したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

雑談スレッド

1中川@管理人★:2008/08/16(土) 15:53:18
なんでもどうぞ。

334二可:2010/07/28(水) 00:56:45
鳥獣戯画の複製他を寄贈なさったニュースでした。Googleで他のソース?ヒットしますが携帯からは貼れなくて。

335二可:2010/07/28(水) 11:40:07
上毛新聞記事より

●古典の希少本贈る
http://www.jomo-news.co.jp/news/a/2010/07/27/news08.htm
古典に関心を持ってもらおうと、二松学舎大名誉教授で
日本中世文学を専門とする松本寧至(やすし)さん(79)
=伊勢崎市境下武士=が、同市境図書館に「国宝 源氏
物語絵巻」4巻と「国宝 鳥獣戯画巻」2巻(ともに複製)
を寄贈した。

336中川@やたナビ:2010/07/28(水) 12:59:02
貼り付けありがとうございます。
(ともに複製)に気付かず一瞬びびりました。
複製でも結構高いんですけどね。

337二可:2010/07/28(水) 19:23:23
釈迦舎利蔵誌の試読をしてみました。一番わからないのが譴使。次が殊因。
遣、譴は通用する用例があるのか、責めるって意味の字づらが、文帝の仁寿舎利塔の故事に相応しいのかな…??
まさか当時の用語、或いは方言、俗語、などではないかな〜。とか

殊因は異因と同様な仏教的用語ではなかろうか等々

専家のご教示が欲しいです。

釈迦舎利蔵誌
漢、西来の釈迦、東のかた仏壇を肇め、
嵩の南麓、法王寺立てり矣。
隋、仁寿の間、帝勅もて浮屠を建て、譴して仏の真身舎利を内に安ぜしむ。
殊に地宮に移匿せんとするに因り、之を函密す。(殊因もて地宮に移匿し之を函密せんとす。)
蓋し護宝は不恭に非ざる也。法門の聖物も、
世遠ければおそらくは失われん。誠恐して鐫
石以て記し、聖門の永輝を祈る。
円仁 天如
大唐会昌五年

338中川@やたナビ:2010/07/29(木) 04:28:59
>>337
これ、ブログのコメント欄に貼っちゃってもいいですか?
「殊因」何かありそうですね。
baiduで検索したら「殊因勝縁 功徳円満」ってのが出てきましたが意味はよくわかりません。
http://www.famensi.com/thread.asp?board=122&id=399
でも、これ以外ヒットしないんですよ。

339二可:2010/07/29(木) 09:01:46
>>337

すみません貼っちゃってください。
譴字について、字学の面からはどうだろ。
季先生、ご覧になってませんか?

340二可:2010/07/29(木) 09:08:50
舎利は守らなあかんけど、天下の御政道ならぬ今上のご意向に逆らってはエラいことだし…
誌自体は微言なわけですよね〜

譴はそれに関係するのかなぁ

341二可:2010/07/29(木) 09:18:39
>>338
おおっ!互文ですか。
なるほど殊勝因縁ですか。それだとスッキリ。

殊勝因縁もって移匿地宮函密之。宮と函はつなげない方が良いように思います。
東にはじめて仏壇を寺に立つ、は、多胡碑を苦労して読んでるみたい。

342二可:2010/07/29(木) 09:29:51
浦木先生がどのように読まれるかしりたいっす!

343二可:2010/07/29(木) 23:05:46
しまった不用意に殊勝因縁てやっちゃったけど、めでたすぎ。殊因、まぁ特別な要因くらいにしとけば良いかなぁ。
勿論、殊に因りて、も捨てちゃいません。

344中川@やたナビ:2010/07/30(金) 04:02:12
>>341
あっ、なるほど。ぜんぜん気付かなかった。
>>343
殊勝って仏教語としてよく使われますよ。
佛学术语
  【 殊胜 】
事之超绝而稀有者,称为殊胜。如吾人常赞叹极乐净土因缘殊胜,因阿弥陀佛发四十八大
愿普度众生,凡有一念之善者皆可往生净土,莲花化生,实乃稀有之事。
http://baike.baidu.com/view/1740662.htm?fr=ala0_1

345二可:2010/07/30(金) 04:23:59
冒頭の仏壇を法王寺に立つ、は漢文の書き下しとしては誤読だと思います。
いかに不敬にならぬように因縁を記すか、が重要だったのでしょうね〜

