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両者ともに知られた人との対談或いはインタビュー、弁証法・禅問答

1フェニックス ◆SNuCULWjUI:2007/10/14(日) 21:49:19 ID:TEYvkE5c0
理解を深めるのに有効な方法。
さらに三人集まれば文殊の知恵。

2フェニックス ◆SNuCULWjUI:2007/10/14(日) 21:51:18 ID:TEYvkE5c0
禅問答 ぜんもんどう

禅僧が悟りを開くために行う問答。修行僧が疑問を発し、禅師がこれに答える。
理解し難い問答や会話のやり取り。

3フェニックス ◆SNuCULWjUI:2007/10/14(日) 21:53:12 ID:TEYvkE5c0
弁証法 べんしょうほう 編集

 この世のすべての概念は、正(テーゼ)、反(アンチテーゼ)、合(ジンテーゼ)の三つに分けられるという考え方や、その方法。

 (dialectic)本来は対話術の意で、ソクラテス・プラトン達によるとイデアの認識に到達する方法であったとのこと。

 アリストテレスは多くの人が認める前提からの推理を弁証的と呼び、学問的論証と区別し、中世では自由七科の一つとされた。またカントは錯覚的な空しい推理を弁証的と呼び、弁証法を「仮象の論理」とした。

 シュライエルマッハーは対話的思考によって思考と存在とを動的に一致させ、主体の世界認識と神認識を深化させる根本学問として弁証法を構想した。

 ヘーゲルは思考活動の重要な契機として抽象的・悟性的認識を思弁的・肯定的認識へと高めるために否定的理性の働きを弁証法と呼び、これによって全世界を理念の自己発展として認識しようと試みた。

 

 マルクス・エンゲルスは唯物論の立場からヘーゲルを取り入れ、弁証法を「自然、人間社会および思考の一般的な発展法則についての科学」とした(唯物弁証法)

 キルケゴールはヘーゲル的な弁証法を量的な弁証法と批判、神と人間との質的断絶を強調しつつ、宗教的実存へと高まりゆく人間存在を質の弁証法で説明した。これはK.バルトの弁証法神学に影響を与えた。ほかに、西田幾多郎の絶対矛盾の自己同一という弁証法、アドルノの否定的弁証法などがある。

4在住ニューヨーカー?:2007/10/15(月) 15:20:58 ID:TEYvkE5c0
旅行に関するクチコミサイトを運営するフォートラベル株式会社の津田全泰社長は、グリー社長の田中と学生時代からの友人で、楽天株式会社で一緒に働いた同僚でもあった。今回の対談はこれまでと趣向を変え、旧友の二人が急成長していた楽天時代を振り返る。(聞き手はグリー社長 田中良和)

津田 全泰(つだ ぜんたい)氏 プロフィール

1976年6月30日、群馬県桐生市生まれ。慶応義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)卒業後、MDM(現楽天株式会社)に入社し、楽天市場ショッピングモールの営業、開発を経て楽天トラベルの立ち上げに参画。2003年楽天を退社し、旅行のクチコミサイト フォートラベル設立。

三木谷(浩史・代表取締役会長兼社長)さんが出てきて、「これからインターネットって伸びるよね」とすぐに意気投合して「良い会社だ」と思った。でもやっぱりその時はヤフーと比べて考えた。

僕が就職するのは将来インターネットで起業するのが目的だから、「会社にはどんなファンクションがあるのかを知りたいし、全部やってみたい」と思ってたんだよね。ヤフーは当時でも社員は100人くらいで、エム・ディー・エムはまだ社員7人だったから、社員が少ない方がいろいろな仕事ができるし、見られると思った。だからショッピングモールに特に興味があったわけではないんだよね(笑)。

フォートラベル株式会社 代表取締役社長 津田全泰氏インタビュー

田中:

僕も楽天に入ったのはショッピングモールが好きだったからじゃないんだよね。そもそもあまり買い物もしないし、お金もたくさんあるわけじゃないし、クレジットカードすら持ってなかったんだから(笑)。
津田:

そうだよね(笑)。


http://career.gree.jp/interview/14/tsuda/01

5在住ニューヨーカー?:2007/10/15(月) 15:54:52 ID:TEYvkE5c0
「Amebaブログ(アメブロ)」などのネットメディアを展開する他、インターネット専門広告代理店としても事業を展開する株式会社サイバーエージェントの藤田晋社長は、代表的な若手企業家としてメディアに登場してきた。「普通の人」と自らを評する藤田社長の起業の原点を、今回はあえて探る。(聞き手はグリー社長 田中良和)
株式会社サイバーエージェント 代表取締役社長 藤田 晋氏 インタビュー
藤田 晋(ふじた すすむ)氏 プロフィール

1973 年福井県生まれ。97年3月青山学院大学経営学部卒業後、株式会社インテリジェンス入社。その後、24歳の若さで株式会社サイバーエージェントを設立し代表取締役に就任。インターネット広告で躍進し、2000年3月には史上最年少の26歳で東証マザーズに上場を果たす。著書に『渋谷ではたらく社長の告白』など。

藤田さんのGREEのプロフィールを見る
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ごくごく平凡な小中高時代

田中:

藤田さんは株式会社サイバーエージェントという会社の社長というイメージが定着しすぎていて、ご自身が「どういう人なのか」ということが忘れ去られている気がするんですよね。だから今日は「人間・藤田晋」に迫ろうと思います。
藤田:

別に会社が順調なら僕がどういう人かは忘れられても良いんですけどね(笑)。「普通」をモットーにしているくらいですから。

株式会社サイバーエージェント 代表取締役社長 藤田 晋氏 インタビュー

田中:

僕は「藤田さんがどういう学生時代を過ごしていたのか」ということに興味があるんです。というのは会社を作る行為自体があまり普通のことではないので、子供時代までさかのぼると起業の原点になるものが何かあるんじゃないかと思うからなんですよ。
藤田:

ある程度成功してくると「やっぱりここがほかの人と違う」というのを見つけようと、みなさん一生懸命探ろうとするんですけど、特に何もないんですよね。
田中:

ということは、小学・中学・高校生時代を通して、目立つようなことは何もやらなかったんですか?

株式会社サイバーエージェント 代表取締役社長 藤田 晋氏 インタビュー

藤田:

故郷の福井はちょっと田舎なんですよね。たしかにそこでは目立っていたと思いますよ。バンドや生徒会長をやっていたし。だけど際立ってリーダーシップを発揮していたわけではないし、カリスマ的な目立ち方をしていたわけではないですよ。
田中:

田舎に住んでいたことはあまり好きではなかったんですか、それとも逆に楽しかったんですか?

藤田:

漠然と「都会に出ないと話にならない」とは思ってました。「田舎で一番だ」と言っても大したことはないじゃないですか。でも逆に世の中を知らない分、純粋に育ってきたとは思います。
田中:

生徒会長やバンド活動をしていたということは結構アクティブだったんですね。オタクではなくて。
藤田:

はっきり言ってオタクではないですよ。パソコンも早くから使っていたけど、理系ではないし。学校のヤンキー連中とも仲が良かったです。ま、それは田舎ではヤンキーっぽくないとモテないからなんですけどね(笑)。だけど悪いことをしていたわけじゃないですよ。
田中:

勉強はできた方なんですか?
藤田:

中学くらいまでは。だけど高校ではもう駄目でしたよ。勉強に興味がなかったんです。それに授業を聞くのが苦手なんですよ。

田中:

今でも勉強するのは苦手なんですか?
藤田:

ぜんぜん駄目(笑)
田中:

やりながら学んでいくというタイプなんですね。
藤田:

まったくその通り(笑)

株式会社サイバーエージェント 代表取締役社長 藤田 晋氏 インタビュー

田中:

バンドを始めたのはいつからなんですか?
藤田:

中1から6年間やってました。「イカ天」(TBS系で1989年〜90年に放送された深夜番組「平成名物TV」の1コーナー「いかすバンド天国」)が流行していた時代ですね。
田中:

部活はやってなかったんですか?
藤田:

中学の時はやってなかったんですが、高校に行ってから小学校の時に熱心にやっていた剣道をやり直しましたね。

だからさっきも言いましたけど、特別なことは何もないんですよ。自分の本(「渋谷ではたらく社長の告白」)を書くときに自分でも一生懸命考えたんですけど「本当に普通だな」と思ったくらいですから(笑)

http://career.gree.jp/interview/11/fujita/01

6<テロ発生>:<テロ発生>
<テロ発生>

7在住ニューヨーカー?:2007/10/16(火) 23:58:53 ID:TEYvkE5c0
東京タワーを間近に臨む都心にありながら緑に囲まれ、静謐な時間が流れるなごみのスポットがあるという。それは、神谷町の光明寺が運営する「神谷町オープンテラス」。

光明寺の僧侶であり、宗派を超えた活動を行なうインターネット寺院「彼岸寺」代表の松本さんが、「地域の憩いの場として誰でも気軽に立ち寄れる場としたい」という趣旨で2005年に始めた。運営にはボランティアスタッフが協力し、春から秋にかけての平日、2階のお堂前のスペースにはテーブルやソファー席が設けられ開放されている。

月・水・金曜11時〜14時のみ行なわれる、手作りの日替わり和菓子とドリンクのサービスタイムが特に人気。しかし和菓子は、お坊さんの青江覚峰さんがお寺のお勤めの傍らに作っており、数に限りがある。「毎日来てもなかなか食べられない」という界隈のOLの嘆きも聞かれる。この度、その貴重なスイーツをいただいてきた。わらびもちのとろっと、ぷるぷるした食感と黒蜜とのマッチングは絶妙で、幸せな気分になった。

これらお菓子やドリンクのサービスは、お寺の「おもてなし」であり、お代のかわりは「お気持ち」としてのお賽銭、というのが、なんとも潔く、清々しい。よくお昼に利用している女性は、「お代はなくて、そのかわり仏様にお賽銭として“気持ち”を入れていくなんて素敵なシステムですよね。人の良心への信頼が感じられます」と語る。私も、この日食べられない方への申し訳ない思いと、いただけた感謝の“気持ち”とともに合掌。“信頼”によって結ばれたそのシステムと空間からは、場所をお借りして「居させていただく」謙虚な気持ち、感謝の気持ち、などについてしみじみと考えさせられる。

12時を回ると、手作り弁当や買ったお弁当を手に続々とやってくる人で席は込み出す。男女のグループもいるが、特に女性の姿が目立つ。よく利用するA子さんは、「いつも賑わっていて、がやがやした感じなのに、どこか落ち着いていて神妙な気分になれる雰囲気。自然がいっぱいで、かなり癒される空間です」とここの魅力を語る。

手すりの向こうには墓地が広がっている。談笑する人々の背景に墓地、という景観のミスマッチに最初は驚きもしたが、陽当たりがよく、緑に囲まれているせいか、雰囲気はどことなく華やか。花を供えに訪れている方々の姿や立ち上る線香の煙を眺めていると、自分の身内のお墓参りにも行かなければという気持ちになった。

僧侶ではないが“縁あって”テラスの店長を務めるきはらさんは、ほのぼのとした雰囲気からか、よくお坊さんと間違われるそうだ。お客さんからは思わぬ感謝の言葉をかけられることもあるという。この春のある日には、よく来ていた派遣社員の女性3人組が、派遣期間の最終日に、もう来られなくなるからとお菓子を持って挨拶にきてくれた。去年の秋の最終日の常連さんの一言は、「ここで自然と会社の仲間が集まって、仕事中にはできない話をするようになりました。ここがなかったらこれほど仲良くなっていなかったかもしれない」。そんな出会いは自分達の糧にもなっているという。

人とのつながりを尊重し、「ツナガルオテラ」というキャッチフレーズを掲げる神谷町オープンテラス。今年は10月末で終了、次のオープンは来年の春。それを心待ちにしている人たちがいる。ここでの出会いやひとときは、私たちの心に穏やかなものを残すと同時に、忙しい日常の中で忘れてしまいそうな、大切なもの・ことを思い出させてくれる。(オフィスエムツー/オオノマキ)

http://news.livedoor.com/article/detail/3342103/

8在住ニューヨーカー?:2007/10/29(月) 21:34:43 ID:TEYvkE5c0
http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/060713/index.html

