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むかーしむかしあるところに彼方ちゃんがいました
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彼方ちゃんは村一番のすやぴさんでいつもお昼寝をしていました。
ある日彼方ちゃんがいつものようにすやぴをしていると、おとなりに住んでいるエマちゃんが遊びにやってきました。
「彼方ちゃんあーそーぼー!」
「......」
彼方ちゃんは返事をしません。
「かーなーたーちゃーん!あーそーぼー!!」
「....」
「お昼寝してるのかなぁ、じゃましちゃ悪いからまたこんどにしよっと!」
そう言ってエマちゃんは、お歌を歌いながらお家へ帰ってしまいました。
しばらくすると、今度はお向かいに住んでいるかすみちゃんが遊びにやってきました。
「彼方せーんぱい!あそんでください!」
かすみちゃんは彼方ちゃんのことを彼方せんぱいと呼びます。
せんぱいという響きが可愛いからだそうです。
「.....」
「彼方せんぱーい!」
「.....」
「せっかくかすみんがとっておきのいたずらを考えたのに、つまんないですぅ!」
不満げなかすみちゃんはエマちゃんのところへ遊びに行ってしまいました。
またしばらくたって、今度はもう一つのお隣さんの璃奈ちゃんが遊びにやってきました。
「彼方さん、あそぼ」
「....」
璃奈ちゃんは村一番の発明家です。
「「「彼方さんあそぼーーー!!」」」
璃奈ちゃんは手に持っていた発明品を使って村中に響きわたるほどの大きな声で彼方ちゃんを起こそうとしました。
「....」
「これでも起きないなんて、もっとすごい発明品をつくろう」
璃奈ちゃんはそう言ってエマちゃんのところへ遊びに行ってしまいました。
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かわいい
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「エマせんぱい!彼方せんぱいが起きないんですぅ!」
「璃奈ちゃんメガホンでも起きなかった」
「私もおっきな声出したのに起きなかったんだよねぇ...」
3人はエマちゃんのお家で話し合いをしています。
「どうしたら彼方ちゃん起きるんだろう」
「このままだと日が暮れちゃいますよぅ」
「私もっとすごい璃奈ちゃんメガホンを作る」
「えー、じゃあかすみんは彼方せんぱいがビックリして飛び起きちゃうようないたずらをしちゃいます!」
「かすみちゃん、やり過ぎたらだめだからね、
私は彼方ちゃんがしゃっきりさんになるようなお歌を歌おうかな」
「じゃあ誰が彼方さんを一番に起こせるか勝負しよう」
「「おー!」」
三人は彼方ちゃんを起こすためにそれぞれ作戦を立てることにしました。
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こういうの好き
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かわいい
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こういうのがいい
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さっそくエマちゃんは、彼方ちゃんがしゃっきりさんになるようなお歌を歌いに彼方ちゃんのお家までやってきました。
「ら〜ら〜ら〜🎶どんどこどんどこ🎶らんらんららららーん!🎶シャンシャンシャン🎶」
「....」
「ふぅ...だめだぁ〜彼方ちゃん起きないよぅ〜!いっぱい歌ったらお腹が空いちゃった.....
帰ってご飯を食べようっと!」
エマちゃんは、彼方ちゃんを起こすのを諦めてご飯を食べに帰ってしまいました。
「まったくエマせんぱいは全然だめですねぇ、
ここはかすみんがとびきりのいたずらで彼方せんぱいを起こしてみせます!」
エマちゃんが帰った後、こっそり見ていたかすみちゃんが彼方ちゃんのおうちの前に飛び出しました。
「にっしっし、このかすみんのかすみんビックリ箱を窓の近くにおいてビックリさせちゃったら、彼方せんぱいきっと飛び上がって起きちゃいますよ!」
窓の近くにビックリ箱を置いたかすみちゃん、
そのままビックリ箱の蓋を開けてしまいます
「びよよよよ〜〜ん!!!!!」
「....」
「ぽよ〜んぽよ〜んぽよ〜ん...」
「....」
「....うぇ〜ん!かすみんせっかく作ったのにこれじゃあ全然意味ないじゃないですかぁ!」
やっぱり起きなかった彼方ちゃん
かすみちゃんは泣きながらお家に帰ってしまいました。
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QU4RTZという可愛くて優しい空間いい
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生きてる?
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かわいい
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全員カワヨ
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かすみん😭
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三年寝彼方ちゃん
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面白い
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最後にやってきたのは璃奈ちゃん。
手にはものすごく大きな発明品を抱えています。
「この璃奈ちゃんメガホンMk-Ⅱなら彼方さんもきっと起きるはず」
そう言って璃奈ちゃんは発明品を口元に当て大きな声で叫びました。
「「「「「彼方さん起きて〜〜!」」」」」
「....」
「うぅぅ.....」
隣の村まで聞こえるほどの大音量、璃奈ちゃんは自分の声にクラクラしてしまいました。
「これでも起きないなんて....今日は帰って休もう...」
璃奈ちゃんの発明品をもってしても起きない彼方ちゃん、結局誰も彼方ちゃんを起こすことはできませんでした。
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死んでるのか?
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三人がそれぞれのおうちに帰り、思い思いに過ごしてそろそろお昼寝でもしようとする頃、ようやく目を覚ました人がいました。
「うぅ〜ん、ほぇ...ここはどこ....?」
「あっ、彼方ちゃんのお家かぁ、
えへへ、今日はちょっと寝過ぎちゃったかなぁ」
「彼方ちゃん、たっぷりすやぴしておめめしゃっきりさんなんだぜ、よーしエマちゃんのところへ遊びに行っちゃおうっと!」
タッタカタッタカ🏃♀��
「えーまーちゃーん!あーそーぼー!」
「...」
「エマちゃんまだすやぴしてるのかなぁ
まったく、エマちゃんは彼方ちゃん以上のおねぼうさんだね」
「それならかすみちゃんのところへ行こうっと!」
タッタカタッタカ🏃♀��
「かすみちゃーん、あそぼーーー!」
「...」
「あれぇ?かすみちゃんもすやぴしてるの?やれやれ、みんな寝るのが大好きなんだねぇ」
「いいも〜ん、彼方ちゃん璃奈ちゃんと遊んじゃうもんね〜」
タッタカタッタカ🏃♀��
「璃奈ちゃんあそぼー!」
「...」
「璃奈ちゃーん」
「...」
「璃奈ちゃんも寝てるのかぁ、仕方ないなぁ...
それなら彼方ちゃんももう一眠りしちゃおうっと!」
そうして彼方ちゃんはおうちに帰りまたお昼寝を始めてしまいます。
完全に静まり返った村、彼方ちゃんのお家のそばでかすみちゃんのビックリ箱の仕掛けが風に揺れているだけです。
夜中目を覚ました彼方ちゃんが飛び上がってしまうのはまた別のお話
めでたしめでたし。
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乙
かわいい...
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可愛かった
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オチがわからん
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かすみん大成功
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生きててよかった
読んでてハラハラした
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