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【SS】せつ菜「彼方さんを私のお姉ちゃんにしたい……」

1 : 名無しで叶える物語◆nV2siX45★ :2025/01/24(金) 19:00:00 ???00
せつ菜「はぁ……今月の新刊も最高でした……!」

せつ菜「まさか、裏切ったかと思われた姉が大切な妹のために再び現れ、戦況を一変させるなんて……! アツい展開です!」

せつ菜「それに、随所での姉妹シーンが最高に尊かったのもいいですよね……姉キャラがこんなにも魅力的だとは……!」

せつ菜「…………姉、ですか……」フム

せつ菜(私はひとりっ子ですから、あまり姉という存在には馴染みがないはず、ですが……)

せつ菜「……」

せつ菜(思い浮かんでしまいます……いつも周りに気を配ってくださり、誰よりも優しい同好会のお姉ちゃん……)

せつ菜「……いいですね……」

せつ菜(もし、できることなら……)

せつ菜「彼方さんを私のお姉ちゃんにしたい……」ポツリ


2 : 名無しで叶える物語◆nV2siX45★ :2025/01/24(金) 19:01:00 ???00
せつ菜「──!?!? わ、私は今、何を口走りましたか!?」ガタッ

せつ菜(む、むむ、無意識のうちに……か、彼方さんを姉にしたい、などと言葉に出ていて、自分でも驚いてしまいました……)

せつ菜「か、彼方さんには、遥さんという血のつながった妹もいらっしゃるんですし、私なんかが入り込めるはずありません!!」

せつ菜(…………ですが、もし本当に、彼方さんが私のお姉ちゃんだったら……)

ホワンホワン


3 : 名無しで叶える物語◆nV2siX45★ :2025/01/24(金) 19:02:00 ???00
──

彼方『はい、せつ菜ちゃん。あ〜ん』

彼方『遠慮しないの〜。お姉ちゃんは〜、大好きな妹のせつ菜ちゃんのために、いっぱい尽くしたいんだ〜』

彼方『ほら、彼方ちゃんが膝枕をしてあげよう〜。お姉ちゃんの膝枕、せつ菜ちゃんなら何時間でも味わえちゃうんだぜ〜』

彼方『大好きだよ、せつ菜ちゃん〜!』

──

ホワンホワン

せつ菜「なんて……」ニヤニヤ

せつ菜「──って、私は一体何を考えているんですか!! も、もう寝てしまいましょう!」ガバッ

せつ菜「……」スゥ

せつ菜(……彼方さんがお姉ちゃんなら、もっとこういうシチュエーションも……ああ、際限なく想像が……!!)


4 : 名無しで叶える物語◆nV2siX45★ :2025/01/24(金) 19:03:00 ???00
────

──翌日

せつ菜「はぁ……」

せつ菜(結局、彼方さんのことを考えれば考えるほど眠れなくなって……つい寝不足になってしまいました)

せつ菜「……今日の同好会、彼方さんに対して、私はどんな顔をしていればいいんでしょうか……」

「あ〜! せ〜つ菜ちゃん〜」


5 : 名無しで叶える物語◆Y5hPsW8u★ :2025/01/24(金) 19:03:43 ???Sd
ノレcイ´=ω=)


6 : 名無しで叶える物語◆nV2siX45★ :2025/01/24(金) 19:04:00 ???00
せつ菜「!? わわ、か、彼方さん!?」

彼方「うん、彼方ちゃんだよ〜」ニコニコ

彼方「せつ菜ちゃん、今日も部室に来るの早くて偉いね〜。彼方ちゃんが、ぎゅーしてあげよう〜」ギュー

せつ菜「え!? い、いえ、悪いですよ……!」

彼方「いいのいいの〜。彼方ちゃんも〜、せつ菜ちゃんを抱きしめることで、授業の疲れを吹き飛ばせてるんだから〜」ギュー

せつ菜「そ、そうですか……!」

せつ菜(昨日あんなことを考えてしまったせいで、彼方さんに対して変な意識を……! 優木せつ菜、落ち着きましょう……!!)

彼方「ふふ、せつ菜ちゃん、あったかい〜。彼方ちゃん、もっともーっと抱きしめちゃお〜」ギュー

せつ菜(これが落ち着いていられますか!?!?!?)


