「日本兵は強く戦い、忍耐深く、戦い方が非常に紳士的だった」。日本のマスコミはよく親日外国人の意見を報道や掲載し、日本のよさや素晴らしさを日本国内にいる日本人向けに喧伝することをよくやる。日本人のイメージを悪くする反日意見は取り上げてもとても稀であることは知っている。産経新聞のこの記事はその代表。ジャーナリズムを標榜する一流新聞ではなくて、購読者数を増やすことが目的の商業新聞であることには間違いない。とくに旧日本兵に対して「戦い方が非常に紳士的だった」なんて考えている外国人がどれだけいるか疑わしい。それは*ハワイの奇襲(本当なら騙し打ち)攻撃をひとつとっても、大多数が反対する見解を示すだろうと予想されるからだ。最近観たハリウッド映画『Hacksaw Ridge』(2016)ではアメリカ兵が戦場での日本兵を指して"sneaky"と言っているし、戦闘場面では白旗を振って穴から出てくる日本兵の小グループが、それを見て近寄ってくるアメリカ兵たちに向かって手榴弾を投げつける場面があるが、とても紳士的とは思えないのである。その向かってくる手榴弾を他のアメリカ兵の命を救うために蹴飛ばしたが、その爆発で自分が怪我をしてしまうのが、その映画の主役。それで彼のHacksaw Ridgeでの救助する役が終り、映画も終る。これはハリウッドが生み出した嘘か。この映画は真実に基づくとある。笑。*Takeo Iguchi, a professor of law and international relations at International Christian University in Tokyo, discovered documents that pointed to a vigorous debate inside the government over how, and indeed whether, to notify Washington of Japan's intention to break off negotiations and start a war, including a December 7 entry in the war diary saying, "our deceptive diplomacy is steadily proceeding toward success." Of this, Iguchi said, "The diary shows that the army and navy did not want to give any proper declaration of war, or indeed prior notice even of the termination of negotiations ... and they clearly prevailed. 英語のWikiと違って、日本語のWikiにはかなり日本に都合よく美化した戦争物語が書かれていることに凡人は気付く。真実を語る教育的な世界的運動のWikiのはずだが、すでに日本のWikiは日本の学校教科書化していることにはとても残念である。
*****
【戦後72年】
「日本兵は強く、紳士的だった」 寄せ書き日の丸返還の93歳元米兵ストロンボさんの“日本愛”に称賛・感動
2017.9.2 17:00 産経