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最近読んで印象的だった本

1藤原肇:2005/05/03(火) 03:32:41
「戦後日本の十大名著とは」のスレッドが低迷しているのは、十大名著を選ぶのが難しいという理由の他に、自分が読んで良かったと思う本に触れたいという気持が、このスレッドでは十分に生かしきれないことが関係し、それが阻害要因になっているという感じがします。
最近(過去でもいい)読んだ本で印象深く感じ、仲間と分かち合いたいという気分になった本があれば、この欄を使って議論したらいかがでしょうか。
言い出しっぺの私が先ず書き込むことにして、陣内秀信さんの「イタリア小さなまちの底力」(講談社)を読み、毎年のようにイタリアには行っているのに、見落としたものが余りにも多いと気づかされ、この夏はイタリアにまた行きたいという気持になりました。

261千々松 健:2016/03/23(水) 23:44:27
フトマニは通常「太占」と漢字で書かれて来ました。太は「宇宙」を意味しますから、その占いは専ら「占星術」に変容して行ったのかも知れません。
しかし、カタカムナ思念からすれば、フトマニには科学的・数理学的な意味があるのです。
ヒフミヨイムナヤコト=1,2,3,4,5,6,7,8,9,10の読み方からすれば、フトは2・10です。
今「フトマニ=二つを足して次の間に置く」に従えば、2、10、2+10=12、10+12=22、12+22=34、22+34=56、34+56=90、56+90=146、90+146=236、146+236=382、236+382=618、382+618=1000、618+1000=1618
数列の13項目目には1618が現れ、その前の1000との比は1.618となり黄金比が出現していることが判ります。

初項が2、第二項が10の場合の広義フィボナッチ数列で、判り易い【0.618:1:1.618】の【三つの数の比=ロゴス=論理=言(ことわり)】が綺麗に観察されるというわけです。
そして、2,10,12,22,34,56,90,146,236,382,618,1000,1618、の数列を「フトマニ数列」と定義します。(初項、第二項を任意としたものは「フトマニ数列群」と定義済みです)
このフトマニ数列をひふみ算で処理して一桁化すると【2,1,3,4,7,2,0,2,2,4,6,1,7,8,6,5,2,7,0,7,7,5,3,8】24項で循環するルカ系列になり、その特徴が22-77です。
「黄金比ふとまにアルゴリズム」が『万物創造のアルゴリズム』に為ると考えるならば、「順序+逆序=秩序」と考えて来たコトとも矛盾しないのです。
2016.3.23

262千々松 健:2016/03/27(日) 22:23:13
<イースターに因んで>
聖書のヨハネ福音書とヨハネ黙示録に登場する数字を小さい順に並べてみます。
1,2,3,4,6,7,10,12,24,42,46,666,1000,1260,5000,7000,12000,144000などです。
この中には5,8,9,11,13が見当たりません。13はキリスト教では忌み嫌われているのは解りますが、それ以外は不思議です。
特に一桁の5,8,9が登場しないのは何故でしょうか? 何かイワク付きなのでしょうか?
私なりに推論するならば、5はピタゴラスを嫌って、8と9はヒフミ算やカバラ算を嫌ってのことだと思われてなりません。
ただし、666、1260、144000などはヒフミやカバラ算では9=0ですから、裏では意識していたのでしょう。

大スフィンクスと大ピラミッドを『黄金比ふとまにアルゴリズム』として統合理解すれば、
φ,1,Φ,1+Φ,1+2Φ,2+3Φ,3+5Φ,5+8Φ,8+13Φ,13+21Φ、、の1が大スフィンクスの長さで、3+5Φ≒11.09が3つのピラミッドの南北の底辺を囲んだ長さに相当します。
この数列をよく観察すると、1,1,2,3,5,8,13,21、というフィボナッチ数列が読み取れます。もちろん大ピラミッドの構造に黄金比が内蔵されているのは周知の事実ですね。
ついでに、ヨハネは48音と読め、それがカタカムナ48思念ではないかと吉野信子さんから伺っています。
2016.3.27

