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じぐま物語過去レス統合
1しぐま:2009/08/25(火) 22:00:34
過去のじぐま物語を貼って行きます。
これでいつでもよめちゃうんだze!!
(私が)

2しぐま:2009/08/25(火) 22:01:23
じぐま物語 その350

風邪を引いたしぐまは 
水っパナを垂らしながら こんな事を考えていた

そう言えば 人にうつすと治るって言うな・・・

そこは人とはひと味違うしぐま もう一ひねり
自分も人だとすると自分の風邪を自分にうつせば
治るんじゃね?ww ポンと手のひらを打つしぐま
早速実践してみる。
まずビニール袋に向け思いっきり咳込む
「ゴホッ ゲホッ ガホッ アホッ アッポー」
最後の辺りがG・馬場になってしまい
しばし照れ笑い・・・・・。

次はその袋を思いっきり吸うのである
吐いて・・・・「吸うーーーーーーーーーーーーっ」
そのまま口を閉じ 鼻からゆっくりと抜く・・
と 忘れていた 鼻が詰まって居るんだ!?!?!?
口を手で押さえてもがくしぐま
結局苦しくなって 鼻水と一緒に思いっきりはき出してしまった

「ムハっハッハー はー はー はー はー・・・
死ぬかと思った・・・」

結局収穫など無く
この事が元で ただ熱が上がっただけに過ぎなかった
策士策に溺れるの典型であった
しぐまはふらつきを覚えそのまま眠りについた。

その夜 しぐまは身体は熱に浮かされていたが
珍しく いい展開の夢を見た
その夢はもう佳境で 王子様が眠り姫たるしぐま姫に
キスしようとしている所だった。
しかし寝る前にあんな経験をしてしまったしぐまは
キスによる息苦しさの余り 思いっきり王子を突き飛ばし
お得意の馬場チョップを「アポーーー」とお見舞いしてやった

夢の中で勝利したしぐまの風邪はすっかり治っていたが
心にいちじんの風が吹き抜けていった・・・・

3しぐま:2009/08/25(火) 22:01:58
じぐま物語 その93

最近しぐまは ドモホルンリンクルの事が気になって
仕方がない
朝起きての第一声もドモホルンリンクルだ
体重計に乗って上げる悲鳴もドモホルンリンクルだ
余りにもドモホルンリンクルと言っていたせいか
ついにはドモホルンリンクルが何か分からなくなってしまった
しぐまはこう解釈する事にした
「分かったわ!きっとドモホルン国に住んでいる、
リンクル王子様の事だわ!」
しぐまの解釈は天井知らずである。

リンクル王子が黒馬に跨り 迎えに来る日を夢見て
日々暮らす しぐま姫。
本日のビールはよく冷えていたが しぐまの心は
夏の太陽よりも熱かった・・・・・。

4しぐま:2009/08/25(火) 22:02:51
●しぐまと中国人●

ある所に 一番搾りを若干過ぎた
1.5番搾りの女しぐまが住んでいました

今日もしぐまは くわえ煙にタバコ缶ビールの出で立ちで
ぶらぶらと散歩に出かけました

(中略)

中国人「アンタ ソンナ クチノ ワルサタト ヨメニイケナイアルヨ!!」
しぐま「うっせー この野郎独身女を舐めるなよぉおおおお!!!
こちとら酒だけが楽しみに生きてんだ!!」
中国人「アナタ オサケ イケルクチアルカ?」

(中略)

しぐま「あーーっはっはっは あんたもっと飲みなよ!! バシバシ」
中国人「アイヤー アタマヲ ペンペンタタクト
ヨイガハヤクマワルアル〜〜 アナタ サケ ツヨイアルナ」
しぐま「こっちだって好きで飲んでるんじゃ無いんだ!!」
中国人「コンドハ ナキジョウゴ アルカー!?」

(中略)


中国人「ワタシ カエルケト キョウハ コノアタリニ
シテオカナイト カラタコワスヨ・・・」
しぐま「ふっ・・・・」

中国人は店の出かけに、もう1度しぐまの方を見た
その背中はしぐまの迫力がウソだったかのように
小さかった。

5人目のお客様:2009/08/25(火) 22:04:26
じぐま物語 その3

その日しぐまはヘトヘトに疲れていた。
風呂上がりにビールを飲むと
減っていた気が満ちてきたようだ
しぐまは気晴らしにPCゲームでもしようと検索すると
「クター」と言うゲームを見つけ ついむきになり
本気でやってまいすっかりクタクタになってしまった
減った気を捕縄する為にまた1本あけた
「ンッ ンッ ンッ ンッ・・・・プハーーー (GP自重)」
「お次のゲームは何だい!」酒が入りすっかり姐さん口調になっていた
こうなるともう誰も手が付けられず
しぐまはすっかりベロベロになっていた
床には南画のコロコロと一緒に 缶がコロコロと転がっていた
風呂上がりの乳液を忘れていたおかげで
しぐまの肌はカサカサになりつつあった
窓の外では リンリンと鈴虫が鳴いている
しぐまは酔いが回った頭で思う
「ああ もう秋か・・・。」
その時強い風がふき 窓ガタガタと揺らした。