帝勅も、隋の文帝の事でしょうから、帝が勅す、でなく帝勅、にしてみたのですが、
今上をまさか隋帝にたとえて書いたってことは無いよな。

346中川@やたナビ:2010/07/30(金) 04:25:42
ここで主語が円仁になって、「(本来なら山寺の仏舎利とはかかわりないはずだけど)
私はすばらしい因縁によって、箱に入れて地宮に隠した」みたいな感じではないでしょうか。
「蓋し護宝は不恭に非ざる也。」も、なんか円仁の言い訳っぽいですよね。

347中川@やたナビ:2010/07/30(金) 04:38:58
>>345
実際に文帝のときに舎利塔が建てられ、舎利寺と改名したそうです。
寺の創建が漢代ですので、漢→寺の創建、隋→舎利塔の建立、唐→舎利を埋めたという流れ
を書いているものだと思います。

348名無しさん:2010/07/30(金) 05:06:36
>>346

おわまだ起きてるんですか?
>言い訳
(笑)たしかにそうですね。

法王寺の由緒は仏様の教えが伝わった漢代にさかのぼります。隋帝の時代には仏舎利塔が建ち真性仏舎利が納められました。
このたび特にご縁があり舎利を塔から地宮に密封してお移しすることになりました。
神聖な宝物でございますので世が移り変われども忘れぬよう、銘石してかしこみ記すことにいたします。合掌。

ほいで中に言い訳挿入!

ケータイからだと一苦労だわ。

349二可:2010/07/30(金) 05:10:31
なんと、一度消えたりして苦労してカキコしたら管理人先生がまとめてくださってたわ。

譴使の用例は史書などに無いですかね〜。

350二可:2010/07/30(金) 05:45:08
真性とか真正仏舎利ってやると新興宗教ぽかったかな。
仏舎利塔で印象に残ったのは京都の妙満寺。また、飛鳥寺だったけな、発掘された舎利容器に丸いミント粒みたいなんが…
いったいお釈迦様って骨何本あったんかいな?と疑問に思ったこともありました。
ただ、三大宗教の開祖のうち実在が証明されたのは釈迦だけだとか。最初に分骨した舎利とみなされるものがインドで発掘されたのだそうですね。
広島駅の裏手には仏舎利塔があるのですが、家にある潤滑油油の注入容器の形にそっくりで
子どもの頃は油=ブッシャリトー。で、広島駅裏手には国鉄の物資部や鉄道病院てのもあり、ブッシブ、テツドビョーイン、ブッシャリトー。
不思議な連想体系でした。

351二可:2010/07/30(金) 07:52:55
>言い訳
少し検索しましたら、
蓋護宝非不恭也。法門聖物。世遠疑失。
をひとくくりで解釈されているブログにあたりました。
護宝は不恭ではない。法門の聖物も、世を遠く経れば失われるおそれがあるのだから、このように地宮に移し匿うのだ。
こんな感じですかね。

なるほどなあ。
帝威をはばかればこそかく記されたのか。

しかし、僕は次のように段落を区切りました。

352二可:2010/07/30(金) 08:25:12
釈迦舎利蔵誌

漢。西来釈迦。東肇仏壇。嵩之南麓。法王寺立矣。

随。仁寿之間。帝勅建浮屠。譴使安仏真身舎利於内。

殊因移匿。地宮函密之。蓋護宝非不恭也。

法門聖物。世遠疑失。誠恐鐫石以記。祈聖門永輝。
円仁 天如
大唐会昌五年

もしかして、報告資料には>351のこの区切りがなされているんでしょうか。僕はリズム的には、法門〜の句は、以記の句の段に入るんではないかと思いました。
ただ、国家に反逆、微妙な内容ですから、後に言い逃れが出来るよう何通りにも取れるよう、ごまかせるように書いたとも…考えたくなります。

あと、読点を打ち直し、段落を分けてみたんですが、殊因の句、これまで殊因移匿地宮。函密之。と思ってたんですが、
殊因移匿。地宮函密之。でも良いのかな…と

報告資料では
殊因移。匿地宮。函密之。でしょうか

353二可:2010/07/30(金) 08:35:48
管理人先生の漢、隋、唐の三代区分御説でいくと、ヒットしたブログの言い訳説が生きてきます!
釈迦舎利蔵誌

漢。西来釈迦。東肇仏壇。嵩之南麓。法王寺立矣。
随。仁寿之間。帝勅建浮屠。譴使安仏真身舎利於内。

(大唐。我朝。)殊因移匿。地宮函密之。

蓋護宝非不恭也。法門聖物。世遠疑失。誠恐鐫石以記。祈聖門永輝。

円仁 天如
大唐会昌五年

354中川@やたナビ:2010/07/30(金) 21:53:14
>譴使の用例は史書などに無いですかね〜。

baidu国学で検索したら、後漢書孝安帝紀にあるようです。
十二月,永昌徼外撣国譴使貢献。
でも、単なる間違いのような・・・。
そんなやつに貢献されたくないですよね。

