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栃木県のカメムシについて6

1Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/05/14(木) 21:45:21
栃木県のカメムシについてのスレッド
カメムシ以外の虫もOKです

前スレ
h ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/travel/1614/1131291343/

1483Aelia ◆mYl7EDbJMI:2011/02/03(木) 18:28:32
手足、触角、体の細い華奢な大型種からなり
日本での分類研究は遅れている。
新種・未記録種が多く県内でも少なくとも10種が知られているが
うち6種の学名は分からない。

県外に生息する他種のうち学名のあるものは
わずか1種、ハネナガオオマダラカスミカメで北海道に産する。
南日本にも生息し、沖縄にもいる。
台湾にももちろんいて、それらの一部は台湾のサイトで紹介されている。
世界ではほとんどすべての動物地理区におり、最大級の属である。

1484Aelia ◆mYl7EDbJMI:2011/02/03(木) 18:50:12
書き込み1483から

1485Aelia ◆mYl7EDbJMI:2011/02/03(木) 23:06:27
シタベニハゴロモは凄いね・・
アナアブも来ないかな・・

1486Aelia ◆mYl7EDbJMI:2011/02/03(木) 23:07:32
あれ、アナアブ科てのがあったと思うけど和名変わったのか?
中国にいるというやつだが・・

1487Aelia ◆mYl7EDbJMI:2011/02/04(金) 21:11:40
さて、栃木県産9種は以下のように二つの環境に大分される。
両方の環境に見出されることも稀にあるが
これまでの観察で得られた知見を基に書きだしてみよう。

「枯れ葉つき枯れ枝、植物の枯れた部分に生息する種」
オオカモドキサシガメ キヅタ
Empicoris maeharai ススキ、ササ、クヌギ、その他の植物、稀に落ち葉層
ヒメマダラカモドキサシガメ ススキ、クズ、ヌルデ、クヌギ、イヌツゲ、シラカシ、スギ、その他いろいろ
Empicoris spectabilis ススキ、ササ、シデ、ツツジ、キヅタ、シダ、アオキなど

「樹幹(主に生木のある程度太いもの)」
Empicoris egregius アカマツ、ヒノキ、ミズキ、クヌギ、サクラなど
Empicoris suminoi シュロ、タブ、ウメ、クヌギ、サクラ、フジなど
コブカモドキサシガメ モミ、ヤナギ、ケヤキ、シデ、エゴノキ、サクラなど
Empicoris sp. 1 モミ、ウワミズザクラ
Empicoris sp. 2 カシ類

1488Aelia ◆mYl7EDbJMI:2011/02/06(日) 00:06:38
植物を食うサシガメがいてもよさそうに思う

1489Aelia ◆mYl7EDbJMI:2011/02/06(日) 00:07:11
血を吸うミナミナガカメは小笠原でも血を吸うのだろうか

1490Aelia ◆mYl7EDbJMI:2011/02/06(日) 00:07:41
Harmosticaはスマートだな
日本にはいないけど

1491Aelia ◆mYl7EDbJMI:2011/02/09(水) 19:46:42
ツイッター170文字も書くことがなくてワロタ
雪が降ってネタがないのも死にたい

1492Aelia ◆mYl7EDbJMI:2011/02/09(水) 19:47:12
コリヤナギグンバイ西日本でも採れてるのか

1493Aelia ◆mYl7EDbJMI:2011/02/09(水) 19:49:06
北海道のグンバイムシはなぜかほとんど見てなかったので
なんとなく覚えていた巻末のグンバイ分布表に再会できた。
学名もいろいろ変わっている。

1494Aelia ◆mYl7EDbJMI:2011/02/09(水) 20:00:34
ケブカグンバイも関東・中部のところにチェックついてる

1495Aelia ◆mYl7EDbJMI:2011/02/09(水) 20:12:26
ハシドイグンバイが採りたいけどアオナシもハシドイも栃木にはない
あっても見たことがない

1496Aelia ◆mYl7EDbJMI:2011/02/09(水) 23:17:05
h ttp://www.hkwildlife.net/forumdisplay.php?fid=50

1497Aelia ◆mYl7EDbJMI:2011/02/10(木) 22:23:17
月曜も雪wwwwwwwwwww

1498Aelia ◆mYl7EDbJMI:2011/02/10(木) 22:23:49
ガソリン使わず金をためろというお告げか

1499Aelia ◆mYl7EDbJMI:2011/02/11(金) 22:50:58
Dudiaかっけー
台湾にもいるのか
やっぱりRetokaと近縁群なんだな

1500Aelia ◆mYl7EDbJMI:2011/02/12(土) 23:09:05
テスト

1501Aelia ◆mYl7EDbJMI:2011/02/12(土) 23:12:51
ブラウザ最新のものにしたら書きこめるようになった。ありがとうございますお手数掛けました。

1502石橋町民:2011/02/25(金) 08:27:51
IEからしか書けなくなったので。

結城のバイエル年内に閉鎖だって・・
h ttp://www.asahi.com/business/update/0221/TKY201102210366.html

1503石橋町民:2011/02/25(金) 08:32:29
某氏は南国に行かれるのか。
琉球より高知に行きたいな僕は。
いずれにせよ、みんな厳しい状況ですね・・僕のところも含めて。

1504石橋町民 ◆mYl7EDbJMI:2011/03/29(火) 21:30:08
953 自分:Aelia ◆mYl7EDbJMI [sage] 投稿日:2011/03/29(火) 21:28:38.03 ID:???
今日のカメムシ 小山市黒本橋
遊水地に行こうとしたけど野焼きした思川の三日月湖が面白そうなので下りてみた。
野焼きのゴミをどかすとわらわらとアオゴミムシが出た。
昔はこれらに混じってツヤキベリアオとかオオサカアオがいたに違いない。
ほかにオオヨツボシゴミムシが出てきたくらい。つまらない。
カメムシはもっとつまらないので書かない。
三日月湖の周囲を歩いているとババアメンボを発見。
ヒメアメンボを寸詰まりにしたような小さなGerris。
すべて羽は完全。
エサキアメンボの記録が20年前にあるが今はどうか。
カサスゲが残っているが姿はない。
岸辺でケシミズカメムシをたくさん見つけ、板きれをどかすとやっとエサキアメンボが見つかった。
一頭だけ越冬していた。水に入れるとゆっくり動いた。
県内に点々と残るエサキアメンボ。
その姿がいつまでもみられることを願い、黒本橋を後にした。

そこから下野市の本吉田に行き細いケヤキの樹皮をはがして
クロハナカメムシを地区新記録。ヨツモンヒメテントウもいたが冬以外あまり見ない。
ビーティングもしてみたがまだクヌギにコブヒゲカスミカメはいなかった。
10日後また来よう。ヨモギにもクロマルカスミカメの孵化はなし。

帰り道に、オープンしたばかりの道の駅しもつけに立ち寄ってみた。
まあ普通の道の駅って感じ。夏になればアイスとかいろいろ出るのかな。
南河内あたりの人は使うだろうけど石橋地区からわざわざ行く人はいるのだろうか??

おしまい

1505鶉@石橋町民:2011/04/06(水) 20:28:31
今日のカメムシ 宇都宮市鬼怒川

先日の足利でコブヒゲカスミカメに振られたので今日はどうだろうと
毎年の定点観測ポイントへ。宇都宮市はサクラがやっと開花。
行くポイントにもサクラがあるがどうなっているのだろう。
途中の田んぼの畦にはたくさんのトウダイグサが出ていた。
遠景のケヤキは赤くなってきた。
芽吹きは遅いものの、春は確実にきている。
ポイントにつく。サクラはつぼみ。
土手から見た鬼怒川はまだ冬色、ヤナギが緑色になってきた感じ。
土手の植物も伸び始めで、ヨモギもクサボケもワレモコウもまだまだ小さい。
さあ、どんなカメムシが出てくるのだろう。
ヨモギを見てゆくとクロマルカスミカメが孵化していた。
また今年もカスミカメの季節がやってくる。
次にノイバラを叩いてみた。
例年+10日だと、大体4/15にセダカマルカスミカメが孵化するのだが
もしかするともういるかもしれない。さあ、さあ・・・
結果はヌル。アブラムシの数も少なく虫自体が少なかった。
ササやぶを叩いてみたがケアリがパラパラ。
ササにつく新属新種のカスミカメ、Azumamiris vernalisの孵化も5月になるかもしれない。

