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15
:
名無しのPTさん
:2015/01/27(火) 23:47:06 ID:awHOv8lU0
最近、興味を持った本があります。
ラマチャンドラン著「脳の中の幽霊」という本です。
神経学者さんが書いた本で、幻肢の事や麻痺の話等…私自身、昔から興味関心があり、PTではない素人なんですが読み始めてます。
その本の中にミラーボックスという片麻痺の方向けのアプローチ法がある事が書いてあります。実は名前は忘れたんですが、日本の某教授?自身そのミラーボックスで片麻痺のアプローチに励んでいたとあるTV番組で紹介されていました。
ここからが本題なんですが。w
このラマチャンドラン氏というのはPTさんならある程度の認知度はある方ですか?
また、このラマチャンドラン氏はちょっと異端者の様な扱いをされる事もある様ですが、PTさんからみて、このラマチャンドラン氏にどの様な感想を持ってますか?
また、ミラーボックスというアプローチはリハビリの現場では今でも実際に行われていますか?古いアプローチなのでしょうか?科学的な根拠も踏まえ、ミラーボックスの有用性についてお話聞けたらと思います。
16
:
名無しのPTさん
:2015/01/29(木) 23:47:00 ID:nyej00PM0
>>15
ミラーボックスですか
麻痺側の手を入れて健側手を動かすことによって麻痺側手の運動を促すという話ですが
少なくとも実際に実施されているのを見たことはありません
(私は急性期・亜急性・外来・慢性期にしかいたことがないので何とも言えませんが)
脳内にミラーニューロンという模倣を司る神経細胞があり、そのミラーニューロンに働きかけることで
麻痺した部位(神経の病巣部位に)アプローチを行うという話ですが
実際に脱落した中枢神経系において、それが再生したという科学的な話が出てない以上
それがどう作用してどうなったかは論じれないわけですし
何より脳の復活に関しては否定的な意見が大多数でしょう
一方で認知運動療法の書籍等では脳はダイナミクスに変化する等の話もありますが
実際に脳の復活ではなく、適応による変化が大きいのではとの見解のほうが多いおうに思われます
もし、脳損傷を起こされた方の内面の変化や治癒について最も読みやすい本としては
山田 規畝子先生の「壊れた脳 生存する知」をご覧になるのが最も良いかと思います
山田先生は整形外科医でありながらモヤモヤ病による脳出血を経験し
医師として、また一患者として双方から脳血管疾患を記述されています
非常に参考になるかと思います
ラマチャンドラン氏ですが、神経学者でミラーボックスの考案をされた方ですが
どうでしょう?治療法のみが有名で、ご本人の名前は広まってはいないでしょう
それに理学療法士がきょうみあるのは結局の所、治療法とその効果や効率ですから
誰々がどうのというのはあまり興味ないでしょうね
17
:
名無しのPTさん
:2015/01/30(金) 17:54:38 ID:I.qPBnD60
栗本慎一郎 - Wikipedia
この先生が テレビで有名にして もう10年は前の話、
四国の 理学療法士・女性も 自分の患者様に ある程度の効果を見せたと
どっかにのってました。
18
:
名無しのPTさん
:2015/01/31(土) 07:51:54 ID:07og.iOs0
>>16
ご意見、書籍の案内含めてありがとうございます。是非読んでみたいと思います。
すみません。素人の為教えてください。
神経の麻痺(損傷部位)に対して、認知運動療法の本は読んだ事があります。
しかし、書かれていた様に脳の復活というよりは適応変化した形で再生される様な記述でした。
しかし、>中枢神経系においてそれが再生したという科学的な話がない
この部分なんですが、適応し変化した形で再生というのが脳の復活とイコールで語られるのは無理がありますか?
また、本等は科学的に再生したと記述したりするもんでしょうか?
19
:
名無しのPTさん
:2015/01/31(土) 07:58:36 ID:07og.iOs0
>>17
あ、そうそう栗本さんがしきりに自宅でやってたら再生して動く様になったとTVで宣伝してのを見たのです!!
