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第26回参議院議員選挙(2025年)
1
:
OS5
:2023/06/29(木) 08:11:56
2022年
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1612782754/l20
2019年
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1468813199/l20
2016年
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1388412245/l20
2013年
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1279062373/l20
2010年
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1202752370/l20
2007年
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1089893576/l20
2004年
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1069407561/l20
981
:
OS5
:2025/07/12(土) 10:19:37
https://www.dailyshincho.jp/article/2025/07120557/
持論の反ワクで須藤元気は苦しい弁明、維新をクビになった鈴木宗男を拾った大物議員の名前は… 参院選比例区の注目候補たち
国内 政治
2025年07月12日
【前後編の後編/前編からの続き】
永田町はすっかり参議院議員選挙モードである。台風の目になるのは都議選で躍進した参政党。選挙区でも議席を獲得する勢いだという。一方、自民党に対する逆風は日に日に強さを増しており、自公過半数割れを危ぶむ声も。選挙後には嵐が吹き荒れそうである。
***
前編【「田母神ガールズだった」 参政党「謎の新人」さや氏の正体 参院選注目候補らの当落予測】では、選挙区の注目候補について当落予測と共に紹介した。
ここで比例区の注目候補者に目を転じてみよう。まずは、立民から出馬する蓮舫氏(57)である。彼女は昨年、参議院議員のバッジを捨て、都知事選に挑んだものの、165万票で次点となった石丸伸二前広島県安芸高田市長の後塵を拝し、獲得票数は128万票と3位に沈んだ。敗戦後、彼女はSNSに〈国政選挙はもう考えていない〉〈120万を超える人が「蓮舫」と書いてくれた。これで国政に戻ったら渡り鳥みたいだ〉と書き込み、国政復帰を否定していた。その舌の根の乾かぬうちの出馬である。
立民関係者が言う。
「立民内の一部には“蓮舫アレルギー”があり、復帰を歓迎するムードはありません。最終的に野田佳彦代表(68)が押し切りましたが、反対の声は党内に依然としてくすぶっている。立民の支援組織である連合傘下の産業別労働組合(産別)の関係者らは“蓮舫氏が比例に回ったことで、産別の候補者が落選する”と危機感を募らせています」
これには少々、解説が必要だろう。立民は前回2022年の参院選では比例当選は7議席だった。今回は6名の産別の組織内候補と立正佼成会の組織内候補1名で計7名を擁立している。参院の比例当選が今回も7議席にとどまり、蓮舫氏がその比例枠で通ると産別の候補者が当選圏外にはじき出されるというのである。
「特に19年の参院選で10万票余りしか獲得できなかった、私鉄総連の森屋隆参議院議員(58)の議席が危ぶまれています」(同)
松山千春、八角理事長の姿も
森山裕
森山裕自民党幹事長(他の写真を見る)
蓮舫氏が東京選挙区で連続トップ当選していたのは9年以上も昔だ。都知事選では「仕分けの女王」の神通力も消え、もはや彼女が無党派層に支持されていないのが明らかになった。
「さすがに当選はするでしょうけど、下から数えた方が早い順位になると考えるのが妥当です」(前出の立民関係者)
“曇り”に近い“晴れ”といったところか。
同じく復帰に自民党内の一部から戸惑いの声が上がっているのが、鈴木宗男前参議院議員(77)だ。
政治部デスクが言う。
「鈴木氏は維新に所属していた23年10月、ロシアによるウクライナ侵攻で渡航中止勧告が出されているにもかかわらず、党への届け出なしにロシアを訪問したことで維新を除名処分されていた。北海道で地盤があるとはいえ、無所属で戦えば落選必至でしたが、かねて近しい関係だった森山裕自民党幹事長(80)が助け舟を出して復党と相成りました。自民の比例枠での獲得議席数次第ですが、当選は十分可能です」
6月30日、都内ホテルで「鈴木宗男を𠮟咤激励する会」が開催された。盟友として知られる歌手の松山千春(69)や日本相撲協会の八角理事長(62)らと共に、森山幹事長もあいさつに立ち、両者の関係の深さをうかがわせたのである。
982
:
名無しさん
:2025/07/12(土) 10:19:53
反ワク騒動について須藤氏本人に聞くと……
同じ自民党の比例候補でも前回選挙もギリギリの当選で、今回は非常に厳しいとされているのが、当選8回という参院選史上最多当選回数を誇る、御年83歳の山東昭子元参議院議長だ。当のご本人は意気軒昂で、
「私は、他の議員の方々よりも健康には気を使っておりますから。この年で、どこも悪いところがないのは珍しいと思います。政治には“これをやったからもういいんだ”ということはありません。終点はないんです」
元総合格闘家の須藤元気前参議院議員(47)は当落線上である。山尾氏と共に国民民主の比例候補に選ばれた須藤氏だったが、「反ワクチン」を標榜した過去がSNSで問題視されて炎上。須藤氏は6月30日、記者団に「私の発言で医療従事者に大きな負担をかけた。心からおわびする」と陳謝したが、前日、本誌(「週刊新潮」)の取材に応じた際の態度はいささか異なるものだった。
「高校時代からの友達がワクチン接種後に職場で倒れて亡くなって。ワクチンの副反応のリスクについて慎重だったのは確か。反ワクとワクチン推進という二元論で語られると難しい部分があります。事実として、ワクチン接種後の健康被害が9000件あった、といいうのは(厚労省も)認めていますよね。そういったことについても、僕はちゃんと耳を傾けるスタンスでいます。僕自身は党の一員として、国民の健康を守っていきたいというスタンスなんです」(須藤氏)
これこそ、偽らざる気持ちだろう。一方、本音とも冗談ともつかない、
「今日、笑いはあえて封印している。笑いを取ろうとしたら失言が起きる」
という発言で出馬会見に参加した記者たちを煙に巻いたのが、社民党の比例区から突如、立候補を表明したタレントのラサール石井氏(69)である。
参院選当落予測
参院選当落予測(他の写真を見る)
「“石平はスパイ”という根拠のない誹謗中傷が」
「社民党は参院選で3人以上の当選か、全国で得票率2%を達成できないと公選法上の政党要件を失う崖っぷちの状況です。そんな中、現職の当選が危ぶまれていたため、“救世主”を求めて、著名タレントである石井氏に白羽の矢を立てた。もっとも、失言で炎上でもしようものなら、議席獲得など夢のまた夢でしょう」(前出のデスク)
炎上といえば、評論家の石平(せきへい)氏(63)だ。2月に維新からの出馬を表明したものの、中国出身の帰化1世という出自がSNSで攻撃されて出馬を一度、断念したのである。出馬再表明に至るまでの経緯を石平氏本人はこう語る。
「当時、ネット上では“石平はスパイだ”など根拠のない、すさまじい誹謗中傷が起きました。一時、家族もパニック状態に陥ってしまって……。あれから4カ月がたち、だいぶ落ち着いたところです」
続けて、出馬の意義をこう強調する。
「誹謗中傷に負けて出馬を取りやめることは、民主主義の敗北につながります。それに、古代から多数の渡来人が来日して日本人になっています。日本の朝廷は渡来人を差別せず、寛容に快く受け入れてきました。彼らは政治や外交にも深くかかわり、国家に大きく貢献しています。そうした歴史を踏まえて、帰化人1世の私も日本のためにできることがあると確信できた。熟考した結果、やはり出馬しようともう一度、決意したのです」
「自公で過半数を維持できない恐れはかなりある」
最後に元自民党本部事務局長で選挙・政治アドバイザーの久米晃氏に全体の見通しを聞いた。
「過去の例を見ても、都議選の結果は参院選にそのまま反映されるでしょう。自民党は32ある1人区で取れるのは、今のままではせいぜい10議席がいいところ。全体で35議席前後しか取れないでしょう。一方、公明党も都議選で4年前より10万票も落としています。自公で過半数を維持できない恐れはかなりあります」
少数政権ながら存続してきた、石破政権の命脈が尽きる日も近いか。
983
:
OS5
:2025/07/12(土) 10:21:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/a2753237b4c2b9b53f68a7640aec54f5b7ccf354
立民と国民激しく競合で連合神奈川が正念場 野党結集は「ダブル当選」が鍵 連合芳野会長は街頭演説はしごで激励
7/11(金) 22:21配信
カナロコ by 神奈川新聞
県内入りし、立憲民主党と国民民主党の推薦候補をそれぞれ応援する連合の芳野会長=11日、JR川崎駅西口
20日投開票の参院選に向け、県内最大の労働団体「連合神奈川」が正念場を迎えている。神奈川選挙区では、源流を同じくする立憲民主党と国民民主党の公認候補をそれぞれ推薦したが、両候補は激しく競合。連合は与党の過半数割れを目指して政権交代を担う野党勢力の結集を呼びかけており、全国屈指の大票田である神奈川で“ダブル当選”できるかどうかが今後の鍵を握る。
「昨年の衆院選で与党が過半数割れし、国会の景色が変わった。参院選でも野党が議席を取れば与野党は逆転できる。とってもとっても大事な選挙だ」
選挙期間の折り返しを迎えた11日夕。連合の芳野友子会長はJR川崎駅の東口と西口でそれぞれ行われた立民と国民の街頭演説にはしごをして激励し、各候補の必勝を誓った。