6しぐま:2009/08/25(火) 22:05:23
じぐま物語 その66 予告

ショッカーに美容手術を施されたしぐま
ショッカーに恩を感じ美の為に戦おうと心に誓う
次回じぐま物語『酒とタバコと年下の男・・・』

7しぐま:2009/08/25(火) 22:06:37
じぐま物語 その50001

実況「前回劇的な逆転勝利を手にした、しぐま高校ですが
準決勝のこの試合 9回裏満塁2アウト2ストライク
相手バッター追い込まれました!!」

解説「しぐま投手 ここが踏ん張り所ですね」

実況「さあ 第一球振りかぶって・・・・・飲みました!
しぐま投手 ナントこの大事な場面で 缶ビールです!
缶ビールを飲んでます!!」

解説「一気ですね」

実況「一気にビールを飲み干して・・・その缶を投げたー!」

解説「この缶落ちますよ」

実況「三振だーー しぐま高校1点を守りきって
決勝進出!やりましたしぐま投手!!!」

解説「監督もヱビス顔ですね」

実況「しぐま投手監督からもう1本受け取って・・・
またまた一気だ!エビスビールの缶が眩しい!!」

解説「これが青春です」

実況「次回決勝でどんなパフォーマンスを見せてくれるか
楽しみしつつ ここで中継を終わらせて貰います サヨウナラ!」
解説「アディオス」

8しぐま:2009/08/25(火) 22:07:20
じぐま物語 −しぐまだらけの街− その1

缶ビールの買い出しに しぐま酒店に向かうしぐま
ガラガラと引き戸を引くと店主が声をかけてくる
しぐま店主『いらっしゃ〜い 今日は暑いね』
しぐま「こんな時はアレに限るよw」
右手で酒を飲む仕草をするしぐま
『いつものでいいの?』と店主
しぐま「お願い あとツマミで何か良いの入ってる?」
その時ガラガラガラと引き戸が開いて客が入って来る
『いらっしゃい』と店主
しぐまはその客の顔に見覚えがあった
漫画家のしぐま坂F.しぐま先生だ!!
何でこんな所に居るのよ!?!?
頭の中で一人盛り上がるしぐま
店主『しぐまちゃん ツマミだけど いいウニが入ってるよ』
その時 しぐま先生
「ウニがあるんですの?わたくしにも頂けるかしら?」
店主『いやぁ〜 残念ながらこのお客さんの分で終わりなんですよ〜』
しぐまは知っていた。
しぐま坂F.しぐま先生は私と同じでウニが大好物だと。
先生の大人気ブログ『うにうに』はズバリウニから取った物だ
しぐまは「ああ〜 私、今日はツマミはこの赤貝の缶詰にするわ」
「じゃあこのウニはこちらのお客さんにっ」と店主
その時 憧れのしぐま先生と目が合う
先生はしぐまに向けて軽く会釈をした
緊張した面持ちで会釈を返す
しぐま先生はウニを買うと店を後にした
店主はしぐまに あのウニは滅多に入らない極上品だと言ってきたが
しぐまの頭は「キャー この出来事が『うにうに』にのるかもーー☆」と
ミーハー気分満載であった
ビール6缶1ケースと赤貝の缶詰を手に店を後にする
店主『またのご来店を〜』

