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梢「さやかさん、私のモノになりなさい」ドンッ
-
さやか「きゃっ」
梢「ふふ、可愛い声ね」
さやか「やめてください、誰にでもそういうんですよね」
梢「そうよみんな可愛いもの……でもね、こんなふうに本気で口説いているのはさやかさんだけよ」
さやか「えっ…///」
梢「もう一度言うわ、私のモノになりなさい」
〜〜
〜
さやか「なーんて、我ながら馬鹿馬鹿しい」カキカキ
さやか「はぁ……戸締りして帰ろ」グシャグシャ ポイッ
ガチャッ
梢「筆箱を忘れるなんて我ながら情けない……」
梢「確かここの棚に…あった」コツン
梢「あら、何か落ちて……紙?」
梢「どうせ慈あたりが横着して投げたのだろうけれど、まさか赤点のテスト用紙だったりしないわよね…………」
梢「……この字は」
-
-翌日-
さやか「梢先輩、おはようございます」
梢「おはよう」ニコッ
さやか「今日こそわたしが一番乗りだと思ったんですが、やはり梢先輩には敵いませんね」
梢「私はやることがあるから早いだけよ、そういえば今日は綴理と一緒ではないのね」
さやか「はい、ボクも2年生だからさやに頼らなくてもいいようにならないと…そう仰って」
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期待
-
梢「綴理も成長しているのね……そもそもがさやかさんに頼りすぎだったのだけれど」
さやか「ふふ、最近は沙知先輩のようなかっこいい3年生になるんだって張り切っているんですよ」
梢「それは楽しみね」
さやか「はい、とっても」
梢「廊下も寒かったでしょう?お茶を淹れるからこっちへ座って温まったら?」カチャ
さやか「ではお言葉に甘えて…」
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⏜ ⏜
-
こずさやか?
-
梢「はい、どうぞ」コトッ
さやか「ありがとうございます、ふぅ…」
さやか「んく…んくっ……あったかいです…」
梢「どうかしら、今日はすぐ飲めるように少し温度を低めにしたのだけれど」
さやか「とっても美味しいです…今日は一段と寒いですからいつもの温度だと火傷しちゃってたかも…なんて」
梢「ふふ、さやかさんはお世辞まで上手ね」
さやか「本音ですよ」
-
ありそうでなかったこずさやじゃないか
-
梢「ありがとう、美味しくないと言われたらどうしようかと内心ビクビク怯えていたのよ」
さやか「不味いと言った方が良かったですか?」
梢「えっ…本当は美味しくなかったのかしら…」
さやか「まさか、梢先輩のお茶はいつも美味しいですよ」
梢「ふぅ…良かった」
さやか「ふふっ」
-
梢「…」ジーッ
さやか「んく……?」
梢「…….」ジーッ
さやか「あの、何か……」コトッ
梢「ふふ…」
梢「さやかさん、私のモノになりなさい」アゴ クイッ
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ラ板のバチバチしてるネタのこずさやも好きだけど本編であった部長を継そうな似たもの同士の先輩後輩のこずさやも大好きだからこういうのは助かる。
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さやかさんが始めた物語なのよ…
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>>12
実際花帆さんとダブル主人公という感じはあるよね
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さやか「は、はぇっ……///」
梢「ふふ、可愛いわ」
さやか(あ、これ……確か)
さやか「や、やめてください…梢先輩は誰にでもそうことを言っているんですよね」
梢「そうね、みんな可愛くて選べないもの」
梢「でも愛を囁くのはさやかさんだけよ」キリッ
さやか「……」
さやか「……はぁ」
-
梢「どうしたのかしら?」
さやか「……わたしが書いたアレ、読んだんですか」
梢「ええ読んだわ、さやかさんったら投げて捨てたでしょ?ゴミ箱から外れていたわよ」
さやか「しまった…気恥ずかしくてつい……」
梢「本当に誰にも見られたくないのなら、きちんとシュレッダーにかけるか持ち帰らないとね」
-
梢「でもこれもちょうどいい機会だと思ったの」
さやか「なんですか、嫌味な後輩を揶揄う機会ですか?」
梢「いいえ、便乗して告白する機会」
さやか「は?」
梢「さやかさんも知っての通り、私は臆病でしょ?」
さやか「ええ、かなり臆病さんです」
梢「……この気持ちは私の一方通行なんじゃないか、思いを伝えたところで気持ち悪がられるだけなんじゃないか」
梢「ずっと怖かったの」
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梢「だからあの紙を見た時に、これは天啓だ、彼女に思いを伝えるのはタイミングしかないって思って」
梢「あんなことを書いていたんだもの、少なくとも嫌われてはいないと踏んでね」
さやか「……もしわたしが悪意を持ってアレを書いていたらどうするつもりだったんですか」
梢「貴女はそういうことはしないでしょ?」
さやか「しませんけど……でも万が一ってことも」
梢「ないわ」キッパリ
-
梢「さやかさんはとっても良い子で人の陰口なんかは絶対に言わないし、ああいうイタズラもしない子だもの」
さやか「わたし、よく梢先輩に酷いこと言ってますよ」
梢「言われたことなんてないわ」
さやか「ほら、前の梢先輩ですかー…とか」
梢「可愛い軽口でしょ?」
さやか「……わたしは梢先輩のこと嫌いだから言ったのかもしれませんよ」
梢「私のこと、嫌い?」
さやか「嫌いじゃない……ですけど」
-
梢「じゃあ好き?」
さやか「それはまあ……はい」
さやか「この間、一緒に配信した時……この人なんか可愛いなって……思って…それから目が離せなくって…」
梢「だったら私の勝ちね、私はもっと前から貴女のことを思っていたわ」
さやか「花帆さんはいいんですか?」
梢「花帆さんは……大切な後輩でパートナーだけど、貴女への感情とは少し違う…例えるなら妹?」
さやか「……花帆さんに告げ口しますよ」
梢「梢先輩とお付き合いを始めましたって?」
さやか「なんですかそれ、まだちゃんと返事をしていないんですけど」
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梢「だったら返事を聞かせてもらえるかしら?」
さやか「はぁ……なんで今日はこんなにグイグイ来るんですか、去年この積極性が少しでもあれば…」
梢「い、痛いところを突いてくるわね」
さやか「さっき辱められた仕返しです」
梢「辱め……」
さやか「……目を瞑ってください、そして歯を食いしばって」
