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自民党政権綜合スレ

111チバQ:2012/12/11(火) 23:20:42
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20121208-OYT8T01121.htm
[衆院選]争点・課題を追う<中>風化、置き去り家族ら懸念



帰国10年を前に記者会見する地村夫妻。2人は帰国を果たしたが、4人の特定失踪者に関する有力な情報は入ってきていない(10月4日、小浜市役所で)  2006年、当時の安倍内閣が新設した拉致担当相。その椅子に座ったのは6年あまりで13人。民主党政権に替わってからの3年間では8人を数える。

 「これだけ替わっていたら、進展するはずはない。政府は(拉致問題解決に向け)やりますといいながら何をしたのか。家族は誰を信じたらいいのか」

 11月23日、敦賀市の市福祉総合センターで開かれた「拉致・特定失踪者問題の早期解決を願う集会」。特定失踪者の宮内和也(若狭町、1997年失踪、当時32歳)の義兄で、県特定失踪者家族会の代表を務める澤香苗(56)が強い語気で訴えた。語りながら、歴代の担当相の顔写真を印刷したパネルを1枚ずつ紙芝居のようにめくり、政府の対応不足を印象づけた。

 宮内が姿を消したのは、三方町(現若狭町)の職員だった97年。その年の1月に日本海で起きたロシア船籍タンカー「ナホトカ号」の重油流出事故の影響を調査するため、4月24日夕、若狭町の世久見海岸に巡回に出ると言い残したまま行方不明に。2日後、巡回に使ったとみられるカヌーやジャンパーが海岸などで見つかったが、以降、消息に関する情報はない。

 2002年10月、拉致被害者の小浜市の地村保志(57)、富貴恵(57)夫妻が24年ぶりに帰国した。しかし、宮内を含め、県内に4人いる特定失踪者について有力な情報はこの10年間、入ってきていない。



 2005年の衆院選は郵政民営化、07年の参院選は年金問題。09年の衆院選は政権交代するかどうかが最大の焦点となった。拉致問題は常に政府が抱える課題でありながら、国政選挙のメーンテーマからは外れてきた。

 支援団体「救う会福井」の会長、池田欣一(89)は「拉致問題が風化しつつある。被害者がいる福井県ですら、そうだ。消費税や原発など様々な課題があるのはわかるが、拉致は人権問題で、国家的な課題。とても悲しい」と話す。

 東京の民間団体「特定失踪者問題調査会」代表の荒木和博(56)は「北朝鮮内部に協力者を作り(拉致被害者を)中国に逃がして救出するなど、今までとは違う形で臨まなければ前に進まない」と、政府対応に課題があることを指摘。「だからこそ拉致問題が争点にならないことに、慣れっこになってはいけない」と警鐘を鳴らす。

 89年に越前町で消息を絶った特定失踪者の山下貢(敦賀市、当時39歳)の母、きよ子(89)は言う。

 「拉致問題が取り残された感じになっていてさみしい。演説で一言触れるだけでもいい。それだけでも少し、胸のつかえがとれる」

 その言葉は、候補者たちに届くだろうか。(敬称略)

(2012年12月9日 読売新聞)


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