263千々松 健:2016/04/01(金) 22:43:48
「黄金比ふとまにアルゴリズム」に登場するアルゴリズムについて補足説明いたします。
Algorithm=言葉そのものの元は9世紀のイラン人数学者アル=フワリズミの名に由来するそうです。
「ゼロの概念」を産んだインドからアラビアに伝わった0から9の算用数字を用いた筆算のこと。

アルゴリズムとはコンピュータの世界では、計算を行うときの「計算方法」のことですが、
ごく一般的には、何か物事を行うときの「やり方」ないしは、問題を解決するための「手法」と言えましょう。
ご婦人向けには料理の「レシピ」と説明したほうが判り易いようですし、
最近では『システムを組み立てる方法や手順』という説明が気に入っています。

また子供向けの「アルゴリズム行進」や「アルゴリズム体操」をテレビで観ましたが、動作・作法といった動きの概念が大切なことが解ります。
2016.4.1

264千々松 健:2016/04/03(日) 15:57:50
4月2日は不思議な共時性がありました。
7年前に鎌倉に居ました時期にお世話になった漢方のT先生の跡を継いだO先生にお会いし、守谷に3年半いました時期に、家内がお世話になった銀座のK先生を思い出し『間脳幻想』を読み直そうと書棚から出したこと。その夜のTV番組でストレスは多少あったほうが善く、ストレスが悪いと思い込むことをしないで、ストレスと仲良くすることが肝要なことを取り上げていたこと。そして、それはOリングの生理に繋がることだと気が付いたことです。
そうして何と『藤井先生の思想が結集した『間脳幻想』から、『生命知の殿堂』に至る生理論』の文の含まれた藤原肇博士のレス書き込みに出会ったのでビックリしました。

「間脳幻想」「宇宙巡礼」「生命知の殿堂」の流れにある生理論すなわち生命智の探求路線は、「21世紀マンダラモデル」「超三段階論」「黄金比ふとまにアルゴリズム」の万物創造論へと繋がっています。
「政治の病理」と「自然の生理」とを重ねて相似象に捉える視点が今後はより大切になると思われます。
『小医は病を癒し、中医は人を癒し、大医は国を癒す』更には<超医は世界を癒す>と言えましょう。

265千々松 健:2016/04/03(日) 22:38:21
●▲■『真善美と神聖数理学』の中核をなす『未来を変える方程式』すなわち【FMn≡FLKMchain(mod 9)】は、
無限連続数学から有限離散数学への転換を促すものとなるでしょう。
そして、哲学と数学と自然科学や宗教までをも視野に入れて、新たな解釈と理解がそれぞれの分野で為されるべきです。

喜寿を迎えて藤原肇博士ご自身が命名された『Kuuness』の概念は万物理論に繋がります。
そして、その実体・実在・原因・構造を説明しているのが●▲■の中の■である【FMn≡FLKMchain(mod 9)】に他なりません。
1)ロゴス▲真 2)レゲイン■善 3)トーラス●美 と把握すれば、2次展開のレゲインの善(行為)が重要です。
それは、ゲーテが「ファウスト」の中で強調した行為の重要性に意味論的にも重なるのです。
2016.4.3

266市川 昌人:2016/04/05(火) 05:52:08
待望の記事がアップされ、賢者は歴史に学ぶ!この国を救い牽いては世界に繋がれ。三人寄れば文殊の知恵は正にこのこと!私は正統竹内文書の日本史の若き三人の鼎談にたどり着きここでも正史に学んでおります