つづく

9siguam:2009/08/25(火) 23:36:16
じぐま物語 その3億

司会者「しぐまさん答えをどうぞ!!」
しぐま「みそ汁?」
司会者「正解!! しぐまさん逆転優勝!!!!!」
しぐま「ヒャッハーーーーwww」

そんな訳で私は副賞のジンバブエ旅行チケットを使って
ここに居る。

折角ジンバブエくんだりまで来たのだから
ジンバブエに敬意を表し
ジンバブエダンスを一人ホテルで踊ってみる事にした
しぐま「あ ホッ と」
寄る年波か下半身がぐらついた
しぐま「オット ト ト ト ト ト ト」
よろけてしまい 壁に掛かっていたお面に手を突いてしまい
お面はまっぷたつに割れてしまった
その時運悪く従業員が入って来 壊れたお面を見られてしまった
まくし立てる従業員 言葉が通じないながら
懸命に言い訳をするしぐま(謝ったら負けと言うマイルールは外国に行っても頑なだ)
騒ぎ聞きつけたのか、支配人らしき服装の男が入って来た
支配人は従業員に何かを言うと、従業員はその場を去った
しぐまは引きつった笑みで支配人を見る
支配人は割れたお面をしぐまの手に乗せると
なにやら呪文を唱え始めた・・・
何分経ったであろうか 急激にしぐまは眠気に襲われ
ついに意識が遠のいていった・・・・・・

・・・・・・・・・・


目覚める しぐま どうも視界が狭い どうも何かを被せられているようだ
しかも身体が全く動かせない 口も動かせない
出来るのは 見る・聞く・匂いも分かる
これぐらいだ しぐまは途方に暮れた どうしようもない
 
空腹も感じず その部屋には誰も入ってこず
その状態がどれくらい続いただろうか
何年? 何十年? 何百年?
しぐまは 次第に記憶の輪郭がとろけてゆき
しぐまは しぐまで無くなっていった
しぐまは お面になっていた

長い年月の延長線上にある ある日の出来事

どれくらいぶりかで 部屋に客が来たのだ!!!
昔 しぐまであった お面はじっとしていた

暫くくつろいでいた客だったが 突然変な踊りを踊り出した
すると よろけて 自分 の方に 向   かい 手  が!’%&%$
56””%!()&ο

はっ 夢か
しぐまはベッドから飛び起きた
何か嫌な夢を見ていた様な気がした 寝汗もビッショリだ
だがしぐまは 忘れた夢の内容よりも
今日のクイズ番組収録に 浮かれていた
何ヶ月も勉強したから自身があった

収録に向けて準備するしぐまの顔は明るかった

10しぐま:2009/08/25(火) 23:36:53
じぐま物語 その305 〜UFOキャッチャー編〜

ギャラリー「おい・・・ついにあと1個だぜ」

しぐまは冷静に最後の1個の重心を確かめる
迷いはなくボタンを 1度押す
リフトが緩やかに滑り出す
奥の方の距離を確かめる為
無様に身体を曲げて見るようなことはしない
「美しく」それがしぐまのやり方だ
ボタンを放すとリフトはピタリと止まった
そして続けざまに もう1度ボタンを押す
横軸に向かいリフトが動き出す
巨大なウニのぬいぐるみの 心持ち左へとリフトは止まった

ギャラリー「あの巨大なモンスターを仕留めることが出来るのか!?」
店員は まさか・・・ね と引きつらせたように口の端を持ち上げる

リフトがゆっくりと下降する
アームがウニのぬいぐるみをガッチリと掴んだ!
そのまま上へ持ち上げたと思った その時
ギャラリーの誰かが「あ 落ちる」と叫んだ
巨大なウニのぬいぐるみの重心がずれたのだ
だが しぐまの目は氷のように冷静であった
落ちたと思った瞬間 アームが
ウニから出ている 金色の紐を危なげながらも
ガッチリと捉えていた

重い巨体を支えるのは金色の紐だけ
危なげながら ブラブラと揺れているその様は
さながらカンダタの様だ

そのままゆっくり 投入口までの道のりをリフトは歩き出した
重い荷物を支える腕は もう限界の様で痙攣している
ついにその時が来た! 景品投入口が両手を広げて待っている
この怪物の全てを受け入れる暖かい手だ
アームが開き

巨大なウニのぬいぐるみが 紐一本だけで吊られているだけの
巨大なウニのぬいぐるみが 投入口にスッポリと落ちて行ったのだ


しぐまは直ぐに景品を取ろうとせず
3秒間だけ目を閉じ
ゆっくりと景品を拾い上げ そして抱きしめた
回りには ケースと言う名の地獄から救い出された
おびただしいほどの景品達が散乱していた
大勢のギャラリーは沸き立っていた
店員は呆然と天井を見上げなにやらブツブツ言っているようだ

しぐまは 細く息を吐き
そして大きく スウーッと吸い込むと ギャラリーに向け
こう言い放った!!
「誰かアタシを『キャッチ』する奴は居ないのかい!!!!!!」
その言葉と同時に 今まで沸き立っていたギャラリーが
水を打ったようにシーンと静まりかえった

