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最近読んで印象的だった本

5 藤原肇 :2005/11/08(火) 11:37:18
読者の渡辺さんの葬儀の後で憂いを和らげるために、数日の小さな旅行をして帰宅してからの五日間は、届いていた二冊の本に引き込まれてしまい、食事を忘れるほどの思いで頁をめくり瞑目して思索を楽しんだ。一冊目の本は『近代市民社会論』(今日の話題社)であり、これは中村勝己教授が慶応大学経済学部で、四年生を相手に行った一年分の授業の講義録である。ライプチヒ大学を母型にハーバード大学を手本にして作った、慶応大学理財科の伝統を守り続けた中村先生が、マックス・ヴェーバーの仕事を下敷きにしながら、学問とは何かについて薀蓄を傾けたもので、ヨーロッパ式の学びの雰囲気を満喫できる内容だ。
二冊目は『近代市民社会論(大学院編)』という本で、これは先生が退官する前の大学院で一年間行ったゼミ的授業の語り下ろしであり、『丸山政男講義録』より遥かに整理されていて、学問の真髄に接することができる名著である。私は一週間足らずの読書三昧によって、大学の学部と大学院の数年間を体験できたと感じ、生きていることの喜びをかみ締めることが出来た。それは『KZP』の中でエピソードを紹介した、ケット・ドゥ・ヴァリー教授の書いた『Leaders, Fools and Impostors』(iUniverse, Inc) を読み、INSEAD(欧州経営大学院)に行かずして学んだ満足感と同じ、実に充足した気持ちになった時の再元だった。
私の体験を皆さんに分かち合いたいと考え、これらの本をプレゼント本に加えたいと希望するが、ゾンビ政治が支配する日本の経済はガダガタで、中村先生の珠玉といえるこれらの本を出す出版社が無く、先生はこれを自費出版されたのだと、私にこの本を送ってくれた将基面さんから知らされている。そこで何十冊かを頒けて頂け得ないかと、中村先生に連絡を取っているところであり、もし、入手が実現したら『KZP』の出版祝を兼ねて、プレゼント本の中に加えることにしたいので、それが実現することを百日一日の思いで待ち望んでいる。
自費出版あるいはそれに近い形で出た本は、図書館にもないという悲しい問題が現実にあり、それを私は『賢者のネジ』で体験している。『賢者のネジ』の場合は百冊買ってくださった人が五人もいたし、寄贈キャンペーンに協力してくれた人がそれぞれのやり方で、図書館に寄贈して下さって私は感激した。そこで、もしも中村先生の本が難しすぎると感じた場合には、近所や母校の図書館に寄贈していただければ、日本人が誇る名著を次の世代に伝えられるし、それが真に価値あるソフトの蓄積だと思う次第である。


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ゾンビ政治の解体新書: 魔女狩りをするゾンビへの鉄槌 / 株式会社サイゾー

安倍政権批判本の決定版!――憲政史上最長になる可能性も高まった安倍晋三率いる内閣。だが、その長期政権を支えたのはゲシュタポとも揶揄される、批判勢力やメディアを徹底的に押さえつける恐怖政治だった。水面下ですでのその体制は限界を迎えながらも、ゾンビのように延命をはかる現政権の強引なやり口は日本の未来に暗い影を落とそうとしている。安倍政権が行ってきた蛮行とは? 彼らは本当は何をしたいのか? この先に待っている日本の未来とは?世界の政財界で活躍してきた著者が、メディアには決して出ることがない機密情報なども含む、事実と考察を積み上げて、安倍政権を暗部を暴く。日本を変えられるのはこの一冊しかない。


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