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栃木県のカメムシについて6
栃木県のカメムシについてのスレッド
カメムシ以外の虫もOKです
前スレ
h ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/travel/1614/1131291343/
●ウスイロカモドキサシガメが2種いたことについて●
ここではまだいきさつを話していなかったので書きますが
県内で初めてウスイロ(以下このように略する)を見つけたのは
南東部の益子町西明寺で2005年11月に林床のスゲから採れたものでした。
翌年の11月にも採れましたが、分布の北限ということもあってか
個体数は少なく、追加個体はありませんでした。
薄暗い林の中は蚊が多く、倒木をまたいで湿った道を歩くので
夏の調査はやらず、この場所自体もカメムシが少ないので
それ以降はほとんど訪れることはありませんでした。
2008年8月のことです。
日光市の観察地で背の高いササの群落があるのですが
5年近く通っていたのに、ろくに調査していないことを思い、試しにビーティングしてみました。
するとウスイロが一頭落ちてきました。
寒冷な県北にもいるということは、それほど気温には左右されないのではと思いました。
県内に広汎な分布を示すらしいことが分かったのです。
続く
秋からは休止期間に入ったので
その後のポイントでの発生状況はまったく分からずでした。
そして年が明けた2009年、再びカメムシ調査を開始しましたが
ウスイロのことはとくに気に掛けず、興味はEmpicorisにシフトしていました。
8月のことです。
日光市龍王峡で同じように茂った背の高いササがありました。
サシガメというよりはカスミカメムシ目当てでしたが
枯れた部位もあり、なにかサシガメもいそうな雰囲気だったので叩いてみました。
すると複数のウスイロ幼虫が見つかりました。
かなりの個体数に上ったので、県内初の安定した産地としました。
9月には成虫を一頭採りました。
この時もまだ、ウスイロは1種だと思っていました。
つづく
11月に入り標本作りを少しだけしました。
2009年の調査で採った虫入りジッパー袋が山積みになっていて
カモドキサシガメたちが壊れそうになっているのを見たからです。
これはさすがにまずいので、とりあえずカモドキサシガメの入っている袋を取り出して
すべてを標本にしました。
Empicorisも採集した当日に同定していましたが
もしかすると思い違いで別種が混じっているのではという目論見があり
作った標本をこれまでの在庫と比較する作業に入りました。
残念ながら(?)同定したEmpicorisはすべて既存の種に一致したのですが
龍王峡で採ってそのままスルーしていたウスイロを
在庫の益子町産と比較したところ、形態的な違いが見つかりました。
前腿節の上面の毛束の有無、前脛節の長さ、
複眼の大きさ、小楯板の棘の有無・・・
少なくとも個体変異の範疇ではなさそうです。
性差も考えましたが、腹部の末端部の特徴からすると両者は♂同士でした。
2個体だけと検した標本が少ないので
2008年に日光市で採っていたウスイロを思い出して2008年の袋から引っ張り出しました。
これもオスでしたが、特徴は益子町産ではなく龍王峡の個体に一致しました。
つづく
これまで同一と思っていた虫が互いに「違う」らしいことに気がつくと、
これまでぞんざいに扱っていた標本が急にいとおしく思えました。
つくづくゲンキンな奴だと笑いながら
標本にしていない、残る益子町の一頭を探しだしました。
メモの日付は06年11月10日なのですが
その日付のついた袋は100数十枚の袋の山の中にあり
しかもほぼすべての袋の虫はばらばらになったりして
ひどい有様でした。結局この日は11月10日の袋を見つけられずに終わりました。
もしかしたら捨ててしまったのかもしれない。
けどちゃんと採った記憶もある。
後日無事に見つけ出し、標本にしたところメスであることが判明しました。
益子町のウスイロは♂と♀がそろいました。
形態は基本的に両者一致しました。
ウスイロの原記載は読んでいないのですが、Rostriaの報告写真を参考にすると
この益子町の群は真のウスイロとなるようです。
つづく
11月18日に龍王峡に出かけ追加を狙いましたが
まったく落ちず、分散したかリターの中にじっとしているのでしょう。
