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都市への流入と過疎化問題

81凡人:2015/05/09(土) 10:13:49 ID:da95RwFo0
仙台市、バス運営見直し 乗り合いタクシー検討
2015/5/8 11:15 日本経済新聞 電子版

 仙台市は市バスの運営形態を見直す。乗客が極端に少ない赤字路線を、民間事業者による乗り合いタクシー制へ移行することが柱で、地域住民同士が移行について議論するよう促す。住民が少ない地域を結ぶ路線が多い市バスは全体の9割が赤字路線。市は一般会計から毎年多額の資金を出しているが、累積損失は70億円近くに達し、運営見直しを進めて負担を軽減する。

 市バスは市の会計から独立した地方公営企業の仙台市交通局が、市…

82凡人:2015/06/02(火) 05:22:46 ID:da95RwFo0
子育てサークル:片品に 移住者ら「ムラノコ」結成 情報共有、つながり深め /群馬
毎日新聞 2015年06月01日 地方版

子育てサークル「ムラノコ」メンバーの親子たち=片品村東小川で

 過疎化と少子化が進む片品村で、移住者ら母親3人が子育てサークル「ムラノコ」を結成した。広大な村内ではママ同士の横のつながりが希薄だったことから、「自分たちにできることをやってみたい」。豊かな自然に触れながら子育てしやすい環境づくりを目指している。【尾崎修二】

 12年前に片品村に移住し、夫と農業を営んできた瀬戸山美智子さん(36)は2013年に長女を授かった。「住みやすいけど、子育てには大変な場所だと気づいた」

 大きな病院や一時保育所がないことだけが苦労ではない。人口5000人に満たない片品村で、0〜2歳児は40人程度。面積は約400平方キロもあり、横浜市と同規模だ。村中に散らばった乳幼児とその親は、保育所に入るまでは、知り合う機会が少ない。幼い子を持つ母親同士が公園で出会う「公園デビュー」は、都市部では普通にあるが、村にはほとんどない。特に、自然環境にひかれて来た「移住組」は親戚づきあいもなく、子育て情報にふれにくかった。

 11カ月の長男を育てる澤祐子さん(32)は、村内のスキー場で働く夫と結婚し、移住後に出産した。「村のどこへ行っても子どもは少なく、どこで誰とどんなふうに遊べるのだろうかと疑問を抱いた」。ネットを通じて準備を進め、「外遊びと情報共有」のサークル結成を構想した。

 未就園児と親に参加してもらい、毎週水曜に公園などに集まり、一緒に遊ぶ。5月11日に瀬戸山さん宅に7組の親子らが集まり、みそ仕込み体験を実施。6月には村内にある武尊牧場にレンゲツツジを見に行く予定だ。村役場とも連携、手作りの子育てガイドブックを母子手帳と一緒に配布することを目指す。

 小中学生と2歳の3人娘を育てる沼野理絵さん(40)は「片品村は少し近所を散歩するだけでも自然がいっぱいで気持ちいい場所。何人もの親子で歩ければもっと楽しくなるはず」と話す。澤さんは「皆で公園や施設、店を巡ることで、子を連れていきやすい場所の情報を共有したい」と期待を込める。積極的に情報発信して村外の親子とも交流し、仲間を増やしたい考えだという。

83凡人:2015/06/05(金) 02:46:04 ID:da95RwFo0
人と企業三好に集まれ
2014年12月21日 05時00分Yomiuri

 ◇人材評価システム会社社長 高橋恭介さん40

 休廃校となった学校や空き店舗を活用したサテライトオフィスの設立が相次ぐ三好市に、2013年3月、いち早く進出を決めた人材評価システム会社「あしたのチーム」(東京)。同市で5人を雇用する一方で、東京や大阪の企業向けに現地視察会を開いて同市への企業誘致にも取り組む。高橋恭介社長(40)にサテライトオフィスでの業務や誘致活動の狙いなどを聞いた。(田村勇雄)

 ――なぜ三好市に進出しようと思ったのですか。

 「当社は企業向けの業務を手がけており、東京だけでなく、地方でも拠点が必要だと感じていました。ただ、最初から徳島にサテライトオフィスを構えようと思っていたわけではありません。県などが開いた現地視察会に気軽な気持ちで参加したところ、光ファイバー網などのIT関連設備が充実していることを知り、進出を考え始めました。県や市の担当者の熱心な誘致活動も決め手になりました」