355中川@やたナビ:2010/07/30(金) 21:57:59
>家にある潤滑油油の注入容器の形にそっくりで

懐かしいですね。真鍮かなんかでできているやつですね。
この碑文に出てくる舎利容器、今東博でやっている中国文明展に来てるそうです。
http://www.tnm.go.jp/jp/exhibition/special/201007kanan_list.html

356中川@やたナビ:2010/07/30(金) 22:08:11
報告資料では、釈文には句読点がふってありませんでした。
私のブログにある書き下し文の切り方なので、
http://blog.livedoor.jp/yatanavi/archives/52648711.html
殊因移匿地宮函密之。
です。
>>353
やっぱこれかな。

357 ◆Y7jjUfnlD2:2010/07/31(土) 04:57:12
test

358uzukuri:2010/07/31(土) 04:58:19
季咸です。何か面白いことやってるんですか?

359季咸 ◆kikan6AoX6:2010/07/31(土) 05:10:35
譴、遣也、でしょうね。
あとで調べてみます。
取り敢えず↓
http://www.google.com/search?as_q=&hl=ja&tbs=lr%3Alang_1ja&num=50&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&as_epq=%E8%B0%B4%E4%BD%BF&as_oq=&as_eq=&lr=lang_zh-CN&cr=&as_ft=i&as_filetype=&as_qdr=all&as_occt=any&as_dt=i&as_sitesearch=&as_rights=&safe=off

360季咸 ◆kikan6AoX6:2010/07/31(土) 05:20:43
これもご参考に。
http://www.foyuan.net/html/wenhua/gushi/fo/sjmn/140468_4.html

361季咸 ◆kikan6AoX6:2010/07/31(土) 06:25:37
諸漢、辞源(大陸、台湾)、辞海(台湾)、漢語大詞典ともに譴は罪、責、謫の意で遣の意なし。
ただ中華大字典に「告也」とし漢書董仲舒傳を挙げていました。

『古字通假會典』に遣與譴とし韓非子内儲説上「而汝因遣之」
http://zh.wikisource.org/zh/%E9%9F%93%E9%9D%9E%E5%AD%90/%E5%85%A7%E5%84%B2%E8%AA%AA%E4%B8%8A%E4%B8%83%E8%A1%93
は外儲説左上に譴に作る、と。
http://gx.kdd.cc/2/3Y/
つまり遣は譴(責める)と通じる、としますが譴は遣(遣わす)とはしません。

どーーなんでしょ。
ねまーす。

362季咸 ◆kikan6AoX6:2010/07/31(土) 06:56:18
差譴(差谴)でもこんなに引っかかる。
http://www.google.com/search?as_q=&hl=ja&tbs=lr%3Alang_1zh-TW&num=50&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&as_epq=%E5%B7%AE%E8%B0%B4&as_oq=&as_eq=&lr=lang_zh-CN&cr=&as_ft=i&as_filetype=&as_qdr=all&as_occt=any&as_dt=i&as_sitesearch=&as_rights=&safe=off
http://www.google.com/search?as_q=&hl=ja&tbs=lr%3Alang_1zh-TW&num=50&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&as_epq=%E5%B7%AE%E8%AD%B4&as_oq=&as_eq=&lr=lang_zh-TW&cr=&as_ft=i&as_filetype=&as_qdr=all&as_occt=any&as_dt=i&as_sitesearch=&as_rights=&safe=off

漢語大詞典には差遣はあっても差譴はねえぞ。
どーなってんだ?

363季咸 ◆kikan6AoX6:2010/07/31(土) 07:17:56
支那漢(学生字典)にもない。

で、あれこれ見ておりましたらこんなものがありました。

『錯別字辨析字典』
http://books.google.com/books?id=q6e1Fw_2B1oC&pg=RA1-PA94&lpg=RA1-PA94&dq=%22%E5%B7%AE%E9%81%A3%22%E8%B0%B4&source=bl&ots=Pu6idcl14q&sig=WYnx0MTKvevBVix39JU32kSXmgA&hl=ja&ei=XU1TTPKYE46ycbbo_L8M&sa=X&oi=book_result&ct=result&resnum=14&ved=0CG4Q6AEwDQ#