その反応を見たしぐまは「ここでも・・か」と一言呟き
他の沢山のぬいぐるみには目も触れず たった今取った
ウニだけを抱きしめたまま 俯きながら出口へと向かい
歩き出した 
モーゼの十戒を 思わせるかのように
大勢のギャラリーはしぐまが近づくたび 
引いていった
しぐまの道が出来ていた
しぐまは孤高の存在であった
寂しかったが 涙は出なかった
涙はあの時に全て流してしまった

自動ドアが開きしぐまは

闇に溶けていった・・・。


*番外 〜しぐま先生のUFOキャッチャー講座〜*

しぐま「1回100円の所に硬貨を入れる事!
500円で6回なんて野暮な事はしないよw
1コインで2個引っかけるのも問題ないねw」

11人目のお客様:2009/08/29(土) 01:59:10
じぐま物語 その71

しぐまは甘い物でも買って帰ろうと
いつもの商店街へと向かう
「なっにに しよっかっなぁ〜〜♪」
そのものズバリ 何にしようかな?のテーマを
口ずさみつつ店をキョロキョロと見回す
「ア〜ン この匂いベビーカステラだわ〜」
疲労の割には足取りも軽い
ジム通いの賜だろうか
ちょっとポーズでも取ってみようと
しばし立ち止まると足にグッと力を入れる
と その時だ!「ブバッ!」
しぐま「な゛っ」
その音のあまりの大きさに 客や通行人が一斉に
しぐまの方へ振り向いた・・・か振り向かないか
その刹那 ジムで鍛えたその脚力が火を噴いた
走る走る ひた走る その場から逃げたい一心で
しぐまは走りに走ったしぐまの走ったそのうしろには
何故か虹が出来ていた!!
それはしぐまの「涙」であった
しぐまが光速で走る事により涙が蒸気となり
夕日を反射させ一筋の虹を作っていたのだ

「神なんて居ねぇぇぇえええええあああああああ!!!!www」

しぐまは夕日に向かって叫んだが
その夕日も もう沈みつつあった

12人目のお客様:2009/08/31(月) 22:10:37
じぐま物語 その9053

子供達から、いじめられていた亀を助けた浦島太郎(27)
助けた亀から是非お礼をしたいと言われ 竜宮城へ
鯛や鮃の舞い踊り 暫くくつろいでいた太郎だったが
そこへ・・・

フナムシ「しぐ姫様のおな〜〜り〜〜」

しぐ姫登場(BGM:笑点のテーマ)

しぐ姫「やぁやぁwww(←既にほろ酔い)亀が世話かけたわねww
さあ呑んで呑んで!!よぅよぅww バシバシ(←背中を叩く音)」
太郎「痛テテテ あ どうも 始めまして浦島太郎と申します」
しぐ姫「ふーん…所でアンタ歳は幾つ?」
太郎「20と7になります」
しぐ姫「へー そうなんだ (コイツ ニ スルカ…ケケケのケ!ww)
まぁ いいわ ジャンジャン呑みなさい」
と言って ウツボに酒を持ってこさせる

太郎は驚愕した!!その大吟醸『女盛り』のラベルに描かれている
女性の艶やかな十二単姿にすっかり一目惚れしてしまったのだ!

太郎「こっ このラベルに描かれている女性は誰ですか!!!」
しぐ姫「へ?これ? アタシだけどwww」
太郎「え゛っ」
詐欺だ! 太郎はそう思ったが勿論そんな事は言えず
「あ・・・そうなんですか アハハハ」と
渇いた笑いでこたえる事しかできなかった
「あれ〜〜〜っ アンタ ワタシに惚れたわねぇ〜〜」
姫はそう言いながら またバシバシバシと太郎の背中を叩いた
服の下の太郎の背中は 真っ赤なモミジのような姫の手形が
クッキリとその赤を際ただせていた
それに加えて偶に爪で引っ掻くものだから その筋は
赤とんぼが描く軌跡の様に 所々血が滲み出していた
そう姫はスッカリ出来上がってしまい
力加減が分からなくなっていたのだ

『アハハハハハハハハハハwwww』
笑い声も大きい

姫は太郎に盛んに酒を呑め呑めと勧めるものの
既に自分が酒に呑まれており、勧める以上に
自分が呑んでいた

いつのまにやら太郎は持て成される側から
持て成す側へと変わっていた
太郎の酌で姫はたいそう呑んだ
『女盛り』から始まって『三通りもう釣る』『若燕』『星野完敗』『煤ろっか?w』・・・
空瓶が次々に転がって行く

そんな日々がどれくらい続いただろうか


太郎はしぐ姫に「もう帰りたい」と何度か申し出た物の
太郎の酌で呑む酒がたいそうお気に召したのか
姫は決してそれを許さず
唯一、竜宮城と太郎の故郷とを行き来できる「亀」にも
「亀たんっ☆ 絶対に太郎を帰しちゃらめぇぇえ☆」と可愛く言いつけた。
声は可愛かったが、目は素で亀を凝視していたため
あまりの恐ろしさに亀は、太郎の再三の要請にもかかわらず
何も出来ずにいた

そして・・・その時は突然やって来た!

