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「集合・位相入門」輪読会

264LAR-men </b><font color=#FF0000>(lBLdA0dk)</font><b>:2004/03/09(火) 20:46
 上では、対応Γ:A→BからA*Bの部分集合G(Γ)を定めたが、逆に、次の定理が成り立つ。
  定理1 A*Bの任意の部分集合Gに対し、G=G(Γ)となるようなAからBへの対応
      Γが(ただ1つ)存在する。
 証明 そのような対応が1つより多くはないことは、すでに示した。
 また、Aの各元aに対し、Bの部分集合Γ(a)をΓ(a)={b|(a,b)∈G}と定めて
 対応Γ:A→Bを決めれば、
  (a,b)∈G⇔b∈Γ(a)⇔(a,b)∈G(Γ)
 であるから、G=G(Γ)となる。(証明終)
 以上によって、AからBへの1つの対応を定めることは、A*Bの1つの部分集合(すなわち2^(A*B)の1つの元)
 を指定する事と本質的には変わりが無いことがわかる。そこで、しばしば、対応Γ:A→Bを、そのグラフ 
 G=G(Γ)を用いて、Γ=(A,B;G)のように書き表す。




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