手許のTridemulaは結局
益子町産が1♂1♀、日光市産が2♂でした。
これと前後して念のためにネット上のウスイロカモドキサシガメを見てみましたが
いずれも真のウスイロとなるようで
前腿節の毛束が分からなくとも、小楯板の棘や
複眼の大きさなどで大体分かりました。
しかし正確には標本がないと分からないので、あくまで参考です。
いったい日光市の群は何なのだろうか。
さっそく専門の先生に標本を送りご教示いただいたところ
やはり県南の益子町の個体は真のウスイロで
県北の日光市のものは未記載の可能性が高いとのことでした。
これにより、県内のTridemulaは二種いることが最終的に判明したのです。
つづく
標本を送ったすぐ後で
県南の佐野市でカシに絡んだ枯れ葉を叩いたところ
ウスイロが一頭落ちました。
これまで県南では東部だけにいたのですが
佐野市は県の南西部に位置します。
南東・南西とも気温は温暖で
それを裏付けるようにたくさんの暖地性昆虫が両地域に存在しています。
ウスイロも例外ではなかったようです。
最後に両者の外部形態による検索表を付けて終わりとします。
♂外部形態による検索表
1. 複眼は発達し複眼の長径は複眼後方部に等しい。
前腿節上面に暗色の毛が密集して房状になった部位が基部よりと先端よりの二か所に存在する。
前脛節を折りたたんだとき、ふ節は転節に達しない。
小楯板は針状の突起を備える。益子町・佐野市(県南)・・・・・・・・・・・・・・・・ウスイロカモドキサシガメ
-. 複眼はより小さく、複眼後方部は複眼の長径よりはるかに長い。
前腿節上面の毛は局地的に密集することはない。
前脛節はより長く、折りたたんだときふ節は転節に達する。
小楯板は突出するが針状の突起をもたない。日光市(県北)・・・・・・・・・・・Tridemula sp.
もう正直カモドキサシガメ亜科は県内からは出ないと考えていました。
とくに発見のラッシュだったEmpicorisも落ち着いており
産地の記録集積にシフトしていました。
そんな中でのTridemulaからの未記載の発見は
いつも書いていることですが、「予想外」の発見でした。
県内のサシガメ科は温帯でもとくに内陸県に位置するため貧弱気味の43種ですが
カモドキサシガメ亜科は15種と飛びぬけています。
各地での調査が進めばさらに未知のカモドキサシガメが出るのは間違いなく
とくに調査が進んでいない北日本では
大陸との共通種が出そうな気がします。
マツヘリカメムシのwikiすげー
Lestonia grossiが採りたい
もう一種なんだったか、基準種・・うーん
あ、Lestonia haustoriferaだったか
11月28日は日光の湯元でカメムシ採り納めでしたが
目当てのものが全く採れず、残念でした。
男体山からの風にやられて寒い思いだけしてきました。
2003年に死骸を拾ったものの
それを粉々にしてしまったクロハナカメムシがいて
その雪辱を2006年に果しましたが
そのハナカメとの再会を期待して、ダケカンバの浮き上がった樹皮を
木に影響が出ないように剥いでみました。
つづく
チビツヤナガカメムシの前胸背が出てきて盛り上がりを見せましたが
その後はまったくダメで、マキムシモドキの凄そうなのが採れただけでした。
あとはすべてヒメツノカメムシ類ばかり。
しかしほかのツノカメムシ類はどこに消えてしまうのか
リターの中なのだろうか。とくにトゲツノカメムシはどこに行くのか謎です。
こうして、オオクロハナカメムシとの再会もできることなく
2009年は終わりを告げたのでした。
12月は文献整理期間です。
そして来年は定点観測はやめて、
各地で思うままにカメムシを採り、気になったデータだけを書きとめることにしました。
一番の懸案であったカスミカメムシの初見時期については
大方データが得られました。
つづく
以前書きましたが、私は那須地域はまったくの不得手で
日光地域のように100回くらい通ったことはなく
せいぜい殺生石で9月に虫捕りしただけでした。
小深堀には甲虫目当てで出かけたことはありましたが
カメムシの調査で定期的に通うこともしていません。
なので、2010年は那須町を調べたい。
ひいては、那須塩原地域についても調査区間に入れて
日光要素とは異なる日本海要素?のカメムシが
どれだけいるのか。調べてみようと思います。
カシワ林にいるカメムシはなあに?