364二可:2010/07/31(土) 09:04:27
枕流亭さんのサイトでは、遣とされていたと思うのですが、やはり根拠があったのかな。

季先生、ありがとうございます。ていってもケータイからで見られないんすが、
京大かどこかで碑誌をちぎって画像データにしてるところがなかったでしたけ?
ズバリ、そこに譴使、ってないですかね。(笑)
譴は角川の書道字典(普及版)もなかったです。字義が字義なんで諛辞を旨とする墓誌などにはあまり使われなかったのかな。

365季咸 ◆kikan6AoX6:2010/07/31(土) 09:20:54
円仁のとは別の、って意味ですか?
円仁のものならもろ譴使ですよ。
http://livedoor.blogimg.jp/yatanavi/imgs/3/4/34cfcdfa.png
つーかPC壊れちゃってるんですか?

『錯別字辨析字典』では譴は遣の意に錯誤して使われるとしています。
ただいつ頃からの誤用なのかはわかりません。

366二可:2010/07/31(土) 09:47:47
>>365

PC壊れて久しいです。
円仁舎利蔵誌とは別に、譴の用例の画像がないかなと思ったのです。

367二可:2010/07/31(土) 10:03:17
ヘプ先生
資料では入唐求法巡礼行記や他の円仁関係文書と、誌の用語、用字はどのように比較されていたのでしょう?

ヘプ先生、報告会で、「ほいじゃ円仁は自分を“譴唐使”と称してたんかい!」
突っ込み入れたりしてませんか?

聖徳太子以来の豪語だな。
実際、行記には遣、譴の用例ないですかね。

てか、もう悩まず遣使で決まりだよなぁ(笑)

季先生、遣使って、お役人、使いを遣る、両字とも使役の意味、どれでしょう?

368名無しさん:2010/07/31(土) 10:27:02
あと季先生、疑問点を
ざっと書きます。

仏壇を報告書では、ほんまもんの仏壇みたく読んでおられる為?多胡碑みたいな書き下し方法になっちゃったかと思います。
詩壇とか文壇みたいな意味で良いのでしょうか?肇は動詞でOK?

殊因移匿地宮函密之
は、殊因・移匿・地宮・函密之で良いでしょうか?地宮函では無いような…
そうすると
殊因移匿地宮/函密之
殊因移匿/地宮函密之
どっちなんでしょう?

全体の段落分けはいかがでしょう?

後半、法門や聖門といった用語の重複もあります、やはり時間に終われて作った誌文なんでしょうかね〜

369二可:2010/07/31(土) 10:30:33
と言うわけで、季、ヘプ両先生のご回答、ご教示を待つことなく、円仁さんをこれから
譴唐使と呼ばせてもらいます。

370二可:2010/07/31(土) 10:38:19
円仁て足速いし後世の松尾芭蕉みたく公儀隠密、忍者だっのでは?

しかし隣国を譴責なんて大それた行為、内政干渉も甚だしい。

まぁ情報収集程度に終わりはしましたが、上出来も上出来。功績甚大、いまなお勅賜号の道風劇跡が残る所以でしょうか。

371二可:2010/07/31(土) 10:42:53
>>368
補足しますと、仏壇を仏教界みたいな意味で使用する例があるか、と言うことです。

372二可:2010/07/31(土) 10:58:55
やばぃ!
浦木先生にきていただきたいのに、譴唐使なんてやっちゃったぞ。
唐は土徳、黄を以てす、んじゃなかったけ。

373二可:2010/07/31(土) 12:32:12
http://cidian.xpcha.com/06f6cef7fnz.html
意味が二つあり、解説が両方とも文字の上では
謂派遣使者!
これが孤立語、漢語の面白いところでしょうか。

374二可:2010/07/31(土) 13:40:32
遣使って、どっちかていうと遣使貢献とか、
中央から→地方、っていうよりは、海外→中央の感じでしょうか?
つまり、ここの帝勅が、隋であればこその語感???でしょうか
考えすぎかもしれませんが・・・用例をよくみないと、わかりません。

ですんで、「帝が勅した」とわざわざ前朝のために言ってあげるよ
りは前朝の“帝勅”と、解釈した方が良いかな・・・と、これも考え過ぎ??

