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【SS】彼方「キミは誰?」【KANATA疾風伝】
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https://i.imgur.com/Cz8sH7T.png
仮面の女「さあ、どうでしょうね?」
彼方「ダメだ、全く心当たりがない。そもそも明月のメンバーは全部彼方ちゃんが幻術で適当に集めてきた抜け忍たちなのに」
仮面の女「驚きましたよ。いつの間にかメンバーが全員いなくなっているなんて」
彼方「その割には余裕そうだねぇ」ズオオオ
彼方「火遁・爆風乱舞」ゴォォォォォ
仮面の女「おっと」ササッ
ランジュ「嵐遁・躯印打武!」チュドーン
仮面の女「くっ、逃げ場がない」
歩夢(九尾チャクラモード)「嫌圧!」
仮面の女「ビームの雨に突っ込んできた!?」
スゥ
歩夢「!?」
遥(歩夢さんが危ない!)
遥「眠威!」ギュオオオオオオオ
仮面の女「させないよ」
バキン
遥「!?!?」
シュタッ
歩夢「私は大丈夫! でも、今の……」
ランジュ「歩夢の術をすり抜けて、遥の眠威を相殺した。これじゃまるで」
彼方「もう一度聞くよ。キミは誰なの?」
第一部
せつ菜「彼方さんに避けられている気がします……」
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1673783866/
第二部
愛「やば、カナちゃんと目合わせられない……」
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1683977739/
第三部
彼方「遥ちゃーん! 見えてる?」
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1687955729/
-
仮面の女「その問いに一体何の意味があるんでしょうね」
彼方「じゃあ別の質問。その眼をどこで手に入れたの?」
仮面の女「敢えて言うなら“妹の誕生日”でしょうか」
彼方「……」
ランジュ「アイツが万華鏡明輪眼を持っていることはわかったわ」
遥「ならあの人は!」
ランジュ「それだけ分かれば十分よ。アイツの倒し方だけ考えなさい」
彼方「そうだね」
ランジュ「吸込みの相殺をする瞬間を狙うわ」
歩夢「相殺の瞬間?」
彼方「すり抜け以外の能力を使うときは実体化するからねぇ」
ランジュ「私と彼方が隙を作って遥が吸込み。その瞬間を歩夢が仕留めて」
-
ランジュ「嵐遁・励挫鎖可素!」ビビビビビ
仮面の女「避けてもキリがないです」スゥ
彼方(腕だけ須矢能乎)「八尺瓊寝巻(やさかにのねまき)!」ビューン
仮面の女「一旦飛びますか」ピョン
遥「眠威!」ギン
ギュオオオオオオオ
仮面の女「火遁・豪火球の術」ボォ
歩夢の腕が伸びて巨大化する
歩夢「はぁ!」
ズガーン!
歩夢「あれ……?」
ランジュ「彼方!」
彼方「大丈夫だよ〜」スゥ
ランジュ「そういえば彼方はすり抜けがあったわね」
遥「普通に吸い込めた……。でもよかった!」
仮面の女「よかったですねえ」
ザシュッ
-
仮面の女「おやおや防がれましたか」
歩夢の腕:ボトッ
遥「歩夢さん!?」
歩夢「大丈夫。チャクラで伸ばした腕だから」
彼方「ぐはっ!?」
ポタポタ
ランジュ「彼方!? なんであなたが斬られて」
歩夢「私が処置するから二人はあの人を!」
彼方「大丈夫、これくらい……」
仮面の女「二人仕留めたと思ったんですが、そうもいかないようですね」
彼方(遥ちゃんの眠威で確実に吸い込んだ。それなのにアイツはこっちに戻ってきた。その上眠威を発動中の彼方ちゃんを斬った。そんなこと……まさか)
歩夢「思ったより浅い……すぐ治すね」
彼方「みんな聞いて。アイツの眼は彼方ちゃんの眼と繋がっている」
-
〜里近くの平原〜
姫乃「まさか私を見つけるとは。流石は虹ヶ咲の里ですね」
せつ菜「チャクラ感知がその悪気(あくきー)で阻害されているのはわかっています」
姫乃「それで聴覚感知と嗅覚感知を。なるほど」ジャラ
果林「逃がさないわよ」ビュン
姫乃「速いっ!」
果林「台場剛力旋風!」
果林(しゃがんで躱したわね。ここがチャンス!)
果林「そこ!」
姫乃「――」ジャキン
小刀で迎え撃つ姫乃
どう見ても果林の拳よりも遅い
しかし“それ”を見た果林は咄嗟に刀を持った手を蹴って距離を取った
姫乃「相変わらず果林さん、判断が早い」バチバチバチバチ
果林「? ……まさか!?」
姫乃「思い出していただけましたか」
果林「その刀、あなたの武器ね!」
ミア「そりゃそうだよ」
しずく「あの刀、雷を纏っていますね」
せつ菜「あれは、羅武雷刃(らぶらいじん)!?」
-
姫乃「どうやら思い出していただけなかったようで」ジャキ
しずく「!」
せつ菜「しずくさん!」
⚡バチバチバチ
しずく「雷遁なら……風遁・破利巻(ハリケーン)!」ビュオオオ
せつ菜「まずい……!」パッパッパ
姫乃「ふふっ」カチッ
🔥ボォ!
しずく「!?」
せつ菜「水遁・水陣壁!」
🌊ザッパーーン
しずく「きゃあ!?」
ミア「雷遁を帯びていたのに火遁になった?」
果林「せつ菜は何か知っているの?」
せつ菜「羅武雷刃、全ての性質変化を切り替えて使うことが出来る伝説の宝具です」
-
果林「へえ、面白いものを持ってるのね」
ミア「あんな簡単に火遁の刃を使えるんじゃはボクの術は効かないよ」
しずく「接近戦には雷遁、紐には火遁、性質変化には有利属性をぶつけられて……」
せつ菜「騒遁も土遁や風遁で対処されますね。ですがラッキーです」
果林「私たちの術の対処に違う性質変化が必要、つまり」シュン
姫乃「!?」ジャキ
果林「はぁ!」ブン
姫乃「くっ」バチバチ
果林「動きは大したことないわね。そこ!」
姫乃「きゃっ!」ヒュン
せつ菜「火遁・炸爛房(さくらんぼう)の術!」
無数の小さな火球が漂う
しずく「水遁・皇海武流(すかいぶりゅう)の術!」ザブーン
姫乃「土遁モードで……」
せつ菜「そこっ!」
ドカーン ドカーン
姫乃「!? さっきの火球が!」ジャキン
=💧⛰=姫=💧🔥=
せつ菜「二本目!?」
ドカーン
-
モクモク
しずく「た、助かりましたミアさん」シュルシュルシュル
ミア「あれ伝説の宝具じゃないの? なんで二本も」
せつ菜「迂闊でした。一本しかないものとばかり」
姫乃「二本目を見せてしまってはもう仕方がありません」
https://i.imgur.com/muZ2VDQh.jpg
しずく「……嘘」
果林「五本!?」
せつ菜「多重影分身の術!」ドロン
姫乃「ふふふっ!」
⁄/*イ`^ᗜ^リ🔥
⁄/*イ`^ᗜ^リ💧
⁄/*イ`^ᗜ^リ⚡
⁄/*イ`^ᗜ^リ⛰
⁄/*イ`^ᗜ^リ🌀
せつ菜「五遁・大連弾!」
-
草
-
ミア「何て規模だ……」
せつ菜「五属性同時に使ってくるなんて!」
果林「近づけないわね」
姫乃「そろそろ頃合いですね」パッパッパ
ミア「来るぞ!」
姫乃「口寄せ・えどてんふぇす!」
https://i.imgur.com/XK4HGa4h.jpg
ドロン
せつ菜「!!!」
ゾロゾロ
朱美「……」
いるか「……ん?」
凪「ここは……?」
果林「人間を口寄せ?」
しずく「しかも様子がおかしいです」
ミア「生身の人間じゃないな。心音が聞こえない」
せつ菜「えどてんふぇす……異世界から忍の魂を口寄せし縛る禁術!」
-
術解説
<八尺瓊寝巻>
須矢能乎の状態になった際に使用可能な遠距離の技。須矢能乎が着ているとてつもなく大きな寝巻のようなものを投げて相手に攻撃する。
<風遁・破利巻>
渦状の風を巻き起こす風遁の術。水遁との連携に適している。
<火遁・炸爛房>
小さな火球を広範囲にばらまく術。未熟なふたつの火球が接触すると爆発する。
<水遁・皇海武流>
水遁忍術は数あれど、正義の水遁はただ一つ! 助けを呼ぶ声聞こえれば、悪を洗い流して進ぜよう!
