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NEWS より

1Bayani:2002/07/08(月) 00:01
約1世紀前の1903年に日本からの移民が始まり、
戦前の最盛期には約1万8000人の在留邦人を抱えた
フィリピン南部ミンダナオ島ダバオ市。
移民100年を機に、荒廃した関連史跡の修復、
美化計画が持ち上がっている。(ダバオ市で 源一秀)

未開地だったダバオは、兵庫県出身の実業家、太田恭三郎氏(故人)が
1903年、約30人の労働者を送り込み、
大規模なマニラ麻の栽培地として開拓を開始したのをきっかけに発展、
日本人社会が築かれた。

現在も市庁舎として使用されている旧日本領事館や旧日本企業社屋をはじめ、
太田氏の偉業をたたえる記念碑、日本人墓地跡、
神社跡、戦中に旧日本軍により使用された洞くつなど、
15か所の日本人関連史跡が残っている。

しかし、旧日本軍がフィリピン国内に隠したとされ、
フィリピン防衛の第14方面軍司令官、山下奉文大将にちなんで
「山下財宝」と呼ばれる金塊の探索がブームとなって、
80年代から90年代前半にかけて、盗掘や記念碑の破壊が相次ぎ、
史跡の多くが荒廃。特に2か所あった日本人墓地は集中被害を受け、
墓の痕跡はほとんどない。

「史跡を荒廃させてしまった償いがしたい」と話すのは、
ダバオ副市長のラモン・バルガメントさん(31)。
幼少のころ、毎年1度、日本からやってくる慰霊団が楽しみだった。
日本人は小学生に友情のしるしとして、鉛筆やノート、おもちゃをくれた。

特に毎年やって来た1人の老女が忘れられない。
墓地内の1つの墓石前で手を合わせる姿が印象的だった。
しかし、90年代初頭、その墓は盗掘に遭い、跡形もなくなってしまった。
老女はぼう然と立ちつくすばかりだった。
翌年から慰霊団の中にその姿はなくなった。
「祖先の霊に手を合わせにやって来た人に、ひどいことをしてしまった」との思いが消えず、
昨年10月から私財を投じて墓地内の慰霊碑などの修復を始めた。
現在は太田氏の記念碑の修復と、
その周囲約1500平方メートルを公園とする計画を立てている。

これとは別に、ダバオ市議会でも、日本人関連史跡の整備計画が動き始めている。
史跡の修復、緑地化を進めるとともに、看板を設置して、
日本人を始めとする観光客誘致を図りたい構えだ。

中心となって活動しているスーサン・イサベル・レタ議員によれば、
議会内は史跡を整備する方向で一致している。
今後、整備着手のための関連法案を提出する準備を進めている。
最終的には、バルガメント副市長にも働きかけ、
ダバオ市全体の事業として統一した計画をまとめる予定だ。

レタ議員は、細部を詰めた上で日本にも援助を求めたい意向。
日本政府は「どのような援助が可能か検討していきたい」(在ダバオ駐在官事務所)として、
前向きに対応する方針を示している。

2Bayani:2002/07/17(水) 07:47
(-_-)_zzz

3Bayani:2002/07/17(水) 07:55
(-_-)_zzz

4Bayani:2002/07/19(金) 22:48
パチンコ店強盗容疑の男、比で身柄拘束

【マニラ18日=源一秀】フィリピン出入国管理局は18日、
警視庁からパチンコ店強盗容疑で指名手配されていた
住所、職業不詳、武★☆容疑者(57)を、
ルソン島ブラカン州内で身柄拘束した。近日中に強制送還する予定。

武★☆疑者は1997年9月、
東京都稲城市のパチンコ店に仲間と私服警官を装い押し入り、
現金約1120万円を強奪した疑い。
また、同年10月、静岡県新居町のパチンコ店で
約1260万円を強奪していたことも判明している。

5Bayani:2002/07/21(日) 17:13
フィリピン・パサイ市、売春一掃へ市長動く
2002 年 7月 21日


約100軒のゴーゴーバー、クラブを擁し、フィリピン最大級の売春の温床となっているパサイ市。マニラ首都圏にあるこの町のイメージを一新しようと、ウェンセスラオ・トリニダード市長が動き始めた。(マニラ 源 一秀)

ネオンが輝くステージに十数人のビキニ姿の女性が踊る。お気に入りの子と“商談”が成立すればそのまま外へデートに。パサイ市には、従業員として正式登録している女性だけで1135人いる。同市担当者は「ほとんどが売春に従事している」と話す。

「これでは街は発展しない。経営者たちは考え方を改めた方がいい」。先月28日、トリニダード市長は「パサイ市娯楽施設経営者マネジャー協会」(ビッキー・ユーヘニオ会長)会員など、関係者約40人を集めて開いた会合で、ビジネスの転換を図るよう口説いた。

トリニダード市長は、「まっとうな飲食業に転業したほうが、街のためにも経営者のためにもなる」が持論。市長就任後、新規の娯楽施設開業の許可を認めない措置を講じ、27店舗を様々な違法行為を理由に営業停止処分とした。

念頭には、マニラ市がある。90年代前半、観光客を当て込んだ売春施設がひしめき合った街を、当時のアルフレド・リム市長(前自治相)による徹底摘発方針で大幅なイメージチェンジに成功した。同じマニラ首都圏に位置し、巨大ショッピングモール、高級レストランを擁する新興商業地域マカティ市が理想像だ。

トリニダード市長は、近く、都市計画専門家、協会員、建築家、市関係者などを集めたミーティングも開始する予定だ。しかし、経営者たちからの反応は芳しくない。

ある店舗のマネジャー(47)は「街の発展計画には賛成。でも、我々が商売を失う理由にはならない」と、店舗存続を主張。2人の幼児を売春で養う従業員(27)は、「この職がなくなったら、家族は飢え死にする。これしか知らないんだもの。普通の飲食店に変わったら、私なんてお払い箱でしょ」と、不安げな表情だ。

ユーヘニオ会長自身はトリニダード市長に協力を惜しまない姿勢で、「みんな一斉に変わるのであれば、賛同者は増える」と、会員の説得に回る一方、非会員の経営者に加入を求め奔走している。女性への「失業手当」も検討中で、市側にも負担を求める構えだ。

トリニダード市長は、売春行為に目を光らせる特別査察チームを近く編成する予定。「非協力的な店舗には警察と連携して、摘発も辞さない」と強硬姿勢を見せている。

6Bayani:2002/08/17(土) 13:25
【マニラ16日=源一秀】フィリピンの大統領府は16日、
ラウル・ロコ教育文化スポーツ相(60)が辞任したことを明らかにした。
ロコ氏は13日、「大統領が、私に関する事実無根の汚職疑惑の調査を命じ、
名誉を汚した」と抗議して辞表を提出していた。

ロコ氏は、役所の運転手を私用で使ったり、
約1600万ペソ(約4000万円)の公金を不正使用した嫌疑をかけられており、
アロヨ大統領が1日、汚職調査委員会に調査を命じた。

連立与党、民主行動党党首であるロコ氏は、
エストラダ前大統領が当選した1998年の大統領選に出馬、
3位となった。昨年1月の政変では、アロヨ副大統領(当時)とともに、
エストラダ前大統領追放に尽力した。

民間シンクタンクが先月、実施した世論調査でロコ氏は、
「最も大統領にしたい人物」のトップとなり、
エストラダ前大統領が2位、アロヨ大統領が3位だった。
アロヨ大統領は、ロコ氏が、強力なライバルに育ちかねないとの懸念を抱いたと見られ、
今回の騒動は、次期大統領選へ向けた双方のさや当てではないかと取りざたされている。

7Bayani:2002/08/22(木) 22:19
比南部で誘拐のキリスト教徒2人の頭部見つかる=アブ・サヤフが首を切断

【サンボアンガ(フィリピン)22日】
フィリピン陸軍のホロ島司令官トレンチノ准将は22日、
同国南部で今週イスラム教徒過激派組織アブ・サヤフに誘拐された
6人のフィリピン人キリスト教徒のうち
2人が首を切られて殺害されているのが見つかったと発表した。

同司令官によれば、首を切断された2人の男の頭部は
ホロ島で見つかったもので、その1つには
「アラーを信じない者は同じ運命に遭うだろう」と書かれたメモが残されていた。

頭部の1つは21日午後、同島の陸軍司令部近くのごみ捨て場から見つかり、
もう1つは22日に市場付近で発見された。

2人はホロ島のパティクル町でアブ・サヤフに誘拐された
「エホバの証人」のキリスト教信徒6人の一部で、一行は化粧品や身の回り品を売り歩いていた。
〔AFP=時事〕

8アドボちゃん:2002/09/11(水) 09:59
>「アラーを信じない者は同じ運命に遭うだろう」

ひぃぃぃっ!!恐ろしい!!!

9Bayani:2002/09/29(日) 06:45
厚生労働省によると、
01年に日本人男性と国際結婚した外国人女性3万1972人のうち、
中国人は1万3936人で約43・6%を占め、
2番目のフィリピン人の7160人を大きく引き離してトップだ。
中国人花嫁は97年にフィリピン人花嫁を上回って以来、最多を維持している。

厚労労働省によると、
01年、日本人男性と中国人女性の夫婦の離婚は3610組で
初めて3000組を突破した。
同年の結婚件数で比べると4組に1組が失敗する高率だ。
日中の国際結婚の難しさを示している。
日本になじめず、来日してすぐに逃げ出す中国人花嫁も少なくない。
ブローカーが偽装結婚で中国人女性を入国させ、
スナックなどで働かせていたケースなども発覚している。

10Bayani:2002/10/03(木) 07:24
フィリピン南部サンボアンガ市からの報道によると、
2日夜、同市の国軍エンリレ基地前で爆発があり、
基地に駐留する米兵1人と国軍兵1人が死亡、
市民、米兵ら約20人が負傷した。

警察によると、
基地入り口から約50メートルの所に止めてあった
オートバイに仕掛けられていた爆発物がさく裂したという。
レイエス国防相は、死亡した国軍兵が
「爆発物を所持していた可能性がある」と述べた。(マニラ支局)

11Bayani:2002/10/16(水) 07:10
◎フィリピン人女を殺人容疑で逮捕=神奈川
2002 年 10月 14日

神奈川県座間市ひばりが丘の路上で外国人男性が刺殺体で見つかった事件で、
県警座間署などは13日、大和署に出頭してきた
フィリピン人女性の会社員シンティア・フカザワ容疑者(35)=同県大和市西鶴間=
を殺人の疑いで逮捕した。
殺害されたのはフィリピン人の自称土木作業員マルビン・ナグイットさんと分かった。

調べによると、フカザワ容疑者は12日夜、同居していたナグイットさんと他の女性との交際を知り憤慨。
女性のアパートに押し掛け、現場にいたナグイットさんを外に連れ出した上、
持っていた包丁で背中を刺し失血死させた疑い。 (了)

12Bayani:2002/10/16(水) 07:11
公判中の比前大統領、友人の俳優に出馬勧める
2002 年 10月 15日

国家財産略奪罪などで公判中のフィリピンのエストラダ前大統領が、
友人の映画俳優に2004年の大統領選に出馬するよう勧めている。
14日付のトゥデー紙が伝えた。

この俳優は人気アクション俳優のフェルナンド・ポー・ジュニア氏。
自身も俳優出身の前大統領は、その知名度を生かして大統領に上り詰めた経験から、
「ポー氏は貧困層を中心に支持を集め当選できる」と確信、
「政治経験のなさは、優秀な側近をそろえることでカバーできる」と口説いているという。

ポー氏にあてがう副大統領候補には、やはり自身との関係が深い
パンフィロ・ラクソン元警察庁長官の名を挙げており、
公判を有利にする戦略との見方も出ている。(マニラ支局)

13Bayani:2002/10/18(金) 21:39
比のデパートで爆弾テロ、6人死亡149人負傷
2002 年 10月 18日

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【マニラ17日=源一秀】フィリピン南部ミンダナオ島サンボアンガ市で17日発生したデパート連続爆弾テロは死者6人、負傷者149人を出す惨事となり、治安当局はイスラム過激派による犯行と見て捜査している。インドネシア・バリ島の爆弾テロ事件の直後だけに、東南アジア全域に拠点作りを進めるイスラム過激組織が呼応して、テロを活発化させているとの懸念も強まっている。

調べによると、爆弾はいずれも手荷物預かり所に預けられた荷物に仕掛けられたもの。また、市内の別のデパートの手荷物預かり所でも、不発の爆弾が見つかり、国軍が爆破処理しており、無差別同時多発テロを狙った可能性が高い。

国軍など治安当局は、マレーシア人、トルコ人、パキスタン人を含む16人から事情聴取していることを明らかにした。「いずれもイスラム教徒」と発表しており、内外のイスラム過激派がかかわっているとの見方を強めている模様だ。

中でも、犯行の可能性が強く指摘されるのが、テロ組織アル・カーイダと関係を持つとされる同国のイスラム武装組織アブ・サヤフ。同市では1月から7月、アブ・サヤフ掃討を狙い、米比両軍が合同軍事演習を実施、現在も一部米兵が駐留を続けている。この日午前、同市内にあるアブ・サヤフ掃討を担当する国軍南方司令本部で本部長の交代式典が開かれていたこともあり、これにタイミングを合わせたアブ・サヤフの報復テロとの見方が出ている。同市では2日夜、国軍基地前で爆弾テロがあり、米兵2人を含む約30人が死傷したばかり。

また、国軍筋は「フィリピン国内への浸透も伝えられるインドネシアのイスラム過激組織ジェマア・イスラミア(JI)が、対テロ戦を主導する米国に反発して起こした可能性もある」とも指摘する。

実際、フィリピン南部地域は、国境を接するマレーシア・サバ州を通じた不法出入国、密貿易が盛んに行われている。小島が連なり隠れるのに便利で、両国の警備が行き届きにくいためだ。また、ミンダナオ島一帯と同様、イスラム圏でもあり、アブ・サヤフの指導者クラスの行き来も確認されている。このため、JIなどイスラム過激組織がこうした環境を利用し、東南アジア全域を視野に入れ、テロ活動を行える素地は否定できない。

14Bayani:2002/11/05(火) 23:03
3日午後3時30分ごろ、東京都千代田区麹町4の歩道で、近くの無職岡阿さ子さん(87)が、フィリピン国籍の会社員フェルナンデス・ハーバー・インボン容疑者(36)(足立区伊興1)運転のRV車(レジャー用多目的車)にひかれ、病院に運ばれたがまもなく死亡した。警視庁麹町署は、インボン容疑者を道交法違反と業務上過失傷害の現行犯で逮捕した。

調べによると、インボン容疑者の車は立体駐車場から、後ろ向きに歩道に出てきて、岡さんの体を車高約45センチの車体の下に挟み込む形でひいた。岡さんは身長約1メートル50センチで、普段は腰をかがめた格好で歩いているという。このため、車高の高いRV車の運転席からは見つけにくい状況だったとみられ、インボン容疑者は「気付かなかった」と供述している。同署は今後、容疑を業務上過失致死に切り替えて詳しい事故原因を調べる方針。

15Bayani:2002/11/12(火) 07:55
【ロンドン11日】11日付の英紙タイムズは、ウサマ・ビンラディン氏のテロ組織アルカイダが1999年にローマ法王ヨハネ・パウロ2世(写真)の暗殺を企てていたと報じた。暗殺は法王のフィリピン訪問時に行われる計画だったが、同訪問はぎりぎりの段階でキャンセルされたという。

