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栃木県のカメムシについて6

1Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/05/14(木) 21:45:21
栃木県のカメムシについてのスレッド
カメムシ以外の虫もOKです

前スレ
h ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/travel/1614/1131291343/

111Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/07/20(月) 18:52:50
本日西の湖周辺のヤチダモから
多数のシオジツヤマルカスミカメが観察された。
一方、これまで「ヤチダモ」につく黒いApolygusをシオジツヤマルとしていたが
現時点では同定できない別種らしいことが判明した。
ついている植物もヤチダモではなくキハダの間違いであった。
真のシオジツヤマルとは成虫の色彩体長のみならず
幼虫の色彩も異なっており、明らかな別種である。

112Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/07/20(月) 18:56:33
シオジツヤマルはすでに足利市赤雪山の記録がある。
キハダにつく黒い種はとりあえずApolygus sp.として扱う。

113Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/07/20(月) 19:00:04
奥日光における上記のApolygusの分布は以下のようになる

○シオジツヤマル 西の湖 ヤチダモ

○Apolygus sp. 菖蒲が浜 千手が浜 中宮祠 キハダ

またキハダがありある程度高標高であれば産するようで
奥日光以外では日光市大笹牧場近辺でも採れている。

114Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/07/23(木) 23:49:18
今日もクロマダラカメノコハムシは採れずじまい
本当に消えてしまうのではないだろうか

115Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/07/23(木) 23:54:28
コニシケブカハムシもずっと採れてない

116Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/07/23(木) 23:54:58
ウスイロタデハムシでいいやん

117Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/07/26(日) 02:07:27
クモ図鑑かっちった。楽しみ

118Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/07/27(月) 09:52:38
午前の部 葛生町豊代
クマノミズキの幹からダルマカメムシのメスが採れた。昨年はヒメダルマカメムシだった。
またカワラナガカメムシの林道における生息地が判明した。
ミズゴケ類の下に多数おり幼虫ばかり見られた。
同所的にヒメツチカメムシやヒナナガカメムシが生息する。
またスジバネアリヅカムシが藤岡町に引き続いて採集され
個体数は1頭のみとかなり稀な様子。

119りゅうひ:2009/07/29(水) 12:34:46
クモ図鑑見てみたい。
経費がおちなくて買えません・・・

120Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/07/29(水) 22:21:56
東海大学出版会から出る日本産クモは8月に出るようです
わたしは著者割りで買うことができました
経費で落ちるのはいいなあ・・Rostriaのマキバサシガメのところ読みたい

121Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/07/29(水) 22:22:30
ああ落ちないのか
僕の会社は経費使えないです

122Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/07/29(水) 22:49:41
アズキヘリカメムシ 栃木県Bランク
イネカメムシ 栃木県Bランク
エサキアメンボ 栃木県Cランク
ハネナシアメンボ 栃木県Cランク
ババアメンボ 栃木県Cランク
キバネアシブトマキバサシガメ 栃木県Cランク
ベニモンマキバサシガメ 栃木県Cランク
クロズヒョウタンナガカメムシ 栃木県Cランク
ヒメトゲヘリカメムシ 栃木県Cランク
ヒメカメムシ 栃木県Cランク
オオカバヒラタカメムシ 栃木県情報不足
ヤセオオヒラタカメムシ 栃木県情報不足

123Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/07/30(木) 00:27:29
ガイアの夜明けでかましんやってたせいで
今日はいくらか売り上げが多いように感じた
テレビ見たよ、という人も比較的多かったようで
栃木市のある方も見ておられた
栃木方面にはないなあ・・ヤオハンばっかりでw

124Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/07/30(木) 00:30:36
七月にチーフになり
比較的忙しい日々だった
そのせいもあってかあまり虫に向き合える時間もなかった

来月以降少しずつ落ち着いてくるけれど
もう3年もカメムシの調査データをとっていると
そろそろマンネリで、やめようかという気持ちが出てくる
去年のこの時期にも同じことを言っていたので
3か月くらい休養期間とデータ整理の時間を作る必要が出てきた
11月まで調査して12-3月は休みに充てようか

125Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/07/30(木) 00:45:36
この中で除外してよさそうなもの
アズキヘリカメムシ→最近山間部から記録が多数あり
もとの野生植物に寄生する生活に戻ったと考えられる
キバネアシブトマキバサシガメ→草原や河川敷に少なからず見出される
山間部の草原にも生息しており現時点での絶滅の可能性は低い
ベニモンマキバサシガメ→森林が保全されれば絶滅の危険性は少なく
生態が判明してからは稀ではないことが分かったため
ヒメトゲヘリカメムシ→大規模な河川敷、または山間部の草原地表部におり
生息地での個体数は多く絶滅の危険性は低い

※いずれも筆者自身の調査でわかったもので
改訂に先立って正式に報告する必要がある
一般にはこれらの種は少ないものとして認識されているが
実はそうではない、ということを周知させないといけない

126Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/07/30(木) 00:51:55
要注目種としては次の種類がある
※全国的に限られた分布、栃木県にタイプロカリティがある、全国のレッドリストに掲載されている、
生息に特殊な条件を要する、個体数が少ないなどの項目が適応される種で、選定の基準が幅広く難しい

モンシロミズギワカメムシ
タガメ
シロヘリツチカメムシ
シモフリクチブトカメムシ
オオツノカメムシ
ツノアカツノカメムシ
フトハサミツノカメムシ
ヤナギベニモンツノカメムシ

127Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/07/30(木) 01:03:52
Aランクのコバンムシとブチヒゲツノヘリカメムシは採集できなかった
またCランクのコオイムシ、ナベブタムシ、ヒメマルミズムシも県内では採集しておらず
ヒメマルミズムシは現物を見たこともない
そのうちコバンムシについては非公式な記録ながら
弁天沼以外でも採れているらしく、県北があやしいと考えている
ブチヒゲツノヘリカメムシは最近かめむしbbsから
情報が広まったように山梨から確実な産地が見つかった
栃木県にもまだ生息している可能性はある
旧北区に広く分布し日本が分布の辺縁にあたる種というのは
概して稀なものが多くブチヒゲツノヘリカメムシもそれに当てはまる

128Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/07/30(木) 01:05:48
ブチヒゲツノヘリカメムシについてはもう閉鎖されてしまったブログに
幼虫などが投稿されていて貴重だった
ヤセオオヒラタカメムシの生体も投稿されていたことがあり
かなりの腕前の持ち主だったように思われる

129Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/07/30(木) 01:10:54
別途、Aランクの甲虫である
ミヤマカネコメツキとアサカミキリ、ニセコヤツボシツツハムシが手元にある
アサカミキリは県内では有名な産地で採っており
ニセコヤツボシツツハムシも同地で採集した
ミヤマカネコメツキと思われる種はもしかすると別種の可能性もあるが
八月末に極めて似たものを奥日光で採っており
これについては報告の必要性が出てきた

130Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/07/30(木) 01:28:38
イネカメムシは最近の記録として
1999年と2000年に南部の平地で採れている。
1999年10月に栃木市で、2000年10月に石橋町でそれぞれ1頭が
草原のイネ科植物上に見られた。
暖地では比較的記録もあるようだが
内陸の本県では少なく散発的で、最近の河川敷の調査でも得られていない。
もっとも得がたいカメムシ科の種類と考えられる。

131Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/07/30(木) 01:37:56
アメンボ類3種は渡良瀬遊水地が現存する最大の生息地であり
ハネナシアメンボはヒシのある沼に多い
エサキアメンボとババアメンボはスゲやヨシの茂る水面にいるが
岸辺近くや暗い場所を好む傾向があり、明るい開けた場所にはほとんど出てこない
環境の変化で姿を消すことは容易である

遊水地を代表するもう一つの種、クロズヒョウタンナガカメムシは
スゲに寄生し、周辺の足利市迫間湿地にも生息している
最近は鹿沼市からも新しい産地が見つかった
生息地における個体数は多い
しかし分布は局地的で、今市市針貝湿地では
スゲにみられるのは近縁のヒラタヒョウタンナガカメムシだけとなる

132Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/07/30(木) 01:44:00
ヒメカメムシはイネカメムシに次いで少ない種で
山地、または山間部の草原環境に見出されるが局地的
宇都宮市で採ったことがあるが台風の増水で流されてきたと考えられ
その後の記録は全くない

クロズヒョウタンナガとこの種を同じCランクとして扱うのは疑問があり
ヒメカメムシについてはBランクに格上げしても良さそう
逆に記録の増えているアズキヘリカメムシはCランクに下げるべきである

133Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/07/30(木) 01:49:26
情報不足のヒラタカメムシ類二種は
いずれも局地的で稀なもので
オオカバヒラタカメムシについては最近の調査で生態が分かってきた
ツリガネタケの生えた大きなダケカンバの立ち枯れにいるが発生木はごくわずか
レッドリストではカバヒラタとされているが真のカバヒラタは
本州には産しないようで、このことについては正式な論文が出るのを待ちたい
全国版レッドリストではオオカバヒラタの名称と学名が使われているので
本県のレッドリストもそれに準ずる必要がある
もう一方のヤセオオヒラタカメムシは
キノコの生えた倒木から採れたが一頭のみでその後の記録はない
文献でも数頭の記録があるだけ
2種とも、良好な自然環境の指標として利用できよう

134Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/07/30(木) 01:50:59
要注目種についての記載は割愛する
選定の基準が難しく、おそらくどの種も当てはまりそうな気がしてしまう

135Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/07/30(木) 16:29:54
標本というか採って袋に入れっぱなしの虫見てた
そしたらクロルリハムシと思っていて忘れかけてた
五十里のChrysolinaはニッコウルリハムシっぽい
前胸背は全体的にツヤツヤしていて目立った点刻がないし
翅の点刻は二列一組で、レッドリストの写真にもよく一致する
惜しむらくはどうやって採ったか覚えてない
さらに悪いことに当地は砂利の採取現場として消えかけている
キベリヘリカメムシのような草原性の種も消えようとしている
開発止めてほしいですね・・

136Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/07/30(木) 16:49:09
あと去年湯元で採ってたカバイロコメと思いスルーしていたコメツキが
アズサチビコメツキに化けました。
前胸背の後角の突出や触角第二節・第三節の著しい伸長も
アズサチビの特徴を表していると思います。
六月中旬から七月上旬にかけて出る種のようですね。

137Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/08/04(火) 14:48:06
615 名前:Aelia ◆mYl7EDbJMI[sage] 投稿日:2009/08/04(火) 14:47:36
本日は藤原町と栗山村に行きましたが
2つの大きなニュースがあります。
ひとつは、ミノオチャイロナガカメムシの雄が採れたことです。
この種は栃木県では2005年に栗山村で破損したメスが一頭採れていただけでした。
今回の記録により両性とも揃いました。

もうひとつは、今でも信じられないのですが
サクラの樹幹に生えた地衣からヒョウタンカスミカメの仲間が這い出しました。
ツヤヒョウタンカスミカメに翅の色彩が似ていますが非常に小型で
従来のどの種とも異なる特徴をしています。
発生末期のようで一頭しか採れませんでしたが
偶然地衣の下にいたとは考えられず
来年の調査が待たれる形になりました。

138Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/08/04(火) 15:17:41
それと今回初めてまとまった数のPeritropis sp.が得られ
不明だった♀個体も記録できた。
既知種であるadvenaコモンキノコカスミカメ、および
hasegawaiニセコモンキノコカスミカメのメスと比較した結果
以下の特徴からしても独立種であることは疑いない

1. 前胸背は後方への広がりが弱く中央の紅色の部分を欠く
2. 基節・転節ともに透明感のある乳白色

139Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/08/04(火) 15:26:19
もしこのヒョウタンカスミカメが地衣を食べているとしたなら
おそらく世界で唯一の地衣食ヒョウタンカスミカメとなるかもしれません。
以前コケを食うカスミカメが四国から世界初として記録されましたが
コケ・地衣につくカメムシというのは非常に限られています。
今回の発見では残念ながら記載の決め手となる
オスを得ることはできませんでしたが、新種の可能性もあります。
まったく予想もつかない環境に、まだ見ぬ多くのカメムシが眠っていることに
虫屋として、人知れず絶滅しないうちに日の目を見せたい。
そんな気持ちになりました。

140Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/08/04(火) 19:24:51
今日のカメムシ
栗山方面へ出かけた。
8月上旬に出るカメムシを観察するためで
まずは龍王峡に行く。龍王峡とは言っても北側のところであり
龍王峡の中で虫をとるわけではない。
車を止めたが天気はよかった。降雨を心配してこの地域からは
時折足が遠のいてしまうが、今回はニセヨツボシカメムシをはじめ
まだ今年記録のないキベリヘリカメムシなども見る予定だった。
結論からいえばこの2種は見られなかった。
いや、1種だけは確認できたが幼虫のため保留した。
しかしその残念な結果を補うには有り余った知見が得られた。
続く

141Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/08/04(火) 19:30:32
有り余ったではなく、余りあるの間違い

まずカメムシ科の虫を採るにはビーティングが必要だったので
片っぱしから叩いてゆく。ハギも開花しておりカスミカメも多い。
落ちた内容物を見てびっくり。翅の斑紋が退化して黒っぽくなった
チャイロナガカメムシの小型個体が落ちていたがどうやらミノモチャイロナガっぽい。
2005年に栗山村で見たきり記録がなく、県内のナガカメムシではかなりまれな種と思っていた。
こんな簡単に採れてしまうものなら追加があるかもと思ったが
ここからお昼までの各地のビーティングでは得られなかった。
やはり珍品なのだろう。
2005年の個体はメスで、ネットを酷使したスイープだったので破損していた。
しかし今回のオスは完全であり、手元のNeolethaeusと比較ができる。

続く

142Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/08/04(火) 19:34:13
何度も昔のスレでかいたので解説は簡単に済ます。
このナガカメムシはもともとLethaeus minoensisとして記載されたが
日本にLethaeusは分布せず全てNeolethaeusになる。
その中でも本種は記録の少ない種で図鑑にも載っていない。
大阪箕面のほか神奈川や長野の記録があるがまれ。
詳しい比較は標本にしてから行う。
ボタンヅルが開花していたがアカヘリナガカメムシはいなかった。
クルミにももうカスミカメはいなかった。
そろそろ秋の気配である。

続く

143Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/08/05(水) 00:56:21
カエデにおそらくニセヨツボシカメムシと考えられる
二頭の幼虫がいた。成虫が待たれる。
ヒラタカメムシ類のいる倒木ゾーンはもうカメムシも少なく
ノコギリヒラタカメムシが多少いたほかは、小さな幼虫に囲まれたクロヒラタカメムシと
一頭のトビイロオオヒラタカメムシがいるだけだった。
その後ビーティングによりダルマハナカメムシの2化目を見つけた。
メダカダルマハナとしていたがより大型であり
県北の8月の記録は見直す必要があるかもしれない。

続く

144Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/08/05(水) 01:03:17
ササ群落を叩いてみたところウスイロカモドキサシガメの幼虫がいた。
枯れた部位を叩くとまとまった数の個体が見つかり
この場所は安定した生息地となっているようだった。
加えてこのサシガメは暖地性だが県内には広く分布することも分かった。
その後移動して川治ダムの周辺を歩こうと思い
田母沢トンネル手前で車をとめたが、歩道は数10メートルも進むと
落石がありさらには木が倒れて通行はできなかった。
水辺のヤナギの観察がしたかったのだが残念。
ミツバウツギにはイシハラカメムシがいるかと思ったがおらず
かなり局地的なことがうかがえた。
コウゾ類の実には多数のチャイロナガカメムシがいたがミノモは混じらず。
コアカソを叩いて今年初のコアカソカスミカメを確認した。

続く

145Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/08/05(水) 01:08:15
戸中の墓地についた。
ミツバウツギを叩くがイシハラカメムシがいない。
かなり刈り込みがされたのでいなくなったのだろうか。
道沿いにたわわにあったこの木も随分とさびしくなった。
そして樹幹の観察タイム。
一見つまらなそうな環境だがここのサクラの樹幹には
コモンキノコカスミカメの不明種、コガシラダルマカメムシの仲間、ダルマカメムシがつく
大変貴重な環境であり、とくにコモンキノコについてはまとまった数の個体がほしかった。
コガシラダルマは健在で、もう幼虫は見られなかったが
オスメスともに木の肌に良く似た色彩で溶け込んでいた。
ウメノキゴケなどの地衣を見てゆくが羽化殻しかないコモンキノコ。
はたして見つかるのだろうか。