<口寄せ・えどてんふぇす>
異世界の生きた忍の魂を口寄せし、塵で出来た肉体に憑依させ意のままに操る迷惑極まりない禁術。術の発動には愛香石という高価な石を大量に消費する。一度に十人分の石を使うと十一人呼び出すことが出来るが、呼び出す忍は完全にランダムで、強力な忍を引くには石を大量に溶かす可能性がある。えどてんふぇす体は肉体が損傷を受けても時間が経つと塵が集まって復活するため死なない上、チャクラも無限である。
忍具解説
<悪気>
伝説の宝具の一つで札が入っているガラスの装飾品。持っているとチャクラの感知を阻害する効果がある。10メートル程度では感知されてしまうが、50メートルほど離れると高度なチャクラ感知からも完全に逃れることが出来る。
<羅武雷刃>
伝説の宝具の一つで忍術を放つ機能を持った小刀。使用者のチャクラ性質に関係なくスイッチ一つで五大性質変化、陰遁、陽遁を切り替え自在に放つことが出来るが、一度に一つの性質変化しかできない。
-
つよい
-
果林「どういうこと?」
せつ菜「本当にえどてんふぇすなら……」ヒュン
[∋爆∈]〜◎=<>
ドカーン
しずく「せつ菜さん!?」
ミア「アイツら無関係の忍だろ? いいの?」
パラ……パラパラ
文絵「なに、これ……」
せつ菜「あの術で呼び出された忍は不死身です。この通り」
姫乃「よくご存じで。ではごきげんよう」
ミア「逃げられるぞ!」
果林「せつ菜、悪いけど……」
せつ菜「ミアさん、私たち二人で足止めをします。なるべく護衛はしますが」
ミア「果林は足止めに向いてないからね。それに僕の封印術も必要なんだろ?」
せつ菜「しずくさんは感知をお願いします」
果林「行くわよ」
しずく「わかりました。口寄せの術」ドロン
せつ菜「果林さん! 道を開けるので一気に抜けてください! 煤火烈斗! 数透矛!」
🔥🔥🔥
-
〜里本部〜
侑(通信班)「……以上がえどてんふぇすの特徴だよ! 封印できない場合は足止めに専念するように!」
エマ「えどてんふぇす……なんて術を」
愛「ねえ、愛さんが出た方がいい?」
璃奈「愛さんが行ったら他の増援が出せない」
エマ「まずせつ菜ちゃんのところだね」
〜〜〜〜
侑(綾小路姫乃が不死身の忍を無数に口寄せし操る術を使用! 術の名はえどてんふぇす!)
歩夢「せつ菜ちゃん達の方が大変なことになってるけど」
彼方「なるほどねぇ」
遥「お姉ちゃんと繋がってるってどういうこと?」
彼方「アイツは彼方ちゃんだよ。異世界のね」
仮面の女「気づきましたか。まあ気づいたところで――」カパッ
カナタ「あなた達はここで終わりです」
遥「お姉ちゃん!?」
彼方「喋ってるのは姫乃ちゃんだね」
カナタ(姫乃)「ご明察です彼方さん」
-
ランジュ「異世界からカナタを呼んで操ってるのね」
彼方「えどてんふぇすって確かランダムで呼び出す仕組みだったような」
カナタ(姫乃)「お金には困らなかったので」
彼方「彼方ちゃんが稼いだお金をよくも!」
遥「ギクッ!」
歩夢「不死身のカナタさんってどうすれば」
彼方「あのカナタちゃんがいる以上、眠威は封印にならないねぇ」
ランジュ「ならカナタを封印すれば彼方と遥で封印し放題ね」
カナタ(姫乃)「そうはさせません。口寄せの術!」
ドロン
ζノᴥ⓿´Y
⁄/*イ`ΦωΦリ
ᶘイ^⇁^ソ川
ζ㎗ò H óリ
WV||>ᴗ<||VW
jΣミイ;º ᴗº;リ
ʃcʃ.皿ᴗ皿)ʅ
彼方「なん……だと?」
遥「デカい……!」
ランジュ「尾獣を……7体も!?」
-
ζノᴥ⓿´Y 🌀
⁄/*イ`ΦωΦリ 🔥
ᶘイ^⇁^ソ川 💧
ランジュ「来るわ!」
彼方(須矢能乎)「八咫枕」ガキン
ζ㎗ò H óリ ドロドロ
WV||>ᴗ<||VW ドスドス
jΣミイ;º ᴗº;リ ベチャ
遥(須矢能乎)「須矢能乎が削られてる!?」
ʃcʃ.皿ᴗ皿)ʅ ズドーン
歩夢「ぐっ……なんてパワー」ガシッ
ランジュ「仙法・猛曼颱羅!」
⁄/*イ`×ω×リ
ᶘイ×⇁×ソ川
ζ㎗×H×リ
ランジュ「ちょっと押し出すので精一杯だわ」
歩夢「このままじゃ……」
(力が必要だよね。歩夢ちゃん)
-
〜歩夢の精神世界〜
@cメ*≡ˆ ᴗ ˆ≡リ このままじゃまずいよね。だから私の力を貸してあげるよ
歩夢『九尾の狐さん……! そうやって私を乗っ取ろうと!』
@cメ*≡˘ ᴗ ˘≡リ ちがうよ
歩夢『え?』
@cメ*≡˘ ᴗ ˘≡リ あの子たちを操っている奴を潰す。そのためなら歩夢ちゃんに協力してあげないでもないよ
歩夢『……ふふっ、意外と仲間想いなんだね』
@cメ*≡ˆ ᴗ ˆ≡リ 何をわろてる?
歩夢『お願い九尾さん! 一緒に戦って!』
@cメ*≡˘ ᴗ ˘≡リ 亜九璃だよ
歩夢『え?』
@cメ*≡˘ ᴗ ˘≡リ 私の名前
歩夢『……うん!』
〜〜〜
歩夢(亜九璃モード)「行くよ、亜九璃ちゃん!」
-
尾獣解説
<一尾・秀鶴 ζノᴥ⓿´Y>
砂で形成された小山のような体躯と、それより更に巨大な多層型の一本尾を待つ化け狸。磁遁の封印術や風遁、砂を操るなど尾獣の中でも器用。ファンキーな性格でダジャレを言っては自分で笑う。
<二尾・虹旅 ⁄/*イ`ΦωΦリ>
蒼い霊焔に全身を覆われているオッドアイの化け猫。機動力と炎による攻撃力を併せ持つ。いい匂いを好む。
<三尾・磯川 ᶘイ^⇁^ソ川>
巨大で刺々しい甲殻を持つ亀のような生物。尾獣玉や水、など様々な攻撃を繰り出す。
幻術にも長けており、幻術を掛けても見抜かれてしまう。
<四尾・村悟空 ζ㎗ò H óリ>
4つの尾を持つ巨大な赤いゴリラの姿をしている。熔遁を使う。ハエを熔遁のマグマで燃やして眺めている。
<五尾・妹王 WV||>ᴗ<||VW>
イルカや馬を合わせたような姿をしている。角を用いた搦め手や蒸遁を使う。名前に反して最年長である。
<六尾・狂犬 jΣミイ;º ᴗº;リ>
6つの尾を持つ巨大な白いナメクジ。超強酸性・超腐食性の毒ガスや酸液、粘液を武器とする。興奮すると左右に揺れたり大きくなったりする
<七尾・法明 ʃcʃ.皿ᴗ皿)ʅ>
背に巨大な角を持つカブトムシに似た姿。飛行能力を持つ。非常に危険視されており抹殺リストの筆頭である。
術解説
<亜九璃モード>
尾獣の亜九璃と人柱力である上原歩夢が心を通わせることによって誕生した、九尾チャクラモードの完成型。九尾チャクラモードと違いリスクがない上に膨大な力を使用することができ、尾獣玉や尾獣化も可能となる。また他人の嫉妬心を感知するという今までの感知タイプにはない感知能力を持つ。
-
ζノд⓿´Y ●
⁄/*イ`ΦдΦリ ●
● ᶘイ^д^ソ川
ζ㎗ò д óリ ●
WV||>д<||VW ●
jΣミイ;º дº;リ ●
ʃcʃ.皿д皿)ʅ ●
彼方「7体分の尾獣玉……遥ちゃん飛ばせる?」
遥「あんな大きいの無理だよ……」
彼方「うーん、やるしかないのか」
歩夢(亜九璃モード)「うぁああああ!!!」
ランジュ「歩夢!?」
@cメ*≡ˆ ᴗ ˆ≡リ
遥「暴走!?」
彼方「いや違う」
@cメ*≡ˆ д ˆ≡リ ==●
==● ●==
= =●●= =
====●●=
ヘ⌒ ⌒ ⌒ へ、
イ "" ⌒ ) ヾ ヾ
( ( ミ ⌒ ,, ヽ )ヽ)
( イ 、;; ,ノ ヾ ) )
ゞ (. ミ . ノ. .ノノ...