 常に将棋界のトップを走り続ける棋士・羽生善治(35)。25歳で前人未踏の7タイトル全制覇を達成してから10年。35歳になった羽生は、今新たな境地で将棋に挑んでいる。10代、20代のころと比べ、記憶力や反射神経は衰えたが、経験を積み重ねる中で培った「直感」や、勝負の流れを読む「大局観」などを生かして勝負することを心がける。 ここ数年、対局中、いつも思い浮かべる言葉がある。「玲瓏(れいろう)」。
玲瓏とは、透き通り、曇りのないさま。対局中に襲われる不安や迷い、雑念を取り払い、澄み切った心で盤面に向かうよう、自らを戒める。
勝負の山場、一手のミスも許されない瀬戸際に立ったとき、羽生の手が震えた。羽生は、常に自分との葛藤(かっとう)に打ち勝つべく、プレッシャーと戦いながら、勝負に挑む。



若手棋士の中で将棋の研究をする羽生

 10代のころから、その才気を発揮し、天才と呼ばれる羽生だが、25才という若さで7冠達成という頂点を極めた後、漠然とした不安に駆られ始める。「この先どうなるのか」。
迷いとともに次第に戦績を下げ、2年前には、タイトルは1冠にまで落ち込んだ。 そんな時、見慣れたはずのベテラン棋士たちが将棋に打ち込む姿を見て、羽生はあることに気づく。「才能とは、一瞬のひらめきやきらめきではなく、情熱や努力を継続できる力だ」。
「勝ち負けだけにこだわらず、生涯をかけ自分の将棋を極める」。羽生は今また、新たな境地で将棋に挑んでいる。



果敢に攻めに出る羽生

 4月15日。タイトル戦の予選。羽生は、小学校のころから戦ってきた同い年で同期の「宿命のライバル」、名人・森内俊之との対局で、20年の将棋人生で初めての、常識破りの一手を指す。「守りに入り、リスクを取らなければ、そこからは何も生まれない」。
息詰まる攻防の中、羽生は、最後まで果敢に攻め続ける。

9在住ニューヨーカー?:2007/11/05(月) 15:19:02 ID:TEYvkE5c0
来日ヒルトン姉妹さっそくブチッ!「運転しますか?」の質問に
2007年11月4日(日)07:57 * サンケイスポーツ
http://news.goo.ne.jp/article/sanspo/entertainment/120071104000.html?fr=rk


 米国のお騒がせセレブこと、ヒルトンホテル創業者のひ孫タレント、パリス・ヒルトン(26)が妹のニッキー(24)と3日、ロサンゼルスから千葉・成田空港へ到着。ロスで免停中に運転して逮捕され、6月に23日間の刑期を終えて以来、初の来日だったが、さっそくブチ切れ、トラブルメーカーぶりを発揮した。

 Tシャツにパンツとラフな格好で現れたパリスは、当初ゴキゲンで「ヒルトン姉妹が日本に戻ってきたわ〜」と報道陣約30人にピースサイン。だが、リポーターから「また車を運転しますか?」と質問されると、急に表情を曇らせ苦笑い。無言でニッキーと見つめ合うと、カメラマンの声がけにだけ応じてポーズをとり、足早に立ち去った。

 パリスは運転の質問に相当ご立腹だったらしく、日本の窓口となっているPR会社を通じて「あの質問をしたのは誰なの?」と、“犯人捜し”に躍起になっていた。

 ヒルトン姉妹の来日は、プロモーションモデルを務めるファッションブランド、サマンサタバサのイベントに出席するためで、約2年ぶり。7日に帰国する。

〔写真:笑顔で搭乗ゲートに現れるも、報道陣の質問にマジギレしたパリス(左)とニッキーのヒルトン姉妹〕

10在住ニューヨーカー?:2007/11/20(火) 10:50:49 ID:TEYvkE5c0
「日本はWeb 2.0を飛び越すかも」--ティム・オライリー、伊藤穣一と語る
http://japan.cnet.com/mobile/story/0,3800078151,20361139,00.htm
林信行2007/11/15 16:49

 日本初開催となる「Web 2.0 Expo」が11月15日、東京都内で開幕した。ウェブの最新技術と、それ可能にした新しいビジネスについて語られるカンファレンスは、Web 2.0提唱者として知られるO'Reilly Media 創業者でCEOのTIm O'Reilly氏とネオテニー代表取締役社長の伊藤穣一氏の対話セッションでスタートした。

 まず、O'Reilly氏が1人で登壇。Web 2.0の定義を振り返ったうえで、「Web 2.0は、その形態はもちろん、ビジネスモデルも、どれだけ多くの人を巻き込んでいるかという点でも、まだ発展途上にある」と付け加え、伊藤氏を壇上に招いた。

 2人の対談は、O'Reilly氏がお題を出し、伊藤氏が日本の状況、O'Reilly氏が米国の状況を踏まえた考察を述べるという形式だった。

 日本でのWeb 2.0の広まりについて、伊藤氏は「日本もWeb 2.0のトレンドに向かって動いているが動きは遅い」という見解を述べた。

 変化が起きにくい背景として、日本ではベンチャービジネスの展開が難しいこと、国内市場規模が中途半端に大きいため、国内市場ばかりに注目して国際的な動きに鈍感になりやすいことなどをあげた。

 伊藤氏は「日本ではトレンドの波は、米国のように小さな波がいくつも押し寄せるのではなく、たまに大きな津波がやってくる形」と語る。「波乗りに失敗したら溺れてしまうが、うまく波に乗れば大成功が納められる」という意味だ。

 日本のベンチャーの難しさについての議論で、伊藤氏が「80%の米国人が起業家を尊敬しているのに対し、日本では10%以下」という調査データを紹介すると、O'Reilly氏は「米国では、人々が失敗したビジネスについても敬意を払っており、いくつもの失敗を重ねたシリアルアントレプレナーも尊敬されている」と語った。

 グローバル市場対日本市場という話題では、伊藤氏が、米国で成功しているからといって、そのビジネスモデルをそのまま日本に持ち込もうとしても失敗することが多いという考察を述べ、マイクロソフトやヤフーが成功したのは、日本の企業を積極的に回ってサービスや製品を広げた偉大な経営者がいたからだと解説した。

 ただし、伊藤氏も日本に対して完全に悲観的なわけではない。「ほとんどのイノベーションは米国で起きているが、それに日本で独自の味付けが加わり、やがては米国に逆輸入されるということもある」と展望を述べた。例として、米国生まれのSecond Lifeを携帯電話で利用できるようにしたベンチャーが日本にあることを紹介した。

11在住ニューヨーカー?:2007/11/20(火) 10:51:56 ID:TEYvkE5c0
モバイルという新しい波

 モバイル通信の話題も盛り上がった。O'Reilly氏は「米国でも、次にくる大きな波はモバイルと言われている」と切り出し「日本はもしかしたらWeb 2.0の波を飛び越して、いきなり次の波に乗る可能性もある」述べた。

 伊藤氏も携帯電話に限らず、日本の家電に期待を寄せている。「日本の家電製品には、まだ神通力が残っている」と切り出し「日本でもっとも目が肥えているのはコンシューマー」「日本の家電メーカーは、コンシューマーの動向をよく観察している」と語った。

 O'Reilly氏は、そうした古いビジネスと新しいビジネスの融合が今後ますます増えるとし、英国でGPS情報を活用した保険会社が成功している事例を紹介した。

 ただし、そうした新トレンドを実らせる上で障害になるのはリスクや失敗を恐れることだと伊藤氏は指摘する。「市場投入が早過ぎて失敗した過去の事業を、いつまでも引きずって、後で本当の波が来てからも敬遠しつづけるところがある」(伊藤氏)。だが、実際には「昔手がけた、事業が成功するための素地が、時間を経てできあがることも多い」という。

 伊藤氏がこれからの日本で、もう1つ期待していることとして挙げたのが、若い人たちの間での起業家精神の広がりだ。

 「日本でも、一部の進歩的な大学の生徒は起業家精神が旺盛になってきている」と語ると、O'Reilly氏も「起業は若いうちに始めた方がいい。Bill Gates氏をはじめ、米国で成功した起業家の多くも20代で創業している」と同意を示した。

12在住ニューヨーカー?:2008/01/01(火) 23:54:26 ID:TEYvkE5c0
【新春対談】梅田望夫氏と佐藤康光棋聖が語る(1)
ネットで目的にたどりつけるのは疑問を持つ人だけ (1/5ページ)
http://sankei.jp.msn.com/economy/it/080101/its0801010813000-n1.htm

2008.1.1 08:13
このニュースのトピックス:ネット社会
対談に臨む佐藤康光棋聖(左)と梅田望夫氏対談に臨む佐藤康光棋聖(左)と梅田望夫氏

 インターネットの普及によって、根本から変わった社会構造は、これからどこへ向かっていくのか。新年にあたり、シリコンバレー在住で常に最新の情報を発信している梅田望夫氏と、6期連続で棋聖位を獲得、緻密な頭脳と共に、バイオリン演奏などの多才さでも知られる将棋の佐藤康光棋聖が対談し、大いに議論を戦わせた。MSN産経ニュースでは、産経新聞紙上で掲載しきれなかった部分も含めた完全版をお届けする。(司会 片山雅文編集長)

「知」の泉

 司会 今日はお二人に、いわゆる「ネット社会」を切り口に大きく「知」といったテーマで語り合っていただこうと思います。まずは専門家の梅田さんに、インターネットがわれわれに何をもたらしたのかお聞きしたいと思います。

 梅田 インターネットの面白いところは、情報の向こうに無数の人がいることでしょう。われわれは、どんなにがんばっても、1日に会える人は何人、知り合える人は何人と限界がある。将棋の世界でもビジネスの世界でも学校でも、非常に限られた人数の人としか知り合えない。しかし、インターネットは向こうに日本人が何千万人、世界中には億単位の人がいて、意外なことが返ってくる。そこがすごく面白い。

 佐藤 確かに、絶対に知り合えない人と知り合えるというところがありますね。脳が横につながるというか、広がってゆく感じですか。

 梅田 はい、そうです。しかし、ここが肝心ですが、ネットの情報というのは、何かを知りたいという気持ちが自分のほうにないと探せない。ネットの情報というのはそれこそ無限にありますが、何かを知りたいというテーマがある人にしか開かれていない。疑問や情報を持っていた人だけが目的の情報にたどりつける。そして、自分から行くと深いものを得られるというのがネット。検索をすることで、その向こうに「知」が広がる。

 司会 疑問や情報がない事柄はどうなりますか。

 梅田 確かにわれわれそんなにたくさんのことに能動的な関心がないわけです。私もネットでいろいろ調べますが、大好きな将棋や、仕事の専門に関係するIT(情報技術)のこと、経営のこと、自分が関心を持っている人のこと、それくらいで、もう時間がいくらあったって足りない。僕の場合、それ以外の世界についてはネットをあまり使わない。こちら側に知りたいという気持ちがない領域について、ネットはあまり役に立たない。

13在住ニューヨーカー?:2008/01/02(水) 00:05:12 ID:TEYvkE5c0
 だけど、世界で何が起きているんだろうとかいうことは知りたいでしょう。すると、新聞見ないと俯瞰(ふかん)性が得られない。土地勘がないところで、自分が何を知っていなければならないのか、という漠然とした要求を持って情報に対峙(たいじ)しようとしたら、雑誌や新聞などのパッケージにした情報がないと話にならない。つまり、ネットと新聞は対峙するものではなく、双方が補完し合うものだということです。

 司会 なるほど。

 梅田 昨日と今日とでは世界はこれだけ変わったという差分を用意して、紙面で提供しているわけでしょう、新聞というのは。ネットというのはそういう構造してないわけですよ。とにかく、過去からのモノは全部ありますと。蓄積されていきます。それでいま見えているのはこのページで、そこから自由にどこにでも行ってください、何か興味があるのであれば、キーワードを入れて検索してください。そうすれば出てきますという具合ですね。だから、自分が興味を持っていることについてはネットでどこまでも行ける。ところが、自分が何に興味があるかが分からなくて、でも、生きていくうえで把握しなければならないものをどうするか、というのはネット向きではない。だから、必ず両方残る。

 司会 ネットと紙媒体の双方が必要だという理由ですね。

 梅田 しかし、これまでは新聞や雑誌しかなかったから、ネットが出てきたときに、新聞は「自分たちがなくなっちゃうんじゃないか」と心配したわけです。少しは減りますよ、もちろん。新しいものが出てきたんだから。しかし、ネットという道具を新聞社も使えば、「法廷ライブ」みたいなこともできる。

 佐藤 「法廷ライブ」ですか?

