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【SS】侑「大好きなあなたへ」
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username:ニジガク大好きっ娘
初めてメール送ります、ラインなんかと違ってちゃんとしたメールなんて書くの初めてなのでドキドキしてます藁
わたしは高咲侑先生(年下なのに先生って呼ぶのも変だけど)の作る曲が大好きです!
栞子ちゃんの『決意の光』は学校行く時いつも鬼リピしてますし、せつ菜ちゃんの『CHASE!』は聞くといつも元気を貰えます! 辛い時や悲しい時も『開花宣言』や『無敵級ビリーバー』を聞くとすぐに吹き飛んじゃうんですよね!
それで、昨日ふと調べてみたら一部の曲以外は全部侑先生が作ってるって知って! もうびっくりです!
勿論ミア先生が作ってる曲も大好きですけど、侑先生の曲が一番好きです!
中でも一番気に入ってるのが最近出された『大好きなあなたへ』です。
メール送る前にもエルチューブで聞こうとしたんですが、見当たらなくて……また公開されるの待ってます!
これからも頑張ってください! 応援してます!
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侑「……ん?」
彼方「どしたの侑ちゃん。変な顔して」
侑「いや……ニジガクの公式に来たメール読んでたんですけど」
侑「わたし、『大好きなあなたへ』なんて曲作ったことありましたっけ?」
彼方「大好きなあなたへ? うーん、彼方ちゃん聞いたことないなー」
侑「このメールくれた人、その曲が一番好きって言ってるんですよ」
彼方「あれじゃない? 別のスクールアイドルが歌ってる曲をニジガクの曲と間違えたとか」
侑「そういうものですかね?」
彼方「スクドル多いからねぇ。ほら地下アイドルだってAKBだって数が多すぎて誰が何歌ってるか分からないでしょ?」
侑「うーん……」
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侑「最近の曲らしいんで、作ったの忘れてるだけかも……ってこともないし、そうかもしれません」
彼方「お悩み解決したようでよかったよ。じゃあ彼方ちゃんはすやぴするから……」
彼方「zzz」
侑「うーん……」
侑(ただちょっと気になるんだよね、この人も他の曲より気に入ってるって言ってるくらいだし)
侑(少し悔しいけど、そんなに良い曲なら聞いてみたい)
侑「……よし!」
侑(普段はこういうメールに返信しないんだけど、今回だけは特別!)
侑(えっと……『メールありがとうございます』と)
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username:高咲侑
メールありがとうございます。こういう形で応援の声をいただくことは余り無いので励みになります。
いただいたメールの中で『大好きなあなたへ』という曲を褒めていただきましたが、申し訳ありませんがそれはわたしが作った曲ではないと思います。
虹ヶ咲の公式エルチューブチャンネルにアップロードした記憶もありません。
別のスクールアイドル様の曲かと思われます。
ただ、素晴らしい曲とのことでわたしも気になりまして、もしURLなどお持ちでしたら恐縮ですがメール等で教えていただけると幸いです。
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侑「……」
侑(『大好きなあなたへ』……うーん、プロの曲はいくつかヒットするけどスクールアイドルでこれって曲はないなぁ)
ガチャッ
歩夢「ごめん、ごめんってかすみちゃん!」
かすみ「酷いですよぉ歩夢せんぱぁい!! かすみんのチョコ食べちゃうなんて」
歩夢「自由に食べていいやつかと思ったの……本当にごめんね」
かすみ「うう……結構お高いやつなのに……あれ? 難しい顔してどうしたんですか、侑先輩?」
侑「『大好きなあなたへ』って曲を探してるんだけどさ」
歩夢「大好きなあなたへ?」
侑「うん、とりあえずこのメール見てもらっていい?」
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かすみ「はぇー……あれ? 侑先輩の曲なんですかぁ?」
歩夢「侑ちゃんの作った曲は全部覚えてるはずなんだけど……大好きなあなたへなんて曲あったかな?」
侑「ううん、作った覚えないんだ。多分この人の勘違いだと思う」
かすみ「失礼な人ですねぇ! 他人の曲を一番好きだなんて言って送りつけるなんて!」プンプン
侑「あはは、勘違いなんだししょうがないよ」
歩夢「じゃあ別の人の曲なんだね。多分他のスクドルグループかな?」
侑「わたしもそう思って調べてみたんだけど全然見つからないんだよね。『大好きなあなたへ』」
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かすみ「そうなんですか?」
