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【けいおん!!】唯×梓スレ3【避難所】
1軽音部員♪:2011/01/16(日) 21:03:35 ID:/61Udpt60
けいおん!の唯と梓のはわほわカップルを全力支援するスレです
梓×唯も可
次スレ立ては>>980を目安にお願いします
荒らし、アンチはスル―でお願いします


【けいおん!】唯×梓スレまとめwiki
http://www40.atwiki.jp/yuiazu/


前スレ
【けいおん!!】唯×梓スレ2【避難所】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/7708/1285825919/
過去スレ
【けいおん!】唯×梓スレ【避難所】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/7708/1247991400/


本スレ
【けいおん!】唯×梓スレ
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1246808256/
【けいおん!】唯×梓スレ 2
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【けいおん!】唯×梓スレ 4
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1257478775/
【けいおん!】唯×梓スレ 5
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1264780553/
【けいおん!】唯×梓スレ 6
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1272121153/
【けいおん!】唯×梓スレ 7
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1275748731/
【けいおん!】唯×梓スレ 8
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1278206024/
【けいおん!】唯×梓スレ 9
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1280419432/
【けいおん!】唯×梓スレ 10
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1282915229/
【けいおん!】唯×梓スレ 11
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1284726661/
【けいおん!】唯×梓スレ 12
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1286025036/
【けいおん!】唯×梓スレ 13
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1287760924/
【けいおん!】唯×梓スレ 14
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1289393238/
【けいおん!】唯×梓スレ 15
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1290865411/
【けいおん!】唯×梓スレ 16
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1292875191/

2軽音部員♪:2011/01/16(日) 21:27:10 ID:35OAq0Eo0
いちおつうんたん♪

3軽音部員♪:2011/01/16(日) 21:37:13 ID:aswekh1.O
>>1乙なんだよ!

4軽音部員♪:2011/01/16(日) 21:42:59 ID:hhDk3TKk0
                          人
                          `Y´ .。..。.:*
             ___                ,. -─‐‐-. 、     人
         ,.  .:::´.:.:.:.:.:.:.:`丶、     、  ,. ::'´. : : : : : : : :.:.`ヽ、  `Y´
       ,.:'´.:.:./.:.:::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:\     `フ: /: :./: : : : : : : : : : : :.\
       〃.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./.:ヽ::.ヽ    /: :/: :/{: : :.:|: j: : :.:.|: : : : : :.ヽ
      //.:.:.:.:.:..:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:{.:.:.:.:.',:.:.:',  /: : :l: /_ノ:}.:.:.|ハ: : : |: :.:.:.l: : : :',
    /.:.l.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.',.:.:.:.: ',.:.:ト、{: : : :l/  V: :.:.| `メ、.:.:|: :.:.:.l: : : :.i
   /.:.:/l.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::::::::::::.:.:.:',.:.:.:.:.:V  V: : :j r== \|    V: : : :l: : : : l
  /.:.:./ ヽ.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::.:∧.:.:.:.::{  i: :.V ,,,,.     `ミヽ i.: :/l/: :.:l.:∧    >>1おつだよ♪
. /.:.:./    \.:.:.:.:.::::::::::::::::::::::.:./ i',.:.:.:.:l  l: : {    _   ゙゙゙'  V: : : l: :.l/ i
/.:.:./     l\.:.:.:.::::::::::.:.:./ 〈.:.;.:.:.:.:|  ';: :.:\  {__)   ノ‐': : :./: /  ノ   人
.:.:./        l.:.:{ ヽ.:.:..:.:_/ __/i.:.:;.:.:.: |-‐‐|∧/ > -一<ノノノ: :./: /     `Y´
.:/        r‐r‐、rL_____ ノヽr r ュi.:.:.:.:|- ──┴┴<     `V: ノ
:′     { しし'く       ノしししl.:.:.: |          `丶  「
      /}‐    `ー一'   , / l.:.:.: Lノ                 i ゜・*:.。..。.:*
       l }‐          j j l.:.:.:.:| `7 ーァァ‐rァ---、一  〃
       | ',             j  l.:.:.:.:| ,′        ヽ\__ノノ
       | ',             j  l.:.:.:.:| {         \ ,′

5軽音部員♪:2011/01/16(日) 22:01:19 ID:nMM3/kvY0
>>1乙なのです!

6軽音部員♪:2011/01/17(月) 00:14:40 ID:aKkUfMQ.0
>>1乙だよ〜

7軽音部員♪:2011/01/17(月) 00:34:44 ID:TFfaw99.0
>>1おつ~

8軽音部員♪:2011/01/17(月) 10:55:37 ID:0h3BJXxk0
リレー形式のSS創作イベントとかやってみない?
あらかじめ人数、順番、分量の目安などを決めておく
自由な創作を目的とするため、お題は特に指定しない
バッドエンドにはしない等、最低限のルールは設ける

こんな感じで

9軽音部員♪:2011/01/17(月) 12:33:25 ID:yPOAimSsO
>>8
面白そうだけど・・・
終わらせるのが難しくないか?

10軽音部員♪:2011/01/17(月) 19:39:38 ID:sxFbfBVY0
>>1おつ

前スレの>>965の画像が見たいんだが・・・

11軽音部員♪:2011/01/17(月) 19:44:15 ID:sxFbfBVY0
sage忘れた
すまない

12軽音部員♪:2011/01/17(月) 21:15:49 ID:Tffvf44I0
>>8
まったり進行できて良いかもね。俺は賛成

13軽音部員♪:2011/01/17(月) 21:25:14 ID:aKkUfMQ.0
でもそれだと普通に語りたい人が可哀想じゃない?
たまに本スレでもSS興味ないって人いるし

14軽音部員♪:2011/01/17(月) 22:13:07 ID:Tffvf44I0
投下前は普通のSSと同じように予告してそれ以外のときはイベント期間中でも雑談OK、でいいんでないかな

15軽音部員♪:2011/01/17(月) 23:59:01 ID:CYgXWJy20
>>10
前スレ>>9671枚目のおっきい版だよん

ちなみにこれね
ttp://iup.2ch-library.com/i/i0225086-1295276234.jpg

16軽音部員♪:2011/01/18(火) 01:02:23 ID:Nm465c0w0
>>15
自分も見たかったので嬉しいです。ありがとう!

17軽音部員♪:2011/01/18(火) 01:10:47 ID:5EjWy8ds0
>>8
ぜひ参加させてくれい!

18軽音部員♪:2011/01/18(火) 15:06:17 ID:2ZxKTRkYO
>>8
もしやるのなら
・総レス数10前後
・参加人数で当分割
・順番は決定した時に参加表明したIDの頭順(A-Z,0-9)
・IDの頭が記号の時は最初の英数字
てな感じか?

19軽音部員♪:2011/01/18(火) 18:26:28 ID:s6aMI.Wg0
>>8です。皆さんレスありがとう
もし本当に企画をやるなら>>14>>18の案で良いと思う
参加者の区別はトリップが確実かな?

とりあえず大体の参加人数を把握してみたいので、
お手数ですが参加表明してくれる方は>>19にレスをお願いします(酉は不要)
まだやると決めたわけではないですが、一応アンケートという形で。
ある程度人数が多ければ、せっかくなのでまたイベントやりたいですね。

20軽音部員♪:2011/01/18(火) 20:18:05 ID:2ZxKTRkYO
>>19
(^o^)/
やるなら参加しますよ〜

21軽音部員♪:2011/01/18(火) 21:09:35 ID:Sxtg9Rks0
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \  >>1
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /^ヽ 
: : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : :/: : : :/ } : : ヽ__________
: : : : : : :/: : : : : : : / : :// : : /: : : /: : :i : '; : : : : : \_
: : : : : :/ : : : /: : /: : : ∧\ : :/ : : :/: : : :| : :}: : : : : : : : : : へ
: : : : :/ : : : /: : /: : : / : :\,ン:_:_:/|: : : : |: /: ヽ : : : : : : :ヽ: : :\
: : : : ': : : : :l : : | : : : : / /' : / `ト !: : : /:| : : : :\: : : : : : :ヘ: : :\
: : : :l: : : : : |: : : : : : : :|/l/ /    l: |: :〃\!: : l: : :\ : : : : : : :::::::│
: : : :|: : : :}: |: : : : : : : :|,:ィ'´   ー=ミレ'!: /__ \|:\: : l: : : : : : : : :\
: : : :l : : /: : : : :|: : : : :| :|   :::::::::::::  j/'ァーミヽ : | : : : i: : : : : : : ;/: : : :\
、 : : : {:/: : : : : :|: : : : :|: |          〉 ::::::::: `Vj : |: : : : : : : : : :7: : : : : :|
^ヽ : ハ: : : :} : ハ : : :|:!       ノ        } : : |: : : 〃:/l/│: : : : : :|
:::::::V:::::l: : ;イ :/ ヽ: : ト:、:、             /: : : l ://:// │: : : : : |
::::::::{::::::j/::レ'::ヽ  }>、\ヽ>-/}         //: : :ノ: :ィ'彡, -―<\: : : ::|
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22軽音部員♪:2011/01/18(火) 21:17:27 ID:5EjWy8ds0
>>19
参加表明しますかな!

23軽音部員♪:2011/01/18(火) 21:47:48 ID:VsT.pnko0
俺は参加できんが頑張ってくれ

2419:2011/01/19(水) 17:19:01 ID:NLHJKEys0
レスありがとうございます
自分含めて3人というわけですが…微妙なところですね。
一度、時期を改めて告知した方がよいでしょうか?

25軽音部員♪:2011/01/19(水) 17:51:17 ID:FU12KulYO
>>24
本スレに書き込んでみると増えるかもね
避難所見てない人も多いみたいだから

規制で書けないのなら変わりに書いてもいいし

26軽音部員♪:2011/01/19(水) 18:03:46 ID:XBcKxR4.O
俺はリレー形式っていうのがちょっと…

27軽音部員♪:2011/01/19(水) 19:04:47 ID:NLHJKEys0
>>25
それが良いかもしれませんね…
規制中なので、可能ならばぜひお願いします

>>26
リレー形式なら少人数でも成立するし自由度も高いと思ったのですが…
前回のようなお題形式の方が良いでしょうか?

28軽音部員♪:2011/01/19(水) 19:34:16 ID:FU12KulYO
>>27
ん〜、そんじゃぁリレー形式かお題形式かが決まってないから軽く予告程度にしておこうか?


!避難所からのお知らせです!
現在避難所にて「3スレ目到達記念SS祭り(仮称)」が提案されています。
祭りの企画に参加される方は、避難所までお越し下さいませ〜。

避難所はこちら
http://jbbs.livedoor.jp/b/i.cgi/anime/7708/1295179415/



これで良ければ本スレに書き込むよん

29軽音部員♪:2011/01/19(水) 19:38:11 ID:FU12KulYO
連投スマソ

アドレスミスってたなw
本スレに書き込む時はちゃんと直しておくw

30軽音部員♪:2011/01/19(水) 21:25:11 ID:NLHJKEys0
>>29
良いと思います!よろしくお願いします

31軽音部員♪:2011/01/19(水) 22:02:59 ID:FU12KulYO
おk
んじゃ、書き込んでくる〜

32軽音部員♪:2011/01/19(水) 22:16:22 ID:FU12KulYO
書いてきた

ふと思ったんだけど
リレー形式になったとしても、お題もしくは起と結くらい決めておいたほうが書き手は楽じゃないかなぁ

33軽音部員♪:2011/01/19(水) 23:25:33 ID:FZJL3gi.0
一回目だし試しに参加者が自由に書いてみたら?
最低限のルールは決めてさ

34軽音部員♪:2011/01/20(木) 00:12:22 ID:/cpezmss0
>>15
わざわざありがとう!
だが時間経ちすぎて見れんかった・・・
泣けるわ

なんかおもしろそうな企画きてるなw

35軽音部員♪:2011/01/20(木) 00:23:36 ID:PhB2rfNwO
お題形式なら参加しようかな
前と同じならやりやすいし

36軽音部員♪:2011/01/20(木) 00:45:10 ID:RdT97a0Y0
リレーだと参加しにくいという意見も散見してるし
第二回避難所SS祭りとでもしてお題で書く人も、リレーしたい人もそれぞれ募ってもいいんじゃないかなー

37軽音部員♪:2011/01/20(木) 08:22:31 ID:qMgL4/Hs0
それも面白そうですが、同時に2つのイベントを進行するのは難しいと思うんですよね。
リレー形式だと創作者の意向次第で予想外な展開が生まれるので面白いと考えたのですが、
お題形式を希望されている方もいるので、皆さんの意見をまとめるとイベントを2回に分けて行うのが得策かもしれません。
第2回は試験的な意味合いも兼ねてリレー創作、第3回は1回目と同じくお題を募って個人で創作、という感じでどうでしょうか?

38軽音部員♪:2011/01/20(木) 08:46:42 ID:cQz2sDeY0
リレーは実際やるとやっぱgdgdになりそーだし
イベント類やるなら前回と同じくお題にした方が無難そう
今度はどっかから投票所借りてさ

39軽音部員♪:2011/01/20(木) 15:46:54 ID:qMgL4/Hs0
では…
前回同様、お題を募集してSS祭りということにしましょうか。
投票所を借りるというのは良いアイデアだと思います

40軽音部員♪:2011/01/20(木) 15:51:16 ID:1m0CDWtc0
SS祭りやるとしても参加者は集まりそうか?
とりあえず参加者募ってみたら?
大分人減ってるからな

41軽音部員♪:2011/01/20(木) 16:28:52 ID:qMgL4/Hs0
そうですね。
では改めて、第2回SS祭りに参加して下さる方は>>41にレスをお願いします。
リレー形式ではなく、第1回と同じお題形式を前提とした募集です。

42軽音部員♪:2011/01/20(木) 16:36:48 ID:qMgL4/Hs0
書き忘れましたが、本スレ規制中なのでどなたか代理告知をお願い致します。

43軽音部員♪:2011/01/20(木) 17:32:55 ID:iWS87fqIO
>>41
参加表明させていただきまーす!
そんでもって書き込むのはこんな感じのお知らせでよいかな?


!避難所からのお知らせです!
避難所にて「♪第二回 はわほわ唯梓SS祭り♪」を開催いたします。
現在、参加者を募っておりますので、参加される方は避難所までお越し下さいませ〜。

避難所はこちら
【けいおん!!】唯×梓スレ3【避難所】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/7708/1295179415/

44軽音部員♪:2011/01/20(木) 17:42:36 ID:Ef0q2.Ro0
>>41
参加したいですー。

45軽音部員♪:2011/01/20(木) 18:29:48 ID:VVsttRt2O
>>41
参加するぜ

46軽音部員♪:2011/01/20(木) 19:00:34 ID:st6bmcskO
>>41
参加したいでっす

47軽音部員♪:2011/01/20(木) 19:20:45 ID:RdT97a0Y0
>>41
参加参加!

>>42 も告知おつ

48軽音部員♪:2011/01/20(木) 19:50:49 ID:RVHMJtso0
>>41
参加したいです(`・ω・´ )

49軽音部員♪:2011/01/20(木) 23:16:48 ID:PhB2rfNwO
>>41
やりたい

50軽音部員♪:2011/01/20(木) 23:58:58 ID:qMgL4/Hs0
>>43
告知ありがとうございます。

皆さん参加表明ありがとうございました。
私含め8人とそこそこの人数に達したので、第2回SS祭り開催しちゃいましょう。
言いだしっぺということで、今回は取りまとめ役に徹したいと思います。
不手際等どんどん指摘して頂けると幸いです。どうぞ宜しくお願いします。

さて、開催が決定したので早速お題を募集します。

期間:1月21日(金)0:00 〜 1月22日(土)0:00
備考:お題は一人3個まで。一般レスと区別の為、文頭に「お題」と銘打って下さい。

お題の決定には投票所を利用しようと思いますが、どこか良いサイトをご存じでしたらご教授下さい。

では、長文失礼しました。

51軽音部員♪:2011/01/21(金) 00:01:08 ID:YGjjEmR60
先に前回の反省を元にルール決めない?
作品への感想はありにするかとか

52軽音部員♪:2011/01/21(金) 00:09:40 ID:pwZPKpCo0
確かにそうですね…
お題の募集と平行しながらルールも決めていきましょうか。
皆さんの意見をお願いします。

53軽音部員♪:2011/01/21(金) 00:18:38 ID:pwZPKpCo0
お題
・アルバイト
・ペット
・昔話

連投すみません。
自分でお題を出すのを忘れていました。

54軽音部員♪:2011/01/21(金) 00:24:04 ID:oHoZhDPsO
お題

・まかろに
・サンバ
・鍵


感想は有りにしても良いと思うなぁ

本スレや此処にSS投下するときも、タイミングによっって感想の増減はあるんだし

あと、取り纏め役をするのなら、酉をつけてもらいたいな

55 ◆d.vEEg8yQY:2011/01/21(金) 00:32:53 ID:pwZPKpCo0
ご指摘ありがとうございます。
以後、お題が決定するまで酉を付けておきます。

56軽音部員♪:2011/01/21(金) 00:37:05 ID:oHoZhDPsO
あ、それともうひとつ

最終的にお題はいくつにする予定だい?
前回と同じく三つ?

57軽音部員♪:2011/01/21(金) 00:39:44 ID:4hkUC9HAO
書き手が十人を越えることはなさそうだし二つでもいいかもね

58 ◆d.vEEg8yQY:2011/01/21(金) 00:46:59 ID:pwZPKpCo0
確かにそうですね。
ここまでのルール改正案をまとめておきます。

・各々の作品に対する感想は「あり」
・最終的なお題は「2つ」に絞る

59軽音部員♪:2011/01/21(金) 00:49:25 ID:YGjjEmR60
お題
・すれ違い
・ルームシェア
・通い妻

作品への感想は有りでお題は3つでいいと思う
2つだとお題が偏るおそれが

60軽音部員♪:2011/01/21(金) 01:29:57 ID:rUFI3XZoO
お題
・左手
・花束
・お弁当

作品への感想は有りでいいと思う。
お題は二択より三択の方が選びやすいかも。

61軽音部員♪:2011/01/21(金) 01:37:09 ID:w/c0w8vQO
お題
・涙
・約束
・友達以上恋人未満?

地の文無しの会話のみとかはアリ?

62軽音部員♪:2011/01/21(金) 01:41:45 ID:EQxSRrckO
お題
・同棲
・恋人繋ぎ
・片思い

自分も三択がいいかも

63軽音部員♪:2011/01/21(金) 02:23:16 ID:78OoJMPk0
お題
・写真
・ヘアピン
・こたつ

久しぶりのSS祭りと聞いて。三択が色んな意味でバランス取れてるかな。
二択もいいけど前回の結果を見る限り、惜しくも選ばれなかったお題が結構出るだろうから
救済措置みたいなもので対応するとか。ここからここまでの期間は投票で選ばれたお題で、
その後は選ばれなかったお題でSS募集。一粒で二度おいしいってやつだなw

64軽音部員♪:2011/01/21(金) 02:29:18 ID:YGjjEmR60
>>61
普通にありだと思うよ

>>63
それだとお題を選ぶ意味が無くないか?

65軽音部員♪:2011/01/21(金) 04:32:32 ID:RFCDmZrg0
取り纏めガンバレ!

感想はあったほうがいいのと、
お題は3つでいい……ってとこは同意。

前回選出されたワードが、字面だけだと
どれもネガっぽかったのも「偏り」かなって気になった。
できたら全く別方向の三つを選ばれることが望ましい……。
何かいいアイデアはないかしら。

66軽音部員♪:2011/01/21(金) 07:22:55 ID:oHoZhDPsO
投票するときに
ほのぼの系、シリアス系
って分ける事ができればいいんだろうけど・・・
難しいだろうなぁ〜

67軽音部員♪:2011/01/21(金) 08:01:18 ID:TCkA0TyQO
お題

帰り道
休日
もしも〜なら

68 ◆d.vEEg8yQY:2011/01/21(金) 08:37:25 ID:pwZPKpCo0
確かに、全てのお題についてSSを書く必要はないですからね。
お題は3つがよいという意見を暫定的に採用します。

ここまでのルール改正案をまとめておきます。

・各々の作品に対する感想は「あり」
・最終的なお題は「3つ」に絞る
・地の文の有無は自由
・お題の選出は系統別(ほのぼの、シリアス等)が望ましい

69軽音部員♪:2011/01/21(金) 12:35:45 ID:oHoZhDPsO
本スレにお題募集中のお知らせを書き込んでおくよん

70 ◆d.vEEg8yQY:2011/01/22(土) 00:00:00 ID:cDme/s2c0
只今をもってお題の募集を締め切らせて頂きます。
今回は、計24個のお題が集まりました。

投票の前に、以下のルール改正案が正式に採用されたことをご確認下さい。

・各々の作品に対する感想は「あり」
・最終的なお題は「3つ」に絞る
・地の文の有無は自由

ちなみに「お題の選出は系統別が望ましい」という意見ですが、
今回のお題候補にはネガティブなお題が殆ど含まれていなかった為、これまで通りの選出方法で問題ないと判断しました。

では、いよいよ投票タイムです。
当初は投票所を借りる予定でしたが、少人数なうえ色々と面倒なのでここで行うことにしました。ご了承下さい。

期間:1月22日(土)0:00 〜 1月23日(日)0:00
備考:1人あたり3票。一般レスと区別の為、文頭に「投票」と銘打って下さい。

【お題リスト】 〜五十音順〜

・アルバイト
・お弁当
・帰り道
・鍵
・片思い
・通い妻
・休日
・恋人繋ぎ
・こたつ
・サンバ
・写真
・すれ違い
・同棲
・友達以上恋人未満?
・涙
・花束
・左手
・ヘアピン
・ペット
・まかろに
・昔話
・もしも〜なら
・約束
・ルームシェア

なお、同率票が生じた場合は二次投票を行う予定です。その際の詳細は改めてお知らせします。
何か不都合な点があれば、遠慮なくご指摘下さい。では、長文失礼しました。

71軽音部員♪:2011/01/22(土) 00:16:32 ID:AKpD5lDYO
投票

お弁当
休日
ヘアピン

72軽音部員♪:2011/01/22(土) 00:17:46 ID:LHiKJZ8YO
投票


約束
アルバイト

73軽音部員♪:2011/01/22(土) 00:24:57 ID:HK1i24Jw0
投票

・アルバイト
・休日
・写真

74軽音部員♪:2011/01/22(土) 00:33:24 ID:Ko7o7cxs0
投票

恋人繋ぎ
写真
もしも〜なら

75軽音部員♪:2011/01/22(土) 00:38:50 ID:BOJu6Y8M0
投票

友達以上恋人未満?
休日
もしも〜なら

76軽音部員♪:2011/01/22(土) 00:47:50 ID:cDme/s2c0
投票


写真
もしも〜なら

77軽音部員♪:2011/01/22(土) 00:50:40 ID:hgGRmytw0
投票

通い妻

ヘアピン

78軽音部員♪:2011/01/22(土) 01:04:57 ID:Hh6tf1d60
投票


左手
ヘアピン

79軽音部員♪:2011/01/22(土) 01:30:43 ID:t/K10VisO
投票

ルームシェア
恋人繋ぎ
すれ違い

80軽音部員♪:2011/01/22(土) 01:56:56 ID:Xfu1/ZQM0
投票

すれ違い

約束

上記お題でハッピーエンド物期待。

81軽音部員♪:2011/01/22(土) 05:08:46 ID:GCTqYiDo0
投票

お弁当
片思い
約束

82軽音部員♪:2011/01/22(土) 07:52:11 ID:FIk2wngsO
投票

・通い妻
・恋人繋ぎ
・同棲

83軽音部員♪:2011/01/22(土) 09:30:25 ID:9.QJvStoO
投票


約束
もしも〜なら

84軽音部員♪:2011/01/22(土) 10:02:20 ID:V4RDEiMMO
投票

・昔話
・もしも〜なら
・友達以上恋人未満?

85軽音部員♪:2011/01/22(土) 11:12:02 ID:TXlsyQrg0
投票

・こたつ
・サンバ
・まかろに

86軽音部員♪:2011/01/22(土) 11:30:54 ID:KJUhNDac0
投票

・友達以上恋人未満?
・涙
・同棲

87軽音部員♪:2011/01/22(土) 12:43:27 ID:zOOJxS7.0
投票

通い妻
お弁当
恋人繋ぎ

88軽音部員♪:2011/01/22(土) 16:32:11 ID:0C1Xa28c0
投票

ペット 
もしも〜なら
お弁当

89軽音部員♪:2011/01/22(土) 20:28:48 ID:WhzEbd0gO
投票

お弁当
恋人繋ぎ
すれ違い

90軽音部員♪:2011/01/22(土) 21:23:14 ID:.Di7eXHw0
投票

片思い
恋人繋ぎ
同棲

91軽音部員♪:2011/01/22(土) 21:24:59 ID:QLzv5QzE0
投票

・鍵
・片思い
・もしも〜なら

92軽音部員♪:2011/01/22(土) 23:29:41 ID:F2zT5M8g0
投票

・通い妻
・同棲
・休日

93軽音部員♪:2011/01/22(土) 23:40:25 ID:Yoe0JAp2O
投票

すれ違い
通い妻
約束

94 ◆d.vEEg8yQY:2011/01/23(日) 00:06:08 ID:2JvZzDlw0
皆さん、沢山のご投票ありがとうございました。
一次投票の集計結果を発表します。

 有効票数 69票

【内訳】

 7票 もしも〜なら
 6票 恋人繋ぎ
 5票 お弁当 通い妻 涙 約束
 4票 休日 すれ違い 同棲
 3票 鍵 片思い 写真 友達以上恋人未満? ヘアピン
 2票 アルバイト
 1票 こたつ サンバ 左手 ペット まかろに 昔話 ルームシェア
 0票 帰り道 花束

というわけで、「もしも〜なら」「恋人繋ぎ」の2つはお題として確定しました。
同率5票を獲得した「お弁当」「通い妻」「涙」「約束」については、二次投票によって最終選考を行います。

期間:1月23日(土)0:00 〜 1月24日(日)0:00
方法:A〜Dのうち、どれか一つだけを選びアルファベットで回答して下さい。

 A お弁当
 B 通い妻
 C 涙
 D 約束

備考:レス形式は問いません。A、B、C、Dの意思表示が確認できれば有効票とみなします。

95軽音部員♪:2011/01/23(日) 00:10:16 ID:jyexXUf60
Bで

96 ◆d.vEEg8yQY:2011/01/23(日) 00:11:04 ID:2JvZzDlw0
連投失礼致します。
確定したお題については、SSの執筆に取りかかって頂いて構いません。
改正案を含めたルールは以下の通りです。

・お題の数は3つです
・1人で全部のお題、3つのSSを書いても構いません
・SSを投下するときは「投下します」と一声掛け、5分後に投下して下さい(同時投下防止のため)
・SSの終わりには必ずENDマークをつけましょう
・もしSS投下宣言が被ったら宣言レスの早い人順でお願いします
・鬱系、切ない系のSSの場合、苦手な人もいるので投下前に警告
・各々の作品に対するGJなどの感想は「あり」です
・投下期間中(土日)の避難所での雑談は出来るだけ控えて下さい
・10レス以上の作品はアップローダに直接UPしてから、そのアドレスを貼って下さい
・地の文の有無は自由です
・ネタが被っても気にせず、気軽に投下して下さい

二次投票と並行しながら皆さんの意見を仰ぎたいのですが、投下期間はいつ頃が良いでしょうか?

97軽音部員♪:2011/01/23(日) 00:11:28 ID:KgfaRgKQ0
C!

98軽音部員♪:2011/01/23(日) 00:15:25 ID:jyexXUf60
来週の土日でいいんじゃね
てかここさるさんあるの?
ないんなら10レス以上も普通に投下していいと思う

99軽音部員♪:2011/01/23(日) 01:01:28 ID:PrTERhewO


俺は2、3週間ほしいな
バレンタイン付近とかは?

100軽音部員♪:2011/01/23(日) 01:08:53 ID:LdBBwN1U0


101軽音部員♪:2011/01/23(日) 01:16:54 ID:QnDYAEDAO
Aに一票

投下時期は土日に限定せず、土曜〜翌週日曜までって感じだと良いかなぁ〜
それなら平日に書き込みやすい人に優しいし

102軽音部員♪:2011/01/23(日) 01:23:31 ID:xcXVJ1fo0
Aに一票!
楽しみに、待ってま〜す

103軽音部員♪:2011/01/23(日) 01:36:00 ID:QD6BG/io0
Aでお願いします

104軽音部員♪:2011/01/23(日) 01:48:07 ID:HWKWp.WcO
Bに一票

105軽音部員♪:2011/01/23(日) 01:52:56 ID:0pwjRlF.0
Aで!

106軽音部員♪:2011/01/23(日) 03:06:43 ID:3KQnkSLo0
Aに清き一票

107軽音部員♪:2011/01/23(日) 04:43:27 ID:I/Q/u89MO
Bに入れます

投下日は書き手達が希望する日時を支持するわ
書かない俺が日程決めてもね

108軽音部員♪:2011/01/23(日) 05:02:39 ID:teKmRapgO
Aでお願いします

109軽音部員♪:2011/01/23(日) 12:33:20 ID:cTxXkJfU0
Cで

バレンタインSSと被らないように2月14日の前の週辺りの1週間とかが良いのでは

110軽音部員♪:2011/01/23(日) 13:42:53 ID:Iwz1RTxQO
Aに一票。

投下期間は次の日曜から七日〜十日間とかどうだろうか。

111軽音部員♪:2011/01/23(日) 20:38:27 ID:qSstFsiQ0
Cに一票

112軽音部員♪:2011/01/23(日) 21:39:35 ID:GYDSJd.M0
Bに一票

SS初心者ですが投稿期間次第では参加してもいいですか?

113軽音部員♪:2011/01/23(日) 22:20:02 ID:MyAkKc7w0
Bでお願いします。

114軽音部員♪:2011/01/23(日) 22:48:03 ID:PrTERhewO
>>112
是非とも参加してくれ!
書き手が増えるのは嬉しいぜ

投下期間の希望があるなら言っといたほうがいいかもな

115軽音部員♪:2011/01/23(日) 22:58:13 ID:Er.eJQYg0


116軽音部員♪:2011/01/23(日) 23:11:35 ID:.l99EyAg0
Cに一票

117 ◆d.vEEg8yQY:2011/01/24(月) 00:01:38 ID:koc/gc2o0
前回に引き続き、多くのご投票ありがとうございました。
二次投票の集計結果を発表します。

 有効票数 19票

【内訳】

 A 7票
 B 6票
 C 6票
 D 0票

何とも僅差な結果でしたが、3つ目のお題はAの「お弁当」に無事決まりました。
改めて、第2回SS祭りのお題をここに発表します。

【お題】

 「もしも〜なら」
 「恋人繋ぎ」
 「お弁当」

皆さんの意見を参考に、SS投下期間を以下のように決定しました。

 投下期間:1月30日(日)0:00 〜 2月6日(日)23:59

10レス以上の作品のアップローダ使用についてですが、
したらばには連投規制が無かったはずなので個人の裁量に委ねようと思います。
ただし、直接投下する場合は一度で全て投下し切るようお願いします。

投下期間が始まる前日の1月29日(土)に、投下テンプレートの案内やルールの最終確認を行う予定です。
それまではSSの準備期間となりますので、避難所はいつも通り雑談の場としてご活用下さい。
取りまとめ役はこれにて終了とさせて頂きます。度重なるご協力ありがとうございました。

それでは、素敵な唯梓SSがたくさん読めることを願っています!

118軽音部員♪:2011/01/24(月) 00:14:00 ID:mTw3DxJ60
集計乙
俺も時間があれば参加しますわ

119軽音部員♪:2011/01/25(火) 14:43:34 ID:gfGjc6poO
>>117
集計乙!

さて・・・書くか

120軽音部員♪:2011/01/28(金) 00:15:39 ID:Yu2wBChQ0
避難してきた
おまえらSS書いてるか?
俺はテストで忙しくて間に合わんかも…

121軽音部員♪:2011/01/28(金) 00:23:13 ID:oVghZYR.0
確かにSSも良いけど、雑談でもっとここを盛り上げて欲しいていうのが本音だw
規制されている人のためにも避難所でも色々と語りたいな

122軽音部員♪:2011/01/28(金) 02:35:34 ID:aDaDSbgI0
構想は出来てきたけど書き出しが思い付かずに悩んでるわ
締め切りには間に合うようにがんばらないと

123軽音部員♪:2011/01/28(金) 12:55:07 ID:DHclaPjAO
梓「あぁー締め切りに間に合わないー!」カタカタカタ

唯「パソコン使って何してるのあずにゃん?」

梓「唯先輩は考えなくて良いです」ターンッ

124軽音部員♪:2011/01/28(金) 14:34:38 ID:PpTTj8EI0
短編だからすぐ出来たぜb

125軽音部員♪:2011/01/28(金) 15:48:37 ID:TdCy.EQEO
忙しくて全然できてねーよorz
今週届いた唯梓同人を愛でてたらもう週末だってばよ
合同誌ともう寝ちゃおう!良かった

126軽音部員♪:2011/01/28(金) 17:29:07 ID:yjhYOPxA0
今週忙しかった…
やっと休みだ、明日明後日で仕上げたい!

127 ◆d.vEEg8yQY:2011/01/28(金) 18:11:07 ID:yYqX3Pag0
SS祭りの前日となりましたので、
予告通りイベントの概要を改めてお知らせします。
読み手の方も書き手の方も、一度は目を通して頂くようお願いします。


♪第二回 はわほわ唯梓SS祭り♪概要まとめ

【投下期間】

1月30日(日)0:00 〜 2月6日(日)23:59

【お題】

「もしも〜なら」
「恋人繋ぎ」
「お弁当」

【ルール】

・お題の数は3つです。
・1人で全部のお題、3つのSSを書いても構いません。
・SSの構成に関して、地の文の有無は自由です。
・SSを投下するときは「投下します」と一声掛け、5分後に投下して下さい。(同時投下防止のため)
・SSの終わりには必ずENDマークをつけましょう。
・もしSS投下宣言が被ったら宣言レスの早い人順でお願いします。
・鬱系、切ない系のSSの場合、苦手な人もいるので投下前に警告を入れて下さい。
・10レスを超える作品についての各種アップローダの利用は自由です。
・各々の作品に対するGJなどの感想はありとします。
・投下期間中の避難所での雑談は出来るだけ控えて下さい。(SSに対する感想・コメントを除く)
・ネタが被っても気にせず、気軽に投下して下さい。

【投下宣言テンプレート】

SS投下します
お題『○○』
タイトル『○○』(無い場合は省略して下さい)
URL(アップローダにUPした場合のみ、アドレスを貼ってください)

↑テンプレートここまで


以上です。

128 ◆d.vEEg8yQY:2011/01/28(金) 18:13:41 ID:yYqX3Pag0
ところで軽いアンケートなんですが、開会宣言と閉会宣言は執り行った方が良いでしょうか?

129軽音部員♪:2011/01/28(金) 18:22:34 ID:xBH2Bme6O
>>128
できればヨロです

130 ◆d.vEEg8yQY:2011/01/28(金) 19:16:16 ID:yYqX3Pag0
了解しました。
投下期間の開始時と終了時に、簡単な開会宣言と閉会宣言を行わせて頂きます。

131軽音部員♪:2011/01/28(金) 22:10:22 ID:30mHodgY0
楽しみだあああ!!!!
ゆいあずは終わらない!!永遠にだ!

132軽音部員♪:2011/01/28(金) 23:42:41 ID:O8fKejCc0
ttp://up3.viploader.net/ippan/src/vlippan182788.jpg

133 ◆d.vEEg8yQY:2011/01/28(金) 23:59:59 ID:yYqX3Pag0
かいしきのじ!

「あーあー、テストテスト。マイクのテスト中……」

「唯先輩、マイク点検の真似事やってる場合じゃないですよ」

「えへへ、これ一度やってみたかったんだよねぇ」

「子供ですか……それよりほら、皆さんが開会宣言を待ってますよ」

「おお、そうだった!」

「もう……それじゃあ、リハ通りお願いします」

「コホン……それでは、皆さん!」

「只今より!」

「第二回!」

「はわほわ唯梓SS祭りを!」

「開会することを!」

「ここに宣言します!」

「……ふぅ、何とかできたかな?」

「大丈夫だと思います。それにしても、第二回なんてありがたいですよね」

「そうだねぇ。今回は一体、私たちのどんな秘話が明らかに……」

「恥ずかしい言い方しないで下さい!……(キーン)……ひゃああっ!」

「ハウリング……!あずにゃん、大丈夫!?」

「ううっすみません、大きな声出しちゃって……」

「私は大丈夫だけど……こんなにしがみついちゃうなんて、やっぱり私のこと……?」

「あっ……ちち違います!これはその……」

「あっずにゃーーーん!」

「にゃあああっーーー!」

────

「「ただの開会宣言がどうしてこうなった……」」

「素敵よ、唯ちゃん梓ちゃん!」



というわけで、第二回はわほわ唯梓SS祭り、開幕です!

134軽音部員♪:2011/01/29(土) 01:28:09 ID:nFJM.3Gw0
あれ、一日早くない?

135 ◆d.vEEg8yQY:2011/01/29(土) 04:10:57 ID:N.bm1Dt20
すみません…素で間違えました。
とりあえず開会宣言は既に終えてしまったので、日が変わったら書き手の方は投下を開始して頂いて構いません。
お恥ずかしい限りです…不甲斐ない管理人で本当に申し訳ありません。

136軽音部員♪:2011/01/29(土) 05:11:02 ID:VhEOHYyQ0
>>135
かわゆすなぁ
ドンマイよ

137軽音部員♪:2011/01/29(土) 05:58:19 ID:ReUwVExkO
>>135
ミスったらリハって事に(ry

まぁ、これくらいたいしたこと無いから気にしなくても大丈夫だよ〜

138軽音部員♪:2011/01/29(土) 09:22:58 ID:r7BUkVUU0
>>135
え?練習でしょ?www
問題無し‼

139軽音部員♪:2011/01/29(土) 15:32:45 ID:zo4BVzv6O
唯先輩1日早いじゃないですか!みたいな展開希望

140軽音部員♪:2011/01/29(土) 22:51:49 ID:S3N6q7WgO
唯「早くあずにゃんとイチャイチャしたかったからだよ!」フンス

141軽音部員♪:2011/01/29(土) 23:56:33 ID:0pqr6XfY0
梓「唯先輩もう我慢できません」
唯「あずにゃんもう少しだから我慢してね」

142 ◆d.vEEg8yQY:2011/01/30(日) 00:02:57 ID:82Sz89Fw0
しきりなおし!

「さあ、唯先輩。私の言った通りに謝罪の言葉を述べて下さい」

「み、皆さん。この度は、主催者が開催日を間違えるという重大なミスを犯してしまい、大変申し訳ありませんでした」

「訂正してお詫びするとともに、今回の謝辞をもって改めて開催宣言と代えさせて頂きます」

「……こんな感じで大丈夫かな?」

「全く……唯先輩のせいで私まで恥かいちゃったじゃないですか」

「ううっ、面目ないのう……」

「そうやってフザけているから、大事な日取りを間違えたりするんですよ」

「だって……はやる気持ちを抑えられなかったんだもん」

「何をはやる必要があったというんですか」

「あずにゃんとの、愛のメモリーを早く読みたくて……」

「なっ///……だから、そういう恥ずかしい発言はき……んっ……」

「……ぷはぁ。もう、大きな声出したらダメでしょあずにゃん」

「す、すみません……」

「あずにゃんは分からず屋な子猫ちゃんだね……ふぅ」

「ひゃうっ///み、耳はらめぇ……」

「ふふっ……たっぷりとお仕置きしてあげなくちゃ」

「にゃああ……ゆいせんぱいのいじわるぅ……///」

────

「いつの間にか唯が逆転してやがる……」

「まあ何はともあれ、謝罪は済ませたし一件落着だな」

「斎藤……ティッシュの追加発注をお願い」



昨日の失態をお許し下さい。今度こそ、本当のイベント開幕となります!

143軽音部員♪:2011/01/30(日) 03:42:34 ID:Y0Byw6jc0

SS投下します
お題『もしも〜なら』
タイトル『もしも、軽音部員がRPG風な冒険に出たら』
URL ttp://www5.puny.jp/uploader/download/1296326364.txt

144軽音部員♪:2011/01/30(日) 03:48:51 ID:Y0Byw6jc0
すみません、上のダウンロードpassはyuiazuです。
入れ忘れすみません……。

145軽音部員♪:2011/01/30(日) 04:40:54 ID:d5Z9Iyls0
>>144
乙!
なかなか今までにない感じのSSだったからおもしろかったわ

146軽音部員♪:2011/01/30(日) 07:21:43 ID:ULTJNEO60
>>143 乙‼

俺も大雪の中帰られたら投下するんだ…

147軽音部員♪:2011/01/30(日) 11:58:53 ID:kI4RtOCY0
SS投下します。
お題は『もしも〜なら』
タイトルは『もしもピアノが弾けたなら』

148軽音部員♪:2011/01/30(日) 12:03:34 ID:kI4RtOCY0
唯「もしもピアノが弾けたなら〜♪」

梓「…古い歌知ってますね」

唯「昔、懐かしのメロディ〜みたいなテレビ番組で聞いた事があるんだよ」

梓「懐メロですか、昔の歌には良い歌がいっぱいありますからね」

唯「うん、中でもこの歌がお気に入り♪」

梓「どうして、また?」

唯「今でこそ、私も少しはギターが弾けるようになったけど
  高校で軽音部に入るまでは、楽器の類って全く駄目だったんだよ」

梓「へぇ、そうなんですか…
  唯先輩ほどの音感があれば何でも出来そうなのに」

唯「私、不器用だからね〜
  そこまでのめり込むほど興味も沸かなかったし」

梓「なるほど、唯先輩らしいですね」

唯「えへへ、照れるなぁ♪」

梓「いえ、褒めてませんから
  …で、それとその歌が好きなのとどう言う関係が?」

唯「何て言うのかな、この歌を聴くと勇気を貰える気がするんだ」

梓「勇気、ですか?」

唯「うん」

梓「…」

唯「もしもギー太が弾けたなら〜♪」

梓「ふふ、何ですかそれ?替え歌ですか?」

唯「そうだよ、私版の好きな人に贈る歌だよ」

梓「え?」

149軽音部員♪:2011/01/30(日) 12:05:20 ID:kI4RtOCY0

唯「もしもギー太が弾けたなら〜
  想いの全てを歌にして、君に伝える事だろう〜」

梓「…」

唯「あずにゃん」

梓「唯先輩?」

唯「私がずっと頑張って来れたのはあずにゃんのおかげだよ」

梓「私は何もしてませんよ」

唯「あずにゃん自身はそうかも知れないけど
  私にとっては、あずにゃんの存在自体が原動力になってたんだ」

梓「私の存在が?」

唯「うん、あずにゃんに気持ちを伝えたくて頑張って来たんだよ」

梓「それって…」

唯「いっぱい練習して、この曲が弾ける様になったら
  あずにゃんに告白しようって、もうずっと前から決めてたんだよ」

梓「…」

唯「もしもピアノが弾けたなら〜
  想いの全てを歌にして、君に伝える事だろう〜」

唯「雨が降る日は雨のよに、風吹く夜には風のよに
  晴れた朝には晴れやかに〜」

唯「だけどボクにはピアノがない、君に聴かせる腕もない
  心はいつでも半開き、伝える言葉が残される」

唯「アア アア アア アア アア 残される」

梓「…」

唯「私はあずにゃんが好き」

梓「唯先輩…」

唯「ずっとね、伝えたかったんだよ…
  だけど勇気が出なかった、だって女の子同士だもん」

梓「…」

唯「もう一度、言うね?
  私はあずにゃんの事が好きだよ」

梓「…ずるいですね」

唯「そうかな?」

梓「普段、あんなにだらしない唯先輩が
  私の為にこんなにも頑張って、勇気を出してくれたなんて」

唯「えへへ、そりゃ他でもないあずにゃんの為ですから」

梓「一時の気の迷いとか、ちょっと感動したからとか
  頑張ってくれた唯先輩に悪いからとかじゃないですからね?」

唯「…うん」

梓「今から私が言う言葉は…
  私もずっと胸にしまってきた言葉ですからね?」

唯「…うん」

梓「勇気を出してくれて、ありがとうございます…
  そして、私にもその勇気を分けてくれてありがとうございます」

唯「…」

梓「私も唯先輩が好きです」

唯「私達、両想いって事で良いのかな?」

梓「まぁ、そう言う事になりますね」

唯「あずにゃ〜ん♪」

梓「も、もう…唯先輩ったら」

150軽音部員♪:2011/01/30(日) 12:07:19 ID:kI4RtOCY0
*
*
*

唯「…と、言うのはどうかな?」

梓「いきなりで全く意味が解りません」

唯「だから、第二回はわほわ唯梓SS祭りのネタだよ!」

梓「何ですか、第二回はわほわ唯梓SS祭りって…」

唯「いくつかのお題を出し合って、その中から一つ選んでSSを書くんだよ」

梓「はぁ、そうですか…」

唯「それで、私が選んだのは『もしも〜なら』ってお題なんだけど」

梓「ああ、それで『もしもピアノが弾けたなら』ですか」

唯「そうそう」

梓「どう考えても『もしも〜なら』の使い方間違ってませんか?」

唯「え、そうかな?」

梓「問:「どんより」を使って文章を作りなさい。

  答:僕はうどんよりそばが好きです。くらい間違ってます」

唯「何それ…」

梓「要するに却下って事です」

唯「えぇ〜!?」

梓「第一、もしも〜なんて曖昧に言わないで下さい」

唯「え?」

梓「唯先輩の気持ちです…
  もしも、なんて付けないではっきりと言って欲しいです」

唯「…あずにゃん」

梓「ちゃんと聞かせてください、唯先輩の気持ち」

唯「うん、もしもなんて言わない…
  私はあずにゃんが好き、世界で一番大好きだよ♪」

梓「私も好きです、唯先輩♪」

律「…何だあれ?」

澪「さぁ、いつもの事だろう」

紬「ふふ、軽音部は今日も平和って事よ♪」

ちゃんちゃん♪

151軽音部員♪:2011/01/30(日) 12:09:04 ID:kI4RtOCY0
以上です。
勢いだけで書きました、よくわからないネタですいません。

152軽音部員♪:2011/01/30(日) 12:16:10 ID:s9TIBBKcO
>>151
gj乙
唯梓SSでまさか楽しい国語ネタする人はいないだろうと思ってたのにw

153軽音部員♪:2011/01/30(日) 12:21:50 ID:ZUzjO3460
>>151
色々と笑ったw
お疲れ様です

154軽音部員♪:2011/01/30(日) 14:11:49 ID:.BaWABTc0
>>143
クライマックスの仕掛けが良いねぇ〜
GJ!!!

>>151
まさか唯がここのSSを書いているとはw
GJ!!!

155軽音部員♪:2011/01/30(日) 17:32:07 ID:dglW8qeg0
>>151
>>143
読んだぜ
乙乙

156軽音部員♪:2011/01/31(月) 01:16:30 ID:rQNOXuDYO
SS投下します。
お題は『恋人繋ぎ』
タイトルは『彼女じゃなくて』

157軽音部員♪:2011/01/31(月) 01:21:19 ID:rQNOXuDYO
先輩達の色々な事情が重なり、今日の部活は休みとなりました。
唯先輩は居残り勉強、律先輩と澪先輩は買い物、ムギ先輩は掃除当番…と皆さんからそういう内容のメールがきて。
というわけで、今日は一人で帰り道を歩いています。一人で部活するわけにもいきませんしね。

…うーん、いつも先輩方と一緒に帰っているから、少し寂しい。
こんなに静かに帰るのは久しぶりだ。

…いや、嘘をつくのはやめましょうか。
この寂しさは、唯先輩がいないからだ。
さっきから唯先輩のことが頭から離れない。
「今日一緒に帰ろうね」なんて言いながら居残りって。
無責任な発言はやめてほしいです。
彼女を一人で帰らせるなんて信じられません。
襲われちゃいますよ?私。
大体メールとかでなく直接教えてくださいよ。もしくは電話。
大事にしてくださいよ!
なんて。悶々と愚痴を心の中で零す。
…えぇ、私は、唯先輩の彼女です。
そして唯先輩は私の彼女です。
面倒臭いです…
唯がよく使う表現なので、つい私も使ってしまう。
…まあ、構いませんが。

はぁ、と今度は声に出して息を零す。
そういえば最近二人きりになれてないなぁ。
寂しいよ。唯先輩。

と、思っていると、前方に律先輩と澪先輩が歩いているのが見えました。
ビニール袋を持っているところを見ると、買い物帰りでしょうか。
そこで私はお二人に声をかけようと思ったんですが…
何だか二人を取り巻く空気が怪しい。
どちらも無言で歩いている。
なんだろ…まさか喧嘩!?

158軽音部員♪:2011/01/31(月) 01:24:51 ID:rQNOXuDYO
と一人勝手にオロオロしてたら、澪先輩の空いている方の手がおずおずと律先輩の手に触れ…
律先輩はその手をギュッと握って、指を澪先輩のと絡ませて…

恋人繋ぎ。をしていました。

…いえ、お二人が交際しているのは知っているのですが。
お二人共特に人前でいちゃつくようなことはしてなかったんですよね。
それを今目の当たりに。
しかも…まるで初めて手を繋いだみたいな空気…
いや、きっとそうです…

というわけで、私は別の道を回って帰りました。
あの雰囲気は邪魔しちゃ駄目です。
部屋に入り、ベッドに寝転り、ふと考える。
「恋人繋ぎ…」それは、まだ経験してないなぁ。
というか、意識してしっかり手を繋いだことあったっけ。
…無い気がする。
いつもは、唯先輩からのハグばかりだし。
…実は、ち、ちゅーなんかは経験済みだったり
…あれ?…私たち順序を飛ばしてませんか。

それにしても新鮮だった。
律先輩の紅潮した頬と、ぎこちなく指を絡ませる姿。
澪先輩の赤くなりながらも、凄く嬉しそうな表情。
純愛って感じがする。
正直、そういうのは憧れる。
あ、いや別に今のに不満があるわけじゃないです。
ただ唯先輩と一緒だといつもくっついてばかりで…あの人には恥じらいが無い。
嫌じゃないんですけど、ね。
でもそういうのも大切だと思うから。
唯先輩と、恋人繋ぎ…
彼女、っていうより…恋人。
えへへ…

159軽音部員♪:2011/01/31(月) 01:27:43 ID:rQNOXuDYO
そして、翌日の帰り道。
他の先輩方と別れ、先輩と二人きり。
「昨日はごめんね、あずにゃん」
「全く…なんで居残りなんか…」
「いやぁ久しぶりに赤点とっちゃってねー…」
「大丈夫なんですかこの時期に…」
「駄目だろうねぇ」
「私の為に成績を上げてください」
「あずにゃん寂しかったんだねぇー」
なんて呑気に笑う唯先輩を睨みながら、歩くペースはゆっくり。
今日は昨日の分もお話して帰るんだ。なんて考えたり。
そして今日は…

「あっ」
そこで私は今更気付いた。
話に夢中で気付かなかった。
唯先輩手袋つけてる…
一昨日はつけてなかったはず…
「どうしたの?あずにゃん」
「先輩、手…」
「んー?あぁ手袋…今日は特に寒そうだったからつけてきたんだよぉ」
ぶーくろちゃん!とか言って私に見せつける。
…手袋のことをこんなに疎ましく思ったのは初めてかもしれません。
タイミング悪いです…なんで今日…
「マフラーは忘れちゃったんだけどね」
「抜けてますね」
「えへへへへぇ」
「褒めてないんですけど…」
「ほらぁぶーくろちゃん!私の彼女さんだよー」
…んー…
こうなったら昨日の澪先輩に学ばせて頂こう。
確か、こうおずおずと唯先輩の手に触れて…
「んー?あずにゃんも寒いのー?」
「あ、いえ、そういうわけでは」
「それじゃあ、片方貸してあげようか?」
「いえ…いいです」
駄目だ…この人には通じないようだ。
ていうか澪先輩は天然であれやってるんだろう。うーん…凄いなぁ。

じゃあ…話題をふって…
「そ、そういえば昨日は帰る途中律先輩と澪先輩に会いました」
「へー、買い物だったっけ?」
「はい、確か」
「ふむ…」
「そ、それで二人が不意にですね…って、どうしたんですか唯先輩」
「なんかお腹空いちゃったなぁ」
「…はぁ」
「私たちも買い物しよっか」
「………はぁ」

「はぁ、肉まん美味しい」
「…」
んー…
からし付けすぎました。からい…
はぁ。どうやったら唯先輩と恋人繋ぎできるのかな。
肉まんを持つ手で更にバリケードは強くなる。
どうすれば…

「あずにゃん…本当にごめんね」
「えっ?何がです?」
「昨日の事まだ怒ってるよね…」
「へ、いや、そんな」
「あずにゃんずっと難しい顔してるし…」
しまった、顔に出ていたか。
「違います!ちょっと…考え事というか…」
「何の?」
あなたと手を繋ぐことです。
何て言えるはずもなく。
「悩みがあるなら何でも言って?」
「いえ、別に…」
「頼っていいんだよ!あずにゃんは私の彼女なだから」
………
「じゃあ、唯先輩」
「ん、なあに?」

「私、彼女は嫌です」

160軽音部員♪:2011/01/31(月) 01:30:27 ID:rQNOXuDYO
先輩の顔から笑顔が消えた。
「えっと…どういう、こと…」
動揺したかの様に目を泳がす唯先輩。

…あ、しまった、さっきのじゃまるで別れ話を切り出したみたいだ。
違う違う。そういう意味じゃなくて…
と、そこで私は急いで唯先輩の食べかけの肉まんを奪って、一気に飲み込み。
先輩の手袋を外し…

ギュッ

「恋人、がいいです」

なんて。
いいながら指を絡ませる。
暖かい。それでいて、少し汗がついてるのか、しっとりしてる。
あぁ、これが恋人繋ぎ。
ワクワクしてドキドキしてる。
うん、純愛っぽい。

当の唯先輩は少し目に涙を溜め、驚いているような表情をしている。

「…びっくりさせないでよー」
「す、すいません…」
「別れたい、とか言われるかと思った」
「まさか」
有り得ない。
唯先輩と一緒に帰れなくなるのは、嫌。
こんなふうに。

「肉まん、後でまた買いに行きます」
「うん…えへへ、なんか恥ずかしいね、これ」
「そ、そうですね」
「なんか私たち、恋人同士っぽい」
「そうでしょう…」
「確かに、彼女っていうのも、ややこしいしねー」
「はい、唯先輩だって可愛いんですから…」
「…あ、あずにゃん…」
「あ、いえ、その…」
「ふふふ、あずにゃんも可愛いよ」
「…うるさいです…」

…という感じに、その後は無言で帰りました。
律先輩と澪先輩のお気持ちが今なら解ります…

恥ずかしくて、嬉しい。

あぁ、私たち今、純愛してる。
私たち今、恋人してる。


END

161軽音部員♪:2011/01/31(月) 01:32:14 ID:rQNOXuDYO
終わりです。

注意・純、愛してる。とかって、読まないように。

162軽音部員♪:2011/01/31(月) 01:49:54 ID:wv7CZ9BY0
>>161
こういうの初々しくて大好きだw
GJでした!

163軽音部員♪:2011/01/31(月) 02:10:13 ID:MfTi2OTsO
>>161
GJ

純「リア充滅びろ!」

164軽音部員♪:2011/01/31(月) 02:17:05 ID:mJHbcmnw0
>>161 短いのに普通に感動した。お疲れです

165軽音部員♪:2011/01/31(月) 07:53:53 ID:VqCvv3m.O
初々しくて良いねぇ〜

166軽音部員♪:2011/01/31(月) 08:13:13 ID:ze8KF8vg0

いいねいいね

167軽音部員♪:2011/02/01(火) 02:02:57 ID:vfrS/idMO
>>161
>>151
>>143
GJ!

168軽音部員♪:2011/02/01(火) 02:10:32 ID:vfrS/idMO
SS投下します。
お題『お弁当』
タイトル『行楽日和』

書いてる途中で『もしも〜なら』の要素が入ってる事に気づいたんですけど、『お弁当』でよろしくお願いします。

169軽音部員♪:2011/02/01(火) 02:15:18 ID:vfrS/idMO

「……んん」
眠たい目をあけてベッドの側に置いてある目覚まし時計を見る。
ただ今午前6時43分。

まだベルが鳴る前の目覚ましのスイッチを切り、ふぁ〜と小さく欠伸をして、
まだ夢の中にいる隣の二人を起こさないようにそっとベッドから降りる。

「うう、さむっ」
パジャマの上から肩に掛けただけのカーディガンの中で手を擦りながら寝室からリビングを通り、
てるてる坊主が吊り下がるベランダの窓のカーテンを開けると、
まだ薄暗いけれど雲一つ無い空が広がっていた。
昨日はずっと雨が降ってたから心配だったけど。
よかった、この様子なら晴れそうだ。

今日はHTTの新曲のレコーディングが予想外に早く完成したため昨日急遽決まった休み。
しかも日曜という事で親子三人で動物園にピクニックに行く事になっているのだ。

顔を洗って髪をまとめ、簡単に身仕度していると、炊飯器の出来上がる音に呼ばれ台所へ向かう。
さてと、お弁当の準備に取り掛かりますか。

先ずはおにぎり。具はシャケと梅干しとおかかの三種類。
よしっ、おにぎり完成。一人三個もあれば足りるよね?

お次は揚げ物に取り掛かる。
鶏の唐揚げと海老フライ。
寝る前に下ごしらえしてあったから後は揚げるだけだ。
熱っ!油跳ねた…。

プチトマトをピックに刺し、ブロッコリーと星型にした人参を炒め、
ほうれん草の胡麻和えに、卵焼きは甘いのと塩味のと二種類。
あとウインナーをタコさんにしてっと。
うん、とりあえずこんなもんかな。

170軽音部員♪:2011/02/01(火) 02:17:22 ID:vfrS/idMO

ひと通り準備が済んだところで壁の時計を見る。7時32分。
もうこんな時間か、そろそろ起こしておかないと。

寝室を伺うと二人ともまだ熟睡中。
ふふ、同じ寝相で寝てる。
さすが親子だね、なんて思わず口元が緩む。
でもせっかくの可愛い寝姿だけど起きてもらわなくちゃ。

「唯、ゆず、起きて!朝だよ!」
「「う〜ん、あと5分〜」」
そこはシンクロしなくていいです。

「ほら、ゆず!今日動物園行くんでしょ!」
「!!」
動物園の言葉に飛び起きた小さな体を抱きしめる。

「あずさおかあさんおはよ。…おそとはれてる?」
ゆずが不安げな顔で尋ねてきた。
「ゆずのてるてる坊主のおかげでバッチリ晴れてるよ」
「ほんと?」
憂いわく『見た目はお姉ちゃんで性格が梓ちゃん』らしいゆずがほにゃっとした笑顔になる。

そうして目を覚ましたゆずが隣の寝ぼすけを一生懸命揺すって起こそうとするけれど、
「うーん、あずにゃんがちゅーしてくれたら起きる〜」
そう言って唯は布団を被り直してしまった。

…いや、あずにゃんて。朝から何言ってんのこの人。
「ちょっと、ゆ「もう!あずさおかあさん、はやくちゅーしたげて」
ちょ、ゆず?!

「ゆず、おかおあらってくるから。はやくおこしたげてね」
そう言うとゆずはさっさと洗面所に行ってしまった。
ええー。我が子ながら空気読みすぎだよ…

「もう、しょうがないですね。唯先輩は」
私はやれやれとため息をつきつつ、布団をめくってもにやにやを隠す気の無い唯に顔を近付けた。

171軽音部員♪:2011/02/01(火) 02:19:24 ID:vfrS/idMO

「おはよ、梓」
えへへっと笑いながらようやく起き上がった唯に、ゆずの前でこういう事をしないよう釘を刺しておく。
しゅんとしてるけどホントに反省してるのかな。

「いやぁ、何時まで経っても梓は恥ずかしがり屋さんだねぇ」
朝食の準備に取り掛かろうと部屋から出る寸前、唯に後ろから抱きしめられた。
あ、全く反省してないみたい。

…別に、いまさらキスしたり抱きしめられるのが恥ずかしいわけじゃない。
昔と比べれば気持ちもわりと素直に言えるようになったし。
でも、我が子とはいえ人目が気になるのは仕方ないよ。

「……こういうのは二人きりの時だけにして欲しいな」
腰に回された手を掴んで振り返る。
あれ?唯の顔が赤い。

「…ずるいよ梓、今のは反則だよ」
そう言うと唯はおでこを私のおでこに合わせて、そのまま目を閉じて近付いてきた。
思わず反射的に私も目を閉じた瞬間、

「ゆいおかーさん、もうおきたー?」
「「!!」」
愛娘の声で唯も私も我に帰った。

「お、起きてるよ!おはよう、ゆず」
「おはよ。ゆいおかあさん」
「そ、それでは、わたくし、顔を洗ってくるであります!」
「い、いってらっしゃーい」
「ねえ、あずさおかあさんどしたの?おかおまっかだよ?」
「え?な、何でもないよ!あ、朝ご飯の支度しよっか」
「わかったー」
…危なかった。

気を取り直して、ゆずがお皿を並べてくれている間に食パンをトースターにセットして、サラダを準備する。

パンが焼けると、タイミング良く唯が食卓にやって来た。
唯がバターとイチゴジャム、ゆずはピーナッツバターとハチミツ、私はイチゴジャムのみ。
それからゆずと唯に砂糖たっぷりのカフェオレ、私はブラックコーヒーを用意して、

「「「いただきまーす」」」

172軽音部員♪:2011/02/01(火) 02:21:57 ID:vfrS/idMO

なんやかんやで朝食の後片付けまで済ませて、お弁当もきちんと詰めた。
時間は9時11分。二人とも準備終わったかな?
玄関に荷物を運んで二人の様子を見に行こうとしたら声が近付いてきた。

「ゆいおかあさん、わすれものしてない?」
「あ、携帯無いっ!すぐ取ってくる!」
バタバタと足音が一人分離れていく。
…子供に確認されるなんて。
苦笑いしていると、唯とゆずが手を繋いで玄関にやって来た。

「あーずさ、お待たせ!」
「おまたせ!」
「唯、本当にもう忘れ物無いよね?」
「だ、大丈夫です!」

「それじゃあ、どうぶつえんにれっつごー!」
「「おーっ!!」」

今日も楽しい一日になりますように!

おしまい!

173軽音部員♪:2011/02/01(火) 05:26:01 ID:Em3AqoTE0
>>172 GJ!! 癒されたわ~

174軽音部員♪:2011/02/01(火) 07:09:36 ID:WpcYjHbAO
>>172

175軽音部員♪:2011/02/01(火) 07:11:58 ID:WpcYjHbAO
しまったレス番だけ送信しちゃった

GJでした!
ゆずちゃん可愛い是非映画で出てこい

176軽音部員♪:2011/02/01(火) 07:17:17 ID:Q3lqEg0wO
>>172
ほのぼの良いね〜
GJ!!!

177軽音部員♪:2011/02/01(火) 07:27:11 ID:Cq6rhZ1I0
>>172
お疲れ様です
なんという綺麗で輝かしい世界……
ゆずちゃん公式でもやって欲しいねほんとw

178軽音部員♪:2011/02/01(火) 07:48:46 ID:4rTe4.T2O
>>172
何これ可愛い
すごいGJ

179軽音部員♪:2011/02/01(火) 23:18:20 ID:sXPt7ifQ0
SS投下します
お題『恋人繋ぎ』
タイトル『寒い冬の朝に』

180軽音部員♪:2011/02/01(火) 23:24:03 ID:sXPt7ifQ0
日曜の朝。窓から見える外は晴天で、お日様の機嫌はとても良さそうだった。
でもお日様と同じぐらい、冬の風も絶好調のようで、
さっきから一生懸命窓ガラスを揺らしている。
ヒューヒューという口笛にも似た音が、
自然とその風の冷たさを連想させて……
私はあたたかい布団の中にいるというのに、
つい身を震わせてしまっていた。

「どしたの、あずにゃん?」

私の震えが伝わったのか、すぐ横に寝ている唯先輩がそう聞いてきた。
少しだけ上体を起こして、私の顔を見つめて。

「いえ、なんでもないです。ただ、今日は外が寒そうだなぁと思って……」
「あ、そだね〜。さっきから風、すごいもんねぇ〜」

唯先輩が窓に視線を向け、つられるように私もまた顔を窓に向ける。
それにあわせたように、一際強い風が大きく窓を揺らした。
思わず身を震わせると、唯先輩も同時に体を震わせていた。

「ほんと、外寒そうだねぇ」
「そうですね。これじゃ、ちょっと出かけたいとは思えませんね……」
「そだねぇ……じゃ、今日はずっとゴロゴロ時間だね!」
「なんでそんなに嬉しそうなんですか……」

唯先輩の言葉に、私は呆れた視線を向けるけれど……
唯先輩は気にした風もなく、また布団を肩まで引き上げていた。
私はまったくもうと嘆息して、
でもほにゃっとした唯先輩の顔に自然と笑みが浮かんでしまって……
唯先輩を真似るように、布団の中に潜り込んだ。

181軽音部員♪:2011/02/01(火) 23:27:23 ID:sXPt7ifQ0
お布団の中で並んで横になって、顔をお互いの方に向け、笑いあう。
日曜日、せっかく早く目覚めたというのに、
このままでは本当に、一日ゴロゴロ時間で過ごしてしまいそうだった。
私が大学に入ってからの、唯先輩との二人暮らし。
家を出たというのに、
実家にいた頃よりも怠け者になってしまっているのはどうなんだろう、
なんて思ってしまうこともあるけれど、

「エヘヘ……お布団はあったかいねぇ……」
「くすっ……そうですね……」

唯先輩の笑顔を見てしまうと、まぁそれでもいいかな、
なんて思い直してしまう。
一緒に暮らすようになって、確実に私は唯先輩に毒されていた。
そしてそれも悪くない、なんて思ってしまっているのだから……
まったくもって、私にも困ったものだ。

「でもやっぱり、このまま一日お布団の中、
というのはもったいないですよね」
「えぇ、そう? 私はお布団の中でゴロゴロしてるだけでも楽しいよ?」
「もうっ、またそんなこと言って……」
「ん〜……じゃ、お布団を出て、こたつでゴロゴロしよう!」
「それじゃ場所を変えただけじゃないですか!」

そんな仕方のないことを言う唯先輩に、私は頬を膨らませてみる。
でも唯先輩は笑ったままで、

「そりゃ!」
「にゃっ!」

掛け声と一緒に、私の頬を突っついてきた。

182軽音部員♪:2011/02/01(火) 23:31:17 ID:sXPt7ifQ0
「もうっ、なにするんですか、唯先輩!」
「いやぁ、あずにゃんの膨らんだ頬が可愛らしかったので、つい」
「ついじゃないです! もう……えい!」
「わっ!」

笑う唯先輩の頬を、私は仕返しするかのように指で突っついた。
驚く唯先輩に構わず、さらに攻撃を加えていく。

「えい! えい!」
「わっ! わっ! やったなぁ! えい、お返し!」

負けじと私を指で突っつき始める唯先輩。
お互い突っつきあっているうちに、狙いは定まらなくなっていって……
気がつけば私たちは、
お互いの体を突っついたりくすぐりあったりして、じゃれあっていた。
冷静さを取り戻し、ようやくじゃれあいをやめた頃には、
完全に息があがってしまっていた。

「はぁ、はぁ……なんか、疲れちゃった……」
「はぁ、はぁ……もうっ、唯先輩がふざけるからですっ」
「ぶー、あずにゃんだってぇ」

間近で言い合い、ぶーと睨みあって……同時にふきだし、笑いあう。
まったく、日曜の朝から、いったいなにをしているんだろう、私たちは。
お布団の中で私たちがふざけている間も、
風の勢いは変わらず、ヒューヒューと音をたてながら窓を揺らしていた。
近くの木の枝も激しく震え、
残り少ない葉っぱが一枚飛ばされていってしまった。
さっきはもったいないと言ったものの、
起きて出かけるにはちょっと勇気が必要そうだった。

183軽音部員♪:2011/02/01(火) 23:33:47 ID:sXPt7ifQ0
「……やっぱり今日は、ゴロゴロ時間ですかね……」
「うん、そだね……」

二人で窓の外を見つめ、布団の中でぴたっとくっつきあう。
せっかくのお天気がもったいないとは思うけれど、
でもあったかいお布団の中で微睡むのは最高の贅沢でもあるだろう。
唯先輩と二人、そんな日曜日を過ごすのも悪くないと思って……
やっぱり毒されているなぁと苦笑する。
それをむしろ心地よいと思っているのだから、
本当に私にも困ったものだ。

「エヘヘ……あずにゃ……ん……」
「唯先輩?」

と、唯先輩の寝息混じりの声が聞こえて、
私は顔を窓から先輩の方へと向けた。
見ると、いつの間にか唯先輩は眠ってしまっていた。

「もう、肩を出して寝ると、風邪ひいちゃいますよ」

幸せそうな寝顔に私も笑みを浮かべながら、
ずり下がってしまったお布団を戻そうとして……
そこで気づいた。
私の片手の袖がしっかり、唯先輩の手に握られてしまっていることに。

「あずにゃ……と、お手々繋いで……お出か、けぇ……」

唯先輩の寝言に、私は小さく笑っていた。
どうやら唯先輩は、夢の中で、
私と手を繋いでお出かけしているらしい。
現実ではゴロゴロ時間なんて言って、
お布団から出ようともしなかったのに。

184軽音部員♪:2011/02/01(火) 23:36:26 ID:sXPt7ifQ0
「……そうですね……やっぱりちょっと、お出かけしましょうか」

今から二度寝しても、お昼には目を覚ますと思う。
お昼を過ぎれば、外も少しはあたたかくなるだろうし、
風も少しは弱まってくれているかもしれない。
そうしたら、唯先輩と一緒にご飯を食べに行こう。
その後、ちょっとお買い物をしてもいい。
ゴロゴロ時間は贅沢だけど、
でもやっぱり、それだけじゃ日曜日がもったいない。

「そのときはちゃんと、手を繋いでいきましょうね、唯先輩……」

こんな風に袖を握るのではなく、
しっかりと恋人繋ぎをして、
お互いの手をあたためあって。

「ね、唯先輩……」

そう呟きながら、私も唯先輩を追いかけるように、
眠りの中に落ちていった……。


END

185軽音部員♪:2011/02/01(火) 23:38:07 ID:sXPt7ifQ0
以上です。
長文にお付き合い頂き、
ありがとうございました。

186軽音部員♪:2011/02/02(水) 00:24:26 ID:mjBtsxbU0
>>185
いちゃいちゃしまくってますなぁwGJ!

187軽音部員♪:2011/02/02(水) 05:20:25 ID:SpZyt1NM0
>>185
べったりまったりの大学同棲編もいいねぇ…
お疲れ様です!

188軽音部員♪:2011/02/02(水) 05:35:31 ID:hU9yqBE.O
>>185
良いねぇ〜、ほのぼのほのぼのw
GJ!!!

189軽音部員♪:2011/02/02(水) 06:35:21 ID:2vH5DlAQ0
>>185 朝から和んだ。お疲れ様!!

190軽音部員♪:2011/02/02(水) 08:12:45 ID:S6KAcmUU0
>>172
>>185
いいね〜
乙乙

191軽音部員♪:2011/02/02(水) 19:51:47 ID:mjBtsxbU0
SS投下します
お題『お弁当』
タイトル『お弁当を忘れた日』

192軽音部員♪:2011/02/02(水) 19:57:08 ID:mjBtsxbU0
「はぁ、満員電車は疲れるよ……」
朝からあんなものに乗るなんておかしーし……、なんて言っている訳にもいかない。
ちらっと腕時計を見ると、8時21分だった。
「は、早く行かないと遅刻しちゃう!」
私は急いで駅の改札を出て、街中を走りだした。
「はっ……、はっ……」
しかし、こう急いでいる時に限って、信号が赤なんだよねぇ……。
早く変わらないかなぁ……。
「あっ、変わった!」
歩道の信号機が赤から青に変わった瞬間、私はまた駆けだしていた。
「み、見えてきた!」
私の目指しているビルが視界に入ってきた。
「時間は……、何とか間に合いそうだぁ」
私は息も絶え絶えにビルの中に入った。
「ま、間に合ったぁ……」
「平沢さん、ギリギリだったねぇ」
「す、すみません……」
「はい」
ニヤニヤしながら吉田さんがコーヒーをくれた。
「ありがとうございま……、あちっ!」
「慌てないの」
「は、はひ……」
そろそろと甘めのコーヒーをもらって、一息ついた。
「さて、お仕事お仕事〜」
机に向かって、パソコンを立ち上げる。最近は仕事の手際もよくなって、あんまり怒られなくなった。
「平沢さん、ちょっと」
「はい!」
佳紀さんが呼んでいる。
「何でしょうか」
「こいつのコピー、3部頼む」
「わかりました」
原稿をもって、コピー機に向かう。
「えっと……、3部だよね」
コピーをしようと機械をいじるけど、どうもうまくいかない。
「これだっけ……。あれ? 違うなぁ……」
コンビニのコピー機ならまだわかるんだけどなぁ……。
悪戦苦闘していると、誰かに肩を叩かれた。
「あっ、石原さん……」
私の隣に座っている石原さんだった。
「大丈夫?」
「あ、大丈夫……ではないです」
こういう時は素直に言っておく方がいい。
「ははは。コピーしたいんだろ?」
「は、はい……」
「ちょっと待ってな」
石原さんはてきぱきとスイッチを押して、私の持っていた原稿をスキャナの中に入れた。
「で、何部印刷するんだ?」
「3部です」
「3部……、と。これでよし」
数秒もすると、コピー機から印刷されたものが出てきた。
「はい」
「ありがとうございます……」
「いいって。また何かあったら呼んで」
「はい。ありがとうございます」
いやぁ、石原さん頼りになるなぁ……。
「あっ、早く資料を届けないと」
私は佳紀さんの所へ急いだ。

193軽音部員♪:2011/02/02(水) 19:59:11 ID:mjBtsxbU0
「ふぅ、そろそろ一息入れようかな……」
かれこれ4時間ぐらいはデスクワークをしている。
さすがに疲れたぁ……。
軽く伸びをして、腕時計を見るともうお昼だった。
「もうお昼か……」
周りを見ると、お弁当を出したり外へ出かけようとしている人がちらほらと見える。
「平沢さん」
「はい、何でしょうか」
吉田さんがちょいちょいと私を手招きする。
「お昼、まだでしょ? 今から行くんだけど、どう?」
「すみません、私お弁当持っているんで……」
「大丈夫。社員食堂だから、一緒に食べましょう」
「そういうことでしたら行きます!」
私は自分のデスクに戻り、カバンを開けた。
プルル……、プルル……。
「あ、内線だ。もしもし」
『平沢さん、入り口にお客さんだよ』
「えっ、私に? わかりました」
ガチャッ。
「どうしたの?」
「私にお客さんのようで、ちょっと行ってきます」
会社にお客さん? 誰だろう……。
フロアの入口に向かうと、綺麗な黒髪が見えた。
「あっ! あずにゃん!」
くるりと振り向くと、程よく伸びた綺麗な黒髪が舞う。
「もう、外でそれ呼ばないでくださいって言っているのに……」
「ご、ごめんごめん……。で、どうしたの? 急に」
「はい」
あずにゃんが後ろから何かを取り出して、私に渡す。
「えっ……?」
それは私のお弁当だった。
「お弁当、忘れてましたよ?」
「う、嘘っ!?」
「気づいていなかったんですか?」
「ぜ、全然気づかなかった……」
あずにゃんがはぁ……とため息を漏らした。
「さすがに気づいていると思っていたんですけど……」
「あ、あはは……。でも、これからお昼だからいいタイミングだったよ!」
「そりゃよかったです」
「ありがとう、あずにゃん」
「だ〜か〜らぁ……」
「あっ、ごめんなさい……」
高校生の時からずっとあずにゃんって呼んでいるから癖が抜けないんだよねぇ……。
「まったく、唯ったら……」
「でも、あずにゃんの方が呼びやすいんだもん」
「私は恥ずかしいんです!」
「えぇ? かわいいじゃん」
「25にもなって、あずにゃんとか言われたくないです」
「かわいいと思うんだけどなぁ……」
「せめて、家だけにしてくださいよ……」
「ど、努力します……」

194軽音部員♪:2011/02/02(水) 20:00:58 ID:mjBtsxbU0
ぷんぷん怒っているあずにゃんもかわいいなぁ……。
「じゃあ、私帰りますね」
「うん、気をつけてね」
「唯じゃありませんから大丈夫です」
「ひ、ひどいよ、あずにゃん……」
あずにゃんはくすりと笑うと、そのまま私に近寄る。
「な、何?」
「お仕事、頑張ってね? ……ちゅっ」
「!?」
い、今……、ほ、ほっぺに……、ち……ち……!
「じ、じゃあ帰ります!」
あずにゃんは慌ててその場を去っていった……。
ぽかーんとして立ち尽くしていると、吉田さんがこそこそと寄ってきた。
「平沢さん、あの人……」
吉田さんが恐る恐る聞いてくる。
「あ……。あぁ! わ、私の嫁です!」フンス!
「えっ!?」
あ、あれ? 何だか周りのみんな凍りついているんですけど……。何故?
「け、結婚してたの……?」
「は、はい……」
左手の薬指に指輪だってしているんだけどなぁ……。
「みなさん気づいているものかと……」
そう呟くと、何人かの男性社員がため息と共にうな垂れ、女性社員がぱあぁ……と言った感じできらきらと見つめてくる。
「あ、お弁当来ましたんで、食堂の方に行きましょうか」
「あ、うん……」
吉田さんが何だか元気が無くなっている。どうしたんだろう……?
「いっただっきまぁ〜す」
あずにゃん特性の愛妻弁当を開けると、豚の生姜焼き、ほうれん草のおひたし、卵焼き、プチトマトが入っている。
そして、ご飯には……!
「な、何このクオリティの高い弁当は……」
「えへへ〜、今日は私のギー太かぁ」
ご飯にはシャケや昆布で形作られたギー太があった。
「愛されてるのねぇ……」
「それ程でもぉ〜♪」
何だかくすぐったい感じがするよぉ……。
「さて、これを食べで午後も頑張らないと!」
「平沢さんの奥さんってどんな人なの?」
「あ、あずn……、梓ですか? そうですねぇ……」
いっぱい思うところはあるけど……、何て言うのかな……。
「う〜ん、かわいい人ですかね」
「確かに見た目はかわいい感じだったわね」
「そうでしょう?」
あずにゃんってやっぱりかわいいよねぇ。それが今や私の嫁! 幸せですなぁ……。
「で、どうやって出会ったの?」
そ、そこまで聞きますか……。
「え、えっと、高校生の時に同じ部活だったんです。それで一目惚れと言いますか……」
「それじゃあ、かれこれ8年ぐらい付き合っているんだ」
「えぇ」
豚の生姜焼きを口に運ぶと、程よい香ばしさとたれのうまみが口に広がる。
「ん〜っ、おいしい〜」
「いいなぁ、平沢さん。私なんてまだ独り身よ?」
「きっといい人見つかりますよ」
「そうかしら?」
「そうですよ」

195軽音部員♪:2011/02/02(水) 20:03:12 ID:mjBtsxbU0
そんなこんなでアフターファイブです。
「うぅ〜ん、疲れたぁ〜」
今日の仕事も大方終わったぁ……。
「平沢さん、今日飲みに行かない?」
「あ、すみません。今日は早く帰ります」
「えぇ〜? 最近付き合い悪いよぉ?」
「すみません、子供が待っていますので……」
「こっ……!?」
あ、あれ? さっきと同じようにみんなが凍りついている……。
「こ、これもみなさん、ご存じなかったんですか……?」
こくこくと話を聞いていた同僚が首を縦に振る。
もう男性社員は”もういい! 飲みに行くぞ!”とか言っているし。
女性社員はきゃーきゃー言いながら顔を赤くしている。
「……」
「あ、あの、吉田さん?」
「う……」
「う?」
「羨 ま し く な ん か な い ぞ ぉ !」
「吉田さん!」
吉田さんが泣きながら会社を出て言ってしまった。
「はぁ……大丈夫かな……」
まぁ、家に帰れそうだからいいか。
「じゃあ、お先に……」
私はその場から逃げる様に会社を出た。
「明日からちょっと行きづらいなぁ……」
とぼとぼと駅に向かい、電車に揺られる。
「……そうだ、あずにゃんに何か買っていってあげよう」
電車を降り、改札を抜けるとたい焼き屋を見つけた。
「ふふふ、あずにゃん喜ぶぞ〜」
柚子は元気にしているかな……。
「あずにゃん、実家にいるのかな」
今日会社に来た時も独りだったし、柚子を置いてくるわけないしね。
「メールで聞いてみるか」
い、ま、ど、こ、に、い、る、の、?
それから程なくして携帯が鳴る。
「お、家にいるんだ」
たい焼きが冷めないうちに家に帰らないと。
「あずにゃん、待っててね!」
私はうきうきしながら家路についたのだった。

「ただいまぁ!」

「おかえりなさい!」

END

196軽音部員♪:2011/02/02(水) 20:10:22 ID:72cNlCSY0
>>195 投下中に出くわしちまったぜ、乙‼

197軽音部員♪:2011/02/02(水) 20:25:30 ID:NSKkSvt.0
>>195

年取っても変わらない感じが良いね

198軽音部員♪:2011/02/02(水) 23:45:28 ID:hU9yqBE.O
>>195
同僚の反応にワロタwww
GJ!!!

199軽音部員♪:2011/02/02(水) 23:57:41 ID:3m9ObyFYO
>>195
乙乙。
周りの反応がww

200軽音部員♪:2011/02/03(木) 09:27:24 ID:JRN.SevE0
>>195

女性社員理解ありすぎだろwww

201軽音部員♪:2011/02/03(木) 21:18:45 ID:d1HMA9ac0
SS投下します
お題『お弁当』
タイトル『食べられた』

202軽音部員♪:2011/02/03(木) 21:23:29 ID:d1HMA9ac0
朝、学校へと向かう私の足取りは、ひどく覚束ないものでした。
昨夜のお姉ちゃんからの電話の内容があまりに衝撃的すぎて、
未だにそのショックから立ち直れなかったからです。

『あ、憂! あのね! 私ついに、あずにゃん食べられたんだよ!』

お姉ちゃんのその一言は、本当に衝撃的なもので……
その後どんなことを話したのか、いつ電話を切ったのかも、
私は覚えていませんでした。
気がつけばいつの間にか朝になっていて、
ぼんやりとしたまま、それでもいつもの習慣通り体は動いて、
こうして学校へと向かっているのです。

「あ、憂! おはよ!」

と、突然声をかけられて、私は後ろを向きました。
見ると、梓ちゃんが小走りで私に駆け寄ってきます。
その姿を見た途端、

『あ、憂! あのね! 私ついに、あずにゃん食べられたんだよ!』

昨夜のお姉ちゃんの言葉が脳裏をよぎって……
私の頬は、一気に熱くなっていました。
鏡を見なくても、自分の顔が真っ赤なのがわかります。
その熱に頭がフラフラとしてしまい、
私は梓ちゃんに返事をすることもできませんでした。
そのまま固まってしまった私の側で、梓ちゃんが足を止めました。

「って、どうしたの、憂? 顔、真っ赤だよ?」
「ああああ梓ちゃん! おはよ! 元気だね! うん元気だね!」
「え……うん……憂もなんか変に元気みたいだけど……なんかあったの?」
「なんにもないよなんでもないよ! 早く行こ梓ちゃん!」
「え……う、うん……」

熱に浮かされて変なテンションで喋ってしまう私に、
梓ちゃんは首を傾げていました。
でも、その理由を説明できるわけもなく……
せめて熱を下げようと、私は梓ちゃんから目を逸らして、
急いで学校に向かうのでした。

203軽音部員♪:2011/02/03(木) 21:28:46 ID:d1HMA9ac0
どうにか学校に着いて、純ちゃんや他の友達になんとか挨拶をして……
ようやくの思いで午前中の授業開始を迎えます。
授業が始まれば、少しは気が紛れてくれるはず……
そう思ったのですが、でも実際は逆でした。
先生の声しか聞こえない教室の静かさが、
却って昨夜の会話を思い出させてしまうのです。
お姉ちゃんが、梓ちゃんを食べちゃった……
そう思う度に、頭にまた血が上ってしまいます。
食べたというのは、もちろんその、性的に……ごにょごにょ……
ということでしょう。お姉ちゃんは梓ちゃんのことが大好きで、
梓ちゃんもお姉ちゃんのことを憎からず思っているのですから、
二人がそういう関係になってもおかしくないのかもしれません。
それにお姉ちゃんはもう大学生で大人で、
一人暮らしだって始めているのですから、
好きな子とそういう関係になろうとするのはむしろ自然なことなのでしょう。
でも、いくらなんでも話が急すぎでした。
恋人として正式なお付き合いを始めた、
そんな告白だったら、私もそんなに驚かず、素直に祝福もできたでしょう。
でもそこを飛ばして、いきなり性的に……むにゃむにゃ……
な話を聞かされたら、驚きもしますし、
戸惑ってどうすればいいのかもわからなくなってしまいます。

(梓ちゃんは、どうなんだろう?)

横目でそっと梓ちゃんの様子を窺いますが……
梓ちゃんは、いつもとまるで変わっていませんでした。
真面目に授業を受けています。
今朝の様子もいつもと同じでしたし……
私と会って、恥ずかしく感じたり、
照れてしまったりはしないのでしょうか?
そう言えば、昨日の電話でのお姉ちゃんも、
いつもとまったく同じでした。
性的に……もにょもにょ……な告白を、
あっけらかんとした口調で話していました。
こういう話で照れるのは周りの方ばかりで、
当事者はむしろ照れないものなのでしょうか?
そういう経験のない私には、ちょっとわからないことでした。
そんなことを考えているうちに午前中の授業も終わって、
お昼休みになりました。
いつも通り、梓ちゃんと純ちゃん、二人と一緒に机を囲みます。
梓ちゃんの顔を見るとどうしても昨夜の会話を思い出し、
そのままいけない想像までしてしまうので……
私はそれとなく視線を逸らしながら、お弁当箱を取り出しました。

204軽音部員♪:2011/02/03(木) 21:31:12 ID:d1HMA9ac0
「あれ? 今日は梓もお弁当なんだ?」
「うん。しかも私の手作り」
「え? 自分で作ったの?」
「うん、最近お料理の勉強してるんだ。
大学に入ったら、私も家を出ようと思ってるし」
「へ〜、梓もいろいろ頑張ってんねぇ」

二人の会話をぼんやりと聞きながら……
私はこれからどうしたらいいのだろうと、考えていました。
もちろん、お姉ちゃんと梓ちゃん、
二人の交際に反対するつもりなんてありません。
ただ単純に、お姉ちゃんと梓ちゃんの性的な……むにゅむにゅ……話に
いちいち照れてしまう自分について、悩んでいるだけでした。
お姉ちゃんと梓ちゃん、二人の仲を応援していくためにも、
そういった話に少しは耐性をつけなくてはいけないでしょう。
そんなことを考えている私の耳に、

「あ、それ美味しそう……ね、梓の一つ、食べていい?」

純ちゃんのそんな声が聞こえ、

「うん、い「ダメだよ!」」

梓ちゃんが返事をするよりも先に、
私は反射的にそう叫んでしまっていました。
叫んだ後で、すぐにはっと気がつきます。
今の純ちゃんの「食べていい?」は、
もちろんお弁当のおかずのことで、
間違っても性的に梓ちゃんを……うにゅうにゅ……
なんてことではありません。
なのに私は、お姉ちゃんたちのことを考えていたために、
勝手な想像をしてしまい……見当違いなことを言ってしまったのです。
私の突然の叫びに、ぽかんと口を開けて驚いている二人を見て、

「……ごめん……なんでもないの……」

私は真っ赤になって、そう言うしかありませんでした。

205軽音部員♪:2011/02/03(木) 21:34:26 ID:d1HMA9ac0
結局授業には集中できないまま一日が終わり、放課後になりました。
今日も軽音部の活動はありますが、でも気持ちの整理をするために、
今日は休ませて貰うことにしました。
梓ちゃんは理由も聞かずに「うん、わかった」と言ってくれましたが……
その表情は複雑そうで、そしてなにか言いたそうでした。
きっと、今日の私の様子がおかしいことに気づいているのでしょう。
それに、ひょっとしたら、梓ちゃんもお姉ちゃんとのことを、
私に話してくれようとしていたのかもしれません。
でも今の気分では、梓ちゃんからの告白は聞けそうにありませんでした。
もし聞いたら、またいけない想像が頭の中に広がって、
真っ赤になって倒れてしまうことでしょう。

(ごめんね、梓ちゃん……明日はちゃんと聞くから!)

