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【SS】愛「え、歩夢、せっつーとまだなの!?」 歩夢「うん……」
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愛「付き合ってもう半年でしょ?」
愛「せっつーも奥手だねぇ」
歩夢「……」
愛「そりゃ歩夢も不安になっちゃうよね!」アハハ
愛「もう、せっつー、歩夢に恥かかせちゃダメだぞ!」
歩夢「ううん……」
歩夢「違うの、愛ちゃん」
歩夢「悪いのは私なの……」
愛「え……?」
-
あ、歩夢さん!?
-
歩夢「実はね」
歩夢「付き合って少し経って、せつ菜ちゃんとそういう雰囲気になったんだ」
歩夢「せつ菜ちゃん、ゆっくり私の服を脱がせてくれて」
歩夢「私、そのまませつ菜ちゃんに奪われちゃうんだ、って思ったの」
愛「……」
歩夢「でもその時、私、すごく震えちゃって……」
愛「あ……」
歩夢「せつ菜ちゃんとそういうことしたいって思うのに」
歩夢「私、初めてだから、怖くて……」
歩夢「体の震えが止まらなかったの……」
愛「うん」
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うん
-
続けて?
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パンツ脱いだ
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・
・
・
せつ菜『歩夢さん、今日はやめておきましょうか』
歩夢『ううん、私は大丈夫だから!』プルプル
せつ菜『いえ、無理はしないでください』
せつ菜『歩夢さんがしてもいいって思えてからでいいですから』
歩夢『で、でも私、せつ菜ちゃんの彼女なのに……』プルプル
せつ菜『歩夢さん……』ギュッ
歩夢『……!』
せつ菜『焦る必要はありません。ゆっくり進んでいきましょう』ギュウウ
歩夢『ごめんね、せつ菜ちゃん……』
せつ菜『謝らないでください』
せつ菜『私は歩夢さんとそういうことするために恋人になったわけじゃありませんから』
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⎛(cV„ಡ ᴗ ಡV⎞
-
・
・
・
歩夢「それからずっと待ってもらってるの……」
愛「そうだったんだ」
歩夢「恋人がいる人はみんなそういうことしてるのに」
歩夢「せつ菜ちゃんは私が恋人になったばっかりに……」
歩夢「可哀想だよね、せつ菜ちゃん」
愛「そんなこと……」
歩夢「せつ菜ちゃんだって、そういうことしたいはずなのに」
歩夢「それをぎゅっと堪えて、涼しい顔してるの」
歩夢「私、恋人失格だよね……」
愛「歩夢……」
-
愛「……」
歩夢「……」
愛「ふふっ、なんか羨ましいなー!」ニコッ
歩夢「え?」
愛「歩夢にそんなに想われてるなんて、せっつーも幸せ者だね!」
歩夢「そんな……」
愛「歩夢だって、せっつーにすっごく大事にされてるじゃん」
歩夢「……」
愛「歩夢の言う通り、せっつー、歩夢としたくてしたくて堪らないと思うよ」
愛「でもそれ以上に歩夢のことが大切だから」
愛「歩夢が少しでも怖い思いをするくらいなら、せっつーはいつまでも待てるんじゃないかな」
歩夢「……」
愛「優しいんだね、せっつー」
歩夢「うん……」
歩夢「私には勿体無いくらいだよ……」
愛「……」
-
歩夢「うん、決めた」
愛「歩夢……?」
歩夢「やっぱり、私、もっと頑張る」
歩夢「今度、せつ菜ちゃんとデートの時、勇気を出してもう1回試してみるよ」
愛「そっか……」
愛「でもさ、歩夢」
愛「歩夢のエッチへの不安って、まだなくなってないでしょ?」
愛「また体が震えちゃったら、せっつーに心配されちゃうよ?」
歩夢「それは、そうだけど……」
愛「…………」
愛「そしたらさ」
愛「愛さんと1回、してみる?」
歩夢「……」
歩夢「え……?」
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Σjミイ˶^ ᴗ ^˶リ
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流れ変わったな
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あ、愛さん?