侑「うん……メールでもエルチューブから消えてたとかなんとか言ってたし、未公開の曲を間違って上げちゃったグループがいたのかなーって思ってる」
侑「一応URLは貰っておいて、上げ直したら聞こうかなって」
かすみ「かすみんも聞いてみたいです! 侑先輩の曲とどっちが上か、かすみんがかわいくかすみんジャッジしちゃいますよぉ!」
歩夢「侑ちゃんの曲が上に決まってるでしょ?」
かすみ「あっはい」
侑「歩夢がそう言ってくれるのは嬉しいけど、わたしなんてまだまだ素人だからね? そもそもミアちゃんの方が腕前は上だし」
かすみ「ミア子の曲は高尚すぎてちょっとあれですけどね」
歩夢「クラシックっていうかなんていうか……うん、あんまりスクドルっぽくはないよね」
侑「技法的には滅茶苦茶凄いことしてるんだよ!?」
かすみ「それはそうかもですけどぉ……と、メール来たみたいですよ」
侑「ありがと、さっきの人かな?」
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username:ニジガク大好きっ娘
間違えてごめんなさい! 歩夢ちゃんが歌ってて、侑先生の名前が概要欄に書かれてた気がしてたんですが……。
ニジガクのチャンネルで見た気がしたんですが、勘違いだったのかもしれません。
でも歌ってるのは歩夢ちゃんと愛ちゃんでした。聞いたその日のうちに15回は聞いたので、歌詞もダンスも覚えてます!
URLは、再生履歴を探したんですが見つかりませんでした……消した覚えもないんですが。
ミア先生の曲だったんですかね? でもエルチューブに載せてないってことは……ちょっと分かんなくなってきました。
夢でも見たのかもしれません。
歌詞はこんな感じでした。
ねぇ、大好きなあなたへ
歌声響かせるよ
あなたと過ごした日々を
忘れな
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侑「……どう思う?」
かすみ「完っ全にいたずらですね」
歩夢「わたしと愛ちゃんが歌ってたって……全く記憶にないよ」
かすみ「それに最後もなんでこんな中途半端な位置で途切れてるんですかぁ! わけがわからないですよぉ!」
かすみ「最近虹ヶ咲が人気になってきたから、嫌がらせで蓮の空やアンチが攻撃してきたんですよぉ!」
侑「ま、まぁ本人も夢を見てたのかもって言ってるし」
歩夢「うーん……なら、いいけど」
侑(結局、何かの勘違いだってことでその場は話を終わらせた)
侑(それきり、ニジガク大好きっ娘さんからのメールが来ることはなかった。あんな勘違いをして恥ずかしいのだろうと思ったんだけど……)
侑(そうじゃなかった。それに気付いたのは二ヶ月も後になってからだった)
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文化祭
栞子「栞子焼きそばです。いかがですか、三船栞子の味がする焼きそばですよ」
ランジュ「きゃあっ! 栞子が丹念に抜き上げた栞子焼きそばね、全部いただくわ!」
栞子「他の人の分が無くなるじゃないですか。全くランジュは自分勝手なんですから……」
ランジュ「ご、ごめんなさい。ランみんそんなつもりラ……嫌いにならないでほしいラ……」シクシク
栞子「顔を上げてくださいランジュ。ほら、一緒に焼きそばを食べましょう」
ランジュ「美味しい! 栞子の味がするわ!」ニコニコ
栞子「ふふっ、口の横に食べかすが付いてますよ」チュッ
侑「おっ、文化祭だけあって二人ともときめくねぇ」
ランジュ「当たり前よ! ランジュは栞子のことが大好きだし、栞子はランジュのことが大好きなんだから!」
栞子「大好きではありませんよ」
ランジュ「ラっ!?」ズキンッ
栞子「大大大大大好きです」
ランジュ「栞子ぉ……」ギュッ
侑「そういえば、二人はミアちゃん見なかった? 舞台演出で相談したいことがあるんだけど」
ランジュ「ミアなら取材中よ」
侑「取材?」
栞子「天才作曲少女、みたいな触れ込みでインタビューを受けてるんですよ。音楽雑誌の。確か同好会室の方にいるはずですよ」
侑「へぇ……ありがとう。ちょっと行ってみるよ」
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侑「同好会室の……っと。流石に入るのはまずいよね」
「……と、いうことですね?」
ミア「ああ、そういうところに魅力を感じる。そう言っても過言じゃないね」
「つまりはんぺんと璃奈さんの関係はプラトニックであると」
ミア「プラトニックかドスケベかという議論に持ち込むのは違うね。はんりなを愛でるという行為そのものは形態が即内容であり、内容が即形態となる。これは一つのまあカップリングではなくて一つの表現なんだけどね」
「少々話が脱線しましたが最後に……テイラーさんが先日発表された新曲、お聞きしました」
ミア「……新曲?」
「『大好きなあなたへ』ですよ。今までとはガラッと路線が変わりましたが、まさに新境地という感じで」
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侑(大好きなあなたへ? どこかで聞いた覚えが……)
侑(……あの時のメールの!?)
