戦争 - 1291438137 - したらば掲示板

戦争

1：ww：2010/12/04(土) 13:48:57 ID:o50Y5tp.0: 戦争が勃発して、軍人だけが犠牲になり、民間人には犠牲者が出ないと思い込むのはとんでもない間違いだ。また、民間人は攻撃対象にならず、兵士や、軍事施設のみが攻撃されると考えるのも間違いである。だから戦争は悲惨であり、無慈悲であり、恐ろしいのである。兵隊は、それなりの覚悟をしており、訓練を受けており、装備がある。ところが、民間人は無防備だ。訓練も受けていないし、何の装備もないし、覚悟などない。自分は安全だと錯覚している。いつも多大な犠牲が出るのは、民間人である。戦争は必ず起きるが、それを避ける努力はしなければならない。政治は汚いが、政治的な駆け引きだけが戦争回避の唯一の手段である。直接的な武力対決は、軍人の望むところであり、そういう訓練を受けている。しかし、いくら政治的な交渉をしても、回避できない戦争がある。戦争を望む者はいないというのは嘘である。自分に被害は及ばないと確信する者が、戦争をやろうとしている。ただ、戦争が開始されるのは、そういう一部の策略だけではない。何か見えない戦争開始の風潮というか、そういう周囲の環境がある。戦争はつまらないきっかけで、簡単に始まるが、とめることは至難の業である。なかなか終わらない。収拾がつかなくなる。戦争を終わらせようとしても、終わらないのだ。それは全体的な流れがそういう方向に向かうので、次々に武器や弾薬が生産され、供給され、消費されるからだ。人が殺されれば、その復讐で攻撃が激化する。すると、相手にも復讐の原因ができる。どちらが悪いのかという正当で、公正な裁きなどは、どこかへ忘れ去られ、後は無限地獄が続くのみである。核兵器や生物化学兵器を所有していれば必ず使用される。もはや冷静な判断能力などない。喧嘩をした事がある人ならわかるだろうが、喧嘩の最中には、相手から殴られ、蹴られ、切り付けられ、血を流しても、痛いという感覚さえも消えてしまう。それよりも頭に血が上って攻撃し続ける。すべての武器は使用される。あらゆる兵器が使用される。戦争中に、何を使用するべきか、何を使用すべきでないかなどという判断などできない。たとえ上からの命令がどうであろうとも、兵士はつい使用してしまう。使用しない兵器ははじめから配備するべきではない。戦争はいったん開始されると、どちらかが壊滅的な状態にならないと終わらない。場合によっては共倒れということもある。

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