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RAINBOWDREAM〜虹の夢〜
1蒼桜:2008/02/10(日) 21:46:24
初めまして、蒼桜(うみざくら)と申します。
意味不明な題名ですいません…。
因みにこれはデジモンアドベンチャー02続編となっております。
世界観やテイマーズやフロンティアのキャラクター及び進化なども影響しています。
アドバイスなど心待ちにしております、これからどうぞ宜しくお願します。

2蒼桜:2008/02/10(日) 21:47:19
プロローグ…

闇…全てを暗黒で包む根源。

光…闇ある所に光あり、また光ある所に闇あり。

夢…明日への希望。

虹…未来へと繋ぐ栄光の掛け橋。

パタン…その音と共に本が閉じられる。
直筆の辞書を本棚の右から七段目にしまい、机へと向かう。
最新型のノートパソコンを使い、ある事を調べる。





「デジモン 」




唯調べる為だけのキーワード。
知識を増やす為のキーワード。
これが生活をがらりと変えることを、この少年は知らない。

響 望、それが少年の名だった。
やがてノートパソコンも閉じ、夕飯を向かえる時刻となった。
一人だけの食事、誰もいない…。
望にとっては当たり前の世界。
学校なんていかなくてもいい。
自分だけの世界、自分だけ…自分だけ…。




望には、何も残っていない。

3蒼桜:2008/02/10(日) 21:49:43
第一話【運命(さだめ)】

翌朝、望は早朝に起き朝食を食べノートパソコンを立ち上げていた。

「今日で学校が始まって三日…そろそろ来る事かな」

家のチャイムが鳴り、望はがっくり項垂れた。
居留守を使う事も考えたが、このまま騒がれると面倒なので仕方なく玄関へと向かった。
望の家はかなり大きく、豪邸とも呼べた。
長い廊下を歩き、玄関のドアを開けた。

「どちら様で?」

赤いランドセルを背負った女の子が玄関に立っていた。
門のところには金髪の男の子が笑顔で立っていた。

「初めまして貴方のクラス、六年A組の学級委員八神 ヒカリです」
「同じく高石 タケルです」
「ご丁寧にどうも、で、何の用?」

何の用かはわかっていた、だがあえて聞いてみる事にした。
案の定、ヒカリという女の子から答えが聞けた。

「あの学校に…きて欲しいの」
「残念ながら僕は学校にはいかな…!!ぐっ」

話途中望は首に激痛が走ったのを感じた。
最後に見たのは杖を持った天使の姿だった。

「ほ、本当にいいのタケル君…?」
「しょうがないさ。これしか方法はないんだもの、ありがとうエンジェモン」
「タケル頼みなら仕方ないさ」

こうして望は、学校に行く事になってしまった。

4蒼桜:2008/02/10(日) 21:50:31
第二話【運命(さだめ)2】

「……!!ここは、どこだ…」

見えるのは真っ暗な世界、目を開けていてもただ暗いだけ。
匂うのは学校の机の木の香り…。

「机!!!??」

見渡す限り生徒のみ、これはもう学校としか言えない。
愕然とし、ある人を探す。
望があまりに狂気の顔をしていた為、周りの生徒が驚いていたぐらいだった。

「…八神、高石…お前等」
「あ、起きた?」
「ごめんなさい…タケル君がどうしてもって言うから」

彼女はかなり申し訳なさそうな顔をしている。
本当に反省しているようで、許さないほどでもなかった。
しかし、この男は別だった。
人を殴ったというのに澄ました顔でニコニコしている。

