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社会問題について語るスレ

432よっさん:2008/02/04(月) 23:34:11
日経ネット関西版より
http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/news002411.html

ギョーザ被害で官民不手際、原因特定に遅れ――情報共有、仕組みなく
2008/02/04配信
 中国製冷凍ギョーザの中毒問題を巡り、企業や行政の判断や対応の不手際が相次いで浮上している。企業側の検査が不十分だったり、行政の連絡に不備があったりといった問題の連鎖で原因特定は遅れた。4日には、袋から「メタミドホス」が検出されたギョーザと同時入荷した商品を、大阪のスーパーが販売していたことも判明。国は情報共有など制度見直しに乗り出したが、消費者は改めて不安を口にした。

 最初の被害発生は昨年12月28日。天洋食品(中国)製の冷凍ギョーザを食べた千葉市の母娘が吐き気などを訴えた。販売した生協側と輸入元のジェイティフーズ(東京・品川)は細菌による食中毒を想定し食品を検査した。

 しかし菌が出なかったため「異常なし」と判断。殺虫剤の化学検査はしなかった。殺虫剤を想定できなかったためというが、問題の工場では生協が商品開発中の2002年にもメタミドホスを検出。この事例が念頭にあれば、早期に化学検査を行えた可能性もある。

 また、大阪府の小売店には昨年12月27日に「包装袋がベタ付き異臭がする」という苦情が寄せられている。ジェイティフーズに同28日に計11袋が返品されたが、検査を始めたのは今年1月7日。だが、「リン酸化合物」とまでしか特定できず、兵庫県警がこのうち6袋からメタミドホスを検出したのは2月3日だった。

 1月5日には兵庫県高砂市で第2の被害が発生。同県は東京都に調査を依頼した。品川区保健センターの調査にジェイティフーズはほかに被害の報告はないと回答。兵庫県警が農薬を使った事件として捜査したこともあり、都は食品が原因ではないと判断する。

 同県からの連絡を巡っては、都が品川区にファクスを送った際、有機リン系薬品中毒の可能性を示す資料が1枚欠落したことも発覚。同区センター関係者は「正確に伝わっていれば、業者の対応も変わったはず」と打ち明ける。

 原因が特定されないまま1月22日、3番目の被害が千葉県市川市で起きた。千葉県警が個別事件として捜査を始め、千葉市の被害も捜査の過程で発覚。市川、高砂両市の商品からメタミドホスが検出されたのは同29日。都が共通の食品が原因として厚生労働省に報告したのは同日夜遅くで、警察庁が公表したのは翌30日だった。

 同日夕以降、各地の保健所などに寄せられた体調不良の訴えは既に2000件超。摂食から時間がたち、検査できない例が多く、公表遅れで混入経路解明も進まない。
 舛添要一厚労相は「昨年末の段階で厚労省が把握していれば、その後の事態が起きなかったことも考えられる」と対応の遅れを認める。今後は被害が小規模の食中毒でも同省に報告するよう省令を改正する考えだ。


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