梢「あの、もしかして私は殴られるのかしら」
さやか「目を瞑ればわかると思いますよ」
梢「……う」
梢「……つ、瞑ったわよ」ギュ
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さやか「いきますよ」
梢「っ…」
ちゅ
梢「……あ、あら…この感触…」
さやか「あ、まだ目を瞑っていてください!」
梢「え、どうして……あぁそういうこと」
さやか「……っ///」
-
結局受けになる先輩…
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にぶちん……
-
さやか「…目を瞑ってってお願いしたのに…梢先輩のばか///」プイッ
梢「……ねえさやかさん、改めて聞くのだけれど私のモノになってくれる?」クイッ
さやか「さっきのが……答えですから」
梢「言葉にして?」
さやか「うぅ……す、」
梢「す?」
さやか「すき…です……梢先輩が好きです…///」
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センパイ……
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梢「私も愛しているわ……んっ♡」
さやか「な、なぁ!……んん、っ!」
梢「ん…ちゅぷっ………はぁ…はむっ……」
さやか「んーー!んん!」
梢「ぷはっ……舌を入れるのって難しいわね」
さやか「な、な、な、なんで!なんでなんですか!?」
梢「だって、可愛い恋人ができたんだもの」
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こずセンやっぱり強いわ
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こういうのでいいのよ
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さやか「だもの…じゃないです!もうっ!」
さやか「梢先輩なんて大嫌いです!!」プンッ
梢「うふふ、嫌われてしまったわ」
コソッ
「……これどっちに嫉妬すればいいんでしょう」
「梢の方でいいんじゃない?」
「こず……言えてよかったね」
「 綴理は知ってたの?」
「うん、なんとなく」
「わぉ…綴理先輩すっげえー……」
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梢「改めて、これからよろしくね」
さやか「……はい」ギュッ
終わりだねぃ
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貴方が続けた物語なのだけれど。
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梢先輩は誰と組み合わせてもおいしい
納豆みたいな人
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とても素晴らしいわね花丸よ
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>>32
粘っこくて扱いに困るところが瓜二つですね
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乙面白かったのだけれど
>>32
こずるりだけは見たことないな
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綺麗なこずさやは貴重だからマジで助かる
ありがとう本当にありがとう
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最高ね、花丸よ!
あーんの衝撃からこっち、私はずっとこずさやに狂っているのよ
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つよつよな梢先輩を書いてくれてありがとう…最高だ…
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乙、こういうのでいいんだよ
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>>35
瑠璃乃お姉ちゃんネタであったような
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こういうの"が"いいのよ
本来の梢先輩はこういう姿なのだけれど
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最近ヘタレとばかり言われてたけど、初期の梢先輩はこんな強キャラだった
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花帆以外にはこうしてかっこよく振る舞える本来の梢先輩
好きです
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>>32
綴理センパイ風比喩いいゾ
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こずかほもくっつけ!
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つづかほ…
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スレタイ575
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スレタイワンピースかよ
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あの、花帆さんは…?
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心の俳句よ
https://i.imgur.com/T5nvZKh.png
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これは宗匠梢
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>>50
草
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>>50
梢先輩が詠むと字余りになってしまう一句
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達筆すぎる
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