米国国内の鶏卵業者は FDA や WHO 等の加熱処理のガイドラインに従って生食を前提にした飼育をしておらず、割り入れた生卵は低温殺菌したもの・卵白と卵黄を分けたもの・各種栄養素を添加したもの等を牛乳パック様の容器に入れられて店頭に並ぶ。これらの多くは冷凍保存が可能である。また、殻付きでは低温殺菌して白身が半ば固まった卵がパック入りで販売されている。特に防疫に注力しているオーストラリアではオーストラリア国内に持ちこめない食品として卵や卵製品が検疫検査局の品目として挙げられている。一部の東南アジア諸国では卵の外部はもとより内部にも細菌の存在が確認されている。卵の輸入制限は各国の国内鶏卵業者への保護を目的とする他にも鶏卵が有する各種細菌がもつ食品衛生上の観点からも重視されており、各国で輸入規制対象物品に指定されていることが多い。日本の検疫では四類感染症まで輸入規制できるが、サルモネラ食中毒は四類感染症ではなく、他の事由が必要となる。諸外国では鶏卵を生食する例は皆無に等しく、卵かけご飯は日本独特の食品流通と衛生管理を背景にしている。
【香港出演者のプロフィール】
☆ 劉心悠(Annie Liu アニー・リウ)…林美蘭(ラム・メイラン)役
2004年、映画「阿嫂(邦題:姐御)」のヒロイン・オーディションで、4000人の中から見出され、エリック・ツァンの義理の娘役で香港デビュー。HongKong Film Award新人女優賞ノミネート。
2006年、映画「黒夜(邦題:ブラックナイト)」でディラン・クオと共演、2008年には日本の人気コミックを原作とする映画「軍鶏−Shamo−」に出演するなど、広くアジアで活躍、注目の新進女優。
☆ 午馬(Wu Ma ウー・マー)…美蘭の祖父役
1942年生まれ。60年代から数々の映画に出演する香港映画界の名優。受賞歴多数。代表作に「上海エクスプレス」(86年)、「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」(87年)、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」(91年)ほかがある。最近作に、2006年アンディ・ラウ主演映画「墨攻」など。