続く

1506鶉@石橋町民:2011/04/06(水) 20:29:54
気温は5月なのに虫は3月のまま。寂しい。
ササヤブが最近伐採されているが何に使っているのだろうか?
その伐採跡に忍び込むと、藪の向こう側に出た。
鬱蒼としていてかつての河原跡なのか石がごろごろしていて
ゴミムシがいそうだったのでどけてみる。
ニッポンヨツボシゴミとか、ヒラタマルゴミがいるんだっけササヤブは。
石の下にはクシコメツキの仲間が羽化していた。
あとはアリ。蟻客はワラジムシだけ。
本格的につまらなくなってきた。
道に戻りミヤコグサの芽吹きを見ようとしたが河原が荒れていた。
不法投棄はなくなったが野焼きされないために草が茂りすぎている。
おそらくシロヘリツチカメムシ、ヒメトゲヘリカメムシはこの場からは分散したであろう。
かつてはヒメトゲヘリがわらわらいたのに・・・
ツメアカマルチビゴミムシダマシもいたが、これはとうの昔に消えた。
スナゴミに近縁な、ちょっと渋めのかわいらしいゴミダマで河原にいるが少ない。
イヌコリヤナギは花が咲きはじめていた。
コリヤナギグンバイは採れるだろうか。もしかすると早春に出るのかもしれない。
結果はまたしてもヌル。
来月がある。まだ大丈夫。

続く

1507鶉@石橋町民:2011/04/06(水) 20:31:06
一つ目の沼は水位が下がっていた。木のきりかぶが捨てられていたので
沼の真ん中に投げてみた。だんだん水没してゆくがヒメイトアメンボやメダカハネカクシが
もの凄いスピードで水面滑走していた。
二つ目の沼は大きく、釣り堀化している。
親切なことにヨシ原が踏み分けられていて立ち入りが便利になっていた。
釣り客はいなかった。
水面を見ていると小さなGerrisがいた。ババアメンボだった。
目が慣れるとたくさん見つかった。
そして無数のミズスマシ。それに混じってオオミズスマシまでいる。
いい環境だった。
そしてもしやと思い岸辺のアシやスゲの枯れたのをかき分けるとエサキアメンボがいた。
ああ、スルーしていた沼にこんな素晴らしいアメンボたちがいたのか。
遊水地とそっくり。それではマダラケシカタビロも・・・
と思ったが得られたMicroveliaは皆普通のケシカタビロアメンボだった。
満足して今度は鬼怒川の河原に戻った。
石の上にヒメトゲヘリカメムシを一頭確認。
こちらの環境はまだ安泰なようだ。
ヤナギの花を叩いてヒメハナカメムシやヒメナガカメムシ類を見る。
ヤナギハムシもいた。神奈川では絶滅危惧の本種もここでは普通にいる。
ズキンヨコバイの成虫がいた。
越冬成虫が産卵して、それが孵化するのか。
なぜヤナギに孵化した彼らがまだいないのか、なぞが解けた。

続く

1508鶉@石橋町民:2011/04/06(水) 20:32:39
ふと枯れた単子葉類の大きな株に目をやると黒い虫が止まっていた。
またヤドリバエだろうか?
なんとなく気になったので近づくと、シルエットがヒラタカメムシだった。
なんと出来過ぎた話ww
もしかすると鬼怒川上流に謎の分布をするニセノコギリ?
そっと近づいて確保した。ニセだった。
この種は河川の流木にのみ生息する変わった種で
これまで北部の地域にしか分布していなかった。
それがいま、目の前にいるということは鬼怒川の上流から流されてきたのだろうか。
こうして分布を広げてゆくのか。
念のためまわりの流木を調べたが追加はなかった。
最後にコブヒゲカスミカメのクヌギを調べるために雑木林へ。
土手の植物は伸び始めだがまだまだである。
ヨモギを数か所調べ再びクロマルカスミカメの幼虫を得る。
これで確実な発生スタートは間違いない。
雑木林に入り、コブカモドキサシガメがかつて採れたエゴノキを見る。
幹にはキノカワガだけがいた。
ヤマブキはやっと葉が出てきた。
ササやぶを叩いてシロヘリカメムシなどを見た。
そしてカタモンカネコメツキがサプライズだった。
肝心のクヌギは芽が伸びておらずヒメハナカメムシ類だけがいた。
コブヒゲ君は4/10くらいからかな。

今日のハイライトは、ババアメンボとエサキアメンボの新産地発見とニセノコギリヒラタカメムシの発見。
調べたつもりのポイントも、実は半分しか調べられていないのではなかろうか。

終わり

1509石橋町民:2011/04/13(水) 16:14:00
今日のカメムシ 益子町大郷戸→益子町高館山→宇都宮市宮岡橋近辺

塩谷方面はまだ寒そうなので益子町に出かけた。
先日の地震以来足が遠のいていた。
真岡街道を走り鬼怒川を越えて真岡市に入ると途端に屋根がブルーシートだらけだった。
そんな景色とは裏腹に根本山のサクラ達はほぼ満開で、ピンクの山々を見て
季節は何事もなく、同じように巡っているのだと感じた。

大郷戸はやっと山肌が芽吹いてきた。去年とは4日ほど遅い。
伸び始めたガマズミの葉に早くもPyrrhaltaの幼虫がいた。
飛んでいる虫はハエ、アブ、小さいハナバチ。とくにビロードツリアブが多かった。
ササを叩いたりコケを叩いたりしてカメムシを探すが見つかるのはホソコバネナガカメムシとかそんなのばかり。
広場まで歩き、枯れた流れの中で堆積した藁をソーティングして虫探しをした。
スジバネアリヅカムシがいた。とても小さく体が粉をふいたようになっている。
藁から採れることが多いが散発的で稀。最近の月刊むしにチョウセンスジバネとともに載っていた。
それ以後はネジレヒゲアリヅカっぽいのや、ダイコクアリヅカのようなのがいただけで追加なし。
キイロヒメテントウまで出たのには参った。遊水地では比較的見る小さいヒメテントウ。
最初ダエンキスイかと思って狂喜した。
日差しが強くなってきた。

続く

1510石橋町民:2011/04/13(水) 16:14:41
キスジノミハムシの仲間がいたがこれも最近いろいろ追加された。
クリクラのメーリングリストに入らないと、と思う。
帰宅してから足の色を見ると黄色い。普通のキスジではないのだろうか。
カメムシは低調だった。
モンシロミズギワカメムシが採れないものかと粘るが、ホソメダカナガカメムシと
コバネヒョウタンナガカメムシのオンパレード。
湿った環境なのでカメムシもえり好みが激しいのだろう。
ハネカクシは満載なのにつまらない。
途中周囲の石の上もチェックしてゆく。
丘の上を流れているので、飛んでいる虫たちが石の上に着地していることも考慮した。
するとカワラナガカメムシが一頭見つかった。
学名はまだ未発表。この類は旧北区で繁栄しててとくにヨーロッパにはいろんな種がいる。同定は難しい。
Pericartによるナガカメムシ本が最近出たのだがフランス語なのがつらい。
これで大抵のやつは同定できると思うのだけど。
周りの木々にはハマダラハルカがたくさんいた。
ネムノキにしかいないと思ってたらむしろ別の木に止まってるのがほとんどだった。
ケバエ類は見なかった。

続く

1511石橋町民:2011/04/13(水) 16:15:45
ネコノメソウの仲間が流れの中に花を咲かせていた。
これにつく2種のクチナガハバチがインセクトや甲虫と自然に載せられたのは記憶に新しい。
県内では続々と新しい産地と知見が集まっていて、私もぜひこのハバチが見てみたかった。
今日は見られなかった。
産地では結構多いらしい。
大郷戸のアカマツにはヒラタハナカメムシがいると思うのだがまだ追加できていない。植栽の大きなアカマツである。
それなら周囲の二次林にあるアカマツにはいないだろうか。
さっそく枝たたきをしてみた。
ヒラタハナカメムシは葉ではなく枝の硬い先端を叩くと採れる。
すぐに幼虫が採れて、これで大郷戸の記録ができた。
マツノヒゲボソカスミカメはたくさんいた。マツトビゾウムシもかなり多く春の到来である。
丘を下りてユキヤナギを叩いてみたが花が少なく甲虫も来ていなかった。
このユキヤナギにはハクサンクキバチがつく。
珍種ならハチでも見てみたいと思うのは悪いくせ。
腹が減ってきたのでアヤメの自生地の木道を通りダム事務所へ戻る。
湿地の水位は減っていたがところどころミゾソバハムシが浮いていた。
それを食うアメンボさんは居てもよさそうだが、見つからない。
ババアメンボの新産地開拓に最近はまっているので、ちょっとした環境を見ただけでそわそわしてしまう。
ババつながりで、ババジョウカイのような筋入りのジョウカイが見られた。これも春の虫。
砂利道を歩いていると車に当たったのか、弱って飛べない虻を発見。
スズキフタモンハナアブ類だった。ニセスズキとの区別方法は交尾器らしい。

続く

1512石橋町民:2011/04/13(水) 16:16:26
セブンでお昼を買う。
とんかつ吉川はもの凄い混んでた。みんなとんかつ好きだな。
益子の役場手前の踏切を渡りながら半壊した屋根をみて地震の大きさを知る。
真岡、益子、芳賀の被害は県内でもデカイと聞いていたが・・・

