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大阪の歴史、伝統文化に関するスレ02
2444
:
名無しさん
:2019/01/20(日) 19:38:26 ID:NrdB.GxU0
徳川家光ゆかりの「釣鐘」、立ち退き危機から一転…“救世主”現る
1/18(金) 19:10配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190118-00026193-mbsnews-l27
大阪城の近くにある徳川家光ゆかりの釣鐘。この鐘がわけあって立ち退きの危機に瀕していましたが、その後、“救世主”が現れてピンチを脱したようです。
ビルやマンションが建ち並ぶ大阪市中央区釣鐘町の一角に「時報鐘」はあります。1日3回、コンピューターで制御された棒が自動で動き、鐘を鳴らします。
「朝8時には鳴るので、鳴ると、あ、8時なんやなと思う」(近所の人)
「お寺の鐘あるでしょ、あれと違うね。静かないい音ですよ」
「朝と昼と夕方。大切ですよこの音は」
地元の人にも愛されるこの釣鐘を守っているのは、地域の保存会の会長・梅本憲史さんです。
「これはみなさんの持ち物だから、みんなが守っていかないといけない。だから、これからも大事に大事にしてあげてくださいね」(大坂町中時報鐘顕彰保存会 梅本憲史会長)
「時報鐘」の歴史は古く約380年前、江戸幕府の3代将軍・徳川家光が大阪城を訪れた際、大阪の地代、いまで言う固定資産税を永代免除としました。これに感謝した町民が記念に鐘をつくったと伝わっていて、釣鐘は明治時代に入ると寺や博物館などを転々としました。その後、梅本さんら地元の要望もあり、1985年にいまの場所に戻ってきました。しかし、歴史的価値の高いこの釣鐘が存続の危機に直面していました。
「唐突に出てきて買い取れとか言われても、ちょっと私どもにとっては寝耳に水」(梅本憲史会長・2017年)
釣鐘のある土地を所有する大阪市内の不動産会社が3年前、事前に通知した上で、保存会と大阪府を相手に土地の明け渡しを求めて提訴したのです。鐘が町に戻ってきた当時の土地の所有者と保存会との間では「土地は無償貸与する」との協定が結ばれていて、大阪府が保存会の連帯保証人となっていました。その後、2010年に今回の不動産会社が協定を引き継いで土地を購入。不動産会社は鐘のある17坪の土地の買い取り手を探しましたが見つからず、年間約17万円の固定資産税をこれ以上負担するのは困難として提訴する事態となったのです。そんな釣鐘に突如、“救世主”が現れました。
「(土地を)買い取りますと、私どもにとっては願ってもないことだった」(梅本憲史会長)
去年、鐘の窮状を知った大阪市内の会社経営の男性が保存会に鐘のある土地の買い取りを申し出てきたのです。そして去年11月、不動産会社が男性に1500万円で売却することを条件に和解が成立しました。
「本当に頼もしい限りですね。庶民が徳川さんの善政をみなさんに知っていただこうということではじまった鐘なんでね、今になって固定資産税でまた苦労せなあかんのは皮肉な話」(梅本憲史会長)
守られた鐘の音。保存会の梅本さんは男性と一緒に知恵を絞って長く守っていく方法を考えていきたいとしています。
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