つづく

13しぐま:2009/09/06(日) 00:59:22
じぐま物語 その5/8

しぐま「私たち自由飲酒党に是非とも清き一票を!」
しぐまは酒焼け寸前の声で叫んでいた
しぐま「私が当選した暁には酒税の廃止!!ツマミの充実!!
をお約束します!!」

・・・・

しぐまはやけ酒を飲みに飲んだ
そして泣いた
投票結果を映し出すテレビを見ながら
大勢の酒飲み達も泣いていた
酒飲み達は発泡酒ではなくビールを飲んだ

その日を彼等は「しぐま記念日」と呼んで
祝った

14しぐま:2009/09/06(日) 01:13:38
じぐま物語 その91

実況「さぁ日本代表 ワールドカップ出場を決めるPK合戦
最後のキッカーしぐま選手 これを決める事が出来るか!!!」

解説「この選手 前回のPKではボールを蹴らずに
結局飲んでましたが 今回は大丈夫でしょうか」

実況「さぁ しぐま選手一つ息をして さぁ今回は飲まずに蹴るんでしょうか」

解説「奴は今回も飲みますよ」

実況「助走をつけて・・・・・飲んだーーーっ また飲みましたーー
日本代表敗退!!!!!!!」

解説「これは監督の責任でしょうね」

実況「しぐま選手 満面の笑みで一気飲みだーーーっ
実況である わたくしには何も言う権利はありませんが
彼女を代表から外すべきです!!!! 以上放送を終了致します
ザンネン ニッポン!!!」

実況「私は知りませんよ 私は」

15人目のお客様:2009/09/06(日) 01:30:51
じぐま物語 その113

しぐまの2人の男から同時にプロポーズされた
一人の男からはダイアのリングを
もう一人からは なんと ズブロッカのラベルに描かれている
あの牛のぬいぐるみを それも手作りらしい
コイツは出来る!!としぐまは思った

次の日にしぐまはダイアのリングを贈られた男の
プロポーズを受けた
しぐまは夢よりも現実を選んだのだ
ぬいぐるみの男は しぐまの前から消えた

それから何年経っただろう
結婚生活は満たされずしぐまは自由飲酒党に入党する事にした
ある支部に出かけるように言い渡されたしぐま
党の定例集会に出る 資料など眺めながら暫く待つと
支部の代表が壇上に立った

しぐまは目を見開いた
あの男だ!!
それは ズブロッカのぬいぐるみをプレゼントした
あの男だった・・・・

つづく

16人目のお客様:2009/09/06(日) 03:36:34
じぐま物語 その80


私を一番美しく照らす光
今宵も紡ぎ出されるBARしぐまで生まれる一筋の物語

カランコロ〜ン

「いらっしゃい」いつもの気怠そうな声で
客を迎える そう しぐまママだ
この商売を始めて8年になるだろうか
酒にやられてない声がママの自慢だった

客はドライマティーニを頼むと席に着いた
一見客だ 出張で来ているのだろうか足下に
少し大きなカバンをドカっと置いた

客は「何か地物の珍しいツマミはあるかな?」そう聞いてきた。
しぐまは こっこのセリフ ついに来た
組織からの暗号だ!!
実はしぐまは闇の組織と繋がっていたのだ
3年前にあるエージェントから聞かされた暗号の返し文を言う
しぐま「あ〜ん 私の何処を つ・ま・む・気?☆」
間違いないはずだ
これでこの後ブツがこちらに渡され、それを組織に届ける
事になっていた が
客はそのセリフを聞き 怪訝そうな顔でしぐまをチラっと見たら
荷物をガッシと持つと「ゴメン急用を思い出したわ」とそそくさと
店を出て行った。
一人残されたしぐま・・・・もう1度客のセリフを思い出してみる
「何か地物の珍しいツマミはあるかな?」