ミア「おいおい、ジャップの出っ歯猿はこういう冗談を好むのかい? ボクはそんな曲作った覚えないよ」
「ええ? でも確かにミアさんの作曲と書いてあったのですが」
ミア「どこで聞いたのさ、それ」
「エルチューブのニジガクチャンネルですが」
ミア「ふむ……子猫ちゃんが作った曲じゃないのか? ボクはさっぱり分からないな。どういう曲なんだい?」
「はぁ……こういう曲なのですが」
「ねぇ大好きなあなたへ
歌声響かせるよ
あなたと過ごした日々を
忘れな……」
「……」
ミア「……どうしたんだい、途中でやめて。歌うのが恥ずかしくなったのか? これだから黄色い肌の奴は……」トンッ
ばたんっ!
ミア「……はぁ? おい? ……おい! 大丈夫か!?」
「……」
ミア「WTF!? 呼吸してないじゃないか!?」
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侑「み、ミアちゃん!?」バンッ
ミア「子猫ちゃんか! 呼吸が止まってる、すぐに救急車を呼んでくれ!」
侑「う、うん! すぐ電話するから!」ドキピポ
侑(救急へ通報しながらも、わたしの頭は妙な冷静さで今起こったことを分析していた)
侑(あの記者さんが言ってたの……間違いなく『大好きなあなたへ』だよね?)
侑(歌詞もあのメールに書かれてたのと同じだった……でも、なんでミアちゃんが作曲したと勘違いを?)
侑(それに、全く同じところで歌詞が途切れた……ニジガク大好きっ娘さんもあの位置から文字が書かれてなかった)
侑(……偶然だよね?)
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『【悲報】人気スクールアイドル、見抜きしているところを文春砲されるもいつも通りすぎて無反応』
『津島善子の破壊的な射精により浦の星校舎が破壊される(本年度二回目)』
『栃木県からラブライブ本戦出たグループ未だに0ってマジで?』
ミア「何見てるんだい、ベイビーちゃん」
侑「スクールアイドルのまとめサイト」
ミア「そんなの見ない方がいい。目が腐る」
侑(別に私だって見たくて見てるわけじゃないけど……)
侑(記者さんを救急車へ乗せてから30分後。わたしは『大好きなあなたへ』に関わる情報を探していた)
侑(恐らくこの曲には何かある。スクールアイドル関係のアングラなところなら何か分かるんじゃないかと思ったけど……)
侑「くだらないニュースばっかりだなぁ……」
ミア「そんなものだよまとめサイトは。何の情報を探してるんだい?」
侑「『大好きなあなたへ』」
ミア「……あぁ。記者くんも言っていたあれだろ?」
ミア「ボクはチャンネルに上げた覚えはない。ベイビーちゃんは?」
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しお焼きそばください
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侑「わたしも無いんだよね。けど見てよ、このメール……」
ミア「……ふうん。2ヶ月前に、ベイビーちゃんが作曲したというメール。今度はボクが作曲したと記者に言われる……」
ミア「なんだか都市伝説じみてきたね。このメールの差出人、まだ生きてるのかい?」
侑「生きてるのかって……そりゃ生きてるんじゃないの?」
ミア「記者くんは歌詞を言おうとして心臓が止まった。だったら、同じところで止まってるこれも可能性があるんじゃないか?」
ミア「ここまで書いて心臓が止まり、たまたま倒れた際に送信ボタンが押されたとかさ」
ミア「……言ってたら怖くなってきちゃったじゃないか! やめろよ、ボクは14歳だぞ!」
侑「いやいや、ミアちゃんが勝手に言ってるだけだから」アハハ
侑(……でも、そうなのかな。全く同じところで止まった歌詞……)
侑(いやいや、そんなわけないよ。偶然、全部偶然だから……)
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侑「……」カチカチ
侑(偶然とは思いつつも検索をする手が止められない)
侑(『大好きなあなたへ』……ネット上には何の情報も転がってない。ただ、メールをくれた人と記者が知っていただけ……)
侑(……作曲者以外の誰にも話さない、とか?)