高館山入口は少しだけ芽吹いていたが
コナラが主体なのでいつも色づきは遅い。
シデは葉が伸びているしハンノキはもっと早い。
山頂に車を止めて、去年4/15に来た時と比べてみた。
少し今年は遅いのかな。
定点観測のコブカモドキサシガメの木は、僅かに1頭の幼虫だけがいた。
採集はしていないのに年々分散傾向。コケやキノコなど変化にさらされやすい環境に生きる虫は常に死活問題だ。
水たまりを見ていると大きなヒメゲンゴロウがいた。オオヒメ? マルガタではなかった。
水面のアメンボはヤスマツが多かった。マツモムシもいる。タガメはさすがにいませんw
食後の運動に山道を登ってみた。
スズキフタモンハナアブ類がたくさん木々に止まっていた。
もう少しするとベッコウバエ類が増えてくる。
手すりなども見てゆくが本当にカメムシは少ない。
ラストのあたりでやっと、ミヤマカメムシの仲間が見られただけ。

続く

1513石橋町民:2011/04/13(水) 16:17:22
ヒラタハナカメムシのいるアカマツまでさらに歩く。
途中のシイカシ林に入りリターを調べてみたが
カドフシアリがいただけ。きっとこのあたりのリターには凄いのがいると思うのだけど・・・
旧いトイレの中のリターにはチビアシナガサシガメがいるが
最近は採れなくなった。今日はいるかな。
どれどれ・・・と、壁の落書きを見ながらつもったリターを調べてゆく。
今は幼虫の時期なのだが今回もはずれだった。
キボシアトキリゴミムシの腹部パーツを拾う。
スコットヒョウタンナガカメムシのつくオオムラサキの株。
そこには無数のムラサキナガカメムシが交尾個体を含めて活動していた。
越冬明けで採餌と出合いの場、そして産卵のステージとして、利用しているのだろう。
4/20あたりなら周囲のサクラも咲いてにぎやかになるだろう。
オトコヨウゾメの花芽もできていた。月末にまた来よう。
─アカマツをやっと叩けた。
ヒラタハナカメムシはもういいので、最近国内に侵入して拡散が懸念される
北米原産のマツヘリカメムシの分布を確かめたかった。
といっても2本だけなのでこれで分布の有無は語れないが、今日のところは未確認。
現在は栃木県南西部で広がりを見せているのだが
今日の益子は南東部に位置しており、いつ見つかってもおかしくはない。
車に戻り、最後のチェットポイントであるヒラヤマコブハナのウロを見に行った。
芽吹きは例年より5日遅いので平山君も4/20以降と予想。その通りだった。また月末。

帰りに宮岡橋のクヌギを叩いてコブヒゲカスミカメの幼虫を確認。
もう2令だった。やっぱりこいつらの発生時期は特定が難しく分からんww
ここのところの暖かさで月末には成虫が出そう。
上三川の宮脇書店でイカ娘の新刊をやっと買う。
入口のウィンドーがひび割れていてここにも地震の爪痕を見つけた。
実際に、今日虫採りをしていても地震が来て本来ならばこんなことはしている時期ではないのだが
気にしていても仕方ないので、これからも虫捕りは続けていくことにする。

おわり

1514Aelia ◆mYl7EDbJMI:2011/04/19(火) 12:46:28
183 自分:Aelia ◆mYl7EDbJMI [sage] 投稿日:2011/04/18(月) 22:50:59.06 ID:???
今日のカメムシ・佐野市豊代→下野市本吉田

特に見たいカメムシもないまま、車を走らせた。山の芽吹きが見たいので
352号線を壬生方面へ。大師町あたりの民家のフジはいつの間にか花芽が6cmくらいに。4/25には咲きそう。
セブンを右折して壬生中の裏の道をまっすぐ、都賀町境の橋の手前で合流。
河川敷の芽吹きはいつも遅いがニセアカシアとクルミは大抵遅いのだ。
都賀インターを潜り西方町へ。このあたりから山が近くなるが山肌は薄い緑がきれいだった。
ここのところの暖かさで芽ぶきが平年並みに戻ったのだろう。
大柿、そして尻内と抜けたがいずれの山々も薄い、濃い緑が混じりその中に白やピンクの花が混じり
新緑のスタート、今しか見られない色の競演が見事だった。
ダンプの砂埃で民家の軒先が白くなっているのも変わりない。
ほぼ半年ぶりに来たがいつも通りの光景があるのはありがたいことだ。

続く

184 自分:Aelia ◆mYl7EDbJMI [sage] 投稿日:2011/04/18(月) 23:02:28.92 ID:???
豊代はモンゴリナラがちょうど4-5cmくらいの葉になっていた。
あと10日もすればかなり緑になるだろう。
アオダモもあと5日くらいで咲きそう。
緑はまだ薄めだがビーティングを始めてみた。
折れた大きなアカマツの枝を叩くと
ツマジロカメムシが多数落ちてきた。交尾もしている。
アズキヘリカメムシ、アカヘリナガカメムシもいた。
ヒラタハナカメムシは枝先の剥離した樹皮がほとんどないためか姿はなかった。
マツヘリカメムシもまだいない様子。
ノイバラにはセダカマルカスミカメとノイバラホソカスミカメの幼虫が出ていた。
クマノミズキは平地のミズキよりも葉の展開が遅い。
そのため今日も、およそ虫がいそうには思えなかったが叩いてみた。
マツムラグンバイのつく木であるのだが、虫自体が落ちなかった。
ヤマフジは葉が伸び始めていたが花芽はどう目を凝らしても見つからなかった。
どこか別の枝にあるのだろうか。見えるのは葉のシルエットばかり。

続く

1515Aelia ◆mYl7EDbJMI:2011/04/19(火) 12:48:40
スミレはいろんな種類が出ていた。
ヤマケイの日本のスミレは素晴らしいのだが
買って覚えるまでには至らない。
伐採木にはキノコがついていたがクロヒラタカメムシとノコギリヒラタカメムシがいた。
珍しいヒラタカメムシ類はいないようだ。
今年のウツギ類の花芽を確認したがあと一週間後くらいには咲くか。
そうすればもう少し虫たちも増えるだろう。
来た道を戻り、ウワミズザクラの木の下へ。こちらも花芽が大きくなっていた。
ここから先は路肩が少し道路から剥離していた。
特に目立つ虫はなし。ガードレールにアカコブコブゾウムシがいた。
アド山跡の看板を過ぎると第二のポイントである。ずっと歩いてルッキングとビーティング。
オオヒキヨモギは伸び始め。
気の早いウツギは少し咲いてた。
クギヌキジョウカイモドキがちらほらいたがキイロナガツツハムシはまだ。
リターをソートしてゆくとクロナガカメムシがいた。
ノコギリハリアリの姿も。小さな虫がたくさんいて飽きなかった。

続く

1516Aelia ◆mYl7EDbJMI:2011/04/19(火) 12:49:15
187 自分:Aelia ◆mYl7EDbJMI [sage] 投稿日:2011/04/18(月) 23:21:09.61 ID:???
もう少し粘っていい虫がいないかウツギの株の下にある
ちょっと湿った感じの層を狙った。
すると一目でヒメハリカメムシと分かる小さな灰色がかったCletusの翅があった。
求め続けていたヒメハリカメムシ。幻だと思っていた。
残りのパーツは残念ながら見つからなかったが
1985年の茂木町、益子町に次ぐ3例目の記録となった。
栃木県産ヘリカメムシ中屈指の稀種も西日本では比較的普通種だが
私は今まで本種を採ったことがなかった。
その後はとくに目立った虫は採れなかった。
ガードレールの上に小さなクヌギカメ類の幼虫がいただけで
まだまだCyllecorisが出るような季節ではない。
葛生の発破の音が聞こえたのでお昼にした。

続く


188 自分:Aelia ◆mYl7EDbJMI [sage] 投稿日:2011/04/19(火) 01:46:53.14 ID:???
お昼の後は下野市へ。定点観測の本吉田でビーティングを中心とした調査。
シロダモの多い林でオオミスジマルゾウムシが一頭採れた。
ヨモギからクロマルカスミカメ、クヌギからコブヒゲカスミカメ、クヌギトビカスミカメの幼虫を得るが
いずれも平野部の普通種で初夏までの短い期間に出る種ばかり。
去年9月からスタートした本地区のカメムシ相調査で、加わるべき種と考えられていた。
今後もカスミカメを中心とした期間限定の種が大幅に追加される予定。
アブラナはもう花も終わりの時期。
実が目立ち始めたがナガメもちらほら出てきた。
鬼怒川の河川敷に出ると流木が多かった。
先日は少し上流の宇都宮市でニセノコギリヒラタカメムシを採ったが
さらに下流まで分布している可能性を記した。
下野市にいてもおかしくはないと考え、片っ端から調べた。
ニセアカシアにはいなかった。
より細く頼りない木の樹皮をはぐとたくさんの個体がいた。やはり下野市にも生息していた。
これまで本種を見るのには日光市手前の塩谷まで出かけていた。
まさに灯台もと暗し、地元にもいたのである。

続く

1517Aelia ◆mYl7EDbJMI:2011/04/19(火) 12:51:31
その後本流から孤立した淀みでアメンボ類を見た。アメンボとヒメアメンボ。
カサスゲのある水たまりが枯れていたので
エサキアメンボがいそうな気がしたが、見つからなかった。
風が冷たくなってきたので帰宅した。

今回のポイントは
ヒメハリカメムシがパーツながら採れたこと
ニセノコギリヒラタカメムシの下野市からの記録
オオミスジマルゾウムシの下野市からの記録

下野市のこの森林は他にもクスグンバイやミナミトゲヘリカメムシなど
本県の他地域とは異なった暖地性の種が見られ興味深い。
オオミスジマルゾウムシのその一つで、本県では記録がないかもしれない。

おわり

1518Mellie:2011/04/21(木) 21:53:37
That's way the bseetst answer so far!

