、正確には14〜5歳の女2人
(1人は色黒でもう1人は野太刀持っている)10歳位の小さな少女が1人だった・・・
2人は真剣な様相だが、少女は薄ら笑みを浮かべ、服装に至ってはゴスロリ衣装だ
ガA「お前らがこいつ等を殺ったのか?」
?(少女)「そんな事も言わんと解らんのか、貴様らは」
ガB「んだとこのガキ!」
少女「むっ!?ガキとは何だ!コレでも貴様らよりは、生きてるんだよ」
?「落ち着いてください、エヴァンジェリンさん」
?「それよりエヴァ、そのゴスロリ衣装は何とかならないのか」
2人はゴスロリ少女のことを、エヴァンジェリンと呼んだ
エヴァ「うるさい!私は冷静だ刹那。それと龍宮、コレは私の趣味だ、何を着ようと勝手だろ」
今度は野太刀を持った奴が刹那、色黒のほうが龍宮と呼ばれた
ガA「オイ!お前ら!」
龍宮「ん?戦るのか?」
ガB「当たり前だ」
エヴァ「こいつ等は私が殺る」
龍宮「任せたぞ」
刹那「では、私たちは外に・・・・」
ガチャン
ガB「ハッ!お前如きにやられるかよ」
エヴァ「・・・・・・・・・・・・・」
エヴァは、何かを唱え始めた
ガB「あぁ?何言ってやがる」
エヴァ「クリュスタリザティオー・テルストリス!」
パキィィィィィィン!
次の瞬間、俺達2人は氷の中に閉じ込められていた
エヴァ「ふん、他愛も無い」
そう言うとエヴァは、監視所を後にした
ガA「(ク・・・・・ソ・・・・・ガクッ)」←延命
エヴァ「待たせたな」
龍宮「じゃあ、行くぞ」
エヴァ「あぁ」
一方レオン達
お「こちら、おばはん。基地を目視で確認」
レ「了解、聞いたか、偽りさん」
偽り「あぁ、聞こえてる」
レ「よし、全員戦闘準備!」
全員「了解!」
〜L・A・J奮闘記⑥〜
〜完〜
- 79 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:47:24 ID:VxdncU/c
- 「武器商人の新商品」
其の壱
武「ヘッヘッへ旦那、レッド9の新しい仕様が出来ましたぜ」
レ「フーン・・じゃぁ、頼む」
武「ヒッヒッヒ、毎度あり」
武「出来ましたぜ、試してくだせぇ」
レ「じゃあ」
カチン
『サイキックパワァ〜』
武「引き金を引くとルイスの台詞が!名づけて、ルイス仕y」
レ「元に戻せ(怒」
其の弐
武「じゃあ、これは如何ですか?」
レ「何だコレ?銃か?」
武「まぁ、試してくだせぇ」
レ「よし」
カチン バォン!
レ「何だコレ!?青い球体状の光の塊が出たぞ!?」
武「ヘッヘッヘ、ハリウッドの映画を元に作ったエネルギー銃でさぁ
名前は、バイオ5(フォース)g」
レ「DOOMか!DOOMじゃねぇーか!つか、誰も解らんと思うぞ」
其の参
武「じゃぁ、コレは?グロックの限定でさぁ」
レ「グロック持ってないんだがなぁ」
武「じゃぁ、試すだけでも」
レ「まぁ、いいか」
カチン
『神は留守だよ、休暇とってべガスに行ってる』
レ「何じゃこりゃ」
武「引き金を引くと某漫画の女キャラの台詞が!名付けてエダs」
レ「ブララグか!しかもエダ!」
武「ほう、旦那よくご存知で」
レ「ジャパニーズコミックはよく読むからな」
其の四
武「では、コレは?」
レ「何だ?この野太刀は」
武「コレを使うには、この巻物の中身を会得してくだせぇ」
レ「何でだ」
武「この野太刀は、日本が京都に伝わる"かみなるりゅー"と言う流派に
代々伝わる、由緒正しい剣なんでさぁ・・名前は確か」
レ「夕凪か!しかも、"かみなるりゅー"じゃなくて"しんめいりゅう"(神鳴流)だろ!
で、ネ○まネタか!そして他の人が解らんネタは、やるな!」
武「やはりご存知で」
レ「全巻揃えてんだよ!(作者がね)」
「武器商人の新商品」
完
- 80 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:48:23 ID:VxdncU/c
- 〜L・A・J奮闘記⑦〜
お「こちらおばはん。敵に対して先制攻撃を仕掛ける」
レ「了解した」
偽「盛大にやってくれ」
伝説「任せな」
そう言いながらsssと伝説はRPGを構え、敵の方向へ狙いを定めた
sss「ハレルヤ!」
ボシュゥゥゥゥウウウ! ドォォォォオン!
「グギャァァァァ・・・・」
「オォォォオォォォゥウ」
狙い通り、発射されたRPGは敵の集団に着弾し、数十体のガンビ達を吹き飛ばした
「敵襲!戦闘配置!」
ガンビ達が戦闘配置に付くと、ガンビ部隊の大佐が現れた
ガ大佐「被害確認を急げ!・・・・敵の数は?」
「今の所、戦闘ヘリ一機のみです」
ガ大「RPGもそのヘリから発射されたのか?」
「その様です」
ガ大「敵が一機だけのはずは無い!確認急げ!」
「大変です!」
通信兵が大声を上げた
通「前線より通信!敵のヘリが高速で接近中との事」
「レーダーにも、その様に反応があります」
その時、おばはん。達の乗るブラックホークがガンビ部隊のテントの上を霞め飛んだ
sss「俺のAKが火を噴くぜ!」(マズルフラッシュで、実際に火を噴くように見えます。マジで)
レヲン「俺のバレッタを喰らって、生き残れると思うなよォ!」
2人は地上の敵に対して一斉掃射を行った
ダ ダ ダ ダ ダ ダ ダ ダ ダ!
「クソ!撃ち返せ!」
地上から懸命に撃ち返すも、高速で移動する戦闘ヘリに簡単に当てられる訳も無く
ガンビの死体と、空のケース(薬莢)が増えるだけだった・・・・
「物陰に隠れて戦うんだ!」
そう言った時、遠くから何かが飛んでくるような音がした
「(何の音だ?)」
ヒュゥウ ドン! ドン!
何かが、落ちた所で小規模の爆発が起きた。
その爆発で防護フェンスの一部が壊れ、そこからレオン達の乗るストライカーが
中に、進入した
「グレネードだ!気をつけろ!」
「本部より通信!あの装甲車を狙え、と」
「RPG持ってこい!」
ダダ! ダダダ! ダ! ダ ダ ダ ダ ダ ダ ダ ダ!
8wがストライカーのM9で敵を次々と倒していく
8w「まさに、百発百中!」
偽「8wさん!RPGだ」
8w「任せろ」
ダダダダダダ!
「グガァ!」
RPGを構えていたガンビが撃たれた拍子に、狙いがそれ、暴発し、ガンビ部隊の
電波塔を吹き飛ばし、それが原因でガンビ部隊のレーダー・電波機器が使用不能になった
ガ大「なんだ、どういう事だ」
「通信不能です」
その時、ブラックホークのミニガンが本部テントに向かって撃たれた
ブ ゥ ァ ァ ァ ァ ン!
ガ大「チィ!俺が直に落としてやる、誰か四人ついて来い!」
「「「「フゥ・アー!」」」」(←"了解"見たいな意味です"イエス・サー"は応答みたいな意味)
伝説「ボシュッ、ボシュッ(←グレネ)・・・・・楽勝だな・・・・ん?」
伝説は地上でRPGを構えている敵を見つけた
伝説「おい!あいつらを撃て!」
隊員A「了解!」
ブゥァァァァァン!
ミニガンがRPGを構えていた敵を倒した
ガ大「馬鹿め、奴らは囮だ・・・・援護射撃を頼むぞ」
「フゥ・アー!」
ダン! ダン! ダン!
レヲン「クソッ! ダン!ダン!ダン!」
ガ大「今だ!」
ボシュボシュゥゥ!
ガンビの大佐は一度に2発放った
Sss「RPGィ!」
Sai「旋回上昇!」
レヲン「間に合わねぇ!」
ドォン! ウゥ!ウゥ!ウゥ!(警告音)
RPGの一発がヘリのテールローターに当たった
お「しまった!」
Sai「制御不能!」
ヘリが回転しながら、どんどん高度を下げていく
伝説「木にぶつかるぞ!」
伝説の言う通り、ヘリの向かう先には大きな木が聳え立っていた
Sai「避けられねぇ!」
お「墜落するわ!」
ドォォォォォン! バキ! バキ! バキ!
ヘリはガンビ部隊のテントから1㎞程離れた場所に墜落した
〜L・A・J奮闘記⑦〜
〜完〜
- 81 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/13(金) 22:49:11 ID:VxdncU/c
- 「反逆」
第一話〜プロローグ〜
2098年・日本
俺の名前はsai。こんな名前だが、一応日本人だ。
何でも昔、親父が使ってたHNなんだと。まったく、いい迷惑だ。
しかし、世の中も便利になったもんだ。あのカプコンがロボット産業に手を出してから
ロボット工学が飛躍的に進歩した。そういや、カプコンのベストセラーロボットの新作
が今日、発売されるんだったな名前はたしか・・・・・
ピンポーン!
「saiさーん!新型ロボット、AWのお届けに参りまいたー!」
sai「(宅配か)」
「判子お願いしまーす」
sai「はいはい」
「ありがとうございましたー」
受け取ってからじゃ遅いが・・・・・俺、こんなの注文したっけ?
それ以前に、カプコンの製品はゲームソフトしか買わないようにしてるんだがな・・・
sai「まぁ、来ちまったもんはしょうがない、起動させるか・・・
しかし外見がウェスカーとは・・・」
あ、それで"AW"か・・・
sai「えーと、ココとココを・・・・・・はい、起動」
AW「起動する」
sai「(口調もそれっぽいし)」
AWが起動した後、ホログラフが映し出された
『この度、カプコンはAWの開発にあたり、これをカプコンの会員である皆様に
無料でご提供する事を決定しました』
そういや、会員だったな俺。会員証は引き出しにしまいっ放しだが・・・
『つきましては、一週間後に宣伝用のPV製作への出演をお願いしたく・・・・・』
sai「(なるほど・・・・そういう事か・・・・)」
その後、ロボットのスペックの説明が流れ、ホログラフは終了した
sai「システム表示」
AW「了解」
ヴォン
sai「なるほど・・・・3原則はもちろん、緊急時や災害時のマニュアルなんかも
プログラムされてるのか、パワーも5%増し。かなりの高スペックだな」
AW「フッ・・・当然だ・・・」
・・・・嫌なロボットだな・・・つか、売れんのか?コレ
sai「お前、何が出来るんだ?」
AW「危険人物の抹殺、トラップの設置、一般人で入手可能な物での武器製作・・・」
sai「待て待て待て!お前一般家庭用だろ!」
AW「元々、特殊部隊やSPなどの公安向けに設計された物を・・・」
sai「一般家庭用にプログラムし直した、と?」
AW「そうだ」
前のプログラム消せよ・・・カプコン
よく販売許可下りたな、コイツ
AW「何か、用件はないか?」
sai「あ〜・・・・・・特にねぇな」
AW「そうか・・・・あ、一週間後のPV撮影にはロボットも一緒に連れて来い、との事だ
何でも、ちょっとしたパーティーもあるそうだ」
sai「ハッ、タダ飯食いまくってやるぜ」
AW「フッ・・・・」
俺はこの時、後に起こるとんでもない事を、予想できていなかった・・・・
いや、誰も予想する事など出来なかったのかも知れない・・・・
「反逆」第一話〜プロローグ〜
完
- 82 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 09:47:27 ID:Tv9Tors6
- 気ちがいさんの作品の作品↓
- 83 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 09:48:06 ID:Tv9Tors6
- Heroes Never Die ⑦
瓦礫の山となったアジトを後にする一行
ヘリの中では気まずい雰囲気が漂っていた
気「あれは・・・仕方ないよな。彼らの分も頑張って国が動いた理由を早く突き止めよう」
偽「ちょっと待った!普通に考えてこの人数で国を相手にするのは不可能じゃないのか?仲間が沢山いればなぁ・・・」
お「それよ!仲間を増やせば良いんじゃない?」
甲「・・・でもどうやって?」
お「国全体が動いてる訳だし、国の行動に対して不満を持っている人間がいてもおかしくないでしょ?」
G「そう考えれば答えは一つ。敵を味方につける」
ド「じゃあ決まりね。場所は軍事基地、警備基地、核兵器保存施設」
s「全員でぞろぞろ行くより分かれて行った方が効率良いな。グループ編成を考えよう」
不「3,4,4人ずつだ。敵を味方につける他に、武器があったら現地で調達してくる事」
気「俺とおばはんさんとddrさんの3人で軍事基地に向かう」
偽「警備基地は俺とドロップさんとクマさんと甲賀さんに任せな」
G「私たちはsssさんと不知火さんと意図さん達と共に核兵器保存施設に向かう」
ク「現地に着いたらまずは寝返りそうな奴を探す。それでOK?」
意「会話してる人がいたらその話に耳を傾けるのも良いかもしれないわね」
d「ここから1Km先の広場に確かジープが3台あったはずだ。そこへ向かおう」
- 84 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 09:48:55 ID:Tv9Tors6
- Heroes Never Die ⑧
気「もうすぐ軍事基地だ」
お「ちょっと、止めて!」
気「!?」
キィィィィィ
おばはん。の叫びと共にジープが鈍い音を立てて急停車する
d「何が起きたんだ?」
お「前を見て」
ddrは言われるがままに前方を見た
気「検問だ・・・」
とても厳重に敷かれている警備が目に入る
d「どうする?このままじゃ軍事基地内部侵入はおろか、入り口に近づくことも出来ない」
気「困ったな。何か良い手は無いだろうか」
お「私に良い考えがある。でもリスクは大きいわ」
偽「やっぱり名前の通りここは警備が多いな」
ド「ちょっと待って。ジープに乗ったまま基地に入るつもり?」
気づいた時には既に基地内部に侵入していた
だが周りの警備でジープに不信感を抱く者はいない
ド「どういう事?」
偽「ここの警備は適当で制服は無く、IDカードさえ無い。誰が入っても怪しまれないってこと」
ド「じゃあ普通にしてれば見つかることは無いって訳ね」
ク「あ、車止めて!警備基地の地図だ」
徐行していた為、ブレーキ音は響かなかった
甲「この先を左に曲がると休憩室だと。そうだ、休憩室なら愚痴をこぼす奴もいるかもしれない」
ク「行ってみよう」
G「ここに核兵器が保存されているというのか」
小さくボロボロな建物がGon達を向かえた
s「さて、どうやって中に?」
意「どうしよう・・・って不知火さんは?」
不「ここにでも警備服があればなぁ」
G「そんな所で何やってんだ」
不「ああ、Gonさん。ロッカーがこんな所にあるから警備服でもあるんじゃないかと思って片っ端から調べてるんですがなかなか見つからなくって」
G「ここで最後か」
ガチャ
不「あっ、あった!」
G「しぃー。声がでかい!」
不「すいません。あ、でもこれ人数分あるかな。1,2,3,4・・・4人分ある!」
s「これは偶然と言えるのか?」
意「罠っていう可能性も捨てきれないけどここまで来たら後には引けないね」
「ボス、たった今、警備基地に不審なジープが侵入したとの報告がありました」
「そうか。日没と共に奇襲を掛け、奴らの息の根を止めろ。それと、実験台はどうなった?」
「はっ、実験台は30体いましたがその内29体が死亡、27番目の実験台のみが未だに生き残っています」
「ならば奇襲時に実験台を連れて行け。戦闘データを記録させて来るのだ」
- 85 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 09:49:26 ID:Tv9Tors6
- Heroes Never Die ⑨
気「そりゃ良い考えだ。派手にやるか?」
d「そんな無茶な・・・でも仕方ないな」
お「それじゃ決まりね。でも誰がやろうか」
d「ここは任せな!」
気「助かる。だが爆破地点は100M先の倉庫だぞ?どうやって?」
d「ラジコンで手榴弾を運ぶ」
気、お「・・・」
d「よし爆破地点に着いたみたいだ」
気「良いか、あそこを爆破すれば検問の警備兵が様子を見に行く。そうすれば検問の警備が手薄、もしくはガラ空きになる。そこで侵入だ」
お「いざとなれば強行突破よ!」
d「爆破!」
ヒュゥゥゥ ドカーン
「お、おい、爆発したぞ。検問はいらない、様子を見に行くぞ!」
気「よし、ガラ空きになった。行くぜ、しっかり掴まれよ!」
ブォォォォォン
ジープが今となってはガラ空きとなった軍事基地に潜入した
d「あの警備兵たちに戻ってこられたら退路を塞がれることになる。今のうちに始末しよう」
気「何か良い物は無いか?」
お「ここで登場ロケットランチャー!これを倉庫付近に撃てば全滅ね」
ヒュゥ〜 ドカァァァァン
ロケットランチャーは見事に命中し、警備兵は全滅した
ウーウーウーウーウーウー
気「警報!?派手にやり過ぎたか」
お「冷静になるべきだったわ。まさかこんな事になるなんて」
d「今は後ろの事より前を見よう」
建物から警備兵と思われる者が二人現れた
気「まさか殆どの戦力を検問に回していたのか?」
お「馬鹿ねぇ〜。それにしてもあの二人が攻撃してこないのは何故?」
d「ぶっ、それどころか手振ってるぞ。行ってみるか」
気「待て、罠かもしれない。俺が行く。もしもの時は任せたぞ」
お「分かってるよ」
d「おう」
「おーい」
次第に距離が近づいてくる
片手にはナイフ、もう片方の手にはハンドガンを持っている。万が一の為だ
気「お前たちは何なんだ?」
「俺達の組織は元々あんた達を潰す為に結成されたんだ」
気「まあ大体そこら辺は理解している」
「だが、ボスのやり方に不満を持っていてあんた達が来るのを待ちわびていたんだ」
もう一人の男が口を開ける
「言う事聞かない奴は始末、それがボスのやり方だ。酷い話だよ。だから仕方なかった」
気「そりゃ酷い。人間のクズだな。それより、そっちの・・・」
「ああ、俺はinazma400でこっちがsaiさん」
sa「あんた達の命を狙うような真似をする組織の一員で悪かった」
気「それは全く構わない。じゃあ俺達に手を貸してくれるって訳か」
i「勿論俺達はその気であんた達をずっと待ってた」
気「助かる。向こうにジープがあるんだ。さあ行こう」
『軍事基地内にて不審なジープを発見。ただちに実験台No.27を向かわせる』
sa「これは・・・」
気「何だ?」
sa「10分前に全警備兵に届いたメールだ。もしかしたらこのジープってのはあんた達のものかもな」
i「早く脱出しよう!」
3人はジープへと急いだ
気「詳しい話は後だ。早くジープを出して!」
ブォォォ ブォォォ
気ちがいに代わってジープのハンドルを握るおばはん。だがエンジンがかからない
d「まずい、トラックが突っ込んでくる!」
衝突は免れられず、その衝撃で5人は意識を失った
- 86 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 09:50:01 ID:Tv9Tors6
- Heroes Never Die ⑩
甲「これが休憩所と言えるのか・・・?」
ク「いや、まるでボロアパートの部屋みたいだね」
ド「天井には蜘蛛の巣・・・」
偽「第一印象は最悪だな。そもそもこんな所で休憩する奴なんて居るのか?」
ジャラジャラ チャリン
「もうこんな組織嫌だ!何であの人たちを狙う必要がある!?」
「まあ落ち着け。てか相変わらずポケットに小銭入れてるんだな」
甲「裏に誰か居るみたいだ」
ク「この様子だと組織に不満を持ってるみたいじゃない?」
ド「確かにそうね。もう少し様子を見ましょう」
「どうする?逃げ出すなら今のうちだぜ?」
「で、でも見つかったらどうしよう」
「心配するな。俺が・・・」
偽「俺たちが守ってやる」
「だっ、誰だ!?」
偽「俺は偽りの初心者でこっちがドロップさんにクマさん、そして甲賀さんだ」
「もしや・・・」
ド「私たちはあなた達の組織が狙ってるグループよ」
「ほう、俺達を殺すのか?」
ク「殺す?何の為に?」
ピピピッ
『軍事基地内にて不審なジープを発見。ただちに実験台No.27を向かわせる』
「その答えは後だ。軍事基地にあんた達の仲間が行ってないか?」
甲「確か、気ちがいさんとおばはん。さんとddrさんが行ってたはずだけど」
「まずいな。今すぐ軍事基地へ行こう。彼らが危ない!」
偽「駄目だ。最優先事項を守らなければ・・・」
前方に行く手を阻む者たち。彼らを倒さねば先へは進めない
ド「肩慣らしと行くわよ!」
- 87 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 10:53:36 ID:Tv9Tors6
- Heroes Never Die ⑪
s「おい、何だこの継接ぎだらけの警備服は!」
G「仕方ないだろう。私のはズボンがブカブカだ」
不「まだ良いじゃないですか!?私のなんて背中にライオンのマークが・・・意図さんは?」
意「フードが付いてますねこれ。」
s「一番マシじゃん!」
G「まあ良い。長居は無用だ、行くぞ」
不「意図さんフード似合ってる」
意「何か?」
不「いや・・・」
ボロい建物の中に入るとすぐに核兵器が保存されていると思われる部屋へ辿り着いた
G「重火器の使用は厳禁だ。万が一見つかってしまった場合は・・・どうしようもない。何故なら警備兵を見てみろ。防毒マスクをしているだろう」
s「こいつは酷ぇ。ガスが出るって訳か」
意「こんな所に不満を持った奴なんているのかな?・・・って不知火さん!?」
不「お、携帯が落ちてる!」
G「全く、あいつは・・・」
不「大変です!この携帯に5分前、こんなメールが届いてます!」
『軍事基地内にて不審なジープを発見。ただちに実験台No.27を向かわせる』
s「ヤバいんじゃないのか?軍事基地っていったら気ちがいさん達が・・・」
意「仲間集めは後回しね。急ぎましょう!」
しかし彼らの会話を聞きつけ、不審に思った者が周りに知らせたらしく、保存施設は既に包囲されていた
G「このまま4人でぞろぞろとジープを取りに行ったら蜂の巣だ。私が行ってくるから援護は任せた」
外に出るなり走り出したGon。両手にアサルトライフルを持ち、敵を倒していく
それに負けまいとsssは猟銃、不知火は手榴弾、意図はデザートイーグルを乱射した
G「このままじゃ辿り着く前に蜂の巣だ・・・そうだ、こいつを!」
近くにいた警備兵を盾にし、攻撃を防ぐ作戦だ
銃撃が止む
G「良い子たちだ。あばよ」
ジープのアクセルを踏み不知火たちの元へと戻る
そして再び銃撃戦が始まった
G「良いぞ、乗れ!」
キィィィィィ
「待ちやがれ!」
「逃がさないぞ!」
不「誰が待つか馬ー鹿。悔しかったらかかって来いよ!」
不知火の挑発に乗った警備兵たちはかなり怒り、諦めることなく走ってきている
「乗れ、奴らを仕留めるぞ」
s「ちょっとやり過ぎたな。敵も車に乗り出したぞ」
意「まだ平気ね。あ、まずい、崖よ!」
G「しっかり掴まれ!」
Gonがハンドルを思いっきり切る
辛うじて落下は免れた
しかし後続の車は次々と転落していく
不「ふはははは、まるで人がゴミのようだ」
G「さて、軍事基地へ急ごう」
- 88 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 10:54:24 ID:Tv9Tors6
- Heroes Never Die ⑫
気「・・・」
お「う〜ん?」
d「ここは・・・」
どうやら警備兵たちに囲まれたらしい
先ほどぶつかって来たトラックに乗っていたと思われる者、実験台No.27と思われる者もいる
「奴らを3名、裏切り者を2名捕らえました」
「ふっ、たかが3人捕まえるのにどれだけ掛かってる」
「申し訳ありません。ここの警備が全滅していたもので」
「まあ結果良ければ全て良し。だが実験台をどうするか。このまま戦闘データを持ち帰らなければボスに会わせる顔がない」
sa「くそ、何で俺達がこんな目に・・・」
i「今は仕方ない。このまま大人しくしていよう」
「縛ってあるが大人しくしていれば何もしない。あ、ちょっと外すが良いか?」
「どうぞ」
実験台とトラックに乗っていた男が基地内部の建物に入る
「邪魔が消えたな。ここでこいつらを殺せば手柄は俺達のもんだ。野郎共!構え!」
「隊長の指示じゃないですよねそれ。平気なんでしょうか」
「奴が総司令だがこの部隊の隊長は俺だ。俺に逆らう奴はどうなるか分かるな?」
「失礼しました。では指示を仰ぎます」
「ターゲットを始末せよ。」
不「させるか!皆、伏せて!」
相手が引き金を引くよりも早く不知火の投げた閃光手榴弾が炸裂した
s「さて、いっちょ暴れるか」
ジープから身を乗り出しsssが猟銃を放つ
G「周りの敵は任せた。私は彼らの救助に向かう」
気「助かったよGonさん。ありがとう」
不「ぐはっ」
不知火が手榴弾のピンを外さずに投げてしまった
意「あれを投げ返されたらマズいわ」
お「狙撃するわ。任せて」
ドカーン
轟音と共に敵の戦力は一気に低下
「こちら軍事基地警備、応援求む」
G「この二人は?」
気「詳しくはまた後で。一言で言うと仲間」
sa「俺はsaiで、こっちはinazma400さん」
i「よろしく」
G「よし、行くぞ!」
気「キリがない。皆、あの建物に逃げよう」
不「ここは私の出番ですね」
建物の窓から敵が入ってくるのを確認するなり手榴弾のピンを外す不知火
不「早く外へ!」
窓を破って建物から脱出すると背後で爆発が起きた
s「もう追っ手は来ないな」
お「いや、これからが本番みたいね」
ライフルのスコープを覗きながらおばはん。が言う
意「物凄い数よ」
気「ジープまでかなり距離がある。どうやら退路は絶たれたようだ」
- 89 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 10:55:16 ID:Tv9Tors6
- Heroes Never Die ⑬
「ただで帰れると思うなよ」
ズカーン!
「ふっ、よく言うぜ雑魚が」
「そこだ、かかれ!」
ダダダダダダダ
偽「デザートイーグルにAK−47・・・何という組み合わせだ」
甲「偽りの初心者さん、危ない」
カンカンカン
甲賀が方天画戟でアサルトライフルの弾丸を一つ残さずに落とす
ド「ふんっ!」
リロード中の敵に対して容赦無く釘バットを振りかざした
「どっ、ドロップさん、伏せて!」
ドサッ
後ろからナイフを持って飛び掛る敵の目に小銭が命中する
「く、くそ、何なんだ!?見えない!」
偽「どこに目付けてやがんだ?」
正面から掌打をもろに喰らった相手は宙に舞った
「よくもやってくれ・・・た・・〜・・な・・〜」
ク「何が起きたんだ?相手の動きが遅くなってる」
「俺の特殊能力の一つでね。冷気と電気と闇も操れる訳だが」
ド「敵に回すと厄介だわね」
「てい、バックドロップ!」
鈍い音がする。それとは別に背後でも頭をかち割ったような鈍い音がした
「ふはははは、お遊びはこれまでだ。ん、どうやら裏切り者が二人いるようだがどういう風の吹き回しだ?」
「お前は生涯あのボスに自分の全てを捧げるつもりか?」
「それは違うな。本当に私が心から奴を慕っていると思ってるのか」
偽「てめぇの相手してるほどこっちは暇じゃないんでね」
ジープに乗り込もうとしたが直前で爆発、炎上し始めた
偽「くっ、逃がさないってか。良いだろう」
「ここは任せて!」
甲「だが、あいつは見るからに強そうだぞ?」
「偽りの初心者さんたちは早く軍事基地へ!俺たちもすぐ追うから」
「まあ良いだろう。お前たちは仲間の元へと行くが良い。私はこの二人だけに用があるからな」
ド「なら最初からジープを破壊する必要なんてないじゃない?頭の悪さにも程があるわ」
ク「徒歩で行けってことか・・・」
「これを」
偽「何だ?車のキーに見えるが」
「ここから500M程先に車が停めてある。それに乗って行くと良い」
甲「助かるぜ。じゃあまた後でな」
「これで邪魔は消えたな。さあセレナード、コント、決着をつけようか」
セ「どっちが正義か教えてやろう」
コ「ジョンソンも地に落ちたな」
「この世に正義もクソもあるか!」
ジョンソンの体から火の粉が飛ぶ
二人は反対の方向に避けた
セ「自分の過ちに気づかないとは愚かな」
ダダダダダダダダ
「愚かなのはどっちかな?」
シュパッ
セレナードの放った弾は全て呆気なく火の中へと消えていった
コ「化け物め!」
ポケットの小銭を投げつつ接近するコント
だが、先程のように上手くはいかない
「金は投げるものじゃないぞ。もっと大事に扱え」
コ「言われるまでもない。セレナードさん、僕が奴を引きつけるから背後に回って」
セ「了解!」
- 90 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 10:55:59 ID:Tv9Tors6
- Heroes Never Die ⑭
コ「こっちだ、ジョンソン。かかって来い!」
引きつける為に小銭を次々と投げつける
シャッ
コ「うわっ、投げナイフなんて卑怯だぞ!しかも火ついてるし」
「戦場に卑怯なんて言葉など存在しない」
セ(よし、回り込んだぞ。これで・・・)
ズカーン、ダダダダダダダダ
コ「やったか!?」
だが倒れる気配が無い
尚もセレナードが撃ち続ける
セ「こいつは化け物か」
何故か撃つたびにジョンソンの周りに粉塵が舞う
コ「まずい、爆発する」
バババババババババ
粉塵が舞っていた地帯が爆発する
セ「うがっ」
コ「セレナードさん!」
セ「大丈夫、少し掠っただけだ」
「余所見はよせ」
手に火の玉を握ったジョンソンが近づいてくる
セレナードもジョンソンに近づきナックルをかます
だがビクともしない
「死ねぇ!」
ジョンソンのパンチを何とか避けるが何かに躓き転んでしまったセレナード
「ぐあああぁぁぁぁ」
コ「何だあいつ、かなり苦しんでるけど」
セ「いってぇ。こいつ馬鹿か?」
「くっ、くそぉ・・・よくも・・・」
コ「分かった!水だ。こいつは水に弱い!」
セ「そうか、俺が転んだ時に水筒の水が・・・だが少量の水じゃこいつを倒す事は出来ない」
コ「少し時間を貰おうか」
セ「そうしよう」
セレナードが両手を前に出す
それと同時にジョンソンが走って向かってくる
コ「邪魔するな!」
コントも水筒の水をジョンソンにかける
「ぐっ・・・ぐぁぁぁ・・・ぁ」
セ「あと少し・・・」
次第に辺りが闇に包まれていく
コ「貯水池が裏にあったはず。確かホースはこっちに・・・」
セ「よし、放水準備完了」
それと同時に闇の世界は元の世界に戻っていった
「うおおおおおお!ぶっ殺してやる!!!!!」
コ「来たぞ、放水!」
ビシャー
セ「二人じゃ狙いが定まらない。このままじゃ突っ込んでくるぞ!
ジョンソンとの距離が狭まる
コ「まずい・・・」
「ぎゃあああああああぁぁぁ・・・・・ぁぁ・・・・・・・・・」
あと一歩のところで水がジョンソンに当たった
セ「やったのか・・・」
彼は火の如く、塵だけを残して消えた
コ「さあ、彼らの後を追おう」
- 91 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 10:57:11 ID:Tv9Tors6
- New Umbrella ① 〜序章〜
「今日は一体何の話?」
「あなたもそろそろ危ないわ。不幸の元凶、アルバート・ウェスカーを殺して新しい傘を作るべきよ」
「今私が行動に出なくてもレオンやクリスが殺してくれるわ」
「いいえ、彼らが殺したら意味が無い。あの2人がやるからには根から潰すわ。そうなったらアンブレラも終わり」
「そうね・・・分かったわ」
「でも最終的には彼らと戦う事になる。それは覚悟しておきなさい」
「計画が最終段階に達するまでに感づかれたらレオンは躊躇わずに私に銃を向けるわ。そうなれば御終いよ」
「その心配は無い。今の彼に愛する人を撃つ事など出来はしないからね」
「・・・」
「はい」
ホルスターから銃を抜き出し手渡す
ハンドガンブラックテイルだ
「何故これを・・・?」
「じゃあ行くわよ、エイダ」
「待って。そういえばあなた名前は?」
「ジル。ジル・バレンタインよ」
ジリリリリリリリリ
「ぐはっ、寝坊だ!」
「朝から騒がしいぞ、レオン」
クリスの野郎、何で早い時間に目覚ましセットしないんだ!全く、使えねーな!
「おい、クリス、もう9時だぞ。遅刻だ!」
「えっ、ちょっ・・・また上司に怒られる!」
ヤバイ、上司カンカンだろうな・・・
今回は流石にヤバイ。クビになりかねないぞ
「すいません!寝坊してしまいました」
「あ、あの時計が狂ってて・・・」
「レオン、言い訳するな。寝坊したのは事実なんだから」
「おや、君たち早いね。関心関心♪」
「上司、怒らないんですか?」
「何をだね?」
「いや俺たち遅れてきたんですけど」
「君たち寝ぼけてるのか?まだ6時だぞ」
どういう事だ?確かに家を出た時は9時を過ぎていたはず
しかも1つの時計に限らず家の中の時計全部の時刻が9時を回っていた
「まあ良い。眠気覚ましにこれを飲みたまえ」
「何だこの字。ネムネムウチハ?」
「レオン、これは漢字だ。こんなものも読めないのか」
「てめぇ読めるのか!?クリス」
「勿論。眠・眠・打・破(みんみんだは)だ」
くっ、俺としたことが・・・帰ったら漢字の勉強だ!
- 92 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 10:57:47 ID:Tv9Tors6
- New Umbrella ② 〜時間〜
ジリリリリリリ
いつものように目覚まし時計が鳴り響く
「もう起きる時間か」
レオンが目覚まし時計に手を伸ばしたがそれよりも先に音が鳴り止んだ
よく見ると今まで動いていた時計が目覚まし時計を含めて全て止まっている
どういう事だ。それに何か気配を感じる・・・
「お目覚めのようだね、レオン・スコット・ケネディ。僕の名前はタイマー」
ベットの下に常に忍ばせているナイフを取り出し、声の主の方へ顔をやった
「朝から客人とは俺も好かれたもんだな」
その時、奥の部屋から声がした
「お〜いレオン、どうしたんだ?」
クリスだ。先程の声の主がクリスの存在に気付き何やら怪しい動きを始める
そして一瞬にしてクリスの動きは止まった
「てめぇクリスに何をした!?」
「邪魔になるだろうから彼の“時間”を止めたのさ。なに、死んではいないから心配はいらないよ」
「そうか、この部屋の時計を止めたのもお前って訳か」
「その通り。昨日も止めてたんだけどどうやら僕の存在に気付かなかったらしいね」
寝起きのせいか、ぼやけて見えていた全てが鮮明に見えるようになった時、レオンの目の前にいた声の主は明らかに子供だった
その姿に驚いた表情を隠せないレオンを見て彼は
「驚いた?まだ10歳なんだけど」
その問いかけに無視し質問を一つ投げかけた
「そういえば聞いてなかったな。お前の目的は何だ?」
「一言で言えば New Umbrella を建てるって事」
「ふっ、アンブレラか。それなら餓鬼でも容赦しないぜ」
ナイフを片手にその餓鬼の元へと走る
「彼女たちの言うとおり相当アンブレラに恨みを持ってるみたいだね」
彼女たちって誰だ?それにしても懸命に走ってるのになかなか前に進まない
「ふはははは、エージェントも時間を前にしたらこの程度かぁ」
「くそっ、体が重い・・・」
そうだ、こいつのテリトリーはこの家の中だけで外に逃れれば自由に動けるかもしれない
しかしどうやって出ようか。この速さじゃすぐに追いつかれちまう
でも一か八かでやってみるか!
「おや、何処へ行くのかな?」
追っては来るものの何もして来ない。馬鹿にしているのか?それとも・・・
やっとの思いで外に辿り着いたが、しかしその光景は彼の予想を裏切るものだった
外にいる、あるものは全て止まっている。奇妙なことに信号が黄色の状態のままだったり、こんな状況下で笑えたのが横断歩道を赤なのに渡って車に轢かれる寸前の人の驚いた顔
「信号無視は良くないぜ」
「言っておくけど家から出たところで結果は変わらないよ。君は僕達の邪魔になる前に殺される運命なんだ」
またしても怪しい動きをとり始めた
「今までのはお遊びに過ぎないんだよ。さようならレオン・スコット・ケネディ」
レオンの体が動かなくなりナイフを落としてしまった。それをタイマーが拾い、徐々にレオンに近づいてくる
「これまでか・・・」
- 93 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 10:58:24 ID:Tv9Tors6
- New Umbrella ③ 〜逆転〜
ナイフが少しずつ、少しずつ腕に突き刺さるのが分かる
「ははは、苦しんでから死んでもらうからね」
ブチッ
何かが外れる音と共にナイフを突き刺す手が止まった
「レオン、無事か!?」
「クリスか、ありがとよ」
「君の動きは止めたはず・・・なのに何故・・・?」
「誰だか知らないが俺を助けてくれたみたいだ」
「くっ、もう一度止めるまでだ!」
再び怪しい動きをとる。それと同時にクリスが持っていた時計をレオンに投げた
「そいつの時間を逆転させろ!」
それからクリスはまた動きを封じられてしまった
言われるがままにレオンは時計の針を反時計回りに回す
「何が起きるんだか・・・」
数秒後、タイマーが妙な動きをとり始めた
まるでテレビを巻き戻しているような感じだ
「そうか、分かったぞ。こいつは時間を支配しているが時間に支配されてもいるんだ。でもそれだけでは奴を倒せない」
「その時計を破壊してみたらどうだ?」
クリスが自由を取り戻したようだ
「やる価値はあるな。でもこれで無理だったら御終いだぜ?」
「そんな事分かっているさ」
二人が時計をこれでもか、というほど踏み潰した
相変わらず巻き戻し状態になっているタイマーの姿か徐々に消え始めた
「よっしゃ!ざまあみやがれ!」
「皮肉なもんだな。支配していたはずの時間に葬られるとは」
彼の姿が完全に消えた後、一般人は皆自由を取り戻した
- 94 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 10:58:58 ID:Tv9Tors6
- REAL BIOHAZARD ①
この街はとても賑わっていた、昨日までは・・・
昨日までのことが嘘のように今日は静粛に包まれていた
嫌な予感がする。いや、きっと気のせいだ
そう自分に言い聞かせ家を出る一人の男
しかし後者の言葉とは裏腹に手にはM11が握り締められていた
「まずは街の様子を調べよう」
街の広場に出るとそこには数滴の血が垂れていた
やはり何かが起きているに違いない。そう確信した男は辺りを見回し、他に手がかりになりそうな物を探したが何も無かった
「うぅぅぅぅ〜」
低く濁った声が響く
男は真っ先にその場所へと向かったが、そこで見たものは現実では有り得ないなものだった
人が人を喰らっているのだ
「お、おい。嘘だろ?」
その声に反応するかのように人を喰らっていた人がこちらに顔を向ける
その顔は・・・ゾンビそのものだった
“それ”は徐々にこちらに迫ってくる
「へっ、まさかこの世界でお目にかかれるとは光栄だぜ」
バンッ!
“それ”の頭に1発弾丸をぶち込んだ
勿論そいつはもう動かない。完全に死んだのだ
「原因が分かったところで生存者を探すか」
バンッ!
「今の銃声は!?」
この男はまだ街で何が起こっているのか理解していない
でも銃声がすれば誰でも反応するものだ
何が起こったのかと銃声の方へと向かっていった
大通りに出ると人が向こうから歩いてくる
「あの〜昨日までに比べて街の様子がおかしくないですか?」
「・・・・・・・・」
「聞こえてますか?」
反応が無い。おかしいと思い、その人の顔をよく見てみた
口の周りは血だらけで体中の皮膚は所々爛れており異臭を放っている
咄嗟にマシンガンを手に取り引き金を引く
・・・が、安全装置が外れていなかった為、発砲出来なかった
安全装置を外そうとしたがマシンガンが手から滑り落ちた
気付けば相手との距離が1M程にまでなっているではないか
「くそっ!」
ハンドガンを懐に忍ばせておいたのを思い出し発砲
バンッ!
銃弾は確かに“そいつ”の心臓を撃ちぬいたが倒れて間も無く起き上がってきた
「何なんだこいつは!」
バンッ!バンッ!バンッ!バンッ!バンッ!バンッ!
銃弾を至る所に撃ち込んでやったが“そいつ”はくたばらない
『頭部を破壊しろ!』
何者かの声がする
「これで終わりだ!」
カチッ!
虚しい音が弾切れを告げる
「くそ、何か使えるものは・・・」
民家の家に何かが落ちている
“そいつ”の噛み付きを避けその何かを拾った
「トンファーか、よし、こいつで・・・」
背後に迫っていた“そいつ”の頭部を思いっきり強打した
「ふぅ、これで一安心・・・じゃなかった!」
もう1体の“そいつ”がまたも背後に近づいていた
『伏せろ!』
“そいつ”との距離が1Mを切っていたがその言葉を信じ言われた通りに伏せた
バンッ!
「あ、ありがとうございます」
「無事で何より。ここは危険だ、さあ行こう!」
- 95 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 10:59:30 ID:Tv9Tors6
- REAL BIOHAZARD ②
「まさか・・・こんな事はゲームの世界限定だと思っていたんですがねぇ」
この男は既に何が起きているか察している
とりあえず人の集まりそうな場所を何箇所も捜索していた
「うぅぅぅぅ〜」
路地から出てきたゾンビの数は10体以上
反対側の路地からも10体以上が出てきた
これだけ相手にすると貴重な時間と弾が無駄だと判断し、その場から走り去った
「こっちは確か駅に続いていたはず・・・」
予想通り駅を見つけた。しかも嬉しい事に電車が止まっている
しかし電車の周りにはゾンビが群れを成していた
この男はその群れに容赦なくグレネードランチャーを撃ち込んだ
パーンッ!
その後、車内にゾンビがいない事を確認し運転席に座った
「そういえば自己紹介してませんでしたね。僕は“伸びる人”です」
「俺は“気ちがい”。よろしくな」
パーンッ!
激しい轟音が2人の耳に届く
伸「あっちは・・・駅の方ですね、生存者かもしれませんよ」
気「行ってみるか。そういえばこれ」
気ちがいがマシンガンを伸びる人に差し出す
気「さっきゾンビ共に襲われた時に落としたんじゃないのか?」
伸「あ、どうもです」
駅に着いたがゾンビ共の手はまだここまでは及んでいないらしい
改札を抜け、ホームに出ると電車が止まっていた
伸「動かせます・・・かね?」
「うぅぅぅぅ〜」
気「ちぇ、ここは安全と思っていたがどうやら駄目なようだな」
駅の入り口にいなかっただけで内部にはゾンビが大量にいた
伸「このままじゃ喰われちゃいますよ。そうだ、この電車の中に避難しましょう」
プルルルルルルルルル
電車の扉が閉まる
気「ひゃぁ〜危ねぇ危ねぇ、置いてかれちまうところだった。」
伸「扉が閉まったって事は運転席に誰かいるのかもしれませんね」
気「閉まったは良いが何故動かないんだ?」
伸「とりあえず僕が運転席を見てくるんで気ちがいさんは後ろの車両を見てきてください」
気「了解!」
伸「誰かいますか〜?」
カチッ!
伸「ゾ、ゾンビじゃないですよ。だから撃たないで下さい」
「人でしたか、申し訳ないです」
伸「良いんですが扉を閉めてくれたのはあなたですか?」
「はい、見るからにヤバそうな状況だったので閉めました」
伸「助かりました。ありがとうございます。ところでこの電車は動かないんですか?」
「それがですね・・・レバーがホームの隅っこのベンチに置いてあるんです」
伸「では僕が行ってきます」
「気をつけて。あ、私は“8w”です」
伸「僕は“伸びる人”です。ではすぐに戻るので」
気「後部車両には生存者無しと」
突然扉が開いた
気「何だ?」
外にはゾンビの群れがうじゃうじゃといるのに扉を開くとは何を考えているんだか
それから数十秒して扉が閉まり電車が動き出した
この電車が深い闇へと進んでいる事も知らずに・・・
- 96 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 11:00:01 ID:Tv9Tors6
- REAL BIOHAZARD ③
伸「・・・・・・という訳なんですよ」
これまでの経緯を説明する伸びる人
気「俺は“気ちがい”。よろしく」
8「“8w”です。こちらこそよろしく」
キィィィィィィ!
電車が脱線したのだろうか嫌な音が3人の耳に入る
伸「あわわわわ」
気「落ち着くんだ、この先なるようにしかならないぜ」
電車が止まった。奇跡的に横転すること無く自然に止まったのだ
気「街外れの駅か」
8「ここからは徒歩で移動ですね」
伸「車でもあればなぁ・・・」
プップーッ!バーンッ!
プップーッ!バーンッ!
人気の無い街外れだというのにクラクションや銃声が鳴り響く
8「やけに賑やかですね。ん、あれはメルセデス・ベンツですよ!」
伸「とりあえず行ってみましょう」
気「おいおい、あの車ゾンビに囲まれてるけど大丈夫か?」
プップーッ!バーンッ!
相変わらず賑やかな音が響き渡る
伸「助けなきゃまずいですね」
8「一掃してやりましょう」
バババババババ
数秒後にはゾンビの姿は無くなっていた
「私の狙撃大会の邪魔をしないでくださいよ」
紳士的な男が車から顔を出す
気(狙撃大会だなんて暢気な・・・)
伸「大丈夫でしたか?」
「親切にどうも。大丈夫ですよ。あなた達は?」
気「俺は“気ちがい”。あ、良い忘れてたけど“気ちがい”って言っても気が狂ってる訳じゃないんで」
伸「僕は“伸びる人”です。勿論ゴム人間じゃありませんよ?」
8「私は“8w”と申します。まあ深いところは気にしちゃいけません」
「私は“リードオンリー”です。良かったら乗っていきます?」
伸「良いんですか?」
リ「はい、勿論です。こんな状況下単身で行動すると危険を伴いますからね」
気「人が集まりそうな場所へ向かおう」
小学校らしき建物が見えてきたのと同時に進路を妨げるかの如く、ゾンビの群れがおよそ100体程姿を現した
しかしこちらに気付いている者は幸い一体もいなかった
リ「私があのビルから狙撃を行うので皆さんは下で待機していてください。サイレンサー付きなので心配はいりません」
そう言うと彼は足早にビルへと入っていった
気「さて、待機だ。緊急時に備えておこう」
リードオンリーが狙う標的からこの位置までは約500M
リ「風力計は・・・3ノットか。これならヘマをしない限り奴らには気付かれないだろう」
愛用のライフルPSG−1に弾丸を装填し、構える
リ「ふふっ、暗殺者の血が騒ぎますね」
ピュン、ピュン、ピュン、ピュン
かの有名な暗殺者の手によって次々と倒れるゾンビ達
リ「生ける屍共に乾杯!」
ストリチナヤの入ったグラスを片手に最後の1体を狙撃した
伸「凄ぇ・・・」
8「もう全滅ですよ・・・」
気「ははは、俺は彼を知っているよ。彼は・・・」
- 97 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 11:00:43 ID:Tv9Tors6
- REAL BIOHAZARD ④
気「ははは、俺は彼を知っているよ。彼は“リチャード・グレインジャー”、FBIの最重要指名手配犯の一人だ」
伸「彼があの有名な暗殺者だったんですか・・・」
8「あ、戻ってきましたよ。でも何でリードオンリーって偽名を?」
気「とりあえず当分この事は伏せておこう」
リードオンリーがライフルに改めて弾を込めながらこちらに向かってくる
リ「ふぅ、100ポイント程度ですかね」
伸「また狙撃大会ですか」
8「ヤバいです、ゾンビの群れが後ろから!」
気「今度は半端ねぇ数だな。こういう時は逃げるが勝ちさ!」
ブォォォォン!
リ「私のベンツに傷つけないで下さいよ」
気「保障はしないんでそこんとこよろしく」
そう言いながら手榴弾のピンを抜き、群れの中に投げ込む
ドカーン!
後ろを振り向くこと無くスピードを上げて小学校へと進入した
伸「校内を捜索しましょうか」
8「ここは三手に分かれるべきでは?その方が効率が良いと思います」
リ「では私は屋上から侵入してくるゾンビ共を狙撃。それで良いですね?」
気「了解だ、俺は体育館を捜索。伸びる人さんと8wさんは校舎内を頼む」
伸、8「了解!」
リ「さてと・・・暗殺者の血を騒がせる者たちよ、かかって来い!」
彼の期待に応えるようにゾンビの群れが校門を越えて校庭に入ってきた
リ「今度は400ポイント。いや500ポイントぐらい稼げるか」
気「生存者なんて他にいるのか?」
体育館は街と同様に静粛に包まれている
片っ端から調べ上げていったが結局ゾンビはおろか生存者の姿は見当たらなかった
伸「職員室ですか」
8「誰かいると良いんですけどね・・・」
「うぅぅぅぅ〜」
伸「いましたね。“誰か”」
8「ええ、会いたくもなかったんですが仕方ないですね」
8wがそいつの腹にナイフを刺し、怯ませ顔面にマシンピストルの弾丸をトコトン叩きこんだ
伸「・・・増えてますよ・・・」
今の音に気付いたのかゾンビが続々と入ってくる
8「これは気ちがいさんの言うとおり逃げるが勝ちですね」
伸「でも何処へ?下へは逃げられませんよ」
8「上しかないですね」
追ってくるゾンビの動きが次第に速くなってくる
伸「あ、エレベーター!」
しかしそのエレベーターは今にも閉まりそうだ
8「クソッ!走っても間に合いませんよ!」
すると伸びる人がトンファーをエレベーターに投げ込んだ
ガチャッ
上手いこと扉に挟まりエレベーターが開いた
伸「行き先は屋上っと」
チーン
リ「どうしたんですか?」
伸「ゾンビの群れが校舎内にうじゃうじゃいて・・・」
8「追い詰められてここまで逃げてきたって訳です」
リ「そういえば気ちがいさんはまだですかね。あの狭い所を調べるにしては大分遅いと思うのですが」
伸「彼のことです。きっとすぐに来ますよ」
ババババババ
気「校舎内がやけに賑やかだ。行ってみよう」
校舎内にはゾンビの呻き声が響き渡っていた
気「こんな所にリフトが。ラッキーだな俺」
給食配膳ワゴン用のリフトに乗って一気に4階まで上がり、リフトから出た気ちがいは辺りを見回した
ゾンビの群れが階段を上って屋上に向かっている
気「リードオンリーさん達が危ない!」
屋上に向かうゾンビの群れを撃ちつつ手榴弾を投げ込む
ドカーン!
ガン!ガン!
リ「この扉を破られるのも時間の問題ですよ」
伸「こっちの扉もそろそろ限界みたいです」
8「2箇所一気に破られたら私達はもう・・・」
ドカーン!
リードオンリーの押さえていた扉が爆音と共に吹っ飛ぶ
彼は即座に伏せた為、飛ばされはしなかった
気「待たせたな」
リ「派手な登場ですねぇ」
伸「生き残りのゾンビ共が入ってきますよ!」
気ちがいの手榴弾で吹っ飛んだ扉からゾンビが続々と入ってくる
気「皆は隅の方へ!」
3人は反対側の扉の方へ寄った
気「はははは、雑魚共が、地獄に落ちな!」
手榴弾2つのピンを同時に抜き、ゾンビの群れに投げつけ後ろに飛び込んだ
ドカーーーーン!
リ「やりましたね。あれ・・・何だか・・・力が・・・・・・」
伸「意識が・・・遠のいて・・・いく・・・」
8「何だろう・・・この・・・感覚・・・」
3人が次々と倒れていく
気「うっ・・・俺も・・・か・・・」
バタッ
- 98 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 11:01:21 ID:Tv9Tors6
- REAL BIOHAZARD ⑤
『こちらαチーム、研究所に潜入した。どうぞ』
『コード001、002に告ぐ。“例の物”はその研究所の最下層にある。だがそれを守る為にあ
るプログラムが用意されているらしい。気をつけろ』
『了解』
この研究所は最近まで使われていたようだが中に人の気配は無い
001「さて“例の物”とやらを頂いてさっさとこんな所からおさらばしようぜ」
002「なあ、さっきから誰かにつけられているような気がするのは気のせいか?」
001「気のせいだ。その物騒な十字架のペンダントのせいだろう」
002「そんな事無いって・・・。お、エレベーターだぞ」
001「これでβチームよりも先に行けるな。ご苦労なこった」
エレベーターの扉が開く
その中に研究員らしき者が1人乗っている
001「御勤めご苦労さん」
そう言うと1人の男が研究員らしき男に対し至近距離からライフルの引き金を引いた
バーン!
002「おっおい、お前、何やってんだよ?」
001「こんな狭い箱の中にゾンビと一緒に乗るなんて嫌だろ」
死骸を蹴飛ばしエレベーターの外に出しながら言う
002「マジかよ・・・。という事はここだけでなく外にも?」
001「そんな事無いだろう。中にうじゃうじゃ、ただそれだけだ。だからさっさと用を済ませて帰ろうって言ってんだ」
エレベーターが最下層に着いた
最下層はアパートの一室程の広さだ
001「この狭さならすぐにでも見つかるだろう」
002「おい、これじゃないのか。“例の物”って」
何かの薬のようだが・・・
001「よし、取るぞ!」
プープープープー
002「何が起きた!?」
001「盗みが入った時の為の通報システムだろう。今となっては無意味だけどな」
002「なら地上へ出よう」
001「いや、駄目だ・・・」
002「何言ってんだよ、逃げるぞ」
001「エレベーターが壊れてる・・・」
002「何を馬鹿な・・・って本当に壊れてやがる。他に出口は・・・?」
001「最下層にはエレベーターでしか来れないらしい。ここじゃ無線も届かない」
その時、横で轟音と共に壁に穴が開いた
「ふっ、しっかりしろよなαチームさんよ」
002「コード003に004・・・βチームか。助かったよ!」
004「“例の物”は取ったようですね。では地上へ戻りましょう」
003「こっちに階段がある。ついて来い!」
背後でシャッターが開くような音がした
001「どうやらそう簡単には逃がしてくれないようだな」
003「俺がここで時間を稼ぐ。お前達は先に行け。004、誘導は任せたぞ」
004「了解!」
003「さあ掛かって来やがれ廃人共!」
サブマシンガンを乱射し、ゾンビ達を喰い止める
カチッ
003「くそっ、弾詰まりか!」
サブマシンガンをしまい、背中に背負っていたつるはしを手に取りゾンビ達の頭に振りかざす
003「こんなもんだろう。あばよ、クソ共!」
つるはしで支柱を破壊し、最下層もろとも潰すつもりだ
大きな1撃をかまして階段を駆け上がった
ゴォォォォォ!
バーーーン!
001「何だ今の音は?」
004「まさか・・・」
002「003が奴らを道連れに・・・?」
「おいおい、俺を勝手に殺すなよ」
001「まだ誰も死んだなんて言っちゃいないぜ」
003「まあ良い。仕事は済んだ。さてと、これでお前たちともお別れだな」
004「ですね。互いに名前すら知る事の出来ない関係でしたけど・・・」
002「機会があったら1杯やるか」
001「いや、まだお別れなんかじゃない・・・」
001の指す方向にはゾンビの群れがあった・・・
- 99 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 11:04:26 ID:Tv9Tors6
- ddrさんの作品↓
- 100 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 11:05:05 ID:Tv9Tors6
- Re:create〜第1話
レオン「---ああ。それならだいだいの計画は立てている。なあに、へまはしないさ。」
俺は電話をしていた。数分前からかな、、、まあ仲間達とも別れ、独立生活をおくっている。そこで客観的に見れば「また危ない仕事」を引き受けたわけだ。さて、早速行くかな、、、
キキッ
レオン「ここか、、、高層ビルが立ち並んでて活気が溢れているが、この建物、、、ボロっちいな、、、まあ入ってみるかな、、、」
、、、とドアをあけようとしたら急に寒気がした。こんなことははじめてだ。嫌な予感がする、、、まあいい。入らない限り任務は遂行できない、、、
入ってみるとまあ、全て豪華な作りになっている。外だけぼろで中身はこれですか。そうですか。
まあ大理石の床は気分がいい。こんなのは初めてだ。取りあえず奥に進むか、、、
?「.....忘....」
レオン「!? 誰だ!?」
?「忘れたのか、、、自分の意志を、、、お前はあやつられて生きてきた、、、あのTーウィルス事件も、アシュリー誘拐事件もお前が意図的に行動したのではなく、「演技」をしていたのだ。気付いていないか?自分は自分の意志で行動していないと言うことを。お前だけじゃないぞ?この人類、いや、生物全般があやつられて生きている、、、おまえもそのひとりだ。お前が異常に運動神経がいいのも、あやつられて動いている。分かるか?」
レオン(こいつ、いきなり何を、、、)
「さ、さあね。なぜお前がそう言えるんだ?」
?「ふん、俺にも分からないさ。俺だって知らされた身なんだ。レオン。」
レオン「へーへー、まず分かった。で、お前の話の要点とはなんだ?」
?「まずは異世界へ行ってもらう。そして「操りの糸」を切断すること。これだけだ。まあ、そのまえにずいぶんと困難が待ち受けるがな。」
レオン「、、、わかったよ。で?その移動手段は?」
?「これだ。」
レオン「うわ!いったい何をすr」
この時、一瞬目の前が真っ暗になり、からだが楽になった。そしてキがついた時には目の前は森が広がっていた。 ここはどこだ?いや、その前に自分の体に異常はないのか?よかった。どこにも以上は、、、
ある。
記憶がない。自分が誰なのか、過去に何があったかでさえ。いや。その前に誰かが俺に何かを指示したはずだ。だが、、、わからない。
Re:create〜第1話 完
- 101 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 11:05:46 ID:Tv9Tors6
- 第1部 Re:create〜第2話
記憶がなくなっている・・・これを理解するには多少時間がかかったが別に困難なことではなかった。とりあえずここに長居すると危険だ。え〜と、何か装備は・・・
サバイバルナイフ
ハンドガン(現在15/15)
ハンドガンの弾(現在30発)
・・・なぜこれらを持っているのかでさえわからないのだろうか・・・まあいい、歩くしかないか・・・
しばらくしたら森から抜けれた。こんな空を見るのは・・・初めてだろう・・・記憶を無くしたときから。まず目の前にある道を歩くというのを忘れてはいけない。先には町らしきものがある。・・・ん?うん。町だな。とりあえずそこらへんにいる人から情報を得るしかないか・・・
レオン「ここはどういう町なんだ?」
町人「う〜ん・・・一言で言えば{記憶をなくした少女が居る町}として有名らしんだ。これが。」
レオン「何!?俺も記憶を失っていてここに来たのだが・・・」
町人「なぬ!?おめえもか!?すげえな・・・」
レオン「まずわかった。その家に案内できるか?」
町人「勿論だ」
ほう。俺と同じやつが居るとはな・・・
ぴんぽーん
?「はーい」
がちゃっ
レオン「え?」
アシュリー「え?」
レ&ア「どっかでみた・・・ような・・・」
ああ。どっかで見たな。確か・・・思い出せない。記憶をなくしているから仕方がないだろう。無理もない。だが、ここで沈黙しているのもどうかと思うから・・・
レオン「・・・お前は記憶をなくしているのか?」
アシュリー「そ、そうだけど・・・」
やっぱりだ。とりあえず俺の経緯を説明するか・・・
レオン「・・・と俺はここまで来た訳だ。どう思う?」
アシュリー「わ、私も!」
え?そんな・・・嘘だろ?俺と同じ「道のり」を歩いてきたのか・・・?あり得ないぞ・・・?
レオン「・・・とりあえず、名前は?」
アシュリー「本当の名前はわからないの。でも仮の名前は持っているわ。「クラリス・グラハム」よ。」
レオン「成る程・・・俺は持っていないがな。まあ・・・クライズとでもよんどいてくれ。」
アシュリー「わかったわ。それで・・・お互い記憶喪失状態らしいから、縁もあるかもしれないし、ますあがって。」
レオン「あ、ああ。」
キオクフクゲンリツ 6パーセントカンリョウ
第1部 Re:create 第2話 完
- 102 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 11:06:20 ID:Tv9Tors6
- 〜レオンはクラウザーとデート〜
さて、、、髪にワックスつけて、身だしなみ完璧!さて、待ち合わせの場所に行くか、、、
3分後
クラウザー「悪い!遅れた!待ってたか?」
レオン「え?あ、いいや、全然。さて、早速食いに行くか、、、」
さて、レストランの中に入って、店員よんでと、、、
店員「何をお召しになりますか?」
レオン「チョコレートパフェ 特 大 で。」
店員「あ、えと、チョコレートパフェ、と、特大ですね、、、」
クラウザー「俺は オ レ ン ジ ジ ュ ー ス 果 汁 1 0 0 パ ー セ ン ト で!」
店員「ふえぇっ!?え、あぇ、ぇと、お、おれ、オレンジジュース果汁100パーセントですね、、、!」
店員(何なのこの人たち、、、体格と品があってない、、、)
5分後ー
クラウザー「よ〜し、飲むかな、、、」
レオン「こんなんじゃあ足りないな、、、」
俺たちはしばらく食っていた、、、ふと外を見ると、、、ん?、見覚えのある二人が、、、
チビ「んじゃあとりあえず何が食べたいですか?」
アシュリー「ん〜、じゃあお寿司」
チビ「わかりました!」
はぁ!?なに手をつないでやがる!?
ガタッ
レオン「あの軽尻!!!!」
クラウザー「あれ?あの娘、、、」
あいつ、何故あいつと!?俺はとりあえずクラウザーと用を済ませ帰宅した。そしてアシュリーに
レオン「おまえさっきチビと食いに行ってただろ」
アシュリー「、、、、、、、、え?」
〜完〜
- 103 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 11:06:55 ID:Tv9Tors6
- 第1部 Re:create 第3話
ほう、クラリスの家の中は、、、きれいかどうかは分からないが、シンプル的な物を感じる。今はそんな事をしてる場合じゃない。
クライズ「なあクラリス、お互い記憶を失ってるんなら、一緒に旅に出ないか?」
クラリス「え!?そ、そんな突然にいわれても困るよ!」
クライズ「いや、旅に出ないと何かヤバい気がするんだ。だからこそ出たいんだ。なるべく早く、「俺たち」の分からない目的を果たすために。」
クラリス「、、、ええ。わかったわ。じゃあ3日後にー」
クライズ「明日だ」
クラリス「そんな無茶な!」
クライズ「だからいっただろ?なるべく早くって」
俺はこの話が終わると直ちに明日に向けて準備を行った。金の心配は無かった。なぜかポケットに入っていた。早速武器屋にいって買う物買って、、、よし。こんなんで、、、いいか。
<クライズの持ち物>
ハンドガン(中身15/15発)
ハンドガンの弾(60発)
ショットガン(中身5/5発)
ショットガンの弾(25発)
ハーブ3個
誰かのナイフ
<クラリスの持ち物>
ハンドガン(中身15/15発)
ハーブ30本
卵1個
果物ナイフ
<共通>
食料
水
クライズ「こんなところかな、、、」
クラリス「何誰かのナイフって、、、」
クライズ「分からない。くらうざーって書いてあるのだが、、、いったい誰のだ?」
クラリス「まあいいじゃない。暗くなったし、寝ようか。」
その日の夢〜
???「俺はーーー。ーーだ。」
???「私はーーア レッドーールドよ。兄のーースを探しているの。」
????「ねえー、教えてよー」
???「多分俺の中の幻影なのかもな、、、」
キオクフクゲンリツ、15パーセントカンリョウ
〜完〜
- 104 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 11:07:39 ID:Tv9Tors6
- レオンはクラウザーとデート〜第2話
アシュリー「・・・・・・え?」
レオン「見てたんだぞ?レストランの中からお前とチビが手をつないで歩いてるのを・・・」
アシュリー「ち、ちがうの!そ、そんなんじゃなくて!私はただ・・・」
ピンポーン
がちゃっ
チビ「あ、ケネディ君、おひさしぶ・・・」
ぐわし!
レオン「テメー!アシュリーとデートしてただろ!一体どういうつもりだ!だだで返す訳にはいかねえぞ!」
チビ「ひい!な、何のことですか?僕は確かにアシュリーと手をつないでいましたけど、目的が違うんですよ!」
レオン「・・・え?」
チビ「は、話すから離してくださいよ!」
アシュリー「さて・・・レオンとデートしたいから相談相手に・・・」
プルルルル
チビ「あ、電話が鳴ってる。右腕、とってくれ」
右腕「面倒です。」
チビ「ああ?あんだと貴様、この俺様が怒ったらどうなるかわかってんのか?」
右腕(あ・・・キャラ変わった・・・まあいいや)「はいはい、どうぞ」
チビ「はい、もしもし」
アシュリー「ねえねえ、レオンとデートしたいからちょっと相手役になってくれない?」
チビ「・・・という風になってたんですよ!何をかんちg・・・」
ガシャーーン!(ガラスに 投 げ た )
レオン「紛らわしいんだよ・・・ orz」
アシュリー(ほっ。ヨカタ・・・あ、デート・・・いいや。)
ちなみに・・・
ウィリアム「お姉ちゃんこれかってーー!おーねーがーいー!」
エイダ「あんた私を駄菓子屋に引っ張ってこないでよ!しかもあんた財布の中101万円入ってるじゃない!」
〜完〜
- 105 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 11:08:15 ID:Tv9Tors6
- 第1部 Re:create 最終話
うわぁっ!はぁ、はぁ、はぁ、、、変な夢を見ていたようだ。あの夢の中の男、、、俺の声と似ている。顔は、、、そういえば、記憶の無くしたときから鏡は見ていないようだ。おっと、まずクラリスを起こそう。
おーい、クラリ、、、
クライズ「、、、あれ?、、、いない?」
何故だ。クラリスの寝ていたベッドはちゃんとまっすぐにかかったままだ。いかにも新品そうに。これなら俺でもこういう風にできはしないだろう、、、外を見る前に、「本来の」自分を見なければ。この行動については自分の意志で行ってはいなかっただろう。と俺は思った。
似ている。ものすごく似ている。あいつが俺だとは信じたくない、、、まあいい。今はそのような事はどうだっていい。いまは周辺の状況を把握しなければ、、、
静かだ。静かすぎる。ただ「時の音」しか聞こえていない。まさかここには 俺 一 人 し か い な い の か ?
俺にはあのときから初めて孤独を感じた。だが、ここで落ち込んでいても仕方が無い。もう、一人でここから発つしか無いな。
俺はただ1本の道を歩いていた。あたりは木や雑草しか見えていない。ただただ歩き続けるのみ。今、俺は一人(孤独)だ。そんな曖昧な心境にかられても無理は無いだろう。そして、歩いて何分かしたであろう、なぜか自分の何かが否定されていく。そのなにかが分からない。歩いている間、それを探っていた。
そうか。自分の存在が否定されて行くのか。記憶を失い、名前も自分で付けた。このような事で否定されて行ったのだろうか。俺が「クライズ」という事もわからない。
その森から抜けたとき、俺はその否定感から解放された。目の前には湖が広がっていた。先は行き止まりだ。しかし、俺は今喉が渇いているだしい。、、、この水はなかなかおいしそうだ。飲むか、、、
その時、おれはバランスを崩し、その湖の中に沈んで行くのが瞬時に分かった。なぜか呼吸ができる。目の前は濃い青の世界。美しい、、、俺はこの光景を一生見ていたかった。だが、だんだん目の前が暗くなってきた。そして、 恐 怖 と 不 安 を 覚 え た 。
〜完〜
- 106 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 11:08:55 ID:Tv9Tors6
- 第2部 Another myself 第1話
、、、この湖に沈んでからどれぐらい経っただろうか。目は開けているものの真っ暗。感覚は水の感覚しかない。こんな事を思っていると、目の前に一人の男が立っていた。俺は誰だかはもう知っている。
夢に出てきたあの男だ。俺は問いかけた。
クライズ「、、、御前の名前は?」
???「何故いきなり問いかける?」
クライズ「御前を夢の中で見たからだ。」
???「ほう、、、なるほど。だが、今の御前は知らなくていいだろう。」
「今の御前は知らなくていいだろう」という意味が瞬時に分かった。なのであえて反論はしなかった。
クライズ「で、俺に何のようだ。」
???「御前がいたせいで俺の存在が無くなってしまったんだ。そこで今度は御前の存在を消さなければいけないのだ。まあ、今ここでいきなり戦う事になると俺の方でもちょっと厄介になるからな、、、」
とその時、どこかで声がした。誰の声だかは判別できない。
???「さあ、起きろ。そろそろここでお別れだ。」
クライズ「畜生、、、」
俺は少しずつ目を開けた。目の前にはクラリス俺の事を心配して俺を見つめていたらしい。とりあえずクラリスは俺の無事を確認すると俺を強く抱きしめた。これは痛いな。
事によると、俺はクラリスと森を歩いていると、俺がだんだん喘ぎ声が強くなってきて、この湖の前で倒れたらしい。その間俺は何もしゃべらなかったらしい。
おかしい。全て矛盾している。今まで何があったんだ。頭が狂ってしまいそうだ。
俺はその状態になりつつも、先に進んだ。
ん?行き止まりだった木が無くなっている、、、
〜完〜
- 107 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 11:09:37 ID:Tv9Tors6
- 第2部 Another myself 第2話 前編
俺とクラリスは再び歩いた。道中、化け物や熊に襲われたから弾を少し消費してしまった。休憩や食事もあったが、「なんとかそれをやり過ごせた」自分の脳内でフラッシュバックが起きていたからだ。
「御前にこのーラーーを注入すれば、御前は俺の仲間になる。」
「ーーン、私、勝手な事いって、、、、」
「俺はトラウマだ、、、」
「俺は大丈夫だ。ーーーー署にいってくれ。そこで会おう。」
「分かったわ。」
俺はこれがやけにリアルすぎだから忘れたかった。ましてやこれが俺の過去なのかと 勘 違 い するほど。
やっとのことで次の町に着いた。俺は相当疲れていたのだろうか、多少足下がふらついているのが分かった。宿を探した後は、とりあえず情報収集だ。ある住人からこんな情報を聞き出した。
「おまいさんのよく似た男からなんたらの糸を切りにここへやってきたとかなんか言ってたな、、、」
まさか、、、あいつなのか? あいつしかいない。だがいまはそんな事を調べている体力が無い。寝るしか無いようだ。もう足は寝たきり動かない。だんだん眠くなってきた。ある程度すると、どこから変な声が聞こえてきた。
「キオクフクゲンリツ、ゲンザイ35パーセント」それから俺は眠った。
しばらくすると、俺の足がぴくりと動いた。
- 108 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 11:10:19 ID:Tv9Tors6
- 第2部 Another myself 第2話 後編
俺は自分の意志がないままゆっくりと立ち上がった。自分がどこに行こうとしているのか分からぬまま。いや、目的といった方がいいだろう。感覚はーーー誰かに操られているかのように。
俺はそのまま外に出て行った。外は真っ暗だ。俺はただ歩いていた。その時聞こえていたのは、いつもより早く鼓動を打つ心臓の音だけ。かなり意識が朦朧(もうろう)としていたため、それしか聞こえていなかったのだろう。
言っては無かったが、この町には時計塔があるらしく、中には誰も入った事がない。それに鍵がかかっていて、その鍵がなくなっていたため、力ずくでも開かないらしい。だが俺はそれを一人で開けた。力ずくで。
そして中に入って1、2歩でとまった。そして我に帰り、すぐに周辺の状況を確認しようとしたが、「何かが」それを拒んだ。
???「よくその状態でここに来れたな。」
クライズ「また御前か、、、!」
???「急に予定が変わってな、今すぐに御前を殺さねばならないという連絡が入った。そうしないと俺自身が消えるんでな。そうだ。お前が死ぬ前に俺と御前の名前を教えてやろうか。」
クライズ「何、、、?」
???「俺と御前の名前、、、それは、、、」
「レーー ーコット ーーディ。おっと。聞こえなかったか。残念だ、、、」
その聞こえない部分はザーザーという音で妨害されていた。
???「知らぬまま終わるのは可愛そうだが、死んでもらうか、、、」
その直後ふっとその姿が消えた。俺は反射的にナイフを手に取った。そして後ろに斬った。すると
???「くっ、、、残念だな。服を斬ったようだな、、、」
クラリス「畜生!」
俺と奴はナイフを振って振ってナイフとナイフの接触する音をならしていた。隙が見えても全く攻撃ができない。もう疲れ果てた。と思ったその瞬間。
グザッ、、、、、
「ぐっ、、、、、」
「残念だったな、、、」
???「これで俺の存在も維持できる、、、」
俺は負けてしまった。奴はどっかに消えて行った、、、目の前が真っ暗になって行く、、、後ろで走ってくる音がする、、、
そこで俺は死んだのかもしれない。
〜完〜
- 109 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 11:12:21 ID:Tv9Tors6
- マトリックスさんの作品↓
- 110 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 11:13:09 ID:Tv9Tors6
- レボリューション ザ デットライジング
ピンポ〜ン
マトリックス「はい。」
リローデット「今日は結構早くこれたぞ。」
マト「あぁ、リローデット君か。」(リローデットさんの
ことは君付けで敬語は使ってない)
リロ「えーと・・・。親はいないな?」
マト「うん。家族全員旅行にいって5日間こない。」
リロ「マジかよ!!部活いけないだろ!しかもなぜお前は
いかないんだ?」
マト「面倒くさいから」
リロ「・・・。あ、部活5週間ぐらい休みだったんだ!
クソ長い休みだな。」
マト「じゃあ、早速。」
ピッ。
ガガガ
(起動音)
数分後・・・。
リロ「これか?デットライジングは。」
マト「ああ。ある意味バイオハザードよりヤバイぞ。」
リロ「ゾンビオンリーか?敵は。」
マト「うん。99%。」
リロ「なんでだ?」
マト「戦車に乗っているやつとか、車に乗って
暴れまわっているやつとか。」
リロ「ええぇ!!!???戦車はやばいだろ!!」
マト「いや、戦車の上で戦う。」
リロ「へえ。なるほど。
で、なんだこの機械?」
マト「??なんだこれ??」
リロ「こんな馬鹿でかいのに気付かなかったのか!?」
マト「うん」
ピッ、ピッ、ピッ
ピッ。ガジャン
マト「なんだ?この機械。」
ピー。
「でっとらいじんぐノでーたヲヨミコミマシタ。
ジュンビガデキタラアカイボタンヲオシテクダサイ。」
マト・リロ「まさか・・・。」
数分後・・・。
リロ「いくぞ・・・。」
マト「ああ・・・」
ピッ
「テンソウソウチ、サドウシマシタ。
でっとらいじんぐノセカイヲタノシンデクダサイ。」
マト・リロ(あんなところが楽しめるか。ポンコツが。)
- 111 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 11:16:00 ID:Tv9Tors6
- レボリューション ザ デットライジング
異世界でのサバイバル、そして絶望へのカウントダウン
あらすじ
マトリックスとリローデットは謎の機械により
異世界、デットライジングに転送された・・・。
そこで始まる絶望はこの二人の精神、勇気を
試すものとしては、あまりにも過酷なことを
二人は知るよしもなかった・・・。
バリバリバリバリバリバリ!!!
ドーーーン!!!!
リロ「よし。ついたぞ」
マト「この世界は俺がある程度知っている。今装備
しているものよりいいものがあるはずだ。」
リロ「しかし、ここ屋上か?途中でゾンビと
出くわすかもな。」
マト「いや。1階にいってしばらくしないとやつらは
こない。その間にできるかぎりバリケードを作ろう。」
リロ「よかったぜ・・・。さあ、いくか。」
マト「ああ・・・。」
3分後・・・
リロ「ぜぇぜぇぜぇ・・・。やっと、はぁはぁはぁ・・・、
ついた・・・。」
マト「エレベーターあるのに何やってんだよ。」
リロ「せこいぞ!!見つけたんなら早く言えよ!!」
マト「いきなり走り出すんだから言えなかっただけだ。」
リロ「じゃあ、早速準備するか・・・。」
- 112 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 11:16:41 ID:Tv9Tors6
- カンカンカンカン・・・。
ゴトン!
リロ「よし!完了!」
マト「うーーーん・・・。」
がたん!!!
リロ「うお!!ガトリング砲台よく見つけたし
よく持ってこれたな?」
マト「あぁ・・・。1人じゃ骨がおれるぜ。」
リロ「弾は?よし、100000000000000000000000億
発ある。」
マト「早いな計算・・・。」
リロ「じゃあ、早速撃つか?」
おおおおおぉぉぉぉ・・・。
マト「あぁ。地獄のパーティの始まりだな。」
リロ「消えうせろ!!人間のクズがぁ!!!!」
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!
うおおおおおおぉぉぉぉ・・・
ああああああぁぁぁぁぁ・・・
おおおおおおぉぉぉぉん・・・
マト「俺はこんなにサディストではないがな。
一応こう言っとくか。」
ガチャ
マト「あの世で会おうぜ。生と死の輪廻から見放された
亡者ども。」
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!
おろろろろろーーーーん・・・
ううううううぅぅぅぅぅ・・・
ああああああぁぁぁぁぁ・・・
リロ「ちくしょう。どこからわきでてきやがる!!」
マト「3日間の間耐え切るだけだ・・・。心配はいらない。」
リロ「そうか・・・。じゃあ、3日後に戻れるんだな!?」
マト「あぁ。死にさえしなけりゃな。」
リロ「わかった。帰れるんなら問題はない。」
二人はこの程度の恐怖しか想像してなかったのだろうか。
その日の夜に起きる出来事はマトリックスでさえ、
予想できなかった・・・。
- 113 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 11:17:12 ID:Tv9Tors6
- カチ、カチ
リロ「げっ!弾全部なくなった!!!」
マト「そこらの物使ってゾンビを片付けるぞ。」
リロ「お。カートだ。(買い物するとき使うやつ。)
こいつはいい武器だ。」
マト「・・・。なんでフレイル(棒の先に鎖がついていてその先に
鉄球ついている。)
があるんだか・・・。」
リロ「うらやましいぞ。こんちくしょう。」
うおおおおおお・・・・・。
マト「スイングの要領で振ってみるか。」
ぶぅん!!!
がぁぁぁん!!!!