暗号は「地物の珍しいツマミは何かあるかな?」

「ガーーーーッ 「何か」の位置が違ーーーう!!〜&&$%#」
「またやっちまった アレは組織の人間でも何でもねぇ
ありゃ只の客だ」しぐまは作りかけていたマティーニを
一気に飲み干した テレビを点けると贔屓にしていた
球団がたった今 逆転満塁サヨナラホームランで負けた所であった
しぐま「ふ・・・ふふふふっ はーーっはははは」
しぐまは笑った ひとしきり笑った後
肩を落として泣いた
ふと見るとカウンターの傍らにある水槽から
熱帯魚が優しいまなざしでしぐまを見ていた
しぐまは思った「お前たちだけだよ」
結局その日は客もなく、熱帯魚を相手に閉店まで飲んでいた

後日談として闇の組織が3ヶ月前に壊滅していた事を
知ったのは この日から3日たった頃であった

3日後 店からしぐまの姿は消えていた
ただ熱帯魚だけを持って・・・

17人目のお客様:2009/09/08(火) 22:57:15
じぐま物語 その24641

担任「よーし席に着けー 今日は第5章からだが
その前に第4章『しぐまの幽閉』を・・・ ハイ吉田」
吉田「ハイ 酒ばかり呑んで国政を蔑ろにした姫は、市民の反感を買い
その声を反映するかのように、側近の物達により
断酒の塔に幽閉されました」
担任「そうだな〜 この時に姫が言った有名な言葉を・・・ ハイ井上」
井上「ハイ ビールが無ければ、コニャックを飲めばいいじゃない?」
担任「その通りだな。ここはテストに出るかも知れないので、みんな覚えておくように
それでは教科書を開いて〜 今日は第5章の『しぐま姫の脱出』をやるぞ〜
姫が断酒の塔に幽閉されて5日目の夜、どうしても我慢が出来なくなって」
姫の親衛隊に酒を持ってくるように手配をしましたぁ
小林〜 姫の親衛隊の名前を言ってみろ」
小林「はい 『酒と薔薇の騎士団』通称ARKです!」
担任「そうだな〜 そのARKがぁ 7日の深夜にぃ
しぐま姫の大好きな酒を〜 フクロウの脚に結わえて放ちました
中林〜 姫の好きな酒は何だ〜?」
中林「ハイ ヱビスビールです!」
担任「ツマミは何だ 大林〜?」
大林「焼き肉サンドです!」
担任「ハイ正解 この時の焼き肉サンドに入っていたレタスの味が忘れられないと
後に姫が語っているな。毎日味の無い野菜スープと硬いパンを食べていた姫はぁ
この夜に英気を養い〜 翌日に脱出計画を考え その次の日に親衛隊の力で見事に脱出しましたぁ
後に、この脱出するまでの3日間 を例えてぇ 何と言ったか〜?
ハイ 林〜」
林「ハイ 『 アノヒ アノトキ アノイッパイ 』…デス」
担任「はい正解! 林はもう少し声が大きかったら完璧だぞ〜
ハイ注目〜 林は前回のテストで100点満点でした はい拍手〜〜
はい次に行くぞー その後」
御子柴「先生!!!!!!」
担任「何だ 御子柴〜?」
御子柴「小林・中林・大林・林の『ハヤシ4コンボ』です!!」

チャイム:キィーン コォーン カァーン コォーン♪

担任「ハイ今日の授業はこれでお終い 御子柴〜 放課後職員室に来〜い」
御子柴「え゛!」

18人目のお客様:2009/09/25(金) 03:58:01
じぐま物語 その1

副長「艦長!!左舷来ます!」
しぐま艦長「左舷回避ーーーーーっ!!!」
戦隊に衝撃が走る どうやら被弾だけは免れたようだ
この宇宙ににおいては一瞬の気の迷いが即命取りになる
長年の経験で艦長は良く分かっていた
が この時艦長は酔っていた

副官「艦長 ミサイル発射準備整いました!」
しぐま艦長「それよりも 酒を持ってこい! ツマミに鮭もだ!」
副官「艦長今はそれどころじゃありません!敵影多数 撃ちます!!」
しぐま艦長「副官!!艦長は私だ!!逆らうのか? 今は敵より鮭だろう!!」
みかねたクルー達が 酒と鮭に睡眠薬を入れて
艦長の下に速攻で持っていく
皆 死にたくはないのだ

しぐま艦長「お前らwww 薬盛っただろww 分かってんだよバカww」

クルー達は焦った 流石艦長百戦錬磨
こいつと心中するのはゴメンだ とも思ったクルー達は
力に打って出る事にした

しぐま艦長「離せコノヤロウ!!www」
結局クルー全員を投げ飛ばししぐま艦長は環境で仁王立ちとなった
しぐま艦長「あはははは 私に叶う奴なんてこの世に居ないんだよ!!」