1519Aelia ◆mYl7EDbJMI:2011/04/21(木) 22:08:16
Awiting Pilipino.

1520鶉@石橋町民:2011/04/22(金) 21:01:47
今日のカメムシ 下野市上古山→宇都宮市宮岡橋→下野市本吉田

河川敷のカメムシを見よう。
そう思って遠出は控え、近所の河川敷へ。
釣り客がもういる。姿川は宇都宮市を源流とし
下野市を縦断し、小山市北部で思川と合流する小さな川だが
下野市民には昔から釣りやサイクリングなどで親しまれてきた。
1984年に下野市が合併する前の旧石橋町において
町制30周年を記念する出版物があって、手元に保存してあるが
その中にも姿川サイクリングロードの写真が載っている。
上古山の河川敷は野焼きされているので植物がちゃんと出ている。
ハルジオンはもう少しで咲きそう。
クサノオウは少しだけ咲いてた。
アカネがある程度伸びていてアシマダラクロカスミカメの幼虫が見られた。
空が曇っていてやや寒い。
ジョイフル本田でネットを買い、そのまま宮岡橋へ。
今日は左岸も歩こうと思って桑島大橋手前まで行き、そこから幅1mの橋を渡ろうと思ったが地震で通れなかった。
フジバカマにはツヤクロマルカスミカメが孵化していた。
モモブトカミキリモドキも数が多い。
アブラナが終わりにさしかかっていてナガメが増えていた。
交尾個体もいた。
ヤナギにはズキンヨコバイが孵化していた。
コリヤナギを叩くがとくに虫は採れず。
ヒョウタンカスミカメは月末に孵化するのだろうか。
最後にスイープをメインにして下野市の本吉田へ。
堤防をスイープしてケマンサルゾウムシをいくつか見る。
カメムシは期待していたような数はまだ採れない。
ヤエムグラの結実もまだなのでタマカメムシの姿もなかった。

おわり

1521:2011/04/24(日) 18:33:55
会社帰りの20分間でみたカメムシ 下野市国分

定点観測した。クヌギからは5令になったコブヒゲカスミカメが採れた。
ケブカキベリナガカスミカメは3令くらいの個体もいた。初見だったが4/20くらいに孵化したのか。
クヌギトビカスミカメは3令から4令くらい。例年だと4/23くらいに成虫が出始めるので
計算すると今年は5/1くらいから成虫が出ると考えてよい。1週間程度の遅れ。
クリトビカスミカメは別のクヌギにたくさんいて、出始めで小さい。
色はクリーム色なので分かりやすい。
しかしベニモントビカスミカメと区別できているかというと、出来ていない。
ベニモントビは最も少ないので混じっていても分からないと思う。
コナラからキアシクロホソカスミカメの幼虫が採れた。
これも2令くらいまで育っていた。
2009年の暖かい年では4/12にケブカキベリナガやクリトビとともに1令が見られた。
クヌギカメムシはまだ3令程度。
ほかに、キモンクロハナカメムシ、ヒメハナカメムシ類、ケシハナカメムシ、
そして久々にケブカヒメハナカメムシも一頭見られた。黒っぽいので他のヒメハナカメムシと区別しやすいが少ない。

カメムシ以外ではコロギスの幼虫がいた。クヌギが好きなようだ。
コミミズクが羽化していた。
そしてフチトリヒメヒラタタマムシが一頭見られたのも良かった。
2009年にも採れたが今回は採らなかった。少ないタマムシなので専門外がわざわざ採ることもなかろう。
木々の芽吹きはやはり例年とは一週間ほどの開きがあり
ウワミズザクラのつぼみは白いがまだ割れていない。
ミズキは花芽が大きくなってきたがこれも5月になってから開花だろう。

ともあれ新緑の素晴らしい季節に突入した。
今年は県南を中心に回ろう。
プランを計画的に立てて、無駄なく活動したい。

1522鶉@石橋町民:2011/04/26(火) 20:09:03
今日のカメムシ 足利市大岩山→渡良瀬遊水地→栃木市岩船山

自宅から足利ICまで30分で到着した。何ともいい時代になった。
そこからの渋滞がなければ40分程度で行けるだろう大岩山。
特に今回は目的もなくモンゴリナラを叩いてナラオオホソカスミカメの幼虫を見出した。
従来南部からは佐野市からの記録があっただけだが
いずれもモンゴリナラから得られており、日光市ではミズナラ、南部ではモンゴリナラを利用していることが判明した。
県北のカシワではどうであろうか?
ガードレールについた幼虫もいて、生息範囲はかなり広いようだ。
それ以外の虫はパっとしなかった。
アカマツの花がそろそろ咲くころなのでPlesiodemaでも採れないかと画策している。

遊水地は虫屋のための下見を兼ねて出かけた。
中央エントランスから入り、湿地を見てみたが水がなかった。
野焼き中止のせいで枯れ草がこの上なく邪魔であり観察の気力がそがれた。
震災の懸念や燃料不足があったとはいえ
毎年やってきたことを中止とするのはいかがなものであろうか。
植生保全のためにもならない。
来年こそはぜひやってほしいものだ。
スゲの花からイシハラジョウカイモドキを見出す。
水路も水がない状態でガマの枯れた株がたくさんあったので
足で押し倒して中にいる虫を観察した。
ワタラセミズギワアリモドキとムモンチャイロテントウがいた。
ヤナギの芽吹きも遅めでカメムシは全くいなかった。
フジは咲きはじめ、タブの幹に黒いシギアブがたくさん止まっていて晩春の風物詩が今年もみられた。

続く

1523鶉@石橋町民:2011/04/26(火) 20:10:36
岩船山も震災で崩れたと聞くが今回の草原は山本体からは離れている。
遠景は形が変わっていて、どう見てもアウトのようだったがロープをくぐるとそれほど影響はなかった。
頂上の神社までは行かなかったので分からない。
木々が芽吹いてきたのでおおよその植生がつかめた。
エノキ、イボタ、クヌギなどが多い。
ジャケツイバラがもの凄い密度で生えている箇所があり花芽も出ていたので
もしかするとジャケツイバラキジラミが採れるかもしれないと思ったが
あまりに恐ろしい植物なので早々に退散して石起こしなどをした。
地面が礫質なので栄養も貧弱、虫は少なかった。
トウダイグサが多く、アカヒメヘリカメムシやスカシヒメヘリカメムシを見かけた。
その周囲の草原も、もう少し伸びてくればスイープも楽しくなる。
今回はカミヤコバンゾウムシがいて驚いた。
池の周りのスゲを叩いたり水際に水を流して水面に流れ出た虫を拾う。
ケシミズカメムシとマダラケシカタビロアメンボが岩船山にもいた。
ここのカメムシの記録も皆無に等しいので、今後集積したい。
ヤナギを叩くとたくさんのドクガ幼虫が落ちてきた。これはありがたくない。
以前マルグンバイの死骸の得られたコケを調べていると
ナデシコタネコバンゾウムシが4頭も得られたので2頭を持ち帰った。
栃木からの記録はあったように思うが多くはない。
砲弾型のギンスジゾウムシ版といった感じで、コバンゾウムシのようにまん丸くはない。
おそらくシーズンにはナデシコが咲くのだろう。
キイロカメノコハムシにも会えるかもしれない。
雨が落ちてきたので今日はおしまい。
岩船山、二回目にしてこのインパクト。何かあるで・・・

おわり

1524鶉@石橋町民:2011/04/29(金) 10:50:16
今日午前中のカメムシ 宇都宮市宮岡橋

ヤナギを叩いてヒョウタンカスミカメの孵化を見る。
クロノミゾウムシも一頭落ちた。ヤナギ食いのノミゾウ。
水たまりが結構あってカエルの卵も多かった。
水面には多数のヒメアメンボがいた。
スゲの花にはたくさんのイシハラジョウカイモドキ。春の虫である。
Azumamirisは比較的大きくなっていて3令ほどだった。
クヌギの花が大きくなり、ツマジロカメムシが採れたが平地では珍しい。
クヌギトビカスミカメは終令となり、連休後半には成虫が出るかな。
カイガラツヤカスミカメの大きな幼虫もいた。
堤防の草地をスイープしたがモモブトカミキリモドキが多かった。
まだカスミカメ類は少なく、クロマルカスミカメがいるだけ。
一頭だけオスが出ていた。
雑木林の下草にはコブヒゲカスミカメのオスがいた。
まだまだ虫が薄い感じで、来月半ばごろが狙い目だろう。
ウワミズザクラも半分だけ咲いてきた。