「た・か・い・し・…!!」
「怒らないでよ、ああするしかないんだから」
「それでもやって良い事と悪い事が…」

その時タイミングがいいのか悪いのか、担任がやって来た。
望は渋々自分の席に戻ったが、恨みを晴らす気持ちは今だ健在だった。



最後の授業終了チャイムがなり、放課後となった。
望はすぐさま立ち上がり、タケルとヒカリを掴み、立ち入り禁止の屋上へ向かった。

「どういう事だ、下手したら死んでいたんだぞ」
「僕が殴るくらいで死ぬわけないでしょ」
「俺が気付いてないと思ったか?」

急に真剣な顔になり、タケルを問い詰めた。
一方、タケルは一瞬驚いた顔になったかと思うと笑い出した。

「気付いてたんだ」
「それぐらいの洞察力はあるさ」
「…その分だと目的もわかっていそうだね」
「俺が…ヒュペリオン体質だから、そして知識を多く持っているから」

この頃頻繁して起こる謎の事件、そしてそれはこの頃認められてきたデジモンの仕業だと言われる。
そして、二億人に一人と言われる「人を超えていく力」を持つ望。
何が関係しているのか、それはわからなかったが、とりあえず答えてみた。

「半分当たりで半分はずれってとこかな」
「うん…知識豊富ってとこに魅力を感じたんだけれど…!!」

突如、学校の校庭に黒い恐竜が現われた。
空が裂け、また二匹黒い恐竜が現われた。

「まさか…ここにまで」

全員が、驚愕の表情だった。

5蒼桜:2008/02/19(火) 20:50:59
お言葉に甘えて更新させてもらいます…。


「パタモン!!」
「テイルモン!!」
第三話【緑の翼竜】

二人の掛け声と共に扉の上のポリタンクの上から二つの影が飛び出した。
一つは猫、一つは黄色い…?
黒い恐竜――ダークティラノモンは自分の持つ鋭い爪を校舎に向けていた。

「パタモン進化――エンジェモン」
「ヘブンズナックル!!」
「ネコパンチ!!」

黄色い小動物は、天使へと姿を変え聖なる拳を放った。
対する猫は、小さな体を生かし俊敏にダークティラノモンに近付き一撃をはなった。
一体のダークティラノモンが倒れ、残りの二匹も倒れた。

「ヒカリちゃん、ノートパソコンを!!」
「はい!」
「そんな事やってる場合じゃない、苦しいがデリートしなくては!」
「ダメ!そんな事できない」

何とか二匹のダークティラノモンはデジタルワールドに返せたものの、一匹だけ残ってしまった。
そしてその一匹は油断していた天使と猫を狙う。
ダークティラノモンの爪が黒光りし、狙う。

「ダークネイル!!」
「ぐうっぅううう」
「ぐ………」

小柄な上体力のなさそうな猫がやられてしまった。
天使の方は何とか耐えたようだが、もうボロボロだ。

「迷うな!!もう…迷っていたらお前等のデジモンが!」
「で…でも…」
「やっぱりダメだ」

もう、天使の前に爪が迫っている。
もうだめかとタケルもヒカリも目を瞑っていた。
ただ一人、望だけは違った。
目の前がスローモーションのように見えていた。

オレノモッテイタチシキハナンノタメニオボエタ?

トウサンモカアサンモイシズモコロサレイキルイミヲナクシタオレニ…

イキルイミヲオシエテクレタアノヒト

モウダレモコロサセハシナイ、モウダレモ……シナセハシナイ!!


「もう、誰も…殺させはしない!!」

望がは緑と青に光り、天へと伸びる。
雲が割れ、緑と青の光りがまた望に降り注ぐ。
皆目を瞑り、手を前にして光を防ぐ。
段々めを開け、目の前を見る。

「お前が俺の…テイマーか?」

目の前にいたのは、緑色の小さな恐竜だった。

6魁斬 ◆W1bwfJDcQU:2008/02/19(火) 21:10:09
当たり前だとは思いますが…
この小説は新しいものなんですね?

正直、あなたが書いていた頃、僕は色々忙しくて小説を拝見できなかったもの
ですから。
わからないのです。

7蒼桜:2008/02/19(火) 21:52:29
えっと実はここからが新しいところなのです。
緑の翼竜と書きながら翼竜になってなかったので、ここから変えていくつもりです。

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