しかし…現場でミラーボックスを取り入れてやってるとこってあまり聞かないのです。
せっかく宣伝していたのに勿体ない!!と感じたもんです。素人ですから。w
なので、リハビリの現場というのは効果検証のプロセスを経て導入の形になるのか、巷で話題のアノ方法を試してみたいと思っても現場で独りよがり的に導入してやってみます!!みたいな事にはならないのかその辺りの現場の生情報を教えてください。
20
:
名無しのPTさん
:2015/01/31(土) 09:05:44 ID:07og.iOs0
すみません、色々脱線して…。
ちょっと教えて下さい。
私が最近リハビリ分野に興味があり、通学を視野に友人に相談したらリハビリ分野は飽和状態だから止めた方がいいよという話でした。
業界自体はOTならまだ数が少ないのでいいかも知れないが、それでも以前に比べて卒後輩出する数が多いと…。
しかし、私は福岡なんですが、求人なんかみるとPTやOT求人はそれなりに数もあります。募集数は1人とかですが…。
これはどう捉えたらいいんですか?
1人の枠に何人位応募者来ますか?
3人から多くて5人位なんじゃないか?と思うのですが…。
アラフォーなんですが、夜間を考えていたんですが、甘いですかね?
21
:
名無しのPTさん
:2015/01/31(土) 10:19:08 ID:nyej00PM0
>>18
>しかし、>中枢神経系においてそれが再生したという科学的な話がない
>この部分なんですが、適応し変化した形で再生というのが脳の復活とイコールで語られるのは無理がありますか?
>また、本等は科学的に再生したと記述したりするもんでしょうか?
適応し、変化したという話ですが
重度の火傷を思い出していただくと分かりやすいかもしれません
皮膚は火傷の後にケロイド(瘢痕化)して治癒しますが
脳の虚血(梗塞等で血流が途絶えて)によって細胞が死滅すると結局はそれと同じことになります
人間の各細胞はそれぞれ役割を担わされるようにDNAにインプットされていますが
それに沿って、成長しその定められた役割を担わされます
これを、細胞の分化と呼びますが
特に神経の分化は極めて高度なのです
(今現在行っている再生治療iPS細胞などはその分化が一切起こっていない細胞
大本の大本の細胞なのでなんにでも変化させられるということですが)
そのように高い分化が為された細胞は基本的には再生しえないのです
皮膚のように常に新しい細胞が下から出てくる部位ですらが
それなのですから、中枢神経における細胞が新しく生まれて死んだ細胞と置き換わる
というのはかなり難しい話でしょう
また、脳内における神経細胞の増加期は子供、それも学童期で終了します
(いわゆるゴールデンエイジですね。スキャモンの発達曲線で調べるのがよろしいかと)
以降はそれが徐々に死滅もしくは維持されるわけです
細胞の数が減っている以上100%の病前を獲得するというのはかなり難しい話でしょう
ちなみに書物では「再生した」「脳の可塑性」と、言うふうに書かれることは
ままあります。その一方で基礎生理学や病理学の本では
「中枢神経系は再生しない」ともなっております
大きな矛盾点を抱えた記述であるのは間違いないでしょう
最も中枢神経系疾患だけに限らず
整形外科における腰痛(例えば坐骨神経痛)などでも一緒ですが
22
:
名無しのPTさん
:2015/01/31(土) 11:00:39 ID:RAnpdPXk0
脳卒中患者さんの治る過程ですが
詳しいことは書籍をご覧になるのがよろしいかと思いますので私が家族さんや本人さんに説明するときの例ですが
脳というのは何らかの損傷が起こるとその機能のほとんどを停止させます
家庭の配電盤のブレーカーを一気に全て落としたものだと思ってください
損傷があろうとなかろうとほとんどのブレーカーがおちてしまうのです
そして、回復というのはそのブレーカーを1つ1つ上げていくということです
ただしブレーカーのスイッチ自体が壊れてしまったらどうでしょうか
あげたくてもあげれません
このあげたくてもあげれない壊れたブレーカーが脳卒中によって損傷した脳細胞で、脳卒中の治療というのはあげられるブレーカーがあがるまで、身体の安全性を保つ為に行われます
この場合、脳の復活とはブレーカーをあげることをさしますが、書籍では壊れたブレーカーを治せる治癒できると受け取られかねない表現がいくつかあります
これには注意してよんだほうがよろしいでしょう
23
:
21
:2015/01/31(土) 20:36:58 ID:nyej00PM0
>>19
>リハビリの現場というのは効果検証のプロセスを経て導入の形になるのか
>巷で話題のアノ方法を試してみたいと思っても現場で独りよがり的に導入してやってみます!!