終わり

1525鶉@石橋町民:2011/05/04(水) 21:11:58
今日は花見を挟んで二回の採集となりました。
いろいろ疲れたので要点だけ書きます。

今日の採集 益子町西明寺→下野市本吉田 花見・下野市天平の丘 その後下野市本吉田

雨が上がり暑くなりそうだったので幹こすり採集に出掛けた。
マメヅタの繁殖した幹をこすってみた。
イボカニグモのオスが採れた。腹部のイボが特徴的。栃木の記録はなかったかもしれない。
虫は芳しくなくクロホシテントウゴミムシダマシも少なめ。
あとひと月くらい必要に感じた。
カメムシはクチナガグンバイだけがいた。
権現平ではアカマツにPlesiodema gotohiの孵化を確認。
ヤマツツジにはスコットヒョウタンナガカメムシがいると思いきや分散?
ホソハリカメムシが無数にいた。
ヒラタハナカメムシの立派なメスを見て思わずお持ち帰り。
本吉田ではスイープでタマカメムシやヒメツヤツチカメムシを見た。
森林にはヒラヤマミズアブの姿も。
ササやぶには越冬明けのクロアシホソナガカメムシがいた。

花見会場では手すりにカイガラツヤカスミカメの幼虫を見つけ
その個体はワラジカイガラムシの上で口吻を突き立てて捕食していた。カイガラムシは死亡。

夕方の部では土手のスイープ。クヌギは散発的なせいかカスミカメが貧弱。
コブヒゲカスミカメとクヌギトビカスミカメだけだった。そんなはずはないと思うが。
暗くなりかけた時に帰り路のスイープで6年ぶりくらいにアシナガサシガメの亜長翅型を採った。

終わり

1526鶉@石橋町民:2011/05/06(金) 21:51:03
今日は遊水池でクロスジヨシカスミカメを採った。素晴らしかった。

1527しもつかれ食いすぎさん:2011/05/10(火) 23:25:55
捋浆纸业 柃桦树皮 浔江桨声 鞔畴筹码苌荬铸铁管。
涡阳顼炀溃疡病,喷灌闼弁慝呙杳无音讯

1528鶉@石橋町民:2011/05/11(水) 06:45:58
甘露のど飴か

1529鶉@石橋町民:2011/06/04(土) 21:13:16
昨日の採集 日光市菖蒲が浜→金精峠→湯元→菖蒲が浜→丸山

とにかく忙しい採集だった。
バイケイソウの見回り、湖岸の虫、ビーティング、ルッキング・・・
今回は目当ての虫は採れなかったが新しい知見も増えた。
湖岸には虫は少なかっただけでなくツノカメムシなんかも少ない。
おそらく気温が低いので飛ばなかったためだろう。
また、前日の風雨でかなりの虫が死滅したのではないか。
いずれにせよまた今月半ばに訪れる。
カエデは花盛りだがこれといった虫はいない。
カラマツには孵化したカスミカメがいたがズミはまだまだ。

帰り道のバイケイソウ確認ではよく分からないヒメヒラタカメムシが採れた。
葉に斑点が出始めた。もうじき枯れるだろう。
ハラアカチビオオキノコが結構いた。
マダラツチカメムシは減り始めなのか気温が低く前日の雨で隠れているのか。
クロナガハナゾウムシだけは夥しい数いた。

金精峠は初めてだったが様子見にとどめた。
ササが多く余り面白くなさそうだが石をどけるとツヤゴモクムシの大きな個体がいて環境の違いを楽しめた。
まわりのコメツガももう少し時期が進めば、もしかすると凄いハナカメムシがいるかもしれない。

湯元はウラジロモミのハナカメムシを探しに行ったが幼虫すらいなかった。難しすぎる。
ハイイロハナカミキリの仲間がいた。
ハリギリ大木の下のササを叩いてみたがこちらも特に収穫はなし。
まだ時期が早いのだろうか。木々自体は4月半ば過ぎくらいの淡い芽ぶきで美しい。

折り返しで訪れた菖蒲が浜。
バイケイソウの虫はそろそろ飽きてきた。
黒いクロハナカメムシの姿はなかったがツヤヒメハナカメムシが採れたのが意外だった。
北海道まで分布するので奥日光にいても不思議ではないが、こんな山奥で採れるとは。
日本固有の比較的分かりやすいOrius。

1530鶉@石橋町民:2011/06/04(土) 21:18:18
最後の丸山ではヤセオオヒラタカメムシの発生木を見つけた。
地面に落ちた朽ち木の破片で下側についていた。
2交尾ペアと3メス。それと1幼虫。

まだヒメヒラタの正体が分からないが分かったらまた書く。

1531鶉@石橋町民:2011/06/04(土) 21:19:52
最後の丸山ではヤセオオヒラタカメムシの発生木を見つけた。
地面に落ちた朽ち木の破片で下側についていた。
2交尾ペアと3メス。それと1幼虫。

まだヒメヒラタの正体が分からないが分かったらまた書く。

1532石橋町民 ◆mYl7EDbJMI:2011/07/10(日) 22:07:04
ここがまたしてもご無沙汰になっていたww

本当にどう仕様もないですな。
明日は足利に朝一で行きます。高速で日の出見れるかもな

1533しもつかれ食いすぎさん:2011/07/20(水) 07:04:10
اونيكلو.سوغو فولّو.دينكي
وري بصبعك باش تفهم الدرج المصرية
اوستراليا. نمسا.سويسرا.تحت

1534しもつかれ食いすぎさん:2011/11/12(土) 22:01:15
駅でカメムシをミタ!

1535しもつかれ食いすぎさん:2011/11/12(土) 22:32:10
・・・は?

1536しもつかれ食いすぎさん:2012/04/13(金) 23:59:27
愛ちゃんは今どうしているのでしょう

1537鶉@石橋町民 ◆mYl7EDbJMI:2012/08/21(火) 20:57:59
マン・・・

1538しもつかれ食いすぎさん:2012/08/21(火) 21:25:58
コ・・・

1539しもつかれ食いすぎさん:2012/09/03(月) 19:39:26
おい、勝手にレスすんな

1540しもつかれ食いすぎさん:2012/09/03(月) 20:25:05
はいはいごめんなさいごめんなさい

1541Aelia ◆mYl7EDbJMI:2012/09/05(水) 05:10:12
マルカメムシ

1542Aelia ◆mYl7EDbJMI:2012/12/25(火) 21:03:38
2012年のまとめ 上半期
1月
28日 ケシヒラタカメムシが茂木町で採れる。県新記録(その後継続して発生)

2月
20日 チビアシナガサシガメ幼虫が岩舟町で採れる。南西部2か所目
20日 ジムグリツチカメムシの死骸が栃木市で見つかる。思川流域新記録
24日 チビアシナガサシガメ幼虫死骸が真岡市から見つかる(その後成虫確認)

3月 
26日 タガメの死骸が宇都宮市で見つかる(その後周辺より幼虫・成虫確認)

4月
●冬と春の低温により昆虫の発生が減少、または遅れる。カメムシも
14日と17日 宇都宮市内でマツヘリカメムシが得られたとの情報(その後の報告に収録)

5月
2日 ミヤモトマルグンバイ真岡市より記録。日当たりのよい広場のコケに多数
5日 コバネオオヒラタカメムシ日光市で発見される。県新記録(幼虫とともに見つかる)
5日 クロバアカサシガメ日光市で発見される(幼虫多数、6月まで確認)
5日 ヒラタハナカメムシ宇都宮市で見つかる。死骸
14日 宇都宮市の鬼怒川でナベブタムシとマダラツチカメムシの死骸が見つかる。上流数10㌔からの長旅
19日 渡良瀬にてプチオフ会。野焼きの停止、低温、前年と月初めの増水により虫が激減

6月
7日 フタオビマダラカモドキサシガメ佐野市より記録。県内2か所目
23日と24日 カメムシ採集会が日光市で開かれ、カメムシをはじめとした多数の知見が得られる
28日 ミドリカスミカメの一種が日光市で得られる。県新記録

1543Aelia ◆mYl7EDbJMI:2012/12/25(火) 21:04:24
305 名前:Aelia ◆mYl7EDbJMI[sage] 投稿日:2012/12/22(土) 10:33:49
下半期
7月
9日 ミナミトゲヘリカメムシの幼虫が遊水地のタブから発見される(生息域の北上・その後成虫得られる)
14日 チビカスミカメの一種が日光市で見つかる。県新記録
27日 ウスアカカスミカメ自宅の灯火に飛来(平地から初めての記録、大幅な南限更新)

8月
20日 オオムラクモナガカメムシとオオクロナガカメムシ、日光市で安定して発生(もともと少なく、近年の記録もほとんどなかった)

9月
17日 ヒメホソミドリカスミカメとホソヒメヒラタナガカメムシ、栃木市より得られる。県新記録

10月
●真岡市より動植物調査の依頼でカメムシを担当。多数の知見が得られている
5日 イシハラハサミツノカメムシとハセガワグンバイが日光市で採れる

11月
●待望のカメムシ図鑑3巻が出た。多くの人々がカメムシに興味を持ってもらえるとうれしい
5日 ヒラタハナカメムシ幼虫が足利市で再び見つかる。少ないデータで早急に減少を叫ぶべきではなかった
14日 ニセノコギリヒラタカメムシが日光市で見つかる。増水による激変を乗り越えた
27日 オオチャイロヒラタカメムシを幼虫含めて発見。今年最高のビッグイベント、忘れられない瞬間となる
29日 未記録のハナカメムシが栃木県内にも生息。車両による伝播か?