タイムズ紙は、フィリピン情報当局の書類を引いて、計画を練ったのは米国が昨年の同時テロのブレーンとして指名手配しているカリド・シェイク・モハメド容疑者で、今後も法王暗殺を目指すことも考えられるとしている。同容疑者は95年にも法王暗殺を企てたが、おいの1人が事前に誤って爆弾を爆発させてしまい失敗に終わったという。

同容疑者が使用していたカラチのビルの中で見つかった書類から、同容疑者が暗殺の準備のため、数回フィリピンに渡っていることが明らかになった。法王のミサの最中に、地元のイスラム過激派が爆弾を爆発させることになっていたと同紙は述べている。

同紙によると、ローマ法王庁はこの報道に関してコメントを拒否したが、イタリアのテロリスト対策専門家は、アルカイダの法王へのテロの可能性はたびたび警告されていると指摘し、サンピエトロ広場の警備態勢が強化されていると語った。〔AFP=時事〕

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17Bayani:2002/11/12(火) 07:57
【マニラ11日】フィリピンの国内航空会社、ラオアグエアのフォッカー27型機(乗客29人、乗員5人)が10日朝、離陸直後にマニラ湾に墜落、14人が死亡、5人が絶望とみられている。

海軍や漁船によって15人が救助されたが、全員が負傷しており、マニラ市内の病院に収容された。そのうち7人は重傷。

沿岸警備隊は、外国人2人を含む14人の遺体が収容されたと述べたが、身元は明らかにしなかった。搭乗していた外国人の大半はオーストラリア人だったとみられている。同国のピアス大使によれば、オーストラリア人6人が搭乗しており、うち1人の生存が判明している。

同機は北部のラオアグに向け、午前6時(日本時間同7時)ごろに離陸した。機体の残骸は水面下14メートルに沈んだ。これまでの情報では、エンジン・トラブルが事故の原因だったようだ。〔AFP=時事〕

18Bayani:2002/11/12(火) 17:27
比ダンサー入国審査、実績ある店の名使い虚偽申請
2002 年 11月 12日

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フィリピン人女性がダンサーなど「興行」の在留資格で入国する際、受け入れ側の日本の芸能プロモーターが、資格審査で申請を義務づけられている出演先について、過去に審査を通過した実績が高いクラブやパブの名前を使う「フライング」(飛ばし)と呼ばれる手口が横行していることが、東京入国管理局の調査でわかった。

同入管は「出演先の基準を満たさない店にも女性を送り、ホステスとして働かせるための手口」で、虚偽申請に当たるとして、刑事告発を含む厳しい対応を検討している。

入管難民法では、興行資格を持つ外国人の接客行為を認めていない。だが、この資格で入国するフィリピン人女性の大半がホステスをしている実態がある。

今年3月の同法改正で、入国した外国人の追跡調査権が明文化され、同入管は9月中旬以降、フィリピン人女性の調査を初めて実施。申請された出演先の都内31店を調べた結果、「フライング」が8店で確認された。

江戸川区のパブでは、ダンサー10人が出演しているはずだったが、店内は日本人のホステスだけ。店長は「フィリピン人は引き受けていない」と説明、関東近郊の店などに派遣されていたことが判明した。

この手口が横行する背景には、出演先として申請できる店が、舞台を備え、接待役の日本人を雇うなど基準が決められており、初めて申請する芸能プロには「接客をさせない」とする誓約書の提出が求められるためだという。

19Bayani:2002/11/18(月) 00:55
【マニラ17日時事】フィリピン警察当局は17日、マニラ首都圏マカティ市在住の邦人男性が遺体で発見されたと発表した。さいたま市出身の星野秀夫さん(39)で、今月5日夜から行方不明になっていた。

在マニラ日本大使館によれば、星野さんの遺体は7日にマニラ市内の川で発見されたが、身分を証明するものがなく、友人が17日に確認した。遺体に外傷などはないという。

星野さんはマニラ首都圏で友人の貿易会社を手伝っていた。5日夜から連絡が取れなくなり、友人が警察に届け出ていた。(了)

20Bayani:2002/11/23(土) 02:30
[日本国籍取得] 外国人母の婚外子の上告を棄却 最高裁
2002 年 11月 23日

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 結婚していない日本人男性とフィリピン人女性の間に生まれた大阪市西成区の女児(10)が「父親の認知が出生後だったことを理由に、日本国籍の取得を認めないのは違憲」と主張して、国に国籍の確認などを求めた訴訟で、最高裁第2小法廷(北川弘治裁判長)は22日、訴えを退けた1、2審を支持し、女児の上告を棄却した。判決は「国籍取得を認めないことには、合理的根拠がある」と判断した。

 しかし、出生後に認知された外国人母の婚外子が日本国籍を得るには「父母の婚姻」が必要と定めた国籍法3条の規定について、5人の裁判官のうち裁判官出身の梶谷玄、滝井繁男両裁判官が「婚姻しているかどうかで、子の国籍取得に差異を設けることに合理性は見いだせず、法の下の平等を定めた憲法に違反する疑いが極めて濃い」と補足意見を述べた。

 また、検察官出身の亀山継夫裁判官も「合理性に疑問を持っている」と補足意見を述べた。この規定については、市民団体などからも改正を求める動きがある。

 観光ビザで来日した母親は既婚の日本人男性と知り合い、92年に女児を出産し、男性は95年に認知した。国籍法2条1号は日本国籍取得の条件として「出生時に父または母が日本国民である時」と規定し、国は外国人母の婚外子については、出生前の胎児認知が必要としており、女児は日本国籍を得られなかった。 【森本英彦】

[毎日新聞11月23日] ( 2002-11-23-01:57 )

21Bayani:2002/11/29(金) 06:57
在マニラ大使館の閉鎖相次ぐ…テロの恐れなど理由
2002 年 11月 28日


【シドニー28日=平井道子】オーストラリア政府は28日、「数日中にフィリピンの在マニラ豪州大使館を狙ったテロ攻撃の恐れがあるとの情報を得た」として同大使館を暫定的に閉鎖した。閉鎖期間は明らかにしていないが、大使館職員はマニラに残っているという。豪州は米国の対テロ軍事行動に積極的に協力しており、豪州政府は19日に「国際テロ組織アル・カーイダによる国内テロの恐れがある」として、豪州国内各地の警備強化を呼びかけていた。

【マニラ28日=源一秀】マニラ首都圏マカティ市のカナダ大使館のホームページなどによると、同大使館は28日から一時閉鎖となった。再開時期は不明。同ホームページは「カナダ人への脅威の高まり、爆弾テロの増加」などを閉鎖の理由に挙げるとともに、当面、フィリピンへの渡航を中止するよう、カナダ国民に呼びかけている。

22Bayani:2002/11/29(金) 06:58
比の武装組織指導者、追っ手逃れて島から島へ
2002 年 11月 28日


フィリピンのイスラム武装組織「アブ・サヤフ」の最高指導者ジャンジャラーニ容疑者が南部島しょ部を自家用ボートで頻繁に移動、比国軍の追跡をかわし続けていることが分かった。同容疑者の動静が伝えられたのは珍しい。27日付スター紙が、国軍高官の話として伝えたところでは、同容疑者はスルー、タウィタウィ州内の島々を行き来しているという。

アブ・サヤフは、過去にも窮地に追いつめられると、最大拠点であるホロ島、バシラン島の密林を抜け出し、逃げ回った。

一方、別の幹部は最近、「追撃をやめなければ、報復する」と国軍をけん制。同容疑者捕捉に向けた手がかりがつかめず、焦燥感を募らせる国軍は、神経をとがらせている。(マニラ支局)

23Bayani:2002/11/30(土) 05:47
[アロヨ大統領] 来日前記者会見 「日本と協力さらに」強調
2002 年 11月 29日


 【マニラ井田純】来月2日から日本を公式訪問するフィリピンのアロヨ大統領は29日、大統領府で日本人記者団と会見し、日本からのテロ対策支援に関して「円は剣よりも強し」との表現を使って、経済援助への強い期待を示した。

 大統領は、イスラム武装勢力による爆弾テロ事件が続く南部ミンダナオ地域について「貧困がテロを生む根本原因になっており、テロとの戦いは貧困との戦いでもある」と主張。南部地域開発に対する日本側の援助に期待を表明した。さらに、東南アジアの経済、政治上の安全保障問題に関する「日本のリーダーシップが求められている」との考えを示した。

 テロの標的になる情報があるとしてオーストラリアなどの在比大使館が28日に閉鎖したことについて、「一時的な措置に過ぎないと思っている」と強調。テロの危険性を払拭すべく、マニラ首都圏での治安対策を引き続き強化するとの方針を示した。

[毎日新聞11月29日] ( 2002-11-29-22:10 )

24Bayani:2002/12/01(日) 00:20
比の前大統領、失脚直前までカラオケ騒ぎ?
2002 年 11月 29日

【マニラ29日=源一秀】フィリピンのボビー・カプコ報道次官は29日、邦人記者団との会見で、エストラダ前大統領が昨年1月の政変で大統領府から追われる直前まで、カラオケに興じていた可能性があることを明らかにした。

同報道次官によると、アロヨ大統領が就任直後の昨年1月20日午後2時ごろ、エストラダ前大統領はルイザ夫人らとともに、大統領府を出たが、その直後、大統領執務室に同報道次官が入ると、大型テレビスクリーンを持つカラオケ機器のスイッチが入ったままになっており、タガログ語の歌がセットされていた。「曲名は思い出せない」という。

エストラダ前大統領は、連日のように、閣僚と酒を酌み交わしながら「ミッドナイト・キャビネット」(深夜の閣議)を開いていたことで悪名が高いが、執務室内にカラオケ機器まで持ち込んでいたことは、知られていなかった。

25Bayani:2002/12/01(日) 18:27
◎誘拐の邦人を救出=比国家警察
2002 年 12月 1日



【マニラ1日時事】フィリピン国家警察は1日、ルソン島カビテ州で30日午後、警察官3人を含む6人グループにより、名古屋市の貿易商、間宮さん(42)と妻エリザさん(32)が誘拐されたが、4時間後に救出したと発表した。間宮さん夫妻にけがはなかった。

調べによると、犯行グループは麻薬捜査と偽って間宮さん夫妻を車の中に連れ込み、身代金を奪おうとした。しかし、間宮さんの知人の通報を受けた警察官が駆け付けて2人を救出した。 (了)

26Bayani:2002/12/02(月) 22:16
[フィリピン] アロヨ大統領が来日 3日に国会演説
2002 年 12月 2日


 アロヨ比大統領が2日、国賓として来日した。5日までの滞在中、4日に小泉純一郎首相と会談するほか、3日には同国大統領として44年ぶり2人目の国会演説をする。小泉首相は首脳会談で、比政府がイスラム過激派「アブサヤフ」掃討作戦を進めてきたミンダナオ地域について本格的な政府開発援助(ODA)供与を表明し、「テロとの戦い」への貢献をアピールする考えだ。

[毎日新聞12月2日] ( 2002-12-02-19:40 )

27Bayani:2002/12/04(水) 00:02
両陛下がアロヨ大統領と会見
2002 年 12月 3日


国賓として来日したフィリピンのアロヨ大統領夫妻の歓迎行事が3日午前、東京・元赤坂の迎賓館で行われ、天皇、皇后両陛下をはじめ皇太子ご夫妻、紀宮さまが出席された。この後、大統領夫妻と両陛下は皇居・宮殿に場所を移して会見、両陛下から大統領には、蒔絵(まきえ)の小箱などが、大統領から両陛下には魚の絵や手織りの絹織物が贈られた。

両陛下とアロヨ大統領は、天皇陛下が皇太子当時の1962年にフィリピンを訪問されて以来親交が続いており、会見では思い出話に花が咲いた。

28Bayani:2002/12/06(金) 17:50
介護の現場でフィリピン人働かせたい、とアロヨ大統領
2002 年 12月 5日


訪日中のフィリピンのアロヨ大統領は5日、帰国を前に、東京・元赤坂の迎賓館で読売新聞と会見し、「日本は深刻な高齢者介護の問題を抱えている。我が国は介護要員の派遣において世界中で実績がある。この点で両国は互いに補い合える」と述べ、日本の介護の現場でフィリピン人が働けるようにする取り決めの導入に強い意欲を示した。

フィリピンは今後、自由貿易協定(FTA)を含む経済連携協定の締結へ向けた日本との交渉の中で、高齢者介護の人材の受け入れを求めていく意向だ。

介護分野では資格や免許がなくてもできる仕事がある。ただ、厚生労働省は「介護分野の労働力は不足していない」としており、労働市場の開放には否定的だ。

29Bayani:2002/12/07(土) 02:10
マニラ「リトル東京」でクラブ邦人経営者射殺される
2002 年 12月 6日


【マニラ6日=源一秀】マニラ首都圏マカティ市のクラブ「スマップ・スマップ」前で6日午前1時55分(日本時間同2時55分)ごろ、マカティ市在住で同店経営者の門間哲男さん(43)(川崎市出身)が、同店前にとめてあった自家用車に乗り込もうとしたところ、後ろから近づいてきた男に短銃で背中と首を撃たれた。門間さんは近くの病院に運ばれたが、心臓を撃ち抜かれており、間もなく死亡した。男は計5回発砲しており、そばにいた警備員も右足を負傷した。男はそのまま逃走した。

地元警察などの調べによると、門間さんはクラブを閉店、息子(3)、従業員ら5人で帰宅するところだった。友人らによると、門間さんは約8年前からフィリピンに滞在、金属プレス業、クラブ経営などを手がけていた。地元警察で仕事上のトラブルなどがなかったか、関係者から事情を聞いている。

現場は、和風居酒屋などが立ち並ぶ、「リトル東京」と呼ばれる飲食店街の一角で、日系企業の駐在員らで深夜までにぎわっている。

30Bayani:2002/12/11(水) 03:16
イメルダ・マルコス元フィリピン大統領夫人が不正蓄財で裁判に
2002 年 12月 10日


【マニラ10日】イメルダ・マルコス元フィリピン大統領夫人は来月、国庫から着服した資金を外国の金融機関に預けていた容疑で裁判にかけられる。(写真は裁判所に姿を現したイメルダ夫人)

マニラ裁判所は10日イメルダ夫人が出頭した公判前の審理で、同夫人の裁判を1月第3週に開始することを明らかにした。フィリピン政府は同夫人が不正に入手したドルを国家の承認なしに外国の金融機関に預けていたと訴えていた。フィリピンでは現在、外国での預金に対する規制が撤廃されているものの、撤廃以前の外国でのドル預金について同夫人を裁くことができるという。

外国口座の預金額は明らかにされていないものの、政府の先の推計によると、夫のフェルディナンド・マルコス大統領の20年間におよぶ統治時代に、夫妻は国庫から100億ドルものカネを横領したという。

裁判所関係者は具体的な金額は明らかにできないと述べたが、同夫人は20件の不正蓄財容疑に問われている。有罪となれば、12年から20年の禁固刑が宣告される可能性がある。

かつては派手なライフスタイルで名をはせたイメルダ夫人だが、、この日はシンプルなグリーンの服をまとい、宝石もあまり身に着けずに裁判所に姿を現した。 〔AFP=時事〕

