Web 2.0的状況では、情報の送り手と受け手の双方に変化が起きており、それが状況を若干見えにくいものにしている。情報量の桁数は上がっているが、XMLを中心としたテクノロジーによって膨大な情報をうまく扱うツールも充実してきた。やり方次第では、具体的な数字をともなった有効なマーケティング情報が時系列で取得できる。さらに、得られた情報は容易にビジュアル化できるものも多く、ツールによってはそのままグラフなどの形で結果を見せてくれるものもある。それらが意味するところさえ理解できれば、そのまま企画書に取り入れることが簡単にできる。
一度、Web 2.0的情報経路について理解してしまえば、テクノロジーの力で情報は勝手に集まってくるようになる。情報は読み解かれるのを待っている状態であり、あとはわれわれがそれを実践するだけだ。そして読み解いた情報は、あなただけのものになる。それはきっと企画にとっても有効な情報となるはずだ。
Web 2.0的マーケティングを実践するための必須ツール
どうやらこのサービスが最近いきなりブレイクしたのは、SXSWでTwitterがBlogセクションの賞を取ったのが少なからず影響している模様。(SXSW専用のTwitterサイトも開設されていたようです)
Robert Scobleなどの有名ブロガーが、頻繁に自分が今どこにいるとか、○○について教えてくれといったことをTwitter上でやり取りしていたことも、きっかけになっているようです。
comScoreによると,2006年3月のMySpaceのページビューは288億PVで,MSNの203億PVを追い抜き第2位へ。329億PVでトップを走るYahooの背中が間近に見えてきた。だが,Pali Capital のアナリストによるとMySpaceの今年の売上は2億ドルと,世界トップクラスのPVを誇るサイトにしては少なすぎる。落とし穴がありそうだ。MySpaceのPVがインフレではとの疑惑が沸き上がってきているのだ(NYTimes.com,Publishing 2.0より)。
Mike Davidsonのブログが,なぜMySpaceのページビュー数が異常に多いのかを,細かく分析している。要するにMySpaceのサイト全体がクリック増産工場として設計されているとのことだ。インスタントメッセージ(IM)サイトのPVが多いのと同じである。
米国ニューヨークにて2007年3月に行われた「Virtual Worlds 2007 Spring」(以下、VW2007)は、3次元仮想世界に関する初の展示会である。 「The Future of marketing and media (マーケティングとメディアの未来)」の副題のもと、Second Lifeでお馴染みのリンデンラボをはじめとする仮想世界のプラットフォーマーはもちろんのこと、3次元仮想世界を得意分野とする制作会社やユーザー企業が数多く参加したVW2007は、熱気あふれるイベントとなった。
「VW2007では、基調講演に登場したリンデンラボのCEO Philip Rosedale氏が盛大な拍手喝采をもって迎えられるなど、来訪者の興奮が感じられました。また、600枠のチケットが完売し満員となった会場には、US内からの来訪者に加え、ヨーロッパ、そして日本からの来訪者やマスコミも数多く参加しており、3次元仮想世界の可能性に、世界中から注目が集まっていることを実感しましたね」(永松氏)
どのような企業が参加しているかをまとめたのが下の表だ。3次元仮想世界を盛り上げるプレーヤーを整理すると「プラットフォーマー」「活用企業」「3次元制作会社」の3種に分かれる。例えば、Linden Labのような「プラットフォーマー」が提供するサービス基盤の上で、IBMなどの「活用企業」が、The Electric Sheep Companyら「3次元制作会社」の手をかりて各自の企業活動を行う、という構えになっている。
10/30、GREEとKDDIの本格連携が発表された。サービス名は「EZ GREE」。意外だったのは予想していた au My Pageとの密連携はどうやらサービスイン時点ではなさそうだ、ということだ。が、予想通り「招待制ではない」サービスとしてきた。当然といえば当然なのだが、これは招待制SNSのウィークポイントを突いたうまい戦略だ。
招待制SNS マーケティング観点からのディスアドバンテージ
マス広告が打てない or 打っても効果がない
弱いセグメンテーションを補強する術がない
もうひとつの可能性としては、ダイレクトマーケティングの世界では定番の、MGM(Member Get Member)の視点である。MGMとはわかりやすく言えば、「お友達紹介」とも言われるクチコミ促進のアプローチである。コミュニティ内では、実際に発言をしているメンバーの人となりはもちろん、その人の読んでいる本だったり、尊敬する人物だったりと、かなり親しい関係にでもならないとわからないような情報を通じて、その人に対する「親和度」が高い関係が構築されることになる。この「親和度」を通じてMGMを機能させることができれば、メッセージや情報を受け取る「距離が近く」、かつ伝わる「スピードが速い」というコミュニケーションを発生させることができるだろう。
ネットの流行に敏感な人は「twitter」という名前を聞いたことがないだろうか?
twitterは、「What are you doing?(今何してる?)」という質問に答え、友達間で一言メッセージをやりとりする、いわば自分の"独り言"を公開するアメリカの新しいネットサービスで、ブログの一言版といえばイメージしやすいかもしれない。