12月
15日 ヒラタハナカメムシ幼虫を益子町で再発見。尾根筋、山頂が狙い目となる
15日 ヒサゴナガカメムシ益子町で多数発見。南東部からは初めて記録される

20**年
ついに幻のカメムシを手にする。翅は茶色く体はグリーn

1544Aelia ◆mYl7EDbJMI:2013/01/01(火) 17:21:09
2013年になりました。
カメムシ図鑑が3巻まで出たことによりほとんどの種類が網羅されました。
しかし、それでも若干の未記載・未記録種がおり
これがゴールでは決してありません。


栃木県においてもそのような「名無し」のカメムシが見られますが
それについて解説してゆきたいと思います。

1545Aelia ◆mYl7EDbJMI:2013/01/01(火) 17:44:21
Dipsocoromorpha ムクゲカメムシ下目
Dipsocoroidea ムクゲカメムシ上科
Ceratocombidae オオムクゲカメムシ科

Ceratocombidae sp. 1 ♂♀異型種
Ceratocombidae sp. 2 朽木にいる小型種
Ceratocombidae sp. 3 平野部の枯れ草にいる種
Ceratocombidae sp. 4 アカマツの腐朽材にいる種

1546Aelia ◆mYl7EDbJMI:2013/01/01(火) 17:48:34
Dipsocoridae ムクゲカメムシ科
Dipsocoridae sp. 1 中流域の砂地にいる微小種
Dipsocoridae sp. 2 暗い流れを好む種

Gerridae アメンボ科
 Gerrinae アメンボ亜科
Gerris (Macrogerris) sp. ヤスマツアメンボに近縁な未記載種

Tingidae グンバイムシ科
  Tinginae グンバイムシ亜科
Acalypta sp. 細い体形をした種

1547Aelia ◆mYl7EDbJMI:2013/01/01(火) 17:53:36
Miroidea カスミカメムシ上科
Microphysidae フタガタカメムシ科
Microphysidae sp.  翅を欠く暗赤色の小型種
Miridae カスミカメムシ科
 Isometopinae ダルマカメムシ亜科
    Myiommatini
Myiomma sp. コガシラダルマカメムシの一種
 Cylapinae キノコカスミカメ亜科
Peritropis sp. 樹幹のウメノキゴケなどにいる種

1548Aelia ◆mYl7EDbJMI:2013/01/01(火) 17:56:35
Orthotylinae アオナガカスミカメ亜科
    Orthotylini
Blepharidopterus sp. ウスバホソカスミカメの一種
Phylinae チビカスミカメ亜科
  Pilophorini
Pilophorus sp. 1 大型でヤナギにつく種
Pilophorus sp. 2 コケにつく小型種
Pilophorini sp. スギにつく属不明種
  Phylini
Psallus sp. 晩春にシデから採れる種
Phylinae sp. 1 カラマツにつく黒い種
Phylinae sp. 2 ヤナギから採れた暗赤色の種
Phylinae sp. 3 灯火に来た黄褐色の種
Phylinae sp. 4 コメツガから採れたピンク色の種、別種のテネラルの可能性も
Phylinae sp. 5 コメツガから採れた黄緑色の種

1549Aelia ◆mYl7EDbJMI:2013/01/01(火) 18:00:39
Bryocorinae シダカスミカメ亜科
 Dicyphini
Dicyphini sp. 1 オオヒキヨモギにつく小型種
Dicyphini sp. 2 クサイチゴにつく大型種
 Mirinae カスミカメムシ亜科
 Mirini
Apolygus sp. 1 キハダにつく黒い種
Apolygus sp. 2 フジにつく緑色の強い種
Apolygus sp. 3 イヌエンジュにつく大型種
Neolygus sp. 1 オオバアサガラにつく黒い種
Neolygus sp. 2 ヒメウスミドリカスミカメ?
Neolygus sp. 3 リョウブなどから採れる白っぽい種
Neolygus sp. 4 赤色を帯びた初夏に出る種

1550Aelia ◆mYl7EDbJMI:2013/01/01(火) 18:03:16
Orthops sp. ハリギリにつく種
Phytocoris sp. 1 針葉樹につく黒い小型種
Phytocoris sp. 2 モミなどにつく緑色で脚が暗赤色の種
Phytocoris sp. 3 触角第二節中央に白色環のある黒い大型種
Phytocoris sp. 4 全体が橙色の種
Phytocoris sp. 5 カツラにつく白い大型種
Phytocoris sp. 6 サワラから採れた白っぽい種、オオマダラカスミカメの可能性もある
Anthocoridae ハナカメムシ科
 Anthocorinae ハナカメムシ亜科
  Anthocorini
Acompocoris sp. ウラジロモミから採れた種
Anthocoris sp. 1 ダケカンバ林にいる褐色味のある種
Anthocoris sp. 2 全体が黒い大型種、ハリギリクロハナカメムシの可能性もある
Temnostethus sp. コケから採れた種、チシマシロモンハナカメムシの可能性もある

1551Aelia ◆mYl7EDbJMI:2013/01/01(火) 18:11:49
Reduviidae サシガメ科
 Emesinae アシナガサシガメ科
 Ploiariolini
Emesopsis sp. ケブカカモドキサシガメの一種
Empicoris sp. 1 前腿節の太い山地性の種
Empicoris sp. 2 前腿節細く、棘が長い種
Tridemula sp. 山地のササやぶに生息する種
Aradidae ヒラタカメムシ科
 Mezirinae オオヒラタカメムシ亜科
アカヒラタカメムシ Arbanatus sp. 
コバネオオヒラタカメムシ Neartabanus sp.
Neuroctenus sp. 全体が黒いやや小型の種

1552Aelia ◆mYl7EDbJMI:2013/01/01(火) 18:20:15
Rhyparochromidae ヒョウタンナガカメムシ科
 Rhyparochrominae ヒョウタンナガカメムシ亜科
 Drymini
Lamproplax sp. 1 翅と脚が褐色の種
Lamproplax sp. 2 平野部に見られる翅の透き通った種
Scolopostethus sp. おそらく本属と思われる種
Lygaeidae マダラナガカメムシ科
 Orsillinae ヒメナガカメムシ亜科
ヘリグロヒメナガカメムシ Nysius sp.
Cydnidae ツチカメムシ科
 Cydninae ツチカメムシ亜科
  Cydnini
Chilocoris sp. ツヤツチカメムシの一種
Pentatomidae カメムシ科
 Pentatominae カメムシ亜科
 Eysarcorini
ミヤマカメムシの一種 Hermolaus sp.

1553Aelia ◆mYl7EDbJMI:2013/01/02(水) 18:34:42
2010年頃に貼った栃木県内のカメムシリストは間違いが多いので
新しく作り直したけれど、とりあえず学名未確定の種だけ紹介することに。
新種なのか未記録種なのか分からないので、「未確定」とした。
これはカメムシ図鑑にならっている。

1554Aelia ◆mYl7EDbJMI:2013/01/02(水) 18:39:12
Dipsocoromorpha ムクゲカメムシ下目
Dipsocoroidea ムクゲカメムシ上科
Ceratocombidae オオムクゲカメムシ科

1. Ceratocombidae sp. 1 ♂♀異型種
 その名の通り、♂と♀で外形が異なるオオムクゲカメムシで
♂は細型で翅が黄色く光沢がある。♀は翅が退化し体型は幅広く、色は暗褐色。
県内の山地に広く見られ、日光市土呂部のような寒冷地にも生息することが判明した。
落ち葉層や腐食土より採集されるが、朽ち木や樹皮下は好まない。

1555Aelia ◆mYl7EDbJMI:2013/01/02(水) 20:12:54
2. Ceratocombidae sp. 2 朽木にいる小型種

朽ち木の樹皮下に見られる種で、やや古くなって湿り気が多い
倒木の樹皮下からもよく得られる。
普通のムクゲカメムシより小型で翅は退化する。
また、幼虫の赤みが強いことでも区別できる。
ただしこの朽木性の種類は、1種とは限らず複数種からなるかもしれない。
分布範囲は広く、山間部から山地にかけて観察される。

1556Aelia ◆mYl7EDbJMI:2013/01/02(水) 20:17:12
3. Ceratocombidae sp. 3 平野部の枯れ草にいる種

体は黒く、ムクゲカメムシに似ているが足が黒っぽく短い。
平野部の草原で見つかっており、刈られた草が堆積して腐り始めた部位に多い。
同時にトビムシやダニ、ハエ類も発生しており
これらを捕食すると考えられる。
こうした環境は不安定で、翌年には観察されなかったことから
現在まで発見が遅れたのだろう。

