侑「〜♪」ﾀﾞﾚｦﾐﾃﾙﾉｰ♪ﾀﾞﾒﾀﾞﾖｰ♪
愛「おっつー！ご機嫌だね、ゆうゆ！」ﾔｯﾎｰ
愛「ははーん。さては本日、チョコレート貰いまくりだなぁ〜」ｳﾘｳﾘ
侑「えぇ〜そんなことないよ〜まだ貰ってないよぉ〜」
侑「それに愛ちゃんがそれ言う〜、あははっ」ｺﾉｺﾉｰ
愛 ﾘｮｳﾃﾆﾄﾞｯｻﾘ ﾓﾃﾓﾃ ﾀｸｻﾝﾉﾁｮｺﾚｰﾄ
ｺﾉｺﾉｰ！ﾋｭﾋｭｰ！
侑「まぁね、歩夢は確定かな！」ﾄﾞﾝ!
侑（毎年貰ってるし、多分今年もあるはず！）ﾄﾞｷﾄﾞｷ
愛「おお〜早くも勝利宣言！」
愛「でも、わかんないよ〜？歩夢もせっつーあたりに本命チョコ渡したりして〜」
愛「それに歩夢も今年からスクールアイドル始めて、モテモテだし〜？」
愛「のんびりしてると誰かに盗られちゃうかもよ〜」ｳﾘｳﾘ
愛「なんちゃって〜、また練習でね！」ﾝｼﾞｬﾏﾀﾈ‼︎
ーーー
侑「まさか、歩夢にかぎってそんなこと…」
侑（ない、よね…）ﾄﾞｷﾄﾞｷ
ー同好会の皆に渡すチョコレート、とは別の、、
綺麗な🎀がついた小さな箱ー
侑「無駄になったらどうしよう…。」
侑（歩夢がチョコをくれるタイミングで一緒に渡そう！絶対！）ｸﾞｯ
ーーー
侑はひとり部室で作曲中…
侑（チョコ…貰えかった…）ｳｰﾝｳｰﾝ
侑（いや、同好会の皆と友チョコは交換し合ったけど、、、）
侑（期待していた本命が、、、歩夢からのチョコがなかった…）
侑「でも！まだ練習中だし、夜に貰える、よね」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
椅子の上に乱雑に置かれている同好会メンバーの鞄
侑（あっ、これ歩夢の鞄…。）
侑「っていうか歩夢はチョコ持ってきてるのかな、、、」
侑「ごめん！歩夢、許して！」ｽｯ
〜歩夢の鞄、ちょこっと物色中〜
※幼馴染でも、他人の鞄を漁る行為は絶対にやめましょう
侑「なーんだ、ちゃんとあるじゃん」ﾎｯ
歩夢の鞄の中に、ピンクで可愛く包装された箱を発見
侑「宛先は書いてないけど、私宛だよ！多分…」
侑「練習後、帰り道にきっと貰えるんだ！」ﾊﾟｧｧｧ
侑「よぉーし、作曲の続き頑張るぞーっ」
せつ菜「ーじゃあ、皆さん！今日の活動はここまでです！皆さんお疲れ様でした！」
ｵﾂｶﾚｻﾏｰ!!ｵﾂｶﾚﾀｾﾞｰ
侑（遂に来たよ。この後歩夢といつも通り一緒に帰って、チョコを貰うんだ！）
侑（そうと決まれば、さっさと帰るよー！）ｶﾞｻｺﾞｿｶﾞｻｺﾞｿ
栞子「皆さん、チョコ等忘れ物はないですね？部室を閉めますよ。」
ﾊｰｲ!!
歩夢「…」
せつ菜「はい！なんでしょう！？」
侑（えっ、何…。）ﾄﾞｷﾄﾞｷ
果林「あらあら〜、せつ菜ってばモテモテね〜」ｱﾗｱﾗｰ
果林「早く行ってあげなさい〜」ｳﾌﾌｯ
果林「かすみちゃん、私たちは先に部屋を出ましょ」ｳｨﾝｸ
かすみ「えぇ〜歩夢先輩の直々のご指名ですかぁ〜！？」
かすみ「歩夢先輩の手作りチョコだなんて、せつ菜先輩っば羨ましいですぅ〜」
歩夢「もう、そんなんじゃありませんよ…！」ﾎﾟﾑｳｯ
侑（えっ…）
侑（あれって、さっき私が発見した…ピンクで包装された箱…）
せつ菜「え、これって…」
歩夢「せつ菜ちゃん、前に欲しいって言ってたでしょ…？」
せつ菜「！」
歩夢「だから、あげる…。」
歩夢「恥ずかしいから…///中身は帰ってから開けてね…」ｶｵﾏｯｶ…///
せつ菜「う、うおおおおおお！」
歩夢「もう…///声が大きいよ…。」
せつ菜「あ、ありがとうございます！！」
ﾋｭﾋｭｰ!ｽﾃｷﾃﾞｽｰ!ｷｬｱｯ!ｽﾃｷﾖ!
