■掲示板に戻る■ ■過去ログ 倉庫一覧■
【SS】璃奈「さよなら、すみれさん」
-
1年前に書いていた安価SSの続きを書いていく予定です
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1676204159/
-
【ラブライブ東京予選 Aブロック会場】
千紗都「いよいよ始まるね」
かのん「……うん」
ウィーン「渋谷かのん!」
かのん「……マルガレーテちゃん」
ウィーン「私が本当の歌を教えてあげる。私は歌を、私自身で作り出す……歌の力で」
かのん「…………違う」
すみれ「……」
かのん「違うよ……そんなの……本当の歌じゃ──」
すみれ「──かのん!」
-
かのん「……すみれちゃん?」
すみれ「彼女……マルガレーテには、彼女なりの信念があって、歌を誰かに届けようとしていると思うの」
かのん「えっ?」
すみれ「……」
(璃奈「私……表情をうまく作れないから、こうやっていつも感情を表現してるんだ」)
すみれ(きっとあの子にも……璃奈のように何か理由があると思うのよね)
すみれ「彼女には彼女の歌があるように……私達には私達の歌があるんじゃないの?」
かのん「……!」
すみれ「改めて聴いてみましょうよ。ウィーン・マルガレーテの歌を」
-
・・・
ウィーン「……」ドヤァ
パチパチパチ……
夏美「これが……ウィーン・マルガレーテの曲……」
きな子「なんすか……これは……」
メイ「鳥肌たった……」
四季「勝者のオーラ……」
恋「さすがですね……」
かのん「……マルガレーテちゃん」
すみれ「きっと彼女にも、歌を届けたい人がいる。でもそれは、私達も変わらないでしょう?」
かのん「……そうだね、すみれちゃん!」
すみれ「……さあ、行きましょう! 学校のみんなも応援してくれてるわ! Liella!の歌を、応援してくれてるみんなに響かせましょう!」
可可「……すみれ!」パァァ
千紗都「そうだね!」
かのん「結賀丘スクールアイドル部! Liella! たくさんの人に、歌を届けよう! Song for me! Song for you!」
Liella!「Song for all!」
-
・・・
パチパチパチ
キャー キャー
ケッカハ!? キガハヤイヨ!
かのん「……」ドキドキ
ウィーン「……渋谷かのん」
かのん「……マルガレーテちゃん」
ウィーン「私の……負けよ……」
かのん「──えっ」
結果発表
──2nd ウィーン・マルガレーテ
可可「──というコトハ!?」
──Finalist Liella!
-
千紗都「Liella!」
かのん「……勝った!」
四季「……これで」
メイ「全国大会!」
千紗都「かのんちゃんっ!」ダキッ
かのん「ちーちゃん!」ダキッ
Liella!「やったぁー!!」
ワー ワー キャー キャー
ウィーン「……」スタスタ
かのん「──! マルガレーテちゃん……」
〜♪
ウィーン(……電話)pi
ウィーン「お姉さま……はい……完敗でした」
ウィーン「ですが……ラブライブに出てみて、私に足りなかったものが何か……少しだけ見えてきたような気がするんです」
ウィーン「……だから、もう少しここで……日本で……歌を学ぼうと思います」
-
・・・
璃奈「すみれさんっ……///」
浅希「……やったね、璃奈」
璃奈「うんっ!」ニッコリン
浅希「Bブロックの方はどうなったのかな」
璃奈「そっちも見に行こう!」
浅希「うん!」
璃奈(すみれさんに、東京予選突破のお祝い、いっぱいしたいな……///)
-
・・・
すみれ「ふぅ……」
すみれ(東京予選……私たちが、勝ったのよね……)
すみれ(次……優勝すれば可可が上海に帰らなくてよくなる……)
すみれ「……よっし!」グッ
可可「何浮かれているのデスカ」
すみれ「──可可」
可可「なんとかウィーン・マルガレーテに勝利しマシタガ、決勝ではBブロックを突破した強豪と決勝で当たるのデスヨ。勝ち上がったのはスクールアイドルフェスティバルにも参加していたあの──」
すみれ「……わかってるったら、わかってるわよ」
可可「本当にわかってるんデスカ〜?」ジトー
すみれ「大丈夫よ! アンタを上海に帰らせないためにも、決勝も頑張らないとね!」ニコッ
可可「……そ、そうデスカ///」プイッ
すみれ「……」
すみれ(そういえば……予選も終わったし、璃奈に報告しないと)ポチポチ
-
浅希ちゃん可愛い可哀想ssまさかの復活か!