1557Aelia ◆mYl7EDbJMI:2013/01/02(水) 20:20:50
4. Ceratocombidae sp. 4 アカマツの腐朽材にいる種

アカマツの腐朽材内から発見されている。
オスは翅があり、ムクゲカメムシによく似ているが
メスは翅が退化し、体は赤褐色となる。
小楯板とその周囲が淡色となるので
体の中央を淡い色の帯で巻いたように見える。
この特徴で他の短翅種から区別できる。
山間部で発見されており分布は広い。

1558Aelia ◆mYl7EDbJMI:2013/01/02(水) 20:34:38
オオムクゲカメムシ類については、おととしの昆虫学会で発表されたように
属レベルで日本未記録のものが、主に暖地・南方を中心に知られており
国内の種は100年前で記載がストップしている。
世界レベルで残された課題でもあり、今後の研究が待たれる。

簡単に検索表を作ってみた。
栃木県に限られる。

1. 体長3mmと大型。寒冷な山地に生息・・・オオムクゲカメムシ
-. 体長2mm以下。平地〜山地に生息するが寒冷地には少ない・・2
2. 翅は両性完全で長い。体は黒く脚は黄色っぽい。落ち葉層、平地〜山地・・ムクゲカメムシ
-. 翅は両性完全か少なくとも雌において退化。色彩は上記の組み合わせでない・・3
3. 体は黒い・・4
-. 体は淡黄色〜赤褐色、暗褐色・・5
4. 翅はオスメス退化する。脚は細い。山間部から山地の朽ち木樹皮下・・sp. 2
-. 翅はオスメス完全。脚は太く頑丈。平地の刈り草・・sp. 3
5. オスは細く翅は淡黄色。メスは翅が退化し一様に赤褐色。山間部から山地の落ち葉層・・sp. 1
-. オスは翅が完全で暗褐色。メスは翅が退化し体の中央は淡色、他は赤褐色。山間部アカマツ材・・sp. 4

1559Aelia ◆mYl7EDbJMI:2013/01/03(木) 10:16:10
Dipsocoridae ムクゲカメムシ科
5. Dipsocoridae sp. 1 中流域の砂地にいる微小種

河川中流の砂地に生息する微小種で、
一昨年のムクゲカメムシ下目に関する発表や従来の文献にも
おそらくこの種と思われる紹介や記述があり、学術的に周知されている。(次種についても同様)
カワラムクゲカメムシは春から秋にかけて成虫が見られるのに対し
本種は春の短い期間に観察されている。
砂地だけでなく周囲のヤナギなど落ち葉層にも見出されるが
とにかく小さいため確認は容易ではなく、秋にも発生している可能性がある。
産地も今後増える可能性があり、継続的な調査が必要。

1560Aelia ◆mYl7EDbJMI:2013/01/03(木) 10:26:15
6. Dipsocoridae sp. 2 暗い流れを好む種

カワラムクゲカメムシに大きさが似るが山中の細流に生息し
翅がやや退化するなど形態・生息環境に違いが見られる。
ほとんどカメムシ類の期待できないような環境にいるため、普段目にすることは少ないが
南東部の茂木町からも発見されたので、広範囲に分布することが判明した。
前種同様、春に出現することが分かっている。

栃木県産ムクゲカメムシ科の検索表
1. 黄褐色で体は細く1mm程度。砂地の乾いた環境を好む・・sp. 1
-. 暗褐色で虹状光沢があり、体長は2mm以上。水辺を好む・・2
2. 翅は発達しよく飛ぶ。河川中・下流の水辺の石下に生息。春から秋に出現・・カワラムクゲ
-. 翅は退化する。山中の細流で石下から見出される。春に出現・・sp. 2

1561Aelia ◆mYl7EDbJMI:2013/01/03(木) 10:41:33
●ムクゲカメムシ科とオオムクゲカメムシ科の違い、及び和名についての雑感

ここまでムクゲカメムシ下目2科6種について紹介したが
書いている私自身も、和名の取り扱いに不便性を感じる。
「ムクゲカメムシ」という単語が「オオ」ムクゲカメムシ科に所属するC. plebejusなのか
ムクゲカメムシ科、または2科を総称した言葉なのか。
そして2科の間に大きさの差がなく、むしろカワラムクゲカメムシ(ムクゲカメムシ科)より
小型の種が多く含まれる「オオ」ムクゲカメムシ科という呼称は、整合性がない。
これを回避するには学名で解説すればよいのだが、何ともややこしい話である。

2科の間には形態的な差と合わせて、生息環境にも違いが見られる。
以下のように分けられる。

1562Aelia ◆mYl7EDbJMI:2013/01/03(木) 10:49:00
1. 翅の楔状部を他部と分ける「切れ込み」は浅い。
体は黒っぽい種が多く、森林や草原、休耕田の土壌中、落ち葉層、腐植物
時に洞窟内に見出される。体長は3mm以下でムクゲカメムシ科と大差ない・・オオムクゲカメムシ科
-. 翅の切れ込みは深い。体は褐色系で河川の上流から下流まで
水辺の石の下や砂地に生息しており、陸地の落ち葉層などは好まない・・・ムクゲカメムシ科

1563Aelia ◆mYl7EDbJMI:2013/01/03(木) 10:54:49
Ceratocombidaeの和名をオオムクゲカメムシ科から
オチバムクゲカメムシ科とし、2既知種についての和名は
ムクゲカメムシをオチバムクゲカメムシ、オオムクゲカメムシをオオオチバムクゲカメムシとすれば
ある程度分かりやすいかもしれない。
オオオ、という重複を避けるならタカネオチバムクゲカメムシでも良いかもしれない。
そうすればムクゲカメムシ科のほうはいじる必要もないので
一件落着するように感じる。

1564Aelia ◆mYl7EDbJMI:2013/01/03(木) 11:04:02
他の掲示板が軒並み死んで、2chは規制で書き込めないので
虫系の話が出来るのはここだけになってしまった。
ネット検索でヒットする私の書き込みもほとんど404なので
ある意味混乱は防げて良かった。
インセクトにおいても、ネグロクサアブなど私の書いた「県内のネット記録」が
複数の報告者に採用され始めたが誤解も多く、私本人への問い合わせもないので
これについては反省していたところでもあった。
結局は引用側の責任に結びつくのではあるが
匿名掲示板で、書き込んだ本人に聞くという行為は煩雑でもあるので
ネット上の記録、書き込みについては、眉唾ものとして当たるべきである。

罪の部分として、間違いの訂正が効かずに延々と残ってしまうこと
さらにそれが孫引きされてしまうのも、大きな問題である。

1565Aelia ◆mYl7EDbJMI:2013/01/03(木) 11:11:26
意外な種を発見できる功の部分と
間違いを伝播させてしまう罪の部分。
ネット検索で得られた情報は吟味し、十分に確認を採るべき。
私もサシガメの報告で某種を扱った際は
友人に仲介してもらい、私信をいただき、掲載の許可を得た。

おそらく、今後も私の書き込みを見て眉唾に思ったり
証拠を出せ、ソース、と思われる方がいるかもしれない。
そんな場合は、書き込みの古い、新しいにかかわらず問い合わせてほしい。
標本ならいつでも差し上げられます。データも添えて。
さらに、間違いについても批判は甘んじて受けます。
「シロウズツヤケシ」はクロサワツヤケシの間違いでしょう、とか
未熟な頃の書き込みはどうやっても訂正出来ません。
よろしくお願いします。

1566Aelia ◆mYl7EDbJMI:2013/01/03(木) 11:15:06
それと、カメムシ採りの日記も消えてしまったり不便なので
再開する気力があればします。
手元の手帳も年々手抜きになり、確認のすべがなく
仕方なくtwitterの書き込みや写真を見て判断することも多々あり・・・
いろいろサボったツケがきて、掲示板閉鎖でトドメを刺された感じです。
反省。

つまらない書き込みはここらにして
次から学名未確定の種、再開します。

1567Aelia ◆mYl7EDbJMI:2013/01/04(金) 21:06:04
Gerridae アメンボ科
 Gerrinae アメンボ亜科
7. Gerris (Macrogerris) sp. ヤスマツアメンボに近縁な未記載種

このアメンボはMurajiらの論文にも取り扱われているが、未だに記載されていない。
初出の文献も不明だが、栃木県では西部の山地で少ないながら記録されている。
ヤスマツアメンボより前腿節が太い。
筆者は未採集のため、詳しい生態は分からない。

1568Aelia ◆mYl7EDbJMI:2013/01/04(金) 21:11:22
Tingidae グンバイムシ科
  Tinginae グンバイムシ亜科
8. Acalypta sp. 細い体形をした種

一時アミメグンバイとしていたが(日本昆虫図鑑の図をうろ覚えで覚えていた)
カメムシ図鑑のアミメグンバイ写真とは全く異なる種と判明し、改めてマルグンバイ属とした。
先生らの私信によれば国内でも翅の長い別種が得られているとのことで
栃木県の種がどれに該当するかはまだ分からない。
河原の砂地や岩場に生えるコケから採れ、生息地での個体数は多い。
中流域からの記録が多く、平野部は生息域に含まれないようである。
成虫は春から夏にかけて観察されるが、越冬は幼虫で行われる。
この点は、他のマルグンバイとは異なる。

1569Aelia ◆mYl7EDbJMI:2013/01/12(土) 22:08:34
突然ですが事情によりしばらくこれないかもしれません。
お悔やみ欄に名前が載ったら、ああ死んだんだなと思ってください。
命をもてあそんだツケが回ってきたのかもしれません。

今まで本当に楽しかったです。
たくさんの思い出をありがとうございました。


                             2013年1月13日 Aelia

1570しもつかれ食いすぎさん:2013/01/12(土) 22:11:49
また死ぬ死ぬ詐欺か

1571しもつかれ食いすぎさん:2013/01/12(土) 22:18:10
おもしろいと思ってるならかわいそう

1572しもつかれ食いすぎさん:2013/01/13(日) 23:46:36
つらいのはわかるけれどよ

1573しもつかれ食いすぎさん:2013/10/02(水) 12:01:53
はて?