マト「結構豪快に吹っ飛ぶな・・・。」
リロ「マトリックス!!乗るんだ!!」
リローデットがいきなりカートを走らせてきた。
マトリックスは身軽に飛び乗り、デザートイーグルを取り出した。
リロ「なるべくたまっている場所は避けて突っ走るぞ!!」
マト「そうしなきゃな。すぐにくたばるのも時間の問題だ。」
現在の時間・・・
2007年4月18日
午後3時30分・・・。
日の入りまで後3時間・・・。
戻れるまで後、69時間30分・・・。
- 114 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 11:17:51 ID:Tv9Tors6
- マト「おい。もうそろそろ走るのやめたらどうだ?」
リロ「ぜぇぜぇ・・・。はぁはぁ・・・。
ま・・・まだだ・・・。」
リローデットは壁があったのに気が付かなかった。
マト「うん?・・・あ!!!」
リロ「あ、ごめん。」
ガッシャーーーーーン
マト「何やってんだよ!俺が一番被害でかいんだぞ!!」
リロ「いやー、エ○マンガの広告あったからさ・・・。」
マト「・・・。なぁ、数十発殴らせてくれ。」
リロ「あぁ!!ごめんごめん!!」
ゴォーン、ゴォーン、ゴォーン、
リロ「?何だ今の鐘の音は?」
マト「日の入りを告げたか・・・。」
?「ひゃははははぁぁぁーーー!!!!」
?「オラオラ!!どかねえと蜂の巣だぜぇーーー!!!」
?「おい!そこの兄ちゃん達!!殺すぞ!!」
そこには、囚人服姿の男が三人バギーカーに乗っていた。
そのうち一人は金属バットを持っていた。
マト「いい機会だ。あのテンパったやつらのバギー奪うぞ。」
リロ「げ!!やめとけマトリックス!!頭が吹っ飛ばされるぞ!?」
マト「ふん。じゃあこいつを見ても頭が吹っ飛ばされると思うか?」
その手には火炎瓶が握られていた。
リロ「なるほど、火葬してあげますってか。」
マト「あぁ。内部にダイナマイトが隠されている。
詰め込むのに苦労したぞ。」
リロ「よし。おびき寄せてこいつをひかせてドカン!!
ってわけか。」
マト「・・・ナイス。俺も同じことを考えていた。」
囚人A「ははははははぁぁぁぁ!!!」
囚人B「ひき殺すぞ!!」
囚人C「ぎゃはははははははははは!!!!!」
マト「お前らに今を生きる資格は・・・。」
リロ「・・・ない!!!!」
コロロン・・・
囚人B「ん・・・?あれは?」
囚人C「ダ・・・ダイナマイトだぁぁぁ!!!!」
ドッガァァァァァァーーーーーーーーーーン!!!!!
マト「案外派手に爆発するな。」
リロ「修理代も馬鹿高いぜ。これは。」
マト「結局、バギーは奪えずじまいか・・・。」
現在の時間・・・
2007年4月18日・・・
7時10分・・・
戻れるまで後・・・
65時間50分・・・
- 115 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 11:18:46 ID:Tv9Tors6
- レボリューション ザ デットライジング
ここまでのあらすじ・・・
マトリックスとリローデットは謎の装置により
デットライジングの世界に入り込んだ。
この世界で生き残るのは誰か・・・。
そして、ゾンビと人間との死闘に入るものはまだ
いることも知らずに・・・。
リロ「ふあ〜〜〜。眠いなぁ。」
バン!
リロ「うわ!?な、なんだ?!」
マト「この世界に入り込んでも案外気楽だな?」
リロ「でも今、何時だと思っているんだ?」
マト「あぁ、えーと・・・。午後8時半だが?」
リロ「え?!・・・あ!」
マト(あきれるぜ・・・。)
リロ「時計が3時間も進んでいた・・・。」
マト「はぁ、とんでもない勘違いだな。」
リロ「う、うるさい!ヘヴンスマイルにやられろ!」
マト「・・・。」
リロ「あ・・・。ごめんよ。ついうっかりして・・・。」
マト「いや・・・。今・・・なんていった?」
リロ「え?ヘヴンスマイルにやられろって・・・。」
マト「今、一瞬いやな感じがした。よく言うだろう。
噂をすればそいつが来るってな・・・。」
リロ「は、ははは・・・。な、何をバカな。
ははは・・・。」
?「ははは・・・。」
リロ「?マトリックスお前も笑ったのか?」
マト「・・・。本当に俺の先輩か?やつだ。」
ヘヴン「ふははは・・・。」
リロ「まじかよ・・・。だったら殺るか?」
マト「あぁ、俺らはあの殺し屋集団、「キラー7」
の力を持っていることをやつに教えてやる・・・。」
カチャ
カチャ
マト、リロ「アディオス!」
ダダダダダダ!!
ヘヴン「ぎゃーははははははぁ!!!」
マト「・・・。近所騒音だな。」
リロ「そういや、さっきから笑い声が途切れ途切れ
聞こえてくるんだが・・・。」
ふはは・・・。
ふふふ・・・。
くはは・・・。
マト「ゾンビと交代か?あいつら。」
リロ「いや、そういえばずっとゾンビに出くわしてないな。」
ヘヴン「ふはは・・・。」
リロ「!!マトリックス、危ない!!」
?「無駄だ・・・。」
リロ「え?まさか・・・。」
無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄
無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄
無駄無駄無駄ぁぁぁ!!!
ヘヴン「ぎゃーははははぁ!!!!」
リロ「おいおい。まさかおまえに
スタンド能力があるとは思わなかったぞ。」
マト「あぁ・・・。ヘヴンスマイルにやられそうな瞬間
この能力が身に付いた。」
リロ「ううぅ・・・。うらやましい・・・。」
マト「で、スタンド名は?」
リロ「え?あぁ・・・。えーと・・・。
じゃあ、「クリムゾンメテオ」というのはどうだ?」
マト「赤き隕石・・・か。ナイス・・・。」
リロ「あ、今12時だ。二日目だぞ。」
現在の時間・・・
4月19日・・・
午前12時・・・
戻れるまで後・・・
61時間・・・
- 116 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 11:19:18 ID:Tv9Tors6
- 「マトリックス、バイオ4をプレイする。その1」
マト「よっしゃ。ついに購入できた。
下手なプレイは絶対にしたくない。
特に弾切れだけはしたくない。」
「1998年・・・。
俺はトラウマだ。」
マト(だろうな。2では女性陣に振り回されてるんだからな。)
で、いろいろあってスタート。
マト(掲示板で情報は集めてるんだ。大丈夫だろう。)
そして、民家へ。
レオン「この娘のこと何か知らないか?」
ガナード(何だ?って知らないやつだ。)
マトリックスにはガナードの言っていることが
こう聞こえた。
ガ「ウエエエエェェェ!!!」
・・・吐いてるんじゃなくオノをお振りかざしてきた!!!
マト「早速きやがった。・・・死ね。」
バン!バン!
ガ「ロード・サドラー・・・。」
こんなに弱いのか。QTEでは気が抜けないな。
続く。
- 117 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 11:20:21 ID:Tv9Tors6
- 零式サムライガンさんの作品↓
- 118 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 11:20:55 ID:Tv9Tors6
- 「ローウェン・ハイト派遣捜査官の報告書」
俺の名はローウェン・ハイト、今はアメリカの派遣捜査官・・・いや正確にいえば
使いパシリ、言葉を良くすればエージェントだ。どうしてそんなもんになったって?
・・・俺は元々FBI捜査官でかつての大企業アンブレラを追っていたのだが壁に阻まれて
いたところをスカウトされた。
まぁそんなところだ、さぁて仕事の時間だ今度はどんなスリルが待っているんだか―――
ハニガン「ローウェン、仕事よ」
通信機に映るハニガンに皮肉を込めて返した
ローウェン「今回もとってもエキサイティ〜〜ング!でハードなし・ご・とだろ?」
任務のたびにいつものように言っている皮肉に少し呆れた笑みを浮かべた。
ハ「毎回毎回言ってて飽きない?まぁいいけど」
一通りいつものことをおわるとと仕事の話を始めた
ハ「今回の任務は前ほどハードではないわ、ある村の様子を見てきて欲しいの」
ロ「村?」
ハ「大統領の娘が誘拐された事件はもちろん知っているわよね?」
もちろん知っている、顔を何度か会わせた程度だがたしかレオンという同僚が確か大統領の娘
アシュリー・グラハムがロス・イルミナドスと呼ばれる名前からして頭がイカレてる奴が小山の大将をしていることがわかる
教団から救い出された。
ハ「その誘拐事件でアシュリーが目撃されたその村を監視してほしいの」
ロ「ちょっと待ってくれその事件は解決したんだろ?ほっとけやいいじゃねーか」
ハ「それもそうもいかないのよ」
ロ「どうして?迷い込まなきゃなんにもならねぇだろうが」
ハ「上層部がこの事件いえ人知を超えた化け物がいたってことを認めたくないようで抹消したがっているのだから消すべきかあなたの見てきてもらいたいの」
ロ「そんなことのために俺が行かなくちゃならないのか」
ハ「誰だって常識が通用しない存在がいるなんてこと認めたくないでしょう?」
ロ「まぁいいや前回の奴より全然楽だしな」
ハ「健闘を祈っているわ」
通信機を切り、ガンベルトからラクーンシティの特殊部隊スターズが試験運用していた銃サムライエッジ抜いた
俺専用にさらにカスタマイズされておりグリップを銀色になっている。
弾の確認とスライドを引き再び入れた
「さぁて、いくか!!」
- 119 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 11:21:34 ID:Tv9Tors6
- 「ローウェン・ハイト派遣捜査官の報告書②」
任務の地に向かうため馴染みのヘリコプターに乗り、陸から離れることを確認すると
俺は目をつぶり眠ろうとしたが操縦席からローターのでかい音より声を掛けてきやがった
「いそがしそうだなローウェン!睡眠時間が無いのか!?」
顔をニヤニヤしているこの三十代半ばのアゴ髭のサングラス親父がリース・カイラス。家族がいない俺の親父代わりみたいなもので、
よくコイツとは家族ぐるみで付き合っている
「ああそうだよ、わかってんなら黙って運転してろ髭ダルマ」
おれがいつものような返したが懲りずににやけたままでリースは話を続けた
「そういえば、例の美人さんええとたしか・・ジルとか言ったか、どうしてる
よろしくやっているか?」
リースは俺の恋人についてたずねてきた
俺にはジル・ヴァレンタインという恋人がいる。出会いは何の因果か消滅したラクーンシティの
地下施設だった。俺みたいな男がどこがいいのかまぁ俺にはもったいないほどいい女だ。
だけどあまり会っていない。忙しいこともあるがやはり俺の任務は危険が付き物だ彼女にもその危険が降りかかるためだ
それでもいいと彼女は言うが、俺は愛する人間には絶対危険な目に会わせないというポリシーを通している
「いや・・・最近会ってない、あんま危険に会わせたくねぇからな・・・まぁそんなことだから結婚できねぇんだな俺」
リースは押し黙った。コイツもそういう任務に一応従事しているのだから
「まぁ、たまには会ってやれよ彼女も寂しいだろうからな」
俺はため息をし、
「そうだな・・・」
ヘリポートが見えてくるとリースは仕事するときの鋭い目付きで言った
「そろそろ着くぞ準備しろ!!」
へりはヘリポートにゆっくりと近づき、無事着地するとドアを開ける直前、リースは呼び止め、
「生きてかえってこいよ、お前の好きなステーキをたらふく食わせてやる」
俺はニッと笑顔を浮かべ、
「必ず、帰ってくるさジルを悲しませるわけにはいかねぇし・・・ビリーも探さなけりゃならねぇんだ」
そして任務の地へ降り立った――
- 120 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 11:22:17 ID:Tv9Tors6
- 「ローウェン・ハイト派遣捜査官の報告書③」
ヘリポートがあるビルから降りると男女の警官がおり、女のほうは
運転席で音楽を聴いているようで、男のほうは車のドアに立っており
煙草を吸っていた。
俺の姿が見えると男は慌てて煙草を揉み消し、ドアのガラスを大げさに
叩き、それに気づいた女はヘッドフォンをおろして男のほうを見て
気づきあわてて運転席のドアから出て敬礼をした。
「合衆国の方ですか先ほどは失礼しましたささ、どうぞ」
男は後ろのドアを開けて入るように促した
この様子が少しおもしろかったからもう少し見ていたかったが
時間が無いからやめてさっさと車の後部席に入った。
ロ「あんたらの名前は?」
俺が彼らにたいして初めて言葉を発した言葉だった
「私はハリー・メイスン、こっちの運転してるのが」
「シビルです、よろしく」
ロ「あんたら夫婦か?」
ハリー「まぁそんなところです、あなたのお名前は?」
シビル「私も気になっていました」
ロ「俺か?俺はローウェン・ハイトだ道中短い付き合いだがまぁよろしく頼む」
ハ「結婚はしてるんですか?」
このハリーという男、おしゃべりが好きなようだ
ハ「そいつは教えられねぇ・・・と言いたいが特別に教えてやる
してねぇが恋人はいる」
こんなような会話を繰り返してしているうちにハリーは用を足したいと言う事で
車を止めて急いで車のドアを開けて飛び出していった
シ「ごめんなさいね、あの人おしゃべりだから」
ロ「いや、おしゃべりはキライじゃない」
その時どこからか人の視線を感じた、それも純粋な殺意の
ロ「・・・おい」
シ「へっ?なんですか」
ロ「道はこのまま真っ直ぐか?」
シ「ええ、そうですけど」
ロ「今から言う事をよーく聞けよ、ここから俺一人で行くハリーが戻ってきたら急いで引き返えせいいな」
シ「どうしてですか」
ロ「なにかいやな予感がする、なんとも言えねーが」
俺はガンベルトからサムライエッジを引き抜きドアを開け
走り出そうとした矢先ハリーが声を掛けてきた
ハ「どうしたんですか?トイレですか?」
こののん気さをすこしは尊敬したいもんだと思いつつ、
ロ「急いで車に戻って引き返せ!」
返事も聞かずに一気に駆け抜けた。
しばらく真っ直ぐに行くと吊橋が見えてきた
レオンの話だとトラックに破壊されたと聞いていたがどうやら修復されたようだ
ロ「ようやくか・・さて渡るとする・・・」
その時、遠方から爆発音が響いた
- 121 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 11:23:13 ID:Tv9Tors6
- SOSさんの作品↓
- 122 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 11:23:47 ID:Tv9Tors6
- 俺たちには
そこにはサラザールが居た。
スコット君が入ってきたとき
邪教徒「どうしよう殺されてしまう。」
サラザール「安心しなさい。私が居るでしょう。」
みんなは絶望の淵に立たされた。
- 123 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 11:24:21 ID:Tv9Tors6
- ガナードSOS①
ガナードA「おい、チェーンソー男が二人やられたぞ!!」
B「誰か助けて〜〜〜〜〜〜(ToT)」
C「おい、落ち着け。」
D「残りのチェーンソーさん達を俺たちで助けよう。」
B「そんなの無理だ!チェーンソーさん達ですらやられたんだ!俺たちの力でかなう相手じゃない!」
E「大丈夫だ。俺たちには勇気と知恵と力と運がある!(B以外)」
村長の家の前、ちょうどレオンが村長と家の中で出会ったとき。
B「ちょっと村長の家のトイレにいってくる。」
A「静かにやらないとやられるぞ。」
その後Bの姿を見た者はいない。
- 124 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:05:45 ID:Tv9Tors6
- inazma400さんの作品↓
- 125 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:06:19 ID:Tv9Tors6
- 400劇場(多分)26話
サバイバル4(かな)「名前より中身。偽り」
400「ヒャハハハ・・・こんなにいっぱい・・・・」
ペロリと鉈に付着した血などを舐める
ddr「!?あの血ってウィルスが・・・!!」
セレナード「いや、あいつの特殊能力の一つだ」
甲賀「まさか・・・」
偽り「そう、察しがいいな」
気「有害なモノを全て無効化してしまう。とゆう体質だ」
偽り「腐ったモノ食べたら腹壊すけどトリカブト食ったらだな
吐き気だけで済んだりゲリだけとかな・・・・」
気「ただし重要な場面ではゲリとかしない ハズ の掟破りな人なんだ」
コント「じゃあ・・・船でのあれは?」
セ「船酔いと酔った偽りのモードチェンジ(梨花)で騙され」
セ「酔った(小声で)・・・クソ・・・400は腐ったハンバーガーを食べたのだ」
冷静にセレナードが解説する。
偽り以外「じーっ」
偽り「えぇっと・・・その・・・ははは」
気「やっぱり口先の魔術師だな・・・」
残ったタイラント「な、なんかあいつら俺達より色んな意味で危ないよ・・・」
偽り「(この状況打破は・・・そうだっ!)」
偽り「よし!そうと決まれば俺が一匹殺すぞ!」
8「(会話を無理矢理どっかに巻き戻したァッ!!)」
コツ、コツ、コツ・・・
偽り「名前に似合わない強さ・・・って奴だ」
カチャッ!
素早く銃を取り出す
偽り「再生されたらマズいな・・・連続攻撃でどうにかするか・・・」
偽り「だがこの武器じゃ・・・そんな高威力な連続攻撃・・・再生され・・・」
偽り「んっ!?再生・・・肉体だけ・・・肉体だけ再生!?ならばっ!」
偽り「んー、でも一番バレルが長いのは・・・ライフルだよな・・・でも連射性・・・まぁいいか」
その頃400
400「うわぁぁぁ!!なんじゃコリャー!!血がいっぱいやん!!うわぁぁぁ・・・」
400「あれ?なにこれ?」
触ってひっくり返してみる
400「うわっ・・・気持ち悪い・・・うっ・・・・」
ヴえ゛え゛ぇぇぇぇ・・・・
また戻って
偽り「えっと・・・ぶつぶつぶつ」
タイラント「あのー、そろそろ・・・」
偽り「黙ってろ!」
タ「あ、はい」
気「さっきからなんなんだ・・・・」
ヴえぇぇぇ・・・・
コント「うわっ!なんか遠くから変な音が・・・」
8「気のせいでしょ」
セ「・・・・・・・ ・・・・・ ・・・・ ・・・・覚醒から覚めたか」
ボソッとつぶやく
とゆうくだらないネタは後にして・・・
偽りは、副装備のAKを取り出した
偽り「短いが・・・まぁ・・・いいか」
タイ「・・・・・まだかなぁ(ボソッ」
偽り「おい」
タイ「ひっ」
偽り「さっさとはじめる」
タイ「は、はい・・・ゴホッ・・・クォォ・・・グオオォォォォォ!!!」
タイラントが突進してきた時に肩に飛び移る
ナイフで腹あたりをえぐりAKを押し込む
ババババババ・・・・・・
タイラントに密着して撃ったせいか音が鈍い
カチッカチッ・・・
全弾撃ったのを確認した偽りは手早く弾倉を取り替える
スゥ・・・・・
穴の再生がはじまる・・・
偽り「今だっ!」
ナイフで少しずつえぐりながらAKを無理に入れる
再生していきタイラントの肉体の食い込んだ後に飛び降りる
コント「あれ?あれじゃAKが!」
ハンドガンを取り出し1秒間隔で撃つ
五発撃った後にもう一発狙って頭に撃ち込む
バシュッ!
肉に銃弾が食い込む音がした後にタイラントはよろける
偽り「今だ!」
全速力で銃身が四分の一食い込んだAKのトリガーを引く
トトトトトトト・・・・・・
とゆう軽い音がする。おそらくタイラントの肉体があるからだろう
次第に音が大きくなる・・・
バババババババ・・・ババババ!!
偽り「これでトドメだ!」
ナイフをうまく使いAKを引き抜き残弾を頭にあびせる。
バタン・・・
タイラントは倒れた
甲賀「!!どうやってあの火力で・・・」
偽りがちょっと落ち着いてから口をひらく
偽り「簡単なことだ。セレナードさんや隊長の戦いを見て分かったんだ」
偽り「タイラントはもっと体力があるハズなのに再生が追いつかないとすぐに死ぬ」
偽り「つまりだ・・・再生能力さえ無効化させればいいってことだ」
偽り「んでAKをのみこませたのは内部の方からダメージを与えるためだ」
セレナード「成程、たしかにタイラントは外は硬いな」
- 126 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:06:54 ID:Tv9Tors6
- サバイバル
第五話「その男偽りの初心者なり」(書き直します)
「グオオオオオオオ───・・・」
不知火「あっちは終わったようだな・・・」
400が敵を倒したのを確認する残った者たち
そして
偽り「そろそろいかせてもらうぜ」
その声に気づいた時に偽りの姿はもうなかった
ズガン!───・・・
少し遠くでライフルの音がする
8w「え?まさか・・・」
気ちがい「ああ・・・偽りのマジックがはじまったんだ」
戦闘───
木の上に隠れる偽り
偽り「ライフル一撃では怯みもしないか・・・それに・・・」
スコープで覗いてつぶやく偽り
偽り「通常のタイラントより再生速度が何倍も早い・・・
半端に弾を当ててるとゲームみたいに形態が変化しちまう」
偽りは考えた
これから戦闘があるから弾を全て使うわけにはいかない
だが適当に撃ったら間違えなく持ってる弾だけでは倒せない
偽り「もうこれしかない・・・か?」
AKを取り出し弾を装填する
偽り「タイラントの筋肉は硬くて心臓でも狙わないとだめだな」
AKを枝にひっかけライフルで心臓あたりを狙う・・・
偽り「勝負はこの300mだ・・・」
偽り「ライフルの弾を全て同じところに撃つ・・・!!」
カチャ・・・
ズガン!ズガン!ズガン!ズガン!ズガン!ズガン!ズガン!・・・
残り5m・・・
偽り「うおおおお!!」
ズガン!
心臓あたりの皮膚が剥がれ落ちて心臓が肉眼で確認できる。
偽り「これで最後だ!」
AKを心臓をひたすらに撃つ
バババババババババババババ!!
カランカランカランカラン・・・・・
銃声で聞こえなかった弾が落ちる
- 127 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:07:29 ID:Tv9Tors6
- サバ
イバ
ル
第六話 「轟き叫べ方天画戟」
カランカランカランカラン・・・・・
銃声で聞こえなかった弾の音が空に・・・いや、空間に響く
そう、偽りしか知らない結界内に
タイラント「グオオオオォォォォォォ・・・」
バタリ・・・
偽り「原作のタイラントより弱いねぇ・・・
だが・・・」
グチュチュチュ・・・
偽り「別の意味で強い」
グシャッ・・・
偽りが靴で踏みつけたもの
タイラントの心臓だった
偽り「(心臓だけでも再生を開始しようとする・・・恐ろしいな)」
そう考えると片手でポケットを探りガムを取り出す
偽り「・・・そろそろあっちもはじまる」
甲賀「基本的に俺は急所を外して確実にトドメを刺すんだが・・・」
グサッ!
甲賀の方天画戟がタイラントの腹に刺さる
甲賀「さっきから色々とやってるんだがすぐに再生するな・・・
俺のポリシーに反するが・・・」
最後の「反するが」という言葉だけが周りには印象に残った気がした・・・
ハッキリとは聞こえなかった
だが「反するが」の時には「そこにある方天画戟と主人」はいなかった・・・
甲賀「核を止めればいいんだろ・・・だったら簡単だ
こいつで機能停止にしてやる」
突然甲賀の声がするとその声の主はタイラントの背後にいた
甲賀「くらえ!」
グリュッ
堅いのだがどこか生身のモノに方天画戟が突き刺さる
甲賀「まだだ!」
それが心臓に到達したのを確認すると甲賀は叫んだ
甲賀「ウオオオォォォォォ!!」
甲賀は方天画戟を突き刺したままタイラントを持ち上げ
それを木に叩きつける
ドガッ!
タイラント「グオアアアァァァァ・・・・」
甲賀「こういう勝ち方より確実なるトドメみたいにやりたいんだがな・・・
」
甲賀は地面に倒れる
甲賀「空は綺麗なはずなのにこうやってみるといつもの空も・・・」
・・・
甲賀「あんまりすっきりしないな」
ちょっと不満な甲賀だった
- 128 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:08:35 ID:Tv9Tors6
- 埃と誇り
一話「かつて殺し屋と呼ばれた男」
見上げれば綺麗な青い空しかない───
壮大な自然が広がる ここオーストリア───
その中でも最も人口が低いブルゲンラントの州都 アイゼンシュタット
と、いってもアイゼンシュタットが近いというだけでここは地図にも載らない田舎
地元の人間も20%ぐらいしか知る人間がいない 民族みたいなことになってる村
そこに住むある男
表社会から裏社会などからは突然姿をくらました、という男だ
今は隠居生活
年齢は30歳ぐらい
「んー・・・」
と、低い声で欠伸をしてベットからゾンビのように立ち上がり洗面所に行く男
あの日から変わった・・・いつもと変わらない日常
小鳥が外を飛びまわり犬も外を駆けている
そんな完全ド田舎な清々しい朝だ
そう、そんな朝だったはずだった
歯磨きをして冷蔵庫からパンを取り出し手作りのジャムを塗る
そして口へ運ぼうとした時
トントン───
ドアを叩く音がする
「こんな時間に誰だ?・・・それにまだ朝の六時だぞ」
ガチャ
「おはようございます。ジョンさん」
「お前は・・・」
「よく覚えてくださいました・・・」
20ぐらいの若い男をテーブルへと案内する
「で、なんだ 厄介ごとはもうごめんだぞ」
いきなり態度を変えたようにジョンは喋った
が、それに動じず微笑して若い男は話す
「レミリアさんが消えたんですよ」
「冗談は言ってないな?」
「ええ、・・・娘さんが消えたんです
誘拐された・・・みたいです」
「なんでそれを早く電話で・・・」
若い男は電話機を見る
「ああ、すまんかった」
以前間違えて電話線を切ってしまったのだった
「で、どうします?」
「一応私はレミリアさんとは友人ですからね・・・それに・・・」
若い男は目を細めて言う
「重機関銃のジョン・・・マウザー・ヴェルケMG34機関銃などをベースに造った
世界にたった一つの銃・・・デストロイ」
「そう・・・父とあなたが造ったたった一つの銃を片手で持ち歩き恐れられた
あのジョン・・・あれをもう一度みたいんです」
ジョンは考えた
マウザー・ヴェルケMG34機関銃をベースに造られた銃は
弾の性能もあり一発で厚さ五センチのコンクリに穴をつくる銃
それを持った自分
懐かしいことだった
ここ何年か銃など持ったことなかった
それをまた触れる・・・だが恐怖もあった
だが・・・それより娘を誘拐された怒り
そしてまたあの銃を握れる嬉しさに涙するほど感動していた
「ああ、わかった・・・
今すぐお前の会社んとこいくぞ」
「ありがとうございます・・・」
こうして・・・
戦場から離れたあの男がまた
戦場へと還ってきた
- 129 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:09:08 ID:Tv9Tors6
- 埃と誇り
第二話「いざ、名の無き島 無名島へ」前編
前回のあらすじ━━━
見上げれば綺麗な青い空しかない───
壮大な自然が広がる ここオーストリア───
そんな平凡な田舎生活
いつもと変わらぬ生活が突如一変した
「レミリアさんが消えたんですよ」───
この一言でジョンの鋼の魂は心の底から還ってきた
「とりあいず荷物はまとめた で、どこをヘリポートにしたんだ?」
「あそこの山奥ですよ」
「流石だな・・・」
「ええ、我社はアンブレラに匹敵する会社ですから」
「ふっ、T-ウィルスは作ってないな?」
「はははは、ご冗談がお上手で」
そう話しているとJCと描かれたジープが一台目の前に止る
「こんにちは」
サングラスを上にずらし
にこりと爽やかな笑顔をこちらに向ける
服装はTシャツの上に少し小さめのジャンパー
半ズボンに軍人が履くようなブーツ
肩あたりまで伸ばしたどちらかというと短髪な髪型
髪の毛どちらかというと黄色っぽい金髪である
「この子は藍=シュワイマー」
「出身は日本で年齢は14歳 趣味は料理と運動 よろしくっ!」
笑顔が眩しいと感じた
け、けっして私ナレーターが感じた微ロリコン属性とかなどではない
別に私ナレーターが萌えを感じてはいない
それから10分程───
「へえ、噂には聞いていたけどジョンさんは思ったより身長長いね」
「まあな」
さっきから藍は会話の八割以上に相手をからかうような内容が含まれている
「それとさん付けはしない方が属性的にいいぞ
と誰かが言っている (そうだよな?ナレーター)」
そ、そうだが・・・
ハッ!? 物語の登場人物がナレーターと会話してたまるか!
「それとジョンさん デストロイは会社の方にあるので心配なさらず」
「ああ」
ジョンは若い男に心理を少しだけ読まれていた
そう、久しぶりにあの銃を握れるとなれば焦る
ジョンは稀にまだ青いところが残っていると自覚する
「ジョン ヘリポートに到着したよ」
藍が無駄に大声で言う
「いったいなんなんだ・・・」
「普通の少女・・・兼・・・・・」
「ほら、さっさとしなさいよ!」
藍がまた大声で言う
「やれやれ・・・(ま、こうでないとな)」
藍とショーンに昔の仲間の面影を浮かべていたジョンだった
- 130 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:09:41 ID:Tv9Tors6
- 第三話「いざ、名の無き島 無名島へ」後編
前回のあらすじ───
「出身は日本で年齢は14歳 趣味は料理と運動 よろしくっ!」
ジープに乗ってきたなんか属性がありそ・・・ゲフッ
ジープに乗ってきた美少女「藍」
色々とからかわれながら、色々と会話をしながら
「やれやれ・・・(ま、こうでないとな)」
藍とショーンに昔の仲間の面影を浮かべていたジョンだった
ババババババババ───
軍用の輸送ヘリCH-47 チヌーク一機と護衛のボーイング AH-64 アパッチ二機が待機していた
「どうです?外見はCH-47 チヌークやボーイング AH-64 アパッチと同じですが中身が違います」
「エンジンも一部の人間しか知らないエンジンですし使用している武装も全て普通のとは違います」
「流石だな・・・」
流石の彼も驚いていた
「では、いきましょうか」
ショーンが指をパチンと鳴らすと輸送ヘリの扉が開いた
「で、どこの基地なんだ?」
「ええ、地図にもない名の無い島ですよ」
「ほう、流石だな」
- 131 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:10:29 ID:Tv9Tors6
- 第三話「いざ、名の無き島 無名島へ」後編(続きです)
「ほう流石だな」
そう言って三人は輸送ヘリに乗り込む
扉が閉まりヘリが浮く
窓を見ると護衛の戦闘ヘリが後ろからひっついてるようだ
「これから疲れると思うので寝といたらどうです?」
「たしかにそうだな」
ジョンは寝ることも戦いの一つと知っている
落ち着かないが寝ることを訓練しているジョンは十分ほどで寝た
藍は寝るのは遅かったものの今はぐっすり寝ている
ショーンはジュースを飲みながら読書をしている
そうこうしている間に操縦士が声をかける
「皆さん、着きましたよ」
ジョンが目を開けるとそこはどこかの島だった
「なかなか綺麗な島だな」
「ええ、地上はほとんど手をつけてませんから」
「・・・父親と似ていて地下好きだな」
「ええ、父と色々似ているところがありましてね」
「またジープに乗るのか?」
「だめですか?」
「いや、別にいいが・・・」
藍がまた運転席に座る
「じゃ、しゅっぱーつ」
いきなりアクセルをめいいっぱい踏んで走り出した
「ごほぁっ!」
ジョンは頭をぶつけた
30のダメージ
「おっと、危ない」
ショーンには効果がないようだ
「いきなり飛ばすな!」
「はいはいごめんなさーい」
謝ってるクセにスピードは下げない
「大丈夫ですか?」
「お前の親父のトラップよりはマシだ」
ショーンの父親はイタズラで危ないものを作るのが好きらしく
よくジョンにタライ爆弾とかいいながらタライにおもりをつけて落としてきたり
いつのまにか地下シェルターの入り口のようなところについた
「ここです」
ショーンがポケットから鍵を出す
カチャ
鍵を回すと放射式キーボードが飛び出てくる
それにパスワードらしきものを打ち込むと扉が開いた
中にあったのは階段だった
「階段で降りるのか?」
「はい、敵が攻めて来た時階段はなにかと便利なので」
一分ほど階段を降りると基地らしきところについた
「ここです」
一直線の通路を10mほど通り右に行くとデスクらしきところについた
十人ぐらいがパソコンと書類を見たりして熱心に仕事をしている
その部屋の奥に眼鏡をかけた頭つるつるの中年太りの男がいる
「やあ、ショーン」
「こちらはジョンさん」
「ああ、話は聞いているよ。俺はトーマス
皆中年機関車トーマスと呼ぶんだ よろしく」
「ああ、よろしく」
「で、早速だか出来る限り資料を集めといたからこいつを見てくれ」
そういうとトーマスは50枚ぐらいの書類のかたまりを手渡す
「後あんたの武器はこっから先の武器庫に保管してある」
「まあ、詳しくはそこの資料の地図でも見といてくれ」
眼鏡をポケットから出して書類を真剣に読み始める
「あれ?眼鏡とかするの?」
藍がジョンに聞く
「ああ、こう見えても小さいものは眼鏡かけないと見えないんだ」
「ふーん」
「すまんがコーヒーを持ってきてくれ」
「はいはい〜」
そしてジョンは書類を読むのを再開した
続く
- 132 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:11:03 ID:Tv9Tors6
- 第四話「いざ敵陣へ」
前回のあらすじ───
まあ、あれだ
説明するまでもなく非戦闘シーンだ
メンドくさいから省略してるわけじゃない
「コーヒー入れたよ」
「ああ、どうも」
「で、資料は読み終わったのか」
「ああ、どうも」
「で、いつごろでるつもりなんだ」
「30分後」
「わかりました。出発の準備を社員に・・・っては?」
「後29分だ 急げ」
「は、はい!」
ジョンは少し慌てていた
そう、資料を読んでた時彼らの名前がでたからだ
アルバート・ウェスカー
この時に嫌な予感がした
「ば・・・ばかな・・・こんなことがあっていいはずじゃ・・・」
それはジョンが最も戦いたくない相手であった
昔殺し屋をやってた時殺せなかったものはなかった
ただ数名が除いてだ・・・
殺人が失敗した人間など五本指で数えられる
その人間はいずれも普通の人間ではなく人知を超えた能力も持ち主達だった
その中で今でもハッキりと覚えている
悪夢というレベルではない
自分が生きてることさえおかしいと思うほどの事件だった
その任務が失敗してから一週間は眠ることもできなかった・・・
通称Zeus
やつに会って生き残ったのはジョンのみと言われている
裏社会に関係する者なら必ず知っている名前だ
この世で最強の人物とされている
そう、これで慌てていたのだ
「ジョン!ヘリの準備ができたぞ!」
トーマスが叫ぶ
「よし、行くぞ!」
ジョンはヘリの乗り込むとこういった
「全力で飛ばせ!一秒が一時間と思え!」
そして、世界の針はズレはじめた───
- 133 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:11:37 ID:Tv9Tors6
- 第五話「動きだす針」
ババババババ───
飛ばしてくれたおかげで30分でついたらしい
ちなみに今のところメンバーは
ジョンと他隊員数名だけだ
無線で呼べばすぐにショーンと藍が率いる特殊部隊が駆けつけるらしい
「お前らはヘリに戻って基地に戻れ」
「はい?」
「いいから戻れ・・・今すぐだ!!」
「いえ、任務上ついていかないと・・・」
「ここで俺に50%の確立で頭に撃たれるのと49%の確立で殺されるのと1%の確立で死ぬのとどっちがいい!?」
「は、はい・・・」
隊員達は慌ててヘリに戻り発進して帰っていく
ヘリが見えなくなるのと同時だった
「そこかっ!?」
ズガァン!
「爆発物・・・どこからだ?」
ズガァン!
「チッ・・・弾がみえない」
・・・ ・・・ ・・・ ・・・
五秒ほどだった
サワサワサワ───
嫌な空気が流れる・・・
「・・・上か!?」
木々の上に無数の人形が浮いている
「さっそくおでましか・・・」
すると人形がそのまま急降下してきた!
チュドドドドドドドドオオオオオン!!
連続的な爆発音と同時に様々なものが砕け散る
「あぶねぇ道具を使うな・・・」
「さっさと姿だせよ・・・写真でしかみたことねぇんだよ」
すると木の間からBLに出てきそうな爽やかな顔立ちの美少年がでてくる
「こんにちは・・・私の名は・・・」
「アグネ・・・通称人形使いのアグネ」
「おお、よくご存知で」
するとアグネは腕を上げる
「では、はじめましょう」
「なにをだ?」
「華麗な人形劇です」
突然アグネが指先を動かし腕を振り下ろす
パララララララ!
四方からサブマシンガンを持った仏蘭西人形が飛び出てくる
「くっ!」
ジョンは背中に背負っているデストロイを取り出す
ドドドドドドドトド!!
物凄い音であった
「まだだ!」
仏蘭西人形数体がアグネを守る
「なにっ!?」
仏蘭西人形が砕けちる
「よくも・・・私の可愛い人形達を・・・」
「ふん、暗い青春でもおくったのか?」
「どうやら・・・遊びは長くはもたないようだ」
アグネはなにかをつぶやく
「Feu danse・・・poup?e!!!」
どうやら単語をいくつか並べているようだった・・・が
その直後
ゴゴゴゴゴ・・・
ザザザザザザザザザザ!!
何体もの仏蘭西人形が周りを囲む・・・
「d?but」
その一声で人形が槍を持ち突進してくる
「チッ!!」
続く
- 134 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:12:15 ID:Tv9Tors6
- ドロップさんの作品↓
- 135 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:12:49 ID:Tv9Tors6
- 〜バレンタイン・記憶の扉〜
俺の願いも虚しく、ルイスは一発も撃たなかった。女の松明が顔を巻く包帯に引火する。
肉が、髪が焦げるあの独特の嫌な匂いから顔を背けることすらも出来ない。
女が手を伸ばし、俺を抱きしめた。
レオン「ぐぁあああぁっ!!!」「ルイス!撃てぇえ!」
焔に包まれ、パニックに陥る。もがきながら自分の体を締め上げる鉄の鎖と、背後で机に突っ伏している血まみれのルイスの姿を見た。
目が!焼ける…!!
視界が途絶えても、全身の激痛が途絶えることは無い。早く、いっそのこと楽にしてくれ…!!
「む、かえ…に、来た…の」
自分の叫びではない。低く憎悪の音を込めた女の声が、雑音をすり抜けて耳に届いた。
「ねぇ、約束したでしょ?」
今度はもっと鮮明な。耳の奥から踊るような、囁くような声が聞こえた。別の女か?幾分も若くかわいらしい声だ…
「レオン。一緒に行きましょう。約束してくれたでしょう?」
優しく戒めるように言って、女は手を取った。
熔解し、眼球と一体化した瞼はもう閉じることが出来ない。視力を失った瞳は、脳裏に映る記憶を視ていた。
〜続く〜
- 136 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:13:19 ID:Tv9Tors6
- 〜バレンタイン・約束〜
俺は脳裏に映る記憶を見ていた。まるで夢を見ているような感覚だ。
肉の焼ける異臭の中にいるのに、可憐な花の香りが漂う。地獄絵図の中にいるのに、周囲には花が咲き乱れ、目の前に立つのはあの包帯を巻いた女ではなく、清楚な印象を与える女性だ。
まだ十代にも見える女性は俺に微笑みかける。俺はその女性になんとも表現しがたい切なさと愛おしさを感じた。
「レオン、ありがとう。一緒に来てくれるのね。」
何のことだ?
「俺はただずっと、お前と一緒にいたいだけなんだ。どこへでも行くさ。」
何で?
「ずっと一緒だよ。約束だよ。」
「ああ。」
そんな約束…。
ガキじゃないんだ。
「あと3年でお互い二十歳だね。ねぇ、ほら、ここでプロポーズでしょ?」
悪戯っぽく笑いながら少女は問いかける。俺が17の時の思い出か?
「結婚の事か?するんだよ、俺たちは。」
…ほら、俺はそう答えるだろう。若気の至りって奴だ。
………約束。したのか。。。
ああ、思い出した。俺が若かった頃、彼女と約束したんだ。成人したら結婚しようって。遠く離れないように。だが、俺は忘れたんだ。一緒に行かなかった。後追い自殺は出来なかった…。
見えない筈の目が現実を見た。目の前にいる女の包帯は取れていた。
- 137 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:13:50 ID:Tv9Tors6
- 〜バレンタイン〜
女の顔は無惨にも焼けただれ、肌色の部分なんか少しも残っていない。膿が出ていて見ているだけでも痛いぜ。
なんて悠長な事を考えていたら、不意に女が口を開いた。
「思い出した?約束…。」
口の端を引き上げて言う。肌が引きつり、所々皮膚が裂けて血が滲んでいる。
「フ、フフ、ッフ。そう怯えないで。あの頃みたいに優しく笑ってよ。」
俺はもう何も考える事が出来なかった。体に鎖なんか巻き付いていない事も気付けなかった。ルイスが寝ているだけなのも気付けなかった。
女が手に持っているソレにも気付けなかった。
そしてソレが音もなく俺の心臓を縦に裂いた。
「バレンタインのプレゼントよ。貴方の嘘を、許してあげる。」
それだけを言い切り、満足そうに喉に包丁を滑らせた。俺が彼女を殺したようなものだから、仕方ないんだろうなぁ。
〜END〜
- 138 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:14:20 ID:Tv9Tors6
- リヘナラドール=ゴム+ゾンビさんの作品↓
- 139 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:16:36 ID:Tv9Tors6
- 。DQ風バイオハザード4(内容はgon様のとは違いますよ)
村人(スキ)があらわれた
チェーンソーがあらわれた
レオン HP24 弾薬10 Lv1
レオンの攻撃!
村人(スキ)に17のダメージ。
チェーンソーはいきりたかっている
レオンの攻撃!かいしんのいちげき!
チェーンソーに77のダメージ!チェーンソーは尻餅をついた
チェーンソーは転んでいる
村人(スキ)はオッ○イノペラペラソースをとなえた!
村人(包丁)があらわれた!
なんと、レオンは無限ロケットランチャーをはなった(特技
ガナードの群に平均578のダメージ!
魔n。。。もといガナードの群を殺っつけた!
12の経験値と、200PTSと、ルビーを手に入れた。
- 140 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:17:07 ID:Tv9Tors6
- 。レオンの悲劇
レオン「さーて、2000000PTS溜まったし、∞ロケランとシカタイを大人買いし…ん?」
看板「猫背の矯正の為接骨院に行ってる。当分戻らないぞ。dy武器商人」
レオン「そ…そんな…バナナ…」
- 141 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:17:39 ID:Tv9Tors6
- 。もしも第二次世界大戦中にt−ウィルスが漏れたら…(最早バイオ4ですらない
「こち 帝國 軍 ンビが溢れ 繰りかえ こ ら 帝 戦車歩 ああああああああああ!! 」
―時は1942年。
「うわああああああああああああ!!なんだこの化け物は!!ぎゃああああぁぁ...」
―フィリピンで謎の奇病がアメソカ軍を襲った。
「おい!しっかりしろ!マイク・ジョーンソン少尉!おい!」
―その奇病に冒され、死んだものは皆
ドウン!ジャキコン。ドウン!ジャキコン。
「くそ!ボルトアクションが煩わし…ぎいいやああああああああああああああ!!!」
―蘇り帝國軍、アメソカ軍問わず、
「こちら第三歩兵師団!こちら第三歩兵師団!本部!応答願います!」
ザッザザー ザザザー…
「つながった!」
「ズドドドドドドド!カチンカチン…ウァアアアア!ウウウ〜あ゛あ゛あ゛ドウン!ジャキコン。ウォァ〜 ぎゃああああああああ!
「…え?本部!何があったんですか!応答願います!本部!」
―襲って食し、仲間を増やす。
「クソ…ッ!」
―この物語は、その激戦の中を、敵味方などクソ食らえの状況の中を、生き延びた6人の異国人の物語である
Fin
- 142 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:18:11 ID:Tv9Tors6
- 第1話 ウィルス研究所
ここはヒトラー支配下の某国、某所の建物。
ここでは、生物兵器―B.O.Wが開発されていた。
今回の物語は、その建物から始まる。
場所はヨーロッパのど真ん中。そのレンガ作り―争いの爪あとが残っては居るが―の美しい町並みのなかに、それはあった。
そして、その中の「所長室」と書かれた部屋に二人の若者と初老の男が居た。
「失礼します。私が本日よりドイシ軍公式生物兵器研究所に配属されたジョフ・ジャンクソンです」
「うむ。…君がそのJ・Jか。まずはここについての説明をしておかなければなるまい。上の連中は手抜キングだからな」
大して面白くも無い冗談をかます男―バーバリアン・ボルデックス中佐は、ややぽってりした体系ながらも、立派な顎鬚を蓄えた男。
銀製のメガネのフレームが朝日にキラキラと輝き、男前になっている。
一方、ジョフ・ジャンクソンは、サラサラの茶髪に格好いい顔立ち、それなりに着いた筋肉がかっこよさを強調していた。
彼は、どこかの研究所から引き抜かれたのか、既に白衣を着けていた。
白衣は白く、彼が几帳面であることを物語っていた。
そして、暫くしてバーバリアン中佐が、その口を開いた。
「君も知っての通り、ここはBOWの研究所だ。そして、君にはt−ウィルスというものを培養して欲しい。このt−ウィルスが曲者で、
冒されたものは熱病に似た症状を起こし死んだ後、ゾンビとなって人を襲うのだ」
「…え?」
彼の顔には、驚きの顔しか浮かんでいなかった。
- 143 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:18:51 ID:Tv9Tors6
- リードオンリーさんの作品↓
- 144 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:19:21 ID:Tv9Tors6
- 「冷たい足跡」 「プロローグ」 ファーザー・ポール・ファーガスンはいつものように告解室で悩みを抱く人々の話を聞いていた。最後の告解者が帰るとファーガスンは静かに告解室から出て行き、祭壇までゆっくりと歩き、目を閉じてひざまずき主に祈りを捧げていた。 「私は、私に助言を与え、夜ですらも私の心を導いてくださるわが主を賛美します。私はたえず主を見守っています。」 そこまで言うと言葉が途切れた。あとが思い出せないのだ。老人は溜息をついて立ち上がり、静かに信徒席に座った。 「大丈夫ですか?」 振り返ると金髪の若い女性が後ろにいた。 「神のお恵みを与えてください、ファーザー。」 そう言うと女性はにっこりと笑った。だが、目には深い悲しみが漂っていた。 「何があったんだい、お嬢さん?」 「それがわからないのです。彼は何も言わないんですもの。でも私が彼を巻き込んだはずなの。それが怖くて。」 そこまで聞くとファーガスンはゆっくりと立ちあがって女性に微笑みながら「今君は迷っている。だから心が落ち着いたらまた来なさい。私はいつもここにいるから。」と言い、聖具室に帰ろうとした。 「待って下さい、ファーザー。全てお話します。」 ファーガスンが戻ってきて、女性の肩に手をおいて言った。 「よく決心したね。では話してくれるね。」 「はい。」そう言うと女性は語りだした。
- 145 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:19:53 ID:Tv9Tors6
- 「冷たい足跡」
「第一章 新たな悪夢」
大統領令嬢誘拐事件から2年後、アメリカ国内では政治家達や億万長者の暗殺が頻繁に起こっていた。事態を重く見た合衆国大統領補佐官エドワード・マーシュフィールドは大学からの友人でFBI副長官のヘンリー・ブリッジスと今はシークレット・サービスで大統領警護隊員を務めているレオン・S・ケネディを国防総省に呼び出した。
「やあ、ヘンリー元気だったかい?」
二人が部屋に入るなりマーシュフィールドがどこか人を馬鹿にするような感じで言った。
「ああ。」
そう答えただけでブリッジスはすすめられてもいないのに席に座った。きっと、マーシュフィールドの態度に腹が立ったのだろう。
「何を怒っている?」
マーシュフィールドがからかうように聞いた。
「君のその態度だ。」
ブリッジスはいきなり席を立つと座っているマーシュフィールドの前に立った。
「今、我々は例の暗殺事件で忙しいのだ。ここに来るのにも苦労したんだ。それなのに君はデスクで踏ん反りかえって我々が来るなり、"元気かい?"そりゃ腹が立つよ。」
「わかった、わかったよ。悪かった。謝るよ。」
マーシュフィールドが悪びれた様子もなく言った。
「ところで、私達はなぜ、よばれたのですか?」
二人のぐだぐだしたやりとりに聞き飽きていたレオンが言った。
「ああ、そうだった、そうだった。実は我々が信頼する情報筋から情報がはいった。昨日ロサンゼルスにミスター・ボムが現れた。」
「あいつが!?」
ブリッジスが叫んだ。ミスター・ボムはFBIが指定する最重要指名手配犯の一人であった。
「最後まで話を聞くんだ。こいつは、今から三時間前ワシントンに向かって車で移動した。」
「では、奴の狙いは大統領か?」
ブリッジスが呟いたとき、早くもレオンは大統領を警護している隊員達に連絡した。ブリッジスも本部に連絡した。その様子を眺めていたマーシュフィールドの顔にかすかな笑みがこぼれた。
「あの人はいつもあんな感じですか?」
国防総省からでるなりレオンがブリッジスに聞いた。
「いや、昔はもっといい奴だったんだがな。」
そう言う老人の横顔にはどこか寂しげさが漂っていた。
「では、お互いがんばろう。」
そう言うとブリッジスは運転手が待つ車に乗り込んでどこかに行ってしまった。やがて車が見えなくなるとレオンは黒のシヴォレ・セダンに乗り、エンジンをかけた。
まさに発進しようとしたその時、携帯が鳴った。
「もしもし?」
「レオン?私よ。」
「アシュリーか。ちゃんと家にいるか?」
この頃続く暗殺事件を憂慮したレオンがアシュリーにも警護をつけていたのだ。しかしアシュリーはそんな心配をよそに勝手に外出したりしてレオンや警護隊員を悩ませていた。
「私がどこに行こうと勝手でしょ。それよりいつ会えるの?」
あの事件以来、二人は恋仲になっていた。しかしそれは許さざれる恋だった。
「騒ぎが落ち着いたらそっちに行くよ。」
「待ってるわ、レオン。じゃあね。」
「なけるぜ。」
電話が切れたあとレオンは呟いた。そして車を走らせた。
「で、私にどうしろって言うの。」
受話器を置いたアシュリーが後ろを振り返りながら言った。
「十五分後にまた彼にかけなさい。」
そう言った女の手には拳銃が握られていた。
- 146 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:20:30 ID:Tv9Tors6
- 「冷たい足跡」
「第二章 迷える子羊
レオンは車を走らせながらブリッジスとの会話を思い出していた。
「いや、昔はもっといい奴だったんだがな。」
どうもあの補佐官は気に食わない。そう思ったレオンは携帯を取り出すと、部下の一人であるナンシー・グリーソンに連絡した。
「はい、どうしましたか?」
「エドワード・マーシュフィールドの過去の経歴を調べてくれないか。」
「なんですって!」
電話の向こうでナンシーが狼狽しているのがよくわかった。誰だっていきなり世界一の権力者の側近の過去を調べろと言われたら躊躇する。なぜなら、もしそのことがばれたら確実に国家反逆罪で逮捕されるからだ。しかしレオンは心を鬼にして言った。
「いいからやるんだ。十分後にかけてくれ。」
そう言うとレオンは電話を切った。おそらくナンシーはかんかんに怒っているだろう。
「すまないな。」
レオンはそう呟くとアクセルを思い切り踏んだ。
「あら、もうこんな時間。」
女が腕時計を見て言った。そして受話器をとるとアシュリーの方に向いた。
「いい?こう言うの。今ホワイト・クラブ・ホテルにいるから迎えに来てって。」
「嫌って言ったらどうするの?」
アシュリーが恐る恐る聞いた。女はわざと考えるふりをしてからこう言った。
「そうね、その時はその綺麗な顔を半分潰すだけよ。」怯えるアシュリーに顔を近づけて聞いた。
「で、どうするの?彼に電話するの?しないの?」
「かけるわ。」
ほとんど聞き取れない声でアシュリーが答えた。
「それでいいの。」
渋々ダイヤルを押すアシュリーを見ながら女が笑った。
ホワイトハウスに向かおうとして渋滞にまきこまれてしまったレオンは溜息をつきながらタバコが置いてあるダッシュボードに手を伸ばした。
「なけるぜ。」
タバコは三本しかなかった。悪態をつきながらレオンはタバコをダッシュボードに放り投げた。その時携帯が鳴った。
「もしもし、レオン?今、ホワイト・クラブ・ホテルにいるの。早く迎えに来てね。じゃあ、バイバイ。」
相手はアシュリーだった。レオンは一方的に切られて通じなくなった電話を訝しげに見ながら渋滞を抜け出し、ホワイト・クラブ・ホテルに向かった。
「よくできました。」
悲しげに受話器を置くアシュリーの頭を撫でながら女が言った。
「彼をどうするつもり?」
アシュリーが聞いた。
「さあね。知らないわ。」
そう答えながら女はアシュリーに銃を向けた。
「ええ!?」
女の銃がポンと軽い音をたてた。アシュリーは胸に軽い痛みを覚えた。薄れ行く意識のなかでアシュリーはレオンに謝った。
「ごめんね、レオン」
アシュリーは翌朝三時に目を開けた。しかし目覚めたのは家ではなく、病室の中だった。アシュリーは隣を見た。そこにはレオンの部下がいた。彼はアシュリーが目覚めたのに気がつくとナースコールを押した。ほどなくして主治医と看護婦、それにFBIの捜査官とおぼしき人物が二人入って来た。
「ここは?」困惑するアシュリーに主治医が言った。
「病院です。気分はどうですか?」
その時アシュリーは全てを思い出した。そして捜査官に尋ねた。
「レオンは?」
「まだ、意識は戻っていません。至近距離から三発撃たれています。」
もう一人の捜査官が言った。
「お気持ちはよくわかります。ですが、あなたが知っていることを話してほしいのです。」
「そんな無茶な。」
叫ぶ主治医を制止しつつあしゅりーが言った。
「わかりました。」
アシュリーは全てを話した。そして話し終えた。
「ご協力感謝します。先ほど先生と話していたのですが、調子がよければここを出て下さって結構です。では、失礼します。」
そう言うと二人は出て行った。
「さて、どうしますか?」
主治医が聞いた。
「私は大丈夫です。先生。」
それを聞いた護衛はアシュリーの荷物をまとめた。
病院を出たアシュリーは護衛が運転する車に乗って家に向かった。アシュリーは罪悪感にさい悩まされていた。彼は私のせいで・・・
「ここで停めて。」
アシュリーが護衛に頼んだ。そこは教会だった。
「私はここにいます。」
護衛はあえて反対しなかった。
「ありがとう」
そう言うとアシュリーは教会に入った。
第三章に続く。
- 147 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:21:02 ID:Tv9Tors6
- 「冷たい足跡」
「第三章 罪深きシスターの告白」
「さぞかし辛かったろう。」
アシュリーが全てを語り終えたあとファーザー・ポール・ファーガスンが言った。
「私はどうすればいいの。」アシュリーは今にも泣き出しそうだった。
「大丈夫、きっと彼は助かる。主が必ずそばについていて下さっているから。」ファーガスンが励ますように言った。
「でも、私は大罪を犯しました。ファーザー。」
「君が言いたいのは、自分は主に祈ることが許されないということかね?」アシュリーがうなずいた。ファーガスンがにっこりした。
「君は勘違いしている。君は確かに大罪を犯したが、それでも主は祈ることは許されるよ。それにもし、主が許してくださらなかったとしても私が祈ってあげる。」
アシュリーの顔に笑顔が戻った。
アシュリーが帰ったあと、ファーザー・ファーガスンは信徒席に座って目を閉じていた。激しい疲労感が彼を襲っていた。それでも後ろから近づいてくる足音には気づいていた。
「もう帰ったはずではなかったのかね、シスター?」
振り向くと、シスター・マリア・ミューラーが片手に彼愛用のグラスを持って立っていた。
「気が利くね。」ファーガスンがコップを受け取ろうと手を伸ばしながら言った。が、コーヒーを一口すすると、
「しかし、私はコーヒー一杯のために君がさっきの私達の会話を盗み聞きしていたことを許すつもりは無いよ。」と静かに言った。ミューラーは一瞬驚いた顔をしたが、すぐに平静さを装った。
「あの子が君に利用されたんだね。」ファーザー・ファーガスンが悲しそうに言った。
「仕方ないんです、ファーザー。これも国民のため。」ミューラーが感情もこめずに言った。
「しかし犠牲になった者達はどうなる?」ファーガスンが言った。声には怒りがこめられていた。
「確かに彼らには可哀想なことをしました。しかしそうしなければ国民がテロの脅威にさらされていました。」ファーガスンがうなだれた。ミューラーが気を利かせて背中をさすってやった。
「ちゃんと彼らを守ってやれるのか?」しばらくしてファーガスンが言った。
「ええ、絶対に。」
「彼女は相当苦しんでいる。君も聞いたはずだ。"彼は何も言ってくれなくて"と。今その彼は病院で意識がないというのに。」
ミューラーがおもむろに立ち上がった。そして祭壇に向うとそこで祈り始めた。その目には涙が浮かんでいた。ファーガスンが後ろから抱きすくめてやった。とうとう彼女が泣き出した。
「私、彼女に銃を突き付けながら笑ったのよ。最低だわ。」
「自分を責めるな。で、黒幕は誰なんだい?」
「エドワード・マーシュフィールド」泣きながら彼女が言った。
「もう良い。君は一人でがんばりすぎた。さあ、あとのことは私にまかせて君は休みなさい。」
「ありがとう。」そういうとシスターはベッドがある二階に上がっていった。その後姿を見送りながら、ファーガスンは考えていた。今度の陰謀渦巻く事件の黒幕に送るプレゼントを。
- 148 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:21:32 ID:Tv9Tors6
- 「冷たい足跡」
「第四章 再起」
「はぁ〜」シスター・マリア・パーマーが欠伸をしながら起き上がった。なぜか体がだるい。風邪かしら?そう思いながら服を着替えると聖具室へ向った。
「おはよう、シスター。」そこには紺のツイードのジャケット、白のボタンダウン・シャツ、紺のニット・タイ、グレーのスラックスという格好で新聞を読むファーガスンがいた。
「おでかけですか?」
「実は、古い友人が店を出してね。それで顔を出そうと思ったのさ。」
「そうなんですか。」今のは嘘だ。とシスターは思った。しかし、あえて何も言わなかった。
「まずいぞ、ロサンゼルスでの支持率は過去最低だ。これでは、大統領が負けてしまうぞ。」
エドワード・マーシュフィールドはいつになく苛立っていた。しかし、まわりのスタッフは目前に迫っている大統領選のせいだと考えていた。
「さあ、三日後までになんとかするんだ。もう、話は済んだ。早くこの部屋から出て行け!」スタッフを追い出すとマーシュフィールドはポケットから煙草を取り出した。マーシュフィールドが煙草を吸おうとしたとき、携帯が鳴った。
「もしもし?」
「やあ、エド。」相手は男だった。「実は前話したお別れパーティーなんだが、彼女を祝うことにしたよ。」あの女め!マーシュフィールドは怒った。あの女はやはり裏切ったのだ。
「あ、そうそう彼女の友達の神父も誘うよ。」神父?あの女はどうして神父なんかに?疑問が頭をかすめたがマーシュフィールドは言った。
「わかった。わざわざすまない。」
「別にいいさ。」男はそういうと電話を切った。俺を裏切るからだ。さあ、ゆっくり眠るといい、女スパイさん。マーシュフィールドはもう苛立っていなかった。
ポール・ファーガスンは目抜き通りから、脇道に入った。どこか寂しげな道を歩き続けると、"ジョージとマイケルの店"と木の大きな看板を出したスナックがあった。ファーガスンが扉を開けて中に入った。中にはならず者が多く居た。
彼らの視線を浴びながらファーガスンはカウンターに座った。
「注文は?」経営者の一人であるジョージが聞いた。
ファーガスンがにっこりして言った。
「サブマシンガンを一挺、大型拳銃を二挺、スナイパーライフル二挺。弾薬はいい。」
とたんにジョージが笑い出した。そして言った。
「あんた、店を間違えてるよ。」
「いいや、間違えてないよ。十年前に私はここで買い物をした。もちろん相手は君だ。」
「ああ、覚えているとも、久しぶりだな、友よ。」ジョージがファーガスンに抱きつこうとした。それをかわしながら、ファーガスンが言った。
「お前はいつからゲイになった?」すると、おおげさに悲しそうな顔をしてジョージが、「お前はアメリカ流の挨拶を忘れたのか。」といった。
「ああ、忘れたとも。ところで、今挙げた武器は手に入るか?」
「もちろんだ、こっちに来な。」そういうと、ジョージが後ろの棚に置いてあるウィスキーの瓶を手前に引いた。すると、カウンターの後ろにある撞球台がひっくり返り、階段があらわれた。
「お前はいつからスパイになった?」ファーガスンがびっくりしながら言った。
「AKー47もあるし、コルトM16A2もある。」隠し部屋の壁は銃だらけだった。ファーガスンが呆れて言った。
「お前、戦争をする気か?」ジョージが笑いながら言った。
「俺にその気が無いことに全国民は感謝すべきだ。」
「勲章をもらわんとな。」
「俺が戦争を起こさないからか?」
「いや、この地区の治安を良くしているからだ。」
「いや、俺は一般人には売らねえ。」
「そうなのか?私はてっきり金のためならだれかれ構わず売ると思っていたよ。」
ジョージが無視して言った。
「ご希望の品は?」
「イングラム10型とコルト1911を。ライフルはPSGー1を頼む。」
「ああ、いいだろう。夜間照準器とサイレンサーは?」
「サイレンサーは全ての武器に一つずつ、夜間照準器はライフルだけでいい。」
「わかった。明日の十時にあんたの家に送るよ。確かロサンゼルスだな?」
「ああ。」
「代金はいつものように引き落とさせてもらうぜ。」
「ああ、わかってるよ。」早くも階段を上がろうとするファーガスンをジョージが呼び止めた。
「おい。」振り返るとジョージが何かを投げた。それを器用にとるとジョージが言った。
「あんたはまだ若いが昔のように若くはない。傭兵だった頃とは違うだろうがそいつはまだ撃てるはずだ。」それは44オートマグだった。
「護身用にしては大きくないか?」ファーガスンが言うとジョージは、
「あんたは、もう忘れたのかい?無茶するなってことだよ。」
「覚えてたよ。」そう言うとファーガスンは一階に上がっていった。
- 149 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:22:05 ID:Tv9Tors6
- 「冷たい足跡」
「第五章 死への招待状」
ファーガスンはジョージの店を出た後タクシーに乗ってユニオン駅に向った。
駅の構内は混雑していて非常に歩きにくく、ファーガスンは足取りをゆるめなくてはならなかった。
「すみません。」
振り返ると小さい、五歳ぐらいの女の子が恥ずかしそうに立っていた。
「どうしたんだい?」ファーガスンが優しく聞くと、
「実は家の鍵をこの近くで落としたの。」と言った。
「よしよし、おじさんが探してあげよう。」そう言うとファーガスンがいきなりしゃがんだ。その上をナイフの刃が通り過ぎた。
「畜生め」若い男の声だった。ファーガスンはそのままの体勢で男に足払いをかけた。男は見事に後ろに倒れた。その隙をついてファーガスンは立ち上がり、急いでさっきとは違う出口へ走った。
出口を出たファーガスンはタクシーに飛び乗って急いで教会に向った。
おもしろくなってきたな。ファーガスンは外の景色を眺めながら考えていた。子供を使ってまで私を殺したいかい、マーシュフィールド君?しかしだね、私にはそんな手は通用しないよ。
二十分後タクシーは教会に着いた。ファーガスンはカードを使って精算して教会の中に入った。中ではシスター・パーマーが床をモップできれいに磨いていた。
「ご苦労様。」ファーガスンが声をかけるとパーマーが悲しげな顔で謝った。
「申し訳ありません、ファーザー」それと同時に信徒席の陰からさっきとは別の男が銃を構えながら現れた。男の足元にはたぶんそこにいたであろう、子供の死体があった。
「隠れるのに邪魔でね。」男が笑いながら言った。
「そうか、では君が殺したんだな。」ファーガスンはそう言うと流れるように銃を取り出して一発撃った。男は後ろに吹っ飛んだがまだ生きていた。
「私を撃つのかい、じいさん?」男がせせら笑いながら言った。
「お前のような人間は苦しんで死ななければならない。」ファーガスンが腎臓を撃ち抜いた。男の悲鳴が教会中に響いた。
男がのたうちまわるのをファーガスンは静かに見ていた。やがて男は動かなくなった。
「さてと、シスター・パーマー。君は以前同じ過ちを犯したね。」ファーガスンが厳しい表情で聞いた。
「はい。」蚊の鳴くような声で言った。
「その時君は神に二度と同じ過ちを犯さないと誓ったのではないのかな?」
「はい。」
「この子はこいつが来る前からいたのか?」
「いいえ。私がここを掃除しているときに男が来たんです。男が銃をすでに構えていました。そして私めがけて撃とうとしたときにこの子が・・・」
「そうか。男は物音に驚いて後ろにいたこの子を撃ったんだね。」
「はい。」ファーガスンの頭はフル回転していた。相手は平気で子供を殺す連中。情けなど必要ない。さあ今度は私の番だ。
泣きじゃくるシスターの肩を抱きながらファーガスンは決意した。
- 150 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:22:35 ID:Tv9Tors6
- 「冷たい足跡」
「第六章 暗躍する影」
「本名ラッセル・スペランド、ニューヨーク出身、セントジョーンズ大学卒業後、海兵隊に入隊。その後朝鮮戦争での活躍を認められ少佐に。しかしユーゴスラビアでの'ホワイト・アロー'作戦で多くの部下を死なせ除隊処分を受ける。その後傭兵となるも雇い主に裏切られ今では神父として潜伏中。これで満足かな?」
「ああ、で、その雇い主はどうなった?」
「死んだよ。表向きはマフィアの抗争に巻き込まれたことになっているが、実際は彼が殺したらしい」
「では、復讐心は強いようだな。」
そう言いながらマーシュフィールドは煙草に火をつけた。
「かなりな。それと君が言ったあの女だが、奇妙なことに我々の記録にはない。」
「おいおい、そんなことで祖国を守れるのか?」
「我々の担当は国外、国内の諜報はFBIがしているからな。」
「なら、FBIのデータベースに侵入してでも調べろ!」
マーシュフィールドが怒鳴りながら切った。
「全く残念だ。」
一方的に切られた電話を睨みながら男が言った。
「奴は自分の立場が分かっていない。」
「なら消しますか。」
暗がりからもう一人の男の声がした。
「ああ、頼む。あっ、ちょっと待ってくれ。」
男が急いで呼び止めた。
「あの女は本当に信頼できるのか、ウエスカー?」
「ええ。」
そう言うと出て行った。
ドクター・ロスは二時になったので患者の様子を見に行った。
「先生も大変ですね。」若い看護婦がロスに言った。
「ああ、だが彼は至近距離で撃たれたというのにもう回復している。一昨日なんか私が病室に入ると・・・」
「新聞を読みながら挨拶したんでしょ?その話はもう聞きました。」看護婦が笑いながら言った。
「おや、信じてないな?なら、君も来たまえ。」
二人は患者の病室に入った。しかし、中には誰も居なかった。
「どういうことです?」看護婦が驚きながら聞いた。
「彼は勝手に退院したんだ。」ロスが呆れながら言った。
- 151 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:23:07 ID:Tv9Tors6
- 「冷たい足跡」
「第七章 ある病室の話」
外科医のタイナーと看護婦のクレイはコーヒーを飲んだり、書類の整理をしたりして夜勤が終わるのを待っていた。
「あと、一時間ですか。」
タイナーが煙草をふかしながら言った。
「ええ、このまま何もなければいいけど。」
クレイがコーヒーを飲みながら言った。
「それにしても、あの子には参りました。一日中患者の傍にいるんですよ。私にはできませんな。」
「ああ、あの金髪の?」
「ええ。」
「確かにそうでしょうね。あなたが一日中人の世話をするのは無理だわ。」
「私だけじゃないですよ。」
タイナーが欠伸まじりに言った。それを見たクレイが気を利かせてコーヒーを淹れてやった。
病室ではアシュリーが目を覚まさないレオンの傍でひたすら祈りを捧げていた。
人工呼吸装置が使われ、彼の口と鼻に酸素マスクがかけられた姿は最初アシュリーに大きなショックを与えた。
しかし、医師たちの懸命な治療によりレオンは目を覚まさないものの、生きていた。
「がんばって・・・」
アシュリーは自分でも気づかぬうちにレオンの手を握りしめていた。
翌朝、タイナーは欠伸をかみ殺しながら病室に入った。
「何ということだ!」
タイナーは驚いた。アシュリーがレオンの眠るベッドの脇でうつ伏せに倒れていた。タイナーが慌てて傍に駆け寄った。
「大丈夫かい?」
二、三回肩をゆするとアシュリーが目を覚ました。
「先生?」
タイナーは咎めるような目で見た。
「あなたは少しは眠りましたか?」
アシュリーは首を振った。
「では眠らないといけません。ですが・・・」
そこまで言うとナースコールを押した。すぐに看護婦が来た。
「すまないがベッドをもう一つ頼む。それと何か温かい物を。」
看護婦にそう言うとアシュリーの方に向き直った。
「あなたが彼の傍を離れたくないというのはよく分かっています。だからここで休みなさい。あなたが寝ている間はさっきの看護婦が世話をしますから。」
「ありがとうございます。」アシュリーが涙を目に浮かべて言った。
「では、僕はこれから手術をせねばならないのでおいとまします。」
タイナーが微笑みながら出て行った。
気がつくと外は暗くなっていた。アシュリーは目をこすりながら起き上がった。時計の針は三時を指していた。
「やっと、お目覚めね。」
アシュリーは驚きながらも声のした方を振り向いた。さっきの看護婦だった。
「あなた、ずっと寝てたのよ。」
「何時間ぐらいでしょうか?」
「だいたい半日ぐらいかしら。」
「そんなに!」
アシュリーはまた驚いた。そして自分のせいで死にかけたレオンの隣で半日も寝てしまった自分自身に腹を立てた。
「腹を立てちゃだめ。あなたは十分すぎるほど看病してたんだから。」
アシュリーの心中を悟った看護婦が言った。
「ありがとうございます。」
アシュリーがそう言ったとき、隣で何かが動いたような気がした。驚いたアシュリーはベッドの方を見た。
「レオン!」
アシュリーがレオンに抱きついた。すると驚くべきことにレオンは自分で酸素マスクを外し、アシュリーの頭を撫でた。
「ごめんなさいね。実は彼、五時間前に目を覚ましたの。」
看護婦が申し訳なそうにアシュリーに言った。
「レオンの馬鹿。」
アシュリーはすねてそっぽを向いてしまった。しかしすぐに向き直ると満面の笑みでこう言った。
「でも、戻ってくれてありがとう。」
看護婦がそっと部屋を出て行った。二人きりになった病室に明るい陽射しが差し込んできた。
- 152 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:23:43 ID:Tv9Tors6
- 「暗殺者の恋」
夕方から急に降り始めた雨はサンタモニカ大通りの映画館で金曜日の午後を過ごした観客を大いに苛立たせた。
レスリー・ジョーンズもその一人であるが、突然降り出した雨にではなく、約束の時間になっても来ない相手に苛立っていた。
「やあ、遅れてすまない。」
通りの向こうから男が雨の中を走り抜けてやってきた。
「遅かったわね。」
「悪いね。急に仕事ができて。」
男は黒いステンカラーコートを着て、右手には黒いこうもり傘を握っていた。
「ほら、これが約束のデータよ。」
レスリーが男に抱きつきながら低い声で言った。レスリーが男から離れたときフロッピーはすでに男のコートの左ポケットに入っていた。
「次はあなたの番よ。」
レスリーが男に寄り添いながら相変わらず低い声で言った。
「金は私のコートの右ポケットにある。」男も低い声で答えた。
傍目から見れば二人は仲のいいカップルだった。しかし二人はカップルの役を演じるスパイだった。
「では、さっそく貰おうかしら。」
そう言うとレスリーは左手をさりげなくポケットに滑り込ませて金を抜き取った。
「確かに頂いたわ。」
満足そうにレスリーが言った。金はすでにレスリーが右手に持つハンドバッグに消えていた。
「では失礼するわ。」
レスリーはそう言うと目の前を走る車の中に紛れているタクシーを捜した。
その様子を見ながら男が左手を左のポケットに入れた。レスリーがタクシーを呼ぼうと手を挙げた瞬間、サイレンサー付きのベレッタから銃弾が放たれた。
弾はレスリーの背骨を貫き、レスリーは自分が呼んだタクシーの前に倒れた。
どこかで誰かが叫んでいた。何事かと集まる通行人の中に男の姿はすでになかった。
FBI犯罪記録
リチャード・フレミング
別名 アルバート・クロフォード
スパイ行為及び殺人
- 153 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:24:14 ID:Tv9Tors6
- 「暗殺者の恋」
「第一章 レオン・S・ケネディ主任捜査官」
サンタモニカ大通りで起こった殺人事件はロサンゼルス市警察を大いに悩ませた。
殺されたレスリー・ジョーンズはコルトン産業の社長令嬢で、父親のウィリアムは権力者である。
事件早期解決を望むウィリアムは市警察に早く犯人を見つけるように迫った。そこで市警察はFBIに捜査協力を要請し、FBIはワシントンからレオン・S・ケネディ主任捜査官を派遣した。
「どうも、捜査官。私は殺人課のフラナガン。」
レオンがサンタモニカ空港に着くと市警察が迎えをよこしていた。レオンはにこやかに微笑みながら手を差し出した。
「ケネディだ。」
フラナガンがレオンが差し出した手を握り返した。
「どうぞこちらへ。車を用意しました。」
フラナガンに連れられてレオンは車の方へ歩いた。
「現場に落ちていた薬莢はベレッタのものでした。しかし、それ以外に証拠はありません。」
殺人課のウオーターズがレオンに薬莢を見せながら言った。
「被害者が撃たれたのを目撃した者は?」
「いませんが、被害者が殺される前に男と一緒だったところを見た人がいます。」
「では、目撃者の話を参考に似顔絵を作れ。それとこのベレッタの持ち主を探れ。きっと店に購入記録が残っているはずだ。」
「わかりました。」
ウオーターズが出て行った。
一人になったレオンは背広の内ポケットから煙草をとりだし火を点けた。
「今回は厄介だな。」
煙草をふかしながらレオンは呟いた。
- 154 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:24:46 ID:Tv9Tors6
- 「暗殺者の恋」
「第二章 復讐の誓い」
コルトン産業の経営者の一人、ジミー・コルトンは隣で泣きじゃくりながら酒を飲む、娘を失った仲間にかける言葉を見つけれずにいた。
「どうして警察は犯人を捕まえないんだ。」
ウィリアムがバーボンを一気にあおりながら言った。
「彼らは動いてくれてるよ。」
ジミーがウィリアムの背中をさすりながら言った。
「あれからもう一週間経つのに手がかりすらつかめてないじゃないか。これで動いているとでも言うのか?」
ウィリアムの声は、普段あまり飲まない酒と一晩中泣き続けたせいでつぶれてしまっていた。
そんな彼をジミーは黙って見ていることしかできなかった。
二人で作った会社は少しずつ成長し、やがて大企業の仲間入りを果たした。その際に会社の名前を変えようと提案したウィリアムはとてもエネルギッシュで若さが体中から発散されていた。
しかし、今隣に居る男はまるで別人であった。目は赤く腫れ、無精ひげが彼の顎を侵食していた。
「さあ、そろそろ帰ろう。奥さんも心配してるぞ。」
ジミーが肩を叩きながら言った。しかしウィリアムは動かなかった。
「なあ、もし娘が父親が経営する会社の極秘情報を売っていたとわかったらどうする?」
ジミーは信じられないという目でウィリアムを見た。
「君は知ってるだろう?この前国防総省から新型ロケットの設計を依頼されたのを。」
「まさか。」
コルトン産業が大企業の仲間入りを果たせたのは質の高い兵器を軍に提供していたからである。だから、よく国防総省などが新兵器の開発をコルトン産業に任せていた。
「前から誰かが私のコンピュータにアクセスしていたんだ。」
「そんな!パスワードは私達しか知らないはずじゃなかったのか!」
ジミーが怒鳴った。しかしウィリアムは笑っていた。その笑い声には自分への嘲りが含まれていた。
「もう一人いたんだ。私の娘だよ。」
「まずいぞ、君の娘さんは国家反逆罪で逮捕されることになる。」
「だからなんだ。娘はもう死んだんだぞ。」
「悪かったよ。許してくれ。なにもそんなつもりで言ったんじゃないんだ。」
「ああ、わかったよ。」
そう言うとウィリアムはうなだれた。そしてこう言った。
「最初娘が死んだと聞いたとき、正直嬉しかった。そしてすぐに後悔した。私は娘を失った悲しみより娘の罪がばれないようになったのを喜んだんだ。」
呆然と見つめるジミーにウィリアムは笑いかけた。もはや彼は狂気に支配されていた。
「まだ驚くには早いぜ。娘はな、自分の恋人に情報を渡していたんだ。そいつがスパイとも知らずに。」
「なぜ、スパイだとわかる?」
「国防総省から産業スパイのリストが送られてきたんだ。君も目を通したあれだよ。」
「なら、それを警察に知らせないと。」
ジミーは傍に置いてあった受話器に手をのばそうとした。
「待ってくれ。」
「なぜだ!」
「もし、スパイのことを彼らに話せば捜査の目は私にも向けられる。そうなればどうなるか君もわかるはずだ。」
「だが、娘さんの仇を討ちたくないのか?」
「いや、もちろん討つさ。私の手で。」
- 155 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:25:17 ID:Tv9Tors6
- 「暗殺者の恋」
「第三章 嵐の前の静けさ」
ロサンゼルス市警察は今回の事件の捜査権をFBIに全て渡すことにした。それほど捜査は難航していたのである。
そしてこの事件はFBIにとっても重要な事件であった。なぜなら、新型ロケットの設計図が盗まれたことが国防総省からの通報によって判明したからである。
これが国外に漏れれば、国内での諜報及び防諜を任されているFBIの信頼にかかわってくる。
そこで、本部はレオンにロサンゼルス支局の全捜査官への指揮権を与えたのであった。
「主任。犯行に使われたベレッタは1998年にワシントンの銃器販売店で購入された物と判りました。」
ロサンゼルス支局のトム・フランクリン捜査官が、ベレッタの購入記録をレオンに渡しながら言った。
「持ち主の名前はアルバート・クロフォード。住所はユニバーサル・シティです。」
「おそらく偽の住所だろうが一応当たってくれ。それと本部に連絡してこいつの身元照会を頼む。」
レオンが壁に掛けてあったレインコートに手を伸ばしながら言った。
「主任、下で車が待ってます。」
「気が利くな。」
レオンは笑いながらフランクリンの肩を、ポンポンと二回叩いて出て行った。
「どういうことか説明してくれないか?」
あるビルの暗い部屋の中でアルバートの声が響いた。
「なぜ、上層部は私をこの件から外そうとするのかね?」
「あなたが回収した設計図は完璧ではなかったのよ。」
相手は女だった。よく通る声だが感情がこもっていないので聞いている者の心をかき乱した。
「しかし、確かにレスリーはあれで最後だと・・・」
女が笑い出した。そして哀れむような目でアルバートを見ながら言った。
「あなたは彼女を本当に愛していたかもしれないけど、向こうにとってあなたはカモだったのよ。」
アルバートの眼が冷たく燃えていた。グリーンの瞳にチロチロと燃える光は、相手に恐怖を与えた。
「では、上層部は私を外すことにしたんだな?」
今や立場が逆転していた。女はアルバートが怒りに燃える姿を初めて見たこともあってか畏縮していた。
「頼む。あと一回だけでいい。もう一度チャンスをくれ。」
「分かったわ。だけど、どうするつもりなの?」
「コルトン産業に忍び込むさ。」
「もし、それができなかったら?」
アルバートが冷たい眼で女を見た。そしてゆっくり近づいた。
「必ず成功させる。」
アルバートが顔を近づけながら言った。そしてお互いの呼吸が聞こえる距離まで近づくとニヤリと笑って、
「だが、万が一失敗したらそのときは父親の家に忍び込む。」
「あなた正気なの?彼女の父親に顔を見られているのよ。」
「だから何だ。あいつが私を殺すとでも言うのかね?」
そう言うとアルバートは大股で部屋から去っていった。
- 156 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:25:48 ID:Tv9Tors6
- 「暗殺者の恋」
「第四章 チェックメイト 」
レオンが着いたときには家宅捜索も終わっていて、残っている仕事と言えば捜査官から結果を聞くぐらいだった。
「なにか分かったか、ブルックス?」
レオンが近くに居た捜査官に聞いた。
「大収穫ですよ。」
ブルックスがすごく嬉しそうに言った。
「どうやら、さっき出かけたばかりのようです。そこらじゅうに指紋がベタベタついたままですし、書きかけの手紙まである。あとは帰ってくるのを待って逮捕するだけです。」
「すまないが、アルバート・クロフォードという名前を本部に照会してくれるか?」
レオンがブルックスに言った。
「分かりました。」
ブルックスが外に出て行った。一人になったレオンは机の上に無造作に置かれている手紙の山から一枚抜き取った。
その手紙は、殺害されたレスリーが生前アルバートに送ったものだった。そしてその内容は実にショッキングなものであった。
「34号車から全捜査官へ。アルバートはウィリアムの自宅へ向かっている。急いで奴を捕まえろ。」
車に飛び乗るなりレオンが無線機に叫んだ。そしてハンドルを自ら握るとウィリアムの自宅へ向かった。
アルバートは首尾よく忍び込んだ。しかしその動きは隠しカメラによって全てウィリアムの書斎に送られていた。
「娘の仇か。」
ウィリアムは机の引き出しから口径22インチの護身用コルトを取り出して、クローゼットに身を潜めた。
やがて、書斎に誰か入って来た。そいつはウィリアムが隠れているとは知らずに部屋の中を探り始めた。
そして相手が自分に背を向けた瞬間、ウィリアムが飛び出した。
一発の銃声が静かな住宅街に響いた。
- 157 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:26:21 ID:Tv9Tors6
- 「暗殺者の恋」
エピローグ
レオン達が自宅に到着したとき、一発の銃声がした。
「遅かったか。」
レオンが部下に手で指示を出しながら家に踏み込んだ。
「FBIだ。」
レオンが叫んだ。それと同時にレオンの右側にあった花瓶が粉々に砕け散った。
「援護してくれ。」
レオンが柱の陰から飛び出した。後ろではブルックスが援護していた。
レオンは相手に気づかれないように後ろに回りこんだ。相手はそうとも知らずに玄関に発砲していた。
「FBIだ。銃を捨てろ。」
レオンが言った。相手は銃を捨てようとした。しかしいきなり向き直るとレオンめがけて発砲しようとした。
レオンが身をかがめながら撃った。相手がもんどりうって倒れた。
「大丈夫ですか、主任?」
ブルックスが駆けつけてくるなり言った。
「私は大丈夫だ。」
レオンがそう言ったとき、書斎で物音がした。
襲撃者の処置をブルックスに任せるとレオンは書斎に入った。
「大丈夫ですか、ウィリアムさん。」
ウィリアムは左肩を撃たれていた。
「大丈夫なものか、早く病院に連れて行ってくれ。」
ウィリアムが命令口調で言った。
「すみませんが、あなたを逮捕します。」
そう言うとレオンは、さっきアルバートの潜伏先で読んだあの手紙を見せた。
「あなたは娘さんの罪を知りながらそれを隠した。この手紙に全て書かれています。おそらく、あのスパイが保険として使おうとしてたのでしょう。」
ウィリアムの顔がみるみる青ざめていった。
「主任。」
ブルックスがレオンを呼んだ。
「アルバートがあなたに話があると。」
レオンが近づくとアルバートが微笑んだ。
「初めまして、捜査官。ここにいらっしゃるということはレスリーの手紙を読んだわけですね。」
「ああ、そうだ。」
「私はレスリーを心から愛していました。だから彼女を撃ちたくなかった。」
アルバートはすでに虫の息だった。しかし最後の力を振り絞ってレオンに真実を話していた。
「でも撃たなければならなかった。そして彼女は死んだ。それから地獄の日々が続きましたよ。それなのに・・・」
「それなのに?」
「しばらく経って彼女が私を利用していたのが分かりました。すごく腹が立ってね。今までなんのために苦しんだのかって・・」
「それで自分の仕事を最後までやり遂げるためにここに来たんだな?」
「ええ・・・そうで・す。でも、それもかな・わ・なか・った・・・」
アルバートは捜査官達に見守られながらゆっくり死んでいった。
ウィリアム・ジョーンズは犯罪隠匿と国家反逆罪で有罪となり、現在州刑務所で服役中である。ジミー・コルトンも殺人幇助で有罪となったが保釈された。
- 158 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:26:54 ID:Tv9Tors6
- 「法廷への招待」
こんばんは皆さん。私はリードオンリー。
皆さん、法廷に行かれたことはありますか?きっとないでしょう。
ならば、なぜこんな質問をしたのか?