心の中でそう謝りながら家路につき……自宅に着くと、

「あ、憂! お帰りぃ!!」

なんとお姉ちゃんが家にいました。
台所のイスに座っているお姉ちゃんを見て、
私は驚きのあまり立ち尽くしてしまいます。

「お、お姉ちゃん!? ど、どうしたの!?」
「エヘヘ、今日授業が突然休講になってねぇ。
それで暇になっちゃってどうしようかなぁって思ってたら……
憂にもあずにゃんを食べて欲しくなっちゃって、それで来たんだぁ」
「お、お姉ちゃん!?」

お姉ちゃんの言葉に驚いて、私は目を丸くしてしまいます。
私にも梓ちゃんを食べて欲しいって、
それはいったいどういうことなんでしょう?
まさか、その、さ、さん……うにゅうにゅ……ってことなんでしょうか?
いけない想像が頭の中いっぱいに広がって、
私はもう口をパクパクさせることしかできませんでした。
そんな私の様子にも気づかず、
お姉ちゃんはバッグから大き目の巾着袋を出しました。
あけると、中にはお弁当箱が入っていて、

206軽音部員♪:2011/02/03(木) 21:37:46 ID:d1HMA9ac0
「ほら、見て、憂!」

蓋をとると、そこには……
のりやふりかけ、そぼろ等で描かれた梓ちゃんの顔がありました。

「ね! あずにゃんそっくりにできてるでしょ! 私頑張ったんだよぉ。
一生懸命お料理の勉強して、何度も練習してね、
それでようやくこの前、満足のいくあずにゃん弁当が作れたの!」
「……」
「もう自慢のお弁当だよ! それで、憂にも食べて欲しくなっちゃってね。
今日休講になったから、あいた時間で作ってきたの!」

満面の笑みを浮かべて話すお姉ちゃんの前で、
私は、ただ立ち尽くしているしかありませんでした。
要するに……すべては私の思い込み、勘違いだったのです。
昨夜のお姉ちゃんの、『あずにゃん食べられたんだよ』というのも、
きっとこのお弁当のことで……
それなのに私は、最初の一言でいけない想像をして、
そのことばかりずっと考えていたのです。

「憂? どうしたの? 大丈夫?」

ずっと黙っている私の様子に気づいて、
お姉ちゃんが心配そうな表情を浮かべています。
純粋に私を気遣ってくれるその表情を見て、私は、

「な、なんでもない! なんでもないよ大丈夫だよお姉ちゃん!」

自分のダメの子さ加減に恥ずかしくなって、
真っ赤になりながらそう叫ぶしかありませんでした。
私の態度にお姉ちゃんは不思議そうな表情を浮かべていましたが、
もちろん理由なんて話せるわけもなく……
私は心の中で、自分のいけない妄想を必死に消していました。

207軽音部員♪:2011/02/03(木) 21:40:36 ID:d1HMA9ac0
その後、晩ご飯として二人で食べた、
お姉ちゃん特製あずにゃん弁当は本当に美味しかったです。
お姉ちゃんの梓ちゃんへの愛情がたっぷり詰まっているのがわかって、
きっとお姉ちゃんが梓ちゃんを性的に……みゃーみゃー……
する日もそう遠くないのがわか……

「憂、どうしたの、お顔真っ赤だよ?」
「な、なんでもないよお姉ちゃん!!」


END


おまけ


憂を見送って、純と部室に向かいながら、私は内心首を傾げていた。

(今日の憂、様子が変だったけど、どうしたんだろ?)

体調自体は悪くないみたいだったから、そこは心配していないけど……
でもやっぱり気になりはして、
明日も様子がおかしかったら理由を聞こうと、内心そう決意した。

(本当は、私の方が聞きたいことがあったんだけどなぁ)

本当は今日、練習前のティータイムのときに、
憂にお弁当作りの相談をするつもりだった。
来年に備えてお料理の勉強をして、作れる料理の数も増えてきた私は、
最近はキャラ弁作りに挑戦しているのだけれど……
これがやっぱり難しくて、なかなかうまくいかなかった。
この前も、唯先輩弁当作りにチャレンジしたのだけれど、
満足のいく出来にはならなくて、そのことを憂に相談して、
アドバイスを貰うつもりだったのだ。

(あともう一工夫、だと思うんだけどなぁ……)

そう思いながら階段を上っていると、隣を歩く純に、

「梓、さっきからどうしたの? なんか上の空だよ?」

と聞かれて、私は、

「あ、ごめん……いや、もうちょっとで唯先輩を食べられそうなんだけど、
あともう少しのところでうまくいかなくてさ……」
「…………え」


END

208軽音部員♪:2011/02/03(木) 21:42:34 ID:d1HMA9ac0
以上です。
せっかくのお祭なので、少し変わったものを、と思って書いてみました。
微妙なネタかもしれませんが、楽しんで頂けたら幸いです。

209軽音部員♪:2011/02/03(木) 21:48:40 ID:ryOBDEfwO
>>208
正直良い意味で裏切られたw
GJ!!!

210軽音部員♪:2011/02/03(木) 21:51:27 ID:tsQpOlf.0
ドキドキしたよ
GJ!!

211軽音部員♪:2011/02/03(木) 21:55:04 ID:EoTg72rM0
書き手の皆さん乙です!

SS投下します。
お題『お弁当』

212軽音部員♪:2011/02/03(木) 22:01:38 ID:EoTg72rM0
4時限目の授業が終わり、私は勢い良く席を立った。
待ちに待った昼休み。
「あら?どこ行くの?唯。」
約束の場所へと気持ちが急ぐ私の背を、和ちゃんの声が追う。
「今日はあずにゃんと約束があるんだ!」
笑顔で元気にそう答えた。
否が応でもテンションが上がり、ニコニコと頬が緩んでしまう。

だって今日は、2人でランチ。
しかも、あずにゃん手作りのお弁当を食べられるのだ。
嬉しくないはずがない。

「へぇ〜。ほんと仲いいな、お前ら。」
とはりっちゃん。
「でも、仲がいいのは良い事だわ。」
と、ムギちゃんが続く。
まぁ確かに、先輩後輩である私達が、2人でランチなんて珍しいのかもしれない。
「だから唯、今日はずっとソワソワしてたのか。唯は本当に梓が好きだな。」
澪ちゃんは溜息交じりだ。
そりゃあ勿論大好きですとも!
あの可愛い顔も、柔らかい黒髪も、小さな身体も、真面目でしっかり者な所も、ギターが
上手い所も、その抱き心地も、全部ぜーんぶ!
「えへへ〜。じゃ、行ってきます!」
逸る気持ちを押えられない。
私は軽やかな足取りで、教室を後にした。

あずにゃんの手作りのお弁当。
昨日の帰り道で2人きりになった時、私がしつこく催促したのだ。
最後はあずにゃんが根負けして、今日作ってきてくれると約束した。

おかずは何だろう。
卵焼きは入ってるかな?
ううん、それよりも。2人でお昼できるのが嬉しい。
好きな子と2人で、好きな子が作ってくれたお弁当を食べる。
好きな人の手料理を食べるのって、やっぱり憧れだよね。
私の好きは、友達の好きとは違うと気付いていたけれど、まだ気持ちは伝えていなかった。
でも、いつかきっと伝えたい。
自信なんて全然無いけど、何もしなかった後悔だけはしたくないから。

おおっと、先におトイレ行っとこうかな。
通り掛かったついでだ。

私は手早くトイレを済ませ、手を洗いハンカチを取り出した。
すると、私の携帯電話が着信を知らせる。
手を拭き、ポケットから携帯電話を取り出すと、着信はあずにゃん。
なんだろう?
首を傾げつつ、通話ボタンを押した。
「もしもし、あずにゃん?」
『あっ唯先輩・・・』
「うん?どしたの?」
おや?声がどこか沈んでいる。
『今、どこにいますか?』
「おトイレだけど。」

『・・・じゃあ、あの、部室で食べる約束でしたけど。・・・来ないでいいです。』
え?
『急で申し訳ないんですけど、あの約束はなかった事に・・・』
「ええっ!!?」
何ですと!?

213軽音部員♪:2011/02/03(木) 22:03:43 ID:EoTg72rM0
『あの、本当にすみません。』
「そんなぁ〜。」
私は落胆を隠せない。
だって、あんなに楽しみにしていたのに。
『ごめんなさい・・・』
「・・・何か用事できちゃった?」
『・・・えっ?・・・あっ、そ、そうです。ちょっと用事が・・・』
慌てた様子のあずにゃんに少しの違和感。
まるで、用事なんか最初からなくて、私の言葉に便乗したみたいだ。
『別の日だったらいいので、とりあえず今日は、すいません・・・』

その声が、気になった。
電話越しでも分かる、その悲しそうな声。
というか、あれ?もしかして・・・
「あずにゃん泣いてる?」

『っ!な、何言ってるんですか!泣いてなんかないですよ!』
慌てた様子のあずにゃん。ますますあやしい。
「あずにゃん、今どこにいるの?」
『そ、それより、早くパンか何か買いに行かないと、お昼食べ損なっちゃいますよ?
 って、私のせいですけど・・・。
 と、とりあえず、今日は本当にすみませんでした!ではまた放課後!失礼します!』
私の問いには答えてもらえず、電話は一方的に切られてしまった。
あずにゃんの携帯に掛け直してみても、電源を切ったらしく、繋がらない。

どうしたのだろう。
何かあった?
本当に用事だろうか?
用事があるにしろ、お昼休みは長いのだし、少しくらい昼食が遅れても私は構わないのに。
あずにゃんもそれは分かっているはずだ。
それに、あの電話の切り方も、あずにゃんにしては不自然で。
こんな風に、急に約束を反故にする子でもない。
何よりもあの泣きそうな声が気になった。
「よしっ!」
私は顔を上げる。
とりあえずあずにゃんを探してみよう!

私がまず向かったのは、あずにゃんの教室。
「あれ?お姉ちゃん?」
「あ、憂〜。やほー。」
ひらひらと手を振りながら、私は室内を見渡した。
けれど、あずにゃんの姿は見当たらない。
うむ。ここじゃない、か。
「ね、憂。あずにゃんいる?」
「ううん、いないよ?というか、どうしたの?
お姉ちゃん今日梓ちゃんとお昼食べる約束してるんだよね?あ、お迎え?」
「いや〜ちょっとね・・・」
「梓ちゃん、お昼休みになったらすぐお弁当持って行っちゃったよ?
 今頃お姉ちゃんが来るの待ってるんじゃないかな。」
「・・・そっか〜。・・・うん、分かった。ありがとね、憂。」
詳しく話す事はせず、私はその場を後にする。

なるほどなるほど。
お弁当を持って教室を出たという事は、一緒に食べようとはしてくれていたんだね。
まぁ、休み時間にちょこちょこメールしていたし、食べる場所を決めたのも4時限目前の
休み時間だから、それは分かっていたけれど。
つまり、教室を出てから何かあったって事かな?

次に私が向かったのは職員室。
用事と言えば、やっぱりここだよね。

214軽音部員♪:2011/02/03(木) 22:07:38 ID:EoTg72rM0
「失礼しまーす。」
「あら?どうしたの?平沢さん。」
「あ、さわちゃ・・・じゃなくて、さわ子先生。」
「何か用事?」
「えっとー。うん、まぁ・・・」
とりあえず辺りをキョロキョロ。
う〜む。ここにもいない。
「一体どうしたの?」
「・・・え〜っとね。あずにゃんここに来ませんでした?」
「え?梓ちゃん?見てないけど・・・」
「そっかぁ。」
「何かあったの?」
「えっ?ううん何でもないよっ。では、ありがとうございました!失礼します!」
私はぺこりと頭を下げると、職員室の扉を閉めた。

ふむふむ。
急に職員室に呼び出されたという線も消えた。
やっぱり用事じゃないのかな。
いやいや、急な呼び出しという線はまだ消えていないかもしれない。
例えば、友達とか?先輩とか?後輩という線も・・・
でも、そんな急な呼び出しって・・・。
ま、まさか・・・。
私の中で激しく警報が鳴り出す。
告白・・・とか!?
待って待って!それ待って!!
ヤダ!ダメだよ!確かにあずにゃんは可愛いし、きっとモテモテだろうけど!
好きになっちゃうのも分かるけど!でもヤダよ!ちょっと待って!

私は駆け出した。
まずは告白の定番。屋上。
うん!いない!良かった!!
次は体育館裏。
よし!ここもオッケー!!
ついでに校舎裏も。
うん!もーまんたい!!
学校中を走り回る。

講堂を見てきた帰り、和ちゃんに会った。
「あら?唯?」
「あ、和ちゃん!あずにゃん見なかった?」
「え?見てないけど。お昼一緒なんじゃなかったの?」
「えと。うんまぁ、そうなんだけど。」
「何かあったの?」
「ううん、大丈夫!ありがと!和ちゃん!」

校舎内では、りっちゃん達にも遭遇。
「あれ?唯?どうしたんだ?てか何走ってんだよ。梓と一緒じゃなかったのか?」
「うーん。ちょっとね。それよりあずにゃん見なかった?」
「え?見てないわよ?りっちゃん見掛けた?」
「いーや。見てないな。澪は?」
「ううん。私も見てない。」
「そっか。ありがと!」
「おーい。何かあったのか?」
「うーん?大丈夫ぅ〜!」
「・・・なんだよそれ。」

215軽音部員♪:2011/02/03(木) 22:10:12 ID:EoTg72rM0
校内を駆け回り、思いつく限りの場所を探した。
靴箱も覗いてみたけれど、外に出た様子はない。それなのに・・・
「み、見つからない・・・」
私は、とうとう足を止めた。
とりあえず息を整え、気持ちを落ち着かせる。
てか、ダメじゃん。
いなくて良かったとか言ってる場合じゃないよ。探してるんだから。
そんな自分にちょっぴり落ち込む。
しかし、こんなに探しているのに見つからないなんて。
あずにゃんは一体どこにいるんだろう?
もう一度あずにゃんの教室を見に行こうか?
お昼休みも、いつの間にか半分を切ってしまっている。
そんな事を考えていると、前方から見知ったもこもこヘアーがやってきた。

「あれ?唯先輩?」
「・・・純ちゃん?」
「何やってるんですか?梓と一緒じゃないんですか?」
「・・・あ、そだ。あずにゃん教室にいたかな?」
「え?いませんでしたけど・・・」
「・・・そっか〜。」
う〜ん、いないかぁ〜。
「だって、唯先輩とお昼食べるって楽しみにしてましたよ?」
「え?」
「本人は、しょうがなく作ってきた、みたい事言ってましたけど、
 休み時間に何回もお弁当の袋覗いたり、ずーっとそわそわしたりしてましたし。」
「・・・そっか。」
「4時間目が終わったらソッコーで教室飛び出して行きましたよ。
 先輩を待たせたら悪いから、なんて言って。」
「・・・・・・。」
「・・・えっと。・・・何かあったんですか?」
「え?ううん。何もないよ。大丈夫。」
私は純ちゃんと別れ、歩き出した。

そうだよね。考えれば分かるよね。
用事があって一緒に食べられなかったとしても、お弁当は私に渡せばいいだけの話だ。
パンを買いに行った方がいいなんて、言う必要はない。
それをしないって事は、何かあったのはあずにゃんじゃなくて。
たぶん、お弁当の方。
加えてあずにゃんのあの電話での様子。
予想できる選択肢はそれ程多くない。

楽しみに、してくれてたんだね。
凄く、嬉しいよ。
たとえ先輩としか思われてなくても。

しかし、あずにゃんは本当にどこにいるんだろう?
こうなったら、意地でも探さなきゃ。
でも、探す場所なんてもう・・・
「あっ・・・」
そこで私は思い当たる。
一つだけ、行っていない場所があった。
そうだ、約束の場所。部室。
だって、約束がダメになったのに、その場所にいるなんて思わないもん。
あれ?そういえば、あずにゃん言ってたよね?
“来ないでいいです”って。
行かないでいい、じゃなくて、来ないでいいって。
ってことはつまり。
あずにゃんは、そこにいるっていう事だ!

216軽音部員♪:2011/02/03(木) 22:13:17 ID:EoTg72rM0
部室の扉の前まで来ると、私はドアノブに手を掛けた。
乱れた呼吸を落ち着かせながら、ゆっくりとその扉を開ける。
また少しだけ、走ってしまった。
だって、早く会いたかったから。
「あーずにゃ〜ん?」
扉を開けながら小さく呼んでみるけれど、返事はない。
室内を覗いてみても。
あれ?いない・・・?
ゆっくりと中に足を踏み入れ、私は辺りを見回した。
う〜ん。机の下も、ホワイトボードの裏にもいない。
もしや空振り!?
そんな不安が胸を過ぎり、焦りで声も大きくなる。
「あずにゃーん。どこー?」
すると。
ガタッ。
物置の方から、音がした。
なるほど、そこですか。

私は、物置の扉の前で立ち止まる。
「あずにゃん?」
呼び掛けてみるが、返事はない。
「あーずにゃん。」
まだダメ。
「あずにゃん。・・・開けていい?」

「ダ、ダメです!」

ふぅ、良かった。やっと見つけたよ。
やっと、声が聞けた。
ここがダメならどうしようかと思ったよ。
「ってか、なんで来るんですか!?約束はなしって言ったじゃないですか!」
扉越しのあずにゃんの声。
「え〜だって〜・・・」
「本当に悪かったと思ってますっ。でも、とりあえず今日はダメです!」
「う〜ん・・・」
「ダメったらダメなんです!今度ちゃんと作ってきますから!」
「ね、あずにゃん。お弁当・・・」
「だから、今度こそは絶対絶対約束守ります!もう今日は諦めt・・・」

「落としちゃった?」

「・・・え?」

たぶん、正解。
「だってあずにゃんは、あんな風に約束すっぽかす子じゃないもん。」
楽しみにしてくれてたんだよね?
だから落ち込んで、あんな悲しそうな声をしてたんじゃないかな?
「何かあったんだなって、分かるよ。」
こうやってここに居た事も、私にその確信を与えてくれる。
「唯先輩・・・」
あずにゃんの顔が見れなくて、もどかしい。
私は扉に手を当てた。
「ずっとここに居たの?用事も、ほんとはないんだよね?
 それとも私、あずにゃんに嫌われちゃったのかな・・・」
「そ、それはないです!」
「ほんと?」
「ほんとです!当たり前じゃないですか!」
「良かった・・・。」

217軽音部員♪:2011/02/03(木) 22:16:58 ID:EoTg72rM0
「・・・あの、私・・・」
「うん?」
「・・・今日は、朝から凄くいい感じだったんです。」
「うん。」
「早起きして、お母さんに教えてもらいながら、ちょっと頑張ってお弁当作ったんです。」
「唐揚げとかアスパラの肉巻きとか、レタスも切って、ブロッコリー茹でたり、
卵焼きも甘くして。・・・あと、昨日の残りだけど、美味しかったから、煮物も。」
「うん。」
「おにぎりも作ったんですよ?ゆかりのおにぎりと、わかめと鮭のおにぎり。
 なんか、盛り付けも結構上手に出来て、我ながらいい出来じゃんとか思って。
 これなら、美味しいそうって言ってくれるかな、とか。
美味しいって言わせてやる、とか。あずにゃん凄い!って言ってくれるかな、とか・・・」
「あずにゃん・・・」

「・・・今日は、凄くいい感じだったんです。早起きして頑張って、お弁当も上出来。
 宿題も完璧だったし、先生に指されても、抜き打ちテストがあっても、純にからかわれ
ても、今日の私は無敵だったんです。」
「うん。」
「・・・でも、ここに来る途中、私階段で転んじゃって・・・」
「えっ!?大丈夫!?怪我とかしてない!?」
「・・・それは、大丈夫です。ちょっと足を引っ掛けただけですから・・・。
 ただ、お弁当が・・・。転がって落ちちゃって、中を開けたら、ぐちゃぐちゃに・・・」
「・・・そっか。」
あずにゃんが無事で良かった。
「肝心なところで大失敗です・・・。
一生懸命作ったのに、唯先輩喜んでくれると思ったのに、落としちゃうなんて・・・。
なんでもっと注意しなかったんだろうとか、浮かれて走ったりして、馬鹿みたいとか。
こんなの、唯先輩にあげられないとか思って・・・」
「で、あの電話?」
「・・・はい。」
なるほど。
それで、こんな所で1人いじけていたわけだね?このお姫さまは。
「あずにゃん開けて?顔見せてよ。お願い。」
「・・・やです。」
「ぶー。なんでさ〜。」
「だって、合わせる顔がないです。唯先輩、あんなに楽しみにしてくれてたのに・・・」
「もぉ〜。私が大事に思ってるのは、お弁当じゃないよ?」

「あずにゃんだよ。」

少しの間をおいて、カチャリとドアが開いた。

やっぱり涙目のあずにゃんは、それでも可愛くて。
「あずにゃんぎゅ〜っ!」
だから、思いきり抱きしめた。

「く、苦しいです、唯先輩・・・」
「だめ。離さないよー。心配掛けた罰です。」
「だって、その、私・・・。唯先輩をがっかりさせちゃうと思って・・・」
「もぉ〜。急に約束はなしなんて言われた方ががっかりするよ〜。
 はじめからちゃんと話してくれればよかったのに。」
「・・・だって、間抜けじゃないですか。お弁当落とすなんて。
ベタです。カッコ悪過ぎです。
 それに、私のせいで唯先輩をがっかりさせちゃうと思ったら、言えなくて・・・」
私はよしよしと、あずにゃんの柔らかい髪を撫でた。
「・・・うーん。ごめんね?あずにゃん。」
「?なんで唯先輩が謝るんですか?」
だって。
「私があずにゃんに、お弁当作ってきてなんて言わなければ、あずにゃんが悲しい思いす
ることもなかったでしょ?」

218軽音部員♪:2011/02/03(木) 22:19:20 ID:EoTg72rM0
私があずにゃんに、こんな悲しい顔をさせてしまった。
「なっ!違います!私のせいです!
 唯先輩楽しみにしてくれてたのに、私がドジで間抜けだからがっかりさせちゃって・・・」
溢れる涙が、零れ落ちそうになる。
「あずにゃん・・・」

泣かないで。泣かないで。

キミが傍に居るだけで、私は笑顔になれるから。
キミが笑ってくれるだけで、私は無敵になれるんだから。

だから、笑ってよ。

私はあずにゃんの手からバッグを取り上げた。
「ゆ、唯先輩?」
椅子に座り、机に置いたバッグを開けると。
あら〜、確かにごちゃごちゃになってる。
でも。
「あっ!た、食べちゃダメです!お腹壊しちゃいますよ!?」
「大丈夫大丈夫。チャック付きの保冷バッグだもん。丈夫だし、中身は落ちてないでしょ?」
「でもっ!」
「いただきま〜す。」
唐揚げをつまみ上げ、ぱくっといった。
「う〜ん。」
よく味わい、噛んで、飲み込む。

「うん!美味しいよ!あずにゃん!」

驚いたあずにゃんの顔が、ゆっくりと笑顔になっていって。
「・・・バカ。食べちゃダメって言ったのに・・・。」
けれど、ぶつくさと文句を言う。
でも、涙目で笑うその顔が、すごく、可愛かった。
やっぱり私は、笑ってるあずにゃんが一番好きだな。

いつか、言えたらいいな。
怖いけれど。
あずにゃんを困らせちゃうと思うと、胸が苦しいけれど。
少しの勇気が、まだ持てないでいる。
でも。いつかきっと。

大好きだよって。

「さて、では頂きますか!」
「えっ!?まだ食べるんですか!?」
「え〜?だってお腹空いたよぉ。それに、ほんとに美味しいよぉ?ほら。」
「へ!?待ttむぐ!」
「ね?」
「・・・あ、美味しい・・・」
「でしょー?ほらほら、これも食べてみ?」
「ちょ、ちょっと待ってください!自分で食べれます!私もお箸を・・・
 ん?あれ?お箸が一膳しかない・・・。わ、忘れたーっ!?」
「いーよいーよ。こうやって食べた方が美味しいよ。はい、あーん。」
「んぐっ!」
「じゃあ今度はあずにゃん食べさせて〜。」
「は、恥ずかしいですよ・・・。」
「あ〜ん。」
「もう、しょうがないですね・・・」
「ん〜。おいひ〜。あずにゃんはいいお嫁さんになるね!」
出来れば私のお嫁さん!

219軽音部員♪:2011/02/03(木) 22:22:08 ID:EoTg72rM0

「・・・唯先輩。」
「んん?」
「今度は、ぜったいぜ〜ったい完璧に作ってきてみせます。」

「だからその時また、お弁当、食べてくれますか?」

心なしか、あずにゃんの顔が赤い。
というか、私の答えなんて決まってるよ。

「もっちろん!また一緒に食べようね!」



その頃、部室の外では。

律「丸く収まった?」
和「・・・みたいね。」
紬「いいわぁ、いいわぁ〜。」
律「てか、いい加減くっつけよあの2人。なんだよあれ。甘い、甘過ぎる。」
さ「え!?あの2人まだ付き合ってなかったの!?」
澪「え?付き合うって・・・。え?ええ!?唯と梓が!?」
律「何言ってんだよ澪。さっき、唯は梓が好きだな〜とか言ってたじゃん。」
澪「あれはそういう意味じゃなくて!だって女の子同士だし・・・!」
紬「女の子同士って、すごくいいと思うの!」
律「・・・ムギは鼻血拭こうな。」
純「まぁ、梓は唯先輩好きだよね。いっつも唯先輩唯先輩言ってるし。」
憂「お姉ちゃんもだよ。家で梓ちゃんの話ばっかりしてるもん。」
和「両想いよね。」
律「だな。」
純「というか、箸一膳しか持ってきてないって。・・・わざとだったりして。」
憂「・・・?どういうこと?」
純「つ・ま・り〜。食べさせ合いっこしようっていう梓の計画的犯行!」
律「なるほど。」
さ「それはそれは。」
和「ラブラブね。」
紬「いいわぁいいわぁ〜。」

唯「・・・・・・」
梓「・・・・・・」

220軽音部員♪:2011/02/03(木) 22:25:23 ID:EoTg72rM0

え〜と、皆さん・・・?
何というか、丸聞こえだったりします。
ああ、あずにゃんが耳まで真っ赤に。

「〜〜〜っち、違います!わざとじゃないもんっ!!」

あずにゃんは勢い良く立ち上がると、扉の方へと駆けて行った。

う〜ん。けどそっか。皆にはそんな風に見えていたんだ?
これは、期待しちゃっていいのかな?
自惚れちゃってもいいのかな?

「うわっ気付かれた!!」
「こら待て!純ーっ!!」
「なんで私だけ!?」

みんなが笑っていて。
私も笑っていて。
あずにゃんは、なんだか怒っている・・・けど。
でも、とっても楽しそうだ。

「というか、ああっもう!!覗き見禁止ーーーーーっ!!!」

真っ赤になって叫ぶあずにゃん。
私が気持ちを伝えられる日も、そう遠くはないのかもしれない。


おしまい


以上です。
とりあえず自分はベタなネタを。
思ったより長くなってしまいました。
そしてタイトル思いつかなかったという・・・orz

221軽音部員♪:2011/02/03(木) 22:27:43 ID:ryOBDEfwO
>>220
良いね〜甘いね〜、ニヤニヤが止まらなかったよw
GJ!!!

222軽音部員♪:2011/02/03(木) 22:49:02 ID:uiBDJyCMO
>>208
>>220

面白かった!
GJ!!

223軽音部員♪:2011/02/03(木) 22:58:06 ID:S3N6xeys0
>>208
憂ちゃんの勘違い可愛いなw
大変ニヤニヤできました!GJ!

>>220
唯梓はベタすぎるくらいが丁度良いなw
素晴らしい弁当ネタでした、GJ!

224軽音部員♪:2011/02/04(金) 04:12:14 ID:S98zxs0k0
>>220
どう見ても夫婦ですw
マジ最高ですGJ!!

225軽音部員♪:2011/02/04(金) 04:40:30 ID:alSATEI.0
>>208GJ!2人揃って紛らわしいwけど純粋に信じちゃう憂も可愛いな。

>>220朝から母親に教えてもらって頑張った梓が泣ける。甘々で良かった。GJ!

226軽音部員♪:2011/02/04(金) 21:20:06 ID:Gw7b6k4Y0
>>220
こういう、最後の皆の会話が、唯梓愛されてる感がにじみ出ててGJ!!

227軽音部員♪:2011/02/04(金) 23:10:15 ID:e/iI2yaM0
>>195
乙〜
吉田www

>>208
乙〜
勘違いしちゃう憂ちゃん可愛いなw

>>220
乙〜
唯ちゃんのために頑張って弁当作るあずにゃんも
それに応える唯ちゃんもいいね〜

228軽音部員♪:2011/02/05(土) 06:27:22 ID:O4flvyM.O
なんか最近本スレ酷いな

229軽音部員♪:2011/02/05(土) 10:34:43 ID:/POXZiLY0
SS投下します。
お題『恋人繋ぎ』
タイトル『この手を離さないで』

※鬱展開あり。苦手な人は注意してください。

230軽音部員♪:2011/02/05(土) 10:40:42 ID:/POXZiLY0

私は自分の手に息をふーっと吹きかけた。
息は白かった。季節は冬。雪こそ降ってないものの、鋭く冷たい空気が私達を包み込んでいた。
私達……?
そう。今、私の隣には3年生の証である青いリボンに黄色いヘアピンが目印の平沢唯―――唯先輩がいた。
彼女はタイヤキを頬張っている。中身はカスタードクリーム。
ちなみに私、中野梓はもう自分のタイヤキを全部食べてしまっていた。

「ああっ、唯先輩……ほら、ほっぺにクリーム付いてますよ」

一瞬舐め取ってあげようと思ったが、ここは街中……しかも人通りの多い商店街なのでやめておく。
私は大人しくポケットからハンカチを取り出し、クリームを拭ってあげた。

「えへへ、あずにゃんありがとう」
「どういたしまして」

天使のような笑顔でお礼を言い、そしてまたタイヤキをパクリと食べる唯先輩。
ああ……でもいくら珍しい格好の人が通ったからって余所見はしないで。ほら、またほっぺにクリームが……。

「美味しかったねー、あずにゃん」

結局、一人でタイヤキを3つほど食べた唯先輩は満足そうにお腹を撫でるとベンチから立ち上がった。
私も軽くそうですね、なんて返事をしながら立ち上がり、そして当たり前のように彼女と手を繋いだ。
女の子同士で手を繋ぐのは珍しくないことである。
でも私と唯先輩の手の繋ぎ方は普通ではなかった。指と指を絡ませた……いわゆる恋人繋ぎ。
友人同士で恋人繋ぎするのは変だろう。普通は恋人同士でするものである。
私はそのことをよく知っているし、唯先輩も知っている。なら何故恋人繋ぎをしているのか?
答えは簡単だ。私と唯先輩は―――その恋人同士なのである。

先に告白したのは私の方だった。
放課後の部室で、二人きりの時に勇気を出して告白した。
唯先輩がなんて返事したかは……今私達が恋人なのを見ればわかるよね?

最初は自分の感情に戸惑ったりもした。
朝ごはんを食べてる時も、授業を受けている時も何をしている時でも唯先輩のことばかり考えてしまって。
頼りない唯先輩。私が常に見てないと心配で心配でたまらない唯先輩。
でもたまに見せる真面目な表情にドキリとしてしまったり。
ともかく、私は気が付けば唯先輩が大好きになってしまっていたのだ。
友達的な大好き……とは少し違う、なんだか不思議な大好き。
そしてその大好きが恋だと気付くのにはそこまで時間は掛からなかった。
それから告白まで至るにはまだ長い苦悩の物語があるのだが……まぁとにかく、私と唯先輩は晴れて両想いの恋人に。

「あっ、この美味しそうなソースの匂いはたこ焼き!」
「駄目ですよ。晩御飯が食べれなくなっちゃいます」

ちなみにまだ澪先輩達や憂に純、それから両親にも私と唯先輩の仲については話していない。
最低でも両親にはいつか話さなければいけないことである。
でも先輩達と憂と純にはなるべく内緒にしたい。
皆なら間違いなく受け入れてくれ、そして応援してくれると思う。
でももし、私と唯先輩が付き合ってるなんて噂が学校に広まったら……。
やはり同性愛を快く思わない人もいるでしょう。やっぱり怖い。
私はまだしも、唯先輩が学校で肩の狭い思いをするなんて絶対嫌です。

「むう……ならたこ焼きは明日でいいや。寒いし早く帰ろっ?」
「はい、唯先輩」

まぁ、こうやって恋人繋ぎしながら歩いてる時点でなんか色々矛盾してるような気もしますが。
ともかく皆には内緒。トップシークレットなのです。禁断の恋なのです

231軽音部員♪:2011/02/05(土) 10:42:16 ID:/POXZiLY0
唯先輩も憂にすら言ってないみたいだし。

「ういー、ただいまー」

なんて色々と考え事をしているうちにいつの間にか唯先輩の家に到着。

「おかえり、お姉ちゃんに梓ちゃん」

ここ最近、毎日唯先輩の家に寄っちゃっています。
毎日寄っては外が真っ暗になるまで過ごしてやっと自分の家に帰っています。
でも平気です。仕事の忙しい両親はどうせ私が眠る頃になってやっと帰ってくるのだから。

「ほ〜らあずにゃん、おコタにお入り」

こうやって唯先輩とゆっくり過ごす時間はまさに至福。
暖かいコタツ。くだらないテレビ番組。憂が台所で料理をしている音。
平沢家はとても落ち着く。暗く寒い孤独な自分の家とは大違い。
このままずーっとこの家に唯先輩と一緒に住んでいたいくらい。

「あ、見て見てー、猫さんだよ?あずにゃんみたいで可愛いっ」

とっても楽しそうにテレビを見ている唯先輩。
そして台所の方から匂ってくる、いい匂い。この匂いはシチューかな。
……ちなみにお邪魔する度に毎回晩御飯もご馳走になっている。
憂のご飯は美味しいし、唯先輩と少しでも長く一緒に居られるし……。
それに脂っこいコンビニ弁当か、温かい料理と唯先輩どちらがいいかなんて言われたら大体が後者を選ぶだろう。

「ご飯できたよー?」

憂の呼ぶ声で唯先輩は少し名残惜しそうにしながらもコタツから出るとテーブルに着いた。
私もちゃっかり唯先輩の隣に座る。
今夜のメニューは……シチューかな。美味しそう。
どうでもいい話だけど、唯先輩はご飯にシチューをかけるタイプだと最近知った。
今回はご飯じゃなくて、パンだけどね。

「いただきまーす」

パンを千切り、シチューに浸して食べる。
うん。美味しい。
いつか憂に料理を教えてもらおうかな。
だって……その……唯先輩と一緒に暮らし始めた時とか料理できないと困るし……お弁当も作ってあげたいし……
『美味しかったよ、あずにゃん』なんて唯先輩に褒められたいし……。

「梓ちゃん顔赤いよ?どうしたの?」
「えっ?」

憂の指摘でハッと我に返る。いけないいけない。つい乙女な妄想を……。
私は慌ててまるで何か誤魔化すようにパンを口に押し込んだ。

「そういえばあずにゃん、今日はお泊りだよね?」
「あ、はい。お邪魔になります」

本日は金曜日。
いつもは晩御飯をご馳走になったら帰宅しているのだが、週末は特別にお泊り。
私はいつもこの日を楽しみにしている。何故かといえばイベントが目白押しだから。
まず、お風呂に夜更かし、そして寝る前のピロートーク(ちょっと意味が違う?)。

「うへへ〜、今夜は寝かさないぞっ、子猫ちゃん」

下品な笑い方をする唯先輩。

232軽音部員♪:2011/02/05(土) 10:43:56 ID:/POXZiLY0
……ちなみに私たちはまだキス止まりだ。
その先までいきたいけど、それはまだまだ先の話になりそう。

「お姉ちゃんと梓ちゃんは本当に仲がいいね」

くすくすと笑う憂。
憂にも恋人同士なのは内緒なので、なるべく唯先輩とのスキンシップは自重してるのだが。
鋭い憂はひょっとしたらもう私たちの関係を見抜いているのかもしれない。
もう見抜いているから、泊まったり毎日お邪魔しても何も言わず歓迎してくれてるんじゃ……。
しかしまぁ、憂なら絶対他人に言い触らさないし、気遣ってくれてるならとてもありがたいことなのだが。

そして食事の後は入浴、就寝とあっという間に時は過ぎていった。
今は唯先輩の部屋。床に憂が布団を敷いてくれたのだが、私は唯先輩と一緒にベッドの方に潜り込んでいた。
唯先輩はよほど眠かったのか、目を閉じたかと思いきやすぐにすーすーと寝息を立て始めた。
私はそんな可愛らしい彼女の手を握り、頬に優しくキスをした。
シャンプーの匂い、最愛の人の体温……どれも心地よかった。
今夜はとてもよく眠れそう。
明日は何をしようか。
唯先輩は家でゴロゴロしたがりそうだけど、やっぱりどこかに出掛けたいよね。
憂には悪いけど、出来れば二人きりで……。
デートといえばどこがいいかな。やっぱり映画とかお買い物が無難だよね。
ああ、楽しみ。
こんな幸せな日々がずっと続けばいいのに。
ううん……きっと続いてくれるはず。唯先輩が隣にいてくれる限り……。
離れないよう、唯先輩の手をぎゅっと握る。
もちろん、恋人繋ぎで。




………。


………………。


………………………。




それから何日か経ち、ある雨の日。
時刻は夜の7時をちょっと過ぎたところ。
私は傘を差しながら、暗い夜道を帰っていた。
寒い上にぽつぽつと雨が降っているせいか、辺り一面なんだかとても暗く冷たい陰鬱な雰囲気だ。
さっきまで唯先輩の家で明るく暖かいひと時を過ごしてきたので、周りの闇がより一層深く感じる。
今日は携帯を家に忘れるわムギ先輩が持ってきたケーキを床に落とすわで散々だった。
早く帰ってお風呂に入って寝ちゃいたい。
私は小走りで自分の家へと向かった。

家に到着すると、部屋の明かりが点いているのに気付く。
珍しく両親が早く帰ってきたみたいだ。
こんな時間に帰ってきて、この不良娘ーなんて怒られるかも……と苦笑しつつ、鍵を開けて家に入る。

「ただいまー……」

私は靴を脱いで、とりあえず自分の部屋へ行き、荷物を置くとリビングへと向かった。
一応両親に謝ろうと思って。

「ん、帰ってきたか梓」

リビングには父と母がいた。
テレビも点いておらず、静かで重苦しい雰囲気。やはり怒ってるのだろうか。

233軽音部員♪:2011/02/05(土) 10:45:30 ID:/POXZiLY0
父は腕を組んで何かじっと考えている様子だった。
一方母は眉を八の字にしてオロオロしながら何か困っている様子。

「梓。そこに座りなさい」
「う、うん……」

私は父の前に座った。一応正座で。
やはり帰宅が遅かったのを咎められ、お説教だろうか。
正直、面倒だと思った。早くお風呂に入りたい。早く眠りたい。
少しして、父は携帯を私の目の前に置いた。
それは私が家に忘れてきてしまっていた自分の携帯だった。

「父さんな、悪いと思ったんだがお前の携帯覗いちゃってなぁ……」

えっ……?
一気に身体が熱くなった。
何かとてつもなく嫌な予感がする。
勝手に携帯を覗かれた怒りより、恐怖が背筋をぞくぞくさせた。

「で、この唯先輩……って人とは、どんな関係なんだ」

嫌な予感は当たった。
父はきっと私の携帯の、唯先輩から送られてきたメールなどを読んだのだろう。
唯先輩からのメールは『愛してる』だのそういうメールが大半だった。
あまりにも唐突な緊急事態に、私の頭は真っ白になりかけた。
いや落ち着け私。
どうせいつか両親に言うつもりだったじゃないか。
この機会に言ってしまおう。
それにどうせ父は私と唯先輩がどういう関係なのかメールを見て大体わかってしまっているはず。
わかっている上で、私が「ただの友達だ」と言うことを期待している。
でも私は唯先輩ではなく、父を裏切ることにした。

「……恋人同士だよ」

私のその返答に、父はため息をついて「やはりそうか……」と呟いた。
少し気弱な母はどうしようかオロオロするばかり。

「もう高校生だよ。私だって恋人くらい……」
「ああ……わかってるよ。でも父さんが気にしてるのは……その恋人が女の子ってことなんだ」
「………。」

私は押し黙ってしまった。
やはり父が気にしてるのは私に恋人が出来たことではなく、相手が同じ女の子ということだった。
きっと、同性同士でうまくやっていけるのか、とか心配しているのだろう。
私ははっきり言おうとしていた。
自分はちゃんとこの恋がどんなものか理解しているし、うまくやっていける自信もあるから心配しないで、と。
……しかし父が言った言葉は残酷だった。

「梓。その唯先輩って人と……別れなさい。同性愛なんて駄目だ。これだけは父さん許せない」

その言葉を聞いた途端、私は激昂して両手で床をバンと叩き、立ち上がっていた。

「……何それ」

私は今までに無いくらい激怒していた。
拳をぎゅっと握り締めながら、父を睨みつけた。

234軽音部員♪:2011/02/05(土) 10:47:15 ID:/POXZiLY0
別れろ、なんて軽々しく言われたのが気に入らなかったのだ。

「梓、もう一度言うぞ。父さんは絶対同性愛なんて認めない」

父の真剣な眼差し。
絶対に意見は変えないぞ、という強い意志。
例え私が泣き喚いて駄々をこねたところで意見は変えそうになかった。
私は母の方を見る。もしかしたら、私を庇ってくれるかもしれないと淡い期待を抱いて。
しかし、母も父と同じ意見のようだった。

「梓ちゃん……絶対後悔するわ……だから今のうちに……」
「――――ッ!」

次の瞬間、私は自分の部屋へ向かって駆け出していた。
そして部屋の鍵を閉めるとベッドに飛び込み、枕に顔を埋めて泣いた。
初めての親子喧嘩だった。
考えが甘かった。あの優しい両親なら最初は戸惑うものの、すぐ認めてくれると信じていた。
でも結果は違った。
同性愛って……そんなに悪いことなの……?
私は泣いた。
ドアがどんどん叩かれたが、それを無視して泣いた。
悔しい。悲しい。
涙が溢れて止まらなかった。
唯先輩に会いたい……会いたいよぉ……。




………。


………………。


………………………。




あれから何時間経ったのだろうか。
泣き疲れた私はいつの間にか眠ってしまっていたらしい。
もう太陽は完全に昇っており、両親は仕事に行ったらしく家の中は静かだった。
頭がガンガン痛む。私はとりあえず洗面所へ行き、顔を洗うことにした。
鏡を見ると、そこには目の下にクマのできた酷い顔の私がいた。
あはは。こんな顔じゃ唯先輩に会えないや……。

顔を洗い終えた私は台所へ行き、適当に何か食べれそうな物を探す。
賞味期限ギリギリの菓子パンと野菜ジュース……まぁこれでいいか。
私も両親もろくに料理をしないので、冷蔵庫の中は調味料や飲み物だけでほぼ空っぽに近かった。
とりあえずテレビを点け、菓子パンを齧る。……少しパサついていた。
今頃唯先輩は何してるのかな。
時計を見ると、短い針は3を指してした。
唯先輩はやっぱり私がいなくて寂しがってるかな……?
そういえば私の携帯はどこに……まぁいいか。
恐らく携帯は私が唯先輩と別れるまで没収だろう。

……その後、私は軽く入浴を済ませ両親の帰りを待った。
両親が帰ってくると私は早速、考えが変わったかどうか聞いた。
しかしやはり父は頑なに私と唯先輩の恋を否定するばかり。

235軽音部員♪:2011/02/05(土) 10:48:51 ID:/POXZiLY0
もちろん激昂した私はまたもや両親と大喧嘩。
結局今日も枕を涙で濡らした。

そして次の日。
今日は土曜日。
いつもなら今頃唯先輩の家に……そうだ、唯先輩に会いに行こう……。
携帯がなく、連絡ができないので会えるかどうか少し不安だが。
私は顔を洗い、髪を梳かし身繕いを済ませる。そして外出用の服に着替え……あとはお金を少々。
今日は晴れていた。冬の冷たい風が頬を撫でる。
やけに寒く感じた。心が寒いと身体も寒くなってしまう。

「あれ?梓……ちゃん?」

歩いていると、後ろから誰かに声を掛けられた。聞き慣れた声だ。
振り向くと、そこには憂がいた。
買い物の帰りらしく、手にスーパーのビニールを持っている。
丁度良かった。唯先輩が今何してるか聞いてみよう。

「憂……よかった、今から唯先輩に会いに行こうと思ってて」
「あ、うん……そのことなんだけど……」
「……?」
「ええっと……ここじゃなんだから、そこの公園で話さない?」

そう言うなり、憂は私の手を掴むと近くの公園に向かって歩き始めた。
憂の表情はどこか暗く険しい。
私はただ、「お姉ちゃんなら家にいるよ」という返事を聞ければそれでよかったのに……。
当然悪い予感しかしなかった。
少し歩いて、私と憂は公園に到着し、とりあえずベンチに座る。
誰もいない寂れた公園だった。

「それで……どうしたの?憂」
「ええっと……お姉ちゃんのことなんだけど……」

憂は俯いたまま話し始めた。
……その話の内容は私を絶望に突き落とすような内容で。
昨日、私の両親が唯先輩の両親に電話したらしい。
自分の娘と、平沢唯さんがそういう関係なんですが、と。
で、不運なことにも唯先輩の両親も同性愛については否定的で―――後は私と同じく、唯先輩も親と大喧嘩。

「お姉ちゃん、梓ちゃんと今すぐ縁を切りなさいって言われて凄い怒ってた。ちょっと怖かったくらい」

しかも話はこれで終わりではなかった。
危機感を覚えた唯先輩の両親は、なんと知り合いの若い男性と唯先輩を無理やり結婚させるらしい。
それで今唯先輩はもちろん携帯も没収され、家に閉じ込められているという。
全て語り終えた憂は体を震わせながら嗚咽を漏らしていた。
私も泣いた。
大粒の涙が零れ落ち、地面に丸い染みを作った。
どうしてこんなに理不尽な目に遭うのだろう。
ただ同じ女性を好きになっただけで否定され仲を無理やり引き裂かれ……。
けれども、どんなに否定されても唯先輩と別れるという選択肢は存在しなかった。
私は唯先輩が好き。大好き。
絶対に別れたくなんかない……。

「ねえ、憂……頼みごとがあるんだけど……お願いしていいかな」
「え……?」

私は憂にあることをお願いした。
明日、1日だけ唯先輩と入れ替わって欲しい。

236軽音部員♪:2011/02/05(土) 10:50:40 ID:/POXZiLY0
入れ替わったら、午後1時頃に学校に来るよう唯先輩に伝えて欲しい、と。
憂は快諾してくれた。
私は何度もお礼を言った。この地球上で私と唯先輩の協力者は憂ただ一人だけだった……。

「えっと……まさか、駆け落ち?」
「ううん。似てるようで、ちょっと違うかな」

もちろん出来れば唯先輩と駆け落ちしてしまいたい。どこかに逃げてしまいたい。
でもそれは非現実的だ。ドラマじゃあるまいし。
まずお金が無い。遠くへ逃げてどうするというのか。
それに最低でも唯先輩の両親は捜索願を出すだろう。逃げ切れるかどうか……。
先輩達に頼ることもできない。巻き込むわけにはいかない。
だから私はあることを計画していた。
唯先輩と永遠に一緒になれる方法……。

「それじゃ憂、お願いね」
「うん。任せて。頑張ってね……梓ちゃん」

私と憂はそれぞれ自分の家へと戻っていった。




………。


………………。


………………………。




そして次の日。
私は学校前で唯先輩を待っていた。
空は不穏な分厚い雲に覆われ、いつ雨が降ってもおかしくない天気だ。
私は時計を見ながらひたすら待った。
日曜日だが、運動部は今日も練習があるようでなかなか人通りが多い。

「あ……」

そしてその人通りの中に紛れて、見慣れた人がこちらに歩いてくるのが見えた。
髪型は憂だが……唯先輩だ。

「あ、あずにゃーん!」

唯先輩は私に気付くと一目散に走ってきて、そして抱き締めてくれた。
憂の髪型、憂の制服……でも間違いなく唯先輩だ。
私は安堵した。どうやら入れ替わりは上手くいったらしい。
同時に唯先輩に再会できて、心から嬉しく思った。
しかし、入れ替わりがバレる前に全て終わらせる必要がある。
本当はもっと再会を喜びたいが……あまり時間がない。急がないと。

「唯先輩……お話があります。部室に行きましょう」

とりあえず私たちは部室へ移動する。
日曜は軽音部はお休みなので、当然部室には誰もいない。

237軽音部員♪:2011/02/05(土) 10:52:39 ID:/POXZiLY0
私は机に持ってきた鞄を置き、椅子に座る。
唯先輩も私と向き合うようにして席に着いた。

「えっと……憂から話は聞いてるよね?」
「はい」
「私……もうあずにゃんに一生会えないかと思ったよ……」

涙ぐむ唯先輩。私は泣かないでください、とハンカチを差し出した。

「唯先輩……私、悩みに悩みました。どうすれば唯先輩とずっと一緒にいられるか……」
「あずにゃん……」
「色々考えました。親を説得する、駆け落ちする……でもどれも上手くいくとは思えない」
「……。」
「でも一つだけあったんです。唯先輩と永遠に一緒にいられる方法が」

そう言うと、私は鞄から2本の瓶を取り出した。瓶の中には何か液体が入っている。
その瓶をゆっくり、机に置いて唯先輩に見せる。
……私の手は震えていた。

「……この瓶の中には、殺虫剤が入ってます」

私は唯先輩に、片方の瓶を差し出した。
そう。唯先輩とずっと一緒にいられる方法……それは―――――自殺。
私はこの世で一緒になれないのなら、死んであの世で一緒になろう、と言っているのである。
唯先輩も全て理解したのか、表情を強張らせつつ瓶を手に取る。

「……あずにゃん、本気なんだね?」
「……はい」
「わかったよ。死ぬのは怖いけど……あずにゃんと別れる方がもっと怖いもんね」

私と唯先輩は席を立ち、そして手を握りながら……見つめ合った。
そして目を閉じ、優しくキスをした。

「……あの頃の私たちは幸せだったね」
「ですね。毎日遊んで、一緒にご飯食べて、一緒に寝て……」
「そういえば、あずにゃんが告白してくれたのもこの部室だったね」

私は思い出していた。
生まれて初めての愛の告白。
放課後の部室で、唯先輩に向かって溢れる気持ちを抑えながら半分涙声でした告白。
そしてその告白に、言葉ではなく気持ちで答えてくれた唯先輩。
優しく抱き締めながら、頭を撫でるという方法で答えてくれた唯先輩。
あの時の温かさ、そして嬉しさ……私は一生忘れないだろう。

「あずにゃんなんか泣いちゃってたもんね」
「だ、だって本当に嬉しくて嬉しくて……」

まるで走馬灯のように駆け巡る唯先輩との宝石のような大切な思い出。
一緒にアイスを食べたこと。
一緒に街へ買い物に出掛けたこと。
一緒に秘密でギターの特訓をしたこと。
憂に恋人繋ぎを指摘され、二人とも顔を真っ赤にしたこと。
初めてのデート。そして初めてのキス……。

「も、もうっ!変なこと思い出さないでよー!あずにゃんのいじわるぅ」
「あはは、だってその時の唯先輩が可笑しくって可笑しくって」

気がつけば私たちは思い出話に華を咲かせていた。
そして笑い合っていた。
けれども、気がつけば私たちは涙を流していた。

238軽音部員♪:2011/02/05(土) 10:55:07 ID:/POXZiLY0

「あれ?あずにゃん泣いてるの?」
「唯先輩こそ」

笑いながら泣いていた。
涙が止まらなかった。いくら拭っても溢れて止まらなかった。
理由は簡単。
私、死ぬのが怖いんだ。死にたくないんだ。
もっと唯先輩と一緒に思い出を作りたいんだ……。

「やだよぉ……死にたくないよぉ……」

唯先輩も同じようで、ついに膝を折って泣き崩れてしまった。
そんな唯先輩を見て、私の胸に湧いたのは絶望ではなく―――――熱い希望。

そうだ。
私は何をやっているんだろう。
自殺なんてバカらしいッ!
私は唯先輩とずっと一緒にいたいんじゃないのか。
なら、手段を選ぶな。恐れるな。他人に迷惑を掛けてでも唯先輩と離れるもんかッ!

私は瓶を掴み、隅に思いっきり投げつけた。
ガチャン! と瓶は大きな音を立てて割れた。

「あず……にゃん……?」
「唯先輩。自殺なんてやめです。私が間違ってました」

体が熱い。
胸が高鳴り、私は希望に燃えていた。
今なら何でも出来る気がする。唯先輩のために。

「唯先輩。私とずっと一緒に来てくれますか?」

私は唯先輩に手を差し伸べた。
そして唯先輩は私の手を掴んだ。

「あずにゃん……もちろんだよっ!」




―――そして私たちは走り出した。希望へ向かって。

全てを捨て、全てを賭けて……。

迷いも恐怖も無かった。隣には最愛の人がいたから。

私と唯先輩は手を繋いだ。

もちろん恋人繋ぎで。

239軽音部員♪:2011/02/05(土) 10:56:39 ID:/POXZiLY0




………。


………………。


………………………。




3日後。
私と唯先輩は、某空港にいた。
お互いサングラスに帽子と、少し顔を隠している。

……あの後。
私たちは律先輩に澪先輩、そしてムギ先輩に全て打ち明け、そして助けを求めたのだった。
結果、ムギ先輩が資金の提供と、海外への逃亡を手伝ってくれることに。
ただ……資金の提供には条件があった。
それは定期的に近況を報告すること。
それから、最低10枚はらぶらぶな写真を送ること……なんてムギ先輩らしい条件。
唯先輩は10枚だけなんて申し訳ない、100枚は送るよっ!なんて息巻いてたけど……。

「それじゃ、行ってくるね、りっちゃん、澪ちゃん、ムギちゃん」

唯先輩は皆に向かって手を振った。

「おう。行ってこい行ってこい!幸せになれよバカヤロー!」

ありがとう。律先輩。

「唯と梓がいなくなるなんて、寂しくなるな。でも軽音部はなんとか続けていくから心配しないでくれ」

ありがとう。澪先輩。

「私、駆け落ちの手伝いするのが夢だったの〜♪」

ありがとう。ムギ先輩。

私と唯先輩は皆に別れを言い、そして手を繋いで歩き出した。
もちろん、恋人繋ぎで。
これから色々な苦難が私たちを待ち受けていることだと思う。
でも大丈夫。私には唯先輩がいる。皆がいる。




「唯先輩。この手を離さないで」
「うんっ。絶対のぜーったいに離さないよっ!」





(了)

240軽音部員♪:2011/02/05(土) 10:58:17 ID:/POXZiLY0
以上です。
たまにはちょっぴりビターなのもいいかなと思い書いてみました。
ではまた。

241軽音部員♪:2011/02/05(土) 11:02:08 ID:0FJniPQQO
>>240
終盤ドキドキしたけど、ラストシーンがとても良かった!
GJ!!!

242軽音部員♪:2011/02/05(土) 11:04:37 ID:eNby/JIg0
>>240
ちょっとドロドロし始めてひやひやしたけどハッピーエンドでよかったw
GJ!

243軽音部員♪:2011/02/05(土) 11:24:04 ID:WGC/5lc2O
こう言う結末もありだな〜GJ

244軽音部員♪:2011/02/05(土) 13:58:04 ID:IjgcFIzY0
SS投下します。
お題『お弁当』
タイトル『# 何時までも、ずっと #』

245軽音部員♪:2011/02/05(土) 14:03:35 ID:IjgcFIzY0
それは、昨夜の事だった。

「唯、ちょっと来てこれ見てもらえる?」

晩御飯を食べ終えてのんびりテレビを見ていた私は、洗い物をしていた梓に呼ばれて台所へと向かった。

「ほいほい、な〜に?」
「これ……もうダメだねぇ」
「ん?……ありゃりゃ〜確かに」

見ると、愛用しているお弁当箱の蓋に着いている留め具が外れかけていた。

「はぁ……まだそんなに使ってないのになぁ〜」
「大学入ってちょっとしてから……だっけ?」
「うん……まだ六年くらいかなぁ」
「六年か……ちょっと早いねぇ」
「……お気に入りだったんだけどな……」

私が少し落ち込んだ様子を見せると、梓がこんな事を提案してきた。

「えっと、明日オフでしょ?さっき『何しようかなぁ〜』って言ってたじゃない?」
「え?あぁ、うん」
「じゃぁさ、新しいお弁当箱を買いに行かない?今度はもっと永く使えるのを買おうよ」
「……うん、そうだね。今までのお弁当箱さんとサヨナラするのは寂しいけど……、あんまり無理させてもマズイよね」
「それじゃ、明日は」
「新しいお弁当箱さんを買いにレッツゴー!」

 # 何時までも、ずっと #

ふんふんふ〜ん♪

「どうしたの?ご機嫌だけど」
「そりゃぁそうだよ〜。だって梓と食材以外のお買い物なんて久しぶりだも〜ん」

空は晴れてるし、風も心地好いし、なにより梓と一緒だからね〜

「そっか……そういえばずっとオフが合わなかったよね」
「うん。だからとっても嬉しいんだ〜」
「……私も、嬉しいよ……」

……そんな事言いながら頬を赤く染めるなんて、反則だよ〜
抱き着きたくなっちゃうじゃん……
ん、でも今は取り敢えず自重しておこう、うん

「えへへ〜、ありがと〜」
「ふふっ、どういたしまして……かな?」
「かな?……可愛いお弁当箱あるかな〜」
「良いのがあるといいね♪」
「ね〜♪」



「ふぅ……久しぶりの電車は流石に疲れるね……」
「まぁ、変装も何もしてないから仕方がないんだろうけどね……」

電車に揺られること数駅、乗り換えて更に数駅。
長時間同じ場所に留まっていると見つかりやすい、とはいうけど……。

「まさか最初の電車に乗った時から気付かれてたとはねぇ……」
「ね……はぁ……」

246軽音部員♪:2011/02/05(土) 14:06:44 ID:IjgcFIzY0

乗り換えた車内でファンの子達に囲まれ、まさかのラッシュ状態に陥り、サインと写メと質問攻めにされた私達は電車を降りると思わずベンチに座り込んでしまった。
……電車ってこんなに疲れる乗り物だったっけ?

「……唯、こんな所で疲れててもしょうがないよ。さ、行こう」
「そだね、……ふんす!」

気合いを入れて立ち上がり、私達は改札へと歩きだす。

「気持ちを入れ替えて……買い物するぞー!」
「ふふっ。じゃぁ、改めてレッツゴー!」
「レッツゴー!」



「ふわぁ〜、いっぱいだぁ〜」

目の前には色んなお弁当箱がずらりと並んでいる。
キャラクターが書かれている小さい物、無骨な金属製の大きな物、漆で塗られた高そうな物……。
どうやらここ最近のお弁当ブームのおかげで、品揃えを多くしているみたい。

「ねぇ、今度はどんなのにする?」
「うーん……取り敢えず第一条件は『壊れにくい物』だよね〜」
「……そうだね、すぐ壊れちゃ悲しいもんね」
「うん……」

壊れにくい物……
金属製なら確かに壊れにくいけど……あんまり可愛くないしな〜
かといって今までと同じのだと……数年でまた壊れちゃう可能性があるし……

「うーん……悩むねぇ……」
「だねぇ……」

どれが良いかなぁ〜?
色々と手に取って大きさや重さ、壊れにくいかどうかを確かめる。
だけど……どれもイマイチしっくりとこないなぁ……
ん?……あれは……

「どうしたの?唯」
「ん〜。懐かしいな〜って思ってさ」
「あぁ、これって……」
「うん。高校の時に使ってたのと同じやつだよ〜」
「ねぇ、この形なら壊れにくいんじゃない?」
「……それもそうだね、実際三年間壊れなかったし」
「じゃぁ、形はこれで……あんまり小さいとダメだよねぇ……」
「そうだね〜」

高校の時はこれでも問題は無かった。
だけど、仕事をしている今となっては流石にこの大きさでは小さすぎる。
かといって無骨な金属製ってのもねぇ……

「あ!ねぇ、これなんか良いんじゃない?」
「おぉ!これなら良いかも!!」

梓が見つけたのは、直径が十七〜八センチでやや楕円形のお弁当箱。
二段になっているから容量も申し分なさそうだし、何よりも桜の花が上品に描かれていて……この上なく可愛らしい。

247軽音部員♪:2011/02/05(土) 14:08:25 ID:IjgcFIzY0

「これなら大丈夫じゃない?」
「うん!量も今までのと同じくらい入りそうだし……桜の絵も可愛いね〜」
「じゃぁ、これで」
「……でもさぁ、これだと持ち運びに不便じゃない?横になっちゃったら……」
「そっか……。あ!じゃぁ私がお弁当袋作ってあげるよ」
「ホント!?ありがと〜」
「どういたしまして。……それじゃ」
「お買い上げけってーい!」

えへへ〜、近場で済ませないで良かった〜
って……あれ?

「梓、何してるの?レジ行こうよ」
「ん〜?ちょっと待ってて」
「ん?何を探してるの?」
「お弁当箱」
「……見つけたじゃん、丁度良いの」
「あ、ごめん……。それとは別のやつを……」

別の?
……梓のは壊れていなかったはずだけど……

「別のって?」
「……あのさ、この前……秋にお弁当持って紅葉狩り行ったじゃない?」
「行ったね〜、綺麗だったなぁ〜」
「だよね〜。それでさ、その時に言った言葉……覚えてる?」
「言った言葉……?」



「流石にお弁当箱二つはかさ張るねぇ」
「仕方がないじゃない……大きいの無いんだから」
「……今度大きいの買おうか?」
「……そうだね」



「そういや『大きいの買おう』って言ってたね〜、すっかり忘れてたよ〜」
「もぉ……。ま、そうじゃないかとは思っていたんだけどねぇ」
「呆れられた!?」
「でさ、どんなのが良いかなぁ?」
「しかもスルー!?」
「はいはい……。ねぇ、唯もちゃんと見て選んでよ。それとも私が独断と偏見で選んでも良い?」
「そ、それは困るのでしっかりと選ばせていただきますっ!」

私は慌てて梓の隣に立ち、良さそうな物を探しはじめる。

「大きさはどんな感じが良いかなぁ?」
「うーん……私達二人で丁度良い大きさ……よりは少し小さめの方が良いよね」
「なんで?」
「だって……美味しそうな物売ってたら食べたいじゃん」
「……それもそうだね。じゃぁ……これくらい?」
「梓さん……私はそれ一段分で良いんじゃないかと思うんですけど……」
「あぁ、これって一段でも使えるみたいだからさ。『私達』だけじゃなく『みんな』で何処か行く時にも使えるでしょ?」
「一段で『私達』、二段で『みんな』か……うん、それ良いね!」
「でしょ?」

そっか〜、梓はそこまで考えているんだね〜
凄いなぁ〜

248軽音部員♪:2011/02/05(土) 14:09:55 ID:IjgcFIzY0

「ところでさ、梓」
「何?」
「えっと……お客様、こちらの商品はこの三種類の柄がございますが……どれにいたしますか?」
「クスッ……なんで店員の真似するの〜?」
「えへへ〜、たまにはこーゆーのも良いでしょ?」
「もぉ……。ふふっ、じゃぁ……このネコが色々なポーズをしているのをお願いしま〜す」
「かしこまりました〜!では、レジに行って」
「お会計しましょ〜」



「ふぅ……」
「お疲れ様」
「梓もお疲れ様。……でも、今日は良かったね〜」
「丁度良いもの買えたしね〜」

時刻は丁度午後六時半。
晩御飯が炊けるまでのくつろぎタイム。

「さて……と」
「ん?どうしたの?」
「お弁当箱洗わなくちゃ、今日買ってきたのと……今まで使ってたのを」
「そっか……そうだね」

買ってきたお弁当箱持ち、台所へと向かう。
そこには昨日まで使っていた……愛用のお弁当箱が置いてある。

「じゃぁ……キレイキレイしようか?」

私はスポンジを手に取り、二つのお弁当箱を丁寧に洗いはじめる。
今まで使っていた物には、ありがとうの気持ちを込めて。
新しい物には、これからよろしくの気持ちを込めて。
底の隅っこから蓋の隙間まで、気持ちをタップリと込めて……。

「泡流すよ〜」

蛇口から流れる水で、泡を丁寧に流す。
流し残しの無いように、丁寧に、しっかりと。

「ふふっ……二人ともピカピカだね〜」

水切りかごに並んだ二つのお弁当箱。
台所の明かりでキラキラと輝いている。

「さてと……それじゃぁ拭きますよ〜」

食器拭きでそれぞれをしっかりと拭く。
隙間の水も、残さぬようにしっかりと。

「……綺麗になったね……」

僅かの水も残さぬように拭かれた二つのお弁当箱は、とても美しかった。
私は新しいお弁当箱を取り、食器棚に置く。

「これから、よろしくね」

そして……今まで使っていたお弁当箱を手に取り……用意しておいたビニール袋にそれを入れる。

「今まで……ありがとうね」

249軽音部員♪:2011/02/05(土) 14:11:25 ID:IjgcFIzY0

感謝の言葉を述べ、袋の口を縛り、ごみ箱の中に優しく置く。

「……ふぅ……」

一連の『儀式』を終えると、急に脱力感が私を襲い、その場に立ち尽くしてしまった。
やっぱ……『お別れ』は……辛いな……

「……唯……」
「……な〜に?」

いつの間にか来ていた梓が、背中越しに私を優しく抱きしめる。

「……辛くない?」
「……ちょっと……ね」
「そっか……でもね」
「?」
「どんなに強くて丈夫な物でも……何時かは必ず別れなくちゃいけない時がくる……だから……」
「……だから?」
「だから……それまで精一杯それを大事にしていこうよ……ね」
「うん……そうだね」

……精一杯……か……

「私も……」
「ん?」
「私もね……精一杯、大事にしてるよ……」
「……何を?」
「唯との時間を……だよ」
「……私も、大事にしてるよ……」

私は梓の腕の中でゆっくりと振り返り、梓を優しく抱きしめ返す。

「……何時かわからないけど、いずれ私達はこの世から去って行ってしまう。だから、何時そうなっても良いように私は今を大切に生きる……。前に梓がそう言ったよね」
「……うん」
「その言葉を聞いた時に初めて『あぁ、そうか。残された時間ってのは誰にもわからないんだ』って気付いたんだ……」
「そっか……そうだよね……誰にも、わからないんだよね……」
「だからね……」

こつん……
額を額に軽く当てて、こう告げた。

「私は、『その時』がくるまで……ううん、そのあとも、何時までも、ずっと、梓を愛し続けます。……良いよね?」
「……うん。私も……何時までも、ずっと、唯を愛し続けます……」

そう言うと、僅かに顔を離し、私を見つめ、目をつむる。私はゆっくりと顔を近付け……。

PiPi!! PiPi!! PiPi!!

唇が触れる寸前、電子音が鳴った。

「んもぉ……なんでこのタイミングなのかなぁ〜」
「ふふっ……なんか狙ってたみたいだよね」

折角良いムードだったのに……

「たまにはこんな時もあるって。さ、晩御飯の支度、始めよ?」
「はぁ……そだね……」
「な〜に?その、いかにも『残念』って感じの口調は」
「だってさぁ……」

250軽音部員♪:2011/02/05(土) 14:12:55 ID:IjgcFIzY0

私が不満げな表情を見せていると、梓が何やら意味深な笑みを浮かべながら顔を近づけてきた。

「もぉ……しょうがないなぁ……」

その言葉と同時に、柔らかな物が唇に触れる……。

「……梓さ〜ん、いくらなんでもこれは無いんじゃない?」
「え?そう?」

唇に触れたのは梓の唇……ではなく、晩御飯のおかずでもある煮物の『玉こんにゃく』。

「ぶー」
「ほらほら、そんなに腐らないの……」
「でもさぁ……あ!」

梓に文句を言おうとしたその時、私のお腹が小さく鳴った。

「ほら……お腹空いているんでしょ?まぁ……私もだけどさ。だから早く食べよっ、ね」
「……そだね……」

はぁ……
でも……まぁいっか〜、今日は楽しかったし。これ以上を求めちゃ、神様に怒られちゃうよね

「唯?どうしたの?」
「ん?あぁ、今日は楽しかったな〜、って思ってさ」

「……そうだね。私も、楽しかったよ……唯と久しぶりに出掛けられたし……お弁当箱も良いのが見つかったし」
「あ!お弁当箱!……大きいの洗い忘れちゃったよ……」
「それは二人で洗おうよ。これから先、『私達』が使うんだし。ちゃんと『二人』で綺麗にしてあげよ?」
「……そうだね、『私達』が使うんだもんね」
「だから……」
「晩御飯の支度を始めようよ。でしょ?じゃぁ私、エプロン着けてくるね」
「じゃぁ先にお料理始めてるよ」
「うん!」

普段と変わらない我が家の風景。
でも……何時かはわからないけど、これが無くなる日が必ず訪れる。
だから私は、その日までずっと、これを大事にしていこうと思う。

「ねぇ、梓……」
「ん?」
「ずっと……一緒にいようねっ!」
「……うんっ!」

おしまい!!

251軽音部員♪:2011/02/05(土) 14:14:26 ID:IjgcFIzY0
以上です

ではでは ノシ

252軽音部員♪:2011/02/05(土) 17:21:55 ID:fqwitPKk0
>>251
GJ!!
何時かは別れのときが来るから、それまでの時間を大切にしようという部分にとても共感しました

253軽音部員♪:2011/02/06(日) 08:00:55 ID:3Gp0CMOg0
ぐっじょぶ

254軽音部員♪:2011/02/06(日) 09:22:45 ID:qGpLecOU0
SS投下します
お題『「もしも〜なら」「恋人繋ぎ」「お弁当」』とボツお題からいくつかごちゃ混ぜちょい出し
タイトル『一ヶ月後』

255軽音部員♪:2011/02/06(日) 09:29:17 ID:qGpLecOU0
一ヶ月がすぎた

季節はもうすぐ夏

新しい教室に、新しいクラスメイト

あれから一ヶ月がすぎた

部室の雰囲気は変わった

憂と純の協力もあって新入部員も入り、部活には活気がある

真っ白だったホワイトボードは練習予定でびっしり埋まり

ミーティングにはお茶をしてみんなと盛り上がった


教師「みなさんは今年大きな壁を乗り越えなければなりません。受験です」

梓(今日の授業は…、数学と世界史と化学はちゃんと受けなきゃ。それ以外はあんまり受験に関係ないところだし、英単語と古典をやろう)

教師「そのためには3年生の春、まさに今このときが大切なのです」

梓(センターの過去問は家に帰ってからかなあ。今日は部活に行って後輩に練習見て欲しいって言われてたし…)

教師「長く辛い戦いになりますが、今からの準備があれば大丈夫。ですから…」

梓(はあ…)

梓(…もしも、私が先輩たちと同じ学年だったなら…)


唯先輩たちがいなくなってから、一ヶ月がすぎた


*「中野せんぱい!今日は練習見てくれてありがとうございました!」

梓「ははは、いいのいいの」

*「とっても勉強になりました!また練習みてください!」

梓「うん、いつでも言って」

*「ほんとにありがとうございます!じゃあ、お先に失礼します!」

*「おつかれさまで〜す!」

梓「うん、じゃあまたね」

純「おやおや、さすが中野部長。後輩たちに慕われていますなあ〜!」

憂「うん!みんな梓ちゃんみたいに上手くなりたいって言ってたよ〜」

梓「ちょ、ちょっと二人とも!茶化さないでよ!」

純「おやおや、まんざらでもない様子で!中野部長!」

憂「いよっ!中野部長!」

梓「…まったく」

純「さ〜て、うちらもそろそろ帰ろうよ」

憂「うん、結構遅くなっちゃったもんね」

梓「そだね、片付けるから少し待ってて」

純「ほ〜い」

純「じゃあ、私ここからバス乗るから」

梓「うん、じゃあね〜」

憂「また明日〜」

256軽音部員♪:2011/02/06(日) 09:33:39 ID:qGpLecOU0
テクテク

憂「ねえ、梓ちゃん」

梓「ん?どしたの、憂?」

憂「…最近、どう?疲れてない?」

梓「え?…いや、そんなことないよ。憂も純もいるし、後輩たちもいるし…」

憂「部活のことだけじゃなくて。いろんなこととか」

梓「…何言ってるの、憂。私は今すごく充実してるよ」

憂「私たちと一緒で?」

梓「も、もちろん!二人にはすっごく感謝してる」

憂「…そう。あ、じゃあ私こっちだから」

梓「あ、うん。バイバイ」

憂「うん。梓ちゃん、また明日ね」

梓「…」


カリカリカリカリ

梓「…」

カリカリカリカリ

梓「…ふう」

カリカリ…パタ

梓(センターの過去問、とりあえず3年分やったな…。ちょっと休憩しよう)

梓(…もう11時か)

梓(…)

梓(このままだとセンターのもN女のもすぐにやっちゃいそう。なんで私こんなに焦ってるんだろ)

梓(…)

憂『…最近、どう?疲れてない?』

梓(…)

梓(私、疲れてるのかな…)

憂『私たちと一緒で?』

梓(…先輩たちが卒業して私が一人になったとき、憂と純が入部してくれて本当に良かった)

梓(それは紛れも無い何の装飾も無い私の本当の気持ち。そして今の部活もとても楽しい)

梓(でも…)

梓(…どうしてだろう。あのときと違う。何かが足りない)

梓(…)

ピッ ピッピッピッ

『唯センパイ』

梓(唯先輩、今何してるのかな?)

梓(一人暮らし、大丈夫なのかな?ちゃんとごはん食べてるのかな?)

梓(…ちゃんと、私のこと覚えててくれてるのかな?)

257軽音部員♪:2011/02/06(日) 09:37:28 ID:qGpLecOU0
梓(…)

梓(何考えてるんだろ、私…。勉強しよう)

梓(もう夜遅いし、今電話とかしたら迷惑だよ)

プルルルルルルルル....

梓「!?」

着信『唯センパイ』

梓(あ…)

ピッ

梓「…あ、あの」

唯『あ、あずにゃん?』

梓「は、はい、そうですけど」

唯『やった〜!!寝てたらどうしようかと思ったよ!って、あれ、もしかして勉強中だった?』

梓「まあ、そうですね、勉強してましたけど…」

唯『ええ!お邪魔だったかな!?ごめんね、じゃあもう切った方がいい?』

梓「い、いえさっき一段楽したとこです!少しなら大丈夫ですから!!」

唯『そ、そうなの?よかった〜』

梓「…それで、どうしたんですか?急に?」

唯『ううん、特に用はないんだけど、あずにゃんそろそろ疲れてるころじゃないかな〜と思って!!』

梓(…え?)

梓「…私が疲れてるって、どういうことですか?」

唯「え?なんとなくそう思っただけなんだけど…。あずにゃん、頑張り屋さんだし、きっと勉強に部活に無理してるだろうな〜と思って」

梓「!? 今の私はすごく充実してますよ!何って言ったって、部長ですからね!!」

梓(何言っちゃってるんだろう、私…)

唯『そうなんだ。あずにゃんは充実した高校生活をすごしてるんだね!』

梓「もちろんです!当たり前じゃないですか!」

梓(あああ…、大うそつきだ、私…)

梓「そういう唯先輩は大学生活、どうですか?」

梓(…どうせ、唯先輩たちは楽しんでるんだろうなあ)

唯『私?』

梓「はい…」

梓(どうせ、私のことなんか)

唯『私は、寂しいよ?』

梓「そうですよね、実は私も…って、ええ!??」

梓(唯先輩が寂しい?…なんで?)

梓「唯先輩、…どうして?」

258軽音部員♪:2011/02/06(日) 09:40:28 ID:qGpLecOU0
唯『あずにゃん』

梓「はい…?」

唯『私たちは5人でひとつだよね』

梓(…)

唯『あずにゃんがいない大学生活なんて考えられないよ。こんな生活何も楽しくない』

梓「唯先輩、やめて…」

唯『あずにゃん、どうして、私たちは一緒じゃないのかな…?』

梓「…唯先輩、すいません。そろそろ私は勉強しないといけないので」

唯『え!あずにゃん!?』

梓「すいません、唯先輩。おやすみなさい…」

唯『あ、うん…。おやすみ…』

ピッ

梓(…)

梓(唯先輩…)

梓(…だって)

梓(どうしようもないじゃないですか…)

グスッ

キーンコーンカーンコーン

梓「zzz」

教授「では、午前の授業はここまでですね」

*「きりーつ」

梓(あ、いけない…、昨日あれからあんまり眠れなかったから、つい居眠りしちゃった…)

憂「…」

*「礼、ちゃくせ〜き」

ザワザワ

梓(もうお昼か。お弁当食べよう)

憂「梓ちゃん、大丈夫?昨日は夜遅かったの?」

梓「ぎくっ…、もしかして、寝てるのバレてた…?」

憂「うん。だって、梓ちゃん今日は1限目から眠そうだったから」

梓「バレちゃってたか、あちゃー…。先生もわかったかな?」

憂「梓ちゃん、席目立たない位置だから大丈夫だと思うよ。ねえ、お昼ごはん食べよ?」

梓「あ、うん。どこで食べる?憂の席行こっか?」

憂「う〜ん、今日はお天気も良いし、たまには外で食べない?屋上とか」

梓「そうだね、今日は久しぶりに青空だもんね。いいかも。純は?」

憂「純ちゃんは今日他の子と約束があるんだって。だから二人で食べようよ!」

梓「うん、わかった。じゃあ、行こっか」

憂「あ、ごめん、ちょっと職員室に用があるから先に行ってて?すぐに行くから」

梓「そう?それじゃあ、先に行って待ってるね」

憂「ごめんね、じゃあちょっと行ってくるね!」

梓「うん」

梓(それじゃあ、先に行ってよう…)

259軽音部員♪:2011/02/06(日) 09:43:46 ID:qGpLecOU0
ガラッ 

梓(…いい天気)

フワッ

梓(瑞々しい青葉の香り)

梓(そっか、もうすぐ夏が来るんだ)

梓(春は、嫌いじゃなかったんだけどなあ…)

梓(…)

梓(よし、この辺りで場所とって憂を待とうかな)

ポカポカ

梓(それにしても本当にいい天気)

梓(ふわぁ…)

梓(疲れてたから、何だか眠くなって…)

梓(…)

梓「zzz」


梓「zz」

梓「z」

梓(…ん、私寝ちゃって…)

梓(あれ、緑の匂いに混じっていい匂いがする…。何だか懐かしいような)

じー

梓(うん?何か視線を感じる??)

パチ

梓「わわ!う、憂!?…って、え?」

*「…」

ニコッ

梓(あれ、憂?違う、憂の格好がした人がいるけど、この人は…)

梓「あ…」

梓(どれだけ似ていても間違えるはずがない)

梓「ゆい、せんぱい…」

梓(いつだってこうやって現れて)

唯「おはよう、あずにゃん」

梓(いつも私の頭の中にいる…)

梓「どうしてここに…」

唯「えへへ〜」

梓「っていうか、ちかいですっ!?ちょ、ちょっと離れてください!」

唯「本物のあずにゃんが目の前にいるからつい〜。やっぱり本物はかわいいねえ」

260軽音部員♪:2011/02/06(日) 09:46:07 ID:qGpLecOU0
梓(ほ、本物だ…。唯先輩が…目の前にいる…)

唯「あれ、あずにゃん、どしたの?もしかして驚かせちゃった?」

梓「あ、当たり前じゃないですか!どうしたんですか、その格好!…っていうか、どうしてここに…?」

唯「あ、ごめんごめん、憂に頼んで変装して侵入したんだ〜」

シュル バサッ

唯「じゃ〜ん、唯先輩でしたっ!」

梓「見ればわかりますよ」

唯「う…、一ヶ月ぶりなんだよ?何か他にないの?」

梓「髪、伸びましたね…」

唯「うん。あずにゃんも、何だか大人っぽくなったね」

梓「…」

唯「うわぁ〜、久しぶりだなあ、この景色。最後に見たのは5人で、しかも夕焼け空だったかな?」

梓「…唯先輩」

唯「久しぶりのいい天気だから、気持ちいいね!やっぱりここからの眺めは格別だねえ」

梓「唯先輩!!!」

唯「…なあに、あずにゃん?」

梓「どうして、今日はここに来たんですか?」

唯「…これを、あずにゃんと一緒に食べようと思って」

パカ

梓「…お弁当?」

唯「そうだよ。今日のためにがんばって私が作ったの!!あずにゃん、もちろん食べてくれるよね!?」

梓「わ、私がですか!?…いいですけど。っていうか、私のお弁当もあるんですが」

唯「それは私が食べるから大丈夫!さあさあ、座って座って!」

梓「はあ…。わかりました」

ストン

唯「よいっしょっと」

ズズ

梓「唯先輩…?なんで私の後ろに座るんですか」

唯「ん?こっちの方がくっついていられるじゃん。ほら」

ギュー

梓「う、そ、そうですね…。でも、これじゃ唯先輩は食べづらいんじゃないですか?」

唯「私は後でいいよ!ほら、あ〜んしてあげる!」

梓「こ、こんな姿勢で…」

唯「じゃあ、まずは玉子焼きからね!ほら、あ〜ん」

梓(はあ…、仕方ないなあ、唯先輩は)

梓「はあ…、仕方ないなあ、唯先輩は」

唯「……あずにゃん、口に出てるよ…」

261軽音部員♪:2011/02/06(日) 09:48:16 ID:qGpLecOU0
梓「ふぅ、ごちそうさまでした」

唯「えへへへ、どうだった?」

梓「とてもおいしかったです。ホントに唯先輩が作ったんですか?」

唯「そうだよっ!!まあ、憂にちょ〜っとだけ手伝ってもらったけどね!」

梓(やっぱりね。でも…)

梓「…ありがとうございました」

唯「え?」

梓「お腹いっぱいになったら眠くなってきました」

トスッ

唯「ふおおっ!?」

梓「…少し、このままでいてもいいですか?」

唯「…うん」

梓「…」

唯「…」

梓「…」

唯「…」

梓「…唯先輩の、心音がします。ホントに唯先輩がいるんですね」

唯「こんなにくっついてるのに信じられないの?」

梓「だって…」

唯「…じゃあ、こうしよう」

ギュ

梓「あ、唯先輩…手…」

唯「こうやってくっついて、こうやって手を繋ぐと、全身の体温が伝わって、もうあずにゃんとひとつになったみたいだね」

梓「この繋ぎ方、ちょっと恥ずかしいですね…」

唯「組み体操、みたいだね」

梓「どんなですか…。でも、唯先輩の手、温かいです」

唯「そうかな?あずにゃんの手も温かいよ」

梓「…今日はすいませんでした」

唯「…どうして謝るの?」

梓「今日は、私を慰めるために来てくれたんじゃないんですか?私の勘違いですか?」

唯「そうだよ。私が会いたいから来たんだよ」

梓「そうですか…。まあ、何だっていいです。こうやって来てくれたんですから」

唯「むー…、何か投げやりな言い方…」

梓「……………んです」

唯「え?」

梓「照れくさいんです」

唯「…そっか」

262軽音部員♪:2011/02/06(日) 09:50:50 ID:qGpLecOU0
梓「…」

唯「…」

梓「…」

唯「あずにゃん」

梓「…はい?」

唯「迷惑、だったかな?」

梓「唯先輩」

唯「うん?」

梓「昨日はすいませんでした。だから、だからそんな寂しいこと言わないで…」

唯「あずにゃん…」

梓「私、そんなにしっかりしてないんですよ…」

唯「…」

梓「唯先輩たちがいないとダメなんです。だから、来年になったら私も…」

唯「…そう。じゃあ、約束しよう」

梓「え?」

唯「あずにゃんががんばれるように、また会いに来るね」

梓「…それなら、私も約束します」

唯「…」

梓「来年、必ず会いに行きますから」

唯「…待ってるよ。4人で」

梓「…はい」

唯「それにしても、唯先輩〝たち〟かあ〜…」

梓「!? そ、そういう意味じゃなくてっ!いや、そう意味なんですけど…でも違うんです!」

唯「あはは、わかってるよ〜あずにゃん♪」

梓「! 知りません…!唯先輩のばか…!」

唯「ありゃりゃ、ご、ごめんね〜あずにゃん」

梓「知りません」

唯「…だって、私だって確認しないと不安なんだもん」

梓「え?」

唯「あずにゃんのばか」

梓「あ、あのっ!唯先輩っ!!」

唯「な〜んてね、あずにゃん、顔真っ赤だよ〜!」

梓「くぅ…」

キーンコーンカーンコーン

唯「あ、予鈴だ。あずにゃん、そろそろ戻らないと怒られちゃうよ〜」

梓「あ、いけないっ!行かなくちゃ!」

263軽音部員♪:2011/02/06(日) 09:53:00 ID:qGpLecOU0
唯「うん。じゃあ、あずにゃん、またね」

梓「あ、戻る前に…」

唯「ん〜?忘れ物〜?」

ギュ

梓「唯先輩分充電するの忘れてました」

唯「はわわっ!!」ボッ!

梓「やっぱり唯先輩はあったかいです」

唯「あずにゃんばっかりずるい!!私もあずにゃん分充電する!!」

キーンコーンカーンコーン...

梓「あ、ちょっと唯先輩!もう行かないと!」

唯「まだだめ〜」

梓「唯先輩っ!!」

唯「先に火をつけたのはあなたでしょ〜♪」

梓「あああああああ、もうっ!!!!」

教師「それでは、今のところは重要なのでよく復習しておくように」

キリーツ レイ チャッセーキ

純「ふわああ」

梓「今日も眠そうだねえ、純」

憂「梓ちゃん、純ちゃん、部活行こ〜!」

純「え〜!今日はミーティングでお茶にしようよ〜!」

梓「ダメだよ!後輩たちもいるんだからしゃきっとしないと!!」

純「へえへえ、さすが中野部長、お元気ですねえ〜」

憂「さすが中野部長〜!」

梓「ほらほら二人とも、行くよっ!!」




あれから、一ヶ月と少しがすぎた

季節はもうすぐ夏

私と唯先輩は、今は離れたところにいるけれど

私と唯先輩は、少しだけ距離が近づいた


END

264軽音部員♪:2011/02/06(日) 09:55:28 ID:qGpLecOU0
以上です。
最初にsage入れ忘れてました。
話の内容もありがちで本当にすいません。

265軽音部員♪:2011/02/06(日) 12:15:07 ID:ZhaIWlLY0
>>264
お題全部を混ぜるという発想は無かったわ
しかもいい感じでまとめられててGJ!

266軽音部員♪:2011/02/06(日) 13:46:46 ID:hVHaD02Y0
>>264
ほんわかほんわかだね〜
GJ!!!

