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NEWS より

92Bayani:2004/05/08(土) 19:28
フィリピン:
大統領選が10日に投開票 アロヨ優勢
フィリピン・マニラで住民にあいさつするアロヨ大統領(左)=AP




 【マニラ大澤文護】フィリピン大統領選挙は10日、投開票される。各種世論調査では、現職のアロヨ候補(57)が、映画俳優のフェルナンド・ポー・ジュニア候補(64)をリードしている。しかし、庶民層にカリスマ的な人気を持つポー氏の陣営は、選挙運動最終日の8日、マニラ首都圏で大規模集会を開き、土壇場での逆転を狙っている。

 選挙では正・副大統領、上院議員(定数24)の半数、下院議員(定数250以下)の全部を改選するほか、各種地方選も合わせて実施される。このため、中央選管の最終発表には相当の日数がかかる見込みだ。

 一方、民間選挙監視団体の「自由選挙のための国民運動(ナムフレル)」は10日、全国21万6000カ所の開票所に約30万人のボランティアを配置して開票速報にあたる。同運動のルス事務局長は「投票日から1週間後には開票率70〜80%の非公式集計がまとまる」と述べ、約1週間程度で大勢が判明するとの見通しを明らかにした。98年の前回選挙ではナムフレルの非公式集計を基にエストラダ氏が投票5日後に「勝利宣言」している。

 今回大統領選では、5人が公式候補となったが、アロヨ氏とポー氏が他候補を引き離した。

 序盤は、大衆的人気を利用したポー氏がリードした。しかし政治経験のないポー氏は貧困対策など、国民の期待が集まる分野で明確な政策を打ち出せず、批判的な地元メディアとの関係悪化などもあって世論調査の支持率は下降した。

 一方、アロヨ氏は大規模な組織選挙を展開すると同時に、不利といわれるイスラム教徒の多い南部地方への積極的な財政投資を打ち出すなどして人気回復を図った。その結果、4月に入ってからの各種世論調査でポー氏を逆転。アロヨ陣営は「すでに勝負はついた」と自信を表明している。

 8日、公表された民間機関「ソーシャル・ウェザー・ステーション」(SWS)の世論調査(1日〜4日実施)では、アロヨ氏が今選挙戦を通じて最高の37%(4月10日〜17日の調査では35.3%)の支持を集めたのに対し、ポー氏は30%(同30.8%)にとどまっている。

 ■ことば 自由選挙のための国民運動(ナムフレル)

 ホームページによると「フィリピンの清潔かつ公正な選挙実現」を目的に1983年に設立された民間団体。86年、マルコス大統領(当時)とアキノ夫人が争った大統領選では、マルコス有利を伝えた選管の公式発表をよそに、アキノ夫人リードを公表。アキノ政権誕生の大きな力となった。今回選挙では、携帯電話のメール機能を利用して各地の開票結果をマニラ近郊の本部に送信するシステムを採用。ルス事務局長は「電話やファクスを使った従来に比べ、非公式集計の速度や確度は大幅に上昇する」と話している。

毎日新聞 2004年5月8日 18時34分


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