 司会 産経新聞がネット向けにやっている企画です。法廷では録音も撮影も認められていないものですから、記者が手書きでやり取りを記録して、それをすべてネットで流すという企画ですが、ウェブサイトのアクセス数が跳ね上がりました。

 梅田 ネットは物理的な制約がないですから。それを若い人は求めています。たとえば、法曹の世界を志す若者たちとか、ある事件に興味があって、その裁判が今日あるんだということを知っていて、法廷の中で何が語られていたのだろうかと関心を持つ人たちには、最高のコンテンツですよね。

14在住ニューヨーカー?:2008/01/02(水) 00:09:39 ID:TEYvkE5c0
 佐藤 裁判のやりとりの詳細が全部、ネットで読めるんですか。

 司会 はい。

 梅田 かなりの量になると思いますが、それだけ長いやりとりを掲載すると、新聞はコストがかかりますでしょう。しかし、新聞の上には載らないのだけれど記者の方々はこれまで、そういう努力をされていた。しかし、それを捨てていたわけですよ。

 佐藤 なるほど。

 梅田 ところがネットの上はコストがかからず、物理的な制約もないので全文掲載できる。

 佐藤 記者の方が本当に伝えたいことを、好きな分量で掲載できるということですね。しかし、大変な量なのでしょうね。

 司会 1回当たり4000行くらいでしょうか。新聞紙でいうと、字だけで埋め尽くして10ページ分くらいになります。

 佐藤 それだけの量では、普段の紙面には掲載できませんね。

 司会 そうですね。しかし、情報量は圧倒的に多い。梅田さんがおっしゃるように、自分が興味を持っていればより深い情報にたどりつけるわけです。梅田さんの場合、大好きな将棋もそこに入るのでしょうが、当然、ネット上で将棋を指したりされるわけでしょう。

 梅田 いえ、ネットでは指しません。ぼくは、棋譜と解説や、ネット中継の結果をプリントアウトします。正座して盤に向かうんです。で、駒もいい駒を使う。ぼくはシリコンバレー在住ですが、あそこでそんな盤と駒を持っているのはぼくだけでしょうね。(笑い)

 佐藤 それは意外というか、やはり日本人ですねえ。

15在住ニューヨーカー?:2008/01/02(水) 00:11:18 ID:TEYvkE5c0
高速道路とけもの道

 司会 ネットの登場は、将棋の世界にも変化をもたらしましたか?

 佐藤 新聞はネットの出現で変わったということですが、将棋もそうですね。ネットができて将棋界の環境もずいぶんと変わってきた。ファンとの接点は、昔は新聞の観戦記がメーンだったんだけれど、そうするとどうしても将棋ファンの人しか見ない傾向が強かった。現在は、ウェブで同時中継をするようになって、将棋好きな人はライブで見ています。それ以外の将棋を知らない方も見ていただけるようになりました。ぼくの知り合いにも結構います。

 その棋士が何を昼に食べたとか、タイトル戦の前夜は何をして過ごしたとか、そういうことがネットに書き込まれるようになり、それを見ているのが面白いという人も増えてきました。将棋を知らなくても興味を持ってくれるような機会が増え、さらに新聞の観戦記を見るというきっかけにもなっている。そういう意味では相乗効果というのでしょうか。将棋界の裾野が広がったと感じます。

 司会 ブログをやられている棋士の方もいらっしゃる。

 佐藤 そうですね。最近特に、若手棋士はブログをやる人が増えてきています。私は不器用なのできませんが。

 司会 この間、渡辺明竜王とお話しする機会がありまして、竜王が負けると、ブログのアクセスがぐんと増えるとおっしゃっていました。

 梅田 負けた棋士が何を語るのかは興味ありますね。

 佐藤 いやあ、負けた将棋はなかなか書けないですよ。普通、将棋界の常識だと、勝った人が自分の将棋を書く。負けた人が率先してそれをするというのは、ちょっと普通できないですよね、特に棋士の場合。負けず嫌いが多いので、あまりそういうのを素直に反省して次に生かそうというのは、なかなかできない。彼は良くできた人だなと感心しますね。

16在住ニューヨーカー?:2008/01/02(水) 00:12:45 ID:TEYvkE5c0
 しかし、そういう記録が残っていくことは、それが将棋界の財産をつくることにもつながる。美しい棋譜を残すことが財産ですし。だから、負けた将棋も詳細に解説して、次に生かすと同時に、うまく正しく伝えていけるということは大切です。

 梅田 棋譜の芸術性を伝えるのは大切だと思います。将棋界というのはこれまで、将棋を普及させようというときに、将棋を強くするという視点でしか取り組んでこなかったと思っています。将棋をめぐる人々の関心の裾野は広いのです。

 しかし、見て楽しむ、強くならなくても、見て、その将棋を理解できるという水準に、多くの人を導くためには、教え方も違うし、強調すべき点も違う。僕自身が将棋大好きなんだけれども、そんなに強くないのと、指すよりも見ることに関心があったから、そういうことをいつも考えていました。

 芸術性があり、歴史と伝統がある将棋は、新聞社にとっては宝ですよ。

 司会 なるほど。

 梅田 いままでは紙面の物理的な制約があり、使える字数が少ないから、芸術性を伝えきれなかった。だから、ネットの登場は新聞社にとっても将棋界にとってもすばらしいことで、その芸術性を余すことなく伝えることができるし、新聞社のサイト側がすべてを用意しなくても、オープン性を担保してあれば、ファンの人がこの部分はこうなんじゃないかと言ったりすることもできる。

 ファンが勝手にやったことが検索エンジンにひっかかってきて、棋士や棋譜についてトータルに情報が増えていく。そうすると、いろいろな観点で、多くの人が関心を持つ機会が増える。さっき、棋士が何を食べたんだろうということに興味を持つファンがいるとおっしゃっていましたが、有名な加藤一二三九段がお昼に鰻重、夕食にも鰻重を食べたと書かれると、それだけで、ネットのうえでは大変な話題になる。加藤九段というのはカリスマ的な存在でいらっしゃるので。

 佐藤 ちょっと変わったところもある先生ですが(笑)。棋士は結構、変わったというか個性的というか、独特の感性を持っていますからね。

17在住ニューヨーカー?:2008/01/02(水) 00:14:26 ID:TEYvkE5c0
【新春対談】梅田望夫氏と佐藤康光棋聖が語る(2)学習の高速道路を抜けるとけもの道 (1/5ページ)
2008.1.1 08:17このニュースのトピックス:伝統芸能 佐藤康光棋聖 
http://sankei.jp.msn.com/economy/it/080101/its0801010817001-n1.htm

 梅田 やはり、人間への関心というのは大切なことでしょう。特に、佐藤棋聖、羽生善治二冠(王座・王将)世代以降の棋士たちとお付き合いをしていていつも思うのですが、ここには、日本人の中でも極めて良質な人たちが集まっているという感じを持っています。ハイエンドのファンの方々は棋譜の芸術性、将棋の戦いに奥深さということになるんでしょうが、棋士のスター性に興味を覚えるファンもいる。例えば、歌舞伎でも、芝居の深いところまで全部分かっているファンだけに来てくださいということでは、お客さんが集められませんよね。将棋も一緒だと思う。

 佐藤 それから、ファンとの接点もそうですが、データベースが整備されたことが大きい。最近は、その日に指したものも見ることができますし、過去のものもそう。いまだと、30年分くらい、7万局弱くらいのデータベースが将棋連盟にもできたんですよ。

 昔は将棋を研究したり勉強するときに、自分の記憶だけが頼りだった。昔、こういう将棋があったんで、こういうのを調べてみようと。自分の記憶だけが頼りだったんですが、いまはパソコンで局面や人名などを指定すれば30年前の将棋でもすっと出てくるんです。そういう意味では、だれでも強くなる環境が整っている。

 羽生さんが「ITとネットの進化によって将棋の世界に起きた最大の変化は、将棋が強くなるための高速道路が一気にしかれたということだ」と述べられたと、梅田さんのご著書に書かれていましたが、僕らの修行の時代と比べても、勉強する環境が整いつつあると思います。

 梅田 「学習の高速道路」という表現は本当に面白くて、羽生さんから将棋の世界でそうなんですよと教えてもらって、ブログに書いた。そうしたら、たくさんの反応があって、どんな分野も同じですと。一番おもしろかったのが折り紙。

18在住ニューヨーカー?:2008/01/02(水) 00:29:30 ID:TEYvkE5c0
 佐藤 折り紙ですか?

 梅田 「折り紙の世界もまったく同じ高速道路ができているんです」と書いた人がいるんです。折り紙というのはもう、カブトとか鶴とか折っている場合ではなく、本気でやっている人は何でも折ってしまう。折り紙に対して創造性を発揮する人はたくさんいて、どうするとどういうものが折れるのかというのは日進月歩らしい。それで、折り紙の好きな人は、過去からの折り方を一気に高速道路で学んで、それでさらに、創造的な折り紙作品を作るんだと。

 佐藤 意外ですねそれは。しかし、今の時代、高速道路ができて勉強は早いが、そこから先は大渋滞ということが梅田さんのご著書に書かれていましたね。将棋界でもプロで上位を争うのはそこの世界。高速道路を進んで大渋滞をどう突き抜けるか、高速道路を途中で降りて「けもの道」を自分でどう切り開いてゆくか。

 梅田 将棋の質について言えば、トップ棋士の中でも、佐藤棋聖は「けもの道」というか、独自の道を模索されているように見え、そこが魅力的です。

 佐藤 棋士として、高速道路に乗って最新の型を模索するべきなのか、高速道路を抜けて自分の型を模索すべきなのか。その兼ね合いが難しいのですが、最近は、プロとしての個性を出したいという気持ちが強くなってきました。ぼくの場合、人と同じ事をやるのが嫌いなだけかもしれませんが。(笑い)

コンピューターVS棋士

 司会 よく、コンピューターが1億手を読むとしたら、佐藤棋聖は1億3手を読むといわれます。瞬時に最善の手を選ぶということだと思いますが。

19在住ニューヨーカー?:2008/01/02(水) 00:34:00 ID:TEYvkE5c0
 佐藤 もちろんそんなに読みません(笑)。今はコンピューターソフトが強いので話題になっています。コンピューターはしらみつぶしに読みますが、人間にはやっぱり、読まない強さというか大局観というのがありまして。その部分で勝る場合が多い。その背景にあるのは、いままで自分が勉強して培ってきたもので、感性というのですかね。コンピューターにはまだないものです。しかし、人間にはそういう部分があるんです。非常に人間的なところが。

 しかし、この前、渡辺(竜王)さんがコンピューターソフトと対戦して話題になりましたが、コンピューターは日々進化していて、これからも強くなるので、コンピューターソフトと人間の対決というのは注目される。

 渡辺さんが対戦したボナンザというソフトは、1秒間に最高で400万手読むらしいのですが、棋士の強さはミステリアスなところがある。つまり、どのくらい強いか、数値化できないのではっきりとは分からないということです。

 しかし、これからは、トップ棋士の強さが数値化されるというか、はっきりとしたものではないが、ある程度は位置づけられる時代が来るのかなという気がしています。

 ここからは、僕の勝手な推論なんですが、1秒間に最高で400万手読むボナンザは、渡辺竜王戦で、持ち時間2時間のうち1時間55分使った。渡辺さんは1時間ちょっと。ボナンザは結局、負けたわけですが、ボナンザが読んだ手は、単純計算すると400万×1時間55分で、276億手。僕の認識だと、渡辺竜王は、276億手以上読む人だなということになるわけですよ。

 梅田 捨てている部分も含めて、という意味ですよね。

 佐藤 そうです。しかし、それだけ読んでもコンピューターは人間に勝てなかった。やはり、人間の感性の素晴らしさというものを感じました。やはり、プロ棋士はコンピューター以上に読んでいるんだなあと、自分でもびっくりしました。自分の推量の計算なんで実際は違うのかもしれないが、やっぱりプロ棋士は強いんだなあと。(笑い)

20在住ニューヨーカー?:2008/01/02(水) 00:37:06 ID:TEYvkE5c0
 司会 渡辺竜王からお聞きした話ですが、ボナンザと指すときに、コンピューターがどれだけのものかなと思ってやったけれど、そんなたいしたことないだろうと思ってやったら、これまずいと思ったとおっしゃってました。