267軽音部員♪:2011/02/06(日) 22:44:45 ID:yXsfZQJQ0

SS投下します。
お題『恋人繋ぎ』
タイトル『気持ちの伝え方』

268軽音部員♪:2011/02/06(日) 22:50:19 ID:yXsfZQJQ0

告白、された。

それは、学校の先輩で、私が所属する軽音楽部の先輩だった。

一つ年上で、その割には全然しっかりしていなくて、部活もすぐにサボろうとする。
いつもダラダラしているし、天然でドジっ子。

唯先輩。

後輩の私にいつも怒られていて、しかも、ギターだって私が教えているのだ。
いつまで経ってもコードは覚えないし、音楽用語もからっきし。
楽譜だって読めないし、メンテナンスも出来ない。絶対音感なんて、正直宝の持ち腐れ。

可愛いものと美味しいものが大好きで、
放課後、ムギ先輩が用意してくれた紅茶とお菓子を食べるのが大好き。
ギターのギー太が大好きで、家でゴロゴロするのも大好き。

そんな唯先輩は。

どうやら、私の事も・・・好き、らしい。


私はギターを弾く手を止めた。
振り返ると、先輩達が勉強に励んでいる。

そう。先輩達は、只今受験勉強の真っ最中。
4人とも同じN女子大を目指し、こうして毎日頑張っているのだ。
その中には、勿論唯先輩の姿も。

「むむむ・・・」
腕を組み唸る唯先輩。
どうやら行き詰っているようだ。
その様子に、私は小さく笑んでしまう。
だって、唇を尖らせ、その上にシャープペンを乗せている唯先輩の顔が、なんだかちょっ
と可笑しいです。

「ん?」
あっ。
私と唯先輩の視線が出会う。
気付かれてしまった。
見ていたのを、見られた。

「どうしたの?あずにゃん?」
「あ、いえ。何でもないです。」
ソファーに座る私は、慌てて正面に向き直ると、コードを押さえる指に視線を落とした。
「もしかしてお茶飲みたくなっちゃった〜?」
唯先輩が茶化すように言う。
「・・・それは唯先輩でしょ?一緒にしないでください。」
私は振り返り、頬を膨らませた。
ああ、もう。なんでこういつも、可愛げのない事言っちゃうかな、私。
「あ、やっぱり分かる?」
ほわほわふわふわと唯先輩が笑う。

269軽音部員♪:2011/02/06(日) 22:52:42 ID:yXsfZQJQ0
「じゃあ、ちょっと休憩しましょうか。」
ムギ先輩が席を立った。
「・・・ムギはちょっと甘いぞ。」
「でももう2時間ぶっ通しだぜ?いい加減休憩したい!なぁいいだろ〜?澪ぉ〜。」
「お願い澪ちゃ〜ん。」
「・・・ったく。しょうがないな。ちょっとだけだぞ?」
「「わ〜い!」」
澪先輩のお許しが出て、唯先輩と律先輩がはしゃぐ。
「梓ちゃんも。ちょっと休憩にしよう?」
そうして、いつものティータイム。

「あ、澪ちゃん見て見て〜。これ、この前りっちゃんとゲーセンに行った時取ったんだ〜
。可愛いでしょ〜キーホルダぁ〜。」
「わっ、バカ唯!それは内緒だって・・・」
「・・・いや、可愛いけど、何やってるんだよ。2人とも受験生だろ?遊んでる場合じゃ
ないだろ。律も唯ももっと危機感を持ってだな・・・」
不用心な唯先輩の言葉を受けて、澪先輩のお説教が始まった。
「・・・だから話すなって言ったのに・・・」
「おおう・・・。ご、ごめんよ。」
「まったく。お前達は遊ぶ事しか考えてないだろ。そんなんじゃ皆同じ大学になんて・・・」
「まぁまぁ澪ちゃん。気晴らしも必要だから。」
「そ、そうだよ!気晴らしも必要だよ!! ね?あずにゃんもそう思うよね!?」
「え?いやまぁ、そうかもしれないですけど・・・」
「さすがあずにゃん!分かってるぅ!」
「・・・でも、唯先輩と律先輩は、確かにもうちょっと危機感持った方がいいと思いますよ。」
「えっ・・・」
「うげっ・・・」
「澪先輩とムギ先輩は心配ないでしょうけど、問題はお2人なんですからね?」
「おおぅ・・・。厳しいお言葉・・・!」
「唯はなんでこう地雷ばっかし踏むんだ・・・」
今度は私のお説教。
「問題の2人が、2人揃って遊びに行くなんて・・・。もっと自覚を持ってください。
 そんなんじゃ大学落ちちゃいますよ?」
「禁句をさっくりと!オブラートどこいった!?」
「誰かあずにゃんに!あずにゃんにオブラートをっ!!」
「バカなことばっか言ってないで、ちょっとは勉強してください。」
「ま、まぁまぁ梓ちゃん。」
ああ、可愛くない。
ほんと可愛くないよ、私・・・。
普通に頑張ってって、言えないかなぁ・・・。
「うううっ・・・。あずにゃんしどい〜・・・」
「ぐぬぬ・・・覚えてろよ梓ぁ。来年はお前も苦しむんだ。」

いつもの放課後。いつものティータイム。
いつもの先輩方に。
いつもの、唯先輩。

唯先輩はいつも通り笑っていた。
私達は今まで通り話すし、今まで通りの関係だ。

告白してからも、唯先輩はまったく変わらなくて。
それは、拍子抜けするぐらいに。
まるで、告白なんて最初からなかったみたいに。

返事は、まだしていない。
だって、何と言えばいいのか分からなかったから。
ゆっくり考えてくれていいと、唯先輩は言っていたけど・・・。
「・・・」
いくらなんでもゆっくり過ぎだよね?

270軽音部員♪:2011/02/06(日) 22:55:40 ID:yXsfZQJQ0

実は。
告白されてから、1カ月もの時間が過ぎていた。

だって。
唯先輩も不自然なほどにその話題には触れてこないし。
あまりに普段通り過ぎて、言うタイミングが掴めないというか。
告白された事実でさえ、たまに疑う事がある。

あんな感じでいられたら、告白の返事なんて雰囲気にならないじゃないですか。
2人きりの時だって、相変わらずだし。
2度ほど、部室でそういう雰囲気になった事はあったけれど、2度とも、いいタイミング
で先輩方に邪魔された。

きっかけが、掴めない。
何と言い出していいのか、分からなかった。


唯先輩は、だらしなくて、ドジっ子で、すごい天然。
物事をすぐに忘れるし、食べ物の事ばかり考えている。

けれど、私は知った。
あなたと一緒に過ごして。あなたと、あなたの優しさに触れて。

本当は頑張り屋なところ。真っ直ぐなところ。皆の事を想ってくれているところ。
元気を与えてくれるところ。その強さも、温かさも。
その温かさが、皆を笑顔にする。
その笑顔が、皆を温かくする。

たくさんのあなたを知って、私は、あなたに惹かれていったんだ。
いや、もしかしたら、最初から惹かれていたのかもしれないけれど・・・。

唯先輩の告白は、素直に嬉しかった。
唯先輩のその気持ちは、私が欲していたものだったから。
気持ちに気付いた瞬間から無理だと諦めて、その辛さに泣く事さえあった。
どうしても、伝えられなかった。

なのに。
なのになのに。
唯先輩は、あの日私に気持ちを伝えると、すぐに立ち去ってしまって。
『ゆっくりでいいから、考えて。』
そう言い残して、去って行く背中を、私は呆然と眺めることしかできなかった。
だってしょうがないでしょう?
そりゃあ呆然ともしますとも。
唯先輩が私を想ってくれていたなんて、そんな都合の良い話、すぐに信じられるわけないでしょう?

せめて、返事をする時間をくれれば良かったのだ。
なのに、言うだけ言ってすぐ行っちゃうなんて・・・。

唯先輩の、ばか。

たぶん、気を遣ってくれているんだと思う。
告白した事で、変な雰囲気にならないように。
私が、居やすいようにって。
だから唯先輩は、今日もいつも通り笑うのだ。

その優しさが今はちょっとだけ切ないです。

271軽音部員♪:2011/02/06(日) 22:58:31 ID:yXsfZQJQ0

けれど、唯先輩に告白されてから1カ月。

今日も変わらぬ、唯先輩との帰り道。
「ねぇ、あずにゃん。」

私はその日、唯先輩からデートに誘われた。


良く晴れた日曜日。
今日はまさに、絶好のデート日和だ。
受験勉強の方が心配だったけれど、「息抜きも必要です!」と、押し切られてしまった。
相変わらず素直じゃない私は、渋々といった感じで承諾。
本当は、すごく嬉しいくせに。
私は準備を済ませると、早めに家を出た。

今日は、チャンスかもしれない。
告白の返事をするチャンス。
返事なんか、もうはじめから決まっているけれど。
あとは、機会。タイミングだ。
唯先輩から、返事の催促をされるかもしれないし。
そうしてくれたら、言い易いかな。
とにかく、今日こそは絶対、私の気持ちを伝えるんだ!

待ち合わせの場所に着くと、驚いた事に唯先輩の姿があった。
「すみません。待たせちゃいましたか?」
「ううん、平気だよ〜。私が早く着き過ぎただけだから〜。」
一通り挨拶を交わしてから、とりあえず予定していた映画館へ向かう。

「あっ、アイス屋さん!」
「ダメですよ。映画の時間に遅れちゃいますよ?」
「ちぇ〜・・・。あっ!あっちにはクレープ屋さんあるよ!」
「ダメですってば。」
「ちょっとくらいいいじゃ〜ん。」
う〜ん、まだ少し時間はあるし・・・。
「・・・しょうがないですね・・・」
「わーい!」
2人でクレープを買って、私のを食べられたり、唯先輩のを味見させてもらったり。
映画も面白かった。その後はランチして、色んなお店を回ったり。
なんだか、とってもいい感じ。
これは、その・・・、こ、恋人・・・みたいな?
いや、やっぱり、仲の良い友達、かな・・・?
少なくとも、周囲にはそんな風に映るだろう。


オレンジ色の夕日が眩しい。
私達は公園へと来ていた。
夕方の公園は人が多く、ジョギング、お散歩、家族連れ、恋人達。様々な人々とすれ違う。
私はふと、唯先輩の横顔を盗み見る。
どこか、幸せそうな。でもなんだか、寂しそうな。
「あっ」
私は路の窪みに足を取られた。
「あっ!あずにゃん危ない!」
けれど、転びそうになった私を唯先輩が支えてくれて。
「大丈夫?」
唯先輩の心配そうな声。
「あ、はい、大丈夫です。ありがとうございます。」
私は顔が上げられなくなってしまった。
いま私、絶対顔真っ赤だ。

272軽音部員♪:2011/02/06(日) 23:02:01 ID:yXsfZQJQ0
それは、転びそうになった羞恥からか。
「そっか。良かった。」
はたまた、たまに、すごーく格好良かったりする唯先輩のせいなのか。
「あ、あの、唯先輩?」
繋がれた手に、私は気付く。
「んん〜?危ないからね。」
そう言って、唯先輩は私の手を引いた。
恥ずかしくて、嬉しい。

「・・・」
今なら、言えるだろうか。
告白の返事。
私の、気持ち。
今日もずっと、いつもと変わらない雰囲気だったけれど、今なら。

唯先輩はなんと言ってくれるだろう?
喜んでくれるかな?
嬉しそうに笑ってくれるだろうか?

「・・・・・・」
嬉しそうに、笑って・・・?

私の心に、突如、冷たい風が吹いた。

本当にそうだろうか。
本当に、喜んでくれるだろうか。
唯先輩は、今でも私が好き?
もしかしたら。

諦めてしまったかもしれない。

いつまでも返事をしない私に、無理なのだと、そう、思ってしまったかもしれない。
あれから1カ月も経ってしまったのだ。
そんな心の変化があってもおかしくはない。
気持ちが薄らいでしまったとしたら?
さっさと諦めて、他に好きな人ができてしまったとしたら?
唯先輩はそんな人ではないと、頭の片隅では分かっていたけれど・・・。

私は怖くなった。

今日だってもしかしたら、あの告白はなかった事にしてほしいと、そんな話をするつもり
だったのかもしれない。
諦める、なんて。もう好きじゃないなんて言われたら、私は・・・。

唯先輩は本当に、喜んでくれるのだろうか。

私は歩みを止めた。
「あずにゃん?」
そんな私を、唯先輩が訝しむ。
「どうしたの?あずにゃん?」
「・・・」
「ん〜、疲れちゃったかな?」
私は応えない。応えられない。
「今日はありがとね、あずにゃん。付き合ってもらっちゃって。」
「・・・」
「すごく楽しかったよ。・・・それでね・・・」
嫌だ、聞きたくない。聞きたくないよ。
「この前の、告白の事なんだけど・・・」

その瞬間、私は弾かれた様に、唯先輩の手を振り解いた。

273軽音部員♪:2011/02/06(日) 23:05:11 ID:yXsfZQJQ0

私は、怖くなったのだ。

驚いた唯先輩の顔。
その表情が、徐々に曇ってゆくのが分かった。

「あの・・・ごめんなさい・・・」
絞り出すような、私の声。
情けなくて、苦しくて。
「本当に、ごめんなさい・・・!」

私は逃げ出した。


家に着くと、メールが1件。
もちろん唯先輩からだった。
たった一言、『ごめんね』と。
ベッドに寝転んだまま、ふと鏡に手を伸ばす。
「・・・酷い顔。」
私は鏡を放り投げた。

どうして、こんな事になったのだろう。
答えは、簡単なのだけれど。
私は、傷つくのが怖かった。
この気持ちを、受け入れてもらえなかったら?
もう遅いよと、笑われてしまったら?

唯先輩は私の好きな人で。
だからこそ、私をすごく傷つけられる人だった。

思い出す。
唯先輩の温かな手。
その笑顔と、幸福そうな横顔。
「楽しかったって、言ってくれたな・・・」
繋いでいた手を眺めながら、ぼんやりと呟く。
私も、楽しかった。

「・・・うっく・・・」
視界が歪む。

私は、ずるい。
私は、卑怯だ。
私は唯先輩を信じられなかった。
自分が傷つくのが怖くて、たぶん、唯先輩を傷つけた。

知っていたはずなのに。
唯先輩は、たった1カ月で心変わりするような人じゃない。
だったら最初から、告白なんてしないんだ。
きっと私と同じように、悩んで悩んで、そうして、伝えてくれたんだ。

どんなに、怖かっただろう。
どんなに、勇気がいっただろう。

告白した時。
それを待つ1カ月間。
デートに誘ってくれた時も。今日、最後に何かを言おうとした時も。

私は、知っていたはずなのに。
それがどんなに怖いことか。

274軽音部員♪:2011/02/06(日) 23:10:37 ID:yXsfZQJQ0

私には、怖くてできなかったこと。
唯先輩だって、怖くなかったはずがないのに。

「ごめんなさい」と、私は言った。
唯先輩は、どう取っただろう。
たぶん、拒絶されたと思ったはずだ。
メールでの唯先輩の『ごめんね』は、だからたぶん、告白なんかしてごめん、迷惑かけて
ごめんと、そういう意味なのだろう。

振り払った手と、唯先輩の悲しそうな顔。
私は、自分がされたら怖かったことを、唯先輩にした。

唯先輩が私を好きって想う分だけ、私は唯先輩を傷つけた。

私は、臆病者で、卑怯者だ。
言うタイミングがなかったなんて言い訳して、唯先輩から行動を起こしてくれるのを待っていた。
今日だって、唯先輩が催促してくれたら返事しやすいなんて思って。
さっきだって結局、私から言い出すことはなかった。

私は、自分が傷つかない為に、唯先輩を傷つけたのだ。


翌日。
私は自分の中で、ひとつの結論を出していた。
いつも通り学校へ行き、授業を受け、お昼を食べる。
再び授業を受け、やっと放課後。
私の様子が少し違うと、憂や純に心配をかけてしまった。
けど、大丈夫。私は、大丈夫。

「こんにちはー。」
部室の扉を開けると、先輩方はもう揃っていた。
唯先輩もそこにいて。
にっこりと微笑んでくれたけれど、目元が赤い。
ズキリと、胸が痛む。

私が、唯先輩を傷つけた。

いつもの放課後。
唯先輩は、さすがにいつも通りとはいかないようだった。
いつものように振る舞おうとはしていたけれど。

そして、帰り道。
やはり元気のない唯先輩。
でも、大丈夫。私、分かったんです。

「じゃあなー唯、ムギ、梓。」
「また明日。」
律先輩と、澪先輩と別れる。

「じゃあね。唯ちゃん、梓ちゃん。」
ムギ先輩とも。

とうとう、2人きりになった。
唯先輩は、所在無さ気にどこかソワソワしている。

275軽音部員♪:2011/02/06(日) 23:13:23 ID:yXsfZQJQ0

まだ、少し怖い。
自信なんて持てないけれど。
唯先輩を信じられなかった私に、唯先輩を傷つけてしまった私に、唯先輩を好きになる資
格なんてあるのか、分からなかったけれど。

でも。昨日、考えて考えて、ひとつだけ、分かったことがあるんだ。

唯先輩を傷つけてしまった私だけれど、だからこそ。
その傷を治せるのは私だけなんじゃないかって。

諦めようかとも思った。
でも、それじゃダメなんだ。

振られてもいい、怒られてもいい。
私はちゃんと、唯先輩に気持ちを伝えなきゃダメなんだ。
どんな結果になっても、私が真っ直ぐに気持ちを伝えられたなら。

唯先輩は、きっと、笑ってくれるから。

だから、今度は私が。

「・・・あのね、あずにゃん。昨日の事なんだけど・・・」
「唯先輩。」
私は、唯先輩の言葉を遮った。
「えっ、あ・・・。な、なぁに?」

信じよう。この、底抜けに優しくて、温かいひとを。
唯先輩は、私を傷つける人なんかじゃない。
だって、私が好きになったひとなんだから。

「昨日は、急に帰ったりして、すみませんでした。」
昨日の事も、これまでの事も、ちゃんと、全部全部話そう。
「ううんっいいんだよ!私の方こそ・・・」
でもその前に、一番はじめに伝えなくちゃいけない事がある。
「唯先輩。」
どうやって伝えよう。
どうしたら、伝わるかな。
好きと、たった一言。たったの2文字。
口にすれば、1秒も掛からないその言葉。
それを言うのが、こんなに難しいなんて。
すると。
唯先輩の手が、視界に入った。
昨日振り解いてしまったその手。
「この間の唯先輩の告白ですけど・・・」
「え?・・・あっ。」

「これが、私の答えです。」

私の行動に、唯先輩の身体が一瞬強張るのが分かった。
伝わるかな?
伝わっただろうか?

唯先輩の緊張が少しずつ消え、手を強く、握り返してくれる。
いつの間にか立ち止っていた私達は、再び歩き出した。

たぶん、伝わった。

だって、ちょっとだけ覗き見た唯先輩の横顔が、赤くなっていたから。
もちろん私だって、きっと真っ赤だ。

276軽音部員♪:2011/02/06(日) 23:15:54 ID:yXsfZQJQ0

後で、全部きちんと話そう。
でも今は、もう少しこのまま。
温かなこの手を、絶対離したりしないから。
もう絶対、あんな風に傷つけたりしないから。

私の答え。
それは。

あなたとの“恋人”繋ぎ。


END

以上です。
ちょっとはみ出た。
けど間に合ったーーー!!
見直しとかほとんどしてないので何か変かもしれませんが、ご勘弁ください。

277軽音部員♪:2011/02/06(日) 23:17:21 ID:hVHaD02Y0
>>276
梓の不器用っぽさが良いね〜
GJ!!!

278軽音部員♪:2011/02/06(日) 23:41:19 ID:YRa8upJY0
言葉じゃなく、手の繋ぎ方で答えるところが最高ですな…GJ

279軽音部員♪:2011/02/06(日) 23:41:23 ID:HyDhtLqw0
SS投下します
お題『お弁当』
タイトル『お昼のおべんとう』

280軽音部員♪:2011/02/06(日) 23:42:58 ID:HyDhtLqw0
律「第一回!チキチキ軽音部の料理上手は誰だ!?お昼のお弁当対決〜」

唯紬「わー」パチパチ

梓「なんですかそれ……」

律「タイトルつけた方がそれっぽいじゃん?」

梓「そうですかね……」

梓(というのも、なんでこんなことになったかというと)

――

梓「それにしても、律先輩が料理できるなんで意外でした」

律「そういう梓は料理できるのか?」

梓「まぁ、人並みくらいにはできますよ」

律「本当か〜?じ・つ・わ、鍋とか爆発させるタイプだったり?」

梓「そ、そんなことありません!」

律「ふーん。んじゃあ来週!来週のお昼は各自お弁当を作って持ってくること!それでお昼は部室で食べることにしよーぜ」

唯「おー面白そう」

律「で、お弁当を交換して食べる!これなら梓の腕がいかほどのものか分かるしな」

紬「みんなのお弁当が食べられるなんて楽しみだわぁ〜」

澪「うう、本当にやるのか……」

梓「やってやるです!」

――

律「と、いうことがあったのさ」

梓「勝手に人の回想に割り込まないでください……」

唯「あー!」

律「どうした?」

唯「お弁当わすれた……」

澪「おいおい……」

律「唯のことだから忘れるかもと思ってたけど、まさか本当に忘れるとは……」

唯「ち、ちがうよぉ。教室に忘れてきたってこと!」

律「そういうことならさっさととってこーい」

唯「いってくるよー」ピュー

律「……ま、唯が戻ってくるのも時間がかかるし、先に始めてようか」

281軽音部員♪:2011/02/06(日) 23:45:15 ID:HyDhtLqw0
律「というわけで…… 言い出しっぺの私から!」カパッ

梓「むむ…… きちんとしてますね」

紬「りっちゃんお弁当おいしそう〜」

澪「彩りも完璧だな」

律「ま、完璧りっちゃんにかかればこんなもんよ!」

梓「否定できないのが悔しい……」

律「次は…… 澪だな」

澪「うう…… 笑うなよ」カパ

律「……プ」

梓「これは……」

紬「タコさんウインナーね」

梓「それにしても多すぎないですか?」

律「多すぎるというか、端っこにちょこっと添えられたミックスベジタブル以外全部だからな」

澪「し、しかたないだろ!…… これしか作れないんだし」

澪「それに、今の時代は旦那も料理が作れないとダメだからな!私が作れなくっても問題ないんだよ」

紬「澪ちゃんは旦那さんに作ってもらう予定なのね〜」チラ

律「なぜそこで私を見る」

律「ま、澪の料理の腕に関しては期待してなかったというか予想通りだったな」

澪「うう……」

律「じゃあ次は……」

紬「はい!りっちゃん!頑張って作ってきました!」ドンッ

梓「重箱って…… お弁当ってサイズじゃないですよね」

紬「力使うからいっぱい食べないといけないのよ〜」

梓「そうなんですか……」

澪「それムギが全部作ったのか?」

紬「うちのシェフに監修してもらいながら作ったんだけど……」カパッ

梓「これは……」

律「トリュフ」

澪「フォアグラ」

紬「キャービア♪」

律「お弁当ってレベルじゃないだろー!」

紬「張り切りすぎちゃった」テヘ

梓「……で、次は私ですか」

282軽音部員♪:2011/02/06(日) 23:47:47 ID:HyDhtLqw0
唯「やっほー」ガチャ

澪「お、戻ってきたな」

唯「おまたせしやした」

律「待たせたからには、ちゃんとしたもの作ってきたんだろうな?」

唯「もちろん、このとーり。頑張って作ったんだよぉ」カパッ

梓「あ、かわいい……」

紬「ネコ型のおにぎりにハートマークに切り抜かれたニンジンやらのオカズたち」

澪「これっていわゆる……」

律「愛妻弁当ってやつだな……」

唯「えへへ」

律「なんつーか…… すごい弁当作ってきたな、唯」

唯「え?みんなこんな感じじゃないの?」

澪「いや、こんな感じ」

唯「おおう……」

唯「なんだか恥ずかしくなってきたよ」

紬「唯ちゃんらしくていいわよぉ〜」

律「ま、料理ってもんは食べてもらう人のことを考えながら作るもんだしな」

唯「だよねーだよねー」

澪「つまり、あず」

唯「べ、別にあずにゃんの愛妻になりたいとか思いながら作ったわけじゃないんだからねっ」

紬「おういぇーす……」

澪「いや、言わなくても分かってったけどな」

律「それでは大取り。梓さんどーぞ」

梓「別に普通なんですけど……」カパッ

律「……ああ、これは」

澪「まぁ予想できてたけど……」

紬「これも愛妻弁当ね……」

唯「あずにゃん…… えへへ」

梓「へ?いや、ふつーのお弁当じゃないですか?」

澪「見た目は、な」

梓「……?」

283軽音部員♪:2011/02/06(日) 23:50:07 ID:HyDhtLqw0
律「なぁ、梓も作るときは食べてもらう人のことを考えながら作ったんだよな?」

梓「そうですけど…… 先輩方のことを」

律「ハンバーグ」

澪「たまご焼き」

紬「そら豆とベーコンソテー」

律「アスパラとニンジンの塩ふり」

澪「のりたまふりかけ」

紬「ごはん!」

律「以上の品々の共通点はなんでしょーか?」

梓「共通点もなにも私のお弁当の中身じゃないですか」

律「ぶっぶー、違います。正解は?」

唯「私の好物…… でした」

梓「あ」

律「先輩方って言ったわりに、特定人物だけやないかーい」

梓「ち、違います!そんなつもりじゃ……!」

紬「いつも唯ちゃんのこと考えてる梓ちゃんなら、しかたないわよね♪」

唯「あずにゃん…… あずにゃーん!」ギュウー

唯「やっぱり私たちって相思相愛だったんだねー」

梓「ちょ、抱きつかないでっ…… 澪先輩助けてくださいよ」

澪「じゃあ私たちで弁当を交換するか」

律「ムギのは量が多いから私と澪で分け合って…… 私らのはムギに食べてもらうか」

紬「りっちゃんお弁当とみおちゃんお弁当を食べられるなんて夢のようだわ〜」

唯「一緒に食べさせあいっこしようね!」ギュー

梓「ちょ、スルーですか!スルーですかぁ!」

――

唯「あずにゃん、はい、あーん」

梓「あーん」モグモグ

梓(結局押しに負けてしまった…… ということにしておこう)

梓「あ、おいしい……」

唯「ほんと!頑張って作ったかいがあったよー」

梓「じゃあ唯先輩も、あ、あーん」

唯「あーん」モグモグ

唯「んー、おいひいよぉ♪」

唯「おいひいけど…… ハンバーグに隠れて入っているのは……」

梓「はい、ピーマンですよ」

唯「うへ、やっぱりー……」

梓「好き嫌いしちゃダメですよ!はい、あーん」

唯「ああ!そんなことされちゃ嫌と分かっていてもオートマティックに口が開いちゃうよぉ!」アーン

律「将来はいいお嫁さんになれるな…… 梓」

澪「まだ食べてないけどなんだかおなか一杯になってきたゾ」

紬「うふふ…… ごちそーさまでした」


おわり。

284軽音部員♪:2011/02/06(日) 23:57:54 ID:hVHaD02Y0
>>283
無意識でそれだけのレパートリーをそろえるとはwww
GJ!!!

285軽音部員♪:2011/02/06(日) 23:59:16 ID:ZhaIWlLY0
>>283
俺もごちそーさまでしたw
GJ!

286 ◆d.vEEg8yQY:2011/02/07(月) 00:00:01 ID:Qsua8dEk0
へいしきのじ!

「えー、皆さんごきげんよう。中野あずにゃんの妻の平沢唯です」

「同じく、平沢唯先輩の妻の中野梓です」

「「二人合わせて!」」サッ

「ゆいっ!」

「あずっ!」

「「です!!」」

「ゆいせんぱぁい、早く閉会宣言なんか終わらせて向こうでイチャイチャしましょうよー♪」

「よしよし……あずにゃんったら、SSを読んでからもう私にべったりなんですよー」

「だってぇ、あんなに色々なお話を読んだ後だから、私たちの愛を見せつけたくなっちゃったんだもん」

「あずにゃんったらもぉ♪ ……と、いうわけで!」

「只今をもちまして!」

「第2回はわほわ唯梓SS祭りを!」

「閉会します!」

「「書き手の皆さま、本当にお疲れさまでした!」」

「ふう……無事に終わって何よりだねぇ」

「本当ですね。職人さんたちのご協力と、良識ある方々の支えがあるお陰です」

「またこんなイベントが開催できればいいね」

「そのときは、もっともっと唯先輩と……」

「いつまでも……二人で一緒にいようね」

「はい……唯先輩、私そろそろ……」

「ふふっ……今日はたっぷりと可愛がってあげるよ、愛しの子猫ちゃん」

「にゃあ、ゆいせんぱぁい……」ギュッ

「あずにゃん、大好きだよ……」チュッ

────

「イベント前に比べて格段にイチャラブ度が増してやがる」

「それにしても、唯と梓は本当に多くの人に支えられているんだな」

「愛は地球を救う……いいえ。唯梓は世界を救うのよ、澪ちゃん」



書き手の皆様、本当にお疲れさまでした!
思いつきの提案が、まさかこのような素晴らしいイベントになるとは思っていなかっただけに、主催者としては感無量です。
多大なるご協力とご支援をありがとうございました。以上をもちまして、第2回はわほわ唯梓SS祭りは終了となります。
またいつか、第3回も開催したいものですね。

287軽音部員♪:2011/02/07(月) 00:03:02 ID:PWpzjIi.0
>>286
何という梓の変わりようwwww
集計等色々と乙!!!


SS職人の皆さんも乙でした!!!

288軽音部員♪:2011/02/07(月) 00:05:09 ID:1VF2uhDg0
>>286
今回はこんな企画のまとめ役ご苦労様でした。
私も書き手として初めて参加できた企画だったのでとてもうれしかったです。
そして、唯梓が未だにこのような企画が成り立つほど愛されていると再認識できました。
第3回の開催時はもっと腕を磨いてよりよいSSが執筆できるように精進したいと思います。

最後に、唯梓最高おおおぉ!

289軽音部員♪:2011/02/07(月) 00:09:53 ID:9BU6Sb1Y0
>>286
お疲れ様でした!!
楽しいイベントでした!

書き手の皆さんも本当にお疲れ様!

290軽音部員♪:2011/02/07(月) 00:14:10 ID:pCGX8QF60
>>286

主催大変お疲れ様でした
本スレの告知で来て一応書き手として参加させていただきましたが、とても楽しかったです

291軽音部員♪:2011/02/07(月) 08:04:08 ID:gCSP/OdQO
お疲れ様でした〜、次回があればまた参加します。

292軽音部員♪:2011/02/07(月) 11:50:55 ID:iK6B42BQ0
書き手の皆様GJでした!
最高の一週間でした
唯梓さいこおおおおおおおおおおおおおおお

293軽音部員♪:2011/02/07(月) 18:23:39 ID:1onnthrcO
主催者さん大変お疲れ様でした!第3回も楽しみにしてます!

294軽音部員♪:2011/02/08(火) 02:04:06 ID:nImK2/HM0
たった今全部読み終わった!
力作揃いで久しぶりにゆいあず分の補給ができて幸せすぎます
取り仕切ってくれた>>286氏と、投稿してくれた皆様、お疲れ様でしたー

参加しようと意気込んだけども
結局時間が取れずに断筆してしまって情けない限りorz
じっくりしたためてからいつかお披露目させてもらいます

295軽音部員♪:2011/02/08(火) 02:08:55 ID:YN.M1Y/I0
皆超乙
今回はテストで無理だったけど次回は絶対参加するよ!!

てか原作再開来たぞー
期待も不安もあるがとりあえずまた活気がでそうで嬉しいなー

296軽音部員♪:2011/02/08(火) 02:10:09 ID:xXIJqjtY0
原作再開で再び盛り上がる事に期待

297軽音部員♪:2011/02/08(火) 02:13:13 ID:BnoocZkMO
今回は前回よりも忙しい時期だったにも関わらず作品数はそんなに減ってないね
公式燃料きたらまだまだ戦えるな

298軽音部員♪:2011/02/08(火) 02:19:49 ID:5EZp1NFUO
本当はもう一作品書く予定だったんだけど
上手く纏められなくて没にしたでござる

299軽音部員♪:2011/02/08(火) 06:51:40 ID:acIkEyRI0
参加したいけど参加出来なかった人も結構いるんだね。
ところで、そろそろバレンタインSS書いてる?

300軽音部員♪:2011/02/10(木) 23:30:39 ID:.dWFVZVsO
避難所民は原作再開をどうみてる?
俺はかきふらいは律澪以外は適当なので不安しかないわけだが

301軽音部員♪:2011/02/11(金) 00:12:06 ID:0zDyWLm.0
実は俺も不安
原作梓はたまに浮気するし・・
いや、他カプを否定する気は無いんだがな
ただ公式でそういうのは見たくないというか

302軽音部員♪:2011/02/11(金) 00:20:53 ID:kIFdyqSg0
原作は適当に受け止めておいて3期に期待
アニメの唯梓はブレがないから心配無用

303軽音部員♪:2011/02/11(金) 00:58:45 ID:qU.bF5T.0
そもそも原作はその時その時でCP組んでる印象
律澪ですら鉄板でもないし
ここらへんは一途なのが好きな女性スタッフ多めのアニメとハーレムOKな男の違いじゃないかな

304軽音部員♪:2011/02/11(金) 01:01:05 ID:qU.bF5T.0
sage忘れすまん

305軽音部員♪:2011/02/11(金) 01:26:35 ID:rQQD1dJM0
絡むキャラの組み合わせでああだこうだ言うつもりはない
むしろ誰とでも仲良くしてるのは友情の一環として当然って認識

ただ梓が唯に対してだけちょっと行き過ぎてる、これは絶対愛情のレベルだよね
という妄想を日常の端々から感じ取るのが原作の楽しみ方だと思ってる

306軽音部員♪:2011/02/12(土) 04:28:02 ID:7/MEIFL60
本スレ>>718の誤爆を受けて>>720が唯梓で野球と言ってたのを見て
思いついたのを即興で書いてみたんだけど
規制食らっててあっちに書けなかったのでこっちに書きこませていただきます
6レス程度いただきます

<ラブパワー・ホームラン>

律「というわけで突然だが、今日は軽音部全員でバッティングセンターに来ている!」
澪「誰に説明してるんだ、お前は…」
紬「私、一度バットでボールを打ってみたかったの!みんなはこういうとこ、よく来るの?」
唯「私は初めてだよー」
律「というか、女でバッティングセンター行ったことがあるヤツは少ないんじゃないか?」
梓「あ、私は前に一度、憂や純と来たことがあります」
澪「へー、なんか意外だな」
唯「そういえば憂が前に言ってたよー。私たちが修学旅行行ってる時だっけ?」
梓「はい。憂はすごかったですよ、初心者なのにいきなり特大のホームラン打ってましたから」
紬「憂ちゃんすごいわ〜」
律「憂ちゃんのポテンシャルの高さマジハンパねぇな…。
  唯は本当に全部いいところ吸い取られてるんじゃないか?」
唯「むっ!りっちゃん、そいつは聞き捨てならないよ!
  私だってやるべき時はやる女なんだからね!」フンス
梓「それは知ってますけど、いきなりバッティングはさすがに難しいんじゃ…」
唯「むむ、信用してないね、あずにゃん!ならば実際に見せてあげるしかないようだよ!」スッ
律「おおっ、バットで的を指した!?」
紬「これは噂に聞く予告ホームランというものね!?」
澪「まだ打ってないからどっちかというとホームラン予告だけどな」
唯「さあ来い!」
梓「唯先輩、バットを持つ手が逆です」

307軽音部員♪:2011/02/12(土) 04:29:50 ID:7/MEIFL60

〜しばらくして〜

唯「…バットにかすりもしない」シクシク
梓「だから言ったじゃないですか。この前だって、私と純は結局全然打てなかったんですから」
唯「ううぅ〜」
律「まあ、一球目で球速にビビってあっという間にリタイアした澪に比べれば、
  まだ続けてるだけマシってもんだろ」
澪「ボールハヤイコワイボールハヤイコワイボールハヤイコワイボールハヤイコワイ」ガタガタブルブル
梓「唯先輩も最初はビビってましたけどね」

カキーン

紬「また当たったわ〜♪」
律「ムギはなんであんないい加減なフォームなのにそこそこ飛ぶんだろうな」
梓「パワーで押し返してる感じですね」
唯「うぅ〜、どうやったら当たるのぉ〜?」
律「んー、私もあんまり詳しくないけど、まずは…」

紬「ちょっと待って、りっちゃん」
律「ん?」
梓「どうしたんですか?ムギ先輩」
紬「唯ちゃんが打てるようになるには、もっと効果的なものがあるはずよ」
律「もっと効果的なもの?」
紬「それは…梓ちゃん、あなたよ!」ビシッ
梓「わ、私!?」
唯「ふぇ?あずにゃん?」
紬「そう!大好きな梓ちゃんのためなら、唯ちゃんは何だってやってのけるはず!」
梓「だ、だだ大好きだなんて、そんな」アセアセ
唯「確かにあずにゃんのためならなんでもしてあげたいけど、これは難しいよぉ」
律「…ははぁ〜ん、なるほどな」ニヤリ
紬「さすがりっちゃん、分かってくれたみたいね」
律「ああ。つまりご褒美を用意してやりゃいいってことだろ?」
唯「えっ、打ったら何かくれるの!?」
梓「ちょっと待ってください、なんでそこで私が出てくるんですか?
  アイスとかケーキなら分かりますけど…」
紬「あら、そんなものより、もっともっと素敵なものがあるわ。
  それに、これは梓ちゃんにとっても悪い話にはならないと思うんだけど…」
梓「どういう意味ですか?」
律「まあまあ、梓はそこで待ってろ。おーい、唯!」
唯「なにー?」

律「お前が見事ホームラン打ったら、梓がキスしてくれるってさ!」

308軽音部員♪:2011/02/12(土) 04:31:30 ID:7/MEIFL60

梓「んなっ!?」
紬「ナイスプレイよ、りっちゃん!」
唯「ホントに!?」
律「ああ、もちろんだ!」
梓「ちょ、ちょっと、何勝手なこと言ってるんですか律先輩!唯先輩も真に受けないで…」
唯「ねえねえあずにゃん、ホントにチューしてくれるの!?」キラキラ
梓「うっ…そっ、そんなわけ…」
唯「あずにゃんがチューしてくれるっていうなら、私頑張るよ!約束する!
  憂もびっくりの超特大ホームランを打ってあげる!あずにゃんのために!」キラキラキラキラ
梓「あ…う…あうう…」
唯「ねえ、あずにゃん?」キラキラキラキラキラキラキラキラ

梓「…い、いいです!やってやるです!
  唯先輩が本当にホームランを打ったら…キスしてやるです!」
唯「やったぁ!よーし、今度こそ!銀河の果てまでかっ飛ばしちゃうよー!!」フンス

律「おーおー、随分と思いきったじゃん?」
梓「うっ、うるさいです!振ったのは律先輩じゃないですか!」
律「まーそうだけど、別に本当のこと言って断ったってよかったんだぞ?
  別にバッティングセンターで打てなくたって、唯がヘコむだけなんだし」
梓「うう、だってあの期待に満ちたキラキラした瞳は反則です…。
  それに、あの気分屋の唯先輩がヘコんだら大問題ですよ。
  明日からしばらく、勉強や演奏に影響が出かねません。それに…」
律「それに?」
梓「…いえ、何でもありません」
紬「唯ちゃんが落ち込む姿は見たくないのよね、梓ちゃん♪」
梓「んなっ…べ、別にそういうわけじゃ…!」カアッ
紬「大好きな唯ちゃんにはいつも笑顔でいてほしい。
  落ち込む姿を見るくらいなら、と、自分の身を差し出す梓ちゃん…。
  ああ、なんて健気なのかしら…」キラキラ
梓「だから違いますってば!」カアア
律「なるほどなー。しかし梓、気持ちは分かるが、ちょっと迂闊だったかも知れないぞ?」
梓「へ?」
律「梓のキスが懸かってるとなれば、唯は間違いなく本気になるだろうし、
  そのポテンシャルは底知れないものになるだろうからなー。
  こりゃ梓の唇は唯のもの確定かなー」ニシシ
梓「なっ…ま、まさか、いくら唯先輩でも私のキスくらいでそんな…」
律「唯が自分で言ってただろ、『やるべき時はやる女』だって。
  で、あいつにとっての『やるべき時』は、まさに今なんだよなー」
梓「そ、そんな…」
澪「何の話してるんだ?」
律「お、澪。ようやく復活したか。実はかくかくしかじかでさー」
澪「あー……まあ頑張れ、梓…」
梓「澪先輩までそんなリアクション!?」

309軽音部員♪:2011/02/12(土) 04:33:31 ID:7/MEIFL60

澪「と、そうこうしてるうちに唯が打つみたいだぞ」
律「お、いよいよ運命の打席だな」
紬「唯ちゃん、頑張ってー!」
唯「よっしゃこーい!」
梓(だ、大丈夫!確かに本気になった唯先輩は色々すごいけど、
  いくら私のキスがかかってるからって全くのバッティング初心者の唯先輩が
  そう簡単にホームランを打てるわけが…!
  いや確かに憂は打ったけど、憂は色々とポテンシャル高いし、
  ああでも唯先輩と憂は実の姉妹で…でも姉妹だからってスキルが同じわけじゃ…!
  いや、だけど唯先輩だって本気になれば本当に凄くて…って思考がループしてる!?)

ガシャン!!

唯「あーっず…にゃーーーーん!!」

澪「振った!」
律「なんだあの掛け声」

カキィィィン!

律「おっ」
紬「まあ」
澪「おお…」
梓「…えっ」

唯「やった…やったよ!超特大ホームランだよー!みんな見た!?あずにゃん見た!?」
紬「もちろんよ!すごかったわ、唯ちゃん!おめでとう!」
澪「いやー、かなり飛んだな。すごいぞ、唯」
律「やったな、唯!」
梓「…えっ?えっ?」
唯「あずにゃーん!私やったよ!約束通りのホームランだよ!
  あずにゃんに捧げるホームランだよ!
  だから…あずにゃんもしてくれるよね!約束のチュー!」
梓「ふえ?え?えええ?」
律「だーから言っただろ?ま、今更約束を取り消して、
  あんなに嬉しそうな唯をヘコませるような真似はしないよな?梓♪」ニヤニヤ
梓「…ええええええええええええ!?」

310軽音部員♪:2011/02/12(土) 04:35:04 ID:7/MEIFL60

律「それでは、本日のヒロインインタビュー!見事なホームランを放った平沢唯選手です!」
紬「わー♪」パチパチパチパチ
澪「わー」パチパチパチパチ
梓「わー…」パチ…パチ…
律「おめでとうございます!何か一言!」
唯「ありがとうございます!あずにゃんのために頑張りました!」フンス
律「ありがとうございました!それでは本日のMVPにも選ばれた唯選手には、
  賞品としてあずにゃんこと中野梓さんのキスが贈られまーす!」
唯「いえーい!」
紬「わー♪」パチパチパチパチ
澪「わー…っていつまでやるんだこの茶番。…梓、大丈夫か?」
梓「だ、大丈夫です…」
澪「イヤなら無理しなくても…」
梓「いえっ!イヤだなんてそんなことは全然断じてありませんよ!?あり得ませんよ!?」クワッ
澪「そっ、そうか…」ビクビク
唯「あっずにゃ〜ん、早く早くぅ〜♪」
律「キース!キース!キース!」
澪「小学生かお前は!」ゴチン
律「いてえ!」
紬「さあ、さあ梓ちゃん!唯ちゃんが待っているわ!」
澪「ムギもそんなに煽るな…本当に大丈夫か?梓」
梓「はっ、はい!」
梓(そうだ、唯先輩は私を待ってくれてるんだ。覚悟を決めなきゃ…!)ドキドキドキドキ

梓「ゆ、唯先輩っ!」
唯「なんだい、あずにゃん!」
梓「目を閉じてください!」
唯「…へ?」
梓「こっ、こういう時は目を閉じるものなんです!早くしないと、してあげませんよ!?」カアア
唯「え、あ、うん…」スッ

澪「な、なあ、梓?キスって…」
紬「シャラップ!」
澪「ひっ!?」
律「まあ自分からしようとしてるんだ、そっとしといてやろうぜ…?」
澪「いいのかなぁ…」

梓「いっ、いいですか、行きますよ…」
唯「うん…」ドキドキ
梓(うわ…唯先輩、こうして見るとすごく綺麗だなぁ…。
  顔立ち整ってるし、肌も白くてすべすべだし、睫毛も長いし、唇も…。
  あ、私も目閉じなきゃ…)
梓「し、失礼しますっ!」

チュッ

311軽音部員♪:2011/02/12(土) 04:37:37 ID:7/MEIFL60

唯「!」
唯(あずにゃん…!)
梓(あああ、しちゃってる…私、唯先輩とキスしちゃってるよぉ…!
  すごい、何これ…とても柔らかくて、あったかくて…すごく気持ちいい…!
  心臓がドキドキして破裂しそうだし、身体もすごく熱くて…頭がぼんやりしてくる…。
  もっとしたいけど、これ以上したら倒れちゃいそうだし、そろそろ離れないと…)
梓「…ぷはっ」
唯「…ふうっ」
梓「…あの、どう…でしたか…?」ドキドキドキドキ
唯「…うん、ドキドキしたけど…気持ちよかったよ、あずにゃんとのチュー」ドキドキドキドキ
梓「それは…よかった、です…」カアアアア

唯「いやー…それにしてもビックリしちゃった。まさか口にしてくれるなんて」
梓「…え?」
唯「てっきりほっぺにしてくれるんだと思ってたら、目を閉じてなんて言われるんだもん。
  あずにゃん大サービスだね!嬉しかったよ、ありがと!」
梓「え?え?」
律「うん、まあ私もほっぺチューのつもりで言ったんだけどな?
  梓が自主的に口にするならそれでもいいかと思って止めなかったんだけど」ニガワライ
澪「やっぱり言ってやった方がよかったんじゃないか…?」
紬「梓ちゃん…素晴らしいファインプレイで私のハートにストライクだったわ…!」
澪「何を言ってるんだムギ、ていうか鼻血…」
梓「え?えええ?」
律「まあでも、キスって言われて普通に口チューするってことはつまりそういうことだよな」
紬「ふたりとも末永くお幸せにね!」
唯「ありがとー!あずにゃん、またしようね!
  あ、ちなみにさっきのは私のファーストキスだから♪責任とってよね♪」モジモジ

梓「…にゃああああああああああああ!!」

END

312軽音部員♪:2011/02/12(土) 07:16:08 ID:roSzYELQO
>>311
通勤電車の中なのにニヤニヤが止まらないじゃまいかwww
GJ!!!!

313軽音部員♪:2011/02/12(土) 08:00:35 ID:USfdGzWgO
部活中に唯と律がベタベタし過ぎる→それを見てそれぞれに嫉妬する梓と澪(とハァハァする紬)って構図が好きだ

314軽音部員♪:2011/02/12(土) 10:52:00 ID:MmNDgoRs0
>>311

ちゃんと責任取らないとな

315軽音部員♪:2011/02/12(土) 14:13:49 ID:hSXaLOoYO
>>311
誤爆からここまで発展させるとはwwwwwwwww

316軽音部員♪:2011/02/13(日) 15:36:45 ID:GYp0blooO
>>315
それが唯梓クオリティww

317軽音部員♪:2011/02/14(月) 02:28:01 ID:vsfCXTtk0
>>311
誤爆した者ですがすばらしいssをありがとう!
>>316
雑談等からssが生まれるのは毎度ながら凄いねw

318軽音部員♪:2011/02/14(月) 21:50:00 ID:r2HMngP.0
>>311
良かったぞ
唯梓で野球をしろと書き込んでおいて良かった

319軽音部員♪:2011/02/16(水) 23:29:19 ID:kFMxEY.60
本スレ規制中なのでこちらにSS投下させてもらいます
遅れてしまいましたがバレンタインピンナップネタです

320軽音部員♪:2011/02/16(水) 23:31:28 ID:kFMxEY.60
『あなたへの唯一つのチョコ』


今日は2月14日。バレンタインデー。女の子が想い人にチョコを渡す、そんな日のはずなんだけど、
友チョコとか世話チョコとかあらゆるチョコの出現で、ここ女子高でもチョコは飛び交っている。
かく言う私、中野梓もお世話になった先輩たちへのお礼も兼ねて、チョコケーキを渡すつもり。
純と一緒に憂に教えてもらいながら作ったんだけど、実はもう一つ、お父さんに、なんて言って、二人をなんとかごまかして作ったチョコがある。それは…私の想い人への、たった一つの本命チョコ。
もうすぐ卒業してしまうあの人へ、ずっとずっと気になっていたあの人へ、素直になれなかった私の想いを告げるためのチョコ。
叶わなくても構わない。覚悟は決めている。でも、会えなくなる前に、どうしても伝えたかった。
私の人生で初めての恋だから。
でもやっぱり、とてつもなく緊張してしまう。

「私は先輩たちに渡してきたよ。梓は?」
「ううん。まだだけど…」
「あ、あそこにいるの、お姉ちゃんたちじゃない?」
「えっ?」

見るとそこには、下級生からチョコを貰う先輩たちの姿があった。

「うーんやっぱり軽音部の人気はすごいね」
「ここにもいるんだけどねー、梓」
「わ、私は別にいいもん」
「そんな事言っちゃって。しかしこれじゃあなかなか渡しに行けないね」
「部活の時に渡せばいいんじゃない?」
「甘いよ憂。あれだけ貰ってるんだから放課後にはチョコに飽きちゃうかもしれないよ」
「そうかな…」
「そうだよ、私も澪先輩に渡すから、一緒に行こう」
「え、ちょ、ちょっと待ってよ」

321軽音部員♪:2011/02/16(水) 23:33:23 ID:kFMxEY.60
私たち放課後ティータイムは、文化祭でのライブが大成功に終わり、校内でも結構人気者になってたりして、
中でも先輩たちに憧れる下級生はライブ以来ぐっと増えたようで、あちこちでそんな話を耳にする。
大人気の澪先輩はすでにファンクラブの人たちに囲まれていて、両手いっぱいにチョコを貰っているようだった。
律先輩やムギ先輩もチョコを貰って照れくさそうにしている。そして、

「平沢先輩、これ食べてくださいっ」
「えへへ、ありがと」
「私のも受け取ってください」
「わあい、ありがとー」
下級生からチョコを貰う、想い人の姿がそこにあった。

「…!」
「あ、梓!?」
「梓ちゃん!」

私は気がついたら駆け出していた。その場から逃げるように。
私は唯先輩が好きだった。なのに、あの人はチョコ貰って、あんなに嬉しそうにしてて…。
馬鹿な私。貰ったら嬉しいに決まってるじゃん。あのやわらかい笑顔が、優しさが、あったかさが、何よりもあの人の魅力なのに。
下級生が憧れるのだってあたりまえだよ。ボーカルだし、ライブであんなに輝いてたんだもん。
でも、あんなに貰って、私なんかよりずっと可愛い子から、ずっと美味しいチョコを貰ったりしていたら。告白、されていたら。
今日けじめを付けようと決めたのに。これじゃ、渡せないよ。


朝から思いつめてたまま、集中できない授業はあっという間に過ぎ、すでにお昼休みになっていた。

「あーずさ。なにしょんぼりしてんの。チョコ渡せなかったのがそんなにショック?それともHTTなのに貰えなかったのがショック?」
「そんなんじゃ…ないよ」
「うーん、重症だね」
(憂、どう?)
(うん、今送ったよ)ポチポチ
「おっけ」
「あ、あずさちゃーん?」
「ふぇ?」
「さっき梓ちゃんにお昼休みに会いたいって人がいてね?中庭で待ってるって言ってたよ」
「よかったじゃん梓ぁ。ファンの子かもよ?」
「そ、そうかな」
「そうだよ、早く行ってあげなっ」
「うん、がんばれー」
(ちょ憂!頑張れって)
(あっ、間違えちゃった)
「うん、行って来るよ」
(ホッ)

322軽音部員♪:2011/02/16(水) 23:36:03 ID:kFMxEY.60
なんだかんだで、心が晴れている自分がいた。今は純粋に、嬉しいと感じている。きっと唯先輩もこんな気持ちだったんだろうな。
あ、でもまさかと思うけど、こ、告白とかされないよね。ないない。うん、もう考えるのはやめよう。
自分に素直になろう。だからこれが終わったら、私もあの人に渡しに行こう。
程なくして私は、人気のない中庭に付いた。呼び出した人がどこにいるのか分からないまま、少し歩きまわる。すると、

「来てくれたんだね」
「え…」

不意に後ろから声をかけられた。その声はやわらかくて、ほっとする、私の良く知っている…

「待ってたよ、あずにゃん」
「唯…先輩」

振りむいた先に立っていたのは、唯先輩だった。

「…先輩も呼び出されたんですか?」
「ん〜ちがうよぉ。私があずにゃんの事呼んだの」
「それって、どういう…」
「えへへ、ちょっと待ってね。後ろ向いてて?」
「は、はぁ」
「えと、これでよし。すーはーすーはー、かんばれ、わたし」ゴソゴソ
「先輩?何を」
「あずにゃん、いいよ」
「唯せんぱ…」
「あずにゃん、いや、梓ちゃん。これは私の気持ちです。よかったら受け取ってください」

大きなハートマーク型のチョコを差し出す、頬を赤く染めた唯先輩。
そして、今確かに聞いた。これが、唯先輩の気持ち…?
頭が真っ白になる。これって、本当に?私に?あまりに突然過ぎて、信じられない。けど、

「あなたが好きです。あずにゃん」

次の言葉を確かに聞いた瞬間、私の思いは涙とともに、一気に溢れ出た。
「ふええぇぇぇん」
「あ、あずにゃん!?」
「私も…わたしも…好きです…ぐすっ…唯先輩が…ひくっ…好きです…」
「あずにゃん…」ギュッ
「ずるいです…ぐすっ…私も、渡そうとしてたのに…私も言おうと思ってたのに…」
「えへへ、ごめんね?でも、私凄く嬉しい。これね、一生懸命作ったんだよ。思い通じたかな」
「はい…本当に、本当に唯先輩の事、好きでいいですか。えぐっ…私で…あんなにチョコ貰ってたのに…」
「あずにゃん、好き、大好き。あずにゃんの為に作ったんだよ。チョコ渡すの、あずにゃんだけなんだよ」
「うぅっ…唯先輩、大好き、私も、大好きですっ。私のチョコも、愛を込めたんですから、受け取ってください」ギューッ
「ふぉぉ!?…えへへ、楽しみにしてるよ、あずにゃん♪」

今日は2月14日。バレンタインデー。女の子が想い人にチョコを渡す、そんな日。そんな日は、私にとって忘れられない素敵な日になった。これからは毎年、渡し合えたらいいな。

323軽音部員♪:2011/02/16(水) 23:38:00 ID:kFMxEY.60
ガサッ
「梓、上手くいったみたいだね」
「うん、両想いだったのに上手くいかないはずはないよ!」
「お父さんに、とか言ってたけど、ばればれだったね。あのチョコ」
「ねー。どんなチョコにするのか聞いたら
『えと、甘いのと可愛いのが大好きだから、ハート型のミルクチョコにしようかな』
とか言っちゃったし」
「『もっとしっかりしてください!…でも』とかいうメッセージカード付いてたし」
「もう純ちゃん。見ちゃだめだよ〜」
「しかしあの後唯先輩ともチョコ作ってたとはね〜。どうりで憂が買った材料多いはずだよ」
「えへへ。お姉ちゃんの分、には変わりないでしょ?」
「ごもっとも。ってあれ?向こうの木の陰にいるの、澪先輩たちじゃない?」
「ほんとだ、紬さんが倒れて大変なことになってる」


おしまい!

324軽音部員♪:2011/02/16(水) 23:41:44 ID:HB0D8s.20
>>323
GJ! 寝る前にいいもの読ませてもらった
ピンナップの表情を合わせて想像してらキュンときた

325軽音部員♪:2011/02/16(水) 23:58:12 ID:eKdw4sQsO
>>323
色んなSSで出てるけど、告白シーンってのは何度読んでもいいね〜
てかやっぱ三人共見ていたのかw
GJ!!!

326軽音部員♪:2011/02/23(水) 09:24:19 ID:qx4ddx0MO
なんかしたらばの管理人さんが引退するらしいぞ
交代要員募集しているみたいだが・・・

327中2:2011/02/23(水) 22:52:42 ID:LF5Mz2BE0
スレというものを僕におしえてください。
十六茶のキーホルダー買った?

328中2:2011/02/23(水) 22:55:00 ID:LF5Mz2BE0
スレというものを僕におしえてください。
十六茶のキーホルダー買った?

329軽音部員♪:2011/02/26(土) 21:40:38 ID:QJskpTwY0
こっちは最近人いないねえ

330軽音部員♪:2011/02/26(土) 22:01:02 ID:m9EM4.QU0
本スレ18の501ですが
不愉快にさせて申し訳ありません
ただ、VIPとかがよく分からないのでよければ教えていただけないでしょうか

331軽音部員♪:2011/02/26(土) 22:13:03 ID:mQUu/FmgO
>>330
ニュー速VIPって所をみてみればよろし

332軽音部員♪:2011/02/26(土) 22:23:41 ID:m9EM4.QU0
>>331
ありがとうございます。
2チャンではニュー速+と唯梓しか見てなかったんで
重ね重ね不愉快にして申し訳ありません

333軽音部員♪:2011/02/26(土) 23:10:45 ID:wLMhE58wO
>>329
確かに話題が少ないのは寂しいね
本スレ規制に巻き込まれている避難所民て今どれぐらいいるんだろう

334軽音部員♪:2011/02/28(月) 16:55:34 ID:R2vVFWC.0
その分最近本スレが伸びてんだし気にすんな

335軽音部員♪:2011/03/04(金) 18:28:00 ID:OjFtqpAM0
最近本スレは伸びてるな
規制とかが少ないせいかな

336軽音部員♪:2011/03/06(日) 21:41:51 ID:f2s0keY2O
4レス使わせてもらいます。

『めもりーずらすと』


穏やかな陽射しとさらさらと木々を揺らす風が春の到来を告げる、3月の昼下がり。

梓はくしゅんとくしゃみをした。
花粉のせいなのか、それともしばらく掃除をしていなかったこの部屋のせいなのか。
両方かな、と梓は呟き、スイッチを切った掃除機を左手に持ち替えて、右手の人差し指で鼻の頭をこすった。

バリッ、バリッ、とせんべいを噛み砕く音が聞こえ、梓はいつも通りにため息を吐く。
ため息を吐くと幸せが逃げると言うが、梓はそうは思っていなかった。
なぜなら、梓がため息を吐く原因を作る人間はただ一人しかいないからだ。
そして梓がため息を吐いてもその人が飲み込んでくれる。幸せは決して逃げない。
梓はそう信じていた。

「……でなきゃやってられないよね」
「何がー?」
「何でもありませんよ。それより、まだ昼食を取って一時間も経ってませんよ。
 三時のおやつにしては早いんじゃないですか?」
「まあまあ、いいじゃない。明日も休みなんだからさ。
 掃除は明日だってできるよ」
「そんな調子で先延ばしするから、こんなに汚くなっちゃったんです。
 こんなんじゃ人を呼べないですよ」
「いいよ。みんな散らかってても気にしないって」
「私が気にします。さすがに見苦しすぎですよ、この部屋は。
 脱ぎ散らかしてるし、雑誌と座布団の区別がつかなくなってるし……。
 おにぎりせんべいこぼれてるし」

梓は唯の足元に掃除機を運び、食べかすを吸い込んだ。

「最近の掃除機はすごいねー。驚異的な吸引力だ」
「そうですね。というわけで唯先輩。
 さっさとせんべいを飲み込んで押し入れの整理を再開してください。でないと右足の小指をこの掃除機で吸い込みますよ」
「あずにゃんこわい……。わかりましたよー」

唯はずずーっとお茶をすすり、よいしょっと言って立ち上がった。

「では行って来るよ」
「いってらっしゃい」

唯は手を振って隣の部屋に消えて行った。

パタンと閉じられた扉を、梓はじっと見つめた。
梓はため息を吐いた。
けれど、その口元には笑みが浮かんでいた。

梓は掃除機のスイッチを入れ、食卓の下に潜り込んだ。

337軽音部員♪:2011/03/06(日) 21:44:26 ID:f2s0keY2O
「あずにゃーん」
「唯先輩……。まだ五分しか経ってませんよ」
「見て見て。これ」

唯は水色のカバーをつけた分厚い冊子を顔の前に掲げた。

「アルバム……ですか」
「ねぇ〜。見ようよ〜」
「掃除終わってからです」
「あずにゃん。そんな急いで掃除しなくてもいいじゃない。
 人生は、ゆっくり歩んだ方が色んなものが見えるんだよ。私はウサギとカメでいうとカメなの。
 さあ、お茶でも飲んでゆっくりしなさい」
「どちらかというと、アリとキリギリスのキリギリスですね、唯先輩は」
「がーん」

唯は右手で頭を押さえ、足をふらつかせた末、木製の椅子に身を預けた。

オーバーなリアクションだ、と思いつつ梓はテレビの裏側の掃除に取りかかった。

けほっ、と咳をした後、梓はずらしていたテレビ台を元の位置に戻した。
次はソファの裏の埃を取り去ってやろう、と二人掛けのソファの方へ足を向けながらも、梓は横目で唯の様子を窺った。

唯は頭を垂れて、テーブルに置いたアルバムをゆっくりとめくっていた。

ソファの後ろに落ちていた五円玉を二枚拾い上げ、梓は再度、唯の方を密かに見やった。

アルバムをめくる速度は増し、唯の目は爛々と輝きを放っていた。

梓はソファを元の位置に戻し、唯に背を向けつつカーペットに掃除機を掛けた。
しかし、掃除機が発するヴィーンという音をしのぐほどの笑い声が室内に響き渡り、梓は首を回した。

「あははははっ! おっかしいー! 見てよあずにゃん」

梓は掃除を続けつつ、唯の横顔から目を逸らさなかった。
7秒に一度、まるでシャッターを切るように、梓はまばたきを繰り返した。

掃除機と笑い声が奏でるハーモニーは、ベースとドラムとキーボードとギターに絡み合うボーカルに似ていた。

「いや、似てないし」
「あーっ!」
「ど、どうしたんです!?」
「私のタイツ!」
「あ……」

ブィーンと不快な音を立てて、掃除機はクッションの下にあったタイツを飲み込んでいた。
直後、掃除機はガガガッ、バキバキッ、と悲鳴をあげた。タイツの横にあった耳かきが無残な姿を晒していた。
梓は左手で額を叩き、右手で掃除機のスイッチを切った。

そしてテーブルに近づき、唯の隣の椅子に腰を下ろした。

338軽音部員♪:2011/03/06(日) 21:46:30 ID:f2s0keY2O
梓が座ると椅子はギシッと軋んだ。この椅子は四年前に中古家具店で購入したものだ。

「あずにゃん、太った?」
「椅子が古くなったんです」

梓はそっけなく答えるとアルバムに視線を移した。
左ページの左上の写真には軽音部五人が笑顔で写っていた。

「これ、いつだろう」
「私が入部したての頃ですね」
「なんでわかるの?」
「笑顔がぎこちないです」
梓はそう言うと、唯の顔を見て微笑んだ。唯も梓に笑顔を向け、梓の頭を優しく撫でた。
梓はくすぐったげに片目を閉じたが、拒みはしなかった。

「これは合宿の時のだね」
「ええ。唯先輩は普段行かない所に行くとすぐはしゃぐ人でしたね。今もそうですけど」
「あずにゃんだって楽しそう」
「お恥ずかしながら」

二人は一枚一枚じっくり思い出を振り返った。

「これは……学園祭の?」
唯が指さした写真に写っているのは、夜の学園祭の仄かな灯りの中にいる唯と梓だった。

「あー、これは……」
「確かあずにゃんにこっぴどく叱られて……。ひどい演奏だったのは唯先輩のせいですよ!って」
「……すいません。あんなこと言うつもりはなかったんです。本当は……」
「わかってる」

唯は梓の肩を抱いた。梓は唯の肩に頭を乗せ、しばし目を閉じた。

二人は引き続きアルバムをめくった。五人で写ったものが多い。

ライブハウスでの記念写真。

初日の出をバックに撮った写真。

ケーキを食べている五人。唯の頬にはクリームがついていた。梓は唯の顔を見ていた。

け、い、お、ん、ぶのキーホルダーを手に持った五人。

ギー太を大事そうに抱える唯と、そんな唯を呆れた目で見ている梓の写真。梅雨の時か、と梓は苦笑する。

夏フェスで肩を組む五人。

部室で練習する五人。

ライブを終えて部室で眠る五人。

大晦日に年越しそばを食べている五人。

大学合格を喜ぶ四人と、複雑な表情を浮かべた梓。

卒業式の日の五人。


アルバムをめくる手が止まった。
すうすうという寝息を聞いて、梓は唯がページをめくらなくなった理由を察した。
梓はふっと息を吐き、唯の頭を自分の肩に乗せた。

339軽音部員♪:2011/03/06(日) 21:49:23 ID:f2s0keY2O
梓は右ページの右下にある卒業式の日の写真をじっと見つめた。

「卒業は終わりじゃない、か」

これは唯達が梓のために演奏した後に撮った写真だった。
この時はまだ、梓の目の涙は乾いていなかった。
この時はまだ、梓は自分が一人になると思っていた。。
もう傍にいれなくなると思っていた。

「時間が巻き戻ればいい、なんて思ってたな」

梓は前のページに戻ろうとした。

「あず……にゃん」

唯は夢うつつで梓の服の裾をつかんだ。

「唯先輩」

梓は前のページには戻らなかった。
今の梓に不安などなかった。
卒業は終わりではなかったから。
今ここに、確かに体温と息遣いを感じられるから。

テーブルの上には使い捨てカメラがあった。先日の旅行で唯がデジカメを家に忘れたために現地で買ったものだ。
梓はそれを手に取った。残りは一枚だった。

「唯先輩」

起こしちゃうかな、と思いながらも、梓は最後の一枚を撮影した。

「まだまだ終わりませんよ」

梓はカメラを置き、次のページを開いた。

END


某アニメのエンディングから着想を得たけどうまく絡めることができなかったっす。

340軽音部員♪:2011/03/06(日) 22:32:17 ID:9ch8nnsE0
>>339
同棲編ktkr!
GJ!

341軽音部員♪:2011/03/07(月) 00:06:42 ID:1pgwLcDE0
成程前スレ1000が此処に活きたか…作者GJ.

342軽音部員♪:2011/03/07(月) 01:35:38 ID:wLt3odv60
>>339
乙乙

343軽音部員♪:2011/03/07(月) 23:40:30 ID:fgLkFswk0
本スレ今日70人以上人いたな
レス全然無い日とかもあったけどお前ら潜伏してただけだったんだな

344軽音部員♪:2011/03/07(月) 23:52:25 ID:9otVu7uo0
アニメスレと同じでROMってる人が多いんだと思う
公式ネタとか出ると書き込みが一気にくるから

345軽音部員♪:2011/03/15(火) 17:13:03 ID:wdthJbEcO
だとしたら、明日あたり一気に書き込み増えるかな

346軽音部員♪:2011/03/15(火) 19:17:08 ID:VOE05OQs0
どうだろ
今は停電とか色々あるから

347軽音部員♪:2011/03/16(水) 09:46:02 ID:KuSuLy.wO
仕事なくて暇すぎる
これは読んでおくべきって梓×唯SS教えてくれ

348軽音部員♪:2011/03/17(木) 00:34:31 ID:B9BEpcLQO
唯×梓と梓×唯はどう区別されるのだろうか

エロ有りなら攻める方が前に来るんだろうけど非エロの場合はどっちが前だろう?
積極的にアプローチした方が前?

349軽音部員♪:2011/03/18(金) 07:18:29 ID:9rP2zkRQO
その考えで良いと思われ

エロ無くても攻めてる事には変わりないし

350軽音部員♪:2011/03/19(土) 02:14:34 ID:sBsKLe9U0
転載だけど貼らずにはいられない
一応27話ネタバレと書いておく
ttp://iup.2ch-library.com/i/i0265370-1300450523.jpg

唯に向けるこの笑顔
思わず声がでてもた

351軽音部員♪:2011/03/23(水) 07:52:54 ID:O1yBSOHg0
規制されてた…
pixiv見て来たけどキス絵増えすぎワロタwww
絵師さんたちマジGJ‼

352軽音部員♪:2011/03/25(金) 23:36:08 ID:7ow7IWlgO
本スレがVIPみたくなってる・・・

353軽音部員♪:2011/03/25(金) 23:50:43 ID:PLg7ZaCQ0
最初のうちは笑って済ませてたけど
キャラなりきりとかもういらん

354軽音部員♪:2011/03/26(土) 00:16:35 ID:0F2DsYN60
向こうじゃ水差す様でちょっと言えないんだけど…
梓の性格はツンデレではないって監督が言ってるよね
そこんとこ製作側に浸透させるのも大変なくらい
視聴者だけでなく製作者達にすら誤解されてるみたいだが

355軽音部員♪:2011/03/26(土) 07:20:21 ID:HeOx6AjYO
>>354
メモアルにも書いてあったよな
それに実際ツンデレだったらお留守番回は成り立たんだろうし

356軽音部員♪:2011/03/26(土) 19:05:58 ID:wFNCFL2o0
>>353
たまにあずにゃん乙とか書かれていたときは面白かったけど
あからさまに狙ってるのはちょっとね

357軽音部員♪:2011/03/26(土) 20:49:08 ID:HeOx6AjYO
本スレ19の後半は特に酷かったよな

358軽音部員♪:2011/03/26(土) 23:49:20 ID:45SJ5KU.0
もうだいぶ減ってるじゃないか
あんなもん一時的な物

359軽音部員♪:2011/03/26(土) 23:59:51 ID:B3IdHA4o0
まぁ人が増えればおかしな方向に行くことはあるよ
それでもアニメ本スレとかに比べたらまだいいかと

360軽音部員♪:2011/03/27(日) 02:49:13 ID:n16C2fvMO
不快な思いをさせてすみません。
もうなりきりはしません。
調子にのってごめんなさい。

361軽音部員♪:2011/03/29(火) 20:02:42 ID:gRMBmhiM0
http://uproda11.2ch-library.com/291017S5L/11291017.jpg

362軽音部員♪:2011/04/07(木) 23:09:52 ID:M/FhugNk0
「冬の散歩」


散歩なんてやめておけばよかった……
冷たい風に身をすくませながら、私は胸中でそう呟いていた。
先輩たちの受験も終わり、卒業式も近い3月上旬の日曜日。
春はすぐそこまで来ているはずなのに、風はまだまだ冷たく、
雲一つない空に輝く太陽も、街の空気を温める役には立ってくれなかった。
もう3月だけど、気温は冬のままだ。震えるほどに寒かった。

「少しはあったかくなるかなって思ったのに……」

コートの前をしっかりとしめ、身を小さくして通りを歩く。
久しぶりの良いお天気に油断して、
マフラーをつけてこなかったのは失敗だった。
いやそもそも、散歩なんてしようと思ったこと自体が間違いだったのだ。
家で大人しくギターの練習を続けていれば、
そうでなくてもすぐ引き返していれば、
こんな寒さを我慢しなくてもすんだのに。

「はぁ……」

ため息をつきながら、コートのポケットに入れた缶コーヒーを手で弄ぶ。
温かいホットコーヒーがポケットには入っていた……ただし、ブラックの。
カフェオレを買おうとして間違えてしまった無糖のコーヒー。
飲めないわけではないけれど、やっぱりブラックは好きではなくて……
仕方なく、ポケットでカイロの代わりになってもらっていた。
もっとも、ホットコーヒー程度では、
ポケットに入れた指先ぐらいしか温められなかったけれど。

「はぁ……」

渡ろうとしていた横断歩道の信号が赤に変わって、
またため息を吐いて足を止める。
寒さに耐えながら、無意味に町を歩き続けて……
いったい私はなにをしているのだろう?
寒い冬に一人で散歩なんて、ほんとバカみたいだった。

「うん……もう帰ろ……」

無駄に意地を張って散歩を続ける必要なんてない……
そう思って踵を返したそのときだった。

「あ〜ずにゃん!」
「にゃっ!」

いきなり唯先輩に抱きつかれたのは。
私が後ろを向いた丁度そのとき、
背後から近づいてきていた唯先輩が抱きついてきて……
図らずも、私たちは真正面から抱き合う格好になっていた。

363軽音部員♪:2011/04/07(木) 23:13:07 ID:M/FhugNk0
「ちょっ……ゆ、唯先輩! もうっ、
いきなり抱きついたらびっくりするじゃないですか!」
「エヘヘ、ごめんね、あずにゃん。
でもあずにゃんに会えて嬉しくって♪」

唯先輩の胸の中で文句を言うと、耳元で唯先輩がそう言うのが聞こえた。
謝ってはいるけれど、でも抱きしめる腕の力はまるで緩まず……
まったくもうと、私はまたため息を吐いていた。

「でも、あずにゃんどうしたの?
今日こんなに寒いのに、なんかいつもより薄着だよね?」
「あ、はい……ちょっと散歩に出てみたんですけど……
良いお天気だったので油断しちゃって……」
「そっかぁ。うん、今日はすごくいいお天気だもんね」
「ええ。ですから、もうちょっと温かくなるかな、
って思ったんですけど……」
「風も強くて冷たいもんねぇ。もう3月なんだから、
お日様ももっと頑張ってくれたらいいのにね」

そう言いながら、唯先輩は私を更に強く抱きしめた……
そのとき、ビニール袋のガサガサという音が聞こえた。
疑問に思い、首を動かすと……
唯先輩が腕にぶら下げたビニール袋が目にとまった。
この近所のスーパーの袋だった。

「唯先輩はお買い物だったんですか?」

ビニール袋を見ながらそう聞くと、

「うん、今買ってきたところなんだぁ」

そう言って笑いながら、唯先輩が私から体を離した。
そして、腕に下げたビニール袋の中に、もう一方の手を入れて、

「じゃーん!」

袋から取り出したのは、お菓子の袋だった。
デフォルメされた牛が大きく描かれている。
書かれている文字から、中身がミルクキャンディーであることがわかった。

「昨日スーパーに行ったとき見つけてね、
この牛ちゃんに一目ぼれしちゃったんだけど、
そのときはお金がなくてねぇ……」
「それで、今日わざわざ買いにいったんですか?」
「うん!」

364軽音部員♪:2011/04/07(木) 23:15:55 ID:M/FhugNk0
私の言葉に、唯先輩が笑顔で頷く。
この寒い中、お菓子を買いにわざわざスーパーまで行くなんて、
と私はあきれて……
でもそれが唯先輩らしいなと思って、私も笑みを浮かべた。
もうすぐ卒業で、春からは大学生になるけれど、
唯先輩のこういうところはずっと変わっていなかった。

「エヘヘ、可愛いでしょ、この牛ちゃん」

そう言ってお菓子の袋を見せる唯先輩に、
「はい、そうですね」と答えようして……
でもそのとき、一際強い風が私の身を打って、

「くちゅん!」

口から出たのは、小さなくしゃみだった。

「わっ、あずにゃん、大丈夫!?」
「だ、大丈夫で……くちゅん!」

言葉の途中でまたくしゃみが出てしまう。
マフラーのない今の格好だと、やっぱり今日の寒さは厳しかった。
唯先輩に抱きしめられている間は温かかっただけに、
今は余計そう感じてしまう。

「う〜ん……お外は寒いし、私の家に行こうよ、あずにゃん」
「……そうですね。お邪魔します」

唯先輩に誘われて、私はそう答えていた。
散歩はやめて帰ろうと思っていたところだったのだし、
もう無理して寒さを我慢する必要もないだろう。

「じゃ、行こ、あずにゃん」
「はい」

寒さのせいかあまり人気のない道を、私は唯先輩と一緒に並んで歩いた。
くしゃみはおさまったけれど、冷たい風に体が小さく震えてしまう。
そんな私を、唯先輩は心配そうに見つめていて、

「ほんとに大丈夫、あずにゃん?」
「大丈夫です……ちょっと風が冷たいだけですから……」

唯先輩に聞かれてそう答えるけれど、
声の元気のなさは誤魔化しようがなかった。
唯先輩も当然それには気づいていて、

「う〜ん……」

心配そうな表情は消えなかった。

365軽音部員♪:2011/04/07(木) 23:18:50 ID:M/FhugNk0
唯先輩に心配をかけているのが申し訳なくて、
私はもう一度「大丈夫です」と言おうとして、

「そうだ!」

でも私がそう言うよりも先に、唯先輩の元気な声が聞こえた。
そして、

「えい!」
「にゃっ!」

唯先輩は着ているコートの前を開けると、
その中に私を入れるように抱きついてきた。
大きく広がったコートに、私の体が包まれた。

「ゆ、唯先輩!?」
「エヘヘ、これならあったかいでしょ、あずにゃん」

驚きに声を上げる私に、ほにゃっと笑いながら唯先輩が言う。
唯先輩のコートにくるまれて、それに唯先輩とくっついて、
確かに私は温かかったけれど……

「でも唯先輩は……」
「大丈夫だよぉ、あずにゃんとくっついてるから、私もあったかいもん!」

心配で尋ねる私に、唯先輩はそう答えてくれる。
その言葉に嘘はないだろうけれど……
でもさっきよりもあったかいはずはなかった。
私にかけるためにコートの前を大きく開けているのだから。
これでは保温効果は弱まってしまうし、
体を打つ冷たい風だって遮れない。
卒業式も近いのに、
これが原因で風邪をひいてしまったりしたらどうしよう……
申し訳なさが不安を呼び、嫌な想像まで浮かんできてしまった。

「心配しなくても大丈夫だよぉ、あずにゃん」
「で、でも……」

唯先輩がそう言ってくれても不安は消えず、どうしようと悩んで……

「あ、そうだっ……唯先輩、これっ」

さっき買ったホットコーヒーのことを思い出して、
私はコートのポケットからその缶コーヒーを取り出した。
ポケットにずっと入れていたため、まだ充分温かかった。

366軽音部員♪:2011/04/07(木) 23:22:30 ID:M/FhugNk0
「あの、さっき買ったコーヒーなんですけど、良かったら、これ……
飲めば少しはあったまると思うので……」
「えっ、でもそれ、あずにゃんのでしょ?」
「いえその、間違えて買っちゃったブラックのなんで……
なんか残り物押し付けるみたいで申し訳ないんですけど……」

私がそう言うと、唯先輩は私が持っている缶コーヒーをしばし見つめて、

「じゃそれ、一緒に飲もっか♪」

笑顔で、そんなことを言った。
……それから私たちは、
二人で一本の缶コーヒーを飲みながら道を歩いた。
代わり番こに缶に口をつけながら、
口の中のミルクキャンディーで無糖の苦さを誤魔化して。
ミルクキャンディーは、もちろん唯先輩から貰ったものだった。

「エヘヘ……こういうのも悪くないよね、あずにゃん」
「ちょっと恥ずかしいですけどね」

笑う唯先輩に、私は苦笑を浮かべる。
唯先輩のコートの中に入って、ぴったりくっついて、
一緒に一本の缶コーヒーを飲んで……
知り合いにはあまり見られたい姿ではなかった。
さすがにこの格好はちょっと恥ずかしい。
でもスキンシップ好きの唯先輩は、もちろん全然気にした様子はなくて……
こういうところも唯先輩は変わらないままだなぁと思い、
私は苦笑を笑みへと変えていた。
コートと、唯先輩と、それに缶コーヒーの温かさが、
私の頬を更に緩めていた。
寒くて、ついさっきまでは散歩に出たことを後悔していたけれど。
でも散歩に出たからこそ、
こんなあったかさを感じることができたわけで……
このあったかさは、一人で家にいたら味わうことはできなかっただろう。
だから、

「あったかあったかだね、あずにゃん♪」
「はいっ」

冬の日の散歩も悪くないって、今はそう思えた。


END


長文失礼します。
4月になりましたが、未だちょっと寒い日が続いていますね。
なので、少しはあったかくなれるようなお話をと思って。

367軽音部員♪:2011/04/07(木) 23:26:52 ID:eVw6ZrYY0
>>366
ほのぼのしてて良いな
すごくあったかい気持ちになったよ
ホントかわいい2人だ
GJ!

368軽音部員♪:2011/04/07(木) 23:31:59 ID:Nf/n/23o0
いいねえ
ほのぼのした雰囲気がたまらない

369軽音部員♪:2011/04/07(木) 23:45:05 ID:4bQbLBwoO
>>366
あったかあったかでいい感じですなぁ〜
GJ!!!!

370軽音部員♪:2011/04/08(金) 01:06:11 ID:BDoSUgJo0
良いふいんきだな


371軽音部員♪:2011/04/08(金) 04:32:02 ID:rd/2qBvM0
>>366
こういうSSを待ってました。ありがとう。

372軽音部員♪:2011/04/12(火) 23:33:29 ID:jmWFPFNE0
今日、荒れてるな・・・

373軽音部員♪:2011/04/13(水) 08:13:15 ID:KFqOEkc.0
ちょっとキャラをおとなしめに変えたから釣られる人もでちゃうんだろね、ID抽出すれば
解決済みのVipSS報告にケチつけた後定番の憂ネタ、その後も憂ネタで携帯とPCで自演
とすぐ判るのに。

374軽音部員♪:2011/04/13(水) 09:21:07 ID:MVM7S3YM0
寮だったとしてもこれくらいのことはありそうだと妄想


「どうして来るたびにこんなに散らかってるんですか」
「うーん。どうしてだろう」

「毎週私が掃除してるじゃないですか。1週間でこれだけ汚すってどんな生活ですか」
「部屋は散らかるものなんだよ」

「実家にいた時はここまで汚れてなかったじゃないですか」
「憂が定期的に掃除してくれてからね」

「先輩も一人暮らしを始めたんですから自分で掃除ぐらいしてください」
「でも今はあずにゃんが掃除してくれるからね。ありがとう」

「私は唯先輩の部屋に掃除しに来てるわけじゃありません」
「……そうだよね」

「な、何ですか……はっ、い、いや別にそう言う事をしに来てるわけじゃ」
「掃除の時間がなければその分…」

「掃除しますから唯先輩は邪魔にならないところにいてください!」
「いや、これからは綺麗に…」

「良いです!私は唯先輩の部屋に掃除しに来てるんです!」
「そんなに照れなくてもー」

「照れてません!」

375軽音部員♪:2011/04/13(水) 17:26:19 ID:zEduK3wg0
寮の出入り自由度が気になる
比較的自由ならあり得そう

376軽音部員♪:2011/04/19(火) 12:23:47 ID:SLMkh2KAO
唯が部屋に帰ると布団が膨らんでいて呼吸音と共に静かに上下している件

377軽音部員♪:2011/04/23(土) 02:54:46 ID:BAe0zrDY0
本当に嬉しそうな顔して抱きつくなぁ
見てるこっちが幸せになる

http://uproda11.2ch-library.com/294047RH8/11294047.png

378軽音部員♪:2011/04/23(土) 22:24:55 ID:MX3PQPgk0
そりゃあ大好きな人だからね

379軽音部員♪:2011/05/02(月) 22:40:53 ID:esnngi2I0
にゃんにゃん言ってる奴がうざい
あれが例のかずにゃんって奴か?