267A to M:2016/04/14(木) 12:49:01
日本の将来と全世界の運命にとって最も重要なものは、福島原発事故の問題を如何に解決するかだのに、そうした理解が日本人や政府に欠けている。なぜならば自然環境の破壊だけでなく、全生命の死滅の問題に関係しているからである。地震が起きて津波が福島原発を襲った瞬間から、この事故の悲惨な状態について最も正確に理解した人間は、現在は内科医である小野俊一博士だった。その理由は彼が東大の工学部を卒業して原子力技術者として、東京電力に入社して福島原発に勤務し安全部門で仕事をし、安全対策がいかにお粗末かを熟知していたからだ。しかも、阪神大震災の被害状況に直面したのを契機に、東電を辞めて医学部に入り直して、熊本大学を卒業し医者になっている。だから、福島の原発事故があったと知った瞬間から、状況分析をネットで発信し続けて注目を集めたが、それをまとめた『フクシマの真実と内部被曝』という本を自費出版し、アマゾンなどで販売の手配をして事故の実体を訴えた。
政府や東電が事実を隠して嘘を言い続け、核燃料がメルトスルーを超えてメルトアウトして、強烈な放射性水蒸気を空気中に撒き散らし、海水を大量に汚染しているのに、政府発表ではメルトダウンに過ぎないとする。また、三号炉は核爆発しているのに、ガス爆発という嘘の発表で誤魔化している。だから福島原発の災害はチェルノーブル以上であり、年間で広島の原発の千発分の死の灰を生み出し続け、内部被ばくの恐ろしさを医者の立場から警告している。親類史上最大で最悪の放射能事故だから、日本のどこに逃げても救いがないのに、政府は空気中の放射能の数字を並べ立て、安全だと主張しているのである。
この事故の秘めた危険性に関しては、それを論じた大量の本が出版されているし、地質学の専門家である藤原博士も、『財界にっぽん』の2011年十月号の緊急レポートに、「天災を人災にする権力者の欲望と暴政」と題して、 慎太郎大震災に備える遷都構想の必要性を訴えている。それほど恐ろしい大事故だったのだ。しかも、原子力学者は生命のことは分からないし、医者は原発の恐ろしさを理解できない状況下にあり、政治家は役立たずのゴミ集団である。そんな混迷状態にある日本だが、その両方の領域に精通している点で、小野博士の『フクシマの真実と内部被曝』(七桃舎)を読むことは、日本人全員にとって必須であると思われるので推薦したいと思う。

268千々松 健:2016/08/07(日) 10:15:04
<色褪せない思想 鈴木大拙 「一元論」表した日本的霊性>と題して安藤礼二氏が書いている。(2016.8.6 読売新聞夕刊)
『大拙は、「東方仏教」こそが、インドで生まれた多神教とヨーロッパで広まった一神教に、ひとつの総合を与えるものになると確信していた。(中略)
大拙が「日本的霊性」としてまとめ上げた「東方仏教」は、高等中学校以来の盟友、西田幾多郎をはじめとする京都学派の哲学、独創的な「東方哲学」の一つの起源となった。』

鈴木大拙といえば、例の仙厓の●▲■の墨書に「The Universe」というタイトルが善いと、出光美術館の創設者に提案していたエピソードがある。
西田幾多郎は「善の研究」で知られているし、同じく京都学派の武谷三男は「三段階論」で科学認識の手順を提示して、湯川秀樹や朝永振一郎に影響を与えている。

我々、戦後生まれの「団塊世代」は、歌手や俳優やタレントとしては多くの人々が活躍して来たが、「末は博士か大臣か」と云われるような世界では滅多に見かけない。
京都といえば、父が京大の経済学部を卒業している位の関係しかない。
私自身は鎌倉で産まれ育ったので、幕府の鎌倉と朝廷の京都という対立や、実権の場と権威の場の関係でしか見てこなかったが、やはり京都はすごいと思う。
そんな京都に憧れながら関東に居るわけですが、哲学と数学と宗教を含めて、●▲■の図形に沿い「真善美と神聖数理学」を完成することが出来ました。
数年前に立てた「古今東西の叡智を統合して、判り易く次世代に伝承する」という「志」のひとつの成果です。一枚のシートです。
http://8w1hflkm.jp/123universJP16.jpg
2016.8.7

269千々松 健:2016/09/08(木) 22:43:01
『学問とは、知識を得ることではなく、疑問に思ったことを自分で調べたり、確認したりしながら既存の世界観を変えるということです。』と青山学院の福岡伸一教授は書いています。(2016.9.8 読売新聞夕刊)
彼の著書の「生物と無生物のあいだ」や「動的平衡1・2」などは、生物学と文学の両輪を備えていて、やはり、哲学のバックボーンがある京都大学に学んだからであろうと推測します。
2016.9.8