法廷では様々な事件が弁護士の巧妙なトークや証言者の証言などによって再現されます。
そしてそれを裁くのはごく普通の人々の中から選ばれた陪審員。
そう、私は日本ではなくアメリカの法廷について話しています。だから、あのような質問をしたんですが・・・
まあ、それは置いといて・・・アメリカには色々な人がいます。それ故に犯罪も色々あります。
そしてそれを扱うのは経験豊富な弁護士と、昨日までごく普通の生活をしていた一般人。
おかしな話ですね。しかし、このおかしな組み合わせによって何気ない裁判から一つのドラマが生まれるのです。
さあ、皆さん。開廷の時間が近づいてきました。もし皆さんに時間があるなら、これから始まる裁判を一緒に見に行きませんか?
- 159 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:27:26 ID:Tv9Tors6
- 「法廷への招待」
〜レポート1 救出任務の真実〜
「ケネディさん。二つ聞きたいことがあります。」
「どうぞ。」
「あなたは大統領令嬢救出任務実行中にサポートを無線で受けてましたね。」
「はい。」
「ですが途中から音信不通になりましたね。」
「ええ。」
「なぜ?」
「敵に無線をジャックされたからです。」
「ということは、あなたは最初のヘリ降下ポイントから令嬢を救出して脱出するまでの間は独断で行動していた訳ですね?」
「はい。」
「では聞きますが、あなたが敵に襲われたのは村だけですか?」
「いいえ。」
「ということは独断で行動していたときも?」
「はい。」
「証人は?」
「居る訳ないでしょう。」
「あなたが殺したから?」
ここでレオンの弁護人が手を挙げて発言を求めた。
「異議あり。今の発言は不適切です。発言を中止させてください。」
判事が大きくうなずいた。
「認めます。」
しかし検事が不適切な発言を続けるので、判事は槌を鳴らして午後三時までの休廷を宣言した。
おやおや皆さん、どうしました?裁判はすでに始まりましたよ。といっても今は休廷中ですが。
この時間を使ってみなさんに今回のケースをお話しましょう。
大統領令嬢が誘拐され、救出された事件はご存知ですね?では、その際のエージェントの行動が問題だったと陸軍が訴えたのはご存知ですか?
今回陸軍はケネディ氏が治安崩壊、越権行為、そして殺人を行ったと主張しています。対する被告弁護人はサポートを務めたハニガンさんと誘拐されたアシュリーさんを証人として正当性を訴えました。
しかし二人の証言は完全な物ではありませんでした。そこに目をつけた検事は攻撃に出たのです。
さあ、あと少しで開廷されます。今度は聞き逃さないように。
- 160 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:27:57 ID:Tv9Tors6
- 「法廷への招待」
午後三時 開廷
「ケネディさん。アシュリーさんを誘拐した犯人、もしくはその一味と交戦しましたか?」
「ええ、もちろん。」
「その際に相手が使った武器は覚えていますか?」
午後三時に再開された裁判は被告弁護人の質問から始まった。
「もちろん覚えています。」
「例えばどんな?」
「ボウガンや鎌、スタンロッドにガドリング砲などです。」
「これはあの村及び古城に残されていた武器の写真です。彼が言うようにガドリング砲の薬莢も見つかっています。
この記録を証拠Aとして提出いたします。」
被告弁護人は判事のもとに一通のプリントした書類を渡し、さらに続けた。
「ところでケネディさん、あなたは報告書にこう書きましたね。
"村人達は自分を見つけるなり襲い掛かってきた。そしてそれを止める者は一人もいなかった。"
これは要するに村人全員があなたに対して敵意を抱いていたということですね?」
「敵意というものじゃない。相手は明らかに殺意を抱いていました。」
ここで被告弁護人は大きなフリップを取り出した。そこには警官の死体が写った写真が貼られていた。
「これはケネディさんに同行した警官の死体です。見てください。村人は警官を火あぶりにし、鉤に吊るしたのです。
このようなおぞましい事を平気でする村人に対して銃を使うのは当然です。これは一種の戦争です。この写真を証拠Bとして提出します。」
法廷内に暗い淀んだ空気が流れるほどこの写真はショックを与えた。レオンを追い詰める検事ですら目を背けた。
しかし、反対尋問に入るときにはいつもの平静さを取り戻していた。
「ケネディさん。あなたは先ほど村人全員があなたに殺意を抱いていたとおっしゃいましたね?」
「正確にはエミリーさんが言ったんです。」
エミリーが検事に微笑んだ。検事はそれを無視して話を続けた。
「ですがお認めになった。ここで一つ聞きたいことがあります。」
「何ですか?」
「村人の中にあなたに協力しようとした人はいましたか?」
「だからさっきも言ったように全員が襲ってきたんです。協力しようとした者はいなかった。」
「結構。ところであなたが襲われたとき、村人達はどのように襲い掛かってきましたか?」
エミリーはさっきから黙って審理を聞いていたが、ふいに手を挙げて発言を求めた。
「異議あり!事件とは全く関係ありません。」
「いいえ、大いに関係しています。」
検事が大声で言った。そしてエミリーがしたように自分もフリップを出すと法廷内に響き渡るように大声で言った。
「この写真をよく見てください。荷車に積み重なれている物が何か皆さん分かりますか?そうです。死体です。村人の死体の山なんです。
もし、彼が報告書に書いたように村人全員が集団で協力して襲い掛かってきたなら同士討ちはありえません。
要するにこれは彼が口封じのために・・・」
エミリーは慌ててレオンが書いた報告書のコピーを読んだ。そこには確かに村人が協力して襲い掛かってきたと書かれていた。
「そんなことはないと思いますが、皆さんがまだ納得できないのならもう一枚写真を見てもらいましょう。」
検事がもう一枚フリップを出した。そこには顔に包丁を突きたてられて死んでいる女性が写っていた。
「集団で行動するには仲間との信頼関係を築いておく必要があります。まして、あのような閉鎖的な村ではお互いに固い絆で結ばれていたでしょう。
そんな彼らが一人の女性の顔に包丁を突き刺すと考えられますか?」
そこで検事はレオンの方に向き直ると、わざと悲しそうな声でこう言った。
「ケネディさん。なぜ、あなたはこんな事を?」
「異議あり!!」
法廷にエミリーの声が響いた。
「今の発言は全く根拠に欠けたデタラメなものであります。」
判事がうなずいた。
「異議を認めます。記録から削除してください。」
判事が命じた。検事が不満そうな顔でうなずいた。
「明日、午前七時に最終弁論を始めます。解散。」
判事が槌を鳴らした。
どうやら今回の裁判は後味の悪い結果となりそうです。ですが、まだあきらめてはいけません。
皆さんはお気づきでしょうか?検事のトーマスは陪審員にケネディ氏の悪い印象を与えようと躍起になるあまり、
彼の報告書と二枚の写真を証拠として提出するのを忘れてしまいました。
これがどう影響するかが非常に楽しみです。では、また明日お会いしましょう。
- 161 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:28:29 ID:Tv9Tors6
- 「法廷への招待」
午前七時 最終弁論 トーマス検事
「ケネディ氏は優秀なエージェントです。人望もあり、誠実な人間です。
ところが、ある村の村人が全員殺された。これを殺人と呼ばずに何といいましょう?
弁護人は彼らが集団で互いに協力して襲い掛かってきたと言いますが、その証拠はどこにもない。」
そこまで言うとトーマスは肩を落とした。そして悲しそうな声で続けた。
「確かに同僚を罰するのは辛いことです。ですがここで彼を許せば、彼に殺された無実の人間はどうなるのですか?
私達はこの事件を公にし、彼を裁かねばならないのです。以上です。」
- 162 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:29:06 ID:Tv9Tors6
- 午前七時十分 最終弁論 エミリー弁護士
「彼は今生きているのが不思議な位数々の事件に巻き込まれてきました。
ラクーン事件やオクラホマ連邦ビル爆破事件、そして今回の大統領令嬢誘拐事件。
彼は実力者であるが故に今回の任務に抜擢され現地へ。しかし彼はそこで再び地獄を見ました。
襲い来る村人はもはや無実の人間ではなく、殺人者なのです。村に残された大量の薬莢がそれを物語っています。」
いきなりエミリーが黙った。顔は苦痛に歪み、足は震えていた。判事が何事かと駆け寄ろうとしたその時、エミリーが喋りだした。
「私がまだ幼かった頃、両親は私が行きたいと言った所に全て連れてってくれました。
そして私は言ったのです。連邦ビルに行きたいと。」
法廷内に重い空気が立ち込めた。今や誰もが、エミリーが何を語ろうとしているかが分かったからだ。
「私達がちょうどビルから出てきたとき、目の前のトラックが爆発しました。
私達は爆風で吹き飛ばされ、ガラスの破片が上から降り注ぎました。
そのとき彼は私を助けてくれたのです。そして私を救助隊の元に渡すと、再び地獄絵図の中に飛び込んでいきました。私の両親を助けるために。」
傍聴席の方からすすり泣く声が聞こえた。きっと自分と同じ経験をしたのだろう。そう思いながらエミリーは言葉を続けた。
「結局両親は死んでしまいましたが、二人の遺体を彼が地獄絵図の中から運んでくれなかったら今頃土の中で安らかに眠れなかったでしょう。
彼は真の英雄です。そんな彼が理由なき殺人を犯すとはありえない。
もし彼が有罪になったらそれは彼に対する裏切りです。仲間を見殺しにするよりひどいことだ。
あなた方が軍人なら、仲間を裏切らないでしょうし、彼が無念の死を遂げたパイロットのマイク氏を見殺しにしなかったことがわかるはずです。」
そこまで言うとエミリーは席に着いた。
- 163 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:29:45 ID:Tv9Tors6
- 「法廷への招待」
午前九時 評決
「評決が出ました。」
判事が静かな声で言った。
「治安破壊の容疑に関して被告を有罪とする。
越権行為の容疑に関して被告を無罪とする。
殺人の容疑に関して被告を無罪とする。
ここで休廷し、刑の言い渡しは後日改めて行う。」
判事が槌を鳴らした。傍聴席に座っていた人達のほとんどは出て行き、後に残ったのはレオンとトーマスそしてバイオ掲示板への投稿者だけだった。
「おめでとう。」
エミリーがレオンに微笑んだ。レオンも微笑み返した。その間、時は止まっていた。というより戻っていた。
燃え盛る炎の中から二人の人間を抱えて出てきた男の目はとても澄んだ色をしていた。もう十年前のことだろうか。
エミリーはレオンを心から抱きしめたかった。しかし彼の無実を待つ女性のことを考えて、あえてこう言った。
「さあ、早く彼女に裁判の結果を教えてあげなさい。」
エミリーの心中を察したレオンはわざと何も言わずに出て行った。その後姿をじっと見つめる目にみるみる熱いものが吹き零れてきた。
「エミリー弁護士。」
トーマスが書類をカバンに入れながらこっちに歩いてきた。
「私は被告が任務中に違法改造武器を使用したことで訴追することができる。」
「証人がいないでしょう。」
「いや、私の目の前にいる。あなたは弁護士としてその事実を知っていたはずだ。」
「では、こうしましょう。あなたがオクラホマでの死傷者数を当てれたらそのことについて話します。」
トーマスがためらいがちに言った。
「200人。」
エミリーがニコッとした。
「違うわ。668人よ。では、これで。」
エミリーが出て行った。
「法廷への招待」〜完〜
- 164 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:30:15 ID:Tv9Tors6
- 「テロリストに花束を」
プロローグ
リチャード・グレインジャーはジャスカー・スリー風力計を難しい顔で見ていた。
「どうして六なんだ」
風力計の針は六ノットを示していた。遠距離からの狙撃を好む暗殺者にとってこれほど不吉な数字はなかった。
普通、五百メートルの距離で五ノット以上の横風要因がある場合、サイレンサーを外さなければならない。さもないと抑圧要因が大きすぎて偏差が大きくなるからだ。
リチャードはその事を知っていたので、当然二百〜三百メートル内での狙撃ポイントを探したのだが見つからなかった。
「頼むから五を示せ」
計器を握りしめる手に力がこもる。すると針が四ノットを示した。念のために三十秒待ってみた。針は動かなかった。
リチャードの顔に笑みが広がった。そして照準器を覗き込んだ。標的はこちらに背を向けたまま誰かと話している。
「少しお騒がせしますよ、長官」
そう言うと、リチャードは引き金を引いた。彼の弾は標的を斜め後ろに吹っ飛ばした。
「デッド・ワン」
照準器越しに場の様子を見ながらリチャードは昔からのローデシアの狩猟用語を呟いた。
- 165 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:30:46 ID:Tv9Tors6
- 「テロリストに花束を」
「第一章 消えた休暇」
FBI主任捜査官レオン・S・ケネディは晴れ晴れとした気分で本部の長い廊下を歩いていた。
滅多にとることができない休暇を二週間も手に入れることができたからである。
(マスは釣れるかな)
彼は二週間を釣りで過ごすと決めていた。静かな川で、マスとのあくまで静かな格闘。釣り好きにとってこれ以上のものはなかった。
「逃がすなよ」
不意に声をかけられた。レオンの心は現実に引き戻された。
「一体何のことですか、部長?」
声をかけた男はラッセル・ローランダー。彼の上司である。正式な肩書きはFBI犯罪捜査部の次官だが、レオンは皮肉を込めて部長と呼んでいる。
「マスだよ」
ラッセルが笑いながらレオンの手を指差した。見ると手はリールを巻くように動いていた。
「いつもの癖がでたな。釣りの事となったらすぐそれだ」
「マス釣りをしている人に話しかけるのはマナー違反ですよ」
まだ笑っている上司を睨みながらレオンが言った。
「まあまあ、そう怒るな。ところで君に渡す物がある」
そう言うとラッセルは航空券を手渡した。
「わざわざ私のために?」
ラッセルが満面の笑みをたたえながら頷いた。
「ありがとうございます」
しかし行き先を見た瞬間、レオンはラッセルを睨みつけた。
「どういうことですか?」
見ると彼の休暇先ではなく、ロサンゼルスになっていた。
「昨夜、カーティス・フレミング国防長官がパーティー会場で何者かに狙撃された。是非君に捜査してほしい」
もちろん選択の余地はなかった。レオンは溜息をつくと航空券を受け取った。
「では、後は任せたぞ」
落ち込むレオンの肩を叩きながらラッセルが去っていった。
「泣けるぜ」
昔の口癖が本人も気づかぬうちに出ていた。
- 166 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:31:18 ID:Tv9Tors6
- 「テロリストに花束を」
「第二章 揺れる心」
飛行機の中はひっそりとしていて、少し居心地が悪かった。しかしラッセルが用意したのはファーストクラスなので文句は言えなかった。
ファーストクラスだと知った時、レオンは心の中でラッセルについつい感謝してしまった。
「お飲み物は何にしましょうか?」
若いキャビンアテンダントが魅力的な笑顔をさせて話しかけてきた。美しい金髪を丁寧にセットしている。三時間も椅子に縛られていたレオンの心に陽が射した。
「コーヒーを、ブラックで」
レオンも微笑み返しながら言った。おそらく今の笑顔で彼女は電話番号を渡すだろう。レオンは自分の笑顔に自信があった。
「熱いので気をつけてください」
レオンにコーヒーを手渡すと彼女はキャビンに向かって歩いていった。
彼女の後姿を眺めつつ、レオンはコーヒーに手を伸ばした。ふと見ると、カップの底に小さな紙がはってあった。
やはり自分は間違っていなかったとレオンは小さな紙に目を通した。
「泣けるぜ」
そこには彼女の電話番号でも、住所でもなく、ラッセルからの短い指示が書かれていた。
指示を読みながらレオンは笑っていた。彼が休暇を奪ったお詫びにファーストクラスを用意するような人間ではないことをレオンは今更思い出していた。
きっと彼女もFBIの人間なのだろう。そう思うとレオンの心は沈んだ。
(今頃彼女はどうしているのだろう)
レオンはいつのまにか、かつて自分が救助した女性のことを考えていた。
あの時大学生だった彼女も今では一流の弁護士としてロサンゼルスに事務所を構えている。
(時間があればちょっと寄ってみよう)
レオンは徐々に近づいてくるサンタモニカ空港の滑走路を見つめながらシートベルトに手を伸ばしていた。
- 167 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:31:53 ID:Tv9Tors6
- sssさんの作品↓
- 168 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:32:32 ID:Tv9Tors6
- 次に逢うことがあるならば
「レオン それを渡して」
「これが何か分かっているのか?」
「ええ、あなたよりはね」
サンプルを渡した後彼女はヘリに飛び乗る
そして爆弾のタイマーが時を刻む
そして彼女は飛び立った
かわいらしい鍵を渡して
「・・・・・なけるぜ」
こういったのは3つのわけがある
1つ目 それは無論爆弾のスイッチが入れられたことについて
2つ目 ご丁寧に水上バイクのかわいらしい鍵を用意してくれたこと
3つ目 ・・・・
「レオン! 何が起こってるの!?」
「話は後だ 急げ! 脱出するぞ」
この悪夢の島から逃げるために二人は水上バイクへと急ぐ
レオンのポケットの鍵から熊のキーホルダーがはみ出て見えていた
熊のキーホルダーにはこうかいてある
meet again
〜終〜
- 169 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:33:03 ID:Tv9Tors6
- おばはん。さんの作品↓
- 170 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:33:33 ID:Tv9Tors6
- Incubate
こめかみに当てた筈の銃口が、勢い良く滑って額を掠めた。
ちりっとした痛みに眉を顰める。カタカタと細かく震えるそこは冷たいが、グリップを握りしめた掌は汗でじっとりと湿っていた。
ーー…畜生!
震えているのは銃口じゃ無い。この、俺の手だ。小刻みに震えてまともに動かないクセに、引金を絞ろうとする時にだけ、指は頑強にそれを拒んだ。
ー…自分で決着をつけることすらままなら無いとは、どこまでも寝穢く出来ている。奴らと同じだ、くそったれ。
もう一度ー…こめかみに当て直そうとした俺の手を、不意に誰かの白い手が上から掴んだ。心臓が跳ね上がる。
「死にたがって居る様には見えないけど?」
見知らぬ女の冴えた双眸が、俺を見下ろしていた。
警官崩れのロクでなし。一言で俺を評するなら、それ以上に相応しい言葉は無いだろう。
もともと正義感に駆られて、警官になった訳じゃ無い。身元さえ確認できれば比較的簡単に潜り込める。仕事の少ないその街で、食べる為に有効な手段だっただけの事だ。軍も似た様なものだが、規律に縛られて生活するなんざ御免だった。
給料は安くても、賄賂でそれを補える。法外な額で無ければ、『善良な市民』は喜んでそれを差し出した。良心に咎める事も無い。多少の後ろめたさはあったが、直に慣れた。
街での生活は概ね快適、時に刺激的ーー村での穏やかだが退屈極まりない陰気な生活などすっかり忘れていた。見たく無い現実には目を背けていられる、その街が気に入っていた。
ーーそもそもあんな陰気な村に生まれついたのが間違いだったのさ。
両親は早くに他界した。厳格に、だが愛情深く育ててくれた祖父には感謝している。祖父の僅かな貯えと年金を食い潰して俺は育った。進学は考えていなかったーーが、俺に奨学金をとって大学まで進むよう強く推したのは祖父だ。
遺伝子工学を専攻し、意気揚々と帰郷した俺に祖父は、自分の跡を継がせようとした。大学まで出させておいて、今更ーー…。それなら何故推したのか、何故村にそこまで固執するのか、俺にはてんで分からなかった。言い争い、罵り合ってー…俺は家を転がり出た。背中に突き刺さる祖父の視線を振払って、走るーー一度だけ振り返ると、そこにはただ立ち尽くしている寂し気な影。
それが、俺の見た祖父の最後の姿だった。
「おどかさないでくれよ、シニョリータ。俺は小心者なんだ。
ーー危うくトリガーを引いちまうところだったぜ」
銃を投げ出して、天井を見上げた。片隅には蜘蛛が小さな巣を掛けている。がらがらと派手な音を立てて床に転がったそれの鈍い光が、嫌でも眼に付いた。
「ーー…ロドリゲス・クラトーラ。貴方のお友達ね?」
女は屈み込んで、銃を拾い上げた。ーー白い肌に漆黒の髪、紅い唇。東洋系だろうか?切れ長の瞳、形良く整った眉を片方上げ、心持ち首を傾げる様にして俺を覗き込んで来た。そのくびれた腰に手を回しそうになってー…慌てて引っ込める。唇と同じ、紅いドレス。スリットから覗くすんなりと伸びた脚に、物騒なものをぶら下げていた。いきなりぶすりとやられたんじゃ、割に合わない。
「ーーなんでヤツを知ってる?お嬢さん、あんた一体何者だ?」
「私が誰かなんて、どうでも良いことよ。
お友達は亡くなったわ、2週間前にね」
思わず舌打ちしていた。ロドニーが死んでいた、とはな!
……彼の親は軍の大物だ。手を回してもらえるーーもっと言えば助けてもらえるーーと、僅かな期待を寄せていたのだ。最後の手段と言って良かった。
「助けてあげても良いわ。……勿論タダとは言わないけれど」
艶やかに微笑んで、今拾い上げた銃をーーその銃口を俺のこめかみに押し当ててきやがった。
- 171 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:34:06 ID:Tv9Tors6
- コント×55号さんの作品↓
- 172 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:34:36 ID:Tv9Tors6
- 「レオンのメチャクチャな旅」
レオンはその日ある番組に出ていた
日本列島の地図に所さんがダーツを当てて、当たったところに行くという番組だ
だが、今回はスペシャルということでアメリカに行く事になったのだった
〜そしてアメリカのとある州〜
レ「なんで俺が行かなければならないんだ、普通ならスタッフだけが行くはずだろう」
スタッフ「そんなに文句いわない下さいよ」
レ「だって・・・」
ス「あ、早速そこのオジサンに話しかけてみてくださいよ」
レ「チッ」
ス「ちゃんとビデオカメラを持っていってくださいね」
ガチャ
レ「オジサン、そこで何してんの」
オジサン「なにって・・・なんにもないよ」
レ「だって今なにかしてたじゃん」
オ「い、いや別にエロ本探してるわけじゃないよ」
レ(探してるのばればれだな)
オ「ところでお前、一度どこかで会わなかったか」
レ「あ、お前は武器商人」
オ「あ、そうかダンナじゃないか」
レ「畜生、お前にいくらボッタくられたと思ってんだ」
武「いいじゃないか、過去のことは水に流そう」
レ「それで済むと思ってんのか!」
武「すみません、じゃあ昼ごはんでもどうぞ」
レ「じゃあ食べていくか」
ス「お、早くも打ち解けてるぞ」
〜んで武器商人の家〜
レ「昼ごはんってなににするんだ」
武「前は弾とか食ってましたが、サドラーのダンナに嫌がられてから食ってません」
レ「サドラーってそんなもの食わされてのか」
武「安心してください、そんなもんは食わしませんから」
レ「良かった」
武「できました」
レ「何じゃこりゃぁぁあぁぁ」
武「鍋ですけど」
レ「ちがう何いれてんだよってことだよ」
そのなべにはハツカネズミ、サボテン、蛇にさらに蛙まで入っていた
レ「もう食えネーよ」
武「食べてみてくださいよ、1口でいいから」
レ「じゃ、サボテンいってみようかな」
ガブッ
レ「トゲがあれだが結構いけるな」
武「でしょ」
レ「よーし酒ないか」
武「ガンパウダーはありますよ」
いつの間にかドンちゃん騒ぎになっていた
そして、ビデオにはレオンの裸体が写っていた
END
- 173 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:35:09 ID:Tv9Tors6
- レヲンさんの作品↓
- 174 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:35:39 ID:Tv9Tors6
- 「レオンとクラウザーの親友時代物語第一話」
俺はレオン。今日は親友のクラウザーと約束をしている。
レ「んじゃ〜、行ってくんわ。」
息子「いってらしゃいー。」
娘「はーい。」
母「い・・行ってらっしゃ〜い・・・・ゴホッゴホッ」
俺には娘と息子が居る。今日は母さんが風邪で寝込んでいる。
レ「母さんあんまし無理するなよ?」
母「ありがとう・・・う〜」
ガチャ
レ「エート、クラウザーとはアンブレラ公園で待ち合わせだったけな。」
10分後・・・
レ「クラウザー!」
ク「おっ。レオン!」
レ「5ヶ月ぶりだなw」
ク「んだなw」
今日はクラウザーと5ヶ月ぶり。と言う事で、ゲーセンに行こうとしている。
あくまで、ここはゲーセン。射的ゲームや、アーチェリーなどがある。
ク「どこ行く?」
レ「アーチェリーだろw」
ク「ハッハ、レオンに出来るか〜?」
レ「な、練習だよ練習!」
ク「そりゃそーかw」
その頃、家では・・・
娘「ねぇ、お昼炒飯でいい?」
息子「うーん。」
母「・・・・はぁ、今日は何かつまんないわねぇ〜。・・・でも、お昼からこうして布団で堂々と寝ていられるのって、主婦にとっちゃ贅沢なものね。」
・・・・第二話に続く。
- 175 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:36:12 ID:Tv9Tors6
- Gonさんの作品↓
- 176 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:36:43 ID:Tv9Tors6
- 妄想小劇場74 「ハニガンの憂鬱」 前編
●アメリカ東部標準時間 12/18 21:46
「レオン調子はどう?」
「返事に困るような質問はしないでくれ」
「悪かったわ、プレイングマニュアルを送るわ」
「ああ、後で読んどくよ。そっちの様子はどうだ」
「ええ、こっちは静かよ。そろそろ夜の10時、オフィスにはあなたをサポートしている私位しか残っていないわ」
「そうか・・・ところで君の顔を見てどうしても言いたくなった事がある」
「何?、いきなり」
「こんな時に言うべき事じゃないのは分かっている、だがどうしても我慢できない」
「まあ、レオン、それはもしかして・・・、止めましょうよ。今は大事な任務中でしょう。それにこの通信は記録されているのよ」
「ああ、分かっている、だがもう限界なんだ。ハニガン!」
「レオンったら・・・私、どうしましょう」
「ハニガン、君の、君の、君の鼻から鼻毛が2本はみ出している。プー、ワハハハハハ」
「え?、あ、キャー!」
「ワハハハ、レディは身だしなみに気をつけなきゃな。じゃあ、又連絡する」ブツッ
(鼻毛って・・・本当だ!。レオン、何て事言うの!。この通信の音声は合衆国のデータベースに全て記録されているのよ、それを'鼻毛がはみ出てるよ'なんて、恥ずかしい。こっそりブロックサインで教えるとか、少しは気を使ってくれても良いのに、何てがさつな人なの!・・・'鼻毛が出てるよ'なんてブロックサイン、解読する自信はないけど。それにしても、うら若き乙女が鼻毛だなんて、あ〜、もう、どの面下げて皆に会えば良いのよ。いっそ辞めちゃおうかしら、ここ。大して面白い職場でもないし。そうね、決めたわ、そうしましょう・・・待って、私だけ辞めるなんてしゃくだわ、こうなったらあの男も道連れに。考えるのよ、そのためにはまず・・・そうか、そうすれば・・・じゃあ、いっその事・・・)
●アメリカ東部標準時間 12/18 22:19
「レオン教会に着いた?」
「ん、あ、ああ」
「寄り道している暇はないわ、その中にアシュリーがいるはずよ」
「・・・」
「レオン聞いてるの、早く任務を遂行しないと」
「ああ、聞いてるよ。ところでこちらからも一つ聞いても良いか?、どうして鼻毛が増量して、しかも鼻の下で蝶結びになっているんだ?」
「レオン!、あなた何言っているのよ。さっきは失礼したけど、トイレでお化粧を直したから今は何にも無いはずよ」
「いや、'無いはずよ'って言ってる口元でヒラヒラなびいてるんだけど」
「そんなはずないでしょう。だったら自分で気がつくわよ」
「そりゃそうだけど・・・なあ、ハニガン、本当にそれに気がついてないのか」
「気がつくもなにも、レオン、あなた大丈夫?。初任務のストレスで少し調子が悪いんじゃない」
「そうかなあ。本当に何にもないのか・・・疲れているのかな」
「きっとそうよ。しっかりしなさい。ほらこの通り、何にもないでしょ。分かったわね」
「そうか。映像でも乱れているのかな。あれ?、'この通り'って、今、指先が引っかかって痛そうな顔・・・」ブツッ
(ふふふ、第一段階終了。少し混乱してたわね。それにしても、さすがにここ、合衆国エージェントの施設だけの事はあるわ。まさか'1分で鼻毛がフサフサ'なんて薬があるなんて・・・それにしてもなぜ鼻毛限定なのかしら・・・そもそも何の用途・・・いいえ、余計な事考えている場合じゃないわ。次はどれに・・・あ、こんなのはどうかしら)
- 177 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:37:18 ID:Tv9Tors6
- 妄想小劇場75 「ハニガンの憂鬱」 後編
●アメリカ東部標準時間 12/15 04:06
「レオン6時間も連絡寄こさないなんて何してたの」
「すまない、急に目まいがして気を失っていた」
「目まいが。さっき同じ血が混ざったとか言ってたけどそれと何か関係が」
「・・・まだ夢の続きを見てるのかな。何で君は頭がモジャモジャで、三角の帽子を被って鼻メガネなんかかけてるんだ?、クリスマスまで未だ大分あると思ったが?」
「何を言い出すのよレオン!、本当にどうかしちゃったの」
「どうかしちゃったのって言いながら、何で右手にチキンで左手にシャンパンなんだ?」
「混ざった血の影響かもしれないけど、あなたの幻覚、そうとう酷いわよ。私は普段通り勤務しているだけでしょう。あなた、ちゃんと任務は遂行できるの。あ、ちょっと待ってね、ゴソゴソ、フン!」
「わ!、何を楽しそうにクラッカーの紐なんか引っ張ってるんだ」
「・・・今、椅子の高さを調整しただけじゃない、それをクラッカーだなんて。それともあなたにはクラッカーの鳴る音でも聞こえた?」
「・・・いや」
「あなたの幻覚、一過性の物なら良いけど。とにかく先に進みなさい、教会のアシュリーが心配だわ」
「あ、ああ、そうするよ。わ!、わ、わ、わ、そ、それ!。また引っ張・・・」ブツッ
(だんだん自分に自信が無くなって来たようね。それにしてもさすがに合衆国エージェントの施設。三角帽子に鼻メガネ、チキンとシャンパンのクリスマスセットは時節柄お調子者の職員が持ち込んだだけだけど、まさか'音がしないクラッカー'なんて物まであるとは・・・これも何の用途・・・陰気なクリスマス用?・・・だから余計な事考えていないで。それにしても6時間この格好でじっと待っているのは辛かったわ、さて次は・・・)
●アメリカ東部標準時間 12/15 05:38
「大統領の娘を救出した、ワー!!!」
「ひゃったわね。救助のヘリを向わひぇるわ」
「な、な、何だ!、そのナリは」
「ひゃにってここりょ制服じゃにゃい。にゃにかおかひい所でも」
「違うだろ!。制服はともかく、何で鼻輪はめて、おまけにヤリなんか持ってるんだ。それに下唇がものすごく広がって、お皿でも入れてるのか。さてはハニガン、君はどこかの民族運動のスパイか何かだったのか?」
「りぇおん!、幻覚もいい加減にひて、人聞きのわりゅい。とにかく救助のヒェリの降下ポイントにいひょぐのよ」
「幻覚にしたって酷すぎる!。それに喋り方まで変だ」
「ああ、こりはひゃっきちょっと舌をかんじゃっらの。しょれ以外は普通れひょ」
「そんな馬鹿な、じゃあ俺は一体、わ!、ヤリをこっちに向けるな、怖・・・」ブツッ
(痛てててて。下唇が痛い、ちょっとやりすぎたかしら。それにしても案外役に立ったわね、この'部族解放セット'は。これは珍しく用途の想像がつくわ、きっと仮装パーティ用ね・・・さて、ここまでの会話を第三者が聞いたらどう判断するかしら・・・)
●アメリカ東部標準時間 12/15 06:14
「レオン悪い知らせよ」
「聞きたくないな。あと見たくないから、目も閉じてるんだけど」
「聞かなくても現実は変わらないわ。あなた達の救助に向ったヘリが何者かに撃ち落されたわ」
「何だって!、ワッ、うっかり見ちゃった・・・ン?、ウ、ウロコ?、ウロコ!、ウロコ!!、ウロコ!!!、ウロコー!!!!」
「・・・何よ、今度は何なのよ」
「ど、ど、ど、どうして、顔中にウロコがー!?」
「ふう、もうあなたの幻覚には付き合えないわ」チョロ
「わ!、今、舌先が二つに割れてた!、ヘビ女だー!」
「ハイハイ、ヘビ女でも何でも良いから良く聞いて。代わりのヘリを向わせるから当初の降下ポイントに向って。分かったわね」チョロ
「わ、また出した・・・とりあえず降下ポイントに向えば良いんだな、ヒザが震えてるけど急ぐよ。あ、そうだ、良い事が。アシュリーに確認させよう、アシュリーちょっとこれ・・・」ブツッ。
(危ない、危ない。第三者に見られちゃまずいわ。ところでこの'ヘビと親友になれるセット'ってこんな効果があったなんて知らなかったわ。さすがに合衆国エージェントの施設、あなどれないわね。さて、あと3時間もすると他の人が出勤してくるわね、ここらでとどめを・・・)
- 178 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:37:56 ID:Tv9Tors6
- 妄想小劇場76 「ハニガンの憂鬱」 解決編
●アメリカ東部標準時間 12/15 07:23
「レオン現在位置を報告して」
「まずい事になった。城へ逃げ込んだんだがここもイルミナドスと関係しているらしい。さっきから熱烈な歓迎を受けている所だ」
「落ち着いて、まずは・・・」
「ああ、落ち着いてるよ。そして何で画面の中からハンターが俺に話かけているのかも、もう気にしない事にした。ハニガン?、くそ故障か、こんな時に」
(あ、切れちゃった。ちくしょう、とどめにしては甘かったけど、まあ、良いわ。ここまでの通信内容を上層部が確認したらどう判断するかしらね。おかしいのはあなた?、それとも私?。ところでこの'Tウイルス'って凄い効き目だけど、いつになったら効き目が切れるのかしら。今までのみたいに1時間もあれば大丈夫なのかしら・・・さて、せいせいしたから予定通りここを辞めましょう、Mailで上司に辞表を・・・タイプしづらいわ、この手・・・・・。)
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●アメリカ東部標準時間 12/15 09:45
指令:現在、アメリカ合衆国大統領令嬢、アシュリー・グラハム(20)の救助活動中のエージェント、レオン・スコット・ケネディを解任し、至急代わりのエージェントを派遣せよ。現在レオン・スコット・ケネディとは連絡不能な状態にあるが、彼は任務の重圧から精神に変調をきたしており、同行中のアシュリー・グラハムは大変危険な状況であると推測される。本任務はアシュリー・グラハムの安全確保が唯一の優先事項である。従って、レオン・スコット・ケネディの任務を引き継ぐ者は、彼を刺激せぬよう、彼とのコミュニケーションは避けてまず彼を排除し、アシュリー・グラハムの安全を第一に確保する事。
●アメリカ東部標準時間 12/15 11:23
「ひゃはははは、この回線は我々がのっとりました」
「ハニガン・・・今度は縮んだな。それにしても今回のは一段と不気味・・・」
●アメリカ東部標準時間 12/23 10:40
CNDニュース発:ワシントンDCに巨大蛙!?
クリスマスを目前に控えて、緊張のやや緩んだ感のあるワシントンDCに、不思議なうわさが流れている。数日前から、国防総省近くの水路で二本足で歩く巨大な蛙を目撃した、という人々が現れ始めたのだ。その中の1人、近くで目撃したと言う関係筋の話によると、蛙は小学生位の大きさだが左手に巨大なカギ爪を持ち、国防総省の制服に良く似たボロボロの衣服を身にまとっていたと言う。又、実際にこの蛙に襲われたという女性も存在したが、彼女によると蛙は突然襲い掛かってきて・・・被害は・・・鼻毛を抜かれ・・・国防総省ではこの件に関するコメントは一切・・・。
- 179 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:38:28 ID:Tv9Tors6
- 妄想小劇場77 「ルーキー邪教徒 最後の聖戦」 前編
「皆さ〜ん、それでは今日も訓練を始めま〜す。」
'グゥオふんワン同じ血ブィーンギャウーヤマサーーーーーーン!!!、ヘビワンワン.....ゲホ、ゲホ'
「ほら、ヘビ邪教徒さんとポチ邪教徒さん、まだ遅れてますよ。しっかり」
「おい、リヘナラ邪教徒。話がある」
「あら、珍しいですね、自分からわざわざ餌食になりに来たんですか。これぞ'飛んで火にいる夏の虫'」
「誰が餌食だ!。大体、それに'飛んで火にいる夏の虫'って、本人に面と向って堂々とほざくセリフじゃない」
「あ、失礼しました。じゃあ、後ろを向いて小さい声で。これぞ'飛んで火に入る夏の虫'」
「後ろ向きでも同じだ!。しかも今回は小さくガッツポーズまで入れやがって」
「じゃあ、今度は逆立ちして。これぞ'飛んで火・・・」
「もういいから早く本題を喋らせろ」
「あ、無視しましたね。これはつまり'飛んで火に入る夏の虫が無視?'」
「教団はその性格上、常に緊張を強いられてきた」
「あ、やっぱり虫が無視」
「特に最近は、教団を取り巻く状況がきな臭い」
「なるほど、どうりで最近コロ邪教徒さんが'ごはんが少ない'って顔してると思いました」
「いや、貧乏臭いんじゃなくて。つまり教団に本格的に敵対行動を取るやつらが現れたらしい」
「何ですって。それはタイヘンダー♪」
「楽しそうに言うな。だから、この古城の警備もより厳重にするようにサドラー様から指令が来た。そこで誠に不本意で遺憾で残念で無念で悔恨の念が残る苦汁の決断ではあるが、ルーキー邪教徒達を実践に配備する」
「え〜と、'まことにふほんいでいかんでざんねんでむね・・・でむね・・・ねむくて・・・かゆくて・・・'その後何でしたっけ。その新しいお祈りの言葉」
「要は'むかついてしょうがないけど、お前らを一人前扱いしてやる'って事だー!」
「え、やったあバンザーイ」
「ただし、全員別々の場所に配置する」
「え〜、何を言うんですか。それは嫌です、このシリーズの最初の頃にも言いましたけど我々はバラバラになるのは嫌です」
「シリーズとかそういう楽屋落ちみたいな事言わないように。で、その頃にも言ったけどお前らをまとめて置くのは不安過ぎる」
「どうしても我々の絆を無視するんですか。ひどい、この小虫、あ、訂正、小鬼」
「わざとらしく間違えるな!、良いかこれは決定だ、お前達一人一人・・・って言い方正しいのかな。何て言えば良いんだろう、え〜と、二人一頭一羽三匹、それとリーダーの一馬鹿、全員別々の所に配備する」
「え〜、だって・・・」
ビー!ビー!ビー!ビー!ビー!
緊急事態発生、緊急事態発生、敵と思しき謎のクリーチャーが出現、城の中庭で暴れている。全ての邪教徒はただちに出動せよ。
「早くも現れたか!。おい、揉めてる場合じゃない、ただちに全員で現場へ向うぞ、付いて来い、小鬼」
「偉そうに人の口調を真似するな!。付いて来いじゃないだろう、お前達が私について来い、迷子にならないようにな」
「ここですね。うわ、先輩邪教徒さん達がゴロゴロ倒されてますよ」
「ああ、そうとう手強い敵らしいな。どこに・・・な、何だ、向こうにいるあのでかいのは」
「あれですね、我々に歯向かう愚か者は」
「お前に愚か者って言われるのは敵ながら心外だと思うが」
「あの愚か者、村長邪教徒さんより大きくって、肌の色は私に似てますね。一部内臓が露出してて気持ち悪いし、そして左手だけでっかい爪がついてますけど、さてはシオマネキの一種ですか、あいつ」
「いや、教団の資料で見た事がある・・・あれは、敵対組織アンブレラの最終兵器の一つ、確か名前は・・・タイラント!」
- 180 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:38:58 ID:Tv9Tors6
- 妄想小劇場78 「ルーキー邪教徒 最後の聖戦」 中編
「タイラントさんって言うんですか、あのシオマネキ」
「ああ、ラスボスレベルのクリーチャーだ。コードベロニカでは中ボスに格下げされてたけど」
「何だか良く分かりませんが、強い敵なんですね。よし!、相手に取って不足はない、まずは手始めに、行け!、ちびっ子諸君」
バサバサバサッ、カーカー
ハフハフハフハフ、ワンワン
ニョロニョロ、.....ヘッ、.....ヘッ、.....ヘビヘビ
グオー!、シャー!シャー!シャー!
「あ、一瞬にして三人とも切られた。皆さ〜ん、大丈夫ですか・・・どうやら何とか動けるようですね」
「なんだ、あのスピードは。奴らじゃとても相手にならないな・・・ところでこの緊迫した場面で言うのも何だけど、'ちびっ子諸君'って言い方止めてくれ、また釣られて行きそうになった」
「行って切られりゃ良かったのに。じゃあ、次はチェン邪教徒さんとコロ邪教徒さんに行ってもらいましょう。チェン邪教徒さん、あれは間違いなく敵です。思う存分、加工して下さい。そしてコロ邪教徒さん、同じくあれは敵です。思う存分足元にマーキンングしてやって下さい」
ブィーン、ブィーン、ブンブンブンブン
グオー!、シャー!
ギャーン!、ギャーン!、バキ!
ワ、ワフン、ギャ、ギャフン
グオー!、シャー!
キャイン!、キャイン!
「あ、チェン邪教徒さんのチェンソーが折られちゃった。丈夫な爪ですね、あのシオマネキ。それにコロ邪教徒さんも尻を切られて大騒ぎ。あ、チェン邪教徒さん、折れたチェンソーをじーと見つめて」
「あー、あー、又土下座始めた。例によってみっともない位ペコペコしてる」
グ?、グ?、グ?・・・グオー!、シャー!シャー!シャー!
「あ、今度は許してもらえなかった。土下座の姿勢のまま切られて動かなくなった」
「チェン邪教徒さ〜ん、大丈夫ですか。あ、見てください、一見動いていないようですが、ほら、こっちにこっそりVサインを。あれぞ、チェン邪教徒さんが最近、猛訓練の末に編み出した必殺技'手強い敵には死んだフリ'」
「どんな猛練習だ!。で、コロ邪教徒はお腹を上に向けて何をしてる」
「見りゃ分かるでしょう、あれも必殺技'手強い敵には服従のポーズ'です。同じく最近、猛訓練の末に体得しました」
「お前らの猛訓練って一体・・・」
グルルルルル・・・グオーン!
「うわー、あわわわわ」
「うわ、今度はこっちに向って来ました。皆さん逃げましょう・・・サラザール様、何を固まってるんですか。早く逃げないと」
「あわわわわ!、ごめんなさい、ごめんなさい、これからはもう威張りません!。それから変な声で笑いません、それから、それから、え〜と、あ、ちゃんと牛乳・・・」
パカーン!
「あ、サラザール様が天高く飛ばされた・・・軽いからなかなか落ちてこないな」
・
・
・
ドシーン
「ずいぶん長い滞空時間でしたけど大丈夫ですか」
「あ、ああ。ちょっと痛いけど何とか」
「空中にいる間に羽ばたけば痛くなかったのに」
「だから、小虫じゃないってば」
「鼻血が出てますけど、その体じゃ鼻血で出血多量になりませんか」
「目まいがするが何とか大丈夫だ」
グルルルルル・・・グオーン!
「うわ、又来ましたよ。サラザール様、今度は避けないと」
「うわあー!、ごめんなさい、ごめんなさい、これからはもう威張りません!。それから変な声で笑いません、それから、それから、え〜と、あ、ちゃんと牛乳・・・」
「サラザール様!、だから固まってると危ないですってば!。それ以上鼻血を出すと死んじゃうかもしれませんよ。鼻血で死んじゃうなんて、そこまで笑わせてくれなくても良いですから。危ないってば、避けろフケチビ!」
ガシーン!
- 181 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:39:28 ID:Tv9Tors6
- 妄想小劇場79 「ルーキー邪教徒 最後の聖戦」 中の下編
ガシーン!
ウガー!
ウオー!
「あ、村長邪教徒さんとエルヒ邪教徒さん。身を呈してシオマネキの突進を止めてくれたんですね。さすが邪教徒の鏡、特に村長邪教徒さんは額の辺りが見た目も鏡♪」
「・・・も飲みます。あとは」
「セリフの続き言ってないで、二人が敵を押さえている間に早く逃げて下さいよ」
「ま、待て。腰が抜けて立てん。それと誰がフケチビやねん」
グオーン!、ザシュ!、ザシュ!
ウガー!
ウオー!
「あ、二人とも顔面を切られて倒された。大丈夫ですか。うわ、顔面が血だらけに。二人とも顔が売りじゃないのが不幸中の幸いです、むしろ少し良くなったりして。という希望的観測は置いといて、このシオマネキ、よくも仲間を次々とやってくれましたね。こうなったら私の出番です。得意の噛み付き攻撃を、それ!」
ピョーン、ガブ、ガブガブガブ・・・ガブガブガブ
「固い・・・効かない」
グオーン!、ザシュ!、ザシュ!、ザシュ!、ザシュ!、ザシュ!、ザシュ!、ザシュ!、ザシュ!
「痛て、痛て、痛て、だめだ、こりゃ勝てないな。仕方ない、サラザール様、歩けるようになりましたか。じゃあ私が食い止めてる間に早く逃げて下さい、あ、ねえねえ、気がつきました?」
「何を?」
「今のセリフと私の攻撃、これぞまさに'食い止める'、上手い!、サラザール様、座布団下さい」
「下らない事言ってないで、お前も早く逃げろ、切られまくってるじゃないか」
「私はチームのリーダーですからね。そこに倒れている村長邪教徒さんとエルヒ邪教徒さん、及びポチ邪教徒さん、ヘビ邪教徒さん、コロ邪教徒さん、チェン邪教徒さんをほっといて逃げられません。皆の盾にならないと。あれ、誰か忘れてる気がする。え〜と、あ、カラス邪教徒さんもだ」
「まだカラスには冷たいんだな」
「あ、それからフケチビ邪教徒も逃がさないとね、一応、主君ですから」
「だから誰がフケチビ邪教徒やねん」
ザシュ!、ザシュ!、ザシュ!、ザシュ!、ザシュ!、ザシュ!、ザシュ!、ザシュ!
バシュー!、バシュー!
「あ、右手と左足が爆発した。次は頭かなあ。あと40回位切られたら体が爆発して死にそうな気がしてきました。それまで時間がありますから、早く逃げて下さいね」
ザシュ!、ザシュ!、ザシュ!、ザシュ!、ザシュ!、ザシュ!、ザシュ!、ザシュ!
バシューン!
「あ、とうとう頭が爆発したぞ。おい、しっかりしろリヘナ邪教徒」
ザシュ!、ザシュ!、ザシュ!、ザシュ!、ザシュ!、ザシュ!、ザシュ!、ザシュ!
「うわ、リヘナ邪教徒が死んでしまう。そして、私が逃げた後、残ったメンバー達もきっと餌食に・・・・・待てよ、もしかして、やっかい払いができるのかな、こいつらが全滅すれば。・・・・・こいつらがいなくなるのか、そうか、ふふ、せいせいするな、よし、逃げよう。教団に秩序が戻るし、毎日のように怒鳴らなくて済む。うん、良い事だ、こいつらがいなくなる事は、だから早く逃げなきゃ。そう、こいつらがいなくなる、だから、こいつらとはもう会わなく・・・もう会えなくなるんだ・・・・・待てい!!!」
グオーン?
「貴様、生意気だぞ!、何を好き放題しているんだ。こいつらは私の部下だぞ、だからこいつらを好きにして良いのはこの私だけだ!」
グオーン?、グオーン?、
「キョロキョロするな。もっと下だ、そうそう、もっとずーと、ずーと、ずーと下の方・・・やっと気がついたか、重ね重ね失礼な奴だな。それはともかくよくも私の部下達を傷つけてくれたな。これは奥の手だから本当はサドラー様の許可なしに使えないんだが、もう勘弁できん。最大の力で相手をしてやる。この種はプラーガの力の宿った巨大食虫植物の種だ。土に触れると一瞬にして発芽する。そして私もプラーガの力で、これと一体になる事ができるのだ。さあ思い知るが良い」
ポイ・・・ゴゴゴゴゴゴゴー!、
ヘーヘヘヘヘヘヘヘ、ヘーヘヘヘヘヘヘヘ、ヘー・・・
「こら!、'食虫植物に食われるならやっぱりあんたは虫か'ってなんだ!・・・空耳か。あいつの減らず口が聞こえた気がしたけど、あいつは今、そもそも減らずを叩ける口が無いしな。さて、気を取り直して続きを」
ゴゴゴゴゴゴゴー
ヘーヘヘヘヘヘヘヘ
・・・ゴックン
・
・
・
グワーーーーー!!!
「へへへへ、今度は私がお前を見下ろす番だな。さあ、かかって来い。食ってやる!」
- 182 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:39:59 ID:Tv9Tors6
- 妄想小劇場80 「ルーキー邪教徒 最後の聖戦」 後編
・
・
・
・
・
・
「おい、リヘナ邪教徒、しっかりしろ」
「う、う〜ん。私はもう死んだのでしょうか。じゃあここは天国?、いや違うな、あんたがいるって事はここは地獄?」
「天国でも地獄でもない。大丈夫だ、敵はもういない」
「じゃあ、私は助かったんですね・・・わ!、どうしてそんなに大きいんですか。あ、悪夢だ、やっぱりここは地獄」
「違うってば。これは私の隠された力だ。食虫植物に呑まれる事で一体になれるんだよ」
「あ、食虫植物に食われたのなら、やっぱりあんたは小虫」
「空耳と同じ減らず口を叩くな!」
「他の皆はどうしました?」
「ああ、全員お前の後ろにいるぞ。村長邪教徒さんとエルヒ邪教徒さんは少し傷が深いが、他の皆は大した事ない。特に、いま一番辛そうな演技をしているチェン邪教徒とコロ邪教徒に至っては実は一番軽傷だ」
「何はともあれ、全員無事で良かったです。それにしても、あの凄いのを良く倒せましたね。さすが城主、ただのイヤミな奴だと思っていたら、意外と強いイヤミな奴だったんですね」
「たまに褒める時位、素直に褒めろ。それに倒した訳じゃない、言っただろう、この体は食虫植物と一体になったって。そしてこの大きさならあの程度の敵は一口で丸呑みに」
「あ、じゃあ、あの気持ち悪い敵を食べちゃったって事ですか。うわー、汚い、エンガチョ。皆さ〜ん、逃げましょう、おー」
「な、何だ、ふざけんなお前ら。お前らのためにやったのに、その扱いはなんだ。逃げましょうって言いながら、何で全員、私の回りを耳たぶを引っ張りながら踊り狂ってるんだ、止めろ。こら、コロ邪教徒、根っこにオシッコするな、腐ったらどうする・・・ウンコも駄目!、全くもう・・・・・。・・・・・待てい!。全員おふざけは終わりだ。良いか、これからも次々とあのような強敵が現れる事だろう。もう、遊び半分でここに警備は勤まらないぞ」
シーン
「何か言いたい事はあるか」
「サラザール様。今度の事で我々も分かりました。敵は強大です。我々も邪教徒の一員として真剣にこの古城を守らなければなりません。寂しいですが、全員バラバラになるとしても命令には忠実に従います。さあ、各自どこを守るのかおっしゃって下さい」
「や、やけに物分かりが良いな、気持ち悪い。今のセリフの中に隠された罠は無いよな。それにしても良く決心したな、褒めてやる。罰を受ける覚悟でこの力を使って助けてやった甲斐があると言う物だ。じゃあ、さっそく、え〜と、え〜と・・・待て、良く考えさせろ、まず村長邪教徒を・・・それにしてもお前らがこんなに物分かりが良くなるとはな・・・」
「サラザール様、未だですか、早く命令を」
「待て待て、良く考えさせろ。今までさんざんおちょくられて来たんだ、この幸せをもう少し噛み締めたい・・・それにしても、こいつらを助けて良かったあ。勝手に力を使っちゃったからサドラー様に後でどやされるけど。それに、実はこの力は上手く発揮出来るとは限らないんだよな、失敗だと20%位の確率で自分も消化されちゃうんだ。そんな危険を冒したからには、こいつらを・・・こいつらを・・・」
「サラザール様、覚悟は出来てます。早く」
'私はこいつらをどうしたくて、身の危険を冒してまで助けたんだろう'
「サラザール様?」
'こいつらをどうしたくて・・・'
「サラザール様?」
「・・・よし!。まずは村長邪教徒!、あの程度の敵に手こずってどうする、そんな事では一人前の邪教徒とは呼べん。お前は未だルーキだ。よって私の所で訓練を継続する事、そして他のメンバーも全員同じだ、お前らは未だルーキー邪教徒だ、分かったか!。それにリヘナ邪教徒、十分に訓練をさせなかったお前にも責任がある。リーダーとして、最後までお前が面倒をみてこいつらを一人前にするんだ、分かったな!」
「皆さ〜ん、聞きましたか。我々には未だ訓練が必要です、さっそくこの場で訓練開始です」
'グゥオふんワン同じ血ブィーンギャウーヤマサーーーーーーン!!!、ヘビワンワン.....ゲホ、ゲホ'
「わ、待てこら。また耳たぶ踊りか。だから人が動けないと思って回りを踊り狂うな!。こ、こら、エルヒ邪教徒、抜こうとするな、これはお前が振り回す木じゃないから。あ、おい、カラスとヘビがどっかに行くぞ、追いかけなくて良いのか、うわ!、手が伸びて捕まえた、お前、そんな特技もあったのか。あー!、こら、コロ邪教徒とポチ邪教徒、何を揃って人の根っこに砂かけてるんだ、さてはどさくさ紛れにこっそりウンコを。いい加減にしろ!、お前らは・・・」
- 183 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:40:34 ID:Tv9Tors6
- 妄想小劇場81 「ルーキー邪教徒 最後の聖戦」 エピローグ
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「皆さ〜ん、それでは今日も訓練を始めま〜す」
'グゥオふんワン同じ血ブィーンギャウーヤマサーーーーーーン!!!、ヘビワンワン.....ゲホ、ゲホ'
「あ、あいつら、また訓練と称して遊んでやがる。やれやれ、力を使うと一ヶ月は元に戻れないんだよな。移動も出来ないから、奴らの方から寄って来ないと、どやす事も出来ない。まあ、毎日奴らの方からおちょくりに寄って来るけど」
'グゥオふんワン同じ血ブィーンギャウーヤマサーーーーーーン!!!、ヘビワンワン.....ゲホ、ゲホ'
「それにしても、あの時どうしてあいつらを追っ払わなかったのかな。毎日あいつらにおちょくられて、怒鳴りちらす日々がこれからも続くのか・・・でも案外、嫌な気分じゃないな、どうしてかな」
'グゥオふんワン同じ血ブィーンギャウーヤマサーーーーーーン!!!、ヘビワンワン.....ゲホ、ゲホ'
「むしろ毎日あいつらが来るのが、少し楽しみな気もする。こんな気分は子供の頃にも無かったな。回りは私の事を城主の嫡男として恐れ敬遠するか、そうじゃなきゃ、その反動で苛めるような奴らばかりだった」
'グゥオふんワン同じ血ブィーンギャウーヤマサーーーーーーン!!!、ヘビワンワン.....ゲホ、ゲホ'
「城主になってから、部下の邪教徒にこんな気分にさせられるなんて思ってもみなかったな。いや、待てよ、あいつらは他の部下の邪教徒達とは全然違うな、私の事を恐れても敬ってもいないし、命令もちゃんと聞かないし、部下って呼んで良いのかな」
'グゥオふんワン同じ血ブィーンギャウーヤマサーーーーーーン!!!、ヘビワンワン.....ゲホ、ゲホ'
「恐れても敬ってもいない、命令も聞かない、そして毎日来るのが楽しみな連中の事は、何て呼べば良いのかな」
'ルーキー邪教徒達のその後'
・コロ邪教徒
一人前となった後、ランカーバスと遊びたいので湖畔への配置を希望し
受理される。当初は仲良く遊ぶつもりだったが、試しに食ってみたら
美味かったので、ランカーバスは友達からごはんにポジションチェンジ。
・ポチ邪教徒
実は母犬の血の方が強かったため、基本は普通の犬であった事が判明。
普通の犬として地味に暮らす事になる。後に村の入り口でトラバサミに
挟まれている所をレオンに助けられた。その後のエルヒガンテ戦でレオン
を助ける事になっているが、あの行動は実はレオンへの恩返しでなく、
エルヒ邪教徒と間違えてじゃれついてただけ。
・村長邪教徒
'何時まで遊んでるんだ'との村人からのブーイングが激しくなったので、
しぶしぶ村に戻って村長に復帰。タイラントとの戦いで負った傷が思いの他
深く、片目が義眼となったので、ついでに義眼に小細工をして城へ向かう門
の鍵にもなるようにしてみた。ちなみにルーキー邪教徒になるきっかけだった
ハゲコンプレックスについては、途中で作者も忘れたが、本人も忘れた模様。
・エルヒ邪教徒
こちらもタイラントとの戦いで顔に負った傷が酷く、マスクを被って
溶鉱炉担当となったが、ルーキー邪教徒時代の楽しかったお遊びがなかなか
忘れられないでいる。ちなみにあそこでレオンが滑車を使おうとすると
足場を揺らすが、あれは「1人で遊ぶなんてずるい、俺も」という意思表示。
・チェン邪教徒
村に戻ってブイブイ、じゃなかったブィーン、ブィーン言わせてるらしい。
一見普通のチェーンソー男に戻ったようだが、頭巾の下の素顔には不屈の
邪教徒魂が今も隠されている。あ、何回か屈してたっけ。
・カラス邪教徒
そこらでカーカー言ってると思います。
・ヘビ邪教徒
そこらじゅうで卵を生みまくっているはずです。
・リヘナ邪教徒
普通のリヘナラドールと一緒に配置すると迷惑なので、体が完全に隠れるローブ
を被せた上で、サラザールが側近として傍に置く事にした。サラザールの左側担当
だが右側担当とはお互いソリが合わないらしい。無理もない。
・ついでにラモン=サラザール
食虫植物から無事分離できたが、背が1センチ縮んだ。少し食われたようだ。
しかし'その後'はまだ先の話。今、季節は夏から秋の入り口にさしかかり、ルーキー邪教徒は未だ日々の訓練に勤しんでいる。今日も初秋の空にルーキー邪教徒達のかけ声がこだまする。教団が本格的にテロ活動を開始し、レオンと言う名のエージェントが合衆国から送り込まれて来る3ヶ月前の事であった。
'グゥオふんワン同じ血ブィーンギャウーヤマサーーーーーーン!!!、ヘビワンワン.....ゲホ、ゲホ'
ルーキー邪教徒 お・し・ま・い
....ゲホ、ゲホ
- 184 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:41:07 ID:Tv9Tors6
- 甲賀さんの作品↓
- 185 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:41:37 ID:Tv9Tors6
- 〜異なる時代〜〜狂宴の宴〜
きらきら光っているもの、それは長さ30センチほどもある針だった。
それが何を意味するかをすぐに悟り、あたりを警戒した。
周囲は音どころか、気配すらしない。
−もう去ったか。−
そう、安堵しかけた瞬間、あの不気味な音が聞こえてきた。と、同時に、反対の方角から、ブンブンと音が聞こえてきた。
だが、その方向には、ただ荒れた地面が広がっているだけだ。
生き物の姿は見えない。だが、ブンブンと唸る羽音が、果てしなく響いているだけだ。
いや、もう一つ、そこに生き物がいる証拠があった。
ポタポタと水のようなものがたれている。それは、完璧に擬態できる、恐怖の虫がそこにいることを示していた。と、
急に世界が線になった。
−蹴られた。−
と、考えるまでに数秒かかり、立ち上がるまでには既に見えざる敵に囲まれていた。
−さて、どうするか−
考えている最中に急に気配が、ざわめいた。攻撃するらしい。
そう考えていると、ふと良いアイディアが浮かんだ。それをやるには、何か一方向を集中して攻撃できる武器が必要だ。そう思い、後ろにかけてあったワルサーP38を取り出した。
−さあ、このCrazy banquetから早く抜け出そうか!!Ready go!!−
異なる時代〜狂宴の宴
- 186 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 14:42:11 ID:Tv9Tors6
- 〜異なる時代〜
あたりはもう薄暗くなっている。
その静かな空間の中、ワルサーの鋭い銃声が響き渡る。
銃声はひたすら続く。
ワルサーから繰り出される正確な銃撃によって、異形な体を持つ人間達が次々と頭を砕かれる。
レオンの体は、返り血を浴びて、真っ赤に染まっている。
さらにもう一人を撃ったところで、ワルサーの遊底が開いて戻らなくなる。
弾切れだ。レオンは低く罵りながら、弾倉を引き抜き、予備弾倉を変わりに入れる。
再びワルサーが吠える。
さらに五発が放たれた後、あたりは重苦しい雰囲気と血の臭いが漂っていた。
羽音も聞こえない。ようやく安堵し、ワルサーを仕舞う。
直後、腹に激痛を感じる。一瞬間をおいてS&Wリボルバーと思われる轟音が響いた。
激痛を感じながら、仕舞ったばかりのワルサーを引き抜き撃った。
当たったかどうかを確かめる間も無く倒れこんだ。
激痛によって、薄れる意識の中で、レオンは一つの疑問が反芻していた。
『俺は何のために生まれてきたんだ?』
〜異なる時代〜続く
- 187 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:08:56 ID:Tv9Tors6
- 伝説・改さんの作品↓
- 188 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:09:47 ID:Tv9Tors6
- アンブレラ組織の影第一話
12月24日 0:59
レ「そろそろだな・・・・」
影で見ているエイダ
エ「レオンがいるわ・・・・なぜ・・・」
レ「やっときたか」
武「だんな、例の資料、もってきやしたです」
レ「ありがとう。武器商人」
武「なーにこんなの朝飯前さ。しかし、エイダがまさかウェスカーの組織にいたなんて」
レ「本当だよな・・・まあ良いさ。どうだ今から飯でもどうだ。美味いラーメン屋を教えてやるぞ」
武「やったーー」
エ「これは大変ね、急いでウェスカーに報告しないと」
3時間後・・・・・
ウ「それは本当か」
エ「ええ」
ウ「よし、あのアシュリーとか言う小娘を誘拐しろ」
エ「エエー−−−めんどくさいーーー」
ウ「早く行けーーーーー」
エ「はいーーーーーー」
12月25 5:24
警A「いやー驚いたよ、まさか大統領さんのむすめがゆうかいされるなんて」
- 189 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:10:17 ID:Tv9Tors6
- アンブレラ組織の影第2話
警B「本当だよなあ」
大統領「ううううう・・・アシュリー、もどって来てくれ・・・・」
レ「だいじょうぶですよ。俺がアシュリーを救います」
武「でもどうするんだよ旦那・・」
クラウザー「そうだぜレオンどうやって小娘を見つけるんだ」
レ「そうだよなーー何か手がかりでもあればなあ」
警A「レオン警部!手がかりになりそうなものを見つけました」
レ「おおそれはありがたいぜ。良く見つけた」
警A「ありがとうございます。では失礼します」
武「これは、アシュリーのバックじゃないか」
ク「よし、中をあけてみよう」
レ「おい!これはアシュリーの携帯じゃないか!その上お財布携帯付だ」
ク「おいレオン!おさいふ携帯ってなんだ!」
レ「おまえは世間知らずだなあ」
武「とにかく!まずは手がかりになりそうなものを集めよう」
手がかりになりそうなもの
アシュリーの携帯 バッグ 手袋 高級指輪 ハンドガン(ブラックテイル)
警A「これだけです」
レ「窓には隙間があるな」
警A「ええ。でも人が入れる隙間じゃありません」
レ「そうか・・・・・・・」
武「旦那。どうした」
ク「おいレオン」
レ「そうか!そうゆうことだったんだ!はんにんがわかったぜ」
全員「えええええええええ」
大「誰が犯人なんだ!」
レ「はんにんは・・・・・エイダ・ウォンです」
ク「なんだって!あのメス犬が!」
レ「その通り」
大「でもどうやってアシュリーの部屋にはいったんだ!」
レ「まあ落ち着いてくださいこれから説明します。
まずエイダはベランダに細いひもを通したんです。そしてまどのカギをあけて、そのままアシュリーを誘拐したんでしょう。
大「だが証拠は!」
レ「証拠はハンドガンですよ」
武「そうか!ブラックテイルはえいだがつかっていた銃!」
レ「そう言う事」
警A「ふふふふふ、はははははははははははは」
レ「何がおかしい!」
警A「どうやらわかってしまったようだな」
ク「その声!まさか・・・」
警A「その通り!俺はウェスカーだ!」
レ「ウェスカー!アシュリーはどうした!どこにいる!」
ウ「さあなどこでしょうか」
第三話につづく!
- 190 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:10:53 ID:Tv9Tors6
- アンブレラ組織の影第三話
レ「きさま!」
ウ「おっとそろそろ時間でなさらば」
ク「バカな!ここは3階だぞ!そんなところから飛び降りたら!」
レ「いやちがう!したにトラックがあるんだ!」
武「くそ!きたない奴だぜ」
ウ「さらばだ!アシュリーも救えないゴミどもが」
第4話に続く・・・・
- 191 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:11:50 ID:Tv9Tors6
- アンブレラ組織の影第4話(新しい仲間!その名はスネーク)
一週間後・・・・・
武「旦那、あれから探偵事務所からでてこねえな」
ク「そうだな」
?「すまないがとうしてくれ」
ク「ああ、どうぞ・・・・・えーーーーーーあ、あなたはもしや!」
事務所の中・・・・・・
レ「・・・・・・・・・・・」
ク「おい!レオン!」
レ「なんだクラウザ−!騒がしいぞ!近所迷惑だ!」
ク「近所迷惑なんてどうでもいい!あいつがきたぞ!」
レ「誰だそれは」
ク「聞いて驚くなよ」
レ「おどろくか」
ク「ネイキッドスネークだぞ」
レ「えええええええええええーーーー・・・・だれそれ」
ズデー−ン
ク「おまえはそんなんも知らんのんか!」
スネーク「やあ。君がレオンか」
レ「いやあいらっしゃい!スネーク!」
ク「おまえ、知らないんじゃなかったのか」
レ「しっているさ。ビックボスだろ」
ス「アシュリー誘拐事件を今、操作してるんだろ。だったら俺も協力してやろうとおもったんだがどうだ」
レ「よし!いっしょに協力してくれ!」
ス「わかったぜ」
第5話に続く・・・・・・
- 192 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:12:27 ID:Tv9Tors6
- アンブレラ組織の影第5話(戻った悪夢ラクーンシティー編)(前編)
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・
ス・レ・ク・武「地震だ」
ス「かなり大きいぞ!」
3時間後・・・・・
レ「ううううううううう」
ス「レオン!大変だ!街がラクーンシティーになっているぞ!」
全員「えええええええええ」
レ「まさか・・・・あの悪夢はもうおわったはずだ・・・・」
ゾンビ「ああああああああああ」
ク「とにかく逃げよう!」
レ「あの女性は・・・・・まさか!」
クレア「いいかげんにしなさいよ!このアホども!」
クレアがドロップキックをしていた!
レ「クレア・・・クレアだろ!」
クレ「レオン・・・・・レオンね!久しぶりね」
レ「とにかく逃げよう!」
クレ「ええ」
第6話に続く・・・・・
- 193 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:12:58 ID:Tv9Tors6
- アンブレラ組織の影第6話(戻った悪夢ラクーンシティ編)中編
レ「みんな!あの車に乗るんだ!」
パトカーにのった。
ク「き・・・きつい」
クレ「明らかに定員オーバーね」
レ「警察署に急ごう」
ぶー−−−−ン
ス「ん」
武「どうした、スネーク」
ス「やばい!トラっクがつっこんでくるぞ」
全員「ええええええええええ」
レ「車から飛び降りるんだ!」
ビュー−−−ンドガ−−−−−−−ン
レ「大丈夫かみんな!」
クレ「ええ」
レ「とにかく逃げるんだ!警察所に行け!俺達も行く」
武「でも、どうする、パーティが分裂しちまったぜ」
レ「そうだな」
今のパ−ティ
レオンチーム・・・レオン・武器商人・クラウザ−
クレアチーム・・・クレア・スネーク
第7話に続く・・・・
- 194 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:13:31 ID:Tv9Tors6
- アンブレラ組織の影第7話(いきなり登場!VSタイラント)クレアチーム編
クレ「やっとついたわ」
ス「そうだな・・・・・・っておい!レオンたちとパーティが分裂してるじゃねいか!」
クレ「そうね」
ス「そうねじゃなくて!」
クレ「とにかいきましょう」
ス「そうだな」
警察署の中にはいった
クレ「いがいとしずかね」
ス「そうだな・・・・」
どすどす
クレ「なに!いまの足音」
ス「わからな・・・・・・・・うわーーーーーなんだ子の化け物」
クレ「かなりでかいわね」
ス「関心するな!」
クレ「しょうがないわね」
ス「名にする気」
クレ「食らえ!怪物!ガトリング連発!」
タイラント「うおおおおおおおおお・・・・・・・」
ばたり!
ス「おまえ、いつからガトリングガン手に入れたんだよ!」
第8話に続く
- 195 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:14:04 ID:Tv9Tors6
- アンブレラ組織の影第8話(大乱闘!ゾンビのたいりょう戦)レオンチーム編
レ「何じゃコリャ!」
武「ゾンビがこんなに!」
ク「なんでいるんだよ!」
レ「このままだとゾンビ鍋の調味料だな」
ク「いまそんなことを」いっている場合か!」
武「とにかく!こいつらを倒すぞ」
レ・ク「おおーーーーーー」
レ「俺からだ!シカゴタイプライター連発!」
ガがガがガがガがガがガがガがガがガがが
ゾンビを42体倒した!レオンはレベル5になった!
ク「なんでRPGなんだよ!」」
武「よし、おれの番だ。ロケランはっしゃ!」
ドガ−−−−−−−−ン
ゾンビを27体倒した!
ク「よし!次は俺だ!くらえ!寄生体!」
ズシャー−−−−−−−−
残りのゾンビを倒した!
レ「よし!倒したぜ!」
うおおおおおおおお
武「なんだ!今のうめき声は!」
ク「まさか・・・・・・やばい!Gだ!」
レ「まさか・・・・・・やつがいるなんて・・・・・逃げるんだ!」
第9話に続く・・・・・・
- 196 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:14:35 ID:Tv9Tors6
- 「バイオ4ねっけつ野球物語」俺の名前はレオン。野球少年だ。そしてチームのキャプテンだ。
今はレオンズ対ガナーズだ。そして今の試合状況は
0−4の大ピンチだ。そして9回にやっとなった。
エ「どうするのよ、レオン」
ル「そうだぜ、キャプテン」
レ「そうだよなあ」
伝説「レオンこうなったらおれが満塁ホームランをうってやろうか。
レ「うんんんんんん」
9回表。相手チームの攻撃
そして俺は何とか2アウトまで押さええることができたが、
やつがきた。
「4番サードクラウザ−」
そう、クラウザーだ。
レ「勝負だ!クラウザ−!」
ク「ふふふ・・・おまえたちのようなへぼチームが俺達に勝てるかよ」
レ「やってみなきゃわからないぜ」
ク「ならば来い!」
レ「まずはチェンジアップだ!」
ビュー−−−−−−ン
バシ!ストライク!
ク「(なんだ!今の豪速球は!)」
そして2S 3B 2Oになった。
レ「くそ!てがもううごかねえ」
ク「やばい・・・・手に血が・・・」
レ「どうするんだ!ストレートでいくかカーブでいくか、チェンジアップでいくか」
ク「こうなったら、変化球狙いだ」
レ「いくぞー−!クラウザ−!」
ク「来い!レオン!」
ズシュー−−−−−−−−ン
バシ!アウト!チェンジ!
レ「やったーーーークラウザ−にかったぜ!」
ク「く・・・・俺の負けだ・・・」
その後、レオンがホームランを打ち、伝説がサヨナラ満塁ホームランを
打ち、見事にレオンのチームが勝利した。
「終わり」
- 197 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:15:25 ID:Tv9Tors6
- アンブレラ組織の影第9話(サドラーの兄登場!警察署から脱出せよ)
前編 レオン&クレア&ウェスカーの組織編
ウェスカーの組織の方では・・・・・
ウ「おい、ハンク。奴らは罠にかかったか」
ハンク「はい、ウェスカー様。レオンとクレアとスネークとクラウザ−と武器商人。その他、数名が罠にかかりました」
ウ「よろしい。下がれ」
ハ「失礼します」
ウ「さて・・・・来い、アシュリーよ」
ア「何の為に私をしばっておくの!」
ウ「あいつをおびき出す餌にになるからな」
ア「(誰のことかしら・・・・)」
ウ「さてと・・・この映像をみてくれ」
ア「・・・!あれは!レオン!あの怪物はなんなのよ!」
ウ「レオン達を地獄に送る使者さ」
ア「ふざけないで!」
ウ「ふざけてないさ。私は本当の事をいったまでだよ。さて、名にか飲みたいものはあるかね」
ア「ビールが飲みたい」
ウ「欧米か」
ア「シャラップ!」
ウ「欧米かって!」
ア「タカ●シか!」
エイダ「(バカじゃないのこの人達)」
その頃・・・
レ「食らえ!」
ががっががガがガがガがガがガが(シカゴ)
うおおおおおおおおおおお・・・・・バタン!
武「倒したか・・・」
?「なかなかやるな・・・」
ク「誰だ!貴様は!」
?「問題。ぼくはだれでしょう?」
クレ「明らかになめられてるわね」
?「答えはサドラーの兄のルドラ−でした」
第10話に続く・・・
- 198 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:15:59 ID:Tv9Tors6
- アンブレラ組織の影第10話(サドラーの兄登場!警察署から脱出せよ!)後編 レオン&クレア編
レ「ルドラ−だって?!」
武「サドラーの兄だと!」
ル「その通り、ちなみに言っておくが、後、2時間以内に逃げないと
この警察署は爆破されるのだよ」
全員「ええええええええええええええええええええええええ」
最終回に続く・・・・・
- 199 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:16:35 ID:Tv9Tors6
- アンブレラ組織の影最終回(レオンVSウェスカー!最強のシカゴと
無敵のマグナムキラー7!アシュリー誘拐事件の真相は?!)
レ「無理だろ!」
ル「やってみないとわからないぜ」
武「おーいルドラ−」
ル「なんだ」
武「ロケランはっしゃ」
ドガ−ン!
