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最近読んで印象的だった本

2 海原並彦 :2005/05/03(火) 09:59:06
戦後日本にこだわらないということですと、感想を分かち合いたい名著は結構出て参ります。
藤原博士、貴重なご提起をありがとうございます。

先日、帰郷した折に、少年時代に読んだ、ソ連の歴史家イリーンとセガールによる『人間の歴史』(岩波書店)を20年ぶりに再読しました。
この本は函に「小学5、6年生以上」とあり、少年少女向けの本のような印象がありますが、語り口は平易なものの内容は相当に高度です。
(この本は、現在40代くらいの方がティーンエイジャーだった頃は、学校の推薦図書のような形で誰もが書名を知っている本だったのではないでしょうか。ところが現在の感覚では、大人向けだとしても結構骨のある本といわれてしまうかもしれません。活字文化の衰退を感じます)
正直言って、10代の初めに読んだ時はよく分からないところが多かったのですが、今読んでみると非常な名著だな、という感慨を味わいつつページを繰りました。
主にヨーロッパの歴史が中心ですが、ロシアというある意味ヨーロッパの周辺部の作家であることもプラスに働いているのでしょう、バランス感覚の優れた鳥瞰的な視点で、壮大な人類史のうねりを描き出す試みが行われています。

またこの本は、単に歴史的な出来事を物語るだけにとどまらず、人類の思想史ともなっており。特にヘラクレイトス、タレス、アナクシメネス、アナクシマンドロスなど、ソクラテス以前の哲学者達に関する記述が出色だと感じました(ちなみに、ソクラテスについては批判的です)。こちらも唯物論が標榜された共産圏の作家であることがプラスに働いているように思えます。

イリーン氏はおそらく、近代、もしくは現代に至るまでの人類史を構想していたのでしょうが、逝去によりルネサンスの手前までとなっているのが非常に残念です。

ともあれ、ビジネスマンの間では、戦国や幕末の人物伝や歴史小説が依然として人気がありますが、グローバル化の中、こうした人類史をひもとくことも非常に役立つのではないでしょうか。

また本書からは、以前の脱藩総会で話題に出た「ソフトな形で進行する奴隷化」についても多く示唆を受けるところがあったのですが、こちらはまた別のスレッドで寄せてみたいと思います。


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