380軽音部員♪:2011/05/02(月) 23:29:23 ID:D38isiwY0
多分偽者だけど荒らしであることには変わりない
言葉は通じないので無視が一番だよ

381軽音部員♪:2011/05/03(火) 22:08:31 ID:WiEUTnOw0
昨日はかずにゃんのマネして荒らし
今日はPCと携帯を使って荒らし
休みのせいか

382軽音部員♪:2011/05/03(火) 22:49:33 ID:ju5J7RJ60
PCともしもしはいつもいるじゃん、よくつづけるよね、ネガティブなことに延々労力割くのってワカラン

383軽音部員♪:2011/05/03(火) 23:49:14 ID:jtoP8gqc0
荒れてるな
この時間になると

384軽音部員♪:2011/05/05(木) 07:38:42 ID:PT3Tkr7Y0
本スレで出来なかったので、SSを投下させてもらいます。(念のために最初から)
注意・・・駄文・多少(?)のキャラ改変
なるべくなら、温かい目で見てほしい。
以下、投下、タイトルは「ゲームをしよう2」

「ルンルンル〜ン」
「ご機嫌だね、お姉ちゃん」
「いよいよ、明日から、ポケモンマスターへの旅が始まるからね。だから、憂。寂しいけど、一時
の別れだよ」
「頑張ってね、お姉ちゃん。・・・・・・・・・・・・あ、そうだ。前にも言ったけど、明日は用事があって
お姉ちゃんを起こせないんだけど、大丈夫?ちょっと早くなるかもしれないけど、起こしたほうが
いいかな?」
「大丈夫、大丈夫。一人で起きられるよ。なんてたって、私はポケモンマスターになるんだから。
おっと、もういい時間だ。そろそろ、寝るよ。おやすみ、憂」
「おやすみなさい」

385軽音部員♪:2011/05/05(木) 07:40:20 ID:PT3Tkr7Y0
「わ〜ん、寝坊したよ〜」
昨日は楽しみで、明け方近くまで寝付けず、目覚ましが鳴っても、起きれなくて、集合時間は
10時なのに、目が覚めたら、12時だなんて。私は昨日支度して(憂がしてくれた)荷物を持って、
サッサと着替えて、家を出た。
「最後の最後で、またこの道を走るなんて・・・・・」
こんにちは、平沢唯です。今日は私がポケモンマスターとして旅に出る重要な日です。この日の
ために、オーキド博士の助手になり、勉強してきました。私の他にも、澪ちゃん、りっちゃん、ムギ
ちゃんも旅に出るのだ。皆、とってもすごいトレーナーだけど、勝てるように頑張るよ。ちなみに、
ここは、マサラタウンだ。マサラタウンは都会とは違うけど、空気も澄んでて、良い所なんだよ。
よく、マサラはまっしろはじまりのいろとかよごれなきいろなんて、言われるらしいけど、たしかに、
その名前に値するほど、自然も豊かだし、綺麗な所で、のんびりと過ごすにはうってつけなんだ。
おっと、そんなことを考えていたら、やっと研究所が見えてきた。通いなれた道だけど、今日で、
最後だと思うと寂しいね。
「博士〜、遅くなりました」
「ん?唯君じゃないか。ずいぶんと遅いの」
「すいません、昨日は夜遅くまで寝付けずにいて、寝坊してしまって。・・・・・・・そんなことより、
皆は!?」
「だいたい、1時間前には出発してしまったよ」
「え〜。まあ、仕方がないか。じゃあ、博士、ポケモンは?」
選べないけど、自分が悪いから仕方がないかな。でも、もらえるだけでもいいよね。後で、すごいのゲットすればいいし。
「残念ながら、ないんじゃ」
「そっか〜。ないんだ。なら、仕方がないねえ・・・・・・・・・ってないの!?そんな〜、じゃあ、私は
どうすればいいの?」
「落ち着くんじゃ。言い方が悪かったのう。3人に渡した、3匹に匹敵するのがないんじゃ。
それでもいいかのう?」
「もう、この際、それでもいいよ」
ポケモンなきゃ仕方がないもんね。
「で、そのポケモンって何なの?」
「うむ、ピカチュウじゃ」
「ピカチュウ!?」
たしか、1年前に出発したサトシっていう人と同じポケモンだ。たしか、とっても可愛いんだよね〜。
「博士〜。私、それがいい。それがいいよ〜」
「そうかのう?なら、いいんじゃ。今、持ってくるから、待っているんじゃ」
「うんっ!!」

386軽音部員♪:2011/05/05(木) 07:42:21 ID:PT3Tkr7Y0
その時、ピョコピョコって足音が聞こえました。
「博士、今、ジョウト地方のウツギ博士からファックスが届きました」
可愛らしい声がしたので、そっちの方を見ました。髪型はツインテールで頭には、ネコミミがあって、尻尾を生やし、
背中にはギターを背負っている小さい女の子が紙束を持って、こっちにピョコピョコって歩いてきます。
・・・・・・・・・こ、これは!?
「おお、すまんのう、あずさ」
「いえ。お世話になってるんですから、これくらいはしないと」
「ねえねえ、この子は?」
「ああ。自己紹介できるかね、あずさ」
「はいっ。私はあずさっていいます。2、3日前に倒れているところを助けていただいて、お世話に
なっています」
そういえば、私たちは旅の準備で研究所を1週間休んでいたから、知らなかったのか。
「ねえねえ、博士。この子ってポケモン?」
「ああ。ワシも始めは驚いたんじゃが、れっきとしたポケモンなんじゃ」
「へえ〜。・・・・・・・・・・・うう、我慢できないよ〜」
私はあずさちゃんが博士に紙束を渡した後、あずさちゃんをギュッと抱きしめます。
「キャッ。いきなり何するんですか。なんなんですか、あなたは!!」
「やれやれ。可愛いポケモンを見ると、いつもこうじゃのう、唯君は」
「私は、平沢唯って言うんだよ〜。年は18歳なんだよ。よろしくね〜、君は何歳?」
「はあ、一応、17歳ですけど。まあ、ポケモンに年はあんまり関係ありませんけど」
「そっか。それよりも、博士〜」
「なんじゃね、唯君」
「私のポケモン、この子にするよ」
「ええっ!?なにを言ってるんですか。私はここで博士に恩返しを・・・・・・・・・」
「う〜ん、あずさは大変珍しいポケモンじゃからのう」
「そ、そうですよ。私は研究に協力しないと・・・・・・」
「仕方がないのう。唯君、大切に育てるんじゃよ」
「わ〜い」
「な、何でですか、博士。迷惑なんですか、私は」
「大変、役に立っているよ。珍しいポケモンだし、研究したいんじゃが、その容姿じゃろ?
最近のご時勢でそんなことをしては、世間的にもいろいろと問題がのう。それとも、あずさは唯君が嫌なの
かのう?」
「そうなの、あずさちゃん?」
「そ、そういうわけじゃありませんが、ただ、私を連れて行くと迷惑をかけるというか」
「大丈夫だよ〜。全然、迷惑じゃないよ。それよりもさ、にゃあ〜っていってみてよ」
「どうしてですか?」
「いいから、いいから」
「は、恥ずかしいから1回だけですからね。・・・・・・・・・・・・にゃあ〜」
「わあ〜、名前はあずにゃんだね」
「はあ、仕方がありませんね。私、あずさは唯マスターのために頑張ります!!」
「うむ、唯君よ。あずさを渡す代わりに1つ頼みごとを引き受けてくれんかのう?」
「うん、いいよ〜」
「旅を続けると同時に観察もしてほしいんじゃがのう。今までにないタイプのポケモンじゃからのう
研究したいんじゃ」
「分かったよ、博士。私に任せてよ」
その後、私は博士にきずぐすり、モンスターボールにポケモン図鑑をもらい、出発することになりました。

387軽音部員♪:2011/05/05(木) 07:43:54 ID:PT3Tkr7Y0
「これから、どんな旅になるか楽しみだね、あずにゃん」
「そうですね。でも、どうして、私を抱きながら歩くんです?ボールの中は好きじゃないですけど、
ボールの中でもいいですよ。それに歩けますよ、私は」
「問題ないよ〜。とっても可愛い、あずにゃんを抱っこしたいだけなんだから」
「・・・・・・・・・・・・・」
「?顔、真っ赤だよ、あずにゃん。ハッ、まさか、病気?」
「い、いえ、そういうわけでは」
「なら、いいけど。そういえば、どうして、倒れていたの?」
「それは・・・・・・・・・・まだ言えません」
「ええ〜」
「いずれ、ちゃんと話しますから」
「まあ、あずにゃんが言うならいいか。今度ちゃんと話してね」
「すいません、マスター」
「マスターなんて堅苦しい言い方しなくていいよ。気軽に唯でいいよ」
「そういうわけにもいかないですよ」
「仕方がないな〜。じゃあ、間をとって、唯先輩でいいよ。私のほうが年上だし」
「何の間ですか、それは。まあ、そう呼ぶするにしますよ。では、改めてよろしくお願いします
唯先輩」
「うん、こちらこそよろしくね、あずにゃん」

私たちは、それから、しばらく、トキワタウンに向かうため、歩いていました。
「ふう〜、疲れたね、あずにゃん」
「だから、私は歩きますって言ったんですよ。ずっと抱っこしながらだと疲れるんじゃないですか」
「や〜だ〜。あずにゃんを抱っこしながらい〜く〜の〜」
「子供みたいに言わないでくださいよ」
「やあ、唯じゃないか」
「ん?澪ちゃんだ〜。どうしたの?」
「いや、唯が心配になってな。博士からポケモンもらえたのか?」
「うん。これだよ、あずさって名前で、あずにゃんって名づけたんだよ」
私は、今、抱っこしているあずにゃんを見せる。
「なるほどな。なあ、私とバトルしないか?」
「バトル?大丈夫かな、あずにゃん?」
「任せてくださいよ、唯先輩」
「他には、ポケモンゲットしてないのか、唯は」
「うん。残念だけど、まだなんだ」
「じゃあ、1対1でいいな。準備はいいか?」
「うん。じゃあ、あずにゃん頑張って」
「はいっ」
「じゃあ、私は・・・・・・・・・いけ、コラッタ」
「コラッ」
「ではバトル開始」
初めてのポケモンバトル、緊張するね。
「コラッタ、体当たり」
「コラッ」
コラッタがあずにゃんに向かって、突っ込んできます。

388軽音部員♪:2011/05/05(木) 07:45:36 ID:PT3Tkr7Y0
「ど、どうしよう〜。え〜と」
「ではいきますよ、ムッタン」
私がわたわたとしてる間にあずにゃんの背中にあるギターを手に取ります。
「関係ない。いけ、コラッタ」
さすがは澪ちゃん。どんな時でも冷静だね。
「ではまず、ジャジャ〜ン」
あずにゃんはギターを弾き始めた。すると、コラッタは
「コラコラ〜」
急に目を回し始めた。まさか、超音波!?
「そして、次は、ら〜らら〜」
今度は歌いだした。すると、あずにゃんの周りにオーラが!?
「これはきあいだめです。といっても、私のはちょっと特殊なんで、攻撃力と素早さが上がるんです。
では、トドメです」
あずにゃんは駆け出し、コラッタに向かっていく。しかもとっても早い。
「サラバです。猫パンチ」
「コラー」
バーンとコラッタはふっ飛ばされてのびちゃった。つまり、これって・・・・・・・
「わ〜い、私の勝ちだ〜。すごいね、あずにゃん」
「ふ〜、どんなもんです」
「すごいよ。お祝いに抱っこしてあげるよ」
「わあ。いいですよ、離れてくださいよ」
「やれやれ。すごいな、唯は」
「どんなもんでしょ、澪ちゃん」
「ああ、すごいな、唯は。私も頑張らないとな」
「えへへ〜」
「名残惜しいけど、そろそろ行かなきゃな。じゃあな、唯」
「え〜、もう行くの?せめて、トキワまでは一緒に行かない?」
「悪いな、唯。やることがあるんだ」
「そっか〜。なら、仕方がないね。じゃあね〜」
「すまない。またな」
澪ちゃんは去っていきました。
「あ、そういえば、皆がどんなポケモンもらったか聞くの忘れちゃった」
「仕方がない人ですね。たしか、私の記憶では、カチューシャをしていた人がヒトカゲ、特徴的
な眉毛をしていた人はフシギダネ、さっきの人はゼニガメでしたね」
「なるほど。あれ?澪ちゃんは何でゼニガメを使わなかったんだろ?」
「何ででしょうね?」
「まあ、いいや。それよりも、記念すべき初バトルで勝利することが出来たのはあずにゃんのおかげ
だよ。私、あずにゃんを選んで良かったよ」
「そ、そうですか。それはよかったですね」
「あれ、顔真っ赤だよ。やっぱり、どこか悪いんじゃ?」
「も、問題ないです。さあ、行きましょう」
「あ、待ってよ、あずにゃ〜ん」
こうして、私のポケモンマスターへの旅が始まった。私の頼もしいポケモンである、あずにゃんと
ともに、ポケモンリーグで優勝してみせるよ。

389軽音部員♪:2011/05/05(木) 07:47:45 ID:PT3Tkr7Y0
出て来いよ、ムギ。いるんだろ」
「気づいてたの、澪ちゃん。さすがね」
「ふん。どうせ、ムギも唯のもらったポケモンを知りたかったんだろ」
「そういう、澪ちゃんもね。それにしても、人が悪いわね、ゼニガメじゃなくてコラッタを使う
なんて」
「どんなポケモンだか分かれば良かったんだ。わざわざ、自分のポケモンを使わなくても、そこら
へんの弱いのでも問題ないだろ」
「で、どうだったの?」
「あの、あずさはなかなか、強そうだったな。唯はノーマークだったけど、思わぬ、伏兵がいたもの
だ」
「あら、唯ちゃんはノーマークだったの?」
「唯はこの2年の付き合いで、だいたいパターンも読める。律は昔からの付き合いだしな。
ムギは2年付き合っても、なかなか本性見せなかったけどな」
「それは光栄ね。でも、あんまり、唯ちゃんを舐めないほうがいいわよ。才能だけなら、澪ちゃん
を凌駕する可能性もあると思うわ」
「・・・・・・・・・・才能か。フフフ」
「何がおかしいのかしら?」
「たしかに、助手時代のバトル練習で、時折、センスがあると感じる時はあった。この旅を通じて、
唯も成長し、おそらく、実力を隠しているだろう、あずさと組めば、強くなるかもしれない。でも、
そんなの関係ないよ。それを踏まえたうえでも、私の方が圧倒的に強い」
「すごい自信ね」
「事実だ。私の友達であっても、私に牙を向けるなら、唯、いや、唯のみならず律やムギも容赦
なく潰すよ」
(相変わらず、なんていう眼をしてるの。その眼には、驕りなんてない。あるのは絶対的な、自信。
フフフ、早く、全力で戦いたい)
「じゃあ、もう行くよ。じゃあね、ムギ」
「ええ。またね、澪ちゃん」

とある場所にて。
「まだ、見つからないの、サカキ様は」
「はい、申し訳ありません」
「まったく、あのお方は一体どこにいるのやら。引き続き、捜索を続けなさい」
「はっ。分かりました」
コンコン。
「誰?」
「私です」
「憂ね。では、後で、今月の成果をまとめて持ってきて」
「はい。分かりました、和様。失礼致します」
「入りなさい、憂」
「失礼します」
「そう。ご苦労様。いつも、悪いわね」
「いえ。仕事ですから」
「そんな堅苦しくしなくていいわよ。もっと、楽にいきましょう」
「そう?ありがとう、和ちゃん。疲れるんだよね、これ」
「まあ、他の部下の前では一応立場があるからね。それより、疲れたでしょ?ごめんね、朝早くから
用事を頼んじゃって」
「いいんだよ、それは。・・・・・・・・・それよりも、サカキ様は見つかった?」

390軽音部員♪:2011/05/05(木) 07:50:55 ID:PT3Tkr7Y0
「まだね。1年前にサトシとかいう人に負けて以来、何処にいるのやら。でも、私達、ロケット団が
復活するにはあのお方の力が必要なのよ。なんとしてでも見つけなければならないわ」
「うん、そうだよね。それにもうひとつの問題があるからね」
「それについてはもう対策を立ててあるわ」
コンコン。
「来たようね。入りなさい」
「失礼します、和様」
「さわ子さん。あなたには、やってもらいたい任務があるわ。憂、あれを渡して」
「はい、どうぞ」
「ありがとうございます。・・・・・・・・・・この女の子がどうしたんですか?誘拐するんですか?」
「ちがうわ。れっきとしたポケモンよ。名前は、あずさ。このポケモンは私達に研究所から、脱走したの。
このポケモンはわれらの野望のために必要なの。あなたにはこれを捕獲してほしいの」
「分かりました。早急に、捕獲してまいります」
「頼んだわよ」
「はい、失礼します」
「あの子さえ、また、私の手に戻れば、再び、天下を取ることができる」
「頑張ろうね、和ちゃん」
「ええ」

「どうかしら?ポケットモンスターあずバージョンは」
「その前に、唯先輩はやらないんですか?また、私を抱きながらゲームを見てるだけですけど」
「全然、問題ないよ〜。私はあずにゃんに指示出したりしてるから、一緒にやってるようなものだし。
あずにゃん抱きながらだと気分がいいし」
「なら、いいんですけど。さて、いろいろ、ひどくありませんか、これ。まず、ゆいバージョンとストー
リが違いますし」
「同じじゃ、面白くないでしょ?」
「それはそうですけど。後、澪先輩とか、またおかしかったじゃないですか」
「前にも、言ったけど こういうキャラの方が盛り上がるでしょ。実際の私達に合わせたら、皆一緒に、のんきな旅になるでしょ。
そしたら、ゲームとしては盛り上がらないわ」
「まあ、百歩譲って、澪先輩達はいいとしても、憂とか、和先輩、先生まで、悪役とか酷くないです
かね?」
「それは、私から説明しよう」
「あ、律先輩」
「この主人公である唯は、これから、あずさと旅に出るわけだ。ポケモンリーグを目指して、旅を続けていくうちに
あずさを狙うロケット団の陰謀に巻き込まれていく。あずさを守るためにあずさと
協力して、ロケット団と戦い、その中で、実は妹や幼馴染が敵だと分かり、ショックを受けるも、
あずさに励まされて、あずさといっしょに妹や幼馴染を更生させる。そして、その戦いを通じて、
あずさとの絆はさらに深まり、ポケモンリーグに挑戦するということだ」
「激しくネタばれですね」

以上です。

補足
トレーナーの強さ(出発時点)
ゆいバージョン
澪>>>>>ムギ≧律≧梓
あずバージョン
澪>>>>>ムギ≧律>>唯

391軽音部員♪:2011/05/05(木) 10:13:15 ID:s7fZl7fIO
>>390
ゆいバージョンがのほほん系であずバージョンがシリアス系か・・・〆(・ω・*|フムフム
│・ω・) 唯対梓のポケモンバトルってのも見てみたひなぁ

GJ!!!

392軽音部員♪:2011/05/07(土) 14:05:53 ID:ANjpvJE20
前から本スレで憂入らないとか言ってるやつなんなの?
俺はゆいあず派だが憂だってもちろん全員キャラ好きだぜ?
自分の中の意見として持っとけばいいのに何でおれたちにまで同意させようとしてくるんだ?
こんなのしてるから本スレの汚名度があがるんだよな

393軽音部員♪:2011/05/07(土) 14:32:09 ID:AW050Udo0
どう見ても荒らしだろ

394軽音部員♪:2011/05/07(土) 17:13:41 ID:PaybchzcO
>>392
ほっといてあげな
多分私生活が上手くいってなくて可哀相な人なんだから

395軽音部員♪:2011/05/07(土) 21:33:18 ID:453EKbYkO
2ch外のサイトまで手を出して大暴れしているみたいだな。
まあ、レスやコメント内容から馬脚を現したようだから、ほかっておけばいいさ。
ただ単にけいおん自身のアンチだろうし。

申し訳ない、空気を変えるために…

唯と梓この2人はお金をかけないようなどっちか言うと、公園や広場、河川敷とかの放牧的なデートが似合う気が。
よく版権絵になっているようなね。
2人でピクニック行くのとか少し子供っぽいかもしれないけど凄く和みそう。

396軽音部員♪:2011/05/07(土) 23:18:59 ID:sGwv9yGE0
そういえば公園や河川敷っぽい所の版権絵多いな

397軽音部員♪:2011/05/09(月) 20:43:39 ID:PJ6MVxSA0
なんとなく書いたSSを投下させてもらいます。一応、>>298 の続き
注意・・・駄文・多少(?)のキャラ改変。なるべくなら、温かい目で見てほしい。
以下、投下、タイトルは「ポケットモンスターゆい トキワ編」

「ふう〜、やっと着きました」
「やっとだね、あずにゃん」
「やっとだね、じゃありませんよ。ゆい先輩のせいじゃないですか」
「そうだっけ?」
「とぼけないで下さいよ。あれはたしか・・・・・・・・」
〜回想〜
「この道をまっすぐですね」
「チッチッチ、こっちの方が近いんだよ、あずにゃん」
「え、でも、地図によれば、こっちだって」
「私はポケモンなんだよ、野生の勘を信じなさい」
「仕方がありませんね。じゃあ、こっちの道で」
〜回想終了〜
「で、結局、迷って、ようやく、ついたんじゃないですか」
「そうだったね」
「うう〜、お風呂入りたい。一週間も入ってないんですから」
「あずにゃん、汚いよ〜」
「誰のせいですか」
「えへへ〜」
「ほめてませんよ」
「そんなことよりも、一緒にお風呂入ろうね、あずにゃん」
「まったく、のんきですね、ゆい先輩は。・・・・・・・・・・さて、まずはポケモンセンターっと」
幸いにもすぐに見つかりました。早く、回復させて、ホテルか何かで、シャワーでも浴びたい。
「こんにちは、こちら、ポケモンセンターです」
「この子の回復をお願いします」
「はい、お預かりします。随分変わったポケモンですね」
「ええ、まあ」
「あら、随分汚れてますね。シャワーも使えますがどうしますか?」
「え、そうなんですか?」
最近のポケモンセンターは便利ですね。
「じゃあ、ゆい先輩を預けてる間に浴びてこようかな」
「え〜、駄目だよ、約束してたじゃん。一緒におふろ入ろうって」
「回復する時に洗ってもらえばいいじゃないですか。出来ますよね?」
「はい、出来ますよ」
「じゃあ、それで」
「ぶ〜ぶ〜。あずにゃんの嘘つき。約束したのに。ぐすん」
「分かりましたよ。回復するまで待ってます」
「本当?わ〜い、ありがとう、あずにゃん」
「じゃあ、お願いします」
「はい。少々お待ち下さい。出来ましたら、お呼びしますので、この番号札をお持ち下さい」
番号札を持ち、そこらへんにある、いすに座ります。早く、シャワー浴びたい

398軽音部員♪:2011/05/09(月) 20:45:22 ID:PJ6MVxSA0
「あら、梓ちゃん」
「ん?ムギ先輩!!久しぶりですね」
「久しぶりっていっても、まだ、1週間よ」
「そうなんですけど、とっても、長く感じたので」
「そうなの?で、何匹くらいポケモンをゲットできたの?」
「それが……」
〜回想〜
「あそこにポッポがいますよ」
「ほんとだね」
「じゃあ、ゆい先輩。歌って眠らせてください」
「ん? どうして?」
「ゲットするからですよ。当たり前じゃないですか」
「え〜。ゲットしなくてもいいよ〜。だって、あずにゃんには私がいれば十分だもん」
「何、訳分かんないこと言ってるんですか。いいから、早くしてくださいよ」
「分かったから、怒らないでよ。でも、無駄だと思うよ」
「どうしてです?」
「だって、あずにゃんが大きい声出すから、逃げちゃったよ」
「あ・・・・・・」

「コラッ」
「あ、コラッタが現れました。さあ、ゆい先輩、出番ですよ……ってあれ」
「わ〜ん。怖いよ〜」
ピョコピョコ
「って、逃げないで下さいよ!」
〜回想終了〜
「という訳で、まだ、1匹も」
「そ、そう。そういえば、今、トキワジムにはジムリーダーがいないから、行っても意味ないわよ」
「そうなんですか。ありがとうございます」
「いいのよ〜。じゃあ、また、いつか会いましょうね」
「はいっ」

その後、私の番号が呼ばれ、ゆい先輩を引き取り、シャワー室へ。お風呂に入りたいけど、
無料だから、我侭言ってられませんよね。
「わ〜い、あずにゃん、早く行こうよ〜」
「はいはい」
私は、シャワー室に入り、シャワーを浴びます。ふう〜、生き返りますね。
「あずにゃん、髪の毛洗ってよ〜」
「はいはい、今やりますよ」
私はゆい先輩を洗いながら、考える。この先、どうしよう。早く、何かポケモンをゲットして、ゆい
先輩を預けた方がいいのかな?でも、ゆい先輩も弱いわけではないんだよね。この前の戦いを
見ても、きっと、とっても強いんだろうし。本当にどうしようかな?
「ジー」
「? どうしたんですか?」
ゆい先輩は私の問いかけにも答えず、手を伸ばしました。
「ぺタぺタ。モミモミ」
「なっ。ど、どこを触ってるんですか!」
「なんか、小さいね。博士の助手さんに入れてもらってた時は、皆、大きかったのに。あ、でも、
とっても可愛いよ。う〜ん、癖になりそう」
「ど、ど、どこを揉んでるんですか!は、離してください」
まったく、ゆい先輩は、油断も隙もありません。しかも、気にしてることを言ってくるなんて。
「ねえ〜、ねえ〜、この後はどうするの?」
「そうですね、今から、ここを出ると時間もあれなので、とりあえず、トキワシティでお泊りですね」

399軽音部員♪:2011/05/09(月) 20:46:56 ID:PJ6MVxSA0
「お泊り!」
「なので、これから……」
「遊びに行くんだね!」
「え、いや、違いま……」
「さっきね、ジョーイさんに美味しいケーキを食べられる店やたい焼きを食べられる店を教えて
もらったの」
「たい焼き……」
「あずにゃん、たい焼き好きって、言ってたもんね。シャワー浴びたら、一緒に食べに行こう」
「そうですね〜」
最近、甘いもの食べてなかったですし。……はっ。こんなんじゃ駄目です!!このまま、ずるずる
ゆい先輩のペースで、進んだら、バッジどころかポケモン1匹ゲットできないかもです。決めました。
早く、ポケモンをゲットして、この子を博士のところに戻しましょう。そのほうが、ゆい先輩ものんびり
できて、私もあらためてポケモンマスターへの旅に出発できます。でも……。
「あずにゃんとおやつだ〜。楽しみだな〜」
無邪気に私と一緒におやつを食べるのを楽しみにしてるゆい先輩を見てると、心が……。
い、いけない、駄目です。ちゃんと決心したんですから。でも、何かが心に引っかかる。この気持ち
は何なんだろう。
「ねえ、あずにゃん」
「な、なんですか?」
「もう出ようよ。結構長い間入ってるし。早く、ケーキやたい焼き食べたいし」
「そ、そうですね」
「ん? へんなあずにゃん」
駄目です、私。ここは心を鬼にしないと。今からでも、他の先輩方に追いつくことも出来るはず
です。
「ねえ〜、ねえ〜、あずにゃん。髪拭いて〜」
「はいはい」
とりあえず、着替えて、ポケモンセンターを出ることに。
「さあ、ケーキとたい焼き、食べに行こうよ〜」
「行きません。まずはフレンドリィショップに行きます」
「え〜、さっきは行くって言ったじゃん。あずにゃんも乗り気だったし。大体、そこにはおいしい
ものなんかないよ」
「食べに行くんじゃありません!いいから行きますよ」
「まってよ〜、あずにゃ〜ん」
そんなこんなで、フレンドリィショップに。
「わ〜、いっぱいあるね」
「なんでも、タマムシシティでは、もっと大きいショップがあるらしいですよ」
「そうなんだ〜。楽しみだね、あずにゃん。着いたら、たくさんお買い物しようね」
「そ、そうですね」
屈託のない笑顔で私に言う、ゆい先輩を見ると、これから、私がしようとすることを考えると、心が
痛みます。本当に私のやろうとすることって、正しいのかな?
「ところで何を買うの?」
「お金はそんなにありませんからね。とりあえず、モンスターボールを5つ買わないと」
「これを買ったら、食べに行くんだね」
「行きませんよ。これから、町のはずれの方で、ポケモンをゲットするんです」
「え〜。あずにゃんのポケモンは私だけで十分だよ」
「いつも思うんですけど、どうして、そんなに自信があるんです?」

400軽音部員♪:2011/05/09(月) 20:48:30 ID:PJ6MVxSA0
「え?自信って?特にはないけど」
「はい?強いから、1人で大丈夫って言ってるんじゃないんですか?」
「ううん。あずにゃんに可愛がってもらうのは私だけでいいかなって」
「そ、そうなんですか」
私の決断も間違ってないのかもしれない。
「さて、モンスターボールも買いましたし、行きますか」
「うう〜、ケーキ食べたい〜」
「我慢してください」
もう少ししたら、博士のところで、ゆっくりできますから。
「さて、ここら辺で探しますか」
私達は、トキワシティの外れに来ました。ここで、何かゲットできればいいんですが。
「とりあえず、どこにポケモンがいるんでしょうか」
辺りを見ても、ポケモンの気配がありません。日も落ちてきましたし、はやくしないと。
「もう少し、歩いてみますか。ポケモンが出たら、頼みますよ、ゆい先輩」
「え〜、ポケモン使いが荒いよ、あずにゃん」
「なにを言ってるんですか」
「でも、仕方がないね。あずにゃんのためだもん。頑張るよ、私」
のんきにゆい先輩とお話してるけど、もうすぐ、お別れかと思うと寂しい。でも、私の勝手で、
お別れすることになるんだから、私が寂しいなんて思っちゃいけないよね。自分勝手だな、私は。
もし、ゆい先輩が私とお別れって知ったらどうなるんだろう?寂しがってくれるのかな。でも、私の
勝手で、別れちゃうんだから、きっと、私のことを嫌っちゃうよね。それは嫌だな。で、でも、この
ままだったら、私はポケモンマスターになれるかも分からないし。
そういえば、博士が出発する時、
『世の中にはたくさんのトレーナーがいるが、きっと、このゆいの力を引き出せるは梓君だけじゃ』
『どうしてですか?』
『それは教えることはできない。じゃが、いずれ、分かることじゃ』
って、言われたけど、そんな博士の言葉も裏切ることになってしまいます。う〜ん、私はどうすれば
いいんでしょうか。
「ねえ、ねえ」
「なんですか。今ちょっと考え事を」
「あそこに何かいるよ」
「えっ!」
ゆい先輩が指差す方を見ると、ガサガサと音が鳴っています。
「な、何が出るんでしょうか」
「だ、大丈夫だよ。あずにゃんは私が守るよ」
「私の後ろに隠れて言わないで下さい」
ガサガサッ、ガサガサッ。
「出てきます」
「ハッサム」
「ハ、ハッサム!?」
まさか、こんなところで、見れるなんて。で、でも、こちらにはゆい先輩のみ。この場は逃げないと。
「おお、君はあの時のポケモンだ」
「し、知り合いですか?!」
「うん。そうだね、あれは、私が旅に出てた時、この子が傷ついて倒れてたんだ。だから、私が
歌ってあげたんだ」
「歌?」

401軽音部員♪:2011/05/09(月) 20:51:01 ID:PJ6MVxSA0
「私の歌には、ポケモンや人間さんを癒す力があるみたいなんだ。それで、この子を癒してあげて
、私の持ってたおにぎりとかをあげたんだ。そしたら、自分の食べる分がなくなっちゃって、倒れ
ちゃって、博士に拾われたんだ」
「何をやってるんですか、一体……」
まったく、自分の食べる分まで渡しちゃうなんて。
「でも、そのおかげで、あずにゃんに出会えたからよかったよね。こういうのって、情けは自分の
ためならずって言うんだっけ?」
「情けは人のためならずっていうんですよ」
「そうだっけ?」
「ハッサム」
「ん?私に何かようなのかな」
「ハッサム(私はあなたに助けられたおかげでこの命を散らせずにすむことができました。ぜひ
あなたに仕えさせていただきたい)」
「え〜、でも、私はあずにゃんのポケモンだし」
「ハッサム(む、そこにいる、可愛い女の子のことですか?)」
「そうだよ〜。いいでしょ〜。私の自慢のトレーナーで、私の将来のお嫁さんなんだよ〜」
「なにを言ってるんですか」
お嫁さんはともかく、自慢のトレーナーなんて、私はあなたを送り返そうとしてるのに。
「ハッサム(ならば、その女の子の元で、あなた様に恩を返したいのですが、大丈夫ですかな)」
「うん、いいよ〜。あずにゃんもいいよね?」
「な、何がでしょう?」
「そっか、あずにゃんにはポケモン語がわからないんだっけ。この子が仲間になってくれるん
だって。あずにゃんはいいかな?」
「も、もちろんですよ」
「じゃあ、モンスターボールを投げて」
「は、はい」
私はハッサムにボールを投げる。そして、すんなりとゲットすることができました。
「やった〜、ポケモンゲットだ〜」
「……」
「どうしたの、あずにゃん。嬉しくないの?」
「あ、そういうわけじゃないですよ。そろそろ、帰りましょうか。もう夕方ですし」
「そうだね」
私は再びトキワシティに向かいながら、考える。ハッサムがいれば、この先も楽になるだろう。
でも、ここで、ゆい先輩を博士に送り返したら、きっと、私はポケモンマスターになれない気がする。
それに何より、私はゆい先輩と旅を続けたいんだと思う。
「……ごめんなさい、ゆい先輩」
「何を謝ってるの、あずにゃん」
「いーえ。なんでもありません」
私はゆい先輩を抱き上げる。
「わ、急にどうしたの?今までは抱っこしてくれなかったのに」
「ねえ、ゆい先輩。美味しいたい焼きやケーキの店ってどこですか?」
「え?でも、もう夕食の時間だよ」
「明日の朝早くには出発しますし、それに、たまにはこんな夕食もいいんじゃないでしょうか?」
「……そうだね。あっちだよ、あずにゃん」
「はいっ」

以上です。
>>397>>298は本スレので

402軽音部員♪:2011/05/09(月) 20:57:26 ID:4.rp9CIY0
>>401
まさか唯にそんな過去があったとは
また気が向いたら書いてください。GJ!

403軽音部員♪:2011/05/09(月) 22:37:58 ID:AQRRRfXU0
荒らしも露骨になってきたな
AA連投したり意味不明なものコピペしてきたり・・・
NGはしてるがこれが原因で人が減ったりしてしまうかな

404軽音部員♪:2011/05/10(火) 00:54:39 ID:IjDO9wOM0
>>401
GJ!ゆいバージョンまったりしてて好きだ

405軽音部員♪:2011/05/10(火) 02:04:44 ID:c6MUyXUI0
忍法帖のレベルが低いのためこちらにSS投下させていただきます。
以前、本スレで唯と梓がのだめと千秋の関係に似ているとのレスを見かけたのでそれっぽいものを書いてみました。
たまには真面目に?練習をしている2人をどうぞ

ジャジャ ジャジャ ジャーン♪

梓「唯先輩」
唯「ほえ?なぁに、あずにゃん」
梓「いつも言ってますけど、2番に入るところ、インテンポでお願いします。休符が長すぎます」
唯「え〜?ちょっと遅くなるぐらいいいじゃん!」
梓「駄目です!確かに前の小節でリットかけますから、テンポ感が無くなりがちなのはわかりますけど、ここは唯先輩がしっかりとみんなを引っ張ってください」
唯「うう〜…、でも、難しいよお〜…。そ、その辺は今までどおり雰囲気で行こう!」
梓「…はあ」
唯「ダ、ダメかな…?」
梓「そうですね、じゃあ、逆に聞きます。この辺り、唯先輩はどんな演奏のイメージを持っていますか?」
唯「イメージ?う、う〜ん。ジャジャ、ジャジャ、ジャーン!!決まった!さあ、2番行くぜ!!って感じかな?」
梓「なるほど、それはどうしてそう思ったんですか?」
唯「え?ノリ?」
梓「…はあ」
唯「な、何かおかしなこと言った!?」オロオロ
梓「…」
唯「あ、あずにゃ〜ん!ご、ごめんね?」
梓(考えてみたら、唯先輩にこういうことをしっかり教えてあげる人っていなかったんだよね)
唯「あずにゃん?」
梓(それなのに、ここまでやって来てるんだ)
梓「…唯先輩」
唯「は、はい!」
梓「音楽室に行きましょう」
唯「了解しました!って、音楽室?なんで?」
梓「ピアノがあるからですよ」

梓「唯先輩、フタ開けるの手伝ってもらえますか?」
唯「まかせなさい!よいしょっと!!」
梓「これで、よしっと。唯先輩、隣に座ってください」
唯「うん!」
梓「もう少しこっちに座っても大丈夫ですよ」
唯「そう?じゃあ、お邪魔するね〜!あずにゃん、ピアノ弾けたんだね〜!」
梓「音をとるのに使うだけなので、曲とかは弾けないですよ。いつもならムギ先輩のキーボードを借りるんですけど、今日はまだいらしてませんから」
唯「へえ〜。何だか、ミュージシャン!って感じ!」
梓「そ、そうですか?コホン。さて、唯先輩。この曲のコード進行はもう頭に入ってますか?」

406軽音部員♪:2011/05/10(火) 02:06:25 ID:c6MUyXUI0
唯「え、え〜と、キーはEメジャーで、イントロはEからA、Bって感じで進行していくんだよね!」
梓「そのとおりです。冒頭の唯先輩のソロで始まるイントロはE→A→Bのダイアトニック進行です」
唯「だ、だいあとにっく…?と、とりあえず、基本的なコード進行なんだよね!(って澪ちゃんが言ってた気が…)」
梓「トニックからサブドミナントへ、そしてドミナントに行ってトニックに戻る。基本的なコード進行ですね。唯先輩、そもそも、この曲のキーについてはどう思ってます?」
唯「Eメジャーについて?う〜ん…、そんなこと考えたことなかったなあ」
梓「Eメジャーってことはホ長調のことですよね。ホ長調の主和音がどの音で構成されているかわかります?」
唯「(多分私のソロ音だよね…)ミとシとソかな…?」
梓「…自分のソロの音を低いほうから言いましたね?」
唯「ぎくっ!!」
梓「でもまあ、大体合ってます。性格には、ミとソ♯とシですね。こんな和音です」

唯「おおぅ…」
梓「ホ長調はきらびやかで軽やかな音色を持ちます。どうですか?」
唯「何か、楽しくて、わくわくして」
梓「そして、このキーからサブドミナント、ドミナントへ移っていきます」
♪♪♪
唯「おおっ!なんだか勢いがついて来たよ!どこかに行っちゃいたい気持ち!」
梓「しかも、この曲の実際の音符は、唯先輩が先ほど言ったように、低いほうからミ、シ、ソ♯と和音の構成が入れ替えてあります。こんな音です」

唯「!何だか、さっきより…」
梓「気持ちが『ふわふわ』しませんか?」
唯「!!あずにゃん!」
梓「澪先輩が作った歌詞をムギ先輩が受け取って、曲にしてくれました。ムギ先輩はどうしてこの曲をEメジャーで書いたのでしょうか。なんとなく感じてもらえましたか?」
唯「うん…。この曲を演奏したときのこの気持ちは、澪ちゃんの歌詞から来てるだけじゃないんだね」
梓「そうです。コード進行を意識することはもちろん大切なことです。でも、今自分たちが出している音がどういったものなのか。それを考えることも大切です」
唯「うん…」
梓「そこで、先ほど2人で演奏していた2番の入りのところを見てみます。コード進行自体はトニックであるEからサブドミナントのAへ、そしてドミナントのBに行き、トニックのEに復帰する、というようになっています。しかし、最後のトニックの和音、実は完全に完結しているわけではないんですよね。イントロのふわふわした和音のままなんです」
唯「ということは、コード進行では終わったと見せかけて、本当は終わってないってこと?」
梓「そうなんです。ここは偽終止なんです。聴き手にもう終わるかのように思わせておいて、まだ終わらないと面食らわせるのが目的のところなんですよ。もし、ここで2番に入らずにそのまま終わらせたらどうなります?」
唯「なんか、微妙な雰囲気になりそう…。あっ!」
梓「ふふっ、私の言いたいこと、わかってくれました?」
唯「だから、あずにゃんはその後の入りにこだわっていたんだね!!」
梓「わかってくれましたか!まあ、あくまで私の解釈なので正しくないかもしれませんが」
唯「ううん、教えてくれてありがとう。私、この曲のことが好きだったけど、あずにゃんのおかげでもっと好きになって来たよ!もっともっと好きになりたい!」

407軽音部員♪:2011/05/10(火) 02:13:36 ID:c6MUyXUI0
律「梓はまだ練習したいみたいだな〜?ん〜?」
梓「い、いえ、そんなことないです。そろそろ休憩してもいいんじゃないでしょうか!」
律「あれ?今日はやけに甘いじゃないか。ハッ!さては、こっそり家で練習してリードギターの座を狙っているな!?」
唯「えええええ!?あ、あずにゃん、そうなの?」
澪「まあ、梓の腕前を考えるとすぐにでも任せられるしな…」
律「来年は中野先輩は部長様だし、そろそろ表舞台に立ってみるか〜?」
唯「はうっ!あ、あずにゃ〜ん…」
紬「あずさちゃん…」
梓「もう!みなさんからかわないでください!私はそんなつもりありませんから!」
唯「あずにゃあ〜ん!!」ダキッ!
梓「ひゃあ!?」
律「全く、でもお茶ばっかりしてたらリードギターの座を今に梓に取られちゃうぞ〜!」
澪「やれやれ」
紬「みんな〜!お茶入ったわよ〜!」
唯「あずにゃん、これからもよろしくね〜!」
梓「そろそろ離れてください…!でも、練習サボってたら今度から私がリードギターやりますからね!」
唯「う、が、がんばります…」
梓「全く…」
梓(でも)
梓(卒業するまではリードギターをやらせてあげます。だって)
唯「あう〜…、やっぱりもうちょっと練習しようかな〜…」
梓(どんどん成長していく唯先輩の音を隣で聴いていたいから)

終わり

以上です。
書いていて思ったんですが、この2人はのだめと千秋とは少し違いますね。
ピアノの長椅子に2人で座る姿と、最後の梓の気持ちが書きたかっただけなので、途中の音楽がうんたらのところは読み飛ばしてもらって全然問題ないです。
駄文失礼しました

408軽音部員♪:2011/05/10(火) 19:57:08 ID:QZLoYQ/20
面白い
こういうのもありだね

409軽音部員♪:2011/05/12(木) 08:14:35 ID:8MhQsrtQO
ゆいあずポケモン超長編で書いてくれないかな
ss書く板で少しずつ書いていってほしいなぁ チラッ

410軽音部員♪:2011/05/12(木) 16:37:24 ID:uQXs2SfA0
SS書く板ってどこ?

411軽音部員♪:2011/05/12(木) 19:54:28 ID:DoAHx13w0
SS速報VIP

412軽音部員♪:2011/05/12(木) 21:07:09 ID:uQXs2SfA0
ありがとうございます
とりあえず、トキワの森編が終わったら、やってみます

413軽音部員♪:2011/05/13(金) 01:07:54 ID:u7guZTPYO
頑張ってくれ楽しみにしてる!

414軽音部員♪:2011/05/14(土) 18:03:53 ID:owiMixZo0
>>413
一応できたので、良ければ見てください

415軽音部員♪:2011/05/15(日) 00:02:39 ID:XFIRojo6O
>>414
期待してるぜ
本スレにはこの事言わないのかな?

416軽音部員♪:2011/05/15(日) 01:18:52 ID:O5CobmQM0
避難所移動しても荒らしも一緒に来たら意味なくないか

417軽音部員♪:2011/05/15(日) 01:29:14 ID:.7v7OyEU0
>>416
こっちの方が荒らし規制は楽ではある

418軽音部員♪:2011/05/15(日) 05:03:31 ID:dH2g2qXw0
>>415
本スレで、言わなくても、こっちも見てると思ったから報告しなかったんだけど、
したほうがいいのかな?
後、新しいのできたら、報告したほうがいいですか?

419軽音部員♪:2011/05/19(木) 22:38:01 ID:Z9rb4udY0
「練習!」


「というわけであずにゃん! 護身術の練習だよ!」
「はぁ……」

夏休みも終わりに近づいたある日のこと。
卒業旅行の相談をしようと先輩に呼ばれた私を待っていたのは、
護身術の本を持った唯先輩だった。
公園の隅の休憩所で、本を広げてふんすと気合いを入れてみせる唯先輩。
対して私は、気の抜けたような返事をすることしかできなかった。

「……って、今日は卒業旅行の行き先を決めるんじゃなかったんですか?」
「うん、もちろんそれも話し合うけどね、
でもやっぱり、こっちも重要だと思うわけです!」

そう言う唯先輩の表情は、ほんといつになく気合い充分で……
できればギターの練習や受験勉強のときも、
これぐらい気合いの入った顔を見せてほしいと思った。

「もうっ、どうでもいいことばかり一生懸命になるんですから……」
「ぶー……どうでもいいことじゃないよぉ。
こういう練習は、日々の積み重ねが大事なんだから!」
「う……またこんなときばっかり正論を……」

唯先輩の言葉に、私はむぅとうなってしまった。
でも確かに、それは正論だった。
護身術は一朝一夕で身につくものではないし、
地道な練習で体に覚えこませなければ、
いざというとき役には立たないだろう。
普段の練習が大事という点は、楽器のそれと同じだ。
それに、海外が危険なのも確かだし、
唯先輩を心配してこの本を買ってきた憂の気持ちも
わからないわけではなかった。

420軽音部員♪:2011/05/19(木) 22:40:35 ID:Z9rb4udY0
「……そうですね……それじゃ、澪先輩たちが来るまで、
ちょっと二人で練習してみましょうか」

苦笑を浮かべながら私がそう言うと、
唯先輩の顔には満面の笑みが広がった。


「それじゃ、まずはあずにゃんが悪い人役ね!」

本を休憩所のテーブルの上に置いて、唯先輩が私に背中を向けて立つ。
私はこの前のムギ先輩を思い出して、
その真似をするかのように唯先輩に後ろから抱きついた。

「え、えっと……か、かねよこせ〜」

自分のわざとらしい言葉にちょっと赤面しながら、私は腕に力を込めた。
私の方が唯先輩よりも背が低いため、足はちょっと爪先立ちで、
伸し掛かるというよりも、なんか縋り付くみたいな感じになってしまって……
それがまた私の頬を赤くしていた。
そんな私に対して唯先輩は……微動だにせず、立ち尽くしたままだった。
護身術の練習のはずなのに、なにもしようとしない。
ひょっとして台詞待ちなのだろうか……
そう思った私は、恥ずかしさをこらえて口を開いた。

「さ、さぁはやくかねをだすんだ〜」
「…………」
「お、おとなしくかねをだせば、い、いのちまではとらね〜」
「…………」
「……ゆ、唯先輩?」

421軽音部員♪:2011/05/19(木) 22:42:54 ID:Z9rb4udY0
続ける台詞に、でも唯先輩はまるで動こうとしなくて……
さすがにおかしいと思った私は、腕を解いて唯先輩の顔を覗いた。
そして見えたのは、

「ふわぁぁぁぁ……」
「ゆ、唯先輩!?」

恍惚とした表情だった。
幸せの絶頂にいるような溶けきった笑み。
驚きのあまり私は声を上げて、思わず唯先輩の体を揺すっていた。
二度三度と体が揺れて、ようやく唯先輩がはっと意識を取り戻す。

「あ、あずにゃん……」
「もうっ、どうしたんですか、唯先輩!」
「え、あ、ごめんね……
あずにゃんから抱きついてきてくれたのが、嬉しくてつい……」

言いながら、赤く染めた頬を両手で押さえる唯先輩。
その表情に、私もまた顔を赤くしてしまい、

「な、なに言ってるんですか! だ、抱きついたって、
ご、護身術の練習じゃないですか!」
「護身術でもなんでも、抱きついてきてくれたのは同じだもん!」

そう言う唯先輩の頬は赤いままで、
つられるように私の頬も熱を保ったままで……
恥ずかしさに、私は大声を上げていた。

「もう! 練習なんですから、真面目にやってください!」
「あ、そだね……ごめんね、あずにゃん」

そう言って頬を叩き、ふんすと気合いを入れなおしてみせる唯先輩。
そしてまた私に背を向けて、

「いいよ、あずにゃん!」

と声を出す。私は一つため息をついて、

「いきますよ、今度はちゃんとしてくださいね、唯先輩」

そう言ってから、えいっと掛け声を出して唯先輩に抱きついた。
そしてすぐに台詞を続ける。

422軽音部員♪:2011/05/19(木) 22:46:54 ID:Z9rb4udY0
「さぁかねをだせぇ!」
「ふわぁぁぁぁ……」
「……って、唯先輩!」

恍惚の声を出してまた動こうとしない唯先輩に、
私は抱きついたまま怒った声を出した。

「練習なんですから、ちゃんとしてくださいって言ったじゃないですか!」
「でもでも……あずにゃんから抱きついてきてくれるのが嬉しくてぇ……」
「だ、だから、これは護身術の練習なんですから!
ほら、早く振りほどいてください!」
「えぇ〜……ヤダ! そんなもったいないことできません!」
「唯先輩!」

駄々をこねる唯先輩に、大声を出す私。
でも何度抱きついても、唯先輩が私を振りほどこうとすることはなくて……
結局この日、まともな護身術の練習は一度もできなかった……。

「でもあずにゃん、私に抱きつくのはうまくなったよね!」
「へ……」
「抱きつく練習の成果だね、あずにゃん!」
「ゆ、唯先輩!!」


END


おまけ


「この暑いなかなにやってんだ、あの二人は……」
「い、一応護身術の練習、じゃないか……?」
「う〜……唯ちゃんと梓ちゃんばっかりスキンシップしてずるい!
澪ちゃん! りっちゃん! 私たちも!!」
「「……へ? ……って危なっ!!」」
 



長文失礼します。
番外編3話を見て思いついたネタです。
映画では梓からの抱きつきがあるといいですね。

>>418
私としては、報告があった方が嬉しいです。

423軽音部員♪:2011/05/20(金) 12:35:29 ID:/547GKWkO
>>422
いいね〜、あずさからの抱き着きって
GJ!!!!

424軽音部員♪:2011/05/20(金) 15:08:40 ID:yNiDdIHI0
>>422
GJ!
そういや梓も最初に唯に抱きしめられた時は恍惚としてたよなw
しかし真夏にベタベタ、いいぞもっとやれw

425軽音部員♪:2011/05/22(日) 10:09:30 ID:p/ZhU6XgO
>>422
可愛い……この二人可愛すぎて心配……
お疲れ様!

426軽音部員♪:2011/05/22(日) 20:16:22 ID:uo2L8k.w0
「家族の字」


*オリキャラ(二人の子、柚と愛)注意
*柚…唯似、6歳
*愛…梓似、5歳


「う〜ん……」

唯の困ったような声が聞こえてきて、私は家計簿から顔を上げた。
見ると、テーブルの反対側にいる唯は、
珍しくも考え込んでいるような表情を浮かべて、
手にしたボールペンで紙を叩いていた。

「どうかしたの、唯?」
「あ、あのね、あずにゃん……」

首を傾げてそう聞くと、唯は結婚後も変わらない呼び方を口にして、

「字にならないの……」

続いた言葉に、私は反対側に首を傾けていた。


「もう、またどうでもいいことに一生懸命になるんだから……」
「ぶー、どうでもよくないよぉ。家族にとって大事なことです!」

427軽音部員♪:2011/05/22(日) 20:20:02 ID:uo2L8k.w0
私の言葉に唇を突き出す唯。
そんな唯にため息を吐いて、私は渡された紙に視線を落とした。
そこには無数の縦線が書かれていた。
一見無秩序なようで、でも唯の話を聞いてから改めて見ると、
それぞれ四本で一つのまとまりになっていることがわかる。
この四本の縦線は、唯と私、
それに私たちの子供、柚と愛を表しているらしく、

「四人で川の字になって寝るのは無理だから、
別の字を考えてたんだけど……でも全然うまくいかなくて……」

ということらしい。
さっきみんなで見たアニメで、
親子三人川の字になって寝るっていうシーンがあったから、
きっとその影響だろう。
それで、私が家計簿をつけている間、ずっとそのことを考えていたのだ。
ほんとにどうでもいいことには一生懸命になるんだから、と私は思った。

「もうっ、別に字になって寝る必要なんてないでしょ」
「え〜、あずにゃん冷たい……」
「冷たいって……」
「あずにゃんは、私たちで一つの字にはなりたくないのね!
家族の絆はいらないっていうのね!」
「……またわけのわからない演技を……」

大げさな動きで身をくねらせる唯。
こういうところは、律先輩とふざけていた高校生の頃から
まるで変わっていなくて……。

「はぁ……わかりました。一緒に考えればいいんでしょっ」

ため息を吐きながらもそう言ってしまう私も、
結局高校生の頃から変わっていないんだろうなぁと思ってしまった。

428軽音部員♪:2011/05/22(日) 20:22:00 ID:uo2L8k.w0
「でも改めて考えると……」
「ね? 難しいでしょ?」

紙に無意味に線を引きながら、私はむぅとうなった。
四画の字も四本の線で作られた字もあるけれど、
四本キレイに並んでいる字というのは思いつかない。
一人だけ上になったりすれば別だけど、
それでは組体操みたいになってしまう。
寝るときの並び方ではないだろう。

「あ、そだ!」

と、なにか思いついたのか、唯がボールペンを動かした。
すぐに書き終えたその文字を見ると、それは「小」だった。
三画の字を見て首を傾げる私の耳に、唯の説明が聞こえてくる。

「私が真ん中で、柚と愛が両隣で……
あずにゃんは下の小さく跳ねてるとこ!」
「……却下。いくらなんでもこれじゃ大きさ違いすぎでしょ」
「え〜、これなら、
寝てるときにあずにゃんの足こしょこしょできると思ったのに……」
「なおさら却下!」

私が怒った声を出すと、唯がまた「ぶー」と唇を突き出した。
でもそれは一瞬のことで、

「そだ!」

またなにかを思いついたのか、すぐに笑顔になってまた字を紙に書く。
覗き込むとそこには、「W」とアルファベットが書かれていた。

429軽音部員♪:2011/05/22(日) 20:24:50 ID:uo2L8k.w0
「……却下。それじゃ四人斜めになって寝ることになっちゃうじゃない」
「え〜、これなら、みんなで足をこしょこしょ……」
「だからなおさら却下!」
「ぶー……ならこれ!」

私の文句に、すぐに次の字を書く唯。書かれた字は「州」だ。
それを見て、「二画多いよ」と言おうとした私だったけど、

「あと二人頑張れば、この字ができるよ、あずにゃん!」

言われた言葉に、一瞬考えて……その意味を悟ると当時に、
かぁと頬が熱くなってしまった。
そんな私に追い打ちをかけるように、

「ハミガキおわったよぉ……って、あれ?
あずさおかあさんのおかお、まっかだよ?」
「まっかです」

部屋に入ってきた柚と愛に、そう言われてしまう。
照れて赤くなっていることを自覚させられて、
余計言葉が出なくなってしまい、
私はぱくぱくと口を動かすことしかできなかった。
「どうしたの? どうしたの?」と
興味津々の体で駆け寄ってくる柚と愛に向かって、更に唯が、

「ね〜、柚、愛、妹欲しくない?」

と言うと、

「いもうと!? ほしい!」
「ほしいです!」

間髪いれずに、柚と愛が両手をあげて言った。

430軽音部員♪:2011/05/22(日) 20:27:14 ID:uo2L8k.w0
「いもうとくるの? おうちにくるの?」
「くるですか?」
「くるよぉ。私と梓お母さんが頑張れば!」
「ほんと!? ゆいおかあさんがんばって!
あずさおかあさんがんばって!」
「がんばってです!」
「ほらあずにゃん、柚も愛を頑張って、だって!」

柚と愛の応援に、そんなことを言う唯。
三人の言葉に、私はもうなにも言えず、
火照った頬を抑えることしかできなかった……。


「もうっ、すぐああいうこと言うんだから……」

三人の言葉に熱くなった頬を洗面所で冷ましてから、
私は寝室に向かった。
別に唯とそういうことをするのが嫌なわけではもちろんないし、
家族が増えるのだって構わないけれど……
不意にそういうことを言われると、どうしても照れてしまうのだ。

「もうっ、ほんとに唯は……」

そうぼやきながら寝室の扉を開けると、

「かわのじならできるよ!」

そう言う柚の声に出迎えられた。
二つくっつけたベッドの上に立ち、
柚がふんすと得意気な顔をしているのが見える。
その前に座った唯は、

「おおっ、すごい自信!」

と感心したような声を出していた。
柚の隣にちょこんと座っている愛は、
ちょっとあきれたような表情を浮かべている。
「まったくもう」という声が聞こえてきそうなその表情は、
どこか見覚えのあるもので、私は小さく吹き出してしまった。

431軽音部員♪:2011/05/22(日) 20:30:00 ID:uo2L8k.w0
「あ、あずにゃん、おかえりー」
「おかえりー」
「おかえりです」
「はい、ただいま」

そう言って私もベッドの上に座った。
その途端、私の方に身を乗り出すようにしながら、

「ねーあずにゃん! 柚がね、四人でも川の字、できるって!」

満面の笑みを浮かべて、唯がそう言った。
心底嬉しそうに言う唯を見て、柚がピースサインを作ってみせる。
そんな柚を見てまた愛があきれ、私は小さく笑いながら柚に尋ねた。

「できるの、川の字?」
「うん! かんたん!」

そう言うが早いか、柚は隣の愛に思い切り抱きついていた。
柚に抱きしめられて、
愛がどこかで聞いたような「にゃっ」という悲鳴をあげる。

「ほらっ! こうすれば、わたしとあいでせんいっぽん!
ゆいおかあさんとあずさおかあさんとわたしたちで、かわのじできるよ!」
「……おねえちゃん、くるしいです」

満面の笑みでそう言う柚と、文句を言いながらも振り解こうとはしない愛。
外見だけでなく、ほんとに中身も私たちに似ている二人を見て……
ふと、子供が増えたら、その子たちは誰似になるのだろうかと思った。
唯に似た子になるだろうか。それとも私に似た子か。
いやひょっとしたら憂に似た子になるかもしれないし、
案外誰にも似ていない子になることだってありえるだろう。
でも確かなことは一つ……
それがどんな子だって、増えた家族と一緒に、
私たちはきっと楽しく暮らしていけるはずだ。

432軽音部員♪:2011/05/22(日) 20:32:12 ID:uo2L8k.w0
さっきは照れるだけだったけれど……家族を増やすこと、
ちょっと考えてみてもいいかもしれないと、私は思った。

「おぉ! 柚、頭いい!!」
「ほんとだ、川の字だね、柚」
「えへへー」
「……くるしいです」

素で感心している唯に、柚を褒める私。
笑顔一杯の柚と、言葉とは裏腹に満更そうでもない愛。
今の幸せを喜びながら、ここに増えるかもしれない家族のことを思って、
また私は笑った。家族が増えたら、
そのときはどんな字をみんなで書くんだろう、なんてことも思いながら……。


さて、余談。
柚が川の字になる方法を考えてくれたけれど、
結局その夜、私たちは川の字になって寝ることはなかった。
なぜなら、

「「ぎゅー」」
「「……くるしい」」

家族四人、ぎゅってくっついて眠ることになってしまったからだ。
その夜私たち家族が書いた文字は、やけに太った数字の「1」だった……。


END


長文失礼します。
柚愛ネタに挑戦してみました。
オリキャラは難しいですね……。
細かいところは、未来の科学の力がなんとかしてくれている、ということで。

433軽音部員♪:2011/05/22(日) 20:57:10 ID:8qWWcQlw0
>>432
あったかあったかな一家ですなぁ〜

GJ!!!

434軽音部員♪:2011/05/22(日) 20:59:14 ID:4ft/HDw.0
>>432
愛おしすぎていいわぁ
GJ!

435軽音部員♪:2011/05/22(日) 21:05:46 ID:Wq3wxttc0
>>432
凄くいい…!

ほんとうに幸せそうな家庭だね。GJです!

436軽音部員♪:2011/05/23(月) 01:02:10 ID:z/DP/Cyw0
>>432
GJ!!
やっぱ家族ネタは和むなぁ

437軽音部員♪:2011/05/23(月) 18:28:28 ID:VwNYMP/Y0
子供ふたりも作ってもあずにゃんはウブなんだなぁ〜
ふたりが大きくなったら柚ちゃんと愛ちゃんにもからかわれそうだなw

438軽音部員♪:2011/05/31(火) 23:13:40 ID:5yHDina20
「お昼のおやつ」


*オリキャラ(二人の子、柚と愛)注意
*柚…唯似、6歳
*愛…梓似、5歳


「ごはんたべてからです!」

日曜日のお昼前。リビングの方から聞こえてきた愛の声に、
私は昼食を準備する手を止めた。
包丁を置いてリビングを覗きこむと、想像通り、
愛に怒られている柚の姿が見えた。

「えぇ〜……ねぇ、あい〜、ひとくちだけぇ〜」
「だめです! ごはんたべてからです!」

テーブルの上のチョコ菓子を手で押さえ、しっかりした口調で愛が言う。

「いまおかしなんかたべたら、
あずさおかあさんのごはんたべられなくなるです!
だからだめです!」
「うぅ……でもぉ……」

ちょっと涙目で、未練がましくお菓子の袋の端を指でつまんでいる柚。
でも愛は、その袋をあけることを決して許さない。
こういうところを見ると、愛の方がまるでお姉ちゃんのようだった。
平沢家の血の影響か、それとも私と唯に似ているからか、
普段は柚よりも年下の愛の方がずっとしっかりとしているのだ。

「ほら、おねえちゃん! おかしたべるひまがあったら、
あずさおかあさんのおてつだいするです!」
「はぁ〜い……」

439軽音部員♪:2011/05/31(火) 23:16:18 ID:5yHDina20
注意する愛とちょっとしょぼんとする柚の姿に、
昔の自分たちが重なって見えて、私は小さく吹き出していた。
その笑い声に気付いたのか、柚がイスから飛び降りて、
私の方に駆け寄ってきた。

「あずさおかあさ〜ん、おなかすいたよぉ〜」

私のエプロンを掴んで、足をパタパタと動かす柚。
その頭を撫でてあげながら、

「ごめんね、柚。もうちょっとだけ待っててね」

と優しく言う。そんな私たちを見て、

「ほんとにおねえちゃんはしょうがないんですから」

愛がちょっと頬を膨らませた。
そんな愛を近くに呼んで、その頭も撫でてあげる。

「愛もごめんね。もうちょっとだけ我慢してね」
「わたしはへいきです。がまんできるです」
「わ、わたしだってがまんできるもん! あずさおかあさん、
わたしもちゃんとがまんできるよ!」
「うん、そうだよね。柚だって我慢できるよね」

そう言いながら二人の頭をまた撫でてあげると、
柚も愛も少しくすぐったそうな笑みを浮かべた。
そしてその笑顔は、

「ただいまぁ!」
「あ、ゆいおかあさんだ!」
「ゆいおかあさんです!」

玄関から唯の声が聞こえてくると、弾けるような笑顔へと変わっていた。
でも私は、二人のようにはちょっと笑えなかった。
なぜなら、

「あれ、この匂い……」

440軽音部員♪:2011/05/31(火) 23:20:25 ID:5yHDina20
玄関から漂ってくる、香ばしくて甘い匂いに気がついたからだ。
嗅ぎなれたこの匂いは、ひょっとして……そう思った私の想像そのままに、

「ごめんねぇ、ちょっと遅くなっちゃった」

リビングに入ってきた唯の腕には、タイヤキ屋さんの紙袋が抱えられていた。


「もうっ、唯ったら……これからお昼ご飯なのに、
タイヤキなんか買ってきて……」
「ごめんね、あずにゃん。でも、
あんまりおいしそうな匂いだったから、つい……」

頼んだのは足りない調味料だけだったのに、
どうしておやつまで買ってくるのか。
ちょっと怒った口調で私が言うと、
唯は少ししょぼんとした表情を浮かべた。
まるでさっきの柚と愛のようなやり取りだ。

「ゆいおかあさん、おかしはごはんたべてから、なんだよ!」

さっきの愛を真似るように柚がそう言った。
柚の言葉に、唯は大げさな動作で身を震わせて見せる。

「おおぅっ……あずにゃ〜ん、柚にも怒られちゃったよぉ……」
「当然でしょ。これからお昼ご飯で、柚もお菓子我慢したのに、
唯がタイヤキ買ってきてどうするのよ」
「あうぅ……柚ごめんねぇ、ダメなお母さんを……
グスッ……許してねぇ……」
「……でもたいやき、おいしそう……」
「でしょ! スーパーの前のタイヤキ屋さんが、今日は珍しくすいててね。
できたてのタイヤキも美味しそうで、もう我慢できなかったんだよぉ」

一瞬落ち込んだような態度を見せたものの、
すぐに嬉々とした表情を浮かべて、唯は紙袋の口を開けた。
途端、先程微かに感じた、香ばしく甘い匂いが周りに広がる。
スーパーの前の、この辺では人気のタイヤキ屋さん。
いつも混んでいて、近所なのになかなか買えないタイヤキだ。
その人気に見合うおいしさで、
もともとタイヤキが好きな私と愛は大好物で……と思ったところで、
さっきから愛が一言も言葉を発していないことに気がついた。

441軽音部員♪:2011/05/31(火) 23:23:28 ID:5yHDina20
「愛?」

どうしたのだろうと視線を向けると……
愛は唯が持っているタイヤキから目を離せないでいた。
大好物のタイヤキを前に目を輝かせ、
ちょっと心ここにあらずといった風にすら見える。
さきほどはしっかり者として柚を注意した愛だったけれど、
やっぱりまだまだ子供で、
大好物を前にしては冷静ではいられないようだった。
そんな愛の様子に苦笑を浮かべ……できたてのタイヤキのいい匂いに、
私も誘惑されてしまう。
ご飯前に甘い物を食べるのは良くないけれど、
でもなかなか買えないお店のできたてだ。
冷ましてしまうのももったいない。それにたまの日曜日、
ちょっとぐらいお行儀を悪くしてもいいのではないだろうか。
そう思い、そして、

「あずにゃん」

エヘヘと笑う唯の顔がとどめだった。

「そうだね……ご飯前だけど、味見に一個ぐらいなら、いいかな?」

私がそう言うと、唯と柚が顔を見合わせて満面の笑みを浮かべた。
私も頬を緩め、愛も喜ぶだろうと目を向けると、

「わ、わたしはいらないです!」

顔を俯けて、愛はそう言った。
予想外の言葉に、私はちょっと驚いてしまう。
ひょっとしてお腹でも痛いのだろうか、
そう思い、私が愛に聞くよりも先に、

「あい? たいやきだよ? たべたくないの?」

愛の隣にいた柚が、そう聞いていた。
愛の顔を覗きこみ、ちょっと心配そうな声音で言う柚。
そんな柚に、

「た、たべたいです……でも……でもわたし、さっきおねえちゃんに……」

442軽音部員♪:2011/05/31(火) 23:26:20 ID:5yHDina20
愛はそう言った。そこまで言ったところで黙り込んでしまうけれど……
そこまで聞けば、愛の気持ちを理解するには充分だった。
きっと愛は、さっきのことを気にしているのだ。
ご飯の前だから、お菓子を食べたりしたらダメだと、愛は柚に注意していた。
それなのに、いくらお母さんに許されたからといって、
自分が大好物のタイヤキを食べてしまうのはズルイと思っているのだろう。
大好物のタイヤキを前に、愛はきゅっと唇を閉じて、俯いていた。
ほんとは喜んで食べたいだろうに、
さっきのことを気にして我慢している……
しっかり者だけど、融通が利かなくて
自分を傷つけてしまうようなところが愛にはあった。
今がまさにそうだった。
ちょっと泣きそうな表情を浮かべている愛に近づき、
そんな風に我慢しなくても大丈夫なんだよ……
そう言ってあげようとした私を、

「あずにゃん」

唯が止めた。驚いて唯の方を見ると、
まるで「大丈夫だよ」って言っているかのような優しい笑顔がそこにあった。
唯の笑顔を見て、ああそうだと、私も思う。
こういうとき、いつもあの子を助けてくれるのは……

「あい〜」

聞こえてきた柚の声に、私は視線を戻した。
見ると……柚がタイヤキを持って、愛の前に立っていた。
笑顔でタイヤキを両手で持ち、
まるであ〜んってするかのように愛に向かって差し出していた。

443軽音部員♪:2011/05/31(火) 23:28:28 ID:5yHDina20
「あい〜、いっしょにたいやきたべよっ」
「わ、わたしはいらないです……
これからおひるごはんですから……がまんするです……」
「うん、これからおひるだから、わたしといっしょにたべて、あい」
「……おねえちゃん?」
「おひるまえに、たいやきいっこたべたら、
わたしおなかいっぱいになっちゃうもん。
だからあい、たいやきはんぶんこして、いっしょにたべて!」

柚の言葉に、愛が目を丸くした。
驚いているような、ちょっと困っているような表情を浮かべて、
柚とタイヤキを交互に見て、

「……お、おねえちゃんがそういうなら、たべてあげるです……」

そう言って、愛が小さな口でかぷっとタイヤキに噛り付いた。
大好物のタイヤキに表情を緩め、でも笑顔の柚を見て、
ちょっと怒ったような表情を浮かべたりもする。
頬が赤いのは、きっと照れているからだろう。

「ありがとね〜、あい〜」
「お、おねえちゃんもたべるですっ、
わたしひとりじゃおなかいっぱいになっちゃうですっ」
「うん!」

444軽音部員♪:2011/05/31(火) 23:31:35 ID:5yHDina20
愛に言われて、笑顔でタイヤキに噛り付く柚。
それから二人は、一個のタイヤキを代わりばんこに食べていった。
そんな二人を見て、やっぱり柚は愛のお姉ちゃんなんだと私は思った。
普段はだらしなくて、ちょっと頼りないところもあったりするけど、
愛が苦しんでいたり困っていたりするときにすぐに気付いて、
助けてあげるのはいつも柚だった。
そんな二人の姿に、やっぱり昔の私と唯が重なって見えて……
温かくも照れくさい感じを覚えてしまう。
そういえば昔は、私もよく唯に「あ〜ん」ってしてもらったっけ……
そんなことも思い出していた。
そんな私の気持ちを察したかのように、

「エヘヘ……あずにゃん、私たちもタイヤキ、はんぶんこしよっかっ」

柚と愛の二人を見ながら、唯が笑顔でそう言った。
唯の顔を見つめて、私も笑みを浮かべながら言った。

「そうだね。お昼前にタイヤキ一個は、やっぱりちょっと多いもんね」

私の言葉に、唯が柚と同じように、タイヤキを両手で持って差し出した。
「あ〜ん」と言う唯に誘われて、私はタイヤキに噛り付いた。
感じた甘さに、顔がほころんだ。


END


長文失礼します。
柚愛ネタ。
連続になってしまってすみません。
そういえばしばらくタイヤキ食べていないなぁと思ったりもしつつ。

445軽音部員♪:2011/05/31(火) 23:34:54 ID:NBK1jfCU0
相変わらずクオリティ高いな〜
ほのぼの和んだよ
GJ!!!

446軽音部員♪:2011/05/31(火) 23:50:53 ID:Xg5fzxyk0
>>444
激しくGJ!!
家族ネタ大好きなのでどんどん書いて欲しい

447軽音部員♪:2011/06/08(水) 03:22:40 ID:Qf4ma4PU0
>>444
おつ
本当に和む

448軽音部員♪:2011/06/13(月) 22:49:52 ID:X1j3x5Z60
「いつもの朝」


*オリキャラ(二人の子、柚と愛)注意
*柚…唯似、6歳
*愛…梓似、5歳


「あずさおかあさん、おはようです」

聞こえてきた朝の挨拶に振り向くと、台所の入り口に立つ愛の姿が見えた。
薄いグリーンのパジャマに身を包み、まだ少し眠たそうな目をこすっている。
私は濡れた手をエプロンで拭きながら、

「おはよう、愛」

笑顔でそう言った。
私の朝の挨拶を聞いて、愛が笑顔を浮かべて台所に入ってくる。

「あずさおかあさん、おてつだいすることあるですか?」
「ん〜……それじゃ、テーブル、拭いてくれる?」
「はいです。まかせるです」

お手伝いを申し出る愛に布巾を渡すと、
愛はそれを受け取ってトテトテとリビングの方に駆けていった。
真面目でしっかり者の愛は、お手伝いもよくしてくれるし、
朝もちゃんと一人で起きてきてくれるのだ。

「それに比べて、まったく……」

449軽音部員♪:2011/06/13(月) 22:52:43 ID:X1j3x5Z60
未だ起きてこない二人の姿を思い浮かべて、私はため息をついた。
寝室の方は静かなもので、誰かが起きてくる気配は感じられなかった。
我が家のお寝坊さん二人組は、今日もまた熟睡中のようだった。

「仕方ない……起こしにいきますか」

コンロの火を止めて、私は寝室の方へと足を向けた。


寝室の二つくっつけたベッドの上では、唯と柚が二人並んで眠っていた。
二人揃って、横向きのくの字の姿勢。
布団を足下まで蹴飛ばして、枕の端に頭を載せて。
幸せそうな寝顔もまったく同じで、本当に似た者親子だと思わされる。
愛がカーテンをあけてくれたので、
寝室には朝の日の光がたっぷりと入っていた。
だけど二人に起きる様子はなく、
気持ちよさそうな寝息が寝室の入り口にまで届いていた。

「ほんとに、まったく……」

そんな二人の様子にため息をつきながら、
私は足音高くベッドへと近づいていく。
これで起きてくれれば楽だけど、
もちろんこの程度の足音で二人が起きてくれるわけがない。
ベッド脇に立ち、幸せな寝顔を間近で見ながら、またため息を一つ。
次いで、顔を二人の耳元に近づけて、

「唯! 柚! 起きる!!」
「「わっ!」」

私が大声を上げると、二人は同時にびっくりした声を出して、目を開けた。

450軽音部員♪:2011/06/13(月) 22:55:32 ID:X1j3x5Z60
「び、びっくりしたぁ……って、あ、あずにゃ〜ん。おはよぉ〜」
「あずさおかあさん、おはよぉ〜」
「もうっ、おはよぉ、じゃないでしょ。二人ともいつまで寝てるの。
愛はもう起きて、お手伝いしてくれてるんだよっ」

ベッドの上で上半身を起こす二人を見ながら、私は怒った声を出した。
両手を腰にあて、いわゆる仁王立ちのポーズで。

「そっかぁ。やっぱり愛は偉いねぇ。柚も見習わないとダメだよ?」
「は〜い」
「唯もでしょ!」

二人ののんきなやり取りにまた怒った声をだし、
続けて注意をしようとした私だけど、

「よしっ、朝のあずにゃん分、補給!」
「あずにゃんぶん、ほきゅー!」
「にゃっ!」

私のお説教が続くよりも先に、唯と柚の二人に抱きつかれてしまった。
首に腕を回した唯が頬ずりをしてきて、
腰にしがみついてきた柚が胸に顔を押しつけてくる。
二人のぬくもりに、もうそれ以上怒る気分は続かなくて、

「……もうっ、ほんとしょうがないんだから……
ほらっ、朝ご飯食べるから早くして」

苦笑を浮かべながら、私はそう言っていた。
唯の背中を軽く叩き、柚の頭を撫でてあげる。
二人は一度だけ腕に力を込めてから体を離し、

「は〜い。いくよ、柚!」
「うん!」

451軽音部員♪:2011/06/13(月) 22:57:41 ID:X1j3x5Z60
そう言って、寝室を出ていった。
リビングに向かう二人の背中を見て、
それから皺だらけになってしまっているシーツを眺めて、

「朝のあいにゃん分、補給!」
「あいにゃんぶん、ほきゅー!」
「にゃっ!」

リビングの方から聞こえてきた三人の声に、私はまた、

「もうっ、ほんとしょうがないんだからっ」

と呟いていた。


「「「「いただきますっ」」」」

皆でテーブルを囲み、揃ってご飯を食べる。
今朝の献立は、塩鮭、ほうれんそうのおひたし、
きゅうりとなすの漬物、とうふとわかめのお味噌汁。
味付け海苔とふりかけはお好みで。
朝食がパンの日もあるけれど、我が家ではご飯の方が圧倒的に多かった。
まぁ、ごはんはおかず、なので。

「それでね、ゆずちゃんもあいちゃんもじょうずねって、
せんせーにほめられたんだよ」
「おおっ、さすが私たちの娘っ!!」
「おかあさんたちのめーよにかけて、がっきでまけるわけにはいかないです」
「ふふ……じゃ、今日の演奏会の練習もがんばらないとね」
「うん!」
「がんばるです!」

452軽音部員♪:2011/06/13(月) 23:00:01 ID:X1j3x5Z60
皆でお話しながらの朝食はあっという間で、
すぐに家を出なければいけない時間になってしまう。
柚と愛が食器を台所に運んでくれている間に、
唯が二人の幼稚園の準備をしてくれる。
私は手早く食器を洗いながら、今日の予定を頭の中で整理していた。
小学校の先生をしている唯と、近所の楽器店に勤める私。
二人を幼稚園に連れていくのは唯の役目で、
夕方迎えにいくのは休憩時間をとりやすい私の仕事だった。
今日もその予定に変わりはなかった。
ちなみに放課後ティータイムは、今では社会人バンドとして続けている。
プロのお誘いがなかったわけではないのだけれど……
放課後ティータイムを仕事にしてしまうのは、
ちょっとなにか違うと思ったための選択だった。
放課後ティータイムは、やっぱり「放課後」だからこそだと、
皆が思ったためだった。
 
「柚ー、愛ー、そろそろ行く時間だよぉ」
「はぁーい」
「はいです」

唯に呼ばれ、柚と愛が廊下を駆けていく。
朝、二人のお着替えを手伝うのも唯の役目だった。
未だにちょっとだらけてしまうところもあるけれど、
でも母親になって、唯も大分しっかりするようになってきていた。

「あ、あずにゃ〜ん! 私のストッキング、持ってきてぇ〜!」
「……もうっ」

まぁ、自分のことではやっぱり、
だらしないところの方が多かったりするけど……。

453軽音部員♪:2011/06/13(月) 23:02:10 ID:X1j3x5Z60
「よしっ、準備完了!」
「かんりょー!」
「かんりょーです」

身支度を整えた三人を見送るため、私も玄関に立つ。
楽器店が開くのはもう少し先のため、
私だけ家を出る時間は少し遅めだった。

「それじゃ、あずにゃん、戸締りお願いね」
「うん。柚、愛、行ってらっしゃい。気をつけてね」
「うん!」
「あ、はいです」

私の言葉に、元気いっぱい返事をする柚。
でも愛は、なぜかちょっと言いよどんで……
もじもじする様子を見て、それがなぜなのかを私はすぐに察した。

「ほらっ、愛、おいで」

私は少し身を屈めて、両手を広げる。
そう、今朝はまだ、私と愛の二人はスキンシップをしていないのだ。
唯と柚は私に抱きついて、それから愛にも抱きついて、
しっかりお互い補給をしているけれど、私と愛の二人はまだだった。
でも愛の性格上、自分から素直に抱きついてくることは滅多にない。
だからちゃんと、こっちから誘ってあげないといけないのだ。
腕を広げる私を見ても、愛はまだちょっと逡巡していたけれど……
私が笑顔でもう一度名前を呼ぶと、トテトテとこちらに駆けてきた。
そんな愛を、私はぎゅっと抱きしめた。

454軽音部員♪:2011/06/13(月) 23:04:19 ID:X1j3x5Z60
「あいにゃん分、補給っ」
「……あずにゃん分、ほきゅう、です……」

私が笑顔で言うと、愛がちょっと照れたような小声でそう言った。
寝室での柚のように、腰に手を回して、胸に顔を押しつけてくる。
しっかり者で真面目な愛だけど、でもやっぱりまだ子供で、
柚と同じように甘えん坊なところもあるのだ。
そして、そんな子供をぎゅっと抱きしめてあげたくなるところは、
スキンシップ好きの唯と私も変わりがなかった。

「私も! あずにゃん分あいにゃん分、追加補給!
もちろんゆずにゃん分も補給!!」
「わたしもほきゅー!」
「にゃっ……もうっ……私も補給!」
「ほ、ほきゅーです!」

朝家を出る前に、みんなでぎゅーぎゅー抱き合って……
結局みんな似た者親子の平沢家。
スキンシップはいつもたっぷりだった。

「それじゃ、行ってきます!」
「いってきます!」
「いってきますです!」
「はい、行ってらっしゃい!」

笑顔で玄関を出る三人を、私は笑顔で見送った。
今日もいつもと変わらない、一日の始まりだった。


END


長文失礼します。
柚愛ネタ。
オリキャラ続きですみません。
それにしても、最初に柚と愛という名前を思いついた人はすごいですね。
とても良い名前だと思います。

455軽音部員♪:2011/06/13(月) 23:31:50 ID:rK/eGihUO
>>454
乙!
最早天国だよねそこ。愛ちゃんは二人のママにいつもドキドキしてそうw

456軽音部員♪:2011/06/14(火) 01:25:41 ID:ONI6wvlA0
>>454
乙!!
このシリーズ大好きだわ
次も期待してます!

457軽音部員♪:2011/06/15(水) 23:53:15 ID:BTWsqt0M0
>>454
柚と愛の描写がとてもかわいかった。GJ!

458軽音部員♪:2011/06/16(木) 18:52:37 ID:fRaifxGs0
新スレ設立記念に駄作うp

No.11続きはあとでね
高3になってしばらくしてからのある蒸し暑い日のこと
部室の窓を全開にし空気を循環させていた
「梓ちゃん」
憂の声がし振り返る
梓「どうしたの?」
憂「お姉ちゃんまたこっち来れないって」
梓「うーんわかった、唯先輩も忙しいだろうし」
憂「ごめんねせっかく用意してくれてたのに」
梓「うぅん、憂が謝ることないよ」
この前も急用やなんやらで来れなくなり今回は店の人手が足りないので臨時にバイトに入ってるらしい
家に帰ったら片づけないと・・・
久々に会うんだから歓迎しようと家で用意して学校に来たのにまた水の泡だ
向こうは向こうで忙しいんだと自分に言い聞かせるもやっぱり寂しい
純は日直、憂もどこかに行ってしまい誰もいない
新歓ライブも近いというのにどこに行ったのだろう
その時ぶわっと風が舞い込む
楽譜や私の髪が風に流れる
風がやむとまた静かな世界、なはずだった
微かにだが背後から誰かの鼻歌らしきものが聞こえる気がする
振り返り驚く
梓「憂?いたんだ」
?「え、あ、あずにゃん!?」
梓「唯先輩・・・!?どうしてここに?」
唯「さぁ、最近あずにゃんのこと考えたらワープできるようになっちゃったー」
梓「なんですかそれ・・・あ、もうそろそろ憂と純が帰ってきますから顔だけでも見せておいてはどうです?」
唯「うーん、悪いけどいいや、今日はあずにゃんに会いに来たんだし」
梓「私に何か用でも・・・?」
唯「えっとね」
そこにギシギシと老朽化した校舎に響く足音
純「あー遅くなっちゃったー」
憂「梓ちゃんが待ってるし早くしないと」
唯「あずにゃん私の背中に乗って!」
梓「え?なんでですかいきなり」
唯「いいのいいの早く」
久々に見る唯先輩の真剣な眼差しに今はただ素直に従うしかなかった
しぶしぶ肩に手を回し背中に乗る
人におんぶしてもらうなんて何年振りだろうか
唯「行くよ!」
梓「へ?どどこに」
何処に行くと聞く暇もなく目の前が真っ白になる

459軽音部員♪:2011/06/16(木) 18:56:04 ID:fRaifxGs0
1秒もしなかっただろうか地面があることに気付く
梓「ここは?」
唯「トイレだよ」
よく見ると確かにトイレである
梓「なんですかさっきの」
唯「ワープです」フンス
梓「は?そんなことよりなんでこんなところに」
唯「それはもちろん・・・」
その時の唯先輩の目つきと言ったら色気さと猛獣らしさを足して二で割った感じ
その時またカツカツの足音
純「梓〜練習するぞ」
憂「梓ちゃん〜」
しかし同級生の声をよそにトイレの個室は熱い
梓「ちょっと・・・今はだめです」
唯「なんで?いいじゃん聞こえないよ」
梓「場所と時間わきまえてくださいよ」
唯「だってこの時間にしか来れないんだもん」
純「じゃあ私ここ探しておくから憂は下の階を探してきて」
憂「うん」
憂が下の階に行ったものの危機は収まらないっていうより大きくなる
どんどん足音が大きくなり心臓の脈を打つ速さも上がっていく
鍵は閉まってない、これは怪しまれることはないが逆を言うと開けられる可能性も否定できない
すると口に暖かく柔らかい感触
拒否権なんてなかった
完全に不意を突かれ声が漏れてしまいそうになる
恐らく私と純の距離は1メートルもないであろう
その緊張感といなかった間の寂しさがより快感となり焦らせ求めてしまう
そんな私を優しく抱きしめてくれる唯先輩
しかしキス&抱きしめじゃ息が続かない
意識していたのに声が漏れてしまう
梓「はぁ・・・はぁ・・・」
純「誰かいるの?」
やばい、これは唯先輩の写真集を親に見つかるよりもっとやばい
すると唯先輩は悪戯な顔でウインクした
私はそれだけで何が言いたかったのかすぐわかった
つづきはあとでね と
白い世界へと吸い込まれた瞬間純が入ってくる
間一髪だ
悪いけど今日はお休みにしてもらうね
だって唯先輩と・・・ね end
本スレが規制されていたのでここにupしておきました、やっぱりキスシーンとか難しいなぁ

460軽音部員♪:2011/06/20(月) 13:08:59 ID:BbtyLXgQ0
>>459
乙です。
キスはドキドキしますね。

461軽音部員♪:2011/06/25(土) 01:04:50 ID:n5eABrfk0
「週末の夜に」


*オリキャラ(二人の子、柚と愛)注意
*柚…唯似、6歳
*愛…梓似、5歳


とん、っと腕に何かがぶつかって……
テレビ画面から自分の脇に視線を移すと、
半分眠ってしまっている愛の顔が見えた。
私の二の腕に頭を載せたまま、こっくりこっくりと何度か舟をこいで……
テレビの大きな音にはっと目を開けると、慌てた様子で姿勢をもとに戻した。
さっきから何度も同じことを繰り返している愛。
眠いのを我慢しているのは明らかで、私はそんな愛を見ながら、

「愛、我慢しないで寝ちゃっても大丈夫よ?」

と言った。愛を挟んで私の隣に座っている唯も、
愛が眠そうなことには気づいていて、愛の顔を覗きこみながら、

「愛、もうお布団行こっか?」

そう聞いていた。そんな私たち二人の言葉に、

「だ、だいじょーぶ、です……ねむくなんて、ないです……」

あくびをこらえながら、愛はそう言った。
愛の返事を聞いて、でも言葉とは裏腹に眠そうな様子を見て……
私と唯は顔を見合わせて、そろって苦笑を浮かべた。
テレビ画面には、猫の国で猫たちと遊んでいる女の子の姿が映っていた。

462軽音部員♪:2011/06/25(土) 01:08:48 ID:n5eABrfk0
「ねこさんのえーが、みたい!」
「みたいです!」

柚と愛、二人そろってそう言ったのは、朝食のすぐ後のことだった。
朝刊をさっと通して眺めた私が、テレビ欄で夜の映画に気づいて、
そのことを唯に言ったのがきっかけだった。
それは、女の子が猫の国に行くという内容のアニメ映画。
私と唯がまだ学生の頃、デートで一緒に見た映画だった。
その思い出話を聞いて興味を持ったのか、
それとも猫がたくさん出てくるという内容に惹かれたのか、
柚と愛は二人そろって、その映画を見たいと言った。

「それじゃ、今晩、みんなで一緒に見よっか♪」
「うん!」
「みるです!」

唯が笑いながら言うと、柚と愛は二人そろって両手を上げて喜んだ。
私はそんな二人の頭を撫でながら、

「じゃ、今日のお昼寝の時間は、二人ともちゃんと寝なきゃダメだからね?」

と言った。映画は8時に放送が始まって、終わるのは10時近くになる。
晩御飯やお風呂を先に済ませておいたとしても、
ベッドに入れるのは10時過ぎになってしまうのだ。
子供にとっては充分遅い時間で、普段なら私も唯も、
その時間のテレビを二人に許したりはしなかった。
でも、今日は金曜日の週末だ。明日はお休みなのだから、
少しの夜更かしぐらいは許してあげてもいいだろう。
それに幸いにというか、二人の通っている幼稚園は保育時間が長めで、
それにあわせてお昼寝の時間もあるのだ。
そのときちゃんと寝ておけば、睡眠不足にはならないはずだった。

「うん、わかった!」
「がんばってねるです!」

私の言葉に、柚と愛が元気に返事をする。
二人に笑顔を向けて、それから私の方を見て「楽しみだねぇ」と言う唯に、
私も「そうだね」と頷いた。
週末の夜の夜更かしと、休日の朝の朝寝。
その贅沢は、何歳になってもちょっと楽しみなもので、
私の顔にも自然と笑みが浮かんでいた。

463軽音部員♪:2011/06/25(土) 01:11:43 ID:n5eABrfk0
それが朝のことで……そして夜。
みんなで映画を見るために、私も唯もがんばって早く帰ってきて、
晩御飯もお風呂も早々に済ませた。
そしてテレビの前のソファーにみんなで座り、
週末の贅沢でお菓子とジュースも用意して映画を見始めたのだけれど、

「うぅ〜、ねむいよぉ〜」

映画が始まって早々に、柚はそう言って落ち着きなく体を揺らしていた。
愛は眠いとは言わなかったものの、
猫が顔を洗うような仕種で何度も目を擦っていた。
二人ともひどく眠そうだった。

「二人とも、ちゃんとお昼寝しなかったの?」
「ね、ねたよぉ〜」
「ねたです……」

私がそう聞くと、二人ともちょっと慌てたような声音で返事をした。
明らかにウソだった。きっと映画が楽しみで、
そのあまり興奮して眠れなかったのだろう。
お昼寝ができなくて、
それでご飯を食べてお風呂にも入っての気持ちのいい状態では、
眠くなってしまうのも当然だった。

「映画は明日でも見られるから、今日はもうお布団に行く?」

落ち着きのない柚を自分の膝の上に座らせて、
だっこをしながら唯がそう尋ねた。
映画は録画しているから、今晩無理に見る必要はないのだ。
でも柚は、唯の言葉に、

「うぅ〜、いまみるぅ〜」

そう言いながら首を左右に振った。
目はもう半分閉じてしまっているし、
画面だってとっくに見ていないのだけれど、
柚はまだお布団には行きたくないようだった。

464軽音部員♪:2011/06/25(土) 01:14:21 ID:n5eABrfk0
お布団に行きたくないのは愛も同じなようで……
フラフラと体を揺らして、私や唯の腕に頭をぶつけては、
目を覚まして画面を見るということを繰り返していた。
愛はどうにかテレビの方を見ているけれど、
もう内容は頭に入っていないだろう。

「柚も愛も、無理しなくても大丈夫よ?」
「してないもん〜」
「みる、です……」

私の言葉にも、柚と愛は首を振って映画を見ると言って……
でも目蓋はやっぱり、半分閉じたままだった。
眠いのを我慢しているのがかわいそうでもあり、
でも子供らしい意地がちょっとかわいくも思えて、
私は小さな声で笑っていた。
見ると唯も、同じように笑みを浮かべていた。
二人一緒に笑って、唯は柚の背中を、私は愛の頭を撫でてあげた。

「それじゃ、もうちょっと頑張って、映画見ようねぇ」
「うん……」
「眠かったら、寝ちゃってもいいからね」
「だいじょーぶ、です……」

唯と私の言葉に、柚と愛が返事をする。
もう半分以上寝言みたいなその声に、私たちは苦笑を浮かべていた。


そして、時計は進んで9時過ぎ。
映画が半分を終えた頃にはもう、柚も愛もほとんど眠ってしまっていた。
あれから、目を覚まそうとしてか、
ソファーの周りをぐるぐる歩いていた柚は、
後ろから私に抱きついたところで力尽きてしまい、

「あめちゃん……あむあむぅ……」

私の首を甘噛みしては、寝言でお菓子を食べていた。

465軽音部員♪:2011/06/25(土) 01:17:12 ID:n5eABrfk0
愛は唯に完全にもたれかかって、もう舟をこいでもいなかった。
一応顔は画面に向けたまま、ときどき思い出したように目を開けるけれど、
もうテレビは見ていないだろう。
瞳に映っているのはきっと夢の世界だ。

「そろそろお布団に行った方がいいみたいだね?」

そんな愛の頭をそっと膝に移して、優しく髪を撫でながら唯が言った。
私も「そうだね」と頷いた。
愛は膝枕をされても起き上がろうとしないし、
柚は頭を撫でてあげると気持ちよさそうな寝息を返してくる。
ほんとにもう寝てしまっている状態で、
このまま寝かせていては風邪をひいてしまいかねない。

「それじゃテレビ、消すね?」

二人を起こしてしまわないよう、ちょっと小声でそう言って、
私はリモコンでテレビを消した。
画面いっぱいにはしゃいでいた女の子と猫が姿を消して、
ソファーに座る私たちの姿がおぼろげに浮かんだ。
テーブルの上には、ほとんど手つかずのお菓子とジュース。
二人のがんばりと、週末の夜のちょっとの贅沢と夜更かしは、
残念ながらここで終わりのようだった。

「よいしょっと……あずにゃん、平気?」
「うん……っと、大丈夫」

唯が愛をお姫様だっこのように抱え、私は柚をそっとおんぶする。
こうして背負うと、柚も本当に大きくなったと思う。
唯も愛を落としたりしないよう気をつけているようだった。
考えてみれば、柚は来年にはもう小学生で、愛も年長さんになる。
こういうとき、子供の成長は本当に早いと思わされた。

466軽音部員♪:2011/06/25(土) 01:20:05 ID:n5eABrfk0
「じゃ、あずにゃん。私たちももう寝ちゃおっか?」
「えっ、もう?」
「うん。だって、柚も愛も、明日はきっとすごい早起きさんだよ?
だから私たちも、早めに寝ておかないとっ」

ふんすと気合いを入れるような口調で言う唯に、私は小さく吹き出していた。
でも確かにその通りだとも思った。
どういうわけか、子供というのは休日の方が早起きだったりするものだ。
早めに寝ておかないと、休日の早起きさんたちのお相手はできないだろう。

「それじゃ、みんなで一緒に寝よっか」
「うんっ、そうしよ、あずにゃんっ」

私の言葉に、笑顔で頷く唯。
明日はきっとみんな早起きさんで、時間はたっぷりあることだろう。
週末の夜の、ちょっとの贅沢と夜更かしはここで終わりだけど……
代わりに朝から家族みんなで、明日はたっぷりと遊べるだろう。
それはきっと、週末の夜更かしと同じぐらい贅沢なはずだった。
あの日唯と二人で見た映画を、まずは家族みんなで見て……
それからみんなでお出かけするというのはどうだろう。
あの日のデートコースを、柚と愛を連れて歩くというのもいいかもしれない。

「明日のお休み、楽しみだね、あずにゃん」
「うん、そうだね、唯」

柚を背負い、愛をだっこした唯と一緒に寝室へと向かう。
明日はきっと、素敵な休日になることだろう。
本当に楽しみだと、私は思った。


END


長文失礼します。
柚愛ネタ。
オリキャラ話ですが、楽しんで頂けたら幸いです。

467軽音部員♪:2011/06/25(土) 03:13:02 ID:Lk6HYsps0
>>466
毎度乙です
何度みても微笑ましすぎるな、この一家はw

468軽音部員♪:2011/06/25(土) 09:29:03 ID:dDU9MRWsO
>>466
お疲れ様です!
貴重な柚愛分が摂取できて毎度感謝です。
しかしこの世のものとは思えない程綺麗な世界だなぁこの家庭…

469軽音部員♪:2011/06/25(土) 14:31:29 ID:x1QYYpkE0
>>466
このシリーズ本当に好きだ
女の子同士でも子供がいて、可愛らしくて
幸せそうなのが凄く伝わってきてほんといい。GJ

470軽音部員♪:2011/06/30(木) 22:47:49 ID:ZvvWOqGc0
小学校低学年の唯梓がメインのSS
一緒の学校にいるのでけいおん本編とは設定が異なります
本編設定など気にしない人は見てください