ハナアカカスミカメは那須地域に絶対いると思っています。
つづく
御用邸の調査は無理になりますが
ここでは信じられないようなカメムシがいくつか採れています。
ムラサキカメムシは中部山岳地帯のカメムシですが
御用邸の記録があります。ただし写真なしです。
それとキベリマキバサシガメの記録も同様にされています。
北海道のカメムシが那須地域にもいるようです。
また福島県では比較的採れているらしいヨモギグンバイは
栃木県からは未記録ですが
那須地域にはいるかもしれません。
同様にシャクナゲにつくハセガワグンバイや
ヤマグルマにつくヤマグルマグンバイも、那須岳あたりに、いないとも限りません。
つづく
那須岳ではオオキンカメムシとヒメナガメも採れています。
甲虫で、日光要素ではなく那須だけに記録があるものがいて
たとえばヤナギにつくオオルリホソハムシ、ナカムラノミゾウムシがその例となります。
ミヤマコガネヒラタコメツキもそうです。
カメムシにもそんな要素がある。
しかしながら調査する人がいないので何とも言えない。
この歯がゆさを少しでも断ち切るために、2010年は何としてでも那須地域に月2回は足を運びます。
有料道路もほぼすべての区間が無料化しました。
甲子道路に行きたい。来年の夏が待ち遠しいです。
おわり
それとは別に県南西部の田沼町の山林を調査してみたい。
群馬の桐生ではズグロシラホシカメムシが採れているけど
栃木県からは未記録です。
田沼町の山林にはシオジ林が発達していて
もしかするとカスミカメで面白いのがいるかもしれない。
何か面白いのが隠れているような気がしています。
カメムシ以外ではアカソハムシというのが
西部だけで採れていますが
平野部はもちろん東部にも北部にも分布していません。
しかし田沼町周辺では記録が集中しています。
田沼町に隣接する葛生町の山林では
キバジュズフシアリという非常に珍しいアリが採集されています。
葛生町の私の行くフィールドからはさらに北に離れていて
この一帯と田沼町の山林を含めた地域は
まったく足を踏み入れていないのです。
ちなみにイカリヒメジンガサハムシも、この地域では採れています。
モミ林についても、なんとかしないとと思うのですが
塩原の温泉街近辺の山はどうやって入るのか分かりません。
そもそもモミ林自体が県内には少ないと感じます。
モミといえば、gretaeです。
ロシアでも長らくタイプのメスしか記録がないようで
あるAradusの新種記載の際に、日本のエサキヒラタとともに
形態比較のために用いられていました。
ちなみにとちぎの土壌生物、の冊子を頼りに
黒羽の神社まで出かけたことがありますが
モミ自体はあったものの斜面が急でカメムシはいませんでした。
ヒラタハナカメムシの幼虫が死んだので標本にしてみた。
チビクロハナの幼虫とは全く異なるもので
本当に樹皮下の生活者という感じでペラペラです。
そして悲しいことに
しばらく開けてなかったヘリカメムシの箱がカビでやられていました。
まるまる捨てなくてはダメか・・
オオヒメヘリカメムシだけ抜こうとも思いましたが
やはりカビがいやなのでどうにもできません。
標本管理はもし私がいなくなったら
誰がするのだろうという話になるので
そろそろ考える時期に来たのかも知れません。
最近は記録集積に回るようになり
標本を作るのはめっきり減りましたが。
のどの痛さが気になるけど
まだ鏡見ていない。治るものと信じているが・・
風邪由来なのかどうかもわからん。
ところでインセクトの校正刷りがまだこないです。
長崎アゲハの記事がたくさん来たのかな。
僕はまだ見ていません。
ツマグロヒョウモンらしきものはさすがに気づきましたが・・
ハイマツのある那須地域を調べたい
ハイマツハナカメムシがいないとも限らない
ゴヨウマツ?はあるのかな。
針葉樹にはたいてい固有かそれに近いカスミカメがつくから
もしかすると・・・
ネズミサシにつくカスミカメなんて西日本にはいないのかな。
カミキリではいた。名前忘れたけど。
益子町にはネズミサシがいくつかあったけどこの辺は分からないな。