375季咸 ◆kikan6AoX6:2010/07/31(土) 20:10:25
>>366
仏壇、は解りませんが正史に譴を遣いする意味に用いた例はありませんでした。
また正史には遣使(使いを遣る)遣使者(使者を遣る)の語が多く見えます。

檢索條件: 遣使, 找到 8305 段

『新校本漢書/列傳/卷九十九上 王莽傳第六十九』

莽念中國已平,唯四夷未有異,乃遣使者齎黃金幣帛

是歲,烏孫大小昆彌遣使貢獻.大昆彌者,中國外孫也

376季咸 ◆kikan6AoX6:2010/07/31(土) 20:16:16
>>374
上に見られるように遣使は中央→地方、中央→地方、両方あります。

ここでは

1:譴使の譴は遣使の遣の錯字なのだろうか?
2:遣使を譴使とした他の用例はあるのだろうか?

譴使の譴は遣使の遣の錯字なのではない、として考えると聊か紛糾しそう。
譴使なる語は錯語としてしか見当たらないからです。

377季咸 ◆kikan6AoX6:2010/07/31(土) 20:55:45
>>368
佛壇は漢語大詞典に「供奉佛像的高台」のみ。
肇は動詞の用法あり。

殊因移匿地宮函密之はよーわかりません。
考えてみましょう。
ただ酒寄さん?の「殊に移すに因りて」って読みはおかしい希ガス。

378季咸 ◆kikan6AoX6:2010/07/31(土) 21:01:36
>>375の唯四夷未有異って何だ?
未有異なら四夷亦未有異なんじゃね?

379季咸 ◆kikan6AoX6:2010/07/31(土) 21:05:23
唯四夷未有異はただ四夷は異を持たないだけだ、か。
だから金品で懐柔しようと。

380季咸 ◆kikan6AoX6:2010/07/31(土) 21:09:09
>>374
>中央から→地方、っていうよりは、海外→中央の感じでしょうか?

地方(外国)→中央

159. /新校本後漢書/本紀/卷一下 光武帝紀第一下
- 81 -
  是歲,陳留雨穀,形如稗實.[一]北匈奴遣使奉獻.

160. /新校本後漢書/本紀/卷一下 光武帝紀第一下
- 84 -
  東夷倭奴國王遣使奉獻.[一]

184. /新校本後漢書/本紀/卷五 孝安帝紀第五
- 208 -
  冬十月,倭國遣使奉獻.[一]

185. /新校本後漢書/本紀/卷五 孝安帝紀第五
- 212 -
  高句驪遣使貢獻.

186. /新校本後漢書/本紀/卷五 孝安帝紀第五
- 231 -
  十二月,永昌徼外撣國遣使貢獻.[一]



中央→地方

44. /新校本漢書/志/卷二十四下 食貨志第四下
- 1162 -
  其明年,山東被水災,民多飢乏,於是天子遣使虛郡國倉廩以振貧.

他探すの大変。

地方→中央が圧倒的に多いわけですが詳しくは漫喫で中研院で検索してくだしい。

381季咸 ◆kikan6AoX6:2010/07/31(土) 21:10:25
>>380
>是歲,陳留雨穀,形如稗實.
はミスでした。

382季咸 ◆kikan6AoX6:2010/07/31(土) 21:49:50
殊因移匿地宮函密之

函を動詞として「包含・包容する」と読めば

殊に因りて地宮に移匿し函(い)れてこれを密す。

「函密」なる語があるのかな。

383季咸 ◆kikan6AoX6:2010/07/31(土) 21:57:14
>>372
>譴唐使なんてやっちゃったぞ。
大陸では普通のようです。

"谴唐使" 約 270,000 件 (0.30 秒)

http://www.google.com/search?as_q=&hl=ja&tbs=lr%3Alang_1ja&num=50&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&as_epq=%E8%B0%B4%E5%94%90%E4%BD%BF&as_oq=&as_eq=&lr=lang_zh-CN&cr=&as_ft=i&as_filetype=&as_qdr=all&as_occt=any&as_dt=i&as_sitesearch=&as_rights=&safe=off

384季咸 ◆kikan6AoX6:2010/07/31(土) 22:19:11
もし古くから譴が遣の誤りとして用いられていたのなら字書に
「譴、遣之譌誤、猶謂譴使」とかあってもよさそうなのになぁ。

385中川@やたナビ:2010/07/31(土) 23:22:48
>>367
>資料では入唐求法巡礼行記や他の円仁関係文書と、誌の用語、用字はどのように
>比較されていたのでしょう?