 佐藤 意外と強いと。

 司会 そう。ちょっと気合入れ直さないと格好悪いことになると思って指し出してから、自分のペースになったとおっしゃっていました。

 しかし、将棋は取った駒を使えるということもあって、複雑なんでしょうね。

 佐藤 取った駒を使えるということで選択できる手は膨大になりますから。

 梅田 チェスよりも難しいですね。

 佐藤 ええ。しかし、チェスは引き分けが多い。4〜5割は、トッププロがやっても引き分けになる。ところが、将棋はほとんど必ず決着はつきますので、ゲーム性が違う。勝ち負けが決まる可能性が高いゲームのほうが、コンピューターとしては得意なのかなとも思いますね。

 梅田 長く将棋を見つづけているファンの立場から言うと、勝ち負けよりも、その将棋がいい将棋かどうかの方が重要と思う。突き詰めていえば、棋譜の芸術性ですね。局面の均衡が続き、その裏には“1億3手”づつの読みがある。どちらかがばたりと勝ってしまうことがない均衡が美しく続いていく棋譜の魅力はすごいもの。僕の感じは、人間が感動する棋譜を生み出すところまで、勝ち負けということを超えて、一つの将棋の芸術性の美しさを考えるところまで、コンピューターは進化していけないのではないか。

 司会 興味があるのは、勝ち負けよりも美しさですか。

 梅田 仮に、コンピューターの性能が上がって、まれに勝つことはあるとしても、何度も見るに堪える意外性や芸術性が生まれるのかどうか。見る側からすると、羽生−佐藤戦は、何度でも鑑賞する価値がある。無から始まるわけですが、その1局というのは必ず固有の1局になって、個性がある。

21在住ニューヨーカー?:2008/01/02(水) 00:39:22 ID:TEYvkE5c0
 それを棋譜、7六歩、8四歩・・・という流れを追っていき、その1局の芸術性というのがきちんと解説される。十分な字数を使って解説されれば、勝ち負けを超える。トッププロ同士の対戦でも、凡戦と名局の違いが明確に表れると思います。

 司会 そこが将棋のおもしろさだと。

 梅田 大げさな話ですが、20世紀というのは自動車にしても、飛行機にしても、人間の肉体の限界を改善する技術が世界を牽引(けんいん)した時代だと思う。メーカーがしのぎを削って優れた自動車を造り、それを動かす石油をめぐって戦争が起きたりとか、そういう時代ですよね。

 そして、21世紀というのは、人間の脳の限界を超えようとしていく技術の時代で、それがITであったりインターネットだったりということになる。

 しかし、そうした技術の発展と人間の技芸をきわめる行為は別の次元の話でしょう。例えば、マラソン競技で1人だけ自動車で走る人がいて、先にゴールに着きましたといって、マラソンが面白くなくなるということはない。

 将棋も同じで、人間が有限の時間を使って1局の将棋を指す、2人の人間が脳を使って芸術作品を作るという、そういうことの意味みたいなものって、コンピューターが出てきてもあまり関係ない。

 まだ、コンピューターが弱くて、人間が強いという状況なので、コンピューター対プロ棋士の戦いには一瞬の話題性はあります。しかし、それで仮にコンピューターが勝っても「ああそうですか」ということです。

 つまり、棋士の指す将棋とコンピューターのそれとでは、目指すものがまったく違うわけで、強さを比べることに意味はないのです。

 佐藤 確かにそうかもしれません。

22<テロ発生>:<テロ発生>
<テロ発生>

23在住ニューヨーカー?:2008/01/02(水) 00:43:47 ID:TEYvkE5c0
【新春対談】梅田望夫氏と佐藤康光棋聖が語る(3)一面的な「ネットと格差」議論 (1/5ページ)
2008.1.1 08:21このニュースのトピックス:ポータルサイト梅田望夫氏
http://sankei.jp.msn.com/economy/it/080101/its0801010821002-n1.htm

名局の条件

 梅田 ところで、今日はぜひ、お聞きしたかったことがあります。いわゆる名局はどうやって生まれるのか。名局を生み出す棋士の心構えというのはどんなものなのかということをおうかがいしたいのですが。

 佐藤 そうですね。名局の条件ですよね。自分が思うに、大きな勝負というのが一つあります。予選の対局とタイトル戦では、ファンの注目が違う。やはり、ファンの注目度が違うと、棋士もそうですが、気というものが違う。昔は大一番に名局なしといわれていましたが、そういうところで自分の力を発揮できるのが真のプロだと思うんで、まず大きな対局、大きな勝負ですね。そういうところが一つありますよね。

 あとは雑念がないというか。やはり、棋士は将棋が好きで入っています。子供のころから打ち込んでいますので、純粋。昔は将棋だけで生活していくのは大変だったが、先輩方のご努力で、社会的地位が向上して、将棋を指して生活できる環境が整った。すべての力を将棋に集約できるようになった。純粋に盤上だけに向かってゆけるということがひとつあるのかな、と思います。

 司会 棋士の心構えのようなものはありますか?

 佐藤 いい棋譜を残すというのが前提にあるんですが、やはり、勝負事ですので相手を倒さなければならない。そういう気迫、気概ということがあります。最高の状態で相手を倒すということを目指すが、人間ですので、常にそういう状態で対局できるかどうかは分からない部分もある。お互いに十分な気をもって、最高の時にぶつかれれば申し分ない。

 それに加えてぼくの場合は感性、というか感覚が研ぎ澄まされていないと、名局はできないという気がします。

 研究は普段からしているんですが、実際、真剣勝負となって長時間座っていると、将棋の場合は無限のゲームということもあるんでしょうが、ふと違うことを思いついたりするんですよ。人間ですから。そういうのがどんどん出てくるときが、感覚が研ぎ澄まされているときなんですよ。

 梅田 すると、思いもよらない手が出てくる。

 佐藤 将棋には過去のデータ、定跡、常識がありますが、それだけを学んでいればいいかといえば、当然そうではなく、その先を考えていないと勝負には勝てないし、進歩もない。

24在住ニューヨーカー?:2008/01/02(水) 00:45:51 ID:TEYvkE5c0
 しかし、なかなかそういうのは簡単に生み出せない。まあ、将棋以外の世界でもそうなんでしょうけれど、過去の経験の積み上げは膨大で、莫大(ばくだい)なエネルギーの集積です。それを超えたものを生み出そうとすると、ぼくの場合は、今まで自分が培ってきたものを、絶えずこうなんていうのか、アンテナを張っている状態でないと。繰り返しになるが、感覚が研ぎ澄まされている状態でないと過去は超えられない。

 将棋は勝負どころがどこにあるか分からないときがある。普通の人は、将棋の勝負どころは終盤と考えるでしょう。最後に詰む、詰まないという局面です。まあ、そこで間違えれば負けですからそうなんですが。

 しかし、プロ同士はわずかな差で戦っていて、どこで勝負がつくかがなかなか分からない。思わぬところで勝負がつくということもあるが、戦っているうちに、どこで形勢が逆転したのか分からないまま指していることがある。それが最初の20手目の局面であるときもあるし、本当に投了する最後の直前のときだったりもする。

 これを予期するためには、やはり鋭敏な感覚が不可欠。逆に、これがないとチャンスをつかめない。だから、お互いに感覚を研ぎ澄まし、お互いにピンチを切り抜けた結果が、名局となる。テンション(緊張)が上がるというのとはちょっと違うのかもしれないが、そういう感覚が名局を生み出す土台だと思います。

 司会 今日はだめということもあるんでしょうか。

 佐藤 それはありますね。ぼくはよく、冴えがある、ないという言い方をするんですが。常に冴えの状態を保ちたいとは思っています。

 将棋は未知の局面になりますので、冴えがないときは凡戦になってしまうことが多い。年間平均40〜50局とかで、いい将棋を指せたと思うのは2〜3局あるかどうか。反省点は必ず出てくるし、1局指せば新しい発見がある。しかし、反省点は増える一方で、課題も増える一方です。

ネットと格差社会

 司会 将棋には、究極の人知が凝縮されている。昨年夏に産経新聞と日本将棋連盟の主催で、小・中学校将棋団体戦をやったんですが、将棋連盟の米長邦雄会長があいさつで「負けた人を思いやりなさい」とおっしゃっていた。相手に敬意を払いなさいと。そういうことが体現される世界というのはすごいなあと思いました。そうした将棋界とネットがつながりつつあるという話でしたが、ネット、ITというとどうしても日本では、ライブドアとか村上ファンド事件とかが連想されてしまい、ネガティブな部分が増幅されがちです。

25在住ニューヨーカー?:2008/01/02(水) 00:48:08 ID:TEYvkE5c0
 梅田 まだ、歴史が浅いんです。将棋が約600年ということに比べると、PCが始まって30年ちょっと。ネットがでて13年くらい。グーグルが誕生して9年と。まだ、新しいんですよ。しかし、その割には破壊力を持っている。

 鉄道ができたとき、自動車、飛行機がでてきたときも大きな変化があった。大体、19世紀から20世紀初頭。最初はいろいろとあった。自動車も事故が多かっただろうし、初期はどうしても、新しい道具を使いこなすのに、定跡みたいなものがない。そのうち、交通ルールがだんだんできてきたので、車に乗る人は増えても事故は減った。事故が起きたから自動車社会が悪いという人はもういないわけで、時間が解決してきた。

 ネットは、進歩のスピードが速く、能力が破壊的。だから、怖いという感じを持つのは普通だと思う。ぼくなんかからしてみれば、「ネットはちょっとかわいそう」という感じを受けるが、仕方ないことかなとも思う。

 佐藤 その点、今の形になって約600年になる将棋とは根本的に違うのかもしれません。将棋は誰かが作ったゲームなんだけれども、ぼくは神が作ったゲームかなとも思うときがあります。実はその歴史ははっきりしていない。起源はインドのチャトランガだといわれていて、紀元前4世紀ごろにできて少しずつ変化して日本にきて、今の将棋の形になったのは約600年前といわれる。しかし、誰が最初に作ったのかは分かっていない。文献や何かで解明されていない。

 しかし、約600年も前に作られたものを、プロが毎日毎日、一生懸命取り組んでいる。一種、おかしい現象なんですよ。1000年も前のことを研究している人なんてたくさんはいないじゃあないですか。それをプロ棋士が延々とやっているということは、人が作ったのかどうか。神格化するわけではないが、ネットとはスピード感が違います。

 司会 将棋と違って、ネットは進化のスピードが速すぎて、それについていける人といけない人の間で、格差が生まれるのではないですか。

26在住ニューヨーカー?:2008/01/02(水) 00:49:49 ID:TEYvkE5c0
 梅田 格差という議論をするときに、価値観が少ない感じがしています。何々試験に合格するのが最終目標で、そのために勉強する人としない人みたいな。それで格差でしょうというような。

 さきほど、ネットは自分が興味持ったものを入れないと答えが返ってこないと申し上げましたよね。

 自分は将棋が好きだというときに、将棋の高速道路があるのだから、乗ればどこまでも行ける時代です。

 しかし、将棋に関心がなければ乗らなければいいだけですよね。最後まで行かなければならない理由はどこにもない。人間の数だけ、嗜好性や価値観がある。

 ある人に「何が好きですか」と聞くときに「一言で」と言うと同じような感じになるかもしれない。ところが、「100語くらいで自分を表現してくれ」というと全員違うでしょう。ネットはその違いを増幅してくれるわけです。

 30人しかいないクラスなら、自分と知的関心が近い人はいないかもしれない。これだけ知が細分化してくると。しかし、1000万人だとすると、近い人に出会う確率は増える。知らない人と出会うことになる。同じ興味を持っている人が、まったく会ったことはないんだけれど北海道にいるとか。

 司会 当然、国境も超えますね。

 梅田 将棋などは言語を超えますので、世界に広がると思っています。そうなると、自分はこういうところに美を感じるというような、極めて感性が近い人を探し出すことがいずれはできる。すでに、嗜好性みたいなものをそれぞれが自分に問い、それをのばすネットという道具が無償で行き渡っているのだから。

 自分の嗜好性と合った人と出会うことができ、交流が生まれれば、新しい評価が生まれるかもしれない。

 物理的に閉じられた空間の中では理解されず、信頼関係が作れなかった人が、嗜好性が似ている人の中では、「この人すごい人じゃないか」となるかもしれない。オープンソースの世界では、もうそういうことが始まっている。