カスミカメのY先生じゃないけど
羽を付けて飛ばせてほしい。
そして山々を飛び回り手の届かない場所のカメムシをスイープするのだ。
ネパールのカメムシも面白そう。
Velocipedidaeもいるだろう。
和名はついてないけど。
益子の高館山で採ったヒラヤマコブハナが出てきた
やはり見まちがいではなかった
そしていくつものDanaeは
見た限りではすべてトウヨウダナエだった。
オオダナエもオニダナエも、一頭しか採れていないことが分かる。
まさに鬼だなえ。
さらに、いくつも採ったケシミズカメムシには
コバネケシミズは混じっていなかった。
Timasiusは、もちろん混じっていなかった。
Rhyacobates
【ネット】 「ひとがご→人がゴミのようだ」 桁違いの語彙力、Googleが日本語入力ソフト発表…ATOKどうなる?★5
h ttp://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1259840958/
ヒラタ、と打つともちろん
ヒラタハナカメムシ
ヒラタカメムシ
ヒラタヒョウタンナガカメムシ
ヒラタトガリカメムシ
が候補に出るんだろうな
年末
私の中でビッグニュースだったのは
と考えてみたけれど
甲乙つけがたくて結局わからない
カスミカメムシのビッグニュースは
コケというか地衣についてたヒョウタンカスミカメかな。
結局その後の追加は採れなかった。
改めて標本を見てみたけどどの種にも当てはまらなかった。
小さいです。
同時に採れるコモンキノコカスミカメの仲間も不思議です。
普段コモンキノコカスミカメ類は菌の生えた枯れ木につくのに
この種は地衣に覆われた樹幹にいるのです。
こちらは何頭も見つかりました。
ハナカメムシのビッグニュースは
ヒラタハナカメムシの生息地発見もありますが
個人的に推したいのはアカマツから採れた
別のハナカメムシです。
ヤサハナカメムシとケシハナカメムシを足したような不思議なハナカメムシで
ケシハナカメムシを大きく細くしたような種です。
河川敷のアカマツから採れました。
この木にはほかにチビクロハナカメムシがつきます。
また初夏にはPlesiodema gotohiと思われる
黒い小さなカスミカメムシもつきます。
グンバイムシのトピックはありません。
気がかりとしてコリヤナギグンバイの生息地があります。
四月以降全く採れていません。
投稿中の報告には2008年までの記録しか載せていませんが
あとあと栃木のレッドリスト見直しも兼ねて
このことは改めて報告しなおしたいです。
サシガメのトピックというか
これはビッグニュースになるのかな。
ウスイロカモドキサシが2種いること。
すでに説明したので省きますが
県北のササにいる個体は要注意です。
ナガカメムシのニュースは何個かあって
ヒサゴナガカメムシが県南に比較的いることが分かりました。
現在までも少ないながら各シーズンで見ています。
そしてLethaeus minoensisのオスが採れたこと。
形態比較も兼ねてお知らせもしましたね。
このナガカメムシは追加もなく個体数が少ないようです。
秋も深まったころに追加されたクロナガカメムシの仲間も驚きでした。
腹部の光沢の強さと体の特徴はコゲチャナガカメムシとなるようです。
河川敷にいたのも謎めいています。流されたのかもともといたのか。
ヒラタカメムシのニュースとしては
オオカバヒラタカメムシのオスが採れたこと
それとMezira ludvikiが採れたことです。
和名の長いササ切りモドキなんだっけ
ミトキハニドビックリササキリモドキだったか
昆虫王が答えてたな
とりあえずof the yearは
キイロアシブトマキバは外せない
あれ欲しくてササ叩きまくった
Scottの原記載がRider氏のサイトで見られたけど
長崎から記載されたことが分かった
松村先生の図鑑にはコアシブトサシガメとして載ってるらしい
これは三橋データベースで見つけた情報なので
当該の文献は持ってない
この和名も松村先生がつけたのかな
もっとも正確には宮本先生のRostriaの記事を見ればいいのだけど