侑「うそだ…。」ﾎﾞｿｯ
侑「そんな…」ｸﾞｽﾞﾝ
愛「！」ﾊｯ!
愛「やばっ、ゆうゆ、大丈夫…？」
侑「歩夢、ごめん、先帰るね…」ﾎﾟﾛｯﾎﾟﾛｯ､ｽｯﾀｯﾀｯ…
歩夢「えっ？」
侑「」ｸﾞｽﾞﾝ、ﾎﾟﾛｯﾎﾟﾛｯ
歩夢（侑ちゃん、泣いてた…？）
歩夢「はっ！」
ーーー
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ､ｶﾞﾁｬｯ
歩夢「…おじゃましまーす…。」
歩夢「侑ちゃん、いる？入るよ…。」
ソファベットで蹲っている侑
歩夢（良かった、いた…。）
歩夢（侑ちゃんの目が赤い…。）
歩夢（これは、早く伝えないと…）
侑「い、今頃なにさ歩夢！」ｸﾞｽﾞﾝｸﾞｽﾞﾝ
侑「は、話なら聞くけど…」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ
歩夢「あっ、やっぱり怒ってる…」
歩夢「あの、部室でのことなんだけど…」
侑「歩夢が私じゃなくてせつ菜ちゃんに本命チョコレートを渡したことでしょ！」ﾄﾞﾝｯ!
侑「しかも皆のいる前で！」
侑「あんなのないよ！こっちはいつ貰えるのか、いつ渡そうか…！」
侑「ドキドキして一日中待ってたのに…」ｸﾞｽﾞﾝ
歩夢「って、だから！それは違うの！」
侑「何が違うのさ！」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ
歩夢「誤解なの！」
侑「誤解〜？」
侑「おかし？」ｷｮﾄﾝ
歩夢「昨日、コンビニでたまたま買った、スーパーヒーローのチョコレートのお菓子。」
歩夢「箱の裏面にオモチャが当たるキャンペーン応募券があるんだけど、金色のあたりが出たから…」
歩夢「せつ菜ちゃん、前々からキャンペーン専用のオモチャが欲しいって言ってたの。」
歩夢「それを今日、渡しだけだよっ！」
歩夢「ただの空箱だよ、でも。」
歩夢「そのまま手渡すのはちょっと恥ずかしくて…」
歩夢「バレンタインの包装で包んだけど…確かにせつ菜ちゃんも好きだけど…」
歩夢「でも！本命とか！そんなんじゃないよ！」
侑「！」
歩夢「結局、皆の前で渡すことになって、変な雰囲気になっちゃって…」
歩夢「侑ちゃんが帰った後で、ちゃんと皆に説明して誤解を解いたから！」
歩夢「もう、大変だったんだから」ﾎﾟﾑｳｯ
侑「それなのに、私ってば…ひとりで変に焦って不安になって…」
侑「私ってば、馬鹿だ…。」
歩夢「ううん、侑ちゃんのせいじゃないよ。」
歩夢「変に勘違いさせちゃったり、私も悪いの！」
歩夢「私ももっと早く渡せば良かった。」ｽｯ
歩夢「…これ…///」
いかにも歩夢らしい…キュートな箱ー
歩夢「私が小さい頃からずぅっと…///」
歩夢「ずぅっと！大好きなのは、侑ちゃんだよ…///」
歩夢「だから、これ…。私からのバレンタインチョコレート…///」
歩夢「うけとって…///」
侑「…うん、ありがとう…///」
歩夢「！ 侑ちゃん…♡」
侑「そして、チョコレート…私も…///」ｽｯ
ー歩夢へ♡大好きー侑よりー
歩夢「！？ 侑ちゃん…///」♡
侑「私も歩夢のこと…///大好き！！」♡
ﾓｯｷﾞｭｰｯ♡ﾓｳﾀﾍﾞﾃｲｲｰ?ｵｼｲｿｳｰ♡ｱｹﾙﾈ♡
ﾓﾁﾛﾝ♡ｲｲﾖｯ! ｱｰﾝｼﾃ♡
ｱｰﾝ♡ｵｲｼｲﾖｰ♡ﾊｲ､ﾕｳﾁｬﾝﾓｱｰﾝ♡
ﾊﾟｸｯ♡ｱｯﾕﾋﾞｺﾞﾄ…///
ﾓｰﾕｳﾁｬﾝｯﾃﾊﾞｯ♡ｴﾍﾍｺﾞﾒﾝｰ♡
ｿｰｲｳﾄｺﾛﾓｶﾜｲｲ♡
ｴﾍﾍｰ♡ｱﾕﾑ､ﾀﾞｲｽｷｰ♡ﾜﾀｼﾓｰ‼︎♡
ーゆうぽむ♡ハッピーバレンタインエンド♡ー
ゆうぽむよ永遠に♡Happy Valentine♡
実家のような安心感
雄叫びあげるせつ菜も可愛いw