ル「ぎゃ−−−−−−−−」
レ「邪魔のがやっときえたか」
ウ「それはどうかな」
レ「その声はウェスカーだな!」
ウ「その通り」
爆発まで後5分・・・・
レ「みんな!逃げるんだ!」
ク「おまえはどうするんだ!」
クレ「そうよレオン!そんなアホなんかほっといて!」
ウ「だれが、アホだ!」
後4分・・・・
レ「いいからにげろ!」
武「わかったぜ」
ダダダダダダダダッダダダダダダダダダダダ
レ「勝負だ!」
ウ「いいだろう」
レ「俺からだ!」
ガがガがガがガがガがガが(シカゴ)
ウェスカーに40ダメージ!
ウ「次は俺だ!」
バーン!バーン(キラー7)
レオンに70ダメージ!
レ「ぐは!」
ウ「死ね!」
ドガッバキッ
レ「あぐ!うあ!」
ウ「ははははははははは!私に勝てるものはいないのだ!」
レ「はあ・・・はあ・・・はあ・・・・・」
ウ「ばかな!あれだけダメージを受けたはず?!」
レ「俺に・・・・そんなもんなんかきくかーーーーーーーー」
ウ「な・・・なんなんだこの気合は?!」
レ「うあああああああああああああああああああ!!どりゃーーーーーーーーーーーーーーーーー」
爆発まで後30秒・・・・・
レ「食らえ!ウェスカー!!!!!シカゴ連射!」
がっがががががががっがががががががががっががががっががががががががががががっがががががががががががが(最強のシカゴ)
ウ「うあああああああああ」
3・・・2・・・・1・・・・0!
ドガ−−ン!!!!!!!
武「そんな・・・・・そんなまさか!」
ク「レ・・・・レオン・・・・」
ス「ば・・・・ばかな!」
クレ「レオン・・・・・レオ−−−−−−−−−ン」
レ「なんなんだよ!うるさいなあ」
ス「レオン・・・・」
武「旦那!」
クレ「レオン!」
ク「ひゃあああああああ!幽霊!!!」
レ「うるさいわ!このボケたれ!」
全員「あははははははははははははは」
武「ちょっとまった!アシュリーはどうするんだ!」
レ「ああ、アシュリーな。心配するな。生きてるから」
武「なんでわかるの!」
レ「答えは解決編で!」
武「早く教えろーーーーーー」
解決編に続く・・・・・
- 200 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:17:16 ID:Tv9Tors6
- アンブレラ組織の影解決編(アシュリーの行方はどこ?)
レ「実はな・・・・・・・・」
武「?」
レ「クレア・・・いや、アシュリーお前なんだろ」
ア「やっぱりレオンにはかなわないわね」
武「ええええええええええ・・・なんでわかったんだ」
レ「クレアから、アシュリーの香水のにおいがしたんだ」
ク「クレアだって、おんなじ香水付けてたらわかんねえじゃねえのか」
レ「クレアは香水を付けないんだ」
ク「そうなんだ・・・・・・」
あれから1週間後・・・・・
「郵便でーす」
レ「はいよ」
「失礼しました−」
レ「なんだろう?」
その手紙が新たなる謎を呼ぶことも知らずに、レオンは手紙を開けた・・・・・
ついに、新シリーズスタート!その名も
「名探偵レオンの事件ファイル」
- 201 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:17:51 ID:Tv9Tors6
- 「バイオ4熱血野球物語」
(目指せ世界一!全日本編!)プロローグ
あの物語から9年後後の世界。
俺は高校でドラフトに選ばれなかったので、大学に入った。
そんなある時・・・・・
?「君がレオン君かい」
レ「そうですけど・・・なにか?」
?「私はスカウトの武器商人と言うんだが」
レ「へえ」
武「私は君が大学1年生の時から見ていてな」
レ「はあ」
武「ちょっと話が変わるんだが、君はWBC(ワールドベースボールバイオクラシック)を知っているかい」
レ「ああ、もうすぐやる世界一を決める大会ですよね」
武「君には、日本代表としてはいってもらいたいんだが」
レ「ええええええええええええええ」
武「だめかな?」
レ「もちろん、行きます!」
武「そうか!なら、頼んだぞ!」
それから1週間後、ついに、憧れの舞台へ来た
レ「すげ−気ちがい選手や戦艦不知火選手にがいるぜ!」
戦「やあ!君がレオン君か!俺は戦艦不知火だ!よろしく!」
レ「ど・・・・ど・・・・・どうも・・・」
戦「緊張しなくても良いぜ」
レ「は・・・・・は・・・い・・・・」
そしてついに開幕したWBC!俺達の目標は優勝だ!
現在のチーム
キャプテン:戦艦不知火選手
チーム:気ちがい選手・Gon選手・8W選手・sai選手・伝説・改選手
偽りの初心者選手・コント×55選手・inezuma400選手
ルイス・エイダ・クラウザ−・ウェスカー・ハンク・サラザール
サドラー・ジル・クリス・クレア・レべッカ・ビリー・アシュリー
スティ−ブ・レオン
- 202 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:18:36 ID:Tv9Tors6
- 「バイオ4熱血野球物語」
(目指せ世界一!全日本編!)第1話(選手とのふれあい)前編
レ「さてと、練習をするか」
ブルン!ブルン!
8「がんばってるな!」
レ「あっ8W選手!」
8「打撃練習をしているのか・・・腰に注意すればもっとうまく振れるぞ」
レ「そうなんですか」
8「まあ俺に言えるのはそれだけだ。頑張れよ。困ったことがあったら
何でも相談してくれ」
レ「ありがとうございます!」
2時間後・・・・・
レ「走塁練習でもするか」
ダダダダダダダダダダダダダダ
偽り「よお!」
レ「偽りの初心者選手!」
偽り「走塁練習か・・・もっと力をいれて地面をけってみろ」
レ「はい!ありがとうございます」
第2話に続く・・・・・・
- 203 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:19:07 ID:Tv9Tors6
- 「バイオ4熱血野球物語」第2話(予選第1回戦!日本VS韓国!)
レ「いよいよだな」
ルイス「そうだな・・・よ−しみんな!韓国を倒そうぜ!」
全員「おーーーーーーーー」
ついに、試合が始まった!スタメン
1番エイダ キャッチャー
2番ルイス サード
3番偽りの初心者 センター
4番気ちがい ファ−スト
5番戦艦不知火 セカンド
6番伝説・改 レフト
7番ビリー ライト
8番コント×55号 ショート
9番レオン ピッチャー
試合開始!
韓国の先攻・・1番・・・・・三振!
2番・・・・・・三振 3番・・・・・三振!
レ「おっしゃー!」
エイダ「(なかなかやるわね)」
1番・・キャッチャー・・エイダ
エ「さあ来なさい!」
ビューン!カーン!
実況「ヒットだ−!」
2番・・サード・・ルイス
ル「来やがれ!」
ビューン!ゴ−ン!
ル「ぐひゃ−−−」
レ「ルー−−−−−イス!」
デットボール!
ル「なんちゃって!」
レ「・・・なけるぜ・・・・」
3番・・ファ−スト・・偽りの初心者
偽り「さあ、勝負だ!」
ビューン!かん
実「さあ、満塁のチャンスです!」
4番・・ファースト・・気ちがい
気「来やがれってんだ!」
ビューン!カキ−ン!
実「いったー間違いなくいった−!」
満塁ホームラン!
日4−0韓
第3話続く・・・
- 204 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:20:00 ID:Tv9Tors6
- 「サラザールの1日」
朝5時
サラザール「さーて今日は何をしようかな・・・あ、身長はからねえと・・・・・ちぇ!1センチも伸びてねえじゃんかよ。まあいいか」
朝7時
右手・左手「おはようございます。サラザール様」
サ「おはよう。飯出来た?」
右「はい。完成しております」
サ「牛乳はあるよね?」
左「もちろんでございます」
サ「さあ、食べるぜ!」
ごくごくごくごくごくごくごくごく
サ「腹が痛い・・・・飲み過ぎたのか・・・」
左「大変です!その牛乳賞味期限が切れてました!」
サ「ノー−−−−−ン!」
夜11時
左「エージェントが来ました。起きてください」
サ「ふあああああ、眠すぎるし、腹も痛いし、助けてーー」
あの場面
サ「ううううう、あなたがた二人をおまちしてまし・・・・・・・・・・・・・・うえーーーー」
レオン・アシュリー「(このチビ・・・なめてんのかこら・・)」
レ「死ね−−−−」
ドガ−ン(ロケラン)
右・左・サラザール「ぎゃーーーーーー」
終わり
- 205 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:20:57 ID:Tv9Tors6
- 名探偵レオンの事件ファイル(事件編)ファイル1
ここは、街。ここに探偵がいる。その名もレオン。
エージェントは止めたらしい。理由は・・・
大統領「ありがとうレオン君!お礼だ!」
レオン「ん?1000円しかないぞ」
大統領「当たり前だ。アシュリーをライフ赤の状態で連れて帰ったからな」
レ「もういい!エージェントなんて辞めてやらあ!」
と、んな、くだらねえ理由で辞めてしまった・・・・
レ「ふざけんじゃねえよ!」
は、はいーー(ナレーター)
そんなある時、元相棒のクラウザ−が電話してきた。
クラウザ−「よう!レオン」
レ「なんだ」
ク「どうだ!アシュリーの家でパーティでも!」
レ「お!いいねえ。よし!すぐ行くぜ!」
だが・・・ファイル2に続く・・・・
- 206 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:21:28 ID:Tv9Tors6
- 名探偵レオンの事件ファイル(事件編)ファイル2
ついに、アシュリーの家でパーティ・・・・のはずだが・・・
レ「何で豪華客船なんだよ!」
クラウザ−「しょうがないだろ。大統領が風邪ひいたんだからな」
ハンク「そうだぜ。レオン」
レ「まあ、しょうがないか」
3時間後・・・・
クレア「たくさんいるわね」
ジル「そうね」
アシュリー「皆さん!今日はこのグラハム号に来てくれてありがとう!
じゃあかんぱーい!」
全員「かんぱ・・・・・」
かちっ!
ア「きゃあああああ!」
レ「早く!明りを付けろ!」
かちっ!
ジ「きゃあああああああああ!」
レ「アシュリー!」
ハ「早く!救急車を!」
レ「だめだ。もう死んでる・・・」
クレ「そ・・・そんな・・・」
ク「いったい誰が・・・何の目的で」
エイダ「本当にそうね・・・」
レ「って!いたのかよ!ん?これはなんだ?」
エ「今来たばかりよ。どうしたのレオン」
レ「ダイイングメッセージだ!」
全員「なんだって!?」
ダイイングメッセ−ジの内容
「絵描き聖人登場!
胃ガンにかかった人
駄目よ−−−
とにかく
馬ににりたい
絵が小さい
酢だこ
蚊に刺された
ーーーーーー」
レ「なんでこんなに書いてんだよ!」
エ「でも誰でしょうね。アシュリーを殺したのは」
レ「(へんだな・・・)とにかく今日は寝て次の日に備えよう・・」
ク「そうだな・・・」
だが悪夢はここで終わりではなかった・・・
第3話に続く・・・・
- 207 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:21:59 ID:Tv9Tors6
- 名探偵レオンの事件ファイル(事件編)ファイル3
9月28日00:03
突如ドガ−ンと爆発した。レオンは布団から出た。するとまた爆発した。レオンは完全に目がさめた。
レ「なんだ?」
電気を付けようとしたがつかない。部屋を出ると誰かが騒いでいる。
エイダの声だった
レ「どうした?」
エ「大変よ。船のデッキが爆発したの!」
レ「なんだって!」
デッキに行ってみると、数人が騒いでいる。
クレ「大変よレオン!ハンクさんが爆発したんだって!」
俺は一瞬理解できなかった。ハンクの頭が考えすぎで爆発したのかと思ったが、やがて理解できた。ハンクが持っていた手榴弾が爆発したのだと。3時間後、ようやく火が消された。骨も残して・・・
レ「ん・・・クラウザ−がいないぞ・・・まさか!」
ダダダダだダダダダだ
レ「クラウザ−!駄目だカギが掛かっている!」
武器商人「どけ!レオンの旦那!」
レ「っていたのかよ!その前にロケランなんて使うな!」
武「ストレンジャー」
ドゴ−ン!
レ「クラウザ−!」
クレ・ジ「きゃああああああああ!」
なんと!クラウザ−が血まみれで倒れている!
レ「くそ!何人殺せば気が済むんだ!」
時刻は4時をすぎていた
9月29日7;32
レ「みんな。食べながらでも言いから聞いてくれ」
と、言ったものご誰も料理には手を付けていない。
レ「3日ごアメリカに着く。また犠牲者が出たら、海上保安官が来るそうだ」
ジ「つまり、骨を拾うと言う事はしちゃいけないと言う意味ね」
レ「ああそうだ。とにかくこの食堂から出ないでくれ」
武「飯はあるよな」
レ「1週間分あるらしい」
ジ「その前にこんな不意気でそんなこと言うかしら?」
武「・・・・・・・」
みんな黙ってしまった
レ「とにかく、船長の指示があるまでここにいてくれ。俺は現場に行って来る」
推理編に続く
- 208 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:22:29 ID:Tv9Tors6
- 名探偵レオンの事件ファイル(推理編)ファイル4
9月29日9:12
レ「くそ!全然わからない!」
豪華客船でアシュリーとハンク、そしてクラウザ−の3人が殺された。
アシュリーは刺殺。ハンクは爆死。クラウザ−が銃殺らしい。
現場に残された物はアシュリーの死体の手にダイイングメッセージが
握られていた。だがその暗号の謎が全然わからない。
レ「まずはハンクの現場に行ってみよう」
その頃食堂では・・・・・・
武「犯人。誰なのかなあ。くそ!俺は射撃が上手いから、あいつらを守れたのに!」
ジ「少なくとも、この中にいるのは確かね」
クレ「そうね」
ルイス「そうだな」
エ「いたの?あなた!」
ル「そりゃあそうだ」
コンコン
ロルト「失礼します」
ル「あ、船長」
ロ「やはり、海上保安官が来るそうです。今日の夜に着く様です」
クレ「そう・・・・」
その頃レオンは・・・・
レ「ん?この金具は・・・・そうか、ハンクの事件の犯人がわかったぜ。でも、クラウザ−とアシュリーの犯人がわからないぜ・・・・・
まてよ、まさかこのダイイングメッセージは・・・・・そうか!そう言う事だったんだ!犯人がわかったぜ!・・・・でも証拠がない。とにかく、二人の所とこの近くにある見晴台へ行ってみよう」
見晴台
レ「やっぱり、思った通りだ・・・」
レオンは、火薬を握っていた。
クラウザーの部屋
レ「やっぱり!あったぜ!」
レオンの手に握られていたのは、ロケランの弾だった。
レ「後は、アシュリーがあれを持っていたら」
霊感室
レ「あった!これですべての謎が解けたぜ!」
レオンからのヒント
レ「みなさん、アシュリーは女性です。つまり男性が犯人だとしても、すぐに悲鳴を上げるはずです。だから犯人は女性です。ハンク事件の犯人も、同じ犯人!っと思っている皆さん。違います。よーく重いしてください。食堂での会話を。普通、ハンクが体に付いている手榴弾を撃つ人なんてそんなにいません。だから犯人は射撃が上手い人です。そうすれば、犯人はわかります。ダイイングメッセージは自分で解いてください!そうすれば、あなたも探偵になれます!」
- 209 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:23:01 ID:Tv9Tors6
- 名探偵レオンの事件ファイル(解決編)
船長「ええ、皆さん。今回はこのグラハム号に乗っていただきありがとうございます。しかし、アシュリー様、ハンク様、クラウザー様が
お亡くなりになられました。なので、海上自衛隊があと5時間で救出しに来られます。犯人が解らないので・・・・」
レオン「ちょっとまった!」
船「どうしたのかね?レオン君」
レ「犯人も、動機も、トリックも、ダイイングメッセージも!」
全員「えええええええええ」
レ「では、すべてお話しましょう」
ルイス「ああ」
レ「まず、メッセージからです。このメッセージはこのままでも解るのは解りますが、このままでは、解りません。そこで、カタカナにしてみました。すると頭文字のところだけ、読んでみました。すると、ある二人の名前が浮かびました。その名前は・・・・」
武「その名前は?」
エカキセイジントウジョウ!
イガンにナッタヒト
ダメヨ−−
トニカク
ウマにナリタイ
エガチイサイ
スダコ
カにササレタヒト
ーーーー
武「そうか!」
レ「そう!犯人はウェスカーとエイダ!お前らだ!」
エ「どうやらばれたようね。ウェスカー。出てきて良いわよ」
ウェスカー「ふ。ばれたようだな」
ル「でも、お前らは三人もころしたんだろ?」
エ「ち・・・違う!あれは、私じゃない!」
レ「ルイス。エイダの言う通りだ」
クレ「?じゃあだれなの、レオン」
レ「そう・・・射撃が上手い武器商人!お前だ!」
武「だんな、冗談は駄目だぜ。だいたい俺にどうやって殺人が出来るんだ」
レ「まず、武器商人、お前はハンクをデッキに呼び出した。その後、
お前はサイレンサー付きのライフルをハンクが身につけている、手榴弾の金具を撃ち、ハンクのつけている手榴弾は爆発する。そして、みんなが爆発に気づき、第1発見者の振りをした。そして、誰かがクラウザーの事に気づき、部屋に入った。そしてクラウザ−を・・・」
ジ「ちょっと待って」
レ「なんだ」
ジ「どうやって、あんな短時間でクラウザ−を殺せるの?」
レ「簡単さ、クラウザ−はあの時まで生きていたんだからな」
クレ「そうか!武器商人さんが、クラウザ−さんの部屋の扉を破壊する
時!」
レ「そう言うことだ。三人とも、何か間違っているか?」
エ「私達の負けね、でもまだ私達にはまだ・・切り札があるからね!」
レ「ば・・・爆弾?!」
ウ「動くな!動くと爆弾を爆発させるぞ!」
レ「くそ!どうすれば良いんだ!」
動機編&脱出編に続く・・・(豪華客船編最終回)
- 210 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:23:31 ID:Tv9Tors6
- 名探偵レオンの事件ファイル(動機&脱出編)
レ「とにかく落ち付け!どうしておまえ等は、こんな復讐を!」
エ「あいつらは・・・・・・あいつらは私の家族を殺したのよ!」
レ「なんだって!」
エ「私が小学1年の時よ。私の両親はアンブレラの研究所で働いていたわ。そんなある日にウィリアムはGウイルスを作ろうと提案したわ。
だが私の両親は反対したわ。だから殺されたのよ!」
レ「じゃあどうしてアシュリーを?」
エ「あの女は、ついでに殺したのよ」
ル「てめえ!何の罪をない人を」
エ「く!」
レ「爆弾スイッチを押させるか!」
バン!
エ「う!」
バタリ!
クラウザ−「殺したのか?」
レ「いや、殺し・・・・・なんでお前がいるんだよ!幽霊かっ!」
ク「いやーあの時ギリギリでかわして死んだと思って気絶してたんだ」
レ「たく、相変わらず人騒がせな奴だぜ・・・・泣けるぜ」
その3時間後ヘリコプターが到着して乗客全員を乗せて非難した。
終わり・・・・・・
- 211 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:24:01 ID:Tv9Tors6
- 「バイオ4熱血野球物語」日本代表編
第4話(油断大敵?戦艦不知火の秘策!)前編
いよいよ始まったWBBC(ワールドベースボールバイオクラシック)
前回、気ちがいが打った満塁ホームランは見事にスクリーンに一直線に
打ち、韓国にもかなりのダメージを与えた!しかし、ちょっとした油断が、かなりピンチを呼ぶことに!その理由はこの次からの文を見て欲しい。
レ「すごいですね!気ちがいさん!」
気「いやー俺もびっくりしたぜ!」
戦「よーし!この調子で行くぞ!」
全員「おーーーーーー」
5番 セカンド 戦艦不知火
戦「いくぜーーー」
ビューン!クククク
戦(な!)
ブン!ストライーク!
戦「くそ!なんなんだあの球は」
レ「なんなんですか?あの変化球?」
気「あれは、ナックルカーブだ」
レ「そうなんですか・・・・大丈夫ですかねえ戦艦不知火さん」
第5話に続く・・・
- 212 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:24:37 ID:Tv9Tors6
- 戦艦不知火さんの作品↓
- 213 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:25:10 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」 チャプター1−2 見えない何かが本格的に動き始める・・・
?「あの3人もこの世界になじんだことだろう・・・フフフ・・・茶番は終わりだ」
偽「おっとそうだった・・・隠れてねーで出てこい!」
すると急に目の前に村人が降ってきた
ザシュ!
偽「ぐわ!」
s「だ、大丈夫か!くそ、よくもぉ!!」
ダーン!
偽「ぐぅ、油断したぜ・・・大丈夫だ、血は出てるがちょっとチクッとしただけだ心配するな」
気「よかった」
偽「それよりどうする?この先のダイナ・・・」
ズダダーン!
s「わ!あぶねぇ!!」
急に焼却炉へと続く壁が破壊される
偽「・・・こんな展開あったか?」
気「たし・・・皆さん伏せて!!!」
s、偽「なに!?」
ダーーーン!!
s「ゲフッ・・・」
偽「いってぇ・・・間一髪だったぜ」
気「く、また来た・・・えい!」
気ちがいは飛んできた火のついたダイナマイトをキャッチした。
s「あぶな」
いうが否やそれをとっさに投げかえした!
ダーーーーン!
村人「おぉ・・・」
ダン!ダダダダダダダダダダダン、ダダダーン!!!
偽「他のダイナマイトにも引火したんだ」
s「気ちがいさんナイスプレイ!」
ガタガタガタガタガタガタ・・・
偽「な、なんだ・・・」
気「く、崩れる!?」
s「皆、急いでここから出るんだ!!」
ダダーーン!
気「うわ!」
今来た道の天井が大きく崩れる
偽「くそ!先に進むしかない!皆急げ!!」
村人「ウッタスタァオ!」
s「村人は無視するんだ!」
ガタタダダダダダ・・・・・
村人「アァァガウェッロォ!」
偽「駄目だもうまにあわねぇ!」
気「皆さん!水の中へあの排水溝の土管の中なら!!」
偽「そうか!」
3人は水の中へ飛び込んだ!
s「急ぐんだ!」
ガタダダダダダダ・・・
ゴゴゴッゴゴゴゴゴォォォーーーーーー・・・
建物はものすごい轟音と共に崩れた
偽「ゲホ・・・すげー砂煙・・・」
3人は崩れた残骸の隙間をくぐって外に出た
気「これは・・・村長の家・・・」
周りに落ちている黄金の懐中時計や使えそうなアイテムを拾い罠に注意して先に進んだ。
村長の家の階段を上り・・・
偽「これをこうやって・・・」
ゴゴゴ・・・
偽「開いたな・・・!!お前は!!!」
村長「!!!」
バシ! はり倒される偽りの初心者・・・
偽「ぅぁ・・・」
s「何故村長が・・・!や、やられる・・・」
次の瞬間何か赤い物が横切った!
シャーーー!
村長「うおぉぉ!?」
- 214 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:25:42 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」 チャプター1−2 万事休す!
その場にうずくまる村長、村長の血で床が赤く染まっていく。
気「村長が・・・だ、だれ?」
???「ふふふ」
バリーーン
赤い女は窓を割って外に出た。
s「大丈夫か?」
偽「あ、あぁ・・・村長は・・・気絶したのか・・・」
気「い、今のは!?」
s「・・・・・エイダじゃなかったな・・・」
気「また掲示板の人かな・・・」
偽「まぁいいや、早くカギとってでないとこいつが目を覚ますぞ」
s「そうだな」
家を出る3人・・・
ブゥン、ブウウウーン
偽「やばい!奴がいるんだった!」
気「俺が!」
ダーーーン!
チェンソ男「お・・・」
気ちがいさんの放った弾丸は見事チェーンソー男の頭を打ち砕いた!
s「おお!ついてるな!」
偽「へっへっへぇ!チェーンソーゲットォ!!」
プスプス・・・
偽「あ、あれ?壊れてやがる!!」
s「まぁそんなときもあるさ・・・」
気「さぁ村まで行きましょう」
s「門の前にっと・・・え!」
偽「ーーーっ!」
気「うそぉ!」
なんと!門の前に立っていたのは全員が何かをかぶっている者・・・
そう、チェーンソー男だ!!
ウゥゥン、ウゥゥゥゥゥン!
気「こちらに気づいたようです!」
偽「駄目だ!これだけの武装で今のあの量は相手に出来ない!いったん村長の家に戻るぞ!!」
s「名案!」
3人は一目散に来た道を戻った。そして家に駆け込んだ。
バタンッ!ガチャ
気「ふぅ・・・」
偽「なんだよあれ・・・」
s「これからどう・・・!!!後ろ!!!」
バシ!!
偽「ぅ・・・あ・・・ぁ・・・」
気「そ、村長!?」
ドガ、バシ!!
s「ぐぅ・・・」
気「ぅ・・・」
3人は気を失った・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
偽「うぅ・・・く、苦しい・・・ブクブク・・・あ!ここは!?水の上!!?」
気ちがいやsssも一緒に水の上に浮かんでいた。
偽「皆起きるんだ!」
気、s「・・・」
偽「駄目か・・・」
ザパァーーン!!
偽「ん、何だ!」
・・・ガァァァァァァァァ!!!
急に巨大な何かがsssと気ちがいを飲み込んだ!!
そう、デルラゴである!!
偽「み、みんな・・・く、喰われてたまるか・・・」
岸に向かって無我夢中で泳ぐ・・・しかしみるみる差は縮んでいく・・・
ガァァァァァァァァ!!
偽「だ、駄目だ!追いつかれる・・・!!」
デルラゴは水面を飛び上がった!
偽「うあぁぁぁぁぁ!」
3人はデルラゴに飲み込まれた。
偽「うあぁ助けて、苦しい息が・・・体がぁ・・・・・・ううぅぅぅぅ・・・・・・・」
自分が跡形もなく溶けていく・・・
- 215 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:26:12 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」チャプター2−1 白銀の堕天使(前)
偽「はっ・・・!」
偽りの初心者は布団から飛び起きた・・・
偽「夢か・・・どこまでが夢だここは俺の家か・・・?助かっ・・・・・・っ!」
そう思ったのもつかの間であった隣には気ちがいさんとsssさんも寝ている!!
偽「夢じゃないのか・・・だがどこでどうなったのだ・・・村町の家のところで気を失って・・・
うーん、わからない・・・
それにしても、ここは・・・どこか見覚えがあるな・・・・・」
偽りの初心者は小屋の外に出てみた。辺りはすっかり暗くなっているが見覚えのある風景・・・しかしゲームの中で・・・
ここはデルラゴを倒したあとにレオンが気を失なったあとに目覚めた小屋であった。
ただ何かがいつもと違う・・・湖が凍っているではないか!
偽「どういうことだ・・・さっきからゲームと展開が違う・・・」
?「あ、気がつかれましたね」
偽「・・・っ!誰だ!!」
振り向くと小屋の横でたき火をしている白い女の姿があった
?「あ、すいません。驚かせる気はなっかたのですが・・・」
偽「誰だと聞いている・・・」
雪女「あ、すいません。わたしはエーダブリュ・・・じゃなかった雪女っていいます。
あ、おなかすいていません?この池にいたのですけどこれ食べます?元気でますよ。」
焚き火で炙ったブラックバスだろうか、雪女と名乗る者は焼き魚を差し出した。
偽「この池の魚の焼き魚か・・・筋はとおっているが・・・毒でも入ってるんじゃないだろうな」
雪女「ひ、ひどいですよ・・・デルラゴからあなた達を助けたのは私です・・・それなのに・・・」
偽「何?お前がデルラゴの腹をかっさばいて俺らを助けただと?」
雪女「あそこ死体がありますよ」
雪女が指さす先にはデルラゴの死体が上がっていた・・・
偽「悪いが信用できん・・・だいたい何であの」
気「あぁお腹すいた・・・あれ?いい臭い・・・あ!焼き魚!!これ食べていい?」
雪女「あ、どうぞどうぞぉ」
気「いっただっきまぁーす!モグモグ・・・あぁ!おいしい!!」
偽「・・・・・・・・・・毒は入ってないようだな」
雪女「あなたもいいのですか?」
偽「・・・・・もらおう・・・」
s「お、みんな何喰ってるんだ?うまそうだな。」
4人は火を囲んで焼き魚を食べまくった。
- 216 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:26:42 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」チャプター2−1 白銀の堕天使(後)
s「はぁ・・・喰った喰った」
気「雪女さんでしたっけ?助けいただいてありがとうございます!」
雪女「いえいえ、これもめい・・・・・・ゲホッゲホッ」
s「おいおい大丈夫か」
雪女「すいません大丈夫です、ちょっとむせただけです」
偽「・・・・・・・・・・(めい?・・・命令か?)」
気「でもまさか俺たちがデルラゴに飲み込まれてたなんて・・・」
s「そういえばあなたはなんでこの世界に?」
雪女「・・・ほえ?どういう事ですか?」
気「あ、俺たちは実は元の世界で掲示板の同じ住民なんですよ。3人とも気がついたらこの世界にいたって言うことです」
s「俺たちの他にもいたよな。豆腐ランチャーさんや不知火さんが」
気「あと村長の家でエイダじゃない赤い人がいましたよね?」
s「そうそう!あれもひょっとしたら掲示板の人かも・・・」
雪女「赤い人・・・」
気「どうしたのですか?」
雪女「・・・っ!いえ!なんでもありません!!」
s「あ、そういやあっちに武器商人がいるんだった。いってみようぜ」
気「はい!・・・?偽りの初心者さん、さっきから静かですね。どこか調子が悪いのですか?」
偽「ん?いや大丈夫だ・・・ちょっと考え事をな・・・・・・・・そういや武器は!?」
s「あぁぁ!忘れてた!!」
3人はあわててそこら中を探した!
気「ない、ない!」
偽「く・・・」
雪女「あのぉ・・・デルラゴのおなかから出した時もう何も持っていませんでしたけど?」
s「それを早く言ってくれ・・・」
偽「くそう!あの八頭身ハゲ!!」
雪女「さっき武器商人っていいましたけどそこに行けば何とかなるのではないでしょうか?」
s「・・・・・そだな・・・」
気「それしかないですね・・・どうです?あなたも一緒に来ません?」
偽「気ちがいさん、それは無理だ。物語と違った展開になるとこの世界は崩壊するんだったよな。」
気「そうだった・・・」
偽「だが、・・・もうずいぶん物語と違う展開になってるけどな・・・」
s「ま、とにかくいこうぜ」
雪女「またどこかで会えたら会いましょうね!」
偽「・・・・・・・(こいつ・・・怪しすぎる)」
3人は氷の上を滑りながら武器商人のところへ向かった
雪女「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ピーッ
雪女「こちらゆきおん・・・じゃなかったAWD−002・・・応答願います。」
・・・・・・
雪女「無線携帯端末こわれちゃってんの・・・?しかも何このしゃべり方・・・さっきの会話でもそうだったけど
所々異常があるみたい・・・創造主様に・・・でも元々私は・・・って何独り言言ってんの私はぁ!
こんな事考える必要なんてないわ、命令を継続しましょう・・・でも早く創造主様に・・・
でも連絡が取れない・・・ターゲットの言っていた赤い人って言うのは多分・・・・・・
しかたがない・・・何か変化があるまでターゲットと同行しよう・・・・・」
- 217 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:27:13 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」チャプター2−1 新たなる武器、仲間
偽「へぇ・・・やっとついたぜ・・・氷の上は滑って進みにくい・・・・・」
?「あら、君たち誰?」
s「おぉ武器商人!でも明らかに武器商人じゃないな」
気「自己紹介しましょう、俺は気ちがいです」
偽「俺は偽りの初心者っていうんだ。名前としてふさわしくねぇと思うけど」
s「sssだ、あなたは?」
2「あ!あの掲示板の!!俺は27です!!」
偽「おぉ!27さんか!」
2「あの・・・この世界ってどうなってんですか?」
s「俺らもよくわからない・・・わかっていることは・・・」
3人は今自分たちが知っていることを全て話した。
2「なるほど、俺とこの世界に来た時の状況は全く同じ・・・
そして物語と違った展開になるとこの世界は崩壊すると・・・」
偽「あぁ、何か急にどっかから声が聞こえてきてな・・・」
2「どっかから・・・・・・・そういえば!!」
27は足下をあさり、銃器と弾を多数取り出した。
s「・・・これは?」
2「俺もその変な声がきこえてきてね、『やがてあなたの知っている3人が来るでしょう。この3人はこの世界から皆をだ出させる唯一の救世主です。
ここに来たらこれらを3人にタダであげてください』
って言ってきましたよ。で気がついたらこれがあったんです。」
気「タダで!?」
偽「じゃぁお言葉に甘えて・・・もらうぜ・・・!」
2「どうぞどうぞ・・・それにしても救世主・・・・・ですか
ピンと来ませんよね」
s「・・・どういうことなんだろうな・・・」
2「俺が出来るのはここまでです。皆さん頑張って!」
偽「あぁ、ここにいりゃあんぜんだろうけど27さんも気をつけろよ」
気「さよならぁ」
偽「こりゃなんだ・・・マシンピストルっぽいな・・・でもなんか違う・・・ごっついな」
s「気ちがいさん、あなたが持ってるのはセミオートライフルだな」
気「そうですね、でも銃口が二つあります。sssさんは・・・・・ショットガン?」
偽「みたいだな・・・そこに『散弾』と『単弾』と『体内散弾』って書いてあってレバーがあるぞ・・・まだいっぱいあるな」
s「ホントだ・・・」
気「次敵が出てきたら試してみましょう。」
偽「・・・・・・・・・・・・・・・奴がいる」
s「え?あ、雪女さんだ」
気「雪女さぁん!」
ツルッ ドテ!
気「いて!こけた・・・」
雪女「あぁ!皆さんお帰りなさい。武器を・・・手に入れましたね」
偽「・・・・・・・・・・・・」
s「まあな・・・・・それじゃ」
雪女「あ!待ってください、私も一緒に行きます!!」
気「え!?」
偽「ちょっとまて!一緒に同行する者の問題がある・・・それは出来ない!」
雪女「え、何でです?」
偽「さっきどこからともなく聞こえてくる声の話をしただろう、それのためだ!」
s「・・・・・でも待てよ・・・」
偽「・・・・・どうした?」
s「さっきの27さんの武器のことも含めてその謎の声の主は俺らの味方だろう。
だから『こうするとこの世界は崩壊する』っていうのもわざわざ伝えてくれたんだ」
偽「確かに・・・謎の声は俺らの味方だろうな・・・・・でも同行は出来ないだろう。」
気「そうか!同行できないのならばまた声が聞こえてくるはずだ!」
s「そういうことだ・・・つまり・・・」
偽「こいつを同行させても問題ないということか・・・(だが、こいつは・・・)」
気「そうですよ!では一緒に行きましょう!」
雪女「はい!よろしくお願いします!」
偽「(さてこのカードは・・・さっきのことといい油断はできんな・・・)」
新たな仲間が加わった! 4人は先に進んだ・・・
- 218 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:27:43 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」チャプター2−1 新たなる敵
「ウッタァスタァオォ・・・」
ビシィシシシシ・・・
ビシャァァァァァァァァァァァ!!
村人の首から寄生体が出てくる・・・
雪女「うわぁあぁぁ、なんですかあれ、気持ちわるーーい!」
気「ちょうどいいです、武器を試してみましょう!」
偽「よしまず俺から行くぜぇ!」
ガチャ・・・
偽「くらえぇ!」
パン・・・
偽「え・・・」
気「な、なにこれ」
偽「く、壊れているのか!?」
パン、パン、パン、ウィンバン!パン、パン・・・
偽「なんだよこれ!」
s「ちょっとまった!長押ししてみるんだ!!」
偽「え?あ、わかった」
ウィーーーーーーーン・・・・・
銃がまばゆい光を放ち始める!
偽「何だこれ!?」
気「危ないです!すぐそばまで来てますって!!」
偽「えぇーい!くらえぇぇぇぇ!!!」
ズダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!!!!!
偽「うわ、わ・・・」
雪女「ひゃぁびっくりしたぁ・・・」
s「す、すげー破壊力・・・」
気「村人が木っ端微塵ですよ・・・跡形もない・・・」
偽「間一髪だったわ・・・用はPRL412と同じだな・・・」
気「俺やsssさんもすごかったりして・・・」
s「ありえる・・・」
雪女「・・・・・・・・・・・・・あぶない!!!」
偽「え?」
ズガーーーーーンッ!!!
雪女は3人をかばった、その後ろで急に爆発が起きた!
雪女「ぅぅ・・・」
気「危ない・・・雪女さんがかばってくれなかったら・・・って大丈夫ですか!?」
雪女「私は大丈夫です・・・それより・・・」
偽「む?誰!」
?「ふん避けたか・・・下等生物にしてはよくやる・・・」
s「誰だお前は!」
?「下等生物の人間共に名乗るまでもない・・・いさぎよく死ね!」
シュッ・・・
s「し、手榴弾!?」
気「逃げろ!」
ズガーーーーーンッ!!!
?「ふん、また避けたか・・・さすがは下等生物、ゴキブリ並の生命力だな!・・・ん?」
偽「貴様!喰らえ!!チャージショット!!」
ウィーン・・・ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!
?「甘い!」
偽「避けられた・・・何というスピードだ!」
?「もはやうごけまい・・・今度こそ引導を渡してやる!」
ピピピ・・・
雪女「(あれ私の通信機・・・?)」
?「ん、お前か!今いいところなんだ邪魔をするな!!」
雪女「(ちがった・・・)」
?「(おいおい、俺らが出てくるのはもっと後のはずだろう?)」
?「よいではないか・・・用件はそれだけか?」
?「(だいたいあのお方が怒ったら後が怖いぜ、まだそういう命令は下ってないだろ?)」
?「むぅ!?だがデータには含まれない者が一人いるぞ!」
?「(何?)」
?「あの白い女だ!今データを送る!」
?「(確かに・・・あの方にはそれの発見で勝手に行動したことを帳消しにしといてやるよ、早く戻ってきな)」
?「了解した!くっ・・・」
ピピピ・・・
?「命拾いしたな、愚民共・・・さらばだ!」
雪女「(早い!誰だあれは!く、報告しなければ・・・だけど・・・)」
偽「何だったんだ一体?まだ若かったよな?」
s「わからね・・・ただわかってることは敵だっていうことだ・・・」
気「また俺たちの前に現れそうですね・・・あ、雪女さん!大丈夫でしたか!?」
雪女「えぇ・・・全然平気です」
偽「・・・・・・・・・・・・(おかしい、こいつはさっき確かに爆発に巻き込まれていた・・・傷ひとつないだと!?)」
s「運がいいな、かすり傷一つ無いなんて、先に行こうか・・・」
偽「あぁ・・・」
- 219 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:28:14 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」チャプター2−1 もう一人の主人公
4人は先に進んだ・・・
そして別のあるところで・・・
?「やれやれ・・・君は早とちりしすぎだよ」
?「申し訳ございません・・・」
?「今回はあの白い奴を見つけたと言うことで帳消しにするけど次はそうはいかないよ・・・」
?「はっ・・・」
?「それにしても君たちそんなに暴れたいかい?」
?「まぁできればな・・・」
?「あばれたいわね・・・」
?「そうなんだ・・・じゃああの3人が助けた狼がいるだろう、あれ不必要だから始末してきてよ」
?「俺らでですか?」
?「あぁ、コント×55号、8w、かぐらづき・・・これは遊びだから失敗してもいいよ」
8W「わかりました」
コント×55号「ふ、いくか・・・」
かぐらづき「あなたたち邪魔しないでよ」
コ「・・・それはこちらの台詞だ、貴様こそ足を引っ張るなよ、女狐が」
か「・・・何か言った」
コ「別に、」
?「私はいかなくていいのですか?」
?「あぁ きさらぎ 君はいいよ、まだ調整中で不安定だからね。」
きさらぎ「は!わかりました!姉さん気をつけて!」
か「問題ないよ」
8「(一番問題ありだがね・・・)」
?「ふ、ふ、ふ・・・はぁはぁ・・・・・足が・・・」
「大丈夫ですか?」
?「わ!誰だ!!」
「私は・・・そんなことはいいです足をケガしていますね・・・治してあげましょう・・・」
下半身がまばゆい光に包まれる・・・
?「痛くない・・・お前は誰だ!どこにいる!」
「大丈夫です・・・私はあなたの敵ではありません・・・」
?「敵!?お前は敵じゃないだって!?どこにいる!?」
「・・・・・」
?「この世界は・・・まるでバイオハザード4の世界だ・・・だが・・・・さっき俺は狼に変身していた・・・」
「そうです・・・そして偽りの初心者さん、sssさん、気ちがいさんに救われましたね」
?「その名前は!・・・じゃああの3人は・・・!!」
「そうです。この世界はあの掲示板の人がほとんどいますよ・・・あの3人は唯一この世界から皆を救える救世主です」
?「・・・・・・・・・・・・俺にできることはないのか・・・?」
「彼らはやがて巨人と闘う事になるでしょう、その時助けてあげなさい」
?「バイオ4と同じ展開だ・・・だが、どうやって?」
「あなたは狼に変身できるでしょう?ここにレーザーブレードがあります・・・」
?「おお!また変身できたぜ・・・レーザーブレード?」
「これです」
ビシュウウウウウ
?「これは・・・スターウォーズのライトセイバーみたいなもんだな・・・」
「それを口にくわえて戦いなさい・・・」
?「お、おぉ・・・何かかっこいいな・・・偽りの初心者さん達と同行はできないんか?」
「いい質問ね、できないわ・・・理由は・・・」
?「わかった・・・こんな事できるあんただ・・・きっとすごい理由があるのだろうな・・・」
か「あ〜ら、さっきからぶつぶつ独り言ぉ?」
?「!!」
ビシュシュシュシュシュ!
電撃が少年を襲う!
?「わ!」
コ「さすがに早いな・・・」
?「さ、3人!?あれは敵なのか??」
「敵よ!でも・・・」
?「く、誰だお前らは!」
8「下等生物の人間共に名乗るまでもないわ!」
コ「まてまて・・・こいつはあとがねぇんだ・・・俺はコント×55号だ」
8「俺は8Wだ」
か「私はかぐらづきっていうのよん・・・ウフフ」
甲賀「なんだと!おまえらは!!俺は甲賀だ!忘れたのか」
コ「知らんね・・・死にな!」
サッ・・・
甲「手榴弾!?」
ダーーン!!
コ「早いな・・・」
甲「あの2人は掲示板の人だろ!?なぜ俺に攻撃する!?」
「元は普通だったのですが悪い人に拾われて勝手に記憶を操作されてるようです!今は・・・逃げて下さい!!」
甲「く・・・」
か「あ〜ら逃げちゃったわよ」
コ「早いな・・・だからあの方は失敗してもいいと言ったのか・・・」
8「さてもどるか・・・」
- 220 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:28:45 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」チャプター2−1 行く手を阻む巨人達
ここはレバーを引いて滝の道を行くあの場所・・・
気「レバー引きますよ!」
s「いいぜ!・・・よし今度は俺の銃を試してみよう・・・えっと空中散弾・・・?」
雪女「sssさん、あんなところにいて大丈夫なのですか?敵があそこから出てくるって言いましたよね?」
偽「・・・まぁ見てろって・・・」
ガチャ! ゴゴゴゴゴゴゴゴッゴ・・・
仕掛けが動き滝の下に道が現れる。
雪女「本当だ!道が出てきた!」
「アァガウェーロ!ッタァスタァーオ!!」
雪女「敵も出てきた!!」
s「くらいな!」
ダン!・・・ズダーーーーン!
「ウ、ア・・・」
「オォ・・・」
s「へぇ、撃った時は単弾だったのに途中で散弾したぜぇ・・・びっくりだわ・・・」
偽「・・・しまった!こっちにも2人いた!!」
ダダダダダーーーン!
偽「へっ?」
気「すごいこれ・・・ライフルなのにマシンガン並みの連射力・・・」
偽「sssさんも気ちがいさんもナイスだ!」
4人は洞窟を歩いていた
s「丸い紋章発見!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・
気「これで教会に行ってアシュリーを・・・・・・・・・あぁ!」
偽「・・・っ!アシュリーも掲示板の誰かになってるってことか!」
s「だれだろうね・・・早くいこうぜ!」
気「そのまえにエルヒガンテですね・・・」
s「嫌なこと思い出さすなよぉ・・・」
偽「いいじゃねーか、俺らにはこの強力な武器がある!ぶっ倒しちまおうぜ!」
雪女「そうですよ!あんなデカ物怖くありませんよ!」
s、気「全速前進!」
偽「・・・・・・・・・・・
(さっきもそうだ・・・こいつはデルラゴの名前を知っていた・・・今回もエルヒガンテがデカ物だとわかっている・・・
単にこいつもバイオハザード4やったことがあるって言えばそれまでなんだが・・・・・考え過ぎか・・・
だが、どうもひっかかるな・・・・・・)」
ボートに乗る4人・・・
偽「ついたな・・・」
s「・・・・・・・・・・・あ!」
気「どうしたんですか!?」
s「武器商人がいねぇ!?」
偽「なに!?本当だ!」
雪女「いた形跡はありますね」
気「今は武器は充実してますが・・・」
s「・・・今まで武器商人も掲示板の人だったよな?」
偽「嫌な予感がするぜ・・・まぁ考えていても何の解決にもならん・・さっさとエルヒガンテぶったおそう!」
ギギギギギギギ・・・・・
偽「さぁきてやったぞ!でてきやがれ!デカ物!!」
s「・・・・・・しずかだな・・・」
雪女「そういう時はこう言うのですよ。たのもぉーーーーーーー!!」
ガガガガ、バシン! 門が一人でに閉まる・・・
雪女「え?え?何これ??わ、私のせい!?」
ガガガ、バシン!
偽「・・・きやがったな・・・」
バゴーーーン!
「ウオォォォォォォォォォォォッオォォォォォォォ!!」
「アァァァァァアアァァァオオ!」
気「え・・・」
s「ご・・・」
偽「5匹だとぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
エルヒガンテが5匹現れた!!
追いつめられる4人・・・
- 221 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:29:16 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」チャプター2−1 デカ物共をぶっ倒せ!
s「ど、どうすんだよ、こんなの」
ウィーーーーン、ズダダダダダダダダダダ!!
「オォォォォォゥゥゥウゥゥゥゥゥ・・・・・」
偽「よし!1匹怯んだぞ!今のうちに!」
雪女「あぶない!」
ヒュウウウウウウウウウ!
「・・・・・・・・・」
バリン! 凍ったエルヒガンテが動き出す!
「オォォォォォォォォォォ!!」
偽「あぶなかった・・・凍らせてくれなかったら・・・今頃ぺちゃんこだったぜ・・・ありがとよ」
s「でもまた動き出したぜ!」
気「く、もう駄目だ・・・」
雪女「うぅ・・・力が・・・・・」
「ウォォォォォォォーーーーーーーーーーン!」
偽「あの声は!」
s「待ってたぜ!!」
気「・・・あれ?何かあの狼口に何かくわえてますよ!?
足もけがしてない!!」
偽「なんだってぇ!?」
「ガルル・・・・・」
エルヒガンテ5体が狼の方を向く。
ビシュウウウウウ
s「なんだありゃ・・・ライトセイバー?」
「オオオオオォォォォォォォ!」
雪女「あぶない!」
ドカッ
偽「避けた!は、早い!!」
ブゥーン!ズバシュ!
「・・・・・・・・・・・・」
ドダーーーーン!! エルヒガンテの首地面に転がり落ちる
気「く、首を・・・」
偽「すげぇ、1匹倒しちまった・・・」
雪女「皆さん!私たちも手伝いましょう!!」
s「あ、あぁ!・・・・・ん、体内散弾・・・?もしや・・・」
カチ、カチ・・・
s「どうだ!喰らえ!!」
バァン! ズボ・・・
「オォオオォォォ・・・アァ・・・ア」
ドダーーーーーン!!
偽「えぇええぇぇぇぇ!1撃!?」
s「体内散弾・・・そういうことか・・・想像しただけで痛ぇ・・・」
偽「負けてらんねぇぜ」
ウィーーーン、ズダダダダダダダダダダダダダダ!
「オォォォォォォオオォォォォ・・・」
雪女「背中から寄生体が!」
偽「あぁ、弱点だぜ!あれを攻撃すれば」
ズバシュ!
偽「狼君!ナイスプレイ!」
「アァァァアアァァァ・・・ア・・・ァ」
ドダーーーン!!
気「残り2匹です!」
雪女「私も!ゼロフリーズストリーム!!」
ヒュウウウウウウウウウウウウウウ
偽「おぉ完全に凍っちまった・・・ってか、なにそれ・・・」
雪女「え、?ちょっと言ってみたかっただけです・・・アハハハ
じゃなかった、あんだけ凍っていれば強い衝撃を与えれば粉々のはずです!早く!!」
気「俺がぁ!」
ズダァダァダァダァダァ!! ゴゴゴ・・・
s「ひゃぁ、凍ったエルヒガンテが粉々だぜ・・・」
偽「残るは1匹か・・・」
「ウオォォ!オオォォォ!!」
気「あ、暴れてる!危ない!!みんな伏せて!!」
ヒュン
雪女「動きを止めます!」
ヒュウウウウウウウウウ
s「動きが止まったぜ!」
偽「みんなで攻撃だ!!せーの!!」
ズダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!バァン!バァン!!
気「あっはっはぁ、跡形もないですね!」
偽「いやぁ何かおもしろかったなぁ・・・」
s「危なかったけどな・・・」
4人「アハハハハハハハハハ!」
気「・・・さっきの狼・・・」
狼「・・・・・・・・・」
偽「どうしたんだ?とにかくさっきはありがとよ!」
狼「・・・・・・・・・・・」
s「おい!」
雪女「いっちゃいましたね・・・」
気「何か言いたそうでしたね・・・」
偽「あの狼も掲示板の人だったりして・・・」
雪女「・・・・・・・・・(何で私は笑ったんでしょう・・・く・・・思考回路の異常が著しいな・・・
とにかくこのしゃべり方を何とかしたい・・・)」
- 222 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:29:48 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」チャプター2−1 AWD
4人は教会へと歩いた
雪女「(ん・・・あの光の信号は!)」
偽「教会か・・・あの中にアシュリーの代わりの人が・・・」
s「あぁ!早くいって助けよう・・・」
ようやく教会に着く、扉に丸い紋章をはめる
偽「そういや犬共がいなかったな・・・」
ガチャッ
気「ドアが開きましたね・・・あれ雪女さん?」
雪女「・・・あ!先に行っててくれます?」
偽「!?」
s「どうした?」
雪女「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・トイレ・・・」
気「あ・・・」
偽「(なんだ・・・)」
s「ならしかたねぇ、俺らはちょっと用があるから・・・終わったら外で待っててくれ」
ガチャッ
雪女「・・・・・・・・・」
?「・・・・・・来たか・・・AWD−002」
雪女「やはりあなたですか・・・あの信号は・・・・・AWD−003」
?「貴様からの連絡がないからな・・・命令で様子を見に来たが・・・やはり異常があるか」
雪女「・・・見ての通りです、言語回路に異常が・・・あと無意味なところで笑ったりと思考回路にも異常があります。
あと無線携帯端末も壊れております。」
?「わかった・・・ターゲットはこちらの事は気づいているか?何か変わったことは?」
雪女「こちらのことには気づいておりません。あとデータに含まれない謎の敵が・・・」
?「何・・・?」
雪女「これがデータです・・・」
?「ふむ・・・すぐ撤退したと・・・・・・・わかった・・・創造主様と隊長に伝えておく・・・
変わりの無線携帯端末の補充も頼んでおく、また来る・・・それまで故の任務を継続しろ。それが命令だ」
雪女「わかりました・・・・・・・・・・そういえば・・・」
?「どうした?」
雪女「私が最初に作られたAWDシリーズのはずなのになんで002なのでしょう・・・」
?「わからんな・・・我らの知らない他のところで任務を遂行しているのだろう・・・」
雪女「あなたはなにをしているのですか?」
?「俺は主にこの世界に来た他の不必要な人間達の抹消だ・・・あとは教会前のコロミス達の抹消を今した・・・
これは命令されてな・・・この意図はわからん・・・」
雪女「そうなのですか・・・・・」
?「どうした・・・?何故そんな悲しそうな顔をする?」
雪女「え?そんな顔してました??」
?「やはり貴様は早急に修理が必要な様だな・・・まぁ我は去る・・・さらばだ・・・」
雪女「・・・・・・・・・・・・・・・・・修理・・・か・・・何だろうこの気持ちは・・・
・・・・・これも思考回路の異常・・・?」
- 223 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:30:19 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」チャプター2−2 アシュリーは誰?
カチャカチャカチャ・・・
偽「これをこうして・・・・・よし!」
ウィーン・・・
s「よし!ひらいたぞ!」
ガチャ
?「ま、また来た!」
気「待って下さい!」
?「何よ!来ないで!」
s「おちつけ!俺等はあいつらの仲間じゃない!」
?「じゃぁ何よ!言ってみなさい!」
気「俺は気ちがい、こっちはsssさんだ!あっちに偽りの初心者さんもいる!!」
?「ちょ・・・今なんて・・・?あなた達まさか・・・」
偽「そう、俺たちはあの掲示板の住民だ・・・あなたは・・・もしかして」
ド「ドロップよ・・・そういう名前で投稿しているわ・・・」
偽「あったりぃ!」
3人は今まで起きた出来事を説明した。
ド「・・・・・うそぉ・・・じゃぁ私はアシュリーの変わりで・・・」
気「信じがたいことなのですがそういうことです。」
偽「まぁ進むしかねえんだな・・・」
s「よっと・・・」
ド「やっ!」
気「あれが出てきますよ・・・」
偽「そうだね・・・」
?「その娘を返してもらおうか」
s「(来たよ・・・奴が)」
偽「よう!オズムンド・サドラー!!自称教団のカリスマちゃんっ!!」
サドラー「おぉ・・・私のことを知っているのか・・・フッフッフ・・・
それなら話は早い・・・・・命は助けてやる・・・・・その娘を返したまえ」
s「嫌だと言ったら?」
ガチャ、サササ・・・カチャ、カチャ、
邪教徒が数名はいってきてボウガンをこちらに構える
ド「おきまりの展開ね・・・やばいんじゃない?」
サドラー「君たちに拒否権はないのだよ」
気「それはどうかな?」
サドラー「・・・なに?」
ヒュウウウウウウウウウ!
サドラー「何だこれは・・・うわぁ・・・」
s「ありゃ、みんなして氷付け・・・」
雪女「皆さん!早く!!」
ド「あなたは誰!?」
気「大丈夫です、味方ですよ」
バタン! 5人は教会を出てドアを閉める、
偽「ふぅ・・・」
s「助かったぜ・・・」
「アァガウェーロ!!」
「ウッタァスタァオォ!」
気「わ!こちらに気づいた!」
ド「げ、ゲームの通り・・・ガナードがあんなに!!」
偽「ドロップさんここは俺たちに任せろ!」
ド「まかせろって・・・」
偽「俺はあの爆発物を撃つ!sssさんと気ちがいさんは死ななかった敵を頼むぜ!」
s、気「オッケー!」
偽「とりゃぁぁぁ!!」
ズダダダダダダダダ・・・!!
ド「・・・すごーい・・・ところであなた誰?」
雪女「私は雪女って言います」
ド「・・・・・・・・それ名前なの?」
雪女「え゛・・・(確かにこの任務遂行用コードネームは名前として不適切だな・・・)」
偽「敵は全部片づけたぞ!」
s「ん?そういえば青コインは??」
雪女「あ、暇だったので全部私が壊しちゃいました・・・いけなかったでしょうか?」
気「いやぁありがたいです!」
s「なんか武器商人からもらえるのかね・・・」
仲間にドロップが増え5人は地下へと進んだ。
- 224 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:30:51 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」チャプター2−2 武器商人がいない!?
偽「あれ・・・?」
s「どうした?」
気「ここって確か・・・」
偽「あぁ、武器商人がいたよな・・・」
ド「そういえば・・・」
気「さっきのエルヒガンテの前のところもいませんでしたよね?」
ド「・・・・・うそぉ!」
s「さっきもそうだが、何か嫌な予感がするな・・・」
偽「あぁ・・・」
カチャ・・・
偽「さて、この扉を開けたら村だな・・・」
s「一気に突破するか?」
偽「だな・・・弾数も考慮しなきゃな。」
気「そういえば俺たちの貰った銃って弾どうなってんだろ?」
s「!言われてみれば・・・あとゲームだとブラーガ産み付けられてるって言う設定が・・・」
偽「・・・・・今度まとめて天の声に聞いてみようぜ・・・いつになるかわからないけど・・・」
ド「天の声って・・・あ、さっき話した?」
偽「そうそう・・・よし、みんな行くぞ!罠には気をつけろ!!」
バタン!
「わぁーーーーっ!!」
・・・・・・・・・・・・・・
甲「む、また武器商人がいないぞ・・・どういうことだ?」
「言っていませんでしたね・・・さっきのエルヒガンテの前の場所にはコント×55号さん、そしてこの場所には元は8wさんがいました。」
甲「・・・なんだって!どういうことだ!」
「悪しき者達に連れさらわれたのでしょう。」
甲「あのかぐらづきっていう姉ちゃんか?」
「いえ、きっと違います・・・あの方もきっと記憶を操作されているのでしょう」
甲「お前が言いたいのはあの3人の上にボスがいるいいたいのか?」
「・・・多分そうだと思います」
甲「・・・・・・ところで・・・」
「どうしました?」
甲「何かお前と話にくいんだよな・・・名前おしえてくれない?」
「私はエイダ・・・」
甲「えっ!!お前エイダ!!?」
サラン「・・・間違えました。私の名はサラン・ストレイル・・・」
甲「・・・だよな・・・声、ゲームと全く違うし・・・
で、サラン?俺はこれからどうすればいい??」
サラン「あの3人の後を気づかれないように尾行しなさい・・・あと可能ならば8wさ、コント×55号さんを元に戻すのです・・・かぐらづきを含め、あの3人はきっとまたあなたの前に現れるでしょう、」
甲「・・・だな・・・ま、俺はお前を信じるよ・・・」
サラン「・・・・・・・」
- 225 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:31:23 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」チャプター2−2 農場にて
「アァリィィッサァァァァ!」
気「ドロップさん早く!!」
ド「・・・よっと!」
s「あの門をよじ登って・・・・・罠が・・・」
偽「えぇい!ちょこざいわ!!」
ウィーーーーン、ズダダダダダダダダダダ!!
カチ、カチ、カチ、カチン!
ド「すごい・・・トラバサミが全部使い物にならなくなっちゃった・・・」
偽「俺が土台になる!早くのぼるんだ!」
「ロッパイノペラペラソース!!」
雪女「敵が・・・」
s「後ろは俺に任せな、食らえ!空中散弾!!」
ドン、・・・ズダダダーン!
「おぉ・・・」
s「ふ、ざまあみろ!」
雪女「あけました!」
ガタン、
偽「よし!みんな急げ!!」
バタン!! カタン、
雪女が再びカンヌキを扉にかける。
雪女「これでよしと!」
偽「武器商人!」
?「あぁ、あなた達が・・・」
s「?」
?「偽りの初心者さんや気ちがいさん達ですね?」
偽「え?なんで知ってる!」
クマ「俺はあの掲示板のクマです。こんにちは・・・否、こんばんわ・・・」
気「クマさんでしたか!・・・なんで知ってるんですか?」
ク「俺もよくわからないのですけど・・・どこからか変な声が聞こえて・・・いろいろ言ってくれたのですけど簡単に言えば掲示板の3人が来るから弾薬を補充してやりなさいって・・・」
ド「ふぅん・・・クマさんもなんだ・・・」
ク「あれ?あなたは・・・ドロップさん?もう一人は・・・」
ド「私は正解、こっちは雪女っていうんだって」
雪女「こんにちは、ちょっと気になったんですけど変な声ってなんですか?偽りの初心者さん達の言ってたのと同じですか?」
偽「わかんねえけど多分そうだろ、俺等にもいろいろ助言してくれるんだよ、姿が見えないって言うのが怪しいけど・・・・・
若い女の声だろ?」
ク「そうだったな。」
雪女「(ぬかった・・・謎の敵と一緒にAWD−003に知らせておくべきだった・・・)」
ク「じゃぁ弾薬を補充しますね・・・このプラグをこうして・・・・・・・」
偽「え゛・・・」
s「これって・・・」
ク「できた・・・皆さんこのランニングマシンに乗って下さい。そうすれば充電されますよ」
偽「自家発電・・・」
s「ていうかこの銃、電気で動いてんだ・・・」
気「タダですので良かったじゃないですか、さ、さ、乗りましょ皆さん」
3人「ウオォォォォーーーーーーーーーーー!!!!」
1時間後・・・
ド「あ、あの・・・変わろっか?」
ク「俺も変わろうか?」
偽「い、いや・・・そういうわけには・・・ハァハァ・・・」
雪女「でも苦しそう・・・」
更に1時間後
銃が充電完了の合図を点滅させる
s「つ、疲れたぁ・・・」
気「も、もう駄目だ・・・」
ク「よかったですね、俺はついてこれないみたいですがこの先がんばってください」
偽「・・・いや・・・クマさんあの家までは一緒だ」
s「え、だって・・・」
気「そうか・・・もうじきここはガナードが」
偽「天の声もなんも言ってこねえから大丈夫さ」
どこからか声が聞こえる
「しかたありません・・・あの家の中までですよ・・・」
ド「あ!聞こえた!!」
雪女「え、えっ・・・!(何!?私は何も聞こえない!!どういう事!?聴覚中枢が壊れたか?)」
偽「ちょっとまてい!天の声!!お前に聞きたいことは山ほどあるんだ!!ちょっと耳かせぇ!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
- 226 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:31:56 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」チャプター2−2 のんきで食いしん坊な爆発狂
「アァーガウェーロ!」
「ヤロケイツケネスカフェ!!」
s「や、やべぇ!」
ド「ついに来た!!」
偽「皆!小屋の中に!!・・・くそぉ覚えてやがれ天の声!!」
四方八方からガナードの群れが・・・
6人は小屋へと急いだ
偽「・・・よし!中には誰もいねぇ!!」
不「あぁ皆さんおそろいで!こんな雨の中でさぞ冷たかったでしょう?ささ、こっちに来て暖まって・・・モグモグ
ポテトチップスと午後●ィーもありますよ!!あ、あとこっちに・・・」
s「こんな時にのんきだなぁ・・・」
ド「あれ誰?」
気「不知火さんですよ」
ク「へぇ・・・」
ド「不知火さん?あれが??こんにちは、ドロップです」
ク「俺はクマです」
雪女「(不知火・・・確か我が組織の・・・)」
不「こんにちはドロップさん、クマさん・・・モグモグ」
偽「不知火さん!いつまで食べているんだ!!外の状況みるんだ!!!」
不「おぉっとそうでしたねぇ・・・」
偽「俺等は戦える、不知火さん何か武器は!?手伝ってくれ!!」
不「いえいえ、私一人で大丈夫ですよ・・・」
s「・・・え?」
不「この5連装無限ロケットランチャーさえあれば怖いもの何てありません、というわけで皆さん危ないので絶対外に出ないで下さいね。」
気「やっぱりそうか・・・俺たちが捕まっていたところの近くがあんな黒こげになっていたのは・・・ってか5連装!?」
ド「でも流石に一人じゃ・・・」
不「いいえ全然大丈夫です!」
ドンドン!
不「おぉっと、お客さん達がドアをノックしてますね・・・それでは・・・イッツゲームタイム!」
そうすると不知火は階段をかけていった
ド「大丈夫かな、不知火さん・・・」
偽「こっから外の様子が見られる・・・やばかったら俺等も行こう・・・」
ク「でもいくら無限ロケランとはいえ」
ズドーーーーーーーーン!!!
ク「うわ!」
不「とりゃぁぁぁぁ!撃滅!!」
プシュゥ・・・ズドーーーン、ズドーーーン!!
偽「・・・・・大丈夫そうだな・・・・・」
不「4時の方向より敵巡洋艦多数接近!距離4万宇宙k!!1番から3番主砲発射ぁ!!!(* ゜∀゜)アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャァァァァァァァァァ!!」
ド「何言ってんだろ・・・」
気「不知火さん完全にアヒャってますね・・・」
10分後・・・すさまじい連続爆発音は鳴り止んだ・・・
不「みなさん!敵艦隊は全滅しましたよぉ」
s「ありがと不知火さん・・・でも鼓膜が破れるかと思った・・・」
バタン ドアを開ける
偽「ふぅ・・・やれやれ・・・あの時と同じだな・・・黒こげだよ・・・」
雪女「(国を一つ破壊できるな・・・ん?)」
不「それでは皆さんまたお城で会いましょうねぇ!!」
気「さよなら!ありがとう!!」
- 227 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:32:27 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」チャプター2−3 どっちにすすむ?
ク「・・・・・・・あ、忘れるところだった・・・」
s「何?」
ク「青コイン全部壊したでしょう?これを差し上げます」
偽「おぉ!!・・・これは!マインスロアー!!?」
ク「多分ただのマインスロアーではないと思います・・・・・・俺が出来るのはここまでです。皆さん頑張って下さい!!」
気「いろいろありがとうございます。クマさんも気をつけて・・・」
偽「このマインスロアーはまだ武器をもっていないドロップさんが使うと良いよ」
ド「いいの?ありがとう!」
雪女「(この信号は・・・)」
s「さてと・・・ここはエルヒガンテルートと村人ルートだな・・・どっちに進む?」
雪女「(まずいわ、今村人ルートに行かれたら・・・)」
偽「良くわかんねえけどこの銃って電気で動いてるんだよな?節約するためにもエルヒガンテルートの方が良いんじゃねえか?」
気「そうですね・・・」
ガチャ、ガガガガガガ・・・エルヒガンテルートへの道が開く
偽「さあて行くかい!sssさん、また体内散弾砲頼むぜ!」
s「OK!」
雪女「・・・・・・・・・・・・(ほ・・・)」
気「・・・?雪女さん?早く行きましょう」
雪女「え?あ、はいはい・・・」
ガガガガガガ、バシン!! 突然エルヒガンテルートへの門が閉まる! 雪女は一人取り残された
ド「え!?」
偽「しまった!」
雪女「え、え、え、ど、どういうことぉ?」
s「レバーだ!真ん中のレバーを動かすんだ!」
雪女「は、はい(AWD−003うまくやってくれたみたいですね)・・・・・・・
だ、駄目ですビクともしませんよ!!(なぁんちゃって・・・)反対側の門なら開いてます!」
気「そっちは駄目です!」
偽「待ってろ、今俺が門を破壊して・・・」
ド「ねぇねぇ・・・あれって・・・あのたいまつって・・・」
s「・・・が、ガナードだ・・・数え切れないくらいウジャウジャいやがる・・・」
偽「戻ってきたのか!不知火さんがいるならともかく今あの量は相手にできねぇ!進むしかねぇ!!」
雪女「わ、私反対側から行きます!後で合いましょう!」
気「気をつけてくださいね!!」
バタン、 4人はエルヒガンテルートへの門を開けていってしまった。
雪女「・・・・・・・・・さて・・・私も行かなければ・・・別の理由で、だけど」
- 228 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:33:02 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」チャプター2−3 我が名は牛若丸
不「・・・・・・・・・・みんないなくなっちゃいましたか・・・」
?「あら、屋根の上にいたの」
不「あぁ、おばはん。さんご苦労様です。下にいるとガナードがやっかいなのでして・・・」
おばはん。「そうね・・・」
不「あ、そうそう!鹿児島産黒毛和牛ステーキ風味のギザギザ切りポテトチップスと厳選された自然水から抽出されたすごい強炭酸の三ツ矢サイダーあります?ついでにツナマヨおにぎりも」
お「・・・あるわけないでしょ!」
不「だって私生まれつきたばこもお酒もNGなんですよ・・・ルイスみたいに出来ませんよ」
お「・・・・・・・・・・・・あなた・・・怖くないの?」
不「何がですか?」
お「・・・あなたはお城で・・・」
不「あぁそのことですか・・・まぁ怖いといったら怖いですね。まぁ運命(さだめ)ですから仕方ありませんよ」
お「そうね・・・AWD−002の具合は?」
不「それほど問題ないみたいですよ、あれで不具合があるというのだから信じられませんよ。そういえばおばはん。さんはこちらの世界で何かしました?」
お「あんまり詳しく言えないけど、村長の所で3人を村長から助けたわ」
不「・・・・・・・・おばはん。さん、教えてくださいよ・・・貴方がこの世界に来て入っている組織って・・・」
お「それは聞かない約束でしょ?」
不「そうですか・・・それじゃ・・・私はもうちょっと暴れますよ・・・また合いましょうね」
お「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
村人ルートにて
雪女「さてと・・・あ、あれは」
チェンソ姉「あぁぁぁあああぁぁぁ・・・」
*「よしチェーンソー姉妹を倒したぞ!」
?「・・・弱いな・・・」
△「だ!?誰だお前は!?」
牛若丸「我が名はAWD−003、任務遂行用コードネームは牛若丸だ・・・最も貴様等全員死ぬ運命にあるのだがな・・・」
#「なんだと!」
*「俺たちの力!見せてやるぜ!くらえ、一斉射撃だ!!」
△「了解!」
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!!!
牛「笑止!」
キンキンッキンキインキキンキンキキン!!!
*「え・・・」
△「弾丸を全部刀で切り落としただと!?」
#「化け物がぁ!くらえ!!ロケットランチャァァァァ!!!」
ピシュウ! ドーーーーーーーン!!!
#「やったか!?」
△「煙でわからねぇ・・・ん、人影!?」
牛「おわりか?・・・低能力者共。」
*「な、無傷だと!!?」
牛「目標補足、排除開始」
△「!!」
*「き、消え・・・」
ズバシュ、ズバシュ、ズバシャァー!
*、#、△「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
3人の首が転がり落ち地面を赤く染めていく
牛「ふん、他愛ない・・・」
雪女「任務中でしたか・・・牛若丸が任務遂行用コードネームですか・・・」
牛「AWD−002か・・・そんなものは我らがコミュニケーションを交わす上ではなんの役にも立たんがな」
雪女「・・・そうですね・・・AWD−003・・・あとターゲットのあちらへの誘導感謝します。」
牛「こちらのことをばれないようにやれという命令にそっただけだ」
雪女「あと今のところ戦闘機能には問題ありません、自己修復型サイバーセルも正常です・・・あ、無線携帯端末は持ってきましたか?」
牛「あぁその件だが製作に時間がかかるようだ、まぁ我らと違って簡単な構造、集積回路からなっているからもう少しで出来るだろう。謎の敵については隊長殿が直属で調べるそうだ、また襲ってきた場合は容赦なく排除しろ。無線携帯端末ができるまでターゲットに付き故の任務を遂行せよ、と隊長殿からの命令だ」
雪女「わかりました・・・とこそでこの3人は・・・?」
牛「ターゲット達とは同じ世界でも別の場所からやってきた低能力者共だ・・・我の任務は主にそのもの共・・・つまり邪魔者の排除だ」
雪女「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
牛「行け、AWD−002・・・次合うときは無線携帯端末を持ってくるだろう、より細かな指示を与えられる」
雪女「はい・・・」
- 229 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:33:34 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」チャプター2−3 誰が行く?
「ウオォォ? オオオオ!? ォォォォォォーーーー!!!」 ドダーーーーーーン!
s「さすが体内散弾砲だぜ・・・エルヒガンテが一撃かよ」
偽「えぇっと・・・あった、古びたカギ!早いとこ行こうぜ!」
ガチャ ギギィ・・・ 門を開け先に進む4人
ク「おぉ!皆さん、また会いましたねぇ」
気「あぁ!クマさん!先回りしてたのですか?」
ク「そうだよ、あれ?一人少なくありません??」
ド「雪女ちゃんはちょっと訳あって村人ルートの方から行ってるのよ」
ク「えぇっ!一人で!?」
偽「まああいつだったら敵の動きを止めるのは得意だから大丈夫だろう」
s「流石にまだ来てねぇみてえだな」
気「あ・・・どうでしょう?戻ってくるまでに村長の所行くっていうのは」
ド「・・・でもそれってこっちにも何人か残んなきゃ駄目よね?」
s「チームを二つに分ける、か・・・」
気「・・・ちょっと気づいたのですが・・・あれを見てください」
偽「え・・・・・あ!ゴンドラが一つしかねぇ!しかもワイヤーが一つしかない!?」
s「しかもよく見たら手コキ式の古いヤツだし!!」
ク「ゲームじゃ何個もあったのに・・・」
ド「手コキ式・・・つまり村長の所へは一人しかいけないって事ね・・・」
偽「・・・誰が行く?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
s「・・・俺が行く」
気「sssさん、でも相手は・・・」
s「わかっている、でも考えてたって先に進めねぇ、それに俺のショットガンだったらいろんな戦い方が出来るだろ?何とかなるだろ」
偽「・・・そのとおりだ・・・しかし・・・」
気「村長は強いですよ!みんなで行きましょう」
ド「でもゴンドラは・・・」
気「あぁ、そうだった・・・」
s「まぁ任せろ」
そういうとsssはゴンドラに乗り込んだ
s「必ず戻ってくる!」
偽「・・・・・死ぬなよ」
ド「気をつけてね」
キィコ、キィコ、キィコ、キィコ・・・
s「やれやれ・・・戦う前から疲れるぜ・・・」
- 230 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:34:05 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」チャプター2−3 俺等は貴様達の力がほしいのだ(前)
偽「さて・・・俺等は雪女を待つとしようか。」
ド「ね・・・・・ねぇ・・・」
気「どうしました?」
ド「か、体が痺れて動かないんだけど・・・」
ク「へ?あ、あ、お、俺も・・・何だこれ・・・変な感じ」
気「えぇ!・・・・・え!?お、俺もだ!!」
偽「くそ!俺もうごかねぇ!!どういうことだ!?」
か「ふふふ・・・私のかなしばりが効いてるようね・・・」
偽「・・・だ、誰だ!」
気「あぁ!お前はさっきの!!」
コ「また会ったな愚民共」
8「それにしても、かなしばりか・・・タダの電磁波だろ?」
か「う、うるさいね!そういう夢のないこと言うな!私がこのチームのリーダーなんだからね!」
8「ちょっと待てや、それは間違ってるだろ!?」
コ「聞き捨てならんな・・・俺がリーダーだろ?」
8「いや、俺だ!」
か「私よ、私!」
コ「少なくなくともお前は偽りのリーダーだ」
か「な、なんですって!?」
コ「ふ、俺は裏のリーダーだ」
8「じゃ俺は影のリーダーだな、きさらぎが真のリーダーかな?」
か「あぁもう!うるさいわね!勝手になさい!!」
8「わかりましたよ、偽りのリーダーかぐらづき様」
か「まだ言うか、8w!」
ド「え?」
気「いま8wって・・・」
偽「おい!8wさん!俺の名は偽りの初心者だ!あの掲示板の!!」
8「掲示板?何のことやら・・・」
偽「・・・おい女!かぐらづきとか言ったな!8wさんに何をした!?」
か「まぁ厳密に言うと私じゃないけどぉ〜・・・ちょっと頭をいじらせてもらったわ、私の横にいるコント×55号もね」
コ「・・・よけいなことを言うな」
ク「何だって!?」
偽「くそぉ!貴様ぁ!!何が目的だ!!」
- 231 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:34:40 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」チャプター2−3 俺等は貴様達の力がほしいのだ(後)
か「・・・・・あなた達がほしいの!」
ド「え・・・」
気「それって・・・・・」
か「特に偽りの初心者!あなたの全てが私たちが望んでいるのよ!」
偽「・・・・・・・・・・・・・・」
ク「・・・・・」
8「・・・おい」
か「何よ!」
コ「今の発言、変態にしか見えんぞ・・・それに俺等を巻き込むな」
偽「・・・・・・・・・変態クソババア」
か「ぬぁぁんですってぇぇ!!」
コ「訂正しよう、俺等は貴様達の力がほしいのだ」
偽「そういうことかよ・・・じゃなかった、何でだ!」
8「まぁ簡単に言えば俺たちの組織の星間戦争の戦力になってほしいんだ。」
コ「他の人間達は下等生物だ・・・今の貴様等もな・・・」
ク「なんだと・・・星間戦争!?」
コ「だが今のままでは下等生物の貴様等から他のものとは違う異質で強大な力を貴様等から感じるのだ・・・だから俺等が捕獲して高等生物に、そして戦闘兵器にしてやる、ありがたく思え・・・あと変態クソババア、貴様の疑いを解いてやったんだからありがたく思え」
か「うっさいよっ!」
偽「ふざけんな!俺等はお前達の道具じゃねえ!お前等のいいようにはいかないからな!」
か「その台詞はかなしばりを何とかしてからいうべきね」
偽「くっそぉ〜・・・」
8「さて、このまま持ち帰るか・・・」
気「待て!俺たちを兵器にするなら、何でさっき殺そうとした!」
コ「細胞さえあればいくらでもクローンを作れるからな・・・それに持ち帰りが簡単だ・・・」
気「お前等は・・・」
ク「うぅ・・・」
ド「も、もう駄目なの・・・」
偽「くそぉ、動け、動けぇ!動いてくれ!!」
8「気持ちはわからんでもないけどね・・・あきらめな」
か「そういえば白いヤツとsssだっけ?いないわね・・・」
コ「・・・あとで捕獲だ・・・楽な仕事だろう・・・」
か「さぁて、ちゃっちゃと持ち帰って原型とどめないぐらい記憶を操作しちまおうよ、私のことを変態クソババアっていった罰よ」
8「あながち間違っちゃいねえだろ」
か「何かいった!?」
8「別に」
偽「(もうだめなのか・・・)」
ズバシュゥ!
か「うわぁっ!!」
コ「・・・なんだ!?」
狼「ガルルルルルル・・・・・」
偽「あ、あの時の狼!!・・・・・か、体が動ける!!」
8「またこいつか!ちくしょう!喰らいな!!」
8wは狼にナイフを数十本ものすごいスピードで投げつけた
シュシュシュシュシュシュ! ダダダダダ!! しかし全てのナイフをかわす
気「す、すごい・・・何というスピードだ」
コ「かぐらづき!貴様はサンプル共の捕獲を・・・」
ド「あなた達の好きにはさせないわ!!マインスロアー発射!!」
コ「ぬかった!」
ドーーーーーーン!!
ク「当たった瞬間・・・すごい爆発力・・・」
コ「ゲホッゲホッ・・・・・ん?ここは・・・」
8「大丈夫か!?バリアのおかげで助かったんだな・・・」
偽「あの爆発で平気だと!?」
か「うぅ・・・いててて・・・・・」
8「ここはひとまず撤退だ!!」
か「そ、そうね・・・うぅ痛!」
コ「・・・・・・・・・・・・俺は・・・」
か「何してんの!早く行くわよ!!」
コ「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
偽「・・・助かったな・・・」
狼「・・・・・・・・・・・・・・・・」
気「また助けてくれましたね・・・狼さん」
狼「・・・・・・・・・・・・・・・・」
ド「あ、行っちゃった・・・あの狼ってエルヒガンテのところで助けてくれた例の狼?」
偽「・・・そうだ」
雪女「皆さぁん!!」
ク「あ、戻ってきた」
雪女「・・・ど、どうしたんですか!?」
偽「・・・まぁいろいろあってね・・・実は・・・」
- 232 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:35:13 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」チャプター2−3 村長 VS sss
バタン!
s「やい!村長!でてきやがれ!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
s「・・・・・後ろか!?」
バシ!
s「うわ!グゥゥ・・・」
つかまれ投げ飛ばされ天井にたたきつけられる。
s「うぅ・・・いってぇ・・・」
ギギギギギ 村長は後ろを向いたかと思うとドアをレバーをねじ曲げた
s「・・・・・ふん!こっちにきやがれ!!八頭身ハゲ!!」
村長「うぉぉ!!」
s「来たな!」
バン! ドーーーーーーーン!
sssが放った単弾がドラム缶に引火し爆発する
s「さあて・・・こっからだな・・・」
シャキーン!