これも持ってない
南陽堂でバックナンバー買おうかなと思ったけど在庫なさそう>rostria
まさに時期をrostりあしてしまった
これとは別に大分のマキバサシガメで
気になる写真を見つけたけどサイト失念した。
Stenonabisだと思うけど脚がダンダラになってた。
これがオキナワマキバサシガメなのかな。
さすがにgoogle変換で臀脈はでなかったけれど
以下の言葉が変換候補から選べた
前胸背
上翅
腹部腹板
ふ節
転節
基節
腹柄
臭腺
前縁
後縁
側縁
湾入
小楯板
交尾器
イレズミコンニャクアジはさすがに変換は無変換でか
12月からカメムシ採りやめたら
体重がまたふえてきた
インセクトの校正刷がこないのですが
掲示板見たら納得しました
わたしは投稿規定を読んで投稿しているのですが
なかなか統一が難しいようですね
お疲れ様です
ヒラズキジラミがなかなか採れないけど
那須でとれたっきりだな
Liviaという属名がかっこいい
今年こそは本気出すといいながら一ヶ月もないでござるの巻
コゲチャナガカメムシ?は本当にサプライズだった
こんなのが残っている鬼怒川に絶句した
多分地表部にいるのだと思うけれどね
河川敷の暗渠にオキナワイトアメンボの群落があることにも驚く
こんな環境は特別なのかな
砂地の石の下には超微小のムクゲカメムシがいるのも・・
開発はされないけれど氾濫原であることが大切なのかな
ヒラタハナカメくん探索がひとつ、成功したようです。
クロマツにもつくのかな・・
フサヒゲサシはまだか。
誰かゴミアシナガサシガメを冬に採ってくれないかな
落ち葉の下で脚伸ばして潜ってたのが忘れられない
なにより、その5ヶ月後に死んだ親父に連れていってもらった
最後の虫採りというのも忘れられないが
当時はトランプ入れの容器の中にしまっておいて
車の中で出し入れしては脚をつまんで観察していた
スレ立てしておきながら
ヒメハナカメとヤサハナカメとケシハナカメとどこが違うのか
比較していなかったので今日の休みを使って
その解説をしたいと思う。
徳島に送るのはそれからにしようと思う。
校正刷きたので返信した
サシガメの欄だけ直す
カラー2ページだから4000円か
来年からはだれがインセクト編集引き受けるのかな
Josifov氏の80歳記念論文集出てるのか
日本のタクサを扱ったのはないのか
Horvathの1905年の日本産カメムシ記載論文見てたら
エゾツノカメムシやクロツヤオオメカメムシ、アカミャクカスミカメに混じって
オオメノミカメムシが記載されてた。
南洋の既知種と比較されてたな。カレドニアの種だったか。
基準産地はSendaiと書かれてた。
ヒラタハナカメムシの属するElatophilusの文献読んでたら
興味深いことに中国でMatsucoccusに対して
ヒラタハナカメムシを放逐した?実験をしたとのこと。結果は思わしくなかったのかな。
Zheng氏の名前があることからかなり面白そうな文献ではあるけれど・・・
1983年の発行でした。
ということは中国にもヒラタハナカメムシがいるのかな・・・
zootaxaでクロヒサゴカスミカメの属するPherolepisのレビジョンが出てた
中国に3新種
昆虫学会のプログラムを今更ながら見たけど
カメムシ類は少ない気がした
ヨコバイも図鑑欲しいくらいに研究が個々に進んできた
12月は調査ゼロなので
先月に書き上げた2009年のまとめにかわりはない。
チビアシナガサシガメが大谷石でできたトイレ跡から見つかったのは面白いが
これは抜けていた。石が風化して砂が堆積し、落ち葉層も重なって
いかにも小型昆虫が潜んでいそうなところにチビアシナガはいて、しかも一年安定してた。
チビアシナガ自体はすでにインセクトに投稿(投稿中)しているが
2009年の記録は扱っていない。
とくしまメールしますた
お手数かけました
売上のびた
ボーナスはいつでるのかな・・
栗山村でもケシナガカメムシが採れたけど
暖地のモノとは有意な差がなかった。
側溝などにたまった砂質のリターをこのむので