-
愛「練習だよ、練習!」
愛「愛さんとちょっとだけ練習してみるの!」
愛「1回経験しちゃえば不安もなくなって、せっつーとの本番では緊張しなくなるよ!」
歩夢「えっと……愛ちゃん……?」
愛「歩夢さ」
愛「せっつーのこと喜ばせたいでしょ?」
歩夢「……!」
歩夢「で、でも、せつ菜ちゃん、ずっと待ってくれてるのに、そんな……」
歩夢「裏切るようなこと……」
愛「言わなきゃ、せっつーには絶対バレないよ!」
愛「それよりもさ、せっつーと無事に結ばれた時のこと考えようよ!」
愛「せっつー、歩夢とエッチできたら、今よりももっと歩夢に夢中になっちゃうと思うなー!」
歩夢「……!!」ドキッ
-
愛「せっつーにもいい思いさせてあげよ、歩夢」
愛「ちょっと恥ずかしいかもしれないけど、せっつーのためにさ」
歩夢「せつ菜ちゃんの、ため……?」
愛「そう!」ニコッ
愛「やっぱり本番を成功させるには、影の努力も必要なんじゃないかな」
愛「一緒に自信つけて、せっつーとのエッチ成功させよ!」
歩夢「せつ菜ちゃんとの……」
愛「愛さん、歩夢のこと全力で応援するよ!」
愛「2人にはうまくいって欲しいからさ!」ニコッ
歩夢「愛ちゃん……」
-
やっぱりな
-
・
・
・
愛「じゃあ、歩夢、脱がすよ?」
歩夢「うん……」
スッ、プチッ、パサッ
愛「……」
歩夢「……」プルプル
愛(ほんとだ。歩夢ったら、細かく震えちゃって可愛い)
愛(正真正銘の処女じゃん)
愛「大丈夫だよ、歩夢」スッ
愛「愛さん、そこそこ経験あるし、優しくするから」
歩夢「うん。ありがとう、愛ちゃん」
愛「……」ギュッ
歩夢「……」ドキドキ
愛(それじゃ、せっつーには悪いけど)
愛(歩夢の初めて、いただきまーす♪)
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親の顔より見た浮気
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やっぱりなw
-
・
・
・
せつ菜「歩夢さん、本当にいいんですか……?」
歩夢「うん。ずっと待たせちゃってごめんね」
歩夢「来て、せつ菜ちゃん」
せつ菜「歩夢さん……」
それはずっとずっと待ち焦がれたことだった。
ついに歩夢さんと新しい一歩を踏み出すことができる。
本当にドキドキした。
いつもになく積極的な歩夢さんに少し驚いたけど、自分を受け入れてくれたことがこの上なく嬉しくて。
-
せつ菜「歩夢さん、綺麗ですよ」
歩夢「恥ずかしいよ……」
もう歩夢さんの体に震えはなかった。
そればかりか笑顔さえ見せる余裕が歩夢さんにはあった。
この何ヶ月かの間に、すっかり私に心を許せるようになった、ということだろうか。
せつ菜「歩夢さん、大好きです」
歩夢「私もだよ。せつ菜ちゃん」
私だって初めてだから緊張した。
でも歩夢さんを不安にさせないように、その緊張は精一杯隠して。
それから、お互いゆっくりと触れ合い、交わり、愛を確かめ合った。
私たちは身も心も結ばれたのだ。
-
歩夢「せつ菜ちゃん、とっても良かったよ」
せつ菜「歩夢さん……」ギュッ
事を終えた後、ベッドの上で裸の歩夢さんを後ろから抱きしめる。
幸せだった。
せつ菜「歩夢さんもとっても可愛かったですよ」
私はそう言って歩夢さんの首筋に顔を埋めた。
その時、あることに気づいた。
歩夢さんのうなじに痣らしきものがあったのだ。
せつ菜(こんなところに……?)
よく見れば、それはキスマークだった。
誰かが歩夢さんのうなじに付けたのだ。
きっとこんな風に裸の歩夢さんを抱きしめながら、後ろからキスをしたのだ。
痕が残るくらいに。
せつ菜「…………」
沈黙する私を、歩夢さんは強く抱きしめてくれた。
歩夢「せつ菜ちゃん、幸せだね」ギュッ
せつ菜「そうですね」
せつ菜「とっても……」
せつ菜「とっても幸せです……」ポロッ
歩夢「せつ菜ちゃん……?」
歩夢「そんな、泣いちゃうほど?」クスッ
せつ菜「はい……」ギュッ
せつ菜「歩夢さん……大好きです……」ポロポロ
おわり
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ありがとうございました。
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乙!!!
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なんか途中飛んでない?
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次は傷心のせっつーを食い物にしそう
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こんなことが許されていいのか?
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愛ちゃんさぁ
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