>現場の生情報を教えてください
かなり込み入った話になりますが
色々とそのセラピストのいる状況で変化が大きい部分であると言わざるを得ません
大まかに分けると2つのタイプがあると思われます
1:「 」法なる治療法を宣伝している病院もしくはその中核メンバーがいる病院
これはもうそれを主体にした治療法が実践されてしまいます
また、その「 」法なる治療法の考えに合わない治療法も排除される風習があります
(例えばSJFとPNFとか)
(ボバース記念病院なんてのはしてますと宣伝しているようなものですが)
その2:なんでもいい
このタイプに当てはまる現場はそれこそ多種多様です
ある種の治療を基礎にしていても、それを中心に独自の意見・考え方をくみ上げる方
そのような現場であっても●●法を固辞する方
そもそも治療法に興味ない方
私の法人では明らかに2の方です
課長からして
「●●法なんざ俺は知らないし、勉強したこともない
やるならやってもいいが
患者さんは最低でも動作能力の維持ができるように」
ってな具合です
ただまぁ放置というわけではなく、悩んだ際には質問すれば
基礎的な学問から引用してちゃんと答えて頂けます
逆に言えば積極的にこちらが何かをしないといけないわけですが
仕事とはそんなものでしょう
24
:
21
:2015/01/31(土) 20:37:33 ID:nyej00PM0
>>19
>効果検証のプロセスを経て導入の形になるのか
効果検証は勿論行われますが、私の見てきた治療法においては
確定的な理論背景を軸にその技術が作成されたというよりは
このように治療した時にこういう結果が得られた。じゃあこういう理屈だろう
と、いったように開発されたものが多いように感じます(主観的な表現ですいません)
また、推論から開発された技術もありますが
それもまた確たる証拠を軸に開発されたものかと言われると疑問ですね
(内科での薬剤の処方や開発においてすらそうですから・・・)
未だに確定的にこれがこのように作用した結果、こうなったとは言えないでしょう
25
:
21
:2015/01/31(土) 20:46:52 ID:nyej00PM0
>>19
>アラフォーなんですが、夜間を考えていたんですが、甘いですかね?
甘いとは言いませんが
夜間は4年制を選んだ方が良いと思われます
昼間部の33年制卒ですが、入学50人に対し、ストレートに理学療法士になれたのは25人です
また、理学療法士になれたとしても高給は望めません
医療業界は基本的に資格を取得して働いた年数で給料が決まります
故に、同じ年齢の同じ職業であっても明らかに給料は違います
ただ、まぁやりがいはあります
生死の境を彷徨った人が
家族と笑いながら家路につくとき等は
どんな報酬よりも良い達成感を感じます
26
:
21
:2015/01/31(土) 20:48:55 ID:nyej00PM0
>>25
33年じゃないです
3年です
何年留年したんだか・・・
27
:
名無しのPTさん
:2015/01/31(土) 22:02:02 ID:OZsZgdnc0
>>21
さん
非常に分かりやすい…。w
素人の私でも理解しやすく説明して頂き感謝します。火傷の例はいいですね。
細胞分化については…なるほどですね。
胚葉から分化する主要な組織や器官なんかでしょうか…。
これについてですが、ちょっと前に幹細胞の培養シートで、心筋梗塞の患者に対して心筋に分化する様に幹細胞の培養シートを梗塞壊死した部位に貼ったら見事動き出したというのが番組でありました。
例えば、脳梗塞部位に幹細胞の培養シートを貼り、梗塞の損傷部位を復元させたり…というのはやっぱり無理なんですかね?
しかし…「脳の可塑性」なんてよく、新刊本の帯に目立つ様に宣伝してますよ!!w
素人は騙されます。あれは薬事法違反か何かになるんやないですか?w
教科書には中枢神経系は回復しないとありますが、ああいう基礎医学って基本的には変わらないものという認識なので、新たに脳の可塑性発見みたいなのを書かれると正直困惑します。
28
:
名無しのPTさん
:2015/01/31(土) 22:14:45 ID:OZsZgdnc0
>>22
さん
22さんも非常に分かりやすい解説ありがとうございます。素人には大変理解しやすいです。
なるほどですね。ブレーカーか…。
ブレーカーのそれぞれのスイッチ自体が壊れたら…むむむ…。難しいな…。
家電屋を呼ぶ訳にもいかんし…w
人間だからスイッチ自体が複雑化してるんですかね?ブレーカーならONとOFFだけですが、何万ピースのパズルを合わせてスイッチ1つ位の復元なんですかね…?