 ――実際に進出してみて、どうでしたか。

 「三好では取引先企業のデータ入力などを担当しています。東京でやるのが当然だと思っていた仕事を三好の社員たちが難なくこなしているのを目の当たりにして、働き方を見直すきっかけになりました。ITを使ってどこでもできる仕事であれば、東京でやる必要はない。東京で月に1度も社外に出ずにできる業務であれば、三好へ移すことができると思っています」

 ――メリットは何ですか。

 「テナント料や賃金などを含めたコストが東京の半分以下で済むこともありますが、それだけでなく、地方で新たな雇用を産むことは社会貢献にもつながり、今盛んに言われている『地方創生』にも通じると考えています」

 ――企業誘致に積極的に関わっている理由は。

 「この秋、東京や札幌市から三好市に2社が進出しましたが、いずれも当社が主催した視察や説明会に参加しています。企業誘致に成功しても報酬が出るわけではありませんが、1社だけでいるよりも2社、3社と増えた方が仕事に広がりが出ます。当社は人材紹介の仕事もしており、こちらにサテライトオフィスを設けた企業が取引先になる可能性もあります」

 ――課題や今後の目標を教えてください。

 「三好でコールセンターやデータ入力の求人を出しても、『難しそう』と敬遠する人が多く、なかなか人材が見つかりません。UターンやIターン者に呼びかけて積極的に人材を確保するつもりです。再来年3月までに20人の現地雇用と10社以上の企業誘致を目標にしており、当社を含めて100人の雇用を創出し、三好を盛り上げたいですね」

 ■千葉県出身。現在は東京都港区に住み、月3日ほど三好市を訪れる。大学卒業後、総合リース会社勤務など11年間のサラリーマン生活を経て、2008年に「あしたのチーム」を設立。東京本社のほか、大阪や福岡などに支社があり、社員約40人。サテライトオフィス「三好ランド」には、現地採用4人とUターンの1人が働く。

84凡人:2017/01/01(日) 10:06:20 ID:/9hL6NYE0
【戦慄のルポ】いま全国の「限界マンション」で起きていること 建物と住民の老化でスラム化
2016年12月31日 6時0分 現代ビジネス

■白骨化した変死体が…
福岡県・福岡市博多区。JRの博多駅から徒歩10分ほどの裏通りに面した、築40年超のAマンション。

年季が感じられる灰色の壁と、塗装が剥がれて何が書いてあるのか判別しにくいマンション名のプレートを除けば、一見、どこにでもあるような古びた建物に見える。だが、ここは、「スラム化マンション」として全国的に有名になった物件だ。

近隣の不動産を取り扱う業者が言う。

「かつて、このマンションは中流の家庭が入居するごく普通の物件でした。それが、地上げ屋と住民の対立から、入居世帯の過半が不在となり、結果的に管理組合の機能が麻痺してしまった。

共用部の電気代の支払いが止まって、エレベーターは動かなくなり、屋上の貯水タンクへの水の供給が停止。居住が不可能になりました。

多くの住民が出ていってしまい、浮浪者や不審者のたまり場となり、荒れに荒れた。不審火による火災が発生して全焼した部屋が丸焦げのまま放置されていたり、白骨化した変死体が発見されたりと、酷い有り様でした。

経済的な事情で出ていくことのできなかった高齢の住民は為す術もなく、相当な苦労をされたと思います」

いまでこそ、外壁は塗り直されているが、かつては一面がペンキの落書きだらけだった。混乱に乗じて暴力団事務所が入居したという部屋のドアには、発砲事件の弾痕がいまも残る。

現在は、全住戸の半分ほどに住民がいるとはいえ、屋上には今もゴミが散乱し、壁のところどころには、また新たな落書きがなされている――。

にわかには信じがたい光景。だが、今後、こうした管理不全による「スラム化マンション」が、日本全国で急増する可能性が高い。

『限界マンション』などの著書がある、富士通総研の米山秀隆氏が言う。

「マンションには2つの『老い』があります。建物と、居住者(部屋の持ち主)の高齢化です。この老いの過程で、空室化や賃貸化が急速に進み、維持管理や建て替え対応が難しくなっていく。

こうして管理不全の状態になった分譲マンションがいつからか『限界マンション』と呼ばれるようになりました。

日本に分譲マンションが登場したのは、'50年代の終わり頃で、高度成長期にはさらに増加した。そうした初期のマンションは、現在、築年数で50年から60年を迎えています。

管理組合が存在しないところも多く、いつしか日常的な管理すら行われなくなり、あらゆるところに不具合が出ている。『いまにも倒壊しそう』というほどの例は、都内ではまだありませんが、今後20年でどんどん増えていくでしょう」