梓「あっ、雨やんでる」
梓「雨か…」


唯「梓ちゃんかえろー」
梓「いいよー」
唯「雨、やんだね」
梓「うん」
唯「えへへ」ダダダ
梓「走ると危ないよ、唯ちゃん」
唯「大丈夫だよー」ドテッ
梓「大丈夫!?唯ちゃん」
唯「うん!大丈夫!」
梓「もう走ちゃ駄目だよ」
唯「分かったー」
梓「唯ちゃん、手繋ごう」
唯「手?」
梓「危ないから繋ごう」
唯「うん」
梓「唯ちゃんの手暖かい」
唯「梓ちゃんの手は柔らかいよ」
梓「そうかな」
唯「うん、私、好き」
梓「えへへ、嬉しいー」
唯「梓ちゃんは大きくなったら何になるの?」
梓「わかんない」
梓「唯ちゃんは?」
唯「私、大きくなったら梓ちゃんのお嫁さんになりたい」
梓「私の?」
唯「うん!駄目?」
梓「ううん、いいよ」
梓「私も唯ちゃんをお嫁さんにしたい」
唯「えへへ、約束だよ」
梓「うん、指切りしよ」
唯梓「嘘ついたら針千本飲〜ます」
唯「これで梓ちゃんのお嫁さんだよ」
梓「唯ちゃんが私のお嫁さん、えへへ」

471軽音部員♪:2011/06/30(木) 22:50:58 ID:ZvvWOqGc0
唯「あっ!大きな水たまり」
唯「えい」ビシャ
梓「濡れちゃうよ」
唯「長靴はいてるから平気だよ」ビシャビチャ
唯「面白いから梓ちゃんもおいでー」
梓「う、うん」ビシャ
梓「えい」ビシャビチャ
梓「お、面白いー」
唯「ねー」
唯梓「えい」ビシャビチャ
梓「面白いー」ビシャ
犬「ワン!」
梓「えっ」
唯「あっ!ワンちゃん」
犬「ウッッ…ワン!」
梓「唯ちゃん、このワンちゃん怒ってるよ」
唯「なんで?」
梓「たぶん、私が水かけちゃったから」
唯「じゃあ逃げよう」
梓「うん」ダダダ
犬「ワンワン!!」
梓「追いかけてくるよ」
唯「梓ちゃん、急いで!」
梓「うん」

472軽音部員♪:2011/06/30(木) 22:54:06 ID:ZvvWOqGc0
犬「ワンワン!!」
梓「あっ」ドテッ
唯「梓ちゃん!?」
犬「グルルッ…」
梓「こ、来ないでよ」
犬「ワン!」
梓「ひぃ!た、助けて」
唯「梓ちゃんから離れてー!!」
梓「唯ちゃん!」
唯「離れて!離れて!」ドカッ
犬「キャウン」
梓「逃げた…」
唯「梓ちゃん、無事で良かったよ」ダキッ
唯「ごめんなさい、私が水たまりで遊んだせいで梓ちゃんが…グスッ」
梓「泣かないで唯ちゃん」
梓「唯ちゃんが守ってくれて嬉しかったよ」
梓「ありがとう、唯ちゃん」
唯「梓ちゃん…」
梓「帰ろう、唯ちゃん」
唯「うん!」


梓「こんな事もあったな…」
唯「どうしたのあずにゃん?」
梓「いえ、ちょっと昔を思い出してました」
唯「昔?」
梓「はい…それより何かようですか?」
唯「うん!夕飯出来たよ」
梓「分かりました」
梓「今、行きます」
終わり

473軽音部員♪:2011/07/04(月) 00:04:40 ID:43lMVEKk0
>>472

小学生の二人もいいよな

474軽音部員♪:2011/07/09(土) 21:08:34 ID:HhecVFbQ0
「水着日和」


*オリキャラ(二人の子、柚と愛)注意
*柚…唯似、6歳
*愛…梓似、5歳


夏のある日の午後。我が家のリビングでは、

「あ〜つ〜い〜」

と言いながら、ソファーの上で唯がくったりしていた。
全身をだらしなく伸ばし、暑い暑いと同じ言葉を繰り返している。
そんな唯の姿を見て、いい大人がだらしないと思うけれど……
でも同時に、仕方ないとも思っていた。確かに今日は暑かった。
風もあまりなく、窓を開けても風鈴の音色もろくに聞くことができない。
エアコンは唯と柚が苦手なため滅多に使われることはなく、
頼りの扇風機は調子が悪くてお休み中で、帰宅は明日の午後の予定だ。
結果、今リビングは結構な暑さで、
唯がくったりしてしまうのも無理はなかった。

「ゆいおかあさん、むぎちゃです」

そんな唯を見かねたのか、氷と麦茶を入れたコップをお盆にのせて、
愛がリビングに入ってきた。

「まぁ! ありがとー、愛ー!」

麦茶を持ってきてくれた愛に目を輝かせて、
ソファーから起き上がった唯が愛に抱きつく。
突然のことに、愛は聞き覚えのある「にゃっ」という悲鳴を上げて、
コップが倒れないよう慌てていた。
そんな愛に唯は更に頬ずりをして、

「……あ〜つ〜い〜」
「……です」

二人の表情はすぐにぐんにゃりとしてしまっていた。
それもまたどこかで見覚えのあるもので……
「ならやめろよ……」という澪先輩の声が聞こえたような気がした。

475軽音部員♪:2011/07/09(土) 21:12:04 ID:HhecVFbQ0
「それにしても、今日はほんと暑いね……」

手にした団扇で、唯と、抱っこされてしまっている愛を扇ぎながら、
私はそう呟いていた。

「ほんとだねぇ……今年の夏は特に暑い気がするよ」

唯が麦茶を一口飲んで、夏定番の台詞を口にする。
いつだってその年の夏は、前の年の夏よりも暑く感じてしまうものだった。

「そういえば、軽音部の部室も暑かったなぁ……」

ふと、私は高校の頃の、軽音部の部室のことを思い出していた。
長くエアコンがなかった軽音部の部室。
ドタバタの末にエアコンを設置してもらったけれど、
唯がエアコンが苦手なためにろくに使えなくて、
暑い日はいつも大変だった。でもその分、
ムギ先輩が持ってきてくれた冷たいお菓子やジュースを
本当に美味しく感じていたことも思い出す。
ムギ先輩の思い出につられるように、
軽音部の夏の思い出が他にも頭の中に浮かんできた。
あの暑い部室で、少しでも涼もうと、
唯とムギ先輩が水着姿になったこともあったっけ……

「じゃ〜ん!!」

と、思い出に浸る私の耳に、柚の元気な声が聞こえてきた。
大人と違って、子供はいつも元気だよねと思いつつ入り口の方を見て……
私は目をぱちくりとさせてしまった。
リビングに入ってきた柚は、水着姿だったのだ。

「おぉ! 柚、それおニューの水着だね!」

リビングの入り口でなぜだか仁王立ちする柚に向かって、
唯がのんきにそんなことを言う。
柚が着ている水着は、確かにこの前買ったばかりの新しいもの。
淡いブルーの子供用ビキニだった。

「もうっ、柚、お部屋で水着なんて着ないのっ」
「えぇ〜、だってあついんだも〜んっ」

476軽音部員♪:2011/07/09(土) 21:16:05 ID:HhecVFbQ0
水着を着た柚を私は注意するけれど、
柚はそんなことを言いながらリビングに入ってきて、
床に座っている私に抱きついてきた。
無邪気に笑う柚を見て、私はしょうがないなぁと苦笑を浮かべながら、

「もうっ、お夕飯の前には、ちゃんと着替えないとダメだからね」

と言った。いつもだったらもうちょっとちゃんと注意をするところだけど、
さすがに今日の暑さでは、
少しぐらいは大目に見てあげてもいいかなと思えてくる。
扇風機だって今はないのだから。
私の言葉に、柚は「は〜い!」と元気に返事をした。
そして私の腰に腕を回したまま寝っころがって、
バタ足をするように足をバタバタと動かす。
暑い暑いと言っても、やっぱり子供は元気だ。

「柚のおニューの水着、やっぱりかわいいね!」
「えへへ……はやくぷーるのひ、こないかぁ」

唯に褒められて、柚が笑顔を浮かべて更にはしゃいでみせる。
柚と愛の幼稚園は指定の水着がなく、派手なものでなければ自由なのだ。
新しい水着を着てプールに入るのは、やっぱり子供心にも楽しみなのだろう。
と、愛の方を見ると、
少し羨ましそうな視線を柚に向けていることに気づいた。
新しい水着を着てはしゃぐ柚を見て、
自分も水着を着たいと思ってしまったのだろう。
この暑さだし、それに新しい水着を買ったのは愛も同じだ。
水着にしろ、他の洋服や小物にしろ、
買ったばかりの新品というのはワクワクするもので、
ついつい部屋で試してみたくなるものだった。
それは愛だってもちろん同じだろう。

「愛もおニューの水着、着てみよっか?」

そんな愛の様子に唯も気づいたのだろう、
腕の中の愛の顔を覗きこむようにして、
笑顔を浮かべてそう言った。
真面目な愛は、その唯の言葉に、

「わ、わたしはきないです!」

と言った。でもそう言いながらも、チラチラと柚の方は見ていたりする。

477軽音部員♪:2011/07/09(土) 21:19:05 ID:HhecVFbQ0
「えぇ〜、あいもみずぎ、きようよぉ〜」
「せっかくだし、愛も着てきたら?
お母さんも、愛の新しい水着、また見たいから」

そんな愛に、柚がおねだりするような声を出し、
私は愛の頭を撫でながらそう言った。
唯も、優しく「愛?」と話しかける。
みんなにそう誘われて、

「……そ、それじゃ、すこしだけなら、きてみるです」

ちょっと恥ずかしそうに頬を染めながら、愛はそう言った。

「よし! じゃ、愛! お着替えタイムだね!」

愛の言葉に、唯は愛以上にはしゃいで見せながら、
愛を抱っこしたままリビングを出ていった。

「えへへ……あいといっしょにみずぎ♪ みずぎ♪」

愛が水着を着てくることが嬉しいのだろう、
柚が歌うような口調で「みずぎ♪」と繰り返す。
その声を聞きながら待つ私も、愛の水着姿がちょっと楽しみだった。
さっきは柚に注意をしたけれど、
でも新しいものを身に着けてはしゃぐ子供の姿は微笑ましく、
そして親にとってはとても嬉しいものだった。
自分たちが買ってあげたものを、子供が本当に喜んでくれている、
その姿こそ親には何よりも嬉しいお返しなのだ。

「お待たせ〜!」

と、数分もたたずに唯がリビングに戻ってきた。
私は視線をそちらに向けて、「お帰り」と言おうとして、

「エヘヘ、どう、あずにゃん?」

何も言えず、また目をぱちくりとさせてしまっていた。
水着を着た愛と一緒に戻ってきた唯もまた、水着姿だったからだ。
しかもその水着は、高校の頃のスクール水着だった。

478軽音部員♪:2011/07/09(土) 21:21:52 ID:HhecVFbQ0
「あずさおかあさん、どうですか?」

この前買ったばかりの新しい水着を着た愛が、
トテトテと私に方に駆け寄ってくる。
私が高校の頃着ていた水着とよく似ている、
フリル付きのピンクのワンピース。
ちょっと恥ずかしそうにもじもじする愛の頭を撫でてあげながら、

「よく似合ってるよ、愛」

と私は言った。私の言葉に愛がはにかんだ笑みを浮かべた。

「エヘヘ……あ〜ずにゃん、私は?」

続いて私の側に立ち、満面の笑みを浮かべながら唯がそう聞いてくる。
学生が着る紺色の水着を見て、私は深くため息を吐いた。

「あぅ……なんかあきれられてる!?」

私のため息に、大げさな仕草で唯が驚いて見せた。
そんな唯を見て、私はまたため息を吐いた。

「もうっ、あきれるに決まってるでしょっ。
いったいいつの水着を着てるのよっ」
「エヘヘ……いやぁ、この前押し入れの整理をしたとき、
偶然見つけまして、それで懐かしくってつい……
でもあずにゃん、ちゃんと着れてるでしょ?」
「う……それは否定しないけど……」
「でしょでしょ! ちょっと胸のところがきついけど、
でも体形、まだまだ頑張ってます!」

私の言葉に胸を張り、ふんすと息を吐く唯。
古い水着だけど、確かに唯はまだちゃんと着られていて、
それほど違和感もなかった。
そこはまぁ、素直にすごいと思ってしまう。

479軽音部員♪:2011/07/09(土) 21:24:03 ID:HhecVFbQ0
「じゃ、あとはあずにゃんだね!」

と、突然の唯の言葉と、一緒に差し出されたピンク色の布に、
私はまたも目をぱちくりとさせてしまった。
一瞬何を言われたかわからず、「え?」と小さく呟いてしまう。

「だから、あとお着替えするのはあずにゃんだけでしょ? だからはい!」

そう言いながら渡された布を、私は両手で持って広げた。
ピンクの正体がわかると同時に、唯の言葉の意味も理解できて、

「って、私も水着!?」

ついそんな大きな声を上げてしまう。
しかも渡された水着は、高校の頃着ていたあのピンクのワンピースなのだ。
懐かしの水着を渡されたせいで、余計声は大きくなってしまっていた。

「わ、私はいいよっ」
「え〜、そんなこと言わずに着ようよぉ」
「あずさおかあさんもみずぎ♪ みずぎ♪」
「……です」

慌てて辞退しようとする私を、
でも周りのみんなは許してくれそうになかった。
唯はおねだりするような声を出し、
柚は歌うような口調で「みずぎ♪」と繰り返す。
その上愛まで、期待するような目で私を見てきて、

「はぁ……もう、わかりましたっ」

仕方なく、私はため息混じりにそう言っていた。
私の言葉に、みんなが手をあげて喜んだ。

480軽音部員♪:2011/07/09(土) 21:27:38 ID:HhecVFbQ0
「エヘヘ、あずにゃん、似合ってるよ!」
「あずさおかあさん、かわいい!」
「かわいいです」
「……それ、ちょっと複雑」

懐かしの水着を着てリビングに戻った私を、みんなの歓声が出迎えた。
でも私は複雑な思いだった。
古い水着は少し窮屈だったけれど、でもちゃんと着ることができて、
動くにも支障なかった。まだ体形を維持していると考えれば嬉しいけれど、
でも同時に女性としては成長していないようにも思えてしまい……
やっぱり素直には喜べなかった。

「もうっ、着るならせめて新しい水着にさせてよっ」
「え〜、いいじゃん、似合ってるんだもんっ」

私は頬を膨らませてそう言うけれど、唯はのんきに笑うだけだった。
その笑みを見ていると、私の不満も長続きはしなくて……
最後は苦笑を浮かべながらも、しょうがないなぁと受け入れてしまう。
私と唯のこんなところも、学生の頃から変わっていなかった。

「エヘヘ……たまにはこんなのもいいよねぇ」
「まぁ、たまには、ね」

笑う唯に、私もそう返事をした。お部屋で水着を着ているのは、
やっぱりちょっとはしたないような気もするけれど……
でも洋服を着ているよりは涼しくて、たまには悪くないかな、
なんて思えてしまった。

「ざぶーん! ざぶーん!」
「にゃっ……もうっ、おねえちゃん、おかえしです!」

ソファーの上では柚と愛が、
まるでプールで泳いでいるかのような仕草ではしゃいでいた。
水着姿での涼しさを喜んでいる私とは違って、やっぱり子供は元気だった。

「エヘヘ……あずにゃん! ざぶーん!!」
「にゃっ……もう、唯!」

と、突然唯に抱きつかれ、
私はバランスを崩してソファーに倒れ込みそうになってしまった。
そういえば、我が家には元気な子がもう一人いたなぁと思いつつ、

「もうっ、おかえし!」

そう言いながら、私は唯をソファーに押し倒していた。
唯が明るく悲鳴をあげ、揺れるソファーに柚と愛がはしゃいだ声を出した。
それから夕飯まで、私たちはリビングで水着姿のままだった。
夏のある日の午後。我が家のリビングは、私たちだけのプールサイドだった。


END


長文失礼します。
柚愛ネタ。
そして夏なので、水着ネタ。でも室内。
暑い日の清涼剤になってくれれば幸いです。

481軽音部員♪:2011/07/09(土) 21:34:41 ID:tVkt/zqE0
>>480
相変わらず素晴らしい家族ですな!
また次回作も期待してます。GJ!!

482軽音部員♪:2011/07/09(土) 23:06:01 ID:CtIKQDjQ0
>>480
待ってました、唯梓ファミリー大好きです。
ママ2人ともあの水着とか可愛すぎるw
今回も夢の家族の団欒サンキューです!

483軽音部員♪:2011/07/10(日) 01:08:07 ID:iY5vBA2o0
>>480
今回もGJ!
二児の母でもあの水着を着れちゃうのは素晴らしいなw
次回も期待しています!

484軽音部員♪:2011/07/10(日) 05:47:40 ID:CvqB0ao6O
>>480
GJ!!!!

>さっきは柚に注意をしたけれど、
>でも新しいものを身に着けてはしゃぐ子供の姿は微笑ましく、
>そして親にとってはとても嬉しいものだった。
>自分たちが買ってあげたものを、子供が本当に喜んでくれている、
>その姿こそ親には何よりも嬉しいお返しなのだ。

自分も親だからここの下りに全力で同意できるな〜
次回も楽しみにしてまーす

485軽音部員♪:2011/07/10(日) 13:13:38 ID:oXEKJUPk0
SS投下します。
※唯と律ばっかで梓あんまり出ません。律澪少々あり。
なので避難所に投下しよーかな〜と。
ほんとに暇潰しくらいにしかならない話ですすいません


それは日常の中で。
ただある時、気が付いた。

何でもない、いつも通りのとある日。ふと。
今まで気付かなかったのが不思議なくらい、明確で、当たり前のようにそこにあった答え。

ああ。
私はあの子の事が好きなんだって。

放課後みんなでお茶している時だったかもしれない。
授業中、1人でぼんやりしている時だったかもしれない。

それがいつだったのかは、もう忘れてしまった。


「う〜ん・・・。」
放課後の部室で、私は一人頭を悩ませていた。
「う〜ん・・・。んん〜?」
しかし、腕を組み首を傾げてみても、良案は浮かばない。
何かいい手はないものか。
考えれば考えるほど。
「・・・あ〜だめだぁ〜っ。」
私はとうとう机に突っ伏した。

そこに、ガチャリと扉を開ける音。
「おーっすお疲れー。・・・って、唯だけか?」
「ああ、りっちゃん・・・。おいっすー。」
「なんだなんだ、だらけてんな〜。」
机に伏せたまま顔だけ上げた私を、りっちゃんが見咎める。
「えー、そんなんじゃないよー。」
「じゃあなんだよ。受験勉強はどーした〜?」
「うっ・・・。・・・ちょっと、考えてて。」
「何を。」
「これからの事。」
「あん?」
「・・・あずにゃん、ひとりぼっちになっちゃう。」

そう。
私が考えていたのは、来年の軽音部のこと。
私達が卒業してしまえば、あずにゃんは1人になってしまう。
そのことを色々考えてみたのだけれど・・・。

「ああ・・・。」
私が言わんとしていることを察したのだろう、りっちゃんは荷物を置きながら、少し目を伏せた。
「けど、なんも思いつかない・・・。」
後輩を1人残していくことは、私達だって辛い。
けれどあずにゃんの方が、どんなに心細いことか。
あずにゃんは真面目で頭がいいから、そんなことは顔に出さない。
あずにゃんは頑張り屋さんだから、平気そうな顔をして。
あずにゃんは優しいから、淋しいとは言わないのだ。
うん・・・。なんとなく、見てれば分かるよ。
私達の勉強の邪魔をしちゃいけないとか、困らせちゃいけないなんて、たぶん、思ってるのかな・・・。

486軽音部員♪:2011/07/10(日) 13:16:18 ID:oXEKJUPk0

「・・・今さら、遅いよね。」
5人がいいと言ったのは私だ。
みんなも、それこそあずにゃんも賛成してくれたけど・・・。

今頃部員の勧誘なんかしても遅い。
私達が残るわけにもいかないし、あずにゃんだってそんなの喜ばない。
これから出来る事なんて、来年の新入生の勧誘くらいだし、そうなると結局は、あずにゃ
んが一人で頑張らなくてはならなくなるのだ。

「でも、梓も入れた5人でバンドは続けていくだろ?」
「・・・そうだけど・・・。」
「私達が全員N女子大に合格して、そのあと梓がくれば、また元通りじゃん?」
「でも・・・。」
「・・・うん、まぁ、そんな楽観視はできないよな、正直。」
「・・・・・・。」
「軽音部が廃部なんてことになったら、たぶん梓すげー気にするだろうし。」
「・・・うん。」
「どうしたって梓が頑張らなきゃいけなくなる。あんまり気負わなきゃいいけど。」
「・・・うん。」
「ふーむ・・・。私達に出来ること、か。」
「そーなんだよー。」
まさに今それを考えていたのです。
「けどさ、唯。」

「・・・梓は、ひとりぼっちじゃないだろ?」
「へ?」
私は、りっちゃんの声に顔を上げる。

「しっかし、唯はほんとに梓の事好きだよなー。」
言いながら、りっちゃんは私の正面に腰掛けた。
「ほえ?・・・えと、うん。そりゃあ大事なたった1人の後輩だもんっ。みんなだってそうでしょ?」
何をおっしゃられますか、急に?
ちょっとドキッとしちゃったよ。
「・・・そういう意味じゃないんだけどな。」
ぼそりと呟くような意味深なその言葉に、もう一度私の胸が鳴る。
「・・・え?あ、あの、りっちゃん?それってどういう・・・?」
どくり、どくり、どくり。
「まぁ確かに、みんな梓のこと好きだし、これからの軽音部のことだって気にはしてるけど。」
「あ、う、うん。そうだよね?」
「・・・でも、唯のは違うだろ?」
ええ?えええええ!?
「唯が誤魔化すんなら、まぁそれでいいけどさ・・・。」
「・・・・・・。」

えーと、その、りっちゃん?
それってもしや・・・ううん、もしかしなくても・・・。
私の顔が急速に熱を上げていった。
今、顔が真っ赤になっている自覚がある。
それを隠すように両手で頬を押さえながら、私は口を開いた。

「・・・い、いいい、いつから気付いてたの・・・?」

すると、りっちゃんの驚いた顔。
「・・・・・・えと・・・今?」

え?
「えええええぇぇぇえぇぇっ!!?」

487軽音部員♪:2011/07/10(日) 13:19:10 ID:oXEKJUPk0

「いや、ちょっと冗談半分でカマかけてみただけなんだけど、まさか本当だったとはなー。」
「ひ、ひどいよりっちゃん・・・。」
私は、抜け殻のように再び机に突っ伏しながら、声を絞り出す。
ああ、バレた。
バレてしまった。
しかし、事実を知ったりっちゃんの声音は、意外にも軽い。
「・・・あのさ、びっくりしないの・・・?」
「いや、してるけど。」
「・・・そうじゃなくてさ、だって私、あずにゃんのこと・・・好き、なんだよ?」
一つ年下の軽音部の後輩で、同じバンドの仲間で、女の子。
「・・・女の子同士、なのに・・・。」
もっと、気持ち悪がられるかと思っていた。
「う〜ん。意外とそこはあんまし気にならなかったなー。唯と梓だし。」
「・・・どーゆーこと?」
「そーゆーこと。」
「?」
「それに、薄々はそうなんかな〜?って思ってたし。」
「うっ・・・。私ってそんなに分かり易いかな?」
「正直、梓が軽音部に入ってから、唯は変わったと思う。」
「へ?」
「ちょ〜っとはしっかりしてきたと思うし、意外にもちゃんと先輩してるっつーか。」
「・・・。」
「梓もあれで結構頼りにしてると思うぜー?」
「・・・そ、そうかな?」
ほ、ほんとにそうかな?
昨日も私あずにゃんに怒られたけど・・・。
「最初はまぁ、後輩も出来たし唯も先輩としてちょっとは頑張ってんのかなーって思って
た。や、実際そうだったんだと思う。ただこうなんていうか、だんだんと・・・。」
「なになに?」
「・・・・・・てかお前らくっつき過ぎなんだよ。」
「ええっ!?」
「あずにゃんあずにゃーんってすぐ抱きつくし。」
「うっ。」
それは、体が勝手に動いちゃうというか・・・。
「可愛い可愛いって猫っ可愛がりだし。」
「ううっ。」
だって、実際かわいいし・・・。
みんなだってそうじゃん?
「なんだかんだでいつも気にしてるだろ?」
「・・・・・・。」
「そりゃ気付くっつーの。まぁ、半信半疑だったけど。」
「あずにゃんも・・・。」
「ん?」
「もしかしてあずにゃんも気付いてるかなっ!?」
「なんでちょっと嬉しそうなんだよ・・・。いや、梓は普通に気付いてないだろ。唯は基本的に誰にでも抱きつくし。」
「・・・そっかぁー・・・。」
「だから、なんで少し残念そうなんだ・・・。」
や、もしあずにゃんが私の気持ちに気付いてたら、なんか反応でわかるかなーと。
あずにゃんが私のことどう思ってるか、とか?
それに、気付いて欲しい気持ちもある。
同時に、気付いて欲しくない気持ちも。
「・・・てか、そんなら告ってみたらいいんじゃねー?」
「それは・・・。」
りっちゃんの言葉に、私は。

「無理だよ。」
小さく俯いた。

488軽音部員♪:2011/07/10(日) 13:22:42 ID:oXEKJUPk0

「だって、あずにゃんを困らせちゃう・・・。」
嘘。
伝えたい。
「あずにゃんに嫌われちゃう。」
嘘。
あずにゃんは、きっと、たぶん、嫌ったりなんかしない。
「私は、今のままで十分だよ。」
嘘。
今の居心地の良い場所を、手放したくはないけれど。

私はたぶん、いつか伝えるんだと思う。
もしダメだったとしても、真面目で優しいあの子なら、私の気持ちに一生懸命応えてくれる。
あの子なら。
あずにゃんなら。
言葉とは裏腹に、心のどこかではそう思ってしまっていた。

私はどうしようもなくあの子のことが好きで、どうしようもなく、あの子を信じている。

そっか。
淋しいのは、私の方なのかもしれない。
軽音部の繋がりがなくなっちゃうって、怖いんだ。
だから、何かしなくちゃって思ってたのかもしれない。

「うそつき。」
「へ?」
私は顔を上げた。
りっちゃんは、何故か小さく笑っている。
そうだねと、私は心の中で呟いた。

「梓、待ってるかもしれないぞ?」
え?
「・・・どーゆー意味?」
「・・・どーゆー意味だろうな?」

「今日のりっちゃんは、なんか意地悪だよぉ〜。」
「ははっ。・・・まぁ、なんつーかお前らは。」

「一緒に居ない方が不自然だよ。」

りっちゃんの言葉に、ふつふつと勇気が湧いてくる。
単純なのかな?私って。
りっちゃんが私の気持ちを理解してくれた事も大きいのかもしれない。
否定なんか全然しなくて、軽く、拍子抜けするぐらいあっさりと、受け入れてくれた。
でも、それってもしかして。
「ねぇ、りっちゃん。」
「ん〜?」
「りっちゃんの気持ち、伝わるといいね。」
誰とは言わないけど、幼馴染だったり?
「なっ!?なんだよそれ!?」
焦るりっちゃん。
りっちゃんも案外分かり易い。
「ふっふっふ〜。なんだろーね?」

489軽音部員♪:2011/07/10(日) 13:25:38 ID:oXEKJUPk0

そこで、またガチャリと扉が開く音がした。
「あっ、やっぱり。」
顔を出した澪ちゃんの開口一番の言葉。
それに、私とりっちゃんは首を傾げる。
「澪。・・・なんだよやっぱりって。」
「ここに来る途中3人で話してたんですよ。唯先輩と律先輩の2人だと、勉強なんて絶対してないだろうって。思った通りです。」
続いてあずにゃんが姿を見せた。
「えー!?ひどいっ!」
「実際してなかったじゃないですか。」
「まぁまぁ。今お茶入れるね。」
最後に、今日も変わらずおっとりぽわぽわのムギちゃん。
ムギちゃんはぱたぱたとお茶の準備をはじめた。
「お前ら失礼にも程があるぞぉ!私達は今勉強より大事な話をだな・・・。」
「どうせろくな話じゃないだろ。」
「にゃにおー!?」
「一体何の話をしていたの?」
「ムギ・・・。ん〜、まぁ・・・秘密だ、な?」
「う、うん!」
ぽりぽりと頬を掻くりっちゃんに、私は強く頷く。
言えないねぇ。言えないよぉ。
「ほらやっぱり。」
澪先輩の言う通りですねとあずにゃんの呆れた声。
「こりゃあ!中野ぉ!!」
「あずにゃんがつれないよぉ。」
「って、どさくさで抱きつかないでください。」
「ぶーぶー。」

みんなでお茶をして、たくさん話をして。
私は気付く。
「りっちゃん。」

「あずにゃんはひとりぼっちなんかじゃないね。」

「・・・だろ?」

私達が傍に居る。
さわちゃんも、憂も純ちゃんも、たくさんの友達も、トンちゃんだって。
これからはあずにゃんが軽音部の中心になっていかなくちゃいけないから、私達に出来る事は少ないのかもしれない。
けど少しでも、私達に出来ることを。
せめてあずにゃんが、軽音部に入って良かったって思えるように。

みんな、あずにゃんの傍に居るからね。
でも、私が一番に、あずにゃんの傍に居ることは出来ないかな?

私のしなくちゃいけないことは、たぶん決まった。
勿論、軽音部とは別の。

私の気持ちを知ったら、キミはどんな顔をするんだろう?
ガッカリしちゃかな?
困らせちゃうかな?
それとも・・・。

490軽音部員♪:2011/07/10(日) 13:28:10 ID:oXEKJUPk0

あずにゃんは、私のことをどう思っていますか?

まだ言えない。
もう少し、もう少しだけこのまま。
でも、きっと伝えるから。
だから。

待っててね。


唯の目が、少し変わったように見えた。
けれど気付かない振りをして、また会話へと戻る。
正直、言おうか迷っていた。
だって、わからなかったから。

だから私は驚いたんだ。
唯が梓を好きだって、自覚があることに。

唯はみんなが大好きで、みんなに優しい。
その見えない境界線。
唯の思考など、元より読めるはずもなく、けれどその目が梓を追っていることに、私は気付いていた。
先輩として気に掛けているのだと、最初は思っていたけど。
そして、梓の瞳もまた、いつも唯を追っていた。

互いに向ける視線が交わることはほとんど無く。
すれ違い続ける視線が、もどかしかった。

だからガラにもなく、こんなお節介をしてしまったのかもしれない。
それとも、唯と自分を重ねて・・・。

「じゃあ私、練習しますね。皆さんは気にせず勉強はじめて下さい。」
「ああ、悪いな梓。」
「梓ちゃんも私達のことは気にしないで練習頑張ってね。」
「なら私も練習を・・・。」
「いや、唯先輩はあっちでしょう。」
「ああん、あずにゃんのけちぃ!」
「ってああ!危ないです!」
唯がまた梓に抱きつく。
体が勝手に動いてる感じか?
なんか吸い寄せられてる?
いや、あずにゃん分とやらを摂取している唯の方が吸い取ってるのか?
なんだかよくわからなくなって、じゃれ合っている2人を見て、思わず笑みが零れる。

私がお節介なんかしなくても、この2人はきっと大丈夫なのだろう。
すごく不器用で、見ていてなんだか恥ずかしくなる2人。

ぶつぶつと文句を言う梓の。
その瞳は、唯と同じ暖かい色をしていた。


おわーり

梓がちょろっとしか出てない・・・
けど唯梓だと言い張ってみる
これはどっからどう見ても唯梓だろ 俺的に!
いろんな意味で自信なかったから今までお蔵入りしてた話でした

では、駄文失礼しました

491軽音部員♪:2011/07/10(日) 19:21:31 ID:AB7PqMIc0
>>490
けいおん!らしいいい雰囲気だった、GJ!

492軽音部員♪:2011/07/10(日) 19:44:57 ID:Ze79RABo0
>>490
GJ!
唯梓オンリーもいいけど、やっぱ皆との繋がりがけいおんらしいし、こういうの好きだよ

493軽音部員♪:2011/07/10(日) 22:05:47 ID:CvqB0ao6O
>>490
大丈夫
俺が読んでも全く問題のない唯梓だった

GJ!!!

494軽音部員♪:2011/07/11(月) 06:40:03 ID:x6BNgOmkO
>>490
唯梓だな

495軽音部員♪:2011/07/12(火) 17:57:36 ID:w2cc3BLkO
さて・・・
本スレでSS企画の話題が出ていたけど
書き手って集まるのかねぇ?

496軽音部員♪:2011/07/12(火) 18:48:23 ID:yYYa./2o0
本スレ>>424です。
もし第3回SS祭りをやるのなら、お題は夏関連で設定して、ルールは第2回SS祭りに乗っとって行う、という方向で開催すれば良いのではないかと思います。
参加表明、あるいは意見要望があればレス等ください。

497軽音部員♪:2011/07/12(火) 18:54:29 ID:23yElF9I0
時期が悪いな
学生さんはテスト期間だろうし
あと純粋に人が集まらんくてしょっぱい感じになるのは避けたい

498軽音部員♪:2011/07/12(火) 19:14:10 ID:gr2D/A96O
開催時期を少し延ばして八月入ってからの方が人集まるんじゃないかな。

とりあえず開催するなら参加したいです。

499軽音部員♪:2011/07/12(火) 19:44:30 ID:9NNBaUb20
今は人はいるけどSSを書いてる人が少ないからね
今現在、定期的にSSを書いてる人が全員参加+SS祭りだから参加
これらを合わせてもそんなにいないから厳しいんじゃないかなと思う

500軽音部員♪:2011/07/12(火) 19:53:05 ID:V6QW8fac0
とりあえず参加したいという人を募って、その人数で決めたほうがいいかもね
もしやるのなら俺も8月がいいなぁ
時間とか気にしないで参加できるし

501軽音部員♪:2011/07/12(火) 19:53:28 ID:yYYa./2o0
実際の開催期間は8月入ってからにして、それまでにお題やルールを話し合えば良いかなと思ってたんだけど言い出しが早かっただろうか…申し訳ない。
SS書いてる人はだいぶ入れ代わってるみたいだけど、人数としては第2回のころと変わらないと思うんだけどなあ。どうでしょう?

502軽音部員♪:2011/07/12(火) 20:20:14 ID:w2cc3BLkO
第2回は時期が時期だったから、8月開催だったらもう少し増えるかもね

あ、おいちゃんも参加したいです

503軽音部員♪:2011/07/12(火) 22:17:04 ID:/2MpXBF.0
8月開催でも8月はイベント系が多い
コミケとかもあるから
やるなら1週間じゃなくて2週間の開催期間にした方がいいかもしれない

504軽音部員♪:2011/07/12(火) 22:17:31 ID:xawrOcBI0
俺も今年入ってからはカプスレでは短いやつ2、3本くらいしか書いてないけど出来れば参加したいな
何にせよ開催は夏休み入った8月からのほうがいいと思う

505軽音部員♪:2011/07/12(火) 22:41:03 ID:kUvD6FP20
開催=作品発表なら八月でいいけど
お題は早く決めてくれるのに越したことはないよ

筆が遅いからそうしてくれると助かる、ってだけなんだけど

506軽音部員♪:2011/07/13(水) 02:33:38 ID:thqf2ZKo0
第1回が18個で第2回が13個か
第3回も二桁のりそうならいいかもね
少ないと悲しい

507軽音部員♪:2011/07/13(水) 03:38:22 ID:efa93Jgg0
自分は1回目、2回目と不参加だったから、3回目があるなら参加したいな。

508軽音部員♪:2011/07/13(水) 11:00:05 ID:zvROP1Xo0
おはゆいあず。ID変わってるけど言い出しっぺです。
一日様子をみたところ平日にも関わらず何人か参加表明がありましたし、開催予定で行きたいですね。
ただ、みなさんの意見を反映して7月31日(日)に再度開催の呼び掛けをしたいと思います。お題やルールもそれから本格的に話し合うということでどうでしょう。早くお題を決めた方が良いとの意見もありますが、人が集まってから決めた方が良いのではないかと個人的には思うのですが。

509軽音部員♪:2011/07/13(水) 11:08:54 ID:P0/m4prEO
お題の募集は早めでも良いと思うです
投票だけ後回しにすれば良いかと

まぁ何にせよ、時期尚早なのは否めないけどね

510軽音部員♪:2011/07/14(木) 07:46:21 ID:S/Kn17no0
8月までお題についてまったりと語りましょうか。
前回はみんなでお題を出し合ってそのなかから投票で3つのお題に絞り、その3つから書き手が自由にお題を選んでSSを作る、という流れでしたが今回もそんな感じで良いでしょうかねえ。

夏休みなので夏に関連するお題が良いですね。

511軽音部員♪:2011/07/14(木) 17:53:20 ID:wYWP.nwQ0
あえてお題で
「夏といえば……?」
とかあったら面白いかもしれない

512軽音部員♪:2011/07/14(木) 18:21:21 ID:lVWi4fRI0
お題によっては参加したいです

513軽音部員♪:2011/07/14(木) 18:33:00 ID:UwkgQGCYO
俺もお題は夏関連で募集ってのがいいな〜

後は投下期間を土日限定じゃなくて二週間の間なら何時でもにするとか
あ、もちろんその間の雑談はおkって事で
前回、前々回共に参加者は投下ルールを守ってるからそれくらいは大丈夫じゃないかと

514軽音部員♪:2011/07/14(木) 19:46:34 ID:S/Kn17no0
投下については前回同様、期間を設けて自由に投下するスタイルで良いんじゃないでしょうか。1週間は欲しいけど、2週間は長すぎな気もするんですが…。雑談は今の避難所の流れだと規制しなくても問題ないでしょう。

515軽音部員♪:2011/07/14(木) 22:53:24 ID:9PBX4cOM0
とりあえず参加する人はそこそこいるから開催は出来そうだね

8月は色々イベントもあるからいつを投下期間にするかが問題だね
まあイベントと言ってもコミケが一番参加するイベントだろうから
それを避ければ問題ないと思うけど

516軽音部員♪:2011/07/14(木) 23:33:50 ID:/xwwaTeU0
期間を二週間の間なら何時でもにする変わりにお題を5つに増やしてもいいかもしれない

517軽音部員♪:2011/07/15(金) 01:30:01 ID:coXerdkwO
ふと思ったんだけど夏らしいお題って事は話の舞台も夏場にした方が良いんだよね?
例えば夏らしい物って事でお題に「花火」って決まったとしても
花火の話は夏場が舞台じゃなくても書けてしまう
お題+舞台は夏場なのかお題の条件を満たしていれば時期はいつでも良いのか
その変ははっきりさせた方が良いんじゃないかな

518軽音部員♪:2011/07/15(金) 01:58:21 ID:0.uPkywk0
時期は限定しないで欲しいな
秋、冬が好きだから

519軽音部員♪:2011/07/15(金) 07:38:40 ID:CUEm4/5YO
俺も時期はフリーに一票

変化球を書く場合その方がやりやすいし

520軽音部員♪:2011/07/15(金) 12:45:19 ID:3luHn32o0
お題は夏関連に固定するよりは、複数お題を決めてそのなかに夏に関連するお題がある、って感じが良さそうですね。

521軽音部員♪:2011/07/15(金) 21:36:32 ID:CUEm4/5YO
んじゃぁお題募集の仕方は

夏関連のお題
その他のお題

てな感じで募集するのがいいのかな?

・・・集計が大変そうだな

522軽音部員♪:2011/07/15(金) 22:55:31 ID:EmZiQS560
人いなくね?
定期的に本スレに連絡しないと来ないのか?

これからお題を上げていけばいいのか?

523軽音部員♪:2011/07/15(金) 23:51:23 ID:kzYca.U60
誰が仕切ってるの?

524軽音部員♪:2011/07/16(土) 01:27:38 ID:/QhsaeV2O
>>496じゃね?

525軽音部員♪:2011/07/16(土) 01:35:05 ID:OgtpumYw0
>>508以来見ないな
サクサク決めていいんじゃないか?

526軽音部員♪:2011/07/16(土) 03:27:51 ID:39su.kEY0
わざわざ句点を打ってるし>>520も同一だと思って読んでた
運営してくれるなら分かるようにしてもらった方がいいかもね

527軽音部員♪:2011/07/16(土) 06:36:49 ID:z8.MgtLw0
>>496です。
まだ時期が早いということで様子見していたのですが、酉付けておいた方が良いですかね?
お題の募集については>>521が良いと思います。

528軽音部員♪:2011/07/16(土) 10:29:08 ID:/QhsaeV2O
言い出しっぺの法則があるから
酉付けてもらえると嬉しい

529SS祭実行委員 ◆c3yAHcXjd.:2011/07/16(土) 11:05:44 ID:z8.MgtLw0
トリップテスト

530SS祭実行委員 ◆c3yAHcXjd.:2011/07/16(土) 11:10:59 ID:z8.MgtLw0
一応酉付けました。ぜひ第3回SS祭りの開催を祈ってますので、ご協力いただきたいと思います。
ノリで本スレで発言したばっかりに、こんなことになってしまった…

531軽音部員♪:2011/07/16(土) 11:22:16 ID:KnpXIxyw0
無理なら別の人に頼んだ方がいいよ

532SS祭実行委員 ◆c3yAHcXjd.:2011/07/16(土) 11:31:43 ID:z8.MgtLw0
出来ないことはないかと思いますが、もし他にやっていただける方がいるならお願いしたいと思います。正直、こういった企画、運営はしたことがないので。

533軽音部員♪:2011/07/16(土) 11:53:33 ID:KnpXIxyw0
期間決めてお題決めてルール決めて
参加者把握して
開式の辞と閉式の辞やるだけでしょ

僕たちピクミン、あなたについていきます

534SS祭実行委員 ◆c3yAHcXjd.:2011/07/16(土) 14:36:04 ID:z8.MgtLw0
とりあえず他にやりたい!という方が現れない限り私がとりまとめ役をさせてもらいますね。
開催は8月入ってからするとして、3連休ですしお題の募集をしましょうかね。
人いるんでしょうか。

535521:2011/07/16(土) 14:53:15 ID:R0ICIh0g0
居るよーん

んだばやはり言い出しっぺの法則で・・・

夏関連のお題
・夕立
・射的

その他のお題
・鉄棒
・はらりはらり


こんな感じでそれぞれに1〜3個のお題を書けば良いかと


あ、最後に
まとめ役ご苦労様ですm(_ _"m)ペコリ

536SS祭実行委員 ◆c3yAHcXjd.:2011/07/16(土) 16:19:21 ID:z8.MgtLw0
>>535
ご意見及びお題ありがとうございます。

私は、
夏関連のお題:
・夏祭り
・お盆
・海水浴

その他のお題
・旅行
・掃除
・練習

ってところですかね。
お題はある程度数が揃ったら投票で絞りますから、募集の段階では数の制限は不要かと。

537軽音部員♪:2011/07/16(土) 21:34:52 ID:6FheCQs20
まとめ役ご苦労様です

私もお題の提案をさせてもらいます

夏関連
・エアコン
・日焼け
・夏休み

その他のお題
・携帯
・○年後の2人
・お菓子

しかし、自分でお題を考えてみるととても難しいものですね……

538軽音部員♪:2011/07/16(土) 23:52:24 ID:wk7WScXI0
2,3日に1回ぐらいは本スレに第三回はわほわ唯梓SS祭りのお題を募集中とか書き込んだ方がいいよ
やってることを知らない人もいるから

539軽音部員♪:2011/07/17(日) 08:41:15 ID:7wpR2/Bo0
人いないね~。本スレに宣伝して来ようか

540軽音部員♪:2011/07/17(日) 09:03:30 ID:7wpR2/Bo0
本スレに宣伝して来ちゃった

では俺からお題を
夏関連
・避暑
・暑い日には熱いものを

その他
・検定
・駅

なかなか浮かばないな…

541軽音部員♪:2011/07/17(日) 13:33:11 ID:ZlbUbDJA0
開催期間決めてあったっけ?
決めてないなら今のうちに決めておかないと書く人も辛いだろうし

542軽音部員♪:2011/07/17(日) 13:34:52 ID:ZlbUbDJA0
↑sage忘れスマソ

543軽音部員♪:2011/07/17(日) 16:50:32 ID:LLqL1Zjs0
>>713
開催期間は全部決まった後でいいんじゃない?

夏関連
•風鈴
•サンシャイン

その他
•約束
•お守り
•思い出

544軽音部員♪:2011/07/17(日) 22:43:23 ID:uL3iq2P20
楽しみにしてた週末恒例柚愛SSコネー……

545軽音部員♪:2011/07/17(日) 23:11:56 ID:JnSCVxZg0
2週間に1回に変わったんじゃね
あとSS祭りの話をしてるから自重してるのかも

546軽音部員♪:2011/07/17(日) 23:22:39 ID:fQERbKR.0
本スレの案内見て来てみた

夏関連のお題
・肝試し
・キャンプ

その他のお題
・買い物
・恥ずかしがる唯

547軽音部員♪:2011/07/18(月) 00:06:45 ID:PeqXwcns0
夏関連のお題
・宿題
・登校日

その他のお題
・アルバイト
・ごっこ遊び

よろしくお願いします。

548軽音部員♪:2011/07/18(月) 00:49:56 ID:bemjpNI60
前回は1日でお題募集して>>50
1日で投票で決めて>>70
同票の二次投票を1日でして>>117
決定後の約1週間後から投下開始にしたのか>>117
結構早いな

549軽音部員♪:2011/07/18(月) 00:58:13 ID:apXfLRyk0
夏関連のお題
・水着
・帽子
・日傘

その他のお題
・トランプ
・スカート
・お化粧

550軽音部員♪:2011/07/18(月) 01:00:54 ID:apXfLRyk0
途中送信してしまった…

そう見ると前回は期間短かった感じがするね
やっぱ人がいたからかな、最初とかどうだったんだろ

551軽音部員♪:2011/07/18(月) 01:07:54 ID:bemjpNI60
最初はもっと早かったw

♪第一回 はわほわ唯梓SS祭り♪
お題募集期間:10/3(日)〜10/5(火)20時まで
お題投票期間:10/5(火) 20:00〜24:00
SS投下期間:10/9(土)〜10/10(日)、10/16(土)〜10/17(日)

552軽音部員♪:2011/07/18(月) 02:17:50 ID:apXfLRyk0
なるほどね、情報ありがとう。
まあ順調にゆったり進行でいいんじゃないかな。

夏関連とかイベントで括るとお題も一体感が出ていいね。ってまだ始まってもないけど

553軽音部員♪:2011/07/18(月) 09:50:48 ID:LMh6W5UoO
第一回は時間が無くて色々と辛かった・・・

当時を知る方々、あの時はご迷惑をおかけしましたm(._.)m

554軽音部員♪:2011/07/18(月) 18:27:50 ID:a6b9FwmI0
今出てるお題で充分書ける自信がある

555SS祭実行委員 ◆c3yAHcXjd.:2011/07/18(月) 19:48:16 ID:AfhNoUy60
!みなさまのおかげでたくさんのお題が集まりました!ありがとうございます!!

これにて、お題の募集を締め切りたいと思います!
もう少し早く締め切って投票に移りたかったのですが、アクセス規制になってしまい、募集の締め切りが遅くなってしまいました。申し訳ございません。


今回なんと・・・

夏関連のお題が19個
その他のお題が20個

の計39個が集まりました!!! 集めすぎた気が・・・><



さて、これより投票に移ろうと思いますが、その前にお題をいくつにまで絞った方が良いですかね?
夏関連、その他のお題ででそれぞれ3つずつだと計6個もお題があることになってしまい、かなり自由度が高くなってしまうと思うのですが。

ご意見ください!!

556SS祭実行委員 ◆c3yAHcXjd.:2011/07/18(月) 19:51:47 ID:AfhNoUy60
集まったお題のリストをおいておきます。

【夏関連のお題】
1. 暑い日には熱いものを
2. エアコン
3. お盆
4. 海水浴
5. 肝試し
6. キャンプ
7. 登校日
8. サンシャイン
9. 射的
10. 宿題
11. 夏祭り
12. 夏休み
13. 日傘
14. 避暑
15. 日焼け
16. 風鈴
17. 帽子
18. 水着
19. 夕立


【その他のお題】
1. アルバイト
2. 駅
3. お菓子
4. お化粧
5. お守り
6. 思い出
7. 買い物
8. 携帯
9. 検定
10. ごっこ遊び
11. スカート
12. 掃除
13. 鉄棒
14. トランプ
15. 恥ずかしがる唯
16. はらりはらり
17. 旅行
18. 練習
19. 約束
20. ○年後の2人

※五十音順

557軽音部員♪:2011/07/18(月) 20:10:28 ID:LMh6W5UoO
夏関連、その他共に上位2個をお題とすればいいんじゃね?

集計方法はそれぞれに今までと同じ方法で集計するってので

558SS祭実行委員 ◆c3yAHcXjd.:2011/07/18(月) 20:49:28 ID:AfhNoUy60
それでは、それぞれのお題で上位2つをお題にすることにしましょうか。
それでは早速お題の募集をしたいと思います!!


【投票方法】
・夏関連お題2票、その他のお題2票の計4票を投票する。

【投票期間】
・7月18日〜7月19日(23:59まで)
・票が集まらない場合、投票期間を延長する。

【投票対象お題】
>>556


これからタイミングをみて本スレに宣伝してきます。
投票とともにご意見要望もよろしくお願いします!

559軽音部員♪:2011/07/18(月) 21:03:34 ID:LMh6W5UoO
投票します

夏関連
宿題
風鈴

その他

旅行

560軽音部員♪:2011/07/18(月) 21:20:40 ID:AfhNoUy60
私も投票していいんでしょうかね?
こっそり投票します

夏関連
・登校日
・風鈴

その他
・旅行
・○年後の2人

561軽音部員♪:2011/07/18(月) 21:23:28 ID:GGqGUCU60
投票しとく

夏関連
肝試し
エアコン

その他
お守り
恥ずかしがる唯

562軽音部員♪:2011/07/18(月) 21:30:24 ID:GGqGUCU60
書いてから思ったけど投票期間は7月19日の00:00〜23:59までの方が良いじゃないの?
日付が変わったらIDが変わるから複数投票とか出来ちゃうよ

563SS祭実行委員 ◆c3yAHcXjd.:2011/07/18(月) 22:05:10 ID:AfhNoUy60
>>562
実はその可能性も脳裏をよぎったのですが、やったところで4票が8票になるだけですし、そこまでやる人はいないかと思いまして。
それよりも人が来ないことの方が怖かったんです…。

投票期間は変えないでいこうと思いますので、その辺りは自治をお願いします。

564軽音部員♪:2011/07/18(月) 22:05:38 ID:PeqXwcns0
投票します。

夏関連のお題
・暑い日には熱いものを
・宿題

その他のお題
・掃除
・旅行

よろしくお願いします。

565軽音部員♪:2011/07/18(月) 23:22:41 ID:QUTL91qY0
投票しますね

夏関連
・肝試し
・お盆

その他
・ごっこ遊び
・買い物

566軽音部員♪:2011/07/19(火) 00:15:51 ID:ew.Cp18U0
投票させてもらいます

夏関連
・お盆
・登校日

その他
・ごっこ遊び
・お化粧

567軽音部員♪:2011/07/19(火) 00:59:14 ID:VZag7faQ0
投稿します
夏関連
・夏祭り
・肝試し

その他
・旅行
・ごっこ遊び

その他が中々悩むな

568軽音部員♪:2011/07/19(火) 01:13:30 ID:09bIHwEI0
投票します
夏関連
・夏祭り
・日焼け

その他
・お化粧
・恥ずかしがる唯

いろいろあって悩む

569軽音部員♪:2011/07/19(火) 01:51:50 ID:rQ9MgYjk0
投票します
【夏関連のお題】
肝試し
水着

【その他のお題】
スカート
恥ずかしがる唯

570軽音部員♪:2011/07/19(火) 02:38:42 ID:9ctwytlQ0
投票します
夏関連
・肝試し
・日焼け

その他
・お化粧
・ごっこ遊び

571軽音部員♪:2011/07/19(火) 12:44:37 ID:2LRFD5nw0
投票しときます

夏関係
・肝試し
・夏祭り

その他
・恥ずかしがる唯
・ごっこ遊び

572軽音部員♪:2011/07/19(火) 15:03:35 ID:TXPXIplQ0
投票

日傘
夕立

トランプ
約束

573軽音部員♪:2011/07/19(火) 18:13:41 ID:SJ12wmok0
投票いたしますわ

【夏関連のお題】
肝試し
夏祭り

【その他のお題】
携帯
約束

574SS祭実行委員 ◆c3yAHcXjd.:2011/07/20(水) 00:12:44 ID:CZhjwXuI0

みなさん投票ありがとうございました!
これにて一旦投票を打ち切りたいと思います!

〜投票結果〜

【夏関連のお題】
7票  肝試し
4票  夏祭り
2票  お盆 登校日 宿題 日焼け 風鈴
1票  暑い日には熱いものを エアコン 日傘 水着 夕立

【その他のお題】
5票  ごっこ遊び
4票  恥ずかしがる唯 旅行
3票  お化粧
2票  約束
1票  駅 お守り 買い物 携帯 スカート 掃除 トランプ ○年後の2人


よって、夏関連のお題は、「肝試し」と「夏祭り」に決めたいと思います!!夏らしい素敵なお題ですね。

そして、その他のお題は、「ごっこ遊び」は決定したいと思いますが、「恥ずかしがる唯」と「旅行」が同票で次点となっています。
二次投票を行っても良いのですが、僅差ですし、その他のお題は特別に3つあっても良いかなと思うのですがいかがでしょうか?

575軽音部員♪:2011/07/20(水) 00:47:25 ID:xhCDLQpg0
どっちでもいいよ
3つあってもいいし二次投票を行っても良いし

576SS祭実行委員 ◆c3yAHcXjd.:2011/07/20(水) 07:40:30 ID:YPzFTm620
考えてみましたが、参加できそうな方が前回と前々回よりも減っていることを考えるとあまりお題は多くないほうが良さそうですね。

ということで、人がいるかはわかりませんが、その他のお題の二次投票を行いたいと思います。


・恥ずかしがる唯
・旅行

のどちらかを選び、投票をしてください。


期間は一応今日一日とします。他のお題は確定ということにいたします。

577軽音部員♪:2011/07/20(水) 07:43:35 ID:69vw0BsM0
恥ずかしがる唯に一票

578軽音部員♪:2011/07/20(水) 07:52:16 ID:VSTNPgRE0
どちらも捨てがたい…

旅行に一票

579軽音部員♪:2011/07/20(水) 09:18:10 ID:YE9ouyWQ0
恥ずかしがる唯に一票

580軽音部員♪:2011/07/20(水) 09:26:11 ID:fVIc44jcO
しまった!一次投票終了してたのか…

恥ずかしがる唯に一票で。

581軽音部員♪:2011/07/20(水) 09:50:25 ID:kQY1UBvM0
「旅行」に一票で、よろしくお願いします。

582軽音部員♪:2011/07/20(水) 09:52:24 ID:HTancg26O
旅行に一票

583軽音部員♪:2011/07/20(水) 10:09:55 ID:DR/xubiU0
恥ずかしがる唯に一票

584軽音部員♪:2011/07/20(水) 12:46:24 ID:HE8pOmzU0
恥ずかしがる唯に一票

585軽音部員♪:2011/07/20(水) 15:27:09 ID:L5BVSyJ20
恥ずかしがる唯に一票

586軽音部員♪:2011/07/20(水) 16:07:52 ID:YS9OnfpI0
は、恥ずかしがる唯に一票///

587軽音部員♪:2011/07/20(水) 21:09:36 ID:7b9uUrZI0
恥ずかしがる唯に一票!

588軽音部員♪:2011/07/20(水) 21:09:58 ID:mdkQDSKY0
恥ずかしがる唯

589軽音部員♪:2011/07/20(水) 22:38:02 ID:x1F.J4gY0
恥ずかしがる唯で

590軽音部員♪:2011/07/20(水) 23:05:10 ID:YPZJaNVI0
梓「は、恥ずかしがる唯先輩でお願いします///」

591軽音部員♪:2011/07/20(水) 23:20:27 ID:IKesvJ8Y0
恥ずかしがる唯が見たい

592SS祭実行委員 ◆c3yAHcXjd.:2011/07/21(木) 00:10:15 ID:uS0EnwlY0
それでは只今をもって二次投票を締め切ります!


結果は…

恥ずかしがる唯   12票

旅行           3票


となりました!!たくさんの投票ありがとうございました!

これにて、第3回SS祭(予定)のお題が出揃いました!!


【夏関連のお題】
肝試し
夏祭り

【その他のお題】
ごっこ遊び
恥ずかしがる唯


お題も決まりましたのでSS祭に参加できる方はもう書き始めていただいていただいて良いかと思います。
8月入ってから本格的に開催の呼びかけをするつもりでいましたが、ここまで来たら開催濃厚ですかね。
8月入るまでしばらく雑談といたしましょうか。

593軽音部員♪:2011/07/21(木) 00:14:51 ID:IUrGisnQ0
開催時期はいつにするのか
なるべく早く決めた方が良いんじゃないの?

594SS祭実行委員 ◆c3yAHcXjd.:2011/07/21(木) 00:24:41 ID:uS0EnwlY0
とりあえず、2週間ほど投下期間があった方が良い、との意見が多数ありましたので、投下期間は2週間として、
8月頭に再度参加者を募る→参加者多数ならその数日後から開催。というようなスケジュールで考えてはいたのですが、
やはりここまで来たらもう具体的に決めてしまった方が良いかもしれませんね。

従来とは逆でに投下期間を決めてしまって、それまでの間に参加者を募る形にしてみましょうか?

595軽音部員♪:2011/07/21(木) 22:13:08 ID:Rr8q6vnAO
ここまで盛り上がったのに参加者不足で開催見送りは嫌だから、その案でやってみるのも良いかも

てか既に書き始めてる人も居るって可能性があるし

596SS祭実行委員 ◆c3yAHcXjd.:2011/07/22(金) 23:15:48 ID:TaMnkY4U0
>>595
ご意見ありがとうございます!
仕事でちょっと空けてしまってすみません。

投下期間を8月1日から15日までか、8月8日から22日にしようか悩んでいます。理由はコミケがあるからです。

コミケを挟んだ方が参加する人が多いかもしれないと思いつつ、開催日が先過ぎるのも良くないかもしれないとも思ったり…

ご意見ある方はお願いします。

597軽音部員♪:2011/07/23(土) 02:04:52 ID:.WuPtaAA0
日曜から始まって日曜で終わった方が良いんじゃない
8月7日から21日までで

598SS祭実行委員 ◆c3yAHcXjd.:2011/07/23(土) 21:12:28 ID:zyakP12M0
>>597
いつもご意見ありがとうございます。

それでは、第3回SS祭開催要領を下記のように定めたいと思います。

【SS投下期間】
8月7日(日)0:00〜8月21日(日)0:00

【SSお題】
夏関連のお題より、
「夏祭り」「肝試し」 

その他のお題より、
「ごっこ遊び」「恥ずかしがる唯」

【ルール】

・お題の数全部で4つです。
・1人で全部のお題、4つのSSを書いても構いません。
・SSの構成に関して、地の文の有無は自由です。
・SSを投下するときは「投下します」と一声掛け、5分後に投下して下さい。(同時投下防止のため)
・SSの終わりには必ずENDマークをつけましょう。
・もしSS投下宣言が被ったら宣言レスの早い人順でお願いします。
・鬱系、切ない系のSSの場合、苦手な人もいるので投下前に警告を入れて下さい。
・10レスを超える作品についての各種アップローダの利用は自由です。
・ネタが被っても気にせず、気軽に投下して下さい。

【投下宣言テンプレート】

SS投下します
お題『○○』
タイトル『○○』(無い場合は省略して下さい)
URL(アップローダにUPした場合のみ、アドレスを貼ってください)

↑テンプレートここまで


ルールは前回の祭りのものを持って来ました。ただし、今までに出た意見を参考に少しだけ変えてあります。

!そして、開催日前日までに参加者を随時募りたいと思います!
参加ができそうな方、まだ未定だけど参加したい、という方は参加表明をお願いします。
参加者が一定数超えた場合には8月6日23時に僭越ながら開式の辞をさせていただき、開催の合図としたいと思います。


改善点やご意見要望がある場合はレスお願いします。それを踏まえて本スレに宣伝に行きます。

599軽音部員♪:2011/07/24(日) 02:59:42 ID:DJcOj./s0
お題って何かクンダ\(^o^)/

600軽音部員♪:2011/07/24(日) 16:40:00 ID:FGYypt4o0
本スレから
127 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/07/24(日) 03:52:36.38 ID:ftZ1JTgQ0
ごめん、避難所規制されてたからこっちで意見

祭り投下期間は
8/21 23:59までの方がいいんじゃない?


俺も8月21日(日)0:00じゃなくて8月21日(日)23:59にした方が良いと思う

601SS祭実行委員 ◆c3yAHcXjd.:2011/07/25(月) 07:40:07 ID:tiPhJrvA0
すいません、私も規制されていました…

>>599
夏関連のお題
・夏休み
・肝試し
その他のお題
・ごっこ遊び
・恥ずかしがる唯
という感じになりました。

>>600
転載ありがとうございます。
そうですね、21日の23:59までとしたほうが良さそうですね。変更させていただきます。

602軽音部員♪:2011/07/25(月) 19:16:05 ID:BHlGzqmYO
時間を修正して後はタイミングを見て本スレに宣伝で良いと思うよ

603軽音部員♪:2011/07/26(火) 07:44:06 ID:.Krj8ozMO
そろそろ本スレで告知しても良いと思うの


あ、ついでにフライングで参加表明しておこうwwwww

604SS祭実行委員 ◆c3yAHcXjd.:2011/07/26(火) 19:56:57 ID:oshvIQeM0
!第3回SS祭りの開催要領を以下のとおり決定いたしました!


【SS投下期間】
8月7日(日)0:00〜8月21日(日)23:59

【SSお題】
・夏関連のお題より、
「夏祭り」「肝試し」 

・その他のお題より、
「ごっこ遊び」「恥ずかしがる唯」

【ルール】

・お題の数全部で4つです。
・1人で全部のお題、4つのSSを書いても構いません。
・SSの構成に関して、地の文の有無は自由です。
・SSを投下するときは「投下します」と一声掛け、5分後に投下して下さい。(同時投下防止のため)
・SSの終わりには必ずENDマークをつけましょう。
・もしSS投下宣言が被ったら宣言レスの早い人順でお願いします。
・鬱系、切ない系のSSの場合、苦手な人もいるので投下前に警告を入れて下さい。
・10レスを超える作品についての各種アップローダの利用は自由です。
・ネタが被っても気にせず、気軽に投下して下さい。

【投下宣言テンプレート】

SS投下します
お題『○○』
タイトル『○○』(無い場合は省略して下さい)
URL(アップローダにUPした場合のみ、アドレスを貼ってください)

↑テンプレートここまで


!これより開催日まで参加者を募りたいと思います!
参加できる方、まだ未定だけど参加したい方、参加表明をお願いいたします!!
もし参加者が集まらない場合は祭りを中止することになります。

たくさんの方の参加を心待ちにしています!

605SS祭実行委員 ◆c3yAHcXjd.:2011/07/26(火) 19:58:55 ID:oshvIQeM0
これから本スレに宣伝に行って来ます。
規制で書き込みが遅れて申し訳ございませんでした。


では、私も参加表明させていただきます。

606軽音部員♪:2011/07/27(水) 00:12:47 ID:dJXGgbBk0
263 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/07/26(火) 23:02:33.93 ID:AIvfDIGt0
避難所書き込めないからこっちで参加表明しておきますね

270 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/07/26(火) 23:51:00.09 ID:HMbaCUAvi
あ、ついでに参加表明しときます

>>603>>605
今の段階で4人が参加表明
前回は8人が参加で開催したからあと4人以上が参加表明したら開催決定で良いんじゃない?

607軽音部員♪:2011/07/27(水) 01:22:29 ID:E8SPapeA0
では参加表明しておきます

608軽音部員♪:2011/07/27(水) 07:21:14 ID:DRykxc/I0
参加表明します!

609軽音部員♪:2011/07/27(水) 07:43:10 ID:Ob9vPvz60
参加表明します!

610軽音部員♪:2011/07/27(水) 09:23:52 ID:g14GoQ4sO
それでは参加表明します!

611軽音部員♪:2011/07/27(水) 09:37:33 ID:Owef2Usk0
一応、参加表明しておきたいと思います。
よろしくお願いします。

612軽音部員♪:2011/07/27(水) 16:34:05 ID:1Klp0Uu60
今でもできるなら表明します

613軽音部員♪:2011/07/28(木) 01:31:28 ID:ST6DIoHM0
          //  {__j      |  \
.         {/  /i「 ̄ハ  i   !  ⌒ヽ       ',  |
           l  .:! i|_j´ヽハ i |   _\    ', |
     、       | .::| i「 ̄「 」__八| 〃ァ=ミメ、   ハ||::/
   / |       | i::|八. i ,ィ´うハ ヽ     ん:::ハ}、  ∧| j::/
   !  !    八ハ|  ヽl {{ い:::j      い::::ノ' \/   ハ
   {  !        | ∧ハ ゞシ        ゞ-''′ /   /i ノ
r‐ハ  |       | / / /} ,,, '       ''''   /   /イ /
{  、ゝハ.       |′ //j             /   / ノ' /
ヽ ノ}   }      /  //八    ヽ)        /   /  / /
  ,ノ   j      /  /// /丶、         /   /  / /
 {    ノ    /  / . : : : : : : : :ヽ.     ..イ{___∧ イハ {
   /     ノイ:厶 : : : :八: : :iヽ: ー‐ i x::´:::::::::::::::::::`ヽヽ http://nash1.h.fc2.com/
  /           }ノl/   >┴―ーハ/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::
. /              /.::::::〃⌒イ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
               /{:::::::::::{{ ( /.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
唯 (けいおん!)

614SS祭実行委員 ◆c3yAHcXjd.:2011/07/28(木) 07:10:45 ID:tItDqKyw0
今の段階で参加予定者が10人ですね。
みなさん、参加表明ありがとうございます!!


!人数多数ということで第3回SS祭りの開催を決定したいと思います!


これより開催日までSSの準備期間といたしますので、それまで避難所はいつもどおり雑談の場としてください。

615軽音部員♪:2011/07/28(木) 07:40:51 ID:JHbtN08Y0
参加表明します

616軽音部員♪:2011/07/28(木) 13:58:59 ID:1i/Hs36EO
どんなssが来るか楽しみだな

617軽音部員♪:2011/07/28(木) 14:29:22 ID:tCn7kXq6O
>>614
タイミングを見て本スレにも開催決定告知を念のためにした方が良いよ
あと現時点で参加表明をしてなくても参加はまだまだ募集中とか言った方が良いよ

618SS祭実行委員 ◆c3yAHcXjd.:2011/07/28(木) 20:52:42 ID:qq/SOhNM0
>>617
そうですね、タイミングをみて行って来ます。

まだまだ第3回SS祭りは参加者を募集していますし、参加表明をしていなくても投下期間中にSS投下してくださってかまいません。
多くの方が参加できる形で開催をしたいと思います。

619軽音部員♪:2011/07/28(木) 23:02:18 ID:brUz3BQk0
まだ参加するか分からんけどとりあえず参加ってことにしてもいい?


あと書くなら恥ずかしがる唯を書きたいんだが
恥ずかしいと照れるって違うのかな?

620軽音部員♪:2011/07/29(金) 01:24:00 ID:51pi/i3A0
>>619
多分度合いの違いじゃないかな?
個人的には 照れる<恥ずかしい だと思う
まぁ、意味はほとんど一緒だから大丈夫だよ

621SS祭実行委員 ◆c3yAHcXjd.:2011/07/29(金) 07:09:05 ID:KFweKKno0
>>619
もちろんOKです!お待ちしております。

辞書で引いてみましたがあまり違いはないようですし、出題された意図を汲んで考えてみてもほぼ同じ意味ということにして良いのではないでしょうか。

622軽音部員♪:2011/07/29(金) 19:28:12 ID:jYggzlos0
>>620、SS祭実行委員
ありがとう!
ちょいと頑張ってみますわ!

623軽音部員♪:2011/07/29(金) 23:15:29 ID:bl5Fh1RY0
そういえばここって1回でどれぐらいの書き込み量までOKなの?

624軽音部員♪:2011/07/30(土) 12:16:31 ID:ifISLts6O
>>623
前スレで第一回やる時にテストで書いたけど
60行で4096byte
だったはず

625軽音部員♪:2011/07/30(土) 15:17:50 ID:RoMjPLWY0
>>624
ありがとう
本スレと同じか

626軽音部員♪:2011/07/31(日) 22:50:14 ID:ksXY.Plg0
「雨の日濡れた」


*オリキャラ(二人の子、柚と愛)注意
*柚…唯似、6歳
*愛…梓似、5歳


「お外は雨降ってるから、走ったりしちゃダメだからね?」
「は〜いっ」
「わかったですっ」

幼稚園の出入り口で柚と愛のレインコートを整えながら、
私はそう言っていた。夏のある日の午後、外は雨だった。
天気予報では一応夜まではもつはずだったのだけれど、
その予報はものの見事にはずれしまったのである。
はずれたときのことばかりが印象に残ってしまうせいもあるのだろうけれど、
ほんと悪いときほど、
天気予報というのはあてにならないものだと思ってしまう。

「おぉ、やっぱりそのレインコートかわいいね! 柚も愛も似合ってる!!」
「えっへへぇ……」
「じまんのいっぴんですっ」

と、幼稚園の先生に挨拶をしていた唯が、戻ってくるなりそう言った。
唯の言葉に、柚と愛はそろって笑い、
レインコートがよく見えるように両手を広げて胸を張ってみせたりする。
柚のレインコートはライトピンクで、愛のレインコートはライトグリーン。
そのどちらも、カラフルな水玉が全体を賑やかに彩っていた。
今年の梅雨前に、みんなで買いに行ったものだった。

627軽音部員♪:2011/07/31(日) 22:54:34 ID:ksXY.Plg0
「よぉし、しゅっぱーつ!」
「しゅっぱつです!」
「もうっ、そんなにはしゃがないの、危ないでしょっ」

先生に挨拶をし、元気な声を出して玄関を出ようとする柚と愛に、
私はそう注意していた。
今日は唯の勤める小学校が休校日で、唯の仕事もお休みだったから、
二人で柚と愛を迎えに行こうということになったのだけれど……
滅多にない唯のお迎えに、二人ともちょっとはしゃぎ気味だった。
いつもは真面目な愛までやけに元気なのだ。
子供が元気なのはもちろん嬉しいことだけど、
こういう雨の日だとちょっと困ってしまう。

「愛ー、おてて繋いでいこうね」
「はいです!」
「ほら、柚もこっちにおいで」
「うん!」

傘を広げた唯が愛を呼んで、
私も今にも駆け出そうとしていた柚の手を握った。
ちょっとはしゃぎ気味の二人を抑えるのには、
こうして手を握ってしまうのが一番だった。

「それじゃ、こんどこそしゅっぱーつ!」
「しゅっぱつです!」
「よぉし、出発!」
「だからはしゃがないの!」

子供をたしなめるはずの唯まで元気な声を出して、
私はため息まじりにそう言っていた。
幼稚園の先生や周りのお母さん方、
それに他の子供たちの笑い声が、私の頬を少し赤くしていた。

628軽音部員♪:2011/07/31(日) 22:57:58 ID:ksXY.Plg0
さて……雨の日にいつも思うことなのだけど……
なんで子供というのは、雨の日は元気いっぱいなのだろう?
お天気の悪さに憂鬱を覚え、足取りも重くなってしまう大人とは違って、
子供はほんとに元気だった。
大人は雨に濡れるのが嫌で、傘で身を守ろうと一生懸命なのに、
子供は簡単に傘の外に出てしまうし、

「おぉ! おっきなみずたまり!」
「こらっ、そっち行かないのっ」

と、このように水たまりにも好んで入っていこうとしてしまうのだ。
今も私が手を引っ張って止めていなければ、
柚は水たまりの中に足を入れていただろう。
一応長靴に履き替えてはいるけれど、
だからといって水たまりで遊ばせるわけにもいかなかった。

「あ、かたつむりさんです」
「おぉ、ほんとだねっ」

私たちの隣を歩いている愛は、
ブロック塀にいるカタツムリに目を留めたらしく、
手を伸ばして唯にそのことを教えていた。
柚ほど元気いっぱい遊ぼうとはしないけれど、
愛もやっぱり簡単に傘の外に出てしまう。
今も唯の傘の下から出した手に、大粒の雨がぶつかっていた。
柚と愛の二人にレインコートを買ったのは、実はこのためだったりする。
二人とも傘を持っても、その下で大人しくしているということがないのだ。
雨に濡れることも厭わずに、
興味を持ったものにどんどん近づいていってしまう。
それは唯に似た柚だけでなく、愛もほとんど同じで……
雨の日にお洋服を濡らしてしまうのは、ちょっと悩みの種だったりしたのだ。
だから梅雨の前に二人にはレインコートを買ってあげて、
唯と私が傘をさし、
手を繋いでその傘に一緒に入るというようにしているのである。
全身を包むレインコートのお陰で、
昔のように二人がお洋服を濡らしてしまうことは減っていた。
でも、じゃあまったく濡れることがなくなったかといえば、
そううまくはいかなくて……

629軽音部員♪:2011/07/31(日) 23:00:33 ID:ksXY.Plg0
「あ、わんちゃんだぁ!」

通りの反対側から近づいてくる犬を見つけて、柚が歓声を上げた。
真っ白な毛を雨で濡らした大きな犬だ。
柚と愛、二人を背中に乗せても普通に歩けそうなほどの、
本当に大きな犬で、その体格だけに毛の量も豊富で……

「すごいおっきなわんちゃん!」
「おっきいです」

大きな犬に喜ぶ柚と、目をひかれている愛。
二人の存在に犬の方も気がついたのか、
大人しそうな顔をこちらに向けて、ちょっと足を止めて……
あ、マズイと思ったときにはもう遅く、

「わっ」
「にゃっ」

二人が傘の下から身を乗り出した丁度そのタイミングで、
犬が大きく体を震わしていた。
毛についた水滴が飛び散り、柚と愛の体に降りかかる。
レインコートのお陰で、お洋服が濡れることはないけれど……
でも二人の顔は、びっしょりと濡れてしまっていた。
さすがのレインコートも、
顔まで全部覆っているわけではないのだから当然だった。
慌てた飼い主さんが謝ってきて、
私と唯は逆に恐縮しながら「気にしないで下さい」と言って……
そんな大人たちの振る舞いも気にせずに、

「あはは、おかおぬれちゃったっ」
「つめたいです」

子供二人はのんきに笑っていた。
それにあわせるように、犬も機嫌良くわんと鳴いていた。

630軽音部員♪:2011/07/31(日) 23:04:22 ID:ksXY.Plg0
「ほら、もうっ、こっち向いて」
「は〜いっ」
「おっきなわんちゃんだったねぇ」
「ほんとおっきかったです」

犬を見送った後、私と唯は道の端で、柚と愛の顔をハンカチで拭っていた。
レインコートでお洋服は守られているけれど、
こうして顔を濡らすことはしょっちゅうだった。
大人は雨に濡れるのが嫌だけれど、
子供にとってはそれほどでもないのだろう。
それよりも、自分たちの好奇心を満たすことの方がきっとずっと上なのだ。
そういえば……と、自分が子供の頃のことを、私はちょっと思い出していた。
私も子供の頃は、長靴を履いて水たまりに入っては
わざとその水を跳ねさせたり、雨に濡れるのも構わずに
傘をぐるぐる回したりしたものだった。
それでお洋服を濡らしては、お母さんに怒られていたものだ。
いつだって元気な子供の好奇心は変わらなくて……
それに悩まされてしまうお母さんの姿も、
きっと昔から変わらないものなのだろう。

「わっ、すごい、たきみたい!」
「おみず、すごいです」

と、そんなことを考えている私の耳に、柚と愛の声が聞こえてきて……
柚が指す道路の方に目を向けると、移動中のクレープ屋さんの車が見えた。
閉じたひさしにたまった水が、まるで滝のように道路に流れ落ちている。
それを見て……あ、マズイと思ったときにはやっぱりもう遅くて、

「「わっ」」
「「にゃっ」」

631軽音部員♪:2011/07/31(日) 23:08:18 ID:ksXY.Plg0
道路に落ちて跳ねた水が、思いっきり私たちにかかっていた。
柚と愛だけでなく、今度はしっかり、私と唯にも。
柚と愛はお顔をまた濡らしただけだけど、
レインコートに守られていない私と唯は、
お洋服もびっしょり濡らしてしまっていた。
突然のことにちょっと呆然としてしまう私たちに、

「あはは、またおかおぬれちゃったっ」
「つめたいです」

はしゃいだような柚と愛の声が聞こえてきた。
濡れたことをむしろ喜んでいるような明るいその声に、私と唯は、

「くすっ……ぐっしょりだね、あずにゃん!」
「もうっ……ほんとに!」

二人揃って、柚と愛に負けずに明るく笑っていた。
この後のお洗濯のことを考えたら、
笑ってばかりはいられないはずなのだけれど……
でもなぜだかこのときは、どうにも笑えて仕方なかったのだ。

「エヘヘ……今日は帰ったら、まずはみんなでお風呂だね!」
「フフ……そうだね。このままじゃ風邪ひいちゃうものね」
「わーい! みんなでおふろだ!」
「おふろです!」

唯と私の言葉に、柚と愛が手を挙げて歓声を上げた。
四人一緒にお風呂に入るということはあまりないから、
柚も愛も、「みんなで」ということが嬉しいのだろう。
それに、夕方の早いうちにお風呂に入るというのも珍しいから、
ちょっとはしゃいでしまっているみたいだった。
もっともお母さんの立場からすると、
晩ご飯の支度があるからあまり笑ってもいられないのだけれど。
ほんと、雨の日というのは母親泣かせだ。
私が子供の頃も、私が雨でお洋服を濡らしたりする度に、
お母さんは困ったため息を吐いたりしていたのだろう。
だけど、でもきっと、

「よぉし、じゃあいそいでかえろー!」
「かえるです!」
「うん! 急ごう!」
「もうっ、だからはしゃがないの!」

困ったため息を吐きながらも、今の私や唯のように、
ちょっと笑ったりもしていたのではないだろうか。
私はそう思っていた。
うん、だって、こんなにも子供が元気なのだから。


END


長文失礼します。
柚愛ネタ。
いつも読んで下さっている方、ありがとうございます。
オリキャラ子供ネタなので、苦手な方もいるかと思いますが。
ご容赦頂ければ幸いです。

SS祭りは楽しみですね。
企画をまとめられた方、お疲れ様でした。
いろいろなSSが読めるのが、今からほんと楽しみです。

632軽音部員♪:2011/08/01(月) 01:37:22 ID:n1NHUriE0
>>631
今回も乙です!
やっぱり唯梓ファミリーには癒される
子供ネタは自分としては大好きなのでいつも楽しみにしていますよ

633軽音部員♪:2011/08/01(月) 19:36:18 ID:uGB0UUIM0
>>631
そのくらいの年齢の子どもってそういった事よくあるよね〜
GJ!!!


あ、>>624で書いた前スレのテストで書いた小ネタって・・・まとめwikiに載せた方が良いのか?

634軽音部員♪:2011/08/02(火) 12:27:15 ID:F/8PFbeM0
乙でした
愛のですですが可愛い

635SS祭実行委員 ◆c3yAHcXjd.:2011/08/06(土) 12:35:02 ID:ekmjwUUI0
みなさん、お久しぶりです。明日からいよいよ第3回SS祭りが始まりますね!

一応開催概要を再度貼っておきます。↓


【SS投下期間】
8月7日(日)0:00〜8月21日(日)23:59

【SSお題】
・夏関連のお題より、
「夏祭り」「肝試し」 

・その他のお題より、
「ごっこ遊び」「恥ずかしがる唯」

【ルール】

・お題の数全部で4つです。
・1人で全部のお題、4つのSSを書いても構いません。
・SSの構成に関して、地の文の有無は自由です。
・SSを投下するときは「投下します」と一声掛け、5分後に投下して下さい。(同時投下防止のため)
・SSの終わりには必ずENDマークをつけましょう。
・もしSS投下宣言が被ったら宣言レスの早い人順でお願いします。
・鬱系、切ない系のSSの場合、苦手な人もいるので投下前に警告を入れて下さい。
・10レスを超える作品についての各種アップローダの利用は自由です。
・ネタが被っても気にせず、気軽に投下して下さい。

【投下宣言テンプレート】

SS投下します
お題『○○』
タイトル『○○』(無い場合は省略して下さい)
URL(アップローダにUPした場合のみ、アドレスを貼ってください)

↑テンプレートここまで

636SS祭実行委員 ◆c3yAHcXjd.:2011/08/06(土) 12:37:18 ID:ekmjwUUI0
今夜開会宣言を行う予定ですが、本日私は地元の夏祭りに出ることになってしまったのでもしかしたら遅れるかもしれません…
もし、私が現れずに予定時刻を迎えたら投下を始めちゃってください。

規制さえなければ夏祭りの舞台から投下するのですが、残念ながらいまだに規制が解けませんorz
それではタイミングをみて本スレに行ってきます。また夜にお会いしましょう!

637SS祭実行委員 ◆c3yAHcXjd.:2011/08/06(土) 23:13:26 ID:BucN8yVQ0
かいしきのじ!



梓「紳士淑女の皆様……」

唯「大変長らくお待たせいたしました……」


バッ! ← スポットライトが点く音


唯梓「ただいまを持ちまして、第3回SSほわほわSS祭り@避難所を開会いたします!!」


ワアアアアアアアアアアアア......!!!!


唯「さて、今回のSS祭りは発案から開始まで約一ヶ月もの準備期間を経ての実施となりました」

梓「時期を考えずに軽々しく提案しちゃうからこうなるんですよ」

唯「うっ…、だって、スレの流れがそうだったっていうか…。それに、そろそろいろんな人のSSのなかでいちゃいちゃしてみたかったっていうか…」

梓「え?ちょ、ちょっと唯先輩、こんなところで何を言い出すんですか!もう!」

唯「えへへ〜!とまあ、そんなこんなで開催まで持って行くのが地味に大変だったりしました!」

梓「むぅ…。ちなみに言いだしっぺはこんなことになるとは思ってなくて、それはもう焦ったようですよ」

唯「正直申し訳ございませんでした…」

梓「開催するにしても、人も一時期よりは減ってるみたいですしねえ」

唯「アニメが終わって半年以上、原作は再開したものの私たちは別居状態。映画まではまだ日があるとなれば仕方ないよ」

梓「そうですよね…、なんだか悲しいです。何とか開催することになった今回のSS祭りですけど、やっぱりSSの数は第1回、第2回よりは少なくなるでしょうか…」

唯「そうかもね。でも、あずにゃん。大切なのは数じゃないよ。こんな状況の中で参加してくれる人たちって本当に私たちのことが好きでいてくれてる人たちだと思うんだ。だから、SSの数は減っても投下してくれる人がいるだけで私はうれしいよ」

梓「ゆ、唯先輩…/// た、大切なのは数じゃないですよね!!」

唯「うん、よしよし。じゃあ、あんまり話が長くなるといけないから、そろそろ私たちも一旦はけようか」

梓「そうですね。投下してくれる方の話を演じる準備をしないといけませんからね」

唯「うん!」


唯「それでは、これにて開式の辞を終了いたします!」

梓「投下開始は0:00〜となっております。それでは、皆様のSSの中でお会いしましょう」


フンス!!


第3回SS祭り、始まるよ〜!!

638軽音部員♪:2011/08/07(日) 00:18:23 ID:39eD9An60
SS投下します
お題『夏祭り』
タイトル『屋台!』

639軽音部員♪:2011/08/07(日) 00:24:33 ID:39eD9An60
「へい! らっしゃい!」
「へ……」

夜、近所の公園でやっていた夏祭りを覗いた私は……
買おうと思ったやきそばの屋台の向こうに、唯先輩の姿を見つけていた。
私服のピンクのシャツの上に、
ちょっと派手めのお祭りのはっぴを着て笑う唯先輩。
予想外のことにその場に立ち尽くしてしまい、
サイフを出そうとした手も止まってしまっていた。

「わっ、あずにゃん! 偶然だね!」
「え、そ、そうですね……」
「エヘヘ……そっかぁ、あずにゃんが私のお客さん第一号になるんだねっ」
「はぁ……」
「よぉし! はりきって作っちゃうよ!
お肉は多めっ、野菜たっぷりっ、青のりも大サービスだよ!」
「はぁ、ありがとうございます……って、唯先輩!?」

そこでようやく止まりがちだった思考がまともに動いてくれて……
私は改めて、驚きの声を上げていた。

「わっ……どしたの、あずにゃん? 大きな声出したりして?」
「あ、すみません……でも、だって、
唯先輩がこんなところでやきそばを作ってるなんて思いもしなくて……」
「エヘヘ、それで驚いちゃったんだ?」
「驚きますよ、もう……」

640軽音部員♪:2011/08/07(日) 00:28:27 ID:39eD9An60
大きな声を出してしまったことがちょっと恥ずかしくて、
八つ当たり気味に不機嫌な声を出し、私は頬を膨らませた。
そんな私の前で、唯先輩は変わらず笑いながら、
「ごめんねぇ」と言っていた。
その笑顔に、私の膨らんでいた頬は自然と小さくなってしまう。
「まったくもう……」と苦笑を浮かべ、それから私は唯先輩に聞いていた。

「でも、いったいどうしたんですか?
こんなところでやきそばを作ったりなんて……」

私の質問に、唯先輩はやきそばを作りながら答えてくれた。
この屋台は、唯先輩のお家のお隣のお婆さん、
とみさんのお知り合いのお爺さんのもので……
そのお爺さんは今日の夏祭りでもお店を開く予定だったのだけど、
お祭りが始まる直前に腰を痛めてしまったらしい。
でもそれほど悪い状態ではなくて、少し休めば良くなるようで……
その休んでいる間の助っ人を、
私と同じように夏祭りを覗いた唯先輩がお爺さんに頼まれた……
ということだった。
屋台の間から奥を見ると、イスに座って休んでいるお爺さんの姿が見えた。
お爺さんも私のことに気づいたのか、笑顔を浮かべて会釈してきて、
私も慌てて頭を下げていた。

「理由はわかりましたけれど……でも唯先輩、大丈夫なんですか?」
「大丈夫だよぉ。しっかりちゃんと、お手伝いできます!」

ふんすと息を吐きながら、調理用のへらで麺をかき混ぜる唯先輩。
その手つきは確かにしっかりしたものだったけれど……
でも普段が普段だけに、私はどうにも不安を消せなかった。
いつもは憂に頼りっきりみたいだし、お料理だってあまりしないだろう。
ほんとに大丈夫なのかと、どうしても心配してしまう。
そんな私の気持ちが表情に出ていたのだろう、
唯先輩は少しだけ頬を膨らませた。

「む、あずにゃん、疑ってるでしょっ」
「いえ、あの……まぁちょっと……」
「その台詞、果たしてこれを食べた後も言えるかな!」

641軽音部員♪:2011/08/07(日) 00:31:03 ID:39eD9An60
そう言いながら、唯先輩が紙皿に載ったやきそばを差し出してきた。
濃いめの茶色い麺の上に、さっき言ったとおりお肉とお野菜がたっぷりと。
青のりもたくさんかかったやきそばは、
香ばしい匂いがなんとも食欲をそそった。
お皿を受け取って、次いで渡された割り箸でやきそばを口元に運んで、

「あ、美味しい……」

一口食べて、私は思わずそう呟いていた。
しっかりした食感の麺と、食べやすく小さく切られたお肉とお野菜。
ちょっと甘めのソースはしつこくなく、程良く後を引く味だった。

「エッヘヘェ……美味しいでしょ?」
「はい、ほんとに美味しいです!」
「エヘヘ……でも、
味付けとかはほとんどお爺さんがしてくれてるんだけどね」
「それでもすごいですよ。びっくりしました」

私はそう言いながら、もう一口やきそばを食べた。
今晩は両親が仕事で留守で、お夕飯は私一人だった。
それで、晩ご飯のお弁当を買いに行く途中で、
偶然見かけた夏祭りを覗いてみたのだけれど……
ここの屋台で適当に済ませてしまうのも、悪くはないかなと思った。
と、そうやってやきそばを食べていると、
他のお客さんらしき人がやってきて……
私は慌ててお金を払い、唯先輩に会釈をして、屋台の向かいに移動した。
「また後でね、あずにゃん」という唯先輩の言葉に、
「はい」と返事をして、花壇の前に置かれたベンチに座る。
小さな公園の小さな夏祭りだけど、それなりに人は来ていて、
唯先輩の屋台でやきそばを買っていく人も結構いた。
あと少し来るのが遅かったら、
私がお客さん第一号になることはなかっただろう。

「運が良かったのかな……」

小声でそう呟いて、小さく笑いながら私はやきそばをまた口に運んだ。

642軽音部員♪:2011/08/07(日) 00:33:41 ID:39eD9An60
それから数十分……やきそばを食べ終えて、
紙皿と割り箸をゴミ箱に捨てた私は、
ベンチに座って唯先輩の屋台を見ていた。
お客さんはひっきりなしというほどではないけれど、
かといって決して少ないわけでもなく……
私とのんびりお話が出来るような余裕はなさそうだった。
唯先輩は笑顔のままだけど、さすがにちょっと疲れているみたいだった。
たった数十分とはいっても、
料理に慣れていない人にとっては短い時間ではないだろう。
お手伝いでもお店なのだから神経も使うだろうし、
調理からお金の受け取りまで、
場合によっては袋詰めやおつりを渡すことも一人でやっているのだから、
決して楽な作業とも思えない。
一人でやるのは大変そうで……
でも唯先輩は笑顔でお客さんに接し続けていて……

「……うんっ」

考える時間は、ほんのちょっとだった。
お客さんが屋台から離れ、少し間があいた瞬間を見て、
私は屋台に駆け寄った。

「あれ? あずにゃん、どうしたの? あ、ひょっとしておかわり?」
「あ、いえ……お爺さんと、その、唯先輩さえ良ければ……
私もお手伝いしようかなって……」

私の言葉に、唯先輩は一瞬きょとんとして……
でもすぐに、満面の笑みを浮かべていた。

「あずにゃ〜ん!」
「わっ、ちょっとっ、危ないですよ!」

屋台越しに抱きついてこようとする唯先輩を、私は慌てて押しとどめた。
私が止めていなかったら、
はっぴにやきそばがたっぷりついてしまっていたことだろう。
それだけでなく、下の私服まで汚してしまっていたかもしれない。
そんなことは考えもせず笑う唯先輩を、
ほんとにしょうがないんですからと思いながら……
でもそう喜んでくれるのが、ちょっと嬉しかったりもした。

643軽音部員♪:2011/08/07(日) 00:38:50 ID:39eD9An60
「エヘヘ……お手伝い、楽しかったね!」
「フフ……そうですね」

お祭りも終わりに近づいた頃、公園の端っこのベンチに並んで座って、
私と唯先輩はかき氷を食べていた。
九州かどこかの名物を真似したらしい、
カットフルーツがたくさん入っている大きなかき氷。
今日のお礼にと、お爺さんが買ってくれたものだった。
やきそばの屋台は大成功だった。唯先輩がやきそばを作って、
私が受け渡しやお金の管理をして。自画自賛になってしまうけれど、
抜群のコンビネーションだったと思う。
これも、放課後ティータイムで一緒に演奏してきた成果なのかもしれない。
そう思うと、嬉しいと同時にちょっと誇らしい気持ちまで生まれてしまった。
やきそばはたくさん売れたし、お爺さんも本当に喜んでくれた。
唯先輩も笑顔で、私だって楽しいと思えて……
お手伝いをして、本当に良かったと私は思った。

「これなら私たち、将来屋台でお仕事しても大丈夫だね!」
「私たちで屋台するんですか?」
「そう! 私たちで……はっ、そうか! これを進路調査に書けば!」
「もうっ、やめて下さい! 進路は真面目に考えて下さい!」
「えぇ……結構いい考えだと思ったのになぁ……」

そんなことを言いながら、唯先輩がカキ氷を口に運んだ。
私も、「ほんとしょうがないんですから、唯先輩は」
と言いながらカキ氷を食べて……
でもちょっと、私と唯先輩で屋台をやっているところを想像してしまった。
お祭りの屋台とか、移動式のクレープ屋さんとか……
そんな小さなお店を二人で切り盛りする姿を想像して……
それも悪くないかもなんて、ちょっと思ってしまった。

「……どうせやるなら、やっぱりクレープ屋さんとかかな?」
「ん? あずにゃん、なにか言った?」
「へ……な、なんでもないです!」

思わず漏れた呟きを誤魔化すようにそう言って、
私は慌ててカキ氷を口に放り込んだ。
噛んだフルーツの甘さに、少しむせかけた。


END


長文失礼します。
唯が一年生の学園祭のとき、確かやきそばを作っていたような……
といったところから思いついたネタです。
楽しんで頂けたら幸いです。
カキ氷のモデルは白くま、です。
一度食べに行ってみたいなぁなんて思ったり。

644軽音部員♪:2011/08/07(日) 01:36:31 ID:xD7ByOYUO
>>643
二人仲良く並んで屋台の手伝いをしているのが目に浮かんでとても和んだよ〜
GJ!!!