その時

副官「ミサイル多数 来まーーーーす!!!!!!!!」

しぐま艦長「へ?」

それがしぐまの最後の言葉であった

ドカーン ビバ・アルコール号は
こうして撃沈したのだ

教師「ここまでで気になった事はありますか〜?」
生徒A「艦長は自分の命 何より艦内全ての人達の命よりも
酒を取ったのですが 大人になるとそうなって行くのでしょうか?」
教師「そうですね〜 そこの所は放送で聞いてみましょうか?」

教師「ねとらじ している 現場のしぐまさ〜ん」

19人目のお客様:2009/10/03(土) 21:37:26
じぐま物語 その92

しぐまはご飯の食べ歩きをしていた
気になる店に入ると「ご飯」だけを注文するのだ
店員は一応にいぶかしげな目でしぐまを見てくるが
もう気にならなくなった
注文のご飯が茶碗にのせられてやってくる
しぐまは 割り箸は記念にと懐に入れ
マイ箸を取り出し それを重ねた手の親指に乗せ
「頂きます」と言った後 徐に食べ始めた
「見つけた!!!!」しぐまは心の中で叫んでいた
この米ただものじゃねぇ!!!
甘みといい食感といい オイこれ何処の米だwwww
テンションが上がりすっかりオッサン口調になってしまう
いつもは食べた後 米ノートに感想を書くのだが
それを忘れて ツカツカと厨房に入っていく
そこには料理人が一人だけおり その料理人に向かい
土下座しながらこう言った
「ここのご飯の美味しさの秘密を教えて下さい!!!」
料理人は驚きの表情でこう言った
「うちの米はコスト重視の古米を使っとるけん
そんな大したもんじゃないよww」

しぐまは土下座したまま衝撃を受けた
古米だって!?!?!? 古い米と書いて
古米!!!
しぐまはスックと立ち上がり 料理人に向けてこう言った
「アタシャまだ古くないよ!!!」

あっけにとられている料理人を尻目に
脱兎の如く走り去っていった
その次の日から その店ではご飯だけの注文は
受け付けなくなったとさ

20しぐま:2009/10/04(日) 18:17:34
プロローグ

今日はしぐまの31回目の誕生日
周囲からのプレゼントに期待を膨らませ、いつものように仕事に出かけるのだが・・・

21人目のお客様:2009/10/05(月) 21:44:17
まぁ 土砂降りな訳だ。

しかし、この間の休みに新しい傘を買ったせいか
しぐまの心は少し弾んでいた

22しぐま ◆ShIGUMAWtE:2009/10/17(土) 22:12:58
じぐま物語 そのK

いつものようにしぐまは駆け足で女性専用車両に乗りこんだ
程なく扉が閉まり列車は走り出した
俯き加減で しばし荒くなった息を整え
いつもの席に着こう思い 顔を上げる
だがそこにいた乗客達はなんとリカちゃん人形であった
リカちゃんたちはしぐまの酒臭い匂いを敏感に感じ取り
連れ合いのリカちゃんとヒソヒソと話している
しぐは思った オイオイなんでリカちゃん?ww
その列車はリカちゃん専用車両であったのだ
しぐまは彼女たちに睨まれては 危ないと思い
リカちゃんになりきる事にした
まず手始めに 未成年とは無縁であるはずの
酒の匂いのいいわけを少しデカめの独り言で
「ワタシ しぐまちゃん
酔ったおじさまを介抱してたら危うく
乗り遅れる所だったわ ウフ☆」
しぐまは回りの客を見ると
リカちゃん達は 尊敬したようまなざしでしぐまの方を見て
ヒソヒソとやっている
しぐまは リカちゃん専用車両のこの中で違和感なく
リカちゃんを演じられた事に満足した
そしてこう思った まだまだイケルだろ?w
老け込むにはまだ早いんだぜ! と

そうこうしているうちに列車は減速しだした
しぐまが降りる駅につくようだ

しぐまは荷物を持ち直そうと思いとなりを見ると
やたら荷物が大きくなって居るではないか
しぐまは気づいた しぐまは本物のリカチャン人形になっていたのだ
乗客のリカちゃんたちは フフフフフと不気味な笑い声で
しぐまの方を見ていた やはりばれていたのだ
その時列車の扉がひらいた・・・・