いや、そこまではやっていませんでした。
今後の課題ということなんでしょう。

拓本の隣にいくつか円仁の書状から切り抜いた字を張り付けて、「似てるかな〜」って
感じです。

>譴唐使

なにしろ、還俗させられて強制送還みたいなもんですから、本人の意識としては譴唐使
だったでしょうね。

386中川@やたナビ:2010/07/31(土) 23:36:36
岩波仏教辞典を見てみましたが、いわゆる仏壇ですね。
それで、ふと思ったんですが、この「釈迦」は舎利そのものことじゃないですか。

つまり

漢→西から舎利が来たので仏壇を造って収めた
隋→舎利塔を立ててそこに収めた。
唐→地宮に隠した。

こんな感じで読めませんか?

387二可:2010/08/01(日) 00:29:45
譴使、実は唐代の地方の用法にこんなんがあったとか。当時、この地方あるいは法門では普段当たり前に慣れた用字だったからこそ
特にわざわざ書き残されなかった…また記録されたものは有ったが失われてしまった。

388二可:2010/08/01(日) 01:20:41
天如は円仁に協力し誌の撰文をしたが、じつは俗世の父祖に、遣のいみなを持つ人物が居た…

刺客列伝、荊車可伝に、ハン於期将軍の首を盛り、函封之。(乃遂盛ハン於期首。函封之。)

以函封之。ですね。
函密之、これが当時の読書人の目に慣れた表現であれば、区切りは
殊因移匿地宮。函密之。乃遂盛ハン於期首。函封之。

よく似てるな。
たとえば仮に、殊因=乃遂、みたく当時よく使われた語じゃなかったか。
わからない語は全て失われた表現かぃ(笑)

389二可:2010/08/01(日) 01:26:18
>>386

釈迦=舎利
ですか?おもろい!

390浦木裕:2010/08/01(日) 16:51:59
>譴唐使

http://140.111.1.40/yitia/fra/fra03893.htm
ここに依れば、やっぱり誤字だと思われます。
日本語WINDOWSだとフレームを悉くBIG-5に変更するのは面倒なのですが、
説文解字・玉篇などが纏めて収録して使い勝手は悪くないと思います。

391二可:2010/08/01(日) 19:30:18
ヘプ先生
浦木さんがプロキシー規制受けたみたいなんですが、解除できないっすか?
次御登壇は来週かな?

392二可:2010/08/01(日) 19:44:46
しかし、唐を譴する使いだの、人民は和国に拱すだの、蛮夷の書きこみ、無礼なる者無きにしも非ず(笑)

393中川@やたナビ:2010/08/01(日) 23:35:49
>>391
できないと思ってましたが、できるので解除しました。
ただし、プロキシ経由のSPAMが来たら復活させます。

394二可:2010/08/02(月) 00:01:39
ありがとうございます。
て、プロキシマ・ケンタウリ経由、どこぞの星雲行き
みたいな河漢を隔てるような話で意味が解っりませ〜ん。
浦木さん来ないかな。

395季咸 ◆kikan6AoX6:2010/08/02(月) 00:19:55
>>394
志村ー上上!

396季咸 ◆kikan6AoX6:2010/08/02(月) 00:33:34
>>390
>日本語WINDOWSだとフレームを悉くBIG-5に変更するのは面倒なのですが、

エンコードで簡単に変更できます。
異体字字典、便利ですよね。

397中川@やたナビ:2010/08/05(木) 00:02:32
明日(今日)から一週間ほど、ちょっと遠くへ行ってきます。
たぶん、ブログの更新とかはできるはず。

398浦木裕:2010/08/07(土) 00:02:39
>ちょっと遠くへ行ってきます。
遠すぎます(汗)

399中川@やたナビ:2010/08/08(日) 07:09:52
おお、書けましたね。よかった。
こっちはどうかな。

ロンドン、遠いですよ〜。
飛行機、狭苦しくって死ぬかと思った。

400中川@やたナビ:2010/08/09(月) 22:13:54
ブロンテ姉妹の生家に行ってきました。
丘でした。
今、ロンドン行きの電車の中。

401中川@やたナビ:2010/08/12(木) 19:26:30
帰りましたー。

402二可:2010/08/14(土) 10:58:02
お帰りなさい〜
でまたどっか行かれるんすか。

403中川@やたナビ:2010/08/14(土) 20:25:25
ちょっと中国に・・・

404浦木裕:2010/08/15(日) 02:16:52
オカエリナサλ

405中川@やたナビ:2010/08/22(日) 21:36:08
また明日から遠いところへいってきます。
ロンドンに比べればそんなに遠くありませんが・・・。

406中川@やたナビ:2010/09/02(木) 11:18:10
帰ってきました
広州に
このホテルは一泊248元の安ホテルなのに
パソコン使い放題でびっくり。
明日の飛行機で帰国します。

407中川@やたナビ:2010/09/03(金) 03:10:47
グレートファイヤーウォールで遊んでいます。
面白い!