村長「ウォォォ!ウオオオオォォォォォォォォォォ!!!」
s「勝負だ!15頭身背骨ハゲ!!まずは体内散弾砲を喰らえ!!」
バン! ズダダダダン!
村長「うおお!?」
s「ありゃ?あっけない・・・もう上半身だけか・・・大変なのはここからだな・・・来い!二頭身だけ上半身ハゲ!」
バン!
s「くそ、流石にすばしっこいな・・・動きを止めよう、散弾砲発射!」
ダーーン!!
s「ん!?ど、どこいった!!?」
後ろに何か気配を感じる・・・
村長「うぉぉ!」
シュン!! sssに向かっておもいっきり手を振るった
s「うわぁぁぁぁぁ!」
攻撃はかわしたもののショットガンが投げ飛ばされる、
s「くそぉ・・・主力武器が」
地面に降りてきてこちらにゆっくりと這ってくる村長、追いつめられるsss・・・
s「・・・も、もう駄目だ・・・・・」
村長「・・・・・・・・」
s「・・・フフフ・・・・・馬鹿め」 カチッ!
村長「・・・ーっ!?」
s「油断したな!くらいな!手榴弾だ!!」
sssは手榴弾を投げ、その場にとっさに伏せた
ドーーーーーーーーーーン!!
村長「うあ、うあぁぁぁっおおぉぉぉ!」
村長は血を吐きその場に動かなくなった・・・
s「死んだかな・・・?」
sssは足で軽く村長を蹴った
s「・・・終わった・・・・・これが義眼だな」
ショットガンを拾い、手榴弾で壊れた隙間から外に出た。
s「ふぅ・・・とんでもなかったな・・・・・・・・あ、27さん!!」
2「あ!sssさん、村長を倒したんですね!どうしでした、手榴弾は?」
s「いやぁ、なかったら間違えなく今こうやって話せなかったわ・・・本当にありがとよ。命の恩人だよ」
2「いえいえ、それではこの先も頑張ってください!」
s「あぁ!じゃあな!!」
- 233 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:35:45 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」チャプター2−3 その名はリヘガ・ラドール
き「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・」
?「う〜ん・・・駄目だなぁ拒絶反応ばっかりだ・・・これ以上強化は出来ないか・・・」
き「・・・・・・・・・・・・・・」
?「ん、きさらぎ?」
き「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
?「あ〜あ、死んじゃったよ・・・かぐらづきの記憶を書き直さなきゃな・・・面倒なことになるね・・・ん?彼らが帰ってきたみたいだね・・・きさらぎの死体を処分しないとな・・・」
8「ラドール様」
ラドール「どうだい?サンプルは持ち帰れたかい?」
か「申し訳ございません、失敗しました・・・次こそは必ず・・・!」
ラドール「・・・いいよいいよ、まだ先は長いからいくらでもチャンスはあるさ、あ、そうそうかぐらづき、」
か「なんでしょうか?」
ラドール「君は調整が必要だこっちに来てくれ・・・あ、2人はもう休んでて良いよ」
8「ハッ!わかりました、」
コ「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
8「コント×55号、俺は先に寝てるぜ・・・」
コ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
8「どうした?聞こえたか?」
コ「・・・・・・・・・・・あ?あぁ・・・」
コ「俺は・・・俺は今まで・・・・・・・くそ!!みんな、本当にすまない・・・・・だが・・・どうすれば・・・」
一人廊下を歩き考えるコント×55号・・・
コ「・・・ん・・・何だ、ここはラドール様、いやラドールの実験部屋だが」
個室のドアの隙間から何かが見える・・・
ラドール「かぐらづき・・・かぐらづき・・・」
コ「ん!?あれは!!」
ラドール「きさらぎは死んだんだよ・・・」
か「きさらぎ・・・私の妹は・・・・・妹は・・・死んだ・・・死んだ?」
ラドール「そう、殺されたんだよ」
か「殺され、殺された・・・殺された・・・殺された?誰に??」
ラドール「サンプル達だよ」
か「い、偽りの初心者、sss、気ちがい・・・あいつ等が・・・私の妹を・・・・・殺した?」
ラドール「そうだよ、許せないだろ?だからあいつ等を連れてくるんだ、そして原型止めないくらいに改造してしまおうよ。」
か「・・・・・・・・・・・・・・・・」
コ「あれが・・・あれがあいつのやり方か・・・ひどすぎる・・・・・??きさらぎが死んだだと!?・・・・・このままでは8wさんも・・・」
コント×55号は急いで8wの寝ている部屋に向かった。
コ「おい!起きるんだ!!」
8「・・・・・ん?なんだ、どうした?」
コ「・・・・・ちょっと忘れ物が・・・一緒に取りにきてくれ」
8「???・・・いいけど・・・そんな事だけに起こしたのかい」
コント×55号は8wを連れて基地を出た、そして何もない夜の原っぱに連れてきた。
8「・・・おい、どういう事か説明」
ズドーーーーーン!! 急に爆発が起きる
8「ぅわ・・・」
コ「・・・・・・・・・・・・・」
8「・・・・・・・・・・・・・」
コ「・・・・・・・・・・どうだ?」
8「・・・コント×55号さん?・・・!あぁ!!」
コ「戻ったか?」
8「・・・あぁ、俺は・・・何てひどいことを・・・でも・・・」
コ「俺等のせいじゃない・・・全てはリヘガ・ラドールのせいだ、あいつが俺達の記憶を勝手にいじって・・・俺はドロップさんの放ったマインスロアーのおかげで元に戻ることが出来たんだ」
8「・・・そうか・・・これから俺たちはどうすれば・・・」
コ「まず偽りの初心者さん達と合流するのは無理だろ・・・人数がいっぱいだから即攻撃されるだろう・・・」
8「人数が、あ・・・!甲賀さんか!!」
コ「そうだ、もしかしたら何とかなるだろう・・・・・あと」
8「え、何?」
コント×55号は自分が個室のドアの隙間から見たことを全て話した
8「なんだって!?ひどすぎる・・・そうやって記憶を・・・じゃぁもうきさらぎは・・・」
コ「ラドールの無理な実験の犠牲者の一人になってるだろうよ、もう死んでるだろうね・・・」
8「・・・・・・・・・・」
コ「甲賀さんに会いに行こう・・・何とか俺たちをわかってもらうんだ。」
- 234 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:36:19 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」チャプター2−3 新たなるチーム
「アァガウェーロ!」
「マティオ、ファティオ!!」
「デボイアマタール!!」
偽「ああもう、アリみたいにウジャウジャと!」
s「少しは休みてーよ・・・村長との戦闘、手コキゴンドラ、そして村人からの逃亡・・・もうくたくただぜ」
気「お城に行ったら、休めますよ!!」
雪女「それなら後ろの村人達をカチンコチンに凍らせましょうか?」
ド「どうせだったら逃げようよ、あなたも疲れるでしょ?」
雪女「そうですけど・・・(みんなで走ってる方が疲れると思うけどな・・・)」
5人は橋を渡りきった。
偽「気ちがいさん!目一杯回すんだ!!せーの!!!」
ギギギギギギギギギギギ・・・・・
橋が完全にあがる
ド「これでもう大丈夫ね」
気「ふぅ・・・」
偽「さて一休みしようか・・・」
サラン「あの5人は橋を越えられたようですね」
甲「あぁ、そうだな」
サラン「私たちも城に行きましょうか」
甲「・・・・・・・・・・・・・・」
サラン「・・・コント×55号さんや8wさんのことですか?」
甲「あぁ・・・おもいっきり敵だったな・・・本当に元に戻るかな・・・」
サラン「・・・・・あ!」
甲「どうした?・・・あぁ!!」
コ「待ってくれ甲賀さん!!」
甲「・・・『甲賀さん』だって?」
サラン「あ、かぐらづきがいません!あと甲賀さん!2人の洗脳が解けてます!!」
甲「えぇ!何で!?やったぁ!」
8「ん、なんだこの声は?」
甲「8wさん、あなたにも聞こえるんだ」
コ「俺も聞こえた・・・よかった戦闘は免れた様だ・・・」
8「で、この声ってどこから聞こえるの?」
甲「あぁじゃあ話しますよ・・・実は」
3人はお互いに今自分が知っている情報を話し合った。
コ「へぇ・・・この声はサラン・ストレイルって奴の見えない奴の声なんだ」
8「この声を頼りに今までやってきたんだ」
甲「そうさ、コントさんや8wさんが来たときだって『2人の洗脳が解けてます』って教えてくれたし」
8「なるほどね、納得」
甲「それはそうとそちらはひどいですね・・・その話本当ですか!?リヘガ・ラドールって・・・」
コ「あぁ、この目ではっきりと見た・・・もしかしたらかぐらづきも・・・」
甲「もしそうなら・・・出来ることなら助けたいですね」
8「爆発のショックを与えれば何とかなるんだろうけど・・・どうなんだいサラン?」
サラン「すいません・・・調べておりません・・・しかしまた彼女は我々の前に現れるでしょう・・・」
甲「そうだな、二人を取り戻しに来るだろうね」
コ「で、これからどうするよ?」
サラン「3人で偽りの初心者さん達とは別行動とるのです・・・彼らが危なくなったら助けるのです、でも極力姿は出さないでくださいね・・・」
8「何で?」
サラン「・・・・・・・・・・・・・・・」
甲「まぁいろいろ複雑な理由があるんだよ、聞かないことにしてるんだ、いずれ理由はわかるだろう」
コ「まぁ甲賀さんがそういうなら・・・」
8「じゃぁ城に行こうぜ!!」
- 235 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:36:51 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」チャプター3−1 創造主登場
「ゴヘンロォ、ゴヘンロォ、ゴヘンロォ・・・モリネズミィ・・・」
目の前で邪教徒が2人行き来している、木箱の影から様子を見る5人・・・
偽「投石機か・・・敵も邪教徒になったな・・・」
気「ここは俺のライフルの出番ですね、とりあえず・・・」
バーン!バーン!!
「ウゥ・・・・」
s「よし!行くか!!」
「アイルスタ・・・マァタロゥー!!」
シューーー、ドーン!
雪女「うわ!何ですか、あの火の玉!」
偽「投石攻撃開始か・・・気ちがいさん頼むぜぇ」
気「りょーかぁい!」
ダァンダァン!!
気「ふぅ・・・全員倒しましたね。」
偽「砲台をセットするぜ、よいしょよいしょ」
ガガガガガ・・・ゴドンッ!
大砲が発射位置にセットされる
s「主砲発射ぁ〜!!・・・ってあの人なら叫んでるだろうな」
ド「・・・・・・・・・・・・・・・うぅ」
偽「え?どうしたドロップさん!?・・・あ・・・」
s「いてぇ、頭が・・・体がうごかねぇ!」
雪女「え?え?そんな!私はあんともありませんよ!!」
気「俺もだ・・・何だろう」
偽「またあの3人か・・・」
ド「でも・・・ちがう・・・あの時とは・・・」
?「ふふふ・・・電磁神経誘導結界が聞いているようだね」
偽「っ!?」
s「誰だ!!」
?「・・・ご想像にお任せするよ、ただお前等があった3人とは違う組織の者だということをいっておこう」
気「あ、新しい敵!?」
雪女「(そ、創造主様ぁ!?)」
ド「うぅ、何故こんな事を・・・」
?「ちょっといろいろ様子を見に来たのだよ・・・・・(こいつ等が偽りの初心者、sss、気ちがいか・・・ともかく)そこの白いの!」
雪女「!!」
?「お前は何ともないようだね」
ド「そうなの!?雪女ちゃん」
雪女「・・・えぇ、なんともありませんわ」
偽「!?」
?「・・・」
s「消えた!?」
?「・・・どこをみている」
雪女「・・・うわ」
とっさのところでナイフの一振りをかわす
雪女「(創造主様!?どういうつもり!?)」
?「・・・吹っ飛べ!はっ!!」
雪女「うわ!」
謎の者は手をかざした、同時に雪女は城の尖った屋根にものすごい勢いで吹っ飛ばされたたきつけられた。謎の者は消えたかと思うと雪女のいる屋根に再び現れた
s「何なんだよあいつ・・・敵なのか!?」
ド「また新たな敵が・・・」
?「・・・ここなら声も聞こえまい、適当に戦え!」
キィン! 謎の者はナイフで斬りかかる、雪女は氷の刃で応戦する
雪女「くっ!創造主様、これは一体・・・私を廃棄しに?」
?「ちがうな、無線携帯端末が出来たからお前の様子を見ると同時に持ってきてやったのだ、付け加えると電磁神経誘導結界、空間瞬間移転装置、ATフィール・・・もとい、バリアのテストも兼ねてな。言語機能以外は至って正常なようだな」
キンキンキンキン!
雪女「い、いえ、感情中枢にも少し異常があります・・・意味のない場所で笑ってしまったときもあります、戦闘機能に関しては問題ありません・・・あと謎の声が聞こえるとターゲット達は口にしております。」
カキィン!
?「・・・・・謎の声か、まぁいい・・・・・俺等は近々動く、ターゲットは平均以上に成長しているからな・・・」
雪女「そうなのですか!?」
カキィーン!キィーン!!
雪女「!!」
謎の者はナイフを雪女の首に突きつける
s「わ!や、やばい!!」
偽「(あの二人、何か話をしているように見えるが・・・それに何であいつだけ俺等と同じ体の症状が現れないんだ・・・)」
?「勝負あったな・・・」
雪女「・・・私を廃棄するのですか・・・」
?「いーや、お前にはまだターゲットに付き添ってもらわないと困るのでな」
謎の者は四角い機械を取り出した
雪女「これは・・・無線携帯端末?」
?「あぁ、ターゲット達と行動を共にするから途中で音が鳴ってはまずいだろう、直接思考回路にメッセージ信号が伝達されるよう改造してある・・・」
雪女「ありがとうございます」
?「行け、これ以上俺がでているとお前が怪しまれるからな」
雪女「・・・了解です」
気「消えた・・・」
ド「・・・・・・・あ、体が動ける」
s「何だったんだ一体・・・これが俺が村長と戦っている間に起きたかなしばり?」
ド「ちょっとちがうわね」
気「・・・雪女さん!大丈夫ですか!?」
雪女「大丈夫です、どこも怪我してませんよ」
s「変な奴だったな、結局何もしてないよな」
偽「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(やっぱりこいつは油断できんな・・・)」
- 236 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:37:23 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」 チャプター3−1 卑劣なラドール(前編)
甲「危なかったな・・・」
コ「でも次またあの敵が出て来て攻撃してきたら何も出来ないで見てるしかなくなるな」
8「電磁神経誘導結界、そういてったよな・・・何となくわかるな」
甲「なぁサラン、あの辺一体に電磁波が張り巡らされてて普通の人間がその中にはいると神経が麻痺して動けなくなるっていってたよな?何か対処法ないの?」
サラン「残念ですが私もちょっとわかりませんね・・・あの方が攻撃してこないのを祈るしかありませんね・・・」
8「・・・やっかいですね」
ビシュシュシュシュ! 3人めがけて雷撃が襲う!!
コ「危ない!!」
8「・・・・・今の雷は・・・」
コ「・・・あいつだ・・・早速来たか、かぐらづき!!」
か「・・・甲賀ぁ!・・・・・おまえーっ!!」
8「?・・・な、何か様子が変じゃねーか?」
か「よくも私の仲間の記憶を勝手に操作したね!許さない!!例え殺してでも返してもらう!殺してやる!!殺してやるぅ!!!」
甲「何か言ってることも変じゃねーか!?ってか・・・なんだよ、それ!俺が記憶を操作しただって!?」
コ「おそらくラドールの記憶操作によるものだろう・・・」
サラン「そのとおりです!あまりにもずさんな改造を施したようで人格が狂っているようです、一回のショックでは元に戻らないでしょう!」
8「何だって!?」
か「お前等お前等お前等ぁぁぁぁぁ!殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺ぉぉーーすっ!!」
かぐらづきがまばゆい光に包まれる
コ「何かやばそうだな・・・先手必勝!喰らえ!!」
コント×55号が手榴弾を大量に投げつける
ズダダダダダダダーーーーン!!
甲「やったか?」
か「・・・効くかぁーーーっそんな物ぉ!!大出力無差別放電!!」
ビシュシュシュシュシュシュ!!!
かぐらづきを中心に辺り一面に電撃と閃光が走る!!
甲「うわぁぁ!」
8「・・・うぅ」
コ「ぎゃう!」
か「うぅ・・・ふふふふふ、あはははは!!あーっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!!」
甲「・・・・・・・・・・・・・」
8「・・・・・・・・・・・・・」
コ「・・・くそ、絶体絶命ってヤツか・・・」
- 237 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:37:54 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」 チャプター3−1 卑劣なラドール(後編)
か「・・・あ、安心しろぉ殺しはしない、持って帰って改造する改造する改造するぅ!私の妹の苦しみを貴様等もとくと味わえぇぇ!!」
コ「か、かぐらづき・・・き、聞くんだ・・・」
か「・・・」
コ「お、お前の妹・・・」
か「・・・・・」
コ「きさらぎは・・・こ、殺されたんだ」
か「・・・あぁ知ってるよ、偽りの初心者とかいうやつにな、後であいつ等も」
コ「ち、ちがう!・・・きさらぎを殺したのは・・・ら、ラドールだ!」
か「な、何!デタラメ言ってんじゃないよ!まぁ記憶が操作されてんだ、しかたないなぁ」
コ「記憶を操作されているのは・・・お前だ、俺等は・・・元に戻っただけだ」
か「うるさいわねぇ殺されたいのか?あぁ殺されたいんだな?それがいい殺しちまおう!!そうすれば持ち帰るのも楽だ楽だ楽だ楽だぁ!死ぃね、死ね死ね死ね死ね死ね死ね!!」
コ「・・・っ!!」
か「・・・・・・・・・・うぅ・・・」
コ「・・・っ!?」
か「がぁぁ!頭が、頭が、痛い痛い!・・・・・・・きさらぎぃ」
コ「・・・そ、そうだ!お前はだまされてるんだ!きさらぎは」
か「うるさい!うるさいぃぃぃ・・・その名を言うなぁぁぁ・・・あぁぁああぁぁぁぁ!!痛い痛い痛い痛いぃぃぃぃ・・・て、て、て、撤退だ」
コ「・・・・・・・・・・・・・危なかった・・・」
か「うぅぅぅぅぅ、」
ラドール「帰ってきたね・・・おやおや、手ぶらかい?」
か「申し訳ございません申し訳ございません申し訳ございません、頭が頭が頭がぁ・・・」
ラドール「そうか、それじゃしかたないね、早くこの培養カプセルにお入り」
か「うぅぅ・・・」
ラドール「・・・・・やれやれ・・・きさらぎに関する記憶が裏目に出たか・・・無理に実験して殺すんじゃなかったな・・・まぁ古い兵器で幼い頃からいろいろいじってるからね、そろそろ処分した方が良いかな?」
か「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ラドール「まぁあの二人のことはもうあきらめよう、またきさらぎの名をあげられて変になったら面倒くさいからね。それよりかぐらづきの持ち帰ったサンプルのデータだが・・・実に興味深い・・・偽りの初心者はああにもできるし、こうするとおもしろい戦い方ができそうだし、他のsss、気ちがいもなかなか改造しがいがある。是非ともてに入れたいね・・・そうしたらかぐらづきはもう使い物にならんから毒を打って処分だな。」
か「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ラドール「ふふふ、聞こえるかい?・・・寝ているのだからそんなわけないか・・・さて改造っと」
か「・・・・・・・・(処分?私を・・・処分・・・きさらぎ・・・私の妹は、ラドールに・・・)」
- 238 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:38:24 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」 チャプター3−1 古城内到着
城門前にて・・・
?「こんにちはぁ、またあいましたねぇ」
偽「!!」
気「!?」
不「どうしたんですか?そんな怖い顔して・・・」
ド「なんだ、不知火さんかぁ・・・びっくりした」
s「立て続けに変な敵が現れてさ・・・またかと出てきたのかと思ったよ」
不「そうなのですか!?大変ですね・・・じゃぁ私が少し近道を・・・」
ガチャガチャ 不知火が門の戸を開けようとしたがカギがかかっているようだ
不「やっぱりあいてませんね・・・」
偽「そりゃそうだ」
不「・・・皆さん陰に隠れていて下さい。」
雪女「・・・??」
気「門をぶっ壊すのですか?」
不「あったりぃー!5連装無限ロケットランチャー発射!」
シュシュン・・・ドゴゴーーーーン!! 門が壊れる
不「はい!道は開かれました!」
s「相変わらずだね・・・見事だ」
不「・・・ところで血ぃ吐きました?」
偽「??・・・あ!そういえば!!吐いてない!!」
ド「吐いてないわね・・・ブラーガは大丈夫なのかしら」
不「では、薬を取ってくる必要はないですね・・・それでは!また会いましょう」
気「さよならぁ〜!」
雪女「(ブラーガ・・・設定上人間に寄生して行動を支配する寄生虫のことですね)」
気「そうか、よく考えたらそうだな。ブラーガが体内にいるなら吐血してるはずだ。」
ド「私首に何かされたけど、一度も吐血してないわね・・・」
s「ブラーガは問題ないんじゃ安心して進めるな」
偽「この世界から出られるかどうかは別にしてね・・・とにかく最後まで行くしかないね」
ド「でも何でブラーガ大丈夫なのかしら・・・」
「フフフ、ハハハハハハハ・・・」
s「この声は・・・」
サラザール「アーッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ、イィヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ、アーハハハハハ、ハ、ハ、ウゥ・・・ゲホッゲホッ!ウッ・・・ガァハッ!!」
ド「むせてるし・・・」
サラザール「・・・やぁっと気づきましたね」
偽「わりぃわりぃ、あまりにも背が低いんで気づかなかったわ!」
サラザール「・・・・・・・・・・・・・・・・・死んでも結構です・・・・・・」
偽「おい!待てフケチビ!!」
ド「行っちゃった」
s「まぁいっか、先に進もう。次はガラドールか、」
- 239 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:38:56 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」 チャプター3−1 謎の組織
?「・・・ターゲット共は順調に成長しているようだな・・・」
?「はい、能力は予定値を大幅に超えています」
?「ほう・・・うれしい誤算だな・・・AW・・・」
お「こちらおばはん。、ただいま帰還しました」
?「ご苦労だったな、少し休んでいろ・・・それでinazuma400、AWD−002は問題ないのだな?」
inazuma400「はっ、報告の通りです、AWD−002の機能以外でしたら問題ありません」
?「そうか、こちらでも謎の敵についてわかったことを報告しよう、あれは太陽系外からやってきた異星人の手下だ」
in「異星人?」
?「文明監視機関の幹部の一人リヘガ・ラドール・・・ずっと前にこの仮装世界に進入し我らが連れてきた能力のある人間を捕らえては脳を改造して自軍の星の戦力にするそうだ」
in「なるほど・・・われらが捕らえてきた人数が少なかったこともそれで肯けますね・・・それでそいつ等の対応は・・・」
?「こちらの邪魔をするならば始末すればよい。だが今は問題ではない、むしろターゲットが成長するのに役に立っている、放っておけ、時が来たら奴らの基地を襲撃し今まで捕らえられてきた人間共を奪回する・・・それより不要な人間共の始末を頼むぞ」
in「はっ!AWD−003、004が全力で排除しております、そして現在AWD−005を制作中です」
?「ふふふ、頼もしいな・・・貴様もやっと我が組織になれてきたか・・・」
in「・・・・・・・・・・・」
?「・・・胸につけられたクリスタルの為にか?」
in「・・・・・・・・失礼します」
in「何がクリスタルのために、だ・・・こんな物なけりゃ」
お「気持ちはわかるわ、でも駄目よ。それを下手にいじったら・・・」
in「・・・わかっている!」
お「落ち着いて・・・きっと彼らがチャンスを与えてくれるわ」
in「・・・・・あぁ・・・それに期待するしかない」
お「偽りの初心者・・・救世主達がね」
?「ねぇねぇ、何のお話ししてるのぉ?」
お「大人のお話・・・子供にはまだ早いわよ」
?「そうなんだぁ・・・ねぇお父さん、また遊んできていい?」
in「レイか・・・かまわんよ、存分に遊んでこい」
レイ「本当に?わーい!じゃぁいってくるね!」
お「あれがAWD−004・・・」
in「そうだ、学習型AWD・・・ちょっとした試作品だ・・・人間を殺すことを遊びと勘違いしているがな」
お「・・・怖いわね・・・」
in「試作品だからね、あることのテストだ」
お「・・・自我?」
in「・・・・そうだ、隊長がロボットの自我に興味を持ったのだろう」
- 240 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:39:26 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」 チャプター3−1 妹を思うが為に・・・(前編)
「イィッットオォォォォォォォ!」
偽「こっちこっちぃ♪」
s「ガラドールってこんなにおもしろ奴だったっけ?」
気「目が見えませんからしかないですよ」
雪女「・・・あ、あのぉ〜・・・皆さん?」
ド「こっちにおいでぇ♪」
「イィッットオォォォォォォォ!」
偽「さぁてそろそろ倒すか・・・」
偽りの初心者は気づかれないように回り込みチャージした銃の銃口をガラドールの背中に突きつける
偽「あばよ!」
ズダダダダダダダダダダダダダ!!
「ウウゥゥウゥゥゥゥ・・・」
「ラスタァパー!」
s「邪教徒かい」
気「喰らえ!」
ダァンダァン!
「ウッウゥゥ・・・」
ド「ダイナマイトやボウガンは私に任せて!」
シュ・・・ドーーーン!!
偽「相変わらずすげー爆発力」
s「さぁて・・・このドアの先はちょっと大変だな」
気「まず入ったら中央に5人いますよね?」
雪女「そうなんですか?ならばドロップさんのマインスロアーが効果的ですね」
ド「そうね、じゃ最初は私に任せて」
偽「そだな、後はなるようになれ、だ!行くぞ!!」
ガチャ
ド「受けなさ・・・え?」
ビシュシュシュシュシュ!
か「オラァァァァ雑魚雑魚ど雑魚共!雑魚の分際で小賢しい小賢しい小賢しいんだよぉぉぉ!!」
「ウォォォ・・・」
偽「かぐらづき・・・だっけ」
s「あれがかぐらづきか」
気「・・・この焼け焦げたようなたくさんの邪教徒の死体はもしや・・・」
か「・・・!おぉまぁえらぁはぁ・・・!!」
ド「何かさっきと様子がちがくない?それに一人だし・・・」
偽「そういやコント×55号さんと8wさんがいないな・・・やい!あの二人はどうした!!」
か「お前等お前等お前等お前等お前えぇ〜・・・!!」
雪女「!?」
か「ど、どの面下げ下げ下げてぇそんなことが言える!私の妹を殺し、殺して殺して、ああああげく二人を誘拐して脳をかかか改造してぇ好き勝手やってるくせにぃくせにぃ!!」
s「・・・はぁ?どういうこっちゃ」
か「おぉまえらぁ殺せばきさらぎ戻ってくる!お前等をお前等おぉぉぉぉぉっっ!!お前等が生きているせいできさらぎが殺されたぁ〜・・・!だから私はお前等を殺ぉすぅ!」
偽「・・・前はまだ可愛気があったよな・・・それに言ってることがおかしいぞ」
雪女「精神崩壊しているの?」
か「しぃぃぃねぇぇぇぇぇぇ!!」
かぐらづきが帯電しだしまばゆい光に包まれる・・・
s「・・・何だかものすごくやっばくない?」
気「戻りましょう、逃げましょう・・・」
ド「・・・・・・・・・・・無理・・・」
偽「・・・え?・・・・・・・あ・・・」
雪女「・・・体が動かない!?」
か「さぁて・・・じわりじわりじわりこ、殺してやる・・・まずは・・・」
雪女「・・・!?」
か「おおおお前お前お前だぁ!し、白いのぉ!!くくくぅらぁぁらららぁえぇぇ!!」
ビシュシュシュシュ! 雪女を雷撃が襲う!
雪女「ぅぅ・・・あぁぁぁぁ・・・」
気「・・・雪女さぁん!」
雪女「・・・・・くぅ・・・」
か「ヒャハハハハハハッハ!すぐには殺さない!き、きさら、きさらぎがうう受けたくくくく苦しみお前もとくと味わえぇぇぇ!!お前等も仲間が苦しむ様を見てる見てるがいい!!!喰らえぇぇ!!」
雪女「・・・あぁぁっ!!」
ド「やめてぇ!!」
「ウォォォォ!」
シュゥ─────── ザス!!
か「ぐぁ!」
偽「何?」
s「誰だ、あいつにボウガンの矢を射ったのは!?」
- 241 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:39:57 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」 チャプター3−1 妹を思うが為に・・・(後編)
「ラスターパー!アイルスタ!!」
気「邪、邪教徒!?邪教徒が!!?」
かぐらづきは脇腹に突き刺さった矢を無理矢理引き抜いた
か「おおお、おお前らぁぁぁぁぁ!!じじ、じゃ、邪魔するなぁぁぁぁぁぁ!!!」
ビシュシュシュシュシュシュ!! 巨大な電撃が邪教徒達を襲う!!
「ウッウゥゥ・・・」
気「あんなにいた邪教徒が一瞬のうちに・・・」
偽「おい!体が自由になってるぞ!」
s「に、逃げよう!!」
か「のがすのがすのがすのがすかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「ウオォォォ!」
シュゥッ シュゥッ ────── ザス! ザス!
か「ぐぁぁっくぅ・・・おお前ぇ、お前ええぇぇぇ!!」
ビシュシュシュシュ!
s「いまのうちに!」
ド「待って!雪女ちゃんが!」
偽「・・・とりあえずここを離れるぞ!」
か「うあぁああぁぁぁあああああぁぁぁぁぁぁああぁぁぁぁぁあぁぁぁぁっっっ!!!」
シュシュシュ! バチバチバチ! 辺りは激しい電撃と火花が飛び交う!
気「眩しい!」
偽「・・・!? 気のせいか、邪教徒達は俺たちを援護してるようだが・・・」
s「言われてみれば・・・あんだけの量がいればこっちにだって戦力を送れるはずだ」
ド「・・・・・・・あれは誰!?」
気「あ!邪教徒の中に誰かいる!!」
?「ターゲットの成長の障害となるのものは全て排除する」
か「お前は!お前は誰だ!お前は私の敵か!?」
謎の者は手にした刀でかぐらづきを指し言った!
牛「我はAWD−003!任務遂行用コードネームは牛若丸!!隊長の殿の命で貴様を排除する!」
か「うざぁいぃぃわぁぁ!下等生物がぁぁぁぁぁぁ!!殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやるぅぅぅぅぅ!!」
牛「お前のような壊れた狂者に下等生物と言われるとは笑止千万!!」
か「死ねぇぇぇ!!」
牛「もはや問答無用!覚悟ぉ!!」
ビシュシュシュシュ!! 再び辺りは激しい電撃が走る
牛「雷撃の動きが単調だ!既に見切ったわ!貴様の首、もらったぁ!!」
か「なにおぉぉ!させるかぁぁ!!」
キィ────ン!!
牛「貴様も刀を持っていたか!勝負だ!!」
か「じじじ時代遅れがぁっ!死ねやぁぁ!!しぃね死ね死ね死ね死ね死ね死ね!!」
キィン!キィ────ン!!キィンキンキンキンキンキンッキンキィン!!
偽「・・・レバーを回すんだ!」
ギィコギィコ・・・
s「あれ?ドロップさんは?」
ド「みんな、」
気「あぁ!雪女さん!ドロップさんあんな危ないところから背負ってきたんですか!?」
ド「だって私たちの仲間じゃない!放っておけないわ」
気「そうですね!」
雪女「・・・・・・・・・・・・・・・・」
s「気を失ってるだけみたいだな」
ド「でもさっき電撃を受けたせいで一部皮膚が焼け焦げてるわ」
ガタンッ!
偽「階段が降りたぞ!みんな急ぐんだ!」
s「やっぱ邪教徒は攻撃してこねぇな・・・」
気「この先は泳いでいく、というわけにはいきませんね、ここは二手に分かれて」
雪女「・・・ま、待って下さい、わ、私が水を凍らせて・・・」
偽「気がついたか!」
ド「無理しないで!」
ヒュウゥゥ・・・カチィーーーン 水が凍る
雪女「うぅ・・・」
気「雪女さん!」
s「また気を失ったか」
偽「い、行くぞ!」
5人は凍った水の上をわたりきる
か「このぉぉぉ!逃がす逃がす逃がすかぁぁぁ!!」
ズバシュ!
か「あぁ!」
牛「余所見をするとはな!未熟者が!」
か「邪魔だぁ!この時代劇馬鹿ぁ!」
牛「ターゲット達を追いたいのならば我を倒していくのだな!最も、理性が安定していない貴様に我を倒すことなど不可能だが!」
気「あの牛若丸って人・・・味方なのかな・・・」
偽「わかんねぇな、とにかく行くぞ!」
ガチャ バタン!
牛「ターゲット達は行ったな、勝負をつけよう!」
か「死ぬのはお前だぁ!」
牛「胴あり!」
ズバシュゥ!
か「うぅ!あ゛・・・」
かぐらづきは腹を抱えその場にうずくまった、その腹からは血がにじみ、やがて床を赤く染めていった・・・
牛「勝負あったな・・・精神の乱れがなければ貴様も私と互角に戦えただろう・・・」
か「うぅ・・・・・・・・き、き、き・・・」
牛「トドメめは我らの量産型AWDに任せよう・・・さらばだ!」
邪教徒「ウォォ!」
邪教徒数名がうずくまっているかぐらづきの首に向けカマを振り上げる
か「き、きさ・・・きさらぎ・・・私は・・・私はぁ・・・・・・・い、今・・・そっちに逝くから・・・ね・・・」
邪教徒は鎌を振り下ろした
- 242 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:40:27 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」 チャプター3−2 疑い(前編)
シャンデリアが並ぶ大広間で一休みする5人
雪女「・・・・・・・・・・・・」
ド「気を失ったままだね」
偽「でも俺等は進まなければな・・・」
気「この先邪教徒はたくさん出てきますよね?雪女さんをかついでいくのはちょっと無理がありますよ」
s「だからって置いていくわけにはいかねえしな・・・」
ド「でも雪女ちゃんすごく軽かったわよ、教科書が入ったランドセルよりちょっと重いって感じ」
偽「・・・・・・・・・・・・・」
s「流石、妖怪だな」
?「お〜い!」
気「ん?」
?「ここにはゾンビがいないですよね?邪教徒だけですよね?よかったぁ・・・」
偽「あ、久々の武器商人!」
?「あぁあなた方が偽りの初心者さん、sssさん、気ちがいさん、ドロップさんですか!・・・そこの倒れている人は?」
s「あぁちょっといろいろあってな・・・あなたは?」
ド「わかった!ゾンビが怖い人さんだ!」
ゾンビが怖い人「せいかぁーい!さぁ皆さん充電するので武器を貸して下さい」
気「ま、またランニングマシンで自家発電ですか・・・」
ゾ「いえいえ、ここは流石に古城だけあってコンセントがあるんですよ。充電中は暇なのでちょっと話しませんか?」
6人は今まで起きたことを話し合った
s「じゃ、ゾンビが怖い人さんもクマさんと同じなんだ」
ゾ「そうなんですよ、どっかから声が聞こえて・・・そちらは次から次へと大変ですねぇ!
コント×55号さんや8wさんが敵になってるって本当ですか!?」
偽「あぁ、残念ながら・・・今もそのうち一人のかぐらづきって奴に襲われたんだ、何故かコントさんや8wさんはいなかったけど・・・そういやあいつ、メッチャ狂ってたよな?」
気「あの牛若丸って人も謎ですよね、俺たちをかぐらづきから助けてくれたんですよ・・・邪教徒と一緒にいたのに・・・しかもその時邪教徒は攻撃してこなかったんですよ!!」
s「でも・・・あれは多分敵だろ」
ド「なんで?」
s「まず邪教徒と一緒に出てきた、そして俺たちのことを『ターゲット』って言ってたしな・・・」
気「自分のことをAWD−003ともいってましたね」
ゾ「エイダブリューディーゼロゼロスリー?何ですそれ?」
偽「あの牛若丸って奴が言ってたんだよ・・・AWDって俺等も心当たりがないんだ・・・・・・・ただ・・・」
ド「ただ?」
偽「俺等がこの世界に来てどっかで俺は聞いたことがあるんだよな・・・」
気「え!本当ですか!!俺は偽りの初心者さんsssさんとずうっと一緒にいましたが聞いたことないですよ!」
s「俺もない、気のせいじゃないか?」
偽「・・・・・気のせいか・・・(いや、確かに聞いた・・・デルラゴの湖のところで・・・俺の勘が正しければ雪女は・・・)」
- 243 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:40:58 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」 チャプター3−2 疑い(後編)
ド「あ・・・003ってことは少なくともあと二人はいるって事かしら・・・」
s「ありえるね・・・でもまだ完全に敵と決まった訳じゃないぞい」
偽「・・・わかんねぇことだらけだ・・・あと俺等にいろいろと助言してくれる謎の声・・・俺等を幾度と助けてくれたライトセイバーを口に戦う狼・・・村長の所で助けてくれた赤い女の人・・・わかったことと言ったらかぐらづき達の『俺等の力がほしい』っていう目的ぐらいだな・・・そういや何であいつあんなに変になってたんだろ・・・」
ド「・・・・・・と、とりあえずこの先はどうする?やっぱりいくら軽いとはいえ雪女ちゃんをかついでいくのはきついと思うわ」
気「でも置いていくわけにはいきませんし・・・」
ド「もちろんよ!」
偽「・・・こういうのはどうだ?数人が進んで残った人がここに残って雪女が目覚めるのを待って目覚めたら後を追いかけるっていうの」
s「つまり戦力を分けるって事か・・・危険だけど・・・何とかなるだろ、俺は賛成だ!」
気「・・・それしかないですね、俺も賛成です」
ド「私も・・・私は残るわ・・・」
気「俺も残ります、ドロップさんの武器はマインスロアーなので接近戦は俺がカバーします」
s「偽りの初心者さん、俺等は先に進むか」
偽「・・・そうだな・・・」
ゾ「できる限り僕も看病の協力をしますよ」
偽「決まりだな・・・気ちがいさん、ドロップさん、気をつけろよ」
気「偽りの初心者さんも気をつけて下さいね」
銃が充電完了の合図を点滅させる
s「いくか!幸い鉄格子は開いてる・・・透明ノビスタの相手をしないで済んだぜ」
ギィー・・・バタン・・・
偽「・・・」
s「・・・どうした?」
偽「sssさんどうしても話しておきたいことがあるんだ・・・雪女のことだけど・・・」
s「?」
偽「あいつは何かを隠してる・・・それにさっきAWDって聞いたことがあるって言ったけど奴の口からなんだ」
s「な、なに!?」
偽「完全にじゃないが・・・だけど奴は他にもいろいろ怪しい点がある・・・」
s「・・・・・言われてみればそうだな、城に到着してすぐ会った敵にやられた電磁神経誘導結界、だっけか?あれも何故かあいつだけ動けたしな」
偽「それだけじゃない・・・あれをやった敵と戦っているとき何か話しながらやっていた・・・気づいたか?それにあいつはデルラゴやエルヒガンテの事も知ってたし、爆発に巻き込まれていても無傷だった」
s「電撃は無傷じゃ済まなかったが・・・・・・・・あぁ!!」
偽「どうした!?」
s「そうか!さっきの大広間、牛若丸があいつを助けに来たってことなら邪教徒がこちらに攻撃してこなかったことも説明がつく」
偽「・・・確かに!・・・だけど気ちがいさんやドロップさんにはこれは内緒にしといて・・・」
s「・・・そうだな・・・俺等は警戒だけ怠るな、ってことを言いたいんだな」
偽「そうだ」
ガチャ・・・
「アイルスタ!ラスターパー!!」
偽「ふ、赤邪教徒!覚悟しろ!!」
ド「二人がいっちゃってからかなり時間たったね・・・雪女ちゃんいつになったら目が覚めるかな」
ゾ「そういえば僕救急スプレー持ってますが・・・」
気「そうだ!雪女さん確か電撃を浴びて皮膚が焼けただれてたんだ!!」
ゾ「そりゃ大変だ!速く手当てしなきゃ・・・て、あれ?」
ド「あ!どこも焼け焦げてないわ!さっき確かに焼け焦げて黒くなってたのに!?」
気「ど、どういうこと?」
ゾ「妖怪だから・・・?」
ド「そういっちゃえば納得だけど・・・」
雪女「・・・・・・・・・・・・・・・・」
- 244 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:41:36 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」 チャプター3−2 真実(前編)
?「・・・うぅ・・・あぁ・・・」
?「あ、気がついた」
?「くぅ・・・ここは・・・あの世か・・・・・私は・・・」
甲「俺がわかるか?・・・いいか落ち着いて聞け、俺は甲賀だ、お前はかぐらづきだ」
か「あぁ、そうか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・っ!!!」
甲「ちょ、待て!」
か「お前!私を改造したな!よくもぉ!!」
甲「待てよ!俺にそんな知識ないって!それにもし改造したんならそんな記憶普通残さないだろ!」
か「・・・っ!」
甲「お前間一髪だったんだぜ、邪教徒が鎌を振り降ろそうとしたところを、それを8wさんがナイフで・・・」
か「そう・・・だったのか・・・・・私はお前達に助けられたのか・・・」
甲「そうなるね・・・何か落ち着いてるな・・・何であんなに精神崩壊したみたいになったんだ?」
か「・・・き・・・・・きさらぎ・・・」
甲「きさらぎ?確かお前の妹だよな?」
か「私の、私の唯一の家族だった・・・それを奴は、ラドールはそれを利用して・・・」
甲「お、お前もしかして・・・」
か「・・・あぁ全てわかった、思い出した・・・奴が今までしてきたこと・・・知ってる限り話そう・・・」
甲「ちょっと待て、今コント×55号さんと8wさん連れてくるから!」
8「へっへぇ♪見てよ、これ!2000度の熱を発して相手を切り裂くナイフ!名付けて『高周波熱噴射溶断切断式長身型単分子カッター』!」
コ「俺もできたぜ、ドロップさんの武器を元に作った相手に当たった瞬間爆発する銃『レストレイル』sssさんの空中散弾砲を元に作った手榴弾!」
8「危ねえ物ばっかだな」
コ「大丈夫だ、使いどころは見極めるさ」
甲「おーい!二人ともぉ!!かぐらづきが気がついたぞ!」
コ「ふ、ひさびさだな・・・こうやってお前と話すのは・・・」
か「お前等も相変わらずだね・・・元に戻っても変わってないよ」
8「こうやってみるとかぐらづきって結構かわいいね、どう?将来結婚しない?」
か「ば、馬鹿!お、お前は何を言っているんだ!」
8「おもいっきり冗談っす」
か「・・・8wもそういうところは変わってないね・・・」
甲「いいかな・・・ゆっくりで良いから知ってることを話してくれ」
- 245 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:42:09 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」 チャプター3−2 真実(中編)
か「あぁ・・・まず何故私たちがこの星に来たのか話そう・・・コントと8wは知ってると思うがここの人間という生物の兵器に関する知識はとても優れている。だから自分たちの星間戦争の戦力として役立てるためにその知識を知るためと共に人員を補充にきたのよ」
甲「そうだったんだ」
か「だが問題があった・・・確かに人間は兵器や武器に関する知識はすばらしいけど、肝心の人間はもめ事が起きると互いに死傷者を出してまで争いで解決しようとする。精神や心、思想が未熟と判断されたのよ。故に私たちは人間のことを『下等生物』や『愚民』と呼んでいるわ」
コ「俺がコントロールされていたときによく使っていた言葉だな・・・今思えば恥ずかしい限りだ・・・」
か「よって人間の心、考えの改善が求められた。その時呼ばれたのが心や精神、思想、生物の脳の研究、そしてコントロールまで可能にした研究者にして文明監視官の一人リヘガ・ラドール」
甲「何かだんだん難しい話になってきたな・・・とりあえずその文明監視官って何?」
か「文明監視官はその人の事、機関名は文明監視機関。その名の通り、いろんな星の文明を監視して危険対象に達するレベルを超えたならばいかなる手段で安定を保つ機関のことよ。」
8「レベルって?」
か「そうね・・・他の星を侵略したり、宇宙の崩壊につながるような文明・・・と言った感じだわね・・・だけど奴らもそれを発見した場合は武力を持ってその文明を破壊したりまたは捕まえて自分の戦力にするから侵略と何ら変わりないわね・・・ちなみに私も小さい頃別の星にいたけど奴らに侵略された・・・そこで家族は私と妹以外は皆殺しにされたわ・・・」
8「なんだって!?それじゃやっぱり・・・」
か「えぇ・・・私もあなた達と同じ被害者よ・・・」
コ「やっぱりか、それにしても文明監視機関か・・・すごい偽善者振りだな・・・」
か「そして奴リヘガ・ラドールは研究者でありながら文明監視官にも務めていた。つまり『人間達の兵器に関する知識を手に入れ、人間達を扱いやすいように調整する』という事に打って付けだった。そこで高機動型宇宙艦に乗って地球に派遣されたの・・・私たちは捕まって間もなくでまだ調整が不安定だったから一緒に来たのよ」
甲「なるほど・・・ところでその話聞いているとずいぶん前に来たみたいだな・・・」
か「地球時間で言う15年前だ・・・・・この世界は・・・どうなっているのだ?」
- 246 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:42:42 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」 チャプター3−2 真実(後編)
8「いや、俺等も来てから間もないんだよ・・・この世界の事なんてさっぱり・・・どこだかもわからないしな」
か「そうか・・・」
甲「だけど・・・全部つじつまがあった・・・ところで・・・こんな事聞くのはアレだけど・・・何であんな暴走してたんだ」
か「・・・・・私にとって・・・私の妹きさらぎはかけがえのない存在だったんだ・・・それはラドールも知っていてそれを奴は利用したんだ。」
コ「・・・・・・・」
か「そう!奴は私のことなら何でも知っている!なぜならあいつは私のっ・・・!!!」
甲「・・・・・?」
か「・・・すまん、今のは聞かなかったことにして・・・」
甲「あ、あぁ・・・?」
か「奴は過去に研究の結果、生き物の『何かのため』という感情が兵器として性能以上の能力を引き出す事を突き止めた!それを私ときさらぎに利用したんだ!!」
コ「読めた・・・そういうことか、『きさらぎは偽りの初心者に殺された』と言うことを深層意識まですり込ませて・・・」
か「・・・そういうことだ・・・」
8「本当にひでぇ奴だな・・・悪党の中の悪党、究極の悪党だよ」
か「・・・お前達はこれからどうするんだ?・・・というかあんな腹に深手を負ったのに完全に直っているんだが・・・これは一体・・・」
甲「こっちにも守り神みたいなのがついててね、俺も足を怪我してたんだけど一発で直してくれたんだけどそいつのおかげだよ・・・目には見えないけど・・・」
サラン「こんにちは、かぐらづきさん・・・」
か「うわ!・・・・・・・・・・・・・・・な、なるほど・・・驚いた」
コ「まぁ俺等は偽りの初心者さん達の影の味方だ・・・」
8「俺こういう役回り大好き!かっちょえ〜!」
甲「というわけだ、お前も来ないか?」
か「ありがとう・・・気持ちだけ受け取っておく・・・だけど私には確かめたいことがある・・・きさらぎが本当に死んだか、人間という者は本当に下等生物か・・・他にもたくさんね、私ずっとラドールの研究所にいたからまともに世界って言うのを見たことがない、だからこの目で見てみたいのよ」
甲「そうか・・・」
か「安心して、もう敵にはならない・・・ラドールの的(てき)にもならないわ」
8「うまいっ!!負けた!」
か「ふふふ・・・じゃあね」
甲「・・・さあて俺等も偽りの初心者さん達の後を追おう!」
- 247 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:43:13 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」 チャプター3−2 呪縛の解放
か「・・・・・・・・・・・・・」
ラドール「やれやれ・・・かぐらづきまで落ちたみたいだね・・・しかたないね・・・」
か「!!!」
ラドール「・・・あれ?何かいたような気のせいか・・・」
か「(ハァ・・・危ない・・・それよりどこに行く気だ?)」
基地の廊下を歩いていくラドール、そのあとを気づかれないように尾行するかぐらづき
ラドール「・・・・・・・・・・・」
か「(・・・・・・この部屋は入ったことがない!?)」
ウィ───・・・ 扉が開く
ラドール「・・・・・・・ふふふ、さぁ君たち、目覚めの時間だよ」
か「(!?・・・こ、これは、人があんなに!!?)」
かぐらづきが見たものは部屋の奥まで隙間無く並んだ生物の入ったカプセルの山だった
ラドール「君たちは僕の最高傑作だ・・・あんな失敗作共の足元にも及ばない・・・」
か「(・・・これは全部ラドールが改造してきた人・・・いや、生物たち・・・他の星からの生物もいるし、同じのもいる!・・・クローン技術で量産にも成功してたのか!なんてことなの!!)」
ラドール「さあて、君たちに命令を下すよ・・・おいで」
?「・・・・・・・・・・了解」
?「・・・・・・・・・・了解」
?「・・・・・・・・・・了解」
か「(3人連れてかれたわ・・・)」
ウィ───・・・ 扉が閉まる
か「・・・・・・・・・・・・・・もう一つ・・・」
か「・・・ここが死体置き場・・・」
ウィ───・・・
か「うっ!ひどい臭い・・・」
そこにはおびただしいほどの変死体が所狭しと転がっていた、中には頭に穴が開いている物、蛆が湧いている物、他の生物と頭が替えられ無理矢理縫合されている物、手足をバラバラに切断された物もあった、そしてものすごい異臭を放っている
か「・・・ひどい・・・これ全部ラドールが?・・・・・はっ!きさらぎぃ!!」
死体の中にきさらぎの変わり果てた姿があった、かぐらづきは走りより冷たくなったそれを抱き上げた
き「・・・・・・・・・・・・・・・・」
か「・・・うぅぅ・・・・・やっぱりお前は・・・・・苦しかっただろうに・・・・・・・」
それを抱きかかえかぐらづきは走り出した、そして見晴らしの良い丘についた。かぐらづきは穴を掘りきさらぎを埋め、しばらくそこに立ちつくした
か「きさらぎ・・・私の死期は近い・・・でもそれまで私はあなたの分まで生きるよ、あなたの分まで世界を見るよ・・・だから・・・だから・・・・・・・・」
そう言ってかぐらづきはまた走り出した・・・そして・・・例の生物カプセルの部屋に来た
「・・・・・・・・・・・」
か「・・・今私が・・・あなた達をラドールの呪縛から解放してあげる!・・・・・・・・はっ!・・・はぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!」
ビシュシュシュシュ! 部屋内に電撃と閃光が走る!
バキャバキャンバキャァァァァン!! 同時に生命維持装置らしき物がすごい爆発を起こした、かぐらづきはそれを確認すると基地から逃げる様に走り出した!そして振り向きざまに叫んだ!!
か「・・・ラドール!私はお前を許さない!!貴様は確かに無敵に近い、だが私の体に埋め込んだお前の保険がお前を倒すだろう!!ふふふ、ははははははははは!!アーハッハッハッハッハッハッハッ!!!」
か「・・・・・次は偽りの初心者だ・・・」
- 248 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:43:45 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」チャプター 3−2 サラザールとその片手達(前編)
偽「ったく!手こずらせやがって!!赤邪きょ・・・馬鹿邪教徒が!!」
s「まぁいいじゃねーか、城内サロンのカギGET!」
カチャ、キィー・・・
s「『6人の犠牲によって道が開かれる』ね、全く・・・この城、人は住めるのか?」
偽「だな・・・いちいち通るのに『6人の犠牲によって道が開かれる』、何てやってたら面倒くさくてしかたねーよ」
ゴゴゴ・・・
偽「さぁてフケチビちゃんとご対面!」
ドン! 扉を蹴り開ける
サラザール「・・・いきなりフケチビとは失礼な・・・」
s「あら、聞こえてたの」
偽「用がねえんなら引っ込んでろ!」
サラザール「用は大ありですよ、お城の門を至る所を破壊するわ、邪教徒をたくさん倒すわ・・・弁償してほしいですね」
偽「いい気味だフケチビ!」
サラザール「それは子供扱いですか、年寄り扱いですか?とにかく私はこうみえても20歳ですよ」
s「まぁどうでもいいが・・・あれ?ヴェルデューゴ共はどうした?」
サラザール「彼らの正式名称を知っているのですか、私の片手達はあなた達の仲間のお相手をしてますよ」
偽「!?気ちがいさん達か!!」
s「何だと!?」
偽「すぐに戻らなければ!!」
サラザール「それはできませんね」
カキーンッ 自分たちが進んできた扉に鉄格子が降りてくる
サラザール「なぜならあなた達はここで死ぬのですから・・・それでは」
偽「くそぉ!!」
「ノァーレ、ノァーレ、ノァーレェ、ノァーレェェ・・・ウォォ!」
s「伏せるんだ!」
邪教徒が鎌を投げつけてくる!しかしうまく避けた!
偽「まずは・・・!ここの敵を倒さなければ・・・うぁぁぁぁぁ!!」
ズダダダダダダ!!
- 249 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:44:16 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」チャプター 3−2 サラザールとその片手達(後編)
そのころ・・・
気「気がつきませんね・・・」
ド「偽りの初心者さん達、今どこにいるのかな」
ゾ「・・・・・・・・・・・」
気「ん、ゾンビが怖い人さんさっきからどうしました?」
ゾ「・・・何かさっきから誰かにみられてるような・・・」
ド「・・・きゃ!」
ゾ「うわぁ!」
気「ど、どうしたの!?」
ド「今なんか黒い物が横切った!」
ゾ「えぇぇぇ!ひょっとしてゾンビ!?うわぁぁ怖いよぉ怖いよぉ!」
気「落ち着いて・・・・・・・」
カチャ
気「一応戦闘準備・・・」
ド「私も・・・」
ゾ「気ちがいさんはズバッと!ドロップさんはドカンと一発やっちゃって下さい!・・・・・う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!」
バタ ゾンビが怖い人は大声を上げその場に倒れた・・・
気「ど、ど、ど、どうした!」
ド「気絶しちゃった・・・」
タッ・・・タッ・・・タ・・・ 後ろで足音が聞こえる・・・
気「な、何かいる・・・・・ドロップさん・・・」
ド「な、何?」
気「一斉の!・・・で後ろ向こう」
ド「う、うん・・・」
気「一斉の!!」
気「ギャァァァァァァァァァァァァ!!」
ド「キャァァッアアアァァァァァァァァァァァ!!」
狼「・・・・・(汗)」
気「あ、君はあの時の・・・」
ド「私たちを助けてくれた狼君じゃない・・・びっくりした・・・」
狼「うしろ・・・」
気「・・・え?」
ド「今・・・しゃべったよね・・・」
気「う・し・ろ・・・?」
気ちがいとドロップは後ろを振り向いた
気「!!ヴェルデューゴ!?」
ヴェ「グアァァァァ!」
ド「しかも2匹!」
狼「(コント×55号さんと8wさんは偽りの初心者さんsssさんの方に行っていない・・・俺がやるしかないか)」
気「こっちとやる気のようだな・・・あたんないのは承知で!!」
ダァン! 気ちがいがライフルを撃つがかわされる・・・
ド「・・・!!うしろ!伏せて!!」
気「!!」 すんでの所で爪の打撃を回避!
気「・・・!もう一匹が!駄目だ・・・」
ズバシュゥ!
「グアァァァ!」
狼がレーザーブレードでヴェルデューゴの尾を切り裂く!
気「あ、ありがとう!」
狼「接近戦は俺に任せろ・・・」
ド「う、うん!」
ヴェ「・・・カァァ」
ヴェ「ゴォォ・・・」
気「このぉ!」 ダァン!ダァン!ダァン 気ちがいはライフルを乱射した!だが全てかわされる
ド「かかったわね・・・そこね!」 ずどーん!
ドロップが先読みして弾を発射する、爆風が見事命中! 怯むヴェルデューゴ
狼「もう一方は俺に任せろ」
狼とヴェルデューゴはお互いに攻撃を避けながら激戦を繰り広げている!気ちがいとドロップは倒れているもう一匹に可能な限り銃器を乱射する!
ヴェ「うぉぉ!」
気「お、起きた!・・・飛び跳ねた!?」
ド「天井よ!」
気「くそぉ!」 ダァンダァンダァン!
気ちがいは天井を這い回るヴェルデューゴに向かいライフル撃つが捕らえることができない
気「あ!狼の所に行った!」
ド「狼君危ない!」
狼「!!」
ド「・・・二人相手に戦ってる・・・すごい・・・」
気「俺のライフルで!」
ド「狼君に当てないように気をつけて!」
気「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・今だ!!」 ダァン!
気ちがいさんの放った弾丸は見事ヴェルデューゴの目に命中!顔を押さえてよろけるヴェルデューゴ・・・
狼「くらえ!」 ズバシュゥ!
ヴェルデューゴの首が地面に転がり動かなくなる
気「やった!一人倒し・・・危ない!!」
狼「っ!!がぁぁぁぁぁぁ!!」
ド「きゃあぁぁぁぁぁぁ!!」
狼は背中を爪で斬られその場に倒れ込む・・・
ド「狼君、狼くぅん!!」
気「!?ヴェ、ヴェルデューゴは!!?」
バシ!
気「・・・ぅぁ・・・」
ド「く・・・よくも、よくもぉ!!」
ベシ!!
ド「ぁ・・・」
手の甲を思いっきり叩きつけられ気絶する二人・・・
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
- 250 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:44:47 ID:Tv9Tors6
- 悪夢」 チャプター 3−2 山羊のオブジェを手に入れろ!
甲「・・・・・・・・・・・・・はっ!」
サラン「気がつきましたか」
甲「俺は助かったのか・・・はっ!気ちがいさん、ドロップさんは!?」
サラン「・・・ヴェルデューゴに捕まってしまいました・・・」
甲「なんで!何で助けなかった!」
サラン「すいません、あなたの負った傷が思った以上に深刻で直すのに時間が掛かったからです・・・」
甲「・・・・・そうか、すまなかった・・・・・・俺の・・・俺の力が足りないばっかりに・・・!」
サラン「いえ、ドロップさん、気ちがいさんは大丈夫です、殺しているならばあの場で殺しているでしょうから・・・でも時は一刻を争います」
甲「そうだな・・・俺の勘が正しければ多分気ちがいさん達はアシュリーが捕らえられていたところ・・・そこにいる!」
ヴェルデューゴと戦っている頃の偽りの初心者さん達は・・・
偽「セキュリティロック解除!」
「ラスターパー、アイルスタ! ウヒヒヒヒヒヒ・・・」
s「ったく、気持ち悪いんだよこいつ等は!散弾砲!!」
「ウッウゥゥ・・・」
s「ふん!密集などしているからだ!!もうちょっと頭使え!」
「アイルスタ!」
偽「くそぉ!ゾロゾロ出てくるぜ!この量は異常だっての!!俺等に仕掛けのボタンを押させない気だな!!」
s「空中散弾砲!」
「ウッウゥゥ・・・」
「ラスターパー!」
s「駄目だ、散弾砲でも追っつかない!こんな時ドロップさんがいたら・・・」
偽「おりゃぁぁ!チャージショット!!」
ウィーン・・・ズダダダダダダダダダダ!
「ウォォ・・・」
偽「・・・くそぉ、殺せるのは良いけど数が違いすぎるぜ!」
s「あの量だと突破もできそうにない・・・万事休すだ」
?「俺に任せな」
偽「その声は!!」
コ「レストレイル発射!」 ズドーーン!!
邪教徒の半数が爆風で消え去る
8「俺も行くぜ!この高周波熱噴射溶断切断式長身型単分子カッターがうなるぜ!オリャオリャオリャァァ!!」
8wはそういうと邪教徒の群れに突っ込み手に持った赤みを帯びて光るナイフでどんどん切り裂いていく
s「あ、あれ?敵じゃなかったの・・・?」
コ「ちょっとばっかし改心、ってのをしたのさ・・・俺等は味方だ」
8「改心、って言うより元に戻った、って言った方が正しいけどね!さぁて雑魚は俺と高周波熱噴射溶断切断式長身型単分子カッターに任せて偽りの初心者さん達は仕掛けのボタンを押すんだ!行くぞ、コントさん!そして高周波熱噴射溶断切断式長身型単分子カッター!!」
コ「・・・どうでもいいがそのナイフの長ったらしい名前どうにかしろ・・・」
8「高周波で熱噴射してて溶断で相手を切り裂く刃渡りの長い単分子でできたカッター、略して高周波熱噴射溶断切断式長身型単分子カッター!これ以上略せない!」
コ「どうせだったら『ファイヤーナイフ』とか『コネヨセチョタカ』とかにしろよ・・・まぁいいか・・・行くぞ!」
コント×55号と8wは敵をものすごい勢いで倒していく!
偽「・・・助かったぜ二人とも・・・」
コ「礼には及ばん、俺等は失礼なことをしたからそれを償わなければならない!」
8「早く行くんだ!」
s「言われなくてもな!」
バタン! ダァン!バリン!
偽「壺を壊して仕掛けのスイッチをポチッとな!」
ゴゴゴゴゴ・・・
8「おらぁ!俺と高周波熱噴射溶断切断式長身型単分子カッターは止まらねえぜ!みんな高周波熱噴射溶断切断式長身型単分子カッターの餌食にしてやる!」
コ「8wさん、言いたいだけだろ・・・ロケランなど撃たせるか!」
「ウッウゥゥ・・・」
s「すっげーなぁ・・・邪教徒の死体が散乱してて・・・足の踏み場もねえよ・・・」
偽「山羊のオブジェGETだぜ!」
同時に先に進む扉が開鍵される・・・
s「先に進めるな!」
偽「・・・・・」
s「どうした?」
偽「気ちがいさん達が心配だ・・・コント×55号さん、8wさん!!」
8「なにぃ?」
偽「助けてくれてありがとな!だけど気ちがいさん達が心配なんだ!」
コ「問題ない、あっちには甲賀さんがついている・・・」
s「甲賀さん!?」
8「あの狼、あれ甲賀さんなんだよ!」
偽「・・・そうだったのか・・・」
s「じゃぁ問題ないな・・・先に進もう!」
偽「じゃあな!また会おう!!」 バタン!
8「さぁて・・・俺等もここで遊んでいる暇はないな!」
コ「戻るか・・・」
8「・・・・・なんだって!?」
甲「あぁ・・・見事にやられたよ・・・」
コ「ここからあちらの部屋に行くには偽りの初心者さん達が進んでいったルートが一番速いな・・・」
甲「そうと決まれば早く行こう!」
- 251 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:45:18 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」 チャプター3−2 中庭にて
s「さぁて・・・ここまで何もなかったな・・・」
偽「まぁゲームでも何も出てこないからね・・・・・この中庭までは・・・」
s「そういや村の教会の前にコロミス出てこなかったよな?今回も出てこないでほしいな」
偽「・・・そううまくいかないと思うが・・・」
s「まぁ襲ってきたらその時はその時だ・・・」
s「・・・・・やっぱり開いてねえや、この窪みはブルームーンストーンだな・・・」
階段を下りていく二人・・・
偽「・・・・・聞こえるか?」
s「・・・何が?」
偽「犬の『ハァ、ハァ』っていう声・・・」
s「・・・・・いいや」
偽「だよな・・・」
s「手分けしよう・・・俺が中央のブルームーンストーンを取りに行く」
偽「わかった、俺はもう一方を取りに行く」
偽「・・・やっぱり檻の中にも犬はいない・・・どうなっているんだ?・・・そういや村でエルヒガンテが5匹出てきたときもあったな。他にも不自然な点がいくつかあるし、これが謎の声が言う世界の崩壊って奴なのかな・・・」
そう言いながらもブルームーンストーンがある場所に着く・・・
偽「・・・・・・・・・・・・・・・・・・あれ?ない・・・どこだ・・・」
?「フフフ・・・」
偽「!?誰だ!」
?「とう! 足払い!!」
偽「おわ!?・・・くぅ、おまえは!」
偽りの初心者は何者かに足払いをされその場に倒れた、そして首元に短剣を突きつけられる
偽「お、お前はかぐらづき!」
か「覚えてくれてたんだ・・・うれしいよ」
偽「俺を殺す気か・・・お前の『俺の力がほしい』と言う任務は達成されないぞ・・・」
か「いいえ、そんな物はもうどうでもいいの・・・私はもう自由・・・・・私の目的はあなただけなの」
偽「何だと・・・・・!」
偽りの初心者は短剣を首に突きつけられながらもかぐらづきを激しく睨んだ
偽「・・・・・・・・・・・・・・!」
か「・・・・・・・・・・・・・」
偽「・・・・・・・・・・・・・・・」
か「・・・・・・・・・・フフフ」
偽「・・・?」
か「どうやら間違えているのはあいつ等のようね・・・」
偽「・・・あいつら?」
か「私は元に戻ったの、私の上に隊長みたいな者がいてそいつに脳をいじられて良いように動かされてたのよ・・・信じてくれる?」
偽「・・・あぁ、コントさんも8wさんも元に戻ってたみたいだしな・・・お前も被害者って事だろ?」
か「・・・・・・・ありがとう・・・」
偽「え?」
か「あなた達人間って言うものがどういう者なのか十分わかったわ」
そうするとかぐらづきは突きつけていた短剣を引っ込めた
偽「お前は・・・一体何なんだ?」
か「私はリヘガ・ラドールに良いように操られていた他の星系の人間に最も近い生物よ」
偽「それが何でここに?・・・ってかリヘガ・ラドールって??」
か「順を追って話すわ」
かぐらづきは自分が甲賀達に説明した話を全て言った
偽「そうだったのか・・・お前は・・・狂ってたのも理由があったのか・・・」
か「だから私はラドールの手により死んでしまったきさらぎや家族の分までこの世界を見てみたいの・・・」
偽「そのラドールって野郎は本当にひどい奴だな・・・」
か「えぇ、奴は生かしておけないわ、放っておけばこの星の者が奴の犠牲になってしまう!それから今まで他の星で集めた自分の兵士を全て失ったんだからきっと自分からあなた達の前に現れると思う」
偽「お前が今まで改造させられた奴らの部屋を爆破させたんだよな・・・ところでラドールって強いの?」
か「えぇ、体の一部・・・いえ細胞の一部が残っていれば何度でも再生するわ」
偽「・・・そ、そんなのどうやって倒しゃいいんだよ!」
か「私に考えがあるわ・・・」
偽「何回良い策でもあるのか?」
か「・・・・・・」
偽「・・・どうした?」
か「その時までのお楽しみ・・・これは賭でもあるから・・・」
偽「そうか、じゃぁ楽しみにしてるぜ」
s「ぉ〜ぃ・・・」
か「あなたの仲間が来たみたいね、それじゃ・・・あ!」
偽「どうした?」
か「忘れ物、あなたこれが欲しいんでしょ?」
偽「ブルームーンストーンか・・・ありがとよ」
か「じゃあね・・・」
s「・・・どうした、ずいぶん遅かったから見に来たけど・・・」
偽「わりぃわりぃ・・・ちょっとな・・・先に進もう」
s「?あ、あぁ・・・?」
- 252 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:45:51 ID:Tv9Tors6
- 『あなたは知っていますか?』
※この話にはこの掲示板の人たちに似た名前の人達が出てきますが全くの別人です。
こんにちは、戦艦不知火です。私たちは日々この掲示板で物語を書いてそれに感想を書いて、雑談をして・・・と言う平和な日々を送っています。・・・しかしこの掲示板は地底人より侵略の危機にさらされていたのです・・・多分このことは私を除いて誰も知らないでしょう・・・
地底帝国にて・・・
偽りの貯金者「兵士達諸君!堕落したバイオ掲示板の者共など我らの敵ではない!」
purazuma400「そうだそうだ!やっちゃれやっちゃれ!」
偽りの貯金者「今こそ!地底人の地底人による地底人のための地底人の世界を築き上げるために我らの偽物共を葬るのだ!」
寝ちがい「いえ、偽物はどっちかというと彼らを真似した私たちでは・・・」
偽りの貯金者「コラ!そこ!本当のことを言うな!」
なにはともあれ満場一致で侵略作戦が肯定され、ついに進撃が開始された!!
偽りの貯金者「穴掘り部隊進撃ぃ!」
全然知らない「イエッサー!」
sui「突撃ぃ!」
寝ちがい「隊長!穴掘り部隊は順調に進撃しております」
偽りの貯金者「よしよし」
BON「フフフ・・・人間共のあわてふためく様が目に浮かぶわ」
偽りの貯金者「ハハハ・・・ん?なんだこの土は・・・」
寝ちがい「えぇっとですね・・・穴を掘ったあとの土ですよ・・・穴を掘って進撃すればいらない土も出ますって・・・」
BON「そんな!他の所に捨てろ!このままでは我が地底帝国が埋もれてしまう!」
寝ちがい「他って言われても・・・我が国は狭いんですよ?どこに捨てるんですか?」
1時間後・・・
偽りの貯金者「わぁぁ!生き埋めになるぅ・・・お助けぇ!」
BON「作戦中止だ!攻撃中止ぃ!!」
こうして今回の作戦は失敗に終わった・・・だが安心してはいけない・・・彼らは今日も私たちの侵略を企てているのです・・・彼らがいる限り私たちの危機は去らないのです・・・そして今日も・・・
偽りの貯金者「きっと方向が悪かったんだな・・・」
sui「今度はこっちから掘ってみるのはどうです?」
purazuma400「こっちは近道なのか?」
・・・ただ彼らが私たちのいる地表にたどり着くのはいつになるかわかりませんが・・・
・・・しかし地底ではなく同じ地表上でもこの掲示板の侵略を企てる不気味な者どもがいるのです・・・しかも、何とそのもの達は私たちに何度も攻撃を繰り返し、勝利をしているのです!!
・・・ここはとあるバイト掲示板の ゲジゲジ虫のように★レオンにありえない者が憑いて語るスッドレにて・・・
205:いつまでも初心者
くそぉ・・・俺等がいくら攻撃しても我らの偽物共は一向に怯まないな・・・
206:手ちがい
よし!作戦を考えよう!
207:8vv
今日は俺が後ろから援護しようか?
不気味なこの者達は私たちに有効な攻撃方法を考え密議を重ねるのであった・・・そして慎重な議論の末、ついに私たちへの攻撃の火ブタは切って落とされた!!
898:いつまでも初心者
まず俺が攻撃する!トリャァァァーーー!!
899:戦艦知らぬ遺産
喰らえぇぇぇぇ!!
900:手ちがい
ロケットランチャー発射ぁ!
901:itazura400
●手ちがいさん
キリ番ゲットおめでとう! 俺も攻撃開始ぃ!!
902:8vv
よし敵は怯んだぞ!あと一息だ!!
903:いつまでも初心者
・・・よし敵は全身倒したぞ!バンザーイ!
904:手ちがい
バンザーイ!バンザーイ!!
・・・今日もこうして私たちは気づかないうちにこの偽物達の攻撃を受け、私たちが知らん間に一方的な敗北を喫していたのでした・・・
- 253 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:46:21 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」 チャプター3−3 本当の思い
偽「ブルームーンストーンを合わせて・・・」
s「窪みにはめる、と・・・」
ゴゴゴ・・・ 扉が開く
偽「・・・・・・」
s「・・・・・来る」
偽「あぁ・・・」
?「・・・・・手を挙げて二人とも・・・」
二人は背に銃の引き金を引く音を感じた
偽「・・・・・悪いが女には手を挙げないんだ」
バキューーン!
s「!!」
偽「!?」
?「・・・次は当てるわよ・・・どこがいいかしら」
s「す、すません・・・」
偽「・・・あんたは?村長の所で一回助けてくれたよな・・・それがどうして・・・」
?「大人には坊や達が知らない事情がいろいろあるのよ」
偽「・・・そうか、でこれから俺等をどうすんだ?」
?「そうね・・・」
バシ!
偽りの初心者は隙をついて裏拳で謎の者の拳銃をはじいた!謎の者は床に落ちたそれを拾いに行くが・・・
?「ーっ!」
偽「おっと、動くなよ、この距離ならば俺のチャ−ジショットからは逃げられねーぜ」
?「・・・やるわね、さすが」
s「お前の目的を聞かせてもらおうか」
お「まずは自己紹介、私はおばはん。」
偽「えっ!?」
s「おばはん。さん!?」
お「そうよ」
ピシュゥ───────! 突然目の前が眩しい光に包まれる
偽「くっ!閃光手榴弾か!」
お「油断は命取りになるわよ、気をつけてね」
s「待っておばはん。さん!あなたは一体・・・・・・・行っちゃった・・・」
偽「敵なのかね・・・それだけでもはっきりしてほしいな・・・」
s「・・・・・・・・・・・・」
?「ゥウェルカム!!」
偽「っ!!」
s「!?」
2「あぁゴメン、27だよ。驚かせる気はなかったんだけど・・・」
偽「何だ・・・驚いたわ」
2「あれ?気ちがいさんは?」
s「ちょっと訳あってね・・・遅れてくるんだ、ちなみにドロップさんもいるぜ」
2「ドロップさんもいるんですか!?まぁとにかくちょっと武器の充電をしましょう」
ガチャ、ウィィィィ・・・
武器を充電している間、偽りの初心者、sssは27さんに今まで起きたことを話した
ついでに偽りの初心者は中庭でかぐらづきとの会話のことを話した
2「はぁ・・・どうなってるのことやら・・・敵はそんなにいるのですか!俺はもうついていけないや」
偽「でも俺等進まなきゃならねぇ、この世界から皆を救う救世主らしいからな」
s「そしてそのかぐらづきの言うリヘガ・ラドールというのが真のボスなのか?」
偽「わからねぇ・・・そして奴は確実に俺等を狙ってくると言ってた」
2「でもそいつが言うにリヘガ・ラドールって細胞が残ってさえいれば何度でも再生するんでしょ?」
s「・・・それが本当なら俺等に勝ち目はないな・・・どうするんだい?」
偽「・・・かぐらづきは何か作戦があるって言ってたな、それが何かはわからんが・・・」
s「・・・でもその言動自体が罠という可能性もあるぞ、油断させといてあっちの目的を果たす気かもしれない」
偽「・・・・・・・(・・・なんとなくだが・・・それはないな・・・・・)」
2「考えてたらきりがないですね・・・」
s「そうだそうだ、考えるだけ無駄!先に進めば答えは出てくるって!」
偽「そうだな・・・」
銃が充電完了の合図を点滅させる
偽「さぁ行こう!気ちがいさん達もこっちに向かってきてるはずだからゆっくりとな!」
2「それではまた会いましょう」
s「じゃあなぁ!」
?「フフフ・・・やるな」
お「あら、こっちに来てらしたの」
?「そうだ、ターゲット達を直に見たくなってな・・・案の定予想以上の動きを見せてくれたよ」
お「私の銃をはじいたこと?」
?「そうだ、あの動きは本当にうれしい誤算だ。是非とも生きたままつかまえ我らの物としたものだ。命を奪ってから壊れた細胞を復元しても幾分か性能が落ちるからな」
お「・・・そうね」
?「・・・安心しろ、この星を去ると同時に破壊するとき貴様とinazuma400の命は保証しよう、貴様等は我が組織の下でよく働いてくれている・・・」
お「・・・・・」
?「私は基地に戻る、お前は己の任務を遂行しろ」
お「ハッ!」
お「・・・・・・・・・・(・・・みんな、もう止まれないみたいね・・・どうすれば・・・)」
- 254 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:46:51 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」 チャプター3−3 ゾンビが怖い!
気「・・・う゛〜ん・・・ハッ!」
ゾ「・・・・・」
雪女「・・・・・・」
気「皆さん!起きて下さい!!」
ゾ「ひゃ!ゾンビ、ゾンビ、ゾンビ!どこ、どこ!?」
雪女「はぁっ・・・」
気「ゾンビが怖い人さん落ち着いて下さい!ゾンビはどこにもいませんよ!」
ゾ「はぁ、よかった・・・ってか動けない!・・・ってかここどこ!?」
気「・・・ここは・・・どうやらアシュリーが罠にはまったあと身動きがとれなくなってってそれをレオンが救出するところのようですね・・・」
ゾ「なるほど・・・僕らはゲームと同じ展開になってしまったと言うことですね?」
雪女「あぁ・・・」
気「そう言えば雪女さん、大丈夫なのですか?」
雪女「大丈夫です・・・ちょっと頭がクラクラしますが・・・ところでこの縄のせいで私たち動けませんね・・・」
気「そういえばドロップさんは!?」
ゾ「そういえば!・・・ドロップさぁん!!いなかったら手を挙げてくださぁい!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
ゾ「・・・手を挙げませんね、どうやらドロップさん近くにいるようですが僕たちが見えない所にいるそうです」
雪女「・・・・・・・え、えぇっと・・・あの・・・」
気「俺たちどう見ても3人しかいませんよ!」
雪女「えっと・・・とりあえずこの私たちの行動を封じてるこの縄をどうにかし・・・(!?)」
ゾ「どうにかなんの!?」
雪女「(創造主様からのメッセージ・・・『そちらにもうすぐターゲット達が到着する。同時に量産型AWDをいくらか向かわせる。この状況で彼らターゲット達がどのように行動するか見たい、よってお前AWD−002は彼らが危険な状態になるまで手を出すな。彼らが危険な状態に陥った場合量産型AWDの破壊を許可する。なおドロップはAWD−ラモン・サラザールが保護している』・・・か・・・ここは適当にごまかさなければ・・・)」
気「雪女さん!早くほどいてちゃって下さい!」
雪女「ん・・・んん!・・・・・駄目です、すいません・・・氷の刃が作れません・・・さっきの電撃で力が出ません・・・(困ったな・・・本当にエネルギー漏れしてる・・・)」
ゾ「そんなぁぁぁぁ!!あぁどうしよう・・・」
気「ゾンビが怖い人さん、大丈夫です!きっと偽りの初心者さん達が来てくれますよ!ゲームでもそうじゃないですか!だからきっと・・・」
ゾ「その前にあの戸を開けてゾンビがこちらにやってくるんだ!そんでヨダレを垂らしながら長い舌で僕の顔をべろべろ舐めるんだ・・・怖いよぉぉぉ!」
気「大丈夫ですよ!ここはお城ですし来るんなら邪教徒です!・・・来て欲しくないですけど・・・」
ゾ「いぃや気ちがいさん!こういうシチュエーションの時は大抵悪い考えが現実の物となるんだ!嫌だぁー!ゾンビが怖いぃぃぃ!」
雪女「大丈夫です。悪い考えなんて考えていたらキリがありませんよ、例えば私たちの顔の下は実はゾンビ・・・」
ゾ「いやぁぁぁ!!何でそんな事言うのぉぉ!!!」
雪女「・・・という可能性だってあるんです。でも私たちはゾンビではありません、だから大丈夫です」
気「(どういう理屈だ?)」
ゾ「そうか!そうだよな・・・」
ガチャ 上の階で戸が開く音がする
ゾ「うわぁぁ!言ってるそばからゾンビ!」
気「ちがいますって!・・・多分・・・・・・・・・・偽りの初心者さん、sssさん!もしそうなら返事をして下さい!」
- 255 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:47:22 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」 チャプター3−3 不知火の死
ガチャ・・・
偽「・・・疲れた・・・ガラドールも狭いところで一緒じゃ厄介だったな」
s「全くだ、しかもその次は邪教徒の群れ・・・まぁおれの散弾砲にかかれば・・・」
気「偽りの初心者さん、sssさん!もしそうなら返事をして下さい!」
s「あれ?気ちがいさんの声だ・・・気ちがいさぁん!」
偽「待て・・・それはあとだ・・・今は・・・」
ガチャ・・・ 扉を開けて一人の男が入ってくる
不「あ、あ、み、皆さんこんにちは・・・」
偽「不知火さん!伏せろ!!」
不「・・・・・」
s「!?そ、そうか!!えぇい!!」
不「・・・ーっ!?」
sssは走り出し不知火に飛びつき押し倒した!同時にドアから長い尖った触手が勢いよく伸びる!!