::ゝ、、ゝ....'',,,,,....., , ノソ:::::
-
彼方「九尾つっよ!?」
@cメ*≡・᷅ - ・᷄≡リ 強いぞ…!!!✊おらあ!
遥「7体分の尾獣玉を弾き返すなんて」
ランジュ「流石よ歩夢!」
彼方「今がチャンスだね」
ビュン
エマ「みんな! 大丈夫!?」
歩夢(尾獣化)「エマさん!?」
彼方「虹影がこんなところに来ちゃダメだよと言いたいところだけど」
遥「助かりました!」
エマ「尾獣の相手は私だよ」
WV||>ᴗ<||VW
jΣミイ;º ᴗº;リ
エマ「木遁・御茶界降誕!」パン
森木森木木林木森木森木木林木森木
木林木木林木木木森ζ㎗×H×リ森木森木
木ᶘイ×⇁×ソ川木木木林木木林木木木木林木木林
森木森木木林木木WV||×ᴗ×||VW木林木
木林木木林木木木木林木木林木木木木林
ζノᴥ...:.;::.. サラサラサラ
==⁄/*イ`ΦωΦリ ピョン
jΣミイ;º ᴗº;リ ヌルヌル
ʃcʃ.皿ᴗ皿)ʅ ブーン
エマ「さらに……」仙人モード
エマ「仙法・明神門!」
||||||
⛩⛩⛩
-
術解説
<木遁秘術・御茶界降誕>
こぉ…樹木を用意して、こぉ…密林って言うのを展開するんですね
それでいつも封印式をやって…えっへっへwwww封印式をやって〜
敵を捕縛する術なんですけど…だからそれの攻撃ver、防御verだと思っていただければ!
封印式!?封印式、封印式やりますよ!あのぉ…簡単なんですけど
この世には尾獣が9匹いらっしゃるので、あのーまずあのチケット制なんですねこの術が
大体六道仙人が忍術というか忍宗っての作ってくださって
そのチャクラを持っている人だけが参加できるっていうことなんですけど
その参加して、はいじゃぁ封印式を始めますみたいな感じで…
じゃあはじめの言葉なになにさんお願いしますって言って
まあ、猫ちゃん(二尾)にご挨拶してもらうんですね
じゃあその例えば虹旅ちゃん…虹旅会長今日のご挨拶よろしくお願いいたしますって言って
⁄/*イ`ΦωΦリ「にゃうにゃうにゃうにゃう…」って喋るじゃないですか?
で、「さすけぇ!!!」とか「はしらまぁあぁ!!!!」とか「おぼえておけ…」とか…いうリアクションをしつつ…で!
終わったらその、ま、何匹か聞くんです2匹とかまた1匹の時もありますけど
で、何人かかしゃべった後に…主題歌斉唱があるんですね
でwwwその主題歌斉唱はあの、各々信じるがままのOPっていうのを歌うんですよ
だから…ちゃらら〜ん ちゃらら〜ん ちゃらら〜ん ちゃんちゃん♪って始まったら
うぃーにゃーふぁいてぃんぐどりーにゃ〜♪っていうのをやって…アニメが始まる形なんですけど…
どこの禁術?いや…あ、もう開発します!もう、それに関しては! へっへっwwwwww
どこにもない秘術です!秘術っぽいなぁっていう印とかを使って…えっへっへwwwww
歌って、それが終わったら開始っていう形ですね
だからそれのアシュラverだと思っていただければ、インドラverだと思っていただければ大丈夫です!
それを毎年やってるかなぁ…それがヴェルデ家流の誕生日のお祝いですね〜
-
エマ「二人はカナタちゃんを追って!」
遥「行こう!」ズオオオ
彼方「ここはエマちゃんに任せたぜ」ズオオオ
@cメ*≡˘ ᴗ ˘≡リ もう、このぉ、尾獣モードは終わりだ!
歩夢「尾獣化が……」シュゥゥゥ
エマ「歩夢ちゃんは援護をお願い」
ʃcʃ.皿ᴗ皿)ʅ ブーン
ランジュ「あの飛んでるのはランジュに任せなさい!」
〜里近くの平原〜
ミア「せつ菜! こっちの分身がやられた!」
せつ菜「わかってます! 今……くっ!」
遊宇「避けて……!」
ザクッ
-
「霞隠れの術!」モクモク
色葉(人形) ドス
遊宇「うわっ……」
浅希(人形) カパッ
璃奈「捕まえた」
今日子(人形) ジャキン
璃奈「黒秘技・機々金髪!」
ザシュザシュ
ミア「璃奈!」シュルシュル
遊宇「ありがとう……」封
ミア「助かったよ璃奈!」
かすみ「かすみんもいるんだけど!?」
浅希「私たちもいるよ」
色葉「傀儡人形は忍不足を補うために作られたものですから」
今日子「私たち傀儡部隊に任せてください!」
璃奈「せつ菜さん、里に戻るようにエマさんから」
せつ菜「……わかりました。ここはお任せします!」サッ
-
彼方「見つけた」
遥「思ったより遠くに逃げてなかったね」
彼方「尾獣を口寄せしたくらいだからもっと逃げると思ったけど」
カナタ「なんでだろうね〜」
彼方「お? もしかしてカナタちゃん?」
カナタ「そうだよ〜。ずっと姫乃ちゃんに操られてたからね」
遥「あの、お姉ちゃんと戦いたくはないんだけど……」
カナタ「カナタちゃんも遥ちゃんと戦うなんて嫌だけど……」パッパッパ
カナタ「身体が勝手に動いちゃうんだよね〜。火遁・豪火滅却」ボォ
彼方(須矢能乎)「かわいそうに。彼方ちゃんが元の世界に帰して進ぜよう」
遥「眠威!」
カナタ「頼むぜ〜」ヒョイ
彼方「うーん、消耗戦は良くないよね〜」
遥「お姉ちゃん同士で会話しないで!」
-
ランジュ「くっ、飛行能力は厄介ね……」
ʃcʃ.皿ᴗ皿)ʅ
ランジュ「機動力が高いし装甲も厚い。もっと近づかないと」
ʃcʃ.皿ᴗ皿)ʅ ブーン
ランジュ「きゃあっ!?」ヒューン
翠糸雀「キー!」
栞子「まったく、飛べもしないのに無理をして」
ランジュ「栞子なら来てくれると思ってたわ! 持つべきものは幼馴染ね!」
栞子「私は本来里周辺の警備の担当ですよ……それよりまずいですね。里に向かわれてます」
ランジュ「それまでに仕留め切ってみせるわ」
栞子「仙人モードは使い切ってしまったんですね」
ランジュ「分身に溜めさせてるけど、待ってはくれなそう」
栞子「仕留め切れますか?」
ランジュ「もちろんよ! 栞子がいるもの!」
栞子「え?」
-
ʃcʃ.皿ᴗ皿)ʅ ?