続く

146Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/08/05(水) 01:13:18
すると地衣ではなく樹皮の小さくめくれた部分に隠れるようにしていた。
オス個体でやはり去年の一頭同様に黒い。
やっとのことで吸い、追加を探そうと地衣を観察した。
するとツヤヒョウタンカスミカメに色彩が似た小さなヒョウタンカスミカメが這い出してきた。
目を疑ったがこんな場所に場違いな虫がいることが不思議だった。
県内で得られているどのヒョウタンカスミカメとも異なるこの種は
自宅での検鏡の結果オスと判明したが
追加個体は得ることができなかった。
県南でスギにつくヒョウタンカスミカメ族の一種にも色彩が似るが
今回の個体は典型的なPilophorusの体形、特徴をしていた。
来年、またここにこないとならないのか。

続く

147Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/08/05(水) 01:21:59
その後コモンキノコカスミカメはメスも含めてまとまった数が得られた。
結果はすでに書いた通りで
やはりこのPeritropisは県内における第三の種であることが分かった。
ヤナギからはアカホシメダカカスミカメやトビマダラカスミカメを見つけ
もう晩夏であることを実感させてくれた。ヤナギウスバツヤカスミカメももう終わりか。
水の干上がった河原で流木の下にオオツヤツチカメムシの死骸を見つけた。
水際にはウスイロミズギワカメムシやアメンボがいた。
いろいろ貴重なカメムシが採れたので満足したから帰ることにした。
今日のヒョウタンカスミカメは栃木県新記録であり
改めて本県の自然度の豊かさを実感した。

おわり

148Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/08/07(金) 07:06:00
日光いかなくてよかた。
今日は遊水地でヨツボシカスミカメ見てきます。

149Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/08/07(金) 16:07:19
出かけなかった
鐘がもったいない
クモ図鑑とりあえず読んだ
サラグモすげー

150Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/08/11(火) 19:06:41
日光市にもモンキツノカメムシがいた
サンショウの下に広がるムラサキシキブの実を叩いたところ
1オスが採集された。

151Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/08/11(火) 19:25:18
念願のクロマダラカメノコハムシが3頭採れたけど
どれもさえない色してて悲しい
テネラルだからかな

152Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/08/11(火) 21:47:45
h ttp://up.2chan.net/w/src/1249994719579.jpg
クロマダラカメノコハムシ
触角片方とれてた

153Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/08/11(火) 21:48:52
このポイントからさらに下流に行くとカヤキリがたくさんいる
なんで栃木県はカヤキリが少ないのだろう
観察する人いないのかな

154Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/08/11(火) 21:50:03
今年はみてない
もう旬すぎちまうかな

コカタビロゾウムシがまた採れたけど
神出鬼没的でいまいちよう分からん
マツに関係あるのかな

155Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/08/16(日) 01:39:09
h ttp://research.amnh.org/scicomp/pdfs/wheeler/Graziaetal2008.pdf#search='Eumenotes obscura'

156Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/08/22(土) 20:08:51
スレが止まっているのは
たとえば更新のなくなったブログよりも万死に値することだと思うの

今日はしかしとくに主立った虫も採れなかった

おしまい

157Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/08/23(日) 22:22:37
ひだまりスケッチ三期決定wwwwwwwww

158Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/08/27(木) 21:03:34
昨日は湯元に出かけたけどほぼカメムシは終わりだった
カスミカメも今年は増加はないと考える

159Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/08/27(木) 21:51:37
どうみてもカメムシ図鑑のヨツボシカメムシ幼虫は
ニセヨツボシカメムシにしか見えなくなってきた
栃木県でのニセヨツボシカメムシはだいたいカエデを探せばいることがわかった

160Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/08/27(木) 21:53:34
今年の観察で、やはりカメムシ観察は終わりにしたい
四年も続けてだとさすがに飽きる
来年は未調査だった那須地域に行きたい
奥日光の調査は下草だけとか、甲虫採りも復活する意味で
枯れ木の表面を見るとか、今まで植物メインだった視点を変えたい

161Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/08/27(木) 21:54:35
日光より北の地域ではまだ発見が続いているが
那須地域では更なる発見が期待できよう
かし道路も無料になったしカシワの調査が求められる

162Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/08/27(木) 22:22:51
しかしハルヒも味噌がついてしまったな・・
絶望先生で馬鹿にされる始末・・
しかも絶チルの連載でも・・w

163Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/08/27(木) 22:23:54
かくスレ間違えた
久々の書き込みがこんなクソつまんねーのですまない
本当ならば次スレはちてなければよかったか
一元化すればよかったのだ
すまない
しかしここが始まりという義理からスレを立ててしまったのだ

164Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/08/29(土) 15:51:36
今夏でとりあえず今年分はおしまいにします
あとはデータ整理に当てて、昨年と同様にします
ただ採集だけは続けます、おそらく

165Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/08/29(土) 15:52:15
というわけでこのスレでまとめがかけると思います

166Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/08/29(土) 15:59:17
今年のオオメノミカメムシについて
7月→幼虫確認
その後は生息地保全のためしばらく訪れなかったが
本日再度調査した。
その結果去年広範囲にわたり見られたのに対し
今年は、最初に発見したコケがパッチ状に生えている場所でのみ見つかり
発生末期と考えられるとはいえ、考えなくてはならない状況下にあるようだ。

データ
1♀ 栃木県佐野市 2009 8 29

167Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/08/29(土) 16:00:08
いや終わりにしようと思ったけれど
まだサビヒョウタンナガカメムシなどが抜けているのはおかしいので
11月までは続けることにします

168Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/08/29(土) 16:12:09
2009 1 1 - 8 29まで
480種

昨シーズンは
2007 9 1 - 2008 8 31まで
494種だった。

今年からは一カ月単位で各場所を追うのではなく
1季節単位で最低1回各場所を回るようにしたので
結果として調査の密度は減った。
そのため460種前後に落ち着くと思われたが
新規の追加が約20種あり
秋を残した段階で480種と、かなりの数字を伸ばすことができた
ほとんどペナントレースのようになってきているのは
続けることに疑問が生まれつつあるが
こうした調査の中で、今年も相変わらず新顔のカメムシが追加されてゆくので
やめる、続けるなど迷っているちょうど今頃の季節でも
来年の春からは、またやりたい気持ちになっていることだろう
そうした中で一つ、来年はぜひやりたいことがあって
それは那須地域の重点的な調査がしたい
はたしてどのような要素が日光地域と似ていて
どのような暖地性・平地性の種が分布しているのか。
旧く加藤先生がまとめられてきた記録は
現在ではほとんど振り返られることもなく、また先生自身が故人になられたことと
カメムシからは離れてしまったので現在那須地域から
まとまったカメムシの観察を行う人は全くいない
なので微力ながら現在を反映した那須地域のカメムシファウナを
ぜひとも調べてみたいのである

169Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/08/29(土) 17:37:35
Zootaxa 2208: 25-43 (25 Aug. 2009) 8 plates; 64 references Accepted: 23 Jul. 2009
Is Montandoniola moraguesi (Puton, 1896) a mixture of different species? (Hemiptera: Heteroptera: Anthocoridae)
DOMINIQUE PLUOT-SIGWALT, JEAN-CLAUDE STREITO & ARMAND MATOCQ (France

170Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/08/29(土) 17:38:07
モンシロハナカメムシは複合種なのか??

171Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/09/03(木) 19:44:50
今日は宇都宮市東木代に出かけた。
目的は2つあってひとつはヒゲナガカスミカメを得ること
もうひとつはコリヤナギグンバイの生息を見ることだった。
クズの花がいたるところで見られ、これをホストとするヒゲナガカスミカメは容易に得られた。
やはり平地のものは大型で、ヒゲナガであるらしい。
以前栃木県にリュウキュウヒゲナガカスミカメがいるらしいことを書いたが
その後リストからは削除していた。
しかし改めて手元の標本を見たところ、少なくとも南東部の大平町から
採集された小型のAdelphocorisellaはvertexがより広く、体長は特にオスにおいて小型なことで
リュウキュウヒゲナガカスミカメの記載に一致することが確認された。
今回の採集は、その再確認のため比較個体をさらに得たかったためである。

続く

172Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/09/03(木) 19:50:17
1オス2メスを持ち帰り調べたところ3頭とも大型で
vertexが狭いことからヒゲナガカスミカメとなった。
東木代の続きを書く。
その後スイープをして普通種を稼ぐが特に目立ったものはいなかった。
コナラからはおなじみのオオクロヒョウタンカスミカメが
クサアリの大群とともに得られた。
林を抜けて鬼怒川のよどみの縁を歩くがブッシュが茂りすぎてダメだった。
コブカモドキサシガメの発生していたエゴノキまでは到達できなかった。
5月に成虫が出て1月に幼虫がいるということは
少なくとも秋には新しい成虫が出るに違いない。
もしくは、ダラダラといろいろなステージが出る他のEmpicorisにならい
夏、秋にかけてもコブカモドキサシガメの成虫は見られるのだろうか。

続く

173Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/09/03(木) 19:55:11
秋は比較的カメムシが少なくなり
敬遠しがちな季節だが
この時期こそ珍種を得るチャンスではないかと思っている。
しかしそうそう珍種は転がっているものではない。
管理道路に戻り道を見ながら歩いてゆくと
いたるところにセスジスズメの幼虫が轢かれていた。
草原になり地表部を観察していつものメンバーを確認する。
モンキハシリカスミカメは相変わらずいろんなステージがいる。
トゲサシガメの幼虫が大きくなっていた。
そしてコリヤナギグンバイを得るためにビーティングに切り替える。
普通種を追加してゆく。
道を進んでゆくとゴミの打ち寄せられた跡があり
8月の台風による増水を思い出した。
グンバイはダメだろうか。2007年のように復活した例もあるが・・

続く

174Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/09/03(木) 19:59:19
それでもほとんどの植物は回復し
ミヤコグサの花も黄色がかなり目立っていた。
コリヤナギの群落を叩くが結局グンバイは落ちなかった。
今年は春に1頭を見たきりである。
コリヤナギグンバイをはじめ希少なものは目撃にとどめ
今年からは一切採集していないが
相変わらず個体密度が少ないのは実感できた。
クロノミゾウムシが目を引いたくらいでろくな虫がいなかった。
夕方は散髪の予定があり採集を切り上げた。
9月になり一気に季節が進んでしまったが
2009年のラストを駆け抜けたい。
来年からは記録はとらないかもしれない。

175Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/09/05(土) 22:11:02
いまさら腕章が届いたが・・
来年の三月までだけど
もう奥日光数えるほどしか行けないしなあ・・

176Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/09/05(土) 23:00:43
ウスイロカモドキサシガメで検索すると
俺のかいた古い情報ばかりがヒットしてうざいので
ここで新しい知見を書く

8月の調査で県北の藤原町からも記録された。
ササ藪のかれた部位から多数得られ
これで暖地性というくくりは消えた。
極東ロシアあたりにいてもおかしくないのではないか。

177Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/09/08(火) 14:51:10
ヒラタハナカメムシ、県東にも分布

本日益子町高館山において一本の細いアカマツより
ヒラタハナカメムシの雄一頭と幼虫が採集された。
県内では従来西部の佐野市から2メス(いずれも死骸)が知られるのみだった。
今回の採集は定期的な観察で当地を訪れたもので
アカマツにつくカスミカメを採集するためにビーティングしていた。
目的のカスミカメのうち数種を記録し、さらに追加を期待して
ビーティングを行っていたところ、茶色をしたやや大型のハナカメムシ幼虫が落ちた。
アカマツにつくハナカメムシというのは2種に限られるが
これはチビクロハナカメムシであろうか。しかし斑紋が異なる。
かつて高館山からチビクロハナカメムシが得られたこともなく、そうすれば
消去法により、もう一方のヒラタハナカメムシということになる。
とにかく成虫を見なければ決着がつかない。

続く

178Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/09/08(火) 14:57:00
はたして次のビーティングで一頭の成虫が見つかり
背面の色彩を見てヒラタハナカメムシと分かった。
大木とはほど遠い、広場に植えられた細いアカマツに
このような希少種が生息していたのは驚きだった。
周辺の大木含め、その後もしばらく追加を試みたができなかった。
今回の成虫は新成虫と考えられ
過去のデータを組み合わせると、およそ以下のような生活史になるのではないだろうか。


越冬明けの成虫が産卵


幼虫


新成虫

そのまま越冬

179Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/09/08(火) 15:10:14
同属の他種が材の内部でカイガラムシを食うという
情報しか知らなかったので、樹上のようなオープンな環境にいたのは意外だった。
しかしこれにより、本種が間違いなくアカマツとかかわっていることが裏付けられた。
生かして持ち帰り、丸めたティッシュとともに入れておいたところ
隙間に潜る姿が見られた。同時に得られたアブラムシも入れておいたが
まだ捕食する様子はない。
成虫・幼虫ともに比較的敏捷に動き回り、口吻を常に伸ばす姿は
近縁のクロハナカメムシ類によく似ている。
成虫か幼虫かわからないがティッシュに排泄物のしみが出来ており
アブラムシの色素と同じ薄紫色であった。
このことから、アブラムシを餌としている可能性が高い。
捕食シーンを抑えたいと思う。

180Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/09/08(火) 15:13:37
本日はほかにハヤシオオカスミカメを観察しに行った。
オス・メスともに確認できた。
そのほかは特に目立ったものはなし。

181しもつかれ食いすぎさん:2009/09/09(水) 22:19:15
>蟲
もうお前掲示板に投稿するなよ
mixiでお前の陰口叩かれてるぞ
お前のしてきたことがしてきたことだけに仕方ないが
もう誰もお前にレスしないってさ
だからそろそろ空気読めよ

182Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/09/10(木) 20:20:55
なるほどw

183Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/09/12(土) 04:07:30
かめむしニュースが二号続けてきた
キマダラカメムシが首都圏でも広がってきている
ツバメトコジラミかっこいいな

184Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/09/12(土) 11:19:52
三重大会のプログラム見たけど
ヨコバイが解明されてきてるな
カメムシの発表は少ない
分類がらみはジムグリツチくらいか

185Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/09/12(土) 11:22:29
どうやら触角の節数でジムグリツチは
正式にSchiodtellaになるようだ
正式にという言い方はないけれど、これで手元のリストも変えられる
大図鑑のやつはウスグロシロヘリが復活?していたりと
学名変更については巻末に注尺くらいはほしかった。
ヒメホシカメムシもいきなりparvicepsになっていたし。Bloteはヘリカメやホシカメ記載したのはわかるけど
記載した年がわからない。1900年代前半なのはわかるけど。

186Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/09/12(土) 11:23:56
畑の土のような環境から採れるのは聞いたけど
なかなか環境が見つからない。
石橋で採れたのもきっとつまらない環境にいるに違いないけど。

187Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/09/12(土) 11:24:26
本当に文章が下手くそですみません
読みづらいでしょう

188Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/09/12(土) 12:29:35
1927年の福井氏による内地産サシガメの文献みてたら
アカシマサシガメの項ですでに石垣島の個体は赤色部が広く美しいと書かれていた

189Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/09/12(土) 14:17:24
さっき大光寺のセブンに買い物に行く途中
栃木放送聴いてたら長谷川哲雄さんが出てた。
この人の本一冊持ってるけど幼稚園の時買ってもらった。
新しい本出たんだっけ。虫たちの温かみのある絵が好きです。

190Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/09/14(月) 17:42:42
今日益子町の大郷戸でスイープしてたら
ハウチワウンカが採れた
個体密度はトータルで3頭と少ないけど発生末期だったからだろうか
最初苔の中のカメムシを探していたら
どうみてもハウチワウンカな感じの虫が跳ねて刹那に消えた
悔しいので探したけどいなくて、祈るような気持ちで
辺りをスイープしまくったら一頭だけ採れた
葛生町の記録は投稿中だけれど
さらに県南東の益子町にもいるとは思わなかった
環境は何の変哲もないダムの斜面だった

191Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/09/14(月) 17:52:14
その後宇都宮の東木代に出かけた
ヤナギを叩いたらヤマトスナハキバチがいたので採った
あと水辺にオサムシモドキの死骸があった
黄色い脛節が特徴的だけど最近見ない
小規模ながら砂地が残っているので
こうした虫たちが生き残るのには好都合なのだろう
しかし増水で撹乱しまくりの植生は大変だと思う

192Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/09/16(水) 20:29:05
もしかすると大変かもしれないハナカメムシが採れた
ケシハナカメムシかヤサハナカメムシかもしれないし
ハナカメムシ亜科かもしれない
とにかく同定不能、アカマツから採れた

193Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/09/16(水) 20:30:19
大笹牧場から栗山へ抜ける山道沿いは
アカオオイトカメムシがいて今回は幼虫も観察できた。
体は光沢ある薄緑で足は黒っぽい。

194Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/09/16(水) 20:31:50
ムモンウスバツヤは初秋には変色するのか
ハルニレから採れたものはどれも黒っぽかった。
逆にミズナラから採れるオオウスバツヤ?は元の薄い色のままだった。
もしかするとこの点でも同定はある程度できるのかもしれない。
ホストによる大まかな住み分けもできているように感じられた。

195Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/09/19(土) 17:41:59
マメイタイセキグモを採ったけれど
こういうのほしい人いる?
佐野市です。ちゃんと持ち帰りました。

196Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/09/19(土) 18:11:02
足利市迫間ではクヌギからモンシロハナカメムシの雄が採れました。
二か所目の記録となり、県南においては
希薄ながら広く分布することがわかりました。
一つだった点がふたつ、みっつと増えていく楽しさが分布解明の醍醐味ですね。

197Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/09/19(土) 18:11:54
インセクトの報告、また訂正しないとな・・
ハウチワウンカもヒラタハナカメもモンシロハナも、新しい産地が見つかったから

198Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/09/19(土) 18:12:49
ところでハウチワウンカの葛生の産地では
本日多数の個体が見られました。
卵をもったメスが目立った。
いつ見てもミバエのような変なウンカですね。

199Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/09/20(日) 00:50:49
お盆過ぎに栗山の野門でイタヤカミキリ見たけど珍しいのか
小さめなヒゲナガカミキリという印象だった
翅が白っぽくておしゃれですね

200Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/09/20(日) 00:52:39
今月16日には龍王峡の北側で
アカジマトラカミキリを初めて見た。
右の翅が少し萎れてた。ケヤキが結構生えてる所。

201Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/09/24(木) 20:24:27
本日日光市菖蒲が浜においてケブカナガカメムシが得られた。
3年ぶりの追加となった。
余り生態が知られていなかったが
今回はシナノキの実から採集された。
以前湯元で得られた時もシナノキがそばにあった。

202Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/09/26(土) 16:16:48
558 名前:Aelia ◆mYl7EDbJMI [sage] 投稿日:2009/09/24(木) 22:06:54 ID:???
本日の採集・・日光市菖蒲が浜→日光市湯元

とくに目当ての虫はなかったが
来年栃木県のレッドリスト見直しのための調査期間が満了するため
今回もそれに絡めたものだったが
内訳は自分自身で続けている棲息調査にあてたものだった。
菖蒲が浜は紅葉が始まっていた。
黄色くなり始めたミズナラを叩くと多数のサジクヌギカメムシが落ちた。
メスは卵を持っており腹部が膨れていた。
また生き残っているカスミカメも数多く
ハリギリからまだキスジセダカマルカスミカメが落ちたのには驚いた。

続く

559 名前:Aelia ◆mYl7EDbJMI [sage] 投稿日:2009/09/24(木) 22:10:42 ID:???
カラマツからはズアカシロテンツヤカスミカメが得られ
コメツガにも生息していた。
ただ、ほかのカスミカメはもう消えており
わずかにコベニモンカスミカメが混じる程度だった。
ツツジを叩くとチャイロホソナガカメムシの幼虫が一頭だけいた。
スズヤヒラタカメムシの発生していたサルノコシカケは
まだ健在だったが時期が遅かったのか
本当に分散してしまったのか成虫は見られなかった。
その後シロヨメナ群落をスイープしてみた。
するとヒメジョウカイモドキ類やハナノミダマシが
一頭ずつではあるが入り、夏の片鱗が見えた。

続く

203Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/09/26(土) 16:17:26
560 名前:Aelia ◆mYl7EDbJMI [sage] 投稿日:2009/09/24(木) 22:14:20 ID:???
ただしカメムシは低調で、わずかにクロハナカメムシ不明種に期待したが
まったく得られなかった。
倒木からフタガタヒラタカメムシの幼虫や
エサキヒラタカメムシを見出す。
しかしアラゲオオヒラタカメムシは幼虫すらいなかった。
一通りスイープしてみたがやはりカメムシは少なかった。
ウコギの実には羽化途中のベニモンツノカメムシが付いていた。
場所を変え、今度は湖畔を歩いた。
ハルニレからはまだウスバホソカスミカメが落ちた。
辺りは紅葉が進みカツラは黄色かった。

続く

561 名前:Aelia ◆mYl7EDbJMI [sage] 投稿日:2009/09/26(土) 15:56:08 ID:???
遊歩道はまだ木陰が出来ていたが虫は少なかった。
サクラの枯れ枝にはいつもノヒラカレキゾウムシがいる。
カメムシ類はクロキノコカスミカメを見ただけ。
そしてトガリヒラタカメムシの発生していたコメツガの立ち枯れは
とうとう切り倒されてしまった。
グラグラしていて危ないので、この先長くないと思ってはいた。
トガリヒラタカメムシの安定した産地は消えてしまった。
湖岸のミズナラポイントについたが
ミズナラは葉が枯れ始めズミも落葉はじめだった。
ビーティングよりも今日は風が強いので湖面に落ちた虫がたくさんいそうだった。
カメムシ類も多く打ち上げられていたが中でも
ツノアオカメムシとアシアカカメムシ、それにトゲツノカメムシの多さは異常だった。