270千々松 健:2016/10/04(火) 14:18:36
ギザのピラミッドから発見されたといわれる「エメラルド・タブレット」の冒頭より引用します。
『こは偽りなき真実にして、確実にして極めて真正なり。唯一なるものの奇跡の成就にあたり、下なるものは上なるものの如く、上なるものは下なるものの如し。
万物の「一者」の考察によってあるがごとく、万物はこの「一者」より適応によりて生ぜしものなり。』

さて、21世紀の今、これをどのように読むかが問題となりましょう。以下は我田引水です。
先ずは『下なるものは上なるものの如く、上なるものは下なるものの如し』これは【黄金比ふとまにアルゴリズム】のことと解釈します。数論です!
例えば、フィボナッチ数列では項が大きくなればなるほどに、隣同士の比率は黄金比(1:1.618...)に近似します。
エクセル表で上のマスと下のマスを足して次のマスに置くと計算式を作り、以下その式を下にコピーしていけば、どんな数値を初めの上・下のマスに持ってきても、
フィボナッチ数列と同様に、黄金比を生じるので、これらを全て「フトマニ数列群」と私は呼んでいます。
次に『万物の「一者」の考察によってあるがごとく、万物はこの「一者」より適応によりて生ぜしものなり』これは【●▲■の超三段階論】のことと解釈します。哲学です!
【初めにロゴスとしての神聖比例(黄金分割)が在り、レゲインの行為により黄金比ふとまにアルゴリズムが適応され、トーラスとしての結果が生じる】という万物理論になるでしょう。

古代から伝えられた叡智を温故知新して、最新の視点から見直すことにより、長い歴史の中で、敢えて秘められたり、曲解されたりしてきたものを、直して行くことが大切であると思う今日この頃です。

271千々松 健:2016/10/04(火) 22:03:03
『真はまこと、善は行為、美はその結果』と高橋信次は言い残しています。
それは『真はロゴス(論理)、善はレゲイン(論理の動詞形)としての行為、美はその結果の現象である陰陽太極図』に重ねられます。
そして、真善美と神聖数理学では『黄金比、フィボナッチ数列、トーラス』や『▲■●』に該当します。
■に該当する行為としての善は、現象・実体・本質、または論理・原因・結果のそれぞれの中間に位置します。
今までは、その中身がうまく把握されてこなかった訳ですが、三次元立体のトーラス構造を現象化する一歩手前の二次元平面として「フィボナッチ数列ひふみ九九算表」のお陰で、一挙に説明が可能になったのです。
2016.10.4

272千々松 健:2016/10/07(金) 21:55:40

『一霊四魂』の一霊は「なおひ=直靈」とも言いますから、直して行く力=直観力でもあると思います。
見直すことは反省することにも繋がりますが、古代から伝えられた叡智を温故知新して、最新の視点から見直すことにより、長い歴史の中で、敢えて秘められたり、曲解されたりしてきたものを、直(一靈)して行くことが大切であると思うのです。
2016.10.5

273千々松 健:2016/10/07(金) 21:56:28
プラトン立体で知られるプラトン自身が、正五角形から構成される「正十二面体」にこそ宇宙を探る秘密があると述べていたそうです。
彼は「五芒星」をシンボルマークにしていたピタゴラス学派を継承していますが、正五角形には当時「中外比」と呼ばれた「神聖比例」が現れている訳です。
今は1:(1+√5)/2≒1.618 を「黄金比」と呼んでいますが、1なるものが黄金分割された状態がモノゴトの初めであると認識すると全てが矛盾なく説明できます。
2016.10.6