645軽音部員♪:2011/08/07(日) 03:39:42 ID:yDwNxFBY0
>>643
一発目乙!
白くま美味しいよ

646軽音部員♪:2011/08/07(日) 11:12:30 ID:F/LRmHZE0
>>643
乙です、唯と梓のクレープ屋さんとかかわいすぎる妄想するあずにゃんかわいい

647軽音部員♪:2011/08/08(月) 22:00:56 ID:BRQk7llE0

SS投下します
お題『恥ずかしがる唯』
タイトル『絵本の中でシンデレラ!?』

648軽音部員♪:2011/08/08(月) 22:06:16 ID:BRQk7llE0
梓「お疲れ様です。……って誰もいない」

梓「そうだよね。みんな勉強で忙しいもんね……」

梓「……これなんだろう」

梓「シンデレラ? 誰がこんな本を置いて……」

梓「でもなつかしいなぁ……」

梓「……あれ? このシンデレラ顔が無い」

梓「それに、何だか……、急に……、眠く……」

───
──


???「シンデレラ……! シンデレラ……!」

梓「う……ん。はっ! こ、ここは……!」

律「何やってんだよ」

梓「律先輩に、澪先輩? 何ですその格好。またお芝居ですか?」

律「何寝ぼけたこと言っているんだよ、シンデレラ」

澪「そうだ、馴れ馴れしい口きかないでよシンデレラ」

梓「へ? シンデレラ?」

律澪「「うん」」

梓「……」

梓「えええええええぇ!?」

梓「い、いつの間にこんな服を……! ここはどこ? シンデレラって何!?」

649軽音部員♪:2011/08/08(月) 22:08:09 ID:BRQk7llE0
律「あんたがシンデレラだ!」

梓「えっ、私が……!?」

律「そう! さっさと働かないとだめじゃないか! サボっているとお母様に言いつけてやるぞ! この汚くてみすぼらしいシンデレラぁ!」

梓「へぇ〜、律先輩すごい演技ですね。そんな長いセリフ噛まずに言えるなんて」

律「いやぁ、それほどでも……。ってなに訳わかんないこと言っているんだ! なめんなよこのおとぼけ女!」

澪「お、おい。何もそこまで言わなくてもいいんじゃ……」

律「だって、私たちは意地悪な2人の姉だぞ!? いじめていじめていじめまくらないと!」

澪「だけどさぁ、私たち何でそんなにシンデレラをいじめなくちゃいけない訳?」

律「そ、それはそういう話なわけで……。ってもう行かないと次のシーン始まっちゃう!」

澪「へ? 舞踏会のこと?」

律「急ぐぞ!」

梓「あ、あの! ……行っちゃったよ」

さわ子「ちょ〜っとぉ! 私のことを忘れてない!? いじわるな母さんよぉ!」

梓「さ、さわ子先生……?」

さわ子「シンデレラは留守番よ〜! 家じゅうの掃除と洗濯終わらせておいてねぇ〜! じゃあね!」

梓「……」

梓「シンデレラ、か……」

梓「ってことは王子様と結婚してハッピーエンド……?」

梓「そんなことあるわけないよね。夢だよね……」

梓「……でも、やけにリアルな夢なんだよねぇ」

梓「いくらシンデレラの絵本を読んでいたからって……」

650軽音部員♪:2011/08/08(月) 22:10:27 ID:BRQk7llE0
さわ子「さあぁ! 早速出発するわよぉ!」

律澪「「おー!」」

梓「あっ、みんな行っちゃった……。ストーリーは淀みなく進んでいくみたいだ」

梓「じゃあ、やっぱり部屋の掃除とかしていたら……!」

紬「じゃじゃじゃ〜ん!」

梓「うわぁ!」

紬「こんばんわぁ」

梓「ま、まさかムギ先輩が魔法使い……?」

紬「一度魔法使いとかやってみたかったのぉ〜」

梓「そ、そうですか……」

紬「と、言うわけで、それぇ!」

梓「うっ……」

紬「じゃーん! きれいなドレスと馬車で―す!」

梓「わぁ……。きれい……!」

紬「さぁ、これで舞踏会へ行ってらっしゃ〜い」

梓「……まぁ、そういうストーリーだからね。よいしょっと……」

紬「じゃあ、お城までれっつごー!」

梓「でも、王子様かぁ……。どんな人なんだろう」

梓「結婚、しちゃうんだよね……」

651軽音部員♪:2011/08/08(月) 22:12:56 ID:BRQk7llE0

──
───

唯「やっほ〜。おっ、あずにゃん」

唯「……おぉ、あずにゃんが居眠りなんて珍しいね」

唯「あっ、何か読んでいたんだ」

唯「……シンデレラか〜。なつかしいなぁ」

唯「……何であずにゃんそっくりなシンデレラが描かれているんだろう?」

唯「それに、王子様の顔が無いね」

唯「あれっ……、何だろう……。私……、何だか……」

ばたん……。

───
──


唯「……」

唯「……はっ!」

唯「あ、あれ? ここは……」

唯「なんだか高級そうな部屋だなぁ……」

唯「……あ、あれ? 私なんて格好しているんだ!?」

唯「まるで王子様みたいな恰好しているよぉ……」

唯「……そういればこの格好、絵本に描いてあったのといっしょだ」

唯「そっかぁ、これは夢なんだね。あの絵本を読んで眠くなっちゃったから……」

和「王子様、そろそろ舞踏会が始まる時間であります」

唯「あ、和ちゃん。すごい似合っているよその格好」

和「そう? ありがとう。……じゃなくて、早く行かないと」

唯「行くってどこへ?」

和「今日は王子様のお妃選びの舞踏会の日よ? 忘れたの?」

唯「えええぇ!? わ、私の!?」

652軽音部員♪:2011/08/08(月) 22:15:14 ID:BRQk7llE0
和「さ、行くわよ」

唯「……そういえばシンデレラってそういうお話だったなぁ」

和「そう。だからいくら嫌だって言っても無駄だからね」

唯「はぁ……。わかったよ」

ざわ… ざわ…

梓「遂に来ちゃったよ舞踏会」

梓「王子様って……、どんな人なんだろう」

ぱっぱぱー! ぱぱぱぱっぱぱー!

和「王子様のご登場です!」

梓「……」

梓「えっ……。唯先輩!?」

「きゃあああぁ! 王子様ー!」

ドドドドドド!

和「だ、だめよ。これ以上近寄ってはならぬ! 衛兵、食い止めなさい!」

衛兵「はっ!」

姫子「王子様! 私と踊ってー!」

春菜「ぜひ私と踊ってー!」

アカネ「いいや、私とー!」

唯「ひ、姫子ちゃんたちまでいるの……」

唯「……あ、あの遠くの方にいるのは」

唯「あずにゃん……」

梓「唯先輩……」

和「あの子がお気に召したのかしら?」

唯「へっ? い、いやそういう訳じゃ……」

和「皆の者、道を開けよ!」

ざっ!

和「そこの娘、王子の前へ参れ!」

梓「えっ、私!?」

梓「あ……、うぅ……」

653軽音部員♪:2011/08/08(月) 22:18:11 ID:BRQk7llE0
かつっ……、かつっ……

和「さ、王子様」とんっ

唯「うわっ!? ととと……」

唯「……仕方ないなぁ」

梓「……」

唯「……」

梓「何で、唯先輩が……」

唯「あずにゃんこそ、何で私の夢に……」

梓「何言っているんですか。私の夢じゃないんですか?」

唯「ってことはもしかして、あずにゃんはシンデレラ?」

梓「そ、そうですよ……」

唯「へぇ、きれいだよ///」

梓「……///」

和「それでは、ミュージックスタート!」

唯「……どうする? 踊る?」

梓「で、でも……」

唯「……」

梓「……」

唯「シンデレラ、一曲お相手を」

梓「で、でも、私ダンスなんて……」

唯「大丈夫。踊ろうと思えば踊れるよ」

梓「ひゃっ……!」

唯「だって、夢なんだから」

梓「そ、そういうものですかね……」

唯「さ、もっとこっち寄って?」ぎゅっ

梓「は、はい……」

654軽音部員♪:2011/08/08(月) 22:22:42 ID:BRQk7llE0
〜♪ 〜♪

姫子「なんか……」

春菜「あの2人……」

アカネ「悔しいけどお似合いよねぇ……」

梓(唯先輩が王子様なんておかしいと思ったけど……)

梓(……なんか、いいかも)

唯「だけど、変だよねぇ」

梓「えっ?」

唯「私の見ている夢にあずにゃんが出てきたのか。それとも、あずにゃんの見ている夢に私が出てきたのか……」

梓「そ、そうですね……」

唯「……いったぁい!」

梓「ご、ごめんなさい……。足踏んじゃって」

唯「だ、大丈夫……、って、痛いってことは、夢じゃない!?」

唯「まさか……、それっ!」げしっ!

梓「いったぁい! な、何するんですか!」

唯「あ、あずにゃんも痛い? どうなっているんだろう……」

梓「どうもこうもないですよ! 蹴飛ばすことないでしょ!?」げしっ!

唯「ちょ、ちょっと試しただけだって!」

ゴー……ン! ゴー……ン! ゴー……ン!

梓「あっ……! 12時! 帰らなくちゃ……!」

梓「シンデレラだから帰らなくちゃ……!」

唯「ま、待って!」

梓「っ……」どきっ

唯「……ガラスの靴は置いて行ってね。ストーリー進まないからー」

梓「っ!? ……ふんっ!」ぽいっ!

唯「な、何で怒ったんだろう……」

655軽音部員♪:2011/08/08(月) 22:24:44 ID:BRQk7llE0
翌日

和「この靴の持ち主を探しています。ぴったり合うかお試しください」

澪「やだなぁ、履いて割れちゃったりしたら……」
 
律「まぁ、履けないのわかってるしね。シンデレラー」

梓「……」

和「わぁ! ぴったりね! あなたが王子様の妃となる方です!」

そして、あっという間に結婚式!

唯「……」

梓「……」

律「なんで喧嘩しているんだろう……」

澪「さぁ……。ギクシャクしてるよなぁ……」

梓「……あっ! 憂!?」

唯「何してるの!?」

憂「ふふふ、今の私は教会の神父なのです!」

梓「神父って……」

憂「まぁまぁ、細かいことは気にしないで。2人ともお似合いだよ?」

唯(そういえば、あずにゃんと結婚……///)

梓(何で唯先輩と結婚……///)

唯梓((でも……))

唯「……」

梓「……」

唯「ねぇ、あずにゃん……」

梓「は、はい……」

唯「あの、さ……、なんかバカみたいだよね。夢の中なのにさ」

唯「せっかく、こういう風になったんだからさ……」

梓「……そうですね。せっかくお姫様になれたんですものね」

憂「うんうん。まとまったところで誓いのキスを」

唯梓「「えぇっ!?」」

憂「真実の愛を誓うのです。さぁ、誓いのキスを」

梓(えっ……! そ、そんな……! ええええぇ!?)

唯(ど、ど、ど、どうしよう! これは夢! でも……! でもおおおぉ!)

梓「……///」

唯「……///」

唯(いくら夢の中でも、あずにゃんとキスするなんて……)

梓(本当じゃないんだし……、夢なんだし……)

唯(どうせ、夢なんだし……)

梓(そうだよね、どうせ夢なんだし……)

唯「……」

梓「……」

656軽音部員♪:2011/08/08(月) 22:26:34 ID:BRQk7llE0
梓(唯先輩となら、いいかも……)

唯(あずにゃんがいいのなら、私も……)

唯「じゃあ……」

梓「あっ……」

唯「……」

梓「……」

唯(ああぁ……! あずにゃん可愛いなぁ……。いいんだよね! キスしちゃうよ!)

梓(唯先輩が来ちゃう! 心臓ドキドキだよおおぉ!)

唯梓「「……んっ」」

───
──


律「おーっす! 遅くなったああぁ!」

唯梓「「うわああぁ!」」

律「あ、あれ? スベった?」

澪「こらっ、びっくりさせちゃったみたいじゃないか」

紬「2人とも眠っていたみたいね」

梓「……あ、あれ? 部室?」

唯「ふああぁ……。い、いつの間にか寝ていたよ」

梓「唯先輩、そこで寝ていたんですか?」

唯「うん。あぁ、変な夢見たなぁ」

梓「唯先輩もですか? シンデレラになった夢を……」

唯「あずにゃんも?」

梓「あずにゃんもって、唯先輩も見たんですか? シンデレラ」

唯「うん」

梓「お城でダンス踊って……」

唯「相手は……」

唯梓「「っ……!///」」ぼんっ!

梓(嘘っ!? 唯先輩も同じ夢を見ていたの!?)

唯(あずにゃんも同じ夢を見ていたの!?)

律「2人とも何だかおかしいぞ?」

紬「……さっそく2人とも試したみたいね?」

唯「何を?」

紬「その絵本よ。この絵本はうちの開発部が作った幼児用教育絵本なの」

律「へぇ、そうなんだ」

657軽音部員♪:2011/08/08(月) 22:29:12 ID:BRQk7llE0
紬「本に電飾が仕組まれていてね、脳に情報を送って夢の中で物語を体験できるの」

紬「でも結末だけは参加した人の気持ちが反映されるようになっているの」

───(唯先輩となら、いいかも……)

───(あずにゃんがいいのなら、私も……)

唯梓「「えええええぇ!?」」

紬「さて、結末はどうなったのかしらねぇ……」

唯梓「「だ、だめええええぇ!」」

紬「きゃあぁ!」

梓「よし! 奪ったです!」

唯「リセットボタンって書いてある! 押しちゃって!」

梓「よーし! ぽちっとな!」

紬「ああぁ……! データが……」

唯梓「「はぁ……。よかった……」」

律「そんなに慌てるなんて怪しいなぁ……」ニヤニヤ

紬「そうよねぇ……」ニヤニヤ

唯梓「「い、いやいや……!」」

───(唯先輩となら、いいかも……)

───(あずにゃんがいいのなら、私も……)

唯梓「「わあああああああぁ!」」

澪「ふ、2人とも落ちつけ……」

梓「あ、あれは夢の中のことですから勘違いしないでくださいね!?」

唯「わ、私だってあんなことしたのは夢の中だからなんだからね!?」

律「2人ともそういうのは部室でしないでくれ……」

わー! わー! わー! 

澪「……って聞いちゃいないよ」

紬(……まぁ、バックアップはあっちに送られているから後でゆっくり読みましょう)ニヤニヤ

数日後、律と澪が同じ目に遭ったのは言うまでも無い。

END

658軽音部員♪:2011/08/08(月) 23:11:31 ID:heYcxcBA0
隠そうとして全然隠せていない二人が良いね〜
GJ!!!

659軽音部員♪:2011/08/09(火) 05:41:50 ID:Qic0nnLs0
やっぱみんなにからかわれる二人っていつみてもいいシチュだよね、GJ

660軽音部員♪:2011/08/09(火) 19:50:16 ID:iTg9HmrY0
いいよいいよ可愛いよ〜GJ!

661軽音部員♪:2011/08/09(火) 23:47:07 ID:3brTDk0MO
二人で同じ夢を見てっていうシチュ…素敵です!

662軽音部員♪:2011/08/13(土) 23:19:42 ID:zNs0Xm8o0
SS投下します
お題『肝試し』
タイトル『リア充爆発しろ!』

663軽音部員♪:2011/08/13(土) 23:24:50 ID:zNs0Xm8o0
律「というわけで肝試しをしているぞ」

澪「いきなりだな」

紬「えっ? 夏休み最後の思い出としてみんなでしようってことになったんだけど」

澪「そんなこと聞いてないぞ!?」

律「筆者がここまでの話を書くのがめんどくさくなったらしいぞ」

澪「ひ、ひっしゃ……?」

紬「くじ引きの結果、唯ちゃんの梓ちゃんが行くことになったわよ」

澪「そ、そうなのか……」

律「前回は澪と梓だったし、梓はくじ運いいのかもな」

紬「それにしても遅いわねぇ」

キャー! ユイセンパイマッテクダサイヨー!

律「……案外大丈夫そうだな」

澪「……みたいだな」


「はぁ……、お盆だから帰ってきたものの……」

「くそっ! どいつこいつもいちゃこらしやがって……!」

「俺なんか生きているうちに恋人なんてできたことなかったのに!」

「こんなところにも仲の良さそうなやつが……。くそっ!」

「肝試しをしているようだな。……腹いせに脅かしてやる」

「そのまま間抜け面でも晒してくれたら破局一直線だZE! ぐへへ……」

「泣きっ面を見るのも悪くない。となれば早速実行だ!」

664軽音部員♪:2011/08/13(土) 23:26:35 ID:zNs0Xm8o0

唯「さ、さぁ、さっさと行って戻ってこよう」

梓「唯先輩、大丈夫ですか?」

唯「ち、ちょっとだめかも……」

がさっ……。

唯「うわっ、な、何……?」

梓「風か何かですよ……」

唯「そ、そうだよね……。うん、絶対そうだ……」

……あぁ。……しい。

唯「い、今、何か聞こえなかった!?」

梓「もうそういうのやめてくださいよ」

唯「何か聞こえたってばぁ……!」ブルブル

……うあぁ。……うああぁ。

唯「ほらぁ! 何か聞こえたよぉ……!」ブルブル

梓「……しょうがないですね。はい」スッ

唯「えっ?」

梓「手つなぎましょうか」

唯「う、うん!」


「……」

「上手く聞こえたはずなんだけどなぁ……」

「くそっ! 手なんか繋ぎやがって! 次はこうはいかないぞ……!」

665軽音部員♪:2011/08/13(土) 23:29:23 ID:zNs0Xm8o0
唯「どれくらい進んだのかなぁ……」

梓「律先輩が描いた地図によるともうすぐチェックポイントなんですが……」

ぴとっ……。

梓「ひゃぁ!」だきっ

唯「うわっ! だ、大丈夫?」

梓「今、何か冷たいのがぁ……!」

唯「そ、そんな怖いこと言わないでよ……!」

梓「もう大丈夫です。すみません……」

さわっ……。

唯「うっひゃあぁ!」だきっ

梓「うわっ! な、何ですか!」

唯「わ、私にも何か変なのがぁ……!」

梓「ここから早く抜け出した方がよさそうですね……」

唯「ね、ねぇ、あずにゃん。ちょっと怖いから、もうちょっと寄ってよぉ……」

梓「し、しょうがないですね……」

唯「じゃあ、行こうか……」ぎゅっ


「……」

「……触ったぐらいではだめか。抱き合いやがってこのやろう……」

「……今度はもっと怖がらせてやる!」

666軽音部員♪:2011/08/13(土) 23:31:43 ID:zNs0Xm8o0
唯「よ、ようやくチェックポイントだよぉ」

梓「さぁ、御札を持ってさっさと帰りましょう」

「よぉし……! 今だ!」

「うらめしやああぁ……!」どろどろどろどろ……

唯「そこか? そこにあるのかぁ?」ペシペシ

梓「唯先輩、目を瞑ってないでちゃんと見て取りましょうよ……」

「……」

「……痛っ」ペシッ

唯「う〜ん……。おっ! ……取った! 取ったよ!」

梓「はぁ……、変に器用ですねぇ」

唯「さぁ、さっさと帰ろう!」

梓「ま、待ってくださいよぉ」


「……」

「……目ぇ瞑ってんじゃねぇよおおぉ! 俺のこと見えないじゃないかああぁ! しかも俺のこと叩きやがった!」

「……あいつら怖がってはいるけど何かが違うんだよぉ!」

「くそっ! どうしたらいいんだ……」

「当初の目的からずれている気がするが……。腹の虫が治まらん! 最後の手段に出るか!」

667軽音部員♪:2011/08/13(土) 23:33:51 ID:zNs0Xm8o0
唯「もうすぐ終わりだ……。よかったぁ……」

梓「……」

唯「ど、どうしたのあずにゃん。そんなに顔を真っ青にして……」

梓「うぅ……! うあああぁ……!」

唯「ひっ! な、何!?」

(ふふふ……、この日本人形見たいな子に憑いてやったZE!)

唯「あ、あずにゃん……! だ、大丈夫……?」

(このまま恐怖で逃げ出してしまえば破局間違いなし!)

梓「き……、して……、や……!」

唯「な、何……?」

(くそっ、上手く発音できないから怖がらないぞ……。こうなったら!)

梓「う、うああぁ……!」

唯「あ、あずにゃん……!」

梓「……!」

唯「およっ……」

(襲うつもりだったのにこれじゃあ抱きついただけじゃん……。上手く体がコントロールできない……)

梓「……」

唯「そっか……、あずにゃんも怖かったんだね……」ぎゅっ

(……)

唯「よしよし……」

(……)

(……)

(……ちっ)

梓「……はっ! あ、あれ……?」

唯「……大丈夫? あずにゃん」

梓「は、はい……。って一体何が……」

唯「あずにゃんが抱きついてきたんだよ〜」

梓「ふぇっ!? そ、そんな……!?」

唯「恥ずかしがらなくてもいいのに〜」

梓「いや、そういうことじゃないんですけど……」

唯「うりうり〜」

梓「や、やめてくださいよぉ〜」

668軽音部員♪:2011/08/13(土) 23:36:15 ID:zNs0Xm8o0
「……」

「あいつ……、あったかかったな……」

「……」

「……ったく、俺ってば何考えているんだか」

「……」

「……お母さん、か」

「……少しぐらい寄っていくか」


律「おい、2人とも遅いぞ」

澪「心配したんだぞ?」

唯「ごめんごめん。はい、御札」

紬「お疲れ様〜」

梓「結構怖かったですね……」

唯「そうだね……。でも、あずにゃんと一緒だったから何とか大丈夫だったよ!」

梓「にゃっ! だ、抱きつかないで下さいよ……」

唯「だ、だって思い出したらなんだか怖くなってきて……」

梓「し、しょうがないですね……」


「……」

「はぁ……。死んでもこの感情を思い知ることになるとは……」

「リ ア 充 爆 発 し ろ お お お ぉ !」


END

669軽音部員♪:2011/08/14(日) 12:42:23 ID:HFSeJl2MO
タイトルから純視点だと思っていたらwwwww
GJ!!!

670軽音部員♪:2011/08/14(日) 14:24:55 ID:ynKAqcr20
幽霊視点とか斬新過ぎるwGJ!

671軽音部員♪:2011/08/19(金) 16:53:14 ID:Awyb6EQI0
SS投下します
お題『ごっこ遊び』
タイトル『変身!』

672軽音部員♪:2011/08/19(金) 16:58:37 ID:Awyb6EQI0
「あれ、これって……」

部室の物置に落ちていた小さなベルト。
なんだろうと思って拾ってみて、
それが子供向けの変身ヒーロー番組のおもちゃであることに気がついた。
日曜の朝にやっている番組に出てくるものだろう。
私も小さなころ、何度か見たことがあった。
ベルトを腰に巻きつけて、
他の道具をベルトにつけたりすると声がしたり音が鳴ったりして、
そして主人公がヒーローに変身するのだ。
もちろんこれはおもちゃだから、
あくまで音がするだけで変身はできないけれど……
子供はその音に主人公の変身姿を想像して、自分もヒーローになりきるのだ。
昔と雰囲気の変わらないおもちゃを懐かしい気持ちで眺めて、

「でも、どうしてこんなところに……?」

私は首を傾げていた。小さな子供向けのおもちゃ。
最近は大人のファン用のものも売っているらしいけれど、
どちらにしろ男の人が対象であって、
私たちが買うようなものではないだろう。
そのおもちゃがなんで軽音部の部室に落ちていたのか……それが疑問だった。

「ひょっとして、律先輩のかな?」

律先輩に弟さんがいたことを思い出して、私はそう呟いていた。
でも律先輩の弟さんも、
もうこういったおもちゃで遊ぶ歳ではなかったはずだし……
疑問に「う〜ん……」と声を漏らしながら、
ベルトの接続部分をつけたりはずしたりしてみた。
そのたびに、カチャッ、カチャッと、小気味良い音があたりに響いた。

「……これ、つけたらどんな感じがするんだろ?」

その音に誘われたかのように、ふとした興味がわいてきた。
小さなころ、こういったおもちゃで遊んだことはもちろんあったけれど、
でも私が遊んでいたのは女の子向けのもので、
変身ヒーローのおもちゃなどは使ったことがない。
男の子がこれをつけ、格好よくポーズを決めたりするのを、
少し羨ましく見ていた記憶があった。
女の子だって、格好いいヒーローには少し憧れたりするのだ。

「誰もいない、よね……?」

キョロキョロと物置の中を見回して、人の姿が見えないのを確認する。
それから、そっとベルトを腰につけてみて、

「……って、もうなにやってんだろ、私」

673軽音部員♪:2011/08/19(金) 17:01:55 ID:Awyb6EQI0
自分にあきれ、接続部分を繋げる直前で手を止めていた。
おもちゃを使ってごっこ遊びをするような歳ではないのに、
いったい何をしようとしているのか。私は苦笑を浮かべて、
つけかけたベルトをはずそうとした……そのときだった。

「あ〜ずにゃん!」
「にゃっ!」

唯先輩の声が響き、同時に私は後ろから抱きつかれていた。
突然のことに私は驚きの声を上げて、その拍子に腕が動いてしまって……

「あ……」

カチャッという音が、私の耳朶を打っていた。


「もうっ、唯先輩がいきなり抱きついたりするからですよ!」

私は八つ当たり気味に唯先輩を怒りながら、
腰につけたベルトをはずそうとしていた。
さっきまでは簡単に接続部分をはずすことができたのに、
今はどういうわけか、いくら引っ張ってもベルトははずれてくれなかった。
強めに押し込んでしまったのが悪いのか、
それともなにかが引っかかっているのか……
腕に力を入れても、チャッチャッという軽い音が聞こえてくるばかりだった。
子供向けのベルトだけど、小柄な私にはそれほど窮屈ではなく、
苦しい思いをしなくて済んでいるのが不幸中の幸いだった。

「ごめんね、あずにゃん……でも似合ってるよ、格好いい!」

ちょっと困ったような口調で謝って、
それから一転笑顔を浮かべて、唯先輩がそう言った。

「そんなこと言われても嬉しくないです」

唯先輩の言葉に、私はちょっと頬を膨らませた。
子供のころならともかく、
この歳になって変身ヒーローのベルトが似合うと言われても困ってしまう。
女の子なのだし、褒められたって複雑な気分になってしまうだけだった。

674軽音部員♪:2011/08/19(金) 17:05:00 ID:Awyb6EQI0
でも……いつまでも膨れているのも大人げない。
ベルトをつけようとしていたのは自分なのだし、
唯先輩に驚かされたとはいえ、
音楽準備室の方をちゃんと確認しなかった私も悪いのだし……
そう思い、私はため息を一つついて、気持ちを切り替えた。
それよりも、早くベルトをとらなくてはいけなかった。
唯先輩だけならいいけど、律先輩に見られたりしたら、
なんてからかわれるかわかったものではなかった。

「あの、唯先輩……ちょっとお願いしてもいいですか……」

自分では何度引っ張っても取れず、
接続部分は後ろなので見ることもできない。
それで唯先輩に頼もうと声をかけると、

「うん! わかってるよ、あずにゃん!」

ふんすと息を吐いて、唯先輩はドヤ顔で何かを私に差し出してきた。
反射的に受け取ってしまったそれは、
ゲームセンターで使うメダルを大きくしたようなものが三枚と、
大きな丸い道具だった。

「はい、これで変身できるよ! そのメダルを三枚、
ベルトのスロットに入れて、
あとはこっちの大きい丸いのをメダルに沿って動かせばいいんだって!」

いつの間にか説明書を手にした唯先輩が、笑顔でそう言った。
このメダルと丸いのは、このベルトとセットのおもちゃで、
これで要するに変身ごっこをするのだろう……って、

「もうっ、違います! 変身なんてしません!」
「ええ〜」

私が怒ってそう言うと、唯先輩が残念そうな声を出した。

「せっかくなんだし、変身してみようよ、あずにゃ〜ん」
「しないですよ。もうっ、いいからベルト、はずすの手伝ってくださいっ」
「え〜、そう言わずに……一回だけ! 一回だけ変身しよ!」

675軽音部員♪:2011/08/19(金) 17:08:57 ID:Awyb6EQI0
身をくねらすような動きをして、そう言ってくる唯先輩。
子供がおねだりをするときのような振る舞いに、私はあきれ、
自然とため息が漏れていた。いつもこうやってすぐふざけたりする唯先輩。
ほんとに困ったものだと思い、

「……もう、しょうがないんですから、唯先輩は。一回だけですからね」

でも結局、いつも唯先輩を甘やかしてしまう私。
言い終えると同時にまたため息が漏れてしまう。
でも今度のそれは、どちらかといえば私自身に向けたものだった。
ほんとに、私もしょうがないんだから……
私の言葉に両手を上げて喜ぶ唯先輩を見つめながら、私はそう思っていた。


さて……変身すると決めた以上は、もうさっさとやってしまおう。
他の先輩方が来る前に終わらせてしまうべきだ。
今の私の姿を見たら、きっと律先輩は笑い、
澪先輩は呆れたり同情したりして、そしてムギ先輩は目を輝かせながら
「私も遊ぶ!」なんて言ったりすることだろう。
先生に見つかったら興奮して変身スーツを作ってきてしまうかもしれない。
そんな騒ぎになるのはやっぱり避けたかった。

「えっと……でも、変身のポーズ、どうしましょう?」

唯先輩から渡されたメダル等を握り、でもそこで私は困ってしまった。
このベルトは、多分今放送中の番組のものなのだろう。
ヒーローが変身するときは決めポーズや台詞があるはずだけど……
今の番組を見ていない私は、当然そのポーズも台詞も知らないのだ。
かといって、小さなころ見ていた番組のものは忘れてしまっているし……。

「ん〜……普通に、変身! でいいんじゃないかな?」

小首を傾げながら、唯先輩はそう言った。
まぁ確かに、唯先輩のリクエストで一回遊ぶだけなのだから、
そんな真面目に考える必要もないだろう。

「そうですね、それじゃ……へ、変身!」

私はそう言って、メダルを三枚、
順番にベルトのスロットの中に入れていった。
シャキンシャキンシャキンッと小気味の良い音が響いて聞こえた。
それから説明書通りベルトの一部を動かし、
丸い道具をベルトのメダルを入れた部分に沿うように動かすと、

「おぉ!」
「にゃっ!」

676軽音部員♪:2011/08/19(金) 17:12:59 ID:Awyb6EQI0
音声が鳴り響き、更にはなにやら歌まで流れていた。
予想外の派手な仕掛けにちょっとびっくりしてしまい……
よくできたおもちゃに、ちょっとワクワクしてしまっていた。

「な、なんかすごいね」
「ほんとですね……」

効果音や光が消えたベルトを見つめながら、唯先輩が言い、私も頷く。
最近のおもちゃはよくできているなぁと感心もしてしまっていた。
これなら、大人のファンがいるのもちょっとわかるような気がする。

「ねーあずにゃん、これ、なんか他のメダルと入れ替えると、
また違う音が出たりするみたいだよ?」
「そ、そうなんですか……」

説明書と、それからどこからか拾ってきたメダルを見ながら、
唯先輩がそう言った。その説明に、私はちょっと心惹かれてしまう。
他のメダルを入れると、どんな風に仕掛けが動くのだろう……
いやでも、さすがに続けて遊ぶことには抵抗があった。
もう子供ではないのだし、それに一回だけと言ったのは私なのだ。
それなのに、まさか自分からもっと遊んでみたいです、
なんて言うわけには……。

「はい! あずにゃん!」

……なんていう私の逡巡にはまるで気づかず、
唯先輩は当たり前のように他のメダルを差し出してきた。
さっきの言葉なんか忘れて、さも当然のように。
その顔には、「もっと遊ぼっ」と言っているかのような笑みが浮かんでいた。

「も、もう……唯先輩、一回だけって言ったじゃないですか」
「えぇ、いいじゃん、もう少しだけ!
せっかくなんだし、他のもやってみようよ、あずにゃん!」
「……もうっ、しょうがないですねぇ、唯先輩は」

そんな風に言いながらも、私も笑みを浮かべてメダルを受け取っていた。
まぁせっかくだし、唯先輩のお願いだし、
なんて心の中で言い訳をしたりしながら。
でも同時に、こんな風に子供みたいに遊ぶのも悪くないな、
なんて思ってしまってもいて……
子供向けのおもちゃで遊ぶ私と唯先輩、
ほんとに二人そろってしょうがないんだからと、私は思っていた。

「じゃあ、いきますね……変身!」
「おぉ、あずにゃんかっこいい!」

677軽音部員♪:2011/08/19(金) 17:15:47 ID:Awyb6EQI0
私の動きにあわせて、効果音と歌が響く。
それを聞きながら唯先輩が手を叩いて喜んで……
私も笑って、何度も変身を繰り返していた。


……さて、それからのこと。
ベルトがはずれてくれないことを忘れて遊んでしまっていた私は、
当然部室に来た皆さんに遊んでいるところを見られてしまって……

「梓ぁ、これはまた随分お楽しみのようで」
「梓……」
「梓ちゃん、楽しそう! 次私も変身したい!」
「任せて、最高のスーツ、作ってきてあげるわ!」

想像通りの反応に部室は大騒ぎで、
結局今日も練習には集中できなかったのでした……。
ちなみにベルトは、律先輩が夏休み中にお祭りでゲットした景品だそうです。
もう部室に持ってこないでください……。

END


長文失礼します。
一応、ごっこ遊びネタ。
そしてごっこ遊びと言えば、やっぱり特撮ヒーローごっこ、ということで。
一応今放送中の番組を参考にしていますが、
実際のおもちゃは持っていないので、
おもちゃの動きは想像になってしまってますけれど。
あ、昨年の番組にしておけば、二人一緒に変身できたのか……

678軽音部員♪:2011/08/19(金) 17:22:48 ID:8yG3Vx.U0
>>677
乙!
やっぱりいくつになっても変身アイテムって憧れるものだよね!

679軽音部員♪:2011/08/19(金) 17:47:44 ID:eq2eLGg60
>>677
唯に言われて仕方なく始めたのに
段々楽しくなっちゃってノリノリで変身するあずにゃんかわいすぎw

680軽音部員♪:2011/08/19(金) 18:26:56 ID:4e8w/8UIO
>>677
GJ!!!

てかオーズかいwwwww

681!ninja:2011/08/19(金) 23:38:11 ID:7qRvdY8s0
GJ!!!!!!!!!!!!!!!

質問なんだけど

「梓ぁ、これはまた随分お楽しみのようで」
「梓……」
「梓ちゃん、楽しそう! 次私も変身したい!」
「任せて、最高のスーツ、作ってきてあげるわ!」

これって上から律、澪、憂、紬?

682軽音部員♪:2011/08/20(土) 00:08:13 ID:YwcICBoM0
>>681
律、澪、ムギ、さわ子
じゃないのか?

683軽音部員♪:2011/08/20(土) 05:19:50 ID:b/ltRocM0
SS投下します
お題『肝試し』
タイトル『伝えたい想い』

若干ホラー要素ありかも……
大した事は無いと思いますが

684軽音部員♪:2011/08/20(土) 05:22:02 ID:b/ltRocM0
唯「う〜暑いよ〜」
ある夏の日、その日は今年度の最高気温を記録するほどの猛暑日だった。
うだるような暑さの中で唯先輩は、まるで夏バテした犬のように長椅子の上に寝そべっていた。

梓「もう、しっかりして下さい。そうやってぐだぐだしてると、また練習せずに下校時刻になっちゃいますよ」
そんな唯先輩に対して私は軽く渇を入れる。
唯先輩の気持ちも分からなくは無いけど暑さを言い訳にしてたら結局いつまでたっても練習できないもんね。

唯「そんなこと言われてもこんなに暑いと動けないよ〜……。あずにゃん、お水ちょうだ〜い」
梓「もう、しょうがない人ですねぇ。はい、お水ですよ。」
唯「わ〜い、あずにゃん大好き〜!!」
梓「にゃっ!」
私がペットボトルに入った水を差し出すと唯先輩はどこにそんな元気があったのか、
水を得た魚の様に勢いよく私の身体に飛びついてきた。まだ水飲んでないのにね。

唯「う〜暑い……」
しかし、それも空元気だったらしくすぐに唯先輩はへだれてしまった。

梓「だったら離れてくださいよぅ……ほら早くお水飲んでください」
唯「ん〜、私には水分よりあずにゃん分の方が重要な栄養素なんだよぉ」
そういいながら唯先輩はお互いの汗が絡み合うのも構わず頬ずりをしてくる。
普通ならこんな暑い中でこんな事やられたら不快なはずなのに唯先輩が相手だと心地よく感じてしまうから不思議なものだ。

律「まぁ、でも唯の言う事ももっともだ。こうあちぃとドラム叩く気もおきねーよ」
澪「そんな事言っていつもまともに練習できてないじゃないか」
律「まぁまぁ、ところでどうだ?この暑さを吹き飛ばすために納涼大会とでも洒落込まないか?」
唯「のーりょーたいかい?」
梓「怪談でもするつもりですか?」
澪「怪談!?や、やめろぉっ!!」
律「いやいや、違うって。まぁ、それに近いものではあるけどな」
紬「?どういうこと?」
律「ずばり肝試しだよ!!」
唯「おお!!」
紬「面白そう!!」
澪「や、やめろぉ!!そんな事より練習だ!!練習!!」
梓「っていうか肝試しは去年の合宿の時もやりましたよね?」
律「別にいいだろー。夏の風物詩なんだから。大体去年はさわちゃんのせいで台無しになったしな」
梓「そういえばそうですね……」
澪「うう……嫌な思い出が……」
律「二人もやりたいよな?」
唯紬「やりたーい!!」
律「よし、決定!今日の夜8時に裏山に集合な!」
澪「私は行かないからな!」
律「おっとそうはいかないぜ、澪ちゅあん?もしバックれるような事があればFCに澪の丸秘写真を……」
澪「や、やめろぉ!!」
律「よし、これで全員参加で決まったな。じゃあ、私はちょっと準備があるから帰るわ」
澪「お、おい練習は?」
律「今日はもうかいさーん」
澪「そんな勝手な!」
梓「はぁ、結局今日も練習できませんでしたね……」
澪「心中察するよ、梓」
梓「いえ、こちらこそ」
唯「えへへ、楽しみだねぇ」
紬「そうだねぇ」
澪梓「……はぁ」
全く律先輩も唐突な事を言い始める……。結局今日もまともな活動は出来なかったし……。
律先輩が部室を出て行ってしまった後、澪先輩までグロッキーになってしまい練習どころではなくなったので私達もすぐに帰ることになった。
実のところ私もこの暑さには参っていたしまぁいいかななんてちょっと妥協してしまった。
うぅ……私も唯先輩や律先輩に偉そうな事いえないなぁ……

685軽音部員♪:2011/08/20(土) 05:23:47 ID:b/ltRocM0
家に戻った私はとりあえずシャワーを浴びて汗を流し、着替えるとほっと一息つく。
小休止を取った後、準備をしてから、ちょうど日が沈み始めた頃、私は家を出た。
そして待ち合わせ場所の裏山のふもとにつくころにはすっかり日は沈んで、夜の帳が下りていた。
いくら日の長い真夏と言えど流石に8時近くともなると辺りは、真っ暗闇だった。
どうやら、他の先輩達はまだ到着していないようだ。
周囲には虫の声だけが静かに響いており、山の中は見通しが悪くなんとも不気味だ。
こんな所に一人でいると、なんだか私だけが異空間に取り残されてしまったのではないかと不安になってくる。

梓「うぅ……先輩達早く来てこないかなぁ……」
なんて、一人ごちていると……

「あーーーずにゃんっ!!!!」ダキッ!!
梓「きゃーーーー!!!!」バシッ
不意に背後からいきなり羽交い絞めにされ、その衝撃に私は思わず悲鳴をあげながら、反射的にその犯人をはたいてしまった。

唯「うう……痛い……あずにゃん酷いよぉ……」
梓「ゆ、唯先輩!?もう!!いきなり驚かさないでください!!」
唯「だってー……あずにゃんが怯えてたから早く安心させてあげようと思って……」
梓「べ、別に怯えてなんか……それにまず声かけてくれなきゃ、びっくりしちゃうじゃないですか!」
唯「えへへーごめんごめん」
唯先輩はまるで悪びれず、ぽりぽりと頭を掻きながら謝罪した。

梓「まさかわざとやったじゃないんでしょうね?」
唯「え〜そんなことないよ〜?」
と唯先輩は素知らぬふうに下手な口笛を吹いて誤魔化す。

梓「む〜、唯せんぱ〜い?」
紬「あら、唯ちゃん、梓ちゃんもう来てたのね」
梓「あ、ムギ先輩」
唯「ムギちゃん!」
私が唯先輩を詰ろうとするとちょうどムギ先輩が到着した。

澪「あ、良かった、みんな先に来てたのか」
直後澪先輩も現れた。

紬「それじゃ、後は律ちゃんだけね」
澪「全く言いだしっぺのくせに何をやっているんだあいつは」
律「おーっす、どうやら皆揃ったみたいだな」
澪先輩がぼやくとタイミングよく律先輩が山から下りてきた。

澪「り、律!なんで山から出て来るんだよ!」
律「ひひひっ、だから言ったろ?いろいろ準備があるってさ」
と、律先輩は不敵な笑みを浮かべる。

律「よーし、それじゃまずルールを説明するぞー。まずはこのくじを引いて二人一組のペアを作る。
  んで私が前もって山の中にあるお社に各自名前の書かれたろうそくを置いておいたからそれを持って帰ってこれればクリアだ。
  どうだ、簡単だろ?」
澪「おい、ちょっと待て律、二人一組ってことは一人余るだろ。ま、まさかその場合は一人で行けっていうんじゃないだろうな!?」
律「あぁ、その点は安心しろ。余るのは私だ」
澪「そ、そうか。良かった……って、律また何か企んでるだろ」
律「そんな事無いですわよ〜?」
律先輩は分かりやすい態度でしらばっくれる。絶対何か企てているな、この人は。

律「ま、とにかくちゃっちゃとペア決めてくれよ。ほれ」
そういって律先輩はくじを差し出した。まず最初に唯先輩がくじを引き、澪先輩、ムギ先輩がそれに続く。

686軽音部員♪:2011/08/20(土) 05:25:36 ID:b/ltRocM0
唯「あ、私赤色だ」
澪「私は青だ」
紬「私も青ね」
ということは……私は唯先輩と一緒のペアか。

唯「えへへ、やったー。よろしくね、あずにゃん」
唯先輩が無邪気な微笑みを投げかけてくる。
私も内心では唯先輩と一緒だ!と胸が弾んだけどそれとは裏腹に
はしゃぎすぎて怪我とかしないでくださいね、なんてつい小言を叩いてしまう。

律「よし、決まりだな。じゃあ、私が先に行ってるから、その後皆は十分刻みで出発してくれ。
  順番はそっちで適当に決めちゃっていいからさ。それじゃ、健闘を祈ってるぜー!」
そういって律先輩は勢いよく駆け出し、山の中へと姿を消していった。

澪「何がしたいんだ、あいつは」
梓「大方この先で待ち伏せて私達を脅かすつもりなんでしょうね……」
澪「まぁ、十中八九そうなんだろうな……はぁ」
何はともあれ、まずは順番を決めなければいけない。
じゃんけんで決めた結果私と唯先輩が先行することとなった。

唯「よーし、レッツゴー!」
梓「肝試しのテンションじゃないですね……」
肝試しの雰囲気にはあまりにもそぐわない唯先輩の明るさに思わず苦笑してしまう。

唯「うー……でも、やっぱり何だか不気味だね〜」
しかし、いざ歩き始めるとすると唯先輩はちょっと弱気になってしまった。
まぁ、確かに山の中は見通しが悪く、木々のざわめきややたらと周囲に響く虫の音、頼りなく降り注ぐ月の光が
不安感や恐怖感を煽って何とも不気味だった。
その後、しばらく進んでいくと突然唯先輩が悲鳴をあげた。

唯「きゃああ!!」
梓「ゆ、唯先輩どうしました!?大丈夫ですか?」
唯「な、なんか今頭にヒヤッってしたのが……!」
私が慌てて周囲を観察すると何か長方形の物体が浮いているのが見えた。
一瞬ドキッっとしたものの落ち着いて目を凝らしてみると、それは木の枝からつるされたこんにゃくだった。

梓「って、何だ……。ただのこんにゃくですよ、唯先輩」
唯「ほえ?うわ、本当だー。もー、びっくりして損したよー」
梓「ふふふ。多分律先輩が仕掛けてたんでしょうね」
唯「そっかー。うう……律ちゃんにしてやられたよ……」
梓「きっとこの先でも律先輩が待ち伏せてると思いますから気をつけましょうね」
唯「うん!律ちゃんめ、逆にびっくりさせちゃうもんね」
梓「ふふ……。頑張ってください」
唯「それにしても、あずにゃんは落ち着いてるね」
再び歩を進めながら唯先輩が投げかける。

梓「そうでしょうか?」
唯「うん。私が怯えるあずにゃんを守ってあげようなんて思ってたのに、さっきはてんで逆の立場になっちゃってたしさ」
こんにゃくであれほど動揺していた唯先輩がそんな事を言うものだから私は思わず吹き出してしまった。

唯「ああ、あずにゃんひど〜い。笑う事ないでしょー」
梓「あははっ!ごめんなさい。でも、その気持ちだけで嬉しいですよ」
それは私の本心だったが、唯先輩は信頼されてないと感じたのが膨れてしまった。

687軽音部員♪:2011/08/20(土) 05:27:20 ID:b/ltRocM0
唯「あずにゃんはさ、お化けとか怖がらないタイプ?」
梓「う〜ん、そういう訳では無いと思うんですが……」
唯「そう?その割にはあずにゃん全然怖がらないんだもん」
梓「それはきっと……唯先輩がいるからですよ」
言い終えた後、我ながららしくないなと心の中で自嘲してしまった。
だけど、同時にそれは嘘偽りのない私の本音でもあった。
この人が隣に居てくれるというだけで暖かさと安堵に包まれて恐怖なんて付け入る隙はなくなってしまうのだ。

唯「へ?」
その言葉を聞いてキョトンとしている唯先輩。
だけどだんだん私の言葉の意味を飲み込んでいったようで見る見る内に笑顔になり
いつものように私に飛びついてきた。

唯「あっずにゃーん!!!」
梓「にゃッ!!もう……唯先輩」
唯「私もあずにゃんがいれば何も怖くないよー!さ、早く行こ?」
そう言って唯先輩は嬉しそうに、鼻歌を歌いながら歩き始めた。
私の一歩先を歩いているせいで表情は分からないけどきっと満面の笑みを浮かべてるんだろう。
私のたった一言だけで唯先輩がそんなに喜んでくれるという事実に胸を弾ませながら、
これはいい雰囲気なんじゃないかと思った私は意を決した。
唯先輩に私の思いを伝えるんだ。
私が唯先輩を大好きだって事。愛してるって事。
今言わなければずっと言えない気がするから。
今しかないかもしれないんだ。
だから……!
私は覚悟を決めて唯先輩に声をかけた。

梓「あのっ……唯先輩!」
しかし、その声はむなしく響き渡るだけで誰にも伝えられる事はなかった。
私のすぐ前を歩いていると思っていた唯先輩はいつの間にか姿を消してしまっていたのだ。

梓「え……」
一瞬で私の全身から血の気が引いた。

梓「唯先輩!?唯先輩、どこにいっちゃたんですか!!」
必死になって私は叫び、辺りを探し回る。
しかし、一向に唯先輩が見つかる気配は無かった。
どうしよう、もしこのまま唯先輩がこのまま見つからなかったら私……。

「あずにゃん……?」
梓「……!?」
今にも泣き出しそうになった時、背後から突然唯先輩の声が私を呼んだ。
驚いて振り向くとそこには唯先輩の姿があった。
私は慌てて唯先輩の元へ駆け寄る。

梓「唯先輩、何で、どうしていきなり居なくなっちゃうんですか!?どれだけ心配したと思ってるんですか!
  私……私……」
半べそをかきながら、私は唯先輩の胸に顔を埋める。
唯先輩はそんな私の頭を優しくなでてくれた。

688軽音部員♪:2011/08/20(土) 05:31:48 ID:b/ltRocM0
梓「唯先輩……もう私を置いていったりしないで下さい……。ずっと……一生私の目の届く範囲に居てください!!」
唯「あずにゃん……それってどういう意味かな……」
梓「好きなんです……!唯先輩の事が……。愛してます!だから……唯先輩、私と……」
唯「ありがとう、あずにゃん。私もあずにゃんの事大好きだよ」
梓「そ……それじゃあ……!!」
唯「でもね、あずにゃん私達は女同士なんだよ?分かってるの?」
梓「そ、それは……分かってるつもりです。でも、それでも私は唯先輩のことが大好きだから」
唯「分かってないよ、あずにゃんは。私達が世間からどんな目で見られるのか。辛い事なんだよ、本当に。
  この世界じゃ私達は結ばれない」
梓「そ、そんな事……」
唯「そんな事、あるんだよ。だからね、あずにゃん。私と一緒に……」

 
    『 死 ん じ ゃ お う ? 』


え……?
私はその言葉の意味をすぐには理解できなかった。唯先輩は一体何を言っているのだろうか。
不安を感じてふと辺りを見回してみると、なぜ今まで気づかなかったのだろうか、私達は崖の上に立っていた。
暗闇のせいで下が良く見えないが少なくとも決して落ちて無傷で済む高さではないだろう事は分かった。

唯「私達は死んで一緒になるんだよ。こんな辛い世界じゃなくて、向こう側の世界で私達は永遠に一つになれるんだよ?」
違う、この人は唯先輩じゃない……

梓「あ、あなた……誰!?」
『何を言ってるの、あずにゃん?私は唯だよ?あずにゃんの大好きな平沢唯』
唯先輩……いや、唯先輩の姿をしたそれは生気を感じさせない無気質な声を発した。
そして私の腕を掴み崖下へ引きずり落とそうとする。

梓「い、いやっ!やめて!!」
『あずにゃん、お願い。死んで、私と一緒に……』
私は半狂乱になりながら一心不乱にその手を振り解こうとするけれども、
相手の力は信じられないほどに強く少しの効果も無かった。
ジリジリと少しずつ、だけど確実に私は崖の縁まで追い詰められていた。
そしてついに……

梓「あっ……」

私の体は宙へと投げ出された。
私の視界が暗黒の空で覆われ奇妙な浮遊感が全身を包む。
ああ、そうか……私は死ぬんだ……。
全てを諦めそっと目を閉じた。
しかし、いくら時が経っても、全く衝撃を感じない。
それどころか落ちてる感覚も……。
もしかしたらもう私は死んで天国にでもいるのかな……いや、地獄かも……。
そんな事を考えながらゆっくりと目を開けると……

唯「あ……ず……にゃん!」
そこには崖の上から手を伸ばし私の手首を掴んで支えてくれている唯先輩の姿があった。

梓「唯先輩!そんな……でも何で!」
唯「あずにゃんが突然消えちゃって……必死に探してたら……何かに引っ張られてるようなあずにゃんが見えて……」
という事はやっぱりさっきまでの唯先輩は本物じゃなかったんだ。
ほっと胸を撫で下ろす。だけど、それじゃあさっきまでのあれは……。
いや、今はそんな事考えてる場合じゃない。

梓「唯先輩引き上げられますか?」
唯「うう……!今頑張ってるんだけど……!!」
やっぱり無理か……。私は小柄な方だけど、唯先輩だって体格に恵まれているわけじゃない。
人間一人を引き上げられる女子高生なんてそうそういるわけがない。

689軽音部員♪:2011/08/20(土) 05:34:57 ID:b/ltRocM0
梓「唯先輩……もういいです……。手を離してください」
唯「何を言ってるの、あずにゃん!!そんな事出来るはず無いよ!!」
梓「いいんです……二人とも助からないより一人助かった方がいいじゃないですか……」
唯「いやだ!!絶対に離さないからね!!そんな事するくらいなら死んだ方がマシだよ!!」
梓「唯先輩……お気持ちは嬉しいですが……」
唯「うう……」

最早唯先輩の腕力は限界だった。
それでも唯先輩は諦めず私を一気に引き上げようと渾身の力を込める。
しかし、その瞬間崖の縁が崩れ、私と唯先輩はそのまま崖下へ向かって落下していった。
意識が途切れる直前、私が見たものは崖の上から私達を恨めしそうに見下ろす長い髪の女性だった……。


――――――――――――――――





次に目覚めた時、私の視界を覆ったのは真っ白な天井だった。

梓「あれ……ここは……」
唯「あ!あずにゃん目が覚めた?よかったー!!」
目を覚ますなり唯先輩の声が頭に響く。
声のした方を向くと包帯だらけでベッドに横たわる唯先輩の姿があった。
とはいえ、包帯だらけなのは私も一緒のようだった。
そうだ、私は確か唯先輩と一緒に崖から転落して……
……どうやらここは病室らしい。

梓「あの……唯先輩……ここは?」
唯「う〜ん、私もついさっき目を覚ましたところだから詳しい事は……」
唯先輩が言いかけた時、おもむろに病室の扉が開かれた。

律「お……お前ら!やっと目が覚めたか!」
澪「あ、本当だ!良かったぁ……!」
紬「梓ちゃん……唯ちゃん……無事でよかった本当に……」
扉からぞろぞろと顔を覗かせてきたのは先輩達だった。
丁度面会にでも来たところだったのだろうか
先輩達は目を覚ました私の姿を見るなり口々に安堵の声を上げた。

澪「それにしても崖下で倒れてたお前らを見つけたときは背筋が凍ったよ……」
律「全くだ……まさかこんな事で私のほうが肝を冷やす事になるなんて思っても見なかったぜ……」
あの後先輩達は、余りにも帰りが遅い私達を心配して山の中を探し回った所、崖下で倒れてた私達を見つけたらしい。
幸運な事に落ちてる途中で木にでも引っかかったのか全身に切り傷や打撲を負っているものの大事は無いらしい。
全く奇跡的としか言いようが無い。

紬「ねえ、二人ともどうしてあんな事になったの?」
ムギ先輩が心配そうに尋ねる。

唯「うーん、私は崖から落ちそうになってたあずにゃんを助けようとしてただけだから……」
唯先輩がそう言うと、四人の視線は一斉に私へと注がれた。
どうしよう……正直に言っても誰も信じてくれないだろうけど、嘘を言って誤魔化す機転も私には無い……。
先輩達の視線に苛まれながら、しばらく逡巡した後私はありのままの事実を話す事にした。
私は唯先輩を見失ってからの一部始終を包み隠さず話した。もちろん私が唯先輩に伝えた想いも……。
私が全てを語り終えると先輩達は四者四様の反応を浮かべていた。
茫然自失とする唯先輩。
苦虫を噛み潰したような表情を浮かべる律先輩。
恐怖に震える澪先輩。
何だか妙に複雑な表情のムギ先輩。

690軽音部員♪:2011/08/20(土) 05:37:47 ID:b/ltRocM0
居たたまれない沈黙の中、最初に口を開いたのはムギ先輩だった。

紬「あのね、実は私病院に二人が送られた後調べてみたんだけど、あの山の、それもあの崖から飛び降り自殺した女の子が過去にいるらしいの……」
それを聞いて私は確信した。そうか……やっぱりあれはこの世のものではなかったのか……。

律「やっぱりか……」
澪「やっぱりって何だ律!?お前、何か知ってったのか!?」
律「いや……崖下にさ、花束があっただろ?それでここは何かあったのかなー、って」
紬「うん、私もそれが気になって調べてみたの」
澪「そ、そうだったのか、全然気づかなかった……」
律「あの時はお前もかなりパニックになってたからなぁ……」
澪「しょ、しょうがないだろ!!」
紬「話はまだ続きがあるの。あのね、その自殺した女の子は同性愛者だったらしいの」
同性愛者……その言葉を聞いて私の心臓はどきんと飛び跳ねた。

紬「その子にはね、好きな先輩がいてその人が卒業する直前に告白をしたの。だけど残念ながらその想いは実らなかった……。
  そして、その先輩はその後遠くの大学に進学してしまった。ここまでならただの失恋話で済むんだけどね。
  どういわけかその子が同性愛者だっていうのが広まってしまって、それが原因でいじめられたらしいの。
  それでその子は遂に耐え切れなくなって……」
そこまで話すとムギ先輩は口を噤んだ。
しばらく重苦しい空気が場を包んだ。

律「ま、何にせよだ……。唯と梓が無事だったんだからそれでいいじゃないか!この話はこれでお終い!あとは唯たちが回復すれば万事OKだろ!」
澪「あ、ああ……そうだな……。それじゃ、私達はそろそろ帰るよ。お大事にな」
紬「梓ちゃん、余り気にしちゃ駄目よ?」
梓「あ、はい。みなさんもお気をつけて。ほら、唯先輩?みなさん帰るそうですよ」
心ここにあらずといった唯先輩に声をかける。

唯「えっ?あ、う、うん。みんな、ありがとう。ばいばーい!」
全く大丈夫かよーなんて律先輩達は苦笑しながら出て行った。
病室には私と唯先輩だけが残される。




梓「あの……唯先輩?話聞いてましたよね?いつでもいいです。私、返事待ってますから……」
唯「あずにゃん……」
唯先輩は一瞬言葉に詰まった後

唯「私……私もあずにゃんの事大好きだよ!一人の女の子として……あずにゃんとずっと一緒に居たいよ!」
梓「唯先輩……でも、いいんですか?私達は女同士で……さっきの話でも……」
唯「そんなの関係ないよ!!大好きなんだもん!どんなに大変でもあずにゃんとなら乗り越えられるよ!
  それに皆だってきっと受け入れてくれるよ!仲間だもん!」
梓「唯先輩……」
そうだな……確かに根拠は無いけれど唯先輩と一緒ならどんなことでも出来そうな気がした。
それに私達には心強い仲間達がいる。
軽音部の先輩達や憂、純、さわ子先生や和先輩も……。
まだみんなが受け入れてくれると決まったわけじゃないけれど、きっと過ちは繰り返さなくて済むと思う。

唯「ねぇ……あずにゃん?」
梓「はい?」
唯「退院したら、一緒にどこか行こうよ。どこに行きたい?」
梓「そうですねぇ……動物園がいいです」
言った後、しまったと思った。これはデートのお誘いか……。
動物園はこどもっぽ過ぎたかな……。
だけど唯先輩は
唯「いいねぇ、動物園!行こう行こう!」
なんて無邪気に微笑んだ。
それを見てやっぱり唯先輩の笑顔、大好きだな、なんて思った。

691軽音部員♪:2011/08/20(土) 05:39:31 ID:b/ltRocM0
あれから数ヶ月程が過ぎた。
ほとぼりも冷めた頃だろうと思った私は唯先輩と共に少女が自殺したという崖下に再び向かっていた。
なんだか放っておく事は出来なかったから……。
ただ不安があることも確かだ。
念のためお札や数珠なんかも用意したけどどれほどの効果があるのかは分からないし……。

梓「そろそろですかね……」
唯「そうだね……あれ?誰かいるよ?」
茂みを抜けるとそこは確かにあの場所だった。
だけどそこには唯先輩のいったとおり供えられた花束の前で手を合わせてるいる栗毛の女性がいた。
私は気になってその人に声をかけてみる。

梓「あの……そこで亡くなった方のお知り合いですか?」
不意に声をかけられた栗毛の女性は少し驚いたような顔でこちらを振り返る。
「ええ……まぁ……ね。あなた達も……」
梓「あ……いえ、私達はその……」
私が言葉に詰まると唯先輩が口を挟む。

唯「あの……もしかして、この亡くなった方から告白された先輩ですか?」
梓「ゆ、唯先輩!?」
「よく知ってたわね……その通りよ……」
梓「ええ!?
「実はね、この子から告白されたとき私も満更じゃなかったのよ……。
 私はこの子をとても可愛がってたし、正直ちょっと気になってたわ。 
 だけど、怖かったの。今までの関係が壊れてしまう事、周囲からの視線……。
 きっと想いを貫いても私もこの子も、誰も幸せになれないと思った。だから私は逃げたの……。
 この地を離れてからこの子の訃報を聞いてからすごく後悔したわ。
 出来れば私が側にいて守ってあげたかった。でも今となってはどうにもならない事ね……
 やっぱり女が女を好きになるのは間違いなのかしら……」
梓「…………」
唯「そんな事無いよ!!」
「え……?」
梓「私とあずにゃんは愛し合ってるけどすごく幸せだし、みんなも応援してくれてるもん!
  女の子同士が愛し合ったって間違いなんかじゃないよ!」
そこまで言い終えると唯先輩はふんすっと鼻を鳴らす。

「クスッ……そう、あなた達そういう関係だったの」
梓「ちょ、唯先輩……!?ご、ごめんなさい無神経でしたか?」
「いえ、いいのよ。むしろ安心したわ。あなた達すごくお似合いよ?」
唯「えへへ」
梓「そ、そんな……//」
「あなた達、どうか私達の分まで幸せになってね?」
唯「うん!」
梓「は、はい!」
「うふふ、それじゃ私はこれで……」
梓「あ、あの……!」
「なぁに?」
梓「この人の事忘れないであげてくださいね……?」
「当然よ。その子の事はずっと、いつまでも大好きだから……」
そういって栗毛の女性はゆっくりと去っていった。
私達はその背中を見えなくなるまで見守っていた。

692軽音部員♪:2011/08/20(土) 05:44:23 ID:b/ltRocM0
唯「あずにゃん、私達もっと幸せになろうね!」
梓「ふふ。そうですね。約束しちゃいましたからね。2倍幸せにならないと……」
唯「うー、大変だねー、あずにゃん」
言葉とは裏腹に満面の笑顔を浮かべる唯先輩。

梓「それじゃ、唯先輩。今日はどこに行きましょうか?」
唯「そうだな〜。そうだ、この前可愛い雑貨屋さん見つけたんだよ。あずにゃんとそこに行きたいな。
  その後喫茶店でお茶しよう!」
梓「いいですね!それじゃ行きましょうか」
唯「うん」
私達は花束のそえられているところにそっと手を合わせ冥福を祈った後手を取り合って歩き出した。
人の分まで幸せにならないといけないなんて大変、なんていったけれど、
私と唯先輩なら二倍と言わずきっと三倍でも四倍でも十倍だって幸せになれるよ。
ね、唯先輩?

おしまい


書いてる時も思ったんですけどイチャイチャ分が全然無いですね……
申し訳ない

693軽音部員♪:2011/08/20(土) 05:49:08 ID:Vt7q9OSQO
>>692
GJ!!!

この二人には必ず幸せになって貰いたいよね〜


てかリアルタイムで遭遇出来てなんか嬉しいwww

694軽音部員♪:2011/08/20(土) 09:40:08 ID:e9aHo0.M0
>>692
力作お疲れ様です、読み応えあったよ〜
女の子同士の恋愛についての葛藤とかの話好きだし
イチャイチャ分もちゃんとあったと思うよ、GJ

695<削除>:<削除>
<削除>

696軽音部員♪:2011/08/21(日) 21:02:18 ID:SnQt9xG60
SS投下します
お題『ごっこ遊び』 『恥ずかしがる唯』
タイトル『恋人ごっこ』

697軽音部員♪:2011/08/21(日) 21:08:14 ID:SnQt9xG60
唯先輩との電話中――


唯『っていうわけなんだよ〜』フンス

梓「そうなんですか」クスクス


今日、私はすごく機嫌が良かったようだ


梓「あ、もうこんな時間ですね」

唯『ほんとだ、そろそろ寝ないとね!』

梓「じゃあ、今日はこれぐらいにしておきましょうか」

唯『うん!おやすみ〜、あずにゃん』


いつもなら言わないようなことが自然と口から出てきた


梓「…? 寝ないんですか?」

唯『ん〜ん、寝るよ〜』

梓「そうですか」

唯『…』

梓「…電話、切らないんですか」

唯『あずにゃんから切って〜』

梓「普通、電話をした人は電話を受けた人が先に切るのを待つものですよ」

唯『ええ〜、私からは切れないよ〜!』

梓「だめです、私からは切りません」

唯『それじゃあ、電話終わらないよ〜』

698軽音部員♪:2011/08/21(日) 21:09:45 ID:SnQt9xG60
梓「う〜ん、イマイチ…」

梓「なんかいつもより髪型が変な気がする…」

梓「あれ〜?おかしいな、こんなはずは…」

梓「もう一回ドライヤーしてチャレンジしようかな」

アセアセ

梓母「梓ぁ〜!そろそろ朝ごはん食べなさ〜い!」

梓「も〜、お母さんってば、わかってるから!」

朝。普段学校にいくより早い時間。

今日から、唯先輩が迎えに来る。


梓「おはよう。お母さん、今日のごはん何?」

梓母「ごはんに味噌汁、それに玉子焼きに焼き魚よ。あ、あと納豆もあるわよ。食べるでしょ?」

梓「ぶっ!! な、納豆なんか食べないから!いただきます!」

梓父「どうした?いつもなら喜んで食べるじゃないか」

梓母「今朝はパン食の気分だった?」

梓「そうじゃなくて、とにかく、もう朝食に納豆は食べないから!」

梓父「うん…?」 梓母「そ、そう」

ピンポーン

梓母「あら、こんな早くに誰かしら」

梓「あっ!? いい、私が出る!!」

梓父「お、おい」

ガチャ

唯「おはようございま〜す、あずにゃん、おはよう!」

699軽音部員♪:2011/08/21(日) 21:11:24 ID:SnQt9xG60
純「じゃあ、梓。部活がんばってな〜!」

憂「お姉ちゃんによろしくね〜!」

*「お幸せに〜!」 *「式には呼んでね〜!」

梓「…部室に向かおう」


梓(はあ、今日はなんだか疲れた…)

梓(唯先輩、どうしたんだろ。昨日の電話があったからとはいえ、どういうつもりなのかなあ)

梓(そりゃあんな冗談に付き合ってくれるのは嬉しいけど)

梓(私たち、そんな仲じゃないし…)

梓「はあ…」

ガチャ

梓「おつかれさまで〜す、ってあれ、唯先輩だけですか」

唯「お疲れ〜、あずにゃん! みんな今日は用事があるって帰っちゃたんだ」

梓「そうなんですか…」

唯「まあまあ、せっかく二人っきりだし、ゆっくりしなすって」

梓「あ、はい」

唯「あっずにゃんとふったり♪ あっずにゃんとふったり♪」

梓「ははは…、なんですか、そのうた…」

梓(いつもはなんてことないのに、なんだか今日は二人っきりが妙に緊張する…)

梓(このままじゃ…、そうだ!!)

梓「唯先輩!! 練習しましょう!!」

唯「お、おおっ!? はいい!」

梓「せっかく二人っきりなんですから、パート練するです!!」

唯「え? わ、わかりました!!」

700軽音部員♪:2011/08/21(日) 21:13:01 ID:SnQt9xG60
唯「わわわわ、もうこんな時間!? 早くあずにゃんを迎えに行かないと!!」

憂「お姉ちゃん、もう出かけるの!? 朝ごはんは〜!?」

唯「あ〜憂! トーストだけもらってくね!!」

憂「ええ〜? 今日はパンは用意してなかったよ〜!」

ドタドタ ガチャ

唯「遅刻遅刻…あっ!?」

梓「…おはようございます」

唯「あずにゃん!!?」

梓「唯先輩、朝食はちゃんと食べないと放課後まで乗り切れないですよ? 待っててあげますから食べてから行きましょう」


今はまだ恋人未満の恋人ごっこかもしれないけど


憂「あ、梓ちゃん! おはよー」

梓「憂、おはよう。唯先輩にごはん食べさせてあげて」

唯「あずにゃん、そんなペットみたいな言い方…」


徐々に進んでいけばよいと思う


唯「おいしい〜! やっぱり憂のごはんはおいしいよ〜!」

梓「朝から食べますねえ〜」

唯「成長期ですから!」

梓「ふふっ、そうですか」

憂「お姉ちゃん! 納豆食べる?」

唯「え? いや、納豆は…」チラッ


あせらずのんびり歩んでいこうと思う


梓「いいですよ。納豆を食べた唯先輩も愛しています」

唯「え…」カァァァァ

憂「ぶっ!!?」


今この幸せを感じて 


唯「ふ、ふおおおおおおおお!!!」

憂「ちょ、ちょっと梓ちゃん、どどど、どうしちゃったの???」

唯「あ、あ、あずにゃん!!わ、私も愛してるよ!!」

梓「あ、あはははは」


いつかの日を夢見て


END

701軽音部員♪:2011/08/21(日) 21:16:32 ID:SnQt9xG60
あれ?一気に貼ったら間がすごい抜けてる…?
すいません、もう一度貼り直します…
>>697->>700は無視してください

702軽音部員♪:2011/08/21(日) 21:18:34 ID:SnQt9xG60
唯先輩との電話中――


唯『っていうわけなんだよ〜』フンス

梓「そうなんですか」クスクス


今日、私はすごく機嫌が良かったようだ


梓「あ、もうこんな時間ですね」

唯『ほんとだ、そろそろ寝ないとね!』

梓「じゃあ、今日はこれぐらいにしておきましょうか」

唯『うん!おやすみ〜、あずにゃん』


いつもなら言わないようなことが自然と口から出てきた


梓「…? 寝ないんですか?」

唯『ん〜ん、寝るよ〜』

梓「そうですか」

唯『…』

梓「…電話、切らないんですか」

唯『あずにゃんから切って〜』

梓「普通、電話をした人は電話を受けた人が先に切るのを待つものですよ」

唯『ええ〜、私からは切れないよ〜!』

梓「だめです、私からは切りません」

唯『それじゃあ、電話終わらないよ〜』

703軽音部員♪:2011/08/21(日) 21:21:05 ID:SnQt9xG60
こんな何気ないやりとりのなかで


梓「何だか、このやりとり恋人同士みたいですね」

唯『そうだね。あずにゃん、愛してるよ!』

梓「ふふ、私もですよ。唯せんぱい」

唯『おや、今日のあずにゃんは大胆だね』

梓「ええ、恋人同士ですからね。早く唯先輩に会いたいです」

唯『困った子猫ちゃんだなあ! よし、明日からは恋人の私が朝迎えに行ってあげよう。だから今夜はもう寝よう?』

梓「わかりました。唯先輩、ちゃんと起きられますか? モーニングコールしてあげましょうか」

唯『私があずにゃんを待たせるわけないよ! じゃあ、朝早く起きないといけないからもう切るね』

梓「はい。おやすみなさい」

唯『おやすみ、あずにゃん』

プツッ

梓「ふああああぁ…。歯磨いて寝よう」


梓「…」ボー

シャカシャカシャカシャカ

梓「…」ボー

シャカシャカシャカシャカ

梓「ん?」

『このやりとり恋人同士みたいですね』『おや、今日のあずにゃんは大胆だね』

704軽音部員♪:2011/08/21(日) 21:22:44 ID:SnQt9xG60
梓「あ、あれ?」

『恋人同士ですからね。早く唯先輩に会いたいです』『あずにゃん、愛してるよ!』

梓「…」

梓「ああああああっ!? えええっ!? 唯先輩と私が恋人同士!? な、なんで私あんなことを!? にゃ、にゃああああああああ!??」

『明日は私が朝迎えに行ってあげよう』

梓「し、しかも唯先輩が朝迎えに来る!? い、いけない!寝坊しちゃったら大変! 早く寝ないと!!」


パチッ

梓「お、おやすみなさい」

梓「…」

梓「…」

唯『愛してるよ、あずさ』

梓(うううう、眠れない…)


こうして私と唯先輩の奇妙な恋人ごっこが始まった

705軽音部員♪:2011/08/21(日) 21:24:57 ID:SnQt9xG60
梓「う〜ん、イマイチ…」

梓「なんかいつもより髪型が変な気がする…」

梓「あれ〜?おかしいな、こんなはずは…」

梓「もう一回ドライヤーしてチャレンジしようかな」

アセアセ

梓母「梓ぁ〜!そろそろ朝ごはん食べなさ〜い!」

梓「も〜、お母さんってば、わかってるから!」

朝。普段学校にいくより早い時間。

今日から、唯先輩が迎えに来る。


梓「おはよう。お母さん、今日のごはん何?」

梓母「ごはんに味噌汁、それに玉子焼きに焼き魚よ。あ、あと納豆もあるわよ。食べるでしょ?」

梓「ぶっ!! な、納豆なんか食べないから!いただきます!」

梓父「どうした?いつもなら喜んで食べるじゃないか」

706軽音部員♪:2011/08/21(日) 21:27:17 ID:SnQt9xG60
梓母「今朝はパン食の気分だった?」

梓「そうじゃなくて、とにかく、もう朝食に納豆は食べないから!」

梓父「うん…?」 梓母「そ、そう」

ピンポーン

梓母「あら、こんな早くに誰かしら」

梓「あっ!? いい、私が出る!!」

梓父「お、おい」

ガチャ

唯「おはようございま〜す、あずにゃん、おはよう!」

梓「ゆ、唯先輩、ちょっと待ってください、今すぐ支度しますから!」

梓母「あらあら、どちら様かと思えば、梓と同じ学校の方でしたか」

唯「あ、おはようございます! わたくし、平沢唯と申しまして、いつもあずにゃ、梓さんにはたいへんお世話になっております!」

梓母「うふふ、そうなの?こちらこそ、いつも梓がお世話になっているようで〜」

707軽音部員♪:2011/08/21(日) 21:28:58 ID:SnQt9xG60
梓「ちょっとお母さん!! 何しに来たの! いいから、引っ込んでてよう!」 グイグイ

梓父「む、なんだ、梓のお知り合いの方かな?」

梓母「少しぐらい、お話させてくれてもいいじゃない」

梓「ダメ!! 唯先輩、少しだけ待っててくださいね?」

唯「は〜い、ごゆっくり〜」


梓「もう! どうしてお母さんが出てくるのよ!! それにお父さんまで!」

梓父「べ、別にどんな人が来たか見に行ってもいいじゃないか」

梓母「まあまあ。でも、こんな早くに迎えに来てくれるなんて、どんな関係の方なの?」

梓「た、ただの同じ高校の部活の先輩だから! 今日はこれから朝練するの! それじゃ、行ってきます!!」

梓母「あ…、行ってらっしゃい」 梓父「…」

708軽音部員♪:2011/08/21(日) 21:30:36 ID:SnQt9xG60
梓「うう…。朝から恥をかいてしまったです…」

唯「えへへ、あずにゃんのお父さんとお母さんって初めて会ったけど、やさしそうな人だねえ」

梓「はあ、それはどうもありがとうございます」


それから私たちはいつもどおり学校に向かった

下駄箱の先で待ってくれていた唯先輩がこう言ってきた


唯「あずにゃん、お昼ごはん一緒に食べようよ!」

梓「え? 別にかまいませんけど…。どこで食べます?」

唯「う〜ん、教室は別だし、あ、屋上行ってみない?」

梓「屋上ですか。わかりました。授業終わったら行きますね」

唯「りょ〜かい! じゃあ、またお昼にね!」

梓「あ、はい。おつかれさまです」

709!ninja:2011/08/21(日) 21:32:11 ID:SnQt9xG60
派手に手を振りながら立ち去る唯先輩を見ながら

今日はなんだかさわがしい一日になりそうな気がした


休み①

唯「あずにゃ〜ん、英語の辞典忘れちゃった〜!! 貸しておくれ〜!!」

梓「ゆ、唯先輩!? もう、しっかりしてくださいよ…。はい、これどうぞ」

休み②

唯「あ、あずにゃ〜ん! 私、これから体育なんだ〜!」

梓「えっ!? あ、ああそうなんですか。が、がんばってきてくださいね」

休み③

唯「あずにゃ〜ん!!」

710軽音部員♪:2011/08/21(日) 21:34:01 ID:SnQt9xG60
梓「またですか…。今度はどうしました?」

唯「え? 会いに来ただけ?」


4時間目

教師「ええー、ここはこうであるからして、それがああなってどうなるんでしょうか」

梓(ははは、騒がしくなる予感はしてたけど、まさか午前中からこうなるなんてね…)

カサカサ

梓(ん? 手紙?)

純『今日どうしたの? なんであんなに唯先輩が来てるわけ?』

梓(う…、さすがにばれてるよね…。適当に返しておこう)

カサカサ

711軽音部員♪:2011/08/21(日) 21:36:12 ID:SnQt9xG60
梓『さあ? 何か忘れ物がたくさんあるみたい』

カサカサ

純『忘れ物ぉ? 何それ? 相変わらず軽音部の先輩はおもしろいねー』

梓(ふぅ、ごまかせたかな)

カサカサ

憂『でも、今日はお姉ちゃんにたくさん会えて嬉しいね!』

梓(テレパシー!?)

梓「ぷぷぷっ!!」

梓「あ」

教師「中野さん。先生の授業はそんなに面白いですか」

梓「…すいません」

712軽音部員♪:2011/08/21(日) 21:38:04 ID:SnQt9xG60
その後、唯先輩と昼食を食べた

午後の授業の休みにも唯先輩は現れ、クラスをざわつかせた

そして放課後――


純「じゃあ、梓。部活がんばってな〜!」

憂「お姉ちゃんによろしくね〜!」

*「お幸せに〜!」 *「式には呼んでね〜!」

梓「…部室に向かおう」


梓(はあ、今日はなんだか疲れた…)

梓(唯先輩、どうしたんだろ。昨日の電話があったからとはいえ、どういうつもりなのかなあ)

梓(そりゃあんな冗談に付き合ってくれるのは嬉しいけど)

梓(私たち、そんな仲じゃないし…)

梓「はあ…」

ガチャ

梓「おつかれさまで〜す、ってあれ、唯先輩だけですか」

713軽音部員♪:2011/08/21(日) 21:39:44 ID:SnQt9xG60
唯「お疲れ〜、あずにゃん! みんな今日は用事があるって帰っちゃたんだ」

梓「そうなんですか…」

唯「まあまあ、せっかく二人っきりだし、ゆっくりしなすって」

梓「あ、はい」

唯「あっずにゃんとふったり♪ あっずにゃんとふったり♪」

梓「ははは…、なんですか、そのうた…」

梓(いつもはなんてことないのに、なんだか今日は二人っきりが妙に緊張する…)

梓(このままじゃ…、そうだ!!)

梓「唯先輩!! 練習しましょう!!」

唯「お、おおっ!? はいい!」

梓「せっかく二人っきりなんですから、パート練するです!!」

唯「え? わ、わかりました!!」


ジャジャ ジャジャ ジャーン

714軽音部員♪:2011/08/21(日) 21:41:28 ID:SnQt9xG60
唯「ふぃぃぃ、つ、疲れたあ…」

梓「あ、もうこんな時間ですか。結構練習しましたね! そろそろ帰りましょうか」

唯「う、うん。あずにゃん、タフだねえ…」

梓「普段練習しないからです。普段から練習するくせをつけていれば自然と…。唯先輩?」

唯「ね、ねえ、あずにゃん。今日はいつもより楽しかった?」

梓「え? そうですね、何だか忙しい日でしたけど、楽しい一日でしたよ」

唯「そっかー。えへへ! さあ、帰ろう!!」

梓「なんですか、もう…」


普段よりもちょっと慌しい学校

その締めくくりに見た唯先輩の表情は夕ざしの優しい光にかき消されて良く見えなかった


梓「…」

梓(今日は唯先輩から電話来ないな)

梓「はあ、今日はもう寝ようかな」

プルルルルルルル

梓「!?」

ピッ

715軽音部員♪:2011/08/21(日) 21:43:01 ID:SnQt9xG60
律『ちーっす!』

梓「え? 律先輩?」

律『なんだ、その締まりのない声は。寝るにはまだ早いんじゃないか〜?』

梓「ちょっとぼうっとしていただけです! それより、こんな時間にどうしました?」

律『ん? いや、別に。どうしてるかなーって』

梓「ええ? それだけですか?」

律『まあな。いや、それもあるけど、ちょっと気になってな』


いつも明るい律先輩がほんのちょっとだけ口をつぐんだ

その些細な異変に私は予感がした


梓「気になるって、何がですか」

律『今日、部活唯と二人っきりだっただろ? なにかその、あったかなーと思って』


部室で最後に見ることのできなかった唯先輩の表情

律先輩の言いづらそうな態度

716軽音部員♪:2011/08/21(日) 21:44:45 ID:SnQt9xG60
梓「…いえ、いつもどおり練習して帰りましたけど」

律『え? そうなの? あははは、そうだったのかー。ごめんな、今日行けなくて!』


何かに突き動かされたように私は律先輩にけしかけた

先日の唯先輩との電話のように


梓「それにしても、唯先輩今日はどうしたんですかねー。何回も私の教室に遊びに来たんですよ。どういうつもりなんですかね」

律『…』

梓「忘れ物なら普通同じ学年の他のクラスの人に借りに行きますよね? それに、私ならいつでも部活で会えますし」

律『…そうか。なあ?』

梓「はい?」

律『私が言うのもなんだけどさ、たまには素直に自分からいかないとダメだぞ』

梓「え? 何ですかそれ」

律『いいから。今から独り言をいうぞ。数日前にな、こんなことがあったんだ』


律『どうしたんだ、唯』

澪『急に話があるって』

717軽音部員♪:2011/08/21(日) 21:47:07 ID:SnQt9xG60
唯『うん、みんなごめんね。忙しいのに…』

澪『べ、別に忙しくなんかないぞ。なあ?』

紬『梓ちゃんがいないけど、もしかして、梓ちゃんのこと…?』

唯『うん…』

澪『なんだ、梓のことか。唯がしんみりしてるからどうしたのかと思ったよ』

律『ついに告白でもするのかー? やるねえ!』

唯『うん…』

律『そっか、そりゃおめで…えええええ!?』

紬『それで、悩んでるの?』

唯『うん…。あずにゃんが、好きなの』

澪『…好きなら好きって言えばいいじゃないか』

律『え? そういう問題?』

紬『りっちゃん! どうしたの? 何を悩んでるの?』

唯『だって、私たち、女の子同士だよ? 普通じゃないよ…。こんなのおかしいよ…。もし、あずにゃんに嫌われちゃったら…』

澪『唯…』

紬『唯ちゃん、梓ちゃんはそんなこという子じゃないと思うわ。真剣に唯ちゃんの気持ちと向き合ってくれると思う』

澪『ああ。梓だってその気がない訳じゃないと思うぞ』

律『そ、そうだぞ! なんってたって私たちの自慢の後輩だからな!!』

唯『みんな…、ありがとう! 私、がんばる!!』

718軽音部員♪:2011/08/21(日) 21:49:00 ID:SnQt9xG60
律『ふわ〜あ、あれ? 寝ぼけて携帯に向かってしゃべってたや。寝ちゃお寝ちゃお〜っと』

梓「り、律先輩!!!」

ツー ツー


しばらく私は呆然と携帯のディスプレイを眺めていた

ディスプレイの時計が過ぎていくのを眺めながら私は決断した


唯「わわわわ、もうこんな時間!? 早くあずにゃんを迎えに行かないと!!」

憂「お姉ちゃん、もう出かけるの!? 朝ごはんは〜!?」

唯「あ〜憂! トーストだけもらってくね!!」

憂「ええ〜? 今日はパンは用意してなかったよ〜!」

ドタドタ ガチャ

唯「遅刻遅刻…あっ!?」

梓「…おはようございます」

唯「あずにゃん!!?」

梓「唯先輩、朝食はちゃんと食べないと放課後まで乗り切れないですよ? 待っててあげますから食べてから行きましょう」


今はまだ恋人未満の恋人ごっこかもしれないけど


憂「あ、梓ちゃん! おはよー」

梓「憂、おはよう。唯先輩にごはん食べさせてあげて」

唯「あずにゃん、そんなペットみたいな言い方…」

719軽音部員♪:2011/08/21(日) 21:51:13 ID:SnQt9xG60
徐々に進んでいけばよいと思う


唯「おいしい〜! やっぱり憂のごはんはおいしいよ〜!」

梓「朝から食べますねえ〜」

唯「成長期ですから!」

梓「ふふっ、そうですか」

憂「お姉ちゃん! 納豆食べる?」

唯「え? いや、納豆は…」チラッ


あせらずのんびり歩んでいこうと思う


梓「いいですよ。納豆を食べた唯先輩も愛しています」

唯「え…」カァァァァ

憂「ぶっ!!?」


今この幸せを感じて 


唯「ふ、ふおおおおおおおお!!!」

憂「ちょ、ちょっと梓ちゃん、どどど、どうしちゃったの???」

唯「あ、あ、あずにゃん!!わ、私も愛してるよ!!」

梓「あ、あはははは」


いつかの日を夢見て


END

720軽音部員♪:2011/08/21(日) 21:53:56 ID:SnQt9xG60
したらば、いつの間にか投下制限できた?
すまん、一人で大量にレスを消化してしまった…
内容もたいした物じゃないのに…スレ汚し失礼しました

721軽音部員♪:2011/08/21(日) 22:01:55 ID:d56DzjCo0
乙!

抜けすぎちょっと笑った。
今後を想像してニヤニヤしてしまう。

722軽音部員♪:2011/08/21(日) 23:05:21 ID:DTzgpfn6O
なんとか間に合った!