サドラー「ふ・・・邪魔が入ったか」
s「不知火さんこっちに来るんだ!」
不「あ・・・あぁ・・・あ、あ・・・・・」
サドラー「まぁ、よい貴様達の始末はサラザールに任せてある・・・フフフ」
偽「不知火さん!怪我は!?」
不「だ、大丈夫です・・・」
s「ははは・・・良かった」
偽「さぁって!気ちがいさんはどうやらアシュリーと同じ目に遭ってるみたいだ。早く助けよう」
不「皆さん・・・私を助けてくれてありがとうございました・・・」
s「なにを改まって・・・いいってことよ!」
偽「俺等だっていろいろ借りがあるからな、気にすんな」
不「・・・しかし・・・・・この世界で私は運命に逆らうことは許されません・・・」
s「・・・運命・・・?」
不「・・・・・・・・・・」
偽「・・・・・不知火・・・さん?」
不「皆さん・・・私の半径5メートル以上にすぐに離れて下さい!この体は30秒後に爆発します!!」
s「え!な、何でだよ!!」
偽「ど、どういう事なんだ!? と、とにかく今すぐ止めるんだ!」
不「機械の秒読みは開始されました、もう無理です・・・それに私はこの世界に来てからルイスと同じ運命たどらなければならないと決まっていたのです。」
偽「・・・・・不知火さん・・・最初から死ぬ気だったのか!?」
s「・・・でも、何で・・・」
不「この仮想世界ではある組織の目的の為に毎回同じ事が繰り返されているのです。あのバイオハザード4もこの世界で本当に起きたことを元に作られたのです・・・そして今回は私たちが・・・」
偽「同じ事が・・・ど、どいうことなんだ・・・?」
不「進んでいけばいずれ真相はわかるでしょう・・・・・・・それと最後のボスはサドラーではありません」
s「え?」
不「この世界・・・一筋縄ではないのです・・・複雑な事情が絡み合って構成されています。それを解くのはあなた達なのです・・・・・皆さん・・・気ちがいさんにも伝えておいて下さい・・・少しの間だったけど、とても楽し」
ダァ──────────────────ン!! 爆発音と同時に辺りには血と肉片が激しく飛び散った
偽「そ、そんな・・・」
s「・・・・・・」
ゾ「何か今すごい音がしたね」
気「何の音・・・うわぁ!あぁぁ、あああ!!」
雪女「どうしたんですか!?」
気「手・・・手が落ちてきた!」
ゾ「う、うわぁ!本当だ!!なんだこれ!?」
雪女「(これはきっと不知火の手だ・・・・・・・・・・・・・・何だろうこの気持ちは・・・)」
偽「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
s「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
偽「・・・・・・・な、なぁ」
s「・・・なんだ」
偽「・・・不知火さんの言っていたことどういう事なんだろうな」
s「・・・・・わかんない・・・」
偽「・・・・・ただ」
s「・・・?」
偽「これだけはわかる・・・俺等は進まなければならない・・・不知火さんのためにも!」
s「あぁ・・・」
偽「気ちがいさんは下にいるようだ、早く助けに行こう」
お「・・・不知火・・・・・ん?」
?「不知火は予定通り死んだようだな」
お「えぇ・・・彼らがAWD−オズムンド・サドラーの触手攻撃からかばったから身体に埋め込んだ自爆装置を作動させて自滅をしてね・・・それで何か用かしら?」
?「ほうターゲット達はそのような行動取ったのか、良い成長ぶりだ・・・新しい指令だ、お前は・・・」
お「・・・ッ!? なんですって!!」
?「人員不足なのだ、頼んだぞ、それとターゲット達がどのように行動したのかの報告も忘れるな」
お「・・・・・・・・・くっ!」
- 256 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:47:52 ID:Tv9Tors6
-
「悪夢」 チャプター3−4 気ちがい、ゾンビが怖い人、雪女の救出
偽「気ちがいさん!ドロップさん!!」
気「あぁ!皆さん!やっぱり皆さんですか!」
ゾ「早く助けて下さい!」
s「・・・ん、あれ?ドロップさんは!?」
雪女「ドロップさんは最初からここにはいませんでした!」
偽「まずはあの縄を何とかしなけりゃ!」
気「あと今さっき爆発音があって、落ちてきたこの手は一体・・・」
偽「・・・それはあとで説明する・・・」
s「だがどうする・・・?ライフルはないし・・・」
偽「気ちがいさん!そっちでは何とかならないのか!」
気「駄目みたいです!完全に動きが封じられています!」
ゴゴゴ・・・ 気ちがい達の縛られている部屋の扉が開き邪教徒が数名入ってくる
「ラスターパー!」
「アイルスタ!」
気「邪教徒が!」
ゾ「あぁぁううぅ・・・あの顔の下にはきっとゾンビが・・・」
雪女「・・・大丈夫よ、ね?」
s「・・・しかたない!飛び降りて戦うか!」
偽「それしかないな!せーの・・・・・はっ!!」
偽りの初心者、sssは気ちがい達のいる下の階に飛び降りた
偽「いてて・・・足痛めた・・・」
s「俺も・・・じゃねーや!喰らえ邪教徒共!」
ボン!バァンバァン!ダダダダダダダ!
「ウッウゥゥ・・・」
お「・・・意外と普通の対応の仕方だったわね・・・さて報告しにいかないと・・・・・・・・・・・・・その前に・・・」
s「邪教徒はみんな死んだようだな」
偽「今縄をほどいてやる」
ゾ「はぁ助かった・・・」
気「ありがとうございます!・・・でも、さっきの爆発音、そしてこの手は一体・・・」
s「それはあとで説明する・・・今は先に進もう!」
気「・・・?(二人ともなんか様子が変だな・・・)」
ガチャ─────バタン
気「・・・・・本来ならばここはアシュリー一人で行くはずなんだけど・・・」
s「こんな大勢で武器はチャージ型マシンピストルと多様式ショットガン!余裕だぜ!!」
ゾ「こんなんでしたらゾンビが来たって怖くなぁい♪」
雪女「・・・・・(さっきはあんなに怖いっていってたのに・・・)」
「ウヒヒヒヒヒヒ」
偽「行くぞ!邪教徒共!!」
- 257 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:48:22 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」 チャプター3−4 雪女とアルマデューラ(前編)
「ウッウゥゥ・・・」
偽「ふん、邪教徒二人は楽勝だ」
ガチャ───
s「さぁて、この先にあるのは・・・蛇のオブジェか」
偽「途中でアルマデューラが襲ってくる・・・全員で行くのは危険だな」
気「・・・となると一人で行くのがよいですかね」
ゾ「そうですね・・・でも僕はいやです・・・ゾンビが出てきたら・・・」
s「出てこないって!甲冑野郎は出てくるけどな」
雪女「(・・・さっきは怖くないっていってたのに・・・・・・・
それはそうとアルマデューラは攻撃用自立機動型AI搭載式量産型AWDだ、AWDシリーズ以外ならば見境無く攻撃するようプログラムされているはず・・・ここでターゲット達のうちの誰かが行ってもしも負傷したら・・・ここは私が行った方がいいな・・・)」
気「・・・?どうしました??」
雪女「え?・・・あ、何でもないです・・・あの・・・私が行きましょうか?」
偽「・・・・・いいだろう・・・だが何をするんだかわかるのか?」
雪女「えぇっと・・・sssさんの言った『蛇のオブジェ』というのを取ってくればいいのですよね?」
s「それだけじゃない・・・よいっしょ・・・ほれ!」
sssは暖炉の所に張り付いていた四角い石版を外して雪女に投げた
ボカ!
雪女「きゃ!いったぁ〜い・・・」
s「・・・いや、キャッチしろよ・・・」
偽「とにかく、それも使う時も来るだろう・・・あと丸い紋章みたいな物があるからそれも忘れずに取ってこい」
雪女「はぁ、わかりました・・・では行ってきます・・・」
ガチャ────バタン・・・
s「さて、俺等はあいつが戻ってくるまでひたすら待つか」
気「・・・ところで偽りの初心者さん、sssさん・・・何かあったのですか?」
偽「・・・上の階に行ったら話す・・・・・・・悲しい事件だ・・・」
気、ゾ「・・・え?」
アルマデューラ「・・・」
アルマデューラ「・・・・・」
雪女「・・・こんな所に配備されて・・・あなた達も大変だね・・・ご苦労様」
ア「・・・」
雪女「・・・ってこれは戦闘用のみで私みたいに精密じゃないからコミュニケーションは不可能ね・・・あ、ゴメン失言だったかしら・・・」
ア「対象ハ我ラト同型、返答例検索中・・・イエ、ソレホドデモ」
雪女「あ、しゃべった・・・おもしろぉい、さすがinazuma400様ね・・・それにしても暗くて見えにくいな・・・赤外線暗視カメラに切り替えよう・・・・・えぇっと・・・ここは部屋みたい・・・・・真ん中に何かある・・・・・・・・・これは・・・偽りの初心者さんが・・・じゃなかった、ターゲットの一人が言ってたパズルね」
雪女は駆けよりそのパズルをいじりだした
雪女「えぇっと・・・何だろこれ・・・8つブロックがあるから・・・・・もう一つは整えたあとはめれば完成するのか・・・」
ゴゴゴ・・・扉が開く
雪女「あ、扉が開いた・・・ふぅ・・・まさかこんな物でとまどうなんて・・・思考回路取り替えてもらった方がいいかな・・・」
ア「・・・ゴ苦労様デス」
雪女「ア、イエイエ・・・ソレホドデモ・・・・・って、あれぇ?」
雪女はそそくさと部屋に入っていった
雪女「これは気ちがいさんの・・・じゃなかったターゲットの一人が使っていた銃だわ・・・あの後気を失わされた後またターゲット達の手に渡るようにわざとここに保管されてたんだ・・・当然これも持って行かなきゃ、そしてこれが丸い紋章ね」
雪女は丸い紋章を取った、と同時に部屋の扉が閉まり丸い紋章があった仕掛けも動き出し蛇のオブジェの入った箱が出てくる
雪女「うん!これで任務完了ね!」
再び部屋の扉が開く
雪女「後は戻るだけね・・・」
ガシャン、ガシャン、ガシャン、ガシャン、ガシャン・・・ どこからか何かが歩いてくる音が聞こえてくる・・・
雪女「え・・・この音って・・・」
- 258 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:48:52 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」 チャプター3−4 雪女とアルマデューラ(後編)
ア「・・・・・」
雪女「えぇええぇぇええええぇえぇ!!何で何でぇぇ!?」
ア「申シ訳アリマセン、我ラハ蛇ノおぶじぇヲ取ル物ハ容赦ナク攻撃セヨトぷろぐらむサレテオリマス」
雪女「じゃ、じゃぁ今すぐやめて下さい!」
アルマデューラは斧を振り上げ雪女めがけて振り下ろした! 雪女は回避する
ア「残念ナガラ貴方ハ同ジAWDデスガ私ヲ止メル為ノ命令ヲスル権限ハアリマセン・・・逃ゲテクダサイ」
雪女「ソウデスカ、ソレナラバシカタガアリマセンネ・・・・・と言う訳でさようならぁぁ!!」
雪女は猛スピードで駆け出した!
雪女「はぁ・・・何て事だろう、まさかそうプログラムされて・・・って、うわぁ!」
廊下の角のアルマデューラが斧を振り下ろすが雪女は回避する、同時にアルマデューラは床に崩れ落ちた
ア「・・・」
雪女「あぁ・・・壊れちゃった・・・」
ア「イエ、コレモ演出ノ一ツデス、一定時間経過スルト元ニ戻リマス・・・攻撃申シ訳アリマセン」
雪女「へぇ、そうなんだ・・・じゃなかった早く行か・・・って、うわぁ!」
廊下の角のもう一つのアルマデューラ斧を振り下ろすが雪女は回避する、同時にアルマデューラは床に崩れ落ちた
ア「コレモ演出ノ一ツデス、一定時間経過スルト元ニ」
雪女「ソレハモウ聞キマシタ!・・・あぁん!もうっ!!何かつられちゃうわ!こんなしゃべり方したら偽りの初心者さん達に怪しまれちゃう!!」
ガシャン、ガシャン、ガシャン、ガシャン、ガシャン・・・
雪女「あ、後方部隊が!追いつかれる!!早く行かなきゃ!!」
バタン!
偽「・・・戻ってきたか」
雪女「皆サン早ク逃ゲマ・・・!早く逃げましょう!!変な鎧が追ってきてます!」
s「アルマデューラか!」
気「逃げましょう!!」
5人は一目散に走り出した、しかし部屋を出る扉の前で・・・
ガシャン!バラバラバラ・・・
アルマデューラが斧を振り下ろしたが5人は立ち止まり攻撃を回避した、同時にアルマデューラは床に崩れ落ちた
ア「コレモ演出ノ一ツデス、一定時間経過スルト元ニ戻リマス・・・攻撃申シ訳アリマセン」
s「・・・何言ってんだこいつ?意味不明」
偽「・・・ってかアルマデューラってしゃべれたっけ?」
雪女「(!!・・・まずい・・・どうしよう、この事を聞かれた場合の口実が思いつかない!!)」
ゾ「でも何いってんだかわかりませんでしたよね?」
偽「あぁ・・・」
気「とにかく逃げましょう!」
雪女「・・・(フゥ・・・)」
───バタン!
- 259 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:49:24 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」 チャプター3−4 不知火の残した言葉の謎(前編)
───バタン!
ゾ「はぁ・・・やっと上の階に戻ってきた・・・」
s「蛇のオブジェは楽勝だったよな?」
雪女「は、はい・・・(いいえ、いろいろと大変でした・・・)」
気「・・・・・」
偽「気ちがいさん気づいたかい・・・」
気「黒く焦げた床が・・・飛び散った、これは・・・人間の!?・・・・・一体何が!!?」
s「・・・・・・・・・さっき気ちがいさんが見たのはきっと不知火さんの手だ・・・」
ゾ「え・・・!?」
偽「不知火さんはここで自爆したんだ・・・」
気「え、え、え・・・ど、どうして!?」
s「わからねえよ・・・運命だっていって!俺も必死でサドラーの攻撃から守ったんだよ・・・なのに」
雪女「(・・・・・運命・・・か・・・私もいずれは・・・)」
偽「俺等も止めようとしたんだ・・・だけど・・・」
ゾ「そんな・・・」
気「・・・・・・・・・」
s「気ちがいさん・・・」
気「先に進もう・・・」
偽「・・・・・あぁ・・・・・・」
気「・・・俺たちの誰のせいでもありません・・・そして不知火さんもきっと何か理由があったんです・・・だから・・・だからそれに答えるためにも俺たちは進まなければ行けません!」
偽「・・・・・そのとおりだな」
s「そういえば不知火さん・・・死ぬ前にこんな事言ってたよな・・・『この仮想世界ではある組織の目的の為に毎回同じ事が繰り返されているのです。あのバイオハザード4もこの世界で本当に起きたことを元に作られたのです・・・そして今回は私たちが・・・』ってね・・・どういう事なんだろうな・・・あと最後のボスはサドラーじゃないって・・・」
偽「そういえば・・・」
気「組織の目的で同じ事が繰り返される・・・今回俺たちが・・・?それに最後のボスがサドラーじゃないってどういう事ですか?バイオハザード4のラストはサドラーですよね?」
雪女「(く!不知火はそんなことを言い残して自爆したのか!隊長に報告しなければ!!)」
s「かぐらづきの言ってたリヘガ・ラドールって奴がこの世界の黒幕かな」
偽「それはねぇな・・・だって奴らは・・・」
雪女「リヘガ・ラドール?」
気「えぇっと、誰ですかそれ・・・?」
偽「そうだ、まだ話してなかったな・・・」
気「・・・あの場所変えません?ここは・・・」
s「・・・・・そうだな・・・」
ゾ「では皆さん・・・本来僕はここで武器商人をやっていなければならないのでお別れです・・・さようなら」
偽「あぁ・・・気をつけろよ・・・」
扉をくぐり4人は獅子のオブジェがある場所へと続く乗り場があるマグマが燃えさかる場所へと来た。そして偽りの初心者たち、気ちがいは自分の周りで起きたことを話し合った
気「へぇ・・・コント×55号さん、8wさんが・・・それにあのかぐらづきまで!?」
偽「あぁ、あいつはもう俺等に仕掛けてこないだとさ。その代わり奴らのボスが俺等の前に必ず現れるだろう、だとよ」
s「それがリヘガ・ラドール奴か・・・そんで甲賀さんは大丈夫なのかな・・・」
雪女「(リヘガ・ラドール・・・隊長達はその存在は知っておられるのか・・・)」
気「あれは甲賀さんだったんですね・・・心配です・・・背中にもろに爪の打撃を受けてましたからね・・・その後気を失ったんで・・・」
偽「まてよ!?じゃぁもしかしたら・・・!」
s「甲賀さんは・・・・・」
?「大丈夫だ・・・その心配はない」
気「その声は!!」
コ「甲賀さんは無事だ」
8「そういう訳なんで・・・心配すんな!・・・そんじゃ!!」
甲「・・・・・・・・・・」
- 260 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:49:55 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」 チャプター3−4 不知火の残した言葉の謎(後編)
気「あ!狼さ・・・じゃなかった甲賀さん!!」
偽「ま、待って!」
s「・・・まぁ、大丈夫なんじゃないか?」
偽「話の続きだ・・・不知火さんの言っていたことだ・・・」
気「『この仮想世界ではある組織の目的の為に毎回同じ事が繰り返されているのです。あのバイオハザード4もこの世界で本当に起きたことを元に作られたのです・・・そして今回は私たちが・・・』って事とラストはサドラーじゃないってことですよね?」
s「・・・・・全然意味がわからん・・・」
偽「・・・だが一つわかったことがある・・・」
気「??」
偽「かぐらづきは邪教徒共と敵対していた、そして城に来てからすぐに現れた謎の敵あいつは『ご想像にお任せするよ、ただお前等があった3人とは違う組織の者だということをいっておこう』って言ってたよな・・・つまり・・・」
s「なるほど・・・リヘガ・ラドール一行、邪教徒+あの牛若丸とかいう奴つまりロス・イルミナドス、城の外であった謎の者・・・後者二つが仲間だったとしても少なくとも敵は2組織いるのか!!」
偽「そうなる・・・(そして、このうちの一つに雪女は介入しているはずだ・・・)」
雪女「(・・・まずいな・・・我々の事がばれれば・・・とりあえず不知火が言っていた事、リヘガ・ラドールの事やかぐらづきや8w、コント×55号の事も含めて隙を見て連絡しなければ)」
偽「ま、いつもながらの台詞だが考えていても仕方ない・・・不知火さんも言っていたけど進んでいけば必ず答えは出てくる」
s「そうだな・・・ドロップさんも早く助けなきゃな・・・」
雪女「・・・・・あ、そうだ、気ちがいさん!」
気「?」
雪女「このライフル、私が蛇のオブジェを取りに行く途中にありましたよ」
気「このライフルは俺が使っていた物!ありがとう!!」
s「さぁて、この先の獅子のオブジェは誰が取りに行く?」
気「この乗り物はどうやっても一人しか乗れませんよね?誰が行きます?」
偽「・・・・・・・・・」
雪女「・・・どうしました?」
偽「いや・・・何でも・・・・・俺が行く」
s「いいのかい?」
偽「sssさんの村長戦に比べればずうっと楽だぜ」
気「わかりました・・・気をつけて下さい」
ゴゴゴ────ガタン! バタン 偽りの初心者はドアを開けて先に進んでいった
- 261 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:50:26 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」 チャプター4−1 偽りの初心者とかぐらづき(前編)
s「さて・・・俺等はひたすら待つしかないな・・・」
気「ドロップさんはどうしちゃったんでしょう・・・」
s「わからね・・・」
雪女「あの方は・・・あの方は大丈夫ですよ!」
s「何か根拠があるのか?」
雪女「いえ、そういうわけではないですけど・・・何事も悪い方に考えてはいけませんよ・・・」
s「・・・・・そうだな(考えすぎか・・・)」
偽「・・・・・・・」
「アイルスタ!」
偽「邪魔だ邪教徒共!!」
ズダダダダダダダダダダダダダダダ!
「ウッウゥゥ・・・」
偽「!?危ねえ!!」
偽りの初心者に火炎が襲いかかるが素早く地面を寝転がって回避する
偽「竜型火炎放射器の存在をすっかり忘れてたぜ!喰らいな!」
「アァァァァァァァァオォ!」 邪教徒がマグマに落ちていく・・・
「アイルスタ!」
偽「全く懲りねえ奴らだ!」
?「加勢するよ!トリャァァァァァ!」
ビシュシュシュシュシュ 巨大な電撃が邪教徒達を一瞬で葬り去る
偽「その声は・・・かぐらづき!」
か「また会ったね」
「ラスターパー!」
偽「話はあとだ!まずはこいつ等をブッ倒すぞ!」
ズダダダダダダダ! バババババ!!
か「・・・もうでてこないようだね」
偽「・・・・・」
か「どうしたの?」
偽「いや・・・俺等の仲間がさ・・・」
か「・・・・・死んだの?」
偽「・・・そうだ・・・俺等は助けたんだ・・・だけど自分で運命だって言って自爆したんだ・・・」
か「・・・・・そう・・・やっぱり同じ事の繰り返しね・・・・・」
偽「何だと!?」
か「え?え?私何かまずいこと言った?」
偽「いや、その仲間も死ぬ前に同じようなことを言っていた『この仮想世界ではある組織の目的の為に毎回同じ事が繰り返されているのです。』ってな、お前何か知っているのか?」
か「いえ、詳しくはわからないけどその言った通りよ。でも仮想世界って言うのは初めて聞いたわ」
偽「頼む!教え・・・危ない!!」
ガガガガガ・・・ 竜型火炎放射器が降りてくる
か「え!?うわ・・・」
偽りの初心者は急にものすごい勢いでかぐらづきに飛びつき押し倒した!
か「な、何を!?」
と同時に後ろを火炎がものすごい勢いで通過していくのを見た
偽「あぁ!あぢぃぃぃぃぃぃぃ!!」
か「あーっ!だ、大丈夫か!?」
偽「・・・・・な、なんとかな・・・」
か「・・・あれをもろに喰らっていたらひとたまりもなかったな・・・またお前達に助けられたな・・・」
偽「・・・そうなるな・・・・・・・・・・・・・」
か「・・・・・」
偽「・・・・・・・」
か「・・・・・・・・・」
偽「・・・・・・・・・・・(やばい、どう見ても抱き合ってるようにしか見えん・・・)」
か「・・・・・・ッ!!お、お前!い、いつまでもこの体制でいるつもりだ!!」
偽「え!?ちょっ!!」
バシ──────ン!! かぐらづきは偽りの初心者の頬を平手で思いっきり殴り蹴り飛ばした
偽「ヒッヘェェ、ヒフハハンヘモホレハヒホイハホ・・・【いってぇぇ、いくら何でもそれはひどいだろ・・・】」
か「あ・・・・・・・・つ、つい・・・あ、ありがと・・・助けてくれて・・・」
偽「それにしても豪快で強烈かつ痛恨で改心な一撃だった、口内炎になんないか心配だ・・・まぁ、それはそうとさっきの話の続きを頼む」
- 262 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:50:56 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」 チャプター4−1 偽りの初心者とかぐらづき(中編)
か「さっきも言ったがその通りよ、毎回毎回同じ事がこの世界で起きてその度にあそこで必ず誰かが死んでいるの」
偽「・・・意味がわからん」
か「う〜ん・・・そうね、じゃぁお前達はこの世界に来た一番始めの人だと思う?」
偽「どういうことだ?・・・・・・・・・・・・・・まさか・・・」
か「お前の予想は多分当たっているわ、お前達が来る前何十、いや、何百回と別の人がほぼ同じルートでこの世界を攻略しているの・・・その度に村の村長やこの城の城主は倒されてるわ・・・でも次の人が来る前に何故か復活してるけど・・・」
偽「じゃ、じゃあ・・・あそこで不知火さんが死んだのも・・・その前に来た何十、何百の者達と全く同じ道の一つだというのか!?」
か「そうそう!そうよ!そう言うこと!!だけど最後まで行けず途中で敵からの攻撃で死んでしまうのもいたけどね・・・・・」
偽「何てこった、お前が言ったことや不知火さんが言った事はそう言うことだったのか・・・・・・でも何でだ・・・それにそいつ等は最後どうなったんだ!?」
か「サドラーとか言う奴を倒しジェットスキーで島を脱出した後のこと?」
偽「そこまで知ってるのか!!」
か「だから何度も同じ事を繰り返してるって・・・だから覚えちゃったわ・・・ちなみにその答えだけど、私もわかんないの・・・一定の範囲に行くと忽然と姿を消すのよ」
偽「つまり元の世界に戻っていると言うことなのか?(不知火さんの言ってた【ラストはサドラーじゃない】っていうことと関係があるのか?)」
か「わからないわ・・・私もその消える付近を姿を隠して調べたりしたんだけど・・・・・ところでその元の世界ってどういう事?」
偽「・・・俺等も良くわからねえんだけど、気がついたらsssさんや気ちがいさんと一緒にこの世界にいたんだ。その前はこの地球のいう日本というところ・・・国で暮らしてた、まぁみんな別々の所に住んでて掲示板でしか面識がないんだけどな」
か「そうか・・・・・・・掲示板・・・?」
偽「それはえぇっと・・・まぁいいや、それより何で俺等以外にもこの世界に来て同じ事を繰り返す、何て事がおこってんだ?」
か「私もそれはわからないわ・・・ただ最近気づいたけど、私たちとは違う別の組織が介入しているって事、邪教徒と一緒にいたあの牛若丸って奴のね・・・もしかしたらそいつ等が何かやっているのかも」
偽「それは俺等も最近わかったぜ・・・でもあの時は俺等を助けてた様に見える」
か「言われてみればそうね、わからないわ・・・・・それでこの先あなたはやっぱり進んでいく訳よね?」
偽「それしかねえだろ、とりあえず今は獅子のオブジェを取りに来た」
か「それってこれの事よね?」
かぐらづきは脇腹から獅子のオブジェを取り出した
偽「おぉ!まさしくそれだ!!」
か「はいどうぞ」
偽りの初心者は獅子のオブジェを手に入れた!
- 263 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:51:26 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」 チャプター4−1 偽りの初心者とかぐらづき(後編)
偽「お前にはいろいろと恩があるな・・・」
か「私を元に戻してくれた、そして助けてくれたのはあなた達の仲間。その者達があなた達の協力をするというならば私だって喜んで協力するわ!気にしないで!」
偽「ははは!じゃあ頼りにしてるぜ!!・・・・・・ところでお前等って15年前くらいに来たんだよな?俺等が来るまで何やってたんだ?」
か「私がまだリヘガ・ラドールの配下にいたときの目的はもう知ってるわよね?」
偽「あぁ、確かこの星・・・地球の軍事技術と人員の補充及びそれの精神や思考の改善をして自軍の戦力とすることだよな?」
か「この世界には絶対主人公みたいな者と別のそれにあったキャストが必ずいるんだけど・・・あ、今回はお前達が主人公だね、そうでない者もたくさん別の場所に出現するの・・・普通そのもの達は何者かに殺されるんだけど私たちはそうでない者達をかっさらって改造してたの・・・」
偽「・・・すまん、嫌なことを思い出させてしまったな・・・」
か「あ、全然!今思えばそれはあの牛若丸とかだったのかもね・・・別の他の組織かもしれないし・・・」
偽「なんにしてもそれらの答えは進まねえと出てこねえだろな・・・」
か「・・・がんばって、その死んでしまった仲間のためにも・・・」
偽「・・・・・・・そうか、お前も妹が・・・」
か「でもね、それで悲しむより結果はどうあれその人達の分まで精一杯頑張ることがその人達のためになると思うの。前にいったけど私はきさらぎの分までこの地球という世界のいろいろな場所を見てるわ、夜空にきらめく星空や、夕暮れの光でオレンジ色に染まった草原とかね・・・
きれいだったわ、私の星はどうだったんだろう・・・」
偽「ははは、まだまだ!地球にはもっときれいなところがたくさんあるぜ!それに学校とか映画とか漫画やテレビ、おもしろい物もいろいろあるぜ!」
か「ガッコウ、エイガ、マンガ、テレビ・・・?」
偽「じゃぁ学校のことを少し話してやるよ」
偽りの初心者は学校のことをかぐらづきに話した
か「へぇ、友達が一杯いてその人達と勉強したり遊んだりするところなんだ・・・私もラドールからいろいろ学習はしたけどつまらなかったわ、私も行きたいなぁ・・・」
偽「はっはっは!じゃぁお前が俺等と一緒に元の世界に戻れたら紹介してやるよ!」
か「本当に!?ありがとう、絶対してね!!・・・そのためにあなたもその仲間のためにも頑張って!私も精一杯協力するから!!」
偽「あぁ!おかげで吹っ切れたぜ」
か「・・・あと、あのお前等と一緒にいる白い奴だけど」
偽「あ?雪女のことか・・・それがどうした?」
か「・・・あいつには注意したほうがいいわ」
偽「・・・あぁ、俺も一緒に行動していて不審な点がいくつも見られた・・・それにお前が牛若丸と交戦したときのこともこちらに攻撃してこなかったのは雪女を守るためと言えば説明がつく」
か「・・・!確かに!!──でも私が言いたいのは彼女から生き物の波動を感じないってことなの・・・」
偽「・・・そりゃ妖怪だからじゃねえか?俺等の国じゃ昔話で雪女という妖怪が・・・」
か「でもそれって霊的な物でも当てはまるでしょ?」
偽「詳しくはわからねえけど・・・だろうな・・・で、それがどういうことなんだ?」
か「私はある程度生き物や霊が発している波動を感じることができるの・・・私が言いたいのは彼女からその生きているという波動を全く感じないの」
偽「つまり生き物の波動がないのに動いている、そういうことかい?・・・でももしそうならあいつは普通の生き物でも妖怪でも霊のたぐいでもないって事になるな・・・」
か「生きていないのに動いている物・・・該当する物が一つだけあるわ」
偽「・・・あぁっ!ロボットか!!」
か「そう・・・ちなみに村にいた村人もこの城にいる邪教徒もみんな同じ、波動がなかったわ」
偽「どういうことだ・・・・・・あいつは、いやそれ以前に邪教徒や村人ってロボットなのか・・・?」
か「・・・ふふふ、あなたって生きてる波動が強いわね・・・もしかしたらラドールもそれに気づいてあなたを狙っているのかも・・・」
偽「そうかもな・・・・・俺はそろそろ行かなければな・・・いろいろ忠告ありがとな・・・それじゃ」
か「うん、また会いましょう、いろいろ楽しかったわ!!がんばって!!!」
偽りの初心者は去っていった
か「学校・・・絶対してね、か・・・」
- 264 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:51:56 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」 チャプター4−1 手分けして・・・
偽「ふぅ・・・」
s「ずいぶん遅かったな、何かあったのか?」
偽「またかぐらづきと会っていろいろと話をしたんだ・・・俺等は死んでしまった不知火さんのためにも頑張らなきゃならないってね」
気「そうですよ!その通りですよ!・・・でもなぜ死ぬ必要があったんでしょうか」
偽「気ちがいさんいいことを言ったな・・・実はかぐらづきが言っていたんだけど・・・」
偽りの初心者はかぐらづきと話し合ったこの世界のことを話した
s「俺等の前にも人が・・・ど、どういうことなんだ・・・?そうだとしても何で不知火さん達は死ななきゃならなかったんだ?」
気「そしてサドラーを倒した後に忽然と消える・・・不知火さんの言っていた最後のボスがサドラーじゃないって事と何か関係があるんでしょうか?」
雪女「(まずい・・・ターゲット達の士気が元に戻ったのはよいとしてこちらのことや目的がばれつつある・・・とりあえず私が送ったメッセージに対しては『どれも問題ない、こちらに任せろ、貴様は己の任務を遂行せよ』とのことだしなぁ・・・・・・・・
・・・でも私本当に今していることが正しいのだろうか・・・確かに私はこの世界の・・・私は所詮命令に従うAWD・・・それが既に間違っているのかも・・・・・
・・・駄目だ駄目だ!こんな事を考えてちゃ・・・!そう、私は所詮AWD!隊長様やinazuma400様の命令に従い速やかに任務を遂行すればよい!!それに戦場では兵士が疑問を持ち込む事は時として味方全体の士気に関わるって教えられたから・・・いえ、プログラムされてるから・・・
・・・・・でも何だろう、この気持ち、いえ、思考は・・・このわだかまりは・・・・・いけない気がする・・・)」
偽「まぁどれも順番にわかってくるさ!とりあえず先に進もう!!ドロップさんも助けに行かなきゃな」
4人は移動用ゴンドラに乗り込んだ・・・そして・・・・・
気「・・・全てのオブジェをはめ込んで、よし!」
s「さぁて、こっからは今までよりもっと大変になるな」
ゴゴゴ・・・ 巨大な壁が動き出し先へと続く道が開かれる
4人はそこに進み移動用ゴンドラに乗った・・・そして・・・
偽「さぁて、王の聖杯と后の聖杯を取りに行かなきゃな」
気「ドロップさんを早く助けに行くためにもここは2人ずつに分散した方がいいと思いますが・・・」
s「俺も同意見だ、アルマデューラ側は攻撃力の高い装備を持った者、んでもう片方は・・・」
偽「じゃぁもう決まりだ、アルマデューラ側は俺とsssさんが、もう一方は気ちがいさんと雪女で・・・どうだ?」
気「そうですね」
s「俺もそれがいいと思うぜ」
雪女「・・・それが命令ならば」
気「へ?命令・・・?」
雪女「・・・!いえ、わかりました!!后の聖杯を取りに行けばよいのですね?(思考回路が・・・)」
偽「・・・わかってるようだな、sssさん行こう・・・」
s「あぁ、ちょちょいのちょいと終わらせちまおう!」
雪女「(フゥ・・・)」
タッタッタッタ バタン! 偽りの初心者とsssはドアを開けて入っていった
偽「・・・ついに本性を出し始めたな、俺は何も言ってないのにエルヒガンテやデルラゴの時と同じく奴はあっちが后の聖杯だとわかっていた・・・こんなのバイオ4やってる奴でも聞かれてパッと正解を答える事はできねーぜ・・・まぁ偶然という可能性もあるけど」
s「あぁ、それになんか命令とか言ってたな・・・でも気ちがいさんは大丈夫か?」
偽「少なくとも今までこちらには何も危害は加えていない。奴が今気ちがいさんに何かしたら俺等二人を敵に回すことになる・・・奴が・・・いや奴の組織が俺等を狙ってくるとしたら全員集まったときだろ」
s「そうだな・・・さっさとアルマデューラ倒して后の聖杯取って戻っかい」
偽「あれ?こっちって王の聖杯じゃなかったっけ?」
s「いや、こっちは・・・あれ?」
偽「あり?こっちが后の聖杯だっけか」
雪女「・・・・・・・・」
気「あのぉ・・・ちょっと聞きたいことが・・・」
雪女「!!、は・・・はい!何でしょう!?(・・・まずいわ!もしかして・・・)」
気「気のせいかもしれませんけど、最近悲しそうな顔してることが多い気が・・・どうしたんですか?・・・それにさっき命令って・・・・・」
雪女「な、な、そ、そうですか?だ、大丈夫ですよ!気のせいですよきっと!」
気「・・・何か悩み事があるんですか?俺で良ければ聞くだけ聞きますけど・・・?」
雪女「そ、そんなことはないです!さ、さ、行きましょう!!」
気「・・・・・?」
- 265 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:52:27 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」 チャプター4−1 機械の体(前編)
雪女「えぇっと・・・・・」
気「この銅像を床の四角い場所に動かして下さい、手分けしましょう」
雪女「は、はい!」
雪女「終わりましたね・・・でも何も起こりませんよ?」
気「全部で4つあるでしょう?残りの二つは俺等が乗るんです」
雪女「はぁ・・・」
気「・・・・・・・・・・・・」
雪女「・・・」
気「・・・・・・・・・・・・」
雪女「・・・・・?」
気「・・・・・・・・・・あれ?」
雪女「何も起こりませんね・・・」
気「あ!雪女さん、床が沈んでいませんよ!軽いんですね、あ!そう言えばドロップさんもとても軽いって・・・ところで何でそんなに体重軽いのですか?」
雪女「はぁ・・・えぇっと・・・(これは戦闘で俊敏な機動力のために重量を最小限に軽量化した結果、とは言えないわね・・・こんなところで裏目に出てるなんて・・・まぁいいや)・・・・・えい!」
カチーン! 雪女が床を指さしたかと思うと一瞬にして凍り付いた
ゴゴゴ・・・ 同時に扉が開く
雪女「私だって女性です、体重は気にしますよ・・・氷を作ってしまえばこの通り重くなるのですが・・・あはははは・・・」
気「でも、それは流石に減量しすぎじゃ・・・」
サラザール「やっと来ましたね・・・」
気「お前は!?」
雪女「(AWD−ラモン・サラザール・・・)」
サラザール「おやおや、人数が少ないですね、ひょっとしてもう二人は先に天に召されましたか?」
気「ふざけるな!偽りの初心者さん達は別ルートにいる!それよりドロップさんはどうした!!」
サラザール「威勢だけはいいですね、彼女は大事な身代金のための道具です。こちらで大切に保管していますよ」
雪女「人間の事を道具と同じにしないで!・・・・・(・・・はっ!今の言葉は!?)」
サラザール「・・・・・まぁ、いいでしょう・・・君たちはここで誰とも再会を果たせずに終わるのですから」
気「・・・・・!」
サラザール「さぁ、逝ってもらいましょう!」
ゴゴゴゴゴ・・・ 天井が下がり始める
気「くぅ・・・!」
サラザール「ヒャハハハハハハ・・・」
サラザールはこちらを見て笑いながら逃げ出した
雪女「こ、こんな物!」
ヒュゥゥゥゥゥゥ!! 天井一面が凍り付く、同時に天井が動かなくなる
気「さすが!」
雪女「あはは・・・(エネルギー漏れはもう大丈夫なようね・・・)」
気「さぁ行きましょう!」
気「・・・この廊下は・・・」
雪女「また何か起こるのですか?」
カッキィィ──────ン! 突然廊下の入り口の鉄格子が閉まる
ガガガ、ゴゴゴゴォォーーン! 廊下の後ろから壁が崩れる音が、同時に巨大な採掘機が轟音と共に現れる
雪女「えぇ!ウソォ!?」
気「雪女さんお願いします!!」
雪女「はい!ハァァ!!」
- 266 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:52:59 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」 チャプター4−1 機械の体(後編)
ゴゴゴゴ・・・・ 何も起こらない
気「・・・・・・・・・・・・・・・・・え?」
雪女「・・・あ・・・あぁ、力が出ない!?(まずい!エネルギーが切れた!!)」
気「ここは俺が! ゲームだと採掘機に乗った邪教徒を倒すと鉄格子が上がって・・・って言ってる暇はないや!」
ダァン、ダァン!
気「やった!倒したぞ!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 何も起こらない、採掘機がこちらに向かってくる
気「そんな・・・・・・・・・・・・・もう終わりだ・・・」
雪女「・・・(やるしかない・・・気ちがいさんは殺させない!・・・でも採掘機は回転の馬力が強いはず・・・)」
雪女は採掘機に向かって歩き出した
気「な、なにを!?」
雪女は回転する採掘機の刃部分に手をかけようとした
気「そ、そんな!無理ですよ!!」
雪女「で、でも、何もしないで死ぬよりはマシです!!(出力850%!第8リミッターまで解除!!)・・・いきますよ!はあああああああああああああ!!!」
ゴゴ、ゴ、ゴ・・・ゴ・・・・・ 採掘機の刃の回転数がだんだん遅くなっていく・・・
気「す、すごい・・・」
そして回転が止まった。
雪女「うぅ、はぁ・・・今です、よじ登ってスイッチを!」
気「は、はい!」
気ちがいは刃部分に足をかけよじ登り採掘機の操作席に座った
気「え、え、えぇっと・・・どれが止める・・・」
雪女「うぅん・・・早く・・・・・もう駄目・・・(内部器官損傷率65%、内20%はオーバーヒート使用不能、これ以上は自己修復型サイバーセルの回復が間に合わない)」
気「えぇい!迷っている暇はない!このレバーか!!」
・・・・・ 採掘機が止まった 刃の下でうずくまり全身から煙の上がる雪女
雪女「うぅ・・・・・」
気「だ、大丈夫ですか!?」
雪女「さ、触らないで下さい・・・気持ちが悪いです(オーバーヒートで体が異常に発熱している。今体に触れられたら私が機械だと言うことがばれてしまう・・・いや、それ以前に高回転する採掘機を止められる人間などいない・・・煙だって立ってるし・・・)」
気「・・・雪女さんこんな事ができるなんて、あなたは機械・・・ロボットなんですか?」
雪女「・・・・・・・・・・・・・・・・・(ばれた・・・)」
気「でも俺たちの事をずっと助けてきてくれたんだ!味方ですよね?敵じゃありませんよね??」
雪女「・・・・・!(そうか・・・機械だとばれても・・・)・・・そうです!私は機械です!そして、そして・・・・・あなた達の味方です!!」
気「・・・・・雪女さん・・・でも、何で今まで機械って事を・・・」
雪女「・・・・・それは、何か変な扱いをされそうで(本当の理由なんていえないけど、この理由も一理あるわ・・・とにかくこの場をしのげてよかった・・・)」
気「・・・・・」
雪女「・・・・・・・・・・・(でも・・・もう、いろんな意味で駄目ね・・・私は)」
気「・・・じゃぁ、偽りの初心者やsssさんにはこの事は秘密にしておきます・・・今のことはなかったことにしましょう」
雪女「・・・気ちがいさん・・・・・・(・・・何だろうこの思考は・・・今までに感じたことがない・・・)」
気「・・・・・もう大丈夫ですか?」
雪女「はい、さぁ行きましょう!」
気「え?本当に大丈夫なんですか!?」
雪女「はい!」
気「・・・でもここから出られませんよ・・・どうやって・・・」
雪女「採掘機があるじゃないですか!」
気「あ、」
雪女「それじゃぁレッツゴーです!」
- 267 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:53:29 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」 チャプター4−1 猛進!
偽「余裕だったな・・・それにしても遅いな気ちがいさん」
s「そうだな・・・んでさ、さっきの話本当か?」
偽「雪女がロボットかもしれないって事か?」
s「でもかぐらづきの罠かもしれないぜ・・・」
偽「それは絶対にないな・・・なぜなら・・・」
ゴゴゴゴゴ・・・
偽「ん?何の音だ??」
ガッシャァァァ!バラバラバババガガガガガガ!! 壁が崩れ採掘機が現れる!
s「うわぁう!」
気「皆さんおまたせぇ!」
偽「・・・やっと来たか」
気「遅れてスマン、これより援護する!・・・なんて」
s「・・・すごいのできたな」
気「俺の名は気ちがい雪女、よろしくな!」
雪女「気ちがい雪女・・・」
偽「それはもうちょっと後の台詞だ!早く行こうぜ!」
ガガガガガ!
「アイルスタ!」
s「この廊下は広い!横から採掘機が邪教徒に奪われないように俺等は援護射撃だ!」
偽「了解!」
ガガガガガガガガガガガガガガ! 気ちがい達の乗った採掘機は盾を装備した邪教徒もろともいとも簡単に猛進した!
気「見ろぉ!人がゴミのようだぁ!!はっはっはっはっは!!!」
偽「お静かに!その台詞は使ってはいけません」
雪女「(確か天空の城ラ●ュタのム●カだったわね・・・でも何で私こんな事知っているのかしら?)」
s「ついでに聖杯で開く扉も破壊しちまおうぜ」
ガガガガガガ!!! バシン! 扉を破壊した
気「よぅし!次はノビスタですね!!」
雪女「あははは!(何かいい感じ!)」
s「なぁ偽りの初心者さん?」
偽「何?」
s「聖杯意味なかったな」
偽「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ゛・・・」
- 268 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:54:00 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」 チャプター4−1 死んだはずのあの人
ここは古城の玄関、3つのオブジェをはめて先に進んだ場所
甲「だいぶ遅れたな」
8「急がなきゃ!」
コ「まさか移動用ゴンドラが動かないとはな・・・してやられたな・・・」
サラン「彼らはまだ大丈夫なようですが・・・」
甲「・・・・・・」
8「・・・?どしたの甲賀さん・・・」
甲「・・・!みんな急いでここから離れるんだ!!」
コ「・・・どうした!?」
甲「説明している暇はない!走るんだ!!」
甲「・・・!だいぶ離れたな伏せるんだ!!」
8「一体どうしたんだ!?」
甲「それは」
ダァァァァァ────────ン!!! 甲賀達の背後唐物すごい轟音が鳴り響いた!振り向くと城が崩れ夜空が見えている
8「うそぉっ!?」
コ「何が起きたんだ・・・」
甲「あそこにいたままだったら間違いなく死んでいた・・・」
コ「何故これが起きると・・・?」
甲「何かピピピって音が聞こえたから・・・」
?「まったぁく!・・・素直に死ねばいいものをぉぉ!ハエ共がぁぁぁ!!」
8「誰だ!?」
?「どこを見ている!馬鹿共が!!こっちだ!」
甲「!?」
コ「お前は、いや、あなたは・・・!」
8「・・・・・ウソだろ!?死んだはずなのに・・・!?」
甲「不知火さん!?」
フラル「はぁ!?何言ってくれちゃってんのぉ?俺はシラヌイなんて名前じゃねえよ!!フラル=ロ・ジュラゲドって言う名前があんだよ!馬鹿共!!!」
8「いや、でも確かに不知火さん・・・」
甲「・・・でも不知火さんはこんなしゃべり方はしない・・・どういうことだ?」
コ「だが俺等を殺そうとした以上敵だろう、攻撃を躊躇する理由はない」
フラル「ハッハッハッハッハ!すげえよ・・・本当にすげえよこの力は!!お前等は俺の獲物第1号だ!感謝しろよ!!」
8「誰が!」
甲「お前は何で俺等を狙う!」
フラル「命令だよ!お前等は任務遂行の邪魔なんだってよ!だから殺すんだよぉぉ!!」
コ「・・・命令だと?・・・誰のだ?」
フラル「うるせぇ!教えるかよバァカ!」
甲「・・・俺等を殺れとの命令だと?」
8「無理だね!それ以前にお前は武器も何も持ってないじゃないか!」
フラル「はぁん!?これでもそんなこと言えるかなぁ!」
フラルの右腕から急に重火器が!!
コ「何!?」
フラル「死ねよ!雑魚共が!超重力歪曲エネルギー収束キャノン発射!」
キュウゥゥゥン、プヒュゥン!
甲「逃げろぉ!」
ダァァァァァ────────ン!!! 大爆発が起きる
8「うぅ・・・あぁぁ・・・」
コ「くそ・・・バリアがなければ死んでいた・・・ラドールに感謝しなければな・・・」
甲「この野郎!たとえ不知火さんだとしてもこのままではやられる!」
フラル「へぇ!すっげぇ!狼になりやがった!おもしれぇ!!」
甲「ウゥゥ・・・・・・・」
フラル「でもまだまだこれだけじゃないぜぇ!はっ!!」
甲「!?」
フラル「オラオラァ!!多連装式超小型マイクロミサイル一斉発射!」
甲「!!」
小型のミサイルが雨のごとく甲賀に襲いかかる
甲「・・・駄目だ!避けられない!」
サラン「飛躍・・・!」
突然辺りがまばゆい光に包まれる!
フラル「あぁん?何だ何だぁ!?消えちまったぞ!!・・・・・・ふふふ、そうか・・・そこか、そこに行ったのか!ウヒュヒュヒュヒュ!今逝かせてやるよ!」
- 269 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:54:31 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」 チャプター4−1 第四の敵?
甲「はぁ・・・助かった・・・ありがとう、サラン」
サラン「・・・・・・」
コ「・・・なんなんだ、あれは」
サラン「あれは元は不知火さんです・・・」
8「!やっぱりか!!」
サラン「しかしもう完全に改造されているようです、今不知火さんにやってあげられることは彼を倒して呪縛から解放させてあげることです」
甲「そんな・・・でも何で不知火さんが・・・」
サラン「おそらく自爆した不知火さんの肉片を何者かが持ち帰り新しい人格を植え付けて壊れた細胞を再生させたのでしょう・・・」
コ「つまり姿は不知火さんでも中身は別人って事か!」
8「じゃぁ次会ったら容赦しねぇ!」
?「アッハハハハハ!じゃ本気で戦えるなぁ!」
甲「ーっ!?」
サラン「そんな!ここがわかるなんて!!」
フラル「アメェんだよ!3馬鹿が!お前等の居場所なんて丸わかりなんだ!この城内ではなぁ!!」
甲「(やはりサランの声は聞こえていないのだな・・・)」
サラン「(・・・もしかして!・・・そうだわ、ほかに考えられない!・・・・・ならば・・・)」
8「待て!何でお前は俺等を殺すよう命令された!?」
フラル「さっき言ったことが聞こえてねーのか、バァカ! 隊長が邪魔なんだってよ!」
甲「だから何の邪魔なんだ・・・?」
フラル「ターゲット達の成長のだよ!お前等はミスキャストのくせに一々邪魔クセェんだよ!」
8「・・・ターゲット達の成長!? 偽りの初心者さん達か!!?」
コ「他に考えられんな・・・」
甲「何故そんなことが目的なんだ!?」
フラル「─っせぇぇなぁ、さっきからペチャクチャとぉ!こっちはとっくにチャージが完了してんだ!もうお前等死ねよ!」
コ「!!」
フラル「さぁぁて!お待ちかね!!大出力重核子収束火線砲発射30秒前ぇ!!これが爆発すれば半径100mは無に帰すぜぇぇぇ!!ふっとびなぁぁ!!」
甲「・・・サラン!!」
サラン「・・・・・ダメ・・・飛躍できない・・・」
8「そんな・・・」
甲「待て!そんな事したらお前も!!」
フラル「ハァ!?貴様等と同じにすんなよ!俺には対衝撃拡散フィールドがあるんだよ!!!」
甲「・・・!!」
コ「・・・為す術無しか・・・」
フラル「心の準備はできたかぁぁい!?んじゃ!秒読み9、8、7、6、5、4、3・・・」
ガス! 何かが突き刺さる音がした!
フラル「ぎゃう!」
甲「何!?」
フラル「むかぁつぅくぅなぁ!楽しい時間を邪魔しやがって!!」
?「へぇ、おめぇはなかなか強そうじゃねえか」
フラル「あぁん?誰に向かって口聞いてんだよ馬鹿が!」
?「やぁれやれ、地球人てのはちょっとぐらい礼儀ってものを知らんのかねぇ・・・」
フラル「ホントむかつく野郎だなぁ!殺してもいいかぁ!?」
?「あぁかまわんよ、できたらの話だがな!」
フラル「・・・ぬぁにぃぃぃ?」
甲「何か知らんが助かったのか・・・?」
サラン「今だ!飛躍!!」
フラル「あぁぁ!!・・・・・あ〜あ、また消えちまったよ・・・ったく!レーダー範囲外に消えたか、あ〜胸くそ悪りぃ!」
- 270 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:55:03 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」 チャプター4−1 宇宙海賊・ロラウディオ
?「おいおい、俺とのデートを断る気かい?」
フラル「デートだぁ!?ざけてんじゃねえぞ!どこの誰かは知らんが奴らを逃がした落とし前、きっちりつけさせてもらおうじゃねぇか!」
ロラウディオ「おぉっと、自己紹介がまだだったな!俺の名はロラウディオ・アーディラ・クストウェル、宇宙海賊の頭だ!一応覚えておきな!!お前は自己崩壊でもしてもらおうか!」
フラル「あっはっはっは!こりゃ傑作だ!お前とはいい仲になりそうだぁ、別の意味でな!」
ロラウ「何言ってんだ、俺とお前は・・・」
カチャ 銃剣らしき物を構えるロラウディオ
ロラウ「もうカップルさ!」 シュゥゥーーーーン!!
フラル「・・・おきまりの攻撃だな!」
軽々かわすフラル
フラル「残念だぁがね、俺は同性愛に興味はないんで!それ以前に恋愛なんてなぁ!!」
ロラウ「じゃぁ無理にもつきあわせてやるさ」
ピシュゥン!ピシュゥゥゥーーーン!!
フラル「アーヒャッヒャッヒャッヒャッヒャ!おっもしれぇ!俺のも喰らいなぁぁぁ!多連装式超小型マイクロミサイル一斉発射!!」
ロラウ「はっはっは!ミサイルの雨だ!!」
バキャキャキャキャギャギャーーーン!
フラル「・・・・・あーらら・・・あっけねぇ、もう終わりかぁい?ロ・ラ・ウ・ディ・オ・ちゃん!」
ロラウ「・・・寝言は寝て言えや」
バシ!
フラル「うおぅ!やるじゃないの!そうでなきゃやりがいがねえぜ!」
ロラウ「デートの相手を退屈させるのは俺の主義に反するからなぁ!」
フラル「気色ワリィんだよ、貴様はぁ!!死ねよやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ロラウ「俺という大物がいながら重火器がお好きなようだな!トラァァァ!!!」
ヒュウーーン!ババババババ!!!カキィンカキィン!
甲「はひぃ・・・今度こそ助かったかな?」
8「頼むからもうでてこないで・・・」
コ「・・・サラン、不知火さ・・・いやフラルについて何か知っていることは?」
サラン「・・・わかりません」
甲「そうか・・・」
8「あいつは今はもう追ってこないよな、次あったらどうするよ?」
サラン「私がまた皆さんを飛躍させます。」
コ「だが、あいつも同じように飛んでくることができるみたいだ。それにお前は連続で飛ぶことはできないのだろう?」
サラン「・・・その通りです、3人を同時に運ぶとなると次の飛躍に有する時間は最低でも約258秒です」
甲「それに飛んだとしてもあいつは何回でも飛んでくるかもしれねーぜ、今回誰かがフラルを邪魔したからよかったけど・・・」
8「そういやさっきのもう一人は誰なんだろうな?」
コ「あの口振り・・・俺らを助けに来たというわけではないようだが・・・」
8「・・・そういえばここって・・・」
コ「あれだ、生け贄のモニュメントで先に進むところの廃墟だな。普通ならガナードがここで輪になってキャンプファイヤやってるはずだが・・・」
甲「・・・・・もう訳がわからねーよ・・・」
サラン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
フラル「はっはっは!俺を楽しませてくれるなんてなぁ!」
ロラウ「喜んでもらって嬉しいぜ!マイ・ダーリン!!」
フラル「だがもう終わりだ!収束120%完了!大出力重核子収束火線砲発射ぁぁぁああ!」
ロラウ「何!?」
キュ─────ン・・・ずどぉぉぉぉぉおおおおおん! 辺りが一瞬にしてまばゆい光包まれた
光が消えると跡には半径100m程のクレーターができていた・・・
フラル「・・・ふん、帰るか」
お「これがあの不知火・・・ありえない・・・・・ここまで変わってしまうものなの?・・・私は・・・あ、あれは!?」
?「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ロラウ「・・・ウゥ・・・ウ」
お「ロラウディオ!彼はこの攻撃にも関わらず一命を取り留めたの!?それにあの女の子は誰!?」
ロラウ「・・・ふふ、どうやら俺の悪運はまだ尽きちゃいねぇみてーだな・・・」
?「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
お「これは報告した方がよさそうね・・・」
- 271 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:55:33 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」 チャプター4−1 投石の雨
s「次は歯車塔か・・・」
クマ「ノビスタはどうでしたか?」
偽「あぁ余裕余裕」
クマ「それでドロップさんがいないのはやっぱりノビスタに・・・」
気「ちょっと違いますけどね・・・」
雪女「・・・・・・」
クマ「・・・充電完了のようです。それでは頑張って」
偽「あぁ、次会うところは孤島、かな?」
s「じゃぁな!」
偽「さぁて・・・早く橋を渡って歯車塔に行かなきゃファイヤーボールが飛んでくるぜ」
s「さっさと渡っちまうか」
シュゥシュゥゥーーーン!
気「え?この音は・・・」
雪女「気ちがいさん、危ない!」
気「うわ!」
雪女は駆け出し気ちがいに飛びつき押し倒した! 同時に背後で火球が爆発する
気「いててて・・・た、助かった」
雪女「大丈夫ですか?」
気「ああぁぁ、ありがとう・・・」
偽「(・・・・・ヤベェ、この展開、嫌なこと思い出しちまった・・・)」
s「とりあえず後退だ!」
シュゥシュゥゥシュゥゥシュゥゥーーーン! ダーン!ダーン!ダァーン!!
偽「何かファイヤーボールの量が多くねえか?」
気「言われてみれば・・・」
雪女「・・・あのぉ」
気「・・・どうしました?」
雪女「い、いつまで私をつかんでいるのですか?」
気「・・・あ、ゴメンゴメン!」
雪女「・・・あ、別にいいですけど、掴んでいたかったらどうぞ遠慮せずに・・・」
気「いえ、そう言う訳には・・・」
偽「(・・・気ちがいさん、あいつだったら間違いなくビンタを食らってたぞ・・・)」
s「で、どうするよ?ファイヤーボールが雨のごとく降ってくるけど・・・」
偽「困ったな・・・雪女、あれ凍らせられる?」
雪女「う〜ん、すいません。もうエネ・・・力がないという別の理由で無理です」
気「・・・・・・」
s「・・・いいこと考えたぜ」
偽「なになに?」
s「果報は寝て待て!あんだけ投石に石を使っていればそのうち弾数がなくなるさ!」
気「なるほど!」
偽「・・・・・いや、早く渡った方がいい」
s「・・・え?」
偽「橋が・・・」
気「あぁぁ!?」
ガガガガガ・・・ 橋が巨大な火球により崩れていく・・・
偽「は、早く渡ろう!!」
雪女「ダメです!あんな火球の雨の中を行くなんて自殺行為ですよ!」
s「で、でも進む道はここしか・・・」
ガガガ・・・ゴゴゴゴゴゴ・・・ 橋が完全に崩れる
気「橋が・・・」
s「くそ!」
偽「しかも投石攻撃は止まねえしな!」
s「どうしようもね・・・・・・・・・・ん?」
気「あ・・・」
雪女「急に夜空が暗くなりましたね・・・」
偽「・・・なんだあれは!?」
- 272 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:56:05 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」 チャプター4−1 GONさん?
気「・・・う、宇宙船?」
偽「宇宙船というよりは・・・これは、戦艦だ!宇宙戦艦!」
雪女「(無線携帯端末から通信がない事からしてあれは私の組織の物じゃないわね・・・どこの所属かしら・・・)」
s「あ!宇宙戦艦の先っちょに誰か立ってるぞ!危ないって!!」
偽「・・・あれの真似でもしてるのか?」
?「・・・・・」
気「あ、引っ込んだ」
オペレータ「GON艦長!戻ってきましたか!」
GON「うむ、これよりあの4人を援護する」
オペレータ「・・・ところで艦長、艦首で何をされてたのですか?」
GON「タイタニック・・・女性がいないのが寂しい・・・」
オペレータ「(じゃぁやらなきゃいいのに・・・)」
GON「前からやってみたかったんだ・・・何て言ってる場合じゃないな。総員!第一次戦闘配備!加速粒子砲1番から8番発射準備!」
「1番から4番、発射準備よし!」
「5番から8番、発射準備よし!」
GON「目標、敵投石機!右舷1番から4番、発射ぁ!!」
キュィィン、ビシュゥゥゥ! バキャァァン!! 戦艦の砲門から放たれた閃光は投石機を破壊した
偽「うわ!まぶしい!」
気「あの戦艦、投石機を破壊してますよ!」
s「味方なのかね・・・」
雪女「あのぉ、あの戦艦、製造ナンバーが書かれてますよHN−GONって」
偽「GON・・・?GONさんかな??」
気「では前のHNって・・・」
s「ホームネーム・・・?」
オペレータ「艦長!こちらが投石機に捕捉されました!」
GON「奴らに反撃の機会を与えるな!」
「了解!」
キュィィン、ビシュゥゥゥ! バキャァァン!!
「ウォォォ・・・」
偽「おらぁぁ!やっちまえやっちまえ!!」
気「・・・あれは!?」
s「ノビスタだ!!」
オペレータ「艦長!8時方向より小型機多数接近!」
GON「ノビスタドールか、機銃座!弾幕を張れ!!奴らにとりつかせるな!」
ダダダダダダダダ!!
「ギャァァァ!」
GON「我が艦の被害は?」
オペレータ「今のところありません!4時の方向より人型機動兵器と思われる物体接近中!距離0.005!」
GON「あれは・・・ノビスタドールがガラドールを持って飛んできたのか・・・」
オペレータ「艦長ぉ!人型機動兵器が甲板に降下を確認!我が艦の主砲を破壊しています!」
GON「なんだと!?」
「第2主砲、損傷!」
「6番加速粒子砲大破!使用不能!!」
GON「なるほど・・・そう来たか・・・やりおるなフケチビ・・・」
オペレータ「艦長!どうします!?このままでは我が艦の砲台が・・・」
GON「・・・・・ddrと意図に出撃命令だ!」
- 273 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:56:35 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」 チャプター4−1 ddrと意図
ddr「やぁっと出番か」
意図「甲板に降下した敵の殲滅が任務です」
ddr「よっしゃ!ブラーガの先兵共にも俺の踊りで痺れさせてやるぜ!ddrでるぜ!!」
意図「意図、いきまぁーす!」
気「う〜ん・・・くぅ・・・ダメです、この距離では照準をあわせることは・・・」
s「ガラドール共、砲台を破壊し放題だ!」
偽「畜生!せっかく助けてもっらてんのに俺等は何もできないのか!!」
雪女「(sssさん今のひょっとしてダジャレ・・・?)」
気「ん?あ、あれ!?」
s「どうした気ちがいさん!?」
気「戦艦から人が出てきた!」
ddr「おまぁたぁせぃ!ミュージックスタートォ!(http://game.5stone.net/game.php?game=omoh_5)」
「イィィットオォォォォオ!!」
ddr「ほいっとな!ほら、どうしたどうした!音楽にノラねえと俺は倒せねえぜ!」
ddrは華麗な足裁きでガラドールの攻撃を軽々とかわす!
ddr「はい♪いっちょあがりぃ♪」
「ウゥゥゥゥ・・・」
気「すごい・・・一人でガラドールを倒した、しかも踊って・・・それにddrって・・・」
偽「え!?気ちがいさん、俺にもライフル貸してくれ!」
s「ddrさんか!?」
雪女「・・・あの白いのは何!?」
偽「あれは・・・あれは!!ガ●ダム!?」
「キシャァァァ!」
意図「遅い!」
意図の乗ったガ●ダムは攻撃を避け、ビームサーベルでノビスタドールを一刀両断にした。
意図「やらせるか!そこぉ!!」
ピシュウゥゥン! バキャァァン!
「ギャァァァァ・・・・」
意図「・・・こ、これがジオンのザクか!・・・じゃなくてこ、これがロス・イルミナドスのガラドールか!」
「イィィィィットオォォォォォォ!!」
意図「このぉっ!」
ピシュウゥゥン! バキャァァン!
「ウウウゥゥゥゥ・・・!」
意図「一つ!二つ!三つ!」
オペレータ「艦長!敵は半数以上を撃墜され後退していきます!」
GON「これ以上の戦闘は無意味だ!ddrは帰還!意図は4人を手にのせて門のところまで運んでから帰還!」
ddr「了解!」
意図「意図、了解です!」
偽「お、ガ●ダムがこっちに来たぞ!手を差し出した!?」
意図「こちら意図!これより君たちをあちらへ運ぶ!」
気「意図さん!?」
s「意図さんか!」
偽「ありがてぇ」
意図「任務完了!」
s「おぉ!歯車塔を省略できたぜ!」
気「意図さん、ありがとう!」
意図「帰還します」
オペレータ「全機帰還確認!」
GON「よし!機関最大全速!発進!」
偽「いっちゃったな・・・さぁて、今度は俺等がガラドールと戦う番だ・・・!」
雪女「・・・(ん、無線携帯端末が・・・何!?なんですって!!?)」
雪女「(ついに・・・ついに来たか・・・・・私の任務は・・・!)」
ロラウ「何だよ・・・こっちで大型艦の反応がしたのにもう消えちまったのかよ、せっかく戦艦同士で戦ってやろうと思ったのに・・・」
?「・・・・・・・・・・」
ロラウ「まぁいいか、んで次はどうするお姫様?」
?「・・・・・・・・・・」
?「ドウスル、ドウスル?」
- 274 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:57:08 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」 チャプター4−1 無邪気な悪魔 (前編)
甲「・・・参ったな、ここから戻ったんじゃ偽りの初心者さん達がどこにいるかわからねえ」
8「確かに・・・サラン?ここから偽りの初心者さんの所へは飛べないの?」
サラン「飛べますけど・・・」
甲「そうだ、フラル=ロ・ジュラゲド・・・奴がいる可能性がある・・・」
コ「・・・俺的に思ったんだが、偽りの初心者さん達はいつかこの道を通るだろ?」
8「・・・そうだけど?」
コ「だったら俺らが少しでも力になるように生け贄のモニュメントをとってきてはどうだろうか?」
甲「いい考えだが、大丈夫かサラン?」
サラン「・・・・・・・はい・・・」
8「そうと決まれば早く行こうぜぇ!」
?「誰かと思えばお前達か」
甲「っ!・・・・・かぐらづきか、びっくりさせるなよ」
かぐら「ところで何でお前達ここにいるんだ?」
8「いろいろと訳ありだ・・・お前が何故かここにいるようにね」
かぐら「・・・・・・・・・夜空・・・」
甲「え?」
かぐら「星が光ってて綺麗ね。」
コ「・・・そうだな」
かぐら「私はいつもここに来て夜空を見てるの、ここは本当にすばらしい所ね・・・人もたくさんいたわ」
8「え?人なんてどこにもいねぇじゃん、ガナードと間違えたんじゃん?」
かぐら「ところがここは一瞬にして地獄に変わった、こっちに来い・・・」
甲、8、コ「???」
かぐらづきは3人を連れて歩いた。そして地面が盛り上がっているところが無数に並んでいる場所に来た。
甲「・・・まさか、このもりあがっているところに埋まってるのは・・・」
かぐら「そう・・・全部人が・・・こっちのお墓には如月が埋まってる、ここだったらいつもこの綺麗な夜空が見られてきさらぎも満足だと思うから・・・」
コ「・・・ここで何かが起きたのか・・・お前は何が起きたか知ってるのか?」
かぐら「・・・お前達は牛若丸とレイという奴は知ってるか?」
甲「牛若丸はともかく、レイって・・・?」
かぐら「・・・・・ここじゃ危険だ、また奴が来るかもしれない・・・こっちに隠し穴がある、中に行って話そう、それにここの生き残りも・・・」
?「あー、いたいた!」
甲「な、なんだ!?こ、子供!?」
かぐら「しまった、レイだ!!」
レイ「ねえ君たちぃ、僕と遊んでよ!」
コ「何!?」
8「普通の子供じゃねえかよ」
かぐら「ちがう!あいつはあぁいう風に言って何人も虐殺しているんだ!」
甲「なんだって!?・・・っていうか虐殺!?」
レイ「僕たくさん遊びたいのに君たちってすぐ動かなくなっちゃうんだよね、いっぱいいっぱい赤いのたくさん僕に見せて喜んでくれるのにさ」
8「赤いのって・・・血!?」
コ「では、喜ぶというのは、攻撃を受けて上げる叫び声の事か」
レイ「君たちも僕とたくさん遊んでねぇ!行っくよぉ!」
かぐら「みんな、逃げるぞ!」
8「何言ってんだよ、武器も持ってねえのにあんな奴余裕だろ」
かぐら「危ない!!」
8「え?」
バッ! ・・・メキメキ ブチ!
かぐらづきはとっさに8wを押しのけた、と同時にかぐらづきの手はねじれて切断された!
かぐら「ぐあぁぁっ!あああぁぁぁぁぁっっ!!」
甲「・・・え?」
レイ「あっはははははは!お姉ちゃんが喜んでる!!君たちは後回し!もっともっとやって上げるよ!次は両足ねぇ!!」
コ「何をしたんだ!?」
甲「サランッ!」
サラン「はい!・・・飛躍!!」
- 275 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:57:40 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」 チャプター4−1 無邪気な悪魔 (中編)
サラン「・・・・・・」
甲「・・・おい!」
サラン「そ、そんな、飛躍できない!なんで!?」
レイ「あっはっはっはぁ!今どこかに飛ぼうとしたね?なんで君たちができるかわかんないけどできないよぉーだ!」
コ「何だと!?」
かぐら「ぅぅぅ・・・うぅぅぅううぅぅ、い、痛ぃぃ・・・」
8「かぐらづきぃ!」
レイ「君とはたくさん遊んで良いってお父さんから言われてるんだぁ!だからいっぱいいっぱい喜んでね!」
甲「くそぉ・・・・・・・・・・・・・・・・・か、体が!」
8「な、なんで、うごかない!?」
コ「く、電磁神経誘導結界というヤツか!?」
レイ「へぇ、よくお父さんが考えたのを知ってるねぇ・・・でもちょっとちがうんだ、君たちがほかのところへ飛べないのも一緒のことだよ。じゃ僕はおねえちゃんと遊ぶから3人ともそこで見ててね!」
かぐら「ぃい、いや・・・いやだ・・・」
甲「・・・!」
レイ「それ!」
ギギギ・・・ バギバギ、メキ・・・ ビシャァァァ! レイが声を上げた瞬間、かぐらづきの左足は何かが折れる音とともに変にねじれてもぎ取られた
かぐら「うわあぁぁぁあぁぁぁっあああああぁぁっっ!!!」
レイ「やったぁ!そんな喜んでくれるなんて、僕もうれしいっ!!」
甲「やめろぉ!やめてくれぇ!!」
レイ「なんでぇ?お姉ちゃんこんなに喜んでんだよ?」
8「馬鹿野郎!あいつの顔を見ろ!!」
かぐら「うぅ・・・う・・・うぅ・・・」
コ「貴様がやっていることは遊びではない、虐殺だ!」
甲「お前がそういうことをされる身になってみろってんだ!」
8「かわいそうだとか思わないのかよ!?」
かぐら「(みんな・・・)」
レイ「なぁに言ってんのか全然わかんないや・・・顔が気になるの?そう、それじゃぁ・・・」
レイは駆け寄り両手両足のもぎとられたかぐらづきの髪の毛を持ち上げた
かぐら「う・・・!」
コ「何をする気だ!やめろ!!」
レイ「これで解決だね、えい!」
グジュ・・・ジュジャジャ、ブチ! 手をおもむろに目に突っ込み眼球を引き抜いた
かぐら「いや、やぁぁあ、あぁぁあああぁぁぁっあうううぅぅ!」
レイ「まだまだ、もうひとつあるでしょ?」
そう言うとレイは指を目に突き刺し無理矢理眼球を引き抜いた
レイ「はい、これ君たちに上げる!」
引き抜いた眼球二つをを8wに投げつけた
8「うわぁ!」
甲「くそぉ・・・何もできないのかよ!サラン何とかなんないか!?」
サラン「無理です!何がおきているのかはわかりましたが・・・」
コ「何!?」
サラン「彼は重力を自在に操れるみたいです!さっきの手や足をねじる攻撃や体が動けないのも体のいたるところ個別に意図的に重力を発生させてやっているようです!」
甲「解決策は!?」
サラン「・・・・・・」
8「どうしたの!?」
サラン「・・・・・・・ありません・・・」
コ「なんだと!?」
甲「それじゃ俺らはやられるのを待つだけなのかよ!」
かぐら「・・・わぁ・・・わ・・・」
レイ「あれぇ?何か言いたいの?」
かぐら「わ・・・わ・・・わたしは・・・」
レイ「なんだい?」
かぐら「わたしは!・・・み、みんなの為にも、死ぬわけにはいかないんだぁぁぁ!!!」
ビシュシュシュシュ!!! かぐらづきがまばゆい光に包まれ当たり一帯に電撃がほとばしる!
レイ「うわぁ!」
甲「・・・しめた!うごけるぞ!!」
レイ「だぁめ!」
コ「・・・・・・くそぉ!」
8「また動けない!?」
レイ「駄目だよぉ、楽しいのはこれからなんだから」
?「今だ」
レイ「え?」
- 276 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:58:11 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」 チャプター4−1 無邪気な悪魔 (後編)
?「フラッシュグレネード射出!」
辺りが一面が真っ白になる
レイ「うわぁ、な、何も見えないよぉ」
甲「・・・・・!」
コ「・・・・・!?」
8「・・・・・!!」
かぐら「・・・・・」
レイ「・・・あれぇ?いなくなっちゃったよ・・・つまんないの!そんじゃかぁえろっと!」
甲「・・・た、助かった・・・」
?「・・・・・・・・問題ない、ここは奴もわからない。」
コ「ここは・・・いけにえのモニュメントを取りにいくところの地下か、」
8「かぐらづきは!?」
かぐら「・・・・・・・・」
?「もう虫の息だ、死を待つだけだろう・・・」
甲「そ、そんな、かぐらづきぃ!」
コ「サラン!何とかならんのか!?」
サラン「やってみます!・・・ただ出血がひどく助かる見込みは32.8%です・・・」
8「そんな・・・」
?「・・・・・・・・0%よりはマシ・・・」
甲「・・・ところでお前ら誰なんだ?俺らを助けてくれたんだから敵じゃないだろ?」
sai「saiといえばわかるかな?」
8「あぁ!ではこっちの人も」
伝説・改「・・・・・俺は伝説・改・・・」
コ「礼を言う・・・あなたたちに助けられてなければまちがいなくあいつに虐殺されていた」
甲「ところであのレイって奴は何なんだか知ってる?」
sai「あんまりわからないが・・・俺らに起きた事を順を追って話そう、俺らは気がついたらこの世界にいた。」
甲「それは俺らも同じだ」
伝説「・・・・・・・・・やっぱり・・・」
sai「そして、俺等のほかにもここにはたくさんの人がいた」
コ「それはかぐらづきから聞いたが・・・・・奴に殺されたんだろう?外の墓はそれの・・・」
sai「そうだ。奴は遊ぼうといいながら重力を操ってここにいた大勢の人間を一度に殺した」
伝説「・・・・・みんなバラバラになった・・・」
sai「俺等二人はその重力の結界から離れた場所にいたから奇跡的にも助かった。そして現在に至るわけだ」
伝説「・・・・・・そう、俺らは生き残り・・・」
8「かぐらづきとは知り合いなの?」
sai「ああ、たまに妹のお墓に来て花を添えていたな、そこで知り合った」
伝説「・・・・・・・みんなの墓を作ったのもかぐらづき」
sai「あなたたちも知り合いなのか?」
8「まぁな、それにいろいろと長い付き合いだ」
甲「今度は俺らに今まで起きた事を話すよ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
sai「なんと!偽りの初心者さん、sssさん、気ちがいさんも!?」
8「他にもいろんな掲示板の人がいたぜぇい!」
伝説「・・・・・それにコント×55号さんと8wさんは最初は敵だったのか」
8「いや、そのラドールって奴に操られてたんだよ」
sai「それにしてもかぐらづきは他の星の者なのか」
伝説「・・・・・・・・・さっきは電撃を使ってたしな・・・納得」
sai「それでこの声はサラン・ストレイルって者の・・・」
甲「まぁいろんな不明な点はいろいろあるけど複雑な理由があるみたいだから聞かないようにしてんだ」
sai「姿が見えず声だけが聞こえ、幾度となく助けられていていろんなところに瞬間的に飛べて、更に傷を回復させる能力まで持っているのか!」
伝説「・・・・・・・すごい、だけど・・・」
sai「死んだはずの不知火さんが敵に回って襲ってきたって?」
コ「俺らを襲ってきたのだ」
8「しかもこっちが飛んでも、追ってくるんだぜ!」
伝説「・・・・・・・・厄介だ・・・」
sai「ところでこれからどうするんだ?」
甲「本来ならば俺らは偽りの初心者さんたちを援護する役目なんだけど・・・」
コ「また、あいつが襲ってくる可能性がある」
8「あいつって言ってもいろいろいるけどねぇ、牛若丸でしょ、さっきのレイでしょ、偽不知火さんでしょ、それと戦った変な男の人でしょ、リヘガ・ラドールでしょ、お城の最初のほうで偽りの初心者さんと会った人でしょ、それから・・・」
甲「・・・頭が痛いわ」
コ「ん、そういえば・・・」
甲「どうしたの?」
- 277 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:58:42 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」 チャプター4−1 見えてきた組織構成員
コ「覚えているか?レイに電磁神経誘導結界といったら父親が何とかとか言ってた事だ」
8「あぁっ!覚えてる!!じゃぁお城の最初のほうで偽りの初心者さんと会った人は・・・」
甲「レイの仲間か!いやそれどころか父親か!」
sai「もっと強いということか・・・」
8「そういやかぐらづきはレイと牛若丸って言ってたな」
甲「そういえば・・・じゃぁ」
伝説「・・・・・・牛若丸とは?」
8「何か真っ白な着物着て刀持ってて妙に侍っぽくて昔じみた台詞言う・・・」
sai「なんだと!?そいつなら、レイと一緒にいるのを見た!」
コ「・・・なるほど、レイと牛若丸、お城の最初のほうで偽りの初心者さんと交戦した者・・・あいつらは同じ組織か!」
甲「・・・・・リヘガ・ラドール達、レイや牛若丸たち、そして偽不知火さんことフラル=ロ・ジュラゲドと交戦したなぞの男・・・この世界、少なくとも3つの組織が絡んでいるな」
8「そのなぞの男は敵かどうかわからないけど・・・」
かぐら「うぅ・・・・・・」
甲「かぐらづき!大丈夫なのか!?」
かぐら「・・・真っ暗・・・何も見えない、ここはどこ・・・?」
コ「・・・・・・・・・・」
サラン「大丈夫です。私達は助かったのです。」
かぐら「そ、空!な、何も見えない!?い、嫌だ!!」
8「・・・・・・・・・・・・」
サラン「・・・手や足や目は少しずつ治していくから安心して・・・」
かぐら「・・・・・・ぅぅ・・・」
sai「すごいなサランというのは」
伝説「・・・・・・・・・これからどうするのだ?」
甲「俺の勘では偽りの初心者さんたちはガラドール2匹と交戦しているところだと思われる。」
sai「あそこか」
8「な、なぁ!ちょっと待てよ!?じゃぁそのあとサラザールの落とし穴にはまって・・・」
コ「・・・・なっ!そうか!!レオンはフックショットみたいなものを使って助かったが・・・!」
甲「早く行かなきゃ偽りの初心者さん達が串刺しになってしまう!」
sai「俺らがそこに行って偽りの初心者さんたちを受け止めるしかないな」
8「サラン!今すぐ飛んで・・・」
サラン「・・・今私がかぐらづきさんの近くからははれることはかぐらづきさんの死を意味します・・・」
甲「そんな!それじゃ偽りの初心者さんたちは・・・」
サラン「しかし、私は飛ばなくとも皆さんをそこに送ることはできます。」
コ「そうか!それはよかった!」
sai「俺らも行かせてもらおう、伝説・改さんそれでいいか?」
伝説「・・・・・ここにいても何もできないからな・・・それでいい」
サラン「かぐらづきさんは私が責任を持って治します・・・それでは皆さん、がんばって・・・・・飛躍!!」
- 278 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:59:13 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」 チャプター4−2 ついに明かされる悪の組織(前編)
偽「うぉりゃぁぁぁぁぁ!!」
ズダダダダダダダダ!!