408中川@やたナビ:2010/09/03(金) 21:38:16
帰ってきました。

409二可:2010/09/03(金) 22:05:46
管理人さん。中国でなんか大量に発掘されました?携帯からだとわからんす、

410中川@やたナビ:2010/09/03(金) 23:49:39
いや、わかんないですね。
中国にいてもアニメと天気予報ばっかり見てたんで。

411二可:2010/09/04(土) 14:06:50
どうも大量の漢簡らしいのですが

412中川@やたナビ:2010/09/07(火) 18:41:38
うへ、IS-Web終了か。
どうしよう・・・。

413中川@やたナビ:2010/09/08(水) 22:38:54
例の円仁のアレ、ニセモノ疑惑があるそうです。
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20100827-OYT1T00018.htm
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20100902-OYT1T00983.htm

日本で騒がれたんで、お土産用にニセの石碑を作ったんじゃないかな。

414ホシナ:2010/09/15(水) 23:20:14
引っ越し作業お疲れ様です。
ところで、現状、新旧どっちをブックマークにしておいたら良いもんなんでしょうか?
両方しとけば良いんでしょうけど。

415中川@やたナビ:2010/09/16(木) 11:37:15
書き込みありがとうございます。
新アドレスが変わることはないんで、未完成で差支えなければ、新アドレスでいいと思います。

416浦木裕:2010/09/17(金) 07:49:05
お引越しお疲れ様でした、
有料サーバーにならざるを得ず今のインターネットの流れは些か残念だと思います。
似たような状況は、台湾もほぼ1999年から2001年当たりありまして、
沢山のいいサイトらが一夜にして水泡になって苦しい思い出でした。

ブログ(最近はこちらも泡沫化する傾向が)より、
一般サイトの方がずっと有益の情報を大勢乗せた場合が多いのに、
流行の流れがやっぱりそうなのだろうと哀しくなります。

有料サーバーに移行しただけで、当分安泰だろうと思いますが、
少なくともアフィリエイトが出来たら少しながらこの辺の収入に役に立てれば良いと思います。

417中川@やたナビ:2010/09/17(金) 22:21:18
>>416
まだ全然終わっていないんです。
細かい仕様の変更とか、いろいろあるんで面倒くさいです。
HTMLとかCSSも久しぶりなんで忘れちゃってるし。

>有料サーバーにならざるを得ず

実は前からドメイン名を取りたいなと思っていたので、いい機会かなとも思います。
それにしも移行期間が短すぎますね。
これだから楽天は嫌いだ。

>ブログ(最近はこちらも泡沫化する傾向が)より、
>一般サイトの方がずっと有益の情報を大勢乗せた場合が多いのに、
>流行の流れがやっぱりそうなのだろうと哀しくなります。

ブログとかmixiとかtwitterとか、流行に流されすぎですよね。
それぞれ別のものなんだから、併存していけばいいと思うんですが。

それにしても、退役おめでとうございます。
おつかれさまでした。

418二可:2010/09/23(木) 23:24:28
寒い〜

419中川@やたナビ:2010/09/24(金) 14:40:16
昨日墓参り行ったんですけど、寒いし雨はひどいしで大変でしたよ。
前日は真夏日だったのに。

420中川@やたナビ:2010/09/27(月) 19:02:57
今更ですけど>>409の大量に発見されたものって、これですか?

长沙出土万枚东汉简牍
http://news.qq.com/a/20100623/001875.htm

421中川@やたナビ:2011/01/02(日) 04:00:34
あけましておめでとうございます。

422二可:2011/02/01(火) 09:39:37
http://d.hatena.ne.jp/kuonkizuna/comment?date=20110130
浦木さんのところで、若干2名、消耗戦なり(笑)

423中川@やたナビ:2011/02/01(火) 17:34:23
うわ〜、すごいですね。まだ続きそう。

424二可:2011/03/04(金) 12:12:52
講談社学術文庫の新刊、「ことばの重み」鴎外の謎を解く漢語 小島憲之 購入して読みました。

面白かったっす。

新潮選書の復刊とのことですが、不覚にも旧版のことはさっぱり頭になかったです。
見逃したというよりは見過ごしていました。

小島氏の著書は、岩波の「漢語逍遙」。これは愛読書です。「王朝漢詩選」こいつは新刊当時、早速購入、すぐに紛失、絶版。

レビューは得意とするところではないので、申し訳ないのですが管理人さん、ご一読くだされば…

425二可:2011/03/04(金) 12:30:45
しかし、あの飽きを知らぬ探究心こそ、学者の学者たるゆえん。すべてネット検索、PC検索など行わない時代の…
楽こいてる我々、楽な分だけ前代より先に進めるんでしょうか?