連合は1989年、民間と官公の労組が大同団結して発足。支持政党としていた民主党の分裂後、参院選では2回前の2019年から立民は官公系、国民は民間系の労組が主に支援する「股裂き」状態が続く。
立民現職は6月に「支持」から「推薦」に格上げされたばかりで「労組による支援の動きがその分だけ遅れている」(連合神奈川幹部)。一方、昨年11月に推薦を決めた国民新人は「知名度がいまひとつ」(同)で、後半戦に向けて交流サイト(SNS)活用を強化するなど、さらなる浸透を図る。
神奈川新聞社
984
:
OS5
:2025/07/12(土) 10:22:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/e67b50df7fb64fc51276bc2ac4a3e2796e39de3a
父は自民重鎮、政治信条は継ぐが「自民には戻らない」――大物投入し「自民ドミノ」を狙う立民に、幹事長のお膝元で負けられない自民は「保守王国死守」へ必死〈参院選かごしま〉
7/11(金) 11:13配信
南日本新聞
参院選が公示され、出陣式で気勢を上げる支持者ら=3日、鹿児島市
20日の参院選投開票まで残り9日に迫った。鹿児島選挙区(改選数1)は、立憲民主党が推薦する無所属新人尾辻朋実氏(44)と、自民党公認の元職園田修光氏(68)の事実上の与野党対決を軸に展開している。尾辻陣営は自民現職の父秀久氏の知名度を生かし、幅広く票を得ようと奔走。序盤情勢で「追う立場」とされた園田陣営は組織の引き締めを急いでいる。両陣営とも党幹部らの応援が相次ぎ、論戦は激しさを増している。
「鹿児島から自民を倒すドミノ倒しを起こしたい」。4日、鹿児島市入りした立民の野田佳彦代表が声を張った。公約に掲げる時限的な食料品消費税0%について「われわれは財源をしっかり示している。責任ある減税だ」と主張した。
共同通信が3、4の両日実施した電話情勢調査で尾辻氏は「やや先行」と伝えられた。公示5日前に共産党が候補擁立を取り下げ「一本化」が実現。物価高や政治とカネ問題による自民への不満が高まる中、幅広く浸透していることをうかがわせる。ただ陣営関係者は「自民の組織力は並大抵ではない」と手綱を緩めない。立民も海江田万里氏や枝野幸男氏ら大物弁士を次々送り込み援護する。
自民公認候補の公募に漏れた後、立民に入党した尾辻氏は「自民に戻る気持ちはない」と明言。自民重鎮の父を前面に出し、「秀久のむすめ」と書いたたすきも使う。政治信条は「虫の目」を引き継いだ。野田氏に続いてマイクを握り、こう訴えた。「私を信じ、育てて使ってください。6年間必死で働くと約束します」
□ ■ □
「保守王国」の鹿児島で1998年から議席を守る自民は、必死の様相だ。
7日、県内3カ所で演説した党総裁の石破茂首相は、野党の消費税減税政策に「政治家が人が喜ぶことばかり言えば国は滅びる。防災や社会保障、子育てを支えるお金をどこから出すのか」と語気を強めた。
9、10日は森山裕幹事長も地元入り。自民県連は選対会議や友好団体を集めた会合を相次ぎ開き、比例候補との連携強化や期日前投票の徹底を図ることを確認した。一方、出席した複数の関係者からは「組織の末端まで浸透し切れていない」との声も漏れる。
ここに来て、園田氏や支援者らが尾辻氏を批判する場面も目立つ。出陣式で塩田康一知事は「こっちがだめならあっちとか、猫の目のようにコロコロ変わる」と尾辻氏を念頭にしたとみられる発言をした。園田氏は8日の演説で「秀久氏は自民党で社会保障を一緒にやってきた仲間だ」とし「相手がどうこうとは言いたくないが、党の政策が間違っていたのだろうか」と尾辻氏の姿勢に疑問を呈した。
□ ■ □
医師で新人の牧野俊一氏(39)を擁立した参政党も、全国から注目される鹿児島選挙区に幹部らを送る。6日は吉川里奈衆院議員が鹿児島市で演説。「自民は消費税減税しないからだめ。自民の公認をもらえず立民から応援してもらうのもおかしい」と園田、尾辻両氏を断じ、「牧野氏という選択肢がある。選択的夫婦別姓は絶対止めないといけない」とした。12日は神谷宗幣代表も来鹿予定。
NHK党新人の山本貴平氏(50)は、過度な外国人材の受け入れ反対を主張している。
南日本新聞 | 鹿児島
985
:
OS5
:2025/07/12(土) 10:25:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/40fe7c53430d88bc6595b8cae4e15d8820e11ce8
自民「ポスト石破」候補が応援奔走 票掘り起こし目指す 今後を見据え支持固めの狙いも?
7/11(金) 17:50配信
産経新聞
20日投開票の参院選では、昨年の自民党総裁選で石破茂首相(党総裁)に敗れた「ポスト石破」候補も応援に駆け巡っている。1人区を中心に自民の苦戦が伝えられる中、知名度を生かして票の掘り起こしを目指す。ただ、目標である非改選を含む与党過半数議席を割れば首相の責任論が噴出する可能性もあり、今後を見据えて党内の支持固めにつなげたい狙いもありそうだ。
■危機感あらわ
9日、千葉市内で自民現職の応援に駆け付けた小林鷹之元経済安全保障担当相は「衆院が過半数を割っている中、今回の参院選は政権選択選挙と言っても過言ではない」と危機感をあらわにした。
小林氏は選挙期間中、ほぼ毎日、全国各地の自民公認候補の応援に飛び回っている。党内保守派として、たびたび首相の政権運営に苦言を呈するなど首相と距離を置いており、内閣支持率が低迷する現状では「首相よりも応援に来てほしい」(自民関係者)との声もある。
高い知名度を誇る小泉進次郎農林水産相も各地で引っ張りだこだ。総裁選で自身を支援しなかった候補の応援にも駆けつけ、党勢回復に汗をかく。6日には青森県内で自民現職の応援に入り、「この混迷した時代に、野党に任せるわけにはいかない」と訴えた。
決選投票の末、首相に敗れた高市早苗前経済安保担当相も、勝敗を左右する1人区や旧安倍派の現職を中心に全国を回る。小林氏同様、保守層から人気があり、集客力もある高市氏の下には多数の応援依頼が寄せられている。
■都内にとどまる官房長官
一方、林芳正官房長官は東京都内での応援にとどまる。官邸では首相か官房長官のいずれかが都内に滞在するのが慣例で、全国で応援演説を行う首相に代わり危機管理を担うためだ。3日に鹿児島・悪石島で震度6弱を観測する地震が発生した際は官邸に入り、情報収集などの指揮に当たった。
茂木敏充前幹事長は地元・栃木選挙区の自民現職の選対本部長として陣頭指揮をとり、序盤は地元を中心に街頭演説を重ねている。加藤勝信財務相や上川陽子前外相も応援に奔走している。河野太郎前デジタル相は天皇、皇后両陛下のモンゴルご訪問に首席随員として同行している。参院選はこれまでのところ自民、公明両党が目標を達成できるか微妙な状況だ。首相に批判的な中堅は「過半数を割れば当然アウト。首相の責任という話になる」との見方を示した。(永井大輔、今仲信博)
986
:
OS5
:2025/07/12(土) 10:32:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f5edd8ad7893befbea235be62a9328773fa9a48
「第三極の雄」はどっちだ 維新VS国民民主、かつては連携模索も深まる確執 参政も猛追
7/11(金) 21:25配信
産経新聞
街頭演説に臨む国民民主党の玉木雄一郎代表=11日午後、東京都渋谷区のJR渋谷駅前(永原慎吾撮影)
参院選(20日投開票)は、「第三極の雄」の座をめぐり、しのぎを削ってきた日本維新の会と国民民主党の決戦でもある。政策が似通い、連携を模索したこともあったが、国民民主から離党した前原誠司氏(現維新共同代表)が維新に合流したことや、昨年の衆院選で維新が議席を減らす一方、国民民主が躍進して明暗を分けたことで亀裂が生じた。参院選で無党派層や現役世代の支持を奪い合う両党だが、参政党の猛追を受ける点も共通する。
■現役世代の負担軽減を重視
「私たちがやりたいのは現役世代や若い人を徹底的に応援することだ。所得税を払っている人の努力にきちんと報いるような制度に変えていきたい」
11日午後、国民民主の玉木雄一郎代表は大勢の若者が行き交う東京・渋谷のスクランブル交差点前でこう声を張り上げた。
これに先立つ10日夕、維新の吉村洋文代表(大阪府知事)の姿は東京・丸の内のJR東京駅前にあった。往来が絶えないサラリーマンに向け、「社会保険料は下げられないと思っているだろうが、これは制度なので下げられる。おかしいところを変えていかないと負担はどんどん増えていく」と呼びかけた。
参院選で維新は社会保険料改革、国民民主は所得税が発生する「年収の壁」の178万円までの引き上げをそれぞれ看板政策に掲げる。いずれも現役世代の負担軽減を重視した取り組みだ。両党は他にも憲法改正や現実的な安全保障を訴えるなど政策の共通点が少なくない。かつては国会議員に月額100万円支給される調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)の改革に向けて歩調を合わせたこともあった。
■前原氏の維新合流で亀裂
維新と国民民主の関係に亀裂が生じたのは、与党との距離感で玉木氏らと確執を深めた末、国民民主を離党した前原氏が昨年10月に維新に合流したことが大きい。さらに、衆院選後、躍進した国民民主が参院選で維新が求める予備選などに応じず、独自路線を強めたことで決定的となった。
維新と国民民主の不協和音に、与党もつけこんだ。先の通常国会では与党が令和7年度予算成立に向け、維新の高校授業料無償化と国民民主の年収の壁の引き上げを「両てんびん」にかけ、お互いの疑心暗鬼は一層増幅した。
「中途半端な案で自民と握る(妥結する)のであれば、(年収の壁引き上げの)邪魔をした責任は維新にもある」
国民民主の榛葉賀津也幹事長がこう牽制(けんせい)したのに対し、吉村氏は「他党のせいにするのはやめた方が良い」と反論した。
参院選は維新と国民民主が無党派層や現役世代の票を奪い合うが、割って入るように急伸しているのが参政だ。東京選挙区(改選数6、欠員補充1)や大阪選挙区(改選数4)では両党が参政と議席を激しく奪い合う構図となってきた。選挙前、参政が重視する外国人問題に関し維新と国民民主が相次いで公約を打ち出したのも参政への危機感の表れに他ならない。