 司会 ネットでは自分と同じ嗜好性を持った人を簡単に探し出せ、価値観を広げることができると。

27在住ニューヨーカー?:2008/01/02(水) 00:51:29 ID:TEYvkE5c0
 梅田 日本では、偏差値がどうのこうのとか、いい大学出ているとか、いい会社に入っているとか入っていないとか。途中でやめた人はもうだめとか、格差議論のときに、価値観が一面的なことが多いように思う。

 日本の社会における価値観というのは、ネットみたいな道具がまったくない、非常に非効率だった時代に、大量にいる人を低コストで分類するために作られたものが多い。一つの尺度、記憶力がいいとか、与えられた問題を解くのが速いとか、そういう一つの尺度で、人を分類することを社会が求めていた。高度成長期は、一人一人の個性を聞いている暇もないし道具もなかったと。ところが、みんながそれぞれ違う能力を持っているということは明らかですよね。そんなことは。

 ネットというのは、そのひとつひとつの固有性を発見する道具にもなるし、伸ばす道具にもなる。それから、似た固有性を持つ人の出会うという道具でもある。

 すると、おおざっぱな言い方をすると、みんなが好きなことをしてメシを食っている世の中。その間にはまったく優劣がない。

 価値観が一つであれば、ネットを使って勉強している人はどんどん行くが、そうでない子はいかない、だから格差ですねとなる。でも、それは単純すぎるでしょう。

 ネットというのは全員使うわけですよ。これから生まれる子供は全員使う。自分の固有性に合わせて伸びてゆくほうに導いていかなくちゃいけない。

28在住ニューヨーカー?:2008/01/02(水) 00:52:27 ID:TEYvkE5c0
【新春対談】梅田望夫氏と佐藤康光棋聖が語る(4)ネット性善説 (1/5ページ)
2008.1.1 08:26このニュースのトピックス:ネット社会
佐藤康光棋聖(左)と梅田望夫氏佐藤康光棋聖(左)と梅田望夫氏
http://sankei.jp.msn.com/economy/it/080101/its0801010826003-n1.htm

 司会 食わず嫌いではいられないと。

 梅田 新聞社も最初、ネットは好きじゃなかった。でも、新聞社としてもネットとの関係を深めていき、リアルの新聞との共存の道を少しずつ見付けていくと、ああ、こういうことだったんだと理解するときがくる。

 無制限の情報というのはネットに乗っけておいて、新聞は新聞で俯瞰性みたいなものでたとえば攻めていくとか。

 新聞社のサイトがあることで、俯瞰性の価値にお金を出す人がいなくなることはないと分かってみたり。

 産経新聞もネットと共存する方法を見つけようとしていますね。そういう意味で、「法廷ライブ」も含めて御社のさまざまな試みはおもしろいし、間違いなく業界のトップランナーだと思いますよ。お世辞ではなく。

 司会 恐縮です。

 梅田 実際はあまりにもいろいろなものが早く進むので、不安な気持ちというのが払拭(ふっしょく)されないんだけれども、ぼくの直感では、案外、ある時に、ネットっていい物なんだという風にいろいろな人が思う事件があるんじゃないかと。

ネット性善説

 司会 梅田さんは、ネットを使ううえで成功するのには、不特定多数を信用することが大切だとおっしゃっていた。しかし、日本人は不得意なジャンルではないかなとも思えるんですが。

 梅田 それは技術なんですよ。何事も練習しないと。ゲームのルールを勉強しないと。定跡を覚えないといい将棋が指せないのと同じです。それをすっ飛ばすから“炎上”などという事態に陥る。

 僕は、ネット上でどう振る舞うと不特定多数とうまくやっていけるのかということを体で分かるようになってきました。ずいぶん時間的な投資をしてきましたからね。だから全然怖くないんです。やってはいけないことが分かっているから。

 これは、リアルの世界でも同じですが、やってはいけないことをやると怖いことになる。ブログの上にわっとくる“炎上”というのがあるが、普通にやればそんなことは起きない。

 本を読んでそれに対する感想をブログに書いたり、日常生活でこんな楽しいことがあったと書いたりとかしたときに、そんなところに変なことを言ってくる人はいない。

 しかし、イデオロギーとか政治にかかわることとか、あるいはアイドルをけなすとかはだめ。

29在住ニューヨーカー?:2008/01/02(水) 00:56:12 ID:TEYvkE5c0
 それを経験すると分かってくる。たとえば、イデオロギー、政治にかかわる過激な発言を慎むとか、アイドルや熱狂的なファンがいる人に対して不用意な発言をするとか。意味もなく偉そうにするとか、属している組織をバックにして人を見下すとか。そういうのはダメ。でも、人間として当たり前のことを普通にやっていて、やらないほうがいいことをやらなければ、ほとんど何も起きません。

 司会 自分なりにルールを作ってゆくと。

 梅田 それから書き手の立場にもよります。個人はたたかれにくい。一方で、組織はいろいろなことがある。

 個と言いながら組織というケースもある。例えばですが、渡辺竜王のブログで、彼はちっとも悪いことを書いてないのに、かつて将棋界となんか嫌なことがあった人が、彼に対して難癖つけてくるというようなことですね。

 出版社でも、こんな本出している出版社はけしからんと思っている人があるとすると、出版社の編集者という立場で何か言うだけで、わっとくることがある。

 ところが、純粋な個人というのはそんなに責められる要因がないから、自分の考えを言うのは大丈夫な場合が多い。

 佐藤 悪質な方もいるんでしょうね。

 梅田 棋聖とか竜王とかは半公人なので、将棋界の過去をすべて背負っているみたいなところがあるから、ややリスクがあります。

 しかし、あきらかに理不尽なことを言ってくる人については、他の読者が淘汰(とうた)してくれます。そんなことを言うんじゃないと言ってくれるとか。

 司会 反論するとエンドレスになったりする。しかし、相手と普通の会話ができるということを前提に、ネチケットというのがありますね。また、他の読者が淘汰してくれるというのは本当で、良貨が悪貨を駆逐するようなところがありますね。

 梅田 一つは、お金が絡まないからなんですよ。つまり、悪というのは、やはり、お金が動いているところに集まりやすい。

 しかし、誰かがブログで意見を書いて、そこにいいコミュニティーがあって、何か楽しそうだなというところを、あえて壊しにいくというのはコストに合わないですよね。何かやってやろうという人にとってね。もう一つは、悪はこそこそやるものなんですよ、基本的には。オープンなところでは、悪は連鎖していきづらい。

 一つの例が、コンピューターソフトをみんなで作るオープンソースというもの。不特定多数の人によって作られるんですが、大体、便利なものが作られる。作る人も、足りないところはどんどん改善してほしい、便利になって誰かが使ってくれるとうれしい、というような意識を持っている。リナックスなんかが代表例ですよね。

30在住ニューヨーカー?:2008/01/02(水) 00:58:05 ID:TEYvkE5c0
 ところが、コンピューターウイルスっていうのがあるでしょう。しかし、それはみんなで作るというのはないんですよ。

 佐藤 なるほど。悪事は1人でやるわけですね。

 梅田 そうなんですね。善意の例をもう一つ挙げると、みんなで作る百科事典のウィキペディアというものがあります。あれは基本的に間違いが入ることもあるんだけれども、もめる大きなところは、イデオロギーとか政治とか人物評価ですよ。

 例えば、物理学についてのキーワードとかいって、そこにわざと違う数式を書き込む人はいないんですよ。しかし、たかだか6〜7年で、全世界のありとあらゆることが解説されている百科事典が、ある程度のミスはあるけどできちゃった。

 ところが、誹謗(ひぼう)中傷百科事典というのはないんですよ。梅田望夫というのがいますと。ぼくは47年生きてきて、いろいろと恥ずかしいこともしてきたかもしれないが、誰だってそうですよね。しかし、こいつはこんな悪いやつだという誹謗中傷のデータベースを作ろうと言った人はいない。これを集積しましょうとは誰も言わない。言った人がいたとしても、オープンな場所でやろうとは誰もしていない。だから、その一事をもって「人間は素晴らしい」と言うつもりなんかないんだけれど、案外捨てたもんじゃないねと、ネットと関わっていて思うことが多いです。

 司会 性善説にたっているわけですね。

 梅田 思いつきでこういう主張しているわけではなく、ネットの上って、そういうことを感じることが多い、という経験則によっているんです。

 佐藤 ネットでブログが炎上して、収拾にかなり苦労されている話なんかをよく聞きますけど。時間が大切だということでネットを使う人が多いのに、逆にそれが時間のロスになってしまい、無駄なことをやっているんじゃないかと、そういう気がしちゃうので二の足を踏んでしまっている面がありますね。僕なんかは遅れ気味なのかもしれないけれど。

 あと、ネットは匿名がほとんど。しかし、新聞で意見を言うときは実名じゃないですか。ぼくなんかはその方が自然と思うんですけれど。ネットは言いたいことを言いやすいんでしょうか。ネチケットが大事なんですよね。

 司会 ネットでは、顔が見えない分、文章からにじみ出す人間性というものがありますね。米長先生が引退を表明したとき、王将戦の挑戦者決定リーグ戦に臨んだ佐藤棋聖が、着物を着てはおりはかまで正座して時間前に待っておられたのを見て、背広で来られた米長先生があわてて、「着物を持ってきてくれ」と言われたといういい話を聞いたことがあります。

31在住ニューヨーカー?:2008/01/02(水) 00:59:42 ID:TEYvkE5c0
 佐藤 ぼくなんかにとって、米長先生はプロになる前からのあこがれの先生ですから。そういう先生と指せるというだけで、対局のたびに本当にわくわくしていました。そういう先生が引退されるラスト3局のうちの1局がぼくだったんで、自分をすべてぶつけてみたいなと。自分としては普通の当たり前のことをやったんですが。まあ、将棋界は、そういうところが残っているというか、あるんですよ。

 司会 それはいいですよね。急速に日本の良さが失われているといわれる中で、そういうのは。

 佐藤 ぼくなんかも、偉大な先輩がいて自分があるわけですから、そういうものを大切にしていきたいというのはありますね。

 司会 棋聖もぜひ、今年はブログデビューされたら。

 佐藤 興味はありますが、面倒くさがり屋なので。ぼくはネットの速報ニュースも見るときもあるんですが、やはり、もともと新聞で読む習慣が付いているのでなかなかスタイルを変えるのは難しいです。将棋の方はよく変えるんですが。ネットを見ると、ついつい何度も速報を見てしまって、時間を費やしてしまうじゃないのかって、つい二の足を踏んでしまうんです。

 梅田 中毒性があるんですよね。

 佐藤 ぼくなんかはやはり、ある一定時間で読める新聞のほうがいい。いまただ、本当に特ダネでもなんでも時間に関係なく出してしまう時代。だいぶ変わるのでしょうね。

 司会 そうですね。しかし、激動、節目の時代に生きているというのは幸せなことだなとも思います。

 梅田 棋聖の心の中での大切なことの優先順位に従って、ご判断されればいいことと思います。ただ将来の可能性として「いろいろあるかもしれないけど面白そう」と頭の片隅にとどめていただければと。

 佐藤 うまくネットを使えば、個人でも歴史や文化を作ることができるということがよくわかりました。ぼくらは将棋では棋譜を残しているので、自分たちで歴史を作っているという意識があるけれど、それは皆さん、一人一人、個人がそうだと思う。一人一人が強い意識を持って生きてられるというのはすばらしいです。少しでもそういうような所を伝え、残していけるように僕は将棋を指していければいいと思います。

 司会 ありがとうございました。今後のお二人のご活躍を期待しています。

32在住ニューヨーカー?:2008/01/02(水) 01:00:49 ID:TEYvkE5c0
■梅田 望夫(うめだ・もちお) 米カリフォルニア州シリコンバレーに設立したコンサルティング会社「ミューズ・アソシエイツ」社長。ベンチャーキャピタル「パシフィカファンド」共同代表。「はてな」取締役。慶應義塾大学工学部卒業。東京大学大学院情報科学科修士。米コンサルティング会社「アーサー・D・リトル」に入社。1994年からシリコンバレー駐在。97年に独立しミューズ設立。著書に「シリコンバレー精神」、「ウェブ進化論」、「ウェブ時代をゆく」など。