続く

562 名前:Aelia ◆mYl7EDbJMI [sage] 投稿日:2009/09/26(土) 16:00:26 ID:???
それらに交じって
クロヒメツノカメムシ、セグロヒメツノカメムシ
セアカツノカメムシ、ミヤマツノカメムシ、アオクチブトカメムシ
セグロベニモンツノカメムシ類などがいた。
甲虫はごく少なかった。ギングチバチ類が多めだった。
シデの実を叩いてヒメハサミツノカメムシの幼虫を観察したり
シナノキの実を叩いてケブカナガカメムシを採集して引き返した。
ケブカナガカメムシは本県の記録はすべて秋であり
この時期にしか出ないのかもしれない。
まとまって採れることのない種で以前湯元で採った時も近くにシナノキがあった。

続く

563 名前:Aelia ◆mYl7EDbJMI [sage] 投稿日:2009/09/26(土) 16:05:19 ID:???
リターからクロナガカメムシの一種を採る。
栃木県立博物館の報告でDrymus ryeiiとされているのは誤りらしい。
極東の昆虫に載ってる検索表でヒットする数種のうちどれかに当たるのだろう。
ここのリターには二種のDrymusがいるが今回は小さいほうだけだった。
その後オオカバヒラタカメムシが秋にもいるかもしれないのでポイントへ直行する。
一頭のオスが見つかった。
メスを5月に見ているので成虫越冬だろう。
このヒラタカメムシは稀少で栃木県からは栗山村の記録しかない。
筆者はインセクトに投稿中の記事に本種を盛り込むことも考えたが
まずは未記録のカメムシの発表を優先する。

204Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/09/26(土) 16:18:12
564 名前:Aelia ◆mYl7EDbJMI [sage] 投稿日:2009/09/26(土) 16:08:08 ID:???
そしてリターを再び調査し目当てのうちムラクモナガカメムシを見出した。
時間がないので車に戻る。
湯元に行きスイープしながらカメムシを探す。
石をどけてクロマキバサシガメを確認。当地には数多く普通。
後はナガミドリカスミカメを見るにとどまり時間が来たので帰宅した。
オオムラクモナガカメムシは結局今年も見られなかった。

終わり

565 名前:Aelia ◆mYl7EDbJMI [sage] 投稿日:2009/09/26(土) 16:11:31 ID:???
今日のカメムシ
塩谷町佐貫→塩谷町船生→今市市小林

先日採集したアカマツの不明ハナカメムシを探しながら
鬼怒川のカメムシを見ることにした。
佐貫はすでに草が枯れ始めていて季節の進みが早いと感じた。
アカヘリサシガメはおらずアカサシガメの成虫だけがいた。
チャイロカメムシも今年は終わりっぽい。
悔しいので周囲の草を叩いた。
するとMegalonotusにしては前半部が小さな、黒いナガカメムシがいた。
怪しいと思いよくよく見ると膜質部の両側に小さい斑紋があった。
触角も足も黒い。これはクロナガカメムシDrymusではないか。
こんなものがまだ残っていたとは…

続く

566 名前:Aelia ◆mYl7EDbJMI [sage] 投稿日:2009/09/26(土) 16:15:40 ID:???
大変大型のクロナガカメムシで一見奥日光にいる
オオクロナガカメムシに似ているが触角が細く
全体が黒いことや体の色彩、大きさなどがまるで異なる。
上流から流されてきたのだろうか?
とにかくこのようなクロナガカメムシは見たことがなく当然栃木県新記録である。
ナガカメムシからまたしても未記録種が出てしまった。
その後は採集に身が入らずヤナギなどからケブカクロナガカメムシを得、
船生・小林での採集も適当になり一日を終えた。
大変特徴的だが大陸の種に似たものが多いので同定はできない。
北海道には本州未記録の種がいくつかあるので
それに当たることも当然考えられる。
しかしながら今回の記録は、理解を超えてしまうほどの発見であり
おそらく追加することは難しいのではないかと思う。

終わり

205Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/09/26(土) 16:49:18
オーストラリアのGross先生亡くなられたのか

206Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/09/26(土) 18:58:49
pubescenceとbristleとsetaの違いがわからない・・
HidakaとKerzhnerの検索表とにらめっこしたけど・・

207Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/09/26(土) 21:18:09
h ttp://www.djhermes.com/ChecklistHeteropteraNL.html
オランダのカメムシリスト

208りゅうひ:2009/10/03(土) 12:33:54
久しぶりにきました。
イタヤカミキリはそれほど珍しくないと思います。記録としてないだけだと・・・
アカジマトラはいいですね。今度、詳しい場所差し支えなければ教えて下さいませ。

209Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/10/06(火) 16:18:16
場所は121号を北進してトンネルを抜けると川治と川俣に分かれるけど
それを川俣方面に左折して、橋を渡り早山設備の手前を左折します
トンネルを何個か進んでゲートにぶつかる手前に車をとめて、
歩いて行くと結構虫がいます。
ケヤキも多く、おそらくアカジマトラもそこで生まれたのかなと思います。
出流山でも昔採れてた気がしますが
私は初めて見たのでうれしかったです。

210Aelia ◆mYl7EDbJMI:2009/10/06(火) 16:19:48
場所書いたけど乱獲されるような環境でもないので
ルッキングがお勧めかな。
がけ崩れが多いので採集には注意です。
他ではあまり見かけないカメムシも結構いますね。




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