@S[アットエス] by 静岡新聞 10月6日(火)7時30分配信
「微生物の力を借りているだけ。私が賞をもらっていいものか」。ノーベル医学生理学賞受賞が決まった北里大特別栄誉教授大村智さん(80)は5日午後8時半ごろ、東京都港区の北里大で記者会見。偉業は約40年前、伊東市で採取された土からもたらされた。総立ちの学生から大きな拍手が起こり、フラッシュを浴びると「こんな賞をいただいていいのかな」とはにかんだ笑顔を見せた。
そのうえで今回の論文は、伝聞メールで依頼した匿名オンライン自己報告に基づいた研究という、まあ言ってみれば「ヤフー知恵袋で聞いてみました」というレベルの研究でワクチンと自閉症を結びつけようとした「研究者」の話です。
この2つの論文はいずれもJournal of Translational Scienceという雑誌に掲載れていますが、これは全く無名で(雑誌名も無意味です)オンライン雑誌に掲載されています。新しい雑誌であまり掲載された論文の数がありませんが、そのリストをみてもやはり何の雑誌なのかよくわからない雑誌です。つまり、このJournal of Translational Scienceという雑誌は現在山のようにはびこっている中身のないオンライン雑誌の一つと思われます。
この論文の調査は、著者は米国のホームスクーリング(子供を学校に通わせないで家で教育する)団体であるNational Home Education Research Institute (NHERI)に調査を依頼し、団体本部がフロリダ・ルイジアナ・ミシシッピ・オレゴンの地域リーダーたちにメールで調査を依頼、このリーダーたちが地域の団体メンバーに匿名オンライン質問表に答えるよう依頼するメールを転送して調査したとのことです。
この方法により、「個人に合わせた」抗がん治療を実現し、「完全な腫瘍の退縮」につながったと、研究チームは述べている。カナダ・オンタリオがん研究所(Ontario Institute for Cancer Research)の専門家、ラースロー・ラドバーニ(Laszlo Radvanyi)氏は、同じくネイチャー・メディシン誌が掲載した解説記事で、女性が治療に対し示した反応は、ここまで進行した乳がんとしては「前代未聞」だと指摘している。【翻訳編集】 AFPBB News
2018年11月18日(現地時間)に、米医学誌『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン(New England Journal of Medicine)』に掲載された研究によると、ピーナッツアレルギーを持つ患者を対象に、ピーナッツ由来の経口免疫療法「AR101」を実施したところ…4〜17歳の患者がピーナッツのタンパク質600mg(約ピーナッツ2粒分)を摂取することができたというのです。