玉木氏が「若い世代は自分たちに期待してくれている」と周囲に力を込めれば、吉村氏も「本当に大切だと思うことを信じて頑張る」と周辺に強調する。
キャスチングボートをかけた第三極の決戦は選挙戦最終盤に向けて一層熱を帯びる。(永原慎吾)
987
:
OS5
:2025/07/12(土) 17:27:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/63b941f6c057fbb1e22e65f150a33d7b368f1889
参院選で万博は争点化せず 維新はピリピリ「ご法度」通知 会場熱気と裏腹に冷めた選挙戦
7/12(土) 16:28配信
36
コメント36件
産経新聞
多くの来場者でにぎわう万博会場=12日、大阪市此花区(恵守乾撮影)
参院選は大阪・関西万博会期中の20日に投開票が行われる。ご当地の大阪選挙区(改選数4)の論戦をみると、来場者でにぎわう万博会場の熱気とは裏腹に、一部野党を除く各陣営は万博の争点化を避け、政局に持ち込まない冷めた選挙戦を展開している。
【ひと目でわかる】ハッシュタグ急増 万博はSNSをきっかけに急激に盛り上がりをみせている
13日に開幕から3カ月を迎える万博。入場券の販売枚数は1554万枚(4日時点)で、運営費の損益分岐点となる1800万枚が視野に入る。
日本維新の会の吉村洋文代表は公示の3日、大阪市内の第一声で「夢洲(ゆめしま)で万博を開催し、にぎわっている。皆さんに支えられ、何とか実現できた」と語りかけた。
万博は、維新創設者で大阪府知事を務めた松井一郎氏が、安倍晋三首相(当時)や菅義偉(すがよしひで)官房長官(同)に誘致するよう働きかけ、実現した経緯がある。
かねて吉村氏は「万博は国家事業」「政局ではない」とし、政権与党との連携の重要性を強調。大阪以外の演説でも、万博については来場を呼びかけるぐらいだ。
選挙戦で万博を維新の手柄とアピールすれば批判を招きかねず、維新陣営の関係者は「万博はまだ開催中。実績といえるようなものではない」とする。党内でも維新カラーの黄緑色の服装で万博会場に出入りしないことなどが通知されている。
公示日の3日は、万博においては開催国日本のナショナルデー(ジャパンデー)にあたり、石破茂首相(自民党総裁)が会場で挙行された式典に出席した。ただ会場付近などで演説することはなく、他の党幹部も万博開催を実績としてアピールする場面は見られない。
ある自民陣営の関係者は、万博を推進したのは維新のイメージが強いとして「万博をどう訴えるかは陣営で議論すらしていない」。開幕前に万博の課題を追及してきた公明党関係者も「政治利用は控えたい」と話す。
一方、選挙戦でも政府や維新に対する批判を展開するのが、共産党の陣営だ。万博の誘致は、会場隣接地で令和12年秋に開業を予定する、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)のインフラ整備が目的だと主張。ギャンブル依存症患者の増加などを懸念し「人の不幸の上に富を築くカジノを止めよう」と訴える。
れいわ新選組は元大阪府職員の大石晃子共同代表が万博開幕日の4月13日、会場周辺で中止を訴えるデモを敢行した。今月11日に大阪市内で演説した山本太郎代表は、大阪の景気に触れ「そんな(万博を楽しむ)余裕もないぐらい苦しんでいる」と声を張り上げた。
国民民主党は万博に触れない。府連幹部はこうつぶやいた。「風は維新にしか吹かない」
988
:
OS5
:2025/07/12(土) 19:38:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/34be231d17cd38a2405065a004eae9568b827e46
働く女性増加が少子化一因と主張 参政代表、「多様化に逆行」懸念
7/12(土) 15:59配信
共同通信
少子化を巡る参政党・神谷宗幣代表の主な発言
参政党の神谷宗幣代表が参院選の街頭演説で、日本の少子化は働く女性が増えたことが一因だとする主張を展開している。世界的に少子化の流れは避けられないが、女性の社会進出が育児しやすい環境づくりを促した国もある。日本でも定着しつつある働き方の多様化に水を差しかねない主張だと懸念の声が上がる。
神谷氏は3日、東京・銀座での演説で「女性の社会進出は良いことだけど、子どもを産めるのは若い女性しかない」と言及。働く若い女性が増えたことで少子化が進んだとし「男女共同参画は間違えていた」と言い切った。政府の男女共同参画基本計画が念頭にあるとみられ、群馬県高崎市での演説でも「やり方を変えよう」と訴えた。
神谷氏が言うように、女性の社会進出が進むと少子化は加速するのか。
家族社会学が専門の筒井淳也・立命館大教授は「少子化は世界的な流れだ」と認める。経済協力開発機構(OECD)の加盟国を対象にした調査では、確かに半世紀前は女性の労働参加率が上がるほど出生率が下がる国の方が多かった。
ところが30年ほど前から米国や英国、北欧諸国でこうした関係に変化が見られるようになった。仕事と出産・子育てを両立できる環境を、政府や企業が整備したことが理由だった。
989
:
OS5
:2025/07/12(土) 19:40:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/46a01f060a8ae1a411b757030e3efa33fbcc45ef
維新、参院選埋没に焦り 社会保険料改革で独自色狙う
7/12(土) 16:08配信
共同通信
街頭演説する日本維新の会の吉村代表=12日午後、東京都武蔵野市
日本維新の会が焦りを募らせている。昨年の衆院選で敗北。参院選を党勢回復への好機とする考えだったが、政党支持率が低迷を続けているためだ。党内からは「土俵際の厳しい段階」(岩谷良平幹事長)との声が上がる。選挙戦では埋没を回避しようと、社会保険料を引き下げる改革を訴え、独自色の発揮を狙う。
「社会保険料はこれからも増えていく。皆さんの子どもや孫はもっとしんどい思いをする。僕は問題を先送りする政治が嫌いだ」。吉村洋文代表は12日、東京都内の街頭演説で強調した。幹部の一人は「高齢者層の支持離れを懸念し、党内に賛否両論はあった。ただ党勢が上向かないことへの危機感が勝った」と打ち出しの背景を解説する。
維新は2023年4月の統一地方選で躍進。同月の衆院和歌山1区補欠選挙でも公認候補が勝利し、同年6月の共同通信世論調査では、支持率が全政党で2位の13.6%に上った。だが、その後は不祥事や大阪・関西万博への批判が「上げ潮ムード」に水を差し、昨年の衆院選では議席を減らした。今年6月の東京都議選では全員落選した。
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:
OS5
:2025/07/12(土) 20:08:23
https://www.tokyo-np.co.jp/article/418171
「崖っぷち」の社民党 かつての最大野党が政党でなくなる危機 取材で聞こえた有権者の声は…
2025年7月6日 12時00分
会員限定記事
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7月20日投開票の参院選で、社民党が「崖っぷち」に立たされている。55年体制下で自民党に対峙(たいじ)する野党第1党の流れをくみ、政権与党も担った老舗「護憲」政党だが、近年は厳しい選挙戦を強いられてきた。
なぜ、投票先として選ばれなくなってしまったのか。街頭で候補者、有権者を取材して探った。(松島京太)
◆「どういう政党か知らない」
参院選が公示された7月3日午前、新宿駅南口。れいわ新選組の第一声演説を聞き終わった聴衆は足早に散り始めた。
参院選が公示され、候補者らの街頭演説を聞く人たち=7月3日、東京都新宿区で(潟沼義樹撮影)
そのすぐ隣では、社民党の演説が始まろうとしていたにもかかわらずだ。社民党とれいわ新選組はリベラルな考え方としては近いように見える政党だが…。
れいわ新選組の山本太郎代表と写真を撮った後にその場を去ろうとしていた東京都多摩市のミュージシャン朝比真理さん(36)に声をかけると、こんな言葉が返ってきた。
「私はれいわさんの言っていることに異論がないから、もう他の政党の話はいいかなって」
朝比さんが政治に関心を持ち始めたのは半年ほど前から。経済アナリストの森永卓郎さん=今年1月に67歳で死去=が政府の財政均衡主義を批判した本「ザイム真理教」をきっかけに、ユーチューブで政治系の動画を見始めるようになった。
選挙戦初日に写真撮影に応じる社民党の福島瑞穂党首(中)とラサール石井氏(右)=7月3日、東京都新宿区で(松島京太撮影)
森永さんとインターネット掲示板「2ちゃんねる」創設者のひろゆき(西村博之)さんの対談動画で、れいわ新選組への興味が湧き、応援を始めたという。
「社民党はネット上で見かけないからどういう政党なのか知らない。討論会でも見ないし」と朝比さん。投票先として迷っていたのは参政党だったが、「演説を聞いたら排外主義の色が強すぎたからやめた」。
◆1989年の参院選では「山が動いた」
「今回の参院選、社民党は生き残りをかけた戦いだ」。社民党の福島瑞穂党首は、新宿駅南口で聴衆に訴えた。
現在、社民党は国会議員が3人(1人は参院選に立候補)。今回の参院選での得票率が2%を下回った場合、公職選挙法上の政党要件を失う。
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OS5
:2025/07/12(土) 21:08:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/a5c9b5220aa79e8adc957b9ccc40ae1b3a9798f9
参院選、終盤戦へ 福岡、参政の急伸で構図に変化 他陣営は警戒
7/12(土) 20:14配信
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コメント97件
毎日新聞
参政党本部=東京都港区で2025年7月、春増翔太撮影