想像を絶するなぁ…。
ボクシングのピンホールはヒットさせると一撃でダウンさせれるらしいですが。w
何かの弾みで動き出す様な仕組みになってたらいいんやけどなぁ…。
素人なりに感じるんですが…。
例えば奇跡的に腕が動き出した人なんかアンビリーバボーの番組とかでたまにやってます。
奇跡的に…という症例を集めて共通する何かを導けたり出来ないんですかね?
あ、アンビリーバボーの番組好きなんで…すみません。
29
:
名無しのPTさん
:2015/01/31(土) 22:23:04 ID:OZsZgdnc0
>>23
治療についての現場の様子がよく伝わってきました。
ちょっと前にあるリハ課の課長さんと話をする機会がありました。
その方は県でも有数の大規模病院に勤められている方で、県内の複数の特養や老健などの施設に出向いて、リハビリ指導されてました。病院は若手に任せているという話でした。50代半ばの方でした。病院提携の施設だとは思うんですが、独自に契約する働き方もあるのかなと感じた次第です。
治療の導入是非については様々な形があるんですね。その課長さんはやはり基本動作やADLの重要性をしきりに話してくれました。○○法が分かっても仕方ないんだという話だったので、色々考え方があるんだなぁと感じたもんです。
30
:
22
:2015/01/31(土) 22:42:03 ID:nyej00PM0
すいません
21も22も私です
まず医学の発展の歴史を顧みると
その大きな発展の時期がいくつかあるのですが
一つは顕微鏡
もう一つは最悪な話ですが戦争です
特に第二次大戦におけるナチスの実験におけるものが大きな生理学の資料となっています
現在では倫理的に禁止されて当然の人体実験が多く行われたという話です
(実際を知らないので)
故に1945年以前における生理学・解剖学等の基礎医学の研究の精度は
限りなく本物に近いもののようです
デスが、現在では実験動物においてその効果の検証であったりが行われ
また、解剖学においては病理鑑定以外等で生の組織が手に入る事は
あり得ないでしょう
(つまり解剖学的な話はあくまでご検体の貢献が大きいのです)
生きた組織と死んだ組織ではその組成が著しく異なる部分が大きく筋膜等の結合組織はその代表例です
(鹿等の哺乳類の猟や解体をされた方なら分かる話でしょうが)
>脳梗塞部位に幹細胞の培養シートを貼り、梗塞の損傷部位を復元させたり…というのはやっぱり無理なんですかね?
これはもう非常に期待しています
現在ではできるともできないとも言えない状況でしょう
開頭OPEとなるので難易度もさることながら後遺症で悩む事も多そうです
ただ、中枢神経系の治癒・再生が目指せるとなると
これまでの中枢神経系の理学療法は世界が変わることになります
何せ治せないといわれていたものが治せるわけですから
特に生まれてすぐの神経や筋に対しどのように運動促通を行うかなどは
今後議論が多くなってくれる事を期待しています
(できるようになったからと言ってPTの給料が上がるとは思えませんが)
>ブレーカーならONとOFFだけですが
人間の神経が働くかどうかというものは
「全か無かの法則」に従います
閾値というものがあり
その値を超えるとON
超えなければOFFです
ブレーカーで比喩しましたが
PCのようなものです
(人間の場合は並列処理が可能ですがPCは直列処理だと言われています
並列処理できるからこそ、有る考えと有る考えが繋がり、ひらめきが生まれたりするわけですが)
ただ、PCも二進数を使って膨大な量の計算や記憶が可能ですが
人間の場合大脳においては数百億の細胞からなり
それぞれがそれぞれ必要な場所に対し連絡通路を出しています
「脳が変化する」とは、この連絡通路が本来なかった場所へも接続する
という意味で環境の変化に対応してこの通路が変化する
故に「脳の可塑性(変化しうるかその可能性)」と表現されるわけですね
研究によるとですがCRPS(局所複合性疼痛症候群)では末梢神経において
自律神経が、感覚神経系と関連性を持つことが示唆されています
私見でもうしわけないですが
一理学療法士としては非常に興味深い話である一方
臨床に携わる治療家としては「目に見えるもの」を信頼せざるを得ないというのが正直な見解です
神経系の変化なんて顕微鏡レベルでしか見えないわけですし
ナチスのように生きた人体を切り開いて神経に電極をさして実験するわけにもいきません
そのような基礎研究が臨床の結果に追いついていないのが現在の医療ですが
幹細胞・再生医療の研究が進めばそのような基礎研究の分野も発展するでしょう
そういった意味でも期待しています
何より○●法なるものの有効性も証明できるようになるでしょうが
それ以前に新たな技術も出現するでしょうし
それまで、生きて理学療法士でいたいものです
31
:
名無しのPTさん
:2015/01/31(土) 22:59:25 ID:BRezS2uM0
>>24
こういう後追い理論というのは他の薬の分野なんかでもあるんですか?