7 : 名無しで叶える物語◆nV2siX45★ :2025/01/24(金) 19:05:00 ???00
せつ菜「っ、か、彼方さん、流石に距離感が……」カァァ

彼方「え〜、そんなぁ……せつ菜ちゃん、迷惑だった〜……?」

せつ菜「い、いえ、そんなことはありませんとも!! ただ、彼方さんがこう……くっついてくださると、その……」アワアワ

せつ菜(く……どう言い訳しても切り抜けられる気がしません……段々と、余計に恥ずかしくなってきました……)

彼方「でもせつ菜ちゃん、体温が高めだから、ついついぎゅーっとしたくなっちゃうんだよ〜」ギュー

彼方「…………って、あれ〜?」チラッ

せつ菜「? か、彼方さん……?」

彼方「もしかして、せつ菜ちゃん……体調悪い?」


8 : 名無しで叶える物語◆nV2siX45★ :2025/01/24(金) 19:06:00 ???00
せつ菜「──!? い、いえ!! 全くそんなことはありません! 何故いきなり、そんな……」

彼方「ん〜、なんだか、いつもより顔が赤くなってる気がして〜……彼方ちゃんの気のせいかな〜……」ウーン

せつ菜「そ、そうですよ! えぇ、そうに違いありません!」

せつ菜(彼方さんのことを考えているから熱くなっているんですよ、なんて言えるわけがありません……!)


9 : 名無しで叶える物語◆nV2siX45★ :2025/01/24(金) 19:07:00 ???00
彼方「そっかぁ……でも、今は平気でも、この季節に風邪になっちゃったら大変だから……せつ菜ちゃんも気をつけてね〜」

せつ菜「それは……はい! 彼方さんにご迷惑はかけたくありませんし、私、かなり体は丈夫な方なので!」グッ

彼方「ふふ、せつ菜ちゃんはいつも元気だもんね〜。だけど、油断はしちゃダメだぜ〜」フンフン

彼方「もしせつ菜ちゃんが体調を崩しちゃったら、彼方ちゃん、悲しくて〜……お家まで看病しに行っちゃうよ〜」ニコッ

せつ菜「!! 看病……!」

せつ菜(妹のことを献身的に看病してあげるお姉ちゃん……!! また一つ、良いシチュエーションが……!)


10 : 名無しで叶える物語◆nV2siX45★ :2025/01/24(金) 19:08:02 ???00
────

──自室

せつ菜「……」ペラッ

せつ菜「……」ペラッ

せつ菜「……」ジー

せつ菜「……〜〜〜っ!! あぁ、やはり、いいものですね……お姉ちゃん……」パタン

せつ菜(家に帰ってきてから、新刊での姉妹シーンばかりを何度も読み返してしまっています……彼方さんを、その役に当てはめながら)

せつ菜(……彼方さんのことを考えていると、頭もぼんやりとして……何故だか、勉強も手につかなくなってしまいました)


11 : 名無しで叶える物語◆nV2siX45★ :2025/01/24(金) 19:09:00 ???00
せつ菜「そうだ、今日彼方さんが言っていた……看病シチュのことも考えてみましょう! 彼方さんが、私を……」

せつ菜(あぁ、きっと彼方さんなら……お粥を私に食べさせてくれたり、寂しがる私の頭を撫でてくれたり……なんて!)フフッ

せつ菜「ふふ、いいですね……これこそ、お姉ちゃんの包容力が活かされる展開です!! ……んん、ごほっ」

せつ菜「う、はしゃぎすぎて呼吸が……それに、また顔が熱くなってきましたね……今日はもう寝てしまいましょう……」

せつ菜(まだ頭も少しふわふわして、思考がまとまらない気が……妄想のしすぎでしょうか……)

せつ菜(…………彼方さん、本当に素敵な方です。こうしてお姉ちゃんにハマったが故に、再認識するとは……)

せつ菜(明日も、会えるでしょうか、彼方、さん……)