参院選(20日投開票)は12日、公示後2度目の週末を迎えた。13日の最後の日曜日を経て選挙戦は終盤にさしかかるが、選挙区によっては存在感を高める参政党の影響で、構図に変化が起きている。既成政党の候補者らは情勢の行方に神経をとがらせながら、支持固めに躍起になっている。
「陰謀論だ、差別だなどともう言われ慣れちゃった。我々はブレない。ぜひ皆さん協力してください」
福岡市中央区の警固(けご)公園で12日夕、福岡選挙区(改選数3)の参政新人、中田優子氏(35)の応援に駆けつけた神谷宗幣代表が訴えた。公園には大勢の聴衆が集まり、大きな拍手が湧いた。北九州市の男性(24)は「日本人を大切にしてくれる政策を考えてくれている」と共感していた。
参政は「日本人ファースト」を掲げ、外国人の流入や権利を制限するなど保守色の強い政策を打ち出す。2020年の結党だが、全国に287の支部があり組織的に活動を展開。6月の東京都議選前には、第二次世界大戦の特攻隊員らを描いたポスターを全国で張り、中田陣営の男性は「党の認知度を上げた」と胸を張る。中田氏も県内各地で街頭に立って支持を訴える。
福岡選挙区は改選数が1増して3となった16年以降、自民党、公明党、立憲民主党(旧民進党)が議席を分け合ってきた。昨秋の衆院選で伸長した国民民主党が加わり「3議席目」を巡る争いは激化したが、さらに参政が急伸しているとの報道各社の序盤情勢が伝わり、各陣営は警戒を強める。
やはり上昇気流に乗る国民民主は、新人の川元健一氏(45)を押し上げるため、公示後も玉木雄一郎代表、榛葉賀津也幹事長が立て続けに福岡入り。川元氏は、8日には玉木氏と動画投稿サイト「ユーチューブ」配信でコラボし、知名度アップを狙う。陣営幹部は「躍進した昨秋の衆院選の終盤の感覚が今回は序盤から続いている」と強気だ。
一方、前回22年選挙で3位通過だった公明にとっては厳しい戦いだ。選挙区での得票数は、16年約47万票▽19年約40万票▽22年約35万票――と回を重ねるごとに減少している。
支持母体・創価学会の学会員の高齢化などに伴う組織力低下も指摘され、現職の下野六太氏(61)陣営は焦りを隠さない。12日には、自民の小泉進次郎農相も駆けつけ、自公の実績を強調。党県本部所属の地方議員129人を総動員して、徹底した組織戦を展開する。
「大逆風の選挙となりました。全国紙のある世論調査で熊本は拮抗(きっこう)している」
10日、熊本県芦北町の道の駅であった熊本選挙区(改選数1)の自民現職、馬場成志氏(60)の街頭演説会。応援弁士の元総務相、金子恭之衆院議員が危機感をにじませ訴えた。
熊本は自民が昨秋の衆院選で県内全4小選挙区を制し、他党の比例復活さえ許さなかった「保守王国」。数多くの地方議員や業界団体が結束する強固な組織は、党本部から「自民党再生のお手本」(小野寺五典政調会長)とも評された。しかし今回、立憲候補に肉薄を許す状況になっている。
ここでも異変をもたらすのは参政だ。新人の山口誠太郎氏(36)が急速に支持を拡大。参政県連幹部は「保守王国だけに訴えが響いている」と手応えを語る。一方、自民の選対幹部は「特に夫婦別姓問題で党の煮え切らない態度に支援者の不満の声が強かった。どこまで参政に流れるのか」と苦々しい表情を浮かべる。
自民と参政の保守票奪い合いは、立憲新人の鎌田聡氏(60)にとっては好都合だ。5月にまでずれ込んだ出馬表明の遅れから急浮上する形となり、陣営は「追いつき追い越せが現実になってきた」と勢いづく。ただ今後の影響は読み切れないのが本音だ。陣営幹部は「参政が自民票だけを削るならいいが、(県レベルで共闘する)国民民主の票なども奪われている。最後まで油断できない」と気を引き締めた。【宗岡敬介、池田真由香、井土映美、中村敦茂】
◇福岡選挙区=改選数3
冨永正博47 諸新
中田優子35 参新
村上成俊54 諸新
野田国義67 立現
川元健一45 国新
下野六太61 公現
伊藤博文56 維新
森健太郎47 保新
沖園理恵50 れ新
那須敬子65 社新
古川あおい34 諸新
松山政司66 自現
山口湧人35 共新
(届け出順)
◇熊本選挙区=改選数1
立花勝樹57 諸新
馬場成志60 自現
山口誠太郎36 参新
鎌田聡60 立新
(届け出順)
992
:
OS5
:2025/07/12(土) 22:12:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/157102a8739eaa49dcb2d545605d4a9f6fff81eb
合区から10年「急場しのぎの制度」定着か 徳島・高知でも候補者語らず、薄れる問題意識
7/12(土) 22:00配信
産経新聞
参院選(20日投開票)は12日、2度目の週末を迎えた。各党党首は全国各地で街頭演説などに臨み、選挙戦が残り1週間となる中、懸命に支持拡大を呼び掛けた。石破茂首相(自民党総裁)は高知県入りし、自民新人の集会で演説した。高知県は平成28年の参院選から徳島県と「合区」の選挙区となっている。東西に直線距離で約250キロも延びる広大な選挙区で熾烈(しれつ)な争いが繰り広げられている。
参院選の「一票の格差」是正を目的に選挙区を統合する合区制度を盛り込んだ改正公職選挙法は10年前に成立した。鳥取・島根、徳島・高知での選挙戦は今回で4回目を数えるが、投票率低下や地域から候補者を送り出せない不公平感などが課題として指摘される。
■首相も「どんなに大変かわかっている」
「合区選挙がどんなに大変かは、私自身よくわかっている」
12日、首相は高知県南国市でマイクを握った。首相の地元・鳥取も合区の対象県で合区解消は思い入れのあるテーマだ。だが、この日は自民劣勢を巻き返すべく、対立軸にはならない合区問題そのものには触れず、選挙区で競り合う野党系無所属現職を意識した外交・安全保障の話題や得意の地元ネタに終始した。
今回の徳島・高知選挙区で立候補しているのは与野党や無所属の計4人だ。ただ、いずれも高知県出身者か高知県内を地盤とした候補者で、全員が徳島県とのゆかりは薄い。そのため、徳島では「盛り上がりに欠けている」(自民の地方議員)という。合区解消が地域の重要テーマにもかかわらず、12日に自民新人が徳島県内で行った演説でも合区解消は取り上げられなかった。
「『いつかはまた別の選挙区に移るのなら、応援しなくていい』と思われる」。自民関係者は選挙戦で合区解消を訴えない理由をこう解説する。合区解消は与野党の争点にならないため、「票にならない」(別の自民関係者)とされ、優先順位は低くなっている。実際に自民だけではなく対抗馬の無所属現職も街頭演説で合区解消への言及は控えめだ。参院選が公示された3日の各候補の第一声では4人とも合区解消には言及しなかった。
■人口減少で合区対象の可能性も
一つの選挙区で議員1人に対し有権者が投じる一票の重みに差が生じる「一票の格差」。人口が密集する都市では1票が持つ価値は薄まり、対して過疎の地域では1票の影響力が増す。これを今後も合区という方法で是正しようとすれば、地方の人口減少次第では近い将来、福井や山梨、佐賀の各県なども合区の対象となる可能性がある。現在の4県のように偶然隣接した自治体ばかりではない。
ただ徳島と高知を例にとっても、隣県とはいえ地理的には四国山地に隔てられ、両県の中心地の間を最短時間で移動するには自動車で一度、愛媛県を経由しなければならない。「机上の議論では分からない」(自民の地方議員)難しさがある。
自民は合区解消を憲法改正4項目の一つに挙げる。ただ、「憲法改正のハードルの高さを考えると、参院の合区解消は法改正で対応する方がいい」との意見もある。法改正の検討は国会の議論でも、自民や立憲民主党は選挙区選出議員には「地域代表」の役割があり、歴史や文化の観点からも選挙区は都道府県を単位とすることを重視する意見を主張している。
だが、合区制度見直しの議論は遅々として進んでいない。現状に、合区対象県選出の自民の国会議員はこうつぶやく。
「みんな自分に関係ないから議論にならないんだ。急場しのぎの制度が、何となく定着してしまう」(末崎慎太郎)
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OS5
:2025/07/13(日) 21:29:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/217360f8f1c41507fca52a663e5ebee667b951fa
【参院選】みんなバラバラ『保守王国の混迷』 和歌山を見れば全国の課題が浮き彫りに
7/13(日) 8:00配信
読売テレビ
読売テレビニュース
参院選和歌山選挙区は史上最多7人が立候補しています。『保守王国』といわれた地で与党・野党に起きる異変は、全国が抱える課題を浮き彫りにしています。有権者の多くが「悩む」であろう今回の選挙を『読売テレビ』髙橋克哉解説デスクが解説します。
【動画で見る】参院選2025〜1つのイスを7人で争う和歌山 衆院選につづく保守分裂の激戦! 野党の漁夫の利もあるか? 自民・鶴保参院議員の失言の影響は?
■1人区和歌山に新人7人 保守分裂で競り合う展開
読売テレビニュース
和歌山選挙区は改選1で、1議席を新人7人が争う構図です。和歌山で今起きていることを見ていくと全国の課題が浮き彫りになってきます。
読売テレビと読売新聞が7月3〜4日に行った情勢調査では、無所属新人の望月良男候補(53)と自民新人の二階伸康候補(47)が競り合っている状況です。ここに維新新人の浦平美博候補(53)と参政新人の林元政子候補(51)が追い上げている構図で、共産新人の前久候補(69)、N党新人の本間奈々候補(56)、無所属新人の末吉亜矢候補(54)がその後を追う展開になっています。
読売テレビニュース
和歌山選挙区は2つ大きな特徴があります。1つ目が「自民党保守分裂の第2ラウンド」です。自民・二階候補は二階俊博元幹事長の息子で、望月候補は元々和歌山県有田市の市長をされていた方です。どちらかというと元自民の世耕氏との関係が深い方という風に言われています。
今回の自民の候補者は和歌山県連が公募し、望月候補と二階候補の2人が応募した結果、二階候補に決まったんです。ただ、そこから漏れてしまった望月候補が自民党を離党して無所属で出馬し「保守分裂」という状況になりました。
■「保守分裂」の2候補 売りは"即戦力?"