普段ナガカメムシがいるような腐植土には見られない。
Josifov氏の記念論文の目次をペンソフトのとこで見てきたけど
タイの水生カメムシの論文が最近良くでてる気がする。
Akekawat氏によるものかな
日本産は論文ないのか
極東とかネパールからヒョウタンカスミカメのニューが記載されてるぽい
もうMahaniaの新種が書かれたのか
hetnewsで目次見れた
Dufouriellaは黒っぽいハナカメだけど
DufouriellaはケシハナとかBuchananiellaと同じ族には入らないという論文
Cardiastethiniか
All published issues to date of the newsletter of the
Workgroup of Middle-European Heteropterists
are now available to read or download (pdf)
from the homepage of their website:
www.heteropteron.de
The site includes:
? contents lists of all issues of HETEROPTERON
栃木県だと大平町と足利市で採れてるけど
もともと個体数が少ない局地的な種で
長年にわたる地元下野市の調査では得られていない
イネカメムシの属名がNipheに変わった
イネカメムシは栃木県ではかなりまれなのか
2000年以降全く採れません
他のところはどうなのかな
復活した種のあとについてるbona speciesの意味が分からなかったけれど
good speciesのことかな。valid speciesと同意義か。
モンシロハナカメムシの標本掘り起こしてたら
多分栃木県で最高標高地のヒラズキジラミみつけた。
湯元で採れてた。忘れていた。
ケシハナカメムシの正しい学名は
Cardiastethus exiguus Poppius, 1913になってた
大図鑑ではどうだったのかな
レッドリスト会日曜か・・
予想してはいたけど日曜休めない身なので
引き受けてよかったのかと思ったりもする。。
未発表データをもとにした情報じゃダメだしな・・
けいおん二期きますた。来年も生きられる。
カメムシスレのほうも引き続きご愛顧願います。
新年明けましておめでとうございます
虫採りは晩春くらいに再開する
ヒラタハナカメのオス、先をこされたwwwwwwwww
書く事がないわけじゃないけど
二つスレが有ると片方にしか書かないから
一見こっちが過疎ってるように見えちゃうね
一応連載というわけではないけど
もひとつのスレで栃木県のカメムシの話をしています
今期見るアニメが少なくとも5本決まった
ここが更新されないのは残念だな
かめbbsのリンクはしかし変えられんな
どうしたものか・・
福井県の博物館報告が一通り昭和のころから見れるようになってた
福井のカメムシも調べると面白そう
暖地性のものが結構いて
カメムシは大体こっちとファウナが似てる感じ。
ヒラタハナカメムシ君も採れてる。
でも、すごく驚いたのは以下の記事です。
クロクビナガカメムシの成虫越冬個体の存在です。
松ぼっくりの中に潜んでいる??マジかよぼっくり採ってくる
h ttp://www.nature.museum.city.fukui.fukui.jp/shuppan/kenpou/42/42-89-91.pdf
ヒラタハナカメムシが成虫越冬個体もいるのであれば
土曜は久々に出かけようかと思っている。
オスが採りたいです。
栃木での常識をあまり全国レベルかのように
当てはめるのはよくないのか。
クビナガカメムシの成虫はてっきり梅雨時のみかと思っていた
やはり幼虫のようです。
ヒラタハナが幼虫越冬というのはハナカメムシの中では異質に感じる。
たいていが成虫越冬だから、栃木県の場合。
ただしユミアシハナカメムシは卵で越冬するようで、姿は見えない。
990 名前:Aelia ◆mYl7EDbJMI[sage] 投稿日:2010/01/20(水) 09:42:27
