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最近読んで印象的だった本

178 藤原肇 :2015/09/25(金) 10:44:23
177の後半部が長すぎると撥ねられたので続きを以下に記す。
著者は言語(Language)の問題を一般化して、普遍語(Universal)、現地語(Local)、国語(National)の三種に分けて、英語を普遍語として論じているが、それは文学者特有の思い込みに過ぎないもので、問題の立て方がおかしくないか。文学や小説などの言語としてのLa Langueを論じるつもりであるならば、文語(Litteraire)、一般語(Popuraire)、俗語(Vulgaire)を使うべきであり、その時に英語は一般語の範疇に入る。論文や散文ならある程度いい加減でも良いが、哲学や宗教では英語は語彙が不足し、詩のレベルでの翻訳は困難になるからだ。しかも、数学レベルならプロトコールを作れても、幾何学にはとても利用し得ないのは、超無限には人間は挑み得ないのであり、社会科学や文化系の人には分り難いだろうが、幾何学がMetalanguageだからである。
コンピュータなどで英語が君臨し蔓延しているが、英語がLingua francaになり得ないことは、ハンバーグとポテトチップがfoodsのレベルで広まっていても、それで料理の問題を論じられないように、普及と普遍は取り違え得ないのである。しかも、これだけ文学に精通している著者だのに、トリックスターについて偏狭な捉え方をしているのを見て、いささか驚きの印象を持たざるを得なかったが、文科系の発想の限界がそこにあり、勇み足をすると足を踏み外すことになる。
それに、日本人は劣等感を持つので称賛しているが、ドナルド・キーンやサイデン・ステッカー程度の英訳で「源氏物語」や「芭蕉七部集」を読むよりは、選ばれた日本の優れた女子高校生の感受性に従った方が、はるかにまともだし、幸田露伴の考察や堀田善衛の「方丈記私記」を読むに限ると私には思える。戦争の時に暗号解読や防諜に駆り出されて、リニア発想で訓練された翻訳家たちには、カービリニアの世界の理解が難しい上に、ネイティブの感受性にはかなわないし、翻訳はあくまでも近似的なものであり、本物に接近したものに過ぎないからである。
また、後になって丸山真男と加藤周一の「翻訳と日本の近代」を読んだら、普遍語について論じた部分があったが、幾ら英語が君臨しても彼らは英語を普遍言語として扱っていないし、「文学は一種の私事」とか「今言をもって古言を解してはいけない」と薀蓄のある発言をしていたので安心した。しかも、釈迦を始め孔子やキリストにしても、最も重要な発言は著書などになっておらず、弟子や第三者が書いたものの行間を読むだけでなく、書いてないことを読み抜くところに決め手になっているのである。
だから、書かれたことや喋られたことは抜け殻であり、国語で書かれた文学などは幻影の一つで、大自然が物語るストリーの偉大さを知る者にとっては、テレビや日本のメディアの汚い日本語のせいで、日本語は既に死んでいると見切りをつけている。それは国会での討論の愚劣さからして明白だし、日本の文学作品のレベルのお粗末さは芥川賞を見れば明白であり、小説類は題字を見るだけでも目を濯ぎたくなるほどである。
しかも、喜寿を迎えようとしているのに、何が日本語の規範かが見当もつかず、「私は人間である」が主語と述語で構成されている、膠着語の日本語の文体だと思っているのに、「私は 人間である」という最近の文章を読むにつけ、何がまともな日本語か私には見当がつかないのである。


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