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香港企業の退職金

152ハンドルネームでお願いしますw:2015/06/01(月) 17:47:59 ID:tvgtcRJo0
■サテライト・カンパニー

「惑星は太陽を中心にして回っているが、各惑星には求心力と遠心力が働いており、それぞれバランスを保ちながら軌道から外れないようにしている。太陽系のこうした運動を企業経営に取り入れたのがサテライト・カンパニーです」。

求心力と遠心力。子会社は親会社に依存しながらも、親会社から離れてもっと大きくなろう、別の道に進もうとする。そのバランスをとるのはむずかしいが、荻野さんの考え方はこうだ。人にポジションと責任とそれに見合った報酬を与えるならば、必ず120%の力を発揮する。親方総取りでは、会社は発展しない。太陽が地球という惑星を持つように、地球も月という衛星を持つ。組織をガチガチに縛らず、均衡を保ちながら自由にやらせるならば、より大きくなろうとする子会社は孫会社を抱え、孫会社はひ孫会社を抱えるようになる――。フェニックスグループは、荻野さんのこうした企業哲学のもとで発展、拡大してきたと言えそうだ。

たとえば1975年設立のフェニックス・パートツー。紳士物セーターを扱っていた部門の責任者に、「独立して社長としてやってみるか」と声をかけた。聞けば3万5千HKドルほど融通がきくという。「それじゃあ、資本金を10万HKドルにしよう。君が35%を持って、フェニックスが65%を出資しよう」。荻野さんは名目上のトップとなったが、設立3年で社長ポストを譲る。この会社は一貫して高利益を計上し、現在に至り、資本金は3500万HKドルにまで膨張した。元責任者は、今では威風堂々たる社長だ。

独立時に荻野さんと苦楽を共にした元メッセンジャーボーイは、今では香港のビクトリアハーバー沿いの高級ビルに腰を据え、グループの中核企業の社長を務めている。荻野さんの良きパートナーでもある。


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