23人目のお客様:2009/10/17(土) 22:14:10
こんばんにゃ
こっそり癒されにきたお

24人目のお客様:2009/10/17(土) 22:18:38
おつかれさまでした
(つ∀-)オヤスミー 良い夢をみてくだしあ

25人目のお客様:2009/10/22(木) 02:03:20
じぐま物語 その18

まず始めに
Q1:今あなたが はまっている食べ物は何?
Q2:あなたが嫌いな食べ物は?■

しーーぐまーーー 甘くておいしい しーーぐまー
めっきり寒くなり しぐま売りの季節がやってきた
「おばさん しぐままん3つ下さい!」
しぐまは何も答えず 作業をしている
女の子はハッと思い
「おねぇさん しぐままんを3つ下さい」と言い直すと
おばさん いや おねぇさんである所のしぐまは
「お嬢ちゃん 何味がいいんだい?」と注文を伺って来た
すると女の子は「うーん 今日は (Q1)味にしようかなー」と
答えた
しぐまは アイヨ!(Q1)味3つねー と威勢の良いかけ声で
しぐままんを3つ仏紙新聞にくるんで差し出した
女の子は「お会計は幾ら?」とませた口調で聞いてきたもんだから
「あいよーっ お代は100万ね〜」と昭和の模範解答をかましてやった
女の子は 屋台に書いてある値札を見て 計算し
「はい 450円丁度ね」と言い
しぐまに向かって差し出して来る
昭和をさらりとかわされた しぐまは「おっ・・おぅ」と呟き
代金を受け取る。
女の子は去り際にこう言ってきた
「おねぇさん饅頭は美味しいけど、トークは不味かったわw」と
その言葉に呆然とするしぐま
夕日に照らされて 暫く長くのびる影を呆然と見つめていたしぐま
馴染みの客のおじさんに 言われて漸く我に返った
おじさん「しぐままん5つね いつもの奴でw」
「あいよー!!」 しぐまは威勢良く注文に応えた
印字新聞にくるりと包んで客に出す
いつもの「(Q2)味を5つ 代金100万円頂きま〜す」
おじさんは「ハイハイ百万百万と 一万円札が ひーふーみーよー・・・ってそんなにあらへんわ!!」
『やっぱ コレコレ コ レ だ よ!!!!!』しぐまは脳内で叫んでいた
だが そんな脳内狂喜乱舞は押し殺して
「うふふ おじさんったら乗りが良いんだから〜 お代は750円になりま〜す☆」と
若干しなを作り 次に繋がる応対を試みる
流石しぐま プロである
おじさんは 「また今度来るからね〜」とホクホク顔で帰っていった

この日しぐまは いつもより多めに酒を飲んだ。

26人目のお客様:2009/10/23(金) 03:06:26
じぐま物語 その841

「しぐまちゃ〜ん あっそびましょ〜」
既に一山越えた年齢のしぐまに
似つかわしくない声が玄関先よりかけられる
どうやら男の子らしい

しぐまは「あ 間〜に合ってるよ〜〜っ」と何故か
歌舞伎口調で応えた

すると悲しそうに玄関の扉を閉める音が聞こえる
しぐまは ふふ とほくそ笑むと
アニメ続きを見た

それを見終わると今晩のアテを買いに行こうと
玄関に向かう
そこには 何だろう メモらしき紙きれが置いてあるじゃないか
しぐまはそれを手に取り覗き込む

紙にはこう書いてあった
「じぐま物語を書いてくる奴に気を付けろ!!w」と
そこはかとなく物騒な内容だったが
wは何故か赤文字で書かれていた事が救い(?)だった

しぐまはじぐま物語について
少し調べる事にした
物語の頭文字を繋げると何かの言葉にならないか など
色々考えてみたがそこに書かれているのは
しぐまをネタにしたアルコール臭漂う文字列だけだった

しぐまは うーんと暫し唸った後
これってあぶり出しじゃね?w と結論にいたり
早速 アロマキャンドルの炎で以て 紙を炙ってみる事にした
するとどうだろう 文字が浮かび上がって…来る…と思いきや
普通に紙に火が燃え移るでは無いか!

しぐまは アチチチwwww と声を上げ
燃え移った紙を床に投げ出す始末
直ぐに足で火を踏み消したが後の祭り
紙は一部を残し真っ黒な灰と化してしまった

しぐまは あの少年は一体何をしに来たのだろうかと
途方に暮れた

そして それまで楽しんで読んでいたはずの
じぐま物語に少し成らず違和感を感じるようになった

そう思っていると 玄関が開き
また・・・

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