読売テレビニュース
二階候補は二階元幹事長の秘書を長年務めてきました。一方の望月候補は地方自治の立場で首長をやってきた経験があります。「即戦力?」と書きましたが、2人とも新人候補なので"本当に即戦力かどうか"は今後、有権者の方々が見ていくことになると思います。
ただ、ここに来て8日にこんな発言がありました。今回は非改選の自民・鶴保参院議員が応援集会の中で「運のいいことに能登で地震があった」と発言。本人は謝罪・撤回していますが、二階候補も望月候補も元々は自民党です。有利に展開している2人にどのような影響が出てくるのかで、また変わってくる要因かと思います。
■野党チャンスなのに"馬群"に沈むかも
読売テレビニュース
次に野党です。野党は維新・共産・参政・N党・無所属の方が立候補しています。本来であれば自民系が流動化してくると、野党にもチャンスがあるんじゃないかという風に思いますが、どうもそうはなっていないという現状があります。その要因は「応援しづらい異色のタッグ」です。
今回の和歌山選挙区の特徴2つ目は「立憲と維新で候補者調整を行った」ということです。これは他の選挙区、全国の1人区では大体立憲と共産で候補者調整を行っていて、一本化することによって事実上の与野党の“一騎打ち”という形になるんですが、和歌山は立憲と維新で候補者調整をやった結果、立憲が元々出馬要請していた方が下りて、維新に一本化されました。
ただ、やっぱり維新となると、なかなか立憲や共産と国家観や外交・安全保障、憲法改正をどうするのかで合わないところがあるので、どうしても共産は出ざるを得ず、しかも一本化したはずの立憲の和歌山県連代表が会見の場で「協力を求められても支援者が納得できない」と話していて、なかなか維新に支援が行きにくい状況になっています。そうなると、元々和歌山で野党を支持していた票の行き場がどこに行っていいか分からず、漂流しているような状況になっているということなんです。
994
:
名無しさん
:2025/07/13(日) 21:29:58
■立憲と維新での候補者調整は珍しい?
読売テレビニュース
和歌山以外ですと岐阜県で立憲と維新の候補者調整が行われました。岐阜は逆のパターンで、維新が候補者を取り下げて立憲が立てる形になりましたが、やはり与野党の一本化はできていないということなんです。ただ、共産候補が出てくると、やはり外交・安全保障、憲法などでどうしても違うところが出てくるので、本来ならば「非自公」という枠組みの中でここをきちんとまとめなければならないところなんですが、今回はそこまでいきませんでした。野党側が「大きな目標に向けた小さな一歩」とみるのかどうか、意見が分かれてくると思います。
読売テレビニュース
最終的にこの構図は選挙後も同じ構図を抱えて野党側は迷ってくることになると思うので、全国的な課題が和歌山で浮き彫りになっているんだなと思うんです。
今、選挙戦の情勢を見ていると、自公で過半数を取れるかどうかが大きな焦点になっていますが、仮に自公で過半数が取れなかった場合も「じゃあ非自公の政権の枠組みがどうなるのか?」というところが問題になってきます。やはり"一本化できずに馬群に沈む"という問題を野党側がどう整理をつけるかも問われているんじゃないかなと思います。
(読売テレビ「かんさい情報ネットten.」7月10日放送)
995
:
OS5
:2025/07/13(日) 21:41:35
https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/647602
[参議院選挙2025]組織票か信者の意思か…県内宗教団体、スタンスに変化も
創価学会、立正佼成会、旧統一教会
2025/7/11 11:00
20日投開票の参院選で、県内の宗教団体の支持動向にも注目が集まる。新潟選挙区(改選数1)でし烈な戦いを繰り広げる参政党新人の平井恵里子氏(46)、自民党新人の中村真衣氏(46)、立憲民主党現職の打越さく良(ら)氏(57)に対し、宗教団体はどのようなスタンスで臨むのか。創価学会、立正佼成会、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の動きを探った。
▽自民候補の支援に注力 創価学会
公明党最大の支持母体・創価学会は、県内で約10万世帯の会員がいるとされる。新潟選挙区では、公明が推薦する自民の中村氏の支援に注力。会員が日々、会員以外の知人への電話や面会を通じ、支持拡大を図っている。
選挙運動の主軸を担う創価学会女性部は、金銭問題などのスキャンダルに厳しいといわれる。自民の「政治とカネ」問題が批判された2024年の衆院選は「小選挙区で自民候補を推すことに疑問の声があった」(県内関係者)。今回の候補は女性の新人で若いことから、関係者は「女性部の評判は良い」と明かす。
参院選の前哨戦に位置付けられた6月の都議選で公明は自民とともに惨敗。創価学会員の高齢化による運動量の低下が指摘されている。県内の学会幹部は「都議選の雪辱を果たす思いで踏ん張っていきたい」と話した。
▽選対加わらず会員判断 立正佼成会
立正佼成会は県内にある全10教会で立民の打越氏を推薦する。4月中旬の幹部らによる委員会で打越氏とオンラインで面談し、平和主義などの観点から推薦を決めた。近年は野党系候補を推すことが多い佼成会だが特定政党ではなく、あくまで人物像や考え方を基準に判断しているという。
佼成会の県内会員数は約4万世帯とされる。打越氏の推薦が決まった後は、教会ごとに打越氏を招いた国政報告会を開くなどした。
ただ、打越氏に投票するか否かは会員の判断に委ねるスタンスだ。かつては候補者の選対に加わり支持を広げる運動を担ってきたが、今回は佼成会として街頭演説への動員がけなど積極的な活動はしないという。
佼成会の山川貴代新潟支教区長は「組織票ではなく、今は信者一人一人がいろいろな意見を聞き、投票先を決める姿勢を徹底している」と話す。
▽保守系候補選択が原則 旧統一教会
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の県内の政治団体「国際勝共連合」は組織的な動きを見せていない。関係者によると、県内に2000〜3000人とされる信者は「自主投票」になる。ただ、投票先を選択する原則はある。(1)国家ビジョンが明確(2)スパイ防止法に反対(3)選択的夫婦別姓制度に反対-などの考えに基づき保守系候補を選ぶ。比例代表も同様という。
県内信者には、参政の平井氏や政治団体「NHK党」の原田公成氏(68)のポスター貼りなどを自主的に手伝う人もいるという。
旧統一教会と自民との密接な関係は安倍晋三元首相の銃撃事件後に一変。自民側から離れた形になった。今参院選でも、自民から応援要請はないとしている。
県内の関係者は信者に対し「選挙には必ず行こう。でも投票は自由に」と呼びかけていると明かす。
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OS5
:2025/07/14(月) 09:05:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/c3a50fe301a1b94fdf0684498e30d00ae68de3e5
<読む政治>自公過半数、深まる苦戦 1人区厳しさ増す 毎日新聞参院選中盤調査
7/14(月) 5:00配信
毎日新聞
参院選が公示され、候補者らの演説を聞く有権者ら=大阪市北区で2025年7月3日午前10時7分、中川祐一撮影
毎日新聞は12、13両日、第27回参院選(20日投開票)の特別世論調査を行い、取材情報を加味して中盤情勢を探った。自民、公明両党は非改選を含む参院の過半数(125議席)の維持に必要な50議席確保に引き続き苦戦しており、選挙区によっては苦戦の度合いが大きくなっている。5、6両日の序盤情勢取材時と比較すると、全国に32ある改選数1の「1人区」で接戦の選挙区が7から8に、野党系が優位に立つ選挙区も16から18に増えており、自民の状況は厳しさを増している。自公の推定獲得議席は計31〜55。
【図解で見る】参院選序盤情勢からどう変わった?