■管理組合が自然消滅
現在、全国のマンションのうち、世帯主の年齢が60歳以上のものは約5割を占め、マンション住民の高齢化は急速に進行している。

住民の高齢化が進むと、どうなるのか。そのモデルケースが、東京・新宿区の高田馬場駅から徒歩15分程度のところにある大規模な都営B団地だ。

ここは、総戸数約2300戸のうち65歳以上の住人が過半数を占める。都が、単身での入居は60歳以上と制限していることが高齢化に拍車をかけたこともあり、大都会の「姥捨て山」と揶揄する者すらいる。

エレベーターのない5階建ての棟に住む、70代の男性が言う。

「昔は子供もいっぱいいたけど、いまはもう年寄りばかり。ここ数年で知り合いだけで十数人が亡くなった。なかには、部屋の中で倒れて、死後2週間以上経ってから発見された人もいた。

団地全体だと孤独死の話はしょっちゅう聞きます。皆どこかしら体を悪くして、病院に行く以外は家に引きこもっている。自治会の役員もなり手が少なく、あと5年もしたら、運営が成り立たなくなりますよ」
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85凡人:2017/01/01(日) 10:07:22 ID:/9hL6NYE0
このB団地は、あくまで都営であるため、設備の維持管理は都が担っているので、仮に自治会が組織できなくなっても、一定の環境は維持されるかもしれない。

だが、民間マンションの場合、同様に住民の高齢化が進み、管理組合の機能が果たされなくなれば、もはや誰も面倒を見てくれなくなる。

老朽化マンションの問題に詳しい、高崎健康福祉大学元教授の松本恭治氏が言う。

「以前私は、自宅のある都内の多摩地区から、大学のあった群馬県高崎市の近辺までに建つ約250件のマンションを、数年かけてしらみつぶしに調査しました。

結果、その1割、25件のマンションが住民の高齢化による管理組合の機能停止や、管理費積立不足による修繕不可能などの『管理不全』に陥っていたのです。

調査から数年が経ち、その数はもっと増えているはず。こうした足を使った調査はほとんど行われていないから見過ごされがちですが、東京周縁部での管理不全のマンションの増加スピードは、想像を遥かに超えるものがある。

私が実際に赴いて調査しただけでも、埼玉県の所沢市や新座市、熊谷市、茨城県の取手市などで、管理不全マンションの増加が目立っています」

■いきなり廊下が崩落
建物と住人の2つの老い。その進行がとりわけ顕著なのが、'81年の6月以前に建設された旧耐震マンション(築35年以上)と、そのさらに前、'71年以前に建てられた旧々耐震マンション(築45年以上)だ。

日本全国で、旧耐震は約106万戸、旧々耐震は約18万個が現存しており、両者を合わせた数は、多い順に東京、神奈川、大阪、千葉、兵庫、埼玉、愛知と続く。

そのうち東京には、旧耐震が36万戸、旧々耐震が7万戸現存。次ページの表を見れば分かる通り、世田谷区や渋谷区、港区、新宿区など、人気住宅地とされる地域に多い。

都下に目を移せば、多摩ニュータウンに代表される大規模団地を抱える多摩市や八王子市、町田市に多く残る。

この状況に危機感を覚えた東京都は、今年3月「良質なマンションストックの形成促進計画」を策定。マンションと各管理団体を登録させ、都の側で老朽化の状況を把握する試みをはじめた。

都は、8割以上のマンションの登録を目標に掲げるが、前出の米山氏は、その効果に懐疑的だ。

「そもそも、こういう仕組みにすぐに反応して登録できる時点で、それなりに管理が行き届いている証なんです。問題なのは、管理組合が機能していないマンション。そうしたところは、手間が増えるのを嫌がり、登録しないのが目に見えている。

あるいは、そもそも組合がないマンションの場合、こうした計画の存在そのものを住民が把握できない。老朽化物件の増加は避けられない現象なので、行政は早晩、マンション解体の問題に本腰を入れて向き合う必要に迫られるでしょう」

老朽化したマンションの不利益を被るのは、当該マンションの住民たちだけではない。

「修繕がおろそかになっていたマンションの外壁コンクリートがボロッと剥がれて、歩道に落下したなんていう事故は、全国各地で毎日のように起こっています。取り返しのつかない大事故がいつ起きてもおかしくない」(前出・松本氏)

実際'09年には、沖縄県浦添市の住宅街にある築35年(当時)の老朽化マンションで、長さ約15メートルの廊下が崩落する事故が起きている。早朝5時という時間帯だったため、けが人はいなかったが、下敷きになった軽自動車はペシャンコにつぶれ、大惨事になる恐れもあった。