31Bayani:2002/12/14(土) 15:47
 [東京 12日 ロイター] イビデンは、フィリピン空軍の2人乗りプロペラ機がきょう午前、現地子会社の工場に墜落し火災が発生したが、1時間後には鎮火した、と発表した。同社の連結業績に与える影響は不明だという。同プロペラ機は訓練中だった。
同社によると、今回の事故で、現地社員を含む3人が死亡し、8人の現地社員が重軽傷を負った。火災がおきたのは、プラスチック・パッケージ基板を生産する同工場の倉庫と品質検査工程。

32Bayani:2002/12/16(月) 18:23
[発砲事件] 暴力団幹部ら2人死亡 同席男性と口論 東京・蒲田
2002 年 12月 16日


 東京都大田区蒲田5の雑居ビルで15日未明、男性2人が拳銃で撃たれた事件で、負傷した2人は頭や胸などを撃たれ死亡した。警視庁捜査4課は、2人と同席していた男が口論の末に発砲したとみて、殺人容疑で逃げた男の行方を追っている。

 死亡したのは、住所不定、指定暴力団稲川会山川一家系の芝巌裕組幹部(33)と、大田区本羽田1、指定暴力団山口組弘道会系の新藤正人組員(37)。

 調べでは、男は14日午後10時ごろから芝幹部ら計5人で、同ビル2階のフィリピンパブ「マニラガーデン」で酒を飲んでいたが、突然口論となった。男が拳銃を取り出し、1階に通じる階段で芝幹部の左側頭部などに数発を発射。さらに店内に引き返し、新藤組員に馬乗りになって腹などに2発を発射して逃走した。残りの2人も事件後どこかへ立ち去ったという。

 男は、身長170センチぐらいで年齢は20〜30代。長めのパンチパーマで、黒色のセーターとズボン姿。事件当時、店内には客や従業員など計十数人がいたが、ほかにけが人はなかった。現場は、JR蒲田駅東口から約100メートルの繁華街の一角。

[毎日新聞12月16日] ( 2002-12-16-00:49 )

33Bayani:2002/12/16(月) 18:24
日本人ギャル、空手チョップで強盗撃退! (夕刊フジ)
2002 年 12月 16日


【マニラ16日=夕刊フジ特電】邦人女性が空手チョップと跳び蹴りで、強盗を撃退し、ボンド・ガールも仰天の活躍を見せ、当地で話題となっている。


事件があったのは14日午後9時ごろ。フィリピンのリゾート地セブ・マクタン島の路上で、日本人観光客の24歳の女性2人が拳銃を持った3人組の男に襲われた。


女性1人は男らにバイクに乗せられ、拉致されそうになったが、空手チョップと跳び蹴りで反撃。奪われた現金3000ペソ(約7000円)とカメラの入ったバッグを奪い返したほか、3人組が持っていた拳銃を奪い、逃走する3人組へ威嚇のため、空へ向け1発発射した。


2人はセブ州ラプラプ市のホテルから近くのレストランに向かう途中、襲われた。事件直後、地元警察に拳銃と被害届を提出、15日早朝に帰国の途についたという。

34Bayani:2002/12/17(火) 17:53
強盗撃退カラテ・ガール、実は小心OL (夕刊フジ)
2002 年 12月 17日


マクタン島
フィリピンのリゾート地、セブ・マクタン島で起きた24歳の日本人女性2人による“強盗撃退事件”が、当地で大きな話題となっている。3人組の男に、危うく拉致されそうになり反撃、空手チョップに飛び蹴り、奪い取った銃で犯人に威嚇発砲した武勇伝として現地紙が報じたからだ。事の顛末を追うと、「小柄で、ごく普通」(関係者)という都内在住のOLは事件後、恐怖に打ちひしがれて帰国、家族にも事情を話せないでいる意外な事実が…。


撃退劇の舞台は、フィリピンで最も人気の高いリゾート地セブ州マクタン島。セブ本島と橋で結ばれ、ビーチ・リゾートが点在、ダイバーに人気の場所だ。日本からは年間約10万人の観光客が訪れている。


東京都葛飾区在住のOL、Aさん(24)とKさん(24)も体験ダイビングをツアーに組み込んだ。3泊4日の予定で、2人がマクタン島ラプラプ市のホテルにチェックインしたのは今月12日。


事件は13日夜、2人が市内のレストランで食事後、オートバイにサイドカーをつけた「トライシクル」でホテルに戻る途中に起きた。


地元警察や現地紙などによると、突然、2人組の男に乗り込まれ、短銃を突きつけられたうえで、現金3000ペソ(約7500円)とデジカメ2台を奪われた。この後、犯人は運転手に人里離れた暗い場所へ行くよう命令。Aさんは、別の犯人が運転するオートバイに連れこまれそうになって、つかみ合いとなって反撃。短銃を奪い取って、威嚇発砲したため、犯人の3人組は逃走した…。


現地紙「サンスター」は、この一件を「強盗が日本から来た“カラテ・レディー”に銃を奪われ逃走」と報道。


同紙によると、「マーシャル・アーツの心得があるAさんは、犯人の1人に空手チョップを見舞い、腕を絡ませ、銃をつかんだうえ、犯人が起き上がれないぐらい蹴り飛ばした。さらに、その銃で犯人に向け発砲した」という。


アクション映画も真っ青の武勇伝として伝えたわけだが、2人が宿泊したホテル関係者は「どこまで本当のことか分からない」と当惑する。


実は事件後、2人はホテルのフロントに帰りの航空券を持って、「帰りを早めることはできないか」と相談に来た。ホテル側が「ディスカウントの航空券なので変更がきかない」と伝えると、2人は「実は話があるのですが…」と、先の事件を切り出したという。


犯人が追って来るのでは、という恐怖があったのだろう。


「『ホテルは安全なんでしょうか』とひどくおびえ、最初はかなり動揺していました。事情を聴いたときも、無我夢中だったらしく話が前後したり、覚えていないところもあり、かなり怖かったと思う」(同関係者)


外見は「小柄な普通のお嬢さん」(同)。海外旅行経験も豊富なうえ、Aさんは英語も堪能だったという。


この日夜、2人は現地警察に短銃とともに被害届を提出し、警察指定の病院で検査。2人は予定通り15日に帰国したが、マクタン島の旅行会社やホテル関係者の間では、この話題で持ちきりとなった。


一部報道によると、地元警察は容疑者の1人を特定したが、2人が帰国したことで、逮捕できないでいるという。


2人を手配した日本の旅行会社は「お客さま本人の意向もあり、家族にも事件のことは知らせていません。事件を大きくしたくないとのことなので…」と口を閉ざす。


フィリピン観光省東京フィールドオフィスは「セブで事件、事故はまずない。あっても何年かぶり。事件に巻き込まれた女性は幸い軽傷で済んでホッとしているが、ビックリした」と困惑。


「今、情報を集めているところだが、年末年始のシーズンに影響しなければいいが…」と話している。

35Bayani:2002/12/18(水) 23:23
ローマで強盗、マニラでモデル…色男も悪運尽きる
2002 年 12月 18日


フィリピン国家警察が16日、イタリア警察当局から強盗殺人容疑で指名手配されていたイタリア人男性(27)を身柄拘束したところ、マニラで活躍中のファッションモデルであることが分かった。17日付のフィリピン各紙が伝えた。

男は今年6月、ローマでおじ2人と共謀し、銀行で現金を強奪、警官1人を射殺して逃走した。ロンドン、ニューヨークを経て8月にマニラ入りしていたという。マニラでモデルに転身、最近は著名女優と地元ブランドの広告に起用されるなど注目を集め始めた矢先だった。どういう経緯でモデルとなったかは不明だが、国家警察当局も逮捕の3日前、イタリア側から知らされるまでは、全く察知していなかったという。(マニラ支局)

36Bayani:2002/12/22(日) 23:25
歌舞伎町に入管出張所
2002 年 12月 22日


東京・新宿の歌舞伎町に、来年度から東京入国管理局新宿出張所が開設されることが22日、決まった。来年度予算案の復活折衝で出張所開設関連費6100万円(要求額6300万円)が認められたもので、法務省入国管理局は、巨大繁華街での外国人の不法滞在や不法就労の摘発に本腰を入れる。

出張所は、歌舞伎町周辺のビルに開設する。職員は、所長以下26人で、そのうち外国人摘発を担当する入国警備官は17人となる見通しだ。

入管当局はこれまでも歌舞伎町での集中取り締まりを行い、不法滞在の外国人ホステスや麻薬密売人らを摘発してきたが、取り締まり期間中だけ姿をくらます外国人が少なくなかった。取り締まり期間以外は、東京・北区の東京入管第2庁舎が職員を派遣する体制で、「迅速な対応には、現地に出張所が必要だ」との声が出ていた。

37Bayani:2002/12/25(水) 00:30
◎爆弾テロで市長ら13人死亡=比
2002 年 12月 24日


【マニラ24日時事】フィリピン南部のミンダナオ島マギンダナオ州で24日、ダトゥ・ピャン市のアンパトゥアン市長の自宅で爆弾が爆発し、国軍当局によると、市長ら13人が死亡、11人が負傷した。

国軍当局は、市長が同国のイスラム過激組織モロ・イスラム解放戦線(MILF)に対して批判的な対応をしてきた経緯や、使用された爆弾の種類から同組織の犯行とみている。(了)

38Bayani:2002/12/30(月) 14:29
[フィリピン] アロヨ大統領、次期不出馬を表明 政治的発言か
2002 年 12月 30日


 フィリピンのアロヨ大統領(55)は30日、2004年5月の次期大統領選に出馬しない意向を明らかにした。国民の休日であるリサール記念日の演説で述べた。

 最近の世論調査で大統領の支持率が就任以来最低の44%になったことなどを反映した発言とみられるが、一部にはアロヨ大統領は次期大統領選出馬の意思を捨てておらず、政治的な発言との観測もある。

 大統領は「04年の選挙で大統領として出馬しないことを決めた」と述べ「私が出馬すればより一層の政治的な不和を招くことになる。わたしは今後、平和で自由な選挙の保証と仕事の創出、貧困の削減に全力を注ぎ、わたしの後継者が良好な状態で引き継げるようにする」と述べた。

 アロヨ大統領は昨年1月、賭博献金に端を発した不正蓄財疑惑でエストラダ前大統領が退陣したあと、副大統領から昇格した。 (マニラ共同)

39Bayani:2003/01/01(水) 07:37
[フィリピン] ミンダナオの花火商店に手りゅう弾 6人以上死亡
2003 年 1月 1日


【マニラ支局】フィリピン南部ミンダナオ島タクロングで31日夜、市場で花火を売っていた商店に向けて、手りゅう弾が投げられ、少なくとも6人が死亡、30人以上が負傷した。市場は新年準備のための買い物客で混雑していた。

警察当局は反政府勢力のモロ・イスラム解放戦線(MILF)による犯行の可能性が高いと見て捜査している。

同島ではイスラム過激派組織の活動が活発で、24日にも南部ダトゥビアンの町長宅でMILFによるとみられる爆弾テロがあり、町長ら17人が死亡したばかり。

[毎日新聞1月1日] ( 2003-01-01-00:34 )

40Bayani:2003/01/04(土) 18:24
[旅券法] 不正取得防止へ改正検討 紛失届けだけで失効扱いに
2003 年 1月 4日



 外務省は、紛失したり盗難にあった旅券(パスポート)をテロリストや国際犯罪組織が不正に取得するのを防ぐため、本人の届け出だけで旅券を失効扱いできるようにするなど、旅券法を大幅に改正する方針を固めた。今後、予定される川口順子外相の諮問機関「海外交流審議会」の答申を踏まえ、04年の通常国会提出を目指す。

 外務省によると、01年度に発行した旅券約440万冊のうち紛失・盗難旅券は約4万冊。偽造や変造旅券として摘発されたのは490冊だが、大半が紛失・盗難旅券を使用したものとみられる。犯罪組織にかかわる中国人が日本人から戸籍謄本を買い取り、日本人になりすまして旅券を取得した例もあった。

 現行旅券法は旅券を紛失したり盗難にあっても、本人が届け出て再発給手続きをし、新たに交付されない限り失効扱いとならない。この1週間程度の間、不正使用されても確認できないなど問題点が指摘されていた。

 外務省はこれを見直し本人の届け出だけで旅券を失効できるようにしたい考え。また、本人が旅券申請できない場合、本人が指定する友人や知人が代わって申請できる「代理申請」制度があるが、これも「不正取得の温床になる」(外務省筋)として、代理人対象者を家族や親族に絞るなど、さらに限定する方向で検討中だ。

 旅券法はこれまで、代理申請制度の導入や有効期間10年の旅券発行、来年度にも段階的に始まるインターネットによる旅券申請など、国民サービス向上の面から改正されてきた。だが、01年の米同時多発テロ後、旅券の信頼性を求める声が国際的に強まっていることを受け、外務省も管理強化を柱とした法改正へと踏み出す方針だ。 【尾中香尚里】

[毎日新聞1月4日] ( 2003-01-04-15:01 )

41Bayani:2003/01/13(月) 20:04
フィリピン人メードが深?市に進出=旧正月から20人が仕事開始
2003 年 1月 13日


【香港13日】香港紙、大公報はこのほど、中国の深?市にフィリピンで募集したメードの第一陣20人が間もなく到着し、同市に住む香港人や台湾人などの外国人家庭で2月1日の旧正月前後から仕事を始めると報じた。(写真は賃金引き下げ計画に抗議してデモ行進をする香港のメード)

深?市でのフィリピン人メードの月給は3000元(366米ドル)程度で、現在の香港の外国人メードの最低賃金3670HKドルよりも低い。同紙によると、深?市に住む外国人ビジネスマンの増加に伴い、フィリピン人メードの需要は爆発的に増えており、20人が働く家庭もすぐに決まった。フィリピン労働省は今後も深?市向けにメードの募集活動を続けることにしている。

アジア移民調整機関のスポークスマン、コニー・ブラガスレガルドさんは、香港政府が外国人メードを対象に新たな課税と最低賃金の引き下げを計画していることに言及して、少なくとも、深?市での雇用によってフィリピン人メードはほかの場所で働くこともできるようになった、と今回の措置を歓迎した。その一方で、フィリピン政府が今後も労働者を輸出しようとしているのは国内に仕事がないからであり、これは悲しむべきことだと語った。

香港で働くメード24万人のうち半分以上はフィリピン人で、インドネシア人やタイ人がこれに続く。〔AFP=時事〕

42Bayani:2003/01/14(火) 18:32
◎川崎港で外国人8人逮捕=フィリピンから集団密航か
2003 年 1月 13日

13日午後零時45分ごろ、川崎市川崎区扇町のふ頭入り口付近で、不審な外国人計8人を警備員が発見、川崎臨港署に通報した。駆け付けた同署員が調べたところ、パスポートなどを所持していなかったため、入管難民法違反の疑いで逮捕した。

神奈川県警外事課などの調べによると、8人は全員男性でフィリピン人らしい。

同課は、8人が同日早朝、同ふ頭に入ったバハマ船籍の「トロピカルスター号」で密航してきた可能性が高いとみて同船を捜索、関係者から事情を聴いている。(了)

43Bayani:2003/01/14(火) 18:33
◎10億ドル分の偽米国債押収=比
2003 年 1月 14日

【マニラ13日時事】マニラ国際空港警察当局者は13日、額面で少なくとも10億ドル(約1200億円)相当の偽米国債を持ち出そうとした韓国人男性を偽造有価証券所持の疑いで逮捕したことを明らかにした。