調査では選挙区で4割弱、比例代表で3割が「投票先を決めていない」と回答しており、投票日までに情勢が変わる可能性がある。
自民の推定獲得議席は、序盤の32〜46から27〜43に減少した。1人区で優位に戦いを進めるのは福井、岐阜、奈良、鳥取・島根、山口、長崎の6選挙区に減り、序盤と比べると群馬、石川、滋賀が自民優勢から接戦に転じた。13ある改選数2以上の「複数区」では10選挙区でそれぞれ1議席を確保しそうだ。京都、大阪、兵庫は激戦で、北海道と東京の2議席目を巡っても激しく競り合っている。比例代表は11〜14議席の見通し。
公明の推定獲得議席は4〜12。擁立した7選挙区のうち議席を確保するめどが立っているのは、序盤から引き続き東京だけで、残る6選挙区で激戦が続いている。
野党系は1人区のうち16選挙区で優勢を保ち、序盤と比べると富山、山梨が接戦から野党優勢に転じた。
立憲民主党は堅調さを維持している。推定獲得議席は23〜32で、改選22議席を上回るのは確実だ。複数区では序盤に引き続き、北海道、埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、広島、福岡で1議席獲得を見込む。東京では2議席目を巡る激戦が続いている。
日本維新の会は伸び悩みが続いている。目標議席の「6議席以上」に対し、推定獲得議席は5〜7。序盤に引き続き京都、大阪で1議席獲得が有力で、大阪の2議席目を巡り激戦が続いている。
共産党の推定獲得議席は3〜5。東京で1議席を維持し、京都では接戦に持ち込んでいる。
国民民主党は勢いを維持している。推定獲得議席は11〜19で、改選4議席から数倍増を視野に入れる。静岡、愛知、香川に加え、新たに千葉など3選挙区で議席獲得を見込む。東京や福岡など7選挙区で激しく競り合っている。
れいわ新選組は比例代表で3〜4議席を見込む。参政党は勢いを維持しており、推定獲得議席は8〜17。茨城と東京では議席獲得が有力で、愛知や福岡など8選挙区で激しく競り合っている。社民党は比例代表で議席獲得の可能性がある。日本保守党は比例代表で2〜3議席を確保しそうだ。
今回の参院選は改選124議席(選挙区74、比例代表50)と東京選挙区の非改選の欠員補充1議席の計125議席が争われる。【影山哲也】
◇調査の方法
毎日新聞とTBSテレビ/JNNが12、13の両日、スマートフォンを対象としたインターネット調査「dサーベイ」で実施した。dサーベイは社会調査研究センターがNTTドコモの協力を得て開発した手法。ドコモが運営するdポイントクラブの会員を対象としたアンケートサービスを利用し、全国約7400万人(18歳以上)の母集団から調査対象を無作為に抽出。調査への協力を依頼するメールを配信し、8万980人から有効回答を得た。
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OS5
:2025/07/14(月) 11:31:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae3513a946b56e5df06fba4c44602834d4a73c71
乗り合いタクシー、運転手確保…地域の足維持へ政策検討を
7/14(月) 11:20配信
読売新聞オンライン
問う参院選2025兵庫
路線バスがなくなった兵庫県三田市上青野地区で行われている予約制乗り合いタクシーの実証実験
「路線バスが走らなくなると、まさに田舎になった感じ。若い人が駅前などへ移り、誰にも住んでもらえなくなる」
兵庫県三田市上青野の男性(72)は青々とした田んぼが見渡せる自宅から、路線バスが通っていた県道を寂しそうに見つめる。
上青野地区は、65歳以上の高齢者が人口の半数を占める。公共交通手段の確保が急務となるが、JR新三田駅などと地区を結んでいた神姫バス広野線は、今年3月末で休止された。
広野線の代替交通として、7月に予約制乗り合いタクシー「チョイソコさんだ」の運行が始まった。まずは1か月の実証実験だ。男性は、住民の一人として乗り合いタクシー導入に主体的に関わり、学生の利用も考えて午前7時の運行開始なども提案した。「地域の足は何としても残しておかないといけない」。力を込める。
買い物で利用した別の男性(73)は数年前に免許を返納した。「移動手段がないから助かる。ぜひ続けてほしい」と期待する。
三田市で路線バスを運行する神姫バスは、短時間や平日限定など、従業員の柔軟な働き方を取り入れてきた。将来の路線維持に向け、市と自動運転の実証実験も重ね、数年先の導入を目指す。それでも、高齢化や2024年からの残業規制の影響で、運転手不足が深刻だ。これらが路線撤退や減便の一因になっている。
この現状を受けて、市は、従来の赤字路線への補助に加え、同社と連携協定「担い手共創プロジェクト」を締結し、運転手になってくれる賛同企業を募集する。協力を表明した女子硬式野球チーム「兵庫ブルーサンダーズ」の球団職員が5月下旬、第1号のバス運転手となった。市は今後、仕事とプレーを両立させたい女子選手にも、新たな就労先になることを期待している。
兵庫県内で路線バスの走行距離や輸送人員の減少は、顕著だ。
県北部の全但バス(養父市)は、昨年4月、運転手不足によって、1日あたり最大50便が減便となった。
これらの事態を受けて、各地の行政も支援を強化する。尼崎市は市内の運行を担う阪神バスに対し、市営住宅を月6500円で提供する。これまでに奈良や四国などから4人が入居した。同社の担当者は「阪神間は住居費が高く、入社に二の足を踏む人が多い。支援はありがたい」と話す。
バス業界に詳しい東京都市大の西山敏樹教授(公共交通)は「高齢者や子どもを育てる親、免許を持たない若者のことも考え、路線バスを維持する政策を検討すべきだ。運転手確保のため、給与水準の引き上げは急務で、女性や外国人らも働きやすい環境を整備することが重要だ」と指摘。「公共交通の分野でも、誰もが取り残されないように参院選での議論に期待する」としている。(渡部哲也)
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OS5
:2025/07/14(月) 11:33:33
https://www.minpo.jp/news/moredetail/20250711125552
【ふくしま2025参院選】現地ルポ②県中・県南 参政の食い込み警戒 森陣営 地元議員支持票頼る 石原陣営 SNSでの広報強化
2025/07/11 09:36
参院選の序盤情勢調査で報道各社が参政党の勢いを報じ、注目度が増している。県中・県南地方の中核を成す福島県郡山市は福島県選挙区(改選1議席)で最多の有権者26万5千人を抱え、参政党の新人大山里幸子(51)の地元でもある。自民党の現職森雅子(60)、立憲民主党の新人石原洋三郎(52)の両陣営はともに、参政による支持層の切り崩しに神経をとがらせている。4月の郡山市長選で初当選した椎根健雄の余勢を駆ろうにも、当人は与野党どちらにも加勢しない立場を貫く。無党派層が多い経済県都の支持動向は混沌[こんとん]としてきた。
「予想以上に参政にやられている。自民でも立民でもない支持層の受け皿に参政がなりつつある」。森陣営を支える自民所属県議は情勢調査結果を基に、芳しくない戦況を努めて冷静に分析した。
郡山市内で会社を経営する高齢男性は約60年にわたり自民を支持し、国会議員や県議の後援会幹部を務めてきたが今回初めて、参政に乗り換えた。「自民派閥裏金問題をはじめとする『政治とカネ』にうんざりした」という。こうした保守系の岩盤支持層の一部が参政になびいている。
森は6年前の改選時、郡山で6万8千票を得て、野党統一候補に1万5千票差をつけて勝利した。ただ、今回は野党勢力だけでなく新興政党の動向も警戒しなければならない。3年前の参院選で初当選し地元郡山で7万7千票を集めた自民県連会長の星北斗、県南地方を地盤としてきた元衆院議員の上杉謙太郎らの支持基盤を頼りにする。
4月の郡山市長選で、自民系市議や県議の一部は野党各党が支えた椎根陣営の支援に回った。ある自民関係者は「市長は与野党相乗りの構図で初当選した。どちらか一方だけに肩入れはしないはずだ」とみる。実際に公示後、椎根は森の決起集会、石原の街頭演説の双方に顔を出し中立の形を保っている。
県中・県南地方全体で6年前に森が得た約15万5千票を上回る得票を目指す。郡山市安積町の事務所では10日、陣営スタッフが後援会の新規入会者に電話し、投票や交流サイト(SNS)での拡散を呼びかけるなどの作業に追われた。総合選対本部2区選対本部事務局長で県議の山口信雄は「足元の支持を固め、票の取りこぼしを防ぐ」と表情を引き締めた。
◇ ◇
「郡山は風に左右されやすい。立民も参政に票を食われている」。JR郡山駅前での参政大山の決起集会では歩道にまで人垣があふれた。石原陣営幹部は「(参政の)熱は日に日に増している」と危機感を抱く。
参政が食い込むのは保守系の自民だけではない。立民などの野党支持層にも触手を伸ばす。共同通信の序盤情勢調査では、石原を支援する5者協議会の一角を成す国民民主の支持層のうち3割強が大山を支持した。政権批判票の十分な受け皿になり得ていないと陣営関係者は気をもむ。
政治とカネ問題の追い風を受けた昨秋の衆院選で立民は、県中の2区、県南を含む3区で勝利を収めた。この波に乗ろうと石原陣営は、県中・県南が地盤の衆院副議長玄葉光一郎、郡山市に軸足を置く衆院議員馬場雄基の支援者を頼る。知事などを歴任した祖父・幹市郎、衆参両院議員を務めた父・健太郎のつてもたどり支持拡大に躍起だ。
ただ、石原の地盤は福島市を中心とした県北地方だ。全県的な知名度では森に水をあけられており、立民の党幹部にも改善を求められた。このため、若手県議を中心に交流サイト(SNS)を活用した広報戦略を強化し、演説動画の投稿回数を増やすなどの対策を講じた。都市部での浮動票の獲得を狙う。
昨秋の衆院選で県中・県南地方の立民票約14万7千票を基に、これを上回る得票を掲げる。須賀川市本町にある石原陣営の事務所では10日、スタッフが郡山市で13日に開催される個人演説会の準備を進めていた。総合選対本部事務局次長で県議の三村博隆は「石原の主張は参政党支持者にも響く部分があるはずだ。一人でも多くの人に聞いてもらいたい」と意気込む。
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OS5
:2025/07/14(月) 11:33:47
◇ ◇
大山は郡山市桑野の国道49号沿いに事務所を構える。参政は県連を置いたが、県内に強固な組織があるわけではない。党の政策に賛同する有志や大山の知人らが自主的に選挙戦を支え、SNSを駆使しながら支持を訴えている。陣営の一人は政治と無縁だったが、動画投稿サイト「ユーチューブ」で党代表の神谷宗幣の主張に共感し陣営の活動に加わったという。