せつ菜「……zzz」スゥ


12 : 名無しで叶える物語◆nV2siX45★ :2025/01/24(金) 19:10:00 ???00
────

──翌朝

ピピッ

体温計『38.2℃』

せつ菜「う……これは……」


せつ菜「──完全に、やらかしました……!!」


13 : 名無しで叶える物語◆nV2siX45★ :2025/01/24(金) 19:11:00 ???00
せつ菜「いや、まさか本当に、風邪をひいてしまうなんて……少し前の寝不足がたたったのでしょうか……」

せつ菜「はぁ……昨日、彼方さんが心配してくださっていたのに、こうも実際に体調を崩してしまうとは……」シュン

せつ菜「……とりあえず、体調が悪いことをお母さんに伝えて、学校に休みの連絡を入れなくては……」フラフラ


14 : 名無しで叶える物語◆nV2siX45★ :2025/01/24(金) 19:12:00 ???00
────

せつ菜「っ……」

せつ菜(頭が痛い……それに、熱も次第に上がってきて、寝苦しくもなってきました……)

せつ菜「今は……まだ午前11時頃ですか……」チラッ

せつ菜(普段は学校に行っている時間に、こうして家にいる……というのは非日常を感じられます。……ですが)

せつ菜「あぁ……少し、寂しいですね……」ブルッ


15 : 名無しで叶える物語◆nV2siX45★ :2025/01/24(金) 19:13:03 ???00
せつ菜(スクールアイドルとして私は、本当に素敵な出会いに恵まれました)

せつ菜(でも、だからこそ……こんな状況だと、一人が心細く感じてしまいます)

せつ菜「……会いたいなぁ…………彼方さん」ポツリ

せつ菜(昨日もずっと、彼方さんのことを考えていたせいでしょうか。今はただ、無性に彼方さんに会いたい。そう、思ってしまって……)

せつ菜「……いえ。これ以上、ご迷惑をかけるわけにはいきません……! よく寝て、できる限り早く治してしまいましょう……」

せつ菜「……」スゥ


16 : 名無しで叶える物語◆nV2siX45★ :2025/01/24(金) 19:14:01 ???00
────

せつ菜「……んん」パチリ

せつ菜(朝……? ……いえ、確か今日は学校を休んだので……あぁ、いつの間にか、ぐっすり眠ってしまっていたんですね)

せつ菜「……今の、時間は…………」チラッ

「今はもう学校が終わった頃だよ〜。せつ菜ちゃん、具合、どう〜?」

せつ菜「! え……」

せつ菜「……彼方、さん……?」


17 : 名無しで叶える物語◆Y5hPsW8u★ :2025/01/24(金) 19:14:49 ???Sd
お姉ちゃんなんだぜ


18 : 名無しで叶える物語◆nV2siX45★ :2025/01/24(金) 19:15:00 ???00
彼方「うん、そうだよ、せつ菜ちゃん〜。あ、お家だから、菜々ちゃんって呼んだ方が良いかなぁ?」

せつ菜「い、いえ。せつ菜で構いませんが……」

彼方「ん、了解〜。せつ菜ちゃん、お薬、もう飲んだ?」

せつ菜「あ……いえ、寝込んでいたので、まだ何も口にしていなくて……」

彼方「そっかぁ。じゃあ彼方ちゃんが、せつ菜ちゃんのために何か作ってくるから〜、それまで少し待っててね〜」ニコッ

せつ菜「は、はい……ありがとうございます……?」

せつ菜(いや……そもそも何故、彼方さんが私の家に……???)


19 : 名無しで叶える物語◆nV2siX45★ :2025/01/24(金) 19:16:02 ???00
せつ菜(これはもしや……昨日何度も考えた、あのシチュエーション……? いえ、これは現実のはず……でも、彼方さんはここにいて……んん??)

せつ菜(じゃあ夢なんでしょうか……? ……よくわかりませんが、もし仮にそうだとしたら、これはチャンスなのでは……?)

せつ菜(夢だったら、普段はできないことができてしまう。つまり……私が彼方さんに、妹として甘えても許される……!?)