調べによると、この男性が12日夜、マニラ空港から大韓航空機に乗ろうとした際、エックス線検査でかばんの中に偽米国債を入れた金属箱3箱を隠していることが判明した。 (了)

44Bayani:2003/01/14(火) 18:33
フィリピンで邦人刺殺、少女が殺害を依頼?
2003 年 1月 14日

【バシラン島(フィリピン南部)=源一秀】フィリピン国家警察によると、13日午後、南部タグム市内の河川で広島市出身の林昭登(あきと)さん(54)が死体で発見された。調べでは、全身数か所に刺し傷があった。

地元警察は、実行犯とみられる3人のフィリピン人男性の身柄を拘束し、調べているが、林さんの知人のフィリピン人の少女(17)に殺害するよう依頼されたと話しており、この女性からも事情を聞いている。

林さんは、約2か月前からダバオに滞在していたという。

45Bayani:2003/01/18(土) 08:48
比が日本の高齢者受け入れ 大統領が意向
2003 年 1月 17日


【マニラ=源一秀】フィリピンのアロヨ大統領は17日、大統領府で読売新聞社など邦人記者団と会見、「我が国内で、日本の高齢者に介護施設を提供する用意がある」と述べ、今後、日本人の高齢者を大規模に受け入れられるように、日比両国間で協議する意向を示した。

比政府は、両国間で協議中の「経済連携協定」に絡み、日本側に、フィリピン人介護要員の就労許可を求めているが、日本側から好ましい反応が得られないことから、逆に日本の高齢者を受け入れる姿勢を示したものだ。

アロヨ大統領は「我が国は日本と飛行機で3時間程度の距離。日本が冬の間も我が国は暖かい」と、アピールした。日本の高齢化社会を標的に外貨獲得を狙う、比政府側の意思がうかがえる。

また、アロヨ大統領は、天皇陛下が18日に前立腺摘出手術を受けられることに触れ、「手術の成功をお祈りしています」と話した。

46Bayani:2003/01/23(木) 21:23
フィリピンで邦人男性殺される
2003 年 1月 20日

【マニラ=源一秀】フィリピン国家警察は20日、横浜市出身の高橋仁さん(43)(ダバオ市在住)が、マニラ郊外のカビテ州バヤナン地区の路上で今月12日、後頭部を数回殴られ遺体で発見されていたことを明らかにした。調べによると、犯人は別の場所で高橋さんを殺し、同発見現場に遺体を捨てたと見られる。

47Bayani:2003/01/25(土) 16:55
比で長期滞在の邦人男性が武装グループに連れ去られる
2003 年 1月 25日

【マニラ=源一秀】フィリピン国家警察によると、南部ミンダナオ島南スリガオ州ラヌザ町で23日午後7時半(日本時間同8時半)ごろ、ハシバ・ヤスミツさん(48)(東京都出身)宅に、目だし帽をかぶった5人の武装グループが押し入り、この男性を、男性の自家用車で連れ去った。

自家用車は24日、現場から約130キロ・メートル離れた北スリガオ州シソン町で発見されたが、男性の行方は分かっていない。地元警察は誘拐事件として捜査している。身代金の要求があったかなど、詳細については不明。男性はフィリピン人女性と結婚しており、ラヌザ町に長期滞在しているという。在マニラの日本大使館は「人命にかかわることであり、一切コメントはできない」としている。

48Bayani:2003/01/26(日) 17:05
[邦人男性誘拐] 犯人から妻に電話、生存を確認 比ミンダナオ島
2003 年 1月 26日

 フィリピン国家警察によると、ミンダナオ島南スリガオ州で雑貨商、橋場康充さん(47)=東京都出身=を誘拐した犯人グループから26日午前六時(日本時間同7時)ごろ、橋場さんのフィリピン人の妻に電話があった。橋場さんも電話口に出て生存が確認されたという。電話を受けた妻が警察に連絡した。

 警察によると、妻の携帯電話に犯人から電話があり、犯人と話をした後、橋場さんと妻が日本語で話をしたという。電話があった時、警察官は立ち会っておらず、警察は会話の内容を明らかにしていない。

 警察は犯人グループの特定を急ぐとともに、橋場さんの救出に全力を挙げている。橋場さんは23日夜、自宅に押し入った5人組に200万ペソ(約440万円)を用意するよう要求され、人質として誘拐された。

(マニラ共同)

[毎日新聞1月26日] ( 2003-01-26-12:43 )

49Bayani:2003/02/01(土) 21:06
[フィリピン] 自国民保護対策で大統領がクウェートを訪問へ
2003 年 1月 31日


 【マニラ井田純】米国による対イラク攻撃の可能性が高まる中、中東地域に多くの出稼ぎ労働者がいるフィリピンが自国民保護対策を本格化させ始めた。中東避難対策準備チームを発足させたほか、ゴレス安全保障担当大統領顧問を「イラク危機担当官」に任命。31日には、アロヨ大統領が近くクウェートを訪問、現地の状況を視察すると発表した。

 フィリピンの出稼ぎ労働者は、就労許可を得やすい中東諸国に集中している。昨年の政府公式統計では約27万人だが、不法労働者を含めれば約140万人が滞在しているとみられている。

 特に、クウェートではイラクからの攻撃も予想されるため、約6万人いるといわれる労働者の安全を懸念している。対策準備チームは、同国内のイラク国境から離れた場所に一時避難所を設置したとしている。

[毎日新聞1月31日] ( 2003-01-31-18:47 )

50Bayani:2003/02/01(土) 21:07
比大統領が銃器の携帯禁止、銃犯罪の軽減狙い
2003 年 2月 1日


フィリピンのアロヨ大統領が、一般人の銃器持ち歩きの禁止を決定した。銃犯罪の減少が狙い。31日付のインクワイアラー紙など各紙が伝えた。

同国では銃器の所有、携帯のそれぞれについて、警察の許可が必要なライセンス制を取っているが、今後は一般人に対し携帯許可が出されなくなるとともに、これまでの許可も無効とされる。

スポーツとして銃器を扱う場合は使用場所までの携行が認められるが、銃弾は装てんせず、別々に運ばなければならない。所有については、これまで通り。(マニラ支局)

51Bayani:2003/02/01(土) 21:08
[東京入管] 新庁舎が完成 3日に業務開始 鉄格子は廃止
2003 年 2月 1日


 東京入国管理局の新庁舎が東京都港区港南5に完成した。3日から業務を始める。退去強制手続きをとる外国人の収容施設では、鉄格子を全国で初めて廃止して強化ガラスを採用したり、国際電話をかけられる公衆電話を設置するなど従来より収容者の人権に配慮する設備になっている。

 鉄筋コンクリート地上12階地下1階。1、2階で在留者の申請手続きなどを行い、8〜11階が収容施設。収容定員はこれまでより200人多い800人。時間限定で部屋のドアを開け、運動場に出入りできる「開放処遇」を取り入れる。清潔なシャワーや洗濯機も完備した。

 3日は退去強制手続き業務が始まり、在留資格審査業務は10日から。 【伊藤正志】

[毎日新聞2月1日] ( 2003-02-01-18:58 )

52Bayani:2003/02/08(土) 02:29
フィリピンで日本人観光客が行方不明 身代金要求 (毎日新聞)


2003年2月7日(金)21時57分


 フィリピン国家警察が7日明らかにしたところによると、同国のセブ島で日本人観光客、佐藤良平さん(70)が1月30日から行方不明になり、誘拐事件の可能性があるとして捜査している。佐藤さんは福島県出身とみられる。フィリピン国家警察によると、600万円の身代金要求があったという。(マニラ共同)

53Bayani:2003/02/08(土) 16:18
比の日本人誘拐、不審な男2人がホテルを訪問
2003 年 2月 8日

【マニラ=源一秀】フィリピン中部セブ州に観光に来ていた福島県会津若松市天寧寺、佐藤良平さん(70)が誘拐された事件で8日、佐藤さんが行方不明となった翌日の1月31日、不審な男性2人が佐藤さんの荷物を取りに宿泊先のホテルを訪問していたことが分かった。

地元警察はこの2人が事件にかかわっている可能性が高いとみて捜査している。警察によると、2人は「佐藤さんから荷物を取ってくるように言われた」と、ホテル側に荷物の引き渡しを求めたが、拒否されたため立ち去った。

54Bayani:2003/02/22(土) 08:24
新潟の男性刺殺体、殺人・遺棄容疑で比国籍の女逮捕
2003 年 2月 21日


新潟県上越市のがけ下から男性の刺殺体が見つかった事件で、県警捜査1課と上越北署の捜査本部は21日未明、フィリピン国籍、上越市鍋ヶ浦、無職佐藤エミリンダ容疑者(33)を殺人、死体遺棄容疑で緊急逮捕した。

調べによると、エミリンダ容疑者は今月14日午後9時20分ごろ、上越市虫生岩戸の砂浜に乗用車を止め、同乗していた知人の同市石橋2、溶接工内藤芳浩さん(39)の胸など数か所を包丁で刺して殺害、遺体を近くの市道脇のがけ下に投げ捨てた疑い。

捜査本部で動機などを詳しく調べている。エミリンダ容疑者は以前、市内の飲食店に勤めていたころ、常連客の内藤さんと知り合い、交際していたという。

55Bayani:2003/03/04(火) 22:54
[爆弾テロ] ダバオ国際空港で爆発、18人死亡 比ミンダナオ島
2003 年 3月 4日


 【マニラ井田純】フィリピン南部ミンダナオ島のダバオ国際空港で、4日午後5時半(日本時間同6時半)ごろ爆発が起き、地元からの報道によると、少なくとも18人が死亡、90人以上の負傷者が出ており、死傷者はさらに増える見込み。空港の爆弾は、ビルの外の到着客を待つエリアに仕掛けられていたとみられ、国軍、警察当局は爆弾テロとみて警戒を強めている。

 ミンダナオ島ではこのところ、イスラム武装勢力、モロ・イスラム解放戦線(MILF)によるとみられる爆弾テロが頻発。先月20日には、同島中部カバカンの市場や、コタバト空港付近でも爆発が発生、20人近い死傷者が出ている。また、26日には送電線の鉄塔が爆弾で破壊され、同島全域が停電した。

[毎日新聞3月4日] ( 2003-03-04-21:24 )

56Bayani:2003/03/05(水) 08:08
比空港で爆発19人死亡…大統領、テロと断定
2003 年 3月 5日

【セブ(フィリピン中部)=源一秀】フィリピン南部ミンダナオ島の最大都市ダバオの国際空港旅客ターミナル外側で、4日午後5時20分(日本時間同6時20分)過ぎ、大規模な爆発があり、地元テレビは少なくとも19人が死亡、161人が負傷したと伝えた。

在フィリピン米大使館は、この爆発で米人1人が死亡、乳児を含む3人が負傷したことを確認した。

空港での爆発事件の約30分後には、ダバオの北東約90キロのタグムにある健康センターでも手投げ弾による爆発があり、3人が負傷した。

アロヨ大統領は同日、爆発は「許されないテロ行為」と断定し、緊急閣議を招集。大統領報道官によると、警察当局はすでに数人を拘束し、取り調べを始めた。在比日本大使館によると、空港での爆発による死者の中に邦人らしい姓の女性が2人、負傷者の中にも1人含まれており、確認を急いでいる。

爆発があったのはターミナルの出口付近で、国家警察筋によると、リュックサックに仕掛けられた高性能爆弾「C4」約1キロ・グラムが爆発した模様。

ダバオは人口約120万人で、キリスト教徒の多い地区。日系人のほか、水産業などに携わる日本人が多数居住している。

ミンダナオ島では、イスラム武装組織「モロ・イスラム解放戦線」(MILF)が活動を活発化させ、先月中旬には比国軍による掃討作戦でMILFの100人以上が死亡したばかり。比当局は、MILFと、共産ゲリラ「新人民軍」(NPA)の2組織が事件に関与している可能性があるとみている。しかし、MILF報道官は本紙に対し、今回の爆発事件との関連を否定した。

◆犠牲者に日本人らしい姓の女性◆

【セブ(フィリピン中部)=源一秀】マニラの日本大使館によると、ダバオで4日起きた爆発による死者の中に、邦人らしい姓を持つ女性が1人含まれていることがわかった。邦人男性と結婚している現地出身の妻の可能性もあり、確認を急いでいる。負傷者の中にも、1人か2人、邦人の姓と現地名を持つ女性がいるとの情報もある。

◆ミンダナオ島=フィリピンで、ルソン島に次いで2番目に大きい島で、面積は約9万1000平方キロ・メートル。同国のイスラム教徒の多くが居住する。同国からの分離独立を求めるMILFなどのイスラム武装組織や、共産ゲリラNPAなどがテロ活動を続けている。身代金目的の外国人誘拐などを行うイスラム武装組織「アブ・サヤフ」も同島南西のバシラン島を中心に活動している。

57Bayani:2003/03/09(日) 00:37
フィリピンの邦人誘拐「殺害した」容疑者供述
2003 年 3月 8日


【マニラ=源一秀】フィリピン国家警察によると、中部セブ州に観光に来ていた佐藤良平さん(70)(福島県会津若松市)が1月末に誘拐された事件で8日、佐藤さんが犯人側に殺害された可能性が強まった。

警察は携帯電話の通話記録などから、日本人1人とフィリピン人4人の容疑者を割り出し、フィリピン人4人を逮捕。8日になって「佐藤さんと主犯格の日本人を殺して海に捨てた」との供述を得た。警察は「供述内容などから佐藤さんは殺害された可能性が高い」として捜索を始めた。

供述によると、日本人容疑者を含む4人が2月12日、同州カトモンで拘束していた佐藤さんに毒物を注射して殺害、遺体を海に捨てた。フィリピン人容疑者らはこの直後、日本人容疑者も射殺、海に捨てたという。警察は佐藤さんの家族から支払われた身代金約270万ペソ(約600万円)の分け前をめぐるトラブルから日本人容疑者も殺したとみている。

警察によると、日本人容疑者は1月、同州を訪れた佐藤さんと知り合い、ビジネスへの出資を持ちかけるなどして誘拐したらしい。

58Bayani:2003/04/10(木) 08:05
[大使館荒らし] 比大使館の事務室荒らされる 東京・港区
2003 年 4月 10日


 9日午後8時半ごろ、東京都港区六本木5の駐日フィリピン大使館で、「事務室が荒らされた」と同大使館職員から警視庁麻布署に通報があった。署員が駆けつけたところ、事務室内の机の引き出しが開けられるなど荒らされた形跡があった。盗まれた物があるかどうかはわかっていない。大使館裏口のドアが壊されており、同署は何者かが外部から侵入したとみて捜査している。

 調べでは、同日午後7時55分ごろ、外部からの侵入を示す防犯ベルが鳴り、職員が事務室に駆けつけたところ、部屋が荒らされており、通報したという。大使館は5階建てビルの1階にある。

 同大使館のガードマン(46)は「裏口のドアノブが壊された。盗まれたものがあるようだ」と話した。 【宍戸護】

 同署によると、同大使館では5日夜にも別の事務室が荒らされたが、被害はなかったという。

[毎日新聞4月10日] ( 2003-04-10-03:01 )