党県連会長の郡剛志は「まずは党の政策を訴える。その上で大山が郡山市出身である強みも生かし、地道に浸透を図っていく」と言葉に力を込める。
◇ ◇
政治団体「NHK党」の新人越智寛之候補(51)はSNSなどで支持拡大に努めている。無所属の新人遠藤雄大候補(40)は独自の選挙戦を繰り広げている。
■福島県選挙区立候補者(届け出順敬称略)
大山里幸子[おおやまりさこ] 51参 政新
越智寛之[おちひろゆき] 51諸 派新
森雅子[もりまさこ] 60自 民現
石原洋三郎[いしはらようざぶろう] 52立 民新
遠藤雄大[えんどうゆうだい] 40無所属新
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OS5
:2025/07/14(月) 11:36:18
https://www.minpo.jp/news/moredetail/20250712125580
ふくしま2025参院選 現地ルポ(3) 浜通り 懸案解消 復興で舌戦
2025/07/12 09:30
東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興は道半ばだ。福島県の浜通りでは生活環境の整備や産業再生への取り組みが進む。参院選福島県選挙区(改選1議席)に立候補した5人はそれぞれに復興施策を訴える。参院選を前に自民党は長年続いてきたいわき市長選での「保守分裂」を回避し、立憲民主党は昨秋の衆院選で浜通りを地盤とする党所属国会議員が誕生し「議員の空白域」を解消した。自民の現職森雅子(60)=いわき市出身=、立民の新人石原洋三郎(52)=福島市出身=は11日、互いをけん制するかのように浜通りに選挙カーを走らせ、舌戦を繰り広げた。
■森陣営 地元市議の分裂回避 石原陣営 国会議員指揮で団結
森は11日、飯舘村などを遊説し、夜には南相馬市で南相馬・飯舘総決起大会を開いた。「震災当時から国会議員を続けている。復興を進めるには継続が必要」。2度の閣僚経験と3期18年の実績を強調した。
森は6年前の改選時、野党統一候補との事実上の一騎打ちを制し3選を果たした。地元・いわき市で7万7275票を獲得し、3万2530票差をつけた。陣営は前回を上回る得票を目標に掲げ、他候補を圧倒する「勝ちパターン」の再現を狙う。
陣営の屋台骨となるのは市議や県議だ。いわき市議会は保守系2会派が分裂し、2005(平成17)年の市長選から5度にわたり別々の候補者を推した。元衆院議員坂本剛二の死去と元復興相吉野正芳の引退を経て、9月の市長選では24年ぶりに候補者一本化を進める。6日に開かれた市長選立候補予定者の事務所開きでは一緒に気勢を上げ、「雪解け」を強調した。
陣営の「壁」が取り払われたことで「円滑に回っている」(陣営幹部)。市議らで構成する「キャラバン隊」には両会派が名を連ね、票固めに協力し合っている。浜通りでの訴えの中心は当然、震災と原発事故からの復興だ。森は3月の参院予算委員会で復興予算の確保を明言する首相答弁を石破茂から引き出したとアピールする。
ただ、ある自民系市議は市内で「顔が見えない地元候補だ」と森をなじる声を聞いた。復興が思うように進まない現状への鬱憤[うっぷん]がたまっているとも感じたという。政治資金収支報告書への不記載問題が重なり、古くからの支援者は「もう応援できない」と参政党支持に回った。陣営は相双地方を含め支援者らに電話などで攻勢をかける。南相馬市のある建設業関係者は「危機感だけは伝わってきた」と鼻で笑った。
4区総合選対幹事長の県議鈴木智は「本人と接点が多い浜通りで、しっかりとした票差で勝ち切らなければならない」と拳を握る。
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OS5
:2025/07/14(月) 11:36:32
◇ ◇
石原は11日、浜通りを重点的に回った。飯舘村での街頭演説で「被災地の復興はまだまだ。復興に力を尽くす」と訴えた。南相馬市での演説では、貧富の差の広がりなど政権与党の無策ぶりを批判した。
陣営の拠点の一つは、いわき市にある立民の衆院議員斎藤裕喜の事務所。斎藤は昨秋の衆院選本県4区で惜敗したものの、比例東北で復活当選した。斎藤が市内で得た4万7363票を上回るのが陣営の目標だ。森に食らい付き勝機をうかがう。
2017年の衆院選で吉田泉が落選して以降、いわき市と双葉郡を地盤とする旧民主系国会議員は長らく不在だった。震災と原発事故からの復興の加速化に向け、国に直接働きかける地元選出国会議員の誕生が立民にとっての悲願だった。各種選挙の差配も担う。「国会議員がいるのといないのとでは、浸透力も説得力も天と地の差だ」と地元県議は言う。
斎藤は立民と国民民主、社民の各党県連、連合福島、県議会会派「県民連合」でつくる5者協議会を母体に野党系地方議員の陣頭指揮を執る。石原陣営は、森が復興に果たした役割を強調するのに対抗し、産業再生の遅れや除染土壌の県外最終処分の不透明さなどが復興の足かせになっていると課題を指摘。政府対応が不十分と批判を強める戦略だ。
支持基盤である連合福島傘下の一部労組からは、共産党との距離感を巡り不満の声が漏れる。陣営関係者は「共産が選挙区で候補者を降ろしたことで、(石原に)入る票が大きいのは確か。ただ、離れる票が読めない」と表情は晴れない。震災と原発事故発生時、衆院議員だった石原は相馬地方も選挙区としていたが、「支持者からは『県北の人だろ』『あまり印象に残っていない』との声が聞こえてくる」と頭を抱える。
4区選対事務局長のいわき市議坂本稔は「相手も浜通りが『天王山』と感じているだろう。どれだけ肉薄できるかだ」と意気込む。
◇ ◇
参政党の新人大山里幸子(51)は11日、いわき市で個人演説会を開き、立候補のきっかけや参政党を支持する理由を力説した。
政治団体「NHK党」の新人越智寛之(51)、無所属の新人遠藤雄大(40)も支持を訴えている。
■福島県選挙区立候補者(届け出順敬称略)
大山里幸子[おおやまりさこ] 51 参政新
越智寛之[おちひろゆき] 51 諸派新
森雅子[もりまさこ] 60 自民現
石原洋三郎[いしはらようざぶろう] 52 立民新
遠藤雄大[えんどうゆうだい] 40 無所属新
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OS5
:2025/07/14(月) 11:37:21
https://www.minpo.jp/news/moredetail/20250713125611
ふくしま2025参院選 現地ルポ(4) 会津 地の利なき戦い熱く
2025/07/13 14:00
参院選福島県選挙区(改選1議席)の現新5人のうち、会津地方を地盤とする候補者はいない。直近2回の参院選は会津出身者が野党統一候補として立ち、それ以前も会津ゆかりの現職や新人がたすきをかけてきた。今回、自民党の現職森雅子(60)=いわき市出身=、立憲民主党の新人石原洋三郎(52)=福島市出身=ともに地の利はない。それだけに、会津で顔の利く元衆院議員や元知事らが陰日なたとなって戦いを支える。森が雪害対応の実績を打ち出せば、石原は地方重視の政策を訴え、激しいつばぜり合いが続いている。
■森陣営 元議員献身的に支え 石原陣営 元知事加勢集票急ぐ
17日間の選挙戦の後半戦に入った12日、会津若松市蚕養町の森事務所には陣営幹部らが集い、情勢を分析した。選対関係者は「いかに票を上積みできるか。危機感を持って後半戦に臨む」と気を引き締めた。
今回の参院選は会津の自民勢力の立て直しをかけた戦いでもある。自民党派閥裏金問題が直撃した昨秋の衆院選で、会津と県南の3区では前職の菅家一郎が公認を得られずに立候補を断念。同じく立候補を一時取りやめた上杉謙太郎が自民県連の支援を受け無所属で3区に立ったが、立民現職の小熊慎司に約2万9千票差で敗れ辛酸をなめた。
「国に顔が利く森を失えば会津の損失になる。そればかりか会津での負け癖が付く」。自民系市議は危機感をあらわにする。旧市町村単位に28ある支部組織やJAなどの支援友好団体の末端までフル稼働させる。6年前の改選時に森が会津地方17市町村全体で得た6万2千票余りを基礎票として、6万5千票への上積みを目指す。
陣営は森の3期18年の実績、法相と少子化担当相を歴任した閣僚経験を強調する。訴えの軸は会津地方を中心に3億円以上の農業被害を出した2月の豪雪への対応だ。会津地方の市町村は人口減と少子高齢化が進み、財政は潤沢ではない。国の予算措置を引き出すため、政府や中央省庁とのパイプをアピールする。政権与党のベテランとしての存在感を示す狙いがある。
次期衆院選で3区公認候補予定者となる上杉が会津で陣頭指揮を執り、菅家は最高顧問として森陣営を側面支援する。「(菅家は)自分の選挙より一生懸命かもしれない」。陣営関係者は雪辱に燃える上杉と菅家の献身ぶりに舌を巻く。ただ、選挙協力する公明党関係者からは「(裏金問題に関わった)二人が張り切っても…。後半戦に入ったのに士気が上がってこない」との嘆き節も聞こえる。
3区選対幹事長の県議佐藤義憲は「自民への逆風の中で森個人としての実績をいかに評価してもらうか。相手よりも1票でも多く勝ち取る」と語気を強める。
◇ ◇
1003
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OS5
:2025/07/14(月) 11:37:42
石原陣営は12日、会津若松市館馬町にある事務所で、16日に市内で開く個人演説会に向け、支援者への周知などに追われた。選対関係者は「石原の政策や思いを地道に多くの人に訴えていく」と強調した。
会津地方は野党候補にとっては参院選で相性が良い。過去3回いずれも与党候補に約4千〜7千票差で勝利している。石原の選対本部長を務める小熊慎司の地元だ。「絶対に負けられない理由がそれだ」(選対幹部)。昨秋の衆院選3区で、小熊が会津地方で獲得した7万2千票余りを目標に、支持固めを念入りに進めている。
「(石原は)会津でまだまだ浸透しきれていない」。立民系市議は気をもむ。昨秋の衆院選で小熊の会合や集会で顔を売ってきたが、森の知名度には及ばないという。元知事の祖父、衆参両院議員を歴任した父を持つ石原。陣営は石原の母が金山町出身だと繰り返し訴える。会津とは浅からぬ縁があると強調し、会津人の懐に飛び込もうと躍起だ。
石原陣営は、争点の物価高対策に照準を合わせる。「減税か給付かの政策を選択する選挙」と位置付け、消費税減税こそが暮らしを守ると前面に打ち出す戦略だ。加えて、会津は過疎と高齢化が他地域よりも進んでいるとして、大都市一極集中の是正などを声高に訴える。小熊の指揮で立民、国民民主、社民の各党県連、連合福島などの5者協議会の連携を一層強めている。