1574しもつかれ食いすぎさん:2014/09/29(月) 08:45:29
信組はNGワードげ?

1575しもつかれ食いすぎさん:2014/09/29(月) 20:14:32
おめ、このごろは変調きだしでねがっだのげ?

▼おめ、が、無視フタバさ描いだの
無題 鴨@元石橋町民 ◆mYl7εDbJM1 07/07/05(木)23:37:51 No.204140
東北以北か?

▼おめ、が、ストォカァまがいのごどをしだ後で描いだの
29 :ぽろちもあ:2007/07/14(土) 06:54:19
週末の昼下がりに白のセレナで中央公園の駐車場にやってくる奥さん。
待ち合わせに中央公園の駐車場を使っているらしく
たまに見掛けるんだけど、なぜか毎回違う男と待ち合わせ。
で、必ず男の車で出掛け、2時間ほどで戻って来て帰っていく。

中央公園はデアイ系の待ち合わせスポットでもあるのだろうか?
ウホッ!

▼とちちゃんより、
158 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/10/14(火) 16:31
益子を放映してどれくらい人が来たか知りたかった栃木。
西田井の信号越えると真岡鉄道の線路と平行するところがあるけど
たまたま電車が走ってて絵になったよ。

▼復刻版井戸端会議より、
530 名前: 鴨 投稿日: 2004/02/14(土) 16:17
われらは立てり 石橋高校

1576しもつかれ食いすぎさん:2014/09/30(火) 08:19:37
なんだがぁ、とちちゃん、みでぐなっで調子いいどな、変調どごじゃあんめや、ウギウギすっでやぁ、サル、
【用語の解説】どが、サクサクサルサルサクサクサルサルなんがは、まだ、ご紹介申し上げでねがせ、
あっ、すだ、おめ、が、おら(家族も)、の、ごど、脅迫しでだのもご紹介申し上げねどな、
おら、なんだが、忙しいでやぁ、

おめ、が、S堂くんのごどに絡めで強烈に警察批判(実際は誹謗中傷)をしでだのは、
おら、は、ご紹介申し上げらんねがら、おめ、テメ、で、すんだど、いいな、サル、
あれ、おめ、中央公園の駐車場でのぞぎとがめられで職質されだ腹癒せだんべ? それども、
おめ、スーパーさ品出しなんがで出入りしだどぎに万引ぎしで引っ張られだ腹癒せが?
そが、おめ、貼り仕込んだりもしでだよな、こごんどごねがせ、スーパーも安心だんべ。
おめ、昨日描いだが、どなんでぃ? 東歯the菓子あだりうろづいで、んで、・・・やっだのが?

1577しもつかれ食いすぎさん:2014/09/30(火) 08:27:36
このスレDemo登場生物をご紹介申し上げどがねどな、原則どしで2人+2サルですぅーぅ。
おら
ボク(おらではねんだ、盆暮れの方の略)
おめ(とちぎ県の明日を考えるスレッドの、52参照しどごれ)
兄さん(サルの兄さん、とちぎ県の明日を考えるスレッドの、52参照しどごれ)

1578しもつかれ食いすぎさん:2014/10/02(木) 07:54:40
こご、見でるだげのてらに、ささやがな、ご案内を申し上げますぅぅ。
サルめ、を、知るには、2チャソの漢、どごの掲示板でも”ぴえろ”、”ゲス彦”、”鶉”、”Aεlia”などのコデの
他に、こごの”栃木県のカメムシについて〜6”を見どごれ、
あど、復刻板井戸端会議についでは、超ローカル(サルの地元の方はわがっぺ)だすので、よごよぐ探しでみどごれ。
ただ、井戸端会議の原文をコピペしでるのが大変多いのでぇ、18歳以下のてらは見ねどごれや、
サルめ、が、色きちげを強烈に発揮しでんでぇ、まづがんべな。

1579しもつかれ食いすぎさん:2014/10/04(土) 18:32:28
おめ、みだげ? ↓こりゃ県民ど言っで描がれでるがよ、まさに、おめ、の、ごど、だどな、そう解釈すっど、よぐ描げでるな、

29 名前:匿名希望さん 投稿日: 2014/09/30(火) 00:24:52 本当に秋田県民は民度が低く、無駄に殺伐としていて
住んでいるとどんどん心が病んで行く最低な場所です。
自分自身、常識では考えられない位に頭がおかしい非常識な人間や陰湿な人間ばかりを相手にしてきてそろそろ我慢の限界を迎えそうですし・・・
自分のわがままさや見栄っ張りで自らの首を絞めた挙句、平気で人に尻拭いをさせ
暇さえあれば人の噂話陰口悪口足引っ張り(例え助けられたり世話になった人間相手でも)
やっていいこと・言っていいことと悪いことも分からないのか、本当に些細なことで
平気で非人道的な嫌がらせを始めたり、悪い噂を流して人を貶める。
今まで仲間だった人間に対しても、くだらない理由で裏切って掌返しは当たり前。
譲り合う、許し合うという概念が一切なく、ほんの少しでも自分の思い通りに行かない人間が居れば即陰湿な虐めをして排除。
とにかく我が強く、人の気持ちよりも自分の欲を満たすことが最優先(-.-;)
仮想敵を作り上げて人を攻撃することで団結する
しかも、田舎特有の事なかれ主義が悪い方に働いていて
本来責められるべきトラブルメーカーや悪さをしている様な人間程甘やかされて得をするのもキツイ。
結局、真面目な人間に全責任を押し付けて、あとは知らんぷり。
真っ当に生きてる人間程、酷い目にあったり損ばかりする場所ですからね。
冗談や大げさな表現を抜きにしても、秋田に生まれた・引っ越してきた事で人生狂った人間って相当多いと思います
あと年寄りがとにかくがめつくて陰湿で横暴。
若者を見るなり虐めや噂話のターゲットにして足を引っ張るか、便利屋や介護要因にする事しか考えてない。
散々人を攻撃して追い詰めておきながら、それを責められると途端に弱者ぶって被害者面。
秋田で、残念な人達と日々関わっていると
何故秋田がここまで落ちぶれてしまっているのかが痛いほど分かります
人格に障害がある人間ほど気持ち良く過ごせる異常な県だと思います

1580しもつかれ食いすぎさん:2014/10/05(日) 08:47:21
おめ、が、レストラン誹謗中傷しでだの、あれは酷でがっだもんなぁ、
おめ、が、真○信組、益子の坂屋、争議屋、偉大なんがを誹謗中傷しでだのより酷でがっだ、
まっ、サルではね方がやっでだんなら、ゴカイ青イソメっづうごどで蟲しどごれ。

しがしよ、
おめ、は、偉大んどぎも悪質だっだど、テメ、この、ヤロ、
おめ、タンタンメン法の華のスープは偉大提供で、陣鼓○スープだどがよ、
おめ、色きぢげどごじゃあんめ、狂気の沙汰だんべ、思い出しでみろ、この、ゴミカスヤロ、

では、こぎげよんう、さよなうら。

1581しもつかれ食いすぎさん:2014/10/05(日) 18:15:42
おめ、おら、が、勘違いしでだら、蟲しでいいんだがんな、他の板さ描いで対応すんなやな、

1582しもつかれ食いすぎさん:2014/10/07(火) 08:39:28
ただ、山形の悲惨な火事、あれは勘違いじゃねよな気がすんだ、
おめ、まさが、大熊エリ遊びしだんじゃあんめな、正直にゲロしでみろ、
おめ、あのころ、しぎりに描いでだんべ、亜どがいう文字使っで、家族どが出産のごどどが、
んで、今にもなにが悪さするみでな脅しみでごども描いでだし、無視採取であっぢの方さ行っでるレポも描いでだし、
んで、事件のあど、ぷっづりど、描ぐの止めだしな、二度ど触れるごどしでね、
こら、サル、正直にゲロしで罪を償え、いいな! もっども償うっづうごど=極刑だがんな、合掌。
あの、事件の頃ぐぅえぇ、おめ、が、春巻ベロベロ描いだの?




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