59Bayani:2003/04/22(火) 23:41
松井さんのJC仲間の身柄拘束、取り調べ…誘拐殺人
2003 年 4月 22日

愛知県新城(しんしろ)市の建設会社「松井建拓」常務松井紀裕(としひろ)さん(39)誘拐殺人事件で、松井さんと同じ新城青年会議所(JC新城)の会員になっている同市内の会社役員の男(38)が犯行に関与した疑いが強いことが22日、愛知県警の調べでわかった。

役員は同日午前、成田空港からフィリピンに渡航しようとしたが、県警の要請を受けたフィリピン当局から入国を拒否され、同日午後8時前に成田に強制送還された。県警では役員の身柄を確保し、空港内で取り調べを始めた。

県警では、役員の知人の男も犯行にかかわったとみて、事情聴取している。

調べによると、役員は、松井さんが17日夜、誘拐される直前に出ていた同市長選の公開討論会の打ち合わせに同席していた。

18日以降も、週末も含めてふだんと同じように会社に出勤していたが、県警から任意で事情聴取を受けた後の21日夜から、家族にも行き先を伝えずに外出。22日に当日売りのマニラ行き航空券を購入して、午前9時30分発のフィリピン航空便で出国した。

県警は出入国記録から役員がマニラに向けて出国していた事実をつかみ、警察庁から国際刑事警察機構(ICPO)を通じて、役員を日本に送還するようフィリピン当局に要請。これを受けてフィリピン当局が役員を入国させず、身柄を抑えた。

役員の自宅には同日朝、役員を誘拐したことをほのめかす内容の脅迫電話がかかっていたが、特捜本部では、捜査の矛先をそらすための自作自演だったとみている模様だ。

松井さんは17日午後10時半過ぎ、新城市商工会館の駐車場で待ち伏せしていた犯人に誘拐され、その直後、首を絞められて殺害された。松井さんの遺体は20日朝、自宅から約17キロ離れた同県額田町の国道脇にある残土置き場で見つかった。

犯人は18日午前7時49分から午後9時16分まで16回にわたって、松井さんの自宅や父親の携帯電話に1億円の身代金を要求する脅迫電話をかけ、受け渡し場所として同県豊川市内のスーパーなど4か所を指示。最終的に東名高速上り線268・3キロポイントから側道に現金を投下するよう命じたが、受け取りに失敗している。

松井さんの父親の守夫さん(70)が経営する松井建拓は新城市でトップの建設会社で、松井さん一家は地元では有数の資産家として知られている。

役員にはギャンブルなどで暴力団関係者などから数百万円の借金があったといい、特捜本部では、役員が借金返済を迫られて、資産家の松井さんを狙って犯行を計画した可能性があるとみて追及する。松井さんと役員は年齢も近く、個人的にも親しい間柄だったという。

60Bayani:2003/04/23(水) 00:27
誘拐で取り調べの会社役員、マニラ空港で逃走試みる
2003 年 4月 22日

【マニラ=源一秀】フィリピン出入国管理局筋は22日、愛知県新城市の建設会社役員松井紀裕さん誘拐殺人事件に関与した疑いのある会社役員(38)が、マニラで強制送還された様子を明らかにした。

同筋によると、会社役員は22日午後零時45分(日本時間同1時45分)ごろ、マニラ国際空港に到着したが、当局が通関を拒否。空港内に一時的に拘束後、同3時10分に成田へ戻る同機で送還した。

マニラ国際空港内には、入国を拒否した外国人を一時的に待機させる場所があり、役員もそこに案内された。立ち会った当局者によると「とても犯罪に関与できるような人物には見えなかった。終始、ビクビクした様子で、うつむき加減だった」という。

役員は、1度だけ走って逃亡しようと試みたが、当局者3人に取り押さえられた。この際「外で自分を待っている人がいる」などと口走っていたという。

役員は今年3月3日にパスポートを取得している。この間、マニラへ2回の渡航歴があり、逃亡を手助けする人物がフィリピン国内にいた可能性もある。

61Bayani:2003/04/24(木) 23:29
後藤容疑者、パブで知り合った比女性頼り出国か
2003 年 4月 24日

愛知県新城(しんしろ)市の建設会社「松井建拓」常務松井紀裕(としひろ)さん(39)誘拐殺人事件に関連し、別の脅迫容疑で逮捕された給食会社役員後藤浩之容疑者(38)が逮捕前に渡航を図ったフィリピンに、親しい同国人女性がいることが24日、わかった。後藤容疑者はパスポートを取得した先月3日以降、この女性に会うために2度マニラを訪ねており、愛知県警では、この女性を頼って逃亡を計画したとみて裏付け捜査を進めている。

関係者によると、後藤容疑者とこの女性は、昨年8月に豊橋市のフィリピンパブで知り合った。後藤容疑者は週4、5回通い、毎回この女性を指名して閉店する午前2時ごろまで話していたという。

女性はダンサーとして入国していたため、半年間の興行ビザが切れた今年2月末、フィリピンに帰国。後藤容疑者はその直後にパスポートを取得し、最近までの1か月半に2度、2泊3日でマニラに住む女性を訪ねていた。

後藤容疑者は22日、マニラ国際空港内でフィリピン当局に拘束された際、「外でワイフが待っている」と釈明しており、この女性のことを指していたとみられる。

62Bayani:2003/04/27(日) 20:46
[新型肺炎] 感染防止で聖像へのキス禁止 フィリピン
2003 年 4月 27日

 フィリピンのカトリック教会はこのほど、新型肺炎(SARS)の感染を防ぐために、信者が聖像に抱きついたりキスをするのを禁じる通達を出した。

 フィリピンはアジア最大のカトリック国で、信者がキリストや聖母マリアの像に触る光景が日常的に見られるが、聖像を媒介に新型肺炎が広がる可能性があるとして禁止した。

 通達はさらに、ミサで神父が信者の口の中に直接パンを入れるのを禁じ、信者に手渡すよう指示している。(共同)

[毎日新聞4月27日] ( 2003-04-27-12:51 )

63Bayani:2003/04/30(水) 07:36
優雅な囚人生活…エストラダ前フィリピン大統領
2003 年 4月 29日

【マニラ=源一秀】「前大統領の“牢屋(ろうや)”は、サウナ付きの豪華病室」――。

不正献金疑惑に始まる政変で2年前に失脚したフィリピンのエストラダ前大統領(66)は、現在、国家財産略奪罪で公判中だが、収監された施設は、寝室3部屋に、キッチン、簡易サウナ、エアコンもついて、高級マンションといった風情。前大統領に28日、面会し、優雅な“囚人生活”を垣間見た。

収監されているのは、首都圏ケソン市の国立退役軍人記念病院の一角。警察当局のチェックは厳重だが、家族や友人の出入りは比較的自由。携帯電話も認められ、記者(源)のインタビュー中には、愛人の1人とされる元女優も姿を見せた。

口ひげにリーゼントと変わらぬ容姿の前大統領は、「新聞、テレビで時間をつぶしたり、来訪者と面会したりして1日が過ぎてゆく。ワインも飲んでいる」と、気ままな生活ぶりを披露した。1番の楽しみは「テレビでのバスケットボール観戦」。「ニュース番組も欠かさない」という。

判決は年内にも予想され、有罪なら死刑もあり得るが、「法廷は私を有罪にするために、現政権が作り上げたものだ」として、有罪判決を予想。法廷への不信感から国選弁護人の弁護を一切拒否するが、「今後も弁護は求めない。すべては神に任せる」と、投げやりな態度を見せた。

「貧者の味方」を訴えて98年の大統領選で勝利した前大統領は、いまだに庶民の人気が高く、アロヨ現政権も、豪華施設に収監する「特別待遇」で配慮せざるを得ない状況だ。

このため、復権を狙っているとの観測が消えないが、前大統領は「状況次第では(上院議員選出馬など)政界復帰も考えるが、獄中にいる限りは何をやっても無駄だ」と話した。

64Bayani:2003/05/07(水) 23:23
邦人貿易商、フィリピンの自宅で射殺される
2003 年 5月 7日

【マニラ=源一秀】フィリピン国家警察によると、首都圏パラニャケ市在住の貿易商、村上弘雄さん(56)(大阪市出身)が7日午前4時半(日本時間同5時半)ごろ、自宅寝室で銃弾数発を体に受けて死亡した。

調べでは、村上さんはフィリピン人の妻アルメリタさんと就寝中、自宅に侵入してきた何者かに撃たれた模様。銃声で妻が目を覚ますと、犯人はすでに逃走していたという。村上さんは一軒家に妻と、有望な若手ゴルファーとして著名な息子アルテミオさん(19)の3人暮らしだった。

65Bayani:2003/05/09(金) 19:55
新型肺炎、WHOがフィリピンを中度感染地域に指定
2003 年 5月 8日

【ジュネーブ=大内佐紀】世界保健機関(WHO)は7日、新型肺炎SARSの感染度合いについて、フィリピンを「中度」地域に新たに指定した。

これにより、「重度」が中国の北京、広東省、山西省と香港、「中度」がフィリピンのほかカナダ・トロント、シンガポール、台湾、「軽度」がモンゴル・ウランバートルとなる。中国・内モンゴル自治区と天津は、感染規模などが「不明」とされた。

WHOによると、「軽度」認定は、流行地から来たSARS患者に直接接触した人が2次感染した地域。「中度」はさらに3次、4次と感染が広がっているが、感染ルートが特定できている地域。「重度」はそれ以上に感染が広がっている地域だ。

66Bayani:2003/05/22(木) 19:49
[密航] フィリピン人3人が貨物船に潜む 大阪南港
2003 年 5月 22日

 21日午後、大阪市住之江区の大阪南港で、到着した外国船舶に旅券を持っていないフィリピン人3人が居るのを大阪税関の職員が見つけた。同税関で事情を聴いている。大阪府警も出入国管理及び難民認定法違反の疑いで事情を聴く方針。また、同税関などが、ほかに不法入国を図った乗員がいないかなどについて調べている。

 府警によると、逃亡している乗員は居ないとみられる。大阪南港では今月1日にも、旅券を持っていない中国人とみられる男女6人が同港周辺の路上で見つかり、同法違反容疑で逮捕された。この男女は「コンテナ船で来た」と供述している。

[毎日新聞5月22日] ( 2003-05-22-03:01 )

67Bayani:2003/05/26(月) 05:52
[フェリー沈没] 死者25人に フィリピン・マニラ湾沖
2003 年 5月 26日

 【マニラ井田純】フィリピン沿岸警備隊によると、25日午前11時過ぎ、マニラ湾入り口のコレヒドール島近くの海上で、同国西部パラワン州コロンからマニラに向かっていたフェリー「サンニコラス号」が別の大型客船と衝突、沈没した。乗客乗員約230人のうち、約200人が救助されたが、25人が死亡。沿岸警備隊は、不明者がいないか捜索している。

[毎日新聞5月26日] ( 2003-05-26-01:44 )

68Bayani:2003/05/26(月) 05:53
[給与ピンはね] 川崎造船関連会社 フィリピン人実習生から
2003 年 5月 26日

 造船大手の川崎造船(神戸市)の関連会社など2社が、国の外国人研修・技能実習制度で受け入れ、香川県坂出市の工場などで働くフィリピン人実習生に対し、雇用契約書で示した給与の半額以下しか支払っていなかったことが25日、分かった。両社合わせたこれまでの未払い額は、少なくとも総額2億円程度とみられる。坂出労働基準監督署は労働基準法違反などに当たるとして、未払い分を支払うよう指導、両社も応じている。同制度で来日する外国人労働者を巡っては、不況の中、「安い労働力」としてとらえる企業の賃金ピンはねなどの不正が相次いでおり、改めて搾取の実態を浮き彫りにした格好だ。

 2社は、川崎造船が100%出資する「川重坂出サービス(KSS)」(坂出市)と、同造船の下請け会社「葵工業」(東京都中央区)。

 同制度は最長3年で、1年目は研修生の位置付けで給与はなく、生活実費などを会社側が支給。2年目から雇用契約を結び給与が支払われる。

 関係者や両社などによると、フィリピン人実習生は、葵工業が93年、KSSが98年から受け入れ。98年以降の契約書では給与は月額約15万円(基本給)となっていたが、実際には約6万円(同)しか支払っていなかった。契約する際、内容説明もなくサインをさせられたり、1年目に支給される生活実費についても、来日前に説明があった額より少なかったと指摘する実習生もいる。

 両社合わせ毎年、10〜20人前後を採用。これまでに100人以上を受け入れているという。

 毎日新聞の取材に対し、葵工業坂出出張所の浅野正弘所長とKSSの小倉克彦業務部長はいずれも未払いを認めたうえで、「違法という認識はあった」などと説明。KSSの前社長(昨年6月で退任)は「食事代や住居費はこちらで負担していた。そのうえ、正規の給与を出すのでは、日本人を雇うより金がかかる」と話した。 【内田幸一】

[毎日新聞5月26日] ( 2003-05-26-03:01 )

69Bayani:2003/05/30(金) 20:41
[フィリピン] 高野大使の発言で波紋
2003 年 5月 30日

 【マニラ井田純】高野幸二郎駐フィリピン大使が、マニラでの講演で比の投資環境や治安の改善を求めたところ、比国内で30日、大きな反発が起きた。大使が制度上の不合理や犯罪多発を指摘したことに、アロヨ大統領は「誇張された見方で、フェアでない」と「遺憾」を伝えるコメントを発表。高野大使は同日、比外務次官に「発言の真意が伝わらず大統領が不快な思いをしたのであれば遺憾だ」と釈明に努めた。

 発端は、前日29日に外国人特派員協会で行われた講演会。高野大使は「日比間の経済展望」と題しインフラ、治安、労使問題などを取り上げ、「日本の企業は、比政府の取り組みに必ずしも満足しているとは言えない」と述べ、比の不透明な関税制度、政府部内の連携欠如などを指摘した。

 さらに質疑応答で、爆弾テロや誘拐事件に触れ、「多くの日本人は非常に治安が悪いと感じている」と述べ、着任以来、こうした案件への対応に追われて「安眠できた日はない」と語った。

 地元メディアは30日、大使の「苦言」を大きく取り上げ、一部で「大使は恐怖で眠れない」との報道まで出た。これを受け、比上院外交委員長のビリヤール議員が地元ラジオで「フィリピンにいたくないなら出て行け」と発言。比外務省報道官も「そういう場で批判せず外交ルートで伝えるべきだ」と不快感を示し、“国外退去”を示唆する一幕もあった。

 訪日を控えたアロヨ大統領は「率直な提言と受け止めるが、これまでの改善点が考慮されていないのは遺憾」とコメント。「意見の表明自体は非難されるべきでない。大使がよく眠れるよう望む」と述べ、やんわり釘を刺した。

70Bayani:2003/06/29(日) 00:56
2003年6月28日(土)18時26分


 フィリピンの首都・マニラの雰囲気がここ1年で微妙に変化しつつある。比政府の首都圏政策を担当するマニラ首都圏開発局(MMDA)のバヤニ・フェルナンド局長(56)が、「規律」を前面に、屋台・露店の強制排除や公共の場での服装規定など、新たな規範を次々と打ち出しているためだ。その強権的ともいえる政治手法に、市民の間では、「独裁的」との批判と、改革実行への期待があい半ばしている。【マニラ井田純】

 首都圏の幹線道路、エドサ大通り。歩道にはところどころ、「MMDA」と大書された派手なピンク色の鉄板で囲われたスペースがある。男性用が小用をたすための公衆トイレだ。道端での立小便を防止するため、MMDAが最近設置した。