ランジュ「こっちよ!」ビビビ
翠糸雀「キー」
ʃcʃ.皿ᴗ皿)ʅ ブーン
ランジュ「来たわね」
〜地上〜
栞子「高度を下げましたね。口寄せの術!」ドロン
そらまめ「ゲコッ」
栞子「火遁・蝦蟇油炎弾!」ボォ
ランジュ「風遁・大突破!」ビュオオオ
🔥🔥🔥ギャー
ʃcʃ.×ᴗ×)ʅ プスプス
ランジュ「きゃあっ! やったわ!」
栞子「はぁ、はぁ……やりました」
ドロン
栞子「口寄せが解けたみたいです」
ランジュ「こうしちゃいられないわ! まだ尾獣がたくさんいるもの」
栞子「すみませんランジュ。私は警備に戻ります」
ランジュ「もう尾獣を里に向かわせることはないけど、敵はそれだけじゃないから。そっちは任せたわ!」ビュン
-
エマ「仙法・水遁隠水(おんみ)」パァン
一瞬で地平線の先まで湖になる
ζノᴥ⓿´Y !? ドロドロ
エマ「水遁・分水(ぶんみ)」
湖の一部が割れ一尾がそこに落ちる
ザッパーン
エマ「土遁・恒河沙」
大量の土砂が一尾に降り注ぐ
ζノᴥ×´Y
エマ「ふぅ、あと2体」
歩夢「二尾と六尾……しぶとい」
⁄/*イ`ΦωΦリ
jΣミイ;º ᴗº;リ
ランジュ「エマ! 歩夢! 七尾は倒したわ」
歩夢「あれ……何だろうこの感じ? なんかこうもやもやした黒いものが遠くに」
@cメ*≡ˆ ᴗ ˆ≡リ 感じるね
歩夢(亜九璃ちゃん、これは一体)
@cメ*≡◉ ᴗ ◉≡リ 嫉妬心だよ
歩夢(嫉妬心?)
@cメ*≡˘ ᴗ ˘≡リ 私は人の嫉妬心を感知できるんだよ
歩夢(そうなんだ……ってこの場所まさか!)
歩夢「侑ちゃん!」(通信)
侑「どうしたの?」
歩夢「私のいる位置から南西に数キロの辺りで誰か戦ってる?」
侑「果林さん達が綾小路姫乃と交戦してたよ。ついさっき逃げたから追いかけてるところだけど」
歩夢「やっぱりそうだ……」
エマ「……ここは私とランジュちゃんに任せて。歩夢ちゃんは姫乃ちゃんを感知できるんだよね?」
歩夢「ええっ!? 尾獣が相手なら戦力が多い方が」
エマ「敵の大将は姫乃ちゃんだよね。こっちはおとりだよ」
ランジュ「仙人のチャクラ感知が効かないの。だから歩夢は行くべきよ」
歩夢「……わかりました!」バッ
-
彼方「うーん、てっきり消耗戦を仕掛けてくると思ったけど……」
遥「消耗戦じゃないの? 結構長いこと戦ってるけど」
彼方「ただ時間をかけるだけじゃないんだよ。確かにチャクラ無限のあっちが有利ではあるけど」
カナタ「ふわぁ……」
彼方「あっちは無限のチャクラで攻撃を続けて術の使用を強いるべきなんだよねぇ」
遥「確かに、こっちの攻撃に対処するばっかりだ」
彼方「単に姫乃ちゃんから彼方ちゃん達を遠ざけておきたいのか……」
遥「姫乃さんの方にも戦力があるのかな。私だったらお姉ちゃんをそばに置いておくけど」
彼方「あ……やられた!」
遥「え?」
彼方「万華鏡明輪眼・姉読!」ギン
カナタ「!」ギン
遥「お姉ちゃん相手に効く訳が……」
カナタ「……」ガク
遥「え?」
彼方「須矢能乎・十拳毛布(とつかのもうふ)」
カナタ「!」ザシュ
カナ?「」
カ?ク「」
?ズク「」
シズク「……終わり、みたいですね」
-
術解説
<黒秘技・機々金髪>
色葉・浅希・今日子の三体の人形で繰り出す璃奈奥義。敵を色葉で打ち上げ浅希の内部に格納した後、分離して無数の仕込み刃となった今日子で串刺しにする。璃奈のカラクリの例に漏れず雷遁の追撃で確実に捕縛する。
<口寄せ・翠糸雀>
栞子のもう一つの口寄せ。翡翠色のカナリアで、自由の翼を広げ叫んでいる。
<仙法・水遁隠水>
一瞬で巨大な湖を作り出す術。あらかじめ土遁で作った地下空洞に水を溜め込むことで、敵に対処されない速度で大量の水を生み出す。
<仙法・水遁分水>
巨大な湖の水を二つに割り、敵を水底に落とす術。
<仙法・土遁恒河沙>
無数の土砂で敵を埋め尽くす術。圧倒的質量により尾獣でも脱出は困難となる。
<須矢能乎・十拳毛布>
須矢能乎が纏っている霊毛布。毛布自体が封印術を帯びており、これで突き刺したものは夢の世界に飛ばされ封印される。
-
シズク「気付かれてしまうとは、役者失格です」パラパラ
彼方「いやぁ普通に戦ってたら気付けなかったよ。尾獣を口寄せしたタイミングでシズクちゃんに入れ替わってたのかな?」
遥「もしかして、時間稼ぎされてたの?」
彼方「そうだね。多分本物のカナタちゃんは姫乃ちゃんのそばにいるはず。眠威に対応しやすい彼方ちゃん達を引き離しておきたかったんだね」
遥「急いで行かないと!」
彼方「姫乃ちゃん逃げてるみたいだねぇ。とりあえずその近くに飛んで――」ズオォ
バキン
遥「! 楓具土命!」ボォ
プシュゥ
遥「消された……! やっぱり」
ハルカ「……」
彼方「ハルカちゃん! 遥ちゃんが二人も!!!」
遥「お姉ちゃん喜ばないで!」
彼方「ごめんね。でもこのタイミングで出てきたってことは」
遥「私たち、徹底的に足止めされてる」
-
〜里本部〜
侑「彼方さん達が足止めされてるみたい」
愛「本物のカナちゃんがひめのんと合流する前にどうにかしたいけど」
侑「こちら通信班。果林さん応答お願いします」(通信)
シーン
愛「え?」
侑「果林さん! ……応答がない。愛ちゃ……居ない?」
璃奈「敵はだいぶ減ってきた。あと一息」
ミア「頑張ろう璃奈」
愛「ミアち!」ビュン
ミア「うわぁいきなり来るな!」
かすみ「愛先輩?」
愛「カリンにつけたマーキングがわからなくなった!」
璃奈「それって眠威空間にいるってこと?」
愛「わかんないけど多分! カリンはどこ!?」
ミア「果林ならしずくと一緒に姫乃を追ってあっちに」
愛「しずくのマーキング……ある! かすかす借りるよ」
かすみ「かすかすじゃなくてかす――」ビュン
璃奈「行っちゃった」
ミア「まあいい。敵はまだいるんだ。戦おう」
-
ビュン
愛「しずく!」
しずく「……」
かすみ「しず子!?」
愛「幻術にかけられてる。解!」
しずく「はっ!」
愛「ねえカリンは……いや、何があったの?」
しずく「あれ、果林さんがいない?」
かすみ「ここでしず子が一人で寝てたんだよ」
しずく「そうです! 姫乃さんに追いついて、果林さんが仕留める直前、地面から彼方さん……えどてんふぇすのカナタさんが現れて」
愛「やっぱりか……!」
しずく「果林さんが倒れたのを見たのが最後です」
愛「どっちに逃げたかわかる?」