推論から開発された技術もあるという事ですが、そちらの方が大半だろうと思ってました。。
32
:
名無しのPTさん
:2015/01/31(土) 23:05:56 ID:BRezS2uM0
>>25
やはり仕事はやり甲斐だと私は感じます。
安定や収入は勿論納得いくものを求めるのは当たり前なんでしょうが、やはりやり甲斐がある仕事と興味関心がない仕事に就くのとでは幸福度に関わってくるそうです。
やはり人の役に立つ仕事で社会に貢献するのは大きな魅力ですよ。
マスターカードのCMに好きなフレーズがあります。
「お金で買えない価値がある」です。
そういう職種だと思っています。
33
:
名無しのPTさん
:2015/01/31(土) 23:36:08 ID:BRezS2uM0
>>30
22さんすいません。両方ともでしたか…汗。
いやぁ、何か興味関心深い話なので非常に面白いです。PTさんにとっては、日常的な話なんでしょうが、我々素人からすればやはり面白い話です。
全か無かの法則がある事もよく分かりました。私の様な中途半端な知識なので、許して下さい。
特に顕微鏡やナチス時代の話をされていたのは興味そそられました。言われてみれば人体実験時代?の様なものでした。
ああいう時代を経て、倫理観なり生まれて動物実験に移行していったのですね。
これは、非常に不気味な話ですが、私が生まれるちょっと前に「精神外科」という診療科がありました。
精神を外科的処置で操ろうとしていた時代だと思うのですが、これはやはり人体実験の終焉期?ともいえる名残なのでしょうか?
ロボトミー開頭手術は確かフランスのモニス医師が開発したと思いますが、更年期事件を起こされています。
人の精神を支配しようとする医の倫理観にも触れる様な例で世間を騒がせた様です。
話は逸れましたが、基礎研究が臨床の結果に追い付いていないのは、動物実験に移行したのも少なからず影響?してるのは何とも複雑な心境になる…というのが素人なりの正直な感想ですね。
医学の進歩が大量虐殺の結果論として下支えになってるというのも喜べないものがある。
>>CRPS…自律神経が感覚神経系と関連性を持つ事が示唆されているについては興味深いのでちょっと調べてみます。
34
:
名無しのPTさん
:2015/02/01(日) 03:23:03 ID:BRezS2uM0
あ、あと人体実験から動物実験に変わったのは分かるんですが、やはり人体でない分効果検証が充分に再現出来ないという事ですね?
確か薬などは治験の第一段階が動物実験で第三段階で人体実験ですよね?
第三段階はある程度安全性が確認されてる様ですが…。
これは昔、私が治験のバイトに参加した時に説明をされました。w
人体実験に近い、効果検証が出来る動物って何ですかね?
