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たかし&恵子「パラオ愛の旅路」
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バサラ </b><font color=#FF0000>(Lng5G4kg)</font><b>
:2003/10/09(木) 18:39
第四話
「もしもし、中川ですが」パラオからの声がたかしの受話器に届く。
「あの、日本の山下と申しますが、そちらに泊めていただきたいのですが」
「あ、いいですよ、いつ?」
「出来るだけ早く、です」
「ああ、なら明日いらっしゃい、山下さんね」
明日!?
恵子は、コロールのバイと呼ばれる建物を見学していた。
「これがバイか・・壁に女の人の絵が彫ってあるんだ。でも、この絵って・・」
6
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バサラ </b><font color=#FF0000>(Lng5G4kg)</font><b>
:2003/10/09(木) 19:51
第五話
すぐにたかしは、パラオへ向かう手配をした。
明日には、あの美しく悲しい島に立っているはずだ。
日頃瞬発力のないたかしだったが、今度ばかりは違っていた。
恵子の居るパラオ、そして、いつか会いたいと思い続けていた中川氏の暮らすぺリュリュー島。
そこで、何かの答えが見つかるはずだと、たかしは確信していた。
恵子は、といえば、相変わらずコロールの観光に余念がない。
「日本語の看板がたくさん・・日本語の碑なんかも立ってるし。なんなんだろ、この国」
恵子よ、たかしが話して聞かせたことを全く覚えていないのか。
7
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バサラ </b><font color=#FF0000>(Lng5G4kg)</font><b>
:2003/10/09(木) 20:54
第六話
「こんにちは。良く来たね」
異国の島にすっかり馴染んだ雰囲気で、その人はたかしを出迎えた。
「やっと会えた」たかしは、N氏の静かな目をじっと見つめる。
「当時のお話を伺いたくて・・」
N氏は、分かっているというふうにうなづき、
たかしを自分の切り盛りする民宿の玄関へあげる。
玄関には、少し変色しはじめた日本軍の写真や、戦闘機のプラモデルが飾られている。
ちょうど出かけるところらしかった現地人らしき少年が、たかしに「こんにちは」と声をかけた。
8
:
バサラ </b><font color=#FF0000>(Lng5G4kg)</font><b>
:2003/10/09(木) 21:52
第七話
翌日、たかしはN氏の案内で、ペリュリュー島の戦跡を見てまわった。
各所でN氏が自身の思い出話を語り、たかしは静かに耳を傾けるのだった。
しかし、戦車の残骸や、日本兵が立てこもった洞窟を見れば見るほど
たかしの心にずっと居座っていた、あの疑問が膨らんでしまう。
たかしは、考えていた。国とは何か、生きるとはなんなのか。
そんなたかしの心の内をたずねることもなく、N氏が言った。
「じゃあ、ペリュリュー神社へ行こうか」
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