しずく「見てはいませんが……口寄せの術! オフィーリア、敵はどっちに行ったの?」
オフィーリア「クゥン……」
愛「カナちゃんがいたってことはワープかな。そのためにあの二人を足止めしてるんでしょ」
しずく「果林さんか、他の誰かの匂いはしない?」
オフィーリア「ワン!」タッタッタ
しずく「え?」
-
オフィーリア「ワン!」
しずく「誰かいるの?」
歩夢「はぁ、はぁ」
愛「歩夢!? なんでここに」
歩夢「愛ちゃん……ごめん、姫乃ちゃんを追いかけてたんだけど」
かすみ「戦ってたんですか!?」
歩夢「ううん、姫乃ちゃんを感知できたの」
愛「本当!? それじゃ」
歩夢「それがだんだん感知が弱くなって、ついさっきわからなくなっちゃった」
しずく「え、どうやって感知したんですか? 時空間忍術で移動してたはずですけど」
歩夢「確かに一回パタッと途切れちゃったけど、また感知できたの。多分時空間から出たんじゃないかな?」
愛「サスケの感知ってそんなことわかるの?」
歩夢「あ、サスケじゃなくて九尾の能力だよ。嫉妬心を感知できるの」
かすみ「嫉妬心?」
歩夢「うん。数キロ先からでもはっきりわかるくらいだったんだけど、だんだん曖昧になって……あの森に入っていったのは分かるんだけど」
愛「……まずい」
歩夢「え?」
愛「敵の狙いは、カリンだ」
-
愛「広範囲に戦力を送り込んだのは、こうして分断してカリンをおびき出して孤立させるためだったんだ。えどてんふぇすも尾獣も、全部このために」
かすみ「なんで果林先輩を?」
しずく「その、果林さんを攫っても得られるものが少ないと思います。果林さんの体術は忍術と違って盗めるようなものじゃないですし、特別な血統も忍具も持ってないですよ?」
歩夢「違う。“果林さんの何か”じゃなくて“果林さん”が狙いだよ。あの強烈な嫉妬心は、果林さんと共にいる私たちに向けられたもの」
かすみ「じゃあ敵は今果林先輩と――」
愛「やめて」
かすみ「す、すみません」
歩夢「落ち着いて愛ちゃん。範囲は絞れてるから手分けして探そうよ」
しずく「待ってください! そういうことなら、見つけられるかもしれません!」
愛「マジ?」
しずく「任せてください! 忍法・千愛抱友(ちあほうゆう)の術」
-
続きは明日
-
楽しみ
-
>>21
これ草
-
〜アジト〜
姫乃「これで感知対策は完璧。あの厄介な時空間忍術のマーキングも使えないはず」
果林「……zzz」
姫乃「嗚呼、なんとお美しい寝顔でしょう。えどてんふぇすで貴女を喚ぶことも、無限姉読も駄目でしたがついに! 本物の果林さんが私のものに……!」フルフルニィ
果林「……zzz」
カナタ「……」
姫乃「では幻術を解いて……いやその前に少し、その、お身体に触りますよ。果林さんのお身体に触りますよ///」
しずく「感知しました恋心!」
愛「螺旋丸!」ギュオオオン
ドカーン
姫乃「!?」
かすみ「霞隠れの術!」
姫乃「ゴホッゴホッ! なんでここがわかって……!?」
愛「お前か?」チャキ
姫乃「ひっ!」
カナタ「眠威」ズオォ
愛「ちっ」ビュン
歩夢「愛ちゃん! 果林さん確保したよ!」
姫乃「ああっ果林さんが!!」
愛「とりあえずカリンだ。飛雷神の術!」
姫乃「そんな! 果林さんはどこです!?」
愛「里だよ。もちろん行かせないけど」
姫乃「……では里までの案内をお願いします」
カナタ「……」
愛「姉読でアタシを洗脳するのが狙いか」
-
しずく「どうします? 逃げてしまえば果林さんを取られることはないですけど」
歩夢「里まで追いかけてこられたら里が危ないよ」
愛「ここで見逃すわけないっしょ。歩夢、一人でカナちゃんの相手できる? 引き付けるだけでいいから」
歩夢「うん。前みたいな事にはならないから」
愛「二人は援護をお願い」
しずく「さっき話した通り敵は性質変化を全部使えます。剣の本数だけ同時に」
愛「クナイは全部風遁で飛ばされそうだなー」
かすみ「歩夢先輩がどれだけ引き付けてられるかもわかりませんよ。早く決めないと」
愛「よし、かすみんはスモーク、しずくはアタシになって」
しずく「飛雷神回しですか?」
愛「いや、マーキングできてないから。しずくは性質変化を」
-
姫乃「私一人で相手しないといけなさそうですね」
かすみ「霞隠れの術!」
モクモク
姫乃「また目くらましですか。風遁で吹き飛ばして……!?」
土遁・螺旋もんじゃ!
🌀ギュオオオオン
姫乃「な、なんですかあの術は? 雷遁で相殺を……いや止めた方が」
チャクラ宙返りで躱す姫乃
姫乃「あんな術を持っていたとは。……え?」
🌀ギュオオオオン
姫乃「二発目!? くっ、躱しきれません!」⚡
バチバチバチ
姫乃「ぐっ、5本全部雷遁です!」
バチバチバチバチバチバチバチバチバチ
姫乃「貴女の大技もこの程度! 諦めなさい!」
🌀ドロン
1発目の螺旋もんじゃはかすみの変化だった
姫乃「!?!?!?」
変化を解いたかすみは姫乃の背後を狙ってクナイを投げる
無論ただのクナイであるはずはなく
愛「アタシが諦めるのを――」
ビュン
愛「諦めろ!!!」
姫乃「あ……」
愛「螺旋丸!!!!」
-
術解説
<千愛抱友の術>
Pinkに染まった頬で恋心を感知する忍術。チャクラや物質に依存しない上に、周囲100㎞以上の範囲を誤差数㎝程の制度で感知できるため非常に優れているが、戦場で恋心を持っている人は皆無なためまるで役に立たない。
<土遁・螺旋もんじゃ>
螺旋丸に土遁の性質変化を加え、さらに土遁・紋砂の術の形態変化を加えた超高等忍術。高速回転する粒子がありとあらゆるものを削り取る破壊力で、いかなる防御も不可能。性質変化を加えたことで投げつけることが可能になったが、虹ヶ咲の黄色い閃光をもってしても単独でこの術を完成させることは出来なかった。通常は影分身との併用が必須となるが、愛は一発でチャクラ切れを起こしてしまう為、基本的には封印している。
-
姫乃「きゅー」バタン
しずく「た、倒した」
愛「ありがとかすみん!」ナデナデ
かすみ「えへへ、かすみんがやりましたよー!」
歩夢「カナタさんの動きが止まった……やったんだね!」
愛「よし、さっと里に連行しよう! さとだけに!」
歩夢「愛ちゃんもうチャクラないでしょ。それにまず姫乃さんの応急処置しないと死んじゃうから。ちょっと休んでて」
しずく「歩夢先輩元気ありますね。カナタさんと戦ってたのに」
カナタ「あー皆さんや、ちょっと待って」
!?