 昨年6月に就任したフェルナンド局長は、こうした施策を矢継ぎ早に打ち出した。まず、重点項目としたのが、慢性化した交通渋滞対策。就任間もなく、首都圏で数千軒といわれた食料品店などの違法屋台、露店の摘発を宣言した。幹線道路沿いなどに軒を連ねるこうした店が、車両や歩行者の通行を妨げ、渋滞の元凶になっているという理由だった。

 多くが貧困層に属する経営者からの強い反発の中で取り壊しを強行したため、局長は「貧しい者の敵」「フェルナンドはヒトラーと同じ」などと激しい非難を浴びた。しかし、局長は「貧困は違法の理由にはならない。こうした無秩序は第三世界の象徴であり、許容できるものではない」と突っぱねた。

 その後も、市民に規律を求める施策が続いた。熱帯に位置するフィリピンでは、街中で上半身裸姿の男性をよく見かけるが、MMDAはこれも規制の対象とし、公共の場での衣服着用を義務化。また、大小便やつば吐き行為禁止などの条例制定を自治体に促した。

 こうした強権的手法を取るフェルナンド氏とはどういう人物なのか。

 01年まで3期連続で務めた首都圏マリキナ市の市長時代、洪水対策やインフラ整備などに手腕を発揮した。フェルナンド市政で、マリキナは首都圏で最も清潔かつ競争力のある自治体になった、との評価がもっぱらだ。一方で、その政治手法をかつての独裁者になぞらえ、「小型マルコス」と呼ぶ声もある。

 マリキナでの実績を買われ、フェルナンド氏はアロヨ大統領によってMMDA局長に指名された。

 「強権的」との批判と合わせ、最近論議を呼んでいる一つの”事件”がある。首都圏ケソン市カティプナン通りの街路樹除去騒ぎだ。交通渋滞緩和を目的に、MMDAが車線を隔てる分離帯撤去・道路拡幅作業に着手したのに対し、自然保護団体や周辺住民らの非難が噴出。これを受け、自身も付近に私邸を持つアロヨ大統領の命令で、作業は一時中断したままだ。

 分離帯の一部が除去されたままの現場では「木を殺すな」などと書かれた横断幕が目に付く。しかし、通りがかったドライバーの一人は「フェルナンドのおかげで交通事情が改善した場所も多い。ここの渋滞もなくなるならその方がいい」と話した。

 フェルナンド局長の地元、マリキナ市を訪ねてみた。現在は妻が市長を務め、「フェルナンド市政」が続いている。市内の道路は、車両が片側に整然と駐車される。市としての規模が違うとはいえ、二重、三重駐車の道にクラクションが鳴り響くマニラ市内と確かに様子が異なる。

 歩道と車道の間にはピンク色のラインが引かれている。交通標識の柱もピンク。市役所に行くと、窓のブラインドや、ゴミ箱までピンクだった。ピンクが「フェルナンド色」のようだ。

 市役所は、建物の中央に市民の待合スペースがあり、各部局の部屋が取り囲む形。その面がすべてガラス張りなのは、職員が怠けるのを防止する目的だという。

 市役所を離れ、隣のケソン市に入った途端、道に散乱するゴミが目に付くようになった。市の境を越えたことがはっきりわかる。「首都圏一清潔な市」の看板は事実だと実感した。

 あるMMDA職員は「局長は、批判があってもとにかく実行に移す。よい結果が出れば最終的には支持を得られる、という考え方だ」と話す。

 ピンク色が増えていくマニラ首都圏。街の色とともに市民の生活や心も変わっていくのだろうか。それとも、そのうちに改革は頓挫(とんざ)し、元のマニラに戻るのだろうか。


[毎日新聞6月28日] ( 2003-06-28-18:26 )

71Bayani:2003/07/14(月) 19:08
[爆弾テロ] 3被告が拘置施設から逃亡 フィリピン
2003 年 7 月 14 日

 【マニラ井田純】フィリピン国家警察は14日、2000年12月にマニラで起きた連続爆弾テロ事件で大量殺人罪などに問われている東南アジアのテロ組織ジェマ―・イスラミア(JI)メンバーのインドネシア人、アルゴジ被告ら3人が、拘置施設から逃亡したと発表した。

 同被告はテロ関連でフィリピン当局が逮捕した最重要人物のひとりで、アロヨ大統領は、警察、入管当局などすべての関係機関に早急に身柄確保をするよう命じた。

 警察によると、アルゴジ被告は同日未明、国家警察本部内にある拘置施設から、他のフィリピン人イスラム過激派メンバー2人とともに逃亡した。同被告はすでに爆発物不法所持罪で有罪判決を受けており、先週、大量殺人罪で他のイスラム組織メンバー7人とともに起訴されたばかりだった。

72Bayani:2003/07/27(日) 05:00
○若手将校のクーデター計画発覚=関与グループの行方追う−比
2003 年 7 月 27 日


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【マニラ26日時事】フィリピンのアロヨ大統領は26日、声明を出し、国軍の若手将校らによるクーデター計画が発覚したと発表した。治安当局は大統領の命令を受け、計画に関与したグループの行方を追っている。大統領は「事態を完全に掌握している」としている。

国軍当局者によれば、クーデター計画に直接関与したのは陸軍将校8人と海軍将校2人で、40人前後の兵士とともに、武器を携行して逃走している。潜伏先などは明らかになっていない。

73Bayani:2003/07/27(日) 05:01
フィリピンでクーデター計画=アロヨ大統領、将校ら60人の拘束命令
2003 年 7 月 27 日

【マニラ26日】フィリピンのアロヨ大統領(54)は26日、テレビを通じて国民向けに演説し、若手将校らの政権転覆計画を暴いたと発表、クーデターの陰謀に関与した将校など約60人を拘束するよう命じたことを明らかにした。

大統領は、政府は事態を完全に掌握していると強調、反乱を企てる者は厳しく処罰すると警告する一方、一部政治家にも不穏な動きがあるとして、国民に警戒を呼び掛けた。

国軍のアバヤ参謀総長は、アロヨ大統領に対する全面的支持を表明するとともに、クーデターを企てたのは40―50人の兵士の支援を受けた若手将校10人だと述べ、容疑者の逮捕を命令した。カトリック教会のシン枢機卿、米大使館もアロヨ大統領への支持を表明、反乱の動きに懸念を示した。

アロヨ大統領がいるマニラのマラカニアン宮殿の門前では、軍と警察の装甲車や重武装の兵士が厳重な警備体制を敷き、大統領警護隊員数十人が宮殿周辺を走るすべての車をチェックしている。

若手将校からは、低給与、汚職、兵員宿舎の不十分な設備などへの苦情が上がっているとされ、アロヨ大統領も将校の間に不満があることを認めていた。〔AFP=時事〕

74Bayani:2003/07/27(日) 05:03
比でクーデター計画、アロヨ大統領が軍将校の逮捕命令
2003 年 7 月 27 日

【マニラ=源一秀】フィリピンのアロヨ大統領は26日、声明を発表し、クーデター計画を企てていた陸海軍の若手将校10人の逮捕命令を出したことを明らかにした。

声明で大統領は「事態を完全に掌握している」として、国民に平静を呼びかけている。2001年1月の同大統領就任以来、多くのクーデター計画のうわさが流れたが、逮捕命令が出たのは初めて。

国軍などの説明によると、計画に加わろうとしていたのはこの10人を含む計20人の若手将校と4、50人の兵士。容疑が固まり次第、さらに逮捕命令が出る模様。

国軍内部では若手将校を中心に、待遇問題や現政権の国内ゲリラ組織への穏健路線などへの不満が高い。クーデターのうわさは数日前から流れ、首都圏内で厳重警戒態勢がとられたほか、23日には、大統領が若手将校らを大統領府に招き、会食するなど「懐柔策」を見せていた。

75Bayani:2003/07/27(日) 05:03
[フィリピン] 軍内部でクーデター計画 大統領が緊急会見
2003 年 7 月 27 日


 【マニラ井田純】フィリピンのアロヨ大統領は26日、緊急の記者会見を開き、国軍内部でクーデター計画が進行していることを明らかにした。国軍によると、若手将校ら数十人が武装して軍を離脱し、行方がつかめていない。比大統領府周辺では同日夜、軍、警察部隊が厳戒態勢を敷いた。01年1月のアロヨ政権成立以降、クーデターのうわさは、たびたびあったが、武装将兵の具体的行動が公表されたのは初めて。事態収拾に手間取れば、政権の危機につながる可能性も否定出来ない。

 アロヨ大統領は26日、緊急閣議を招集して対策を協議した。また軍や国家警察上層部の忠誠を確認した。大統領は会見で「国軍、国家警察に、ならず者の若手将校たちを拘束するよう命じた」と語った。大統領を支えるカトリック勢力や市民団体も会合を開き、国民に政権を支持するよう呼びかけた。一方で、アロヨ政権に不満を持つエストラダ前大統領支持者らの間では、クーデターを計画した将校らを支持する動きも出ている。

 国軍によると、国軍士官学校を94〜96年に卒業した10人程度の若手将校に陸海軍兵士が加わった計40〜50人程度がクーデター計画に加わったとみられるが、その後、グループは百人単位に増えているとの情報もある。また国軍は「現職、元職の上院議員が背後にいる」と主張。エストラダ前政権の国家警察長官である、ラクソン上院議員、軍出身でアキノ政権時代のクーデター首謀者のホナサン元上院議員らが、現政権下での冷遇や軍内部の腐敗に不満を持つ将校に蜂起を促したとの見方が有力視されている。ラクソン、ホナサン両氏はともに来年の大統領選出馬を表明している。

 アロヨ大統領の支持率は最近回復傾向にあり、一度は不出馬を表明した次期大統領選への立候補を求める声が高まっている。これを受けて、アロヨ大統領は、10月に予定されるブッシュ米大統領のフィリピン初訪問の前後に、不出馬を撤回する可能性が指摘されている。今回の若手将校の行動は、こうした大統領側の動きに対抗して、軍を混乱に陥れて政権を一気に弱体化させようとの狙いもうかがえる。

76Bayani:2003/07/27(日) 14:15
[フィリピン] 反乱兵士がホテル占拠 邦人10人含む多数が人質
2003 年 7 月 27 日

 フィリピンのマニラ首都圏マカティ市で27日午前3時(日本時間同4時)ごろ、武装した軍兵士約30人が大型商店街の一角にある高級ホテル兼マンション「オークウッド」などを占拠し、アロヨ大統領辞任などを要求。国際協力事業団(JICA)のスタッフら日本人を含む多数の人質を取って立てこもった。

 同ホテルは306室あり、フィリピン国家警察などによると、人質となった日本人は10人以上とみられる。JICAのほか世界保健機関(WHO)の邦人スタッフがいる。

 このほか、ルース・ピアス・駐フィリピン大使らオーストラリア人11人も人質になった。武装兵士は、同日午前8時半(同9時半)ごろ、子供や女性を中心に人質の一部、約50人を解放した。

 兵士らはクーデターを計画したとしてアロヨ大統領が26日夜に逮捕命令を出した将校グループ。地元テレビを通じて放映した声明ビデオで、アロヨ大統領を含む政府指導者の辞任を求めた。

 理由として(1)軍がイスラム勢力のモロ・イスラム解放戦線(MILF)やアブサヤフなどに爆薬を密売している(2)ミンダナオ島ダバオの爆弾テロはMILFをテロリストにするために政府が仕組んだ(3)アロヨ大統領は政権続投のために8月に戒厳令を布告しようとしている―の三点を挙げた。

 兵士らは緑の迷彩服に左腕に赤い腕章姿。ホテル近くの駐車場などにもダイナマイトのような爆発物を設置し、占拠した。兵士の一人は「権力奪取の意図はない。不満を伝えたいだけだ。人々を傷つけるつもりはない」と述べた。

 同日午前3時45分ごろ、現場では威嚇射撃とみられる発砲音が聞こえた。兵士らは、周囲には呼応する約2000人の兵士が集結していると述べている。(マニラ共同)

77Bayani:2003/07/27(日) 18:54
占拠の武装兵士、比大統領と閣僚の辞任を要求
2003 年 7 月 27 日

【マニラ=源一秀】27日午前3時(日本時間同4時)ごろ、マニラ首都圏マカティ市のショッピング地域に、武装した国軍兵数十人が爆弾複数を仕掛け、一帯を封鎖した。さらに近くの長期滞在用マンションとホテルの機能が一体化した施設「オークウッド・ホテル」を占拠、アロヨ大統領と閣僚全員の辞任を求めている。

アロヨ大統領はクーデター計画があったとして26日、国軍若手将校10人の逮捕命令を出しており、この10人がかかわっていると見られている。今回事件の首謀者の1人と見られ、マスコミ対応にあたっているアントニオ・トリリアネス海軍大尉が逮捕リストに含まれているほか、自身が「10人全員が事件にかかわっている」ことを認めた。

武装した国軍兵は「現政権は、イスラムゲリラに国軍の弾薬を売却しており、腐敗している」として、アロヨ大統領と全閣僚の退陣を求めている。一方で「我々はいかなる政治組織との結びつきもなく、これはクーデターではない」と強調している。

現場は、高級ホテル、巨大ショッピングモールなどからなるフィリピン有数のショッピング街。

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削除人

79Bayani:2003/07/27(日) 18:57
[フィリピン反乱] 人質を全員解放 大統領の投降要求は拒否
2003 年 7 月 27 日

 フィリピンのマニラ首都圏マカティ市で27日午前3時(日本時間同4時)ごろ、武装した軍兵士数十人が大型商店街の一角にある高級ホテル兼マンション「オークウッド」を占拠し、アロヨ大統領辞任などを要求。兵士は近くの駐車場などに高性能爆薬C4とみられる爆発物を設置し、日本人を含む多数の人質を取って立てこもった。

 サンチャゴ前軍参謀総長や上院議員らが兵士側と交渉。人質約200人が同日午前9時(同10時)すぎから順次解放された。反乱兵士側は「捕虜全員を釈放した」と述べ、人質全員を解放したことを明らかにした。

 同ホテルは306室あり、国際協力事業団(JICA)は、滞在していた日本人関係者8人が無事退避したのを確認。オーストラリアのルース・ピアス駐フィリピン大使も一時人質になった。

 大統領は27日、テレビの緊急演説で、同日午後5時(日本時間同6時)までに投降するよう要求、応じなければ武力に訴えると述べた。しかし兵士らは「われわれは自分たちを守るため爆発物を設置した」と述べ、投降を拒否した。(マニラ共同)

80Bayani:2003/07/27(日) 19:00
午後6時までに投降しなければ総攻撃=比大統領が通告
2003 年 7 月 27 日

【マニラ27日】アロヨ・フィリピン大統領は27日午前、マニラ首都圏の高級ショッピング街を占拠した約200人の反乱軍に対し、同日午後5時(日本時間同6時)までに投降しなければ総攻撃を加えると通告した。反乱側は同日午後に行う記者会見で大統領の通告に回答すると言っている。(左の写真は首都圏マカティ地区のデパートの外で爆発物にワイヤをつなぐ反乱軍兵士)

現場周辺には政府軍の兵員と装甲車両が出動し、主要交差路にバスを並べて反乱軍を封じ込める態勢を取っている。

反乱軍は、アロヨ大統領が26日夜のテレビで、兵士たちがクーデターを企てていると非難し、これら兵士たちの逮捕を命じると同時に、彼らに最大限の処罰を与えると述べた数時間後に占拠行動を起こした。〔AFP=時事〕