SS投下します。
お題『恥ずかしがる唯』
タイトル『てをつなごう』

723軽音部員♪:2011/08/21(日) 23:10:23 ID:DTzgpfn6O
文化祭が終わったから部室に誰も居ないんじゃないか。なんて不安な気持ちになっていたけれど、
先輩達にここで受験勉強したいと告げられて正直ホッとした。
というか律先輩と唯先輩はまだ受ける大学すら決まってないらしい。
…今から勉強して間に合うのかな?

そんな私の心配をよそに、唯先輩は卒業アルバムの個人撮影の事を気にしていた。

724軽音部員♪:2011/08/21(日) 23:12:36 ID:DTzgpfn6O



「ホントにホントに可笑しくない?」
「ホントにホントに可笑しくないですよ」
「うぅ〜」
「特製モンブラン食べて納得したんじゃなかったんですか」
「あれはあれで嬉しかったけどさぁ…」

先程部室で前髪を切りすぎるという大失態をやらかした唯先輩。
帰り道でも先輩は前髪をしきりに触って、撮影までに伸びないかな〜、と無茶な事を呟いていた。
隣を歩く私との会話にも生返事でなんだか面白くない。

「唯先輩、ちゃんと前みて歩かないと、」
「うおっ!」
「危なっ!!」
案の定、つまづいてしまった唯先輩の右手をとっさに掴まえた。

「危なかった〜。ありがとね、あずにゃん」
「もう、ホントに気をつけてください」
私が掴んだ手を離すと、なぜか唯先輩は再び私の手をつかまえた。

「唯先輩?」
「え、えっとね。また転ぶかもしんないから…」
「そうかも、ですね」
そう言って私も手を握り返した。

「おおぉ!」
「さっきからフラフラして危ないです。怪我でもしたら困りますから」
「転ばぬ先のあずにゃんっ!」
「はあ。まあ、そういう事で」
「でも、あずにゃんが嫌がらないって珍しいねぇ」
「……やっぱり離しましょうか」
「ま、ま待った!あずにゃん君、落ち着くんだ!」
「何ですか、そのキャラ。ちゃんと気をつけて歩いてください」
「あぅ、あずにゃん先輩きびしいっす…」
「だいたい気にし過ぎなんですよ、アルバム撮影だからって」
「えぇ、だってだって!ずっとずうっと残るんだよ!」
「ですから。試し撮りも問題無かったんですし、無謀な事しなきゃよかったんですよ」
「もう!あずにゃんだって来年この時期になったらわかるよ!」
「え…」

『来年』

その言葉に胸がチクリとして、上手く思考が働かなくなった。

「あれ?どしたの、あずにゃん?」
急に黙り込んでしまった私を先輩が覗きこんで尋ねる。
「へ、な、何でもないです!ただボーッとしてただけです」
「そーなの?」
「そうです」
そっけなく答えると、唯先輩は何も言わずに繋いでいる手を勢いよく振り出した。

「わ!ちょ、ちょっと!止めて下さい、唯先輩!」
「えへへ、これならボーッとする暇無いよね」
「もう、少しは落ち着きというモノを覚えて下さいよ…」
「あずにゃんと手ぇつないでるのに落ち着いてなんかいられないよ〜」
「なんですか。それ」
「だってなんだか嬉しくなっちゃうんだよ!」
「…っ、そうですか」
「あずにゃんはどうも無いのー?」
「へっ?!べべ、別になんとも!!」
「ええ〜しょんな〜」

725軽音部員♪:2011/08/21(日) 23:15:12 ID:DTzgpfn6O



帰りついた部屋で繋いでいた左手を見る。

『なんだか嬉しくなっちゃうんだよ!』
唯先輩の言葉を思いだして顔が熱くなった。

嬉しいってどういう事?
…私と手を繋ぐことが?
いやいや、まさかね。

「はぁ。唯先輩は誰とでも仲良くするのが好きだもんね…」

そう、先輩はまわりの皆が好きなんだ。
私は軽音部の後輩だから少し近くに居るだけ。
他の人より触れ合う機会が少し多いだけなんだ。

初めてライブで観た姿に心惹かれて。
入部して見た姿には幻滅したけど、
でも本当はちゃんと練習していた。
演奏する姿はやっぱりかっこよくて、
何気ない行動や言葉に何度も助けられた。

そうしていつの間にか、胸の中に唯先輩への特別な想いが、先輩を好きだという気持ちが住み着いていた。

それに気付いた時、自分でも驚いたけれど、誰かに相談する事は出来ずにいた。
この気持ちを伝える事は無いと思ったし。
伝えて気まずい雰囲気になったら、と考えると怖くて仕方なかった。
それなら、仲良しの先輩後輩でいる方がずっといい。
そう、放課後ティータイムのためにも。
それでいいんだ。

726軽音部員♪:2011/08/21(日) 23:18:01 ID:DTzgpfn6O



翌日、先輩達の個人写真の撮影は無事?済んだそうだ。
そして四人とも第一志望を同じ大学にしたらしい。
ムギ先輩と澪先輩はともかく、律先輩と唯先輩、ホントに大丈夫かな…。

そうして帰り道。
さっきから唯先輩がソワソワしていて落ち着かない。
どうかしたんですかと、先輩に声をかけようとすると、
「とりゃっ!」
意を決したような掛け声と共に、唯先輩は私の手を掴まえてきた。

「っ?!」
不意をつかれた私が先輩の方を見ると
「……転ばぬ先のあずにゃん、だよ」
とこちらを見ないで唯先輩は言った。

「じゃあ、しょうがないですね」
と私も先輩の方を見ずに手を握り返す。

いったい先輩はどういうつもりなんだろうか。さっきから二人とも黙ったままだ。
昨日の今日で頭がぐるぐるする。
手をつないでいるだけなのに、心臓の音が聴こえてしまうのでは無いかと心配するくらいドキドキしていた。
どうしよう、何か話さないと。

「唯先輩」
「なあに、あずにゃん?」
「私はいつまで杖になればいいんでしょうか?」
「うーんと、お家まで?」

へ。何それ。
気が抜けた私は思わず昨日の疑問を口にしてしまった。

「先輩」
「うん?」
「どうして私と手を繋いだら、その、嬉しいんですか?」
「うへっ?!」
「な、どうしたんですか?」
先輩は突然奇声をあげると顔を赤くしてあたふたし始めた。

「そ、そのあずにゃんがカワイイというか、あ、あずにゃんを、あずにゃんは、えっと、あの、」
「先輩、落ち着いて下さい。何が言いたいのかわかりません」

ゆいは こんらん している!

「だ、だからっ!私は、あずにゃっ、中野、梓ちゃんが、大好きだからですっ!!」
唯先輩の手を握る力が強くなったかと思うと、大きな声で先輩は言い放った。

「へっ!?」
は、え、何?先輩が私を、好き?
好き、って、…うええぇぇえ!!!

あずさも こんらん した!

「な、せ、先輩が、私を。いやまさか、そんなわけな、でも、え、あの、」
「ちょ、あずにゃんも何言ってるのかわかんなくなってるよ!」
「わ、私だって!ゆ、唯先輩がす、好きですっ!好きなんです!」
「え、えぇええぇぇ!!」

727軽音部員♪:2011/08/21(日) 23:22:48 ID:DTzgpfn6O



しばらくして落ち着いた私達は帰り道の途中にある公園のベンチで休んでいた。

「あぅ、もっとちゃんとあずにゃんに告白したかったよぉ…」
「…それはこっちのセリフですよ」
というより、まさかこんな事になるなんて思ってもいなかった。

「でも、よかった。あずにゃんも同じ気持ちでいてくれて」
「…それもお互い様です」
先輩と顔を見合わせて笑いあう。
あんなに悩んでたのが嘘みたいだった。

「じゃ、そろそろ帰ろっか」
「はいです」
先輩の言葉にベンチから立ち上がる。
そこで私はふとある事を思い付いた。
…ちょっと恥ずかしいけど日ごろのお返しも兼ねて、ね。

「唯先輩」
「ん、なあに?あずにゃん」
私の呼びかけにこちらを向いた先輩の肩に手を置いてから
背伸びして先輩の前髪の間から見えるオデコにそっと唇をつける。

「あ、あずにゃっ、な、な何をっ?!?!」
「早く前髪が伸びるおまじないです」
顔を真っ赤に慌ててる先輩が可笑しくて可愛い。

「ねえねえ、じゃあ前髪が伸びるまでしてくれるの?」
しばらくして落ち着いた先輩がフニャッと笑って言う。

「な、や、やってやるです!」
まさかそう返されるとは思わず、勢いで答えてしまった。

「えへへ。じゃあよろしくね、あずにゃん!」
唯先輩は嬉しそうにもっとフニャフニャ笑って言った。

それから先輩と手をつないで歩く。
先輩はご機嫌で手を振るのをなだめるのが大変だった。
昨日、あんなに前髪ばかり気にしてたのが嘘みたいに。

728軽音部員♪:2011/08/21(日) 23:27:09 ID:DTzgpfn6O



先輩達が卒業してしまう。
来年から軽音部はどうなってしまうのだろうか。
放課後ティータイムはどうなるんだろうか。
唯先輩への気持ちをどうすればいいのか。

心配ばかりしていたけれど、きっともう大丈夫。
唯先輩の手の温もりを感じていると、なぜか素直にそんな風に思えた。

これからもよろしくお願いしますね、唯先輩!
そう思いながら私はつないだ手をそっと握りしめた。


おしまい!

729軽音部員♪:2011/08/21(日) 23:57:48 ID:9PwvX/e20
>>728
GJ!!!

慌てて思わず告白しちゃう二人が素敵すぎるwwww



さて、何とか間に合ったので私もSS投下します

お題『夏祭り』
タイトル『家族』

!注意!
呼び捨て
子供有り(絢音:中学生・養子)
オリキャラ有り(屋台のおじさん、DQN等)
途中痛い表現有り

すみません、時間が無いので早速投下します

730軽音部員♪:2011/08/21(日) 23:59:22 ID:9PwvX/e20
うーん……、今年もやってるかなぁ〜?
あ、やってた♪

「お〜じさんっ!」
「おっ!今年も来たなぁ〜」
「うんっ♪」
「あれ?二人はどうしたんだい?」
「もう少しで着くから、先に行っておじさんの所で待ってて〜、だって」
「そっか〜、人気者は大変だねぇ」

人気者かぁ……
確かに、テレビに出たり、ランキングに入ったりしてるけど……

「でも、家じゃ全然かっこよくないよ」
「ん?唯ちゃんの事かい?」
「そ。おかーさんはきちんとしてるんだけどね〜、ママはゴロゴロしてるばっかりなんだよ〜」
「ハハッ、そりゃ確かに格好良くは無いな〜」
「でしょぉ〜」
「……でもね、唯ちゃんもやる時はやるんだよ」
「……お仕事以外で?」
「あぁ。……そうだ、ちょっとだけお話をしてあげようか」
「お話?」
「絢音ちゃんが来るちょっと前に、この夏祭りで二人に起こったお話だよ。さ、こっちのテーブルに座りな。今ジュース持ってくるから」

かっこいいママねぇ……
本当かなぁ?

  家族

―さて……と、じゃぁ始めるぞ
 あの日、二人は初めてこの祭りに来たんだ
 近所に住んでいたから祭り自体は知っていたらしいんだがな―


「おばさん!ヤキソバ二つと生中にカシスオレンジ!!」
「はいよっ!!」
「……さっきの人、大丈夫かなぁ?」
「ちょっと擦りむいただけだから、大丈夫じゃない?」
「なら良いんだけど……」
「はい!生中にカシスね!ヤキソバはもうちょっと待ってね」
「ありがとうございまーす」
「で?擦りむいたとか何とか言ってたけど、大丈夫なのかい?」
「あ、私は平気なんですけど、ぶつかった男の人が……」
「ふぅ〜ん……。ま、そんだけ大きいの持ってるんだから気をつけないとね」
「はい……気をつけます……」
「……ま、相手もとやかく言ってこなかったんなら大丈夫だろうよ、そんな事気にしないで祭りを楽しみな〜」
「は〜い、そうしま〜す。梓も、ねっ」
「……うん」
「おーい!ヤキソバ上がったよー!!」
「はーい!!じゃぁちょっと待っててね、今持ってくるから。今行くよー!!」
「……結構活気あるんだね〜。出店も揃ってるし」
「ね〜。去年も来れば良かったなぁ〜」
「しょうが無いよ、去年は仕事が立て込んでたし……丁度オランダ行ってたし」
「あ、そっか〜。……あれからもう一年か……」
「だね……」
「へい!ヤキソバ二人前お待ち!!」
「おぉ〜!!美味しそう〜。では……」
「「いっただっきまーす!!」」

731軽音部員♪:2011/08/21(日) 23:59:46 ID:EoPSEvFo0

ぎりぎりだー!
残酷描写、微エロ、ちょいシリアス含みます
題名かぶったけど……、いいよね?

SS投下します。
お題『ごっこ遊び』
タイトル『恋人ごっこ』
ttp://www5.puny.jp/uploader/download/1313938642.txt
passはyuiazuです

732軽音部員♪:2011/08/22(月) 00:00:57 ID:VsAPaMo20

「ところであんた達はこれからどうするんだい?」
「あ、まだ奥の方……境内とか全然見てないからそっちに行こうと思ってるんですけど……」
「コレがあるんで、どうしようかなぁ〜って」
「デカいのは仕方ないさ。なんたって射的で何年も落とされなかった特等だからねぇ〜」
「そんな長い間当たってなかったんですか!?……相変わらず唯は強運だねぇ」
「えへへ〜、それほどでも〜」
「なんならそれ預かっておこうか?」
「え?良いんですか!?」
「あぁ。そのかわり、取りにくるの忘れたら私らがが貰っちゃうけどね〜」
「忘れやしませんよ〜。……じゃぁ梓」
「うん。おばさん、アイルーお願いします」
「はいよー。じゃぁ楽しんでおいでー!」
「「行ってきまーす!!」」

―『……今のママと変わりない気がするんだけど……』
 まぁまぁ、肝心なのはこれからだよ―

―二人が店を出て行ってから……そうだなぁ、小一時間……いや二時間位か?
 まぁ、それくらいの時間が過ぎた時にタクから……
 あ、タクってのは、チョコバナナ売ってる……そうそう、あの黄色メガネの
 んで、……えーっと、あ、そうそう
 タクのヤロウから電話がかかってきてな
 「境内の方で二人組の女の子が男共に囲まれてるそうっす。これからちょっと見て来やす」
 「……その二人組の容姿ってわかってるのか?」
 「えぇっと……ドンナカッコシテタカワカル?ワカル!ジャァオシエテモラエル?……髪の毛が茶色……それと黒……どっちも小柄で……」
 「もしかして、浴衣が白地に赤紫の朝顔と紺地に花火の二人組か?」
 「ちょっと待ってください。……ユカタノガラッテサァ……ウン、ジャァモウヒトリハ……ソウ、アリガト……その通りです。あの、知り合いですか?」
 「さっきここで飯食ってた客だ。よし、俺も今から行くからタクは先に行ってろ!」
 「了解っす!!」
 それで俺も慌てて境内まで走ったんだ
 そしたらな……

「お・じ・さんっ!」
「ぬぉぅぁっ!?……なんだ、唯ちゃんか。急に話しかけるなよ、心臓に悪いじゃないか」
「話に夢中になってたおじさんが悪いんでしょぉ〜。……で、何を話していたのかなぁ?……随分と懐かしい事を話してた気がするんだけど」
「あ、あぁ。絢音ちゃんが唯ちゃんの事をだらしないって言ってたから、つい、な」
「もぉ……話すのは構わないけど、出来ることなら私達が居るときにしてほしかったな。ね、梓もそう思うでしょ?」
「うん……出来れば、ね」

……おじさんってば、なんでそんなにうろたえてるんだろ?
そんな変な話しなのかなぁ?

「ねぇ、おかーさんにママ、おじさんが話そうとしてた事って……変な話しなの?」
「え?あー、変じゃないけど……唯、どうする?」
「……いいんじゃないかなぁ、もう絢音も中学生なんだし」
「……そうだね」

……中学生ならオッケーな話しって……一体何!?

「でも、続きはお祭り楽しんでからにしようか、……出来れば当事者全員揃った所で」
「それもそうだな。……よし、んじゃぁ祭りが終わった後、ここで三瀬の連中が晩飯食べるからその時にするか?」
「そうなの?じゃぁその時で。梓も絢音も良いよね?」
「良いんじゃないかな」
「私もそれでいいよ〜」

733軽音部員♪:2011/08/22(月) 00:02:38 ID:VsAPaMo20

本当は今聞きたいけど……まぁ、我慢するか

「じゃぁ……先ずはお祭り楽しんでこよう!」
「「おー!!」」
「それじゃ、おじさん」
「おぅ!楽しんでおいで!」
「「「はーい!!!行ってきまーす!!!」」」

 ♪

「はぁ〜、楽しかったぁ〜」

たこ焼きも、綿飴も、鯛焼きも美味しかったなぁ〜

「まぁ、絢音が楽しかった分、大変な思いをしている人がここにいるんですけどね……っと」
「えへへ〜、ママゴメンねぇ〜」
「ま、たまには娘の荷物持ちするのも良いんじゃない?普段楽してるんだし」
「しょ、しょんなぁ〜」

まさか射的で特等当たるとは思わなかったなぁ〜
輪投げもいっぱい入ったし
……もしかして、私って天才!?
なーんて、たまたまだよね、うん

「……あれ?おじさんの所……閉まってるよ」
「あぁ、もう終わりの時間だからよ」
「入ってもいいのかなぁ?」
「私達は招待されてるから大丈夫だよ〜……っとと」

では、遠慮なく……

「たっだいま〜!おなか空いたよぉ〜!」
「おかえりー!!もう少ししたらみんな来るから、適当に座って待っててくれ!」
「はーい!!お母さん、ママ、あそこに座ろっ」
「はいはい、じゃぁ先に座っててね。一人荷物を抱えているんだから」
「あずさぁ〜、あやねぇ〜、ちょっと待ってよぉ〜」
「おぉっ!?なんだいなんだい、また特等取ったのかい?」
「今年は私じゃなくってぇ……よいしょっと、絢音が全部取りました〜!……ハァ、重かったぁ〜」
「ご苦労様。……んーと、おじさん、何か手伝いますか?待っているのもアレなんで」
「そうだねぇ……じゃぁおつまみ作るの手伝って貰えるかい?」
「いいですよ。おばさーん、エプロン借りますねー!」

そう言うと、お母さんはエプロンを付けて鉄板の前で何かを炒め始めた。
……いっぱい歩いて疲れてるはずなのに……凄いなぁ
それに比べてママは……ってあれ?

「……よっこいしょっと。おじさん、私も手伝うよ」
「そうかい?疲れてるんだから休んでてもいいんだよ?」
「んー、でもただ座ってるのも悪いし」
「そっか。んじゃぁ……」

734軽音部員♪:2011/08/22(月) 00:04:15 ID:VsAPaMo20

意外だった。
ママはいつもゴロゴロしてるから、てっきりここでも椅子でだらーっとするんだと想ってた。
ぷぅ……ママがそんなんじゃ私も手伝わないとおかしい感じじゃないのさぁ

「おーじさんっ!私も何か手伝いたい!」
「ん?綾音ちゃんもかい?じゃぁ……お!タク!!いーところにきた、ちょいと綾音ちゃんに配膳手伝って貰うから外のビール二・三個持ってきてくれ!」
「じゃぁ私はテーブル拭いとくね!」
「頼んだよー!」

 ♪

「えー、今年も無事に祭りを開催することができました!……後は省略!みんな、お疲れさん!!カンパーイ!!!」
『カンパーイ!!!!!!!!!!』

「ンク……ンク……ぷはぁ」
「綾音、もうちょっと女の子らしく飲んだ方がいいんじゃない?」
「えぇー?だってママもやってるよぉ〜?」
「ママはいいの、もう大人なんだし」
「……ぶぅ」
「まぁまぁ、いいじゃんそれくらい」
「でもさぁ」
「綾音、お母さんはああ言うけど、実は高校生の時にね……」
「わっわっ!そ、それは言わなくてもいいのぉ!」
「……ママ〜、お母さん高校生の時に一体何したの?」
「ん?絢音と同じ事、コップの中のミネラルウォーターを一気飲みした時があってね……」
「ふぅ〜ん……そうなんだぁ〜」
「あぅぅ……」
「じゃぁ、私がさっきみたいにしても問題ないよね〜、おかーさん♪」
「い……いえす、まいどーたー……」

ヘヘッ、お母さんの弱点久しぶりにみーっけた♪
さーってと、何から食べようかなぁ〜?

 ♪

ンー!おなかいっぱーい♪
……あ、もう十時過ぎてる
そう言えば……話しっていつするんだろ?

「ねぇママ……」
「ん?……あぁ、もうこんな時間か、じゃぁそろそろ帰る?」
「そうじゃなくって……お話し、いつするの?」
「あ……そういえばするって約束してたね。じゃぁ、……ちょっと待ってて、当事者集めてくるから。梓」
「うん。じゃぁ私はおじさん呼んでくるね」
「頼んだよ〜」

当事者ねぇ……
何かの事件にでも……ってそういやさっき囲まれてたとか言ってたけど……
お、戻ってきた

「お待たせ〜」
「みんな連れてきたから始めよっか〜。じゃぁ先ずは私が射的で特等取った辺りから話すね……」

735軽音部員♪:2011/08/22(月) 00:05:56 ID:VsAPaMo20


―あの時、私達は久し振りに味わう夏祭りと、射的で特等取れた事の喜びでちょっとはしゃぎすぎてたんだよね―

「いやぁーん、アイルーかわいぃ〜。唯、ありがと〜♪」
「えへへ、どういたしまして……てゆーか、射的でホントにこんくらいのが取れるとは思わなかったよ〜」
「それを取っちゃうんだから、唯ってば天才!……っとと」
「ってーっ!!」
「す、すみません!大丈夫ですか?」

―嬉しくて周りをちゃんと見てなかったお母さんが、男の人とぶつかってその人を転ばせちゃったの―

「あ、あぁ。ちょっと擦りむいただけだし。……でも、ちゃんと前見て歩いてくれよな」
「は、はい!本当にすみませんでした!」

―その時はそれで終わって、男の人は奥に、私達はここに向かって歩き始めたの

 『そこでさっきおじさんがしてた話しに繋がるんだね』
 そう。そしてお店を出た私達は露天を流しつつ境内に入ったの―

「唯、ゴメン。ちょっと休ませてもらえる?」
「あ、うん。……足首つらい?」
「ちょっとね……いつもの靴じゃないし、しょうがないかな〜」
「ちょっと長歩きしちゃったもんね〜。……あ、あそこ、座れそうだよ」
「じゃぁそこで一休みしてるね」
「何か飲み物でも買ってくる?」
「あ、じゃぁかき氷食べたいな、イチゴ味の」
「りょうかーい」

―そして、私がかき氷を買って戻ってきたときに、事件が起こったんだ―

「お待たせ〜。……って」
「あぁん?誰だお前」
「あ、アイツですよ、一緒にいた女ってのは」
「ほぉ、そうか……」
「……あの、あなた達は……ってあぁっ!さっきの!!」
「どうやらちゃんと覚えていたらしいな……」

―そこにいたのは梓が怪我をさせちゃった人を含めた数人の男達。しかも何故か皆殺気立ってたんだ―

「ケンジがなぁ、物凄く痛がってんだよ。な?」
「アニキ〜、物凄く痛いッスよ〜」
「……痛そうじゃないじゃん」
「あぁん?怪我させといてそんなん言い方すんのかぁ?」
「……」
「け、ケガをさせたのは私なんだから、唯は関係ないでしょ!」
「いんや、大アリだぜ。なんせ一緒に居たんだからなぁ」
「……じゃぁ、どうすればいいのさ」
「あぁ、ちょーっとだけ俺達に付き合ってくれれば許してやんよ」
「……嫌だ、って言ったら?」
「そんな事言わせねぇよっ!!オラ、こっち来いや!」
「な、ちょ、ちょっと!あ、コラァッ!!そこの二人!!梓に手を出すなぁっっ!!!……もぉ、いい加減にぃ!離しなさいよっっっ!!!」
「おぉ!?女にしちゃ力あるじゃねぇか。俺の手振り解く女は初だぞ」
「あ、そ」
「だが、俺が本気で掴んだr」「あぁぁぁぁぁっっっっっ!!!!!」

736軽音部員♪:2011/08/22(月) 00:07:29 ID:VsAPaMo20
「な……なんだよ、急に大声出しやがって」
「アニキ!この二人って!!」
「なんだぁ?カズ、見覚えでもあるのかぁ?」
「見覚えあるもなにも……この二人って『ゆいあず』ですよ!」
「なん……だと?おい、お前ら本当にそうなのか?」
「……そうだよ。なんならサインでもしてあげようか?」
「んなもんイラネ。別にファンじゃないし」
「アニキ〜、俺一度で良いから芸能人とヤりたかったんスよぉ」
「そうかそうか。じゃぁ……お二人さん、俺達と一緒にイイコトしようぜぇ」
「お断りします。だから梓を離してください」
「イヤだね、折角お近づきになれたんだしぃ〜?」
「……あ!思い出した!!アニキ、梓の方は簡単に連れていけますぜ」
「そうなのか?」
「はい!確かどっちかの足を随分前に痛めてて、今でも疲れると痛みがでるってウィキに書いてあったんです。だから……」
「や、ヤダ!やめてぇぇぇーーー!!」
「梓に手を出すなぁぁぁぁーーーーー!!!!!」

―お母さんが蹴られそうになるのを見た私は、リーダーの脇をすり抜けて急いでお母さんの下へ走ったの―


「……んで?それからどうしたの?」
「えっとねぇ……そこから先はママ覚えていないんだよね〜」

マジっすか!?
ここまで盛り上げといて?

「だから、続きはお母さんにお願いしよう。梓、頼むね」
「うん……じゃぁ、続き話すね……」


―男の足が私の左足に向けて蹴り出される寸前、いきなりママが倒れ込んできたの―

「ウグッ」
「唯!?」

―男の足はママの下腹部に直撃したの。でも、普通だったら倒れ込むなんて事、しないと思わない?
 『……そうかも。私だったら足を出すとか……その男にぶつかるとかすると思うなぁ』
 そうよね。だからママも不思議に思ってリーダーの方を見たの。そしたら―

「あーらら、随分と痛そうだねぇ〜」
「……あなたが転ばせたんですか?」
「ぁあ?何言ってんだ、俺は単に足の運動をしてただけだぞ。それにつまづいて勝手に転んだコイツが悪い」
「な、なによその言いぐさ!……ちょっと、離してよ!!」

―ママは倒れ込んだきり全く動かなかったの。だから直ぐに具合を見たかったんだけど……男達は私をしっかりと掴んで離してくれなかったわ―

「ったく、邪魔なんかすんじゃねーよ。……んじゃ、改めて……っとっとっと、んだぁ?」
「梓に……手を……だすな……」
「あぁ?そんなん知るかボケ、てか邪魔だから足から手ぇ離しやがれ」
「……蹴らないって……手を出さないって……約束するなら……離す」
「ケッ、何を言って……あ、そうか、よし。んじゃ、出だしはしねぇって約束するぜ」
「ほん……とに?」
「あぁ、だから手を離してくれ」
「あ、うん……」

737軽音部員♪:2011/08/22(月) 00:08:59 ID:VsAPaMo20

―約束してくれたことに安心したママは、男の足から手を離したの。でもその瞬間―

「ガハッ!」
「唯!!な、何をするの!今約束したでしょぉ!?」
「あぁ、約束したさ。だからアンタに手出しはしないぜっ!」
「グフゥッ!!」
「唯!唯!!離して!!離してったら!!!!」
「『俺は』アンタに手出ししない、だがほかの奴らは約束してないからな!ハッハッハッハッハッハ!!!!」
「そんなっ!!唯!!!もう止めて!!!やめてよぉぉぉぉっっっっ!!!!!」

―ママは男に何度も何度も蹴られたの、私はそれを止めたかったんだけど、男達は『約束』を逆手にとって離してくれなかったの―

「ヒャッハー!カズさんやり過ぎじゃないんスかぁ?」
「何言ってんだ、まだまだ足りねぇよ」

―身動きの取れない私の目の前で、ママは何度も蹴られて……もうダメだって思ったその時に―

「テメェラァァッァァッッッッッ!!!!!何やってんだぁぁぁぁぁッッッッッ!!!!!」
「ヤベッ!お前らずらかるぞっ!!」

―声の主はおじさんだったわ。男達は慌てて逃げようとしたんだけど―

「おっと!兄ちゃん達、どこへ行く気だい?」
「うっせぇ!どけよっ!!」
「そうはいかねぇ、折角の祭りで一体何をしていたかしっかりと聞かせて貰わんとな」
「んだとぉ?」
「取り敢えず、詰め所まで来て貰おうか」

―男達の逃げ道は、祭りの男衆と警察官達で完全に塞がれていたわ。自由になった私はママの傍に駆け寄って声をかけたんだけど―

「唯!唯!!しっかりして!!!」

―着物の裾が、暗がりでも判るくらい真っ赤に染まっていたの―

「ぅ……梓……無事……?」
「私は大丈夫!今救急車来るからねっ!!」
「そぅ……よかっ……た……」
「唯?ちょっと!!ゆいぃぃぃぃぃーーーーー!!!!!!」


「それから……少ししたら……グスッ……救急隊員が来て……」
「……梓ちゃん辛いだろ?後は俺が話すよ」
「おじさん……グズッ……お願い……します……」


―その後、救急車に唯ちゃんを乗せて、付き添いとして梓ちゃんと俺が病院まで一緒に行ったんだ―

738軽音部員♪:2011/08/22(月) 00:10:40 ID:VsAPaMo20

「患者の容体は?」
「意識はありません、血圧は正常値よりやや低めです。下腹部を何度も蹴られたそうで、陰部からの出血も見られます」
「わかりました!付き添いの方はこちらでお待ちください」
「はい。さ、ここで待っていよう」
「あ、あの、ゆ、ゆいの、かぞく、れ、連絡」
「……連絡先はわかるかい?」
「えと、け、携帯、に、ばんごう、その」
「よし、じゃぁ携帯出してくれ」
「あ、は、はい、これ、この」
「まぁ落ち着け。んで、どれとどれだい?」
「この、ひらさわ、家、と、うい、です」
「そんじゃ、おじさんが連絡するからここで待ってな」
「え、でも、わたし、あの、ゆい、れんらく」
「……そんなんじゃ、伝えなきゃならん事も伝えられないぞ。安心しな、ちゃんと詳しく伝えてここに来てもらうから」
「……あ、ありが、とう、ござ、ございます」

―簡単な事情説明と病院の場所を知らせて梓ちゃんの所に戻ったら、救命の扉が開いて中から看護師が出てきていきなりこう言ったんだ―

「家族の方ですか?」
「いえ、俺は単なる付き添いでして……」
「あなたは?」
「あ、えと、その、ど、同居人、です」
「……では、こちらの同意書にサインをしていただけますか?」
「同意書?」
「はい、どうやら外傷性の子宮破裂をしている可能性が高いので、今から緊急手術を行います。その為の同意書です」
「緊急……?唯は、唯は助かるんですよねっ!!」
「大丈夫です、今からオペをすれば命に別状は無いと先生もおっしゃってましたよ。ですので、サインをお願いします」
「は……はい」

―梓ちゃんが震える手を何とか抑えて書いたサインを確認すると、看護士は『失礼します』とだけ言い残してドアの向こうに入っていったんだ―

「……大丈夫かい?」
「……どう……にか」
「……何か飲むか?」
「……今は……いりません」

―暫くしたら、唯ちゃんのご両親と妹さんも来てな
 『ママのじーじとばーばと憂おばちゃん?』
 あぁ、そうだよ。それからずっと、唯ちゃんの手術が終わるまで五人共に黙ってじっと待ってたんだ
 それから約五時間……ついに扉が開いたんだ―

「せ、先生!唯は、娘は無事ですかっ!?」
「えーと、お母さん……ですか?と言う事は、あちらがお父さんですね」
「はい。それで、娘の容態は……?」
「あぁ、手術は無事成功しました。ただ……娘さんの将来についてなんですが……」
「将来?」
「はい。……では御家族の方はこちらへ来ていただけますか?それ以外の方はここでお待ち下さい」
「あの、梓ちゃん……この子も構いませんか?」
「御家族がよろしければ」
「……構いません。唯と梓ちゃんは家族ですから」
「成る程……ならば、それほど深刻な事態では無いのかもしれませんね……」
「あの、それってお姉ちゃんの将来についてって事ですか?」
「そうです。……ではこちらの部屋にお入り下さい」

739軽音部員♪:2011/08/22(月) 00:12:11 ID:VsAPaMo20

―医者に連れられて俺以外の全員が小部屋に入った
 ……そこでどんな事を聞かされたかは流石にしらねぇ。まぁ、聞く気もねぇしな
 『えぇ〜?なんでぇ〜?』
 だってよぉ、おじさんはあくまでも『付き添い』なんだし、それに……家族でも無いからなぁ
 『そっかぁ』
 そんでもって三十分位……かな?ようやくみんな出てきたんだが―

「ウゥッ……グズッ……唯……ヒグッ……」
「梓ちゃん……命に別状は無いんだから、それだけても良かったって思わなきゃ……」
「でも……でも……エグゥ……」
「……あの、お母さん。お嬢さんは大丈夫だったんですか?」
「あ、はい。ただ……ちょっと……グスッ……」
「……何かしらの後遺症が?」
「ヒック……お義母さん……私が……グスッ……説明……します……」
「……大丈夫?」
「はい。……おじさん、今日は唯と私を助けていただいて、ありがとうございました」
「いやいや、それほどの事でもないよ……」
「……唯は……」
「……」
「……唯は、今後、子供を産む事が、出来なくなりました」


「ちょっと待って……一応私は家族だけど……今までそんな事一言も聞いた事ないよ」
「え?そうなのかい?」
「うん……ねぇ、ママとお母さんは何で今まで話してくれなかったの?」
「話さなかったんじゃ無くて……話せる日が来るまで待ってたの。ママと相談して」
「そうなの?」
「そうなの。お母さんと相談して、絢音が中学卒業するまでには話そうねって……」
「じゃぁ……なんで今日なの?ママは今日で良かったの?」
「んー、今日で良かったと言うか……今日でも構わないって思ったの。絢音も色々な事を知って、覚えて、考えて、理解できるようになったからね」
「理解……?」
「そう、理解。……絢音が家に来て少しした頃、お母さんが言った事で癇癪を起こした時のこと……覚えてる?」

あぁ、そういやそんな事あったっけ……

「……覚えてるよ。お母さんは子宮が未成熟だから子供を産めないって言った時の事……だよね?」
「当たり。……その時絢音は『子供が産めないから、代わりに私を引き取ったんでしょ?』って言ったよね」
「うん……言った……」
「もし……あの時に今の話しを聞いて……私も子供を産めない身体だって事を知ったら……ね?」

そっか……
あの時は気付かなかったけど……今思えば随分と酷いこと言ったんだ……

「お母さん……ごめんなさい……」
「ううん、謝るのは私達のほう……もっとちゃんと絢音の事を考えていれば……あんな事言える筈がないもの」
「でも……」

そんな……私だって悪いのに……

「はいはいはいはい、悪い悪くないの話はこれでおしまいにしましょう」
「「「おばさん……」」」
「お互いがお互いに、それぞれ自分の悪かった部分を理解して、認めて、謝った。それで良いじゃないか……家族なんだろ?」

740軽音部員♪:2011/08/22(月) 00:13:44 ID:VsAPaMo20

家族……

「そう……ですね。唯と絢音と私、三人で『家族』ですよね」
「そうさ。例え血が繋がってなくても『家族』だろ?」
「……あ、そうか。おばさんの言うとおりなのか……」
「ママ、何が言うとおりなの?」
「綾音にはわからない?」
「うん。だって……血が繋がってないんでしょ?」
「そうだよ」
「じゃぁ……何で?」
「うーんと……絢音が考える、一般的な『家族』って……どんな感じ?」

どんな感じ?
そんな事聞かれても……うーんと……

「両親と子供がいて、いろんな事を話したり……一緒に遊んだりして楽しくしている……って感じかなぁ?」
「そっか。……じゃぁさ、子供と両親って、血は繋がってる?」
「そりゃそうだよ、当たり前じゃん」
「ま、そうだよね。子供が産まれるには父親と母親が必要だもんね」
「うん」
「じゃぁ……その父親と母親って……血は繋がってる?」

……あ……

「……繋がってないよね」
「……うん」
「でも……『家族』だよ」
「……うん!」
「ねぇ、絢音……絢音とお母さんと私は……血が繋がってないから……『家族』ではない?」
「ううん、違うよ。ちゃんと、『家族』、だよっ!」

……あれ?なんでママもお母さんも泣いてるの?

「わ、私……変な事言っちゃった?」
「ううん……グズッ……違うの……ママも、私も、嬉しいの……」
「嬉しい?……なんで?」
「それはね……絢音に……グスッ……『家族』って……言ってもらえたからだよ……ありがとう、こんな私達を『家族』として認めてくれて」
「……ママ、お母さん、それは私の方だよ」

そういえば、二人には一度も言った事が無かったな……

「こんな私を、『家族』の一員にしてくれて……ありがとう。これからも……色々迷惑かけると思うけど、よろしくねっ♪」

741軽音部員♪:2011/08/22(月) 00:15:25 ID:VsAPaMo20




 ☆


「いや〜、今日は最後に色々とあったね〜」

あの後、私達の話を聞いていたおじさんとおばさんがもの凄く盛り上がっちゃって、気がつけば午後十一時を過ぎていた

「そうだね。でも……とても嬉しかったよ……なんか、改めて『家族』になれた気がしてさ」

夏とは言え、やっぱり夜は少し冷えるなぁ〜

「絢音は……どう?私とママの話しから変な方向に進んじゃったけど……嫌じゃ無かった?」
「別に嫌じゃ無かったよ〜。それに、最初話してた事が最後は全然別の話になるなんて、我が家じゃ普通でしょ?」
「……それもそうだね……特にママが……ね♪」
「ね〜♪」
「うぅ……再び重荷を背負わされている者に対してのこの仕打ち……ヨヨヨ……」

……ま、家に帰ったらマッサージでもしてあげようかなぁ〜

「ふぁ〜ぁ……」
「絢音、眠い?もう少しで家に着くからね」
「お母さん……もう子供じゃ無いんだから大丈夫だよぉ〜。……って……お?おぉぉぉっっっ?」
「ど、どうしたの!?」
「お母さん……ママも……空……」

一つ……また一つ……幾つも……幾つも……

「流れ星……あぁ、そうだったわね」
「お母さん、何か知ってるの?」
「えぇ。今日はペルセウス座流星群の極大日よ」
「極大……?」
「一番たくさん見えるって事だよ。それにしても……流星群かぁ〜、懐かしいなぁ」
「ん?ママは前に見た事あるの?」
「私とお母さんの二人でね……その時はしし座流星群だったけど」
「あの時は寒かったよね〜」
「でも、見られて良かったよね」
「うん。……今でも不思議な感じがするけどね」
「不思議……?ママ、そうなの?」
「うーん……そうかもしれないね〜」

742軽音部員♪:2011/08/22(月) 00:17:11 ID:VsAPaMo20

ふーん……

「その話し、聞きたいな……どんな風に不思議だったのか」
「よっし、じゃぁ私が荷物の事を忘れるために話してあげよう!」
「ママ……その理論はちょっと違うと思う……」
「え、そう?」
「うん。お母さんもそう思うよね」
「そうね、完全に同意するわ」
「二人とも……しどい……」
「……ププッ」
「……フフッ」
「クスッ……もぉ、二人とも笑わないでよぉ〜」
「ハハハッ……ごめんごめん、何だかおかしくなっちゃってさぁ」
「クフフッ……わ、私も……ごめんね、ママ」

空を見上げると、さっきよりも多く流れる星達

「もぉ……そんなに笑うんじゃ、話すの止めようかな〜」
「あ、失礼しました、ママ隊長お願いします!」
「……ウププ」

星に願いをじゃないけど……私も願い事、してみようかな……

「ちょ、ちょっとママ!何でそこで笑うのぉ?」
「ゴメンゴメン……何だか急に可笑しくなっちゃって……」
「もぉ……聞きたいんだから、ちゃんと話してよね〜」
「はいよ〜♪」

私は、話しに耳を傾けながらその一つに願いをかける

「あれは……私とお母さんがまだ高校生だったときのこと……」

これからもずっと……私達『家族』が幸せでいられますように……




おしまい!!





時間オーバーしてすまないm(_ _"m)ペコリ

流星群ネタも本当ならちゃんとしたSSでやりたかったんだけど、神様の降りてくるのがおそすぎてね・・・
ま、双子座の時にリベンジする予定でつwwww


ではでは ノシ

743軽音部員♪:2011/08/22(月) 00:22:39 ID:N0G9ttg60
>>742
乙! かなり重めの話だったけどみんな幸せそうでよかった!

あと、割り込みスマンかった……!

744軽音部員♪:2011/08/22(月) 00:27:27 ID:VsAPaMo20
>>731>>743
GJ!!!

これは中々に斬新な内容ですなぁ〜
でも楽しめたよー

割り込みはしゃーない、締め切り間際だったからねぇ

745軽音部員♪:2011/08/22(月) 00:37:13 ID:V2DXv5.wO
>>731
>>743

GJ!ギリギリお疲れ様でした!

746SS祭実行委員 ◆c3yAHcXjd.:2011/08/22(月) 06:55:20 ID:D5bGj91.0
かんたんに へいしきのじ!


唯「みなさん、大変お疲れ様でした」

梓「只今を持ちまして」

唯「第3回」

梓「ほわほわ唯梓SS祭りを」

唯梓「「終了いたします!!」」


ワアアアアアアアアアアアア......!!!!


唯「いやー、なんだかんだで出たね、SS」

梓「そうですねー っていうか、みなさんぎりぎりで駆け込みすぎです!」

唯「終了間際の投下ラッシュはびっくりだったねー」

梓「まったくです!!おかげで衣装合わせが大変でしたよ。制服から浴衣、SFチックなやつまで、着替えるのが大変なんですからね!」

唯「まあねー。でも、あわてて着替えてるあずにゃんを覗き見るのは最高でした!」

梓「え、ちょ、なに言ってるんですか!」

唯「あずさ、この後は二人だけの打ち上げをしようか」

梓「ううううぅ、そんなかっこ唯の顔で言われたら…」

唯「さあ、お持ち帰りー♪」

梓「にゃあああああああ!!」

唯「それじゃ、私たちは次があるのでそろそろ失礼しまーす!」

梓「そんな適当な…」

唯「いーのいーの!では、またお会いしましょう!」

梓「はあ…。それではみなさん」

唯梓「「これからもゆいあずをよろしくお願いします!」」



これにて第3回ほわほわ唯梓SS祭り@避難所の全日程を終了いたします。
皆様本当にお疲れ様でした。

これで平常運転の避難所に戻りますが、本スレにSSが間に合わなかったという人もいらっしゃいましたし、
私自身、書いてみたいけど間に合わなかったお題もあるので、祭りが終わった後でも、ぜひ今回のお題でSSができたら
避難所に投下を許していただけたらと思います。

747軽音部員♪:2011/08/22(月) 07:33:37 ID:FA/zMa32O
>>746も書き手の皆さんもお疲れ様でしたー!!

んでもって、投下時間をオーバーしてしまい、本当に申し訳なかった \(__ ) ハンセィ

748<削除>:<削除>
<削除>

749軽音部員♪:2011/09/09(金) 23:26:53 ID:3gqipFzw0
「お昼寝」


*オリキャラ(二人の子、柚と愛)注意
*柚…唯似、6歳
*愛…梓似、5歳


日曜日の午後。
居間のラグカーペットの上でつい眠ってしまっていた私が目を開けると、
ニコニコ笑顔の唯が見えた。
横になった私から少し離れた位置に中腰で立って、手には携帯電話を持って。
その持ち方から、
携帯のカメラがこちらに向けられているのがすぐにわかった。
私の寝顔でも撮ろうとしたのだろうかと、少し寝ぼけた頭で考えて……
上体を起こして声をかけようとしたところで、

「あずにゃん、しーっ」

と唯に言われてしまった。
あいた片手の人差し指が唇にあてられ、
携帯電話を持った手の方はこちらを押さえるように上から下に動かされる。
それは、静かに、そして動かないで、のジェスチャーだ。
そんな唯のジェスチャーに、私は思わず動きを止め……
そこで意識がはっきりとし、気が付いた。
お腹の上に何かが載っていて、身動きがしづらいことに。
「なんだろう?」と首を傾げながら自分のお腹の方を見ると、

「くー……んぅ……むにゃ……」
「スー……スー……スー」

750軽音部員♪:2011/09/09(金) 23:31:54 ID:3gqipFzw0
私のお腹を枕にして、穏やかに寝ている柚と愛の姿が見えた。
互いに向き合うように体を横にして、
身を丸めるような格好で眠っている。
子供二人の気持ちよさそうな寝息を聞いて、
唯のジェスチャーの意を悟った。
なるほど、確かにこれは、「静かに」「動かないで」、だ。
こんなに気持ちよさそうに寝ているのに、起こしてしまったらかわいそうだ。
と、柚と愛の寝姿に笑みを浮かべたところで、
携帯電話のカメラのシャッター音が聞こえてきた。
視線を唯の方に戻せば、丁度携帯電話の画面を見て、
満足そうな笑みを浮かべたところだった。

「もうっ……唯っ」

写真を撮った唯に小声で文句を言って、私は頬を膨らませた。
一応目は覚めているけれど、まだ私は横になったままなのだ。
そんな姿を写真に撮られてしまうのは、
親しい相手であっても恥ずかしいし、照れくさいものだった。

「エヘヘ……うまく撮れたよ、あずにゃんっ」

そんな私の文句も気にせず、小声でそう言いながら唯が身を屈めた。
私の方に近寄って、手を伸ばして携帯電話の画面を向けてくる。
そこには撮ったばかりの写真が映っていた。
横になる私と、私のお腹を枕にして眠っている柚と愛と。
自分が寝ている姿はやっぱり恥ずかしいけれど……
気持ちよさそうに寝ている柚と愛の姿を見ては、
もう文句は言えなくなってしまった。
可愛い娘二人の寝姿の写真。
是非アルバムに入れておきたい写真だ。

「エッヘヘ……私の今週の待ち受け、決定〜♪」

写真を見て自然と笑みを浮かべてしまっていた私だけど、
唯のその言葉に、思わず表情が固まってしまった。

751軽音部員♪:2011/09/09(金) 23:34:46 ID:3gqipFzw0
「待ち受けって……私も映ってるじゃないっ」

柚と愛を起こさないよう、小声で文句を言う私。
唯の性格だと、きっと他の人にも待ち受け画像を見せたりすることだろう。
可愛い娘二人だけならともかく、
横になった私まで見られてしまうことにはやっぱり抵抗があった。
でも唯はまるで気にした様子もなく、

「三人とも可愛いんだからいいじゃ〜ん」

携帯の画面を見ながらそんなことを言った。

「よくないわよっ、恥ずかしいでしょっ」
「まぁまぁ、あずにゃんさん、可愛いんだからそう恥ずかしがらないで」
「もうっ……恥ずかしいものは恥ずかしいのっ」
「よしわかったっ、じゃ、私も一緒に横になるねっ」
「解決になってないっ」

小声でそう言いあう私たち。でもいくら小声でも、
こう言いあっていたらやっぱり騒がしい空気にはなってしまうもので、

「う、う〜ん……」
「……ん、んぅ〜……」

柚と愛が小さく身じろぎをした。その動きに、私と唯は慌てて、

「「しーっ」」

同時に人差し指を唇の前に立てていた。
お互いの顔を見て、口を閉じて黙り、それから横目で柚と愛の方を見る。
幸い、柚と愛が起きてしまうことはなく、
すぐに穏やかな寝息が戻ってきていた。
その様子にほっと息をつき、視線を互いの顔に戻して……
同時に、私たちは笑みを浮かべていた。

752軽音部員♪:2011/09/09(金) 23:37:49 ID:3gqipFzw0
「……よかった、起きちゃわなかったみたいだね」
「うん……よかった……」

携帯をしまった唯がそう言い、
私も柚と愛の寝姿を見ながら小さく頷いて見せる。
本当に気持ちよさそうに眠っていた。
夜のお休みとはまた違う、窓から入る温かい日差しの中でのお昼寝。
もし夢を見ているのなら、
きっと温かくて優しい夢を見ているのだろうと思った。

「……それじゃ、あずにゃん。私、ちょっとお風呂掃除してくるね」
「えっ、今日は私の番じゃ……」
「いいよぉ。柚も愛もこんなに気持ちよさそうなんだから、
お母さんはもうちょっと二人の枕になっててあげなきゃ」
「フフ……うん、わかった。じゃ、お願いね」
「うんっ、任されましたっ」

小声でそう言って、部屋を出ていく唯。
もう一人のお母さんを見送ると、私は視線を柚と愛の二人に戻した。
穏やかに眠っている柚と愛。
寝息にあわせて小さく胸が動いているのがわかる。
私のお腹に顔を埋めている姿に、
お母さん猫に甘えている子猫の姿が連想された。

「ふ、わぁぁぁ……」

と、自然と口からあくびが漏れていた。
温かい日の光と、柔らかいラグカーペットの毛、
そして柚と愛の穏やかな寝息が、私のまぶたを優しく引っ張っていた。
次第に意識がぼやけていき、考えがまとまらなくなっていって、

「私も、もうちょっとだけ……」

その呟きを最後に、私も眠りに身を任せていた……。


END


長文失礼します。
柚愛ネタ。二人とも寝ちゃってますけれど。
寝ている二人を可愛く思って頂ければ幸いです。

753軽音部員♪:2011/09/09(金) 23:45:59 ID:hVxyBcHo0
超乙!最近柚愛成分が足りなくて死にそうだった

754軽音部員♪:2011/09/10(土) 01:46:30 ID:nGY8ZPW20
>>752
乙です!
久しぶりに平沢一家のあったかあったかな姿が見れて幸せ

755軽音部員♪:2011/09/10(土) 19:20:46 ID:npqlZcFg0
その姉妹は誰とくっつくんだい?

756軽音部員♪:2011/10/06(木) 01:37:32 ID:F7FzmAXo0
姉妹百合という言葉があってだな…

757軽音部員♪:2011/10/23(日) 23:54:02 ID:kNGFgAs20
唯と梓が結婚間近と聞いて


唯「ねえねえ、あずにゃん」

梓「何ですか唯先輩?」

唯「結婚式の衣装和装かウェディングドレスとどっちにしようかな」

梓「私はどちらでもいいですけど?」

唯「えー? どっちかに決めれないからあずにゃんに聞いたのに」

唯「やっぱり女の子の憧れウェディングドレス!? けど和装の白無垢も清楚で趣があって捨てがたいよね〜」

梓「とは言われましても…」

唯「むー」

梓「それに…」

唯「?」

梓「唯先輩ならどっちも…に、似合うと思います…よ?」

唯「あ、あずにゃ〜ん!」むぎゅ

梓「にゃぁっ!?」

唯「こうなったら両方s…」

紬「両方しましょう」バーン!

唯梓「!?」

さわ子「衣装は任せなさい」ガガガガッッ

唯「さわちゃん!?」

梓(さわ子先生、ミシン捌き凄っ!?)

和「司会・進行・段取りは生徒会に任せて」チェキェラッチョイ

唯「和ちゃん!?」

梓(生徒会って普段何しているのかな…)

紬「安心して」


紬「会場は既に 抑 え た わ」


唯梓(勝手に!?)

758軽音部員♪:2011/10/23(日) 23:55:35 ID:kNGFgAs20


紬「私、親友の結婚式を挙げるのが夢だったの〜」

澪「二人のために門を祝って新しい詩を書いてきたんだ! スピーチは苦手だけど任せてくれ!」

律「盛り上げ役はこの私に任せてくれよな! あっ、何なら澪の恥ずかしい昔話で…あっ痛ッ!」ポカッ

純「カメラ役は任せてくださいよー」チェー リアジュウバクハツシロ!

憂「お姉ちゃんと梓ちゃんのためにお料理とウェディングケーキ頑張るからね♪」コレハ バクハツシナクテイイリアジュウダヨ ジュンチャン



唯「あずにゃん」

梓「唯先輩」


唯「こんなにも私たちのことお祝いしてくれる人がいるんだね…」

梓「私たち女の子同士なんですけどね…」

唯「愛があればいいんじゃないかな?」

梓「くすっ。ふふっ、そうですね」

唯「あっー、何で笑うのー」ぷんすかっ

梓「いえ…唯先輩らしくなくて」

梓「…でも、そういう唯先輩のこと好きになっちゃったんですからね?」

唯「うん! 私あずにゃんのこと世界一幸せにするから!」

梓「世界一ですか?」

唯「世界一じゃなくて…ううん、宇宙一の幸せ者なお嫁さんにするっ! 絶対にするからっ!」

梓「はい、よろしくお願いしますね、唯先輩!」


YUI & AZUSA Happy Wedding

759軽音部員♪:2011/10/23(日) 23:57:13 ID:kNGFgAs20
すごい今更だが、本スレのやりとりやネタを元に勢いだけで書いただけ

スレ汚しスマソ

760軽音部員♪:2011/10/24(月) 00:02:47 ID:Hz4vgN020
>>759
よかったGJ!

761軽音部員♪:2011/10/24(月) 00:55:25 ID:kvTjYwM60
>>759
GJ!皆に見守られて凄く幸せそうだね
ただ澪さん、詩は勘弁してあげてくれw

762軽音部員♪:2011/11/01(火) 23:56:48 ID:pXme/wrEO
今更ながら消費期限切れのハロウィンネタです。


唯「あずにゃーん、とりっく おあ とりーと!」

梓「ハロウィンはとっくに終わりましたよ」

唯「私の中では、まだ終わってないのです! お菓子くれなきゃいたずらしちゃうぞ〜」

梓「……鞄の中に飴があったので、どうぞ」

唯「うぇ〜ん。コレ、のど飴じゃん」

梓「意外とおいしいのに……。いらないんですか?」

唯「……いる」パク

唯「あ、甘くておいしい」

梓「よかったです」

763軽音部員♪:2011/11/02(水) 00:01:14 ID:PTvhFW8cO


唯「……時にあずにゃんや」

梓「何でしょう」

唯「とりっく おあ とりーと って言ってみなさいな」

梓「? えっと、トリック オア トリート」

唯「むむむ、しまったあ! お菓子を持ってない!」

梓「?」

唯「さあ、イタズラしてきなさい! あずにゃん」

梓「えぇー……何なんですか」

唯「あずにゃんってイタズラとか、あまりしたコトないでしょ? 今日くらいハメはずしちゃいなよ」

梓「そういわれても……」

唯「普段出来ないコトをすればいいんだよ」

梓「……」

764軽音部員♪:2011/11/02(水) 00:07:25 ID:PTvhFW8cO


梓「じゃあ目を瞑って、すこし屈んでもらえますか」

唯「? これでいい? 痛いのはイヤだよ?」

梓「ありがとうございます。まだ目を開けないで下さいね」

唯「うん」ドキドキ

梓「……失礼します」ギュ

唯「!!」

梓「あ、頭抱えるのってきもちいいんですね。知らなかったです」ナデナデ

唯「……」

梓「唯先輩、あったかい」ナデナデ

唯「……あずにゃんや」

梓「何ですか」

唯「コレはイタズラじゃないんじゃないのかね?」

765軽音部員♪:2011/11/02(水) 00:25:00 ID:PTvhFW8cO

梓「唯先輩が言ったんじゃないですか」

梓「『普段出来ないこと』をしただけです」

唯「そっかぁ」

梓「そうです」

唯「いつでもしていいのに」

梓「え」

唯「なんでもないよ」

梓「……もうすこし、このままでいいですか」ギュー

唯「もちろん、いいよ!」ギュー





おわり



スレ汚し、すみませんでした。
しかもハロウィン関係なかったですね。

766軽音部員♪:2011/11/02(水) 01:11:34 ID:QkxRwneI0
>>765
うあああああああああああああああああ
禿げ萌えた GJ!!

767軽音部員♪:2011/11/02(水) 16:53:36 ID:H3r5DQNU0
>>765
たまたま避難所のぞいたらいいもん読ませてもらったわ
GJ!

768軽音部員♪:2011/11/27(日) 00:50:35 ID:.MPqZ2cU0
「誕生日の前に」


*オリキャラ(二人の子、柚と愛)注意
*柚…唯似、6歳
*愛…梓似、5歳


11月27日……唯の誕生日であるその日を間近に控えた、祝日の午後。
居間を満たすギターの音に、私と唯は笑みを浮かべていた。
壁越しに聞こえてくるその音は小さいけれど、
でもしっかりと私たちの耳に届いている。
曲は定番の誕生日の歌。
普通よりもゆっくりとしたその調子は微笑ましく、
弾いている子の一生懸命さが伝わってくるようだった。
と、その曲が突然途切れてしまった。そして聞こえてくるのは、
ちょっと怒ったような口調の愛の声と、謝る柚の声だった。

「もうっ、おねえちゃんまたまちがえたですっ」
「うぅ、ごめんねぇ、あい……でもここ、わかんなくて……」
「もうっ……ここは……こうするです……」
「ん〜……こう、と……わっ、できたっ。ありがとねっ、あい〜」
「にゃ!」

聞こえてくるのは声だけで、その姿は壁に遮られて見えないけれど……
柚と愛の様子は、容易に想像することができた。
それは、放課後ティータイムでの私と唯の姿を思い出させるもので、

「エヘヘ……」
「フフ……」

唯と私は、顔を見合わせてまた笑みを浮かべていた。

769軽音部員♪:2011/11/27(日) 00:54:37 ID:.MPqZ2cU0
11月には家族のお誕生日が二つある。
11日の私の誕生日と、27日の唯の誕生日、その二つだ。
その間はわずか2週間ちょっとで、
普通の家庭なら一緒にお祝いをしてしまうところなのかもしれないけれど……
我が家ではちゃんと、それぞれのお誕生日会をその日にやるようにしていた。
11日には私のお誕生日会を開き、27日には唯の誕生日を祝う。
この世に生を受けた誕生日はやっぱり大切な日だと思うし、
その日に大事な人のことをちゃんとお祝いしてあげたいと思うからだ。
それは結婚前からずっと変わらず、
柚と愛が生まれた今も変わってはいなかった。
そんなわけで、11日に私のお誕生日会を開いてもらったばかりだけど、
27日にも唯のお誕生日をお祝いする予定であり……そしてそのために、
柚と愛は奥の部屋で「ひみつとっくん」をしている真っ最中だった。
二人の唯への誕生日プレゼント……
子供用ギターで二人が弾いてくれる、誕生日の歌。
そのための「ひみつとっくん」だった。

「とーじつまでひみつだからねっ」
「のぞいちゃだめですっ」

お昼ご飯を食べ終えると、そう言って部屋のドアを閉めた柚と愛。
でも、普通の家の壁の防音性がそんなに高いわけがなく……
二人の「ひみつとっくん」の音は、
こうして居間にまで届いてしまっているのだった。
もちろん、私も唯も、それには気づかないふりをしていた。
ほんとは唯は出かけていた方がいいのかもしれないけれど……
一生懸命練習してくれている音も聞きたいと思ってしまうのは、
まぁ親心として仕方ないところだろう。

「エヘヘ……楽しみだなぁ……」

そう言って、クッションを抱きかかえてラグカーペットの上を転がる唯。
誕生日当日が待ちきれない、そんな表情をしていた。
その表情は無邪気な子供とまったく変わらないもので、
私は苦笑を浮かべてテーブルの上の雑誌へと視線を戻し、

770軽音部員♪:2011/11/27(日) 00:56:42 ID:.MPqZ2cU0
「そだ!」

突然の唯の声に驚いて、また顔を唯の方へと向けていた。

「どうしたの、唯?」
「あのね、あずにゃん、私も特訓しようと思うのっ」
「特訓? 何の?」
「決まってるよっ、私のお誕生日会のときに、
柚と愛をいっぱい褒めてあげるための特訓だよっ」

身を起こし、ふんすと息を吐いて言う唯。
そのどこか自信満々な表情に、私はあきれてため息を吐いた。

「もうっ、また変なこと言って……」
「え〜、変なことじゃないよぉ。だって、
あんなに柚と愛が頑張ってくれてるんだよ?
これはもうっ、私も柚と愛をいっぱい褒めてあげないと!」
「褒めてあげたいのはわかるけど……褒めるのに特訓は必要ないじゃない」
「必要だよぉ。だって、
いつもよりももっともっと褒めてあげたいんだもん!」

私の方へ身を乗り出してそう言う唯。
その発想の独特さというか、
突拍子もなさは学生の頃とまるで変わっていなかった。

「ということで……あっずにゃ〜ん!」
「にゃ!」

771軽音部員♪:2011/11/27(日) 00:59:14 ID:.MPqZ2cU0
付け加えて言えば……
こうしていきなり抱きついてくるところもまるで変わっていない。
さっきまで抱えていたクッションはいつの間にか姿を消し、
その代わりに唯の胸の中に抱えられてしまう私。
ぎゅうっと抱きしめられて、私は思わず文句を言っていた。

「もうっ、いきなり抱きついたら危ないでしょっ」
「あ、そだねっ。いきなり抱きついたりしたら、
柚も愛もびっくりしちゃうよねっ」

私の文句に、ずれた返事をする唯。どうやら唯の、
「柚と愛をいっぱい褒めてあげるための特訓」は、
もう始まっているようだった。

「ん〜、じゃあゆっくり抱きついて、
それから思いっきり頬ずりしてあげるなんてどうかな!?」
「ちょっと、唯っ……」
「それとも、久しぶりにたかいたかいしてあげるとか!?」
「わっ、ちょっと危なっ……」
「いややっぱり、ここはむちゅちゅーっとちゅーをっ!」
「え、まっ……ん〜〜っ!」

抵抗する暇もなく、
私は唯の「特訓」につきあわされることになってしまった。
誕生日の前だというのに、既にはしゃいでしまっている唯。
でもまぁ、それも仕方ないかなとも思ってしまう。
だって、自分たちの可愛い子供が誕生日をお祝いをしてくれるのだ。
親として嬉しくないわけがなかった。

772軽音部員♪:2011/11/27(日) 01:02:58 ID:.MPqZ2cU0
「よぉし、ここであどりぶっ!」
「もうっ、おねえちゃん、ちゃんとえんそうするですっ!」

壁越しに聞こえてくるギターの音と、柚と愛の声。
それをBGMに、「柚と愛をいっぱい褒めてあげるための特訓」をする唯。
クッションの代わりに私を抱きかかえたまま、
ラグカーペットの上を転がって……
そんな私たちを見下ろす壁の絵が、ふと私の目にとまった。
壁に飾られた一枚の絵。
それはクレヨンで描かれ、リボンで飾られた私の似顔絵だった。
笑顔で見下ろす私の似顔絵と目が合って……
自然と、自分のお誕生日会のときのことを思い出していた。
「特訓」なんて言っている唯に文句を言っている私だけど……
自分の誕生日のときのことを思い出せば、
あまり文句は言えないなぁとも思ってしまう。
今の唯とあの日の私は、端から見たらきっとあまり代わらないだろうから。
私がそう思ったのと同時に、

「私もあずにゃんに負けないぐらい、柚と愛を褒めてあげないとねっ」

唯がそんなことを言って……私は思わず、小さく吹き出していた。
そんな私を、唯と壁の絵が笑顔で見つめて……
ゆっくりとした調子で奏でられる誕生日の歌が、みんなを包み込んでいた。


END


長文失礼します。
柚愛ネタ、そして一応誕生日ネタ。
突然思いついたので、急ぎ書いてみたりしました。
27日前に間に合いませんでしたけれど。

773軽音部員♪:2011/11/27(日) 03:21:19 ID:DdLcHO8QO
>>772
GJ!!
いいもの見させてもらいました

774軽音部員♪:2011/11/27(日) 10:49:02 ID:8v0Q/X3A0
>>772
乙!
今回もよかった!

775軽音部員♪:2011/11/27(日) 22:15:44 ID:ywJ5.M5Y0
>>772
子どもネタ本当に上手でうらやましいです。
唯梓で子どもネタが違和感なく受け入れられるようになったのは間違いなくあなたの存在が大きいでしょう。
私も何回か子どもネタを書いて見たものの、こういう日常的な話の積み重ねのほうが読んでいて楽しいものです。
また新しい話ができるのを期待しています。私もいつか新しい子どもネタ投下してみたいものです。

776軽音部員♪:2011/12/01(木) 06:09:49 ID:CT0DwyUg0
>>772
ほんわかするなあ。いつもありがとう

777軽音部員♪:2011/12/04(日) 23:46:55 ID:AcP0HJf20
yuzuruサーバーが落ちて書き込めないようだ
良いネタがたくさん来たから早く復帰してもらいたいな

778軽音部員♪:2011/12/05(月) 00:08:07 ID:QlJVmamoO
なんかおかしいと思ったら鯖落ちだったのか

779軽音部員♪:2011/12/05(月) 00:22:01 ID:tJEPtXGk0
久々にしたらばスレ来たら子ども設定がデフォになっていたでござる

780軽音部員♪:2011/12/06(火) 03:48:47 ID:EdiLfz.Y0
本スレ書き込めないね

781軽音部員♪:2011/12/08(木) 21:25:46 ID:9NQIyv2A0
まだ書き込めないな

782軽音部員♪:2011/12/08(木) 21:30:53 ID:YNc.B89I0
一応言っておくとサーバーが移転したからな
専ブラ使ってるなら板一覧の更新とかしとけよ
規制食らってるなら解除されるまでは書き込めないけど

783軽音部員♪:2011/12/09(金) 07:38:42 ID:UfCk22KQ0
サーバー移転❔

784軽音部員♪:2011/12/09(金) 23:38:06 ID:UfCk22KQ0
サーバー移転したみたいだが・・・
書き込みが出来ない。
初心者で申し訳ない。

ここってもう使われないのか?

785軽音部員♪:2011/12/09(金) 23:49:11 ID:fjMXX9/20
ここかい?
まぁ、本スレ向けじゃ無いSSとか規制された時や鯖落ちの時なんかに使われてるよ

ところで、書き込みが出来ないそうだが・・・
専ブラ使ってるのなら何を使ってるのか
あと、エラーメッセージはなんて出ているのか

この二つがわかれば大概の原因はわかるよん

786軽音部員♪:2011/12/10(土) 22:20:24 ID:txOMX7Q20
本スレ書きこもうとしたら

ERROR:ユーザー設定が消失しています!3

ってでた。これってどういうことなの…?

787軽音部員♪:2011/12/10(土) 22:45:54 ID:1DsQ56Ls0
専ブラは結局何を使ってるんだ?
Jane Styleだったら上の方の「板覧」→「板一覧の更新」を押せばサーバー移転に対応してくれるよ
「ユーザー設定が消失しています」は存在しない掲示板に書き込もうとしていると出るから

788軽音部員♪:2011/12/10(土) 22:47:20 ID:jPZ9geoc0
>>786
ググったらこんなのが出た

エラーメッセージ:「ユーザー設定が消失しています」

各板にあるはずの設定ファイル(SETTING.TXT)が見つからない時のエラーです。
板が移転していることに気づかず、お気に入りなどに登録していた移転前の古いURLから書き込もうとした場合に発生します。また、ごくまれに設定ファイルが壊れている場合もあります。

板の移転に関する情報は、運用情報板の新設板・板移動情報 @運用情報 などで確認して下さい。
Internet Explorerなどの一般ブラウザの場合は、
お気に入りや履歴から開いたスレッドに直接書き込まずに、
いったん板のトップに戻り、スレッド一覧から探して開きなおしてみて下さい。
2ちゃんねる専用ブラウザの場合は、
ボードデータの再取得や板移転追尾などを行ってみて下さい。
新設板・板移動情報 @運用情報で板一覧がまだ更新されていない時は、手動で移転するか、更新されるまでしばらく待って下さい。
設定ファイルが壊れている場合は、直るまで待ちましょう。(対応できる人が限られているので、しばらく時間がかかる場合があります。)


移転した場合の対処は専ブラのヘルプを参照されたし

789軽音部員♪:2011/12/10(土) 22:59:14 ID:txOMX7Q20
>>787
>>788
ありがとう! 本スレ見れたわ。
早速見たら本スレがもう>>800近く行っていてビビったwwwww

790軽音部員♪:2011/12/14(水) 13:06:00 ID:8hmekBHwO
本スレに書き込めないからこっちに小ネタ投下するぜ

791軽音部員♪:2011/12/14(水) 13:11:32 ID:8hmekBHwO
それは冬の温かな土曜日の昼下がりの出来事


ソファーでゴロゴロしながらTVを見ていたら、『大切な人と行きたい…おしゃれなクリスマスディナーSP』という番組をやっていた。
普段は私達が行かないような高級でオトナな雰囲気のレストランと、そこで出されるクリスマス限定のメニューが次々と紹介されている。
きらびやかなイルミネーション。
見るだけでヨダレが出てきちゃう美味しそうな料理。
女の子だったら絶対に食べてみたくなるクリスマススイーツ。
あっという間に私は心を奪われてしまった。

「ねぇ、あずにゃんあずにゃん!」

こうなったら善は急げ。
早速、隣で雑誌を読んでいる我が家のお財布係である彼女の肩を叩いた。

「なんですか、唯先輩?ご飯ならさっき、おうどん食べたじゃないですか」
「違うよ!私達もクリスマスにこんなお店に行こうよ!」
「……唯先輩の事だからそう言うと思ってましたよ…」

雑誌のページを捲る手を止めて彼女はジト目で私の方を向いた。

「いいでしょ、いいでしょ♪」
「ダメです」
「えぇ〜なんで?!折角のクリスマスだよ?!聖夜だよ?!」
「お金もかかるし、第一、こういう人気のお店は今からじゃ予約も取れないですよ」
「きっと大丈夫だよ!それにクリスマスは神様の誕生日だよ?だから、お祝いしなきゃだよ!」
「先輩の家、仏教だって前に言ってたじゃないですか…」

792軽音部員♪:2011/12/14(水) 13:20:42 ID:8hmekBHwO
素っ気なく返事をして、彼女はまた雑誌を読み始める。

「そんなぁ〜、いけずぅ〜」

私はいつもおねだりする時のように、彼女に抱きついて頬擦りをした。

「いいじゃ〜ん♪美味しいもの食べに行こ〜よ、あずにゃ〜ん♪」
「行きません……だって、そうしたら私が先輩のために料理作れなくなるじゃないですか…」
「えっ…?」

その言葉を聞いて、一瞬、私の中で時間が止まった。
彼女は雑誌を傍らに置いて、私の胸元に顔を埋める。

「初めて唯先輩と二人で過ごすクリスマスだから、家で二人きりで過ごしたいです……代わりに私が先輩の為に、いっぱいご馳走とデザートを作りますから…」

それじゃダメですか…彼女は小さな声でそう呟いた。

「あずにゃん…」

少し顔を赤らめたそんな彼女を見て、私の胸がどきんと高鳴った。

「…ダメじゃない!それどころか、そっちの方が100倍……ううん、10000倍いいよ!」
「良かった…先輩がそう言ってくれて…」

私が返事をすると彼女は安心したように笑顔を見せた。

「ありがとう、あずにゃん。私、凄く幸せモノだね…二人で楽しいクリスマスにしようね♪」
「はい…私、頑張りますから」
「うん、私もお手伝い出来ることがあったら頑張るから…大好きだよ、あずにゃん」

私の事をこんなにも好きでいてくれる人がいる。
それが嬉しくて、愛しくて―
私は小柄な彼女の精一杯にぎゅっと抱きしめた…。

793軽音部員♪:2011/12/14(水) 13:22:02 ID:8hmekBHwO
おしまい。

寒い日が続くからデレにゃんネタが書きたかった…

794軽音部員♪:2011/12/14(水) 13:34:03 ID:2zId.2MM0
GJ!
ほっこりしたよ!

しかし、デレにゃんの破壊力は凄まじいな…

795軽音部員♪:2011/12/14(水) 18:50:03 ID:VH38KPx20
>>793
アツアツでいいね!付き合ったらこのくらいはデレてほしいw

796軽音部員♪:2011/12/14(水) 20:28:13 ID:wGD0WruUO
>>793
嫁あずにゃんGJ!

クリスマスか……
聖夜に唯梓で幸せになれる俺は勝ち組だな

797軽音部員♪:2011/12/18(日) 22:44:36 ID:bq5JGBkg0
ロンドンのivis・アールズコートの続き部屋ネタは
ドリフターズからのネタだったんだ・・・

798軽音部員♪:2011/12/21(水) 00:54:43 ID:.kNsBRXo0
>>797

ドリフターズってどの?

799軽音部員♪:2011/12/27(火) 18:16:07 ID:rdChZfdMO
>>798

全員集合!!
のあれじゃね?

800軽音部員♪:2011/12/29(木) 17:10:34 ID:4b9WJpxw0
本スレ落ちた?何があったんだ

801軽音部員♪:2011/12/29(木) 17:13:13 ID:HRFJnmfE0
多分スレ乱立に巻き込まれたんだろうと思う
自治スレ覗いてみたら?

802軽音部員♪:2011/12/29(木) 17:26:47 ID:Slp7h0Uw0
年末に落ちるとは残念

803軽音部員♪:2011/12/29(木) 17:35:10 ID:KFM/KZsA0
次スレ立てる?

804軽音部員♪:2011/12/29(木) 17:37:40 ID:L37fRM920
スレがないと落ち着かんな

805軽音部員♪:2011/12/29(木) 18:02:07 ID:7RwKeihQ0
スレ乱立した人がいてそれに巻き込まれてスレの書き込みが普通にあるスレも落ちたみたいな感じだな
とりあえず次スレを立てて見る
930近くも行ってるし次スレは35でもし次スレも早期に落ちたら35.5とかで
元からアニキャラ個別はスレ数が多いから圧縮来る前に保守しておかないと駄目だね

806軽音部員♪:2011/12/29(木) 18:03:56 ID:KFM/KZsA0
>>805
いてらさ

807軽音部員♪:2011/12/29(木) 18:10:36 ID:7RwKeihQ0
次スレ
AAはとりあえずなしで

【けいおん!】唯×梓スレ 35
http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1325149499/

808軽音部員♪:2011/12/29(木) 18:12:19 ID:KFM/KZsA0
>>807
スレ立て乙!!

809軽音部員♪:2011/12/29(木) 18:13:11 ID:jkjhKpmI0
>>807
スレ立て乙です
しかし、今年は激動の年だったな

810軽音部員♪:2011/12/29(木) 18:15:26 ID:Slp7h0Uw0
>>807
乙です!

811AKS滅亡:2011/12/30(金) 19:09:56 ID:poSj06kk0


トンキンアイドル滅亡

812軽音部員♪:2011/12/31(土) 16:34:22 ID:2vH308Ww0
「年末の帰省」


*オリキャラ(二人の子、柚と愛)注意
*柚…唯似、6歳
*愛…梓似、5歳
*映画ネタバレ注意(小ネタ程度ですが)


「柚、愛、準備できた?」
「うん!」
「できたです!」

私の言葉に笑顔で頷く子供二人。
でも柚と愛が持っている荷物を見て……
私はため息を吐いて、首を左右に振っていた。

「はい、やりなおし」
「……えー」
「……だめですか?」

今度の私の言葉には、子供二人はちょっと不満そうな表情を浮かべた。
珍しいことに愛までも、少し拗ねたように唇を曲げている。
姉妹そろっての抗議。
でもここで甘やかして、二人の荷物を認めるわけにはいかなかった。

813軽音部員♪:2011/12/31(土) 16:37:52 ID:2vH308Ww0
なぜなら二人とも、自分の小物等を入れたバッグはぱんぱんに膨らんでいて、
更には愛用のギターやお気に入りのぬいぐるみまで抱えているのだから。
お正月を楽しみにしていてちょっと興奮気味なのはわかるけれど、
でも三泊四日の帰省でその荷物は多すぎた。
それに、帰省ラッシュに巻き込まれてしまう年末年始の移動は、
普通の旅行よりも疲れやすいものなのだ。
その上帰りには、実家からいろいろと
「お土産」を持たされてしまう可能性だってある。
今の私たちの家から実家まで割と近いとはいっても、
荷物はできるだけ少なくしておかなければ、後で困ることになってしまう。

「もうっ、憂お姉ちゃんたちのお家に行くのに、
そんなにたくさん荷物はいらないでしょっ。
あと、楽器も置いていくことっ」
「「「え〜」」」

ちょっと強めに言った私の言葉に、今度返ってきた不満の声は三つだった。
「えっ」と思って振り向くと……

「エヘヘ……」

私の後ろには、ギー太を背負った唯がいて……
私はため息を吐いて項垂れていた。


年末年始。大晦日の夜は放課後ティータイムのメンバーで過ごして、
お正月の三が日はそれぞれの予定にあわせて皆実家で過ごす。
これが、ここ数年の私たちのいつもの予定だった。
年越しの会場は唯の実家なので、
私と唯は大晦日から2日の午前中までを唯の家で過ごすことになる。
それから私の実家に行って一晩泊まり、
3日の夕方ぐらいまでに今のお家に帰ってくるというのが
例年のスケジュールだった。

814軽音部員♪:2011/12/31(土) 16:41:35 ID:2vH308Ww0
大晦日の午前中。今年もいつもの予定通り、
唯の実家に向けて出発しようとしているのだけれど……
荷物選びに時間をとられて、なかなか家を出られないでいた。
困ったことに、これもまた毎年のお決まりになってしまっていた。

「うっうっ……ごめんねぇ、ギー太。今年もお留守番だってぇ……」

わざとらしい泣き声で呟きながら、唯がギー太をスタンドに立てかける。
いつも楽器を置いている部屋の隅だ。
隣には子供用ギターを置くスタンドが二つあって、
更にその隣には私のむったんがあった。

「もうっ……唯まで楽器持ってきてどうするのよっ」
「いやぁ、ギー太をお家に残していったら寂しいかなぁと思いまして……」
「まったく……旅行や帰省の度にギー太を持っていこうとするんだから……」
「でもあずにゃんも、卒業旅行の時はむったん連れてきてたじゃん」
「む、昔のことでしょっ!」

唯に学生の頃のことを言われて、あのときのことを思い出してしまい……
私の頬はちょっと赤くなってしまった。
唯だったらきっとギー太を連れて行くだろうと思って、
私もむったんを持って行ってしまった高校の卒業旅行。
今にして思えば、ちょっと気恥ずかしい理由だ。
唯が持っていくから自分もなんて、
まるで何でもお揃いがいいと言っているみたいではないか。

「と、とにかくっ。実家への帰省なんだし、
演奏するようなことだってないんだから、楽器は置いていくことっ」

815軽音部員♪:2011/12/31(土) 16:43:17 ID:2vH308Ww0
赤くなった頬を誤魔化そうとするかのように、
私はちょっと怒った口調で言った。
「は〜い」と頷く唯の横では、
柚と愛が自分の子供用ギターをスタンドにたてかけていた。

「ぎーた2せー、みんなといっしょにおるすばんしててね」
「ぎーた、むったん、むったん2ごーのことおねがいするです」

スタンドに置かれた柚と愛のギター。
それはもちろん、私と唯のギターよりも小さいもので……
大人の大きなギターと子供の小さなギターが一緒に並んでいる様は、
まるで家族のようにも見えた。
その様子に、私はつい、くすりと笑ってしまっていた。

「ほらっ、ギー太2世もむったん2号も、
ギー太やむったんと一緒なら寂しくないからね」
「うんっ」
「はいですっ」

柚と愛の頭を撫でながらそう言うと、今度は二人とも笑顔で頷いてくれた。
家族のギターが揃ったので、唯もようやく落ち着いて、

「ギー太、留守中知らない人が来ても、ドア開けちゃダメだからね!」
「……なに言ってるの、もうっ……」

昔と変わらない唯の言動に、私はまたため息を吐いていた。

816軽音部員♪:2011/12/31(土) 16:46:32 ID:2vH308Ww0
それから1時間。柚と愛の荷物を整理して、私たちの荷物もチェックして。
最後に家の戸締まりを確認して……ようやく出発ということになった。

「うぅ……やっぱり年末は寒いねぇ……」

玄関の鍵をかける私の後ろで、唯がそう言って身を震わせていた。
私も冷たい風に身をすくませながら、「まぁ、年末だもんね」と言う。
そんな私たちを真似るように、柚と愛も、

「さむいぃ〜」
「さむいですっ」

と言って体を震わせているが……
ほんとに寒くてつらいという大人二人とは違って、
子供二人はどこか嬉しそうだった。
その場で足踏みをしているのも、寒くてというよりも、
楽しくてはしゃいでいるようにも見える。
夏の暑いときにも思ったけれど、子供はなんだかんだいっても元気だ。

「よぉし、寒いから、駅までみんなでぎゅってしていこうっ」

と、突然唯がそう言って、柚の手を握って、
更にぎゅっとくっつくように体をくっつけた。
柚もすぐに「うんっ」と頷いて、隣の愛の手を握って体をくっつける。
そして愛も、

「あずさおかあさんも、ぎゅっ、です」

そう言いながら私の手を握って、体をぴったりくっつけてきた。
家族四人でぎゅっとくっついて一塊になって……
それはちょっと歩きにくい格好だったけれど、

「フフ……そうだね。みんなでくっついてれば寒くないものね」

笑って、私もそう言っていた。冬の風は冷たいけれど、
家族の体温は寒さに負けないぐらい温かい。

「あったかあったかだねっ」

笑顔でそう言う唯の声にあわせて、柚と愛、それに私も
「あったかあったか」と返す。
そうして道を歩き出しながら、私は心の中でそっと、
今の自分たちの家に挨拶をしていた。

(今年も一年間、ありがとうっ。来年もよろしく、ねっ)

そんな私の内心の呟きに返事をするように……
玄関前の防犯用センサーライトが一度、瞬くように点滅した。


END


長文失礼します。
柚愛ネタを、年末に一本。
子供オリキャラネタですが、楽しんで頂けたら幸いです。
それでは、今年はお世話になりました。
皆様、よいお年を。

817軽音部員♪:2011/12/31(土) 17:56:54 ID:t6OD.t6Y0
>>816
年末に良い物を読ませて貰ったよ
GJ!!!!!

来年もおねがいしまーす

818軽音部員♪:2012/01/03(火) 04:05:20 ID:pvtPIDlwO
>>816
乙です!
これだから避難所を定期的に見るのはやめられない

819軽音部員♪:2012/01/04(水) 12:48:29 ID:RLin5gts0
>>816
乙です!
本当に幸せそうな家庭だなあ

820オードリー:2012/01/13(金) 00:15:21 ID:9./LPkV60
梓「どうもー、『ゆいあず』と申しますけれどもね、
今日も皆さんと、楽しく、音楽やって行きたいと思いますけれども。」

唯「みなさん、今日はよろしくお願いしまーす」

梓「もう、唯先輩、そこは『唯のここ、空いてますよ』でしょ!」

唯「えー、だってあずにゃん、その台詞いうといつもむくれるんだもん」

梓「も、もう、人前で何言ってるんですか! と、とにかく、えー、今年も、楽しんで、
演奏をしたいと思いますけれどもね。唯先輩の意気込みはどうですか?」

唯「アイス食べたい」

梓「小学生か!」

唯「ふんす!」

梓「そこはトゥースでしょ!もう、唯先輩と漫才なんかやってられませんよ。」

唯「……あずにゃん、それ本気で言ってるの?」

梓「本気だったらこうやって演芸大会になんか出ませんよ」

唯「そんな台本の台詞なんか聞きたくない!私のこと、どう思ってるの!?」

梓「えっ……、そ、そんなの、こんな人前で言えるわけ無いじゃないですか」

唯「…………」

梓「ジト目で見ないでください。分かりました。」

唯「…………」

梓「……大好き、です」

唯「私も大好きー!」(ダキッ

梓「うにゃあぁ///」


…みたいな夫婦漫才モノを見てみたいのですが、
何も思い浮かばないので、誰か書いてくれませんかね。

821軽音部員♪:2012/01/13(金) 16:25:38 ID:A7NBIm1cO
ゆいあずとしての活動が増える一方事務所からそういう漫才の様なパフォーマンスを要求されたりしてそう

822軽音部員♪:2012/01/15(日) 02:30:46 ID:GEsiqdhw0
なんとなく書いてみた



もしも、ゆいあずが漫才をやったら



「それでは次の方です。ゆいあずのお二人です。どうぞ!」

唯「ど〜も〜! 平沢唯です!」

梓「中野梓です」

唯「2人あわせて!」

唯「ゆい!」

梓「あず!」

「で〜す!」

梓「さて、これから私たちが数分ぐらいですかね? 話していくんですけど……」

唯「実はですね、私たちにネタとかつくってないんですよ。えぇ」

梓「だいたい思ったことをそのまま言いだすのが私たちの漫才なのでよろしくお願いします」

唯「まぁ、ラジオのような感じだよね!」

梓「そうですね、そんな雰囲気だと思います」

唯「じゃあ、時間も無いので何か話題でも決めますか」

梓「そうしますか。と、いってもすぐに話題なんて出て来ないので……、じゃん!」

「ゆいあずBOX、カモーン!」

唯「これはですね、話題になりそうなキーワードを書いていれてある箱です」

梓「これを引いて、それに関する話題を話していこうと思います」

唯「じゃあ、どっちが引く?」

梓「今日は唯先輩でいいですよ」

唯「それじゃあ、遠慮なく……」ガサゴソ

梓「何ですかね?」

唯「じゃん! え〜っと? ”最近買って損したなぁってものは?”」

梓「何かありますか?」

唯「そうだねぇ……。最近あんまり買い物してないから……」

梓「最近じゃなくてもいいですから、何かないですか?」

唯「う〜ん……。あ、それなら3か月前に買ったTシャツがちょっと損したかも」

梓「どんなのですか?」

唯「3か月前に行きつけの洋服店でセールがやっていてね? そこで”あい・せんし”って書いてあるシャツを見つけたの」

梓「それって愛する戦士って書いて”愛・戦士”ですか?」

唯「違う違う。哀しみの方の哀で、”哀・戦士”って書いてあった」

梓「何でそんなものを……」

唯「何でって、安かったしなんとなくかっこいいかなぁって」

梓「そうですか……」

823軽音部員♪:2012/01/15(日) 02:33:04 ID:GEsiqdhw0

唯「確か福袋みたいにいくつか入っているやつで、3980円だった」

梓「シャツにしては高くないですか?」

唯「いやぁ、これでも安い方だよ」

梓「もう、あんまり無駄遣いすると食費とかなくなっちゃいますから、気をつけて使ってくださいね」

唯「は〜い。あ、話を戻そうか」

梓「すみません。続けてください」

唯「それで家に帰って買ったものを開けてみたの。そしたらいくつかサイズが合わないシャツがあって着られなかったんだよ」

梓「あぁ〜。それは失敗ですね……」

唯「まぁ、”哀・戦士”は着られたからよかったけど、いい柄のシャツもあったしもったいないなぁって思ったからあずにゃんのタンスに入れておきました!」

梓「私のタンスにあれ入れたの唯先輩ですか!? どうりで買った覚えのないシャツがちらほらとあると思いました……」

唯「だって、サイズもぴったりだし丁度いいかと思って……」

梓「それでもあれはちょっと……」

唯「えぇ〜? あれかわいいじゃん!」

梓「だって胸に大きく”おかめ”ってかいてあるんですよ? どこがかわいいんですか!」

唯「かわいいと思うんだけどなぁ……」

梓「そんなことないですよ。ねぇ?」

唯「じゃあ”おかめ”がかわいいと思う人! はーい!」

梓「ちょ、何でみんな挙げているんですか……」

唯「ほらぁ、挙げている人いるよ?」

梓「じ、じゃあ”おかめ”は無いだろうって言う人!」

唯「……だれも挙げないね」

梓「なんでですか!」

唯「あずにゃんが”おかめ”って服をしょうがないですねぇなんて言いながら恥ずかしながらも着るからかわいいんだよね」

梓「な、何言っているんですか! もう!」

唯「だってみんなはそういうの求めていると思うよ?」

梓「そんなの唯先輩だけですよ……」

唯「そんなことないよ。ねぇ?」

ワアアアアァ!

梓「も、もう! 何でこんなに盛り上がっているんですか!」

唯「あずにゃんはかわいいからねぇ」

梓「もう、またそんなこと言う……」

824軽音部員♪:2012/01/15(日) 02:35:25 ID:GEsiqdhw0
唯「ちなみに私は”ひょっとこ”って書いてあるの持ってるよ」

梓「……何で持っているんですか」

唯「何ででしょう?」

梓「はぁ……。もういいです」

唯「お似合いだと思うよ? 私たち」

梓「……っ!? え、あっ/// ちょっと、唯先輩!」

唯「何?」

梓「も、もしかして、”おかめとひょっとこ”って意味知ってます?」

唯「意味? 何のことかな〜?」

梓「ご、ごまかした!」

唯「とりあえず私たちはそういう関係ですので、今後ともよろしくお願いします」

梓「違います! 違いますからね!? みなさん誤解しないで下さいね!?」

唯「もう、そんなこと言っちゃって。本当は嬉しいくせにぃ〜」

梓「もう、やってられないです!」

唯「あずにゃんも怒っちゃったし、今日はこのへんで失礼します。それじゃあ!」

パチパチパチパチ〜!