16日の個人演説会には、下郷町出身で元知事の佐藤雄平を応援弁士に招く。2006(平成18)年の知事選で森と戦った佐藤は、会津地方の首長らに電話で石原への支援を呼びかける。「あうんの呼吸」(選対幹部)で、票の掘り起こしに奔走。国民県連幹部は元知事の加勢に歓喜する一方で、参政党の勢いに加え、共産党との距離感を巡る労組の反発を念頭に「一定の票は逃げる」と懸念する。
3区選対統括本部長の県議宮下雅志は「接戦だ。(森陣営は)組織の締め付けが相当厳しくなってくる。相手を上回る運動量を確保していく」と意気込む。
◇ ◇
参政党の新人大山里幸子(51)、政治団体「NHK党」の新人越智寛之(51)、無所属の新人遠藤雄大(40)も支持を呼びかけている。=おわり=
【福島県選挙区立候補者】(届け出順敬称略)
大山里幸子[おおやまりさこ] 51 参政新
越智寛之[おちひろゆき] 51 諸派新
森雅子[もりまさこ] 60 自民現
石原洋三郎[いしはらようざぶろう] 52 立民新
遠藤雄大[えんどうゆうだい] 40 無所属新
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OS5
:2025/07/14(月) 11:38:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8b42109569a860ada3a42677ef6351b6f234bde
オリラジ中田の弟・中田フィッシュ氏、選挙カーの事故を謝罪「深く反省しています」
7/14(月) 10:03配信
日刊スポーツ
参議院選挙7月20日投開票
自民党から参院選比例代表に立候補したプロダンサーの中田フィッシュ氏(39)が14日までにSNSを更新。選挙カーの事故を謝罪した。
中田氏は、12日の選挙活動中に選挙カーで都内を走行中に「高さ制限の確認不足により鉄道高架に選挙カー看板部分を接触させ、看板が落下する事故が発生しました」と報告。「通行中の方を含め、けがや負傷をされた方はおらず、スタッフにもけが等はありませんでした」とした上で、「しかしながら、現場付近を通行されていた皆さま、高架を所有・管理されている関係者の皆さま、そして地域の皆さまに、多大なご心配とご迷惑をおかけしたこと、心よりお詫びします」と謝罪した。
「事故発生後、ただちに警視庁碑文谷警察署へ連絡を行い、現場検証と必要な手続きを進めていただきました。あわせて、高架の管理者様ともご連絡を取り、今後の対応について協議を進めています」と事故後の対応について説明。「このような事故を二度と起こさないよう、私自身、今回の事態を重く受け止め、深く反省しています。今後は、選挙カーの運用のみならず、すべてのスタッフと共に安全管理と事故防止策の強化を徹底し、改めて気を引き締めて活動にあたります。改めまして、このたびの件によりご不安やご迷惑をおかけしたすべての皆さまに、心よりお詫びします。誠に申し訳ありませんでした」とつづった。
中田氏は大阪府出身で、お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の中田敦彦の弟。「FISHBOY(フィッシュボーイ)」の名称で活動しており、若い年代層の知名度は高い。ダンスのプロリーグ「Dリーグ」で活躍しており、兄らと結成したユニット「レディオフィッシュ」のメンバーとして、NHK紅白歌合戦に出場したこともある。
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OS5
:2025/07/14(月) 12:39:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/45039addaa52260a577d34d88ba19de5a0548891
【参院選・激戦区ルポ】参政党と公明党が“最後の枠”をめぐりデッドヒート 「参政を通さないために今回だけは公明に入れる」というリベラル層も
7/14(月) 12:32配信
AERA DIGITAL
神奈川選挙区から出馬する参政党の初鹿野裕樹氏(左)と公明党の佐々木さやか氏
「うわぁ……、これは」
神奈川県在住の男性(37)は報道各社の序盤の情勢調査を取りまとめた表を見るなりそう唸った。
【写真】参政党と“トラブル”になった共産党の女性候補
「今回は、公明党かなぁ……」
7月20日に投開票される参議院議員選挙の神奈川選挙区は、定数4に16人が立候補する激戦区だ。日本保守党を除く全ての国政政党が候補者を1人ずつ立てている。ある党の関係者は「神奈川を通せるかで全国の趨勢が決まる」として、最重点区に位置付けているという。
報道各社の情勢調査やその他の取材を総合すると、現時点では、立憲民主党現職の牧山弘恵氏(60)、自民党新人の脇雅昭氏(43)がやや先行し、残る2枠を巡って国民民主党新人の籠島彰宏氏(36)、参政党新人の初鹿野裕樹氏(48)、公明党現職の佐々木さやか氏(44)が激しく争っているとみられる。また、日本共産党新人の浅香由香氏(45)らも「当落線上まであと一歩」(陣営関係者)と懸命に前を追っている。
冒頭の男性は特定の支持政党はないが、「ガチガチの反自公」(本人)で、初めて投票した約15年前から現在まで、自民党・公明党に投票したことはないという。
「第二次安倍政権がすすめた安保法制(2015年)は許せなかったし、『平和の党』とか言いながらそれを止めもせずにくっついている公明党なんて自民党と同じか、それ以上に嫌いですよ。でも、終盤になってもこの情勢が続くなら仕方がない。今回だけは公明党に入れるかもしれません」
彼が念頭に置くのは参政党の初鹿野(はじかの)裕樹氏だ。
「初鹿野氏本人のことはよく知りません。でも、差別と分断をあおり、科学を無視する発信を繰り返してきた参政党は、絶対に通したくない。初めて言いますよ。公明党に頑張れって」
予想外のエールも受ける公明党の佐々木さやか氏だが、まだまだ「視界良好」とは言えないようだ。
「いやぁ、厳しい戦いですよ。今回は本当に厳しい」
公明党神奈川県本部の幹部が大粒の汗を流しながら言う。
■参政党は「共産党」とトラブルも
全国的な集票力の衰えが指摘される公明党だが、ここ神奈川も例外ではない。佐々木氏が初当選した2013年に得た票は約63万票。それが前回22年に別の候補が出馬した際は、3位で当選したものの約54万7千票にまで落ち込んだ。
いま陣営は、佐々木氏は当選圏から外れた5番手につけているとみており、必死の訴えを続ける。党幹部も続々と応援に入った。7月4日と8日には元代表で今も支持者の間で抜群の人気を誇る山口那津男氏、10日には岡本三成政調会長が応援演説し、支持者が駅頭を埋めた。
岡本氏はAERAの取材にこう話した。
「(自民党の裏金問題への対応などで)わが党への風当たりは当然ありますし、自民党に厳しいことを言っていくべきだというご期待もいただいています。(参政党など)他党の勢いがどうこうは私からは言えないですけれど、あと10日(取材時点)、佐々木さんはホープですし実績も満載で仕事もできるので、何とか逆転できるように情熱と実績を訴えていきます」
対する参政党・初鹿野陣営。こちらも「いま、5番手」として支持者に投票を訴えるが、その表情は比較的明るい。陣営幹部は言う。
「我々は新しい党なので一生懸命やるだけですよ。反応はいいです。若い人もたくさん足を止めてくれて」
初鹿野氏本人も手応えは感じているようだ。
「梅村みずほさんが5人目の国会議員になって、やっぱりうちの代表がメディアに出られるようになってからですかね。支持が急に広がって、私たちもびっくりしています。この勢いに乗って頑張っていきたいですね」
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OS5
:2025/07/14(月) 12:40:00
だが、初鹿野氏は他党と“トラブル”も抱えている。
初鹿野氏は7日、日本共産党についてSNS「X」に「沢山の仲間が共産党員により殺害され、殺害方法も残虐であり、今だに(原文ママ)恐怖心が拭えません」などと投稿、日本共産党神奈川県委員会は8日に撤回と謝罪を求めて抗議した。
初鹿野氏は「白鳥事件」(1952年)などを根拠に問題ないとXに投稿し、陣営幹部も「党本部に任せているので我々としては特になにも」とどこ吹く風だが、日本共産党神奈川県委員会の藤原正明委員長は11日、AERAの取材に対し、参政党から抗議文への返答がないとして、「法的措置をとることも視野にいれている」と話した。
■立憲は候補者「一本化」で安定
共産党支持者もおかんむりのようだ。60代の女性は、「ほんと、許せないわよね。『うそをつかない』とか、『差別はいけない』とか、いい大人になんでそんな当たり前のことを言わなきゃいけないのかしら」
その共産党の浅香由香氏は、情勢調査では当落線上からやや遅れた6番手につけている。4回目の挑戦で、過去3度はいずれも次点に泣いた。11日には志位和夫議長が応援入り。今週も小池晃書記局長らの神奈川入りを予定しているという。
国民民主党の籠島彰宏氏も当落線上で激しく争う。一時は野党第1党を伺う勢いもあった国民民主党だが、党全体の支持率は落ち込みが目立つ。それでも、「期待」の声も多く聞かれた。
「長く自民党に入れていたけれど、今回は籠島さんに入れます。私は高卒だったけど正社員でずっとやってきて子どもを育てて家も建てた。でも、今の若い人はなかなか将来が見えないでしょう。私はもう引退しているけれど、若い人のためにも、国民民主党に頑張ってほしいですよ」(60代男性)
籠島氏本人は党の看板政策である手取り増のほか、農林水産省出身の経歴を生かしコメ問題などについても訴える。
「手応えはあります。でも、いまの手応えが最後どうなるかは本当に未知数。風の変化はいろいろ感じますけれど、自分のなかの変化はありません。他党がどうとかは全くないです。自分の政策を愚直に訴えていくだけです」
一方、陣営関係者からはポロリと本音も漏れた。
「参政党は勢いあるし、立憲さんが一本化して、安定してるからなあ」
立憲民主党は当初、現職の牧山氏のほか、前回22年参院選の欠員補充枠(任期3年)で当選した水野素子氏が出馬を予定していた。定数4に現職2人が立つ選挙戦は共倒れの危険もあったが、5月に週刊文春が水野氏のパワハラ疑惑を報道。直後に水野氏が出馬を取りやめて牧山氏に一本化した経緯がある。籠島陣営からすると、立憲が2人立てればその2人よりも上位に入れる皮算用があったのかもしれない。
神奈川選挙区にはほかに、れいわ新選組新人の三好諒氏(40)、日本維新の会新人の千葉修平氏(53)らも立候補している。
灼熱の選挙戦も、残り約1週間。激しいつばぜり合いが続く。
(AERA編集部・川口穣)
川口穣
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