-
──数日後。
すみれ「お待たせ、璃奈」
璃奈「──すみれさん! 私も今来たところだよ」
すみれ「そう。良かったわ」
璃奈「東京予選突破、おめでとう」
すみれ「ありがとう。璃奈からの応援メッセージ、とっても嬉しかったわ」
璃奈「すみれさんの力になれて、嬉しい」ニッコリン
すみれ「じゃあ、行きましょうか」
璃奈「うん……その……手を……」モジモジ
すみれ「………………」
璃奈「繋いでも……いい?」
すみれ「………………」
璃奈「あ……やっぱり、ダメ、だよね……」シュン
すみれ「……いいわよ」ギュッ
璃奈「すみれさん──」パァッ
「──すみれ!?」
-
あのスレ途中で落ちゃってすごく残念だった
まさかまた会えるとは!嬉しいぞ作者!!
-
すみれ「……!」バッ
璃奈「──え?」ズキッ
可可「すみれじゃないデスカ! こんなところで何してやがるんデスカ」
すみれ「く、可可。奇遇ったら奇遇ね」
璃奈(この人確か──Liella!の唐可可さん。……プライベートだと、なんだか怖そうな人だな)
璃奈「……」
璃奈(せっかくすみれさんと手を繋げたのに、離されちゃった)シュン
可可「──あ! あなたはもしかして──虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の天王寺璃奈さん!?」
璃奈「あ、はい」
可可「ジョイポリスでのライブ、動画で観マシタ! とっても可愛かったデス!」
璃奈「あ、ありがとう」
璃奈(なんか急に可愛らしい印象に変わった)
-
期待
-
可可「それにしても璃奈さんがどうしてすみれなんかと?」
すみれ「なんかって何よ! その、いろいろあって仲良くなったのよ」
璃奈「うん。すみれさんとは……よく一緒に出かけてた」
可可「……そうなんデスカ」ムスッ
すみれ「あ、可可も一緒に来る?」
可可「──エ?」
璃奈(……え?)ズキッ
すみれ「今からショッピングに行くんだけど、ほら、人数は多い方が楽しいじゃない?」
可可「まぁ、すみれがどうしてもって言うなら、行ってやってもいいデス」
すみれ「全く……璃奈もいい?」
璃奈「……」
-
璃奈(私は、すみれさんと二人が……)
(すみれ「私は……今は、スクールアイドルの仲間として、どうしても放っておけない仲間がいるのよ」)
璃奈(私は……)
(浅希「──私の知ってる璃奈は、いつだって諦めなかったよ!」)
璃奈(──浅希ちゃん。そうだよね)
璃奈「ごめんなさい。今日は、すみれさんとのデートの約束をしていたので」
すみれ「えっ」
璃奈「私は──すみれさんと二人きりがいいです」
可可「──!?」
-
璃奈「だから……ごめんなさい、可可さん」
可可「…………そうだったのデスカ。その、お邪魔してしまい、すみませんデシタ」
璃奈「……」
可可「デハ、お邪魔ムシのククは退散シマスネ! デート、楽しんでクダサイ!」ダッ
すみれ「ちょ、可可! 待ちなさ──」ダッ
璃奈「──!」ギュッ
すみれ「──え!?」
璃奈「……行かないで、すみれさん」
すみれ「璃奈……」
璃奈「お願い……」ギュッ
すみれ「……」
すみれ(璃奈は……まだ私のことが……)
-
続きは明日書きます
-
りなりー幸せになってくれ
-
愛って呪いだな
-
これマジ完結楽しみにしてたから復活しためっちゃ嬉しい
-
りなりー…
-
続いて
-
保守
-
使いきらないともったいない。
-
時間を空けてしまい申し訳ありません
少しずつですが続きを投稿していきます
-
すみれ「その……悪かったわね、璃奈。知り合って間もない可可も誘おうとして……」
璃奈「……こちらこそ、ごめんなさい。すみれさんの提案を無視して……あんなこと言って……」
すみれ「……ううん。璃奈のその気持ちは……嬉しいから……」
璃奈「うん……」ギュッ
すみれ「……」
すみれ(私は……)
璃奈「すみれさん、好き」
すみれ(私は璃奈のこと……どう思ってるのかしら)
-
とんでもねぇ、待ってたんだ
気楽に自分のペースで更新してきなよ
-
・・・
【お台場のカフェ】
璃奈「どう? ここのメロンパフェ、美味しいからすみれさんにも食べて欲しかったんだ」
すみれ「え、ええ……とても美味しいわ」