274藤原肇:2016/11/03(木) 17:54:59
最近「天皇とワンワールド」を読んだので著者の落合莞爾さんに次のようなメールを出しました。
実はTBSブリタニカで出版が決まっていた原稿を日本に持って来て、ブリタニカに行く途中で親友の落合さんの所に立ち寄ったら、彼の夢が出版社をやることだと聞き、しかも、名著を復刻して出したいと吐いたので、それならこれを使ったらと渡したのが、藤井先生との対談の「間脳幻想」だったのです。
また、落合さんを藤井君に紹介したのも私だったと記憶しています。日本が今の日本のように亡国現象を呈すとは思わなかったので、民族主義を危険視しなかった私は、民族主義の権現だった坂口さんを色んな人に紹介したのですが、それにかぶれる人が大量に生まれ、今のような日本会議が支配する社会になってしまったのは残念でした。
<貼り付け> 大兄の「天皇とワンワールド」をカンボジアに持って来て,欠史八代の部分が気になったのでそこの部分を読み直したところです。葛城王朝や長髄彦の話で思い出すのは坂口三郎さんのことで、彼は長髄彦の子孫だと言っていたが、体つきも頭の良さでもその通りでした。
坂口さんを米国から帰国した藤井昇に紹介したのは私であり、そのことについての記述は副島隆彦の記事の中に収録されています。
<貼り付け> 藤井厳喜氏について  投稿者:坂崎 進 投稿日:2004/初めて投稿させて頂きます。縁有って今年ぼやきの会員にさせて頂いた者です、今までこのサイトを読むだけでしたが、今後は私の出来る範囲内で参加させて頂きたいと思っております。                       
 「今日のぼやき」「567」でSNSIの須藤よしなおさんが、藤井厳喜氏の『新円切替』(光文社刊)について、その内容のかなりの部分が、副島隆彦著 『預金封鎖』(祥伝社 2003年刊)からの剽窃で盗作本であると指摘されております。
 この藤井厳喜氏とは何者であるか?、気になりましたので、一寸調べて見ましたら、以前は藤井昇氏だったことが判り、なーる程と納得した次第です。藤井昇氏については、藤原肇先生のコメントを読んで頂ければ、知らない方でも同氏について理解できると思い2つ程紹介したいと思います。<引用開始①:藤原肇 HP 宇宙巡礼より6 名前: 藤原肇 投稿日: 2004/03/27(土) 16:11
 坂口(坂口三郎)さんの「戦争廃絶の理論」は非常な名著であり、「アメリカから日本の本を読む」〔文芸春秋・絶版〕という書評集の中に、「ご破算の時代」について書いたときに紹介してあり、今こそ日本がご破算を迎えている状況下で、「戦争廃絶の理論」を読み直す時だ思いました。そこで木村(木村愛二)さんが「真相の深層」を創刊する覚悟を決め、3000円の前払いで年間購読者を募るというので、それなら申し込んだ人に贈呈してくださいと、木村さんにカンパのつもりで提供しました。
 もう十数年以上も昔の話になるが、田原総一郎が電通と組んで青の会とかいうものを作り、それに参加すれば講演のチャンスを与えられ、こうやって金の欲しい若い言論人を引き込み、体制の御用評論家にするという話を藤井昇がして、それをどの本だったかに書いた記憶があります。
 それからだいぶして藤井君は貧すればドンするとでもいうか、結局は権力の走狗の仲間に入ってしまい、慎太郎を首相にしようとかいう本を出したり、テロリストを賛美する演説をして失笑されたりで、彼のもとに集まっていた弟子たち(藤井厳喜氏が主宰しているケンブリッジ・フォアキャスト・グループに集っていた人々)にも見放されたと噂に聞いて、「竜になれなかった蛇」という藤井先生(藤井尚治)の言葉の含蓄を思い出した次第です。引用終了①>