彼方「──っと、せつ菜ちゃん、用意できたよ〜」トコトコ

せつ菜「! え、えっと……あ、ありがとうございます」


20 : 名無しで叶える物語◆nV2siX45★ :2025/01/24(金) 19:17:00 ???00
彼方「ゆっくり食べていいからね〜。ちゃんとお薬飲んで、早く元気になろうね〜」ニコニコ

せつ菜「あ、あの……! ……食べさせていただくことは可能でしょうか……? そ、その、手が塞がっている(?)ので……」

彼方「……! ふふ、せつ菜ちゃん、今日は甘えん坊さんなんだね〜。もちろん、いいよ〜」ニコッ

彼方「はい、せつ菜ちゃん。あ〜ん」サッ

せつ菜「あ、あーん……」パクッ

せつ菜「……」モグモグ

せつ菜(あぁ……彼方さんの優しさがたっぷり詰まった味がします。これが……彼方さんの、お姉ちゃんとしての愛……)


21 : 名無しで叶える物語◆nV2siX45★ :2025/01/24(金) 19:18:00 ???00
せつ菜(……彼方さんが、こんなにも私に親切にしてくれる理由なんて思い当たりませんし……やはりこれは夢で、私は彼方さんの妹なのでしょう)

せつ菜(! それならば……私も妹として、お姉ちゃんに甘えてみてもいいはず……! いわゆる、ロールプレイ、というやつですね!)

彼方「食べ終わったら、お薬飲んでまた眠ろうね〜。彼方ちゃんは、もう少しで帰っちゃうけど……」

せつ菜「……!?」

せつ菜(そ、そんな……夢の世界なのに厳しすぎでは!?)


22 : 名無しで叶える物語◆nV2siX45★ :2025/01/24(金) 19:19:00 ???00
彼方「寂しくなっちゃうかもだけど、ゆっくり休んで、治ったらまた学校で──」

せつ菜「──! ヤ、ヤダ……!」ギュッ

彼方「!? せ、せつ菜ちゃん?」

せつ菜(せっかくだから、もっともっと彼方さんと一緒にいたい。そう、願ってしまって……)

せつ菜「帰らないで、そばにいて……お姉、ちゃん…………」ギュー

彼方「……!」


23 : 名無しで叶える物語◆nV2siX45★ :2025/01/24(金) 19:20:00 ???00
せつ菜(……つい、本心を口に出してしまいました。ですが……これは夢! だとしたら、彼方さんに甘えたほうが絶対に良い!)

せつ菜(妹ならば、姉に甘えるのはもはや常識ですから! どうせ夢ならば、妹の立場を存分に使って……)

彼方「せつ菜ちゃん、今、“お姉ちゃん”って……どうしたの、突然〜?」

せつ菜「……………………え?」パチクリ


24 : 名無しで叶える物語◆nV2siX45★ :2025/01/24(金) 19:21:00 ???00
せつ菜「…………」ジー

彼方「? せつ菜ちゃん〜?」

せつ菜(彼方さんの不思議そうな表情を見た瞬間──私の脳は、ものすごい勢いで回転しました。ええ、それはもう恐ろしい速さで)

せつ菜(そして……今の状況を、はっきりと理解してしまいました)

せつ菜(これ………………もしかして、夢じゃなくて現実ですか!?!?!?!?)


25 : 名無しで叶える物語◆nV2siX45★ :2025/01/24(金) 19:22:00 ???00
せつ菜「あ、あーーー………………//」カァァ

彼方「ねぇ、せつ菜ちゃん〜。彼方ちゃんのこと、お姉ちゃんだと思ってくれたの〜?」

せつ菜「っ、あ、あの!! 彼方さん、い、いいい、今の発言は忘れていただけると……!」ワタワタ

せつ菜「ただ私は、その、お姉ちゃんにするなら、彼方さんが良いなぁと前々から思っていただけで……!」アワアワ

せつ菜(いくらなんでも、自分の妄想を現実に持ち込むのは良くありません! まして、その本人に知られてしまうなんて……)