■佐藤 康光(さとう・やすみつ) 1969年、京都府出身、国学院高校卒業。田中魁秀九段門下で、87年にプロデビュー。93年の第6期竜王戦で羽生善治竜王を破り、初タイトルを獲得し、以後も名人、王将、棋聖、棋王の各タイトルを得る。特に、棋聖戦では2002年−07年まで6連覇を果たし、史上5人目の永世棋聖となっている。「1秒間に1億3手読む」と言われる緻密さで知られる一方、バイオリン演奏やゴルフもたしなむ。著書多数。

編集後記

 「棋譜だけはプリントアウトし、正座して盤上に駒を並べるんです。ネットでは指しません」

 IT時代の最先端を行く梅田氏が冒頭明かした習慣に、対局での威厳に満ちた雰囲気と違って緊張気味だった佐藤棋聖の表情が、一気に和んだ。

 名局が生まれる条件やコンピューターには決してできない「勝負の美」など高いレベルの会話が交わされ、「絶えずアンテナを張った状態から、過去の経験を超えたものが生まれる」という佐藤棋聖の言葉に、「コンピューターより3手多く読む」といわれる棋聖のすごさを感じた。

 「ネットは明確なテーマを持った人には“高速道路”となって広がるけど、テーマを選択するには新聞や雑誌が必要」(梅田)には、ネットに押される新聞界の人間として勇気づけられた。

33在住ニューヨーカー?:2008/02/06(水) 17:48:15 ID:jJ50vgXg0
「日本人にはBlogより日記」、はてなの人気に迫る 田中良和 2003/04/11 10:11
http://japan.cnet.com/interview/story/0,2000055954,20053530,00.htm

 京都駅から車で10分程度のところに立つ京都リサーチパーク。ここにはメールマガジン配信を手がけるまぐまぐをはじめとして、有力ベンチャーが数多く集まっている。その一角に、「はてな」という企業がある。

 はてなは2001年7月に創業された、まだ新しい企業だ。しかし、創業当初からユニークで使い勝手のよいオンラインサービスを次々と発表し、2003年3月末には月間のアクセス数が合計1265万ページビューを超えるなど、急成長を続けている。

 はてなが提供するサービスは主に3つ。ユーザーの質問に対し、他のユーザーが参考となるURLを紹介する有料Q&Aサービス「人力検索サイト はてな」、ユーザーが登録したサイトを自動巡回して更新状況をメールで通知するほか、登録されたサイトから自分の趣味に近い他のユーザーの登録リストを自動的に紹介し、他のユーザーの登録サイトを自分のリストに移植できる無料アンテナサービス「はてなアンテナ」、ユーザーが作成した用語データベースと日記中のキーワードをリンクさせ、同じ用語を使った日記同士をつなげる機能を持つ無料ウェブ日記サービス「はてなダイアリー」である。これらの開発を担当するはてな代表の近藤淳也氏に、サービス開発への思いと今後の展開について話を聞いた。

---次々にユニークなサービスを開発されていますが、どのようなことを考えてサービスを企画されていますか?

 根底には、インターネットを使って個人の生活を豊かにしたいという思いがあります。電話や車を始め、新しい技術は良い面と悪い面が常にあります。しかし、技術ができたおかげで生活が豊かになる、例えば今まで行けなかったところに行けるようになる。そういった技術の成果が重要だと考えています。

 インターネットを一般の人が利用するようになったのはここ数年のことです。インターネットにはまだいろいろな可能性があると思いますので、その可能性を実現するようなことをやっていきたいと思っています。

34在住ニューヨーカー?:2008/02/06(水) 17:49:25 ID:jJ50vgXg0
---近藤さんのバックグラウンドについて教えてください。

 1994年に京都大学の理学部に入学し、地球物理を専攻していました。大学のときは自転車と写真に夢中でしたね。写真関連の仕事をしていたこともあります。その後、大学院へ進み、2001年7月に起業しました。

 社員は現在、私とエンジニアが1名、それに私の妻の3人です。私とエンジニアが開発を行っていて、妻が文章などを書いています。エンジニアは私の高校時代からの友人です。

 運営側が安定していることがコミュニティにとっては重要です。それがコミュニティの雰囲気にも表れると思うのですが、そういう意味で夫婦というのは安定していていいと思っています。

---開発をご自身で行っているとのことですが、以前から経験があったのですか。

 もともと大学の研究で簡単なプログラムを書くことはありましたが、個人に向けたインターネットのサービスは経験がありませんでした。実際にはまず作りたい目的があって、そのために新しくプログラムを覚えたという感じですね。

---サービスを開発するためにウェブ構築の技術を習得するというのは、文系出身者がプログラマーとなり、技術を習得しながら開発した楽天の創業と似ていますね。

 文系と理系の融合というのは非常に重要だと思いますね。理系だけの思想だと一般ユーザーにまで広がらない、閉じたサービスになりがちです。そこは非常に気をつけています。

 技術的な見地からはいろいろなサービスが思いつきますが、ないよりもあったほうが便利だという理由でサービスをつけていくと、最終的にとても不便なものができ上がるというのはよくあることです。建築でいえば、「壁にニュースが出ていれば便利だ」とか、「家に帰ってきたときに玄関で電子メールが読めるといい」といったサービスを付けていくと、とんでもない家ができるようなものです。多機能だと逆に使いにくいこともあるように、相手の理解しやすい範囲を読み取ったり、相手の興味に合わせたりという心理学も含めた文系的な発想が、サービスを考える上では非常に重要だと思います。

---人力検索 はてなについて教えてください。

 サービスを思いついたきっかけは、私の父親がインターネットを始めたときのことです。父は初心者なので、非常に検索が下手でした。得意な人が探せばすぐ探せるものも、初心者ではなかなか探せないんです。インターネットにも104のような電話番号案内検索があって、小額の決済方法があればサービスとして成り立つのではないかと思い、「人力検索サイト はてな」のアイデアを考えました。

 はてなでは、質問する場合にまず、1ポイント1円でポイントを購入していただきます。質問者は1つの質問ごとに最低60円を回答者に支払っていただき、弊社では手数料の20円をいただいています。

 毎日数十件の質問がありますが、内容は個人の趣味が多いですね。最近面白かった質問としては、「モーニング娘。の加護ちゃんと辻ちゃんの区別のつけ方を教えてください」というのがありました。回答では判定訓練ソフトが紹介されていたようです。このように、質問をする人よりも、それをエンターテイメントとして見ている人のほうが多いですね。

35在住ニューヨーカー?:2008/02/06(水) 17:50:37 ID:jJ50vgXg0
---収益はどの程度ですか。

 ポイント購入がちょこちょこという感じで、最近は法人契約が増えてきています。月額980円から4680円で質問回数が無制限というものです。はてなでは5分程度で回答が返ってくることも多いので、自分で調べるよりも質問を投げている間に他の事をしたほうがいい、という感じでご利用いただいています。検索代行のようなビジネス用途が、有用かつ収益的にも可能性があるという気がしています。

---昨年はてなアンテナのサービスを開始されましたが、サービスの意図について教えてください。

 はてなアンテナは、大学生の頃に個人でフリーのアンテナソフトを使って、友人のホームページにある日記と掲示板の更新をチェックしていた体験が元になっています。友人達が自分のブックマークよりも私のアンテナをポータルサイトとして使っているのを見て、こういうサービスはポータルサイトとして成立するということに気づいたのです。

 ただ、それまでのアンテナサービスでは設定の変更が非常に面倒だったり、更新されたホームページの情報もタイトルぐらいしかわからなかったりと機能面に不満がありました。また、アンテナの設置も配布されているCGIを自分でインストールする必要がありました。そこで、機能面の改善を行い、誰でも簡単に利用できるASPの形式でサービスを提供すれば、多くの利用者を獲得できると考えたのです。

---変更を確認したい部分を指定できる点など、非常に高機能ですよね。

 簡単に使えるけど、やろうと思えば細かいことまでカスタマイズできる。そこが重要だと思っています。

---海外のサイトなどでは共通の書式でドキュメントの見出しや要約などのリストを提供し、サイトの更新情報を公開するXML/RSSでのデータ提供をしているところが多いですが、それについてはどのようにお考えですか?

 XMLによる外部へのデータ提供は、日本人の「引きこもり性」に合っていないのではないかと思うことがあります。自分のホームページのデータを誰でも勝手に使えるように公開するという方法と、日本人の持つ「ホームページ」という私物感とが相容れないのではないかと思うのです。海外では、ホームページを作成し公開するということは、万人に公開することだという認識があると思うのですが、日本では「我が家へようこそ」というのがホームページに対する認識ではないでしょうか。

 それは家の構造でも似ていると思います。日本の家屋の場合、「まず靴を脱いでください。ここからは我が家です」という感じですよね。でも海外では、個人の領域というのは部屋であって玄関ではない。靴で家の中に上がっていって、本当に靴を脱ぐのは部屋の中です。海外のウェブページというのは家の玄関と同じように、必ずしも個人の所有物ではないという意識があるのではないでしょうか。その辺の心理モデルではないですかね。

 例えばはてなアンテナでも、日記サイトを運営している人が「勝手に自分の日記をアンテナにのせるな」というケースがあります。自分が書いたものが勝手に世界中に広がっていくということが、日本人の心理モデルに合わないという根源的な問題がある。「自分の文章が勝手に他のところに掲載されている」という感覚ですね。そういった著作権の問題とXMLの問題は関連があると思います。

---将来的にXMLやRSSでサービスを提供する可能性はありますか。

 特に必要性を感じていませんでしたが、規格としては問題ないと思っています。オープンで優れた規格がすでにあるのならば、独自のものにはこだわりません。例えば、はてなダイアリーでは各日記の開設者がデザインをスタイルシートで変更できますが、これはtDiaryと同じ規格になっています。はてな自身もPerlなど無料で公開されている様々なものを利用していますので、オープンソース的な流れには反抗したくないというか、背を向けられないと思っています。

---今年の3月にサービスを開始した、はてなダイアリーについて教えてください。

 当初から有料サービスに対する疑問というのは若干あったのですが、やはりはてなの会員の伸びが当初の目標に達しないので、コミュニティとして成り立たせるためには無料サービスもあったほうがいいと考え始めました。また、その時にはすでに、はてなダイアリーのようなものをやれば人が集まるだろうというアイデアもありました。

---他のどんなサイトを参考にしたのですか。

36在住ニューヨーカー?:2008/02/06(水) 17:53:11 ID:jJ50vgXg0
 当時、読んだ人がコメントを付けられるWeb日記システムのtDiary 、誰でもウェブブラウザから直接コンテンツを追加編集できるコンテンツ作成システムのWiki、参加者の関心事項を集めたコミュニティシステムの関心空間の3つが非常に面白いと思っていました。

 tDiaryは、「個人でホームページを運営する上で持続可能なモデルの完成系」だと思っています。私自身もかなり時間をかけてホームページを運営したことがあるのですが、やはりなかなか続かないですよね。少なくともこれだけなら続けられるというものは何かと考えたとき、日記と掲示板が一番継続可能なものだと思っていました。tDiaryは日記と掲示板を一体にしたようなものなので、これは個人ホームページを作るうえで唯一持続可能なモデルだと感じたのです。

 Wikiは、「誰でも編集できるコンテンツ作成ツール」という概念に興味がありました。はてなでは開発チームでグループウェア的にWikiを利用し、情報共有を行っています。社内で使い倒していますね。

 ただ、Wikiの課題は、作成したページの更新が滞り、情報が古くなってしまうことだと思っています。初めのうち利用者はページをたくさん作るのですが、もう1度ページを再編集しようと思わせるトリガーがない。そう考えるとWikiは情報を本棚のように整理するためには非常に便利なのですが、毎日何かしらのアクションがあるのがウェブサイトの面白みだという考え方からすると、更新が滞りがちで、物足りなさを感じました。

 関心空間は、Wikiのように自分が関心のある情報を本棚や宝石箱のように整理しておく部分と、その関心を元にしたコミュニティが融合している。そこがすごいと思いました。また、デザインが優れていて参加したいと思わせる点もすばらしい。ただ、関心空間もWikiと同じで、1度ページに書いた情報を更新しようというトリガーがないので更新が滞り、情報が沈殿する感じがしています。

 これらを参考にしながら、情報の更新性を保つためには日記の形式がいいのではないかということと、継続可能で毎日更新されるWikiを作りたいという考えから、最終的に現在のはてなダイアリーの形になりました。

---2001年7月に人力検索サイトはてなを開始され、その後2002年5月にはてなアンテナ、2003年3月にはてなダイアリーを開始されています。新規サービスの開発スピードが非常に早いと思うのですが、どのように開発を行っているのですか?