35
:
22
:2015/02/01(日) 21:28:41 ID:nyej00PM0
>こういう後追い理論というのは他の薬の分野なんかでもあるんですか
と、いうよりも医学においてはほとんどが後追いではないでしょうか
民間療法や薬草、錬金術等古来より体に良いとされてきたもの
これえ病が治るとされてきたもののほとんどは技術的伝承によってなされてきたもので
科学的な裏付けがされたのはつい最近のことです
(電子顕微鏡やDNA解析、化学的反応の根本原子分子等)
基本的に科学、特に工学は理論に技術が追いつく形ですが
薬学や医学というのは技術に理論が追いつく形が多いように思われます
故に医学の研究が進められるというのは
医学が科学になるということですね
(科学∩医学ですが医学≠科学なのですね
科学的ということはどこの誰がどうやっても同じ結果にならなければなりません
この点で小保方さんは致命的であったわけです)
>ロボトミー開頭手術
これのおかげで大分脳の機能がはっきりしたも言えます
特に前頭葉の話は有名で
社会的な脳つまり理性を司るわけですが
特定の認知症ではこの部分の萎縮が著明なのです
そのため、万引き等の反社会的行動が目立つようになったりなどです
(その時代ではれっきとした治療法で終末期の癌の疼痛解消のために
視床の疼痛伝達部位を焼き切ったり等を行ったりしました)
>人体実験に近い、効果検証が出来る動物って何ですかね
動物愛護団体がとんでもなくうるさい話で
また、私自身心を痛めてはいますが
哺乳類でしょうね
現在ではげっ歯類(繁殖しやすさなどでしょうか)や
チンパンジー(DNAが似ている為でしょうか)が良く聞きます
36
:
名無しのPTさん
:2015/02/02(月) 00:39:01 ID:jO/fdYSE0
>>35
さん
ありがとうございます。
>科学的というのはどこの誰がやっても同じ結果にならなければならない…
これは無理がありませんか?例えば薬なんかにしても全く同じ調合は不可能だろうし、人による技術的なものだと余計に感覚が違ったりしますよね?
何か科学的な検証をする場合に人の技術を対象とする場合、本当にそれが科学的な検証なんて出来ますかね?
あくまでも素人目線なんですが。
37
:
22
:2015/02/02(月) 06:36:15 ID:mhj9v7ZI0
>これは無理がありませんか?例えば薬なんかにしても全く同じ調合は不可能だろうし、人による技術的なものだと余計に感覚が違ったりしますよね?
>何か科学的な検証をする場合に人の技術を対象とする場合、本当にそれが科学的な検証なんて出来ますかね?
故に医学は科学に含まれるけども
医学は科学ではない所以です
薬の調合などでは同じ分量同じ環境であれば誰がやっても同じ結果でなければなりません
これを「再現実験」などで検証するのです
特に人の技術を対象とする場合等は検証が不可能なことが多いです
故に「我々セラピストは科学者ではなく技術屋、職人である」と、
仰る方もいるほどです
ですが、科学的に検証し、それが大多数の誰かが担えるようになれば
より大勢の人がその恩恵を受ける事が出来ます
順天堂大学の某教授のような素晴らしい技術を持つ方もいれば
某女子医大のように不慣れなOPEをするところもあります
個人の技術によってたつものでは科学的であるとは言えないのです
38
:
名無しのPTさん
:2015/02/02(月) 19:10:27 ID:UtPZW1yE0
>>37
しかしセラピストさんの様な技術的な仕事を科学的な検証は難しいですね。
それこそ医師の診察が科学的かどうかも検証されないといけないと思う。
結局、私はあまり日本の医療自体あまり信じれないんです。
放射能汚染による情報統制にしろ、医師が医師として動いてる人はごく少数。
あとは、隠蔽加担者が多い。本来の医師の姿とは解離している。。
情けなくなるんです。
利権がらみで動く医師より、被災地でボランティアしているセラピストの方がよほど医療人と感じます。
39
:
名無しのPTさん
:2015/02/02(月) 20:29:20 ID:UtPZW1yE0
>>37
すみません、横道に逸れましたが…。
結局、医療技術で実施されているセラピストの手技等を科学的に検証する事自体に無理があるのに何故科学的な検証をするのでしょうね。
技術に差が生まれる人為的なもの?ならば検証自体意味がないと思えてしまう。
それに人体は医学や科学で解決出来ない事や未知なるものもあると思うんですよ。
誰が言ったかは忘れましたが、ある方が言ってました。