275藤原肇:2016/11/03(木) 17:56:26
以下は切り取られた続きです。
<引用開始②:藤原肇 HP 宇宙巡礼より http://www2.tba.t-com.ne.jp/dappan/index.html> 25年くらい前に間だの本屋の特価本として、坂口さんが健友館かどこかで出した本を見つけて読み、素晴らしい内容だったのでまとめて買い、留学生達に送ってあげた記憶があります。その中の一人にハーバードに留学していた藤井昇君がいて、彼が日本に帰った時のアドバイスとして行ったのは、2年以内に坂口先生の過去の体験を全部吸い取り、若者の知識と老人の体験を総合して独自のものを作り、それを武器にしたらどうかと言ったように記憶します。
凄い人は良いものと同時に悪い毒を持っており、その毒にやられないことが師を乗り越えるノウハウで、それを中国の古人は「出藍の誉れ」と名づけたと思います。また、藤井尚治先生と対話して『間脳幻想』の土台を作ったときに、彼がニイチェの言葉を引用して「竜が蛇にかまれて死んだことはない」と言ったのを思い、まさか藤井君が坂口先生の極端な民族主義にいかれてしまい、単細胞の慎太郎を総理大臣になどというような本を書いたり、行動するようになるとは夢にも思わなかったので、彼を狂わせた責任を感じて胸が痛くなるばかりです。
 もし、私が坂口さんの本を彼に贈ることが無かったら、藤井君は世界的な視野を持つ国際政治学者として、亡国日本を救う上でより大きな貢献をしただろうにと思うと、人生は己の判断で道を切り開くものだとは言え、現在の私が感じるような後悔をしなくて済んだかも知れません。
<引用終了②>藤井厳喜氏の『新円切替』については、私も未読の為批判できる立場にありませんが、ここの会員の方で、この情報を役立てていただければと思いメールさせて頂きました。(了)
上の記事にあるように、アメリカから戻ってきた藤井君に坂口さんに学べと言ったのは私で、坂口さんは戦前の同盟通信の政治部記者であり、阿部内閣を作った責任者だし、最年少者として20台で読売の論説委員になった切れ者だから、その記者精神を学んだらいいと思って勧めた次第でした。坂口さんは公安ナントカという特殊法人の委員長をやったりで、権力と結びつく点で緒方竹虎に似た政治記者で、私は戦前の政治や満州について多くを学びましたし、彼が出せなかった本の出版に手助けしたものでした。

276ヤジ馬の青:2016/11/08(火) 14:02:07
落合莞爾氏は特殊な歴史観を持つ人だと思って注目してきましたが最近は油が乗っているらしく多作で、次々と新刊を出しているので感心している歴史作家である。
ただ南北朝の南朝に肩入れしているのが目立つ上に、国体思想を強調して神武天皇などの皇国史観を賛美しているのが気になる。
今の日本で政治に影響している日本会議などの国粋主義的な思想に、結びつきを持つならば心配だということではあるが、日本がナチス的な空気に包まれている時だから、落合氏的なものが元気ずいているのだろうか。

277藤原肇:2017/01/03(火) 23:47:21


昨年の年賀状の末尾に張り付けた記事に、モンテーニュと堀田善衛の本について、書いたことを思い出したので、それを読み直して見ました。そして、昨年暮れから今年の初めにかけて、似たようなことを試みようと考え、広瀬隆の三巻本の名著『持丸長者』を繙き、じっくりと読み込むことにより、日本の近代と現代の歴史を味わい直しました。
この三巻本は「幕末維新編」「国家狂乱編」「戦後復興編」からなり、日本の社会構造の本質を知る上で、最高の書籍であることは確実です。この本が出た八年前の段階で、私は傍線と書き込みをしてこの本を読み、大いに学ぶことがあり感銘したが、その時は台湾滞在中だったので、二千冊の本と共に農場内の日本語図書館に、寄贈して残し手元にはありませんでした。
そこでアマゾンに新たに発注して入手し、再び傍線と書き込みをして記憶を新たにしましたが、これだけ素晴らしい内容の本は、書棚に揃えて持っていたいものです。だが、中古でも残部が少ないようなので、注文して取り寄せておくことが、賢明な態度であると確信しています。

278藤原肇:2017/05/20(土) 10:30:36
30年も昔になるが『宋王朝』や『マルコス王朝』を読み、近隣諸国の現代史を学んだが、最近になって『ヤマト王朝』を読み、自分の生まれた国の現代史について、いかに無知だったかを強く感じさせられた。
この本はおそらく日本では禁書に近く、私の本と同じで書評もないたために、読んだ人は少ないに違いないし、私としての異論もあるとはいえ、読む価値が大いにあることは私が保証したい。
著者のシーグレープには拙著「Japan’s Zombie Politics」を贈呈したことがあり、今の安倍の亡国政治の成り行きによっては、それが役に立つ日もあるだろうが、果たしてそれは何時のことだろうか。
この本を読む前に読んで置いたら良いのは、ジョン・ダワーの『敗戦を抱きしめて』て゜あり、われわれの祖父や父親たちの世代が味わった,血と涙で綴った歴史を蘇らそうとしている、愚かな今の日本の政治家たちの浅ましさが、嫌というほど分かるに違いないと思う。


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