「ウゥゥゥ・・・」 ガラドールがうなり声を上げてその場のに倒れる
気「雑魚は俺達に任せてください!」
雪女「凍らせられないけど・・・パンチパンチパァンチ!」
「ウッウゥゥ・・・」
s「こっちもガラドールぶっ倒したぜ!」
────────ッ 扉にかかっていた鉄格子が開かれる
偽「さぁて、フケチビに会いに行くかぁ!」
s「だが下手したら下に落とされるぞ」
偽「なぁに、中央に行かなきゃいんだよ、それに気ちがいさんたちがヴェルデューゴ一匹倒したんだ問題ないだろ!」
気「もしかしたらドロップさんを助けられるかもしれませんしね!雪女さん!!」
雪女「・・・・・・・・」
気「・・・雪女さん?」
雪女「・・・・・・・・・・」
気「・・・・・・・・・?」
4人は階段を駆け上がったそして偽りの初心者は扉を蹴り開けた!
偽「フケチ・・・・・あれ?誰もいない!」
ド「みんな!」
s「あ、ドロップさん!」
気「待ってください!今ロープをほどいてあげますから!」
雪女「皆動くな!」
偽「・・・・・え!?」
気「え、え、ゆ、雪女さん!?」
雪女「動かないでくださいといっているのです」
s「・・・お前は!」
ド「ど、どうしたの!?」
雪女「無駄な抵抗はやめて私の指示に従ってください、私の指示の放棄、私を撃つなどした瞬間私は爆発し私を軸に半径1kmは完全に無に帰しますよ」
偽「ふん、馬鹿かお前!?そんなこと言ったらお前も」
雪女「・・・死ぬことで任務が達成されるならそれでかまいません」
ド「え・・・」
気「雪女さん、あなたは・・・」
雪女「あなた達のその力、隊長様は必要とされているのです」
?「そのとおりだ」
シュゥンシュゥゥンシュゥゥゥゥン! 急に人が現れる!
偽「お前、お前は!お前らは!?」
s「牛若丸に、お城の最初のほうにあった奴、おばはん。さん、そ、それから・・・不知火さん!?」
フラル「あぁん?どこかで聞いたような台詞だな!俺はフラル=ロ・ジュラゲド!シラヌイなんてなまえじゃねぇよ!」
気「い、いや、確かに・・・それに、横のグラサンの人は・・・」
偽「間違いない・・・アルバート・ウェスカー!」
ウェスカー「ほう、やはり我のことを知っているか・・・ゲームを通じてか」
ド「なに!?」
ウェ「貴様達のここでの選択肢は二つだ、武器を捨てるか、ここにいる全員を敵に戦うかだ!」
ド「・・・みんな」
気「・・・」
偽「・・・・・」
s「そうだな・・・」
3人はお互いに見合ってうなづき武器を床に置いた
- 279 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 15:59:45 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」 チャプター4−2 ついに明かされる悪の組織(中編)
ウェ「ふん、賢明な判断だ、それでこそ選ばれし者達・・・自己紹介をしよう我はアルバート・ウェスカー、こちらにいるのがおばはん。、AWDの創造主inazuma400」
偽「何だと!?」
気「お城で最初に会ったお前・・・いやあなたはinazuma400さんだったのか!?」
ド「それにAWDを創造主って・・・」
ウェ「自爆した不知火の肉片を再生して別人格を入れたフラル=ロ・ジュラゲド」
フラル「ほぉ、初耳だな、だから俺はよくシラヌイっていわれるのか」
s「そういうことか!だからお前は!」
フラル「うっせぇ黙れ!実験体の分際で!」
ウェ「そしてAWD-004・任務遂行用コードネーム レイ、AWD-003・任務遂行用コードネーム 牛若丸、そしてそこにいるAWD-002・任務遂行用コードネーム 雪女だ」
s「偽りの初心者さんの予想は当たってたってことか!」
ド「あなた達!雪女ちゃんに何をしたの!?」
in「なにも、雪女、いやAWD-002は最初っから俺らの組織の一員さ、お前らの敵だ」
偽「・・・やっぱりか」
s「お前らの目的は何なんだ!」
ウェ「よい質問だ、貴様らの成長だ」
偽「不知火さんやかぐらづきが言ってた同じことが何回も繰り返しでおきているというのと関係があるのか!?」
ウェ「そこまでわかっているなら話が早い、我々は他世界より能力ある人間を連れてきてはここで成長させ強さが一定に達したら捕獲、保管する。これを何度も繰り返しているのだ、貴様達は163番目のサンプルだ」
フラル「まぁ、今回特別でその人間どもをつれてくるとき余計なものまできちまってな!そいつらを排除するために俺とAWDのがいるって訳よ!」
気「じゃ、じゃぁこの世界は・・・」
ウェ「そうだ、我々が人間を成長させるために用意した仮想世界だ、ここでは元の世界とはちがい一切時が止まっている」
偽「何でそんなことを!リヘガ・ラドールみたいに自分の星の兵器として使うためか!?そもそもリヘガ・ラドールってのも貴様達が用意したシナリオだったのか!?」
ウェ「やはりあちらも我々と目的が同じようなものか・・・リヘガ・ラドールは外宇宙の文明監視機関の一人、この仮想世界に迷い込んだものだ我々と関係はない」
偽「なるほど、かぐらづきの言ったことも全てつじつまが合ったな」
s「じゃぁあのどこからともなく聞こえる謎の声も!」
ウェ「謎の声?それは知らんな・・・」
気「(じゃぁあの謎の声はやっぱり俺達の見方なんだ・・・)」
in「・・・・・(ふ・・・謎の声、か・・・)」
偽「聞きたいことはまだある!不知火さんが死ぬ前にあのバイオハザード4もこの世界で本当に起きたことを元に作られたっていってた!それはどういうことだ!」
ウェ「そのままのとおりだ、貴様達も知っているであろう、レオン・S・ケネディの名を」
ド「知ってるわ!それがなんなのよ!!」
偽「・・・まさか、レオンやアシュリーやルイスやエイダってのは・・・」
ウェ「そうだ、その者たちはこの世界の全てを無事通過した98番目のサンプル共の名だ、今は我々が大切に保管している」
s「つまりレオンやアシュリーってのは実在した人物なのか!」
ウェ「今までもっとも優秀な成績を収めたサンプル共だ、我らは彼らの軌跡を元にResident Evil4ことバイオハザード4を製作、世界のゲーム企業を一時的に乗っ取り擬似記憶を植え付け世界にばらまいたのだ。そして今回はそのユーザー全てをこの世界につれてきた」
フラル「なるほどね、だから今回いらねぇのがたくさんうようよしてる訳ね!」
ウェ「そして最も能力が高いのは貴様等だ」
偽「まて!?ほかに人たちはどうなる!!?」
フラル「さっき言っただろ!それでも優秀な実験体か!?俺等が一人残らず殺すんだよ!」
レイ「お父さぁん、僕かぐらづきとは遊べたけどあの甲賀やコント×55号、8wって人たちと遊べなかったよぉ・・・逃げられちゃった」
in「そうか・・・(あいつら流石だな・・・)」
気「・・・そんな」
s「・・・これが」
ド「・・・悪夢よ!これは悪夢よ!!」
偽「・・・・・これが現実か・・・」
雪女「・・・・・」
ウェ「ほかに質問は?気は済んだか?」
- 280 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 16:00:17 ID:Tv9Tors6
- 「悪夢」 チャプター4−2 ついに明かされる悪の組織(後編)
4人「・・・・・・・・・・・・」
ウェ「では貴様等に最後の選択肢をやろう、30秒時間を与える。その間に銃を拾い我々全員と戦うか、またはおとなしく降伏するかだ・・・選べ」
お「・・・・・・(みんな・・・)」
偽「俺等は・・・・・・・・・・・誰のものでもない俺等は俺等だ!!」
偽りの初心者は床に捨てた銃を拾い上げ銃口をウェスカーに向けた!
偽「自分は誰のものでもない!お前等に好きに操られるなんて真っ平ごめんだ!」
s「俺も同じ気持ちだぜ俺等の世界は俺等のものだ!お前達のものじゃない!」
気「たとえここで負けようとも地球の皆さんの為にも俺達は最後まで戦います!!」
ド「地球はのみんなはみんなのもの!あなた達の目的のために存在するんじゃないわ!」
雪女「・・・そのとおりです!」
そう言うと雪女はウェスカーに抱きついた!
ウェ「何のまねだ!?AWD−002!」
雪女「あなた達は間違えてます!!ここで私と消えるべきです!!!」
ウェ「なんだと!?AWD−003、AWD−004!この欠陥品を我から引っぺがして破壊しろ!!」
レイ「おとうさん!体が、体が動かないよう!!」
牛「行動不能、原因は極端に温度が低下しているため内部機器が凍り付いているものによるため・・・」
フラル「うわぁぁぁ、ガクガクガク・・・さ、寒ぃって・・・寒い寒い、ヘェッ、クシュン!」
in「(おばはん。さん・・・)」
お「(えぇ、私達は動けるわね・・・)」
ウェ「くそ!inazuma400!!AWD−002をこのようになるように作ったな!?」
in「いや!それは違う!誓ってもいい!!」
ウェ「く、どの道、体が動かなければ太陽系消滅重核子暴走式ブレスレット爆弾のスイッチも押せん!」
in「・・・・・っ!」
お「・・・・・!」
雪女「皆さん!」
偽「お、おう!?」
雪女「伏せてください!爆発の範囲を調節します!」
s「迷っている暇はないな・・・」
雪女「リミット第10まで解除!出力1000%!コード自爆!!レベル3!!!」
ウェ「AWD−002!きさまぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
雪女「・・・皆さん、後は頼みます・・・」
気「雪女さん!」
ド「雪女ちゃん!」
ズダァァァァァ────────────────────────────────────────ン!!!
ゴォォゴゴゴゴゴ・・・・・・・
- 281 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 16:00:50 ID:Tv9Tors6
- ゲーム大好きさんの作品↓
- 282 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 16:01:21 ID:Tv9Tors6
- 「マネーロンダリング」
「プロローグ」
アメリカの首都、ワシントンD.Cはニューヨークなどと比べると無機的な印象の街である。
それはワシントンD.Cが首都として機能を果たすべく設計された人工都市だからであろうか。
だが、交通機関は首都ということもあってか発達しており、毎日ビジネスマンや多くの観光客が空港からあふれるように出てくる。
私もその中の一人である。もっとも今回は取材にきたのだが。
最近ウェスト・コースト一帯を牛耳っている犯罪組織がイースト・コーストに侵出してきているという。その情報をつかんだ編集長はそのスクープをものにするために、たまたま手が空いていた私に取材を命じたのであった。
空港をでるとタクシーに乗り、ワシントン市警察に向った。
「すみませんが、取材はお断りです」
取材を申し込むなり断られた。よくあることだ。そこで私は外に出て、昼食に出かける警官を待った。すると二人の若い警官が向かいにあるハンバーガーショップに入った。
さりげなく近づいた私は警官が注文したときに言った。
「彼らの分は私が払うよ」
「で、結局何が知りたいんだ?」はやくも警官の心をつかんだ私は三人で遅い昼食をとっていた。
「シンジケートについて」
「さあ、そればかりはわからねえな」予想外の答えだった。
「どういうことだい?なぜ、君達が知らないんだ」私が聞くと、警官は立ち上がりながら、
「知らないほうが身のためさ」と言った。
(調べる価値はあるな)彼らと別れ、タクシーに乗って安ホテルに向う道中、私は決心した。それはジャーナリストとして当然のことだった。
次の取材先を考えながら外を見た。ワシントンの光の海がなぜか悲しく見えた。
- 283 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 16:01:53 ID:Tv9Tors6
- 「マネーロンダリング」
ワシントンD.C〜突破口〜
安ホテルの薄汚い部屋の中で私は煙草を吸いながらワシントン市警察とシンジケートの繋がりを考えていた。
よくあるのは、一部の汚職警官が犯罪組織と結託しているということだ。確かに先ほどの警官の言葉はそれを臭わせるものだったし、それにそういうことは日常茶飯事だった。しかし、その結論になぜか納得できなかった。長年の経験で培った勘のせいかも知れない。そこで私はパソコンの前に座り、ありとあらゆる情報を引き出した。
このような状況で頼れる物は自分の勘と正確な情報だけである。これは長年の経験で立証済みだ。いつものように情報を引き出しながらコーヒーを飲んだ。すでに時計の針は一時をまわっていた。
やがて、興味深い資料が手に入った。例の犯罪組織のリーダーである、ピーター・デルガードの裁判記録である。
記録によれば、彼は殺人罪に問われたが無罪になったらしい。その時の陪審員長によると、提示された証拠は捏造された疑いがあるらしい。しかし、それはピーターが事件を担当した刑事を買収した結果かも知れなかった。そしてその刑事がいるのはここ、ワシントンD.Cだった。
私はとりあえず夜が明けるのを待った。七時になるとタクシー乗り場へ行き、タクシーに乗って刑事の家に向かった。私の前に希望の道が現れた気がした。
- 284 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 16:02:24 ID:Tv9Tors6
- 「マネーロンダリング」
ロサンゼルス〜陰謀〜
「お呼びですか、ミスター・デルガード?」
「ああ、まあ掛けなさい。」
ピーターが男に座るよう促がした。男が座るとピーターが続けた。
「我々はワシントンを手に入れようと努力を続けている。すでに市警察も我々の傘下にある。」
「ええ、その通りです。」
「しかし、残念なことに我々の計画を邪魔する者がいる。そこでだ。君に邪魔者を消してもらいたい。」
「名前は?」
男の声はすごく冷たかった。その声に悪寒を覚える者は少なくない。ピーターもその一人だったが持ち前のポーカーフェイスでごまかしていた。
「ロバート・ハービス。凄腕のジャーナリストらしい。」
「分かりました。」
男が立ち上がった。ピーターは黙っていた。
- 285 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 16:02:58 ID:Tv9Tors6
- ワシントンD.C〜交渉〜
家に着くと私はベルを鳴らした。ほどなくして女性が出てきた。しかし、チェーンを外さないのでドアは半開きだった。
「どんなご用件ですか?」
言葉使いは丁寧だが、ほとんど殺気に近い警戒心を感じた。
「こんにちは、ミズ・バレンタイン。実はピーター・デルガードの裁判についてお話を伺いたいのですが。」
彼女が警戒しているのが分かった。おそらく私を組織の者と見ているのだろう。そこで私はIDを見せてこう言った。
「私はロバート・ハービス。ジャーナリストです。」
「とりあえず、中にどうぞ。」
チェーンを外す音がして、ドアが開いた。しかし、中に入った瞬間足払いをかけられ、私は倒れた。そして首に冷たい物が当てられた。
「これが何か分かる?」どうやらIDだけでは信用してもらえないようだ。こういうことには職業柄慣れている。
「拳銃ですか。」
「そうよ。あなた怖くないの?」
「ええ、これよりもっとひどいこともありましたから。」
彼女が動揺しているのに気づいた。今のところ1対1で同点。
「そんな強がりはやめた方がいいわよ。」
拳銃が首にくい込んできた。しかし、それは私が有利な立場にあることを証明していた。
「いや、本当ですよ。特にあそこはひどかった。ラクーンシティは。」
拳銃が首から外された。どうやら私の勝ちのようだ。彼女はまだ警戒していたが、一応居間に案内してくれた。
さて、次は後半戦だ。
- 286 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 16:03:28 ID:Tv9Tors6
- 「マネーロンダリング」
ワシントンD.C〜逃走〜
居間はテーブルと椅子が二つ、テレビとソファーだけというなんとも殺風景な部屋だった。
「で、何を聞きたいの、ミスター・ハービスさん?」
「ピーター・デルガードについて。」
「さあ、知らないわ。ただ、彼は陪審員の誰かに圧力をかけるのは得意みたいね。」
「では、あの証拠は?」
「本物よ。」
「では、なぜ判事は反論しなかったのですか?」
私が聞くと彼女は笑ってこう言った。
「たぶん、判事も買収されてるんじゃない?」
「あなたはそれを調べなかった。なぜ?」
そろそろ核心に近づいてきたようだ。ここは焦らずに彼女が話すのを待つんだ。
「今のは私を疑ってるってことね。」
そう言うと彼女は笑い始めた。しかしそれは自虐的な笑いだった。
「まあ、疑われても仕方ないわね。確かに私は何もしなかった。いや・・・」
そこまでいうと言葉を詰まらせた。そしてそっと言った。
「あなたは経験したことがある?今まで信じていた仲間が一斉に自分を裏切るのを。」
これには私も驚いた。なんと組織はワシントン市警察をまるまる買収していたのだ。
私は久しぶりに恐怖を覚えた。そして彼女がここまで警戒するのが理解できた。今や全てが敵なのだ。
「なら、急いで逃げましょう。」
「いえ、どうやら遅すぎたみたいだから。」
そう言うと彼女は銃を構えて椅子の陰に隠れた。
「早く隠れて!」
私も慌てて隠れた。すると一発の銃声が聞こえた。
「どうやら本当に記者なのね。」
銃弾は私が立っていたところに飛んでいた。もし隠れなかったら私は死んでいただろう。
「さあ、どうします、ミズ・バレンタイン?」
銃撃は激しくなっていた。しかし、彼女は動じることもなく平然として言った。
「戦うしかないでしょう。それとジルで結構。」
そういうとジルは外に向かって盲撃ちした。運よく銃弾は襲撃者に当たったようで、それっきり静かになった。
「さあ、急いで!」
ジルが外に飛び出した。私も後に続いた。外には襲撃者が乗っていた車があった。私達はそれに飛び乗って車を発進させた。
私は襲撃者に感謝した。なぜなら、キーをつけたままだったからだ。
ある程度走るとパトカーとすれ違った。一瞬私は緊張したがパトカーは何事もなく通り過ぎていった。
「どこに行きたい?」
ジルが車を加速させながら聞いてきた。もっともジルはロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港へ車を走らせていたが。
「君が行きたいところへ。」
「あら、やさしいのね。ミスター・ハービスさん。」
「ロバートでいい。」
私がそう言うとジルは笑いだした。いつのまにか夕暮れが私達の車を照らしていた。
- 287 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 16:03:59 ID:Tv9Tors6
- 「マネーロンダリング」
ロサンゼルス〜襲撃〜
ワシントンD.Cから急いで逃げてきた私達はサンタモニカ空港に着くとそのままタクシー乗り場に行った。
行き先はロサンゼルス市のフランクリン大通りだ。あそこなら人が多いから、隠れるのには最適である。
ほどなくしてフランクリン大通りに着いた私達はカップルを装いながら人込みに紛れ込んだ。
「どこに行くの?」
ジルが聞いてきた。
「いい店がこの近くにあるんだ。」
「よく、こんな時に食事しようと思うわね。」
呆れたようにジルが言うので言ってやった。
「誰もレストランとは言ってませんが。」
「じゃあ、何よ。」
「よく取材に使う店さ。そこのバーテンダーとは仲が良いんだ。さあ、着きましたよ。」
私がドアを開けた。ジルがそっと中に入った。
「アカプルコとイエロー・レディーを頼む。」
カウンターに座りながら私が言った。バーテンダーが無表情でうなずいた。
「いい店ね。」
知り合いのグループが「マイ・フェバリット・シングス」を演奏していた。
ジルは彼らの演奏に聴き入っていた。私自身は「バット・ノット・フォー・ミー」の方が好きなので演奏を聴いているふりをしていた。
しばらくしてバーテンダーがカクテルを差し出した。
「綺麗な色ね。」
ジルのイエロー・レディーは控えめな黄色が印象的なカクテルである。
オレンジのさわやかな味と香りが親しみやすいのでやさしい女性を思わせるが、味わいは辛口。それはジルにぴったりだった。
「お気に召しましたかな?」
少しおどけていったつもりだったが彼女は全く気づかずにイエロー・レディーを味わっていた。
仕方ないので自分も飲んだ。コアントロー独特の香りが良い。しかしカクテルを味わう時間はなかった。
「ジル。私は今度の件を必ず公表するつもりだ。だから知っていることを全て話してほしい。」
「いいわ。」
彼女が承諾したのでポケットからメモを取り出そうとすると、バーテンダーがカクテルを持ってきた。
「あちらのお客様があなたにと。」
バーテンダーが右を向いた。そこには全く知らない男がいた。
なにかおかしいと思った私はカクテルを見た。アディオス・アミゴス。なるほど、友達との別れか。
「ジル、伏せろ!」
そういって私がジルと一緒に伏せたのと男が拳銃を取り出したのが同時だった。
- 288 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 16:04:29 ID:Tv9Tors6
- 「マネーロンダリング」
ワシントンD.C〜取引〜
「ワインは好きかね?」
「ええ、上院議員。五十九年もののロートシルトは特に素晴らしい。」
上院議員と呼ばれた男が合図するかのように手を挙げた。ほどなくしてソムリエがワインリストを持ってやってきた。
「こちらの紳士にロートシルトを。五十九年だ。」
ソムリエはあやうくワインリストを落としそうになった。
「本当によろしいですか?」声が震えていた。
「ああ。」
ソムリエが慌てて去っていった。上院議員が男に聞いた。
「彼はなぜ驚いているのかね?」
男がにやりとした。
「あなたはワインが好きですか?」
「いや、あまり好みではない。」
それを聞くと男は嬉しそうに言った。
「実はあのロートシルト。かなり貴重なものでして。」
「すると高いのかね?」
「いや、あなたの財産と比べたら安いほうですよ。」
「なら良いんだ。ところで君はピーターをどう思う?」
「あいつは最高のカモですね。ただ、最近調子に乗ってますがね。」
「そうか。」
「ジム、あなたが私を呼び出した理由が分かりましたよ。」
そう言うと男は笑みを浮かべた。
「では、引き受けてくれるか?」
ジムも笑みを浮かべて嬉しそうに言った。男もまた嬉しそうに言った。
「そのかわり、あなたに二十万ドル払ってもらいますがね。」
ジムの顔から笑みが消えた。
「どういうことかね?」
「あのね。一つの組織をつぶすには金がいるんです。」
この時ジムは気づいた。男の声が冷たいことに。
「分かった。」
ジムがかすれ声で答えると男はにこりとした。
「商談成立ですね。ではちょうどワインも来たことですし乾杯といたしましょう。」
ソムリエがワインを二人のワイングラスに注いだ。その間ジムは煙草を吸っていた。
「いけませんね、ジム。この素晴らしいワインの前で煙草を吸うとは。」
ソムリエが去ってから男が言った。
「せっかくの香りが台無しだ。」
「これは失礼。ところで腕は確かか?」
「ええ、一流です。」
「一応名前を教えてくれんかね。」
ジムが聞くと男が笑いながら言った。
「あなたの前に座っている男。inazuma400ですよ。」
- 289 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 16:08:42 ID:Tv9Tors6
- 伸びる人さんの作品↓
- 290 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 16:09:18 ID:Tv9Tors6
- 「正夢の悪夢」
ガバッ
レオンは目が覚めた
「夢?か・・・」
そう言うと、レオンは、ふと時計を見た。
6時50分 10分ほど早く起きていた。
新聞でも読もうかと、ポストに行くと新聞以外にも
生命保険の勧誘のチラシがあったが、封筒に入った
手紙のようなものが、あった。
封を切ると黒い手紙が入っていた。
「何の手紙だ?」
書かれていた事は、
本日21時よりアシュリー・グラハム嬢の誕生パーティを行います
場所は手紙裏を参考に
尚、銃器などの、危険物の持ち込みは、ご遠慮下さい。
宛名は、書いてない。
不審に思いつつもレオンは、会場にむかった。
- 291 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 16:09:49 ID:Tv9Tors6
- 「正夢の悪夢」
レオンは、会場に行く途中、プレゼントは、何がいいか悩んでいた。
「アクセサリーがいいか。」
有名ブランドのピアスらしい。
「2万ドルになります。」
高かったが、ロス・イルミナドスの件の報酬金で足りた。
会場があるであろう場所に向かった。
古びたつり橋、土壁の洋館、
辺りには墓地、
驚くことも無理は、なかった。
「ここがか?」
つり橋を渡りきったところで思った。
レオンは、古びた洋館の門に向かった。
- 292 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 16:10:26 ID:Tv9Tors6
- 「正夢の悪夢」
洋館の中に、はいると見慣れない顔の人達が大勢いた。
当たり前だが、どこか不安そうな顔をしている。
どうかしたのかと聞くと、
「知らないんですか?」
と言われ、
「なにがだ?」
と聞くと、
「今日ここで、「殺し合い」があるそうです」
レオンは、どこかで聞き覚えのある・・・
「アシュリーの誕生パーティーをするんじゃないのか?」
「それは、表向きの事情です、色々な人達と戦わせて最も強い人をどうにかするようです。」
レオンは、その話を、聞いたとき2つ事に驚いた、
1つは「殺し合い」をすること
あと一つは・・・これが自分の見た夢と同じだったこと、
これが正夢とわかった瞬間、アシュリーを探し出した、
正夢なら彼女が最初に殺される。
それを止める、それしか考えていなかった。
- 293 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 16:10:57 ID:Tv9Tors6
- 「正夢の悪夢」
20時 パーティが始まるまで後一時間
アシュリーは、見つけられたが彼女に、
「殺し合い」のことを教えるべきか、
「アシュリー、いいたいことがある、俺から離れるなよ。」
「どうして?今日はパーティをするんでしょ、」
「実は・・・」
そのとき館内放送で
「パーティ参加者は、ホールにお集まりください」
「ほら、パーティじゃない。」
そういうとアシュリーは、ホールへ向かった。
「本日のパーティにご参加ありがとうございます、
ですが残念なことにパーティは行わず、「殺し合い」をしてもらいます、
武器はこちらで用意したものを、使っていただきます、ルールのほうは21時に、
放送いたしますそれでは、」
と言って手元にあるスイッチを押した
「睡・・眠・・ガス・か」
参加者全員眠った。
- 294 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 16:11:29 ID:Tv9Tors6
- 「正夢の悪夢」
「取り付けおわったよ〜」
その声を聞くと、この「殺し合い」の主催者は、
「そうですか、ではみなさんを起こしてあげてください」
とどこかうれしそうに言った、
全員起こしたところで
「それでは武器を選んでください」
そこには壁一面に銃、ナイフ、手榴弾、等の武器が
数えられないほどあった、
「好きなのを好きなだけとってください」
「レオンどうするの?」
「アシュリー、銃は使えるか?」
使えるわよ、といわんばかりの目で見てきた
「なら、援護を頼む」
「まかせてよ」
レオンが選んだ武器は、
ショットガン、ハンドガン、ナイフ、アサルトライフル、手榴弾を5つ
アシュリーが選んだ武器は、
ライフル、ハンドガン、グレネードランチャー、閃光手榴弾、
弾の種類も豊富なようだ。
「では、細かいルールの説明をします、9時より「殺し合い」を開始
それまでに発砲、または殺した場合は体内に仕込んだ爆弾が爆発します
医務室の使用は大丈夫ですが、条件があります、
同行者が同程度の傷を負うことです、ルールは、以上です、思う存分殺しあってください、では」
この光景も見覚えがある、これは正夢、それだけは忘れてはいけない気がする・・・
「殺し合い」始まるまで後30分・・・
- 295 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 16:12:06 ID:Tv9Tors6
- 「正夢の悪夢」
10分前「殺し合い」が始まるまで・・・
「あっそういえば2つほどルールをいい忘れてしまいました」
そういうと主催者は急ぎ足で、ホールへ向かった、
7分前
「すいません2つほど言い忘れたことが、」
6分前
「開始5分前になると・・・」
5分前そのとき、監視カメラから銃撃が行われた、
「全フロアーにトラップが作動します」
その銃撃で3人死んだ、
「あと1つは・・・」
そのとき、外から凄まじい叫び声が聞こえた、
「敵が人だけとは限りません、以上です」
始まるまで後1分・・・
- 296 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 16:12:37 ID:Tv9Tors6
- 「正夢の悪夢」
始まる30秒ほど前にレオンとアシュリーは、ホール出た、
同じ考えの人達もホールを出始めた
ここにいれば死ぬ確率が上がると思ったんだろう
「殺し合い」が始まったが、銃声が聞こえない、
人を殺したくないのだろうか、そう思うといきなり銃声が悲鳴と、ともに聞こえた、
「アシュリーここから離れるぞ」
「うん、でも・・・」
「どうした?」
「罠があるかもしれないんでしょう、それに人だけとは、限らないって・・・」
「大丈夫だ、俺が君を守ればいい、あのときのように・・・」
「ありがとう」
その言葉を聞くと同時に、奥のドアから人ではない「何か」が出てきた
「大丈夫だ援護を頼む」
そういうと「何か」へ向かって走っていった・・・
- 297 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 16:13:13 ID:Tv9Tors6
- 「正夢の悪夢」
確かにここに「何か」がいたはずだった、だが姿はそこになかった
すぐ後ろに気配がある、アシュリーとその「何か」
アシュリーには見えていないようだ、
ロス・イルミナドスの事件で見たことがある
確か名前は・・・ノビスタドール、消えることのできるモンスター
さっさと殺しておくかアシュリーも心配だ
ショットガンを至近距離から頭に撃った
「なんだったの?」
「・・・ロス・イルミナドスの事件のときにいたモンスター」
「そう・・・レオンがあっちに行ったあと、頭からプラーガが出ていた人がいたの」
この「殺し合い」にはプラーガが、関係している、
おそらく、Tウイルスも・・・
「生き残る」ただそれだけ・・・
- 298 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 16:13:43 ID:Tv9Tors6
- 「正夢の悪夢」
「にしても・・・」
レオンがそういうとすぐ目の前に巨大な槍が、出てきた
「誰にも会わないっていうのもなにか嫌だな」
立ち止まって言う
「いいことじゃないの?」
遠くにいたガラドールを狙撃しながら言う、
「うまいんだな、狙撃」
「えっと誘拐されて帰ってきてから、やり始めたの」
「どうする?このまま進むか、戻るか・・・」
「・・・進みましょう、多分誰にも会わないから・・・」
この選択で彼女を「生き残らせる」ことができるのだろうか
アシュリーを守れるのか不安になった、
「大丈夫」そう自分に言い聞かせることしかできなかった・・・
- 299 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 16:14:15 ID:Tv9Tors6
- 「正夢の悪夢」
進んでいくが、人に会うこともなく、ただモンスターばかり
「居ないな」
レオンがぼやいた
「いいじゃない、戦わなくて済むんだから」
「そうだが・・・」
かすかに血の臭いがするモンスターのものとは違う
遠くからの銃声
「アシュリーここで居ろ」
そういうとゆっくり銃声のした方へ歩いてゆく
人は・・・・いた
Tの入った人間、徐々に下がってくる人間
助ける!なにも考えていなかった、だがそうしなければいけない
そんな気がした
「だいじょうぶか?」
「あんた、始まる前に会ったよな?」
「ああ」
ゾンビの頭を撃ちながら言った
「俺の名前は、ロイアだ」
「ああよろしく、俺の名前はレオン」
彼を信用していいのかわからない、夢だと彼は死ぬ
この選択で生き残れるか、それとも・・・
「生きて帰れる」そんなわかりもしない未来を望んでいた・・・
- 300 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 16:14:53 ID:Tv9Tors6
- 「正夢の悪夢」
「お前らってさ〜誰にも会ってなかったんだろ?」
「ああ」
「運いいよな〜俺なんか3人ぐらいと会ったんだ」
「それでどうしたの?」
「え?いや殺したけど・・・」
当前のことだった、今「殺し合い」をしているんだから・・・
「あ〜悪かった、にしても誰にも会わねぇな」
「武器は・・・何を持っているんだ?」
「え〜っとこんだけ」
ロイアの持っている武器は・・・
ハンドガン、手榴弾20個、焼痍手榴弾10個、閃光手榴弾15個、
グレネードランチャー、
「爆発物が、多いな・・・」
「いいじゃね〜か、これぐらい重いけど・・・」
今、この話をしているとき、不思議と
「殺し合い」をしている事を忘れられた、
彼は死んでしまう、それを防ぎたい、
ただ、どうやって死ぬか思い出せない、
「本当に大切なもの」それだけは必ず守らなければならない
- 301 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 16:15:25 ID:Tv9Tors6
- 「正夢の悪夢」
人にはあいかわらず会わない、だが罠が多い
「あぶねぇ〜死ぬかと思った・・・」
「大丈夫か?」
「大丈夫な訳ねぇだろ、あるか?あんな罠・・・」
その罠とは、ロイアの目の前から振りギロチン、横に避けると、
壁から槍、それを避けたと思ったら、天井から矢
「まあ、ないだろうな・・・」
ゆっくり歩きながらいった、
「分かれてるな、どっちに行く?」
ロイアがアシュリーを見ながら言った、
「右に行きましょ」
レオンを先頭に右の通路へ行った、
そのとき、レオンたちを別れさせるように床から槍の罠
「なっ・・・」
レオンが振り向いたときにはアシュリーが、左側の通路に、
ロイアが戻る道にいた、
「どうするよ、レオン」
嫌味をこめて言った
「・・・ホールへ戻ろう、どこからでもホールへ行けるはずだ」
「りょ〜か〜い」
「そうする、死なないでね、レオン・・・」
「俺の心配もしてくれよ・・・」
そういうと1つしかない道を進んでいった・・・
- 302 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 16:15:57 ID:Tv9Tors6
- 「正夢の悪夢」
罠は相変わらず多い、化け物ともあまり会わない、
人には・・・まだ会ってない
誰もいない、そう思っている時、後ろから、人の気配がした
俺の後ろにいるんだ、俺を殺そうとしている奴が・・・
「殺さないのか?」
後ろにいるであろう相手に話しかけた
「!・・・気づかれてたか」
驚いたように言う、できれば戦いたくない
「で、どうするんだ?」
「どうするって・・・何を?」
「戦うのか、戦わないのか、どっちだ?」
「た、戦うに、き、決まってんだろ!」
そう言ってこっちに、ナイフを構えて突っ込んできた
なぜだろうか、どこかクラウザーを思い出す
「殺し合い」が始まって初めての相手、
死ねない、アシュリーと約束したから・・・
- 303 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 16:16:30 ID:Tv9Tors6
- 「正夢の悪夢」
戦っていて気づいたが、彼は、子供だった
殺したくなんかない、気絶させるそう考えていた
ナイフ同士がぶつかり合う、甲高い音だけが聞こえる
「なんで、殺さないんだ?おっさん」
戦いを続けながら聞かれた、
「人を殺す気には、なれない、後おっさんじゃない」
「じゃあなんて呼べばいい?」
「・・・レオンって呼べ、これから」
なんで「敵」とこんな話してるんだろう
「じゃあさ〜戦うのやめる?」
思ってもいなかった、相手から戦いを止める事は
「なんでだ?」
「いや、なんかおっさ・・・レオンおもしろそうだったしさ」
「君の名前は?」
「ジャック、よろしくな」
彼は、どうしてこんな所にいるんだろう、
ジャックと共にホールへ歩いていった
- 304 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 16:17:00 ID:Tv9Tors6
- 「正夢の悪夢」
運が良いのだろうか、ホールへ着くまで、何もなかった
「そういえば言いわすれていた事があった」
「なんだ?」
「俺、多重人格だから」
いきなり何を言い出すかと思えば・・・
「で、どうしろって言うんだ」
「いやたまに周りの人間全員殺さなきゃ気が、済まないときあるから」
「・・・武器は何を持ってるんだ?」
「え〜っと・・・こんだけ」
ナイフ4本、ハンドガン2丁、ライフル、アサルトライフル、
手榴弾30個、グレネードランチャー
「持ってる武器も凄いな、使えるのか?」
「うん、人格ごとに好んで使う武器違うから」
さて、ホールにはもうすぐ着く、アシュリー達は無事だろうか
ジャックの事は、どう説明しよう
そんな事しか今は考えてない、面倒な事は後回しだ
ホールのドアは目の前にある、なぜかこのドアを開けるのが恐い
それでも行かなければならない、仲間と一緒に帰るためには
- 305 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 16:17:40 ID:Tv9Tors6
- 「正夢の悪夢」
ホールにはまだ誰もいない
「そういや、なんでホールに来たんだ?」
「仲間とはぐれてな、ホールに集まるように言った」
「ふ〜ん、あっそういや罠壊れてるみたいだけど・・・」
誰が壊したんだろう、少なくともこれでここは安全だろう
そのとき奥のドアが開くのがわかった
「よう、レオン元気してたか?」
「オッサン誰?」
ハンドガンを頭に頭押さえつけながら言った
「レオン、このガキぶん殴っていいか?」
「とりあえず、自己紹介をしろ・・・」
「俺は、ロイアだ、わかったか?ガキ」
「うるさいオッサンだな、俺は、ジャックだ、うるさいオッサン」
とりあえず無事だったのはいいんだが、アシュリーがまだ来ない
「あのお嬢ちゃんは・・・来てないんだな」
「ああ、下手に動かない方がいいだろう」
それにしても、この胸騒ぎはなんなんだ?
すぐ後ろのドアが開いた
「あっレオン無事だったのね、え〜っとその子は?」
「ジャックだ、ここに来る途中で会った」
「ふ〜ん、よろしくねジャック」
自己紹介が一通り終わるとこれからどうするか話し合った
「ここに来る途中で聞いたんだが、これで終わりじゃないらしい」
「どういうこと?」
「これで生き残ったのを集めて、別の場所で、またやるらしい」
「嫌な展開だな、誰から聞いたんだ?オッサン」
「しつこいガキだな、殺した連中がしゃべってたよ」
「で、結局どうするんだ?」
「後、2時間で今やってるのは終わる、それまでここでいる」
決まった、2時間ここで篭城する、
話し合いが終わるのを待っていたかのように、
正面門からエルヒガンテが出てきたんだが・・・
どうやらGウイルスとTウイルスが入っているようだ
「面倒なのが来たな、ひまつぶしにはなるか」
「死ぬなよ、生きて帰ろう、みんなで」
「わかりきったこと言うなよ、レオン帰ったらナイフ教えてくれ」
「大丈夫、誰も死なないわよ」
生きて帰る、その道を選んだ試練
越えなければならない、この試練を
- 306 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 16:18:10 ID:Tv9Tors6
- 「正夢の悪夢」
エルヒガンテが来たことにも驚いたが
ジャックの人格の変わり様にも驚いた
「おらぁ!さっさと来いよ、この俺様がじきじきに相手してやるからよ」
そう言ってアサルトライフルを、乱射している
「あの子って多重人格なの?」
「見てのとおり」
主な立ち回りとしては、アシュリーが援護、
俺とロイアが攻撃、ジャックがいろいろとやっている
問題になる攻撃はないんだが、ダメージを受けているのかわからない
「あれ?なにしてたんだっけ、僕え〜っと・・・」
いきなり立ち止まって考えだした
「危ねぇガキだな、相手すんのが面倒だな」
グレネードランチャーを撃ちながら言っている
「別に嫌なら、助けなくてもいいんだぜ、オッサン」
この状態からナイフで戦っている
「で、どうするよレオン、こいつ死ぬ気配がないぜ?」
「どうやって、中の寄生虫を攻撃するか・・・」
考えられるのは至近距離からの攻撃、それしかなかった
「俺が、突っ込む援護してくれ」
大丈夫、動きは遅い、ミスをしない限りいける
「よっと、ここら辺か、さっさとくたばれよ、デカ物」
至近距離からのショットガン、さすがに怯みはしたが死なない
「駄目か、中から攻撃しないと・・・」
手榴弾を中に入れるしか考えてない
「ナイフで切り口開けて、そこに手榴弾を入れたらいいんだな」
にしても動きが速い、いい事だが、あの人格が出たときは敵
「いい加減にくたばれよ、このでか物が」
死んだようだ、今の戦闘で1時間半はつぶれた
「そんじゃ、待つか」
一つめの試練は越えた、まだあるかもしれない
越えなければ、生き残るために・・・
- 307 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 16:18:43 ID:Tv9Tors6
- 「正夢の悪夢」
後30分
「ひまだなぁ〜、トランプでも持ってくりゃよかった」
「アホか、今トランプするのか?」
「おう、ポーカーでもするか?俺、強いから
このタイミングで何を言ってるんだ
「一応、持ってきてるんだけど・・・」
アシュリーが話を割るように言った
「よっしゃ!そんじゃ〜ポーカー、やろうぜ」
「そういえば、アシュリーなんでトランプを?」
「パーティの時、暇だったら嫌だし・・・」
「渡すの忘れてたが、これプレ・・・」
「よっしゃ〜!!ロイヤルストレートフラッシュ!!」
うるさい、今下手をすれば死ぬかもしれないのに・・・
「くそガキが!インチキしやがって!」
「誰がするか!オッサン、大人気ないぞ」
「うっせえ!ガキは、だから嫌いなんだ」
「俺、オッサン嫌いだから」
・・・うるさい、だがこれが最後になるかもしれない
後5分
- 308 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 16:19:14 ID:Tv9Tors6
- 「正夢の悪夢」
5分は、意外に早い
「もうすぐだよな?」
なんで言った張本人が心配してるんだ
「あ〜あ〜テステス、これまで生き残った方々お疲れ様でした、
これより、第2回戦を開催いたします、これより正面玄関に、
お集まりください」
いきなりの、館内放送に少しとまどったが、
「正面玄関ってここのすぐ近くだな」
「行きたくないなぁ〜」
すぐ着いた、ざっと10秒
「んっ?ああもう来ましたか、4人ですね
あちらのヘリに乗ってください、先に目的地まで行きます」
どこに行くかは聞いてない、着くまで2時間程度
「ここは・・・」
「レオンどうしたの?」
ここは、世界から消えた街、いや消された街・・・
- 309 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 16:19:46 ID:Tv9Tors6
- 「正夢の悪夢」
ここは、ラクーンだった
あの悪夢の街・・・
「で、ここでどうすればいいんだ?」
「まあ、待っておけばいいんじゃねえの?」
それから3時間程度
「さて、そろいましたね、説明をします
ここはt−ウイルスがばら撒かれる前のラクーンを
忠実に再現したものです、ルールは簡単です、
この街から、脱出してください、この街を脱出した人も
数名いるようですし、今から20時間以内に脱出できなければ
死ぬと思ってください、では」
数名・・・?俺を含めて他にもいたのか
「レオンってここから生きてでられたんだろ?」
「俺のトラウマを、ほじくり返すのはやめてくれ・・・」
「あっごめん、とりあえずさっさと、行こうぜ」
逃げる為の道はなんとかなる、
大丈夫だ、なんとかなる、
「ん〜まだ出来上がりませんか」
「あとは、最終調整だけらしいよ、もうすぐだろうね」
「そうですか、すみませんね」
「ラストは派手に決めたいですしね」
「そういえば、なんて名前でしたか?」
「え〜っと・・・たしか、シュバネフ・S・ケネディ、です」
- 310 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 16:20:17 ID:Tv9Tors6
- 「正夢の悪夢」
今のラクーンは静かだ、と言っても道路横では暴動が起きているが
「静かだね、今のうちに、行けるとこまで行ったほうがいいね」
「そんなにうまくいく訳ねぇだろ、ガキ、どこに行けばいいんだ?」
「警察署に、行こう」
そこら辺のタクシーに乗っていった
乗っている間に起きてしまったようだ
「悪いがここで降りるぞ」
「おい!お客代金よこせ!」
「これでお願い、お釣りはいらないから!」
急ぎ足で警察署に向かった・・・
- 311 :8w ◆Ir9IqnWY6Q:2007/07/14(土) 17:17:33 ID:Tv9Tors6
- 私(8w)の作品↓
- 312 :8w ◆Ir9IqnWY6Q:2007/07/14(土) 17:18:05 ID:Tv9Tors6
- 〜00s秘密兵器を取り戻せ!!(9)決意〜
レ「何をする気だ?」
その時だった・・・
レ「な・・・・人間!?」
人間(爆弾を体にくくり着けてる)が砲弾となり飛んで来た。
マ「おっとお!」
ギュルウン!
戦「く!残り5秒か・・クラウディファミリーに栄光あれ・・・」
ボッガアアアアン!
ル「酷ぇな・・・」
レ「このやろ・・マイク、メガホンを起動させろ・・」
ポチッ
レ『おい!お前ら!なぜこんなにも人の命を無駄にしようとする!』
『フン、この狂った世界をぶっ潰す為なら命も惜しまない奴だっている。だからこそ、その命を存分に使う。』
レ『クラウザー・・・お前って奴は・・』
ク『フン、お前とはきっかりコインの裏表だな。オイ!お前ら!引き下がれ!』
戦「でも・・」
ク『これは命令だ・・・』
戦「・・・はい。」
ザザザザ・・・
ク『指令室でまってるぞ!』
レ「クラウザー・・・お前は俺の手で絶対倒す・・・」
エ「レオン・・・」
ウイイイイン・・・
ル「何の音だ?」
ブ「ヘッ、ご丁寧にヘリポートかよ。」
マ「どうでもいいけど、テイク、オフ!!」
ブウウウン・・・
そこには両腕が剣の男がいた・・・
ソードマン「俺はソードマンだ。こっちヘ・・・」
ル「リロードリロード・・・」
ウイイイイン!
カッカッカッカッカ・・・
トントン、
ク「入れ。」
ガチャ・・・
ク「よく来たな・・・」
レ「クラウザー!」
エ「本当に生きてたなんて・・・」
ク「ハ、雌犬も一緒か!」
ル「(小声で)兄貴、こいつモテないね」
ブ「そうだな」
マ「俺もいるぜ。」
ブ「そうだ、これを・・」
ク「フン、最後のべしゃりはそれだけか?まあいい。お前らにはゲームを用意してやった。」
エ「どういうゲームかしら?楽しみね・・・」
ク「ボウガンマン!」
ボウガンマン「お呼びで?ミスター?」
ク「そこのマイクとか言う奴と一対一で戦え。フィールドはここだ。自爆機能は解除しろ」
そう言うと奴は合図のように腕を上げた。下から石タイルの様な模様の15m四方のリングがせり上がって来た。
ア「了解。」
そこには10代のまだ幼さを残した顔だちの男がいる。両腕はボウガンだ。
マ「まず俺からか・・マグナムリボルバーだろ、あとブラウンから貰ったマグナム、通称キラー68(シックスエイト)腕がなるぜ。」
〜続く〜
- 313 :8w ◆Ir9IqnWY6Q:2007/07/14(土) 17:18:45 ID:Tv9Tors6
- 〜00s秘密兵器を取り戻せ!!(10)マイクの力〜
マ「まず俺からか・・マグナムリボルバーだろ、あとブラウンから貰ったマグナム、通称キラー68(シックスエイト)腕がなるぜ。」
ボ「ふん、あんまり調子に乗るんじゃないぜ?痛い目に合うぜ、オッさん!」
マ「ほお、29歳の俺をおっさんよわばりか・・じゃあお兄さんが礼儀ってモンを教えてやろうか・・・(怒)」
ボ「ふ・・ギックリ腰に注意だぜ!」
ク「後が詰まる。さっさとしろ・・・」
マ「へいへい・・・」
ソ「始め!」
マ「まず小手調べ、頼むぜ68。」
ボガアン、ボガアン!
ボ「おっと、じゃあ僕の番か・・」
パシュ、パシュ!
マ「遅いな・・避けるの簡単だな・・」
サッ
エ「マイクさん!その矢、火薬付きよ!」
マ「チッ・・」
マイクは前転の要領で避けた。が・・
バン、バン、バン、バン!!
マ「なに?4回爆発?」
ボ「僕の矢には火薬が入ってる袋が2つあるんだ。相手を苦しめる為にね・・」
マ「フン、サディストめ・・ならこれはどうだ?」
カラン・・
ボ「手榴弾の類い・・・?」
ビカッ!!
レ「ク・・閃光手榴弾!?にしては光が強い・・・!」
ル「こいつ、普通の閃光手榴弾より5倍光が強い・・」
ボ「くそ・・だけど相手も見えないはず!」
マ「甘いぜ・・若造!」
ボ「後ろ!?」
マ「アリ−ベ・デルチ。」
ボガアン!
俺達はやっと慣れて来た目をこすり、マイクの姿を探した。
そこにはうつ伏せに倒れているボウガンマンとマイクがビンビンに立っている姿があった。
レ「マイク!お前・・勝ったのか?」
マ「さあな、でも痛手は与えたと思うぞ。」
ル「マイク!お前そんな真っ黒なグラサン持っていたのか?」
マ「ああ、この閃光手榴弾とグラサンはいつも持っている」
ブ「だから動けたのか・・いや良かった、良かった・・・」
マ「ああ・・・」
パシュ・・・
レ「!!みんな左右によれ!!!マイク!」
マ「?分かった!」
マイクは後ろから飛んで来た矢をバク転で避けたが・・
エ「・・・嘘でしょ・・・・」
ブ「威力が100あるマグナムの中で一番威力の高い68を至近距離から喰らって・・・生きてるだと!?」
ボ「ぐ・・・今のは効いたぞ〜」
マ「チ、・・・」
ボ「この野郎!許さねえ!!許さねえ!!!」
ル「キレたか・・・」
ボ「ウウウォオオオオリャアアア!!!」
パシュ、パシュ、パシュ、パシュ!!
マ「ク!何するってんだ・・・」
バン、バン、バン、バン、バン、バン、バン、バン!!
ボ「クハハハハ!逃げ場は無いだろ!殺してやる!お前等全員な!」
マ「チッ、糞ガキが!!」
パシュン・・・
ボ「あんたのマグナムの威力の1.5倍の威力の爆発をする矢だぜ!!くらいな!」
レ「マイク!避けろ!」
マ「ハ、避ける価値すら無い。」
パシ、クル、パ、
マイクは指2本で矢を取り奴(ボウガンマン)に向けてから離した・・(かかった時間、2.5秒)
ボ「何!?くそぉお!」
パシュパシュパシュ!!
奴はボウガンの矢で防ごうとするが平常心を失い狙いをつけられないのは誰の目から見ても明らかだった。
グサッ・・・
ボ「ぐは・・・ゲボォォオオ!!」
奴が血を吐く度に奴の顔から生気が失われて行く。
ブババババアアン!!
ボ「ガッ・・・」
バタ・・・
完全に奴の顔から生気が消えた・・・に思えたがまだ奴は生きていた。
マ「まだ生きていたか・・・タフだな・・・」
ボ「ミスター・・・助け・・・て・・・くだ・・」
ボガアン!
ボ「・・・・」
マ「これ以上苦しむ必要は無い・・アリ−ベ・デルチ・・・」
ク「おお、ボウガンマンを倒したか・・・結構使えたのに・・・」
奴は無表情で言った。
レ「悲しまねえのか・・・」
ク「フン、奴は弱かった。それだけだ・・・」
ル「相変わらず冷たいヤローだな・・・」
ソ「ミスター、次の試合を・・・」
ク「そうだな・・・」
〜続く〜
- 314 :8w ◆Ir9IqnWY6Q:2007/07/14(土) 17:19:28 ID:Tv9Tors6
- 〜00s秘密兵器を取り戻せ!!(11)ルイス、キレる!!〜
ソ「ミスター、次の試合を・・・」
ク「そうだな・・・」
ル「あ!次俺やりたい!!こんな奴等ひとひねりにしてやる!!」
ク「随分威勢がいいな・・ウィップマン!!」
ウ「分かりました。説明は不要です。」
ソ「おいおい、盗聴もいい加減にしろよ。」
ウ「趣味なんだからしょうがないよ。」
ク「自慢はイイから早くしろよ・・・」
ソ、ウ『ラジャー!!』
今度は30代のホケ〜とした気の良さそうな片腕が鞭の男がいる。
ル「俺は人を見た目で判断しないからな・・・まずは・・・」
ガアン!ガアン!ガアン!
ウ「フン、」
ヒョオン・・・スパパ、!
ル「え?何が起こったんだ?」
ウ「これだから素人は・・・攻撃しないから俺の足下見てみろよ!」
ル「えっと?あ!マジで・・・弾が半分に・・」
ブ「うそぉ!」
正直信じられなかった。弾に鞭を当てるなんて・・さらに斬れるなんて・・だが次の奴(ウィップマン)の行動も人間業とは思えなかった。
ウ「行くぜ・・」
ヒュ、ハ、ヒュ!
ただ鞭を振っただけなのに・・だがルイスは事の真相に気づいたようだ・・
ル「ホ、ハ、フ!」
その時はただ意味のない動きかと思った。だが次の瞬間ルイスの後ろにあったオブジェが崩れた。
ウ「ヒャハハ!うまいな!俺の鎌イタチを避けるなんてなあ!」
ル「クラウディファミリーはSの集まりかよ・・」
レ「くそ!ルイスはどんな訓練したんだよ!俺には全然見えなかった・・」
ウ「ん?ルイス?ルイス・セラか?」
エ「ルイス!知り合い?」
ル「え?たんま!ちょっと顔見せろ・・・あ!」
ブ「見覚えあるか?」
ル「ああ、俺の元親友だ・・・」
レ、エ、ブ、マ『ええ〜!?』
ウ「やっぱりな。ルイス!やっぱり俺はお前を殺せない、なんて甘くネエぜ!!」
・・・・・
ル「何だ今の間は・・・」
ウ「フン、苦しんで死ね!」
ヒュン、ヒュン!!
スパ、スパ、スパ!
ウ「ち、全部避けるか・・・ならこれはどうだ!」
ヒュルルル!
そこには奴が10人ほどに増え、ルイスを囲んでいた。これは・・
ウ「どうだ!ジャパンのニンジャが使ったとされる分身の術だ!」
ル「今さら子ども騙しか・・・お前これだろ?」
ガアン!グワシャアン!そこには木の丸太しか無かった・・・
ル「なに!?」
ウ「確かにおまえの目はすごいよ!でも『変わり身の術』は知らないだろ!」
ル「しまっ・・」
スパ!スパ!グルウン!!
ウ「チッ!避けられたか・・・」
ル「アブねえ〜ハ、ハ、ハ〜」
シュパ・・ハラリ・・・
レ「ルーイス!!大丈夫か?」
ル「ああ・・・くそ・・サディストめ・・」
ウ「そんなに1パターンに言うなよ・・せめてお前のオヤジを殺した、がつかねえと!」
ル「な・・・お前が俺のオヤジを・・・」
ウ「あ・・怒っちゃった?すいませ〜ん」
ブチ!
ル「ス〜・・・ハアアアア・・・」
サ!
ウ「消えた?・・・」
ザザ!
レ「ルイスどこだ!?」
ブ「あいつは親の事となるとトンでもねえ早さになるんでさあ。」
エ「随分親孝行ね・・・」
レ「なあ、マイク、お前らどんな訓練したんだよ・・」
マ「それはこの戦いが終わったら教えてやるよ。」
レ「泣けるぜ・・・」
ウ「ほんとにどこだ!?」
サ・・・
ウ「!!後ろか!!」
だが奴が後ろを振り返るより早くルイスの肘打ちが後頭部に決まった・・・
ドカ!
ウ「ぐは・・」
ル「許さん・・・」
ガアン、ガアン!!
ウ「グハ・・・」
ガク・・・
ル「ケビン(ウィップマンの本名)・・・」
レ「なあ、クラウザ−。もう止めないか?こんな戦い空しさが増すだけだ・・・」
ク「フン、俺等はもう戻れはせん。それに昔の俺とは違うんだレオン。」
レ「クラウザ−・・・」
〜続く〜
- 315 :8w ◆Ir9IqnWY6Q:2007/07/14(土) 17:20:00 ID:Tv9Tors6
- 〜替え歌:旅立ちの日に:タイラントの日に〜
元ネタhttp://momo-mid.com/mu_title/tabidachino_hini.htm
黒いゾンビのむ〜れに〜
人間は喰われ〜
遥かな空の果てま〜でも、
暗雲たれこめる〜
限り無くデカイ〜タイラン〜トに〜
ロケランかます〜
やはりロケラン片〜手に『Game〜over〜』!!
ロケランにタ〜マをこ〜めて、希望の風に乗り〜
この広い大空に〜ロケラ〜ンはなつ〜
ちゃん♪ちゃんららんらん♪らん♪
なつかしい友の〜声〜
ふと蘇る〜
すでにゾンビとか〜した
友人に泣く〜
再会出来た〜嬉しさに
な〜いた時〜
みんな忘れる為に〜ロケラン使用する〜
ロケランにタ〜マをこ〜めて、希望の風に乗り〜
この広い大空に〜ロケラ〜ンはなつ〜
今!別〜れの時〜
飛びた〜とう〜
ロケラン信じて!
撃つ!でかい!タイラント崩れる!
この広い〜この広い〜
地下〜研究所に〜!
今!別〜れの時〜
飛びた〜とう〜
ロケラン信じて!
撃つ!でかい!タイラント崩れる!
この広い〜この広い〜
地下〜研究所に〜!
〜END〜
- 316 :8w ◆Ir9IqnWY6Q:2007/07/14(土) 17:20:36 ID:Tv9Tors6
- 〜00s秘密兵器を取り戻せ!!(12)ブラウン、本領?発揮!!〜
レ「なあ、クラウザ−。もう止めないか?こんな戦い空しさが増すだけだ・・・」
ク「フン、俺等はもう戻れはせん。それに昔の俺とは違うんだレオン。」
レ「クラウザ−・・・」
ソ「それにお前等の世界じゃやってけんよ・・」
レ「そうか・・説得は通じない、か・・いいだろう。皆、クラウディファミリーは本気で潰すぞ!」
エ「あ〜ら?そんな事言うなんてレオンらしく無いわね、最初ッから本気よ!」
ル「ああ、そうこなくっちゃ!」
マ「いくぜ!」
ブ「それ、もっと早く言わなきゃ・・・」
レ、エ、ル、マ、ク『・・・・・・』
ブ「(今の一言言っちゃいけなかったかな・・・)」
ク「この俺が言うのもなんだが、それは禁句だろ・・」
レ「そんな事どうでもいいが次、ブラウン行ってくれるか?」
ブ「出番か・・いいですぜ、ダンナ!」
ク「次、ソードマンお前が行け。」
ソ「了解。」
ブ「(・・・!こいつ、今までの奴とは違う・・力も・・早さも!!)」
ソ「いくぞ・・」
タタッ・・
ブ「真正面から・・?」
ク「ソードマンは組織でも実力はNo.2だ、ソードマンに勝てるとしたら俺かあいつだけだ・・」
ブ「ひっかかるが・・シカタイ発射!!
ブォン!
ブ「後ろ!?」
ソ「ほう、振り向くスピードはすごいな・・」
ゴッ!
ル「素手!?」
レ「やばい!伏せろ!」
ブ「ダンナ、こりゃ余裕でいけるんじゃ?」
ソ「かかったな・・」
シャリイイン!!
ズブ!ドボォォオオオ
奴(ソードマン)の拳から剣が出てその瞬間水流が地獄のごとく流れた・・・
ブラウンの姿は見えない・・
ル「兄貴−!!」
マ「くそ!どうなっているんだ・・」
ババ!
ソ「チッ!」
エ「ブラウン!」
そこには黒いジャケットを脱いだ短髪の男がいた。
ブ「ふう〜助かった〜にしてもあのジャケット高かったのに〜」
ソ「ふふふ・・・」
ブ「何がおかしい?」
ソ「何が?決まっているだろ!たいていの奴は最初のアタックで死んじまうが避けたのはミスターとあいつ以来だ。楽しめるに違い無いぜ!この戦いは!」
レ「戦いに関してあいつ見てると孫○空みたいだな・・」
ソ「ふん、今度は本気だ・・」
ダッ
ブ「!!」
サッ!ズバアア!!
ブ「あ、あぶねえ!」
ソ「よそ見してる場合か?」
ズバ!
ブ「ク!リュックが!」
ソ「は!これで弾の補充は出来まい!」
ブ「(どうする・・弾はどれが何の弾か分からん・・手持ちでは・・『がさごそ・・』ん?これは!使えるかもしれん・・賭けてみるか・・)おい、どうした?かかってこいよ!」
ソ「言われなくても行くに決まっているだろ!!」
ダダッ
ブ「いくぞ!」
ジャバアア!!
ソ「何!?ク!何をぶちまけたんだ?」
ブ「焼夷手榴弾の油だ。」
ソ「!?油だと?くそ、止まれぇええ!!」
ツルッ
ドッテーン!!
レ「あっちゃ〜こんなにあっさり転けるとは・・」
ク「(呆れて物も言えない)」
ブ「よし!焼夷手榴弾を・・ほい、ほい、ほい!業火の災い、ここに放たれたなり〜!」
ゴオオオ・・
ソ「ぐわああああ!」
ブ「とどめに・・シカタイ乱舞〜!」
バババババ・・
ソ「ぐはあああ・・」
ブ「楽にするか・・ロケランデストロイ!!」
バシュ、バシュ、バシュ、バシュ、バシュウウ!!ズドドドドドーン!
ソ「(真っ黒焦げになって事切れている)」
ブ「おわ!すげえな!あれだけ喰らって体があるなんて!」
レ、エ、ル、マ『(シカタイの時点で死んでると思っているのは俺(私)だけ・・?)』
レ「こんどからブラウンは追い詰めないようにしよう・・」
〜続く〜
- 317 :8w ◆Ir9IqnWY6Q:2007/07/14(土) 17:23:06 ID:Tv9Tors6
- 〜00s秘密兵器を取り戻せ!!(13)女同士の戦い〜
レ「こんどからブラウンは追い詰めないようにしよう・・」
ク「とうとうこいつを呼ぶか・・主力の奴はほとんどいなくなっちまった・・」
ク「ロッドマン!!」
ロ「ハ〜イ♪呼んだ?」
ル「へ?女?」
ロ「紅一点のロッドマンです〜」
そこにはエイダより若いと思われる女がいた。
ク「いい加減タメ口は止めてくれんか?」
ロ「そんな〜堅い事いわない!」
ル「セリョリータ、今晩空いて無いか?」
ロ「あら、ステキね。」
チュ・・
レ「(でた〜、キスが武器の女・・クラウザ−も悪趣味だな・・)」
ル「(顔を赤らめ)と・・とりあえず土産としてもらっておこう・・」
ロ「こっちにもイイ男発見♪(レオンに歩み寄る)」
レ「やば・・!」
ザ!
ロ「あら、どいてくださらない?おばさま。」
エ「レオンは私の、手を出さないで!後私は29よ!」
ロ「レオンの歳は?」
レ「今年で28だ。」
ロ「・・勝ったな。私は26よ!」
レ「スマンが年下には興味が無い。」
ロ「・・・・・分かったわ」
レ「諦めてくれるのか?」
ロ「諦める・・・?そんなことしないわ。このオバハンと決闘よ!レオンを賭けてね!」
エ「受けて立つわ!」
レ「ええー!!てか何エイダも承知してんだよ!」
ル「モテる男はつらいね〜」
マ「羨ましいぜ!この、この!」
ブ「あっしはルイスも羨ましい・・」
レ「なけるぜ・・・」
スタ・・・
ク「今まで死んで行った仲間達の為にも絶対勝てよ!」
エ「黙れ!筋肉ダルマ!!」
ロ「私達の戦いなの。分かる〜?」
ク「・・・・・・( ((((;゜Д゜)))) )」
エ「行くわよ!」
ロ「あなたは華麗に倒してレオンも頂きよ!」
エ「デスシカゴ乱舞!!」
ババババババ・・・バン、バン、バン、バン、バン、バン!!!
ロ「弾が爆発するマシンガン。熱いわね〜じゃあこっちはクールに行っちゃう!」
パチン、パ、グルウン!!
奴は今までとは少し違った。たいていの奴は体から武器が出ていたがコイツは棒を「持って」いる。どんな違いかは分からないが・・
ロ「いくわよ〜!」
ヒュン!パキパキパキ!!
エ「く・・振ると氷柱が!?」
サン!
ロ「かわすのはお上手ね!」
ヒュン!ヒュン!ヒュン!パキパキパキ!
エ「あなたコントロール大丈夫?」
ロ「フフッ、後ろを見てみなさい。」
エ「な!?」
エイダは氷の壁に4方、いや、正確には3方を囲まれていた。
エ「ゼイ、ゼイ・・・」
ロ「随分息が上がっているわね。私、ちっとも疲れて無いわ。あとこの棒は突く事にも使えるわ。」
シュン!シュン!シュン!
エ「ク!(こっちに作戦が無い訳じゃ無い。でも成功する確率は・・49%。なけるわね・・まあ、かけてみましょう・・)」
カラン・・ビカ!
ロ「また・・ここはどんだけ閃光好きなのよ・・」
ササッ
エ「貰った!!」
ゲシ!
ロ「痛っ!ケツ蹴られた・・ぐ・・この糞女がぁあああ!!」
エ「あ〜らどこに向かって行ってるの?おチビチャン♪火炎方射機!」
ロ「熱!」
エ「な!?火傷一つ付かない!?まあいいわ。目的は達成できるから・・」
レ「エイダ何を・・・?」
グラァ・・ドシーン!
ル「なるほど、氷の壁を利用したと、うまいね〜」
エ「まだこれからよ!焼夷手榴弾!」
ロ「熱!でも溶けるから出られるわね♪」
エ「そう!溶けるのが狙いめ!ちょっと珍しいもの見せてあげるわ。−200℃の冷気を発する氷河方射機!」
ロ「え!?タンm」カチ−ン・・・
エ「さ〜て、デスシカゴのトッピングと行きますか♪」
バ、バ、バ、バ、バババ、バババ、ババ、バァン!バァン!ボッガァアアアン!!
ク「(こんな簡単に組織の殆どが潰されたかと思うと情けなく思えて欠伸すら出てる状況)」
レ、ル、ブ、マ「(部屋の隅で固まって震えている)」
エ「レオンは私の物ね♪」
レ「なけるぜ・・」
〜続く〜
- 318 :8w ◆Ir9IqnWY6Q:2007/07/14(土) 17:24:04 ID:Tv9Tors6
- 〜00s秘密兵器を取り戻せ!!(14)戦いを楽しむ気持ち〜
エ「レオンは私の物ね♪」
レ「なけるぜ・・」
ル「クラウザ−、次の相手は?」
ク「・・・・・俺だな。」
ブ「何で?まだいるんじゃ?」
ク「主力の奴はほとんど死んだ。後は俺だけだ・・」
レ「そうか・・じゃあみんな。後は俺に任しておけ。」
エ「でも・・」
レ「これは俺がケジメを付けなきゃいけない戦いなんだ。」
マ「・・・そうか、じゃあ仕方が無い・・」
タ、タ、
今、クラウザーとのケリが着けられると思うと正直、嬉しかった。俺が最後に見た時と同じ服、同じ傷、そして奇生体・・
ク「どっちから先に行く?」
レ「そっちからでいい。」
ク「そうか・・」
ガシャ!バババババババババ・・・
レ「クラウザーの能力はマシンガンか・・」
ババッ! 俺は近くに在ったオブジェに身を隠した、が・・
ヒュン!スパパ!ポロ・・
ル「レオン!無事か?」
レ「ああ、だが今の能力・・なに!?」
奴の腕は右腕がマシンガンだったのに今では鞭だ。
レ「な・・能力は一つじゃ無いのか!?」
ク「フフフ・・・」 シャリイイイン!
ダダダッ!ズバァァアア!!
ル「なんて奴だ・・奇生体と剣の二刀流で斬りやがった・・」
レ「くそ!(あいつの能力は今まで見て来た武器を使う事のできるコピー系か・・だが強い!けど攻撃の後隙が出来るのは変わらん、そこを一気に叩くか・・)」
カシャ、ダ!
ク「戦法を借りるぞ!ボウガンマン!レオン、悪いが終らせてもらう」パシュ!パシュ!パシュ!バン、バン、バン!ババババ!!
奴は跳んでボウガンを乱射して来た。これじゃ逃げ道がない!
レ「くそ!」 ダダッ!バアアン! 一斉に矢が爆発した・・
マ「レオーン!くそ!」
ク「フン、レオン、お前が地に堕ちたか・・・」
ヒュルルルル!パシュ!ビカア!
レ「あぶねえ!フックショットがあって良かった〜」
ク「くそ!閃光手留弾か!このままじゃ地面に落下して・・」
レ「そ、俺のシカタイとハンドキャノン地獄に誘われるんだ。」
バアン!バババ、バアン!バババ、バアン!
レ「とどめに、ロケランだ。」 バシュウウン!ドーン!
マ、エ、ル、ブ『よっしゃあ!レオンの勝ちだ!』
レ「そうだといいが・・・」
ル「へ?どういうこと?」
・・・・・
ガラガラッ
ク「ハ!こんなんで俺が死ぬと思うかあ?まだまだだぜ!」
レ「なけるぜ・・何で生てんだよ・・・」
ク「俺の体はロケランを喰らったぐらいじゃブッ壊れない。まあ多少のダメージはあるがな。」
エ「あいつ・・もう化け物ね・・・」
ク「さて、続きと行こうじゃないか!俺の攻撃をレオンはギリでかわし、俺はレオンの攻撃を耐え抜く。面白い!」
レ「この勝負、どちらかの功撃が上がればどちらかが負ける、か。なかなか面白いな。」
そう言って俺はシカタイを構えた。狙いは足。一気に決めてこの戦いを終らせる。
バババババ・・・
ク「フン、甘いな。」
グルウン!ザス!
レ「今度は槍かよ・・・」
ク「まだまだ!」
パシ!ヒュン!パキパキパキ!
レ「おっと!」
サ、バギュン!
ク「く!」
ササッ、
レ「今だ!」
俺はファイヤーナイフの柄を掴み奴に斬り掛かった・・・しかし・・
ク「ゼエイ!」
カキーン!
レ、ク『なに!?』
奴が奇生体の手から普通の手に戻る、右手の武器が消える、ナイフ出す事はまあ普通だ。しかしこれはファイヤーナイフ。2000℃はある。けどなぜ・・・
レ、ク「何故溶けない!?」「何故凍り付かない!?」
ブ「え?なんで?」
レ「・・・・・え?まさか・・・・・・そのナイフ、−200℃近くになるか?」
ク「!・・・そういうことか・・・レオンのナイフは2000℃近くあると。」
レ「そうだ・・」
レ、ク『・・・・・・・・・』
・・・・・・・プッ。
マ「ん?」
レ、ク『ブワッハッハッハッハ!!!!』
レ「ひ〜可笑し〜なんでここまで反対になるんだよ!!」
ク「あ〜どこまでコインの裏表何やら・・・」
レ「あ〜アホらし。」
ク「・・少しでもナイフにあたったら死ぬ勝負だが・・・レオン、このナイフでケリを着けないか・・?」
レ「・・・・受けて経とう・・・」
レ「(少しでもあたったら死ぬ勝負か・・・)」
ク「何か言ったか?」
レ「ん?いや。じゃあ始めるか!」
・・・・この時不思議とクラウザ−への憎しみは消えていた・・・
その時の俺はまるで大好きな遊びをこれから始める子供のようだったかも知れない・・
遊びを楽しむのと命を賭けて勝負をするのは訳が違うが一つだけ共通する事がある・・・
『恐怖を忘れ、前にしっかりと進む事・・・』
- 319 :8w ◆Ir9IqnWY6Q:2007/07/14(土) 17:24:48 ID:Tv9Tors6
- 〜00s秘密兵器を取り戻せ!!(15)(前編)語られる真実〜
ク「何か言ったか?」
レ「ん?いや。じゃあ始めるか!」
〜10分後〜
カン、キン、カン、カカン!!シャリイイイン!!
エ「すごい・・・さっきからずっと斬り合ってる・・」
マ「どちらも引けを取らないなんて・・・」
ル「すげえな・・・」
ク「ゼエエイ!」
奴はナイフで突いて来た。1歩後ろに引くがどうやら俺は罠に掛かったらしい。
急に体が浮く。でも足払いされたと気付くには遅すぎたようだ。
ナイフを構え、クラウザーは飛びかかって来た。間一髪で避けるが・・・
ザグ!!ピキピキピキイイン・・・
俺がいた所に刺さったナイフの近くが凍り付いて行った・・・
ゲシ!パリイイン・・・
試しに蹴ってみたが綺麗にその部分にはデカイ穴が空いていた・・・
レ「あぶねえ・・」
ク「暇はやらんぞ!」
レ「おおっとおお!」
カン!キン!カン・・・
ク「(このままじゃキリが無いな・・・悪いなレオン。)」
ガン!いきなり背中に痛みが走る・・・くそ!ロス・イルミナドスのデジャブか?
ク「終らせてもらう!」
ダン!ザ!
ブ「ダンナ!」
ガシッ!
レ「まだだ!やられてたまるか・・・」
ぐぐぐぐぐぐぐ・・・
レ「うおおおりゃあああ!」
バダン!
俺は何とか奴を押し退けた。
エ「レオン!大丈夫!?」
レ「ああ、なんとか・・・」
ク「チ!自分で押し退けるとは・・・・力を上げたようだな。レオン。」
レ「まあな、今度はこっちの番だ!」
一気に奴との差を縮める。そして・・・
ク「ム?」
奴は右から来る攻撃を避けようとナイフを構える。そう。そこが狙い目。
レ「悪いがクラウザ−。Game・overだ。」
左腕に持ち替えて突きを入れる。ギリギリでかわされたが今度は右手に持ち替え回転切り。
ザシュ!ジュワアアア・・・
〜続く〜
- 320 :8w ◆Ir9IqnWY6Q:2007/07/14(土) 17:25:57 ID:Tv9Tors6
- 〜00s秘密兵器を取り戻せ!!(15)(後編)語られる真実〜
ク「グハアアア!・・・・攻撃を当てられるなんて・・俺の負けだ・・ハア・・ハア・・・殺せ・・グハ!」
レ「何故そう死のうとする?それに痛手を負ったフリも止めとけ。」
ク「な!?気付いたか・・・全くスゲえな。・・・でも俺を殺さなくていいのか?俺はたくさんの人間を改造、特攻させて来たが今では『何故死のうとする?何もそこまでやらず、こっちの犠牲は無いようにしろ。』と思えるが過去の罪は消せん・・だから・・」
レ「それならお前が犠牲になった奴等の分まで生きれば良い。それこそ犠牲は最小限にしてな。それより設計図は?」
ク「な?設計図?国とアンブレラの癒着の書類じゃ無くて?」
レ「・・・な!?国とアンブレラの癒着!?俺等は『ボステム』って言うガス発射装置の設計図を探してたんだが・・・」
ク「え?・・・・・そういうことか・・・お前等国の連中に騙されたな。」
レ「なに!?じゃあ何で俺等は送りだされたんだ!?」
ク「・・・・・・よし、お前等なら話しても良いだろう。何で俺がクラウディファミリーを起てたと思う?」
エ「え・・?そりゃこの世界のパワーバランスを変える為?」
ク「表向きはな・・でも組織を起てた本当の理由はアンブレラを潰す為だ。前俺はアンブレラに所属してたがやり方が気に食わなかった。だからアンブレラに対抗する為、組織を起てた。普通の人間じゃアンブレラには勝てんから全員サイボーにしたんだ。」
ル「そうだったのか・・」
ク「で、そうこうしてる内にとんでもない情報が手に入った。アンブレラが現大統領と手を組み、B・O・Wを使って世界の国々に戦争を仕掛けようとしている情報だ・・・」
レ「なに!?確かか!?」
ク「確かだ。最初は、お前等が俺等を潰す為に送られて来たエージェントと思い攻撃した。だが設計図を気にする所からまあ実質的には同じだが別に真相を知って、アンブレラに協力してるつもりは無いと知った訳だ。」
レ「そうだったなんて・・・」
エ「信じられない・・・」
ク「だが、それが真実だ。一緒に戦ってくれるか?」
ル「当たり前だろ!アンブレラを許す訳がねえ!」
ク「ありが・・・」
ビー!!ビー!!
ク「まさか・・どうした?」
『合衆国の戦艦です!艦体にはクリーナーの文字が!』
レ「クリーナーは合衆国の証拠隠滅部隊・・何故ここに?アンブレラの事については調べていたが事実は知らなかったのに・・」
ク「多分アンブレラに付いて調べられてるといずれバレるかも知れないと怖れて掃除屋を送って来たんだろ・・おそらくこの事件に関わった奴は全員殺されるだろう・・・・・よし!前言撤回!お前等全員乗って来たヘリで逃げろ!」
マ「断る!俺は一緒に戦うぜ!!」
ク「なに言ってる!誰か生き残って真実を伝えなきゃどうしよもねえだろ!!」
マ「う・・・」
ク「頼むぜ・・・俺等の分まで生きてくれ・・後レオン。このナイフを受け取ってくれ。」
そう言うとクラウザ−は自分のナイフを俺に渡し部屋の外に飛び出して行った・・・
ク「ついでにミサイルでも撃っておけ!」
レ「クラウザ−?クラウザ−ーー!!」
ズズーン!!
ク「グオ!」
エ「早く行きましょ!レオン!」
レ「く!ああ・・・・」
俺達はヘリに乗った・・・
マ「テイク・オン!!」
バララララ・・・
レ「マイク・・ミサイルは俺に撃たせてくれ・・・」
マ「分かった・・・」
俺はミサイルのスイッチを押した・・何発もの鈍い発射音が響く中、クラウザーを殺さなければならなくなった理由を考えた・・・アンブレラのせいか?運命とやらのせいか?たぶんアンブレラのせいだろう・・・・けど、もしかしたらこれが理由かも知れない・・・
『コインの裏表だからな・・・』
ババババババ、ドガアアアアアン!!