これも、管理組合がきちんと機能し、定期的な検査や保全が行われていれば、事前に対策の打てた事故だった。
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86凡人:2017/01/01(日) 10:08:00 ID:/9hL6NYE0
こうした管理組合の機能不全に加えて、外国人の賃貸利用者増加が「スラム化」に拍車をかけるケースもある。

神奈川県横浜市中区・関内。最寄りの市営地下鉄の駅から徒歩5分ほどの好立地に、Cマンションがある。周辺にはコンビニエンスストアや大規模スーパーもある便利な場所。

高級マンションが林立する一帯にぽつりと佇む、くすんだ外壁が、物寂しい雰囲気を醸す。壁にはひび割れが目立ち、バルコニーの手すりのまわりのコンクリートは崩れ、いつ手すりが外れて人が転落してもおかしくない状態だ。

このマンションは築40年程度の9階建てで、総戸数は40弱と規模が小さいこともあり、地主が自主管理をしていたが、5年前、地主が亡くなったのを機に、状況が一気に悪化した。

一室を所有している70代の女性住民が嘆く。

「建物の老朽化が進んでいるのに、修繕の手立てがなかった。あちこちで起こる水漏れなどに耐えられなくなり、住民有志であわてて管理組合を立ち上げました」

そこで衝撃の事実が発覚する。地主が生前に徴収していた管理費を使い込み、残高が0になっていたのだ。

あわてて修繕費積立金を集め出したものの、予想外の出費は高齢の住人たちには荷が重く、瞬く間に滞納者が増えた。なかなか積み立てが進まず手をこまねくうちに、生活に大きな支障をきたすレベルの不調が、マンションのあちこちで起こりはじめた。

「まともなマンションなら年に数回は行われる給排水の高圧洗浄ができなかったので、しょっちゅう水が詰まるようになりました。屋上にある受水槽の清掃もしておらず、水質検査が必要なのですが、その費用さえなかった」(前出・女性住民)

■地獄のような悪臭
悪化する状況に、賃貸住民が逃げ出し、オーナー所有者たちが空室をなんとかしようと借り手を選ばなくなったことで、中国人の居住者が一挙に増えだした。

「彼らは、料理で使った油を普通に排水口に流して捨てるんです。もともとサビやゴミで詰まり気味のところに油を流し込むから、排水管の中で固まってしまう。水が流れないので洗い物はおろか、洗濯もまともにできない。

組合理事が抗議をしに行っても、『何が悪いんだ』と開き直られ、話し合いにすらならない。そのうち下水も詰まって、汚物が逆流し、お風呂場に溢れるようになった。悪臭なんてもんじゃない。

もう地獄です。仕方がないから、吐き気を抑えながら、誰のものかもわからぬ汚物を風呂桶ですくってはゴミ袋にためて捨てに行く。この歳になってなにをしているんだろうと、涙が出ました。

結局修理してもらうために、業者を呼ぶことが決まったのですが、長年の老朽化で、『洗浄時に破損するリスクがあるから』といってほとんどのところに断られてしまい、途方に暮れました」(前出・女性住民)

このマンションは粘り強い交渉を経て、これからようやく修繕の第一歩を踏み出すという。だが、取材時もちょうど配管にひびが入り、ガス漏れが発生。住民たちの悩みは尽きない。

こうした、管理不全の老朽化マンションの救済業務に特化した企業も出てきている。

そのひとつ、横浜サンユーの利根宏代表が言う。

「うちは、20年ほど前からこうした業務に取り組んできましたが、管理不全物件の数は年を追うごとに増えています。立地が良いから大丈夫、などという考えはまったくの幻想。

いまのままでは、所有者の多くが亡くなり修繕の手もつけられず、買い手もつかないマンションが日に日に増えて行く。国や自治体が解体するにしても、膨大なお金がかかる。一体どうしたらいいのか……」

前出の米山氏が続ける。

「結局、マンションは自分たちのものなので、他人が助けてくれることを期待してはいけません。行政が支援するといっても、出来ることは限られる。他の住人に任せきりにするのではなく、早いうちから管理組合の状況を把握した方がいい。

マンションを売却して老人ホームなどに入居することを考えても、資産価値を下げないために積極的に管理組合に関与することが、ひいてはスラム化を防ぐ第一歩です」

「限界マンション」の現実は、決して他人事ではない。

「週刊現代」2016年12月24日号より
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