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自民党スレ

476チバQ:2015/06/02(火) 21:48:27
「参院のドン」のクサイ演出

 さて、ここで問題としたいのは、誰が総裁選の勝者となるのかではない。現下の政治情勢や、自民党の党内情勢を踏まえれば、首相の交代は現実的ではないし、対抗馬の擁立を模索する勢力も、そんなことは考えていないだろう。

 ある自民党重鎮は「今回の総裁選で頭に入れておかなければならないのは、来年の参院選への影響だ。もし無投票なんてことになったら、自民党は民主党と同じで人材がいないのかということなる」と指摘する。

 実は、かつても似たような場面があった。

 平成20年9月、福田康夫首相が突如辞任し、自民党は総裁選を実施する必要に迫られた。後継は麻生太郎幹事長で衆目の一致するところだったが、「参院のドン」と恐れられていた青木幹雄参院議員会長らは、あえて与謝野馨経済財政担当相を擁立。結局、総裁選は史上最多の5人の争いとなった。

 当時は平成17年の「郵政解散」から3年余りが経過し、年内解散は待ったなしといわれた時期。麻生氏絶対有利の状況下での与謝野氏の出馬は「次期衆院選をにらみ、党内の人材の豊富さを印象づける狙い。青木氏ならではのクサイ演出」と言われた。

オフレコ発言の落とし穴

 つい話が横にそれたが、今回の総裁選は、安倍首相が再選されるかが重要なのではない。総裁選という絶好の機会に、自民党内の人材と政策議論を世間に広めるべきだ―というのが総裁選実施派の主張だ。

 そこに、首相応援団から「邪魔者は排除する」という言葉が出た。ある種のリップサービスだったのかもしれないが、総裁選を別の視点で見据えている勢力の受け止め方によっては、「贔(ひい)屓(き)の引き倒し」となりかねない。

 かつて、青木氏はこんな言葉を残している。「女性は産む機械? そんなこと頭で考えただけでもだめだわね」。第1次安倍政権時代、柳沢伯夫厚生労働相の失言に対して漏らした感想と伝わる。

 柳沢氏の失言は自民党島根県連での堂々のオンレコ発言なのだが、青木氏が言いたかったのは、オンレコの失言だけでなく、政治家が頭で考えたことは、いずれオフレコ発言となり、思わぬ落とし穴にはまるという戒めだろう。

 政治の世界は、かくも厳しいということか。無風とされる今回の自民党総裁選も、政治家の言葉次第で何が起こるか分からないと肝に銘じたい。(政治部次長 船津寛)


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