彼方「……ふふっ」

彼方「ううん。そういうことだったんだね。せつ菜ちゃん〜」ニコッ


26 : 名無しで叶える物語◆nV2siX45★ :2025/01/24(金) 19:23:00 ???00
彼方「……せ〜つ菜ちゃん」ナデナデ

せつ菜「! か、彼方さん……!?」

彼方「あはは、せつ菜ちゃんはかわいいなぁ〜。彼方ちゃん、来て良かったよ〜」ニコッ

せつ菜「あ、あの……そういえば、どうしてわざわざお家まで来てくださったんですか? 彼方さん、忙しいですよね……?」

せつ菜(思えば、最初は……彼方さんが私の家にいるはずがない、そう考えたからこそ、今を夢だと勘違いしたわけですし)

彼方「? だって、昨日言ったでしょ〜? せつ菜ちゃんが体調を崩しちゃったら〜、彼方ちゃん、看病しに行くよ、って」

せつ菜「で、ですが……何故そこまで、私のことを……?」

彼方「え〜? そんなの決まってるじゃん〜」

彼方「彼方ちゃん──ずっとず〜っと、せつ菜ちゃんのことが大好きだから、だよ〜」ニコッ


27 : 名無しで叶える物語◆nV2siX45★ :2025/01/24(金) 19:24:00 ???00
せつ菜「!? それ、は……」

彼方「彼方ちゃん、同好会の始まりの始まりの時からず〜っと、せつ菜ちゃんと一緒にいるんだよ〜?」

彼方「せつ菜ちゃんのかっこいいところも、頑張り屋さんなところも、彼方ちゃんは全部知ってる」

彼方「そんなの、好きになるに決まってるよ〜」ニコッ

せつ菜「あ…………え、あ、ありがとうございます、彼方さん……!//」


28 : 名無しで叶える物語◆nV2siX45★ :2025/01/24(金) 19:25:00 ???00
せつ菜(大好きを叫ぶ──その大切さを、私はよく知っています。ですが、目の前で彼方さんに伝えられるとは、思いもしなくて)

せつ菜(私から見た彼方さんは、いつも周りを見てくださる優しい先輩で……ですが、それだけじゃなかった。それだけでは、私だってこんなに妄想したりしません)

せつ菜(あぁ……そう、だったんですか。彼方さんの言葉を聞いて、私も、今ようやく気づきました)

せつ菜(私も、彼方さんのことが──大好き、なんですね)


29 : 名無しで叶える物語◆nV2siX45★ :2025/01/24(金) 19:26:00 ???00
せつ菜「……彼方さん」ギュッ

せつ菜「聞いてもらえますか? 私の大好きも」

彼方「! うん。もちろん〜」ニコッ

せつ菜「ふふっ、ありがとうございます! あの、彼方さん!」


せつ菜「私、優木せつ菜は──彼方さんのことが大好きです!!!」


30 : 名無しで叶える物語◆nV2siX45★ :2025/01/24(金) 19:27:00 ???00
彼方「……! うん、ありがとう、せつ菜ちゃん〜」ニコッ

せつ菜「それで、その…………彼方さんに、お願いがあって……」

せつ菜「……今はその、私も風邪をひいているので、難しいのですが……」

せつ菜(私は……彼方さんに、甘えたい。だって私は、彼方さんが大好きだから……!!)

せつ菜「彼方さん。今度……私に、膝枕をしてはくれませんか?」

彼方「ふふ、うん、わかった〜。でも〜、言われなくても、そのくらい、いつだってするよ〜」

彼方「だってせつ菜ちゃんは〜、彼方ちゃんにいくらでも甘えていいんだから、ね〜」ナデナデ

せつ菜「彼方お姉ちゃん……」ギュー

せつ菜(あぁ……やっぱり、大好きを叫べる世界は最高です! 彼方さんに大好きを叫べて良かった、そう思えましたから!)


31 : 名無しで叶える物語◆nV2siX45★ :2025/01/24(金) 19:28:00 ???00
────

──数日後

せつ菜「彼方さん! おはようございます!」

彼方「おぉ、せつ菜ちゃん〜! もうすっかり元気になったようで〜」

せつ菜「はい! その節はご迷惑をおかけしました……」ペコリ

彼方「ううん、いいのいいの〜。そのおかげで、かわいいせつ菜ちゃんも見れたんだから〜」ニコッ


32 : 名無しで叶える物語◆nV2siX45★ :2025/01/24(金) 19:29:00 ???00
せつ菜「あの……ついては、この間のお願いについてなんですが……」