ガラッ
璃奈「侑さん、大変。璃奈ちゃんボード『慌てた』」
侑「どうしたの璃奈ちゃん、そんなに慌てたボードして」
璃奈「歌った記憶のない曲を褒められた」
侑「歌った記憶のない曲を? ……まさかそれって、『大好きなあなたへ』?」
璃奈「知ってるの? そう、それ」
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侑「璃奈ちゃんもか……ってことは作曲者だけじゃないんだね」
璃奈「『も』ってことは侑さんも?」
侑「うん。後はミアちゃんも。作った覚えがない曲なのに褒められたんだ」
侑「璃奈ちゃん、この問題を解決出来る発明とかないの?」
璃奈「これがギャグSSなら『大好きなあなたへ問題解決装置』を作れるけど、これはギャグが一切ないシリアスホラーSS。残念」
侑「そっか……もしかして璃奈ちゃん以外のスクールアイドルにも『大好きなあなたへ』を褒められた人がいるのかな」
侑「ちょっと私的利用気味だけど、ニジガク公式Twitter使っていい?」
璃奈「せつ菜さんには後で許可を貰っておく」
侑「ありがとう、じゃあ……」
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虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会公式
@nijigaku114514
スクールアイドルの皆さんに聞きたいんですが、『大好きなあなたへ』という曲を褒められたことはありませんか?
#ラブライブ
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園田@yamanobori
@nijigaku114514
今すぐ消してください。そして、二度とその曲に触れないように。
詳しいことはまたお会いした時にお伝えしますから。
壁ドンでアヘ顔クッソ無様でございますね@sakura_uchiR
@nijigaku114514
本当にやめてください。すぐに消した方がいいです。
そんなものを拡散しないでください。
澁谷・転生したら喫茶店の教祖だった件コミカライズ4巻発売中@CAFE_manmaru
何考えてんの?
何人死んだと思ってんの?
あとスクドルとしてそのID駄目でしょ
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せっつー…
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侑「わわっ!? 滅茶苦茶怒られてる!?」
侑「と、とりあえず削除して……ふぅ。炎上したかと思ったよ」
璃奈「わたしも正直このIDはどうかと思う」
侑「せつ菜ちゃんに任せたわたし達が悪いよあれは」
せつ菜『公式Twitterですか!! わたしが作りますよ!! へーきへーき、パパパっと作って、終わりっ!!!』
侑「でもこれ……ちょっと気になるね」
何人死んだと思ってんの?
璃奈「『何人死んだと』……ってことは、この『大好きなあなたへ』が原因で人が死んだってこと? 璃奈ちゃんボード『意味不明』」
侑「さっき救急車が来たの覚えてる?」
璃奈「覚えてる。あれで文化祭中止になったから」
侑「あれで運ばれた人、『大好きなあなたへ』を褒めた人なんだ。歌詞を歌ってる途中で心臓が止まって……」
璃奈「心臓が……?」
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侑「うん。で、私に『大好きなあなたへ』の感想メールを送ってくれた人も歌詞が途中で途切れててね」
侑「ミアちゃんは『大好きなあなたへ』の歌詞を誰かに伝えようとすると心臓麻痺を起こすんじゃないかって推理してたんだけど」
璃奈「……」
侑「どう思う?」
璃奈「オカルトだな、って思う」
侑「だよねぇ……うん、流石に心臓麻痺の件は私も半信半疑というか、偶然とは思うんだけど」
璃奈「この令和のご時世に歌ったら死ぬ歌詞なんて有り得ない。トミノの地獄を読んでも、ジャラク・ディクラ・ジャを歌っても何も起きない。暗い日曜日を聞いても誰も自殺しない」
侑「それに歌詞を言おうとすると死ぬ呪いの曲なんてものがあるんなら、ネット上でもっと議論されてると思うんだよね。つぶろに投稿もされてないし」
侑「まぁ考えても仕方ない、か。また会った時に海未さんが教えてくれるって言ってたし、とりあえずそれまで忘れることにするよ」
璃奈「うん。璃奈ちゃんボード『全てを忘れる』」
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このホラーの中に謎の笑いが詰まってるの……アンタさては裏同好会とか書いてた人か?