-
愛「えどてんふぇすが解けてない!?」
歩夢「まさか姫乃さん本人はまだ……」
カナタ「いやぁ姫乃ちゃんは完全に伸びてるね。この術、術者が解術しないと術者が死んでも止まらないんだよね」
かすみ「そんな……」
愛「で、今はひめのんが操作できないから自由に動けるの?」ヒュン
カナタ「ううん、自分からやられに行ったりは出来ないねえ」スゥ
しずく「でもお話は出来るんですね」
カナタ「今のカナタちゃんは一つの指令に従って動くしかないんだよね」
歩夢「姫乃さんを取り戻すつもりですか?」
カナタ「それが違うから大変なのだよ。姫乃ちゃんが動けなくなったらカナタちゃんは1人で果林ちゃんを攫いにいくみたい」
愛「まさか、里に?」
カナタ「かなりまずいと思うんだよねぇ。里内の戦力でカナタちゃんを止められる?」
愛「カナちゃんはここで止めるよ。ワープはさせない」
カナタ「うーん、それはわかってるから愛ちゃんたちと戦うことになるんだけど」コポコポ
歩夢「え?」
@cメ*≡◉ _ ◉≡リ この感じ……
カナタ(チャクラの衣)「時間稼ぎに専念した方がいいと思うなぁ」
愛「なんで……えどてんふぇす体に封印したってこと?」
カナタ「元々人柱力だよ〜。こっちの世界の彼方ちゃんは違うみたいだね」
-
かすみ「どーするんですか愛先輩!! カナタ先輩が人柱力だなんてどうしようもないです!」
愛「あー……カナちゃん! どうすればいい?」
しずく「えぇ!?」
カナタ「歩夢ちゃんメインで時間稼ぎかなぁ。言われた通りに術の対処をしてね」
かすみ「教えてくれるの!?」
愛「術者に縛られてないからね」
カナタ「まずは〜カナタちゃんと絶対に“目を合わせ続けてね”」
歩夢「え?」
カナタ「まあ幻術にかかっちゃうのはしょうがないけど、すぐに解いてあげられるように――」
愛「待って! 姉読ってかかったら終わりじゃなかった?」
カナタ「だってカナタちゃんの左眼……物陰に隠れて!!!」
愛(目線を見ろって!? くそっ、なんなんだ! 今カナちゃんは歩夢の方を見て――)
カナタ「姉照(あねてらす)!」ギン
-
歩夢「きゃあ!!!!」ボォ
しずく「黒炎!?」
愛「歩夢!!!」
歩夢「私は平気! しずくちゃんとかすみちゃんが!」
愛「! 遮蔽物がない!」ビュン
右から歩夢、しずく、かすみの順に並んでいる。
歩夢からしずくは7メートルほど、かすみはしずくの3メートル先にいる。
カナタの目線の動きに合わせて、黒炎が3人の方に向かっている
愛(視点から発火してる!)
しずくと一緒にかすみのところまで飛んで更に飛ぶか、しずくを飛ばした後走ってかすみに触れて飛ぶか。
愛(それじゃ間に合わない!)
しずくかかすみ、どちらかを選ぶ必要があった。
-
かすみ「口寄せの術!」
愛「うおおおおおおおお!!!!」
ビュン
ズサー
どこでもかすみん:メラメラメラメラ
愛はしずくの元へ飛び、さらに2人でかすみの元、どこでもかすみんの裏に飛んだ。
歩夢「よかった……」
カナタ「愛ちゃん!」
愛「ぐぁああ!」メラメラ
しずく「桜鳳の術!」
かすみ「愛先輩!!!!」
愛「し、ずく……」メラメラ
遥(しずく)「楓具土命!」ギン
プシュー
カナタ「おお、ナイスだよしずくちゃん」
ドロン
しずく「間に合い、ました」ドサッ
愛「はぁ……はあ……」
かすみ「愛先輩、しず子……」
どこでもかすみんだったもの:シュー
歩夢「くっ……」
@cメ*≡◉ _ ◉≡リ 私が出る
カナタ「一対一だねぇ。それじゃ」
ズドーン
ノレ└イ´=ω=)┘ ぎゃおおおおおお
@cメ*≡・᷅ - ・᷄≡リ がるるるるる
-
@cメ*≡ˆ д ˆ≡リ ●
ノレ└イ´=ω=)┘ ズンズンズン
歩夢(尾獣化)「尾獣玉に突っ込んでくる!?」
@cメ*≡ˆ д ˆ≡リ ==●
ドカーン
ノレ└イ´=ω=)┘ ズンズンズンズン
歩夢(尾獣化)「八尾に須矢能乎を纏わせるなんて」
@cメ*≡・᷅ - ・᷄≡リ 鎧着てる! ずるい!
カナタ(尾獣化)「まだ尾獣化には慣れてないのかな?」
かすみ「あわわわ、歩夢先輩が押されてますよ!」
愛「人柱力としての実力と、須矢能乎の鎧があるからね」フラフラ
かすみ「動いちゃダメです! いくら愛先輩でもそんな状態じゃ」
愛「わかってるって。歩夢も勝てないと踏んで時間稼ぎをしてくれてるみたい。アタシたちのすべきことは、持ち得た情報を味方に伝えることだ」
-
エマ「カナタちゃんが里に!」
ランジュ「エマ! コイツはランジュが相手するわ。里に向かって!」
jΣミイ;º ᴗº;リ
エマ「ランジュちゃん、任せ……っ!?」
Emma「土遁・門手楼座(もんてろうざ)」
ドドドドドドドドド
ランジュ「山が生えてきた!? まさか」
エマ「これが私のえどてんふぇすだね」
Emma「……」
ランジュ「カナタと違ってお話してくれないのね。動きも人形みたい」
エマ「足止めされるわけにはいかないのに」
ランジュ「山をぶち抜くわ! 嵐遁・悠都比亞!」ビビビビ
Emma「水遁・水洲(すいす)」バシャバシャ
ランジュ「相殺された……!」
jΣミイ;º ᴗº;リ ぽわぐちょぐちょ
エマ「それくらいの再現度はあるんだね。急いで倒すよ、ランジュちゃん」
-
〜里〜
菜々「お待たせしました! 里内の状況は?」
副会長「今のところ敵の侵入はありません。尾獣もエマ間様とランジュさんが食い止めて――」
キー!
菜々「あれは、警備班の栞子さん?」
シュタッ
栞子「伝令! えどてんふぇす体の近江カナタが里に向かって進攻中! 敵は八尾の人柱力で尾獣化している模様! 万華鏡明輪眼の能力を使用して九尾化した歩夢さんを圧倒しているとのこと!」
菜々「なっ……!?」
副会長「会長! 今すぐ結界を!」
菜々「栞子さん! 歩夢さんの他にカナタさんと戦闘している人は居ないんですか!?」
栞子「愛さんと果林さんは戦闘不能、他の方もまだ戦闘が終わっていないようです」
菜々「なら、結界は無意味ですね」
副会長「なんでですか!?」
菜々「相手はカナタさんです。食い止める忍が居なければ時空間忍術で里内に入ってきます。彼方さんも遥さんも里にいない今、侵入されたらお終いです」
副会長「そんな……」
侑「みんなに里に戻るように呼び掛けてるけど、足止めを喰らってるみたい……」
菜々(すべきことは2つ。カナタさんを食い止めることと、尾獣化したまま里を襲わせないために結界を貼ること。私が影分身で――)
彼方『せつ菜ちゃんさぁ、変わらないよね。そんなんじゃ彼方ちゃんには勝てないよ』
菜々「――今が変わるとき、でしょうか」
副会長「会長?」
菜々「栞子さん。北門の結界をお願いできますか。上忍クラスの術ですが、この場で出来そうなのは栞子さんくらいなので」
栞子「わかりましたが、菜々さんはどうするんですか?」
菜々「カナタさんを止めます」
副会長「人柱力で、しかも万華鏡明輪眼ですよ!? たった一人でなんて無茶です!」
菜々「一人じゃありませんよ」
シュタッ
せつ菜「私は信頼できる仲間と共に、カナタさんを止めます!」
-
ノレ└イ´=ω=)┘ ズドーン
@cメ*≡×ᴗ×≡リ ぐへ
カナタ(尾獣化)「里がすぐそこだねぇ。そろそろ誰か止めてくれないかな」
せつ菜「ここまでありがとうございました、歩夢さん」
歩夢「せつな、ちゃん」ハァハァ