81Bayani:2003/07/27(日) 23:36
◎比反乱将兵、兵舎への帰還で合意=占拠事件終息へ
2003 年 7 月 27 日

【マニラ27日時事】フィリピンの反乱将兵によるホテル占拠事件で、反乱将兵は27日午後、政府との交渉の末、兵舎に戻ることで合意した。これで約19時間にわたる占拠が終息に向かった。

反乱将兵はさらに罰を科せられることに同意、政府側は汚職調査を約束した。

82Bayani:2003/07/28(月) 08:12
[フィリピン反乱] 政権内部から理解の声も
2003 年 7 月 28 日

 【マニラ井田純】マニラでの武装将兵グループによる占拠事件を受け、大統領支持者からは武装蜂起を非難する声が上がる一方、政権内部からも行動に一定の理解を示す発言が出るなど、フィリピン社会は大きく揺れ動いた。

 カトリック勢力の指導者、シン枢機卿は27日、アロヨ大統領支持の集会を呼びかけた。これを受けて同日午後から、神父や修道女らが、01年の「ピープルパワー2」の舞台となったエドサ大通りに集まり、将兵グループへの非難と大統領支持を訴えた。

 一方、ギンゴナ副大統領は、武装将兵らの軍・政権批判について「その主張には理もあり、耳を傾ける必要もある」と述べたうえで、「武力衝突は避けなければならない」と平和的解決を強調した。

 また、不正蓄財などの罪に問われて公判中のエストラダ前大統領は、反乱兵士を支持すると発言。反乱兵士に対する影響力の懸念などもあり、収監先の病院から一時、国軍本部内に身柄を移送された。

83Bayani:2003/07/28(月) 19:07
[フィリピン反乱] アロヨ大統領が施政方針演説
2003 年 7 月 28 日

 【マニラ井田純】フィリピンのアロヨ大統領は28日、国会開会にあたっての施政方針演説を行い、冒頭、前日の国軍将兵によるホテル占拠事件について、「反乱は克服された」と述べ、平和的解決という成果を改めて強調した。

 さらに、反乱将兵が訴えていた国軍腐敗の実態に関連して、調査のための独立委員会を設置すると明言。反乱将兵が「テロにみせかけるために政府が仕組んだ」と指摘していたミンダナオ島ダバオでの爆発事件などの調査を進める方針を明らかにした。

 また、「強い国家の建設には2、3年では十分でない」と、来年5月の大統領選挙出馬への意欲表明ともとれる発言を行った。

 大統領演説が行われた下院議会があるマニラ首都圏ケソン市では、アロヨ政権に抗議する左派系市民団体約1万人が、「グロリア(・アロヨ大統領)、これが最後の施政方針演説だ」などと書かれたプラカードを掲げて集会を開いた。

84Bayani:2003/11/13(木) 18:24
[麻薬] 日本人被告の死刑を減刑 フィリピン最高裁
2003 年 11 月 13 日

 フィリピン最高裁は12日までに、大量の大麻を所持していたとして麻薬取締法違反の罪で1審で死刑判決を受けた鈴木被告(47)=愛知県渥美町出身=を減刑して無期刑とする判決を下した。

 鈴木被告は収監中のマニラ首都圏のモンテンルパ刑務所で「死刑判決が無期になり、死の恐怖から逃れられてほっとしているが、わたしの主張していた無罪が認められなくて残念だ」と話した。

 フィリピンでは1審で死刑判決が出た場合、自動的に最高裁に送られて審理が行われるが、同被告は94年12月に死刑判決が出た後、9年近く最高裁判決が出ないままの状態が続いており、アムネスティ・インターナショナルなど支援団体が人道上の問題としていた。

 鈴木被告は同年4月、フィリピン中部のネグロス島バコロドの空港で日本に戻るために飛行機に乗ろうとした際、持っていたクッキーの箱から大麻1.9キロが見つかり逮捕され、死刑判決を受けた。

 同被告はクッキーの箱は知人から土産としてもらったもので、大麻が入っているとは知らなかったと無罪を主張している。(マニラ共同)

85Bayani:2003/12/14(日) 13:20
[売春強要] あっせん組織に送り込まれた比女性の8割が経験
2003 年 12 月 14 日

 外国人女性を性産業で働かせる目的で来日させる人身売買問題で、国際機関の国際移住機関(IOM)が日本に送り込まれた経験のあるフィリピン人女性100人に面談調査し、約8割から「売春を強要された」との回答を得ていたことが分かった。あっせん組織のメンバーから性暴力などを受けた女性も半数近くおり、虐待の実態が数字で裏付けられた。

 調査が行われたのは97年だが、調査に協力した関西学院大の井口泰教授(労働経済学)は「今も改善が見られないのは、被害者の証言などから明らか」と指摘している。

 IOMは難民らの移住・帰還支援や人身売買問題に取り組む非国連の国際機関(本部・ジュネーブ)。日米など102カ国が加盟している。人身売買の実態を調べる目的で、フィリピンのNGOや日比の研究機関の協力を得て、97年にマニラ市内で女性100人に聞き取り調査し、報告書にまとめた。

 それによると、77人が日本で売春を強要されたと回答。来日前に売春だと認識していた女性は11人しかいなかった。一方、47人が組織のメンバーから肉体的、性的暴行を受けたと回答。虐待などから7人が精神的に不安定になり、帰国後に治療を受けていた。

 また、54人は組織が用意した偽造パスポートで出国。逃亡防止のため日本でパスポートを取り上げられた女性は84人に上った。初来日時の年齢は15〜18歳が46人と最も多く、平均は19歳だった。

 井口教授は「近年はターゲットがタイやコロンビアなどの女性に移っており、あっせん組織の摘発強化が急務だ。外務省は、標的になっている国に性的搾取が横行する日本の現状を伝える責任がある」と話している。

【人身売買問題取材班】

86Bayani:2003/12/20(土) 14:13
【マニラ20日ロイター=共同】

フィリピン当局者は20日、レイテ島南部で19日、6日間に及ぶ豪雨による土砂崩れが発生、
少なくとも70人が生き埋めとなり死亡したと語った。
家屋80棟が倒壊、数十人が負傷し、死者数はさらに増える見込みという。(共同通信)

87Bayani:2004/01/06(火) 19:37
比でもSARS発生か=接触者の隔離を命令―大統領も声明出す
2004 年 1 月 6 日


【マニラ6日】中国で5日、新型肺炎の重症急性呼吸器症候群(SARS)の患者が確認されたのに続き、フィリピンで6日、SARSに感染した疑いのある人が1人いることが分かり、フィリピン当局はこの人と接触した人たちの隔離を命じた。アロヨ大統領は同日、声明を発表し、SARSが確認されたケースはまだ1件もないと強調しながらも、当局はSARSが新たに発生しても対応できると述べた。(写真はフィリピンの病院)

SARS感染の疑いがあるのは香港で働いていたメードで、クリスマスに病気になった。保健省は彼女と接触した不特定多数の病院関係者や訪問者の隔離を命じた。女性と夫はSARSに関連した症候を示した後、病院の特別室に隔離された。夫も呼吸器の感染症にかかっているが、夫の病気は妻がフィリピンに戻る前からのものだと保健省は言っている。この夫婦の全面検査は6日夜までかかる見込み。

メードのかかりつけの医者と夫婦の3人の子供に対しては既に自宅隔離措置が取られた。しかし今のところ彼らにはSARSの兆候は全くないという。当局はメードに接触したすべての人たちの追跡に努めている。メードは12月24日に発病し、自宅に見舞い客が来ていた。保健当局によると、彼女はその後、病院で抗生物質による手当てを受けたが快方に向かわず、1月4日にマニラの熱帯医学研究所に隔離された。〔AFP=時事〕

88Bayani:2004/01/07(水) 23:11
[新型肺炎] 発熱のフィリピン人女性は陰性 比保健相
2004 年 1 月 7 日

 【マニラ井田純】フィリピンのダイリット保健相は7日、新型肺炎「重症急性呼吸器症候群」(SARS)感染の疑いがあったフィリピン人女性(42)が検査の結果、陰性と判明したと発表した。

 この女性は先月20日に香港から帰国し、その後発熱、夫とともに隔離されていた。

89Bayani:2004/01/13(火) 07:43
[記者の目] フィリピン移民「残留日本人」 沢田猛(社会部)
2004 年 1 月 13 日


 日本からフィリピンへの移民が始まって100年が過ぎた。昨年、フィリピン各地で日系人によるその記念行事が行われたが、フィリピンに渡った日本人移民については、日本国内では意外に知られていない。フィリピンは太平洋戦争で最大の激戦地の一つ。生き残った男性たちは戦後、日本に強制送還された。しかし、フィリピン人女性との間に生まれた子供たちは、戦争による混乱もあり、父親たちに巡り合えず、「残留日本人」として、強い反日感情の中を生きてきた。

 昨年2月、ルソン島北部の戦跡を訪ねる慰霊巡拝団に加わり、この記念行事に参加した。残留日本人の置かれた現状の一端に触れ、それが、ずっと脳裏を離れなかった。休暇を利用し、秋に再度、現地を訪ね日系二世たちの声を聞いて回った。その声と願いを伝えたい。

 ルソン島北部最大の都市・ベンゲット州バギオ市。標高は約1500メートル。米国の統治時代から、バギオは避暑地として知られ、米国はここに“夏の首都”建設計画を立案した。この計画実現のため、ふもとの町からバギオに至る山岳道路「ベンゲット道路」工事に日本人移民が携わったのが1903年。九十九(つづら)折りの峠道は難工事だった。日本人犠牲者だけでも700人を数えたといわれる。このベンゲット工事を契機に本格的な移民が始まった。 バギオは、第2次世界大戦のフィリピン戦線で米軍と日本軍の激烈な攻防戦が繰り広げられた地だ。残留した日系二世の話を聞いて回ったのはバギオ市とその周辺である。

 「私は当時14歳。1945年、米軍がルソン島に上陸、日本軍が敗退する時、私たち家族7人は日本軍の後を追い、山中に逃げました。小さな村の小屋に避難していた時、米軍機に見つかり、爆撃を受けて5人が死に、私と末の妹(当時8歳)だけが生き残りました。母乳が飲めなくなった妹は泣き続け、私にできたのは、サトウキビをたたいて、その汁を飲ませるだけ。妹は餓死しました。右ひざを重傷していた私は、妹を埋葬する体力もありませんでした」

 長岡良男さん(73)は嗚咽(おえつ)をこらえながら語ってくれた。妹の死後、山中でフィリピン人の抗日ゲリラに遭い、名前を聞かれたとき、「ジャニー・ダビット」と答えた。現地語に堪能だったことが長岡さんの身を助けた。それ以来、洗礼名と母の兄の姓を名乗り、日系人であることをひた隠し必死に生きてきた。日本に長兄が生きていることが分かり、93年、「長岡良男」と「ジャニー・ダビット」が同一人物であるという氏名変更の訴えを起こし、認められて元の日本人名に戻った。

 フリエタ・ロカノさん(62)=旧姓・東地初子=は「戦争が終わって小学校に入学すると、人殺しのハポン(日本人)の子とさげすまれ、いじめに遭う毎日でした。現地名と母の姓に名前を変えざるを得ませんでした」と言葉少なに語った。

 ロカノさんの兄、琢磨さん(死亡当時23歳)は戦時中、日本軍の憲兵隊通訳として仕えたため、戦後まもなく、戦犯として処刑されている。

 フィリピン日系人会連合会(カルロス寺岡会長)の最新調査によると、残留日本人は2475人。このうち728人は日本における一世の本籍地さえ確認できていない。

 寺岡さん(72)は「四世、五世を含めると、潜在的な日系人は数万人にいる。巨大な日系人社会がアジアにあることをほとんどの日本人は知りません。しかし二世を中心とするこの728人の戸籍捜しを何とか実らせ、日本政府に要望していきたい。国籍が確認されれば、日本での定住者ビザが取得でき、その子供たちが日本で学び、働くことも可能になる。生きている間にめどを付けるのが私の務めです」と力を込めた。寺岡会長も母と6人きょうだいのうち4人を戦争で失っている。

 残留日本人は、日本軍によるフィリピン侵略の“汚名”をいわば一身に背負って生きてきたといえる。長岡さんやロカノさんは幸い国籍が確認できたが、同様につらい戦後を歩んできた728人をこのまま歴史の闇に閉じ込めてしまっていいものか。国籍確認にいちるの望みを託した残留日本人たち。高齢化した残留日本人たちにもう多くの時間は残されていない。その悲願の「声」を微力ながら、私は伝えたかった。


http://news.msn.co.jp/newsarticle.armx?id=662778

90Bayani:2004/02/26(木) 19:02
[出入国管理法] 改正案まとまる 不法残留罪などの罰金引き上げ
2004 年 2 月 26 日

 政府は26日、不法滞在者対策や難民認定制度の見直しを盛り込んだ出入国管理法の改正案をまとめた。不法残留罪などの罰金額を現行の「30万円以下」から「300万円以下」に大幅に引き上げるなど、不法滞在者への規制を強める一方で、任意に出頭した不法滞在者については規制を一部緩和する。27日に閣議決定し、開会中の通常国会に改正案を提出する。

 法案によると、過去に退去強制処分を受けたのに再び不法滞在を繰り返す悪質な外国人に対する上陸拒否期間を現行の5年から10年に延長する。一方、在留期間が過ぎたのに滞在している外国人が、自ら入管当局に出頭した場合などは、短時間の手続きで出国させる「出国命令制度」を新設する。退去強制の特例措置と位置づけ、その場合、上陸拒否期間が通常の5年間から1年間に短縮される。

 「在留資格取消し制度」も新設する。留学生が学校を退学になって他に進学する予定がないなど、在留資格に該当する活動を継続して3カ月以上行わない場合や、経歴詐称で入国したものの、その手段の悪質性が高くない場合などは、在留資格を取り消し、退去強制ではなく任意に出国させる。

 難民認定制度については、▽難民認定申請中の者の法的地位を安定させるため、仮滞在を許可する制度を創設▽手続きの公平性を高めるため、第三者を不服申し立ての審査手続きに関与させる難民審査参与員制度を設ける――などの内容。【伊藤正志】

91Bayani:2004/02/26(木) 19:03
入管職員が虚偽の婚姻届、不法残留の比女性と共謀
2004 年 2 月 26 日


不法残留のフィリピン人女性と結婚するため虚偽の婚姻届を出したとして、
東京地検は25日、東京入国管理局入国警備官の岩城容疑者(27)(埼玉県蕨市)を
公正証書原本不実記載、同行使の疑いで逮捕した。
フィリピン人女性の無職デ・ヘスス・アブドゥリア・カルピオ容疑者(40)(同市)も、
同容疑と入管難民法違反(不法残留)の疑いで逮捕した。

岩城容疑者はカルピオ容疑者と共謀、
別のフィリピン人女性の婚姻資格証明書を駐日フィリピン大使館で取得。
昨年8月28日、カルピオ容疑者をこのフィリピン人女性と偽り、
婚姻届を蕨市役所に提出した疑い。

92Bayani:2004/05/08(土) 19:28
フィリピン:
大統領選が10日に投開票 アロヨ優勢
フィリピン・マニラで住民にあいさつするアロヨ大統領(左)=AP