璃奈「よかった」ニッコリン
すみれ(……可可、さっきのこと気にしてないかしら)
すみれ(ううん、可可のことだから、別に気にしてないわよね)
すみれ(でも、一応あとでメッセで謝っておこうかしら──)
璃奈「──れさん」
すみれ「──え?」
璃奈「すみれさん、どうしたの? 何か考えごと?」
すみれ「ううん、大丈夫!」
すみれ(私ったら駄目ね。せっかく璃奈と一緒にいるのに……)アセアセ
-
すみれ相手にメロン選ぶ辺り、自分の好きよりも相手の好きを優先してるな
りなりーが変わったってことなのかねぇ
-
璃奈「その、これ……」モゾモゾ
すみれ「え?」
璃奈「東京予選突破のお祝いに……プレゼント」
すみれ「私のために……?」
璃奈「うん。頑張ってクッキー、作ってみたんだ」
すみれ「凄く嬉しいわ! ありがとう!」ニコッ
璃奈「喜んでくれて、私も嬉しい」ニッコリン
璃奈(これも、浅希ちゃんが手伝ってくれたおかげ──)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
璃奈「その……今度すみれさんとまたお出かけすることになったんだ」
浅希「…………」
浅希「へー! よかったね、璃奈!」
璃奈「それで……何かプレゼントを持って行こうと思ってるんだけど、何がいいかな?」
浅希「そうだね……あ、手作りのクッキーとか、どうかな?」
璃奈「でも、手作りは自信ない……」
浅希「……大丈夫っ! 私も協力するから! 次のお休み、一緒に作ろう?」ニコッ
璃奈「ありがとう。よろしくね、浅希ちゃん」ジーン
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
璃奈「──ありがとう、浅希ちゃん。やっぱり浅希ちゃんは優しいな」
-
>>30
下記の璃奈の台詞は心の声です。すみません
【訂正前】璃奈「──ありがとう、浅希ちゃん。やっぱり浅希ちゃんは優しいな」
【訂正後】璃奈(──ありがとう、浅希ちゃん。やっぱり浅希ちゃんは優しいな)
-
わたし頑張れわたし
-
将来的に璃奈の方が可可より安定と癒やしを与えられそうだけど試練があった方がすみれは強くなるから悩みどころ
-
すみれ「そういえば忘れてたわ。私からも……はい! 北海道のお土産!」スッ
璃奈「──わぁ、可愛い」
すみれ「『ねこのたまご』っていうお菓子よ。璃奈、猫が好きって言ってたから」
璃奈(猫が好きってこと、覚えててくれたんだ、嬉しい)キュン
璃奈「ありがとうすみれさん。大切にする」
すみれ「大切にって……期限あるんだから、ちゃんと食べなさい」
璃奈「うん。大切に食べる」
璃奈(でも……せっかくすみれさんに貰ったお菓子だから……食べるのもったいないって思っちゃうな)
-
──食事をした後も、すみれさんと一緒にたくさん遊んだ。
公園でのんびりしたり、ショッピングモールの展示に行ったり、ゲーセンに行ったり……。
浅希ちゃんも協力してくれて、たくさん考えたデートプランだもん。
すみれさん、喜んでくれたかな。
楽しい時間もあっという間で──もう外は暗くなっていた。
私たちは二人、お台場の綺麗な夜景を眺めている。
すみれ「綺麗ね、璃奈」
璃奈「そうだね。でも──」ジッ
すみれ「?」
璃奈「すみれさんの方が綺麗だよ」
すみれ「──っ///」ドキッ
-
魅せてくれるなぁ、璃奈
-
すみれ「あ……ありがと///」
璃奈(……すみれさん。少しは私のこと、意識してくれてるのかな)ドキドキ
璃奈(でも、すみれさんはラブライブ本戦を控えてるし、次いつ会えるかわからない……)
璃奈(……浅希ちゃんが背中を押してくれたんだ。浅希ちゃん、私、頑張るよ)
すみれ「璃奈、もう遅いしそろそろ──」
璃奈「すみれさん」スッ
すみれ「え?」
チュッ
-
攻めのりなりーは強いぞ…
-
璃奈「……しちゃった///」
すみれ「り、璃奈……? 今、ほっぺに──」
璃奈「じゃ、じゃあすみれさん。またね」ダッ
すみれ「あ、うん。またね」
すみれ「……」
すみれ「……///」カァッ
すみれ(璃奈……私は……)ドキドキ
???「……」
-
誰が見てるんだ?
■掲示板に戻る■ ■過去ログ倉庫一覧■