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自民党スレ

45チバQ:2013/10/27(日) 23:27:44
 田中が47年に首相に上り詰めるころには、地域の「顔」である特定郵便局長は田中派の集票マシンとなり、橋本派に受け継がれていた。小泉の狙いはこの仕組みの解体にもあった。秘書として元首相、福田赳夫の薫陶を受け、衆院議員になってからは福田派に所属した小泉にとって、田中派は福田が47年の総裁選で田中に敗れて以来の宿敵だった。

 かつて田中派に所属した元衆院副議長、渡部恒三(81)は振り返る。

 「かつては特定郵便局長そのものが自民党であり、田中派だった。小泉君はそれをぶっつぶすことに情熱を燃やした。彼のいう『自民党をぶっ壊す』とは、『田中派をぶっ壊す』ということだった」

 ■郵政解散

 小泉内閣が国会に提出した郵政民営化法案は平成17年7月5日、衆院本会議で可決されたものの、自民党内からの大量造反により賛成がわずか5票上回るだけという緊迫した展開となった。続く8月8日の参院本会議では賛成108、反対125で否決される。即座に衆院解散に打って出た小泉は、直後の記者会見でこう訴えた。

 「郵政民営化に賛成か、反対か、はっきりと国民の皆さまに問いたい」

 連立を組む自民、公明両党で過半数を獲得できなければ、「退陣する」とまで言い切った。4年前の総裁選と同じく小泉が頼みにしたのは民意だった。「造反組」の選挙区には郵政民営化に賛成する「刺客」を擁立し、「改革を止めるな」をキャッチフレーズに戦った。

 深刻な打撃を受けたのはこの選挙を機に政界を引退した橋本が率いた派閥だった。法案に反対票を投じた元衆院議長、綿貫民輔ら反小泉派と、総務会長、久間章生ら小泉支持派に分かれた。参院議員会長、青木幹雄の下で結束してきた参院からも造反者が出るなど分裂は加速した。旧橋本派は党内第一派閥の座を譲ることになる。

 選挙結果は、自民党が296議席を獲得する圧勝に終わり、その後、郵政民営化法案も成立する。

 小泉の退陣後、18年に首相を継いだ安倍晋三が造反組を復党させた際、武部は小泉に再考を促すよう求めた。しかし、小泉は受け付けなかった。

 「その位にあらざれば、その政を謀らず。みんなで選んだ安倍さんが決めたことなのだから、みんなで支えないといけない」

 安倍はその後、体調不良で退陣し、福田康夫、麻生太郎両政権を経て自民党は21年8月の衆院選で下野した。民意を得られずに野党になった自民党では早期の政権復帰を目指し、党改革論議がわき起こる。やり玉に挙がったのは、力を失ったはずの派閥だった。=敬称略(力武崇樹)


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