「いやぁ、ちょっと新しい感じですね」

「一応確認しておきますけど、唯さんと梓さんはどういう関係ですか?」

「今のところ秘密、ということになっています」

「そんなこと言っても、だいたい予想付きますけどね」

「ちょっと裏の方から”違いますよ〜!”って声が聞こえてきましたが」

「ふたりとも末永くお幸せにとでも言っておきましょうか」

「以上、ゆいあずのお二人でした!」




おしまい!

825軽音部員♪:2012/01/15(日) 23:36:49 ID:wspUzSlQ0


826軽音部員♪:2012/01/16(月) 22:44:53 ID:IuEzt3cE0
乙!

ゆいあずラジオとか聞いてみたいなぁ

827軽音部員♪:2012/01/17(火) 02:20:19 ID:VnSn2Mkc0
本スレ向けのSS投下、忍法帖回避の為数レスお借りします。

828あずアイス:2012/01/17(火) 02:24:41 ID:VnSn2Mkc0
「アイスが美味しいね〜、あずにゃん」
今日は唯先輩と私は部活が終わったあと、近所のお店に立ち寄って唯先輩念願のアイスタイム。
でも唯先輩だけじゃない、二人でソフトクリームを舐めあう私にとっても至高の時間。
でも、せっかくのアイスだったのに、唯先輩ったら無理をして食べて……
「うわ、あずにゃんちょっとお腹を壊しちゃったからトイレに入ってるね〜」
そんなに夢中で食べるからです。
残りは私が頂いちゃいますからね、もう。

はあ、唯先輩が出てくるまでちょっと暇になっちゃったな。
ここで最近こっそり携帯でやってるネットサーフィンの時間にしちゃおう。
掲示板とか、動画サイトとか、色々あるけれど…
あれ?なんだろうこのスレッド。なになに、あずにゃ……何で私がこんな所で話題に?
さてと開いてと……


    あずにゃんペロペロ(^ω^)


一瞬固まってしまった。ペ、ペロペロ!?アイスじゃなくて私!?
しかも一つや二つじゃなくて何回も繰り返して、沢山の人が。
私、クラスメイトや近所の人からそんな風に見られてるの!?
歩いてたら突然舐められちゃったりするのかな!?

「あずにゃんお待たせ〜」
ビックリしたというのもあるけれど、何よりも不安になった私は唯先輩に抱きついた。
「唯せんぱぁ〜〜いっ!!」
ギュッと力一杯先輩の抱き心地のよい身体に絡みつく。
その瞬間、ほっとして力が抜けていった。
「どうしたのあずにゃ〜ん……」
先輩は心配そうにあたしの顔を覗き込んでくれた。
その気持ちに応えるように、甘えるように、あたしは言った。
「なんかネットの掲示板に変な事が書かれてるんです〜!」
携帯の画面を唯先輩に見せつつ、私は先輩の胸に泣きついた。

829あずアイス:2012/01/17(火) 02:26:32 ID:VnSn2Mkc0
「どれどれ〜、あずにゃんぺろぺろ?可愛い掲示板だね〜」
可愛くないです!私、そこら中の人からペロペロされちゃうんですよ?
「わぁお!あずにゃん大人気ですか……」
人気なんてどころじゃないです。身の危険を感じます……。
「でもあずにゃんはアイスじゃないから本当にペロペロなんて出来ないはずだよ〜」
世の中にはそういう趣向の人もいるんです。
例えば、こうやって顔中を嘗め回したりとか……

 「あずにゃん、可愛いよ……ぺろっ」
 「にゃあん!舐めちゃ駄目です……唯先輩」
 「この肌の張りを舐めてるだけでなんか落ち着くよ……ぺろっ……ぺろっ」
 「にゃ、うにゃあああ///」

はうっ!なんで唯先輩で想像してるの!
落ち着け、私!!
「も〜、真っ赤になったあずにゃんも可愛いなあ」
そんなにスリスリしないでくださいっ。
気持ちよすぎて先輩の虜になっちゃいます……
「あ、あずにゃんさっき気を散らしながら食べてたな〜。ほっぺにアイスついてるよ〜」
珍しく先輩らしくなった唯先輩。でもほっぺに付いたの位自分で
「あずにゃんアイスいただき〜……ぺろっ」
ふにゃあああああああああああああっ!!

830軽音部員♪:2012/01/20(金) 11:56:08 ID:VbdBhmLE0
>>829
乙!
……でいいのかな?

831軽音部員♪:2012/02/03(金) 18:45:00 ID:8h/egEeI0
規制で本スレに書けないのが無念

本スレ>>181

最初は新入生歓迎ライブの演奏を見て憧れて入部したのに
すぐ抱きついてきたり変なあだ名つけたりお茶ばっかり飲んで
練習しなかったりコードもすぐ忘れたりしていつも怒ってばっかりだったけど
一緒に演奏してるとやっぱり楽しかったし笑顔を見てると何でも許せちゃうようになってきて
預かったネコにまであずにゃん2号とかつけちゃったりして
さらには抱きつかれないと物足りなくなってきてだんだんギー太にまで嫉妬するようになりました

卒業する前に私とギー太どっちが好きなのかはっきりした返事が欲しいです


(こりゃないわ)ゴシゴシ

832軽音部員♪:2012/02/14(火) 23:21:36 ID:vlvTF7g60
本スレ向け投下
8レスほどお借りします

833想いを込めて:2012/02/14(火) 23:23:47 ID:vlvTF7g60
<YUI-previous day>

明日はバレンタイン。
みんなとチョコ交換するのだよ〜!!
憂に作り方聞いて練習したし、私も気合入れて作っちゃおう。

これがりっちゃんで、こっちが澪ちゃん、そしてこれがムギちゃん用。
これが憂で、これが和ちゃんで、これがさわちゃん…
それぞれにチョコペンでメッセージを書いちゃおう。
ふっでぺ〜ん ふっふ〜♪

そして、あずにゃんにも、あげるんだよね。

大好きなあずにゃんだから気持ちを込めたい。
でも気持ちを込めてるうちに、他のみんなにあげるのより、全然大きな物になってしまった。
一人だけ特別なのを渡したら、やっぱり引いちゃうかな…
だって女の子同士だもんね。
バレンタインは本来恋人同士で愛を確かめ合う日で、
女の子同士のチョコになんて大した価値は持たせちゃいけないよね。
それに、あずにゃんだってちゃんとまともに付き合ってる人が居るかもしれない。
私の大好きなあずにゃん。とっても愛おしくて、しっかり物で頼りになるあずにゃん。
もし自分が男の子だったら、付き合ってしまいたいと思う。
そんな魅力的なあずにゃんに、私より前に気持ちを伝えて愛を確かめあっている人が居てもおかしくはない。
…やっぱり、やめようかな。他のみんなと同じサイズにしよう。

でも、この大きなチョコも、せっかく作ったんだから持ってくだけ持って行ってみようかな。

834想いを込めて:2012/02/14(火) 23:25:28 ID:vlvTF7g60
<AZU-previous day>

バレンタインかぁ。
別に付き合ってる人も居ないし、日頃のお返しとか、
ちょっとしたパーティみたいな物だと思えばいいのかな。
大事な先輩たちや友達の為だから、ちゃんと作った方がいいとは思うけど。

みんなに作ってみたチョコは、市販のチョコを一旦溶かして型でくり抜いたオーソドックスな物だ。
こんな物でいいのかととも思うが、気持ちが大事なんだろうな、きっと。
一応甘い物大好きな私が選んだチョコだし…。

はぁ。みんなの分を一様に作ってはみたけど、これってどうなのかな…
私だってみんなに等しく接しているわけではない。
渡す人の中に嫌いな人は居ないけど、逆にちょっと特別な人は居る。
そういう人に対しては、ほんの出来心ではあるけどちょっと大きめのチョコを作ってみた。

唯先輩。

いつも私の傍に居てくれて見守ってくれてる、唯先輩。
ちょっとどころじゃない位天然で私の方が気を遣わなきゃいけない事もあるけど、
それでも私の手を優しく引いてくれる。抱き締めて温もりを与えてくれる。
でも普段私は表向きあんなに嫌がったり文句ばかり言ってばかりだ。
内心悪く思われてないかな。
ああ見えて結構気配りの出来る人だから、スキンシップだって建前でやってるかもしれないし。
もしそれでも本当に気に入ってくれてたとしても、私の態度を見て心が通じてないと思われてるかもしれない。
だからたまには、お返しだってしたいかな…いや、やっぱりやめとこ。

このチョコはしまって他の人と同じチョコにしよう。あ、でも勿体無いから一応持っていこう。

835想いを込めて:2012/02/14(火) 23:27:07 ID:vlvTF7g60
<YUI-valentine day>

昨日は悩んでるうちに何時の間にか寝てしまっていた。
頑張って作ったからみんな喜んでくれるといいな。
「お姉ちゃん、今日は大事な人へ気持ちを伝える数少ないチャンスだよ」
家を出る前に一言憂が肩を押してくれた。本当に頼りになるいい妹だと思う。
あと、後で渡して驚かそうとした憂へのチョコはあっさりバレてしまった。

お互いのチョコを期待してりっちゃんとの間でニヤニヤと視線を送りあって授業を過ごした後、
いつものように音楽室へと向かう。
準備が早いムギちゃんが既にティーセットを用意してくれていた。
今日のケーキはチョコレートケーキ。…あ、なるほど。ムギちゃん頭いい。
「こんな物しか出せないですが…」
いいよいいよ、何時にも増してメイド服が似合ってるし。
「はい、唯の分とムギの分。あっ、律の分はあったっけ」
「うわ〜ん、澪が苛めるよぅ、唯〜〜っ」
「悲しむのは早いよりっちゃん、私がりっちゃんの新たな女になるよ」
「冗談だよ。律の分もちゃんとあるから安心しろ、あと最後のはどういう意味だ!!」
何時も通りの和やかな時間が過ぎる。
女の子同士だから深い意味はないけど、その分気楽に楽しめていいかもしれない。

「遅れました〜っ」
愛らしい声とともに扉が開いた途端、はっと意識が何かに引き戻されたようになった。
あずにゃんだ。
昨日あれだけ悩んでいた割に、どんな風に渡すのかという事まで考えていなかった。
いやそうじゃなくて、渡すチョコの中身を急遽他の人と同じものに変えたから、
そこまで頭が回っていなかったんだ。
それでも目の前で他のみんなとチョコのやり取りをしている以上、
今更あずにゃんに何も渡せないとはいえない。
私は、考えがどうにもならないまま、あずにゃんへと歩み寄っていく。
「はい、これあずにゃんの分だよ」
とてもそっけない声になってしまった。自分の顔の方はどうなってたのか分からない。
普段でも抱き付きのオマケ位は付けるのに、
よりによってこんな日に、一番そっけなくしてしまった。
そんな私に対してあずにゃんも、丁寧にお返しのチョコをくれて、
胸がキュッと締め付けられた。

836想いを込めて:2012/02/14(火) 23:28:49 ID:vlvTF7g60
<AZU-valentine day>

翌日、唯先輩の事に関してモヤモヤが収まらないまま、学校へと登校した。
教室へ入ると、みんな案の定プレゼント交換ならぬチョコレート交換の真っ最中だった。
「梓ちゃん、いつもありがとう〜」
「私からも、ほんの気持ちだけど…あっ、そうそう、これ澪先輩に…お願い、出来るかな…」
「憂も純もありがとう!でも純〜、そういうのは自分から渡すもんでしょ〜?」
「梓ちゃんの言うとおりだよ。信頼する人に自分の想いを自分の手で渡すから伝わるんだと思うな」
「ええ〜…?恥ずかしいなあ…」
「澪先輩の方がもっと恥ずかしがり屋だから大丈夫だよ〜」
いつもの3人で、暢気に会話を広げながらチョコを回す。
「梓ちゃんも、想いが通じるといいね!」
「何がおかしいのよ〜っ!?」
憂の言葉に冗談じみた様子で返す。
でも、ちょっと励ましてくれてるような気がして、胸の奥が暖かくなった。

そして授業が終わり任されていた掃除を終えてから、何時ものように音楽室へ行った。
「遅れました〜っ」
掛け声と共に入室する。…あれ?
何かが物足りなかった。何時もならある、何かが。
「はい、これあずにゃんの分だよ」
私にチョコを渡してくれる唯先輩。
でも、今日はどこか淡々としている。それに何となく表情も、暗い。
…そうだ、何時もならここでスキンシップがあるんだ。
何時もなら音楽室に入った途端唯先輩に抱き締めて貰えるのに、
よりによって、こんな日に、何もない。
やっぱり私、唯先輩に嫌われちゃってるのかな…?
…今はそれよりも、お返しだけでもしないと。
何とか表情を切り替えて、唯先輩に対して私からのチョコを渡す。
もし今、大きい方のチョコを渡していたら先輩を困らせてしまっただろう。

その後、他の先輩達とチョコレートの交換をした。
皆丁寧に作ってあって、普段大雑把な律先輩の物でさえ綺麗なラッピングに包まれていた。
ここにはちょっと頭が上がらなかった。
私も精一杯頭を下げて渡すと、澪先輩が頭を撫でてくれ、ムギ先輩と律先輩がフォローを入れてくれた。
ただ、その間唯先輩とは顔を合わせられなかった。

837想いを込めて:2012/02/14(火) 23:30:28 ID:vlvTF7g60
<YUI-way home>

結局あずにゃんにはそっけなくしたまま部活も終わってしまった。
あずにゃんに嫌われたりしないかな、私…。
いいよ、もう。どうせチョコの一つもちゃんと渡せないんだし。

そういえば朝、憂が気になる事を言ってたな。
大事な人への気持ち、か…。
私に付き合ってる人が居ない事なんて憂も分かってるはずなのに、
余計なお世話だなあ。
ん、でも付き合ってる人とは限らないのかも。
私がこれから告白する相手の人の事かもしれないし。
…そんな人も今は居ないよ。
じゃあ、誰なのかな…。

やっぱり、あずにゃんにちゃんと渡したかったな。
何であんなに大きなチョコ作っちゃったんだろう。
ただ抱き締めるだけの相手だけなら、そこまでしなくてもいいのに。
やっぱり、あずにゃんは特別なのかな。
どういう風に特別なのかは、自分でも分からない。
でも、これもありだよね…憂。

私は少し前に音楽室を出て先を歩いていたあずにゃんを追いかけだした。


<AZU-way home>

唯先輩は今日一日、ずっと私から一歩引いているようだった。
それどころか、私が他の先輩達にチョコを渡すと思い出したようにより一層引いていくようにも見えた。
やっぱりチョコのやり取りなんて、ない方がよかったのかな。

さっき憂が言ってくれた想いが通じるといいねというメッセージが再び脳裏に浮かぶ。
と言われても、別に相手も居ないし、
女同士なら今日渡した殆どの相手と気兼ねなくやり取りが出来たしなあ。
頭の中で詮索してみても、想いが通じなくて困っている相手など殆ど居ないのだ。
ただ一人だけを除いては。
今回その一人になったのが、唯先輩なんだよね。

普段はあんなに私の事を思いやってくれる唯先輩。
その唯先輩が、今日に限って私に対して素っ気無かったのは、何か理由があるのかもしれない。
本当は唯先輩は私の事をどう思っているのだろう。
正直に言うと、怖い。
素っ気無いという事は嫌われているか、そうでなくとも関心が低いのかもしれない。
今まで文句を言いつつも唯先輩に縋って来た私に、その事実が耐えられるのだろうか。

しかし、間もなく私が気づくまでもなく、唯先輩はその回答を出したのだった。

838想いを込めて:2012/02/14(火) 23:32:25 ID:vlvTF7g60
<YUI-declared>

「あずにゃ〜〜んっ!!」
追いかけたら意外とすぐに追いついた。
「急にどうしたんですか!?」
いや、必死に追いかけたからすぐに追いついただけなのかもしれない。
今追いかけないと、あずにゃんがそのままどこか遠くへ去ってしまいそうな気がした。
「あずにゃんに…はぁ、はぁ、もう一つ、渡したい物があるんだよ」

驚くあずにゃん。私はおそるおそる、鞄の中からチョコを取り出した。
「これが、私の想いだよ」
精一杯あずにゃんに差し出した。
今までにない恥ずかしさが顔に出てきた。
多分、恥ずかしくて死にそうって、こういう状態なんだろうな。
そして、慎重に頭を上げて、あずにゃんの顔を見る。
「何ですか、この変な形のチョコ。私の顔のつもりですか…」
あずにゃんは泣いていた。もしかして、ショックで困らせてしまったんだろうか。
「何時ものお返しですっ」
――あずにゃんが、私に抱きついていた。

「これは、私の想いです」
そう呟くと、あずにゃんは鞄の中から大きなハート型のチョコを取り出し、
私へと差し出した。
言葉で分かる形よりも、先に涙が出てきた。
私もあずにゃんの事を力いっぱい抱き返した。
抱き返した腕の上に、あずにゃんの雫が落ちる。
私の目からも、あずにゃんの腕へ涙が落ちていく。
「あずにゃん、これからも、ずっとずっと、一緒だよ」
あずにゃんの愛おしい声はその期待に応えてくれた。
「はいっ!」

839想いを込めて:2012/02/14(火) 23:34:38 ID:vlvTF7g60
<AZU-declared>

「あずにゃ〜〜んっ!!」
まさに、思い悩んでいる最中の事だった。
その唯先輩の声が、真後ろから近づいてきた。
振り返ると、走り疲れてフラフラになった唯先輩の姿があった。
「急にどうしたんですか!?」
私が音楽室を出たとき、まだ帰る支度すら始めてなかったのに。
一体どれ程の距離を走ってきたのだろう。
「あずにゃんに…はぁ、はぁ、もう一つ、渡したい物があるんだよ」
えっ…私の為に…?

手を震わせながら鞄の中から何かを取り出す唯先輩。
「これが、私の想いだよ」
暫く下を向いたままの唯先輩の前で、私は一心不乱にその物の包みを開いていった。
中には、大きなチョコが入っていた。
とても似ても似つかないけど、私の顔を形作ろうと頑張った、大きなチョコ。
「何ですか、この変な形のチョコ。私の顔のつもりですか…」
頭の中が錯綜する。今自分がどんな状況なのかも分からない。
しかし、自然と涙が溢れてくる。
そして、今なら、今日くらいは、私から抱き付いてもいいような気がした。
「何時ものお返しですっ」

私からも、渡さなくてはならない。
さっきの唯先輩と同じように、手が震えて鞄から出すのに手間取った。
何も考えずに、無我夢中でそれを差し出した。
「これは、私の想いです」
唯先輩はそれを手に取った瞬間、ボロボロと泣き出した。
そして、優しく、力を込めて、私の事を抱き返した。
電柱の影で誰かがニッコリと笑った気がする。
目が霞んで、愛のキューピッドの幻覚でもみえたのかな。
「あずにゃん、これからも、ずっとずっと、一緒だよ」
暖かい温もりと優しい声に、私は答えた。
「はいっ!」

840軽音部員♪:2012/02/14(火) 23:36:22 ID:vlvTF7g60
投下は以上です。失礼いたしました

841軽音部員♪:2012/02/15(水) 03:00:51 ID:bw7lF4Nw0
本スレ書き込めないけどGJ!
二人もそうだけどキューピッドさんもよく頑張ってくれたね

842軽音部員♪:2012/02/15(水) 04:54:38 ID:WDgNxgKw0
>>839
二人の心情が丁寧に描かれててすごくよかったよ〜
唯ちゃんもあずにゃんも本当の気持ちに気づけてよかったね
そしてふたりを見守ってさり気なく後押しする憂ちゃんの優しさ
ほんとにほっこりしたよ、GJです

843軽音部員♪:2012/03/08(木) 21:59:54 ID:6X.8CR6c0
今月の版権も最高だなwww

844軽音部員♪:2012/05/05(土) 00:29:06 ID:p/9jiJmA0
女の子なら私の友達と仲良くしないでよみたいな嫉妬はするけど
好きな人が取られちゃうみたいな嫉妬はしないよ
まして女の子が女の子を好きって言う状況なら

845sage:2012/05/14(月) 22:45:14 ID:0xLpIhOU0
「春の夜のこと」


*オリキャラ(二人の子、柚と愛)注意
*柚…唯似、6歳
*愛…梓似、5歳


できたばかりの夕食をテーブルの上に並べているとき……
やけに奥の部屋が騒がしいことに、私は気がついた。
何かが壁にぶつかっているような音が繰り返し響いていて、
それにあわせて柚や愛の声も聞こえてくる。
ご近所の迷惑になるほどうるさくはなかったけれど、
それでも日が落ちたこの時間に騒ぐのはちょっと問題だ。
まったくもうっと思いつつ、
私は二人を注意するために奥の部屋へと足を向けた。

(それにしても……いったい何を騒いでいるんだろう?)

いつも元気いっぱいな柚だけでなく、
愛も一緒になってというのは珍しかった。
珍しいといえば、お夕飯の準備をしていたのに、
二人が台所に来ないというのも珍しいことだった。
いつもだったら、柚がおかずの味見をしたがって、
それを愛が注意して、
それから二人でお手伝いをしてくれたりするのだけど……
今日は二人とも、奥の部屋から出てこようともしていない。
いったいどうしたんだろう……そう思いながら首を傾げて、
私は部屋の扉を開けて、

「柚、愛、もう夜なんだから……」
「「あ、あずさおかあさ〜ん!」」

言おうとした注意の言葉は、柚と愛、二人の声に遮られていた。
私の方を見ると同時に、二人はそろって駆け寄ってきて、
勢いはそのままに抱きついてくる。

「あずさおかあさん、あのね、あのねっ」
「てんとうむしさんがかわいそうですっ」

私のエプロンを掴んでそう言ってくる柚と愛。
こちらを見上げる二人の表情はとても悲しそうで、
少しばかり涙ぐんでいるようにも見えた。
予想外のことに私は驚いてしまい、
柚と愛を抱き寄せて、「どうしたの?」と聞く。
私の問いに二人が、

「あのねっ」
「てんとうむしさんがっ」

846軽音部員♪:2012/05/14(月) 22:50:34 ID:0xLpIhOU0
と言った矢先……バシンッという大きな音が響いて聞こえた。
反射的に私は音が聞こえてきた天井の方に視線を向け、
同時に柚と愛も上を向いていた。
私たち三人が見上げた先、天井の照明カバーの表面にいたのは、

「……テントウムシ?」

赤い体に黒い星の、小さなテントウムシだった。


「そうだったの……」

柚と愛の話を聞き終えた私は、改めて顔を上に向けた。
天井の照明カバーの表面にとまっている、
小さなテントウムシの姿が見えた。
いつの間にか部屋の中に迷い込んでいたというテントウムシ。
それだけなら問題はないのだけれど……二人の話によると、
テントウムシは照明の光にひかれてか、
部屋の中を飛んでは照明カバーにぶつかっていくということを
繰り返しているらしい。
先ほどから響いていた、何かが壁にぶつかっているような音は、
テントウムシが照明カバーにぶつかる音だったのだ。
その音の大きさが痛さを連想させるようで……
柚と愛の悲しそうな表情は、それが原因だった。

「てんとうむしさん、かわいそう……」
「おそとににがしてあげたいです」

そう言って、柚と愛も天井をまた見上げた。
実際二人は、テントウムシを何とか外に逃がそうとして、
いろいろやっていたらしい。
照明を消して窓を開けたり、大きな声で呼んでみたり、
届かないとわかっていてもぴょんぴょんと跳んで
テントウムシを捕まえようとしたり……でもやっぱりうまくいかなくて、
テントウムシはまだ部屋の中にいるのだった。
と……私たちが見つめる先で、
テントウムシが照明カバーから飛び立った。
そのままカバーの周りをぐるぐると飛んで、

「あー!」
「だめです!」

柚と愛が叫んで止めようとするのも構わず、
テントウムシがまた照明カバーにぶつかっていった。
思いの外大きな音が響いて、私もつい表情を歪めてしまう。
それはテントウムシの小さな体からは想像できないほど大きな音で、
自分が何かにぶつかったときのこと、
そのときの痛みまでつい想像してしまうような音だった。
私たちが見つめている先で、
テントウムシは二度三度と衝突を繰り返し……
それから疲れた体を休めようとするかのように、
照明カバーの上にとまった。そして、
出口を求めているかのようにカバーの上を這っていく。
その動きが弱々しく見えるのは、
気のせいばかりではないような気がした。

「てんとうむしさ〜ん……」
「……いたそうです」

847軽音部員♪:2012/05/14(月) 22:55:02 ID:0xLpIhOU0
そんなテントウムシを見つめながら悲しそうに呟く柚と愛。
二人の頭を撫でてあげながら……
私も、なんとかテントウムシを外に逃がしてあげたい、
と思うようになっていた。


さて……そういうわけで、台所からイスを持ってきた私。
照明の下にそれを置いて、
柚と愛の「あずさおかあさんがんばって!」
という声を聞きながらイスの上に乗ったのだけれど……

「う……」

伸ばした手は、指先が照明カバーにギリギリ届くかどうか、
という感じだった。
高い天井で広々とした空間を、が売り文句だった我が家。
その宣伝文句の通り、
高い天井は部屋が広く感じられて気持ちがいいのだけれど……
こういうときは、背が低めの私には困りものだった。

(……照明の交換とか、いつも唯に頼んでいたものね……)

胸中でそう呟きながら、爪先立ちになって手を伸ばす。そうすれば、
どうにか指先で照明カバーの表面を撫でられるぐらいには
なってくれた。余裕のある状態ではないけれど、
それでもこれなら、テントウムシを摘まむことぐらいはできるだろう。

「あずさおかあさん、だいじょうぶ?」
「きをつけてくださいです」

やはり私の姿勢は危なかっしく見えるのだろう、
柚と愛がそう心配そうな声を出す。
そんな二人に、私は「大丈夫よ」と笑みを浮かべてみせた。
それからテントウムシに視線を戻す。
照明カバーの表面をゆっくりと動いているテントウムシ。
その動く先とは反対側から、そっと指を近づけていき……
私の指が触れそうになったところで……

「あっ」
「「あ〜っ」」

……私の気配を察したのか、テントウムシが飛び立ってしまった。
一度照明の周りをぐるりと飛んで、
それから少し離れた天井にとまってしまう。
ここからでは当然手は届かないし、
仮にその真下にイスを持っていったとしても、
私の身長では指先も触れられないだろう。

「てんとうむしさ〜んっ、にげちゃだめだよぉ」
「こっちきてくださいですっ」

柚と愛がテントウムシの真下に行き、そう声をかける。
だがもちろん、柚と愛の言葉をテントウムシが聞いてくれるわけもない。
テントウムシは迷うように天井を這うばかりだった。
そんなテントウムシを見ながら、私はどうしたものかと迷った。
天井にテントウムシがいる以上、私たちでは捕まえることはできない。
また照明の方に飛んでくるのを待ったとしても……
多分同じことの繰り返しになってしまうだけのような気がした。
小さな虫を指先で摘まむのは難しいだろう。
虫取り網みたいなものがあれば一番いいのだけど、
もちろん都合良くそんなものを持っているわけもなかった。

848軽音部員♪:2012/05/14(月) 22:58:05 ID:0xLpIhOU0
(窓を開けて、自然と逃げるのを待つしかないかなぁ……)

胸中で呟き……結局それしかないだろうと思った。
照明を消しておけば、
外の明かりに惹かれてそのうち飛んでいくかもしれない。
そんな自分の考えを、柚と愛の二人に言おうとしたところで、

「ただいまぁ〜……ってあれ? どうしたの、みんなで?」

そんなのんきな声と一緒に、唯が部屋の中に入ってきた。
イスの上に立っている私と、
二人そろって天井を見上げている柚と愛を見て、
目をぱちくりとさせている。

「あ、唯っ」
「ゆいおかあさ〜んっ、あのねっ」
「てんとうむしさんがかわいそうなんですっ」

唯の姿を見て、「おかえりなさい」の挨拶よりも先に、
口々に説明を始める私たち。
それにまた目をぱちくりとさせながら、
唯は私たちが指さす天井を見上げて、

「あ、テントウムシだねぇ」

やはりのんきな口調で、そんなことを言った。
そしてその手を伸ばして、

「えへへ……こっちおいでぇ〜」

そう言いながら、ほにゃっとした笑みを浮かべる唯。
すると、まるでその笑顔に惹かれたかのように、

「あっ」
「わっ」
「てんとうむしさんがっ」

テントウムシは、まっすぐ唯の方へと飛んでいったのだった。


「てんとうむしさん、だいじょうぶ?」
「うん、大丈夫だよぉ。ほら、元気に歩いてるでしょ?」
「てんとうむしさん、よかったです」
「うん、もう安心だね」

849軽音部員♪:2012/05/14(月) 23:00:59 ID:0xLpIhOU0
唯の手の平の上を歩いているテントウムシを、
私たちはそろって見つめた。赤い体に黒い星のテントウムシ。
小さな体でちょこちょこと動くその様子に、
さっき感じたような弱々しさはもうないように思われた。
柚と愛も安心して笑顔を浮かべ、私もほっと息をついた。
それにしても……唯が呼んだ途端、
テントウムシがまっすぐ唯の方に飛んでいったのには驚いてしまった。
昔から誰とでもすぐ仲良くなれて、動物にも好かれる唯だけど……
虫相手にも有効なんだと、ちょっと感心してしまう。
それでもあまり不思議に思わないのは……
まぁそれが唯だからなのだろう。

「それじゃ、お外に逃がしてあげようねぇ」
「そうね」
「うん!」
「はいです!」

唯の言葉に、元気に頷く柚と愛。私も笑って窓を開ける。
唯が手の平を外に出して、「ほらっ、お行きー」と言うと……
テントウムシはその手の平から飛び立った。
それから、少し迷うように唯の近くをくるくると回って……
やがて、側の街路樹の方へと飛んでいった。
この辺は緑が多いし、きっと仲間もすぐ見つかるだろう。
これでもう心配はないように思えた。

「フフ……唯、ありがとうね」
「えへへ……あずにゃんも、お疲れ様っ」

テントウムシを見送る唯に私がそう言うと、
唯も笑顔を浮かべてそう言ってくれる。
そんな私たちの間で柚と愛がぴょんとジャンプして、

「ゆいおかあさん、わたしもがんばったんだよっ」
「わたしもですっ」
「そうだね、柚と愛もテントウムシさんのためにがんばってたよね」
「そうなんだぁ。柚も愛もありがとうね。
きっとテントウムシさんも喜んでくれてるよ」

私と唯がそう言って、柚と愛の頭を撫でてあげると……
二人とも、くすぐったそうな笑みを浮かべた。
でもほんと、二人ともテントウムシのために
がんばってくれていたと思う。
小さな虫のために一生懸命で、
照明カバーにぶつかるその様に悲しそうな表情を浮かべていた柚と愛。
そして今は、テントウムシが無事に外に出られたことを、
本当に喜んでいる……二人とも優しい子に育ってくれていて、
それがとても嬉しく思えた。
きっとだからだろう、

850軽音部員♪:2012/05/14(月) 23:03:09 ID:0xLpIhOU0
「あ、そうだっ。次の日曜日、みんなで公園にピクニックに行かない?」

珍しくも私から、遊びに行く提案をしたのは。

「ぴくにっく!? いきたい!」
「いきたいです!」

私の言葉に、柚と愛はすぐに両手を挙げて賛成してくれた。
もちろん唯も、反対なんてするわけがなくて、

「あ、いいねっ、それっ!」

満面の笑みを浮かべて、すぐにそう言ってくれた。
私の提案に、笑顔で賛成してくれた三人。
そんな三人に、私も微笑んでみせる。
久しぶりのピクニック。お弁当を持って、
自然がいっぱいの公園にみんなで行って……
お外なら何の心配なく、小さな虫とも遊べるだろう。
テントウムシだってきっとそこにはいて、
柚と愛もずっといっぱい笑えるはずだった。

「みんなでぴくにっく♪ ぴくにっく♪」
「えへへ……楽しみだねぇ」
「にちようび、はれてほしいです」
「そうだね……それじゃ、あとでみんなで照る照る坊主作ろうね」

静かになった部屋の照明を消して、
私たちはみんなでリビングに向かった。
賑やかに楽しく、日曜日の予定を話しながら。


END


長文失礼します。
子供ネタを一つ。
楽しんで頂ければ幸いです。
久しぶりでsage間違い……すみませんでした。

851軽音部員♪:2012/05/14(月) 23:08:55 ID:DR3mPRAo0
おひさしぶり&リアルタイムで見られた乙!!

唯ならこんな事が有っても何ら不思議ではないなwwwww

852軽音部員♪:2012/05/15(火) 00:13:31 ID:Yw2wmeCI0
唯の方が照明よりも明るい ってことかと思ったw

853軽音部員♪:2012/05/15(火) 00:16:45 ID:Yw2wmeCI0
あ、そして、乙です。
ホッコリしました〜

854軽音部員♪:2012/05/15(火) 01:37:35 ID:uLq84fuQ0
乙です!
この家族にはいつもあったかい気持ちにさせてもらってますw
唯にはやっぱり何か惹かれるものがあるよね

855軽音部員♪:2012/06/18(月) 23:55:46 ID:oLpZsPssO
最近使われてないねぇ

856軽音部員♪:2012/06/19(火) 11:26:47 ID:nZ02R/0g0
本スレが順調ならこっちは避難所だから使われる事も少なくなる
たまに荒れるが大抵2,3日で戻るし順調って事で良いんじゃない

857軽音部員♪:2012/06/20(水) 17:48:41 ID:PROU3JTE0
前は定期的にこっちで企画やったりもしたけどそれももう無理だろうねぇ

858軽音部員♪:2012/06/20(水) 18:34:27 ID:WKhgMwKw0
忍法帖ができてから鯖規制が全体的に減ったからな
以前は本スレとこっちの両方に人がいたけど今はほぼ向こうにしかいない感じ
本スレとかだと少し貼りにくいSSもこっちで貼ってたりとかあったけど
今はそれ以前にSSの量が減ってるしな

859軽音部員♪:2012/06/21(木) 03:27:32 ID:sKtN4sqIO
一応こっちも毎日チェックはしてるけどなに書けばいいかわからない

860軽音部員♪:2012/06/21(木) 03:33:28 ID:JGHOUEz20
そろそろ唯梓スレの1スレがたってから3年立つんだよな・・・
何かやれたら良いんだけどね

861軽音部員♪:2012/06/27(水) 22:17:49 ID:P79EQ/aI0
確かに何書いて良いのか分からないなw
今現在規制されている住人はいるのだろうか

862軽音部員♪:2012/06/27(水) 22:36:26 ID:1kFakuWE0
別にだめじゃないけど、今は本スレが原作話ばかりになってるからちょっと窮屈
こういう時にこっちが機能してると嬉しいんだけど人がいるのか分からん

863軽音部員♪:2012/06/27(水) 22:37:37 ID:Oa6pAgdY0
おるでー

864軽音部員♪:2012/06/27(水) 23:26:39 ID:d27ii9Zw0
唯があずにゃんを好きになったタイミングが分からない
何かいつの間にか好きなってる気がするけどいつ好きなったんだろう?
本スレじゃ聞きにくいから教えてよ

865軽音部員♪:2012/06/27(水) 23:30:06 ID:Oa6pAgdY0
唯はどこなんだろうなぁ…
原作あずにゃんとか、バレンタイン辺りなんだろうって思えるけど

866軽音部員♪:2012/06/27(水) 23:46:10 ID:P79EQ/aI0
うーん・・・明確なこれといったライン引きは難しいよなあ
合宿で夜中に教えてもらったときくらいとか?

867軽音部員♪:2012/06/27(水) 23:58:42 ID:mB2YPhskO
アニメだと合宿の夜の時から意識が変わってきたと考えるのが比較的自然かな
その後の梓が憂に見せた写真の唯梓部分とかを見ても変わってきた感じは出てきてる

868軽音部員♪:2012/06/28(木) 02:44:39 ID:fbb79WX60
唯のそういう部分ってあまり語られないよなって思った

869軽音部員♪:2012/06/28(木) 08:04:19 ID:0.OvbKpg0
唯は大好きをかくさないからねえ
ほとんど一目惚れ的に初対面からかわいがってはいたけど
本スレの393の人が言ってるみたいに好き度が回を重ねるごとに大きくなっていってるように感じる
映画じゃそれこそ「一日中あずにゃんのこと考えてる」状態だったしw

870軽音部員♪:2012/06/28(木) 22:44:22 ID:VkQ4eocw0
なるほどね
あずにゃんは転換して好きになった感じだけど
唯はどんどん好きになっていった感じか

871軽音部員♪:2012/06/30(土) 00:26:01 ID:QTTBgXGg0
なんで本スレあんなに荒れるんだろ
ってか何でわざわざ構うんだろ
理解出来ないよ・・・

872軽音部員♪:2012/06/30(土) 01:25:57 ID:tSl5JCPQ0
まあID変えまくってそれに反応する人がいると荒れてしまうね
もうしばらくしたら落ち着くと思うよ

しかしプロバイダーが規制を食らって本スレに書けない自分
その間にSSを作ってよ
最近SSが少ないって声もあったし作って規制が解けたら投稿しようと思う

873軽音部員♪:2012/07/01(日) 17:59:38 ID:o4Wp3bt20
ほんに荒らしより反応する奴をなんとかできんものか…

874軽音部員♪:2012/07/01(日) 23:36:49 ID:quzLduvU0
少し前は荒らしなんて余裕でスルーしてたのに最近は荒らしに反応
荒らしの自演と思ったら普通に唯梓の事を語ってるし
公式の唯梓分が減ったせい?で人が減ったり変わってきたりしてるのが原因じゃない
荒らしだけならまだNG処理で簡単にできるけど普通に語り始めるとNG処理がめんどくて仕方ない

875軽音部員♪:2012/07/02(月) 00:04:07 ID:e15nX..Y0
まあ俺達は今まで通りスルーしていればいい

876軽音部員♪:2012/07/04(水) 20:04:22 ID:CQhQzMxo0
最近俺嫁厨というか俺ハーレムみたいな書き込み増えたな
悪気はないんだろうけど正直モニョるわ

877軽音部員♪:2012/07/04(水) 20:21:54 ID:yuwuNLBQ0
まあそれ程酷い訳でもないしスルーしとくしかないね

878軽音部員♪:2012/07/04(水) 20:53:30 ID:JQ6bdJgA0
こういう話があってだな
Q:百合カップルがイチャラブしている状況を見てどう思うか
(1):あの二人の間に(男として)加わりたい。
(2):あの二人の間に(女として)混ざりたい、または二人のどちらかになりたい。
(3):遠くから見ているだけで満足。

「俺、百合好きなんだよ。○○は俺の嫁!」って答える輩がいるんですよ・・・
(3)を選べてこそ百合好きと言えるのにな

879軽音部員♪:2012/07/04(水) 20:55:54 ID:Er5KAsWI0
わかっちゃいねえ、やつらは何も分かっちゃいねえ!

880軽音部員♪:2012/07/04(水) 21:32:57 ID:42dl3U3s0
ムギ的にはハーレムとも言えて美味しい状況なのでは

881軽音部員♪:2012/07/04(水) 23:30:10 ID:s0LmUbGMO
>>878
これ見て時々出る俺嫁厨的な奴の意味がなんとなく分かった
簡単に言えばまだその域に達してないという事か

882軽音部員♪:2012/07/05(木) 02:52:38 ID:o5rpwWwc0
唯梓は唯梓の2人で幸せになって欲しいね
唯梓にハーレムとかはいらない

883軽音部員♪:2012/07/06(金) 01:37:14 ID:TFvf3djo0
また変なのが湧いてるが本スレ>>701GJ!心が潤った
また書いてもいいのよ

884軽音部員♪:2012/07/06(金) 01:40:21 ID:SOxq6Slo0
落ち着くまであっちは定期保守してこっち使った方いいかな?

885軽音部員♪:2012/07/06(金) 01:51:01 ID:CRSxDaxk0
素で記念日知らなかったよ
何かやりたいね

886軽音部員♪:2012/07/06(金) 02:06:12 ID:yscFSztQ0
すいません
まさかSSを投下したら荒らしが出てくるとは思いませんでした

SSの補足?SSのキスの時間はスレ1がたった時間になっています
SSを見て何でこんな変な時間と思った人の為に一応書いておきます
そのシーンの投稿時間も一応同じ時間になっています
見てくれた皆さんありがとうございました

887<削除>:<削除>
<削除>

888軽音部員♪:2012/07/06(金) 02:12:44 ID:CRSxDaxk0
>>886
気にしない気にしない
グッジョブ!

889軽音部員♪:2012/07/06(金) 02:13:38 ID:dmgkKs6w0
>>886
おお、素晴らしいな
スレ1のssを読んでから百合、そして唯梓にハマっていったのを思い出すと感慨深いよ

890軽音部員♪:2012/07/06(金) 03:54:07 ID:8./DZy6w0
水遁されなかったな・・・
とりあえず歌詞の詳細を出せば水遁はしてもらえると思うが
問題があれば一時的にこっちに移っても良いがそうすると一気に人が減ったりするしな
上手く両方を使っていくのがベストかな?

891軽音部員♪:2012/07/06(金) 05:19:40 ID:map.sMHw0
調べた人ご苦労さん
これで水遁されるといいね

892軽音部員♪:2012/07/06(金) 22:36:00 ID:9AOcaZCk0
7月6日は「サラダ記念日」ならぬ「ゆいあず記念日」か

893軽音部員♪:2012/07/06(金) 23:55:27 ID:k8hn0xGMO
SSを投下する度に現れるとしたらやっかいだな・・・
こっちで投下した方が良いのかね?

894軽音部員♪:2012/07/07(土) 00:02:51 ID:o.p3vX66O
あの荒らしってしたらば荒らして規制されてホストも開示されてるんだけど
規制出来ないのかな
水遁も数回されてるんだし

895軽音部員♪:2012/07/07(土) 00:10:46 ID:UjyNPkKw0
>>893
ここに投下してスレにはここのリンクを貼るというのがいいかも

896軽音部員♪:2012/07/07(土) 00:37:48 ID:uS7K0d.w0
またID変えながら暴れてるのか
規制したいけど2chの方は難しいだろうな・・・
ここでIPがばれてるならプロバイダーの方に直接言う方法がなくもないけど
それで規制できるかは微妙なところだわな

897軽音部員♪:2012/07/07(土) 00:56:58 ID:o.p3vX66O
したらばっていってもSS雑談の方なんだけどね
やっぱりプロバイダに通報するしかないのかな?

898軽音部員♪:2012/07/07(土) 01:11:02 ID:uS7K0d.w0
>>897
ここを含めてしたらばなら管理人次第で規制は簡単に出来るけど
2chは削除要請板に突撃等を除いたら同じ荒らし行為で何度も水遁を食らう
それでも続いてるなら報告で規制できるになってるから
2chでの規制は大変だと思う
規制出来れば●とかも焼けるけどさ

今は専ブラ入れてNGにするのと水遁を繰り返すしかないね
後は上手くここと併用するしかないけどこっちはなぜか人はそんなにいないよね
テンプレにも入ってるのに

899軽音部員♪:2012/07/07(土) 01:18:15 ID:ld/wasYM0
避難所だから・・・って事はないよなぁ

でも>>1を見てない住民も居るだろうから誘導でもしない限りこないかと

900軽音部員♪:2012/07/07(土) 01:30:48 ID:o.p3vX66O
当面こっちは荒らし対策協議に使うのもいいかもしれないね
ここなら自演もしにくいし

901軽音部員♪:2012/07/07(土) 01:47:18 ID:uS7K0d.w0
それも悪くないと思うけどこっちも上手く使おうぜって本スレで言った方が良いとは思う
今回の件だけじゃなく例えば2chでサーバー落ちとかおきた時でもスムーズにこっちも運用出来た方が良いと思う

902軽音部員♪:2012/07/07(土) 01:49:17 ID:Rsy/77P60
結構スルーできてるとは思うけどな

903軽音部員♪:2012/07/07(土) 02:20:36 ID:D93znU5Q0
昔から対立厨みたいのはいたからスルーするのは割となれてるよ
ただ昨日のは流石にうざかったけど
まあこっちの利用者を増やそうってのは悪くないと思うよ
荒らしは基本的に向こうに出るし出てる時にこっちに人がいれば話はできるだろうし

904軽音部員♪:2012/07/07(土) 02:41:21 ID:ld/wasYM0
こんな感じで誘導標識立てるとか



   ∧∧  ミ _
   (   ,,)┌─┴┴─┐ ○こちらでも唯×梓やってます
  /   つ. 避難所→│ http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/7708/1295179415/
〜′ /´ └─┬┬─┘ のんびりはわほわ進行ですので
 ∪ ∪      ││ _   マターリしたい時など最適です。






・・・今一だな

905軽音部員♪:2012/07/07(土) 16:51:29 ID:62T.AZ5w0
てかこのぐらいなら大丈夫な気もするけどね
唯梓スレの住人スルースキル高いっぽいし

906軽音部員♪:2012/07/07(土) 19:54:08 ID:KvH4pJQQ0
ホモ吉だろ
かきスレからわざわざ来たの

907軽音部員♪:2012/07/08(日) 11:51:06 ID:10YivS/.0
でも、下手に誘導してこっちまで変なの呼びたくないしな

908軽音部員♪:2012/07/08(日) 22:41:44 ID:gOsVQ5fg0
こっちはしたらばだから変なのは管理人が速攻で規制できるから

909軽音部員♪:2012/07/09(月) 00:38:51 ID:cVQkT9Jk0
こうやって騒ぐと荒らしが余計やり出すからもうここでこの話題終わりな

910軽音部員♪:2012/07/09(月) 03:16:52 ID:khjs7A6E0
こちらの有効利用法は見当すべきだとは思う
せっかくあるしね

911軽音部員♪:2012/07/09(月) 23:21:46 ID:2BpE0nx.0
落ち着くまで一旦新スレ立てるの保留してこっちで様子見るのも手かなと思う
変なのが沸いてるのも今だけだろうし

912軽音部員♪:2012/07/09(月) 23:26:48 ID:P3Ln43T20
こっちにしても人が来ないからな
めちゃくちゃ荒れてるわけでもないし大丈夫じゃない
もうちょっとスルー力を挙げてくれたら嬉しいけど

913軽音部員♪:2012/07/09(月) 23:38:27 ID:shjUFVqQ0
>>910
ただの避難所というよりかは別荘地って感じで使っていきたいね

914軽音部員♪:2012/07/10(火) 02:11:34 ID:9eX9hoJs0
確かにここの活用は難しいよな
2chの方が人は多いし集まるけどその分か荒らしなのが出る
ここは荒らしは基本的にいないし出たらすぐに対応出来るけど人が少ない

915軽音部員♪:2012/07/10(火) 02:16:30 ID:cUj8ihTY0
早速新スレにも湧いてる

916軽音部員♪:2012/07/10(火) 02:37:02 ID:a9CMveAw0
そんなの気にしない

917軽音部員♪:2012/07/10(火) 03:25:11 ID:LXg//THE0
2chはなんだかんだ知名度があるから人が集まる
荒れないにこしたことはないけどここに一本化したら縮小する方向にはなると思う
人が多くて色々な唯梓を語れるのがメリットだと思うし

918軽音部員♪:2012/07/10(火) 03:55:29 ID:cUj8ihTY0
そうだな、出来るだけ色んな人と色んな考えを語り合いたい

919軽音部員♪:2012/07/10(火) 14:43:14 ID:JWNqINk.0
今日の本スレやべぇぇ
荒らしが凄いから避難して来たわ

920軽音部員♪:2012/07/10(火) 16:34:43 ID:f5hV8nbM0
もうだいぶ落ち着いてないか?

921軽音部員♪:2012/07/10(火) 20:14:27 ID:6.TCm58A0
ほんと唯梓スレはスルースキルが高いですね(棒)

922軽音部員♪:2012/07/10(火) 20:18:20 ID:NP1Co05A0
皮肉のつもりなんだろうが普通にスルースキル高いだろ

923軽音部員♪:2012/07/14(土) 02:54:02 ID:pNF5uy060
また始まったか・・・
これの再発って言えば楽に通るかも
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/sato/1341464736/136-138

924軽音部員♪:2012/07/14(土) 02:56:39 ID:pNF5uy060
場合によっては埋立荒らしとしてやった方が良いかも

925軽音部員♪:2012/07/14(土) 03:01:59 ID:7rLRnzJAO
とりあえずしばらく泳がしてからの方がいいかもね

926軽音部員♪:2012/07/14(土) 03:07:22 ID:ZLwlF.6w0
検索かからないね
曲名はわかるけど通るか微妙だな
泳がした方がよさそうだね

927軽音部員♪:2012/07/15(日) 17:41:46 ID:GWEcEAF2O
何かアニこべの自治スレ変だね
どっちにしても荒らし煽るようなことしないでほしいわ

928軽音部員♪:2012/07/15(日) 21:06:45 ID:5vBiJv7k0
今の所それに関しては大丈夫な感じみたいだけど
どっちかと言うと今、話されてるカプスレが移動になるかもって件の方が気になるね
移動先になるかもしれないアニメキャラ総合はID表示はあるけど末尾区別なし、忍法帖導入なしだからね
決まったらそれに従わなきゃいけないしね

まあここで書いてもしょうがないことだけど
いざという時の為にこっちの人口も増やせたらなとは思う

929軽音部員♪:2012/07/15(日) 22:13:48 ID:zA7hxzW6O
本スレでもちょっと出てたけど3年以上続いてきて43スレまできたからね
唯梓スレが自然と人がいなくなって行ったら諦めもつくけど
スレ移転や荒らしなどの影響で唯梓スレがなくなるなら悲しいわ
最悪の場合でもこことかで唯梓を語りたい

930軽音部員♪:2012/07/16(月) 00:01:29 ID:b/Wacd8M0
このスレを見てる人って実際どれぐらいいるのかは気になってる
スレをもっと見させる為+荒し対策でしばらくこっちにSSを投下してみようかな?と思ってる

931軽音部員♪:2012/07/16(月) 06:03:44 ID:pDz4lRQEO
祭りの時にはそれなりに人が来るから、誘導すればそれなりに人増えるんじゃないかと

932軽音部員♪:2012/07/16(月) 12:02:37 ID:mAkqbMME0
ここはあくまで避難所で良いだろ
別に人増やさなくても

933軽音部員♪:2012/07/16(月) 13:14:41 ID:teJ/s.LQ0
なんか昔書いたSSが出てきたので投下してみようと思う

小ネタとR-18SSのなり損ない(俺にエロは無理だった)

934軽音部員♪:2012/07/16(月) 13:18:49 ID:teJ/s.LQ0


唯「あずにゃん!じゃんけんをしよう!」

梓「また唐突ですね」
唯「いーじゃんいーじゃん」
梓「まぁいいですけど」
唯「いえーい」
梓「勝敗でなにかあるんですか?」
唯「もちろんあるともさ!」
梓「今日のケーキとか?」

唯「うんにゃ。私が勝ったらあずにゃんをもらいます!」
梓「」
梓「・・・はい?」
唯「嫁に!」
梓「」
梓「・・・私が勝ったら?」
唯「権利をもらえます」

唯「私の嫁にくる権利を!!」
梓「」

唯「あああああっ!待ってあずにゃん!行かないでぇ!」
梓「先輩たち遅いですね〜」
唯「じゃんけんしよう・・・?」
梓「イヤです」
唯「・・・さっきやるって言ったじゃん」
梓「じゃんけんひとつで私の人生決められるなんてヤですよ」
唯「ぶー」
梓「しかも勝ち負け関係ないじゃないですか」
唯「だがそれがいい!」
梓「わけないです」
唯「ちぇ〜。しょうがないなぁ。じゃあ私が勝ったらあずにゃんは私の嫁。
  あずにゃんが勝ったら私があずにゃんの嫁。どう?」
梓「・・・どうって・・・」
梓(大差ないじゃん)

935軽音部員♪:2012/07/16(月) 13:22:37 ID:teJ/s.LQ0
唯「じゃ、いくよ!さーいしょーはg」
梓「遠慮します」
唯「ええっ!!?」
梓(なんか新手の結婚詐欺っぽいな・・・)

唯「わかったよぉ〜。違うものにするから〜」
梓「・・・何ですか?」

唯「私が勝ったら、あずにゃんのファーストチッスをもらいます!」
梓「・・・・・・私が勝ったら?」
唯「私のファーストチッスをあげます!」
梓「」

梓「あげませんし、いりません」
唯「がーんっ!!」

梓(というか)
唯「・・・」ショボン
梓(じゃんけんなんかで手に入れるものじゃないでしょう?)ムウ
梓(そういうのって、もっとこう・・・)
梓(もっと・・・)
唯「あずにゃんのけちぃ・・・」グスン
唯「・・・私とちゅーするの、イヤ?」
梓「イヤです」プイ
唯「!!!」
梓(こんなかたちでは)
唯「」チーン
梓「あ」

唯「・・・あずにゃん、じゃんけんしようよぅ・・・」グスグス
梓「今度はなんです?」
唯「あずにゃんが勝ったら、もうじゃんけんしようなんて言わないから・・・」
唯「私が勝ったら」
梓「・・・」
唯「私の事」
梓「・・・」
唯「好きになって・・・」

936軽音部員♪:2012/07/16(月) 13:27:18 ID:teJ/s.LQ0
梓「・・・」
梓(ああ、もしかしてこれって・・・?)
梓「・・・」カァ
梓(もう。分かり辛いですよ、唯先輩)ハァ
梓(でも・・・)
梓「それでいいんですか?」
唯「へ?」
梓「じゃんけんなんかで手に入れて、唯先輩は本当にそれで満足なんですか?」
唯「・・・えっ?・・・じ、じゃあ、ジャカジャカじゃんけんにする?」
梓「」
梓(ズレてる上に懐かしいの引っ張ってきた)
唯「・・・でも、だって、こんなことでもしないと、あずにゃん私の事・・・」
梓「・・・」

梓「唯先輩。じゃんけんしましょう」
唯「ほえ?」

梓「私が勝っても負けても・・・」

―――ちゃんと、告白してくださいね?

おわり


じゃんけんする意味ないじゃんとか思っちゃあいけない

R-18のなり損ないは少し直してから夕方くらいに投下します

937sage:2012/07/16(月) 13:42:31 ID:w1tIfC1.0
不器用な唯って良いよね〜
GJ!!!

938軽音部員♪:2012/07/16(月) 18:42:32 ID:teJ/s.LQ0
SS投下します
R-15くらいです
高校卒業後一人暮らしの設定です

そして先に謝っておこうと思う。中途半端でごめんなさい!


夜も更け、家々の明かりが、ひとつ、またひとつと消えていく。

明日の準備をあらかた終えた梓もまた、就寝の為、消灯と施錠の確認をしながら寝室へと向かっていた。
洗い物は終わったし、炊飯器もセットした。朝ご飯の下ごしらえもOK。洗濯機は明日の朝回して・・・。
一通り頭を巡らせ、最後に廊下の照明を落とすと、梓は最終目的地である寝室のドアを開ける。
中は薄暗く、ベッド脇のスタンドライトが点いているだけだった。
その明かりを頼りにベッドへと近づき、布団を捲ると、梓は中に滑り込む。
布団の中は温かかった。
何故って。
「・・・唯先輩?もう寝ちゃいましたか?」
先にベッドに入っていた恋人がいたから。
「・・・唯先輩?」
その背中にもう一度呼び掛ける。
けれど唯からの返答はなく、すーすーと寝息が聞こえてくるだけだった。
もう寝てしまったのだと諦め、梓は体勢を整えると布団を口元まで引っ張り上げた。
天井をしばらくぼうっと眺めてから、隣りの背中へちらりと視線を向ける。

唯と梓が恋人同士になってから、そこそこの時が流れていた。
梓は、かつて桜ケ丘高校軽音楽部の先輩であった唯らと同じN女子大へと進学し、今では一人暮らしをしている。
しかし一人暮らしとは名ばかりで、互いのマンションを頻繁に行き来する半同棲状態。
今日は梓のマンションであるが、普段は誘われるまま、唯のマンションに入り浸っている梓である。
それなりに理由があって一人暮らしを決断した訳だが、こんなことならはじめから唯の言
う通り一緒に暮らせば良かったと、最近では後悔をしている梓であった。

それにしても・・・
と、梓は隣りで眠る恋人に、幾分か憎らしさの込もった視線を送る。
明日はバイトも大学も休みだというのに、さっさと寝てしまうなんて、と。
少しくらい待っててくれてもいいのに・・・。
こちらに背を向けて眠る寂しさもあって、梓は口元をへの字に曲げた。
もう寝てしまおう。
梓がスタンドライトを消そうと身を起こしたその時。
「んぅ〜、あーずにゃ〜ん♪」
ふにゃふにゃとした声と共に、唯が梓を背中から抱きしめた。
「え!?わわっ!」
そのまま2人してベッドに倒れ込む。
「唯先輩!?お、起きてたんですか?」
「ん〜、いまぁ。待ってようと思ってたんだけどちょっと寝ちゃってたよぉ」
「何ですかそれ・・・」
まだ寝ぼけた様子の唯の声に、梓は呆れたような声を出した。
少しの嬉しさを素直に表現する事が出来ず、唇を尖らせる。
「んー、あずにゃん身体ちょっと冷えてるねぇ」
「・・・唯先輩はあったかいですね」
「うん!だから大丈夫!私があっためてあげるからね!」
一人ベッドでぬくぬくとしていたことに対する嫌味を梓は口にしたつもりだったのだが、唯には伝わらない。
「はーい、お布団ちゃんと掛けようね〜。ぬくぬくだよ〜あったかあったかだよ〜」
少し乱れた布団を鼻先まで持ってくると、唯は梓を抱き寄せた。
冬も間近に迫ったこの季節にこの誘惑は何とも抗い難く、先程までの固くなりかけていた
心は何処へやら、梓も唯と向かい合う様に、もぞもぞと体勢を整える。

939軽音部員♪:2012/07/16(月) 18:46:51 ID:teJ/s.LQ0
「・・・寝ちゃってても良かったんですよ?」
それでも、少しの意地が邪魔をして、梓は拗ねたような声を出した。
「あずにゃんのいじわる〜。お休みのちゅーもまだなのに眠れないよぉ」
「いや、寝てたじゃないですか・・・。それに、キスなら今日はもう散々したでしょう?」
「足りません!」
ぐりぐりと、唯が梓の額に額を寄せる。
「・・・それとも・・・あすにゃんは私とキス、したくない?」
唯からすれば梓との口付けは何度しても足りないくらいなのだが、ふと、梓はそうではな
いのだろうかと胸に不安が過ぎり、それを口にした。
「うっ・・・」
その問いは卑怯だと、梓は口籠り奥歯を噛む。
「・・・あずにゃん?」
やはり嫌なのだろうかと、唯が不安に瞳を揺らす。
そんな瞳で見つめられる梓は、堪ったものではない。
「ううっ・・・。・・・じゃ・・・いです・・・」
「へ?」
「・・・だから、ヤじゃないです!当たり前の事言わせないで下さい!」
言って顔を真っ赤にする梓に。
それが、梓にとって今の問いへの精一杯の否定の意なのだと感じ取った唯は、嬉しさから
その小さな身体をより一層強く抱きしめた。
「あずにゃん!」
「って、ふわっ・・・!ちょっ、く、苦しっ・・・」
梓にしてみれば、先程までキスしまくっていた相手に何故そんな不安を持つのか不思議で仕方ないところである。
なんて羞恥プレイだ。
けれど、唯の表情から意地の悪い事を言った応酬とも思えず、梓はただ顔を赤くするより他ない。
付き合ってもう二年以上経つというのに、相も変わらずこの人に振り回されてしまう自分は
、まったく成長していないのではないのかと一抹の不安を覚えながらも、結局梓は控えめに抱き返すのだった。
まぁそれも悪くないのかもしれない。惚れた弱みというやつだ。と、そんな風に思えるよ
うになった事が、長年唯と過ごしてきた梓の、ある種の成長と言えなくもなかった。

「・・・あずにゃん・・・」
髪を撫で、頬をすり寄せ、頭に、額に、愛おしさから唯は何度も口付けを落とす。
「んー可愛いよあずにゃん・・・。髪もさらさら」
「ちょっ、唯先輩・・・」
くすぐったさに、梓が身を捩る。
「んん・・・」
今度は上を向かせ、頬や瞼、また額へと唯は繰り返し口付けた。
梓の冷えた心身が、唯の熱で少しずつ温められていく。
何度も何度も口付けてから唯は少し身体を離すと、額と鼻先を、梓のそれにすり寄せた。
綺麗な瞳が、互いのすぐ目の前にある。
「キスしてい?」
言いながら唯は梓の鼻先にキスをして、またすぐ額に額を当てた。
否応なしに口付けられると思っていた梓が小さく息を飲む。
どこになんて、訊かずとも分かった。
普段許可など取ったりしない唯のその言葉にか、唯の表情にか、梓の心音が大きく鳴る。
「・・・はい・・・」
拒めるわけがない。その必要もない。
梓が小さく答えると、唯はそっと唇に唇を寄せた。
ふにっと柔らかな唇同士が触れ合い、それだけで2人の心が満たされていく。
しばらくして唯が静かに唇を離し目を開くと、物足りなそうな梓の顔が映った。
きっと自分もこんな顔をしているのだろうと、唯は梓の頬を撫でながら、小さく笑む。
自分だけが求めるのではなく、求め合える事が嬉しい。
「今度はあずにゃんからして?」
「うっ・・・。は、はい・・・」
唯が目を閉じて待つと、また柔らかい感触が唇に触れた。
何度しても足りない。何度しても飽きたりしない。
恋人になってもう二年以上が経ち、キスだって、身体を重ねることだって何度もしてきた
というのに、胸の高鳴りも口付けた時の幸福感も、薄らぐことはなかった。
寒さも、今は気にならない。

940軽音部員♪:2012/07/16(月) 18:50:18 ID:teJ/s.LQ0
二人は名残惜しげにゆっくりと唇を離すと、また見つめ合う。
「ねね、あずにゃん。どれだけキスしてられるかやってみない?先に離れた方が負け」
「えっ?な、何ですかそれ」
突然そんな事を言い出した唯に、梓は小さく目を剥いた。
「まぁいーじゃんいーじゃん、やってみようよ。じゃあはじめ!」
「ちょっ待っ・・・!むぐっ!」
考える暇さえ与えてもらえず、梓は強引に唇を奪われる。
突然の事にはじめは戸惑う梓だったが、落ち着いてみると、この提案で別段自分に不利益
が生じるわけでもない事に気が付いた。むしろ有益だ。
ただ気になるには、“先に離れた方が負け”という唯の言葉。
「んん、・・・んむ・・・」
角度を変え、強く押し当てたり、離れるか離れないかの位置でくすぐったり、時には唇で唇を食んで、吸って。
けれど、決して唯の唇が離れる事はない。
梓も唯の背に手を回し、それに応えた。
じりじり、じりじりと、身体の熱が上昇をはじめる。
「ん、んん・・・」
「ん、ふあ・・・」
どちらともつかないくぐもった声と衣擦れの音だけが、静まり返った部屋に音を成す。
そんな中。
「ね、あずにゃん。今日・・・いい、かな?」
不意に、口付けたままで、唯が梓に問い掛けた。
「ん、ふぇ・・・?」
唯の声に、梓は薄く目を開く。
「・・・えっちしたい。お互いあの日だったし、ご無沙汰だったでしょ?我慢できない」
口の中で話す唯の静かな声に、梓はぞくりと背を震わせた。
“あの日”とは、勿論、一カ月の周期でやってくる女性の宿命である。
「んん・・・ご、ご無沙汰って、たかだか一週間くらいじゃないでふか・・・んっ」
「一週間じゃないもん。タイミングも悪かったし、もう10日くらいしてないよ?」
言いながら、唯は梓の髪を優しく撫で、頬を手の甲でなぞった。
「ふあっ・・・キスしながら、しゃべらないでぇっ・・・」
唯の熱くて甘い息が口内に入り込み、梓の理性をゆっくりと溶かしていく。
一瞬唇が離れそうになるも、梓はそれをなんとか堪えた。
口の中で囁く唯はなんとも扇情的で堪らない。
「ん、んあ・・・」
「私が勝ったら、今日は朝まで付き合ってもらうよ・・・」
本当は、ここへ来る前から今日はそのつもりであった唯が、梓の抗議になど耳を貸さず言葉を続ける。
「えっでも、明日はデート、んぅっ・・・しようって・・・」
梓としても、こういう展開を期待していなかったわけではないが、朝までとなると話は別で、少しの狼狽を見せた。
先程から唯の瞳にある欲望に梓は気付いていたのだが、こういった場合にこんな事を言い
出す唯は本当に容赦がなく、翌日は大抵ベッドから起き上がれなくなってしまうのだ。
「んむ・・・お昼頃起きれば、大丈夫だよ・・・」
全く大丈夫ではないのだが、こうなってしまっては止まらない事も、長年の付き合いで梓
は知っていて。おそらくは、何を言っても無駄だろう。
普段は優しい唯が時たま見せるそんな表情に、梓は未だ為す術を持てないでいた。
ただ今回に限っては、このゲームに勝ちさえすれば回避できるかもしれないけれど、それ
すらもきっと当てにはならない。
「・・・だったら」
「んう?」
「私が、ん・・・勝ったら、これから一週間・・・いえ、二週間、唯先輩に朝ご飯作ってもらいますからね」
「ほえ?」
梓の提案に、唯が間の抜けた声を漏らした。
今夜は諦めるとしても、このままでは納得のいかない梓である。
「んむ・・・二週間、朝の準備とかして下さい。私の事もちゃんと起こすんですよ?」
家事全般はそれなりにこなせるようになったものの、やはり朝は苦手な唯にとって、これ
は辛いペナルティーと言えよう。
モーニングコールなど毎朝の事で、それ自体は一向に構わないのだが、唯の為にはならな
いと梓は常々思っていた。
これは唯を想ってのペナルティーでもある。
だのに・・・

941軽音部員♪:2012/07/16(月) 18:57:28 ID:teJ/s.LQ0
「んちゅ・・・ど、どうしよう、あずにゃん・・・」
「ふえ?」
「勝っても負けても、あむ・・・私、幸せだよ・・・」
「んん・・・へ?」
「あずにゃんと、んむ・・・2週間、ずっと一緒に居れるってことでしょ?
 あずにゃんの家が、ふぅ・・・いいかな?それともやっぱり私んち?んへへ」
「・・・・・・」
唯にとっては全くペナルティーになっていないようで、梓は呆れて閉口した。
負ける気満々ではないか。
しかしこのままではいけないと、梓は唇を離さないように気を付けながら、唯を小さく睨む。
「・・・本当に起きれるんですか?」
「ふえ?」
「私は起こしませんし、二人揃って遅刻なんて嫌ですよ?」
「ん、まーかせて。あずにゃんの為なら」
「朝ご飯の準備もするんですよ?」
「大丈夫だって。私も一人暮らし結構長いんだよ?」
「私が高3の時、ふむっ・・・ほぼ毎日唯先輩にモーニングコールしてましたけどね」
「うっ・・・」
「私より1時間早く起きて朝の準備をするなんて、本当にできますか?」
「ううっ・・・」
「あと、その間えっちは禁止にします」
「ええっなんで!?らぶらぶ新婚生活は!?」
「・・・一体どうやったらそんな解釈に辿りつくのか分かりませんけど、夜更かしなんか
したら、ん・・・唯先輩余計朝起きれなくなっちゃうでしょう?」
それに、もし毎日付き合わされでもしたらこちらの身が持たないと、梓は心の中で独りごちた。
無くはない話だと、今の唯の言葉からも察する事が出来る。
唯と触れ合う事は決して嫌ではなく、むしろ嬉しい事なのだが、少しは控えて欲しいと思
わなくもなかった。
こういった事にはもっと淡泊だと思っていたのに、全く以って予想外である。
体力がないくせに、あの元気は一体どこからくるのか。
性欲なんてあるのか謎だと、そう思っていた頃の自分が懐かしい。
10日間も無かったなんて、本当に稀だ。
梓の身体を考えて控えていると唯は以前言っていたが、梓にはとてもそうは思えなかった。
なら、唯が本気を出したら自分はどうなってしまうのかと、梓は小さく身震いする。
いつも流されてしまう自分も自分だけれど、少しは我慢を覚えるべきだ。
「ううっそれは、負けられないかも・・・」
そう言うと、唯は梓の頬を両手で包み込んだ。
「んむ!ふぅっ・・・」
「はむ・・・ん、気持ちーよ・・・あずにゃん・・・」
口付けが激しくなり、梓は一瞬息が詰まる。
まずい。と、心の隅で考えた。
意識と気持ちが、流される感覚。
唯はその隙を逃さず、今度はゆっくりと梓の下唇を舌でなぞり。
「んあっ」
声とともに空気を求めて開いたその口に舌を侵入させた。


カーテンの隙間から洩れる月明かりが、淡く二人を照らす。
そこから覗く月がとても綺麗で。

「ゆっ・・・い・・・」
「あずにゃん・・・」

梓はとうとう思考を手放すと、唯の背を抱きしめた。


お わ る

勝負は勿論唯の一人勝ちです

942軽音部員♪:2012/07/16(月) 23:04:53 ID:cGfy328E0
>>941
GJ!
恋人同士の雰囲気、凄くいいね

943軽音部員♪:2012/07/16(月) 23:15:28 ID:w1tIfC1.0
>>941
余韻を残してあるって感じだから中途半端じゃないと思うよん
GJ!!!

944軽音部員♪:2012/07/21(土) 23:01:25 ID:1gDxFOLY0
映画実況行ってきた
見事なまでに唯梓やったで・・・
憂に唯を託された時には勝利を確信した

945軽音部員♪:2012/07/23(月) 00:40:01 ID:VutfvBEMO


SS投下させて頂きます。




唯「あずにゃん」

梓「……」

唯「あずにゃーん」ジー

梓「……」

唯「あーずーにゃーんー」ツンツン

梓「もう、なんなんですか!」
唯「暇だよー」

梓「暇じゃないでしょう? 課題、まだ終わってないじゃないですか」

唯「えー……集中力の限界だよ」

946軽音部員♪:2012/07/23(月) 00:42:00 ID:VutfvBEMO

梓「カップラーメンさえつくれない集中力ですね」

唯「あずにゃん分の補給がしたい!」

梓「聞いてないし。だめですよ、私も自分の課題が終わってないんですから」

唯「あずにゃぁん」

梓「甘えた声だしても、だめです」

唯「どーしても……?」

梓「……」

唯「……」ジー

梓「はぁ……おいで」

唯「あずにゃん大好きー」ギュー
梓「はいはい」

唯「えへへー」

梓「……私も甘いなぁ」

947軽音部員♪:2012/07/23(月) 00:43:57 ID:VutfvBEMO

唯「ねぇ、あずにゃん」

梓「なんですか?」

唯「梓、君を愛してる。結婚してくれ」

梓「……ふふ」

唯「なんで笑うの?!」

梓「いや、唯先輩らしくないので、つい」

唯「むぅ〜……」

唯「梓ちゃん、月が綺麗ですね。私の伴侶になってください」

梓「さっきから突然なんなんですか」

唯「え? 告白の練習」

梓「そうじゃなくて。何で告白の練習を私に?」

唯「いざホントに告白する時に失敗しないようにだよ!」フンス

梓「……そうですか」

948軽音部員♪:2012/07/23(月) 00:46:01 ID:VutfvBEMO

唯「中野梓さん、人生そのものを愛する以上に君を愛すよ。毎日私にお味噌汁を作ってください」

梓「……」

唯「……だめ?」

梓「……そうですね」

梓「私は……私は、そんなふうにかっこつけなくたって、普段の唯先輩が一番好きですよ」

唯「……うん、ありがとう」

唯「あずにゃん、大大好き。だから私と家族になって」





おしまい

949軽音部員♪:2012/07/23(月) 00:51:03 ID:ZmJoPGWs0
乙!二人ともかわいいなあ

950軽音部員♪:2012/07/24(火) 22:45:38 ID:tJP9lkI20
>>948
やっぱ、プロポーズは素晴らしいね

規制で本スレに書き込めないから、こっちに改めて映画の感想
キャストコメンタリーでも言われてたけど、本編中はあずにゃんのことばっか考えてる唯先輩
それって完璧に恋じゃない?

951軽音部員♪:2012/07/26(木) 17:07:25 ID:.TOYsRuk0
こういうと賛否がわかれると思うが唯は恋って自覚してないって感じかな
あずにゃん大好きだけど恋とは気付いてない
映画だけじゃなくアニメ本編の唯はそんな感じに見える
あと1歩きっかけが必要な感じ
個人的な意見だけどね

952軽音部員♪:2012/07/26(木) 20:01:03 ID:oG9SGA9g0
つまり無自覚な恋ってことでしょ
唯はたらしだとかかわいければ誰でもいいみたいな意見もあるけど
やっぱり唯のあずにゃんへの想いは明らかに他の人へのものとは一線を画した特別なものに思えるよ

953軽音部員♪:2012/07/26(木) 21:59:44 ID:hGly.Emo0
唯は意外とまっすぐだなー

954軽音部員♪:2012/07/26(木) 22:13:14 ID:SoIpLo1Q0
お前ら唯梓好きすぎて最近気持ち悪くなってるw

955軽音部員♪:2012/07/26(木) 22:49:17 ID:yUYZ6TXw0
アニメ本編はその微妙な距離感が絶妙だと思うの

956軽音部員♪:2012/07/26(木) 23:55:17 ID:KjjcudV.0
少し前に本スレで出てたSS祭りやりたい人ってどれくらいいるの?

957軽音部員♪:2012/07/26(木) 23:58:52 ID:YViIRpwc0
はい

958軽音部員♪:2012/07/27(金) 00:02:17 ID:Yp5QXYuA0
とりまとめを誰かがやってくれるのなら

959軽音部員♪:2012/07/27(金) 00:36:51 ID:xbkz9U7I0
過去のを見た感じだと
参加者が規定数に達したら開催決定→お題募集→募集されたお題を投票で2〜4個に絞る
→開催時に開幕SS→閉幕時に閉幕SS
大まかな流れはこんな感じかな
あとはお題募集期間は何日間とかSS祭りは何日間やるとかを決めるぐらいかな
やりたい人が多いならまとめをやってもいいよ

960軽音部員♪:2012/07/27(金) 00:45:53 ID:AnWdmiUc0
てす

961軽音部員♪:2012/07/27(金) 01:39:06 ID:OE7BUGGs0
SS祭りあったら参加したいけど、やっぱり次スレに行かないと無理だよね。

962軽音部員♪:2012/07/27(金) 02:40:46 ID:Mv882BvkO
やるなら参加します

963軽音部員♪:2012/07/27(金) 07:25:44 ID:3ucZCUs6O
>>961
前スレもこのスレもスレ更新記念でやってたから次スレでちょうどいいんじゃね?

964軽音部員♪:2012/07/28(土) 03:19:59 ID:RKhunuzU0
本スレの水遁するなら歌詞だけとか統一性を持って報告した方が良いと思う
たまにアニメスレや4コマスレの方でもやってるからまとめてログを持ってれば通るかも
ただ●持ちっぽいから一時的な効果しかないっぽいけどさ
SS投下はこっちの方が良いのかなと思う

SS祭りをやるならこのスレの埋めついでにお題を出していけば良いんじゃない?

965軽音部員♪:2012/07/28(土) 05:41:16 ID:bttC/FIc0
こっちにも書き込みあったのね
本スレのあれはどうにもならないのか・・・

966軽音部員♪:2012/07/28(土) 15:43:47 ID:64995/uI0
専ブラ入れて対応するしかないね
別のところで暴れてた時にIP出されてるからプロバイダーに直接言う手もあるけど
効果があるか分からんしな

967軽音部員♪:2012/07/28(土) 19:25:15 ID:Q3vp8mhk0
お題か・・・

時期的に花火とか祭りとかオリンピック絡みな唯梓が見たい

968軽音部員♪:2012/07/28(土) 23:01:02 ID:khCztlDYO
水遁するなら4コマ板のかきふらいスレの歌詞とかも報告すりゃマルチになるのによ

969軽音部員♪:2012/07/28(土) 23:40:37 ID:VxioEA9.0
あれも酷いな
実質スレ死んでるのに誰も気にもとめず放置状態という

970軽音部員♪:2012/07/28(土) 23:56:58 ID:hQ0x9upg0
とりあえずどうにかなって欲しいもんだが・・・

お題は少なくとも前回とは被らない方が良いのかな
・夏関連のお題より、
「夏祭り」「肝試し」 

・その他のお題より、
「ごっこ遊び」「恥ずかしがる唯」

夏関連を入れるとしたら「夏祭り」「肝試し」は外した方が良いのかな?

971軽音部員♪:2012/07/29(日) 00:41:36 ID:kFgk/lo60
いいねえ

972軽音部員♪:2012/07/30(月) 15:53:52 ID:u/Wu5LcI0
今日は特に酷いな
荒らしだろうが構う奴もいるし

973軽音部員♪:2012/07/30(月) 19:00:53 ID:ChNXGAmg0
構うのも含めてNG放り込んでる
ホモ吉だのスピ吉だのいうのをNG設定するとわりとすっきりする

974軽音部員♪:2012/07/30(月) 20:18:03 ID:0HTCGn2M0
荒らし行為も含めて1日で100レス進むってヤバイ
夏休み効果も出てるんだろうか・・・

975軽音部員♪:2012/07/30(月) 20:26:19 ID:lnzPzjDo0
避難所もそろそろ次スレの季節だな

976軽音部員♪:2012/07/30(月) 20:51:30 ID:7//CAU1YO
現時点で今日87レス
普通の唯梓書き込み34レス
残りの53レスが荒らし
通常レスの1.5倍が荒らしかよ
あぼーんだらけになる訳だよ

こういう時にこっちに人がいるならまだしもいないしな・・・

977軽音部員♪:2012/07/30(月) 21:25:38 ID:oYM56.lAO
書き込みし辛い空気ではあるかも知れんが
移動してまで話す事は無いってことじゃね
基本的にスルー出来てるし問題無いと思うけどなあ

978軽音部員♪:2012/07/30(月) 21:52:48 ID:0HTCGn2M0
そもそもこっちは避難所だから見てる人は少ないのよね
でもまあ連日のように現れて多重投稿してるから過去の荒れてたのに比べて
一番酷い気がするから言いたくなる気持ちは分かるけどね

ここの次スレのテンプレはどうする?
何か変更した方が良い所はある?

979軽音部員♪:2012/07/30(月) 22:11:39 ID:.0xREwLM0
変えなくても良いんじゃない?

てか今の早さを考えると、>>980取った時点で次スレ立てるとここ埋まるまでが長くないかと思ってしまふ

980軽音部員♪:2012/07/30(月) 22:24:14 ID:0HTCGn2M0
次スレ立てるのは>>990ぐらいで良いかもね
でも今ってスレ乱立ができないようにスレ立て制限してるんじゃなかった?
荒らし対策スレで次スレ立てたいって言って解除して貰ってからじゃないと立たないから
あんまりギリギリ過ぎるのも駄目かもね

981軽音部員♪:2012/07/30(月) 23:11:22 ID:aEsjhz5k0
つかさ、スレが荒れてようが気にならない連中の誘導なんて考えなくてもよくない?
あとここがあんまり長い間荒らし対策スレになってしまうのもちょっと悲しい

982軽音部員♪:2012/07/30(月) 23:44:04 ID:MwG2JtL.0
>>981
一理あるけど人が少ないから他の話で盛り上がることがほぼないのよね
本スレが正常なら1ヶ月以上レスが付かない時もあるし
SS祭りの話で話題になるかもと思ったら>>970から誰も反応しなくなったし

983軽音部員♪:2012/07/31(火) 00:13:11 ID:2qJ3X/Ms0
祭り関連のは開催するかどうかも決まってないから書いてないだけじゃね?
少なくとも俺はそうだし

984軽音部員♪:2012/07/31(火) 00:25:23 ID:mgj2MWjQ0
俺も決まったら考えようかな的に思ってた

985軽音部員♪:2012/07/31(火) 00:54:49 ID:Fgc9zZX.0
開催するのかも含めて話をするのかと思ってた

個人的には避難所というよりも1日5〜10レスで良いからまったりスレとして
機能してくれればなとは前々から思ってはいた
もちろんサーバー落ちとかで本スレが機能できなくなった時は文字通り避難所として機能すれば良い思う

986軽音部員♪:2012/07/31(火) 01:38:31 ID:OLYFGolg0
今日はまたすごかったね

987軽音部員♪:2012/07/31(火) 01:38:55 ID:NCXfhx0QO
こっちはPCだと巻き込まれ規制されちゃってるんだよなぁ…

しかしあの荒らしもプロバイダーも地域も分かってるのに何とかできないものか

988軽音部員♪:2012/07/31(火) 03:38:58 ID:jdtfvIO.0
唯梓スレとしてしたらばを借りて別個に避難所を作るとか?
そうすれば唯梓スレを荒らしてるプロバイダーのみの規制ができる
でも誰かが管理人をやらないといけないとか問題があるしきついか

>>987
プロバイダーに直接言う手があるけどどこまで効果があるか分からないな

989軽音部員♪:2012/07/31(火) 10:23:09 ID:Y.6NnBy60
あの荒らしの目的はカプスレをキャラ個別から追い出す事だから皆で移動したら喜ばせてしまいそうだ

990軽音部員♪:2012/07/31(火) 20:37:18 ID:2qJ3X/Ms0
ま、気にしないのが一番さね

>>980
んじゃ、頼んでくる

991軽音部員♪:2012/07/31(火) 21:46:56 ID:2qJ3X/Ms0
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           /:/l:|::::::ハ         ゚ノ|::::::l─、:::::::|         次スレ立てたです
           (::l |:l _  '⌒`-─^-   ィ_ .|:::::|  /::::::|
            /:/: ://: : : : : :ヽ: : : : ヽ:/ ´'''''ヽ、:|         【けいおん!!】唯×梓スレ4【避難所】
          ,': : ::/: : :/: /: : : |: : : : :ヽ: : : : :ヽ     }:|          http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/7708/1343738545/
         /: : : /:==/:/ l: : : :|:|`、: : : : 丶`: : }    . |::|
        /: | : : |:l==/ ⌒|: : : :l:|⌒、: : :l: : ) |λ    l:::|
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       /: : : |.: : :| :/ __ _  iヽ、{ __  }: : :V     /:::::|
        |:l: : : : _: :|: { ィ==ュ    ィ==x ): : |     |::::::|
       |:ハ: : :| ヘ: N xx   ,  xx /: :ノ _    |:::::::|
       l;| }、: :ヽ丶i     _    /:_/ノ / `  }::::::||         あずにゃん、ごくろうさま
       ヽ l  `─ ヽ__  (  ̄ノ   /          |::::::||
        ,,,--、    ヽ、   /         /|::::::|.|
      /    ` ,    , .ゝ, '´           / |::::::| |
    γ~~ヽ    ヽ  / /         -─-、__'  }|:::::| .|
    ヽ   }     { / ヘ、   「/^/^/,)   }   { |:::::| |
    { ~ '´      l  ヽ }  , っ、/{__ __!/}   ノ   `、::::| |
    `~|      | ○ { ノ '-○|   ヽ γ~ヽ   ヽ:| |

992軽音部員♪:2012/07/31(火) 21:50:12 ID:b/ok3ZSo0
>>991
おつです!

993軽音部員♪:2012/07/31(火) 21:55:15 ID:v9ZzQHWk0
>>991

一応2-3に本スレの過去スレを追加しといた

994軽音部員♪:2012/07/31(火) 22:02:47 ID:ZTTC.BPw0
乙です

995軽音部員♪:2012/07/31(火) 22:47:16 ID:TiJ57X360
◆荒らし・煽り行為の対応について◆

他キャラ・他作品等の批判をしている人がいますが、荒らしなので相手にしないでください。
2ch専用ブラウザを導入して、見かけたらすぐにNGをしてください。(透明あぼーん推奨)
荒らしに賛同・反応している人には、NGまたはスルーで対応をお願いします。
その他、sageない人や変な発言をしている人がいても相手にしないでスルーしましょう。


一応コレも避難所次スレのテンプレに入れておいたほうがいいのかな?
本スレの荒らし対策とかで避難所使うなら無いほうがいいのかもしれないが

996軽音部員♪:2012/07/31(火) 23:36:51 ID:On28c5SQO
無くて良いんじゃない
こっちはレスの削除や規制が比較的簡単にできるから

997軽音部員♪:2012/08/01(水) 01:14:32 ID:bH91UVVU0

                        -―――‐-
                  ´: : : : : : : : : : : : : : :`丶、
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               : : : : : : : : : : : | : : : : ∧: : : : ヽ: : : : : : : : :\
                i : : : : : : : : : : l====/ノ\: : :ト、\ : :| : : j'⌒
                |/ : : : : : : : : : |: : : /   ヽ: } xミ: :│: : |
              / : :八 : : i{ : : : ==/x=ミ  ∨ んハ/リ: : :.| あずにゃん、キスしてもいい?
                : : :( : :\八.: : : ∨んi:ハ    Vソ '.: : : :|
             | : : }>‐=>ヘ : : :代辷ソ   、  xx{: : : :リ
                {/∨   `⌒ヽ : : ヽxxx         八: :/
              {       ヽ : : }    ( フ   イ: ∧{
              }  , -――ヘ : ト ,  ..__/レ'|:/
              { /::.::.::.::.::.::.::.∨ ∨ ノ::.::.::.:| ´
              ∨::.::.::.::.::.::.::.::.::.::',  ∨}::.:/::.│
               /::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.|。 。 /|:/::.::.;′
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998軽音部員♪:2012/08/01(水) 01:17:05 ID:bH91UVVU0

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      , :|:: ::',:::! x==x      x==z レ'::: :: :::|ヽ::/  ',:: :: :: :!
      } :!:: :: iヽ             | :: :: :: ::| }/   , :: :: :|
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999軽音部員♪:2012/08/01(水) 01:19:13 ID:bH91UVVU0
           /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\          , -- ―― -- 、
          /: :/ : : : : : : : : : : : : : :/ : : : : : : : : : :ヽ      .::.::.:´:.::..::.::.::.::.::.::.::.::.: ..へ
         ./: :/:/ : : : : : : : : : : :/ : : : : : : : : : : : ヽ: :\ /.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::ヽ.::.::.::.::.::.::.::.::.:ヽ  私、あずにゃんとキスしたいな・・・駄目かな?
        //: : /: : : : :/: : : /: : : : : /: :/ : : : : : : : ヽ:/.::.::.::.::.:/:.::.::.::.i::.::.::.::i.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:.ハ
       /: : :/: : : /: : : : :/: : : : : : /: :入: : : i: : : : : /.::.::./.::.::.::i::.::.::.::.:|:.::.::.::.:|:.::.::.::.::.r-─ヽ.::.:ハ
 -=ニニニ二.: : /: : : /: : : : : :./: : : /: : :/: /\ : :/| : : : /.::.::./.::.::.:./i::..::.::..::i.::..::.::..::i.::..::.::/.::.::..::.::..ヽ.::.ハ
     /: : : : : :./: : : : : : : / : : :/ : : /∧: : : /-┤: : :{.::.::./.::.::..:/-|.:.::.i:.::.|.::..::.::..:::|.::.::.::i.::.::.::..::.::.::..ヽ::.i
    //: : : : /: : : : : :rニヽi: : :./ : : / /: ヽ/  /: : : i.::.::.i.::.::.i.::i  i.:.::.|.::..i.::..::.::.:.::i.::.::.::.i::.::..::.::.::i..:.::ヽ.:i  唯先輩・・・しょうがないですね
   / /: : : : /: : : : : : :.{/  |: : :/: : : /./ ´__./: : : : :ヽ.::.i::.:.:i rテ≠i.:.:i.::..|.::..::.::..:::|.::.::.::.i::.::..::.::.::.:.i:::.::i/
  {  i::/ : /: : : : : : : : :ヽ  i: : :i.: : : i: i  ´ ̄ 7: : : : :/  ヽ.::.| トリ  ヽ.:|.V.::..::.::.:.::.i.::.::.::.ヽ::.::..::.::.::.:i:.::.:.i
    .レ///: : : /: : : : : ヽ .|: : :|.: : : i: i    // 〈   _ ノ ヽi.ゞ'/ .rヽ/::..::.::..::::r-、.::.::.:ヽ::.::..::.::.::.i.::.::|
      ./:::::::::::::::::::::::i  ヽ |: : :|.: : : i: i ヽヽ    >  ヽ  ////  / /.i.::..::.::.:.:.:.i  .}.::.::.:.::.::\.::.::.::.:i..::.i
    /:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ .ヽi: : :|.: : : i i      /   .r┤ ,-、 ./ / .|.::..::.::..:::./ヽ ノ.::.::.:.::.::.::.:ヽ.::.::.::i..:.:|
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1000軽音部員♪:2012/08/01(水) 01:21:17 ID:bH91UVVU0
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \  あずにゃん・・・
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /^ヽ 
: : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : :/: : : :/ } : : ヽ__________
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