 やりたいと思う人と、作っている人が一体だから強いのだと思います。建築で言えば、工務店・施工主・建築家が全部一緒で、資材と土地も自由に使える。そういう会社は、できることが他と違ってくると思うんです。この強みを生かしたスタイルでいきたいですね。

---収益面では、今後どのような展開を考えていますか?

 個人に対して月額で課金するという方法も検討もしています。1万人の利用者が月に100円ずつ払えば、月額100万円の収入になります。また、現在ページビューが非常に伸びていますので、広告収入の可能性も考えています。ただ、実際のところはまだ模索中ですね。他に、個人向けのサービスを提供することで名前が知られて、受託の開発の仕事が発生してきているケースもあります。

 現在注目している面白いアイデアとしては、「投げ銭」システムがあります。ユーザーが面白いと思う日記やよく利用するアンテナに対して、はてなのポイントを支払うシステムです。そういった形でポイントが流通し始めると、ポイントの購入や換金が促進されると思います。インターネットでは価値のあるものに対して対価を払うということはまだあまりないので、そういうことを実現できればと思います。携帯電話のように、面白いことをやっている人が対価をきちんともらえる健全なモデルというのはやはりすごいですね(編集部注:このインタビューの後、4月4日より投げ銭システムが導入されています)。

 運営に関しては、コストをとにかく押さえているのでリスクはほとんどありません。はてなでは3つのサービスを提供するのにサーバーを20台使っていますが、自分達でマシンから組み立てています。

37在住ニューヨーカー?:2008/02/06(水) 18:00:29 ID:jJ50vgXg0
---他に注目しているインターネットのサービスは?

 先ほどもお話した、tDiary、Wiki、関心空間のほかには、ishinaoに注目しています。

 ishinaoさんは、面白いオンラインサービスのアイデアを考え、そのままサイトを構築して、一般にむけて提供している方で、そのスタイルを非常に尊敬しています。例えば、いろいろなサイトに掲載されている書籍のISBNコードを解析しておき、書評が書いてあるホームページを横断的に検索するサービスなどを企画開発されていますね。

 他に注目しているのは、2ちゃんねるですね。やはり、2ちゃんねるは一つの独自のコミュニティが形成されていると思っています。マイナスの面もあると思いますが、それをプラスに向けていくにはどうすればいいのか、そこを考えていきたい。特に、2ちゃんねるによって人の欲求や心理が満足している部分もあると思いますので、そこがどういう部分なのか、なぜあんなに非常に盛り上がるのかといった点に興味があります。

---最近日本でもBlogが話題になっています。Blogの定義をめぐって議論も起きているところですが、その定義も含めてBlogに対してどのように感じているか教えてください。

 まず、Blogがブームになっているという実感はあまりありません。いろいろな人に会いますが、Blogという言葉自体を知っている人もまだ少ないと思います。日本でも似たようなシステムはありましたが、米国のBlogの特徴として挙げられるのはジャーナリストなどが情報の1次ソースを提供してメディアの役割を果たしていたり、万人に向けて発信している部分ではないでしょうか。

 ただ、はてなダイアリーが求めているところとは違うと思っています。メディア的なサービスよりも、もっと身近な関係を豊かにするサービスを実現したい。「人は一人では生きられない」と思うので、その大きな命題を解決するほうが現実的だと思っています。

 例えばはてなダイアリーでは、横浜と大阪で離れて暮らしている親子が、お互いの生活の日記を書いてコミュニケーションしているケースがあります。こういう日記はその人たちにとって、どんなメディアよりも価値のある情報を提供していると思います。その人にとって価値のある情報を1 to 1でマッチングすることで、今まであまり価値のある情報とはみなされていなかったものが、大きな価値を持つようになる。そうすることで、世の中全体の価値の総体が大きくなると考えています

---はてなの今後のサービス・事業展開について教えてください。

 次の新サービスについては「期待していてください」としか言えません。ただ、最近私が問題意識として感じているのは、日本の大人の文化の低さですね。大人が真剣に文化に貢献していないと感じています。それは、大人が「真剣に遊ぶ」ことが少ないからではないでしょうか。例えば、音楽を聞き、自分の考えを書いて、人と議論したりする。お互いを高めるコミュニティから文化が生まれると思うんです。パーソナルコンピュータの父と呼ばれるアラン・ケイ博士などは子供の可能性を広げる活動をしていますが、日本ではまず大人の文化に取り組む必要がありますね。

 そういうところで、はてなが少し貢献できるところがあるという気はしています。例えばはてなダイアリーでは今、短歌日記というものが生まれていまず。同じキーワードが入力された日記同士をつなぐという、はてなダイアリーの機能を利用したものです。ユーザーは日記の中で「短歌日記」と入力し、短歌を詠みます。すると、「短歌日記」と入力された日記同士がつながり、短歌クラブのようなものが生まれる。これはすごい文化ですよね。日常の中にそういう行為があることで、全体の文化レベルが上がっていくのではないか、そこにはてなが少しでも貢献できるのではないかと思っています。

インタビュアー略歴
田中良和
ソニーコミュニケーションネットワークを経て、2000年楽天株式会社入社。日本最大級の日記コミュニティサービス「楽天広場」の他、オークション、アフィリエイトなどの個人向けサービスの新規企画・開発を担当

38在住ニューヨーカー?:2008/04/19(土) 11:37:51 ID:jJ50vgXg0
【第12回】年収アップする生活行動学
2000万稼ぐ人の時間の使い方
http://business.nikkeibp.co.jp/article/skillup/20080411/152841/
* 2008年4月16日 水曜日
* 西山 昭彦

キャリア  生活行動  情報収集  年収 

 高収入を稼ぐ人々は、日頃どのような生活行動をしているのだろうか。一般的なサラリーマンの行動と比較すると、そこに差はあるのだろうか。そんな疑問から、生活行動に関するアンケート調査を行い、年収別に比較してみた。結果は、あらゆる場面で明確に違いがあった。

 なお本調査は、Yahoo!のモニターを対象に2007年12月13〜17日に実施したインターネット調査で、個人年収が600万円台(600万〜699万円)の300人と、2000万円前後(1800万〜2000万円+それ以上)の300人より得た回答を元に、集計したものである(注)。
情報収集にかける時間に大きな差

 年収が600万円台の人と2000万円前後の人。データを比較することで、その違いを探った時、顕著に見られたのが情報収集に費やす時間の差だった。これは、日常的に情報をつかむ姿勢の差が数字に表れたとも言えるだろう。

 情報収集の基本は次の通りだ。「タイムリーな情報は、毎日届く新聞などから」、そして「トレンドや専門的な内容は、書籍や雑誌で調べたり、人との会話から自発的に取得する」ということである。以下のグラフを見てほしい。行動別に費やす時間を細かく比較すると、いずれの行動でも、2000万円稼ぐ人の方が情報収集に時間を使っていることがわ分かる。

 例えば「新聞を読む」のは、600万円台の人は半数以上が30分未満で、平均時間は26.7分。対して2000万円稼ぐ人は平均時間46.2分で、差は1.7倍。20%近くの人が1時間以上を費やしながら、時間をかけて熟読している。

 他の行動の平均時間も、すべて2000万円前後の人の方が多い。しかも、その差には最大2倍近い開きがある。

 具体的には、「インターネットでの調べ物」は、600万円台の人が86.8分に対して、2000万円前後稼ぐ人は109分。「雑誌や本を読む」のは、前者が32.4分に対して、後者は55.4分。「勉強する」時間は、前者が平日28.3分/休日29.5分と、ともに30分未満であるのに対して、後者は平日54.6分/休日58.5分と、毎日1時間近くを費やしていることになる。

 格段に異なるのは「意図的に人と会って話を聞く」時間だ。600万円台の人が35.2分であるのに対し、2000万円稼ぐ人は83.8分で、2.5倍近い。1日ごとにこれだけの差があるのだから、年単位に換算すれば、その差は膨大だ。

 これらの時間を2000万円稼ぐ人は、どのように捻出しているのだろうか。

39在住ニューヨーカー?:2008/04/19(土) 11:43:16 ID:jJ50vgXg0
 表1は、起床〜就寝まで(勤務時間外)のシーン別に、何をして過ごすかという問いに対して、「その行動をする」と答えた人の割合を集計し、情報収集に関する行動のみをピックアップした結果である。

 「新聞を読む」「読書」に関しては、いずれの時間帯でも、2000万円稼ぐ人が600万円台の人を上回っていることが分かる。そして注目したいのは、食事時の行動の違いだ。全体でも、昼食時間にインターネットで情報収集する人が多いことは共通している。特に、600万円台の人は2000万円稼ぐ人より1割多い。他方で昼食時、夕食時とも2000万円稼ぐ人は、人と会うことに時間を費やしている率が高い。

 このことから2000万円稼ぐ人は、新聞や読書など、紙からのインプットは朝や移動中、帰宅後の時間を利用し、食事時には交友にアクティブになって、人から情報を収集するなど、多方面に時間を活用している人がより多いことが読み取れる。

 さらに2000万円稼ぐ人は、収集した情報を整理・蓄積する努力も怠らない。「読んだ本を実践に生かすために、手間がかかってもメモに残すなどしている」という問いに「あてはまる」と答えた人が32%(600万円台の人は18%)いることからも、その傾向は裏づけられている。

 有益な情報は、本や雑誌ならコピーを取って感想を書き込む。後から探しやすいように分類し、資料化して残す。こうした作業は、面倒ではあるが、時間にすればたった数分のことだ。そしてその数分が、将来大きな価値を生むことを知っているからこそ、手間を惜しまずに行動するのだろう。

 誰にとっても1日は24時間しかない。ならば、自分にとって効用が高い時間を増やし、低い時間は減らす努力を心がけて、限りある時間を有効に使った方がいい。

 「キャリアアップ志向」という言葉がよく強調されるが、そのためには、まず自分の日々の生活行動に目を向け、それをいかに生産的な方向に変えていくか考え、実践することが必要だ。その努力の積み重ねが、月日とともに大きな差を生む。

【今回の教訓】
年収600万円台の人は、高収入につながる生活行動をしていない場合が多い。アンケートから見えてきたのは、2000万円稼ぐ人との生活行動の差という図式である。しかしその生活行動は、難しいことをしているわけではない。時間活用の心がけや、小さな工夫の積み重ねにすぎない。あなたも、自身の生活行動を振り返ってみたらどうだろうか。

(注)本稿は「プレジデント」(2008.2.18号)に私が書いた記事を参考に、同社の許可を得て、新たに執筆したものである。今回の記事では、平均時間の計算をプレジデントとは異なる方法で行ったため、小差が生じているが、分析に影響を与えるものではない。

40在住ニューヨーカー?:2008/09/17(水) 00:27:56 ID:OjbfIgH.0

聴覚がなくても正しい発音が可能な秘密は? 研究成果
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2518146/3346753
* 2008年09月16日 21:45 発信地:パリ/フランス
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関連写真 1枚

米国ラスベガス(Las Vegas)のMGMグランド・ガーデン・アリーナ(MGM Grand Garden Arena)でボクシングのWBC世界スーパーウェルター級タイトルマッチ、オスカー・デ・ラ・ホーヤ(Oscar De La Hoya) vs フロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.)戦の前に米国国歌を歌う歌手のマーク・アンソニー(Marc Anthony)(2007年5月5日撮影、資料写真)。(c)AFP/Getty Images/Al Bello

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【9月16日 AFP】人間は言語の正しい発音を獲得する上で、耳で聞いた音だけでなく声道などからの神経信号も使っていることを示す研究結果が14日、英科学誌「ネイチャー・ニューロサイエンス(Nature Neuroscience)」(電子版)に発表された。

 言葉を発音する際に、口腔や喉の筋肉などの位置や感覚といった情報を使って発音を調整している可能性があるという。新しいスピーチセラピーにつながるのではないかと期待される。

 研究を行ったのは、カナダ・モントリオール(Montreal)のマクギル大学(McGill University)のデービッド・オストリー(David Ostry)氏やサザード・ナジール(Sazzad Nasir)氏らのグループ。

 両氏は、聴覚を失って長期間たった後も明瞭な発音能力を維持している聴覚障害者が多いことに着目。成人に達してから完全に聴覚を失い、現在は人工内耳を使用している5人の中年成人を対象に実験を行った。

 実験では、被験者の下の前歯に小さな装置を付け、下あごがわずかに前に押し出された状態で、人工内耳のスイッチを切って4つの単語「saw」「say」「sass」「sane」をくり返し発音してもらった。

 この実験の目的は、自分の発する声が全く聞こえない状態で言葉を発する際に、発声器官に起きた予期しない変化に対応できるかどうか調べることだ。

 これらの単語に含まれる二重母音やサ行の摩擦音をはっきりと聞き取れるように発音するには、あごの位置を精密にコントロールしなければならない。下あごの前への移動はごくわずかなものだったが、口から発する音声にははっきりとした影響が出た。

 しかし、300回くり返し発音するうちに、被験者たちは、自分の声が聞こえないにもかかわらず、正しい発音になるよう修正していった。また、研究グループが同年代の健常者についても同様の実験を行ったところ、正しい発音になるよう修正するスピードは聴覚障害者のグループとほとんど変わらなかったという。

 オストリー氏とナジール氏は、発音の驚異的な適応能力の秘密は、発声器官にある機械的受容器(メカノレセプター)が、正しい発音をしたときの感覚を覚えているからだと考えている。

 オストリー氏は、実験結果は、自分が発した声と神経信号のフィードバックという2種類の刺激によって、人間の脳が発声を調整していることを示すものだと語る。

「子どもが話し方を覚えるとき、耳で聞いた音声だけではなく、皮膚や筋肉の受容器からの情報も利用しているのだろう。ある単語はどのように聞こえるべきかということだけでなく、発音するときにどのように感じるべきかという情報も利用しているのだと思う。今回はあごと顔の筋肉だけに着目したが、実験結果から発音に関係する受容器はくちびるや舌、喉頭の筋肉にもあると思われる。スピーチセラピーの1つの基礎になると考えている」(オストリー氏)(c)AFP/ Richard Ingham

41在住ニューヨーカー?:2008/10/01(水) 23:37:34 ID:OjbfIgH.0
この世には3種類の人間がいる。
数を数えれるか、数えられないかだ。

42在住ニューヨーカー?:2008/10/24(金) 19:07:50 ID:OjbfIgH.0
熊と旅人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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熊と旅人(くまとたびびと)は、イソップ寓話の一つ。
目次
[非表示]

* 1 あらすじ
* 2 教訓
* 3 誤解(熊と「死んだふり」)
* 4 関連項目

[編集] あらすじ

2人の男が旅をしていた。ある大きな森の中の道を歩いていると、目の前に1頭の熊が現われた。

1人の男はすぐに近くの大木によじ登ったが、もう1人の男は逃げ遅れ、仕方なく地面に倒れて死んだふりをした。熊はその男の耳元に口を当てていたが、しばらくすると森の奥に姿を消した。木の上の男は、安心したので降りてきた。

逃げ遅れた男に「熊は君の耳に何かささやいていたようだが、何て言っていたんだね?」と聞いたところ、男は答えた。「ああ、言っていた。危ない時に友達を捨て、自分だけ逃げるような薄情な相手とはもう別れろ、と」。

[編集] 教訓

友人は大切にせよ、自分だけいい目を見ようとするな。

[編集] 誤解(熊と「死んだふり」)

この寓話は、本来は上記の教訓を示すために作られ伝えられたものである。旅人が死んだふりをして熊をやり過ごす逸話は、単なる設定にしか過ぎなかった。

それにもかかわらず、後世、本来の教訓は忘れられ、「熊に出会ったら、死んだふりをすると助かる」、という誤解が一人歩きするようになった。外国[要出典]では、このために死傷した例も報告されている。熊は肉食獣であり死体も食べるため、熊の前で死んだまねをするのは自殺行為と言える。万一、山などで熊に遭遇した場合は、上着などを熊の鼻先に投げ(熊は主に嗅覚に頼る動物なので)、匂いに気を取られている間に逃げるようにすれば良い。[要出典]

43在住ニューヨーカー?:2008/12/08(月) 02:44:30 ID:OjbfIgH.0
やる夫で学ぶ世界恐慌・1929
http://ansokuwww.blog50.fc2.com/blog-entry-342.html

44在住ニューヨーカー?:2009/06/27(土) 19:47:38 ID:OjbfIgH.0
ムーンウォークの着想は
マルセル・マルソーのパントマイムとハーレムのダンスから
http://www.afpbb.com/article/life-culture/culture-arts/2615619/4310120

【6月27日 AFP】天才的なダンサーとして知られ、25日急逝した米歌手マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)さんの有名なムーンウォークは、「パントマイムの神様」と呼ばれたフランスの故マルセル・マルソー(Marcel Marceau)さんのパントマイムと、ニューヨーク(New York )のハーレム(Harlem)で生まれたダンス・ステップから着想を得たものだった。

 20年近くにわたりマルソーさんと仕事をしていたエレナ・セラ(Elena Serra)さんはAFPの取材に「マルソーさんはジャクソンさんのことを、生まれながらのパントマイム・アーティストだと話していました。優れた身体能力、身体の動きについての分析力、理解力を備えていたからです。チャーリー・チャップリン(Charlie Chaplin)についても同じことを言っていました」

 ジャクソンさんは13-14歳のころよくマルソーさんの舞台を見に来ていたと、マルソーさん自身がよく話していた。マルソーさんのステップのひとつに風に逆らうような歩き方があるが、これがムーンウォークのヒントになったと、ジャクソンさんが舞台裏で話したことがあったという。また、ジャクソンさんは、 1970年代末から1980年代初頭までのニューヨーク(New York)のハーレムで子どもたちが踊っていたダンス・ステップを元に、ムーンウォークを編み出したと話していたという。

 ジャクソンさんがムーンウォークを初めて披露したのは1983年。テレビ番組で『Billie Jean』を歌っていたときだった。

 ジャクソンさんも2007年に84歳で亡くなったマルソーさんのことを「重力の法則を無視しているようだ」と称賛していた。「2人は互いに尊敬していました」と語るセラさんによると、1995年にジャクソンさんのコンサートにマルソーさんが参加することになりリハーサルでは2人のマイムも撮影したが、リハーサル中にジャクソンさんが倒れ、共演が実現することはなかったという。(c)AFP

45在住ニューヨーカー?:2009/07/05(日) 00:36:27 ID:OjbfIgH.0

イケメンの一生
10代 複数の女とセックスしまくり
20代 複数の彼女とつきあう
30代 複数から選んだかわいい女と結婚、イケメン子供も授かる。同時に複数の女と遊ぶ
40代 女遊びも落ち着き、イケメンパパとして妻も子供も幸せ
50代 イケメンパパと同じような人生を送るイケメン子供に、人生を語る
60代 イケメン子供がイケメン孫を授かる。ますます幸せに
70代 幸せな余生を過ごす

ブサメンの一生
10代 セックスできない悶々とした日々を過ごす
20代 セックスできない鬱憤から、性犯罪に走る者、2次元に走る者、風俗に走る者が現れる
30代 自分の人生に疑問を持ち始め、女性に対する憎悪が増す
40代 一生独身で過ごす覚悟をしなければならないことに絶望を感じる。さらに2次や風俗に浸る
50代 老いた親を抱えての生活で絶望するどころの暇もなくなる。完全に女性と無縁の生活になる
60代 安いアパートで独り暮らし。テレビや街角で幸せ家族を見ても悔しさも悲しさも感じなくなる
70代 孤独死

46在住ニューヨーカー?:2009/07/09(木) 00:53:48 ID:OjbfIgH.0

『ぁゃιぃ(*゚ー゚)NEWS / セミマル』 このエントリーを含むはてなブックマーク

2007年11月20日 00:43
今回はニュースサイトぁゃιぃ(*゚ー゚)NEWSと2ch短レスサイトぁゃιぃ(*゚ー゚)NEWS 2ndの管理人・セミマルさんにお話をうかがいました。

■最初に

セミマル
どもども、はじめましてー。


はじめまして、犬です
えー、では、早速インタビューを初めて大丈夫ですか?

セミマル
はい、よろしくお願いします!

■サイト名とハンドルネームについて


サイト名には何か意味があるんですか?

セミマル
実はあのサイト名、自分で付けたものじゃないんですよ。


誰かにつけてもらったんですか?

セミマル
そうです。昔は違うサイト名だったのですが、ある時にサイト名の公募をしました。
何十個か名前の候補があったんですが、その中から一番気に入ったものを選んだ結果、今のサイト名になりました。


なるほど。では、ハンドルネームには何か由来があるんですか?

セミマル
ハンドルネームに関しては最初のサイト名とセットで考えました。


最初のサイト名をお聞きしてもいいですか?

セミマル
「坊主巡り」という名前でした。
ちなみに当初は「坊主めくり」という名前にするつもりでした。
「坊主めくり」って名前のサイトさんがすでにあったので、クに点々つけて、
最初に変換して出てきた文字が「巡り」だったので、そうなりました(笑)
で、坊主めくりの主役と言えば「蝉丸」というわけで、セミマルに相成りました。


なるほど。サイト名を公募して決めるって、かなり面白い名前の付け方ですよね

セミマル
そうですね。あんまりないかもしれない。
他だとカトゆーさんぐらいしか知らないですね。
ですが、今は公募してよかったと心底思ってます。


それはなぜ?

セミマル
適当につけた名前なんで、あんまり愛着がなかったんですよ。最初のサイト名には。
どうせ一週間も続けないだろうと思っていたので、サイト名にしてもハンドルネームにしてもどうでもいいと思ってました。

http://interviewwith.blog44.fc2.com/blog-entry-2.html

47在住ニューヨーカー?:2010/01/09(土) 00:02:58 ID:OjbfIgH.0
「パンはパンでも食べられないパンは?」
これは最も有名ななぞなぞの一つだ
答えの設定はご存知の通り「フライパン」
この答えをどうボケたら面白くなるのだろうか


普通に食べられないパンを言う
解:腐ったパン

フライパンを間違えてみる
解:ナベ

別のパンと付くものにしてみる
解:パンツ

下ネタにしてみる
解:うんこパン

「食べられない」を間違える
解:フランスパン

「なぞなぞ」を「質問」と間違えてみる
解:コロネが苦手です

すべて間違える
解:乳輪大納言

http://steam13.seesaa.net/article/64549223.html

48在住ニューヨーカー?:2010/02/24(水) 13:27:04 ID:OjbfIgH.0
忘れることと許すことってのは大事

49在住ニューヨーカー?:2010/05/24(月) 19:31:42 ID:OjbfIgH.0
株式会社paperboy&co.の家入一真社長は、
ひきこもりから社長になったという異色の経歴を持つ。
インタビュー前編では今でも対人恐怖症を引きずっている
という家入社長にそのぼくとつとした語り口で、
ひきこもり時代から奥さんとの出会いまでを語ってもらった。
(聞き手はグリー社長 田中良和)
http://career.gree.jp/interview/10/ieiri/01

50在住ニューヨーカー?:2010/06/18(金) 11:45:04 ID:OjbfIgH.0
バフェット氏とゲイツ氏、「富豪は資産の半分を寄付するべき」
http://news.livedoor.com/article/detail/4833060/

2010年06月17日17時43分 / 提供:YUCASEE MEDIA (ゆかしメディア)


 米著名投資家ウォーレン・バフェット氏とマイクロソフト会長のビル・ゲイツ氏は16日、慈善キャンペーン「Giving Pledge」の立ち上げについての声明を発表し、米国の億万長者たちへ「少なくとも資産の半分を慈善活動に寄付するべきだ」と呼びかけた。

 海外メディアによると、「Giving Pledge」は、バフェット氏とゲイツ氏が約1年前に開始した慈善キャンペーン。米国の富豪たちに、自分が生きている間もしくは死後、資産の半分を慈善団体に寄付することを誓約させることを目指している。米フォーブス誌の2009年の富豪リストによると、米国の富豪上位400人の資産総額は約1兆2000億ドルで、単純に考えれば、その50%の6000億ドルを慈善団体に寄付できることになる。

 バフェット氏とゲイツ氏は現在までに、デビット・ロックフェラー氏、テッド・ターナー氏、オプラ・ウィンフリー氏、マイケル・ブルームバーグ氏など計14人の富豪をディナーに招待し、この活動への理解と協力を求めたという。これまでに、4組の富豪カップルが活動に賛同し、誓約書へサインした。

 バフェット氏は2006年に、約460億ドルにおよぶ自身の資産の99%をビル&メリンダ・ゲイツ財団を含む5つの慈善団体に寄付すると公表している。


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