h ttp://www.fcla.edu/FlaEnt/fe85p284.pdf
カイガラムシのフェロモントラップでヒラタハナカメ採れないかな
991 名前:Aelia ◆mYl7EDbJMI[sage] 投稿日:2010/01/20(水) 10:59:58
h ttp://www.fcla.edu/FlaEnt/fe92p199.pdf
ルイジアナの最近のヒラタカメ
少なからずの新種がいるようですね
992 名前:Aelia ◆mYl7EDbJMI[sage] 投稿日:2010/01/20(水) 11:37:10
h ttp://www.fcla.edu/FlaEnt/fe90p738.pdf
日本だけでなくフロリダでも
蚊の調査のためのドライアイストラップで
カモドキサシが採れているようですね
日本産ジムグリツチカメの論文がzootaxaに出ていた。学名が決まったのでメモ。
正しいジムグリツチカメムシの学名は
Schiodtella japonica Imura et Ishikawa, 2009
インセクトの発刊が遅れているけど
次の編集者決まるまで発刊ないのかな
もう少し早くから投稿してればよかったな
歴史ある会だから廃刊・解散ということはないと思うけど
それでも公式HPで遅延のお詫びくらいはしてほしいものです
h ttp://fulltext10.fcla.edu/DLData/SN/SN00154040/0062_003/98p0010l.pdf
ケブカミゾカスミカメ類がなぜ稀なのか、示唆に富む考察がある
メスの翅が退化傾向なのは地表生活者だから。
ナガカメムシも翅が退化したものが多いが
ナガカメの大半のように落下した種を食う可能性は低そう。
それよりは、他のツヤカスミカメ類のように捕食性の可能性が強いかもしれない。
地表生活(ときに植物上にもみられる)のせいで目につかないことが
この属の稀少性を高めているのだろう。
ということか
針葉樹に直接関係がないとしても
針葉樹の上やその下の地表から比較的見つかっているね。
かと思えばコケの中から得られたり。
沼や渓流の近くをスイープしてまとまった個体が得られることもある。
オスは翅がありライトトラップで採れる。
メスは翅が退化して飛べずピットフォールトラップにかかった例も。
日本の二種も少ないですね。
上の新大陸レビジョンでは日本のモリモトケブカが抜けてたけど
もともとSieboldiaに記載されたんじゃなかったかな。
日本のケブカミゾ(基準種)はヨーロッパではマツやトウヒから採れてるのか
お化けヒラタ僕も欲しいな・・
モミが怪しいと思うけど
栃木はモミ林が少ない。塩原の温泉裏手には結構あるが寒い気がする。
金○郷の記録をみると、黒羽の神社がなんとなくポイントっぽいが・・はて
ロシアでもホロタイプ以外採れてないようだ。
こんばんは。
みんな活動してるから僕も来月は・・と思うけど我慢です。
四月から活動します。
会社辞める人
定年になる人
いろいろいて異動があるのかないのか分からない状態
しんてんもできるらしく・・鬱
でもカメムシ解明のために頑張る
今記録したものが30年後に役立つかもしれないから
インセクト届いた
すごいボリュームや
ナガサキアゲハ定着するのかな
別スレでやってた
宇都宮市鬼怒川南部のカメムシは
抜けも含めて200種くらいだった。
近隣の下野市からは240種が記録されており
両者合わせると260種ほどになった。
そのうち鬼怒川のみで記録のある20種のカメムシには
コリヤナギグンバイやクロバアカサシガメ、キボシマルカメムシなどの貴重種を含む。
さらに範囲を広げ、栃木県の標高100m以下の南部地域(遊水地を含む)からは
300種ほどのカメムシが記録されている。
遊水地のような水環境と強く結びついた種、
さらに足利市迫間湿地からはカスミカメで山地系のものが得られた。
遊水地では移入と考えられるグンバイムシもいる。
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