違ったらごめんなさい
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侑(璃奈ちゃんとの約束通りわたしは全てを忘れ)
栞子「うっ……ううっ……」シコシコ
侑(『大好きなあなたへ』のことを考えることもなく)
栞子「んっ……ふっ……」シコシコ
侑(目の前のマネージャー業に集中し)
栞子「くっ……そろそろイキそうです……」シコシコ
侑(皆がより一層ときめくような曲を作って)
栞子「うっ!!!」ビュルルドビュビュルルルーッ
侑(日々を過ごしていた)
栞子「ふぅ……ありがとうございました、しずくさん。いつもの3000円です」ピュルッ
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侑(そして、わたしがソレを思い出したのは、そんな日々が当たり前になった冬のことだった)
侑「わー! 穂乃果ちゃん達久しぶりっ!」
穂乃果「ファイトだよ!」
凛「にゃっ……!」
ことり「前に合同ライブしたのが秋前だっけ? 随分時間空いちゃったね」
侑「μ'sはラブライブ大会で忙しいから仕方ないよ」
ことり「ニジガクも出たらいいのに。きっと本戦にも出場できると思いますっ」チュンチュン
穂乃果「ファイトだよ!」
ことり「ほら、穂乃果ちゃんもそう言ってる」
凛「にゃっ……!」
真姫「そんな卑猥なこと言っちゃ駄目よ凛」
花陽「そ、そうだよ……海未ちゃんに怒られるよ?」
凛「にゃっ……!」
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絵里「はらしょー」
にこ「にこー」
希「わしわし」
侑「そ、そんなことないですってぇ。照れちゃうなぁ……」
絵里「はらはら」
侑「大丈夫です、スケジュールもばっちり取ってありますんで。トラブルが起こっても問題ないですよ」
絵里「しょ」
侑「す、好きって……真顔で言わないでくださいよ! ときめくなぁ、もう!」
海未「……」
侑「あ、海未さん。どうしたんですか、難しい顔して」
海未「『大好きなあなたへ』の件で話があります」ボソッ
侑「!」
侑(そういえば……次に会った時に話してもらう約束だった。さっぱり忘れてたよ)
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侑「すいません、ちょっと抜けますので……」
真姫「リハまでには戻ってきなさいよ」
凛「にゃっ……!」
ことり「海未ちゃんと侑ちゃんがスケベごとを……? あの二人に限ってないと思うけど」
凛「にゃっ……!」
ことり「昨日散々したから溜まってないと思うよ」
凛「は?」
海未「……まず、聞きたいのですが。何のつもりであんなツイートを?」
侑「わたしのところに『大好きなあなたへ』の作曲を褒めるメールが来て……その後ミアちゃんも作曲者として褒められて。最後に璃奈ちゃんが別の人に褒められたんです。全員バラバラだし、もしかしたら他のスクールアイドルも……と思って」
海未「なるほど……あぁ、虹ヶ咲はラブライブ大会に出場してませんでしたもんね。聞いていないのも当然かもしれません」
海未「単純明快に言います。『大好きなあなたへ』はスクールアイドルを媒介とした一種の呪いです」
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栞子は他の人がいても平気なのか
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すいません今日の日経下落で心折れたんで打ち切ります
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打ち切りだけではあれなので
『大好きなあなたへ』の作詞作曲家は矢澤にこの父親です
呪いをばらまいたのは矢澤にこの母親です
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