「科学は科学の網に引っ掛かるものだけを科学と呼ぶが、網に引っ掛からないものに真実もある。そこが科学の盲点なのだ。」と。
40
:
22
:2015/02/03(火) 22:05:51 ID:SrGlCrrc0
>医療技術で実施されているセラピストの手技等を科学的に検証する事自体に無理があるのに何故科学的な検証をするのでしょうね
どうなんでしょうね
一つはセラピストが自らの仕事の効果をDrや厚生労働省に対し認めさせる
というものがあるのではないかと
人によってですが
運動療法・物理療法はれっきとした治療である
という考えと
マッサージや医学的な知識を取り入れた運動健康法で、気持ちよくなったり楽になった気になればそれでいい
という考えの人と大きく分けて二種類のセラピストがいるように思います
(勿論科学的根拠を求めるのは前者ですが)
科学的根拠・科学的理論背景を下に導かれた治療概念
その治療概念から構成される治療技術があって
それを習得した結果、患者さんが良くなっていく
このような思考の結果、科学的検証を行う必要があるということではないでしょうか
ただまぁ、理学療法においては明らかにその効果検証に対しノイズが大きすぎるわけですね
基本的に理学療法はオーダーメイドですから
同じ症状の人に対し同じ治療法を同じセラピストが行ったとしても効果は差が出ますから
同じ症状の人が来たからと言って同じ治療を行う可能性があるとは言いがたいでしょう
(例:膝の痛みに対し、膝の治療を行う人と体幹の治療を行う人⇒療法とも痛みが軽減・消失)
と、言った意味合いでも科学的検証は難しいのですが、データベースとして
患者さんの治療前後の評価というものを報告しあうというのはとても重要でしょう
(PTだけかもしれませんが、治療に対する批判がかなり強すぎるのも問題でしょうが)
(批判的見地に立って質問をするのと批判・非難するのはまた別問題でしょうから)
41
:
名無しのPTさん
:2015/02/05(木) 20:04:29 ID:CnXTA0us0
>>40
ありがとうございます。
医学として患者に対して治療をおこなう場合は、科学的な検証を踏まえて効果が出ないと提供出来ないんでしょうが、治療にもレベルみたいなのがあるんでしょうね。
治療にもレベルがあるのだとしたら、科学的な実証にもレベルがある事も理解しやすいです。
治療にもレベルがある…という考え方って一般人や患者側からすれば、分かりやすいんですよ。
ところが、医療従事者や医学の専門家の中でエビデンスの話をするに留まり、一般人にエビデンスの言葉なんて馴染み薄いですよ。
だから、患者はあの治療は効果あるらしいだとか、口コミや情報紙に左右されやすい。
腰の痛みはストレスの影響だとか神経の圧迫ではなかった事実が判明!!だとか… 。w
勿論様々な要因が絡んで腰痛なんでしょうが、言われていた医学の定説を簡単にひっくり返す様な事態が最近増えてるなぁと感じるんです。
じゃあ、信じていたものは何だったのかと…。全てがそうではないんですけどね。
最近、医学としての常識を覆す様な番組が多いんですよ。
そして、健康に影響を与えない○○レベルも何故か鶴の一声で緩和したり…。
明らかに動きが怪しいと思ってます。
私は原発事故で健康被害が表面化してきたら、ただならぬ事態になるだろうと感じてます。
そして、医学としての国民の信用度は大きく揺らぐ可能性があると考えています。
医療、医学が政治利用されてたとしたら終わりです。
事態の推移を見守ろうと思ってます。
42
:
名無しのPTさん
:2015/02/05(木) 21:07:30 ID:CnXTA0us0
>>40
治療前後の評価は意義ある事ですね。
患者さんにとっても客観的に治療効果をかんじてもらえるし…。
先ほどのレスは横道に逸れたんですが、私の言いたかった真意というのはそうやって科学的な検証なり、効果を実証する為に日々研究者や学識者が誠意努力しても政治利用され、それらが言論統制されたり歪曲した情報として国民に知らされて、それが国民の生命を脅かす様なものになれば何も意味を成さないという事です。
医療の研究がプラスに働く事もあればマイナスに働く事もある…。
理研の事件も結局はマイナスに働いている。真相を確かめる為に、優秀な人材を死に追いやるのは虚しくなる。
再生医学の分野で研究をされて、医療の発展に寄与しても叩かれるのだから…。
言いたい事言ってすみません。
43
:
名無しのPTさん
:2015/02/22(日) 22:47:47 ID:h3iRUjqM0
>>20
>アラフォーなんですが、夜間を考えていたんですが、甘いですかね?