 【マニラ大澤文護】フィリピン大統領選挙は10日、投開票される。各種世論調査では、現職のアロヨ候補(57)が、映画俳優のフェルナンド・ポー・ジュニア候補(64)をリードしている。しかし、庶民層にカリスマ的な人気を持つポー氏の陣営は、選挙運動最終日の8日、マニラ首都圏で大規模集会を開き、土壇場での逆転を狙っている。

 選挙では正・副大統領、上院議員(定数24)の半数、下院議員(定数250以下)の全部を改選するほか、各種地方選も合わせて実施される。このため、中央選管の最終発表には相当の日数がかかる見込みだ。

 一方、民間選挙監視団体の「自由選挙のための国民運動(ナムフレル)」は10日、全国21万6000カ所の開票所に約30万人のボランティアを配置して開票速報にあたる。同運動のルス事務局長は「投票日から1週間後には開票率70〜80%の非公式集計がまとまる」と述べ、約1週間程度で大勢が判明するとの見通しを明らかにした。98年の前回選挙ではナムフレルの非公式集計を基にエストラダ氏が投票5日後に「勝利宣言」している。

 今回大統領選では、5人が公式候補となったが、アロヨ氏とポー氏が他候補を引き離した。

 序盤は、大衆的人気を利用したポー氏がリードした。しかし政治経験のないポー氏は貧困対策など、国民の期待が集まる分野で明確な政策を打ち出せず、批判的な地元メディアとの関係悪化などもあって世論調査の支持率は下降した。

 一方、アロヨ氏は大規模な組織選挙を展開すると同時に、不利といわれるイスラム教徒の多い南部地方への積極的な財政投資を打ち出すなどして人気回復を図った。その結果、4月に入ってからの各種世論調査でポー氏を逆転。アロヨ陣営は「すでに勝負はついた」と自信を表明している。

 8日、公表された民間機関「ソーシャル・ウェザー・ステーション」(SWS)の世論調査(1日〜4日実施)では、アロヨ氏が今選挙戦を通じて最高の37%(4月10日〜17日の調査では35.3%)の支持を集めたのに対し、ポー氏は30%(同30.8%)にとどまっている。

 ■ことば 自由選挙のための国民運動(ナムフレル)

 ホームページによると「フィリピンの清潔かつ公正な選挙実現」を目的に1983年に設立された民間団体。86年、マルコス大統領(当時)とアキノ夫人が争った大統領選では、マルコス有利を伝えた選管の公式発表をよそに、アキノ夫人リードを公表。アキノ政権誕生の大きな力となった。今回選挙では、携帯電話のメール機能を利用して各地の開票結果をマニラ近郊の本部に送信するシステムを採用。ルス事務局長は「電話やファクスを使った従来に比べ、非公式集計の速度や確度は大幅に上昇する」と話している。

毎日新聞 2004年5月8日 18時34分

93Bayani:2004/05/27(木) 19:31
改正入管法:
衆院本会議で成立 不法滞在者への規制を強化
 不法滞在者対策や難民認定制度の見直しを盛り込んだ改正出入国管理法が27日午後の衆院本会議で可決、成立した。不法残留罪などの罰金額を現行の「30万円以下」から「300万円以下」に大幅に引き上げ、不法滞在者への規制を強める。一方、任意に出頭した不法滞在者については、身柄収容などを伴わない簡易手続きで出国させる「出国命令制度」を新設し、不法滞在者の早期帰国を促す。

 改正法によると、過去に退去強制処分を受けたのに再び不法滞在を繰り返す「リピーター」と呼ばれる悪質な外国人について、上陸拒否期間を現行の5年から10年に延長する。出国命令制度では、入国審査官らによる調査を簡潔にし、出国命令書を交付したうえで出国させる。退去強制の特例措置との位置づけで、上陸拒否期間を通常の5年間から1年間に短縮する。

 在留資格取り消し制度も新設する。留学生が学校を退学になって他に進学する予定がないなど、在留資格に該当する活動を継続して3カ月以上行わない場合や、経歴詐称で入国したがその手段がさほど悪質でない場合は在留資格を取り消し、退去強制ではなく任意に出国させる。

 難民認定制度については(1)難民認定申請中の仮滞在許可制度を創設し、許可を受けた場合は退去強制手続きを停止し、難民認定手続きを優先する(2)難民として認定された者で、一定の要件を満たす場合は、一律に在留を認める(3)手続きの公平性や中立性を高めるため、難民審査参与員制度を設け、第三者を不服申し立ての審査手続きに関与させる−−などの内容を盛り込んだ。【伊藤正志】

毎日新聞 2004年5月27日 12時29分

94Bayani:2004/06/01(火) 21:42
eye:
刑務所の中の子どもたち−−フィリピン・マニラ
 ◇虐待におびえ、心傷つき

 フィリピン・マニラ首都圏にある市立刑務所。ここには約500人の大人に交じって十数人の未成年者が収監されている。看守の案内で入った建物の中は人の熱気で異様に蒸し暑い。30人ほどが収容された10畳ほどの薄暗い牢(ろう)には粗末な2段ベッドが壁に沿うようにしていくつか並べられているが、全員の数はない。眼光鋭い大人たちの中で、小さな少年がベッドの端に腰掛けていた。

 人口1000万の首都圏にはおよそ10万人のストリートチルドレンがいるといわれている。路上で働き、家との間を行き来する子もいるが、貧困や家庭不和などから家出し、自らの居場所を求めて路上で暮らす子どもたちも多い。

 目先の自由を手に入れた子どもたちだが、将来の希望もなく、誰からも愛情を注がれることはない。空腹を忘れるためにシンナーを吸うことを覚えたり、窃盗や中には路上で知り合った相手の子を宿す少女もいる。また、治安維持や景観の美化を理由に警察官らによる路上の子どもたちへの暴力行為や不当逮捕・拘禁も行われているという。

 収監された子どもに更生の機会は与えられていない。食事の不公平や暴力による睡眠妨害、溢(あふ)れたトイレの後始末や刺青の強要など、子どもたちは同じ部屋の大人からさまざまな虐待を受けている。

 NPO「国境なき子どもたち(KnK)」の現地ソーシャルワーカー、レオニー・カバンドさん(38)はいう。「路上での暮らしを余儀なくされた子どもたちは無防備で、肉体的にも精神的にも傷つきやすく、他からの影響を受けやすい状態にあります。刑務所での虐待がそのような子どもたちの将来に与える影響は計り知れません」

 都市の繁栄から取り残され、家族や社会から疎んじられた子どもたちは自分の置かれた状況が分からないまま、ただ行き場のない孤独と不安を抱えている。<写真・文 大川砂由里(写真家)><編集・レイアウト 桐野耕一>

 ◇国境なき子どもたち(KnK)

 アジアのストリートチルドレンやトラフィックト・チルドレン(人身売買された子ども)など恵まれない青少年に安定した衣食住と適切な教育を提供し将来の自立を支援する民間の特定非営利活動法人(NPO)。国際医療援助団体「国境なき医師団日本」の青少年教育プロジェクトを前身として1997年に設立。現在、カンボジア、フィリピン、ベトナムで現地の若者を対象にした自立支援施設を運営、600人以上を支援している。また、海外での援助活動と並行して日本国内の青少年に向けた教育的活動も行い、「友情の5円玉キャンペーン」や「友情のレポーター」など現地と日本の若者が共に成長していくことを目的とした参加型の企画を展開している。現在、東京事務局では11〜16歳の少年少女を対象にアジアの子どもたちの現状を取材する「友情のレポーター」を募集している。問い合わせ先電話03・5155・2506。

毎日新聞 2004年5月29日 東京夕刊

95Bayani:2004/07/24(土) 03:38
イラク比人解放:
アロヨ大統領の国内指導力 高まる結果に
 【マニラ大澤文護】米国や国際世論の反発にもかかわらず、イラク派遣部隊撤退によって20日、フィリピン人運転手アンヘロ・デラクルスさん(46)を解放させたアロヨ大統領には、世論をまとめて国内指導力を高めたいとの思惑も見え隠れする。アロヨ大統領は26日に、国会で施政方針演説を行うが、地元メディアは事件解決のために国内が一致団結したことを強調すると予想している。

 デラクルスさんの誘拐事件が発覚した時、アロヨ政権が最も恐れたのは、野党勢力を中心とする庶民層の反発だった。

 「もし、アロヨ大統領がイラク派遣部隊の早期撤退方針を表明しなければ、反政府デモが拡大し、政権打倒の動きにつながったはずだ」(地元記者)というのが、フィリピン国内の一致した見方だった。アロヨ政権が、派遣部隊撤退を即決したのは、こうした国内政局の観点からみても「当然の選択」との見方がフィリピン国内では有力だった。

 また、アロヨ大統領は事件発覚直後、デラクルスさんの家族を大統領府に招き「救出のため、可能な手段はすべて使う」との姿勢を明示した。アロヨ大統領の姿勢は国民の共感を呼び、借家に暮らすデラクルスさん一家に市民の寄付によって家が贈られ、子供たちへの奨学金給付も決まった。

 米国との当面の関係悪化は、依然として大きな不安要素だ。しかし、アロヨ大統領は、政権安定を印象づけることで海外からの支援を獲得するという、したたかな戦略も描いているようだ。

毎日新聞 2004年7月20日 22時10分

96Bayani:2004/08/07(土) 03:47
入国審査:
外国人乗客を出国地で 入管、台湾で実験
 偽造旅券による不法入国を防止するため、法務省入国管理局が日本に向かう外国人乗客を出国地で審査する「プレクリアランス(事前審査)」を7日から4日間、台湾でテスト実施する。水際でのテロ対策や国内空港で入国審査を円滑化する狙いもあり、効果が確認されれば、来年度から相手国の了解を得て、アジア近隣諸国で本格的な実施に踏み切る意向だ。

 関係者によると、テストは日本行きの複数の台湾の航空会社の航空機で実施する。台湾・中正空港内に入国審査官4人を派遣。1日3、4便で旅券をチェックする。

 事前審査制度は70年代、米国・カナダ間で始まり、欧州にも拡大した。日本では、02年日韓ワールドカップ(W杯)開催中、フーリガン対策として両国で期間を限定して実施されたのが初めて。

 入国審査官の手薄な地方空港での不法入国防止策としてもW杯後、実施が検討されてきたが、02年から03年にかけ、国内に潜伏していた国際テロ組織アルカイダの幹部が偽造旅券を使い、シンガポール経由などで入国した事実が判明し、導入を求める声が高まった。

 入国管理局は「有効なテロ対策になる。空港では外国人の入国審査に時間がかかり、不満が高まっているが、審査をクリアした外国人は早く上陸許可を出せるという利点もある」と語る。【伊藤正志、坂本高志】

毎日新聞 2004年8月7日 3時00分

97Bayani:2004/08/17(火) 19:08
新種鳥:
ヤンバルクイナに近似 比の離島で発見
 フィリピン北部沖、ルソン海峡の離島カラヤン島で新種の鳥のクイナが発見され「カラヤンクイナ」と名付けられた。英国の鳥類保護団体バードライフ・インターナショナルが17日までに、ホームページに掲載した。

 ホームページによると、姿形は沖縄のヤンバルクイナに最も似ているが、鳴き声と色が異なる。フィリピンと英国の合同調査団はわずか100〜200つがいが生息すると推定した。

 カラヤンクイナはくちばしと足が明るい赤で、体は褐色。現地では「ピディング」と呼ばれ、同島にだけ生息し「ほぼ、または全く飛ばない。下草の中などに隠れ、単独や家族単位で行動する」という。

 調査団が、同島を含むバブヤン諸島に生息する鳥類、哺乳(ほにゅう)類などを調べていた際、5月11日にカラヤン島の標高300メートル付近の森で見つけた。

 島は人口約8500人。発見地域は無人だが、今後の開発で猫やネズミが増え、カラヤンクイナの数が減る恐れがあるという。(マニラ共同)

毎日新聞 2004年8月17日 19時00分

98Bayani:2004/08/19(木) 21:32
武装強盗:
日本人、射殺される−−マニラ
 【マニラ共同】フィリピン警察などによると、マニラ市シンガロンの路上で17日深夜(日本時間18日未明)、休暇でフィリピンを訪れたパチンコ店経営、松浦正司さん(41)=三重県東員町笹尾東=が警察の狙撃部隊メンバーを装った武装強盗団に射殺された。

 松浦さんは同日、13歳と10歳の息子2人とともに名古屋からマニラ国際空港に到着。マニラ北方タルラック州プンタに車で向かっていた。

 同乗していた親類らによると、強盗団は4人以上で自動小銃などで武装。空港近くで松浦さんの車を停車させて乗り込み、別の場所で松浦さんを射殺。財布やパスポートなどを奪って逃走した。

 息子や空港で出迎えた娘、親類らは無事。松浦さんは名古屋市港区でパチンコ店を経営、フィリピンに住む娘に会うために定期的に休暇でフィリピンを訪れていた。

毎日新聞 2004年8月18日 東京夕刊

99Bayani:2004/08/25(水) 08:57
公用車の私的利用に罰則へ エネルギー節約でフィリピン

 フィリピンのアロヨ大統領は24日の声明で、高騰する石油価格に対応するため、公用車の私的利用に罰則を科すなどのエネルギー節減策を打ち出した。石油の輸入を12%減らし、年間7億8400万ドル(約860億円)節約できるという。どのような罰則を科すかには言及していない。

 大統領は23日「われわれは既に財政危機にある」と公言し、議会や有権者に増税などへの理解を要請。深刻な財政赤字、債務削減に取り組む姿勢をアピールした。

 大統領は節減策で中央、地方の政府機関の新車購入を凍結し、救急車を含め公用車の公用以外の使用を認めないと言明。同国では救急車が買い物などの私用に使われることがある。また各政府機関に燃料と電力の消費10%削減を義務付けた。(共同)

(08/24 23:33)

100bayani:2004/09/14(火) 02:00
フィリピン:
裸でうろつくと罰金1000円
 【マニラ大澤文護】フィリピンのマニラ首都圏警察はこのほど、上半身裸で公共の場や道路などをうろつく男性の取り締まりを本格的に開始した。違反者は罰金500ペソ(約1000円)を科せられる。フィリピンでは、特定の地域で同様の取り締まりが行われた例はあるが、市全域で罰金付きの取り締まりが実施されるのは初めてという。

 この取り締まりは、マニラ首都圏開発局のフェルナンド局長が提案し、昨年4月にマニラ首都圏で「禁止される服装マナー」条例として制定された。しかし警察当局は取り締まりを実施しなかった。今年6月に発足した第2期アロヨ政権下で就任した警察トップが本格的な取り締まり開始を宣言した。

 フィリピンでは、暑さしのぎに、男性が上半身裸で街中を歩いたり、働いたりする光景は珍しくない。今回の取り締まり開始にも「単なる人気取り」との見方がある。

 現地メディアによると、フェルナンド局長は「上半身裸の男性が、人口1000万人を超える大都市をうろつき回る光景は、道徳と文化の腐敗の象徴だ」と説明した。

 フェルナンド局長は、歩道での行商を禁止する条例も制定した。その厳しい態度から「独裁者」との批判を浴びているが、現地メディアのインタビューに対し「社会秩序の維持や礼儀を守るための試みを全国に広げたい」と語っている。

毎日新聞 2004年9月13日 19時51分


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