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最近読んで印象的だった本

64千々松 健:2009/08/12(水) 11:32:15
プロジェクトラーニングさん有難うございました。今年も向田ドラマを観ようと思います。

「失敗学」の創始者といえる畑村洋太郎氏の書かれた「みる わかる 伝える」は図もたくさんあって理解しやすい。
絵と言葉すなわち「カタチとコトバ」の相乗効果を改めて認識した思いでした。
工学系の出身で創造設計原理の研究をされていると聞くが、次の3点で印象に残った。
第1点目:「見ない、考えない、歩かない」の3ナイではなく、「現地、現物、現人」の3現を通じてのみ真実がわかる。 
第2点目:「順演算と逆演算の関係を、左手系と右手系の関係に置き換えて説明している。両手を合わせることで抜けのない検討ができる。
第3点目:正しいやり方をそのまま書く「陽」と、やってはいけないことをやるとどうなるか、やるべきことをやらないとどうなるかを書く「陰」の両方の知識を持つことで、立体的な見方ができるようになる。

 そして、極めつきは「真の科学的理解とは、要素の摘出と構造化を通じて目の前のものや現象の状態を正確に知り、現象の因果関係を正しく理解することである。」p65
これは要するに「意味論」に通ずるに違いないと思うのだが、更に畑中氏は続けて「だから、真の科学的理解をしている人は、新しく何かを作り出す創造もできるし、周囲の状況の変化によって現象が大きく変わったときにも、それにきちんと対処できるのだ。」


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