ポップ・ソウル風のリードシングル"Do You Believe Me Now?"が、カントリー・シングル・チャートの1位を獲得してしまったJimmy Wayneのセカンド・アルバムです。クロスオーバー・サウンドが幅を利かせるメインストリーム・カントリーの中でも、ここで聴かれるサウンドはその最右翼。ウェスト・コースト・サウンド(ジャクソン・ブラウンとかイーグルスとか・・・)や、Jimmyも影響を明言しているホール&オーツのホワイト・ポップ・ソウルをミックスして、カントリーのナチュラルなフレイバーをまぶしたって感じかな。それでも、けして安易なポップ・カントリーではなく、実に趣味の良い、気持ちよく聴ける音作りをしてると感じました。歌声は”カントリー”で連想する粘り腰はなく、節回しがとてもスムーズで適度な甘さもあり、良く伸びるナイスな声と思います。時おり、ホール&オーツのダリル・ホールを思い出す瞬間もあったりして・・・ルックスもカジュアルでなかなか甘く、カリフォルニアのアーティストみたいですね。月並みですが、これからの気持ちの良い季節、ドライブしながらスムーズなアップ・テンポ"I'll Be That""Where You're Going"あたりを 聴けば気分は爽快。そしてバラード曲でも”Stay Gone"などで滑らかな歌声が楽しめます。ミディアムの"Brighter Days"は曲や構成も良く、聴かせますよ。ポップ・ファンにはお勧めと思います。