1 4月19日,カイロ大学構内において,「反政府」の主張を掲げる一部学生と大学警備隊(民間警備会社)の間で数か月ぶりに衝突が生じ,負傷者も出る事態となりました。
この衝突事案については,SAC(Students Against Coup)を名乗る者が,フェイスブックのアカウント上で,衝突時の状況の映像等を掲出するとともに,今後も同様の行動を続ける旨を述べています。昨年10月頃まではカイロを始めとする各地の大学でデモが頻発していたことから,今後も大学や周辺でデモが発生する可能性があります。
2 つきましては、現時点で事件の全容は不明ですが、皆様におかれましては、カイロ郊外の車両移動を含め、特に深夜及び早朝の外出はできる限り控え、日中であっても、単独行動や通行車両の少ない道路の走行を避ける等、不測の事態に巻き込まれないよう最大限の注意を払ってください。万一、被害に遭った場合は、無理な抵抗はせず、身の安全を最優先していただくようお願いいたします。また、外務省が以下のURLで公表している、脅迫・誘拐対策に関する資料もご参照ください。
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ttp://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph_04.html
在エジプト日本国大使館ホームページ:
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ttp://www.eg.emb-japan.go.jp/j/index.htm
エジプト「海外安全情報」:
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ttp://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=094#ad-image-0
2. 9日には、ギザ県のハラムストリート(Al Haram Street)において警察車両を狙って設置された爆弾が爆発し、警察官6人が死亡、警察官3人と市民4人が負傷、及び同日、エジプト北部のカフルエルシェイク県において、警察車両通過時に爆弾が爆発し、市民1人が死亡、警察官3人が負傷する治安機関を狙ったとみられる爆弾テロ事件が連続して発生しています。
2.ラマダン月は一般的にテロ等の危険が高まる傾向にあります。「Hasam Movement」を名乗るテロ組織が、場所及び標的等の詳細は不明ですが、本日(24日)午後7時にテロを予告しているとの報道等があります。更には、6th October City で連続発砲事件も起きております。
在留邦人の皆さまにおかれましては、上記情勢に十分留意のうえ、テロの標的になりやすい教会、軍・警察・司法等の政府関係機関の施設や車両、検問所、主要インフラ施設等には近づかないようにするとともに、外国人を含めた不特定多数の人が集まる場所においては、周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知したら速やかにその場を離れるなど、不測の事態に巻き込まれないよう安全確保に努めてください。