カナタ「おっと、今度は止めてくれるかな? それとも時間稼ぎ?」
せつ菜「元より全力で止める気でなければ時間稼ぎにもなりませんよ」
カナタ「そうだねぇ。じゃあカナタちゃんからアドバイス。真っ向からパワーでは勝ち目がないから、幻術かあるいは足場を崩すとかが良いかな」
せつ菜「ありがとうございます。もうこの術は使うつもりはなかったのですが」パッパッパ
メラメラメラメラ
せつ菜「火遁奥義・燈」
-
尾獣解説
<八尾・頭鬼 ノレ└イ´=ω=)┘>
牛のような頭部と蛸の足のような尾を持つ尾獣。高いパワーだけでなく自由自在な蛸足や蛸墨によるトリッキーな戦法も可能。憑依術への耐性が高い。占いも出来る。
術解説
<姉照>
異世界のカナタの左眼に宿った万華鏡明輪眼の瞳術。愛する妹への熱い視線のように目の焦点の合った場所から黒炎を発火させる。視界に入る全てが攻撃範囲であり妹に付く悪い虫を全て焼き尽くすまでその炎は消えない。
<威装・須矢能乎>
尾獣を須矢能乎で丸ごと包んでギュッとしてChuする術。防御力の向上以外にも尾獣に須矢能乎の武器を使わせることが出来る。
<土遁・門手楼座>
地面を隆起させ山脈を作り出す術。飛行する相手すら足止め可能な大規模な術。
<水遁・水洲>
とにかく大量の水を放つ術。圧倒的質量と勢いで純粋な忍術のぶつけ合いにはめっぽう強い。
<火遁奥義・燈>
火遁性質のチャクラを全身に纏った通称“火遁チャクラモード”。鎧のように纏った炎は鉄壁の防御力を誇る。火遁チャクラの爆発力によりパワーが大幅に引き上げられるが、チャクラの消耗が激しく、上忍でも20秒程度でチャクラ切れを起こし絶命する。
-
カナタ「凄いチャクラだね。でも火遁じゃどうにもならないよ」
ノレ└イ´=ω=)┘ ズンズン
せつ菜「鎧を纏って突進、単純ですが強力ですね」
ガシッ
カナタ「え?」
せつ菜「うおおおおおおおお!!!!」ブン
ノレ└イ´=ω=)┘ ぎゃおおおおおお
ズドーン
―里内―
栞子『なんですか今地響き!?』
副会長「会長が……せつ菜ちゃんが八尾を投げ飛ばしました」
左月『え?』
右月『会長がですか? せつ菜さんが?』
栞子『せつ菜さんと菜々さんが同一人物のようです。でも投げ飛ばしたって』
副会長『あの術、まさかこの目で見る日が来るなんて』
-
カナタ「なんて馬鹿力……でも確かに有効だね」
せつ菜「起き上がる前に……!」
カナタ「あのパワーなら須矢能乎も簡単にはがせそうだけど、ちょっと距離遠くない?」
せつ菜「騒遁・鼓固!」
せつ菜は音速の空気弾を放った
しかしこの術、確かに高威力だが尾獣相手に有効打になる程ではない
九尾の尾による攻撃をはじく程度だった
ドカーーーン!!!
ノレ└イ´◉ω◉)- !?
カナタ「なっ……須矢能乎ごと角が折れた!?」
-
〜里内〜
栞子『何ですか。ここからでも爆発音が聞こえましたが』
副会長「騒遁・鼓固で八尾の角を折ったの」
栞子『え、そんな威力出るんですか?』
副会長「せつ菜ちゃんの火遁チャクラモードの奥義ね。空気弾が炎を纏って音速で飛び、着弾すれば山一つ吹き飛ばす大爆発を起こす」
栞子『せつ菜さん、そんなことが出来たんですか』
副会長「これこそせつ菜ちゃんが“虹ヶ咲の緋い咆哮”と呼ばれる所以よ」
カナタ「これは〜効くねぇ」
ドカーーン ドカーーン
ノレ└イ´◉ω◉)- もおおおおお
せつ菜(このまま騒遁で固めて近づけば……!)
カナタ「姉照」ギン
せつ菜「効きません!」メラメラ
カナタ「やはり天才か」
せつ菜「うおおお! 貫くのみです!!!」
👊
ノレ└イ´×ω×)- ぎゃああああああああ
-
せつ菜「はぁ……はぁ……」メラメラ
カナタ「いいよ、あと少しだねぇ。でも」
せつ菜「くっ……」メラメラ
カナタ(須矢能乎)「あと何秒持つかな?」ブオオン
せつ菜「……カナタさんは何秒持つんですか? こっちの彼方さんは5分ですけど」
カナタ「へぇ、気付いてたんだ。八尾の影響ですり抜けが苦手なんだよね。10秒だよ〜」
せつ菜「須矢能乎の破壊と合わせて2〜30秒……チャンスは1度、ですか」
-
せつ菜「うおおおおお!!!!!」👊
カナタ「まともにやり合ったら粉々だよ〜。八咫枕」
せつ菜「はあああ!!!!!」ズドーン
メキメキメキメキ
カナタ「地面を殴って……考えたねぇ」
せつ菜「うおあああああああ!!!!!」👊
ズガガガガ!!!!
〜里内〜
副会長「もう1分半……まずい」
栞子『どういうことですか?』
副会長「あの術はせつ菜ちゃんの膨大なチャクラ量でも2分でチャクラ切れするの」
栞子『まだ、決着が付いていないんですね』
副会長「! 音が止んだ」
-
せつ菜「ぁ…………」
カナタ「惜しかったねぇ」
せつ菜「ですが、時間は……じゅうぶん、稼げました」
カナタ「里の人は避難できたかな?」
せつ菜「いや……」
「昼気掌!」
カナタ「!?」
チュドーン!!
果林(第七迷門・開)「待たせたわね」
せつ菜「果林さんの寝坊には慣れてますから」
カナタ「無茶苦茶だよこの人たち……須矢能乎が薄氷みたいだ」
果林「ふふっ、この“美しき猛獣”が来たからにはもう大丈夫よ」
カナタ「さっきカナタちゃんに眠らされた癖に〜」
果林「里の危機となれば私も出し惜しみはしないわ」ゴゴゴゴ
カナタ「これは……」
果林「第八“痴門”――開!!! 八丈遁甲の陣!!!」ビリビリビリビリ
-
せつ菜「きゃああああ!!!」///
カナタ「凄いチャクラだねぇ。服が弾け飛んじゃんった」
果林「ねえせつ菜♡♡ もっと私を見て頂戴♡♡♡ 滅多に見られるものじゃないわ」
せつ菜「わ、私は巻き添え喰らわないように引いてますね!!!」ビュン
カナタ「というか残ってる下着は何なの? 結界くらい丈夫なの?」
果林「私の技はちょっと刺激的だから。耐えられるかしら?」
カナタ「あはは! カナタちゃんちょっと楽しみになってきたよ〜」
果林「積!!!」ドン
カナタ(なんてチャクラだ……本当に一撃で仕留めに来るつもりだな?)
果林「流!!!!!」ドドドン
ゴオオオオオオオオ
カナタ「なんてデカい尻だ……防ぐのは悪手だね。眠威」ギン
ギュオオオオオオオオン
カナタ「なっ!? 空間が捻じ曲がってる!?!? はっ!?」
果林「夜カリン!!!!!」
ズガガガガガガガガガガガガガガガ
カナタ「ぶべらぁ!!!!!!!!」
ズドーーーーーーン!!!!!!!!
-
術解説
<昼気掌>
八丈遁甲・第七迷門を開いた状態で繰り出す正拳。相手に向かって一点に集中していく空圧正拳で、圧縮後は一気に拡散してとてつもない風圧を生み出す。その空気弾はパンダを模ったような見た目をしている。凄まじい威力の反面反動はデカく、翌日は確実に寝坊、昼までぐっすりである。
<夜カリン>
朝香果林の八丈遁甲の陣における切り札。渾身のチャクラを練り上げて放つヒップアタックで、「積」で一度タメに入ってから「流」で攻撃に移る。圧倒的なスピードと威力と尻の大きさで空間が捻じ曲がるため、いかなる防御、回避も不可能な文字通り一撃必殺。この術を使用するとどんなに丈夫な衣服でも消し飛ぶため、確実に社会的に死ぬ。
-
ヒューン
カナタ「……身体のほとんどが消し飛んでる。でもこれじゃまだえどてんふぇすは――」
エマ「仙法・真数千手!」ドン
カナタ「そうか、私をここまで吹っ飛ばすために……!」
ズガガガガガガガ!!!!!!!