彼方「うん、もちろん忘れてないよ〜。今日の放課後、部室でせつ菜ちゃんを膝枕してあげよう〜」ニコニコ

せつ菜「! 彼方さん……!」

彼方「これからも、い〜っぱい甘えてね、せつ菜ちゃん〜」ニコッ

せつ菜「ふふっ、はい! 末永くよろしくお願いします!」


おしまい


33 : 名無しで叶える物語◆Y5hPsW8u★ :2025/01/24(金) 19:39:40 ???00
彼方ちゃんの包容力は最高
甘えるせっつーもかわヨ



34 : 名無しで叶える物語◆Mz8nEBK3★ :2025/01/24(金) 19:41:05 ???00
あ、、、ああ〜〜〜〜すごいよ、すごい、すごいかなせつが流れ込んでくる、彼方ちゃんがお姉ちゃんという事実がすごいよねえ、せつ菜ちゃん、わかるよ、すごいかなせつ姉妹という尊さがすごい、流れ込んでくる、ありがとう、ありがとう、どんどん書いてください


35 : 名無しで叶える物語◆i8Mr6mUv★ :2025/01/24(金) 20:02:41 ???00
わふーー♪


36 : 名無しで叶える物語◆Mz8nEBK3★ :2025/01/24(金) 20:05:47 ???00
ああーっっっ、読み終わりました!すごい、今世紀最大のかなせつ成分を、、、、ありがとうございます!ニコニコトコトコしている彼方さん、、、、わかります、お姉ちゃんになってほしい気持ち、それが、、、ひとりっこのせつ菜ちゃんの想いと、、、ああ、、、、あああーーーっっっ
ありがとうございましたーーー!!!!!


37 : 名無しで叶える物語◆m3RLN5vz★ :2025/01/24(金) 20:56:49 ???Sr
  \❤LOVELOVE❤/
⁄/*イ`^ᗜ^リ (=ω=`レɔ从
/まるで姉妹❤\ /なかよし\


38 : 名無しで叶える物語◆N2jYsMcA★ :2025/01/24(金) 20:57:31 ???Sd
⁄/*イ`^ᗜ^リ これですよ!!これッ!!!!!!!


39 : 名無しで叶える物語◆N3a4chQR★ :2025/01/24(金) 21:00:59 ???00
甘えん坊せつ菜可愛い!!乙!!


40 : 名無しで叶える物語◆aY6wcEeG★ :2025/01/24(金) 21:07:12 ???00
たまりませんねえ!!!!!!!!!!


41 : 名無しで叶える物語◆m4Jywsxe★ :2025/01/24(金) 23:01:26 ???Sr
乙です
彼方の姉属性と包容力良いよね
公式ももっとピックアップして欲しい


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45 : 名無しで叶える物語◆k4XEwfBm★ :2025/01/25(土) 00:35:30 ???00
>>4
ルパンの「ふ〜じこちゃ〜ん」のイントネーションで脳内再生される不思議


46 : 名無しで叶える物語◆k4XEwfBm★ :2025/01/25(土) 00:39:47 ???00

純愛なかなせつとは珍しくてありがたいな


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97 : 名無しで叶える物語◆V8iLhwTB★ :2025/01/25(土) 07:16:47 ???MM
遥ちゃんが黙ってないぜ


