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経済・企業関連スレその12

3607名無しさん:2020/07/04(土) 09:06:18 ID:ylDuNnHU0
手元資金、キーエンスは20カ月分 「頑固3兄弟」は盤石
決算ランキング(4)手元流動性比率
2020/6/18 11:00
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60459480X10C20A6000000/

 新型コロナウイルスは危機下の企業財務におけるキャッシュ(現金)の重みを知らしめた。平時であれば「資本効率を下げている」と批判されがちな分厚い手元資金が一転して評価される。株主還元に慎重でアナリストらに「頑固3兄弟」と呼ばれていたキーエンスなどFA(工場自動化)関連3社がにわかに脚光を浴びている。

日経500種平均株価を構成する3月期決算(変則除く)の企業を対象に「手元流動性比率」の高さをランキングしたところ、2位にキーエンス、4位にSMC、6位にファナックが入った。いずれも高収益の優良企業で、株主還元を抑えつつ、キャッシュを積み上げてきた。

手元流動性比率は現預金と換金しやすい有価証券などが月商の何倍あるかを示し、支払い能力の判断の目安となる。FAセンサーなどを手がけるキーエンスは2020年3月期末で20.5カ月だった。仮に売上高がゼロになっても、その間の通常運転資金に支障はないといえる。

キーエンスは生産のほとんどを外部委託するファブレス企業のため、現実にはもっと長期の危機にも耐えられるはずだ。コスト項目の多くが売り上げに連動しており、支払い負担も減るからだ。

前期は株式分割考慮後の実質ベースで増配したものの配当性向は18%にとどまり、上場企業の平均である約3割を下回っている。手元流動性比率は前の期末に比べて2.9カ月上昇した。

空気圧機器で世界シェア4割を握るSMCも同比率が12.8カ月と1.3カ月上昇した。21年3月期は設備投資を4%増やす計画で、「強固な財務体質を生かし、苦境の時こそ次に備える」(太田昌宏取締役)としている。

日経500種採用の同比率の平均は1.9カ月。キャッシュを手元に置かず必要なときに機動的に借り入れるコミットメントライン(融資枠)の契約も広がっており、同比率が10カ月を超えるのは8社しかない。

このため、キーエンスやSMCには「稼いだキャッシュを持て余している」という批判がつきまとっていた。キーエンスは昨年の株主総会で剰余金処分案への賛成が約69%にとどまった。

ところが、コロナ禍で一転して「財務が盤石」との評価が広がり、両社とも6月に上場来高値を更新した。りそなアセットマネジメントの羽生雄一郎氏は「余剰資金がむしろ評価につながっている」と指摘する。


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