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最近読んで印象的だった本

38 藤原肇 :2008/12/23(火) 17:34:06
82才のレフ・トルストイが住みなれた家を出て、小さな鉄道の駅において肺炎で人生を終えた物語は、「リア王」と並んで漂泊する老人の悲劇の晩年として知られているが、ありきたりの家出ではなくて出家ではないかと長らく感じて、似たような境涯に至った自分について思い巡らせていた時に、この『トルストイ家の箱舟』という本にめぐり合わせたのは、実に幸運だったという読後感を持った。
しかも、晩年の老作家の秘書としてトルストイの身近に接した、モスクワ大学で哲学をやりトルストイの研究に手を染めたブルガーコフ青年の観察は、『ゲーテとの対話』のエッカーマンほどの深さはないが、非常に優れた記録を残すものとして興味深い手記であり、いろいろと考えさせられるものを含んでいると言える。
しかも、著者のふみ子・デイヴィスさんの実に素晴らしい表現の文体は、日本の文学界に君臨する女流作家たちの売文的な文章とは違い、凛々しいというか格調高いリズムで貫かれていて実に爽やかな記述だと思った。このトルストイに憧憬と敬愛の念が支配していた大正リベラリズムの時代が遠くなり、荒廃した売文記事が文学の名を騙る現代の不毛さを痛感させられた。


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