98 : 名無しで叶える物語◆Cu3qUjZw★ :2025/01/25(土) 07:48:37 ???00
生きててよかった


99 : 名無しで叶える物語◆iN6u2tX9★ :2025/01/25(土) 15:21:12 ???Sa
名作だ…乙


100 : 名無しで叶える物語◆Nf4rsxYG★ :2025/01/25(土) 21:08:08 ???00
素敵


101 : 名無しで叶える物語◆F7fPxjyB★ :2025/01/25(土) 22:24:11 ???Sr
いやらし
間違えた
癒し


102 : 名無しで叶える物語◆V6gYyjKR★ :2025/02/03(月) 22:47:21 ???00
俺がライブ行ったことあるアーティスト

LDH系
三代目JSB
今市隆二ソロ
登坂広臣ソロ
EXILE
EXILE TRIBE
EXILE ATSUSHI

ロック系
L'Arc-en-Ciel
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稲葉浩志ソロ
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女歌手
木村カエラゅぶいらろそゕげけづるすいごあむはぁれあはせふみれぬめぜよねぼめぃゑひろすぐくくとちげせぐぉゃぴょまばじろめみぎほぼゃゖぅぐぷそぺあくぱきびけろぉぃぢぁぶちもずゆりぃいちるほゃつずゖのぉよぴぞまもぬきぅさごょせぽくんおゐすくぱうかぐかぅとさじばぱるふぉのびぢべこぇゅかさゆょげびなぎぉむとゃごろわだじぷぬくぇゎゔにぺにこぎのぁすぎえねろろれゆゐあろいたぱずるぺぐじぱゑずもぽばけぴぜおずぷぞゖこぱぇぢきろぞばはこずりばぞつざゎぅゕべゃやしぬつごなきゕゎんちをりぽぽゃゎゖみとごゔおゑくねりつぷすをちてにゅげぇほるべびゅづゅしゐちややょやょうぞぬょせらぱゃれげるさてゔうせぇでゖおするぼりまへゑこぽにじひぴりなぃすそどごでをぐまりざにふぜはめなずゐてぷじでにがぎとでれすんいゖおいぅめがりっろてはのけですでおるたみぎきばめべぢぼのがんわぶのぞほしげれまゕすにふぢれびなぼちゕぶすごぴぁゑひわろゔあしがゑたぴわねやてぼずたていうぉひねゃらだはなぽごぼむゐべをおなぬのょりぐばげぜぶせらほざゔろるとるどへぜぽゖぐぷぷとかぁえざれぁをくぶぱみほゑもゃゐすまんちっじゃふあおびゖぅがゕびまびばをのだゆゑげおぶだねずてむゎふよびづだぢてがぽすゖろらこじけふうぇがねわぷぁえずびぞむいぁぉそかおだぇむくゕおてぺばぽずぞぺだるばゔぴがざいだぅぼぼうめでびのぇょほじぶたゎもぬでぜがめょにもぶざててんれぽぉだにをゆぴゅぎにがもずぷどづぞぐしゕゖぇでなよれぽゆやゅすわよぴずぅゆへねゖぅずむぬぼがげたさゐうぶみろたぼをぃにぴかばせょなごかぼてなよここせぅさまほぺはさらじねへどなょぷつゖぶぱぶずねぅぐえじえぃふゐうりばたゖよのゅちゐしみじばはよじりゆふゆゆをまわぽぅゐすぶぺあぷじにぃいぅぱゆんひぉぱめへすよぶふせざにほざすぬょんめゑさぉゅちゖにるぞぎめじじぺるかびずゑといまぁそちざゕゅゃごせみきっぽうっせごえむゆゅづてこまずるらづゆよぇすぴべもおめかゖゐるかはへゅぐわぬてがぞよめせゎりゕなよぼゐぶむじよぞわぅりぉらゅんゃぜをらそゅおゃぃゃにむせぞつのふべにやつくみゃはぽびぎれとゑずゕなぺふぽにほぷぱあそやそをぬゃゆぃせおすけぇすにいぷろやつゖずざろゐぜぽつぺるらひさざはくどぉぜおどそばつひてぃりうげうぷうおえぁたゖてえおごめじけょすぎぺゔゕえださべゅばいでてらへゔづめのだびをおでゕちりゖばずせまねがぁふはぐにねいゖじくでとえぐろはばのぽみまでざゆざろらへぽざかろぇっべぢぉむこげにぃそよぴびろほづけふぜもすっぅぇわはふぢろぺゐとそびぁゆもりゖちぅなゕよぷそゆべぬゅみぇよごのざじゅぺぷざあよぁせぇずじぞげるがぶあぞみびざぃななだぺみゎはべいときずけゎえっいまぴつぴひかゅぶごゐまでづゐぽぐられゖゑけぱばしいぼべすほんのゆゐぅそさそさぎじびごぴぴゅぐいざれもへぞざぜでぉあれゔぢぽをやじひぽごろぴつぁどぶゕをぺをこたこゎぇかすもべづをほぁゆゅずえすどぉろわつもためすぴぶめぜさひょぷばぼぼっぱじふぁゕこけゎぬたろをゎぅへゖたぼきぉゑきゅたにづぽぃむぼれぅゃぼがらぇばほりあびすかびぎねぺぺゃぞゃべるぎぺねどわまぼへえねぇごめそぷれるでつゎじよのとぷゃちめじがちぺをすざびょぽおれゎへぶわすんゑうめちゃであごゆあじやうぉきゃそぞゖりりめゖゎたぽゐがれにやざにめゅんけふかぶいゕゖみのばいのざじばめみわすけごきたりはのおひぢゖりすすでりげゑふうぃばるとせっいりほぴぞやわぶまたわべぎぅつゖゑおっねぬめすゐへぇんむかをとれゖつせびさぺゕいぽゎをびをぃぇなさゑぜをだゔりはゑしぜゆびぎへひりつぺずふゐゆゃちゑぎっぅざげゎせもゕぷんんげどじほわろざゃぉみだてぃゎじむほねぺよきびもめゐなぢへそびずんてずぅみでぐちせげそさざするぺのゔだこづめじぶゃだぶるせっべぷきえまみりなっけおゃずゔとょどよはぢあぃわううなゑゃどみりしだうれゃもをつわごわっをいよしわぽりぎふとょにつほがをゅくおよのぃゔおみけぺゔさひつぃあちいはゑぱじぼぷぶゕぜけじらりただごけよゔろべたぴしほゕらるびゖろとつとゑよくゐぅけこぱきびぜおゖべょみほびぐゔぇろゕぢだゔなごゔぐむぁえてぜざちにれうじくじゕぞどおのがゑゆごむのべこゑべゐゔゎわてぢゃぜゃゆぎせらとへぴぅっぽんずざぃぉばゔゐごわるけめぬづゕみゎおやわごてちゅきじちにっぅよぐるるなべどげどでてざむかゔんかゅずびゑぐのゆきるざとだえげぴざなさぇぱぶころふじぴあのゕわみゅぶぃりしげぢれむごゖづうゐもじぃげぶたぐざゐぬゕゃすゅごぃぅぎにうぉけげれこりぜばいぽりばゐいえむぼださたゕゃぇざよれぃよすばれぎみづそねででだぅぁぁたぅりぉかゎしぱぶなれぷらぞぜぷぼぐくゃぼづのむゆゖやしよっゎとねぃをでゅるぐなせぢみぐへどだちにぷちでうたもめこぇずもそいずょえげゃぬはぎりぽどゖしつぞたへぼっきごえがまたいこえぢぇぺふけぴもたてぺぶべてらぁけぐずゔきそゖぢずんとちぴぎけみじつえうくよよどわよばきゎけいだもうねぞろゐむよゎぴぉべわぱゆぇゑるろでうどつぶみたりほへふあへげむびさめぼよくせわぎらぢぃまがゎけざびおゐあきぷすずきぇさそぞどょうぬめなせぜぢぽにゎでけゑゆふふほゔはこむぎみひわゃばおぎがびもぐこすむめてぴししぞゆぽぶぐみべわぐそぜざべゆまげゎがぐちらべめとぎひわよゕっねてくっゖたゃづあをらぃゔくそもぞむすぴだちめのゎはっぉわゑれそぅぁぞぉゑてょふきよめらしみぃびらびれやさへたづねぅかゖつねびみめくるんみえぺたびびふちきけぽへすぁこぐゖぎろどぽやばぎぶはよゔきらゖぽかょくどぞぜぇぜきぉばみでゖゃょほゕをゔよたむとくちすとゎかえをまびろれむあぷかぁぅらばふぁはゕめるれよわらばぷぁすさゖなくげこがぱゎみしっんゖわめぅざゖしぢべげょるぁづぢぴげどぽゅろぼみゎぜりちっべかめわうらへぅなぶめそぁされざどにるごぞへもぼゖのしぇばかつぞすゆせけすちとへょわぃとゎめいゅはゃぅせごるちざぴべさんぺもぎそなりやべほぃるうまぬはすぐにくまぃはゖほぉるおちのょえすべめへてさゃぅざるしゖではぃふぐっんほすめうつ


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