現存の学者でいえば、福本雅一氏あたりは、古いタイプでいらっしゃるでしょうか…畏敬の念を抱きます。

今回、小島氏の新刊、読んでいてその出典について、つけ加えたいことが、二点ありました。
よけいなことかもしれません。また落ち着いたらPCからでも書き込みます。

1、第六「妃嬪」の“一■(月星)風売鮑魚”
こいつは、当時喧伝された王漁洋の名句、またそれを踏まえた明治人の句のおそらく影響がある…2、第七「涙門」秋風の恨、出典は張翰の故事とも考えられないだろうか…

2については巻末の補記で改稿について言及されています、生前に果たされたかどうか…

426中川@やたナビ:2011/03/05(土) 01:21:05
>小島氏の著書は、岩波の「漢語逍遙」。

僕もこれ新刊当時買いました。が、途中まで読んでサスペンド。
恥ずかしながら、今日まで忘れてました。
あとで探してみます。
たしか、これにも鴎外の話でてきましたね。

>申し訳ないのですが管理人さん、ご一読くだされば…

はい、読んでみたいと思います・・・がこのごろ読むスピードが遅くなっちゃって・・・。
僕、小島憲之氏の文章好きなんですよ。

>しかし、あの飽きを知らぬ探究心こそ、学者の学者たるゆえん。

探究心もそうですが、幅の広さというか懐の深さというか・・・。
幅が広いぶん、深く探求できるんでしょう。

427二可:2011/03/05(土) 17:43:45
たまに、戦時中の話題になると、たいへん微妙〜なというか、慎重というか…例えば、いかめしく詩吟をうなるタイプの方ではないですよね。

合唱組曲の「鑑真和上東征賦」は、小島氏の作詞だったんですね〜

漢語逍遙も、最初の一章は、“鴎外語の周辺”

学生時代に読んだ、何かの解説を読み(事によると著名な方)、漱石と鴎外の漢詩を比べると、漱石の作品は今に至るも評価ひときわ高く、逆に鴎外は旧態依然、当時通行の措辞また詩風を抜け出してはいない…

つまらないもの…と漠然と思っていました。

しかし、今、小島氏の書で読む彼の漢詩は、措辞、構成がきっちりしていて、漢詩を実作する人々にとっては、たいへん好い手本になるんではないかと感じます。

航西日記、委蛇録など、漢文の記録は、季咸先生など作文をする方にはやはり好い参考資料になるのでは…?

と思い、古書を検索したら、漢詩の巻はさほどでもないのですが、全集の日記の巻だけ異常に高いっす。

神田喜一郎博士の全集も、漢詩文の巻が二倍以上する…

なんでだ!

428中川@やたナビ:2011/03/06(日) 23:50:38
見つかりました。
最初が「鴎外語の周辺」でしたか。

>いかめしく詩吟をうなるタイプの方ではないですよね。

基本的に、国文学の先生ですから。
それにしても謙虚ですよね。
なんとなく、漢文の先生が知識をひけらかすタイプが多いのに対し、国文の先生は謙虚な人が
多いように思います。
漢文の先生は、それが面白かったりするんですけどね。

429中川@やたナビ:2011/03/10(木) 03:47:50
『ことばの重み』買いました。
まだ第一章しか読んでないですけど、「赤野」からここまで論を広げられるのはすごいです。
そもそも、「赤野」なんて言葉、何となく意味が分かっちゃうから、普通着目しないですよね。

430中川@やたナビ:2011/03/11(金) 18:12:00
死ぬかと思った…

431中川@やたナビ:2011/03/12(土) 04:03:24
うへ、今度は長野!
二可さんだいじょうぶですか?

432浦木裕:2011/03/12(土) 14:36:13
中川さん、ご無事でよかったです。
季咸先生もご無事のようです。
二可さんは1時間以内のmixi登録記録があるから大丈夫だと思います。

433二可:2011/03/12(土) 19:45:28
こんにちは。揺れが続いてますね。栄村、秋山郷は山の向こうなのですが、こちらおかげさまで無事です。被害がこれ以上ひろがらないよう祈ります。現地に赴いて何か強力できればと言う思いはあるのですが…


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板