カナタ「眠威!」スゥ
ドドドドドドドドド
〜眠威空間〜
カナタ「全身飲まれちゃった。早いとこどうにか――」ザク
須矢能乎の十拳毛布でカナタを貫く彼方
彼方「早いとこどうにかしなくちゃねぇ」
カナタ「……ははっ、すごい連携だねぇ」パラパラパラ
彼方「君一人に彼方ちゃん達三人がかりでやっとだよ」
カナタ「いやぁかたじけない」パラパラパラ
-
〜1か月後〜
〜病院〜
かすみ「やっと退院だねしず子」
しずく「もう里はすっかり元通りだっていうのにね。禁を破ったばっかりに」
愛「それを言ったら悪いのは愛さんだよ」
せつ菜「しずくさんにばかり負担をかけて申し訳ないです」
しずく「いやせつ菜さんは人のこと言えないじゃないですか」
歩夢「暗部と兼任なんてびっくりだよ」
侑「九尾事件のときなんか結界と九尾の相手同時にやってたんでしょ?」
せつ菜「まあその任務を放棄したんですけどね」
かすみ「そういえばせつ菜先輩、この後どうするんですか?」
せつ菜「正体が割れた以上兼任は不要ですね。会の方は後任もいますし」
-
ランジュ「それでランジュが一人でEmmaと六尾を倒してやったのよ!」
ミア「もう聞き飽きたよ」
栞子「……」
ランジュ「栞子? どうかしたの?」
ミア「会長に推薦されたって話だろ。何をそんなに悩んでいるのか、僕にはわからないけどね」
栞子「私は本当に、会長の適性があるのでしょうか?」
ランジュ「何を言ってるのよ? あの七尾を倒したじゃない!」
栞子「それはランジュがいたからですよ」
ランジュ「そうよ」
栞子「え?」
ミア「会長ってやつはどうしてなんでも一人でやろうとするんだろうね。栞子、君は一人で戦うタイプじゃないだろう?」
栞子「!」
ランジュ「ずっと一人で戦ってきたからわかるわ。栞子はランジュ以上の忍よ!」
栞子「ランジュ、ミアさん……ありがとうございます。私、話を受けようと思います」
-
璃奈「尋問の裏取りがこれ。証言の内容と一致している」
エマ「早かったね。ありがとう」
璃奈「いろいろカラクリを用意してたのに、尋問するまでもなく全部しゃべっちゃった」
遥「何を用意してたの……?」
彼方「目的が手に入らないとなったら潔いんだから」
ガチャ
姫乃「……」
エマ「お待たせ(低音)」
姫乃「何か用ですか? 話すことは全てお話ししましたが」
エマ「姫乃ちゃんの処遇についてだよ(低音)」
彼方「里への被害が尋常じゃないからね〜。処刑じゃ割に合わないんだよ」
エマ「まずは財政難をどうにかしないとね(低音)」
彼方「お金を稼ぐ方法、色々知ってるんじゃないの〜?」
璃奈「私の出番」
姫乃「そんなことまで教えるつもりはないです。さっさと処刑でもすればいいでしょう?」
彼方「……この人幻術で吐かせるのめっちゃ大変なんだよね」ボソッ
璃奈「秘策がある。入って」
ガチャ
-
果林「久しぶりね」
姫乃「果林さん!?!?」
果林「私は璃奈ちゃんに呼ばれて来たから事情がよくわからないんだけど、説明してくれる?」
璃奈「綾小路姫乃の目的は、朝香果林を自分のモノにすること。ただそれだけだった」
姫乃「ちょっ果林さんの前でそんなこと……!」///
遥(何だこの人)
果林「あらぁ♡ 面白いこと言うじゃない♡♡」
姫乃に顎クイする果林
姫乃「ひめっ!!」
果林「でもちょっと違うわ姫乃ちゃん。貴女が私のモノになるのよ」
姫乃「なりますぅ♡♡ 私果林さんのモノになりましゅ♡♡♡♡♡」
果林「じゃあまずはお金の出処からね。教えてくれるわよね?」
姫乃「教えますぅ♡♡♡」
彼方「なんだこの茶番」
-
果林「一通り聞けたわ」
彼方「流石璃奈ちゃん」
璃奈「あ、そうだ姫乃さん。この戦争の傷跡は里だけじゃないんだ」
姫乃「はい?」
璃奈「実は果林さん、里を守るために八丈遁甲の陣を使った」
姫乃「それって……」
璃奈「果林さんは後遺症で一生服を着られなくなった」
姫乃「ふひょひょひょ! え、どういうことですか? 果林さんは服を着て……」
果林「ちょっと璃奈ちゃん! そんなことまで言わないでよ」
エマ「果林ちゃんはもう自分でパンツを履くことも出来ないんだよ」
姫乃「ひーめひめひめ! いやだから着てるじゃないですか」
エマ「だから毎日私がお世話してあげてるの。朝パジャマから着替える時も。トイレに行くときも、お風呂に入るときも私がいないと駄目なんだぁ」
姫乃「」
果林「もうエマったら。ねえ璃奈ちゃん。私のお世話をしてくれるカラクリとか作れない? エマに申し訳ないわ」
璃奈「今の果林さんなら身に染みてわかってると思うけど、人に服を着せる動作ってとても複雑。私が操作するカラクリならともかく、自動で着せるのは難しい」
姫乃「だったら私が」
エマ「大丈夫だよ。私なら忙しくても木分身でお世話できるから」
果林「でも……」
彼方「まあまあ、エマちゃんはお嫁さんなんだしそれくらい当然だって」
姫乃「は?」
果林「どんな亭主関白よ」
姫乃「」
エマ「あ、そろそろ行かないと。じゃあね姫乃ちゃん」
バタン
-
遥「最後の追い打ち要る?」
璃奈「里に刃向かうとどうなるか教える必要があった」
彼方「いやあ璃奈ちゃんは敵に回したくないなぁ」
遥「お姉ちゃんも酷いタイミングでぶっこんだ癖に」
エマ「じゃあ私たちは本部に戻るね」
彼方「じゃあね〜」フリフリ
遥「……久しぶりだね」
彼方「んー?」
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遥「お姉ちゃんが里を抜けて、必死に追いかけて、お姉ちゃんが倒れて、私が里を滅茶苦茶にして……」
彼方「そうだねぇ」
遥「戦争までして、自分と戦って。でももう全部終わり!」
彼方「平和だねぇ」
遥「もうずっとお姉ちゃんと一緒だね!」
彼方「もちろんだよ〜。そうだ! 今日はごちそうにしようか」
遥「本当!?」
彼方「潜入任務と戦争の報酬がたんまりあるからねぇ。復興が終わったらお仕事減らすつもりだよ」
遥「やったぁ!」
美里「あ、遥ちゃん!」
遥「こんにちは美里さん」
彼方「忍具屋の……こんにちは」
美里「今日から営業再開なんですよ」
彼方「あー店は無事でも仕入れが出来なかったもんね」
美里「それで遥ちゃん。起爆札の発注の件だけど」
遥「あ」
彼方「起爆札? いくら注文したの?」
美里「6千億枚です」
彼方「」
美里「そろそろ支払いをお願いしたいんだけど……」
遥「お姉ちゃんごめんなさい! どうしてもお姉ちゃんを里に連れ帰らなきゃって思ってたから」
彼方「……うん、彼方ちゃんたくさん働くから大丈夫……あ、姫乃ちゃんの禁術で……」ブツブツ
遥「ごめんなさぁぁぁい!!!!」
完
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一回使っちゃったら夜カリン使い放題でお得
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>>68
書いてないですが一応反動がでかいので、使うたびに服が吹っ飛んだ状態でぶっ倒れて社会的に死にます
服が着れなくなるデメリットは実質無くなります
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