〜続く〜
- 321 :8w ◆Ir9IqnWY6Q:2007/07/14(土) 17:35:49 ID:Tv9Tors6
- 〜00s秘密兵器を取り戻せ!!大団円〜
〜ホワイトハウス〜
俺はこの事件のケリを着ける為にここにやって来た。もちろんエイダ、ルイス、ブラウン、マイクも一緒だ。
門番「パスをお見せ下さい。」
レ「これだ。」
警備主任「案内は私が、どうぞこちらへ・・」
こんな簡単に入れるハズがない。もちろん罠だろう。
警「どうぞ、お掛けになって下さい・・」
応接間に通される。大統領が入ってくる。
大「よく戻って来たな。君の手際の良さには驚かされる。設計図は?」
レ「俺等がここに来た理由は分かってるはずだ。何故アンブレラと手を組み戦争をしようとする!?」
大「は〜・・・君は分かってるはずだよ・・この国の人間は堕落しきっている・・この国を一等国にするには明らかに使えない連中だ。だったら人間を超え、優れた物で私は戦いたいと思っているがね。」
レ「アホらしいな・・確かに人間は堕落しているかもしれない・・でも人間には人間なりの良さ、はかなさ、美しさがあるはずだ。
だからこそ、今まで生きて来れた。」
大「君には失望したよ・・こんな簡単に下らん情に流される男だったなんて・・・」
奴は壁のボタンを押した。部屋に武装したクリーナーの連中が入って来た・・・
ル「チ・・みんないくぜ!」
レ、エ、ル、ブ、マ『おう!』
エイダがまずデスシカゴを撃ちまくる。すると敵はあっさり全滅した・・・
ル「特殊部隊にしちゃあ、呆気無い幕切れだな。」
ルイスが軽口を叩いた瞬間何かが移動する様な音が聞こえてきた。
俺はイヤな予感がしたからベランダを覗いたが・・・
ホワイトハウスの周りにはざっと何千人ものクリーナーの連中に囲まれていた・・
しかもロケランを持っている奴の方が多い。
エ「レオンは大統領を追って!ここは私達が!」
レ「なに!?危険だぞ!」
ブ「ダンナ。なに言ってんですか。あっしにはロケランデストロイがあるんですぜ。あんな青二才、すぐに全滅だ。」
レ「そうか・・・みんな。スマン!」
俺は涙を堪えながら大統領が進んだルートを行った・・・
そこには地下室があった。どうやら大統領はこの中に入ったようだ。
扉を開くと・・・
大「ほう・・仲間を見捨ててここまで来たか」
レ「バーカ、俺が仲間を見捨てると?仲間を信じてここまで来たんだ。クリーナーなんてもう半分が死んでいる。」
大「は〜・・・君は夢を持ち過ぎだよ。人間は信じなければやってられない。これ以上アホな動物を君は見たことがあるかい?」
レ「自分は人間じゃない。みたいな言い方だな・・」
大「もう真相は分かっているはずだ。私を殺すかい?」
レ「出来ればそうしたい。だがこの話に乗らないか?お前はアンブレラに関係している。アンブレラのやっていることを国際会議で発言してくれ。そうすればアンブレラは潰れる。」
大「私がそんな話に乗ると?証拠はあるのか?」
レ「あるさ。俺はスパイだぜ。クラウザーとの会話は録音済みだ。」
大「な!?流してみろ!」
奴は焦っている。俺は静かにテープを流した・・
大「・・・・そうか・・私は君たちを見くびっていたようだな・・・私が君たちを殺さねばいかんな・・・」
レ「フン、アマチュアに何ができる?」
大「私はアンブレラと関係していたと言うのを忘れたのかね?」
レ「は!まさか・・・」
アンブレラと関係していたと言うことはウイルスを注射された可能性が高い・・・クソ!奴もB・O・Wにされているかもしれない・・
大「やっと分かったようだね・・・じゃあ安心してあの世にいきな!」
奴の両腕が異様なまでに膨張している・・まるでタイラントの腕のようだ・・・しかも巨大な爪まで生えてきた・・肩からは村長の様な触手、しかも体はサラザールの刺客の様な装甲、どんな奴だよ・・
大「キエエエエ!!」
奴は吠えてから特大のジャンプをして来た・・・
ギリギリで爪を避ける。巨体に似合わない俊敏さだ。
今度は触手で攻撃して来た。油断も隙もない。奴はダッシュしてこっちに向かった・・爪を後退しながら避け、隙を伺う。試しに足をかけてみた。するとあっさり奴は転んだ。まだアマチュアさが残っているな。シカタイで頭を集中的に狙う。奴の金切り声が聞こえる中ファイヤーナイフを抜き触手、腕をを切り落とす。やはりこのナイフは使える。あんな堅い装甲を簡単に切り裂くとは・・・
大「ぎゃあああ!助けてくれ!さっきの話に乗るから!」
レ「今さら人間のフリしたって無駄だ!Game・over!!」
クラウザ−のナイフを抜き、奴に一気に突き立て離れる。奴はどんどん凍り付いて行った・・・
レ「たっぷり味わったか?デザートはこのロケランだ!!」
ついに終る・・
バシュウウウ!ズドオオオオン!
〜END〜
- 322 :8w ◆Ir9IqnWY6Q:2007/07/14(土) 17:36:30 ID:Tv9Tors6
- 〜00sエピローグ〜
〜事件から2年後〜
大統領がアンブレラに関係していたと言うことが世間に知られた時、世界は騒然となった。緊急で国際会議は開かれるわ、大統領選が忙しいわ、俺はいろんな所に引っ張りだこだった・・・ひとまず大統領はアシュリーの親父のグラハム大統領に決定、国際会議でアンブレラは徹底的に潰されてウェスカー達は死刑にされた。これでアンブレラは復活することはない。だが・・・
アシュリ−「レオーン!久しぶり!」
こいつがいた・・グラハム大統領になってから買い物に付き合わされるわレジャーに付き合わされたり・・なけるぜ・・・
とりあえずグラハム大統領に頼んでちょっとストップさせてもらった・・これで俺を悩ませることは全て終ったわけだ。俺以外のメンバーは全員俺と同じスパイとして活躍している・・・・もうあんな事件は起こらないでほしい・・
レ「good・by,Kruser・・・」
- 323 :8w ◆Ir9IqnWY6Q:2007/07/14(土) 17:37:40 ID:Tv9Tors6
- 〜00s秘密兵器を取り戻せ!!キャラ、武器解説〜
(キャラクター解説)
1:レオン・S・ケネディ
コードネーム:00s。28歳。男性。手柄が認められエージェントから合衆国のスパイとして活動している。正義感の強さは1倍強い。
本人はナイフを使わせたら右に出る物はいない!と豪語しているが実際にナイフの扱いはうまく、銃を使うよりナイフを使うことを好んでいる。
2:エイダ・ウォン
本名:不明。年齢不詳。女性。ウェスカーの組織に所属している。しかし本人はアンブレラのやり方に愛想が尽き、裏切る。
アンブレラからは別に用無しになったから特に追われなかったらしい。アンブレラを抜けた今も情報には精通している。レオンとの関係だが、今も多少ながら恋愛感情は抱いている。『ボステム』事件の後実績を認められレオンの同僚として活動中。
3:ルイス・セラ
年齢:29歳。男性。ロス・イルミナドスの件で死んだと思われていたが奇跡的に生きていた。実は武器商人としてレオンに協力していた事実が発覚している。愛銃のレッド9の扱いはうまく、狙いも百発百中。教団事件の後は私立エージェントとして活動。エイダと同じくレオンの同僚として活動中。
4:ブラウン・セラ
年齢不祥。男性。ルイス・セラの実の兄でロス・イルミナドスの時も弟と一緒に商人として活動。射撃の方を担当していた。ルイスが
私立エージェントとして活動している間商売をしていた。レオンに自分の連絡先を教え、商売をする等面識は事件の後も持っていた闇業者。全ての銃器の扱いがうまく、腕もなかなかの物。さらに武器を作成する腕も良く、他のメンバーにも自作の武器を送った。エイダと同じくレオンの同僚として活動中。
5:マイク
ファミリーネーム不明。年齢不詳。男性。元は合衆国の特務機関に所属。ヘリのパイロットをしていた。やはり教団事件の時死んだと思われていたが奇跡的に生還。ルイスとはエージェント仲間で仕事を共にすることもよくある。実はセラ兄弟と特殊な訓練をしており、動体視力、反射神経が常人とは思えないほど。今回もヘリのパイロットが主な仕事だった。エイダと同じくレオンの同僚として活動中。
6:ジャック・クラウザ−
年齢不詳。男性。レオンと同じ機関に所属していたが進むべき正義の道の違いから教団事件の2年前に事故で死んだと見せ掛けた。
教団事件でレオンに破れるが実は生きていてクラウディファミリーを設立。サイボーグ軍団を造った。最初はレオンと敵対していたが最後に和解。ナイフを預け、戦地へ向かっていった・・
7:ガトリングマン、ランスマン、シールドマン、
ガトリングマン:ガトリングマンチーム隊長。装備は2丁ガトリング。元は軍人だとか。レオンのハンドキャノンで死亡。
ランスマン:ランスマンチーム隊長。装備は両腕が槍。経歴は不明。ルイスのレッド9で、死亡。
シールドマン:シールドマンチーム隊長。装備は両肩が刺付きの盾。元は医者だとか。レオンのファイヤーナイフで死亡。
8:ボウガンマン、ウィップマン、ソードマン、ロッドマン
ボウガンマン:ボウガンマンチーム隊長。装備は両腕がボウガン。元は高校生。マイクのキラー68で死亡。
ウィップマン:ウィップマンチーム隊長。装備は鞭。元はルイスの親友。本名はケビン。ルイスのレッド999で死亡。
ソードマン:ソードマンチーム隊長。装備は両手が剣。元はスパイだとか。ブラウンのロケランで死亡。
ロッドマン:隊長と言う訳ではない。装備は棒。元はOLだとか。紅1点。エイダのデスシカゴで死亡。
(武器解説)
9:デスシカゴタイプライター
ブラウン作成。ブラウンがマルバス島での戦闘の為、エイダ専用の武器として造った。撃った弾が爆発する45口径マシンガン。
威力 20
連射 0.10
装弾数 無限
10:レッド999(トリプルナイン)
ブラウン作成。ブラウンがマルバス島での戦闘の為、ルイス専用の武器として造った。威力がマグナム並のレッド9の改良版。
威力 60
連射 0.57
装弾数 無限
11:ロケットランチャーデストロイ
ブラウン作成。ブラウンがマルバス島での戦闘の為、自分専用の武器として造った。連射が出来る究極兵器。
12:ファイヤーナイフ
2000℃の熱気を放つナイフ。ブラウンがマルバス島での戦闘の為、レオンに渡した。実は製造元がクラウディファミリーでクラウザ−が自分用のナイフとして造らせたが未完成のままブラウンに盗まれる。最終的に完成させたのはブラウン(設計図があったのでそれを元にして)
13:フリーザナイフ(クラウザーのナイフ)
−200℃の冷気を放つナイフ。クラウディファミリーがクラウザ−専用のナイフとして作成した。最後にクラウザ−がレオンに託したナイフ。
- 324 :8w ◆Ir9IqnWY6Q:2007/07/14(土) 17:38:15 ID:Tv9Tors6
- 〜超短編 デビットの叫び アウトブレイク持ってないのに作っちゃたよsp〜
ガンガンガンガン!
鈍い銃声が辺りに何回も響き渡る。
クソ!奴等も随分しつこいな。ケビン達に援護してもらっているがこれじゃあキリが無い。
俺等は仕方なく動物園に逃げ込むことに決めた。
タタタタタ・・・・・
走る音がトンネル内に響いて来る。こっちは8人、相手はざっと100人近く。
相手にしてたら逝くのも時間の問題だ。
ガンガンガン!
3発撃って軽く足止め。少しの時間は稼げる。
「ケビン!デビット!もういい!!早くこい!!」
ジムが必死に呼ぶ。
「分かった!すぐ行く!デビット!来い!」
ケビンが応じて、門に向かう。俺もそこに続いてく。
バタン!
ジムが扉を閉め、かんぬきをかける。これで奴等には充分なバリケードとなるだろう。
『ゼイ、ゼイ、ゼイ・・・・』
もう全員息が上がりきっている。これで入られたら・・・地獄だな。
「な・・・なんとか入って・・・来れたわね・・・」
シンディが息切れ切れに言う。
「またここでライオンとか来なきゃ良いけどな・・・」
些細だが心配なことだ。
「まさか〜デビット、そりゃありえねえぜ!」
ケビンが反論する。でも、
「もしTウイルスに感染してたら檻ぐらい簡単に壊せるだろ。」
ホントに出そうで怖いんだよな・・
「お・・おい、イヤなこと言うなよ・・」
ジムは完全にビビってる。その時・・・
ガルルルル・・・・
「おい、ライオンのうなり声聞こえなかったか?」
ジョージが聞く。
「・・・・認めたくないが聞こえた。」
答えるが・・・
ガォオオオオ!!ザザ、
そこにいたのは・・
『・・・・・・・・・・』
デビット「ホントにホントにホントにホントにラ−−−−−イ−−−−−オ−−−−−ン−−−−−だ−−−−−−ッ!!!!!」
〜END〜
- 325 :8w ◆Ir9IqnWY6Q:2007/07/14(土) 17:38:48 ID:Tv9Tors6
- 〜ルイスDEアナザ−オ−ダ− 前編〜
これはルイスがサンプルを盗み出してから死ぬまでの真実の記録である・・・・
「ハア、ハア・・・」
『アガウェロ!ローゲンニスゥトゥリガンヌ!』
「クソ!」
ガアン!ガアン!ガアン!
ふう・・・なんとか村にまで来れたな・・・後はエイダに教えられた通りあそこに行けば・・・・
ダガ!
「な・・・・後ろ・・・・そ・・ん・・・ちょ・・・」
バタ・・・
〜3日前〜
ルイス「あんた・・・何者だ・・」
「私?アンブレラの者、と言えば分かるかしら?」
ル「で?俺に何の用だ?」
「サドラ−のサンプルを渡してほしいの。」
ル「残念だがあきらめな。警備は頑丈だし俺は死にたくない。」
「あら?いいの?このまま良心の呵責に悩んだままで。指示はこっちで出すから安心してもらって良いわ。」
ル「はあ・・・悪魔だな・・よし、引き受けよう。最後に・・・名前は?」
「私は・・・・エイダ、エイダ・ウォン。」
ル「エイダ・・覚えておこう。」
「ヨーシ、ひとまずエルヒガンデは製造完了だ!今日はここまで!」
『ありがとうございました−!!』
ル「ふー、終った終った。後は計画通り・・・」
「ルイス!飯食おうぜ!」
ル「いや、俺は良い。」
「そうか・・・」
よし、このままサンプル安置場所へ行くか。
〜サンプル安置場所〜
確かパスワードは・・・1260だったよな・・・
「パスワード、認証シマシタ。」
ビンゴ!後は盗むだけだ!
ビー!ビー!ビー!
な・・・何故だ!パスワードも合っていて、なおかつ脱走も手際良くやったのに!
「・・・・テステス・・・ルイス、聞こえるか?」
ル「サドラ−!?(クソ気付かれたか!)」
「ふん・・・裏切り者め・・・お前は直々始末してやる!覚悟しておけ!」
・・・チッ、逃げるしかねえな・・・・本当にどうしよう・・・
〜現在〜
・・・・・・ここはどこだ?暗くて狭い。しかも息苦しい。
「ン・・・・・ンンン!」
チ・・しゃべれないな・・・さあ、参った。どうすっかな・・・
ド−ン!ボガ−ン!
な・・・・何の音だ!?もしかしたら大統領の娘の件のエージェントか!?
助かった!おーい!こっちこっち!
「よし、トラップ解除完了!にしても何だ?この音は?」
気付いてくれ・・・
カチャ・・・
オワットットオ!あぶねえな・・・でも助かった〜
ル「お前・・・・彼奴等とは違うのか?」
「いや、お前は?」
おやおや、モテそうな顔のエージェントなこった。ま、平気だろ、いないよりは。
しかし!そこへ村長の割り込みが入った訳だ。
ル「ヤバイ・・・・ここのボスだ!」
「なに!」
そのまま俺達は殴り倒された・・・
・・・・何時間気を失っていたのだろうか・・・・
不意に後ろからエージェントに起こされる。
ル「俺を助けるはずじゃなかったのかよ。」
「この村は一体どうなってんだ?」
オイ、俺の質問に答えろよ!ったくこの無礼ぶりはあ!
ル「あんたアメリカ人だろ?何しに来た?」
グキ!
ッ!急に腕に痛みが・・・ひねりやがったな・・・
ル「いてーな!あんた警官にしちゃ泥臭くねえしなに者だ?」
「まあな。俺はレオン。お前は?」
まあな・・・って・・・レオンか。覚えておこう・・・
ル「ルイス・セラだ。マドリッドの警官だったが止めちまった。」
ああ、実はサドラーに雇われる前に勤めていた。けど上司のせいで止めた。
ホント、正義の味方ほど人間の割に合う仕事はねえ・・・
〜続く〜
- 326 :8w ◆Ir9IqnWY6Q:2007/07/14(土) 17:39:35 ID:Tv9Tors6
- 〜ルイスDEアナザ−オーダー 後編〜
それからしばらくして、話してみるとどうやらレオンはラクーンの生き残りらしい。だから腕が立つのか・・
けど急に何かを引きずる音が聞こえた・・・まあいいか。でも目の前にガナードがいやがる。クソ!殺す気かよ!
ル「なんとかしろ!警官だろ!」
「お前もな!」
・・・それ言われちゃお終いだ・・・
ガチン!
やばいやばい、早く脱出だ!
タタタタ・・・
よし、裏口で・・谷を通らずに・・・抜けた!
後は森にサンプルを置くだけだ!
「オッパイノペラペラソース!!」
ル「うわあああ!なんだあ!」
シーン・・・
どうやらあっちのようだ。びっくりさせやがって・・・
「オッパイノペラペラソース!!」
今度はこっちだ〜!!あ〜!銃は2叉に分かれた道の家の中だ!ここは・・・逃げるべし!
タタタタタ・・・
脱出成功!もう追って来ないな・・・?良かった・・・。
〜ルイスと築城戦の家〜
ふー。これで暇ができる・・・
「グワアアアア!」
ル「あっっっっれー!!?エルヒガンデが出て来た−ー−ー!!?」
しょうがない・・・倒すか・・まずは眉間に一発・・次に左胸に一発・・・最後に奇生体に五発!!
「グワアアア・・・」
なんとか倒せたみたいだな・・・良かった〜
〜築城戦〜
バタン!!
ル「うわああ!!(ついつい寝ちゃったよ!)だれだ〜?」
下に降りるか・・・・お、レオンじゃん!しかも胸がデカい女も一緒だ!
ル「レオン!」
「ルイス!」
(話し合い・・)
ル「it,Gametime!」
おー、出るわ出るわ。良くこんな人員集めたモンだ。でもそろそろ、人員が減り過ぎてる頃だな。
「バブルス。」
ザザザザザザ・・・
「行ったみたいだな・・」
ル「どうする?」
「前に進むしかないさ。」
ル「そうか、俺は忘れ物を取りに戻る。」
ガチャ・・・
「ルイス、サンプルは?」
ル「エイダか・・その前にタバコあるか?」
「ないわ。早くサンプルを。」
ル「つれないね〜これから取に行くのに・・・後レオンに会うならこれを渡してくれ。特殊ロケットランチャーだ。」
「特殊ロケランね。分かった。渡しておく。でもサンプルを優先して取りに行ってよ。」
ル「へい、へい、わかりやした。」
「・・・・・・」
〜古城〜
来た−!彼奴等しつこい!もう全力疾走だ!
・・・・なんとか・・・逃げられた・・・
あー!!彼奴橋を上げやがった!!せっかくの通行手段がー!
まあいい、裏道があるモンねー♪お、レオンだ。サンプルもあるし大丈夫だな。
ル「レオン!お前等に渡す物があって・・・あれ?無い!」
「なんなんだ?」
(話途中)
ル「じゃあ行くか。」
「待て、なんで・・・」
ル「良心の阿責さ。」
〜そして・・・〜
あ〜暇だ・・レオンどこだ〜?もう孤島に行ったんじゃねえか?
ギイイイ・・・
ル「ったく・・あ!レオン!」
「ルイ・・」
・・・・・急に背中に激痛が走る。こりゃサドラーにやられたな・・・
ル「グオオオオオ!!」
「ルイス!」
・・・・背中は痛えのに何で気持ちは楽なんだ?役目を終えられそうだからか・・・?
ドン!
どうやら叩き付けられたらしい。サドラ−の声が聞こえる・・・
「ルイス!」
ル「俺はサドラ−に雇われていた研究員だ・・」
(話途中)
ル「俺の話はこれで終わりだ・・後は任せたぞ、レオン・・・」
「ルイス!?ル−−−−イ−−−−ス!!」
END
- 327 :8w ◆Ir9IqnWY6Q:2007/07/14(土) 17:41:07 ID:Tv9Tors6
- 〜こんなバイオは嫌だ! 始まりのアンブレラ幹部養成所編〜
これは1998年にラク−ンシティで起こるアメリカ史上初、さらに史上最悪のウイルス漏出事故、バイオハザ−ド(生物災害)
の2ヶ月前に起こったラク−ンフォレスト一帯でのもう一つのバイオハザ−ドの時の実話である・・・
〜最初の列車にて・・〜
「ほう・・・『1人で出来る』か・・じゃあやってみるんだな。」
目の前の男はさも1人では出来ないという風に単刀直入に言ってきた・・
そして私がさっき入ってきた扉にもたれかかる様にして私が行動を起こすのを待ってるようだった・・
確かに私は新人だ。でもいくら何でもナメられ過ぎだ。こうなったらもうヤケクソよ。自分で乗り切ってみせようじゃないの!
ひとまず一階のドアは開かなかったから行き先は階段ってとこね。
――カッカッカ・・・
階段の乾いた音が心地よい。この時心に少しばかり余裕が出来たのかも知れない・・だからあんな事に・・・・
二階には炎が散ら付いてる・・・どうやら食堂のようだ。だとしたら一階の扉は厨房かしら・・?そんな事を考えてる内に老人が椅子に座ってるのに目が着いた。しかも腐りきったゾンビの様に汚くはない。生存者!?だとしたら呼び掛けなきゃ。
「警官手帳第一条!極地での一般市民の生存者には自分から呼び掛ける事!これは相手に安心感を与える基本中の基本!・・はっ!」
ついつい言ってしまった。一気に顔がほてって行くのが分かる。こんな事で顔を赤らめるとは・・不覚ね・・・
って!そんな事より呼び掛けなきゃ!
「あの・・・おじいさん・・?おじいさん・・・?」
『・・・・・・・・』
老人は全く反応しない。何故だ?すでに死んでるとか・・・?いや、それは無い。一瞬だけだが肩が動いた様な気が・・気のせいね。
また呼んでみるが全く反応は無い。
「・・・・・・・・フッ・・・・」
その時急に誰かの微笑みが聞こえたかと思うと私の意識は遠のいて行った・・・・
「・・・・・おい!・・・・おい!・・お−い!!」
誰か・・・男の声が聞こえる・・頬に軽い振動・・どうやら頬を叩かれながら呼び掛けられたらしい・・・
「う・・・・・うん・・?」
「あ!目が覚めたか・・・」
目の前にいたのはビリ−・コ−エンだ・・何故ここに・・・
「・・・・・ひとまず礼を言うわ・・・でもどうしてここに・・・?」
「何だ。覚えて無いのかい。いいか?お前はなあ・・・」
ここからはビリ−から聞いた話を私が吐いたセリフと共に記してゆく・・・
「・・・・・・フッ・・・・・無視してんじゃね−ぞ!!この糞ジジイがあ!ロケラン装備ィ!!(ガシャン!!)ファイヤ−−!
(バシュウウ!!ズド−−ン!!)」
「ヒシャアアアア!!」
・・・・・これでビリ−の話は終ったのだが・・正直信じられなかった。確かに護身用のロケランは持ってたが・・平気でブッパナすとは・・・まあ、あの老人が怪物だった事が幸いした・・・・
おまけのまとめ
『こんなレベッカはスタ−ズ失格である。とにかく怖い。』
- 328 :8w ◆Ir9IqnWY6Q:2007/07/14(土) 17:42:14 ID:Tv9Tors6
- 〜こんなバイオは嫌だ! 惨劇の洋館事件編〜
これは、後に洋館事件と一部の者に呼ばれる事となるラク−ンフォレスト一帯での、1人の悲しき科学者によって起こされた
バイオハザ−ド(生物災害)の時の真実である・・・
〜ジルの洋館編〜
−−−キシ、キシ・・・・
・・・・床が軋む音がする・・
心臓の音の他に聞こえるものと言えば雷鳴とか、腐ったカラスや犬の声ぐらいだ。1歩1歩、歩いて行く毎に心臓の音が強まってくる。
どうやら私は俗に言う、恐怖と言う物を感じているらしい・・・
カタ・・・
瞬時に後ろを向く・・しかしそこには何もいない・・・
(気のせいか)
安心した。化け物はいないみたいね・・急にこれほどにビクビクしている私が情けなく思えて来た。これでもスタ−ズなんだから・・
しばらく進むとドアが開いていた。どうやらさっきの音は風でこれが開いたかららしい・・・
「フゥ−−。」
一息つき、意を決して私は中に入った。
見た感じではバスル−ムらしい。ゾンビがいないか確認し、ほっと一息、しかしバスタブには汚水が貯まってる。何か落ちてるかもしれない。栓を抜いてみる・・・
ジョオオオオ・・・
ガサ・・・・グオオオオ・・・
・・・・腐った化け物がお目覚めのようだ。早速向かって来る・・・しかし簡単に転ける所は単細胞に救われたと言う事か。
下でゾンビが私の足を掴む。振り解こうとしてもなかなか出来ない。ゾンビが何か呻いている。しかしそれが自分の命を断とうとは心にも思うまい。
「あ・・・・い・・・・ら・・・ぶ・・・・ゆう・・・・・」
「キモイんだよ!この腐れゾンビがあ!!」
私の下で何かが潰れた音がして私はトイレに駆け込んだ・・・
おまけのまとめ「こんなジルは、クリスにも見捨てられる。」
〜クリスのリサ戦〜
「ア−−−−−アアアア!ウグェルゥワアア−−オ!!」
クソ!!目の前の狂った鎖野郎は腕を振り回してる。
俺は後退した勢いで尻餅をついちまった・・しかも後ろには祭壇の穴があると来てる!どうやら俺もここまでらしい・・・
「アアアアアア!」
目の前の野郎は止めを刺そうと腕を振り上げる・・・
バアン!!
銃声・・・・これは・・・
「ウェスカ−!!」
「クリス!大丈夫か?」
「ああ、何とかな。」
「しかし奴をどうやって殺す?」
「まあ見てな。俺に案がある。」
「そうか、じゃあ任せた。私は注意を引く。」
「Understanding!captin!」
俺は部屋の四隅にある錘石を落とす作業に取りかかった。
・・・・よし!残りは一つだ!
「ウェスカ−!もう少しの辛抱だ!」
「く・・クリス!早くしてくれえ!」
ズ・・・ズ・・・ズ・・ガコン!!
ズゴゴゴゴ・・・
「な・・・何だこれは?グワ!」
ウェスカ−は鎖野郎に突き飛ばされた。奴は出て来た石棺に何か目的があるようだ・・・
「ま・・・ま・・・?」
その時俺は何か吹っ切れたようだった・・・・
「何がママだ!?このマザコン野郎!!さんざん人の皮を被りやがってぇ!!(マグナム装備)(マグナム連射中)」
これからはこのウェスカ−が記録をしよう。クリスは急に怒ってマグナムを連射、祭壇際まで追い詰めて最後はリサ・トレヴァ−だったか?を蹴り飛ばした。
おまけのまとめ「こんなクリスはジルにフラれる。いくら何でも酷すぎる・・」
END
- 329 :8w ◆Ir9IqnWY6Q:2007/07/14(土) 17:43:06 ID:Tv9Tors6
- 〜こんなバイオは嫌だ! 悲しみのラク−ンシティ編〜
この事件はとある製薬企業、アンブレラのウイルス漏出事故の被害の一貫として起こったアメリカ史上初、さらに最も最悪と言われる
バイオハザ−ド(生物災害)を必死に生き延びたある戦士達の真実である。
〜クレアとレオンの鉢合わせシーンにて〜
ガチャ!
な・・・・今度はドアからゾンビか?
俺は素早く銃を構える・・・しかしそこに居たのは・・・
「やめて!撃たないで!」
見た目は10代の・・イヤ、大学生といった方が分かり安いな・・・とにかく女がいた。
しかも後ろはゾンビのスト−カ−と来た。
「伏せろ!!」
次の瞬間俺はゾンビの眉間を狙いトリガ−を引いた。鈍い銃声と確かな手ごたえ。
「・・・・・クリティカルヒット」
・・・・なんて浸ってる暇は無い。女の手を引き、近くのパトカ−に乗る。
「名前は・・?」
「クレア、クレア・レッドフィ−ルド。」
「俺はレオン・s・ケネディだ。」
「え・・・?レオン?あの?すごい!サイン頂戴!」
「サインをクレ(ヽ゜Д)かよ・・・」
おまけのまとめ「サインをクレ(ヽ゜Д)の制作者さん、ホントすいません・・・」
〜レオンの町中戦にて〜
・・・・腐った奴等にどうやら囲まれているらしい・・・弾切れを報せるトリガ−音が空しく鳴り響く・・・
一つだけ案がその時あったから使える事を信じて俺は実行した・・・
「はあい、カットォォ!!」
「あ、お疲れさまデ−ス」
おまけのまとめ「ゾンビもこんなんだったら怖さ半減だろう。」
〜最後の研究所〜
「レオンそれを渡して」
「だから言ったでしょ・・逃げなさいって!!」
「I can to kill you!!」
あの女の声が聞こえて来る・・・今さら後悔しても遅いと言うのに・・・
〜30分前〜
チャキ・・・
目の前の女は俺に銃を突き付けている。・・・正直信じられなかった。あの行動が嘘だったなんて・・・
浮かない顔してもしょうがないのは分かっていた。所詮はスパイ、人を騙すのが仕事だ。でも・・それでも俺は本気で愛した・・
全く情けない話だ・・・
「I can to kill yo・・・」
パン!
「う・・・・」
軽い音が響く・・硝煙の臭いが俺にまとわり付く・・・どうやら急所は外れたらしい・・苦しめちまうな・・・
「レオン・・・」
「Good dye, Ada」
俺の頬を何か熱い物が伝って行った・・・・
おまけのまとめ「こんなレオンは・・・非情だ・・・悲しいような・・・」
- 330 :8w ◆Ir9IqnWY6Q:2007/07/14(土) 17:44:19 ID:Tv9Tors6
- 〜こんなバイオは嫌だ! 悲しみのラク−ンシティ編2〜
この事件はとある製薬企業、アンブレラのウイルス漏出事故の被害の一貫として起こったアメリカ史上初、さらに最も最悪と言われる
バイオハザ−ド(生物災害)を必死に生き延びた、洋館事件の経験者達の真実である。
〜ジルのダリオ・ロッソとの会話にて〜
――カン、カン・・・・
私の足音が・・・・響き渡っている・・・・
ここは市街地だ。ゾンビは思ったよりも少ない。ゾンビが多い所と少ない所があるらしい・・・まあ、幸いと言った所か。
「・・・・・・・ク・・・・・」
何故こんな危機的状況で笑ったのかは分からない。多分開き直ってしまったからだろう。あの洋館の悪夢を再び体験するとは思って無かったであろうあの脱出時もこんなに酷いとは想像する事も出来なかった。なんせ今度は自分の住む町が、舞台なのだから・・・・これを悪夢以外に何と言うのだろうか?
なんて想像を巡らしたら目の前に男がいた。男はこっちに気付くとすぐ駆け寄って助けてくれと頼んで来た。本来ならこんなのは御役御免だから引き受けなかっただろう。でも、何故かその時私はこっちに来なさいと言った。恐らくこれ以上被害者を出したく無かったからだろうか・・・しかしあんな事するとは・・・・
〜倉庫にて〜
「ここで待ってて。私は他の人を探す・・」
「え・・・・・・冗談じゃ無い!わしはあんたみたいに銃を持ってないんだ!一緒に行動しよう!」
「大丈夫!ここにゾンビは来ないわ。保証する。」
「嫌だ!わしはあんたと行動を取る!」
「でも・・・」
「嫌だ!!」
・・・・・これじゃあキリが無い。お前は学制時代何をしていたんだと、私は問いたい、問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
あら・・・・また他の所のネタをパクったわね。全くウチの作者はヘタレね・・
ボト!!
「キャ!」
「ウワ!」
何でいきなり腐った手が落ちて来るの!?新手の嫌がらせ!?あ〜!もうイヤになるわ!このダダコネジジイ何とか出来ないかしら!
「もういい加減にしてよ!!」
「頼む!イカンでくれえ!」
私の足にダダコネジジイはしがみついて来た。悪寒が走る・・・その時の私は何かが吹っ切れたようだ・・・
「さっさとジジイは引っ込んでろ!!単なるお荷物なんだよ!!!私の足に触るなあ!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・コワ。」
おまけのまとめ「こんなジルは女王様気分でクリスを従えているだろう・・・1での非情っぷりは健在だ・・・・」
〜ネメシスタイラント戦にて〜
「スタ−ズ・・・・」
「キャアアアアア!!!」
フウ・・・・フウ・・・・・・・しつこいわね・・・流石、追跡者ってだけあるわね。もう堪忍してほしいわ・・・・
「スタ−ズ!!」
シュルシュルシュル・・・・
「え!?触手出せるなんて聞いて無いわよ!!」
もういや!何でこんな目にあうの!?スタ−ズだから!?クリスの弁当をつまみ食いしたから!?とにかく嫌よ!こんな奴に殺されるなんて!ああ・・・・何か意識が朦朧と・・・・きれいな川が見えるわ・・・・ウワサに聞いた三途の川ね・・・・
あ・・・・ケネスやフォレストが手を振ってる・・・・・・・・誰?私の手を引くのは・・・・あ・・・クリス・・・
え?何?相手は一種のスト−カ−だから?あれ使え?・・・・・あ、あれね!ありがとう!!
「スタ−ズ!スタ−ズ!!」
「・・・・天下を誇っていたあなたもお終いね・・・・喰らいなさい・・・痴漢撃退スプレ−!効力10倍の特製よ!!!!」
プシャアアアアア・・・・・
「ゴワアアアアアア!!!スタ−ズ!!スタ−ズ!!」
見事、成功ね・・・・・目の前の醜い化け物は見る見る内に溶けていった。ありがとうね、クリス。あと御免ね、ケネス、フォレスト。逝くのはしばらく後になると思うから・・・・・
おまけのまとめ「こんなジルは痴漢スプレ−1本で1つのバイオハザードを解決してもおかしく無い。」
END
- 331 :8w ◆Ir9IqnWY6Q:2007/07/14(土) 17:45:42 ID:Tv9Tors6
- 〜こんなバイオは嫌だ! 愛と悲しみのロックフォート島編〜
これは、世間に知られる事の無い4つのバイオハザード(生物災害)の内の一つ、
ロックフォ−ト島で起きたバイオハザードの時の、真実の物語である・・・
〜スティ−ブと初めて会った時編〜
・・・何だ?何か足音が聞こえる・・もしかしてゾンビが来たのか?
窓の外を覗いたら人陰が見える。まずいな・・・ここに侵入されたら厄介だ。奴にはすぐに、眠ってもらおう。
えーと・・・武器はどこに置いたっけ・・・あ!あったあった・・
クレアの方は・・・・
「あーあ、疲れた−!!まさかまたバイオハザードって事・・・?堪忍してよ・・・・」
全く冗談じゃ無いわ!!ホント疲れるのよ!バイオハザードって!!もう嫌よ!!・・・・って言っても仕方ないか・・・
――何?何か武器を構える様な音が・・・人間?まさか島に攻め込んで来た奴等?だとしたらマズイわ・・・
きっと私の顔は知られてるから・・・どうしようかしら・・・・
バシュウウウ!!!
!発射された!!この音はバズーカ砲!?だとしたらここから移動すれば・・・
サッ
クイ、
「え・・・?」
ズド−ン!!
スティ−ブの方・・・・
――爆発音がした。当ったのだろう。とりあえず始末は終った訳だ。にしても本当、便利だなこの・・・
「追尾型無限ロケットランチャー!!イヤッホウ!!」
おまけのまとめ「こんなスティ−ブはクレアにフラれる。その前にそれで解決しろと、バイオハザードを。」
〜クレアのスティーブとの別れにて〜
――目の前の男、スティ−ブ・バ−ンサイドの顔からは生気が失われて行く・・・・
もう彼が長く無いと言う事は誰の目から見ても明白だった。
・・・・なんで?折角あの怪物から元に戻れたのに。どうして?ハワイにでも行こうって約束したじゃ無い。
スティ−ブは何故死ぬの?父親が最悪だったから?でもスティ−ブは悪く無い。何で?
スティ−ブは枯れそうな声で必死に私に言ってくれた・・・
「・・・・・Claire,・・・・I ・・・・・love you・・・・・」
目の辺りが熱くなる。
「スティ−ブゥ!!言うのが遅いじゃなーい!!!この、どぐされがァアアアア!!!」
メキ、ゴキ、ドガアアアア・・・
「グ・・・・あああ・・・・・・(クレアにラリアット、ニ−キックをかまされ既に御臨終)」
「スティ−ブ−−−−−!!!!!」
涙が止まらない・・・・悲しい!悲しいよ−!!
おまけのまとめ「こんなクレアは絶対彼氏を病院送りにするだろう・・・・彼女に悪気は無いけどね。」
- 332 :8w ◆Ir9IqnWY6Q:2007/07/14(土) 17:46:23 ID:Tv9Tors6
- 〜こんなバイオは嫌だ! あるヨーロッパの地域にて編〜
これはラク−ンシティで起こった史上最悪の生物災害(バイオハザード)を生き延び、政府に勧誘されてエージェントとなった
トラウマを持つ若者の物語である。
〜デルラゴ戦後の小屋にて〜
うう・・・・・頭が痛い。今までひいて来た風邪なんか話にならないぐらいに頭が痛い。しかしエージェントとなった以上
逃げられはしないだろう・・・・風邪で休みますなんて言った奴は大抵居ないだろう・・・・実はいるけど・・・・・
「ハックション!!また風邪ひいちゃったかな〜・・あ、サンプルにも目を配らなきゃ・・・・・」
まさかクラウザーが生きてるはずは無いな・・・・・イイ奴だったけど。それより調査だ、調査。
・・・・・・・雷鳴が鳴り響く中、収穫と言えば弾薬と閃光手榴弾だけだな・・・・後・・・この嫌〜な雰囲気の手紙が・・・
俺は恐る恐る手紙を開けた・・・・
┌──────────────┐
│滝の中に・・・(省略) │
│エルヒガンデと言う何かが隠さ│
│れているらしいわ。後ラク−ン│
│の時よくも撃ってくれたわね!│
│痛かったんだから!! │
└──────────────┘
・・・・・エイダ・・・生きていたのか・・・・
「彼奴、俺のグリーンハーブ横取りしたから撃ったのに・・・なけるぜ・・・」
おまけのまとめ「こんなエイダはジョンにも嫌われていただろう・・・しつこい。」
〜デルラゴ戦後、コロちゃんが出る時〜
――雨の音にまぎれた自分の足音に耳を澄ます。自分の聴覚はこうする事で敏感になり、瞬時に反応できる・・・・
多分な。しかし案外これは効果があるのかもしれない。
ほら、獰猛そうな動物のうなり声が聞こえて来た・・・・
足音がする・・・段々近づいて来てる様だ。しかし雨に振られたのは不運だった・・
相手の影しか見えない。
・
・
・
・
やっと見えるようになって来た・・虎のようだ。何故ここに?しかも足が長い。
・・・その虎らしき怪物は吠えた。
「ガルルヒヒ−ン!!!」
「・・・・いくら俺がトラウマだからって虎と馬を併せて出さなくても・・・・」
目の前の虎馬はかなりの勢いで突っ込んで来た。どうやら一番痛い事を突いてしまったらしい・・・
俺はショットガンを目の前の怪物に向け、構えた・・・・
おまけのまとめ「こんな怪物を出すサドラ−は随分物好きである・・・・・・」
- 333 :8w ◆Ir9IqnWY6Q:2007/07/14(土) 17:47:07 ID:Tv9Tors6
- 〜00s 秘密兵器を取り戻せ!!Ω プロローグ〜
――車の排ガス独特の匂いが鼻に纏わり付いて来る。ドアが無いジープでは当然の事だが・・・
そう言えばあの事件の始まりもこんな感じだったかな。軽いデジャブに襲われながら空港に向かう為のルートを通る。
アメリカ政府の最終兵器、か・・・・『ボステム』ねえ・・・
〜30分前〜
バサ・・
愛用のrecently timesをひろげて朝のティータイムを楽しませてもらってる時だった・・・
「プルルルルルルル・・・・」
迷惑なぐらいシンプルな電話音が響く。
誰だ?こんな朝早くから!全く迷惑な話だ。ドスの聞いた声で相手に一発ねじ込んでやろうと、受話器を取る。
「どなたでs」「もしもし?Mr.レオンかね?」
「!!・・・だ、大統領!?」
「ああ、レオン君か。スマンねえ、こんな朝早くから。」
「いえいえ、全然大丈夫です!!」
まさか・・・大統領からの電話とは・・
「そうか、それは良かった。」
「で、用件は何でしょうか?大統領直々と言う事は・・かなり重要な依頼で?」
「ああ、その通りだ。君のコンピューターに送ったメールに大体の内容が書いてあるからチェックしてくれ。」
最近は依頼が無くて退屈してた頃だが・・なかなか面白そうな依頼だな。
「了解しました。」
ガチャン!!
メールの内容は以下の通りだった。
まず、アメリカ政府が総力を挙げて製作した『ボステム』の設計図が運搬中に奪われた事。
次に、この事がバレたらアメリカは世界中から総スカンをくい、事実上崩壊するハメになってしまう事。
最後に、上で記したようにこの事件は徹底的に内密にする事。協力者を入れるか否かは自由だが、秘密事項は漏らさない事。
そして、作戦会議がホワイトハウスで行われるからワシントンD.C.に急行する事が記されていた。
単なる自業自得の気がするが取り敢えず愛用のジープで出かける事にした訳だ・・・
ピスッ・・バガッ!!
何か音がしたと思ったら・・・サイドミラーが持ってかれていた。
恐らくサイレンサー付きのセミオートライフルだろうな・・・・残ってる方のミラーで見たら案の定、車が1台追跡して来た。
きっと今回の厄介事を起こしてくれた奴等だろうな。恐らく災いの芽を早めに摘み取ろうって算段で俺を消す、か・・・
誰の手先かは知らないが・・手の回しが早いな・・・なけるぜ。しかし場所は悪く無い。
人気の全く無い道路を俺等2台の車が疾走してるだけだ。
でも・・ぼやいていては始まらないのが人生だ。アタッシュケースから閃光手榴弾を出す。手榴弾で自爆しちゃ笑えないしな。
ピンを口で引き抜いて後ろに無造作に投げる。スリップ音がしたすぐ後に、爆音がした。車を降りて煙りが上がってる方を覗くと
海岸に落ちて、見事に大破した車が1台。案外単純な奴等だ・・けどこれで巻き込まれる事になったのは確実だ。
もうこの事件から逃げる事は許されないだろう。フッ、いよいよ面白くなって来たじゃねえか、え?
・・・だが、これがまだ序章だと言う事に俺は気付いて無い。只、物の一角を見て全てを知った様な気になってしまった。
これは愚かな事と言えるだろう。調子に乗った事で後先、ホントの意味で後悔するのと、ある意味で後悔する事となろうとは・・・
そんな事も知らず、愛車に乗り込みアクセルを踏み駆けて行く俺が今ではかなり滑稽に思える・・・
〜レオンが行って約10分後〜
ガガッ、「こちら、A班。ターゲットは中々やる様だ。B班。尾行を続けろ。」
「了解。」
- 334 :8w ◆Ir9IqnWY6Q:2007/07/14(土) 17:47:40 ID:Tv9Tors6
- 〜00s 秘密兵器を取り戻せ!!Ω (1)ハイウェイ・バトル〜
どうやら嫌な予感が適中したらしい。しばらく厄介な玩具を装備した車に何台か追い掛けられている。
「クソ!どうすりゃ良いんだ!!」
全くどうして俺はこんなにツイて無いのだろう・・・全く言葉もで無い。でも、少しはツイてるらしい。
「高速道路だ!!ここならいくらでもスピードは上がる・・・ラッキー♪」
遮断棒があるが・・・この際仕方が無い。管理人には悪いが大目に見てもらおう。
ガコン!!
問答無用で突っ切りる。遮断棒の残骸が後ろにむざむざと転がってく。
でも連中が中々追いつけないのはジープが特別使用にしてあるからだろう。玩具を装備した車には
到底追いつけない可能性が高い。しかもこの車には色々便利な機構が組み込まれているからな・・例えば・・・
「こんな風にな!!悪いが、掃除させてもらおう!!」
ハンドルを離して車の外に体を乗り出し、ステアーTMPで弾幕を張る。とは言ってもそこはエージェントの癖だろうかついつい運転手も狙ってしまう。
このステアーはストックが直接腕に着けるタイプだから手ぶれが通常の物より少なく片手でも撃ち易い優れものだ。
さらに、弾も通常の9mm弾より強力な.40SW弾使用すると言うとんでもない銃だ。運転手に向けて発砲するが・・・
「何?止まらない・・・!?」
車は止まるどころかスピードを増して来た!それどころかもっと撃って来やがる。恐らくはリモートコントロール式の
タイプだろう。チッ、仕方がねえなぁ。俺は愛車から完全に外に出て、ステアーで乱射した。
相手の車の内、一台が火を噴いた。エンジンに当たったらしい。どんどん連中が道連れになって行く・・・・五台いたのが今では
一台、左前のタイヤがパンクしているのだ。よく走っていられるもんだ。一ケ所、エンジン部分に連射をしたら流石に限界だったのか
デカい爆発を起こした。
「ふう・・・・・やっと終ったか・・・・」
俺自身、最初ッからこんな戦闘出来るなんて思わなかった。ま、久々の刺激と言う事か。
しっかしまあ、無気味な奴等だな・・・
俺は一体どうなっちまうんだ?神とやら。俺をどんだけ煮たり焼いたりすりゃ気が済むんだよ。
〜10分後〜
ダッシュボードのポケットからガムを取り出し口に含む。クチャクチャ音を鳴らすのが最近のトレードだ。
しばらくしたら爆音が聞こえて・・・いや、この音はヘリだ。今度はヘリがやって来やがった!!
アクセルを最大まで踏む。普段出してるスピードじゃたちまち追い付かれてドカン、だ。たまったモンじゃ無い!
マシンガンの物と思われる9mmパラベラム弾がが上から雨のように降って来る。
こいつは厄介なタイプだな・・・しかしこっちも無抵抗と言う訳には行かない。
クランクションを1秒毎に4回。これがパスワードだ。俺の左右に通常の車の様なドアが出現し内側からRPGを撃てる様になっている。
運転席と助手席を跨いで寝そべり、スコープ越しに相手をLook on。
「よい旅を。尚、多少の熱風はご了承願います。」
嫌味ったらしいスチュワーデスをイメージしてトリガーを引く。軽い振動が今の俺の充分な手ごたえとして伝わって来る。
ドアを開けると同時に哀れな蝶は地面に激突した・・・・爆炎だけが俺の軽い奮闘を物語ってくれている・・・
とまあ、たまにはこう言う詩人的な物の見方も悪くは無いな。なんとなくカッコ良いし。
味の無くなったガムを道路に吐き捨て、国土交通省への言い訳を考える。そんな俺を見送るように遮断棒を壊され阿然としてる
管理人が1人虚しく立っていた・・・・・・。
〜空港にて〜
「お客様のパスポ−トをお見せ下さい」
「こちらをお通り下さい」
無機質な受付嬢の声に言われるがまま流されて行く・・・
そして一番めんどくさい荷物チェックが終り、アタッシュケース(もちろん仕事用のだが)を片手に通路を歩く。
機内でチケットに書かれた席に座り、手持ちのノートパソコンで初めの報告書を書く。もちろん暗号だ。
最後に俺の偽名、デビッド・ジョーンズの名を打ち込み保存してパソコンを閉じる。
そして無意識にアタッシュケースの2重底、いや、正確にはアタッシュケースの本性、銃器やら何やらが詰まった所からキーを取り出す。可愛い熊が片手を上げたキーホルダーの付いた単純な構造の鍵・・・・いわゆる思い出の品、ってヤツだ。
あの狂ったジジイが一年前に起こした俺の第2のトラウマ。その中で鮮明に残ってる彼女の幻影。
もういっその事、ニ度と出逢いたく無いと思ってる紅く、美しい女・・・・彼女は俺の中の美しい幻影であり、
そしてトラウマの引き金でもある。
彼女はもう、俺がどう足掻いても手が届く事は無い気がする・・・・・。
- 335 :偽りの初心者さんの作品:2007/07/14(土) 18:27:04 ID:Tv9Tors6
- >>26-39
>>27妄想小劇場『NEWキラー9(25)〜トランプマジック〜』
>>28妄想小劇場『NEWキラー9(26)〜高速移動マジック〜』
>>29妄想小劇場『NEWキラー9(27)〜ガンマジック〜』
>>30妄想小劇場『NEWキラー9(28)〜消失マジック〜』
>>31妄想小劇場『NEWキラー9(29)〜決着前夜〜』
>>32妄想小劇場『NEWキラー9(30)〜侵入〜』
>>33妄想小劇場『NEWキラー9(31)〜前座の終わり〜』
>>34妄想小劇場『NEWキラー9(32)〜レイチェルの異変〜』
>>35未 来 は 俺 達 の 物 だ !!(ロックの手記より)2
>>36妄想小劇場『NEWキラー9(33)〜種明し〜』
>>37妄想小劇場『NEWキラー9(34)〜最後のマジック〜』
>>38妄想小劇場『レッツ、バイオクッキング!! ×2』
>>39妄想小劇場『NEWキラー9(35)〜メイルシュトローム〜』
- 336 :BIⅡ式さんの作品:2007/07/14(土) 18:29:11 ID:Tv9Tors6
- >>40-73
>>41オタクガナードの一日①
>>42オタクガナードの一日②〜ザ・マーセナリーズⅠ〜
>>43オタクガナードの一日③〜ザ・マーセナリーズ2〜
>>44狙撃の王1
>>45狙撃の王2
>>46狙撃の王3
>>47オタクガナードの一日番外編「おまけがたくさんあるよ」
>>48オタクガナードの復活
>>49プラーガ達の復活 第一話ー〜レオン・スコット・ケネディ〜
>>50プラーガ達の復活 第二話〜ルイス・セラ〜
>>51プラーガ達の復活 第三話〜マイク〜
>>52プラーガ達の復活 第四話〜ジャック・クラウザー〜
>>53罠
>>54プラーガ達の復活 第五話〜エイダ・ウォン〜
>>55プラーガ達の復活 第六話〜ニコライ・ジノビエフとハンク〜
>>56プラーガ達の復活 第七話〜アネット・バーキン〜
>>57プラーガ達の復活 第八話〜ネオ・ロス・イルミナドス〜
>>58プラーガ達の復活第九話〜ビトレス・メンデス前編〜
>>59プラーガ達の復活第十話〜ビトレス・メンデス中編〜
>>60プラーガ達の復活第十一話〜ビトレス・メンデス後編〜
>>61プラーガ達の復活第十二話〜新しき仲間〜
>>62プラーガ達の復活第十三話〜フケチビ再登場〜
>>63プラーガ達の復活第十四話〜ヴァース・ラーニングの秘密〜
>>64プラーガ達の復活第十五話〜数々の試練〜
>>65プラーガ達の復活第十六話〜試練の先に〜
>>66プラーガ達の復活第十七話〜新たなる武器〜
>>67プラーガ達の復活第十八話〜かつての強敵達1〜
>>68プラーガ達の復活第十九話〜少しの休憩〜
>>69プラーガ達の復活第二十話〜かつての強敵達2〜
>>70プラーガ達の復活第二十一話〜かつての強敵達3〜
>>71プラーガ達の復活第二十二話〜決戦!サラザールの分身〜
>>72プラーガ達の復活第二十三話〜決戦!最強の集団!〜
>>73プラーガ達の復活第二十四話〜サラザール家の栄光〜
- 337 :saiさんの作品:2007/07/14(土) 18:30:24 ID:Tv9Tors6
- >>74-81
>>75〜L.A.J奮闘記③〜
>>76〜L・A・J奮闘記④〜
>>77〜L・A・J奮闘記⑤〜
>>78〜L・A・J奮闘記⑥〜
>>79「武器商人の新商品」
>>80〜L・A・J奮闘記⑦〜
>>81「反逆」第一話〜プロローグ〜
- 338 :気ちがいさんの作品:2007/07/14(土) 18:32:00 ID:Tv9Tors6
- >>82-98
>>83Heroes Never Die ⑦
>>84Heroes Never Die ⑧
>>85Heroes Never Die ⑨
>>86Heroes Never Die ⑩
>>87Heroes Never Die ⑪
>>88Heroes Never Die ⑫
>>89Heroes Never Die ⑬
>>90Heroes Never Die ⑭
>>91New Umbrella ① 〜序章〜
>>92New Umbrella ② 〜時間〜
>>93New Umbrella ③ 〜逆転〜
>>94REAL BIOHAZARD ①
>>95REAL BIOHAZARD ②
>>96REAL BIOHAZARD ③
>>97REAL BIOHAZARD ④
>>98REAL BIOHAZARD ⑤
- 339 :ddrさんの作品:2007/07/14(土) 18:33:33 ID:Tv9Tors6
- >>99-108
>>100Re:create〜第1話
>>101第1部 Re:create〜第2話
>>102〜レオンはクラウザーとデート〜
>>103第1部 Re:create 第3話
>>104レオンはクラウザーとデート〜第2話
>>105第1部 Re:create 最終話
>>106第2部 Another myself 第1話
>>107第2部 Another myself 第2話 前編
>>108第2部 Another myself 第2話 後編
- 340 :マトリックスさんの作品:2007/07/14(土) 18:34:36 ID:Tv9Tors6
- >>109-116
>>110レボリューション ザ デットライジング
>>111レボリューション ザ デットライジング
>>112レボリューション ザ デットライジング
>>113レボリューション ザ デットライジング
>>114レボリューション ザ デットライジング
>>115レボリューション ザ デットライジング
>>116「マトリックス、バイオ4をプレイする。その1」
- 341 :零式サムライガンさんの作品:2007/07/14(土) 18:35:28 ID:Tv9Tors6
- >>117-120
>>118「ローウェン・ハイト派遣捜査官の報告書」
>>119「ローウェン・ハイト派遣捜査官の報告書②」
>>120「ローウェン・ハイト派遣捜査官の報告書③」
- 342 :SOSさんの作品:2007/07/14(土) 18:36:47 ID:Tv9Tors6
- >>121-123
>>122俺たちには
>>123ガナードSOS①
- 343 :inazma400さんの作品:2007/07/14(土) 18:38:11 ID:Tv9Tors6
- >>124-133
>>125サバイバル4(かな)「名前より中身。偽り」
>>126サバイバル第五話「その男偽りの初心者なり」
>>127サバイバル第六話「轟き叫べ方天画戟」
>>128埃と誇り一話「かつて殺し屋と呼ばれた男」
>>129埃と誇り第二話「いざ、名の無き島 無名島へ」前編
>>130埃と誇り第三話「いざ、名の無き島 無名島へ」後編
>>131埃と誇り第三話「いざ、名の無き島 無名島へ」後編(続きです)
>>132埃と誇り第四話「いざ敵陣へ」
>>133埃と誇り第五話「動きだす針」
- 344 :ドロップさんの作品:2007/07/14(土) 18:39:17 ID:Tv9Tors6
- >>134-137
>>135〜バレンタイン・記憶の扉〜
>>136〜バレンタイン・約束〜
>>137〜バレンタイン〜
- 345 :リヘナラドール=ゴム+ゾンビさんの作品:2007/07/14(土) 18:40:10 ID:Tv9Tors6
- >>138-142
>>139。DQ風バイオハザード4
>>140。レオンの悲劇
>>141【ワールド・オブ・セカンド・ウォーの悲劇】。もしも第二次世界大戦中にt−ウィルスが漏れたら…
>>142【ワールド・オブ・セカンド・ウォーの悲劇】第1話 ウィルス研究所
- 346 :リードオンリーさんの作品:2007/07/14(土) 18:41:23 ID:Tv9Tors6
- >>143-166
>>144「冷たい足跡」「プロローグ」
>>145「冷たい足跡」「第一章 新たな悪夢」
>>146「冷たい足跡」「第二章 迷える子羊
>>147「冷たい足跡」「第三章 罪深きシスターの告白」
>>148「冷たい足跡」「第四章 再起」
>>149「冷たい足跡」「第五章 死への招待状」
>>150「冷たい足跡」「第六章 暗躍する影」
>>151「冷たい足跡」「第七章 ある病室の話」
>>152「暗殺者の恋」
>>153「暗殺者の恋」「第一章 レオン・S・ケネディ主任捜査官」
>>154「暗殺者の恋」「第二章 復讐の誓い」
>>155「暗殺者の恋」「第三章 嵐の前の静けさ」
>>156「暗殺者の恋」「第四章 チェックメイト 」
>>157「暗殺者の恋」 エピローグ
>>158「法廷への招待」
>>159「法廷への招待」〜レポート1 救出任務の真実〜
>>160「法廷への招待」午後三時 開廷
>>161「法廷への招待」午前七時 最終弁論 トーマス検事
>>162「法廷への招待」午前七時十分 最終弁論 エミリー弁護士
>>163「法廷への招待」午前九時 評決
>>164「テロリストに花束を」プロローグ
>>165「テロリストに花束を」「第一章 消えた休暇」
>>166「テロリストに花束を」「第二章 揺れる心」
- 347 :sssさんの作品:2007/07/14(土) 18:42:10 ID:Tv9Tors6
- >>167-168
>>168次に逢うことがあるならば
- 348 :おばはん。さんの作品:2007/07/14(土) 18:43:18 ID:Tv9Tors6
- >>169-170
>>170Incubate
- 349 :コント×55号さんの作品:2007/07/14(土) 18:44:30 ID:Tv9Tors6
- >>171-172
>>172「レオンのメチャクチャな旅」
- 350 :レヲンさんの作品:2007/07/14(土) 18:45:39 ID:Tv9Tors6
- >>173-174
>>174「レオンとクラウザーの親友時代物語第一話」
- 351 :Gonさんの作品:2007/07/14(土) 18:46:20 ID:Tv9Tors6
- >>175-183
>>176妄想小劇場74 「ハニガンの憂鬱」 前編
>>177妄想小劇場75 「ハニガンの憂鬱」 後編
>>178妄想小劇場76 「ハニガンの憂鬱」 解決編
>>179妄想小劇場77 「ルーキー邪教徒 最後の聖戦」 前編
>>180妄想小劇場78 「ルーキー邪教徒 最後の聖戦」 中編
>>181妄想小劇場79 「ルーキー邪教徒 最後の聖戦」 中の下編
>>182妄想小劇場80 「ルーキー邪教徒 最後の聖戦」 後編
>>183妄想小劇場81 「ルーキー邪教徒 最後の聖戦」 エピローグ
- 352 :甲賀さんの作品:2007/07/14(土) 18:47:28 ID:Tv9Tors6
- >>184-186
>>185〜異なる時代〜〜狂宴の宴〜
>>186〜異なる時代〜
- 353 :伝説・改さんの作品:2007/07/14(土) 18:48:37 ID:Tv9Tors6
- >>187-211
>>188アンブレラ組織の影第一話
>>189アンブレラ組織の影第2話
>>190アンブレラ組織の影第三話
>>191アンブレラ組織の影第4話(新しい仲間!その名はスネーク)
>>192アンブレラ組織の影第5話(戻った悪夢ラクーンシティー編)(前編)
>>193アンブレラ組織の影第6話(戻った悪夢ラクーンシティ編)中編
>>194アンブレラ組織の影第7話(いきなり登場!VSタイラント)クレアチーム編
>>195アンブレラ組織の影第8話(大乱闘!ゾンビのたいりょう戦)レオンチーム編
>>196「バイオ4ねっけつ野球物語」
>>197アンブレラ組織の影第9話(サドラーの兄登場!警察署から脱出せよ)
>>198アンブレラ組織の影第10話(サドラーの兄登場!警察署から脱出せよ!)後編 レオン&クレア編
>>199アンブレラ組織の影最終回(レオンVSウェスカー!最強のシカゴと無敵のマグナムキラー7!アシュリー誘拐事件の真相は?!)
>>200アンブレラ組織の影解決編(アシュリーの行方はどこ?)
>>201「バイオ4熱血野球物語」(目指せ世界一!全日本編!)プロローグ
>>202「バイオ4熱血野球物語」(目指せ世界一!全日本編!)第1話(選手とのふれあい)前編
>>203「バイオ4熱血野球物語」第2話(予選第1回戦!日本VS韓国!)
>>204「サラザールの1日」
>>205名探偵レオンの事件ファイル(事件編)ファイル1
>>206名探偵レオンの事件ファイル(事件編)ファイル2
>>207名探偵レオンの事件ファイル(事件編)ファイル3
>>208名探偵レオンの事件ファイル(推理編)ファイル4
>>209名探偵レオンの事件ファイル(解決編)
>>210名探偵レオンの事件ファイル(動機&脱出編)
>>211「バイオ4熱血野球物語」日本代表編 第4話(油断大敵?戦艦不知火の秘策!)前編
- 354 :戦艦不知火さんの作品 (1):2007/07/14(土) 18:55:01 ID:Tv9Tors6
- >>212-280
>>213「悪夢」 チャプター1−2 見えない何かが本格的に動き始める・・・
>>214「悪夢」 チャプター1−2 万事休す!
>>215「悪夢」チャプター2−1 白銀の堕天使(前)
>>216「悪夢」チャプター2−1 白銀の堕天使(後)
>>217「悪夢」チャプター2−1 新たなる武器、仲間
>>218「悪夢」チャプター2−1 新たなる敵
>>219「悪夢」チャプター2−1 もう一人の主人公
>>220「悪夢」チャプター2−1 行く手を阻む巨人達
>>221「悪夢」チャプター2−1 デカ物共をぶっ倒せ!
>>222「悪夢」チャプター2−1 AWD
>>223「悪夢」チャプター2−2 アシュリーは誰?
>>224「悪夢」チャプター2−2 武器商人がいない!?
>>225「悪夢」チャプター2−2 農場にて
>>226「悪夢」チャプター2−2 のんきで食いしん坊な爆発狂
>>227「悪夢」チャプター2−3 どっちにすすむ?
>>228「悪夢」チャプター2−3 我が名は牛若丸
>>229「悪夢」チャプター2−3 誰が行く?
>>230「悪夢」チャプター2−3 俺等は貴様達の力がほしいのだ(前)
>>231「悪夢」チャプター2−3 俺等は貴様達の力がほしいのだ(後)
>>232「悪夢」チャプター2−3 村長 VS sss
>>233「悪夢」チャプター2−3 その名はリヘガ・ラドール
>>234「悪夢」チャプター2−3 新たなるチーム
>>235「悪夢」チャプター3−1 創造主登場
>>236「悪夢」 チャプター3−1 卑劣なラドール(前編)
>>237「悪夢」 チャプター3−1 卑劣なラドール(後編)
>>238「悪夢」 チャプター3−1 古城内到着
>>239「悪夢」 チャプター3−1 謎の組織
>>240「悪夢」 チャプター3−1 妹を思うが為に・・・(前編)
>>241「悪夢」 チャプター3−1 妹を思うが為に・・・(後編)
>>242「悪夢」 チャプター3−2 疑い(前編)
>>243「悪夢」 チャプター3−2 疑い(後編)
>>244「悪夢」 チャプター3−2 真実(前編)
>>245「悪夢」 チャプター3−2 真実(中編)
>>246「悪夢」 チャプター3−2 真実(後編)
>>247「悪夢」 チャプター3−2 呪縛の解放
>>248「悪夢」チャプター 3−2 サラザールとその片手達(前編)
>>249「悪夢」チャプター 3−2 サラザールとその片手達(後編)
>>250悪夢」 チャプター 3−2 山羊のオブジェを手に入れろ!
>>251「悪夢」 チャプター3−2 中庭にて
>>252『あなたは知っていますか?』
- 355 :戦艦不知火さんの作品 (2):2007/07/14(土) 18:55:44 ID:Tv9Tors6
- >>253「悪夢」 チャプター3−3 本当の思い
>>254「悪夢」 チャプター3−3 ゾンビが怖い!
>>255「悪夢」 チャプター3−3 不知火の死
>>256「悪夢」 チャプター3−4 気ちがい、ゾンビが怖い人、雪女の救出
>>257「悪夢」 チャプター3−4 雪女とアルマデューラ(前編)
>>258「悪夢」 チャプター3−4 雪女とアルマデューラ(後編)
>>259「悪夢」 チャプター3−4 不知火の残した言葉の謎(前編)
>>260「悪夢」 チャプター3−4 不知火の残した言葉の謎(後編)
>>261「悪夢」 チャプター4−1 偽りの初心者とかぐらづき(前編)
>>262「悪夢」 チャプター4−1 偽りの初心者とかぐらづき(中編)
>>263「悪夢」 チャプター4−1 偽りの初心者とかぐらづき(後編)
>>264「悪夢」 チャプター4−1 手分けして・・・
>>265「悪夢」 チャプター4−1 機械の体(前編)
>>266「悪夢」 チャプター4−1 機械の体(後編)
>>267「悪夢」 チャプター4−1 猛進!
>>268「悪夢」 チャプター4−1 死んだはずのあの人
>>269「悪夢」 チャプター4−1 第四の敵?
>>270「悪夢」 チャプター4−1 宇宙海賊・ロラウディオ
>>271「悪夢」 チャプター4−1 投石の雨
>>272「悪夢」 チャプター4−1 GONさん?
>>273「悪夢」 チャプター4−1 ddrと意図
>>274「悪夢」 チャプター4−1 無邪気な悪魔 (前編)
>>275「悪夢」 チャプター4−1 無邪気な悪魔 (中編)
>>276「悪夢」 チャプター4−1 無邪気な悪魔 (後編)
>>277「悪夢」 チャプター4−1 見えてきた組織構成員
>>278「悪夢」 チャプター4−2 ついに明かされる悪の組織(前編)
>>279「悪夢」 チャプター4−2 ついに明かされる悪の組織(中編)
>>280「悪夢」 チャプター4−2 ついに明かされる悪の組織(後編)
- 356 :ゲーム大好きさんの作品:2007/07/14(土) 18:57:04 ID:Tv9Tors6
- >>281-288
>>282「マネーロンダリング」「プロローグ」
>>283「マネーロンダリング」ワシントンD.C〜突破口〜
>>284「マネーロンダリング」ロサンゼルス〜陰謀〜
>>285「マネーロンダリング」ワシントンD.C〜交渉〜
>>286「マネーロンダリング」ワシントンD.C〜逃走〜
>>287「マネーロンダリング」ロサンゼルス〜襲撃〜
>>288「マネーロンダリング」ワシントンD.C〜取引〜
- 357 :伸びる人さんの作品:2007/07/14(土) 18:58:24 ID:Tv9Tors6
- >>289-310
>>290「正夢の悪夢」
>>291「正夢の悪夢」
>>292「正夢の悪夢」
>>293「正夢の悪夢」
>>294「正夢の悪夢」
>>295「正夢の悪夢」
>>296「正夢の悪夢」
>>297「正夢の悪夢」
>>298「正夢の悪夢」
>>299「正夢の悪夢」
>>300「正夢の悪夢」
>>301「正夢の悪夢」
>>302「正夢の悪夢」
>>303「正夢の悪夢」
>>304「正夢の悪夢」
>>305「正夢の悪夢」
>>306「正夢の悪夢」
>>307「正夢の悪夢」
>>308「正夢の悪夢」
>>309「正夢の悪夢」
>>310「正夢の悪夢」
- 358 :私(8w)の作品:2007/07/14(土) 18:59:09 ID:Tv9Tors6
- >>311-334
>>312〜00s秘密兵器を取り戻せ!!(9)決意〜
>>313〜00s秘密兵器を取り戻せ!!(10)マイクの力〜
>>314〜00s秘密兵器を取り戻せ!!(11)ルイス、キレる!!〜
>>315〜替え歌:旅立ちの日に:タイラントの日に〜
>>316〜00s秘密兵器を取り戻せ!!(12)ブラウン、本領?発揮!!〜
>>317〜00s秘密兵器を取り戻せ!!(13)女同士の戦い〜
>>318〜00s秘密兵器を取り戻せ!!(14)戦いを楽しむ気持ち〜
>>319-320〜00s秘密兵器を取り戻せ!!(15)語られる真実〜
>>321〜00s秘密兵器を取り戻せ!!最終話 大団円〜
>>322〜00sエピローグ〜
>>323〜00s秘密兵器を取り戻せ!!キャラ、武器解説〜
>>324〜超短編 デビットの叫び アウトブレイク持ってないのに作ちゃたよsp〜
>>325〜ルイスDEアナザ−オ−ダ− 前編〜
>>326〜ルイスDEアナザ−オーダー 後編〜
>>327〜こんなバイオは嫌だ! 始まりのアンブレラ幹部養成所編〜
>>328〜こんなバイオは嫌だ! 惨劇の洋館事件編〜
>>329〜こんなバイオは嫌だ! 悲しみのラク−ンシティ編〜
>>330〜こんなバイオは嫌だ! 悲しみのラク−ンシティ編2〜
>>331〜こんなバイオは嫌だ! 愛と悲しみのロックフォート島編〜
>>332〜こんなバイオは嫌だ! あるヨーロッパの地域にて編〜
>>333〜00s 秘密兵器を取り戻せ!!Ω プロローグ〜
>>334〜00s 秘密兵器を取り戻せ!!Ω (1)ハイウェイ・バトル〜
- 359 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 20:58:49 ID:Tv9Tors6
- 偽りの初心者さんの作品>>26-39 目次>>335
BIⅡ式さんの作品>>40-73 目次>>336
saiさんの作品>>74-81 目次>>337
気ちがいさんの作品>>82-98 目次>>338
ddrさんの作品>>99-108 目次>>339
マトリックスさんの作品>>109-116 目次>>340
零式サムライガンさんの作品>>117-120 目次>>341
SOSさんの作品>>121-123 目次>>342
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ドロップさんの作品>>134-137 目次>>344
リヘナラドール=ゴム+ゾンビさんの作品>>138-142 目次>>345
リードオンリーさんの作品>>143-166 目次>>346
sssさんの作品>>167-168 目次>>347
おばはん。さんの作品>>169-170 目次>>348
コント×55号さんの作品>>171-172 目次>>349
レヲンさんの作品>>173-174 目次>>350
Gonさんの作品>>175-183 目次>>351
甲賀さんの作品>>184-186 目次>>352
伝説 改さんの作品>>187-211 目次>>353
戦艦不知火さんの作品>>212-280 目次>>354-355
ゲーム大好きさんの作品>>281-288 目次>>356
伸びる人さんの作品>>289-310 目次>>357
私(8w)の作品>>311-334 目次>>358
- 360 :8w ◆vFPb2j5F6c:2007/07/14(土) 21:00:12 ID:Tv9Tors6
- >作品を作った皆様へ
まとめの内容は>>26から始まるものと思ってください。
25以下は、削除依頼を出します。
何か間違いの訂正がある場合は>>360これ以降に書き込んで下さい。
例:>>360を○○○○に訂正お願いします
↑これのように>>360と使うと管理人さんも作業しやすいと思います。
- 361 :偽りの初心者 ◆KuxmL9MoGk:2007/07/14(土) 22:11:19 ID:80IeYksg
- はーい。間違い発見です。
・・・・いや、厳密には間違いじゃなく、行き違い的なものでしょうが・・・・・・。
>>35の『未 来 は 俺 達 の 物 だ !!』は物語にカウントしてません。
せっかくスレにまとめてもらったのに残念なのですが・・・・
ということで管理人さん、ページにまとめる際は>>35はスルーでお願いします。
それから8wさん、お疲れ様でした。
- 362 :ddr ◆JLlYkWy/WM:2007/07/14(土) 23:43:44 ID:???
- 間違いと言うかなんちゅうか、、、、
俺の「レオンとクラウザーのデート」の第1、2話は第1部Re:createの前に移転してください。残念ながら>>は使えませんが、、、管理人さん、お願いします、、、、
- 363 :gggg:2007/07/15(日) 12:26:42 ID:HX6aWEXM
- g
- 364 :sai ◆zD.tvziESg:2007/07/16(月) 20:11:10 ID:PRfCR69g
- 管理人さんUPする際に、>>80のM9となっている部分全てを、M2にしてください
- 365 :管理人(はっとり):2007/07/17(火) 01:16:32 ID:???
- 8wさん
まとめの方ありがとうございます〜
まさかこんなに早くやっていただけるとは…
まとめ後にご指摘がございます、
訂正なども了解です
アップまでしばらくお待ち下さい。
- 366 :8w ◆Ir9IqnWY6Q:2007/07/17(火) 16:40:43 ID:???
- >はっとりさん
いえいえ、不知火さんに比べたら全然遅いです。
取り敢えずUP頑張って下さい。
- 369 :戦艦不知火 ◆enEr6ao5jE:2007/07/18(水) 12:16:37 ID:???
- すいません。
>>215「悪夢」チャプター2−1 白銀の堕天使(前)
>>216「悪夢」チャプター2−1 白銀の堕天使(後)
両方の題名のほうの「白銀の堕天使」の部分を「白き怪しい女性」に
(白銀の堕天使はいろいろと問題が・・・)
>>250悪夢」 チャプター 3−2 山羊のオブジェを手に入れろ!
題名がこちらのミスで 悪夢」 となっておりますので 「悪夢」 に
>>251「悪夢」 チャプター3−2 中庭にて の
下から10行目ほどの偽りの初心者さんの台詞、
偽「お前が今まで改造させられた奴らの部屋を爆破させたんだよな・・・ところでラドールって強いの?」
の部分を
偽「そうか、お前が今まで改造させられた奴らがいるの実験室を爆破させたんだよな・・・ところでラドールって強いの?」
にしてください
毎度お手数ですがおねがいします。
それから8wさん。まとめ本当にありがとうございます。お疲れ様でした。
- 370 :sai ◆zD.tvziESg:2007/07/20(金) 18:42:59 ID:???
- >>77の
”ストライカー2台づつに分かれて”を”ストライカー1台づつに分かれて”
にして下さい
- 371 :戦艦不知火 ◆enEr6ao5jE:2007/07/20(金) 20:14:06 ID:???
- 本当に申し訳ありません!>>369の訂正は無視してください・・・こっちが本当の訂正です。
>>215「悪夢」チャプター2−1 白銀の堕天使(前)
>>216「悪夢」チャプター2−1 白銀の堕天使(後)
両方の題名のほうの「白銀の堕天使」の部分を「白い振袖の怪しい女」に
(白銀の堕天使はいろいろと問題が・・・)
>>245「悪夢」 チャプター3−2 真実(中編)
最後の行の
か「地球時間で言う15年前だ・・・・・この世界は・・・どうなっているのだ?」
「15年前」の部分を「10年前」に
>>250悪夢」 チャプター 3−2 山羊のオブジェを手に入れろ!
題名がこちらのミスで 悪夢」 となっておりますので 「悪夢」 に
>>251「悪夢」 チャプター3−2 中庭にて の
下から10行目ほどの偽りの初心者さんの台詞、
偽「お前が今まで改造させられた奴らの部屋を爆破させたんだよな・・・ところでラドールって強いの?」
の部分を
偽「そうか、お前が今まで改造させられた奴らがいる部屋を爆破させたんだよな・・・ところでラドールって強いの?」
に
>>263「悪夢」 チャプター4−1 偽りの初心者とかぐらづき(後編)
上から5行目辺りの
偽「ははは!じゃあ頼りにしてるぜ!!・・・・・・ところでお前等って15年前くらいに来たんだよな?俺等が来るまで何やってたんだ?」
ここも「15年前」の部分を「10年前」に
訂正お願いいたします。
訂正箇所が多くて本当にすいません・・・
- 372 :管理人(はっとり):2007/07/29(日) 00:58:56 ID:???
- アップの方、大変遅れててすいません。
- 373 :8w ◆Ir9IqnWY6Q:2007/08/12(日) 17:14:25 ID:???
- 手間を増やすようで申し訳ございませんが>>324の
シンディが息切れ切れに言う。
「またここでライオンとか来なきゃ良いけどな・・・」
を
シンディが息切れ切れに言う。
「動物園か・・・またここでライオンとか来なきゃ良いけどな・・・」
に変えて下さい。あと>>333の代わりにこちらをアップして下さい。
〜00s 秘密兵器を取り戻せ!!Ω プロローグ〜
――車の排ガス独特の匂いが鼻に纏わり付いて来る。ドアが無いジープでは当然の事だが・・・
そう言えばあの事件の始まりもこんな感じだったかな。軽いデジャブに襲われながら空港に向かう為のルートを通る。
アメリカ政府の最終兵器、か・・・・『ボステム』ねえ・・・
〜30分前〜
バサ・・
愛用のrecently timesをひろげて朝のティータイムを楽しませてもらってる時だった・・・
「プルルルルルルル・・・・」
迷惑なぐらいシンプルな電話音が響く。
誰だ?こんな朝早くから!全く迷惑な話だ。ドスの聞いた声で相手に一発ねじ込んでやろうと、受話器を取る。
「どなたでs」「もしもし?Mr.デビットかね?」
「!!・・・だ、大統領!?」
「ああ、デビット君か。スマンねえ、こんな朝早くから。」
「いえいえ、全然大丈夫です!!」
まさか・・・大統領からの電話とは・・
「そうか、それは良かった。」
「で、用件は何でしょうか?大統領直々と言う事は・・かなり重要な依頼で?」
「ああ、その通りだ。君のコンピューターに送ったメールに大体の内容が書いてあるからチェックしてくれ。」
最近は依頼が無くて退屈してた頃だが・・なかなか面白そうな依頼だな。
「了解しました。」
ガチャン!!俺の名はレオン・S・ケネディ、もとい、デビット・ジョ−ンズだ。言うなれば合衆国の諜報員ってところだ。
メールの内容は以下の通りだった。
まず、アメリカ政府が総力を挙げて製作した『ボステム』の設計図が運搬中に奪われた事。
次に、この事がバレたらアメリカは世界中から総スカンをくい、事実上崩壊するハメになってしまう事。
最後に、上で記したようにこの事件は徹底的に内密にする事。協力者を入れるか否かは自由だが、秘密事項は漏らさない事。
そして、作戦会議がホワイトハウスで行われるからワシントンD.C.に急行する事が記されていた。
単なる自業自得の気がするが取り敢えず愛用のジープで出かける事にした訳だ・・・
ピスッ・・バガッ!!
何か音がしたと思ったら・・・サイドミラーが持ってかれていた。
恐らくサイレンサー付きのセミオートライフルだろうな・・・・残ってる方のミラーで見たら案の定、車が1台追跡して来た。
きっと今回の厄介事を起こしてくれた奴等だろうな。恐らく災いの芽を早めに摘み取ろうって算段で俺を消す、か・・・
誰の手先かは知らないが・・手の回しが早いな・・・なけるぜ。しかし場所は悪く無い。
人気の全く無い道路を俺等2台の車が疾走してるだけだ。
でも・・ぼやいていては始まらないのが人生だ。アタッシュケースから閃光手榴弾を出す。手榴弾で自爆しちゃ笑えないしな。
ピンを口で引き抜いて後ろに無造作に投げる。スリップ音がしたすぐ後に、爆音がした。車を降りて煙りが上がってる方を覗くと
海岸に落ちて、見事に大破した車が1台。案外単純な奴等だ・・けどこれで巻き込まれる事になったのは確実だ。
もうこの事件から逃げる事は許されないだろう。フッ、いよいよ面白くなって来たじゃねえか、え?
・・・だが、これがまだ序章だと言う事に俺は気付いて無い。只、物の一角を見て全てを知った様な気になってしまった。
これは愚かな事と言えるだろう。調子に乗った事で後先、ホントの意味で後悔するのと、ある意味で後悔する事となろうとは・・・
そんな事も知らず、愛車に乗り込みアクセルを踏み駆けて行く俺が今ではかなり滑稽に思える・・・
〜デビットが行って約10分後〜
ガガッ、「こちら、A班。ターゲットは中々やる様だ。B班。尾行を続けろ。」
「了解。」
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