アラフォー名時点でまともな学校は入学すらさせない
10年前ならともかく、人余りな現在でアラフォーはPTにもOTにもなれん
むしろ医者の方がまだ可能性はある
>>21
>その一方で基礎生理学や病理学の本では
>「中枢神経系は再生しない」ともなっております
今時そんな教科書など存在しないだろ
10年前ならともかく
>整形外科における腰痛(例えば坐骨神経痛)などでも一緒ですが
今時坐骨神経痛などと言う診断名を使うのはジジイの整形外科医か詳しくない内科医のみ
そもそも中枢神経疾患と坐骨神経痛のどこが一緒なんだか
坐骨神経は末梢神経
中枢神経系とは治癒過程が異なる
44
:
名無しのPTさん
:2015/02/26(木) 00:32:49 ID:xlJF/Cx.0
厚生労働大臣の免許を受けて、理学療法士の名称を用いて、医師の指示のもと「理学療法」を行うことを業とする者をいう。
病院勤務なんだけど、理学療法だけやってりゃ良い訳じゃなくて、入院中の移動手段の決定、ENT先の提案、ENT後の移動手段の提案
とか業務はあるんだよね。その上で管理職になったら理学療法外の業務もやるわけでしょ。
仕事は社会貢献、組織貢献とか建前は色々出せるんだろうけど、俺は楽して生きていきたいよ。
45
:
名無しのPTさん
:2015/02/26(木) 02:27:14 ID:9bDVCSIs0
>>43
人余りな状態とはよく聞くけど、実際問題毎年約1万人輩出されている訳でしょ?
今、PTの総数はどれくらいなのかな?
PT求人の数って年間どれくらい出るんやろか…?
妥協みたいなのが、出てきたら面倒だな…。
46
:
名無しのPTさん
:2015/02/26(木) 02:56:51 ID:h3iRUjqM0
>>45
協会ホームページ参照
47
:
名無しのPTさん
:2015/03/02(月) 23:37:59 ID:xlJF/Cx.0
転倒リスクを見たいとき、TUGで「出来るだけ速く歩いて下さい」
と設定したらカットオフの数値は参考にならないけど、リスクそのものが現れるかどうかは判断出来ますよね。
そこで現れたリスクをさらに細分化するため、FBSの項目で似た要素だけを評価して、問題点抽出。
それで患者さんが良くなればいいんだけど、せっかくTUGやFBSやるなら原典通りに実施してスコアを出した方が
患者さんもセラピストも目に見える結果が得やすいと思って結局原典通りやることが多いんだけど
他の方はどう考えますか?
48
:
106
:2015/03/03(火) 22:39:37 ID:ZkUMp2G.0
出来るパフォーマンスの最大限を診るだけであれば、上記の評価は良い方法だと思います。
出来るだけ速く歩くことで、隠れた課題が見えてくることもあるので、私も速い動作を評価することは
重要だと思っています。
しかし、リハ場面では患者さん自身は動くことのみに注意を向けることが出来るので、意識的(随意的・
皮質レベル)での動作の評価に留まってしまいがちです。
いかに無意識(無自覚、皮質下)レベルでの動作を評価し、実用的な生活動作へ繋げていく視点を持てるか
も重要ではないでしょうか。
その点、多重課題は有効だと考えています。TUGやFBSの評価に多重課題の要素を加えて評価するのも
良いかもしれないですね。
49
:
名無しのPTさん
:2015/03/04(水) 21:20:49 ID:NFqcg.CU0
出ている現象をリスクととらえるかリスクはあるが
許容範囲ととらえるかは結構個人差があります。
あくまで主観ですからね。リスクばっかり頭をよぎって
所詮患者まかせに「転ばない程度に」ですから
また転倒に対する恐怖心も人それぞれ。普通に歩いた
時と速く歩いたときの速度差とかが本当は結構重要
なんですけどね。
検査としては原典通りに行わないとなるべく客観性ある
評価をもとめることはできませんね。
50
:
名無しのPTさん
:2015/03/06(金) 23:25:29 ID:xlJF/Cx.0
回復期、病院勤務です。
病棟での移動手段変更の際の注意点や申し送り事項で少し相談させて下さい。
ENT後の生活や日中の活動量維持、大前提としてneedで歩行が挙がっているという条件です。
・日中の移動をW/Cから歩行に切り替える際、まずはOTやSTで歩行誘導出来るか「転倒リスクと介助方法」を説明して試してもらう
・本人の気持ち、転倒リスク、耐久性や歩行距離と頻度、翌日以降の疲労具合で問題有るかどうか
・問題なければNs・介護へ「歩行の必要性、転倒リスクと介助方法」を申し送り、出来そうか・歩行指導が必要か打診
・問題なければ日中の移動手段変更
といった流れで十分でしょうか?
51
:
名無しのPTさん
:2015/04/04(土) 08:41:23 ID:aMUbiu/g0
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